連続ドラマ小説「ニホンちゃん」36クール目

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1 株価【100】 武井君 ◆NSQBzYTb6I @株主 ★
本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません。
前スレ:連続ドラマ小説「ニホンちゃん」35クール目
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1241278529/
<丶`∀´>このスレのまとめページニダ
 目次+ログ http://nihonchanjiten.at.infoseek.co.jp/
 1〜1095話 http://funshei.at.infoseek.co.jp/
 1072話〜  http://nihonchan.himegimi.jp/index.html
<丶`∀´>このスレの起源は速報板ニダ「韓国逆切れ、日本に制裁措置発動!」
http://nihonchanshuppan.web.fc2.com/tanjou.html#R339
<丶`∀´>イラスト倉庫ニダ
http://page.freett.com/nihon_chan/
<丶`∀´>お絵描き掲示板ニダ
http://w3.oekakies.com/p/nihon2/p.cgi
ニホンちゃん非公式サイト サクラノ花ガ咲キマシタ
http://pn-unofficial.hp.infoseek.co.jp/TOP.htm
ニホンちゃん‥‥‥‥本編の主人公。可憐で弱気な美少女。
カンコ君‥‥‥‥‥‥ニホンちゃんになにかとちょっかいを出すが自滅する事多し。強きに従い弱きをいたぶる。
アメリー君‥‥‥‥‥クラスの番長。一番大好きの陽気な暴れん坊。
チューゴ君‥‥‥‥‥クールで不気味な策士。クラスの不良的存在。
タイワンちゃん‥‥‥ニホンちゃんの親友。元気印の拳法娘。チューゴ君に絡まれて困っている。
ロシアノビッチ君‥‥良家の御曹司のはずが、家が破産して今は貧乏暮らし。小学生なのに呑んだくれる日々。
こちらに詳しい人物紹介等があるニダ。
http://members.at.infoseek.co.jp/nihonchanjiten/jinbutsu.html
http://d13.ty.land.to/cgi-bin/nihonchan/pyukiwiki/index.cgi?%bf%cd%ca%aa%be%d2%b2%f0
2マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 13:55:39 ID:OeD8IKSD
◇ろーかるるーる◇
●スレの進行はsage進行でよろしくお願いします。ただし下がりすぎはageもよし。
●2ちゃん専用ブラウザの使用を推奨します。
●連投は控えましょう。即席小説では読者も面白くありません。
●雑談もOK。でもほどほどにね。
●面白かったら感想をつけてあげると、作者達が泣いて喜びます。
●作者個人への批評はやめましょう。
●新参叩きや批評と称して、他の住人を排除しない。
●ニホンちゃんは皆のものです。誰がえらい、というのはありません。
●議論の結論は時間をおきましょう。いきなり、では納得しない人もいます。議論を経ていない、または迅速なスレ立ては認められない場合もあります。
●今あるサイトのリンクの拒否や新規リンクの申請、作品ナンバリング辞退は自己申告です。

ソースのないお話や自信のないお話、作品、スレのリンク、テンプレ議論に関する議論はこちらで。
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」補完・議論用スレ7
http://www.soutokufu.com/cgi-bin/hogehoge/test/read.cgi/hangul/1132577033/
本スレの作品は、ソースをついたものをお願いします。

●ニホンちゃんの利用
・ニホンちゃんの著作権は全て2ちゃんねると掲示板運営者に帰属します。
・ニホンちゃんのキャラクター・世界観・及び作品を利用した2次的創作活動は原則自由です。
 ただし、スレ内での告知・宣伝活動は一切禁止とします。
・投稿されたSS作品などの商業利用は、2ちゃんねると掲示板運営者の了承を得てください。
 尚、著作者への無断使用は厳禁とし、議論スレへ御一報の上、著作者の意向に従って下さい。
・本スレはあらゆる関連書籍・他板のニホンちゃん・同人誌・ファンサイトは一切関知せず、その行動により生じた
 いかなる責任も負わない物とします。

・出版問題の資料サイトです。参考にどうぞ。

ニホンちゃん出版問題過去ログ集
http://nihonchanshuppan.web.fc2.com/
3マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 13:57:57 ID:OeD8IKSD
★重複スレが立った場合の作品の処置
投稿確認
・投稿者は、投稿に関して発生する責任が全て投稿者に帰すことを承諾します。
・投稿者は、話題と無関係な広告の投稿に関して、相応の費用を支払うことを承諾します
・投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権、(著作権法第21条ないし第
28条に規定される権利も含む)その他の権利につき(第三者に対して再許諾する権利を
含みます。)、掲示板運営者に対し、無償で譲渡することを承諾します。ただし、投稿
が別に定める削除ガイドラインに該当する場合、投稿に関する知的財産権その他の権利、
義務は一定期間投稿者に留保されます。
・掲示板運営者は、投稿者に対して日本国内外において無償で非独占的に複製、公衆送信、
頒布及び翻訳する権利を投稿者に許諾します。また、投稿者は掲示板運営者が指定する
第三者に対して、一切の権利(第三者に対して再許諾する権利を含みます)を許諾しな
いことを承諾します。

2ちゃんねるのこのルールに従い、本スレに移管される事となります。重複スレの確認は、
そのテンプレ等が2ちゃんや日本国の法律に準拠しているか否かを基準とします。そうで
ないスレの作品は、本スレに移管される事になります。
4マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 14:11:41 ID:OeD8IKSD
              「地鎮祭」
「さてと。何かあったっけ」
「あるわよ、ニホンちゃん」
タイワンちゃんがニホンちゃんに対して突っ込みを入れます。
「ほら、今回も目出度く新スレが立ったわよね」
「うん。立ててくれた人ありがとうございます」
「どうもありがとうございます」
まずは二人が立ててくれた人に御礼を述べます。そしてそれから。
「このハングル板の古い古い風習でね」
「風習で?」
「スレのこれからの穏やかな進行を願って地鎮祭を行うのよ」
「ふうん、そんな風習があったの」
「そうなのよ。もう随分廃れてしまったみたいだけれど」
こうニホンちゃんにお話します。
「それでね。1000ゲットした人が立てるのが習わしで」
「そうだったんだ。けれど1000いかなくても普通に立ってないかしら」
「だから廃れたから。他には勝手にスレ立てとか問題ないとかも言って」
「それで立てるのね」
「そうなのよ。それじゃあニホンちゃん36クール」
タイワンちゃんがここで言います。
「これからはじまりです!」
「皆仲良くゆっくり楽しんでいってね」
ニホンちゃんもそれに続けて。こうしてニホンちゃん36クール開幕です。
5総督府より転載:2009/12/12(土) 14:13:45 ID:OeD8IKSD
           「淡恋その一」
今日はハプスブルク先生のお家でお茶会です。それで皆着飾って
集まります。
クラスの主だった人達が集まってきています。その中でもとりわ
け目立っているのは。
「えっ、御前まさかと思うけれどYO」
「ロシアノビッチあるか!?」
アメリー君とチューゴ君がそれぞれ驚きの声をあげます。二人は
ごく普通のタキシードを着ているだけです。ですがロシアノビッ
チ君のその格好は。
「どうしたんだい?君達」
「君達?」
「君達って言ったあるな、今」
二人はまずそのことに驚きの声をあげました。
6総督府より転載:2009/12/12(土) 14:25:52 ID:OeD8IKSD
「今の呼び方ってYO」
「御前、何か危ない薬をやってるあるか?」
「嫌だな、何を言ってるんだよ」
けれどロシアノビッチ君はこう言うのです。その態度は全く変わ
りません。タキシードも皆のそれよりもずっと立派です。生地や
仕立てがいいだけでなく糊をかけてアイロンもちゃんとかけてい
ます。それに髪型も奇麗に整えています。
「それにお酒も飲んでませんわね」
「抜いてます?まさか」
「朝ランニングとサウナで抜いてきたんだよ」
見ればいつもの赤ら顔ではありません。顔立ちもまさに貴公子で
す。その顔でエリザベスちゃんとフランソワーズちゃんにも応え
るのです。
7マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 14:34:44 ID:JcK1hhEW
 
8総督府より転載:2009/12/12(土) 14:37:08 ID:OeD8IKSD
「それで髪も整えてね」
「何か本当に」
「普段のロシアノビッチではありませんわね」
「お茶会だよ」
ロシアノビッチ君は爽やかな笑顔でまた言いました。
「だからだけれどね」
「だからでそこまでやるのか」
「何があるのだ、本当に」
今度はゲルマッハ君とアーリアちゃんが首を傾げています。
「一体何が」
「どうなってるのだ」
「さあ皆行こう」
ロシアノビッチ君は驚いている皆に対して言います。
9総督府より転載:2009/12/12(土) 14:43:37 ID:OeD8IKSD
「お茶会にね」
「ええと。ハプスブルク先生のところだったわよね」
「そうだよ、ニホンさん」
ここでまたロシアノビッチ君は爆弾発言をしてきました。
「ハプスブルク先生のところだよ」
「っておい」
「今何て言ったあるか」
またアメリー君とチューゴ君が宇宙人を見たような顔でロシアノ
ビッチ君に対して突っ込みを入れました。
「ニホンちゃんじゃなくてさん!?」
「今さん付けしたあるな」
「そうだよ、アメリー君、チューゴ君」
ロシアノビッチ君はここでまた言うのでした。
10マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 14:51:43 ID:OeD8IKSD
「それがどうしたんだい?」
「この世が終わる」
「ハルマゲドンあるな」
二人は今のロシアノビッチ君の言葉にその顔をさらに真っ青に
させました。
「どうなってんだ、一体」
「ロシアノビッチがお酒を飲んでないだけでも恐ろしいことあ
るのに」
「ええと、ロシアノビッチさ」
マカロニーノ君も戸惑いながら彼に声をかけます。
「何かあったの?っていうかあるの?」
「だからさ、マカロニーノ君」
彼に対しても君付けです。本当に何かがおかしいです。
11マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 14:59:44 ID:OeD8IKSD
「お茶会なんだよ、ハプスブルク先生のところで」
「それはわかってるけれど」
「だからだよ。皆お茶会ではちゃんとした格好をしないとね」
「やっぱりおかしいね」
イン堂君もそこを指摘します。
「何か普段のロシアノビッチ君じゃないよ」
皆も同じ考えです。誰もが怪訝な顔になってそのうえでそれぞ
れ顔を見合わせています。
「変なもの食べたとか」
「宇宙人に洗脳されたとか」
「カルトに染まったとか」
「何なんだろう」
皆相当なことを言い合って今のロシアノビッチ君の変貌の理由
を考えます。
12マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 15:08:49 ID:OeD8IKSD
ところがどう考えてもわかりません。ただその原因がわからず
唖然としているのです。
「とにかくお茶会行こうか」
「そうだよね、それじゃあ」
「皆で」
こうして皆でお茶会に行くことにしました。なお今回も一応は
カナディアン君もいますが彼は今回も誰にも気付いてもらえま
せん。ここまで来ると最早芸です。
「誰かいたけれど」
ニホンちゃんも気付いていません。
「誰だったかしら」
「気のせいだろう」
アーリアちゃんがそのニホンちゃんに告げました。
「それはな」
こう言うのでした。
13マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 15:18:08 ID:OeD8IKSD
「タイワンもカンコもいないしな」
「お呼ばれしてるのは今回は社交ダンス部のメンバーだけだか
らね」
「そうだ。だから行こう」
「うん。じゃあ」
こんな話をしながらハプルブルク先生のお家に向かいます。し
かしその道中においても。
「おかしいよな」
「全くある」
とりわけアメリー君にチューゴ君といった普段からロシアノビ
ッチ君とお世辞にも仲がいいとは思えない人達が中心となって
ひそひそと話しています。一行の先頭にそのロシアノビッチ君
が上機嫌で歩いています。
14マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 15:26:01 ID:OeD8IKSD
「それにしても今日のロシアノビッチは」
「めかしこんでますし」
「まずそれが妙ですわね」
「ええ、全くですわ」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんは顔を顰めさせてと
にかく今の彼について言います。
「特にお酒を抜いてますわ」
「ここまで本気となると一体」
「何かあるにしましても」
「それは何ですのかしら」
二人でもわかりません。首を傾げさせてさえいます。とにかく
訳がわからないのです。そんなことを考えている間に遂に先生
のお家に着きました。
15マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 15:35:18 ID:OeD8IKSD
ハプスブルク先生のお家は見事な左右対称の白い宮殿の様なお
屋敷です。先生はその凹地に代々住んでいます。その旧家のま
さにお嬢様なのです。
それこそフランソワーズちゃんのお家と張り合う位のです。で
すから彼女は先生のお家を見て少しばかり微妙な顔も見せては
いました。
「昔はこのお屋敷を見るのがあまり好きではありませんでした
わ」
「フランソワーズさん、そんなことを言わないで入ろう。とて
も奇麗な屋敷じゃないか」
「フランソワーズさんって・・・・・・」
ここでもいつもと違うロシアノビッチ君に唖然となるフランソ
ワーズちゃんと一同でした。何はともあれ今彼がそのチャイム
を鳴らしたのでした。
16マンセー名無しさん:2009/12/12(土) 15:36:17 ID:OeD8IKSD
長い作品なので何回に分けてこちらで。ロシアとオーストリア
の同盟。
ttp://www.tabiken.com/history/doc/C/C240R100.HTM
ttp://www.pahoo.org/culture/numbers/year/j1740-we.shtm
ttp://rococana.peewee.jp/pompa/7guerre.html
ハプスブルク先生のお家とフランソワーズちゃんのお家の仲の
悪さ。
ttp://www.tabiken.com/history/doc/O/O325C200.HTM
ttp://dramatic-history.com/history/france/france_volois2.htm


総督府からの転載です。
17マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 20:44:00 ID:uIR2Ipmr
『地鎮祭』


「アイデアが浮かばないよぅ〜 ネタおくれよぅ〜」
第36クールの地鎮祭、どうすればいいのかニホンちゃんは悩んでます。

「ネタをくれだと? あのなあニホン、お前ん家のポッポ社長がいるだろ。あの野郎、日の下家とパクスアメリカーナ家の契約を勝手に反故にした事の意味を分かってないぞ。フテンマ宿舎はどうなるんだYO。」

「下っ端など放っておくヨロシ。それより朕のパパが呼びつけた影の社長汚沢の動向でも書いておけ。ニホンが朕の陪臣となる話しアル。」

「ネタが無いんだったら… 私の家が高速エレベーター買った話はどう?(ベトナちゃん)」


「・・・・・う〜ん、う〜ん。」
勝手なことを次々に口走るクラスの皆さんにニホンちゃんはさらに悩んでます。

「ネタだったら最高のネタがあるニダよ。今回は記念すべき第36クールであるニダ。今こそ日帝36年の限りなき賠償を始める絶好の機会じゃないニカ?」

「うるさい黙れ。」


「姉さん、そろそろ新スレを立ててくれた人にお礼を言わなきゃ。僕とタイワンさんとで言っておくよ。」
「え〜、>>1さん有難うございます! それでは混迷と混沌の現実世界の鏡、連続ドラマ小説「ニホンちゃん」36クール目の始まりです。作者の皆さん、いろんなネタでニホンちゃんと私やクラスのみんなをよろしくお願い致します。」

「カッコいいウリの大活躍は何時でも大歓迎ニダよ!」

スレ重複防止ルールに基きもう一つの地鎮祭移管しました。以後の作品もそれに続きます。
18マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 21:11:01 ID:uIR2Ipmr
         「流石に止めさせられました」
「そう、人は言うね」
「いきなり何なのよ」
「あんたのいきなりもカンコと同じ位凄いけれど」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんがいきなり喋りだしたイン堂
君に対して突っ込みを入れます。
「それで何なのよ」
「人が言うって」
「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす」
この言葉を言うのでした。
「よく言われてるよね」
「ああ、それ嘘だから」
「ライオンそういうことしないから」
二人はその言葉に速攻で突っ込みを入れます。またしても。
19マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 21:23:13 ID:uIR2Ipmr
「大体そんなことしたら普通に死ぬから」
「間違ってもそんなことしないから」
「そう、それによってライオンはライオンになるんだ」
二人の話なんて最初から聞いてはいません。実はイン堂君は人の
話を聞かないことにかけてはクラスでもトップクラスです。聞い
もそっから奇想天外な反論で言い負かすことすらあります。そん
な人だったりします。
「だから人間もまたね」
「で、あんた何考えてるのよ」
「スパルタ教育でもするの?」
普通の人はそう考えます。しかしそこはイン堂君です。彼の考え
はまさに奇想天外です。その彼がすることは。
20マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 21:37:37 ID:uIR2Ipmr
「スパルタ教育って!?違うね」
「違うの」
「じゃあ何をするのよ」
「そう、僕のすることはね」
ここで彼が言うことはです。いきなりこんなところに辿り着くの
でありました。
「あれだよ。お祭だよ」
「何でライオンの話からお祭に!?」
「話の展開わからないけれど」
これには二人も首を傾げさせます。何故そんな方向に話がいくの
かさっぱりわかりません。
21マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 21:48:45 ID:uIR2Ipmr
「ええと、お祭!?」
「お祭なの」
「そうだよ。我が家でいつもあるお祭でね」
こう言ってです。二人だけでなくクラスの皆をそのお祭に誘うの
でした。
「皆も来てよ。カレーとか果物とか美味しいものも一杯用意して
あるからね」
「カレーね」
ベトナちゃんがそれを聞いてぽつりと呟きます。
「貴方のお家の定番ね」
「それしかないっていうのは大きな間違いだよ」
一応本人はこう言います。
22マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 21:58:19 ID:uIR2Ipmr
「そう。野菜のカレーもあれば鶏肉のカレーもある。卵のカレー
もあれば羊のカレーもあるんだ。豚肉のカレーもあるし他にもあ
るんだよ」
「だから全部カレーじゃないの」
「あの味だけじゃない。新メニューとか複雑なメニューも全部そ
れじゃない」
またしてもタイワンちゃんとインドネシアちゃんの突込みが炸裂
しますがやはり効果はありません。どうやらイン堂君の突っ込み
スルー能力はカンコ君のそれを遥かに凌ぐもののようです。
「じゃあ皆いいね」
「まあ誘ってくれるんなら」
「喜んで」
こうして皆イン堂君のそのお祭に誘われました。そのお祭とは一
体どんなものでしょうか。
23マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 22:12:52 ID:uIR2Ipmr
場所はカルナタカの間のお庭です。そこはイン堂君のお家の高い
建物が上から見えます。それはお寺でした。
「何かお祭は普通じゃない」
「そうよね」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんはとりあえずイン堂君の作
ったカレーを食べています。他には乳製品やマンゴーとかも食べ
います。それ自体は普通です。
「何かライオンとか言っていた割にはね」
「ライオンもいないしね」
「けれど」
しかしです。ここでベトナちゃんが言うのでした。見るとこのお
祭のホスト役のイン堂君はその建物の窓のところにいます。その
かなり高い場所からです。
24マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 22:24:13 ID:uIR2Ipmr
そしてその手に持っているのはです。
「僕の弟だよ」
「弟さん?そういえばあんたも」
「お家の人多かったわよね」
実は下手をするとチューゴ君のお家より多いんじゃないかという
位イン堂君のお家の人は多いです。実際にチューゴ家を近いうち
に抜いてしまうとさえ言われています。
そんなうじゃうじゃいるイン堂君の弟さんのうちの一人をです。
彼は窓から下にいる皆に対して高々と掲げてみせるのです。
「それじゃあ皆」
その皆に対して声をかけるのでした。
25マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 22:34:33 ID:uIR2Ipmr
「いいかな、準備は」
「いいかなって」
「何をするのよ」
「布を広げて」
そうしてくれというのです。
「?一体何考えてるのかしら」
「また訳のわからないことするつもりみたいだけれど」
タイワンちゃんもインドネシアちゃんも何をするのかよくわかり
ません。けれどとりあえず彼の言うままに用意されていたその布
を左右に大きく広げます。そのうえで上にいるイン堂君に対して
言うのでした。
26マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 22:47:03 ID:uIR2Ipmr
「言われた通りにしたわよ」
「これでいいのね」
「うん、いいよ」
そのイン堂君から返事が来ました。そうしてです。
「えっ、ちょちょっと!!」
「あんた何するのよ!!」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんが思わず叫んでしまいまし
た。何とイン堂君は自分の弟を窓のところから下に思いきり投げ
てきたのです。
「受け取ってね!」
「な、なななななななななななな!!!!」
「受け取らないと大変なことになるじゃない!」
二人だけではありません。これには皆もです。言われたままに布
を広げていましたが大混乱です。
27マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 22:59:09 ID:uIR2Ipmr
「う、受け取らないと!」
「子供が死んじゃうわよ!」
「ネシア、こっちよ!」
「わかったわタイワン!」
二人も大慌てで右に左にあたふた。皆も同じです。赤ちゃんを何
とか受け止めようとします。
それで受け止めたのはニホンちゃんとベトナちゃんの布でした。
ニホンちゃんも顔中に冷や汗をかいています。
「よかった、何とか・・・・・・」
「助かったわね」
ベトナちゃんは何とか冷静ですがそれでもです。皆まだ生きた心
地がしません。
28マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 23:04:41 ID:uIR2Ipmr
「こ、こんなお祭って」
「あるのね」
「イン堂君って本当に」
「物凄いわね」
アジアンガールズもこれには唖然です。ベトナちゃんも感情は顔
に出ていませんが一応凄いとは言います。
そして当人はというと。けろっとしています。
「やあよく受け取ってくれたね。やっぱりニホンちゃんとベトナ
ちゃんはやるね」
「やるじゃないわよ!」
「あんた一体何考えてるのよ!」
その彼にタイワンちゃんとインドネシアちゃんが怒鳴ります。そ
の顔が十倍は大きくなっています。
29マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 23:09:32 ID:uIR2Ipmr
「何処の世界に自分の弟さん窓の上から落とす馬鹿がいるのよ!」
「獅子は我が子にってどころじゃないじゃないの!」
「嫌だなあ、これはこの子の為なんだよ」
イン堂君は二人に怒鳴られてもいつもの調子を変えません。それど
ころかにこにことさえしています。
「こうして受け止めてもらったらね。そのこはずっと健康で長生き
できて一族も繁栄するんだよ」
その為に投げ落とすというのです。そうしたお祭みたいです。
「そういうことだよ。わかったね」
「わかったねって」
「あんた、正気なの?」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんは顔の大きさは元に戻りまし
たがそれでも言います。
30マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 23:12:51 ID:uIR2Ipmr
「こんな危ないお祭があったなんて」
「落としたら終わりよ」
「大丈夫だよ、それは」
しかしまだ言うイン堂君でした。
「皆がしっかりしてくれたらね。絶対に落ちないから」
「・・・・・・こいつの頭の中は時々本当にどうなっているのかわ
からなくなるわ」
「そうね。この思考回路は異次元ね」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんも言う言葉を失ってしまいま
した。そしてそれからもイン堂君は自分の小さな弟さんや妹さんを
投げ落として皆の寿命を縮めるのでした。
31マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 23:16:08 ID:uIR2Ipmr
けれどこのお祭を見てです。そのイン堂家のお家の人が言うのでし
た。
「二度とこうしたことをしないようにね。ぞっとするよ」
「えっ、物凄く御利益があるのに」
「それ以前に赤ちゃんを粗末に扱うのはどうなのかしら」
「ちょっとね」
流石に今回はタイワンちゃんもインドネシアちゃんも彼に言う言葉
がありません。
「若しかしてこいつも赤ちゃんの頃やられたのかしら」
「そうじゃないの?だからこんなことをやってるんじゃないかしら」
とりあえず赤ちゃんを投げ落とすことは禁止されました。それが実
行されるかどうかはまだわかりませんが。イン堂君が聞くかどうか
もです。
32マンセー名無しさん:2009/12/13(日) 23:17:11 ID:uIR2Ipmr
33マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 21:45:52 ID:2jNs9uvM
955 :マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 16:43:38 ID:625kpKyt
「ニホンちゃん、その髪飾りを吾に貸すよろし!」
「へ?……ち、ちょっと、待ってよ!いきなり何を言い出すのよ!」
(む、ちょっと強く言い過ぎたアルな)
「……別に取ったりするわけじゃないアルよ。ちょっと見せてほしいだけアル」

とは言うものの、日ノ本家に古くから伝わる由緒ある宝物ですから、ニホンちゃんは困惑気味です。
とはいえ、物が物だけに、チューゴ君も強く言うのはさすがに遠慮があるようです。

「……駄目アルカ?」
「うん、前もって、言ってくれてれば良かったのに……」
「う〜ん、こればかりは仕方ないアルか……」

そこに、登場したのが最近目が泳いでると評判のポッポおじさん。

「サクラ、いいから貸してあげなさい。ほら、決断は早く、早く!」
「……はぁい(渋々)」
「……謝々アルよ(ほっ、言ってみるもんアルな)」

嬉しそうなチューゴ君とジト目で睨むニホンちゃん。

「ポッポおじさん!何で、こんな事¨だけ¨は、すぐに決めるのよ!」

もしかしたら、ポッポおじさん、とんでもない地雷を踏んだのかもしれませんね。 (了)



スレの流れを読まずに書いてみた。

スレ重複防止ルールに基き移管。
34マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 21:46:42 ID:2jNs9uvM
958 :マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 21:40:55 ID:rlVeXNkF
>>955これかな?

【主張】天皇と中国副主席 禍根残す強引な会見設定
ttp://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091212/imp0912120257001-n1.htm

政治利用、宮内庁に深まる危機感 天皇陛下と中国副主席会見問題
ttp://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091212/imp0912122004004-n1.htm

このネタをここまで凝縮できるとは凄い。感動!

ソースと思われるものも移管。
35マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 22:15:32 ID:fd9sNgMW
>>17
>>33-34

著作権法違反です。
通報しました。
36マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 22:22:26 ID:2jNs9uvM
37マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 22:24:23 ID:fd9sNgMW
>>36

あなたは著作権違反をした本人ですね。
言い訳は警察にするように。
38マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 22:28:56 ID:fd9sNgMW
著作権法違反は立派な犯罪です。
あなたは犯罪者なのでしょうか?

警察に逮捕されたら、親御さんはどれほど悲しむでしょうか。
39マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 22:29:56 ID:2jNs9uvM
>>38
だから言いたい事はこっちでな。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1257856964/l50
40マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 22:34:22 ID:fd9sNgMW
このスレで犯罪が起こった以上、このスレで追求するのが筋と
いうものです。
犯罪の現場なのですから。

即刻運営に申請して、上記の犯罪行為を削除するべきです。
あなたは反省する気がないのですか?
41マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 22:59:42 ID:fd9sNgMW
なぜ黙りこくっているのですか?

言い訳しようのない犯罪を犯してしまったと自覚しているのですか。
42マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 23:09:44 ID:fd9sNgMW
運営に連絡しましたか?
あなたのために忠告をしています。

このままでは犯罪行為の証拠がログにいつまでも残ってしまいます。
不安ではないですか。
私なら夜も眠れません。
43マンセー名無しさん:2009/12/14(月) 23:45:22 ID:fd9sNgMW
75 名前:オレオレ!オレだよ、名無しだよ!![] 投稿日:2009/12/14(月) 23:33:30 0
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1260593353/l50
壮絶な馬鹿が出て騒いでるな。誰だこいつ。


http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1259641153/l50
このスレで罵倒されていますよ。
一刻も早く運営へ連絡しなければなりません。
44マンセー名無しさん:2009/12/18(金) 03:07:30 ID:WjnXs+tg
       「楽しいお祭も」
アメリー君のお家でやっていることで有名なハロウィン
ですが今ではクラスの皆がしています。それでどういっ
たものになっているかといいますと。
「まず僕はやっぱりあれだな。ゾンビになるぞ」
「僕はキョンシーあるな」
「俺は・・・・・・まあ悪魔にしておくか」
コクレン組はとりあえずこんな調子です。何かロシアノ
ビッチ君はいささか苦しい模様です。
「俺の国の妖怪ってな。結構ややこしいんだよ。妖精と
かと一緒になってな」
だからのようです。
45マンセー名無しさん:2009/12/18(金) 03:09:39 ID:WjnXs+tg
そして他の面々は。まずニホンちゃんが。
「わたしは幽霊なのね。何か凄い格好だけれど」
「僕はフランケンか。そしてアーリアは」
「サキュバスは駄目だった。それでこれにした」
彼女はローレライです。他にはブジリー君が半魚人にな
ってエジプト君がミイラ男です。とりわけこうしたお話
にはつきものの人はどうかといいますと。
「私が出ないと話にならないわよね」
ルーマちゃんはそのものずばりドラキュラになっていま
す。お爺さんの格好をそのまましているだけですが。
46マンセー名無しさん:2009/12/18(金) 03:12:48 ID:WjnXs+tg
周りに狼や蝙蝠をはべらせ漆黒のタキシードにマントと
いった格好です。それだけでもう異様な妖気を周囲に放
っています。
そして右手のグラスには何か赤い液体です。誰がどう見
てもこれは。
「・・・・・・御前本当に人間だよな」
「全然そうは見えないあるが」
アメリー君もチューゴ君も彼女にはいささか苦手意識を
持っています。どうも人間とは離れたものを感じている
からです。
しかもそんな話をしているうちにニホンちゃんやアーリ
アちゃんに後ろからそっと近寄って。
47マンセー名無しさん:2009/12/18(金) 03:38:27 ID:WjnXs+tg
「それで、です」
「それでなの」
「そうです。そもそも貴方は本当に生物学的に人間な
のですか?ちょっと失礼」
彼女に十字架を見せてみます。一応何ともありません。
ヨハネ君はそれを見て一応は頷くのでした。
「とりあえずは大丈夫みたいですね」
「当たり前よ。私位の力になれば」
ここで物凄いことを言います。
「これ位は全然何でもないわ」
「えっ!?今何と仰いました!?」
「だから何でもないわよ。気にしないで」
こう言って話をなかったことにします。とりあえずヨ
ハネ君によって今回のハロウィンはこんな風になった
のでした。
48マンセー名無しさん:2009/12/18(金) 03:40:41 ID:WjnXs+tg
49マンセー名無しさん:2009/12/18(金) 03:41:26 ID:WjnXs+tg
以上、総督府から転載。
50マンセー名無しさん:2009/12/19(土) 18:13:11 ID:QAhpV/qW
        「イン堂君のお家が」
お家の人の数が多いといえばやはりチューゴ君です。その
数は最早驚異的です。
「僕の家も数は多いけれどな」
「確か三番目だったあるな」
チューゴ君がアメリー君に対して言います。その口調は何
処か自信が見られます。
「アメリーの家は」
「ああ、そうだよ」
その通りだと答えます。
「パツキンやらクーロイやらハワイおじさんも入れてそれ
で三百人か?」
「うちはそろそろ一五〇〇人ある」
最早家族の数ではありません。
51マンセー名無しさん:2009/12/19(土) 18:14:23 ID:QAhpV/qW
52マンセー名無しさん:2009/12/19(土) 18:15:04 ID:QAhpV/qW
以上、総督府から転載。
53mito:2009/12/26(土) 10:32:17 ID:U/AfiBFe
最近、明るい話題がないので、宇宙ジョークネタではじめて作ってみました。

子供というのは「秘密基地」が大好きです。地球町の子供も例外ではありません。
今日も放課後、「あいえむえふ」となずけて基地を拡張中。
ではちょっとのぞいてみましょうか。
おや、ロシアノビッチくんとゲルマッハくんですね。板をを半々作ることになったみたい。
ロシアノビッチ「おいゲルマッハ。板が足らねーぞ! 接続できねーじゃないか!」
ゲル・アーリア「足らないのはそっちだ。俺たちはきっちり規定の板を作ったぞ」
ロシアノビッチ「あ、ホントだ」
・・・。
こっちはニホンちゃんとアメリーですか。さてさて。
ニホン「ちょっとアメリー君! そっちのケーブル足らないじゃない!」
アメリー「最近はニホンちゃんもはっきり言ってくるのな。で、どうする?」
日「しょうがないなあ。 こんなこともあろうかと、こっちの分を長めに
作っておいたから、こんどは気をつけてよね!」
ニホンちゃんの長めに作った分は、ほぼアメリーくんの足らない分と一致した。
GJ!なんでしょうかね・・。

次の日。
カンコくんがアメリーにかみついてます。
「なんでウリを秘密基地にいれないニダ!」
アメリー「だっておまえ、約束の日まもんねーし、基地にへんなものもちこもうとするし」
ロシアノビッチ「基地のものもってこうとするし。」
アメ・ロシア「みんなと同じことができないならつれてってやらん」 
韓「ウリのせいじゃないニダ! 言いがかりニダ! 日本が悪いニダ!」

元ネタがあるようなのですが、わかりませんでした。日本人の宇宙長期滞在記念ということで。脳内変換して書きましたので不適切ならば削除お願いします。
54マンセー名無しさん:2009/12/26(土) 10:37:32 ID:i0496Cxy
>>53
コピペブログとかで見たんじゃないか?

それの元ネタは海底ケーブル敷設の話っぽいよ
せっかくだからコピペしとく
55マンセー名無しさん:2009/12/26(土) 10:40:00 ID:i0496Cxy
ついでに宇宙ネタのほうもコピペしとく

589 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 10:41:11 ID:drH61kOn
アメリカの火星開発プロジェクトの話聞いてきた。
長期滞在のために現地生産しなきゃならないんだが、面白い話になってる。

米「パンと肉とポテト喰いたい」
日「却下。生産効率悪すぎ。小麦より米、肉より蚕、ジャガイモよりサツマイ
モ。あと排泄物を循環して使うわけだが」
米「やだ。ペストの元じゃん」
日「処理方法の確立してたアジア圏の方が、文化的にタブーじゃないんだが、
それでも排泄物→浸透膜→水を飲むのは嫌だ。だからいったん植物にやる。
植物が排出した水蒸気を集めて飲用とする」
米「まあそれならいいか」
日「あと海草を育てる。塩分含んでる水でも育つからな。海草は食用の他、
他の作物の肥料にもなる」
米「米にサツマイモに海草にって日本食じゃん。日本人って蚕喰うのか?」
日「喰わない。けど喰えるよ。ただし繭を作る直前のは喰えない。体内に糸
の原料たくわえまくってるヤツは食感が悪すぎるから、その直前」
(註:虫はむちゃくちゃ効率のいいタンパク源であることはわかっている。)
米「喰ったのかよ!」
日「心配いらん。エビやカニみたいな味だ。繭の中で蛹になってから喰って
もいい。繭からはもちろん絹を採取して使う」
米「糸つむげないよ。お前らが火星に行く気だろ」
日「いや、最適なのはヒマラヤの高山に代々住んでるヤツだ。体効率が低気
圧に順応してるからな」


56マンセー名無しさん:2009/12/26(土) 10:41:23 ID:i0496Cxy
590 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 10:51:56 ID:drH61kOn
ついでなんで海底ケーブルの話も。半分国民性ジョーク入ってる。

米独が、ケーブルを半々作ることになった。
米「おい独。ケーブルが足らないぞ! 接続できねーじゃないか!」
独「米。足らないのはそっちだ。俺たちはきっちり規定のケーブルを出荷した」
米「あ、ホントだ」

米韓が、ケーブルを半々作ることになった。
米「おい韓。納期が遅れた上ケーブルの品質悪いし長さも足らないぞ!」
韓「だからどうした」
米「契約通りでなけりゃ金は払わん」 
韓「ウリのせいじゃないニダ! 言いがかりニダ! 日本が悪いニダ!」

日「ゴルァ! そっちのケーブル足らないじゃないか!」
米「最近は日もはっきり言ってくるのな。で、どうする?」
日「どうするじゃねーよ! こんなこともあろうかと、こっちの分を長めに
作っておいたが、二度とすんじゃねーぞ!」
日本の長めに作った分は、ほぼアメリカが足らない分と一致した。

ちなみに最後の話は、リアル元ネタがあるそーな


592 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 11:05:00 ID:drH61kOn
あ、和みポイントがわからないだろうから、補足しておく。

これ、アメリカ産のアメリカンジョークなんだ。
57坂田火魯志 ◆oNUONBPjv6 :2009/12/26(土) 11:43:51 ID:kh83VHeR
議論が終わるまで書込み禁止です。

ご協力お願いいたします。
58マンセー名無しさん:2009/12/29(火) 01:19:35 ID:HbX8ilTK
「風邪をひいて」

皆騒然となっています。何故かといいますと。
「えっ、カンコが風邪ひいた!?」
「嘘でしょ!?それ」
「そんな訳ないだろ!」
「馬鹿は風邪ひかないのよ!」

http://www.soutokufu.com/cgi-bin/hogehoge/test/read.cgi/hangul/1132577033/508-518
転載
59マンセー名無しさん:2009/12/30(水) 09:20:15 ID:F+d9lkXI
「鼠獲り」

『鼠獲り手伝って!』
ある日ニホンちゃんはクラスにこんな貼り紙を貼りました。

http://www.soutokufu.com/cgi-bin/hogehoge/test/read.cgi/hangul/1132577033/519-529
転載
601ニホンちゃんスレ住人 ◆r3ziYwnrUrDQ :2009/12/30(水) 10:13:36 ID:EkXP99Vo
ハン板自治総合スレ Part 23
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1257856964/

【自治】「二ホンちゃん」テンプレ等議論【別スレ】
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1261326528/

これからのニホンちゃんについて議論中です。是非議論にご参加を。
61マンセー名無しさん:2009/12/31(木) 23:13:50 ID:xJdIPp/m
「これはまずい」

カンコ君が作ったものは壊れるこ

http://www.soutokufu.com/cgi-bin/hogehoge/test/read.cgi/hangul/1132577033/532-542
621ニホンちゃんスレ住人 ◆r3ziYwnrUrDQ :2010/01/05(火) 21:54:31 ID:l34+MN5Q
ハン板自治総合スレ Part 23
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1257856964/

【自治】「二ホンちゃん」テンプレ等議論【別スレ】
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1261326528/
現在ニホンちゃん統一に関して議論が行われています。住人として議論に参加をお願いします。
なお既に議論の結果決定した事項も幾つかあります。それは議論スレを見て下さい。
ニホンちゃんの今後の為に強力をお願いします。
631ニホンちゃんスレ住人 ◆r3ziYwnrUrDQ :2010/01/09(土) 12:02:02 ID:2e+p7hBN
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1261326528/l50
鶯さん、見ておられましたら少しご意見を伺いたいのですが。
641ニホンちゃんスレ住人 ◆r3ziYwnrUrDQ :2010/01/12(火) 21:56:25 ID:1cgcBC/W
ハン板自治総合スレ Part 23
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1257856964/

【自治】「二ホンちゃん」テンプレ等議論【別スレ】
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1261326528/

こちらでも連絡させてもらいます。議論への参加お待ちしています。
65マンセー名無しさん:2010/01/19(火) 00:01:41 ID:c4Pp7eZj
本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません。
前スレ:連続ドラマ小説「ニホンちゃん」35クール目
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1241278529/
<丶`∀´>このスレのまとめページニダ
 目次+ログ http://nihonchanjiten.at.infoseek.co.jp/
 1〜1095話 http://funshei.at.infoseek.co.jp/
 1072話〜  http://nihonchan.himegimi.jp/index.html
<丶`∀´>このスレの起源は速報板ニダ「韓国逆切れ、日本に制裁措置発動!」
http://nihonchanshuppan.web.fc2.com/tanjou.html#R339
<丶`∀´>イラスト倉庫ニダ
http://page.freett.com/nihon_chan/
<丶`∀´>お絵描き掲示板ニダ
http://w3.oekakies.com/p/nihon2/p.cgi
ニホンちゃん非公式サイト サクラノ花ガ咲キマシタ
http://pn-unofficial.hp.infoseek.co.jp/TOP.htm
66マンセー名無しさん:2010/01/19(火) 00:03:36 ID:c4Pp7eZj
◇主な登場人物◇ (一部抜粋、順不同)
二ホンちゃん‥‥‥‥本編の主人公。可憐で弱気な美少女。
カンコ君‥‥‥‥‥‥二ホンちゃんになにかとちょっかいを出すが自滅する事多し。強きに従い弱きをいたぶる。
アメリー君‥‥‥‥‥クラスの番長。一番大好きの陽気な暴れん坊。
エリザベスちゃん‥‥権謀術数に長けたお嬢様。ちょっと嗜虐的なところがある。
ゲルマッハ君‥‥‥‥金髪碧眼の知性派。マイスター並みの器用な手をもつ。
アーリアちゃん‥‥‥ゲルマッハ君の双子の妹。暗殺者として養成された暗い過去を持つ。二ホンちゃんが大好き。
フランソワーズちゃん‥ワガママいっぱいのクラスの女王様。エリザベスちゃんとの仲は宿敵と書いて友と読む。
マカロニーノ君‥‥‥美女と美食をこよなく愛するプレイボーイ。
ロシアノビッチ君‥‥良家の御曹司のはずが、家が破産して今は貧乏暮らし。小学生なのに呑んだくれる日々。
チューゴ君‥‥‥‥‥クールで不気味な策士。クラスの不良的存在。
タイワンちゃん‥‥‥二ホンちゃんの親友。元気印の拳法娘。チューゴ君に絡まれて困っている。
アサヒちゃん‥‥‥‥二ホンちゃんを困らせることが好きな捏造娘。チューゴ君が好き。
ベトナちゃん‥‥‥‥昔アメリー君とけんかしたときの後遺症なのかどこか影のある少女。
トル子ちゃん‥‥‥‥菓子処『おすまん堂』の看板娘。二ホンちゃんの親友だけど時々・・・・。
フラメンコ先生‥‥‥五年地球組の担任。情熱的指導で子供たちを導く。
ウヨ君‥‥‥‥‥‥‥二ホンちゃんの弟。姉を心配しつつ見守っている。三年地球組。
ラスカちゃん‥‥‥‥アメリー君の義理の妹。幼さを色濃く残す無垢な少女。三年地球組。
ハプスブルク先生……三年地球組の担任。没落した旧家のお嬢様で、保母さんタイプ。

こちらに詳しい人物紹介等があるニダ。
http://members.at.infoseek.co.jp/nihonchanjiten/jinbutsu.html
二ホンちゃんwiki(人物編)
http://nihonchan.jp/cgi-bin/pyukiwiki/index.cgi?%bf%cd%ca%aa%be%d2%b2%f0
67マンセー名無しさん:2010/01/19(火) 00:06:51 ID:c4Pp7eZj
◇ろーかるるーる◇
●スレの進行はsage進行でよろしくお願いします。ただし下がりすぎはageもよし。
●連投は控えましょう。即席小説では読者も面白くありません。
●雑談もOK。でもほどほどにね。
●面白かったら感想をつけてあげると、作者達が泣いて喜びます。
●作者個人への批評はやめましょう。
●新参叩きや批評と称して、他の住人を排除しない。
●二ホンちゃんは皆のものです。誰がえらい、というのはありません。
●議論の結論は時間をおきましょう。いきなり、では納得しない人もいます。議論を経ていない、または迅速なスレ立ては認められない場合もあります。
●今あるサイトのリンクの拒否や新規リンクの申請、作品ナンバリング辞退は自己申告です。
●自分の気に入らない書き込みを無闇に認定する事は止めましょう。論理的かつ理性的な反論を。

★荒し、粘着、気に入らない書き込みや作品、特定個人に対して。
専用ブラウザの使用をお勧めします。ギコナビ、ホットゾヌ等お好きな物をお使い下さい。それで
見えなくなります。自分が気に入らない書き込みが他人もそうだとは決して思わない事です。人と
あなたは違う人格だと認めるのも大人です。スレはあなただけのものではありません。

68マンセー名無しさん:2010/01/19(火) 00:10:29 ID:c4Pp7eZj
●ニホンちゃんの利用
・ニホンちゃんの著作権は全て2ちゃんねると掲示板運営者に帰属します。
・ニホンちゃんのキャラクター・世界観・及び作品を利用した2次的創作活動は原則自由です。
 ただし、スレ内での告知・宣伝活動は一切禁止とします。
・投稿されたSS作品などの商業利用は、2ちゃんねると掲示板運営者の了承を得てください。
 尚、著作者への無断使用は厳禁とし、議論スレへ御一報の上、著作者の意向に従って下さい。
・本スレはあらゆる関連書籍・他板のニホンちゃん・同人誌・ファンサイトは一切関知せず、その行動により生じたいかなる責任も負わない物とします。
・出版問題の資料サイトです。参考にどうぞ。
ニホンちゃん出版問題過去ログ集
http://nihonchanshuppan.web.fc2.com/

★重複スレが立った場合の作品の処置
投稿確認
・投稿者は、投稿に関して発生する責任が全て投稿者に帰すことを承諾します。
・投稿者は、話題と無関係な広告の投稿に関して、相応の費用を支払うことを承諾します
・投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権、(著作権法第21条ないし第
28条に規定される権利も含む)その他の権利につき(第三者に対して再許諾する権利を
含みます。)、掲示板運営者に対し、無償で譲渡することを承諾します。ただし、投稿
が別に定める削除ガイドラインに該当する場合、投稿に関する知的財産権その他の権利、
義務は一定期間投稿者に留保されます。
・掲示板運営者は、投稿者に対して日本国内外において無償で非独占的に複製、公衆送信、
頒布及び翻訳する権利を投稿者に許諾します。また、投稿者は掲示板運営者が指定する
第三者に対して、一切の権利(第三者に対して再許諾する権利を含みます)を許諾しな
いことを承諾します。

2ちゃんねるのこのルールに従い、本スレに移管される事となります。重複スレの確認は、
そのテンプレ等が2ちゃんや日本国の法律に準拠しているか否かを基準とします。そうで
ないスレの作品は、本スレに移管される事になります。
69マンセー名無しさん:2010/01/19(火) 00:13:12 ID:c4Pp7eZj
ニホンちゃんQ&A
Q.ニホンちゃんは何を取り扱っていますか?
A.日韓関係及びその他の様々な時事や文化、風物、習慣、出来事等様々のものを取り扱っています。
Q.作品を書いてみたいですがいいですか?
A.誰でも構いません。是非書いて下さい。
Q.スレにいて具体的に慎むべき事は?
A.一般人に相応しいマナーを守る事です。罵倒や新人いびり、誹謗中傷、そういった行いはやめましょう。
Q.ニホンちゃんの事を詳しくないけれど作品やイラストを書いてもいいでしょうか。
A.初心者大歓迎です。
Q.ニホンちゃんは誰の物ですか?
A.2ちゃんねるハングル板を利用している皆の物です。
Q.ニホンちゃんはハングル板にあるべきスレですか?
A.日韓関係を主に扱っています。ですからいいのです。
Q.重複スレが立ちました。どうしましょう。
A.そのスレが2ちゃんねる、日本国のルールや法律に違反している場合はすぐに正規スレを立て
ます。作品はその正規スレに移動となります。ルール違反のスレは論外です。
Q.ハングル板なのに色々な国を擬人化キャラが出ているけれど?
A.そうしたキャラクターが出る作品においてはできればニホンちゃんのお家の人かカンコ君の
お家の人が絡む様な作品を御願いします。これは作者の方の書き方にお任せします。
Q.何か気に食わない人がスレにいてストレスが溜まります。
A.ここは個人のストレスを発散させる場所ではありません。最悪板で好きなだけ吼えて下さい。
Q.お話のソースとかは?
A.できるだけ付けて下さい。ソースがほしいと言われても貼らないというのは読者の方にも不親切です。
701ニホンちゃんスレ住人 ◆r3ziYwnrUrDQ :2010/01/19(火) 00:15:21 ID:c4Pp7eZj
たった今よりハングル板ニホンちゃんスレは統一され、スレとしての活動が再開された事をここで
述べさせてもらいます。以後作品はここで発表され、重複スレの作品もここに移管されます。
以後の議論はこちらで。

ハン板自治総合スレ Part 23
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1257856964/

【自治】「二ホンちゃん」テンプレ等議論【別スレ】
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1261326528/

