1 :
=:
ふと、目を開けるとそこにはビートたけしが・・・。
たけし「ここにいる皆さんの中で・・・たった一名の”優勝者”が決まるまで
・・・殺し合いをっしてもらいマース!!」
僕達の戦いが始まった!!!
三宅「俺達があのプロジェクトに選ばれたなんて・・・。」
長瀬「んなわけね〜じゃんっ!何かの番組に決まってんだろ!!」
稲垣「・・・・・・」(吾郎ちゃん腕組み)
たけし「は〜い皆さん、殺し合いは今からスタートです。質問は有りませんね?」
中居「はい!質問!」
たけし「はい、中居君!」
中居「事務所には了解はとったんですか??」
たけし「よけいな質問はするんじゃない!!!!」
たけしは、投げナイフを中居に投げた。
たけしの投げたナイフは間一髪、中居の頬を軽く切りつけ、
後ろの黒板に命中した。
2 :
=:02/01/19 22:29 ID:YSBBWbg3
たけし「君たちの中にはこれが冗談だと思っているものもいるだろう」
たけし「おい、あれを持って来い」
たけし軍団の部下が黒いバックに包まれたものを持ってきた
袋をあけるとそこには・・・
体中に複数の銃痕の穴のあいた森且行がいた。
もちろん息はしていない。白目をむいて
紫の唇、白い顔をしたかつてのSMAPがそこにはいた。
たけし「今回はこのジャニーズ事務所の中で殺し合いをしてもらいます。
森くんには申し訳なかったけど、
“見せしめ”として殺させてもらいました」
植草「ちっくしょーっ!!」植草は唇をかみしめた
そして僕らの戦いが始まった。
3 :
=:02/01/19 22:31 ID:???
お笑い掲示板いにバトロワスレがあり、
以前SMAPが出てきて面白かったんですが,
他住人の反感を買い、消えてしまいました
ので、つくってみました。
あんまジャニに詳しくないので、
性格が分かりません、のでみなさん書いてください
私はここでは読み専とさせていただきます
Jr板にもあるよね・・・・
あれは感動した。
5 :
ー:02/01/19 22:39 ID:???
僕らは警備員のような、軍人のようないかつい人から
武器の入ったバッグを渡され、急いで教室を出た。
森田「ここまで来れば安心だろ・・・」
森田は海まで走ってきた。息が落ち着かない。
渡された武器の中身を見てると・・・
「・・・これは弓矢?」
鋭い矢のついた弓矢を手に入れ、森田は一服しはじめた。
一方その頃・・・
今井と滝沢は校舎の裏で待ち合わせをしていた。
今井「なぁ・・・これマジなのかな?」
滝沢「近藤さんのあの姿、もしかしたら特殊メイクだったのかな?」
「うッ!!」
今井の背中に突如激痛がはしった。
滝沢「おい、どうしたんだ?大丈夫か?」
見ると背中からは流れるように赤い血が出ていた。
ここはヤバイ
そう判断した滝沢は今井を放って、急いで校舎を後にした。
今井を殺した二宮・桜井のコンビは
木の上でガッチリと握手をした
「よし、まずは1人、と。」
二宮はニコッと笑い、
ジャニーズ全員の名前が書いたリストの今井の名前に×印をつけた。
おもしろい(笑)続ききぼん。
まず登場人物のリストきぼーん!!
ふと、足のすぐ先に何か塊が転がっているのに気がついた。見覚えのあるその
姿にあわてて近づいた。
「井ノ原!?」
うつ伏せになっている体を仰向けに返すと、それはユースケ・サンタマリアだった。
たけし「木村く〜ん君の奥さんこのことについて逆上しちゃったんだよ。
だから先生たけし軍団のみんなと一緒に木村くんの奥さん婦女暴行しちゃいました」
木村「!!!!!」
たけし「安心してくださ〜い。殺したりしてませんから。でも君の娘隣で
うるさかったのでちょっといたづらしちゃいました。それについては先生謝りま〜す」
木村「畜生!ぶっ殺してやる!ぶっ殺して肥溜めに沈めてやる!!!」
理性を失いたけしに殴りかかろうとしたそのとき
たけし「木村くん短気はいかんぞ。」コルトガバメントを木村に向けて発砲。
木村の顔は半分以上吹っ飛び見る影もなくなってしまった。
草なぎ「木村くん!」
たけし「勝手に席を立つんじゃない!」たけし草なぎにも発砲
たけし「ホントは先生がこういうことするのいけないんだけどこういうバカの
せいで進行が滞るのはよくないから先生心を鬼にして発砲するからな」
木村・草なぎ死亡。
どつよ「俺の支給武器なんやねんこれ・・・こんなんで何ができるんや!」
どつよハンガーを地面に叩きつける
それはハンガーの形をした手榴弾だった。
そのころ干菓子は森光子と一緒にベットで寝ていた。
手榴弾大爆発。どつよはあっという間にバラバラになった。
木村・草なぎ・・・教室でキタノにあぼーん
今井・・・二宮桜井コンビにあぼーん
どつよ・・・自分であぼーん
松本はあたりに人気がないのを確認すると、
どつよのバラバラ死体をていねいに並べた。
遺体に薬品を塗り、イチゴとハコベの葉の汁をかけてから、
上にむしろをかぶせた。
そして香を焚き、ながながと反魂の呪文を唱える。
二週間後…。
どつよが生き返り、歪のしもべとして生まれ変わった。
歪「俺の代わりに
何とどつよは生き返ったのだ。
歪はし●べとなったどつよを連れて、新たなターゲットを探しに歩きだした。
age
19 :
オススメ:02/01/22 14:31 ID:???
>19
辞めジュ版、途中までよんでたなぁ。
デビュ組もちょこっとでてたし面白かった。
完結したんだろうか?
>19
おもろいな。子供板のほうが職人が多いのかな?
文章力がスゴイ。目にうかぶようだ。
(・∀・)イイ!!
しげみに隠れるカミ三人。
「とりあえず様子見て来い」無理矢理ほうり出され、
へっぴり腰でしぶしぶ偵察に行く凸。(当然帰って来ない)
せっかく隠れているのに、些細な物音に恐怖して
やたら良く響く悲鳴をあげてしまう☆。
そんな☆と一緒にいては我が身が危険だと防衛本能にかりたてられ
ためらいなく引き金を引く番長。
>19
読んできた。
不覚にも泣いてしまった。
「おもしれぇじゃねぇか」
森田は拳銃と三宅の死体を交互に見つめながらつぶやいた。
堂々と人が殺せるのである。しかもいままでに演じた殺人シーンよりも楽に。
さすがに本物の銃の重みこそあったが、こんなに簡単に人が殺せるとは思ってもみなかった。テレビや小説なんてしょせんウソっぱちだ。恐怖で叫び出すこともない。興奮と沈静が交互に森田を襲う。
そして次の殺人の瞬間を思うと、もう気持ちはとまらない。
(殺そう、早く、人を殺そう)
待っているなどということはできなかった。
剛は腰をあげ、弓矢を肩にぶら下げた。
とりあえず…拳銃が欲しい。
そのためには人から奪うしかない。
いろいろ考えていると、後ろの茂みからがさっという音がした。
弓を構え振り返ると、そこには…。
age
>26
番長、その前に銃で☆撃ってるみたいですけど・・・。
>28
だね(w
>28
つっこみ(・∀・)イイ!!
ジャングルを彷徨うTOKIO5人。
松岡「俺たち生きてかえれるのかな・・・?」
国分「いつまで逃げ回ればいいんだ〜?」
長瀬「・・・っていうか逃げ回ってる間メシは!?」
彼らは生きるための掟を知っていた。
それは時給自足!
山口「よし、畑つくるぞ!!」
かくして、彼らは農作業をはじめる。ビバ農耕民族。
TOKIOからの死傷者は現在0名。
ちなみにリーダー城嶋は風呂をつくっている。
ミドル版読んできた
すげえ面白い!
あっちは力のある職人さんがいていいなあ
デビュー組でもやれないものか
他力本願ですまんが、誰か職人さん、いませんか?
同じ人なんか、こういうの得意そうなイメージだけど・・・
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
自Gを殺し合いに巻き込むのがイヤさに出張している職人も
おりますのよ。
嵐の5人は、今自分達が置かれた状況に愕然としていた。
目の前には既に殺されたJrの死体。
以前は仲間だった彼の変わり果てた姿に、ショックを隠せない。
(米花。―――お前のケリはつけてやる。絶対に、つけてやる。約束する)
桜井は頬についた血を拭うと、そっとまぶたを閉じた。
そして、胸の腕で両手を組み合わせた。
桜井の様子を、隣で松本が心配そうに見ている。
大野は一番後ろの席で無の表情を浮かべ、二宮と相葉は寄り添って何も言わず見つめていた。
時間はもうあまりない。
全員に合図を出すのは無理だ。
桜井は、床に落ちた自分のピアスを拾う振りをして、松本の顔に近くに口を寄せると
「歩けるか?」と囁いた。
松本が泣きそうな顔で小さく頷いたと同時に、サバイバルの幕開けとなる号令が始まった。
「男子一番。相葉雅紀くん」
名前を呼ばれ、二宮の隣にいた相葉の身体が一瞬強張る。
恐怖に耐えるかの様に握り締めた拳に力を入れ、入り口に向かって歩き出す。
「相葉っ・・・・・・」
思わず桜井が止めようとしたが、すぐさま専守防衛軍の銃が桜井に向けられる。
相葉は教室に向き直って、大丈夫!といった風にピースをし、にっこりと笑った。
その時、二宮が相葉に何か目で合図をした。
相葉は無言で頷くと、そのまま外へと出て行く。
廊下を走りぬく足跡が聞こえなくなった頃、順々と名前が呼ばれていった。
(もうちょっとで俺の番か・・・・・・)
名前を呼ばれていくのを、ぼーっと見ながら大野は思った。
(俺の名前、あ行だから呼ばれんの早いんだよなー・・・)
皆が恐怖に支配された表情をする中、大野だけはマイペースにぼーっと椅子に座っていた。
マイペースに見えているだけで、実際は大野も多少なりは怖かったのだが。
大野は大野なりに「どうすれば全員助かるか」を考えていた。
(翔くんと二ノと考えればどうにかなるかもしれねーや。
松潤と相葉ちゃんは上手く合流できるかどうか・・・・・・特に松潤。大丈夫かなぁ)
その時、ふと前にいた桜井を目が合った。
目が合ったので、とりあえず大野は手で「A・RA・SHI」の振り付けをしてみた。
何してんだよお前、と桜井が苦笑する。
桜井が笑ってくれたので、大野も同じ笑顔を返した。
2人共今はそんなことをしている場合ではないのを分かってはいたが、
大野のおかげで、桜井は少しだけ気持ちを落ち着かせることができた。
「男子5番。大野智くん」
名前を呼ばれ、大野が席を立つ。
教室の入り口へと向かっていく大野を見ながら、松本が小さく「大ちゃん・・・」と呟いた。
桜井は震える松本の肩を軽く叩き、大野が出て行くのをずっと見つめていた。
(きっとあの人なら大丈夫さ。智さん、また生きて会おうぜ)
大野の姿が消えた後、またすぐに名前が呼ばれる。
「男子六番。桜井翔くん」
松本がハッとした表情で、隣の桜井を見る。
桜井は荷物を持って立ち上がった。
そして、顔を日菓子の方に向け、ただ、松本と二宮に分かる様に低い位置でぎゅっと
拳を握り、出口に向けて指で「faith」ポーズをした。
不確かな希望しかないけれど・・・・・・
待ってるぞ。外で待ってる。
デビュー組は人数少なすぎて難しい。
あっという間に全滅じゃ
辞めジュ版のログ持ってる人いないでしょうか?
あれって結局完結しなかったの?
辞めジュ版はいつのまにか職人さんが消えてて
完結してないよ。
デブー前の人たちは、まさにバトルロイヤルの世界に
生きてるワケだから、それだけリアルなんだろうな。
「残ったのは俺達だけか…」
松岡はメンバーを見回しながら言った。
他の四人はなんとなく気まずくなって目をあわせようとしない。
「どうする?」
太一が口を開く。
こころなしか震えてる様な気がした。
「どうするって…生き残るのは一人なんですよね……?じゃあ、やっぱり…」
長瀬は泣きそうな顔をしていた。
泣きたいのはこっちだって一緒なんだから、泣かないでくれよ。
そんな松岡の願いも虚しく、長瀬の目からはぼろぼろと涙が零れ落ちる。
「泣くなよ」
いらいらしたように山口が言った。
「泣いたって助からねぇんだよ!」
「うるさいっ!!」
突然今まで黙っていた城島が口を叫んだ。
一瞬四人の動きが止まる。
「…見てみぃ」
そういいながら、城島が指した先には一匹の猫がいた。
「……猫だけにキャット驚く。なんてな」
「………」
城島が再び振り向くと、そこには倒れてすでに絶命しているメンバーの姿があった。
優勝 城島茂
……だめだ。ギャグになる…。
職人さーん!!!
>43
藁てしまった…どんでん返しだわ。
>41
辞めジュ版の最初って鯛様とかでてたやつ?
どの辺からはじまったのだろう。
ちょっとだけ読んだ気がするんだが・・
46 :
43:02/01/24 00:22 ID:???
>突然今まで黙っていた城島が口を叫んだ。
なんだ?口を叫んだって…。城島が叫んだってことでっせ。
47 :
>45:02/01/24 01:52 ID:???
216 名前: ユーは名無しネ 投稿日: 2001/03/09(金) 16:09
全員がその呑気な声の持ち主に注目する。
小原達の大大大先輩である少年隊の植草、東山、錦織の3人だ。
「みんな元気かー?」
元気なわけが無い。
しかし、みんな驚いて声も出せずにいた。
特別ゲスト?何かのドッキリ?
いろいろな考えがめぐったが何も思い出せなかった。
「はーい、聞いてくださーい」
ぱんぱんとまるで小学校の教師のように錦織が手を叩く。
「えーっと、今日はみんなに殺し合いをしてもらいたいと思います。」
張り付いた笑顔を崩さず、まるで天気の話でもするように軽い口調で言った。
「みんなで、殺し合いをしてもらってー、生き残った人達が、デビューしまーす。」
まだニコニコと笑顔の錦織に今度は植草が続く。
「しかもなー、ジャニーさんはやる気まんまんだぞー。日本だけじゃなく世界のトップスターになれちゃうぞー。いやー、うらやましいなー。」
わざとらしいオーバーアクションで笑い続ける。
「それでは、ガイダンスビデオを見ます」
東山が口元だけで笑うと、ラベルも何も貼られていないビデオをデッキに押し込んだ。
217 名前: ユーは名無しネ 投稿日: 2001/03/09(金) 16:34
いい加減みんなもざわめき出した。
何なんだ。意味がわからない。
テレビ画面にはハンディカムで撮られた状態の悪い映像が映し出された。
KinKiの2人だ。
「正しい戦い方ー!」
わー、と堂本剛史と堂本幸一が声を合わせて拍手する。
「はい、まずはみなさん気になっているでしょう、首輪の説明でーす。」
そう言って幸一が自分の首を指差す。
そこにはシルバーで、真中に赤い透明の石ようなものの埋め込まれた首輪があった。
…え…?
自分の首を触ると――あった。
周りを見ると全員が慌ててそれを確認していた。
「これには、センサーが埋め込まれていますっ。」
「これから配る地図――」
剛史が言いかけた所で突然東山が手をふ、と動かした。
続いて、小原の位置から斜め後ろ辺りからの叫び声。
振り返るとそこには――信じられない光景があった。
三浦力の咽喉に、アイスピックが深々と刺さっている。
そして三浦はそれを何が起こったのかわからないと言った表情で見ていた。
「う…あ…」
声にならない声を出して、助けを乞う目で前の席の松本を見る。
「…三浦ぁ…?」
振り返ったまま硬直していた松本の声は震えていた。
がたん。三浦が倒れた。
その反動でアイスピックがころり、と転がった。
まるでどこかのB級映画のようにどくどくと血の海が広がった。
「うるさいですよ」
東山が静かに言って笑った。
目だけは、氷のような冷たさを放っていたが。
[ 三浦力死亡 残り 32人 ]
>43
ウマイ!
時はこういうオチが似合うね。
平和でよかよか。
いい感じに続くと思ったのにどつよを生返らせた所で萎えた。
めげずに、また殺しましょう(w
ワラタ!>43
1、相葉雅紀 12、長瀬智也
2、井ノ原快彦 13、長野博
3、植草克秀 14、錦織一清
4、大野智 15、二宮和也
5、岡田准一 16、東山紀之
6、国分太一 17、松岡昌宏
7、坂本昌行 18、松本潤
8、桜井翔 19、三宅健
9、城島茂 20、森田剛
10、堂本光一 21、山口達也
11、堂本剛
やっぱ少ないかなぁ…。
>47−48
近畿が説明ビデオのキャラってのは面白いね。
21人じゃなぁ。たのきん、しぶがきなんかも
入れたら?
>53
須磨も入れてまえ。
須磨はやめて。
お客がいっぱいになるぞ。他のスレがあれる。
全滅の度に新しいストーリー。
じゃあ、とりあえず21人で進めるってことかい?
やっぱ女も入れないと。
Aiko
篠原ともえ
白眉
浜崎あゆみ
山口サヤカ
優香
他・・・
怒りに任せた殺し方は無しって事で。
バトロワ読んでみたらいかにも引篭もりが書いたような
イカれたひでー話だった。途中で捨てた。
>62
上っ面はいかにも派手だけど、基本的にはベタな青春ものじゃない?
ジャニにはわりとハマるタイプの話だと思うな。
簡単にタレが死ぬ話は嫌な人がいるのも分かるけど、所詮「お話」なんだし
素直に楽しみたい人もいるってことでどうぞご勘弁を。
>61
それこそ荒れます。
age
ごめん、白眉って誰だ?
>66
嵐の誰かの女じゃない?
しろまゆ、はくび、しろび、びゃくまゆ…
どう読めばいいんだ。
>68
スレ違い〜
なにげに楽しみだったのだが。
なかなか職人さんがいないみたいだね。
別にタレを殺したいとは思わないからね。
職人さん作といえば「源氏物語」が好きだったな。
ログなくしちゃって、誰か持っていませんか?
同人チャンキモッ
>63
いやここのスレはお遊びでおもしろいけど原本が嫌。
適当なレスすな。
75 :
ななしじゃにー:02/01/25 12:58 ID:hk9yAYv1
Jr板のを見てきたけど、やはり1人の職人さんに書いてもらわなきゃ駄目みたいだね。
それぞれ担当を決めて皆で書き出したのは、まとまらなくてそのまま自然消滅しちゃった。
だれか、書いてくれないものか。
期待age
76 :
ほれ:02/01/25 13:18 ID:???
ジャニでやるとしたら、やる気になるのって番長か?
博様とか、意外に長老も捨てがたい。
omoroi age
書きたいし書けそうな気はするんだけど、まだ練り終わってないんだな。
おおまかなのは浮かんでるんだけど。
80 :
ななしじゃにー:02/01/26 12:21 ID:leVefdLt
職人さーん、出てきてくれー
読みたいぞー
多分荒れそうな気がするんだけど。
自担が一番最初に氏ぬ役だったら鬱だもん。
82 :
1:02/01/26 14:09 ID:K4KWJxjp
≪登場人物リスト≫
1、相葉雅紀(嵐) 26、稲垣吾郎(S)
2、大野智(嵐) 27、中居正広(S)
3、松本潤(嵐) 28、木村拓哉(S)
4、桜井翔(嵐) 29、草薙剛(S)
5、二宮和也(嵐) 30、森且行(S)
6、岡田准一(V) 31、諸星和己(光)
7、森田剛(V) 32、諸星和己(光)
8、坂本昌行(V) 33、山本淳一(光)
9、井ノ原快彦(V) 34、内海光司(光)
10、三宅健(V) 35、佐藤敦浩(光)
11、長野博(V) 36、佐藤寛之(光)
12、渋谷すばる 37、大沢みきお(光)
13、滝沢秀明 38、赤坂晃(光)
14、堂本光一(K) 39、近藤真彦
15、堂本剛(K) 40、ユースケ・サンタマリア
16、長瀬智也(T) 41、Aiko
17、松岡昌宏(T) 42、篠原ともえ
18、国分太一(T) 43、浜崎あゆみ
19、山口達也(T) 44、広末涼子
20、城島茂(T) 45、深田恭子
21、植草克秀(少) 46、優香
22、錦織一清(少) 47、山口サヤカ
23、東山紀之(少) 48、久本雅美
24、今井翼 49、後藤真希(数合わせ)
25、香取慎吾(S) 50、安西ひろ子
今までの死亡者
木村(S)、草薙(S)、今井(J)
残り・・・47人
キリのいい数字にするため50人
数合わせのためかなり強引に入れたのもいます。
いかがでしょう?
書きたいけど、荒れそうだし…って人結構いるんじゃない?
自分もそうだが。最初を誰にするかも迷うし。
>82
ご、強引過ぎない?
やめたほうがいいと思う。
荒れるよ。
沈んでからだね。
>82
諸星2人いるし。
>82
40番以降は直接ジャニ関係ないのでやめましょう(面白くないボケ)。
やっぱり現役でジャニに所属しているのがいいと思う(光GENJIの約5名…)。
渋谷すばるはデビューする可能性まったくないので外して。
あと改めて最初から仕切直した方がいいと思う。
執行役は蛇兄/羊/サンチェ/森光子/ジュリーの誰かという設定で。
じゃ、もう少し沈んでから始めましょうか。
90 :
82の訂正:02/01/26 14:59 ID:MsN2n7JX
1、相葉雅紀(嵐) 26、稲垣吾郎(S)
2、大野智(嵐) 27、中居正広(S)
3、松本潤(嵐) 28、木村拓哉(S)
4、桜井翔(嵐) 29、草薙剛(S)
5、二宮和也(嵐) 30、森且行(S)
6、岡田准一(V) 31、赤坂晃(光)
7、森田剛(V) 32、諸星和己(光)
8、坂本昌行(V) 33、山本淳一(光)
9、井ノ原快彦(V) 34、内海光司(光)
10、三宅健(V) 35、佐藤敦浩(光)
11、長野博(V) 36、佐藤寛之(光)
12、渋谷すばる 37、大沢みきお(光)
13、滝沢秀明 38、ユースケ・サンタマリア
14、堂本光一(K) 39、薬丸裕秀(シ)
15、堂本剛(K) 40、本木雅弘(シ)
16、長瀬智也(T) 41、布川・・・なんだっけ?(シ)
17、松岡昌宏(T) 42、篠原ともえ
18、国分太一(T) 43、浜崎あゆみ
19、山口達也(T) 44、広末涼子
20、城島茂(T) 45、深田恭子
21、植草克秀(少) 46、優香
22、錦織一清(少) 47、山口サヤカ
23、東山紀之(少) 48、Aiko
24、今井翼 49、安西ひろ子
25、香取慎吾(S) 50、・・・あと1人どうしようか?
女もある程度いた方がいいと思うんだけど。
あと光GENJIも5人出て2人出ないってのも・・・
ま、チョイ役で死体役だけでもいいし・・・(w
で、どう?
>88
その辺は自由でいいと思うよ。
書く人によって色々だろうし。
オンナを出すつもりはないわ…。
93 :
ななしじゃにー:02/01/26 15:01 ID:MsN2n7JX
人数ぴったり50とかのがいいと思うし
私もこれでいいと思うケド。
これで誰か最初から書いて。
そんなに決めごとされると書きにくいよ…。
っつーか、女は不要だし、50人は多すぎ。
sageろ>MsN2n7JX
>68「しろまゆ」松潤の彼女。城崎まゆを略した。
50人は多い。白眉は無しがいい。
>97
禿同だけどあげないで…。
○人数50人は多すぎる。原作も42人(1学級ってことで)。
それでも多すぎるので同人BRでは25-35人程度に数を減らしているところが多い。
大体50人で書き分けできるのかって問題もある。エピソードも増えるし。
○女やジャニ事務所以外入れるなら芸能人BRですべきじゃないだろうか?
板違い。ジャニBRなんでしょ? 女を入れたい理由は何? 強姦シーンが欲しいの?
○光GENJIは解散して存在しない。いるのは元光GENJIの二人のジャニタレ。
他の5人はジャニーズと関係ないタレント/俳優。
そうでなければたのきんトリオの田原俊彦や野村義男も入れるべきでしょ?
書く人の自由で良いじゃん。
別にリレー形式にするワケじゃないんだし。
じゃあ、21人でいいじゃん。
書く人って誰?
79と83のどっちかか?
書きたい人がそれぞれ書けば良いんです。
>100
忠告してるだけじゃん。道化になるのは勝手だが。
ちゃんと1人で最後まで書いてみせるというならお手並み拝見。
多分、どうしてその50人が選ばれたのか、BRの理由は何なのか。
生き残ったらどうなるのか。BRの前段階でさえきちんと書けるのかまず疑問だが
確かに…なんでその50人なんだよ。
理由とかはあんまりいらないと思うよ。
多少の肉付けは必要だけどさ。
いかにして殺し合うか、いかにして生き延びるのか。
そこんとこが重要だと思うんだが。
やめジュ板とか見てると理由はっきりしてておもしろかったけど。
ただ殺したいだけならどっか他んところでやって欲しい
53 :ななしじゃにー :02/01/24 19:05 ID:???
1、相葉雅紀 12、長瀬智也
2、井ノ原快彦 13、長野博
3、植草克秀 14、錦織一清
4、大野智 15、二宮和也
5、岡田准一 16、東山紀之
6、国分太一 17、松岡昌宏
7、坂本昌行 18、松本潤
8、桜井翔 19、三宅健
9、城島茂 20、森田剛
10、堂本光一 21、山口達也
11、堂本剛
職人さん、これに好きなように足して下さい。
>109
板違いと言われるかもしれませんがこれにSMAP(あくまで5人)と滝沢秀明も
入れて貰いたいなと(顔合わせが興味深いし、ジャニーズとしてもはずせないでしょう)
>110
職人さんですか?
やっぱり板違いでも、SMAPとか滝とかはいれた方がよくない?
滝いれるなら秋山もいれてくれ
114 :
訂正:02/01/26 17:03 ID:???
1、相葉雅紀 15、堂本光一
2、稲垣吾郎 16、堂本剛
3、井ノ原快彦 17、中居正広
4、植草克秀 18、長瀬智也
5、大野智 19、長野博
6、岡田准一 20、錦織一清
7、香取慎吾 21、二宮和也
8、木村拓哉 22、東山紀之
9、草なぎ剛 23、松岡昌宏
10、国分太一 24、松本潤
11、坂本昌行 25、三宅健
12、桜井翔 26、森田剛
13、城島茂 27、山口達也
14、滝沢秀明
以上でよろしいですか?
>114
よろしいのでは? 職人さんよろしく!(←今のところ読者専念)
森田剛はぬかるんだ林の中を慎重に歩いていた。
手には鈍く光る小さな鉄のかたまりが握りしめられている。
先ほどまでの小雨がやみ、月明かりが足下を若干照らしてはいるが、都会の照明に慣れた人間にとってはあまりに頼りない暗さだ。
渡されたナップザックをもう一度探れば、懐中電灯のひとつも出てくるのだろうか。
しかしそれを確かめるような余裕は森田にはなかった。
逃げねばならないのだ。
「逃げる…」
森田はかすかに口元をゆがめた。
どこへ逃げるというのだろう。
殺すか殺されるか。それしか選択肢はないというのに。
パキ、と踏みしめた枯れ落ちた枝が音を立てる。
その瞬間、森田は全身から血の気が退いていくのを感じた。
さっきまで気にならなかった雑草の音があまりにもうるさい。
頭がガンガンする。
ひょっとして側に誰かいるのだろうか。
『これは殺し合いなんです』
ヤツはぼそぼそと無表情に言った。
『生き残れるのはひとりだけです』
冗談じゃない!
殺されてなんかやるものか……!
握りしめた武器が自分をどれだけ守ってくれるのかはわからない。
森田は林の奥をにらみつけた。
雑草の音はだんだんと近づいている。
敵だ。間違いない。
自分の殺し合いへのカウントダウンは始まっているのだ。
だが、自分は死なない。
絶対に…!
どうせならプロローグキボーン。
2
目の奥がじわじわと痛む。
飲み過ぎの時のように頭がクラクラとする。
なんだかやたらと眩しくて、滝沢秀明は違和感に目をあけた。
「……?」
最初に目に入ったのは、こわばった顔をして何かを話し合っている様子の
トニセンたちの姿だった。
しかし、なにか様子がおかしい。
滝沢はゆっくりと周囲を見回した。
集まっているメンツにおかしなところはない。
つい先ほどまで船上パーティが開かれて、事務所関係者が集まっていた。
なかなか一堂に会すことのない少年隊やSMAPなどもそこにはいて、
わくわくしながら話を聞いたり、美味しい料理に舌鼓をうったりしていたのだ。
いきなりの雷雨が襲い、天候が崩れたのは記憶している。
関係者たちに誘導されて、船室に案内されて…。
そこで、滝沢の記憶は途切れていた。
不自然なまでに白い壁が滝沢の神経に障る。
いくつかのパイプ椅子以外に余計なものが排除された部屋は
窓の一つもなく、どこかが異常なのだ。
本当に船室なのだろうか?この空間は…。
ついさっきまで、自分と一緒にいたはずの翼はどこだろう。
同年代の嵐たちが深刻そうに眉を寄せている部屋の隅に目をやったとき
ガチャガチャと鍵を弄る音がして、ドアがゆっくりと開いた。
部屋の中に入ってきたのは今井翼だった。
「……翼!?」
思わず声を上げた滝沢に、今井は無表情のままチラリと一瞥を与えた。
「翼?」
もう一度呼びかけた滝沢の声をまるで無視して、今井は淡々と口を開いた。
「皆さん、座ってください。これから皆さんに殺し合いをして貰います…」
ヒューヒュー!!!ピュー!
121 :
お笑い反じゃにー:02/01/26 23:07 ID:GmZDGdm4
上げるなよ…>121
自担はさっさと殺して欲しい
124 :
亀レス:02/01/26 23:23 ID:???
>76
おおっ、産休です。
>123
名前を書かなきゃ殺してもらえないよ。
126 :
82:02/01/26 23:24 ID:GmZDGdm4
なんか最初に書いた人物リストについて
かなり反論させてたので一応言い訳。
>>53の21人じゃ少ないという意見と
>>61の女も入れたら?という意見を元に作成してみました。
書き手さんにお任せしますが。
27人でまとまったみたいだし。それで。
わざわざジャニ板にのりこんできて得意げレス皿誌あげ
121 名前:お笑い反じゃにー :02/01/26 23:07 ID:GmZDGdm4
覗きに来てレス見たけど、
50人で収集つかないなんていってたら
お笑い版バトロワスレすごいことになってるよ
300人が登場してちゃんとまとまってるし。
ジャニオタには能がないってことだけでしょ。
ttp://tv.2ch.net/test/read.cgi/geinin/1009967966/l50 かなり前に剛が出てきた。いちおリンク貼っておく。
見なくてもいいけど。荒らされたくないし
キリのいいとこまで…と思ってましたが、
上がっちゃったので今日はこの辺で。
おぉ!始まってる!…と思ったら終わりなのね…。
128さんご苦労様です。またよろしく。
中居は復讐に燃えていた。目の前で木村と草なぎが惨殺されるという
現実。このゲームがどうなろうが知ったことない。中居はただキタノに
復讐して木村と草なぎを弔うことことだけを考えていた。
・・・一人では復讐は不可能だ。まず稲垣と香取を探そう。
あいつらならきっと俺に力を貸してくれるはずだ。
いつ木村と草なぎが氏んだのよ?
>131
たぶん>1の続きなんだと思われ。
>132、133
さんきゅー。
わかりやすいようにコテハンつけてくれ>130
新しく始まったんじゃないのか?
てか滝いれなくていいよ。
>123
自分もだ。しぶとく生きてそうだけど。
123>125
そうか・・でも自担はファイター多いんで書きにくいの。
ここが大変な事になっても困るし。それもあって早く殺して欲しいんだけど(w
職人さん気にせずどうぞ。
「殺し合いをして貰います…」
抑揚なく告げられた今井の声に、ざわめきが大きくなった。
「殺し合いだって?」
「何、あいつ」
そこかしこでそんな声が聞こえる。
つかつかと香取慎吾が、今井に歩み寄り、胸ぐらをグイッと掴み上げた。
「お前、何馬鹿なこと言ってんの?」
どこか小馬鹿にしたような口調で香取が聞いた。
「手を離した方がいいですよ。もうゲームは始まっているんです」
「ゲームだぁ?」
「よせって、慎吾…」
草薙が後ろから羽交い締めにするように、香取を押さえた。
「なんか様子が変だ、やめた方がいい」
「でも…!」
「慎吾!」
引きずるようにして、草薙は今井の側から遠ざかった。
香取は不満げな表情をしたが、敢えて逆らわなかった。
今井は軽く咳をしながら乱れた服を直し、再び口を開いた。
「はじめに言っておきます。皆さんの首輪には発信器と爆発装置が仕込まれてます。
無理矢理外そうとしたり、僕に刃向かったりするとすぐ頭が吹っ飛びますから注意してください」
ざわめきが大きくなった。
確かにここにいる全員が黒い首輪を身につけている。
「何が目的なんだ?」
東山の冷静な声に今井は小さく口の端をゆがめた。
「それは生き残った・・・勝者にのみお教えします。ルールは簡単です。
これから24時間以内にみなさんで殺し合いをして貰います。
勝者はひとりのみ。24時間以内に勝負が決まらなければ全員の命はありません。
これから出口で武器を渡しますから、それを利用してください…」
今井は言葉を切って、部屋にいる27名を見渡した。
たった今、続きのデータがぶっ飛んだので、続きはまた明日…。
ちゃんとひとり殺すところまで出来てたんですが残念。
というか、ちゃんとこまめに保存しろ>自分…
よろしくぅ〜>142
待ってるよ。」
ワクワクだわ…。
4
「冗談・・・だろ」
引きつったような声でに三宅が聞いた。
「ドッキリだよな?」
「冗談なんかじゃないです。これは殺し合いなんです。・・・生き残れるのはひとりだけです。」
「時間制限以外にルールは特にありません。この場所から逃げようとすれば
首輪が爆発します。それから僕の指定する立ち入り禁止区域も同様です。
これは順次放送で指定していきますからよく聞いておいて下さいね。あと、なんかあったかなぁ・・・。
あ、そうそう、ココは無人島で周りをぐるっと海に囲まれてるんだけど、海も禁止区域になってます。
落ちたら死んじゃうんで気を付けてくださいね。あーと、何か質問があればどうぞ」
台詞のように淡々と述べられていく今井の言葉に、全員の顔が強ばっていった。
そんなバカな、冗談だろう?
