A: No country would be happy to see these agents ignore its laws.
No country が主語。動詞の捉え方は人による。ミクロに(緻密に)捉える人は would be あるいは be だろう。 ここではマクロに(大きく)捉えて would be happy to see とする。 すると these agents が O, ignore が原型不定詞で C, its laws が ignore の目的語となっていて ミクロに見ると 原型不定詞ignore を修飾する副詞句。ここではマクロに見るといってあるので ignore its laws でひとつの不定詞句。
「OがCであるのを見てhappyな国は無い」という意味になる。 No country would be happy to see の部分では得られる情報がない。ただ、いきなり No 〜 と 始まっているので文脈上のつながりには注意するべきだろう。 these agents は、この挿入文Aの前にくるはずの文の何かを指しているのだろうが、these のみで受けているのか these agents 2語で受けているのかはここではわからない。 つまり、these がたとえば "Interpol and its cooperative organization" といった語句を受けているのか these agents で "efficient agents sent from Interpol" などといった語句を受けているのかはわからないので、 文脈に戻したときの検討が必要。
ignore 「無視する」でいいだろう。
its laws で its が指しているのは 単数形名詞であるので No country あるいは country だと 思われるが、もしかして違う可能性も視野に入れておく。
B の解析 B: Such information is gathered from the police of the member nations.
この文では文構造解析はあまり意味が無いがやっておこう。 Such information が S, is gathered from が V, the police of the member nations が O。 この分析には異論があることはもとより理解したうえでそうしている。 普通は is が V, gathered が C, from the police 以下が副詞句ということになる。
such information はどのような information なのか。なにか前文の語句を受けているのだろうか。
such は前方照応の名詞修飾をする形容詞となるが、そうでない場合も多く特に略式的に 「あんなにひどい、悪い」といった意味もあるので厄介。とにかく他の文のどこかで 〜 information という語句があればそのものズバリで決められるがそうでない場合は 決め手を欠く。最悪前にくる文全体を指すこともあることを頭に入れておく。
the member nations で the member とは何の member なのか、 the といっているくらいだから 筆者読者に共通の認識があるものになる。 (実際には問題文を読めば「インターポール加盟の」という意味であることはわかるだろう。 )
C の解析 C: What Interpol basically does is to send information on criminals over its telecommunication network.
What Interpol basically does は関係代名詞 What がひっぱる関係詞句。ここがわからない人は 他のスレへいくなり先生に聞くなりしてくれ。 この関係詞句全体で S。is が V, to send 以下が C。
information on criminals で information が出てきているから先ほどの B の分析から C-B の順であることがわかる。 そこで A-C-B なのか C-B-A のどちらかとなるが、 C-B-A では A: these agents の指示内容がないことになり意味不明。 正解は A-C-B のはず、と考えるが、一抹の不安もあるので引き続き C の分析をし、 挿入部の前文、後文を分析し、問題文に挿入して見直してみる。
information on criminals での on は about と同意。 over its telecommunication network で over は手段をあらわす。 its は Interpol。
挿入部の前文を分析する 前文: Unlike the image created in films and TV movies, Interpol agents do not travel freely from country to country, aressting criminals here and there.
C: They reached the receiver in the form of dots and dashes, which were changed into words.
They が S, reached が V, the receiver が O, in the form of 以下が M。 , which は継続用法。
「They はドットとダッシュの形で the receiver に届き、言葉に置き換えられた。」
they が指すものが A, B にあるとすると A:the signals か B:railway networks のいずれか。 railway networks が「ドットとダッシュの形で the receiver に届」くものだとは思えないから B→C に直接つながることは無く、A→C か C が並びの先頭かのどちらか。
まとめると ・A→C => B→A→C or A→C→B ・C先頭=> C→B→A (A→B は無いから)
In the nineteenth century, a number of people tried to develop a method of sending messages by using electric signals.
この文から、A:The signals と electric signals が照応する。したがって A が先頭。 正解は A→C→B で選択肢2。
ここで「いや、C の they は問題最初の文の messages (あるいは signals)を受けていると 考えることもできるから C→B→A つまり選択肢6も正解だ」というのは無理がある。
代名詞や指示語の指示内容は該当するものが複数ある場合、一般に文法的に同じもののほうが優先度が高い。 この場合、C が先頭だとするとこの They は主語であるから前文の主語 a number of people を受ける ことになる。「正式な文法では〜」というのもわかるが、 a number of 〜 を複数扱いすることは 教科書にも載っている。
31: They need space, especially outdoors, so that they can run, jump, and yell.
They が S, need が V, space が O, especially outdoors は挿入句で全文修飾の副詞句。 so that は目的、様態、結果を表す接続詞句。等位か従属かは知らない。 they が so that 以下の節の S', can 以下ひっくるめて V'。
訳:「They には space が必要なのだ。特に屋外で。そうすれば they は走ったりジャンプしたり大声を出したりできるのだ」
They は複数。ここで>>62の「代名詞や指示語の指示内容は該当するものが複数ある場合、 一般に文法的に同じもののほうが優先度が高い。」ということを思い出してもらいたい。 これと同様に、「一文中の複数の節で文法的役割が同じであり同じ語の代名詞や指示語は、同一内容を指す」ということもわかるはず。つまり so that 節の主語 they はこの They と指すものが同じということがわかる。 したがって、run, jump, and yell ができるものということになる。 また、同様に考えて指示内容が前文の主語である可能性も高いことを視野に入れておく。
space についてはここでは訳をあてない。「空間」ということなのか「間隔」なのか、それとも 「空き地」なのかはまだ判然としない。とにかく run, jump, and yell ができるような space である。
32: It is very doubtful, however, whether any Japanese children get that much free time.
It が whether以下をうける形式主語で S, is が V, very doubtful が C, however は挿入的に 用いられることで全文にかかる逆接の接続詞の役割を果たす。 whether は同格の名詞節を導く接続詞。ここでは It - whether の構文となる。 any Japanese children が whether節の S', get が V', that much free time が O'。
(2)前文 Children need to release their energy for their physical and mental health.
30:these activities にあたるものがない。× 31:They は Children に対応する。ともに主語で文法的にもマッチする。 they can run 〜も release their energy の同意表現となり、ほぼ間違いないだろう。○ 32:31が○となったので判別する必要はあまりないが、一応やっておこう。 第2パラグラフは「遊びが必要→でも場所がない→子供はエネルギーが余ってるのに」という流れで 「しかし時間もない」となると『場所の話はどこいったの』となり、素人の文章じゃあるまいし、 そもそも問題にならない。×
(3)前文 Some people say that four to five hours a day of playing outdoors with others is necessary, even for twelve-year-olds.
30:these activities にあたるものがない。× 31:They は Some people か twelve-year-olds。Some people だとすると「一日数時間は必要だ」と 分析しておいて当人が遊ぶ、しかも大声を出して走り回ったりする不思議な人たちになる。 twelve-year-olds だとしても12歳限定で話をすすめる意味がない。なにより、"space"の問題は 第2パラグラフで語られており、第3パラグラフでは時間が問題となっている。× 32:「子供」「時間」というキーワードが一致する。that much free time が four to five hours a day of playing に対応する。流れとしても 「4,5時間必要→しかし日本の子供には時間がない→親が勉強しろというから」となり納得できる。○
(4)前文 Concerned about their future in an increasingly competitive society, parents generally tell their children to study more; very few would tell them to go out and play.
(5)前文 They play Video games or watch TV, for instance.
30:these activities にあたるものは games と TV になるのだろうか。文法的にややゆるい感じが するのだが(後述)。他に候補がなければこれになるだろうから保留。 31:Theyとこの文のTheyとは、内容的には"Japanese children"で一致する。流れは「子供たちは一人で遊んでいる→走ったりするには"space"が必要」となって必ずしも悪くはない。 32:「勉強以外の時間は何してる→ゲームかテレビ→しかし時間がない」ゲームやテレビは自由な時間。×
文法的にゆるいというのは、"these activities" は名詞であるから本当ならきちんと名詞を受けたい ということ。 games と TV とするのは恣意的に watch を抜かしている、つまり一続きの語句ではないし、 playing Video games or watching TV ととるのも少し都合の良い解釈になってしまう。 しかし activity という単語そのものが概念をさすものであるから許容範囲内。
(5)後文 This can only be learned through playing with other children.
This 一語で主語の場合、 ・指示代名詞として特定の単数名詞を受ける ・名詞相当の句を受ける ・名詞節を受ける ・前文の内容全体を受ける ・後方照応して後述される内容を受ける
という可能性があり、「結局なんでもあり」となって厄介。ひとまず This の解析は後回しにして 文を読んでいくと can only be learned through playing とあるから、主語 This は遊びを通じて 『のみ』学べること、だとわかる。 この This は当然前文に指示内容があるのだから、それを 31 に探すと候補は
・space ・"they can run, jump, and yell" の節全体 ・文全体 となるが、いずれも「遊びを通じて『のみ』学べること」ではない。したがって 31 ×
同じように 30 について分析すると This の指示内容の候補は ・"how to get along with others" 節全体 ・文全体 であるが"how to get along with others" 節全体が問題文全体の主旨から 「遊びを通じて『のみ』学べること」に沿う。 よって 30-(5) とみてほぼ間違いないだろう。
30 について、these activities の指示内容候補をあげると ・leadership and group harmony ・to learn about leadership and group harmony ・being told what to do by adults ・to play without being told what to do by adults
leadership and group harmony だとすると、 leadership and group harmony do not teach them how to get along with others. という文になり group harmony と how to get along with others が明らかに矛盾。×
C: Another function has to do with the sense of touch.
Another function ⇒ S, has to do with ⇒ V, the sense of touch ⇒ O
不明な語句:なし
訳「もうひとつの機能は触覚に関係がある。」
注目点 ・another は one と対を成す。したがってこの文の前に one function にあたる記述があるはず。 つまり、どうやら皮膚についての話らしいので、皮膚の機能についての一番目の記述がこの文の 直前にある可能性が高い。
注目点を考慮すると B → C はない。B の注目点にあるように even が示唆しているから。
以上の解析結果を分析する。 B → A , B → C はないのだから、B は並びの最後になるしかない。 A,C についてだが、文法的には A → C を切り捨てる根拠はない。 C → A については C:the sense of touch を A:that sense が受けていると考えられ、こちらのほうが 文法的に有利。また、A → C → B となると Another function についての記述がないことになり、 やや不自然。
A: They believed that Sirius, the Dog Star, which rises with the sun during this time, added its heat to the sun's and caused the hot weather.
