1 :
てぃむぽぽ :
2001/08/25(土) 04:59 勝手に気まま&適当にレビューしていくスレ。ようは公開オナーニ。 不定期更新していきます。基本はsageで・・・。
2 :
まんもう :2001/08/25(土) 05:03
公開なのになんでsageなの?
3 :
封筒 :2001/08/25(土) 05:03
ソナタスレの195です。封筒と呼んでくだされ スレ立てお疲れさん
sageでヒソーリやって一気にage! 以全部ageでやろうとしたらうざがられたから・・・
↑俺ね
7 :
封筒 :2001/08/25(土) 05:06
>>2 荒らし防止でしょ。冒頭にオナーニスレとあるしね。
それから、ジャンルもカキコした方がよくない?
それから、昔のレビューも載せる?
リンク貼ればいいかな?
スレ立て記念の第1段レヴューは?
コピペって何行くらい大丈夫かな? 俺手元に保存してあるけど・・・。
11 :
封筒 :2001/08/25(土) 05:10
>>6 目の前にあったから・・・
俺としては、リンク貼るよりここに昔のレビューをUPした方がいいと思う
>>9 25行前後かな?
一気にupするより一曲1レスの方がよくないかい?
SONATA ARCTICA 1st ECLIPTICA 1曲目 Blank File 新世紀型、超ど級のクオリティーでリスナーを圧倒したSONATA ARCTICA その代表曲ともいえる、超絶的名曲。 激しいドラミングによって突如幕を開ける手法はイントロダクションに慣れてしまっていた我々の予想を裏切る展開で、 一気にその哀メロの洪水に引き込まれる。 聴き所はすべてだ。激哀の歌メロ、ソリッドなギター、リリカルなキーボードを乗せて激走するその様は圧倒的で、 聴くものに息をつく隙を与えない。 そしてなんと言っても中間部のギター&キーボードバトルには誰もが驚かされただろう。 ポッと出の新人が突如ここまでのプレイを当たり前であるかのようにこなしてしまう。まさに衝撃的だった。 思い入れ大の強力曲。聴かずには死ねない。
2曲目 My Land 彼らの個性とは何か、と聞かれれば自分ならこの曲とFullMoonを挙げる。超叙情哀愁疾走曲の一幕目。 聴き始めの時はこの曲が1番いいと思っていたこともあったほどの名曲で、彼らの個性が最もよく現れている曲だと思う。 ファスト・ナンバーというわけではないが、潤いのあるメロディーが程よい疾走感に乗っていて心地いい。 展開も非常に練られていて「お約束」な様式美的体臭は皆無。 こちらも超必聴だ。
3曲目 8th Commandment ネットでよくアルバム中のベストに選ばれていたような記憶があるが、個人的にはそれほど好きな曲ではない。 もちろんこのアルバム中では、だが。 メロスピというよりは完全に様式美よりの曲で、ソリッドなギターに乗って激走する。 歌メロがいまいち魅力薄に感じるが、十分なクオリティーに変わりはない。
4曲目 Replica バラード。展開が非常によく練られていて「退屈」とは無縁だ。ギターもいい味だしてる 特に中間部の盛り上がりは特筆もの。 しかしここでこのバンド唯一の弱点(?)が浮かび上がってくる。リーダー、トニーのヴォーカルだ。 もちろん彼はとてもうまいし、ハイトーンもさほどのいやみもない。 だが最初の部分での低音部での歌唱はいまいちバラード向きではないように思う。
5曲目 Kingdom For A Heart キーボード主体の佳曲。個人的には8th Commandmentと同様歌メロにそれほど 魅力を感じない(おっと、あくまでこのアルバムの中での話)。 ソロにもいまいち主体性がなく、あまり書くことのない曲。
6曲目 FullMoon 超叙情哀愁疾走曲第二幕。これをベストにする人も多いはず。 実際今の自分の中ではこれがベストだ。 物悲しいメロディーと歌詞が相まって珠玉の疾走曲へと仕上がっている。 デビューのきっかけとなった曲らしいが、こんなの聴かされた日にゃ契約しないわけにはいかない! そしてなんといっても皆さんおなじみの「ラナウェイ ラナウェイ ラナウェイ」。 皆さん大合唱しましょう。
7曲目 Letter To Dana バラード。Replicaは若干違い、比較的ストレートな展開だが メロそのものがいいため、かなりの名曲に仕上がっている。 しかしボーカルがちと弱いのは同様で、そこが気になってしまう。中音域はそぅとぅうまいのだけど・・・。 パワー(?)バラードの名曲。
8曲目 UnOpened シングルともなった曲でキーボード主体の名曲だ。展開にはこれといって特筆すべき点はないが 全体的にポップ&キャッチーで聴きやすい仕上がりだ。 特にキーボードの音色がたまらなく美しく、ここまで全体に満遍なく使用された例は他にないのでは? ただひとつ不満を言うならラストはフェードアウトしないほうがよかったように思う。 何処となく煮え切らないエンディングに感じられるが・・・。
9曲目 Picturing The Past ギターの強力なラインが全編わたって繰り広げられる疾走曲。 しかし自分の中ではこのアルバム中もっとも聴かない、つまり最下位の曲だ。 歌メロに魅力がない、展開も単調、かつ冗長なほど繰り返されるテーマに いまいちな感は否めない。 どこか通過点のようにも感じられる。
10曲目 Destruction Preventer アルバム本編のラストを飾る大作(っていっても7分だけど)。そのクオリティーは折り紙つきだ。 展開もめまぐるしく変わり、Blank Fileばりのギター&キーボードのバトルも堪能できる。 中間部での「ウォ〜オオ〜 ウォ〜オオオ〜」の部分もオーディエンスと盛り上がるに最適。 非常に気に入ってる曲で、アルバム中、上位に食い込んでくる出来。 後半のサビのリフレインとともに疾走する様なんか堪らない。 それにしてもあのラストの16秒はいるのか!? おまけで、ヴァースの始めはストラトの「Black Diamond」の出だしとまったくいっしょ。
11曲目 Mary−Lou さてさてようやくラストのボーナストラックへきましたが、まだまだ眠らせてくれません ママたちは実に残酷です。こんな超名曲をボーナストラックにしてしまうなんて。 シングルのカップリングとなっていた曲で、キーボード主体。UnOpenedに近い音像。 しかしそのクオリティーは本編の名曲たちをも食ってしまいそうな素晴らしさで、ベストに選ばれてもまったくおかしくない名曲。 また歌詞が泣かせる。彼らは実にいい歌詞書くよね。感心してしまう。 もし輸入盤のフルレンスしか持ってなくてこの曲を知らない人がいたら即、邦盤を買いましょう。 絶対損はしないと言い切れるほどの一品。
総評 というわけで全曲レビューしたけど相変わらず1stは凄い!! ティモの二の腕さんも言ってるようにその衝撃は一年以上たった今もまったく色あせない。 この圧倒感はもうメロディックパワー&スピードメタルなんて範疇でおさまるものではない。 個人的には「メロディック・タイダルウェイブ」と呼びたい。格が違いすぎる。 全曲がすべて別々のアルバムに入ってたらキャプテソが 「アルバムのハイライトはなんと言ってもこれだ!!」 とかライナーで書きそうなほど。次元が違う。 個人的に好きな曲と順位を挙げるなら FullMoon My Land Blank File Destruction Preventer Mary−Lou の順かな。んーおなかいっぱい。 それにしてもギタリストのヤニ・リマタイネンは俺と誕生日3日違い(俺のほうが遅い)の 同い年だったりするから思い入れも大。 ではでは〜
SONATA ARCTICA 2nd SUCCESSOR
1曲目 FullMoon(edit)
1stの悶絶的超名曲、FullMoonのエディットバージョン。
しかし続にエディットっていうのはラジオなどのメディアでかけやすくするために短くされただけなケースが多く、
こちらもその例にもれず、1stを持ってる人はこちらは聴かないであろうバージョン。よって、レビューは
>>596 参照。
まだ未聴の人は1stは借金してでも買いましょう。
2曲目 Still Loving You スコーピオンズの名バラードのカバー(自分は未聴)。 しかしその中身はほとんどバラードの面影のない(いい意味でね)ものになっており、珠玉のパワーメタルが聴ける。 個人的に1stの名曲群を追い抜かんとするくらい好きな曲。 ギターのイントロにのってトニーの静かな低音から始まるが、バラードのときのようなムリな感じがなく、 吹き飛ばすような笑い声から始まるその後の展開も圧倒的な迫力だ。 かといってバラードもち味をまったく残してないかというとそうではなく、激情をこめ物悲しい歌詞(詳しくはわからないが・・・)を 歌いきるその出来栄えはバラードのスタイルを持つ曲よりも遥かに悲しく、泣ける。 カバーにして超名曲を作り上げてしまう彼らのセンスには脱帽してしまう。
3曲目 I Want Out 言わずと知れたハロウィンの曲のカバーだが、原曲はそれほど好きじゃなかったりする。 そのため比較的忠実にカバーしてあるこちらも同じで、あんまり聴かない中庸な曲。 カバーによる変化はなんと言ってもキーボードだろうがこれがいい味だしている。 トニーの好きな音色なのか、1stでも聴けるこの音色、かなり好み。
4曲目 San Sebastian イントロが始まった時点で一気に血液が逆流するような高揚感を覚える。 怒涛の展開でまったく息つかせない超悶絶曲本盤第2弾。間違いなくハイライトだ。 タイプできにはBlank Fileに似た感じで、哀愁のメロディーを乗せてひたすら激疾走する。 サビもオーディエンスのシングアロング欲を煽るような確信犯的な素晴らしさで、これを聴いた多くの人が 「まったく何なんだこいつらは!!」と思ったに違いない。 ソロの入り方なんかに唐突さを感じないわけではないが、ここまで凄まじいとどうでもよくなってくる。 必聴中の必聴曲。暴走するメロディーの洪水にともに呑まれよう!
