ドイツってイギリスやルクセンブルクみたいに金融立国になるという
道はないの?
>>918 外国資本を排除する性向があるから、そういうのが残る限りドイツは無理。
まずフォルクスワーゲン法の早期廃止を。
フランクフルト証取がロンドン証取を買収できても、利益がロンドンに還流する構造は変わらない。
>>915 ドイツもITの遅れは良くわかっていて、99年に富士通とシーメンスが合弁
して富士通シーメンスコンピューターズを設立している(パソコン世界5位)。
この会社はパソコンだけじゃなくサーバーも世界5位と巨大企業。
重電弱電の巨大企業シーメンスは総合家電で世界1位にいる。
ドイツが強いのは化学系で、BASF(世界1位)、バイエル(世界3位)の存在が大きい。
意外なのは製薬関係でベーリンガー・インゲルハイム(世界14位)が最大で、強くない。
ITやメカトロニクスや通信関連はドイツは弱いね。
ttp://smartwoman.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=20061116ax016n1 独ポルシェ、VWへの出資比率引き上げ
【フランクフルト=後藤未知夫】
スポーツ車メーカーの独ポルシェは15日、自動車大手の独フォルクスワーゲン
(VW)への出資比率を25.1%から29.9%に引き上げると発表した。VWを
買収から守ってきた国内法(VW法)の撤廃を見込み、提携事業が広がるVW
の筆頭株主として存在感を強める。
ポルシェは、すでにVW株の27.4%を取得したと明らかにした。さらに買い増し、
VWに対して買収提案が必要になる30%をわずかに下回る株式を取得する。
欧州連合(EU)の欧州委員会は大株主の議決権を20%までに制限するVW法
を批判。12月には欧州裁判所での審議が本格的に始まり、来年半ばにも撤廃
される公算が大きい。
両社は四輪駆動車の開発・生産やハイブリッドの技術開発で提携し、2009年に
発売するポルシェの新型スポーツ車でもVW工場を活用する。ポルシェは昨年
9月、VW法撤廃後も重要な提携相手を買収から守るとして資本参加を決めた。
>>921 ほら見ろ、ドイツ人は自国資本に拘って、必ずこういうアンフェアなことをやる。
「自らを守ろう・〜を守らなければ」という「焦燥感、危機感、不安感、恐怖感」によってつくられた法規制が
結局長い目で見れば、それが自らを束縛し、身動きの出来ぬまま自滅の道を歩む。
ドイツにおける全てのことにいえること。
ドイツ全体でそれらに対処できるような「柔軟性」をドイツ人は持ち合わせてはいない。
>>911 まあ、ドイツはイタリアと並んで、
英仏のライバル関係の中で生まれてきた「主権国家体制」に
どうしても上手に適応できない劣等生の感があるからね。
イタリアはルネサンス以来、近代を先走りしすぎて落ちこぼれたんだが、
ドイツの場合、明らかにスタートが遅れた正真正銘の劣等生という違いがあるが。
EUというのはこの意味での主権国家体制を
部分的に克服しようという試みでもあるので、
ドイツとしてはベネルクスやイタリアと並んで
「よく馴染めるシステム」である「はず」なのだけれどねw
主権国家を維持しながらEUを作ろうとするフランスとの確執もさることながら
微妙な外野とも内野ともつかない位置から、巧みな揺さぶりをかける
イギリスに、ここ2〜3年ほどは見事にしてやられている感はあるな。
EU自体も、見方を変えれば「ドイツ自身の拡張版」
違いは、EU自身がドイツほど「一つの国家」という意識が希薄なこと
毎年必ずといっていいほど、ドイツでは「州の再編成案」がもちあがる。
最近新しいのでは、一挙に半分にしようという案も。
が、いつもながら常にうやむやになる。
現在ある連邦州にしても、ナポレオンの意思決定により編成されたものが基盤となっている。
