マスード将軍追悼スレ

>>175
そういう意味なら違うかな。フリーランスの寄り合い所帯ってところじゃない。
その点では「独立独歩」と言えるが、日本でまともなジャーナリズムやろうと思ったら、
フリーランスしかできないからね。

とりあえず「左系知識人」ってのは違うだろう。
確か東ティモール行って死んだ人とかいるし。現場にはちゃんと行ってる人たちだと思う。

>>176
この場合のマスコミっつうのは、「日本の」ね。
ル・モンドは時勢に関係無いトピックでも、いい記事が載るもんね。

>・マスード自身タリバンへの現実的な対抗力を失い、
>それを支援する事で反米のポーズを取るのに丁度いい弱り具合になった。

ごめん、２行目の「それ」の主語を具体的に教えてください。

封建制も未成熟な部族社会で北部「同盟」なんて言ったって、、
例えは悪いけど
田岡総長亡き後の山口組のようなもので、、
あるいは北条と武田が足利将軍の画策で織田に対抗するために手
を結んだようなもので、、
組織としての実体はむしろ下部団体に＊しかない＊訳で、そんなもの
もう仮に支援しようにもどうしようもないでしょうよ。

>・マスード自身タリバンへの現実的な対抗力を失い、
>それを支援する事で反米のポーズを取るのに丁度いい弱り具合になった。

>それ＝マスード＝を支援する事で、＝フランスが＝反米のポーズを取るの
　に丁度いい弱り具合になった。

「現地に足を運んでる」か。　キーワードが出て来たね（笑

>>180
その通りだと思う。だから、軍事・経済支援で傀儡組織（部族集団）を作ると思う。
ただ、まさしくその傀儡組織だったラディンがこうなっちゃたから、そのへんは配慮してやらないかも。

武器の供与程度にするとかね。今回は世論もついてきてるし、
ブッシュ君は自軍で一気にアフガンを蹂躙し尽くすでしょうな。

>>181 ありがと。

現地に足を運ばず、人の情報を垂れ流す日本のマスコミは、
ただの権力者の提灯持ちです。

そんなテレビでいろいろやってんのかぁ？
ウチテレビは殆ど日経系の局しかつけないんで全然知らん
だからって別にわざわざ見る気もしないけど、
どういう風の吹き回しなんだろ（？）

現地に足を運んでる朝日の記者もひどいけどね（笑

「緊迫する現地に足を踏み入れた。難民キャンプは食料も
不足しているが子供や女性も含め人々は意外に平静である。
戦闘は局地に限られているようだが、弾が飛んで来たから
帰って来た」

それにしてもアメリカは後どうするか難しいね。
これまでのようにタリバンの存在を暗黙に認める（支持も援助も
与えていたわけではないけど）訳には到底いかないだろうし、

と言って北部ったってまさかイランやロシアと手を組む訳にもいかない。、
そんな事したら中南部＆多数派＆支配階層であるパシュトゥン族とどうにもな
らない摩擦がまたもや発生するだろうし。
傀儡を作るにしても代々のカードルを出している南部のパシュトゥンを中心にし
ないと収まらないだろう。
現実的に官僚組織を作るにしても文盲率８５％の国でエリートらしいのは
彼らの中にしかいない。

そうでなければ国境線を再度引き直して連邦制か何かにするか（藁

>>184
本当の「現場」に行ってるかどうか疑問。
本当の「現場」は危ないから行っちゃいかん、って言うからね。新聞会社が。

全くもって意味不明。これでいい記事書けるわけがない。

で、たまに「現場らしい」とこへ行くと、日記みたいなモノを書くんだよね。
「どーだ、スゲーだろー！」ってか。たまらんわ。

>傀儡を作るにしても代々のカードルを出している南部のパシュトゥンを中心にし
>ないと収まらないだろう。
>現実的に官僚組織を作るにしても文盲率８５％の国でエリートらしいのは
>彼らの中にしかいない。
>
>そうでなければ国境線を再度引き直して連邦制か何かにするか（藁

連邦制は無理だろう。（笑
人的資源の点でも、民衆の政治意識の点でも、難がありすぎる。

やっぱ傀儡は無さそうだな。将来のリスクがデカすぎるもんね。
となると、やっぱ軍事プレゼンスを支える周辺産業育成かな。それも控えめに。

やりすぎるとまた、ナショナリズムが勃興しちゃうもんね。（藁

最近、マスードとアフガン情勢について勉強してきて
あらためてマスードのすごさに気付かされました。
彼が敵対してきたタリバンとビンラディンの暗部がよく見えてきた。
本当に惜しい人をなくしました…。