5曲目 Shy アコースティック・バラード。ライブのブレイクに最適な叙情味溢れる佳曲。 ボーカルが1stのときより若干よくなってるのは気のせいだろうか? 切ない歌詞と相まってとても落ち着いたムードでしっとり聴かせてくれる。 1stに入ってても意味のあるものになったかも知れない。いい曲だ。
6曲目 Replica(live) これより4曲、1stの曲のライブが続く。 バラード調であるこの曲では意外なことにスタジオ版より低音がしっとりと似合ってる。中音域での歌唱も抜群だ。 ただサビの部分に関してはいまいち切れがないように感じなくもないが、それでも十分な出来だろう。 そして何より驚きなのがインスト群の抜群の演奏力で、そぅとぅにうまい。 フレージングの感じからこのライブでキーボードを弾いてるのはトニーじゃないかと思うが、 ギターとともにインプロゼーション時のセンスが素晴らしく、単にスタジオ版のみの才能ではないことを見事に証明してみせている。 彼らは最近の様式美にありがちな影響丸出し○○とかいう次元の存在ではない。見事としか言いようがない。 キーボードのアレンジも絶妙で、スタジオ版と遜色ないほど。 非常によく出来のいいライブだ。
7曲目 My Land(live) 正直初めて聴いたときはがっかりした。 かなり楽しみにしていたテイクだったために、スタジオ版の叙情感がイマイチ感じられなかったからだ。 実際その中身はかなり元と違っていて、テンポもライブならではのスピードアップ、インストでは若干ラフなフレーズもあったりで、 スタジオ版をかなり気に入っていた自分にとっては「ウマいけど全然ダメだな」なんて最初は思っていた。 しかし今「そういう曲」と割り切って聴いてみると非常によい出来だと感じた。最初は思い入れが強すぎたのかもしれない。 サビ部分の静かな歌いだしから始まり疾走するのは気持ちいいし、演奏も実にうまい。 特にヤニのギターはソリッドでバッキングのときもとてもよく耳を引く。 唯一ヴォーカルにムリを感じるのが心配だがライブそのものは悪くない。いや、いい出来だと思う。
8曲目 UnOpened(live) 一聴したときはMy Landのときと同じ気持ちだったが、それはもう昔のこと。 美しいイントロを導入し、そぅとぅ早いテンポで疾走する。 気になる点などはこれまでのライブと大体同じで、トニーがサビを少し変えて歌いやすい(ってか歌える)音程で歌っているのが少し残念だ。 スタジオ版はコーラスの効果もかなり大きかったぶん、それがないのも悲しい。 でももうお約束だがこの人らはうまい!見事な演奏技術だと思う。
9曲目 FullMoon(live) 1stでの自身の一押し曲で、非常に楽しみにしていたのはMy Landと同じ。そして最初の印象も同じだった。 まあ、うまいだどうだってことは何度も言ってきたことなので省略するが、 このテイクでさえるのはキーボード、アレンジで。その装飾がかなり美しい。 残念なのはもはや代名詞の「ラナウェイ ラナウェイ ラナウェイ」の部分がオーディエンスに歌わせるためなのか えらいショボイものになってしまっており、あのスタジオ版のクドイまでのクサが感じられない。 やっぱりライブでもその辺の「ウリ」となるとこは気合をいれてやって欲しいものだ。まあ来日に期待しよう。 あとオマケで途中、トニーが思いっきりはずして声が裏返る個所があるが、 未聴の人。笑わないように。
総評 しかし凄まじいEPだ。リーダートラックは原曲未聴の人にも余り勧められないもので不要だが、 カバー、新曲ともに素晴らしいクオリティーで1stで過剰な期待をしてしまっていた自分のような人間をも 唸らすような出来栄えだった。 まあ、ライブはトニーの成長を長い目で見ていけばかなりのものになるはず。 インスト群のセンス、テクともに申し分ないので大丈夫だろう。 ・・・とてもEPとは思えない充実振り。恐るべし、SONATA ARCTICA・・・!!
SONATA ARCTICA 2nd SILENCE 1曲目 ・・・Of Silence 前作で我々の度肝を抜いたSonata Arctica、待望の2nd。 前作ではドラミングから突如始まっていたが今作ではなんとイントロダクションが設けられている(っていっても語りだが)。 はっきり言って彼らには不要だと思うというのが本音。無駄に豪華なオーバーチェアとかじゃなくてよかったが それでも彼らにはより正統的、普遍的認知のバンドになって欲しいと個人的には思うので、 その他クラスのバンドがやるようなイントロといった手法は似合わない。 まあ次曲からが本番なわけだが・・・。
2曲目 Weballergy イントロからつながって始まるつかみの曲。 一聴しただけで「来た来たぁ!!」と思わせるような疾走感、キーボードによる美しい装飾。 前作における超最上級歴史的名疾走曲Blank Fileの続編のコンセプトをもち、曲調も近い。 正直前編を超える曲だとは思わないが、そこはSonata Arctica。やはり悶絶級の出来に仕上がっていて 2ndのオープニングを飾るにふさわしい名曲となっている。 難癖つけるならプロダクションが前作より軽い、ギター&キーボードバトルが期待していたほどない、 などいろいろ挙げられるがそんなことは自分にとっては些細なことだ。 前作の名曲群に決して引けを取らない名曲。
3曲目 False News Travel Fast あまりこの曲について触れられてるのを見たことがないが、個人的に好きな曲。 疾走曲だが前作にはなかったようなタイプで説明しにくいが、展開が非常に凝っていて好きだ。 とくにサビのあとの「Standing on the station〜」の部分のメロディーがたまらなく泣ける要素をもっていて、 インストパートの充実もうれしい。 ただラストのトニーのハイトーンは勘弁して欲しかった。ただでさえストラトと音楽性の点で比較されてるのに、 あんなコティペルトばりのむりやりハイトーンを聴かされてはこちらは不安になってしまう。
4曲目 The End Of This Chapter 歌詞が6章のチャプターからなっているバラード。 どうも本人たちが非常に気に入ってる曲らしく、この曲をリーダートラックとしてEPを作るという話があったがどうなったのだろう・・・? メインのメロディーは悪くないのだがどうもダラダラした感があり、中盤から聴ける歌メロは正直言って外れまくっていてきつい。 展開もまあ多少なり凝った形跡はあるのだが中庸な仕上がりで、アレンジもまだやれるだろうと思わせる。 今一歩何かが足りない曲。
5曲目 Black Sheep 今月でる来日記念盤のリーダートラックとなっている曲。 はっきり言って単調すぎる。テーマがくどいほど繰り返される様は前作のPicturing The Past を彷彿とさせる。 これが他のバンドの曲だったらここまで思わなかったのかもしれないが、 こうした典型的様式の曲は彼らに期待していたものではないので、がっかりしたとしか言いようがない。 決して悪い曲ではないんだが・・・。
6曲目 Land Of The Free 某有名バンドで知られるタイトルだがそちらよりはこっちのほうがいい。 しかし個人的にはBlack Sheepと同じような内容としか思えず、メロも中庸。 それにエンディングもどうも煮え切らないまま終わるし(ようはサビの魅力が薄いってことなんだけど)。 まあこの曲には中間部でのライブにおける「ヘイ!!」というオーディエンスの掛け合いのため、という役割があることだし、 こんな曲がひとつくらいあってもいいと思う。
