春日によって、エビス屋が幕府出入り禁止にされたシーンも
脚本的には完全なミス
あれで、「お万が春日に報告せず、独断で余計なことをしたから、
かえってエビス屋がひどい目にあわされた」という印象を
視聴者に与えてしまった。
あのとき春日は老中と会議中だったから、お万がいったん帰らせるのは
気の毒だと思って、独断でエビス屋を入場させたわけだが
いったん帰らせて、春日がきてから報告して判断をあおぐのが普通だよな
出入り禁止にされたら、納入業者が官庁から指名停止を受けるようなもんで
たぶん、倒産確実だろうなw
孝子は、「勝手に親が金目当てで結婚決めて、遠い江戸に送られた被害者意識を持ってる人」
というだけでキャラが首尾一貫しているからな。
外部に遊びに出かけたり音楽家などを呼んだりするのも、
ちゃんと禁制の「隙間」をくぐってやっているんだという自覚をもってる
(禁制そのものを勝手に変えようとしているわけではない)
もう忘れられているようだが
秀忠は、凡庸なマイホームパパという感じで
わりとコミカルに描かれていたな
還俗やらキリシタン狩りで、真面目正直なお万はまだ上様に
憎しみとまではいかなくとも、幾分嫌悪があるってとことを、
あの病床の場面や、寝屋で目を伏せる場面では描写したかったんじゃないかね。
で、予告では次週にやっとお万も上様の心情を理解するっていう流れっぽくない?
脚本家もそれほどお万を人格者として書いてない気もしてきた。
実際どうか知らんが、いずれにしても非常に分かりづらい脚本だな。
>>897 嫌悪なら嫌悪で、はっきり描いてくれれば納得できたんだけどね。
何か、すごい人格者みたいな感じで始まったから、
上様に対してもそれなりの理解を(愛である必要は無い)
示してくれないと、偽善的な感じになっちゃうんだよね
「菩薩or人格者なら、自分と違う考えの立場の者にも
一応理解は示してみろよ。まして上様はずいぶん寛大な
人だろ。なんか平気で突き放してるだけみたい」
というふうに感じてしまう。
>894
同意。
あれでお万と春日の対立の一端を書いたつもりかもしれないが
お万の浅はかさが印象付けられただけ。
前回の家族に会わせるエピソードは個人的にいいと思ったので
あれだけにしておくべきだったんじゃないかと。
エビス屋出入り禁止で、お楽が春日に恨みを持つとか
強引に持って行くつもりなのかもしれないが…。
それだとお楽の印象も悪くなるんだよなあ。
しっかりしてくれ、脚本家。
まあ、勝手にエビス屋を中に入れたら
エビス屋自身の立場がやばくなるのは明らかだよね。
目先のことで判断せず、ちゃんと正式な手続を踏めば
良かっただけ
(正式に申請しても、十中八九、春日は許可しないだろうが、
このドラマ世界の流れ?でいえば、可能性ゼロとは言えない。
最悪でも、幕府との取引停止処分にされることはない。)
お万の恋愛が話の中心になりすぎてるんじゃないかと。
その中で菩薩のように見せるのは無理がある。
今は恋する我儘な女、の描き方になってる。
キリシンタン狩りに反対するのも、それに対する嫌悪感というよりは
好きな人を守りたいからに見えてしまう。
お楽を元彼に会わしたのも、同じ恋する女として同情してるだけに見える。
そんなお万がえらそーに春日に意見するのを見ると
ハナで笑ってしまいたい気分になるんだよな。
>>892 >史実でもあまり評判がいいとはいえない家光を
>ここまでできた人物に書くとは思わなかった。
>春日、家光を好人物に描きすぎたのが逆効果だったかも。
そう。
脚本家としては
「お万=家光の非情な政策(+大奥の厳格な規則)を、少しでも和らげて
下々の者の苦労を軽くしようとする博愛主義者」
というつもりなのかも知れないけど、
家光が全然非情ではない(むしろすごく寛大で、敵対者の立場も理解してくれる)から
その設定は破綻しているんだよね。
むしろ、「寛大な家光を評価しようとしない愚か者」に見えてしまう。
家光って、史実では問題も多い将軍なんだけど、
フィクションの世界のイメージはいいよね。
あと、吉宗や家茂なども。逆に綱吉や家斉はまあ最低。
どっちのイメージを優先させるかも描き方のポイントだったと思う。
個人的には、今回のように側室が多くて、お寝巻きシーンが多い
上様が、性格も問題でブサだったら、見たくないわあ。
王子さまキャラでよかったと思う。竹千代との違和感がなくて、
春日が必死に護る対象として説得力があった。
お万がバカに見えたけど。
>>903 結局優しくて春日が母性愛で守りたくなる家光公ってのと
無理矢理連れて来られて元の場所に戻る事も出来ず時代に翻弄される慈悲深い尼僧
って設定を同時進行でやっちゃった所が大問題。
きちんと段取り踏んで、将軍として行動をしてる人格者の家光と
ただ悲観してばかりで周囲を見ようともせず、個人の判断で好き勝手行動するお万とじゃ
どう考えても後者が支離滅裂で鬱陶しい。
孝子様って「家光の褥に侍らずに居れて清々したわ」みたいな事言ってたけど
やっぱりあれって捨て台詞みたいなもんで、本当はきちんと奥方やりたかったんだね…。
録画したのを見返してたけど、寝所に一人待たされてる時の顔が…。・゚・(ノД`)・゚・。
やっぱり演技上手いな、キムタエ。
あといっけいも違う意味で上手いね。
お江与に「お静って誰じゃい!」って迫られてた時
「逃げて〜!!いっけい逃げて〜!!」ってつい思ってしまう。
扇子の落とし方とか(・∀・)イイ!!
