外国人地方参政権法案    憲法解釈

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952法の下の名無し:2010/02/11(木) 01:27:43 ID:7n/3uvG/
憲法前文には「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものて
あつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者が
これを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」とある。
ここにある「国民」とは最高裁判例でもあるように、第10条の
法律に基づく日本国籍がある者だから、国政選挙に関しては、
許容説を採るのは無理があるだろう。
また第43条にはわざわざ「全国民を代表する」とあるから
国政選挙に関しては、日本国民のみ参政権があるとしか解釈
できないと思うが。
953法の下の名無し:2010/02/11(木) 01:42:56 ID:6TAsoTtH
ただ少数説とはいえ全面的承認説を採る立場の場合は、その国民をどう定義するかで
日本国籍保持者だけではなく政治社会の構成員をも含むと解しているけどね。
その場合、民主主義を広範に捉えて国民を考えるのなら、人権上必要なのは生活実態であるとする。
江橋や浦部がこの立場だね。
954法の下の名無し:2010/02/11(木) 02:00:23 ID:De7YOkUd
>>953
その考え方だと第10条がある意味がないような。
「国民」と言う単語だから、江橋・浦部両氏はそのように
何でもありのように解釈している思うけど、もし「日本国民」
ではなく、大日本帝国憲法の「日本臣民」だったら、両氏は
同じような、解釈をしていただろうか?
955法の下の名無し:2010/02/11(木) 04:08:33 ID:JG888IjL
>>920
1・帰化審査を通ってるからいいんだろ
2・危険なんじゃね?
34・内政問題になるからいいんだろ
5・国籍を持っている人間だろ
6・その逆で悪党に権利をやりたくないんだろ
956法の下の名無し:2010/02/11(木) 09:10:36 ID:VZ3npipX
>>946

乱暴なものしかないんじゃないかな。

・地方自治を国政とは一段下のものと見て、国民主権との関係を切る
・国民主権は、国政だけに関係するものとして、
(同時に、地方は国政に関する事務を扱わないと擬制して)国民主権との関係を切る

伝統的な全面禁止説の支配のなかで、「せめて地方だけでも」という発想があったとすれば、
上のような、禁止説から逃れる理由が求められ、
国政において禁止説を維持する積極的な根拠が探されないのも無理ない気がする。
957法の下の名無し:2010/02/11(木) 09:49:00 ID:k9wntRqJ
長尾先生の論文の続報がないな
958法の下の名無し:2010/02/11(木) 11:55:32 ID:/DCV1xES
蓮舫は日本人じゃないとか言う政治家がいるんじゃ
帰化したところで同じことだと思うけどね
日本のナショナリズムというかレイシズムは根深いですな
959法の下の名無し:2010/02/11(木) 12:22:14 ID:ZN0zhGCk
>>950-953
たしかに国民主権原理における「国民固有の権利」を「国民だけが占有する」という排他的な意味に解釈すればそうなるね。
マクリーン事件や公権力行使公務員の法理などを通じ、最高裁はこの立場を維持しているように思える。
   
一方で、「国民固有の権利」とは「不可侵、不可譲」という意味であり、排他的な意味を含まない(内閣法制局見解)と解釈すれば
外国人による国政参政権を禁止する積極的な理由は、国民主権原理、15条からは見つけられなくなる。
憲法全文や10条、43条も「日本人に対して保障」であり、「禁止する」という積極的な意味までは無いので
浦部説のように「国民」の解釈次第では外国人の国政参政権を認めることは不可能ではないと思う。
平成7年判決時点において、(結果的に)最高裁はこちらの考え方にシフトしているのではないかな?
960法の下の名無し:2010/02/11(木) 12:27:20 ID:ZN0zhGCk
>>956が端的に述べているが、判例は外国人に参政権を禁止する理由を探す(マクリーン)段階から
積極的に参政権を保障する理由を探す段階に至り、それに伴い国民主権原理が変化してしまっているように思う。
   