誰もがそう思っていながら、誰も何も言えずにいた。
5
「・・・マジなのかよ、翼」
沈黙に耐えかねて、滝沢が前へ進み出た。
「ウソだって言えよ、なんで俺たちが殺し合いなんか・・・!」
「何度も言ってるけど、ボクが君たちの命を握ってるんだよ。逆らわないでよ」
「冗談じゃねぇよ!」
ダン!
滝沢は今井の肩を壁へ叩きつけた。
よせ、ヤメロ・・・。口々に止める声が上がったが、滝沢の耳には届かなかった。
「離せよ」
「何で俺らが殺し合いしなきゃなんないんだよ! なんでお前が俺たちの命を握ってるんだよ! おかしいじゃねーか!!」
醒めた目が唾を飛ばしながらも詰め寄る滝沢を見下ろす。
その瞬間。
何かがぐしゃりと弾けるような鈍い音が響き、滝沢の胸から上が弾け飛んだ。
液体とも固体とも言えないようなものが周囲に飛び散り、
今の今まで滝沢であったはずのカラダが意志のない人形のごとく崩れ落ちる。
何があったのかは歴然としていた。
今井が滝沢の首の爆発装置を作動させたのだ。
滝沢の頭は爆発し、粉々に砕け散った。
「ヒッ・・・・!!」
目の当たりにしたあまりに残酷な死に、誰もが顔色を失くした。
何人かは腰を抜かしたように座り込み、またある者は嘔吐し、ある者は恐怖に泣き叫んでいた。
滝沢であったはずの物体からは、ドクドクと赤い液体が溢れ出ていく。
まるで滝沢自身をその中に沈めるかのように。
「だから逆らうなって言ったのに」
今井のバカにしたような血に塗れたつぶやきが、滝沢に届くことはなかった。
【滝沢秀明死亡 残り26名】
(・∀・) イイ!
イイ! 今井翼が進行役なのにも何か理由あるんでしょうか?
黒幕は羊なのかな…でも干菓子や高位置とか末っ子も参加させられてるんですよね。
うーん判らん。楽しみ。
楽しみ〜。
150 :
nanasizyani:02/01/31 00:53 ID:dmEPOctu
age
すごい楽しみ〜!まさしくこれからですね!
職人さん、がんばって下さいね。
職人さん転灸!
ちょとす
いいよ〜<職人さん
ブツブツうるさい文句たれーは
徹底無視ということで。
がむばれやー。
おもしろい。
6
大まかな地理を説明した後、名前を呼ばれた人間から部屋を出ていくように今井は指示した。
既に6名ほどの名が何分かの間隔を置いて呼ばれ、それぞれ部屋を後にしていった。
名前の順番は五十音順でも年齢順でもなく、強いて言えばグループに属する人間をなるべく連続させないように呼んでいるらしかった。
堂本光一はきついまなざしで今井を睨み付けていた。
今井のリモコンを手放させるだけならば、犠牲をふまえても5人がかりくらいで可能だろう。
だがその後どうすればいいのか。
今井は黒幕ではない。それどころかたんなるスケープゴートでしかなさそうだ。
この状態を作り出したなんらかの人物がいる限り、今井を倒したところで事態は改善されはしないだろう。
だからと言って、殺し合いをする理由にはならないのだが。
堂本光一はどこか冷静な心を持て余し、まだ騒然としたままの周囲を見渡した。
大部分の人間が落ち着きを取り戻してきたものの、いまだに座り込んだまま動けない者も何名かいるようだ。
すぐそばにいる相方の堂本剛も、座り込みこそはしていないが顔色を真っ青にしていた。おそらく立っているのも精一杯な状態なのだろう。
7
彼は・・・剛はどうするのだろう。
剛に人を殺すことはできるのだろうか?
生き残ることはできるだろうか?
自分は、おそらく人を殺せるだろうと思う。
ためらいも罪悪感も恐怖もそのすべてが自分を襲うだろうが、恐らくは自分はこの仲間たちの誰かを殺すのだろう。
なんの抵抗もせずに死んでいくほどおめでたい人間ではない。
だが、最後まで生き残ることが出来るとは思えない。
体格的な不利もあるし、そこまで運の強い人間でもないだろう。
願わくば・・・剛とは殺し合いはしたくないのだが。
「次、光一君」
今井の呼ぶ声が聞こえた。
剛がどこか怒ったようなこわばった顔で光一を見た。
「・・・元気でな」
この場で不似合いな言葉だと思うが、それ以外に言葉は出なかった。
「光一・・・も」
剛の声はかすれていた。
見飽きるぐらいに見ている相方の顔を脳裏に焼き付けて、光一はゆっくりと出口に向かった。
きっとこれがお互いの最後の別れになるのだろう。
幼い頃から、共に過ごしてきた。
兄弟よりも近くて、けれど誰よりも遠かった。
二度と会えないかもしれない、自分の半身。
何よりも誰よりも、出会えたことに、その存在に感謝しよう。
神の存在なんて信じてはいない。
けれど神様、願わくば・・・。
いいNe!次の犠牲者は高位置かな?
嵐はいつ出てくるのかな…ふふっ
おもろい。続きよろしく!
今更どーでもいいことかもしれんが
「ロワイヤル」→「ロワイアル」の間違えだと思うのだが、、。
家に原作あるもんで、つい、、。
職人さん続き楽しみにしてます!
J−フレンズあげ
>162
sage進行にしないと荒らされるんだよ。ageないでね。
真っ先にやる気というか覚悟をきめるのが高位置らしい…
面白いね〜〜できれば高位置とどつよの
戦いも見てみたいが…。職人さんがんばれっ
でもこんな状態でキンキはお互い相方の事は考えなさそう
あ、いつもかー
むう・・キンキは他グループのように人がいない分、
こういう状況なら考えたくなくても相方の行く末が
気になるもんじゃないのか。
確かに高位置vsどつよは見たいな〜ちょっと期待。
高位置vsどつよは見たくありません!!!
あ、思った。
ただ憎しみあうんじゃなくて、「ごめんな剛・・・・」みたいな感じの。
ただしょっぱなから高位置死ぬのか?
なんだか反応が凄いので、ちょっとビックリですが、
とりあえず予告しておきますと、キンキの直接対決予定はありません。
何らかのカタチで絡むシーンはあると思いますが、まだまだ先の話。
ちなみに行く末が決まってない方々もいるので、
リクエスト(というかネタ提供)は大歓迎でございます。
>168みたいなのも、是非読んでみたいですね。
誰か書いてくれると嬉しいんですけれど・・・。
それでは、また後ほど。
ここで続き書いちゃったらごちゃごちゃにならないかな?
>170
別の話って意味じゃないの?
二宮和也の手にした黒くて安っぽいナップザックの中には、小さな拳銃、地図、
マグライト、時計、方位磁石、そしてわずかばかりの水とカロリーメイトが入っていた。
拳銃は冷たくて硬くて、そして思ったよりも軽い。
武器として悪くはないかもしれない。
今井翼の説明によれば、現在地は島の南よりの分校・・・ということになるらしい。
なるほど、小学校にありがちな花壇や鉄棒らしき影が街灯に照らされている。
霧雨がまとわりついて鬱陶しいが、こればかりは仕方ない。
とりあえず、北に向かわなければ。
島の北東側にあるという灯台で相葉雅紀と落ち合う約束をしたのだ。
二宮は地図を広げ、辺りを見回した。
まっすぐ北に向かう道を行くのはあまりに無防備かもしれない。
ここから西の方向にある畑を抜けて、迂回したほうがいいだろう。
そう考えて、地図をマグライトで照らしたときだった。
ザクッとなにかがすぐ側の地面に突き刺さるような音がした。
足下に数10センチの長さの何かが突き刺さっていた。
何かではない。武器だ。
ボウガンの矢が飛んできたのだ。
ほんの数10センチの差で、自分が射られるところだったのだ。
二宮は体中の毛がそそけ立つのを感じた。
鳥肌が立つなんて生やさしいものじゃない。
例えようもない恐怖感が二宮を襲った。
誰かが自分を殺そうとしている。
いったいどこからだ?
二宮は辺りを見回した。
マグライトで周囲を照らそうと考えて、いや、それでは敵に居場所を知らせる
ことになると気づき、あわててライトを消した。
「ふざけんなよ・・・・っ」
とにかく急いでこの場から離れた方がいい。
ここにいるうちは、敵の思うつぼだ。
校庭の脇に林のような茂みがある。
そこへ逃げ込めばなんとかなるはずだ。
何としてでも逃げなければ!
二宮は転がるように走り出した。
恐怖に足がもつれそうになる。
そのときだった。
「おーい、待てよー。二宮だろー」
後者の方向から、呼びかける声が聞こえた。
「待てって! 俺だよ、松岡だってば!」
おそるおそる振り返ると、松岡が息を切らして追いついてきた。
「も、なーにをびびってんだよ、だーいじょぶだって!」
どこか茶化したような松岡のいつもの口調に、二宮はようやくこわばっていた肩から力を抜いた。
「でも松岡くん、さっき矢みたいのが飛んできたんだよ! みんな、
みんなこの殺し合いを本気でやる気なんだ!!」
「矢がぁ? どっちの方からだよ」
「どっからかわかんないけど、でも飛んできたんだ! それでオレ逃げ・・・ッ!!」
二宮は最後まで言葉を続けることが出来なかった。
やたらと、胸の辺りが熱い。
ドクリ、ドクリと心臓の音がいつもの何十倍もの大きさで頭に響く。
まるで焼き鏝でも押しつけられたように、火傷でもしたように熱くて、灼けるようで・・・。
「・・・悪ぃな」
松岡はニヤリと笑って、二宮の左胸に突き刺したブレードナイフで差し口をわざと抉るように、ぐるりと回した。
二宮は何かを言おうと口をパクパクと動かし、松岡に縋り付いた。
「オレも、死にたくないからさ」
松岡はナイフを勢いよく引き抜くと、力無く自分に寄りかかった二宮の足を蹴飛ばした。ゴフッと二宮の口元から血のかたまりが溢れ、その体が地面に崩れ落ちた。
ピクピクと痙攣をしてはいるが、もう動くような気配はない。
「・・・ちょろいもんだね。あ、コレは貰ってくぜ」」
松岡はククッと喉で笑うと、二宮から拳銃とナップザックを取り上げた。
先程、弓矢を使うヤツがいると二宮は言っていた。
さっさとこの場を離れたほうが無難だろう。
松岡は二つになったナップザックを左肩にかけ、見通しのあまり良くない林の奥へ足を進めた。
やられる前に、やるだけだ。
殺される前に殺さなければ、生き残りの道はない。
絶対にオレは死なない。
最後の最後まで、オレは生き残ってやる。
【二宮和也死亡 残り25名】
相葉、松兄に復讐か?!
「どこからだよ?」って刺す、松兄やりそ〜(笑)
殺る気マンマンキャラは
松岡にケテーイか。
「殺ル気マンマンダーッシュ!
そうそれは肉マンダーッシュ!」
>175
それキボーン
>175
ひらでは、逆に紫兄にやられてしまうと思われ・・・
機関銃で大量殺戮シーンもきぼーん。
もともと人数少ないところにマシンガン使われたら
速攻勝負きまっちまいますがな(w
松岡が去ってすぐに桜井は転げ落ちるように木から飛び降り、
くの字にまがった格好のまま横たわる二の死体へふらふらと近付いた。
左手に抱えたボウガンを庇ったせいか、右手の甲と木が擦れて皮がむけ、
血が滲んでいたがそんなことにかまってなどいられなかった。
投げ出された二宮の手におそるおそる触れるとまだ暖かかった。
「二宮・・・」
桜井は掠れる声を振り絞った。
「二宮・・・二宮!!」
肩を揺すっても頬を叩いても、反応は何もなかった。
松岡に抉られた傷口からの出血はもう止まっていた。
濡れた地面に流れた赤い血の水たまりが、黒く染みこんでいく。
「返事、してくれよ・・・」
二宮は死んだのだ。
目の前で松岡に殺された。
松岡が平気で殺人をしたことが、桜井には信じられなかった。
いや、それ以上に自分が信じられなかった。
う・・失敗。
「嵐の名前の呼び方教えてくれて有り難う>教えてスレの人」
と書きたかったんです・・・。
自分に松岡を責めることなどできない。
オレだって、ボウガンで二宮を狙ったじゃないか。
いや、違う・・・。
桜井は自分に自分で反論した。
殺そうなんて欠片も思ってなかった。
だいたい暗くて、あの人影が二宮だなんて自分にはわかっていなかった。
ただちょっと脅して、武器を取ろうとしただけだった。
それなのに・・・。
あんなにあっけなく人が死んでしまうなんて思わなかったのだ。
もし自分の矢が二宮に命中していたら、自分が二宮の命を奪っていたところだったのだ。
「助けてよ・・・」
目の奥がずきずきと痛んだ。
恐怖と情けなさと自分自身への失望と・・・あまりに様々な感情が自分を責め立てる。
「置いてかないでくれよ、オレを助けてよ。オレに謝らせろよ・・・!」
桜井は何度も何度も地面に拳を叩きつけ、その場にうずくまった。
泣くことはできなかった。
自分にはそんな資格はないのだ。
押し殺しきれない嗚咽に肩を震わせながら、桜井は傍らのボウガンを握りしめた。
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
なついてるGを殺っちゃう紫(・∀・)イイ!!クールビュ(痛いので略
個人的には東京巨漢対決きぼん。バトルアクションでこわいが。
東京は全員このサバイバル状況には強そうだ(w
末っ子はあっさり策略にはまって氏んじゃいそうだけどな<188
某ファンサイトのジャニバトロアでは真っ先に全滅してた(w<時
ここではどうなるのかなぁ…タノシミ
各Gごとに殺りまくりそうなのを考えてみる。
東京=紫 武威=博様 近畿=高位置 あらち=傘
どお?
>191
傘はすでに殺る気マンマンではないキャラで登場してる。
ここは意外性を狙って、平安とかいかが?(w
時男=鬼気迫る紫
武威=屍の上に仁王立ちで高笑いの番長
あらち=血まみれで天使の微笑みの歪
というのを想像してみた。
時男は意外と長老がやる気で、けっこうあっさりと紫をやっちゃうなんていかが?
自分はやる気そうなのは中堅かもとおもた。
案外どつよが冷酷にあっさりと殺りそう。
自己愛の強いヤツだしファンに対する冷酷さ加減たら…(涙)
デブ組はジャニの中でもすでに生き残りなわけだから、
誰が殺りまくりキャラになってもアリかもな。
ミドル版みたいな、最後に正義漢が残るってのは逆に難しそう。
自分は無表情に殺戮する平安を想像したよ。
考えていくとどのシチュエーションも有り得る気がしてくるねー
>195
中堅は、やる気はあるがカラ回って、
へタレで自滅しそうだ。
>198
某ファンサイトのは、そういう平安だった。
だから、どうしても平安にはそういうイメージがある。
職人さん、いらっしゃ〜いv
他力本願で申し訳ないが、お待ち申し上げています。
>196
人殺しなんてできないと泣きじゃくるヘタレ良い子ちゃんどつよ、
しかし何かをきっかけに冷酷殺人鬼に豹変、みたいな感じ?
本人多重人格っぽいところあるからどう転ぶかわからない。
204 :
ななしじゃにー:02/02/10 17:18 ID:QLefRahB
おもしろい
上げないで・・・。
>204
お前…
おもしろいからこそ下がってくれ〜・・・
どつよは豹変しなくても泣きながら何となく生き残りそう。
209 :
hij:02/02/10 19:52 ID:1KTeBzD4
だけどどつよは食料が尽きたら飢え死にしそうだな。
食料なくて痩せろ〜
皮下脂肪が厚いほど飢えには強いのです。
っつか、そんな長期戦じゃないだろ、バトロアは(w
むしろ、博様は食い物が尽きたら凶暴化しそうNo.1・・・
飢えには強いけど真冬のこの時期、体脂肪9%の自担は凍死…
刃渡り10センチ程度の刃物でハラを刺した場合、
体脂肪40%だと内臓まで届かず全治3ヶ月。
体脂肪8%では内臓に達して子房…なんていうことが
有りうるのだろうか?
しかし腹筋鍛えてるので刃物を途中で止めるってのは出来ないんだろうか…?
北斗のケン読み過ぎ?
あげ。
>217
だから上げるなって・・・
過去ログ読めや。
>216
止まりそうだな。
>216
ミヤケのケン?
>220
ウケてしまった。何か悔しい(w
久しぶりに見に来たら進んでないのね。
職人さん!紫にやられちゃったんですか?
−外伝(毎度の職人とちがうので許して)−
灯台のある小屋に城島、山口、国分、松岡、長瀬の
時雄5人がなんの合図もなく、この寂れた場所に集まった。
「なんや、結局みんなここに集まったんか」
城島がぼそりと言った。
しばらくの静寂のあと
「これからどうするんだよ。俺、殺し合いなんかイヤだよ」
国分が口火を切った。
皆それぞれ動揺はしているが、口にだせないひとことだった。
さらに静寂を切り裂いたのは山口だった。
「逃げ切るんだ。」
「兄ぃ・・・・・」
いきなり立ち上がり賛同の合図を示す松岡。
山口「俺達いつも一緒だったよな。何があっても乗り越えてこれたはずだ。
こんなバカげたゲーム、俺らでぶちこわしてやろうぜ。
やればできるって、な、みんな」
このひとことで、先ほどのよどみきった空気が一掃された。
「だけど、どうやって?」
不安げな長瀬に山口が答える。
「俺にまかせとけ。ここにあるコンピューターをつかってまずは
奴らのメインコンピュータを狂わせる。その間、この島にある材料を
かき集め、爆弾を作ってあの司令塔もろともぶっこわす。」
「やっぱりたよりになるよな」メンバーが口々に同意する。
すると、国分が「腹減っては、戦はできぬっていうよね。
このへんに前の住民の食料の残りがあるから・・・・」
国分をさえぎるうように松岡がいう。「あ、食事なら、俺にまかせろよ」
「おう!じゃあ、ほかのみんは、俺のいう必要なものを集めようか。」
山口が中心となり、やつらへの攻撃準備をはじめた。
「出来たぞ!」松岡の叫びに真っ先にとびついたのは長瀬だった。
「うまそうだね〜。味見していい?」と、松岡の返事を
またずに、ぺろりとできあがったばかりのカレーを舐めた。
「我慢しろよ。長瀬〜。あとでみんなで食うんだから〜」
「うまぁ〜い」
こう言われて、顔がほころぶ松岡だった。
「いいから、みんなの分、あっちに運べ!」
食事の準備がととのい、一斉に食事を取ることにした。
各々の胸には『これが最後の食事になるかもしれない』
という不安をかかえながら・・・・・・・。
「うまそうだね。いっただきまーす」
最初にそのカレーを口にしたのは国分だった。
「やっぱうめぇー・・・・・・うっ!!!」
そういうと、最後の言葉を発しないまま、
その口元からは大量の血が流れ、カレーをテーブルにぶちまけ
苦しい表情を見せる間もなくアッという間に息絶えた。
それでもなお口からは大量の血がどくどくと流れ出ていた。
「誰や!誰がやったんや!」
自分の武器、使うことなど考えてもみなかったマシンガンを
とりあげ皆にむかって銃をかまえ、叫ぶ城島。
「おまえか、松岡!!」
残りのメンバーがいっせいに松岡に疑いの目を向ける。
「俺じゃねーよ。信じてくれよ!リーダー」
そういって近づく松岡をしり目に
「何やってんやー、貴様ー」怒声ともに城島のマシンガンが炸裂する。
「お、俺じゃない、、、、信じてくれ」息も絶え絶えに訴える。
「おまえが食事をつくったんやないか!他に誰がおるんや!」
「俺じゃな、、、ちが、、、」弁明もならないまま、松岡は息絶えた。
じゃあ、おまえか!おまえ、俺達をこき使って自分だけ助かろうって
腹か?山口?」松岡が撃たれたと同時に、山口は短銃をとっていた。
城島に素早く身構える山口。
「なんだよシゲ、俺のこと疑うのか!情けねぇ」
それでも、銃口はお互いをとらえて離さない。
「おまえじゃないなら、銃をよこせ!山口」城島の銃口が火を噴く。
「なんで、なんで仲間を、、、松岡を撃ったんだよ」
涙ながらに訴える山口にも無情にもさらにマシンガンが炸裂する。
すでに正気を失ってる城島だった。
それをみていた長瀬はすみのほうで何も言えず
ガタガタと震えていた。
さすがの山口も城島の攻撃からは逃げ切れない。
バリバリバリーーーーーーー!
部屋中に飛び散る血、肉片、身体に刻まれる無数の銃痕。
「うっ!」傷をうけながらも、狂った城島に反撃した。
「あうっ!」心臓の近くを山口のワルサーが貫いた。
すみで、泣きじゃくりながら怯える長瀬に銃口をむけた。
「まさか、おまえじゃないよな。おまえなわけ、ない・・・・よな」
そういって引き金に手をかけた瞬間、山口の最後の一撃が
城島の命を奪った。
「茂くん、、、なんで、なんでだ、、、、、」
同時に山口も息絶えた。
ことの顛末から、どれくらいたったであろう。
ひとり残された長瀬は皆の死体に向かってぼつりとつぶやいた。
「ごめんね、リーダー。・・・・ごめんね、ぐっさん、
ごめんね、太一くん・・・・・ごめ・・・・んね、まぼ。
俺、俺、みんなが、みんなが大好きだったんだよ。
死んで欲しくなかったんだよ。身内同士で殺し合いなんていやだよ」
長瀬が天を仰いで号泣した。
「だから、俺の手でみんなを殺ったんだよ。まぼのカレーに毒を・・・
俺・・・・・バカなのかな?俺、時雄、大好き、大好き、、、、、」
泣き叫びながら狂人のように灯台の上に駆け上がった。
「みんな、、、、、ごめんね。俺もすぐいくから。
そしたら俺を許してくれるかな。またみんなと一緒に音楽、、、やろうね」
そういって、蒼く深い海へ身を投げた。
【TOKIO 全員死亡】
ヤパーリ中堅はあっさり氏んでしもうたか…。
邦楽バトルロワイヤルでも、
@をかばってあっさり氏んだんだな…。
体力的に一番有利と思われる時がG内自滅となると、
禁忌あたりが俄然有利になるような気が。
誰とも戦わず運だけで生き延びたどつよと、満身創痍の
高位置の一騎打ちとか見たい鴨。
職人さんカムバック!
>227
妙にリアルだな・・・(w
>227
そうなると優勝はどつよだな…。
高位置はどつよに対しては詰めが甘いから。
自担は絶対に死なない気がする…
自担は寝てる間に禁止エリアになってて死んで層。
いつもの職人さんと違う人が書いたみたいだけど、
それはそれで違う話なのか?
それとも続きのつもりで書いたとか?
>232
全く別の話だと思われ。
職人さん、続き書いてくれ〜
職人さん、まさか本当に紫に…。
なんで末っ子いい役なんじゃ
メリ力でしょ>235
237 :
代打屋:02/03/03 00:35 ID:???
職人さんがお留守のようなので、そのあいだ書かせてもらっていいですか?
原作読者なので、ストーリーかぶるかもしれませんがご勘弁を。
勝手ながら、223−225はすっ飛ばさせてもらいます(汗
皆様、自分、小心者なのでくれぐれも上げないでください‥‥
もし何者かによってあげられてしまったら、すみやかに沈めにご協力お願いします。
職人さん、戻ってきたら新しく書き直してくださって全然結構ですからね!
――なんだよ、なんなんだよ、これ!
中居正弘は、暗闇の中を全速力で走り続けていた。
時々、背の高い木々の枝に頬を叩かれる。どうやらこの島のほとんどは自然林らしい。
もうずいぶん長いあいだ走って、自分が今どの辺りにいるのかすら分からない。
だが、中居は止まらなかった。いや、止まれないのだ。
立ち止まると、声すらあげられないほどの恐怖と、握り潰したザクロのような滝沢の屍が甦ってきた。
というのも、今井に名前を呼ばれて学校を出た直後、誰かにボウガンで狙われたのだ。
自分より先に出発したのは、山口、桜井、そして森田の三人だけだった。
つまり、その三人のうち誰かが、自分を殺そうとしたのだ。
「‥‥ちくしょう、なめたことしやがって‥‥!」
中居は無意識のうちに呟いていた。
今井に対してか、自分を狙撃した何者かに対してかは、わからない。
だが、中居にも分かりはじめていた。
滝沢の吹き飛んだ頭、地面に突き刺さったボウガン、今井の冷酷な瞳‥‥
もはや、先輩も後輩も関係ない。
いま自分が放り出された世界は、生きるか死ぬか―――それだけの世界だということに。
「次、錦織さん」
小学校では、今井による淡々とした点呼がまだ続いていた。
すでに多くの人間が出発しており、残されているのは――すでに死亡した滝沢を除いて――計十一名。
名前を呼ばれた錦織は、ゆっくりと歩み寄ってナップザックを受け取り、
教室を出る間際に、残された十一人を振り返って、軽く右手を上げてみせた。
だが、彼の、もしかすると最後になるかもしれないそのおどけた仕草に、反応できる者などいない。
それを見送って、坂本昌行は、自分がいやに平静を保っていることに気づいた。
本当なら今ごろは、きらびやかな客船の一等寝室で、ぐっすりと眠っているはずだった。
――どうしてこんなことになったんだろう。
この数十分間幾度となく繰り返していた疑問符が、また頭によぎる。もちろん、答えは出ない。
「木村くん」
今井の声が響く。
こんな状況でも、まだ木村を“木村くん”と呼ぶ今井が、奇妙で、どこか滑稽だった。
木村は立ち上がるを、今井を真っ直ぐに睨みつけたまま歩いていく。
今井がナップザックを差し出す。が、木村は
「いらねえよ」
と小さく、だが怒気のこもった低い声でつぶやくと、早足で廊下へ消えていった。
木村らしい、しかし、愚かだと坂本は思った。
そして、おそらく同じことを思っているであろう、隣に座っている男、
長野博を、そっと横目で見た。
おそらく坂本がこんなに冷静でいられるのは、長野が近くにいるせいだろう。
長野は、ほとんど無表情といっていい顔で、次々に出て行く者たちを見送っている。
――長野。お前はどうするんだ。
坂本は、なんとかしてこれ以上の死者を出さずにこの状態を抜け出したいと考えていた。
――殺し合いだと。冗談じゃない。
正義感だとか倫理観などは関係なく、すぐそばに死がある恐怖に自分が耐えられるはずがないと思った。
そのためには、何人か、できることなら全員を集めて話し合い、脱出する手段を考えるしかない。それには長野の存在は欠かせないだろうと漠然と思っていた。二十六人の中でも頭の回転の速いこの男なら、なにか考えがあるはずだ。
だがそう思う一方で、拭いきれない不安があった。
滝沢が殺されたあの瞬間から、隣にいる長野のまとっている空気が変わったように思えるのだ。それは長野には変わりないのだが、どこか違和感のある、長野の顔のした別人といるような感覚だ。
――まさか。まさか、な。
きっと怒りのせいだ、と、坂本は自分に言い聞かせ、そこで思考を中断した。
「次、剛くん」
今井に名前を呼ばれた剛はびくりと心持ち青ざめた顔を上げたが、
のろのろと立ち上がると、力なく歩き出した。だが、坂本の前を通り過ぎようとしてよろける。
「大丈夫か」 思わず声をかけると、今井の「早くしてください」という声が同時にした。
剛は体勢を取り戻すと「大丈夫」と小さく言って、今井からナップザックを受け取ると、頼りない足取りで歩いていった。
ふと、坂本は自分の足元に小さくたたまれた白い紙が落ちていることに気がついた。
周囲に気づかれないように手にとると、それは名刺の裏側を使ったメモだった。
『 島の南東 湖で 東山 』
その文字が目に入った瞬間、坂本の胸にわずかだが、確かに希望が見えた。
――大丈夫だ。きっと、無事に帰れる。
東山が味方になってくれるなら万事上手くいく、そんな気さえしていた。
しかし、咄嗟の、本能的な行動だったのだろうか。坂本は自分がしたことに気がつかなかった。
だが、本能的な行動だからこそ、そこに深い意味があるのだ。
坂本は、なぜかそのメモを長野には見せることなく、ズボンのポケットに滑り込ませていた。
(・∀・) イイ!
おっと、次はブラック博様の出番ですか?
つづきお待ちしております。
それにしても亀進行で申し訳ない‥‥次回からさくさくっと死んでいきますので。
どうぞあたたかい目で見守ってやってくださいまし。
Jr.板のほうも読んで勉強してこようかな‥‥。
一番最初に出発した山口達也は、今井の説明によると島の中央にある学校から南進し、
その集落の跡地らしい場所に点在する廃墟のうち一軒に潜んでいた。
壁板の割れ目から差し込む月明かりを照明に、山口はあがっていた息を整えながら、背負っていたナップザックをおろしてその中身を調べることにした。
林の中を進むうち全身にまとわりついた霧雨が、汗と混ざり、水滴となって滴り落ちる。
今井の説明では、非常食や地図といったものの他に、それぞれ武器が入っているということだった。
ナップザックの中を漁っていると、そのうち、手に金属性の硬さと冷たさが伝わってきた。ハッとして取り出すが、しかしそれは、真鍮の鍋のブタだった。
「なんだこりゃ」 思わず声が出た。
山口の顔に一瞬、引き攣ったような笑みが浮んだが、すぐに真顔に戻る。
――こんなもんじゃ、戦えないな。
そう思って、どきりとする。
――戦う? 俺が? 俺が、人殺しをするってのか?