議論をお待ちしております。
71総督府スレより転載:2010/01/19(火) 21:51:16 ID:c4Pp7eZj
       「楽しいお祭も」
アメリー君のお家でやっていることで有名なハロウィン
ですが今ではクラスの皆がしています。それでどういっ
たものになっているかといいますと。
「まず僕はやっぱりあれだな。ゾンビになるぞ」
「僕はキョンシーあるな」
「俺は・・・・・・まあ悪魔にしておくか」
コクレン組はとりあえずこんな調子です。何かロシアノ
ビッチ君はいささか苦しい模様です。
「俺の国の妖怪ってな。結構ややこしいんだよ。妖精と
かと一緒になってな」
だからのようです。
72総督府スレより転載:2010/01/19(火) 22:02:17 ID:c4Pp7eZj
そして他の面々は。まずニホンちゃんが。
「わたしは幽霊なのね。何か凄い格好だけれど」
「僕はフランケンか。そしてアーリアは」
「サキュバスは駄目だった。それでこれにした」
彼女はローレライです。他にはブジリー君が半魚人にな
ってエジプト君がミイラ男です。とりわけこうしたお話
にはつきものの人はどうかといいますと。
「私が出ないと話にならないわよね」
ルーマちゃんはそのものずばりドラキュラになっていま
す。お爺さんの格好をそのまましているだけですが。
73総督府スレより転載:2010/01/19(火) 22:12:15 ID:c4Pp7eZj
周りに狼や蝙蝠をはべらせ漆黒のタキシードにマントと
いった格好です。それだけでもう異様な妖気を周囲に放
っています。
そして右手のグラスには何か赤い液体です。誰がどう見
てもこれは。
「・・・・・・御前本当に人間だよな」
「全然そうは見えないあるが」
アメリー君もチューゴ君も彼女にはいささか苦手意識を
持っています。どうも人間とは離れたものを感じている
からです。
しかもそんな話をしているうちにニホンちゃんやアーリ
アちゃんに後ろからそっと近寄って。
74総督府スレより転載:2010/01/19(火) 22:20:08 ID:c4Pp7eZj
それも音もなく近寄ってです。首筋に自分の口元を寄せ
てから囁くのでした。
「お腹空いたわね」
「うっ、ルーマちゃんってやっぱり」
「御前の主食は本当に」
「うふふ、どうかしら」
流石に今の事態にはドン引きの二人に対して微笑んで述
べるのでした。
「その辺りはね」
「異常なまでに怪しいな」
ゲルマッハ君も今回はいつも以上に真剣な顔でルーマち
ゃんを見ています。
75総督府スレより転載:2010/01/19(火) 22:28:55 ID:c4Pp7eZj
「そういえば僕達は御前がいつもその赤いものを飲んで
いるのを見ているが。それは本当のところ何なのだ?ま
さかと思うが」
「何だと思うかしら」
ゲルマッハ君に対しても思わせぶりな微笑を向けながら
その赤いものをくい、と飲んでみせるのでした。それが
またかなり妖しい雰囲気を醸し出しています。
「果たして」
「それはわからないが。だが妖しい」
「妖しいわよね。けれど私はいつもこれを飲まないと思
うようにいかないのよ」
こう皆に言うのでした。
76総督府スレより転載:2010/01/19(火) 22:37:30 ID:c4Pp7eZj
「トリックオアトリート。この日にもね」
「何か御前は俺の家についてた時から妙な雰囲気だった
けれどな」
ロシアノビッチ君もかなり怪訝な顔になっています。
「まあ一応昼でも普通に動けるし大蒜食っても何にもな
らないから人間なんじゃねえのか?」
「ロシアノビッチ君、ああした存在って昼でも普通に出
ていたり大蒜怖がったりするのはごく一部だっていう話
だったんじゃないかしら」
ロシアノビッチ君の今の言葉にはニホンちゃんが突っ込
みを入れました。
77総督府スレより転載:2010/01/19(火) 22:47:53 ID:c4Pp7eZj
「実際のところは」
「そうだったか?じゃあやっぱりこいつは」
皆そんな怪訝なものを感じながらとりあえずはハロウィ
ンを楽しむことにしました。そのどう見てもすこぶる怪
しいルーマちゃんを先頭にして先に進んでいますと。ふ
とその先にヨハネ君が立っていました。
「待って下さい」
「むっ、ヨハネか」
「何の用だ?」
ゲルマッハ君とアーリアちゃんがそのヨハネ君に尋ねま
す。見れば彼は普段よりも神妙な顔をしています。
78総督府スレより転載:2010/01/19(火) 22:57:01 ID:c4Pp7eZj
「僕達はハロウィンを楽しんでいるのだが」
「何かあるのか?」
「そんな格好をしてはいけません」
ヨハネ君は真剣そのものの顔で皆に言ってきました。
「その様な禍々しい格好で街を歩いては」
「禍々しいかしら」
タイワンちゃんは狐の耳と尻尾です。チューゴ君のお家
と同じく彼女のお家でも狐は妖怪としてかなり有名なの
です。変化とも言いますが。
「この格好って」
「可愛いよな」
「そうある」
アメリー君とチューゴ君も彼女の言葉に賛成して頷きま
す。
79総督府スレより転載:2010/01/19(火) 23:03:50 ID:c4Pp7eZj
「ハロウィンってこういうお祭じゃねかYO」
「別におかしなところはないあるぞ」
「恐ろしい。その様なことまで言うとは」
何かヨハネ君だけが恐れている感じです。
「これは何とかしなければなりません」
「何とかって」
「まさか」
「皆さん」
ヨハネ君の後ろにあの一団が現われました。その異形の
黒い覆面の上半身裸の人達です。
「ここは彼等を教化しましょう」
「げっ、まずいなこれは」
「そうよね。別に喧嘩とかするつもりないのに」
ロシアノビッチ君とニホンちゃんが困った顔になります。
80総督府スレより転載:2010/01/19(火) 23:09:31 ID:c4Pp7eZj
「折角ハロウィンを楽しみたいってのによ」
「これじゃあ」
「どうしよう、ニホンちゃん」
タイワンちゃんも困った顔になっています。
「この事態は」
「私はです。その様な禍々しい格好がいけないと言って
いるだけです」
ヨハネ君はこう皆に言うのでした。
「ですから。着替えて下さい」
「えっ、着替えるって!?」
「どんな格好に!?」
「さあ、皆さんやって下さい」
その屈強な男達に声をかけるとです。皆忽ち男女別々に
分けられてそれぞれトランクスやブラとショーツだけに
されてそのうえで。
81総督府スレより転載:2010/01/19(火) 23:15:28 ID:c4Pp7eZj
それぞれのお家の服に着替えさせられました。それも皆
がそれぞれのお家の服とイメージされている服にです。
アメリー君は西部劇でチューゴ君は中華服、タイワンち
ゃんはチャイナドレス、ロシアノビッチ君はあの厚いコ
ートです。そしてゲルマッハ君とアーリアちゃんもお家
の古い衣装でニホンちゃんは着物です。そんな格好にさ
せられるのでした。
「何ていうかこれって」
「ハロウィンじゃないみたいな」
「その格好だったらいいのです」
ヨハネ君がいぶかしんだ顔になっている皆に対して話し
ます。
82総督府スレより転載:2010/01/19(火) 23:17:59 ID:c4Pp7eZj
「この格好ならば存分にです」
「何かハロウィンじゃないみたいな」
「そうだよな、これって」
「どうにも」
「しかもよ」
ここでルーマちゃんが言います。彼女はそのままタキシ
ードとマントです。何故か彼女だけはその格好なのでし
た。
「何で私だけ変わらないのかしら」
「貴女はそれしか思い浮かばないので」
ヨハネ君はこう彼女に答えるのでした。
83総督府スレより転載:2010/01/19(火) 23:20:20 ID:c4Pp7eZj
「それで、です」
「それでなの」
「そうです。そもそも貴方は本当に生物学的に人間な
のですか?ちょっと失礼」
彼女に十字架を見せてみます。一応何ともありません。
ヨハネ君はそれを見て一応は頷くのでした。
「とりあえずは大丈夫みたいですね」
「当たり前よ。私位の力になれば」
ここで物凄いことを言います。
「これ位は全然何でもないわ」
「えっ!?今何と仰いました!?」
「だから何でもないわよ。気にしないで」
こう言って話をなかったことにします。とりあえずヨ
ハネ君によって今回のハロウィンはこんな風になった
のでした。
84総督府スレより転載:2010/01/19(火) 23:24:20 ID:c4Pp7eZj
85総督府スレより転載:2010/01/19(火) 23:26:57 ID:c4Pp7eZj
議論中総督府にあげられていた作品も移管していきます。
86マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 22:31:59 ID:g54yU8Fa
         「凍った上を」
冬です、寒いです。もう地球町全体がどうしようもないまでに
凍ってしまっています。
「冬だ!」
「寒い!」
「雪だ!」
「鎌倉だ!雪合戦だ!あったかい食べ物だ!」
それでも皆冬は冬で楽しくやっています。この辺りはとても子
供らしいです。
それで皆雪の中で楽しく遊んでいます。それは男組がとりわけ
激しいです。
87マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 22:41:04 ID:g54yU8Fa
しかしカンコ君はです。その寒い中で困った顔にもなっていま
す。遊んでいてもです。
「この寒さでは家に帰っても寒くて凍えるニダ」
「こんなの寒いうちに入らねえぞ」
寒いお家といえばこの人、ロシアノビッチ君です。平気な顔を
してカンコ君の隣でいつもの様にウォッカを飲んで真っ赤な顔
をしています。
「暑い位だぜ」
「ロシアノビッチ君はまた特別ニダ」
非常に珍しいカンコ君の突っ込みです。
「これで暑いなんて殆どの人間が思わないニダ」
「それはいいけれどな。とにかくな」
ロシアノビッチ君はここでさらに言います。
88マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 22:49:46 ID:g54yU8Fa
「これはこれで使えるんだけれどな」
「寒いだけニダ」
「水が凍ったらそこでスケートができるぜ」
ロシアノビッチ君はこのことをカンコ君に対して話すのでし
た。
「天然のスケート場だよ。どうだよ、これって」
「あっ、それはいいニダな」
「そうだろ?まあ皆も誘ってみなよ」
「そうニダな。ウリナラで天然のスケートなんて滅多にない
ことニダ。考えてみればこれはこれで面白いニダ」
こう言ってです。カンコ君は皆を呼ぶことにしました。する
と本当に寒かったです。
89マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 22:58:02 ID:g54yU8Fa
「暖房聞かしてねえんだな」
「というよりかストーブも凍ったあるか」
「その通りニダよ」
カンコ君がアメリー君とチューゴ君のいつもの突っ込みに対
して答えます。ソウルの間はもう超絶的な寒さに支配されて
しまっています。
その文句なしの寒さの前に皆唖然となってしまっています。
けれどそれでもカンコ君はその皆に対してスケートシューズ
を差し出してきました。
「とりあえずこれを履くニダよ」
「まあスケートならな」
「好きあるしいいあるよ」
アメリー君もチューゴ君も今回は素直にシューズを履きます。
そのうえで皆スケートをはじめます。
90マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:07:30 ID:g54yU8Fa
皆かなり楽しくスケートをやっています。流石に南のお家の
人達は苦労していますがそれでも楽しくやっています。その
中にはカンコ君もいます。しかも結構上手に滑っています。
「おい、結構上手いじゃねえかよ」
「チョゴリの相手をしているうちに上手になったニダ」
こうロシアノビッチ君に答えます。言うまでもなくロシアノ
ビッチ君はスケートの達人です。
そしてチョゴリちゃんはです。最近スケートの方でも才能を
発揮しているのです。ニホンちゃんを凌ぐ程凄い滑りを見せ
たりもします。
91マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:15:31 ID:g54yU8Fa
軽快に滑りながらです。カンコ君は上機嫌でいます。その彼
に対してまたロシアノビッチ君が言ってきます。彼もカンコ
君の横で見事な滑りを見せています。
「実は俺の家じゃな」
「何ニダ?」
「特大の戦車のラジコンも氷の上に乗せられるぜ」
「それは本当ニダか?」
カンコ君は滑りながらロシアノビッチ君に尋ねます。
「戦車のラジコンがニダか」
「二分の一のでかいのがな。いけるぜ」
笑いながら話すロシアノビッチ君でした。
92マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:20:52 ID:g54yU8Fa
「どうだよ、それはよ」
「凄いニダな。丁度ウリもその二分の一のラジコンを持っ
ているニダよ」
持っているとなると早速やってみたくなるのが人情です。
特にカンコ君はそうです。しかも彼は思い立ったらもうそ
れでやってしまう人です。
そうしてです。スケートシューズのまま凍っているソウル
の間のハン溝を出てです。場所を離れるのでした。
「何処に行くんだYO」
「しかもスケートシューズ履いたままあるぞ」
「そんなことはどうでもいいニダ」
アメリー君とチューゴ君の突っ込みに顔を向けて答えるの
でした。
93マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:27:39 ID:g54yU8Fa
「ちょっと思うことができたニダ」
「思うこと?また馬鹿なことするんだな」
「それが何かまではまだわからないあるが」
皆ここで未来が見えました。いつものお決まりの展開がは
じまったと確信したのです。
それでまずはお部屋を立ち去るカンコ君を見送ります。す
ると彼はすぐに戻って来ました。
しかもラジコンを操縦しながらです。特大の戦車のラジコ
ンを引き連れています。それを持って来て満面の笑顔で言
うのでした。
「さあ、やってやるニダ!」
カンコ君は自信満々で言います。
94マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:33:27 ID:g54yU8Fa
「このラジコンの戦車を氷の上を走らせてやるニダよ。ロ
シアノビッチ君みたいにやってみるニダよ」
「さてと、それじゃあな」
「これでスケートは終わりあるな」
まずアメリー君とチューゴ君が言って皆もそれに続きます。
皆氷の上から立ち去るのでした。
「さて、これからはな」
「凄いものが見られるあるな」
こうしてです。皆氷の上から出てカンコ君の戦車の動きを
見るのでした。彼は戦車のラジコンをそのまま氷の上にや
るのでした。
95マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:37:31 ID:g54yU8Fa
「さあ、今こそ氷の上を突破するニダよ!」
こう笑ってラジコンを動かします。それで戦車はそのまま
氷の上に来ました。ところがです。
戦車のラジコンは相当重いです。普通の戦車のラジコンよ
りもです。しかもカンコ家は流石にロシアノビッチ家より
は寒くなくて氷も薄いです。おまけに皆スケートをしてい
たので氷は傷だらけです。従って。
氷は見事に割れてしまいました。それで戦車のラジコンは
見事にお水の中にです。皆それを見てやっぱりといった顔
で言うのでした。
「やっぱりな、こうなったな」
「予想通りあるな」
アメリー君とチューゴ君が極めて醒めた目で話します。
96マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:46:33 ID:g54yU8Fa
「ラジコンが落ちたな」
「そうなると思っていたある」
「まさかこうなるとは思っていなかったニダ」
カンコ君は必死に溝に落ちた戦車を操縦して自分も溝の中
に入ってそれで引き出そうと努力しながら言います。
「どうしたらいいニダ、とにかくこれは大変なことになっ
たニダよ」
「装甲車のラジコンで引っ張ればいいぜ」
ここでロシアノビッチ君がアドバイスします。
「それでな。何とかしろよ」
「何てことニダ・・・・・・」
何とか装甲車のラジコンで引っ張って戦車のラジコンを引
っ張り出したカンコ君でした。しかし寒い中で溝の中に入
ってしまったのでしもやけになってしまいました。
97マンセー名無しさん:2010/01/20(水) 23:50:32 ID:g54yU8Fa
98総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:12:25 ID:UPDdQ2MR
        「イン堂君のお家が」
お家の人の数が多いといえばやはりチューゴ君です。その
数は最早驚異的です。
「僕の家も数は多いけれどな」
「確か三番目だったあるな」
チューゴ君がアメリー君に対して言います。その口調は何
処か自信が見られます。
「アメリーの家は」
「ああ、そうだよ」
その通りだと答えます。
「パツキンやらクーロイやらハワイおじさんも入れてそれ
で三百人か?」
「うちはそろそろ一五〇〇人ある」
最早家族の数ではありません。
99総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:20:48 ID:UPDdQ2MR
そんな一人一人の個性だけでなく数まで多いチューゴ家と
アメリー家ですがその他にもそうした家があります。そこ
が何処かといいますと。
「イン堂もなあ」
「あそこも凄いあるからな」
そのイン堂家です。彼のお家も物凄い数です。
学校を見てもです。彼のお家の服やターバンの子供達がや
けに多いです。
「ええと、何人いるのかしら」
「わからないね」
そのイン堂君がそのあまりもの数の多さに辟易しているニ
ホンちゃんに対して白い歯をキラリとさせて答えるのでし
た。
100総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:29:49 ID:UPDdQ2MR
「ひょっとしたらチューゴの家より多いかも知れないけれ
どね」
「あのチューゴ君のお家よりもって」
とにかく一日経つとそれでまた増えていたりします。新入
生も彼のお家の子供達がかなり目立ってきています。
「お昼はカレーだよね」
「僕も」
「私も」
必然的に給食はカレーが多くなります。それは地球組にも
そのまま影響しています。
「またカレーかYO」
「昨日もだったあるぞ」
アメリー君とチューゴ君がうんざりとした顔で自分達の目
の前のカレーを見ています。
101総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:35:09 ID:UPDdQ2MR
「イン堂、御前カレー味以外に何かねえのかよ」
「これ以外の味を見たことがないあるが」
「何言ってるんだよ、カレーは完璧な食べ物なんだよ」
けれどイン堂君はこう二人に反論します。
「そう、ありとあらゆるものを料理できるんだ。カレーっ
てとても偉大だよね」
「偉大とかそういうのじゃなくてな」
「他はないあるか?」
「あるよ」
イン堂君はこう答えます。
「ちゃんとね」
「あったんだ、カレー以外にも」
これにはニホンちゃんもびっくりです。まさか他にイン
堂君の料理があったというのですから。
102総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:38:34 ID:UPDdQ2MR
そしてそれが何か尋ねますと。その返事は。
「卵のカレーに鶏肉のカレーに羊のカレーに魚のカレー
に豚肉のカレーに。山羊のカレーだって海老や下位のカ
レーだって何でもあるよ」
「だから全部カレーじゃねえかYO」
「他の味付けは本当にないあるか」
また二人が突っ込みを入れます。かなり呆れた顔になっ
ています。
「その他にはYO」
「出してみるよろし」
「だからカレーは完璧で」
話がループします。こうして何だかんだとやっている間
にイン堂君が勝ってしまうのが最近のパターンになって
しまっています。
103総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:44:03 ID:UPDdQ2MR
そんな日常ですが今学校の生徒の半分位がタイヘイ池に
面している人達です。チューゴ家やアメリー家の人達だ
けでなく日之本家やインドネシア家もかなり多いです。
他にはメヒコ家もそうですしタイヘイ池はその数がかな
リ多いです。
しかしです。グラウンドでそのタイヘイ池の皆で遊んで
いてもです。皆ここで言うのでした。
「何か日増しにイン堂家の場所がでかくなってきてない
かな」
「そうよね。逆にEU町は小さくなって」
とにかくイン堂家のスペースが大きくなってきているの
です。その人の数のせいです。
104総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:49:31 ID:UPDdQ2MR
「今は一三〇〇人位?」
「一四〇〇位じゃないの?」
皆本当にイン堂家の人の数は知りません。その正確な数
はです。
「どう見てもそれより多いみたいだし」
「そうよね」
「実際どの位なのかな」
皆首を傾げる程です。それで見ているとです。
その数がかなり多くてです。タイヘイ池の皆も危惧を
抱いてきています。その中で特に危惧を抱いている人
はといいますと。
105総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:55:53 ID:UPDdQ2MR
「まずいあるな」
チューゴ君です。今は家族の数では勝っていますがそ
れも危うくなってきているというか近いうちに追い抜
かされてしまいかねかいからです。それで困っている
のです。
人の数はやっぱり力です。イン堂家がこのまま町で一
番多くなるとそれだけ彼の家の力がまずくなってしま
うのです。相対的な意味で。
そしてアメリー君もまた。彼はロシアノビッチ君と仲
のいい彼と疎遠なところがあります。それに彼が何だ
かんだで結構仲のいいパキスちゃんはイン堂君とは険
悪そのものの関係です。
106総督府スレより転載:2010/01/21(木) 22:59:40 ID:UPDdQ2MR
「あいつが将来ロシアノビッチの奴と手を結んだらま
ずいか?」
彼もこう危惧しています。
「その時、どうするかだな」
「イン堂君。よくわからないけれど」
ニホンちゃんは彼についてはあまり知らないところが
あります。
「けれどイン堂君のお家の人が一番多くなったりロシ
アノビッチ君と仲良くなったらどうなるのかな。わた
しは仲良くやっていきたいけれど」
何となく今一つはっきりしない関係が三人と彼の間に
あるようです。それがどうなっていくかはまだ誰にも
わかりません。
107総督府スレより転載:2010/01/21(木) 23:01:46 ID:UPDdQ2MR
108マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:18:58 ID:Bnn75/+y
       「それぞれの好みに合わせて」
カンコ君の辞書には様々な言葉がありません。その数多い言葉の
中に懲りるという言葉もありません。それで何度も何度も同じこ
とをしでかします。
それで今回もです。こう家で言っています。
「また皆をウリナラに呼んでウリの料理を御馳走するニダ」
「それでメニューは何ニダ?」
話を聞くチョゴリちゃんがクールにお兄さんに尋ねます。もう完
全に落ち着き払った顔になっています。
「それが大事ニダが」
「それはもう決まっているニダ」
こう堂々と妹に宣言するカンコ君でした。
109マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:23:53 ID:Bnn75/+y
「既にニダ」
「それじゃあそれは何ニダ?」
「あの伝説の鮎丼ニダ」
それだというのである。
「それとトンスルニダ」
「その二つ出した時点で皆から袋叩きニダよ」
チョゴリちゃんはその冷めた目でお兄さんに告げます。
「絶対にそうなるニダ」
「じゃあチゲ鍋かプルコギかサムゲタンニダ」
「いつもと同じニダ。全く何の変わりもないニダ」
チョゴリちゃんはまたお兄さんに突っ込みを入れます。本当に
クールな様子です。
110マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:26:34 ID:Bnn75/+y
「いい加減皆飽きるニダ。それも同じ味付けばかりニダよ」
「じゃあどうするニダ」
「ここはウリに考えがあるニダ」
そうしてここで言うのでした。
「それニダが」
「うん、それはニダ」
こうしてお兄さんに策を授けます。そのうえでカンコ君は皆を
家に呼ぶのでした。その時に。
「さあ皆いいニダな」
「ああ、わかってるよ」
「ちゃんと行くから」
皆少しうんざりとした口調でカンコ君に返します。
111マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:30:39 ID:Bnn75/+y
「いつものことだしな」
「欠席はしないから安心しなさい」
「ただしニホン」
ここでニホンちゃんに声をかけてきます。彼女が何かを言う前
に言ってきたのです。
「御前は呼ばないニダ」
「そうなの」
「しかしニダ」
ここからがいつもの流れです。
「来たいニダな。どうしても来たいニダな」
「わたしは」
「わかったニダ、仕方ないニダ」
ニホンちゃんの言葉を勝手に解釈して言います。
112マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:36:46 ID:Bnn75/+y
「それでは連れて行ってやるニダ。甚だ残念ニダ」
「やれやれ、何があってもニホンちゃんだけはいつも呼ぶっ
ていうのに」
「ばれてないのは本人だけなんだがな」
皆そんな彼を見て言いますが何はともあれ皆をお家に呼ぶカ
ンコ君でした。そのうえで、です。
カンコ君のお家に来るとまずはです。ビビンバが出されたの
でした。
「あれ、いつもここでキムチなのに」
「ビビンバなの」
「おっ、こりゃいいな」
アメリー君がそのビビンバを見て笑顔になります。そのうえ
で早速食べはじめます。
113マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:42:39 ID:Bnn75/+y
まずはアメリー君が好きな食べ物に飛びついて次に出て来た
のは麺類です。今度はチューゴ君が笑顔になります。
「いいあるな、やっぱり麺類あるよ」
彼はその麺類を受け取って食べはじめます。こうしてまずは
二人が陥落です。
そうして次はです。チョゴリちゃんがにこりと笑ってきてそ
のうえでニホンちゃんにあるものを差し出してきました。そ
れが何かといいますと。
「お粥なの」
「ニホンさん、どうぞニダ」
その笑顔でニホンちゃんに対してお粥を薦めます。そうして
食べろというのでした。
114マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:46:43 ID:Bnn75/+y
ニホンちゃんは微笑んでチョゴリちゃんからそのお粥を受け
取ってです。静かに食べはじめました。
この三人が陥落するとです。皆もそれだけ美味しいのかとそ
れぞれビビンバや麺類、お粥、それに丼を受け取って食べる
のでした。こうしてカンコ君の今回のメニューは大好評なの
でした。
「いやあ、何かカンコにしてはな」
「珍しく辛いものがいきなり出て来て食えじゃなかったしな」
「こういうのもいいわね」
皆笑顔でそれぞれ話をします。勿論食べながらです。
115マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 22:51:49 ID:Bnn75/+y
そうして見事用意したものは全部食べられてです。カンコ君は
満足した顔で後片付けをしています。
その中で、です。一緒に後片付けをしているチョゴリちゃんに
対して尋ねるのでした。
「まさか三人の好みを考えてああしたニダか?」
「勿論ニダよ」
チョゴリちゃんは微笑んでそうだと答えるのでした。
「アメリーさんはよく牛丼を食べるニダな」
「そうニダな、確かに」
「だからそれとよく似たビビンバを用意したニダよ」
それを読んで、です。この辺りは実に頭脳派です。
そしてチョゴリちゃんはさらに言ってきます。
116マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 23:03:28 ID:Bnn75/+y
「チューゴさんはやっぱり麺類ニダから」
「それで麺類もニダな」
「その通りニダ。チューゴさんにはそれニダよ」
そうして最後のニホンちゃんはといいますと。
「お粥が一番だからニダ」
「ウリのいつもの御馳走ばかりではないニダな」
「その通りニダ。この三人が陥落したら他の人達もそれに
続くニダ。だから絞ったニダ」
そこまで考えて計画したチョゴリちゃん、本当に見事です。
そうしてです。最後にこう言います。
「何でも考えてやっていくべきニダ」
「そうだったニダな」
だからだというのです。今回はチョゴリちゃんの会心の大
成功に終わりました。
117マンセー名無しさん:2010/01/22(金) 23:06:43 ID:Bnn75/+y
日米中の味を攻略だとか。
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125320&servcode=300§code=300
118総督府スレより転載:2010/01/23(土) 21:32:22 ID:o4TYr2GZ
        「お父さんの像」
トル子ちゃんがニホンちゃんを大好きなのは昔助けてもらった
からです。そのことを決して忘れてはいません。
「ニホンちゃんの為だったら何だってするから」
こう言ってはばかりません。
「もうね。ニホンちゃんとは大の親友なんだから」
「ふん、よく言うわよ」
それを聞いて面白くないのはニホンちゃんと仲良しのタイワン
ちゃんです。けれどニホンちゃんの取り合いをしていてもそれ
でも何処か微笑ましいものがあります。
そんなトル子ちゃんですがある時ニホンちゃんに対してあるプ
レゼントをしました。それは。
119総督府スレより転載:2010/01/23(土) 21:42:38 ID:o4TYr2GZ
「銅像なのね」
「そうよ」
ニホンちゃんに対して馬に乗った男の人の精悍な小さい銅像を
プレゼントしたのです。その人は。
「トル子ちゃんのお父さんの像よね」
「お父さんがどうしてもっていうから」
だからだというのです。
「私もね。一生賢明作ったのよ」
「えっ、これってまさか」
「そうよ、私が作ったのよ」
何と手作りのプレゼントです。トル子ちゃんはわざわざニホン
ちゃんの為に自分の手で作ったのです。
120総督府スレより転載:2010/01/23(土) 21:52:21 ID:o4TYr2GZ
「それで不細工かも知れないけれど」
「そ、そんなことないよ」
まさかトル子ちゃんがそこまで念入りに作っているとは思わな
かったので。ニホンちゃんもびっくりしています。
「わたしの為にそんな・・・・・・」
「何処かに飾って」
トル子ちゃんはにこりと笑ってニホンちゃんに告げます。
「そうね、場所は」
「場所は?」
「ニイガタの間なんかどうかしら」
そこはどうかというのです。
121総督府スレより転載:2010/01/23(土) 22:04:22 ID:o4TYr2GZ
「そこはどうかしら」
「ニイガタの間っていったら」
「ほら、私の家とニホンちゃんのお家のお付き合いを祝ってそ
れで記念の品物が集められてる場所があるじゃない」
「ええ」
ニホンちゃんのお家にはそういう場所もあるのです。
「そこにどうかなって思って。それでどうかしら」
「そうね、あそこだったらね」
ニホンちゃんも少し考えてからトル子ちゃんのその提案に答え
ました。
「いいわね、確かに」
「じゃあそれで決まりね」
ここまで聞いて笑顔で微笑むトル子ちゃんでした。
122総督府スレより転載:2010/01/23(土) 22:09:55 ID:o4TYr2GZ
「それでいいわね」
「うん、それじゃあ決まりね」
こうしてそのケマルおじさんの銅像を置く場所が決まりました。
タイワンちゃんはそれを聞いてトル子ちゃんに嫉妬を感じてい
ました。
「いいなあ、トル子はああして堂々とニホンちゃんとお家単位
でお付き合いできて」
タイワンちゃんのお家はそれができないのです。そこが中々厄
介なところです。そのお家それぞれの事情があるのです。です
から彼女とニホンちゃんのお付き合いは実際のところかなり難
しいところもあるのです。
123総督府スレより転載:2010/01/23(土) 22:18:58 ID:o4TYr2GZ
「トル子に怨みがあるわけじゃないけれど」
このことはわかっていてもです。どうにも微妙な子供同士の関
係なのです。
何はともあれそんな訳でトル子ちゃんからケマルおじさんの銅
像を受け取ったニホンちゃんでした。それでニイガタの間に置
いたのです。ところがです。
暫く経ってニイガタの間の事情が変わってトル子ちゃんの品物
はそこから移すことになったのです。その中には当然ながらケ
マルおじさんの銅像もありました。
「参ったなあ、この銅像何処に置こうかしら」
ニホンちゃんはこのことにかなり悩みました。
124総督府スレより転載:2010/01/23(土) 22:27:37 ID:o4TYr2GZ
「折角トル子ちゃんから貰ったし大切にしないといけないしけ
れどダンプがお家の前通って揺れた時とかに落ちたりしたら危
ないし。どうしようかしら」
「姉さん、ほったらかしにはできないよ」
ここでウヨ君がニホンちゃんに言ってきました。
「粗末に扱ったらトル子さんも気を悪くするし」
「そうなのよね。本当にどうしようかしら」
「俺にいい考えがあるよ」
ウヨ君がニホンちゃんに対して知恵を授けてくれました。
「この像を置くのに最適の場所があるんだよ」
「最適の?」
ニホンちゃんは弟の言葉を聞いて思わず声をあげました。
125総督府スレより転載:2010/01/23(土) 22:36:14 ID:o4TYr2GZ
「それって何処なの?」
「トル子さんっていったらあそこしかないじゃない」
ウヨ君はにこりと笑ってニホンちゃんに言ってきました。
「もうあそこしかね」
「というとまさか」
「そうだよ、あそこだよ」
ウヨ君はにこりと笑って言いました。あそことは。
ワカヤマの間でした。そこに銅像を移したのです。それを聞いた
トル子ちゃんの反応は。
「有り難う、よくあそこに移してくれたわね」
満面の笑みでニホンちゃんとウヨ君に対して感謝の言葉をかけま
す。トル子ちゃんにとっては最高の結果でした。
126総督府スレより転載:2010/01/23(土) 22:45:47 ID:o4TYr2GZ
「あそこでニホンちゃんのお家の人達に助けてもらったからね。
ワカヤマの間が一番いいわね」
「これは武士が提案してくれたのよ」
ニホンちゃんはワカヤマの間にその銅像を移すことが決まったこ
とについて正直に説明しました。
「それでワカヤマの間にね」
「そうなの、ウヨ君がね」
「そうだったのよ。わたしが困っているところにね」
「今回は弟さんのおかげだったのね」
そのことを聞いてにこりと笑うトル子ちゃんでした。それでもそ
こに移したのはニホンちゃんでしたからやっぱり彼女が大好きな
のでした。
127総督府スレより転載:2010/01/23(土) 22:57:13 ID:o4TYr2GZ
けれどそんな二人を物陰から見ているタイワンちゃんはといいま
すと。どうにも不機嫌な顔をしています。
「あたしもああいう風にニホンちゃんと堂々と仲良くお付き合い
したいんだけれど」
それがどうしてもできないのが辛いところです。それで今とても
歯がゆい思いをしているのです。
「本当になあ、こういう時は本当にトル子が羨ましいは」
「それはいいんですけれど」
ウヨ君がそんなタイワンちゃんを見て言います。
「何かカンコみたいですよ、そうやって物陰から姉さんを見てる
と本当に」
「うう、それはそうだけれど」
それを言われてさらにへこむタイワンちゃんでした。この辺りは
本当に微妙です。
128総督府スレより転載:2010/01/23(土) 23:01:42 ID:o4TYr2GZ
ケマル=アタチュルクの像が和歌山のあの場所に移転されました。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091218-00000640-san-soci
ttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/250465/
129マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 22:42:34 ID:7lAyd950
         「豚も入れろ」
アメリー君は街のあちこちの人の自分のお家のハンバーガーを
売っています。そういう意味では彼のお家の食べ物もポピュラ
ーと言えばポピュラーです。
その彼がハンバーガーを買った人におもちゃを付けることにし
ました。シンガ君に対してはこうすることにしました。
「まずはだ」
最初に彼について考えます。
「あそこにはアラブ丁から来た奴も多いからな。豚とかそうい
うものはパスだな」
彼はアラブ丁の人の多くの人と仲が悪いのでこうしたことを考
えてしまうのです。
130マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 22:48:16 ID:7lAyd950
それからシンガ君について考えます。彼は何といってもチュー
ゴ家の親戚です。それならです。
「そうだな。あそこの十二匹の動物達にするか」
こう言って早速彼のプレゼントを考えて作っていくのでした。
そうしてその十二匹の動物達をハンバーガーを買ってくれたシ
ンガ君にプレゼントしました。
「じゃあこっちも可愛がってくれよな」
「そうしたいけれどね」
ところがです。ここでシンガ君はいささか不機嫌な顔でアメリ
ー君に対して言ってきたのです。
「あのさ」
「ん?どうしたんだYO」
アメリー君も彼のその不機嫌な顔に気付いて尋ねます。
131マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 22:53:22 ID:7lAyd950
「ひょっとしてじゃなくて怒ってるか?」
「そうだよ。十二匹の動物達だけれど」
「いいだろ?デザインとかが気に入らないんだったらそれはま
あそういうことでな」
「違うよ。何で豚のおもちゃがないんだよ」
シンガ君はこのことを言ってきたのです。
「豚が。何でなんだよ」
見ればです。鼠から犬まで十一匹は確かにいます。けれど最後
は小さな天使になっています。そこだけが何故か違っているの
です。
「豚が何でないんだよ」
「ああ、それか」
アメリー君もそのことについてはすぐに答えます。
132マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 23:05:56 ID:7lAyd950
「御前のところあれじゃないか。アラブ丁から来ている奴も多
いだろ?だからな」
「そうした人に配慮したってこと?」
「そうだYO。駄目か?」
「駄目だよ」
一言でした。
「そんなの。ちゃんと豚がないと」
「それじゃあどうしろってんだ?」
「豚もちゃんと入れてくれない?」
そのことを真剣に彼に言うのです。
「豚も揃ってないと完璧じゃないから」
「ああ、わかったYO。それじゃあな」
こうしてアメリー君はシンガ君に謝ってからその豚のおもちゃ
も入れたのでした。
133マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 23:15:57 ID:7lAyd950
これで話は終わりではありませんでした。このやり取りを聞い
ていたニホンちゃんがです。首を傾げさせてぽつりと呟くので
した。
「豚?」
そのことが気になったのです。
「猪じゃなかったっけ。干支の最後にあるのは」
「いや、豚あるぞ」
「そうだけど?」
その彼女にチューゴ君とタイワンちゃんが言ってきました。
「チューゴ家では豚あるぞ」
「うちもだけれど」
二人のお家ではそうだというのです。
134マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 23:23:20 ID:7lAyd950
「猪ではなくて」
「豚なんだけれど」
「あれっ、猪じゃないの」
「そうだけれど」
「ニホンちゃんの家ではどうなんだい?」
お話の中心だった。シンガ君とアメリー君も来てそれで皆
でニホンちゃんに言ってきました。特にアメリー君はこう
言います。
「うちの家にはチューゴ家から来た家族もいるから干支の
ことも知っていたよ。けれどそっちじゃ確かに豚なんだけ
れどな」
「だから猪じゃないの?」
ニホンちゃんはそのことがどうしてもわからないみたいで
す。それでまた言うのでした。
135マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 23:28:38 ID:7lAyd950
「干支の動物は」
「野生の豚あるが」
干支のはじまりであるチューゴ君が言います。
「確かニホンちゃんの家には昔豚はいなかったあるな」
「うちの家昔はお肉食べなかったから」
このことが大きいです。それで昔はニホンちゃんのお家に
はそうした家畜がいなかったのです。ニホンちゃん自身も
そのことを話します。
「それで猪なのかしら」
「そうだと思うわ。まあとにかくね」
「ええ」
タイワンちゃんの言葉に応えます。
136マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 23:32:21 ID:7lAyd950
「猪から豚になったし」
「それはね」
このことは誰でも知っていることです。豚は猪からなった
ものだということはです。そのことはもう皆が知っている
ことです。
となるとです。結果としまして。
「じゃあ結局猪でも豚でも」
「大して違わないYOな」
「そうあるな」
アメリー君とチューゴ君がそれぞれ言います。
「結局のところは」
「その味も似ているあるし」
元は同じだからそれも当然です。
137マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 23:43:25 ID:7lAyd950
そして最後にシンガ君が言います。
「けれどこの話は面白いね」
「確かにね。あたし達は豚で」
「ニホンちゃんは猪」
タイワンちゃんと二人で言います。
「小さな違いだけれど干支でも違いがあるんだね」
「そういうことよね」
「豚さんと猪さん」
そのニホンちゃんも言うのでした。
「干支でもお家によって違うのね」
皆そのことを知ったのでした。一つの些細な騒動から結果と
して面白いことがわかりました。
138マンセー名無しさん:2010/01/24(日) 23:50:16 ID:7lAyd950
シンガ君のお家でのマクドナルドの騒動。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100124-00000847-reu-int
中国の干支。
ttp://koyomi.vis.ne.jp/doc/mlwa/200701030.htm
139マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:12:03 ID:N9Aezx3m
        「ファラオの呪い」
クラスでエジプト君とゲルマッハ君、アーリアちゃんが
言い争っています。かなり珍しい組み合わせです。
「だからあれは僕の家のものなんだよ」
「いや、僕の家の人間が見つけたものだ」
「それは許可を得ていた筈だが」
エジプト君も二人も引く様子がありません。一体何につ
いて話をしていますかというと。
「あの像は僕の家のものじゃないか」
何かの像のお話をしているようです。今のエジプト君の
会話からそれが窺えます。
140マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:18:25 ID:N9Aezx3m
「そうだろ?僕の家から出て来たんだし」
「しかし僕の家の人が見つけた」
「だからあれはだな」
話が堂々巡りになっています。解決の先が見えません。
それで周りもいい加減何をやっているのかといぶかしみ
だしました。それでまずはエジプト君に聞きますと。
「だからさ、僕の家の昔の財宝の一つなんだよ」
「ああ、いつも出て来ている」
「ファラオとかそういうやつよね」
「あんたの昔の家の人達の作った」
それだというのです。エジプト君のお家から出て来てい
るものなのは間違いありません。
141マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:25:07 ID:N9Aezx3m
それでエジプト君は自分の家のものだと主張しているの
です。彼も必死です。
しかしゲルマッハ君とアーリアちゃんもです。二人には
二人の言い分があるのです。
二人が言うにはです。それは。
「僕の家の人が見つけたんだぞ」
「それなら私達の家のものじゃないのか?」
こう主張します。二人にしても二人の言い分があります。
それを言うのでありますが。
話は全くの平行線です。どっちも退かないのでどうしよ
うもありません。
ニホンちゃんもそれを見て何か不吉なものを感じていま
した。
「まさかとは思うけれど。ミイラだし」
どうやら彼女には心当たりがあるようです。けれど今は
自分に直接関係ないお話ですので首は突っ込みませんで
した。
142マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:31:04 ID:N9Aezx3m
それで話は決裂かと思われたその時にです。不意に双方
の間にハイチちゃんが出て来たのです。
「ここはゲルマッハさんとアーリアさっが退かれるべき
です」
「何故だ、それは」
「一体何故なのだ?」
「不吉なものを感じます」
だからだというのです。
「ここはエジプトさんに対して返還すべきです。さもな
いと大変なことになってしまいます」
こんなことを言うのです。彼女が出て来るとです。
143マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:36:27 ID:N9Aezx3m
話が急に怖い方向に向かうのが常です。皆彼女が出て来
たところで不吉な感じを抱きましたがその予感は当たり
ました。彼女は言うのでした。
「ですから一刻も早くです」
「エジプトに返すべきだというのか」
「冗談ではないぞ」
二人はそう言われても受けようとはしません。それを聞
いても二人にしても意地があります。ですから何として
も受けようとしないのです。
「それにこれだけの価値のあるものはだ」
「流石においそれとは」
「確かに価値はあります」
ハイチちゃんもそれは認めます。
144マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:41:33 ID:N9Aezx3m
しかしです。ここで彼女はさらに言うのでした。
「ですがそれ以上にです。このままでは御二人にとって
必ずよからぬ結果になるでしょう」
「悪いがその言葉を引き受けるつもりはない」
「何があってもだ」
二人も今回ばかりは素直に従おうとはしません。ですが
ハイチちゃんはそれをそう言われても穏やかなままです。
安心した微笑みさえ浮かべています。
「明日ですね」
「・・・・・・・・・」
後ろにいる明らかに生きていない執事さんが彼女の言葉
に頷きます。そうしてです。
145マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:49:15 ID:N9Aezx3m
その日の夜。二人が寝ていると何処からか。不気味な声
が聞こえてきたのでした。
「エジプト家から我等を出したのは誰か」
「呪いを受けるべき者達は誰か」
「裁かれるべき者達は誰か」
こう言ってです。そうして出て来たのは誰かといいます
と。ミイラ男でした。
「・・・・・・幾ら何でもこれはないのではないか」
「何故こんなものが出て来たのだ」
ゲルマッハ君もアーリアちゃんもベッドの中で唖然とな
っています。上体を起こしたままで自分達に迫って来る
ミイラ男達を見ています。
146マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:56:28 ID:N9Aezx3m
その彼等を見ながらです。二人も流石にハイチちゃんの
言っていた呪いとは何かを悟りました。そのミイラ男達
を見れば自然とそうなってしまいます。
「これが毎晩だとな」
「流石に諦めるしかないか」
二人もこれで観念したのです。流石にミイラ男が出て来
るようになればどうしようもありません。
そうして次の日にはです。その像を学校に持って来てそ
れでエジプト君に手渡したのでした。
「返すな」
「これでいいな」
うん、これでね」
エジプト君は笑顔でその像を受け取ります。まずはこれ
で話が終わりました。
147マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 23:00:44 ID:N9Aezx3m
しかしです。ここで謎が一つ残っていました。それが何
かといいますと。
「何故君の家から出ると出て来るのだ?」
「あのミイラ男達は」
「それはですが」
ここでまたハイチちゃが出て来ました。そうしてそのう
えで二人だけでなく皆に説明するのでした。
「あのミイラ男達はエジプトさんのお家を守護する為に
いるからなのです。それで外に出されるとああして出て
来るのです」
だからだというのです。エジプト君のお家にはかなり凄
い守護者が存在するようです。
そしてそれを最後まで見ていたニホンちゃんは一人呟き
ました。
「やっぱりこういうことになったのね」
何となくお家の祟り神とかそういうものを思い出しもし
た彼女でした。
148マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 23:03:11 ID:N9Aezx3m
エジプトがドイツにネフェルティティの銅像の返還を要求。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091221-00000526-yom-int
そこにミイラ男の呪いをミックス。


総督府の作品を一部修正して貼りました。
149マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 23:56:55 ID:N9Aezx3m
110 :マンセー名無しさん:2010/01/25(月) 22:40:09 ID:2k8K5GmV
『限界はまだまだ』


「やっぱりキムチは旨いニダ。この辛さが止められない止まらない、ニダ。」

今日も自慢の唐辛子たっぷりのキムチとチゲを美味しそうに食べているカンコ君、しかし彼以上の唐辛子好きが地球小学校にはいます。それがニホンちゃんにそっくりブータンちゃん。

「カンコ君もこれ食べる? 唐辛子好きなんでしょ?」

「遠慮なくいただくニダ。辛くなかったら賠償するニダよ・・・ ってこりゃまた唐辛子のよく効いた料理ニダね〜。」

「家では唐辛子は野菜だからね。それでも抑えてるんだよ。」


そんな唐辛子マニアの2人の話をさっきから聞いていたのはドイッチェラント兄妹です。

「そんなに唐辛子は美味いのか?」
「辛ければ辛いほどうまいニダ。」

「辛ければ辛いほど、か。じゃあ一度うんと辛くして食べてみよう。」
「兄上、まずはこんなものかな。」

自分の限度を超えてしまったゲルマッハ君とアーリアちゃんは救急車で運ばれて行きました。



ttp://www.sltrib.com/news/ci_14246110(英語)
ドイツで通常の20倍の辛さのチリソースを飲んで10代の若者が病院送りになった。

テンプレのルールに従い移管。
150マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 22:39:32 ID:gXZiNP+B
>149
通報しました。
151マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 22:42:53 ID:H1nnhkzx
        「あまりに酷いので」
ポッポおじさんとその周りの人達が日之本家の舵取りをするように
なってからです。もう何もかもが滅茶苦茶です。
「言ったことすぐぶれるし」
「しかも失言多いしな」
ニホンちゃんとウヨ君も困った顔になっています。
「アサヒちゃんやマイちゃんが変に持ち上げたせいでね」
「舵取りするようになったからな」
「全然駄目じゃない」
ニホンちゃんが駄目出しする程です。とにかく今のポッポおじさん
と周りの人達は酷いものなのです。
152マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 22:47:46 ID:H1nnhkzx
ありとあらゆることにつけて悪影響を与えているポッポおじさん達
ですがその中にアメリー君との関係があります。リュー君のお部屋
にいる警備員さんのことで揉め事を作っていてです。それでどうに
もならなくなっているのです。
「結局何もできないのね」
「ただややこしくするだけだね」
ウヨ君は最初からポッポおじさんがわかっていたのでとても冷たい
態度です。とにかく今ニホンちゃんのお家はこのおじさんのせいで
とても困っています。
「あの人には自覚ないし」
「本当にどうかしてるよ」
そのアメリー君とクラスで会うとです。
153マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 22:53:15 ID:H1nnhkzx
お互い困っています。アメリー君にしてもニホンちゃんに問題があ
るのではなくポッポおじさんがどうしようもない人だということが
わかっているからです。それでも困った顔でニホンちゃんに対して
言うのでした。
「うちのパパも怒ってるからさ」
「そうよね、どうにかしたいけれど」
「それで何か対策あるの?」
「オザワさんの爆弾で巻き添えになりそう」
「そう。だったらいいけれど」
それで一応納得はしてくれます。けれど二人の仲はギクシャクと
したものになっています。それで周りも心配になってきています。
154マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 22:58:54 ID:H1nnhkzx
「本当にどうにかなってもらわないと」
「あのおじさんのせいでね」
「勝手に話を大きくして」
「それで決断はしないし」
ポッポおじさんは周りからも不安になってきています。どうなる
ものかと心配なのです。
その最大の関心事は何かというとチューゴ君のことです。彼のそ
の動きを抑えるのにはやはりニホンちゃんとアメリー君が仲良く
していないと困るからです。それでどうにかしてまともな仲にな
っていて欲しいと思っていました。
155マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:06:29 ID:H1nnhkzx
それでチューゴ君を見るとです。何故かそのニホンちゃんの方に
心配する顔で来てです。そのうえでこう言うのでした。
「アメリーとは仲直りするあるよ」
「えっ!?」
「今何て!?」
ニホンちゃんだけでなくタイヘイ池の皆がです。今の彼の言葉に
物凄く驚いた顔になっています。まさか彼がそんなことを言うと
は思っていなかったからです。
「そうしないと不安定になるあるからな」
けれどチューゴ君はあくまでこうニホンちゃんに言うのでした。
とにかく意外過ぎる展開です。
156マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:12:08 ID:H1nnhkzx
そうしてそのまま驚くニホンちゃんと皆の前から去ります。それ
で何処に行くかというとです。
校舎の屋上でした。そこに行くとです。アメリー君がいました。
彼はチューゴ君の顔を見てすぐに言ってきたのです。
「よお、ニホンちゃんには言ってくれたか?」
「一応あるな。まああのおじさんはうちの父さんも見切りをつけ
てきたある。お仲間共々」
「そうだろうな。あの人達はどうしようもないからな」
それはアメリー君もよくわかっていることでした。とにかくおじ
さん達のあまりものあれっぷりはもう皆の中でかなり有名になっ
てしまっているのです。
157マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:15:39 ID:H1nnhkzx
そんな人だから最近ではオザワさんのことでもうニホンちゃんの
お家でそれまでおじさん達を応援していた人達も物凄い勢いでそ
の応援を止めてきています。二人はそんな仲で今屋上で話をする
のでした。
「とにかくある。御前とニホンちゃんの仲がよくないとある」
「御前もまずいんだな」
「その通りある。あの二人が変に調子に乗るある」
「キッチョムの馬鹿と」
まず名前が出て来たのは彼です。相変わらず引き篭もりを続けて
います。
そしてもう一人が。それがアメリー君とチューゴ君にとって一番
問題なのでした。
158マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:21:08 ID:H1nnhkzx
「ロシアノビッチな」
「あいつが調子に乗ったらこっちも困るある」
「お互いにな。あいつはとにかくどんな目に遭ってもすぐに復活
してきやがるからな」
ロシアノビッチ君のタフさは尋常なものではありません。まさに
プラナリアも真っ青の生命力なのです。不死鳥の聖衣に匹敵する
体力なのです。
その彼と二人は誰もが知っている犬猿の仲です。この二人といが
み合ってもそれでも平気な顔をしていられるのはロシアノビッチ
君だけだったりします。
159マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:28:38 ID:H1nnhkzx
その彼を意識してです。チューゴ君は動いたのです。そして彼は
アメリー君にこうも言いました。
「イン堂もいるあるぞ」
「あいつの相手はな。怖いな」
「カンコの二の舞は避けたいあるな」
「全くだ。とにかく今はな」
「ニホンちゃんとの仲をよくしておくあるぞ」
「ああ、わかってるさ」
二人もそれぞれ思うところがあるのです。屋上での話を聞いた人
もそもそもここに二人がいたことも知っている人はいませんでし
た。けれど確かにそう話していたのです。
160マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:32:53 ID:H1nnhkzx
遂にチューゴ君にまで。
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010012300007
後半は国際情勢を見て個人的な予想。
161マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:34:34 ID:LRWV4rAe
>>149
勝手に転載するなと言われてなかったか?少しは恥を知れよ。
162マンセー名無しさん:2010/01/26(火) 23:56:26 ID:+0Ch+Pgv
もはやハン板のガンだな。
163総督府スレより転載:2010/01/27(水) 21:47:08 ID:GzveP4Z6
         「トラトラトラ」
カンコ君のお家では黄色と黒の縦縞の猫を自分達のお家の
象徴としています。それはもう昔からのことでこんなこと
を言ったりもします。
「そう、あれは縦縞の猫が煙草を吸っていた、そんな古い
昔の話ニダ」
「あれっ、煙草って確か」
「アメリーさん達の場所が見つかってから吸われるように
なったんじゃなかったか?」
それを聞いたニホンちゃんとウヨ君がすぐに突っ込みを入
れました。実は煙草が吸われるようになったのはそれから
だったのです。
164総督府スレより転載:2010/01/27(水) 22:00:19 ID:GzveP4Z6
しかしそれはあまりというか殆ど意に介していないカンコ
君、逆に二人に対して問い返します。
「そういえばニホンのところではあれは」
「うん、虎チーム」
「やっぱりあれだな」
ニホンちゃんだけでなくウヨ君も頷いて答えます。この辺
りは日之本家においては常識になっていることです。とに
かく縦縞の猫といえばそれなのです。
「もうね、応援する人達が凄くてね」
「優勝なんかしようものならそれで家中大騒ぎになってし
まうからな」
そんなチームはこのチームだけだったりします。とにかく
物凄く熱狂的に応援されています。
165総督府スレより転載:2010/01/27(水) 22:06:36 ID:GzveP4Z6
そんなチームがニホンちゃんとこでは縦縞の猫の象徴なの
です。ところがカンコ君はこのことに対して言ってはなら
ない突込みを入れます。
「けれどその優勝は滅多にないことではないニダか?この
前兎チームに十三ゲーム差開いていてそれで負けたことに
はウリも呆れたニダ、折角カネモトカードが相変わらず頑
張っていたのにあれはないニダ」
「まあ勝っても負けてもそこに何かしらの美学があるチー
ムだから」
「あのチームに絶対はないぞ。絶対に言えることは期待す
るな、それだけだ」
二人もその辺りはわかっています。そして話は本題に移り
ます。
166総督府スレより転載:2010/01/27(水) 22:21:25 ID:GzveP4Z6
カンコ君はここでしみじみとした口調になりました。そう
して腕を組んで述べるのでした。
「ウリナラのあの猫はニッテイが狩り尽くしたせいでいな
くなってしまったニダ。これであの猫にあったウリナラの
文化もなくなってしまったニダよ」
「あれっ、前はトヨトミがって言ってなかった?」
「キヨマサさんが御前のところに攻めて来た時に戦いの余
興として狩り尽くしたとも言っていなかったか?」
二人はもうこの話を知っていました。それでまたしても突
っ込みを入れたのでした。
「何か話が矛盾してるけれど」
「全くだ」
こう言うのでした。そしてここでチョゴリちゃんが来て言
うのでした。
167総督府スレより転載:2010/01/27(水) 22:31:04 ID:GzveP4Z6
「大体あの猫はキッチョム兄さんのところにいるとかいう
話がなかったニダか?ウリはそんな話も聞いているニダよ」
「何っ、そうだったニダか!?」
カンコ君もそれを聞いて驚きです。
「あの猫はまだウリナラにいたニダか」
「そうじゃないニダか?あとキッチョム兄さんの部屋の周
りにもいるとか聞いているニダ」
チョゴリちゃんが言うにはとにかくキッチョム君の部屋の
周りにいるかも知れないということです。それを聞いたカ
ンコ君はとりあえず彼の部屋に行くことにしました。当然
チョゴリちゃんも一緒です。
168総督府スレより転載:2010/01/27(水) 22:37:54 ID:GzveP4Z6
それでついでに。ニホンちゃんとウヨ君も一緒です。二人
はカンコ君に何だかんだと付き合わさせられているのです。
結構いい迷惑です。
「何かいつもの展開だけれど」
「猫位何とかならないのか」
「あれは滅茶苦茶凶暴な猫ニダ」
カンコ君はこう連れて来た二人に対して告げます。
「それこそ一人ではとても無理ニダ。あとでメッコールを
飲ませてやるから手伝うニダ」
「別にいいけれど、それは」
「仕方ないな、付き合ってやるか」
こうして二人も一緒になりました。そうして四人でキッチ
ョム君の部屋の前に来るとです。
169総督府スレより転載:2010/01/27(水) 22:45:43 ID:GzveP4Z6
何故かそこだけ異様に草が生い茂っています。お家の中だ
というのに滅茶苦茶凄いことになっています。何故かそこ
だけそうなっているのです。
「ええと、何でお家の中なのにこんな風になってるのかし
ら」
「しかも何度も壊れたり燃えたりしている家なのにこんな
風になってるのはどうしてなんだ?」
「細かいことは気にするなニダ」
カンコ君は今度の二人の突っ込みはなかったことにします。
そうしてその茂みの中を探してみました。
チョゴリちゃんにニホンちゃんとウヨ君も一緒です。そう
して探しているとです。
170総督府スレより転載:2010/01/27(水) 22:54:25 ID:GzveP4Z6
不意に何かが見つかりました。それは。
「毛だけれど」
「猫の毛だな、これは」
「そうニダ、間違いないニダ」
ニホンちゃんとウヨ君が見つけたその毛を見てチョゴリち
ゃんが答えます。
「これは縦縞の毛ニダ。ということはつまり」
「いるニダか?」
カンコ君もその毛を見て言います。ですがどうにも懐疑的
な顔になっています。
「本当にいるニダか?あの猫はまだウリナラに」
「前からこの辺りやキッチョム兄さんのところにはいるか
も知れないと言われていたニダよ」
チョゴリちゃんはまたお兄さんに言います。
171総督府スレより転載:2010/01/27(水) 23:05:34 ID:GzveP4Z6
「毛が見つかったしこれは本当ではないニダか?」
「だといいニダが。果たして本物ニダか」
「けれどカンコ君、キッチョム君がお部屋の扉を開けてこ
っちを見てきてるし」
「もう帰った方がいいぞ」
ニホンちゃんとウヨ君がここで彼に耳打ちします。
「何してくるかわからない人だし」
「ここはな」
「仕方ないニダな、わかったニダ」
カンコ君達は仕方なくこれで立ち去りました。しかし帰る
その時に後ろに猫の鳴き声を聞いたのでした。
172総督府スレより転載:2010/01/27(水) 23:18:11 ID:GzveP4Z6
そんなことがあって四人はニホンちゃんのお家でその猫の
お話を続けていました。ここでニホンちゃんがカンコ君と
チョゴリちゃんにまたあの虎チームの話をするのでした。
「実はあれはカンコ君のお家のあの縦縞の猫がモデルなん
だって」
「そうニダか、それであんなに強いニダ」
「おい待て」
ウヨ君は今の彼の言葉に速攻で突っ込みを入れました。
「御前さっき弱いとか言っていたんじゃなかったのか?」
「そうだったニダか?」
「ああ言っていた、十三ゲームあってもどうとかな」
ウヨ君の今度の突っ込みは容赦がありません。
173総督府スレより転載:2010/01/27(水) 23:24:31 ID:GzveP4Z6
「そうニダ、兄さんいつもニホンさんのところのあのチー
ムはいつも芸術的に負けると言っていていたニダよ。あれ
じゃあ本当に猫だとも言っていたニダよ」
チョゴリちゃんにまで言われます。
「コヤマカードもムラヤマカードもエナツカードも何もか
も宝の持ち腐れだとか。昔からここぞという時に負けてウ
リナラのあの猫とは全然違うと言っていたニダよ」
「そ、それは気のせいニダ。ウリはあのチームは前からそ
こそこは強いかも知れないと言っていたニダ」
「強いかも知れないなのね。まあ負け方が確かに凄いチー
ムだけれど」
ニホンちゃんもそれは否定しません。とりあえずカンコ君
のお家の縦縞の猫はまだいなくなったかどうかはわからず
じまいなのでした。
174総督府スレより転載:2010/01/27(水) 23:32:35 ID:GzveP4Z6
175マンセー名無しさん:2010/01/27(水) 23:44:51 ID:GzveP4Z6
>>150>>161>>162
ハン板自治総合スレ Part 23
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1257856964/

【自治】「二ホンちゃん」テンプレ等議論【別スレ】
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1261326528/

上記のスレで。

176マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 01:44:12 ID:lzIJJ2du
盗作をやめればいい。話し合うことじゃないだろ。
177マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 13:54:10 ID:e0SeeNPV
確かこの人って、著作権を守るためうんぬんって騒いでいなかったっけ?
自分が他人の権利を踏みにじるのだけは例外ってことか。
178マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 17:24:13 ID:+J1qr3CX
向こうから転載してくればスレの消費スピードは絶対こっちが有利になるだろ?
スレ立てが早くなれば、あっちを重複スレだって糾弾する事も可能になるんだよ。
実際こっちの前スレは「重複」ってことで削除されたんだからな。

平和ボケしてるオマイラより、ここのスレ主は遥かに悪賢い。
179マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 22:14:21 ID:BWmBucz4
         「鮪は欲しいけれど」
ニホンちゃんはとにかくお魚が大好きです。それこそお池にある
お魚でしたら何でも食べます。とにかくお魚が好きで好きで仕方
がないのです。
「それでもあの大きなお魚だけは駄目ダス」
「それは言っておくで」
「何があっても食べるから」
ここでもオージー君とニュージー君と険悪なムードを漂わせてい
ます。しかし今はそれは本題ではありません。
その沢山何でも食べるお魚の一つにはです。ニホンちゃんがその
殆どを食べるものも多くあります。
180マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 22:24:38 ID:BWmBucz4
その一つが鮪です。この赤みのお魚はニホンちゃんの大好物の一
つなのです。彼女はとにかく何かあるとこの鮪を食べています。
本当に好きなのです。
「一番好きな場所はトロよ」
そのお寿司のトロをとても美味しそうに食べます。とはいっても
皆彼女が鮪を美味しそうに食べることにはどうもあまり賛同して
はいないようです。
「美味しいのかな」
「さあ」
「ニホンちゃんは美味しいっていうけれど」
実際皆ニホンちゃん程鮪を食べはしません。それで今一つわから
ないといった顔になっています。
181マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 22:34:43 ID:BWmBucz4
しかしニホンちゃんはお寿司の他にもお刺身にしたり鉄火丼にし
たりカブト煮にしたりしてです。とにかく鮪を食べまくっていま
す。そうして食べていってです。
「もう鮪は幾らあっても足りないから」
それであちこちに出て鮪を獲っています。それでもまだ足りなく
てそれで他の人のお家から買ってそのうえで食べていたりもしま
す。フィリップ君もそのうちの一人です。
「はい、ニホンちゃん」
「いつも有り難う、フィリップ君」
彼からその鮪を受け取ってにこにことしています。そしてその大
きな鮪を早速食べるのでした。
182マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 22:42:40 ID:BWmBucz4
そうしていつも鮪を食べています。フィリップ君もそれに合わせ
て鮪を獲ります。するとです。
「鮪の数が減ったなあ」
「確かに」
「それもかなり」
そのかなりの割合がニホンちゃんが食べてしまったものです。皆
もこのことには流石にびっくりです。
「っていうか何時の間に」
「ニホンちゃんって少食のイメージがあったけれど」
「結構食べるの?」
それでこうも言うのでした。
183マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 22:51:22 ID:BWmBucz4
「これってつまりは」
「そういうこと?」
「とにかく鮪がいなくなったら困るから」
それでごっそりと獲れる網を使わないように決めたりまだ小さい
鮪は捕まえないようにしようと決めました。けれどそれで困るの
はニホンちゃんではありません。
フィリップ君です。彼は不満な顔でその取り決めに文句を言いま
す。学級会で堂々と手を挙げてです。
「そんなこと決められたら困るよ」
その顔で言うのでした。
184マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 22:58:12 ID:BWmBucz4
「だってさ、僕は最近ニホンちゃんのお家に鮪を売ってそのお金
を自分のお小遣いの足しにしてるんだよ。それで鮪を獲るのをそ
うして制限したら困るじゃないか」
「いや、そうは言っても」
「実際に鮪は減ってるし」
「だから」
皆そのフィリップ君に対して言います。
「ここは制限しないと」
「鮪がいなくなるけれど」
これは正論と言えます。しかしです。お小遣いがかかっているフ
ィリップ君はさらに言うのでした。
185マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 23:05:59 ID:BWmBucz4
「だからさ、こっちにも都合があるからそれは困るんだけれど。
何とかならない?」
「困ったなあ」
皆彼のその主張に本当に困った顔になります。
「フィリップはフィリップで売りたいっていうし」
「ニホンちゃんにそれ言ったら」
そのニホンちゃんを見るとです。やはり何処か寂しそうな顔をし
ています。その鮪のことを呟いています。
「鮪が食べられなくなるなんて。寂しいなあ」
あからさまに鮪を食べたがっています。
186マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 23:13:12 ID:BWmBucz4
実はニホンパパさんやニホンママさんも流石に鮪が減ってきてい
るので食べる数や量を何とかしようと思っているのです。それで
今の話にもなっています。けれどニホンちゃんはまだ鮪を食べた
いのです。
「あんな美味しいお魚ないのに」
「それ鯖にも言わなかった?」
「鰻にも」
「河豚にだって。毒あるのに」
他にも貝や烏賊や蛸にもです。とにかくお池で獲れるものなら何
でも大好きなニホンちゃんです。
そしてフィリップ君もフィリップ君で。さらに言うのでした。
187マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 23:18:36 ID:BWmBucz4
「僕は鮪食べないんだよ。缶詰にしたりニホンちゃんに売ってあ
げてるだけなんだけれど」
「だからそういう問題じゃなくて」
「実際に鮪減ってるから」
皆その彼にとにかく言います。
「それを何とかしないと」
「駄目なんだけれど」
売りたいフィリップ君と食べたいニホンちゃんを見ながら言う皆
でした。この問題は中々難しいようです。そしてニホンちゃんの
最後の一言。
「鮪美味しいよね」
やっぱり鮪が好きな彼女でした。
188マンセー名無しさん:2010/01/28(木) 23:26:10 ID:BWmBucz4
鮪規制とジェネラルサントスの問題。
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010012402000065.html
ニホンちゃんは日本に多くいる鮪好きな人達。この話の作者もその一人。
189マンセー名無しさん:2010/01/29(金) 00:41:59 ID:sJ+YuVLq
>>2
●連投は控えましょう。即席小説では読者も面白くありません。

一人で連投するのはテンプレ違反。
あれだけ大騒ぎしてごり押ししたテンプレなんだから、ちゃんと守れよな。
190総督府スレより転載:2010/01/29(金) 21:45:32 ID:VrIQgApd
        「オージークリスマス」
今年のクリスマスはです。皆オージー君のお家で過ごす
ことになりました。
普通クリスマスといえばモミの木に色々なものを飾った
ち七面鳥を食べたり雪を楽しんだりです。ですが今オー
ジー君のお家はといいますと。
「暑いよね」
「そうよね」
まずはタイワンちゃんとニホンちゃんが言います。二人
共水着です。ニホンちゃんは白いワンピースにパレオを
着けていてタイワンちゃんはオレンジのビキニです。そ
んな格好です。
191総督府スレより転載:2010/01/29(金) 21:56:14 ID:VrIQgApd
他の皆も水着です。タイヘイ池の面々が集まっています。
それでクリスマスパーティーとなっている訳なのであり
ますが。
「主役は何処に行ったんだYO」
「さっぱりわからないあるぞ」
アメリー君とチューゴ君も水着です。ですが男は全員愛
想も何も無いトランクスなので何の面白みもありません。
やっぱり水着は女の子です。
その水着の女の子も周囲を見回してオージー君を探して
います。けれどそのオージー君が何処にも姿を現わさな
いのです。
192総督府スレより転載:2010/01/29(金) 22:10:09 ID:VrIQgApd
皆が集まっているのは砂浜です。そこで皆の想像とはか
なり違ったクリスマスとなっています。少なくとも殆ど
誰も砂浜のクリスマスなぞ経験したことがありません。
それはこの人もです。
「一体何をするニダ?」
カンコ君も首を傾げさせています。
「砂浜でしかもツリーもないのにそれでクリスマスなん
かできるニダか?」
「そうよね、これはやっぱり」
「訳わからないっていうかね」
ニホンちゃんとタイワンちゃんはカンコ君の言葉に対し
て突っ込み返しました。
193総督府スレより転載:2010/01/29(金) 22:17:50 ID:VrIQgApd
「それでクリスマスって」
「雪なんかとてもないのに」
「ああ、大丈夫やで」
「これがここのクリスマスだから」
けれどオージー君と付き合いの深いニュージー君とパプ
ワちゃんは皆とは違って至って落ち着いています。そう
して気軽に皆に言うのでした。
「ビーチーバレーでもせえへんか?」
「楽しくね」
「クリスマスにビーチバレーかYO」
「やっぱり何か違うある」
アメリー君とチューゴ君も首を傾げるばかりです。そん
な砂浜での時間でした。
194総督府スレより転載:2010/01/29(金) 22:24:57 ID:VrIQgApd
けれどここでお池で波が起こりました。そうしてそこか
らやって来たのはです。
「皆、待たせたダス!」
「何と水着に頭にはサンタさんのあの赤い帽子、それに
袋を持ったオージー君がサーフィンをしながら皆の前に
やって来ました。これには皆も驚きです。
「えっ、サンタさんがサーフィンって」
「何か凄い場違いじゃないよ」
「それがここでは違うんやで」
「これがオージーのクリスマスなのよ」
しかしニュージー君とパプワちゃんはにこりと笑って驚
くニホンちゃんとタイワンちゃんをはじめとした皆に対
して言いました。
195総督府スレより転載:2010/01/29(金) 22:33:25 ID:VrIQgApd
「波から出て来てや。それでなんや」
「波から出て来るサンタって」
「そんな風だったの」
「驚いたみたいやな」
「こうしたサンタには」
ニュージー君とパオ宇和ちゃんは驚きを隠せない皆に
対してまた告げました。
「そやけどこうしたクリスマスもあるんや」
「さっ、それじゃあお祝いしましょう」
「皆、メリークリスマスダス」
そのオージー君がサーフィンを終えて皆のところにやっ
て来ました。そうしてそのうえで袋の中からプレゼント
を出すのでした。
196総督府スレより転載:2010/01/29(金) 22:41:14 ID:VrIQgApd
「プレゼントは皆好きなものをダス。カンガルーやコア
ラやウォンバットやタスマニアデビルやフクロオオカミ
のぬいぐるみダスよ」
「最後のは確かもういないよな」
「それでもあるな」
アメリー君とチューゴ君はそこにすかさず突っ込みを入
れました。
「じゃあぬいぐるみか」
「他にも一杯あるみたいあるな」
「とにかく何でも一杯持って来たダスよ」
何か袋から次から次に出て来ます。オージー君もこれで
中々物持ちの様です。
197総督府スレより転載:2010/01/29(金) 22:47:08 ID:VrIQgApd
そうしてプレゼントの後はです。何時の間にか異様にカ
ラフルな色彩の場違いではないかとさえ思えるツリーが
砂浜に出て来ていて羊肉のバーベキューをやってニュー
ジー君のお家のキーウィを使ったサラダを食べてお決ま
りのケーキも食べてです。飲み食いをふんだんに楽しみ
ました。
普通のクリスマスはこれで終わりです。けれどオージー
君のクリスマスはまだまだこれからでした。
「さて、楽しく飲んで食べた後は」
「どうするの?」
「それで」
ニホンちゃんとタイワンちゃんがオージー君に対して尋
ねます。
198総督府スレより転載:2010/01/29(金) 22:56:33 ID:VrIQgApd
「お池が前にあるし」
「ということは」
「泳ぐニダな」
最後はカンコ君が尋ねました。
「やっぱりお池で」
「その通りダス。ただし鮫には注意するダスよ」
オージー家の周りはお池になっていますがそこに怖い鮫
が一杯います。それでちょっと油断するとその鮫に噛ま
れることになってしまうのです。ここがオージー家にお
いて注意しなければならないことの一つであります。お
池はとても危ないのです。
199総督府スレより転載:2010/01/29(金) 23:03:26 ID:VrIQgApd
「泳ぐのもビーチバレーも日焼けも何でもするダス」
「とまあこれがここのクリスマスなんや」
「面白いでしょ」
「そうよね、こうしたクリスマスもね」
「楽しいニダな」
こうして皆はその夏のクリスマスを楽しむのでした。と
ころがその次の日には。
皆目一杯日焼けしてお肌が小麦色です。そうしてそのせ
いで。
「日焼けが痛くて」
「冬だからこんなことは考えていなかったニダ。身体中
がヒリヒリするニダ」
皆このクリスマスは日焼けの痛みに苦しむことになって
しまいました。けれど楽しいクリスマスでした。
200総督府スレより転載:2010/01/29(金) 23:12:47 ID:VrIQgApd
201マンセー名無しさん:2010/01/29(金) 23:25:09 ID:zJvWSBUr
総督府に書くかこちらにするのかハッキリしろよ。
同じもん両方に載せるのは卑怯じゃねぇか?
202マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 00:05:21 ID:dU94cMK9
>>201
総督府って・・・何?
知らない俺に教えてくれ〜
203マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 21:28:09 ID:sO2TZEsq
         「コスプレは世界に」
最近何かと萌えだのそういうことでクラスどころか学校全体
で話題になっているニホンちゃん、漫画もお家のアニメもそ
うですがその服も最近話題になっています。
「何か今日も凄い服だね」
「ええと、その服は」
「赤い軍服にしてみたの」
見ればそれは赤い丈の長い軍服です。ズボンまで赤です。そ
してブーツもはいています。その格好は。
「ザフトだけれど」
お家でも有名な作品の服です。
204マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 21:41:15 ID:sO2TZEsq
「どうかしら」
「昨日初音で今日はそれで」
「服多いよね」
「本当にね」
皆その服の多さに驚いてすらいます。
「他にあるの?やっぱり」
「他の服も」
「あるよ。最近だと今度のトウエイさんのプリキ○アのが
できるし」
それもあるのだといいます。
「後はね。戦隊ものも」
とにかく色々あるのです。服には困っていないニホンちゃ
んです。
205マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 21:53:08 ID:sO2TZEsq
「後は何があったかしら。とにかく色々あるけれど」
自分でも覚えていない位に多いみたいです。ニホンちゃん
も一体どれだけ服を持っているのかわからないまでになっ
ているのです。
そのニホンちゃんがです。こう言ってきました。
「それだけれど」
「それで?」
「この格好でお邪魔していいかな」
皆にこんなことを言ってきたのです。
「この服で」
「この服でって」
「まさかコスプレで」
皆ここでかなり引いています。何しろ今は真っ赤な軍服で
す。
206マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 22:07:41 ID:sO2TZEsq
ニホンちゃんは可愛い女の子なので基本的に何を着ても似
合います。しかしそれでもそうした格好でお家に来てもら
うとです。これは凄いことです。
「どうかな、これって」
「何ていうか」
「凄いことだけれど」
皆何と言っていいのかわかりません。
「ニホンちゃんに来てもらうのはいいけれど」
「それでもね」
「どうなのかしら」
皆戸惑っているとです。ニホンちゃんはこう言ってきたの
です。何か今日の彼女は引っ込み思案ではありません。
207マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 22:16:01 ID:sO2TZEsq
「じゃあまずはね。タイラン君のお家にね」
「えっ、僕なんだ」
話を振られたタイラン君がまずびっくりです。
「何で僕なの?」
「だって今日タイラン君のお家に行く約束してたじゃない。
忘れたの?」
「そういえばそうだったね」
言われてこのことを思い出したタイラン君です。決して忘
れたかったのではありません。実際に忘れてしまっていた
のです。
「それじゃあ」
「楽しみにしていてね」
にこにことしながら話すニホンちゃんでした。
208マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 22:25:21 ID:sO2TZEsq
「とっておきの服で来るから」
「とっておきなんだ」
タイラン君だけでなく皆それを聞いてかなり不安そうな
顔になっています。
「ニホンちゃんって結構着る服によって性格変わるから
なあ」
「初音ならいいけれど」
それは服によって本当に変わります。
「もうさ、コトノハ○マとかだと」
「そうそう、コトノ○サマとかだと」
そのキャラの服も持っているのです。とにかく色々な服
を持っているのです。
209マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 22:35:16 ID:sO2TZEsq
「中身までああなるからね」
「人間離れしてるし」
「鉈とか鋸持ったりするし」
そうした恐ろしいことになってしまったりするのです。
そのニホンちゃんが今日来ることになっているタイラン
君はかなり困っています。
「さて、本当にどんなキャラで来るのかな」
「そういえば僕達も行くけれど」
「大丈夫かしら」
タイヘイ池の皆も一緒です。それで皆はタイラン君の
お家に集まるのでした。
210マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 22:45:59 ID:sO2TZEsq
「コトノハサ○が出て来るかけいお○が出て来るか」
「まさに地獄か天国か」
「さてはて」
皆こんなことを言っていました。かなり不安ではあり
ますがそれ以上に何か期待もしている感じです。そう
してお家のチャイムが鳴るとです。
「あっ、来たな」
「どんな格好かな」
そこにいたのは緑の何か魔法使いというか僧侶みたい
な格好のニホンちゃんとウヨ君、それにリュー君です。
リュー君が歌を歌っていますがその歌はといいますと。
211マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 22:52:09 ID:sO2TZEsq
「ああ、これって」
「トウエイさんのところの」
コスプレはニホンちゃんだけです。これは皆かなり意
外でした。
「あれっ、ニホンちゃんだけ?」
「ううん、違うよ」
ニホンちゃんはにこりと笑ってタイラン君に答えます。
その緑の服がとても似合っていて本当に漫画やアニメ
の中のキャラクターみたいです。その笑顔だけで皆も
ううっとりです。
212マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 22:59:21 ID:sO2TZEsq
そこにそのリュー君の曲です。その曲はトウエイさん
のところの曲ですがかなり独特の曲です。
「何時聴いてもこの曲は」
「渋いっていうか格好いいっていうか」
「ウヨの奴が脚本は全部書いたしな」
作品まで褒めます。皆にそこまで言わしめる、そんな
曲なのです。
その曲を聴きながら皆でニホンちゃんを出迎えます。
ニホンちゃんは中に入るとです。その笑顔でまた言っ
てきました。
213マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 23:07:30 ID:sO2TZEsq
「それで武士とリュー君だけれどね」
「ああ、その二人だよね」
タイラン君がまたそのことに対して言います。
「それで何をしてくれるの?」
「わたしもだけれど」
こう言って左手にカードを出します。そうして両手を
ゆっくりと動かしてです。
「変身!」
こう叫ぶと眩い光に包まれてです。何時の間にか出て
きたベルトの力で白い仮面の騎士になるのでした。
214マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 23:15:08 ID:sO2TZEsq
「すごっ、変身コスプレ」
「白鳥なんだ」
「そうなの、タイラン君にわたしのお家の特撮が人気
だって聞いてなの」
それで変身したというのです。そして。
ウヨ君とリュー君もです。ここでお互いに顔を見合わ
せ合ってです。
「じゃあ俺達もな」
「うん、じゃあ」
二人は何処からか機械そのもののベルトを取り出して
です。早速それを腰に巻いて。
215マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 23:18:47 ID:sO2TZEsq
二人共今度は携帯電話を出してきました。ウヨ君はそ
れに555と、リュー君は913と入力してそのうえ
で右手を上に掲げ、右手に持った携帯を顔の横に置い
てそれから言います。
「変身!」
そのうえでベルトに携帯をセットするとウヨ君は赤、
リュー君は黄色の光に包まれてコスプレの格好になり
ました。何とヒーローへのコスプレです。
「これでどうかしら」
「凄くいいねって言いたいけれど」
それに対するタイラン君の返答は微妙なものでした。
216マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 23:25:24 ID:sO2TZEsq
何故かといいますと。それはタイラン君のお家の事情
がありました。それは。
「うちの家今お父さんの部下の人達の喧嘩のことで揉
めててさ、そうした格好で来られたらちょっと五月蝿
いんだ」
だからだというのです。
「その格好で来てくれるのは嬉しいけれど今はちょっ
とね」
「駄目なの」
「うん、だから普通のコスプレにして」
「それじゃあ」
すぐに普通のコスプレに、ウヨ君は刹那に、リュー君
は黒執事になりました。折角の変身は不発に終わりま
したがそれでもニホンちゃん達は歓迎はされました。
217マンセー名無しさん:2010/01/30(土) 23:30:42 ID:sO2TZEsq
218マンセー名無しさん:2010/01/31(日) 13:41:55 ID:ZCIwcWtq
連投は禁止です。
テンプレを守ってください!
219総督府スレより転載:2010/01/31(日) 22:02:01 ID:5/vnOWZy
        「風邪をひいて」
皆騒然となっています。何故かといいますと。
「えっ、カンコが風邪ひいた!?」
「嘘でしょ!?それ」
「そんな訳ないだろ!」
「馬鹿は風邪ひかないのよ!」
皆こう言って大騒ぎです。何とあのカンコ君が風邪をひい
たのです。
それでもう学校中大騒ぎです。そうしてそのうえでまた言
うのでした。
「何てこった」
「何の不吉な前触れなんだ」
皆今度はこんなことさえ言い出しました。
220総督府スレより転載:2010/01/31(日) 22:10:46 ID:5/vnOWZy
「恐ろしいことが起こるかも」
「天変地異とか?」
「鯖が全部落ちるとか」
「白い鰐が団体で出て来るとか」
「天の蛇か宇宙から仏像がやって来るとか」
「何処の江口かダイナミックニダか」
皆あまりにも言うので遂に本人からクレームが来ました。
見ればカンコ君は思いきり厚着をして顔にマスクをして
首にはセーターを巻いています。そうしてそのうえで顔
を真っ赤にさせているのでした。誰がどう見ても風をひ
いいています。
221マンセー名無しさん:2010/01/31(日) 22:17:44 ID:5/vnOWZy
「ウリは繊細ニダ。だから風邪だってひくニダ。いい加減
にするニダ」
「だからそれが信じられないっての」
「おめーーが風邪ひくなんてな」
皆が彼をどう思っているのかよくわかる言葉です。とにか
く彼は今風邪をひいています。
しかしそれがあまりにも不吉なので。皆ここで彼に対して
思い切った行動に出ました。
まず動いたのは。アメリー君です。
「おいカンコ」
「何ニダ?」
「風呂に入れ」
こう彼に言うのです。
222総督府スレより転載:2010/01/31(日) 22:27:30 ID:5/vnOWZy
「いいな、今すぐ風呂にだ」
言いながらもうお風呂を用意しています。教室の中にわざ
わざお風呂を持って来ています。
「わかったな」
言いながらカンコ君をトランクス一枚まで脱がせてその上
で。そのお風呂の中に放り込むのでした。
「い、いきなり何するニダ!物凄く熱いニダ!」
「次はこれを飲め」
熱湯に放り込んでからさらに無理矢理コーラを瓶ごと口の
中に突っ込んでそれで飲ませます。
「レモンを絞ってたっぷり入れておいた。飲みながら思う
存分あったまれ!」
まずは彼の攻撃です。続いて。
223総督府スレより転載:2010/01/31(日) 22:37:11 ID:5/vnOWZy
チューゴ君はお薬をカンコ君のお口の中に大量に入れ込み
ます。そこから熱湯を入れます。彼もまた熱湯を使うので
ありました。
「風邪にはこれが一番ある!身体の芯からあったまって早
く風邪をなおすあるよ!」
「アイゴーーーーッ!」
熱湯に入ったままでその上で熱湯を飲まされるのです。こ
れはかなり辛いです。
「さあ、漢方薬は偉大あるよ。きっとこれでカンコも風邪
から立ち直るあるよ」
チューゴ君は身体中真っ赤にしながら熱湯の中で蛸踊りに
なっているカンコ君を見ながら微笑んでいます。
224総督府スレより転載:2010/01/31(日) 22:47:05 ID:5/vnOWZy
「カンコ、喜ぶよろし」
「ア、アイゴ・・・・・・」
「次は俺だ!」
まだ名乗り出る人がいました。今度はロシアノビッチ君で
す。その手には緑色の汁があります。それをその蛸踊りに
なって苦しんでいるカンコ君の鼻に注ぎ込むのでした。
「カンコ、鼻風邪もこれで一発だぜ!アロエはな、万能の
薬草なんだぜ!」
そのアロエを生でも出して来て強引に彼の口の中にねじ込
みます。それで無理矢理噛ませます。
最早悶え苦しみ流石に気絶しそうになっているカンコ君で
すがまだ来る人がいました。タイワンちゃんは乾いた布を
出して来てです。
225総督府スレより転載:2010/01/31(日) 22:54:26 ID:5/vnOWZy
熱湯に入っているカンコ君の背中をゴシゴシとします。そ
の真っ赤になっているお肌にです。
「アイゴオオオオオオオオッ!!」
「バカンコ、風邪の時は何といってもこの乾布摩擦よ!」
そう言って乾布摩擦を仕掛けるのでした。
「わかったわね!一気によ!」
こうして皆でカンコ君に対して総攻撃そのままの風邪の治
療を仕掛けます。ところがいい加減それに耐えかねた彼が
切れてしまって。
「いい加減にするニダ!」
こう皆に対して叫ぶのでした。その顔を普段よりは二十倍
よりは大きくさせて。
226総督府スレより転載:2010/01/31(日) 23:02:55 ID:5/vnOWZy
「風邪がなおる前に死んでしまうニダ!一体何を考えてい
るニダ」
「風邪がなおるって思ったんだけれどYO」
「純粋な親切心あるぞ」
「感謝して欲しい位だぜ」
「全くよ。ちょっとはましになったでしょ」
「ましになるどころかもう少しで死ぬところだったニダ」
こう返しながら身体を拭いて服を着ます。顔も身体もまだ
真っ赤なままであります。
「全く。風邪といってもそんなに重いものではないニダ。
風邪薬を飲んだからもう少ししたらましになるニダ」
こう言います。しかしここで。
227総督府スレより転載:2010/01/31(日) 23:11:45 ID:5/vnOWZy
チョゴリちゃんが五年地球組の教室にやって来ました。そ
うしてお兄さんに対して真っ赤なもやしの炒めものと何か
とても甘そうな飲み物を持って来たのです。
「兄さん、風邪大丈夫ニダか?」
「チョゴリニダか。ウリは平気ニダよ」
「兄さんが風邪をひくとウリも心配ニダ。これを飲んで食
べるニダよ」
こう言ってそのもやしと唐辛子の炒めものとはちみつ湯を
お兄さんに差し出すのでした。カンコ君はそれを頂いて食
ながら妹さんに対して言いました。
228総督府スレより転載:2010/01/31(日) 23:18:46 ID:5/vnOWZy
「チョゴリの持って来たこれを食べたらすぐによくなるニ
ダよ、風邪なんか一発ニダ」
「本当ニダか?それならいいニダ」
「今完全になおったニダ」
妹の笑顔を見て本当にすぐに元気になったカンコ君でした。
「もう心配はいらないニダよ」
「結局風邪の一番の特効薬って」
「こいつの場合」
「妹さんの笑顔だったんだ」
「成程」
皆ここで納得しました。カンコ君の風邪はこれで無事なお
ったのでありました。
229総督府スレより転載:2010/01/31(日) 23:25:02 ID:5/vnOWZy
230マンセー名無しさん:2010/01/31(日) 23:35:15 ID:7OwJ1iQl
一人で連投するなと何度言われても分らないんだな。
そんな態度だとますます孤立するだけだぞ。
231マンセー名無しさん:2010/01/31(日) 23:45:52 ID:mg4YqcN5
鬱陶しい。
一日開けて連投とか言ってないで感想書けカス。
232マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 09:17:35 ID:CRZ22Umr
連投ウザスも感想だと思うがね。

