お前ら、最近読んだ本は何ですか?in生活板 3冊目
952 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/13 19:29 ID:iJj3h1nD
『リプレイ』ケン・グリムウッド
ジェフは43歳で死んだ。しかし、気がつくと彼は18歳に戻っていた。記憶を持ったまま。
彼は人生を「リプレイ」することになる。何度も。
「人生をやり直せたら・・・」というのは、人間がよく夢見ることであり、面白いテーマだ。
そのチャンスを手に入れた主人公は幸せになれるのか?そして、彼はこの時間の環から逃れることができるのか?
わくわくして読めた。面白かった。
953 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/13 19:32 ID:SZD+kM4n
石原慎太郎「太陽の季節」
正直、全然おもしろくなかったです。
この本が出た当初って本当に社会問題化したんですか?
なんか凄い「事件」になったそうで・・・。
凄く期待して読んだのに全然つまんなかった。凄くありきたりって感じ。
この本が発売された当時、世相はどんな感じでしたか?
ご存知の方いらっしゃいましたら教えれ。
>>947 大丈夫。基本的に一話完結方式だから。
最近の新連載はともかく、80年代にいったん終わった連載分の面白さは保障する。
(元の連載の単行本+新連載の単行本は数字がまんま繋がってるので注意)
さしあたって4巻から最終巻まで読んじゃってもまあ、差し支えない。
貴志祐介「青の炎」。
主人公の性格になじめなかったけど、一気に読めました。
あんな自信満々で嫌味な高校生いるんだろうか。
その性格のせいで犯行の動機にも同情しきれなかった。
それこそが若さ故なのかなあ。
トラックの運転手がかわいそうだと思った>青の炎
>>957 禿禿禿堂。
話自体は面白かったんだけどね。
ビデオレンタルしようかどうか迷ってる。
(二宮だし、あややだし)
「負け犬の遠吠え」酒井順子
色んなところで話題になっているので読んでみた。
(負け犬=独身・小梨の30過ぎた女)
結構鋭い分析でおもしろかった。
花村萬月ってどんな作家ですか?
禿げのオッサン
>>954 サンクス
少年画報謝から出てる文庫版読んでます。
他の著者作品も読んでみようかな。ハーロックとか。
蝶々サンの銀座小悪魔日記
初めてAmazon利用したんだけど頼んだ次の日にすぐ
届いて便利だなぁって思った。話自体はおもしろいって聞いてた
けど別に普通だった・・・
>956
同意。
貴志祐介はプロットは上手いけど、文章が下手。
特に女の子が「いねーだろ、こんな奴」って
感じ。イマドキの高校生じゃねえ。
読み終わった後「何だ、人殺したかっただけ?」と
思ってしまう、犯行の動機もイマイチ弱いし。
一昨年一番腹が立った小説。
そんな俺は今ごろ、小野不由実「十二国記」を
読んでます。
>958
試写会で青の炎見たことあるけど、結構良かったよ。
あややは不思議ちゃんって感じだったからそんなに演技に違和感なかったし。
>>962 960じゃないけど、勘違いしたハードボイルド。
適当にセックスと暴力入れて「あの頃は青々しかったぜ…」とか主人公に言わせて
狂気とか宗教とか交えてみたり、なんかSFチックにしてみたり、
自分の愛車に名前つけて「こいつはじゃじゃ馬だからな」とかそんなセリフがあったり
とにかくセンスが果てしなく痛い作家。
あと書く女書く女、全てが異常なほど魅力ない。
花村萬月は『笑う山崎』だけ読んだけど
あんまりハマらんかったな。
もしかして全部893関係のお話し?
