944 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 18:13:38 ID:oB4y0GFE
945 :
匿名:2007/12/01(土) 18:16:09 ID:zc+zOafP
西部氏の論文
150ページより
中島岳志氏の『パール判事──東京裁判批判と絶対平和主義』(白水社) と小林よしのり氏の『パール判事は「憲法9条」を「ガンジー主義」といったのか』(雑誌正論本年11月号)
とのあいだで論争があった。いや、それは、論争の前段階としての、言葉の「応酬」というべきかもしれない。
ともかくその応酬については、小林氏の言い分のほうに圧倒的に歩がある。そう評するのが公正というものであろう。とくにその書の序章で小林氏を名指しで批判したのは、中島氏の大きな勇み足とみえる。
第一に、小林氏の、漫画本『戦争論』にあっては、「東京裁判全被告無罪」という法律論に限定して、「パール判決書」(正しくは「不同意審判文」)が援用されている。
つまりは小林氏の大東亜戦争肯定論は氏に独自の見解として展開されているのだ。
だから、「『大東亜戦争肯定論の文脈でパール判決書を引用する』という不当な作業」 の代表例として、
小林氏の作品を挙げたのは、おそらくは小林氏の漫画が与えた強い刺激にもとづく、印象批判といわれても仕様がない。
946 :
匿名:2007/12/01(土) 18:23:54 ID:zc+zOafP
第四まで理由があってそこもかなり重要です。
正論買って読んでください(^o^)
947 :
匿名:2007/12/01(土) 18:25:24 ID:zc+zOafP
当然その後の11ページも興味深いです(^O^)
>>938 西部さん無茶な注文付けてるなw
中島からすれば謝罪=学者失格。
小林の著作をまともに読まずに
自身の脳内イメージ、架空の小林を扇情的に叩いてたって認めることになっちゃう。
小林にしてみりゃ自身と著作を汚され、
中島のパール本を売るダシにされたようなもんだ。
簡単に許せば中島は自著を売るためなら
同じような自身に都合のよい扇情的な悪意の解釈を何度も繰り返すだろう。
「表現者」としての小林は絶対に許せないだろうな。
949 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 18:33:00 ID:FXkImIPW
俺、なんとなく状況分かるんだよ。
西部さんって、今はアカデミズムはもちろん、論壇でも終わった人だよね。
でも若い頃から凄かったからビックネームではある。
だから奉るけど、何かご意見をうかがおうと呼んでくれるところはもうないんだよ。
それは、もう年齢的にもしょうがない。十分仕事したんだし、今は学頭(学長さん)という名誉職もある。
そこにね、若い北海道大学准教授が、「先生、先生」と呼んで賛美してくれるんだよ。
そりゃあ、西部さん、嬉しいんだと思うんだ。やっぱりかばいたくなる。
でも、学者としては、まずいと思うんだよ。やっぱ中島が一方的に間違ってるよ。
950 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 18:33:34 ID:C1SgMHxC
ヒンディー語ができる、つまり日本人の他の研究者が読めない文献が読める、という利点以外に、
中島を評価するべきポイントが見つからない。
大阪外大ヒンディ語科卒ということはそういうことだろ。
当時の入試にはセンター以外、英語と小論文しかなかった大阪外大(今じゃ阪大だ)。
しかも、欧米語じゃなくヒンディというマイナー言語。偏差値は低い。
フィールドワークはできる。ヒンディ語は読める。
しかし、まともな研究者の態度であったか。それは疑問だ。
小林に国語力がないって言われるのも、この、中島の本質をついてるような気がする。
そうじゃなかったら、はやいとこ、公式に、訂正謝罪しろ。ひらきなおるなよ。
そうすれば、なんとか、命脈は保たれる。
同窓からのアドバイスだ。
951 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 18:35:54 ID:FXkImIPW
逆に言えば、物凄く中島に恩義を感じて、中島をかばいたい西部さんにしても、
こう批判せざるを得なかったほど、中島の本には問題がありすぎた。
