春・夏・秋・冬
6者会談米代表団首席代表のヒル国務次官補が訪朝する。
6月に続くものだが、半年の間に米政府の大物が2度も平壌を訪れることはむろん異例だ。
9.19共同声明の履行を急ぐ両国の強い意思を垣間見て取ることができる
▼かと思っていたら、朝鮮労働党統一戦線部の金養建部長一行が南を訪れた。
10月の北南首脳対面・会談の北側の実務責任者だ。
ヒル国務次官補の行動はなんとなく読み取れていたが、金部長のソウル訪問は突然の発表
▼ 朝鮮問題担当記者たちの慌てぶりは相当なもので、ある記者は「ヒル国務次官補はソウルから
平壌に向かう。そのソウルに金部長が来る。彼らに付いて回ることは人海戦術で解決できそうだが、
政治的にどういう意味を持つのか、フォローするのが大変だ」と悲鳴を上げている。
おりしも、来月投票の大統領選挙も公示されたばかりで、そちらも追わなければならない。
「記者冥利に尽きるのでは」との指摘には「乾いた笑い声」の返答しかなかった
▼平壌とソウル、北京、そしてニューヨークを舞台にした接触と対話。
何か抜けていると思ったら東京の名前がない。
唯一、独自制裁を続行している日本がいま、どういう境遇にあるのかがうかがえよう
▼ その東京に向け、ビクター・チャ前6者会談米代表団次席代表がニューヨークでのセミナーで
「日本は拉致問題解決に向けた『進展』を示す『測定可能な』客観的基準を設定すべき」
とボールを投げた。同じような問いは、安倍政権時代にも繰り返し行われてきた。
自縄自縛の日本、そろそろ終章だろうか。(彦)
[朝鮮新報 2007.11.30]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/08/0708j1130-00001.htm
〈論調〉 道徳的責任果たせ
11月8日、オランダ議会下院は自由民主党が提出した日本軍「慰安婦」関連決議案を全会一致で
採択した。決議案は、日本軍が「慰安婦」に働いた蛮行に対して日本政府が謝罪し、生存している
被害者に補償し、犯罪の事実を後世に正確に認識させるためにわい曲された歴史教科書を修正する
ことを日本政府に求めている。今後、オランダ外務省は決議案を日本政府に公式に伝え、
謝罪と補償が実現するよう圧力を加えるという。
一方、欧州議会も日本軍「慰安婦」関連決議案の採択を推し進めている。
7月に米議会下院で日本軍「慰安婦」関連決議案が通過した後、欧州議会でもこの問題が深刻に
議論されているという事実は、日本の戦争犯罪を清算する問題がこれ以上後回しにできない時代の
課題、国際社会の一致した要求となっていることを示している。
日本の戦争犯罪の一つである日本軍「慰安婦」犯罪は、第2次世界大戦当時、日本の軍部と政府
の直接的関与のもとに行われた20世紀最大の反人倫犯罪である。日本は当然、加害者として
反人倫的犯罪行為に対する歴史的責任を感じ、事実の全ぼうについての解明と調査、犯罪者の処罰、
謝罪と補償など倫理的、道徳的対応に取り組むべきであった。
しかし、日本は今日までも犯罪自体を否認し、戦争犯罪の責任を回避しようと執ように狂奔して
いる。
日本の反動層は、自分の首を絞めるような愚行を止めて人間の理性を取り戻すべきであり、
道徳的責任を全うすべきである。(民主朝鮮11月21日付)
[朝鮮新報 2007.11.30]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/05/0705j1130-00005.htm
〈論調〉 朝米敵対関係解消は平和保障の根本条件
朝鮮半島で軍事的緊張状態を緩和して平和を保障することは、時代の流れから見ても、
現情勢の要求から見ても差し迫った問題である。
朝鮮半島が戦後半世紀を越える長期間、戦争状態から脱することができずにいる根本的原因は
米国の対朝鮮敵視政策にある。米国が唱える、朝鮮による米国の「安保脅威」は、朝鮮の自主的な
対外政策と自衛的国防力の強化措置を中傷するための強弁であり、対朝鮮侵略策動を正当化する
ための口実である。
米国の対朝鮮敵視政策が撤回されなければ、朝米関係の正常化はもちろん、朝鮮半島の強固な
平和も保障されない。
停戦協定を平和協定に替えることは、朝鮮半島の平和保障のための根本的な条件の一つである。
停戦協定が平和協定に替わると、朝鮮半島で軍事的対峙状態が解消され、朝米間の信頼保障問題も
おのずと解決される。
朝米敵対関係を解消して信頼を築くことは、朝鮮半島の平和保障はもちろん、朝米関係正常化の
実現と米国のイメージ改善にも切実に必要なものである。(労働新聞11月25日付)
[朝鮮新報 2007.11.30]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/05/0705j1130-00006.htm
朝鮮国内メディア 李会昌の出馬を非難
「大統領の資格ない」
朝鮮の国内メディアが、李会昌候補の南朝鮮大統領選挙出馬を非難する論調を連日展開している。
祖国平和統一委員会スポークスマンは16日、李会昌候補の大統領選挙出馬と関連した朝鮮中央
通信社記者の質問に答えながら、「良い方向に発展する北南関係を破たんさせようとする不純な企図」
を露にしていると糾弾した。
スポークスマン発言が報道されるのと前後して、国内各紙は李会昌候補の「事大主義的売国行為」
と「反統一悪行」「不正腐敗と詐欺行為」を暴く論評を掲載した。
平壌新聞22日付は李会昌候補の大統領選挙出馬を、「権力狂の滑稽な地団駄」と酷評した。
同紙は「李会昌逆徒はすでに『大統領』の資格を喪失して久しい」としながら、
大邱市民が選挙遊説中の李会昌候補へ生卵の洗礼を浴びせたのは民心の表出だと指摘した。
民主朝鮮も18日付で、李会昌候補が生卵の洗礼を受けたのは「当然な罰」だと指摘し、
彼は「四面楚歌の状態で四方から叩かれている」と、現在の政局を解説した。
金日成社会主義青年同盟中央委員会機関紙の青年前衛(18日付)は「今日、わが民族が和解と
団結、平和と繁栄、統一に向かうのは止めることのできない流れとなっている」とし、
李会昌候補のような「対決と戦争の狂信者が当選すれば、南朝鮮社会の正義は完全に抹殺され、
北南関係は破綻し、戦争による災難は不可避になるだろう」と指摘した。
一方、国内の各種メディアは李会昌候補の執権策動を断罪する南朝鮮政界や社会の声も
連日紹介している。また、労働新聞は23日から李会昌候補の過去を暴く連載記事を掲載し始め
たている。【平壌支局】
[朝鮮新報 2007.11.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/04/0704j1128-00002.htm
朴氏、李候補とは別行動で応援遊説 韓国大統領選
2007年11月30日23時05分
韓国大統領選で、最大野党ハンナラ党の公認候補の座を李明博氏と争った朴槿恵・党元代表が
30日、李氏の応援遊説を始めた。
双方の支持者には公認選のしこりが残っており、朴氏の動向が注目されていた。
だが、朴氏は李明博氏と別行動をとるなど、ぎくしゃくした関係は完全には解消していない。
朴氏は選挙運動の開始4日目にして、敵地ともいえる与党系の地盤、全羅南道に乗り込み、
「李明博候補を選んでください」と訴えた。
しかし、李明博陣営の関係者は「心から応援しているのか」と不信感をあらわにする。
朴氏は遊説前日の29日、李明博氏に浮上している株価操作関与疑惑に関連し、
「(応援を続けるかどうかは)捜査結果に応じて判断する」と牽制した。
党公認選びで最後まで激戦を展開しただけに、本人同士や支持者らの関係修復はなかなか進まない。
そこを狙ったかのようにハンナラ党元総裁の李会昌氏が無所属での立候補を表明して「保守分裂」選挙に。
李会昌氏は対北朝鮮政策などで主張が近い朴氏に熱いラブコールを送り続ける。