THey ⇒ S, believed ⇒ V, that以下 ⇒ O, Sirius ⇒ that節内の S' the Dog Star ⇒ 分詞構文による挿入節。Sirius を同格的に修飾。 , which rises 〜, ⇒ 継続用法の関係詞節。先行詞は Sirius, the Dog Star のどちらでも同じこと added ⇒ that節内の V', its heat ⇒ that節内の O', to the sun's ⇒ added を修飾する前置詞句。the sun's は直後に and 以下が来ていることから、 所有格を示しているのではなく、所有名詞を示していることがわかる。 たとえば my ではなく mine ということ。要するに the sun's heat の省略形。 and ⇒ 等位接続詞。『文法的に同じもの』を接続する。文法解釈の基礎だから知っている人は多いはず。 caused ⇒ and によって接続されていることに注意。added と並立する。「そんなの当然」と思った人は、なぜ rises や believed と並立しないのか考えること。 the hot weather ⇒ caused の目的語。the によって限定されていることに注意。
この A の文をインチキ訳すると以下。 「They は believed していた。that 以下を。Sirius、つまり the Dog Star、こいつは rises する。with the sun で。this time の間。そして added した。its heat を to the sun's に。それから caused した。the hot weather を。」
このとき「?」と思ったことが実はそのまま注目点になっている。つまりこんな感じ。 「They(誰?) は believed していた。that 以下を。Sirius、つまり the Dog Star、こいつは rises する。 with the sun で。this time(いつ?) の間。そして added(rises は現在形だったぞ?あ、時制の一致か) した。 its heat を to the sun's(the sun's 〜 じゃない。どういうこと?) に。それから caused(これも過去形) した。the hot weather(the がついてる) を」
B: This expression comes from Latin, the language used by the ancient Romans.
This expression ⇒ S, comes ⇒ V, from Latin ⇒ M the language 以下は分詞構文。Latin を同格的に修飾。
ここでひとつ言っておきたいが、センターに限らず、入試の英語で高得点を狙う人は , the language 〜 を「名詞構文で Latin を同格的に説明している」という解釈はするべきではない。高得点ではなく、そこそこできればいいという人ならこの解釈でもOK。 理由は省略。どうしても気になる人は A で触れた、which rises 〜 の先行詞について考えてみること。
不明な語句: This expression, the ancient Romans
インチキ訳 「This expression は comes している。from Latin から。the language は used されている(いた)。by the ancient Romans によって。」 重語云々のツッコミは要らない。
注目点 ・This expression の指示内容。次の動詞が comes と現在形なのでいわゆる「死語」ではなく、いまでも用いられる表現のよう。This expression に関する記述があれば、現在形である可能性が高い。 ・the ancient Romans は単なる古代のローマ人ではなく「特別な」ローマ人のよう。たぶん古代ローマ帝国時代のローマ人ということだろうが、文中に述べられているのだろうか。
ここでちょっと問題。 , the language 〜 は分詞構文であるが次のどちらの解釈が正しいか。文法的に根拠を挙げて考えよ (1) Latin ⇒ S, being ⇒ V,この2つは省略されている。the language ⇒ C, used 〜 過去分詞の後置修飾 (2) the language ⇒ S, used ⇒ V …簡単すぎたね。
前文 People in mild climates in the northern hemisphere sometimes experience periods of very hot and humid weather.
A: They → People, this time → periods of 〜, the hot weather → very hot and humid weather と対応しそう B: This expresssion にあたるものがない。 C: These periods → periods と対応しこれもよさそう。
A,C が並びの先頭にきそうだが、文法的な決め手がない。しょうがないから文脈論か、と思うが実はまだ手がある。 それは前文の People については現在形で語られているのに対し、A の文は過去形で語られているということである。 They → People だとすると「昔はそう信じていた。」となるが、ならば当然「今はどう考えているのか」が語られるべきであるが、それにあたるものはない。 補足しておくと、英語における過去形は現在とは関連性のない「過去の一点を指す」という性質から、 完了形ではなく単に過去形での叙述は「現在は違う」ということを暗示する。 また、文章の時制の流れは過去→現在→未来と順に流れるか、あるいはその逆であるのが普通。
したがって並びの先頭は C が有利。 すると後は A → B はないことがわかっているから B → A となり、 C → B → A が最有力。
A: They → the ancient Romans, this time → These periods, the hot weather → very hot and humid weather B: This expresssion → "dog days" と対応し、後文の Another reason に対する one reason もこの3つの文全体を指すとしてOK。
平成17年度の第3問 問3C を解いておこうと思ったのだが、書くのに以外に時間がかかり、今日は断念。 かわりに第2問 C の語句整序問題を解いておく。 はっきり言って今まで解き方を意識したことがないので、体系化されたものにはならないだろうが その中から規則性を見出していければ、と思っている。
それでは 平成17年度 第2問 C 解答番号20〜25
問1 I still _ [20] _ [21] _ last week. (1) the cold (2) recovered from (3) I (4) haven't (5) caught
(4) haven't は完了形の助動詞。したがって過去分詞をともなうので haven't recoverd from か haven't caught のいずれか。 どちらの動詞も目的語を必要とするのでその後にこれるものを探すと(1) the cold のみ。 残るは(3) I と、(4) haven't と一緒に使われないほう。I は通常主語にしか用いられず、また倒置でない限り S V の語順は崩れない。 また still は通例疑問・否定とともに用い、ある期間続くことを示す。ゆえに still の後は完了形が適する。 以上から
I still (haven't) (recovered from [or] caught) (the cold) (I) (caught [or] recovered from) last week.
であると考えられ、 I still haven't caught the cold I recovered from last week. では文意そのものが自己矛盾するので×。
正解: I still haven't recovered from the cold I caught last week. [20]-(2) [21]-(3)
問2 Does having pictures on a menu _ [22] _ [23] _ to order? (1) to decide (2) what (3) make (4) easier (5) it
Does で始まり、?で終わっているので疑問文。語順は Does S V 〜 ? となる。したがってどうやら having 〜 が S である。 5つの語句のうち V となれるのは (3) make のみ。 また easier は形容詞なので名詞修飾か補語になるが、修飾する名詞がないので補語になるしかない。すると必然的に make O C の文型であることがわかる。 ここで (2) what について考えると疑問詞、関係詞いずれの用法でも普通は V が必要となるが動詞が足りない。したがって 今回は what to 不定詞 の形で用いることになる。 以上を踏まえて、まず what to decide と繋がるとすると it が残るが、主部につくことはできないので make の後にくることになる。 文型は make O C であることがわかっているので what to decide が O だとすると it が浮いてしまう。 「いや、what to decide it として make what to decide it easier とつなげたらいい」と思った人は疑問詞+to不定詞を勉強し直し。 疑問詞+to不定詞では不定詞句の目的語を疑問詞が肩代わりしている。だから what to decide it という組み立てはできない。 ならばと it を仮目的語において make it easier what to decide として to order につなげるのも×。 この場合解釈が2通りあり、it は what to decide を引っ張り、to order は副詞用法とする見方と it = what to decide to order とする見方があるが目的語なしの不完全な不定詞句は副詞として使えないし、 疑問詞+to不定詞で疑問詞が肩代わりする目的語は、直後の to不定詞のものだけなので to decide what to order とするのが正しい。 ゆえに what to decide はなく、what to order で使うしかない。 easier は C で使うことがわかっているので残るは it, to decide。ここまでくれば it を仮目的語において make it easier to decide what to order となるのがわかる。
正解: Does having pictures on a menu make it easier to decide what to order? [22]-(5) [23]-(1)
問3 All the students _ [24] _ [25] _ next week's meeting. (1) studying abroad (2) interested in (3) attend (4) should (5) who are
助動詞 (4) should があるので繋がる動詞を探すと (3) attend のみ。 (5) who are はまず先行詞を必要とするからなりそうなものを探すと All the students しかない。また後に (1) studying abroad または (2) interested in がくっついて主部を形成し should attend に繋がると見て間違いない。 ここで who are studying abroad だとすると (2) interested in が浮いてしまい、×。 who are interested in studying abroad として文が完成される。
正解: All the students who are intersted in studying abroad should attend next week's meeting. [24]-(2) [25]-(4)
30: These are just a few of the things you can do immediately, anywhere, and without any equipment.
[素訳] These(何?) は a few of the things に過ぎない。それは you(二人称?一般人称?) が immediately に anywhere で出来て、without any equipment ですむのだ。
[解析] These ⇒ S are ⇒ V just a few of the things ⇒ C。この the はいわゆる『予告の the 』 you can do 〜 ⇒ the things を修飾する関係詞節。会話文でないから you は一般人称。
[注目点] ・These(複数) の指示内容。これは以下の条件を満たすもの (1) 関係詞節の主語が一般人称の you であることから、大概の人なら『誰でも』できること (2) 『すぐに、どこでも、道具なしで』できること ・また just a few of the things「〜のうちのほんのいくつかに過ぎない」とあるので (3) 何かの2,3の例であるはず。
31: This is perhaps because lifestyle changes are easier to stick with than exercise programs for which you must set aside time.
[素訳] This(何?) はおそらくこういうわけだ。lifestyle changes が easier(than what?) だから。 to stick with するのに。than exercise programs よりも(than 出てきた)。そのために you(二人称?一般人称?) は must set aside time しなきゃいけないから。
[解析] 今回の文は構造解析する意味がない。SVM となって M に重点がある形となる。 それより It(this,that) is because 〜 の構文だと思ったほうが理解が早いだろう。しかし本当は詳しく知らないと思われるのも癪に障るので一応解説すると もともとは It is because 〜 that 〜 の強調構文であったが that 以下が省略されて主語 It が状況を受けるようになり、援用して this, that も用いられる。 しかし実際の感覚としては強調構文が崩れたというよりも、because節を単独で取り上げて文にするという意味あいが強い。 つまり because は従属接続詞であるので単独では文にならない。そこで説明の対象を主語に取り上げて be動詞でつなぎ、 because節を引っ張って理由を存分に述べるという使われ方をする。 こうした be動詞の使われ方は日本語の「題目語」に近く、比較してみると面白い。
lifestyle changes ⇒ because節の S S be easy to V:S は V しやすい、簡単に V する、楽に V できる。S は V の目的語でなければならない。 stick with 〜:(ある程度困難、期間を伴いながら)〜を続ける、頑張って〜し続ける。〜(人)と一緒にいつづける。 for which 〜 ⇒ exercise programs を先行詞とする前置詞付き関係詞節。you は一般人称(前項参照) set aside time:時間を割く。aside は「特に、とりたてて別に」という含意がある。
32: However, forget the common belief that you have to suffer in order to make progress.
[素訳] しかし(何に対して逆接?) 、forget しろ。the common belief は。それは that 以下。you have to suffer しなきゃならない。to make progress(in what?) するために。
[解析] However, ⇒ 副詞。挿入的に用いることで逆接の接続詞の役割を果たす。(>>23) forget ⇒ V。命令文。 the common belief ⇒ O。 that 〜 ⇒ belief を同格修飾する接続詞。名詞節を導く。 よく that の接続詞と関係詞の見極めについて言われるが、個人的にはそれほど神経を使う部分ではないように思う。 文法的には that節内が文として完全か否かという事になるが、「思考、信条、発言など」を意味する名詞の後の that は同格と思ってよい。 俺は「that は that だろ。うだうだ言うな」とか思うので、同格か関係詞かということはほとんど意識しない。 少し古い参考書などでは「〜 that S have to 〜」の場合、助動詞 have to なのか本動詞 have なのかで解釈が分かれるので注意しろなどとあるが、あまり本質的でないと思う。 文構造を見抜くための練習問題としては意味があるだろうが、受験で実際に出題される英文は曲がりなりにも文章のプロが書いたものであるから、誤解を招く文を書くはずがない。 また実際にあったとしても誤解を避けるべく言い換えたなどした部分があるはずだからだ。 make progress : 進む、進歩する、向上する。通常 in(with はやや古) 〜〔名詞,Ving〕 を伴って「〜について進歩する」となる。
[注目点] ・However, によって逆接しているので前文の論理の流れに注意。「that 以下という思い込みは捨ててよい」ということなので普通ならば that 以下の思い込みがよくあるようなことについての言及があるはず。どうやら一般には苦労するはずのことらしい。 ・make progress では in 〜 がないのでその部分は周辺部分で語られるはず。
第1パラグラフ These days many people are trying to lose weight. Dieting will help, but there is some evidence that cutting calories alone is not the best way to become, and stay, slimmer.