山口は不意に自分の中に沸いたその感情を吐き出すように、深いため息をつくと、両手で顔を覆うと、上下に擦った。
学校を出てしばらくは、山口は校舎の陰に隠れていた。もちろん、後から出てくるはずのメンバー四人と一緒に行動するためだった。
だが、あのとき‥‥そう、玄関から緊張した面持ちの桜井が出てくるのが見えて、続いて森田が険しい顔をしてすぐに林の中へ走り去っていき、そして中居が出てきたとき、急に何か矢のようなものがどこからか降ってきた。
慌てて学校の敷地から離れようとしたそのとき、「おーい、待てよー。二宮だろー」という声がした。松岡だ、とすぐに気づいた山口は、出て行こうとした。だが。
松岡にしがみついていた二宮が崩れ落ち、そしてその身体を、松岡が蹴り飛ばすのが見えた。闇の中に、先端を血に塗らしたナイフがきらっと月光を返した。
その直後に、山口はすぐに独りで行動することにしたのだ。
――どうすりゃいいんだ。俺は。
あの陽気な松岡が、二宮を殺した。いとも容易く。昨日まで、いや、こんなことになるほんの数時間前まで一緒に談笑していた二宮も、そして松岡も――今はもういない。おそらく矢を放った桜井か森田のどちらかも。もう、自分の知っていた彼らは誰一人いないのだ。
どうすればいい。俺は、何をすればいい。何を信じればいいんだ。
山口は、自分さえも信じられなくなり始めていた。この自分も、やがて松岡のように親しい仲間を手にかけることが、絶対にないとは言い切れなかった。
そのとき、古びた木の扉が、軋みながら開く音がした。
「おーい、誰かいないのー?」
どこかのんびりした声がして、山口は月明かりの下からさっと物陰に移動した。息を殺す。
――どうする。どうするんだ。もし、相手が「やる気」だったら? 反撃するのか。いや、それよりも、いっそこちらから先に‥‥
みし、みしっ、と、床板を踏む音が近づいてくる。と、足音が止んだ。
「‥‥山口くん?」
その言葉に、心臓を鷲掴みにされたように動けなくなった。どうしてわかったんだろうか。
「山口くんでしょ?」 そう言って、光の中に浮かび上がった顔は、草薙剛だった。
「―――ああ」 しかたなしに返事をして立ち上がると、草薙はほっとしたように、やわらかい笑顔を向けた。
「よかったぁ。皆、どっか行っちゃってんだもん、よかったよ山口くんで」
草薙のその笑い顔を見た途端、山口は、自分の中に芽生えていた殺意が急速に萎んでいくのが分かった。
――疑心暗鬼になってるぞ、俺。なに、馬鹿なこと考えてんだ‥‥。
緊張が解けたのか、草薙はその場にどっと座り込むと、顔の汗を手のひらでぬぐった。
「山口くん、ずっとここにいたの?」「え? うん、まあ。一番手だったからさ、他のヤツを探そうにも‥‥」
そう言いかけたとき、不意に草薙の顔が強張った。そして、口を開いた。
「俺が出発したとき‥‥校庭で、二宮が死んでたよ」
「‥‥‥‥‥」
「それ見て、思ったよ‥‥これは夢でも何でもない、現実なんだって。本当に、殺し合いが始まってるんだって‥‥」
「‥‥‥そう、なのかもな‥‥」 山口は、わずかに口篭もる。
「山口くん、武器は何が入ってた?」
突然、草薙が言った。
「武器? ああ、これね」 山口は無理やり苦笑いをつくって、鍋のフタを取り出した。 「これでどうしろってんだかなあ」
「これだけ? 本当に?」 草薙も、吹きだしそうになりながら言う。
「ホントだよ。どうやら、当たり外れがあるらしいな」「そうみたいだね。でも‥‥これはひどいねえ、フタじゃん」
草薙が明るい調子で言ったので、山口も笑って、「お前は?」と尋ねた。
次の瞬間、目の前に青白く光る刀の抜身が突きつけられた。
「――――え」 山口は刀から目を離せずに、座り込んだまま、あとずさった。
「これだよ、俺の武器」
一瞬で笑顔をしまった草薙が、穏やかな声で言った。
「相手が山口くんだってわかったとき、ちょっとマズイなあって思ったんだけどさ。武器がそれだけなら、心配することなかったよ」
「ちょ、待てよ、剛、お前‥‥」
「山口くん。いま、俺たちの目の前で起こってることは現実なんだよ。皆、殺し合ってる。もう、やるしかないんだよ。やるしかないんだ」
「剛!」「俺、生きていたいんだよ! やるしかないんだ!」
言うが早いが、草薙は不安定ながらも全力で刀を振り下ろした。山口が咄嗟に床を転がる。刀は行き場を失って老朽化していた床板に突き刺さる。
「やめろ、お前自分が何してんのかわかってるのか!?」「やるしかないんだよ!!」
怒号が重なり合う。床から刀を引き抜いた反動を利用して草薙が大きく振りかぶる。そしてそれを振り下ろすより一瞬早く、山口は半ば体当たりを食らわせるように草薙にしがみついて床に押し倒した。そのまま腕をとらえ、刀を叩き落す。
カシャンと耳に涼しい音が、響いた。その音をきっかけに、山口の拘束を振り払おうと身を捩っていた草薙が急に動きを止めた。
二人はその体勢のまましばらく荒い息をしていたが、山口は突如跳ね起きると、逃げるようにナップザックを抱えてその場を走り去った。
山口が去ってから、草薙は床に倒れたまま手を伸ばして刀を取ると、それを支えにしてふらふらと立ち上がった。
「くっそぉ‥‥」 食いしばった歯の間からかすかな呟きが漏れる。
山口をはじめ腕力に定評のある何人かさえ始末すれば、あとは何とか生き残っていけるだろうと計算していた。それも武器を持っていないなんて絶好のチャンスだったのに、逃してしまった。
草薙は、生きるためならば、もう手段を選んではいられないのだと二宮の亡骸を見て確信した。
きっと、自分以外の二十数名もそう思っているはずだ。それなのに‥‥なぜ、山口は自分を取り押さえたとき、殺さなかったのだろう? 荷物を奪うことさえせずに。
――そんなことより。山口が武器を手にしないうちに、追いかけて、今度は確実に殺さなくては。
草薙は自分自身を奮い立たせて、山口の後を追って木戸を押し開けた。
「うわっ」
途端に、小さい悲鳴が上がった。黄色味を帯びた人工的な光に目を焼かれる。
反射的に顔の前に手をかざして、指の隙間から見ると、そこには怯えた表情の松本潤が立っていた。
「‥‥あ‥‥草、薙くん‥‥」 松本が消え入りそうな声で言って、草薙に向けていたマグライトのスイッチを切った。
「君、嵐の‥‥」 草薙は、自分より二人前に出発した少年が松本だったことを思い出した。
「松本です。なんか、怒鳴り声が聞こえたんで来てみたら、山口くんが走ってくのが見えて‥‥」
「そうなんだ」 咄嗟に草薙は言った。 「山口くんが、急に襲ってきたんだよ」
「山口くんが?」 松本が大きい目をますます見開く。草薙は頷く。 「うん。なんとか追い払ったんだけど‥‥気をつけたほうがいいよ」
松本は驚いた顔で、山口の消えていった方向を見ている。
「そうだったんですか‥‥」
「うん。追いかけようかと思ったんだけど、やめておくよ。武器は持ってないみたいだし‥‥」
草薙はそう言いながら、踵を返して廃屋の中に戻ろうとした。
そのとき、バキィッと木材の割れる音が聞こえた、と思ったのと同時に、後頭部に鈍い痛みが走り、草薙は頭を押さえてその場に膝から崩れ落ちた。
「何―――」
痛みに気を失いそうになりながら首をねじまげて後ろを見ると、大きな板切れを手にした松本が立っているのが見えた。
松本は草薙の問いかけには耳を貸さず、そのまま、再び板切れを振り下ろした。
廃屋に、衝撃音が何度も、何度も響いた。
松本は草薙が反応を示さなくなっても、板で殴りつづけた。
板が割れて、使い物にならなくなると、廃屋にあった椅子や壁材のかけらを使って、数え切れないほど殴りつけた。
やがて、後頭部が潰れたころに、松本はようやく手をとめた。
顔を返り血で汚して、ぜえぜえと荒い息をしながら、松本は自分の下の草薙を見つめた。もう、生きていないことは確認するまでもない。
ふいに、松本の唇が歪んで、微笑の形をつくった。
「―――ははは‥‥ははっ、本当に死んでるよ。あっけない」
松本は、クックック、と喉の奥で笑った。微笑みはやがて顔全体に広がり、やがて大声をあげて笑い出した。
ほとんど無意識の行動だった。自分に人を殺せるわけがないと思っていた。だが、草薙が刀を持っているのを認めた瞬間、松本は咄嗟に自分の足元に転がっていた板切れを手にしていた。
実際に殺してみれば、人間とはなんて簡単に死ぬものだろうか。
松本は再び、自分の殺した男の死体を見た。かつての国民的アイドルが、自分の手によって今やただの肉の塊に変わっている。人の栄華も、なんとあっけないものだろう。また笑えてくる。
――人の積み重ねてきた一生をほんの数分で破壊する。これ以上に面白いことって、あるだろうか。
松本は笑いすぎで涙を流しながら立ち上がると、草薙の手から刀をはぎとった。事前に支給された武器はちっぽけなステンレスのフォーク一本だけだったが、これがあれば、もっともっと殺すことができるだろう。
【草薙剛死亡 残り24名】
オモロイ!
悪は○様柴歪と仲居あたり?否メンもかな?番長もへたれ悪がいいなあ。
なぎの字が違うのが非常に気分悪い
>253
出ないのは仕方がない。
もし出し方知ってるのなら教えて欲しいものだ。
自分は代打さんじゃないけどね。
>253
出ないんです。いや、出るんですけど、そうするとMacの方には見られないのです。
だけど平仮名にするのはちょっと‥‥と思ったので、漢字使用です。
ホントすいません。
>254
フォローありがとうございました。
鍋のブタ・・・・・
本当だ(w
気がつかなかったよ。
続編きぼーん
代打さん、イイ!
続きを〜
邦楽板のバトロワスレがあぼ〜んされていた。ショック!
あっちのも好きで読んでたんだけどな〜。いいところだったのに・・・(鬱
ちょっと留守にしている間に、レスが‥‥
ありがとうございます。フツーに嬉しいです。
あ、本当だ、鍋のブタだ(藁
なんだよ、鍋のブタって>自分
>260
邦楽板のほうってなんであぼ〜ん対象になったんでしょう?
こっちもそういうことになったりするんだろうか‥‥心配です。
さて、とりあえず書いた分を。
かなり後半の出発となった城島茂は、玄関を出ると、恐る恐る周囲を見回した。
いつの間にか慣れ親しんだものになっている、湿った土の匂いがする。雨が降っていたのだろう。
校庭とそれを取り囲む雑木林は、不気味なほど静かだ。
「‥‥誰もおらんのか?」
城島は口の中だけでつぶやいたが、その声でさえも心なしか響いて聞こえた。
本当に、静かだ。外では何も起きていない。
――大丈夫やな。
城島は自分にそう言い聞かせると、深呼吸をひとつして、一歩踏み出した。
途端に、張り詰めていた気持ちが緩んで、拍子抜けするほどだった。
――平気やて。殺し合いなんて、そんなわけないて。
そうや。こんなん、何かの企画や。そろそろ番組交代の時期やん、春の特番に決まってるやん。
きっとどっかで隠し撮りしてるはずや。そうに決まっとる。翼、うまいことやりよんなー。
タッキーも、うん、なんかの特撮かマジックやってんや。今ごろ別室でモニター見とるわ!
なんや、そう考えたら全部納得いくわ。あー、リーゼントにしといたらよかったかな。
しきりに考えながら、城島はとりあえず北の方角に向かって歩きはじめた。
すると、不意に目の前に広がっていた木々の暗やみの中から、鋭く囁く声がした。
「茂くん?」
「太一?」
聞き返す城島の顔がほころんだ。やはり、いつもの仲間に会うとほっとする。
「そこにおんのか? うわぁー良かったー、ワシもう、どうなることかと‥‥」
言いながら歩み寄ろうとすると、途端に国分が
「大声出しちゃダメだよっ」 と、再び早口で囁いた。
「早くこっち来て、何も言わないで来て! 早く!」
闇の中から聞こえる国分の声は、確かに切羽詰った響きがあった。
「なんや太一、そんなビクビクせんでも」
城島が少し苦笑いしながら足を進めるが、また国分が焦った口調で言った。
「ダメだよ、急がないと、まだ近くにいるかもしれないんだから!」
「近くって、何の話してんのよ? 心配ないて、ただの番組‥‥」
言いかけた城島の右足が、何か弾力のある、柔らかいものを踏みつけた。
――え‥‥。
嫌な予感がした。恐る恐る、右足を持ち上げて、それの正体を見る。
見覚えのある服を着た、まだ若い少年の刺殺体がそこにはあった。
ダメだ、と思いながらも、無意識に顔を確認してしまう。
二宮のもののそれと、目が合った、気がした。
「わああああっ!!」
叫び出すが早いが、城島は一目散に、正反対の方向に向かって走り出していた。
「あ、茂くん違う、そっち行っちゃダメだ! そっちは、」
「馬鹿、気づかれる、大声出すな!」
後ろで、怒鳴った国分の声に、植草克秀の声が重なったが、城島は気づかなかった。
――殺されてる、殺されてる、殺されてる! 殺される!
頭の中ではただその言葉だけがぐるぐると繰り返し回っていた。
――そうや、武器! 武器を、殺されてしまう、武器!
転びそうになりながら、震える手でナップザックを開けると無我夢中で中を探った。
しかし出てきたのは、井ノ原快彦の顔が印刷された、コンサートでお馴染みの特大ウチワだった。
――ウチワだけに、いいセンスしとる!
錯乱しながらも、城島は、それだけは思いついた。
“灯台で会おう”
そう言った二宮の、自分を真っ直ぐに見つめるあの眼差しが、虚空に浮んでは消えた。
――ニノ。なんで。
相葉雅紀は、学校の北側、校舎の裏手にある物置に潜んでいた。
二宮のことを想うと、自分はいま孤独だという事実が津波のように押し寄せてきた。
飲み込まれる直前に、相葉は「そんな場合じゃない」と必死で寂しさを振り払うと、
両の手のひらの中につつんだ液晶画面に視線を落とした。
画面の中には白い線でいくつかの区域に区切った島の地図と、青く点滅する星印、
それから赤い点がいくつか散らばっている。そして、三つの蛍光の緑の点。
さっき、二つから三つに増えた。また誰か死んだんだ、とそのとき漠然と思った。
なんで俺がこんなの持ってんだろう。
もし二宮が持ってたら、死なずに済んだかもしれないのに。
なんで俺が生きてて、あいつ死んでんだろう。
「相葉ちゃん。灯台で会おう」
今井が島の地理を説明している最中だった。
二宮が、誰にも聞こえない、独り言のようにそう言った。
相葉は驚いて、周囲に目を走らせると、戸惑いながら二宮を見た。
二宮は何事もなかったように今井のほうを見ていたが、その顔を相葉に向けると、
一瞬だが確かに相葉の目を見つめ、小さく頷くと、すぐにまた前を見た。
それはきっと、計り知れないほどの勇気がいることだったろう。
滝沢があんなふうに殺されたのを見た直後だったし、
今井や他の誰かに聞こえでもしたら、まず生きてはいられなかったと思う。
そんな危険を冒してまで、二宮は、自分と一緒に行動することを選んでくれたのだ。
――なのに。それなのに、俺。
校舎を出て、視界に飛び込んできた二宮の躯を林の側まで運んでやったはいいが、
それからはずっと、待つ人もなく、行くあてもないまま、ここに閉じこもっている。
先に出発した者を追いかけることも、まだ学校にいたはずの大野と合流することもできたのに。
何をするわけでもなく、ただここに隠れて怯えているだけだ。
相葉は右手で首輪に触れた。おそらく、これに仕組まれている発信機から出る信号を、
この機械が受信して画面に表示させているのだろう。
これがあれば、うまくいけばギリギリまでは生き残れるかもしれない。
そう。他者を示す赤い点と禁止区域を徹底して避けていけばいいだけのことだ。
――けど、そんなことでいいのか?
二宮の亡骸は、血だらけだった。腹を深く抉られるように刺されていた。
きっとすごく痛かった‥‥
相葉は探知機の画面を、くもりを拭うように指の腹で撫でた。
――逆に考えたら。これを頼りに、誰かを探し出すこともできるんだ‥‥
校庭で殺されていたということは、たぶん出発してすぐに、やられたのだ。
二宮はかなりの先発組だった。前後に出発した人間をしらみつぶしに当たっていけば‥‥
思考回路が停止していて、他に何も考えられなかったせいかもしれない。
相葉は、誰か何番目に教室を出ていったか、ほとんど思い出すことができた。
赤い点は、もう島のいたるところに散っている。
だが、この中に、二宮を殺した人間が必ずいる。
相葉は立ち上がるとナップザックを背負い、探知機をポケットにしまった。
――ニノ。俺、行くことにする。
堂本剛は、とにかく湖を目指して歩き続けていた。
そこに行ったとして、どうなるかはわからない。
だが、今はただ目の前に何か目的があることが救いになっていた。
もちろん、動き回ることへの恐怖もある。
だが、見通しが悪い、この林のなかに一人投げ出されて、
どこにも行けずに殺されるかもしれないと怯えるしかないなんて、気が狂ってしまいそうだった。
剛に支給された「武器」は、庭師が使うような柄のついた大きなハサミだった。
そういえば以前、光一か長瀬か、もしくは佐野瑞樹だったか、よく覚えていないが、
誰かがかなり真剣にやっていたゲームの悪役がこんなのを持ったヤツだった。
ヒロインが神出鬼没のハサミ男から逃げ回り、最後はそいつと対決するストーリー。
でも、あのゲームのほうがまだいいかもしれない。
何しろ、自分たちが今置かれている状況は、敵は複数いて、正体もわからない。
けれど登場人物はよく知った、友達とも呼べる存在ばかりだ。
それでいて、どんな結末が用意されているのかは誰にもわからない。
そんなことを考えながら歩いていると、突然誰かの声が耳に飛び込んできた。
低い、小さくつぶやくような男の声。何かを話している‥‥いや、これは‥‥
歌声だ。
「‥‥パーティーはー、いつーもこれかーらー‥‥」
錦織一清が、口ずさみながらゆったりとした足取りで歩いていた。
月明かりの下に照らし出されたその姿を見て、剛の心臓がびくっと跳ねた。
右手に、大きな金属の塊――テレビや映画で見たことのある、それは――
サブマシンガン、とかいうやつを、ぶらさげるようにして持っていた。
「きーみの夢ーにー、終ーわりーはーなーい‥‥」
剛が立ち竦んでいると、錦織が突然、こちらを振りかえった。
歌を口ずさむ唇の動きが止まり、剛を認めると、その顔に笑いが浮んだ。
「よ。剛じゃねーか」
声をかけられて、なんとなく会釈すると、錦織は笑顔のまま近づいてきた。
「一人か?」「あ、ええ」
「なんだ、誰か探してるのか。相方は? ああ、ずいぶん前に行ったか」
一人で言って一人で納得している錦織に、剛はまた曖昧に頷く。
「なーに真剣な顔してんだ!」
錦織は突然そう言って剛の背中をバンと平手で叩くと、豪快に笑った。
錦織なりに、励ましてくれているつもりなのだろうか。
その気遣いが嬉しくなって、剛はなんとか微笑を作ってみせた。
「これから、どこかに移動するのか?」
錦織が何気ない口調で尋ねる。
「はい。あの、ヒガシくんが湖で落ち合おうって皆に呼びかけてて‥‥」
「へえ?」
それを聞いて、錦織はさして興味もなさそうに顎をさすっていたが、
「じゃ、俺もついていっていいか」と言った。
「あ、はい、どうぞ。全然いいっすよ」
慌てて答えると、錦織は「悪ィな」と言って、また笑った。
「そういや、光一、ブロードウェイだって? 大したもんだなー。
早いもんだよな、お前らちょっと前までは、あれだよ、ほら、
ほんまにたよりにしてまっせぇ〜、とかってやってたのにな」
それからも錦織は、ずっと喋りつづけていた。
剛はたまに「はあ」「ええ」とか相槌を打つだけで、
ほとんどは錦織が一人で言い、一人で笑っている。
なんだか奇妙な感じだった。まるでエレベーターで一緒になった時のような、
殺し合いの場にいるとは到底、思えないような会話だった。
――なんやろ、この空気。
剛が思ったとき、丁度話が途切れ、同時に右側でガサッと木の葉を揺らす音がした。
その瞬間、錦織が右手のサブマシンガンを持ち上げ、暗闇に向かって撃ち放った。
ばらららっと薬莢を吐き出す音と木が砕ける炸裂音が耳をつんざき、
そしてすぐにまた、静寂が戻った。
「‥‥なんだ。鳥か」
錦織はぽつりと呟くと、また右手をだらりと下ろした。
剛は、驚愕に両目を見開き、硬直したようにその場に立ち尽くしていた。
膝がガクガクと震えているのが分かる。
――鳥かって、もし人だったら、どうすんのや‥‥!
いや、違う。錦織は、人だと思ったから撃ったのだ。
相手に殺意があるかも確かめず。近寄っただけで、誰であっても殺すつもりだ。
「‥‥パーティーは、いつーもこれかーら‥‥」
錦織が、撃った方向を見つめたまま、また小さく歌いはじめた。
そうだ、剛が近づいていった時は、歌を口ずさんでいたせいで、
足音が聞こえていなかっただけなのだ。歌っていなかったら、自分も―――
錦織が歌っている。その声は、剛の頭の中に直接響き、
しだいに大きくなっていくようだった。
――怖い。この人、おかしい。
逃げなあかん。それから、皆を湖から離れさせな、危ない。
けど、どうやって?
「――どうしたぁ、剛? 早く行こうぜ」
錦織が振り返って、笑った。
271 :
代打屋:02/03/12 19:24 ID:???
とりあえずはこのへんで失礼します。
読みづらくってごめんなさい。では。
なんか日記、カコイイっす…惚れそう。
どんなときもダジャレを忘れない長老…(藁
植草&中堅の経緯も気になる…。
オモロイ!
ちょっと狂気な日記の映像が浮かんじまったよ。
代打屋さん、頑張ってくらはい。
久しぶりに見たら、かなり話が進んでる〜
続き早く見たい!!
代打屋様、続き楽しみにしてます。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
相葉は返り討ちにあいそうだ…。
色んな人が出てきて面白くなってきました。
自担が出てくると異様にどきどきする…。
自担はまだだ。
うぉー、緊張する。
どつよ・・・・・途中で止まってしまったよ
死ぬのかな?
どつよ…日記にあっさり殺されそう。
代打屋さん、続き楽しみっす!
代打屋さん(・∀・) イイ!
このまま代打屋さんがラストまで進めてくれるのかな?
別の職人さんが触発されて書きたくなった場合は、リレー形式で同じ物語を
進めるのか、昔のジュニア板のようにそれぞれパラレルな別の物語を進めるのか
どっちになるんだろう。
読者だが非リレーキボン。
違う人間が書くと、どうしてもちぐはぐな感じになると…。
逆にどつよが錯乱して日記殺したら面白くない?(藁
オモロイ(w
うおああ、夜中に来てみたらいつもより回ってるんでビクーリ。
ありがとうございます。レスついてると励みになります。
よかった、ほとんど自分一人で回してるんじゃないかとチョト淋しかったので‥‥
ちょっとズニア版と比べて話が頻繁に交差するんで、
細切れになってわかりづらいかもしれませんがご容赦ください。
次から出来る限り、毎晩テレホ時に更新できるようにしたいと思います。
>281
一応ラストまで考えてはいるんですがねー。
私としては、様子見さんに触発されて書いてるので、様子見さんが戻ってきたらまた別かなとも思います。
様子見さん、きてますか?
木村拓哉は、まだ校舎の中、一階の教室にいた。
机に腰掛け、ジャケットの内ポケットから煙草とライターを取り出し、火をつける。
何気なく窓の外を見ると、すでに雨は降り止んでいる。
後悔がないわけではない。
死にたいなんて思ってはいない。
こんなくだらないことを思いついた連中に対しての、怒りも憤りも、もちろんある。
―――自分には、家族がいるのだ。
だが、だからこそ、この「ゲーム」に乗るわけにはいかない。
いつだって自分の信念を貫いて生きてきた。
妥協せず、どんな時でも「自分は自分だ」と誇れるような人間でありたいと思っていた。
そうだ。見せ物のように強要された殺し合いをして生き延びることより、
俺はひとりの人間として、自分の意志をもって死を選ぶ。
木村は煙草を床に落とすと、靴で踏み潰して火を消した。
教卓の上に立つと、テレビの配線を適当に抜いて束ね、作った輪を蛍光灯に引っかける。
それから、少しのあいだ、その輪を見つめた。
そして深く息を吸い込むと、そこに自分の頭を差し入れ、目を閉じた。
俺は、最期まで俺として生きてみせる。
【木村拓哉死亡 残り23名】
―――なんで人って、こうまでして生きようとすんのやろ。
林の中を進むうち、岡田准一の脳裏にふとそんな思いがよぎった。
こんな哲学めいたことを考えている場合ではないと、
頭では分かっているはずなのに、なぜか岡田の危機感は薄かった。
――わけのわからん場所に連れてこられて。殺し合えとか言われて。
今まで築き上げてきた地位もプライドも何もかもかなぐり捨てて‥‥
それにしてもひどい湿気だ。少し進むともう顔や首筋が夜露でべたつく。
しかし、そんなことを考えている自分だって、
言われるままに武器を手渡され、こうしてのろのろとうろついている。
――俺は。なんでこんなことしてんのやろ。
もちろん、死にたくなんかない。
ただそれは、死ぬのが――たぶんこの状況では、刺されたり撃たれたりが死因となるだろうから――痛そうだからそれが恐い、というだけだろう。
つまり、自分は痛いのが嫌なだけで、それほど「生」に対して積極的ではない気がする。
死にたくない、ということと、生きていたい、は必ずしもイコールで繋がらない‥‥
――こんなこと考えてる俺って、のんきなんだろうなあ‥‥
ぼんやりと、思った。
今回はこれまで。
ほんと細切れだ‥‥すいませんです。(特にどつよ担の皆様!)
また、夜にお会いしましょう。
>283
それは(・∀・) イイ!
代打屋さん更新お疲れです。
岡田のんきっぽい、確かに(w
こんな事態でもぼやーーーーっとしてそう。
>290
同意。オカダボーっとしてそう(w
代打屋さん、もうラストまで考えてるなんて
カナーリ楽しみです!
レス、ありがとうございます。
では、今日の分。
――とにかく、どっか落ち着ける場所を探さな。
岡田は考えを中断すると、歩き出した。遅れてザワザワと草を踏みしめる足音がついてくる。
と、岡田が立ち止まった。一瞬遅れて足音が止む。
――遅れてついてくる?
再び歩き始める。やはり遅れて足音が‥‥誰か、自分以外の足音がついてきている!
――ヤバイ。
気づかないうちに、後ろに回られていた。それも、もうかなり近い。
どうやら自分はのんきすぎたようだ。ここは戦場なんだった。
心臓が狂ったように早鐘を打つ。耳の奥で、血管を血が巡る音がごうごうと激流のように聞こえる。
どうするんだ。振り返るか? いやしかし、自分の武器は‥‥
わずかに逡巡したのち、岡田は全速力で走り出した。
――逃げるしかない!
当然のように、追跡者も走り出す。がさがさと大きくなった足音が重なってくる。
しかしあの運動能力に秀でた顔ぶれの中では自分はけして脚の速いほうではない、
そしてやはり相手は引き離されることなくついて来ている。
――ダメだ。追いつかれてる。
岡田の胸に、染みのように恐怖が広がっていく。
俺、ここまでなのか?
そう思ったとき、急に足元ががくんと下がった。そこだけ地面が窪んでいた。
バランスを失って、岡田は前につんのめる形で地面に倒れ込む。
すぐ誰がの影が更にその上に覆い被さってきて、手のひらで岡田の口を封じた。
――ヤバイ!!
岡田は咄嗟に、相手の頭部に手を伸ばすと髪をつかんで自分のほうに引っ張り、頭突きをかました。
「いでぇッ!」「痛っ!」
口を塞いでいた手が離れ、二つの声が重なった。相手も予想外に石頭だった。
ふと、その声に聞き覚えがあった。
「‥‥いってぇ〜‥‥お前、暴れんなよ」
相手が額を擦りながら、上体を起こした。
井ノ原快彦が、顔をしかめながら、しかし笑っていた。
岡田は手をついて立ち上がると、井ノ原の方を見たまま二、三歩後退した。
「おいおい、だから逃げんなって。何もしやしねーよ」
「なら普通に声かけたら良かったやろ。いきなり押さえこむなんておかしいわ」
岡田が言うと、井ノ原はうんざりしたような顔をした。
「なに、お前までそんなこと言ってんの?
岡田なら剛とか健と違って、普段から静かだから大丈夫だろうとは思ったけどさ、
万が一、大声で叫ばれたりしたら面倒なことになると思ったんだよ。
‥‥やめようぜー、そんなイチイチ腹ん中探りあったりすんのさあー」
そう言われても、岡田が黙ったままでいると、
「‥‥だから信用しろってぇ!」
井ノ原はますます不機嫌になってそう言うと、
ナップザックから何かを取り出して岡田に放った。
反射的に岡田がそれを受け止める。
「もし“やる気”なら、わざわざ後つけるような真似しねえよ」
井ノ原がふてくされて言う。
投げたものは、スタンガンだった。これが支給された武器なのだろう。
岡田は少しのあいだ、それと井ノ原の顔を見比べていたが、やがて、
「‥‥わかった‥‥」と呟くと、スタンガンを井ノ原に返した。
井ノ原がほっとしたようにため息をついた。
「冗談じゃねーよな。なんだよ、ゲームって」
ぶつぶつ言う井ノ原と、岡田は連れ立って林を歩いていった。
さすがに、口数もいつもより少ないし(それにしてもよく喋るほうだが)
普段のような馬鹿話は出てこない。やはり、井ノ原も緊張しているのだろう。
「そんなのに乗ったりしねえよな。おかしいって、そんなん。
そんなさ、同じ事務所同士で、友だち同士で、殺しあったりなんかさ」
それを聞きながら、岡田はやはり冴えない頭で、
――たぶん、いのっちは生きてたいんやろーな。
と、思った。
「これから、どうすんの」
尋ねると、井ノ原は一瞬、戸惑った表情で岡田を見たが、
すぐに前を向くと、怒ったような声で言った。
「知らねーよ。‥‥でも、何とかなるって。絶対助かるよ」
「助かんのかなあ‥‥」
「助かるっつってんだろっ」
岡田はそれ以上は追及しなかった。
井ノ原だって完璧にそう信じているわけではないことは分かりきっていた。
岡田は何気なく、周囲の風景に目をやった。
もうだいぶ、暗闇にも目が慣れたようだ。案外、自分は順応性がいいらしい。
そう遠くないうちに、この状況にも順応していくんだろうか。
死体を見慣れ、特別生きたいわけでもないまま、平気で誰かを殺し‥‥
そのとき、視界の隅に、二つの影が入った。
「あ‥‥」「え、どうかしたか?」
思わず立ち止まると、井ノ原も足をとめて振り返った。
そして、井ノ原が嬉しそうな声をあげた。
「あーっ! 剛と、ニッキさんだ!」
――逃げるんや。逃げろ。逃げろ。
堂本剛が、綿織の様子をうかがっているときだった。
錦織は相変わらず、小さく歌を口ずさみながら歩いている。
ときおり、その口元が歪んで、薄笑いを浮かべた。
どうして錦織がこんなふうになってしまったんだろう。
いや、すべてはこの「ゲーム」のせいなのだ。
だが、誰が何の目的で実行したのか、それがわからない。
もう、湖までの距離もそれほどないはずだ。
――どうしよう。どうしようどうしようどうしようどうしよう‥‥
そのときだった。
「ニッキさあーーん!!」
馬鹿に陽気な声が聞こえてきた。
―――いのっち!
剛が声の主に気づき、そしてそれが招くことを想像した瞬間、
その想像は現実のものとなった。
綿織のサブマシンガンが、再び火を吹いた。
――‥‥何や?
岡田准一には、何が起きたのかまったく理解できなかった。
二人の姿を見つけて、井ノ原が駆け寄ろうとした、
と思った次の瞬間にはなぜか自分も井ノ原も地面にひっくり返っていた。
「岡田っ!」 井ノ原が、這いつくばったまま自分を揺すっていた。
見ると、黒いシャツジャケットの右上腕から肘にかけてがべったり濡れている。
――これ、血?
思考がそこまでたどり着いた途端、
そこから焼けつくような激しい痛みが襲ってきた。
井ノ原が声をかけた次の瞬間、
ばららららっという音と共に撃ち出された弾丸が飛んできた。
咄嗟に井ノ原は伏せたが、二発ほどが岡田の右腕にあたり、
その衝撃で岡田も吹き飛ばされるように地面に倒れた。
しかしそのために他の弾丸は周囲の木々を破壊しただけで二人には命中しなかったのだ。
「岡田、大丈夫か! 岡田!」 井ノ原がわめいている。
――大丈夫なわけないやん。
岡田はやはり、ぼんやりと思った。
だが、思った以上の傷のようだった。右手がほとんど動かない。
そのとき、再びばらららっと炸裂音がし、頭上の樹木が粉砕されて破片が降ってきた。
「うわっ」 二人は慌てて頭をかばった。
一瞬、静寂が戻る。
「走れるか、岡田?!」 井ノ原が声を殺して言う。
頷くとほぼ同時に、井ノ原に左腕を捕まれて強引に立たされると、
ほとんど井ノ原に引きずられるようにして岡田は走った。
とりあえずはここまで。
‥‥なんですが‥‥まだ書けたらまた来るかもしれません。
ちょっと曖昧ですが。
ああ、それにしても展開が遅くなってきて申し訳ない‥‥
き、気になる…。
まだ書けたらまた来てください…ぜひ。
面白い!
スマソ、凸の頭突きに笑ってしまいました(w
友達撃たれたね…どつよ。
続きが怖いようで待ち遠しい。
書けたらでいいのでまたどうぞ。
二回続けての射撃で、辺りには硝煙の煙とにおいがもうもうと立ちこめている。
足元には、おびただしい数の空になった薬莢が転がっていた。
一度目の直後、かすかに「オカダ」という声が聞こえたのだが、それも今はない。
「おっ、仕留めたかぁ?」
錦織が満面の笑みをたたえて言った。
――いのっち。岡田。
剛は呆然と、錦織がサブマシンガンを撃ちこんだ暗闇を見つめた。
その二人の名前ばかりが頭のなかで繰り返し響いていた。
撃たれた。岡田。いのっち。二人とも、撃たれた。俺が止めへんから‥‥
「‥‥ニッキさん」 剛が口を開いた。声が震える。
「死んだよなあ。井ノ原、死んだよなあ!」
錦織は上ずった声でそう言って、引き攣ったような笑い声をあげている。
「ニッキさん!」
剛は恐ろしさと泣き出したい気持ちとを必死で堪えながら、
錦織の前に回りこんで怒鳴った。
「なんで撃ったんですか! いのっちって声でわかったはずやないですか、
いのっちはやる気なんか全然なかったはずや、それやのに‥‥」
錦織は怪訝な顔で剛を見ていたが、突然また笑顔になった。
「おっ、誰かと思ったら、剛か!」
「‥‥え?」 剛が目を見開いた。
「お前、いつからいたんだ? 一人か、相方は? ああ、とっくに‥‥」
――さっきと同じこと言ってる。
背中にぞわぞわと鳥肌が立つのがわかった。
「に、錦織さ‥‥」 もう一度声をかけようとしたとき、
時間を巻き戻したように同じことを喋っていた錦織が、
ふいに真顔になると、剛の両肩に手をかけた。物凄い力で肩をつかまれる。
「行くんだよ。湖に行くんだよぉ、そこにヒガシたちがいるんだろ?
