二・二六事件 2.26事件 2・26事件

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1名無しさん@お腹いっぱい。
二・二六事件70周年記念ですお。

http://ja.wikipedia.org/wiki/2.26%E4%BA%8B%E4%BB%B6
2名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 10:16:22 ID:MDR4Z+Pk0
明治憲法下の天皇とはなんであったかを知らなかった
青年たちの悲劇、ってところかな。
そのあたりを熟知していたのが昭和天皇。
事件をまんまと利用したのが陸軍統制派。
バカ丸出しの皇道派。
だな。
3名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 11:15:43 ID:HCOb4WV20
>>2
彼らが『昭和維新』を称したのは、
天皇担ぐことこそ、正当化の根拠になると知ってるからだろ。
要するに、天皇担いで、既存の権力構造を否定できた、明治維新の再現を狙ったわけだ。

そこには、明治憲法下の天皇が何であったか、は関係なく、
とにかく、天皇と権力の関係性という原理だけがあったんじゃないか?

天皇が「うん」と言えば、既存の憲法もすっ飛ばして、
あらゆる制度が肯定されると。

青年将校の思惑ははずれ、天皇は「うん」と言ってくれなかった。

哀れだな。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 11:56:39 ID:tk9nK1ktO
十年位前にいいともに226事件に参加したひとがでてたよ。素人の特技自慢コーナーで陸軍の機関銃的当て大会か何かの賞状持ってた。タモリだけすごい興奮して他の人は?て感じだった
5名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 13:37:12 ID:Xy/guFayO
鈴木貫太郎自伝での
安藤輝三に対する記述が泣ける。
個人的にはお互いに敬愛しあってたのに…。
6名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 13:53:01 ID:3amSrfSq0
俺、受験の時に、
2月26日だから2.26事件が入試に出るかもと思ったんだが、
よく考えると、毎年2月の25-26日が入試日なんだよなw
7名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 14:07:28 ID:/vLR8ZVz0
二月二十日の総選挙に於て、国民の多数が、ファッシズ
ムヘの反対と、ファッシズムに対する防波堤としての岡田
内閣の擁護とを主張し、更にその意志を最も印象的に無産
党の進出に於て表示したる後僅かに数日にして起つた二・
二六事件は、重要の地位にある数名の人物を襲撃し、遂に
政変を惹起するに至つた。
8行政戒厳:2006/02/26(日) 15:29:17 ID:4l83vXxJ0
朕茲ニ緊急ノ必要アリト認メ枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ帝国憲法第八条第一項ニ依リ一定ノ地域ニ戒厳令中必要ノ規定ヲ適用スルノ件ヲ裁可シ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和11年2月27日
内閣総理大臣臨時代理
各省大臣
勅令第18号
一定ノ地域ヲ限リ別ニ勅令ノ定ムル所ニ依リ戒厳令中必要ノ規定ヲ適用スルコトヲ得
附則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
9名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 15:42:55 ID:fAc3JQSX0
二二六将校「天皇陛下より、直々に討奸の命を頂きました!」
陸軍「・・・」
二二六将校「早く降伏したらどうなんですか」
陸軍「いや、それどころか、戒厳令でてるし」
二二六将校「このクーデタ計画は、最大限守ってあげたい」
陸軍「おまえら、バックにソ連いるだろ」
二二六将校「どのようにしてその先入観を打ち破る事が出来るのか。本当に悩ましい」
海軍「いま東京湾に第一艦隊を用意したんで、こいつら撃っちゃいましょうか」
二二六将校「この一方的な攻撃。この風景。こんなところで全面戦闘になったら、かなわないと感じるのは当然」
陸軍「だったら、初めからクーデタなんか起こすなよ」
二二六将校「一言聞いただけで、アカと決めつける。言論封殺、もっとも恥ずべき行為」
憲兵隊「陸軍刑法25条、反乱の罪が適用されますね。早く自首しなさい」
二二六将校「どのような条件をクリアすれば、合法的な軍事行動と認める事ができるのか、知恵をお貸し下さい」
陸軍「おまえら自身がクーデタって言ってんだろうが」
10名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 15:49:58 ID:dbhcUd0s0
べきらの淵に波さわぎ?
11名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 16:23:19 ID:qJWQd6Ho0
「巫山の雲」って男女の交わりのことなんだが・・
「雲雨の情」とも言う。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 16:34:49 ID:0X+OLSQAO
テロすんな!orz
13名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 16:56:25 ID:M35yznc40
今日は226事件の記念日
14名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 17:02:19 ID:igy9NVhb0
>>1
検索しやすいスレタイですな
15名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 17:34:24 ID:HATIQN5AO
テレビで渡辺総官の娘さんと、青年将校の弟さんのインタビューが出てたけと、後者は複雑な言葉だったな。
「当時は戦争と同じ様な心理だったんだろう」との意味合いの言葉だった…凄く意味ありげだよな。
16名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 18:52:21 ID:9LinrKP80

1.漏れは『にー てん にーろく じけん』と発音していたが、
  大学で上京してから『はぁ?「にーにーろく じけん」だろ』ってバカにされた。
  結局どっちが正しいの?

2.結局どういう事件なのか、Wikiを読んでも良く分からない。
  関係者が死刑、無期禁固とかになってる所を見ると、
  暴れた方が悪かったって事なの?
17名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 19:15:38 ID:qJWQd6Ho0
>>16

1 にーにーろくじけん、が正しいと思う。
2 天皇陛下の軍隊を将校が命令もなく動かして
  (これこそ統帥権干犯)その上重臣たちを惨殺したのだから
  昭和天皇が激怒するのは当たり前。暴れたほうが当然悪い。 
  それを推察できなかった将校たちは事前に既に敗北していた。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 19:29:41 ID:HATIQN5AO
>>16
どちらでも良いのではないかな、テンを読むか読まないかだし、所詮造語。


事件には裏が有りそうですし未解明ですから、全てが将校の責任とは言えないと思います。
しかし、内乱罪には変わりなく刑罰は妥当でしょう。
1916:2006/02/26(日) 20:44:54 ID:9LinrKP80
>>17
良く分かりました。

>>18
>全てが将校の責任とは言えない

漏れもここが気になるのです。
裏があって未解明だから、曖昧模糊な印象が拭い切れないですね。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 20:55:07 ID:T5+AoD7a0
>>19
金融危機や世界恐慌などをへて社会不安が広がり
、政治腐敗が問題となっていたというのが当時の状況

青年将校達が右翼の理想に同調し、政治家等の
暗殺を企てるようになる
このことより暗殺計画すすめる側、止める側、見まもる
側などにわかれ,陸軍人事をめぐる派閥闘争となっていった

その一つの決着となった皇道派の武力によるクー
デター計画が2・26事件
21名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/26(日) 22:33:42 ID:0iDoUXC40
>>18
そうなんだよねえ。
いくら満州移駐が控えてたとはいえ、
皇道派の彼らが統帥権を考えなかったわけはないと思うんだが
それでもやっちゃったところに
真崎や荒木ら上層部が、裁判で公になってることよりも
もっと具体的にクーデターを肯定、あるいは示唆するような
言葉だか行動だかがあったんじゃないかと勘ぐってしまう。
22名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 00:42:28 ID:kA9DJA5wO
宮部みゆきの蒲生邸事件で226に興味持った。
23名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 01:28:45 ID:QoxYrKis0
あああの蛆虫(軍部)が糞(昭和天皇)のためにがんばったけど
糞にはねられたって事件か。
  まあほんとの糞は××出来ない卑怯者の東久邇宮稔彦と
仮病で逃げた大川糞周明なんだがな。誰もこいつら×そうとしないから
調子こいてたんだな。
24名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/27(月) 11:19:13 ID:e0/aZvHr0
やっぱ相沢事件は大きかったと思う。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/28(火) 00:51:29 ID:/mwdu8wQ0
>>23
うざ。
26481:2006/03/01(水) 21:32:31 ID:4DJfc+BR0
社会版:
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1139132859/
の投稿222を読んでいただけないでしょうか? 明治維新時に孝明天皇父子の虐殺
及び長州藩の部落住民による『乗っ取り』があったため血統に正当性がない可能性が
高く、その歪が日本を亡国状況にしている可能性が否定できません。

また社会生態学的に分析した場合、
オーム真理教を「皇室犯罪」と仮定した時には
有機リン剤の専門研究室がある東京大学農学部にて、サリンが製造され、
地下鉄で多数の命を奪っていた可能性も考えねばなりませんが、
万一その場合、毒物製造を担当した東京大学農学部の教員陣は
殺人罪で検挙されるべきかと思うのですが、 この点の検証は行われつつあるのでしょうか?

オーム真理教が「皇室犯罪」か否かで 地下鉄毒物殺人事件の当事者が違ってきます。
東京大学農学部がサリン製造を担当していたかどうか慎重な検証が必要と考えます。
なお、この行政テロの被疑において、英米の関与があったのかもしれませんが、統治行為論により
他国の責任は不問にしてでも、この点の検証は求められると思います。何故ならば
米国の9・11で見られた行政サタニズムミーム(すなわち田中宇氏が主張しているように
米国当局自体がビンラディンである可能性が否定できない)が形を変えて何度も未だに繰り返されている
からです。これは日本国民にとっても米国国民にとっても大変なマイナスです。日米英とも今一度
国民主権に戻りサタンではなくイエス(仏)のミームによる国家再構築が求められるように思えてなりません。
社会生態学という学問の一環として上のスレッドをダウンロードして冷静かつ慎重に読んでいただけるよう
重ねてお願いします。今のまでは日米英ともサタン・ミームに支配されかねません。米国は基本的には
キリスト教国家ですが、これではキリスト教も何もあったものではありません。サタン教は撤廃すべきです。
社会生態学を今後あらゆる分野で育てていく必要があるよう思えてなりません。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/02(木) 21:18:01 ID:eRIcRl/d0
国体論及び純正社会主義
http://kindai.ndl.go.jp/cgi-bin/img/BIImgFrame.cgi?JP_NUM=40031251&VOL_NUM=00000&KOMA=1&ITYPE=0

自分で寄贈したの?
28名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 13:03:07 ID:ruYEAIY10
>>1に親戚の名前載ってる。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 19:22:07 ID:ioKz4I5f0
しかし陸軍上層部の対応はお粗末すぎる。こんな奴らがその後の戦争を指揮して勝てるわけ無い。
30名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/03(金) 20:56:16 ID:kdwF3boV0
二・ニ六を語るなら、早稲田の堀真清くらい知ってるだろうな。
31名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/04(土) 23:28:02 ID:TNQOXIGa0
 昭和威信の歌・・・の元ネタ
http://homepage1.nifty.com/~ryuya/GOJOGEN.htm
32名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 03:14:38 ID:7PTSlOKV0
>>29
官僚だもの
33名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 15:34:21 ID:In7d7jTe0
図上演習ばかり出来ても実戦で勝たねば意味が無い。
34名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 03:21:40 ID:FfBzwRB30
しかし、なぜ事前に事件計画を知りながら、誰も止めなかったんだろうか?
35名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 15:43:33 ID:u330agy5O
太平洋戦争時の陸軍首脳陣はニ・ニ六鎮圧で活躍した人が多い
36名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 18:23:36 ID:krKGnHNY0
昭和恐慌に政治家、財閥はあてにならず
東北から徴兵された近衛新兵の家族が苦界に身を沈め
守るべき祖国とはを苦悩する隊付将校。
高倉健、吉永小百合はえがったなぁ。
37名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/06(月) 18:56:20 ID:mk4psVCt0
よく考えれば天皇親政したければその天皇の側近たちを殺すのは矛盾してるだろうに。
38名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 02:26:35 ID:DcR4NWyz0
>>35
次官だった杉山は事実そのとおりだけど
実際に中央であれこれやった者より、周辺で正論の対応をした者にその傾向が顕著だと思う
第二師団長の梅津は、出動準備を整え断固討伐を中央に進言
関東軍憲兵司令官の東条は、皇道派危険分子と見られる者を一斉に検束して内地送りに
幼年学校長の阿南は、生徒を集めて決起部隊を反乱軍ときめつける訓示を行う
など
39名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 19:40:29 ID:MMR5Ie1y0
>>37
本気で天皇親政とは考えてねーよ
40名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 19:54:15 ID:1cTKIBl10
>>37
天皇を輔弼する大臣たちが天皇をたぶらかしてすき放題やっている
実権を天皇にかえすために自分達がやらねばならないという理屈
41名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 22:21:42 ID:yXGMCZZV0
昔、安藤大尉の写真を見たとき、グリコ森永犯みたいなキツネ目で
人相悪いなあと思った記憶があったんだが
「昭和史発掘」で同じ写真を見ると、あらあら?鼻筋の通った
なかなかの涼やかな顔をしたいい男だ。
確認したら、昔見た写真のほうは、眼鏡のレンズが光って
わかりづらいからか、目を書き加えられていた。
当時に修正されたものだろうが、
悪意をもって冷たい目つきにされたように見える。
磯部、栗原はいかにも勝気そうな面構えだ。
42名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 00:52:11 ID:Ra3rqJ4iO
40万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾

『嫌韓流2』発売中

意外とおもしれーぞ
43名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 09:25:25 ID:49j2GA6A0
安藤を演じられるのは鶴瓶だけだな
44名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 13:38:08 ID:fk3i4ylu0
三柴理の「新東京正義之士」時代に出したシングルジャケットは意味も無く安藤の写真を使かっている。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 20:49:47 ID:YdaokoVP0
クーデターの計画が杜撰過ぎ
46名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 22:43:50 ID:mTlurzMd0
んじゃ、綿密な計画を立てて
2.26が成功していたらどうなっただろうか?
47名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 23:23:27 ID:Nuc89koPO
内戦だろ
連合艦隊はその覚悟だったと聞く
48名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 04:47:33 ID:+LoIQuDo0
>>19
この事件は右翼左翼(思想的に入り乱れているので一概に言えない)や
統制派や皇道派という考え方だとわかりにくいが、
江戸時代からある一揆や騒動の一種と考えればわかりやすい。

将校たちは貧しい農村の出で、重工業と癒着した政府では
貧しい農村を救えないと絶望していた。
49名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 05:56:38 ID:ZwUHJozl0
>>48
???
思想なんて欠片も入ってないよ。
東北を含めた、当時小国だった日本の貧困が原因。

江戸時代の一揆の一種だとわかっているなら、思想が入っていないこともわかるっしょ。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 05:58:37 ID:ZwUHJozl0
大赤字出して朝鮮を近代化したって、
けっきょく、敗戦後の独裁政権下の反日政策でコロリと恩を忘れられてしまった。

福沢諭吉の言う通りにしていてくれればよかったと思ふ。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 06:54:19 ID:+LoIQuDo0
>>49
北一輝には入ってるだろ
52名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 13:42:45 ID:/JW9xKma0
>>48
蹶起に連累の将校らは磯部以外、そこそこの家の出じゃなかったっけな。

なんにしても、天皇にとっちゃ自身も含めて
下克上はもっともあってはならないことだったろうから
明治維新のようにはいかんよね。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 23:34:12 ID:qaaf03O00
磯辺は獄中で天皇を呪詛した。
「天皇陛下、何というご失政でありますか、何というザマです、
皇祖皇宗におあやまりなされませ」(磯部『獄中日記』)。
54名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 04:09:49 ID:I4qomPjG0
磯辺の嫌らしいところは、別に陛下や皇祖皇宗を崇拝するわけでもなく
昭和維新の権力ゲームに酔っていただけ。獄中でせっせと自己正当化の
心にも無い美文を書き散らしているだけ
55名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 07:36:33 ID:7B6LuZy40
演習ではない、実戦だ、楽しいー、わくわくする、というようなことも書いてたよな。
正直でよろしい。
56?:2006/03/10(金) 12:15:42 ID:rxR4l7+10
>>55
同感。ああいうときってドーパミンだか何だかが脳から出るんだろうな。
一度やってみなよ>同志 とまで書いてた。
一般の下士官以下も途中からはそんな感覚になってたかもしらん。
57名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 16:24:59 ID:/qscqfYT0
皇道派の天皇崇拝はどっちかというと
共産国でレーニンやスターリン崇拝してるのに近いからな。
主張と矛盾してるようでしてないようでやっぱり矛盾してる。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/10(金) 18:55:38 ID:O/JLInWP0
誰が名づけたか知らないけど2・26や5・15事件っていう言葉はあくまで俗称でしょ。本当はこの事件は何て呼ばれてるの。
59全宇宙全生命永久永遠の大天国:2006/03/10(金) 19:10:16 ID:ssepVefN0

http://video.google.com/videoplay?docid=-4960427717414049428

南京大虐殺はないという動画←有名人がたくさん集まって論争してます
  ↑
 短いですので 是非 観てください
 お願い致します。

http://video.google.com/videoplay?docid=-4960427717414049428

南京大虐殺はないという動画←有名人がたくさん集まって論争してます
  ↑
 短いですので 是非 観てください
 お願い致します。

★マスコミ特にテレビは中国共産党の邪悪さを報道してくれい。
 このままでは日本=悪 中国=善になってしまう。
 そんなことあってはならない。絶対あってはならない。★
 ↑
そんなこと許されていいと思うか?
悔しいとお前らは思わないのか?そう思う方は少しでいいから
コピペしてくれ。頼む。このままでは日本は一方的に悪者にされてしまう。
悔しいよ とても悔しいよ みんなコピペ協力してくれ 頼む。
60全宇宙全生命永久永遠の大天国:2006/03/10(金) 19:26:53 ID:ssepVefN0

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@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

中国がチベットで行ってる残虐行為踏み絵=ダライ・ラマ否定

拷問しまくりで強制的な改宗

殉教者多数
http://www.kinaboykot.dk/video.htm
http://www.boxun.com/hero/64/52_1.shtml
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2004/12/200412130343.shtml
シナ女が子猫を踏みつける動画。直視できない。グロ注意。
http://tt.mop.com/club/read_140372.html
【動画】毛皮の生産現場・中国
http://dolby.dyndns.org/upfoo/mov/1108301570418.wmv

マスコミは中国のことをほとんど報道してくれない
俺もやるから 誰か少しでもいいからいろいろなところにコピペしてくれ
頼む

皆様のほんの少しの協力が莫大な力になるのです

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@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
61名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 20:27:18 ID:TNvevs3e0
age
62名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 21:53:32 ID:mnwCoET10
莞爾中佐が出てこないなぁ・・・
63名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 23:46:14 ID:ZPuwptYh0
>>58
新聞の第一報では「未曾有の帝都大不穏事件」
裁判の報道では「五・一五事件」となっているので司法省のつけた事件名なのでは。
64名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 23:50:21 ID:D/1SXnFbO
>>62
見せ場なのにね。
65名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/16(日) 23:55:28 ID:+eHXDIt/0