, and stay, ⇒ ただの等位接続を挿入的に用いてやや控えめに発言することによって、実は論者の本心を述べている。ただし本心と論点は別物。 「食事制限するだけでは痩せるには痩せるが維持できないよ」と実は言いたい。
挿入部(1)前文 One expert claims that people who cut 250 calories through dieting can double that number by combining it with exercise and other physical activities.
[解析] that number : 出てきている数字は 250 のみ。 combining it : it がうける単数名詞は dieting か that number のどちらか。with exercise で combining されるものなので dieting に決まる。 「そこまで考えるまでもない」と思った人は、なぜ前文の a plan や a weight-loss program ではないのか根拠を示してみてほしい。一つ前の文で離れているから、というのは答えにはならない。(答えはこの問題の最後に示す)
[解答分析] 30: These の候補は exercise and other physical activities。physical activities は数え切れないほどの種類があるので just a few ではない。また、器具・施設を必要とするものも当然数多くあるので『すぐに、どこでも、道具なしで』できない。<×> 31: lifestyle changes は dieting 、exercise programs は exercise and other physical activities を受けるということになるが、文の内容が対立するのに because でつなぐのは矛盾。<×> 32: make progress の in 〜 は cutting calories か exercise and other physical activities ということになる。どちらにしても you have to suffer という common belief は確かにありそう。<保留>
挿入部(1)後文 Exercise need not be uncomfortable.
[解答分析] 32 のみ行う 32: forget that you have to suffer と同意。<○>
挿入部(3)前文 The women who did not lift weights lost not only fat but also muscle.
[解答分析] 30: These の候補は weights あるいは fat and muscle となる。<×> 31: lifestyle changes にあたるものがない。また lifestyle changes が dieting を指しているとしても二つのグループ両方が行っているので不適。<×>
挿入部(4)前文 Yet anotheer study, however, found that overweight people on low-fat diets who increased or changed their regular daily activities ― by choosing the stairs over the elevator, for example ― were better able to maintain weight loss than those in a tough physical program.
[解答分析] 30: These の候補は low-fat diets, regular daily activities。『すぐに、どこでも、道具なしで』できるが you can do にそぐわない。わからなければ質問してくれ。またどちらも just a few ではない。<×> 31: This ⇒ 前文 that節、lifestyle changes ⇒ increasing or changing their regular daily activities、exercise programs ⇒ a tough physical program としてよい。<○>
問1 That gallery has many _ [20] _ [21] _ miss. (1) that (2) not (3) art lovers (4) panintings (5) should
(5) should が助動詞なので動詞を探すが選択肢にはない。したがって挿入部の後の miss に繋がることがわかる。また、 動詞は節の成分としてしか使えない。 (2) not は否定詞。意味上は非常に重要だが文法的にはそうでもない。他の語の役割を決めてから、最後に位置の決定をする。 残るは that, art lovers, paintings となる。that は指示代名詞、指示形容詞、接続詞、関係詞など品詞が複数あるので役割の 決定は後回しにし、二つの名詞 art lovers, paintings について考える。 名詞が果たす文法上の主な役割は 主語・補語・目的語・前置詞の目的語。ここで問題文に戻ってみると主節の動詞 has の目的語が ないので art lovers, paintings のどちらか一方が当てはまる。直前に many があるので複数でなければならないがどちらもOK。 ここで (5) should があることから節がなければならないから that に S V を導かせてやればよい。以上をまとめると
That gallery has many (art lovers [or] panintings) (that) (pantings [or] art lovers) (should) miss.
となる。not が入るのは should の後だけであることがわかり、あとは文意が通るかどうかということになる。 センター程度であれば「訳してみて意味が自然な方」ということでよい。しかし私大・国立2次を見据えて、 あるいはさらなる高みへの英語学習を考えて、ここでは訳さずに英文を検討する。
That gallery has many art lovers that pantings should not miss. であるとすると、That gallery has many art lovers の部分は問題ない。[物]が[人]を has するのはおかしいと思うかもしれないが、 例文として This company has lots of employees. というのがあるのでおかしくはない。しかし後半部の paintings should not miss art lovers. はおかしい。基本的に、[物]が[人]を miss するということはありえないので不適。
正解:That gallery has many paintings that art lovers should not miss. [20]-(1) [21]-(2)
問2 When he was tired, my brother used _ [22] _ [23] _ in his room. (1) on (2) with (3) fall asleep (4) the light (5) to
(3) fall asleep は動詞であるが、他の選択肢に節を導くものがないので主節の動詞として使うか、原型or不定詞として使うしかない。 (4) the light が名詞。役割は前述したとおり。あとは前置詞ばかりなので問題文に戻って考える。 my brother used でこの used は過去分詞・本動詞・助動詞の3つの可能性がある。 ・過去分詞であるとすると、(3) fall asleep が主節の動詞となる。すると文型は S V C となってこの文の成分(SVOC)はそろっている。 このように文の成分がそろった状態、または文中の要素が不足していない状態を『文(文型)が閉じている』と呼ぶことにする。 逆に不足がある場合『文(文型)が開いている』と呼ぶことにする。 すると、文が閉じているため名詞を単独で用いることが(副詞的用法を除き)できないから、(4) the light は前置詞をつけて使わざるを得ない。 主部に関しても同様で、文型が閉じている。そうするとどうしても前置詞があまることになり使い道がない。<×> ・本動詞であるとすると、(4) the light は used の目的語として使われ、(3) fall asleep は (5) to をつけて不定詞として使うことに なるのだが、やはり前置詞 on と with があまる。<×> 助動詞として用いると used to V の形で (3) fall asleep が続き、文型が閉じる。on, with, the light が残るが on と with は 二重前置詞とはならないので on the light with [or] with the light on のいずれか。意味をなすのは後者で付帯状況の用法。
正解: When he was tired, my brother used to fall asleep with the light on in his room. [22]-(3) [23]-(4)
問3 I wonder _ [24] _ [25] _ upstairs. (1) what (2) that (3) is making (4) it is (5) the noise
動詞があるのは (3) is making (4) it is の2つ。主節の動詞は wonder で既にある。したがって節が2つあることになる。 以下、主節の動詞 wonder の目的語の形を考える。 ・wonder の目的語がwhat節であるなら節の文は開いていなければならない。 動詞部分が (3) is making であるとすると S あるいは O が欠けるはず。 S が欠ける場合、make は that節を目的語にとらないので、目的語は the noise。すると後の語順は that it is となるが、 it の受ける語がないので× O が欠ける場合、S は that or the noise。どちらにしても (4) it is が浮く。× 動詞部分が (4) it is であるとすると C が欠ける。 it を受ける語として that節をおくと動詞は (3) is making に決まり、(5) the noise を S,O いずれにおくかで2通り。 ・wonder の目的語が that節であるなら文は閉じる。 動詞部分が (3) is making であるとすると the noise is making what it is となる。what S is は 「S の今の姿、(昔とは違う)現在の S」という意味に使われる。対比されるのは what S used to be。 ところで他動詞では主語と目的語は同一であってはならず、やむを得ない場合には oneself を用いる。したがって the noise is making what it is が完全に間違いとは言えないが、the noise is making what itself is とするほうが 望ましい文である。保留(他の候補がすべて駄目なときのみ) 動詞部分が (4) it is であるとすると C に what節がくる。動詞は (3) is making に決まり、(5) the noise を S,O いずれにおくかで2通り。
以上から what it is that is making the noise what it is that the noise is making that it is what is making the noise that it is what the noise is making
の4つが候補。後半2つの文は it の受ける語がなく、正解とする根拠が希薄。 前半2つは、強調構文の C の位置にくるものを what が肩代わりして前に出ているという構造。文法的に問題ないので 意味論で考える。 what it is that is making the noise ⇒ 何があの音を立てているのか what it is that the noise is making ⇒ あの音が原因で何が起きているのか ここまでくるとどちらが英文として自然か、ということで考えるしかない。上の文はまぁまぁ自然。 下の文は make が使役で使われているなら普通だが、単純に S V O の文型では、この場合 cause のほうがやや自然。 またなにかある状況を前提としなければならないようなので、単独の文で考えると何を言っているのかわからない。
正解: I wonder what it is that is making the noise upstairs. [24]-(4) [25]-(3)
赤本の解説によると「what is making the noise の骨格がわかれば、あとは it is that の強調構文にきづくことがポイント」らしい。 一般的な受験生にとってはこちらのほうがわかりやすいだろう。 今回は文法で押すことの弱点が如実に出た感じ。実はもっとわかりやすいようにごまかした、というか 幾分ぼやかした解説もしようと思えばできたが、自分の提唱する方法が絶対ではないという例を示すために あえて愚直にやってみた。 試験場では意味論・文法論を使い分けてほしい。ひとつだけの方法を絶対と思っていると思わぬこけ方をする、といういい例が 示せたのではないかと思う。(了)
Never have I seen such a beautiful sunset. ⇒ (今まで)Never だよ!have I seen したのは。such a beautiful sunset なんて! Not till then did I realize the value of freindship. ⇒ Not till then だったんだ。did I realize したのは。the value of freindship を。 という感じで倒置による強調がよくわかる。インチキ訳の威力がはっきりわかるんじゃないだろうか。 ちなみに下の方の文はシグマ新総合英語からもってきたけど「その時まで私は友情の価値がわからなかった」 という訳を載せているが、倒置の強調を活かして 「そのとき初めて僕は身にしみたんだ。友情のありがたみってやつが。」とやるほうがいいんじゃないかと 個人的には思う。この訳もインチキ訳を砕いただけというのがわかってもらえるかな? 強調構文も同じように It was Mike who called the police. ⇒ It was Mike だった。who called したのは。the polece に。 ⇒ そりゃ、マイクだったんだよ。警察に電話したのは。 とでき、この後の文章の中心が the polece ではなく Mike であることも訳出できると思う。
あ、>>111に書いてある… 本文読むと His head knocked against something; a sharp pain dizzied him. He couted : one hundred ... one hundred and fifteen. The hole had widened! He gave himself a kick forward and swam as fast as he could. He lost track of time and said one hundred and fifteen to himself again. Then he saw light.
で 問4 Why Jerry lose track of time for a moment at one hundred and fifteen ? (1) He became confused when he saw light at the end of the hole. (2) He forgot the time when he hit his head against the rock. (3) He was excited because he thought he was near the end of the hole. (4) He was surprised at counting to one hundred and fifteen, which he had never done before.
強調構文、倒置はそれがその構文だってわからないと訳せないんですよ 例えば he is man → man is he こんなのは意味が通らないから倒置てわかるんですが 稀にどっちでも意味通るようなの(または自分が知らない単語)が出て倒置なのか違うのかわからず困ります インチキ訳は前からどんどん訳すから倒置なのに最初に来てるから目的語を主語として訳してしまったりして… 間違いだとあとから気付きはするんですが これは倒置だ!!というのはどうやったらすぐかわりますか?それとも自分の読み方がなんかおかしいんですかね?