国政→国民主権により禁止
地方→(いかなる実質的権限を行使しようとも)国民主権原理とは切断されている
   
これは「権利の性質に応じて外国人にも人権を保障する」という最高裁の考え方の趣旨からすれば
あまりに形式論に過ぎ、地方自治の具体的な権限内容や権限内容の変化を全く考慮しておらず
外国人による国政参政権を禁止する理由が無いという意味では、国民主権原理を維持していると言えないのではないか。
また、高位の法による授権による正当化という解釈が許されるならば
国政参政権もまた憲法に反しない限りで認めるという解釈を生み出す余地があり
その意味で「許容説は外国人による国政参政権を禁止していないのではないか?」と書いたんだよ
   

であれば端的に
国政、地方ともに許容または国政、地方ともに15条(前者の国民主権)により禁止
または条件付許容(市町村限定など)とする方が原理との整合性があるんじゃないかな、と。
961法の下の名無し:2010/02/11(木) 12:44:10 ID:ZN0zhGCk
まあ、国政選挙では地方自治の本旨が作用しないので、全面承認説が厳しいのはわかるが
あくまで「禁止するだけの明確な理由がない」って部分がポイントね。
962法の下の名無し:2010/02/11(木) 13:46:15 ID:MJvnwl8Z
>>622
それでもコミンテルンは滅ぼさなければならない
963法の下の名無し:2010/02/11(木) 13:55:07 ID:MJvnwl8Z
>>962
はネタスレへの誤爆

>>960
最高裁は「国民主権の原理に基づき,国及び普通地方公共団体による統治の在り方については
日本国の統治者としての国民が最終的な責任を負うべきものである」(最大判平17・1・26 民集59・1・128)
という枠組みを維持しているから最高裁が立場を変えたとは言えないと思うが

ただ論理的にはあなたや浦部先生の主張の方が一貫しているのは間違いない
塩野先生なんかは統治体としての地方自治体の役割を再検討せよと言っているしね
964法の下の名無し:2010/02/11(木) 14:19:07 ID:HepPgW3n
もしも外国人に選挙権を付与した場合、
被選挙権と選挙権が表裏の関係にあると言っている
三井美唄労組最高裁判決(全員一致・大法廷)との整合性はどうするのか。
外国人に地方選挙権を付与したら、
知事に外国人が立候補する権利も付与しないと憲法違反になる?
でも、都道府県知事に外国人がなったら、
国民主権原理に違反すると思うんだけど。
965法の下の名無し:2010/02/11(木) 14:53:18 ID:ZN0zhGCk
>>963
『国及び普通地方公共団体〜統治者としての国民が最終的な責任を負う』という言葉からは
「国政選挙、地方自治選挙ともに国民にのみ保障される」以外の意味は読み取れないように思う。
たしかに判例に国政選挙の外国人参政権を禁止する意図があるのはわかる。
しかし地方限定とはいえ、外国人参政権付与を正当化するために、国民主権原理は弱められており
許容説は国政参政権に関して外国人への付与を明確に禁止すべき論理を失っているように思う。(勿論、保障が不可なのは言うまでもない)
   
即ち、五年十年というスパンならば前述した最高裁の意図に変化があるとは思えないが
例えば仮に100年後、外国人の人口が半数を占めた時、地方にのみ外国人参政権を許容し
国政参政権を禁止する為の論理として通用するかはかなり疑問がある。
これはあくまで極論に過ぎないが、やはり憲法論としては、国政参政権を禁止する最高裁が許容説を採用すべきではなく
仮に付与するならば、憲法改正に拠らざるをえないのではないか。
966法の下の名無し:2010/02/11(木) 15:09:00 ID:ZN0zhGCk
在日韓国人の政治的意志を何らかの形で反映させるべきという目的の正当性はわかるとしても
であれば塩野先生のように、どのような権限を行使する自治体への参加が許され、どのような場合に禁止されるのか
国民主権原理や地方自治体の役割から検討すべきであると思う。
芦部先生の許容説というのはいわば地方参政権全面的許容説。
国政参政権許容説にも繋がりかねず、論としてあまりに未成熟。
傍論であったとしても最高裁が述べるべき話ではなかったように思う。
稚拙な文章で何度もレスをして申し訳ないが、結局のところはそういう結論。
967法の下の名無し:2010/02/11(木) 19:59:40 ID:E/MKusPi
>100年後、外国人の人口が半数を占めた時
>100年後、外国人の人口が半数を占めた時