これにあわてた李明博氏は朴氏に接近したが、消極的な支持しか得られなかった。
朴氏は応援遊説の要請にもなかなか応じず、やっとマイクを握っても李明博氏との同行は拒否したとされる。
朴氏のこんな行動には、今後の政局をにらんで党内の地位を確保したいとの思惑があるとみられている。
http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY200711300347.html
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ キムチと万博
2007.12.1 03:23
韓国はキムチ漬けのシーズンだが、近年わりと人気のキムチに高菜(芥子菜(からしな))を
使ったのがある。しっかりした歯ざわりに青菜の色合いが食欲をそそる。
とくに青菜好きの日本人には好評だ。高菜は韓国語では「カッ」なので「カッキムチ」という。
「カッ」は元は南部の全羅南道麗水(ヨス)が産地で、地元の農家のおばちゃんたちは「カッ」
とはいわず「タカナ(高菜)というんじゃよ」といっている。
その「カッキムチ」の故郷、麗水で2012年万博が開催されることになった。
またまた国際イベントの誘致に成功といって、マスコミをはじめお祭り気分だ。
麗水は南部の多島海に面していて、日本の瀬戸内海沿岸に似た風光明媚な小都市だが、
ソウルからかなり遠く不便だ。国際的にはまったく無名だから今後、どう知名度を高めるか。
テーマは「生きている海、息ずく沿岸」だという。一種の海洋博覧会のようだが当然、
環境保護なども盛り込まれる。実は麗水は元は石油化学のコンビナートで知られた街だ。
その意味では環境問題ははずせない。麗水万博で「海−その望ましい未来」をテーマにした
1975年の「沖縄海洋博」を思い出すが、麗水はキムチに石油化学にプラス何を見せて
くれるのかな?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/071201/kor0712010323000-n1.htm
テロ支援国指定解除、米が北朝鮮に追加3条件
【ワシントン=坂元隆】米政府は、北朝鮮のテロ支援国指定を解除する条件の一部として、
寧辺の核施設の無能力化完了に加え、核計画の申告時に
「核爆弾の材料となるプルトニウムの抽出量」
「ウラン濃縮計画の実態」
「シリアなど外国への核移転の状況」
――の3点の明示を北朝鮮に求める方針を固めた。
6か国協議関係筋が30日、明らかにした。北朝鮮が米国の要求を全面的に受け入れる可能性は
低く、テロ支援国指定の解除時期が大幅にずれ込むのは確実となった。
米朝間では、北朝鮮が年内に核施設無能力化と核計画の申告を実施する見返りに、
米国がテロ支援国指定解除と敵国通商法適用除外を実施することで合意済みとみられていた。
今回、米国が申告にさらなる条件を設定することになった背景は不明だが、
解除しないよう求める日本政府の強い要請にも配慮したとみられる。
6か国協議の米首席代表、クリストファー・ヒル国務次官補は29日、訪問先のソウルで記者団に、
「(核に関する)すべての計画、施設、材料の申告が必要だ」と述べたが、北朝鮮は申告完了期限の
年末まで残り1か月となった現在も、申告のための「第1次リスト草案」すら提出していない。
米国が求める3条件に関しては、北朝鮮は、ウラン濃縮計画や他国への核支援は全面否定しているほか、
プルトニウムを含む現存の核兵器の申告にも難色を示しているとされる。
ヒル次官補は12月3日から3日間の日程で訪朝し、北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官と会談するが、
北朝鮮がこれまでの姿勢を変えない限り、申告に関する交渉が難航するのは必至だ。
12月上旬に予定される6か国協議首席代表会合でも、申告をめぐる議論は紛糾する可能性が高い。
(2007年12月1日3時0分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071201it01.htm
露から入手の特殊アルミ管、北朝鮮「ウラン濃縮用」を否定
【ワシントン=坂元隆】北朝鮮が、高濃縮ウランによる核開発に使われる特殊なアルミニウム管を
ロシアから入手したものの、「核開発ではなく、ロケット弾製造に使った」と米国に説明している
ことが29日、明らかになった。
消息筋によると、ウラン濃縮計画の存在を強く疑う米国はこれに納得しておらず、さらに詳細な説明
を北朝鮮に求める方針という。ウラン問題の解明は6か国協議合意に基づく核申告の重要なポイントで、
12月上旬にも開催される見込みの6か国協議首席代表会合でも主要議題の一つとなりそうだ。
6か国協議筋によると、北朝鮮は今年に入り、米国との協議の中で、ウラン濃縮に必要な遠心分離器
の部品となる高強度アルミ管をロシアから入手していたことを認めていた。
しかし、消息筋によれば、北朝鮮は最近、ウラン濃縮計画の唯一の「物的証拠」ともいえるアルミ管
を短距離ロケット弾の部品に使ったと明らかにするとともに、高濃縮ウランによる核開発疑惑を否定
したという。
イラク戦争の開戦前、サダム・フセイン政権も核開発疑惑の根拠の一つだった大量のアルミ管輸入に
関して同様の説明をしていた。
(2007年12月1日3時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071201i301.htm
北朝鮮、シリアに遠心分離器を移転か…米当局者が懸念
【ワシントン=坂元隆】米保守系紙ワシントン・タイムズは11月30日、
北朝鮮がパキスタンから1990年代に入手したとされるウラン濃縮用の遠心分離器が
シリアなど第3国に移転された可能性があるとして、米政府が懸念していると報じた。
パキスタンは、同国の核科学者アブドゥル・カディル・カーン博士が「核の闇市場」を通じて
北朝鮮に複数の遠心分離器を売却したことを認めている。
しかし、米政府当局者らがワシントン・タイムズに語ったところでは、
北朝鮮は米国に遠心分離器を所有していないと述べており、米政府内では、
遠心分離器が北朝鮮からシリアなどの第3国に移転されたかもしれないとの見方が出ているという。
同紙によると、3日から訪朝する6か国協議米首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補は、
北朝鮮に対し、遠心分離器の所在を明らかにしない限り核計画の申告は信頼性を欠く、
と表明する意向だとしている。
(2007年12月1日10時41分��読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071201i103.htm
離散家族再会拡大で合意 南北赤十字会談
2007.12.1 13:19
11月30日まで行われていた韓国と北朝鮮の第9回南北赤十字会談は、離散家族再会の対象者を
南北それぞれ、現在の年間200〜300人ずつから約400人ずつに拡大することを盛り込んだ
合意文を発表、終了した。韓国取材団が1日伝えた。
北朝鮮による拉致被害者や朝鮮戦争中に捕虜になった韓国軍兵士の問題に進展はなかった。
同取材団によると、合意文は、通常の離散家族再会のほか、韓国の金大中大統領(当時)と
北朝鮮の金正日総書記による南北共同宣言発表から8年となる来年6月15日に合わせた特別措置
として、南北100人ずつの再会を実施することを明記。新年に際し、南北の離散家族20人ずつの
ビデオレター交換を試験実施することも盛り込んだ。
今回の会談は北朝鮮・金剛山で11月28日から開かれていた。
次回は今月7日に予定される離散家族の金剛山面会所の完工後、金剛山で行う。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/071201/kor0712011319001-n1.htm
