連続ドラマ小説「ニホンちゃん」36クール目

このエントリーをはてなブックマークに追加
841マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:17:00 ID:QT83ClqY
         「揉めていても」
ポッポおじさんが滅茶苦茶やってくれている昨今の日之本家
です。それでアメリー家とも揉めて揉めて揉めまくっていま
す。そんな大変な状況です。
しかし皆対して不安に思ってはいません。ニホンちゃん達日
之本家以外の人達はです。
「まあどうせね」
「ああいう人達ってすぐにね」
「なるようになるから」
こんな感じです。実際にポッポおじさんの人気は物凄い勢い
で低下しています。それはもう否定できないものがあるのが
今です。
842マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:26:57 ID:QT83ClqY
そのポッポおじさんが悪化させているアメリー家との関係に
ついてもです。やっぱり皆不安に思ってはいません。それは
チューゴ君も同じです。
「どうということはないあるよ。二人の付き合いはあの程度
ではどうとなることはないあるよ」
「あんたがそういうこと言うの」
そのチューゴ君に対してタイワンちゃんが言います。少しば
かり珍しい組み合わせです。
「ニホンちゃんとアメリーの仲がいいのはあんたにとっちゃ
よくないことなんじゃないの?」
「時と場合によるある」
冷静に返すチューゴ君です。実際に彼にとっては自分にとっ
て都合がいいのならそれでいいのです。この辺りの見方がか
なりシビアです。
843マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:34:22 ID:QT83ClqY
そのチューゴ君が冷静に見てです。こうタイワンちゃんに対
して言うのでした。
「例えばロシアノビッチが今よりもっと強くなった場合とか
御前が若しロシアノビッチの誘いに乗ったりアラブ組の連中
がタイヘイ池の中でおかしなことしたりとかそういうことが
あったりした場合あるが」
「あんた思いきり実名出してるわね」
タイワンちゃんはチューゴ君のその言葉に横目で返します。
かなり細い目になっています。
「あたしの名前も出てるし。っていうかその大部分がロシア
ノビッチなのね」
「あいつと下手に付き合う場合はそれなりの覚悟が必要だと
言っておくある」
目が真剣です。何処までもロシアノビッチ君とは含むものが
あるチューゴ君です。
844マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:40:45 ID:QT83ClqY
そのチューゴ君がです。さらに言うのでした。
「だからある。ニホンちゃんとアメリーの関係はケースバイ
ケースある。僕にとって都合が悪くなければそれでいいある」
「そうなのね。何かあんたらしい意見ね」
タイワンちゃんも彼の言葉に納得して頷きます。これで彼の
考えはわかりました。
そしてです。チューゴ君はさらに言います。今度はアメリー
家の桜の木を指差します。二人は丁度ワシントンの部屋にい
ます。実はそのアメリー家主宰のパーティーに来ているので
す。ニホンちゃんも一緒です。
「アメリーは笑顔あるな」
「確かにね」
そのアメリー君を見るとです。彼は確かに笑顔です。その笑
顔で桜の木を見ています。
845マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:46:49 ID:QT83ClqY
「いやあ、やっぱり奇麗だよね」
「うふふ、有り難う」
アメリー君の桜を褒める言葉にニホンちゃんはにこりと笑っ
て返しています。
「ニホンちゃんの桜の木はいつもいいね。それにこのお寿司
だって」
ついこの前反対していた筈の鮪を使ったお寿司を食べていま
す。都合の悪いことは完全に忘れる、アメリー君もこうした
能力はしっかりと持っているのです。
「これだって美味いしさ、お寿司だってさ」
「お箸使うのも上手ね」
見ればアメリー君お箸を上手に使っています。そこまで、な
のでした。
846マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:52:26 ID:QT83ClqY
「美味しいしさ。お醤油もいいよね」
「わたしのお家のお醤油なのよ」
二人の雰囲気は実にいい感じです。そんな二人を見ながらで
す。チューゴ君はまたタイワンちゃんに対して言うのでした
「見ての通りある」
「成程ね、あんたよく見てるわね」
「少し見ればわかるある。二人の付き合いは深いあるよ」
「そういえばあたし達もアメリー家とはお付き合い深かった
りするけれどね」
この二人にしてもなのです。
「お家のあちこちのお部屋にあたし達の出店があったりする
しね」
「アメリー家だけじゃないあるけれどな、それは」
二人、特にチューゴ君のお家の出店はあちこちのお家にある
のです。
847マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 22:58:45 ID:QT83ClqY