■日中韓の正しい歴史 基礎知識入門サイト

 韓国は“ な ぜ ”反日か?
http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html

東亜板では最も有名なサイトのうちの一つ。

韓国の話を中心に、中国や日本に関する問題を
過去・現在ともに、わかりやすい言葉で大雑把に把握できる。


まだ読んでない人はぜひ一読を。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/17(月) 11:48:28 ID:d/AUKqxG0
>>58
天皇が関わってるから「○○某重大事件」みたいな感じかな?
67名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/17(月) 13:01:30 ID:GUx4MaTG0
2・26朝日新聞社襲撃

兵力を以って朝日新聞社を襲い平素非日本的論調を膺懲せんとす。
2月26日午前十時頃、首相官邸より将校は自動車一台その他は
トラック二台に分乗して移動し 裏入口より進入、社員に退去を命じ
二階にある活字殆ど全部を引っ繰り返して社員に対し 「朝日新聞は
非日本的新聞であるから天誅を加えた」 と述べて引き上げ、
時事、東京日日、報知、国民、電報通信社等の各社を廻り
蹶起趣意書を渡して「確りやれ」と激励して首相官邸に帰った。
68名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/17(月) 19:46:09 ID:UKB3NMO+0
天皇も焦ったかも!弟に・・・
69名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/18(火) 08:57:15 ID:Y0rbIok50
公文書には「昭和十一年二月二十六日事件」という表現がでてくる。
これが公式名称のひとつだろう。他にもあるかもしれない。
ちなみにアジア歴史資料センターのサイトで閲覧可能。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/22(土) 20:20:44 ID:hEqGJsVE0
111 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 04/01/15 00:11 ID:???
真崎甚三郎 
  「ぼくらの夢をー 奪った政府を 
   歩1の銃火で皆殺しー♪ 
   ゴーレッツゴー岡田を殺せガッツじゃぜー♪ 
   それがー皇道派のー♪祈りー♪」 

昭和帝 
  「・・・何だこのデタラメの一歩向こうの罪深え決起は」 

渡辺錠太郎 
  「何これ・・・」 
高橋是清 
  「行こうよ」 

真崎「ちょっと待て――い」 
渡辺・高橋「やだっ うそっ!!」 

真崎「御国のためなら鬼となりー♪君側の奸にとどめ刺すー♪」 

本庄繁 
  「これじゃ軍法違反者だあ! 
   へたすりゃ殺人教唆で銃殺行きだぞ!」 

真崎「いくぜー決まり手昭和維新ビームはー熱さばつぐん♪」 
71名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/23(日) 13:43:48 ID:1+LeSsCd0
武士は忠義が一番だ
72名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/29(土) 12:32:22 ID:dgLthyXK0
┌─────────────┐
│       三 ニ 一      │
│   二    ’  ’   ’      │
│   月 テ オ 抵 今      │
│   二 オ .前 抗 カ      │
│   十 ル .逹 ス. ラ 板    │
│   九 ゾ ノ  ル デ ア    │
│   日   父 者 .モ ラ    │
│       母 ハ 遲 シ    │
│       兄 全 ク .ニ    │
│       弟 部 ナ 告    │
│       ハ 逆 イ グ.    │
│       國 賊 カ      │
│   戒   賊 .デ ラ      │
│   厳    ト  ア 原        │
│   司.   ナ ル 隊        │
│   令.   ル カ ヘ       │
│   部.   ノ  ラ 歸        │
│        デ 射 レ      │
│         皆 殺           │
│       泣 ス           │
│       イ  ル          │
└─────────────┘
73名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/06(土) 11:22:54 ID:Vc+adM/i0
>>72
なぜ旧字体でないのか、小一時間(ry
74名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 16:07:13 ID:VE6hXe0J0
>>73
何か文句でも?
75?:2006/05/13(土) 01:15:16 ID:H+wkJnMm0
文藝春秋6月号
●決定版 新・昭和史7つの謎 
    〜あの戦争は敗因は何か  保阪正康

1 なぜ無謀な開戦を決意したのか?
2 二・二六事件 天皇激怒の理由は?
3 真珠湾攻撃を誰が知っていたのか?
4 初公開 大本営参謀の告白文書
5 戦艦大和 戦争の原価計算は?
6 玉砕を兵に強いた根拠は何か?
7 昭和天呈はなぜ聖断を下したか?
76名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 13:54:41 ID:wTYFdHBP0
2.26の将校は、昭和維新が成功した場合、どんな国家にしたかったんだろう?
仮に、将校達が支持する人(真崎)が政権を握っても、当時の様々な問題を解決する
ことは出来なかったのではないか?

77名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 19:59:41 ID:lmazeHlfO
>>76
世襲王朝制の共産主義国家。
つまりまんま今の北朝鮮。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 20:38:44 ID:Yr+Xb/wc0
じゃ当時の日本のマンマじゃん
ただ、シャッポに誰がなるかが違うだけ、あまり意味ない変化だなw
79名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 20:58:47 ID:wTYFdHBP0
少なくとも決起将校の一人である安藤大尉は、農村の悲惨(娘を売るよう)
な状態を何とかする為に決起したようだが、元老重臣を殺害して、天皇親政
が実現したところで何が変わったというのだろう?

天皇にそんな特別な能力もなく、殺害した元老重臣を排除して 真崎等の
皇道派の軍人がでてきても、相変わらす、政治腐敗や不況等の現状を打開
することはできなかったと思う。

青年将校側から見れば、単純に当時の統制派の人たちが財閥と組んで一般民衆を
苦しめる世の中にしていると思ったんだろうか?

当時のことが書かれている文献などを読むと、決起将校は、秀才であり
(たぶん俺よりは遥かに頭良かっただろう)、エリート(あくまで軍内部での)であった
だろうが、結局、経済学など深く学んでおらず、視野の狭い考え方
しかできなかったんだろうか?
80名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 21:30:07 ID:T9WFPvVL0
北一輝と青年将校っていうのはどの程度つながってたのか?
北の著作など読んだことがないというのが本当なら、社会主義革命うんぬん
は関係無い話になる。
81名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/02(金) 22:31:52 ID:wTYFdHBP0
確かにどの程度北と青年将校とはつながってたんだろう?

NHKの番組で2.26事件が起こる数日前から電話が傍受されているのを
ビデオで見た。そこでは行楽に立てこもる安藤大尉と北の会話があったが
それほど親しそうでもなく北が安藤に「マル(金)はだいじょうぶか」
みたいなこと言ってた。北も無関係ではないんだろうけど・・・。

世界恐慌以後、各国で社会主義について注目はされていただろうが、
青年将校がそれを研究したり学んだりはしてないだろうと思う。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 17:53:59 ID:hcVxHY7G0
結局、今の感覚では、非常に思慮が浅く感じるが、その当時の感覚では
それなりなものだったかも。
83名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 00:13:24 ID:rfLLXsLc0
2・26事件の中心となった村中孝次、磯部浅一らですが、北一輝と彼らとの直接的な関わりは
5・15事件後におきた西田税暗殺事件後からです
この時すでに、村中孝次らは北の「日本改造法案大綱」に感銘をうけていたとのことです
西田税は北一輝と親密な右翼活動家で、「日本改造法案大綱」の布教活動の中心的人物
です
西田が村中らと知り合ってからはガシガシと彼らに布教活動したことでしょう
2.26事件に参加した青年将校らは北の「日本改造法案大綱」をバイブルとして持ち歩いて
いたそうです
ちなみに西田は陸軍士官学校を卒業しています で、なぜか軍人にならずに右翼活動w

5・15事件に陸軍は参加しませんでしたが西田が陸軍に待ったをかけたと言われています
西田の役はクーデターの顧問のようなものでしょうか
2・26事件の時も西田はまだ決起には時期が早いと考えていたようですが、青年将校らに
おしきられて決起します
このように先生の意見を差し置いてはじめちゃったのは、2・26が思想の実現ということだけ
でなく派閥争いの様相が強いものだったからです
思慮が浅く感じるのは彼らが派閥争いの真っ只中で仁義なき戦いを演じていたからではな
いでしょうか
84名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 01:31:17 ID:uwGUQv6B0
不勉強で申し訳ないんですけど北一輝と皇道派青年将校が結びつかない・・・
そもそも北は社会主義者で右翼というのはどうかという気がしていて
85名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:02:38 ID:rfLLXsLc0
北は国家主義者で、いわゆる右翼です
国家社会主義というとナチスになってしまいますが、北の思想はそのようなものです
資本主義を敵としていますが、マルクス主義も敵とします
一方、財閥と政治家の癒着による国家の腐敗を正す必要があるという思想が軍内部に
はびこっていました
皇道派の荒木らは「君側の奸を討つ」と言います 陛下の敵を討つという意味です

北の「日本改造法案大綱」は資本帝國主義の領土拡大に対して戦争をしかけることは
正当な権利であり、また、日本改造を行うためには軍人がたちあがらなければならない
とといています
青年将校らは軍人によるクーデターを神聖化するこのような考えに熱くなったわけです

86名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:02:54 ID:aISDQpxI0
2・26事件は、実態は軍部内での派閥争いであったかもしれなしが、
そのスローガンには元老重臣を排除し、天皇親政の国家を作り、財閥等
特権階級を解体することが掲げられていた。これは国民(特に無産階級)
と天皇との間にできるだけ何も介さずに(本当はそこに青年将校やその支持する人物が
間に入るんだろうけど)、国民の声を直接天皇に届かせるようなものを
考えていたんではないだろうか?

天皇を指導者として、憲法を停止し、ドラステックに改革を行うって
なんか社会主義の革命にほんの少し似ている部分が・・

87名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:15:57 ID:rfLLXsLc0
>>86
そうですね、北はマルクス主義を否定しながらも ソビエトの革命に感銘を受け
、孫文の革命に熱くなっていました
彼もまた社会主義革命に翻弄された人なのかもしれません

しかしながら三井財閥が北のパトロンになっていたという裏事情もありますw
88名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:17:07 ID:aISDQpxI0
本で読んだ知識で本当かどうかわかんないけど、維新に参加した青年将校で
ただ一人、現役の中隊長であった安藤大尉は、維新が失敗となった時に、
下士官(名前わすれました)に対して、「(下士官の名前)○○から農村の実
態を中隊長はご存知ですかとよくしかられたな、でも、もうその農村を救うこ
ともできなくなってしまった。すまん」と言って号泣したそうです。

この安藤大尉は、秩父宮がもと上官でかなり親しくしていたそうで、
この秩父宮は、現行の国家体制は皇族が中心となって改革すべきという考え
をもっており、昭和天皇と口論したこともあるそうです。

2・26事件の時も、秩父宮は東京にもどってきたが、一人孤立する昭和天皇
の状況を見て、元部下を切り捨てでも昭和天皇側についたとされる。

もしこのとき秩父宮が青年将校側についていたら、どうなっていたんだろう?
89名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:30:46 ID:rfLLXsLc0
>>88
秩父宮が陛下と真っ向対決するとはちょっと考えにくいですが
、そうなっていたら皇室真っ二つで怖いことになっていたかもしれませんね
状況によっては陸軍上層部が秩父宮をたてて動くことも考えられます
軍部のクーデターの行き着く先は軍事独裁政権です
北朝鮮なみの独裁体制ができあがっていたかもしれません
90名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:32:11 ID:aISDQpxI0
>>87
三井財閥はなぜ北を支援していたんでしょうか?

何か財閥にとって役にたつのでしょうか?それともゆすってた?
91名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:36:48 ID:rfLLXsLc0
>>90
財閥は当時、テロの標的でした
北のパトロンになる見返りに、クーデターやテロの情報を財閥に教えるというものです
三井財閥は実際、暗殺の標的からはずされていました
北が豪遊できるほどの金がわたっていたようですが、見返りとしては十分なものだった
のかもしれません
92名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:40:12 ID:aISDQpxI0
>>91
青年将校らは、当然どのことは知らなかったでしょうね?

93名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:44:04 ID:rfLLXsLc0
>>92
ほとんどはそうだったと思います,戦後の調べでわかったようです
ですが青年将校でも北に接触できるような中心事物は知っていたでしょう
実際、標的からはずされていたわけですから
94名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:45:19 ID:aISDQpxI0
現代の価値観で当時の事象を批判することは無意味なのかもしれませんが、

それでも青年将校は、事に是非はともかく、底が浅いような気がします。
彼等は維新成就の暁には、どこまでこの国家改造に関わっていこうと
思ってたんだろう。
95名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:47:45 ID:aISDQpxI0
真崎や荒木以外に黒幕がいたんでしょうかね?
96名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:49:57 ID:rfLLXsLc0
まさにそのとうりです
実際、新たな国家の将来を明確に夢想できる人物がどれほどいたでしょう
現代においても、脱アメリカとなるような国家体制を築くとして
明確にそれが夢想できる政治家や官僚はほとんどいないと思います
97名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:51:37 ID:rfLLXsLc0
軍上層部や政治家の黒幕がいたかどうかはわかりませんが
ふたをあけてみれば、ずさんな計画だったということが発覚してますから
いたとしてもたいした人物ではないのではないでしょうかw
98名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:53:27 ID:rfLLXsLc0
それでは そろそろお休みします お休み〜
99名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 02:58:37 ID:aISDQpxI0
底は浅いし、彼等のやった事は法治国家における殺人以外のなにものでも
なかったと思います。

しかし当時そんなことをしなくても社会的には地位も確立されていた青年将校
が、使命感にうごかされて行動をおこなったことは誰でもできるものでないな
と思ったりもします。

現代では、自己の権利主張に終始し、自分さえよければ良いとする風潮が
主流ですよね。私も偉そうなことは言えませんが・・・。
100名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 03:00:14 ID:aISDQpxI0
>>98
色々とお答えいただき、ありがとうございました。
たいへん参考になりました。
101名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 22:37:39 ID:z88s9LRD0
なんというか、潔癖すぎたんだよね。青年将校らは。

>>83
西田が軍籍から抜けたのは確か肋膜とか、病気のためじゃなかったかな。
その病床で北の著作に触れた、と。
102名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/05(月) 22:49:34 ID:g41nEJ4m0
皇道派がもっと早い時期で衰退して、相沢が永田を殺すこともなく、
2.26も起こらなかったら、アメリカとの戦争は少しは変わった
ものになっていただろうか??
103名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/06(火) 08:22:51 ID:Xr50u/+F0
少なくとも永田が生きていたら、勝敗はともかくも
もっと巧い駆け引きが出来たんじゃないかと
思うおれは永田ファン…
104名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/06(火) 08:58:23 ID:/JXw8jw+0
 昭和十年の第六十七議会に於ける論議に始つた所謂天皇機関説排
撃運動は燎原の焔の如く全国に波及し、重大な社会問題政治問題と
なり単純な学説排撃運動の域を脱して所謂重臣ブロック排撃、岡田
内閣打倒運動へと進展し、「合法無血のクーデター」と評されてゐ
る程、稀に見る成果を収め革新運動史上に於ける一時代を画したも
のであつた。

 国体明徴運動の経過を観察し運動勃発前の状勢に考察を加へて見る
と、機関説排撃運動は偶発的に発生し偶々政府の処置妥当を欠いた
為め重大化したと云ふよりは、寧ろ起るべくして起つた思想的社会
的政治的必然性を持つた問題であり、其の本質は満洲事変以来抬頭
した思想的社会的政治的革新運動の経過的な表れであつたと共に、
国体に関する国民の再認識再確認を促し、個人主義、自由主義、唯
物主義等の西洋的思想の清算に向はしめた思想的一大変革運動であ
つた事が理解される。

 国体明徴運動は国家改造運動に迄推進せしめられ、
岡田首相以下閣僚に国体明徴を不徹底ならしめたとの非難を浴せ、
其の根本原因は彼等自身が美濃部博士一派の欧米化思想の持主であ
り、機関説信奉者である点に起因してゐると為すと共に、一方に於
ては元老重臣のロボットとして其の没落過程にある旧勢力死守の役
割を為してゐることに直接原因があると為し、今や問題は旧勢力対
新勢力、欧化思想対日本精神、消極主義対積極主義、現状維持派対
維新派の力の闘争であり、又矛盾欠陥を暴露せる旧組織制度機構の
国体に基く根本的改革にありとされ、これこそは、現代に於ける尊
皇と倒幕と攘夷であると叫ばれ、昭和維新に於ける尊皇攘夷に於て
は斯る重臣ブロック、政党、財閥、官僚等の現状維持の幕府的勢力
の排除と彼等に依り運営せられてゐる制度機構の矛盾欠陥の克服に
あると強調されたのである。

 二・二六事件は国体明徴運動の与へた影響の最大なるものであると共に、
それ自体正に国体明徴運動の最も急進的尖鋭的な現れであつたと云ふことが出来る。
105名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/06(火) 09:10:54 ID:/JXw8jw+0
>>7
河合栄治郎 「二・二六事件に就て」 『帝国大学新聞』 昭11・3・9

  或は人あつていふかも知れない、手段に於て非であらうとも、
 その目的の革新的なる事に於て必ずしも咎めるをえないと。
  然し彼等の目的が何であるかは、未だ曾て吾々に明示されてはゐない。
  何等か革新的であるかの印象を与へつゝ、而もその内容が不明なることが、
 ファッシズムが一部の人を牽引する秘訣なのである。
  それ自身異なる目的を抱くものが、夫々の希望をファッシズムに投影して、
 自己満足に陶酔してゐるのである。只管に現状打破を望む性急焦躁のものが、
 往くべき方向の何たるかを弁ずるをえずして、曩にコンムュニズムに狂奔し、
 今はファッシズムに傾倒す。
  冷静な理智の判断を忘れたる現代に特異の病弊である。

106名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/08(木) 09:53:34 ID:Mdig0/dJ0
>>103
永田が生きてれば、軍の近代化は少しは進んだかもしれん。
107名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/08(木) 20:16:07 ID:p0kOMmHC0
永田ファンは多いね
108名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 18:34:14 ID:pVQlUQ6M0
永田が生きていたら、支那事変はどんな感じになったのかな…。
スレ違いすまん。
109名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/11(日) 19:05:30 ID:zDU009k50
永田存命でも、支那事変の様相は実質あまり変わらんだろうな
彼の支那一撃論は、彼の死後実行されて泥沼になってしまった一撃論より
もう少し中身のあるものだったが
政府の対支政策の方針、実行部隊の考え方、行動様式は永田一人が
アレコレしてもあまり変わらなかったと思う
110名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 09:36:02 ID:ozsCH+fK0
スレ違いで申し訳ないけど。

じゃ永田の他に誰と誰が軍中枢にいたら、或いは生き残ってたら
あの戦争をもっとましに戦えだろう??
111名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 14:42:52 ID:6D6XrlZ90
誰がやっても同じじゃね?
省益(目先の)を擁護、拡大させてはじめて影響力をふるう事ができる。
それをしなくなった人は左遷。例、石原。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/23(金) 11:24:12 ID:DlINQsoY0
当時の陸軍士官学校や陸軍大学では、どういう教育というか
カリキュラムだったんだろう?