米国:病院に発電機 総額2億2千万円…対北朝鮮支援
【ワシントン笠原敏彦】米政府は30日までに、北朝鮮の病院に発電機を提供する
総額200万ドル(約2億2000万円)の緊急人道支援計画を、米国の非政府組織(NGO)
4団体を通して行うことを正式に決めた。国務省当局者が毎日新聞に明かした。
支援計画の第2段階では病院に医療設備とスタッフの訓練を提供する予定。北朝鮮の非核化の
進展とともに、米国はこれまで食糧中心だった同国への人道支援でも関与を深めつつある。
米国は、北朝鮮が6カ国協議合意に基づき核施設の停止・封印など「初期段階措置」を履行した
ことへの事実上の「見返り」として発電機提供を準備してきた。米国際開発局(USAID)は
北朝鮮支援に実績を持つ「マーシー・コア」「サマリタンズ・パース」など4NGOに支援先病院
の選定、計画の実施を委託した。
病院の選定は、比較的電力事情の恵まれた首都・平壌以外であることが条件。
すでにNGO関係者が訪朝し、北朝鮮当局との交渉が始まっている。4NGOのひとつ
「グローバル・リソース・サービシィズ」のロバート・スプリングス氏は「計画は準備段階であり、
いくつの病院が対象になるかは決まっていない。近く技術チームが訪朝する」と現状を説明した。
国務省当局者によると、発電機提供は病院支援計画の第1段階で、その「成功」を条件に
第2段階では病院への医療設備の提供とそれを利用するスタッフの訓練を行う予定という。
当局者は援助実施について「北朝鮮の地方の病院では電力供給が安定していない。
援助の必要性を訴えるNGOの要請に応えたものだ」と語った。
これとは別に、米政府は今年8月、北朝鮮の水害被害に対する大規模な食糧援助を表明。
米政府代表団が10月末に訪朝するなどして、食糧を確実に被災者に届ける配布方法をめぐる調整
が続いている。
毎日新聞 2007年12月1日 15時00分
http://mainichi.jp/select/world/news/20071201k0000e030059000c.html
金総書記側近:盧大統領との会談で経済協力要請
【ソウル堀山明子】29日から3日間の日程で訪韓中の金正日・北朝鮮総書記の側近、
金養建・朝鮮労働党統一戦線部長は30日、盧武鉉・韓国大統領を表敬訪問。
「開城工業団地の拡大と(北朝鮮の)海州経済特区が推進されれば、南北関係は画期的に転換できる」
と述べ、10月初めの南北首脳会談合意に基づいて経済協力事業を進める必要性を訴えた。
盧大統領は「政治的対話が難しくても、経済協力事業は影響を受けないよう努力すべきだ」と述べた。
一方、聯合ニュースは30日、金永南・最高人民会議常任委員長が来年1月にも訪韓する方向で
調整中と報道した。
毎日新聞 2007年12月1日 11時33分
http://mainichi.jp/select/world/news/20071201k0000e030032000c.html
【歴史】江戸時代の朝鮮人気は高く、通信使一行をを百万群集が見物、通信使から書き付けをもらうと大喜びだった[12/01]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1196493857/l50 〈朝鮮通信使来聘400年−12−〉 江戸の通信使とオランダ人
2千人の大行列を百万群集が見物
宗安寺の赤門
今の日本人は、長崎が海の表玄関であったと思い込んでいる。
しかし、江戸の人たちは、通信使が国賓であり、オランダ商館長は一介の異国の商人に過ぎない
ことを知っていた。
通信使一行約500人を、老中を先頭に幕府の首脳たちが総出で出迎え、
諸大名が総力を挙げてもてなす。これだけでも十分なのに接待費用のために課税までされたから、
江戸時代の人たちは通信使の大切さを身をもってわかっていた。
沿道歓迎の人々の中を、合わせて約2000人の大行列が行く。それを百万の群衆が見物する。
一方、オランダ商館長の一行はわずかに4〜6人、役人と人足を加えても約60人の行列である。
役人の監視の下に、屈辱感を感じながらオランダ人は江戸に案内される。
決定的な違いは、江戸城における徳川将軍の接見のありようである。
通信使と親しく言葉を交わし、城内宴では御三家のもてなしを受ける通信使に比べて、
オランダ商館長のあつかいは粗略なものである。
商館長は名前を呼ばれて、跪き面を伏せたまま前に進み、またそのまま這いずり下がる。
これで接見が終わる。
>390
いや、一介の商人だから接見だけでも過分な待遇であると言えるかもしれない。
江戸時代の朝鮮人気は高く、通信使から書き付けでもらうと大喜びで、
多くの寺では扁額を書いてもらい、寺の宝としたものである。
1819年に刊行された「江戸買物独案内」には、べっこう店のうち、24店が「朝鮮」の文字を、
看板に書いて掲げていたと書かれていたという。
江戸の人たちは、今の人たちより朝鮮の歴史にも明るかったようだ。
使行録には、高句麗が隋の大軍を打ち破ったことを、江戸の武家が話題にしていたことが
記されている。
また、秀吉の大軍が、朝鮮の義兵にさんざんな目に遭ったことを知っていた。
とにかく、江戸時代ほど朝鮮と日本の2千年の交流史の中で、ひときわ交流の深い時代はなかった
と思われる。
今までの常識では、「飛鳥・奈良時代の関係が、もっとも濃密であった」と考えられてきた。
しかし、国と国の総合的な関係を考察してみると、江戸時代こそ、最も濃密で良好な、
友好的な時代であったと言うべきであろう。
最近になって、ようやく江戸時代の朝鮮通信使の研究や、見直しが始められている。
しかし、通信使を単なる文化交流として捉えている。
たしかに、戦前の「通信使は朝貢使節」とした歴史のわい曲は否定され、前進はある。
例えば、彦根城の城門前にある、宗安寺の赤門と黒門に関する由来に修正が加えられた。
かつては、朝貢使をその正門から入れるわけにはゆかないので、非常口をつくって入れたと
説明してきた。しかし、本当の話は、国賓を接待するためとはいえ、正門からの肉類の搬入が
憚られて、特別な搬入口をつくったとのことである。
「明るい未来に向けて」
パッチギの井筒監督がラジオ番組で「在日の不幸な歴史」について力説してくれていたのだが、
話が現代に至ってまであまり不幸不幸と連発するので思わず
「在日であることは不便だけど、不幸じゃないのにな」とつぶやいた。
実はこれ、乙武洋匡さんの「五体不満足」の帯カバーに、障がいについて書かれていた言葉。
読んだ途端「ぴったり!」と思いそれ以来、私自身の在日というイメージを表すのに使わせて
もらっている。
自分で選んでこのように生まれたわけでもないのに、自分らしく生きるためだけにも余分な努力が
必要、生活においては行政の待遇にさえ不便を強いられる。外から見ると充分不幸に見えるんだろうな。
正直、この状況をを最初からポジティブに考えられる人などいないだろうけど。
幸か不幸か私たちには、それに背を向けることも逃れる術もあるのだからして。
ただそれは「ありのままの自分を肯定して生きる」という、人間としてもっとも大切なことを失う
ことだと思う。だからこそ、子どもたちが成長しながら不便さに耐えかね(限られた職業の国籍条項
などのために)、仕方なくそれを選ばなくても済むように、オモニとしてはその不便を一つでも解消
するべく、絶えず声を上げていきたいと思うわけである。例えば、JRにウリハッキョの子どもたちの
学割定期券を認めさせた先輩たちのように。
全国のたくさんのオモニたちが子どもたちの明るい未来に向けて、できることからひとつずつ。
あ、もちろん、アボジたちもがんばってよね。(朴明姫、オモニ会役員)
[朝鮮新報 2007.12.1]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2007/10/0710j1201-00001.htm