そいつら全部、ぜーんぶ、俺が幕を引いてやるんだよお、だってそれが役目ってもんだろう」
うわ言のように言う綿織の目は、もう何も映してはいなかった。
次回分に回してしまおうかと思いましたが、キリが悪くなるので。
それにしても鯛様、ひどい使い方でごめんなさい‥‥
それでは皆様、おやすみなさいませ。
おお!代打屋さん、続けての更新うれすいです。
日記様壊れてしまわれたのですね。怖い〜(w
また更新されてる〜!!
続きが気になるわ。
代打屋さん、続き楽しみにしてます。
こんな時間に来てみたら進んでる〜。
日記兄さん怖い…。
おっ、更新されたのですね。
殺る気マンマンでも人それぞれ違うとこがオモロイ。
代打屋さんがんばれ〜。
朝から夢中になって読んじゃったよ…
日記…さすがだ…
日記なら「なんちゃって」を演じていてもおかしくない…かも。
日記兄さん萌え〜。
311 :
ななしじゃにー:02/03/18 01:59 ID:1dDlexWV
すいません、代打屋です。
予告しておいたくせに来れない日が続いてしまいました。
ようやく更新‥‥と思ったんですが、ageられてしまったので下がってからにします‥‥
ありゃりゃ、タイミング悪くアゲられてしまいましたね。
私もあがっててビツクリしました。春ですね。
代打屋さん、続き楽しみに待ってます。
せっかく続き読めるとオモタのに〜
春厨め・・・(欝
代打屋さん、また来て下さいね!!
傘カッコイイ。
早く春休みが終わらないかなぁ・・・・・・・・・・・・
ほんとにね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんばんは、代打屋です(あがってるうちはなんとなくコテハン解除)
今夜こそ‥‥と思ったら来るのが遅すぎてまたしてもアゲられてしもた‥‥
やっぱり春のせいなんですかね。すいません、ずるずると更新滞ってて。
この繰り返しにならないように早めに更新したいんですけど、
念のため、100ぐらいまで沈んだらまた来ます。
sage進行でおながいします。
ホント春って嫌だなぁ・・・(欝
まだ早いかもしれませんが、けっこう溜まっているので一気に更新。
あらかじめ言っておきます。○担の皆様、本当に申し訳ございませんです。
こんな使い方になってしまった‥‥でもけしてアンチではありません。
代打屋さん、お待ち申しておりました。
――あーもう、マジ最悪。マジ、超最悪だよ。
三宅健は校庭を囲っている雑木林の中で、イライラしながら隣を見た。
隣では、国分太一と植草克秀、香取慎吾の三人が深刻な顔でぼそぼそ話し合っている。
――そんな考え込んだってさあ、今更どうにかなるとか思ってんの?
自分たちだって案外、しっかりやる気なのに‥‥。あ、唇ひび割れてる。
あーあ、たぶんリップ船ん中じゃん。つか、自分で持ってきた荷物ぐらい返せよ、翼。
「どうしよう、茂くん、絶対殺されちゃうよ」
国分がオロオロしながら言うと、植草もため息をついた。
「よりによって、錦織と同じ方向に逃げていくなんてな‥‥」
――ニッキさんか。頭おかしくなっちゃったんだろうな、あの人。
三宅は玄関を出てすぐに、校舎の陰に隠れて誰かが来るのを待っていた。
次に出てきた草薙剛は見送ったが、その次の国分は比較的声をかけやすい相手だったので、
急いで捕まえて一緒にいようと持ちかけた。
――それにしても、剛にしろ、井ノ原くんにしろ、
俺より先に出たんだから待っててくれたってよくない? つーか、待っとけよ。
偉そうに「俺はV6愛してんだよ」とか言ってたくせしてさぁー。ほんっと、ビビりだよ。
雑木林に隠れていると、次に現れたのが錦織だった。
錦織は自分の武器がマシンガンだと確認すると、何かぶつぶつと呟きながらいきなりそれを空に向けて撃った。
たしか「みんな飼い殺しだ」という言葉だけは聞き取れたのだが、
続きを聞き取ろうと耳を済ませていると、今度はいきなり大声で『ダンス・ダンス・ダンス』を歌い出し、まるでステップを取るような軽やかな足取りで去っていってしまった。その様子は、正気を保っているとは到底思えなかった。
そのあとも堂本剛や相葉雅紀が出てきたが、二人とも違う方角に行ってしまい声はかけられなかった。
ようやく近くにやってきた植草と香取だけは呼び寄せることができたのだ。
「城島くんは、もうどうすることもできないんじゃない」
黙っていた香取が、暗い顔で口を開いた。
「それより今は、他の連中をどうするかだよ」
それを聞いて、国分と植草も香取を見た。
「‥‥ホントに、やるんすか?」 国分が不安そうに尋ねる。
「それしかないだろ」 植草が眉間に皺を作って答えた。「現にニシキみたいなヤツがいたんだから‥‥」
三人とも、それきり押し黙った。
――そうそう、結局はそういう話になるんだよ。
太一くん、綺麗事言ってる場合じゃないよ。ま、俺はゼッタイ生き残るけどねっ。
顔をあげた植草の表情が、また険しくなった。
「誰か来るぞ」
国分と香取も、緊張した面持ちで顔をあげて、校舎の方向を見る。
「‥‥長野くんだ。これで全員、出発したか‥‥」 国分がつぶやく。
植草が三宅に顔を向けると、「お前、行ってこい」と言った。
――はあ? やっぱ俺が行くわけ? すっげー嫌なんだけど‥‥仕方ないか。断れないし。
あとあと『盾』になってもらうこと考えたら、これくらいはしてやってもいいよね。
「‥‥じゃ、行ってきます」
言うと、植草、国分、香取は神妙な顔つきで頷いた。
――長野くん、いきなり撃ってきたりしねーだろな? うまくやんないと。平常心、平常心。
三宅は立ち上がると、長野のほうへ歩いていった。
長野博は、ナップザックを右腕に引っ掛けて、所在なさげに周囲を見渡している。
「長野くーん!」
声をかけられて、長野は少し驚いたように三宅を見た。
「健、お前、ずいぶん前に行ったんじゃなかったの?」
「待ってたんだよー。ね、一緒に行動しない?
俺だけじゃなくて、太一くんとか植草くんもいるんだよ。いいでしょ?」
三宅は長野に考える間を与えないよう、一気にしゃべった。
長野はきょとんとした顔のまま、「ああ、うん」と答えた。
「いいの? やったぁー! そこの茂みに皆いるから」
三宅は長野に先に行くように促すと、一歩後ろをついていった。
――ごめんね。でも、俺が長野くんのぶんまで生きてあげっから。
三宅は、ベルトに差しておいた「武器」の柳葉包丁を取り出すと、ケースから抜いた。
長野が林のなかに踏み込んだ途端、その顔がカッとマグライトで照らされた。
咄嗟に長野が顔の前に手をかざす。
「うわっ、何‥‥えっ?」
光に目が慣れて手を降ろした長野は、呆然として、自分を取り囲んでいる三人を見回した。
国分が、追い詰められた表情で、大きな拳銃‥‥コルトガバメントの銃口で長野をとらえていた。
「うっ、動くな!」 国分が上ずった声で怒鳴る。
植草と香取も、それぞれ刃を出した万能ナイフと催涙スプレーの缶を長野に向けている。
長野は、目を見開いたまま、わけがわからない、と言うように首を振った。
「な、何? なんなんだよ? 太一、それ‥‥え‥‥どういうこと?」
背後に回って包丁を向けている三宅が、「共同戦線を張ったんだよ」と言った。
「共同戦線‥‥?」 長野がオウム返しに呟くと、植草が口を開く。
「俺たちは、協力して生き残ることに決めたんだ。
できることなら、全員で生き延びたい‥‥だけど、二十六人の中にもこのゲームに乗ったヤツがいる。
そいつらとは、一緒には生きることはできない‥‥だから、そういう人間は、排除することにしたんだ」
国分が青ざめた顔で、うなずいた。「そういうわけなんだ‥‥ごめん‥‥」
長野は、目には戸惑いの色を隠せないまま、引きつった笑顔を作った。
「それで、なんで俺がこんなことになってんの‥‥?」
「皆思ってんだよ、あんたが一番危なそうだって!!」 香取が遮って怒鳴った。
「恨まないでね。死にたくないのは、こっちも一緒なんだから」
三宅の妙に弾んだ声が、背中越しに聞こえた。
なんだそれ、無茶苦茶じゃないか‥‥長野は頭の片隅で思った。
「本当にごめんね‥‥謝って許される話じゃないけど‥‥ごめん‥‥」
国分が、まるで自分が銃を向けられているように怯えた表情で言った。
引き金にかけた指に力をこめる。
だが、その指は、それ以上引かれることなく、固まったまま動かない。
「‥‥どうした?」
様子がおかしいと気づいた植草が声をかけた。
「国分! 何してるんだ!」「早く撃てってば!!」 香取が再び怒鳴った。
「わ、わかってるよ、わかってる‥‥」
言いながらも、国分の両手は拳銃を包んだまま目に見えて震え出した。
国分自身、顔は真っ青に血の気が引いて、思いきり腰が引けている。
「何やってんだよ、もういい、貸せ!」
そう言った香取が催涙スプレーをナップザックにしまい、国分に近づいた。
そのとき、キンッという金属音が聞こえた。
次の瞬間、ゴオッと物凄い音を立てて炎が吹きだし、四人の視界が真っ赤に染まった。
「あああっ!!」
国分のナイロンパーカの腕から肩にかけてが勢いよく燃え出す。
火がたちまち背中にも広がり、国分は慌てて拳銃を放り出し地面を転がった。
――馬鹿っ、早く撃たないから!!
三宅は突然の出来事に、包丁を構えたまま身動きできなかった。
長野博は、不気味なほどに穏やかな微笑を浮かべている。
その左手には業務用のヘアスプレーの缶、右手にジッポライターが持たれていた。
「よくない? これ。火炎放射器。
“武器”にスプレーが出てきたときは俺への嫌味かなあと思ったんだけど、
出てくる途中に校舎一周してみたら、木村くんが首吊っててね。
もしかしてと思って探ってみたら、やっぱ持ってたんだよ、ライター」
にこやかに話すその瞳は、炎を映してきらきら輝いている。
香取が拳銃を拾おうとしたが、その瞬間、長野が電光石火の速さで飛びつくと、
そのまま香取に向けて一発撃った。至近距離からの弾丸に香取の頭の一部が砕ける。
「ひっ」 無意識のうちに三宅の喉から小さい悲鳴が漏れた。
長野は流れるように拳銃を植草に向けると、ためらう様子も見せず引き金を引いた。
腹の底に響くような重低音がして、植草の身体が吹き飛んだ。胸に、遠目からもはっきりわかる大きな穴が開いていた。
長野は拳銃を下ろすと、三宅を振り返った。
「‥‥あ‥‥」
包丁を握り締めたまま、三宅は知らず知らずのうちにあとずさっていた。
――やっぱ長野くんが一番危ないんじゃん!!
ていうか、なんだよこの展開! こんなのねーよ!
長野は無表情に三宅を見ていたが、突然相好を崩すと、
「本当に反動がすごいんだね、銃って。痺れちゃったよ」と言って、
拳銃を右手から左手に持ち替えて、右手をぶらぶらと振った。
【香取慎吾 植草克秀死亡 残り21名】
代打屋さん、お待ちしてました。
ヤパーリ博様は危険人物でしたか・・・
「―――ごめん! 長野くん!」
三宅は咄嗟に包丁を投げ出すと、拝むように両手を合わせた。
長野は口元に笑みを浮かべて、三宅を見つめている。
「本っ当にごめん! なんか俺、いきなりこんなことになっちゃってわけわかんなくて、
すげー怖くて、どうすればいいのかわかんなくって、それで‥‥
それで! 植草くんに頼まれたから、断れなかったんだよ!
俺は、俺はね、最初っから長野くんを殺すつもりなんかなかった、本当だよ!」
早口にまくしたてる三宅とは対照的に、長野は余裕ある笑顔でそれを聞いていた。
そして、聞き終えると、
「嘘だろ」
と、笑顔のまま、淡々と言い捨てた。
「ち、ちが‥‥嘘なんかじゃねーって、信じてよ!!」
長野が三宅にゆっくりと近づく。
「だまして連れてきたのは悪かったと思ってるよ、謝るよ!! 謝るから‥‥」
長野がポケットに入れていたジッポライターを取り出す。
キンッという高い音がしてフタが開き、同時にぼっと小さく炎が燃え上がった。
「‥‥謝るから、許して‥‥殺さないで‥‥‥!」
三宅が消え入りそうな声で懇願すると、長野はおかしそうにハハッと声を立てて笑った。
それから三宅に向かって、冷笑を浮かべて言った。
「あのねぇ健ちゃん、ゴメンで済むなら警察いらないって、聞いたことない?」
「‥‥やめて、やめ‥‥」
三宅が最後まで言い終える前に、長野はヘアスプレーのノズルを押した。
【三宅健死亡 残り20名】
国分は、顔や腕を煤で汚し、地べたにへたり込んで、
わずかなあいだに次々と転がった死体を、呆然と見ていた。
長野は、火達磨になったかつての仲間が動かなくなったのをちらりと見てから、
包丁を拾い上げると、次に植草の死体の指を一本ずつほぐして、万能ナイフを取り上げる。
今度は香取の死体に近づくと、そのナイフを使ってシャツの袖を切り取った。
それで包丁の刃を丁寧にくるむと、自分のナップザックに放り込んだ。
「さーてとっ」
長野がくるっと国分に向き直る。
「残るは太一か」
国分はびくっとしたが、なぜか頷いていた。
――撃てなかった。
怖かったからだ。
人を殺すことがじゃない、目の前のこの男が、とてつもなく恐ろしかった――
こちら側に有利な態勢だったはずなのに、それでも怖くなるような、
圧倒的な殺気が、この男の全身から漂っていた。それを嗅ぎ取ってしまった―――
長野がちょっと笑って、「それ、もう脱いだら」と言った。
火は叩き消したものの、国分の着ていたパーカは、熱でほとんど溶けてしまっていた。
また国分が、両目を見開いて長野を見たまま頷く。
「そうだねー」
長野は立ち上がることのできない国分に合わせるように屈み込むと、
拳銃を持ったまま両腕を組んだ。頼むからそれをこっちに向けないでほしい。
長野は少しのあいだ考え込んでいたが、国分を見ると、笑顔で口を開いた。
「ここで俺が全滅させちゃ、面白くないと思わない?」
「‥‥へっ?」 国分にはそれだけ言うのが精一杯だった。
「与えられた情況は楽しまなくっちゃ」
「‥‥‥‥」
「おまんにゃろ?」
――“おまんにゃろ”って何?
「太一は嘘はついてないみたいだったし。
三宅は、ちょっと本気でムカついたんで殺しちゃったけど」
国分は長野の意図がわからずにいると、
長野が立ち上がってナップザックを背負い直した。
「五十まで数かぞえな。終わったら好きなところに逃げていいから」
「え?」「早く」
長野が拳銃をちらつかせたので、国分は慌てて数えはじめた。
「い、いーち‥‥」
「声小さいよ」
「いーち!! にー!! さーん!!」
国分が大声で数を数え直しはじめると、長野は歩き始め、
十まで行かないうちにその姿は見えなくなった。
――助かった。なんかわかんないけど、助かったぞ?
国分は数えるのをやめた。
口から、ふうっと長いため息が漏れる。
が、その途端、「ちゃんと数えろよぉ」と言いながら長野が戻ってきた。
「ごっ、ごめんなさい!!」 慌てて国分が叫ぶ。
しかし長野は、国分には見向きもせずに
「忘れてた忘れてた」と言いながら、他の三人のナップザックを漁ると、
水の入ったペットボトルと非常食のカロリーメイトを取り出して自分の荷物に入れた。
振り返り様、「一から数えなおしね」と言って、笑顔で手を振った。
博様カコイイ
代打屋さん更新ありがとう
更新終わるまで寝れない(ワラ
>334
今日のぶんは無事終わりました!
リアルタイムで読んでる人がいるって嬉すぃ‥‥
それにしても☆担の皆様、本当にごめんなさいね。
そして須磨の死亡率が気づけばエライことになってます‥‥
それではまた。
代打屋さん、更新ありがとうございますた。
ドキドキしたっす。
それにしても悪だな、博様・・・。
>代打屋さん
334です
こちらこそリロードしたら常に更新されてて嬉すぃかったです
続き期待してます
博様、カコ(・∀・)イイ!!
とりあえず更新の途中のレスは控えようザ、といってみるテスト。
>339
スマソ
341 :
代打屋:02/03/19 03:37 ID:???
>339、340
あそこ、紛らわしい切り方してたんで‥‥そのせいもあるかと。
他の人は、やっぱり読んでて気になりますかね。
個人的には全然大丈夫なんですが(レスついてると嬉しいし)
339>340 こちらこそ偉そうでスマソ…。
春厨に挙げられたときはびびったが、ここの住人イイヒト多いね、なんか・・・・・
面白いよー。
メモ帳で保存しました。
続き楽しみにsageてます>代打屋さん
武器
松岡昌宏【ブレードナイフ】【二宮の拳銃】
桜井翔【ボウガン】
山口達也【真鍮の鍋のフタ】
松本潤【フォーク】【草薙の刀】
城島茂【コンサートグッズ@井ノ原うちわ】
相葉雅紀【携帯探知機】
堂本剛【庭師の大バサミ】
錦織一清【サブマシンガン】
井ノ原快彦【スタンガン】
長野博【ヘアスプレー(+木村のジッポ)】【国分のコルトガバメント】【三宅の柳葉包丁】【植草の万能ナイフ】
345さん、ありがとう。
わかりやすくなったね。
博様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
>死にたくない、ということと、生きていたい、は必ずしもイコールで繋がらない‥‥
深いYO…
しかも凸らしい。
博様の今後にドキドキしております。
それにしても、全員の「それらしさ」が上手いなぁ。
代打屋さん、マジドキドキしながら読みました・・・・・・博様コワイ!(w
更新乙彼サマーです。
博様イイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
博様素敵ーーっ。
中堅さんは、せめて干菓子様に会わせてあげてからにして。
代打屋さん、更新ありがとう!!
毎日ワクワクしてのぞきに来てます。
担当がいつ出てくるのかとビクビクしてますわ。
博様、素敵です。
集計表見たら、博様がダントツに武器を所持している…このまま皆殺しか?
もしかしてここにメーテルがいたりする?とか聞いてみるテスト。
こんばんはーーーー!!!
ブラック博様、なんだか反響多くてうれしいです。
それから345−347さん、集計ありがとうございます!
細かいところまでフォローしてくださって‥‥キム様ジッポやうちわの写真まで(w
今日はちょっと書きながら更新になりそうです。
遠くで、また銃声が聞こえた。
――どこから。
学校から出て西の方角にある山を登っていた堂本光一は、
思わず足をとめて、続く二発目を待って耳を澄ませた。案の定、二発目はすぐに響いてきた。
光一はそのまま立ち止まっていたが、三発目がくることはなかった。
――終わったのか。
つまり、狙われていた誰か逃げ切ったか、あるいは死んだか‥‥
いや、逃げ切った可能性は極めて低いだろう。なにせ、銃だ。
よほど強運でなければ、二連続で狙撃されて無事ではいられないだろう。
きっと逃げ切ったんだ、などとは、とんでもなく現実味の薄い希望的観測だ。
光一は、自分が冷静な判断ができなくなりはじめていることに気づき、
「武器」の入っているナップザックのストラップ部分を、きつく握り締めた。
――キツイ。精神的にも肉体的にも、予想以上に。
ナップザックを開けて、油紙で包まれた拳銃が出てきたときは、
「当たり」の部類に入る武器だったことを喜ぶより先に、不安が胸をよぎった。
その不安の正体はすぐにわかったが‥‥
どっしりと重たく存在感のあるその拳銃を、光一はマグライトで照らしながらしげしげと眺めた。
子どもの頃は、こういう道具に憧れて、エアガンも何丁か持っていたが、
今はあの当時のような胸躍る気持ちは少しもなく、ただ慎重に、慎重に扱うだけだ。
だが、そのうちに、その銃身に数多くの継ぎ目があることに気づいた。
よく見てみると、部分ごとに色も微妙に違うし、全体的にどことなくいびつで不恰好だ。
――もしかして、改造拳銃‥‥いや、密造品?
弾丸は二十四発ついていたが、もし改造や密造されたものだったら、
使った時に暴発するかもしれない。そういう映画を観たことがある気がする。
光一は、しばらくのあいだ考えて、これを使わないことに決めた。
だが、さすがに丸腰で歩き回ることは躊躇われたので、一応は持ち歩くことにした。
――しっかりしろ。現実を見るんだ。
光一は自分に言い聞かせると、再び歩きはじめた。
そのとき、踏み出した左足が何かにひっかかった。
「!?」 軽くバランスを崩したが、持ち直すと、光一は足元を見た。
山は奥に入るにつれ雑草が増え、その草の高さも脛のあたりまである。
光一はマグライトを取り出すと、その場に屈んでつまづいた部分を照らした。
そこには、薄汚れてはいるが白いビニール紐が、ぴんと固く張られていた。
それを認めた途端、光一は頭を思い切り殴られたような思いだった。
――罠だ!
すぐに悟っていた。どれくらいの範囲に張られているかはわからないが、
この紐に誰か引っかかると、仕掛けた人間に何らかの合図が送られるようになっているのだろう。
――引き返すか。だけど、もう俺がここにいることは知られている。
光一が迷っていると、ガサササッと草を掻き分けてくる音がした。
ハッとして光一が顔を上げる。
長瀬智也の姿が、そこにあった。
ちょっと次を出すまでに時間かかります‥‥
うわ、にこーりな桐山は原作より百倍怖いな。
代打屋さんの文章力と構想力に脱帽。
つか、代打屋さんと博様に惚れそーだ(w
長瀬の名前を見たとき、鳥肌が立ったよ…
ヤヴァイ・・・期待以上に面白い。
皆さん、春の陽気に逆らって、sageてsageて楽しみましょう。
博様カコイイ・・・好きになりそうだ。
代打屋さん、続き楽しみにしてます!!
いやはや待っていたタレが出るとドキーリしますね。(w
しかし私は原作も読んでるので所々でデジャヴする・・・・・(・∀・)イイ!
長瀬と高位置が出会うとは…!
どうなるかドキドキッス。
「長瀬」 光一が小さく呟いた。
長瀬智也は、相手が光一だとわかると、わずかに戸惑った表情を見せたが、
すぐさま、「うおおおおっ!!」と叫びながら山の斜径を駆け下りてきた。
振り上げたその右手に、何か棒状のものが握られている。護身用の特殊警棒だった。
それに光一が気づいた瞬間、長瀬が半ば体当たりのように突っ込んできた。
「うわっ‥‥!!」
光一は長瀬を避けきれずに、衝突した拍子に長瀬もろとも倒れこむ。
二人は互いに掴みかかったまま坂を転げ落ちていく。背中、肩、頭、全身に石や木がぶつかった。
やがて光一の背中が大木に激突した。
転落が止まった隙に、長瀬は光一の上に馬乗りになって殴りかかってきた。
「やめろって、長瀬!!」 寸でのところで光一が長瀬の右手首を掴む。
「わああああ!!」 しかし長瀬は何か喚きながらなおも殴ろうとする。
「長瀬っ、長瀬、やめろー!!」「あああっ、うわあああっ!!」
押し合っているうちに長瀬の振るった警棒が、光一のこめかみのあたりに直撃した。
痺れるような鈍い痛みが走り、一瞬で意識が遠のきそうになる。
――だめだ。やられる。
長瀬の左手を押さえていた光一の右手が、力なく離れた。
すぐに右の頬に張り手の衝撃がきた。
――俺、このまま死ぬんだろうか。長瀬に殴られまくって。
長瀬の獣じみた叫び声だけが耳に響いている。
口の右横がひりひりと痛い。もう腫れあがりはじめているのだろう。
――長瀬。俺は、お前に殺されるのか。ここで。
昔からつるんでた、一緒に馬鹿話して笑ってた、お前に。
俺のこと、親友だって言ってくれたお前に、殺されるのか。
すみません、代打屋です。
続きの部分は、ちょっと書き直す時間をいただきたいです‥‥
明日の分に回して必ず更新いたします。本当にすみません。
最悪なところで本日は切り上げます‥‥本当にスマソ‥‥
うわあーーー!大変!(w
こんな時間まで起きてて良かった。
気になさらないで代打屋さん、ごゆっくり打って下さい。待ってます。
ああ・・・・しかし春なのでトテーモ心配。ちとおせっかいだけど書いとこう・・・・
このスレはsage進行で!sage進行で!!おながいします。
予想。長瀬は光一に殺されるだろう。
>360
なるほど博様=桐山なのねん。納得。
コインの役を☆が果たしちゃったってこと?
と深読みしてみる。スマソ。
バトロワ小説買ってこよう・・・。
予想、湖隊は干菓子様に全滅。
案外やる気になったどつよが生き残りそう。
凸は自殺しそう?(武器がキニナルヨー
博様は・・・予測不可だ。
>371
バトロワ原作、殺すシーンとか割とグロいよ。(wもしグロが駄目なら気をつけて・・・
代打屋さんはジャニタレ使ってるからだろうけど、ソコんとこは甘めに書いてるからね。今んとこ。
私は先に映画見て小説買ったら、映画よりグロくてビクーリした。どっちも好きだけど。
高位置がメインなのかな。
七原って感じじゃないけど。でもジャニタレに七原キャラはいないか。
博様も原作桐山のように、サイボーグ並みの生命力なんだろうか…
>371
原作、グロ描写に命かけてた感じだったよね。映画見る前に読んだけど。
死体の様子が細かく書かれてないけど(あえて書いてないんだろうけど)、
☆の丸焼きも実はけっこうグロいことになってるんじゃないか?
374 :
373:02/03/20 17:49 ID:???
>371 じゃなかった。
>372 です。
375 :
372:02/03/20 18:24 ID:???
>373 うん。実は大変な事になってるんだろうね。(w
でも読んだ事ない人に突然原作レベルのグロはキツイだろうし・・・しかも自坦が死ぬ訳だし(w
だからあえて書いてないんだろうな、と勝手に思ってみる。
今まで読んだカンジ、別段誰がメインって事はないんじゃないか?多分・・・
ああ、でも最後どうなるのかマジでドキドキ。
代打屋さんのみ知るラストだしね。
ヘタな考察するより楽しみたい。
予想して代打屋さんが書きにくくなるかもしれないし。
あ゛あ゛…自担出て来たと思ったらすぐ死にそうだ。
自担もう死んでる(w
けっこうムゴいけど面白いので良しですよ>代打屋さん
これからも楽しみにしてます。
博様がすげー気になってきた。
スレ違いで本当にスマソなんだが、次に博様が見られるのは
木曜のvvv6で良いの?
普段めったに注意して見てなかったもんでゴメソ。
代打屋さん新たな興味を湧かせてくれて三球です。
>>379 それで見られるよ。見逃したらその後のぶーんで。
ちなみに先週の俺様と博様のケンカは壷の博様像(白い悪魔)ピッタリで
ホクホクしてしまいました。
何故か☆(★?)に惚れた。
小悪魔カコイイ!!死んだけど。
>380
379です。三球ベリマッチです。祭日だし張り切ってみるぞー。
重ねがさねスレ違いスマソ。
こんばんは、ようやく更新できます。
色んな予想が飛び交ってますね‥‥ちょっとドキッとしたりもしつつ。
それでは今日の分を。
視界がぼやける。目のあたりを殴られたようだ。
光一は腫れて満足に動かなくなってきた唇を動かした。
「‥‥ありがと‥‥」
気づかないうちにつぶやいていた。
――それも、幸せなのかもしれない。
この“ゲーム”に飲み込まれて、疑心暗鬼になって、
そのうち、お前とか、剛まで殺そうと躍起になってしまうよりは、
今この場で、まだ自分が自分でいられるうちに、大切な友達に殺されるほうが――
そう、このまま殺されたとしても、お前は俺の友達に変わりはないから―――
長瀬の動きが止まった。
ぜえぜえと荒い息をしながら、長瀬は怪訝な顔で光一を見つめている。
光一は覚悟を決めて、瞼を閉じた。殺すなら、はやく殺せ。
長瀬が、愕然とした表情で、自分の両手と痣だらけになった光一の顔とを見比べた。
「あ‥‥ああっ! 光一、光一!!」
長瀬は光一にはじめて気がついたように、慌てふためいて光一の肩を揺さぶった。
光一が目をあける。
「光一! ‥‥ごめん、俺‥‥俺、なんで‥‥」
長瀬は言葉をつまらせると、急に子どものように大声をあげて泣き出した。
なんでお前が泣くんだよ、と、光一は頭の片隅で思った。
――胸騒ぎがする。
坂本昌行は、そう思って、すぐにそれ以上考えないようにした。
やめよう。俺の予感は、悪いときに限って的中する。
湖のほとりは、月明かりが水面に映って、他の場所よりも心なしか明るかった。
東山紀之は腕時計を見て「三時半だ」と呟いてから、
「俺とお前だけか」と言った。
坂本が頷く。他の皆はどうしたんだろうか。
幸い、坂本は学校を出てから湖にたどり着くまで、誰とも会わなかった。
支給された大型のサバイバルナイフは、当たりなのかハズレなのかはわからないが、
誰かと戦うことがない方がいいに決まっている。
「メモは、何人ぐらいに回ってるかわかるか?」
「俺はキンキの剛から貰いました。そのあと、大野に渡しました」
「そうか。俺は、書いて最初に、そばにいた稲垣に渡した」
東山はそう言ってから、「大野か」と少し不思議そうに繰り返した。
長野に渡すと思っていた、という意味だったのだが、坂本は気づかない。
「それじゃ少なくとも、三人がまだ来てないのか」
「どうしたんですかね。まさか、もう‥‥」
坂本が不安そうに言うと、東山が打ち消すように言った。
「他の連中を集めてるのかもしれない。もう少し待とう」
「あの、ヒガシくんところで、皆を集めてどうするんですか?」
坂本が尋ねると、東山は一瞬、坂本を見たが、
すぐに目を逸らすと、少し躊躇いながら口を開いた。
「今井がこの“ゲーム”の目的は、最後の一人にだけ教えると言ってただろう。
順番を待ってる間、そこから、少し考えてみたんだ。
それはどうしてなのか、なぜ今井がそんなことを言い出したのか‥‥
もちろん、あいつがこのゲームを仕切っているわけじゃないだろうがな。
詳しいことはもう少し人が集まってから言うが、俺はその目的が何なのか――」
そのときだった。
ばららららっという音がして、東山の身体が血を噴き出しながら吹き飛んだ。
「ヒガシくん!!」 坂本が叫ぶ声に、壊れたような笑い声が重なった。
林の暗闇の中から、サブマシンガンを片手に錦織一清が歩いてきた。
そして、その後ろに、呆然としている剛の姿があった。
「ははっ、なーんか久しぶりだなあ、ヒガシ。ってもう聞いちゃいねえだろうけど」
坂本は東山の上体を抱え起こして、錦織を見た。
東山の身体は、胸から腹部にかけて数え切れないほどの銃痕が開いていた。
理解できなかった。どうして錦織が現れて、どうして東山を撃つのか。
こんなはずがない、こんなはずがない、こんなはずがない‥‥
「ニッキさん‥‥何するんですか!!」
「何するってお前、見てのとおりだろ。殺してやったんだよ」
錦織は悪びれもせずに答えた。
「なんで‥‥」
「なんでぇ? おいおい、わかってもらえねえのかよー、俺は悲しいよ。
それがヒガシのためなんだよ。いや、ヒガシだけじゃねえ、お前たち皆のためだ。
お前たちはな、皆、みーんな俺が殺してやるのがいいんだよ。
それをなんでなんて言われて‥‥ああ悲しい。感謝してもらいたいぐらいだってのに」
錦織はそう言って、悲しい悲しい、とさめざめ泣く演技までつけた。
――俺たちのため‥‥?
坂本は混乱するばかりだった。
「‥‥なんだよ、なんだよその理由‥‥わけわかんねえよ!
俺たちは、少なくとも俺はそんなこと望んじゃいない!!」
「望んじゃいない、うーんその通りだろうな。でも気づいてないだけさ」
錦織はあくまでも飄々と言う。
「気づいてないって、何にだよ!! あんた、おかしいよ!!」
坂本が怒鳴った瞬間、綿織の顔からスッと笑みが消えた。
ぱぱっ、と、サブマシンガンが短く火を吹いた。
「あうっ!」 坂本が左足をかばって倒れこんだ。
足首に穴が開き、そこから血が溢れ出す。
「俺が、おかしいだと‥‥?
だったら聞くが、てめえはおかしくないとでも言うのか。ええ? 坂本。
俺からすれば、東山や、お前たちのほうがよっぽどどうかしてる」
錦織はサブマシンガンを肩に担ぐと、一歩一歩、坂本ににじり寄っていった。
「なあ、どうしてお前はこんなところに連れてこられたんだ?
