世界が動き始めているのかもしれない

このエントリーをはてなブックマークに追加
1赤星大司 ◆vW/o0bK13c
今朝シークスが10分も早めに私を起こしに来た
彼は約束の時間に厳しい男で今まで一分たりとも
約束の時間からずれたことが無いと言うのに
私は早起きはいいものだと思っているし十分ぐらいなら
ずれても問題はなにもないのだがあまりに驚きの出来事
なので、彼に具合でも悪いのかと尋ねようとした
しかし私が口を開く前に彼はいつもの抑揚のない声で
「日本人のお客様がお見えです」といった
2マジレスさん:2006/01/14(土) 11:12:40 ID:RBN/ppSu
bokuhadoutei
30@:2006/01/14(土) 11:13:18 ID:mC7luqD6
        _,,,,,,,,,,__                 
     ,.ィ'",ィ    `' 、                 
 .  /_ / __,,,     ',                 
   //..、 ̄.,、、ゝ     .',                 
   i.F‐'゙  `'ー‐',.     l      
   !|       `‐、  ,.、 ',        
   ||,,,,_ ,  _,,,,,,  | |7}. ',     久々にわろうた  
   ||. ̄ ,'  ´ ̄   リ!|/  ',       げにいみじきすれのたつのも今はむかし 
   !.',  i,_っ     l!|   ヽ       
 . l ',  _,,_      | l    \   あたらしき人まいりこれりども 
   | ヽ `゙´     , ヽヽ       程しらぬものばかりなりて いとこうじけり 
   ヽ. ヽ、    ,.ィ   ヽ,
  /,、ri个`,゙゙゙゙´   //ヽ ,、
 // | ||| | ',',\  / / // /\
4赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/14(土) 11:16:32 ID:HaeNRQ12
私はまたもやあっけにとられてしまった。シークスがこんなにすんなりと
日本人の客を受け入れるなんて。
彼は私以外の日本人を憎悪の対象と見ており、日本人が私を訪問しても
いつも彼は門前払いを食らわせていた。
しかし彼が「日本人の」と付け加えていたことは、彼なりの皮肉なのかも
しれない。実際彼の口調には怒りがこもっていた。普通の人なら
気づかないであろうが、私には気づいた
シークスが門前払いをしない日本人とはどんな者なのだろう、私は客人を
通すことに決めた
5マジレスさん:2006/01/14(土) 11:17:11 ID:bD/th6vN
またお前か
6赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/14(土) 11:28:24 ID:HaeNRQ12
私は平静を装い、「通せ」と言おうとしたが、客人は既に上がりこんでいた。
「椎葉 賢だ」客人は手短に自己紹介をしてきた。
「まだ上がり込むことを許可していませんが」とシークス言った
私の客人に大して自分から話しかけることのなかったシークが。
彼は勝手に上がりこまれた事に憤っているのか、あるいは日本人への
憎悪がそうさせているのか
しかし椎葉という男は悪びれもしていなかった
「メクサス君、君はまだ日本人が嫌いなのか?確かに我々日本人が君に
したことはむごいものだった。しかし今の時代の日本人はあそこまで残
酷ではないよ」
椎葉はやけに親しげな態度だった。視h−クスの苗字も知っている。
彼は知り合いなのかとシークスに尋ねたが、返事は無かった
私は大柳の間にて客人の用件を聞くことにした
7赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/14(土) 11:35:01 ID:HaeNRQ12
大柳の間で椎葉を客人用の椅子に座らせ、シークスにハーブティーを
作らせた。椎葉はまるで自分の家のようにくつろいでいた
わたしは用件を手短に言うように言った。彼はしばらく伸びの動作を
して言った
「やだなぁ、赤星君…君なら気づいていると思ったのになあ」
私はもう気づいている…まさか、ラバティーの発動か!!