東京特派員の眼 ニッポンの『この1年』
2007年12月2日 07時08分
小沢・民主大勝、年金記録不備、前防衛次官汚職事件、新潟県中越沖地震、食品偽装…。
いろいろあった今年も、残り1カ月。各国の特派員に、印象に残ったこの1年の「ニッポン」を
聞きました。
<官業主導の環境対策> 朴 弘基氏 ソウル新聞 (韓国)
三月に東京に赴任して九カ月ほど。日本が環境問題に力を入れている姿に驚いた。
政府は六月のドイツでの主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)で、
温室効果ガスの削減に向けた「美しい星50」を提唱。その後も来年の北海道洞爺湖サミットに
向けて、世界で指導的な役割を果たそうと努力している。
ハイブリッド車や代替エネルギー開発、産業として成り立つほどの公害対策技術など、
企業も早くから環境問題に取り組んでいることを知った。オピニオンリーダーも環境関連で熱心に
発信している。
一方で、政府、企業と、市民との意識の差が大きいことも印象的だ。韓国では有料のスーパーの
レジ袋が、日本ではほとんど無料だし、百貨店は過剰包装を続けている。
コンビニではプラスチック製容器入りの弁当が大量に売られている。
多くはごみになり、資源の無駄遣いにつながるのに、市民は気にしてはいない。
政治では、安倍晋三前首相の突然の辞任が心に残っている。
日本の首相は韓国大統領と違って力が弱いと思っていたが、福田康夫首相が前政権が進めた
改革路線や改憲を脇に置き、独自性を発揮しようとしている姿を見て、そうではないことを知った。
>395
<不安高めた食品偽装>王 開虎氏 北京日報 (中国)
日本国民にとっては生活の不安が高まった一年だっただろう。実際、政府の世論調査で、
日常生活で不安や悩みを感じている人が約七割に達したという結果に私はびっくりした。
不安を高めた要因の第一は、食品をめぐる偽装だ。ミートホープ、白い恋人、船場吉兆、
赤福餅(もち)…。次から次に偽装が出てきた。日本人はこれまで日本製のものは信頼し、
安心感を持っていたと思う。
中国でも、食品に限らず日本製は評判が良い。今年、日本から米が輸入され、中国の消費者に高く
評価された。ところが、中国のネットのチャットでも日本の食品偽装が話題になっていて
「もう、信用できない」という書き込みもある。イメージダウンになっている。大変、残念なことだ。
中国も食の安全の問題を抱えている。両国に共通するこの問題を解決しないと、日中間の貿易にも
悪影響を与える。
年金記録の不備問題も不安感を強める要因だ。私はほかの国に比べて、日本の福祉や年金制度は
行き届いた制度だ、という印象を持っていたのだが。
年金不備問題は特に高齢者にとって切実な問題だ。一方、正社員になれない人がたくさんいる
というような雇用の問題は、とりわけ若者にとって深刻だ。
<社会の崩壊を感じる>S・ヒギンス氏 フリージャーナリスト(米国)(略)
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120290070752.html
【北朝鮮画像】住民が告発する「実態」…衝撃雑誌「臨津江」
2007.12.2 12:22
エネルギー難、盗品市場、食料横流し…。北朝鮮の内情を北朝鮮住民自身の手で取材して伝える
隔月刊雑誌「臨津江」(リムジンガン)が11月20日、ソウルで創刊された。
官製メディア以外の取材活動をスパイ行為として厳しく取り締まる北朝鮮で、
カメラに収められた“真実”は強い説得力を持つ。「住民記者」が撮影した北朝鮮の素顔は−。
掲載されている写真は、北朝鮮のエネルギー事情の悪化を克明に浮き彫りにしている。
現在、核施設無能力化の見返りとして米、中など各国から重油が供与されているが、
それも軍を優先に回され、社会のインフラを支えるエネルギーは欠乏したままだ。
そのため、有数の都市である清津では昨年秋、公共水道が停止。
市内には水を求めてポリタンクを持って歩き回る市民が目立ち始めた。
「一般国民の生活水準はアジアの最貧国並み」と指摘されるこの国では、
国境警備の銃口も外国からの違法入国者ではなく、自国民に向けられている。
脱北によるヒト・情報の流出、流入と密輸を防止するためだ。
一方で、市場は盗品や横流し品であふれ、「簡易食堂」と呼ばれる食堂も増えている。
生々しい実情を伝える「臨津江」。
その取材スタッフは日本人ジャーナリスト、石丸次郎氏(45)が基礎から指導。
生命の危険をかけた写真を掲載して、年内に英語版と日本語版の発刊も準備している。
「臨津江」への問い合わせや購読申し込みは
[email protected] http://sankei.jp.msn.com/world/korea/071202/kor0712021223000-n1.htm
ヒル米次官補、きょう訪朝 寧辺の核施設を初視察へ
2007.12.2 17:01
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は3日、無能力化作業が進む
寧辺の核施設を初めて自ら視察するため、北朝鮮を訪問する。ヒル氏の訪朝は6月下旬以来、2度目。
5日までの滞在中、ヒル氏は同協議の北朝鮮首席代表、金桂寛外務次官とも会談。
6日から3日間の予定で開催を調整中の6カ国協議首席代表会合に向け、無能力化の今後の進め方や、
施設解体や核物質放棄などを伴う廃棄段階への移行についても話し合う考えだ。
また、無能力化と並んで年内に完了予定の「すべての核計画申告」の第1次案は、
6カ国協議の議長国・中国に近く正式に提出される見通しだが、ヒル氏の滞在中に北朝鮮側と内容に
ついての協議が行われる可能性がある。申告は6カ国協議参加国とのやりとりを経て年末までに完全
なものに仕上げられる見通し。
ソウル滞在中のヒル氏は3日午前に韓国の烏山空軍基地を米軍機で出発し、平壌入り。
寧辺では無能力化作業を進める米国のチームと北朝鮮の技術者らのほか、核施設の稼働停止・封印を
7月から監視している国際原子力機関(IAEA)要員にも会う予定。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/071202/kor0712021701002-n1.htm
IAEA蚊帳の外 北朝鮮の核無能力化
2007年12月02日15時30分
6者協議の合意に基づいて進む北朝鮮の核関連施設の無能力化作業に国際原子力機関(IAEA)は
加わっていない。90年代前半の朝鮮半島核危機の際、査察をめぐって激しく対立したIAEAの参加
を北朝鮮が受け入れないためとみられるが、「核の番人」とされるIAEAが全く関与しなければ、
無能力化の中身にも影響しかねない。
無能力化は11月初めに始まり、5千キロワット級の黒鉛減速炉で燃料棒取り出しの準備や
燃料棒貯蔵プールの浄化などの作業が続いている。
これに対し、エルバラダイ事務局長は11月22日のIAEA理事会冒頭、
「作業はIAEAの関与なしに進んでいる」と指摘した。寧辺にはIAEA要員3人が駐在。
稼働停止・封印された核施設の監視と検証をしているが、無能力化作業には米国の専門家チームが
あたっており、IAEA内には「我々はただそこにいるだけだ」などと不満が高まっている。
理事会では、米国のシュルテ大使は「北朝鮮の協力を評価する。無能力化作業の監視をIAEAに
許可するよう北朝鮮に求める」と発言。双方への気遣いをみせたが、北朝鮮側は認めていない模様。
北朝鮮が近くリストを出すとみられる核計画の完全な申告についても、IAEAが内容の検証作業に
かかわるかどうか不透明だ。
IAEAが92〜94年に行った査察では、北朝鮮の妨害や隠蔽工作が相次ぎ、プルトニウムの