お前が聞いていた話じゃ、事務所主催の船上パーティのはずだったろう。
だが、実際はこのイカれた“ゲーム”とやらに投げ込まれて、
犬か何かみてえに強制された殺しあいをするために連れてこられたんだろうが」
足の傷を押さえて悶絶している坂本を、冷たい目で錦織が見下ろす。
「俺は前から嫌気がさしてたんだよ‥‥
金が搾れるときはさんざんこき使っておいて、落ち目になりゃ放り出されて。
運がよくても、そのままズルズル飼い殺しにされるだけだ。
そんなやり方にも、そしてそれに従ってる連中にもな。
それの最終的に行き着いた形が、このゲームじゃねえかよ。
酷使されて、死ぬときまで、俺たちはあの事務所に弄ばれてるってわけだ。
‥‥もういいかげん、嫌になったんだよ‥‥
だから俺は全部壊すことにしたんだよ。皆、みーんな、壊してやるんだよ」
錦織はサブマシンガンを肩から下ろすと、坂本に向けた。
「坂本。お前ならわかってると思ってたんだけどな。残念だよ」
そのとき、倒れていた坂本が起き上がり、綿織の足をつかんで引きずり倒した。
「何すんだ、坂本!!」
坂本は必死で錦織を押さえ込むと、顔を上げて剛を見た。
「剛、俺の荷物にナイフが入ってる、刺せ!!」
だが、剛は立ち尽くしたまま身動きが取れない。
「早く!!」「離せ、この野郎!」
錦織が暴れた拍子に、空に向かってサブマシンガンがばらばらと弾丸を撒き散らす。
「何してんだ剛、早くしろー!!」
坂本が再び叫ぶが、剛は強張った顔で、小さくかぶりを振るだけだ。
綿織の足が、坂本の左足首を蹴飛ばした。
「ぐあッ!!」 坂本が顔をしかめる。
一瞬できた隙に、錦織が坂本の腕から逃れて、立ち上がった。
「くそっ‥‥邪魔するんじゃねえ!!」
「剛ーっ!!」
銃声がひとつ、響いた。
「‥‥な‥‥んで‥‥」
綿織の身体が、がくがくと痙攣した。
銃弾は背中の左側から斜めに入り、右胸に貫通して風穴をあけていた。
坂本は、突然の出来事に、息をのむばかりだった。
綿織はがくんと膝から崩れ落ちた。ごぼっと血の塊を吐き出す。
ライフルを構えた大野智が、息を切らせながら立っていた。
「‥‥っんの野郎ぉおおおっ!!」
錦織が血に濡れた鬼の形相で、サブマシンガンを大野に向けた。
もはや気力だけで動いているようだった。
だが。
カチ、と小さな音がしただけで、何も起こらなかった。
弾が切れていた。
「‥‥はっ‥‥カッコ悪‥‥」
錦織は、かすかに笑ってそう呟き、どさりと倒れた。
【錦織一清死亡 残り19名】
今日はここまでです。
でも祭日だからまた現れるかもしれません(いつも曖昧ですね、スマソ
ええと、あらかじめ書いておきます。
これからは死ぬペースは落ちますが、これからが本番というか、
ちょっと悲惨な展開が多くなるかもしれません。
それでは、ひとまずはさようなら。
代打屋さん更新ありがとうございます。
明日から旅行だけど哀藻にブクマ入れて読みます。
自担出てきたけど展開が悲惨なのか
392ですが3行目はミスです。無視してください…。スマソ。
ニッキーーー!!!
イカレてよけいに好きになりました。
何と言うか、自担だったりそれなりに好きなタレの
殺し合い話で、しかも悪人だったり狂ったり
しているのに、物凄く引き込まれています。
今後は細かい話展開になりそうなんですね。
楽しみにsage協力しながら待っています。
すでに代打屋さん担(w
深夜まで起きててヨカタ。自担のヘタレっぷりに
呆れながらも萌え。
うわーすごい!!代打屋さんはプロの方なのかしら。
ワンワン泣く末っ子カワエエ…でもこれから悲惨なことになるのか(w
代打屋さん、乙かれです。
こんなに早く日記があぼーんするとは意外・・・
最後に平安も登場したし。
個人的には悪キャラだといいなー
でも多分違うだろうな(w
平安はどういうキャラなんだろ?
暴れる末っ子とともに気になる脳。
それぞれのキャラがイイ!!
自担の再登場&死に方にドキドキするよー
何様と一緒に「どつよーっ!!」と叫んでしまった(w
干菓子様は生きてるんだよね?
日記兄さんカコエかったわ。
でもいち早く鯛が全滅となると、上下関係が薄くなって
バトルロワイヤル状態が強化されそうだわ。
何にせよ楽しみ、楽しみ。
代打屋さんムリせず頑張ってくださいませ。
平安が川田にみえまひた(w
どつよは運よく誰も殺さずに逃げ切りそう(w
404 :
401:02/03/21 03:13 ID:???
400に後から気付いた。そうか。
干菓子はまだカウントされてなかった……
うっかりもん晒しちまったので逝って来るわ。
明日深夜にはまた戻ってくるけど(藁
どつよが悪に豹変するのもいいな。
でもそうなると自担当て馬にされそ(w
>404
マシソガソ構えて待っててあげるヨ☆
だって私達、仲間だモンネ☆☆
ブラックどつよ様いいねー
武器は脂肪?
おお、読んでる人がイパーイいる。
自分が書いてる訳でもないのに同好の士(?)がいるのが何か嬉しい。(w
しかしココまでどっぷりハマるとは・・・・・・代打屋さん好きだー!(w
自坦のヘタレ振りに萌え(w そして自坦のみならず色んなトコで萌えー!
日記兄さんの死ぬ間際の台詞カコイイ!
代打屋さん更新乙彼です。
時担まだ出てきてない。ドキドキするよ。
410 :
sage:02/03/21 09:59 ID:uTGtPnq6
日記兄が桐山かと思いましたが
よく読んだら一人も殺してはいないのですね…。
いい意味で毎回予想を裏切られてドキドキしております。
代打屋様頑張って下さいませ。
スミマセンスミマセン…。
興奮しすぎてバカやってしまいました…。
銃殺されに逝ってきます…。本当にゴメンナサイ…。
>>410-411 チョトビクーリしたけど逝かなくてよし!
たまには日干しも必要だし間違いは誰にでもあるザ。
あげてんなよな、ばーか!
お前のせいで代行屋さん、しばらく更新できないだろーが(呆
興奮しすぎてみっともないよ
そんなお前は回線切って首つって氏ね!
>410-411
どんまいどんまい。
落ち込むなよぉ
攻撃する前にみんなでsageようぜ。
おもしろいさげ
さぁsageよう。
どうなる!?どつよ
どうなる!?博様
どうする!?博様に落ちそうな私
うわー上がってる。
丼米だけどsageようねー。
今夜までに150以下ぐらいには・・・ならないかな。
424 :
ななしじゃにー:02/03/21 13:29 ID:Ic.pkDPk
なにここ?
なんかおもしろそうだねage
あげんなよっ
春だね
はぁ
しかも祝日か…
マターリしましょう
sage
age
あらま上がってる。
でも叫ばせて
博様マンセーーーー!!
長野博@燃やしていい?(にっこり)
434 :
ななしじゃにー:02/03/21 17:15 ID:hsZNpwrU
age
寒すぎる
>433
燃やしちゃっていいです。
あなたに惚れそうだわ。
とりあえず11時と0時12分にビデオセットしたさ。
歪様にお願いしてみるのも一興ですね。
はぁ…
マターリね
春が終わるのを待つとしますか
ナツガキチャウヨ…
いい日旅立ち
442 :
ななしじゃにー:02/03/21 18:54 ID:2WaOmY22
age
ぶくぶくぶく。。。。
ここの住人は大人の対応だね
sage進行でおながいしまーす
おながいされましたー
気長にね。
ラーメンが美味そうだ
沈んでね。
よし!500ゲト!!!
451 :
450:02/03/21 20:05 ID:???
数字が読めなかた。
逝って来ます。
>451
夜には帰って来いよ。
>450-451
丼舞。ちょっとワロわせてモロタよ。
ジュニア版読んでこようかな。
455 :
ななしじゃにー:02/03/21 21:17 ID:z4fHxwq.
age
>454
子供版、子供を知らない私でも面白カタ。
ココのも好きだけど、違う魅力だね(w
ageないでくれ
>456
今ちょっと読んできたよ。
日記&博様のインパクトは無いけど子供のもいいね。
明☆で名前と顔勉強しよう。
ageてんの1人だろ。
かまわず相手せず、ひたすらsage
子供版、ちょっと前に読んできたよ。
見事なくらい一人も知らなかったが、
最後はチョット泣かされちまった。
うまい人はあちこちにいるもんだねー。
代打屋さんキタ?(゚∀゚≡゚∀゚)キタキタ!?
age荒らしかYO・・・(´・ω・`)ショボーン
帰宅ついでにsageとくか・・・。
スレッドが出来たときから読んでました。
代打屋サン最高です!
でも春ですね〜
春ですが、負けずにマターリsageましょう。
ここsageたいからって、
他のスレageないでね。迷惑。
sage協力
まさかとは思うけど、
メール欄にsageって入れたら、下がると思ってるの?
何だこの春爛漫は?
私も子供板の読んでみようかな。
たぶん殆ど知らないだろうけど(wフツーの小説気分で・・・
案内板から甜菜
age【あげ】
2ちゃんはスレッドにレスを入れるとそのスレが一番上に表示されるマルチ型の掲示板です。
だから別にageとか入れなくても上がります。
コメントはないけどスレッドは上げたい時に、"age"と書かれたりします。
あまりスレッドが下にいっちゃうと不便だったり、レスが付きにくくなるので、
定期的に上げるのに使う場合が多いです。
でも、自分の立てたスレにレスが欲しくて上げる、自作自演もあります。
sage【さげ】
メール欄に「sage」と書いたときに、sageになります。
書き込む言葉は、半角小文字のこの「sage」以外では意味がないです。
sage とは、レスしてもそのスレが上がらないようにする機能です。
でも同時に他の人がsageないでレスしたりすると上がってしまいます。
また、よく間違われるのですが、「sage」と入れても下がりはしません。
ただスレッドが上がらないだけです。ただ、他のスレッドが上がるので、相対的に下がることになります。
ミドル編読んできた
馬鹿コンビに笑い泣き
あ〜〜〜カワイイ
自担には望めそうもない可愛らしさだ
子供版出てくる奴ほとんど分からん・・・・。
今日は代打屋さん来てくれるのかな。でも微妙な位置だからな…
こんばんわ。やっと家に帰ってこれました‥‥
それにしても一日ですごいことになってますね。
これ書いてるとき、まだ60くらいなんですが、どうしたもんでしょうか。
やっぱり回ってるとアゲられやすくなりますよね。
一日置いてもまたageられる予感もするんですが‥‥
皆様、お知恵を貸してください!
ミドル版の馬鹿コンビ、私も好きです。
ちなみに私もほとんど誰が誰やら分からなかったんですけど‥‥
475 :
ななしじゃにー:02/03/22 01:33 ID:7i6OJRK6
代打屋さん、出来た?(゚∀゚≡゚∀゚)
代打屋さん、またageられてしまう予感は私もします(鬱
待ってても無駄なんでしょうか・・・・春爛漫な間は・・・
えーっと‥‥
sage進行がやりやすいんですが‥‥
あげるヒトはなにしてもあげてるわけだし。
期待値のが断然大きいんだから気にしないほうが
いいんじゃないのかしらんと気軽にほざいてみる。
代打屋さんお待ちしてました。
トップページに表示されるのって40までだから今の位置でも大丈夫では?
って、ただ早く読みたいだけなんだけど(ワラ
だめかな?
今の所大した厨もいないし、いいんじゃないですか?
sage進行は一応の前提として。
481 :
479:02/03/22 01:38 ID:???
遅かったか、、、
私も>478と同意です、と気軽にほざいてみたり。
ageるだけの厨だしね・・・今の内かもしれんが。
続き読みたいです。
484 :
ななしじゃにー:02/03/22 01:40 ID:7i6OJRK6
ねえ、まだ?まだ??(゚∀゚≡゚∀゚)
気軽に読みたいと言ってみるテスト。
トップにされてたって(゚ε゚)キニシナイ!
‥‥でも本当はすっげー(゚3゚)キニナルヨ!!
気が小さいんだよ!
sage進行でやってよ!!(゚3゚)キニナルンダッテバヨ!!
>475−484(7i6OJRK6)
できたからageないで‥‥(切り身)
あのね、まだ?(゚∀゚≡゚∀゚) って言ってくれるのは嬉しいんだけど、
そのときはE−mail欄に半角で「sage」って入れて欲しいの‥‥
ちょっとキャラが変になってしまいましたが、
皆さんありがとうございます。度胸がつきました(w
やっちまえー!
うーむ。上がってるからと言って更新しなければ
それはそれで春厨の思うツボのような気もするし。
気にせず更新しちゃっても特に問題ないんじゃないかとも
思いますが…。
「ヒガシくん、ヒガシくん!」
坂本、剛、そして大野の三人が声をかけるが、
東山はヒューヒューと喉を鳴らして、細い呼吸を維持するのがやっとのようだった。
いや、息を吸い込むだけでも傷口から血が流れ出し、体温は急激に下がっていく。
「‥‥剛‥‥どうしてあんなヤツ連れてきたんだよ!」
涙目になりながら坂本が怒鳴ると、剛は青い顔で目を伏せて「ごめん‥‥」とか細い声で呟いた。
「お前、取り返しのつかないことしたんだぞ!」「坂本くん」
大野が静かな声で坂本を制すると、東山を見て、
「もう助からない」と言った。
その宣言に、坂本も、剛も、何も言えなくなった。
そのとき、東山の唇がかすかに動いた。
「なんですか?」 大野が口元に耳を寄せる。
東山の口がわずかだが何かを告げた。
大野が顔をあげた。
「なんだって?」 坂本が急かすように尋ねると、大野は眉をひそめて首を振ってから、
「よく聞き取れなかったんですけど‥‥
目的を教えないのは、ゲームが成立しなくなるからだ、って‥‥」
「成立しない?」
頷くと、東山の全身が激しく痙攣しはじめた。
東山はがくがくと震えながら、残されたすべての力を使って、一言、
「お前たちに託す」と、はっきりとした声で告げた。
そしてそのまま、事切れた。
【東山紀之死亡 残り18名】
省略されました!ごめんなさいー!!
楽しみに来てみたら、春厨のせいで大変な事になってますね・・・
代打屋さん、負けないで頑張って下さい!!
よ、代打屋さん待ってました!
「本当、ごめんな‥‥」
山の中で、長瀬智也がまたそう言った。
「もうええよ」
堂本光一は、それを聞くのはもう何度目だろうかと思いながら答えた。
唇をあまり動かさないようにして喋るので、自然に不機嫌そうな言い方になってしまう。
また謝られるのはごめんだと思い、
「この罠だって、よく思いついたじゃん。これがあれば、少しは安心できるよ」と言った。
長瀬の作った罠は、五メートル四方に張ったビニール紐の先端に、
小石を入れた空缶が結わえつけられ、大きな老木の枝を通して吊り下げてある。
その空缶の下にはつぶした段ボールや、どこで拾ってきたのか古びた毛布が敷いてあり、
子どもが作った「基地」のようだった。
「よくねえよ。俺、光一のこと殺そうとしたんだぜ」
長瀬はそういって、膝を抱えて大柄な身体を縮こまらせた。
光一はさすがにうんざりして「メソメソすんなや」と言うと、
少し考えて、自分のナップザックを開けた。
そして、油紙に包まれた物を取り出すと長瀬に渡した。
「え、何これ?」
「開けてみろ」
長瀬は不思議そうに、紙を開いて、ぎょっとした顔になってすぐに元に戻した。
「これ‥‥」
「俺の武器」
光一は、長瀬のほうを見ずに言った。
「俺、はじめてそれ見たとき、撃ってみたいと思ったんだ」
またなのかよ‥‥
皆さん、本当にごめんなさい。小出しにします。
光一は、長瀬のほうを見ずに言った。
「俺、はじめてそれ見たとき、撃ってみたいと思ったんだ」
長瀬が、困惑した顔で光一を見た。光一が続ける。
「すぐに使わないことにしたけどな、使えないっていうか。
それで――そのとき気付いたんだ。
俺さ、ずっと変に思ってたんだよ。
どうしてみんなが、このゲームを中止させようとしないのか」
「え?」
「だって、変だろ。これだけ人がいるのに。みんな言われた通りに殺したり逃げたりしてる。
そもそも、俺たちにわざわざ殺し合いをさせる理由がわからない。
人数を減らしたいだけなら、こんなまだるっこしい手を使うことはないだろ。
で、思ったんだけど‥‥俺たちを殺し合わせようとするのは、ゲームを止めようとするのを防ぐためなんじゃないかな」
「‥‥‥‥」
495 :
ななしじゃにー:02/03/22 02:05 ID:fPWD0TNk
なにここ?
イミワカラン
sage方わからないなら初心者スレとか案内とかいけー!!
イミワカランかったら読めー!!
いちいちお前に説明したくはないんじゃー!!!!
まぁまぁ、マターリね。
今月初めに、モ板でのしつこい荒らしに対してひろゆきが動いたよ。ジャニ板で調子
こいてる春厨も注意すべし。
代打屋さん、省略されても気にしなくていいですよ。頑張ってください。
「目先に殺し合いっていう恐怖を与えておいて、
ゲーム全体を考えさせないようにしてるんだ。
武器も、冷静さを失わせるために支給したんだと思う。
‥‥長瀬も、その策略にはまってただけだろ」
それを聞いて、長瀬がうつむく。
光一は、それを引きずらないように「でさ」と少し声を大きくして言った。
「そこまでするってことは、このゲーム、案外隙間があるんじゃないかな」
「それじゃ、光一‥‥」
長瀬が言うと、光一は、深く頷いた。
「どうすればいいのか、まだわからないけど。
止める方法を考えてみたいと思う」
長瀬は、目を丸くして光一を見つめ、「すげえ」とつぶやいた。
「すげえよ光一! 俺も、なんか俺にできることあったら手伝うよ!」
興奮した様子で言う長瀬に、光一は「まだ何にもわからへんのやって」と苦笑して言ってから、
「とりあえず、ちょっと休んでええかな。クタクタや」
そう言って、その場に仰向けに倒れこんだ。
木の枝の合間から、濃紺色の夜空が目に入った。
「ここ、すげえ星がきれいだよな」
長瀬が、夢見るような口調でつぶやいた。
一度雨が降ったせいか空気は透き通り、黒々とした雨雲も流れて、
空には鏡が砕けて破片が散ったあとのように、無数の星が瞬いている。
たしかに、何年かぶりに見る、満点の星空だった。
次に、こんなに美しい夜空を見られるときはくるのだろうか。
自分だけじゃない、長瀬も、剛も、そして他の皆にも――そんな夜がくるといい。
光一は、祈るような気持ちで星を見つめた。
今日は本当にボロボロですみません。
しばしお待ちを‥‥
502 :
ななしじゃにー:02/03/22 02:21 ID:fPWD0TNk
つまらん…
一名様御帰りでーす。
いろんなトコでハァハァしながら読んでしまった・・・・
代打屋さん頑張って!省略されてしまうのは気にしなくていいと私も思いますよ。
荒らしじゃなくて新しく読者になった人、
いたらココはsage進行ですよー。協力ヨロシク!
次は誰が登場するんだろ・・・
キニナルヨー
sageを連呼すると厨くさくなり、荒らしを呼ぶ。ご注意。
507 :
504:02/03/22 02:48 ID:???
>506 スマソ。
春だな・・・と欝になるよ。
厨房には何を言っても意味ないからスルーした方がいいかもね。
代打屋さん、続き楽しみにしてます。
>508
春厨じゃねえよ、マンセー嫌いの安置がきてるだけだよ。
あまりお花畑なレスにも注意した方がよいかも。
どれくらい歩いただろうか。
森田剛は、立ち止まって空を仰いだ。空はすでに白み始めていた。
それを確認した途端、どっと疲れが襲ってきた。
――ちょっと、休もう。
森田はナップザックを下ろし、右手に持っていた手斧を傍らの木に立てかけると、
自分も座り込んで、その木に背中をもたれかけた。
眠りたい。けれど、そんな余裕は無い。
一瞬でも隙を見せたら、すぐに殺されると思うようにしていた。
森田は横目で、隣に立てかけた手斧を見た。
忌々しい気持ちが蘇ってくる。森田は奥歯をかみしめた。
―――数時間前。
ガサガサと背の低い木々の枝を掻き分けて、
森田の目の前に現れたのは、血走った目をした中居だった。
その鬼気迫る表情に、森田はわずかに動揺して、右手の中の武器を握り締めた。
「‥‥見つけたぞ‥‥」
中居が、息を切らしながら低く呟いた。
森田は一歩後退した。見つけた、といっても、
仲間を探していたという意味ではないことぐらい、考えるまでもなかった。
「森田、お前‥‥俺のこと殺そうとしたろ!」
中居が突然怒鳴った。
「は‥‥?」 予想外の言葉に、森田は眉をひそめた。
「何のこと言ってんすか。‥‥わかりません」
「しらばっくれてんじゃねえ!!」
中居がそう怒鳴って、陰になっていた右手を振り上げた。
そこには、薪割りに使うような鈍く光る手斧が握られていた。
あんなものが掠りでもしたらひとたまりもない。
怖い、と森田の足が一瞬固まって動かなくなった。
咄嗟に森田は、握っていた小さな拳銃の引き金を引いた。
ぱんっ、と、なんだか間の抜けた音がした。
ぎゃっ、というような悲鳴をあげて、
中居が腹部に左手をあてた。血が噴出していた。
「あ―――」 意外な出来事に、森田は、ぽかんと口を開けていた。
森田は、威嚇に足元を狙ったつもりだった。
だが、狙いは外れ、弾丸は反射的に身を低くした中居の腹に当たったのだ。
――やべえ。当たったっぽい。
「だ‥‥大丈夫っすか?」
撃っておきながら大丈夫かもないが、なぜかそう尋ねていた。
中居はしばらくのあいだ、腹を押さえた態勢で凍りついたように動かなかった。
もしかして、死んでしまったんだろうか。
「‥‥中居くん?」 森田は、びくびくしながら中居に近づいた。
その瞬間、中居が顔をあげて森田を睨みつけると、
「てめえぇええ!!」と大声をあげて再び襲いかかってきた。
「わああっ、こっち来るなあーッ!!」
森田は驚いたのと恐ろしいのとで、無我夢中で引き金を引いた。
ぱんっ、ぱんっとカンシャク玉のような音が五回連続で響いた。
そのあとは、何度引いてもカチカチと弾切れを示す音が続くだけだった。
森田がそれに気づいたとき、すでに中居は、その場に倒れていた。
腹だけではなく、頭や胸にも弾丸が当たっていた。
森田は、驚愕して、自分の手に持っている拳銃を見た。
「‥‥‥‥」 森田は、恐る恐るうつ伏せている中居に近づくと、
スニーカーの先で軽く突付いてみた。反応はない。
――やべ。ホントに殺しちゃった。
やってしまった、という思いがこみあげてくる。
中居の「俺のこと殺そうとしたろ」という言葉どおりと言えるかもしれない。
ふと、それを思い出して怒りが湧いてきた。
――勝手に疑って。勝手にやり返そうとしてきたんだ。俺のせいじゃねーよ。
森田はそれから、握った拳銃を改めて見つめた。
ジュニアコルトというそれは、口径も全体の大きさも他のものよりぐっと小さかったが、
標準より小さくて指も短い森田の手にはじつに丁度よく収まった。
しかしそのちっぽけな様子に、本当に役立つのかという不安もあったが、
この程度のものでも人は殺せるらしい。だが‥‥
――入るのは六発。でも予備の弾は、あと十八発しかなかった。
一度撃たれただけでは中居は無事だった。動くこともできるようだ。
当たり所がよくても、完全に死ぬまでに、三、四発は使ってしまうだろう。
――やっぱり、他にも武器を探さなくちゃダメだ。
すんません、またやってました。ああ‥‥
とりあえずこれで終了です。
今日はすごい勢いでレスを消費してしまいましたが、色々と勉強になりました。
それでは、次回は下がっていることを祈りつつ。
乙カレ様でした。
しばらくマンセー書き込みは止めてロムに徹します。
でも楽しみにしてますので>代打屋さん
それでは私もマンセー書き込みはしばらく控えます。
頑張って下さいね。続き楽しみです。
517 :
ななしじゃにー:02/03/22 11:37 ID:QoSQG5aw
朝の定期age
やけにマンセーしてるけど、代打屋さん文章下手だよね(藁
読みにくいしセンスにかけると思う
マンセーしてる人達は普段小説読まない人ばかり?
この程度で作家気分に浸られてもな…
じゃあ518が見本を書いてみてよ(プ
逆撫でなさんなsage
問題点その1
テンポが悪い。一つのエピソードが間延びしすぎ。小出しは読み手を萎えさせる。
問題点その2
個人個人の心理描写に力入れすぎ。代打屋さん自身、贔屓のタレが多いからなのかも
しれないが、過剰な心理描写はバトロワ本来の緊迫感とスピードを殺してしまう。
以上2点からもセンス悪いよね、と言いましたが何か?
Jr板のミドルバトロワのような、息をつかせぬ展開をきぼん
安置ではありません。
折角のこれだけのキャストを無駄に使ってるのに憤ってるだけの一ファンの戯言として
聞き流してくださいませ。
522 :
ななしじゃにー:02/03/22 13:40 ID:9Fyb5szi
age
マジレスカコワルイヽ(´ー`)ノ
つーか、嫌なら見なきゃいいのにね。
相手に安易な批判をすることで自分が優位に立ったつもりでいる人間は
自分がなにもできないことに気付いてないのさ(´ー`)y-~~
521は贔屓のタレが早々に殺されたので「つまんねー」と言ってる、に10000ジャニー。
文章自体は上手い下手はどうでもいいの。
これだけのストーリーを作り上げられる頭がすごいと思う。
Jr板のミドルバトロワ職人さんだって文章が上手いとは私には思えないけど
ストーリー展開がすばらしかった。私は代打屋さんもそれに負けていない
と思うけどな。大体始まったばかりでこれからなのに。
521に禿同(コソ)
ミドルのは、本当にスバラシカターヨ
ここまでミドル版素晴らしいを連呼されるとジサクジエンかと思ってしまう
代打屋さんもじゅうぶん
うまいと思うのだが。
マジレスするのは構わない。
面白いと思う人がいれば、面白くないと思う人がいて当たり前。
でもそういうのは、終わってから言ってもいいのでは?
今言われてもこっちが萎える。
十分だと思ってるヤツだけ読んで、
勝手に楽しめばいいんじゃないの?
文句にレスしてないでさ。
だいぶ下がってきたね。
私は続きが読み隊。
534 :
ななしじゃにー:02/03/22 16:46 ID:orh0Gmfo
age
今日は板が変だね。ってゆうか今日の早朝からだけど、最新が見れない。
ミドルより辞めジュのが好き。
色んな感想持つのは個人の勝手だが、
嫌なら見なきゃいいのでは?
楽しんで見てる人もいるんだし。
それか自分で納得する様に書いてみたら?
とりあえず今の話が終わるまで、水を挿すような批判意見は控えめにお願いしたい。
納得いかない人は今の話が終わってから、意見述べるなり、自分で話作るなりしてほしい。
だって今の話、続き気になってしょうがないんだもん。このまま半端に終わられたら気持ち悪いんだもん。
と自己中な事言ってみるテスト。
芸人板だとバトロワ批判要望スレあるけど
ここで作るのは危険かもね。
540 :
ななしじゃにー:02/03/23 01:34 ID:u83fi/L6
昨日の今日じゃさすがに更新ない???(゚∀゚≡゚∀゚)
そんな大袈裟な事か?
過敏過ぎんじゃないの。
こんばんは。
>521さん(たぶん見てるだろうから書いておきます)
非常にためになるレス、ありがとうございました!
まったくご指摘どおりです。文章力の無さにはいつも嫌になります。
まあ、作家気分に浸ってるつもりは毛頭ないのでそこは反論させてもらいますね。
テンポ悪いですよね。構成がヘタな上、書くのが遅くて申し訳ないです。
本当に、もっと上手い人が書いてくれるといいですね。
えーとですね、身勝手ですが、
私はJr板のミドルバトロワと同等もしくはそれ以上のものを書こうなどとはハナから思ってないです。
あれは本当にすばらしかった。あのレベルのものを書くのは私には無理です。
それから、Jr板みたいに一つのスレに複数の話が同時に進行していいと思うので、
たぶん書きたい人はまだまだいるでしょうから、どうぞ気にせず書いてください。
続きお願いします。切り身です〜。>542
井ノ原快彦と岡田准一は、地図を頼りに、集落にたどり着いていた。
窓から中の様子を覗いて、家具が置かれたままだった一軒にあがり込むと、
井ノ原は棚や引き出しの中を片っ端から調べはじめた。薬や包帯を探していた。
錦織に狙撃されて逃げ出してから、ここに着くまで長い時間が経っていたが、
岡田の傷からは血が止まらなかった。
「くそっ、なんで何もねーんだよ、ここんちは!」
井ノ原が苛立った声を出して、棚に蹴りを入れた。
壁に寄りかかって座り込んでいた岡田は、思い立って、
自分のブーツの靴紐をほどいて抜き取った。
「いのっち、とりあえずこれで止血してくれ」
「あ、わかった」 井ノ原が岡田に駆け寄ると、紐を受け取る。
シャツジャケットを脱ぐとき傷口が布と擦れ、岡田は顔をしかめた。
Tシャツの上から腕の付け根を井ノ原が紐できつく絞めると、
それでようやく出血は治まったようだった。
「傷口、一回水で流したほうがいいんじゃないか」
「ええよ、もったいない。これで平気や」
そう答えながらも、岡田の顔は血の気がほとんど失せて、憔悴しきっていた。
――こいつ、このままだと危ないかもしれない。
井ノ原は思った。だが、いまの自分にはどうすることもできない。
そのとき、外からボツッという音がして、
『皆さん、おはようございます。定時連絡です』という今井の声が響いた。
窓の外をよく見ると、木々に紛れてスピーカーをつけたポールが立ててあり、そこから聞こえていた。
ポールは島の至るところにあり、全員がその放送を聞いていた。
『毎日、午前六時と午後六時の二回にこの放送が入ります。
立ち入り禁止区域の連絡と、その時間までに亡くなった人の発表がありますから、
毎回聞き逃さないようにしてください。
それでは、まず禁止区域を指定します。皆さん、地図を見てください』
二人はそれぞれの地図を開くと、付属のボールペンを取った。
『Aの1、9、10、Bの1、Eの10。
それから、Fの1、2、10。この八箇所が最初の禁止区域です。
あと、全員が出発しましたから、学校も立ち入り禁止とします。
校舎の中に一歩でも入れば、首輪が爆破しますから注意してください。
次に、亡くなった人です。死亡した順に、滝沢秀明、二宮和也、
草薙剛、木村拓哉、香取慎吾、植草克秀、三宅健、中居正広、
錦織一清、東山紀之、以上の十名です。残る生存者は十七名です』
今井の放送は、そこまで言って唐突に切れた。
たった一晩で、十人も‥‥予想外の速さに、岡田は愕然とした。
昨日の今日でここまでしか書けてません‥‥(いや、他にも理由はあるけど)
えーと、前回の更新で【中居正広死亡 残り17名】が抜けてました。
すんません。バトロワの基本ができるまで逝って来ます。
>543さん
542で紛らわしいレスしてごめんなさい!
毎日ありがとうございます。
代打屋さんなり、で十分ですので、また次回お待ちしています。
続きが気になる・・・。
代打屋さん、乙です。
是非懲りずに頑張って下さい。続きが読みたいです。
私は個々の心理描写に力入ってるトコなんかがとても好きだったんですが・・・
ソコを批判されてたのでマジレススマソ。しかも今更。
私は原作も読んでる上で、代打屋さんの書くバトロワも大好きなんだけどな。
萌えるのも萎えるのも人それぞれですね。
代打屋さん乙カレー
自分も心理描写が好きなんだけどな。
まぁ好きも嫌いも人それぞれ。禿同
>>548 これ、どっかに垢取って、通しで保存したいナリ…
レス入って緊張感取れちゃうしなーとオモテみたり。
私もそろそろどっかに保存しとこうかと思ってるよ(w>549
沈んだ後にまた読みたくなったら探すの面倒だし。
様子見さんのも好きだから一緒に保存しとくかな・・・。
551 :
550:02/03/23 05:08 ID:???
ボケたレス書き込んでしまった(鬱
様子見さんの続きが代打屋さんだったよ。夜中なのでおかしくてスマソ。
代打屋さんが戻ってくるまで逝って来る。
age
553 :
ななしじゃにー:02/03/23 20:44 ID:4KXIUPf6
age
心理描写いらないなら、蛇煮タレ使う必要ないと思うんだけど…
原作も映画も見たけど、これはこれで面白いけど。
というわけで代打屋さん、楽しみにしてる人もいますので。
すげー亀だが、「草g」は名前変換モードにして「なぎ」で
変換すれば漢字出るかも。うちのがそうなので。
>555
winでなら昔から変換可能だよ。機種依存だから使わないの。
彅(彅)
これはどうですか。
機種依存文字も知らんとは、ホント春真っ盛りだな。
機種依存文字については先レスでも話に上っていたが。
ちゃんと読めよ…マジデ。
つーか、機種依存という言葉自体を知らんのでは?