何となく想像はできるけど、具体的にはどんな学習内容なんだろう?
その当時の先進国と比較(比較できないかもしれないけど)して
どうなんだろう??
113名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/26(月) 16:05:13 ID:6qkRuTLI0
だーれもいない海〜
114名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/30(金) 01:59:17 ID:MBB+R3/d0
2・26事件の中核を担った麻布の三連隊(歩兵第三連隊)
はその後、懲罰的な意味を含めて
当時最前線だった、満州の外蒙古地区へ飛ばされた。
ノモンハン事件を経て三連隊はそのまま満州守備任務に着く。
その間、他の歩兵連隊は中国や南方で正に地獄の戦いを繰り広げるが、
なぜか三連隊は忘れ去られたように、敵襲も無く満州守備任務を続ける。

さすがに沖縄決戦が近づいてきて、三連隊も沖縄守備任務に
満州から転進する。
その任地の宮古島で英国艦隊の上陸に玉砕覚悟で備えたが
上陸は無いまま終戦。

悪運の強さは天下一品の元クーデター部隊だったw
115名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 07:25:53 ID:A5KezSir0
貧しかったからやっちゃったんだよな。
116名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 21:29:06 ID:uerIQGxt0
2・26の士官等は東北出身者で、薩長政権が冷遇してきたツケが飢饉で
爆発したと思う。東北では彼らによくやったとしている
117名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 03:14:57 ID:yherYKle0
利用されちゃったんだよな。
118名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 06:18:05 ID:QRx2HInE0
>>116
2.26の士官たち必ずしも東北出身とは限らない。たしかに、青森が3人(大岸、
末松、対馬)などもいるがこれは秩父宮繋がりの側面もある。渋川善助(退官)は
会津だが、他の多くは薩長も多い。丹生誠忠、池田俊彦が鹿児島、栗原安秀、香田清貞
中橋基明が佐賀、磯部浅一、田中勝が山口、全員は不明だが、常盤稔が大分(東幼)、
安藤輝三は岐阜、野中四郎は父が軍人なので赴任地の青森生まれだが中学は東京、因みに
弟が桜花の神雷部隊の野中五郎。相沢三郎が青森か?西田税が鳥取
119名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 06:52:03 ID:QRx2HInE0
さきほどググッたら、相沢三郎は福島県生まれらしい(118)
120名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 07:07:09 ID:AEwD/JKyO
士官クラスの我が儘な暴動です。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 21:07:11 ID:V9rCYJte0

                   `'''ヾー`: . :. :: : :ヽ
                  . : .: .::::: : ::::::_::;_,,、-; 〉
                . : .:.::::::;;;,、‐'~ ̄、~−`‐、/
               . : .:.:::::::::,、-""  ,、‐"',、‐-、 `ヽ、       
           . : .:.:::::::::,、‐"/    / / / 人=‐-、、ヽ、
\        . : .:.:::::::::/ /    / //  //;、-‐-、、 ;i,    
  \    . : . :.:.:.:::;:イ /  ,/ ;/ / /   ///;>ー、ヾ ; i
  ゞ\  . : .:.::::::.//  //   / /  //;;r'"´  'ヾ; ;:i,    
 ,;彡  \. : :.::,-"//  /    ,/ /   ;:/,/      リ, i   
 'リ 人 ;;`ー;"/   /    ノ/; ;/ ; ,:,:  ;/       ,;'i| |     
 从' ノ,      ii_       / /; ;  ,/      ,、'",ノ;i, i
  ノ ''リi ,、从ヾ〈i!ヽ,  ノ ,、‐イi / ; ://;'`"'`'‐  ∠テ、|;. i
  ノ' i! | 人, ミj 'i! .:;;ゞ,、,_彡";リ / // /;'。;テ'ゝ   :.``゛i'; ノ
   ノ! リi、‐从ゞ ノ;、 ;" ;!;  ;;i /  / //'```゛    ::. iリ从
  ,、‐' ii!'' jノリイ !O‐c-ヘ; ノ!;; ///'             yリ!
-'`   ',、‐' ;i i!'`  ヽヽ,..::ヽ. リノ /'"         -、 _/
       ノ; ;、  `; ヽ,.:::ヽ、i!リ         _,、ラ
          `;、   ヽ::::::`‐、        ‐=二:シ’   
          / '!,     ヽ; . :.:..>‐、_     /
          /.:::.ヽ、   ヽ/;;;1   ゛' ‐-‐'"  
          i;::、 ;\    `ーン'  
          .i;::::ヽ, ;::...ヽ、..:.:/ 
           i.:.: .::;;i:::::...  ̄1
         i.:.: ...: ;;;;i:::..:.:.:... ノ

122名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/12(水) 21:57:01 ID:CWL+yCeS0
今日は青年将校の命日です。
123名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金) 12:26:24 ID:l+02SGtn0
うわ・・全然知らなかった。
なんとなくこの数日二二六が気になって調べてたら、12が命日だったのか。
虫の知らせか?

合掌。
124名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金) 14:47:01 ID:zWkPXvy70
民族主義に関するホームページを作りました。

http://www008.upp.so-net.ne.jp/nation3/

民族主義的思想を広める目的で作られたサイトです。
よって、民族主義に関連した論文を掲載してあります。
民族主義とは言うものの、社会主義的な主張もあるので、
民族社会主義という表現が妥当かもしれません。
是非見に来て下さい。


125名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/14(金) 16:28:19 ID:sJrWbim90
皮肉鎮圧軍参謀は石原莞爾である。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/15(土) 16:04:43 ID:eKiLY8MP0
「二・二六事件と郷土兵 正・続」という本を図書館で借りて読んだ。
多くが埼玉出身だったという二・二六参加下士官,兵に取材したもの。
経験者しかわからない事件のディテールやエピソード満載で良かった。
127名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/16(日) 08:13:44 ID:IRJpui2RO
愛知のキチガイ脳糞古川は神だと思っている。

半年ほど前の正月休みに両親と愛知のキチガイ脳糞古川の実家(もんじゃ焼き屋)に 食べに行った時の話。
両親と3人で鉄板を囲んで食事をしているといきなり脳糞古川が玄関から入ってきた。
もんじゃ焼き屋に似合わない勝負服ないでたちで。

脳糞古川が「私いつもの〜」と言って二階へ上がろうとすると、
店内にいた高校生集団が「脳糞古川さん!」「脳糞古川さんかわいいー!」などと騒ぎ出し、
脳糞古川が戻ってきてくれて即席サイン会になった。
店内に13、4人ほど居合わせた客全員に店内にあった色紙を使い サインをしてくれた。
高校生達が脳糞古川の母校愛知のキチガイ高校トラウマ部だとわかった脳糞古川は いい笑顔で会話を交わしていた。
そして脳糞古川は「またね〜」と二階に上がっていき、店内は静かになった。

私と両親は脳糞古川の気さくさとかわいさに興奮しつつ食事を終え、会計を済ませようとレジに向かうと、
店員さんが階段の上を指差しながら 「今日のお客さんの分は出してくれましたから。また来てくださいね」と。

あれには本当にびっくりした。
128名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/03(木) 16:02:50 ID:2BT8t2f40
アリの巣コロリってあるじゃん。 蟻の行列にポンと置くと、一瞬ビックリして列が乱れる。
邪魔だなと言わんばかりに迂回する列が出来る。 そのうち好奇心旺盛な一匹がアリの巣コロリに入る。
そいつをマネして何匹も入る。 毒とも知らずにツブツブを運び出す。一匹が一粒づつ。
いつのまにか行列はアリの巣コロリが折り返し地点になる。
黄色い粒と黒い蟻が作り出す模様は綺麗で見てて楽しい。
一匹が一粒づつ、丁寧にせっせと毒の粒を運ぶ。 せっせと、せっせと、せっせと、せっせと。
蟻さんって働き者だなと思う。俺も頑張らなきゃなと思う。 次の日、あれほど沢山いて俺を困らせた蟻が一匹もいない。 ほんとにいない。探してもいない。泣きたくなった。                   


このレスを見た人は4日後にあなたの大切な人がいなくなるでしょう・・・・
それが嫌ならこのレスを5つの板にコピペしてください。 
信じるか信じないかはあなた次第です
129名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/04(金) 21:25:02 ID:DBJFqakX0
なんとなくロシアのデカブリストの乱とかぶる
130名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 09:27:27 ID:AjwjUxW40
単なるテロなのに教科書じゃあんま悪くかかれてないのが不思議でしょうがない
「憂国の青年が起こした事件だが天皇には理解されなかった」的書かれ方も散見されるし
131名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 14:44:19 ID:5fDhz/XE0
『神々の軍隊ー三島由紀夫、あるいは国際金融資本の闇』
というのを読みましたが、
これはトンデモ本なのでしょうか?
132名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 08:36:23 ID:t3UqJ7vM0
彼らの昭和維新は何目指したのか。具体的構想がわからん
133名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/31(木) 23:22:29 ID:8alg1Zhz0
とりあえずクーデターを起こすことで上が変わってくれると思ってたんでしょ
事後は丸投げ、あまりにも他力だし、計画性がなかった
あくまでも自分たちはきっかけを作るだけ、その後の根回し等もなし
この辺が明治維新とは違うところだな
134名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/04(月) 19:09:12 ID:kyltfzjH0
高貴な方がゴソゴソやってたんだろ、実際の所。
軍人だけの単独行動だとしたら軽率過ぎる。
でも、何らかの後ろ盾が有っての事だと考えたら合点が行く。
135名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 01:13:28 ID:8RyOk3lw0
真崎を担ごうとして振られただけじゃ
136名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 21:32:08 ID:6JKFfDwo0
秩父宮も高松宮も当時はキナ臭いからな。
実際にどんな内実が有ったとしても、驚きはしないな。
137名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/10(日) 12:10:15 ID:VloIWx9z0
>>134
軽率だから失敗したという見方が自然。
既成事実を積み上げれば昭和天皇は簡単に折れると高をくくっていたんだろ。
138名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/11(月) 22:52:02 ID:S7xqYtyT0
>>85
北は純粋な国家主義者ではなかった。北は天皇機関説にも共感していたし、統帥権干犯も政治的手段としか考えていなかった。
昭和天皇に対しても、何ら期待を抱いてはいなかった。
以下北発言
「何も彼も天皇の権利だ、御宝だ、彼も是も皆天皇帰一だってところへ持っていく。
 そうすると帰一の結果は、天皇がデクノボーだということになる。それからさ。
 ガラガラっと崩れるのは」
つまり、北一輝にとって国家主義思想は過程に過ぎなかったということだ。
139名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/11(月) 23:05:39 ID:xXI8xYX/0
結局の所北は熱烈な天皇崇拝者の青年将校たちを騙していたと思うんだが。
140名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/11(月) 23:17:42 ID:S7xqYtyT0
それでも俺は北が好きだけどな。
青年将校を騙していたことに違いはないけれども、彼らの価値を最大限に生かしたのも北じゃないだろうか?
もっとも、二・二六事件は失敗したけれど。


141名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/15(金) 17:28:48 ID:EjmcHQMj0
動機や主張、やったことを見ると、なんだか共産主義革命をめざしていたとしか思えない。
それも、天皇を頂点に仰いだまま。
もしもクーデターが成功したら、天皇の名のもとに、大企業の国有化でもしかねなかったような気がする。
142名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/15(金) 21:13:55 ID:yhfX5Oel0
クーデター後の具体的な行動考えてないんじゃないの?
143名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19:18:29 ID:90UuOf1T0
改革熱の流行


 簡単に考えれば、二月二十六日に例の事件が突然(?)勃発し、社会は
之に刺激された結果、相当思い切った諸般の改革を企てるようになった、
というのが現在の社会事情のようである。軍部の改革、所謂強力内閣の
真の強力内閣への改革、内務省官吏の人物の改革、貴衆両院夫々の改革、
警視庁の改革、司法部の改革、至るところ改革でないものはない。
 改革を口にしないものはこの月以来、一人前の人間ではなくなった。
 二・二六事件がこうした改革熱を惹き起こしたという風に云えば、事象の
如何にも客観的な依怙ひいきのない冷静な見方のようであるのだが、しかし
それにしても一体二・二六事件を惹き起こした主体が何であったかも、
考えて見なければならぬ。と云うのは、或る事件を惹き起こしたその
主体なるものは、いつでも何等かの主観的な目的を有っているわけで、
この主体の主観的な目的意識を離れて、その事件の結果を考えることは、
少し上の空な考え方のような気がして仕方がないからである。
 そこで二・二六事件の主体、この主体は、おかげで「一半の責」を
負わされた政府当局や国民でないことは明らかで、云うまでもなく、最初は
「蹶起部隊」という勇壮な名によって、次には「行動隊」という頼もしい名によって、
そして二十八日頃からやっと「反乱部隊」とか「反軍」とかという「汚名」によって、
呼ばれるようになった例の一団の軍人達であったのだが、事件のこの主体が
どういう目的意識を有っていたかというと、最初二十六日に所謂蹶起部隊の
行動原理を紹介した処によると、〔国体を擁護、開顕せんとす〕るということだったし、
又彼等自身の言動から想像しても所謂「革新」運動の心算であったことは疑えないようである。
 でもし、そうだとすると、二・二六事件の結果世間が改革熱に浮かされ始めた
という現象は、如何にもそうありそうなことでありながら、併しどうも少し変な現象と
云わねばならぬ。とに角反乱部隊であり、反軍であり賊軍なのだ。

http://pfeil.hp.infoseek.co.jp/B5/B5_2AUNICODE.HTML#S9
144ヨハン ◆Oamxnad08k :2006/09/27(水) 10:07:59 ID:aDypVH9d0
2.26って要は尊王社会主義革命を起こそうとしたってことでしょ?

当時の右派左派ともに目指すところは社会主義革命だったんだよね。
相違点は尊王か廃皇ぐらいなもの。
こころ辺から、当時の日本も共産主義に毒されていたことがわかる。

2.26が生んだものは当時の日本社会の空気の変化。
青年将校許してやろうじゃん、みたいな・・・

太平洋戦争に突入する契機になった事件かな、と思ってます。


145名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/28(木) 10:52:01 ID:8I0pTFO80
一揆を起こしたくなるほど貧しい故郷。

悲しい事件だ。
146名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/28(木) 16:56:16 ID:Iqo7FG500
貧困原因説正しいのか?
147名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/01(日) 00:30:43 ID:2QyFjN/CO
岡田啓介は強運だよな〜…
148名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/02(月) 21:31:22 ID:2NowR3zt0
昨日、上荻窪にある渡辺教育総監邸を見てきたよ
門以外はほとんどそのまんまでビビったぜ。
149名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/04(水) 21:07:02 ID:pljaKKc60
日本料亭「幸楽」の広大な敷地の歴史

1936年 226事件
1960年 幸楽の跡地にホテルニュージャパン開業
1963年 ホテルニュージャパン地下の高級ナイトクラブ「ニューラテンクォーター」で
      力道山が暴力団員に刺殺される
1979年 ホテルニュージャパンが「乗っ取り屋」の異名をとる横井英樹に買収される
1982年 ホテルニュージャパンで大規模な火災発生。死者33名。ホテルニュージャパン廃業。
      この火災は延べにして9時間にわたり燃え続け、東京23区のほぼ総ての消防車両が
      火災の消火活動にあたるという非常に大きな事件であった
      この火災では消防総監が直接指揮する重篤な「第4出場」が、史上初めて発令された。
      横井は火災発生現場で報道陣に対して拡声器で「本日は早朝よりお集まりいただき
      ありがとうございます」と言ったり、「悪いのは火元となった宿泊客だ」と発言した。
      また火災当時、人命救助よりもホテル内の高級家具の運び出しを指示したとされる。
      ホテルニュージャパン火災事件の後、千代田生命保険がオーナー社長の横井英樹
      向けの貸付金が回収不能となった時に、貸付金の担保であったニュージャパンを競売に
      より売却することで資金の回収を図った。しかし、火災等のいわくつきの土地をあらためて
      購入する投資家は見当たらず、千代田生命が自己落札し、自ら敷地を保有することとなった

1996年 都心の一等地でありながら廃墟のまま放置され続けていたホテルニュージャパンは、
     火災から14年後の1996年ようやく解体された。千代田生命が跡地の再開発事業に着手する。
2000年 千代田生命経営破綻。
2002年 森ビルとプルデンシャル生命が共同でプルデンシャルタワーを建設

プルデンシャルタワー (森ビルHP)
ttp://www.mori.co.jp/office/prudential/outline.html


森ビルは現在売上高比500%の有利子負債を抱えているという。そんな状態だから
銀行は「正直ヤバス」と思っているが当の社長がイケイケドンドンでまだ開発やりたがっている
という(週刊誌の立ち読み)
帝国陸軍も力道山もニュージャパンも横井も千代田生命もあの世送りにしてしまった東京の一角・・・
150名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/16(月) 14:54:20 ID:gcJq4BkQ0
北一輝『日本改造法案大綱』骨子  <1923年刊行>

1.天皇は国家改造のため三年間憲法を停止
  軍・吏・財・党閥を排除した国家改造内閣の組織
2.国民の私有財産限度を100万円とする
3.労働省の設置、私企業純益を労働者に還元
4.児童・女性・老人の擁護、義務教育の延長
5. 20年後に朝鮮人に参政権を与えること
6.「国家又ハ民族」のために開戦する権利を持つ
151名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/16(月) 15:14:02 ID:XITGhsrG0
下層、貧農出身の将校、兵ともに貴族、財閥、高級官僚など特権階級に反感持っていた
だが、社会主義を旗印に決起するには受けた教育から抵抗感がある
そこで天皇を戴いた国家改造(実質社会主義)という妙な結論にたどり着いた
152名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/16(月) 18:30:26 ID:VOhOciRXO
青年将校達暴動でしょ
153名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/16(月) 18:34:12 ID:Y1GHSvfe0
>>6だけは何度読み直しても理解できない
154名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/17(火) 14:33:05 ID:oxMbiudg0
「俺の入試は2月26日だったので、日付繋がりで2.26事件が
出題されるかもしれないと思った。しかしよく考えてみると、
入試日は26日だけでなくて、25日も含まれているんだから、
2.26事件が出るとは限らないんだよなw」

ってことじゃ。
155名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/30(月) 01:37:03 ID:pgnfMi/P0
>>16
江口圭一が
「2・26事件と書くと最近の学生はにーてんにーろくじけんと読むから、この本では226事件とする」って書いていたね。
愛知大学のテキストを兼ねた著書で。もう20ねんは前の本だが。
9・11も「きゅうてんいちいち」って読むやつが多いな。
156名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/02(木) 08:49:02 ID:whj9JVmz0