英語を訳さずに読むのはインチキ訳が基本。そこからだんだんと語句の塊をそのまま にしておくようにする。(パッケージングという)特に動詞と目的語、補語は一緒にしておく。 それができたら助詞も省いてかわりにポーズ(間)を入れるスラッシュリーディングにする。 スラッシュリーディングまでいけたらほぼ完成。 例 They believed that Sirius, the Dog Star, which rises with the sun during this time, added its heat to the sun's and caused the hot weather.
⇒ They は believed していた。that 以下を。Sirius、つまり the Dog Star、こいつは which rises する。with the sun で。this time の間。そして added した。its heat を to the sun's に。それから caused した。the hot weather を。 ⇒ They believed that だ。Sirius、つまり the Dog Star、こいつは rises with the sun する。during this time の間。で、added its heat to the sun's した。そして and caused the hot weather した。 ⇒ They believed that / Sirius,/ the Dog Star,/ which rises with the sun / during this time,/ added its heat to the sun's / and caused the hot weather.
>>133 おはよう。がんばってるねぇ。 で、質問の件だけど、慣れの問題もあるので正誤の問題集をやるのはいいことだと思う。 でも、分厚いのは買わないように。うっす〜いのでいいから、一通りやって感覚をつかむことが 大事だったりする。 「細かい所の知識が不足していると思う」らしいけど、そのへんはわからない。やっぱり 家庭教師とかじゃないからねぇ。でも、一応、次の文が正しいか考えてみて (1) I was very difficult to solve the problem of the Center Examination. (2) No other cities in Japan is so large as Tokyo. (3) We arrived at the village that we planed to stay. 間違いがあれば訂正を答えてください。
ということは問題はそこだね。根拠付けが無いということだ。 正誤問題を解く上で大事なのは、誤文の表現がなぜ間違っているか考えること。 そのアプローチというのはさまざまあると思うが一般的なのは語法や表面的な 文法規則で説明するというもの。 >>137の例題で言うと (1) ×:〔人〕be difficlut to 〜 とはできない。to不定詞の意味上主語は for 〜 で 示す。→ It was very difficult for me to solve the problem 〜. (2) ×: no other [単数名詞] でなければならない。→ No other city in Japan is 〜. (3) ×: stay は自動詞であるから関係代名詞 that で接続できない。関係副詞 where にする。 → We arrived at the village where we planned to stay.
あ、そーゆーことか。さすが慶應。いいとこ突くね。 ま、説明は理解できるということなので第1段階クリアということで次の段階。 では >>145 の(1)(2)(3)の説明に対し、以下のツッコミをされたらどう答える? (1) 〔人〕を主語にとれる。He is difficult to please. という例文が辞書に載っている。 また、to不定詞の意味上主語は for 〜 というが、careless などでは of 〜 になる。紛らわしい。 (2) 単数名詞じゃなければならないというが、We have no cars. とか some students に対して other students など、no [複数名詞] , other [複数名詞] はあるのに no other になるとなぜ 単数だけしかいけないのか? (3) stay が自動詞であるから関係代名詞 that が使えないとあるけど、同格の接続詞 that でよいのでは?意味はともかく。
よくある説明 (1) He is difficult to please. は例外的な文。主語がto不定詞の目的語にあたるときのみ可。 careless など「性質」をあらわす形容詞の場合、意味上主語の前置詞は of にする。 (2) まぁとにかくそういうもん。うだうだいわずに覚えろ。 (3) 意味は大事。意味が変わっちゃうだろ?だから駄目。or 文法的に正しくても意味が通らなきゃ駄目。
(1) difficult は行動について言及するので普通〔人〕を主語にとらない。また it is〔形容詞〕of〔人〕の of は形容詞の主格をあらわす。つまり〔人〕is〔形容詞〕の書き換えが可能な場合。 (2) no other は not any other と置き換えることができ、比較を含意する。同等比較で用いられ、比較の対象に any(どの)other(他の)ONE(もの、つまり一個ずつもってくる)であっても not 同等という流れで最上級をあらわす。つまり no [複数名詞] , other [複数名詞] はよくても no other は[単数名詞]でなくてはならないわけはもともとこの語が比較を含むため。 (3) that は that に過ぎない。先行する名詞に対し「これから説明をはじめますよ」という目印であるだけ。同格の接続詞か 関係代名詞かというのはnonsense.このままでは village に対する説明になっていないのでネイティブなら最後に in をつけるのが普通。 しかし話をここまで引っ張るために最初の解答ではあえて where としておいた。
ついでにlook は「視線を向ける、動かす、発する」という意味だから He look old. という文では He が「見られる視線」(おかしな日本語だが) を発して old になっている。ということを示す。オーラみたいなもんを発しているというイメージ。 基本動詞などが持つこうしたもともとのイメージをコアイメージという。が受験生は覚える必要は無い。 場合に応じて記憶の補助に使う程度でよいと思う。
A: As time went by, different types of BIWA were developed.
[素訳] As time went by につれて(from when to when ?)、different types of BIWA(what is BIWA ?) が were developed された。
[解析] As time went by, ⇒ 副詞句。As time goes by で「時がたつにつれて」というコロケーション(決り文句)だと思った方が早い。 different types of BIWA ⇒ S were developed ⇒ V
[注目点] ・As time went by したのはいつからいつまでなのか。特に語られないかもしれない。 ・BIWA とはなんなのか。日本のビワなのか。それとも単に同じ名前の別物か。日本のビワだとしても植物の枇杷か楽器の琵琶なのかわからないから前に説明があるはず。 ・different types of BIWA が were developed されたとあるのでそれ以前は different types は無かったようだ。
B: This resulted in the various sizes and styles that can be seen today.
[素訳] This(what is This ?) は resulted in した。the various sizes and styles(of what ?) に。そして that can be seen todayする。
[解析] This ⇒ S resulted in ⇒ V。S が O の原因であること、あるいは O が S の結果であることを示す。(後述) the various sizes and styles ⇒ O。この the はいわゆる『予告の the 』 that can be seen today ⇒ O 全体を修飾する関係詞節。「今日目にするような」
cause と result は意味はほぼ同じだが、 ・cause は何か悪いことが起きるという含意がある。>>100 で「この場合 cause のほうがやや自然」としたのはそのため。reault は単に因果関係を述べるだけ。 ・cause と result の名詞からわかるように、cause は〔原因〕に重点があり、result は〔結果〕に重点がある。ただしどっちかといえばという程度でそれほど絶対的ではない。
[注目点] ・This の指示内容。(>>30) the various sizes and styles の原因である。また、それゆえ This の頃には「今日目にするような」the various sizes and styles は無いことになる。 ・the various sizes and styles が何の種類を指しているのか。省略されるくらいだから、散々でていることで、しかも前文で言及されるはず。the various sizes and styles に近い表現があるかもしれない。
ここでいったんまとめると[注目点]から B:the various sizes and styles と A:different types of BIWA がかなり似通った表現でしかも of BIWA という言及がある。 したがって A → B。 だとすると時間の流れが過去から現在の方向であることがわかるから C 先頭。よって C → A → B。 挿入部前文を分析して確認する。
B: In the past, buttons were quite expensive and only very rich people could afford them.
[素訳] In the past, buttons は were quite expensive だったので and only very rich people だけが could afford them できた。
[解析] 基本的だから割愛。最後の them は buttons。
[注目点] ・In the past, ではじまっているので前文は現在or未来である可能性が高い。
C: In fact, there is a reason why women's buttons are on that side.
[素訳] In fact, there に is なんだ。a reason が。why women's buttons are on that side(which side ?) ってことの。
[解析] 基本的だから割愛。
[注目点] ・In fact, でつなげて、「それには理由がある」とかいってるから前文では women's buttons are on that side ということはおかしいのではないかという論調か。 ・that side の指示。
まとめると A: such wealthy families が B: very rich people を受けていると見て B → A が濃厚。 すると C → B → A or B → A → C であるが、B:[注目点] および C:that side の指示 という観点から C → B → A。
挿入部前文 Why, then, do women's clothes have buttons on the left, even though most women are also right-handed? Is this a kind of discrimination?
A: such wealthy families の言及なし。× B: 問題ない。○ C: on the left → on that side としてよい。○
挿入部後文 Therefore, to make it easier for the servants, buttons were put on the left.
A: servants についての記述の流れが自然。○ B: only very rich people could afford them(buttons) だから buttons were put on the left というのは論理の飛躍。× C: there is a reason といっておいて Therefore, で締めては何も理由が語られないことになる。×
正解: C → B → A。選択肢6
解説は以上だが時間的にそろそろ差し迫ってきて、自分で論理的に読むということを実践してもらいたいので問題を出す。 問題。 B:them を A:servants ととって C → A → B としてもいいではないか、Bは後文に直接繋がっているのではなく挿入的にAを補足説明しているのだ、という反論にどう答える?
その解説間違い。 (2) From 〜 until someone bid $125, と時間を限定しているのでそのあと競り負けたことは関係ない。 問題なのは From the start of the bidding until 〜 の部分で、本文には
Finally, the time came to bid on the quilt. She had her purse tightly and listend. The first bid was $50. She was shocked. It was so high! (中略) It was now or never. Taking a deep breath, Sally yelled out "$100!"
とあり、 She had her purse tightly (彼女は財布を固く握り締めた) She was shocked. It was so high! (ショックだった。高すぎる!) It was now or never. (やるなら今しかなかった) Taking a deep breath, (深く息をつくと)
という表現があることから Sally が bidding に逡巡していることがわかる。 bidding には駆け引きが大事で call のタイミングが難しいのだがそんなことを知らなくても She was shocked. It was so high! の部分から at the start of bidding では Sally was unsure whether she would win the bidding. と読み取れる。
こう解説すればわかったもらえるだろうか。しかしこれは結果論。 大事なのはなぜここに目が行くのかということである。つまりなぜ俺はここを根拠にしたのか、ということだ。 それは From the start of the bidding until someone bid $125, の読み方にある。 from〔時間〕ときたら until when? と問いかけながら読んでいるから時間的な区切りを間違うことが少ない。 逆に until 〜 のときも from when? と問いかけるわけだ。 この部分を読み落として「ちゃんと読んでいなかった。ちゃんと読みさえすれば簡単なのに」というのは 偉そうですまないが「ちゃんちゃら可笑しい」 こうした読み方については>>49,58で触れている。 簡単に言うと「ツッコミ読み」をするということだ。対話法に関してもっときちんとやるべきかな?
>>238 いいぞ。C→A に関してはそうだね。 such の受けている語がないことになる。such を単独で用いて very という意味になることもあるのだが、C→A と C→B では such の照応がある C→B の方が文法的な結合が 強く望ましい。 しかしそこを such = very だとしても C→A→B では駄目な根拠を考えて欲しい。
>>240 そこは解説し忘れていたとこ。these agents は指示内容からすれば Interpol agents だが like the image created in films and TV movies である agents。また ignore its laws は travel freely from country to country を指す。どんな国でも入国審査受けるでしょ?
挿入部(2)後文 They also fear that cloning might lead to attempts to create "superior" humans.