7曲目 Last Drop Falls バラードだが、この曲を聴くとトニーは確実にボーカリストとしての表現力をつけてきているな、と思える。 それくらいこの曲において彼の歌唱は光っている。 ストレートなバラードで、前作のReplicaのような起伏はないが、 もともとの歌メロがいい上にトニーの熱のこもった歌唱も一役かって、とても耳心地のいい佳曲に仕上がっている。
8曲目 San Sebastian 前EPにて彼らの壮絶な才能を改めて認識されるに至らせた要因となった超叙情激哀悶絶疾走曲のリメイク。 一聴して気が付く違いはキーボードによる装飾が過剰ともいえんばかりに強調されたこと。 好き嫌いは分かれるアレンジだと思うが、個人的には好きだ。 問題なのはヴォーカルで、前曲よりラフになっており、印象的だったコーラスも消えてしまった。 ただ、中間部〜オーラスの「ウォ〜オーオ」の部分はかなり変わっていて以前とは比べ物にならないくらい熱い!最高だ。 一長一短の出来で、個人的には前曲のほうが好きだ。
9曲目 Sing In Silence またもやバラード。はっきりいってこのアルバムの中間部における構成は疑問だ。 中庸曲、リメイク、バラードという構成はこのアルバムの焦点を見えにくいものにしている。 話を戻すと、こちらもLast Drop Falls に似ていて、評価すべき点も同じだ。 よって、書くことがない。 しかしダラつき感もあるし、つなぎ程度に見るのが正しいのかも。
10曲目 Revontulet 短いインスト。出来は上々で、是非次は本格的なインスト曲をやってみて欲しいと思わせる。 他の曲でもこれくらいキーボードを目立たせて欲しいものだが、まあよしとしよう。 メカニカルなフレーズで構成されているので、どうにもストラトの「Holy Light」に近くも感じるが、 そのセンスはこちらのほうが断然上だ(ってか
11曲目 Tallulah またもやバラード。はっきりいってこんなにいらないが、出来はいいから見逃そう。 ソロでのギターソロもいい味だしてるし、トニーの歌唱も上々だ。 ピアノのバッキングもいい。 どこか幸福感の感じられるアレンジも他の曲との差別化に一役かっている。
12曲目 Wolf&Raven Weballergy以外、どうにも煮えきらないでいた気持ちを吹き飛ばす超疾走曲。 シングルともなっている曲で、彼らの個性が爆発している悶絶曲のためうってつけだと言えるだろう。 メインのラインははっきり言ってなんでもないのだがとにかく速く、圧倒的な勢いだ。これぞSonata Arcticaの真骨頂!! もちろんこのアルバム中1,2を争う出来で、今年度のベストチューンに選ぶ人も多いと思う。 キーボードも全編にわたって活躍しているし、ギターの先導するラインもありきたりのフレーズをそうとさせない圧倒感に満ちている。 ようやく聴けたソナタ節。必聴中の必聴だ!!
13曲目 Respect The Wilderness ボ−ナストラックにして極上の疾走曲。はっきり言ってBlack Sheepなんかよりは何倍もいい。 キーボードの美しいイントロに始まり、比較的正統的な展開を見せるが歌メロもいいし、あきさせない。 特にソロでのギター&キーボードの掛け合いが素晴らしい出来で、非常に凝っている。 ボーナストラックというのがもったいないくらい、このアルバム中では光ったいる。 バランスを考えてオ−ラスの手前に入れてあるのも正解だ。
14曲目 The Power Of One ラストを飾る大作。10分ちょうど。 正直いって出来はイマイチだ。メロディーの質はいいが序盤の展開がだるい。 平坦にダラダラ時間を稼いでるようでなんかもどかしい。 しかし中間部〜ラストは見事で、迫力ある歌唱、それを彩るアレンジがドラマを盛り立てる。 オーラスにきてようやく登場するギター&キーボードの掛け合いも見事と出来。 ただミッコのキーボードフレーズがスロー・ファストの単純な繰り返しなのが気になるが・・・。 10分の長さは確実に不要なものだ。もっと削って7分くらいまでに抑えれるはず。 決して核となるメロディーは悪くないので、冗長になってしまったのが余計に残念だ。
総評 はっきり言って期待はずれだった、としか言いようがない。 前作において最も彼らならではの個性を見せていたMy Land、FullMoonのような曲はないし。 それにもまして中庸な疾走曲、多すぎるバラ−ドなどつっこむ点は多い。 まあ救いはWeballergy、Wolf&Ravenといった新たな超名曲が聴けたことだが、これだけでは足らない。 構成も、中間部分にバラードをおきすぎたためインパクトの薄いつくりになってしまっている。 まあ、それでも決して悪い作品ではない。いや、それどころか凡百のバンドとは比べ物にならない優れた作品だろう。 しかし前作が前作だったからね・・・。3rdに期待か。
疲れた・・・。
50 :
封筒 :2001/08/25(土) 05:37
>>49 お疲れさん。俺もそろそろ寝るわ。
アダージョ楽しみにしてるよ
ブルガリア産シンフォニック・ブラック korozy「Long Load To The Black Palace」 そんなに過激な白塗りではなく、クレイドル・オブ・フィルスによく似た姿をしている。 このバンドの凄いところはそのドラマチックさにある。ボーカルは確かにデス声であるが、楽曲的にはヘヴィメタルそのものである。 しかし極めつけは彼らの歌詞の世界観である。このアルバムはコンセプトアルバムで、あるストーリーに基づいて構成されている。そのストーリーがまたすごい。 バンド曰く「黒い魔女は彼らの夢を通じて人々を狂気に陥れるという邪悪な運命に呪われ生を受けた。人里離れた黒い宮殿を見上げ、彼女は罪びとの魂を呼んだ。恐ろしい魔法の力を彼女に与えられ、奴隷の男は魔女の邪悪な運命を取り除き、彼女は永遠に無に帰った」 あまりよく分からないところがあるが、このバンドのヒロイズムが如実に現れていて、このクサさが好きなリスナーにはたまらないものとなっている。 ちなみに楽曲自体クオリティーは高いと思う。おすすめは2番の「dying memories」である。 --------------------------------------------------------------------------------
witchtrap「witching black」 今度はトルコ出身のブラックメタル。ブラックにしては非常にスローで、ディストーションきかせまくりのギターとデス声の咆哮が心地よい。 怪しげなメロディーもきいていて品質はいいのだが、いかんせんセンスが悪すぎ。ジャケットは見ての通り悪趣味で、なんかファミコンのCGのようだし、歌詞は知性を感じられない紋切り型の単純な悪魔主義である。 メンバーのパート紹介で「drums on valhalla」とか「psycho black vocal」なんてのはやめようね。お願いだから。 バンドの本人たちはカッコイイと思っているんだよね
wind of the black mountain「sing thou unholy serbants」 いわゆるカルトブラックというやつね。表ジャケットは安そうで、白塗りで髑髏を片手に持った真性サタニストスタイルのフロントマンが裏ジャケ。 しかし所詮アメリカ人である。内ジャケではブロンド美女とドラムに寄りかかってファックしている。男のハミケツはかっこ悪い。そして落書きみたいな悪魔(鬼?)の絵はこのバンドの知能を示している。 その上音質も最悪なんだろうなあ、と思いきや、これがなかなか凝っているのですよ。女声やアコギやシンセを上手に使って雰囲気をよく出している。音楽とジャケットのギャップは一体何なんだ? アホのくせにたいしたものだ。
