長編書手さん集合〜その3

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894ちはるEncodingH ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 22:54:22 ID:EckvzbzS0
(疲れる子だなぁ。ナンパするんじゃなかったか? 可愛いけど)
「まぁ、俺にも経験あるけどね、雑誌の編集ってのは無理難題ばっかりいうしなぁ」
「牧島さんにもこんなことってあったんですか?」
 どうにか合わせる俺にちはるははにかんだような微笑みを浮かべた。やっぱ可愛いわ。
「そりゃ……ね?」
 いいながら俺の内心にむくむくと湧いてくる何かがあった。ちはるは当然拒絶するだろうが、別にかまやしない。
「そうだ、じゃあさ、俺が手伝ってあげようか?」
 一遍のやましさもない笑顔(のつもり)を浮かべて、俺はちはるを見た。
「え?」
「ちはるちゃんがモデルになって、自分で資料を作ればいいんだよ」
 俺の提案にちはるは軽く目を見開いた。
895ちはるEncodingI ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 22:55:13 ID:EckvzbzS0
「どういう、事ですか?」
 さすがのちはるも表情が硬い。俺は極力悪意のない笑顔を作りながら、さらに悪魔の提案をたたみかけた。
「……つまりね、簡単な撮影機材なら俺持ってるから、ちはるちゃんが自分で自分の必要な資料のモデルになればいいんだよ。撮影する場所なら、俺の部屋があるし」
 俺は軽く首を傾けてちはるを見た。返ってくる反応は、平手打ちか、無言で席を立つか。
 そんなことを考えながら反応を待つ。怒りなのか恥じらいなのか、ちはるの顔が再び赤面していく。
「……そんな、そんなの無理ですっ!」
 まぁ、そうだろうね。
 内心でそんな言葉をつぶやきながら、溶けた氷で薄くなったアイスコーヒーをすすりかけた俺は、ちはるの次の言葉で危うくアイスコーヒーを吹き出すところだった。
「そんなの……。私なんか全然可愛くないし、エッチくないし……わ、私、私っ、経験、な、ないです……からっ」
 ほとんど消え入りそうな声でそうつぶやくとちはるは顔を紅潮させたまま視線をついと逸らした。
896ちはるEncodingJ ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:06:03 ID:eKdBxQCl0
 ……そっちかよ。
 つっこみたい心をぐっと抑えて、俺はさらに口車を加速させていった。
「バカだなぁ、だから良いんじゃないか、経験のない子が経験するときの表情や仕草の資料なんて、そうそう簡単に手に入らないよ?」
 俺の言葉にちはるはまたもうつむき加減で上目遣いの視線を俺に向けながら、意味もなく自分のスカートをつまんでは持ち上げ、を繰り返していた。
「そ、そうでしょうか?」
「うん」
 満面の笑顔で頷く俺。ちはるはというと、その小動物のような瞳を軽く潤ませている。
(ちょっと苛めすぎたかな? 泣かれたらどうしよう?)
 そんな表情で見つめられるとほんの少し罪悪感が湧いてくる。
 それ以上俺もちはるも何も言えず、無言の空気が充満する息苦しさに俺がギブアップしてしまった。
「……ま、あのさ、あくまでたとえばの話なんで……」
 考えといてよ、俺また明日もここに来るだろうから。
 そう言いかけた俺の言葉を遮るように、思い詰めた表情をきっぱりとさせたちはるは、まさかという言葉を口にした。
897ちはるEncodingK ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:07:19 ID:eKdBxQCl0
「あ、あの、牧島……さん、今の、お話、お願い……しても、いいでしょうか?」
「へ?」
 あり得ない。もしかしてこの子はちょっとなんか足りないんだろうか。
 違う意味で衝撃を受ける俺を尻目に、ちはるはちょっと気が楽になった、という表情で柔らかく、照れくさげな微笑みを浮かべた。
「もう……締切まで時間ないですし、この仕事を上手くこなさなきゃ……私、失業しちゃいますもん……」
 そこじゃないだろ、気にするところは。
 そう思いつつ、俺は目を伏せがちにするちはるの睫毛がえらく長いことに気づいて感心していた。いったい何を基準にこの子は自分が可愛くないとか思っちゃうんだろうなぁ。
898ちはるEncodingL ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:08:25 ID:eKdBxQCl0
「……ま、狭いし散らかってるけど入ってよ。どうぞどうぞ」
「……おじゃま、します」
 サテンを出て10分ほど自転車で走る距離にある俺のマンションに、ちはるはおずおずと足を踏み入れた。
「わぁ、こんなに本がいっぱいあるのに、図書館に行って資料集めしなきゃいけないなんて、作家さんも大変なんですね……」
