うっかり萌えた父親のエピソード 2

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738おさかなくわえた名無しさん
兄夫婦に女の子誕生。
ついに叔父さんとなった俺は、親父とともに会いに行った。

ありがちだが孫の顔見てデレーっとしてた。
だがいざ抱こうとすると、義姉さんに『そうやると股関節が……首が……揺さぶらないで……』と抱き方を細かく指南されガチガチになっていた。
何でも、俺や兄貴が生まれたときは出張ばかりで家にはあまりいられなかったため首が座ってない赤ん坊の抱き方はよく覚えてないらしい。
当時の俺達は隣のおっさんのほうによくなついてて、逆に親父が抱くと大泣きしてたそうな。
そんな俺達に対しては『このガキぃ』と思ってただけに、大人しく抱かれてる孫にガチガチになりつつもでれーっとしてた。

そんな親父のその後はここ参照……として、
【奇跡】こんな事あるんだなぁ〜と思った時2
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1135900719/l50
に書こうとしたが、そのスレは落ちてたためこっちに投下。


兄夫婦に女の子誕生。
俺と親父とで会いに行くべく待ち合わせし、地下鉄に乗った。
車内にて「この字読めるか」とティッシュを差し出してくる老眼の進んだ親父。待ち合わせ場所に向かう途中で貰ったという。
そのティッシュは……テレクラの広告入りだった。
739おさかなくわえた名無しさん:2006/02/03(金) 00:22:20 ID:CaUORufC
その旨説明すると、電話かけてみるかとのたまうおじいちゃんになったばかりの親父。
母ちゃんは家に置いといてナニ考えてんだと突っ込むも、「父さんだってまだまだ現役だ」とのたまう頭がカッパになりつつある親父。
わが姪が成長したとき話すネタができたといったら「元気なおじいちゃんって素敵と言ってくれるかもしれん」などとのたまうめっきり白髪の増えた親父。
わが姪には、そういうエロジジイには嫌悪感を抱く貞操観念を持って育って欲しいと願わずにはいられない叔父さんであった。

さて、無事に兄夫婦との対面を済まし帰宅することになる。
地下鉄駅の階段を下りながら母ちゃんに電話してると、途中で圏外になったため少し引き返してかけなおす。
話してる間、ふと傍にいる親父を見ると見知らぬお姉さんと何か話してた。
なんでも、地下鉄一日乗り放題の切符を貰ったという。裏面を見ると、充分に元を取ったと言える乗車数を表す印字がなされていた。
これから更に知り合いと飲むべく途中下車を繰り返す予定の親父にとっては願ってもないプレゼントだった。
あのタイミングで電話が圏外になり俺とともに引き返すというアクシデントがなかったら、あのお姉さんとの邂逅はなかった。
親切な見知らぬお姉さんに、わらしべ長者のような幸運が舞い込むことを切に願う叔父さんであった。