31:They are afraid that が They also fear that と同系表現で also にも沿う。 cloning will lead to the production of human beings for body parts と cloning might lead to attempts to create "superior" humans の照応もある。○
挿入部(5)前文 They also argue that it is already practically impossible to stop a patient from receiving medical treatment that in some way depends on cloning and related techniques.
[解答分析] 32:主節と同様の内容とは言いがたいが、already practically impossible to stop が Even if one country bans cloning, に通じる。○
挿入部(5)後文かつ挿入部(6)前文 The supporters, therefore, maintain that scientists should have the freedom to experiment and that people should have the freedom to seek lifesaving treatments.
全体に出題形式も変わらず、難易度も変わってはいないが、問3Cのみ難化。これは予想通りかな。リスニングは非常に易。t,d の鼻隠声がなく、米東海岸の英語だがこれほどきれいな発音をする人はまれ。来年はブリティッシュになるかも。 問3Cは 30:also 31:the same, pet 32:simply put が根拠となる。難化は挿入文と挿入の順序が完全にひっくり返ったため。
>語順はなるべく原文のままにして、自動翻訳のようにした。 >たとえば >No country would be happy to see these agents ignore its laws. >No countryはhappyだろう。see して。these agents が ignore する。its laws を。
>>361,>>362 そこらへんの話はまた後で、とおもったけどやっとこう。 on を「身にまとって」としたのはゲド戦記からって聞いたから、「んじゃ、単に風に乗ってとするよりももっと意味を強くとって、身にまとう、の方が雰囲気出るな」と思ったから。 前後がわからなかったから、というのもあるけど。 で、on が“着用”とか聞いて、「レベル高っ」って思いました。みんなそうなの?そうじゃない人もいるよね? on の原義(コアイメージ)は二人の言う通り、「接触」。でも日本語の接触のイメージよりもうちょっとしっかりした感じ。 「接触」よりも「接着」に近いかな。ぺたっと付いていて、あんまり動かないような感じ。 ここから、「体に貼りついてる→着ている」って意味が派生する。だから、on の意味とか覚えてません。聞かれればなんとなくいえるけど。 ちなみに off は on の反対だから「分離」ってことも理解できるね。on の状態を切り離すってイメージ。
Those who frequently visit tourist resorts must often find this question , with a tentative answer in the negative , fairly forced upon them. これを誰か教えて下さい。 this questionは「この疑問」です。 コンマ以降を主節にどうかけるかがよくわかりません
俺、辞書見ながら30分くらい悩んだし…orz in the negativeは、 He answered my question in the negative. が辞書で『彼は私の質問にノーと答えた』って例文があったよ。これ参考にした。 30分悩んだけど、自分のためになった事項はこれだけ。( ̄A ̄)
絶対に専門領域入ってる、これ以上納得いく文法的説明しろってムリ。これが解決しておまいの受験勉強の何になるんだ?同時か違うかなんて確実に試験に出ねーよ、そんなの悩むんなら単語の一つでも覚えろ。 fairly forced upon them with a tentative answer in the negativeだとwithが動詞forcedにかかることになってしまう。 文末にコンマでwithはたぶん今まで見たことないと思うし、気持ち悪い。
Those who frequently visit tourist resorts must often find this question , with a tentative answer in the negative , fairly forced upon them.
fairly forced upon them. はどこにかかるか? 名詞相当語句を探すと this question 、 a tentative answer、 the negative ここは tentative ためらい、 negative消極的から answerという動詞(まぁ名詞だけど)の発言の仕方に対しての修飾、ためらいがちに否定的に言うと考えられる むしろin the negativeを知ってたわけだが てかコンマで区切ってるし同格とかでもないからthis questionを修飾 force this question upon them fairly これがくどい元文。受動態にして過去分詞の形にする this question was fairly forced upon them →this question fairly forced upon them 君らが好むように言えばuponが接触 自分はimpose on など無理矢理押し付ける感じをイメージしている 入らないので続きに書く
文の骨格は Those find this question ,with an answer , forced upon them. Those find this question forced upon them with an answer なぜにこれじゃないのか? findとwith a answerの間が長過ぎるのでこれではforced あるいは themに対する修飾ととられる。 しかし筆者はfindへの修飾であることを明示したかったので挿入節にしてfindとの距離を近づけた。
Those who frequently visit tourist resorts must often find this question, with a tentative answer in the negative, fairly forced upon them.
本人のレス中に『「旅行をする人々は旅行によって自分の求めた楽しみを見出だすのだろうか?」これがディスクェスションです。』 とあるが、たぶん間違いだろうと思う。かなり意訳しているのか、端折ったのか、とにかく this question には該当しない。 理由は省略。ちょっと今回書くこと多いので。 ここでは勝手に this question の内容は「自分の求めた楽しみを見出だすのだろうか?」に仮定する。
[素訳] Those は、それは次のような人のことなんだが。who frequently に visit する。tourist resorts に。 そういう人は must often に find する。this question を ,おっと言っとくけどそれは with a tentative answer in the negative なんだよ、fairly forced upon them ってことをね。
[解析] Those ⇒ S。those who S V で「S V する人たち」 who frequently visit tourist resorts ⇒ 観光地によく行く人たち must ⇒ 助動詞。ここでは「義務」ではなく話者(筆者)の確信の度合いが高いことを表す。「きっと〜なはずだ」 often ⇒ 頻度が高いことを示す。「しばしば」という訳はやめること。だいたいこんな表現、自分で使わないでしょ?「何度も」のほうがよい。 find ⇒ V this question ⇒ O。内容は仮定の通り。 , with a tentative answer in the negative, ⇒ 挿入句。find に対して修飾する副詞句。 tentative ⇒ ためらいがちの、確信が無いながらの。 in the negative ⇒ 否定的に。answer in the negative 「ノーと答える」「否定する」 fairly forced upon them ⇒ 結構問題の部位。「fairly に forced されている。upon them に」force O on 〜 で「Oを押し付ける」「本人の意思とはかかわらず O する」
あまり悩ますのも良くないので答えを明かすと、この fairly forced upon them は C。 find O C の C である。したがって、主節の骨格は Those は this question が fairly forced upon them していることを find する。 ということになる。
(find that) this question (,with〜,) fairly forced upon them. 『この疑問(どの?)がfairlyにthem(誰?たぶん、Those who〜じゃないか?)の上にforceした(何を?)。』
いっちばん問題なのは何をforceするか。たぶん、これに対して何にも浮かばなかったから自分の中で上みたいなシフトが起こったんだろう。 さて、force A to doでもinto doingでもないforce 〜 upon Aであるからには〜に入るのは名詞となるのだろう。いちよう、他の可能性のために名詞だと断言はしない方がいいかな。
What Epicurus,who never travelled except when he was banished from his counntry,sought in his own garden ,our tourists seek abroad. And do they find their happiness? Those who frequently visit tourist resorts must often find this question ,with a tentative answer in the negative ,fairly forced upon them. For tourists are,in the main,a very gloomy-looking trive.
withは元文がこれで Those who frequently visit tourist resorts must often find this question fairly forced upon them with a tentative answer in the negative . 例えば find this question is fairly forced upon them with a tentative answer in the negative .という文を考えると withはfind の節内またはfindにかかると考えられます。節内と考えた場合 「ためらいの答えとともにこの疑問が〜なのを見つける」で同時点。 find への修飾なら同時点でないこと誤解を避けるために挿入節にして、近づけた のではないかと思うんですが
@ 一橋大学 59.0% A 東京工業大学 55.9% B 京都大学 47.4% C 慶應大学 46.0% D 東京大学 44.6% E 上智大学 39.5% F 早稲田大学 37.3% G 同志社大学 32.9% H 電気通信大学 30.5% I 神戸大学/学習院大学 29.7% K 関西学院大学 28.9% L 大阪大学 28.8% M 九州大学 27.6%
>>537 そこあんまり読んでない。なんか感情的な言葉が飛び交ってるから。 with を用いた付帯状況と言うのは、本来主節の主語とは異なるものの状態を説明する際に使う。 ここでは主節の主語 those who 〜 と answer の主語は同一。したがって細かい定義上は付帯状況ではない。 大体、「答える」って動作であって状況じゃないでしょ。 こんかい皆だまされたのは , with a sigh, のように短ければわかるものが、ちょっと修飾で長くなると わからなくなるという典型。この挿入句に惑わされて、find O C も見えなくなっている。 こうした問題はなれない受験生にとって厄介だが、形容詞・副詞を取っ払って骨格だけ見る、という方法が 今のところは効果があるだろう。
なんともいえないがたぶん誤訳。 find を S V O にとり、fairly upon 以下を this question にかけて、残った挿入句を苦し紛れに 別の節に展開して訳している。 大体みんなが最初に誤解したとり方。 赤本や問題集の解説は結構間違っていることが多い。訳もなんじゃこりゃってのがあるね。
Those who frequently visit tourist resorts must often find this question, with a tentative answer in the negative, fairly forced upon them. を初見で自分なりに妄想するととこうなりました。
, with a〔動作を表す名詞〕, という挿入句が、動作が並行していることをあらわしているのは、何回かでてきていたが、 with が having の意味を持つということから考えると多少理解しやすい。 have a〔動作を表す名詞〕⇒ 〔その動作〕をする (例)have a look ⇒ 見る ただし、やはりこうしたコアイメージというものは、受験生は覚えたり積極的に使う必要は無いと思う。あくまで記憶の補助として 使う程度にするべきだと俺は考えている。 それよりも受験生が学ぶべきなのは語の持つ意味を英文の構造の中で理解し、文法的な解釈をきちんとすることだと思う。 , with 〜, についてだが、これを挿入として動詞のすぐ後に入れることで「〜しながら」という動作の並行があらわされるわけだ。 したがって今回のこの挿入句はこの位置以外には来れない。 質問者が悩んでいた、副詞句として文の最後に置くということは出来ないわけだ。この辺は質問者が言っていたとおり、わざわざ ここに入れる必要があったというわけ。
文というカタマリになった連なったときに、 with a tentative answerのtentativeが、 『英語が母国語なら意識もせずに理解してよ!』って訴えてるのに対して、 『俺、英語の中でどういう語なのかって共通認識があるんだけども、ここで使われてる場合にもし日本語という言語の文法に合わせて訳すのなら"ためらいがちに"って訳してよ!』って訴えてるってことですかね? We make a tentative plan about the urban redevelopment. なら『俺みたいな単語をここで使うんなら、"試みの"(試案)って日本語がいいんじゃない?』みたいに。
この違いによって、一般に ・英語では文の主要成分(SVOC)を前においてイイタイコトをまず示し、ついで修飾(説明)をつなげることができる。 ・日本語では修飾が語の前へ前へと積み重なり、文構造の骨格の中に長い修飾部が入ってしまう。 ということになる。 例をあげよう。あまり良い文ではないが。 [英] Television programmes do sometimes, without any real intention, stimulate people's curiosity to pursue interests and read books which they would not otherwise have known about or understood. [日] テレビの番組は、実際の意図は無くとも、人々がそうでなければそれについて知ったり理解したりしないであろうことや本に興味を持ったり読んだりするための好奇心を刺激することが確かにときどきある。
それならば、なにも1センテンスの英文を1センテンスの日本文に訳す必要などないのだから、分けて訳してしまえばよい。 そのとき、できれば元の英文の語順通りに修飾を後ろの文にすれば語の関係もわかりやすいし、「英文の流れに乗る」 ということもできる。また、関係詞節などは S V の構造をもつのだから訳し分けるのにちょうどいい。 これがブツ切り訳である。
切る場所の目安は S V の構造ということに尽きる。特に関係詞節で複雑になる場合、威力を発揮する。試しに上の例文でやってみよう。 [訳例 1] テレビ番組は、実際には意図しなくても、興味を持ったことをとことんまでやったり本を読んだりするための人々の好奇心を刺激することが確かに時々ある。 その興味や本というのは彼らがそうでなければそれについて知ったり理解したりしないであるだろうもののことだ。
この考えをもたないと特に英訳・英作文で苦労する。 たとえば「誰にでも欠点はあるよ」という文を英作文させると多くの受験生はこれを英語に逐語訳する。つまり Evryone has faults. という文を作ってしまう。文法に弱いと Everyone have faults. などという間違いをする。 ちょっと気の利いた人でも Anyone has his own faults. とするのがせいぜい。ではもっと良い言い方があるのだろうか? 理想の答えは Nobody is perfect! (誰も完璧じゃないさ) これは映画「おあついのがお好き」から引用した。ゆえあって女装している主人公がスケベ親父にせまられてとうとうキレて 「俺は男なんだよ!」と言うと、そんなことお構いなしにスケベ親父が言うセリフ。いかにもユーモアがある。 字幕では「気にしないよ」という訳がついていたかな? 話が大幅にそれたが、日本語と英語は直線で結べるものではないということだ。文の持つ内容が内容が正しく反映されていれば 見た目が異なってもすべて正しい訳なのだ、ということが理解してもらえただろうか。
次の英文を訳せ。 It might say that after billions of years nature, by creating a species equipped with reason and will, turned its fate, which had been decided by the unconscious movements of natural evolution, over to the conscious decisions of just one of its species.