SSはクソつまらん上にイミフなのもある始末だし、
日本語お上手ですねwとでも書けばいいのか?
そこまでちやほやする必要あんの?
233マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 21:08:04 ID:YujkpncV
しかし総督府も連投の踏み台にされてるのに、よく何も言わないな。
234マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 21:22:02 ID:z04hq6Nr
       「オリジナルではあっても」
ニホンちゃんのお家で人気のあるお菓子の一つにタイ焼き
があります。これはカンコ君のお家でも殆どというかその
まま売っています。
「あんたってさあ、本当にオリジナリティないわね」
「ええい、うりゅしゃいニダ!」
タイワンちゃんのいつもの呆れた声にも言い返してそのう
えで皆に食べてもらっているカンコ君です。その味自体は
そんなに悪くはありません。しかし外見はそのままそのタ
イ焼きです。皆それを食べながらカンコ君を実に冷めた目
で見ています。
235マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 21:29:44 ID:z04hq6Nr
「何かよ、もうちょっとおめーの家だって言える風にはで
きねえのか?」
「毎回言ってるあるぞ」
アメリー君もチューゴ君もクールに言います。この展開も
いつも通りです。それでカンコ君は小豆ながくなってしま
ったことからももうやけくそになってある行動に出たので
した。
「じゃあこれはどうニダ!」
タイ焼きの中にピザソースを入れてです。それを皆に対し
て向けます。
「これはオリジナリティがないとは言わせないニダよ!」
「おっ、これはかなり」
「辛さがタイ焼きの皮に合っていいあるな」
アメリー君とチューゴ君の評価が変わりました。そのピザ
ソースからです。
236マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 21:39:20 ID:z04hq6Nr
そしてさらにです。ぴりりと辛いタイ焼きを作るとです。
今度はアラブ丁の面々に好評でした。
「何かお昼にもよくない?」
「確かに」
「どうニダ」
カンコ君は皆を唸らせたところでタイ焼きの屋台の中から
皆に対して問います。
「これがウリの実力ニダよ」
「あんたもやる時にはやるのね」
「このシュークリームもいいんじゃないの?」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんはその中身がシュー
クリームのタイ焼きを食べています。
237マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 21:51:02 ID:z04hq6Nr
「甘いし」
「小豆のあれとはまた違ってワッフルみたいで」
「何かニホンちゃんのお家のクリームのタイ焼きみたいで
はあるけれど」
「それでも美味しいことは美味しいわね」
こう言って満足しています。そしてカンコ君の攻勢はさら
に続くのでした。
「そして次ニダが」
「えっ、小さいな今度は」
「九センチではないあるな」
「十二センチニダ」
今のアメリー君とチューゴ君に対しては少しむっとした顔
になって返します。どうやら九センチという単位が好きで
ないようです。
238マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 22:00:18 ID:z04hq6Nr
「ダイエットとかそういうことも考えて小さくしてみたニ
ダよ。これはどうニダか?」
「可愛くて美味しいわ」
ニホンちゃんが食べながら言います。
「何かこれで終わりそうにないけれど」
「なじぇそれがわかったニダ!?」
ニホンちゃんの今の言葉にギクリとした顔で言い返すカン
コ君でした。
「ニホンはエスパーだったニダか」
「っていうかあんたいつも調子に乗るから」
「こっからあらぬ方向に突き進むのがパターンじゃない」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんもわかっている展開
なのでした。
239マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 22:08:24 ID:z04hq6Nr
「で、それで?」
「今度は何?」
「爆発するタイ焼きか?」
「それともお決まりのキムチ入りあるか?」
アメリー君とチューゴ君も言ってきます。ここでニホンち
ゃんがまた言います。
「苺とか可愛いのだったらいいけれど」
「うぬう、ニホンはやはりエスパーニダな」
「まあ苺ならね」
「いいんじゃないの?」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんは苺ならいいと納得
するのでした。
240マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 22:14:54 ID:z04hq6Nr
「あんたこっからいつもうんことかになるから」
「そんなのじゃなければね」
「だから何故皆わかるニダか!」
自分で言ってしまっているカンコ君でした。
「そうニダ。苺の形をした苺焼きに」
「それはいいんだけれどYO」
「後の奴が気になって仕方ないあるぞ
アメリー君とチューゴ君は何気に身構えています。これか
らの展開を待ってのことです。
「そして」
「そして?」
「ウンチ焼きニダ!」
この言葉と共にです。何と検便の袋に入ったそれが出て来
たのです。それも綺麗な巻き巻きのものがです。
241マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 22:26:18 ID:z04hq6Nr
皆それを見てまずは硬直です。そしてその後で。
「あんたはそんなもの人に食わせるつもりなの!」
「よし!死になさい!」
「その展開だと思ってたんだYO!」
「久し振りにお仕置きある!」
皆でカンコ君を袋にしようとかかります。しかしです。カ
ンコ君に代わってチョゴリちゃんが出て来てその中身を割
って皆に見せてみるのでした。
「中身は普通ニダ。だから安心していいニダ」
「そ、そうなの」
「冗談抜きでこれには驚いたけれど」
皆それを見てとりあえず落ち着いてです。そのうえで苺焼
やそれを食べてみます。
242マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 22:36:23 ID:z04hq6Nr
するとです。何かパンケーキみたいで美味しいです。その
外見はともかくです。
「まあいけるけれどね」
「外見はともかくね」
「ほんのジョークニダ」
カンコ君は機嫌を取り直して食べる皆に対して言うのでし
た。
「幾ら何でも本物を出す筈もないニダ」
「トンスルがあるからな」
「ホンタクもある」
アメリー君とチューゴ君はそれを出すのでした。
「だからまさかって思ったんだYO」
「いつものパターンあるからな」
「だからそれはないニダ」
カンコ君もそれは言うのでした。
243マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 22:45:26 ID:z04hq6Nr
「まあ受けたようで何よりニダ」
「それでも」
「兄さんは本当にやるから心配ニダ」
ニホンちゃんとチョゴリちゃんのこの心配は残念なことに
杞憂ではありません。
「そうよね、本当に」
「ウリも心配で来てみたニダが間に合ってよかったニダよ」
「ほら、チョゴリ」
カンコ君はむっとした顔をしながらも妹に対してタイ焼き
やそれを出すのでした。
「御前も食べるニダ」
「有り難うニダ」
チョゴリちゃんはお兄さんからタイ焼き達を受け取って食
べます。
244マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 22:53:51 ID:z04hq6Nr
当然ニホンちゃんもです。カンコ君は彼女にもかなりの数
のタイ焼きを出してそのうえで言うのです。
「どんどん食べるニダ。遠慮はいらないニダよ」
「何かこういうタイ焼きも」
「いいニダな。たっぷり食べるニダ」
「うん。じゃあ」
「ただしニダ」
ここでカンコ君はかなり無茶を言いました。
「いいニダか?ニホン」
「何?」
そのカンコ君の無茶はといいますと。
ニホンちゃんのその見事なスタイルを見てから言うのです。
245マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 23:01:35 ID:z04hq6Nr
「食べるのはいいニダが太るなニダ。わかったニダな」
「それはちょっと」
「ここまで食べたら太るから」
「同感」
「じゃあこんなに出すなよ」
皆もこう突っ込むとです。カンコ君はさらに言います。
「太らないように腹一杯食べるニダ」
「どうしろってんだ」
「そんなことウリは知らないニダ」
「無茶苦茶言うな、こいつはまた」
「全く。最後の最後で」
「それでまた食べに来てくれるニダ」
最後は無茶を言うカンコ君でした。けれど皆今日は楽しく
タイ焼きを食べたのでした。
246マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 23:04:41 ID:z04hq6Nr
247マンセー名無しさん:2010/02/01(月) 23:28:48 ID:yZinUa4F
すごいね、あれだけ注意されてもまだ連投するんだ。
それと一回の投稿に一時間以上もかけるのはマナー違反だから止める様に。
ここはあなたのHPじゃないんだから、最低限の礼儀は守りなさい。
248総督府スレより転載:2010/02/02(火) 21:40:38 ID:XoAuf3yu
           「鼠獲り」
『鼠獲り手伝って!』
ある日ニホンちゃんはクラスにこんな貼り紙を貼りました。
何か物々しい感じです。
それを見てまず言ったのはです。カンコ君です。
「鼠がどうかしたニダか?」
「最近困ってるの」
本当に困っている顔で答えるニホンちゃんでした。
「ちょっとね」
「鼠なんて鼠捕りやネコイラズで簡単にやっつけられない
ニダか?今だったら」
カンコ君はこう返しました。彼にとっては鼠なんてどうと
いうことはないだろうというのです。
249総督府スレより転載:2010/02/02(火) 21:45:07 ID:XoAuf3yu
「別に鼠なんて」
「それがそうもいかないのよ」
ところがです。ニホンちゃんはこう言って腕を組んで首を
傾げてしまっています。どうやら本当に困ってしまってい
るみたいです。
「どうにもね」
「そんなに困っているニダか」
「それで協力してくれる人募集ね」
こう言うとです。皆何だかんだで集まってくれました。こ
うしたところにニホンちゃんのさりげない人望が出て来る
のです。
250総督府スレより転載:2010/02/02(火) 21:51:10 ID:XoAuf3yu
それで集まった皆の中にはやっぱりカンコ君もいます。皆
結局いる彼の姿を見ても何とも思いません。
「逆にこいつがニホンちゃんの誘いを断る方がな」
「怖いからな」
皆彼の本音はもうわかっているからです。それでそれをも
う当然と思っているのです。
こうしてニホンちゃんのお家に集まった皆でしたがそうし
て案内された場所はというとです。何とお家の中ではなく
てニホンちゃんのお家の中にあるお池の一つでした。そこ
に溝も続いています。
251総督府スレより転載:2010/02/02(火) 21:59:29 ID:XoAuf3yu
皆案内されたその場所に来てまずは首を傾げさせます。そ
うして思わずニホンちゃんに対して尋ねるのでした。
「ええと、お水のところにいるの?その鼠って」
「お家の中じゃなくて」
「そうなのよ、お水の中にいるのよ」
ニホンちゃんはここでも困った顔になっています。その顔
で皆に話すのでした。
「それで田んぼとかお池とか川とか一杯荒らされて困って
るのよ」
「お水にいるって」
「どんな鼠?」
皆それを聞いて余計にわからなくなりました。それが鼠か
というのです。
252総督府スレより転載:2010/02/02(火) 22:05:29 ID:XoAuf3yu
「ザリガニとかお魚じゃなくて」
「鼠って」
「ほら、あれよ」
ここでお池からその鼠が出て来ました。見ればそれはかな
り大きな鼠でした。その大きさは。
尻尾まで入れると一メートルはあるでしょうか。それを見
て最初に言ったのはカンコ君でした。
「あれは本当に鼠ニダか?何処かの突然変異した生き物で
はないニダか?」
「けれど鼠よ」
「ビーバーよりもずっと大きいニダよ。何処にあんな鼠が
いるニダか」
その顔を顰めさせての言葉です。
253総督府スレより転載:2010/02/02(火) 22:14:45 ID:XoAuf3yu
「あんな化け物みたいに大きな鼠がニダ」
「けれど実際に目の前にいるじゃない」
「あれは架空の生物に決まっているニダ」
カンコ君は今自分が見ているものをあくまで信じようとし
ません。とりあえず彼のお家にはあんな大きな鼠はいない
からです。
「何処の化け物ニダか」
「いや、あれは鼠だよ」
ここで言ったのはブジリー君でした。
「間違いなく鼠だよ」
「あれっ、ブジリー君知ってるの?」
「だってあれは」
ブジリー君はニホンちゃんに応えてさらに言うのでした。
254総督府スレより転載:2010/02/02(火) 22:21:48 ID:XoAuf3yu
「僕のお家の鼠だし」
「えっ、そうだったの!?」
「そうだよ、あれヌートリアじゃない」
彼はそれだというのです。
「あれ僕のお家の鼠だよ、間違いなくね」
「嘘・・・・・・何でブジリー君のお家の鼠がわたしの
お家に?」
「それはわからないけれどね。誰かが持ち込んだんじゃ
ないかな」
ブジリー君はそうではないかというのです。
255総督府スレより転載:2010/02/02(火) 22:27:20 ID:XoAuf3yu
「それでニホンちゃんのお家にね」
「そうだったの。それで」
「とりあえずは罠を置いておこうよ」
ブジリー君はそれを提案するのでした。
「鼠捕り用のね」
「うん、それじゃあ」
こうしてその大きな川辺の鼠は罠でどんどん捕まえられ
るのでした。そうして退治していきます。ニホンちゃん
はそうしながら少し調べものをしました。そうしてある
ことがわかったのです。
256総督府スレより転載:2010/02/02(火) 22:33:35 ID:XoAuf3yu
「お爺ちゃんが毛皮にするから持ち込んだんだって」
「ニッテイがニダか」
「そうだったのよ。それが残ってね」
こうカンコ君達皆に説明するのでした。
「あんなに増えたのよ」
「鼠だから増えるのは物凄く速いよ」
ブジリー君がこのことをニホンちゃんに言います。
「言っておくけれどね」
「そうなのよね。捕まえた側から増えるし」
けれどこうも考えるニホンちゃんなのでした。
257総督府スレより転載:2010/02/02(火) 22:39:25 ID:XoAuf3yu
「けれどね」
「どうしたニダか?」
「お爺ちゃんが持ち込んだのは事実だし迷惑も受けてる
けれどそれでも。あの鼠も生きてるし」
このことを言うのでした。
「無闇に邪険にするのも悪いことじゃないかしら」
「それはちょっと」
「甘いではないニダか?」
ブジリー君とカンコ君は今のニホンちゃんの言葉にはい
ささか懐疑的に返します。
「ニホンちゃんのお家が迷惑受けてるのに」
「食べたり毛皮にしたらどうニダ」
「それもそうだけれど」
それでも生きていることには変わりがありません。ニホ
ンちゃんはこのことについても考えるのでした。このお
話はどうも簡単なお話ではないようです。
258総督府スレより転載:2010/02/02(火) 22:45:25 ID:XoAuf3yu
259マンセー名無しさん:2010/02/02(火) 23:33:18 ID:UeGp/QaV
おい、転載と称して毎日投稿するなら空けた事にならないじゃないかw
260マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 00:55:59 ID:49e4uAFc
さっさとスレ消費してAスレより先にスレ立てしたいんだろ。
Aスレが後から立ったら重複として問答無用で削除なんだから、キチガイが制止聞くわけねえよ。
261マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 22:30:25 ID:RH8DJu7F
          「雪やこんこん」
日之本家のアオモリの間。この部屋はニホンちゃんのお家の
中ではかなり寒い部屋です。
今日はそこにタイワンちゃんとカンコ君、それにチョゴリち
ゃんが一緒にいます。この三人は遊びに来たのですが一人だ
け事情が違っています。
「呼ばれたのはね」
「ウリ達だけだったニダよ」
タイワンちゃんとチョゴリちゃんが困った顔でカンコ君を見
ています。
「呼んでもいないのにニホンちゃんのところに来るし」
「いつもニダ」
こう言ってカンコ君を責めています。
262マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 22:40:45 ID:RH8DJu7F
「大体時間があったらニホンちゃんのところに来てるんじゃ
ないの?あんた」
「ニホンさんのこと嫌いだっていつも言ってるのに何でこう
いつもお邪魔するニダ」
「暇だから来てやっているだけニダ」
本人はこう言って居直っています。
「ニホンの家には誰も来ないからニダ。それで来てやってい
るニダ」
「だからあたしが来てるじゃない」
「ウリもニダよ」
二人はまたカンコ君に対して突っ込みを入れます。
263マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 22:49:15 ID:RH8DJu7F
「全く。まあとにかく」
「アオモリの間はいいニダな」
二人はあらためてアオモリの間の中を見回します。見回すと
そこは辺り一面雪だらけです。本当に真っ白です。そしてそ
こにはニホンちゃんも当然ながらいます。
「ねえニホンちゃん」
「どうしたの、タイワンちゃん」
「ここって凄く面白いね」
タイワンちゃんはとてもにこにことした顔でニホンちゃんに
対して言うのでした。
「辺り一面雪で」
「雪がそんなのにいいの?」
ニホンちゃんはタイワンちゃんの今の言葉に少しきょとんと
した顔になって問い返します。
264マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 22:58:14 ID:RH8DJu7F
けれどすぐに気付いたのです。タイワンちゃんのお家といえ
ばです。結構暑いのです。当然雪なんて全く降りません。そ
うしたお家なのです。
「そうよね。タイワンちゃんのお家はね」
「そうなのよ。だからね」
タイワンちゃんはもうかんじきにもんぺ、それに角巻きを装
備しています。完全装備です。
「この格好もね」
「好きなの」
「だってこんな格好あたしの家じゃ絶対できないから」
言いながら雪と戯れています。そうしてそのうえでさらに明
るく遊んでいます。
265マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:08:58 ID:RH8DJu7F
「あたしのお家って雪ないからね。ニホンちゃんのお家って
四季があって本当にいいわよ」
「雪が珍しい人もいるのね」
「そうニダよ。ウリナラは雪も降るニダけれど」
チョゴリちゃんもにこにことして雪をこねてそれを玉にしな
がら遊んでいます。
「やっぱりそうじゃないお家の人も多いニダよ。それを考え
たらニホンさんのお家は四季があってしかも暑いお部屋もあ
ればこうして寒いお部屋もあるニダ」
「ええ」
「それは凄く素晴らしいことニダよ。ウリもタイワンさんと
同じでこのアオモリの間が大好きになったニダ」
こう言ってにこりと笑うのでした。彼女もかなり楽しんでい
ます。
266マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:15:32 ID:RH8DJu7F
そしてタイワンちゃんと二人、ニホンちゃんを入れて三人で
遊んでいます。その時カンコ君はウヨ君もいないので男一人
で寂しい思いをしています。
「女の中で男が一人ニダ」
それで遊ぶ相手がいません。それで困っています。けれどそ
のカンコ君のところに一匹の犬が来ました。カンコ君はその
犬を見て言うのでした。
「別に取って食わないニダ。一緒に遊ぶニダか?」
「ワン」
犬、よく見ればぞぬはカンコ君の問いに対して答えます。犬
にしてもまんざらではない感じです。
267マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:22:35 ID:RH8DJu7F
それでカンコ君の顔を見て尻尾をふってへっへっへっ、っと
舌を出して機嫌よくしています。その彼を見ながらそのうえ
でじゃれてきます。
カンコ君もそのぞぬと遊んでです。こうしたことを言うので
した。
「犬は喜び庭駆け回りニダな」
こう言ってぞぬと楽しく遊んでいるとです。ぞぬがふと機嫌
を悪くしてです。
「アイゴーーーーーッ!!」
「アイゴーーーーーって」
「バカンコ、何したのよ」
「見ての通りニダ」
皆がいつもの叫び声を聞いて彼の方を見るとです。するとそ
の頭に。
268マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:30:48 ID:RH8DJu7F
ぞぬが噛み付いています。それでそこから血も流れています。
噛まれているカンコ君にしても唖然となっています。
「なじぇかいきなり噛まれたニダ」
「理由はわからないの」
「わかっていたら苦労はしないニダ。そもそもこいつは何処
の犬ニダ?」
「ぞぬっていってモナーやギコとかしいといつも一緒にいる
犬だけれど」
ニホンちゃんはそうした犬だというのです。
「ハングル県に来るのは珍しいけれど。普通はAA県でよく
遊んでる犬なのよ」
「そんな県があったニダか」
カンコ君にとってははじめて聞く県です。ここでニホンちゃ
んから驚くべき真実が語られるのでした。
269マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:35:24 ID:RH8DJu7F
「わたし達のいる地球町はハングル県にあるのよ。他にはタ
イワン県やアメリー県、チューゴ県もあるわよ。プロボーキ
ュー県とかトウア県、ニューソク県もあるし」
随分と県が多いです。それを聞くとです。
カンコ君もはじめて聞くことですしタイワンちゃんやチョゴ
リちゃんもです。かなり驚いています。実は皆そうした県が
あることも地球町がハングル県という場所にあることも知ら
なかったのです。
「はじめて知った話よね」
「ウリもニダ」
「それでとにかくニダ」
カンコ君はぞぬに頭をかじられたままニホンちゃんに対して
尋ねるのでした。
270マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:42:48 ID:RH8DJu7F
「とにかく離れるニダな。わかったニダ」
「はい、これニダ」
チョゴリちゃんはたまたま持っていた自分のお菓子を出して
ぞぬに見せます。そのうえでそれを投げるとです。
ぞぬはカンコ君から離れてそちらに向かうのでした。
「これでいいニダな」
「いいニダ。しかしウリは最近犬はあまり食べていないニダ
よ」
「ウリもニダ」
「そういえばあんた達のお家って」
最後にタイワンちゃんが今も雪と戯れながら言ってきました。
「実は犬より豚や牛の方がずっと好きだったわよね」
「その通りニダ」
「犬も食べるニダが実際は豚が一番多いニダよ」
このことも言うのでした。そんな話をしている間にカンコ君
の傷は治っていて元の雪遊びに戻る四人でした。今度はカン
コ君も入れてです。
271マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:45:39 ID:RH8DJu7F
272マンセー名無しさん:2010/02/03(水) 23:46:27 ID:nLUSsMav
この程度の長さなら十レス以内に収まるだろう。ぶつ切りにして長時間スレを占有するのはやめろ。
273総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:09:19 ID:F+nANMx5
        「これはまずい」
カンコ君が作ったものは壊れることが多いです。しかもその
壊れ方が壮絶なことで有名です。
過去それで何度もトラブルを起こしています。何を隠そう彼
が引き起こすトラブルのかなりの割合を占めています。その
彼がイン堂君のお家で溝に橋をかけることになりました。
それを聞いたタイヘイ池の面々は。まず最初にとても不吉な
予感がしました。
「相手がイン堂か、また」
「よりによってね」
この組み合わせで前に皆大変怖いものを見ましたので。それ
で予感を感じているのでした。
274総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:18:47 ID:F+nANMx5
けれどカンコ君本人はです。そんなこと奇麗さっぱり忘れて
しまっています。この物忘れは見事です。確実に自分にとっ
て都合の悪いことは忘れてしまいます。
「さて、イン堂に最高の橋を造ってやるニダよ」
「どう思う?ニホンちゃん」
ここでタイワンちゃんが怪訝な顔でニホンちゃんに尋ねてき
ました。
「バカンコ今回もやらかすかしら」
「これはわたしの予想だけれどね」
ニホンちゃんは怪訝な顔で彼女の問いに答えますその返答は
といいますと。
275マンセー名無しさん:2010/02/04(木) 22:19:00 ID:uOhbnatB
熱血君のスレで熱血君が占有するなら別にいいんじゃね?
276総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:27:34 ID:F+nANMx5
「今までのパターン通りじゃないかしら」
「やっぱりそう思うのね」
「うん。カンコ君ってここぞという時にこそしでかすから。
それにそれからが」
「やることが最悪なのよね。本当にどういったことになるの
やらね」
二人もかなり心配です。そしてアメリー君とチューゴ君はと
いいますと。何時になく真剣な顔でカンコ君に対して言って
います。
「いいな、絶対に失敗するんじゃねえぞ」
「イン堂を怒らせないことある」
こう彼に対して何度も何度も念を押して言っています。時折
イン堂君の方を見ながらです。
277総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:32:34 ID:F+nANMx5
「あいつが怒ったら冗談抜きでやばいからな」
「だからある。くれぐれもそういうことは避けるよろし」
こう彼に言い含めるのでした。二人が恐れている事態とは何
かといいますと。
「またイン堂の奴が切れてあいつに何かしたらYO」
「あまりにもおっかないある。あからさまに僕達に見せつけ
くるある」
イン堂君もまたクラスの中で発言力アップを目指しているの
です。ニホンちゃんと同じくクラス委員になることも狙って
います。既にクラス委員でありクラスで大きな発言力を持っ
ているうえにお家単位でもこれからライバルになりそうな二
人に対して自分の力を見せ付ける為に二人がどうやっても見
てしまう位置にあるカンコ君に対して何かをするということ
なのです。
278総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:38:57 ID:F+nANMx5
そんな剣呑極まる状況でカンコ君はイン堂君のお家に向かい
ました。当人だけは至って能天気です。
そうして橋を造りはじめたのでありますが。いきなりやらか
してしまいました。
「やっぱり・・・・・・」
「やったわね」
ニホンちゃんとタイワンちゃんは呆れ果ててしまいました。
カンコ君はお決まりのパターンで橋を壊してしまったのです。
後に残ったのはいつも通り見事な壊れた橋。その壊れ方もこ
れまた見事なものです。
「やるんじゃないかって思ってたけれど」
「物凄いクリティカルね」
二人は呆れるだけでした。他のタイヘイ池のメンバーもです。
けれどこの二人は違いました。
279総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:44:44 ID:F+nANMx5
「やりやがったYOあいつ」
「見事に。これでイン堂の奴は」
アメリー君とチューゴ君はうんざりとした顔でイン堂君を見
ます。見ればイン堂君は穏やかな笑みを浮かべています。た
だしその目は全く笑っていません。おまけにその背中から黒
い何か得体の知れない気を放っています。
「黒いソーマじゃねえかYO」
「最早何が起こっても不思議ではないあるぞ」
二人はもうカンコ君から離れています。けれどカンコ君は今
度も平気な顔でイン堂君の前にいます。勿論黒いソーマなん
て全く見えてはいません。
280総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:50:57 ID:F+nANMx5
イン堂君は静かに。カンコ君に対して問います。
「カンコ君、橋が落ちたよね」
「あのことニダな」
「あれってどういうことなのかな。よかったら事情とか説明
してくれないかな」
こう彼に問うのです。
「よかったら。怒ってないからね」
「あれはウリも被害者ニダ」
「あ〜〜〜あ、言っちゃった」
それを聞いたニホンちゃんは思わず溜息と一緒にこう言いま
した。
「それ言ったら駄目なのに」
「あれはイン堂家の人間がやっていた方が壊れたニダよ。だ
からウリは被害者ニダよ」
こう主張するのです。
281総督府スレより転載:2010/02/04(木) 22:56:03 ID:F+nANMx5
「だからウリには何の問題もないニダ。あんな手抜きをして
橋を壊した御前の家の人間に謝罪と賠償を要求するニダ。そ
れでいいニダな」
「うん、わかったよ」
イン堂君は全く笑わないままカンコ君の問いに答えました。
「君の考えはよくね」
「わかってくれて有り難いニダ。では後で御前の家に謝罪と
賠償を要求しに行くニダ」
これで話は終わりました。カンコ君の中では。けれど彼の周
りにはタイヘイ池の皆も他のクラスの面々も来ようとしませ
ん。かなり異様な状況になってしまっています。
282総督府スレより転載:2010/02/04(木) 23:01:31 ID:F+nANMx5
特にアメリー君とチューゴ君はです。かなり意図的にカンコ
君から離れて安全な場所から状況を見ています。
「よりによって謝罪と賠償まで要求したか」
「これで運命は決まったある」
こう言って青い顔をしています。この二人がです。
ニホンちゃんもタイワンちゃんに安全な場所まで誘導されて
です。それで彼女に言われています。
「とりあえずここにいれば安全だからね。騒動が終わるまで
あいつに近付かないでいようね」
「タイワンちゃん、何かイン堂君が」
ニホンちゃんも青い顔になっています。見ればそのイン堂君
は。黒いソーマでクラスの半分を覆ってしまっています。
283総督府スレより転載:2010/02/04(木) 23:07:34 ID:F+nANMx5
そうしてその手にサーベルを持って。その刀身を見ながらこ
れ以上はないまでに不気味な顔で笑っています。そうして言
うのでした。
「パンジャブ、もう少ししたら御前の大好きな生き血がたっ
ぷりと吸えるからね」
「さあ、これでイン堂の家の奴等に思いきり謝罪と賠償を要
求するニダよ。見ているニダ」
知らぬは本人ばかりです。全く以って幸せなことにです。
周りはそんな二人を遠巻きに見ています。カンコ君の周りに
は誰も近寄りません。果たしてどうなるでしょうか。それす
ら考えるのが怖い状況であります。
284総督府スレより転載:2010/02/04(木) 23:11:34 ID:F+nANMx5
285マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 19:27:24 ID:MQqQKiak
>>275
そうも言ってられないよ。これはハン板そのものの体質を疑われかねない問題だから。
286マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:12:21 ID:1KllZEUb
         「給食のメニュー」
最近ではそれぞれのお家の人達が交代で給食のメニューを
作るようになっています。今日はノーベル=スウェーデン
君が作っています。
「こんなのだけれどどうかな」
キャベツのサラダに人参を細かく刻んだもの、それと肉と
野菜の炒めものにお豆とジャガイモ、それとクラッカーで
す。中々バランスのいい組み合わせです。それと飲み物ま
であります。
「これが僕の家のメニューだけれど」
「中々いいんじゃない?」
「そうよね」
実際に食べてみた皆の感想です。
287マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:17:35 ID:1KllZEUb
「このメニューは結構」
「お昼には丁度いいボリュームだし」
「ノーベルも意外と料理上手いのね」
皆ノーベル君といいますとあの殺人兵器の如き缶詰をま
ず思い出しますがそれだけではなかったのです。こうし
たまともな料理も作られるのでした。
そして次はチューゴ君です。何かカイジさんが使ってい
る金属の食器入れを思わせるものに色々なものを入れて
います。大きなお魚にお野菜をチリソースで炒めたもの、
ブロッコリーにお漬物、それとスープまであります。そ
して白い御飯です。
「白い御飯はほかほかあるよ」
チューゴ君は御飯について言うことを忘れませんでした。
288マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:28:03 ID:1KllZEUb
「冷めた御飯は絶対に出さないある。それは言っておく
あるよ」
「チューゴ君ってそうなのよね」
冷えた御飯のお握りやお茶漬けが大好きなニホンちゃん
がここで言うのでした。
「冷えた御飯は絶対に食べないのよね」
「それを食べるのなら炒めるある。冷えた御飯は悪いこ
とをした人間が食べるものある」
こう言って何があっても冷えた御飯は食べようとしない
チューゴ君でした。そして続いては。
カンコ君です。しかし皆その彼のメニューについてはも
う速攻で突っ込みを入れるのでした。
289マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:35:24 ID:R63jZ5uw
熱血君、ここは君のHPじゃないんだ、いい加減にしなさい。
290マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:37:09 ID:1KllZEUb
「キムチだろ」
「キムチね」
「それは絶対にあるだろ」
「それが悪いニダか」
カンコ君は開き直って皆に言い返します。見れば実際に
キムチが野菜を入れた炊き込み御飯のところに添えられ
ています。やっぱりそれは欠かせません。
それと焼きそばかスパゲティみたいなものに緑のお野菜
にニホンちゃんのお家のお味噌汁を思わせるお豆腐やお
野菜や茸がが入れられたスープにあとはバナナです。こ
れはこれで結構いい感じです。
291マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:42:09 ID:1KllZEUb
皆キムチは規定路線と思っていましたがデザートまであ
るそのメニューを見てです。まずは意外といった顔にな
るのでした。
「また八つ墓丼みたいなものかって思っていたけれど」
「これは結構」
「いいんじゃない?」
「ウリもちゃんと考えているニダ」
カンコ君はこのことを皆に対して言うのでした。
「そうそう爆発したりするものは作らないニダ」
「ちっ、何だよ」
「面白くないわね。普通のカンコなんて」
「何か言ったニダか?」
皆のその言葉に嘴を入れながら彼のメニューも美味しく
食べられるのでした。
292マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:46:37 ID:1KllZEUb
次はアメリー君です。彼のものはといいますと。
まずハンバーガーがあります。それとフライドポテトが
十本あるかないかとミカンです。ハンバーガーにはレタ
スすらありません。
皆それを見てです。とりあえず目が点になりました。そ
のうえでアメリー君に尋ねます。
「これは幾ら何でも」
「酷くないあるか?」
「これだけで満腹するニダか?」
先にそれぞれ給食を出した三人が思いきりいぶかしむ顔
でアメリー君に対して尋ねます。
293マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:51:36 ID:1KllZEUb
「というより君がこの程度で満腹するのか?」
「いつもあれだけ食べているのに無理ではないあるか?」
「というか絶対に無理ニダ。どうするつもりニダ」
「お替りは自由だYO」
ところがアメリー君はしれっとした顔で皆に答えるので
した。
「牛乳も太りたくない人の為に数種類用意してあるしそ
れに朝食の分もあるから皆好きなだけ食べていいからさ。
何でも自主性でいかないと」
この辺りは実にアメリー君らしいです。皆それを聞いて
とりあえずは納得するのでした。
「アメリー君らしいっていえばらしいかな」
ニホンちゃんがこう言いました。
294マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 22:56:59 ID:1KllZEUb
「こういうのも」
「そういうニホンちゃんは何か」
「ミヤギの間での給食だけ異常に質素っていうか無茶な
気がするけれど」
「あれキッチョムの食べる量より少ないんじゃ」
ニホンちゃんはニホンちゃんで突込みが入っています。
確かにニホンちゃんはミヤギメニューだけ桁外れに質素
なものです。これは一体どいうことなのでしょうか。何
とパンとおかずが少しです。ニホンちゃんのお家で悪い
ことをした人が食べる御飯よりも質素だったりします。
「しかも何かっていうとカレーだし」
「カレー好きよね」
もう一つ突込みがきました。
295マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 23:01:33 ID:1KllZEUb
「カレーっていったらイン堂だけれど」
「ニホンちゃんの給食でカレーの占める割合っていった
らそれこそ」
カレーライスだけではないのです。カレーヌードルにカ
レースープ、カレーマカロニ、それにカレーパン。何か
というとニホンちゃんは給食にカレーを出してくるので
す。見れば今日もカレーです。
「で、やっぱりカレーだし」
「カレーばかり食べていたらそれこそ顔が黄色くならな
いあるか?」
「幾ら何でも多過ぎるニダ」
「全くだYO。イン堂並じゃないか」
先に給食を出した四人もカレーを前にしていささか不満
そうです。
296マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 23:06:54 ID:1KllZEUb
けれどニホンちゃん本人はといいますと。そのカレーを
とても美味しそうに食べているのでした。
「やっぱりカレーって美味しいわよね」
「まあニホンちゃんのカレーは僕の家のカレーとはかな
り違うけれどね」
横からそのカレーの本場のイン堂君がにこりと笑って言
ってきます。
「それでも美味しいことは美味しいよね」
「やっぱり給食はカレーよ」
ニホンちゃんはにこにことして言います。
「リクジさん達は週一回はカレーなのよ」
「えっ、それだけなんだ」
イン堂君はジエイタイの三兄弟が週一回カレーと食べて
いると聞いて少ないと言います。
297マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 23:12:41 ID:1KllZEUb
「毎日食べないと」
皆今のイン堂君の言葉を聞いて思わずお口の中のカレー
を吹き出してしまいました。流石にそれは無理です。
「カレーは完璧な食べ物なんだよ。何でもカレーにでき
るからね」
「うふふ、わたしは別にそれでもいいけれど」
しかもニホンちゃんもそれに乗り気でした。皆にとって
は驚くべきことに。
「流石にね。それだと皆がね」
「この二人にどうやってカレーから離れさせるか」
「さもないとこりゃ給食毎日カレー味あるぞ」
「流石にそれはぞっとしないニダ」
「他の味を忘れてしまいそうだな」
先の四人もそれぞれ思いました。何気にこれからの皆の
給食が怖いことになりそうです。
298マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 23:18:23 ID:1KllZEUb
299マンセー名無しさん:2010/02/05(金) 23:36:19 ID:9mZmtElr
一人で何スレも使い切る気?
300総督府スレより転載:2010/02/06(土) 21:24:01 ID:IjkTR6fR
         「さらば懐かしの銅像」
新年と言えば隠し芸大会、皆それぞれの隠し芸を競って出してい
ます。
ロシアノビッチ君が妹達と一緒に華麗なバレエを見せればアメリ
ー君はパツキン君やクーロイ君達を連れてラップダンスです。チ
ューゴ君はタイワンちゃんと一緒に京劇の派手な演舞を見せてく
れます。
ニホンちゃんもウヨ君と一緒に助六です。インドネシアちゃんが
バロンダンスを見せればベトナちゃんとホーチミン君がお家の民
謡を歌ってタイラン君は何と女の子に化けてみせます。皆が皆そ
れぞれ見事な芸を見せてくれます。
そしていよいよ真打登場です。あのカンコ君です。
301総督府スレより転載:2010/02/06(土) 21:33:50 ID:IjkTR6fR
カンコ君の出番になるとです。皆いささか真剣な顔で彼に対して
言うのでした。
「ここで火は使うなよ」
「爆発はなしだぞ」
「それはわかっているニダ」
このことはとりあえずわかっているカンコ君でした。
「そう思って今日はチョゴリとキッチョム兄さんも一緒に連れて
来たニダ」
「よくキッチョムまで来たよな」
「そうだよな」
皆このことにまず驚いています。何しろ彼は引き篭もりなのでま
ず外には出て来ないからです。
302総督府スレより転載:2010/02/06(土) 21:43:00 ID:IjkTR6fR
そのことにまず驚きましたが何はともあれカンコ君の番です。そ
れで準備に入りますが。
ここでチョゴリちゃんに対して言うのでした。
「何か皆が皆物凄いことをしているから普通に歌ってもお芝居を
しても目立てないニダぞ。やっぱりここは普通にアリランをやる
だけでは駄目ニダぞ」
「そうみたいニダな。兄さん、ここはどうするニダか?」
「隠し芸ニダ。何か相応しいネタはないニダか?」
「隠し芸ニダな。それだと」
「それだと?」
「キッチョム兄さんの力が不可欠ニダ」
その無理に連れて来た引き篭もりの彼のことを言うのでした。果
たして何をするつもりでしょうか。
303総督府スレより転載:2010/02/06(土) 21:51:52 ID:IjkTR6fR
チョゴリちゃんはここで自分のアイディアをカンコ君に対して話
します。そのうえでキッチョム君に対して二人でそのことを話す
のでした。
「銅像ニダか?」
「そうニダ」
二人で彼に話します。
「兄さんの尊敬する首領様になって欲しいニダ」
「それでいいニダか?」
「あの銅像にさせてもらえるニダか」
それを聞いたカンコ君もまんざらではありませんでした。何しろ
心から尊敬して崇拝している首領様になれるのです。それでどう
して嫌だとなるでしょうか。それもかなりないことです。
304総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:01:40 ID:IjkTR6fR
キッチョム君は二人の言葉を受けて銅像になることになりました。
けれどここでチョゴリちゃんが彼に対してこう注意してきたので
す。
「一つだけ注意して欲しいことがあるニダ」
「何ニダ、それは」
「絶対に動かないことニダ」
このことを強調してきたのです。
「兄さんは銅像になるニダよ。だから絶対に動いては駄目ニダ。
若し最後まで動かなかったら何でも好きなものをお腹一杯食べて
いいニダ」
キッチョム君にとって最高の賄賂まで用意してです。そのうえで
彼を銅像にするのでした。こうして三人の隠し芸がはじまったの
でした。
305マンセー名無しさん:2010/02/06(土) 22:05:34 ID:WF1xPKna
一人でスレを占有するなと何回言われたら分るんだ?
お前、人間として最低だよ。
306総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:09:39 ID:IjkTR6fR
「さて、いよいよだよな」
「そうね。カンコ達の隠し芸」
「どんなのなんだろう」
皆それを楽しみに待っています。そうして幕が開くとです。いき
なりそこに出て来たのは銅像です。立ってそのうえで右手を高々
と掲げている、そんな銅像でした。
「あっ、あの銅像って」
ニホンちゃんはその銅像を見てわかりました。それはキッチョム
君の首領様の銅像です。キッチョム君がその銅像になってそれで
出ているのです。
「キッチョム君じゃない」
「あっ、そうね」
彼女の横にいるタイワンちゃんもそれに気付いてです。そのうえ
でこれからの展開を見るのでした。それは。
307総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:14:18 ID:IjkTR6fR
左右からそれぞれカンコ君とチョゴリちゃんが出て来ます。そう
して二人で銅像の前でお芝居をはじめました。
「兄さん、何でここにいるニダ?」
「実は金ダライを探しているニダ。丈夫なのが欲しいニダ」
こう言うとです。上からその金ダライが落ちてきました。そうし
てキッチョム君の頭に見事命中しました。
これは痛いです。けれどキッチョム君はそれに何とか耐えたので
した。
(御馳走の為ニダ・・・・・・)
耐えているとです。カンコ君はそのタライを見て言うのでした。
「これは大丈夫ニダか?」
「じゃあ確かめてみるニダ」
チョゴリちゃんはお兄さんからそのタライを受け取ってです。そ
れでキッチョム君を思いきりぶん殴るのでした。
308総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:20:18 ID:IjkTR6fR
忽ち場に物凄い音がします。皆それを見てびっくりです。
「おいおい、本気だよな」
「間違いなくね」
「すげえ・・・・・・」
皆流石にこれには唖然です。しかもです。
チョゴリちゃんはタライを置いてさらにお兄さんに対して言うの
でした。
「ウリは石灰とお水が欲しいニダ」
「それならここにあるニダ」
何時の間にかカンコ君の横に出て来ています。それを妹に対して
見せるのでした。
「これでどうニダ?」
「中身は大丈夫ニダか?」
チョゴリちゃんはまたこう言いだしてきました。
309総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:26:24 ID:IjkTR6fR
「本当にいけるニダか?」
「それはわからないニダよ」
「じゃあまた確かめてみるニダ」
「そうニダな」
今度はカンコ君が銅像に石灰を袋から頭に思いきりかけます。そ
の後でチョゴリちゃんがバケツの中にある水をかけます。もう滅
茶苦茶です。
「おいおい、そこまでやるか」
「キッチョムも大丈夫かしら」
皆それを見て流石に苦笑いです。けれど楽しんでいるのも事実で
す。
そしてキッチョム君も。
(御馳走の為ニダ。我慢しないと駄目ニダ)
そのことが何とか彼を支えています。そうして何とかこらえてい
るのでした。
310総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:30:57 ID:IjkTR6fR
けれど彼の受難はまだ続きます。今度は金属バットが出て来るの
でした。
「これはどうニダか?」
「確かめてみるニダよ」
今度は二人で銅像をバットで激しく殴打です。当然本気です。そ
れからモップで顔をゴシゴシとやってお掃除をしたりしました。
そんな銅像コントをしたのです。
それが終わってから皆。まず言いました。
「これはちょっと思わなかったな」
「身体張ってるよな」
「確かに」
最後までファビョーーーーンもせずに全く動かなかったキッチョ
ム君にびっくりしているのでした。
311マンセー名無しさん:2010/02/06(土) 22:32:53 ID:uPPUOlkZ
>>305
お前さあ、他所のスレけなすより
自分のところのスレ振興につとめたほうがいいんじゃないか?
312総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:35:04 ID:IjkTR6fR
結果としてこれは大受けでした。カンコ家は見事大賞を取りまし
た。こうしてキッチョム君は御馳走を貰うことになったのですが。
「二度とこんなことはしないニダ」
顔も身体もボロボロになっています。あちこちタンコブやら打ち
傷やらで一杯です。半死半生です。
「というか誰があんなコント考えたニダか」
「ニホンさんのお家のを見たニダよ」
チョゴリちゃんがこう話すのでした。
「それを思い出してニダ。兄さんも最後まで動かなくてよかった
ニダ」
「・・・・・・今度はないニダ」
こう言いながら御馳走を食べるキッチョム君でした。彼にとって
は結構散々な隠し芸大会なのでした。
313総督府スレより転載:2010/02/06(土) 22:39:53 ID:IjkTR6fR
314マンセー名無しさん:2010/02/06(土) 22:46:34 ID:WF1xPKna
>>311
すまない。こんな奴に少しでも期待した俺が馬鹿だったよ。
315マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 22:28:39 ID:mnelAI5u
         「女は恐し」
言うまでもないことですがウヨ君のお姉さんがニホン
ちゃんです。ですからウヨ君はニホンちゃんにだけは
どうしても頭があがりません。
「だからそんなことをしたら駄目よ」
「わかってるよ、姉さん」
ウヨ君はニホンちゃんにはとりわけ素直です。とにか
くニホンちゃんの言うことには何でも従いますし彼女
が止めたら絶対にしません。それだけお姉さんに対し
ては弱いです。
何しろお姉さんであるだけではありませんから。ニホ
ンちゃんの強さはかなりのものです。
316マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 22:37:53 ID:mnelAI5u
例えば居合いをしてもです。何と落ちてくる水滴を斬
ってしまえるのです。その他にも剣道や合気道、それ
に古武術もかなりのものです。ウヨ君にしても武芸に
ついてはまさに十八般ですがそれでもです。もうその
強さの桁が違います。
「伊達にクラスの女の子で最強ではないあるな」
これはチューゴ君も認めます。彼にしてもニホンちゃ
んのその強さは認めています。
ですからニホンちゃんと若し喧嘩をしても絶対に勝て
はしません。ウヨ君はありとあらゆる面でお姉さんに
は勝てないのです。
317マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 22:46:53 ID:mnelAI5u
そしてカンコ君もです。チョゴリちゃんは妹ですがそ
れでもです。妹の言うことには弱いですし逆らうこと
はできません。
「だから兄さん、それは止めるニダ」
「わかったニダ」
妹のその言葉に不承不承ながらも頷きます。とにかく
彼も妹には逆らえません。
それでカンコ君のブレーキ役になっているチョゴリち
ゃんなのですがその彼女が怒るとです。それこそとん
でもない強さを発揮します。
318マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 22:54:55 ID:mnelAI5u
火病というものは実は女の子の方が強烈だったりしま
す。そのチョゴリちゃんが怒るとです。
「・・・・・・熊か?それとも虎にやられたのか?」
「昨日チョゴリと喧嘩したニダ」
カンコ君は全身包帯だらけで学校に来てアメリー君の
問いに答えます。
「それでこうなったニダ」
「御前のところも女が強いんだな」
「その通りニダ」
物凄い大怪我をして学校に来ています。彼も妹には勝
つことができないのです。
319マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 23:02:59 ID:mnelAI5u
「ニホンちゃんの家もカンコの家もとにかく女の力が
強くなってきているあるよ」
ここでまたチューゴ君が言うのでした。
「それはもう見てもわかる通りある」
「あれっ、チューゴ見ているのかYO」
アメリー君がここでチューゴ君がメモを取っているこ
とに気付きました。
「何だ?御前のところの壁新聞の為か?」
「その通りある。両方共女の子の力がかなり強くなっ
てきているある」
チューゴ君は極めて客観的にこう述べるのでした。
320マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 23:09:06 ID:mnelAI5u
「今では両方共男が女の尻に敷かれているあるよ」
「そうだよな。ウヨの奴もカンコもな」
「姉と妹にそれぞれ頭が上がらなくなっているある。
それは隠せないあるよ」
こう冷静に話すのです。確かに今も二人の目の前では
ウヨ君とカンコ君がそれぞれお姉さんと妹さんに怒ら
れています。
「だからね、武士少しは周りを見てね」
「兄さんは人に物事を押し付け過ぎるニダ。もう少し
他の人のことも考えるニダ」
こんな調子で怒られている二人でした。かなり小さく
なっています。
321マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 23:16:02 ID:mnelAI5u
チューゴ君はそれを冷静に見てアメリー君も頷いてい
ます。そしてここでアメリー君は二人を馬鹿にしたよ
うに笑って言うのでした。
「ウヨもカンコも情けないよな。幾らお姉さんや妹っ
ていっても女の子じゃないか。その女の子にあそこま
で言われてな」
「全くあるな」
これはチューゴ君も同感です。彼もそんな二人を馬鹿
にした冷たい笑みで見ています。
「男としてあまりに甲斐性がないある」
「全くだぜ」
二人はこう言います。しかしです。
322マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 23:21:30 ID:mnelAI5u
その二人にです。それぞれラスカちゃんと香ちゃんが
言ってきました。
「ちょっとお兄ちゃん」
「こんなところで油を売っていたあるか」
「げっ、ラスカ」
「香あるか!?」
「お掃除はどうしたのよ、お部屋のお掃除」
「今日の食事当番は兄さんあるよ。その献立は考えて
いるあるか?」
「い、いやそれはな」
「今から考えるところある」
二人はとてもバツの悪い顔で妹達に返します。
323マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 23:28:15 ID:mnelAI5u
「だからな。ちょっと待ってくれYO」
「料理は絶対に作るあるから」
「本当ね?」
「嘘をついたら承知しないあるよ」
二人も妹達には弱いです。しかも二人が弱いのは妹達
だけではありませんでした。
今度はエリザベスちゃんがチューゴ君に、フランソワ
ーズちゃんがアメリー君に対して言ってきました。急
に出て来てです。
「チューゴ、ここにいたのですね」
「アメリー、何処にいるかと思いましたら」
二人はとても恐い顔で二人に対して言ってきます。
324マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 23:32:35 ID:mnelAI5u
「クラス委員の仕事がありましてよ」
「忘れたわけではありませんわよね」
「あ、ああ。それはな」
「そっちも今からやるあるよ」
女の子二人に対してとても辛い顔になっています。二
人もどうやらです。
「何で世の中の女の子ってのはこんなに恐いんだYO」
「勝てないあるよ」
結局二人も同じでした。女の子は強くて弱い、まさに
そうでした。これはウヨ君とカンコ君だけではなかっ
たのです。男よりも女の方が強い、どうやらそれはこ
の町全体のことのようです。
325マンセー名無しさん:2010/02/07(日) 23:37:36 ID:mnelAI5u
日韓で女の子が強くなってるとか。
ttp://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=39306
アメリー君とチューゴ君は過去の国際関係と国内のあの
ヤンキーガールと恐妻家の多さ。
326総督府スレより転載:2010/02/08(月) 22:15:58 ID:0sKtNusY
         「これもメイド」
ニホンちゃんのお家で大人気のまま続いているメイドさん、それ
を皆が真似していくという凄くいい風潮が今クラスに満ちていま
す。
「元々はわたくしの家のものなのですけれど」
エリザベスちゃんが言います。
「それでも何か最近はニホンさんのものになっていますわね」
「ううん、何か物凄いことになっちゃったわね」
ニホンちゃんがそのエリザベスちゃんに対して少し困った様子な
顔で応えています。
「わたしもちょっとやり過ぎたかな」
「だがそれがいい!」
けれど男組はこう言うのでした。
327総督府スレより転載:2010/02/08(月) 22:25:31 ID:0sKtNusY
「メイド、それは勇気の証(声:玄田哲章)」
「メイド、それは希望の証(声:上に同じ)」
こう言って完全にのめり込んでいます。とにかく見る方と御主人
様になれる方にとっては最高のことです。だから男組はそれにつ
いては何も反論しないのです。
「御主人様、っ可愛い女の子に迎えられるのってな」
「やっぱり最高だよね」
「そうそう」
煩悩全開でそれぞれ言うのでした。
「もうそれこそがね」
「生きていてよかったっていうか」
こんな調子です。例え女の子達が嫌だと言っても彼等は納得した
りしないでしょう。それがひしひしと伝わる状況です。
328総督府スレより転載:2010/02/08(月) 22:33:38 ID:0sKtNusY
そしてです。その女の子達もです。何だかんだといって皆が皆そ
のメイド服を着ていたりします。その理由はといいますと。
「これ着てると凄いお客さんの入りがいいからね」
「そうそう」
それで皆着てそれで商売をしているのです。そしてその中にはタ
イワンちゃんもいます。
「どうかな、ニホンちゃん」
「似合ってはいるわ」
ニホンちゃんも少し戸惑いながらタイワンちゃんに対して答えま
す。けれどその口調が今一つルよいものではありません。
「ただ。タイワンちゃんもそれ着てお家の商売するのね」
そのことが気掛かりなニホンちゃんです。
329マンセー名無しさん:2010/02/08(月) 22:34:21 ID:E2T8+cZZ
連投は禁止。テンプレを守る気のない荒らしと認定します。
330総督府スレより転載:2010/02/08(月) 22:41:25 ID:0sKtNusY
そしてタイワンちゃんが今している商売はといいますと。これが
かなり斬新であります。
「いらっしゃいませ、御主人様」
「あれっ、タイワンちゃんじゃない」
クラスで一番の女好きのマカロニーノ君が彼女の出迎えを受けて
声をあげます。彼は丁度タイワンちゃんのお家の前を通ったとこ
ろだったのです。
「メイドさんになったんだ」
「散髪は如何でしょうか」
そのメイド服姿のままマカロニーノ君に対してにこりと笑って言
うのです。
「サービス致します」
こう言って受けない男は男ではありません。そしてマカロニーノ
君です。もう答えは出ていました。
331総督府スレより転載:2010/02/08(月) 22:46:04 ID:0sKtNusY
「それじゃあね」
「お帰りなさいませ、御主人様」
ぺこりと頭を下げてマカロニーノ君を迎えます。こうして彼はこ
のお店の御主人様となったのでした。
そうして散髪の席に座るとです。タイワンちゃんは後ろからマカ
ロニーノ君に尋ねてきました。
「御主人様、髪型は何にしますか?」
「そうだね。いつも通りね」
「畏まりました、御主人様」
こうして結構手馴れた動きで切っていきます。マカロニーノ君は
タイワンちゃんのその腕に少し驚きました。
「あれっ、上手いんだね」
この辺りは器用なタイワンちゃんならではでしょうか。
332総督府スレより転載:2010/02/08(月) 22:50:50 ID:0sKtNusY
こうして切ってからです。タイワンちゃんはまたマカロニーノ君
に尋ねてきました。
「御主人様、シャンプーはいたしますか?」
「うん、じゃあそれもね」
こうして散髪は順調に進んでいきます。そして終わってお店を後
にする時には。
「行ってらっしゃいませ、御主人様」
送ってもらえます。こうして意気揚々とマカロニーノ君はお店を
後にするのでした。
クラスでこの散髪屋は忽ち話題になりました。皆が皆タイワンち
ゃんのお店に行きます。そうして散髪という名目でメイドさんの
送り迎えを受けるのでした。
333総督府スレより転載:2010/02/08(月) 22:55:42 ID:0sKtNusY
すぐにタイワンちゃんだけでは人手が足りなくなってしまいまし
た。そうしてクラスの女の子が援軍にやって来ることになったの
ですが。
「タイワンちゃんの為だからね。やらせてもらうわ」
親友のニホンちゃんはにこにことしています。この辺りは流石に
親友同士なだけはあります。困った時はお互い様、ニホンちゃん
のメイド姿もかなりのものです。
そしてエリザベスちゃんもいますが彼女はあまり嬉しそうではあ
りません。メイド姿のまま憮然としています。
「どうしてわたくしがメイドに」
そのメイド服を着ていること自体にかなり不満があるようです。
それが何故かといいますと。
334総督府スレより転載:2010/02/08(月) 23:00:32 ID:0sKtNusY
「我がエリザベス家には多くのメイドがいてわたくしはその中に
いますのに。そのわたくしがどうして」
普段のお嬢様然としたドレスでないのが不満な様です。そしてそ
れは彼女だけではありませんでした。
彼女の宿敵にして無二の相棒と言ってもいいフランソワーズちゃ
んもいます。彼女もかなり不満そうな顔で鋏を手にしてメイド服
のまま働いています。
「釈然としませんわね。何か」
この二人は女の子達の中ではメイド服が好きではない一派なので
す。やはり頭のてっぺんから足のつま先までお嬢様だからの様で
あります。
「まあいいですわ。こうなったら我がフランソワーズ家のロココ
の髪型を復活させまして」
またしてもこんなことを言う彼女でした。
335総督府スレより転載:2010/02/08(月) 23:06:31 ID:0sKtNusY
「こうして。さて、出来上がりですわよ」
「おいちょっと待て!」
「誰がこんな髪型にしてくれって言ったよ!」
あの左右をカールにしたモーツァルトみたいな髪型にされた面々
は早速フランソワーズちゃんに抗議します。
「こんな髪型で外を歩けるかよ!」
「すぐになおせよ!」
「仕方ないですわね、それじゃあ」
「とりあえずあんたは髪の方はいいから」
タイワンちゃんもフランソワーズちゃんを止めました。
「何はともあれ繁盛してるのはいいことよね」
こう言ってそれ自体は喜んでいます。
336総督府スレより転載:2010/02/08(月) 23:12:28 ID:0sKtNusY
「けれどまあ。それでもね」
「どうしたの?タイワンちゃん」
ニホンちゃんがあらためて彼女に尋ねます。
「メイド服にしただけでこんなに繁盛するなんてね」
「ああ、そのことに驚いてるのね」
「そうなのよ。何かこの格好って」
あらためて自分が着ているそのメイド服を見てにこりと笑って
言うのでした。
「物凄い威力があるのね」
「そうなのよね、コスプレでもダントツよね」
「本当にね」
あらためてこのことを思い知る女の子達でした。タイワンちゃ
にとっては実にいいことでありました。
337総督府スレより転載:2010/02/08(月) 23:18:31 ID:0sKtNusY
338マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 21:52:40 ID:iBxmPEhn
        「人類滅亡への序曲!?」
ポルとガルがです。二人仲良くお家のお庭で遊んでいたその
時です。二人はそれぞれお家のお庭の写真を撮っていました。
そしてその写真を見て二人で喜んでいたのです。
「やっぱり私達のお家は綺麗なのれす」
「そうなのれす」
こう言い合ってご満悦です。とにかく写真を撮って撮ってそ
れで笑顔で遊んでいます。そして二人がまた写真を撮ってそ
の写真を見てみるとです。二人は首を傾げることになってし
まったのです。
「あれっ、これは」
「何なのれす?」
こう言って二人共首を右に傾げさせるのでした。
339マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 22:00:59 ID:iBxmPEhn
二人が同時に同じ角度で首を右にやった為何か鏡映しみたい
になっています。その写真に写っているものを見てそうして
言うのです。
「何かよくわからないのれす」
「けれど凄そうなのれす」
その写真を見てお話をします。
「こうした時はやっぱりなのれす」
「ヨハネ君に聞いてみるのれす」
こうした時には優等生に聞いてみようということになったの
です。二人はそのままヨハネ君のいる教会に行ってです。そ
の写真を見せるのでした。
340マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 22:09:26 ID:iBxmPEhn
「この写真なのれすけれど」
「ヨハネ君は何かわかるのれすか?」
その独特のれすます口調でヨハネ君に尋ねます。この写真に
写っているものが一体何か。
ヨハネ君はまずは落ち着いてそのうえで写真を見させてもら
いました。するとすぐにその顔が見る見るうちに真っ青にな
ってきました。それはまるで信号が赤から青に変わる時のよ
うです。
「こ、これは・・・・・・」
「これは?」
「何なのれすか?」
二人の何気ない問いにです。こう答えるのでした。
341マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 22:17:13 ID:iBxmPEhn
「人類滅亡の序曲です!?」
「ええっ!?」
「私達滅亡するれすか!?」
「間違いありません」
震える声でこう言うのでした。
「これは、あの黙示録にある四人の騎士に他なりません」
「黙示録っていうと」
「あの」
「そうです、人類滅亡を教えているあの本のことです」
ヨハネ君の顔は青くなったり赤くなったりです。まさにそ
れは信号そのものです。その顔で言い続けるのでした。か
なり物凄い状況です。
342マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 22:26:17 ID:iBxmPEhn
「いけません、これは」
「そ、そうれすよね」
「四人の騎士がやって来て町を破壊するのれす」
「そして私達も」
「皆殺しになってしまうれすよ」
ヨハネ君の話を聞いてポルとガルも真っ青になっています。
二人もかなり狼狽しています。
「これは何とかしないと本当に」
「大変なことになってしまうれす」
「一大事です!」
ヨハネ君は右手を拳にして言いました。
343マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 22:34:47 ID:iBxmPEhn
「この町の。ここはです」
「そうです、皆に教えるれす!」
「その四人の騎士に立ち向かうれす!」
三人は今立ち上がりました。そうしてそのうえで町中にこ
の謎の四人の騎士が来ると言ってその写真も町の至る所に
貼っていきます。
けれど皆それを見ても動きません。それどころかかなりク
ールな調子である。
「あれっ、何でれすか?」
「何で皆静かなのれすか?」
二人もこのことにはクエスチョンマークでした。
344マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 22:43:56 ID:iBxmPEhn
当然ヨハネ君もです。どうしてなのかさっぱりわかりませ
ん。
「皆さん何故無関心なのですか?」
驚いた顔で皆に問い返すのでした。
「それぞれ町の四分の一を支配していき破滅をもたらしそ
の世界の最後の審判のはじまりとなるあの恐ろしい騎士達
が出て来るというのに」
「いや、それは」
「ちょっと」
しかしです。皆それを信じようとしません。それでヨハネ
君もポルとガルも唖然となっています。とにかく誰も三人
のその言葉に振り向こうとしません。
345マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 22:52:42 ID:iBxmPEhn
そしてです。そんな三人を見てウヨ君が言うのでした。そ
の言う内容とはです。
ニホンちゃんに対してです。こう囁くのです。
「姉さん、ああいう話聞いたことあるよね」
「もう飽きる位」
ニホンちゃんにしても心当たりが思いきりあるお話なので
した。あまり機嫌のよくなさそうなその顔でウヨ君に対し
て言うのでした。
「あれよね、つまり」
「そう、あれだよ」
そして二人の頭の中に浮かんだ人達はです。それこそあち
こちの場所、ハングル県以外の県にも出て来るあの人達な
のでした。
346マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 23:02:18 ID:iBxmPEhn
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   
これはノストラダムスが俺達に残したメッセージなんだ!人類が滅亡するということを教えてくれたんだ!
347マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 23:04:54 ID:i3kCSQQL
投稿に時間をかけるな、ハン板はお前の私物じゃない。
348マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 23:12:11 ID:iBxmPEhn
         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー        

349マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 23:19:55 ID:iBxmPEhn
この人達です。その人達のことを思い出してニホンちゃん
もウヨ君も浮かない顔になってしまいます。
「もうノストラダムスとかそういう予言はいいよね」
「ええ、もうね」
二人はこれまで自分達の家で散々そういう本を読んで町が
滅んでしまうと怯えてきたのです。その中にその四人の騎
士の人達もいたのです。他にも黒髭とか四匹の獣とか七つ
の頭の竜とか666の数字とか一杯あります。それで四人
の騎士のことも思い出して言うのでした。
「記憶にあるからね」
「そうよね。それにこの写真って」
肝心のポルとガルのその写真を見るとです。それは。
350マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 23:26:06 ID:iBxmPEhn
一見しなくてもピンボケに見えます。何か画面の中央に紫
のその水滴みたいなものが写っています。四人の騎士とか
そういうものは全く見えません。
「何でこれが騎士に見えるのかしら」
「あの三人にはそう見えるらしいけれど」
「ちょっとかなり意味不明」
「実は俺もなんだけれど」
二人にも殆どの人にもそうとしか見えないその写真なので
すがそれでも三人はまだ言っています。
「町の滅亡です!」
「四人の騎士が来るのれす!」
「それに備えるのれす!」
果たして三人が気付く時はあるのでしょうか。ただひたす
らその騎士達に対して警鐘を鳴らし続けてはいますが。
351マンセー名無しさん:2010/02/09(火) 23:32:58 ID:iBxmPEhn
352総督府スレより転載:2010/02/10(水) 21:51:51 ID:g78fNZwO
        「ニホンちゃんのお家の教え」
今日もですがカンコ君はいきなりニホンちゃんに対して大声で
言ってきました。
「いきなりだがニホンは不道徳ニダ!」
こう言ってきました。
「全く以ってけしからんニダ」
「不道徳なのはあんたの発言よ」
タイワンちゃんがそのカンコ君に対して速攻で突っ込みを入れ
ます。これもいつもの展開です。
「というか何でそんなことをいきなり言い出すのよ」
「それはニダな」
カンコ君はその理由について話しはじめました。どうやら今回
は彼なりに理由があるようです。
353総督府スレより転載:2010/02/10(水) 21:59:51 ID:g78fNZwO
「ニホンの国の宗教は何ニダ?」
それを尋ねてきたのです。
「御前クリスマスは何をしていたニダ」
「何をって普通にクリスマスパーティー皆とやってたけれど」
ニホンちゃんがカンコ君の質問に答えます。
「カンコ君もいたんじゃなかったの?」
「あんた一番ケーキとか鶏肉とか食べてたじゃない」
ニホンちゃんの傍には何だかんだと理由をつけて絶対に来るカ
ンコ君です、来ない筈がありません。クリスマスは皆で一緒だ
ったのです。
「見たじゃない、それ」
「しかもニダ」
カンコ君はタイワンちゃんの言葉をよそにさらに言うのでした。
354総督府スレより転載:2010/02/10(水) 22:07:21 ID:g78fNZwO
「お正月にはニチオウのところに行っていたニダな」
「ご本家のところ?」
「そうニダ」
何故かカンコ君のお家だけオウと言っているのです。他の皆は
ミカドと呼んでいますが何故か彼のお家だけがそう呼んでいる
ニホンちゃんのご本家なのです。
「ご本家は神主さんの中で一番偉い人でもあるから」
「ああ、あれはニホンちゃんのお家の宗教だったよな」
アメリー君がここで出て来て言いました。
「そういえばニホンちゃんクリスマスってあれはヨハネのとこ
ろの教えだYO。ニホンちゃんのところで信じてる人ってかな
り少なかったんじゃ?」
アメリー君はそこを指摘するのでした。
355総督府スレより転載:2010/02/10(水) 22:16:44 ID:g78fNZwO
「確か」
「まあそうだけれど」
「そういえばニホンちゃん、お正月にお年玉貰ってるよね」
タイワンちゃんもふと気付いたのでした。
「それでお買い物してるよね」
「うん、そうだけれど」
「ああ、それはうちの家の風習あるぞ」
「そうなのよね」
チューゴ君が出て来て言います。それにタイワンちゃんも同
意して頷くのでした。
「神主さんのところはともかくとしてある」
「チューゴ家の系統のお話だし」
皆ニホンちゃんのそうした面にどんどん気付いていきます。
356総督府スレより転載:2010/02/10(水) 22:23:32 ID:g78fNZwO
「お盆は」
「あれ仏教だし」
ニホンちゃんはその指摘にも応えます。
「となると」
「呼んだ?」
今度はイン堂君登場です。仏教といえばこの人です。
「お盆とかお彼岸はこっちだよ」
「ええと、他にも端午の節句とかは」
「それはまたうちある」
またしてもチューゴ君登場です。
「大晦日のお寺は」
「僕だよね」
イン堂君の突っ込み炸裂です。
「十三日の金曜日最近不吉に思うけれど」
「だからそれはヨハネのところだよ。うちの映画でもその
タイトル使ったけれど」
アメリー君もまたしても突っ込みを入れます。
357総督府スレより転載:2010/02/10(水) 22:30:39 ID:g78fNZwO
こうした皆の突っ込みを受けまくって。タイワンちゃんが
首を捻りながらニホンちゃんに突っ込みを入れました。
「どの宗教なの?」
「ええと、どうなのかな」
自分でもわからないのでした。目が泳いでいます。そして
ここでカンコ君がここぞとばかりに言うのでした。
「こんなに宗教的に滅茶苦茶な奴はいないニダ。ニホンは
全く以って不道徳な奴ニダ」
こう主張するのです。
「一つの宗教を深く掘り下げていないニダ。こんなことだ
から不道徳になるニダ」
これがカンコ君の言い分でした。
358総督府スレより転載:2010/02/10(水) 22:38:55 ID:g78fNZwO
「全くもってけしからんニダ。それに比べてウリの何と道
徳的で人格者であることニダ」
「おめーがそれを言うな」
「流石にそれは無理が有り過ぎるあるぞ」
早速アメリー君とチューゴ君が突っ込みを入れます。
「大体おめーも家に仏教の鐘があったり十字架あったりか
なり色々あるじゃねーかYO」
「あとジュキョウもあったあるな」
実は彼にしろそうなのでした。カンコ君自身も宗教におい
てはニホンちゃんのことは言えません。
「カンコ君のお家も色々あるからね。それにだよ」
イン堂君がさらに言ってきました。
359総督府スレより転載:2010/02/10(水) 22:45:43 ID:g78fNZwO
「ニホンちゃんって真面目で優しいじゃない。他の人のこ
とにも気を配ってくれるしさ。全然不道徳じゃないよ」
「そうよね。確かに一つの宗教に凝ってはいないけれど」
タイワンちゃんも言います。
「別にね」
「そうだよね。全然ね」
こう話していきます。結果としてカンコ君の理屈は崩れて
いくのでした。
「バカンコ、大体あんたって一つの宗教に一時期凄く凝っ
て後は飽きて他の宗教に乗り換えてるじゃない」
タイワンちゃんはカンコ君のそうした一面を指摘するので
した。
360総督府スレより転載:2010/02/10(水) 22:53:18 ID:g78fNZwO
「それ考えたら宗教は確かに大事だけれど他の人のことを
心掛けるのが基本じゃないの?」
「おめーーーはちょっとは他の人に気を配れ」
「もっと周囲を見るよろし」
またいつもの二人に突っ込みを入れられるカンコ君でした。
「結局そういう話なんだよな」
「全くある」
「いや、あんた達もかなり」
タイワンちゃんは冷静にこの二人にも突っ込みを入れます。
「そういう方面ではバカンコと」
「まあとにかくだね」
イン堂君がここでまた言います。
「心掛けなんだよ。どんな宗教を信じていても幾つ宗教を
信じていても。まあ幾つも信じてるっていうのは僕の流儀
じゃないけれどね」
こう付け加えはしますがそれでもニホンちゃんをフォロー
しています。
361総督府スレより転載:2010/02/10(水) 23:02:09 ID:g78fNZwO
「ニホンちゃんは色々と心掛けてるからいいと思うよ」
「そうなの」
「うん、僕はそう思うよ」
「あたしもね」
タイワンちゃんもにこりと笑ってニホンちゃんに言います。
「ニホンちゃんって優しくて親切だし。真面目だしそれで
いいと思うよ」
「ありがとう」
「うう、何か結局ニホンばかり褒められてるニダ」
そのことがどうにも悔しいカンコ君でした。最後は彼がむ
すっとした顔になって終わりました。
362総督府スレより転載:2010/02/10(水) 23:06:13 ID:g78fNZwO
日本には宗教がないとのこと。韓国の教授より。
ttp://www.newdaily.co.kr/html/article/2010/01/04/ART38549.html
それと日韓の宗教事情をミックス。
363マンセー名無しさん:2010/02/10(水) 23:33:05 ID:geu/pMdP
言い訳ばかりしてないで少しは住人の意見も聞けよ。
ここはハン板、個人が好き勝手にやっていい場所じゃないんだ。
364マンセー名無しさん:2010/02/10(水) 23:37:38 ID:bDjIQ71U
>>363
コテついてないしIDは毎回違うから個人ではなく毎回違う人が転載したり、
新しいのを書き込んだりという可能性もモモモモm・・・・・
365マンセー名無しさん:2010/02/10(水) 23:45:16 ID:7uyFB5ql
世の中にはそっくりさんが3人いるというしな。
熱血君が3人いれば理論上問題ない。
366マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 03:09:31 ID:mL8cDUze
投稿者が二人で、そのうち一人の作品をもう一作の投稿者が延々総督府から転載。
随分と長い規制をかけられているんですね>総督府の投稿の人w

ところで二人の投稿で延々回してるこの状況、スレの私的専有のような状況で好まし
くないんじゃないですかね?

なんで他の人ココに投稿しようとしないか、その辺の見解聞いてみたいですね。
367マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 03:34:57 ID:oi6S1cG8
>>366
1.文才がない(ネタをうまく小説として構成するという意味で)
2.よってニホンちゃんというキャラクター群を描写できない
3.さらに言えば時事ネタを織り込むなんて無理
4.今現在スレが分裂しているので万一書けたとしてもどっちに投稿すればいいかわからない。

a.個人的なことを言えば熱血君なる人物の問題が終わった後に来た人なのでその騒動が何で問題になったか知らない。
b.仮に熱血君であれ誰であれ一人の人がが多く投稿することが問題ならその分ほかの人も多く書いていけばいいんじゃない?という思考
c.何を持って質を確保していると決めるのかは知らないが、投稿ペースと作品の質の関係性は薄いのでは?即席小説と言っているが人によっては大量生産高品質が維持できるのではないか?
d.ニホンちゃん自体がある程度、時事問題を取り扱う性質があるのであれば何ヶ月も作品がないより多く作品が投稿された方がいいのではないか
e.言い争いでスレが消費されるより多くの作品を読めたほうが楽しい。

とにかく自分は多くの作品を読みたいッス
368マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 03:42:32 ID:oi6S1cG8
>>366
書き忘れた
総督府ってどこにあるの?
転載ってことは総督府には他にも作品があるような気がするんだ
URL教えてくれないか?
369マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 09:09:55 ID:iL/m4+Nt
>>364
>>366
ここで作品投稿してるのも、総督府の作品投稿も、それを転載してるのも全て同一人物だよ。
本人が議論スレで、はっきりそう言ってるから。
370マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 20:49:57 ID:gIKQQ8jx
このスレはすでに収録・カウントが行われていない事を明記しとけば?
間違えてこっちに投稿する人もいるかもしれないしw
371マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 22:28:44 ID:OZY3Wkz2
        「ノーパンの真実」
あの糞真面目というかやたら綺麗好きというかとにかく
何につけても整理整頓してお掃除をしておかないと気が
済まないシンガ君がです。お家がお隣同士のマレーシア
君に対してひそひそと言ってきました。
「なあ、バレンタインだけれど」
「ああ、今年も皆凄い数のチョコレートを貰えそうだよ
な」
マレーシア君も楽しみにしているのです。義理チョコで
はあっても貰えればそれでよし、少なくともおやつには
困らないからです。
372マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 22:37:03 ID:OZY3Wkz2
「ホワイトデーが大変だけれどまあいいか」
「ああ、チョコの話じゃないんだよ」
ところがシンガ君はこう言ってきたのです。
「これがな」
「バレンタインなのにチョコじゃないのかよ」
「いや、僕が聞いた話なんだけれどな」
真剣な顔で囁いてきます。
「バレンタインで女の子はパンツをはかないらしいんだ
よ、最近な」
「えっ!?」
それを聞いてです。マレーシア君の表情が一変しました。
まるで夢が現実になったような顔になったのです。
373マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 22:45:08 ID:OZY3Wkz2
「バレンタインにパンツをはかない!?嘘だろ」
「いや、それが本当らしいんだよ」
シンガ君の真剣そのものの顔はそのままです。
「何かな、それでスカートの下はな」
「何もなしか」
「そうらしいんだよ。何でもそれが男への気持ちの表れだ
ってことでさ」
「凄いな、それって」
マレーシア君もここまで聞いて鼻血が出そうになっていま
す。そうしてそのうえでまた言うのでした。
「バレンタインは女の子は皆ノーパンか」
その鼻血が出そうな顔での言葉です。
374マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 22:54:20 ID:OZY3Wkz2
「どんだけなんだ」
「それかティーバックか」
極めつけに派手な下着です。
「どっちからしいな」
「凄いな、女の子達のクリスマスのスカートの下はそうな
ってるのか」
「楽しみになってきたよな」
「ああ、かなりな」
自分の感情にはかなり素直です。やっぱりこの辺りは二人
も男の子です。こうした感情にはどうしても逆らうことが
できないのです。
そうしてです。この二人の話を聞いたある人も出て来て言
うのでした。
375マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:00:32 ID:OZY3Wkz2
「そうニダか、ニホンはバレンタインの下は何もはいてい
ないニダな」
「ああ、カンコか」
「話聞いていたんだ」
「聞くつもりはなかったニダが聞いてしまったニダ」
たまたま聞いたお話ではありました。しかし聞いてしまっ
たからにはです。
カンコ君の女の子、とりわけニホンちゃんを見るその目が
一変しました。そうして言うのです。
「まさかそんなことまであるとは。バレンタインも侮れな
いものニダ」
「確かなことはわからないよ」
「本当かどうかはね」
シンガ君とマレーシア君はそれは確かなものではないとこ
のことは言うのでした。
376マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:06:25 ID:OZY3Wkz2
「実際に確かめないと」
「よくわからないよ」
「なら確かめるまでニダ」
カンコ君は即座に決断を下しました。この辺りの決断の早
さというか何も考えていなささは流石です。何をしてその
結果どうなるかを全く考えないのも彼一流です。そうして
すぐに席を立ってある場所に向かうのでした。
「あれっ、それで」
「何処に行くんだよ」
「ちょっと聞きに行くニダ」
こう二人に言うのです。そうしてそのうえである場所に向
かうのでした。
377マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:12:05 ID:OZY3Wkz2
二人と別れて行く先はです。ニホンちゃんのところです。
ニホンちゃんはいつもと同じようにタイワンちゃんと一緒
に遊んでいます。そのニホンちゃんに対して尋ねるのでし
た。
「ニホン、聞きたいことがあるニダ」
「いきなりどうしたの?カンコ君」
「ウリがいきなりなのは気にするなニダ」
それはだというのです。
「いつものことニダ」
「確かにいつものことね」
それはタイワンちゃんも頷くことでした。
「あんた本当にいつもいきなりよね」
「それでニダが」
本当に強引に話を進めてきます。
378マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:18:25 ID:OZY3Wkz2
「御前はバレンタインはかないニダか?」
「はかないって?」
ニホンちゃんに対して尋ねるのです。
「箒?お掃除だったら毎日してるけれど」
「かなりというか全く違うニダ」
ニホンちゃんのいつもの天然な調子に対してこう返すカンコ
君でした。
けれどすぐに気を取り直してです。また言うのでした。
「違うニダ。パンツをはかないニダか?」
「えっ、パンツって?」
「だからニダ。バレンタインでは好きな男の為にパンツをは
かないニダな」
シンガ君とマレーシア君が話していたことをそのまま問うの
です。
379マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:24:50 ID:OZY3Wkz2
「だからどうニダ?ウリの為にはかないニダな?」
「あの、何ていうかちょっと」
いきなりそんなことを言われて目が点になっているニホンち
ゃんでした。唖然としながらカンコ君に問い返します。
「言っている意味がわからないけれど」
「ああニホンちゃんいいわよ」
ここでタイワンちゃんがニホンちゃんに代わって前に出て来
て言ってきました。
「あたしが答えるから」
「タイワンちゃんわかるの?」
「充分過ぎる程ね。ちょっとバカンコ」
タイワンちゃんがカンコ君に対して言ってきました。その顔
からは今は表情が窺えません。
380マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:25:56 ID:obNCG0HP
なんでこんな異様な文章しか書けないのかね、こいつ。
381マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:29:25 ID:OZY3Wkz2
「あたしがその答え知ってるけれど答えてあげようか」
「タイワンニダか。是非にニダ」
カンコ君はこうタイワンちゃんに対して頷きました。
「それでその答えはどうニダか?」
「これが・・・・・・答えよ!」

         アクション

瞬時にして超必殺技、しかも潜在能力のそれを叩き込まれた
カンコ君が倒れ伏しています。見ればタイワンちゃんは怒り
で目が真っ赤です。
「これでわかったわね」
「な、なじぇ御前が禁千弐百拾壱式・八稚女なんて技を使え
るニダか」
蒼い炎で黒焦げになったカンコ君がぶすぶすと燃え残りの火
を出しながらタイワンちゃんに尋ねます。
382マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:34:40 ID:OZY3Wkz2
「それはなじぇニダ?」
「だってあたしのお家昔ニホンちゃんのところと一緒だった
じゃない。あんたもだけれど」
「そんな事実は知らないニダ。何はともあれはいているニダ
な」
「もう一回喰らいたい?容赦はしないわよ」
タイワンちゃん目が本気です。何しろ構えに入っています。
「遊びは終わりよ」
「わかったニダ、よくわかったニダ」
もうそれで充分でした。黒焦げになっては流石のカンコ君も
頷くしかありませんでした。何よりも効果的な説得でありま
した。
383マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:38:09 ID:OZY3Wkz2
「わかったらいいわね。じゃあニホンちゃん」
「う、うん」
「行こう。何処かにね」
ニホンちゃんにはにこりと笑ってそれで何処かに行こうとい
うのでした。ニホンちゃんもそれについて行ってそれで姿を
消しました。
そして残ったのは何とか怪我がなおってきたカンコ君ですが
その彼がです。シンガ君とマレーシア君に対して猛抗議をし
ます。
「嘘だったニダぞ!おかげでウリはこうなったニダ!」
「だから聞く相手を考えればいいのに」
「というか聞かずに調べたら?」
二人は呆れながらカンコ君に対して言うのでした。
384マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:42:05 ID:OZY3Wkz2
「あんなこと尋ねたらそれこそね」
「それもタイワンにだなんて」
まずそれが無謀だというのです。二人の言うことはここで
はまさに正論でした。
「そりゃああなるって」
「言っておくけれど謝罪も賠償も受け付けないからね」
この辺りニホンちゃんとは違います。かくして一人完璧な
自爆とはいえ災難を被ったカンコ君といえば。何とか己を
保ちながら言うのでした。
「とりあえずバレンタインはチョコレートをたっぷりと食
べるニダよ」
「後でジャージャー麺じゃなくてだね」
「チョコをだね」
「その通りニダ。絶対にニダ」
このことを誓うのでした。せめてクリスマスはと。
385マンセー名無しさん:2010/02/11(木) 23:48:13 ID:OZY3Wkz2
386マンセー名無しさん:2010/02/12(金) 12:20:53 ID:tP5FpoOJ
じゃあ、こっちはベータスレにして収録されたくない人たち用にすればいいじゃないか
387マンセー名無しさん:2010/02/12(金) 19:38:01 ID:M80tw/Kx
>>386
それでいいと思います。
従来通りのニホンちゃんを楽しみたい方は、もう片方のスレを使って頂くと言う事で。
388マンセー名無しさん:2010/02/12(金) 20:32:40 ID:kHKlvGVV
>>387
既に決着がついた議論を蒸し返す行為は詭弁、荒らしと思われることを認識されて下さい。
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1257856964/
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1261326528/
Aスレは既に書き込み禁止、作品はこちらのスレに移管が決定しています。
三度に渡る抗議の結果、Aスレのテンプレを踏襲しているスレは最悪板への移動も決定しています。
若し意見があるなら上記のスレにどうぞ。その際はコテ推奨です。
389スレ統一ルールに基づき移管:2010/02/12(金) 20:35:49 ID:kHKlvGVV
『宇宙からの教育者』


最近、私は先生をじっくり観察する機会に恵まれましたの。その結果、うちの先生は宇宙人だって結論にたどり着きましたわ。

まず論拠その1、以前に私は先生の財布を見せてもらいましたの。そしたら中身は私の半分ほどしかありませんでしたわ。けれどもその前に先生は大変な資産を受けついでいる筈ですの。これは対地球工作に莫大な資金が必要だったからに違いありませんわ。

論拠その2、先生は年が明けてもクリスマスのイルミネーションを飾っていましたのよ。まだ地球の風習に慣れていないからこんな事になるんですわ。

論拠その3、先生の釣り船には軍用兵器が積んでありましたわ。これは海賊対策だって仰ってましたけど、何か重大な秘密を隠しているに決まってますわ。

論拠その4、先生のお宅の庭では多くの草木が枯れかかっていますわ。その割合は見たところEU町で最大ですの。これは地球の植物は先生のお宅の環境に適応できないからですわ。


「ねえ先生、エリザベスさんがおかしいのはこの間のショックが大きかったからじゃございません?」

「宇宙人にさらわれた先生が迫真の演技だったからすっかり信じ切ってんだYO.」

「・・・反省してます、はい。」



GIGAZINE 2010年02月02日 16時21分29秒 イギリスの子供の3人に1人が先生は宇宙人だと信じている

らばQ 2009年07月21日 18:20 学校で宇宙人に先生が誘拐されるUFO侵略ショーやったら生徒たちがトラウマ

以下はスペインニュース・コムから。多少古い記事あり
スペイン人の平均年収は約2万1500ユーロ、イギリス人の半分ほど
スペイン皇太子が資産家の遺産を相続
マドリッド市内ではまだクリスマスのイルミネーションが飾られてる
海賊対策のため、軍用兵器をマグロ漁船に搭載へ
スペインはEU諸国で最も砂漠化が懸念されている
390マンセー名無しさん:2010/02/12(金) 21:16:59 ID:kHKlvGVV
『深すぎた愛情』


「辛いよ… 寂しいよ…」

ベトナちゃんが愛犬の遺骸を抱えて泣いていると聞いて地球小学校の皆さんが集まってきたのは良いのですが、その異様とも言える悲しみ方に遠巻きに見守るのが精一杯です。

「いつもの冗談が言える状態じゃないニダ。」ヒソヒソ
「ああ、あの悲しみ方は狂気だYO. 俺怖い。逃げたい。」ヒソヒソ


アメリー君の読み通り、ベトナちゃんの慟哭は異常でした。学校では今まで通り勉強してます。宿題も忘れません。友達とも普通に接せます。けれども帰る場所が家では無くなってしまいました。誰の言う事も聞きません。

「ただいま。ねえ、今日学校でね、ゲルマッハが濃縮タバスコ飲んで病院に担ぎ込まれたんだよ。おかしいよね。あはは、ははは。」

冷たい墓石に朗らかに語り続ける不気味なアオザイ美少女の噂は敗者コンビの耳にも届きました。幽霊とはまた違う怖さに震えの止まらない2人は、しかし怖いもの見たさと見栄で噂を確かめることにしてしまいました。
391マンセー名無しさん:2010/02/12(金) 21:18:08 ID:kHKlvGVV
「えっと… カンコ? 居るな?」ブルブル
「アメリーこそ逃げちゃいやニダよ。それよりこの霊園でいいニカ?」ゾクゾク
「ああ間違いない。でもおかしいな、ベトナは居ないぞ。」ガタガタ
「その前に… 墓が荒らされてるニダよ…」ガクガク


掘り返された無人の墓に奇妙な安堵感と新たな恐怖を覚えながら2人が立ちすくんでいると、何処からともなく”犬の形をしたもの”を抱いたベトナちゃんがやってきました。来てしまいました。

「ベトナ、それ、まさか?」「いやそんな、お前が掘り返したニカ?」

「この子? 可愛いでしょ。私の一番の友人よ。いつも一緒なのよ。」

「ひっ!?」「アイグォォ!?」


ベトナム南中部クアンナム省タンビン郡ハーラム町に、亡くなった奥さんの死体を石膏で人形にして一緒に暮らしてる方がいらっしゃるそうです。ソースは日刊ベトナムニュース2009/12/03

それから転載は禁止ね。

スレ統一ルールに基づき移管。転載禁止は自己ルールとみなされます。


392マンセー名無しさん:2010/02/12(金) 21:23:45 ID:b0YsV97C
>>389-391
また無断転載しやがって・・・それこそ自己ルールじゃねぇかよ。
貴様はハン板の恥だ、消えうせろ。
393マンセー名無しさん:2010/02/12(金) 21:45:50 ID:M80tw/Kx
>>388-391
君は自己責任という言葉を知っていますか?
板としてそんな事を決定する権限は無いし、
君の行動に責任を負う義務もありませんよ。
394総督府スレより転載:2010/02/12(金) 21:58:51 ID:kHKlvGVV
        「まだ前哨戦」
ニホンちゃんとオージー君、ニュージー君は今日もお魚のこと
で揉めています。とにかくこのことではお互い全く譲るところ
がありません。
「あのお魚は頭がいいのダスよ。だからダス」
「あれは食べたらあかんのや」
「それを言ったら牛さんや羊さんが頭がよかったら食べないっ
ていうの?」
最近ではニホンちゃんも前みたいに何も言わないというわけで
はありません。言いたいことは言う時が増えてきました。それ
はこの時もでした。
「それだったら」
こうしてクラスの中央で真っ二つに分かれて言い合っています。
今日もかなり白熱しています。
395総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:06:51 ID:kHKlvGVV
元々はアメリー君が言い出してそれで食べることが規制されて
しまいましたが今では彼よりもこの二人が言っています、それ
で二人はとにかくお魚のことで言い合っているのです。
「とにかく。またナンキョクのお池にお魚出すから」
「それで取るというダスか」
「許さへんで!」
三人の言い合いはいよいよいつもの決裂に向かってきています。
「それならこっちもラジコンの船を出して邪魔をしてやるダス
よ!」
「覚悟しときや!」
こうして話し合いは決裂に終わりました。ニホンちゃんもお魚
を取る為に船を出せばです。
396総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:15:11 ID:kHKlvGVV
二人も本当にラジコンの船を用意してきました。それは真っ黒
で鋭利なスタイルでした。
「何かあれって」
「そうよね」
「どうも」
二人以外の皆がその船を見たうえでの感想です。
「悪役みたい」
「ニホンちゃんのお家のアニメか特撮に出て来るみたいな」
「そんなデザインじゃないか」
皆はそう言って首を傾げさせました。けれど当の二人は得意
満面でした。そうしてこう言うのでした。
「さあ、やってやるダスよ」
「ニホンちゃん、見ときや」
こう言って自信満々でいます。
397総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:22:19 ID:kHKlvGVV
「あのお魚は何があっても守るダスよ」
「それだけは許さへんで!」
それを見たウヨ君の言葉です。
「完全にカンコと同じかそれ以下になってるな」
勿論彼もニホンちゃんと同じ考えです。あのお魚を何とし
ても獲りたいと考えています。そうしてです。
二人がナンキョクのお池に船を出しました。その目的はも
う言うまでもありません。
あのお魚を獲る為です。その為に色々なものを船の中に積
んでいたりもします。二人も本気だということです。何と
してもお魚を獲って食べるつもりです。
398総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:31:52 ID:kHKlvGVV
「姉さん、あの二人出て来るかな」
「多分ね」
こうウヨ君に対して答えるニホンちゃんの表情も真剣その
ものです。
「出て来るわ。あの船を使ってね」
「そう、それだったら」
「油断はできないわよ」
ニホンちゃんは周囲を警戒しながらまたウヨ君に対して言
いました。
「オージー君とニュージー君ってあのお魚のことになった
らもう滅茶苦茶するから」
「あれがわからないんだよな」
ウヨ君はこう言って首を傾げるのでした。
399総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:40:18 ID:kHKlvGVV
「二人共自分達で食べないのに何であんなに言うんだろう。
俺だったら他の人が何を食べていても何も言わないんだけ
れどな」
「何か変に狂信的になってるのよ」
ニホンちゃんもこの件の二人に対してはかなり理解不能な
ところがあります。
「どうもね」
「それでなんだ」
「そうなのよ。とにかくそんなのだから絶対に来るから。
注意しておいてね」
「わかったよ、それじゃあ」
こんなことを話しているとです。早速来ました。
400総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:47:40 ID:kHKlvGVV
オージー君とニュージー君が船に乗っています。そうして
そこからラジコンを操っているのです。
「お魚を獲ることは許さんダス!」
「絶対に止めるで!」
こう言ってあの黒いラジコンの船をニホンちゃんとウヨ君
が乗っている船に突っ込ませてきたのです。
「さあ、受けるダス!」
「これで止めたるで!」
二人はそのままラジコンをぶつけようとします。しかしで
す。そのラジコンが。
船にぶつかってそのまま動かなくなってしまったのです。
これは思いも寄らぬ展開です。
401総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:55:51 ID:kHKlvGVV
「な、何や!?」
「壊れたダスか!?」
これにはニュージー君もオージー君も唖然です。壊れるの
はニホンちゃんの船の方だと思っていたからです。
それで動かなくなったのはこちらです。それで唖然となっ
てしまってです。
「こ、ここはダスな」
「どないするんや?」
「一時撤収ダス、仕方ないダス!」
「わ、わかった!」
こう言って二人は船のモーターを入れて一目散に逃げてい
きました。後に残ったのはニホンちゃんとウヨ君の船だけ
でした。
402総督府スレより転載:2010/02/12(金) 22:59:18 ID:kHKlvGVV
「何か二人共帰っちゃったね」
「そうだね、姉さん」
ウヨ君は少し呆然となっているお姉さんに対して答えまし
た。
「まさかあれで帰るなんて」
「しかもラジコン放っておいたままで」
ラジコンは壊れてそれで真っ二つになって浮かんでいます。
二人はラジコンのことを完全に忘れてしまっていたのでし
た。
「しかもよ、これって」
「どうかしたのかい、ラジコンが」
「見てよ、これ」
ウヨ君に対してその壊れたラジコンを見るように言うので
した。
403総督府スレより転載:2010/02/12(金) 23:04:34 ID:kHKlvGVV
「ほら、油は浮いてるし」
「あっ、本当だ」
ラジコンの燃料に油を使っていたのです。壊れてしまって
それで油がお池を汚しているのです。
おまけにラジコンからダーツまで出て来ています。それを
撃てるようにしていたようです。
「こんなものまで装備しているし」
「どっちが環境に不親切で野蛮なんだ」
「そうよね。わたし達はただお魚を獲って食べるだけなの
にね」
「全くだ。あの二人ときたら」
オージー君とニュージー君が置いていったそのラジコンの
後始末もすることになった二人でした。けれどこのお話は
これで終わりではありませんでした。
404総督府スレより転載:2010/02/12(金) 23:10:34 ID:kHKlvGVV
405マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 22:29:02 ID:sKwsZfTb
        「クマったことに」
にーちゃんが書いた落書きは色々あります。その中にはあの
カンコ君を書いたものもあります。
「これがウリニダか」
見ればそれはエラが張ってつり目で靴の先が尖っているもの
であります。それがカンコ君だというのです。
「可愛いニダがこれがウリニダか」
「あんた微妙な顔ね」
「何か」
「もっと格好よくありたいとも思うニダが妙に愛嬌があって
それもよかったりするニダ」
個人的感想としては微妙なようです。
406マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 22:37:39 ID:sKwsZfTb
「まあいいニダ。それでニダが」
ここでその落書きの一つを見るとです。熊も書かれているの
です。
「この熊もいいよね」
「そうよね」
「可愛いし」
「愛嬌あるし」
皆その熊を可愛いと言ってほめています。そしてそれかクラ
スで最も地味なメンバーの一人であり今度の冬の運動会を家
で行うカナディアン君もです。
「いいよね」
微笑んで言いますが誰も気付きません。
407マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 22:43:23 ID:sKwsZfTb
「そういえば今度の運動会って」
「誰だったっけ」
「さあ?」
こんな有様です。相変わらず影が薄いです。
けれどです。その熊の落書きを見てあることを思いついたの
です。
「そうだ、運動会のマスコットの中に入れてみよう」
こう考えたのです。そうしてそれをすぐに実行に移してみま
した。早速自分のお家の冬の運動会のマスコット達のイラス
トにその熊のイラストも書いてみたのです。カナディアン君
も結構ユーモアがあります。
408マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 22:50:30 ID:sKwsZfTb
そしてです。それをそのまま自分のお家の前でやっている運
動会の宣伝ポスターにしました。やっぱり皆このことに気付
くことのないままです。それでもそのイラストに気付いた人
がいました。
ポーラちゃんです。クラスの中ではかなりのおっとりさんの
彼女ですがそのイラストを見てです。こう自然に思ったので
す。
「ふうん、カナディアンのお家の冬のマスコットってこうい
うのだったんだ」
ただ何となくこう思っただけです。そうしてそのイラストを
そのまま自分のお家の壁新聞に使ってしまったのです。彼女
は何も気付いていません。
409マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 22:56:27 ID:sKwsZfTb
けれどです。皆ポーラちゃんのその壁新聞を見てです。忽ち
のうちに大騒ぎになるのでした。
「えっ、熊もマスコット!?」
「ええと、今度の冬の運動会誰の家だっけ」
「ほら、いたじゃない。あの、誰だったっけ」
「僕だから」
まずはここから言わなくてはいけないカナディアン君です。
本当に影の薄い人はこうしたところが大変です。まず名前か
らなのですから。
「そのイラストも僕が書いたんだけれどね」
「ああ、そうそうカナディアン」
「カナディアンだったわよね」
「皆本当に覚えてくれてないもんなあ」
カナディアン君はぼやきながら悲しい顔になっています。
410マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 23:02:31 ID:sKwsZfTb
「確かにさ、アメリーやチューゴやロシアノビッチみたい
に桁外れの力はないよ。ニホンちゃんみたいにいるだけで
もうそこに華があるなんて人間じゃないのもわかってるけ
れどさ、それでも今度の冬の運動会は僕のお家で開会式だ
って頑張ってるんだから少し位はさ、ほんのちょっとだけ
でも皆覚えてくれないかな。いやさ、影が薄いのはわかっ
てるよ、家族の数だって多くないしお家の中は木ばっかり
だし熊も実際に結構いるしお家の北の方は物凄く寒くてそ
れこそ人が殆ど住めないような場所だけれどさ。けれど幾
ら何でもだよ、僕だってたまにはスポットライトを浴びて
もいいんじゃないかなって思うんだけれどその辺りは皆も
ほんの少しだけでも気を使って欲しいなあって思ったりな
んかしてるんだけれど。最近社交ダンス部もメンバーが一
気に増えて僕の存在感がさらに薄くなってるしタイヘイ池
の集まりでも皆見てくれないし結構以上に寂しいよ。今の
冬の運動会だって次の冬のロシアノビッチとか次の次にや
るブジリーの方が注目されてたりケベックの我儘は全然な
おらないし僕の家の中なのにアメリーとかチューゴとかつ
いでにカンコまで好き勝手してるし」
「あの、カナディアン君」
あまりに長い愚痴にニホンちゃんが突っ込みを入れてきま
した。
411マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 23:08:40 ID:sKwsZfTb
「とりあえずだけれど」
「あっ、そうだね。まあそれを書いたのは僕でそこの熊は
ニホンちゃんの弟さんの一人が書いた落書きだったんだよ
ね、実は」
「そうだったの」
ポーラちゃんもここではじめて真実を知ったのでした。彼
女は熊がにーちゃんの落書きだったことも知らなかったの
です。
「あんまりにも絵の中に溶け込んでいたからついそう思っ
てしまったわ」
「まあ確かに溶け込んでるけれどね。けれどこれって」
ここでカナディアン君はまたとても残念な顔になってそれ
で言うのでした。
412マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 23:14:42 ID:sKwsZfTb
「今度のマスコットがそれだけ印象薄いってことかな。僕
これでもよくできたキャラだって思ったんだけれど」
「ええと、まあ何ていうかな」
「キャラはいいんじゃないかしら」
ニホンちゃんとポーラちゃんが少し戸惑いながら彼の言葉
に答えます。
「絵、上手いわよね」
「ええ、それで壁新聞にしたんだけれど」
「けれど何か熊の方が立ってるし」
それは否定できません。確かに熊の存在感はかなりのもの
です。何故か一緒にいるだけでかなり目立っています。怖
い位です。
413マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 23:28:43 ID:sKwsZfTb
「僕のマスコットもやっぱり存在感ないのかなあ」
「気にしない方がいいんじゃ」
「ほら、運動会頑張ったら」
「前にカルガリーの間で冬の運動会やった時のことだけれ
ど」
カナディアン君はこのことも二人に尋ねます。
「何か覚えてる?ニホンちゃんもポーラも」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
見事な沈黙です。二人共固まったか真っ白になってしまっ
たの様に黙ってしまいました。カナディアン君はそれを見
てまたしても悲しい顔で呟きます。
414マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 23:33:31 ID:sKwsZfTb
「やっぱり覚えてないじゃない。そりゃさ、僕は確かにさ、
存在感とか記憶に残るとか記録を残したとかとは無縁だよ、
それでも少しは皆に」
それから延々とカナディアン君の悲しい呟きが続きます。
ニホンちゃんもポーラちゃんも今の沈黙はまずかったと反
省しています。けれど言えなかったのも事実です。覚えて
いないことは誰も言えません。嘘はつけてもです。
「ウリは何やっても目立てるニダ。これもウリという人間
の人徳ニダ」
同じクラスにはこんな人もいるというのにです。存在感と
いうのもかなり重要です。出したくても出せない人もいる
のですから。
415マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 23:40:12 ID:sKwsZfTb
そして最後の一言。
      _人人人人人人人人人人人人人人人_
        >   な・・・・なんだってクマー!!  <
        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
   ∩___∩              ∩____∩
   | ノ     u ヽ            / u     u └|  ∩____∩
  / # ●   ● |           | ●   ● # .ヽ/  u    └|
  | u   ( _●_)  ミ          彡   (_●_ ) u  |●   ● #  ヽ
 彡、   |∪|  、`\        /     |∪|    彡  (_●_) u   |
/ __  ヽノ /´>  )       (  く   ヽ ノ   / u   |∪|    ミ
(___)   / (_/        \_ )      (  く   ヽ ノ     ヽ
               ,,,──-____
           _/´-         \
          / /  ./ヽ  `ヾ     ヽ
        /  /  |∩|    彡\   |    真央ちゃん頑張れ!
        |  ミ  ( ● )   | ヽ  ).  |
        |  | | ●   ● / / /   .|
        (_/ ヽ       /| (_/\  |
            ∪ ̄ ̄_|U⌒´|.   |  |
               .(___)   |`⌒´|_
     ──────── ┻┻   .(___)
            ──────── ┻┻
この熊達もこう言うしかないお話でした。
416マンセー名無しさん:2010/02/13(土) 23:43:35 ID:sKwsZfTb
417総督府スレより転載:2010/02/14(日) 21:44:57 ID:g/OghqNC
         「虎の尻尾を」
ラジコンを壊してしまったオージー君とニュージー君、しかし
それで諦める二人ではありませんでした。
「ワス達こそがダス!」
「お魚を、環境を守るんや!」
こう言って引きません。もう何があってもです。
それでニホンちゃんに対してまた教室で言うのでした。
「あのラジコンのことはダス!」
「落とし前つけてもらうで!」
こう彼女を指差して宣言します。彼等にしても本気なのは間違
いありません。
418総督府スレより転載:2010/02/14(日) 21:49:35 ID:g/OghqNC
そうしてです。こんなことを言うのでした。
「先生に言いつけたダス!」
「ニホンちゃんが壊したことをや!」
こう言うのです。ラジコンを壊したのはニホンちゃんだと。
「さあ、これでどうするダスか?」
「先生に言ってやったんやで」
二人は腕を組んで胸を反らしてニホンちゃんに対して言います。
「怖いダスな、これは」
「怖くない筈がないわ」
「しかもダス」
オージー君はさらに言ってきます。彼にしても引くつもりは全
くありません。
419総督府スレより転載:2010/02/14(日) 21:52:37 ID:g/OghqNC
「喧嘩をするならどうぞダス。ワスはやるダスよ」
「わい等の強さ思い知るんや」
こう強気で言う二人です。
「こうなったら何処までもやるダス」
「先生に言いつけるのは絶対にするからな」
二人はニホンちゃんととことんまでやるつもりだと言います。
後ろでは緑豆君もにんまりと笑っています。本当に一触即発と
言ってもいい状況です。
そしてです。一方のニホンちゃんといいますと。
自然に立っています。まるで何ともないように。しかも表情も
全く変わりません。
420総督府スレより転載:2010/02/14(日) 21:57:15 ID:g/OghqNC
いえ、変わっていないのではありません。何かニホンちゃんの
お家のお面みたいなのです。皆は今の彼女の顔を見てひそひそ
と言い合うのでした。
「何か今のニホンちゃんの顔って」
「そうだよな、あれって」
「能面?それ?」
「何かそんな感じだけれど」
本当にそんな顔になっているのです。表情も何もありません。
その顔で二人の話を聞いているだけなのです。動くということ
すらしません。
421総督府スレより転載:2010/02/14(日) 22:01:48 ID:g/OghqNC
けれどオージー君とニュージー君はそんなことには全く気付か
ずにです。さらに言い続けます。
「さあ、今から先生のところに行って来るダスよ」
「もう止めても無駄やで」
二人だけが不敵な笑みを浮かべています。そうしてその後ろに
いる緑豆君もです。この面々だけが笑っていて他の皆はどうも
不吉なものを感じています。
そんな状況ですが二人と緑豆君だけは気付かずに悠然と去りま
す。そしてオージー君は捨て台詞めいた言葉まで残すのであり
ました。
422総督府スレより転載:2010/02/14(日) 22:06:07 ID:g/OghqNC
「喧嘩になってもワスは絶対に負けないダスよ。ワスの力を見
せてやるダスよ」
「ああやったれ、御前がやるんならわいかておるからな。二人
と一人やったら絶対にこっちが有利や
「その通りダス。絶対に負けないダスよ」
「そやな、まあ女の子に手をあげるのはどうも気が進まへんね
んやけれどな」
「そうも言っていられない状況ダス。お魚の命がかかっている
ダスよ」
こんなことを言いながら教室を後にします。そうして緑豆君も
です。かくして騒動は一旦終わりました。
423総督府スレより転載:2010/02/14(日) 22:11:29 ID:g/OghqNC
けれど皆はまだ緊張の中にあります。その皆がニホンちゃんの
方を見ると。何か呟いています。
「先生に言ったから何だっての?」
こう呟いているのでした。
「わたしはわたしよ。先生が何言ってもあのお魚は獲って食べ
るから。誰が何言っても」
「何を言ってもって」
「完全に本気だし」
あの能面の顔はそれでした。ニホンちゃんは完全に本気になっ
ているのです。もうこうなったら誰にも止められるものではあ
りません。
424総督府スレより転載:2010/02/14(日) 22:15:33 ID:g/OghqNC
そしてです。ふと首を左右にけだるそうに動かしてからこんな
ことを言います。
「いらいらさせないで欲しいわね」
「ってそれキングコブラ・・・・・・」
「鏡の世界の人になってるし」
ニホンちゃんの全身から黒い瘴気にも似たオーラが沸き起こっ
ているのが見えます。もうこれ以上はないまでにはっきりとで
す。
そのうえ今度は右手を首のところに持って来てネクタイをなお
すみたいな動作をします。そうして今度はこんなことを言って
いるのが聞こえました。
「仇を取らうわ。わたし自身のね」
この言葉もまた。
425総督府スレより転載:2010/02/14(日) 22:19:48 ID:g/OghqNC
「携帯コードは913」
「黄色い光に包まれて」
皆青い顔で思わず呟いてしまいました。見ればあの無表情から
一気にドス黒い微笑みになっています。もう今にも何かをしか
ねないようなです。
その恐ろしい微笑みと共に瘴気を出すニホンちゃんはです。と
ても怖い人にしか見えません。皆彼女の半径五メートルから完
全に離れています。
「これはまずいっていうか」
「先生に言って収まるどころじゃないけれど」
遂に本気になったニホンちゃんでした。果たしてお魚を巡る争
いはどうなってしまうのでしょうか。
426総督府スレより転載:2010/02/14(日) 22:23:11 ID:g/OghqNC
427マンセー名無しさん:2010/02/14(日) 23:34:00 ID:ox6m4rzj
>>426
35日間もアク禁食らってるプロバイダを教えてくれ。
そんな長期規制を敷かれるプロバイダってあるのか?
428マンセー名無しさん:2010/02/15(月) 06:53:06 ID:Os7pSziZ
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429マンセー名無しさん:2010/02/15(月) 23:16:04 ID:tlErFBM9
         「これぞマカロニーノ君」
マカロニーノ君がどれだけ女の子が好きかということはもう
誰もが知っていることです。
それでいつも女の子に声をかけています。
「ニホンちゃんいつも綺麗だよね」
「タイワンのその元気よさが大好きだよ」
「べトナのその楚々とした感じがね」
「いやあ、ネシアって本当に肌が綺麗だよね」
「トルコと一緒にいると楽しいよ」
「エリザベス、今度デートしない?」
「フランソワーズのお家に今度お邪魔するよ」
「そうだね、アーリアには今度お菓子をプレゼントして」
「フィンラン、一緒にオーロラを見よう」
「紫苑、よかったら今度オペラでも」
こんな言葉が延々と続きます。
430マンセー名無しさん:2010/02/15(月) 23:27:26 ID:tlErFBM9
とにかく女好きな彼です。それでバレンタインはといいま
すと。もうその前に既に動いています。
「メールしてっと」
明るい顔で女の子達にメールします。勿論チョコのおねだ
りです。これをしても許してもらえてチョコまでちゃんと
貰えるというのも人徳の一種でしょうか。
しかしメールを送った女の子がです。何と。
「わたしにマカロニーノ君からメールが来たけれど」
「あたしもよ。チョコレートの催促ね」
ニホンちゃんとタイワンちゃんが仕方ないなあ、という顔
でお話をしています。この二人もマカロニーノ君には大目
であります。
「全く。あいつだけは」
「それでこうした文章で」
ここでニホンちゃんはそのメールを見せます。
431マンセー名無しさん:2010/02/15(月) 23:36:17 ID:tlErFBM9
ところがそのメールの文章がです。皆同じものです。タイ
ワンちゃんはそれを見てまずは目を顰めさせました。
「それってあたしへのメールと全く同じ文章なんだけれど」
「えっ、そうなの!?」
「そうよ。ほら」
ニホンちゃんにその文章を実際に見せるとです。まさにそ
の通りです。ニホンちゃんへのメールと文章が何から何ま
で一緒です。
それを見たニホンちゃん、少し呆れて言います。
「ええと、これって」
「あいつらしいけれど」
タイワンちゃんは今度はあまり笑ってはいません。
432マンセー名無しさん:2010/02/15(月) 23:45:19 ID:tlErFBM9
「このいい加減さはね」
「ちょっとねえ」
「皆もそうかしら」
この辺りの読みが素早いです。流石です。
「まさか」
「皆って」
「あいつのことよ、あたし達だけに送ってる筈ないわ」
恐ろしいまでにマカロニーノ君のことがよくわかっていま
す。勘のよさが凄いです。
「だからね。ここはね」
「皆にも聞いてみるの」
「そうよ。それじゃあね」
こうして皆に聞いてみるとです。
433マンセー名無しさん:2010/02/15(月) 23:49:39 ID:tlErFBM9
タイワンちゃんの予想通りでした。本当に皆に同じ文章の
催促のメールを送っていました。このあまりものいい加減
さと適当さに皆まず呆れます。そうしてそれから皆で言う
のでした。
「これはねえ」
「お仕置きしないとね」
「この適当さといい加減さに」
「ちょっとね」
こうして皆で企んで、です。まずはアーリアちゃんがマカ
ロニーノ君の前に出て来て言います。
「ちょ、ちょっといいか?」
「あれっ、どうしたのアーリア」
演技で来たのですが顔を赤くさせてもじもじとしているの
は演技ではありません。
434マンセー名無しさん:2010/02/15(月) 23:55:45 ID:tlErFBM9
アーリアちゃんはその仕草で、です。彼を学校の片隅に呼
んでそうして。そのチョコレートを出して言うのでした。
「これ、義理だがな」
「あっ、くれるんだ」
「義理だ。やらないと五月蝿いからな」
赤くなった顔を背けるのは演技ではありません。この辺り
は本気でそうなっています。
「だからだ。気にするな」
「有り難う、アーリア」
マカロニーノ君がにこりとしたところで後ろからまた。声
がしてきました。
「マカロニーノ」
タイワンちゃんです。彼女もです。
435マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:05:05 ID:ZwSmTF/E
「あたしもあげるからね」
「やあ、悪いねタイワンも」
「義理だけれどね」
タイワンちゃんももじもじとなっていますが彼女の場合は
演技です。これは完全です。
「はい」
「ちょっと待て」
演技に戻ったアーリアちゃんがここでタイワンちゃんに言
いました。
「それは私がだ」
「あたしがよ」
「私がマカロニーノにチョコをだな」
「あたしがね」
「ってちょっと」
マカロニーノ君も雲行きの怪しさに戸惑っています。
436マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:11:45 ID:ZwSmTF/E
「二人共何か」
「だからどっちだ!」
「どっちなのよ!」
二人は示し合わせてマカロニーノ君に詰め寄ってきました。
「どっちのチョコがいるのだ!」
「早く決めなさいよ!」
「ま、待ってよ」
「マカロニーノ!」
「どっちなのよ!」
二人の剣幕にかなり引きます。すると背中に何かが当たり
ました。それに驚いてふと振り向くとです。
そこにニホンちゃんがいました。何か不気味な触手が無数
に出て蠢いている物体を両手に大事そうに持って俯き加減
で微笑んでいます。
437マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:17:38 ID:ZwSmTF/E
「これ」
「ちょ、ちょっとそれはまさか」
「精魂込めて作ったから」
その不気味な物体をマカロニーノ君に何気なく見せながら
の言葉です。
「御願いね」
「それは義理じゃないみたいなのでちょっと・・・・・・」
マカロニーノ君が後ずさりで逃げようとするとその後ろに
はです。あの二人がいます。
「マカロニーノ!」
そして前にはです。ニホンちゃんが。
「マカロニーノくぅ〜〜〜〜〜〜〜ん」
目が禍々しく赤く輝いています。そして後ろの二人もです。
これはかなり危険です。
438マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:24:08 ID:ZwSmTF/E
(ま、まずい・・・・・・)
マカロニーノ君は本能的に危険を察しました。
(どれか一人のを貰っても僕は確実に)
そうしてです。彼が取った行動は。
「ちょっと急用を思い出したから!」
「待ちなさい!」
三人は目を赤く禍々しく輝かせたままです。そのまま彼を
追い掛けていきます。
何故か桟橋でタイワンちゃんが包丁を持っていて歩道橋で
はニホンちゃんが鉈を持って追い掛けてきます。そうして
三人だけでなくて。
ベトナちゃんにインドネシアちゃん、エリザベスちゃん、
フランソワーズちゃん、フィンランちゃん、紫苑ちゃんに
トル子ちゃん、アテネちゃん、フラメンコ先生やハプスブ
ルク先生まで来ました。
439マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:30:13 ID:ZwSmTF/E
もうオールスターで学校中というか町中を逃げ回ってです。
遂に学校の屋上に追い詰められました。
「も、もう逃げられない・・・・・・」
そして後ろには。
「マカロニーノくぅ〜〜〜〜〜ん」
「さあ、誰のを食べるの?」
「美味しい」
「痛くないわよお」
「乙女の手作りですわよ」
「苦労しましたのよ」
「だからね」
「好きなだけ食べていいわよ」
「さあ、誰のを」
「貰うのかしら」
皆が皆赤い目で皆に言ってきます。そうしてそのうえで、
です。
440マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:39:36 ID:ZwSmTF/E
マカロニーノ君に詰め寄ります。そうして。
「ここは誰かのをじゃなくて皆のを食べてもらいましょう」
ニホンちゃんが提案してです。そうして。
哀れマカロニーノ君は捕まってです。そのうえで皆のその
チョコレートを口の中に入れられます。そしてそれを全部
食べさせられるのでした。
味は明らかにこれはおかしいだろおい、というものもふん
だんにありました。そうしたものまで食べさせられてです。
彼は倒れ込んでしまいました。
「あ、ああああ・・・・・・」
「感想は?」
「ホ、ホワイトデーで」
こうタイワンちゃんに答えるとです。皆ここぞとばかりに
また言うのでした。
441マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:47:03 ID:ZwSmTF/E
「そうなの、お返しで答えてくれるのね」
「流石マカロニーノだな」
「期待してるわよ」
皆急に赤い目から元の目に戻って言います。そうしてふん
だり蹴ったりで倒れている彼をそのままにして。
屋上から出たところで明るい顔になってきゃっきゃっ言い
合うのでした。
「ちょっと派手にやり過ぎたかな」
「っていうかあいつにはいい薬だし」
「そうそう」
赤い目はよく見たらコンタクトでした。そして皆で仕組ん
だことだったのです。実際にホワイトデーでも酷い出費を
強いられたマカロニーノ君でした。女は怖し。
442マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 00:50:12 ID:ZwSmTF/E
イタリア首相のメール。
ttp://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-13844920100211
ttp://jp.reuters.com/resources/r/?m=02&d=20100211&t=2&i=59182585&w=450&r=img-2010-02-11T133041Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-138449-1
文章が同じことのネタはヴェルディの最後のオペラ『ファ
ルスタッフ』、 ストーリーの流れはスクールデイズのD
VD版のバレンタインのお話。

>>427
議論中は誘導に従い総督府に作品をあげさせてもらっていたのです。
規制にはかかっていません。
>>428
記事はソース元の事情で削除されたりすることもあります。申し訳
ありませんがこのことは御了承下さい。
443マンセー名無しさん:2010/02/16(火) 17:53:48 ID:t1min5+I
自治議論スレで3対1の賛成多数により排除決定

