医療問題をセンセーショナルに書き立てる朝日新聞4

このエントリーをはてなブックマークに追加
629卵の名無しさん
■医療費・抑制に医師会は自らを律せ
手塚和彰・てづかかずあき・千葉大学法経学部教授(社会法)
2/21/2003朝日新聞「私の視点」
http://society.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1045483012/324-326
630卵の名無しさん:03/02/21 23:49 ID:XgDf8LJH
> 現在30兆円を超える国民医療費は、2025年には61兆円に達し、
> その半額は70歳以上の高齢者医療に充てられる見込みだ。
これは旧厚生省が出した見込みで、それにしたがうと、平成12年は
38兆円になってるはずのところ、実際は29.1兆円で10兆円近く
節約できたと言う事実。
>日本の開業医が経済的に世界でもっとも恵まれていること
>を否定できる人はいないのではないか。
盲腸手術の平均的お値段。ニューヨーク:1日入院で243.9万円。
ロンドン:5日入院で114.2万円。台北5日入院で64.2万円。
日本(済生会栗橋病院):7日入院で37.8万円。バンコク:3日入院で
20.7万円。これで日本の医師が世界一経済的に恵まれていると言い
張る根拠は? 
631卵の名無しさん:03/02/21 23:52 ID:XgDf8LJH
> 医師の側が、国民に対する責任を果たすだけの改革に取り組んでいると
> は、とても言えないだろう。
 対GDP比世界19位の国民医療費で世界一の健康寿命と世界最低の乳児
死亡率を実現してそれでも責任を果たしていないという根拠は?
旧厚生省の予測値より平成12年で10兆円近く国民医療費を切り詰め
ながら、それでも医療水準を低下させずにいる涙ぐましい努力に対する
言葉か
 ところで国民が支払った税金と社会保険料が社会保障給付として還元
された率はスウェーデン75.6%。ドイツ58.6%。アメリカ3.2
%。日本41.6%と日本は非常に低い。何に使われているのだろうか?
改革は医療界に対してではなく、保険者側に要求すべきではないのだろうか。
> 例えば、医療技術の進歩に会わせた再研修体制の強化とか、専門医には厳しい
> 資格認定をもうけるとかの動きは一向に見えない
現場の臨床医にとって各種認定医の資格を維持するのは大変厳しい。
こういう何も見えない人を法経学部教授にしておくほうが問題ではないか?
そちらの教授様の再研修や厳しい資格認定はどうなっているのか?
632卵の名無しさん:03/02/21 23:56 ID:XgDf8LJH
>先進国のうち、医師が自らの判断に基づいて出来高制で医療を供給し、
>その対価を保険に請求できるのは日本だけである
おかげで日本の医療水準が保たれているのである。診療内容がレセプト
を通じてチェックできるがゆえに、医学的水準からはずれた診療行為に
歯止めがかかるシステムになっているのである。診断治療に先立ち加入
保険者に検査や投薬をして良いかのお伺いを立てなければならない米国
の制度の方が素晴らしいのは医療費抑制のただ一点においてのみだろう。
>先進国の中で抜きんでている入院日数の削減
入院費を米国並みに引き上げれば直ちに入院日数は削減される。
米国では病院の近くには必ずホテルがあって少しでも動けるようにな
った患者は病院からホテルに引っ越して病院の向かいのホテルから
通院する。医者がついて看護婦がついてホテルより安ければ誰も退院
したがるはずがない。どこの病院でも入院日数の削減に取り組んでいる
が、患者を無理やりにたたき出すわけにも行かず困っている。
633卵の名無しさん:03/02/21 23:59 ID:XgDf8LJH
>同じく高齢化と医療費の高騰に直面しているドイツは、
>これらのハードルをクリアしつつある。
サッチャー政権が強引な医療費削減を進めた結果国民医療の崩壊を招い
たイギリスがその反省に立って医療費増額に政策転換した今になって
イギリスの後を追うようでは、ドイツの医療の将来は暗いだろう。
>それを医師会は、票の力を背景にひっくり返そうとしている。明らか
>に無理押しだ。議会制民主主義は何処に行ってしまったのか。
 票の力によって国政に参加するのを議会制民主主義というのではない
のか。経団連のように金の力によって公的資金を私企業に湯水のごとく
注ぎ込ませるやり方を議会制民主主義の否定というのではないか。