「知らない!、馬鹿!」 洋梨は裸のまま部屋を飛び出した。
俺は、臭気漂うタンポンの紐をつまんだまま、呆然とその後姿を見送った。
「いったい奴は・・・・」
ふと、この言葉が浮かんだが、鏡に写る自分を見たら興ざめだ。
ウンコが付着した洋梨のタンポンと一緒に、ティッシュに丸めて、ゴミ箱に放り込んだ。
「人の心配より、自分の心配だよな」
一人になった部屋で、俺はいつもの憎悪、孤独に苛まれ出した。
こんな精神状態に耐えられず辿り着いた人生相談板。もう3年。完全に中毒化している。
俺は一人安いホテルの部屋を、ある筈も無いパソコンを探しだした。マジ中毒だ。
しかしすぐに我に返り、携帯を取り出し、板に同化、◆mooN.KttY.金融屋に変身した。
「チッ! また「死のう? 」の馬鹿親父だ!。 ageんなヤァ! 」
ほどなくすると、裸のまま飛び出した洋梨が、眼鏡を曇らせて、ゼイゼイ言いながら戻って来た。
ぶよぶよの肉体、汗疹を爪で掻いた後がアザになってる、股間の皮膚は異常に黒ずんでただれている。
「・・明るい所で見ると、きたねーな、こいつ。。 俺の好みは筑紫哲也だったのだが」
しかし俺の異常性欲がこれしきの事で萎える筈もなく・・・・・また、禿しく求め合った。
第四話:
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