新スレ誘導
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1266302069/
444マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 22:23:25 ID:kmbO51pU
        「人を集めるのも」
ハプスブルク先生のお家は昔物凄く大きなお家でした。今は
普通に名門として知られていますがかつてはそれこそ欧州丁
においては並ぶ家がないとまで言われた様なそんな名門のお
家でした。
そのハプスブルク家の得意分野はやはり音楽です。音楽にお
いてはまさにメッカです。音楽の家とまで言われるのはこの
お家だけでしょう。
色々と有名な人が昔から目白押しです。モーツァルトさんも
いればシュトラウスさんもいます。指揮者も歌手もこれでも
かといます。そんなお家なのです。
445マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 22:31:44 ID:kmbO51pU
そしてオーケストラや歌を歌うお部屋の他に有名なものとし
まして合唱団があります。ウィーンの間を本拠地とする男の
子だけの合唱団です。
半ズボンの制服の美少年達が美しい声で歌うこの合唱団はそ
れこそハプスブルク家の誇りです。けれど最近この合唱団が
です。
「人が集まらないのです」
先生はその優しい顔を困ったものにさせています。
「どうしたものでしょうか」
「ってそれ本当?」
かつては一緒の人が家長で長い間同じ様に育ったフラメンコ
先生がハプスブルク先生の言葉に驚いています。
446マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 22:38:35 ID:kmbO51pU
「あんたのお家の合唱団が人員不足って」
「中々来てくれる子がいなくなったのです」
「何で?それは」
あの憧れの合唱団に人がいなくなる、これは本当に信じられ
ない話です。それでフラメンコ先生も唖然としながらお話を
聞くのです。
「どういった理由でなのよ」
「皆さん豊かになりまして」
これは確かにです。昔と比べて町全体が確かに豊かになって
います。特にアジア町を中心としてです。これは否定できな
いことです。
447マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 22:45:30 ID:kmbO51pU
「それに決まりが厳しいと」
「あの合唱団軍隊みたいだからね」
「それで来てくれる子がいなくなったんです」
だからだというのです。
「本当にどうしましょうか」
「そうね、ここはね」
話を聞いて早速解決案を出すフラメンコ先生、この辺りは流
石の姉御肌です。
こうしてフラメンコ先生の提案を聞いてから早速動きはじめ
ました。今までのところは三年生までしか合唱団に入られな
かったのですが。
448マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 22:55:14 ID:kmbO51pU
「五年でも入られるなんてな」
「思いも寄らなかったあるぞ」
「全くだ」
アメリー君にチューゴ君、それとゲルマッハ君が合唱団の服
を着てにこにことしています。どうやら彼等もこの合唱団に
入りたかったみたいです。
そして特に喜んでいるのは。彼です。
「ハプスブルク先生に教えてもらえるこの合唱団にはずっと
前から入りたかったからね」
ロシアノビッチ君です。彼は何とお酒まで抜いてそのうえで
来ています。本気になっているのがわかります。彼がとりわ
け真面目なのでした。
449マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 23:03:02 ID:kmbO51pU
「僕も今回は本気だよ」
「ロシアノビッチが酒抜いてるのかYO」
「これは本当に凄いことあるぞ」
「しかも言葉が礼儀正しくなっている」
三人はそれを聞いて唖然となっています。そして新規加入は
彼等だけではありませんでした。
何とです。女の子もいます。彼女達も凄く嬉しそうにそこに
います。
「わたしずっと入りたかったのよね。けれど女の子だから」
「そうですわ。折角だと思ってましたのに」
「残念なことでしたら」
ニホンちゃんにエリザベスちゃん、それにフランソワーズち
ゃんもいます。下はスカートですがそれでもです。ちゃんと
合唱団の制服を着ています。
450マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 23:11:55 ID:kmbO51pU
「けれど今はじめてこうしてね」
「入られるようになったのですわ」
「夢は適うものでしたのね」
「女の子まで入れるとはな」
ゲルマッハ君は真剣な面持ちになって言います。
「これは意外だった」
「そんなに合唱団ってなり手いないのか?」
「それは聞いた覚えがないわけではないあるが」
「先生もそれなら僕に声をかけてくれたらいいのに」
アメリー君、チューゴ君とロシアノビッチ君では言うことに
微妙に温度差が出ています。そしてそこにハプスブルク先生
が来て皆を集めます。
451マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 23:20:08 ID:kmbO51pU
「皆さん、練習をはじめますよ」
「はい、先生!」
ロシアノビッチ君が目をきらきらとさせて応えます。彼が先
頭に立ってそのうえで仕切ります。そのうえで皆も急かして
集めるのでした。
「やっぱりハプスブルク先生かバレエ関連が絡むとロシアノ
ビッチ君人が変わるのね」
ニホンちゃんは何となくこのことに気付いたのでした。こう
して皆を集めて練習に入ります。
そして指揮者はといいますと。何とウヨ君でした。
「あれっ、ウヨじゃねえかYO」
「何でここにいるあるか?」
アメリー君とチューゴ君はタキシードを着て皆の前に立って
きた彼を見て怪訝な顔になっています。
452マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 23:27:32 ID:kmbO51pU
「御前合唱団じゃなかったのか?」
「何で指揮者あるか?」
「ウヨ君は我が家のウィーンの間のコンサートホールで仕事
をしてもらっているのですよ」
ハプスブルク先生はその温厚な笑みと一緒に皆にこう説明す
るのでした。
「それでこの合唱団の指揮者もしてもらっています」
「そういえばそうだったわね」
ニホンちゃんは自分の弟のそのことを思い出しました。
「何か凄い歴史のあるコンサートホールでお手伝いしてるっ
て聞いたけれど」
「それにしてもウィーン」
「わたくしの家のパリのそれに匹敵しますわ」
エリザベスちゃんもフランソワーズちゃんも認めるものがあ
ります。
453マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 23:36:08 ID:kmbO51pU
そのウヨ君が練習の指揮者として皆の前に立ちます。しかし
です。ゲルマッハ君が今の彼を見て言うのでした。
「顔色が悪くないか?何か」
「いや、俺は別に」
ウヨ君はそれを否定しようとします。けれど実際にその顔色
はお世辞にもいいものではありません。
身体の調子が悪そうです。ここでゲルマッハ君が言うのでし
た。
「そういえばウィーンのコンサートホールでメインで仕事を
した人は誰もがだ」
「そうなんですよね」
ハプスブルク先生もここで困った顔になってそのうえで言う
のでした。
454マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 23:45:36 ID:kmbO51pU
「皆さん何故か途中で辞められたり急にお亡くなりになられ
たり。どうしてなのでしょう」
「いえ、あれは」
ゲルマッハ君はかなり戸惑った顔で先生に対して言うのでし
た。
「かなり問題があるのでは?」
「困ったことですね。折角いつも素晴らしい方をお招きして
いますのに」
「何か武士大丈夫かしら」
ニホンちゃんも今のウヨ君を見て心配になっています。合唱
団は集まったのですが今度はウヨ君が心配になってしまう位
です。先生のお家の音楽も中々大変なようです。
455マンセー名無しさん:2010/02/17(水) 23:52:02 ID:kmbO51pU
ウィーン少年合唱団で募集者が激減。そしてその対策。
ttp://www.asahi.com/international/update/0212/TKY201002120004.html
ttp://www.asahicom.jp/international/update/0212/images/TKY201002120006.jpg
ウィーン国立歌劇場。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%AD%8C%E5%8A%87%E5%A0%B4
小沢征爾
http://www.st.rim.or.jp/~success/ozawa_ye.html
http://www.ongaku-juku.com/j/index.php
http://www.universal-music.co.jp/classics/artist/ozawa/ozawa.html
http://www.saito-kinen.com/j/about_skf/ozawa.shtml
http://air.ap.teacup.com/awatenai/1137.html
一部ニホンちゃんに合わせて設定改変。本の資料としては
音楽之友社『ウィーン国立歌劇場』。音楽監督や総監督が
次々と辞任、謎の急死もあるというかなり凄い歌劇場。
456マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:09:14 ID:ZzXez4BD
        「キャンベラちゃんは」
ニホンちゃんとの対決色をさらに深めていくオージー君と
ニュージー君、その危険性に気付いていないのはこの二人
だけです。
そう、その二人だけです。従ってオージー家の人でもこの
ことに困っている人もいるのです。
ウヨ君も三年地球組で臨戦態勢です。彼は右手をスナップ
させてこんなことを言っています。
「戦うことが罪だというのなら」
完全に特撮になっています。
「俺が背負ってやる」
こう言っています。その彼のところにです。
457マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:15:02 ID:ZzXez4BD
ある人が来ました。そしてこう言ってきました。
「携帯コードも入れたダスな」
「ああ、555だ」
こう返すウヨ君です。彼もわかっています。
「俺は狼になる。完全にな」
「それはわかったダスが」
「それで何なんだ?」
ウヨ君はここで声のする方に顔を向けます。するとそこに
いるのは。
キャンベラちゃんです。彼女はウヨ君の傍に困った顔をし
て立っています。
458マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:20:39 ID:ZzXez4BD
「キャンベラ、わかっているとは思うが」
「わかっているから来たダスよ」
彼女はその困った顔でウヨ君に対して言うのでした。
「兄さんやニュージーさんのことダスな」
「そうだ。二人が姉さんと衝突すれば」
ウヨ君は今度は素振りをはじめています。木刀がそれだけ
で唸り声をあげています。風を切る音がまさに風雲急を告
げる前奏曲になっています。
「俺も行く」
「そうダスか」
「御前もじゃないのか?」
ウヨ君はここでまたキャンベラちゃんに顔を向けて言うの
でした。
459マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:26:33 ID:ZzXez4BD
「それは」
「私は違うダス」
けれどキャンベラちゃんはこうウヨ君に対して言うのでし
た。
「確かにニホンさんやウヨ君があのお魚を食べることはど
うも好きにはなれないダス」
「それはなんだな」
「そうダス。私も嘘はつかないダス」
そのことはしっかりと言います。キャンベラちゃんはとに
かく自分の考えはしっかりと言いました。そうしてそのう
えでこうも言うのでした。
460マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:33:38 ID:ZzXez4BD
「けれどダス。兄さんやニュージーさんは間違っているダ
ス。あんなことをしては駄目ダス」
「御前の兄さんでもなんだな」
「そうダス。兄さんでもそれでもやっていいことと悪いこ
とはあるダスよ」
これがキャンベラちゃんの言いたいことであいた。彼女は
お兄さん達みたいなことは反対なのです。ああしたお世辞
にも品がよくはない行動はです。
「あれではニホンさん達のことを言えないダス。あのお魚
を食べるよりずっと酷いダスよ」
ウヨ君に対してはっきりと言うのでした。
461マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:40:19 ID:ZzXez4BD
「だからダス。私は賛成はしないけれどあんなことは絶対
にしないダスよ」
「そうか」
「その通りダス。これが私の考えダス」
こう言って本当に二人みたいな行動は取りません。それど
ころかエスカレートしようとする二人に対してもしっかり
と言います。
「だからそんな馬鹿なことは止めるダス。ニホンさんを怒
らせるだけダスよ」
「何っ、妹なのにそんなことを言うダスか!?」
「それはないで」
オージー君とニュージー君はキャンベラちゃんの言葉にそ
の顔をむっとさせます。
462マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:46:39 ID:ZzXez4BD
「ワスも引くわけにはいかないダス。お魚の命がかかって
いるダスよ」
「そうや。わい等が引いたらニホンちゃんがお魚を食べる
んやで。それは許さへんで」
「だからそうやって無茶な反対活動や実力行使を止めるダ
ス。そんなことをしても何にもならないダスよ」
キャンベラちゃんも必死に二人に対して言います。
「それにニホンさんはしっかりとお魚の量のことまで考え
ているダスよ」
今度はかなり理性的なことも二人に対して言います。彼女
も真面目に考えてそのうえで二人を何とか止めようとして
います。
463マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:53:34 ID:ZzXez4BD
けれどです。二人はそんなことでは止りません。あくまで
ニホンちゃんに対してお魚のことで突っかかります。
「だからあのお魚を食べることは許さないダス」
「何があっても阻止したるで」
「ふうん、そうなの」
それに対してニホンちゃんは右手を自分の首もとのところ
にやってそのうえでネクタイをなおすみたいな動きをして
います。首も横にゆらゆらと振っています。
皆それを見て。また言うのでした。
「やっぱり携帯コード913にキングコブラ」
「やばいって、あれ」
ニホンちゃんが殺気に満ちているのをはっきりと見ていま
す。
464マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 22:59:26 ID:ZzXez4BD
「このままじゃ本当に」
「大変なことになるけれど」
「このままでは最悪の結果も覚悟しないといけないダス」
キャンベラちゃんもそんな三人を見て困った顔になってい
ます。
「何とかしたいダスが。困ったダス」
「こいつもこいつなりに考えているんだな」
ウヨ君はそんなキャンベラちゃんを見て呟きました。今彼
はニホンちゃんから離れた場所にいます。
「本当に悪いようにならなかったらいいがな」
そうは言ってもです。オージー君達も引きませんしニホン
ちゃんも本気です。果たしてどうなるかわからない今の状
況に彼も憂いを感じはじめています。
465マンセー名無しさん:2010/02/18(木) 23:06:16 ID:ZzXez4BD
流石にオーストラリアでも反対、疑問の声が。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100110-00000757-yom-int
オージー君達。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100112-00000006-scn-int
466マンセー名無しさん:2010/02/19(金) 23:24:46 ID:4spG/qPV
        「デンジャラスバスクちゃん」
「だから何でいつも私を子供扱いするのよ。私はもう大人よ」
「何言ってるのよ」
フラメンコ先生がお家のメゾンイベリアで妹のバスクちゃんに
対して言っています。バスクちゃんは地球高校の制服を着てい
ます。
「あんたまだ高校生じゃない」
「高校生はもう子供じゃないわよ」
「いいえ、子供よ」
先生もこう言って引きません
「高校生はまだ子供よ」
「ちぇっ」
こう言われてかなり不満そうなバスクちゃんです。
467マンセー名無しさん:2010/02/19(金) 23:34:08 ID:4spG/qPV
「妹だからって私をそんな目で見て」
こんな反抗期の彼女です。フラメンコ先生のお家から何時か
独立しようなんてことも考えていたりします。彼女も彼女で
難しい年頃です。
そんなバスクちゃんの他にもフラメンコ先生は昔の縁で色々
な人と縁があります。例えばキューバちゃんもです。かつて
先生が乗り込んで親分になっていたこともあります。先生は
他にはメヒコ家とかアル家とかペルー家の親分もやっていた
ことがあります。まさに総番だったのです。
「昔の話よ」
「けれどカストロお義父さんも言ってますよ」
そのキューバちゃんがフラメンコ先生に対して話します。
468マンセー名無しさん:2010/02/19(金) 23:41:47 ID:4spG/qPV
「昔の先生はそれは物凄かったって」
「まあ喧嘩はよくしたわね」
「写真だって」
見ればそこにはです。やたらと丈の長いセーラー服のスカー
トをはいて異様な厚化粧で長い髪をパーマにしてうんこ座り
をしてです。鉄パイプまで持っていて周りに同じロングスカ
−トのセーラー服や特攻服の女の子達を従えた若き日の先生
がいます。後ろの壁にはスプレーで参上とか夜露死苦とかそ
うした文字が書かれています。
「こんなのだったって」
「・・・・・・何でそんな写真がまだ」
先生も過去はこんな人でした。
469マンセー名無しさん:2010/02/19(金) 23:50:20 ID:4spG/qPV
「あったのね」
「いや、先生凄いですよ」
キューバちゃんの今の言葉は嘘偽りではありません。
「本当に。あたしなんか」
「どうしたの?」
「先生のそういうところ。勉強したいなって」
スポーツなら何でもござれですが喧嘩とかをする娘ではな
いのです。それでアメリー君にもいじめられたりしている
のです。そんな自分自身を振り返っての言葉でした。
「思ってるんですけれど」
「不良になりたいの?」
「いえ、そうじゃなくて」
そうではないというのです。しかしです。
470マンセー名無しさん:2010/02/19(金) 23:58:06 ID:4spG/qPV
キューバちゃんの言い分はこうでした。
「あたしももっと強くなりたいなって」
「まあとにかく先生の家に来たいのね」
「はい」
「それじゃあ来なさい。ウェルカムよ
「有り難うございます」
こんな話をしてからキューバちゃんがメゾンイベリアに
お邪魔することになりました。ところがこれが反抗期で
しかもキューバちゃんのお家のカストロおじさんが好き
ではないバスクちゃんの耳に入ってしまったのです。
471マンセー名無しさん:2010/02/20(土) 00:03:23 ID:4spG/qPV
何故カストロおじさんが好きではないかというとキュー
バ家の高圧的な家長だからだというのです。実際のとこ
ろは前のバチスタおじさんの方が酷いのですが彼女はと
にかくカストロおじさんが好きではありません。
その家のキューバちゃんが来るとなるとです。思いきり
不満です。それで何か思い切った抗議をしてやろうと思
ったのです。
とはいっても何をしていいのかよくわかりません。しか
しここでアジア町のところを歩いていた時にカンコ家の
前を通ったのです。するとそこではカンコ君が例によっ
てニホンちゃんに対してお家の玄関で抗議活動をしてい
ました。
472マンセー名無しさん:2010/02/20(土) 00:09:29 ID:B6C2jQOo
「この家は相変わらずぶっ飛んでるな」
「ニホンは謝罪するニダ!」
カンコ君は全身に蜂をまとっています。そうしてそこか
ら下に敷いてあるニホンちゃんのお家の家旗に対してダ
イビングをしています。そして次の言葉は。
「独島パンツはウリナラのものニダ!」
相変わらずのパンツに対する抗議活動です。今回もかな
り独創的であります。
そしてそれを見たバスクちゃんは最初は呆れました。し
かしそれを見てあることを思いついたのでした。
「そうだな。この抗議だね」
カンコ君のその行動にヒントを得たのでした。そうして
キューバちゃんがお家に来たその時にです。
473マンセー名無しさん:2010/02/20(土) 00:18:57 ID:B6C2jQOo
キューバちゃんがメゾンイベリアに来たその時にです。
建物の玄関にバスクちゃんがいました。しかしその格好
がです。
「えっ!?」
「先生、何ですかあれ」
フラメンコ先生もキューバちゃんもバスクちゃんのその
格好を見て唖然です。何とその格好は。
上にはブラをしていますが何と下は褌一枚です。半裸で
玄関のところに立っているのです。そしてその褌の模様
がです。
「あんた、その褌って」
「あたしの家の」
キューバちゃんのお家の家旗の褌なのです。しかも身体
にキューバちゃんの名前が書かれています。
474マンセー名無しさん:2010/02/20(土) 00:26:29 ID:B6C2jQOo
「キューバに自由を!」
「その主張はわからないわけじゃないけれど」
フラメンコ先生は呆れながら妹に対して言います。
「何、その格好は」
「見てわかるでしょ、抗議活動よ」
「だから何でそんな変な格好なのよ」
フラメンコ先生が言うことがそれです。
「うちのクラスのカンコ君じゃあるまいし」
「あいつにヒントを得たんだけれど」
「何であの子のデモなんか真似したのよ」
先生はさらに呆れてしまいました。
「どこをどう考えたらあの子の真似を」
「オリジナリティなのよ」
バスクちゃんが言うにはそうらしいです。
475マンセー名無しさん:2010/02/20(土) 00:33:34 ID:B6C2jQOo
「これでわかったわね」
「わかるわけないでしょ」
先生は実に冷めた言葉です。
「そんなの」
「一瞬カンコがいるのかと思ったわ」
キューバちゃんに対してもそう思うことでした。これも
考えてみればいつも見ていることですから彼女も見慣れ
ているのです。まさか自分がやられるとは思ってはいま
せんでしたが。
「何ていうか」
「ああ、気にしないでいいから」
先生は首を傾げさせているキューバちゃんに対して優し
く言うのでした。
476マンセー名無しさん:2010/02/20(土) 00:38:45 ID:B6C2jQOo
「それじゃあ中に入りましょうね」
「はい、それじゃあ」
「どの家にもそれぞれ問題があるからそれを理解しない
と大人にはなれないわよ」
最後にこう言って二人でメゾンイベリアに入ります。そ
して一人残ったバスクちゃんは。
「外したかしら。じゃあ今度は」
そしてカンコ家の方に行って見てみますと今度の抗議の
活動はといいますと。
「独島パンツはウリナラのものニダ!」
奇声を発しながら日之本家の旗を食い千切っています。
流石のバスクちゃんもこれは。
「流石に無理ね」
ここまでいくと真似はできませんでした。彼女も女の子
ですから。
477マンセー名無しさん:2010/02/20(土) 00:42:39 ID:B6C2jQOo
スペインでキューバの人権抑圧に対して奇妙な抗議活動。
ttp://www.afpbb.com/article/politics/2697560/5353600
バスクちゃんはおさんのイラストのイメージで。
蜂男。
ttp://yajizamurai.blog24.fc2.com/blog-entry-430.html
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm6017882
あとラストは旗おじさん。
478マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 22:42:45 ID:ks+pTUYn
        「いたらいいけれど」
チューゴ君は最近よそのお家によく遊びにいきます。問題を
起こすことも多いですがおおむね歓迎されています。
それはアメリー家もです。結局のところアメリー君にしても
お金は落としてくれるので歓迎はします。実際のところアメ
リー君にしてもそのマナーはお世辞にもいいものではありま
せん。
今日はニューヨークの間に来たチューゴ君ですがここで。何
故かお部屋の中に犬がうろうろしているのが目に入りました。
しかもその犬がです。
「あの犬はまさかと思うあるが」
「ああ、やっぱりわかったか」
アメリー君も彼の言葉を待っていたかの様に応えます。
479マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 22:48:46 ID:ks+pTUYn
「あれな、コヨーテだYO。うちの名物の動物の一つな」
「通称ソウゲンオオカミあるな」
「ああ、その通りさ」
「それは知っているあるが」
チューゴ君もコヨーテについては知っています。アメリー家
においてはバイソン、プレーリードッグ、そしてビーバーと
並ぶ名物動物です。他にはボブキャットなんてものもいます。
動物も豊かなアメリー家です。
しかしチューゴ君はです。その犬を見て言うのでした。
「どうして庭じゃなくて部屋の中にいるあるか?」
「何か餌がないかららしいんだよな、これが」
アメリー君は首を傾げながら答えます。
480マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 22:53:32 ID:ks+pTUYn
「それでな、こうして部屋の中までってことになってるみた
いなんだYO」
「そうだったあるか」
「増え過ぎて部屋にまで来たんだ、これがな」
その事情も話します。
「カナディアンの家じゃケベックが噛まれたりしてるしな。
注意してくれYO」
「わかったある。御前の家も大変あるな」
チューゴ君はその犬に警戒しながらアメリー家で遊びました。
彼は最近とにかくアメリー家に行きますがそれがかなり気に
なったことでした。そしてです。
ニホンちゃんのお家に来てある時です。お庭の林のところで
変わったうんこを見つけたのです。
481マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 22:59:43 ID:ks+pTUYn
「あれっ、このうんこは」
「どうしたの、チューゴ君」
「毛が混じっているうんこが落ちているあるぞ」
こう言うのです。
「これは何あるか?」
「えっ、毛の混じったうんこ!?」
ニホンちゃんはそれを聞いて思いきり驚いた声をあげまし
た。
「そんな訳ないけれど」
「何でそんな訳ないあるか?」
「だって。毛が混じったうんこって」
ニホンちゃんはとても信じられないといった顔でチューゴ
君に話すのでした。
482マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 23:07:50 ID:ks+pTUYn
「ニホンオオカミのうんこだし」
「ニホンオオカミあるか」
「もうお家にはいないから」
だからだというのです。
「そんなのが転がってる筈ないし」
「けれど本当に転がってるあるぞ」
それでもチューゴ君はそのうんこを指差して話します。見
れば実際にそのうんこが転がっています。
「これあるが」
「本当ね。おかしいわね」
ニホンちゃんは本当に真剣な顔で腕を組んで首を傾げさせ
ています。
483マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 23:19:51 ID:ks+pTUYn
「だからニホンオオカミはもういないのよ」
「それでも転がっているあるぞ」
「じゃあまさか」
「本当はいるんじゃないあるか?その毛があるうんこがこ
うして転がっているということは」
「まさかとは思うけれど」
何時になく信じられないといった顔のニホンちゃんです。
こんな顔をするのも珍しいです。
「じゃあ本当に」
「しかしニホンちゃんの家にも狼はいるのあるな」
チューゴ君はここでこんなことも言いました。
484マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 23:27:34 ID:ks+pTUYn
「狼は大抵草原とかにいるあるぞ。コヨーテもそうだっ
たあるぞ」
「あれ、コヨーテって森にもいるわよ」
「そうだったあるか」
「チューゴ君の家の狼もそうだったと思うけれど」
「うちでも最近狼はかなり減っているあるからな」
実際のところ彼の家も狼を見ることは少なくなっていま
す。絶滅が心配されている程です。実際のところこれは
どのお家でもそうなっています。狼の数は減ってしまっ
てきているのです。
「忘れていたある」
こうした事情でした。
485マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 23:33:59 ID:ks+pTUYn
そして場所を変えてニホンちゃんのお家の中にアメリー
君も呼んで三人で話しました。言うまでもなくその狼の
ことです。
「うちじゃ部屋の中に入って来たりする場所もあったり
していなくなったりしてる場所もあったりだしな」
「うちじゃかなり減ってやばいかもある」
「うちは本当にいたらいいけれど」
三人共あまりはっきりしない顔です。
「チューゴ、御前の家のチョウコウの溝のあの魚は」
「多分・・・・・・ある」
アメリー君の問いに浮かない顔で返すチューゴ君でした。
彼にとってはあまりいいことではないようです。
486マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 23:40:57 ID:ks+pTUYn
「見つかって欲しいあるが」
「そうか。悪いこと聞いたな」
「別にいいある。望みは捨てていないある」
「わたしの家に狼ね。まだいてくれたら本当に有難いん
だけれど」
三人が三人で浮かない顔をしているのもかなり珍しいこ
とであります。
「カンコ君も虎には随分こだわってるし」
「どんな動物でも迷惑な場合もあるけれどな」
「いなくなったら寂しいものあるな」
「そうね」
こんな話をする三人でした。三人にとってはあまり浮か
ない話になってしまいました。
487マンセー名無しさん:2010/02/21(日) 23:46:05 ID:ks+pTUYn
はじまりはチューゴ君のアメリー家観光の増加とニュー
ヨークの間でのコヨーテ。
ttp://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=39686
ttp://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201002150119.html
ttp://www.asahicom.jp/international/update/0215/images/TKY201002150135.jpg
そこから狼とその絶滅危惧。
ttp://www1.ttcn.ne.jp/~naturelog/doubutu27.html
ttp://www.geocities.jp/zetumetu2005/soro-nihonookami.htm
ttp://www.asahi-net.or.jp/~sa8y-skmt/Pages/hiraist3.html
ttp://ikimonotuusin.com/doc/071.htm
チューゴ家の魚はヨウスコウカワイルカ。絶滅?中国人に
とっては絶滅は痛恨だとか。
なお筆者はニホンオオカミのものらしき糞を見たことあり。
488総督府スレより転載:2010/02/22(月) 22:32:46 ID:lwn3jhas
       「避けろ鬱エンド」
とにかく長く続いて尾を引いているお魚の騒動、ニホン
ちゃんもオージー君、ニュージー君も引かないし話がそ
れで収まる筈もありませんでした。
それで皆一触即発の状況に困っています。
「このままだと本当に」
「えらいことになるけれど」
「どうしよう」
どうしていいかわからないのです。二人は引きませんし
ニホンちゃんもです。彼女に至っては何か某祟り神みた
いになっています。
489総督府スレより転載:2010/02/22(月) 22:45:17 ID:lwn3jhas
「あははははははははははは(声:岡嶋妙)」
「コトノ○サマか、今度は」
「最早人間じゃないし」
目が白くなり不気味に笑ったものになっています。その
笑い声も実に怖いものです。
しかもその手には鋸があります。その鋸を柱にやってそ
れでまた言います。
「死んじゃえ」
その言葉と一緒に一気に引くと何と鉄の柱が真っ二つで
す。おまけにその柱の切ったところを覗いてこんなこと
も言います。
490総督府スレより転載:2010/02/22(月) 22:55:08 ID:lwn3jhas
「中に誰もいないわよ」
「駄目だ、完全に戦闘態勢だ」
「しかもやばい方向に」
もう誰も止められません。チョゴリちゃんもそんなニホ
ンちゃんを見て言います。
「どうしたらいいニダか」
「どうしたらいいかニダか?」
「そうニダ。よく考えたら兄さん生徒会長ニダな」
誰も覚えていないようなことを覚えているチョゴリちゃ
んでした。流石に実の妹ですからこのことは覚えている
のでした。
491総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:02:28 ID:lwn3jhas
それで生徒会長であるカンコ君に対して言うのです。そ
の言うことは。
「生徒会長としてどうにかするニダ」
「あの状態のニホンをニダか?」
その鋸を手にしているニホンちゃんを指し示して妹に対
して問い返します。
「若し前に出たらどうなると思うニダか?」
「鮮血の結末ニダ」
チョゴリちゃんの返答は一言でした。
「それで終わりニダ」
「御前は妹なのにウリに死ねというニダか」
カンコ君の脳裏に首筋を鋸で一気に切られてそこから血
を噴き出して倒れる自分の姿が浮かびました。
492総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:08:28 ID:lwn3jhas
もう一つはお腹を切られてそこを覗かれている自分の姿
がです。どちらも光のない目になっているニホンちゃん
がぞっとする笑みで立っています。不気味な高笑いさえ
浮かべています。
「近寄るだけで危ないニダ。洒落になっていないニダ」
「けれど生徒会長ニダよ。どうかするニダ」
「こんな時のクラス委員ではないニダか?」
その五人です。コクレンファイブです。しかしその五人
は何故か何処かに消えていなくなっています。皆今のニ
ホンちゃんを見て何処かに行ってしまったのです。無理
もないことです。
493総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:18:14 ID:lwn3jhas
とにかく五人はいなくているのは生徒会長だけです。け
れどニホンちゃんの前に出ればです。
どうなるかもわかっていますしカンコ君としてはどうし
てもここは逃げないといけません。若し逃げなければ冗
談抜きで鮮血の結末です。
「首筋を切られるのとお腹を切られるのどちらがいいニ
ダか?」
「御前は本当にウリの妹ニダか?」
流石に今回ばかりは妹に対して真剣な顔で問い詰めます。
「どちらも嫌ニダ」
「特別に包丁でいきなり刺されるのもあるニダよ。その
場合は鋸で首を」
第三のケースも出て来ました。
494総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:24:19 ID:lwn3jhas
「それはどうニダか?」
「どっちにしても前に出たら死ぬニダか」
カンコ君は真っ青になっています。とにかくどうしよう
か迷っています。とにかく生徒会長として何かをしなく
てはいけない状況に何時の間にかさせられてしまってい
ます。他ならぬ妹のチョゴリちゃんによってです。
「さあ、どうするニダか?」
「仕方ないニダ」
ここまで来て遂に腹を括りました。カンコ君のその決断
とは一体。
「ここはニダ」
「さあ、どうするニダ?」
チョゴリちゃんの問いに応える形で。前に出てそうして
なのでした。
495総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:30:26 ID:lwn3jhas
「あれニダ。これはニダ」
ニホンちゃんの前には絶対に出ようとしません。露骨な
までに避けてそのうえで言っています。
「喧嘩両成敗ニダ。緑豆も最近やっていることが滅茶に
過ぎるニダ」
ニホンちゃんがダッシュで来てもすぐに逃げられるよう
に扉の傍に来ています。一言一言の度にニホンちゃんの
動きを窺っています。
「ニホンもオージー達もどっちも悪いニダ」
こう言った時は本当に何時でも逃げられるように脚に力
を入れています。すぐに飛び退いてそれで逃げられるよ
うにです。
496総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:36:14 ID:lwn3jhas
「まあニホンがお魚の油でロケットを使うかも知れない
かもとは思ったりもするニダ。どちらにしろ今回は喧嘩
両成敗、どっちもどっちではないかとウリは思ったりも
しないわけでもないわけであるニダ」
最後はかなり露骨に責任逃れで曖昧に言っています。彼
もニホンちゃんの全身から発せられる妖気を感じて今に
も逃げようとしているのです。
「ウリの言うことはこれだけニダ。以上ニダ」
ここまで言うと全速力でクラスから逃げ去ってしまいま
した。それで屋上まで避難してです。するとそこにチョ
ゴリちゃんが来て言います。
497総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:43:54 ID:lwn3jhas
「あれで終わりニダか?」
「生徒会長として言いたいことは言ったニダ」
見れば屋上の片隅に隠れています。彼はとにかく逃げる
ことと隠れることしか考えていません。無理もないこと
ですけれど。
「責任は果たしたニダよ」
「じゃあもう何もする気は」
「ないニダ。もうあの件についてはウリは何も聞こえな
いし見えないし喋らないニダ」
こう言って屋上から出て来ないカンコ君でした。見れば
同じ屋上のもう一方にあの五人もいます。とにかく今の
ニホンちゃんはどうにもならなくなっているのでした。
498総督府スレより転載:2010/02/22(月) 23:47:13 ID:lwn3jhas
韓国はシーシェパードに対しては案外中立的。
ttp://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0113&f=national_0113_007.shtml
元ネタは某アニメ、ゲームのヒロイン。
499マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 22:27:39 ID:CYEE4RDE
          「またまたやる人」
さて、ニホンちゃんのパンツ記念日です。こう書くとかなり
恥ずかしいものがありますがそれでもです。その日が定めら
れたのです。
「だからそれは大反対ニダ!」
カンコ君が例によってこのことに抗議します。
「独島パンツはウリのものニダ!それは譲れないニダ!」
「あの、兄さん」
チョゴリちゃんが顔を真っ赤にして抗議するカンコ君に対し
て問います。それはかなり核心的なものでした。
「兄さんは男ニダよ」
このことを言うのです。
500マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 22:33:04 ID:CYEE4RDE
「それで何で女の子のパンツにこだわるニダ?兄さんの下着
は何ニダ?」
「下着?勿論これニダ」
言いながら頼まれもしないのにズボンを脱いでみせます。そ
うして中から出て来たのはトランクスです。大極模様のトラ
ンクス、カンコ君の愛用です。
「これこそがウリの下着ニダ」
「トランクスニダな」
「ボクサーパンツもあるニダ。見てみるニダか?」
「そんなものトランクスだけで充分ニダ。しかもどうせ模様
は同じニダ」
これはもう外せません。男の子達はそれぞれのお家の家旗の
模様や柄のトランクスが普通なのです。カンコ君もそうなの
です。
501マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 22:39:38 ID:CYEE4RDE
「そうニダな。トランクスニダな」
「だから男の下着はトランクスニダ」
「じゃあ何で竹島パンツにこだわるニダ?」
「それはパンツだからニダ」
物凄い理由です。一回聞いただけではハァ?です。チョゴリ
ちゃんも実際にそんな顔になっています。
「パンツは男の浪漫ニダ」
「だから欲しいニダか」
「その通りニダ。思い出してもみるニダ」
ここから他の人達の話にもなります。
「アメリー君はかつてニホンとラスカのアッツパンツをニホ
ンから取り戻したしアルはエリザベスのフォークランドパン
ツを手に入れようとしたしチューゴ君も尖閣パンツをニダ」
とにかくパンツの話が終わりません。
502マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 22:46:51 ID:CYEE4RDE
「男は誰でもパンツが好きニダ。ロシアノビッチ君にしても
ニホンから四枚のパンツを手に入れたニダしマカロニーノの
家のシチリアパンツはニダ」
「もういいニダ」
チョゴリちゃんはうんざりしてきたのでお兄さんのお話を止
めさせました。
「とにかく竹島パンツを自分のものだと言いたいニダな。女
の子のパンツでも何でも」
「その通りニダ」
こう言って聞きません。そしてその竹島パンツの記念日にで
す。カンコ君がすることとは。
まずニホンちゃんのお家の前に行きます。そうしてそのうえ
で持って来た独島パンツではなく竹島パンツと書かれている
本を取り出してきてです。
503マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 22:53:20 ID:CYEE4RDE
「これがウリの決意表明ニダ!」
こう叫んでその本を次から次に破っていきます。そうしてそ
のうえでさらに言うのでした。
「ニホンに独島パンツは渡さないニダ。あれは永遠にウリの
ものニダ!あのときの約束も向こうニダ!」
こう抗議するのでした。そしてそれから今冬の運動会が行わ
れているカナディアン君のお家に行ってです。異様なまでに
行動力だけはあります。
「竹島パンツの記念日なぞないニダ!あのパンツはウリのも
のニダ!」
こう皆が競技をしているところで叫ぶのです。そうして一日
を過ごすのでした。
504マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 22:57:38 ID:CYEE4RDE
それが終わってからです。カンコ君は満足した顔でお家の中
でチョゴリちゃんに話しました。
「カナディアンのところでは雨にも遭ったニダがそれでも皆
に正しいウリナラを宣伝したニダ」
「本当ニダか?」
チョゴリちゃんはそれを聞いてもかなり疑わしい顔です。い
つものことですけれど。
「兄さんがそう思っているのならいいニダが」
「これでいいニダ」
何処かのパパさんみたいなことを言って満足した顔で夕食の
チゲ鍋を食べるカンコ君でした。チョゴリちゃんのそのいぶ
かしむ顔をよそにです。
505マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 23:02:09 ID:CYEE4RDE
そのチョゴリちゃんはどうかというとです。そのいぶかしむ
顔をそのままに次の日学校に行きます。するとウヨ君は至っ
て平気な顔です。そして話していることは。
「今日の運動会は頑張るか」
「負けないからね」
「私もよ」
皆と運動会の話ばかりしています。そしてチョゴリちゃんが
来てもです。
「チョゴリ、スケート頑張れよ」
「ええと、ウヨ君」
チョゴリちゃんはウヨ君があまりにも平気な顔をしているの
でかえって怖くなってウヨ君に尋ねるのでした。
506マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 23:06:50 ID:CYEE4RDE
「昨日のことニダが」
「ああ、昨日の競技は俺も頑張ったけれどな。けれどここの
ところ冬は今一つだからな」
「いや、運動会のことじゃなくて」
本気で知らないのかと不安にさえなってきてさらにウヨ君に
尋ねるのでした。
「兄さんのことニダが」
「ああ、カンコも出るんだよな」
素でこう返してきました。
「あいつも頑張るんだよな」
「昨日兄さんがしたことは知らないニダか?」
「あれ、何かしたのか?」
やっぱりこんな返事です。本当に何でもないといった様子で
す。
507マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 23:11:19 ID:CYEE4RDE
「運動会で。今回は大人しいけれどな」
「ニホンさんも何か言っていないニダか?」
「運動会頑張るって言ってるけれどな」
やっぱりこんな返事しか返ってきません。
「それがどうかしたのか?」
「だったらそれでいいニダ」
チョゴリちゃんも遂に言うのを止めました。
そしてそのうえです。わかったことがありました。
「結局兄さんが昨日したことはその程度のことだったニダな」
カンコ君にとってかなり残酷な結果となったのでした。本人
はそのことに全く気付かず今も満足した顔をしていてもです。
結果はこの通りでした。
508マンセー名無しさん:2010/02/23(火) 23:16:16 ID:CYEE4RDE
509総督府スレより転載:2010/02/24(水) 22:19:20 ID:QsRgT9gj
       「食べさせてやるニダ」
カンコ君は今日もまた皆をお家に呼んでいます。その中に
は当然ニホンちゃんもいます。
「わたしは絶対に呼ぶのね」
「あいつはニホンちゃんいないとそれだけでもう誰も呼ん
りしなくなるからね」
ニホンちゃんの横からタイワンちゃんが言ってきます。こ
のことはもう誰もが知っていることです。
「まあそれは我慢するしかないね」
「けれど何でかしら」
こうしたことに異常なまでに鈍感なニホンちゃんは首を傾
げさせてしまいました。
510総督府スレより転載:2010/02/24(水) 22:28:30 ID:QsRgT9gj
「わたしのこと嫌ってるのに何でいつも呼ぶのかしら。そ
れがわからないけれど」
「まあそれはね」
タイワンちゃんがさりげなくフォローします。ただしここ
でのフォローはニホンちゃんに向けられたものではありま
せん。
「気にしないでいいから」
「そうなんだ」
「そうそう。まあ何はともあれね」
話をしているうちにカンコ君のお家に着きました。そこに
辿り着いて中に入ります。
511総督府スレより転載:2010/02/24(水) 22:37:32 ID:QsRgT9gj
するとです。テーブルの上にうず高く積まれているのはで
す。いつもの赤い食べ物ばかりではありませんでした。
「何だこりゃ」
「柚子茶あるな」
まずはアメリー君とチューゴ君がそれに気付きました。何
と今回はそういったものも出されているのです。
「それにパック詰めの食べ物か」
「いつもと趣向が違うあるな」
「ウリもいつもいつもキムチや真っ赤なものばかり出す訳
ではないニダ」
「・・・・・・天変地異の前触れでして?」
「まさかとは思いますけれど」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんが今のカンコ君
の発言に思わず唖然となっています。
512総督府スレより転載:2010/02/24(水) 22:49:39 ID:QsRgT9gj
「カンコが赤いものから離れるなんて」
「これはどういった不吉な前兆なのか」
「ウリがそんなに大蒜や唐辛子を使わないのがそんなに不
自然ニダか?」
「だから驚いてんだよ」
ロシアノビッチ君はそのうず高く積まれた中からジュース
を探しています。そうして見つけたのは。
「よし、マッコリ見つけたぜ。早速飲ませてもらうな」
「そのマッコリにしてもニダ」
まさに出会い頭です。カンコ君はここぞとばかりに言うの
でした。しかもいつもの様にニホンちゃんに顔を向けなが
らです。
513総督府スレより転載:2010/02/24(水) 22:55:59 ID:QsRgT9gj
「何でわたしを見るの?」
「このマッコリは今ニホンがウリナラに来た時にいつも買
っていくものニダ」
そうだと言い出してきたのです。
「これもその一つニダが」
「そうだったの?」
「今気付いたけれど」
ニホンちゃんはタイワンちゃんの問いに対して少しきょと
んとして答えます。
「そうだったんだ」
「そうだったニダ」
カンコ君も言ってきました。彼が言うにはそうらしいので
す。
514総督府スレより転載:2010/02/24(水) 23:04:59 ID:QsRgT9gj
「このマッコリにしてもそうニダがウリは目覚めたニダ」
「それでこれかYO」
「このパックの山ニダな」
「皆の好みに合わせたニダ」
何と、カンコ君が皆に合わせたというのです。これはかな
り画期的なことです。
「ここに来るメンバーの好みを合わせたニダ。さあ皆の好
きなものを持って行くニダよ」
「ああ、そういえばな」
「これはいいあるな」
アメリー君もチューゴ君もここで言います。
515総督府スレより転載:2010/02/24(水) 23:10:54 ID:QsRgT9gj
「じゃあ有り難く御馳走になるな」
「感謝するあるよ」
「これでウリナラの商品が売れるニダ。最近じゃこうして
こっちの商品も売れるようにするニダよ」
思わず本音が出てしまいます。けれど皆そのことには結構
寛容です。
「まあカンコもやっと」
「そういうことがわかってきたようですわね」
いつも辛口のエリザベスちゃんとフランソワーズちゃんも
珍しく褒めます。とにかく今日は彼は高い評価を受けてい
ます。
516総督府スレより転載:2010/02/24(水) 23:17:11 ID:QsRgT9gj
ロシアノビッチ君もです。そのマッコリをごくごくと飲み
ながらそのうえで言います。
「いいじゃねえか。俺は美味い酒が飲めればそれで満足だ
けれどな」
「バカンコも勉強するってことね」
タイワンちゃんも今度はかなり高い評価です。
「いいじゃない。じゃああたしも好きなものは貰っておく
わね」
「持って行くといいニダ。今日はサンプルだからどんどん
持って行くニダ。特にニホン」
やっぱりここでニホンちゃんです。彼女に対しては何かオ
レンジ色のピーマンみたいなものを出してきて言います。
517総督府スレより転載:2010/02/24(水) 23:23:32 ID:QsRgT9gj
見ればパプリカです。それを手に持ちながらそのうえで言
うのでした。
「これはニホンの家で最近人気のウリナラ産のお野菜ニダ」
「人気だったの?」
「そうみたい」
また言われて気付くニホンちゃんでした。
「何か」
「このパプリカに誓うニダ。ウリナラはこれから食べ物の
強大家を目指すニダ!」
高らかに叫んでその手に持っている生のパプリカをがじり。
ところが。
518総督府スレより転載:2010/02/24(水) 23:27:40 ID:QsRgT9gj
あまりにも苦くて思わず吐き出してしまいました。それを
見た皆の冷静な突っ込み。
「美味いか?生のパプリカ」
「お世辞にもそうは言えないものニダ」
お口の中のパプリカを口から吐き出しながら答えるカンコ
君でした。
「やっぱりニホンの家のあの番組の真似は止めておいた方
がいいニダ」
「絶対にそうなるって思ったし」
「じゃあその前に言うニダ」
「その前にやったし」
いつものオチで終わりでした。結局カンコ君はカンコ君な
ままのところも健在であり続けるみたいです。
519総督府スレより転載:2010/02/24(水) 23:34:02 ID:QsRgT9gj
いざ食品輸出強大国へ。
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125164
オチの元ネタは料理の鉄人。


520マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 22:24:23 ID:BcNx9VZn
         「ささやかな感謝」
ニホンちゃんはよくタイワンちゃんのお家にお呼ばれします。
それだけではなくニホンちゃんの方からも彼女のお家に行く
ことが多いです。そしてです。
そのニホンちゃんがです。タイワンちゃんのお家に遊びに行
ったその時にです。タイワンちゃんはお家の用事で今はいま
せんでした。
「タイワンちゃんいないんですか」
「うん、そうなんだよ」
髪の毛の白いおじさんがニホンちゃんに対して優しい声で答
えるのでした。
521マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 22:30:40 ID:BcNx9VZn
「だからね。今はね」
「そうですか。それじゃあ」
「ああ、ちょっと待って」
しかしです。ここでおじさんはニホンちゃんに対してその優
しい声で言いました。
「もうすぐ帰って来るから」
「そうなんですか」
「その間ゆっくりと待って」
そうしてくれというのです。
「ゆっくりとね。待っていてくれるかな」
「タイワンちゃんのお家で、ですよね」
ニホンちゃんはこうおじさんに話します。
522マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 22:35:47 ID:BcNx9VZn
「その中で」
「帰ったらそれでまた戻って来るのも面倒じゃない。それに
タイワンちゃんはすぐに帰って来るよ」
おじさんの言葉は優しいままです。その優しい声でニホンち
ゃんに対して話すのでした。
「だからね」
「そうですか。だからですか」
「うん、待っていて」
こう言ってニホンちゃんをタイワンちゃんのお家の中に案内
するのでした。
「ニホンちゃんとタイワンちゃんの仲だし。ゆっくりとして
いったらいいよ」
「有り難うございます」
こうしてタイワンちゃんのお家の中で待つことになったので
す。ニホンちゃんは優しいおじさんのおかげでとても穏やか
にタイワンちゃんが用事から帰って来るのを待つことができ
たのでした。
523マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 22:41:07 ID:BcNx9VZn
ニホンちゃんはこの親切なおじさんのことを忘れませんでし
た。しかしです。
「ええと、誰だったかしら」
「あたしのお家の人よね」
「そうなのだけれど」
こうタイワンちゃんに対しても答えます。けれどタイワンち
ゃんも首を捻ってしまってそのうえで言うのでした。
「トウキおじさんじゃないわよね」
「もっと若い人だったわ」
「ビレイおばさんでもなさそうだし」
「男の人よ」
このことははっきりと覚えています。しかしそのおじさんの
名前もどういう人なのかも全くわからないのです。ニホンち
ゃんにとってはとても困ったことにです。
524マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 22:45:35 ID:BcNx9VZn
それで、です。ニホンちゃんはそのおじさんの御礼にあるも
のを用意していたので余計に困っているのでした。その用意
しているものとは。
「これだけれど」
「チョコレート?」
「あのおじさんにあげたいと思って」
丁度バレンタインの季節です。だからチョコレートなのです。
ですがいざあげるにしてもです。
「おじさんのお名前とか全然わからなくて」
「じゃあどういう感じの人だったの?」
タイワンちゃんはこのことを尋ねるのでした。どうしてもそ
のおじさんのお名前を思い出せないニホンちゃんに対しての
助け舟でした。
525マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 22:50:53 ID:BcNx9VZn
「白髪の人よね」
「うん、そうなの」
「それじゃあ絵とか描いてみて。似顔絵ね」
「ええ、それじゃあ」
ニホンちゃんはタイワンちゃんに言われるままそのおじさん
の絵を描いてみます。ニホンちゃんが覚えているままに描い
てみてです。そうしてそのうえで。
「あとは」
「どうしたの?」
「お手紙も書かないと」
それもだというのです。こうしたところはまめなニホンちゃ
んらしい行動です。おじさんの為にお手紙も書いてそのうえ
でチョコレートを送ろうというのです。
526マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 22:55:45 ID:BcNx9VZn
「それもね」
「そうね。それじゃあね」
「タイワンちゃんのお家の文字で書きたいけれど」
ニホンちゃんはそこまで徹底していました。
「教えてくれるかな。それも」
「いいわよ。それじゃあね」
「うん、有り難う」
こうしてニホンちゃんはお手紙もタイワンちゃんのお家の
言葉で書きました。そしてタイワンちゃんはニホンちゃん
が描いた似顔絵を元におじさんを探します。するとそのお
じさんはタイワン家の鉄道模型の管理人さんなのでした。
「おじさん、実はね」
「何かな」
「うん、贈り物があるんだけれど」
こうおじさんにお話するのでした。
527マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 23:00:52 ID:BcNx9VZn
「ニホンちゃんからね」
「ニホンちゃんからって?」
「うん、だからね」
にこりと笑っておじさんをお家の玄関に案内します。する
とそこにチョコレートとお手紙を持っているニホンちゃん
が頬を赤らめさせて待っていました。そうして。
「あの時は有り難うございました」
「いや、あれは当然のことをしたまでだけれど」
おじさんにとってみれば本当にそれだけのことだったので
す。些細なことでしかありませんでした。
「御礼なんていいよ」
「いえ、おかげで助かりました」
ニホンちゃんはそれでも言うのでした。
528マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 23:05:23 ID:BcNx9VZn
「ですからこれを」
「これ?」
「はい、これどうぞ」
こう言っておじさんにその手に持っているものを渡します。
それは。
「チョコレートと」
「御礼のお手紙です」
顔を俯けさせての言葉でした。
「本当に有り難うございました」
「ニホンちゃんの心なんだね」
おじさんもここでわかったのです。この二つがニホンちゃん
の心そのものだということがです。だとすればです。
「有り難う、じゃあ受け取らせてもらうね」
「はい・・・・・・」
おじさんもニホンちゃんもにこりと笑っていました。そして
それを見ているタイワンちゃんもです。三人でにこりと笑っ
てその場にいました。
529マンセー名無しさん:2010/02/25(木) 23:12:02 ID:BcNx9VZn
530マンセー名無しさん:2010/02/27(土) 23:01:30 ID:2f1bqTpE
         「心は乙女です」
ニホンちゃんといえば器用な性格で知られています。そのお料理
の腕もかなりのものです。その腕前だけでかなりのものを見せて
くれます。
そんなニホンちゃんにお料理を教えてもらおうと沢山の女の子達
が集まってきます。
チョゴリちゃんもいれば香ちゃんにラスカちゃんもです。それに
アーリアちゃんといった同級生もいます。
「あれ、アーリアさんもですか?」
「ニホンさんにお料理を教えてもらうあるか」
ラスカちゃんと香ちゃんがアーリアちゃんがエプロンをしてニホ
ンちゃんの横に着ているのを見ていいます。中々似合っていると
いえます。
531マンセー名無しさん:2010/02/27(土) 23:16:18 ID:2f1bqTpE
「けれどアーリアさんって」
「そんなにお料理の腕は」
「もっと上手になりたいと思ってだ」
そうだというのです。アーリアちゃん自身はです。
「それでだ。ニホンに色々教わりたいのだ。いいか?」
「うん、いいよ」
ニホンちゃんが断る筈もありませんでした。いつもの穏やかな
微笑みでアーリアちゃんに応えます。
「それじゃあね。皆でね」
「よし、じゃあ頼むな」
「皆で楽しくやるニダ」
チョゴリちゃんもいます。にこにことしながらニホンちゃんの
傍でエプロン姿でいます。
532マンセー名無しさん:2010/02/27(土) 23:27:23 ID:2f1bqTpE
皆女の子ばかりです。しかしです。その中に一人だけ変わった
人がいます。それは。
「ええと、サワディーちゃん」
「何かしら」
タイラン家のサワディーちゃんがいます。彼は一応男の子なの
ですがそれでもいます。
「私がいて悪いの?」
「悪いっていうか」
ニホンちゃんがかなり戸惑いながらそのサワディーちゃんに対
して答えるのでした。
「ええと、男の子よね」
「あら、私は女の子よ」
けれど本人はしなを作ってこう答えるのでした。その仕草とか
はまさに女の子そのものです。
533マンセー名無しさん:2010/02/27(土) 23:37:06 ID:2f1bqTpE
しかもお化粧もとても奇麗で何もかもが女の子のものです。し
かしそれでも性別は男の子です。
だから皆かなり疑わしい目でこの人を見ています。けれど本人
はあくまでこう言うのです。
「私心は乙女よ」
「心は乙女ニダか」
「そうなのよ(声:若本則夫)」
チョゴリちゃんに対してもこう言うのです。
「心が女ならそれで女なのよ」
「けれど声も」
「男の声そのものあるよ」
ラスカちゃんにしても香ちゃんにしてもそれは否定できません
でした。やはりかなり無理があります。
534マンセー名無しさん:2010/02/27(土) 23:46:25 ID:2f1bqTpE
「それで女の子って」
「何ていうか」
「まあ本人がそう言うならだ」
ここでアーリアちゃんが言うのでした。彼女にしてもかなり頭
を抱えている顔ではありましたがそれでもです。
「いいのではないのか?別に女だけがニホンに料理を教わらな
くてはいけないというわけでもないだろう」
「それはそうだけれど」
ニホンちゃんもそうしたことは全く思っていません。けれどサ
ワディーちゃんのその独特なキャラクターに呆然となってしま
っていたのです。
何はともあれニホンちゃんは皆にお料理を教えていきます。今
回のそのいお料理は何かといいますと。
535マンセー名無しさん:2010/02/27(土) 23:55:24 ID:2f1bqTpE
お蕎麦にすいとんです。そうしたものを作って皆に教えるので
した。
「こういうのはどうかな」
「いいですね」
「美味しそうある」
ラスカちゃんと香ちゃんがにこりと笑ってニホンちゃんのその
お料理について言います。
そうしてです。彼女達もそうしたものを見よう見真似で作りな
がらです。自分達のお家のお料理も作ってみせたのでした。
「クルミケーキだけれど」
「春巻きある」
二人もお家のお料理を勉強しています。そのうえでそうしたお
料理を皆に見てもらうのでした。
「どうかな、これって」
「美味しいあるか?」
実際に食べてみて欲しいというのでした。
536マンセー名無しさん:2010/02/28(日) 00:00:49 ID:2f1bqTpE
「今回のお料理は」
「どうあるか?」
「美味しいわよ」
サワディーちゃんがにこにことしながら食べて二人に対して
答えるのでした。
「二人共いい筋いっているわ。このままだとお兄さん達を超
えるのは近いわよ」
「はい、頑張ります」
「兄さんの鼻をあかしてみせるある」
そして次はチョゴリちゃんのお料理ですがそれは。海鮮チヂ
ミでした。
「前に兄さんが作っていたのを真似てみたニダがどうニダ?」
「美味しい・・・・・・」
「そうだな」
今度はニホンちゃんとアーリアちゃんが最初に食べてそのう
えで答えるのでした。
537マンセー名無しさん:2010/02/28(日) 00:09:08 ID:bbGW61kK
「やっぱりチョゴリちゃんお料理上手いわよね」
「カンコに教えてもらったのか。それを考えるとあいつもあ
れで料理ができるのだな」
「わざわざウリの為に作ってくれたニダ」
この辺り妹思いのカンコ君らしいです。
「そうニダが。美味しくてよかったニダ」
「ええ、とてもね」
「美味かったぞ」
ニホンちゃんとアーリアちゃんがそれぞれお姉さんの様にチ
ョゴリちゃんを褒めます。そうしてです。
次はアーリアちゃんですが彼女の方は。
「どうだ?」
「あっ、これも」
ニホンちゃんが食べたのはジャーマンポテトです。そちらの
方はどうかといいますと。
538マンセー名無しさん:2010/02/28(日) 00:14:14 ID:bbGW61kK
「お料理の腕がさらにあがってない?」
「そ、そうか」
「ええ、いいけれど」
アーリアちゃんについても合格でした。さて、最後の一人で
すがサワディーちゃんはどうかといいますと。
「どうかしら」
出て来たのはカレーです。勿論タイラン家風のカレーです。
そのカレーを前にしてにこりと笑って皆に言ってきたのです。
それはどうかといいますと。
「このカレーは」
「嘘・・・・・・」
「これって」
「美味しい」
「確かに」
これが皆の感想でした。
539マンセー名無しさん:2010/02/28(日) 00:21:24 ID:bbGW61kK
「味もいいしコクもあって」
「本当のカレー」
「見事に」
「そうでしょ?私丹精込めて作ったのよ」
サワディーちゃんがここでにこりと笑って言いました。
「きっと美味しいって言ってくれると思っていたわ」
「女の子が作ったみたいに繊細だし」
「じゃあサワディーはやはり」
「だから言ったじゃない」
ニホンちゃんとアーリアちゃんに対しても当然その微笑み
で返します。
「私心は乙女なのよ」
そんなサワディーちゃんでした。そのお料理はしっかりと
女の子のものだったのです。
540マンセー名無しさん:2010/02/28(日) 00:23:11 ID:bbGW61kK
それぞれの国の料理が。
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100222/images/PK2010022202100034_size0.jpg
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100222/CK2010022202000117.html
サワディーちゃんはかなり前に一回だけ出たキャラ。
541総督府スレより転載:2010/03/02(火) 20:51:36 ID:eo5BzsKY
         「刺激大敵」
恐怖の象徴とさえなっているロシアノビッチ家、その屋敷で
あるクレムリンにはあまり人が寄り付きません。おかげで只
でさえ殺風景なのに余計に殺風景になっています。
「最近景気もいいのにな」
ロシノビッチ君にとっては面白くない話であります。景気が
よくなればそれで人が寄って来るのが普通だからです。
それがそうならないので面白くない彼です。それであれこれ
と考えだしました。
「人が来るにはだ」
まずはそこから考えるのでした。
542総督府スレより転載:2010/03/02(火) 20:54:31 ID:eo5BzsKY
「やっぱり目立つものを用意したらいいな。モスクワの間に
まで行く廊下に絵でも飾るか」
こう考えて早速自分で絵を描きはじめるのでした。そんな彼
を見て妹さん達が話をします。毎度ながらシス○ープリン○
スの如く妹の数が多いです。流石にあそこまで危険極まりな
い裏設定はないようですが。
「私達別に兄さんにそんな感情持ってないしね」
「お父さんとお母さんも普通の関係で普通の夫婦だしね」
「っていうか私達って皆養子じゃなかったっけ」
「そうだったわよね」
こんな話からです。実際にロノアノビッチ家にはこれでもか
という程妹さん達がいます。お姉さんのソレンさんやお兄さ
んもいるのですが今はお家にいないようです。
543総督府スレより転載:2010/03/02(火) 20:57:33 ID:eo5BzsKY
そんなロシアノビッチ家の妹達ですがお兄さんが人を集める
為に廊下の壁に飾る絵を描いているのを見てです。ふとこん
なことを考えだしたのでした。
「ここはさ。いっそのことね」
「そうよね。皆驚くわよ」
「もうあっとね」
何かくすくすと笑いながらお話をしてそうして何かを用意す
るのでした。けれどロシアノビッチ君はその間にも自分で絵
を描いていきます。そうしてそれを完成させたのです。その
絵は中々見事です。
「よし、これでいいな」
その自分の絵を見て満足した顔で頷きます。
544総督府スレより転載:2010/03/02(火) 21:00:17 ID:eo5BzsKY
そうして皆を呼びます。自分の絵を見せてそれで人を集めよ
うという作戦が遂に発動です。
「今日は皆俺の家に来いよ」
「あんたの家に?」
「ウォッカでも飲めっていうの?」
「ははは、まあそれもあるけれどな」
こうタイワンちゃんとインドネシアちゃんの質問に対して笑
顔で返します。
「今日は違うんだよ」
「違うって何がよ」
「何かあるの?」
「それはな」
ここで皆に話すのでした。
545総督府スレより転載:2010/03/02(火) 21:56:29 ID:eo5BzsKY
「来てみてのお楽しみだよ」
「来てみてって」
「要は絶対に来いってことね」
「ああそうだ。まあ来てみなよ」
こうして皆を自分の家に誘うのでした。かなり強引ですがそ
れでも話は決まりました。
そうしてです。皆でロシアノビッチ家に向かいますがここで
ニホンちゃんが。考える顔で言いました。
「あれかな。音楽とかバレエとか」
ロシアノビッチ君の得意分野について考えるのでした。彼が
何を見せたいのかをです。
546総督府スレより転載:2010/03/02(火) 21:59:40 ID:eo5BzsKY
「それか」
「それか。何なの?」
「絵とか?」
タイワンちゃんに対してこう言うのでした。
「ロシアノビッチ君って絵も上手いじゃない。だったらそれ
も有り得るわよね」
「そうよね。それかしら」
「可能性あるわよね。それだったら」
そんな話をしながら皆でロシアノビッチ家に来てです。そう
してすぐにモスクワの間にまで案内されるのでした。ここで
ロシアノビッチ君は笑いながら皆に対して言ってきやのでし
た。
547総督府スレより転載:2010/03/02(火) 22:04:09 ID:eo5BzsKY
「それでな」
「ええ、それで」
「何があるのよ」
「これだよ」
笑いながら壁に掛けているものを見せるのでした。彼が長い
時間をかけて描いたその絵をです。
「これどうだよ」
「・・・・・・はっきり言っていい?」
「感想言っていい?」
タイワンちゃんとインドネシアちゃんがヤブ睨み目で彼に
対して言ってきました。
「今からだけれど」
「いいかしら」
「ああ、是非な」
ロシアノビッチ君は絵を一切見ていません。皆に顔を向け
ています。
548総督府スレより転載:2010/03/02(火) 22:09:48 ID:eo5BzsKY
それで皆がヤブ睨みになっているのは見ていますが自分の
絵をよく見ているのだと思っています。ところがです。
「最低」
「何考えてるのよ」
これが二人の感想でした。
「ヌードの絵なんか飾って」
「セクハラ?あんた欲求不満とか?」
「何っ、ヌード!?セクハラ!?」
その言葉に眉を顰めさせてそのうえで目を見るとです。何
とそこにあったのはです。
女の人の裸の絵です。やけに上手いですがそれでもです。
彼はその絵を見て自分が一番驚いています。
549総督府スレより転載:2010/03/02(火) 22:14:36 ID:eo5BzsKY
「おい、こんなの誰が描いたんだよ!」
「ってあんたでしょ」
「そうじゃないの?」
「違うよ、誰だこれ描いて飾った奴は!」
本気で焦って言っています。
「俺じゃねえ、間違っても俺じゃねえぞ!」
「ロシアノビッチ君じゃないのね」
「当たり前だ!」
ニホンちゃんに対しても力説します。
「俺が描いた絵じゃねえ、一体誰がこんなタチの悪い悪戯
しやがったんだ!」
お酒のせいで元々真っ赤な顔をさらに真っ赤させて怒り続
けています。
550総督府スレより転載:2010/03/02(火) 22:17:48 ID:eo5BzsKY
「あいつ等か!?妹達か!?」
「まあそれは置いておいて」
怒り続ける彼にまたニホンちゃんが言います。
「とりあえずね。絵を替えましょう」
「あ、ああ。そうだな」
「わたしも探すかな」
「悪い、恩に着るぜ」
ニホンちゃんのその言葉に従いモスクワの間の隅にあった
自分の絵を出してきて飾りなおしました。今度はまともな
絵でした。それは間違いなくロシアノビッチ君本人が描い
た絵でした。
551総督府スレより転載:2010/03/02(火) 22:20:30 ID:eo5BzsKY
「これでよしだな」
「それでも前の方が結局面白かったし」
「そのままにしたら?」
「さっき最低とかセクハラとか言っていたのは何処のどい
つなんだよ」
こうタイワンちゃんとインドネシアちゃんに対して抗議し
ます。後で妹さん達が怒られたのは言うまでもありません。
「わたしの家でも水着のは結構あるけれどこれはちょっと
ね。やり過ぎね」
最後にこう呟くニホンちゃんでした。流石にヌードはまず
かったです。
552総督府スレより転載:2010/03/02(火) 22:24:24 ID:eo5BzsKY
モスクワでポルノ映像の広告が。
ttp://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-13381820100118


553マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 21:51:51 ID:j0/pr4im
          「ニホンちゃんの文字」
ニホンちゃんのお家の言葉には色々な文字が存在しています。
その種類を覚えることからまずはじまります。
「ええと、平仮名!?」
「それと片仮名!?」
「何度聞いてもわからないけれど」
皆頭を抱えています。ニホンちゃんのお家の言葉はとにかく
難しいのです。
「もう何が何なのか」
「っていうか文字が三種類もあるっていうのが」
「無茶苦茶じゃないの?」
皆こう言ってニホンちゃんのお家の言葉に困り果てています。
普通の国では一字だけなのです。
554マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 21:59:20 ID:j0/pr4im
カンコ君も言います。カンコ君のお家の文字と合わせてみて
です。
「なじぇこんなに漢字が多いニダ!?」
「そういえばカンコ君のお家って最近は」
「そうニダ。全くと言っていい程使わなくなったニダ」
これはこれで大問題なのですがそれでも使わなくなったのは
事実です。それに対してニホンちゃんのお家の方はどうかと
いうとです。
「三種類というのは勉強する人間に対する悪質な嫌がらせで
はないニダか?」
「御先祖様達がしていったから」
だから今みたいなに三種類も文字があるというのです。こう
して考えてみますとニホンちゃんのお家もかなり古い歴史が
あります。
555マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 22:08:27 ID:j0/pr4im
「それでなんだけれど」
「それで三種類も増えたニダか」
「最初はね。チューゴ君の文字をこうして使って」
適当に読める文字をそのまま使っています。そのままチンソ
ー君が使う言葉です。
「こんな感じで」
「バリバリ夜露死苦の世界ニダな」
実際にカンコ君もそう考えるのでした。
「そういうものだったニダか」
「それで漢字を元にして作っていったのよ」
平仮名と片仮名はそれがはじまりなのでした。両方共漢字か
らなのです。
556マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 22:18:32 ID:j0/pr4im
「そういう事情があったんだけれど」
「そうだったニダか。ウリにはなじぇそこまでややこしくな
ったのか全くわからないニダ」
言いながらニホンちゃんのお家の小説『鍵』を読んでいます。
ニホンちゃんはその本を見てさりげなくカンコ君に対して囁
きます。
「あの、その本は人前では読まない方が」
「内容以前に片仮名で日記を書くニダか?」
「昔は男の人は片仮名を使って女の人が平仮名を使うことが
決まりになっていたから」
ここでまた新たにわかった事情でした。ニホンちゃんのお家
には言葉を使う性別まで区分があったのです。
557マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 22:28:53 ID:j0/pr4im
「それでね。平仮名の日記は男の人が書くものじゃないって
思われていたから」
「確かニホンの家の古典でなかったニダか?」
カンコ君もこのことは知っていました。
「土佐日記だったニダか?」
「うん、それ」
まさにその本でした。実はこの本を書いた人は男の人だった
のです。けれど書かれている文字は平仮名です。ここに問題
があるのです。
「それだけれど」
「序文に書いてあるニダな」
今回カンコ君やけに勉強家です。信じられないですがとにか
く学問的なカンコ君です。
558マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 22:38:06 ID:j0/pr4im
「男もするという日記というものをとか勿体ぶって書いてあ
るニダな」
「ちょっと読めば書いている人は男の人だってすぐにわかる
から」
この辺りはかなりお茶目な事情です。
「そういうことだから」
「ううむ、色々な事情があるニダな」
「確かにね。それがちょっと前まで残っていてさっきみたい
な小説になったの」
その危ない内容の小説のことです。ニホンちゃんも今その手
に『卍』を持っています。こちらは女の人の告白文体です。
内容はかなりのものです。
559マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 22:44:56 ID:j0/pr4im
「今はもうないけれど」
「ウヨの奴も普通に平仮名を使っているニダな」
「お爺ちゃんはまだ片仮名を使っていたけれど」
ニッテイさんの頃はまだそうだったのです。
「それで右から左に書いていたし」
「その文字の書き方も見たことがあるニダ。最初は何を書い
てあるのかさっぱりわからなかったニダよ」
「わたしも最初は驚いたけれどね」
これはニホンちゃんもなのでした。ニホンちゃんにしてもそ
の書き方は知らなかったのです。それで見て驚いたというこ
となのです。
560マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 22:51:35 ID:j0/pr4im
「あの書き方はね」
「ニホンの文字も時代によって変わるニダな」
「カンコ君も昔は漢字だけだったよね」
今度はニホンちゃんからカンコ君に対して言うのでした。
「確か公の文章も」
「そうニダ。今では全然違うニダが」
「セソウさんが作った文字よね、あのハングルは」
ニホンちゃんもセソウさんのことは知っています。カンコ家
がまだリシチョウセンという名前だった時の家長さんです。
その人が考えた文字なのです。
「確か」
「そうニダ。ウリナラの先生達が考えてくれたけれどあのセ
ソウさんが決めてくれたニダ」
カンコ君もその通りだと言います。
561マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 22:56:43 ID:j0/pr4im
「それで今使っているニダ」
「そうだったよね」
ここでニホンちゃんはそのハングルが長い間カンコ家では忘
れられていたことはあえて言いませんでした。言ったら最後
そこから話がこじれるのがわかっていたからです。カンコ君
の相手はコツがいります。
「言葉も時代によって種類も使い方も随分と変わるのね」
「そうニダな。ところでニホン」
「何?」
「この鍵と今御前が持っている卍ニダが」
カンコ君は顔を真っ赤にさせてその二冊の小説のことを言う
のでした。
562マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 23:01:17 ID:j0/pr4im
「本当にこれが発刊されたニダか?」
「ええ、何とか」
「何とかニダか」
「お爺ちゃん達も家族会議を開いていいのかどうかってかな
り話し合いをしたりしたけれど」
ニホンちゃんはこうした事情も話しました。
「芸術なのか猥褻なのかって」
「大変だったニダな」
「だって内容が。これじゃあ」
ニホンちゃんも何時しかその顔を真っ赤にさせています。
「凄いから」
「そうニダな。これはかなりニダ」
カンコ君も当然ながらその顔が真っ赤になっています。あま
りにも壮絶なその内容にです。
563マンセー名無しさん:2010/03/03(水) 23:05:02 ID:j0/pr4im
564総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:12:45 ID:eFm2AsPa
        「花火よりもっと怖い」
カンコ君は他の子とのトラブルが耐えません。これがニホン
ちゃんだったり他のタイヘイ池のクラスの面々やEU町とか
の子達だったらまだいいです。精々ぼこられてそれで終わり
になります。
ところがです。これがイン堂君の場合はです。彼よりも彼の
周りの人達の方が怖がっています。
「だから早く謝れよ」
「謝ってどうにかなるとは思えないけれど」
「怖い、怖過ぎる・・・・・・」
「イン堂の奴が・・・・・・」
皆そのイン堂君を見てガタガタと震えています。あまりにも
恐ろしいそのオーラを見てです。
565総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:18:04 ID:eFm2AsPa
それはまさに鬼神か魔神です。ニホンちゃんですらその圧倒
的ですらあるオーラに気付いています。それでカンコ君に一
応言います。
「カンコ君、ここはやっぱりね」
「ケンチャナヨニダ。橋のあれはウリも被害者ニダ。あの船
の人形の話も終わったニダ」
「イン堂君がどう考えているかだけれど」
ニホンちゃんはこの状況がとてもよくわかっていました。そ
のうえで言うのでした。
それって」
「だからニホンはいちいち気にし過ぎニダ。そんなことを言
っていたら身がもたないニダよ」
やはり彼だけわかっていません。
566総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:23:59 ID:eFm2AsPa
イン堂君は笑っています。ただし目は全く笑っていません。
その笑みのままカンコ君を見続けているのでした。
そしてそのうえで。こんなことを呟くのでした。
「花火よりもっと面白いことしようかな」
「花火よりもって何なんだろう・・・・・・」
「考えたくないっていうか」
「穏便には済まないのね」
皆これから起こる惨劇にやっぱり震えています。イン堂君は
ここでは去りました。しかしです。
彼は自分のお家で一人密室に篭り何かを唱えていました。そ
うしてその夜でした。
567総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:32:24 ID:eFm2AsPa
カンコ君は夢を見ました。その夢とは。
十本の腕を持ちにこやかに微笑む美女がカンコ家にやって来
てです。そのうえでカンコ家を滅茶苦茶に破壊するのでした。
見ればその十本の腕にはそれぞれ武器があります。その武器
を使って縦横無尽に暴れ回ってです。花火なんて甘い甘いと
いったレベルの破壊ぶりです。
「ウ、ウリナラが・・・・・・」
カンコ君もこれには唖然です。
「何ニダ、これは・・・・・・」
アメリー君もチューゴ君も自分達のお家から出て来ようとし
ません。当然他の皆もです。お家の中に篭ってそのうえでガ
タガタと震えているのです。
568総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:34:52 ID:eFm2AsPa
「ニ、ニホン・・・・・・」
困った時のいつものニホンちゃん頼みです。それをしようと
するのですがそれも。
「ね、ねえ武士」
「何?姉さん」
ウヨ君も顔面蒼白です。勿論ニホンちゃんもです。二人はそ
の蒼を通り越して白くなったその顔でそれぞれ話をするので
した。
「カンコ君最近見ないわね」
「そうだよな。何処に行ったんだろうね」
無理やりそういうことにするのでした。
「元気でいればいいけれどね」
「全くだよ」
こう言ってすぐにお家の中に引っ込んで出て来ません。それ
だけ怖いのです。
569総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:42:36 ID:eFm2AsPa
かくしてカンコ家は何もなくなりました。そしてその廃墟の
跡にその十本腕の美女とイン堂君がぞっとする微笑みで立っ
ているのでした。
あまりもの悪夢に目覚めたカンコ君、汗でびっしょりです。
それで思わず言うのでした。
「謝っておいた方がいいニダな」
流石の彼もこう決めたのです。そして謝ろうと決めてから寝
るとでした。
今度も十本腕でそのそれぞれに武器を持った女の人がカンコ
家を破壊しまくっています。ただし今回は別の人でした。
真っ黒い肌に異様に長い舌、そして髑髏のアクセサリーに人
の手を集めて作ったスカートを着ています。その女の人がや
っぱりカンコ家を破壊しまくっています。
570総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:47:28 ID:eFm2AsPa
「ウ、ウリナラが・・・・・・」
カンコ君この事態にも唖然です。当然ながら花火なんか甘い
甘い甘いレベルです。
例によってアメリー君もチューゴ君も他の皆も全く出て来よ
うとはしません。そしてニホンちゃんもです。
「カンコ君元気かしら」
「そうじゃないかな」
またウヨ君と同じやり取りをするのでした。
「だったらいいけれどね」
「姉さん、寒いし中に入ろう」
「そうね」
この辺りの展開だけ同じでした。そしてここでもイン堂君が
女の人と一緒に廃墟の中に微笑むのでした。
571総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:49:12 ID:eFm2AsPa
これがカンコ君の見た悪夢でした。学校に来てもその顔は真
っ青です。まさに見てはいけないものを見てしまった顔をし
て登校してきました。
そして皆それを見てです。すぐに悟りました。
「あいつか」
「あいつの仕業だな」
「そうとしか思えないわ」
皆確信していました。そのカンコ君が席に着くとです。彼の
その机のところに来た人がいました。その彼こそでした。
「やあ、カンコ君」
イン堂君です。にこにことさえしています。物凄く明るい笑
みがかえって滅茶苦茶怖いです。
その彼がです。カンコ君に対して言ってきました。
572総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:55:25 ID:eFm2AsPa
「一つ聞きたいことがあるんだけれど」
「イン堂の条件でいいニダ・・・・・・」
カンコ君はその憔悴しきった顔で答えました。
「それでいいニダ」
「わかったよ。それじゃあそれでね」
「夢であって本当によかったニダ」
「どんな夢を見たのかは知らないけれど」
この辺りはもう皆わかっています。けれどイン堂君はそれで
もあえて言うのでした。
「夢って正夢になることもありからね」
この言葉を聞いたのはカンコ君だけではありませんでした。
クラスの、とりわけタイヘイ池の皆がです。誰もが怖いと思
ったイン堂君でした。
573総督府スレより転載:2010/03/04(木) 21:56:45 ID:eFm2AsPa
574マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 21:32:34 ID:qIBoYXxi
        「組んで売ります」
ポッポおじさんのせいなのかどうかはわからないところがあり
ますがニホンちゃんは最近アメリー君としっくりいっていない
ところがあります。
それがお家の犬にも影響しています。ニホンちゃんのお家の犬
は今はイーグルです。けれどニホンちゃんは他にラプターも欲
しいと言っているのです。
「あれいいよね」
「そうだね、姉さん」
こうウヨ君と二人で話をしています。二人としては今度は是非
ラプターでいきたいのです。これが本音です。
575マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 21:42:41 ID:qIBoYXxi
しかし話は常に上手くいくとは限りません。むしろ思い通りに
いかないと思った方がいいものです。それで、です。二人はこ
こであれこれと悩んでいて考えているのですがある人がそこに
やって来ました。それが誰かといいますと。
「困っているようですわね」
「あっ、エリザベスちゃん」
エリザベスちゃんが来たのです。そのうえでにこやかに笑って
二人に声をかけてきたのです。
「どうしたの?」
「御二人が困っているようですから声をかけてきたのですわ」
彼女が言うにはそうらしいです。とりあえず何か企んでいるよ
うではないのはわかります。
576マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 21:52:28 ID:qIBoYXxi
けれどニホンちゃんもウヨ君も彼女がどうしてここで来たのか
はわかりません。それで二人であれこれと話しています。
「何でここで出て来たのかな」
「さあ。何か考えがあるんだろうけれど」
それでもわかりません。それで二人共首を捻っているとです。
また一人やって来ました。
今度はマカロニーノ君です。彼もにこにことしながらそのうえ
で一匹の子犬を抱いています。見れば可愛いだけでなくかなり
スタイルもいいし大きくなれば強そうな感じです。その犬を抱
いて連れて来たのです。
「やあ、いいかな」
「今度はマカロニーノ君って」
ニホンちゃんは話が余計にわからなくなってきました。どうし
て彼が子犬を持って来たのかです。
577マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:02:48 ID:qIBoYXxi
「それにワンちゃんって。何でなの?」
「だからさ。今アメリーのところからラプターを貰えなくてそ
れで困ってるんだよね」
「だからですのよ」
ここでエリザベスちゃんがまた言ってきました。
「僕達のそれぞれの家で飼っているね」
「このタイフーン一家の子犬、如何でして?」
二人で歩調を合わせて勧めてくるのでした。
「今だったらかなり得すると思うけれど」
「どうでして?」
「そう言われても」
いきなり言われたせいもあります。ニホンちゃんにしてもどう
返事をすればいいかわかりません。とりあえず困った顔になっ
てしまっています。
578マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:12:14 ID:qIBoYXxi
「どうしようかな」
「エリザベスさんはいいと思うよ」
ウヨ君がここでお姉さんにそっと囁きます。その二人と子犬を
見ながらです。
「けれどマカロニーノさんはね」
「そうよね。マカロニーノ君っていったら」
まさに色男力はなし、で有名な彼です。喧嘩をすれば何でこん
な相手に負けるんだといったことばかりです。それは当然なが
らニホンちゃんも知っています。
それで、です。マカロニーノ君がいることに警戒しているとで
す。その彼がにこりと笑ってある二人を呼んできたのです。
579マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:18:37 ID:qIBoYXxi
「ねえ、君達も来てくれないかな」
「呼んだか?」
「ここにいるぞ」
ゲルマッハ君とアーリアちゃんまで出て来ました。この二人は
まさに欧州最強兄妹です。
「マカロニーノ、ニホン君にタイフーンを見せているのだな」
「もう動いたのだな」
「そうだよ。ニホンちゃんにも僕達が使っているその子犬を是
非飼って欲しくてね」
マカロニーノ君はその気さくな笑みで二人に言うのでした。ど
うも自分がどう思われていることを頭の中に入れてそのうえで
二人を呼んだみたいです。この辺りの人付き合いの駆け引きの
よさは彼ならではです。
580マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:26:16 ID:qIBoYXxi
「それでなんだけれど」
「ニホン、そのタイフーンはだ」
アーリアちゃんが前に出て言います。彼女の言葉を聞くともう
それだけでニホンちゃんの目の色が変わります。
それはウヨ君も同じで。またお姉さんに対して囁きますがその
目がです。やっぱり全然違います。
「姉さん、アーリアさんの言うことはね」
「そうよね。しっかりと聞かないと」
そうして本当にしっかりと聞きます。そのアーリアちゃんが言
うにはです。
「私の家でも飼っている」
「アーリアちゃんのところでも?」
「その通りだ、いい犬だ」
「僕もそれは保障する」
ゲルマッハ君も参戦してきました。
581マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:33:12 ID:qIBoYXxi
「タイフーンは非常にいい犬の一家だ」
「ニホン、いいぞ」
「そうなの」
二人の言葉を聞いてです。ニホンちゃんは正直かなり心が揺
れ動いています。この辺りの駆け引きは見事ですらあります。
「それだったら。どうしようかな」
「まあ姉さん」
ウヨ君がここでまた囁きます。
「お話は聞いてみてもいいと思うよ」
「そうよね、ここはね」
「ああ、そうそう」
エリザベスちゃんはわざと思い出した顔になってです。その
うえでこんなことを言ってきました。
582マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:39:42 ID:qIBoYXxi
「フラメンコ先生も飼っていますわね」
「そうだったよね。僕達のタイフーン一家をね」
「そうでしたわね。皆兄弟の犬を」
「先生のお家でもね」
「先生もなの」
担任の先生が飼っているとなるとです。これは生徒としては
かなり意識することです。正直ニホンちゃんはその心がさら
に動いていました。
おまけにです。ゲルマッハ君とアーリアちゃんがわざとウヨ
君に聞こえるように囁くのでした。もう完全に四人のペース
です。二人は意識しないうちに彼等のペースにはまっていた
のです。
583マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:46:28 ID:qIBoYXxi
「ハプスブルク先生のお家でもな」
「貰ってくれることになっているな」
「ハプスブルク先生のお家でもなのか」
ウヨ君がそれを聞いて目の色を変えました。彼にしても見事
に乗せられました。
「そうか、先生もか」
「よく考えてみて」
マカロニーノ君は明るい顔で二人に言ってきます。これも計
算してのことです。
「色よい返事を期待しているよ」
「う、うん」
「わかりました」
二人にとってはかなりいいお話です。思わず頷きかけたので
した。
584マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 22:53:58 ID:qIBoYXxi
けれど返答は今はせずに帰ってです。四人の見送りを受けま
した。二人の姿が消えてからエリザベスちゃんが楽しげに笑
って三人に言ってきました。
「いい感じかしら」
「どうだろうね。ただかなり揺れ動いてるのは間違いないね」
マカロニーノ君はにこりと笑って言いました。
「これはね」
「そうだな。ニホン君とウヨ君はだ」
「後はフラメンコ先生が御両親にお話するか」
ゲルマッハ君とアーリアちゃんも言います。
「全てはそれ次第だが」
「ニホンがタイフーンを持っていても問題はないだろう」
そんな話をするのでした。彼等にとっては中々手応えのある
お話でした。
585マンセー名無しさん:2010/03/05(金) 23:01:30 ID:qIBoYXxi
586スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/06(土) 23:02:42 ID:14aOhPE8
『財布と舌』


東アジア組で中南海家に集まって宿題の写しっこをしています。
しかしお昼の問題が持ち上がったようです。

「ねえチューゴ君、こんなこと言いたくないんだけどさ、これ不
味いね。」

食の帝王チューゴ君にニホンちゃんが文句を言ってます。しかも
有害物質が入ってたとか原産地表示が違うとかじゃありません。
はっきり「不味い」と言ってます。

「うむ… この即席めんであろう? ここだけの話、朕も悩んで
るアル。汝から買い入れようかとも思ったがやはり値段がな… 
美味であるからたまに贅沢として食すのは良いのだが…」

「じゃあ私は私の持ってきて食べるから、こっちはチューゴ君に
あげるね。」

仕方なしに即席麺を家から送ってもらうニホンちゃん、送料が発
生するので経済的じゃありません。やむを得ず自家製の不味い麺
を食べるチューゴ君、不満です。
587スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/06(土) 23:03:32 ID:14aOhPE8


「じゃあさ、私が持ってこようか? ニホンちゃんのお好みぐら
い知ってるし、少なくともチューゴのよか美味しいと思うけど。」

「じゃあ頼むわ。」「それは有難いアル。」

タイワンちゃんは、それからはちょっと余計に即席麺を中南海家に
持ち込むようになりました。チューゴ君やニホンちゃんの他に香ち
ゃんやマカオ君にもお手頃値段で売りつけます。いつの間にかチュ
ーゴ君達はタイワンちゃんからばっかりインスタントを買うように
なってました。

「私のは美味しいのに売れなくなっちゃいました。」


2010年2月9日 日経の春秋 康師傳(カンシーフ) ブランドは中国
でシェア5割 日本は技術的な能力はあるっぽいけど値段は客が決め
るって忘れてるよなぁ・・・

長すぎる行がある、改行多過ぎと出たので一部改変して移管。
588スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/06(土) 23:04:24 ID:14aOhPE8
『強者のとばっちり』


地球町の幾つかの家と同じようにニホンちゃんの家にも掲示板があって、いろんな事が書き込まれています。
ウヨ君はこの掲示板にバカンコとかトンスラーとか品のない落書きをする趣味がありました。
でもそれを見たザイちゃんが兄に代わってチョッパリとかモンキーとか書き返すのでどっちもどっちです。

カンコ君の家にも掲示板があります。ある日のことカンコ君は他の家の掲示板も見てみたいと思いました。
彼は彼なりに世の中の事を知ろうとしたのかもしれません。

「まずはニホンのから見てやるニダ。ええと何々・・・ 『ロシヤノビッチに殴られたカンコざまぁ見ろ』」

「シッパル! ウリは被害者ニダよ! トンへより深く傷ついたニダ! 正当な復讐で思い知らせてやるニダ! これでも食らうニダ!」

そう叫ぶとカンコ君はペンキを持ちだして、ニホンちゃんの掲示板にぶち撒き始めました。火病を起こしたカンコ君に周囲は見えません。
自分の家の番犬が走っているのにも迷わずぶっ掛けたので、可哀そうに2匹の番犬は目にペンキが入って塀に激突し死んでしまいました。
589スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/06(土) 23:06:37 ID:14aOhPE8
「思い知るニダ! 思い知るニダ! 思い… あれ?」

「…カンコ、お前、俺に恨みがあるらしいな。向こうでよく聞いてやるYO. 来な。」

「ウ、ウリは悪くないニダ! アメリーがそこにいるなんて知らなかったニダよ〜。」

頭からペンキをかぶったアメリー君、彼に追いかけられるカンコ君、掲示板のペンキを落としているニホンちゃんとウヨ君。
彼らを見ながら今日も地球町は平和だなと中華マンションから下界を見ていたチューゴ君は思うのでした。



お話の元 各国の状況

米国 韓国ネチズンの2ch攻撃でアメリカ政府機関のサーバーまで被害。アメリカIT企業が損害は2億2千万円としてFBIと法的措置を検討へ。
2chのサーバーが置かれたデータセンターの運営企業がアメリカ公的機関にサイバーテロとして調査依頼する準備をしはじめる。

中国 「日韓サイバー戦争? 中国人は高みの見物アル」

韓国 F5アタックで2chを落としたらF−5戦闘機も墜落したニダ。しかも2機。
590マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 12:15:54 ID:dnTGRhIy
人の作品を剽窃するなと何度言っても判らないんだな。もう出て行ってくれ、ハン板の恥だ。
591マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 21:24:42 ID:0ag/x3mB
          「御本家で大騒動」
日之本家、つまりニホンちゃんのお家は実は分家筋にあたりま
す。御本家がちゃんとあるのです。
この御本家のお嬢様は何とあの陛下たんです。ニホンちゃんに
匹敵する程度の美少女であると共にその気品と可愛さもかなり
のものです。とりわけ笑顔が凄いです。
「あの娘に会えたらな」
「ああ、それだけでステータスシンボルになるしな」
「もう会いたくて仕方がないっていうか
「会わせてくれないかな」
「駄目?ニホンちゃん」
こうニホンちゃんにご面会を頼む子さえいます。とにかく本
家の立場はかなりのものです。
592マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 21:37:34 ID:0ag/x3mB
その陛下たんですが毎日側仕えたんにガードされています。こ
の人の護りがこれまた鉄壁です。
「うっ、何かイゼル○ーン要塞以上・・・・・・」
「手強いっていうか」
「無茶苦茶凄い人ね」
「この私がいる限り」
側仕えたんが陛下たんの前に立ちながら言います。この人は大
人の美人さんです。
陛下たんは毎日この人にガードされながら登下校をしています。
通っているクラスはガクシューインです。これまた凄いことに何
と御本家の方が通う為のクラスです。一応五年生のクラスみたい
です。
593マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 21:45:10 ID:0ag/x3mB
「うちも御本家あるけれど」
「それでもニホンちゃんのところは凄いよね。御本家の他にも
色々な家の方々が通っておられる特別なクラスなのよね」
「うん、そうなの」
ニホンちゃんは皆に説明します。
「そこが御本家の方のクラスだけれど」
「入ったことないっていうか」
「凄いクラスみたいだけれど」
「どんなのかな」
皆とりあえずそのクラスがどういったものかといいますととに
かく気品に満ち溢れた凄いクラスだと考えていました。それこ
そよく漫画とかに出て来るお嬢様の園です。
594マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 21:53:05 ID:0ag/x3mB
「花園に囲まれてて」
「モーツァルトの音楽がいつも奏でられていて」
「シェークスピアやトルストイを読んで」
「そんな理想郷・・・・・・」
「小公女みたいな」
「絶対にこのクラスにはないものだけれど」
雑多、そして猥雑な感じが強いのは否定できません。とにか
くそんな気品に溢れていると考えられているのがガクシュー
インのクラスです。
しかしです。ある日いきなりです。陛下たんが登校したくな
いと言い出したのです。これには側仕えたんも大弱りです。
595マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:02:56 ID:0ag/x3mB
「それは困ります」
「けれど学校に行ったら」
こう言って泣きそうな顔で動こうとしません。
「いじめられるから」
「えっ、いじめ!?」
「いじめですか!?」
側仕えたんだけでなく侍従たんもこれにはびっくりです。
「陛下をいじめる不貞の輩がいるとは」
「これはいけませんね」
「許せません!」
早速です。側仕えたんがバールのようなものを出してきまし
た。何処から出て来たのかは一切謎です。
596マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:08:14 ID:0ag/x3mB
「これで陛下を害する不貞の輩は」
「あの、それは幾ら何でも」
侍従たんは青くなっても理性を消し去ってしまっている側
仕えたんを止めようとします。
「やり過ぎなのでは」
「陛下を害する者には万死を!」
完全に目がいっています。こうなってはもうどうしようも
ありません。
「その為に私がいるのですから」
「しかしそれは」
最早話は血を見るまで収まりそうにありませんでした。と
にかく大変な状況です。
597マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:14:52 ID:0ag/x3mB
侍従たんではとても止められそうにもありません。そして
ここで殿下たんが颯爽と登場です。赤い乗馬服と帽子、そ
れに白いズボンと黒いブーツ。手には乗馬鞭、実に格好い
いです。
「お待ちなさい」
「殿下・・・・・・」
「あの側仕えさんを」
「我が日之本家の主を害するとは許せぬ罪」
何とこの人も同じ意見でした。
「まさにそれは」
「あれなんですね」
「そう、万死に値します」
侍従たんが想像していた通りの展開でした。
598マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:24:01 ID:0ag/x3mB
「その様な輩にはです」
「では殿下、今より」
「無論です。天誅を加えに行きましょう」
「それでは」
こうして二人はバールのようなものと乗馬鞭を持って
何処かへと向かいます。そして暫くして陛下たんは元
気に登校するようになりました。
しかしです。それからは側仕えたんが授業中ですら、
それどころかおトイレの扉の前にまで立って体育の着
替えの時ですから同室するようになりました。まさに
四六時中ガードするようになってしまったのです。当
然その手にはバールのようなものがあります。
599マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:30:01 ID:0ag/x3mB
皆恐くて近寄れません。それでニホンちゃんに尋ねる
のでした。
「御本家の人とお話できない?」
「是非」
「多分それは」
けれどニホンちゃんは困った顔で答えるのでした。
「無理だと思うけれど。もう側仕えさんが完全に本気
になったから」
「そう、じゃあ」
「諦めるわ」
皆渋々諦めました。しかしお話はこれで終わりではな
かったのです。
600マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:35:55 ID:0ag/x3mB
ここで皆は心の中からある疑念を思い起こしました。
その疑念が何かといいますと。
「ところであの人いじめた子って」
「どうなったの?」
「それで」
「ちょっとそれは」
それを聞かれたニホンちゃんはその顔を一気に真っ青
にさせてしまいました。そのうえで言葉を出してきま
した。
「わたしも。わからなくて」
「そう、わからないんだ」
「それは」
「お父さんとお母さんが言ってたけれど」
けれどこう言うのでした。その真っ青になってしまっ
た顔で。
601マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:38:56 ID:0ag/x3mB
「世の中知らない方が幸せなこともあるって」
「そう、知らない方がね」
「幸せになる」
「そういうことね」
「だから」
もう皆あえて言いません。もうそれだけで充分過ぎる
程でした。
「もうこのお話はね」
「うん、わかったよ」
「これで終わりましょう」
皆そそくさと話を止めるのでした。今も陛下たんのお
側には側仕えたんが鋭い目でいつもバールのようなも
のを持って待機しています。
602マンセー名無しさん:2010/03/07(日) 22:42:14 ID:0ag/x3mB
603マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 22:27:14 ID:IGGVX/Z0
          「一応熱心にしています」
エリザベスちゃんといえば異常に料理が下手なことで知られて
います。もうこれはクラスの皆が知っていることで今更誰がど
う取り立てて言うことではありません。
「ううむ、今日もまた」
「まずい!」
「かえって見事!」
皆そのエリザベスちゃんの料理を食べてから言います。
「これだけのまずさ、何処をどうやったら」
「というか味付けしてるのかしら」
「してないんじゃ」
そんな疑惑まで出ています。何と味付けの時点でおかしいの
ではないかというのです。
604マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 22:34:04 ID:IGGVX/Z0
「お塩がちょっと位しかない?」
「他にあるのっていったら」
「チーズもソースもないし」
「こんな味じゃあちょっと」
「やっぱりまずいわよ」
「そうだよね」
まずくてかえって太鼓判を押されるのはエリザベスちゃん位
です。そこまでのものなのです。
当然香辛料も弱いです。それについては本人も一応言うこと
は言います。
「わたくしの家ではですね」
こう話すのである。
605マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 22:39:28 ID:IGGVX/Z0
「かつては香辛料を手に入れるのにかなり苦労しましたので。
それで今もあまり慣れていないのでしてよ」
「って何時の話なんだよ」
「どれだけ前なんだよ」
皆このことにも突っ込みを入れます。とにかく味も何もかも
があれなのです。
当然焼き加減もです。強敵と書いて『とも』と呼ぶフランソ
ワーズちゃんもです。ここで言うのでした。
「貴女、練習とかしていまして?」
「していますわよ」
「けれどレパートリーも異常に少ないですし」
エリザベスちゃんはそもそも作れる料理の種類もないのです。
本当に料理についてはあれです。
606マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 22:46:38 ID:IGGVX/Z0
「それでなのですの?」
「毎日作っていますわよ」
それを聞いて思わず食べていたものや飲んでいたものを吹き
だしてしまう一同でした。
「嘘だろ、そりゃ」
「この味で」
「ちょっと。これは」
ニホンちゃんはエリザベスちゃんが作ったその天麩羅の握り
寿司を見て困惑した顔を見せています。それは非常にとんで
もないものです。
何とお握りです。握り寿司ではありません。とてもお寿司に
は見えません。
607マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 22:54:58 ID:IGGVX/Z0
「お握り?」
「お寿司ですわよ」
エリザベスちゃんは少しむっとした顔でニホンちゃんに対し
て言います。
「見ればわかりますわよね」
「ええと、それは」
それを言われてもはいそうですとはとても言えないニホンち
ゃんでした。素直に見てです。
「お酢の味付けも。これは」
「駄目ですの?」
「まあちょっとね」
あえて言わないのはニホンちゃんの気遣いです。けれどもう
言うまでもありません。
608マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 23:02:02 ID:IGGVX/Z0
「ううん、ちょっとかなり」
「そうですの」
「とにかくですわ」
フランソワーズちゃんが少しムキになった顔でまたエリザベ
スちゃんに言ってきました。
「貴女本当にお料理していますのね」
「そうですわよ」
自分ではこう言います。
「朝か晩には必ず」
「それでその有様ですの?」
フランソワーズちゃんにとってはもうそれだけで信じられな
いといったことでした。
609マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 23:09:31 ID:IGGVX/Z0
「最近ではアメリーですら腕をあげてきているといいますの
に。貴女はそれだけやってまだこんなものなのでして?」
「失礼ですわね。そもそも貴女は毎日お料理と作っていまし
て?わたくしの様に」
「ま、まあそれは」
フランソワーズちゃんはエリザベスちゃんの今の突っ込みに
対してはかなり分が悪く応えるのでした。
「時々しませんわ」
「わたくしは本当に毎日でしてよ。それに時間もじっくりと
かけて作りますのよ」
「それでこれなのかなあ」
ニホンちゃんはその天むすにしか見えないお寿司をまだ見て
います。ニホンちゃんはおろか誰もそのお握りのようなもの
に手をつけようとしません。
610マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 23:16:04 ID:IGGVX/Z0
「絶対にまずい」
「もうオーラでわかるから」
「けれど。時間かけてもこれ?」
「何だかねえ」
皆ここでもまた呆れた顔になっています。時間をかけてもあ
れなのはあれなようです。
「困ったことだよな」
「本当にね」
「それにでしてよ」
エリザベスちゃんの主張は続きます。
「マカロニーノやチューゴやイン堂、フラメンコ先生のお家
のお料理にもチャレンジしていましてよ。これでも勉強して
いるのでしてよ。勿論ニホンさんのものも」
言わなくてもいいことを次々と言っていきます。
611マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 23:21:36 ID:IGGVX/Z0
「フランソワーズ、貴女はご自分のお家のものばかり作って
いますわね。違いまして?」
「それでこれでして?」
フランソワーズちゃんは今度は完全にのびたパスタを指差し
ます。見るからにまずそうです。絶対に食べられたものでは
ありません。
「マカロニーノの料理はわたくしも好きですけれどこれはあ
まりではなくて?」
「ええと、エリザベスに聞きたいけれど」
マカロニーノ君がここで参戦してきました。
「これって失敗したのかな。パスタもソースも何もかもがも
うあれなんだけれど」
「成功でしてよ」
しかしエリザベスちゃんは胸を張って言うのでした。
612マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 23:24:47 ID:IGGVX/Z0
「わたくし失敗したものは決して出すことはしませんわ。常
に成功したものだけ召し上がって頂けます」
「そうなんだ・・・・・・」
マカロニーノ君はそれを聞いて暗い顔になりました。
「よくわかったよ。わかりたくないけれど」
「そしておかずは一品でしてよ」
「えっ!?」
「今何て!?」
これに驚きの声をあげたのはフランソワーズちゃんとニホン
ちゃんでした。
「おかずは一品だけでして?」
「本当にそれだけ?」
「そうですけれど。何か問題が?」
相変わらず平然として問い返すエリザベスちゃんでした。
613マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 23:31:22 ID:IGGVX/Z0
「それが」
「毎日作ってもそれだけだと」
「やっぱり駄目なんじゃ」
「ヨークシャー=プティングやフィッシュアンドチップスに
イングリッシュ=ブレイクファスト、それにローストビーフ」
今度は具体的なメニューをあげるエリザベスちゃんでした。
「こう見えても得意料理もあるのでしてよ」
「貴女はもう少し数を作りなさい」
「ええと、せめてメインのおかずとおひたしとかとお味噌汁。
それ位は夜はないと」
フランソワーズちゃんとニホンちゃんは呆れながら言います。
「とりあえず。才能が全くないのはわかりましたわ」
「やっぱりだけれど。エリザベスちゃんって」
皆完全にお手上げとなりました。とにかくお料理の才能は完
全にないエリザベスちゃんなのでした。
614マンセー名無しさん:2010/03/09(火) 23:40:56 ID:IGGVX/Z0
615マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 21:01:39 ID:Ulue6bOZ
        「お家の歌を」
トル子ちゃんは街のお菓子屋オス漫堂の看板娘です。明るく
利発な女の子です。ある人を除いては仲がよくとりわけ二ホ
ンちゃんが大好きです。
確かに誰とでも仲がいいです。しかし例外もいます。その相
手がまた問題です。
「あんたにはお饅頭は絶対に売らないからね!」
「こっちだって買うものですか!」
お互いに言い合っています。相手はアテネちゃんです。彼女
とはもう長年に渡る敵対関係にあるのです。それはもう皆が
止めていますがどうにもならないレベルにまで至っています。
まさに犬猿の仲です。
616マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 21:10:38 ID:Ulue6bOZ
「あの二人はねえ」
「もうどうしようもないからね」
「全く」
「ちょっとね」
こう言って皆匙を投げています。止めはしてもそれでも諦め
るところは諦めているのです。
「まあ喧嘩はしないからね」
「昔は派手にやったけれどね」
「今はしないだけましね」
「平和だから」
もうそれだけでいいというのです。二人の仲が最早どうにも
ならないことはわかっているからです。
617マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 21:21:44 ID:Ulue6bOZ
確かに今は喧嘩はしません。しかしです。口喧嘩はしょっち
ゅうです。
そしてです。厄介なことにアテネちゃんもニホンちゃんが好
きなのです。そのトル子ちゃんが贔屓にしている彼女がなの
です。
「ニホンちゃん?好きよ」
アテネちゃんのこの言葉を聞いてトル子ちゃんはいつもその
顔色を変えます。
「奇麗だし頭がいいし優しいし。どっかの饅頭屋の娘とはえ
らい違いよね」
「お饅頭を馬鹿にするっていうの!?」
トル子ちゃんは早速アテネちゃんに対してくってかかるので
した。
618マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 21:29:31 ID:Ulue6bOZ
「それだけは許さないわよ、絶対にね!」
「お饅頭を馬鹿にしてるんじゃないわよ」
アテネちゃんもいつもののんびりさはありません。思いきり
エキセントリックな感じです。不敵な表情さえ見せてそのう
えでトル子ちゃんに対して言うのでした。
「あんたを馬鹿にしてるのよ」
「言ったわね」
「何度でも言ってやるわよ」
「このオタンコナス!」
いきなり古典的な悪口からでした。
「昔の栄光にすがってるだけの破産寸前女!EU町の皆にど
れだけ迷惑をかければ気が済むのよ」
「あの、トル子ちゃんそれは」
間にいるニホンちゃんも今のトル子ちゃんの言葉にはかなり
唖然です。
619マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 21:36:27 ID:Ulue6bOZ
それで二人の間でおろおろしているのですが。トル子ちゃん
はさらに言うのでした。
「そのまま破産して神殿の残骸で暮らしてなさいよ。あんた
はそれしかないからね!」
「言ったわね!暫くカンコレベルで喧嘩に負け続けていた落
ちぶれ一家の馬鹿娘!」
アテネちゃんも相当なことを言います。
「ニホンちゃんの家の星チームももらい泣きする位負けまく
っていた癖に!あんなでかい家があそこまで落ちぶれたなん
て本当にお笑い草ね!」
「そういうあんたの家はずっと私の家の下で使用人やってい
たじゃないの!」
最早周りも何を言っていいかわかりません。
620マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 21:47:18 ID:Ulue6bOZ
「あるのは何よ。昔の残骸と神様の話とウヨ君が書いた聖域
の漫画だけじゃないの。他に何があるっていうのよこの三葉
虫女!」
「三葉虫!?」
ニホンちゃんはその悪口に思わず首を捻りました。それは皆
も同じです。
「何だそりゃ」
「何でここで化石が出て来るの?」
「昔のことしか誇れるものがないからよ。何ならアノマロカ
リスって呼んであげるわよ」
「言ってくれるわね。よくも」
流石にアノマロカリスはかなりこたえたみたいです。アテネ
ちゃんも全身をわなわなと震わせています。
621マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 21:53:24 ID:Ulue6bOZ
「どうやら。ここは全力を出す必要があるみたいね」
「喧嘩!?買ってあげるわよ」
二人の全身に小宇宙が宿っています。
「それも高くね」
「面白いわ。じゃあ」
二人はニホンちゃんを挟んで対峙します。しかしここでいい
加減呆れ果てたアーリアちゃんが二人の間に入って来て。つ
いでにニホンちゃんを後ろに庇いながらそのうえで言うので
した。
「二人共いい加減にしろ。喧嘩をしても何にもならないだろ
うが」
「うっ、アーリア」
「それはその」
クラスの女の子の中ではかなりの良識派であり理論派の彼女
の登場で二人も一旦静かになりました。
622マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 22:02:38 ID:Ulue6bOZ
しかしここで言うのでした。しかも二人共です。
「そうはいってもね」
「こいつが悪いのよ」
「どっちが悪いのかはこの場合はどうでもいい」
アーリアちゃんが問題にしているのはそこではありませんで
した。もっと別のところだったのです。
「それよりもだ。ニホンを間に挟んでそれであれこれ言い合
うのはだ。しかも何だその口汚さは」
アーリアちゃんはそのことも指摘するのでした。
「全く。女の子らしくな」
「わかったわよ」
「そこまで言うのなら」
二人もようやく静かになりました。そしてトル子ちゃんはお
家に帰るとです。お父さんのケマルおじさんに言われました。
623マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 22:10:40 ID:Ulue6bOZ
「商売人の娘がそうした喧嘩をするものじゃない。看板娘の
御前の評判が落ちることはうちの店の売り上げにそのまま影
響するのだぞ」
「御免なさい」
「罰としてだ」
子供が悪いことをすれば親が叱る、当然のことです。そして
ケマルさんが今回トル子ちゃんにやったことはです。
「我が家の歌を全部書き写しなさい」
「わかりました」
「最初から最後まで全部だ。いいな」
こうしてトル子ちゃんに罰を与えるのでした。トル子ちゃん
はその日ずっとそのお家の歌を書いていました。
624マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 22:16:57 ID:Ulue6bOZ
このことを聞いてです。皆言うのでした。
「お家の歌を書き写すって」
「そんなに重い罰かしら」
「どうかしら」
「これよ」
トル子ちゃんがその自分が書いたお家の歌の歌詞を見せま
す。見ればそれはかなり長いです。
「これを最初から最後までね」
「確かに長いかな」
「そうよね」
皆それを見て言い合います。
「こうして見たら」
「確かにね」
「ちょっと疲れたわ」
書いたトル子ちゃん自身も言います。
625マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 22:24:40 ID:Ulue6bOZ
「流石にここまで書くのはね」
「まあ罰としてはいいんじゃないかな」
「微妙じゃないの?」
皆罰になっているかどうかというと首を傾げさせていま
す。そして実際にケマルおじさんもです。罰を与えた後
でこっそりと娘に対して言うのでした。
「それでもだ。アテネにはだ」
「負けるな、よね」
「あんな洒落たレストランが何だ」
商売敵だと認識さえしているようです。お菓子屋とレス
トランではかなりというか全く違います。けれどそれで
も娘に対してこうしたことを言うのです。この人もアテ
ネ家とはかつて悶着があったのです。
626マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 22:33:00 ID:Ulue6bOZ
「絶対に負けるなよ」
「うん、わかってるわ」
「そしてだ」
ここでさらに言うおじさんでした。
「ニホンちゃんをあいつには取られるなよ。これも絶対
にだぞ」
「それもよくわかってるわ。ニホンちゃんは」
トル子ちゃんの言葉にも気合が入ります。
「あいつにだけ渡さないから」
「その意気だ」
こう言い合う父娘でした。そして当のニホンちゃんはど
ういうわけか背筋に悪寒を感じるのでした。それがどう
してなのかは彼女にはわかりませんでした。
627マンセー名無しさん:2010/03/11(木) 22:45:10 ID:Ulue6bOZ
628マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 21:32:57 ID:G/80zn0V
        「糸から起こる惨事」
ある日のことです。カンコパパさんは家の自分の
お部屋で自分の爪を切っていました。そのこと自
体は本当に何でもないことです。
「アボジ、後でウリも切っていいニダか?」
「うむ、そうするといいニダ」
カンコ君にもそうしろというのでした。
「爪をあまり伸ばしていると危ないニダ。だから
まめに切っておくニダ」
「わかったニダ」
これはまあよくある家族の会話です。本当に何で
もありません。
629マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 21:38:56 ID:G/80zn0V
そして爪を切り終えるとです。カンコパパさんは
自分の足元にあるものが落ちていることに気付き
ました。それは。
糸くずでした。パパさんはそれを見てふと言いま
した。
「これはよくないニダな」
「じゃあアボジ、ゴミ箱に捨てるニダな」
「いや、それよりニダ」
ところがここでパパさんは言います。カンコ君が
言う方法ではなくです。
630マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 21:48:47 ID:G/80zn0V
「もっといい方法があるニダ」
「いい方法があるニダか」
「こうしてしまえばいいニダ」
こう言ってライターを出してです。その糸くずを
焼いてしまいました。糸くずはあっという間に燃
えてしまってです。そのうえで消え去ってしまっ
たのでした。
「どうニダ?これで消えたニダ」
「そうニダか。ゴミ箱に捨ててしまわなくてもい
いニダな」
カンコ君にとっても画期的な方法でした。彼にし
ても今まで糸くずみたいなものは捨ててしまって
いたからです。
631マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 21:58:24 ID:G/80zn0V
けれどカンコパパさんはそんなことはせずに燃や
してそれで終わらせてしまったのです。カンコ君
もそれを見て大いに納得した顔で頷くのでありま
した。
「そんなやり方があったニダか」
「どうニダ?御前もやってみるといいニダ」
「わかったニダ、アボジ」
カンコ君も強い声で頷きます。
「それなら今度やってみるニダ」
「ゴミは何も捨てるばかりではないニダ」
一応この言葉は間違ってはいないように聞こえま
す。それは確かです。
632マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 22:06:36 ID:G/80zn0V
「こうして燃やして消すこともできるニダ。この
ことはよく覚えておくニダ」
こうカンコ君に対して言うのでした。今回はかな
りいいお話でした。そう、このまま終わってしま
えばです。
ところがです。それで終わりではありませんでし
た。カンコパパさんもカンコ君も爪を切り終えて
お部屋から出てそのまま寝てしまいました。そし
てその夜に。
「姉さん、まただよ」
「えっ、またなの!?」
ニホンちゃんがウヨ君に起こされてみるとです。
何とカンコ家がまたまた燃えているのです。
633マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 22:18:03 ID:G/80zn0V
「また燃えてるの、カンコ君のお家」
「そうだよね。どうしよう」
「どうしようって」
その紅蓮に燃え盛るカンコ家を見ながらウヨ君に
対して応えます。カンコ家は例によって物凄い勢
いで燃えています。
「やっぱりここは」
「消防署?」
「呼ぶしかないわよね。あっ、すいません」
ニホンちゃんは自分の携帯を出してきました。そ
うしてそのうえで消防署に連絡をするのでした。
634マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 22:28:40 ID:G/80zn0V
こうして消防署が来て何とか騒ぎは収まりました。
けれどカンコ君のお家は例によって奇麗さっぱり
燃えて焼け落ちてしまったのです。
「それで今度はどうしてなの?」
「何で燃えたんだ?」
翌朝ニホンちゃんとウヨ君が真っ黒になって焼け
出されているカンコ君に対して尋ねています。本
当に奇麗さっぱり何もかもがなくなっています。
その中でカンコ君に対して尋ねているのです。す
るとカンコ君はゆっくりと口を開いて答えるので
した。
635マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 22:36:58 ID:G/80zn0V
「それはニダな」
「ええ、それで」
「どうしたんだ?」
「糸くずのせいニダ」
そのせいだというのです。それで家が焼け落ちて
しまったのです。
「アボジが糸くずを拾って燃やしたニダ。それの
残り火が大きくなってそれで家が全部焼けてしま
ったニダ」
「おい、ちょっと待て」
話を聞き終えたウヨ君が眉を顰めさせてそのうえ
でカンコ君に対して問い返すのでした。
636マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 22:40:39 ID:G/80zn0V
「それは家の中でやったのか?」
「そうニダ。その時はウリも凄いと思ったニダ」
「もう一つ聞くが」
ウヨ君は呆れながらカンコ君に対してさらに尋ね
ます。
「燃やしたものは灰皿とかに入れなかったのか?
そういうことはしなかったのか?」
「焼けて消えたと思っていたニダ」
カンコ君は力なく答えます。
「それでそのまま寝たニダ」
「ええと、カンコ君」
ニホンちゃんもいつものことでありますがそれで
もかなり呆れながらそのうえで言うのでした。
637マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 22:43:27 ID:G/80zn0V
「燃やして消えたと思っても消し炭とかにはまだ
火が残っているから。灰皿に入れたり水に浸けた
りしないと大変なことになるから」
「それでなったニダ」
話は最早結果のレベルでした。
「おかげでウリはまたまたテント暮らしニダ」
「まあ三日したらまた来るな」
ウヨ君はかなり冷静にカンコ君に言葉を返します。
「その頃には新しい家が建つな」
「そう思うニダ。けれどなじぇウリナラはこうも
家が燃えるニダ」
本当に毎度のことであります。何はともあれカン
コ家はまたまた全焼してしまいました。
638マンセー名無しさん:2010/03/13(土) 22:46:38 ID:G/80zn0V
639マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 21:26:46 ID:0DNJVEbZ
逞しいな、カンコくんw
640マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 21:44:45 ID:uoWdS4Ve
         「歌舞伎ロック」
今日は皆でニホンちゃんのお家に来ています。そしてそこで
ニホンちゃん達が演じている歌舞伎を観ています。
お題目は十八番の一つ『助六』です。歌舞伎の中でもかなり
有名な作品です。
まず主役の助六はウヨ君が演じています。そして揚巻はニホ
ンちゃん、お母さんはニホンママさんで意休はニホンパパさ
ん、曽我十郎はリュー君です。他にも日之本家の面々が総出
です。ここでふとアメリー君が観客席から言いました。
「あれっ、そういえば」
「どうしたあるか?」
その彼にチューゴ君が尋ねます。他の面々も一緒にいるので
す。
641マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 21:53:27 ID:uoWdS4Ve
「ニホンちゃんの家の歌舞伎って男だけがやるんだろ?そう
いえばこの前ウヨの奴が雪姫やっていたぞ」
「あれはあれでかなり妖しかったあるな」
ウヨ君は女形もやるのです。それがまたえも言われぬ妖しい
美しさを放っているのです。しかし今揚巻はニホンちゃんが
演じています。アメリー君が言うのはこのことでした。
「それで何でなんだ?ニホンちゃんが今出てるのはよ。お袋
さんも出てるけれどYO」
「ああ、それはですけれど」
ここで説明するのはフランソワーズちゃんです。そしてその
うえで二人だけでなく皆に対して説明します。
642マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:03:49 ID:uoWdS4Ve
それはどうかというとです。フランソワーズちゃんは歌舞伎
の歴史から話すのでした。
「あれでしてよ。ニホンさんの歌舞伎を作ったのは元は女の
人でしたのよ」
「あっ、そういえば」
「そうだったあるな」
ここでアメリー君とチューゴ君も思い出しました。それは皆
も同じでした。
「出雲の阿国だったな」
「戦国無双にも出ていたある」
「そう、その人ですわよ」
まさにその人だというのです。
「その人がはじめられましたので」
フランソワーズちゃんの説明が続きます。
643マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:16:24 ID:uoWdS4Ve
「別に構わないと思いましてよ」
「まあそうですわね」
今度はエリザベスちゃんも言ってきました。
「我がエリザベス家のシェークスピア劇にしても昔は男が
女の役をやっていましたし」
「そういうことですわ。全く問題ありませんことよ」
また言うフランソワーズちゃんでした。
「そもそもニホンさんはそれぞれのお家だろうが何だろう
が女の子に変えられる方。その程度のことは」
「いや、それはかなり違うだろ?」
「強引にまとめ過ぎあるぞ」
アメリー君もチューゴ君もフランソワーズちゃんの今の話
には今一つ賛同できませんでした。何はともあれニホンち
ゃんの一家が総出で演じる助六は皆に好評です。
644マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:23:35 ID:uoWdS4Ve
そしてです。呼ばれている面々の中には当然カンコ君もい
ます。彼はよりによって一番いい席に座ってニホンちゃん
をガン見しています。
「仕方なく来てやったニダ」
本人はこう言います。
「ニホンがどうしてもって言うから来てやったニダ。ウリ
としては来たくはなかったニダが友達のニホンがいなくて
呼ぶから本当に仕方なく来てやったニダ」
「はいはい、前口上はわかったから」
彼の隣にいるタイワンちゃんが実にクールに返しています。
「あんたまず真っ先に呼べって言ったじゃない。ニホンち
ゃんが返答する前に強引に決めて」
「しかもYO。一番いい席占領しやがってYO」
「毎度ながら言葉と行動が一致しない奴ある」
アメリー君とチューゴ君も呆れた顔でそこにいます。そし
てここで。
645マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:30:39 ID:uoWdS4Ve
カンコ君のいつもの癖というか趣味が発動されました。ま
たまたこう言うのです。
「そもそも歌舞伎はウリナラ起源ニダ」
「それはない」
タイワンちゃんが横から素っ気無く突っ込みを入れます。
本当にいつものことなので何も動じてはいません。
皆もです。毎回毎回のことなので何も動じたところはなく。
助六寿司を食べながら話すのでした。
「じゃあ証拠は何でして?」
「聞いてあげますわよ」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんもそのお寿司を
食べて歌舞伎を観続けながらこれ以上はないまでに冷めた
言葉をかけてきます。
646マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:37:19 ID:uoWdS4Ve
「聞くだけならただですし」
「どうぞ」
「皆何かえらく冷静あるな」
「一体今まで何回それ言ってんだYO」
「はっきり言って慣れたある」
アメリー君もチューゴ君も彼の起源の主張のターゲット
になっていますので今更どういうことはありません。冷
静にこう返します。
「で、何なんだYO」
「今度は何がそうだって言うあるか?」
「冷静なのが気になるニダがまあいいニダ」
それでへこたれるカンコ君ではありません。今回も話を
強引に進めていきます。
647マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:46:49 ID:uoWdS4Ve
そうして何時の間にか次の皆で遊ぶ場所を決めてしまい
ました。そこは勿論カンコ家です。
「ウリナラに来ればすぐにわかるニダよ」
「また火事にでもなっていなければいいのですけれどね」
「そもそも火事の数も尋常ではありませんわね」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんの手厳しい突
っ込みもケンチャナヨで話を進めてです。舞台が終わる
その時にはもう話は決まっていました。
ニホンちゃんはその話を舞台衣装のまま聞いてです。ま
ずは呆気に取られて言うのでした。
「何かこんな展開ばかりだけれど」
「今度は一体どうなるんだろうね」
助六の粋な格好のウヨ君もどういった展開になるのか全
くわかりません。果たしてどうなるのでしょうか。
648マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:54:42 ID:uoWdS4Ve
こうして次の日カンコ家に来るとです。まずは仮面が壁
に並べられているのが見えました。
それを見てです。まずタイワンちゃんが言うのでした。
「あんた、これがなの?」
「そうニダ。これこそが歌舞伎の起源ニダ」
その並べられている仮面を見ながらの言葉です。彼にと
ってはまさにその通りなのでした。
「仮面を被った演劇ニダ。これこそがニホンの歌舞伎の
はじまりニダ」
「いや、これは幾ら何でもな」
「強引にも程があるぞ」
アメリー君もチューゴ君もこのことにはかなり疑問符を
その頭の上に浮かばせながら言っています。
649マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 22:59:05 ID:uoWdS4Ve
「まだ能の方がな。信じられるっていえば信じられるけ
れどな」
「それでもはいそうですかと信じるにはかなりの努力が
必要あるぞ」
「あの、これがどうして」
「歌舞伎になったんですの?」
エリザベスちゃんもフランソワーズちゃんもこの強引な
主張にはまずは呆れ果てています。
「お面の出来はまあ。お芝居の内容によると思いますけ
れど」
「それでもニホンさんのところのものとは全く似ていな
いようにしか見えませんでしてよ」
「ちっちっち、素人はこれだから困るニダ」
しかしカンコ君は不敵に笑ってこう返してくるのでした。
誰に何を言われても全く動じてはいません。
650マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 23:05:49 ID:uoWdS4Ve
「これはもう昔の本に書いてあるニダ」
「ええと、それは」
「どの本なんだ?」
ここでようやくニホンちゃんとウヨ君が仮面の前で呆然
自失となっている状態から復活してです。そのカンコ君
に対して尋ねました。
「カンコ君のところの本?」
「だったらもうそれは冗談と断定するぞ」
「何を言うニダ、ニホンのところの本ニダぞ」
しかしここでカンコ君は胸を張って言うのでした。これ
には皆目を瞠ります。
「えっ、じゃあ」
「まさか本当に!?」
「今度こそ起源が」
その皆が目を瞠る中で、です。遂にそのカンコ君が口を
開きました。
651マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 23:12:30 ID:uoWdS4Ve
「ニホンのところの本の日本書紀ニダ。そこにウリナラ
のこの仮面を被った劇が伝わったとあるニダ。これこそ
がニホンの歌舞伎や能の起源にだ」
「・・・・・・ええと、多分それは」
「絶対違うと思うぞ」
ニホンちゃんとウヨ君は戸惑いながらこうカンコ君に対
して言いました。
「歌舞伎ってそもそもあの前田慶次さんとかで有名なか
ぶき者とかが名前のはじまりでそこに出雲の阿国さんが
はじめたものだし」
「能にしろチューゴ家の散楽と他にも色々混ざってああ
なった筈だったぞ」
二人は理路整然と話していきます。
652マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 23:20:01 ID:uoWdS4Ve
「ちょっと。カンコ君のお家のそのお面を被ったお芝居
がどんなものかはわからないけれど」
「能にしても無理があるし歌舞伎に至っては全然違うん
じゃないのか?どう考えても」
「うぬぬ、まだそう言うニダか」
「だからあんたどんだけ強引なのよ」
タイワンちゃんがまた呆れながら話します。
「これとニホンちゃんのところの能面とかとどう似てる
のよ。あの能はそもそも観阿弥さんや世阿弥さんが完成
させたけれどあんたはそれを知ってるの?」
「ええい、うりゅしゃいニダ!」
カンコ君は遂にここで逆キレとなりました。これもいつ
もの展開ですが。
653マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 23:25:23 ID:uoWdS4Ve
「ウリがそうだと言ったらそうニダ!歌舞伎も能も絶対
にウリナラ起源ニダ!」
「はいはい、もうわかったから」
タイワンちゃんがやれやれといった顔でカンコ君に対し
て言います。
「これでも食べて落ち着きなさい」
「何ニダ?これは」
「助六と同じ十八番のういろう売りのういろうよ。それ
とお茶でも飲んで落ち着きなさい」
「ふん、まあいいニダ。今回はこれで黙っていてやるニ
ダ」
「毎度毎度世話の焼ける奴ね」
皆やれやれといった顔でういろうを食べるのでした。そ
れは見事な美味しさでした。
654マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 23:31:00 ID:uoWdS4Ve
655マンセー名無しさん:2010/03/15(月) 23:34:23 ID:uoWdS4Ve
>>639
火事はいつものことなので慣れてますから、彼。東亜+板ではにはにさんがいつも立てる放火スレ参照。
656マンセー名無しさん:2010/03/16(火) 19:19:12 ID:bO1i25XW
どぜうの小説がアニメ化決定だってさ
657マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 21:25:00 ID:y8W9cUpG
         「サーフィンペルー」
ペルーちゃんのお家には変わった生き物がいます。それが
何かといいますと。
アルパカといいます。一見するとラクダに似たシルエット
ですがその外見はかなりふかふかとしています。とても変
わった生き物です。
「可愛いでしょ」
「まあ可愛いけれど」
「唾液臭いのがねえ」
「癖のある生き物だよね」
「確かにね」
皆の評価はこういったものです。確かに可愛いことは可愛
いのですがとても独特な生き物です。
658マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 21:30:38 ID:y8W9cUpG
そしてペルーちゃん自身もです。かなり変わった趣味があ
ります。それは何かといいますと。
サーフィンです。しかもただのサーフィンではありません。
何とお家のペットと一緒にサーフィンをするのです。これ
はかなり変わっています。
「ええと、お家のペットと一緒に?」
「そうよ。ただサーフィンするだけじゃ面白くないじゃな
い。違うかしら」
こうニホンちゃんに対してもにこりと笑って言うのです。
「だからね。犬に猫にね」
まずはこうした動物を話に出してきます。
「それとハムスターにオウムにね」
「えっ!?」
その話を聞いてニホンちゃんも皆も驚きます。
659マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 21:36:51 ID:y8W9cUpG
「ええと、オウムさんまで?」
「ハムスターって」
「犬や猫もあれだけれど」
「どうなのかな」
「いいじゃない。ペット達も喜んでるわよ」
ペルーちゃんはにこにこと笑って話します。
「だからいいじゃない」
「嫌がるんじゃない?普通は」
「というかペットの顔とか見てるのかな」
「どうかな」
そういう懸念もありますがとりあえずペルーちゃんはそ
うした趣味を持っています。かなり変わった趣味ではあ
ります。
660マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 21:44:09 ID:y8W9cUpG
「ペットと一緒にサーフィン。どうかしら」
「あまりよくないような」
こう言ったのはニホンちゃんでした。
「かなり大変なだけでなくて。お犬さんや猫ちゃん達が
可哀想な気もするけれど」
「大丈夫よ、喜んでくれてるから」
「そうかしら」
ニホンちゃんだけでなく皆もこのことにはかなり疑問に
持っています。実際にそうだと思っているのはペルーち
ゃんだけだったりします。
そしてです。こうした趣味を持っているのは彼女だけで
はありませんでした。
661マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 21:50:53 ID:y8W9cUpG
オージー君もです。彼もまたそうした趣味を持っている
のでした。
「やっぱり動物に何かするっていったらこいつが出て来
るんだな」
「やっぱりな」
皆彼が出て来たのを見てそれで言うのでした。彼と動物
の関係もお世辞にもいいものではありません。
「で、カンガルーとかコアラいじめてるのか?」
「そんなことばかりしてるといい加減天罰か動物の逆襲
を受けるわよ」
「失礼なこと言うなダス」
オージー君としては心外な言葉です。それで皆の言葉に
対してむっとした顔で反論します。
662マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 21:58:59 ID:y8W9cUpG
「ワスは動物大好きダス。いつもカンガルーやコアラと
楽しみにしているダスよ」
「それで何をしてるの?」
ニホンちゃんがそのオージー君に対して尋ねます。
「楽しくっていうと」
「勿論サーフィンダス」
やることはペルーちゃんと同じだというのです。
「そう、カンガルーやコアラと一緒にサーフィンダス。
これが実に楽しいダスよ」
「カンガルーさんやコアラちゃんの表情見てる?」
ニホンちゃんはオージー君に対してもこのことを言う
のでした。
663マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 22:05:10 ID:y8W9cUpG
「どんな表情なのか」
「見るまでもないダス」
何気に物凄いことを言う彼でした。
「喜んでいるに決まっているダスよ」
「そうかしら」
ニホンちゃんだけでなく皆もかなり懐疑的です。しか
しそれを聞いたペルーちゃんはです。何故か対抗心の
炎をメラメラと燃やすのでした。
「やるわね、オージーも」
「あの、ペルーちゃん」
そのペルーちゃんの燃える目を見て突っ込みを入れる
ニホンちゃんでした。
664マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 22:13:34 ID:y8W9cUpG
「それは違うんじゃ」
「オージーがカンガルーにコアラなら」
話を聞いていません。
「こっちはアルパカよ。負けていられないわ」
「そういう問題かしら」
ニホンちゃんはペルーちゃんのその言葉に首を捻りま
す。しかしそれでもペルーちゃんはそのアルパカを連
れてです。そのうえでアルパカをまずはじっくりと水
に慣らすのでした。
「まずはこれからよ」
「それからはじめるの?」
「そうよ、ここからよ」
アルパカを水に入れながらニホンちゃんに話すペルー
ちゃんでした。
665マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 22:20:38 ID:y8W9cUpG
そしてそれからです。大きなサーフィンボートを出し
てそれにアルパカと一緒に波に乗るのでした。それは
かなり慣れたものです。
「どう?ちゃんとできるでしょ」
「それはそうだけれど」
ニホンちゃんはそのペルーちゃんとアルパカを見て言
うのでした。
「アルパカちゃんってお水に入れたら物凄く痩せて見
えるのね。あんなにふかふかなのに」
「うっ、確かに」
ペルーちゃんもその見間違うまでに痩せたようになっ
ているアルパカを見て残念な顔になります。それだけ
はどうしようもありませんでした。
666マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 22:23:51 ID:y8W9cUpG
667マンセー名無しさん:2010/03/18(木) 22:38:08 ID:Curz4FIR
243 :マンセー名無しさん:2010/03/17(水) 21:44:22 ID:XOj5SXPs
ネタくれ〜


244 :マンセー名無しさん:2010/03/18(木) 21:05:52 ID:qVFVY5jg
>>243
アテネちゃんをハダカにしようと目論むゲルマッハ兄妹は如何でしょー

ドイツ世論:必要ならギリシャのユーロ圏離脱が望ましい−ビルト紙
ttp://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aIGBDobDEdIg

ギリシャは島を売って借金返せ、ドイツの政治家らが要求−ビルト紙
ttp://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a3FfMTy45Ptc


245 :マンセー名無しさん:2010/03/18(木) 22:23:05 ID:fP4DFr4Z
>>243
>>244
そのドイツ兄妹をハダカにしようと目論むマカロニーノとかw

ドイツ銀、JPモルガン、UBSなど起訴−デリバティブで
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=ammPwXcO2Nmw
いや、裸にされたのはマカロニーノの方かも知れないがw


ネタだよ〜〜〜〜。これから気向いたら向こうのレス全部こっちに移管すっよ〜〜〜
668マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 22:27:31 ID:YNEH5Ftg
          「人それぞれの事情」
クジラとは別のお魚の禁止を見事防いだニホンちゃん、ここで
ウヨ君とお話します。
「まさか成功するとは思わなかったわよね」
「そうだね、姉さん」
ウヨ君もニホンちゃんの言葉に頷きます。
「正直アメリーまで向こうについた時はこれは駄目だろうなっ
て思ったよ」
「わたしも。本当にね」
二人にとっては本当に危ないところでした。しかしそれは奇跡
的に何とか阻止できたのです。本当に二人にとってはほっとす
る展開でした。
669マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 22:37:30 ID:YNEH5Ftg
そしてです。そのニホンちゃんがです。ここでこうしたことも
言うのでした。
「ただ」
「どうしたの?姉さん」
「今回カンコ君が味方だったわよね」
「ああ、そうだよね」
ウヨ君もそれを聞いて納得した顔で頷きました。普段は何かと
ニホンちゃんにちょっかいをかける彼が今回は味方だったので
す。二人にとってはそれがあまりにも意外でした。
「カンコにとっては今回のことはあまり賛成できない話だった
みたいだけれどね」
「そうみたいね」
二人は考える顔でそれぞれ述べます。
670マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 22:44:40 ID:YNEH5Ftg
「最初からわたしに協力させてもらうって言ってきたし。それ
にはかなり驚いたわ」
「俺も。しかもあいつだけじゃなくて」
その他にも思いも寄らない味方がいたのです。
「チューゴだってそうだしオージーだってさ」
「チューゴ君はフカヒレとかその他のことでもその時と場合に
よっては味方になってくれるけれど」
「オージーは本当に意外だったね」
「本当にね」
ニホンちゃんは今もまだ信じられないといった顔でした。ウヨ
君にしても全く同じでして。そのうえで首を傾げながら言うの
でした。
671マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 22:50:24 ID:YNEH5Ftg
「あのお魚のことじゃニュージーと一緒にうちにあくまで喧嘩
腰だったのに」
「実際にわたし喧嘩を今でも覚悟してるわよ」
ニホンちゃんは実はそうなのでした。
「それでこのお魚の時もオージー君は絶対に敵に回るって思っ
てたけれど」
「その時は俺もやるつもりだったよ」
実際にウヨ君の腰にある刀はもう抜かれています。彼は本気で
オージー君を切るつもりでした。ニホンちゃんにしても鉈とか
鋸とかを用意していました。
「わたしの味方になってくれたし」
「そうなんだよ。俺も意外だったよ」
オージー君が味方になったのは本当に意外なのでした。そして
です。
672マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 22:58:18 ID:YNEH5Ftg
「チリさんやトル子さんは予想していたけれどね」
「それはね。やっぱりトル子ちゃんがわたしのことを大好きな
のは本当に有り難いし」
「そうだよね。それで」
「うん、リビアさんとかアラブ班の人達も味方になってくれた
し。アフリカ町の人達もね」
こうして大勢の人達を味方につけたうえで何とかお魚を食べら
れるようになったのです。ニホンちゃんの必死の粘りが功を奏
したのは紛れもない事実です。
しかし本当に意外な人達が味方についてくれたことが大きかっ
たのです。そのことを考えながらそのうえで話をするのでした。
「それにしてもさ、姉さん」
「今度はどうしたの?」
またウヨ君の話を聞くのでした。
673マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 23:07:06 ID:YNEH5Ftg
「いや、俺何かわかってきたんだけれど」
「何をなの?」
「うん、カンコにしてもオージーにしても」
今にもニホンちゃんが鮮血の結末を実現してもおかしくはない
面々をまず挙げます。
「アメリーにしてもチューゴにしても。その時その時で味方に
なったり敵になったりするのね」
「そうよね、確かに」
ニホンちゃんもウヨ君のその言葉に頷くのでした。言われてみ
れば確かにそうです。
「カンコ君が特にそうよね。そういえばカンコ君ってオージー
君がわたしに食べるなって言うお魚については何も言わないし
ね。アメリー君は言っても」
あのお魚の話も出ます。
674マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 23:13:11 ID:YNEH5Ftg
「アメリー君はわたしの味方になってくれることが多いしお犬
もくれたりするけれど今回は敵になったし」
「チューゴなんか特にそうだよな。敵になったり味方になった
りすることが多いよね」
「うん、そうよね」
まさにその通りなのでした。皆常にニホンちゃんの敵になるわ
けでもなければ味方になるわけでもないのです。皆それぞれそ
の時その時で立場が変わるのです。
「今回はゲルマッハ君とアーリアちゃんは向こうにいたし」
「あの喧嘩の時は一緒だったし俺達の味方になってくれること
が多いけれどね」
この二人もそうです。他にもそうした人はいます。ここでニホ
ンちゃんの親友と言ってもいい人がお話に出ました。
675マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 23:19:37 ID:YNEH5Ftg
「タイワンさんだってそうじゃない」
「そうそう、タイワンちゃんも」
ニホンちゃんはその通りといった様子でウヨ君の今の言葉に頷
くのでした。
「尖閣パンツのこととかじゃあくまで引かないし。リトウキお
じさんやビレイおばさんが何言っても中々諦めてくれないのよ
ね」
「そうだよね。考えてみればタイワンさんとも色々あったりす
るよね」
「うん、確かにね」
まさにその通りなのでした。タイワンちゃんにしてもそうした
ことがあるのです。
676マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 23:25:16 ID:YNEH5Ftg
「そういえばエーペックでベトナちゃんとペルーちゃんを皆の
中に入れてあげる時は」
「姉さん以外の殆どの人が反対しなかった?」
「マレーシア君が特にね。マレーシア君ってわたしのことをよ
く言ってくれることが多いけれど
それでもその時は違っていたのです。二人を入れることにはも
う皆が反対していて本当にニホンちゃんだけが賛成して何とか
入れてあげようとしていましたがその中においてです。彼が一
番反対していたのです。
「あの時ってね。皆を何とか説得できたけれど」
「っていうか姉さん意外の殆ど皆が反対していたんだよね」
「うん、そうだったの」
本当に賛成しているのはニホンちゃんだけだという物凄い状況
でした。
677マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 23:31:59 ID:YNEH5Ftg
「それでも皆最後は賛成してくれたの」
「よくそれで通ったね」
「そういえばそうよね」
「一体何をやったの?本当に」
今回以上に謎のことだったりします。なおそのベトナちゃんと
ペルーちゃんが入ってからその会合には新しく入った人は今だ
にいなかったりします。それまで新規加入メンバーが次々と来
たというのにです。本当に謎であります。
そのことも不思議ですがまずは置いておいてです。ウヨ君は話
を元に戻してきました。
「まあとにかくね。皆それぞれ事情があるんだね」
「そうよね」
この話がまたはじまりました。
678マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 23:40:31 ID:YNEH5Ftg
「わたしもそうだし。皆それぞれの事情で動いてるのね」
「だから姉さんた俺の味方になってくれる時もあれば」
「そうでない時も逆になる時もあるよね」
「そうよね」
結果としてそういうことになるのでした。
「それを考えていかないとね」
「皆それぞれの事情があって」
「わたし達の味方になってくれる時もあれば敵になる時も
あるのね」
「俺達も含めてね。そういうことだよね」
「うん、そうね」
二人はこのことがよくわかりました。ニホンちゃんを含め
て皆それぞれの事情でそれぞれの立場になるのでした。誰
がよくて誰が悪いということではないのでした。
679マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 23:46:15 ID:YNEH5Ftg
680スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/20(土) 20:39:05 ID:2R5hMNNW
248 :マンセー名無しさん:2010/03/20(土) 19:36:41 ID:iImuaFlP
>>247 サンクス
『やっぱり友人は大切に』