>在日韓国人の
>在日韓国人の

結局、トンデモ嫌韓厨ポジショントークがバレちゃうのね…
968法の下の名無し:2010/02/11(木) 20:55:35 ID:ZN0zhGCk
くだらん
969法の下の名無し:2010/02/11(木) 20:57:13 ID:ewJbKm+n
そう言えば法学は誰が言ったかが重要なんだっけ
難しいな
970法の下の名無し:2010/02/11(木) 21:36:58 ID:0VPFOu9m
>>955
1.反対派の中では帰化申請を通ると危険じゃなくなるという理屈なのか
2.反対派は日本人も敵か。
3、4.反対派は外国人に選挙権付与しなければ日本の土地の購入ができないと思ってるのか 
5.選挙権付与したら治安が悪化したんだとしか読めないんだが。

全体的に移民と外国人地方選挙権の問題を混合して政治宣伝してるビラだよね。
971法の下の名無し:2010/02/11(木) 22:32:40 ID:J0Mr0J63
955ではないけど。

主な帰化要件は国籍法5条だよね
予め危険な外国人を排除しようとする趣旨が読み取れそうなものだけど
この要件を満たせない人に参政権を付与するのは危険ではないの?特に1項6号とか。
善良な外国人、特別永住者が国籍を取得できずに参政権を行使できないなら、
国籍法の運用の調整とか国籍法改正で解決するのがスジではないの?
972法の下の名無し:2010/02/11(木) 22:53:23 ID:0VPFOu9m
>>971
そもそも、外国人が日本国籍を取得するとそれら全ての人が
「こういうビラを作製する特定の反対派の意向」に沿った行動をすると思う?
日本人にも原発反対派や自衛隊反対派はいるし、悪質な土地購入をする人もいるよね。

それに「・・・我が国に在留する外国人のうちでも永住者等であってその居住する区域の地方公共団体と特段に緊密な関係を持つに至ったと認められるものについて、
その意思を日常生活に密接な関連を有する地方公共団体の公共的事務の処理に反映させるべく・・・」

にあるように、公共的事務に参画させようとする際に「善良な外国人」という限定をする意味がないよね。
たとえば現に犯罪者なら公職選挙法や政治資金規正法により選挙権が停止されるわけだしね。

過去の素行により選挙権付与に反対するならそういう日本人からも選挙権を剥奪するように主張するのが筋ではないの?
973法の下の名無し:2010/02/11(木) 23:20:02 ID:VOPp4P+H
>100年後、外国人の人口が半数を占めた時
なんだそりゃ
974法の下の名無し:2010/02/12(金) 00:59:59 ID:j+UTvZDL
この期に及んで無茶苦茶な違憲説を繰り返すだけのアホは、実は賛成派の工作員
専門家の間では地方選挙権は合憲ということで答えが出てる
2chの法律板ですら、違憲論はまったく相手にされていない
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/jurisp/1258976598/l50

違憲説が正しいと自信があるなら、素人相手に妄言吐いてないで、法律板で自説を述べてみな
2chレベルですら論破できないのに、国会で相手にされるわけない

平成7年の最高裁判決の言っていることは
・現行法が外国人に地方選挙権を与えていないことは合憲
・しかし外国人に地方選挙権を与える法律を作っても合憲(←いわゆる傍論で述べられたこと)

ということであって、傍論が判決に矛盾しているわけではないし、通説と異なる突飛な見解を
述べているわけでもない。司法試験にも出るぐらい、きわめて一般的になっている
違うというなら、ぜひ法律板へw