例文 The number of English-speaking people in the world increased by 40 percent over the last 20 years as the language came to be widely used by diplomats, scientists, world traders and the pop culture, Newsweek magazine reported.
[例] The number of English-speaking people in the world / increased by 40 percent / over the last 20 years / as the language came to be widely used / by diplomats, scientists, world traders and the pop culture, / Newsweek magazine reported.
問1 The immigrants / brought (with them) / a determination / to enjoy fuller lives / than those they had left behind. ↓ 移民は broughtしたよ(themと一緒に) 決心を もっと自由に満ちた生活を楽しむための theyが後方に捨て去ってきたthose(=the lives)よりも ↓ 移民は彼らが母国に捨て去ってきた生活よりももっと自由に満ちた生活を送るための決心をして移住先へと来た。
問2 What matters in relation to love / is the faith / in one's own love; / in its ability to produce love in others, / and in its reliability (to produce love in others). ↓ 愛において重要なことは 信じることだ その人自身の愛を まあつまりは 人に愛を捧げるabilityを そして(人に愛を捧げる)reliabilityを ↓ 愛において大切なのは、自分は人に愛を捧げることが出来る、そしてそれは確かなものであるとその人自身の愛を信じることだ。
The immigrants brought with them a determination to enjoy fuller lives than those they had left behind. 移民たちは祖国より良い生活をしようとという決心を胸にやってきた。
What matters in relation to love is the faith in one's own love; in its ability to produce love in others, and in its reliability. 愛において大切な事は、自分自身の愛のきもちを信じる事だ。つまり、人を愛することができるということと、 その気持ち(人を愛する気持ち)はゆるぎないものだということを信じる事だ。
The immigrants brought (with them)【bring A with BのBが旧情報だから先にきたのかな?じゃぁhavingか。themは何だ?あぁ、移民たちか。】 a determination to enjoy (fuller)lives 【何よりfullerに生活を送りたいんだろか。】 /than those【だぁれ?】 they had left behind.
What matters in relation to love /is【=か!】 the faith in one's own love; 【具体的に言い換えんのかな】 in its ability to produce love in others/, and in its reliability(to produce love in others).
まず一つ目のitsについて。;in its ability to produce love in others, ;があるということで、直前の文章のin one's own loveの言い換え、もしくは説明だろうと判断。 ならばitsはこの一節内のいずれかの単語を指す確立が高かろう。候補はoneか、loveか。 oneは、人間だから、これを受けるのにitsは、あんまりつかわない気がする。 ならばこのitsはlove、即ち、誰かがもってる愛情を指すのだろう。 つまり、othersの中に love をproduceする誰かが持ってる愛情の能力、へのfaith 日本語にして、こっちが愛したら、相手も自分を愛してくれる
二つ目のits。, and in its reliability. まずは単語の意味で判断した。reliability。信頼性。ある命題、論理にたいして、真である可能性が非常に高いこと(俺イメージ調べ) ならば、ここでいう論理(つまりitsが指すもの)は何だろうか。 筆者の主張(What matters in relation to love is the faith in one's own love)を補足説明する(∵上記にのべた”;”より)論理 かつ、既に文中に登場している論理(∵”,and”があるので)、を満たす論理である。 従って、このitsが指す論理とは、こっちが愛したら、相手も自分も愛してくれる、ということである。 ところが、文法的にこのitsが上記の内容を指すと、確信が持てなかったので、日本語訳では、ぼかして、 こっちが愛したら、相手も自分を愛してくれる、それは揺ぎ無いことなんだ と記述した。
the immigrants あーいみぐらんつね、移民ね移民。いきなり名詞チックなのがきてくれたから、きっとこれが主語ね。はいはい。じゃー移民がこれから何かをやるわけね。 brought 持ってきたのね。はいはい、移民がもってきた。何をもってきたんだろう。疫病?全財産?恋人からの手紙?わくわく。 with them あー。何もってくるのかわくわくしてたのに、なんだよ。もってくる状況の説明ね。いまんとこ登場人物、重要な出来事、などなど、移民たちぐらいしか出てないから、 ゼムが指すのはきっと移民のことね。移民が自分らと一緒に持ってきた。はいはい。だから何を持ってきたんだよ a determination でたよ。英語ってこういう言い方するよね。決心を持ってきた。うへー。決心をもってきた。ふーん。決心しつつやってきた。決心してからやってきた。 まあ移民たちが決心するタイミングは人それぞれだしね。決心しつつやってきた、ぐらいの理解で良いでしょ。移民たちは、決心しつつやってきた。 to enjoy 楽しむために。楽しむための。に、と、の、が難しい。楽しむために、やってきたのか。楽しむための、決心なのか。 移民たちは、楽しむために、決心しつつやってきた。/移民たちは、楽しもうという決心をしつつ、やってきた。 けっきょく同じことな気がする。まあいいや、次いこ次。楽しむって何を? fuller lives より満ち足りた、人生。を楽しむためにやってきたのね。 移民たちは、よりよい人生を築き、楽しもう、と思ってやってきた。そいでerですからer。比較してます。比較相手がでてくるはず。注意。 than ほら、やっぱりね。さあ、何より満ちたりた人生なのかな those でました比較対象。つまりゾーズよりは満ちた人生。ゾーズが指すものは何かな? they had left behind. behindに theyが leftしたもの。なにそれ。過去に背負ってきたしがらみもろもろな気もするし、単純に、祖国に残してきた人人ともとれる。 まあ、人生を送れるのは、人間なんだから、祖国の人人よりは、幸福になりたい、ってニュアンスでいいのかな。
勘違いワロスwwwwスレ主がトリ推奨だから頻繁に書き込むなら、トリつけた方がわかりやすくていいかも。 its ability to produce love in others itsの指示内容は確かに一瞬迷った。あんまり自信あるわけじゃないけど、自分の考え方。 its ability=to produce love in othersとすると、loveをproduceするabilityがあるのは人間だと思ったわけ。 oneって性別もわからないし、元々の1個って意味からするとitsで受けてもいいと思ったんだ。 正解は確かにlove's abilityかもしれない。つーか、さっきからloveって何回書いてんだ、まったく( ̄A ̄)
What matters in relation to love is the faith in one's own love; in its ability to produce love in others, and in its reliability. What matters in relation to love is the faith in one's own love; in its ability to produce love in others, and in its reliability to produce love in others. 愛において大事なことは自分自身の愛を信じることだ。つまり、他人との間に愛を築くことができ信頼できるものであると信じることだ
What matters in relation to love is the faith in one's own love; in its ability to produce love in others, and in its reliability. in its ability to produce love in others, and in its reliability. 始めのitsとあとのitsは同じ。後ろのitsが何をさすかはandの並列関係から主節内のもの in〜で1つ目は単語、2つ目、3つ目は文を単語に変えた形。2つ目、3つ目が並列で1つ目の言い換え
人の意見が見れると一人よがりになんなくていいですね。 問1 日本語訳には出てないけど、thoseをみんなは"人"に取ってるな。比較対象ABは抽象できるものだから(the) livesで変えない。 ただ、別に決心は祖国でしてくるものみたいにとられちゃうから、自分の訳よりはみんなの訳の方が良さげ。 『移民は祖国に捨て去ってきたのよりも自由に満ちた生活を送る決心を胸に、移住地へとやってきた』 問2 abilityは能力というより動詞的に出来ること。これは変えない。 reliability(→reliable→rely+able)は直訳では信頼性、確実性ねぇ。its reliability to produce love in others うーん、もしかしたら補った省略からして違うかもしれない…。ギブ。
問1 to enjoy 〜: to 不定詞の形容詞用法。determination を修飾。今回は「〜という」と訳をあて、同格に訳す。なぜ「〜のための」としないのか考えておいてほしい。 those 〜:「人々」ではなく lives。普通、人を指す those の場合、those who 〜 とする。those 単独で 「人々」とするのは近接に前述された語を受ける場合のみ。 また、骨格として fuller lives than those であり、those は lives と比較されるものでなければならない。lives と「人々」では比較にならない。 「残してきた人々の」lives より fuller なのだ、とするためには those のあとに enjoyed などの動詞がほしい。
問2 ; は「つまり」 ; のあとの2つの in its の its は one's own love。 others ほかの人。他者。 ability, reliability を「可能性」,「信頼性」と訳すのは×としたい。「〜できること」,「信頼できるということ」という訳に今日のところはしておく。
to produce love in othersは、他人を愛する能力。othersの中にいるときに、愛をうみだすんだから、愛の提供相手はothersかな。 しかも複数だから、特定の他人じゃなくて、きっと自分以外の人全員かも。そんな能力が、自分自身を愛するコトから生じる、って話かな、って思ったんだけど…? 愛に関して大切なことは自分の愛を信じること、つまり、自分の愛が他人の中で愛を生み出すことができて、それはゆるぎないものだって信じること? 長い+何度もすみません。これで、安心して勉強できるわ。スレ主さんがまだ答え言ってませんように。
a determination to enjoy fuller lives than those they have left behind. 主張提案等の動詞(determine)は義務の意味合いを強めるためにthat節内が(should) 原形となりやすい。このthatは後続に完全文をとる同格のthatであるので、名詞+to不定詞となっても同格の性質は残る。
問題文: The immigrants brought with them a determination to enjoy fuller lives than those they had left behind.