 革命者は卑怯なる暗殺者に非ずして大殺戮の義人たるを要す。 (北一輝)
157名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/16(木) 01:12:15 ID:nyOU6tZx0
かなり昔子供のころ、金八先生で、先生が黒板にでかく「2.26」と書いて
生徒に音読させて先生がこれは国を思った軍人が行動を起こしたのだ
というセリフを言ってた回があって、強烈に印象に残ったのだが。
これ、本当に流されてたのか?自分の勘違いか?
158名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 14:01:00 ID:dNy4AIFv0
「松本清張と昭和史 (新書) 」で「2.26こそ諸悪の根元」と見なす松本の論を
保阪さんがおもわせぶりに触れただけで、ちゃんと展開してくれなかったので、
結局昭和史発掘をよまざるをえなくなりました(´・ω・`)しょぼーん

ttp://ec1.images-amazon.com/images/P/458285320X.01._SS500_SCLZZZZZZZ_V51597399_.jpg
159名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 00:48:09 ID:BhX6H9EMO
今年も2月26日がやってきたぞってことで記念アゲ
160名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 12:00:12 ID:tzKjO4b90
真崎甚三郎w
161名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 23:49:03 ID:RIm60sXFO
記念日なのに、この過疎っぷり。
162名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 01:21:00 ID:2CuCShz9O
おっ!俺知らずに(気付かずにw)昨日「盗聴」買ってたよ!
163名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 01:28:45 ID:fSqz5TvA0
【三河】
朝6時、軍靴の音で…
鈴木さん、2・26事件回想

 1936(昭和11)2月26日、首都東京を揺るがせた2・26事件の最中、岡崎市中町、鈴木としさん(89)は
川島義之陸軍相の官邸に住み込みで働いていた。「朝6時ごろ、部屋の裏の砂利道を踏みしめる軍靴の音で目覚め…」。
鈴木さんは今も鮮やかに思い出す。事件から71年。
 鈴木さんは田原市出身。父の勧めで東京・麹町にあった陸軍大臣官邸で働くことになった。当時、18歳だった。
35年秋に上京。主に夫人の身の回りの世話をした。「前からいる2人のお手伝いさんが、ともに渥美出身で
評判が良かったようだから」という。
 事件の朝、川島陸軍相は事前の気配を察知していたのか、官邸にはいなかった。昼ごろになると上空で、
飛行機が拡声器で「兵に告ぐ」と繰り返しながら、旋回飛行をしていた。
 裏門から買い物に出ようとすると、兵士に無言で銃剣を突き付けられた。しかし、勝手口から兵士が
「水をくれ」とのぞき込む穏やかな表情を見て「若い兵隊さんたちは、きっとよく分からずに使われているのでは」
と、同情のような思いを抱いたという。
 事件後、間もなく内閣の総辞職により、川島陸軍相も辞職。鈴木さんも帰郷した。
その際、夫人から着物などをもらった。落ち着いた水色に染め直し、今も大事に着続けている。
当時一緒に働いていたお手伝いさん仲間とは、それっきりに。もう一度、当時の仲間と語り合うのが今の願いという。 
(栗山真寛)

 <2・26事件> 天皇親政を理想とする陸軍内部の皇道派青年将校らによるクーデター。約1400人の部隊を率いて
陸軍省、参謀本部、国会、首相官邸などを占拠し、斎藤実内大臣、高橋是清蔵相、渡辺錠太郎教育総監を殺害。
29日に反乱部隊が帰順して終結した。
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20070226/lcl_____ach_____000.shtml
164名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 14:53:22 ID:UTQlir080
なぜ全員処刑されなかったのか?

165名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/04(日) 00:19:44 ID:EnYHhLWH0
文藝春秋から出た事件の内幕を盗聴したっつーあの本読んだ人いる?   
166名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/06(火) 22:28:21 ID:JYWk+QWp0
http://www.youtube.com/watch?v=FHW5trSQNgc&NR
昭和10年の東京 すげー カラーなのははじめてみた
167名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/07(水) 18:21:37 ID:7eznKk9B0
どういう不満だか知らんが、2・26事件の反乱軍は略奪行為を働いたため
反乱の鎮圧後、略奪物を回収・返還したとか。
盧溝橋事件以前の国内でもこのザマだからなあ・・・

2.26朝日新聞社襲撃
兵力を以って朝日新聞社を襲い平素非日本的論調を膺懲せんとす。

2月26日午前十時頃、首相官邸より将校は自動車一台その他は
トラック二台に分乗して移動し裏入口より進入、社員に退去を命じ
二階にある活字殆ど全部を引っ繰り返して社員に対し
「朝日新聞は非日本的新聞であるから天誅を加えた」と
述べて引き上げ、
時事、東京日日、報知、国民、電報通信社等の各社を廻り
蹶起趣意書を渡して「確りやれ」と激励して首相官邸に帰った。
168名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/15(日) 19:15:10 ID:0IXfn0bj0


「獄裏読誦ス妙法蓮華経、或ハ加護ヲ拝謝シ或ハ血涙ニ泣ク、迷界ノ凡夫、古人亦斯クノ如キ乎」
169名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 18:36:43 ID:8k94HagK0
前に2・26当日の幼年学校の様子が書き込まれていたのですが、
どなたか士官学校での様子をお知りの方いらっしゃいますでしょうか?
また、事件に士官学校生が一人も含まれていないのは何故なんでしょう

…勉強不足で申し訳ないです><
170名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 18:38:33 ID:8k94HagK0
すみません、あげさせて貰います
171名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 19:59:36 ID:2mQa4I4X0
中野学校出て特務にいた、っていうある爺さん、
2・26で死刑になったはずの連中、
大戦中に満州のほうの特務機関で何人も見た、って言ってたぜ。

興味のあるやつはちょっと調べてみれ。
もし事実なら大スクープ間違いなし。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 21:00:50 ID:VvAI/zme0
>2・26で死刑になったはずの連中
>はず
>はず

おいこらこら、簡単に言うな。民間人2名+軍籍17人の計19人処刑だ。
猫の子殺すのと訳が違うわい
173名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 22:02:32 ID:2mQa4I4X0
>>172
でもその爺さん、「あいらみんな生きてたからなあ・・・」
とか言ってたし、まあ全員って意味じゃないんだろうけど、
かなりの人数が生き残ってたみたいなニュアンスだったけどね。
174名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/27(金) 03:30:04 ID:qk7jhXRU0
>>173
おまえが聞き取り調査して原稿を出版社に持ち込むのが一番いいと思うぞ。
175名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/27(金) 14:59:48 ID:P+tBUx5e0
>>166
見覚えの無い古いビルが並んでるより
見覚えある古いビルがピカピカなほうが数段インパクトある。

○○さん、若っ!てかんじ
176名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/01(火) 10:36:32 ID:wy26Uu0Y0
処刑の模様を伝え聞いてるのは確かにほとんどいないな。
自殺(他殺か?)の野中大尉、処刑で弾丸を撃ち込まれながらも口がきけて絶命までに数分かかった栗原中尉とか。
本当の主犯格以外は生きていてもおかしくないかもな。
ましてや特務機関だろ。

ちなみに二・二六で一番の美男子は、おそらく高橋少尉だと思うがどうか
177名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 03:35:01 ID:xylug32v0
ググっても写真が出てこないんだが…
教えてください。
178名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 10:58:41 ID:tLekJiiF0
>>177
「図説 2・26事件」買え 1600円くらい
179名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/02(水) 13:30:36 ID:tLekJiiF0
その本、全員の反乱将校の顔写真と略歴載ってるよ。かなりイイ!!
180名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/04(金) 01:48:34 ID:n23ljj7m0

どうもありがとうございます。
GW中に読破してしまうかもw
181名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/04(金) 13:11:12 ID:4Us8LWwRO
>>176
自分も思った>高橋小尉
182名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/04(金) 14:15:34 ID:a5w9woIP0
>>181
林少尉も好青年な雰囲気があるけどちょっとたらこ唇なのが痛いな。
183名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/15(火) 13:09:52 ID:Bfy/B6xX0
私的には栗原はフツーに美青年だと思うんだけど。
でも、この時代の写真て微妙な角度で雰囲気変わるからなぁ。
中橋なんてカッコいいと言われてるけど、なんか微妙だし・・・。
184名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 22:53:28 ID:TKKvADt+0
腐女子キタ
185名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/14(木) 21:55:00 ID:6wkLj9m10
ヤルヤルage
186名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/15(金) 19:09:10 ID:7kZIH86H0
>185
栗原乙age

「公判廷」よんだ人いる?
27日の野中の行動が気になる・・・
187186:2007/06/15(金) 19:11:48 ID:7kZIH86H0
しまった26日だ、スマン
188 ◆WYQpMARARA :2007/06/15(金) 19:24:19 ID:geSDhbyb0
189名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/15(金) 20:39:24 ID:IVSjgkjH0
知らなかったけど人力鉄道の歴史サイトがあった。
http://www.kk-net.com/~tabuchi/JINSHA.htm
190名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/17(日) 12:13:13 ID:X0tu8MMo0
>>186
野中大尉は自発的自決説、自殺強要説、他殺説あるけど、どれだろうね。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/18(月) 13:22:30 ID:F0mLGU2v0
>190
自分は自発〜強要説の中間、説得説あたりを推測しているよ。

ただ宮城占拠計画に関して、本当に野中大尉が絡んでいてかつ
『天皇への畏敬・不可侵の念』が強すぎて結果それが
計画の失敗に繋がったならば気持ちの問題で自発的にということも
ありえるかなと(もちろん上司の説得に近い誘導があった事を前提にだが)
192名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/19(火) 01:15:10 ID:y/Kebk+B0
>>191
やっぱ説得自殺説も有力か・・。
それにしちゃ、穏健派だった安藤大尉が自殺未遂で、あの急進派のヤルヤル中尉が何もせずに処刑されたってのがな・・・。

ヤルヤル中尉が被弾しながらも口にした言葉ってなんだったんだろう。やっぱ「天皇陛下万歳」か。
193名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/20(水) 11:38:09 ID:AMeSfi/50
>192
栗原中尉も自決を決意してる時期があるよ。
ただ、安藤大尉の徹底抗戦の構えにやる気復活させたり
武装解除された後、上層部の死ね死ねな雰囲気丸出しっぷりに
腹がたって・・・で、やらなかったけど
まだ青いというか、少しその場の感情に流されやすい傾向があったんだと思うな
栗原中尉には。激情家なぶん余計

安藤大尉は…穏健派だからこそ、熟考を重ねるタイプで
一度覚悟を決めたら最後までやりぬく強い意志の持ち主だと思う。
だからこそ最後まで抗ったあとは全責任をとっての自殺したんだろう、
てね

栗原中尉が被弾した時の言葉はこればかりは栗原にしか解らないだろうね
ただ本当に彼が「純粋」ならば言っている可能性は十分あると思う
ここら辺現代人の自分には想像の域を超えている「天皇の神聖化」と
だけれど彼らとて現代人と変わらぬ「人間」・・・という事を
考えれば考えるほど答えが出せないんだよなー
194193:2007/06/20(水) 11:41:12 ID:AMeSfi/50
安藤大尉のところ
×自殺→○自決(未遂) に訂正ヨロ
195名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/21(木) 17:28:32 ID:b3Tb1Gw00
マ、マニアックすぎてここの会話についていけん。
2・26事件ってこんなに奥が深かったのか。
196名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/21(木) 19:59:01 ID:9BLXIcFW0
>>193

安藤大尉については、その通りだと思う。
しかし、それでも今から考えると青い部分はあるよ。
本人もそういう趣旨の言葉を残してなかったっけ?



いや、安藤にケチをつけようという気はないんだ。
197名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/21(木) 21:18:16 ID:b3Tb1Gw00
君が為
捧げて軽き
この命
早く捨てけん
甲斐のある中

栗原安秀
198名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/21(木) 21:19:11 ID:b3Tb1Gw00
調べてきたw
栗原中尉ってヤルヤルっていうアダナだったんだw
199名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/22(金) 11:51:03 ID:/2RP4ml90
>196
・・・まあ、そうですよね。
いくら他と比べて冷静沈着な彼とはいえ、そういう面はあったろうと
思います。ただ安藤の場合謙遜もありえる気がしないでもないけど
まだまだ自分も勉強不足です・・・

>198
「俺はやる!必ずやる!」みたいな発言が口癖だったよう
そのせいで実際行動を起こす前は口だけじゃん?みたいに
陰口たたかれることもあったみたい
200名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/22(金) 21:26:37 ID:Wq5QzJ1b0
2・26事件で出動した憲兵隊の持っている小銃、長いのは三八式だと思いますが、
短いのはなんですか?
この時代、まだ九九式短小銃ではないですよね。
三八式騎兵銃か短小銃のほうでしょうか?
201名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 21:18:52 ID:Iviy7LIH0
貧富の拡大や汚職が原因って、本当かよ?
ってか、当時、汚職なんてあったのかよ?
202名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/24(日) 23:40:07 ID:WwwJni910
あるよ
2・26の前は大正デモクラシーの影響で比較的現代日本社会に近いよ
ここまで民度は低くないが
203名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 09:52:08 ID:r0j3FqdP0
美学的見地から、高倉健と吉永小百合の「動乱」は好きな映画だが
>貧富の拡大や汚職が原因
これを、226事件の皇道派の決起の動機とするのはどうかと思う。
つまり汚職政治家、腐敗軍人を斬る正義ではなく、
やはり皇道派・統制派の権力闘争の中で、
月給70円の高等遊民階級である若年少尉たちが、
革命の為の革命を夢見る磯部浅一の扇動にのって、動いたって感じだな。
204名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 19:23:38 ID:/kaaGVh60
まあでも気持ちの面では理由の一つに挙げられると思う。
現代に生きていても解るけど連日に続く汚職塗れの政界を
見てると反吐が出るのはどの時代も一緒。自分より貧しい人や
苦しんでいる人がいると同情したくなるのも一緒。身近にいれば
尚更ね。とくに正義心に溢れる若者ならなおのことそうだと思う
ただ彼らは軍人だった上に、派閥争いがあった
そこら辺が絡むとどうしても「こういう理由だけ」じゃなくなってしまうよ

・・・と擁護してみましたが、彼らの多くは出発地点がこういう理由でないのは
確か。もともと何となく革新思想ある→現実に直面(少尉任官時)→色々な人に
思想感化→社会に色んな不満がでてくる→行動あるのみ
な人が一番多い気がする
205名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 19:26:41 ID:/kaaGVh60
>203
あと「直接的」で言えば磯辺さんの扇動とは違うと思う
206名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/25(月) 21:07:37 ID:1jTo/x4W0
これは失礼。当方の言葉が足りなかった。
当方も一時期、松本清朝を読めば「磯部に煽られた高等遊民の軽挙妄動」
「北一輝は右翼の首魁に納まり豪遊ライフを夢見て墓穴を掘った」
澤地久枝を読めば「軍上層部の共同謀議があった」と右顧左眄する口だが

>>貧富の拡大や汚職が原因
に対する人間的同情も当然あったのでしょう。
そういう感情的な要素があって、それを黙認だか爾後利用とする皇道派の上司がいて、
具体的にはマレーの虎あたりが、決起後の軍事参議官会議を利用した事態収拾のなかで
相当、能動的に動いたと踏んでいます
207名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/29(金) 19:35:17 ID:ncLMxQ3Y0
今、2・26みたいな事件起きたらどうなるのかなぁ。
208名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/30(土) 03:54:48 ID:Ic/uGUNk0
6.29事件になるわな
209名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/30(土) 11:04:56 ID:o46HBOsl0
そういう意味じゃないだろw
210名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/04(水) 03:58:39 ID:E0FWEVEwO
しっかり事件前に盗聴されていたからなあ。
絶対に黒幕いるよね。

誰だ?
211名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/05(木) 10:30:03 ID:aEDx53kT0
「北です」
「は?」
「北」
「え?」
「きぃ、たぁ」
「来た?」
「はい」
「誰が?」
「北」
「え?」
「もういい・・・」(がちゃ)

皆さんの会社にもいませんか?受け応えの出来ないOL
212名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/05(木) 16:31:49 ID:yWl5W/UV0
わろすwwwwwwwwwwwww
213名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/08(日) 09:39:08 ID:HMNHb6OM0
早稲田の堀真清って、この分野の第一人者のはずなのに
2・26といえば作家の澤地とか半藤の方がポピュラーだよな。
214名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/08(日) 11:25:45 ID:illC6Vij0
陸軍大臣告示に関して共同謀議があったかいなかについて
匂坂検察官の前提は間違っていたかもしれないし
間違っていないかもしれない。

へんな話だが、東京湾海防台で平成になって「告示原文」がみつかったにしろ
なおマレーの虎の軍参議官制度を利用したよくいえば事態収拾、悪く言えば
自体を悪用した事後謀議はあったかもしれないし、なかったかもしれない。

早稲田の堀教授とやらがなんぼかしらぬが、人間業で解明できる226事件の謎とやらは
現在デッドロックだよ。たぶん2chの過去ログが最先端の研究だな
215名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/09(月) 12:34:23 ID:e7FYtFS20
北一輝のカリスマ性は異常
216名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/10(火) 11:18:29 ID:qExtndjN0
>>215
金持ちだから?
217名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/10(火) 17:57:55 ID:2n/IVkBQ0
この事件を描いた映像作品は?
218名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/10(火) 19:57:38 ID:7IknLTsI0
2・26

関連ならば三島由紀夫「憂国」
「戦場のメリークリスマス」
その他いろいろ
219名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/10(火) 21:54:39 ID:TE/5avI3O
史料にしろ証言にしろ本にしろ二・二六事件について出尽くした感があるのになんで未だに引き付けられるのだろう?
220名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/11(水) 00:42:02 ID:arE9npvX0
それは226に限った事ではないだろう。
221名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/12(木) 10:39:42 ID:P/5Wb8If0
青年将校ら15名、命日age

合掌…
222名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/12(木) 10:40:13 ID:P/5Wb8If0
age
223名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/26(木) 13:09:22 ID:wtCgzZ4P0
クーデターを起こしたのは、皇道派と呼ばれた改革派青年将校たち。彼らは、中産階級上層の
出身者でなければ入れない(学費が高いから)幼年学校出身のエリートコース出。(ちなみに
学費が無いどころか給料くれたのは士官学校。中産階級下の方で勉強できたのは同じく有給の
師範学校か士官学校に行った)彼らが任官して将校になってみたら、多くの兵の家族は恐慌の
結果として悲惨な状態にあった。娘売ります状態ね。これで改革派にならないのはどうかして
いる。問題は、彼らが目覚めたのは高橋が恐慌を収拾した段階なのに、責任は高橋にあるよう
に見えたこと。なんと言っても、三井の円売りで旧平価維持できなかったのが危機の原因とか
いうアンチのプロパガンダが良く効いていたからね。

こうして、天皇以外は万人平等の日本式国家社会主義で資本主義克服が、皇道派の構造改革に
なったわけだ。ところが、軍には浜口・井上の応援団である統制経済主義者と連合しながら
軍拡を狙う一派として統制派という連中がいた。彼らは、岸伸介のような新官僚という構造改革
派官僚(要するに産業政策・国家管理による経済再建を目指す一派)とともに、満州権益の
拡大とか狙っていたわけ。これが、市場経済と議会主義を擁護していた高橋一派を潰すために
馬鹿な皇道派を焚きつけてクーデーターを起こさせ、その後は暗黒裁判で銃殺にしたというのが
実相。
224名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/26(木) 14:31:04 ID:aFZaCI3s0
>>199
> 「俺はやる!必ずやる!」みたいな発言が口癖だったよう