エンスレイブド「Frost」 エンスレイブドといえばご存知の通り、バイキングメタルの先駆者である。 彼らはすでに1st,Frost 2nd,eld 3nd,Blodhemn 4th,Mardraumの四枚のフルアルバムを出しているが、私の聴いた中ではFrostが最高のアルバムだった。 北欧の神話に対する情熱、祖先であるバイキングたちへの敬意、武勇至上主義の強靭なイデオロギー、祖国ノルウェーの言語での歌唱、 こういった気高い精神を音楽として表現する能力は驚愕に値する。 Frostこそがバイキングメタルの歴史に残る名盤であることは間違いない。 ちなみに私の持っているアルバムには「Frost」の文字がない。版によって違うのか? @Frost 叙情的なスローなインストはノルウェーの大自然を思わせる。2:32あたりから曲調が変わり、地響きのごとく戦いの予感が高まっていく。 ALoke グリュットルの絶叫によって戦闘は開始され、2:04あたりから二つのリフが繰り返され、ドラマは移り行き、ラストは勝者の高笑いで幕を閉じる。0:00〜0:29までの幕開けはいつ聴いても涙があふれる。あまりにも高潔だ。 BFenris グリュットルの語りで始まり、メインリフに突入。1:03〜1:58、2:24〜3:19のメインリフはHMの歴史に残る名リフ! 疾走感があふれ何度聞いてもジーンとくる。 CSvarte Vidder 0:53〜2:10までひたすら第一リフ続くが、その後2:11〜2:49まで第二リフが続く。また第一リフが4:08まで続く。そしてまた4:46まで第二のリフがつづく、 その後はシンセが入り、4:58〜5:13まで幽霊のようなボーカル、5:23〜6:28まで第一リフ、シンセをはさみ7:22から第二リフ、8:09から幽霊ヴォイス。8:34から第二リフでエンド。大曲である。 エンスレイブドの作曲はほとんどが二つのリフのバトルになっている。それが神話における対立、葛藤を描き出し、戦いのドラマを彩る。 DYggdrasil クリーンボイスで歌っている。男性特有の太い声で宇宙の神秘を歌い上げる。単調ではある。
EJotunblod 出だしから1:33あたりまでボーカル、ギター、ドラムともに飛ばしまくり、変調してまたハイスピード。最後まで手はゆるまず、絞るような絶叫でエンド。もっともアグレッシブな曲。 FGylfaginning メインリフで始まりグリュットルの絶叫、1:08あたりから荘厳なコーラスが入り、1:30からメインリフ、そしてまたコーラス。この繰り返し。ここまで作曲パターンがいっしょだと少し冗長だが、リフは一流だ。1:51〜2:11のリードギターはすばらしい。 GWotan 0:49〜0:55,1:28〜1:23、1:40〜1:47、そしてラストの「ヴォーターン」の絶叫は気合十分。2:40〜2:53、3:33〜ラストのリードギターも聴きどころ。北欧神話の主神ヴォータンへの心の叫びはヴァルハラへ届かんばかり。 HIsoders Dronning シンセサイザーを用いた、凍えんばかりの始まりからミドルテンポの曲が展開する。スクリームとバックコーラス、そして語りを絡め合わせたとてもムードのある曲。終始シンセがポイントとなって入ってくる。 Best tune BFenris
↑の5つは俺のHPからのコピー。 禁複製!!
いつの間に・・・!
てぃむぽぽマンセー おいらも協力しようかな。 このスレ、2chで一番好きかも(藁)
ADAGIO 1st SANCTUS IGNIS 1曲目 Second Sight いかにもネオクラシカル(悪い意味ではなく)なイントロから始まるチューン。 ミッド〜ファストの中間に位置するようなスピードの曲。 荘厳インスト群の充実ぶりも見事だが、何より驚いたのがボーカルの歌唱力。素晴らしい。 ピンククリーム69を聴いたことはないので、ここまで歌える人だとは知らなかった。 キーボードのリチャードも自身のバンド、マジェッスティックののときとは比べ物にならないくらい アレンジャーとしての実力を発揮していて、いっそこっちをメインにすれば?といいたくなるほどだ。 中心人物であるギターのステファンは決してバカテクの類のギタリストではないが、非常に「聴かせる」プレイをしてくれる。有望だ。 曲自体は、いまいちサビの盛り上がりに欠ける、などあるにはあるが、 ファスト&バラードチューンくらいしか聴き所のない様式美アルバムが多いことを考えれば、 これは上出来だろう。
2曲目 The Inner Rord 凄まじいディミニッシュフレーズから幕を開けるミッドチューン。 歌メロに明確なメロディーをあまり乗せないのがこのバンドの特色でもあるが、それはこの曲でも同じ。 しかし圧倒的な美しいアレンジが厳粛なムードを演出する。 中間のギターソロでのいまいちはっきりしないメロディー展開で、緊張感が多少緩む感があるのが それでも十分イイ出来栄えだ。
3曲目 In Nomine・・・ 静かなイントロから始まるスピード感のあるナンバー。 このアルバム中もっともいいサビメロを持っているみの関わらず、回数が少ない(もっと押せる)、 中間のインストにおいてイマイチ見せ場がない上に長いため歌部分そのものが少ない、という問題がある。実に惜しい。 リチャードのアレンジの素晴らしさは全編で堪能できるが、この曲においては特に顕著なようなきがする。 実は自分的にはそぅとぅ気に入ってる曲だったりもする。
4曲目 The Stringless Violin In Nomine・・・に近い曲調、展開を持つ曲で、自身のベストチューン候補。 デイヴィットの声量抜群の歌唱が耳に残るヴァース、優秀な歌メロが特徴だと思う。 ブリッジでの珠を転がすようなリチャードのバッキングなど、その叙情性においても頭ひとつ抜けている。 まあ、例によって中間のインストが長いが、じっくり「聴かせ」られるレベルのものなのでそれほど気にならない。 ここでのステファンのソロも実に美しく、叙情味抜群。
5曲目 The Seven Land Of Sin 11分半にも及ぶ大作。 しかし正直いって長すぎる。パーツ的に一切悪い部分はないのだが、決め手&ハイライトとなる 展開、メロディーもない中でインストパートが長々と続けられるのはつらい。聴き終えても印象に残らない部分が多い。 そのインスト部分ではステファンがマイケル・ロメオを追い越さんばかりの凄まじいソロを展開していて面白かったりもするが・・・。 まあしかしこのヴォーカル、本当に器用に歌いこなすなあというのが一番の感想。 オーラスでの凄まじいシャウトはそんじゃそこらの2流ボーカルでは足元にも及ばない素晴らしさだ。 しかもまったくイヤミがなく、それでいてパワフル。素晴らしい。
6曲目 Order Of Enlil 完全なインスト。 東洋チックなイントロで幕を開け、序盤の曲調にもそれは現れている。 中間部の激しいギター&キーボードバトルが凄まじく、リチャードも決して類型フレーズに終始しない 素晴らしいフレーズを聴かせてくれる。マジェスティックとはえらい違いだ。 そのままラストまでスピード感を損なうことなく疾走する。 まあ冗長な部分もないこともないが、非常に優秀なインストであることに変わりはない。
7曲目 Sanctus Ignis タイトルチューン。The Inner Rordに近いか。 イントロから凄まじいホールトーンによるダーク・クラシカルなメロが炸裂するが、 個人的にそのままスピード系ナンバーにしたほうが効果的だったような気がしないでもない。 しかし肝心の中身はこのアルバムのなかでは中庸なほうで、歌メロ&インストに いまいち華がなく、盛り上がりに欠ける。 何故にこれがタイトルチューンに?