 部屋の中央に立ちつくしたまま、くるりと部屋を見回したちはるはそんなことを口にしてそっとため息をついた。
「そうかな? まぁ専門的な本とか揃えるのも大変だからね。……ま、そこに座ってて。今用意するから」
 テレビの対面に鎮座している二人がけのソファを指しながら、俺は撮影用のビデオカメラ、三脚をセットアップし始めた。
「なんか本格的ですね……すごいなぁ、私はこういうのホントに苦手だから」
「そうかい? 安物だよ、本格的でもなんでもないんだけど」
 謙遜でもなんでもなく事実なんだが、彼女はしきりに感心したように俺の撮影機材を眺めてはふーんとかへえーとか漏らしていた。
899ちはるEncodingM ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:09:19 ID:eKdBxQCl0
 セットアップ完了。ちはるに向き直ると彼女はひどくとまどったように曖昧に微笑みを浮かべた。
「……あの、牧島さん、私……こんな格好で、良いんでしょうか?」
 そうつぶやいてちはるは自分のスカートの裾をちょんとつまみ上げて見せた。
 ちなみに今日のちはるは薄手の白いブラウスに焦げ茶のキャミソール、淡いモスグリーンのふんわりとした膝丈スカートといったいでたちで、例によって派手さはないが可憐な感じが良い。
「良いと思うけど、なんで?」
 ちはるは照れたような表情で早口でしゃべり出した。
「こ、こういうのって、その、もっとがっつりメイクしたりとか、その、え、えっちな服装に着替えたりしないんですか? コスプレ? とかするんでは……?」
 またしても上目遣い。可愛いなぁ、その顔。
「普通でいいんだよ。キミ充分可愛いんだから、そんなこと考えなくてもいいんだよ。そういうのは、必要になったらまた用意すればいいって」
900ちはるEncodingN ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:10:05 ID:eKdBxQCl0
 いいながら俺はビデオカメラの録画ボタンをオンにしていた。赤いLEDがぎらりと点灯する。液晶ファインダーを覗いてアングルを決めると、俺はちはるに座るように促した。
「うん、いいよ、ベストポジション。可愛いね、きれいに撮れるよ」
 芸のないカメラマン口調でそう言うと俺ははたとあることに気づいてビデオカメラのバッグに手を突っ込んだ。
「ちょっと待ってね。こっちにも映せるようにした方が良いよね」
「はい?」
 俺の言葉に思案顔になったちはるは軽く小首をかしげて見せた。
 取り出したケーブルをビデオとテレビに接続して、ちはるにも撮影する画面が見えるようにセットする。
「ほら、これでちはるちゃんにもどういう風に撮れてるか見れるでしょ?」
「あ、ほんとですね、すごーい」
 ちはるはビデオカメラとブラウン管を交互に見ては感心したように何度もつぶやきを漏らした。
「……さて」
「……は、はい」
 やや困惑した表情を見せるちはる。
「どういう資料が欲しいのかな?」
 俺がそう言うとちはるは再び思案顔になった。
901ちはるEncodingO ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:11:09 ID:eKdBxQCl0
「……いまいち、よく分からないんですよね、編集さんがあんまり詳しくオーダーしてくれなくて。とりあえず何点か描いてこいって言われて……」
 つぶやいてちょんと突きだした唇に人差し指を当てる仕草が可愛い。
「ふーん。そりゃ試されてるのかもね」
「試されてる?」
 ちはるは軽く目を見開いて俺を見た。
「うん。要はさ、その編集からすれば知り合いのコネで引き取った絵描きだし、どれだけ使えるかわかんないだろ? だからわざとそんな風に適当にオーダーして試してるんだよ」
「そうなんですか?」
「ああ。デキる編集者はよくそういうやり方するよね、そんな風にして人を育てるのが上手いって言うか。もしかするといい編集さんに当たったんじゃない?」
 いかにもほんとっぽいけど全部俺の作り話。大嘘。めっちゃ適当。しかし俺の適当な言葉にちはるは心底感動したような表情になった。
「そうかぁ……。じゃ、私、頑張らなきゃ、だめなんですね? よーし……」
 そうひとりごちて気合いを入れるちはる。なんて純真な子なんだろう、この子は。
902ちはるEncodingP ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:12:10 ID:eKdBxQCl0
 呆れる俺に構わず、きっぱりとした表情になったちはるは姿勢を正してまっすぐな視線をぶつけてきた。
「あの、牧島さん、私、よく分からないので、牧島さんが、その、男の人から見ていいなぁって思うポーズとか、教えてもらえますか?」
 真剣な表情でそういうちはるに、俺も釣られて真面目な顔になってしまった。
「そうだなぁ……」
 いざそう言われると俺も一瞬言葉に詰まる。とりあえず、AVの序盤みたいな感じで撮ればいいかな?