一つの主権国家ドイツとしての歴史などは新興国家アメリカよりも浅く、
概念としてのドイツの時に比べ、その寿命は短く、最後は閉塞感からの破滅の道をたどる。
ヨーロッパ各国が、ドイツが一つの国家になることを危惧した背景には、
ひょっとすると、ドイツ・ドイツ人の持つ気質・特性がマイナスに作用した場合、
閉塞感に陥りやすく、ドイツ自身にとっても、周辺諸国にとっても、とても危険な常態になる可能性が大きい。
と考えたのではないか。
第一次世界大戦の戦後処理で、オーストリア帝国は無残なほど解体され現在まで至る。
>>925 >現在ある連邦州にしても、ナポレオンの意思決定により編成されたものが
>基盤となっている
メッテルニヒがつくったドイツ連邦は、神聖ローマ帝国は再興せず、単に
ナポレオン的ヨーロッパを分割しただけのような。ラインラントもフランス的
改革の骨子は残っているし。
ナポレオン3世がドイツ連邦やウィーン体制を存続させる方向で外交を行って
いたら、ヨーロッパの歴史はかなり変わっていたのかな。
>>923 1873年にドイツでバブル経済が崩壊した後、保護主義へ転換したが、それが
保護政策を中止したほうがいい状況になっても続けられた。バブル崩壊に過剰
反応しすぎて、自由経済思想が批判され、農業・共同体・堅い仕事が国家の
中核なのだという声が強まっていった。
>>926 変わっていたかもしれない。
しかし、結局はプロイセンがでしゃばってきただろうことは、容易に想像がつく。
つまり、「ドイツ」はプロイセンの野望によって出来た国であり言葉でもある。
「ドイツ」などという国をさす言葉も、ここ200年内のことであり、ある意味とても誤解の多い固有名詞。
EUが出来た現在、ドイツが今のような状態に陥ってまで、一つの国家として存在しなければならない意義を、
私的には既に見出せない。
欧州の秩序回復(DDR及び東欧の開放)とEU成立によって、大国ドイツの使命・意義は、一応の終焉を迎えてもいいと思う。
「ゲルマン民族による一つの国家」という妄想に執着することは、ロシア人が一つのスラブ民族国家に執着するのに等しい。
民族が同じでも、部族も何もかもが厳密には違う。
ソ連時代、あれほど強固な関係とも思われた、ウクライナやベラルーシも結局は分離。チェコスロバキアに関しても同様。
EUというのは、本当にドイツにはなじみやすいシステムのように思う。大きな枠組みの中の緩やかな連帯感。
その中に、一独立国として各都市、各邦国が加盟するのに何の支障もないはず。
それぞれが、一独立国として独自の文化、国内法、主要産業、経済を持てばいい。
ドイツは大きくなると役人根性を最大限に発揮してしまう。いい意味でも悪い意味でもね。ww
たとえ国家にとって弊害にしかならないものでも、「法は法、決まりですから」のひとこと。
役人仕事をさせたらドイツは世界一。
当然経済感覚も疎くなる。自己改革皆無。与えられた仕事をこなし、規律を守り、固持する。
>>927 ドイツが崩壊すると、中欧がまたイギリス、フランス、ロシアの草刈場になるな。
>>928 いいや、ドイツの各州を独立国とすることは崩壊という言葉で表されるような悲惨なことではなく、
むしろ発展的解体だ。
また、EUの体制を整備することで中欧は列強の草刈場になることは防げる。EU圏外であるロシアは初めから論外。
ドイツ解体の際は中欧最大の国家で、人口やGDPで中欧の半分を占めている大国ポーランドの姿勢が鍵となる。
これはジョセフ・ロスチャイルドの受け売りなんだけど。
>>929 いや、ドイツをそんな事にすると、スペイン、イタリア、フランス、イギリスも分裂の火種を抱えているだけに
それらの国でも分離運動が盛んになって、収拾の付かない大変な事になる。
現実味は一切無いよ。
あと、ポーランドは大国ではないし、ロシアを向こうに回して中欧の権益を確保できるような
