■地政学とは?

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154『新悪の論理』
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川勝平太、梅棹忠夫、櫻田淳らが提唱する「西太平洋津々浦々連合」はハッキリ
言って、倉前盛通著『新悪の論理 -日本のゲオポリティクスはこれだ-』
(日本工業新聞社「大手町ブックス」・1980年)で既にその全容が紹介されています。

以下引用

●西太平洋海島国家連合を結成せよ
・海島国家の利点
「ヨーロッパがEECという経済共同体をつくったように、日本が今後生き延びる道は
シベリア開発に深入りしたり、シナ大陸への経済援助に深入りすることではない。
まずアジアとオセアニアの島国国家の連合体をつくり、これをがっちり固めること
から出発すべきである。
まず日本は海洋国家であって軍事介入であろうと経済介入であろうと、いずれを
問わず、断じて大陸内部の問題に介入すべきではないという原則を確立すべきである。」
(378ページ)

今読んでも全く色褪せることのない本です。特に当時から日本のマスコミが中国に
及び腰だった点を強調してます。そこでは中国から来たパンダをまるで「おパンダ様」
のように丁重に扱っていたと皮肉っています。

ちなみに僕は本日「Book Off」にて100円で購入。いや〜安い買い物でした。