975法の下の名無し:2010/02/12(金) 01:06:48 ID:Cv/Wtaxr
>>974
誤爆?
976法の下の名無し:2010/02/12(金) 01:10:59 ID:j+UTvZDL
では合憲だから、地方選挙権は外国人に付与されないといけないのか?
んなこたーない
普通に他の法律と同じように、法律の改正そのものが必要かどうかを政策論・立法論的に議論すればいい
改正すべきではない、する必要がないのなら、当然現行法のままで全然OK

外国人に対する選挙権の付与に関して言えば

・なぜ今、法改正が必要なのか
・どういう理由で、誰に選挙権を付与するのか
・日本人にとってのメリットとは具体的に何か
・選挙権を付与するのは、地方自治体すべてか、市町村レベルに留めるのか
・有事法制との整合性をどうするか
・想定されるいくつかのリスクの分析と、それへの配慮をどうするか

といったことを、改正推進派が丁寧に説明し、反対派を説得する必要がある
ところが、現在までのところ、こういった議論はほとんど行われていない
反対派に対するレッテル貼りなどのイメージ戦略ばかりが先行している

これはつまり改正派自身が、法改正の必要性について説得力がある意見を持っていないことを暗に示している
そのため具体的な議論に持ち込まれることを嫌がり、数の力で一気に押し切ろうとしているわけだ

違憲連呼厨はこれを支援するために、問題点を「違憲かどうか」に集中させ、他の点への議論を妨害している
国会に参考人を呼んで「違憲ではない」と言わせることで、一気に法改正をさせるのが狙いだ
977法の下の名無し:2010/02/12(金) 01:12:41 ID:j+UTvZDL
すまん。長文2つも誤爆った…
978法の下の名無し:2010/02/12(金) 01:19:56 ID:JCTFpQ8D
+か東亜か知らんけど
法知識皆無で調べることもしないでコピペとループするだけの馬鹿を呼び込むな、迷惑以外の何者でもないから
ついでにお前も馬鹿だから帰れ
979法の下の名無し:2010/02/12(金) 01:24:41 ID:Cv/Wtaxr
毎回同じ話題のループだからな
せめて百選ぐらいは読んでから書き込めば良いのにと思う

まあ百選の解説は余り出来が良くないけどw
980法の下の名無し:2010/02/12(金) 01:57:46 ID:jPPjfgzh
久々に法学板きたらこんなことやってんの?
国籍法の時は暇あったから相手したけど…。もう試験で手一杯だよ…。

そういやあの時は鬼女の皆さんが今頃は虚偽申請が多発してるとか言ってたっけ。
やっぱアレかな、審査官は見抜けてないだけだって言うのかなw
981猫 ◆u0ZYnEjMF6 :2010/02/12(金) 03:19:16 ID:z9A3CXR5
長尾説についてちょっと考えたことを。
産経の記事は薄いので、こちらのブログ記事を参照した。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1435935/
こちらはなかなか詳しくて良い。

まず細かいところから。
>そのうち許容説がだんだん強くなって参りまして、それでもやっぱり禁止説の方が多いと
>思います。確かに出された本を見ますと許容説が多い。だいたい本を出すという場合には
>通説と違うから本を出すんです。同じこと本にしてもしょうがない。実際に外国人の選挙権
>について、論文や本を書いてない先生の話を聞くと、だいたい禁止説です。ですから、こういう
>単行本だけ見てると許容説が多い。
百地先生はしょうがないことしているのか、という皮肉はともかく、これはどうなのかね。
論文を書く、というなら確かに通説と同じこと言ってもしょうがないかもしれない。
ただ実際は教科書という形でかたちになっているのだからその「しょうがない」ことも書いているのではないか。
実際例えば芦部や佐藤は「しょうがない」こと書いているのかといえば、別にそんなことはなかろう。教科書なのだから。
まあ、100歩譲って論文や本を書いていない人の多くが違憲説だとしよう。
そうだとして、彼らは外国人参政権の専門家でもなんでもないのだろ。
そんな人に意見を聞いても仕方ないのではないか。

