おまえら、最近読んだ本は何ですか?in生活板 2冊目
943 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/21 03:47 ID:lQgURTdZ
荻原規子「薄紅天女」
勾玉シリーズの最終巻なのだが
前作2巻に比べてやっつけっぽい、特にラスト。
主人公カップル二人がくっつくのがいかにも急場しのぎ、
お前らいつの間にそんなんなっとったんや!
皇太子と薬子も急すぎる…。アテルイと坂上も最後で
つじつま合わせしすぎ。気にしなきゃそれなりに面白いんだけど、
夜っぴて読んでて最後はがっくりだよ…いい大人がヤングジュニアに
手出すのが間違い?
944 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/21 04:00 ID:ObAg5SAP
>>941 それ、読みたい。明日図書館にいって借りてこよう。
945 :
941:03/09/21 11:24 ID:lJXpXbpc
>>944 ちょっと題名間違ってた(;´Д`)
「郵便配達夫シュヴァルの理想宮」
岡谷公二 著
作品社 刊
「童話集 銀河鉄道の夜」 宮沢賢治
その中の話の一つにこんな言葉あった。
「先生もだめだし、生徒も悪い。先生はいつでも、もっともらしいうそばかり
言っている。生徒は志がどうもけしつぶより小さい。これではもうとても
国家の前途が思いやられる。」
漏れも志の低い生徒だったなぁ、とそんなことを思い出した。
教師の問題ばかり取りざたされる昨今だが、生徒の方にも
問題があるんだろうなと考えさせられた。感服なり。
>941
テレビで見たことあるよ。一人で作ったとは思えない凄いものだった。
「まぐろ土佐船」斎藤建次(小学館文庫)
遠洋漁船にコック長として乗り込んだ著者の記録。第7回小学館ノンフィクション大賞受賞作品。
お世辞にも上手な文章とは言えないが、面白くて一日で読んでしまった。
ビッグコミックなんたら増刊で、漫画化もされてるらしい。(作画は最近亡くなられた「土佐の一本釣り」の人。)
「世界をだました男」 フランク・アバネイル
パイロット、法律家、医師etcに化けて詐欺しまくった香具師の自伝。
のどかな時代とはいえ、17やそこらで高度な専門職を騙れる才能は凄い。
あとフランスとスウェーデンの刑務所のギャップにびっくり。
フランスのはいくらなんでも酷すぎだろう…
内容自体はただサギ行脚を語ってるだけで、終わり方もイマイチ。
散漫な感じを受けたし、読み返す程ではなかった。
ディカプリヲの映画はどんな感じだったのかな。
「思い出のマーニー(上・下)」ジョーン・ロビンソン(岩波少年文庫)
作者があとがきで書いてますが、確かに出だしは読みにくい、というか入りづらい。
しかし少し読み進めたらすぐ軌道に乗れると思います。
終盤で知る、いろいろな伏線の意味。
切なくて、でも嬉しい本。
久々に読んでよかった…と思わせる一冊でした。
951 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/22 15:29 ID:qHjCrZWn
「新宿鮫[ 風化水脈」
「シルクロード探遊」
952 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/22 19:00 ID:vKofx/1d
花村萬月「皆月」
友人から貰った。
エログロかと思いきや、美しい。
953 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/22 20:06 ID:Lge9H72L
『完全自殺マニュアル』
『ウッシーとの日々』
『犬吉猫吉』
シェイクスピア「ヴェニスの商人」
なんか誰が悪役だか分からんね。
伊集院光・みうらじゅん「D.T.」
道程さんにささげる一冊。
>>955 _| ̄|○
_| ̄|○_| ̄|○ ネンショウケイネンショウケイ……♪
_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○
_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○
こんな感じでつか?
トルストイ民話集「イワンのばか」
これって「マッチ売りの少女」の少年バージョンような、
不幸のどん底の物語だと思ってた。
ほとんど笑い話じゃないか(#゚Д゚)
「ツンドラの 色が綺麗と イワン言い」
959 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/24 14:48 ID:oYO+yb0d
ポルカを踊る暇も無い、なぁ。
塩野七生 「コンスタンティノープルの陥落」
こういう群像物を読むとすぐに誰が誰か分からなくなるのって俺だけかしら?
歴史小説は好きなんだけど、だいたい群像物だからツライ。
家の本を、親から「整理整頓して(・∀・)クレ!!」と
言われて本にまみれて奮闘していると、「茶の道志るべ」と書かれた和本を発見。大正時代の発刊でした。
お茶を習い始めた私なので、いつか紐解こうと思って居ましたが、旧仮名遣いに
危うく挫折気味でありました(昔の人のほうが、絶対頭いいよ、マジで。
それでも何とか旧仮名にもなれて、読めるところからほっつらほっつら読んでみると、
勉強になる!! はぁあ〜。口語体も交えてあるので、感覚として分かりやすい。
神田神保町あたりをほっつきあるこうかな…などと考えた、秋の宵でございました。
961 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/25 04:27 ID:1IpyAdtx
東野圭吾「俺は非常勤」
夏目漱石「三四郎」
山田詠美「放課後の音符ノート」
三四郎はムズカッタ・・・。何時の日か再挑戦しまつ!
アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
名作と言われてるだけのことはある。おもしろかった。
帚木蓬生『閉鎖病棟』
切なくて温かくてホロリ
清水義範『深夜の弁明』
軽くワラタ
東野圭吾『秘密』
つらすぎる(ノД`)
964 :
723:03/09/25 22:48 ID:Tue7QkaD
やっと「レ・ミゼラブル」読了。
通勤電車の中でのみ読んでいたのだが、一ヶ月以上かかってしまった。
最後のジャン・バルジャンの死の場面では電車の中で涙ぐんでしまいました。
965 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/26 03:04 ID:9ziZwph5
三島由紀夫&東大全共闘「三島由紀夫VS東大全共闘」
綿矢りさ「蹴りたい背中」
綿矢は以外にもよかった。前作よりもいいと思う。後半の盛り上がりがよかった。
三島は・・・。ムズイ!はっきりいってわけわからん!
こんなレベルの高い討論会が実際に開催されたのだろうか、疑いたくなるくらいレベルが高い!
この人たちすごいっす。同じ人間とは思えない・・・。
966 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/26 11:07 ID:eOjE8a50
>>960 茶道に少しでも興味のある方には岩波文庫「茶の本」をおすすめします。
968 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/26 21:59 ID:0GdOTIa8
週間マガジン読みますた。面白かったよ
969 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/26 22:15 ID:1hCoZQt1
『思い出に残る食事』
ネットショッピングで購入しますた。
970 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/26 22:35 ID:Pv7CsB5P
「蹴りたい背中」綿矢りさ
前作のほうが良かったな。映画化されるらしいですね。
「大正時代の身の上相談」 ちくま文庫
未婚の身で男と接吻した自分には結婚の資格がないので
一生独身でいようかと相談する女性、下等社会を見て
着飾るのを止めたものの着飾った同年代の女性をみると
羨ましくなってしまう自分に悩む女性、恋愛結婚でも親の意に
反する結婚はしたくないと嘆く女性やら・・・
百年経たぬうちにずいぶん価値観が変わったのね、と実感する本でした。
まぁ、「僕は尻がでかくて悩んでます」みたいなホノボノ相談
(しかし本人は真剣)もあるんだけどね。
972 :
おさかなくわえた名無しさん:03/09/26 23:20 ID:Pv7CsB5P
卍/谷碕潤一郎
レズに傾倒した奥様の話なんだが・・・最後、夫婦がこいつらバカ?という感じでついていけなかった
「痴人の愛」レズ版みたい。バカになるほど惚れるのも一興?
>>971 あ、それ持ってる 面白いよね
記者さんがバッサバッサと答えてるのも痛快。
昔の新聞広告も入ってるから、レトロ好きにもオススメ。
974 :
960:03/09/29 15:24 ID:5wj45wc5
ウホッ、レスさんくすこ様。「茶の本」…ね、メモメモッと>966-967
岩波ですか 岡倉天心かな? さがしてみまつ
irt
限りなく透明に近いブルー/村上龍
熱でて体調悪いときに読んだんだけど、
麻薬で苦しんでる描写との相乗効果でこっちまで具合が悪化した。
ストーリー性なんて皆無なんだけど、描写がすごいね。
話に主人公の感情が入ってないってのが異色の作品ですた。
ヘミングウェイは多くの作品がそうだよ。>感情が入ってない
「雨のなかの猫」とかおすすめ。
ふつーに読み飛ばすと「何のはなしやねん!」ていいたくなるけどなw
悪童日記みたいな感じか?
村上龍つながりで、「コインロッカー・ベイビーズ」
読みたくなって再読してみた。
本人があとがきで書いてるけど、マジ100メートル走全力疾走のままフルマラソン走りきったみたいな勢い。
なんだか熱くなってこっちも走りきったみたいな感じがした。
こういうの書かせるとすごいよねこの人。
同じく村上龍で「インザミソスープ」
981 :
おさかなくわえた名無しさん:03/10/04 22:35 ID:aKRIUvl6
「砂の女」
私にはよくわからない小説でした。
「クリスティーナの好きなこと」
なんか今ひとつ・・・。
982 :
794:03/10/04 22:42 ID:Po6+jJoE
友成晋也
「アフリカと白球」
スラスラ読めたね。面白かったよ。でもなんか物足りなかった。
983 :
お魚くわえた名無しさん:03/10/04 22:51 ID:bDIiq12m
図書館で借りて読んだ。
小野不由美の「屍鬼 上・下」
同じ蘇りでも「黄泉返り」とは正反対。村人VS屍鬼の戦いは凄いの一言。
984 :
おさかなくわえた名無しさん:03/10/05 02:21 ID:0aNJovhC
敗北を抱きしめて / Jダウアー
985 :
おさかなくわえた名無しさん:03/10/05 06:42 ID:XPb8dYh3
中村うさぎの「こんな私でよかったら」
987 :
おさかなくわえた名無しさん:03/10/05 08:26 ID:mJ79AOdo
大崎善生 「将棋の子」
泣けた
988 :
おさかなくわえた名無しさん:03/10/05 19:37 ID:5P2Lkv41
「みずむし」
「転職王」
たまには漫画で「家畜人ヤプー」。
小説読んだ時も鬱になったが、視覚効果で更に激鬱。
>>983 とにかく坊さんがウザかった。
そして話長すぎ。もうちょっと短く編集してクレ>死鬼
チェーホフ「可愛い女・犬を連れた奥さん」
>>990 983じゃないが、、本に入り込んじゃうと読み終わるのが勿体なく感じる
だから俺的には坊さんの話も、あの長さもOKだった