抽出回数などをめぐり対立。北朝鮮は特別査察を拒否し、IAEAを脱退した。北朝鮮側としては
申告内容の検証でも、IAEAの関与を認めないか、最小限にとどめる考えとみられる。
http://www.asahi.com/international/update/1202/TKY200712020072.html
北朝鮮、12カイリ線を主張 黄海の領海境で
2007.12.2 20:33
韓国の聯合ニュースは2日、北朝鮮が先月末の南北国防相会談で、黄海上の南北の領海の境を、
北朝鮮の陸地から12カイリ(約22キロ)南方海上とするよう新たに韓国に求めたと伝えた。
韓国政府筋の話としている。
北朝鮮の主張する新たな領海線は、韓国が境界線と位置づける北方限界線(NLL)の南側に
位置する。
南北軍当局は会談で、10月の首脳会談で設定に合意した共同漁業水域の位置などで
合意できなかったが、消息筋によると、北朝鮮はNLLの南側海上に漁業水域設定を求め、
韓国が拒否したところ「12カイリ線」を持ち出したという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/071202/kor0712022033003-n1.htm
鳥取県と韓国江原道 交流再開
2007.12.2 02:35
韓国が実効支配している日本固有の領土・竹島(韓国名・独島)問題の影響で中断していた
鳥取県と韓国江原道との行政交流が、2年8カ月ぶりに再開されることになった。江原道の
金振●(キムジンソン)知事が11月30日に現地で行った記者会見で、交流再開を宣言した。
江原道から県文化観光局に入った連絡によると、金知事は職員の相互派遣を再開する意向を示し、
鳥取県の平井伸治知事の年内訪韓を要請した。これを受け、県は来年4月から職員の相互派遣を
再開する方針を明らかにし、存続で揺れる米子−ソウル便の搭乗率アップへの期待感も示した。
平井知事は「今後『雨降って地固まる』の言葉通り、環日本海交流のモデル的交流として
友好関係が限りなく発展するよう県民とともに取り組む」とコメントした。
県と江原道は平成6年11月に友好提携を結んだが、島根県の「竹島の日」条例が成立した
17年3月、竹島の領有権に関する鳥取県議会の意見書や前知事の発言に反発した江原道が行政交流
の中断を通告した。今年10月、平井知事が金知事と会談し、交流再開を直接要請していた。
●=先を横に二つ並べる
http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/tottori/071202/ttr0712020235000-n1.htm
北朝鮮問題を巡る日米の徒労(2007/11/30)
「北朝鮮の核問題は解決(Solve)するのではなく、管理(Manage)できればいいではないか」――。
米外交の最高責任者であるコンドリーザ・ライス国務長官はかつて、ホワイトハウスでの内輪の
会合でこう発言したという。
「解決ではなく、管理する」とは何を意味するのか。それはすなわち、巷間言われている
「核計画の完全廃棄」ではなく、北朝鮮による「核のばらまき」を未然に防ぐということを
意味している。
◆核保有国・北朝鮮
「米国は核保有国・北朝鮮との共存を決めたようだ……」
北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の議長国、中国の外交官は最近、水面下でしきりにこう喧伝する
ようになった、とある米政府関係者は漏らす。すでに北朝鮮はこれまでに抽出したとみられる
プルトニウムの分量から見て、「核爆弾を5発から6発まで保有している可能性がある」
(米中央情報局関係者)と言われている。この核爆弾を北朝鮮が「虎の子」として保有し続けても、
見て見ぬふりをすると言われていたのは当初、米国ではなく、中国のはずだった。
それが現在では立場が逆転。中国側はライス長官とその腹心、クリストファー・ヒル国務次官補
(東アジア・太平洋担当)による対北朝鮮融和政策の背景には、イラク問題であえぐ
ブッシュ米政権の苦悶があると喝破し、自らの「核容認姿勢」を米側に責任転嫁しようとしている。
もちろん、こうした中国側のネガティブ・キャンペーンに米側も猛然と反論している。
「それは事実と違う。核兵器の容認を決めたのはそもそも、中国の方ではないか」(米国務省筋)
というわけだ。
>403
しかし、その虚勢も一枚めくれば、冒頭に紹介したライス長官の「大原則」に突き当たってしまう。
「結局、現在の米国に解決する意思などなく、国際テロ組織や反米的国家に核爆弾が移転することを
防ぎたいだけではないか」といわんばかりに、中国はブッシュ政権の足元を見ているのである。
朝鮮半島の核を巡る米中両国のえげつないパワー・ゲーム。その波間に揺れて、一人やるせない
ため息をつき、徒労を繰り返しているだけなのがほかならぬ、わが国・日本である。
◇
「日本政府と日本国民の間には『米国が拉致問題を置き去りにして、北朝鮮とディール(取引)
するのではないか』との心配があると理解しているが、拉致問題を決して忘れることはない。
日本政府の努力を支持する」
先月16日、ホワイトハウスで行われた首脳会談で、ブッシュ米大統領は焦点となっている
北朝鮮への「テロ支援国家指定解除問題」について、福田康夫首相にこう説明したという。
これに対して、福田首相は首脳会談後の記者発表で「拉致問題については大統領から日本政府への
変わらぬ支持を確約する、ということを改めて表明された」と述べ、指定解除問題では一定の理解を
得たとの認識を示している。
だが、これはあくまでも表面的なやりとりであり、実際、首脳会談の席上、
ブッシュ大統領は「拉致問題の進展がなければ指定解除しない」と明言したわけではない。
「私が大統領として最も心を揺さぶられた瞬間の一つは、拉致された若いお嬢さんのお母さんが
私を訪問してくださった時だ」
>404
共同記者会見でブッシュ大統領が自ら紹介したように「大統領自身が一人の人間として拉致問題に
関心を寄せ、その解決を心から願っているのは間違いない」(米国務省関係者)。
実際、それが小泉―安倍―福田とつないできて歴代日本政府の「頼みの綱」でもあった。
だからこそ、融和路線を突き進むブッシュ政権に「待った」をかけるため、日本側は就任早々、
福田首相による「訪米カード」を切り、両国政府の最高首脳レベルで巻き返しを図ったのである。
しかし、「私たちはこの問題を忘れない(We will not forget)」という大統領の言葉は一方で、
ブッシュ政権が北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除しないということを意味しているわけでは
なかった。
ライス・ヒル路線に詳しい元米政府関係者は「大統領が個人的に拉致問題に同情しているのは
間違いない。解決を望んでいるのも当然。しかし、だからといってテロ支援国家指定解除まで
遅らせるのか、と言われれば『そんなことは絶対にない』というのが現時点での返答だ」と指摘する。
◆融和路線継続と日米の“徒労”
訪米後、シンガポールに飛んだ福田首相は21日、記者団に「大統領は『(解除問題は)日本の立場
も考えてやる』とはっきり言っていた」と説明した。だが、それを否定するかのように日米両国政府の
内部からは「大統領は拉致と解除を結びつけることはしなかった」という情報が次々と漏れ出てくる。
「北朝鮮がシリアに核兵器開発で何らかの協力を続けているのではないかという疑惑について、
ブッシュ政権が徹底的にだんまりを決め込み、矮小化している。
それを見れば、テロ指定解除を含め対北朝鮮で融和路線を継続するのは明らかだ」――。
ブッシュ政権の元高官の証言を引用するまでもなく、もはや、日本に今の流れを止める力は
残されていない。
>405