>>592 (1) の通り、修飾を取っ払って骨格を考える。 [step 1] The immigrants brought a determination S V O の文型。brought の基本的な意味「もって来る(来た)」が決まった。
[step2] The immigrants brought a determination to enjoy fuller lives than those 昨日の解説(>>625)は眠かっただけあって、肝心のことを忘れていた。というよりも、文章そのものが寝ぼけていて明晰な解説になっていない。 この step によって簡単に those が「人々」ではなく lives であることがわかることを伝えきれていなかった。 than はかなり混同されてはいるが、接続詞と前置詞の用法がある。これは現在でも専門家の意見が分かれるところではあるのだが 大まかに以下のようなことが言える。 主格と比較する場合は than のあとは主格。このとき than は接続詞。繰り返される動詞部分は普通省略される。 目的格との比較なら than のあとは目的格をとる。このとき than は前置詞。
(例) He likes her more than I (do/like her). 主格の比較 he と I → 彼があの娘を好きでいるのと、僕があの娘を好きでいるのとだったら、彼のほうが強くあの娘を好き。 He likes her more than me. 目的格の比較 her と me → 彼は、僕と彼女だったら、彼女のほうが好き。
またこうした理由から He(主格) is better than me(目的格). は本来×。(しかし○とする専門家もいる。受験・TOEFL・TOEIC では一貫して×) 今回の文では一見どちらとも取れる。どちらとも取れる場合、主格の比較であるならきちんと代動詞or動詞を省略せずに書いて 誤解を避けねばならない。したがって今回は目的格の比較ということがわかり、指示内容が lives であることがわかった。
こうして those の意味が決まってくる。ここまで分析せずに訳を当ててしまうと失敗するというのがわかってもらえただろう。 こんな分析をしなくても当たったという人もいるだろうが、明確な根拠なくあっていてもそれは単なる博打のようなもので 常に誤読する危険性を孕んでいることを頭に入れておいてもらいたい。
ただ、もうちょっと出題意図を自分なりに読んだ訳は、 Government of the people, (governed) by the people, (governed) for the people, shall not perish from the earth. 人民によって人民のために運営される人民の政府は世界から消え去ることはなかろう。
従来「人民の、人民による、人民のための政治」と訳されていた。しかし、この訳文をよく読むと 「人民の」というのは何を意味するのか判然としない。実はこれは名詞構文と言って、述語動詞を その名詞形に変える事によって文を名詞化したもので"government"は「統治する事」であり "people" は"govern"の意味上の目的語である。従って"government of the people"は「人民を統治する事」と なる。従ってリンカーンの言葉は「人民を、人民が、人民のために統治する事」となるのである。
Government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth. by 、 forは主格と目的格 ofは…?なので byが主格で確定するのでofを目的格とすれば 人が人を人のために統治すること=人民の政治 これを意訳すればあの有名なのになるのではないかと…
[例] She was afraid that she would wake up the baby. → She was afraid of waking up the baby. She was afraid that I would wake up the baby. → She was afraid of my waking up the baby.
例外はあるが原則として of +〔名詞〕は目的格を表す。そうでない場合は主格を表す。 ではそうでない場合とはなんだろうか。 それはもちろん目的語がない場合である。なんだか、からかっているように受け取られるかもしれないが、目的語がない場合とは 「元の動詞が自動詞の場合」ということだ。 ただし、所有格・普通名詞が派生名詞の前にある場合はそれが優先されて動作主体となり、of 以下は元の群動詞表現などとなる。
ここまできて>>481 の問題を振り返ってみて欲しい。>>498-534 では 「, with a〔動作を表す名詞〕,は動作が並行していることをあらわしている。」 として簡単な例をいくつか挙げて誘導したが、実は見た瞬間に tentative answer(名詞) in the negative ⇒ tentatively answer(動詞) in the negative という動詞表現が頭に浮かび、「これを名詞化して with くっつけて副詞句に仕立て上げてんだな」という思考をたどっていた。 そして元になっているはずのこの動詞表現から「だから訳すとしたら『ためらいながらノーと答えて』ってなるな」と考えていたのだが、 しかしあの時点ではここまで説明していなかったので、段階を踏むべく少しレベルを下げた説明をしておいた。 そして>>567 ではもう少しあとに名詞表現を説明するつもりで、そのための前フリとして 「文の構造の中で語・語句が果たす役割を日本語に反映する」というすこし曖昧な、わかりづらいことを言ったのだ。
いまならもう明晰に理解ができることと思う。名詞→動詞・形容詞→副詞という品詞を置き換えた訳をしたのは こうした英語独特の思考の流れを拾って、日本語に反映させただけなのだ。何ら難しいことではない。 そしてよく言われている「名詞構文の訳のテクニックは、動詞表現、S V の表現にするとうまいorわかりやすい訳になる。」 というのは別にテクニックではなく、英語の本来の思考だというだけのことだ。 このことがわかると、名詞表現に強くなり、急に目の前が開けたような感覚を味わえるはずだと思う。
それでは brought with them はどうだろうか。 bring をロングマン英英で引くと "to take [OBJECT] (something or someone) with [SUBJECT]" となっている。with〔主語〕という意味は すでに含んでいる。それなのにこの文ではわざわざ brought with them と断りを入れている。なぜだろうか。
それはもちろん、強調である。with them ということによって目的語の a determination が強く結び付けられているのが イメージできるだろうか。一体となっている、という表現をしてもいいかもしれない。 そしてそのとき、その対比として他のものは遠ざけられていることもわかるだろうか。 a determination 以外のものは them と 一緒ではない、というイメージが湧くだろうか。
そう、brought with them a determination 〜 は「a determination 以外はほとんど何も持たずに」ということを示しているのだ。 「身一つで、ただ a determination だけを持ってやってきた」ということなのだ。 語彙が豊富な人は、パーティーなどの招待によく使われる "Just bring yourself!" という慣用句を思い浮かべるとよくわかるはずだ。 「身一つでおいで」→「お気軽にお立ち寄りください」「軽装で来てね」という意味だ。 この表現では yourself 以外は持ってこなくていい、という含意が汲み取れる。 だから「いろいろ気を使って手土産なんか持って来なくていいから。」となるのだ。
文構造のネストについて少し話しておきたい。ネストについては>>79で少し触れたが、あまり正しい表現ではない。 英文が S V [名詞]〔関係詞〕S' V' などという構造をとるとき、主節の S V 構造は関係詞節の S V 構造よりも一つ上の構造をしている と見ている。つまり階層構造をなしていると捉え、その階層のレベルをネストと呼んでいる。 PCを使う人はフォルダツリーの階層構造をイメージしてもらえばいい。親フォルダは子のフォルダに対し「ネストが1つ上」 子のフォルダは親フォルダより「ネストが1つ下」という捉えかたである。 断っておくが、これは俺が勝手にこう呼んでいるだけで、英語に一般に使われる用語ではない。
上述の、その語が使われている構造、というのは名詞化された形容詞から見るとネストが一つ上である。 もう少し説明すると名詞表現に使われている形容詞派生名詞はもともとは主語-述語の構造、つまり S V 構造を持つのであるから その語が使われているネストよりも一つ下にあることになる。 ネストについては今後使うことになるかもしれないので、一応説明をしておいた。
形容詞の派生名詞の例を挙げてみる。 [例] He is indifferent to appearance. → his indifference to appearance The seismograph is sensitive. → the sensitivity of the seismograph
今日最後の話題。ゲティスバーグの演説 Government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth. について。
この of については構成要素説と目的格説が有力であることは既に書いた。構成要素説には由来説も含んでおく。 目的格説の根拠は ・やはり名詞表現ととるほうが文法的に自然。特に by,for で主格、目的を示しているのだから S V 構造を持つとしたほうが良いのではないか。 ・by the people, for the people, は挿入の副詞句ではなく of the people に対し等位。つまり3つでセットになっている。 ・構成要素とするのは、主格と意味がかぶる。the people が構成員であるなら the people 以外の主体に運営されるはずがない。 ・もっといえば、構成要素ととるとGovernmentは動詞的内容は持たない名詞となる。つまり動詞的内容すなわち動作であるなら構成要素などもつはずがない。 その単なる名詞に対しては by the people が意味をなさない。 せいぜい「the people のそばの」という意味にしか受け取れない。 などといったところ。 構成要素説の根拠は ・民主主義の理念を表しているのだから、最初に「the people を govern すること」などと言い始めるのはおかしい。S V 構造を持つのならばその語順どおり、主語・目的語・目的の順に発話されるべきだ。 ・by the people, for the people, は挿入ともとれる。そうすると目的格説では「the people を govern することは消滅させてはならない」となり演説として意味不明。 ・by the people, の部分では繰り返しを避けて Government が省略されている。こうすれば問題はない。また政治・政府の主体が人民であるとして全く無理はない。 などか。
なお、由来説は of を 〜に由来する、と見る立場。訳としては「人民から生まれた政治・政府」「人民に根ざした政治・政府」
この演説、特にこの部分が民主主義の理念を謳っているという誤解はこの和訳にあると思う。まぁ of が何であってもいいんだが、 the people を「人民」と訳しているのはこれ以外に見たことがない。俺が勉強不足だけなのだろうが、「人民」が何を指しているか わからない。 本当に the people は「人民」なのだろうか。だいたい、people って the なんかついたか?
この the people は「人民」ではない。「人々」でもないと思う。the がついていることに意味があるのではないかと思っている。 つまり、合衆国大統領と合衆国の大衆にとっての "the people" なのだからそれは当然「アメリカ合衆国国民」ではないか?
>>679 The aim of education is the acquisition of the art of the utilization of knowledge. →Education aims at acquiring the art of utilizing knowledge. 『教育の目指すところは知識の運用法の獲得である。』 the art of〜なんて辞書引かないとわからなかった…orz
こんな、リンカーンの演説を曲解したひどい説明を信じてしまってはいけません。 日本国憲法前文に「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者が これを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである」という 一節があります。 これは明らかに民主主義の理念を謳ったものです。 とくに、「(A)その(=国政の)権威は国民に由来し、(B)その権力は国民の代表者がこれを行使し、(C)その福利は国民がこれ を享受する」という部分が重要です。 これはまさしく、リンカーンの演説「(A)人民の、(B)人民による、(C)人民のための政治」に対応する文言です。 端的に言えば Democracy means (or is) ‘the government of the people’. なのです。 そして、government の同意語は rule ですから、‘the rule of the people’ と言い換えることができます。対極的な例をあげれ ば ‘the rule of the dictator(独裁者の支配=独裁者が支配すること)’ではないのです。 民主主義とは、ずばり、‘the government (or rule) of the people(人民=国民が支配すること=国民主権)’です。これだけでも 十分意味が通じます。 つまり「人民を支配すること」ではなく、「人民が支配すること(システム)」が民主主義なのです。by the people は具体的には選 挙制度のことですし、for the people は当然受益者を示す表現です。 リンカーンは、たった2分間程度だったスピーチを、『人民の、人民による、人民のための政治を滅びさせてはなりません』 という レトリック豊かなしかも実に具体的なイメージのわく言葉で締めくくったのです。 リンカーンの「政治 人民の…」という言葉を聴いて「人民を支配すること」なんて解釈した聴衆がひとりでもいたとはとても考えられ ませんね。
この俺が、日本国憲法前文はもちろん、ダニエル・ウェブスターの1830年の演説 "The people’s government, made for the people, made by the people, and answerable to the people." そしてセオドア・パーカーの1850年の演説 "A democracy, that is a government of all the people, by all the people, for all the people; of course, a government of the principles of eternal justice, the unchanging law of God; for shortness’ sake I will call it the idea of Freedom." を不勉強にも知らないで、でっち上げた解釈で知ったかぶって嘘を書いたとでも思ったか?