で、本論。長尾さんは、鳩山は道州制を描いている(これ自身が違憲である)、そして鳩山のいう道州制とは連邦国家のことであり、
連邦国家においては、個々のの道や州といった地域ブロックはドイツの州(これはアメリカとも同じくだが)と同様、一つの国でもあるから、
これにたいして参政権を付与することは従来の許容説から考えても違憲である、といっている。
しかしまあ、でもこれって長尾さんの想像だろ、という感が否めない。
鳩山版道州制が連邦国家と同じだ、というのは正直よくわからん議論だし。
ドイツやアメリカの州がそれぞれ一つの国家なのはそういう歴史的基盤があったり個別に憲法さえ持っていたりするからそうなわけで、
道州制だから個々の道や州が国家になるはずだ、というのは、もう少しまじめに議論してくれないと、
長尾さんがそう思っているだけ、という印象に見える。
実際、長尾さんは「(鳩山は)連邦国家を描いている、頭の中に」とか「(道や州の)議会の選挙に外国人を含めようとする
意図が感じられる。彼自身、これを否定しておりません」とか、かなり推測混じりの表現をしている。
具体的に出てきた制度を違憲だと非難するなら良いんだけど、こういう推論を重ねて違憲だと論難するのはあまり、ね。
実際、鳩山が今現在外国人参政権を導入しようとしているのは、現行の地方自治制度を前提としてのそれな分けで、
道州制を導入して、そのうえで州レベルの選挙権を認めた時に違憲だと非難すれば良かろう(個人的には道州制を導入したからといって、
即連邦国家だ、というあまり筋の良くない議論には乗れないのだが)。
982猫 ◆u0ZYnEjMF6 :2010/02/12(金) 03:21:09 ID:z9A3CXR5
次いで、長尾さんは、立法事実が変わったといって、対馬などの例を挙げる。
しかしこの議論は、おかしい。そもそも対馬の住人が韓国人によって占められようが、
対馬議会選挙で在日の票が集まろうが、対馬が日本国の領土かどうか表明
(国際間の問題だから、決定とまではいえないが)するのは、日本国家の権限であろう。
それこそ国家主権の問題である。キャスティングボードを握ろうが、握るまいが、
所詮地方議会なのだから、国会が、「そんなことはありません」と述べれば、全く関係がない。
対馬が自らを韓国領土であると表明することが問題なのは(まあ正確に言えば表明するだけなら表明すればいいが、
それは法的効力を全く持たないはずだ)対馬議会議員が日本人によってのみ選ばれていようが、
外国人が混じっていようがなんの関係もない。
長尾さんは、対馬議会が「対馬は韓国のもの」だと表明すれば韓国のものになるとでも考えているのだろうか。
それこそ憲法違反だろう。

で、長尾さんの言う理論的な話。ホッブズやルソーの話をして、愛国心の大切さを説いている。
正直、いまさらそんなねえ、という感じ。ずいぶん素朴な議論をしているな、というか。別にあえて長尾さんの見解に反対しないし、
長尾さんと同様の見解を持つ憲法学者もいると思うが、長尾さんの話を読んで、他の憲法学者が「やはり愛国心は大切だ。
許容説は間違っていた。禁止説に転向しよう」と思うかといえば、たぶんそんな憲法学者は一人もいないと思うよ。
少なくとも、これで「許容説の理論的支柱が改説したから通説も変わる」、という風になるとはとうてい思えない。