「まあカンコ家以外はな」
「あいつの家は強烈だからね」
カンコ家には最近までとても出せなかったのです。もっとも
お店を出してもすぐに火事やら何やらでしょっちゅう壊れて
しまいそうですが。
「それでも僕達もアメリー家とは付き合いが深いあるな」
「そうよね。ニホンちゃんのところより古いかしら」
「ああ、二人もこっち来いよ」
そのアメリー君が二人にも声をかけてきました。
「丁度焼売とか餃子もあるしさ。点心がたっぷりとさ」
「わかったある。では僕達も」
「そっちに行かせてもらうわ」
こうして二人もニホンちゃんとアメリー君の方に来てそうし
て四人で桜と美味しい食べ物を楽しむのでした。
848マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:05:33 ID:QT83ClqY
このまま終わればハッピーエンドだったのでしょうがここで
真打登場です。呼ばれてはいますが物凄く遅れて出て来た人
がいました。それは。
「さて、美味しいものをどんどん出すニダ。遠慮なく食って
やるニダよ」
「おめえはいきなり図々しく登場だな」
「風情とか空気とかわかるあるか?」
「そんなものは全く知らないニダ」
アメリー君とチューゴ君の冷めた言葉に対しても平然と返す
のでした。かくしてカンコ君が登場でした。
「やれやれ、ニホンちゃんの横空けておかないといけないし」
「っていうかそこ以外だと絶対にぶつくさ文句たれるし。面
倒な奴だよな」
「恒例行事も毎回だと疲れるよ」
皆こんなことを言ってカンコ君をその指定席に座らせました。
しかしこれで全員揃いました。
849マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:11:28 ID:QT83ClqY
カンコ君は満足した顔でニホンちゃんの横に座りです。その
うえで御馳走を食べ漁りながらです。これまたいつものこと
を言うのでした。
「全く残念ニダ」
「何で残念なのよ」
タイワンちゃんは一応話を聞きます。何を言うのかはもう想
像がついていますが。それでも話を聞くのでした。皆彼女と
同じです。
「一応聞いてあげるわ。はい、言ってみなさい」
「桜はウリナラ発祥の木ニダ。それがニホンの家のものだと
されているのは甚だ残念なことニダ。ウリナラの桜こそがそ
の起源ニダ」
こう毎度のことを言うのでした。まさに予定調和の展開であ
りました。
850マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:17:51 ID:QT83ClqY
「絶対言うと思ったし」
「っていうか桜見たら絶対に言うからなあ」
「何だって感じだけれど」
「やれやれ」
皆本当に何ともない感じです。まさに予定調和の展開もここ
までくると、でした。
「そう言うと思ったけれど」
「何か全然普通に聞こえるようになったな」
「さて、いつもの話は聞いたし」
「このイベントはこれでよし」
「何か凄い不満ニダ」
しかしカンコ君はそんな皆の話を聞いてです。いささか不満
そうに返すのでした。
「皆驚いたり何かリアクションはないニダか?それがないと
ウリはどうにもこうにも」
カンコ君にしてもそれがないことがかなり不満なのでした。
851マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:23:22 ID:QT83ClqY
「驚いたり呆れたりとか。怒ったりとかそういうことはない
ニダか?」
「そうそう毎度毎度あったら誰も驚かねえYO」
「もうこのネタ何度目あるか。ひょうきん族かドリフと同じ
ようになっているあるぞ」
アメリー君とチューゴ君もお決まりの展開に本当に何一つと
して動じてはいません。
「そういうことだ。いい加減予定調和過ぎるからな」
「どうということはなくなったある」
そしてタイワンちゃんもです。醒めた目で言うのでした。
「あんた、本気で他のネタ出しなさいよ。桜の時にね」
「うう、ウリは完全にネタ扱いニダか。しかもこの展開が一
番悔しいニダ」
そんな醒めきった皆の反応に歯噛みするカンコ君でした。彼
も見事なまでに変わっていません。
852マンセー名無しさん:2010/04/12(月) 23:31:01 ID:QT83ClqY
853マンセー名無しさん:2010/04/13(火) 18:39:35 ID:YFXacOPG
批判されたらコソコソと削除w
やってることはチョンと同じ隠蔽体質www

>表現の自由=表現が無責任
>2010-03-31-Wed
http://nihonchian.blog73.fc2.com/blog-entry-152.html

>猪瀬直樹のエロ規制発言に「奥サマは小学生」作者激怒

>これは規制対象ど真ん中ですよね
>つうかメディアに晒される前に自主規制できないからこうなる

>売れるから一般誌に18禁要素を入れるとか
>安易に18禁出身作家を持ってくるとか
>いくら出版不況だからといってやり過ぎじゃあなかろうか?

