●●「検査怠り肝がんで死亡」賠償命令 ●●

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1卵の名無しさん
●●「検査怠り肝がんで死亡」と 日赤と医師に賠償命令 ●●

 肝硬変を患っていた北海道北見市の男性=当時(67)=が肝がんで死亡したのは日
本赤十字社(東京)が開設する病院の医師が検査を怠り、がんの発見が遅れたためだと
して、妻子が計約6400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は18日、
日赤と医師に計約3600万円を支払うよう命じた。
 判決理由で笠井勝彦(かさい・かつひこ)裁判長は「肝がん発症の可能性が高い肝硬
変を患っていたにもかかわらず、がんを早期発見するための検査をしなかった」と医師
の注意義務違反を認定。日赤の使用者責任も認めた。
 病院側は「検査を勧めたが断られた」と主張したが、笠井裁判長は「患者から断られ
た場合、検査の重要性を十分説明すべきだ。1度断られたことが検査を怠ったことを正
当化するものではない」と退けた。
 判決によると、男性は1990年8月、北見赤十字病院(北海道北見市)の内科を受
診し、肝硬変と診断され、毎月1回通院していた。医師は2カ月に1度は腫瘍(しゅよ
う)マーカーの検査をしなければならなかったが、98年12月の検査後、約7カ月間
検査しなかった。この間に数値が増加し肝がんの兆候が出ていたのに早期に発見できず
、男性は2000年1月に死亡した。
 北見赤十字病院は「判決を踏まえ、今後の対応を検討したい」としている。
                        [2005年11月21日配信ニュース]
2卵の名無しさん:2005/11/22(火) 05:00:49 ID:M5LSXdR00
肝硬変、肝癌は、クリニカルコース。
3600万円は高すぎ?
患者が検査も断っているのに。
検査で発見していても、予後は怪しい。
厳し過ぎるなあ。
3卵の名無しさん:2005/11/22(火) 05:06:13 ID:HiuhrDMA0
「癌は早期発見ですべて治る」
なんて幻想を妄信しすぎ。
これが、もし、早期検査していて早期発見していて、
治せなかったら、それでも訴えられていたかもね。
4卵の名無しさん:2005/11/22(火) 07:58:17 ID:H96yravX0
電話勧誘のバイトは「マンション投資を勧めたが断られた」と主張したが
「医者から断られた場合、マンション投資の有利性を十分説明すべきだ。
1度断られたことが再度の電話勧誘を怠ったことを正当化するものではない」

あっ、スレ間違った。ゴメソ
5卵の名無しさん:2005/11/22(火) 08:20:14 ID:7L8m79hL0
医療費削減に協力するとこういう目に遭います。
レセプトの点数が多いという突込みには、この判例を持ち出して抗弁しましょう。
6卵の名無しさん:2005/11/22(火) 11:47:10 ID:NemSfjmR0
各外来には
「検査勧めるも拒否」
「致死的な不利益あるととくも拒否」
というハンコを用意しましょう
7卵の名無しさん:2005/11/22(火) 11:48:35 ID:m0uukWLG0
>>6

すでに書きまくってますが。
8卵の名無しさん:2005/11/22(火) 11:50:20 ID:NemSfjmR0
>>7
いや「ハンコ」
手書きなんて疲れるだけでしょ
9卵の名無しさん:2005/11/22(火) 12:00:42 ID:m0uukWLG0
>>8
混んでいるときは疲れるね、たしかに。
しかし、年々、身体所見以外の記述がどんどん増えてるわ。
10卵の名無しさん:2005/11/22(火) 12:05:47 ID:DZo2f/wz0
一回で無く何回も説明し説得し拒否と毎回書いた上で、早期発見の責任がもてなく進行がんで見つかるかもしれませんが良いかと毎回聞き続けるしかない。

11卵の名無しさん:2005/11/22(火) 12:06:33 ID:NemSfjmR0
3分外来でそれやってたら
聞くだけで終わるんだけどな
それが希望なんだろう、裁判所の
12卵の名無しさん:2005/11/22(火) 13:54:08 ID:AcdyHVez0
7ヶ月AFPはからなかっただけか。
2ヶ月ごとにするべきって、、、3ヶ月に一回でいいだろう?
判決がおかしい。
13卵の名無しさん:2005/11/22(火) 14:37:35 ID:7JVJ9fnt0
>>12
どこから2ヶ月に1回というのが出てきたんだろうなぁ?

“腹部エコー検査は・・・・ハイリスクグループである肝硬変では
3ヵ月毎の熟練した術者による丹念な検査が必要”
ttp://www.jsh.or.jp/guide/guide3.html

とあるが・・・AFPは2ヶ月に1回なのか?

>>10
なんども聞いてると、そのうち患者こなくなるからそれがねらいかもね
14卵の名無しさん:2005/11/22(火) 14:53:00 ID:kEvNpN5d0
判決意訳
 
石は一度勧めた検査は患者の意志を無視しても施行しなければならない。
15卵の名無しさん:2005/11/22(火) 15:02:14 ID:Rcx4rr530
インフォームドコンセントに真向から対立してるような気がするな、、、これ。
16卵の名無しさん:2005/11/22(火) 15:59:07 ID:DjFGY/Hp0
北海道新聞「くらし専科」 平成17年11月20日付「片桐由喜先生の こう見る こう読む」

医師の派遣「説得と強制」がカギ

(前略)自発的な過疎地域への移動を個々の医師に期待できない以上、医局であれ
国家権力であれ権威と強制力を盾に彼らを地方へ送り出すシステムは欠かせない。
公立小中学校の教師は公務員であるため、転勤命令が出ればどんなへき地であれ
行かなければならないのである。いやなら教員を辞めるしかない。
 イギリス社会保障の父、ウィリアム・ベヴァリジ卿は人を動かすのは「説得と強制」
であると断じた。地域医療対策のキーワードであろう。(小樽商大教授)

http://society3.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1120720484/583