結局、日本側が「演出」しているのは、北朝鮮問題で知らない間に広がった日米間のギャップを
できるだけ覆い隠し、ブッシュ政権がテロ支援国家の指定解除を決めた際に日米同盟に与える
マイナス影響を最小限にとどめる、ということだけのように思える。そこに残るのは何か大きな
ビジョンを描いたり、突破口を開いたりした後に得られる達成感や爽快感ではなく、
いたずらに体力を消耗した後に襲ってくる徒労感だけだと言ったら言い過ぎだろうか……。
◇
「核の無能力化」を金科玉条にして猪突猛進を続けるライス・ヒルのコンビに対して、
対北朝鮮外交に詳しいワシントンの外交サークル内では
「北朝鮮の『善意』に頼って交渉すると失敗する……」という声も漏れている。
それでもライス長官らは「解決ではなく、管理する」を合言葉に融和路線を曲げない。
その背後には、冒頭で紹介したように米中両国による「核保有国・北朝鮮」の認知問題も
控えている。だが、日本が自らの安全保障政策や対米関係の根底を揺さぶりかねない、
その「深遠」にたどり着くまでにはなお相当の時間がかかることだけは確かなようである。
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/sunohara/20071129n9abt000_29.html
407 :
マンセー名無しさん:2007/12/03(月) 01:54:00 ID:QBxI1zJh
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/071203/oth0712030056001-n1.htm 韓国が先発メンバー変更 紳士協定を無視 野球アジア予選
韓国が試合開始直前に先発オーダーをがらりと変更した。
星野監督によると「1時間前にオーダーを受け取っていた」。
だが、実際のオーダーは先発投手が右の柳済国から左の田炳浩へ。
打線も左腕の成瀬を意識してか、1番から6番まで右打者が並んだ。
指揮官はあわてて球審に詰め寄ったが、オーダー変更は認められ、
そのままプレーボール。
報道陣にも試合が始まってから新しいオーダー表が配られる事態となった。
韓国の金卿文監督は「(国際野球連盟=IBAF=の)ルールは破っていない。
いいとは思わないが、今回のルールでは、うそのリストを作ることもできる」と釈明。
これに対し、星野監督は「監督会議で紳士協定を結んだ。
ルールブックにはないことだが、非常に疑問だ」と静かな口調ながら怒りをあらわにした。
北朝鮮:核計画申告「高濃縮は含めず」…米と調整
【ソウル堀山明子、ワシントン笠原敏彦】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の第2段階措置として
年内に行う予定の「核計画の完全申告」で、北朝鮮が高濃縮ウラン(HEU)計画疑惑にかかわる内容
を申告リストに含まないと主張、米国との事前協議が難航していることが2日分かった。
6カ国協議筋が明らかにした。米国は6カ国協議首席代表のヒル国務次官補を3日から5日まで
北朝鮮に派遣、週内に開催予定の6カ国協議に向け、最終調整を進める。
高濃縮計画をめぐっては、米国は02年10月に平壌で開いた米朝協議で、北朝鮮が認めたとする
一方、北朝鮮は一貫して否定してきた。しかし、今年8月の中国瀋陽での米朝協議などで、
北朝鮮は遠心分離機用のアルミニウム管の購入を認め、「申告段階で疑惑を解消する」と表明した。
6カ国協議参加国はこれを受け、北朝鮮が高濃縮計画を「平和目的」として申告する可能性があると
分析。その場合でも、購入した機器類の検証を受け入れれば問題を決着させる方向だった。
だが、これまでの事前協議では、北朝鮮は高濃縮計画を申告に含めない方針を示しているという。
協議筋によると、北朝鮮はアルミ管は核計画ではなく民生用に調達したと主張、
さらにパキスタンから遠心分離機などを調達したことも認めていない模様だ。
このため「申告する必要がない」との論理を展開している可能性がある。
韓国の千英宇(チョンヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長は11月30日の会見で
「文書で提出できない部分は口頭で説明があるだろう。形式よりも真実が含まれるかが大事だ」
と述べており、高濃縮計画が申告文書に含まれない可能性を強く示唆している。
議長国・中国は北京で週内に6カ国協議首席会合を開き、申告リストを精査する方向で調整を
進めている。米国は核施設の無能力化と核計画の完全申告を、北朝鮮のテロ支援国家指定解除の
主要条件としており、年内実施を強く求めている。
毎日新聞 2007年12月3日 2時30分
http://mainichi.jp/select/world/news/20071203k0000m030079000c.html
韓国大統領選:民主「牙城」で地殻変動
韓国大統領選(12月19日投票)で地殻変動が起きている。金大中前大統領の地元の
光州・全羅道。97年には金氏に、02年にも盧武鉉氏にそれぞれ9割以上の支持票が集まった。
しかし、両氏の後継にあたる大統合民主新党の鄭東泳候補(54)は世論調査(朝鮮日報、
11月25日実施)で50%程度の支持しか固めていない。保守陣営のハンナラ党、李明博候補
(65)と無所属、李会昌候補(72)が侵食を図っている。【光州(韓国南西部)で西岡省二】
11月末の夕刻、光州駅近くのハンナラ党事務所に60歳代の男性が訪れ、スタッフに小声で
「李明博候補に投票したい」と入党を申し出た。入党願書の職業欄に「建設業(休養中)」と書いた。
男性は失業者だった。
スタッフが「李候補が当選すれば、必ず建設の仕事が増えます」と声をかける。
男性は「選挙運動に使ってくれ」と1万ウォン(約1200円)の札を差し出した。
光州・全羅道は長く民主化勢力の牙城だ。保守勢力への支持は長い間、一種のタブーだった。
ところが、現地のハンナラ党選挙対策委員会によると、光州での新規入党者は最近1カ月半で
1万人に達した。ある地元大学教授は公然と同党の事務所に出入りするが
「5年前なら、地域から葬り去られる行動だ」と地元関係者は言う。
02年のハンナラ党候補だった李会昌氏は光州で3.58%の支持しか得られなかったが、
李明博候補の得票について李万儀選対本部委員長は「20%は期待できる」と強気だ。
守る側の鄭東泳陣営。地域責任者の国会議員、梁亨一氏は「ハンナラ党は国を正しく運営できる
政党ではない、という地域住民の意識に変化はない」と語り、鄭候補の得票目標を「90%以上」
に掲げる。だが、梁議員の街頭演説にも聴衆の熱い反応はほとんどない。
バフェット氏は韓国に夢中
原油高なんのその、造船、鉄鋼、石油化学が絶好調
2007年12月3日 月曜日
Moon Ihlwan (BusinessWeek誌、ソウル支局長)
米国時間2007年11月21日更新 「Why Warren Buffett's Keen on Korea」
今年、韓国のGDP(国内総生産)の成長率は約5%と予測されている。世界全体から見れば絶好の
投資先なのだが、アジアというくくりで見ると中国やインドの目覚しい成長の影に隠れて全く目立たない。
しかし、中国株とインド株の割高感が増すにつれて、資金運用マネジャーの間ではアジア株の
ポートフォリオ組み替えが始まり、韓国の人気が急上昇しているのだ。
◆バフェット氏は中国株を売り、韓国株を買う
例えば、米国の投資家であり大富豪のウォーレン・バフェット氏の投資判断は、中国は“売り”で
韓国は“買い”だ。先月末のアジア訪問時、バフェット氏は中国株式市場の過熱に警鐘を鳴らした。
その一方、韓国は「世界で最も魅力的な価格水準にある市場だ」として、韓国株投資への自信を示した。
実際、韓国鉄鋼大手ポスコ(PKXFF)はバフェット氏が保有する株式の中で今年最も値上がりした