「トル子ちゃ〜ん! トル子ちゃ〜ん! 私が悪うございました〜! ごめんなさ〜い!」
おすまん堂の裏口で必死に許しを乞うニホンちゃんの声がトル子ちゃんの部屋にも響きます。トル子ちゃんは取りあえず話を聞いてやる事にしました。
「何よ?」
「あのね、あの人形ね、私に直させて、お願い。」
「ちょっとやそっとじゃ直せないわよ。どこに置いとくつもり?」
「はい、私の部屋に飾ってあるラジコン船の隣に飾らせていただきますです。」
「ずっとそこに置いとくの?」
「直したら然るべきところに展示する所存であります。トル子ちゃんがすっ転んで私に助けられた所なんか如何でしょう?」
「ふ〜ん、じゃあまあ宜しくお願いね。」
失った信頼を取り戻すのは並大抵のことではありません。ニホンちゃんがトル子ちゃんの友人に戻れるかは、彼女の今後の努力次第です。

元ネタ
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010031800847
トルコ建国の父の銅像、修復され和歌山に

ところでトルコで地震があったようですね。お亡くなりになった方もいるようです。お悔やみ申し上げます。


移管に伴い改行多すぎになったので行間埋めた。
681スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/20(土) 20:40:16 ID:2R5hMNNW
247 :マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 13:18:48 ID:gf06s7VU
ネタ投下。

「トルコ建国の父」の銅像移転=野ざらし批判、修復され和歌山に
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010031800847

以前あった、トル子ちゃんのお人形話の続報が出ました。

その>>247
682マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 09:45:50 ID:HaEaxXKd
>>247
あなたのヒューレットパッカード?とマディレスw
683マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:06:39 ID:SdekjUK2
         「義経千本桜」
ニホンちゃんのお家のお花といえばもう言うまでもなく桜
です。桜なくして日之本家は語れません。もう皆が認める
ことであります。
「そもそもソメイヨシノはニダな」
「だから使い古されたネタは何度も言うな」
「ひょう○ん族かドリ○の域に達してるあるぞ」
またカンコ君にアメリー君とチューゴ君が速攻で突っ込み
を入れます。
「もうあれだぞ。あみだくじとかYO。西川のり○さんの
ベストテンの時みたいだぞ」
「新しいネタも多いあるがその何度も使うネタをやるのは
伝統芸あるか?」
何だかんだで彼に合わせもする二人です。そんなこんなで
皆桜を見ています。
684マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:17:16 ID:SdekjUK2
花霞の中を舞う花びら、そして満開の桜達。皆それを見て
うっとりとなっています。
「やっぱりいいよな」
「そうよね」
「本当に」
タイワンちゃん、インドネシアちゃん、ベトナちゃんのア
ジアンガールズもうっとりとなっています。みんなの周り
にも花霞が漂いこのうえなく幻想的な、しかし現実の風景
が映し出されています。
その中で、です。桜色の着物と紅の帯に身を包んだニホン
ちゃんが出て来ました。もうこれには皆さらにうっとりと
なるのでした。
685マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:25:02 ID:SdekjUK2
そのニホンちゃんが皆のところに来てです。シズカに言っ
てきました。
「どうかしら、今日は」
「そうだね。まずはね」
「席に座るある」
アメリー君とチューゴ君が勧めます。今集まっているのは
タイヘイ池の面々です。
こうしてニホンちゃんが座る場所はです。それはもう決ま
ってしまっています。
「全くねえ」
「本当にね」
「我儘だと思うわ」
アジアンガールズ3がカンコ君を見て言います。ニホンち
ゃんの席はカンコ君の隣なのです。
686マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:33:53 ID:SdekjUK2
「あんたさ、ニホンちゃん大嫌いなんでしょ?」
「それで何でいつもニホンちゃんが隣なわけ?」
「矛盾してるわ」
「ええい、うりゅしゃいニダ」
そのニホンちゃんを隣に置いたカンコ君がムキになって三
人に対して言い返します。
「ウリはニホンが誰にも相手にされないから可哀想だから
せめて隣に置いてやっているだけニダ。本当にそれだけニ
ダよ」
「こいつこれもいつも言うな」
「全くある」
アメリー君とチューゴ君がここでまた呆れた言葉を出しま
す。
687マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:38:53 ID:SdekjUK2
「もうわかってるんだけれどな」
「まだ言うあるか」
二人のこの言葉に対してもムキになって返すカンコ君なの
でした。
「だからウリはニダ、ニホンは大嫌いニダ。それでも心が
優しいから仕方なくニダ」
「はいはい、わかったから」
「桜餅でも食べなさい」
「お茶もあるわ」
アジアンガールズがすかさず彼にお菓子とお茶を差し出し
て黙らせます。とにかくニホンちゃんが隣にいないと気が
済まないカンコ君です。
その桜の中で朗らかに楽しむ一同でした。しかしここでふ
と皆の前に舞台が出て来たのです。
「舞台?」
「これって」
「歌舞伎なの」
こう話すニホンちゃんでした。
688マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:50:47 ID:SdekjUK2
「演目は義経千本桜。通しでね」
「千本桜というとニダ」
ここでカンコ君が言うのでした。
「本当に桜が千本も出るニダか?」
「千本の桜ってここじゃないのか?」
「そうではないあるか?」
アメリー君もチューゴ君もここで周りを見回しながら言い
ます。その桜達をです。
「千本、あるよな」
「確実にそれだけはあると思うある」
「あっ、桜は桜だけれど」
そのニホンちゃんが話します。
689マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:59:19 ID:SdekjUK2
「舞台を全部観てもらえばそれでわかると思うから」
「じゃあ今はね」
「最初から最後までじっくりとね」
「観よう」
アジアンガールズも言ってです。そのうえでまずは演目を
最後まで観ることにしました。そうするとです。
「義経さん可哀想だな」
「奥さん健気ある」
アメリー君とチューゴ君が言いました。
「兄に疎まれてか」
「よくある展開ある。しかしそれでもある」
悲しいお話なのは事実です。愛故にです。しかもその舞
台はさらに続くのでした。
690マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:08:11 ID:SdekjUK2
「ああ、この演目じゃアントクさん生きておられるのね」
「知盛さんも」
「そうだったの」
アジアンガールズも舞台を観ながら話します。その桜の
花が舞い霞となる中で行われる舞台を観ながらです。そ
のうえで話をしています。
「それでも。何か知盛さんも」
「あえてアントクさんの為に海に身を投げて」
「可哀想だわ」
三人は泣きそうになりながら舞台を観ています。それは
皆同じです。
そしてカンコはです。ほくろのある如何にも悪そうな男
の話を観てニホンちゃんに対して言うのでした。
691マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:12:22 ID:SdekjUK2
「ニホン、これは幾ら何でも悲し過ぎないニダか?」
「けれどこういうお話だから」
「皆悲し過ぎるニダ」
これまでの舞台の流れも観てそのうえでの言葉だったの
です。
「もう少しどうにかならないニダか?皆誰かの為に命を
賭けてそれで死んでいくなんて可哀想過ぎるニダ。確か
にいい作品ニダが悲しいにも程があるニダ」
「最後も観て」
しかしここでニホンちゃんはカンコ君だけでなく皆にも
言いました。
「最後までね」
「最後まで観るの?」
「このまま」
皆はそのニホンちゃんに対して問い返しました。
692マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:17:34 ID:SdekjUK2
「この悲しいお話を」
「ひょっとして義経さんが死ぬとか」
「そういうのじゃ」
「だから最後まで観て」
ニホンちゃんの言葉は変わりません。
「最後までね」
「けれどこんな話が続くんじゃ」
「最後だって」
「そうよね」
皆悲しさのあまり押し潰されそうな顔になってしまって
います。
「いいお話だけれどもう観ていられないYO」
「皆可哀想にも程があるあるよ」
アメリー君とチューゴ君の目にも涙です
693マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:22:55 ID:SdekjUK2
「けれど最後までか」
「どうなるか、あるな」
「そう。だからね」
また言うニホンちゃんでした。
「本当に最後まで」
「わかったわ」
ここで最初に言ったのはタイワンちゃんでした。
「こうなったらじっくりと観させてもらうわ」
「そうね、もうその最後のお話だし」
「それなら」
インドネシアちゃんとベトナちゃんも言いました。
「観させてもらうわ」
「このお話も」
三人の言葉に皆頷いてです。そのうえで観ます。すると。
694マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:40:59 ID:SdekjUK2
「狐よかったね」
「最後にお父さんとお母さんを取り返せて」
「アントクさんも戻れたし」
「義経さんも生き残れたし」
「そうでしょ。こういう演目なの」
ニホンちゃんは観終わってほう、とした顔になっている
皆に対して話しました。
「愛なの」
「愛ニダか。つまりは」
カンコ君はここで気付きました。最後まで観終わったう
えで、です。
「千本桜とは」
「そうなの、人なの」
ニホンちゃんもここで言いました。
695マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:46:05 ID:SdekjUK2
「義経さんとそれにまつわる人達。それぞれの愛によっ
て見せられる。そうした桜なの」
「そうニダな。だから千本桜ニダか」
「ああ、そうか」
「それであるか」
ここでアメリー君もチューゴ君も気付いたのです。
「多くの人達が桜か」
「そうだったあるな」
「ええ、だから千本桜なの」
ニホンちゃんがまた言いました。
「この演目は」
「人は桜」
「愛も桜」
「だからこその千本桜」
タイワンちゃん、インドネシアちゃん、ベトナちゃん
もここでわかりました。
696マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:50:22 ID:SdekjUK2
「いいお話ね。人や愛を桜に例えて」
「それを題目して舞台にするなんて」
「そうはない考えだわ」
「わたしの家の昔の人が書いて演じ続けてきた演目で」
ニホンちゃんの顔もうっとりとなっています。
「だからわたしも大好きなの。人や愛もさくらだって
いうから」
「ニホンの名前と同じニダな」
そしてカンコ君はここでこう言いました。
「つまりは」
「あっ、そうだね」
「そういうことね」
「えっ、それってどういうことなの!?」
ところが自分ではわからないニホンちゃんなのでした。
舞台を観終わった皆の周りを千本の桜達が包み相変わ
らず花霞が覆っています。
697マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:53:05 ID:SdekjUK2
698マンセー名無しさん:2010/03/22(月) 00:13:53 ID:j+wko1io
>683-697
は坂田
699マンセー名無しさん:2010/03/22(月) 01:21:56 ID:j+wko1io
>667
>682
はくま安崎
700スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/22(月) 11:08:54 ID:xFC8CY91
250 :マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 20:33:36 ID:qZ37BAPk
『生き残る知恵』


「これは確かニダ! 最近ウリは視線を感じるニダ! これは悪質なストーカーかもしれないニダよ!」

妹2人を相手に熱弁を振うのは毎度おなじみカンコ君。今回は誰かに監視されてると思ってるようです。
けれども妹2人にはとうとう逝っちゃったかとしか思われませんでした。

「可哀そうなオッパ・・・ キムチを食べすぎたニダね。」「安心汁。ウリは決してオッパを見捨てたりしないニダ。」

「う、が、もう良いニダ。こうなったら自分ひとりで事態を解決する以外に道は無いニダ。」

その日からカンコ君はストーカーを見つけてやろうと必死です。そしてついに近距離からの視線を感じた時、そっちの方を睨みつけてその正体を突き止めました。ニホンちゃんでした。

「もしかして、最近ウリを見てたのはニホンだったニカ?」

「うん。」
701スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/22(月) 11:11:36 ID:xFC8CY91
251 :マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 20:37:12 ID:qZ37BAPk

「なんでこんな事したニカ? おかげで不眠症になったニダよ! 謝罪汁!」

「だってこの頃のカンコ君は絶好調じゃない。私、カンコ君から学ぼうと思うの。」

「・・・え?」(なんか尊敬されてるニカ?)

「この間の図画工作展だってカンコ君のは評判良かったのに、私のはあんまり人気なかったし。」

「そ、その通りニダ。」(いやあれはニホンの作ってくれた親切な設計図と部品のおかげニダよ。)

「だから、カンコ君の姿勢をベンチマーキングすれば私もかつての勢いを取り戻せるかな、なんて。」

(あれやっぱり尊敬されてるっぽいニダよ。ニホンは悪いものでも食べたニカ? 嬉しいはずなのに嬉しさより違和感を感じるニダ!) 

「迷惑かな・・・?」

(それとも何かの戦術ニカ? だってあのニホンがウリに学びたいなんて言ってるニダよ! あり得ない事ニダ!)

「カンコ君? カンコ君?」

固まりそうになりながら必死に答えを探しているカンコ君をニホンちゃんは不思議そうに見つめているのでした。



元ネタ

日本の「韓国に学べ」ブーム、韓国人「どうした日本…」と戸惑いの声
702スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/22(月) 11:13:58 ID:xFC8CY91
249 :マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 20:13:30 ID:8mVeU7sj
>>248
2967話と続けて読むと笑えるw
トル子ちゃんにブチのめされて、あとはひたすら低姿勢になる所が、なんだかニホンちゃんらしい。
252 :マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 22:42:37 ID:8mVeU7sj
>>250-251
>カンコ君の姿勢をベンチマーキングすれば私もかつての勢いを取り戻せるかな、

ニホンちゃんがカンコ君並みの図太さを手に入れたら無敵かも。
もしかしたら、とんでもないドジっ子キャラになっちゃうかもしれないけどw


253 :マンセー名無しさん:2010/03/21(日) 23:46:57 ID:J6UKhgE0
>>250−251
人の事さんざん追い回しといて少しも悪びれないニホンちゃんに萌えますたw


254 :マンセー名無しさん:2010/03/22(月) 00:24:39 ID:SBtRnaCG
一応、追い回してるわけではないと思うw しかし意外とカンコも繊細だったりして

703マンセー名無しさん:2010/03/22(月) 11:33:11 ID:j+wko1io
>700-702
は坂田
704マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 21:53:25 ID:Jfkbbl2o
         「潜るラジコン」
皆、とはいってもお池に面しているお家の人達限定ですが
それでもそれぞれお池を進むラジコンを持っています。そ
れは人によってはかなり充実したものになっています。
「さて、また新しい飛行機のおもちゃも積める船のラジコ
ンを開発するぞ」
「僕も作るある。とにかく持たないと気が済まなくなって
きたあるよ」
アメリー君とチューゴ君は最近は飛行機のおもちゃも積め
るラジコンのことで盛り上がっています。これもちゃんと
お池の上を進むことができます。
705マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:02:03 ID:Jfkbbl2o
このラジコンの前は豆鉄砲をどんどん撃てるラジコンが主
でありましたしその前は帆船のおもちゃが随分と流行って
いました。そして今は潜るラジコンもかなり出回っていま
す。
「潜るラジコンといえば僕がよく言われるな」
「うん、ゲルマッハ君のお家のユーボートね」
そのラジコンにもそれぞれ名前がつけられていたりします。
ゲルマッハ家のお家の潜るラジコンはユーボートといって
第一次町内喧嘩でも第二次町内喧嘩でも物凄く暴れ回った
ラジコンでした。
ニホンちゃんもそれはよく知っています。この娘のお家も
昔からそのラジコンをよく作っていました。
706マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:11:28 ID:Jfkbbl2o
今も何隻もの潜るラジコンを持っています。しかしここで
一つ彼女のお家だけの大きな特徴があります。それが何か
というとです。
「わたしのお家は花火使わないから」
「そうだな。そうしたことには使わないな」
「うん、だから花火を使ったラジコンは持っていないの」
花火でお家がえらいことになってしまったことがあるから
です。それでニホンちゃんのお家ではラジコンとかには花
火を使うことはないのです。
それで今もそれを貫いています。しかし花火を使わない潜
るラジコンはすぐにエネルギー切れを起こしてしまうので
す。これが問題なのです。
707マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:16:52 ID:Jfkbbl2o
「すぐにエネルギー切れ起こすから」
「では花火を使うのは」
「お家の中で物凄く議論があって」
こうしたことにぎゃんすか言う人がいるのです。外野がど
うとかではなくてお家の中で言う人が一杯いるのです。そ
れは議論に参加汁って言って来ないようなことにはいきま
せん。何しろお家の人達だからです。もっともこうした言
い方もどうにもどころかかなり問題があるのでありますが。
とにかくそれはならないのです。
「だから普通のラジコンのままなの」
「僕もそうだがな」
実はそれはゲルマッハ家も同じだったりします。
708マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:24:11 ID:Jfkbbl2o
「昔は水素を使ったラジコンだったが」
「どうだったの?それは」
「使わない方がいい」
ここでアーリアちゃんも出て来ました。そのうえでニホン
ちゃんに対して言うのです。
「水素を使うとだ。すぐに電池の辺りが故障を起こしそれ
で爆発を起こしてラジコン自体が使いものにならなくなっ
てしまったりするのだ」
「ふうん、そうなの」
ニホンちゃんはそれを聞いてはじめて知ったような顔にな
ります。しかしここでふとあることを思い出したのです。
それはかなり昔のお話です。とはいってもその水素を使っ
た潜るラジコンを使っていた時期とあまり変わりませんが。
709マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:30:48 ID:Jfkbbl2o
「そういえばゲルマッハ君とアーリアちゃんってあの時飛
行船のおもちゃ作ってたよね。その水素を使った」
「あれはまずかった」
「大変なことになったからな」
ゲルマッハ君とアーリアちゃんの顔が曇ります。二人にと
ってはあまりよくない思い出なのです。
「水素は燃えやすい」
「それでおもちゃを作ったのがよくなかった」
「そうよね。それをラジコンに使ったらやっぱり」
「一歩間違えれば爆発になる」
「そうなる」
そういうことでした。水素を使ったラジコンはそれだけで
かなり問題なのです。
710マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:37:34 ID:Jfkbbl2o
しかしです。ここでニホンちゃんはまた思い出しました。
それが何かというとです。
「そういえば昔お父さんが描いていた漫画で水素を使った
潜るラジコンが出ていたけれど」
「何っ、それはまた」
「危ないものが出ていたな」
「確か青がどうとか」
ニホンちゃんは腕を組んで言います。実はその辺りは結構
記憶があやふやだったりします。何しろニホンパパさんが
漫画を描いたり脚本を書いていたりした時期というのはも
うかなり昔だからです。今はそうしたことは描かずに大学
の先生に専念しています。
711マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:44:58 ID:Jfkbbl2o
「その漫画で出て来たのよ」
「その漫画よかったら見せてくれないか?」
「まだ家にあるのなら」
「うん、いいよ」
こうしてです。ニホンちゃんはその漫画をお家から探し出
してそのうえでゲルマッハ君とアーリアちゃんに見せるの
でした。ニホンパパさんが描いた他の潜るラジコンの漫画
も持って来ています。
「これだけれど」
「ふむ。中々面白いデザインだな」
「敵の方のラジコンなのだな」
二人はその漫画を見て話をします。
712マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:51:23 ID:Jfkbbl2o
「成程、味方の方は大抵花火を使っているのだな」
「ニホンの家のラジコンもそうなのか」
「お父さん何でかわからないけれどそのラジコンではそう
したの」
ニホンちゃんはまた二人に話します。
「何か思うところあったのかしら」
「そうかもな。しかし本当に面白いデザインのラジコンだ
な」
「こうしたデザインもいいな」
二人は感心した顔で漫画を読んでいきます。そして読んで
いるうちにあることに気付いたのです。それが何かという
とです。
713マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 22:58:47 ID:Jfkbbl2o
「潜って飛ぶおもちゃを搭載できるラジコンというのもか
なり斬新だな」
「あのヤマトが敵になって潜って戦うのか。これもまたい
いな」
その他にも。その漫画では。
「花火を使ったラジコンがかなり沈められているがだ」
「それはどうしてなのだ?」
「やっぱりお父さん何か思うところがあったのかしら」
ニホンちゃんも漫画を読んでいるうちにそのことに気付い
たのでした。
「花火を使ったラジコン。欲しかったのかしら」
こう思うのでした。そのうえであらためて今の日之本家の
ラジコンを見てみます。
714マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 23:07:39 ID:Jfkbbl2o
確かにいい性能ですがそれでもです。やはり花火を使って
いないのですぐに動けなくなってしまいます。それがネッ
クになっています。
「どうなのかしら。やっぱり花火使えたら使うべきかしら。
お家の中での議論があるけれど」
「いいのではないのか?アメリーやチューゴ以上にあのカ
ンコが騒ぐと思うが」
「それでも実行できたらするのもいい方法だと思うぞ」
「そうよね。この漫画でもそうだし」
またその漫画を見るのでした。そのうえでどうしようか、
やっぱりできたらそうするべきなのかとお池の中で浮かん
だり沈んだりするラジコンを見ながら思うのでした。
715マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 23:12:22 ID:Jfkbbl2o
716マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 23:42:54 ID:uzXDUURy
>704-715
は坂田
717マンセー名無しさん:2010/03/24(水) 09:42:58 ID:ihhtDVF1
オブキちゃーん、みてるぅ〜♪
718マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:04:37 ID:O/ZcqGrE
       「想われ人」
タイワンちゃんはニホンちゃんと一緒にいることが多いです。
そしてこのことに嫉妬を覚えている人もいたりします。誰あ
ろうか、それはカンコ君です。
「なじぇタイワンはいつもニホンの傍にいるニダ。これは非
常に悪いことニダ」
「何で悪いのよ」
そのタイワンちゃんがカンコ君に対して言い返します。この
二人の関係も相変わらずです。
「あたしがニホンちゃんと一緒にいて何が悪いのよ。その理
由を言いなさいよ」
「理由もソースもないニダ、とにかく悪いものは悪いニダ」
まさにカンコ君の論理です。
719マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:12:06 ID:O/ZcqGrE
「ニホンとそうしていつも一緒にいることはニダ。甚だ悪い
ことニダ。そもそも女の子というものは男と一緒にいるもの
であるニダ。それこそが男と女という」
こう言うとです。タイワンちゃんはカンコ君に対してさらに
言いました。
「だってあたしニホンちゃん好きだもん」
「えっ!?」
「今の発言って」
「まさか!?」
皆今のタイワンちゃんの言葉にびっくりどっきりです。そう、
衝撃の告白でした。
「怪しいとは思っていたけれど」
「本当にそんな関係だったの」
「この二人って」
皆自然とその仲を疑います。本当に自然にです。
720マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:20:27 ID:O/ZcqGrE
「ニホンちゃんもまさか」
「そうなの?」
「男の子よりも女の子が」
「好きなの!?」
「ちょ、ちょっと待って」
ニホンちゃんもここで顔を真っ赤にさせてです。そのうえで
必死に釈明をはじめました。
「わたしそんなことないし。だからタイワンちゃんとは普通
のお友達の関係で」
「そうよ。お友達よ」
ここでその大騒動を起こしたタイワンちゃんが自然に笑って
話すのでした。
721マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:26:40 ID:O/ZcqGrE
「お友達じゃない。だから何だっていうのよ」
「しかし今御前はニホンが好きだと言ったニダ」
カンコ君はこのことをタイワンちゃんに対して言います。そ
れを言うのです。
「それは告白とかそういうものではないニダか?」
「告白って。あんた話が飛躍し過ぎ」
興奮しきっているカンコ君に対してタイワンちゃんはあくま
で冷静さを保ち続けています。
「どうしてそうなるのよ」
「うう、どういうことニダ」
「ニホンちゃんは一番好きよ。お友達としてね」
またこのことを明るく話します。その言葉には偽りも妖しい
ものも全く見受けられません。
722マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:32:59 ID:O/ZcqGrE
「そして二番目はね」
「二番目は?」
「それは誰?」
「アメリーよ」
彼だというのです。そしてそれを聞いたアメリー君自身もふ
とした感じで言います。
「まあ悪い気はしないかな」
「ニホンちゃんよりはずっとずっと落ちるけれどね」
タイワンちゃんの言葉には少し壁みたいなものがあります。
そしてそれが何故かも話すのでした。
「だってお家遠いし男の子だし。そうそういつも一緒に遊べ
るような間じゃないじゃない」
性別の壁がここで影響しています。
723マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:38:53 ID:O/ZcqGrE
「だからアメリーは二番目なの」
「そういうことか。しかしニホンちゃんと比べてずっとずっ
となのかYO」
アメリー君はタイワンちゃんのその言葉にどうにも残念そう
であります。
「いや、僕も無理して好かれたいって思わないさ。けれどそ
の、二番目でずっとずっとってのはさ」
彼にしてはどうにも煮え切らない様子です。そしてその間に
もタイワンちゃんは言います。
「三番目はまあ。チューゴよ」
「やっと僕あるか」
「アメリーと比べて八分の五位好きよ」
その割合まで話します。
「それ位好きよ」
「喜んでいいあるか?」
チューゴ君はタイワンちゃんのその言葉に首を傾げさせてい
ます。
724マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:46:48 ID:O/ZcqGrE
「それは」
「まあ一番付き合いを大切にしないといけない奴なのは事実
だけれどね」
今度は少しいい言葉です。
「けれどまあ。やっぱり」
またニホンちゃんを見ます。するとタイワンちゃんのその明
るい顔がにこやかなものになってとろけるみたいになります。
好感度は明らかです。
「ニホンちゃんはその次。これからももっともっと深く楽し
いお付き合いをしたいわね」
「そうなの。じゃあタイワンちゃん」
「ええ、ニホンちゃん」
女の子だけの世界に入ります。皆をよそにそうした世界に入
ってです。
725マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 21:54:59 ID:O/ZcqGrE
「これからも宜しくね」
「うん、これからもね」
「ちょっとじゃなくてかなり待つニダ」
そしてここで最初から出ている人がまた口を開きます。勿論
カンコ君です。彼が言うのでした。
「ニホンがトップなのはわかったニダ」
「それは滅多なことじゃ動かないわよ」
「忌々しいがそれはわかったニダ。しかしニダ」
「しかし。何よ」
「ウリは入っていないニダか?」
彼が言うのはこのことでした。自分は一体何番目かを。それ
を尋ねるのでした。
726マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 22:01:16 ID:O/ZcqGrE
「ああ、あんたね」
「そうニダ。ウリは何番目ニダか?」
「そんなの決まってるじゃない」
タイワンちゃんは胸を張って言葉を返してきました。
「アウトオブ眼中よ」
「ニダッ!?」
カンコ君はタイワンちゃんのその言葉にまずは声をあげて
返します。
「眼中にないニダか。それはどういうことニダ」
「だってあんたとは色々あるから」
その色々あったことがそれこそ星の数だけある二人の関係
です。
「だからよ。アウトオブ眼中」
だからだというのです。
727マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 22:06:23 ID:O/ZcqGrE
「わかったわね。そういうことだから」
「うぬうう、ウリはアウトオブ眼中ニダか!」
「そうよ。悔しかったらもっとまともになりなさい」
カンコ君にはかなりきついです。
「そしてニホンちゃんにまとわりつかないことよ」
こんな話をしてニホンちゃんにそっと近付いてです。その
うえで言うのでした。
「行こう、ニホンちゃん」
「うん、じゃあ」
そして二人が行き残されたカンコ君は。
「うぬうう、こうなったら性別を変えてでもタイワンを
振り向かせてやるニダ!皆に一番好かれなければ気が済
まないニダ!」
「こんなことだから駄目なんだけれどな」
「わからないだろうな」
その彼の後ろから呆れる声が聞こえるのでした。耳には
入っていませんが。
728マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 22:13:27 ID:O/ZcqGrE
729スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/26(金) 20:12:28 ID:/GHgdgnp
255 :マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 09:56:48 ID:evKjkjCu
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1267930387/


256 :マンセー名無しさん:2010/03/23(火) 21:14:06 ID:XyWv8LnA
↑おぉ、素晴らしいオチだ。見事に決まってるw


257 :マンセー名無しさん:2010/03/24(水) 23:54:54 ID:jrbenVFp
>>248
ttp://www.city.matsue.shimane.jp/jumin/kyouiku/gakkou-kyouiku/jin_read01.htm

二人はこんなに仲良しだったのに・・・今更だけど、実に無礼な事をしてしまったんだなぁ。


258 :マンセー名無しさん:2010/03/25(木) 12:48:46 ID:JoVFLVVg
トル子ちゃんは100年経っても受けた恩を忘れない。
同じく怨みの方も簡単に忘れてくれない気がするw
730スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/26(金) 20:13:21 ID:/GHgdgnp
259 :マンセー名無しさん:2010/03/26(金) 00:45:24 ID:gqXAPUNt
『黄色い散布』


「さ〜てと、本日は年に一回恒例の中華マンション大掃除の日でアルぞ。今回も朕が指揮を執る。たまった埃を掃い、ゴミを捨て去るヨロシ。」

「お〜 チューゴ様ばんざ〜い」×無数

大掃除とあってチューゴ君は工員・農民を掻き集め、庭を掃かせたり窓を拭かせたり、大張りきり。将来の家長の風格を漂わせています。

「チューゴ様、布団や敷物はどうしましょう。」「埃ッぽいな。外で適度に叩いておけ。」

「チューゴ様、ゴミ袋はどこに置きましょう。」「臭いアル。庭に積んでおけ。」
731スレ統一ルールに基づき移管:2010/03/26(金) 20:15:19 ID:/GHgdgnp
260 :マンセー名無しさん:2010/03/26(金) 00:47:13 ID:gqXAPUNt


一方こちらは東アジア地区。タイワンちゃんはたまには空気の入れ替えでもしようかなと窓を開けました。

「ウゲッ 何よこの臭い、胸が悪くなってきた… うぐぅ…」

「大変ニダ! チューゴが掃除を始めたニダよ。大気が猛毒と化し、ウリの街を覆うニダ… アイゴぉ」

「こりゃ大変だ、カンコでもダウンするんだから私は病院に行かなくちゃ。マスクを買わなくちゃ。その前にチューゴに文句言ってやれ。」

≪こらチューゴ! あんたの家から埃と悪臭が漂ってきて近所迷惑じゃないの!≫

「そんなこと言ってもどうしようもないアルよ。汝も中南海家の一員として理解を示せアル。」

≪だから私はあんたの親戚じゃな〜い! 木を植えなさいってば≫

タイワンちゃんの指摘通りチューゴ君が庭に木を植えれば幾らかは改善するのですが、彼は一向に植えません。

「だって面倒アル。」



お話のもと
台湾でも黄砂を確認  救急医療利用者2〜3割増し(時事通信)
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010032100134
732マンセー名無しさん:2010/03/26(金) 20:31:18 ID:yhUhbPQJ
(○゜ε^○) ぷぷぷーー

韓国ドラマ・映画くさくて見てられない(爆)
733マンセー名無しさん:2010/03/26(金) 20:49:25 ID:b21fMbAX
알았어....
734マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:11:22 ID:Z3Ta34To
       「地獄風呂」
「ふう、いいお湯」
「そうよね」
「もうお風呂最高」
女の子達はニホンちゃんのお家の温泉でくつろいでいます。
もう皆にこにことして湯舟の中にいます。
「心まで洗われるっていうか」
「清められる」
「そんな感じよね」
「そうでしょ?だからわたしお風呂大好きなの」
勿論主賓のニホンちゃんもそのお風呂の中にいます。そう
してそのうえで言うのです。
735マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:17:32 ID:Z3Ta34To
「こうして心までリフレッシュできるし」
「そうよね、シャワーとはまた違って」
「こういうのもいいわよね」
「ほっとするし」
皆にとってかなり落ち着くと共にリラックスできるとても
いいものです。女の子達はとても幸せな気持ちで温泉を楽
しんでいます。その中でタイワンちゃんが横からニホンち
ゃんに対して尋ねてきました。
「ねえニホンちゃん」
「何かあったの?タイワンちゃん」
「あたし達女組はここにいるわよね」
まず言うのはこのことでした。
736マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:24:38 ID:Z3Ta34To
「それで男組は?男湯?」
「ええと、私のお家じゃなくて」
ニホンちゃんは少し考えてから答えました。男組はニホン
ちゃんのお家にはいないというのです。
「ロシアノビッチ君のお売りにいてね」
「えっ、ロシアノビッチ家!?」
「何か温泉とは正反対っていうか」
「あったかい場所と寒い場所と正反対よね」
「そうよね」
「もう全然違うっていうか」
ロシアノビッチ家といえば極寒です。その寒さときたら
それこそ町でダントツです。
737マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:30:30 ID:Z3Ta34To
その滅茶苦茶寒いロシアノビッチ家にいるという男組で
すが彼等はどうしているかといいますと。あまり寒い思
いはしていませんでした。
それどころかかなり熱い思いをしています。何とロシア
ノビッチ家のサウナに入ってそこでこれでもかと汗をか
いているのです。
「あのさ、ロシアノビッチ」
「何だ?」
皆同じ部屋に入っています。それぞれ海パンをはいてそ
れでサウナに入っています。皆それこそ全身汗だくにな
ってそのうえでサウナにいるのです。マカロニーノ君が
その中で尋ねたのです。
738マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:36:33 ID:Z3Ta34To
「このサウナって熱過ぎない?」
「それ位がいいんだよ。たっぷりと汗をかいてな」
ロシアノビッチ君は全然平気です。そのうえでそこにい
るのです。
「それで後は」
「後は?」
「冷たい水風呂に飛び込む」
彼はにわりと笑って言いました。
「それが気持ちいいんだろ?サウナっていうのはな」
「それはそうだけれどさ」
「幾ら何でもこのサウナは熱過ぎるな」
ゲルマッハ君も汗だくになってそのうえでサウナの中に
います。そのうえでの言葉です。
739マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:42:36 ID:Z3Ta34To
「何故こんなに熱いのだ?」
「汗をかく為に思いきり熱くしたんだよ」
ロシアノビッチ君は相変わらずの笑顔です。身体中もう
真っ赤ですがそれでも平気な様子です。
「実はサウナに入る前にウォッカしこたま飲んでなその
酒を抜く為にもな」
「死ぬぞ、それは」
ゲルマッハ君はとても冷静な様子でそれに突っ込みを入
れました。
「酒を飲んでサウナに入るのはだ」
「気持ちいいぜ。酒なんか一発で抜けてな」
ロシアノビッチ君にとってはそれはごく普通のことです。
他の子がやったら一発で天国に行きそうですがそうはな
らないところが彼です。
740マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:49:03 ID:Z3Ta34To
「それでそっからまた飲むんだよ。汗をかいた後のウォ
ッカがまた最高なんだよ」
「もういうことは絶対に止めた方がいいよ」
「何時か絶対に死ぬぞ」
マカロニーノ君もゲルマッハ君も呆れた顔で突っ込みを
入れます。しかしロシアノビッチ君はそんなことは聞い
てはいません。彼にとってはそんなことは本当にいつも
のことだからです。
そしてです。皆サウナから出る時間になりました。ここ
でまたマカロニーノ君が言います。
「さあ、後は」
「おう、待たせたな」
ロシアノビッチ君が彼に対して言います。
741マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 22:54:39 ID:Z3Ta34To
「お楽しみの水風呂だ」
「それを浴びて今から」
「身体を一気に冷やすとしよう」
そうしてです。皆水風呂に飛び込んでいきます。しかし
そこは。
「ぐわああああああああああっ!!」
「あ、熱い!!」
「何だここ!!」
皆忽ちのうちに絶叫をあげます。冷水に入ったとはとて
も見えません。
「熱いぞ、っていうか」
「沸騰している!?」
見ればそうでした。何とお水からごぽごぽとわいていま
す。それはまさに地獄の窯です。
742マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 23:00:21 ID:Z3Ta34To
「冷水どころじゃないじゃない!」
「ロシアノビッチ、これはどういうことだ」
「ゲルマッハ、こういう時でも冷静なんだな」
ロシアノビッチ君は皆の後ろから平気な顔で出て来ます。
そのうえでゲルマッハ君の言葉に返すのでした。
「また随分と」
「いつも冷静でいようとは思っている」
横でマカロニーノ君が全身真っ赤にしながら絶叫してい
るその横で落ち着いた顔で熱湯の中にいます。とはいっ
ても彼も全身真っ赤です。桜色どころではありません。
「しかしだ。何故冷水が熱湯になっているのだ?僕達は
熱湯コマーシャルでもやっているのか?」
何気にかなり懐かしい番組を話に出し舞う。
743マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 23:07:26 ID:Z3Ta34To
「三十秒入れば何かあるのか?」
「ねえよ、そんなのはよ」
ロシアノビッチ君は平気な顔で言葉を返します。
「ロシアノビッチ家にそんなサービスはねえからな」
「そうか。ではこれは一体何の趣向だ?」
「あ、あががががががががが・・・・・・」
「し、死ぬ・・・・・・」
皆その熱さの中で逃げ出すどころか沈んでいきます。
熱湯の中は赤くはないのに血の池の様になっています。
「何故こんな恐ろしいことになっているのだ?」
「まあよ。さっき冷水の設定した時だけれどな」
ロシアノビッチ君の話はそこからはじまります。
744マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 23:14:35 ID:Z3Ta34To
「ウォッカ飲みながら温度設定したんだけれどな。ま
あそりゃ普通だな」
「つまりそれで温度設定を間違えたのだな」
「誰にでも間違いはある。気にするな」
「それが通用する状況に見えるか?」
「ああ、見えるな」
「そうか」
ここで遂にゲルマッハ君も沈みました。皆そのままス
ープになっていきます。
とはいっても皆生き残りました。何とか病院にかつぎ
込まれて入院することになりました。全身包帯に巻か
れて女組のお見舞いを受けます。
745マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 23:21:57 ID:Z3Ta34To
「沸騰する熱湯に放り込まれて」
「それで生きていたの!?」
「そっちの方が凄いんじゃ」
「っていうか僕今物凄く怒ってるんだけれど」
「マカロニーノに同じだ」
勿論マカロニーノ君もゲルマッハ君もミイラ男になっ
てベッドの中にいます。重体どころではありません。
「サウナの後で熱湯なんだよ」
「しかもロシアノビッチは入っていない」
「悪いことした、すまん」
流石の彼も今回ばかりは素直に謝罪します。
「このお詫びはちゃんとさせてもらうからな」
そして神妙にこう言います。
746マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 23:30:47 ID:Z3Ta34To
「それでだ。また俺の家に来てくれ」
「もうサウナは勘弁してよね」
「というかウォッカ飲んで温度の調整は止めてくれ」
「ロシアノビッチ君、それは幾ら何でも無茶なんじゃ」
ニホンちゃんが唖然とした顔でロシアノビッチ君に突っ
込みを入れます。流石にこれは無茶苦茶です。
「っていうかいつもそうしてるの?」
「ああ、俺から酒を取ったら死ぬしな」
「死なないしそういう問題じゃないし」
ニホンちゃんの正論も通じません。
「けれど。皆も」
ここでニホンちゃんふと言います。
747マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 23:37:52 ID:Z3Ta34To
「皆もかかり湯っていうかかかり水?したらよかった
のに」
「だってさ、サウナって熱いじゃない。もう一気にそ
の中に飛び込むのがいいんじゃない」
「それでしたのだが」
マカロニーノ君とゲルマッハ君がその包帯姿で答えま
す。
「まさか熱湯だなんて」
「思わない」
「これは皆にも問題あるわね」
ニホンちゃんはそんな二人の言葉を聞いて呆れ顔なの
でした。そんな何ともダイナミックというか破天荒な
熱いお話でした。
748マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 23:43:30 ID:Z3Ta34To
ロシアノビッチ君のお話。亡くなられた方の御冥福を
お祈りします。
ttp://news.livedoor.com/article/detail/4640440/
これ本当の話だろうな。
749マンセー名無しさん:2010/03/28(日) 08:41:32 ID:yN5LnyNK
>718-731
>734-748
は坂田
750マンセー名無しさん:2010/03/28(日) 08:46:11 ID:yN5LnyNK
478 :とある名無しの異邦人 ◆BgeErwNdUA :2010/03/28(日) 00:13:34 ID:MYTIkRhg
追放とかまた言ってるし…いい加減にしろな。
極東移転の繰り返しかよ、刺青さんに指摘された後の
書き込みでお里が知れてんだよ。mixi帰れ雑魚。

とりあえず、もう少しハン板っぽいテンプレにしない?
まぁ、言いたいのはそれだけ。




478はくま安崎
751マンセー名無しさん:2010/03/28(日) 12:29:03 ID:iUHfrHp1

日本のメディアには朝鮮学校卒業者が多いんです

http://www.youtube.com/watch?v=12VrVb6Dp1A
752マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 22:23:04 ID:w5F5HnIC
        「ニホンちゃん式お正月」
皆それぞれの新年の過ごし方があります。ニホンちゃんの
ところにもありますしカンコ君のところにもあります。そ
のニホンちゃんのお正月を見てチョゴリちゃんがお兄さん
に対して言うのでした。
「兄さん、ウリ考えたニダが」
「どうしたニダ?チョゴリ」
「毎年毎年ウリナラのお正月の過ごし方だけでは何か飽き
ないニダか?そう思わないニダか?」
「言われてみればそうニダな」
カンコ君は妹の言葉に頷きました。言われてみればその通
りです。
753マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 22:30:34 ID:w5F5HnIC
「それではどうするニダ?何かいいお正月の過ごし方があ
るニダか?」
「一度ニホンさんの真似をしてみないニダか?」
「何っ、ニホンの!?」
ニホンちゃんといえば何もかもが変わってしまうのがカン
コ君です。それは今回もでした。
「いや、それは幾ら何でも駄目ニダ。ニホンの真似をする
ことだけは駄目ニダ」
「そう言わないで御願いするニダ。結構美味しい食べ物も
あるみたいニダよ」
「食べ物ニダか」
この誘惑には中々勝てるものではありませんがとりわけ食
いしん坊というかもう馬か鹿みたいに食べるカンコ君にと
ってはです。この上ない誘惑です。
754マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 22:37:20 ID:w5F5HnIC
それを聞いてカンコ君もです。釈然としないまでもそれで
も頷いたのでした。
「まあわかったニダ」
「それでいいニダな」
「いいニダ。ではニホンのお正月をしてみるニダ」
こうして二人でニホンちゃんのお家のお正月を真似してみ
ることになりました。まずは門松ですが。
「チョゴリ、何か門松は随分高いニダよ」
「ウリ達のお小遣いでは無理ニダか?」
「難しいニダ。どうしたものニダか」
「これはウヨ君から聞いたことニダが」
チョゴリちゃんはここでウヨ君に教えてもらった日之本家
の色々な風習のことを思い出すのでした。
755マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 22:44:17 ID:w5F5HnIC
そしてです。ここは。
「それでは他の木にするニダ」
「それでいいニダか?」
「昔は杉だってウヨ君が言っていたニダ。だから他の木に
するニダ」
「わかったニダ。それではニダ」
こうして二人が玄関に置いたものは。何とクリスマスツリ
ーです。それを二本置くのでした。
「これで年神様も迷わないニダ」
「そうニダか。いいことニダな」
二人はこれで満足します。しかしそれを見たニホンちゃん
はです。首を傾げさせてウヨ君に対して言うのでした。
756マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 22:50:22 ID:w5F5HnIC
「カンコ君のお家ってお正月もクリスマスをお祝いするこ
とになったのかしら」
「さあ。その家でそれぞれの風習があるからね」
「そうよね。だからそれぞれだし」
二人はそれがどうしてなのかわかりませんでした。そして
チョゴリちゃんとカンコ君のお正月は続きます。
「兄さん、今度はしめ飾りニダが」
「うむ、ではその前にやることとかはないニダか?」
「ニホンさんはいつも年末大掃除をするニダ」
このことを言うのでした。
「神様を迎えるのに相応しいように奇麗にするらしいニダ」
「掃除ニダか。ウリは好きではないニダが」
「けれどそれがニホンさんのお正月ニダ」
チョゴリちゃんの一言で決まりました。こうして二人で大
掃除をすることになりました。
757マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 22:57:07 ID:w5F5HnIC
しかしです。その大掃除の中でカンコ君が言うのでした。
「なじぇこんなにものが多いニダ!?」
「っていうか兄さん何処でそれだけのものを集めてきたニ
ダ?訳のわからないものが多過ぎニダ」
何か化石みたいなものがどんどん出て来ます。それにその
他にはゴキブリが出たりキムチの干からびたものが出たり
お菓子の残骸があったりです。とにかく無茶苦茶です。
それでも必死に掃除をしてです。カンコ君はファビョーー
ンして叫びました。
「もう何も買わないニダ!」
「じゃあしめ飾りはどうするニダ?」
「買わないニダ!」
しめ飾りは買わないことになりました。しかもまだ続くの
でした。
758マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 23:03:48 ID:w5F5HnIC
今度はおせちですが。チョゴリちゃんはまずこう言うので
した。
「作るニダか?」
「ニホンの料理なぞ作っても味がしないニダ。それに食材
とかもウリナラの料理のものだけニダ」
カンコ君はこう答えます。
「ニホンからわざわざ貰うのも癇癪が起こるニダ。だから
それは絶対に嫌ニダ」
「ではどうするニダ?」
「ケーキにするニダ。あとはウリナラの料理をふんだんに
作るニダ」
「わかったニダ。ではそうするニダ」
こうして二人はカンコ家の料理を作ってケーキを買ってそ
れを楽しむのでした。
759マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 23:09:18 ID:w5F5HnIC
そして次は。
「他にはニホンのお正月のものはあるニダか?」
「初詣があるニダよ」
チョゴリちゃんは今度はそれを話します。
「どうするニダ?」
「寒いから嫌ニダ」
カンコ君はきっぱりと言い切りました。
「今日は中にいるニダ。他にはないニダか?」
「そうニダな。後はお年玉ニダが」
「ウリはお金ないニダ」
カンコ君にお金がある筈もありません。もうこれはあっさ
りと話がつきました。
「そんなものはニダ」
「そうニダな。ウリもないニダ」
そしてそれはチョゴリちゃんも同じでした。
760マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 23:16:31 ID:w5F5HnIC
「お年賀と言われても」
「ウリはチョゴリにそんなものは要求しないニダ。これは
何があってもそうだから安心するニダ」
妹に対してはあくまでそうなカンコ君でした。とにかくチ
ョゴリちゃんに対しては優しいお兄さんなのです。
「だからこれはなかったことにするニダ」
「そうニダな」
ここで話は終わりました。カンコ君とチョゴリちゃんのニ
ホンちゃん式お正月は終わりました。
そしてニホンちゃんはチョゴリちゃんからこの話を聞いて
です。首を傾げながら言いました。
761マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 23:25:45 ID:w5F5HnIC
「それってわたしのお家のお正月なのかな」
「違うニダか?」
「ええと、何て言えばいいのかな」
ニホンちゃんは戸惑いながらチョゴリちゃんに対して答え
ます。
「それって多分わたしのお家のじゃないから」
「そうニダか?何か違うニダか?」
「ええと、何から何まで違うと思うけれど」
「何処がどう違うのかわからないニダが。それでいいとは
思うニダ」
「まあそう思ってるのならいいけれど」
「カンコ、満足しているのか?」
ウヨ君もその話を聞いてカンコ君に尋ねます。
762マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 23:32:20 ID:w5F5HnIC
「御前はそれで満足しているのか?」
「満足しているニダ。やり遂げた感じがするニダ」
「そうか」
ウヨ君はカンコ君のはっきりとした言葉を聞いて言いまし
た。
「御前がそう思っているのなら俺はそれでいいのだがな」
「中々面白かったニダ。またしてみるニダ」
「まあ御前とチョゴリがそうしたいのならそうするといい」
やはりこう言って終わらせるウヨ君でした。
「姉さん、それでいいんじゃないかな」
「そうね。二人共それで満足してるのなら」
ニホンちゃんも首を傾げさせたまま言います。カンコ君と
チョゴリちゃんは本当に満足したままでした。
763マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 23:38:32 ID:w5F5HnIC
764マンセー名無しさん:2010/03/30(火) 11:57:35 ID:MVvMTaA1
これを言うと、このスレは成り立たないんだが
実際の国際社会での日本って、カナディアン君みたいな扱いだと思う。
朝鮮人が池沼扱いというのは事実だろうけど
765マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 19:11:20 ID:59sHmPeh
表現の自由=表現が無責任
2010-03-31-Wed
http://nihonchian.blog73.    fc2.com/blog-entry-152.html

猪瀬直樹のエロ規制発言に「奥サマは小学生」作者激怒

これは規制対象ど真ん中ですよね
つうかメディアに晒される前に自主規制できないからこうなる

売れるから一般誌に18禁要素を入れるとか
安易に18禁出身作家を持ってくるとか
いくら出版不況だからといってやり過ぎじゃあなかろうか?

自分が言うのもなんだが
萌え系とBLとティーンズは表現の自由の敵だと思うなり


>萌え系とBLとティーンズは表現の自由の敵だと思うなり
>萌え系とBLとティーンズは表現の自由の敵だと思うなり
>萌え系とBLとティーンズは表現の自由の敵だと思うなり
766マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 22:54:17 ID:0gAKSYo5
           「ペンギンクラブ」
皆のお家にはそれぞれ動物園があります。その中には皆から
愛されている動物が色々といます。
寒い動物のコーナーではペンギンが根強い人気を持っていま
す。それはニホンちゃんのお家でも同じです。
「ペンギンって南極にいるのよね」
「まあそれはね」
「ワスのところにもいたりするダスが」
皆の中に混ざってオージー君がこんなことを言ってきました。
「ニュージーのところにもいるダスよ。最もそれは繁殖の為
に来ているのダスが」
オージー君は皆にそうしたことを話してくれました。
767マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:03:07 ID:0gAKSYo5
「他にもガラパゴスの間にもいるダスな」
「あそこは結構色々な生き物がおるさかいな」
ニュージー君もここで話に加わってきました。
「だからペンギンは常に南極にいるとは限らないダスよ」
「他の場所におったりもするで」
「そうよね。そういえば」
そしてここでニホンちゃんはブジリー君に顔を向けます。皆
都合のいいことにニホンちゃんのお家の動物園に来ているの
です。そのうえでペンギンを見てお話をしているのです。
「ブジリー君のところって最近」
「うん、そうなんだ」
ここでそのブジリー君がいささか困った顔になって皆に話を
してきました。
768マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:07:33 ID:0gAKSYo5
「実はね、最近僕のお家にペンギンが来ることが増えている
んだよね」
「えっ、ブジリーのところに!?」
「そのペンギンが!?」
「うん、そうなんだ」
その困った顔で言うのでした。
「泳ぐ場所に来てね。それも数が結構多くて。南極に送り返
すのに結構困ってるんだよ」
「っていうか御前の家熱いじゃないか」
「アマゾンの間があって」
皆いぶかしむ顔でブジリー君に対して言います。オージー君
やニュージー君も訳がわからないといった顔になってそのう
えで彼に対して問います。
769マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:12:27 ID:0gAKSYo5
「アルの家ならともかく御前の家にまで来るダスか?」
「そらちょっとないんちゃうか?」
「僕もそう思うけれどね」
実際ブジリー君もまさか来るとは思っていません。それでこ
う二人に対して言います。
「それでも来るんだよ。方向音痴になって来るのかな。それ
とも餌がなくなったせいかな」
「いや、それでも有り得ないと思うダスが」
「それも一羽や二羽やなくて何羽もっちゅうのは」
二人もそれがどうしてなのか全くわかりません。ふとこんな
ことも言いますが。
「あったかくなってきた・・・・・・違うダスな」
「逆に最近町全体が寒くなってきてる気もするで」
町全体があったかくなってきているという人もいれば逆に寒
くなってきているという人もいます。
770マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:16:48 ID:0gAKSYo5
「ううむ、だからこれはかなり」
「難しい話やな」
「そうだよね。何でだろうね」
ブジリー君もこう言うしかありません。
「何でペンギンが一杯僕の家にまで来るのかな。寒い場所に
住んでいる鳥なのにね」
「ああ、それだけれど」
ここでニホンちゃんがまた言ってきました。
「実はペンギンさんってあったかい場所でもそれなりに生き
ていけたりするのよ」
「えっ、ペンギンが!?」
「あったかい場所でも?」
「そうなの」
こう皆に話すのです。
771マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:20:50 ID:0gAKSYo5
「実はわたしの家のコウチの間だけれど」
「ああ、今ドラマになってる」
「あそこね」
「そう、わたしのお家のドラマね。一年やってるから宜しく
ね」
何気に自分のお家のドラマの宣伝も忘れません。
「あと小説にも漫画にもアニメにもなっていたりするから。
そうそう、他にも色々と」
「ま、まあそれは置いておいて」
「きりがなさそうだし」
ニホンちゃんはここぞとばかりにそのドラマの主人公のお話
をしようとしますが皆ここで止めました。本当にきりがなさ
そうだったからです。
772マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:23:40 ID:0gAKSYo5
「とにかくコウチの間で?」
「ペンギンで何かあったの?」
「お家の人が南極のお池まで行ってそれでお魚を獲ってきて
くれるのだけれど」
あの大きなお魚を含めてです。ニホンちゃんのお家の人はそ
れそこ暑い場所にも寒い場所にも出向いてそれでお魚を獲っ
たべるのです。かなり逞しいです。実はニホンちゃんやウヨ
君もそれに参加することがあります。
「その時にペンギンさん達をお家の子供達の贈りものに持っ
て帰ってくれることがあるの」
「それってまずいんじゃ?」
「そうだよね。ちょっと以上に」
皆このことには少し首を傾げさせます。けれど今はそれは本
題ではないのでニホンちゃんの話をそのまま聞くのでした。
773マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:28:18 ID:0gAKSYo5
「それでコウチの間のお家の人がお部屋に置いていってくれた
んだけれど元気に生きてるの」
「へえ、そうなんだ」
「トサの間って結構あったかいけれどそれでも生きていける
んだね」
「ええ、ただね」
しかしここでニホンちゃんはこうも言いました。
「外見は可愛いけれど注意してね」
「注意って?」
「何で?」
「嘴があるから」
ニホンちゃんが言うのはこのことでした。
「ペンギンさんも鳥だし。嘴があるわよね」
「ええ、まあ」
「それは」
皆もこのことは知っています。言うまでもないことではあり
ます。
774マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:32:07 ID:0gAKSYo5
「けれどそれがどうしたの?」
「嘴に毒があるわけでもないし」
「突っついてくるの。しかも目を」
問題はそれでした。
「だから注意してね。油断したら本当に来るし案外怖かった
りするから」
「うっ、そうだったんだ」
「ペンギンも危ないのね」
「うん、だから気をつけてね」
「そういえばニホンちゃんのお家ってペンギンやけに多いけ
れど」
「そういう事情もあったのね」
皆あらためて動物園のそのペンギン達を見ます。確かにその
数はかなりのものでした。ペンギン達は皆の前でそんな一連
の話はないかの様に無邪気に遊んでいます。
775マンセー名無しさん:2010/03/31(水) 23:38:10 ID:0gAKSYo5
776総督府スレより転載:2010/04/07(水) 20:46:23 ID:9uCf/FZl
         「マカロニーノ式抗議」
世の中色々な抗議の仕方があります。例えばカンコ君なんかは
もう壮絶です。
「まあ毎度のことですし」
「今更特にこれだと騒ぐ程のことではありませんわね」
「随分と落ち着いているニダな」
カンコ君は本当に落ち着いた感じのエリザベスちゃんとフラン
ソイワーズちゃんに対して突っ込みを入れます。確かに彼のそ
うした行動はいつものことです。
「それでは今度は一体どんなデモだったらいいニダ」
「誰も望んでいませんし」
「それについては」
二人はクールを通り越して冷たく返します。
777総督府スレより転載:2010/04/07(水) 20:53:42 ID:9uCf/FZl
「まあとにかくでして」
「貴方も確かに壮絶ですけれど」
「ウリの話ではないニダか」
カンコ君はそれはわかりました。
「何か非常に寂しいニダ。抗議といえばウリの筈ニダ。それ
がスルーされるというのはどうにもこうにも寂しいことであ
るニダ」
「ああ、そんなことよりさ」
ここでマカロニーノ君登場です。
「皆ちょっといいかな」
「あら、伊○誠がここに」
「○空か○瞬ではありませんの?」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんは何気にとんでも
ない人達の名前を出しています。
778総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:00:29 ID:9uCf/FZl
「○能歩で宜しくありませんこと?」
「あの交差する世界の先輩でも宜しくてよ」
「何かあの元凶の親父まで出てきそうだけれど」
マカロニーノ君も二人の話に乗ってきました。何気に恐ろし
い人物の名前まで出ようとしています。
「っていうか幾ら僕でもあの人達よりはましだと思うよ。そ
の最初に出て来た死ねの人には互角になれる自信はないわけ
でもないけれどね」
「ほら、やっぱりそう言えましてね」
「それなら回し蹴りをお見舞いしましてよ」
「夏の日じゃないんだから」
そんな話をしているうちに無駄に時間だけが過ぎていこうと
しています。
779総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:07:42 ID:9uCf/FZl
何とそれに気付いたのはカンコ君です。彼が三人、とりわけ
マカロニーノ君に対して言います。
「それで何ニダ?マカロニーノ、御前は何で来たニダ。まさ
かまだ十歳で十八歳以上のゲームの紹介をしに来たわけでは
ないニダな」
「ああ、あの会社のゲームのキャラクターは全員その年齢は
十八歳以上ってことになってるから」
何気に話を思いきりずらしてしまっているマカロニーノ君で
す。これは意識してではありません。
「だからそれについてはね」
「話が違っているししかもあれはどう見ても十八歳以上には
見えない人間が以上に多いニダ」
カンコ君が言うのも無理はありませんでした。何しろ本当に
これが十八歳以上だとは思えないものだからです。
780総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:15:16 ID:9uCf/FZl
「とにかくニダ。何で来たニダ?」
「うん、実は皆に来て欲しいんだ」
話はようやく本題に入ります。
「よかったら協力してくれないかな」
「協力?」
「何ですの?」
「うん、皆僕の家に来て欲しいんだ」
こう言うのでした。
「皆でね。今すぐに」
「何ニダ?それは」
カンコ君もそれがどうしてなのか事情がわかりません。それ
でまたマカロニーノ君に対して言います。
「御前の家で何があるニダ」
「うん、まあとにかく皆来てくれるかな」
こうして皆を強引に家に集めます。しかも男の子も女の子も
です。
781総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:23:35 ID:9uCf/FZl
こうして皆マカロニーノ家に集まります。しかしどうしてこ
こに集められたのか皆事情がわかりません。それで尋ねたの
はエリザベスちゃんとフランソワーズちゃんです。
「それでですけれど」
「皆集めて何をするつもりですの?」
「うん、実はね」
マカロニーノ君は二人に対してだけでなく皆に対しても話を
するのでした。
「僕のお小遣いをあげて欲しくてね。それでマンマに御願い
をしたいんだけれど」
「じゃあ御前一人でしたらどうニダ」
カンコ君が早速突っ込みを入れます。何とあのカンコ君が突
っ込みを、しかも正論を言うのでした。
782総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:31:20 ID:9uCf/FZl
皆このことにかなり驚いています。むしろそちらの方が事件
だと言っていい位です。
「カンコが突っ込みを入れた!?」
「しかも正論って」
「これは本当に恐怖の破壊神が舞い降りるぞ!」
「沢○止が!」
「最後のそれ伏字になってないよ」
マカロニーノ君がさりげなく皆に対して言います。
「だからその名前は出したら駄目だよ。洒落になっていない
からさ」
「おっと、悪いな」
「そうだったわね」
皆もその名前は慌てて引っ込めるのでした。流石にまずい名
前だからです。
783総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:39:15 ID:9uCf/FZl
それで一旦仕切りなおして。エリザベスちゃんとフランソワ
ーズちゃんが彼にまた尋ねます。
「それでお小遣いアップでしてね」
「一応協力してあげますけれど何をすればいいんでして?」
二人だけでなく皆も言います。
「そうだよな。折角だから協力させてもらうけれど」
「それでどうして御願いするの?」
「うん、ただ普通に御願いしてもマンマはよしって言わない
からね」
これは誰のお家でも同じです。どの家のお母さんも子供のお
小遣いを簡単にあげたりはしません。それはマカロニーノ家
でも同じです。
784総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:45:28 ID:9uCf/FZl
それでなのです。彼はそれにあたって特別な方法を考えたの
です。それを実際に皆に対して言います。
「それでね」
「それで。どうして御願いするニダ?」
「こうするのさ。さあ皆一緒に!」
こう言っていきなりズボンのベルトを外しそのズボンを勢い
よく膝まで下ろします。
そうしてその赤と白と緑のマカロニーノ家の柄のトランクス
を見せます。実に見事なトランクス姿です。
「ちょっとマカロニーノ」
「本当に沢○止になるつもりでして?」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんがこのうえなく冷
たい視線を浴びせます。その対象は言うまでもなくマカロニ
ーノ君です。
785総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:51:38 ID:9uCf/FZl
そうしてまた問います。何故そうなったのかをです。
「ズボンを脱いで」
「何を考えていまして?」
「うん、だから普通の御願いじゃ駄目じゃない」
マカロニーノ君は爽やかな、歯をきらりとさせてまでしてそ
の問いに答えます。
「だからさ、こうして皆で下着を見せて御願いするんだよ。
さあ、皆もどうかな?」
「それではいそうですかと言うと思いまして?」
「何を考えていまして?」
その彼に対して二人の絶対零度の試練が炸裂します。本当に
冷たいです。
「何かと思えば全く」
「訳のわからないことを」
こう思っているのは二人だけではありません。
786総督府スレより転載:2010/04/07(水) 21:57:51 ID:9uCf/FZl
「何で御願いにトランクス見せないといけないんだろう」
「女の子はどうするのよ。スカート自分からめくって?冗談
じゃないわよ」
「うっ、駄目かな」
「言っておくニダがウリの大極トランクスはそう簡単に見せ
るものではないニダ」
カンコ君もそれにははいそうですかと言いません。彼にして
もいつもトランクスを見せるというわけではありません。こ
れは当然のことですが。
「御願いならもっと普通のことをするニダ。ウリは絶対にお
断りニダ」
「僕も。悪いけれどね」
「私も」
「ちょっとね」
皆こう言ってマカロニーノ君から引いていきます。
787総督府スレより転載:2010/04/07(水) 22:04:15 ID:9uCf/FZl
そしてエリザベスちゃんとフランソワーズちゃんがです。彼
に最後に言うのでした。
「流石にそれははいそうですかといきませんわ」
「別のことならともかく」
こうしてマカロニーノ君だけになりました。彼は一人になっ
て首を傾げながら言うのでした。
「中々斬新でいいと思ったんだけれどな。何がよくないのか
な」
「だからそうそう簡単にトランクスになんかなれないニダ。
幾ら何でも無理ニダ」
カンコ君がそんな彼を遠くから見ながら突っ込みを入れます。
しかもマカロニーノ君はまだズボンをそのままにしています。
三色のトランクスだけがやけに夕陽に映えています。
788総督府スレより転載:2010/04/07(水) 22:10:44 ID:9uCf/FZl
マカロニーノ家の抗議。
ttp://labaq.com/archives/51417562.html
789ルールに基づき移管:2010/04/07(水) 22:18:32 ID:9uCf/FZl
261 :マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 02:26:13 ID:kgYVNwA3
D-13様、保管所の更新ご苦労様です。しかしベトナちゃんと犬の話>>122-123が抜け落ちています。


262 :マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 12:01:41 ID:NkcbIdsc
D-13様、いつも有り難うございます。

>>259-260
ワラタw カンコが美味しすぎるww


263 :マンセー名無しさん:2010/03/27(土) 21:21:21 ID:VjbHyBuS
>>259-260
黄砂発生はコイツらの仕業だったのか!相変わらずひでぇマンションだw。


264 :D-13 ◆D13/Mpbnoc :2010/03/27(土) 23:56:05 ID:rQZqY/f4
>>261
転載禁止と宣言されているので。
ただ、ナンバリング拒否とはニュアンスが違うので、採番はしておくべきだったと思い直している所なので、近い内に作品番号ずらします…


265 :マンセー名無しさん:2010/03/28(日) 00:28:09 ID:CD8qN77C
>>264
そういう意味で転載禁止と書いたんじゃないですよ。誤解させてすんません。
790ルールに基づき移管:2010/04/07(水) 22:26:24 ID:9uCf/FZl
266 :D-13 ◆D13/Mpbnoc :2010/03/29(月) 01:16:03 ID:LGAGHS8m
>>265
でわ心置きなく保管さして頂きますです(゚∀゚) 仕事が多忙で氏にそうなので保管庫の更新わまたいずれ。


267 :マンセー名無しさん:2010/03/29(月) 22:29:51 ID:JwnkPRqM
>>259-260
砂漠を緑に!−内モンゴルにおける日中協力植林事業の取り組み
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0202&f=column_0202_001.shtml

結局、お金を出すのはニホンなんですね・・・・


268 :マンセー名無しさん:2010/04/01(木) 23:41:32 ID:I9Laq4zc
保守。


269 :マンセー名無しさん:2010/04/05(月) 23:49:44 ID:o33Xr98j
保守。大規模規制早く終わらないかな。


270 :マンセー名無しさん:2010/04/07(水) 16:33:45 ID:j6Onqe4m
てすと
791ルールに基づき移管:2010/04/07(水) 22:34:29 ID:9uCf/FZl
271 :マンセー名無しさん:2010/04/07(水) 16:35:42 ID:j6Onqe4m
『そして今度は?』