新たな聖地の誕生ですか?
17卵の名無しさん:2005/11/22(火) 16:14:03 ID:cKHcrOYb0
あからさまに変な判決には医師会が断固立ち上がるか、判決を受けた当事者でもいいから同業者の署名なりなんなり集めて裁判所に提出すればいいと思うんだが・・・。
18東大寺問題児 ◆UCtmEpBIoo :2005/11/22(火) 16:14:54 ID:4xDnehmJ0
>16
新しい「聖人」の誕生です。
(これまでの聖人;小山委員、森功名心、河崎某元「眼科」教授、三重大一内教授…)
19tetu:2005/11/22(火) 16:28:45 ID:F6fiVJve0
片桐教授の講演を聞いたが、アホだった。
日本の医療をけなしまくって、最後に
医師会の先生から「最後はどの国の医療を受けたいか」と
言われて、日本の医療を受けたいと抜かしておったわ。
20卵の名無しさん:2005/11/22(火) 16:30:47 ID:QEcFNBs40
ホンモノですなw
21卵の名無しさん:2005/11/22(火) 16:35:35 ID:DjFGY/Hp0
厳しい北の大地が聖人達を育てるということですね。

笠井勝彦札幌地裁裁判長「患者から断られた場合、検査の重要性を十分説明すべきだ。
1度断られたことが検査を怠ったことを正当化するものではない。」

片桐由喜小樽商大教授「自発的な過疎地域への移動を個々の医師に期待できない以上、
医局であれ国家権力であれ権威と強制力を盾に彼らを地方へ送り出すシステムは欠かせない。」
22卵の名無しさん:2005/11/22(火) 16:43:16 ID:Z032qZ570
また北海道の評判が悪くなるね。ただでさえ内地の人にバカにされてるのに。
23卵の名無しさん:2005/11/22(火) 17:33:45 ID:QVpMNHjYO
>>13
去年出た肝臓病ガイドに、AFPとPIVKAを交互に二ヶ月毎に採血するように書いてありました
ついでにいうと、B型無症候性キャリアにも、年二回位のエコー、採血が必要だとあったような。。。
こんなことキャリアに言ったって、金儲け医者と思われるだけで、誰も言うことを聞かない訳だけど、気を付けないと損害賠償だね
保険で通らないことまで期待しないで欲しいですね
24卵の名無しさん:2005/11/22(火) 17:39:05 ID:NemSfjmR0
>>23
病院どうしで連合組んで検査増やすために互いに定期的に患者を受診させるしかないですかね
基本的に患者数が2倍以上になっておいしい気もするんですけど
2523:2005/11/22(火) 17:55:51 ID:QVpMNHjYO
よく読んだら、98年のことだから、昨年のガイドは、まだ出てないねぇ(\/)#
無茶苦茶だね
26卵の名無しさん:2005/11/22(火) 18:01:18 ID:39VmLEkp0
>10
いやいや、とにかく、可能性が1%でもあれば、検査するのは
当然です。
支払基金や、国保もこの判例が出た以上、どんな検査でも
わずかでも関連があれば認めるべきです。
27卵の名無しさん:2005/11/22(火) 18:05:06 ID:NemSfjmR0
>>26
判例を付記しても査定はされますよ
28卵の名無しさん:2005/11/23(水) 12:55:53 ID:E3pI7xQq0
>患者から断られた場合、検査の重要性を十分説明すべきだ。
>1度断られたことが検査を怠ったことを正当化するものではない

これに結構ショックを受けた 3分診療を押し付けておいて コレはないんでねえの?
当たり屋のやりたい放題じゃん
29卵の名無しさん:2005/11/24(木) 23:47:44 ID:oEt3tjBf0
患者は治療を受ける権利を有すると同時に、
医療者と協力して治療に当たり、治療に対する責任を持つのですよ。
医者は患者の同意なしに検査や治療を施してはならないのですよ。
これを理解しない患者は責めを負わないのですか。
30卵の名無しさん:2005/11/25(金) 13:45:36 ID:1vGvKXmu0
糖尿病や肝硬変の患者は、医者の言うことをまともに聞かないのが多い。
そういう患者は、自分の病気についての理解も欠如している。
検査や治療を勧めても「イヤダ」、いくら根気よく説明しても意思疎通不可能。
わからんやつはわからんよ。それでも死んだら医者の責任になるわけね。
そんな判決出して患者甘やかして医者脅して、いったいどうしたいの?
31卵の名無しさん:2005/11/25(金) 13:49:33 ID:66m8o0M20
アルコール肝硬変のPtに
禁酒させなかったから、裁判で敗訴した石、
いたなあ。
32卵の名無しさん:2005/11/25(金) 15:42:10 ID:ZVQ8hJsN0
この判決は明らかにおかしいな。
絶対に控訴だ。医療裁判は、医者による陪審員制がいいな。
33卵の名無しさん:2005/11/28(月) 22:37:09 ID:UCaOIY1g0
>医者による陪審員制

それいい。
34卵の名無しさん:2005/11/29(火) 00:30:01 ID:5Zfj3jIs0
本来は裁判官の訴追裁判を陪審制ですべきだろ。
35卵の名無しさん:2005/12/05(月) 00:54:47 ID:i/LEolSb0
冷静に専門家的知見を述べさせてもらえば
HCV陽性の肝硬変患者は
3ヶ月に1回AFP測定と何らかの画像検査は必要だ。
さらにCTやMRIはダイナミック造影が必要でつ。
これを知らないと訴訟に負けて当然。これ本当。
あと、HCV陽性患者に2回はインターフェロン勧めてね。
よくわからなかったら、専門医への受診を2回勧めるるだけでいい。
ポイントは2回。カルテに患者拒否の記載があれば何とかなる。
都内大病院で悪徳弁護士がうろついている、って都市伝説は
熊ちゃん先生が講演で触れ回ってまつので有名。
36卵の名無しさん:2005/12/05(月) 02:17:32 ID:0xJ9y0SW0
不当判決だ。
ひどいもんだ。
37卵の名無しさん:2005/12/05(月) 02:19:35 ID:b5jPXDZS0
>>35
3ヶ月に1回のDy-CTは被曝の問題もあるからどうかと思うがね。
うちでは血小板10万以下のLCには4ヶ月に1度のエコー、markerもその時にはかる。2ヶ月に1度は正直やってない。
すでにHCCの治療歴があるばあいでも、3ヶ月に1度のエコーとmarkerチェック、それと6ヶ月に1度のDy-CTだな。それが精一杯だ。

