原油価格高騰中 年内1バレル$100? 第2ラウンド
230 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
2005/12/22(木) 21:47:48 ID:mZiKtZqh 2005年12月20日 20:15EST 石油高でコーンを燃料とする暖房が大人気 石油価格の高騰を受け、トウモロコシを燃料とする新種の暖房が人気を集めている。 WSJによると、トウモロコシを燃料とする暖房炉やストーブの販売は、過去5年間で毎年倍増しており、2005年は約3万台に達している。 特に今年は燃料価格が過去最高水準に高騰した直後から、販売が加速している。ハリケーン「カトリーナ」でニューオーリンズ港が閉鎖され、 出荷できないトウモロコシが中西部で大量に売れ残ったため、価格が過去19年で最低に落ち込んだ。 イーブン・テンプ(製造)では、最初に販売を計画した1000台が生産に取りかかる前から売り切れ、販売業者ポールセン・エース・ハードウエアでも数百台の在庫を10月初頭までに売り尽くした。 ミネアポリスの男性の場合、ガスが月400$に達したためまきストーブにしたが、まき運びの労力や灰、すす、煙突の掃除にかかる手間が問題となっていた。 トウモロコシ暖房炉では、燃料の干したトウモロコシの粒を近くの農家からブッシェルあたり1.60$で購入、日に1回1ブッシェル弱を燃やすだけでよいため、月の暖房費は60$以下にとどまっている。 トウモロコシはすすが少ないため、小さな排気管があれば煙突はいらず、掃除の手間も少ない。また、焼却臭もポップコーンのような香りが微かにただよう程度となっている。 ただし、通常の暖房炉が導管を通じて家中の各部屋を温めるのに対し、トウモロコシの暖房炉は、設置してある部屋のみを温める。 ペンシルベニア大学バッフィングトン教授によると、カトリーナ後の市場における100万BTUあたりの暖房費は、灯油が22.64$、プロパンガスは33.80$、天然ガスは16.47$、トウモロコシが8.75$。 (ブッシェル:1ブッシェル=35リットル。米国では、ちょうど日本の1俵といった感じ 水:35kg;大豆、約27.2kg;コーン、約25.4kg 1トン当たり:大豆36.7454ブッシェル、コーン39.3682ブッシェル)
231 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/22(木) 22:28:10 ID:mZiKtZqh
>>229 2004年10月02日
ドクボ・アサリに翻弄されるナイジェリア 石油戦争がナイジェリアを脅かす
9月30日付け リベラシオン
media@francophonie
ttp://blog.livedoor.jp/media_francophonie/archives/7493055.html アサリはビン・ラディンに傾倒したためにイスラム教徒になったという。
「10月1日からナイジェリアとの全面戦争に入る」。ニジェール川デルタ地帯の反政府グループの宣言は、石油価格を直ちに暴騰させた。
日産250万バレルのナイジェリアはアフリカ一の産油国で、世界第6位の石油輸出国だ。
米製油所から高く評価されているボニー・ライトという軽原油が採掘され、アフリカ一の人口の国は対アメリカ第5位の石油輸出国となっている。
原油価格高騰は、昨年結成されたナイジェリア・デルタ人民義勇軍(FVPDN)の発言力を高めた。4番目に大きな部族であり、
800万人が石油産出地域にいるイジャウ族の代表者として、40代のムジャヒド・ドクボ・アサリが台頭してきた。地域自治権を要求し、デルタ地帯に集中している多国籍企業に撤退を勧告している。
アサリはキリスト教徒だったが、88年にイスラム教に改宗し、イジャウ族の内部では一定の人気を博している。地元経済はバンカーリングという手段に訴える。パイプラインの破壊と原油の密売だ。
毎日、10万バレルの原油が横領されている。
破壊活動により軍資金を得ている。ドクボ・アサリは自前の小規模な製油所を所有している。密売市場掌握を巡って、アケテ・トムが率いる武装集団と闘争している。
カラシニコフで武装し、ダイナマイトを使うことも厭わないトムの強盗団のせいで、
ナイジェリアに進出した多国籍企業の現地本社が多いート・ハーコートの治安までが脅かされている。
60年代の終わりには、同じデルタ地帯にあるビアフラが分離運動を行い、100万人の死者を出す紛争に拡大した。
内戦となっては石油開発をストップさせるだけでは釣り合わない。50%近くを産出するシェル社は先週末、200名の社員を開発現場から退避させた。
昨年、産出量が40%まで低下する事態が発生し、それによって原油レート高が誘発された。しかし今回、石油メジャーは生産を停止する意志はなく、脅しには屈しないと公言している。
232 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/22(木) 22:36:32 ID:mZiKtZqh