おすすめリソースきぼ〜ん。>>186

北部同盟はインドネシアに協力を打診したほうが良いのでは？
お互い、イスラム民主主義（非イスラム原理主義）を重んじる所として

ル・モンドの記事は読んだ？
マスードがフランスでは比較的知名度が高かったのは、
彼がフランス語を話せて、記者のインタビューに応じる機会が多かったからと
思われ（彼はフランス語のリセに通っていたってさ）。
ドイツのメディアを覗いたけど、９月１６日の時点では
シュピーゲルをはじめとしてほとんど関心を払っていなかった。
アメリカのメディアも同様。
彼のマイナス面については・・・。
内戦の中でどうしようもなくタジク民族主義者的傾向が出てきたため、
周囲からは他民族の兵士は去っていったらしい。
またカブールではシーア派掃討の際、数千人の犠牲者をだしているって。
市街戦だから非戦闘員も巻き添えになったことは確実。
でももちろん英雄だと思うよ。

日本に帰化したアフガン人が言ってたけど
タリバンはちょっとした戒律の逸脱などにも手足や首を切るなど
本当にポル・ポト政権まがいのことしているそうだよね。
恐怖政治を敷かれて、民衆は表向きタリバンを支持しているかもしれないけど
実際の心情は北部同盟に傾いているっていう話、ありそう。
写真家の話ではマスード将軍はタリバンに
「どちらが支持されているか選挙やろう」って言ってたんだって？
自爆テロやって残った家族を組織に養ってもらうとか、
イスラム原理主義ゲリラが女子供を盾にしてその後ろからロシア兵を撃ったとか、
マスード将軍という人が誰なのかとか、今回はじめて知りました。
勉強になりました。悲しいことにヒーローが亡くなった後だったが。

夕方のテレビで見たんだけど、
男は髭を伸ばしていないと逮捕されて刑務所へぶち込まれるんだって。
そして髭が充分に伸びてきたら出してくれるそうな・・・。

ヘクマチアル（元首相）はパキスタンに捨てられたの？
最近あまり名前出てこないよね。

ラムズフェルド国務長官が北部同盟支援を示唆。

北部同盟は現在タリバンと戦闘中。一部地域を奪還した模様。
ソースは今やってるＮＨＫのラジオニュース。>>193も。

>>184
朝日の国際欄の特派員記事の紋切り型ってこんな感じでしょ。
通信社情報を使わない事に何かポリシーでもあるのかも知らん
けど、ただ物理的に行っただけで何がなんやらという。
現場の雰囲気を皮膚感覚でという事なのか何だか知らないけど、
週刊誌相手に記事や取って来た写真を出来るだけ高く売りたいという
スタンスでやってる連中ならともかく、大新聞あるいは（一応）ジャーナリズムの
看板抱えて行ったんなら、対抗している各勢力にはスポークスマンや、
そうでなくても近いメディアというのが必ずいる訳だから、
彼らと接触して対立点とか今後の見通しとか大体のパースティクティブ
を持って帰って来ないと、少なくとも新聞記事としてまともに読んで貰え
る文章にはなりっこない。

ところで
アメリカ軍から誰かがタジク共和国に行って反対勢力と接触してる模様。
ロシアがアメリカ軍に基地を提供するかどうかは解らない・ただロシアはこ
ちらも以前から反対勢力と接触は持ってるけど、前の記憶が強く残っている
のとコーカサスでの戦闘でも経済的・人的に相当な負担になっているため、
こっちでは直接介入などはしたくないという事とか。

「今日のアフガンの事態はアメリカが悪い（＝ソ連の介入に反対したアメリカが
ビン・ラーデンなどを援助し太らせ、しかも中途半端に放り出した）という訳
ではなく、この問題を含め我々が共に冷戦時代の負の遺産を清算して行かなけ
ればならない」
..........ＢＢＣに出ていたロシア高官。いい加減に聞いてたので細部の異同御免

あげ

行ってきました　明日仕事なので
明日夜にでもレポート書きます

米・ロが北部同盟と情報面で協力する模様ですね。

追悼集会いこうと思ったら満員でした…ｼｮﾝﾎﾞﾘ
197さん、ぜひレポートしてくださいまし。

＞191
それ、NHKの子供用のニュース番組ですね。
たいへん分かりやすく、天然ガスパイプラインの
利権の話まで出ててすばらしかったですよね。

なんかﾏﾀｰﾘと続いてる。凄いぞ！
札幌は２８日か。行けるかな？……

いったいどこが主催・協賛？　その「集会」

名古屋で行われていた写真展いってきました
テロが無かったら絶対行ってなかったことでしょう
そして自分の無知に気付かず、この”英雄”のことも
知らずに生きていったことでしょう・・
世界の無知がこの英雄を殺したのではないだろうか？

