俺の社会科教師は「不適切」で言い表せるほど軽いものではないが、いずれにしろ、アスペルガーの生徒に不適切な対処をした教師は非常に多い。(社会教師の場合は能動的に生徒に危害加えたから特に問題)
それらの教師は言い訳として「10年前時点(2002年頃)じゃアスペルガーなんて知らなかった」と言う。
しかしそれは言い訳に過ぎない。
日本で「アスペルガー」という単語を聞くようになったのは2005〜2006年頃、
街中の一般人でも知りネットでも煽りで「お前アスペか」と見かけるようになったのは2011年頃
だが、「アスペルガー」自体は30年以上前から知ってる人もいたし言葉自体は戦前からあった。
そこまで極論に飛ばずとも心理学の世界なんかでは30年前には知られていた。
以下のように、90年代から00年代前半にかけても
アスペ本がいくつも出ていたので、教師が「00年代前半じゃアスペの事なんて知らなかった」は言い訳である。まして、保護者が高い質を求めて通わせる私学の教師はな。
それとも教師は、「殺人が違法とは知らなかった」が通るのかw 俺でさえ「LD」は00年前半から知ってた。なお、アスペのあるDSM4は1994年発表
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『ガイドブック アスペルガー症候群―親と専門家のために』東京書籍(1999/08)
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『自閉症とアスペルガー症候群』東京書籍(1996/05)
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『ぼくのアスペルガー症候群―もっと知ってよぼくらのことを』 東京書籍 (2001/12)
※この本の主人公は89年生まれで8歳でアスペと診断された。つまり97年には診断されていた。
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『アスペルガー症候群とパニックへの対処法』東京書籍(2002/09)
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『高機能自閉症・アスペルガー症候群入門―正しい理解と対応のために』中央法規出版(2002/03)
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以上、アスペ本のみを書いたが、
「自閉症」に話を広げるとこの当時からもっと本はあったし、1999年公開(日本でも2000年にはビデオ化)の映画『シックス・センス』でも「自閉症」という言葉は出てきたしな。
*補足
・『旦那さんはアスペルガー しあわせのさがし方』(コスミック出版、2012年)のコラムの宮尾医師によると「研究がすすめられたのが1980年代から」(P42)
・「みなさんが「アスペルガー」という単語を知ったのはいつ頃ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1485098409」によると、約30年前(1982年頃)から知ってたという人も