あの頃は面白かったのにお万が出てきて
一気にだめになったのが目に見えて分かって恨みもひとしおだよ。
面白い大奥を返せ。
高島お江与が魅力的だったのは、
高島の演技&お江与のキャラもさることながら、いっけいの秀忠も
良かったからなんだよね。二人のシーンがコミカルに描かれてた事も
効果的だったと思う。根底では、愛し合ってる夫婦なんだなぁと思えた。
公式BBSを見てきたけど、やっぱり松下&高島ファンが多いね。
この二人は幅広い年代に受けてる。
「冷たい水の中を」にはいってる「トライアングル」は三角関係の歌で、
三角関係なら昔から谷山浩子はたくさん作ってるわけだが
それ以前に比べて一つ異質な点がある
それは、語り手が三角関係の一当事者というより
客観的な傍観者に見えるような位置にいるということ
三角関係を「外側」の目で描いた作品はそれまでは
なかったような気がする
というか、このアルバムのあたりから、
失恋や三角関係の女の当事者の立場の歌が減って
ある意味余裕をもって客観的に(あるいはフィクションであることを
意識して)作ったような歌が増えてきているように思われる
「森へおいで」とか「王国」みたいに、女の子を閉じ込めたり害したりする側の
(男?人外の魔者?)立場で語る唄ってのも、いかにも
現実にはありえないフィクションとしてていねいに考えられた作品って感じで
それ以前にあったような、当事者としての生生しい情念をこめた唄は
どんどん減ってきてるようだ
908 :
907:04/12/05 19:09:01 ID:???
>>907 すみません、誤爆です
無視してください
【【【谷山浩子4】】】
http://bubble2.2ch.net/test/read.cgi/natsumeloj/1099272398/148 148 名前:昔の名無しで出ています[あげ] 投稿日:04/12/05 19:09:22 ID:???
「冷たい水の中を」にはいってる「トライアングル」は三角関係の歌で、
三角関係なら昔から谷山浩子はたくさん作ってるわけだが
それ以前に比べて一つ異質な点がある
それは、語り手が三角関係の一当事者というより
客観的な傍観者に見えるような位置にいるということ
三角関係を「外側」の目で描いた作品はそれまでは
なかったような気がする
というか、このアルバムのあたりから、
失恋や三角関係の女の当事者の立場の歌が減って
ある意味余裕をもって客観的に(あるいはフィクションであることを
意識して)作ったような歌が増えてきているように思われる
「森へおいで」とか「王国」みたいに、女の子を閉じ込めたり害したりする側の
(男?人外の魔者?)立場で語る唄ってのも、いかにも
現実にはありえないフィクションとしてていねいに考えられた作品って感じで
それ以前にあったような、当事者としての生生しい情念をこめた唄は
どんどん減ってきてるようだ
>>909 わざわざ正しい投稿先を探してこなくてもいいよw
ところでもうすぐ新スレだな
おふくとお江与の対決だけで
1クール全部費やすことも
できたのではないか?
>>911 だね。
きちんと家光の兄弟を出して、
お福が春日の局を拝命して大奥を牛耳るまでを丁寧に書いた方が
変な笛吹き話より良かった。
>911
確かにそうかもしれないけど
あれだけ凝縮していたから、見応えがあったともいえる。
「もっと見たい…」と思わせるくらいが一番いいってこともあるし。
逆に笛吹きは、「もうイラン」と何度も思わせてくれたな。
和子の入内とかも詳しく書いたら面白かったんじゃ…
お支度は勿論、何を着せるかとかも当時の有職故実家が頭を悩ませたらしいし。
お万その他を書きたいなら第二章でよかった。笛吹きは無しでね。
>>912 同意。
SPで4話辺りを中心にやってくれないかな。
>>913 そうだね、幕末編の篤子の話ももっと見たいって思わせる程、ストーリーが
サクサクッと進んだものね。笛吹きの話になってから、とたんに中だるみ状態
になったのも失敗の一因かも。
>>914 そういう対外的なことは全く描く気はないし
城外の世界に話を広げてまとめ上げていく力量が
企画者や脚本家には無いでしょう。
「狭い大奥の中での女の相克がテーマですから」
なもんで、お城の外で何が起ころうと
関係無しで進んでOKなんよ。
下界とは違う次元で起こってる大奥ランドの話だから。
それにしてはキリシタン話は力が入ってたぞ。
吉屋信子の著作から、単にいただきでしょ。
浅野さんは去年の大奥の時に今回の春日を中心とした話を書きたかったらしいけど・・・
やっと今回一番書きたかったものを書いてる訳だが これでいいのか浅野さん
お江与が産後に竹千代を奪われて狂乱するとこは
NHK「春日局」のお楽(若村麻由美)が家綱を産んだ直後の
場面そのままだった。
今週からやっと女の対決がメインになるんだ。
って遅すぎだよ。
残り2話だったよね?
