>>573 誰にも見せない写経なら自分が納得できればいいけど、
どこかに納めるなら形式を踏んだ方がいいよね。
私は追善の写経はほとんどしないんだけど
回向(戒名)霊位 同円種智
(某霊位に回向して、同じく種智を円かにせんことを。
:某霊位も自分と一緒に仏陀の智慧を完成できますように)
とか
回向(戒名)霊位 同証菩提
(某霊位に回向して同じく菩提を証せんことを。
:某霊位も自分と一緒に悟りを完成できますように)
とかするのがいいのではないかと。
ちなみに「菩提」は仏さまの悟りの境地のことで、
阿耨多羅三藐三菩提(無上正等正覚)の略です。
「種智」は一切種智の略で、まあ内容は同じようなもの。
回向という単語で相手にお写経の功徳を廻らし向けるのがポイントですかね。
自分だけじゃなくて、衆生とともに悟りに向かおうというのが
大乗仏教の基本姿勢だから。
「菩提供養」や「霊位供養」もいいけれど、漢文として意味が通らないというか、悪い意味で和風。