リーダーシップをとることなんてありえない。
>>929 やはりドイツ解体の際には、ポーランドの動向が鍵になると出ましたか。
その他の懸念として考えられることは、フランスとイギリスの確執の顕在化。
それと、もしフランスがEUに対し発言権を強め、他のEU諸国の反発を招いた場合、EU脱退もありえるということ。
まあ、そうなったらなったで、EU、フランス、イギリスという、実にヨーロッパ的な「3すくみ」状態になるわけだが。
転じてドイツにおいて、
今のまま行けば、遅かれ早かれ、最悪なジレンマ状態に陥り、脳内堂々巡りの末、脳内痴呆状態化し、
暴走を始めて、最悪な状態で崩壊する可能性がとても高い。
そうなった場合、若いEUにはとても荷が重く、無傷では済まないと思う。
今のドイツは、西ドイツ時代と違い、既に現在の状態を長期維持できるだけの体力も財政も何もかもないに等しい。
ドイツが平和的に解体、そしてEU加盟できるなら、その時初めてドイツはプロイセンの亡霊から解き放たれ、
過去のドイツとしての重い贖罪、責務から精神的に開放されると思う。
あとは、それぞれが旧ドイツ連邦諸国として、新たな枠組みのEU整備、発展に尽くせばよいのではないだろうか。
大国ドイツとしては衰退したとはいえ、ドイツが尽力できるノウハウは十分に持っている。
>>930 ロスチャイルドの言うとおり、地政学的な要素も勘案して、ポーランドはEUレベルでは大国だと思う。
重要なのは経済力だけじゃない。
ポーランドがEU全体を引っ張るというのはないが、中欧を引っ張るということはある。
実際、現在ポーランドとロシアの対立でEUとロシアの協議が混乱している中、
リトアニアがポーランドにしっかりと付いている。
議長国のフィンランドもポーランドの勢いに圧されている。
次に持ち回り議長国となるドイツもポーランドを軽視できないのは確実だ。
>>930 >ロシアを向こうに回して中欧の権益を確保できるような
>リーダーシップをとることなんてありえない。
いや、今まさにポーランドはそれをやってるんだが。
ロシアに対して中欧の権益を守るために積極的に矢面に立っている。
東欧諸国のロシアに対する怨嗟がある、
EUにロシアのちょっかいを許せば、EUの存亡にもかかわる。
離反した旧ソ連各国、ウクライナ、ベラルーシもその時はEU側につくと思う。
すでにEUのバルト三国は当然。
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/22(水) 20:39:19 ID:Nx96JfAn
>>932 ポーランドもえらい大国化したな。このままアメリカの最大同盟国として軍事的にも
経済的にもドイツに取って代わるのだろうか?
>>934 EUを頼りないと見てるのか独自に中東欧の親米が一層すすんでる。波蘭は
LOTの導入航空機を独仏にエアバスをしろと圧力を掛けられたのにそれを
あっさりはねつけてアメリカのボーイングを導入を決定した。チェコや
ハンガリーは波蘭と違いスウェーデンのグリペン戦闘機を入れたがエンジンや装備は
事実上アメリカ製と安保分野での親米傾斜は著しい。基地を米本土に集約すると
主張してたラムズフェルドがクビになったので米の欧州軍の再編で東欧に再配備
ということに今後なるかもしれない。
>すでにEUのバルト三国は当然。
NATOで波蘭がバルト三国の防衛の責任者になるみたいだな。無論あのあたり
でのアメリカの代理人を果たすということも言うまでもない。ウクライナの東西再編
は時間の問題だからドイツ問題以上にポーランドは旧ロシア地域での役割が重要に
なると思う。いずれアメリカの首脳の演説の中で同盟国として日本と並んでポーランドと
いう単語が出てくるだろう。
>>936 >ポーランドもえらい大国化したな。このままアメリカの最大同盟国として軍事的にも
>経済的にもドイツに取って代わるのだろうか?