8曲目 Panem Et Gircences ADAGIOの何恥じない詩的な世界観をもつタイトル、歌詞もいいが、 その曲そのものも非常に良い出来だ。こちらもIn Nomine・・・に似た曲調。 メインテーマが自分的にかなりお気に入りで、荘厳、壮麗なムードが美しい。 はっきり言って歌メロはかなり中庸で印象に残るものではないし、ギターソロも退屈だったりするが その圧倒的に素晴らしいテーマで帳消しだ。 ・・・あくまで個人的にな感想だけどね。
9曲目 Immigrant Song どうもLED ZEPPELINのカヴァーらしいが原曲を知らないため比べ様がない。スマソ。 しかし全体出来に他のインストパートと違い、全体的にエキゾチック&トリッキーなソロが多く見られ、 東洋的色合いとブルージーなフィーリングが合わさったような不思議な曲だ。 これもZEPならではのものだと判断していいのだろうか?それともアレンジでかなり変えているのか? まあどちらにしても個性的で面白いインストだ。いいね。
10曲目 Nozama(2001デモヴァージョン) 凝りに凝った展開をもつ曲で、全編インスト。 他のどの曲よりもクラシックテイストが強く(ってかまんま)、ADAGIOのバンド名に もっとも似合う曲だとも思う。素晴らしい出来だ。 ネオクラシカルHMでなければ味わえない美しさがここにはある。単にクラシックパートをそのまま導入したような 安易なバンドどもとは格が違う。 ボーナストラックにしてはあまりに豪華すぎる一品だ。
11曲目 The Stringless Violin(1999デモヴァージョン) 既出曲のデモなので本来パスしたいとこだがそうも言ってられない。 この曲、デモとは思えないほど完成度が高く、別ヴァージョンとして聴けるほど素晴らしい。 歌入れ前のもの、つまり全編インストになるわけで、プロダクションに関しては本編には及ばないが だからといって決してひどいものではない。十分聴ける。 その中身もかなり変わっていて、当初はよりヘヴィな音楽性を思考していたことが覗える。 個所によっては完成ヴァージョンを超える展開も含んでおり、ステファンのソングライティングの才能にはつくづく恐れ入る。 デモヴァージョンなんてトラック稼ぎとしか言えないような腐ったものが ほとんどだったりするのだがこれは違う。 意味のあるボーナストラックだ。どっかのバンドに爪の垢でも飲ませてやりたいよ、ホント。
総評 他の方がどう感じるかはわからないが、個人的にこのバンド&アルバム、 稀に見る素晴らしさだと思っている。 ここ数年の様式美と言えばやたらテク先行型のバンド、典型を絵に描いたようなバンドがほとんどで、 アーテンションの出現以来、「聴ける」アルバムを作れるバンドは皆無だったように思う。 まあマジェスティック、ストームウィンドなんかはいい線いっているが・・・。 よく言われることだがボーカルの声質、曲調もあってかシンフォニーXと比較されるがあのバンドにも決して引けをとらない 素晴らしいバンドだと思う。(まあシンフォニーXはミクスチャー感覚も強いバンドだし、差別化はされてると思うが・・・)。 アーテンションも復活することだし、個人的にはアダージョ、アーテンション、シンフォニーXを様式美3バンドと呼びたい。 あと最初のほうに書いたがリチャードはマジェスティックとは比べられないくらいいい仕事しているため、できればこのまま このバンドで頑張って欲しいと思う。正直、見なおしちゃったよ。 それにボーカルのデイヴィット。凄い人だったんだね。これからもこういう路線のバンドでその素晴らしい歌唱を聴かせて欲しい。 これで新たな評価が出たら嬉しいね。 「聴かせる」という言葉がとても似合うバンドだ。次作も出るだろうから、とても楽しみだ。
71 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :2001/08/25(土) 14:36
よし。一旦age。
72 :
封筒 :2001/08/25(土) 15:08
てぃむぽぽお疲れさん!! ADAGIO聴きたくなったよ。(今聴いてる・・・) 俺はタイトルチューンかなり好きだね。 デイヴィットのパワフルなヴォーカルに痺れた。 まぁ、俺わかりやすい曲好きだから(w そのまま、ストレートなスピードナンバーにすればよかったってとこは同感。 ZEPのカバー(インストにリアレンジ)は個人的にイマイチだったかな? まぁデイヴィットだね!このアルバムの功労者は。 彼のおかげで、ギタリストの自己満足インスト作品になることなく (こういうのも好きだけど)歌モノとして素晴らしい作品になったと思う 次回のレビューが楽しみじゃ!一応ageるよん
うお!独立スレ立てたのかー、応援するぜ!
74 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :2001/08/25(土) 15:36
どうもです。次はアーテンションでもやろうかなぁ。 是非マークボールズ(1)さんにも見てもらいたいね。
75 :
封筒 :2001/08/25(土) 15:45
>>74 まずは様式美3バンドからいきますか?(w
ARTENSIONは是非やってもらいたいけど、RING〜スレにも
カキコするの? めんどくさいか・・・
76 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :2001/08/25(土) 15:47
うーん、こっちでやってからあっちにコピペしようかなって。 んで、マークさんに大量のレスもらう(藁
77 :
封筒 :2001/08/25(土) 15:52
>>76 そいつは羨ましい(w
ちなみに、ARTENSIONは個人的に1stが一番好きかな?
2ndが全体的にイイ出来なのは承知だけど、1stの独特の味がたまらない・・・
ところで4枚全部レビューするの?
お気に入りのアルバムのみやるの?全部レビューするの大変そうだなぁ
78 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :2001/08/25(土) 15:58
マターリやろうと思うよ。まずは2ndからやろうかな。順番通りにやっちゃうと あとあと全部やらなくちゃいけなくて大変そう。 あと今からハイロードのレビュー、コピーするね。
79 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :2001/08/25(土) 15:58
HILORD 2nd WHEN THE AURORA FALLS・・・ 1曲目 When The Aurora Falls・・・ 最近は派手なだけで一回聴いたらもう聴かないようなイントロが多いが なかなかの次第点。ミステリアスな雰囲気がとてもよい。
2曲目 ・・・Don't Kill Me Again お約束のファスト・ナンバー(悪い意味でなく)。 上でも書いたがヴォーカルの声質が似てることもあってシークレット・スフィアの1stを思い出す曲。 しかし彼らならではの個性ももちろん入っており、変拍子を積極的に取り入れ、様式から外れようとする精神は好感がもてる。 そしてなんと言ってもこのバンドの肝はキーボード。派手なアレンジ、そしてソロイスト思考は相当なもの。 ギターも荒さ、メロの質こそ問題はあるがけっして類型フレーズの一辺倒になっていないのが素晴らしい。 オープニングを飾るにふさわしい曲だ
3曲目 Frozen Heaven 2曲目と同路線のファスト系ナンバー イントロのキーボードからして「キーボードマンセー!!」な私にはかなり耳を引く。フレーズそのものはありきたりだが・・・。 個人的には比較的中庸な曲だがこの曲をベストにする人も多いだろう。 それにしても中間のギター&キーボードバトルはとてもじゃないがB級バンドのレベルのものではない。聴きごたえバツグン。 サビの雄大さも素晴らしい。
4曲目 We Are Gods ミッドナンバー。正直それほど聴きどころがなく、書くネタがない。 中間のギターソロは先走りすぎて弾ききれてないし、 ラストのサビにキーボードをのせ盛り上がっていこうとするところもすぐフェードアウトするし。 歌メロも凡庸。つめの甘さを感じさせる。
5曲目 All I Want 聴いてたら突然3rdのノクターナル・ライツを思い出した。そうやって聴くと声質似てる・・・!? 全体にあふれるポジティビティはこのバンドの個性の一端を担ってるといえる。個人的にかなり好き。 コード&フレーズにそうとうなクラシック思考を感じるが、歌メロは総じてキャッチー。中間のバトルもいい。 そしてなにより展開がかなり練られていて好感度は高い。
6曲目 Again バラード。メロにそれほどの魅力があるわけじゃないがかなり聴ける。 要因はヴォーカルの声質、キーボードの圧倒的に壮大なアレンジか。 アコギもいい味出していて非常に優れた曲だ。 それにしてもこのキーボーディストすげえな・・・。
7曲目 Perpetual Fury ファスト・ナンバー。かなりお気にの曲だ。 例によってキーボードのアレンジが素晴らしすぎ!!やばいよ・・・はまるよう・・・!! ハイロードの個性は何なのか?と考えていたがそれは圧倒的なまでの完成度のアレンジにあるのかもしれない。 特にこの曲ではそれが炸裂しており。大変なドラマ性を発散している。 フレージングも全編にわたり秀逸!!必聴!!!!
