昼休み。
俺は上機嫌で購買のパンをかじっていた。
あたかも手ごたえを感じた試験の結果が返って来たときのような気持ちで。
3時限目の休み時間に先輩に会って『それ』を確かめた時は全く問題が無かった。
この分だと放課後まで頑張ってくれそうだ。
今日は5時限目までだし、多分問題なく俺のお願いは叶うだろう。
今朝、先輩にした俺のお願いが。
「浩之ちゃん。今日は随分ご機嫌だね」
弁当箱と自分の椅子を手にして、あかりが俺の席にやってきた。
「おう、あかりか。俺は何時だってご機嫌だぜ」
咀嚼して唾液とよく混ざり合ったパンをぐいと飲み込みながら俺は答える。
「そういえば、浩之ちゃん。最近来栖川先輩とよくお話してるね」
「さすが藤田浩之研究家の神岸あかりだな」
軽口を交えつつ、俺はカフェオレにストローを挿した。
一息に薄茶色の液体を流し込む。
ぬるくなりかけてはいるが、ぱさぱさのパンを食べて乾いた口の中を癒すには充分だ。
俺は席を立ってパンの袋とカフェオレの容器を教室の隅っこにあるゴミ箱に押し込んだ。
「でも…浩之ちゃん」
席に戻った俺にあかりが訊く。
「先輩と…何してるの…?」
俺はあかりの質問には答えず、自分の机に突っ伏した。
初夏の太陽が俺の窓際の席に降り注ぐ。
いくらあかりでも、俺と先輩の秘密を教えるわけにはいかない。
「ふあぁ…」
俺は生あくびを一つし、窓の方に顔を向けて頬杖をついた。
つい先日、俺が先輩に冗談半分に頼み込んで作ってもらった惚れ薬の効果はてきめんだった。
惚れ薬のおかげで俺と先輩は結ばれたから。
元々俺と先輩の心は通じ合ってはいたようだが、あの薬のおかげでお互いの身体までもが結ばれたのだ。
あの薬の副作用はそれだけではない。
部室での先輩とのSEXの後も、俺は四六時中先輩のことを想うようになっていた。
『四六時中』と言うのは決して大袈裟な表現ではない。
先輩の存在が俺の頭から離れることはあの時以来、全く無くなったから。
当然、先輩が作ってくれた薬の効果は今もなお続いている。
分量の違いこそあれ、俺と同じ薬を飲んだ先輩も今の俺と同じくらい、俺のことを想ってくれているに違いない。
俺と先輩が部室で結ばれて以来、放課後のSEXが日課になっているのが何よりの証拠だ。
あかりと何気ない会話を交わしている今も俺のナニははちきれんばかりに勃起し、先輩の柔かな肉襞を求めている。
股間の不自然な膨らみを隠すのはかなり骨が折れるが、校内で勃起したまま歩き回ると変態扱いされるのは間違いないし、第一志保にナニを言われるか解ったものじゃない。
『何気ない普通の生活』を送っている事をあかりや志保といった身近な人間に見せておかないと俺と先輩との愛の営みが勘付かれ、余計な邪魔が入る可能性もある。
トイレで欲望の丈を思い切り吐き出し、スッキリしたいところだが、そうすると俺は先輩を裏切る事になる。
もし、今朝俺が先輩にした『お願い』が叶えられたならば、俺と先輩の絆はさらに深まるに違いない。
先輩だって、今、俺の期待に応えるべく頑張っているのだから俺も我慢しなければ申し訳が立たない。
俺はあかりに顔を向けた。
さすがに先輩特製の惚れ薬も、先輩以外の女の子には効果が現れないようだ。
あかりの顔を見ると、俺の下半身の疼きは多少なりとも収まったのが何よりの証拠だ。
「ねえ…浩之ちゃん」
「あん?」
「ううん…なんでもない…」
放課後。
俺はわき目も振らずにオカルト研の部室に向かった。
今日の結果如何で、先輩が俺をどのくらい想っていてくれるかがわかるのだから勇み足になるのは無理もない。
先輩に貰った部室の合鍵でドアを開けて、俺以外のもう一人の部員が来るのを待つ。
程なくして、鉄のドアが開き、俺の可愛い先輩がその姿を表す。
「いよう。先輩」
「…」
いつもと違い、先輩の顔は上気し、頬は赤く染まっている。
余程注意してないと解らないだろうが、息遣いも多少荒い。
初対面は無表情で一見とっつきにくいような雰囲気を立った先輩だったが、今や俺の虜になっているのだ。
勿論そういう俺も先輩の虜だが。
「どう? 俺のいう通りにしていてくれた?」
「ぃ…」
「へえ。さすがは俺の先輩だ。すごいな」