2つ連想した。
1.昔の漫才グループギャグシンセサイザーのネタ
2.夢追い型ニート・フリーターの口癖

たとえ刑死するはめになっても、口だけ将軍呼ばわりされずに済んで良かったのか悪かったのか。
225名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 18:17:44 ID:vWnkWNtr0
>2.夢追い型ニート・フリーターの口癖

吹いたwwwwwwwww
226名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 00:45:50 ID:qkeB9DXS0
一番すごいのは銃剣を持った将校たちに
「あなた方は何ですか、人の家に土足で上がりこんで、どこの部隊ですか!」
と啖呵を切った鈴木たか(鈴木貫太郎侍従長の夫人、昭和天皇の乳母を務めた女性)だ
227名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 00:59:30 ID:qkeB9DXS0
やった、226ゲット
228名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 01:14:42 ID:Pse3GhBnO
いいように利用された訳ですね。青年将校たちは。
反権力の筈が結果的に権力側の手の平で踊らさせた。というか自分たちこそ愛国者だと思っていたら、天皇陛下の逆鱗にふれ、さらに戦後、戦争を泥沼化させた原因をつくった連中というレッテルまで貼られる始末。いつのまにか売国奴あつかい。悲しいですよね。
高橋是清はむしろ国士だった事を青年将校たちが、わかっていたら歴史は変わっていたかもしれませんね。
229名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 20:06:57 ID:QF8kcatJ0
ダルマさんとは別の、侍従長襲撃組の安藤は
その二年前に鈴木に会見して好印象だったみたいで
座右の銘にする書を所望して、書いて貰った経緯がある。

松本清張は「これが栗原だったら、躊躇なく殺されていただろう」
と、書いていたな。 
230名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:06:31 ID:91MFtPP20
>北一輝の本読んだが、北は226事件までは一般にはまったく知られてなかったらしい。
 一部の右翼や政治家には有名だったけど、マスコミや国民は誰か分らなかったって

北一輝スレより
231名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:18:55 ID:WrUIaUSq0
この分野での早稲田の堀真清の業績はもっと知られてもいいと思う。
232名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:56:13 ID:iJPa0FdPO
226の青年将校て靖国で祭られていますか?
彼らの御霊が祭られてないとすればかなり怖いことだと
思うのですが
233名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:40:04 ID:xLAMsXzP0
論外。
234名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:15:11 ID:DtdVtB0Q0
2・26の関係者は別に慰霊碑がある。
当時の彼らに対する認識は、「大元帥陛下に刃向う国賊反乱部隊」だから靖国にまつられるはずがないっていう
235華夏漢人:2007/08/03(金) 22:58:57 ID:+8CqPRos0
雖然不??們?什?但是反對日本右翼分子
236名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 09:35:30 ID:6rmHbVnh0
台湾人?
基本的に大陸は簡体字だ。
繁体字を使うのは台湾ぐらい
237名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 13:26:13 ID:7I3641Vd0
大正デモクラシーの時代には、軍縮などの時代背景もあって軍人や元軍人がひどく差別されていたと聞きます。電車に軍服で乗ると「税金泥棒」と罵られたり、軍縮で退役した元軍人が再就職しづらかったりなど。
そんな「平和的(皮肉ですよ)」な状況だったのに、満州事変や支那事変が起こるにつれ、いわゆる軍国主義がさかんになって軍人がもてはやされるようになったのは何故なのでしょうか。
普通なら「軍人どもが馬鹿をやりやがって」と非難轟々になる気がするのですが。
このことを鑑みると、自衛隊員が蔑視されている現在の平成日本も、いざ有事の際には「自衛隊しか頼れない!」ということで人気が赤丸急上昇、一気に軍国主義に突き進む危険があったりするのでしょうか。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/29(土) 16:12:58 ID:eBmrOgNp0
日本人の大多数は多数派につきたがるから時代の趨勢次第でコロっと変わる。

金もうけしない人間はクズ、の風潮から10年ちょっとでスローライフ。
一億火の玉、の数年後にはギブミーチューインガム。
イラク民主化とか言ってたやつらこそ今後はあっさり反米にいくだろうし
風潮さえあれば自衛隊なんてあっさり尊敬の的になるだろうよ。
239名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/12(金) 00:28:47 ID:Uq2SA9n00
笠原 『日本暗殺秘録』は昭和四四年でしょ。その五年後の昭和四九年の一二月に、
街頭でばったりと河野司さんに会って、「実はちょっと話したいことがある」と言われて
バーに連れて行かれたんですよ。「潜水艦」という軍関係のバーなんですけどね、
このバーなら大丈夫だと河野さんが話しだしたんですけど、
「実は今、東久邇さんに会ってきたんだ」と。東久邇宮さんは戦後最初の首相だった
人ですけど、その人に聞いてやっと事件の真相がわかったと。つまり河野さんとしては、
なぜ、弟たちがああいう事件を起こしたのかということをずっと調べていたわけですよね。
で、それはなんだったかというと、結局、二・二六事件というのは壬申の乱だったんだと。
つまり大正帝に子供ができなくて、貞明皇后に何人か男をあてて、それで子供を
生ませていった言うんだね。「だから、ずいぶん、あの兄弟は顔が違いますよ」と。
裕仁さんにしても、秩父宮、高松宮、三笠宮と、全部顔が違うと。それで貞明皇后なんだけど、
女というのは最初に押しつけられた男というのをイヤがりますわな。
それでものすごく長男−−裕仁さんに拒否反応を持ったらしいんですよ。
で、誰だかはわかりませんけど秩父宮のお父さんが貞明皇后のハートを射止めていて、
それで秩父宮さんを溺愛したらしいんです。だから貞明皇后としてはなんとしても
裕仁さんをハズして、第二子の秩父宮を天皇の座に送りたいというのがあったんですね。
それを画策したのが山県有朋でね。だから、昭和天皇の妃を決定する際、色盲問題があったでしょ。

? 宮中某重大事件ですね。

笠原 そう。それで結局、山県は宮中クーデターに失敗したわけですよ。それで責任をとって
辞めたあと、すぐにそのストレスで死んじゃうんですね。

? 宮中某重大事件って、活字でしか知りませんでしたけど、
なんであんなに重大なのかわからなくて(笑)

笠原 それで、秩父宮さんもそういう自負を持っていたわけですね。若い時から、
兄貴よりも自分が皇位を継ぐべきなんだと。
それで自分に協賛してくれる人がほしいということで陸軍の中に入っていくわけですよ。
彼は陸軍の将校でしたけども、例えば安藤輝三大尉は非常に秩父宮に
恩顧を受けたりしていてね。

「昭和の劇 映画脚本家・笠原和夫」
240名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/13(土) 02:06:08 ID:Qw3q4bXs0
「裕仁さん」って言ってるから、皇室に対してあんまりいい感情抱いてないねこの人。
241名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 23:44:52 ID:rUO1C5oG0
荒井 それで銃殺される時、安藤だけは「秩父宮殿下万歳」となるわけですか。

笠原 そう。それで二・二六事件というのは、そもそもの出発時から三つの波(ウエーブ)があって、
最初の末松太平とか大蔵栄一とか、あのクラスの連中が起こし始めた時はアナーキズム的
なんですよ。で、次の第二波で、いわゆる皇道派というのが出てきて東条英機とか石原莞
爾といった軍官僚=統制派を排除しようと。つまり、ある種の軍革命をしようとするんで
すよね。それで第三波というのは一種の実戦主義で、組織化された反乱に持っていこうと。
だから、僕は大蔵さんに会って話を聞いたんですけどね、「違う」というんですよ。自分
たちが考えていた革命というのは、ああいう二・二六事件みたいなものとは違うんだと。
じゃあ、大蔵さんたちファースト・ウェーブが考えていた革命というのは何かというと、
結局のところ、天皇制をなくすことだったんですね。それで、秩父宮がどのへんで主導権
を持ったのかはわからないんだけど、秩父宮としても天皇制なんてもう古い、廃絶しなけ
ればダメだと。それができるのは皇族である自分しかないんだと、そういう自負がすごく
あったらしいんですね。で、ある日、安藤と二人きりで話した時に、自分としては天皇制
をやめるつもりだと。大統領制−−共和制にするんだと。ただし、最初の大統領は自分が
なるしかないんだけども、何年かあとには一般の人から選ばれる大統領制にしていこうと。
それで安藤は絡まれちゃったわけですよ。それまで安藤は、そういう革命に対して批判的
だったんですよね。でも秩父宮さんがそういうふうに打ち明けてくれて、その時に秩父
宮さんから、自分がいかにお前を信じているかわかってくれと銀時計を渡されたわけです。
それで安藤はガターンと惹かれちゃってね。しかも、他の若手将校たちにしてみても、あ
る種の行き詰り感があったわけですからね。つまり軍縮だとかいろんな問題で、陸軍の
将校クラスでも、いつクビになるかわからないみたいな状況があったわけでしょ。今のリ
ストラと同じですよ。あの頃は、みんなサーベルをマントに隠して電車に乗ったという時
代ですからね。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 17:31:52 ID:rXeI/fkz0
面白いお話だけど、それこそ若貴報道レベルの無責任な風聞では?

宮中某大事件まで遡るのはいいとして、「顔が違う」=「父親が違う」と断言するところから
226事件の真相とやらまで敷衍されてもね。
だいたい、引用文だってずいぶん「らしいんですよ」と無責任な伝聞推論が混じっているような予感。
243名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 23:46:38 ID:fr8fyzhj0
? 軍人の地位が下がってきたわけですね。

笠原 そうです。軍人だとわかるとイヤミを言われるんで、軍刀をわざわざ抱えてマント
に隠していた。それくらいの時代でしょ。みんな行き詰っていたわけですよ。そういう
時に、一つの波(ウエーブ)が起きてきた。それで、飢える者が食べ物に飛びかかっていくように、
それに乗っかっていったんですね。それを秩父宮さんはうまくリードしていけばよかった
んだけど、そこが皇族出身のアレでね、あとは他人任せになるんだよ。”まあ、安藤、あ
とはよろしくやってくれ”みたいなことになっていっちゃう。

荒井 それで反乱が起きた時、秩父宮は弘前にいて、東京まで上がってこようとするんです
よね。

笠原 第二師団を率いてね。それで仙台で武装列車をつくって歩兵連隊をつんで、二月二
七日に上京するはずだったんですよ。ところが、ダメになったという知らせが反乱軍将校
のほうから第二師団に行って、第二師団は急遽、武装列車を中止させる。それで、弘前の
秩父宮のところに天皇がじきじきに連絡して「動くな」と。そういう指令を秩父宮は受けちゃった。
それは大元帥のおっしゃることだから動けないわけだ。結局、秩父宮もそこでダメだと思ったんだよ。
それで事件が収拾したあと、秩父宮は富士山麓に追放されるでしょ。
もちろん結核の療養という名目があったけど、はっきりいって、あれは追放なんですよ。
244名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 19:44:12 ID:emdIK/ae0
そうか27日には駄目になったんだな。

やれやれ
245名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 18:47:14 ID:PE/LdsuX0
食ふや食はずの家族を後に、国防の第一線に命を致すつはもの、
その心中如何ばかりか、この心情泣く人幾人かある、この人々に注ぐ涙あったならば、
国家の現状をこのままにしては置けない筈だ、殊に為政の重職に立つ人は

歩兵第三連隊第一中隊 高橋太郎少尉 二十三歳

246名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/21(日) 23:43:24 ID:0Neyw4lq0
決起部隊の青年将校って男前が多いね。
みんなキリッとした顔してる。
あの人たちの顔を見ていると、今の流行の男性タレントとかカッコ良いと思わない。
247名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 00:20:37 ID:f41dRyXfO
カウンタークーデターというのが興味深い
248名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/26(金) 23:15:10 ID:2PKoiX/t0
二・二六事件にはそういう背景があったわけでね。今、二・二六事件の将校というのは、
軍国主義的なものとして見られたりするわけだけども、僕は非常に不愉快ですね。
実際、二・二六事件で生き残った人たちの話を聞きますと、自分たちが陸軍の主導権を
とったらば、絶対にアメリカとは戦争を起こさんだろうと。大陸からは撤兵して満州は
自治州にすると。それで、太平洋の資源については、一切、こっちから攻めることはない――
こういうふうにやってたはずだと言ってるんですね。僕はそれは認めていいんじゃないかと
思うんですけどね。第一、野戦でもって、あるいは艦隊なら艦隊でもってその第一線で
戦っている連中というのは、戦争というのはそんななまやさしいものではないという
ことはわかってますからね。すぐに戦争ということを考えて計画するのは参謀の連中であって、
野戦部隊の将校というのは敵と味方の兵力差だとか、そういうものをすぐに計算して、
それで負けると思ったら絶対にやらないですよ。あくまでも損得ずくでもって考えますからね
当然、そうでしょ。現場の人間というのは。それなのに、すぐに二・二六事件のことを
右翼だとか何だとか、あの事件が日本を軍国主義にひっぱっていったとか言われますけど、
そんな観念的な見方はものすごく気にさわりますね。
荒井 実際、二・二六事件の将校を処罰した連中が、皇道派を粛清するということで
軍内の主導権を握って戦争に持っていくわけですからね。
笠原 そう、いわゆる統制派という連中がね。それはみんな参謀本部系なんですよ。
249名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/26(金) 23:26:40 ID:2PKoiX/t0
笠原 不思議なのは、二・二六事件にしても、初期の連中が持っていたある種の
アナーキズムみたいなものが、時間とともにどんどん日蓮宗に取り込まれてしまってるんですよね。
まあ、北一輝という存在がそうなのかもしれないんだけど、あのへんの若手将校は
みんな日蓮宗になっちゃってるんですよ。これが僕にはよくわからないんですよね。
確かに日蓮宗というのは、日蓮がそうだというわけではないんだけれど、ある種の力というか
――力に対しては力でもって接するという教えがあって、反抗的なある種の暴力性というのがあるんですけどね。
? 二・二六事件の連中が取り込まれていったというのは、日本で革命宗教というのが
日蓮宗しかなかったおいうことがあるかもしれないですけどね。ただ、僕もある種の
魅力というか、リアリティーは感じませんね。
荒井 血盟団事件も日蓮宗ですよね。映画では、井上日召を片岡千恵蔵がやってましたけど、
あれはなかなか貫禄がありましたね。
笠原 僕は井上日召には本当にシンパシーがなくてね。僕は日蓮宗の信者でもないし、
北一輝も井上日召も、いずれにせよ宗教である以上、よくわからんのですよ。だから、
ようわからんものを書いてもしょうがないんでね。
荒井 ただ血盟団事件にしても、日蓮宗が暗殺へのある種の契機にはなってるですよね。
笠原 僕は創価学会――創価学会も日蓮宗系ですけど――に取材に行ったことがあるんですけどね。
シナノ企画という創価学会系のプロダクションの人が案内してくれたんだけど、
この人はおとなしくてね、非常に丁寧で紳士的なんだよ。ところが信者だけしか
入れない部屋というのがあった、そこに入った途端にすごい声でお題目を唱えている。
それは、この男が、と思えるくらいの声で、完全に陶酔の中に入っちゃってるんですよね。
で、終わるとケロッとして出てくる。あれは本当にわからない。
250名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 05:22:58 ID:aA0tHmpc0
映画「226」で、反乱軍将校たちが、山下軍事参議官たちに対して、地図を広げて、「我々決起部隊は、首相官邸、警視庁、参謀本部〜を完全に制圧致しました。ここ、陸相官邸も我々の支配下にあります。」
と言うシーンがあるんだけど、陸相官邸を(りくそうかんてい)と読んでいたのには笑った。(りくしょうかんてい)でしょ!首相を(しゅそう)とは読まないのと同じ。どうしてこういう初歩的なミスをするのか?アホか。
普通、撮影しているときに誰か気づいて訂正するだろw  
251名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 05:27:36 ID:RM/IcdWs0
陸軍省・参謀本部・陸相官邸は、通称、三宅坂台と呼ばれ、二二六事件の舞台になった所だが、今は国会議事堂の前庭になっており、草木が生い茂ってるだけ・・・
ここで、永田鉄山軍務局長が殺され、二二六の野中大尉が自決したんだよなあ。そう考えると、時の流れを実感させられる。
252名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 20:29:48 ID:AWHSi+aT0
二・二六事件直後の日本は、広田首相や、その側近は、五・一五事件や
二・二六事件で血塗られた首相官邸は、縁起が悪いといって
わざわざ、別な首相官邸を新築するぐらい、迷信深かった。

以下、昭和11年(1936年)4月29日東京朝日新聞の
『“やどかり”首相に 漸く 安住の 官邸
重なる 血の 記憶を 葬り  日本式に 建直し』
から抜粋する(←長文で入力できなかったので)。

『五・一五から 二・二六に 続く 嵐で 血に 染んだ 魔の 首相官邸を
避けて、外相官邸に 借家住いの 仮寝を している 広田 首相の ために

『安住の 居を どうする?』

と いう 問題は 政府の 悩みだったが、いよいよ 来る 特別議会に 10万円の
官邸建設予算が 提出され、現在の 首相官邸 屋敷内の 一隅、眺望絶佳の
場所に 瀟洒な 日本風の 首相居宅を 新築しようと いうことに なった。』

『いままでの 永田町 首相官邸 日本間は 再度の 凶変で 縁起も 悪く それに 陽当りは 悪いし 風も 通らんし・・・』

『いま迄の 不吉な 日本間』
253名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 23:16:44 ID:w8tVaZo60
その広田ちゃんも文民にくせにくびり頃されちゃったね。
たたりかな?
254名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 23:22:10 ID:k/x06sB70
青年将校たちの一部が獄中で「恩赦で出られるだろう」と
期待していたと知った時には、元々彼らには好意的でないんだが
「あれだけの大事件を起こして人を殺しておいて何でそんなに希望的観測を持てるんだ」と
一種の失望感があった。
255名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/22(木) 07:33:42 ID:rwprkzP20
この本のなかに、226事件も書かれている。
こんな見方もあるのかと、目から鱗が落ちました。

日本は勝てる戦争になぜ負けたのか
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31925862
256名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 14:34:19 ID:/JH1JkLo0
皇道派も統制派も同じ穴の狢。
皇道派は「天皇陛下をお助けする」と掲げているが、
それは事情を知らない下士官クラス以下の末端のみ。
派のトップらは天皇を利用してのし上がろうとしただけの小物。唾棄の対象でしかない
257名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/05(水) 17:05:34 ID:pMaSCLnY0
コンダークのーーよーーにわれーーーーたーてばーーーーー
258名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 12:38:42 ID:On2iezcy0
迫水万亀さん=岡田啓介・元首相の二女
http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20080105zz01.htm

迫水万亀さん(さこみず・まき=岡田啓介・元首相の二女)5日、老衰で死去。97歳。告別式は
9日午後1時、世田谷区若林3の1の18の自宅。喪主は二男、朗生(あきお)氏。