それはない。
ドイツの半分の人口の国だから、急速な経済成長を実現しているとはいえ、そこまでの野望はもっていないと思う。
地政学的にも、東にロシアの勢力圏を抱えて、微妙な立場にある。
ただ、リージョナルパワーとしてそれなりの役割は果たしたいと願っているはず。
>NATOで波蘭がバルト三国の防衛の責任者になるみたいだな。無論あのあたり
>でのアメリカの代理人を果たすということも言うまでもない。
うん。たしかポーランドは今年からバルト三国の領空防衛任務を負っている。
それだけにロシアも軍事上の警戒心を隠せない。
>ウクライナの東西再編
>は時間の問題だからドイツ問題以上にポーランドは旧ロシア地域での役割が重要に
>なると思う。
ベラルーシやウクライナの民主化運動で最も活動的役割を果たしているのがポーランドで、
ベラルーシ国境近くの街にベラルーシ語のラジオ局を設置して、
かつてのVOAやBBCやラジオ・ルクセンブルクがやっていたような自由放送を行っている。
>いずれアメリカの首脳の演説の中で同盟国として日本と並んでポーランドと
>いう単語が出てくるだろう。
現状はドイツだけどね。だがメルケル政権は早晩レームダック化する。大連立などうまくいくはずがない。
するとSPDが盛り返してまた左派政権になり親露化しかねない。ということでドイツはアメリカにとって信用ならない。
すでにラムズフェルドがポーランドを「新しい欧州」と呼び重要視したが、
今後、右も左も親米派であるポーランドをいつかは日本のように使うことになるだろう。
とりあえず米軍はルーマニアに展開することを画策しているのではないだろうか。
というのも、ポーランドに対してはロシアが異常なほど警戒している。
>>931 >ドイツにおいて、今のまま行けば、遅かれ早かれ、最悪なジレンマ状態に
>陥り、脳内堂々巡りの末、脳内痴呆状態化し、暴走を始めて、最悪な状態で
>崩壊する可能性がとても高い。
フランスで改革が失敗した場合あの国はどういう状況に陥るかな?仏独という
欧州の二大国がドツボに嵌った場合、戦後ずっと続いてきたヨーロッパの安定が
脅かされそう。
極右と極左が“反米・反グローバリゼーション”という共通の目的で結びつくとか。
つかEUとロシアの協議に関して、ポーランドが拒否権を行使して暗礁に乗り上げてる話は日本ではほとんど報道されないな。
これものすごく重要なんだけどな。
EUはロシアが資源をバーゲニングパワーとして濫用することを禁じる協定をロシアと結ぼうとしているが、
プーチンはずっとこれを拒否している。
また、ロシアはポーランドの食肉などの主要農産物を輸入禁止にしている。
この2つを理由として、ポーランドはEU-ロシアの協議に拒否権を行使している。
拒否権を取り下げる気はさらさらない。この件に関しては完全に対決姿勢を取っている。
ここで重要なのは、ドイツは来年前半はEU議長国となることだ。
メルケルの手腕が試されると同時に、メルケルの真意もここで明らかになる。
941 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 01:55:19 ID:vlhJnMMn
>>941 危険だな。
仏独がユーロのくびきから逃れようとすれば、ナショナリストの台頭を許すことになる。
ユーロはグローバリズムの象徴のようなものだから、放棄すれば対極のナショナリズム
を許しかねない。
ヨーロッパ特にドイツは極端な思想に走る傾向があるから、時代を揺り動かす流れが
出来上がりかねない。
仏独がこの負担にどれだけ耐えられるかがヨーロッパの命運を左右する。
>>942 まあ、ユーロというのは
「『反グロウバライゼイション』としての『グロバリザシオン』」だからねw
(正確には「モンデャリザシオン」だが)
結局、米英はこの致命的な矛盾を突いて来たわけだ。
この辺、周縁に当たる国としては、近い圧迫者よりも遠い覇権者を好むという