＞２０１
そんなにビクビクすることないよ。
たぶん写真家の長倉洋海さん個人。
長倉さんは通信社カメラマンを経てフリーになって
紛争地帯の写真取ってるうちにマスードの噂を
聞きつけて、当時２９歳の自分と同い年だっつー
だけで山越えて会いに行って一緒に生活してみた人。
別にバックに特定の団体がいるとかいうわけじゃないの。

私がマスードのファンなのは、単にｲｲ男だから（藁

私も22日の追悼集会行きました。
でも最初のレポは197氏に譲ります。

1です。
録音でもしておけばよかったのかもしれませんができなかったので
箇条書きでご勘弁を。
個人的な感想や雰囲気は今後書いていきます。


まず参加者をみましたが、中年ぐらいの方が多く、職業的にも教職や公務員
風の方が多い。20代の方もちらほらいて、カップルが目立ちました。で頭がよさそう
ですが、いわゆるコヴァ政治思想風ではなく、外大風といった感じでしょうか。
7時45分頃長倉氏が登場追悼集会開始。

マスードが生きていたら。

アメリカの地上軍投入にも空爆にも反対したのではないだろうか。
マスードは、パキスタンやラディンの援助が無くなればタリバーンを半年で
追放できると話していた。
マスードには、軍事指令官としてではなく、アフガン復興で働いてもらいたかった
マスードかねてより、アフガンの問題はアフガンだけの問題ではなく、国際テロの
問題であると指摘していた。

タリバーンとマスードの違い
マスードはアフガンを愛し国民和解を考えていた。
対するタリバーンラディンは、アフガン国民より国際テロの踏み台としてしか
アフガンを考えていない。
長倉氏の奥さんによると、ラディンは愛国者マスードを嫉妬していたのではないだろうか
ラディンはイエメン人の父パレスチナ人の母国籍はサウジ。愛国よりイスラム国際闘争に
自己を求めたか？

欧州議会も追悼集会で、マスードを援助しなかったことを悔やんでいた
今後のアフガン　マスード派　長倉氏　日本

北部同盟といっても実態はマスード派だけであった。それにタリバーンに追い落とされた
各地の指導者が逃げていただけであった。それをマスードの力でまとめていた。
マスードを継いだ指導者にもあったことはある。ただマスード派にはナンバー2が
いなかった。マスード派内はまとまっても、各勢力指導者とは別れるのではないか。

来年にはマスードの本を書きたいし、アフガンにも行きたい。
そしていつの日にか平和が訪れたときカブールでマスードの写真展をやりたい。

日本は、パキスタンへ援助をするからアフガンへ介入するな等の外交努力ができたのでは
ないのか。今後は復興に力を

マスードの戦い

マスードは市街戦になるのを避けていた。それを知っているタリバーンはわざと狙ったりもしていた。また市街地や民間人攻撃を命令することは長倉氏の知っている限りなかった。
攻撃してしまった兵士や司令官は糾弾した。
共産政権を倒し、カブールに一番乗りできる状況で、あるいはマスード独裁政権
を立てることもできたが、全民族参加の政権を望みそのようなことはしなかった。
しかし、他の司令官は基盤をおさえ勝手に通行税や誘拐なども行った


捕虜の扱いについて。
捕虜も自由に基地内を行動、家族とも自由に面会させていた。
虐待などはなかった。
タリバーンの前に、パキスタンに援助を受けていたヘクマチアル氏は、カブールに
爆弾をどんどん撃ち込んだ。その攻撃でカブールは廃墟となった。
その後人望がなくなったヘクマチアル氏はパキスタンにも見捨てられ、支配地域から
追放されてしまった。そのときマスード氏は仇敵であり、部下も何名も殺されているにもかかわらず、ヘクマチアル氏を受け入れた。
しかし、ヘクマチアル氏はマスードの生死が未だ不明な時期から、イランでマスードの
死をアピールしていた。

土曜日の集会に行って来ました。
マスードの笑顔に写真に胸を打たれました。
長倉さんの話し・涙にわたしも大泣きしました。
とても、とても憤りを感じます。
基本的にはアメリカの報復には反対ですが、
イスラエルのラビン首相亡き後の混迷をみると、
マスードがいなくなって、アフガンには平和は来るのだろうかと
不安になります。平和をつかむ瞬間、人間はそう簡単には現れないかと
集会での長倉さんの
「マスードがいなくなったアフガンにはもう行きたくない気がする」
ってことばに心を打たれました。