8青山時雄 ◆bJ47x5ll4M :2006/01/14(土) 12:28:54 ID:LAGPjlJR
不安だ。眠れる事なら眠りたい
9マジレスさん:2006/01/14(土) 13:24:45 ID:ubDMm6sC
このスレは伸びる
10マジレスさん:2006/01/14(土) 17:46:19 ID:w82zIeeQ
根本的な問題は>>1を書いたヤツがデブであるということだ。
飽食の時代の今を反映したスレだと言えよう。
11赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/15(日) 01:11:05 ID:P1ZT2TC9
カタカタ山脈の山頂でルンビャボイという宝石が高橋充という
音響学者に発見された。ルンビャボイはカナンパルという栄養素をたくさん含み、
食べると長座体前屈の記録が伸びるが鼻水の色が黒くなるために敬遠されている
12赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/15(日) 01:17:07 ID:P1ZT2TC9
私の師匠に会いたい…
私の師匠とは八年前、上海の寂れた公園で出会った
師匠は偽名である事を先に私に知らせてから辛子原ゴンジローを名乗った
私の知人は皆私の事は赤星、もしくはブオルク(私の故郷の現地語で「サンダル職人」を意味する)
と呼ぶのだが、師匠だけは大司と呼んでくれた。嬉しかった…
13マジレスさん:2006/01/15(日) 01:18:44 ID:VxKIk47O
>>1
スレ立てれてよかったね
14赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/15(日) 01:23:48 ID:P1ZT2TC9
私は師匠の元で月宮あゆのバストのサイズから肉まんに入っている
煩わしいしいたけに至るまで研究した。師匠は全てを教えてくれた
しかし幸せは長くは続かなかった。今現在も貧困な赤道直下の島、アボドロス島の
大飢饉の時、師匠は問題解決のため、高温でも育つシャプバイブフルーツを栽培し、
現地人からはたいそう喜ばれた。しかしシャプバイブフルーツに含まれるドドドジンという
成分がアボドロス人には合わず、アレルギー性の病気が流行してしまった
もちろんアボドロス人は師匠を憎んだ。私は必死で師匠をかばったが現地人の怒りは
静まらず、師匠は姿を消した。
15AKARI:2006/01/15(日) 01:29:18 ID:JjTovtgA
何が始まったかと思ったケド続きを
期待しているよ。
16 雛苺 ◇ichigo/.Hmw7KT:2006/01/15(日) 01:33:55 ID:7EGO7eo4
え?
17赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/15(日) 11:17:00 ID:P1ZT2TC9
私が学生時代の頃お世話になった火神解斗教授が平行世界への介入の研究を本格的に始めた
私は実際体になるために毎日中華丼を八杯も食べなければならない
そもそも中華丼は味がペンクツァ安定値に限りなく近く、どの食品よりも土星人好みなのだ
18赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/15(日) 11:22:23 ID:P1ZT2TC9
しかし問題は起こった。私には行き着けの食堂がある。食堂の名は「回想軒」
そこの料理長の鈴木秋吉とは古くからの友人で、毎日中華丼を作ってもらっていた
それが原因で私は鈴木秋吉の中華丼以外は中華丼と認識出来なくなってしまったのだ
それが中華丼が必要となった今、鈴木秋吉は持病の
「広末涼子のポスターをひたすら眺めていないと痔になってしまう病」
がひどくなってきてしまっていた
19赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/15(日) 11:25:21 ID:P1ZT2TC9
普通の人ならば痔ぐらいは平気と思うであろう。しかし鈴木には
イタチとチーターの雑種であるイタチーターの血が1/12混ざっているのだ
イタチーターは極めて痔に弱く、痔にかかると死に至る事もあるのだ
20赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/15(日) 12:09:58 ID:P1ZT2TC9
だが鈴木は土星料理の達人のプライドを守るため、
広末涼子のポスターを見ながら料理をする修行をしている
彼が中国式に中華丼を作るのならこれはそう難しい事ではないだろう
しかし彼はあくまで土星式にこだわる。土星では中華丼を作る時は逆立ちして目隠しをしながら
「大根三本買ってこい」と叫びながら調理しなければならないのだ
一番の問題は目隠しをしていては広末涼子のポスターはみられない事だ
そこで彼は頭の中に広末涼子のポスターを描いて調理する事にした
これはいくら鈴木と言えども容易な事ではない。彼はベトナムに住む格闘家の
ビャン・ホー・マァに弟子入りする事にした
21マジレスさん:2006/01/15(日) 12:46:42 ID:WZ78BpIe
>>1
続きはどこへ行けば読めますか?