38卵の名無しさん:2005/12/05(月) 02:25:02 ID:b5jPXDZS0
まあ、この判決のいちばんおかしいところは、HCCを早期発見すれば長期予後が期待出来る癌腫と同じに考えて賠償額を算定してるとこだな。
HCCは1個出来れば、次々に出来てモグラ叩きになることが多いし、大体、LCで肝機能も悪いことが多いから、5年生かすのはなかなか難しい。
そもそも7ヶ月、検査しなかっただけで、いきなりmultipleやPVTT+のadvanced HCCまで育ってしまうrapid growth typeのHCCは早く発見しても大して予後に変わりないことが多い。
こんな理不尽な判決ないね。まったくバカげてるよ。
39卵の名無しさん:2005/12/05(月) 11:53:47 ID:sAfgemkX0
LCまで逝けばさすがに慎重なfollow up必須でしょうが問題はその前の段階では
40卵の名無しさん:2005/12/06(火) 00:45:16 ID:ba+/z+Oy0
7ヶ月って、そんなに致命的なブランクじゃなくね?
俺んとこなんて、BやCのLCでも6ヶ月に一度しかUS、採血してねえww
400床で消化器内科3人しかいねえから、それでも一杯一杯なのさw
でも6ヶ月に1度の検査でも、ほとんどは3cm以下で見つかるけどね。
たまに両葉にdiffuse HCCが満開の桜みたいに、咲いててビクーリすることもあるがね。
そういうのは不可抗力だよね。
41かーっぺっ:2005/12/11(日) 22:00:53 ID:wpMyWRnK0
そんなに何でも最初から分かるハズというなら、その裁判官
オラの病院に来て、患者さま診てもらいたいモンだべさ。

裁判官様の診断ならたとえ具合悪くなっても、判決はおりているわけだし、
問題無しだな。みんな紹介状の宛先は裁判所サするべ。な。
42卵の名無しさん:2005/12/11(日) 23:09:12 ID:Ni1w8fuo0
この患者はB型肝炎です。
ttp://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/c1eea0afce437e4949256b510052d736/5bd9a997b7a9a59f492570c7000a5ceb?OpenDocument
上が判決文
判決文には、
具体的には,3か月に1回は腹部超音波検査を行い,
月に1回はいわゆる腫瘍マーカー(AFPあるいはPIVKA−U)
の検査を行うなどして早期に発見し,外科的切除術等により早期治療
に努めることが必要であり,このような検査方法及び検査の頻度に
ついては,平成11年当時において,既に一般的な医療水準になっていた

とありますが、B型肝炎の肝硬変の肝癌スクリーニングに関して
PubMedで検索しても、1,2ヶ月なんて異常な頻度のものは
一件もなく、6ヶ月おき、まあ、1年おきでいいだろう という
ものばかりです。

専門家の方、コメントお願いします。
43卵の名無しさん:2005/12/11(日) 23:13:49 ID:WwRCaZt/0
ひどい判決です。
いやになるね。

司法なんて、信用できない。
44卵の名無しさん:2005/12/11(日) 23:17:25 ID:lEtL6m/+0
ペンタゾミンって何?
レンベースって何?
ソゼゴンって何?
45卵の名無しさん:2005/12/11(日) 23:51:15 ID:jsW66qXP0
代償性とはいえB型肝硬変患者の余命を健常者と同一と考える時点でオワットル。
画像3ヶ月に1回はあくまで理想論。
7ヶ月画像診断されなかったが故に遠隔転移で発見された、という事例は
かなり稀なケースだろう。ごく少数だが急速な進行を示す肝癌は存在しえるし、
例外を認めず裁くのならば、臨床医学とはあまりにも過酷な業務と言える。
まあ、実際そうなのだけれども。
なら、もうちょっとまともな扱いをうけてもいいはずなんだけどね。

話は違うが、開業医にかかっていたときは一度もエコーを受けたことがない、
というC型肝炎患者が多い。お寒い限りだが、これが現状。
46卵の名無しさん:2005/12/11(日) 23:53:38 ID:e4SdLUoi0
月に1回の腫瘍マーカーのチェックなんて普通やらないよお。
そんな頻度で外来に来させること自体、マンパワー的に不可能やし。
ちなみに腫瘍マーカーというのは、早期発見にはあまり役に立たないんだよね。どちらかといえば治療効果判定とかに使うね。
HCCでもAFPが上がるタイプ、PIVKA?�が上がるタイプ、両方上がるタイプ、どちらも上がらないタイプと様々だしね。
ちなみに小さいうちから、マーカーの上がるHCCは予後不良のやつ。
small HCCのスクリーニングには、やはりエコーが一番有用だね。
もっともあまり進んだ肝硬変だと、肝実質が再生結節だらけでよくわからなくなるけどね。
でもうちも3ヶ月に1回やるのは、やっぱりマンパワーがないから無理。
せいぜい4〜5ヶ月に1回ぐらいだよ。
予約の日に来なくて、予約取り直しになると、その2ヶ月先になるから、7ヶ月ぐらい間があくことは、全然めずらしくないよ。
47卵の名無しさん:2005/12/12(月) 01:24:11 ID:xQCAbq+C0
この裁判官、AFPが正常範囲の20を超えたら、直ちに早期のHCCの存在を疑ってCT、MRI等しなきゃならないと考えてるようですね。
AFPは慢性肝炎でも正常域をオーバーしていることが多いし、肝硬変患者ではHCCがなくても200〜300ぐらいまで上がることもめずらしくないことは消化器の医者ならみんな知っています。
しかも肝炎の活動性によってかなり変動も大きいから、100以下の段階ではまだ様子見る場合が多いでしょうね。

48卵の名無しさん:2005/12/12(月) 01:26:11 ID:xQCAbq+C0
それとこの患者の場合、びまん型のHCCでしょう。
びまん型のHCCは最も治療に難渋する悪性度の高いタイプです。
小さいうちは画像診断も難しい上に、きわめて早期の段階で、脈管侵襲や遠隔転移をします。
3センチ以下で見つけて拡大切除をしても、高率に術後再発するのがびまん型HCCです。
ですから外科手術やRFA、PEITなどの局所治療の適応にならないことが多く、治療の選択肢としてはカテーテルからの動注療法ぐらいしか出来ないケースが多いです。
ハッキリ言って、この患者をAFPが90の段階でHCCを発見しえたとしても、予後はやはり1〜2年だったと考えられます。
49卵の名無しさん:2005/12/12(月) 02:49:25 ID:q6YlevK70
大変でも是非、控訴して欲しいです。取り放題の状態にさせないためには、
一つ一つ地道に勝っていく必要があり、学会も担当医を応援するべきでは。