952 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 18:39:13 ID:C1SgMHxC
東京裁判、パール関係の研究者はたくさんいた。
しかし、ヒンディ語が理解できる人間がいなかったために、中島は、期待された。
しかし、いかんせん、中島の研究者としての基本態度、資料の扱い方は、
既存の研究者を満足させるものではなかった。
しかも、既出の研究者の業績を恣意的に無視してるかのような本の書き方だった。
ヒンディ語が読めるということは、それほど、「すごいことなのか?」。中島よ。
中島よ。出直せ。いいか。いい機会じゃないか。
953 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 18:41:54 ID:FXkImIPW
あと、中島ね。
彼はヒンディー語がちゃんと読めるかどうかも実は怪しいんだよな。
俺はインド研究の業界に詳しくないから分からないんだけど、
文献を研究するレベルのヒンディー語は無理だと思う。日常会話レベルだと思う。
面白いよね。インド研究者がいなかったから誰も気づけなかった。
954 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 18:42:29 ID:C1SgMHxC
もう一度書く。
外大出身者がいまいち評価されないのは、
「語学屋」で終わってしまうからだ。
既存のアカデミズムの伝統を納得させられるだけの準備をしてから、
もう一度、出て来い。
老婆心で行ってるんだぞ。中島よ。
お前は、西部が言ってるように、まだ十分若い。
まともにやろうや、はやるな、中島よ。
955 :
匿名:2007/12/01(土) 18:44:33 ID:zc+zOafP
>>948その通りですね。
しかしまあ今時西部氏のように若者に対して真剣になるような方は少ないので・・
そうだからこそ余計中島は許せん!
まあ謝罪すればいいのだけれど・・
これで謝罪しなければ彼は終わりですね。
謝罪はもはや難しいと思うんだよね。
西部さんの親心というか若い才能を温かく見守ってあげたいって気持ちはわかるんだけど、
中島のブログを見れば、そんな親の心子知らずで
小谷野氏に揶揄されてた通り、すでに大川周明の頭山満評伝の宣伝にお忙しいらしい。
しかも朝日と毎日が記事で援護射撃。論座でも一本書いている。
いっそのこと『パール判事』への批判は「右翼からの雑音」扱いにして無視した方が楽な状況なのかもしれない。
957 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 19:08:33 ID:r3OFa9dw
まあ長幼の序で、中島が公式に謝罪すれば小林も懐深く受け入れるってことでいいんじゃない?
959 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 19:23:11 ID:C1SgMHxC
白水社にも、中島の「非論理」を読める編集がいなかったってことなのか?
960 :
匿名:2007/12/01(土) 19:23:52 ID:zc+zOafP
>>957 確かにそうですね。
西部氏に攻撃するわけないと思うが、福田氏の件もあるしわかりません。
勝てるわけないのですがね。
961 :
匿名:2007/12/01(土) 19:26:15 ID:zc+zOafP
962 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 19:39:26 ID:C1SgMHxC
大川周明の原稿にしたって、中央公論の編集の見識のなさが露呈してるだろ。
なんで、中島なんだ。ほかにいるだろが。
中島をマスコミで売りだしたいがために、不つりあいな仕事まで押し付けてどうするんだ。
963 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 19:42:57 ID:/BO7xk0B
このスレももうすぐ終わりだけど、いろいろ鋭い書き込みが多くて本当に勉強になった。
ゴー宣板のスレって、すぐコピペ荒らしや罵倒合戦や無限ループになることが多いけど
このスレは皆、冷静に節度を保って書き込みしてるし、スレも1000まで消費しそうだし
本当に「ゴー宣板」史上に残る稀に見る良スレなんじゃないだろうか?