これかの追悼集会・出版物の詳細は
↓まで。
http://www.h-nagakura.net/

ところで、追悼集会に出た方に質問です。
ゲストで来ていた「やすいひろみ」さんは何をしている方ですか？
今日からアフガンに入ってますよね。
女性の日本人でアフガンの取材をしている人がいるなんて驚きでした。

彼の笑顔って優しそうなんだけど
瞳の奥に深い憂いを感じる・・
見てて悲しくなった

立派な人って早死するよね・・・
で、周りの人たちが「あの人が生きてさえいれば！」って思うんだ。

でもいつか立派な人も死ぬわけで。
これは周りの人たちがしっかりしないといけないってことなのか？
と思うことがある・・・

>>206 マスードは、パキスタンやラディンの援助が無くなればタリバーンを半年で
追放できると話していた。
　？？？？？
　うーん....... お目出度い（Ｗ

偉い人ってのは、ときおりホラをふくものなんだよ・・・

そりゃまぁタジキスタンから追放出来たかも知らんけど
ムジャヒディンのためにボロボロになったパシュトゥンの下層民に
とって、タリバンはパキスタンのパンジャブ人の傀儡とはいえ
困った事に一応英雄みたいな存在でもあった。
それを追い出して、タジキスタンから多数派のパシュトゥン人地域に
傀儡でも立てる訳？
知られていなかったって西欧圏のreal politicsのメディアでは名前は
ずっと前からフツーに出てたよ。
国民の和解ったって、封建制も未成熟で各地の水殿様を中心にした
小集団を単位にそれぞれがいつどっちに転ぶか解らない連中を
全部一方向を向かせ纏め直すのに、ライオン氏の個人的カリスマ？
だけの話しか出て来ないようでは、彼らの評価の通りそうなかなか
頼りにはならなかったでしょうよ。

ここまで来ると営業くさ〜

釧路市なんて田舎でも追悼集会あるんだね。
地元紙に載ってた。
アフガンの実態の語り部としてがんばれ、長倉さん。

最近北部同盟のことをマスコミがとりあげてる
けど今の司令官は誰？

>>215

ファヒム。

北部同盟スレが立ってました。

http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1001115772/

昨日うちの大学に長倉さんが講演にいらっしゃったので聴きにいきました。
将来カメラマンになる人達に向けてのものだったので
アフガニスタン、マスードのみならず
今まで撮ってきた写真、思いなどを語っておられました。
フォトジャーナリストの眼という本を買ったのですが、
その中に「アフガン人のふりをしてマスードに会いにいった。
途中検問でペルシャ語で色々質問されて困った」
と書いていた通り、くっきり二重なんだけれども
涼しげな眼（アフガニスタン系…）もじゃもじゃの鬚が素敵でした。
北部同盟の捕虜となったソ連兵のことが書いてあったり、面白い本です。

>211
それほど無謀な発言とは思えない。

タリバンが壊滅したら、アメリカはマスード将軍を蘇生させる計画を立てている

マスードの兄弟（Northern alliance 対外代表）がイギリスにいて、インタビュー。
（在ローマの国王と交渉にあたってた当人らしい）
「テロリストとしてオサマビンラディン一人を目標にするのは間違いである。
なぜならタリバン自体がテロリスト・犯罪者のネットワークそのものだからだ」

「９２年に我々がカブールに入った時に破壊や流血が相次いだと言うが
その当時パキスタンが直接カブールを爆破攻撃（ぼんばーど。爆撃？）
していたのは周知の事実である」

「パキスタンはアフガニスタンの出来事に正当（れじちめーと）な関心を持
っているのではないか？当時も、今後も。」と問われ、
「タリバンが駆逐された後にはパキスタンの責任を問わねば治まらない」
とか何とか。　いやいや過激である。　大丈夫かいな

弟はいまいちビンボくさい顔でガッカリ。

sage

ニュースで北部同盟と聞くと、マス−ドが生きてたらといつも思ってしまう。

ひさびさにあがったね
軍板くらい活気がでればなぁ〜

ランボーマニアだったら映画板の方が・・

■写真集のお知らせ
　「マスードの戦い」,「マスード 愛しの大地アフガン」　
「マスードの戦い」(河出文庫)が再版されます。(11月10日)
　「友よ、安らかに眠れ！ 愛しの大地アフガンに」（巻頭より）。
　　同時多発テロ直前に暗殺された、アフガン北部同盟の星・マスード
　　――その素顔に迫る！

「マスード 愛しの大地 アフガン」(河出書房新社)が新装普及版
　として出版されます。(11月20日)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

長倉洋海氏のHPより

涙ぐましい・・