結論としていえば、長尾さんの言う立法事実の変化が、許容説のよって立つ「条令は法律の下位だから
地方議会レベルで選挙権を認めても国民主権原理に反しない」というテーゼを覆すほどのものとは思えないし、
長尾さんのルソーに対する評価の変化も、別に目新しさは全くなく、あくまで長尾さん個人が宗旨替えをしたというにとどまり、
少なくとも長尾さんの見解の変遷を受けて他の憲法学者が改説するだけの魅力はない、と思うけどね。
まあ、仮に日本が連邦国家になって、それでもその個々の国家に外国人参政権を認める、という話になれば、
長尾さんの見解に聞くべきものはあるかもしれないが、これは仮説に仮説を重ねた議論だから、
現時点ではあまり意味があるものとも思えないね。
983法の下の名無し:2010/02/12(金) 03:44:21 ID:dNeTrfRY
外国人参政権許容派の理論的支柱が今や反対なんだから、知ったかかじりの雑魚許容派も反対しろやw
どうせ芦部が書いたからそのまま言ってるレベルだろうしw

>>982
対馬議会が「対馬は韓国のもの」だと表明すれば、当然日本国が国際的にそれを自己の領土と主張する根拠がなくなるわなw
権威ある長尾理論>>>>>>>>越えられない壁>>>>>>>>君の幼稚な理論w
984法の下の名無し:2010/02/12(金) 05:38:24 ID:7W++7Hvr
>>983の国は憲法や法律より条例が強いのかな(´・ω・`)?
985法の下の名無し:2010/02/12(金) 09:17:32 ID:WfkwyEHc
>>974
>違うというなら、ぜひ法律板へw
ああ、成る程w
こういう誘導があるからおかしな国士様が紛れ込むのか。
986法の下の名無し:2010/02/12(金) 09:29:27 ID:9nqDG8ma
>>974
矛盾と指摘されている場所が違う。
987法の下の名無し:2010/02/12(金) 09:54:45 ID:ZgoFZSMG
「立法事実の原則」って便利だね
前提となる「現実の経験的要素」でそれなりの理屈をつければ
解釈改憲OKってことか
これって学問なのか
988法の下の名無し:2010/02/12(金) 10:03:20 ID:WfkwyEHc
>>987
>これって学問なのか
憲法学は実学だからとしか言えないな。長谷部先生も自著に書いているけど、
法運用の効率性や時勢的な運用を円滑に行いうるのなら解釈改憲は実用的。
989法の下の名無し:2010/02/12(金) 11:47:25 ID:k6GoRs29
>>974
つか君、「常識だ!」とか「専門家では!」「司法板では!」とかしか言えてないじゃん。
違憲説=嫌韓、とか
合憲=親韓みたいな頭の悪い脊髄反射はやめろよ馬鹿。
990法の下の名無し:2010/02/12(金) 11:49:59 ID:k6GoRs29
議論してたのがいきなりアホな煽りでレベル下がったかと思ったら携帯規制解除されてたのかwww
991法の下の名無し:2010/02/12(金) 12:23:19 ID:Cv/Wtaxr
>>981
道州制になったとしても地方公共団体を国家とは別個の統治体と考えれば
別に問題ないと思うんだがな
992法の下の名無し:2010/02/12(金) 13:53:21 ID:CzLDgzee
以前別の板で
対馬に韓国人が大量移住して帰化議員を押し上げまくって市議会を占拠
しかるのち韓国への併合を望んだらどうするんだ!って言ってたアホに
日本の法律でどうやってそんなことできるんだ?って聞いたら
法律なんか関係ない、韓国軍が出てきて事実上占領される!
って返されたんだけどあいつらの脳みそはどうなってるんだ?戦国時代か?
993法の下の名無し:2010/02/12(金) 14:03:36 ID:JQkW3K3d
>>992
小池百合子とか高市早苗とかの国会質問はまさにそういう趣旨なので……

次スレ行ってきます
994法の下の名無し:2010/02/12(金) 14:06:57 ID:k6GoRs29
それについては国会ですら稲田とかがやらかしてるからな。
稲田って弁護士だろ?
あんな恥ずかしい発言していいのかね。
鳩も鳩で、即座に法律と条例の関係について説明すりゃ終わりなのに、時間かけて答弁するから無知な輩に誤解される。
995法の下の名無し:2010/02/12(金) 14:15:58 ID:JQkW3K3d
次スレ
永住外国人地方参政権法案    憲法解釈 第二講
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/jurisp/1265951302/