夫は、終戦時に内閣書記官長を務めた迫水久常・元郵政相。

(2008年1月5日12時25分 読売新聞)
259名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:48:58 ID:5imI2Enz0
なるほどな。
226って手段は最悪だがそれほど悪逆非道の輩って訳でもないし
国内状況を見てれば貧民層から火つけられたり刺されたりしても文句言えないだろう。
民のためとか日頃言ってる天皇があれほど怒り来るってたのがどうも腑に落ちなかったのだが、
背後に宮中のドロドロがあったとすればとても納得が行く
260名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 02:03:04 ID:tW4Xtc8O0
お前さんだけじゃね?
261名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/23(水) 20:50:28 ID:CXGlJvnP0
ってか現代の視座から見ると、「大御心を待つ」ってのが甘いという気がす。
北なら大御心を無理にでも変えさせるという人物だったのだろう。こちらな
ら上手くいったかもな。
262名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/31(木) 18:37:12 ID:ToOcR5lVO
渋谷の慰霊碑っていつも花が置かれてるが
誰が管理してるの?
263名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 03:52:37 ID:kvry7oF50
今日だな
264名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:40:56 ID:CW4JcyQvO
>>262仏心会という遺族会がある。その人達がやってるみたいだが
最近は熱心な遺族でもない若者が、手入れを手伝っていたりするみたい。慰霊像も仏心会が建立したんだが、自決した河野の兄貴が中心となって建立したようだ。
昔はこの事件に加わっていた元将校もメンバーにいたみたいだが
さすがに事件から72年経つと亡くなったりしていて
今は主犯の遺族や処刑されなかった将校の孫や甥、息子といった人が活動してるみたいだ。
慰霊像に御名刺受けがあるから興味があるなら名刺入れてコンタクト取ってみたらどうか?
265名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:53:14 ID:CW4JcyQvO
あと末松太平事務所 で検索すると、この事件のメンバーの1人であった末松太平(故人)氏の息子さんが運営してるブログがある。慰霊像の除幕式はまだご存命だった頃の末松氏が行なったとのこと
266名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/07(金) 18:17:35 ID:eq8cNduh0
>>259
背後に宮中のドロドロがあったとすればとても納得が行く

  だな!らしいな・・・だから昭和天皇は早急に、終わらせ処分したかった・・・のかもな・・
267名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/09(水) 22:01:36 ID:xyNY6MI/0
>>202
遅レスだが現代日本の民度はそれほど悪くないと思うぞ。
実際、犯罪発生率なんて現代より戦前の方がはるかに高いし、現代なら確実にワイドショーネタになるような
凶悪犯罪も結構多かった。少年によるバラバラ殺人や女学生の妊娠騒ぎもこの頃から普通にあったしw
268國學院大學卒:2008/05/04(日) 21:12:45 ID:CKsBdesOO
最近、
二二六事件の青年将校には
江戸時代の百姓一揆的な
要素があると感じます。

即ち代官の悪政を糾弾し、
王の徳政を期待するという我が国伝統の庶民蜂起の形です。

残念ながら昭和天皇は
あくまで近代君主たらんと
されたお方でしたから、
彼らのある意味伝統的な直訴の意味が通じなかったところにこの事件の悲劇があります。
269國學院大學卒:2008/05/04(日) 21:24:18 ID:CKsBdesOO
昭和維新の歌に
「成否を誰かあげつらう」
との歌詞がありますが、
中斎先生の天保の乱に共通するものを感じます。

ただ青年将校にとってやはり
最大の悲劇は、彼らの蜂起の意味を誰よりも
理解して欲しく、また東洋王道の伝統に従えば
そうでなければならないはずの天皇に
理解してもらえなかったことでしょう。

この時の若き天皇はあくまで西欧のような近代君主たらんとあることに
こだわりをもっていたようです。
270名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/04(日) 21:38:38 ID:CKsBdesOO
>>234
勅使を送り彼らを弔うべきです。
彼らは日本の伝統的な義士の系譜に連なるべき人達です。

日本が道を誤ったのは
この時、天皇が前近代的な
義挙も道も解さなかったことにある
伝統否定の近代国家にあります。

結局、近代国家大日本帝国は
その最後の最後で
昭和天皇のご聖断という
きわめて前近代的な手段で
救われることになります。
271名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/04(日) 21:43:16 ID:CKsBdesOO
皇道派青年将校は遡れば
赤穂義士まで遡る
伝統的な日本の義士の系譜に連なる人々です。
272名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/04(日) 21:46:32 ID:oZKltBIn0
>>259>>266と言うか北一輝が首謀者とか言い始めた時点
で何かを隠蔽してる気配がプンプンする

青年将校の影で糸を引いてた黒幕が誰だか知らんが映画のパトレイバー2みたいに
帝都東京で戦争を演出する事が目的だったとしか思えん。

誰が策謀した戦争ゴッコなのかは定かじゃないが最悪だ
273名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/04(日) 22:06:56 ID:CKsBdesOO
本来ならば赤穂義士や中斎先生あるいは水戸浪士の時のように
彼らの死によって世間に義が回復されなければならなかったはずでした。

しかし、近代国家には
義という観念すらなかったのです。
274名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/04(日) 23:49:24 ID:cNIHvNX60
バレンタインデーでチョコレートをあげるのを始めた年。
275名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/05(月) 09:09:18 ID:Q2oO/hYw0
>>270
ご聖断で日本を救ったといふ昭和天皇が、2.26に際しては
川島陸相、山下少将らが本庄侍従武官長を通し、「勅使を賜り、死出の光栄を
・・・・・」と依頼したのに対し、「自殺するなら勝手にさせるがよい、かくの如き
者に勅使などもってのほか」と激怒したんだが
このため、山下は生涯、天皇に嫌われ通し、天皇の意を受けた東条のために
ドサ回り専門。遂には意に添わぬレイテ作戦にとばされ非業の死を遂げた。
276名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/05(月) 09:51:58 ID:XOZCp5i+0
>>275当たり前だな。普通怒るだろう
法治国家と封権国家を勘違いしてる連中は陛下は大嫌いだし

>>273胡散臭くて涙が出るんだが
47士の時も幕府に利用されて政治批判の回避に利用されてた
277名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/05(月) 18:01:31 ID:QBegqAir0
若殿に兜獲られ負け戦
278名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/07(水) 13:14:36 ID:i2PRFXXD0
>268
>226事件に百姓一揆や直訴の匂い

賛成。西欧合理主義で解釈しようとすると、どうしても
「人間には実利を得ようとする動機がある」と仮定しなければならない。
必然、犯人探しが始まる。

【犯人探しの実例】
@秩父宮の陰謀(俗説)とか
Aマキャベリストとしての青年将校(秦郁彦)とか
B右翼の親玉におさまり財閥相手に恐喝人生を送ろうとした北一輝の扇動の失敗(松本なんとか)とか
C軍事参議官会議を悪用した、事後収拾的な、山下泰文の陰謀(澤地久枝)とか

でも、どうしても宮中突入失敗とか、玉を獲らない、青年将校の逡巡が見える。

正義とか何とかは、おいておいても、もちっと、土俗的、素朴な何かだったと思うんだ
279名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/07(水) 13:19:57 ID:i2PRFXXD0
Bは大昔読んだ松本健一理論だったな。
D松本清張は、よくあるように、皇道派、統制派の軍閥暗闘史と
その生存競争としての一発逆転を狙った「決起」説に収斂したけど。

まあ、それでも「近代合理主義」からこぼれおちる「幼稚」「手抜き」「見通しの甘さ」が
過去、青年将校の行動について、評論された。
でも、それを幼稚というのは、俺らも含めた評者が近代の精神に毒されているからであって
もちっとプリミティブな動機を想定してもいいのかもね
280國學院大學卒:2008/05/10(土) 20:01:55 ID:2c7+bqmVO
>>278>>279
そもそも天皇という存在自体が
この時代、
この国の民の前近代性を
刺激する
古代的ないし中世的存在として
捉えられていたはずです。
ところが当の天皇は近代立憲君主を嗜好して
いたのがこの事件の悲劇であると思います。
281名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/10(土) 20:34:42 ID:0y1RoiFx0
青年将校たちが獄中で本気で恩赦による放免を期待していたと聞いて幻滅したな。

覚悟を決めた後も自分達が仕出かした殺人行為を
本気で遺書で詫びたのはただ一人、後は得手勝手な怨嗟と呪詛を書き連ねていたとか。
282名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/10(土) 20:39:15 ID:0y1RoiFx0
信頼している重臣を一方的に惨殺されて
犯人を義士扱いにして自決させろと言われたら
「自殺するなら勝手に為すべく、勅使など以ての外なり」と陛下が仰るのは当然だと思うのだが。
283名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/15(木) 11:45:37 ID:4Q0F9el70
山下も昭和天皇も好きな私には複雑な事件だよ
284名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/22(木) 23:42:15 ID:yU2aCi2P0
政党政治が崩壊しつつある、今こそ平成維新の断行を求める!

でも、自衛隊じゃ屁にもならないだろうな・・・
285名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:18:04 ID:vUjCF2Ro0
歩兵第3連隊の常盤稔少尉は、後に釈放されて満州に渡り、田中信夫(「コンバット!」のサンダース軍曹の声優さんと同じw)という偽名でスパイ活動をしていた。

どうでもいいか・・・そんなこと。
286名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 12:31:08 ID:OvZyulAu0
本庄侍従官の娘婿、山口太一郎は山口は砲の着弾距離の測定器ではかなりな技術者で、
二重映像合致式のレンズ距離計では、いくつかの開発がある。

というかれっきとした光学技術者で、ニコンだかコニカだかの戦前の企業で
かなり関わった板と記憶?
287名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/01(日) 21:39:04 ID:GMS0xadh0
この事件を引き起こした青年将校達には、
青年将校達に同情的な考えだったんですが改めて調べてみると
無知で無謀な人達だなと思った。
維新の志士気取りだったんだろうけど。
かわいそうなのは、作戦行動だと思って従った
兵卒の人達だね。
この後 最前線行きで死んで来いってことだよね。
288名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 02:01:24 ID:Uoldm4mx0
今更だけど、、
>>176
栗原中尉に限らず、どの受刑者も絶命までには数分〜数十分かかってる。
香田大尉なんか死亡時刻(死体検案書上だが)が7時31分だからかなり長め。
さすがに被弾後にしゃべったのは栗原中尉だけだったと思うけど。
執行状況をの詳細は当事者意外は知る由もないが、軍閥(だったと思う)という
映画のシーンが多分一番近いはず。十字架に正座、目隠し兼垂れ布の形状、照準の
黒点、受刑者の服装、射手の発射シーンetc、これは信憑性の高い各文献と殆ど一致してる。
ちなみに安藤大尉の発射段数は文献によっては2発とも3発とも言われてるが実際は1発。
複数発射は栗原、中橋の両中尉のみ。さらに銃架上に2丁の銃(正・副射手)があった等と
いう記述は誤りで、実際は正射手用の38式歩兵銃が銃架上に、そしてその左に土嚢が置いて
あって、副射手は土嚢に銃を託して伏射するのだ。
実際は受刑者が十字架に縛り付けられた時に正射手は銃架上で受刑者の額の黒点に照準を
合わせて銃をビスを閉めて固定するから、合図のあった時に狙ってなくても引鉄を引きさえ
すれば命中するメカニズムになってる。だから指揮官(山之口甫歩兵大尉)の合図の腕に
注目でき、手が振られたらすぐに発射できる。ただ、どの文献を見ても栗原中尉のように
複数発射された受刑者、つまり土嚢に託し伏射する副射手が照準を固定した、という部分は
見当たらないが、通常は第一弾の発射後に医務官が脈をとるだろうし、殆どの場合は
1発で絶命するはずなので2弾目は照準固定する必要性が薄いと推測してみた。
でも栗原中尉がしゃべったのはかなりミラクルに近いんじゃないかと個人的には思う。
至近距離から放たれた38式歩兵小銃の弾丸は眉間から入って脳を掘り進んで後頭部を
貫通してさらに縛ってある十字架にめり込むから、普通は意識は即座に失うと思うけど。
死体検案書は各受刑者とも種別は変死、病名(死因)は頭蓋穿透性貫通銃創、検案者は
二等軍医(名前忘れた)であった。ところで変死者の場合は火葬許可の時間制限なんかの
決まりごとがあって、遺族は火葬するのにも一苦労だったとかの記事を何かで読んだ。
執行が終わったら死体は担架で大型テントが張られた安置所まで運ばれ、銃創のふき取り
なんかの処置をして白装束を着せて名札をつけて納棺、全員の執行の後に車を手配して
遺族に連絡、引き取りに来させたという。なお2発の銃弾を受けた栗原中尉だが、父・栗原勇大佐の
手記によると『両目を開き歯を食い縛りたる無念の形相』と回想している。その後火葬されて玉枝夫人
の胸に抱かれて無言の帰宅をした。ったくもう、目くらい閉じて成仏させてやれよと刑務所側に言いたい。
興味深い事に執行の言い渡しは7月12日の処刑当日の早朝であるが、前夜に察知して遺書を書いたり辞世の句
をしたためたりしたのは夕食時にリンゴとお菓子(饅頭だったと思う)が出されたから。

最後に余計な自己紹介、現在は決起将校の大尉クラスの年齢だけど9歳の頃から死刑に絶大な関心を持ち、
12歳の頃に松竹映画「226」を見て以来、死刑について研究してる死刑マニア。
残された研究テーマはどの文献を見ても執行前に「十字架に縛りつけ、少量の水を与え(ry」とあるが
この意味が未だに解らない。相沢中佐の時も水が与えられたようだが「別れの杯」のような
意味合いでもあるのかな?
289名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 02:32:58 ID:Uoldm4mx0
>>287
兵隊は確かに可哀相だよ。
当初は純粋に死刑に対してのみの興味で226事件を研究したけど、そのうちに
事件の本質に触れて死刑の事以外にも知りたくなって色々と努力した甲斐あって
7年ほど前に安藤大尉の部隊に所属し、決起に参加した老人と話す機会があったけど
満州で激戦のチャハル地方に送られ、第二次大戦の時も南方の島々の激戦地を転々と
させられ、大半の参加した兵隊はこのダブルパンチで戦死したとか。でも安藤大尉の
誠実な人柄は映画や文献では脚色されてるのかと思いきや、本当だったみたい。
訓練が終わると飴玉とか金平糖を図嚢から出してくれてくれたり、兵隊に対する気遣いは
人一倍だったらしい。一方、歩兵第一連隊で決起参加した兵隊(伍長)とも話す機会に
恵まれたが、こちらの老人は栗原中尉の部隊からの参加で、直属上官の栗原中尉に対して
悪口こそ言わなかったがあまり良い印象を抱いてない様子だったが香田大尉と
丹生中尉は厳しい面もあったが部下からは好かれる仕官だったそうで特に丹生中尉は
暖かな人だったとか。この老人に当時の原隊に帰隊する際の話を聞いたが営庭の入り口の
正門に急ごしらえの検問所のような所が設けられていて。一人一人を憲兵が厳しい口調で
尋問し、ヨコシマな考えを持たず、純粋に上官の命令によってロボットのように
行動した兵隊と行動の意味を知った後、決起に積極的に動いたりした兵隊に二分化され、
後々の軍法会議まで常に監視下に置かれたんだって。
290名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 09:33:40 ID:aLSQZESr0
ネットは広いな
291名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 17:50:05 ID:tYu49YMu0
226のMVP=鈴木貫太郎の嫁
292名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 08:03:25 ID:MvkpPy4U0
>>289
226に限らず大戦中も大本営発表とは違う成果の戦闘の
生き残りは監視され隔離、つまり軍隊と言うよりは役人
としての隠蔽体質からだろうな。
515の方は死刑逃れて刑期後は中国行っていたらしいな。
293名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 05:39:45 ID:hfH4VmAN0
>>288-289
死刑マニアって一体www
でもかなり詳しいね、あなたの『研究テーマ』なる最後の水だけど、多分お察し通り
別れの杯の意味だろうな、勝手な想像で根拠はないけど。戦争末期に特攻隊の出撃の
時は酒がかなり入手困難になってて水で代用してたらしいけど。

>>292
515事件の刑期後っていつぐらいなの?確かかなり長期刑だったと記憶してるけど
仮釈放とかあったのか?
294名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 07:42:55 ID:0rnSzEYD0
別の者だが
5・15事件の軍人側の刑は比較的軽く、主犯各の三上卓、古賀清志が禁固15年
黒岩勇が禁固13年、他は無罪や執行猶予で服役してないはず
しかも三上らは度重なる恩赦の適用を受けて刑に服したのは6年ほど
三上は獄中では特別待遇、看守からは先生と敬称で呼ばれていた
一方、民間の橘は殺人を犯していないのに無期懲役、大川は禁固5年、しかし、
彼らも軍人らより遅れはしたがが昭和15年には恩赦で出獄している。
295名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 09:29:47 ID:yPKO4/E10
>>294
それは例えば部隊を動かすなど将校としての地位を利用してやってないからでは?
軍刑法でも兵を率いてやるのと、個人がやるのじゃ重さが違ったはず。
まぁ、統制派の天下になったら満州とかで平気で軍法違反しても見逃されるようになっちゃうが。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 21:52:29 ID:ltLrxJNo0
 立野信之「叛乱」を久しぶり読んだ。確か映画化されたはず。
 テレビ東京で深夜やってたな。もう1回やらんかな。
297名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 10:52:10 ID:/Qu1EfD/0
>>296

プロローグに軍法会議の判決を受けるシーンから始まるやつ?
298名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 06:01:51 ID:oyL0HKCt0
既出だったらスマソ
youtubeでうpされているNHK特集で当時の関係者の肉声が聞けるみたいだな。
http://www.youtube.com/watch?v=QT45AteTT9A
299名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:53:57 ID:fAWgivUF0
>>288
なんつー死刑マニアなんだw
銃殺刑って受刑者1名につき6名ほどの射手で構成されてて実弾は1名のみってのが
銃殺刑だと思ってたけど実際は射手も確実に『自分が撃ち殺した』って解るのか・・
300名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 10:55:54 ID:ZkuXcqEu0
300
301名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 10:58:02 ID:ZkuXcqEu0
301
302名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 11:40:54 ID:/C0A/jiF0
302
303名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 11:47:25 ID:/C0A/jiF0
303
304名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/10(木) 22:09:56 ID:qA/ftsll0
もうすぐ決起将校たちの命日だな・・
305名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/15(月) 02:39:58 ID:6mb72fYvO
隆盛な時は過ぎていたか。
最近立て続けに二・二六関連の本を読んだから来てみたのだが。
どっかに自分なりに感じた事を書いておきたいので、一応ここを使わせて頂く。