…そもそも林檎と窓の違いも知らんのかも。
561 :
ななしじゃにー:02/03/24 11:46 ID:ex4XTggs
代打屋さん、もう来てくれないの????(゚∀゚≡゚∀゚)
(‐ー‐)
書き手じゃ無いしマターリ待とう。
大人気って…(苦って……
マターリマターリ
干菓子様が早々にお亡くなりになって、寂しい…
後輩達とのいろんな愛憎劇を見せてもらいたかった。
復活しませんかねえ。サイボーグっぽく…。
すいません、昨日はうちのPCがどうにかしていました。
>566さん
鯛様に関しては本当にスマソです。日記兄さんばかり突出してしまい、
特に干菓子様はもっと動かせた、と今更思ってます。(カッチャンもな‥‥)
‥‥そういえば、スレのかなり最初のほうに、反魂の術を使う人がいたような‥‥
>心理描写
てっきりバトロワはこれが大事なんだと思ってたもので‥‥特に減らそうとは思ってないです。
あ、贔屓のタレは実際多いですが、そのタレの心理ばかり描いてるわけではないですよ〜。
それでは今日のぶん。
「‥‥健、死んだんだな‥‥」 放送を聞いた井ノ原がつぶやいた。
岡田は顔をあげて井ノ原を見た。
「健だけじゃなく、少年隊の三人も、慎吾も、みんな」
「やめようや」 岡田は咄嗟にそう言っていた。
いま死んだ者達を悼むことは、この状況をより辛く感じさせるだけだと思った。
「こんなことになるなら、もっと遊んどけば良かったな」
だが、井ノ原は言葉を続ける。
「死んじゃったら、もう何も出来ねーよな」「‥‥‥‥」
岡田が黙り込んでいると、井ノ原が「岡田」と声をかけた。
井ノ原は、今まで見せたことがない真剣な表情で、
「お前は死ぬなよ」と岡田に語りかけた。
「いのっち‥‥」
「それくらいのケガ、どうってことねえって。
もしなんか危ない目に遭っても、俺が何とかするから。
だから絶っ対死ぬなよ。生きて、一緒に東京戻るぞ。いいな?」
井ノ原の言葉には、有無を言わせないものがあった。
岡田は、その勢いに圧倒されて、曖昧に頷いた。
そのとき、家屋の木戸がどんどんと叩かれた。
井ノ原と岡田は、はっとして音の方向を見た。
「おーい、誰かいんだろー?」
外から、奇妙に明るい声が聞こえた。
「俺、松岡だけどー。いたら返事してくれよー」
――もしかして、寝てる?
松本潤は、木に背をもたれている森田剛の様子を、
物陰からそっと窺っていた。
二時間ほど前から、同じ場所にいる森田を観察していたが、
森田の動きは拳銃に弾丸を装填したのと、水を少し飲んだだけで、
あとはただ座ったまま、放送があってもまったくメモも取らない。
――本っ当に馬鹿だな。そのうち立ち入り禁止区域に突っ込んで死にそう。
松本は、それは困るな、と思った。
もしも森田が禁止区域に足を向けたら、偶然を装って自分が誘導しようか。
でも、森田は自分を信用しないだろうから、
うかつに声をかけないほうがいい気もするが‥‥
――とにかく。自滅と、他のヤツに殺されるだけはやめてくれよ。
松本の狙いは森田の拳銃だった。
草薙が持っていた刀は、長さと意外に重さがあるのが難点だったし、
これから狙うヤツが銃を持っていないとも限らない。
実際、何度か発砲する音を聞いているから、案外持っている人間は多そうだ。
何にせよ、松本は、次の「戦い」が待ち遠しくて仕方がなかった。
草薙を殺したときの、あのゾクゾクとした、だけど突き抜けるような快感。
森田ならば自分との体格差もあるし、拳銃さえ奪えば簡単に息の根を止められると思った。
――でも馬鹿って本能で生きてるから、こういうとき案外強いんだよなー。
松本はそんなことを考えながら、何気なく反対側の林に目をむけた。
すると、朝靄のなか、移動している人影に気づいた。
「松岡ぁー!」
「井ノ原ー!」
「うおぉーーーっ!!」
井ノ原がドアを開けてやるなり、二人は大げさに抱き合って喜んだ。
「井ノ原〜、生きてたのかよこの野郎ー!」
「この野郎ってなんだよこの野郎ーっ!!」
「おっ、岡田も一緒だったのか」
松岡は井ノ原とバシバシ互いの肩を叩き合っていたが、
ようやく離れると、岡田のほうに歩み寄ってきた。
「岡田、大丈夫かお前、顔真っ青だぞ?」
「平気」 岡田が笑顔を作って頷いた。
「さっき、撃たれたんだ、ニッキさんに‥‥」
井ノ原が言うと、松岡は岡田の腕の傷と井ノ原の顔を見比べた。
「えっ? ニッキさんて、あの?」
「ああ。なんか、さっきの放送で死んだって言ってたけど」
「剛くんは無事みたいやな」 岡田がふと思い出して言った。
「そういやそうだな‥‥どうしてるんだろう」
松岡が「え、何、剛も一緒にいたのか?」と混乱したように尋ねると、
井ノ原が「いや、俺たちも何がなんだかわかんなかったんだけど」と、
前置きしてから事の顛末を話して聞かせた。
「それで、お前ら、これからどうすんの?」
井ノ原の話を聞き終えてから、松岡が言った。
「この家にいるのか?」
「まだ特に考えてへんけど」 岡田が言うと、井ノ原が続いた。
「ずっといるわけにはいかねえだろうけど、
少しのあいだはここにいた方がいいんじゃないかと思う。
だいぶ走って疲れてるし、岡田も止血したばっかりだしさ」
松岡はそれを聞いて頷くと、岡田に向き直り、
「なんも食ってないだろ。腹減ってないか?」と尋ねた。
岡田は首をふったが、松岡は「とりあえず何か食っとけ」と言って、
自分のナップザックからカロリーメイトを取り出して、
箱のなかの一袋を岡田に差し出した。 「俺の半分やるから食えよ」
岡田は「いいって」と断ったが、井ノ原まで松岡と一緒に
「そうだよ、もらっとけって」としつこく勧めてくるので、
「ごめん」と一言いってから、それを受けとった。
岡田が食べはじめると、井ノ原は松岡に、
「松岡も俺たちと一緒にいるよな?」と至極当然のように言った。
「ああ、そうさせてもらう」「じゃ荷物、俺らのと一緒にテーブルんとこに置いておくぜ」
松岡は「‥‥あ、わりぃな」と頷いた。
井ノ原は松岡のナップザックを運びながら、
「重てっ。お前、武器なんだったの」と言って笑った。松岡も笑いを返す。
岡田はそれを見ながら、松岡が来てくれてから、
井ノ原が少し明るさを取り戻したと思い、ほっとした。
「さて、ようやく三人になれたんだからさ」
井ノ原がに大きく伸びをしてから口を開いた。
「交代で寝る時間とらねえ? 考えてみたら昨日から一睡もしてないよ」
「それなら、はよ言うたら良かったのに」 岡田が言うと、
井ノ原はへらへら笑って「いや、一人で待ってるのも淋しいだろ」と言った。
「まあ、たしかに体力回復しといた方が良さそうだよな」
松岡が井ノ原に賛同する。「じゃ、普通に考えてまず岡田を寝かせてやれよ」
「えーっ、ちょっと待てよ、俺もすげえ眠いんだけど」
「バッカ、当たり前だろー? お前ピンピンしてんじゃん」
岡田がかすかに笑って「ほんなら、寝かしてもらうわ」と言った。
「仕方ねえなぁ。隣の部屋にベッドあったからよ」
「うん。二時間くらいしたら、起こしてや」
そう言って、岡田は隣の部屋へ消えていった。
――さあて。これからどうしたもんか、な。
松岡は井ノ原に気づかれないように、テーブルの上に目をやった。
拳銃もナイフも、二宮の荷物と一緒にナップザックに入れたままだ。
――けど、岡田が眠ってくれたのは好都合だよな。
ケガ人より、井ノ原を先に始末しておいたほうが良さそうだ。
井ノ原は、松岡の思惑など知る由もなく、笑顔で何か話している。
――お前はイイヤツだったけど。生き残れるのは、一人なんだよ。
573 :
代打屋:02/03/25 01:21 ID:???
すんません、また途中で止まってしまいました…。
今日はここまでで。
ところで、地の文は名字なんで問題ないのですが、
会話の部分でのどつよ・番長・草なぎ氏の表記(剛)を別にしたほうがいいと思うのですが、
何かわかりやすい表記があれば教えていただけると助かります。
代打屋さん乙枯れ様ッス。
草なぎ=草なぎ
どつよ=つよし
番長=ゴウ
…でどうでしょう?
きっ、気になる・・・。
名前は必要に駆られた場合「つよし」「ゴウ」等にすれば分かると思います。
ただどつよとクサツヨが同時に出る場合は・・・フルネームしか
方法無いかもしれませんね。
代打屋さん、乙です。
「つよし」「ツヨシ」「ゴウ」はどうでしょうか。
代打屋さん乙です!
紫・・・・紫が・・・
番長は「ゴウ」でいいとして
どつよと草ツヨは実際ジャニタレ達が会話する時も混乱するトコロでしょうし・・
「ツヨシ」とかで良いのでは。
紫カコイイ・・・。
日記を除くと、博様・紫・歪が三つ巴かな?
歪はまだ弱いか。
番長がどう動くかもキニナルヨ。
579 :
ななしじゃにー:02/03/25 16:54 ID:jtwEEtO2
他G担だが凸と俺様気になるよ・・・
このまま紫にやられてしまうのか!?
できればsageてねー・・・。
581 :
ななしじゃにー:02/03/25 20:07 ID:GdSMfjf.
まとめてみてみたい・・・・・・・。
PDFとかにして・・・・・・・・・・。
あーーー!
俺様、凸逃げろーーーー!!
583 :
ななしじゃにー:02/03/25 21:09 ID:I3ZW0/UY
age
>580
ほんとうにスマソ・・・
逝ってきます
俺様が主人公役?映画だと藤原タツヤ?????
末っ子と光一は、原作の三村と豊っぽいね。
何様オカマの人がいい(藁
誰が主人公ってより、複数が主人公って気がする。読んでて。
生き残りが誰になるか気になるねー。
今夜の更新は無しか脳…。
ごゆっくりと言いたい反面、ヤパーリ読みたひ。
>589さん
今きました!
皆様、「剛」の書き分け案、ありがとうございました。
今後、会話部分では「ゴウ」「つよし」に表記を分けたいと思います。
クサツヨが出てきた場合は、名字も書くと思いますが念のため「ツヨシ」とします。
それから、実は明日からしばらく家をあけることになってしまいました。
ネットができる環境ではないと思うので、その間の更新はできないです‥‥
帰ってくるのは来週になります。もうしわけないです。
それでは、今日はキリのいいところまで書きます。
>>589 気持ちは判るけどね。
まぁ代打屋さんのペースに任せてマターリ待ちましょい。
「ここってさぁ、水道は生きてんのかな?」
松岡は井ノ原に尋ねた。
「水道?」 井ノ原が首をかしげる。
「どうだろ。でも、たぶん最近まで人住んでたんだよな‥‥どうかした?」
松岡は髪に手をやりながら「どうもしないけど」と呟くと、照れ笑いを作ってみせた。
「ちょっと、便所」
「そんなことかよ」 井ノ原が明るく笑った。
「いざとなったら外でもどこでもできるだろが」
「俺はデリケートなのー」
そう言って立ち上がると、松岡は家のなかを見回してから、
風呂場の脇にあるトイレのほうへ歩いていった。
残された井ノ原が、することもなく地図を眺めていると、
一分も立たないうちに床板を踏む音が戻ってきた。
「何、やっぱり水、止まってたのか?」
地図に目を落としたまま問い掛けると、
「いや」 松岡の声はすぐ後ろ、というより真上から聞こえた。
「え? じゃ、どうした‥‥」
井ノ原が言いながら顔をあげようとしたとき、
しゅるっと音がして、革の感触が首に巻きついてきた。
「あっ!」 短い悲鳴が聞こえて、岡田はすぐに目覚めた。
ベッドに横たわったはいいが、身体はクタクタに疲れているはずなのに、
神経が昂ぶっていてなかなか寝つけず、力を抜いて目を閉じていただけだった。
――なんや?
岡田は静かに起き上がり、ベッドから降りた。
ガタン、バタッ、と派手な物音がしている。誰かと揉み合っているようだ。
壁の陰に隠れながら岡田は居間に目をやった。
そこには、井ノ原の首を後ろからベルトで絞め上げている松岡の姿があった。
「なっ‥‥にすんだ、松岡ぁ‥‥!!」
井ノ原は両手でベルトが完全に絞まるのを防ぎながら、声をしぼり出した。
「さっさと手ェ離しちまえよ、苦しいだけだぜ」
松岡も全力でベルトを引き上げながら、低く呟いた。
井ノ原が宙に浮きそうな足をばたつかせる。その口から「カハッ」と奇妙な声が漏れた。
「‥‥おまっ‥‥ふざけんな!」
「ふざけてなんかねーよ‥‥悪いな井ノ原、これも俺が生きるためなんだよ‥‥!」
松岡はギリギリと痙攣する両腕でベルトを絞めながら言った。
若干の身長差があるとはいえ、革一本で井ノ原の身体を持ち上げるのはかなりの力が必要だった。
井ノ原が暴れるが、松岡もベルトをわずかでも緩めることなく絞め続ける。
「がぁ‥‥ッ」
井ノ原がもがきながら、右手を伸ばして松岡の頬に爪を立てた。
「痛っ!」 松岡の顔の皮がむしられて血が流れだす。
だが松岡はそれを無視して、一層力をこめてベルトを引き上げた。
不意に、井ノ原の身体からがくんと力が抜け、急激に重くなった。
松岡はぜえぜえと荒い呼吸をしながら、井ノ原の首を絞めていたベルトを解いた。
ベルトが巻きついていた部分には、痛々しいほど赤く跡が残っていた。
「‥‥ごめんな‥‥」
松岡は、井ノ原を見つめて、自分にしか聞こえない小さな声で言うと、
テーブルの上の自分のナップザックを開き、ブレードナイフを取り出した。
もう息をしていないとは思っていたが、念のためだった。
松岡は床に寝かせた井ノ原の横にひざまずき、
井ノ原の左胸のちょうど真上に両手で握ったナイフをかまえ、
目を閉じてひとつ深呼吸をすると、勢いよく突き立てた。
【井ノ原快彦死亡 残り16名】
次までかかりますので、皆様お休みください。
596 :
589:02/03/26 03:25 ID:???
来週まで待ってますので。
そりゃあもうマターリと。
焦らせる真似してスミマセン。
来週まで逝ってきます。
代打屋さん、乙です。
このまま凸も死ぬんか脳。松兄はさすが強いな。
更新はここまでで、来週までお休みってことなのかな?
そうみたいだね。
新たな職人さんも来ないかなー。
いやぁ、この途中から書き始める勇気はないよ。
代打屋さんがラストまでもってってくれることを祈る。
>>600 ジュニア板みたいに複数の話しって意味。
分かりにくかったな。スマソ。
ズニアだとミドル版やら辞めジュ版とかメンバーも変えられるけど、
デビュ組は大体固定だしなー・・・。
603 :
ななしじゃにー:02/03/27 22:22 ID:StKeKaPA
今日初めて来ましたが、それぞれ個性が出ててオモシロイ!
自担はもう死んじゃいましたが、続きが楽しみです。
楽しみにしてるならsageてくれると嬉しい。
既出だが、タイトルの間違いはかっこ悪い…
606 :
ななしじゃにー:02/03/28 00:35 ID:XRLqiQfo
代打屋とかいう奴の面白くないから、俺が別のシリーズ初めてもいい?
はっきりいって、俺の方が、こいつよりも数倍面白いやつ書けるぜ!
というわけで、今執筆中。出来上がり次第アプするから待っててくれよな!
スレ立てられてから、初めてまともに読んだよ。
光一と長瀬話に泣けた。
代打屋さんありがとう。続き楽しみにしてるっす。
>606
このレスの文章読んで思った。面白くなさそうなので
アプし・な・い・で。
ほっとけよ。
>606
それ以前にあげないでね(はぁと
606のはファンのツボはずしまくりそうだから、要らない。
>606
好き嫌いは個人の自由だし書くのもその人の勝手だが、
アプするのは今の話が終わってからにしてくれ。
今の話を楽しんでる人もいるんだよ!!
まあまあ、春ですから。マターリいきましょう。
いろんなバージョンのやつ読みたいからあぷして!
他人の小説をけなす奴が書く話は読みたくない。
606が書くのは冒頭で全員あぼんするような
くだらない話とおもわれ。
まともに書くとは思えない。
別スレにうぷすれば?
違う物語も読んでみたいような。なんとなくだけど。
つーか
>>606は、単に煽ってるだけだろ。
いい加減相手にするの止めれば?
まぁまぁ。
ビバの博様でも見て代打屋さんの帰りを待とう。
代打屋さんのお話楽しみにしてるよ。
でも自分の中では43が伝説化してるんだ。
たまに思い出し笑いしてしまふ…
続き楽しみ!
>620
禿同。
>>43は笑える。
リーダーは「うちわだけにセンスいい」他、
バトロワにあるまじき笑いを提供してくれるからヨイ(w
とりあえず自分の中では博様の「おまんにゃろ」と
リーダーの「うちわセンス」は大受けだったな。
何度か日中に思い出し笑いしてシモタ。
43いいよね。
爆笑したよアレは。
続き待ち。
まーだー
待ってんなら下げろよ!!!ゴラァ!!!
前からageてる奴でしょ。
ほっときな。
今日初めてここを全部読んだのだが、
須磨メンが続々といなくなる中
唯一生きてる吾郎は何してるんでしょうか
板違いだが、気になったので
来られた時でいいんで代打屋さん、教えてください。
>629
教えてもらわなくても読んでればそのうち出てくると・・・
大トリに控えるも一興、忘れられてるも一興w
それを待つのも楽しみなんだな。
>631
…はっ! 私も忘れてた!(w
出てきたら出てきたでいつあぼーんされるかドキドキです。
ヘタレそうだもんな、吾郎ちゃん。
つーか吾郎ちゃんには殺人鬼は似合わねー気する。
あくまで優雅に…バトロワで優雅?>自分で言ってて謎
あと誰が残ってるのか、ほとんどわからない。二宮とニッキのラストシーンは覚えてるけど。
続きがはやくはじまらないと、忘れそう。はじめから読み返すのはめんどうだし、
どのへんから、読むとわかりやすいんだろ?
>635
>345-346に中間集計があるよ。
――何? なんでこんなことになってんの?
岡田は、信じられない思いで、松岡が井ノ原を殺すのを見ていた。
親友のはずだった。俺らと一緒にいるって言ってた。
俺に「大丈夫か」って言ってくれた。こんなこと、松岡くんがするはずじゃなかった。
けどそれは―――「こんなわけがない」っていう思いは、これが最初じゃない。
錦織に撃たれたときだってそうだった。
もう、このゲームが始まる前の「当たり前のこと」なんて、通用しない。
岡田は、松岡が井ノ原の屍を見つめている隙に、
テーブルの上にある、自分の分と、そして井ノ原の分の荷物を左手で取った。
そのとき、床板がギシッと音を立てた。
松岡が気配に気づいて、振り返る。
目があって、岡田は、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなった。
松岡は、しまった、と思ったが、すぐに口元に笑みを浮かべた。
「起きてたんだな、岡田」
松岡が、井ノ原の身体からブレードナイフを引き抜くと立ち上がった。
同時に、岡田が飛びのくように一歩後ろに下がる。
「いつから起きてたんだ? なあ。
‥‥もしかして、ずっと見てたのか? そこで」
岡田がぎくりとして松岡の目を見た。
「図星かよ。けど、それならわかるよなあ?
俺が井ノ原を殺ったのも、お前がそれを黙って見てたのも、おんなじ理由だろ」
松岡はナイフを軽く一振りして血を払い、ニヤッと不適な笑みを浮かべた。
「だって、死にたくねえもんな」
次の瞬間、岡田は身を翻して寝室に向かって走り出した。
「おいおい、逃げんよぉ」
冗談めかして言いながら、松岡は自分のナップザックをつかみ拳銃を取り出した。
岡田は寝室に入ると、一つだけ取り付けられていた窓に飛びついた。
換気程度にしか使われないのか、小さいが、通れない大きさではない。
急いで窓枠を引いたが、立て付けが悪いのか少ししか動かない。
「オっカダく〜ん、そっち玄関じゃねえぞー?」
松岡の声が近づいてくる。
力任せに開けようとしても、片腕ではびくともしない。
岡田は居間のほうに注意を走らせながら、
マグライトを取り出すと、窓ガラスに勢いよく叩きつけた。
ガシャーンとガラスの砕け散る澄んだ音が聞こえた。
松岡が寝室に入ったのは、岡田が窓枠を潜って外に出たのと同時だった。
チッ、と小さく舌打ちして、松岡は拳銃を両手で構えた。
窓の向こうに、駆けていく岡田の姿が見えた。
その背中に狙いをさだめ、引き金をひこうとしたとき、
不意に岡田が立ち止まって振り返った。
そして、ピッチャーのように、何かを握りしめた左手を大きく振りかぶるのが、
なぜかスローモーションのようにゆっくりと見えた。
部屋の中に投げ込まれた「何か」は、転がってベッドの下に消えた。
松岡が思わずそれを目で追った、一瞬ののち、激しい衝撃と爆発音がきた。
ドォン、という腹に響く音がして、衝撃で地面が揺らぎ、
岡田は尻餅をついて倒れたが、すぐに立ち上がると林の中に逃げ込んだ。
武器として支給された、二つの手榴弾のうち一つを投げたのだった。
そのまま走りつづけ、集落からだいぶ離れてから振り返ると、
家屋のあった方角から細く煙がのぼっているのが遠目に見えた。
松岡は‥‥死んだだろうか?
「もしかして、ずっと見てたのか? そこで」
「だって、死にたくねえもんな」
松岡の言葉が、耳の奥でこだましていた。
家屋の中では、ベッドが木っ端微塵に砕け、爆風であちこちに飛び散っていた。
老朽化していた床や壁もいたるところが崩れ出していた。
炎がじわじわと広がっていく中、倒れていた松岡が起き上がった。
憎悪に歪み、頬から血を流しているその表情は、鬼のようだった。
――あの野郎。
もともと、トロそうなヤツだと思って油断していたし、
そのうえ怪我人だったこともあり、完全になめてかかっていた。
銃を向けたとき、一瞬、放っておいてもやがて野垂れ死ぬだろうから、
見逃してやろうかとさえ思ったことを松岡は激しく後悔した。
「ちっ‥‥くしょおおお!!」
――岡田。お前だけは許さねえ。お前だけは、必ず殺す!
松岡は立ち上がると、顔を伝う血を手のひらで拭うと、
火の回りが遅いところを通って、急ぎ足で家屋から脱出した。
――ぶっ殺す。俺の手で、絶対にぶち殺してやる!!
遅くなりました。今日はここまでです。
皆さん、いつもレスありがとうございます。
で、念のためリスト書いておきます。×印は死亡者です。
ごろーちゃんは、そのうち出てきます(w
1、相葉雅紀 15、堂本光一
2、稲垣吾郎 16、堂本剛
× 3、井ノ原快彦 ×17、中居正広
× 4、植草克秀 18、長瀬智也
5、大野智 19、長野博
6、岡田准一 ×20、錦織一清
× 7、香取慎吾 ×21、二宮和也
× 8、木村拓哉 ×22、東山紀之
× 9、草なぎ剛 23、松岡昌宏
10、国分太一 24、松本潤
11、坂本昌行 ×25、三宅健
12、桜井翔 26、森田剛
13、城島茂 27、山口達也
×14、滝沢秀明
642 :
代打屋:02/04/02 22:37 ID:???
ず、ずれた‥‥
お帰りなさい代打屋さん。また凄い展開になってきましたねぇ。
ちょっと凸が七○っぽい感じになってきた?
いろいろ外野がうるさいかも知らんが、頑張ってね。
お帰りなさい&乙っす>代打屋さん
紫それでも生きてるんだなー(w
復習の鬼になるんですね。益々展開楽しみだー
リストまで・・ありがたいっす。
代打屋さんおかえりなさい。
紫マジ怖いヨ。
そして凸が意外と強かで(w
紫のセリフでものすごい間違いがありました。
×「逃げんよぉ」→○「逃げんなよぉ」
です。申し訳。
逃げんよぉってなんだ!何を言ってるんだ紫!
再び逝って来ます。
大だ屋さん、乙!
残り16名か。しかし松兄、しぶとい。死んだかとオモタのに…ちっ>え?
>646
気付かなかった・・・逃げんよぉ。なまりっぽくてワラタ(w
また戻ってきて下さい代打屋さん。
代打屋さんが誰担なのか気になってきた(w
>>649 私も想像してみたりしてるけど、
とりあえず野暮なことは書かないようにしてるYO!
誰担か分かると面白くないじゃん。
あ〜贔屓してるのねん?とかオモテ読むのは野暮なりよ。
まあとりあえず、鯛、須磨、滝ではないだろうなと(w
でも、日記とか、かなーり前の草つよVS副将とかは
中々いい味出してた気がする。
一緒に東京帰ろうと言っていた俺様が死んで
ぼーっとついて来た凸が生き残るとは切ないなー。
今後の凸に期待だが、それ以上に紫に期待。
あっ、吾郎ちゃんもね(w
Jフレスレみたいなもんだし。でも嵐も生存率高いね。
丸腰の中堅はどーなってしまうのか!
中堅、意外と?しぶとく生き残りそう。
極悪紫との対決!とかあったらおもしろいな。
そうか、俺様一緒に東京帰ろうって言ってたよね。切ない・・
とりあえず優勝はなさそうなカンジの自坦がいつあぼーんされるかと
今のトコ分かりやすく危険人物な3人が気になるYO
自担はさっさと死んだので、
逆に心置きなく話を楽しんでる(w
658 :
ななしじゃにー:02/04/03 10:40 ID:MwkceCiI
凸早く殺して
殺すなー
番長死なないでー!つーか番長に凸を殺して欲しい
ここはファンサイトですか?
このスレにグループ内の事情を持ち込むのは野暮ってもんだよ。
そうそ。単純にストーリーを楽しみませう
ドォン、という音が、遠くで聞こえた。
林の中をふらふらと彷徨っていた桜井翔は、その音で久しぶりに顔をあげた。
ずっと、うなだれたまま歩いていた。
二宮が、目の前で死んでいった。
それからも、次々とたくさんの人間が死んでいった。
皆、平気で人を殺していっているんだ。自分が、生きるために。
その事実と、そして二宮に矢を向けた自分は彼らと何ら変わりないという事実に
桜井は絶えず苛まされ、そんな自分自身に吐き気がしそうだった。
そのときだった。急にガサガサと草を掻き分けてくる音が近づいてきている。
反射的に桜井は、ベルトに仕込んだボウガンに手をのばし、はっとして動きを止めた。
――また繰り返すのか? 二宮のときと、同じじゃないか―――
逡巡していると、物音が近づくにつれ、
一緒にひーっという細い悲鳴のような声も近くなっていることに気づいた。
――誰かが、泣いているのか。
姿を現したのは、走り続けてきたのか、汗と涙で顔中をぐしゃぐしゃに濡らした城島茂だった。
なぜか右手にコンサートグッズのウチワを握りしめている。どうやらそれが武器のようだ。
「茂くん」 桜井が声をかけるともなく口に出すと、
途端に城島は「ひゃあーっ!」と大声をあげて足を止めた。
「頼む、殺さんでくれ!! 死にたない、死ぬのは嫌や!!」
その言葉を聞いて、桜井はボウガンに触れていた手を離した。
「大丈夫です、茂くん、俺、何もしないから‥‥」
桜井はそう言って、敵意がないことを示すために両手をあげてみせた。
だが、城島は桜井の手が動いたのを見た瞬間、怯えた顔になって、
「やめてくれ、殺さんでくれ!!」
と、叫ぶなり、ウチワを振り回して桜井の頭を叩きにかかった。
もちろん、パシパシと間抜けな音がかすかにするだけで、痛みなど微塵もない。
「うわっ、ちょっと、茂くん落ち着いてくださいよ!」
桜井が両腕で自分の頭をかばおうとした。
そのとき、城島が突然、ぎゃっ!と声をあげてその場に崩れ落ちた。
――えっ?
一瞬、桜井は自分の目を疑った。
地面に倒れている城島の背中は、大きく袈裟懸けに斬られていた。
「翔くん、大丈夫だった?」
聞きなれた声がして、顔をあげる。
松本潤が、日本刀を手にして立っていた。
松本は城島の血で汚れた抜き身を見て、「けっこう使いづらいな」と呟いた。
「松潤、お前‥‥」
呆気にとられている桜井をよそに、松本は再び刀を構え、城島に近づいた。
城島は頭を抱えて、「頼む、殺さんで!」と繰り返している。
松本はそれを冷たい目で見下ろして、
「死んどけよ、おっさん」
そう言い捨てると、刀を振り上げた。
「やめろよ、松潤!」
桜井は急いで、城島を庇うように松本の前に回りこんだ。
「どいてよ、翔くん」 松本がきょとんとして言う。
「やめろって言ってんだよ!」
「けどこいつ殺しとかないと、何するかわかんないよ」
「よく見ろよ、持ってるのウチワだぞ? こんなんじゃ、何もできないだろ!」
二人が言い合っている隙に、城島は半ば転げるように逃げていった。
松本はそれに気づくと、「あーあ、逃げられちゃった」と言って、忌々しそうに桜井を見た。
桜井も松本を見た。いや、それは松本を見ているというより、
何か別の、もっとおぞましいものを見ているような気分だった。
自分が知っている松本とは違う、不気味な、底知れぬ悪意を内側に秘めた生き物‥‥悪魔、のような。
桜井と松本は、しばらくのあいだそのまま睨みあっていた。
「‥‥何してんだよ、お前‥‥」
ようやく桜井が、か細い声で口を開いた。
松本は小さく笑うと、「それ、こっちの台詞」と言った。
「翔くんが歩いてるの見えて、なんかもめてるみたいだったから助けたのに」
「助けたって何だよ」
桜井は松本の言葉を遮ると、足元に落ちていたウチワを拾い、
「たかがこんなもんを相手に、お前はいきなりその刀で切りつけたんだよ!」
声を荒げると、松本の胸のあたりに叩きつけた。
松本は、自分にぶつけられたウチワが、ぱさりと地面に落ちるのを見ていたが、
顔をあげると、唇の端をゆがめて笑った。
あきらかに、嘲笑だった。
「翔くんさぁ、何マジになってんの?」
「‥‥は?」 桜井が眉をひそめた。
「俺、なんで翔くんがそんなに怒るのか、全然わかんないんだけど」
「だって、お前‥‥それで切られたら、死ぬかもしれないんだぞ?」
桜井が戸惑いながら答えると、松本は不思議そうに首を傾げた。
「だから? 別に、翔くんが死ぬわけじゃないじゃん」
淡々としたその返答に、桜井は言葉を失った。
松本が、ふっと吹き出すように、再び笑う。
「もしかしてさ、俺に、人を殺しちゃいけないとかそういう話してんの?
だったら超意外だね。翔くん、絶対このゲームに乗るタイプだと思ってたのに」
「‥‥何がおかしいんだよ」
桜井が、かろうじて言葉を返す。
「だってこの状況で、そんなツマンナイこと言ってんのって変だよ。
最初に“殺し合いをしろ”って言われてるんだし、殺さなきゃこっちが殺される。
正当防衛じゃん。それとも翔くんは、いきなり誰かに殺されてもいいんだ?」
「それは‥‥」 桜井が口篭もる。
反論できなかった。正当防衛。
そうだ、自分は、自分の身を守るために、木に登って―――
「案外、翔くんももう誰か殺してたりするんじゃない?」
松本が残酷なほどに明るい笑顔で言った。
桜井はどきっとして松本を見た。
「だからそんなムキになってんじゃないの?
もしそうだったら、尚更そんなこと偉そうに言われたくないね」
松本は吐き捨てるように言うと、刀を鞘にしまった。
「とにかく、俺は俺のやりたいようにやるから。
――翔くんがそんなくだらないこと言い出すなんて思わなかったよ。
だから助けたのに。次に会ったときは、殺すから」
そう言うと、松本は踵を返して、林の中へと消えていった。
“案外、翔くんももう誰か殺してたりするんじゃない?”
桜井は、呆然とその場に立ち尽くすことしかできなかった。
最近、来る時間が遅くてスマソ。今日はここまでです。
担か‥‥Gくらいまではもう見破られてそうだ‥‥。
代打屋さん、乙!
でも担やGは言わないでね、萎えるから(w
私も傘はこのゲーム乗りそうな気がしたけどな。
光一みたく、冷めてるけど殺せる、みたいな。意外意外。
傘は外見と違ってへタレだからね。
むしろ自分は歪の方がこーいうキャラで合ってると思う。
代打屋さん、乙かれー。
担当とか別に関係ないですよ。
純粋に話を楽しんでるし。
代打屋さん、乙〜。
大丈夫、自分は読んでても担わかりません(w
代打屋さん乙っす。
長老アレで氏んだのかとオモタ(w
それじゃ余りに可哀想だから、生きてて一安心。
武器がうちわってワロタ。長老のキャラ(・∀・)イイ!
代打屋さん、おもしろいですぅ。
ところで、うちわは誰の顔のやつなんですか?
>673 俺様だみょん
歪カコイイ…惚れるかも。
いつの間にか傘歪になっていて素敵ですわね。
職人さまは嵐担さんなのかしら?
素晴らしいですわ。
あれ?番長を狙ってたんじゃ・・・?
676がアホすぎるのでage
だーかーらー
676はどうしようもないうすのろまぬけだけど
だからってあげるなー!!