銘柄の1つだ。業績は世界トップレベルである。同氏が率いる米バークシャー・ハザウェイ(BRKA)は、
過去約3年間で同社の株式4%を5億7200万ドルで取得。現在その価値は20億ドルを優に超えている。
一方、中国企業銘柄で唯一保有していたペトロチャイナ(中国石油天然気)株は、
最近になってすべて売却した。
10月25日、韓国に立ち寄ったバフェット氏は、「ポスコは優れた企業であり、
優れた企業の価値はどんどん上がっていく」と語り、ポスコ株を今後も持ち続ける方針を示した。
>411
◆造船、鉄鋼、石油化学などの重工業が盛況
もちろん、韓国とて世界経済を揺るがす市場の混乱と無縁ではない。米国発の信用収縮や原油高の
あおりでソウルの代表的株価指数KOSPIは今月約 9%下落した。ハイテク需要が予想よりも伸びず、
韓国企業が市場を牛耳っているメモリーチップの価格も急落している(BusinessWeek.comの記事を
参照:2007年6月15日「Samsung's Chip Business: What Happened?」)。
韓国のIT(情報技術)業界を先導するサムスン電子(SSNGY)の株価は今年15%近く下落。
全従業員の2%近くに当たる約1600人を解雇した。
とはいえ昨年末比では、株価指数KOSPIは約30%上昇している。韓国経済のほかの分野が大きく
伸びたためだ。最大の魅力は様々な産業における韓国の製造技術だ。造船、鉄鋼、石油化学などの
重工業は、インフラ整備や海運業に力を入れる新興国からの需要が増えて盛況だ。
「韓国企業の多くは、市況産業で圧倒的な市場シェアを誇っている。そして、市況が上向いて
いる時には他国のライバルよりも高い業績を上げてきた。資金運用者が特に注目すべきなのは、
中国の急成長の波に乗って活気づいているこうした企業だ」。
モルガン・スタンレー証券(MS)韓国支店長、ヤン・ホチョル(梁浩徹)氏は言う。
造船業を見てみよう。韓国銀行(中央銀行、本店ソウル)のリポートによると、“世界の工場”と
なった中国の輸出入貨物用の船舶の需要は少なくとも 2010年まで堅調に伸びる見通しだ。
ということは、韓国の造船各社の好景気もこれから数年は続くということだ。
韓国の現代重工業(HYHZF)、サムスン重工業(SMSHF)、大宇造船海洋(DWOSF)は
世界の3大造船会社である。昨年引き渡された世界の船舶の41%は、これら3社をはじめとする
韓国の造船会社が建造したものである(BusinessWeek.comの記事を参照:
2007年5月18日「A Steady Hum at South Korea's Shipyards」)。
>412
船舶の輸出売上高が膨大なため、韓国銀行は今月、韓国ウォン高がさらに進むとの懸念を表明した。
韓国造船各社はこの先約4年分の受注を既に確保している。造船会社は為替リスクを回避するために、
ドル建ての入金予定額を為替予約(ドル先物売り)する。引受銀行は先物買いしたドルと相殺する
ために、直物取引市場で同額のドルを売ってウォンを買う。その直物取引の決済用のドルは海外から
借り入れる。この繰り返しでウォン高ドル安が進むというわけだ。
造船世界一の現代重工業の株価が今年3倍以上に上昇したのも無理はない。11月8日に報告された
第3四半期決算の純利益は4億7500万ドルと、前年同期の2億3000万ドルの2倍以上に増大した。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071130/142031/
>413
バフェット氏は韓国に夢中
原油高なんのその、造船、鉄鋼、石油化学が絶好調
2007年12月3日 月曜日
◆経営の透明性が上がり、株価が適正に評価
鉄鋼や石油化学など、ほかの市況型業種も新興市場の急成長による恩恵を受けている。
韓国の石油化学最大手LG化学(LGCLY)は、プラスチックから床材、自動車の部品に至る
多様な製品を生産している。第3四半期の純利益は2億2900万ドルと前年同期比で73%増加。
LG化学の株価は今年これまでに120%上昇している。
1997年のアジア危機後に導入された国際的な経営基準も株価上昇に寄与している。
「かつて韓国株式市場は透明性と流動性に欠けていたため、株価は実態より低く抑えられていた。
だがそうした点は著しく改善され、少なくとも上位40〜50社の韓国企業の株は適正に評価される
ようになってきている。韓国株の過小評価はもはや大きな問題ではない」と、
モルガン・スタンレーのヤン氏は言う。
アジア危機以降、企業の再編成によって韓国企業の財政は健全化した。
韓国開発研究院(政府系シンクタンク)のイム・ギョンムク(林敬黙)研究員は、
1990年代後半には400%に達していた韓国企業の平均負債比率(自己資本に対する負債の割合)
は、100%を切るまでに改善したと指摘する。「韓国企業の多くは、景気低迷を乗り切るのに
十分な手元資金を持っている。次の景気上昇期にはかなり儲けることができるだろう」。
>414
◆原油高が韓国建設業を潤す
世界第2位の液晶(LCD)パネルメーカー、韓国LGフィリップスLCD(LPL)の負債比率は50%を
大幅に下回る。市場の過剰供給が響き、今年3月まで4四半期連続で赤字だったが、先月発表された
第3四半期の純利益は5億7300万ドル。ここ13四半期で最も多く、前年同期の2億4900万ドルの
赤字から大逆転した。コンピューターやテレビ用の薄型パネルの需要が増えたためだ。
原油価格の高騰も、韓国の土木建築請負企業にとっては大歓迎だ。絶好調の中東建設市場から
大きなプロジェクトを受注しているからだ。原油高で中東が得る利益の多くは、新しい製油所、
石油化学プラント、幹線道路、海水淡水化プラントなど、韓国企業が得意とする分野の建設に
向けられている。
建設工事の新規発注が減少する兆しは今のところない。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは、
世界最大の建築物、世界最大の屋内スキー場、ヤシの形をした3つの人工島が建設中だ。
サウジアラビア政府は270億ドルをかけて経済都市「キング・アブドラ・エコノミック・シティ」
を建設中。クウェート政府は自国の製油能力を倍増させるために140億ドルを投じる。
「中東諸国が自国の産業基盤の確立にこれほど真剣に取り組むのは初めてだ。
この地域での建設ブームは、今後10年は続くだろう」と、韓国のプラント建設専門会社サムスン・
エンジニアリング(SGRGF)のホン・ソンイル統括マネジャーは言う。同社の株価は今年2倍以上
に上昇している。
韓国建設交通部によると、韓国企業は今年1〜9月に総額256億ドル分の建設工事を受注した。
前年同期の126億ドルから大幅に増加している。
>415
◆米国が風邪を引いても大丈夫
米国で消費が落ち込んでいる今、韓国の市況産業が米国経済への依存を弱めているのは
良いことだ(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2007年11月26日「縮む個人消費」)。
「韓国経済の米国経済離れはかなり進んでいる。米国の個人消費の低迷による影響は、
数年前に比べればはるかに少ない」と、韓国のKTB資産運用(本社ソウル)の
チャン・インファン(張寅煥)社長は言う。
以前よりも均衡の取れた韓国産業界の力強さを好感し、不動産や預金よりも株式に投資する
韓国人が増えている。今月の投資信託残高は1110億ドルと、昨年末の500億ドルから大幅に増加した。
「短期の調整やブレは避けられないものの、長期で見れば、企業の収益性や流動性の向上によって
韓国株式市場は上昇を続けるだろう」(チャン氏)。
� 2007 by The McGraw-Hill Companies, Inc. All rights reserved.