「んー、それじゃ……」
 過去に見たいくつかのAVを思い出しながら、おっかなびっくりで指示を出していく。立ち上がらせ、くるりと回らせてみたり等々。いきなりぶっ飛んだカットは撮れないのでまだアイドルのプロモビデオ程度の大人しい映像。
「……。なんか、変な感じですね」
 いくつかのカットを撮ったところでちはるは小さくため息をついて俺にしみじみと言った。
903ちはるEncodingQ ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:13:20 ID:eKdBxQCl0
「ん? 変って?」
 照れくささからかその白い頬をうっすらと紅潮させたちはるは、再びその形の良いぷっくりとした唇に指先を当てつつ遠くを見る視線になった。
「その……なんか、自分がこんな風に……テレビに映ってるの見るの初めてなんで。なんかこう……気持ちがふわふわする感じです」
 何とも言い難い表情でそうつぶやくちはる。ちょっと興奮してるのか。心なしか目がとろんとしてるようにも見える。
「ふふ、いい顔してるよ。のってきたんじゃない?」
「……え? のって……?」
「ちはるちゃんの気分がのってきたんじゃないかな」
 困惑の表情を浮かべるちはる。
「気分、ですか?」
「うん。いい表情になってきたよ。すごく可愛い。いい資料が出来そうだよ。頑張ろう」
 もはや俺も気分はAVカメラマン。何となくあった抵抗感というか、戸惑いが薄れてきた。
「じゃ、ちょっとずつエッチっぽくしていこうよ、ぼちぼちと」
 ちはるの気が変わらないように優しく語りかける。俺は三脚からカメラを外すと、しゃがみ込んでローアングルからちはるにささやきかけた。
904ちはるEncodingR ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:14:37 ID:eKdBxQCl0
「はい、すこしずつスカートをめくっていってみて」
 ちらりとテレビに視線を向ける。見上げるような視点から覗くちはるの白いふくらはぎが眩しい。
「え、あ、は、はい……」
 とまどいつつも、ちはるは素直に俺の指示通り徐々につまみ上げたスカートの裾を持ち上げていく。大人しい服装に大人しい雰囲気のちはるがそういうアクションをすると妙にインモラルというかリアルな空気がして生々しい。
「ど、どどドキドキします、ね……」
 半ばうつろな口調でそうつぶやくちはるは分かってるのか分かってないのか、がんがんスカートを持ち上げていく。膝頭からラインのきれいな太ももがあらわになったあたりで俺はストップさせた。
「いいよ、そこで止めて。ん、いいね、ほら見てごらん」
「え、あ、やだ……っ」
 ブラウン管に映し出された映像を見てちはるが絶句しつつ息をのむのが分かった。スカートの中身が見えるか見えないかの絶妙なアングル。煽り加減で見えるちはる自身の恥じらいの表情と相まって変に淫靡な感じがする。
905ちはるEncodingS ◆t9prjrGNkc :2008/07/12(土) 23:16:22 ID:eKdBxQCl0
 俺も思わず眼前の光景に息を呑んでしまった。どってことないといえばそうなのだが、ナマでこういう映像を、しかも自分で撮影してるというシチュエーションに興奮してしまったのだ。
「はぁ……」
 いつしかけだるそうな吐息を漏らすちはる。多分彼女自身はよく理解していないと思うのだが、明らかに彼女はこのシチュエーションに興奮し始めているのが分かった。案外Mっ気があるのかも知れない。
「いいよ……座って」
「あ、はい」
 俺の指示にほっとしたように、ちはるはふらりとソファに腰掛けた。
「じゃ、スカートはそんなくらいでいいから……ブラウスのボタン、外してみようか?」
「はい……」
 ちはるは俺の指示にこれっぽっちも抗う様子もなく、おずおずとブラウスのボタンを外し始めた。
 隠れていたキャミソールが露わになっていき、意外にくっきりとした彼女のふくらみのラインが明らかになっていく。
「……っ、こ、こう、ですか?」
 俺が指示するよりも速く、緩やかにブラウスをはだけてみせるちはる。
906ちはるEncoding"21" ◆t9prjrGNkc :2008/07/13(日) 00:58:22 ID:7ywVcruX0