その2話で、お楽が子供産んで、お玉も懐妊して
お万が反旗翻して春日ボイコットして、春日倒れて
お万が大奥取締り…。
大忙しだな。
>>923 足りなかった分は、スペシャルに回す腹づもりじゃないの?(W
残り二話で、スペシャルも見たいと思わせてくれw
ボイコットがお万の甘言に乗せられた短絡的で愚かな行為というように描かれるなら
まだ見る気にもなるが
後2回の展開を見ると、つくづくお万はふてぶてしい、いやな女だなあと思う。
スペシャルにはお万もお玉も出てこなくていいよ。
どうせ、大奥は廓よりひどい所だそうだから、2人で廓に引越しといて
ほしい。
大奥が郭よりひどいって、吉原炎上観てから言ってほしい台詞よね。
郭よりひどいんだったら、何でいっつもふてくされてるんですか?お玉さん。
スペシャルはやって欲しいけど
自分もお万とお玉はいらない。
春日と上様と江与は絶対に出て来て欲しいから
1部のすっとばした部分、将軍になってからのあれこれが見たい。
特に家光と江与の関係をもう少し掘り下げて欲しい。
>>928 ちゅうか、文句いうなら、脚本家にいうべきね。
お玉はほとんとは八百屋の娘なんだし。
わざわざ郭出身にする必要性がないのにね。
上様は新しい側室とHする前に、交際期間はないのでしょうか。
いきなりだと、当たり外れが出てくると思う。
正室はともかく、側室は「健康・一般ピーポー・美人」っていうのが条件だろうから、
外れ率は低いんじゃねーの。
それにしても、会話しないと気が合うかどうかわからないと思うけど。
1回きりで、その後お呼びがなかったら、それこそ悲劇だろうな。
時代が違うんだから価値観も違うだろうに……。
ましてや、将軍だよ、将軍。
お玉は「玉の輿」の語源なわけでしょ?
そんな人を廓出身なんかにしちゃっていいのか?
いくらなんでも廓はマズいと思うんだが。
なんやかんやいっても、松下春日にすっかり愛着を持ってしまっているんで、
あと2回で終わりじゃ寂しいな。SPはぜひやってくれ。
松下は春日局にしては迫力なさすぎ。
お玉が廓出身であることで、ストーリーに深みや厚みが出てくる
エピソードってあったっけ?
「廓はひどいところダターヨ」と口癖のように言うなら、せめて郭で
苦労しているシーンとか「廓のほうが大奥よりまし」というなら、
道具扱いされている遊女が仲間同士で助け合っているシーン
出すとかすればいいのに。
笛吹&お万で引っ張るより、83年大奥みたいにそれぞれの側室の
話を1話ごと掘り下げていった方がよかったんじゃないかなあ?
>937
あれ以上迫力出したら、出演者の中で浮きまくるよ…。
松下はおふくから今の春日までなかなか上手く演じているのでは。
迫力だけありゃいいってもんじゃない、かなり難しい役どころなのに。
主演女優らしく、共演者との掛け合いも器用にこなしていると思う。
>>938 ま、主役を春日局にしても
恋愛関連は側室がメインならざるおえないんで
話的に展開しにくいんだよね。
春日局は脇にまわして、
孝子・お万のどっちかをメインにもってきて
他の側室の話も順番通り展開していった方が
よかったと思う。
極端な話、
お江与を松下、春日局を高島礼子で
お万を松下で、孝子はキムタエで。
松下は、お江代とお万の一人二役。
亡き母の面影をしたお万が現れて、
男狂いの家光の心を動かす、、、みたいな設定で。
第一部(1話〜3話)
お江代(松下) VS 春日局(高島礼子)
第二部(4話〜5話)
春日局(高島礼子) VS 孝子(木村タエ)
*お振の話もサブで展開
第三部(6話〜7話)
春日局(高島礼子) VS お万(松下)
第四部(8話〜10話)
お玉(お万) VS お楽(春日) VS お夏(孝子)
>>930 お夏なんて魚のぼて振り・・・女一心太助にされてしまった。