>>1 そのとおり。
創価学会に入信した人達の社会階層は、大都市の下層中産階級あるいは
ルンペンプロレタリアと呼ばれる人たちでした。労働組合など存在しない
小規模工場の工員や、いつ潰れてもおかしくない街の小商店主などです。
革新政党の組織化を受けず、また保守政党の利益誘導にもあずかる事の
できない人々。地縁血縁とも無縁な政治から忘れられた都市の吹き溜まり
のような恵まれない階層です。これはナチスなどファシズムを支持した階層に
近いといえます。
支持階層が近いためナチス、共産党と創価学会には多くの類似点が見られます。
名称ひとつとっても創価学会のイベント部門である民音は共産党系の労音のマネ。
創価学会本部がある創価文化会館は社会党本部のある社会文化会館のマネといった調子です。
よく初期の創価学会が軍隊式の組織であったといわれますが、これも労働組合の組織論の模倣
から始まったようです。下層中産階級が主体となった組織の特徴として、強烈な反共意識、
指導者崇拝、行動の極端性なども挙げられるでしょう。また、良く言えば柔軟、悪く言えば
無節操な機会主義的な行動をとります。全共闘運動が流行するとゲバスタイルの新学同を
旗揚げしてみたり、人権論がもてはやされると「人権の世紀」などと言い出すのも下層階級
が主体となった組織に強い機会主義の表れに思えます。中小企業の未組織労働者の組織化を
課題とし、そのため創価学会と競合関係にあった労働組合は、創価学会を「ファシズム前駆
運動」と規定しています。確かに創価学会には、そのような側面があることは否定できません。