964 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 20:16:52 ID:BwzX9lhD
というか、お前らも正論でちゃんと西部の全文を読んでこいよ。
一部を取り出された文で西部のいわんとしたことを理解しようたって、
見当違いな解釈をするだけだよ。
だいたい東大に受からない時点で終わってんだけどねw
966 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 21:00:15 ID:CE+0t+xH
西部が言ってるのは上っ面撫でてるだけの小林を
踏み込んだとこから批判しちゃいけません、てことでしょう
西部のガンジー主義と憲法の比較は話にならんですね
方法論上、初歩的なミスを犯してます
ただ小林は、マスコミがこの本を絶賛している、と書いているが、私の
見る限りでは、バカ丸出しで絶賛していたのは原武史くらいで、御厨貴
も井上章一も、とりあえず取り上げてみました、という感じだった。
小谷野がこういってるぞ。
小林は御厨に謝罪しろ。適当なこといって他人の信用を落とすな。
西部の言う保守ってのは対米追従する保守のことを言うんだな。
後は西部流の語りになってるな。
ID:CE+0t+xH←失笑されっ子
970 :
匿名:2007/12/01(土) 22:30:56 ID:zc+zOafP
西部氏の東京裁判論は要約すると、国際社会には弱い道徳しか存在していなかった。
だから「みせしめ」の復讐劇が行われるのも当たり前(当時の道徳基準で言えば)で、それに法律的裁判の仮面を被せているだけの東京裁判を法律的な裁判と誤認している限りなく日本人は愚かしい。
さらに、そのことをわきまえていれば「諸判決を受諾した」だの「裁判を受諾した」だのを論じる必要もない。
といいたかったのでしょう。
こんな裁判デタラメだ!と小林氏も考えてますからね。基本的には同じ考えなのでしょうから小林氏もうなづくかもしれませんね。
無条件降伏であろうとなかろうとデタラメはデタラメですからね。それを日本人が受け入れる必要はありません。
小林氏はサヨクや左翼の主張に対してただ真面目に答えているだけなのでしょうが。
ちょっと罠にかかってしまって論点をずらされているかもしれませんね。
勿論これは中島氏に対しても言っているのでしょう。
971 :
匿名:2007/12/01(土) 23:09:17 ID:zc+zOafP
まず西部氏の前提
もし法律が道徳にもとづき、道徳を具体化するのは、政治であるとみなすならそれらの絡み合いにおいて、東京裁判の異常性の指摘が先決。
東京裁判は、法律的な裁判ではなく、国際道徳の正統性を偽装する復讐劇であり、またその道徳の具体化において国際政治の正当性を仮装する
「みせしめ」の儀式であると解釈するのが、むしろ合理的な歴史観だ、私は確信してきた。
「むしろ合理的」って言ってるのは、パールが国際社会の「社会通念」──例えばパリ条約で掲げてみせたような理念(理想を皆が掲げて一致するくらいの道徳が一応、弱いが育っている)というようなこと
──を持ち出したことは法治の精神に反することで、反文明的行為であると考え、国際裁判において国際道徳を軽視し国際政治を無視した法律至上主義者であることのに対してです。
国際社会における社会通念は、それが安定したかぎりにおいて「国際道徳」のこと。
国際社会の国民間の交流と衝突と調整のなかから歴史的に形成される徳義それが国際道徳。
僕の要約での道徳は「国際道徳」を指しています。
つまり当時の東京裁判時の国際道徳は「みせしめ」を許すくらいみすぼらしいものであったということ。
西部氏は法律、政治、道徳を交えるべきであるということを言ってるわけですね。
しかしまあ、あの言語能力は羨ましいなあ。
972 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/01(土) 23:59:48 ID:Vy19nJzo
編集者って意外と原稿読まないんだな。
俺もこれからいいかげんなことドンドン書こう。
973 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/02(日) 00:00:54 ID:KDEMinxY
中島のブログに煽り入れてる人
イイヨイイヨーw
974 :
匿名:2007/12/02(日) 00:13:01 ID:xqd9aIqp
『大東亜戦争の是も非も「全面的」にはありえない』
では小林氏とほぼ同意見でしょう。
小林氏は 「表層的における否定」をパール判決書を用いて否定していませんからね。彼の今までの主張は「深層における肯定」です。
中島氏は「傲慢の咎」に当たっていそうですが、彼の理由を知りませんので断言はしません。
自称保守派が──これは真正の保守(西部氏の言う)との違いについていっているのでしょう親米派は中途半端ですが──「表層における否定」の道徳的批判を回避するためにパール判決書を利用するのは、不道徳である。
ここからは引用。
「だが、中島氏は、そうした不道徳の発生因は何か、と問うてみるべきではなかったのか。大東亜戦争への(深層から表層に至る)全面否定が「戦後」の主調音だったのである。
