テーマは、あのセリフです
シリーズ構成をやらせてもらったTVの「SuperS]は一貫して夢見る美学を善としたスタンスで描いていたんですが、
それはあくまでも”美しい夢”であり、夢の暗黒面、危険性もどこかで描かなきゃいけないな、とは思ってたんです。
夢の危険性ー現実逃避としての夢ですね。
で、ププランたち敵の笛吹きは、苦痛が伴うなら成長は悪だと決めつけてる者として設定しました。世界には楽しい
ことしか存在してはいけないという思い込みから、彼らは苦しいことや悲しいことをすべて否定するんです。
一方、ペルルは、ちびうさやセーラームーンに出会うことで、”本物の子供の妖精”である自分を取り戻します。本当
に子供のことを愛してる妖精って言うのは、子供が大人になるのをこそ見守ってくれるんじゃないでしょうか。
実はちびうさを軸に今回のテーマを描くには、うさぎたちの年齢は不適当なんです。彼女たちは、大人とも子供とも
言える曖昧な年齢ですから。オープニングで子供時代の4人をまず描写したのは、子供の頃を見せることによって、
逆に今のうさぎたちは大人であるってことを印象づけようというねらいなんです。成長の苦痛をむしろ楽しんじゃってる
たくましさが、彼女たちの強さの根拠です。
後、外部太陽系脚本家(笑)としては、ウラヌスたちの出番の少なさが、ファンの方に申し訳なかったですね。
ネプチューンにテーマの核心を語ってもらうことで、役割の必然性にしてみました。大人の楽しさを語るのは、彼女が
一番説得力があるでしょうから(笑)。
お勧めチャプター
芝田監督の得意な”淡い初恋”の気分が好きです。本当に幸せそうな街の空気を感じました。
>>104 遅レスだが乙