13階段/高野和明
死刑ってこうして執行されてるのか、と知れた。
その任務を背負う人間の苦悩も。
殺されても仕方ない的な展開やメロドラマ風な状況など気になる所もあったけど
一気に読めて面白かった。
花村は「イグナシオ」読んだけど、イグナシオのキャラが劇画チック。
14歳で超絶美少年で超強くてセクシーで尼さん襲って尼さんメロメロな話だった。
吉本ばなな「アムリタ(上・下)」
独特の世界観で面白かった。一気に読めた。
小林多喜二「蟹工船」
盛り上がってまいりました・・・(・∀・)クルヨクルヨー・・・ズガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン
みたいな、けっこう笑える。
>>964 知ってると思うけど、一応アドバイス。
「風の海 迷宮の岸」「黄昏の岸 暁の空」の間には、「魔性の子」という話が入る。
「魔性の子」は正確には十二国記シリーズには入ってないが、話としては「黄昏の岸 暁の空」の裏話(というか別視点)になってる。
それも一読の価値ありなんで勧めとく。
ちなみに俺は、魔性の子読了→約二年後、関連性を知らずに十二国記に手をつける→ズガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ンって感じだった…OTL…何か損した気分
定金伸治「ジハード 6」
ラスト近辺の展開はまぁ予想通りっちゃ予想通りなんだけど
そこに至るまでに散々焦らしに焦らされました。
それだけに最後のキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!感が強かった。
おもろかったー、終わるのが惜しい。
>971
サンクス。「月の影、影の海」の上下を読み終えたとこ。
次は「風の海」かな。
本を読んでいる間はこの世界に入りきってしまって
なかなか現実に戻ってこれなかった。
「誰がために鐘は鳴る」 ヘミングウェイ
ラストの橋爆破作戦のところはドキドキしたが
そこに至るまでがやたらに長い。後、「兎さん」は
ないだろうと思った。原文がlabbitなのかな。
そろそろ次スレをたてる時期だが、
スレ名は「お前ら〜」ではなく「おまいら〜」にした方が
良いような気がしている今日このごろ。
975 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/20 19:46 ID:bcGtJCO3
「照柿」高村薫
「ゴサインタン〜神の座」篠田節子
「マルドゥック・スクランブル〜圧縮」沖方丁
976 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/20 20:12 ID:y+rcNMXp
藤沢周平「蝉しぐれ」
はかない武士の世界の盛栄と凋落、厳しさに感動。
977 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/20 20:16 ID:TbFcajvv
藤沢周平「よろずや平四郎活人剣」普通に読みやすい。
文藝春秋編「向田邦子ふたたび」向田邦子美人。
阿部謹也「ハーメルンンの笛吹き男」ドイツ民俗学入門、っつーことで。
「看守眼」: 横山秀夫
刑務所、脱走、脱獄、逃亡モノが好きで、この手の本は好きなんだけど・・。
文章、内容がイマイチ。
「京伝怪異帖<上>」高橋克彦
下巻はどうするかな…もうお腹いっぱいという感じ
980 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/20 20:45 ID:7PJvQw5I
ジハードって一般で出てるのな。
ジャンプの小説(赤い本)でずっとやってたけど、
どこか違うの?
『モンテ・クリスト伯』アレクサンドル・デュマ(岩波)
全6巻もあるが面白すぎて一気に読めた。古めかしい翻訳なんだけど、むしろ妙なリズムがあって心地よいんだよね。
2巻のファラオン号入港の場面は泣ける。
西原理恵子「毎日かあさん」
ゲラゲラ笑った次のページでホロリと泣かせる。
やっぱこういうの描かせたらこの人の右に出る人はいないと思った。
>981
児童版でしか読んでないんだけど、
去年映画(ハリウッド製だけど)を見て
すごく読みたい!と思ってたんだよ。
「岩窟王」ってタイトルだったな。
子どもの頃読んだのって、ルパンにしろ、ホームズにしろ、
大人になって読むと随分違う。
984 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/20 23:00 ID:9166yXah
「続・涼しい脳味噌」/養老猛司
前作「涼しい脳味噌」読了。続編を手掛けて約3/4まで読む。
最近ベストセラーになった「バカの壁」と比べてみると、こちらのほうがはるかに読み易い。
時代は感じるけどね。なんせ9年前に刊行されたエッセイだし。
>>981 >>983 講談社、新庄嘉章の翻訳は名訳だと思います。とても読みやすくておすすめ。全5巻です。
おっしゃるとおり、岩波は日本語が古くてちょっと読みづらいですね。
ところが講談社のは出版時期は古いのですが、読みやすいのです。翻訳センスかな。
