学園物語★KOVA 17歳★2

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927外伝・秋のソナタ・外伝3
では少し、ものは試しで>>916の後を続けてみます
ツッコミ大歓迎

保「さあ。コーヒーだよ。アイリッシュウィスキーを少し垂らしたけど
大丈夫かな」
秋子「…ええ。ありがとう。温まるわ」
保のマンション。秋子は熱いシャワーで芯まで冷えた体を温めさせてもらった。

身につけていたものはずぶ濡れ、スーツケースも家を飛び出した時施錠を忘れていたせいで、中身まで水が染み入っていた。ヒーターを入れた部屋で乾かしている。
秋子はひとまず保から借りたバスローブを羽織った。
着痩せするたちで、胸回りなどは外見よりボリュームのある彼女だったが、
男の着る物はやはり少し大きすぎ、ずいぶんルーズな格好になった。
保「ごめん。着る物ってこんなものしかなくて」
保が白いワイシャツを持ってくる。やっぱり彼女には大きすぎみたいだ。
秋子「ううん。気にしないで。そんなにお世話はかけられないわ」」
濡れた髪を柔らかいバスタオルでぬぐいながら答える。
928917:03/10/04 05:02 ID:9jZE6L4V
…そぃじゃ、そーゆーことで、しばらくROMしますわ。>>914さん、後はヨロシク(^^)ノ
929外伝・秋のソナタ・外伝4:03/10/04 05:10 ID:UcMxJg4h
豪奢とはいえないが、小奇麗でインテリアもウッドでまとまった室内。
つい先程保が挽いたコーヒーと、気付けにと中に垂らしたブッシュミルズの香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
アニメのDVDやゲームソフト、食べ散らかしたジャンクフードのかすで
きれい好きの秋子がいつも掃除に手を焼いている家に比べれば…
(何か落ち着くわ…でも…)
秋子「綺麗なお住まいね。お、奥様のご趣味もいいのね」
理由の無い痛みがほんの少し秋子の胸を打つ。
保「まさか。恥ずかしいけど、まだ独り身でね」
バツの悪そうな答えが返ってくる・
秋子「で…、でも、お、付き合いされてる女(ひと)はいるんでしょう」
この程度のことを尋ねるのに、なぜか少しどもってしまう秋子。
(バカね。私ったら何立ち入ったこと聴くの?はしたない)
保「いいやあ。僕ってどうも縁が無いらしい。重ね重ねお恥ずかしいよ」
照れ笑いの保。「なぜか」ほっとした気分になる秋子。
(何を意識してるの。いい年して私ったら)。コーヒーとウィスキーの相乗効果なのか、
それとも別の理由か、体中どこか赤くかっかしてくる。
何気なく、コーヒーの湯気の向こうの保と目が合う。
羊のような温和な優しい目と…。

そのころ、木場家では。
正一「うおおおおおおお。マサヲ。ヒロシ。何とかしろ」
ヒロシ「ふん。サヨンボのお父さんはみっともないですね。何を慌ててるのか。
これでいつものように昼の3時まで寝てても誰も怒らないというものだ」
(注・こいつは受験生で現役高校生)
マサヲ「いや待て。飯は誰がつくるんだ。俺は腹が減ったぞうおおおおお」
正一「そうだ。これは一大事だぞ。今日中に捜して来い」
飯が絡むと急に腰が軽くなる馬鹿息子2人。
長男はなぜか例のニセ警官セットを身につける。
マサヲ「治安出動だあんぽおおおおおおおおpppっぽおおお」
ヒロシ・正一「んぽおおおおおおおおpppっぽおおお」