以前>>485で日本人が苦手な英語の項目は仮定法・名詞構文・SVOC・関係詞・指示代名詞などを挙げておいたが、 今回は受動態を取り上げる。 受動態の構造は、目的語を主語に取り立てて、be+過去分詞での表現をするというもの。 この受動態は、なぜかわかりにくくなる場合がある。とくにそのまま「〜される」という日本語には置き換えずらいときに そうなる傾向にあるようだ。 こうしたときには必ずもとの能動態に変換する。和訳の場合でも、無理をして「〜される」とせずに、能動態で訳すほうがよい。 [例] Once a habit has been acquired, it has almost compulsive power over us. → Once you have acquired a habit, ... ひとたび習慣が身につけば、それは我々にとってほとんど強制的な力を持つ。
受け身に関しては説明はいらないだろう。 他動詞の自動詞化というのは日本語で言うなら「集める」に対し「集まる」というように動詞の作用を変えるということ。 これは能動態における動作主が隠されることによっておこる。感情の表現などによく用いられる。 [例] She was satisfied with the result. 彼女はその結果に満足した。(満足させられた ×) My father was devoted to his family. 父は家族をとても愛していた。(捧げられた ×)
この自動詞化という考えは、感情の表現が、感情の原因に対し by を用いて表すのではなく、at, with などを用いていることにも現れている。 I was shocked at the sudden news of his death. 私は彼の死を突然知らされて呆然とした。
この文全体では動作主はあくまで I であり、the sudden news は動詞 shock の動作主として捉えられてはおらず、感情の原因として at 以下で 語られている。つまり I〔動作主〕 was shocked〔行動、感情〕 at the sudden news of his death.〔感情の原因〕 という流れになっていると理解できる。
SVOC 関係詞 非常に荒っぽい考えではあるのだが、名詞構文を含め、SVOC、関係詞、接続詞のthat は複文の表現のバリエーションに過ぎない、と見ることができる。 名詞構文が動詞・形容詞を中心にした節構造を名詞化したものであることは既に説明した。 関係詞、接続詞のthat について複文を表現する構造であることは説明する必要は無いだろう。 そして SVOC についてであるが、O = C であるとか、O → C に S → P の主述関係がある、つまりネクサスが成立する、などと 細かく分類されるが結局のところ O → C に文構造が隠されていて、その有り様を主節の V が規定しているということになる。
「いや、O = C ではネクサスとは言えないし、be動詞が省略されていると見るのも都合が良すぎる」というのであれば無理には勧めない。 ただ、前述の通り、be動詞は本来助動詞的であって、その叙述性は be動詞よりもむしろ後ろに接続する形容詞・分詞にあるのだから それを C として扱っているのだと考えたほうが統一的であると思う。ただし肝心の be動詞の助動詞性について多くを述べられないが。
では、これらの複文のバリエーションがなぜ必要なのだろう。 ただ理屈の上から言えば、関係詞あるいは接続詞のthat によって、いくらでも複文構造を継ぎ足していける。 S V〔名詞〕which S' V' that S'' V'' O'' in the scene which 〜 … などというようにだ。しかしこれでは構造がやはり複雑になる。こうした階層構造はたとえて言うなら 「親亀の上に小亀を乗せて、小亀の上に孫亀を…」という形でけして理解をしやすくは無い。 ロシアのお土産の人形、マトリョーシカの方がイメージし易かっただろうか。 この入れ子構造が深くなること、つまりネストが深くなることを回避するために、こうしたバリエーションが必要なのだ。
またこうした流れから、英米の英語教育でも、不必要に深い複雑な複文構造は避けるような指導がされている。 日本人が英作文をする場合にも、一つの指標となるだろう。特に日本人が名詞構文を使うのはやめたほうがいい。 必ず節を用いて S V 構造で平易に述べた文を心がけるべきで、そうしないと文法・語法上のミスが続出する。
→But 'somone' could not rent out ,with the caves, their occupants' notion of time.の強調構文 (2)しかし、洞窟泊まり込んでも、洞窟の元々の持ち主が感じていたような時間の捉え方はお金を払っても借りることなど出来ないだろう。 (1)rent outを使い、借りるものを人の持ち物とした時点で、貸し手が発生する。しかし、貸し手は今はもう存在しないから。 だから条件節は『もし貸し手が今もいたとしても』。
しかし実際に読んでいるときはこんな考え方はしていない。 their original と読み進んだとき、この部分は気にしない。名詞を修飾する語だとわかっているので名詞がでてくるまでこの語句の 本当の意味はまだわからない、と思っているわけだ。 そして occupants を見て occupy が頭に浮かぶと同時に where? と思う。自然にツッコんでしまう。「住んでるって?どこに?」という感覚。 このとき初めて「あ、さっきの their って the caves で場所を指してんのか」となる。頭の中では those who originally occupied the caves のことだな、と納得して notion of time も notion → note から note about what? と考え、それに続く語句 of time から note about time であることがわかり、 名詞化していることを考慮して how they note about time だな、と思っているわけ。
>>735で出て来た (1) I couldn't have done such a thing. (2) I cannot have done such a thing. で (2) の過去形はどう見分けるのか、といことだがいい例文が見つけられない。 原則として、仮定法ならば『ムリヤリ』な部分があるはずで、それはまず時制がどこかおかしいはず。 推測の文の過去形は時制におかしいところがないということになるが、それはまた例題を解く中で解説することにしよう。
>>734 >(1) I couldn't have done such a thing. >(2) I cannot have done such a thing. >の2つの文の区別である。これは仮定法の問題ではなく、単に紛らわしいから勘違いをする、というレベルであるのだが >しかし2つの文が意味するところが大きく異なるのに加え、この混同により読解にも影響があるから困ったものだ
ジーニアスには下のようにありますがなにか。 He cannnot have told a lie.(彼がうそをついたはずがない) (He could not have told...ともいえる)
I can speak English as well as you. この文を読んだとき、無意識に I can speak English well and you can speak it well too. であると思いがちだ。
これは中学で比較を導入されたとき I am tall. と He is tall. の2つの文を比べて I am taller than he. となるのだ、という説明をされるからではないか とおもっているのだが。
しかし実際は、比較表現は比較の尺度として well なり tall を引き合いにしているだけで事実としてそうだというわけではない。 上の文 I can speak English as well as you. では I は you と比べて as well as なだけ英語を話せる。だから you がほとんど英語を話せないのなら I もほとんど英語を話せない。 したがって (1) 僕は君と同じくらい上手く英語を話せる。(基本的に上手く話せる) (2) 僕はせいぜい君と同じくらいしか英語を話せない。(話すのは下手) の2つの意味に取れることになる。たいがいは (1) の意味になるのだが、(2) の意味になることも少なくなく、誤読のもととなる。 また、(2) の意味にとらねばならないときに比較の対象が省略されたりすると、全くわからないなんてことになる。
似たような誤解をしているものに all がある。 That's all I have. という文では「それが私の持つすべてです」と訳して「たくさん持っている」イメージでいる人が多いが、 実はこの文は「それだけしか持ってないんです」という意味に使われることが多い。 All you need is Love. 「愛こそすべて」と訳すと「愛」が他のもろもろに優先される、「愛が勝つ」という感じだが、 本来は「要るのは愛だけさ」と訳すべきな気がする。
この前提がわかってくると比較でつまづくことが少なくなる。 no more 〜 than は「鯨の公式」などで有名らしい。A whale is no more a fish than a horse is. というやつだがコレ、 高校時代に交換留学生で俺の高校に来ていた米人はなぜか「間違い。than じゃなくて as」と言って譲らなかった。 まぁ、間違いじゃなくて今はあんまり言わないってことなんだろうけど。
鯨は馬以下に魚である・鯨が魚であることは馬が魚であること以上ではない・鯨が魚じゃないのは馬が魚じゃないと同じだ 等々 どう訳してもいいだろうけれど、俺は結局、鯨と馬を比較して no more で、その尺度は「魚であること」(魚度) だと考えている。 no more と not more では no more の方が「絶対 more じゃない」という強い否定の気持ちがある。 鯨が魚であることは、馬が魚であることよりもさらに程度が低いんだ、ということ。 要するにこの慣用表現では than 以下に「ありえないこと、馬鹿げていること」が来て、「それよりさらにありえない」という パターンを踏むので 「鯨は魚なんかじゃ絶対無いんだよ。それは馬が魚だっていうよりありえないんだ。」という意味になる。 ここで than 以下に「ありえないこと、馬鹿げていること」が来ることはパターン化しているので省略しても 大体わかるということが起こり、 He is no more an artist. 奴はぜんぜん芸術家なんてもんじゃない。 という表現も生まれる。
いい機会だと思うので、自分でこうした紛らわしい比較表現についてまとめてみると良い。 ・no more ・no more 〜 than ・no more than ・not any more 〜 than ・etc.
そのthanは、現代英語の前置詞likeの意味なんだそうです。 その交換留学生がasだと言ったのもわかりますね。 asは昔はlikeみたいな使いかたをしていましたから。 旧約聖書のThe Song of Songs第1章3節は1611年版King James Versionでは Thy name is as ointment poured forth. ですが、現代英語では Your name is like ointment poured forth. です。 「こんなところにthan?」というのがまずあって、 「likeの意味だろうが、古い英語っぽいからasだろう」と思って そうやって言い張ったんだと思います。私の知り合いのネイティブ(歴史学のPhD)も 「こんな変な文章は見かけないし、学ぶ意味もない」といってました。
すいません、質問してる方も自分で錯乱してたかもしれないです。寝起きに文章書くのはよくないな…orz 納得出来ました。ただ、>>763の説明はちょっとわかりにくかったかな…。 I can no more swim than a stone (can swim). 自分はa stone以下は発言者が信じてないこと・偽の命題・非常識が置かれていて、I can swimもそれにno more(勝る度合いがゼロ)だって教えられましたね。 逆にno less A than BのBは発言者が信じていること・真の命題・常識が置かれ、no less(劣る度合いがゼロ)であると。
形容詞 worth を思い出してもらいたい。 S is worth〔名詞〕, S is worth Ving の形で使われる。 [例] The new method is well worth consideration.
しかし、〜はやってみるだけの価値がある、という用法では It is worth while〔名詞〕, Ving, to V の形となる。このとき worthwhile と一語にするほうがよく見られる。 つまり S is worth. とはしない。
これは、is worth の部分がたとえて言うならシーソーの支点で、主語と worth のあとの語とが釣り合っている、という イメージなのではないか、と考えている。だから S is worth. とするとバランスがわるい。 要するに語の据わりが悪いのだということだろうと思う。だから形式主語を置いて It is worth 〜 としようと思うのだが、これだと It が実際に何かを指示している場合と見分けがつかない。 そこで while を置いて形式主語を明示してやる、こんな流れだと考えている。
倒置にもそういったバランス感覚が働いて語順が決定されているのではないか、と思う。その支点にあたるのは たいていの場合 V であるのだが、語句の長さによってそれが変わる場合もある。