学園物語★KOVA 17歳★2

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599名無しかましてよかですか?
 ある暑い夏の日のこと。コヴァは深夜から早朝まで反日サヨクとの凄まじい激闘
(実際には単なるシャドーボクシングなのだが)をネット空間で行っており、その疲れのため午後3時半まで寝ていた。
目覚めたコヴァ「ん〜何か食うか」
コヴァは部屋を出ていつも食事をするテーブルへ向かった。
テーブルでは掃除を終え、買物から帰ってきた母・秋子があまりの暑さにアイスを食べていた。
コヴァ「おいババア、愛国者様がお目覚めだ!!腹が減っているからそのアイスをよこせ!!」
そう言いながら秋子からスプーンとアイスを奪い取り、食べ始めるコヴァ。
1/4ほどアイスを平らげたところだろうか、コヴァの頭は「キーン」となった。
息子の表情の変化を察したのか、秋子が穏やかに言う。
「ヒロシちゃん、一度にたくさん食べると頭に響くわよ。」
母に言われるまでも無く、コヴァはしばらくアイスを食べるのを止めた。
コヴァ「それにしてもうまいアイスだな…。空腹だからなおさらだ。
おいババア、俺に隠れてこんなうまいアイスを食べやがって!!」
秋子「何を言っているのよ。この間起こしたら怒ったくせに(>>472参照。無断リンクスマソ)
あとアイスはヒロシちゃんに隠れて食べていたわけじゃなく冷凍庫にちゃんと入っているわ…。
昨日スーパーで安売りしていたからたくさん買ってあるわよ。」
コヴァ「フン。ところでこのアイス、何て名前だ?」
既に秋子によって蓋が開けられていたため、コヴァはそのアイスの名前を知らなかった。
いや、空腹だったコヴァにとってアイスの種類など意識するはずが無かった。
…その直後にコヴァが取った行動を考えれば意識しないままの方が幸せだったのかもしれないが。
600名無しかましてよかですか?:03/08/21 19:16 ID:CpTra6tD
コヴァ「うおあおいおあいどうgpじえrhh!!」
アイスが壁に投げつけられ「ベシャッ!!」という不快な音がした。
「??」その音が聞こえても、絨毯に散乱したアイスを見てもまだ秋子は何が起こったか理解できなかった。
そう、コヴァはアイスの蓋を見た瞬間、ものすごい表情でアイスを壁に投げつけたのだ。
壁にはまだ半分以上残っていたアイスが飛び散っていた。
秋子「ちょっとヒロシちゃ…」
コヴァ「うぽぽぽぽぽぽぽぽぽppppっぽおおおぉぉぉぉxぃfぎうrhg!!」
コヴァは奇声を発しながら冷凍庫に向かい、入っていたアイス全てを取り出し、庭へと放り投げた。
もっともこちらのアイスは開封されていなかったため飛び散ることは無かったが。
 行動を一通り終えたコヴァ、いきなりキレて動き回ったせいか「はぁーはぁー」と息切れしている。
そこに秋子、「ヒロシちゃん!!いきなり何て事をするの!!
さっき掃除したばっかりなのに!!食べ物は大切にしなきゃいけないでしょ!!」
コヴァ「うっぽぽぽぽぽおお!!黙れ売国ババア!!!!」
秋子はコヴァが怒っている事自体は認識できたが、その理由はいまだ理解できなかった。
秋子「落ち着いてヒロシちゃん。どうして突然おいしく食べていたアイスを
壁に投げたのかちゃんと説明してちょうだい。お母さんには分からないの。」
コヴァ「これは俺への嫌がらせかクソババア!!何て書いてあるか自分で見てみろ!!」
そうやってコヴァは壁に投げつけたアイスを指差す。
秋子は言われるままにアイスを見た。そして一番大きく見えた「爽」という文字を見て何となく理解した。
秋子「あのね、この『爽』っていう字は中国だけで使われている漢字じゃないのよ。
日本でも『爽やか(さわやか)』という字で使われているわ。ヒロシちゃんは中国が嫌いみたいだけどこれは関係ないのよ。」
秋子は思った。おそらく中国の偉い人(つまりコヴァが嫌う人なのだろう)の名前に「爽」という文字が入っていて、
それを見たコヴァが「奴の名を商品名に使うとは!!」といった感じで反射的にあんな行動を取ってしまったのだと。
よってその辺りの事を説明すればちゃんと分かってくれるはずだと。
601名無しかましてよかですか?:03/08/21 19:17 ID:CpTra6tD
だが、予想に反してコヴァのはますます怒り狂っていた。
コヴァ「うおおぽ!!黙れ黙れ土井・辻元・田嶋の手先いいぃぃぃ!!俺を口車に乗せて騙すつもりだな!!
そのアイスのメーカーを見てみろ!!」
メーカー?てっきり商品名に問題があると思っていたからさっきは全く注目していなかった。
秋子は再びアイスへと視線を移す。
秋子「ロッテ…?ロッテがどうかしたの?」
首をかしげる秋子を見てさらにコヴァは激昂した。
コヴァ「いおえhtごいうぇんひお!!全く無知なババアだ!!ちょっと待ってろ!!」
ダッシュで走り去っていくコヴァ。かと思えばすぐに戻ってきた。一冊のノートを手に持って。
そしてコヴァは何やらブツブツ言いながら目的のページを探し始めた。
何を言っているのか秋子にはハッキリとは聞き取れなかったが「団塊の奴等は全員ブサヨばっかりだな」
という言葉だけはかろうじて聞き取れた。
ページを探し終えたコヴァ、「反日ババアめ、これを見てみろ」と秋子にノートを渡した。
秋子はそのページを目を通して見たものの、よく分からなかった。
一通り読んだあとの読後感は最悪だった。文章の内容より書いている人間の得体の知れない悪意が伝わってきたからだ。
この悪文が愛する息子によって書かれたものでは無い事をただ祈るのみだった。
 そんな事ばかり考えていると痺れを切らしたコヴァに言われた。
「ううあああおお!!愛国者の嘆きと怒りが分かったのか!!」
秋子は我に返った。そうだった。この気持ち悪い文章から息子の怒りの理由を読み取らなければ。
秋子「つまり、ロッテは韓国系の会社だという事…?」
コヴァ、大きく満足した様子で首を縦に振った。
そしてノートを自分の手に戻すと「分かればいいんだ、分かれば。今度からは絶対にロッテの商品は買うなよ」と言って部屋に戻っていった。
出ていく際に「ふう〜危うくキムチ人に洗脳されるところだったぜ」などと言っていたコヴァの後姿を見ながら秋子は思った。
「どうして韓国系の会社の商品を買ってはいけないの?」という質問をしなくて正解だったな、と。
新たな頭痛の悩みを抱えてしまった秋子だが、かといってどうする事もできずコヴァが散らかしたアイスを掃除するのだった。