普遍的傾向がある。「近いと怖い」が「遠いと(相対的に)安心」だからだ。
それでポーランドを筆頭に親米英国家が次々に生まれることになる。
「反英語インペリアリズムとしての仏語アンペリャリスム→仏語普及せず」と
全く同じ轍を踏んだことになる。まあアホと言えばアホだが、
不可避の一本道なのかもしれんw
>>942 そうそう。
「特にドイツは」なんだよな〜
安定している時のドイツは欧州にとってとても頼もしい国ではあるが、こと不安定になってしまった時のドイツほど、
欧州にとって危険極まりなく、厄介な国は他にない。
怒りや不満のやり場が政府や国内の事のみに向けられているうちはいいが、
その矛先が本来無関係なものに向け始められると、内面に向けられていたエネルギーが、
外部に向かって一挙に爆発、暴走しはじめてしまう。
熟考型内向思考タイプの典型
その辺は、フランスの場合、国外に向けて危険な行動として顕われることは稀。
中央集権国家としての歴史も長く経験も豊富で、自国内問題として押さえをきかすことの出来るフランスとは大違い。
>>944 いや、爆裂する拡張主義に関してはフランスも変わらないよ。
ただドイツより約1世紀先を進んでいただけ。
フランスは、ナポレオン1世と2世で2回、
拡張主義を炸裂させて、2回とも完璧に叩かれてアボンした。
2回叩かれれば国民感情としても拡張主義の爆発は無益と擦り込まれる。
ドイツは2回世界大戦を引き起こして2回とも負け、
1世紀近く遅れてようやく擦り込まれることになる。
もう今のドイツは20世紀初頭のフランス程度には穏健になっているよw
しまった、2世じゃなくて3世だった。スマソ。
19世紀前半の欧州国際政治最大の問題は、
政治体制が不安定でブレまくり時に滅茶苦茶な拡張主義に走りかねない
不安定な厄介物の「フランス問題」だったわけで。
当時のフランス政治の極端な不安定さと、周辺の影響の大きさには
周辺諸国もほとほと困り果てていた。
>>936 ポーランドがEUを頼りないと見ているというより、こと国防、安全保障に関しては、
基本的に他の西ヨーロッパ諸国に期待も信用もしていない、といったほうが正解。
それは、彼らの歴史的経験から。
・露・墺・プロイセンによる3分割での国家消滅。
・ナチスドイツ侵攻時の無援助。
・戦後のソビエト圏編入の黙殺。
ナチスからの開放はアメリカであるとの認識が強く、EUに加盟しながら親米路線をとる。
外交オンチ、国際情勢オンチの当時や王国の時とは違う。
それなりの代償も苦酸も十分に味わってきた。
国も、自らの地政条件による重要性、危険性を国・国民ともに認識でき、行動できれば、
おのずと国は強大になる。
その辺は、安心しきってしまったのか、傲慢さからなのか、己の保身と権利のみにしがみつき、
国内問題で脳内思考を繰り返し、衰退の一途をたどるドイツとは大違い。
2大大国ドイツ・フランスの不安定振りを、余裕で見ていられるには、EUはあまりにも若く、脆弱すぎる。
>>946 むむむ・・・
そうなのかー
東にロシア、内に2大暴走国家じゃ、EUにはかなりきついな〜
5年ほどの間隔があればまだしも、そういうときに限って、連係プレーよろしく、
仲良く連動しそうな予感・・・
>米軍はルーマニアに展開することを画策しているのではないだろうか
アメはポーランド・ルーマニア・ブルガリアにまたがる南北に
MDを配備するか、という記事が以前あった
952 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 11:29:08 ID:MZXFeOQJ
>>949 チェコもMD参加を表明してる。西欧は西欧でアメリカと共同で欧州版ミサ
イル防衛の計画が進んでるはずなんだが西欧と東欧でアメリカは二股かけてるみ
たいだな。
ttp://news.tbs.co.jp/top_news/top_news3431165.html 独・メルケル政権1年、支持が大きく低下