>>994
おそらく、「もしも○○人が大量に移住して投票を〜」
という言い方だからこそ名誉毀損には問われにくい、
のだと熟知しているのではないでしょうか。
あれがもしも具体的な団体名や個人名を挙げて「大量に住民票を移動して投票を〜」
という言い方ならば、アウトになる可能性があるわけで。
996法の下の名無し:2010/02/12(金) 14:23:48 ID:Cv/Wtaxr
>>995


このスレ内に引用されている調査官解説や学説なんかもテンプレとして貼った方が良いのかな
997法の下の名無し:2010/02/12(金) 15:02:46 ID:JQkW3K3d
>>996
テンプレはお任せします
よろしくお願いします
998法の下の名無し:2010/02/12(金) 15:23:26 ID:Cv/Wtaxr
とりあえず適当にスレ内検索してアンカーが結構ついたり同じことが繰り返されている部分を貼っつけておいた
999法の下の名無し:2010/02/12(金) 15:27:03 ID:/NJ85ERY
>>981
一部ネット右翼に有名なアイドル(笑)産経阿比留の記事ですね。
長尾氏に想像たくましい反対ウヨ主張をすべて語らせて、よくまとまってる。
つっこみは猫さんのいうとおり。

たいがい左翼でも右翼でも、政治的主張の段階になると、たとえ話になる。
その際は主張を通すために、およそ極端で現実離れした想像になるので、
実際どんな法律が成立しても、そうした妄想危惧のようにはなることはない。
個人情報保護法や盗聴法反対のときは、左翼は日本の終わりのように宣伝したし、
人権擁護法案や国籍法改正のときの右翼もしかり。

たしかに潜在的な危険はどんな法でもいくらでもいえる。
ほぼ妄想が多いにしろ、個人レベルの行政ミスや、あるいは意図した少数の悪用であるとか。
おのおの危険性を想像されるその規模の大小はあるし、それを根絶することはできない。
けれど法運用に多人数が関わる以上、馬鹿みたいに立法意図から踏み出すことはない。
大きな法支配の枠組みの中で、ひとつの法律でひっくり返ることはない。
ここがあらゆる妄想のたくましさが決定的に躓く点。
だからこの場合も現実味を高めるために、当然憲法改正の話に結局は集約されていく(笑)。
実はたんに政治主張を通すための問題でしかないから、整合性をそこまでもってくしかない。

つまり戦前のような統制国家であったり、封建主義的な権力関係が強いことはないから、
そうした危惧はより現実味が薄くなってる。
それは民主主義がある程度成熟しているからだけども、むしろ背景になるのは、
高度情報化された自存的な資本主義要請があって、社会も組み変えられていること。
人々の意識も当然そうした共同幻想の埒内で生活を営なんでいれば、
突如、法律ひとつで日常に異和が現出することはない。
逆に矮小化すれば、行政サービスがどうたらの問題でしかなくなるのが世間的な常識の範囲。
仮に地方選挙権が成立しても、まるで世の中は何もないように時間はすぎ、
長尾氏も平穏に解釈してるしかないのはおよそ確からしく思える、これは現実味ある想像。

現代において経世済民、経済のグローバリズム、ダイナミズムが、
仮構の民主主義と法の背景にあることが根本であれば、国民国家の法の足枷が変わることもある。
もちろんネット耽溺にしか生活がなかったり、右翼運動にしか商売がなかったりすれば、
いつも頭はそれでいっぱいだから、常に自分の仮想敵、異和をもって妄想たくましいわけで、
そりゃ「百年後に外国人が半数」になるのなら(笑)その時すでに、
世界中で国民国家を脱却すべく、共同の幻想体系と法体系ができるのが経済要請ですわ。
1000法の下の名無し:2010/02/12(金) 16:07:25 ID:k6GoRs29
極端な場合をも考察するのは憲法ではありだと思うからそれは全く賛成出来ないな。
10011001
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