>自分が言うのもなんだが
>萌え系とBLとティーンズは表現の自由の敵だと思うなり
854マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 21:59:30 ID:2qmcdkib
        「優勝は誰だ」
ニホンちゃんの趣味の一つとしてコスプレがあります。時々
でありますがアニメや漫画やゲームのキャラクターの服を着
たりします。ニホンちゃんの数多い趣味の中でもこれはかな
り独特のものです。
このあまりにも独特の趣味ですがクラスの皆の受けはかなり
いいです。皆の間にもかなり広まってさえいます。
「こういう服どうかな」
「いいんじゃない?」
「それじゃあこの服は?」
「こっちの方がいいんじゃないかな」
皆こんな話をしながら服を選んでいます。もうクラスの皆が
色々な服を着て楽しんでいます。
855マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:05:31 ID:2qmcdkib
例えばカンコ君です。髪を立たせて金髪にしてです。そのう
えでオレンジの武闘衣を着ています。
「古典的ニダがやっぱりこれニダな」
「スー○ーサイ○人なのね」
「そうニダ、そういうニホンは」
「うん、あれだけれど」
髪をわざとロングにして黒と白の制服です。黒いハイソック
スに今にも見えてしまいそうなミニスカートに目がいって仕
方ありません。
「中に誰もいませんよ・・・・・・っていうのは」
「だからもうそのネタは止めるニダ。ついでに言っておくニ
ダが間違ってもウヨの奴を女装させたりしないことニダ。さ
もないと大変なことになるニダよ」
カンコ君は何かを知っているみたいです。
856マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:11:32 ID:2qmcdkib
「だからそれだけは止めておくニダ」
「そうなの」
「そうニダ。さもないとうほっ、な恐ろしいことになってし
まうニダよ」
「それはそれで面白そうだけれど」
「それでも絶対に止めるニダ」
とにかくニホンちゃんを止めるカンコ君でした。今二人はニ
ホンちゃんのお家のアイチの間にいて天むすやきし麺に味噌
カツ、それと鶏の唐揚げにういろうといったものを食べてい
ます。その他にも一杯来ています。
しかも皆それぞれの服を着ています。そのうえでこのアイチ
の間にいてニホンちゃんのアイチの食べ物を食べています。
857マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:18:44 ID:2qmcdkib
「それでさ、ニホンちゃん」
「残ったのはこのメンバーあるな」
アメリー君とチューゴ君は味噌煮込みうどんを食べながらニ
ホンちゃんに対して尋ねます。濃い味噌の中にある卵が実に
美味しそうです。勿論二人も着ているのはいつもと違うコス
プレです。
「ここからさらにコンテストしてか」
「優勝を決めるあるな」
「うん、そうなの」
ニホンちゃんは右手にバールのようなものを持ちながら答え
ます。
「今残っているメンバーは」
「私もいるわよ」
何とここで、です。フラメンコ先生まさかの登場です。
858マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:25:37 ID:2qmcdkib
しかもその服はです。ニホンちゃんの特撮番組で出ていたあ
る悪役の服です。機械と一緒になった様な服でズボンは右が
半ズボンになっています。その手には鞭まであります。如何
にも悪役といった格好です。
「勝ち残ったから」
「えっ、先生も出られるんですか?」
「ウリ達だけじゃないニダか?」
「勿論よ。シューキュー大会にも出ているし町内美人コンテ
ストにも出ているでしょ」
先生は平然としてニホンちゃんとカンコ君の問いに答えます。
全く動じてはいません。
「だから今回もね」
「物凄く自然に出ていますね」
「全くニダ」
二人も言う言葉がありません。
859マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:31:47 ID:2qmcdkib
そしてです。唖然とする二人をよそに先生が言っていきます。
もう完全に仕切っています。
「さて、いるメンバーだけれど」
「僕がいるYO」
「僕もある」
まずはアメリー君とチューゴ君が手を挙げます。
「このまま優勝するからさ、楽しみにしておいてくれYO」
「最近楽しくなってきたある。優勝目指すあるよ」
「この二人に」
先生は二人の言葉を聞きながら他のメンバーを見ていきます。