・事件背景の源流は昭和十一年より遥か前に遡る、鈴木商店の倒産と金解禁政策の大失敗
・金解禁政策の大失敗(陸海軍共に反対していた)とその後の大不況が大蔵省不信を招いていた
・総力戦研究の中で経済問題に強い関心を陸軍が持ち始めていた頃だっただけに、
この大蔵省不信が政治介入へ積極的姿勢を抱く切っ掛けになった
・陸軍が政治指向に目覚めたからこそ、井上の尻拭いをした高橋是清が予算問題絡みで暗殺される始末になった
・そしてこの昭和大恐慌と解決策としての高橋是清のインフレ政策と満州事変が、
独占金融資本としての三井三菱をより肥太らせる結果となった。
・そして中規模財閥の没落が、三井三菱の市場独占状況をより際立たせた
・さらに追い打ちを掛けたのが連年の不作による農村の疲弊
・各種景気対策により、三井三菱と東京大阪などの大都市は潤ったが、
地方との経済格差は天地のほどに開く(現在似たような事が叫ばれているが比ではないぐらいの格差があった)
・経済白書では昭和10年の経済水準は昭和35年規模のものがあった事を示しているが、
個人所得の格差と都鄙の差は全く話にならないレベルであった。
・この時代の政党政治の水準もまた全くお話にならないレベルで・・・、
怪しげな政商と生臭い運動家だけがはび誇る、明治大正前期の議会とは別物に成り下がっていた

以上の様な背景が、青年将校の過激な言動、行動を放置容認する環境を作った。
そしてその環境に諸勢力の様々な思惑が加わって、事件が起こった。
306名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/15(月) 03:17:13 ID:6mb72fYvO
・事件の黒幕として北、西田の名前が上がるが正直な話、二人はさほど青年将校に崇められていた訳ではなかった
・むしろ見下げられていた部分も大で、黒幕と言うのには全く値しない
・皇道派の大物として荒木の名前がよく上がるが、よく調べると荒木はどの勢力からも相手にされてないw
・むしろ荒木は馬鹿にされている、皇道派はほぼ真崎派同然
・参謀次長以降の真崎の言動をつぶさに追うと、それっぽい事を言いつつ言質を取らせないテクが異常に発達しているのがよく解る
・これは山下も同じ、てか陸海軍の高級軍人皆に共通してる。
・詳しく調べてないのでよく解らないが、この時代は文官に比べて武官の方が官僚的に過ぎる気がする
・真崎の犯行教唆はあったとしても、立件出来ないレベルに収めていた可能性が高い。
307名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 23:57:36 ID:dG6ebXu70
卒論のテーマを二・二六事件にしたんだけど、調べれば調べるほど分からない
事がでてくるwww
308名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 04:03:57 ID:2ZxQ1/CN0
こんなん軍閥の勢力争いと天皇家の身内争いの二つが絡んだ低次元小噺
歴史的な話題にするような中身はないわいwww
309名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 01:59:39 ID:zXWKWt4u0
青年将校が立てこもっているときに説得したのは正木さん。
彼の功績は大きい。
だがラジオ放送での説得はいけなかった。
君たちは逆賊である、と言い切ってしまった。
310名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 03:14:23 ID:QxBFVFd/0
金融危機、腐敗政治、田母神論文問題、元厚生次官宅襲撃事件・・・

なんか二・二六事件が起きた頃の背景に似ている今日この頃・・・・ 
311名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/19(水) 23:33:51 ID:bytzdX/O0
そして、この事件をきっかけに、治安維持法の復活、特高の復活・・・。
312名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 08:18:05 ID:2RX4NYXo0
ぐんぐつの音は中国から聞こえてくるんですが・・・
それに国籍法改悪、人権擁護法案etc・・・
内部からのチョンシナの浸透が怖い
313【来週強行・革命成立?】最凶の国籍法改正案 vs 最強のFAX凸撃:2008/11/21(金) 12:39:36 ID:HDUVewFp0
314名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 06:12:26 ID:61enKKJS0
渡部昇一「ヒトラーやムッソリーニ、二・二六事件の青年将校らは共産主義者である」月刊『WiLL』2007年4月号
315名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 11:14:06 ID:kMPmxAT/0

>>311
田原●一郎がネット悪玉論へ世論誘導してるようだね
厚生省批判は冷静にだってよ

226事件に触れて怖いとか煽ってたが
コドモ騙し

あろうことか
こいつ自身がその後の軍部統制を主導するような態度

316名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 11:54:09 ID:r+WA02UA0
元事務次官殺傷犯として出頭した小泉毅の名は
五・一五事件で暗殺された犬養毅元首相から名付けたらしい。

同容疑者の「毅」という名前は、父が名付けた。「犬養毅元首相にあやかり、
正しく強く生きてくれることを願った」という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081123-00000025-jij-soci

なんと、因果な。
この事件を聞いた時、五・一五事件を思い起こした。
暗殺犯に拍手喝采を送る人達が少なくない、時代の空気感が似ているから。

五・一五事件当時、政党内閣の政治腐敗に対する国民の反発が強く、
事件を起こした青年将校に対する減刑運動が起こり、そのせいもあって
軍法会議で比較的軽い刑で済み、この事が
二・二六事件を起こす青年将校を後押ししたと言われている。
317名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/27(木) 10:01:40 ID:lruzntTp0
壮士とか義挙とか言う前に、今回のあれは
国家がらみの年金詐欺で、トカゲの尻尾きりで殺されたんだろうな。
318ある後期昭和人:2008/12/25(木) 10:50:32 ID:XnsFCxxR0
2.26事件の将校が寝泊りした「香楽」という料亭は、今も東京にあるのでしょうか?
検索したのですが、名古屋に「香楽」という高級料亭が残っているのですが、関係あるのでしょうか?
それとも、事件後、名前を変えたのでしょうか?
ご存知の方、教えていただけたら幸いです。
319名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/25(木) 12:38:24 ID:BC7EjIb80
満州事変で、天皇の追認さえ受けられれば、国内法や条約にまとめて違反した行為も賞賛される、という前例があったからなー。
軍の上層部も同情的だったし、日本軍の身内に対する甘さが原因だろ。
この時期他にもクーデター未遂や白色テロ事件が起こっているし。
320名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/25(木) 18:19:04 ID:ZibubNoo0
香楽は幸楽で検索
321ある後期昭和人:2009/01/03(土) 08:24:40 ID:E7qyJ1Ph0
 新年のご挨拶申し上げますと、同時にお返事遅れ申しわけありません。

 「幸楽」で検索してますが、中華料理屋さんだったんでしょうか?
322名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/03(土) 08:28:46 ID:oY5z7lCR0
池◆◆◆田◆◆◆大◆◆◆作の本名はソ◆◆◆ン・テ◆◆チ◆◆◆ャク。
小◆◆泉◆◆純◆◆一◆◆郎、小◆◆沢◆◆◆一◆◆朗は朝◆◆◆◆鮮◆◆◆人。
9◆◆◆11では小◆◆◆型の水◆◆◆爆が使用されている。
http://r◆◆◆i■ch◆◆◆ardk◆◆◆osh■im◆◆◆izu.at.we◆br◆y.in◆f◆o/
創◆◆◆価の◆◆保◆◆◆険金殺◆◆◆人事◆◆◆件。
オ◆◆◆ウ◆◆◆ム事◆◆◆件は、統◆◆◆◆一・創◆◆◆◆価.北◆◆◆朝◆◆鮮の共◆同犯行である。
C◆◆◆I◆◆Aが監◆◆修している。
http://www15.o◆◆cn.ne.jp/~oy■◆◆ako■◆◆don/kok_web■site/ir■ig◆◆◆uc■hi.h◆◆◆tm
与◆◆◆◆党も野◆◆◆◆党もメ◆デ◆◆◆ィ◆◆アも全◆◆部朝◆◆◆鮮◆◆◆人だった。
http://jb■bs.li■vedo■or.jp/b■◆◆bs/read.c◆gi/ne◆◆◆ws/20■◆◆92/11◆◆57◆94◆■13◆◆06/

2◆◆チ◆◆◆ャ◆ン寝るは「■とう◆◆◆◆一■教■■会■」が 運◆◆◆営して「個◆◆◆人じ◆◆ョ◆う◆ホ◆◆う」を収集してる。
駅◆◆前で「■手◆◆◆◆◆相を見せてください」 と「カ◆ン◆ゆう」してるのが「■と◆う◆◆◆一◆◆■教■■会■」。(カ◆◆◆◆ルト宗■教)
ユ◆ダ◆ヤ権◆力の◆子◆分→2◆ち◆ゃ◆ん運◆◆◆◆営=「とう◆◆◆一◆教◆会」上層部=層◆化◆上◆層◆部=自■民党清■和会=野党の朝■鮮■人ハーフの政治家=
与党の朝◆鮮◆人ハーフの政治家=金◆正■■日(キ◆ム・ジ◆ョン◆◆◆イル )=読◆◆売サ◆ン◆ケ◆イ=小◆◆◆沢◆十◆朗。
毎◆日■■■新聞◆◆◆スレを荒◆◆◆らしてる◆奴◆◆らも「◆とう■■■一■教■■■会◆」。
荒らしは洗◆◆◆脳するために「ネ◆ト◆ウ◆◆◆ヨ」などのレ◆◆ッテ◆ル◆付◆けレ◆スを何◆千◆◆回もする。
現◆◆◆実には「ネ◆ト◆ウ◆◆◆ヨ」などは存◆◆在し◆◆ない。
http://c◆ha◆ng◆◆◆i.2ch.net/te◆◆st/r◆ea◆d.cg◆i/m◆◆s/12◆30◆36◆◆◆33◆8◆5/
323名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/07(水) 07:36:01 ID:fnoZilLD0
関連スレ
2・26事件が起きた原因を探る
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1231182978/
324名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 12:50:06 ID:NkmFZOxy0
関連スレ
2・26事件って社会主義革命だよな
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1144068311/
【昭和維新】2・26事件70周年【尊皇討奸】
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1140900846/

325名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 19:49:33 ID:JRUUEggl0
先日、広田弘毅が主人公のテレビドラマを見たが、226事件のシーンがあった。
その中で反乱軍の兵士の一人が、「うちは東北の貧しい百姓で、俺の妹は身売りをしたんだ!」と、東北弁で絶叫していた。

日本の軍隊の徴兵制度では、一般の兵卒たちは本籍地で徴兵されていた。東北出身の若者が東京にいたとしても、東北に帰省して徴兵されることになっていたはずだ。
したがって反乱軍の兵士たちは皆、江戸っ子ばかりだと思っていた。
東北弁をしゃべる反乱軍兵士がいたのだろうか?
326名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/11(土) 20:13:00 ID:tqa+2FCm0
>>325
近衛師団は全国からの選抜だったから
327名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 11:35:21 ID:p35XzwyU0
ということは、宮城を守っていた近衛師は
参内していた重臣連を一網打尽にできるな。
328名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/19(日) 14:09:31 ID:SilvYEhg0
それ中橋基明の役目じゃん
329名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/18(木) 20:32:39 ID:8OJraEU60
計画立ててる時が一番楽しいのはよくある事
中橋もそうだったんじゃないかなぁって
330名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/19(金) 08:04:35 ID:eJil//Rb0
皇道派青年将校は荒木はつかえねーという認識だったらしいけど
真崎はうさんくせーっていう意見はなかったのかな?
331名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/19(金) 21:11:15 ID:hRpCK9Uj0
真崎もうさんくせーけど
他に人がいないからなぁ、、、って感じかしら?
もう真崎でも柳川でも起ってくれるならどっちでもいいや
みたいな。
332名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/17(金) 22:46:26 ID:/9N1rHxu0
>>223 >>228 >>305にも通じますが
松元崇(現・内閣府官房長)氏の「大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清」は
主に日露戦争から2・26事件までの、陸軍と政府・大蔵省の激闘の歴史も描かれています。
陸軍が農村予算・農業税制にも干渉して政府・大蔵省と対立していたこと、
戦前流布した「国債は国内で消化されている限り無問題」という「理論」は、そもそも
公債漸減を唱える大蔵省に対抗して陸軍が独自に構築した「理論」であること
(この考えに問題があることは財務省の矢野康治氏が「待ったなしの日本財政危機」で指摘しています)
なども窺えて興味深いです。
昭和11年度陸軍予算をめぐる対立が元海軍大将の岡田首相や政界を巻き込んで解散総選挙に発展し、
総選挙で高橋蔵相を支持する民政党が大勝した6日後に2・26事件が起きるに至る様子は
2・26事件とはいったい何だったのかを考える上で示唆に富むと思います。
333名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/01(土) 08:33:38 ID:fAD53rZL0
>>329
酔えるしな。
そんな中、磯部はやりだしてからもめっちゃ興奮して昇天気味になってたようだな。
334名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/01(土) 11:25:11 ID:T5VvOwbGO
近衛兵
335名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/01(土) 21:11:40 ID:jV5XdB6W0
天皇は226に共産革命のにおいを嗅ぎ取ったんでしょ。
336名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/02(日) 01:43:00 ID:j6GKUG6p0
朕の股間を真綿で締め付けられるのを恐れた。
337名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/05(水) 05:14:30 ID:1rqSGOPeO
>>335
反乱首謀者は共産革命というより徳政令的なことを期待してた感じがする。
資産も仕事もないからとりあえず借金チャラに。
338名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/06(木) 05:33:38 ID:94jEINPU0
時代考察に便利かも
ttp://www.momokuri.info/
339名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 13:08:48 ID:4jWav/lVO
2.26事件は、貧しき者のために立ち上がった将校を弾圧した悪しき事件だと思う。
340名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/31(月) 20:00:43 ID:p5GIet/xO
青年将校は安藤を除いたら基本的に単なる中2病で権力に酔ってただけのような気がする。
当直下士官への対応やら反乱後の部隊の統制。
反乱自体には最後まで反対した事
部下達が安藤には最後までついていこうとした人望。ひとかどの男だったんだろ。
341日本@名無史さん:2009/08/31(月) 22:09:31 ID:kYk7kUwy0
 それは言いすぎかもしれない。
安藤輝三は、君の言う様に、篤い人だったと思う。疲弊した弱者を憂い、国家の不甲斐なさを憎む。惻隠の情を感じ得る。
自分の給料から困窮している部下へ、資金援助したといわれている。

 決起の敗色濃厚時に、伊集院大隊長から、こう言われた。
 「兵隊がかわいそうだから返してやれ」 と。
 是に対し安藤中隊長は、
 「兵隊がかわいそうだから立ったのです」
 と。

 226事件とは、私は軍部の暴走とは思うえない。
 個人的な、世相に対する反乱です。

 今なお、政治とは庶民には不透明であり、真実足るべき理想とは、誰も語ることは出来ない。

 民主政権とは、党としての結党意義もないまま、数ヵ月後には個人政党となり分裂することでしょう。

 その後に、真の保守国家樹立が出来れば、私は日本の伝統を守れると思う。

 今の情勢では夢物語ですが。
342名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/03(木) 13:11:39 ID:HelQ4f8zO
国家国民を安泰に導くため社会構造の是正が先決であるとして非合法手段によって現状を破壊し政治体制を変革すべしなんて今の人は絶対考えないよね。
343名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/04(金) 04:01:37 ID:j7A6x2MPO
>>342
状況がそこまで切迫してないしな。
今の経済・雇用状況が更にひどくなれば労働組合や弱者救済NPOが活発に動くかもしれないけど、暴力を使う可能性は限りなく0に近いだろうね。
344名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/04(金) 04:24:11 ID:TrwXSbIcO
2・26事件は皇道派潰しのための罠。
345名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/08(火) 01:37:45 ID:XsEAsCurO
>>344
実際に起きるまではそういう意図はなかったと思うが、
起きた後の処分を進める過程ではその意図が感じられるな。
起きた直後の幹部は反乱の規模の大きさに衝撃を受けている。
事前に何かが起きると誰もが感じていた可能性は高いけど、そこに追い落としの謀略を仕込むほどの計画をできたとは思わないなぁ。
346名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/09(水) 13:47:22 ID:dRESwUA60
ここまで5代目柳家小さんの話題無し
347のんびりじまじん:2009/09/09(水) 18:49:26 ID:Tv5dlf6E0
>>88 >>136
秩父宮が関与していた疑いは十分にある。ただし

>>243 はガセであろう。

2月26日の事件当日早朝! に秩父宮は皇居に現れている。
そこで昭和天皇に対し決起将校たちへの賛意を述べ、同調を求めたらしいが、
天皇は断固拒否した。(それが当然)
そればかりか、秩父宮はそのまま皇居内に禁足されてしまった。

以上が単純な事実とされる。  
                 〜半藤一利「昭和史」より
348のんびりじまじん:2009/09/09(水) 19:29:17 ID:Tv5dlf6E0
>>226
この鈴木貫太郎侍従長夫人のたかさん(旧姓足立)は以前に
昭和天皇の教育掛(育ての母)だった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E7%AB%8B%E3%81%9F%E3%81%8B

2.26事件の天皇への第一報はこのたかさんから宮内省へ電話で届いた。
連絡を聞いた昭和天皇の第一声は「して
暴徒はいずれに立ち去ったか?」だったそうだ。

これについて、山本七平は「昭和天皇の研究」で、第一声が
「暴徒」だったことを重視している。

当たり前の反応だ。君側の奸 などとは、天皇を知らない者の
思い込みに過ぎない。
信頼するから側近にしたのだ。
それ位の判断力すら決起将校たちは持っていない。
349名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 23:46:20 ID:vkAJu20I0
軍を押さえられなかったが
226を鎮圧したことだけは
私の自慢と昭和天皇は言っていたんだろ
350名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 12:15:36 ID:7o9pYEBq0
もうすぐ26日ですね。
351名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/24(水) 23:38:00 ID:hzQ2hMGJ0
 
二・二六事件はナポレオン記念のクーデター

http://akiba.geocities.jp/pxzuwp/0202/9/198.html

1815年2月26日、ナポレオンはエルバ島を脱出し、

フランスに戻り、ルイ18世を追放して再び皇帝についた。

これは偶然ではなかった。五・一五事件までナポレオンだった。

352名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 20:56:46 ID:9darDCNn0
知れば知る程面白いのが「右翼」と「左翼」の関係。
実は仲が悪い様に見えて、右翼なら「極右」程、左翼なら「極左」程
実は「考え方」が似ていたんだよな。

「左翼」は一般人の個人資産を廃止し、国家が均等に分配する
「社会主義」の経済実現を目指していた。

実は、戦前の「右翼」も似た様な考え方だった。
一般人の個人資産を「制限」し、制限額を超えた資産は国家の所有と成って
国家が国民へ均等に分配するという極めて「社会主義」的な経済概念を
持っていた。
これは「日本主義」と呼ばれる考え方だった。