だから、それへの反動として、大東亜戦争を全面肯定する者たちが出て来て、自分らに都合よく歴史を解釈するのは、世の習いというしかない。」
とおっしゃられていますが、そういう人々のおかれた立場からすれば、幾分か仕様がない気がします。その方々はその点をさっさと認めてしまえば問題ないのですがね。
中島氏がもっと問うてみるべきことは、パール判決書や彼の言行録は「表層における否定」や道徳的な批判」を行うにあたっても依拠することの叶わない類のものである。というようにおっしゃられています。
結局、「パール」は肯定するにも否定するにも両刃の剣であるということ。
それが題名の左の言葉の意味です。
西部の憲法論なんて全く相手にされないじゃん。
経済学者としてはいうまでもないけど。
>>976 相手にされていないのは、法学における憲法学者でしょう。
西部が批判的な石原慎太郎閣下は、西部氏の「わが廃憲論」を読んで「俺は改憲論者じゃなく廃憲論者
だ」と発言するようになったという話がありますよ。本当かどうかはしりませんが。
西部の弟子筋の経済学者やエコノミストのことは知ってて言ってるんでしょうが。
というか、何故あさって向いた西部批判が出てくるのかわからない。
西部の弟子筋をみれば、いかに経済学者として
駄目かわかるじゃん。
981 :
匿名:2007/12/02(日) 00:55:49 ID:xqd9aIqp
平和憲法に関して
西部氏は、平和憲法は思想の論理としてはガンジー主義とかならずしも抵触するものではない
(理由は読んでください)が、敗戦日本人の憲法意識の推移にあって、小林氏がいうように成立していなかった。とおっしゃられています。
敗戦日本人の憲法意識ここからは引用
──憲法第9条第二項については、「非武装」と叫んでおれば国際社会の戦争から(何の損害も受けずに)中立でおれる、と高を括ってきた。
したがって、平和主義はガンジーの不服従のむしろ対局にあるのであって、実際には対米追随な明け暮れるための口実として用いられてきた、といってひとまずさしつかえない。──
がしかし、現憲法制定時にあっては「これで世界から戦争の波が引いていくに違いない」
というような平和主義のムードを暫しのあいだとはいえ、各政治勢力が共有していたという風潮が強かったのは認めておかなければならない。
というようなことをおっしゃられた上で、「現憲法が対米依存の宣言書となるのは、その三年後の朝鮮戦争の勃発、そしてその成立から四年後の日米安保条約の締結を俟ってのことだといってよい」
とおっしゃられています。
見事です。
982 :
匿名:2007/12/02(日) 01:00:21 ID:xqd9aIqp
すいません間違えました。引用部分です。
「と敗戦日本人は高を括っていた。」です。「敗戦日本人」が抜けていました。
983 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/02(日) 01:02:45 ID:rNGLX80P
憲法の実際を考慮するならガンジー主義の実際も考慮しないと比較にならんのだけどね
インド批判は中島に自分でやれってことか
984 :
匿名:2007/12/02(日) 01:42:47 ID:xqd9aIqp
中島氏に対して
──法の原点と(実際の状況における)法の現実のあいだを繋ぐものとしての国民の歴史感覚─(注)西部氏の本を読むことをおすすめします─のことが、パールにあって過小評価されているとしか思われない。
それゆえ、パールはナショナリズム(国民主義)の意義を正しく評価できなかった。
そうであればこそ彼の法治主義は、東京裁判の段階からすでに、世界連邦主義に、つまり「超政府(スーパー・ステート)」を有する世界共和国の空想に流れがちであったのだ。── とおっしゃられています。
そこで近代主義者の相貌を表しているパール(ガンジーは「宗教原理主義的な」反「近代主義者」である)
を「大東亜戦争肯定論の友」とするわけにはいかない。
彼を最大の友としてきた日本の大東亜戦争肯定論者たちの言動は、パールにおけるナショナリズムの欠落に一顧だにしないという点(
>>884での判決書をよめば彼の世界連邦論がわかる)で、いささかならず便宜主義に堕していた。
ということをはっきりとは指摘していないが考えさせてくれるという意味で、中島氏のパール論は大いに議論に値する。
とおっしゃられています。
その通りです。
985 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/02(日) 02:07:54 ID:rNGLX80P
西部がパール批判しだしたら手の平返すのね
軽薄な人だわ
986 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/02(日) 02:17:22 ID:YYL3Wrnn
「被告人、全員無罪!あの戦争でアメリカに正義があるはずがない。日本には自衛のため、さらには欧米列強によるアジアの全植民地化を防ぐ「正義」がある!」
なんで『戦争論』のこの部分が、大東亜戦争論にパールを利用してるってことにならないのかね?