さも感心したように俺が言うと、先輩はこくんと頷き、恥ずかしげに目をそらせた。
「じゃ、じゃあ先輩。早速服を脱いで」
俺の言葉を聞いた先輩はますます顔を赤らめるが、別段嫌がる様子もなく、制服を脱ぎ始めた。
ブラウスを脱ぐと、先輩の豊かで形のいい胸が露になる。
ただ、いつもと違ったのは先輩のたわわな胸を搾り出すように縄がきつく縛り付けられていることだ。
更に、胸の先端に色づく桜色の乳首は洗濯バサミに挟まれている。
そして先輩はスカートを脱ぐ。
上品で清楚な下着は先輩のいやらしい汁でぐしょぐしょになり、大きな染みで彩られている。
先輩のアソコを包む下着が取り払われると、俺は改めて『お願い』が叶った事を実感した。
今朝、俺が先輩のアソコに挿し込んだローターはそのままになっているから。
ただ、3時限目に確認した時と違っていたのは、ローターがもはや動かなくなっていたことだ。
さすがに朝からずっと電源を入れたままでいると電池が切れてしまうか、壊れてしまうかのどちらかなのだろう。
「先輩…ローターでアソコを苛められるのは好き?」
俺が尋ねると、先輩は恥ずかしげに顔を背け、こくんと頷いた。
「じゃあ今度は、俺のとローターとのどっちでアソコを苛めて欲しい?」
先輩は頬を赤らめたまま、浩之さんのでです、と答えた。
俺はローターを先輩のアソコから抜き、先輩を絨毯の上にうつ伏せにする。
代わりにナニを思い切り深く押し込んだ。
絶え間なく刺激を与えられ、弄られ続けて、いやらしい汁でドロドロになった先輩のアソコはすんなり俺のナニを飲み込む。
「ぁぁぁぁぁ…」
先輩は控えめな喘ぎ声を上げる。
「じゃあ先輩。今から俺が思い切り苛めてあげるからね」
俺がナニを先輩の奥深くまで送り込むと、先輩は背中を折れそうなくらいに仰け反らせ、苦痛なのか快感に喘いでいるのか解らない声を上げて俺に答えてくれた。
先輩のひくひく蠢く膣の動きからすると、ひょっとしたら入れただけでイッてしまったのかもしれないが、それに構わず俺は腰を動かして先輩の膣内を犯す。
「ふはぁぁぁぁっ…」
先輩の腰も俺の腰の動きに合わせて蠢き始めた。
俺は、先輩のお尻をがっちり掴んで更に先輩を突き続ける。
俺の腰の動きに合わせて先輩の豊かな胸がたぷたぷと揺れる。
胸が揺れて洗濯バサミが振られると、先輩の乳首に痛みが走っているかもしれない。
俺は、縄で縛られて質感の増した先輩のたわわな胸に後ろから手を廻し、乳首を挟む洗濯バサミを外してあげた。
「あはぁ…」
手の平で先輩のすべすべした胸を搾り出すように揉みしだき、両の人差し指と親指で思い切り乳首を摘んだ。
「ひっ…」
小さな叫び声と同時に、先輩の柔かで温かい膣がきゅんと締まる。
先輩は顔を絨毯につけ、腰を浮かせたようになった。
「先輩…先輩…先輩…」
俺は憑かれたように先輩を呼び、何度も何度もナニで先輩の膣奥を犯し続ける。
「あぁ…可愛い…可愛い…俺の先輩…」
「あはぁっ…浩之さん…浩之さん…」
ひたすら互いの名前を呼び合う。
本能のままに。
力一杯先輩の胸を揉みしだきつつ、ナニの先端で先輩の子宮口を何度も何度も小突くと、俺の肉棒を包み込む先輩の膣壁がひくひくと蠢き始めた。
朝からずっと勃起したままでいたせいか、限界は近そうだ。
射精感がこみ上げる。
思い切り中出ししたいところだが、天下の来栖川家のお嬢様を妊娠させたのでは後々厄介な事になる。
俺は最後に残った一欠けらの理性を総動員して先輩の膣内からナニを抜いた。
「ううっ…先輩っ!」
ちゅるんという水音と共に、俺のナニが先輩のアソコから抜けた瞬間。
俺の先端から精液が迸った。
いきおいよく射出された精液が先輩の背中に降りかかる。
先輩の薬の効果がまだ続いているせいか、俺のナニは未だに萎えずにカチカチに硬度を保ったままだ。
先輩もイッてしまったらしく、ぴくぴくと小刻みに身体を震わせている。
「先輩…二回イッちゃったの?」
「ぃ…」
辛うじて顔だけをこちらに向け、先輩はそう肯定した。
「ふ〜ん。じゃあ不公平だな」
「…」
俺は無理矢理先輩を仰向けにした。
先輩の両足を左右に思い切り開くと、半透明の粘液でとろとろになった桜色の肉襞がひくひく蠢いているのがよく見える。