ただ、講談社のものは現在絶版のため、図書館か古本屋にしかないと思います。
モンテ・クリスト伯が大好きで何度も読んでいて、思わずレスしました。
名作というか文学と捕らえていて敬遠している人も多いかもしれませんが
読み始めたら止まらない連続徹夜必至の物語です。
986 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/21 00:49 ID:igCwRsZ+
● ● 奥田英郎『イン・ザ・プール』
ω
かなり面白かった! この本に出会えて良かった。
気が滅入っている人にもお勧めしたい。
このヘンテコ伊良部医師シリーズで続編はないのかなあ…
>>983 映画のほうは見てないです。あの壮大な復讐劇を2時間の枠でどう編集したんだろう。
児童書のルパン、ホームズは私も好きでしたが、あれは今でも学校図書室の定番なんでしょうかね。
夜光怪獣とかピラミッドの謎(児童書オリジナル?)とか、繰り返し読んだなぁ。
>>985 ホント読み始めたら止まらなくなりますね。しばらくはテレビもつけず寝不足な毎日でした。
難解なところは全くない純然たる物語なので、敬遠せずにいろんな人に読んでほしいものです。
そのうち講談社のものも探してみよう。
988 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/21 13:17 ID:YX/mx1ET
すぐ前にも出たけど、司馬遼太郎、坂の上の雲。
「坂の上の雲」って言う言葉の意味が解んなかったけど、8巻を読み終えた所でようやく解った。
989 :
35歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/21 14:17 ID:nqTacX0Y
ジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」
なんか賞取ったらしいけど全然面白くない。
やっぱり現代作家はクズばっかり
>>986 同じ著者の「最悪」かなり面白かった。
読んでるとストレスたまりまくりだけど
それがどんどん開放されていく感じがたまらない。
とにかく川崎のおっさんガンバレ!と。
イン・ザ・プール気になってたんで読んでみるかな。
991 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/21 21:19 ID:ThU7m7fo
>>987 その作家のアレクサンドル・デュマのおやじのトマ・アレクサンドル・デュマの話を
佐藤賢一が書いてる。(「黒い悪魔」)
没落名門貴族が植民地で奴隷に生ませた混血の子を気まぐれにパリに呼んで教育し、
成人したところで鬱陶しくなって追い出して軍隊入り、
フランス革命のどさくさでロベスピエールに気に入られて破格の出世をし、
革命フランスのため・またナポレオンの下でも大活躍、
しかし最後はうとまれて未亡人母子やっとこさ年金を貰ってつつましく暮らした・・・
その子がああなるんだからえらいなぁ>作家のデュマ
ナポレオンの描写もとても面白い。
さそうあきら 「神童」全3巻
以前読んだのだが、本を無くし、文庫本で出ていたので改めて買った。
やはりさそう作品は面白い!この独特の世界。
知ってる人ナカナカ居ないのが残念。
ツレに勧められて「王妃の離婚」を読んでみたが挫折した。
「傭兵ピエール」でもそうだったが、佐藤賢一は肌に合わないようだ。
フィリップ・K・ディック 『流れよわが涙、と警官は言った』 ハヤカワ文庫
ある朝目が覚めたら、自分の存在が世界から忘れさられていた男の話。
忘れられるものと、忘れられることなく未来へと伝わるものの対比を
物語のキャラクターにからめてまとめたエピローグが印象深い。
あと、タイトルのインパクト強すぎ。
995 :
986:04/03/21 22:43 ID:KL+nR/WK
>>990 今日、『最悪』買ってきました!
● ● 『イン・ザ・プール』、是非読んで下さい(押し付け…)
ω
996 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/21 23:10 ID:ThU7m7fo
>>993 その前に、
欧州中世史に挫折(@高校世界史とか渡辺一夫レベルで^^;汗)してから
読むと俄然面白いの鴨w > 佐藤賢一
知識的にはホンモノだし、次に似たような守備範囲の本を読む時にも登場人物や
その他逸話やら重なってきてすげ役に立つヨン♪
997 :
おさかなくわえた名無しさん:04/03/21 23:23 ID:mhVyo1RG
「燃えつきるまで」 結川恵
単なる失恋の物語だろ、ふんっ。
時間潰しに読んでやるよ…的な感覚で読み始めたが!!
切なく、悲しく、腹が立ち、泣きじゃくってしまった。
しかし、終り方が納得いかない。
安部公房「第四間氷期」
好きなコに勧められて読み始めたんだけどどうにも進まない。
コレ面白いのか?
もひとつついでに、1000ゲト。
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