患者拒否の検査をしなかったら、敗訴というのは、正直納得がいきません。
50卵の名無しさん:2005/12/12(月) 02:54:43 ID:VlnNV9n20
これは負けたままではまずいだろう。肝硬変にとどまる話ではないから
51卵の名無しさん:2005/12/12(月) 20:47:19 ID:E65sXFQG0
控訴したとのことですよ!
52卵の名無しさん:2005/12/12(月) 21:20:37 ID:nM6oAcvS0
こういうのは「判決を踏まえ、今後の対応を検討したい」じゃなくて
「不当判決だ。即刻控訴する」と言うべきだったと思うけどなぁ。

とりあえず北見赤十字ガンバレ。こんな馬鹿げた判決が罷り通るなら、
俺は肝疾患の治療から撤退する。
53卵の名無しさん:2005/12/12(月) 23:28:19 ID:t8qAacB60
完全な素人ですけど、担当医が検査を勧めたということは、その検査はしたほうが
良い検査だったんでしょ。
で、患者が検査を断ったのは、無知から。
患者が医療に無知なのは当然。医療のプロの医者は、無知な患者にその検査の
必要性を説明して検査をするべきであった。
という結論がまずあると思う。
再度、検査の必要性を説明しても患者が断るなら、検査をしない場合に起こりうる
不利益を説明して、その不利益を理解した上でも検査を断るという書類に
サインしてもらえばいいよ。
54卵の名無しさん:2005/12/12(月) 23:51:55 ID:kIOhXKV20
>>53
それが理想でしょうが、短い診療時間のなか
はなから医療不信・けんか腰のかたもおられますし
またそういうことをすれば
ドクハラといわれるのですよ。
理解する気すらない方もおられます。
お金を払っている消費者だからだというお気持ちなのでしょう。
飲酒喫煙いくら続けていても、消費者の権利をまもれ&医者の義務をはたせ・・・

なにせ 医者と患者様 のもう終わったお国での出来事ですから。
55卵の名無しさん:2005/12/12(月) 23:57:08 ID:0tLKE2AJ0
>>53
我々がなぜ一部の患者や家族をDQNと認定するか、わかってくれ…。
単なる無知や、同意書の署名で済む話なら苦労しないよ。どう対処したって
訴えるやつは訴える。その訴えが理に適っているかどうかが問われる。
そこで医療の正当性を守るために、言うべきことがあるんだよ。
56卵の名無しさん:2005/12/13(火) 00:17:06 ID:33xn4qfJ0
びまん型HCCて胃で言えばスキルス胃癌なんだよね。
5年生存率なんて、ほとんどゼロだよ。
どっちみち助からない病気で、3600万もむしりとるんじゃねえええ!
57卵の名無しさん:2005/12/13(火) 00:26:26 ID:1edrULgT0
この判決で泣き寝入りしては終わりでしょう。
このとんちんかんな判決の裁判官を育てた税金を取り返す訴訟を
医師会なりでやっていただかないと

受身では 殺 ら れ る 時代となりました。
58らら(・∀・) ◆MBjH6i85yE :2005/12/13(火) 01:39:13 ID:Zhba3iAU0
へ?控訴するんぢゃないのん?
59卵の名無しさん:2005/12/13(火) 08:13:23 ID:PkNb7fgU0
>>57
医師会は寄付なんか出すより、医療の敵に徹底的に訴訟をうつべき。
しかし現状は、天下りに目がくらんだ政府の傀儡。
国民の前に悪役を演じ、爆発寸前の医師を抑える仕事をしている。
60卵の名無しさん:2005/12/13(火) 08:16:28 ID:PkNb7fgU0
>>56
ある部分では悪性度の高い早い肝癌を考え、ある部分では一般的な
おとなしい肝癌を考える。ご都合主義の判決文。
裁判ってかくも非論理的なものかという典型判決だよね。
61卵の名無しさん:2005/12/13(火) 09:25:08 ID:RvVXyjP40
まあ、司法にもかなり売国成分が混(ry
62卵の名無しさん:2005/12/13(火) 10:06:01 ID:aQXth7wZ0
裁判官には誤った判決をした時のペナルティーはないのか?
医師には誤診した時のペナルティーがあるのに。

この判決はあまりにも酷い。
医師が夜中も働いている時、この裁判官はぐっすりと眠っていることだろう。

一方で、ミスをした医師が不勉強を理由に裁かれ、
他方では、ミス判決をした裁判官はのうのうと生きていけるのか?

63卵の名無しさん:2005/12/14(水) 08:27:25 ID:WIWkh9zm0
約半年に一回の画像検査は、この当時なら明らかにミスではない。
(患者が断ったために施行されてはいないが)
ガイドラインがある場合に裁判官は、それが出る前から専門家には広く
おこなわれていることだからガイドラインになったと考えているふしが
ある。しかし臨床で定説になったからガイドラインにのるわけではないし、
そもそもガイドラインを根拠にするなら、ガイドライン変更前にガイドライン
に則っていない変更後の治療がおこなわれていると考えること自体、
矛盾した非論理的な判断だと気付かないほどのお馬鹿さんということだ。
64卵の名無しさん:2005/12/15(木) 14:30:33 ID:rjQpGIly0
不勉強の裁判官も裁かれるべき。

人を裁く立場にある人間が
「医学の専門家ではないので、わからない」
で済む話ではない。

この裁判官を、免許停止に出来ないのか?
免許取り消しに出来ないのか?
全国の病院の現場レベルにかけた迷惑に対する、損害賠償を請求出来ないのか?
この裁判官を刑務所に入れることは出来ないのか?
65卵の名無しさん:2005/12/15(木) 14:41:45 ID:pH983S400
残念ながら裁判官はいかなることがあろうとも
最高裁判所長官以外の判断で処分が下されることはないようです。

裁判官が圧力をうけ判断を変えてしまうと、場合により政治的圧力に
屈するときもあるということになり三権分立の前提が崩れるからです。

裁判官は停職どころか減給もまったくされません。
だからあれこれ言う前に
訴訟が起こりうる処置はせず、何かやばいのがあれば手遅れですので
当院では手の施しようがありませんよそへ行ってくださいというか、
メジャーから逃散するしかないとおもいます。
66卵の名無しさん:2005/12/15(木) 18:22:37 ID:4QuwJZLe0
>>65
裁判官が免責である理由はそんなところだよね。しかしながら、それは
全く理屈に合わない。不当な圧力で判断を変えることと、間違った判断を
した時に罰せられることは関係ない。むしろお互い牽制し合うのが
三権分立の趣旨ではないのか。(日本の三権分立は実際絵に書いた餅)
67卵の名無しさん:2005/12/15(木) 18:24:38 ID:tdPhbVni0
67のジジイなんて交通事故で轢き殺されても精神的損害で数百万取るのが
せいぜいなのに、なんで医者相手だとこんなに取れるんだろ。
68卵の名無しさん:2005/12/15(木) 19:58:05 ID:xMy8FT++0
>>35←こいつは素人。
>>37が常識的な専門医だ罠。
69ドキュソルビシン:2005/12/16(金) 02:33:24 ID:W6yfrDfP0
判決を読む限り、おいらが一番納得できない論理はここ。