代打屋さん乙です!
歪が極悪で酢的ですわ。
続き楽しみです。
長老ヘタレキャラ(・∀・)イイ!
この後長老どうなるんだろう(w
長老、武器忘れてるyo
684 :
ななしじゃにー:02/04/04 16:40 ID:b0PWyhxw
>>684 君もう死んでいいよ。
あんた代打屋さんの話し読めよな
森田剛は、すでに休んでいた木の根元から動いていた。
――誰だか知らねーけど、バレバレなんだよバーカ。
中居とのことがあってから、すべての感覚が鋭敏になっている気がする。
誰かがずっと自分を見張っているのを感じて、森田は動かないようにしていた。
わざと拳銃を出して弾を装填してみせたことが効を奏したのか、
相手は襲ってくるようなことはなかった。持っているだけでも、これは自分を守ってくれそうだ。
その気配がなくなったのを見計らって、森田は移動したのだ。
しかし、歩き出したはいいが、実は森田は、
自分が今どの辺りにいるのかよく分かっていなかった。
木の間から校舎が見え隠れしているから、
学校の近くまで戻ってきているのだろうが、東西南北が分からない。
しかも自分を見ていた誰かに気を取られて、立ち入り禁止区域もよく覚えていなかった。
――これじゃ、ヘタに歩けねえよ。
途方に暮れながらも、森田は直感で道を選び、歩き続けた。
すると、木陰に何か鮮やかな色のものが落ちているのが見えた。
何だろうと思い、森田はそれに近づくと、何の気なしにつまみあげた。
「‥‥布?」 出てきたものを見て、森田は首を傾げた。
それはナイロン布らしかったが、奇妙な形で、ところどころ穴が開き、
また一度溶けて再び固まったのか、ごわごわした感触になっている部分もある。
この色はどこかで見覚えがある、と思ったが、それ以上は思い出せなかった。
森田は布を放り出して、再び足を進めたが、
不意に目の前に広がった光景に息をのんだ。
足元の草は焼け焦げ、散乱した血とも肉ともつかないものが生臭いにおいを放っている。
そして、遠くないところに三つの死体があった。
二つは香取慎吾と植草克秀だと分かったが、
最後の一つはひどい火傷を負っていて判別がつかなかった。
その凄惨な様を見ているうちに、ぐうっと喉元に込み上げてくるものがあり、
森田は背の低い木の陰にうずくまって、少し吐いた。
――何が起きたんだよ、これ? こんなグロイことするヤツがいんの!?
しかし、恐らくその三人が持っていたものらしい
ナップザックが、そのままに置き去りにされていることに気づいた。
そうだ、武器を探さなくちゃならないんだった。
森田は服の袖で口元を拭うと、こわごわと死体の傍にある荷物に近づいた。
有り得ないとは分かっていても、見かけによらず根が臆病なので、
動いたらどうしよう、などと想像してしまう。
うち二つは武器らしいものも、食料も取られた後だったが、
一つを探っていると、細いスプレー缶が出てきた。
缶には「痴漢対策!」などの文字が躍っている。催涙スプレーらしかった。
森田はそれを自分のナップザックに突っ込むと、
急いでその場を立ち去った。一秒でも早く、死体から離れたかった。
今日は展開なくてごめんなさい‥‥
書けたらまた来るかもしれませんが、可能性は低いっす。
それでは、短いですが一旦失礼いたします。
最後のひとつがぁぁ〜〜
最後のひとつ?
☆
番長はギリギリながらも狂わないねー。
今後も楽しみです。
ギリギリながらも狂わない番長カコイイ…
代打屋さん書くの遅いって…そんな事ないような……。
乙っす>代打屋さん
ヤパーリ番長方向音痴なんだなw
いいねぇ。キャラ掴めてて安心して読めるよ。
代打屋さん乙カレーライスです。
そうそう、キャラが掴めているからすごいと思うyo!
自担の行く末が激しく気になる・・・。
一度あげるかな?下がり過ぎても・・・なんかね・・・
ほんとごめん!!みんな!!
下がっててもレスが続いてるならdat逝きしないって誰か696に伝えてくれよ〜
700ゲト
最後のひとつ・・・ 切ない。
てか、誰が死んだのかもちゃんと聞いてなかったのか。
番長らしいな(藁
っていうか、長老が気になるyo!最後はハッピーエンドを期待
バトロワにハッピーエンドねえ・・・
それはそれで何か陳腐な気もするけど。
既に何人も死んでる時点でハッピーじゃないし(w
全ては代打屋さん次第。楽しみ。
遅ればせながら今日、このスレを発見。
食い入る様に読みました。代打屋さん、本当お疲れ様!
そして、尊敬です。自分も、弱小ながらも物書きサイト運営しておりますが、
BRなんてスケ−ルデカイものはとても書けないし、
それぞれのキャラも確立できていて、シリアスな中に笑いもあるのがすごいです。
これからも、楽しみにしております。
桐山好きの私も、担じゃないながらも博様・紫・日記萌えでした。
歪みは光子と言ったところなんでしょうか?(光子も好き)
凸は、死に執着がないながらも生き延びてくれそう・・・もしくは狂ったり?
長々とすみませんでした。春厨並に進行の邪魔かも・・・
スレ進行の妨げにならないよう、以後気をつけたいと思います。
代打屋さん、がんばれ!
そういや、様子見さんは本当にどうなされたのでしょう?
>705
誰が誰役とかじゃないんじゃないか?
ヤル気マンマンキャラが博様、歪、紫、日記なだけで。
いちいち原作と比較する必要もないと思うが。
自担…まだしぶとく生き残ってるっ。
って優香自分、原作読んでないから
映画の宣伝を見ただけのイメージで、
読み進んで楽しんでるYO!
自分は映画のみ(ビデオで)見てる。
つーかこれだけ満遍なく各メンバーのことを書けてる事に脱帽。
各Gに1人DOQキャラがいるね。
須磨と近畿はまだいないけど。
須磨はもう死んじゃったけど中居だったのかな。
面白いので頑張って欲しいっす。
同Gのメンバー同士が会うところが1番ドキドキする。
傘と歪の緊迫したシーンで、
>「よく見ろよ、持ってるのウチワだぞ? こんなんじゃ、何もできないだろ!」
と語られてるうちわの絵柄が、俺様の写真だと冷静に想像すると、
なんとも言えない笑いが込み上げてきます。
俺様担の方、悪気はないんです、スマソ。
>710
ワラタ。俺様の平和な顔が・・・(w
自分も悪気はないっす。スマソ>俺様坦
学校の放送室の中で、今井翼はパイプ椅子に座り、
放送機材の隣に並べられた、いくつものモニターを見続けていた。
画面に映し出されている映像は、一台はゲームの参加者たちにつけた首輪に仕掛けた
発信機の信号を映し、あとはどれも島の一部の様子で、
スピーカーと一緒に設置したカメラから送られてきているものだ。
今井の背後では、生存者の人数と同じ、十六人の男が、
それぞれイヤホンをつけている。定期的に交代しているから、本当はもっといるのだろう。
そして、数十台に及ぶテープレコーダーが常に回っていた。
今井は、険しい表情でモニターを見つめている。
ドアが開いて、人数分の弁当を乗せたカートが入ってきた。
カートを押してきた男が、イヤホンの男たちにお茶をつけて弁当を配る。
男たちは皆、無言で受け取って、イヤホンをつけたまま食べ始める。
今井も、弁当を差し出されると、頭を下げてから受けとった。
「お前、別にここにいなくてもいいんじゃないの?」
カートを押してきた男が、不意に口を開いた。
「放送、日に二回だけなんだろ。なにもお前がずっと見てなくても、
ちゃんと音はとってるから、何か動きがあったら連絡行くと思うよ」
今井は「いえ」と言って、首を振ると、
「全部、見るって決めてたんで。始まる前に」と続けた。
男はそれを聞くと、「あぁ、そう」とそっけなく相槌をうって、
空になったカートを押してさっさと部屋を出ていった。
山口達也は、島の北東にある灯台で朝を迎えていた。
放送を聞き終えて、立ち入り禁止区域と死んだ人間の名前をメモしたあと、
少しでも空腹感が和らぐように、カロリーメイトを海水でふやかして食べた。
もちろん味はいいとは言えなかったが、この際、贅沢は言っていられない。
口に入れながら、こんなときでも立派に腹が減り、物を食べる自分を少し浅ましく思った。
――けど。生きなきゃダメだよな。生きていかなくっちゃダメだ。
このゲームが始ってから、何もかも変わってしまった。
そして死んでいった人間がいる。
直接手にかけたのが誰であっても、彼らはこのゲームを始めた人間に殺されたのだ。
今井よりも、ゲームに乗った連中よりも、誰よりも、そいつが憎かった。
山口は、生きることが、人の死を楽しむそいつへの一番の反抗だと自分に言い聞かせた。
カロリーメイトを水で流し込むと、灯台の最上階に上がった。
そこからは島全体が一望できた。皮肉なほど、天気が良かった。
海は砂浜ではなく岩場なので、泳ぐのは無理だが、
そもそも海に入ったら首輪が爆発すると前もって言われていた。
しかし、海水を汲みに行ったときに何も起こらなかったことを考えると、
島から離れると爆発すると考えたほうがいいだろう。
禁止区域は、地図の四隅が指定されていた。
これから順々に地図の外周が指定され、それから内側が指定されていくのだろう。
だとすると、この灯台が指定されるのはそう遠くない。
――動かないわけにはいかないよな。
動けば、人に会うだろう。草薙のときのように切り抜けられるとは限らない。
自分も誰かを殺す覚悟をしなければならないのかもしれない。
だが、山口はまだ葛藤していた。
ふと地上に視線をおとしたとき、灯台に近づいてくる人影に気づいた。
急いで階段を駆け下りていくと、その姿がはっきりと確認できた。
相葉雅紀だった。何か、手にしたゲーム機のようなものに目を落としている。
――迷ってても、どうしようもねえ。
自分が灯台を出て行くより早く、相葉が到着するだろう。
相手が“やる気”かどうかは、話してみるより他に確かめようがない。
「相葉!」 山口は思い切って声をかけた。
相葉が驚いて顔をあげた。
声の主が山口とわかると、その顔が一瞬、強張った。
「そっち、行っていいか?」
尋ねると、相葉は緊張した面持ちのまま、うなずいた。
一階に戻り、山口は外に出ようとノブを引いたが、
なぜか反対側から引き戻された。相葉が開けまいとしているようだ。
「なんだよ?」 予想外のことに、山口は戸惑った。
無理やり開けようとすると、やはり山口のほうが腕力があるため、
半分ほどは開いたが、それでも相葉はドアにしがみつき閉めようとしている。
「おい、相葉?」「武器を出せ!」
山口の言葉を遮って、相葉が怒鳴った。
山口は一瞬、硬直した。こいつまで、という思いがあった。
「おとなしく渡してくれたら、何もしない。
けど、渡さないなら、俺、ピストル持ってるから、山口くんを撃つ」
相葉が、どこか青ざめた顔をドアの隙間から覗かせて言った。
「―――本気なのか」 山口が呟く。
「‥‥本気です。けど、出してくれたら、何もしない。これも嘘じゃない」
そう答える相葉の目は、たしかに真剣だった。
そして、切羽詰ったものがあった。
ためらいや、戸惑いや、恐怖、不安‥‥そういったものが、残っていた。
――こいつは、このゲームで生き残ることが目的じゃない。
その目を見て、山口はなぜかそう確信した。
――まだ大丈夫かもしれない。
でもそれが採用になった理由(w >710
今日はここまでです。毎度毎度中途半端ですみません。
皆さん、レスいつもありがとうございます。一番の励みになります。
それでは、また明日。
書いといて今更だけど、ゲ○@番長はファン的に大丈夫なんだろうか‥‥
>715
そうだったのか(w<俺様うちわ採用理由
ナトークしました。ちなみに番長担ですが、ゲ○、OKです。
続き楽しみにしてます。
乙彼サマー!>代打屋さん
なんだか副将ってバトロワにハマると言うかなんと言うか・・・
自分の中でとてもサバイバルなイメージなので>副将
映画のあの灯台に立ってる姿とかが容易に目に浮かんだ(w
>717
すごい分かる、それ(w
自分で火とかもおこして、何でも出来てしまいそうだ。
719 :
ななしじゃにー:02/04/06 22:31 ID:Iu2D.58.
ところで最初の方で様子見さんが
時間制限を「24時間」としてたけど
代打屋さんの話は原作と同じ3日間なのでしょうか?
ほんとにごめんなさい・・・逝ってきます。
ジャニーズバトルロアイヤルは傘歪で
ひら平安なんだよね。
>>719 死ね。初心者がいい気になるなよ。ちゃんと注意書き読んでから来いよ。
ジャニーズバトルロアイヤルは傘歪で
ひら平安なんだよね。
>719 丼舞。
>723
二度とここには来ないでくれ・・・
>726 スルーしる。
「ちょっと待ってろ」
山口はそう言ってノブを放すと、
部屋の隅に置いておいたナップザックをつかみ、それごと相葉に渡した。
相葉がそれを受けとると同時に、ドアが乱暴に閉じられた。
少しの沈黙の後、今度は静かにゆっくりとドアが開いた。
相葉は、訝しげな表情で山口を見つめている。
「鍋のフタ、入ってたろ。それが俺の武器だよ」
山口が言った。
「‥‥本当に?」「ああ」
山口が答えると、相葉は急に緊張がとけたように、
ふうっと深く息をついて、山口にナップザックを差し出した。
山口がそれを受けとると、相葉が小声で「すみませんでした」と呟いた。
「脅すようなことして。本当に、ごめんなさい‥‥
‥‥なんか、俺‥‥俺、もう、みんな疑ってて‥‥」
「―――いいよ。」
山口は短く答えると、ドアを大きく開けて、相葉に中に入るよう促した。
相葉が戸惑った表情で、山口を見た。
「二宮と約束したんだ」 しばらくして、相葉が口を開いた。
灯台の中で、山口と相葉はテーブルを挟んで向かい合わせに座っていた。
二宮、という名前を聞いて、山口の心臓が一瞬、跳ねた。
「ここで待ち合わせしようって‥‥けど、あいつ、もう‥‥」
「それで、灯台に来たのか」
山口が尋ねると、相葉が頷く。
「それに、人がいるってわかったから。これで」
相葉は言いながら、携帯探知機を掲げてみせた。
「人?」
山口が聞き返すと、相葉は、固い意志をその瞳に映して、言った。
「――俺、考えて、決めたんだ。これを使って、
二宮を殺したヤツを見つけ出して、絶対、仇取ってやるって」
その言葉に、山口は思わず「やめろ」と口走っていた。
相葉は驚きと同時に、かすかな怒りを山口に向けた。
「なんでですか。ニノは、何もしてないのに殺されたんだ。
この島に連れてこられたってだけで。そんなヤツ絶対許せないよ!」
「けど、それが何になるんだよ、二宮が生き返るのか?
二宮が、お前に仇取ってくれって言ったのか?」
「そんな綺麗事言われたって、俺は納得できないよ! 許せないんだ!」
相葉が怒鳴った。
山口は相葉の肩をつかむと、諭すように言った。
「相葉、よく考えろ。二宮はなんでお前と約束したんだよ?
一緒に生き残りたかったからだろ。
お前にも生きててほしかったからだろ。
復讐なんてしようとしたら、逆に殺されるかもしれないんだぞ。
二宮のことを思うなら、そんな馬鹿な真似しようとするなよ!」
「でも‥‥俺一人が、何もしないで生き残るなんてできないよ‥‥!」
許せない。殺した相手が。そして、何もできなかった自分が。
相葉の目に、涙が滲んだ。
「だからって復讐なんてするな!
二宮を殺したヤツを、お前が殺すっていうならお前はそいつと同じだ。
‥‥どんな状況だって、どんな理由があったって、
やっちゃいけないことは、絶対にやっちゃいけないんだよ!」
言っているうち、山口は、自分がその言葉を誰に向けているのかわからなくなった。
目の前の相葉を通して、松岡に向けて語りかけている自分に気づいていた。
そのとき、相葉がはっとして顔をあげた。
「‥‥山口くん、何か知ってるんですか」
山口が、言葉に詰まる。相葉は、それですべて悟った。
自分より前に出発したTOKIOのメンバーは三人。
そしてその中の、二宮のすぐ後だった人間。
相葉の目が、深い絶望の色に変わった。頬を涙が伝った。
「‥‥松兄なんだ‥‥」
山口は、返す言葉が見つからなかった。嘘はつけなかった。
「ひでえじゃん‥‥俺も、ニノも、松兄のこと好きだったのに‥‥ひどいよ‥‥!」
「あのな、相葉‥‥」 山口が、何か言わなければと口を開く。
だが、その途端、相葉は山口の手を振り払って自分の荷物を取った。
「山口くんもだよ!! 結局、松兄のこと庇ってたんだろ?
だから、俺に復讐なんかやめろって言ってたんだろ! ‥‥最低だよ!!」
相葉は怒鳴ると、灯台を飛び出していった。
今日はここまでです。
細切れになってしまってすみません。(前回まで、長文連発してたので‥‥)
>719さん
ご指摘ありがとうございます! 丼舞です。戻ってきてください。
すみません、見落としてました‥‥初歩的にして最悪のミスだ!!!
いちおう24時間で終わるように構成を見直してみますが、
もしも延びてしまったら皆様、本当にごめんなさい。なんとお詫びしたらよろしいか‥‥
どちらにせよ、つの台詞に不自然なところが出てしまいますね。
申し訳ありません。
副将がせつない・・・
副将は紫を説得しに行く、に1000ジャニー
副将ステキ・・・(ポッ
3日間でいいと思う。
というか、3日間の方が長く楽しめそうだから
3日間の方がいい(w
イメージと正反対の殺人マシーンが一番面白いかな?
副将カコイイヨー!
というか自分もすっかり3日間だと思い込んでました。(w
3日間で全然イイと思う。
今更一日だと、代打屋さんも大変かと思うし、
まだたくさん生き残ってるし(w
ゆっくり読んでいきたいし。
自分も3日間推奨。
殺人の他に餓えと戦うヤツも出てきそうだし。
最強@ニコーリ殺人鬼も食欲には勝てないかもね(w
>742
それをいうなら副将もだ(w
ちなみに私は24時間推奨。
3日間だと完結までに3スレくらい消費してしまいそうだから。
スレの消費考えたら書きにくいんじゃない?
流れでそうなっても別にいいと思うのだが。
博様の最終手段・・・食人肉
3日間が良いけど、確かに、スレの大量消費な予感もする。
でも、どこぞの糞スレよりはよっぽど名スレな気も・・。
飢えと戦う参加者見たいなぁ。
間を取って?2日間とか、3日までとはいかなくとも少し短くするとか?
>744
ヒィ・・・
たった3日間でそこまで餓えられたら大したもんだ(w
>745
全ては代打屋さんにお任せしよう。
スレ消費量よか、より面白いストーリー展開をきぼん。
中途半端になるくらいなら伸ばしてもいいと思うし、
間延びして中だるみしそうなら短くしてもヨシ。
何はともあれ、楽しみにしておりますので、
代打屋さん、これからも一つ宜しくです。
>>741 となると、食に関して執着の少ない番長が強い気がするな。
ただし眠気に勝てるかどうかは微妙(w
自分も毎回、代打屋さんの更新を楽しみにしてます。
スレ消費の事を気にしすぎて話が疎かになるより、
内容を重視して欲しいです。
別に話は長くても短くても構わないって事で。
>748
木の上で寝ると安全とか?
代打屋さんが待ち遠しい今日この頃。
副将かっこええ…(ポ
でも武器なくなっちゃったね…
襲われたらイチコロだな。
そういや、切りつけられた長老はどうなったんだろう?
切りつけられた長老・・・思い出しちゃった。背中がイタイヨー
荒氏がジャニーズ第一弾として映画をやるらしいが
次は是非Jフレで。
そしてバトロワを・・・って無理だよな(藁 見てぇ・・・
>754
ソレ禿しく見たいYO!!
自坦が殺したり殺されたりするトコ見たい。
大反響だろうな・・・見たい。見たい見たい。
>754
禿げしく見たいけど、誰が死んだ生き残ったで大祭だろうな。
生き残ったやつが蛇にのオキニだとか言い出し始めるに1000000バトロワ
バトロワは無理でも、Jフレ映画ってナニゲに面白そう鴨。
でも誰を重要な役にするかでオキニだとか騒ぎ出すに25000000ムービー
でわ、誰がオキニだなんだと、揉め事を少なくする為、
あえて博様が主役でどうでしょう?(w
なんかちょっと引っかかる理由だけど、
それでいいんじゃない?と賛同してみるV担(藁
いかにもドラマ的に生き残りそうなタレを想像してみたり、
本当にあったら生き残りそうなタレを想像してみたり、
とにかく、エンディングがショボくなって、
あとからブーイングが出る選出はしたくないだろうし、
いや〜代打屋さんも大変だなあ…と同情してみたりする。
まだかなまだかな〜バトロワの続きはまだかな〜
今は懐かしい学研のCMの歌風に(藁
急かしてるわけじゃねぇです。代打屋さんペースでファイツー。
なんかもう忘れかけてきたぞなもし・・・。
まぁしかたない。代打屋さんもお仕事とかあるだろうし。
と理解をしめしてみる他板ネタ職人。
(けっこう大変なのよ、ネタ考えるのも…)
代打屋さん、お忙しいのか脳。
お待ちしております。
ここを読んでるうちに映画と原作を見てみようとネットで購入したら
届いたDVDは外伝だった……映画じゃないのか?
外伝なんて出てたんだ……そして申し込んだ中古専門サイトをよく見てみたら
説明の一番最後に外伝って書いてあった…良く読んで買え……自分…鬱
>766→>767
田舎だから品揃え無いんだよ。
AVは充実してんだけどな。ちっちゃい店なのさ。
皆様、お久しぶりになってしまいました。唐突に来なくなってしまってすみません。
日曜日に無線LANを取り入れたところ、なぜかサパーリ接続できなくなってしまいました。
今日、思い切って販売店に電話したところ、欠陥品多数とのこと‥‥交換してきました。
やっと復活したので、とりあえず報告です。ヨ○バシ、さっさと教えろやゴルァ!(゚Д゚)
このあいだに考えたのですが、なんとか24時間で終われそうです。
それから様子見さんの書いた部分に、詳しい開始時刻は書かれてなかったと思うのですが、
勝手ながら0:00にゲーム開始とさせていただきます。終了も0:00です。
で、以下の部分を訂正。
>>545 「毎日、午前六時と午後六時の二回にこの放送が入ります。」
→「毎回、三時間おきに、あと五回この放送が入ります。」
>>712 「放送、日に二回だけなんだろ。」
→「放送、三時間おきなんだろ。」
申し訳ないです。
あとで続きを書きにまた来ます。
だ、代打屋さん━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
お待ちしておりまする…!
欠陥品・・オツカレさまでした。
続き、楽しみしております。
「光一! なんか、火事になってるみたいだぜ!」
長瀬智也が、山の頂上から戻ってくるなり言った。
「火事?」 聞き返した瞬間、殴られた左こめかみに響いて、
光一は思わず顔に手をあてたが、長瀬に気づかれる前にすぐ離した。
「うん。煙が出てた」
長瀬は地図を見ながら、「この辺りだ」と集落を指差した。
「さっきの爆発やろ。‥‥何があったんや?」
てっきり、運悪く立ち入り禁止区域にいた誰かが、
脱出が間に合わずに首輪が吹っ飛んだのだと思っていた。
光一は、眉間にしわをよせた。
「あかん。中途半端に寝たら、余計に頭動かんようなった」
「おいおい、大丈夫なのかよぉ」 長瀬が不安そうな声をあげる。
「文句あんなら、お前が代わりに何か考えろや!」
光一が思わず尖った声を出すが、
お互い寝起きが悪いことはよく知っているので、
長瀬も「ごめんごめん」と慌ててなだめる。
「火事って、ここまで火ィ回ってきたりせえへんやろな」
「大丈夫じゃねーかな。煙もあんま大きくなかったし、
昨夜の雨で地面もしめってるから。燃えにくいよ」
そう答えた長瀬が、「誰か爆弾持ってるヤツでもいたのかなあ」と呟いた。
それを聞いて、光一がはっとして長瀬を見た。
「爆弾か」
「やっぱそうかな。やべー、そんなヤツがいっぱいいたらどうしよう」
「そうやない」
光一が長瀬の言葉を遮る。
「俺らが作ったらええんや。爆弾を」
「爆弾?! ‥‥なんで?」 長瀬が分からない顔をする。
光一は意気込んだ様子で、口を開いた。
「それで学校を吹っ飛ばす。爆弾とまでいかんでもええ、火炎瓶みたいなもんで十分や。
とにかく、何か破壊力のあるもんで、学校を攻撃しよう。
首輪の起爆装置があるのは学校や。それさえ無くなれば、俺らを拘束してるもんはなくなる。
うまく行けば、ゲームを中止するように要求することもできるかもしれん」
その話を聞いていた長瀬は、感心したように頷いた。
「けど、爆弾なんて作れんの?」「そこが問題やねんなー‥‥」
光一は腕組みすると、考えながら言った。
「でも、この島に、取り扱い注意の薬品があれば作れると思う。
試験受けたのがずいぶん前やから、うろ覚えなとこもあるけど、
前に危険物取り扱いの資格取るとき、化学反応とか勉強したんや。
爆弾が無理でも、毒ガスみたいなもんを作るって手もあるしな。
洗剤とか、灯油とか、あと火薬代わりになる物を集めてくれば、
なんとかなるんちゃうかな」
「そうか!」 長瀬が大きく頷いた。
「けど」 光一が言葉を切った。 「失敗する可能性のほうが大きいと思う」
もし爆弾の威力が小さかったら、逆にこっちが圧倒的に不利になるだろう。
首輪を爆破されるかもしれないし、自分たちだけでなく、全員を危険に晒すことになる。
それ以前に、本当に爆弾が作れるのかどうかすら怪しい。
「やってみなくちゃわかんねえよ。
成功するか失敗するかなんてさ、五分五分としか言い様がないじゃん」
光一を励ますように、長瀬が言った。
「このゲームが始まって、もう俺たち、最低のとこまで来てんじゃん。
このまま待ってたって、絶対何も変わらねーよ、この最低のとこからは。
だったら俺は、失敗でも成功でも、何かが変わるならそっちのほうがいい。
‥‥なんか、うまく言えないけど、やるだけやってみろよって思う」
熱い口調で語る長瀬を、光一は驚きと尊敬の入り混じった眼差しで見た。
同じ事実を、長瀬はこんなふうに受け止めることができるのか、と思った。
自分にはない、無茶で青臭いとも言えるが、前向きな発想だった。
光一は、さっき一瞬でも、苛立ちを長瀬にぶつけた自分を恥じた。
心のどこかで、自分がたった独りで立ち向かっているかのような気でいたのだ。
けれど違う。―――やっぱり、こいつと一緒で良かった。
「せやな‥‥やれるだけのこと、やってみるか」
「そうしようぜ。どうなるかわかんねえけど」
「じゃ、材料集めてこよう」
光一と長瀬は、どちらからともなく立ち上がった。
皆様、本当にお待たせしてすみませんでした。
明日は休みなのでちょっと頑張ろうと思います。
代打屋さぁぁん・・・(号泣
お待ちしておりました、頑張って下さい。
き…キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
待ってました。パソコンが大変な事になってたのですね・・・
続き楽しみにしてます。
み、ミムラが・・・・個人的に萌え(コソ
ピカイチがこんな所で役に立つとわ・・・(藁
メンバーそれぞれの細かいネタを入れてくれるのがすごいね。
自分もJフレメンバー+嵐はみんな好きだけど、だからこそこうまで
各人をちゃんと描き切るのはなかなか出来ないことだって思うよ。
代打屋さん!!あと2つで100ですね!!
頑張ってください!!
代打屋さん、ご苦労様です!
続きが楽しみです。
ところで、代打屋さんの小説、
サイトにまとめて保存とかしといたら、このスレが終わっても
いつでも見れていいよなとか思ったりもしる・・・
>783
個人で楽しむ目的で、オフラインで個人的にまとめておくのはいいと思う。
あくまでオフラインで。
代打屋さん、お待ちしてました。
でも…水を差すようで申し訳ないんですけど、
学校って立ち入り禁止地区ではなかったでしょうか?
爆弾(火炎瓶)投げ込めるかなぁ…。
すっ、すんません、昨日偉そうなこと言ってたくせに、全然書けませんでした!
>785
いいツッコミです!
かなり卑怯なやり方なんですが、
>>545の今井の放送のところで、
「校舎に入ると首輪が爆破する」ということになっています。
校庭まではギリギリ大丈夫‥‥らしい‥‥
林の中、坂本昌行に肩をかして歩く堂本剛の姿があった。
二人のすぐそばを、大野智が周囲に気を配りながらぴったりとついてきている。
大野は坂本と剛の荷物、そして東山紀之の「武器」だった花火セットを背負っていた。
放送が終わり、東山と錦織一清の死体を木陰に移してから、
三人は大野の提案で、灯台へ向かって動き出していた。
どこから敵が近づいてくるかわからない湖畔に留まるのは危険だと判断したのだ。
それからずっと歩き続けているが、舗装されていない道のせいで乱れた呼吸と、
草を掻き分けて進む足音があるだけで、会話はほとんどない。
三人の間に流れる空気はひたすら重く、不安と互いへの猜疑心に満ちていた。
そのとき、肩をかしていた剛がよろめき、同時に坂本もバランスを崩した。
すかさず大野が反対側から坂本を支える。
「交代します」 大野が言ったが、剛は首を振った。
「いい。さっき代わってもらったばっかりや」
大野がなおも交代しようとして、何かを言おうと口を開いた時だった。
「‥‥やめろよ」 不意に、黙りこくっていた坂本が低い声で言った。
「え、坂本くん、何‥‥」「やめろっつってんだよ!」
剛の言葉を遮って坂本は怒鳴ると、二人を力任せに突き飛ばし、
自分も倒れそうになりながら、傍らの木に寄りかかった。
突然の出来事に呆然とする剛と大野を、坂本は睨みつける。
「‥‥もうほっとけよ。俺なんか置いていけばいいだろ?!」
「何言うてんの‥‥そんなん、できるわけないやん」
剛が戸惑いながらも、無理やり明るい表情を作ろうとして言うが、うまくできない。
「なんでだよ。別にもう、三人が一緒にいる必要なんてねえだろ?
ただ偶然、呼び出されて集まっただけなんだからな。
俺たちを集めた東山くんも、もう殺されちまった。
足手まといになってまで、お前らと一緒にいたくなんかねえんだよ!!」
「足手まといなんて、俺、そんなつもりじゃ‥‥」 剛が言いかけたとき、
「何言っても無駄っすよ、剛くん」
それまで何も言わずに二人のやりとりを聞いていた大野が言った。
その言葉に、剛も坂本も、大野を見た。大野は、いやに冷静な目で坂本を見ながら、淡々と言い放った。
「確かに、坂本くんはもう無理ですね」
これっぽちです‥‥ああ、申し訳ない。
それでは、また明日‥‥
>>788 乙です。
おお〜っ平安ーーーー!!!!(スレ違い)
平安…(・∀・)イイ!
偽善ぶるよりずっと(・∀・)イイ!
ヒィッ 出たぁ〜〜〜鬼大野!
・・・・(・∀・)イイ!
乙彼です代打屋さん。
平安来たか・・・続きが楽しみっす!
平安も気になるが、どつよはどうするのか?がもっと気になるぞ!
荷物も武器も全部平安が所持してるんだよ?
どつよ、それを奪うことが果たして出来るのか・・・ドキドキ
代打屋さん、乙かれー。
平安カコイイ・・・続き気になる!!
代打屋さん、(・∀・)イイ!