勿論皆コスプレをしています。
「ゲルマッハ君にアーリアさんに」
欧州の軸の双子もいます。
860マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:37:34 ID:2qmcdkib
「そしてマカロニーノ君にフランソワーズさん」
欧州組はこの二人だけではありません。普段大人しいこの人
達もいます。
「デンマークにフィンランドさん。二人共今回はいい感じに
目立ってるわね」
「先生はもっと目立ってますけれど」
「前から思っていたが本当に自分から率先して遊ぶ先生ニダ
な」
カンコ君が突っ込みを入れる、ある意味恐ろしい先生です。
何しろカンコ君といえば突っ込みを入れられることがいつも
のパターンなのですから。
「タイヘイ池の面々は流石にニホンさんと付き合いがあるか
ら多いわね。そのニホンさんにカンコ君にアメリー君にチュ
ーゴ君に」
まだいるのでした。
861マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:45:50 ID:2qmcdkib
「タイランド君にシンガ君、オージー君にメヒコ君。やっぱ
り多いわね」
「名前聞いたら物凄い顔触れみたいな気が」
「ウリも負けていられないニダ」
ニホンちゃんもカンコ君もその名前を聞いていくうちに言う
のでした。
「わたしも出ているけれど」
「まあウリの優勝は揺るがないニダが。少なくともニホンに
は絶対に負けたくはない・・・・・・ニダが」
ちらりとニホンちゃんが手に持っているものを見ます。見れ
ばバールのようなものは今度は刀になっています。勿論真剣
です。
862マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:53:03 ID:2qmcdkib
「その凶器は冗談抜きで何とかならないニダか」
「他にもゴルフのクラブに鉈に鋸があるけれど」
「どれも駄目ニダ。本気でそうしたものを持つのは止めるニ
ダ」
「このコスプレには必須だけれど」
「では軽音楽部にしておくニダ。ギターかベースの方がずっ
と安全ニダ」
本当にニホンちゃんのお家のアニメのことをよく知っている
カンコ君です。先生はその間にもまだ話しています。
「そして最後の一人は」
「誰ですか?最後の一人は」
「というかまだいたニダか」
「ブジリー君よ」
トリは彼でした。
863マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 22:59:37 ID:2qmcdkib
「さて、揃いも揃ったこの面々で優勝するのは誰かしらね。
先生楽しみになってきたわ」
「で、先生も参加すると」
「言っても聞かない人あるしな」
アメリー君もチューゴ君も流石に先生に対しては何も言えま
せん。何しろ先生であるだけではなくかつては町内きっての
大不良だったのですから。所謂レディースとかスケ番とかい
う人だったのです。
二人に何も言わせないままです。先生はさらに言います。
「じゃあ皆コンテストの前に御馳走を食べましょう。きし麺
も海老フライも物凄く美味しいわよ」
「先生、それわたしのお家のお料理なんですけれど」
「本当に完全にくつろいでるニダな。まるで自分の家にいる
みたいニダ」
ニホンちゃんもカンコ君も先生に完全に仕切られてしまって
います。
864マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 23:06:35 ID:2qmcdkib
865スレ統一ルールに基づき移管:2010/04/15(木) 21:31:15 ID:6KLIknsT
273 :マンセー名無しさん:2010/04/07(水) 20:15:58 ID:KOMGvDYy
>>271-272
ワラタw。カンコ、いい妹を持ってしあわせだな〜〜ちょっと羨ましいかも。
274 :マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 22:41:04 ID:S86Dvzmy
ツマンネ
275 :マンセー名無しさん:2010/04/08(木) 23:45:08 ID:uaRISIWB
>>271-272
哨戒艦沈没:引き揚げのカギは「作業時間」
http://www.chosunonline.com/news/20100406000038
http://www.chosunonline.com/news/20100406000039
>このほか、掘削機を搭載した小型の潜水艇を日本から借りてくるという手段も検討されている。