 ● C型の肝硬変は癌になりやすい
 ● 早期発見のために2ヶ月に1回のマーカーと3ヶ月に1回のエコーが有効とされている
 ● ところでB型肝硬変も癌になりやすい
 ● だから同じ頻度で検査すべきだ
 ● 同じ頻度でなくてもいいという証拠があるなら出せ

普通は、B型でも同じ頻度で検査しなければいけない証拠を出すべきだと思うんだが。


まあ、この医者はAFPが3→90にあがってもマーカー再検せず、
3ヵ月後の検査でAFP800まであがった時点でもエコーもせず、
頭痛で他病院受診させ、そこではじめてエコーで見つけてもらい
入院してからも説明も鎮痛もあまりしてないとことか、かなり問題ありそうな雰囲気ではありますがね



70卵の名無しさん:2005/12/16(金) 17:38:24 ID:UukX/6mU0
>>69
俺も、AFP800に上がった時に何もしなかったのが問題と
なっているのなら納得する。(まあ、その地点で何かしようと
予後は変わらないだろうが。というか、その3ヶ月前に何かしても
変わらなかったと思うが。)
10年以上、毎月毎月、見ている患者。
そういう外来患者を何人かかえているのか知らないが、
ルーチンでやる検査の異常値を見逃すことはよくあること。
30人しか患者がいなくても、見逃す。
大抵の見逃しは、緊急性はなく、大した問題とならない。

新患だと、一つ一つのデータ、症状、既往歴に注意する。
よって、異常をPick upしやすい。

新しく訪れた病院で異常を指摘され、そこの
医者が、自分が見つけたものだから、興奮するのか調子にのるのか
いつものかかりつけの医者をめちゃくちゃに言う。
で、訴訟。

10年も付き合ってきた医者なのによー。
71卵の名無しさん:2005/12/16(金) 17:47:58 ID:UukX/6mU0
病院を転々としてきたが、病院によっては大きな異常値があると検査室が
「異常だぞ」とページや電話で知らせてきた。
「うっとーしい。知ってるぞ。こら」て思うこともあるが、「うわ アブね」
てことも多々有り。
この医者はAFP800を見逃していたのだと思われるが、異常値を知らせるシステム
があったら、他の病院に頭痛で送ることなく、自分でさっさとエコーし、うまく
ムンテラをし、事なきを得たかもしれない。
72卵の名無しさん:2005/12/16(金) 21:19:17 ID:4ORIj1HIO
いずれにしても早期発見してれば人並みの寿命をまっとうできたと考えてる時点でDQN判決。
73卵の名無しさん:2005/12/16(金) 21:20:02 ID:d6UTMQyU0
最初っから裁判官が診察すればよいね。どんなに忙しくてもね。
後からこうすれば良かったなんて言えるのなら、今度くる急患の
処置を教えてくれ。
74卵の名無しさん:2005/12/17(土) 23:36:54 ID:zdpSfPrq0
某所の掲示板で書かれているのですが、
件の医師は(すでに臨床医を辞められているらしい)
相当な御仁だったらしいですね。
普通に診療している人ではなかったようです。
カルテはどんなときもstable。2年分が1ページ。
時間外の病棟対応も杜撰だったようです。
内部事情を知っている人からするとネットの反応はやや的外れとのことです。
だから皆さん少々もちついて…

でも、これが判例として残るのはヘビーな話です。
75卵の名無しさん:2005/12/18(日) 00:03:32 ID:rxj3W9v50
>>71話は違うが、
ある病院で、外来ケモをやってたとき、薬剤部から
「●●さんの好中球数が異常に低いです」
と電話がかかった。もちろん休薬したが、感心して理由を聞くと、
薬剤師さんが「今まで使われていなかった抗がん剤が開始されたので、
興味を持ってデーターをチェックしてた」とのこと。
医療の安全性は医者だけでなくスタッフ全員が作るものだろう。
76卵の名無しさん:2005/12/18(日) 01:42:42 ID:vFiqqMam0
>>75
前にいた病院の薬剤師はチェック厳しかった。
抗生剤、抗痙攣剤の血中濃度は、俺より先にチェックして知らせてきた。
投与量、投与間隔、次の濃度測定等の”アドバイス”をする。
たまにうるさく思うが、そういう優れたコメディカルがいると、仕事は
ずっとやりやすく安全性が高まる。
77ドキュソルビシン:2005/12/18(日) 01:46:26 ID:yCGMmg2B0
うむうむ。そゆ文化ができてると助かるよね。
そゆ方々を萎縮させないのも医者の役目かなとおいら思ってるなり。
78卵の名無しさん:2005/12/18(日) 11:02:24 ID:FaEZZb/R0
>>77
「ありがとう」一言でじゅうぶんじゃん
79卵の名無しさん:2005/12/18(日) 12:53:14 ID:SaeFoFMA0
なかには、異常値を知らせても、「そんなことわかっとる。外来で忙しい
のに、いちいち電話かけてくるな」というdでもない医師もいるのです。
80ドキュソルビシン:2005/12/18(日) 12:55:17 ID:7cckts7I0
そゆ医師はいる、というか、
おいらのとこにもたまに勘違いの指摘があってムカッとするけど、努めて平静に答えるなりね。
81卵の名無しさん:2005/12/18(日) 13:23:50 ID:EmyBRD+3O
>>1読んだが、何かおかしな判決だな。医者も大変だ。
82卵の名無しさん:2005/12/18(日) 13:29:44 ID:Ko1R7k9y0
>>79
その医者のために じゃなく、患者さんのために続けてくださいね。
好きでその医者の患者やってるわけじゃないんだから。
83卵の名無しさん:2005/12/18(日) 13:30:38 ID:FaEZZb/R0
>>79
そりゃ怒るんじゃないの?
異常値でも「即刻対応が必要」「午後で十分」「後日で十分」って差がある
直接電話にでてたいした内容(即座対応が必要)で無いならそういわれるのも必然
なぜ状況にあわせてメモで残すとかしないのだろうか
本当に重要なものを適切な方法で告げられて怒る例なんてあるのかなぁ
84卵の名無しさん:2005/12/18(日) 13:41:18 ID:i/Vxwpqn0
いい加減末期の高Ca血症でなんとかやりくりしてしのいでるのに採血のたびに「緊急値です!」って電話あるのは正直ウザイ
85卵の名無しさん:2005/12/18(日) 20:47:45 ID:P3iafi9QO
担当医がいい加減な奴という書き込みがあるが、信憑性あるのか?