「うん。すごく……良い感じだよ」
 俺の声が聞こえているのかいないのか、ちはるの視線はすでにブラウン管に映し出される自身の姿に釘付けになっていた。
「は、はいっ……。ど、どうですか? こういうの……?」
「うん……。いいね」
 三脚から外されて俺が持っているために微妙に揺れていて、落ち着かない映像だが、さっきと同様ローアングルからなのでちはるの胸のラインが強調されてなまめかしいことこの上ない。
「じゃあ、キャミソール……めくって、みようか?」
 俺の指示にちはるの身体が一瞬ぴくんと揺れた。
「え、あ……は、はいっ」
 すぐにかすれた声でそう言ったちはるは、ややためらいがちにキャミソールの裾に指をかけた。
「……あの、その、ま、牧島……さん?」
「なんだい?」
 ちはるを見る。泣きそうなようにも見える潤んだ瞳が堪らなく淫靡だった。大人しそうな娘がこんなことをしている背徳感ぽい感覚が、俺の被虐心をじりじり刺激する。
「ぬ、脱いじゃうん……ですか? 全部」
「いや? 完全に脱がない方が……かえっていやらしいし、それに……。絵にしたときオモシロいんじゃない?」
907ちはるEncoding"22" ◆t9prjrGNkc :2008/07/13(日) 00:59:23 ID:7ywVcruX0
 最後のは付け足しだったが、ちはるは納得したようだった。おそるおそる、俺の反応を見ながらキャミソールをめくりあげていく。白くなめらかな肌、折れそうな細さのウェストラインが徐々にその姿を現していく。
 そして、意外にふくよかな印象のちはるの双丘を包み込む、あでやかな白いブラがこぼれるように出現したところで、俺はちはるに手を止めさせた。
「うん、そこまで、めくったキャミはくるくるってして……胸のところで止めちゃおうか」
 咄嗟に声が出なかったのか、ちはるは無言でこくん、とうなずいた。着やせするたちなのか、身体付きの割にボリュームのある形の良いふくらみは、レースの印象が強い白いブラで包み込まれていた。
 俺は何も言わず、ビデオカメラをズームさせてちはるの胸をアップにした。下から舐めるようにズームしていく映像に、俺とちはるは二人して息を呑んでいた
908えっちな18禁さん:2008/07/13(日) 03:51:45 ID:QXkO/F3x0
おぉ、このスレまだ見ててくれてたんだ
つC
909ちはるEncoding"23" ◆t9prjrGNkc :2008/07/14(月) 19:30:23 ID:20ehNJYx0
「なんか……私の胸じゃないみたい、です……」
 一瞬の間をおいて、ちはるがぽつりとため息混じりの言葉を漏らした。
「そう? でも、間違いなく、ちはるちゃんのおっぱいだよ」
 俺がそう言うとちはるは泣き笑いにも似た表情になった。
「そ、そうなんだけど……。なんか、おっきく見えて……」
 俺はなんだかおかしくなってくすりと笑ってしまった。
「そっか。……あのさ、言いたくなければ別に良いけど、ちなみに、ちはるちゃんて何カップ?」
 デリカシーに欠ける質問であったが、俺はついそんなことを口にしてしまっていた。
「……え、ええと……。あの、B……ですっ、アンダーは、ひ、秘密……」
 さすがに視線を合わせるのは恥ずかしかったのか、あらぬ方向に視線をさまよわせつつ、かすかな声でちはるはそうささやいた。
「……ごめん、でも、ありがと。……じゃあ、もっと、おっきく見えるようにしてみようか」
910ちはるEncoding"24" ◆t9prjrGNkc :2008/07/14(月) 19:31:26 ID:20ehNJYx0
「え?」
 ちはるは俺の言葉にごくんとのどを鳴らした。
「おっきく……ですか?」
「うん。自分の手でさ、その、おっぱいを持ち上げるように……してみてよ」
 指示しながらジェスチャーして見せた俺をまね、ちはるは両の手のひらで自分のふくらみを支えるように持ち上げた。
「……こ、こう?……ですか?」
 ブラごと、ちはるの胸がぎゅっと寄せあげられ、強調された谷間が画面一杯に映し出される。
「ほら……すごいよ、Eくらいあるように見えるんじゃない?」
 俺のささやきにちはるは無言のままだった。やや荒く感じる吐息のかすかな音が耳に届く。