・・・・って、結局ニホンが手を貸す事になりそう。
276 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 12:49:18 ID:8eWcSFEI
>>275
「アメリ−しゃまが必ず助けてくれまスミダ。ニホンも早く手伝うといいニダ。ホルホル〜」

【海軍哨戒艦沈没】「全幅支援」発言の米国の内心は「第2の牛肉波紋懸念」
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=127921&servcode=A00§code=A20
277 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 15:50:41 ID:9j3TpQP1
リアル世界の在日は何もしないというのに、ザイちゃんは意外と健気だw
278 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 22:30:10 ID:CHYZRxB6
在日キャラだとしたら現実離れしすぎ。だから苦労してんだろ。
お前ら本当にハン板住人か?
279 :マンセー名無しさん:2010/04/09(金) 23:55:59 ID:9j3TpQP1
・・・だって韓国(本国)キャラは3人もいないし仕方ないじゃんけ。そういや最近他のスレッド見てないなw
280 :マンセー名無しさん:2010/04/11(日) 20:35:06 ID:hNw+dSun
チョゴリちゃんだけは助けてあげてもいいかなw
866スレ統一ルールに基づき移管:2010/04/15(木) 21:32:10 ID:6KLIknsT
282 :マンセー名無しさん:2010/04/14(水) 20:34:04 ID:mocMyWZn
『あるべき所に』


「これは何だyo・・・? ニホンは何をよこしてくれたんだ・・・?」

アメリー君が朝起きると窓が蔦で覆われています。驚いて外に飛び出すと植物の怪物と化した我が家が目に入りました。

「ニホンが持ってきた植物を、確か俺はきれいだと思って貰ったんだ。日ノ本家では食用にするとも聞いたし、土砂崩れを防げるはずだった。
 だから庭に植えただけなのに、それなのにどうしてこんなことに。」

家だけではありません。今まで手塩にかけてきた家庭菜園も、ラスカちゃんの離れもすべてが緑に覆われています。
鑑賞するどころではありません。何とかしないとパクスアメリカーナ家はジャングルになってしまうでしょう。

「こんなもん、植えなきゃよかったyo」


「これは一体・・・? こいつの仕業なのか・・・?」
867スレ統一ルールに基づき移管:2010/04/15(木) 21:34:38 ID:6KLIknsT

ウヨ君が池を見ると食い散らかされた鯉が目に入りました。びっくりしてよく見てみると何匹かの亀が我が物顔で歩いています。

「アメリーさんが飼っていたカメが怪獣みたいでかっこよかったから、一匹貰ったんだ。広い所が良いと思って放してやったらこの有様だ。」

池の鯉だけではありません。植えておいた果物も荒らされています。
まごまごしてると近くの川まで死の世界が広がってしまうでしょう。
早く捕まえないと魚も蛙も全て食べられてしまいます。