さらに、例えそれが事実であれ、裁判は原告答弁の事象についての審議であり、そのほかのことを持ち込むことはできない。

最近、地裁で変な判決が増発しているが、医者は不当に金儲けしているという色眼鏡で被告をみて、結論ありきの裁判をしているとしか思えない。
86卵の名無しさん:2005/12/18(日) 21:11:36 ID:a/sy6frE0
心証と法廷戦術(で良かったかな)が大事って事でしょう

顧客=弱者の色眼鏡はいいかげんやめて欲しいな

美容室のカットに納得できず提訴→慰謝料30万ゲットの人
得意げに写真週刊誌に出てたぜ 判決後
87卵の名無しさん:2005/12/18(日) 22:12:16 ID:ELkLYzGo0
(原告らの主張)
 被告Gは,B型肝炎ウイルスによる代償性肝硬変である亡Eに対する必要な検査を怠り,
また,肝がん発生の徴候を看過し,そのため,亡Eは,
早期発見による早期治療を受けることができず,死亡するに至ったものである。

すなわち,この時点で適切な治療が行われていれば,亡Eが,延命した可能性は高く,
例えば,肝切除術が行われていれば,亡Eの生存率は,1年が97.3%,2年が94.2%,
3年が89.7%,5年が75.5%,6年目が68.5%,7年目が61.2%,8年目が54.7%,
10年目が40.4%であり,再発しない可能性すら20%はあったのである。

ア 検査の不履行について
被告らは,被告Gが平成11年夏に亡Eに超音波検査を勧めたが,
断られた経過があると主張し,被告Gは,その本人尋問において
超音波検査を同年6月28日に勧めたとその主張に沿う供述をしている。
 しかし,このような事実があったことを裏付ける証拠はないし,医師は,
患者から必要な検査を断られた場合,患者に対して,
その検査の重要性や検査を受けないことによるリスク等を十分に説明すべきであるところ,
被告Gが亡Eに対して,そのような説明を行ったとも認められない上,
一度検査を断られたことが亡Eのその後の受診等の機会に検査を行わないことを
正当化する事由となるものでもない。

ttp://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/c1eea0afce437e4949256b510052d736/5bd9a997b7a9a59f492570c7000a5ceb?OpenDocument




判決文によれば、早期発見・早期治療すれば期待される余命に対して、
当時の患者の収入から勘案して賠償額を算定している。
担当医の態度が悪かったことなど書いていない。
逆に、担当医の態度が悪いのなら、そこを強調した判決文にしていただきたい。
この判決が今後の医療に与える影響は大きいだろう。
88卵の名無しさん:2005/12/18(日) 22:17:49 ID:8usPwVNEO
だから、どのみち助からないのに、発見が遅れたことが全てだとして3600万もふんだくるのがおかしいと言ってるわけ。
89卵の名無しさん:2005/12/18(日) 23:54:16 ID:8VkP77o30
>>88
しょのとおり!
>>87に書かれている生存率なんて、実際には肝切除に持ち込む事ができるような、比較的おとなしいHCCの生存率なんだよな。
(でも10年生存率40%というのは、ちょっと成績良過ぎ。どこの施設の数値なんだ?)
悪いけど、この患者みたいにあっというまに全肝に広がって、骨メタもきたすようなHCCは助かんないよ。
かえってムダなオペされなくて良かったんじゃない?
こういうHCCを早期だと思ってオペすると・・・
3ヶ月後のCTでいきなりmultipleの残肝再発→やむをえずリザーバー入れてlow dose FP(場合によっちゃIFNも)→そうこうしてるうちに腰や背中が痛いと言い出して多発骨メタ判明→緩和ケア
で結局、発見からお亡くなりになるまで、ほとんど病院にいることになります。
90卵の名無しさん:2005/12/19(月) 00:02:11 ID:3nRF2XyG0
漏れも直径2cm単発のHCCを診断して大学に送ったよ。
ベースがアルコール性肝硬変だったのでオペになったが、
骨メタで再発、1年後にお亡くなりになった。
こういう例もあるんだよ。

でも、その患者さんの家族が俺を恨んでるんだ。
何故だろう。さっぱり理解できない。
大学に紹介したことに対してだろうか?
そんなにまずい言動はしていないと思うし。
91卵の名無しさん:2005/12/19(月) 00:09:55 ID:qj5akDfo0
>>90
訴訟おこされる前に家族をお話してみてはどうじゃ?
大学で何か言われてたりして、誤解されてるのかもよ。
92卵の名無しさん:2005/12/19(月) 00:10:09 ID:KXj373nv0
あと、肝癌ネタでもうひとつ。
50歳台のC型慢性肝炎患者に2cm単発の肝癌がみつかった。
アンギオ、CTA、CTAPもして他に病変なし。
外科に紹介後、区域切除術された。
切除標本から、主腫瘍の近傍にもうひとつ、ごく小さい腫瘍が見つかった。