「アイゴォ、助けてニダ、底に穴が開いたニダ! もう駄目ニダ〜!」

自宅の近くの池でボート遊び、もとい引きこもりで誘拐犯の兄の監視をしていたカンコ君でしたが、ボートの底から水が入ってきて大騒ぎです。
何とか沈没だけは避けようと必死に努力はしましたが、駄目でした。仕方なくカンコ君は池に飛び込み、プカプカ浮かんで救いの手を待つことにしました。

「オッパ、何処へ行ったニカ? ボートの残骸しか見つからないし、もしかして水を飲んで沈んじまったニカ?」

窮地の兄を救出せんとチョゴリちゃんがやって来たのは良いのですが、暗くてカンコ君がよく見えません。
カンコ君も助けを呼びますが波風で声がかき消されてしまいます。

「水の底かも知れないニダ。今助けに行くニダよ、オッパ。」

意を決してチョゴリちゃんは飛び込みましたが、来ている服が水を吸って思うように動けず自分もおぼれてしまいました。


「これは一大事、すぐに助けるニダ!」
792ルールに基づき移管:2010/04/07(水) 22:38:09 ID:9uCf/FZl
兄と姉の溺死の危機にザイちゃんがボートで飛ばします。周りの人なんか目に入りません。そもそもそんな事なんか気にしてられませんでした。

「ねえ、危ないよ、ぶつかるってば!」

「ニカ?」

カンボジア君が荷物を運んでいた小舟に盛大に突っ込んだザイちゃん、そのまま転覆してしまいました。


(なんでこいつ等、こんなのなんだろうな。)

3階の窓から一部始終を見ていたウヨ君には、ただ呆れるしかできませんでしたとさ。


272 :マンセー名無しさん:2010/04/07(水) 16:37:34 ID:j6Onqe4m
お話のもと

@ 韓国の哨戒艦「天安」沈没 理由は不明

A 哨戒艦の乗組員を捜索していたダイバーが水深40mで意識不明、そして死亡

B 捜索してた漁船がカンボジア船籍の貨物船と衝突して沈没 1人死亡8人不明


793マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 21:40:24 ID:6gn3J1Np
      「トップモード」
「何時見てもなあ」
「どういうセンスなんだろうな」
「全く」
皆キッチョム君のファッションセンスや髪型やサングラス、
そういったものを全て見たうえで言うのでした。
「あのおばさんパーマにサングラス」
「しかも靴はトップシークレット」
「とどめにあれ」
「あの服何?」
カーキ色の作業服みたいな服です。彼はいつもそれを着て
いますが特にです。この服のことを言われるのです。
794マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 21:47:15 ID:6gn3J1Np
「あれはないだろ」
「ちょっとねえ」
「どういうセンスしているんだっていうか」
「有り得ないし」
「そうそう」
まさに酷評です。誰もキッチョム君のそのセンスについて
は褒めません。そのパーマにしてもです。
「あれ、どう見ても隠せてないし」
「ハゲ、目立ってるよな」
「もうばっちりと」
キッチョム君はまだ小学生なのに髪の毛が薄くなってきて
いるのです。しかもこれは前からだけでなく後ろからもで
す。二方向から同時攻撃を受けているという非常に辛い状
況なのです。
795マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 21:53:59 ID:6gn3J1Np
そんな外見にもそれをカバーするべきセンスにも全く恵ま
ていませんキッチョム君です。しかし彼に近いザイちゃん
とザイニー君はです。こう言うのです。
「いやあ、あの服のセンスは最高ニダ」
「そうニダ。もう町のトップモードニダな」
「キッチョム兄さん最高ニダ」
「あのセンスには痺れるニダ」
「御前等何か悪いものでも食べたのか?」
ウヨ君が二人の言葉を聞いてすぐに突っ込みを入れました。
これも当然と言えば当然のことです。
「あいつの服のセンスがいい筈がないだろう。一体何処が
悪いんだ?何か辛いことがあってそれでやけっぱちにでも
なっているのか?」
とりあえず二人がおかしくなったとしか見ていません。
796マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:01:46 ID:6gn3J1Np
「一体何があった。期待していたドラマの最終回がとんで
もなくつまらなかったとかテストで零点取ったとかそうい
うことなら俺が相談に乗るが」
「だからそんなのではないニダ」
「黙って聞いていたら無茶苦茶言っているニダな」
二人はむっとした顔でウヨ君に対して言い返します。確か
にウヨ君も無茶苦茶なケースばかり出しています。
「間違ってもそんなことではないニダ」
「それは言うニダ」
「じゃあ何なんだ?」
ウヨ君はあらためて二人に尋ねます。
「それじゃあどうしたんだ?どうしてキッチョムのあの服
を褒められるんだ?」
そしてこうも言うのでした。
797マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:08:03 ID:6gn3J1Np
「まさかと思うがまたキッチョムの奴に」
「う、それはニダ」
「間違ってもそれはないニダ」
二人はぎくりとした顔でウヨ君の問いに返します。もうこ
れで答えは出たのと同じです。見事なまでにばれてしまっ
ています。
「キッチョム兄さんはウリ達には何も言ってはいないニダ
よ、本当ニダよ」
「間違っても脅されてとかそうしたことは全くないニダよ。
だから心配無用ニダ」
「大体わかった(CV:井上正太)」
ウヨ君は二人の言葉を聞いて納得した顔で頷きました。二
人は見事なまでに本当のことを言ってしまっています。
798マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:15:12 ID:6gn3J1Np
「そういうことか、やはりな」
「な、何故そう言うニダ!?」
「そんなことを言うニダ」
ザイちゃんもザイニー君もまだ言います。
「キッチョム兄さんは本当に」
「格好いいニダよ」
「ここからはオフレコだ」
ウヨ君はここで二人にこう告げました。
「オフレコだ。それでいいか」
「オフレコニダか」
「そうニダか」
二人はそれを聞いてです。まずは納得しました。そうし
てそのうえで、です。周囲を慎重に見回してから誰もい
ないことを確かめてようやく話すのでした。
799マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:21:46 ID:6gn3J1Np
「誰がどう見たってニダ」
「あのセンスはないニダ」
実際は二人もこう考えているのでした。
「何であんな服を着ているニダ?」
「最悪ニダ。けれど言っても聞かないニダ」
「そうか、やはりな」
「少しはまともな服を着て欲しいニダが」
「どうしようもないニダ。実際ウリ達も困っているニ
ダよ。最悪過ぎるニダ」
「カンコでもな」
ウヨ君はここでカンコ君の名前を出します。言うまで
もなくキッチョム君の兄弟です。その関係はお世辞に
もいいものとは言えませんが。
800マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:28:19 ID:6gn3J1Np
「色々と勉強してそれでな。センスを磨いていたりし
ているがな」
「それはウリ達も同じニダよ」
「カンコ兄さんやチョゴリ姉さんと同じニダ」
とりわけチョゴリちゃんのセンスは日に日に洗練され
てきています。彼女はニホンちゃんのセンスを見てそ
のうえで答えたのです。
「けれどキッチョム兄さんは違うニダ」
「しかも自分では凄くいいと思っているニダ」
「そうだな。あいつは外に出ないしな」
引き篭もりで学校にも出て来ないキッチョム君です。
それで他の人のファッションを知っているかといいま
すとそんな筈がありません。それで彼は流行とかとは
全く無縁になっているのです。
801マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:34:15 ID:6gn3J1Np
「それで服のセンスがよくなる筈がないか」
「引き篭もりは服のセンスも悪くしてしまうとは限ら
ないニダが」
「兄さんは見事にそうなってしまっているニダ。どう
しようもないニダ」
「そうだな。よし」
ウヨ君はここまで聞いてです。また言いました。
「オフレコ終わりだ。済まなかったな」
「いや、ウリ達も本音が言えたニダ」
「御礼を言いたい位ニダ」
二人にとっても鬱屈としたものがあります。それを聞
いてもらってほっとしています。それだけキッチョム
君は困った存在なのです。
802マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:46:16 ID:6gn3J1Np
「じゃあそういうことで」
「失礼するニダ」
「言いたいことがあったら何時でも来るといい」
ウヨ君は帰ろうとする二人に対してこう告げました。
これはウヨ君の二人への気遣いです。
「いいな、何時でもな」
「そうさせてもらうニダ。オフレコで」
「御願いするニダ」
「そうするといい。しかし御前達も」
ウヨ君は殊更小声で、です。二人に対して話しました。
「何かと大変だな」
オフレコは終わったので無言で頷く二人でした。二人
にしても大変なのです。
803マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:54:56 ID:6gn3J1Np
将軍様のファッションセンスが褒められる。
ttp://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2716422/5580329
ttp://www.josup.com/src/up1151.jpg
キャラクターはキッチョム家の人間がいないのでザイちゃんとザイニー君に。
804総督府スレより転載:2010/04/09(金) 20:57:40 ID:raYKdM46
        「まさかの招待者」
今現在東アジアの中でも社交ダンス部を開いています。この
集まりのメンバーもかなり個性的です。
「とはいっても何かあれだな。集まっているメンバー自体は
いつも見る顔だな」
「そうね、兄さん」
ベトナちゃんがお兄さんのホーチミン君の言葉に頷きます。
そしてそのうえで言うのでした。
「アメリーがいないけれど」
「そうだ、そのアメリーだ」
ホーチミン君も彼の名前に頷きます。何かと目立つ彼ですが
今回も出て来るのです。
805総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:06:51 ID:raYKdM46
「しきりにこの東アジア社交ダンス部に入りたいと言ってい
るがな」
「どうしたらいいかしら」
「入れるべきだな」
まずはこう結論を出すホーチミンでした。
「さもないとごね続けるし何よりもだ」
「チューゴだけだと危険だから」
東アジア社交ダンス部には彼もいます。とにかくここでも彼
は何かと我儘を言うのです。
「ニホンちゃんは中々自分の意見を言ってくれないし」
「アメリーなら言う。といよりは言わなくては気が済まない
奴だ」
流石にアメリー君の性格をよく知っているホーチミン君でし
た。彼と喧嘩をして勝った実績からです。
806総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:13:14 ID:raYKdM46
「だからだ。アメリーの参加は絶対に必要だ。これでチュー
ゴを牽制もできる」
「けれど兄さん」
しかしです。ここでベトナちゃんが静かに言ってきました。
彼女のその無口な中での冴えがここで発揮されることになる
のでした。
「アメリーもかなり我儘だから。彼を入れるのはいいけれど
それは薬じゃないわ」
「そうだな。アメリーもな」
とにかく彼のことがわかり過ぎる位にわかっている二人であ
ります。そのうえで話を続けていくのでした。
「むしろ劇薬だな」
「チューゴと劇薬が二つよ」
ついでにチューゴ君のこともよくわかっています。尚二人は
チューゴ君と喧嘩をして勝ったこともあります。
807総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:19:49 ID:raYKdM46
「劇薬と劇薬をどうして制するか」
「それが問題か」
「それだけれど」
そしてここでベトナちゃんは言いました。
「一ついい考えがあるわ」
「いい考え?」
「あのね。それはね」
こうしてお兄さんに対してその考えを述べるのでした。そし
て早速です。次の日の東アジア社交ダンス部に思いも寄らな
い人が来たのでした。
「アメリーはわかるけれど」
「ま、まさかあいつまで」
「やって来るなんて・・・・・・」
皆彼の姿を見ながら唖然となっています。
808総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:25:12 ID:raYKdM46
威圧感に満ちた巨体、そして赤ら顔。その彼が誰かという
とです。
「よお、ベトナに招待されたんだよ」
ロシアノビッチ君です。何と彼が東アジア社交ダンス部に
やって来たのです。
これにはアメリー君もです。かなり険しい顔になっていま
す。そのうえで言うのでした。
「僕だけだと思っていたんだがな」
「二人共呼んだの」
ベトナちゃんがぽつりと言います。
「それでいいわよね」
「本気かYO」
アメリー君はロシアノビッチ君を見据えています。今に
も何か起きそうです。
809総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:32:09 ID:raYKdM46
そしてそれは彼だけではありません。最初からこの部にい
るチューゴ君もです。彼もまたロシアノビッチ君を見据え
て言うのです。
「アメリーは想定していたある。しかしあいつは」
「おいおい、二人共最高の歓迎じゃねえかよ」
そしてロシアノビッチ君も二人のその剣呑な気配を察して
います。不敵な笑みを浮かべながら仁王立ちです。
「嬉しいねえ。最近この顔触れで集まることが多いしな」
「イン堂もいるしな。こいつが何かやったらその時は」
「容赦したらこっちがやられるある。本気でいくあるよ」
三人共凄まじい殺気を放ち合っています。そしてそれはこ
の三人だけではありませんでした。
810総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:37:34 ID:raYKdM46
ニホンちゃんもです。いつもとはうって変わって抜き身の
刀を持ったような気配を放っています。まさに一触即発の
状況です。
「ロシアノビッチ君がいるとなると」
彼女もまたロシアノビッチ君を見ながら呟くのです。
「わたしも。覚悟を決めないと」
ニッテイさんの頃からの因縁です。第二次町内喧嘩の前の
ソレンさんの時もそうでしたし喧嘩の時は煮え湯を飲ま
されています。そして喧嘩の後もいつもいがみ合ってきま
した。そうした相手ですから。
「本気でいくわ」
三人の視線を受けるロシアノビッチ君でした。その様子を
遠くから見ているのがイン堂君です。五人はそんな状況に
なるのでした。
811総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:44:07 ID:raYKdM46
そんな五人を見てです。ベトナちゃんはぽつりと呟きまし
た。
「これでいいわ」
「いいんだな、これで」
「ええ。ロシアノビッチは物凄い力を持っているわ」
それについてはもう誰の追随も許しません。パワーと体力、
回復力、それに生命力においては誰にも負けないのが彼な
のです。
その彼を前にすると三人も安心してはいられません。おま
けにです。
「アメリーもチューゴもロシアノビッチとは仲が悪いわ」
「それもかなりな」
「そしてニホンちゃんも」
クラスでも最強クラスの三人ですが一度に向こうに回して
も平気でいられるのはロシアノビッチ君かイン堂君しかい
なかったりします。
812総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:52:03 ID:raYKdM46
「アメリーとチューゴの目はロシアノビッチに向かうしニ
ホンちゃんも本気になってくれるわ。イン堂もいい牽制に
なるし好都合だわ」
「ロシアノビッチがいるだけでここまで違うんだな」
その五人の様子を見ながらあらためて言うホーチミン君で
した。
「よく気付いたな、そして考えたな」
「ええ。要は誰がいるかだから」
ベトナちゃんは落ち着いた口調で述べます。
「これでどうかしら」
「いいと思う。後はあの四人にその都度肩入れしていくか。
イン堂を見ながらな」
その壮絶な睨み合いを眺めながら話す二人でした。二人は
落ち着いていますが三人とロシアノビッチ君の間には凄ま
じい殺気を放ち続けています。
813総督府スレより転載:2010/04/09(金) 21:58:29 ID:raYKdM46
814スレ統一ルールに基づき移管:2010/04/09(金) 22:06:09 ID:raYKdM46
273 :マンセー名無しさん:2010/04/07(水) 20:15:58 ID:KOMGvDYy
>>271-272
ワラタw。カンコ、いい妹を持ってしあわせだな〜〜ちょっと羨ましいかも。
274 :マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:41:04 ID:S86Dvzmy
ツマンネ
275 :マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 23:45:08 ID:uaRISIWB
>>271-272
哨戒艦沈没:引き揚げのカギは「作業時間」
http://www.chosunonline.com/news/20100406000038
http://www.chosunonline.com/news/20100406000039
>このほか、掘削機を搭載した小型の潜水艇を日本から借りてくるという手段も検討されている。

・・・・って、結局ニホンが手を貸す事になりそう。
276 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 12:49:18 ID:8eWcSFEI
>>275
「アメリ−しゃまが必ず助けてくれまスミダ。ニホンも早く手伝うといいニダ。ホルホル〜」

【海軍哨戒艦沈没】「全幅支援」発言の米国の内心は「第2の牛肉波紋懸念」
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=127921&servcode=A00§code=A20
277 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 15:50:41 ID:9j3TpQP1
リアル世界の在日は何もしないというのに、ザイちゃんは意外と健気だw
815マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 22:22:07 ID:VwcbqXvG
        「忍者を倒せ」
東ティモールちゃんのお家はインドネシアちゃんのお家から
独立して暫く経っています。独立してそのうえでお家で暮ら
せるようになるまで紆余曲折がありましたがそれでもです。
何とか独立できました。
しかしです。今東ティモールちゃんは悩んでいました。それ
は何故かというとです。
「忍者がいるのよ、家に」
「忍者!?」
「忍者がなのか」
彼女の言葉を聞いて驚いたのはニホンちゃんとウヨ君です。
その忍者の本場の二人です。
816マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 22:29:30 ID:VwcbqXvG
それを聞いてです。目をしばたかせてそのうえで東ティモー
ルちゃんに尋ねました。
「あの忍者っていうと」
「はい、出て来て困っています」
ニホンちゃんに対しても言います。
「本当に」
「あの、東ティモールちゃん」
ニホンちゃんは一呼吸置いてから彼女に言いました。
「忍者っていうのはね。もうわたしのお家にはいないんだ
けれど」
「姉さんも俺も忍術も使えないわけではないが」
ウヨ君も言います。何気に二人の特技がここでまた一つ明
らかにされています。謎が少しずつ明かされていっている
ようです。
817マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 22:39:43 ID:VwcbqXvG
そのウヨ君もです。こう言いました。
「しかし東ティモールの家には最近行っていないぞ。これ
は本当のことだ」
「それはわかっています」
東ティモールちゃんもそれはわかっていると返します。
「ただ」
「ただ?」
「それでどうしたんだ?」
「犬や猫に困っています」
そうだというのです。彼女が困っているのは犬や猫だった
のです。人間ではなかったのです。しかしそれが忍者では
ないかというとです。
818マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 22:46:45 ID:VwcbqXvG
「神出鬼没で何処からともなく現われて襲い掛かってまた
消えます」
「ワンちゃんや猫ちゃんがなの」
「そんなに酷いのか」
「もう何時出てくるかわかららなくて」
実際に困った顔で言う東ティモールちゃんでした。
「何とかしたいのですけれど」
「ワンちゃんや猫ちゃんだったら」
ここでニホンちゃんは頭を働かせました。普段は天然さん
ですがいざという時は頭が動くのです。こうしたところに
ニホンちゃんがニホンちゃんたる由縁が出ていると言える
でしょうか。
「あのね」
「はい」
東ティモールちゃんもニホンちゃんのお話を聞きます。
819マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 22:54:01 ID:VwcbqXvG
「餌とか置いてそれで捕まえたらどうかな」
「していますけれど」
何としているといいます。
「それでも」
「駄目なの」
「凄いんですよ。中にカプセルの眠り薬を入れてもそれで
もそれを見つけ出してカプセルだけ取って」
「待て」
それを聞いたウヨ君がすぐに突っ込みを入れます。
「狼王ロボか?それは」
「犬じゃなくて猫も」
猫もだというのです。驚くべき知能です。まさに気分はシ
ートン動物記です。
820マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 23:06:31 ID:VwcbqXvG
「眠り薬を中に滲み込ませた餌を混ぜておいてもそれでも
それだけ見つけ出して食べないし」
「まさに狼王ロボだな」
ウヨ君も唸ります。彼は本当に愛読しているその動物の本
を思い出すのでした。
「そんな犬や猫なのか」
「しかもそのうえで物凄い身のこなしで。風の様に出て来
て風の様に姿を消して家の中を荒らし回っています」
「それは困った話だな」
ウヨ君もここまで聞いてです。そのうえで言いました。最
初はどうということはないと思っていたのですがそれでも
聞いてみるとです。大変なお話です。
821マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 23:16:53 ID:VwcbqXvG
「それじゃあ御前だけじゃ対応できないな」
「それで困っています。どうしようかと」
「そうだな。乗りかかった船だ」
ウヨ君は腕を組んで頷いて言いました。
「俺が力になろう。果たして何処までやれるかはわからな
いがな」
「じゃあわたしも」
そしてニホンちゃんもです。東ティモールちゃんに協力す
るというのでした。こうして二人で東ティモール家に向か
うのでした。
「それじゃあ今から」
「行くか」
「御願いします」
こうして二人は東ティモール家に来ました。
822マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 23:23:38 ID:VwcbqXvG
そして二人がそれぞれ出してきたものはといいますと。
笛でした。それと小さな木の集まりです。
「笛ですか」
「うん、そうなの」
「それとこれだ」
二人はそれぞれ東ティモールちゃんに言います。そうし
てそれぞれ笛を吹いてその木を周りに撒きます。すると
です。
「あれ、犬や猫が」
次々に何処からともなく出て来てです。そのうえでニホ
ンちゃんとウヨ君の周りに集まってそのうえで寝そべっ
たり木にじゃれついたりして大人しくなりました。こう
して犬も猫も全部簡単に見つかったのでした。
823マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 23:28:34 ID:VwcbqXvG
東ティモールちゃんはそれを見てです。驚いた顔で二人
に対して言うのでした。
「あの、これは一体」
「これ犬笛なの」
ニホンちゃんがまず今吹いた笛が何かを東ティモールち
ゃんに対して説明しました。
「これを吹けばね。ワンちゃん達は言うことを聞いてく
れるのよ」
「そうだったんですか」
「最初はわたしも」
ニホンちゃんはここで自分の考えも話しました。
「眠り薬で大丈夫かしらって思ったけれど東ティモール
ちゃんのお話を聞いてね」
その狼王ロボを彷彿とさせるお話をです。
824マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 23:35:45 ID:VwcbqXvG
「それでこれだとどうかしらって思って」
「それでなんですか」
「猫はだ」
ウヨ君は猫について話しました。
「マタタビだ。これが一番だからな」
「成程、マタタビだったらどんな猫も大人しくなりま
すね」
「そういうことだ。予想は当たったな」
「はい、何か思ったより簡単に。あれだけ苦労したの
に」
「これも忍術だ」
ウヨ君はにこりと笑って東ティモールちゃんに対して
言ってきました。このタイミングで、です。
825マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 23:40:33 ID:VwcbqXvG
「これもだ」
「っていいますと」
「時としてこうした絡め手を使うのもだ。忍術なんだ
よ」
「忍者はね、忍術で戦ったり隠れたりするものだから」
「それで物事を解決したりするんですね」
東ティモールちゃんは今度はニホンの説明を聞いてい
ます。
「物陰から戦うだけじゃないんですか」
「そうなの。闇に潜み闇に滅する。時としてはこんな
やり方もあるのよ」
「ううん、忍術というのは奥が深いんですね」
悩みを解決してもらい忍術についても知った東ティモ
ールちゃんでした。後に残った犬や猫は彼女の家の番
に回されることになりました。
826マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 23:44:24 ID:VwcbqXvG
827総督府スレより転載:2010/04/11(日) 22:22:17 ID:FPprjI0e
          「壮絶な演出」
ニホンちゃんは何かと好きなものが多い娘です。その中には
ドラマや映画もあります。
それこそニホンちゃんのところには日之本家のドラマや映画
だけでなく他のお家のドラマや映画もこれでもかと紹介され
て観られています。
「アメリー君の映画もいいしチューゴ君の映画もかなりいい
よね」
「姉さん、フランソワーズさんの家の映画なんかもいいよ」
「そうよね。特に最近はね」
ここでニホンちゃんはウヨ君に対して言います。今テレビに
映っているのは。
828総督府スレより転載:2010/04/11(日) 22:29:07 ID:FPprjI0e
「これよね、やっぱり」
「まあそうだね」
ウヨ君はここで微妙な顔になりました。
「カンコの家のところのドラマだよね」
「チョゴリちゃんも一杯主演してるし」
チョゴリちゃんとカンコ君がこれでもかと出ているのです。
当然ながら滅茶苦茶格好よく演出されています。
「何かさ、勧善懲悪もかなり壮絶だよね」
「悪いことをした人は徹底的にやられるし」
ウヨ君もニホンちゃんもこのことが今一つ受け入れられな
いようです。
「うちのドラマとかだと改心したらそれでいいじゃないかっ
ていうところがあるけれど」
「そうそう」
これがニホンちゃんのお家のドラマの特徴です。
829総督府スレより転載:2010/04/11(日) 22:35:57 ID:FPprjI0e
「いじめドラマでもいじめ役が改心したらもうそれで終わら
せるけれどね」
「それでいいじゃないかって思うけれど」
ニホンちゃんのお家ではそうなのです。しかしカンコ家にお
いてはどうかというのです。
「あと失恋した方が悲惨な目に遭うしね」
「ここまでする!?って位よね」
「そういうところが結構気になるんだよな」
ウヨ君は首を傾げながら述べます。
「カンコの家のドラマはさ」
「歌とかファッションはそうでもないけれどね」
ニホンちゃんはそれはあまり気になりません。そしてこれに
はちゃんとした根拠がありました。
830総督府スレより転載:2010/04/11(日) 22:42:20 ID:FPprjI0e
「わたし達のファッションに似てるから」
「似てるっていうかそっくりだから」
ウヨ君はカンコ君達が日之本家のファッションとかをそのま
ま真似をしていることに気付いています。けれどのんびりさ
んのニホンちゃんは気付いていません。こうしたことには中
々気付かないニホンちゃんなのです。
それでもウヨ君はお姉さんのそういうところに合わせてです。
そのうえで言うのでした。
「特にアイドルとか特撮の役者さんのファッションに似てい
るからね」
「そうそう、そっくりなのよね」
ニホンちゃんもそのことに対して言います。これには気付い
ているのです。
831総督府スレより転載:2010/04/11(日) 22:48:59 ID:FPprjI0e
「本当にね」
「そうだね。それにしてもあいつも」
「カンコ君のこと?」
「そうだよ。何だかんだでうちに来て無理にでも自分の家の
ドラマを見せたりするんだよな。そういうところがわからな
んだよな」
ウヨ君もカンコ君がどうしてするのかまではわかりません。
伊達にチョゴリちゃんや香ちゃんやラスカちゃんがいつも傍
に来ても気付かないだけはあります。こうしたところは本当
に姉弟です。
そんな二人ですから気付くものも気付きません。それで皆は
売り出しには結構派手にいきます。それはニホンちゃんとお
付き合いの深いこの娘もです。
832総督府スレより転載:2010/04/11(日) 22:55:42 ID:FPprjI0e
「じゃあ姉さん、いくのね」
「ええ、派手に売り出してくるから」
タイワンちゃんが妹のファーレンちゃんに対して言います。
ファーレンちゃんも本当に久し振りの登場だったりします。
そしてタイワンちゃんはです。
「うちのドラマもニホンちゃんに見てもらわないとね」
「そうよ。最近チョゴリの奴がウヨ君に自分のお家のドラマ
を見せて物凄く得意そうなんだから」
「チョゴリちゃんだったら特に頭にこないのよね」
タイワンちゃんは何気に言います。
「けれどこれがカンコだったら?」
「物凄く頭にくるわ」
この辺りが本当にタイワンちゃんらしいです。来る日も来る
日もニホンちゃんの取り合いをしているわけではありません。
しかもニホンちゃんはこのことにも気付いていません。
833総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:02:36 ID:FPprjI0e
「そういうことなのね」
「そうよ。じゃあ御願いするわね」
「わかったわ。行って来るから」
こうしてです。タイワンちゃんはニホンちゃんのお家に向か
いました。そしてすぐにニホンちゃんとウヨ君に対して言う
のでした。
「あたしのお家のドラマのDVD持って来たけれど」
「っていうと拳法とか歴史とか?」
「武侠ものとかですか?」
ニホンちゃんとウヨ君はまずはこうしたものを思い浮かべる
のでした。
「チューゴ君とか香ちゃんの」
「そういうものですか?」
「ああ、今日持って来たのは違うから」
タイワンちゃんは二人に対して笑って言いました。
834総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:09:17 ID:FPprjI0e
「そういうものではなくてね」
「じゃあどういうものなの?」
「ホラーですか?キョンシーの」
「タイワン家のドラマよ」
こう二人に対して言います。
「ちゃんとした恋愛ドラマよ」
「恋愛ドラマなの」
「タイワンさんのお家の」
二人はそれを聞いても今一つイメージが湧きません。し
かしニホンちゃんはふとあることを思い出しました。
「チューゴ君のお家の小説にも紅楼夢があるし」
「そういうのかな。あのアメリーだって風と共に去りぬ
なんて作品があるし」
「カンコ君は最近そればっかりだし」
何とカンコ君実は恋愛ものが大好きだったりします。
835総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:16:14 ID:FPprjI0e
それでタイワンちゃんも人間ですし恋愛ドラマもあったり
するのかと思い直すのでした。そうしてそのうえでまた彼
女に対して言いました。
「それじゃあ早速だけれど」
「観ていいですか?」
「っていうか是非観てもらいたくて来たのよ」
タイワンちゃんは元気のいい声で二人に対して答えました。
「それじゃあ今からね」
「うん、居間でね」
「三人で観ましょう」
こうして三人でそのタイワンちゃんのドラマを観るのでし
た。そしてその内容はといいますと。
836総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:23:21 ID:FPprjI0e
普通のドラマかと思えばです。トラックに撥ねられるシー
ンではです。まるでギャグ漫画の様に派手に吹き飛ばされ
そのうえでその吹き飛ばされ方を無視した落下地点で派手
に吹き飛ばされているというのにただ口から血を出して倒
れているのです。
「・・・・・・何か聖闘士の漫画みたいに吹き飛んでない
かしら、今のって」
「っていうかあのトラックってうちの家のだし」
ニホンちゃんもウヨ君もまずこのシーンに対して目を点に
させてしまいます。
そしてそれだけではありません。お父さんが娘さんと喧嘩
してからです。憤懣やるかたない顔で蜜柑を手に取ってそ
れを握り潰すのでした。
837総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:31:09 ID:FPprjI0e
「蜜柑に八つ当たり?」
「しかもその後蜜柑の山に拳振り下ろして。勿体ないんじ
ゃないかな」
「どうかしら」
タイワンちゃんはにこりと笑ってニホンちゃんとウヨ君に
対して尋ねました。
「これで」
「ええと、シリアスよねこのドラマって」
「そうですよね」
「ええ、そうよ」
タイワンちゃんは胸を張ってすらいます。本当に自信に満
ちています。
「どう?今うちで一番人気のあるドラマなのよ」
そして演出以上に驚くべきことを言いました。
838総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:36:31 ID:FPprjI0e
「毎日ね。月曜から金曜まで二時間十五分かけて放送して
るのよ。凄いでしょ」
「えっ、二時間以上も!?」
「それも週五日ですか」
二人はこのことに一番驚きました。おまけにさっきの事故
のシーンを思い出すと。
「よく考えたらクラッチペダル踏んでいて」
「ディーゼルなのにガソリンの音だったし」
「ボンネットに頭のへこみがあったし」
「ガラスが割れた音がしたのにガラスは無傷だったし」
特撮も真っ青の壮絶な演出です。
「何かコメディー系特撮みたいだったけれど」
「しかもこれが週五日二時間以上もですか」
「そうよ」
タイワンちゃんは平気な顔で言います。
839総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:43:19 ID:FPprjI0e
「どうかしら、あたしの家のドラマは」
「ええと、何て言えばいいかな」
「凄いことは凄いですね」
二人共言葉がありません。
「まあ。観させてもらうけれど」
「それでは」
「そうよ。どんどん観てね」
タイワンちゃんはまだ二人が唖然となっていること
に気付きません。それでこんなことまで言うのでし
た。
「もうバカンコのドラマにも負けないわよ。最近だ
とイン堂まで売り出してるしね」
「ある意味これはイン堂君の映画以上に」
「凄いんですけれど」
そんなタイワンちゃんのお家のドラマなのでした。
確かに凄くはあります。
840総督府スレより転載:2010/04/11(日) 23:49:05 ID:FPprjI0e
841マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:17:00 ID:QT83ClqY
         「揉めていても」
ポッポおじさんが滅茶苦茶やってくれている昨今の日之本家
です。それでアメリー家とも揉めて揉めて揉めまくっていま
す。そんな大変な状況です。
しかし皆対して不安に思ってはいません。ニホンちゃん達日
之本家以外の人達はです。
「まあどうせね」
「ああいう人達ってすぐにね」
「なるようになるから」
こんな感じです。実際にポッポおじさんの人気は物凄い勢い
で低下しています。それはもう否定できないものがあるのが
今です。
842マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:26:57 ID:QT83ClqY
そのポッポおじさんが悪化させているアメリー家との関係に
ついてもです。やっぱり皆不安に思ってはいません。それは
チューゴ君も同じです。
「どうということはないあるよ。二人の付き合いはあの程度
ではどうとなることはないあるよ」
「あんたがそういうこと言うの」
そのチューゴ君に対してタイワンちゃんが言います。少しば
かり珍しい組み合わせです。
「ニホンちゃんとアメリーの仲がいいのはあんたにとっちゃ
よくないことなんじゃないの?」
「時と場合によるある」
冷静に返すチューゴ君です。実際に彼にとっては自分にとっ
て都合がいいのならそれでいいのです。この辺りの見方がか
なりシビアです。
843マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:34:22 ID:QT83ClqY
そのチューゴ君が冷静に見てです。こうタイワンちゃんに対
して言うのでした。
「例えばロシアノビッチが今よりもっと強くなった場合とか
御前が若しロシアノビッチの誘いに乗ったりアラブ組の連中
がタイヘイ池の中でおかしなことしたりとかそういうことが
あったりした場合あるが」
「あんた思いきり実名出してるわね」
タイワンちゃんはチューゴ君のその言葉に横目で返します。
かなり細い目になっています。
「あたしの名前も出てるし。っていうかその大部分がロシア
ノビッチなのね」
「あいつと下手に付き合う場合はそれなりの覚悟が必要だと
言っておくある」
目が真剣です。何処までもロシアノビッチ君とは含むものが
あるチューゴ君です。
844マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:40:45 ID:QT83ClqY
そのチューゴ君がです。さらに言うのでした。
「だからある。ニホンちゃんとアメリーの関係はケースバイ
ケースある。僕にとって都合が悪くなければそれでいいある」
「そうなのね。何かあんたらしい意見ね」
タイワンちゃんも彼の言葉に納得して頷きます。これで彼の
考えはわかりました。
そしてです。チューゴ君はさらに言います。今度はアメリー
家の桜の木を指差します。二人は丁度ワシントンの部屋にい
ます。実はそのアメリー家主宰のパーティーに来ているので
す。ニホンちゃんも一緒です。
「アメリーは笑顔あるな」
「確かにね」
そのアメリー君を見るとです。彼は確かに笑顔です。その笑
顔で桜の木を見ています。
845マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:46:49 ID:QT83ClqY
「いやあ、やっぱり奇麗だよね」
「うふふ、有り難う」
アメリー君の桜を褒める言葉にニホンちゃんはにこりと笑っ
て返しています。
「ニホンちゃんの桜の木はいつもいいね。それにこのお寿司
だって」
ついこの前反対していた筈の鮪を使ったお寿司を食べていま
す。都合の悪いことは完全に忘れる、アメリー君もこうした
能力はしっかりと持っているのです。
「これだって美味いしさ、お寿司だってさ」
「お箸使うのも上手ね」
見ればアメリー君お箸を上手に使っています。そこまで、な
のでした。
846マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:52:26 ID:QT83ClqY
「美味しいしさ。お醤油もいいよね」
「わたしのお家のお醤油なのよ」
二人の雰囲気は実にいい感じです。そんな二人を見ながらで
す。チューゴ君はまたタイワンちゃんに対して言うのでした
「見ての通りある」
「成程ね、あんたよく見てるわね」
「少し見ればわかるある。二人の付き合いは深いあるよ」
「そういえばあたし達もアメリー家とはお付き合い深かった
りするけれどね」
この二人にしてもなのです。
「お家のあちこちのお部屋にあたし達の出店があったりする
しね」
「アメリー家だけじゃないあるけれどな、それは」
二人、特にチューゴ君のお家の出店はあちこちのお家にある
のです。
847マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:58:45 ID:QT83ClqY
「まあカンコ家以外はな」
「あいつの家は強烈だからね」
カンコ家には最近までとても出せなかったのです。もっとも
お店を出してもすぐに火事やら何やらでしょっちゅう壊れて
しまいそうですが。
「それでも僕達もアメリー家とは付き合いが深いあるな」
「そうよね。ニホンちゃんのところより古いかしら」
「ああ、二人もこっち来いよ」
そのアメリー君が二人にも声をかけてきました。
「丁度焼売とか餃子もあるしさ。点心がたっぷりとさ」
「わかったある。では僕達も」
「そっちに行かせてもらうわ」
こうして二人もニホンちゃんとアメリー君の方に来てそうし
て四人で桜と美味しい食べ物を楽しむのでした。
848マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:05:33 ID:QT83ClqY
このまま終わればハッピーエンドだったのでしょうがここで
真打登場です。呼ばれてはいますが物凄く遅れて出て来た人
がいました。それは。
「さて、美味しいものをどんどん出すニダ。遠慮なく食って
やるニダよ」
「おめえはいきなり図々しく登場だな」
「風情とか空気とかわかるあるか?」
「そんなものは全く知らないニダ」
アメリー君とチューゴ君の冷めた言葉に対しても平然と返す
のでした。かくしてカンコ君が登場でした。
「やれやれ、ニホンちゃんの横空けておかないといけないし」
「っていうかそこ以外だと絶対にぶつくさ文句たれるし。面
倒な奴だよな」
「恒例行事も毎回だと疲れるよ」
皆こんなことを言ってカンコ君をその指定席に座らせました。
しかしこれで全員揃いました。
849マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:11:28 ID:QT83ClqY
カンコ君は満足した顔でニホンちゃんの横に座りです。その
うえで御馳走を食べ漁りながらです。これまたいつものこと
を言うのでした。
「全く残念ニダ」
「何で残念なのよ」
タイワンちゃんは一応話を聞きます。何を言うのかはもう想
像がついていますが。それでも話を聞くのでした。皆彼女と
同じです。
「一応聞いてあげるわ。はい、言ってみなさい」
「桜はウリナラ発祥の木ニダ。それがニホンの家のものだと
されているのは甚だ残念なことニダ。ウリナラの桜こそがそ
の起源ニダ」
こう毎度のことを言うのでした。まさに予定調和の展開であ
りました。
850マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:17:51 ID:QT83ClqY
「絶対言うと思ったし」
「っていうか桜見たら絶対に言うからなあ」
「何だって感じだけれど」
「やれやれ」
皆本当に何ともない感じです。まさに予定調和の展開もここ
までくると、でした。
「そう言うと思ったけれど」
「何か全然普通に聞こえるようになったな」
「さて、いつもの話は聞いたし」
「このイベントはこれでよし」
「何か凄い不満ニダ」
しかしカンコ君はそんな皆の話を聞いてです。いささか不満
そうに返すのでした。
「皆驚いたり何かリアクションはないニダか?それがないと
ウリはどうにもこうにも」
カンコ君にしてもそれがないことがかなり不満なのでした。
851マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:23:22 ID:QT83ClqY
「驚いたり呆れたりとか。怒ったりとかそういうことはない
ニダか?」
「そうそう毎度毎度あったら誰も驚かねえYO」
「もうこのネタ何度目あるか。ひょうきん族かドリフと同じ
ようになっているあるぞ」
アメリー君とチューゴ君もお決まりの展開に本当に何一つと
して動じてはいません。
「そういうことだ。いい加減予定調和過ぎるからな」
「どうということはなくなったある」
そしてタイワンちゃんもです。醒めた目で言うのでした。
「あんた、本気で他のネタ出しなさいよ。桜の時にね」
「うう、ウリは完全にネタ扱いニダか。しかもこの展開が一
番悔しいニダ」
そんな醒めきった皆の反応に歯噛みするカンコ君でした。彼
も見事なまでに変わっていません。
852マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:31:01 ID:QT83ClqY
853マンセー名無しさん:2010/04/13(火) 18:39:35 ID:YFXacOPG
批判されたらコソコソと削除w
やってることはチョンと同じ隠蔽体質www

>表現の自由=表現が無責任
>2010-03-31-Wed
http://nihonchian.blog73.fc2.com/blog-entry-152.html

>猪瀬直樹のエロ規制発言に「奥サマは小学生」作者激怒

>これは規制対象ど真ん中ですよね
>つうかメディアに晒される前に自主規制できないからこうなる

>売れるから一般誌に18禁要素を入れるとか
>安易に18禁出身作家を持ってくるとか
>いくら出版不況だからといってやり過ぎじゃあなかろうか?

>自分が言うのもなんだが
>萌え系とBLとティーンズは表現の自由の敵だと思うなり
854マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 21:59:30 ID:2qmcdkib
        「優勝は誰だ」
ニホンちゃんの趣味の一つとしてコスプレがあります。時々
でありますがアニメや漫画やゲームのキャラクターの服を着
たりします。ニホンちゃんの数多い趣味の中でもこれはかな
り独特のものです。
このあまりにも独特の趣味ですがクラスの皆の受けはかなり
いいです。皆の間にもかなり広まってさえいます。
「こういう服どうかな」
「いいんじゃない?」
「それじゃあこの服は?」
「こっちの方がいいんじゃないかな」
皆こんな話をしながら服を選んでいます。もうクラスの皆が
色々な服を着て楽しんでいます。
855マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:05:31 ID:2qmcdkib
例えばカンコ君です。髪を立たせて金髪にしてです。そのう
えでオレンジの武闘衣を着ています。
「古典的ニダがやっぱりこれニダな」
「スー○ーサイ○人なのね」
「そうニダ、そういうニホンは」
「うん、あれだけれど」
髪をわざとロングにして黒と白の制服です。黒いハイソック
スに今にも見えてしまいそうなミニスカートに目がいって仕
方ありません。
「中に誰もいませんよ・・・・・・っていうのは」
「だからもうそのネタは止めるニダ。ついでに言っておくニ
ダが間違ってもウヨの奴を女装させたりしないことニダ。さ
もないと大変なことになるニダよ」
カンコ君は何かを知っているみたいです。
856マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:11:32 ID:2qmcdkib
「だからそれだけは止めておくニダ」
「そうなの」
「そうニダ。さもないとうほっ、な恐ろしいことになってし
まうニダよ」
「それはそれで面白そうだけれど」
「それでも絶対に止めるニダ」
とにかくニホンちゃんを止めるカンコ君でした。今二人はニ
ホンちゃんのお家のアイチの間にいて天むすやきし麺に味噌
カツ、それと鶏の唐揚げにういろうといったものを食べてい
ます。その他にも一杯来ています。
しかも皆それぞれの服を着ています。そのうえでこのアイチ
の間にいてニホンちゃんのアイチの食べ物を食べています。
857マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:18:44 ID:2qmcdkib
「それでさ、ニホンちゃん」
「残ったのはこのメンバーあるな」
アメリー君とチューゴ君は味噌煮込みうどんを食べながらニ
ホンちゃんに対して尋ねます。濃い味噌の中にある卵が実に
美味しそうです。勿論二人も着ているのはいつもと違うコス
プレです。
「ここからさらにコンテストしてか」
「優勝を決めるあるな」
「うん、そうなの」
ニホンちゃんは右手にバールのようなものを持ちながら答え
ます。
「今残っているメンバーは」
「私もいるわよ」
何とここで、です。フラメンコ先生まさかの登場です。
858マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:25:37 ID:2qmcdkib
しかもその服はです。ニホンちゃんの特撮番組で出ていたあ
る悪役の服です。機械と一緒になった様な服でズボンは右が
半ズボンになっています。その手には鞭まであります。如何
にも悪役といった格好です。
「勝ち残ったから」
「えっ、先生も出られるんですか?」
「ウリ達だけじゃないニダか?」
「勿論よ。シューキュー大会にも出ているし町内美人コンテ
ストにも出ているでしょ」
先生は平然としてニホンちゃんとカンコ君の問いに答えます。
全く動じてはいません。
「だから今回もね」
「物凄く自然に出ていますね」
「全くニダ」
二人も言う言葉がありません。
859マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:31:47 ID:2qmcdkib
そしてです。唖然とする二人をよそに先生が言っていきます。
もう完全に仕切っています。
「さて、いるメンバーだけれど」
「僕がいるYO」
「僕もある」
まずはアメリー君とチューゴ君が手を挙げます。
「このまま優勝するからさ、楽しみにしておいてくれYO」
「最近楽しくなってきたある。優勝目指すあるよ」
「この二人に」
先生は二人の言葉を聞きながら他のメンバーを見ていきます。
勿論皆コスプレをしています。
「ゲルマッハ君にアーリアさんに」
欧州の軸の双子もいます。
860マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:37:34 ID:2qmcdkib
「そしてマカロニーノ君にフランソワーズさん」
欧州組はこの二人だけではありません。普段大人しいこの人
達もいます。
「デンマークにフィンランドさん。二人共今回はいい感じに
目立ってるわね」
「先生はもっと目立ってますけれど」
「前から思っていたが本当に自分から率先して遊ぶ先生ニダ
な」
カンコ君が突っ込みを入れる、ある意味恐ろしい先生です。
何しろカンコ君といえば突っ込みを入れられることがいつも
のパターンなのですから。
「タイヘイ池の面々は流石にニホンさんと付き合いがあるか
ら多いわね。そのニホンさんにカンコ君にアメリー君にチュ
ーゴ君に」
まだいるのでした。
861マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:45:50 ID:2qmcdkib
「タイランド君にシンガ君、オージー君にメヒコ君。やっぱ
り多いわね」
「名前聞いたら物凄い顔触れみたいな気が」
「ウリも負けていられないニダ」
ニホンちゃんもカンコ君もその名前を聞いていくうちに言う
のでした。
「わたしも出ているけれど」
「まあウリの優勝は揺るがないニダが。少なくともニホンに
は絶対に負けたくはない・・・・・・ニダが」
ちらりとニホンちゃんが手に持っているものを見ます。見れ
ばバールのようなものは今度は刀になっています。勿論真剣
です。
862マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:53:03 ID:2qmcdkib
「その凶器は冗談抜きで何とかならないニダか」
「他にもゴルフのクラブに鉈に鋸があるけれど」
「どれも駄目ニダ。本気でそうしたものを持つのは止めるニ
ダ」
「このコスプレには必須だけれど」
「では軽音楽部にしておくニダ。ギターかベースの方がずっ
と安全ニダ」
本当にニホンちゃんのお家のアニメのことをよく知っている
カンコ君です。先生はその間にもまだ話しています。
「そして最後の一人は」
「誰ですか?最後の一人は」
「というかまだいたニダか」
「ブジリー君よ」
トリは彼でした。
863マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:59:37 ID:2qmcdkib
「さて、揃いも揃ったこの面々で優勝するのは誰かしらね。
先生楽しみになってきたわ」
「で、先生も参加すると」
「言っても聞かない人あるしな」
アメリー君もチューゴ君も流石に先生に対しては何も言えま
せん。何しろ先生であるだけではなくかつては町内きっての
大不良だったのですから。所謂レディースとかスケ番とかい
う人だったのです。
二人に何も言わせないままです。先生はさらに言います。
「じゃあ皆コンテストの前に御馳走を食べましょう。きし麺
も海老フライも物凄く美味しいわよ」
「先生、それわたしのお家のお料理なんですけれど」
「本当に完全にくつろいでるニダな。まるで自分の家にいる
みたいニダ」
ニホンちゃんもカンコ君も先生に完全に仕切られてしまって
います。
864マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 23:06:35 ID:2qmcdkib
865スレ統一ルールに基づき移管:2010/04/15(木) 21:31:15 ID:6KLIknsT
273 :マンセー名無しさん:2010/04/07(水) 20:15:58 ID:KOMGvDYy
>>271-272
ワラタw。カンコ、いい妹を持ってしあわせだな〜〜ちょっと羨ましいかも。
274 :マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:41:04 ID:S86Dvzmy
ツマンネ
275 :マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 23:45:08 ID:uaRISIWB
>>271-272
哨戒艦沈没:引き揚げのカギは「作業時間」
http://www.chosunonline.com/news/20100406000038
http://www.chosunonline.com/news/20100406000039
>このほか、掘削機を搭載した小型の潜水艇を日本から借りてくるという手段も検討されている。

・・・・って、結局ニホンが手を貸す事になりそう。
276 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 12:49:18 ID:8eWcSFEI
>>275
「アメリ−しゃまが必ず助けてくれまスミダ。ニホンも早く手伝うといいニダ。ホルホル〜」

【海軍哨戒艦沈没】「全幅支援」発言の米国の内心は「第2の牛肉波紋懸念」
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=127921&servcode=A00§code=A20
277 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 15:50:41 ID:9j3TpQP1
リアル世界の在日は何もしないというのに、ザイちゃんは意外と健気だw
278 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 22:30:10 ID:CHYZRxB6
在日キャラだとしたら現実離れしすぎ。だから苦労してんだろ。
お前ら本当にハン板住人か?
279 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 23:55:59 ID:9j3TpQP1
・・・だって韓国(本国)キャラは3人もいないし仕方ないじゃんけ。そういや最近他のスレッド見てないなw
280 :マンセー名無しさん:2010/04/11(日) 20:35:06 ID:hNw+dSun
チョゴリちゃんだけは助けてあげてもいいかなw
866スレ統一ルールに基づき移管:2010/04/15(木) 21:32:10 ID:6KLIknsT
282 :マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 20:34:04 ID:mocMyWZn
『あるべき所に』


「これは何だyo・・・? ニホンは何をよこしてくれたんだ・・・?」

アメリー君が朝起きると窓が蔦で覆われています。驚いて外に飛び出すと植物の怪物と化した我が家が目に入りました。

「ニホンが持ってきた植物を、確か俺はきれいだと思って貰ったんだ。日ノ本家では食用にするとも聞いたし、土砂崩れを防げるはずだった。
 だから庭に植えただけなのに、それなのにどうしてこんなことに。」

家だけではありません。今まで手塩にかけてきた家庭菜園も、ラスカちゃんの離れもすべてが緑に覆われています。
鑑賞するどころではありません。何とかしないとパクスアメリカーナ家はジャングルになってしまうでしょう。

「こんなもん、植えなきゃよかったyo」


「これは一体・・・? こいつの仕業なのか・・・?」
867スレ統一ルールに基づき移管:2010/04/15(木) 21:34:38 ID:6KLIknsT

ウヨ君が池を見ると食い散らかされた鯉が目に入りました。びっくりしてよく見てみると何匹かの亀が我が物顔で歩いています。

「アメリーさんが飼っていたカメが怪獣みたいでかっこよかったから、一匹貰ったんだ。広い所が良いと思って放してやったらこの有様だ。」

池の鯉だけではありません。植えておいた果物も荒らされています。
まごまごしてると近くの川まで死の世界が広がってしまうでしょう。
早く捕まえないと魚も蛙も全て食べられてしまいます。

「貰わなきゃよかったな。」


【外来種】逆に海外に進出する日本の固有種
パクスアメリカーナ家では気候が良かったのか葛が派手に大繁殖して有害植物に。
一方の日本ではワニガメやらカミツキガメやら。
868マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:32:39 ID:m8NVhpEK
         「モンゴリアンバーガー」
タイヘイ池の皆のお家も豊かになって所謂町内での成長センター
とまで言われるようになって随分と経ちます。アジア町の皆のと
ころだけでなく中南米もやっとそうなってきています。メヒコ君
やブジリー君、チリちゃん達がそうです。
その中で一人物静かな人がいます。かつて町内にも校内にもその
名前を轟かせた伝説の大不良モンゴル君です。
「いやあ、もう昔の話になったよね」
「それでもあの時凄かったわよ」
ニホンちゃんがそのモンゴル君に対して言います。ニホンちゃん
にしてもかつて彼と激しい喧嘩をしたことがあります。そのこと
はよく覚えているのです。
869マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:38:47 ID:m8NVhpEK
「モンゴル君あの時最強だったし」
「今の僕は強くないよ」
「そうかしら。お相撲とか物凄いじゃない」
今でもモンゴル君の頑健な肉体は健在です。馬にモンゴル相撲で
鍛えているうえに草原の厳しい環境で育っているのです。しかも
食べるものはまさに質実剛健、それで身体が丈夫にならない筈が
ありません。環境が作り上げた強さです。
そのモンゴル君がです。最近ハンバーガーも食べるようになって
います。皆それを聞いてまずは目をしばたかせてそれから本人に
対して尋ねるのでした。
「モンゴルがハンバーガー!?」
「本当かしら」
こう言って首を傾げさせます。
870マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:44:50 ID:m8NVhpEK
「それはないと思うけれど」
「本当?」
「本当だよ」
モンゴル君はその皆に対して答えます。
「実際に食べてるよ。とはいってアメリーの家のあれとは全く
違うけれどね」
「アメリー君のじゃないハンバーガー?」
「それってどういうものかしら」
「見当がつかないけれど」
「どんなハンバーガー?」
皆それを聞いて興味を持ちました。モンゴル君の、それもアメ
リー家のそれとは全く違うハンバーガーです。誰もがどうした
ものかと思いました。
871マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:52:05 ID:m8NVhpEK
それで、です。有志がモンゴル君のお家に行くことになりまし
た。やって来たのはかつてモンゴル君と因縁があったお家の女
の子達です。
「何か変わった顔触れだね」
「ってあんたが言わないの」
「そうよ」
まずはポーラちゃんとマジャールちゃんが彼に対して言います。
皆モンゴル君のお家であるゲルの前にいます。言わずと知れた
モンゴル家のお家です。テントで草原を移動する為その都度場
所を変えるというかなり独特なお家です。草原の家はお家も移
っていくのです。
「あんたにはリーグニッツで負けたじゃない」
「私もかなり」
二人はこうモンゴル君に対して言うのでした。
872マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:58:40 ID:m8NVhpEK
「全く。あの時のあんたの強さには参ったわ」
「私なんてずっとハプスブルク先生にも頼りにされた馬の名手
なのに」
「ううん、昔の僕は確かに悪かったけれど」
只のワルではありませんでした。まさに大不良だったのです。
もうモンゴル君といえば誰もが震え上がるような、そうした存
在だったのです。
その彼のところにそうした女の子達がやって来ています。まず
は彼にのされてしまった娘達で次は何とか撃退した娘達です。
ニホンちゃんとベトナちゃんです。
「君達もなんだ」
「わたしは最初から面白そうだなって思って」
食べ物への興味という点では誰の追随も許さないニホンちゃん
はそのつもりだったのです。
873マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:05:17 ID:m8NVhpEK
そしてもう一人のベトナちゃんです。どうして彼女が来たかと
いいますと。
「昔のこと思い出したから」
「うん、ベトナ家って物凄いジャングルだから馬じゃ進めなく
てね」
モンゴル君といえば馬です。生まれた時から乗っています。そ
の彼が馬が入られない場所で力を発揮できるかといいますとか
なり難しいです。それでベトナちゃんとの喧嘩では負けてしま
ったのです。ニホンちゃんに対してはお池とマエミにです。負
けるにはそれなりの事情があったのです。
そのモンゴル君が勝った二人と負けた二人が同時に来てです。
モンゴル君のお家のハンバーガーを食べることになったのでし
た。
874マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:12:04 ID:m8NVhpEK
「それでどういうハンバーガーなの?」
「どんな感じのなの?」
「お家の中にあるよ」
こうポーラちゃんとマジャールちゃんの言葉に対して答えるの
でした。
「丁度ね。名前だけれど」
「ええ、名前は」
「何ていうの?」
「モスクワバーガーっていうんだ」
そのハンバーガーの名前が言われました。
「そういう名前だけれど」
「モスクワってロシアノビッチ君のよね」
「ええ」
ベトナちゃんがニホンちゃんの言葉に対して頷きます。もうそ
の名前を聞いただけですぐにわかるものでした。
875マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:19:29 ID:m8NVhpEK
「ロシアノビッチ君のお家のハンバーガーっていったら確かア
メリー君のマクドナルドがあったけれど」
「マクドナルドはどの国にもあるわ。私の国にも」
それこそないのはキッチョム君の部屋位です。もう誰もが食べ
るもの、それがアメリー家のマクドナルドのハンバーガーです。
しかしです。モンゴル君はここでまた言いました。
「だからアメリーの家のじゃないよ」
「じゃあどういうハンバーガーなのかしら」
「どうしてもわからないわ」
「うん、うちの独自のハンバーガーだよ」
モンゴル君はまた皆に対して言いました。
「チーズバーガーだけれどね」
そしてどんなハンバーガーなのかも言ってきました。
876マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:25:32 ID:m8NVhpEK
「それでいいよね。チーズバーガーで。スパムも入ってるけれ
どね」
「スパムだったら別に」
「それに。チーズバーガーだったら」
ポーラちゃんとマジャールちゃんは少し考える顔になって述べ
ました。
「別におかしくないんじゃ?」
「そうよね、別に」
「それじゃあいいよね」
モンゴル君はまた四人に対して尋ねました。
「今から食べて」
「一体どんなハンバーガーかしら」
「興味深いわね」
ニホンちゃんもベトナちゃんもどういったハンバーガーなのか
今一つわかりません。けれどそれでも興味ができてです。それ
でモンゴル君のお家であるゲルに入るのでした。
877マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:32:34 ID:m8NVhpEK
それで出されたハンバーガーはです。パン、レタス、玉子焼き、
スパム肉、玉子焼き、スパム肉、チーズ、パンといった順番で
重ねられてケチャップとマヨネーズがたっぷりとかけられてい
ます。一見するとワイルドですが外見はアメリー君のお家のハ
ンバーガーと大して変わりがないように見られます。それは四
人共同じ印象でした。
「別に特におかしくはないし」
「そうよね」
「普通のハンバーガーなんじゃ」
「別に」
こう話しながらです。ハンバーガーを見ています。どう見ても
普通のハンバーガーにしか見えません。ちょっとマヨネーズを
かけ過ぎているような気はしますが。
878マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:41:01 ID:m8NVhpEK
そしてモンゴル君はです。その皆に対してこう言ってきたので
した。
「じゃあ食べて」
「ええ、じゃあ」
「いただきます」
こうして皆そのハンバーガーを食べてみます。そうして一口食
べたその瞬間にです。
「うっ・・・・・・」
「こ、これは・・・・・・」
「ちょっと・・・・・・」
「辛いわ」
上からポーラちゃん、マジャールちゃん、ニホンちゃん、ベト
ナちゃんそれぞれの言葉です。皆一口食べた瞬間にその動きを
止めてしまったのです。
879マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:47:30 ID:m8NVhpEK
それがどうしてかわからないモンゴル君はです。少しきょとん
となって四人の女の子達に対して尋ねました。
「どうしたの?」
「な、何これ」
「これ本当にハンバーガー!?」
ポーラちゃんとマジャールちゃんが食べてはいけないものを食
べてしまったような顔になってそのうえでモンゴル君に顔を向
けて言いました。
「信じられない位甘いけれど」
「っていうか甘過ぎ」
「何もかもが甘いし」
「何よ、これ」
「ハンバーガーだけれど」
モンゴル君は二人に言われてです。それで目を丸くさせてその
うえで言葉を返すのでした。彼にとっては自覚のないことであ
りました。
880マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:53:38 ID:m8NVhpEK
「これがうちのね」
「ハンバーガーじゃないわよ、これ」
「デザートじゃないの!?」
ポーラちゃんとマジャールちゃんはまだ言います。
「犯罪的な甘さだけれど」
「ハンバーガーの甘さじゃないわ」
「わたしも。これはかなり」
「厳しいわ」
ニホンちゃんとベトナちゃんもそのハンバーガーについて言い
ます。
「モンゴル君のお料理とは思えないけれど」
「味付けは全体的に薄かったと覚えてるわ」
「だからハンバーガーだから」
モンゴル君の言葉は変わりません。彼にしてみればこれがハン
バーガーなのです。
881マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 23:00:50 ID:m8NVhpEK
「ううん、甘過ぎるんだ」
「ちょっとね」
「ハンバーガーにしては」
「じゃあさ、デザートはどうかな」
モンゴル君は今度はそれはどうかというのでした。
「ケーキがあるけれど」
「じゃあそれ頂戴」
「ハンバーガーも全部食べるけれど」
四人共何だかんだで食べ残しはしません。それでそのハンバ
ーガーの後でモンゴル君のお家の苺ケーキを食べてみるとで
す。これがまた。
「駄目、もうこれは甘過ぎ」
「壮絶・・・・・・」
「ちょっと。かなり」
「辛いわ」
四人共困り果てた顔になったのでした。何故か信じられない
程甘いモンゴル君のハンバーガーとケーキなのでした。
882マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 23:06:30 ID:m8NVhpEK
883マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 22:47:23 ID:t8jLnXoa
       「ここで一句」
ニホンちゃんのお家には和歌という凄く短い詩があります。
この詩のことは皆が知っています。
「古今和歌集とか。そういうのが有名よね」
「そうそう」
「万葉集はますらおぶりで」
「こっちはたおやめぶりよね」
「奇麗な詩よね」
「短いけれどね」
皆このことも知っています。そしてニホンちゃんのお家に
はこの和歌の他にも凄く短い詩があります。それが何かと
いうとです。
884マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 22:52:54 ID:t8jLnXoa
「俳句なの。五七五の十七文字だけで作る詩だけれど」
「またそれは随分短いね」
「十七文字だけで表現するの」
「うん、そうなの。季語を入れてね」
このことも皆に話すニホンちゃんでした。
「そうして作っていくものなの」
「短いから楽?」
「いや、そうもいかないみたいだよ」
皆いざ作ってみるとです。困った顔になります。そんな
話をしながらそれぞれその俳句を作っていきます。
885マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 22:57:25 ID:t8jLnXoa
その中にはベルギー=ワッフル君もいます。欧州町の中
であのフランソワーズ家とゲルマッハ家にサンドイッチ
になっているお家の一つの子です。所謂ベネルクスの一
角であります。
「ゲルマッハはいいとして」
「フランソワーズのお隣だなんて」
「御愁傷様」
「お気の毒に」
「それどういう意味でして!?」
フランソワーズちゃんが皆のベルギー君に対する慰めの
言葉に大して噛み付きます。
886マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:01:24 ID:t8jLnXoa
「わたくしのお隣ということ程名誉なことはありません
わよ。もうこの麗しいフランソワーズ家の」
「こんなのだからなあ」
「全く。こいつとエリザベスの家の隣はなあ」
「幽霊は出るわ訳のわからないファッションの犠牲にな
るわで」
「大変だから」
「うう、今回わたくしボロクソですわね」
フランソワーズちゃんも皆に言われてたじたじです。彼
女も今回は大人しいです。元気になればなったで傍迷惑
な女の子でありますが。
887マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:06:29 ID:t8jLnXoa
そしてそのベルギー君の作った俳句ですが。ニホンちゃ
んが見てもです。
「嘘、これって」
「やっぱり駄目だよね」
苦笑いと共にニホンちゃんに対して返します。
「僕の俳句なんて」
「いいわよ、凄いわよ」
けれどです。ニホンちゃんの言葉は感激している言葉で
した。
「こんな凄い俳句作れるなんて。ベルギー君って天才な
のかしら」
手放しの絶賛です。
888マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:08:42 ID:t8jLnXoa
「わたしもこんなの作られるかしら。何か自分でも自信
がなくなったけれど」
「いや、ニホンちゃんちょっと」
そのニホンちゃんの手放しの絶賛にです。ベルギー君は
唖然としながら返します。
「お世辞にしても大袈裟なんじゃ」
「ううん、お世辞じゃないわよ」
ニホンちゃんは首を横に振ってそれは否定します。本当
のことだというのです。
「これって本当に」
「そんなになんだ」
ここであらためて驚いたベルギー君でした。
889マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:11:07 ID:t8jLnXoa
「僕の作った俳句って」
「うん、ベルギー君才能あるわよ」
ニホンちゃんはまたベルギー君に対して笑顔で言うので
した。
「どんどん作って。わたしベルギー君の俳句もっと見た
くなったから」
「ニホンちゃん、それって」
何気に物凄いことを言うニホンちゃんでした。天然であ
るのですがそれだからこそ出た言葉です。天然程度怖い
ものはありません。
「まさか」
ベルギー君は唖然としながら尋ねます。
890マンセー名無しさん
「ひょっとしてだけれど」
「何?」
勿論ニホンちゃんは気付いていません。天然恐るべしで
あります。
「どうかしたの?」
「いや、それは」
「じゃあこれからも御願いね」
無邪気で奇麗な微笑みを浮かべながらの言葉です。
「わたしのお家の俳句、これからもね」
「わかったよ」
ベルギー君は見惚れる顔で頷きました。
「それじゃあね」
「うん、お話しているそばでもう」
ベルギー君は俳句をせっせと作っていきます。何気に
かなりの速さです。
「できてるのね」
「僕頑張るよ」
ニホンちゃんの顔をじっと見詰めたうえでの言葉でし
た。
「これからもね」
「ええ」
ベルギー君の顔が赤いことにも気付いてはいません。
けれどベルギー君はその中でも俳句を作っています。

ベルギー出身、EU大統領の趣味。
ttp://www.excite.co.jp/News/odd/E1271384797212.html