「貰わなきゃよかったな。」


【外来種】逆に海外に進出する日本の固有種
パクスアメリカーナ家では気候が良かったのか葛が派手に大繁殖して有害植物に。
一方の日本ではワニガメやらカミツキガメやら。
868マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:32:39 ID:m8NVhpEK
         「モンゴリアンバーガー」
タイヘイ池の皆のお家も豊かになって所謂町内での成長センター
とまで言われるようになって随分と経ちます。アジア町の皆のと
ころだけでなく中南米もやっとそうなってきています。メヒコ君
やブジリー君、チリちゃん達がそうです。
その中で一人物静かな人がいます。かつて町内にも校内にもその
名前を轟かせた伝説の大不良モンゴル君です。
「いやあ、もう昔の話になったよね」
「それでもあの時凄かったわよ」
ニホンちゃんがそのモンゴル君に対して言います。ニホンちゃん
にしてもかつて彼と激しい喧嘩をしたことがあります。そのこと
はよく覚えているのです。
869マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:38:47 ID:m8NVhpEK
「モンゴル君あの時最強だったし」
「今の僕は強くないよ」
「そうかしら。お相撲とか物凄いじゃない」
今でもモンゴル君の頑健な肉体は健在です。馬にモンゴル相撲で
鍛えているうえに草原の厳しい環境で育っているのです。しかも
食べるものはまさに質実剛健、それで身体が丈夫にならない筈が
ありません。環境が作り上げた強さです。
そのモンゴル君がです。最近ハンバーガーも食べるようになって
います。皆それを聞いてまずは目をしばたかせてそれから本人に
対して尋ねるのでした。
「モンゴルがハンバーガー!?」
「本当かしら」
こう言って首を傾げさせます。
870マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:44:50 ID:m8NVhpEK
「それはないと思うけれど」
「本当?」
「本当だよ」
モンゴル君はその皆に対して答えます。
「実際に食べてるよ。とはいってアメリーの家のあれとは全く
違うけれどね」
「アメリー君のじゃないハンバーガー?」
「それってどういうものかしら」
「見当がつかないけれど」
「どんなハンバーガー?」
皆それを聞いて興味を持ちました。モンゴル君の、それもアメ
リー家のそれとは全く違うハンバーガーです。誰もがどうした
ものかと思いました。
871マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:52:05 ID:m8NVhpEK
それで、です。有志がモンゴル君のお家に行くことになりまし
た。やって来たのはかつてモンゴル君と因縁があったお家の女
の子達です。
「何か変わった顔触れだね」
「ってあんたが言わないの」
「そうよ」
まずはポーラちゃんとマジャールちゃんが彼に対して言います。
皆モンゴル君のお家であるゲルの前にいます。言わずと知れた
モンゴル家のお家です。テントで草原を移動する為その都度場
所を変えるというかなり独特なお家です。草原の家はお家も移
っていくのです。
「あんたにはリーグニッツで負けたじゃない」
「私もかなり」
二人はこうモンゴル君に対して言うのでした。
872マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 21:58:40 ID:m8NVhpEK
「全く。あの時のあんたの強さには参ったわ」
「私なんてずっとハプスブルク先生にも頼りにされた馬の名手
なのに」
「ううん、昔の僕は確かに悪かったけれど」
只のワルではありませんでした。まさに大不良だったのです。
もうモンゴル君といえば誰もが震え上がるような、そうした存
在だったのです。
その彼のところにそうした女の子達がやって来ています。まず
は彼にのされてしまった娘達で次は何とか撃退した娘達です。
ニホンちゃんとベトナちゃんです。
「君達もなんだ」
「わたしは最初から面白そうだなって思って」
食べ物への興味という点では誰の追随も許さないニホンちゃん
はそのつもりだったのです。
873マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:05:17 ID:m8NVhpEK
そしてもう一人のベトナちゃんです。どうして彼女が来たかと
いいますと。
「昔のこと思い出したから」
「うん、ベトナ家って物凄いジャングルだから馬じゃ進めなく
てね」
モンゴル君といえば馬です。生まれた時から乗っています。そ
の彼が馬が入られない場所で力を発揮できるかといいますとか
なり難しいです。それでベトナちゃんとの喧嘩では負けてしま
ったのです。ニホンちゃんに対してはお池とマエミにです。負
けるにはそれなりの事情があったのです。
そのモンゴル君が勝った二人と負けた二人が同時に来てです。
モンゴル君のお家のハンバーガーを食べることになったのでし
た。
874マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:12:04 ID:m8NVhpEK
「それでどういうハンバーガーなの?」
「どんな感じのなの?」
「お家の中にあるよ」
こうポーラちゃんとマジャールちゃんの言葉に対して答えるの
でした。
「丁度ね。名前だけれど」
「ええ、名前は」
「何ていうの?」
「モスクワバーガーっていうんだ」
そのハンバーガーの名前が言われました。