後日家族に
「先生は誤診した。1つと言ったのに2つだったじゃないか!!」
と訴えられそうな剣幕で怒鳴られた。

まあ、患者家族なんてこんなもん。
あほらしくてやっとれん。
93卵の名無しさん:2005/12/19(月) 00:17:20 ID:KXj373nv0
>>91
いや、大学の医者が漏れを非難するとは思えんし。
非難されるようないわれがあるとも思えんのですが。
(C型肝硬変で早期に残肝再発し、恨み言を言われるのなら理解できますが。)
現状では訴訟を食らう恐れはなさそうなので。
今度家族に会ったらそれとなく聞いてみます。
94卵の名無しさん:2005/12/19(月) 00:46:43 ID:gAoThvWn0
ただ単に「2cmもの大きさになるまで先生は気づかなかった」とかいうあたりな希ガス
9593:2005/12/19(月) 01:29:35 ID:KXj373nv0
>>94
いや、たまたま肺炎で入院し、肝疾患もありそうだからエコーしたら…
て話だったんだけど。
96卵の名無しさん:2005/12/19(月) 01:31:21 ID:KXj373nv0
というか、肝癌のTNM分類をご存知か?
97卵の名無しさん:2005/12/19(月) 10:58:12 ID:9Sklq3FuO
地元の一般人でつ
自分でわかる範囲で
背景を言ってみます。
まず、裁判ひらかれた場所が
札幌だったはずで。
地元の北見だったら
裁判官の心証は少し違ったかなと思う。
札幌在住の判事は、北見の拠点病院が受けるダメージまで
斟酌することはないと思われ…。
原告の弁護士が北見のかたかどうかわからないが
もし地元の弁護士なら、控訴理由も違ったかなとは
考えられそう。
引き受けないかなくらいに思える。
98卵の名無しさん:2005/12/19(月) 11:15:07 ID:X9b16tEc0
昔、肝細胞癌の専門家に、こう教わった。

「 肝硬変から発生する肝細胞癌は、まるで食パンに生えるカビのようだ。

 カビの部分を切り取っても、すぐに他の部分にカビが生える。
 またその部分のカビを切り取っても、またカビが生える。
 結局、カビだらけになり、食パンは捨てるしかなくなる。」
99卵の名無しさん:2005/12/19(月) 11:18:22 ID:9Sklq3FuO
続き・・・
この訴訟が起きる何ヶ月か前に
焼肉店で複数の客がB型肝炎に感染した事案があり
その治療にあたったのがこの病院。
原告がその患者だったかは不明。
その際、北見日赤から保健所への通報が何ヶ月か遅れたため。
報道機関に叩かれてた。
あと看護士の立場が大学病院ほどではなくても強い。
とくに看護士の組合は共産党系と噂され、
主に看護婦さんがたは、のびのびしてるし明るい。
あんま関係ないか…テヘッ
・・・・以上でつ。
100卵の名無しさん:2005/12/19(月) 11:33:26 ID:X9b16tEc0
肝炎ウイルスの場合、

感染 → 肝炎 → 肝硬変 → 肝細胞癌

というコースをたどるのに、20年から30年かかります。

そして、肝炎に留まっていればまだ良いが、
肝硬変になったら、余命は秒読み状態だと認識しております。
101卵の名無しさん:2005/12/19(月) 12:17:45 ID:9Sklq3FuO
原告の患者は98年当時からのものだったんですね。
したがって焼肉店からの感染者らは関係なかったです。
繰り返すけど地元北見の裁判所なら示談で調停されて
こんな半ケツで有名にはならないでしょう。
自民党の幹事長のお膝元だし、武ちゃん嫌がるもの
・・・・以上。
102卵の名無しさん:2005/12/19(月) 13:38:17 ID:6wY3ASOj0
つうか焼肉店でどうやったらB型肝炎になるのか。セクース付きの風俗焼肉なのか。
(E型肝炎と混同していると思われ)
103卵の名無しさん:2005/12/19(月) 13:51:57 ID:9Sklq3FuO
>>102豚肉のホルモンだったかなー
なま焼きだったらしく…
ニュースのうる覚えなもんで肝炎ってことでつ。
104卵の名無しさん:2005/12/19(月) 14:19:40 ID:rGoPNjqf0
>>101
半ケツ イイ!!
105卵の名無しさん:2005/12/19(月) 21:50:00 ID:Mq1RFiBD0
じゃ、この訴訟おこした人は、北見じゃだめかもって知ってたのかもね。
106卵の名無しさん:2005/12/20(火) 03:22:31 ID:6KU2f+rXO
>>105結論としてそうなりますね…。
高裁にもっていけば、
違う判決でるかな
107卵の名無しさん:2005/12/20(火) 03:30:56 ID:xrKlz+S60
>>100
> 肝硬変になったら、余命は秒読み状態だと認識しております。
秒読みって、そこまで短くないよ〜(藁
108卵の名無しさん:2005/12/20(火) 06:31:01 ID:UIziWkb+0
>>107
まあ、肝硬変といってもすごく幅が広いからね。
臨床的に明らかに肝硬変(代償期と非代償期の間くらい、Child C前半くらい)になったら
肝移植を考えるか、死後のことを考えて身辺の整理をした方がいいとは思う。

そういう意味では肝硬変になったら「秒読み状態」と言えるかな。
109卵の名無しさん:2005/12/27(火) 00:16:35 ID:c05WxiSj0
うちの大学病院はコスト意識など気にしないから
毎月AFP、L3分画、PIVKAU全部測定しないと教授が怒り狂います。
110卵の名無しさん:2005/12/27(火) 01:17:46 ID:Eotuc7t60
AFPL3測ればtotal AFPはついてくるよ。
111卵の名無しさん:2005/12/27(火) 01:51:16 ID:NmZNvisD0
>>109
それはうらやますいね。
うちなんかは某国立だが、単年度の外注予算が決められているので、上半期はそれなりに出せる検査も、下半期になると予算がなくなるので、1回も出せなくなったりするよ。
112卵の名無しさん:2005/12/31(土) 14:49:43 ID:SWQOJKIB0
そういう病院の都合で出せなくなった検査でも、訴訟になると主治医がわるくなるのでしょうか?
納得いきません。
113卵の名無しさん:2005/12/31(土) 14:52:55 ID:r5z6rJFH0
>>112
病院の意向なんか無視して 医者の裁量でバンバン検査出せばいいの
病院が無断でカットすれば 絶対病院の責任になるし
辞めろというなら 辞めればいいじゃない そんな触法医療機関
114卵の名無しさん:2006/01/05(木) 00:18:26 ID:FZR1AVcr0
保険診療だと、肝癌の腫瘍マーカーは月1つでは?
Cで初発以前はAFP, PIVKA-II隔月でいいんじゃ?
Bは初診時に考えられる予後コースをインフォーム
し、記録しておく。それでもこんなDQN判決出たら
どうしようもない。
115卵の名無しさん:2006/01/05(木) 01:40:25 ID:EJK2SM+10
こわいよう
116卵の名無しさん:2006/01/05(木) 02:43:37 ID:IdS5UzdR0
逆に訴訟慣れというか訴訟対策に熟知した医師だと、
患者に説明していなくても「説明した」と『虚偽の事実をカルテに書き残し』←ここポイント
訴訟になったとしても「説明した」と言い逃れる事もあるんでしょうか?
またそうした言い逃れも通用するんでしょうか?
117卵の名無しさん:2006/01/05(木) 11:21:13 ID:XFlnWM+c0
本当に説明した上で「説明した」という「事実をカルテに書き残し」ても、
あとから患者が、「説明されていない」とゴネたら、