いける。俺の中の何かが、そうささやいた。
俺はビデオカメラを操作して少しだけズームアウトさせた。引いた画面の中にとろんとした表情を隠しきれないちはるの顔が再び映し出される。
「いやらしい顔になってきたじゃん、これをイラストにしたら絶対使ってもらえるんじゃないかな?」
 俺のささやきにちはるはさらに頬を赤く染めていた。
911ちはるEncoding"25" ◆t9prjrGNkc :2008/07/14(月) 19:41:32 ID:20ehNJYx0
「んんー、なんか……わけが分かんなく、なってきました」
 消え入るようなつぶやきを吐息混じりに漏らし、ちはるは目を閉じて顔を逸らした。
 その隙に俺は再びビデオカメラを三脚にセット、アングルを再調整してからソファのちはるにそっと近寄った。
「いいんだよ、大丈夫。俺がちゃんといい絵を撮れるようにしてあげるから」
 そんなことをうそぶきながら、俺はおそるおそるちはるの背後に回り込んだ。
「はい、ちょっといいかなー?」
 あくまでも明るくやましさのかけらもない口調でささやいて、俺はちはるの背中に手を滑り込ませた。汗ばんでいるのか、むんとする湿り気を帯びた空気に覆われているのが分かる。
「え、あ、ま、牧島、さん……?」
 何の説明もない俺の行動に戸惑うちはるに構わず、俺はブラウス越しにちはるのブラのホックを外していた。
912えっちな18禁さん:2008/07/15(火) 01:53:26 ID:jWj/sNAf0
wktk
913えっちな18禁さん:2008/07/15(火) 08:52:48 ID:Aavi5SZm0
久々に作品キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
支援
914ちはるEncoding"25" ◆t9prjrGNkc :2008/07/16(水) 19:39:56 ID:Hnp8g8yp0
「ひゃぅんっ」
 いきなり緩んだブラが勢いでずれそうになり、ちはるは変な悲鳴を上げていた。
「まま、まきしま、さんっ」
 うわずった声でパニくるちはるに思わずにやりとしつつ、俺は安心させるためにその頭をふんわりと優しく撫でてやった。
「落ち着いて、大丈夫だから。今ブラの上から触ってる手をブラの隙間に入れてみて」
「え、す、隙間、ですか?」
「うん。直接、おっぱいを触る感じで」
 俺の指示にちはるは俺とモニターを交互に見ながら、やや焦り気味に手のひらをブラの中に差し込んだ。
「……これでいいんですか?」
「うん。それで、そのまま……自分でもみもみしてごらんよ」
「え……も、もみもみですか?」
915 ◆t9prjrGNkc :2008/07/16(水) 19:41:17 ID:Hnp8g8yp0
ぎゃあ、↑は"26"です。脳内での訂正お願いします。>all
916ちはるEncoding"27" ◆t9prjrGNkc :2008/07/16(水) 19:42:11 ID:Hnp8g8yp0
 ぎこちないちはるの手の動きに、この子はほんとに未経験なんだな、と改めて感心しつつ、俺はそおっとちはるの右側に手のひらを重ねていった。
「ちょっと、いいかい? こうやってさ、こう揺する感じで、ふにふに……ってするんだよ」
「あ、え、あ、は、はいっ」
 ちはるの声がかすれて裏返ったようになる。
「なんだかくすぐったくなってきたんじゃない?」
「……はい、なんか……変な気分です」
 いいながらも、落ち着かないのかちはるは俺を何度も見た。すがるような眼差しがひどく淫らに思えて仕方がない。
「ふふ、指と指のあいだに、乳首を軽く挟んでみなよ。もっと、変な気持ちになるかもよ」
「え、あ、はいっ」
 知識のなさから来る生真面目な返答と、している行為とのギャップがたまらなかった。ちはるも当然分からないなりに興奮しているだろうが、そばで見ている俺も分身が痛いほどに勃起していた。
「……なんだか、ぞわぞわして、きちゃいました」
 ややあってぽつりと漏らしたちはるのつぶやきはやや粗い吐息にまみれていた。
「気持ちいいんだ?」
「ん……はいっ、わかんない、けど……」
917えっちな18禁さん:2008/07/16(水) 20:19:34 ID:nKRQulHe0