みんな『戦争論』読んでんの?
西部も『戦争論』読み返してねーんじゃねーか?
国語力の問題にいて逃げ切ろうとしてる小林が謝罪すべきだろ。
987 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/02(日) 02:21:37 ID:YYL3Wrnn
てゆうか、西部の論文って、
実はかなり厳しい小林批判だろ。
だって、保守派も大東亜戦争肯定論者も、パールなんて使ったらマズイってことだろ。
中島がパールの思想を明らかにした貢献は大きいって何度も強調して、小林とか渡辺昇一とかをぶった切ってる。
実は、中島が勝ってるってことなんじゃねーか?
988 :
匿名:2007/12/02(日) 02:27:28 ID:xqd9aIqp
ガンジーの背景ともいえる「大国への不服従」の姿勢がみられないが、たとえ偽装してでも積極的絶対主義(ガンジー主義)を自分らの理想に滲ませてみるのが敗戦日本の政治芝居であり、その派生の一つとして、
「ゲリラによる不服従」におけるゲリラ戦もまた「戦争(ゲリラ)」であることに違いないが、国家の正規軍を排するという点で、それを準ガンジー主義とみなしてもよいのではないか。
と言って、それに対して、もちろん、真正のガンジー主義が現実のものとなるのは、かつてのインドにおけるような「イギリスの(三百年余にわたる)植民地支配」や「ヒンドゥ教の運命論」
といった現実的条件がある場合に限られよう。
とおっしゃられて、ガンジー主義は(パールがいったように)「恐怖観念なき大勇猛心」を目指す「心の戦い」であり、それには(ガンジーがいったように)「魂の自己制御(セルフ・コントロール)」が必要である。
それは、(福澤諭吉のいった)「私徳」つまり「人間精神の“内面”における徳義」を鍛えるためには、立派な心構えとなるであろう。
しかし、「公徳」つまり「人間精神の外面における(人間関係のなかでの)徳義」稀な例外を除いて、ガンジー主義は実現不可能である。
実現されることはないとわかっている徳義は理想ですらない。それは空想にすぎない。
とおっしゃられています。
空想にすぎない。の後でのご自身については、ペーソス(悲哀)が漂っていますね。
ID:YYL3Wrnn
こいつ、いっつも分かってて、書いてるだろw
ほとんど煽りw
990 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/02(日) 02:33:48 ID:ddm156TN
日曜日は、小林論文、小谷野論文、西部論文、ウッシー論文を精読してすごそう。
991 :
匿名:2007/12/02(日) 02:42:59 ID:xqd9aIqp
西部氏は小林氏を自称保守派と完全にわけられています。
「傲慢(ヒュブリス)の咎」(これ自体も小林氏の主張です)のあるページやその次のページでもある「深層における肯定」の意味と「表層における否定」の意味を考えると明らかです。
これらは正論を読んでください。
だからこそ今回の「応酬」について小林氏の言い分のほうに圧倒的に歩があるといったのでしょう。
P150の「・・小林氏の大東亜戦争肯定論は氏に独自の見解として展開されているのだ・・」の独自という言葉からも明らかでしょう。
P151の「小林氏は、自称保守派の人々が・・」と分けておられることからも明らかです。
992 :
名無しかましてよかですか?:2007/12/02(日) 12:39:06 ID:WH8t3jmm
993 :
匿名:
中島のパール論が議論に値すること(肯定派のパール利用の安易さについて)は既に
>>869で述べました。