平安をよくわかってらっしゃる・・・
「なっ‥‥」
剛も、そう言われた坂本自身も言葉を失った。
大野は面倒そうな顔で、坂本のナップザックを肩から下ろした。
「本人もそう言ってることだし、俺は先に行きますよ。
その足じゃ遅かれ早かれ誰かに殺されると思うけど、
一応、坂本くんの分の荷物は置いていきますから。剛くんはどうしますか?」
剛は、地面にドサリとおろされたナップザックを見て、
それから大野を見つめて、愕然としたように言った。
「大野‥‥なんでお前まで、そんなこと言えんのよ?」
その問いかけに、大野がうんざりした表情を浮かべて答える。
不毛なやりとりはしたくない、とでも言いたげな様子だった。
「俺は、ただ事実をそのまま言ってるだけです」
事実、という言葉が、坂本の胸に重くのしかかってきた。
「嫌がってるのを無理に引っ張ってく必要もないじゃないすか。
皆、自分の身を守るだけでも精一杯なんだし、
こんなふうに揉めるくらいなら一人で行動したほうがいいと思いますよ。
―――俺、なんか、間違ってること言ってますか?」
剛には、何も反論できなかった。
すべて大野の言うとおりだった。
ならば、やはり坂本をこのまま‥‥切り捨てるしかないのか‥‥
「―――何も間違ってへん。」
しばらくのあいだ重苦しい沈黙が三人のあいだに流れ、
やがて剛がそれを破った。「大野の言うとおりや。一人で動いたらええ」
大野の真っ直ぐな視線と、坂本のわずかに怯えた視線が、剛に向けられた。
「けど、一つだけ頼みがある」
そう続けた剛の声は、今までの弱々しいものではなかった。
「なんですか」 大野が先を促す。
剛は一呼吸おいたのち、強い意志のこもった声で言った。
「少し、ここで坂本くんと待っててほしいんや」
坂本が、驚いた顔で大野と剛を見比べた。
大野も怪訝そうな表情で「どうして」と尋ねる。
「‥‥俺は、やっぱり坂本くんと一緒に動きたい。
けどこのままじゃ、坂本くんはどんどん歩かれへんようになる。
だから、俺、今から傷の手当てができる物を探してくる。
そのあいだは、ここで待っててくれんか」
「‥‥余計なことすんなよ‥‥!」 坂本が、戸惑ったようにつぶやいた。
剛はそれを聞いて、坂本を見て小さく首を振った。
「違う、坂本くん。これはただの、俺のエゴや。
お節介ってわかってるけど、そうしないと気が済まへんねん。
‥‥無理やり、つき合わせてゴメン」
東山が死んだのも、坂本が撃たれたのも、すべては自分のせいだ。
だから自分は、坂本といることでその免罪符を手にした気になりたいのだ。
――結局、俺は自分が一番可愛い人間なんや。
剛は、心の中で自嘲的にそう呟いた。
だけど。自己満足でも、そうせずにはいられない。
「‥‥いいっすよ」 大野が、ぽつりと言った。
坂本が再び何かを言おうとしたが、大野はそれより早く、
剛のナップザックを下ろして剛に手渡し、
東山の花火セットから、打ち上げ花火と付属のマッチを二本差し出した。
「それまでは、ここで待ってます。
もし、戻ってこれなさそうなら、これを打ち上げて合図してください。
こっちにも万が一のことがあったら、合図しますから」
剛が緊張した面持ちで頷くと、それをナップザックにしまった。
坂本は、予想外の展開にうろたえているようだった。
「急いで、探してくるから」
剛はそう声をかけると、一人、林の奥へと歩き出した。
肩すかし食らわせたか‥‥すんません。
レス、ありがとうございます。平安評判で嬉しかったっす。
それではまた。
代打屋さん、乙です。
平安、カコ(・∀・)イイ!
平安もどつよも(・∀・)イイ!
とうとう100越えましたね。
頑張ってください、代打屋さん。
乙です!
どつよ戻ってこれるのか・・・戻って来れないような気がする・・・(w
ブラックどつよ様の出現に期待したい。
危機に瀕したらブラックどつよ様が出てくるのね。
・・・・・あら、どこかで見たような(藁
エラそうにきこえたらゴメソ。
代打屋さん、最初の頃よりどんどん良くなってきてる。
あせらず、じっくり練って、エエモン書いて下さい。
つまらん
809 :
○(;゚Д゚):02/04/19 22:45 ID:b/Mhdtm2
>809
あげるなヴォケ!!
がんばれー
代打屋さん、どうしたのかな…
またPCの調子悪いのかな。
後100で引越しかな
代打屋さん、何かあったのでしょうか・・・
毎日心待ちにしておりまする、頑張って下さい。
がんばれー
今日初めてこのスレ ハケーン!
やばい、ハマった・・・・
新作頑張ってー
もう二週間か…。
もしかしてもう来れないのかな、
出来れば最後まで代打屋さんに仕上げて欲しかったけど。
様子見さん→代打屋さん→ と来て、また新たな職人さんが
現れるのを待つしかないのかねぇ。代打屋さ〜ん・・・
もうちょっと待とう。
まだ2週間やそこらじゃないか。
後継に名乗りを挙げてもいいが、代打屋さんが最後まで構想ある、と
言っていたから脳。
そんな私は他板でバトロワ書いた女…おっとスレ違い。
代打屋さんどうしたんだろう。
今週末まで待ってみて、もし来られないんだったら、私続き書いてもいいかな?
てか書いちゃったんだけど。
いいと思う。
代打屋さんが復帰しても、
更に一つ楽しめるってことで。
代打屋さんの後を引き継ぐとは勇気あるな(w
代打屋さんの復帰を待とうよ。
828、829には悪いけど書かないでほしい。
833 :
ななしじゃにー:02/05/02 08:28 ID:Sa3CHOns
誰でもいいから書いてほすぃ。
完結してほしいなー
もう少し待てば?
黄金週間で居ないのかもしれないし復帰を待って( ゚д゚)ホスィ…
書いた方はどこかスレをリサイクルして書けば…同じスレ内で重なると読み辛い
代打屋さんの復帰待つのに賛成。
待つに一票だがもし新作を書くのなら、
どっかのスレをリサイクルしてやってホスィ。
新しいのもすごく読みたいけど、とりあえず代打屋さんの話が終わってからがいいかなと。
私は別に重なっても読みづらくないけどな
沢山読める方が嬉しいし。
>>838 アナタは、ね。
続き書くなら別スレ使用(リサイクル)キボンヌ。
武器
松岡昌宏【ブレードナイフ】【二宮の拳銃】
桜井翔【ボウガン】
山口達也【真鍮の鍋のフタ】
松本潤【フォーク】【草薙の刀】
城島茂【コンサートグッズ@井ノ原うちわ】
相葉雅紀【携帯探知機】
堂本剛【庭師の大バサミ】
錦織一清【サブマシンガン】
井ノ原快彦【スタンガン】
長野博【ヘアスプレー(+木村のジッポ)】【国分のコルトガバメント】【三宅の柳葉包丁】【植草の万能ナイフ】
堂本光一【改造拳銃】
長瀬智也【特殊警棒】
坂本昌行【サバイバルナイフ】
大野智【ライフル 花火セット】
森田剛【手斧 拳銃 催涙スプレー】
私は別版書いてほしいなー
別にここ代打屋さん専用スレってわけじゃないし。
代打屋さん来るまで重ならないようにすればそんなに読みにくくもないと思うよ。
書きたい職人さんが他にもいれば、別に同時進行でもよいのでは?
でも、ここじゃなくて他スレリサイクルで。
代打屋さんの続き、ではなくて別バージョンはあってもいいと思う。
てか、読みたい(w
というわけで829さん、別バージョンおながいします。
829さんリサイクルして続きをどうぞ
>>848-849 食い違っとるがな。
続きか〜出来れば新バージョンがいいと思うんだけど。
ま、イヤな人は読まなきゃいいわけだけどね。
私もできれば新バージョンきぼん。
829さん是非リサイクルスレで書いてくだされ。
852 :
829:02/05/03 02:32 ID:???
あの、まずは続き書きますなんてでしゃばってスイマセン。
レス読んでみたんですけど、代打屋さんのファンの方が結構いらっしゃるようで…。
で、考えましたが新バージョンで書かせていただこうかと思います。
もちろんここではなく他スレリサイクルで。
それで、頭からはじめようと思いますので少々時間がかかります。
お待ちいただければ幸いです。
追記。もし逃げたりしたらゴメンナサイ。
楽しみに待ってます!
829さん、がんばって下さいv
>829
逃げたら赦しません。
ウソです。
やったー!!新バージョン楽しみ!!
代打屋さん。お帰りを待ってます。
とりあえず新バージョンマンセー
おお、楽しみだ脳。
829さんお待ちしています!
代打屋さんも完結おながいしますだ。
一言「必ず書くから待ってて」と言われたら
いくらでも待てるんだけど、
今の帰って来るかどうかわからん状況は正直辛いなあ。
でもまだ帰って来てくれることを信じて・・・我慢。
待ってるよ〜代打屋さん!!
楽しみにしてるから最後まで書いて下さいね。
もう続き書く気がないなら、そう言ってくれて構わん。
その方が諦めもつくんだが。
代打屋さんどこ行った〜?
ニューストーリー楽しみだ。今度書かれる方も逃げる際は一言よろしく(藁
皆様、お久しぶりです。
何の連絡もなく、ずっと来なくてすみませんでした!
ちょっとトラブルがありまして、今日やっとレスを読めたんですが‥‥
本当に皆様、すみませんでした。他に言葉が出てきません。
続きは書いてますので、あとでまた投稿しにきます。
840-845の集計してくださった方、ありがとうございました!
829さん、私もすごく読みたいです。楽しみに待っております。
皆様、ずっと待たせてしまって、ごめんなさい。それでは、のちほど。
お帰りなさい代打屋さん。
ずっと待っておりました。
更新楽しみにしております。
ホント帰ってきてよかった〜。
新バージョンも楽しみです。
うわぁぁ〜〜〜ん(号泣 代打屋さん、お帰りなさい!
焦る気持ちを抑え、心静かに更新を待ちましょう。
うを〜ん泣きをしたい気分だ(w
代打屋さんお帰りー!
やっと・やっと・・・新作が・・・
待っててヨカタ!代打屋さん、楽しみです。ウワァァーン(嬉し泣
代打屋さん(・∀・)カエッテキタ!
ウレスィ・・・(泣
新しいのも始まるの?楽しみっす。
「相葉‥‥」
山口達也は、荷物と灯台で見つけたスコップを片手に、
相葉雅紀を追って林の中へやってきていた。
だが、武器になるものを探すのに時間がかかったせいか、
相葉の姿はもうどこにもない。
あの探知機があれば、自分を撒くことぐらいは容易いだろう。
――俺は、何をしようとしてるんだ?
山口はふとそう思った。
仮に相葉に追いついたとして、彼が再び自分の話を聞くだろうか。
あのとき、相葉に松岡の名前を出さずに話したのは、
本当に、相葉の復讐を止めるため、それだけだった。
けれど相葉の言うとおり、松岡をかばう気持ちが無かったとも言い切れない。
いずれにせよ、結果、自分の説得は相葉をより駆り立ててしまった。
――だからって、このままほっといていいわけねえだろ。
だが、山口はそう思い直した。
相葉も松岡も、殺し合わせていいはずがない。
二人の因縁を知っているのは、自分だけだ。
―――誰も死なせちゃいけない。誰も、殺させちゃいけない!
山口は、再び歩き始めた。松岡を探すために。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
870 :
代打屋:02/05/04 04:17 ID:???
い、今更、構成に迷いが出まして、今日は以上でございます。
でもGWなので、今日中にまた現れますので!
代打屋さん!帰ってきてくれてありがとう!
頑張ってねー
代打屋さん(・∀・)ガンバレ!
続き待っとります。
大野智と残された坂本昌行は、複雑な心境でその場に座り込んでいた。
坂本にとって、剛の提案は意外としか言いようが無かった。
たしかに、あのとき自分はほとんど自棄になっていて、
思わず“置いていけ”などと口走ってしまったのだが、
実際に大野に「もう無理ですね」と言われたときは、
急激に恐怖に襲われて、ひどく心細くなった。
だが、まさか剛があんなことを言い出すとは思ってもみなかった。
「おい、大野」
声をかけると、周囲を見張っていた大野がこちらを振り返った。
この大野も、さっきからほとんど無表情で、
何を考えているのかわからないところがあり、坂本は扱いづらいと思っていた。
「よかったのか、つよしを行かせて。あいつ、絶対戻ってこねえぞ」
「‥‥なんでそう思うんですか?」
「戻ってくるわけねぇだろ。
‥‥東山くんのときだって、どうなるかわかってて湖に来たようなヤツだぜ。
偉そうな事言ってたけど、臆病なんだよ。逃げたにきまってんだろ」
坂本は自分の足首の傷に目を落とすと、そう吐き捨てた。
「俺はもう二度とあいつを信用しない」
その言葉を、大野は黙って聞いていたが、
やがて自分も坂本の隣に腰を下ろすと、静かに口を開いた。
「坂本くん。なんでつよしくんと俺と、
三人でいることになったのか、覚えてますか」
唐突な問いかけに、坂本は怪訝な表情で大野を見た。
大野は目の前の林に気を配ったまま、続ける。
「東山さんのメモがきっかけなんです、全部」
「‥‥何が言いたいんだ?」
大野は肩に立てかけるように抱えたライフルを、右手で擦った。
「俺ね、正直に言うと、迷ってたんですよ。
このゲームで、自分はどうするかってことを。
たぶん俺は、誰でも殺せるだろうなって思ったから」
坂本は、どきりとして大野を見つめた。
錦織を撃ち殺したこと、そして自分に対して投げかけられた言葉。
大野の中にある殺伐とした部分は、坂本もその目で見て、感じていたことだった。
「なんか別に、そんなに切迫した感じじゃなかったんすけど。
で、考えてたんですよ、順番待ってるあいだ。どうするかなー、って。
きっと皆、最後には殺す方を選ぶだろうし。死にたくないって分かるし。
上下関係とか友達とかも、全部関係なくなるんだろうなって思ってたんです」
875 :
829:02/05/05 03:48 ID:???
「そのときに、坂本くんがメモ渡したんですよ。俺に」
坂本の脳裏に、その瞬間の映像が甦った。
今井に名前を呼ばれ、擦れ違いざま、半ば押し付けるようにメモを渡したとき、
大野は戸惑ったような表情で、坂本を見ていた。
「驚きました。こんな状況で、まだ協力しようとか考える人もいるんだって。
‥‥驚いたっていうより、呆れた、かも。けどそれ以上に、嬉しかった」
その一言は、坂本の耳に不思議に大きく響いた。
「‥‥うん、そのときは気づかなかったけど、たぶん俺は嬉しかった。
メモを渡された、一緒に行動する人間に選ばれたっていうことが。
だから俺は、出来る限り、その気持ちを裏切らないでいこうって決めたんです」
ただ近くにいた、坂本にはそれだけが理由だった。
だが、大野はそこまで大きく受け取っていたと、はじめて知った。
「結局、裏切ることになったんですけど」
大野が、気分を切り替えるように声のトーンを少し変えた。
「―――だからって言うんじゃないけど、
坂本くんにメモを渡したのは、つよしくんなんでしょう。
だったら‥‥もう少し、待ってみてあげてほしいと思います」
そう言った大野の横顔は、やはり淡々として、だが穏やかだった。
そのとき、坂本の胸にひとつの疑問がよぎった。
―――もしかして、わざと言ったのか。俺を置いていくって。
だが、坂本は結局、それを口に出すことはなかった。
最近ちょこっとずつしか進んでませんね。申し訳ないです。
えと、予告じゃないですが、次回ちょっとまた血塗れる予感です。
>829さん
読んできました! 楽しみです。私もそちらにななしでお邪魔したいと思います。
ところで、もうすぐ900に入ると思うんですが、
次スレってどうしましょうか。ちょっとこのスレだけでは終わらない気がするので(汗
リサイクルでヒソーリでいいですよね? 手ごろな即死スレ、教えていただけたら幸いです。
878 :
武器屋:02/05/05 03:59 ID:???
武器集計にチョト訂正です。これで更にミスがあったらごめんなさい。
山口達也 「鍋ブタ」
桜井翔 「ボウガン」
森田剛 「ジュニアコルト(18発)」「手斧」「催涙スプレー」
松岡昌宏 「ブレードナイフ」「二宮のトカレフ」
堂本光一 「改造拳銃」
松本潤 「フォーク」「草薙の刀」
堂本剛 「庭師の大バサミ」
岡田准一 「手榴弾」「スタンガン」
相葉雅紀 「携帯探知機」
坂本昌行 「ジャックナイフ」
大野智 「ライフル」「花火セット」
長瀬智也 「特殊警棒」
長野博 「ヘアスプレー(+木村のジッポ)」「国分のコルトガバメント」「三宅の柳葉包丁」「植草の万能ナイフ」
879 :
武器屋:02/05/05 04:01 ID:???
うわあ、いきなりあった‥‥
山口達也 「鍋ブタ」「スコップ」
「武器屋」にワラ。ドラクエを思い出した(w
代打屋さん、乙っす!
やっぱり(・∀・)イイ!予告で更に(・∀・)イイ!
次回が楽しみだ。誰か氏ぬのかな・・・ワクワク
他板で、バトロワの出席表を使って
自分の学生時代の出席番号と照らし合わせてみる遊びが書いてあったので、
こっちでもやってみた。
・・・滝沢。即死かよ!
ひそーり楽しんでます。お帰りなさい、代打屋さん。
トラブルが解消されたようで、よかったです。
話103にて。
代打屋さんの山口、カコよくて凄く好きなんだが、
「殺しあわせない」と言ってる割に武器になるものを探している。
己自身矛盾に気がついていないみたいだけど。
そんな彼がこの先どうなっていくのか凄く楽しみッス。
代打屋さん、お待ちしてました。
>>882 便乗してやってみたら自担に殺られてた。
ある意味本望か(w
代打屋さんおかえりさせぇ。
平安、大人だな。
三十路なのに情けない自Gリーダー(藁
>885
それが彼ですから(w
人の一生は結局、突如目の前に差し出されたものを、
ただ必死で消化する、その繰り返しでしかない―――。
誰の言葉だったか、長野博は、不意にそれを思い出した。
まさにそのとおりだと思う。殺し合いをしろと命じられれば、殺し合うのだ。
頭の片一方で考えながら、長野は足元の地面に残されていた、
乾いた血の跡を見つめ、もう片方ではそれが意味することを推理していた。
その血は量は多くないが、一箇所に集中して落ちており、
それが擦ったように途中で掠れながら、長く伸びている。
放送によると、実に参加者の半分近くがすでに死亡しているという。
(もっとも、その中の更に三分の一ほどは彼自身が手を下したのだが)
食料も武器も充分にある長野は、少しのためらいもなく動き回っていたが、
その急激な減員のせいか、あれから誰かに会うことはなかった。
だが、木の枝に引っかかり、風に吹かれている「あれ」を見つけ、
なんだろうと不思議に思い近づいたところに、この血痕があった。
――それにしてもこれは‥‥なんのつもりなんだかねぇ。
長野は、木の枝から外し、今は自分の手の中の「あれ」を見た。
「あれ」は、彼と同じグループの井ノ原快彦の顔写真が印刷された、
大きなウチワだった。それも、コンサート会場で売っている事務所公認の。
――この血を残していった誰かさんの忘れ物かな?
長野はウチワをばたばた扇いで自分に風を送りながら、
とりあえずその血の跡が伸びている方向に向かって歩き出した。
差し出されたものをただ消化する人生。
とても簡潔で、合理的な考えだと長野は思う。
だが、空虚だ。しかし問題はその空虚さに気づくか気づかないかということ‥‥
やがて木々で覆われた薄暗い景色が、明るく開けてきて、
現れたのは海だった。波もなく、穏やかな海、そして岩場。
そこに、遠目からでも分かるような人影がひとつあった。
それに気がついたとき、長野は無意識に口端に笑みを浮かべていた。
―――背が高いっていうのも、こういう時は考えものだよね。
コルトガバメント。柳葉包丁。どちらもすぐに取り出せる。
長野は確認を終えると、その人影、長瀬智也の方へ向かって足を進めた。
以上でございます。中途半端ですんません!
武器屋はもう店畳みます。自分で読み返してすごく焦りました。(ニガワラ
私が覚書に使ってたものをコピペしただけなので、ネタバ‥‥ゴホッ、ゴホ。
>>881さん、次スレ候補ありがとうございます!
それじゃ、そこ予約させてもらいます。
皆様、レスいつも励みになってます。詰まったときに読み返すと筆が進みます!
これからもよろしくおながいします。
代打屋さん、深夜に更新乙彼さんです。
博様が・・・恐いよぉぉぉー。
無意識に笑うなよぉぉぉー。
博様…カッコ(・∀・)イイ!
ドキがムネムネ!
博様コワスギ…そして末っ子の運命はどうなってしまうのかーー!
代打屋さん、いつも楽しみにしてます。こちらこそよろしくです。
すっ、すんません、バトロワのデータが吹っ飛びました!
今、必死でどこかにバックアップがないか探していますが、今日の更新は無理そうです‥‥
最近だらけていて申し訳ないです。明日には間に合うように努力しますので!
ドン米です、代打屋さん!
待ちますので、焦らずに頑張って下さいね。
それにしても災難続きで大変ですね(苦笑
データ飛びガタガタ(((( ゚д゚;))))ブルブル
がんがって下さい(泣
ってか博様ステキ・・・
み、皆様‥‥誠に申し訳ございません。
今夜は「背の高い〜」が更新したみたいです‥‥こっちは‥‥ガクッ
しっかり!気をしっかり持って代打屋さん!
てか、・・・・ガクッて事は・・・・・・ガクガク(((( ゚д゚;))))ブルブル
皆様迷惑掛けてすみませんでした・・・。何とか続きが書けそうです。またあとで書きに来ますので、その時はよろしく!!
↑偽者か?この代打屋さん?????
>900ゲトおめ。
しかも前からしょっちゅうURL貼り付けては上げてた奴じゃないか。
下げられるようになったんだね。
誰もつっこまなかったら、そのまま続き書いたのかな(藁
うそ〜〜〜? 萎える・・・
強制IDが初めて役に立った様な気がする
偽者だよね?
代打屋さん、この際だからトリップつけたほうがよいのでは?
偽物じゃない?
代打屋さんは「‥‥」
復活!のは「・・・」だし。
こういうのってクセが出ると思うんだけど。
クセはごまかせても文章書いたらすぐわかるさ。
代打屋さんのように書ける人、そうはいないと思うし。
皆さん、こんばんわ。今度こそ代打屋です(w
とりあえず>905さんの勧めどおり、トリップつけてみました。
それにしても‥‥面白い人がいるんだなあ、と驚いたり関心したり。
ようやく書けました。ちょっと今回、妙な回がありますがお気にせず。
長瀬智也は、デイパックの中に入っていた腕時計を見た。
針は午前8時過ぎを指している。
光一と相談し、長瀬が罠を張った山を二人のベースとして、
長瀬は島の南側、光一は北側を探すことにした。
正午の放送が入る前に、一旦ベースに戻ってくる約束になっている。
長瀬は、まず島の外周を通って灯台付近を調べ、
それから林の中に入り、集落を通って山に戻る、というコース立てをした。
光一が行く北側よりも歩く距離も長くなるが、それは長瀬自ら申し出たことだった。
レギュラー番組のおかげで、地図を読んだり山道を行くことには慣れている。
実際に、想定していたよりもずっと早く灯台に辿りつけそうだった。
――爆弾なんて、作れんのかな。
灯台を目指して岩浜を歩きながら、長瀬は改めて考えた。
それは光一の提案を聞いたときから、密かに思っていたことだ。
そんなにうまく事が運ぶのだろうか?
口には出さなかったが、何か悪いことが起きそうな予感がする。
――俺、まだ「策略にはまって」んのかな。光一が言ってたみたいに。
――来るなよ、おい、来るなって。こっち来るなよ!
その長瀬智也の姿を、息を殺して見つめている者がいる。
灯台の一つしかない窓にかじりついているのは、稲垣吾郎だった。
山口達也が相葉雅紀を追いかけて灯台を出て行ったあと、
入れ違いに、この稲垣がやってきたのだった。
彼は、灯台の中に篭ってしまったことを激しく後悔していた。
――あああ、なんでこんなところに来ちゃったんだろう、俺。
こんな建物、入ったら最後どこにも逃げ場がないじゃないかよっ!
なんて馬鹿なんだ、大馬鹿だよ、そんなの少し考えれば分かるだろう!
でででも、でもでもそんなこと言ってても入っちゃったんだから、
もうどうにもならない。‥‥どうにもならない?
どうにもならないって、だったら死ぬのか? 死ぬの、俺!?
冗談じゃない! 折角、ここまで逃げてきたっていうのに!
稲垣の脳裏に、教室でのやり取りが甦った。
東山紀之からメモを渡された時、稲垣は身も凍る思いだった。
――あのまま、ノコノコ湖になんか行ってたら、
きっとリンチされてたに違いないっ!
そうだ、俺はたしかに運動神経悪いし、見るからにインドア派だし、
集団でボコボコにして荷物も武器も取り上げるつもりだったんだ!
なんて凶暴な連中なんだ。ああ、帰りたい。誰か帰してください。
‥‥って、こんなこと考えてる場合じゃないじゃないか!
馬鹿か、俺は! うわぁ、もうすぐ近くにいるっ!
‥‥落ち着けー、落ち着くんだ吾郎。ここはひとつ、冷静に、冷静に‥‥
以上でございます。皆様、お騒がせしました。
そしてこんな初登場でいいのかと私もちょっと不安だったりします。>稲垣氏
文章の癖とか、皆さん、よく読んでくださってるんだなあ‥‥とチョト嬉しくなりました。
以前、他板でコテハンを騙られた方が「続きを書ける人間が本物です」と言ってましたが、
私もそれを目指して精進しようと思いますです。皆様、これからもよろしくお願いします!
乙です、代打屋さん!! 偽者騒ぎ、大変でしたね。
ゴローちゃん、慌てすぎ(w
動揺がこちらにも伝わってくるようだ。
代打屋さんお疲れ様です。
ゴローちゃん、慌てすぎ(藁
ちょっとワロタがな。
ゴローチャンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
慌てっぷりにワロタ。これでひと通り全員登場?
代打屋さん乙です。
「続きを書ける人間が本物です」か。
カコイイ!続き楽しみにしてます〜。
どうか代打屋さんのPCにこれ以上災難が起きませんように(祈
ごろちゃん…私的には開き直ってほしかったんだが、博様みたく。
この後の展開に期待。
稲垣は少しのあいだ、人差し指で眉間を押さえて考えていたが、
ハッとすると、もどかしそうにデイパックを開き、中に手を突っ込んだ。
――そうだ、武器があるじゃないか!
やられたらやり返せ、やられる前にやれ、だ!
稲垣は焦りながらデイパックの中をかき回していたが、
出てきたのは、「ダニ・虫よけに」と文字の入った黄色い缶だった。
――バ、バルサン?!
こんなの効くわけないだろぉおお?! 虫じゃないんだぞ、人だぞ人!
‥‥でも、思いっきりぶつけたら気絶くらいするかも‥‥
いやいやいやそんなの無理だ無理に決まってる!
あんなに体格のいい相手だ、ちょっとやそっとの攻撃じゃ効かないっ。
あたふたと室内を歩き回る稲垣の目に、
壁に書かれた「消火器」の文字と、埋め込まれたドアとが目に入った。
稲垣がドアを開けると、そこには消火器と、赤く塗られた斧があった。
手に取ると予想以上に重く、稲垣は思わずヨロけたが、
しかしそれをしっかりと握り締めた。
――死なないぞ。絶対に死なないからな!
ごっ、ごめんなさい。ログ漁りに時を忘れてしまってました‥‥。
ちょぼちょぼ更新で申し訳ねえです。
時「の経つの」を 忘れてたんです‥‥本当に阿呆です、自分。逝(略
代打屋さん、乙!
やっぱりゴローちゃんオモロイ(w
このまま行けば末っ子とやりあう事になるんでしょーか・・・。
勝手に焦って、勝手に暴れて自滅しそうだゴロー・・・(w
がんがれ、ゴローちゃん!
ゴローちゃんはTHEゴローに変身して欲しい…。
>>916にはげどー。
代打屋さんスマソ。あくまで願望なので、
違っても文句は言いませんので(汗)
>人差し指で眉間を押さえて考えていたが
ワロタ! ゴロ〜〜
ゴローちゃん(・∀・)イイ!
長老やゴローちゃんみたいなキャラいると和むな〜
私はこの路線好きですよ>代打屋さん
キャラの捕らえ方は人それぞれだし、代打屋さんの描く世界のキャラで萌えます(w
がんがって下さい。
>926
このスレ住民さんだよね?
次スレはリサイクルってなってるけど。
>>930 そっちの方がいいかもね。
レス数も少ないし。
怖わいながらも思わず最初から読んでしもーた(笑)
でもなんか、もの凄い続きが気になるには何故だろう…?
ブラック博様かなり素敵です!!
こんばんわ。サボっててすみませんでした。
最近、撮って出しならぬ書いて出し状態で、ペースが落ちてて申し訳ないです。
勝手ながら、少し書き溜めておきたいので、続きは明日投稿させていただきます‥‥
皆様、レスいつもありがとうございます! 頑張ります!
次回からようやくバトロワ本来の流れ(というのか)に戻ります。
>>930の方、次スレ候補あげてくださって、ありがとうございました。
では、次スレは928のスレからそちらに変更させていただきます。
>>933 愛コラスレは、節穴入ってるので避けたほうが良くないっすか?
930の方がキレイなスレだと思われますが。
あ、ごめんなさい、書き方おかしかったですね。
ハイ、930のスレに引っ越しです。
初めて読みました。博様が素敵に怖い!ずたぼろになっても戦い続けて欲しい。もし生き残ったら地獄の帝王の誕生ですね。
あ、雑音は気にせず書いてください。楽しみにしてますので。引っ越し前に一言スマソ
代打屋さんとはどうやら同担じゃないみたいなんだな。
同(G)担だったらもっと楽しめただろうに。
でも最後が気になるのでこれからも読ませていただきます。
板違いはマズイと思うんですが・・・
引越ししたの誰よ?代打屋さんの意思じゃないでしょ。
板違いですし、こちらにもBRスレあるので、
引っ越しは勘弁して頂きたいんですが。
お願いだからココで続けてくれ〜い!!
引っ越しはマジ勘弁だよ…。
確かに板違いは・・・しかし、もうすぐ950なので引越し・・・
そういう名前のものを作ってくれた好意的な方がいるのですから、その人のためにもいっそ上のアドレスに移転しては。
あっち削除依頼出してこっちの板に新しく建てればいいじゃない。
子供板に引っ越すのはさすがに住人が黙ってないかと。
あっちは削除依頼して、こっちでちゃんとやれば?
>944
被った、スマソ。
947 :
次スレ:02/05/14 21:47 ID:S1hmm2V2
あっちは削除依頼が出てます。
7 名前:ユーは名無しネ 投稿日:02/05/14 21:39 ID:???
板違いは仕方ないさ・・・。
「2」が立った以上無駄スレで終わらせたくないでしょう。
10 名前:ユーは名無しネ 投稿日:02/05/14 22:07 ID:???
>>8〜9
別にいいんじゃないの??決めるのは代打屋さん。
あんたらじゃない。
この基地外共、どうにかしてください。
なんか大変なコトに・・・。何気なくあがってるし。
代打屋さん待ちsage
>>949 君も基地外さ・・・ここはバトロワスレ。
批判なら批判板でやれ
954 :
ななしじゃにー:02/05/15 01:17 ID:ngQ6CLU6
読んでる間めさめさ震えてました(藁)
最初から読むのに睡眠2〜3時間、削ったかいがあります。
武器
山口達也 「鍋ブタ」「スコップ」
桜井翔 「ボウガン」
森田剛 「ジュニアコルト(18発)」「手斧」「催涙スプレー」
松岡昌宏 「ブレードナイフ」「二宮のトカレフ」
堂本光一 「改造拳銃」
稲垣吾郎 「バルサン」「消火用斧」
松本潤 「フォーク」「草薙の刀」
堂本剛 「庭師の大バサミ」
岡田准一 「手榴弾」「スタンガン」
相葉雅紀 「携帯探知機」
坂本昌行 「ジャックナイフ」
大野智 「ライフル」「花火セット」
長瀬智也 「特殊警棒」
長野博 「ヘアスプレー(+木村のジッポ)」「国分のコルトガバメント」「三宅の柳葉包丁」「植草の万能ナイフ」
うわ・・・ageてしまいました・・・
逝ってきます…
ウホウホウホウホウホウホウホウホ
ぬははははははははは
959 :
ななしじゃにー:02/05/23 19:24 ID:pf3di0cU
a
勝手に外電予想尻伊豆
どつよが生き残るだろう。
代打屋さんの話?
じゃあ漏れも勝手に予想私利伊津
誰が優勝するかは分からんが、とりあえず黒いヒト達は死にそうなヨカーン
いいね、ここでこっそりと予想しあうのは。
たしかに、黒いヒト達・・・悪役だからねえ、やっぱり。
平安も頑張ってほしいんだけど川田チックだから死にそう。
あれ?てことは、何様が典子!?イヤー!!!(藁)
自分もつい原作のキャラと照らし合わせてしまうよ。時々萌える(w
確かに平安はちと川田っぽいね。
あと光一=三村が気になる。博様からしこたま銃弾を浴びせられてあぼーんなのかな・・
予想尻伊豆
禁忌が生き残ったばあいは…
どつ「高位置…僕のこと殺して…」
禿「…つよ…」
どつ「僕は…人…殺すくらいやったら…死んだほうがええって思う…」
禿「…」
どつ「それに…高位置には生きててほしい!!」
禿「俺にも…殺せな…」
高位置がいっている途中にどつよはチーフスペシャル(銃の名前ね)を連射した。
高位置の頭は吹っ飛んだ。
どつ「…んふふ。こんなとこで僕が死ぬわけないやんvv」
終幕。
ふぬふぬふ
怖い
とちとちむ
>>965 ヘイみんな元気かい?のPVみたい。萌え。
ふははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
最高
972 :
ななしじゃにー:02/07/18 13:21 ID:co7ryobH
ID:o2zeOzds
ID:o2zeOzds
ID:o2zeOzds
ID:o2zeOzds
ID:o2zeOzds
ID:o2zeOzds
ID:o2zeOzds
ID:o2zeOzds
973 :
:02/07/27 13:20 ID:DnuPL4A/
7歳の女の子に性行為を強要した日本共産党職員。
7歳の女の子に性行為を強要した日本共産党職員。
歪=光子なら
次の更新でどつよ死にそうだな・・・。
血みどろキンキ対決見たかったが。
976 :
:02/07/28 08:36 ID:jd5DUGsk
977 :
:02/07/28 22:36 ID:jd5DUGsk
980 :
ななしじゃにー:02/08/21 20:40 ID:A6Vj/ko7
>979のバトロワ、途中で止まってるけど、続き書いてくれないかな…。
あげちゃった…。