8曲目 Le Rouge Et Le Noir イントロの安っぽいチェンバロ(らしい)とお約束のキーボードの白玉に少々引いたが悪くない曲。 感触的には5曲目に近い。ノクターナル・ライツ的。しかしこちらの方が歌メロが凡庸だ。 ただおそらくそんなに聴かないであろう作品。
9曲目 Tears Of Darkness オーラスに向けての大作。9分ほどある。 そぅとぅ気にいってる曲で、ここではヘビィなギターリフが潜在的な狂気性を引き出すようなトリップ感を発散させている。 サビも非常に壮大で、シング・アロングな欲求も満たしてくれる。 9分間まったくダレないといえば嘘になるが、ここまでやれればそぅとぅなものだろう。 ただ4曲目もそうだったがフェードアウト早すぎ。もう少し引っ張った方が効果的だと思う。
10曲目 You'll Never Be Lonely ラストを飾るバラード。 取り立てて言うべきところはないが逆にそこが効果的だったりする。 これまでの怒涛のナンバーのあとに聴けば、「戦のあと」のような気分でマターリできる。 そういう意味で、存在意義は十分ある。
ボーナストラック2曲 The Eclipse、Will Of A King 曲の出来以前の問題だ、これは。 どうも再レコーディングらしいがとんでもないラフなヴァージョン。 何考えて入れたんでしょ?本編が素晴らしいせいもあり余計に腹が立つ。 蛇足もいいとこ。
総評 疲れた・・・しかしこいつらは凄いやね。上で誰かも言ってたけどA級も食いそうな勢いだ。 同時に出たリング オブ ファイアよりも聴きまくってます。下半期のベストアルバム候補だね。こりゃ。 ではでは〜
てぃむぽぽ、最高やで! これからも応援すっから、頑張ってくれ!
92 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :2001/08/26(日) 01:52
うわーん!!もう来れないかと思ったよぅ!! 誰かいる!?封筒は!?
93 :
封筒 :2001/08/26(日) 03:53
遅くなってすまん。 俺も焦ったよ。今回の騒動に関しては・・・ せっかく、スレッド立てたのに閉鎖じゃ悲しいもんな まぁ、なんとか復帰したみたいで良かったよ
>てぃむぽぽ氏 私もADAGIOのボーナス一曲目には大賛成ですぞ! あの曲は凄く味があってイイですな! 無論、他の曲も。 SymphonyXも機会があればレヴューきぼん(w 応援してますよ!この板がある限り(w
95 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/26 10:28
>>94 ありがとさん!シイフォニーXも絶対やるよ。
あと>24の2ndってとこと
>>79 のHIGHLORDのスペルが間違ってるじゃないか・・・鬱だ・・・逝ってきます・・・。
96 :
夕市 :01/08/27 03:02 ID:gHZWAwFs
>てぃむぽぽ氏 大活躍じゃないか。いいなあ。 俺、もっと働こう。音楽関係ないけど。 しかし、穏やかですねぇここは。氏のなせる技ですかね。
なんだ、スレのタイトル&HNからしてクソスレかと思ったらマトモじゃないか。
98 :
院議 :01/08/27 03:20 ID:kU7PNe5k
てぃむぽぽ氏はギターやってるの?
ふう・・・今日は疲れたよう・・・。 明日か明後日アーテンションやるよ・・・。 ギターは結構やってたよ。でもバンド経験なし・・・。
100 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/27 21:53 ID:1QArAqQ.
一応100とっておこう。なんかリクエストあったらきぼ〜ん!!
101 :
封筒 :01/08/30 13:35 ID:SB5xNahU
てぃむぽぽもうレビューやらないのかな? 2ch終了しそうだし、必死にカキコしても潰れたら意味無いもんな スレ立ててからほんのわずかで閉鎖かよ・・鬱だ
102 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/08/30 14:20 ID:FTNTS1A6
>>101 のいう通り、
レスが付かない、閉鎖の危険性がある、など問題があるが、
俺はこのスレ見てるぜ!>てぃむぽぽ氏
もしレヴューのストックとかがあるなら拝ませてくれ!!
103 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/08/30 18:46 ID:8DZREsO6
期待してるage
ARTENSION 2nd PHOENIX RISING 1曲目 AREA51 シュラプネル発、テクニカル・プログレッシヴ・様式美メタルバンドであるARTENSIONは、 そのレーベルの特色とは裏腹にギタリストではなく、キーボーディストが主導を握るバンドだ。 現役クラシックピアニストという肩書きを持つヴィタリ・クープリはその音楽理論、テクニックにおいてメタル界一の実力者なのは間違いない。 彼のその頭脳から生み出される楽曲はかなりのプログレッシヴ性を含んだもので、 そこが他の典型様式美バンドとの差別化の決め手になっていると言える。 それはミッドナンバーであるこのAREA 51からさっそく顕著で、ヴィタリ独特のテクニカルなフレーズが堪能できる。 もちろん他のメンバーの実力も折り紙つきで、特にヴォーカルのジョン・ウェストの凄まじい声量はまさに究極だ。 彼は若手(って言ってももう36くらいだけど)ナンバー1だと断言できる。それくらい凄い。 本曲は7分を超える長さがあるがそれほど冗長さを感じるわけではなく、以外にさらっと聴けてしまう。 そのミステリアスな雰囲気もよく、言い出来だと思う。
2曲目 Through The Gate 変拍子全開のイントロから始まるスピードナンバー。 このイントロ、はっきり言っていくら聴いても何拍子かわからない・・・。 歌メロが若干魅力薄だが、そこはジョンの素晴らしい声で補えてしまうから恐ろしい。 そしてなんと言っても途中にある凄まじいハイトーン!全身に震えがくる。 この曲も7分半もの長さがあり、特に展開に凝っているわけでもないのだがさらりと聴けてしまう。不思議だ。 ソロでのテクニカルなバトルはもうこのバンドの定番で、一切の破錠もない凄まじさ。 もう一ひねりほど欲しいというのが本音だが、十分にプログレッシヴ様式美ファンの欲求を満たしてくれる ハードなナンバーであることには違いない。
106 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/30 21:39 ID:b.eXU8JY
3曲目 Valley Of The Kings 素晴らしい情感をもって歌いあげるジョンのヴォーカルが耳から離れない、極上のスローナンバー。 もちろん楽曲そのものが美しいためでもあるが、それ以上にジョンの実力あってのものだと思う。この出来栄えは。 ヴィタリのピアノも実に美しく、本領発揮といった感じだ。 途中からヘヴィな展開になり、例によって凄まじいソロバトルが繰り広げられるが、 ここではヴィタリのキーボードの音色がかなり耳障りと言うか、せっかくの序盤での叙情味が損なわれてしまうと 感じるのは自分だけだろうか。 よく指摘されることだが、フレージングは素晴らしいのだから音色にも気を使って欲しいものだ。 このプロダクションもはっきりいって荒い。
しまった・・・sage
4曲目 Blood Brother スペイシーな古典的キーボードサウンドが逆に吉とでる、ファンキーでノリのいい曲。 前作にもこんな感じの曲はあったが、出来はグっと向上している。 ジョン・ロードばりのサウンドを聴かせてくれるのが、なんだかクラシックピアニストとという肩書きと アンバランスな感じで面白い。 なんだかジョンのヴォーカルもグレン・ヒューズっぽくも聴こえたりして・・・。 実に意義のある位置にある曲だ。
5曲目 Into The Blue イントロのキーボードがすべてを語る、比較的ストレートなスピードナンバー。 こういうのを待っていたという人も多いだろう。素晴らしい出来だ。 蒼い壮大な空を旋回するようなイントロメロディーとスピード感が心地よく、 何よりサビが秀逸だ。ジョンのメイン、メロデイーはもとより、バックのコーラスもテンションを高めてくれる。 そのコンパクトさが効をなしたか、ソロバトルもこれまでの曲中でもっとも聴き安く、印象深い。 間違いなくハイライトだと断言できる。代表曲とも言える曲なので、必聴。
6曲目 Phoenix Rising タイトル曲。スローナンバーなのだが、これまでの怒涛の展開劇のあとに聴くと少々退屈に聴こえる。 まあ、一休みするぶんにはいいが、曲単体としてみた場合、見劣りしてしまうのは確か。 ここでもジョンの凄まじい声量のハイトーンが繰り出され、この楽曲の印象付けに多大な影響を施しているが、 もしジョンじゃなかったら・・・そんな思いがしないでもない・・・。
7曲目 Forbidden Love ミッド〜ファストの中間の曲。イントロのキーボードから始まる流れは他の曲と同じで、 良質の曲なのは間違いないのだがイマイチ個性に欠ける。 それはアルバム全体の曲のトーンが均一で、特筆したものが欠ける、というわけでもあるのだが・・・。 あまり書くことがないが、しいて言えばロジャー・スタフルバッハのギターソロが非常にうまく、 そのプレイがとても美しい点か。
8曲目 The City Is Lost こちらも前曲であるForbidden Loveと似ていて、大体の展開は同じだ。 だから最初に聴いたときは区別がつかなかった、と言うが本音。 しかし、出来栄えはこちらのほうが上で、Into The Blueとともに様式美ファンの心を捉えそうな感じだ。 しかしヴィタリの音色はどうにかならんもんかな・・・
9曲目 Goin' Home 本編のラストを飾ると言ってもいいバラードで、素晴らしい名曲。 もう言い過ぎかもしれないが、ジョンの深みのある熱い歌唱が心を揺さぶる。 ヴィタリの哀愁のピアノも完璧なドラマを構築しており、並みの新人では到達できない領域に達している。 展開も実に聴き応えがあり、ソロでのギターの圧倒的な叙情性は特筆もので、凄まじい泣きっぷりだ。 アレンジ、ソロともにすべてのマテリアルが鉄壁の美学を築いている。 必聴!!