「そういう名前だけれど」
「モスクワってロシアノビッチ君のよね」
「ええ」
ベトナちゃんがニホンちゃんの言葉に対して頷きます。もうそ
の名前を聞いただけですぐにわかるものでした。
875マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:19:29 ID:m8NVhpEK
「ロシアノビッチ君のお家のハンバーガーっていったら確かア
メリー君のマクドナルドがあったけれど」
「マクドナルドはどの国にもあるわ。私の国にも」
それこそないのはキッチョム君の部屋位です。もう誰もが食べ
るもの、それがアメリー家のマクドナルドのハンバーガーです。
しかしです。モンゴル君はここでまた言いました。
「だからアメリーの家のじゃないよ」
「じゃあどういうハンバーガーなのかしら」
「どうしてもわからないわ」
「うん、うちの独自のハンバーガーだよ」
モンゴル君はまた皆に対して言いました。
「チーズバーガーだけれどね」
そしてどんなハンバーガーなのかも言ってきました。
876マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:25:32 ID:m8NVhpEK
「それでいいよね。チーズバーガーで。スパムも入ってるけれ
どね」
「スパムだったら別に」
「それに。チーズバーガーだったら」
ポーラちゃんとマジャールちゃんは少し考える顔になって述べ
ました。
「別におかしくないんじゃ?」
「そうよね、別に」
「それじゃあいいよね」
モンゴル君はまた四人に対して尋ねました。
「今から食べて」
「一体どんなハンバーガーかしら」
「興味深いわね」
ニホンちゃんもベトナちゃんもどういったハンバーガーなのか
今一つわかりません。けれどそれでも興味ができてです。それ
でモンゴル君のお家であるゲルに入るのでした。
877マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:32:34 ID:m8NVhpEK
それで出されたハンバーガーはです。パン、レタス、玉子焼き、
スパム肉、玉子焼き、スパム肉、チーズ、パンといった順番で
重ねられてケチャップとマヨネーズがたっぷりとかけられてい
ます。一見するとワイルドですが外見はアメリー君のお家のハ
ンバーガーと大して変わりがないように見られます。それは四
人共同じ印象でした。
「別に特におかしくはないし」
「そうよね」
「普通のハンバーガーなんじゃ」
「別に」
こう話しながらです。ハンバーガーを見ています。どう見ても
普通のハンバーガーにしか見えません。ちょっとマヨネーズを
かけ過ぎているような気はしますが。
878マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:41:01 ID:m8NVhpEK
そしてモンゴル君はです。その皆に対してこう言ってきたので
した。
「じゃあ食べて」
「ええ、じゃあ」
「いただきます」
こうして皆そのハンバーガーを食べてみます。そうして一口食
べたその瞬間にです。
「うっ・・・・・・」
「こ、これは・・・・・・」
「ちょっと・・・・・・」
「辛いわ」
上からポーラちゃん、マジャールちゃん、ニホンちゃん、ベト
ナちゃんそれぞれの言葉です。皆一口食べた瞬間にその動きを
止めてしまったのです。
879マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:47:30 ID:m8NVhpEK
それがどうしてかわからないモンゴル君はです。少しきょとん
となって四人の女の子達に対して尋ねました。
「どうしたの?」
「な、何これ」
「これ本当にハンバーガー!?」
ポーラちゃんとマジャールちゃんが食べてはいけないものを食
べてしまったような顔になってそのうえでモンゴル君に顔を向
けて言いました。
「信じられない位甘いけれど」
「っていうか甘過ぎ」
「何もかもが甘いし」
「何よ、これ」
「ハンバーガーだけれど」
モンゴル君は二人に言われてです。それで目を丸くさせてその
うえで言葉を返すのでした。彼にとっては自覚のないことであ
りました。
880マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 22:53:38 ID:m8NVhpEK
「これがうちのね」
「ハンバーガーじゃないわよ、これ」
「デザートじゃないの!?」
ポーラちゃんとマジャールちゃんはまだ言います。
「犯罪的な甘さだけれど」
「ハンバーガーの甘さじゃないわ」
「わたしも。これはかなり」
「厳しいわ」
ニホンちゃんとベトナちゃんもそのハンバーガーについて言い
ます。
「モンゴル君のお料理とは思えないけれど」
「味付けは全体的に薄かったと覚えてるわ」
「だからハンバーガーだから」
モンゴル君の言葉は変わりません。彼にしてみればこれがハン
バーガーなのです。
881マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 23:00:50 ID:m8NVhpEK
「ううん、甘過ぎるんだ」
「ちょっとね」
「ハンバーガーにしては」
「じゃあさ、デザートはどうかな」
モンゴル君は今度はそれはどうかというのでした。
「ケーキがあるけれど」
「じゃあそれ頂戴」
「ハンバーガーも全部食べるけれど」
四人共何だかんだで食べ残しはしません。それでそのハンバ
ーガーの後でモンゴル君のお家の苺ケーキを食べてみるとで
す。これがまた。
「駄目、もうこれは甘過ぎ」
