「ジェントルに、しかし無慈悲な捜査員の声が高らかに響く。
呆然とした
>>1は、夢ならば早く醒めて欲しい、そう心の中で叫び続けた。
「認めるんですね?」捜すべて、ログは取れています。時間、場所、アクセスポイント、すべて証拠はそろっています。」
あくまで査員の声にビクッと反応した
>>1は、こっくりとうなずく。
それを聞いた捜査員は、これまでとはうって変わったような低い口調で、同僚に告げる。
「6時2分、容疑者逮捕。おい鑑識、容疑者のパソコンの電源を入れろ。証拠写真を撮る。
…お母さん、とりあえず
>>1さんに向こう3日分の下着を用意してあげてください。
署に連行して聴取しますので。」
母親は力が抜けたようにその場に崩れ落ちた。
>>1が震えながら訴える。目は泪で潤んでいた。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!本当にそんなつもりはなかったんです!」
「君がそうだったとしても!!」突然大声になって捜査員が、
>>1の蚊の鳴くような声を遮る。
「…君は刑事犯罪を犯してしまったんだよ。ネタじゃ済まない。もう、逃げられないよ。」
1に対する司法の制裁は、まだ始まったばかりだった。