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918ちはるEncoding"28" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 17:22:16 ID:OkeKTDtJ0
 そうつぶやくちはるは、気づいているのかいないのか、さっきからしきりに固く閉じた両脚をもぞもぞと摺り合わせ、その腰をぐ、ぐぐっ、とソファにしきりに押しつけるように動かしていた。
「ふわふわした気分になってきてるね。そういう顔、してるよ」
「え、そぉ……ですか?」
 一瞬おれの顔を見たちはるは、その潤んだ瞳を自然と自身が映し出されているブラウン管に向けていた。
「……やだ、なんか……恥ずかしい……ですっ」
 画面に映る自身の姿に初めて自覚した羞恥の感覚に苛まれ、ちはるはすぐに視線を逸らしてしまった。
「恥ずかしがることないよ、すごく可愛いよ。もっと、えっちになっちゃおうか」
 俺はあくまでも淡々とした口調でちはるにそう話し掛けた。
「はい……?」
 もはやちはるに構わず、俺は優しく彼女の右手に手を添えた。
「はい、左手はそのままでいいからね……」
 細く小さな手首をつかんで、ゆっくりとちはるの下半身に導いていく。
919ちはるEncoding"29" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 17:23:07 ID:OkeKTDtJ0
「膝の上に置いて、でさ、指先でそぉっとなぞるようにして、自分の脚を撫でてみて」
「はい……こぉ、んんっ、ですか?」
 指が触れて生じた感覚にぴくんと脚をくねらせながら、ちはるは俺の誘導をためらうことなく受け入れた。
「そう。じわじわって、そのまま……上の方に滑らせていって」
「はい……んっ」
 かすかに乱れたスカートは張り付くようになっていて、脚の谷間がくっきりとしている。その谷間を、なぞるようにちはるのしなやかな指先がうごめいていく。
「……く、くすぐったい……です」
 股間の位置で止まってしまった手のひらをそこにぐっと押しつけるようにして、ちはるは困惑の表情で俺を見た。
「ふふ、可愛いね。ちはるちゃんは。そこを……自分で触ったりとかしたこと、あるかい?」
「え、あの……お股……ですか? ない、ですっ」
 古めかしく可愛らしい言い方をする彼女に育ちの良さを感じて、よく分かんない感動がこみ上げてくる。
「じゃあ、思い切って……触ってみようか? 大丈夫、怖くないから」
920ちはるEncoding"30" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 17:25:16 ID:OkeKTDtJ0
 ささやいて俺はちはるの両膝にふわっと手のひらを重ねた。そのまま、くすぐるようになぞりつつ、ちはるのスカートを徐々にめくっていく。
「やっ、まきし……んんぅっ」
 瞬間身を固くしたちはるは、しかし同時に発生したであろう快感に身を震わせ、そしてソファに座ったままで背筋をびんと伸ばして身体をくねらせた。
「感じやすいんだね、可愛いよ、ちはる」
 ちはるが押さえているために、完全にスカートをめくりあげることは出来なかったが、それでも際々までむき出しにされた白くしなやかなラインの太ももが丸見えになった。
「きれいな脚、してるね。もっと……よく見えるようにしなきゃ」
 俺の冷酷な宣告にちはるはさすがにかすかに抵抗を示した。
「……で、でも……」
「もうちょっと頑張ってみようよ、もうかなりいい資料ができかけてるし」
 殺し文句をささやきながら、俺はやや強引にちはるの両膝裏に手を掛けた。
「はい、力抜いて、もうちょっとだからね」
 俺はそう言うと、そのまま一気にちはるの両膝を持ち上げソファの上で開脚させた。
「やっ、くぅぅんっ」
921ちはるEncoding"31" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 17:26:37 ID:OkeKTDtJ0
 抵抗もむなしく、羞恥の圧力に負けたちはるは、俺にされるがまま脱力して無惨な痴態をカメラの前に晒すことになった。