原油高招いたナイジェリア紛争の厄介さ 2004/10/05 【何が起きているのか】 【貧困と環境汚染に蜂起した地元勢力】 反政府勢力とは、油田が集中するニジェール・デルタの先住民イジョー族で組織する「ニジェール・デルタ人民志願軍(NDPVF)」だ。指導者のムジャヒード・ドクボ・アサリ氏が90年代後半、武装闘争を提唱して結成した。 ニジェール・デルタは230万バレル/日と世界第5位の産出量を持つ油田地帯だ。シェルなどは、英植民地下の50年代から採掘を続けており、地域の環境を悪化させた。 ニジェール・デルタは、マングローブと運河に囲まれた湿地帯で、土壌・水質汚染は深刻なものとなっている。 イジョー族の「人民志願軍」を率いるアサリ氏の主張は、単純明快だ。「自分たちが住む地域に豊かな地下資源を持ちながら、なぜ我々は貧しいのか」「パイプラインは攻撃しない。環境を汚染するからだ」と。 ニジェール・デルタから産出される石油の売り上げは、年間300億ドルをゆうに超える。にもかかわらず、同地域の先住民の2/3は貧困線(1日の生活費が1ドル以下)より下にいる 豊かになれるはずなのに貧困のまま。あげくに環境は破壊される。 90年代にもニジェール・デルタに暮らす別の先住民オゴニ族が、(環境破壊の)補償を求めて立ち上がったが、政府(軍事政権)によって鎮圧され、指導者は処刑された。 アサリ氏率いるイジョー族が求めているのも、自治権と資源(石油)の管理権だ。
233 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/22(木) 22:37:49 ID:mZiKtZqh
【石油利権握る軍部が米国とつながる】
人口1.3億万人、多民族から成るナイジェリアは、1960年に英国から独立すると間もなく、北部と東部との内戦が始まった。北部がナイジェリア政府軍で、東部が反乱軍(ビアフラ共和国を独自に宣言)だった。最終的には、旧宗主国の英国が支援した政府軍が、勝利した
この構図が今なお続いており、98年に民政に移管されたとは言え、オバサンジョ大統領は軍部出身で、北部の軍部が南部など他地域を支配している。
こと南部の石油資源は軍部が、欧米の石油と結びつき利権を独占してきたと言われている。油田の集中する南部では、地元民族の自治権は認められていない。異を唱えれば弾圧される。
「『シェル』は政府(軍)と結託して、ジェノサイド(大量虐殺)を行っている」と地元反政府勢力が語るのは、このためだ。
現在、蜂起しているNDPVFに対しても、政府軍はヘリからの機銃掃射で追い詰めた。「人民志願軍」の武装は現在のところ貧弱だ。 アムネスティ・インターナショナルによれば「9月中旬までの3週間で500人以上が死亡した」という。
【紛争の長期本格化も】
もし仮に「人民志願軍=イジョー族」を鎮圧できたにしても、ニジェール・デルタでは多民族が武装蜂起している。 さらに厄介なことは、政府軍が米国と結びついた(※2)ことだ。対する地元武装勢力にはフランスやロシアの武器商人から兵器が渡される可能性がある。
60年代の内戦時の兵器供給の構図が少しねじれて再現されることになる。そうなれば、長期的な本格内戦となろう。
(※2)欧米政府は、ソマリアPKO(93年)の失敗を教訓に、アフリカでのPKOはアフリカ諸国の軍隊に委ねるようになったのだが、その結果、米軍がアフリカ諸国の軍隊を訓練することになった。ナイジェリア軍と米国のつながりは、ここで強化された。
(田中龍作)
ttp://www.janjan.jp/world/0410/0410049446/1.php
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/22(木) 22:50:31 ID:mZiKtZqh
☆2005年9月22日ニュース アルハジ・ドクボ・アサリ☆逮捕 ナイジェリア・デルタ・ピープルボランティアフォース(Niger Delta People Volunteer Force (NDPVF))のリーダーであるアルハジ・ドクボ・アサリ(Alhaji Dokubo Asari)がきのう、ポートハーコート警察に逮捕された。 先週木曜にロンドンで逮捕されたバイェルサ州知事の逮捕に関係しているという。
235 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/23(金) 18:37:22 ID:8pXVUx7M
米民主党、上院でアラスカ州石油開発条項を阻止 [ワシントン 21日 ロイター] 米民主党は21日の上院本会議で、アラスカ州自然保護地域(ANWR)の石油開発解禁条項を軍事予算に盛り込む共和党の動きを阻止した。 ANWRの原油埋蔵量は100億バレルに達する可能性があるが、民主党や一部の共和党穏健派は自然保護を理由に石油開発に反対。共和党は、安定した原油生産のために開発が必要、と主張している。 共和党のスティーブンズ議員(アラスカ州)は、ANWRの石油開発解禁条項を無関係の軍事予算に盛り込むことを提案。 反発した民主党や一部共和党議員が議事妨害に出て、多数派を占める共和党は、議事妨害の阻止に必要な票を確保できなかった。 両党指導部は今後の対応を協議している。 (ロイター) - 12月22日10時48分更新