10曲目 I Really Don't Care 前作のラスト収録のI Don't Careの続編(!?)で、ピアノだけのインスト。 ヴィタリ自身の自由な空間と言った感じで、本編との繋がりこそないが、曲自体非常に 奇怪且つクラシカルで面白い。 こんな感じのソロが他の曲にも組み込まれたら面白かったのに・・・。
115 :
院議 :01/08/30 22:37 ID:EGIhHO.c
アーテンションの「Phenix Rising」、ギターの音悪いよね。 中古で買って聴いて萎えた。
116 :
封筒 :01/08/30 22:40 ID:AT.jr1ZI
>115 あぁ! まだ総評があるのにぃ! まっ、いいか てぃむぽぽカムバーック!正直嬉しいね。 まずはお疲れさん
117 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/30 22:46 ID:b.eXU8JY
総評 ARTENSIONの持つ音楽性は、現役クラシックピアノ奏者であるヴィタリの独自の視点から ヘヴィメタルにおける様式を見据え生まれたもので、形(展開)こそ様式美のそれを保ってはいるが その全体に息づくプログレッシヴ性は、確実に他のバンドとの差別化を決定付けるものとなっている。 変拍子を取り入れただけで、決してプログレッシヴではないと言われることの多い「プログレ・メタル」であるが、 元祖プログレッシヴ・ロックと呼ばれていたバンド達が、ビートルズらを筆頭とするカルチャーロックの「様式」からの脱却という 共通のコンセプトをもち、視点に違いはあれど何らかの形で「様式」を意識している時点で、プログレッシヴ・ロックは その自身の音楽性を「アンチとしての様式」と定義してしまっているのだと自分は思う。 だから、決して絶対的な「進化」した音楽など存在しないと思うし、「様式美」というジャンルで呼ばれる音楽にも プログレッシヴな精神は息づくのだと言うのが自分の考えだ。 単純、難解といった区別はあっても、すべての音楽は平等で、いかなるものにも進化する精神は生まれる。 このARTENSIONは、まさにそういう考えを裏付けてくれる音楽性をもったバンドで、 様式美とプログレ的展開、フレージングが非常にうまいバランスで保たれているのが印象的だ。 まあ、どの曲もトーンが同じで似たような感じがするというプログレの悪い部分も引きずっているのも事実だが・・・。 それと何度も言うがこのジョン・ウェストのヴォーカルは凄まじく、彼の参加したアルバム中最高の出来ではないかと思う。 ロジャーのギターも個性こそ薄いが、つぼを得たプレイを聴かせてくれて非常にいい。 問題はヴィタリの音色と、プロダクション、決定的となる明確なメロディーの導入くらいか。 それを差し引いても素晴らしいアルバムには違いはない。
118 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/30 22:53 ID:b.eXU8JY
>>115 -116
全然途中でレスつけてもかまわんよ。
気にせずに突っ込んでくれても全然おっけー!
ってかお久しぶり。ホントは昨日やるはずだったんだけどくだらないことに時間使ってた。
119 :
封筒 :01/08/30 22:57 ID:mlphSquo
戻ってきてくれて嬉しいぜ 2ちゃん終わるみたいだから、ここも自然消滅するのかと思った ジョンウエストはやっぱりいいよなぁ これでもっとメロが良ければ・・・ まぁ、ヴィタリの曲にはそういうの多いけど
120 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/30 22:59 ID:b.eXU8JY
マジ2ch終わるの!?最悪だ・・・それってほぼ決定なの? これからどうするよ・・・
歌メロに関してはジョンウエストが自分で作ってるんじゃなかったっけ?(うろ覚えスマン)
122 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/30 23:00 ID:b.eXU8JY
>>121 いや、そうだったと思うよ。
もう一歩って感じだね
123 :
院議 :01/08/30 23:10 ID:EGIhHO.c
うわっ、総評あったのか、スマソ。 どうでもいいレス書いてしまったよ。 お暇でしたらシンフォニーXもお願いします。 死ぬほど好きなので。
124 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/30 23:12 ID:b.eXU8JY
125 :
院議 :01/08/30 23:16 ID:EGIhHO.c
>124 3枚目が好きなんでお願いします。
126 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/08/30 23:19 ID:b.eXU8JY
ケツ帝
127 :
封筒 :01/08/30 23:24 ID:E3Nb.92Y
2ch終了ってのはまだ決定したことではないけど 可能性は高いらしい。 避難所でも作っとく? 歌メロに関しては、アーテンションもリングもヴォーカルが作ってるよね しかし、ヴィタリの曲にはメロを付けにくいと言う人が多いよな ジョンはロイヤルハント、ソロのときはイイメロ歌ってると言う人もいる 俺もそれには同意 まぁアーテンションはヴィタリ中心のバンドだから、俺は満足してる ギターもロジャーでも別に構わない ただもう少し目立ってくれたら・・・それにもっと丁寧に弾いてくれたら(w それから、ヴィタリのKey音色に対する不満は俺も一緒 これでリング並の音色の良さだったらなぁ・・・ >124 名盤と呼ばれている三枚目を是非 >126 楽しみにしてるよ それにしてもケツ帝って・・・・・
SYMPHONY-X 3rd THE DIVINE WINGS OF TRAGEDY 1曲目 Of Sins And Shadows テクニカル様式美の最高峰であるシンフォニーXは、ダークなクラシカル様式に プログレ顔負けの凄まじい複雑な展開を融合させた最初のバンドだと言える。 実際、それを思考したバンドはいたと思うがここまで完全な形で示した連中は他にいない。 これまでの比較的引き篭った音像でそのスタイルを確立してきたシンフォニーXだったが、 この3rdから大胆にヘヴィネスよりの重いリフを導入するようになり、これまでのファンを驚かせた。 その最たる例が早くもこの1曲目で確認できるが、イントロだけではまったく別バンドとしか思えないほど豹変している。 非常にコンパクトな様式美の曲だが、ソロの前のコーラスなんかは、もろにクイーンからの影響が覗える(悪い意味ではなく)。 全体を通して歌メロも悪くないし、もちろんこのバンドの華であるロメオの超絶ギターソロも堪能できる。 代表曲とまではいかなくても、名曲だと思うが・・・好みが分かれるのかも。
2曲目 Sea Of Lies 個人的にメインリフが好きなミッドナンバー。 全体にアレンジが単調なためかイマイチ深みに欠ける気がしないでもないが、 そのリフ、フレージングが非常に凝っているため飽き易いというわけにはならない。 サビのメロに魅力薄で、ミッドナンバーと言うこともあってか中庸な曲という冠は否めない。 ピネーラのキーボードはもっとソロイスト思考を前面に押し出せばかなり聴き応えのあるものになるのだが・・・ 何故かどうにも地味だ。
3曲目 Out Of The Ashes Of Sins And Shadowsのような様式美ファンが泣いて喜ぶタイプのスピードナンバー。 確実にこのアルバムを代表する曲だと言える。 彼らのこれまでの曲の中でもっともコンパクトなつくりだが、非常に聴き易くこういう曲もあったほうがやはりいい。 相変わらずロメオのギタープレイはリフ、ソロを問わず凄まじい個性を発散している、凄まじいプレイヤーだ。 ラッセルのヴォーカルも堂に入っていてパワフル。かなりの実力者だ。 この曲をシンフォニーXのベストとする人も多いであろう名曲。
4曲目 The Accolade アコースティックのイントロから始まる大作。10分近くある。 まあ、基本的に10分とかの曲は苦手なのだが、この曲の場合その叙情性が非常に素晴らしく、 これまでがヘヴィな曲続きだったため、なんだかホッとできる。 美しいキーボードアレンジをバックに展開する美的空間はこのバンドならではのもので、 個人的にメロが圧倒的に美しいため冗長さはほとんど感じないが、 全体的なテンポが遅めなので人によっては退屈に感じるのかも。
5曲目 Pharaoh 正直、全然好きじゃない曲・・・ヘヴィなミッドナンバー。 プログレ然としたシンフォニーXの悪い部分の例がこの曲だと思う。 ヘヴィ&コンパクト思考を打ち出し始めたせいで、退屈なリフ、歌メロが目立つ。 ソロパートなんかはかなりエキサイトできるがどうにも中庸な作りで、聴き流してしまう曲。