 ブラとおそろいの白いショーツがむき出しになる。予想通りむっちりとした股間のディティールが露わになり、むんとした湿り気を帯びた空気が漂うのが分かった。
(うーん、やっぱ濡れちゃってるよ。すげえな)
 張り付くようになったショーツのその部分が変色しているのに気づき俺は心中で密かに喝采をあげた。
「やぁっ、は、恥ずかしい……よぉ」
 消え入るような声でそうつぶやきながらも、開脚したままのちはるに俺は優しく微笑みかけた。
「大丈夫、大丈夫だよ、じゃ、手を貸して……」
 必死にぎゅっとスカートを握りしめているちはるの右手を優しく包み込むと、俺はショーツの濡れた部分にその手のひらを誘導した。
「え、あ、やんっ、何……」
 自身の身体に生じた変化を実感して驚きの吐息を漏らしたちはるは、慌てたように俺と、そして自らのあられもない姿態が映し出されたモニターを交互に見た。
922ちはるEncoding"32" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 17:28:29 ID:OkeKTDtJ0
「ふふ、濡れちゃってるの、分かるかな? ちはるちゃんの身体がえっちになっちゃってる証拠だよ……。初めてでしょ、こうなったの」
 ちはるは声が出せなかったのか、無言でこくんとうなずくと恥ずかしげにそのままあらぬ方向に視線をさまよわせた。
「ほら、お股の部分が……くっきりしてるの分かるかな、そこを……なぞるように、こうやって、動かしてみて」
 ちはるの手を使って、リズミカルにそこを撫で回す。
「んんっ……!」
 びぃんとちはるの背筋が伸びた。俺に導かれるままとはいえ、自身の指先によって生じた自涜の快感に翻弄され、どうして良いか分からぬままに身をくねらせ、くぐもったうめきがこぼれるのを止めることが出来ないでいた。
「気持ちいい?」
「は……んんぅっ、ん、ん、ひんっ」
 俺の問いにちはるは答えることが出来なかった。正確には、快楽に取り込まれ、自らの淫裂を弄ぶ行為に没頭してしまっていたのだ。
923ちはるEncoding"33" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 17:38:50 ID:OkeKTDtJ0
 すでにちはるは俺の誘導によってではなく、自らの本能が求めるまま、快楽を追求する雌と化していた。
 ちはるのような可憐な娘が、自らの一番感じる部分を、自然とリズミカルに指先がなぞる様を見るのは、ひどく刺激的で淫らな光景だった。
「ん、んんっ、くぅんんっ!」
 自身の指先の動きだけでは足りぬと言うように、ちはるの腰が跳ね、揺れる。ショーツ越しに刺激する指先が、ちはるのあふれしみ出す淫液にまみれ、鈍い光を帯びていく。
「ふぁ……んんっ、んぁ、あ、んんーっ!」
 一瞬息を大きく吸い込んだちはるのうめきが、伸びやかにオクターブの上がった小さな叫びと変化した。
 快楽の器官を弄ぶ指先に力が込められ、止まる。同時に、震えてくねる動きを見せていたちはるの白い脚が張りつめたようにびんと伸びた。
 おそらく初めて快楽の頂点に達したちはるは、そのまま声もなく脱力して、ふわりとその両足を投げ出すように力尽きた。
924ちはるEncoding"34" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 17:47:41 ID:OkeKTDtJ0
 それはそばで見ていた俺も驚くほど唐突に訪れた瞬間だった。上気した顔をそのままに、そっと目を閉じたちはるは、ぐったりとその身体をソファに預け、半気絶状態であられもない姿をカメラと俺に晒していた。
「……ちはる、ちゃん?」
 おそるおそる声を掛ける。が、返事はなく、俺は一人ため息をつくとなんだかおかしくなってくすりと笑ってしまった。
 出来るだけちはるの身繕いをしてやり、汗ばんだ額に乱れて張り付くちはるの前髪をそっと撫でつけてやると、そばにあったタオルケットをちはるに掛けてやった。
「……そうだ」
 ようやく思いついて俺はビデオカメラの録画ボタンを押し、録画を止めた。
「……いい資料が出来たね、お疲れさん」
 ぐったりとしたままのちはるにそうつぶやき掛け、俺はカメラを三脚から外した。