「壮絶・・・・・・」
「ちょっと。かなり」
「辛いわ」
四人共困り果てた顔になったのでした。何故か信じられない
程甘いモンゴル君のハンバーガーとケーキなのでした。
882マンセー名無しさん:2010/04/16(金) 23:06:30 ID:m8NVhpEK
883マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 22:47:23 ID:t8jLnXoa
       「ここで一句」
ニホンちゃんのお家には和歌という凄く短い詩があります。
この詩のことは皆が知っています。
「古今和歌集とか。そういうのが有名よね」
「そうそう」
「万葉集はますらおぶりで」
「こっちはたおやめぶりよね」
「奇麗な詩よね」
「短いけれどね」
皆このことも知っています。そしてニホンちゃんのお家に
はこの和歌の他にも凄く短い詩があります。それが何かと
いうとです。
884マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 22:52:54 ID:t8jLnXoa
「俳句なの。五七五の十七文字だけで作る詩だけれど」
「またそれは随分短いね」
「十七文字だけで表現するの」
「うん、そうなの。季語を入れてね」
このことも皆に話すニホンちゃんでした。
「そうして作っていくものなの」
「短いから楽?」
「いや、そうもいかないみたいだよ」
皆いざ作ってみるとです。困った顔になります。そんな
話をしながらそれぞれその俳句を作っていきます。
885マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 22:57:25 ID:t8jLnXoa
その中にはベルギー=ワッフル君もいます。欧州町の中
であのフランソワーズ家とゲルマッハ家にサンドイッチ
になっているお家の一つの子です。所謂ベネルクスの一
角であります。
「ゲルマッハはいいとして」
「フランソワーズのお隣だなんて」
「御愁傷様」
「お気の毒に」
「それどういう意味でして!?」
フランソワーズちゃんが皆のベルギー君に対する慰めの
言葉に大して噛み付きます。
886マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:01:24 ID:t8jLnXoa
「わたくしのお隣ということ程名誉なことはありません
わよ。もうこの麗しいフランソワーズ家の」
「こんなのだからなあ」
「全く。こいつとエリザベスの家の隣はなあ」
「幽霊は出るわ訳のわからないファッションの犠牲にな
るわで」
「大変だから」
「うう、今回わたくしボロクソですわね」
フランソワーズちゃんも皆に言われてたじたじです。彼
女も今回は大人しいです。元気になればなったで傍迷惑
な女の子でありますが。
887マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:06:29 ID:t8jLnXoa
そしてそのベルギー君の作った俳句ですが。ニホンちゃ
んが見てもです。
「嘘、これって」
「やっぱり駄目だよね」
苦笑いと共にニホンちゃんに対して返します。
「僕の俳句なんて」
「いいわよ、凄いわよ」
けれどです。ニホンちゃんの言葉は感激している言葉で
した。
「こんな凄い俳句作れるなんて。ベルギー君って天才な
のかしら」
手放しの絶賛です。
888マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:08:42 ID:t8jLnXoa
「わたしもこんなの作られるかしら。何か自分でも自信
がなくなったけれど」
「いや、ニホンちゃんちょっと」
そのニホンちゃんの手放しの絶賛にです。ベルギー君は
唖然としながら返します。
「お世辞にしても大袈裟なんじゃ」
「ううん、お世辞じゃないわよ」
ニホンちゃんは首を横に振ってそれは否定します。本当
のことだというのです。
「これって本当に」
「そんなになんだ」
ここであらためて驚いたベルギー君でした。
889マンセー名無しさん:2010/04/18(日) 23:11:07 ID:t8jLnXoa
「僕の作った俳句って」
「うん、ベルギー君才能あるわよ」
ニホンちゃんはまたベルギー君に対して笑顔で言うので
した。
「どんどん作って。わたしベルギー君の俳句もっと見た
くなったから」
「ニホンちゃん、それって」
何気に物凄いことを言うニホンちゃんでした。天然であ
るのですがそれだからこそ出た言葉です。天然程度怖い
ものはありません。
「まさか」
ベルギー君は唖然としながら尋ねます。
890マンセー名無しさん
「ひょっとしてだけれど」
「何?」
勿論ニホンちゃんは気付いていません。天然恐るべしで
あります。
「どうかしたの?」
「いや、それは」
「じゃあこれからも御願いね」
無邪気で奇麗な微笑みを浮かべながらの言葉です。
「わたしのお家の俳句、これからもね」
「わかったよ」
ベルギー君は見惚れる顔で頷きました。
「それじゃあね」
「うん、お話しているそばでもう」
ベルギー君は俳句をせっせと作っていきます。何気に
かなりの速さです。
「できてるのね」
「僕頑張るよ」
ニホンちゃんの顔をじっと見詰めたうえでの言葉でし
た。
「これからもね」
「ええ」
ベルギー君の顔が赤いことにも気付いてはいません。
けれどベルギー君はその中でも俳句を作っています。

ベルギー出身、EU大統領の趣味。
ttp://www.excite.co.jp/News/odd/E1271384797212.html