22日、連邦議会で演説したメルケル首相は、「1年前と比べてドイツ
は良い状態になった。私は満足している」と、政権運営について自ら
評価しました。
今年のドイツはサッカーのワールドカップ開催による社会の盛り上がりや、
6年ぶりの好景気で失業率も回復するなど、首相にとって良い条件が
重なったことは確かです。しかし政権発足後、最大の課題だった健康
保険制度の改革では妥協を繰り返し、与党内からも指導力不足だと大きな
批判を浴びました。
公共第2テレビ=ZDFの最新の世論調査では「政権を支持しない」が
40%にのぼり、「支持する」の36%を上回りました。
政権2年目となる来年、メルケル首相はEU=ヨーロッパ連合やG8=
主要国首脳会議の議長も務めることになっていて、指導力を問われる
場面で苦戦を強いられそうです。
>>953 メルケルは駄目だ。シュレーダーよりはマシだが。
あーそういえば、ヴァイマール・トライアングル(ドイツ・フランス・ポーランドからなるヨーロッパ大陸3大国連合)の首脳会談が12月5日に開催される。
今回は問題が山積だ。
956 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 14:46:05 ID:X5NqmD2N
ドイツも日本に似て政治の苦手な国だなぁ
卓越した政治家というのがなかなか出ない。
職人や学者、軍人といったプロフェッショナルで天才は多いのだけど。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20061123ddm007030162000c.html ドイツ:メルケル政権1年 実績あれど支持率低迷 「民主主義の危機」指摘も
ドイツのメルケル政権が22日、発足から1周年を迎えた。総選挙での接戦の
結果生まれた与野党大連立政権は、重要政策を実現しているにもかかわらず、
支持率は記録的に低迷している。背景には有権者の政治不信があり、「民主主義
の危機」を指摘する声も出ている。【ベルリン斎藤義彦】
●失望感
「いったいだれが首相なのかわからないよ」。与党・社会民主党の幹部は、
連立相手のキリスト教民主同盟を率いるメルケル首相の存在感のなさをこう
皮肉った。
首相は当初、シュレーダー前政権の反米路線を転換するなど得意の外交で得点
を重ね、民主同盟の支持率は急上昇。しかし、その後内政に課題が移ると期待感
は急速にしぼんだ。10月の健康保険改革では、両党間の主張の隔たりから
折衷案で妥協したうえ、実施時期を3年後に先送り。これを民主同盟所属の
州首相が好き放題に批判したことで、メルケル首相の指導力不足に民主同盟の
支持率は戦後最低の30%に低下した。政権に不満な人は当初の43%から
80%に倍増。社民党幹部は「権力争いに国民は失望した」と解説する。
●高い業績
一方で実績に目を向けると、政権が多くの難題を解決しつつあることも指摘
される。これまで未解決だった違法移民の一部合法化策を今月、あっさり決定。
年金受給開始年齢の67歳への引き上げなど社会保障改革も行っている。10月
には4年ぶりに失業率が10%を下回った。06年の経済成長率は2%を超える
見込みで、新規国債発行額も統一後最低になるなど経済政策で好成績を残す。
「現実に比べて評判が悪過ぎる」とボスバッハ副院内総務(民主同盟)は不満げだ。
●政治不信
与党幹部は「民主主義の危機も感じる」と打ち明ける。ドイツでは戦後、社会
民主主義か保守かを対立軸に、社民党、民主同盟の2大政党のいずれかと小政党
が連立を組んできた。ところが05年総選挙で2大政党は得票が伸びず、大連立
を選択した。「国民は大連立を選んだわけではない。失望は政治不信になる」と
幹部は話す。
大連立への批判から2大政党の支持が減り、結果として小政党が乱立して大連立
以外の選択ができなくなる「逆説的な現象」(デッカー・ボン大教授)も起きている。