「さて、PCに取り込んでDVD化しなきゃな。編集無しなら、すぐできるだろ」
 ささやいて俺は、自室のPCを立ち上げた。
「……次は、もっとすごい資料を作ろうね、ちはるちゃん」
925ちはるEncoding"35" ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 18:11:01 ID:OkeKTDtJ0
 当然返答はなく、俺はそっと窓を開けるとタバコに火を付け、ゆっくりと吸い込んだ。

ちはるEncoding 第1話 "video import." 終わり
926あとがきとお詫び ◆t9prjrGNkc :2008/07/17(木) 18:17:12 ID:OkeKTDtJ0
長い間スレに顔が出せず申し訳ありませんでした。

個人的事情により作品(といえるほどでもないですが)作りが出来ずにいました。

ひたすらにスレの皆様にはお詫びいたします。

中断したままになっている"アレ"もちびちびと書いております。

まとめの方も未収録の皆様の作品など近々更新する予定でありますので
もうしばらくお待ち頂きますようお願いします。
927えっちな18禁さん:2008/07/18(金) 06:46:23 ID:cleAox3I0
>>926
乙でした
第2話も、中断してるのも楽しみにしてますYO
928えっちな18禁さん:2008/08/01(金) 14:47:26 ID:IaCKup5B0
浮上
929えっちな18禁さん:2008/08/05(火) 22:38:11 ID:VSlQ7eQS0
aaaa
930えっちな18禁さん:2008/08/10(日) 22:18:09 ID:97olzbJz0
はよ来いや
931えっちな18禁さん:2008/08/12(火) 20:05:13 ID:GxxX4QXV0
早く次の作品よろ!!
932えっちな18禁さん:2008/08/17(日) 23:41:19 ID:I90QYAEY0
はよ
933えっちな18禁さん:2008/08/18(月) 22:00:06 ID:gBlNj9YD0
まだぁ〜?
934えっちな18禁さん:2008/08/24(日) 17:41:41 ID:MXtjef7y0
頑張れや
935えっちな18禁さん:2008/08/28(木) 19:18:36 ID:pNT8HqAi0
さっさと貼れ
936えっちな18禁さん:2008/08/31(日) 00:59:48 ID:6VtCQtp00
過疎か〜
937えっちな18禁さん:2008/09/02(火) 18:13:01 ID:j23wrdHG0
次作品ま〜だ〜
938えっちな18禁さん:2008/09/03(水) 14:46:47 ID:tAm/DNF6O
はよ こ
939えっちな18禁さん:2008/10/20(月) 18:54:50 ID:2ST1+Geh0
一ヶ月以上レスないぞ!!次作品はよ! はよ!!
940えっちな18禁さん:2008/11/28(金) 11:08:43 ID:at9QPLMc0
>>939
これがあらての「長編放置プレイ」なんだよ
941えっちな18禁さん:2008/11/28(金) 12:43:22 ID:aidDQvcp0
130 名前: えっちな18禁さん [sage] 投稿日: 2008/11/09(日) 00:53:58 ID:ZYbJvZNn0
俺はされるがままだった。
何をされても嬉しくて、もっとやって欲しいとさえ思った。
「○○さん、こういうことされるの初めてですか?」
ちんこを揉みながらM美は俺の目を見て笑った。
俺は目を逸らしてこくりと頷いた。
「うん、分かってた。あとMッぽいなぁとも思ってた。」
「・・・・・。」
「ねぇ、Mでしょ!」
M美はぎゅっとちんこを握った。
俺は「あぁ〜〜っ・・・・!」と声を上げて体をくねらせたがM美はちんこから手を離さない。
ちょっと痛いぐらいだったので止めてって言いたかったが声にはならなかった。
ただ目を潤ませてM美の顔をちらちら見ることしか出来なかった。
942!omikuzi:2009/01/01(木) 10:52:54 ID:pg0S+ZB50
あけおめ
943えっちな18禁さん
ことよろ保守