6曲目 The Eyes Of Medusa 光線を放つかのようなロメオの強力なピッキング・ハーモニクスが最高にかっこいい。 ミッドナンバーで、歌メロも平坦なため退屈に感じる人もいるかもしれないが、 個人的にはかなり好きな曲だ。 ラッセルのボーカルのパワーは凄まじく、線の細く、パワーのないヴォーカルの多い 様式美というジャンル中で確固たる個性を放っていると言える。 途中、急に曲調がガラリと変わり静かなパートに切り替わるため、最初聴いたときは 次の曲に変わったのかと思ったものだ。
7曲目 The Witching Hour イントロのミステリアスなフレーズが印象的な、個人的名曲。 タイトルが示す通りの怪しげなメインメロディーが秀逸で、歌メロなんかはどうにも単調、 そしてコンパクトなのだが何故か惹かれるものがある。
8曲目 The Divine Wings Of Tragedy タイトルトラックになるだけあってその気合の入り方は尋常じゃない。 なんと20分を超える超大作。 ・・・しかし、はっきりいって長すぎる。ミクロな視点で見れば非常に秀逸な展開、 メロディーが満載なのだがここまで繋げられると正直退屈。 序盤の賛美歌調のパートなんかはそのドラマ性を高めようと導入されてるのはわかるが、 個人的には余計に感じてしまう。 明確なメインメロディーも見当たらないため曲の焦点を捉えにくく、聴き終わったあとにイマイチ印象に残らない。 まあ、シンフォニーXを完全に」プログレバンドとしてみるのであれば、この見方は間違っているのかも知れないが、 その先人たち(イエス、ジェネシスなど)の生み出した大作と比べても出来はイマイチだと思う。
9曲目 Candlelight Fantasia ラストを飾る美しいバラード。 シンフォニーXは基本的に、歌に明確なメロディーを持ってこないバンドで、 そこがいい意味でも悪い意味でも他のバンドとの差別化のポイントとして存在するのだと思うが、 この曲に関しては、やはりバラードということもあってか叙情メロディーに満ちた歌メロを乗せている。 特にオーラスでの、圧倒的な泣きのギターをバックにサビがフェードアウトしていく部分は素晴らしい美しさで、 今作のラストにしてハイライトと呼べるほど泣ける。 超名バラードだ。
137 :
てぃむぽぽ ◆DyQcmIfM :01/09/02 12:45 ID:zFUAXR1w
総評 コンパクトな曲と大作という極端なつくりのアルバムのせいか、意外に書くことがなくて自分で驚いた。 ギター&キーボードバトルが素晴らしいのは当たり前だし、ピネーラが何故か地味なのも大体全曲で同じなため 書こうとすることが同じになってしまう曲が多く、イマイチ文が充実しないという結果に。 しかしこのアルバムが名盤なのは間違いない。Out Of The Ashesなんかは代表曲なのは間違いないし、 ロメオのギターの冴えは全曲で堪能できる。 まあ、大作については前出の通り長すぎて閉口だが・・・。 やはり今後の要望としてはキャッチーな歌メロの導入の一点に集中してしまうのだが、 そこさえ押さえられれば言うことはない。
ANGRAkimoi
139 :
院議 :01/09/06 20:18 ID:fp5qiD8I
>>128 -137
をを、とうとうやったんすね、シンフォニーX。
140 :
てぃむぽぽ :01/09/07 02:50
ただいまage
次はなにかな?あげ
142 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/07 09:38
お兄ちゃん シグマお願い
143 :
てぃむぽぽ :01/09/07 11:42
シグマ持ってない・・・
144 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/07 12:41
Symphony X 「V」もキボン
145 :
てぃむぽぽ :01/09/07 12:44
シンXの3rdのレビューは文章不出来でスマソ。 できれば次は他のバンドがいいかな。
クレイドルやってにゅ
147 :
てぃむぽぽ :01/09/07 12:46
クレイドルはミディアンしか持ってないよ・・・。 てかルリはホントに気まぐれでHN変えてるんだね
148 :
Jason Becker :01/09/07 12:48
Perpetual BurnからAltitudesをお願いしたい。
ルリの時は可愛い子ぶってるにゅ(ようするに素にゅ) レストランの時は煽りにゅ ミディアンやってにゅ
150 :
てぃむぽぽ :01/09/07 12:50
デス&ブラックにあんまり詳しくないから的外れのレビューになりそう。
151 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/07 12:51
RAGEのWelcome to the other sideは? イイ作品なのに話題にならない(w
152 :
てぃむぽぽ :01/09/07 12:57
>>151 新作?まだ聴いてない。最近はプログレメタル系ばっか聴いてるからなぁ
さげ
ロイヤルハントの新譜はダメ?
155 :
てぃむぽぽ :01/09/11 18:53
ちょうどいるよ。 実は中古落ち待ち・・・ゴメソ それよかパラドックスやりたい。
156 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/11 18:55
>>155 ロイヤルハントと言えばパラドックスですな!
157 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/11 18:56
先週マジ時間なくて更新怠ってたけど今週はやるよ!・・・たぶん。 ルリの要望のミディアンやろうかな
158 :
てぃむぽぽ :01/09/11 18:56
↑俺ね
159 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/11 18:59
ここ結構ええね。ケリー・サイモンもやって欲しいっす
160 :
てぃむぽぽ :01/09/11 19:01
ケリーサイモン持ってない・・・ゴメソ
あげ
163 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/13 20:28
aaaaaaaaaae
164 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/13 20:29
ジャミロクワイの新譜。 CMのリフがいい。クール。
165 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/13 20:30
てぃむぽぽカムバーク!!
166 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/13 20:30
ちんぽこカムショット!!
167 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/13 20:30
最近更新してないな・・・寂しい
168 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/13 20:35
マジでてぃむぽぽどうした?忙しいのか?
Symphony X のレビューは荷が重すぎたみたいですね。 メロスピには評価甘めのようですし。 フレーズ単位で元ネタとの比較・評価が必要だと思いますが? Symphony Xがメロスピ曲に時間をかけてないのは歴然。 Candlelight Fantasiaについても、”いいメロ思い付いたけど他どうすっかな” 的な迷いが”作りかけ感”を感じさせる、もったいない出来だと思う。 サビと後ろの絡みは本当にすばらしいのだけれど。
170 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/14 00:23
フォーエバーてぃむぽぽ
更新が止まってるけど、飽きたのか?てぃむぽぽ・・・
最近、輸入市場で[ドラゴンランド][スカイラーク]ていうのが 人気なそうですが、 ご存知でしたら、さらっと教えていただけませんか?
173 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/15 06:41
テスト
175 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/18 02:43
ていむぽぽage
176 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :01/09/18 13:07
頼むから復活してくれ
レビューサイトへ行けば良し
178 :
名無しさんのみボーナストラック収録 :
01/09/23 12:47 期待age