医師は患者が理解できるように説明し、理解したことを確認するべきなのに怠った

とか、DQN判決がなされるような予感。
118卵の名無しさん:2006/01/05(木) 13:22:58 ID:XdIhgqFk0
勤務先は、説明し終わったら、患者と家族に説明を聞いたというサインをもらうようになってるよ。
・説明が理解できた。・理解できなかった。・もう一度説明を聞きたい。・セカンドオピニオンを希望する。
・他の科の医師の説明が聞きたい。
という項目があって、どれかに○つけるようになってる。
ほぼ100%が、説明が理解できたに○つけてくれるけど、実際問題として
訴訟になった時、これがどの程度法的に効果があるのかは知らないがね。
119卵の名無しさん:2006/01/05(木) 13:25:50 ID:y/XDf/Gk0
>>118
そのうち、裁判官が無効の判定をしてくれるさ。ザマー見ろってことになるよ。
120卵の名無しさん:2006/01/05(木) 15:02:20 ID:E51aVtoy0
>>118
長谷川式知能検査を併用しておくべし。
121卵の名無しさん:2006/01/05(木) 15:31:11 ID:tnQXpK4N0
知能が低くて、いくら言っても分からない患者や家族ってかなりおおいいよ。
それなのに攻撃的な人が多い。
そういう場合、カルテに、何時間かけて説明したが理解できるだけの力がないようであった、、などと
書くべきかな、、。
122卵の名無しさん:2006/01/05(木) 20:44:43 ID:DCHw0X120
そう言うときは相手の言葉そのままをなるべく引用しておくことにしてる

○○検査の合併症につき××、△△…について別紙の通り説明した。
→「わしゃあ学がねえから小難しい話はわからんのじゃ!絶対安全じゃなけりゃあ受けん!」
患者より検査拒否あり放置した場合の予想される予後について極めて不良である旨繰り返し説明。
→「絶対安全じゃなけりゃあ受けん言うとるじゃろうが!ここの医者は患者が嫌じゃ言うことまでやるんか!」
患者の拒否の意志が強く再検討を促した上で本日定期処方薬のみ処方す。
123卵の名無しさん:2006/01/05(木) 21:25:29 ID:f47/LALF0
122
カルテが押収され、訴訟になりました。
カルテには、患者の言葉をそのままなるべく引用していましたが、なんと患者側は
ムンテラを録音していたのです。結果、カルテ記載の患者の言葉は実際とは違い、
カルテ改ざんであるとされてしまいました。チャンチャン。
124卵の名無しさん:2006/01/05(木) 21:33:29 ID:+twbB/k80
そのままを書いてるのに捏造って何だよそれw
125卵の名無しさん:2006/01/05(木) 22:40:05 ID:IdS5UzdR0
>>123
裁判において録音したものというのは証拠にもなります。
人の証言は時間が経つにつれて記憶違いがあったり信憑性がなくなりますが、
録音したものは変わりようがないので、非常に重要度の高い証拠として採用されるそうです。

ただ、院内では携帯電話の使用が禁止ですよね?
携帯電話の電磁波なんかが、医療器具に不具合を生じさせるそうですが、
録音なんかをした場合「医療器具に不具合を生じさせるかもしれないのに録音をするような患者」として
悪者扱い(病院内だけでなくマスコミにも世論的にも)されないでしょうか?

取り様によっては医療妨害とも取れなくありませんから、人道的・倫理的に叩かれませんでしょうか?
たとえ患者が録音をしたくなるような言動の医者であっても・・・
126卵の名無しさん:2006/01/05(木) 22:51:03 ID:nu/YW6ag0
テープレコーダーって電磁波だすっけ?
127卵の名無しさん:2006/01/05(木) 22:54:37 ID:IdS5UzdR0
>>126
テープレコーダーって電磁波だしませんでしたっけ?
病院へのインタビューなんかでもマスコミはテレビカメラだったり
ICレコーダーとか使ってるからいいんですかね?
128卵の名無しさん:2006/01/06(金) 00:05:29 ID:8y98RWGh0
たぶん放出する電磁波の強度が問題と思われ。
携帯はアウト、院内PHSはセーフ、とか。
テープレコーダーの内部には高周波使うとこなさそうだし
とりたててシールドしてやる必要もないのでは?
(漏れの知ってる範囲ではそういう考慮はゼロの設計だったよな)
>>125一般的に相手に了承を得た録音でなければ
証拠として採用されないのでは?
裁判官の心証は左右するかも知れないけど。
129卵の名無しさん:2006/01/06(金) 00:50:42 ID:pf7Is4Rp0
>>128
民事では、相手の了承の有無と証拠力は通常無関係。

130卵の名無しさん:2006/01/06(金) 01:09:41 ID:8y98RWGh0
民事では、ですね。了解しました。
131卵の名無しさん:2006/01/06(金) 10:52:57 ID:KJdtY3RF0
患者が録音してくれりゃ、たいていの医療者は助かると思う。少なくとも
私はそうだ。いまどき、訴訟を考えずにムンテラする医者はそれほどいな
いよ。「訴えられても大丈夫なように」話し、カルテに記載している。
132氏名黙秘:2006/01/07(土) 08:08:52 ID:rMWIco020
>>129
 証拠力ではなく、証拠能力(証拠資格)じゃないの。
133卵の名無しさん:2006/01/07(土) 10:09:07 ID:mFmHY4QR0
>>129
そうなんだ。。

たしかに証券会社は 顧客の許可を取らずに電話内容を録音しているなあ
134卵の名無しさん:2006/01/11(水) 17:52:50 ID:gvQiBoIe0
135卵の名無しさん:2006/01/11(水) 20:18:14 ID:EeKCbx4T0
>>134
>04年1月9日に退院して別の病院で診察を受けたところ、でん部に床ずれが生じて肺炎を患っており、同26日に死亡した。

退院から診察まで何日なんだろ?
詳細がわからないけど。
136卵の名無しさん:2006/01/11(水) 22:45:38 ID:1FSYt+jt0
っつーか,いくつまで生きる気なんだよ!!
137卵の名無しさん
こういうときに限って KOのコ○ドウ マ○トは黙ってるよなw