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071130/142031/?P=2
ヒル氏、北朝鮮に到着 核計画の年内申告働きかけ
2007年12月03日12時41分
北朝鮮核問題をめぐる6者協議の米首席代表、ヒル国務次官補は3日、
滞在していた韓国から北朝鮮の平壌に入った。中国の新華社通信が伝えた。5日まで滞在する。
無能力化作業が進む寧辺の核施設を視察するほか、金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官と会談し、
核計画の年内申告を働きかける。テロ支援国家指定解除の問題についても意見を交わす見通しだ。
ヒル氏の訪朝は6月下旬以来の2度目で、寧辺訪問は今回が初めて。
ヒル氏はソウルのホテルを出発時、北朝鮮が近く提出する見込みの申告の1次案について
「最終的なものではないが、真剣な努力を反映したものにしなければならない」と述べ、
内容が十分なものとなるよう求める考えを示した。
http://www.asahi.com/international/update/1203/TKY200712030052.html
【野球/五輪】宿敵日本戦の敗戦を韓国メディアはどう伝えたか⇒敗因を主審の判定やグラウンドのせいにする論評が目立った [12/03]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1196655406/l50 韓国メディア善戦評価…納得しにくい判定、不運なミス
宿敵日本戦の敗戦を韓国メディアはどう伝えたか。
かつての日韓サッカーでみられた「併合以来の屈辱」といった刺激的な見出しはなく、
おおむね善戦を評価し、敗因を主審の判定やグラウンドのせいにする論評が目立った。
韓国「連合ニュース」は「宿敵日本には逆転負けは喫したが、最後まで接戦を演じ、
プライドを保った」と評価し、「韓国チームの決定的な障害」としてカナダ人主審の
「不安定なストライクゾーン」を挙げた。
連合ニュースは「年間競技数が絶対的に足りないアマチュア審判のため、ストライクゾーンが
揺れ、決定的な瞬間のたびに納得しにくい判定で韓国チームに水をさした」と分析。「こうした
主審の傾向を把握した岩瀬は巧妙な投球で何度も危機を脱した」と日本投手陣の制球術をほめた。
不規則なバウンドが目立ったグラウンドにも敗因を求め、
「韓国側にだけミスが失点につながったのは不運としか言いようがない」という論調もあった。
試合開始直前になって先発メンバーを変更し、星野監督が激怒した問題には、各紙とも
「大会規定上、何の問題にもならない」などとあっさり受け流した。
「準備の差だ」と星野Jを高く評価したのは「スポーツ・ソウル」で、「日本は小笠原、高橋、
福留を欠きながら、一糸乱れぬ動きをみせ、日本の精密電子機器のように小さな誤差もなかった」
と評した。早めに星野監督を代表の責任者にすえ、戦力分析要員が韓国、台湾野球を徹底分析。
「韓国は戦略上、日本に負けるしかなかった」と分析していた。
ZAKZAK 2007/12/03
http://www.zakzak.co.jp/spo/2007_12/s2007120301_all.html
韓国ウォン:使える商店街、1年経過も浸透今一つ 取扱店は先見据えPR /山口
下関市のグリーンモール商店街が全国でも珍しい「ウォンが使える商店街」としてアピールを
始めて今月で丸1年を迎えた。「韓国情緒漂う街」と観光客や韓国好きの買い物客の取り込みを
狙ったものの、浸透度は今一つ。それでも多くの取扱店は「長い目で見たい」と先を見据えて
PRしている。【新里啓一】
■受け入れ20店
JR下関駅前から延びる通りには韓国ゆかりの食材店などが並び、入り口などに張られる
「OK!」の文字入りステッカーがウォン払い受け入れ店の目印だ。1000、5000、
1万ウォンの3紙幣が使え、後で店が銀行で円に両替する。
周辺にはコンビニエンスストアも含め約150店が並ぶが、ステッカーを張っているのは
スタート時とほぼ変わらない約20店。ウォン受け入れ総額も未調査のままだ。
「ここ半年ぐらいは使うお客さんがほとんどいない」と話すのは喫茶店「タカダコーヒー」の
東千鶴店長。これまでにウォンで支払いを受けたのは20件ほど。それも話題になったスタート直後
に集中し、大半が韓国旅行で余った紙幣を持ち込む日本人の常連客だった。コーヒー豆の種類ごとに
ウォンでも値段を表示するなど意欲的だが、受け入れ額は約5万ウォン(約6000円)に
とどまっているという。
韓国ゆかりの店も苦戦中だ。料理店「福ちゃん」での受け入れは3件。チマチョゴリなどを扱う
物産店「金海商店」も「日本人が1度、1万ウォン紙幣を使っていっただけ」と寂しげだ。
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■外れた需要予測
山口銀行は02年、地方銀行としてはいち早くウォンの両替を全店規模で始めた。
このため地元ではウォン紙幣使用の需要があるとみていたが、予測は外れた。各店舗は
「韓国人旅行客が下関を素通りし、グリーンモールまで足を運ばない」
「韓国には手軽に行けるため、余ったウォンをわざわざ使わない」など分析はさまざまだ。
下関商議所はアピールを強めるためにポスターを製作中で、関釜フェリーの船内などに張る予定という。
■「継続に価値」
ただ、参加に必要な経費はステッカー代500円のみ。
「損することはなく、長い目で見ていきたい」と先を見据える店も少なくない。
1件しか受け入れていないというカラオケ喫茶店の女性店長も、今年で7回目を迎えた商店街の
「リトル釜山フェスタ」に触れ、「継続することで次第に認めてもらえた例はある。商店街を
何とかしようとやってみたことに価値があり、忍耐強くアピールを続けてほしい」と話している。
〔下関版〕毎日新聞 2007年11月29日
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071129ddlk35040372000c.html
「あっ、汚い」これが韓流“足”の使い方
「足を使って攻めたい」とは話していたが…
韓国代表打線が試合中に再三みせたのが、内角球に前足を巧みに出し、死球を獲る荒技だった。
その巧妙な手口で、日本投手陣は毎回のように得点圏に走者を送られて苦しい展開に。
卑怯な技ではあるが、その熟練度と勝利に対する執念は星野ジャパンを苦しめた。
先制本塁打を放った2番、高永民が5回に見せた左足の微妙な動きに気がつき、
「あっ、汚い」と叫んだファンも多いはず。内角低めの速球が足の近くを通り抜けようとした瞬間、
高はピクリと数センチだけひざをプレート方向へ動かした。そのさりげなさと素早さは、熟練の技術。
内角球をよけずに出塁するのが得意な選手は日本にもいるが、この日の韓国は組織的とも思える
当たり屋行為の連続だった。6回には昨年の韓国三冠王でもある6番、李大浩が芸術的な左足技を
披露。岩瀬のウイニングショットのクロスファイアの内角球に左ひざを出してチャンスをつくり
だした。
さらに、李は8回無死一塁からも岩瀬の内角速球に当たってこの日2個目の死球で出塁。
好投していた岩瀬もこの死球をきっかけに、たまらず犠飛で1点を献上して冷や冷やのマウンドだ。
1点差とされてさらに2死一、三塁と絶体絶命の場面にまでにじりよられた。
星野ジャパンがこの試合で2四球だったのに対し、韓国代表は四死球6を奪う執念。
圧倒的な投手力に苦戦することをあらかじめ予測していた韓国代表は「足を使って攻めたい」と
話していたが、まさかこういう意味だったとは、日本投手陣も想像できなかったことだろう。
ZAKZAK 2007/12/03
http://www.zakzak.co.jp/spo/2007_12/s2007120312_all.html
>>422 >卑怯な技ではあるが、その熟練度
卑怯な技の熟練度を高めるというのがなんとも
ちoOOOO゙Oらしいよな。
韓国戦の先発7人入れ替え、日本が抗議文提出
【台中(台湾)=太田朋男】2日に行われた韓国―日本戦で韓国が試合直前になって
先発オーダー7人を入れ替えたため、鈴木義信・全日本野球会議国際委員長(全日本アマチュア野球
連盟副会長)は3日、全日本野球会議を通じて国際野球連盟(IBAF)に抗議書を提出した。
IBAF管轄の国際大会では通常、報道資料の作成などのため、試合開始の約1時間前に主催者に
メンバー表を提出する。両チームによるメンバー表交換は試合直前だが、
鈴木委員長によると、「試合前のメンバー交換は儀式的なもの」という。
韓国の金卿文監督は「だますつもりはなかった」と釈明している。
IBAFのオスターマイヤー事務局長は、来年1月にIBAFの規則委、技術委を開き、
開始1時間前に出されたメンバー表を最終のものとするよう規則を改正する意向を示した。
(2007年12月3日21時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/abc2007/news/20071203ie29.htm
朝鮮会館の課税 減免取り消しへ 最高裁判断で熊本市
12月4日10時9分配信 西日本新聞
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連施設「熊本朝鮮会館」(熊本市)の固定資産税などを
同市が一部減免した措置の是非が争われた訴訟で、最高裁が市の上告を退け、減免措置を違法とした
福岡高裁判決が確定したことを受け、幸山政史市長は3日、裁判で争われた2003年度の減免措置
を取り消す方針を明らかにした。04年度以降の取り消しも検討するという。
幸山市長は「(会館の公益性を認めた)地裁判決と(否定した)高裁判決で判断が変わっている。
最高裁の明確な見解が示されず残念だ」と述べた。また、他都市への影響について
「初めて最高裁の判断が示された。一定の影響があるのではないか」と話した。
=2007/12/04付 西日本新聞朝刊=
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071204-00000015-nnp-l43