22マジレスさん:2006/01/15(日) 14:01:32 ID:7EDsmvSU
B和露田
23マジレスさん:2006/01/15(日) 18:57:48 ID:HCrWV0Ik
とよたの車でぶ新登場。
とよたはなんかくさい。なんかでざいんもくさすぎるのでぱす
24赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/16(月) 12:31:17 ID:aluGliZX
ベベーム・ボバームへの回廊が閉ざされた。これは一大事である
25マジレスさん:2006/01/17(火) 14:11:28 ID:b++P10uz
期待
26赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/17(火) 18:07:17 ID:JGdXrLRg
今朝の出来事だ。君たちも光るきびだんごを作って有名になった和菓子職人の
ピエ〜ル・文津を知っている事であろう。彼とドクドクタワーの13階で出会ったので
話を聞くと、彼は目隠しをしながらあんころ餅を作る事が出来ると言うではないか
私はすぐに鈴木の修行の協力を要請した。しかし彼は「第三次カルパッチョ大戦戦死者追悼理事会」
で出されるカルパッチョ饅頭を作らなければならないのでそれは出来ないと言う。
私はがっかりした。しかし、彼は少し考える素振りをしてからポン、と手を打った
27マジレスさん:2006/01/17(火) 18:12:02 ID:GnSakmpx
創作文芸板でやれ
28赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/17(火) 18:14:38 ID:JGdXrLRg
ピエ〜ルが大学時代にお世話になったカカルス・モリー小佐は、
狙撃の達人にして有名な菓子職人なのだ。彼の腕はピエ〜ルをも凌駕する
もちろん、目隠しでの料理も造作もない事であろう。彼に依頼すれば鈴木の修行も
早く完成出来る事であろう。しかし問題なのは彼の厳しさだ。彼は元軍人だけあって
指導が誰よりも厳しく、彼の元から逃げ出した弟子は数えきれないほどいる
鈴木は根性がある方ではあるが、少々弱気なのでカカルス小佐のきつい叱咤激励で
自信を無くしてしまうかも知れない。しかし、方法はこれ以外にはない
私はカカルス小佐に指導を依頼するためにモザンビークに向かった
29#:2006/01/17(火) 19:02:42 ID:QXuJGr+H
よく分からんがオモロイ。
30赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/17(火) 19:20:13 ID:JGdXrLRg
シークスのお陰で予定の時刻ぴったりに空港に着き、飛行機に乗れた
私は飛行機びっくり印のカシューナッツを食べながら、あの非常識な客、椎葉の事を思い出していた
彼は私がいくら急かそうともなかなか用件を話さずに延々と世間話をしたり
ジョークを披露したりした。冷静な対応をするよう心がけたが、彼のユーモラスな態度
には何度か口元が緩んだ。挙げ句の果てに話を聞いているうちに時間を忘れてしまっていた
しばらくして、シークスが私の耳元で「用件がないのでしたらお帰り頂きましょう」と言った
私ははっとして、彼を追い返す事にした。意味のない雑談に二時間も使ってしまった自分に腹が立った
帰り際、彼は玄関のドアの前ででこう言ったのだ。
「赤星君、君はラバティの発動は極めて危険な事だと言う事を知っている
数少ない人間だ。政府の俗物どもがO.D.E.Nの言いなりになって一般市民に
嘘の情報を流しているせいで危機感を感じている者は極めて少ない…
君には我々の組織の中枢となってもらいたいのだ、同志よ」
私は呼び止めようとしたのだが先ほどの彼のしつこさとは打って変わって
彼はすぐに行ってしまった。一体椎葉とは何者なのだろう
31赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/18(水) 11:48:21 ID:Ir+aIivG
私は飛行機での旅を終え、モザンビークのカカルス小佐の家に着いた
彼の座右の銘「家はフルーティーに」をいまだに守っており、家は
ヘチマやアボカドで埋め尽くされていた。ピエールに忠告された通り、
ボイスチェンジャーで林原めぐみの声に変換し、「どんどらでてこぉ〜い」
と叫んだ。召使いが出てきて小佐のいる奥の部屋に通された
32赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/18(水) 11:59:28 ID:Ir+aIivG
さすがは小佐、用件を言うと2つ返事で了承してくれた
鈴木の元へは、宇宙船さべ〜じ大気圏内仕様で送ってもらう事になった
小佐の見事な大回転地獄四輪ドリフトなどのテクニックのお陰で
すぐに鈴木の修行先に着いた
33マジレスさん:2006/01/18(水) 13:54:05 ID:By2qCeHT
ノイルマギはまだか?
34赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/20(金) 01:25:02 ID:U0NNlAdB
先月、宇宙船ヴァルビッシュが冥王星へと向けて旅立って行った
かの有名なゴルゴル戦争でこうねりあす大艦隊を指揮した英雄、金森浩二
がキャプテンを務めるという事で世間の注目は一斉にヴァルビッシュに向けられた





そのヴァルビッシュがたった今沈んだ。事態はまた明日説明しよう
35赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/20(金) 11:54:01 ID:U0NNlAdB
ヴァルビッシュは地球を飛び出し、衛星軌道上に渡った
出航の前から歴史に名を残すだろうと言われる三大工
の手によってチェックが入っているので機械の故障は特に無く、
乗組員は選び抜かれたエリートだけなので、ミスはほぼ有り得ない
そして、万が一何かが妨害してきた時のために、じゃがりこ小隊をはじめとする
有能なパイロット達と、汎用戦闘用ロボットや高性能戦闘機なども
配備していた。これは完璧であるかのように見えた…いや、実際完璧ではあったのだ
衛星軌道上を抜け、ガバァン宙域にたどり着いた時の事であった
一人のオペレーターが謎の熱源を発見した。しかしさすがは艦長、
驚く素振りも見せず、近づきすぎないよう接近し、詳しく調べるよう
指示した
36マジレスさん:2006/01/20(金) 16:22:45 ID:E1lNkjRR
無責任艦長タイラーか
37赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/22(日) 13:58:15 ID:D0dalY9C
科学調査支部の桑居昌教授が調べたところ未確認物質の周りには
テスタロッサ粒子が確認されたとの事。未確認物質は速度を上げてこちらに接近してきた
ここで並の士官なら180ミリバルカンなどの武器で牽制するか、距離を取って様子をみていただろう
しかし大胆にも金森艦長はブルゴーニュ砲を撃つように指示した。エネルギー充填に8分もかかる
ブルゴーニュ砲をいきなり撃つとは金森艦長にしか出来ない決断である
しかし未確認物質も青白いビームを撃ってきた。間違いない、あれはブルゴーニュ砲だ
ヴァルビッシュの主砲、ブルゴーニュ砲は皮肉にも同じブルゴーニュ砲に相殺されてしまった
しかし艦長のこの大胆な指揮が無ければ今頃未確認物質のブルゴーニュ砲に焼かれていただろう
艦長はテスタロッサ粒子の動きを見て反射的にブルゴーニュ砲を予測したのだろう
38赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/22(日) 19:21:07 ID:D0dalY9C
しかし、ヴァルビッシュが押され始めたのはここからだった
黒い、カニのような足を持ったその未確認機体は
量産型ベスクルツやファッテムを迎撃に出したヴァルビッシュに対し、
光の障壁【ハザ・リフレクション】を張って来た。
ハザ・リフレクションは最新鋭のバリアー発生装置で、開発はテンペラー星でしか
行われていないはずだった。生産にあたって、キンバレーという
貴重な金属だけでなく、テンペラー星人の血液を必要とするために
製造は禁止されていたはずだった。それが何故!?
39赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/22(日) 19:54:27 ID:D0dalY9C
迎撃に出た戦闘用ロボットはヴァルビッシュのブルゴーニュ砲エネルギー充填
の時間を稼ぐために取り囲んで一斉に射撃を行った。しかし、ハザ・リフレクションの前に
ライフル弾はむなしく散ってゆくばかりだった
敵未確認機体も防戦一方でいてくれるはずがなく、拡散レーザーを撃ってきた
ほとんどの味方はそれを避けれずに宇宙の塵となってしまった。たった一撃で
戦闘用ロボットを撃破できる装備など、いくらヴァルビッシュといえども持ち合わせていない
いつの間にか生き残った戦闘用ロボットはじゃがりこ小隊の駆る三機のリック・ブーマーだけだった
じゃがりこ小隊はさすがに戦場慣れしていて、拡散レーザーやマイクロミサイルを楽にかわした
じゃがりこ小隊に疲れが見え、隙を見せたその時だった
未確認機体の口が青白く光った。間違いない、この閃光はブルゴーニュ砲だ
じゃがりこ小隊のムードメーカー、トマソン・ムラカミはブルゴーニュ砲の光の中に消えていった
40マジレスさん:2006/01/24(火) 01:08:59 ID:MfjdgLrV
ぎんえいでんに振るメタルパニックか
41赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/24(火) 14:14:24 ID:RmwIZjT9
じゃがりこ小隊のギルクとブライツは仲間を一人失って怒りを露わにした
二人は弾切れしたライフルを棄て、大型プラズマセイバーを取って接近戦を仕掛けた
戦艦をも切り裂く刃だ、少しずつながらもダメージは与えられているはず
しかし、ダメージは本当にわずかな物で向こうもそう簡単には接近を許さなかった
突然未確認機体の口からまばゆい光が漏れた、
「何!?奴はこんな短いチャージで主砲が撃てるのか!」
じゃがりこ小隊の生き残りの二人はさっと機体を翻し、シールドを張った
しかし、ブルゴーニュ砲らしき閃光は見当たらず、更に未確認機体をロストしてしまった
「ええい、フェイントなどと…」
じゃがりこ小隊の二人とヴァルビッシュの索敵班が必死で探したがどこにも見当たらない
機体が完全にロストし終えたかと思われた時、索敵班の一人が悲鳴のように叫んだ
「ギルク機正面より七時の方向に目標を確認、距離約3,5キロメートル…
敵機のテスタロッサ粒子増大!ブルゴーニュ砲が来ます、避けて下さい!!」
不意に死角から現れた敵に、じゃがりこ小隊の二人は対応できなかった
「クソ…」
とっさにシールドを展開したが、ブルゴーニュ砲の威力の前には無意味なものだった
「ギルク機、ブライツ機大破!パイロットの脱出は確認できません!」
ヴァルビッシュの所有する戦闘用ロボは全滅した、これにはさすがの
金森館長も顔を歪めた
42マジレスさん:2006/01/24(火) 19:09:19 ID:MWr3tM2h
館長「我々は主導権を失った。」
43赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/25(水) 22:31:32 ID:3xlvahSD
今朝、シークスが二時間も早く私を起こしに来た
軽く注意しようとドアを開けるとなんとシークスが泣いていた
なぜ泣いているのか尋ねたところ、彼は赤い紙を私に無言で差し出した
やはり私が戦うしかなかったか…
44赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/25(水) 22:35:51 ID:3xlvahSD
ヴァルビッシュが沈められてから3ヶ月、艦を沈めたあの未確認兵器は
バイシャーク帝国の秘密組織・O.D.E.Nによりテンペラー星人によるものと判明した
45赤星大司 ◆vW/o0bK13c :2006/01/25(水) 22:44:26 ID:3xlvahSD
どうやらテンペラー星は地球と友好関係を保つ振りをして我々を油断させ
地球の土という土を奪って、代わりに「カニメル」というテンペラー星で今
大量発生している微生物を含んだ土を地球に棄てようとしているのだ
46赤星大司◇vW/o0bK13c
地球連邦議会の老人達は頭を悩ませていた、主力艦と500ランカーの内の三人により編成されたじゃがりこ隊が刃が立たない敵の遭遇。
地球連邦は新たな兵器の開発を余儀なくされた。

白羽の矢は日本に放たれた、理由は(500ランカーの三分の一が日本人)
(最近に開発された人型ロボット、神無月)
(試作艦、韋駄天)
の三つである。
神無月の性能は開発者も驚く程高く、総火力はブルゴーニュ砲を軽く上回る程である。
部隊の編成は完了しており、神無月『箟』神無月『青淵』神無月『咢』の三機が主力部隊である


一方、韋駄天はまだ試作の枠から出れるめどが立っていない、おまけに神無月は量産が難しく、韋駄天には三機をまず搭載する方向に決めた。