同教授は「政権への不満が議会制民主主義への不満になり、直接民主主義を
導入する議論も出てくる」と警告している。
◇首相「転換に成功」
メルケル首相は22日、政権発足1年を機に連邦議会で演説し「(政治の)
転換に成功した」としたうえで、経済成長を達成したことを指摘し、「正しい
方向に向かっている」と成果を強調した。政権への支持が低迷している点に
ついては「すぐに支持は得られないが、問題を避けるわけにはいかない」と
「改革」を続行する意向を表明した。
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 16:55:44 ID:MZXFeOQJ
また来年に選挙がありそうだな。
962 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/23(木) 17:00:26 ID:v1M0AP2F
b
>>957 はっきり言うが、全然似ていない。政治システムは日本のほうがいはるかにスッキリしている。
ついでに言うが今のドイツにプロフェッショナルで天才な職人も学者も軍人も居ない。
そんなものがいればこんな状況になっていない。
良い悪いは別にして、指導力と言う面では、コール以降のドイツの政治家全部が束になっても
小泉純一郎一人にかなわない。
そういうシステムだから仕方ない、とも言えるが、一度ドイツの絶望的とも言うべき政治の
硬直化現象を体験してみた方が良い。普通の日本人なら気が狂うぞ、あれは。
>>963 はあ、似てないっていうか、、、今のドイツそこまで落ちぶれてやばいか。
>>964 ドイツの政治システムで、今恐ろしいのは、
例えば昔、欧米や日本の自称知識人が「日本は政権交代がないから何も変わらない」
みたいな事をよく言っていたけど、ドイツの場合(まあ、ヨーロッパ全体にも言えるんだけど)
「政権交代があるから何も変わらない」
って言うジレンマに陥ってることだね。だから体制化していない極右や極左に不満評が流れると言う
現象が起こっている。ドイツも含めて中欧は景気後退期に入ってしまったから、この流れの中で
いつ極端な事が起こっても不思議じゃない。
>>965 >ドイツも含めて中欧は景気後退期に入ってしまったから
他はいいんだけど、ここだけ認識不足だよん。
ドイツの今年のGDP成長率予測は2.3%と未曾有の好景気。失業率も激減中。
中欧で最も大きな国であるポーランドも5.3%と順調。
ドイツの問題は、地域間格差が解消していないことと、急速に貧富の格差が広がっていること。
後者は日本と似ているが、ドイツの相対的貧困層に属する人口は650万人以上となっていて、どんどん増えている。
そこにきて雇用流動性が極端に低い社会だから、仕事の無い人は将来への希望もない。
>>963 『『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)に、
「明治日本の藩閥政府は、内部に反対意見もあったが、ドイツと同じ道を選んだ。
その理由の一つとして、藩閥政治家は武士として育ったため政治的自由主義や
共和主義という考え方に馴染みがなかったことが挙げられる。憲法と代議制議会が
近代国家としての体裁を繕うのに必要なことは、彼らも理解していた。しかし
政府には何としてでも解決しなくてはならない問題があった。今日もイスラム
国家の多くが似たような問題を抱えているが、明治政府は近代化を推し進めると
同時に、自分たちの権威を昔からの伝統に求めようとしたのである。その解決策が、
ドイツの政治理論を日本神話に接ぎ木することだった。日本とドイツはもともと
よく似ていて、軍による統制、君主の神聖化、民族の精髄として国土と血統の
純粋を宣伝する態度など、共通点が多かった」
と書いてあったが、欧米人にも日本とドイツが似ているといいたがるヤシは多いね。
>>965 今回のオランダの選挙でも、極右と極左に票が流れたんだっけ?