右翼は政党政治を廃止し、「天皇親政」による翼賛体制を目指していた。
左翼は共産党による「一党独裁」を掲げ、他政党を廃止する体制を目指していた。

「個人」は両翼も完全に「制限」する事を前提とした「強い国家」体制を
目指している点は同様である。

唯一違うのは「君主」と「宗教」の概念のみ。

・「個人所得」の「制限=右翼」、「廃止=左翼」で「国家管理」による
「均等分配」を行う経済的理論
・「他勢力排除」による「天皇親政=右翼」、「共産党一党独裁」で
「挙国一致」の「強い国家(政府)」体制構築
353名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 23:48:30 ID:b4OgvKlYO
……たしかに二・二六事件の挫折によつて、何か偉大な神が死んだのだつた。当時十一歳の少年であつた私には、
それはおぼろげに感じられただけだつたが、二十歳の多感な年齢に敗戦に際会したとき、私はその折の神の死の
怖ろしい残酷な実感が、十一歳の少年時代に直感したものと、密接につながつてゐるらしいのを感じた。
…それをニ・ニ六事件の陰画とすれば、少年時代から私のうちに育まれた陽画は、蹶起将校たちの英雄的形姿であつた。
その純粋無垢、その勇敢、その若さ、その死、すべてが神話的英雄の原型に叶つてをり、かれらの挫折と死とが、
かれらを言葉の真の意味におけるヒーローにしてゐた。

三島由紀夫
「二・二六事件と私」より
354名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 23:48:56 ID:b4OgvKlYO
(中略)かくも永く私を支配してきた真のヒーローたちの霊を慰め、その汚辱を雪ぎ、その復権を試みようといふ思ひは、
たしかに私の裡に底流してゐた。しかし、その糸を手繰つてゆくと、私はどうしても天皇の「人間宣言」に
引つかからざるをえなかつた。
昭和の歴史は敗戦によつて完全に前期後期に分けられたが、そこを連続して生きてきた私には、自分の連続性の根拠と、
論理的一貫性の根拠を、どうしても探り出さなければならない欲求が生まれてきてゐた。これは文士たると否とを問はず、
生の自然な欲求と思はれる。そのとき、どうしても引つかかるのは、「象徴」として天皇を規定した新憲法よりも、
天皇御自身の、この「人間宣言」であり、この疑問はおのづから、二・二六事件まで、一すぢの影を投げ、影を辿つて
「英霊の声」を書かずにはゐられない地点へ、私自身を追ひ込んだ。自ら「美学」と称するのも滑稽だが、私は
私のエステティックを掘り下げるにつれ、その底に天皇制の岩盤がわだかまつてゐることを知らねばならなかつた。
それをいつまでも回避してゐるわけには行かぬのである。

三島由紀夫
「二・二六事件と私」より
355名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 23:49:23 ID:b4OgvKlYO
ニ・ニ六事件を肯定するか否定するか、といふ質問をされたら、私は躊躇なく肯定する立場に立つ者であることは、
前々から明らかにしてゐるが、その判断は、日本の知識人においては、象徴的な意味を持つてゐる。すなはち、
自由主義者も社会民主主義者も社会主義者も、いや、国家社会主義者ですら、「ニ・ニ六事件の否定」といふところに、
自分たちの免罪符を求めてゐるからである。この事件を肯定したら、まことに厄介なことになるのだ。
現在只今の政治事象についてすら、孤立した判断を下しつづけなければならぬ役割を負ふからである。
もつとも通俗的普遍的なニ・ニ六事件観は、今にいたるまで、次のやうなジャーナリストの一行に要約される。
「ニ・ニ六事件によつて軍部ファッショへの道がひらかれ、日本は暗い谷間の時代に入りました」

三島由紀夫
「二・二六事件について」より
356名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 23:50:10 ID:b4OgvKlYO
二・二六事件は昭和史上最大の政治事件であるのみでない。昭和史上最大の「精神と政治の衝突」事件であつたのである。
そして精神が敗れ、政治理念が勝つた。幕末以来つづいてきた「政治における精神的なるもの」の底流は、
ここに最もラディカルな昂揚を示し、そして根絶やしにされたのである。
勝つたのは、一時的に西欧的立憲君主政体であり、つづいて、これを利用した国家社会主義(多くの転向者を含む
ところの)と軍国主義とのアマルガムであつた。私は皇道派と統制派の対立などといふ、言ひ古されたことを言つて
ゐるのではない。血みどろの日本主義の刀折れ矢尽きた最期が、私の目に映る二・二六事件の姿であり、北一輝の死は、
このつひにコミットしえなかつた絶対否定主義の思想家の、巻添へにされた、アイロニカルな死にすぎなかつた。

三島由紀夫
「二・二六事件について」より
357名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 23:50:34 ID:b4OgvKlYO
二・二六事件を非難する者は、怨み深い戦時軍閥への怒りを、二・二六事件なるスケイプ・ゴートへ向けてゐるのだ。
軍縮会議以来の軟弱な外交政策の責任者、英米崇拝者であり天皇の信頼を一身に受けてゐた腰抜け自由主義者
幣原喜重郎の罪過は忘れられてゐる。この人こそ、昭和史上最大の「弱者の悪」を演じた人である。
又、世界恐慌以来の金融政策・経済政策の相次ぐ失敗と破綻は看過されてゐる。誰がその責任をとつたのか。
政党政治は腐敗し、選挙干渉は常態であり、農村は疲弊し、貧富の差は甚だしく、一人として、一死以て国を
救はうとする大勇の政治家はなかつた。
戦争に負けるまで、さういふ政治家が一人もあらはれなかつたことこそ、二・二六事件の正しさを裏書きしてゐる。
青年が正義感を爆発させなかつたらどうかしてゐる。

三島由紀夫
「二・二六事件について」より
358名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 23:54:31 ID:b4OgvKlYO
しかも、戦後に発掘された資料が明らかにしたところであるが、このやうな青年のやむにやまれぬ魂の奔騰、正義感の
爆発は、つひに、国の最高の正義の容認するところとならなかつた。魂の交流はむざんに絶たれた。もつとも
悲劇的なのは、この断絶が、死にいたるまで、青年将校たちに知られなかつたことである。そしてこの錯誤悲劇の
トラーギッシュ・イロニーは、奉勅命令下達問題において頂点に達する。奉勅命令は握りつぶされてゐたのだつた。
二・二六事件は、戦術的に幾多のあやまりを犯してゐる。その最大のあやまりは、宮城包囲を敢へてしなかつた
ことである。北一輝がもし参加してゐたら、あくまでこれを敢行させたであらうし、左翼の革命理論から云へば、
これはほとんど信じがたいほどの幼稚なあやまりである。しかしここにこそ、女子供を一人も殺さなかつた義軍の、
もろい清純な美しさが溢れてゐる。この「あやまり」によつて、二・二六事件はいつまでも美しく、その精神的価値を
永遠に歴史に刻印してゐる。皮肉なことに、戦後二・二六事件の受刑者を大赦したのは、天皇ではなくて、
この事件を民主主義的改革と認めた米占領軍であつた。

三島由紀夫
「二・二六事件について」より
359名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 02:49:26 ID:KmwRnJBf0
磯部が生きてたら、今の民主党政権をどう思うかね。
360名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 10:00:26 ID:71lErXJA0
獄中手記手に入らないし
361名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 12:25:04 ID:Ze5GYmRE0
そんなのもあったのか?
362名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 14:35:30 ID:71lErXJA0
二・二六事件―獄中手記・遺書 (単行本) 河野 司 (編集)

これなんだけど。
ほかに獄中手記まとめて読める本あるかな
入手しやすいのあったらほしいす
363名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 18:25:39 ID:fzJwN0N30
結局狙われた斎藤・岡田・鈴木・高橋・渡辺・牧野と軍部側のその後を考えると
個人的には青年将校を無条件に弔う気にはなりません。岡田・鈴木が生き残った
ことがまだ「天佑」でしたが、斎藤・高橋も生きていれば戦争回避への働きを
できていた可能性があったと思うと無念です。
364名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 23:27:26 ID:wztDwvG10
利用されただけだったんが。「青年将校」たちは。

三島も変なやつだったな。自分の生涯もフィクションの世界に嵌め込もうとしたのか。
365名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/27(土) 00:08:38 ID:EhgVdtuS0
純真な青年将校という絵柄はどうだろう。
中核派とかセクトとかと同じ、かなり政治的人間だったから
それなりに悪巧み、権力欲はあったろうな。

秩父宮擁立とか
366名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/27(土) 05:28:53 ID:IzkvIkmlO
>>364
違うね。三島由紀夫は獄中日記も読んでるし、関係者にも会いきちんと調べて書いてる。
367名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/27(土) 21:42:25 ID:Owdgj3BH0
獄中日記は現代日本思想体系31 超国家主義に収録されてる。
西田と村中の手記もあるよ。
日記が8月31日で途切れているんだが、
続きが見つかる見込みはないのか…
368名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/28(日) 14:56:15 ID:2bx0Xjd/0
当たり障りのない手記以外は基本的に片っ端から焼かれてしまって、
残ってるのはこっそり運び出されたものばかりだからな。
あまりに逮捕者が多いんで急遽あちこちから看守がヘルプに来てたんだが、
その中には青年将校に同情的・協力的な人も多くて手記を運び出す手助けもしたりしてた。
それが8月いっぱいでもとの配置に戻って地方に散り散り。
処刑までの1年も磯部たちは描きまくったんだろうが、刑務所長はとにかく
見つけ次第焼却したと言っている。
369名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/02(火) 23:17:43 ID:PWHHylVM0
なんか悲しいよね
370名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/05(金) 17:47:39 ID:DGj2BsSA0
桜会結成、三月事件、十月事件、士官学校事件とながれて二二六事件に至る流れを読むと
まず統制派(陸軍主流派)と皇道派(傍流)みたいな感じかね?

十月事件のあと、傍流の荒木が陸相について皇道派優遇人事をしたんで、主流派が猛反発。
これを排除する過程(陸軍士官学校)で、226の暴発がおきるみたいな漢字化ね?
371名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/05(金) 21:29:42 ID:qyiYGQBi0
wiki程度でもわりと上手くまとまってる。三月事件で宇垣が軍での人望を落とし、
荒木・真崎が勢力を伸ばし青年将校を抱き込んで子飼いにしていく。十月事件の頃
にはもう荒木が主流。桜会は飛ばされたが政界への影響力が増した。しかし、その
後は陸相として逆に暴発を抑える立場になるという皮肉。

軍縮に反発して浜口・犬養・高橋が斃れたように、永田・渡辺錠も粛軍でやられた
だけ。二・二六も単純に軍内部の権力闘争。「地方農民の疲弊」なんてのは後付けの
屁理屈。血盟団だけは宗教と結び付いてたからガチっぽいけど。

統制派は最初はアンチ皇道派ってくらいの存在感で、池田純久が(クーデターでなく)
官僚と結び付いて政治に参画するという理念を作った時に明確な差ができた。
二・二六後は東條じゃなく宇垣が復権してればまだマシだったかも。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/05(金) 23:49:13 ID:RnA2aA8A0
三田村鳶魚の「忠臣蔵考」みたいに、
なにもかも下位構造(性悪説というか下賎な欲望を動機とする)で説明するのは抵抗あるが
安藤大尉を除き、いまでいう過激派学生みたいな連中だし、
直接の決起要因は、30年間、首都に居座った第一師団の満州異動だからな。

統制派が、皇道派牙城の同師団を中央から遠ざけるアクションをしたからリアクションが起きた。
リアクションの手段として、桜会以来の軍隊による要所制圧。

問題は、なぜ君側の奸臣を「分断孤立」「連絡遮断」でなく、殺したかだな。

戦後第三世界のクーデーターを見ると、無血革命が半々。
「さすが土人ども、わが神国日本の226にくらべると温いな。ぬはは」と笑ったものだが
「朕の君臣を殺害するとは真綿で首を絞めるようなもの」の激怒を買って失敗したのが226なんだよね。
つうか殺したから失敗した。
タイや南ベトナムの殺さず政権を移す無数の無血クーデターのほうが洗練されていると思う。

つまり殺害は不合理であり、反近代的なんだ
373名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/05(金) 23:54:09 ID:RnA2aA8A0
ここらへんが殺してよしとする、
いや寧ろ国体を曲げる奸臣を排除する事で天意を明徴にしようとする
青年将校の独断、思い込み(近代からの批判)、いやあるいは
三島由紀夫の賞賛する反近代性、精神性だと思うんだ。

会社の中で暴発するA課長と、根回しした上で争う事無く昇進するB課長
洗練さではもちろんB課長だ
タイの無血クーデターを土人どものいい加減さと笑った不見識こそ笑われるべきだな。
374名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/06(土) 10:20:13 ID:o8UqLJaaO
何をデタラメ言ってんだか。
青年将校らが改革しようとしていたものは、反近代じゃないよ。戦後GHQが民主主義改革だと認めてるんだからさ。
375名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/06(土) 10:26:17 ID:o8UqLJaaO
>>368
裁判は、弁護人なし、控訴なし、非公開という日本の裁判史上まれに見る暗黒裁判だったらしい。その挙げ句、
首謀者の青年将校十五人を並べて一斉射撃で銃殺したという、とても近代国家のすることと思えない処刑だったようです。
376名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/06(土) 11:19:41 ID:8YDDJWzp0
「弁護人なし、控訴なし、非公開」っていうと、今のアメリカのテロ犯の扱いがそのものだな。
人違いだと言っても相手にされない。
とても近代国家とは思えないねw
377名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/06(土) 11:47:19 ID:aB4fAaQG0
>青年将校らが改革しようとしていたものは、反近代じゃないよ。戦後GHQが民主主義改革だと認めてるんだからさ。

きみが言っている事がまるで判らない。
何を言いたいのか、もう少し整理してから書き込んでくれ
378名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/06(土) 13:42:54 ID:o8UqLJaaO
>>377
事実を言ったまでですが何か?
労働条件改革など、彼らがやろうとした改革は皮肉にも戦後なされてますからね。
反近代どころか近代改革だったわけ。
379名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/06(土) 15:51:41 ID:aB4fAaQG0
え。・・・・えええええええええええええええええw
まじっすか
380名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/06(土) 20:18:47 ID:G1rwSZLO0
とりあえず松本清張の昭和史発掘読んでください
381名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 00:12:36 ID:3bgLhrXu0
松本清張は共産主義者だから、そのへんを頭に入れて読まないとな

それと、松本の昭和史発掘は二・二六の関係者からもかなり批判されてるから、
あまり鵜呑みにしないほうがいい
382名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 00:58:06 ID:1CpqxsXP0
とはいっても、松本の主観を割引いて読めば事実関係は大体合ってるし、
概要を知るにはわかりやすくていいんだよな。
彼らが何をやりたかったかは、公判廷や関係者の著書を読んでから論じてくれ。
383名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 00:59:32 ID:0ETCHxUmO
近代改革?(笑)軍を統帥違反で私的に動かし首相重臣を暗殺。首都を占拠し日本を法治国家でない野蛮国だと満州事変後さらに世界にアピールしたクーデター事件のどこが近代なの?笑わせるなよ
384名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 01:03:17 ID:0ETCHxUmO
山王ホテルにいたチャップリンが命からがら逃げ出してるし、チャップリン暗殺計画もあったんだろ?もう狂ってるよ。動機が純粋なら違法でも残虐でも許されるのが?これが近代改革か?
385名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 08:54:36 ID:R3+/4pDv0
助かった人はたまたま逃げることが出来たんじゃないんだよ。

事件の狙いを隠蔽するために狙われたことに「された」。
あるいは首謀者に近い人間もいたんだろうね。
386373:2010/03/07(日) 11:13:03 ID:tiLbeT6q0
373>374

>青年将校の独断、思い込み(近代からの批判)、いやあるいは
というのは、俺の場合、
「青年将校運動というのは、若さからくる<思い込み>という、近代合理主義からの批判がある」
と書いたつもりだからね。分かりにくければ申し訳ない。

しかし・・・
226をケマル・パシャなみの近代化改革運動とする>374の意見には、驚かざるを得ない。

WW1の衝撃で、国家総力戦遂行可能な高度国防国家をつくろうという
桜会以来の運動はあるが
それはあくまで幕僚、天保銭キャリア組の国家中枢における改革運動であって

226につらなる青年将校運動(隊付非陸大ノンキャリア組)は
むしろそういった近代改革派から大正軍縮で遠ざけられ、
それをうらんで
天皇機関説をのけて国体明徴運動といった神がかりを叫ぶ、
荒木、真崎といった皇道派将軍を支持。
「とりあえず武装決起で政権につけたれ」
387名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 11:24:41 ID:tiLbeT6q0
松本清張が共産主義者というのは初耳だったが、はて。
『日本の黒い霧』ですべて米軍の謀略に結び付け、挙句、終章「朝鮮戦争」で
北朝鮮からの侵攻でなく、南鮮からの先制攻撃ではないかといいう時点でなかなか電波だが
彼を、アカだ、共産主義者だいうのはどうなんだろう。
戦後の民主的作家なんて、あんなもの。むしろ平均だと思うが。

さて。
「昭和史発掘」だが全13巻中7〜13巻が226事件
それ以前も、桜会の陰謀だの、美濃部博士と国体明徴運動、陸軍士官学校だの
大半が226に収斂する内容で、かなりの好著だと思う。

戦前の青年将校運動という、精神史を追跡するうえで、当時流布した怪文書や
憲兵隊の追跡記録、事件後の公判記録で大半が埋め尽くされ資料集としても
まず第一級。

「はやりのミステリー作家の読み物なら、どうせ乱暴な推測や結論だろう」ではなく、
きちんと資料の相互参照ののちに地道な結論を積み重ねている。

「幕末の尊王攘夷運動は」
「上層部の尊王に操られた、下級志士たちの攘夷動機で」
「明治維新を果たしたが」
「異人と交易国家となる維新後、攘夷は霧散した」
清張先生はしきりに書き散らしているが、上位構造と下部構造の集合離散を
先生は丹念に追跡しているな

388名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 12:24:03 ID:tiLbeT6q0
それと226事件は統制派のカウンター・クーデーターという物言い。
元ネタを知らず、なかなか穿った物言いだとおもったが
もし元ネタがNHK特集「226盗聴」(1979)「雪は汚れいていた」(1984)のプロデューサー中田整一
「226事件は、皇道派上層部主導の共同謀議」(1979放映後の結論)
「226事件は、さらに事件前から統制派の監視下にあって、決起を利用して、統制派の政権奪取の事前謀議があった」(1984後の結論)
なら、これは電波と言わざるを得ない。

ttp://homepage1.nifty.com/dousou/meeting/2007/lecture.htm

細部の事実のはっくつはともかく、さ。
「カウンタークーデーター」と軽々しく言うけど
「統制派が政権奪取のため、やがておこる226を利用した事前謀議があった」
これはあかんだろう
389名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/08(月) 11:55:35 ID:fBAviMYs0
2.26事件とは何か?

諸説あるが
公判判決では
@純粋な青年将校を、民間人の北一輝、西田税が首魁者となり扇動。
 だから無断で兵を動かした将校12名だかは死刑。
 民間人の北一輝、西田も「反乱の首魁者、扇動者」だから死刑。

  真崎は首魁者の疑いもあったが、証拠がないので無罪。
  裁判長私見「いや〜、この証拠で首魁もくそもねーだろ。これで民間人の北を死刑は無理だって」
  陸軍省見解「日中全面戦争の気配あるから、あとくされなく全員死刑。北もね」

陸軍法務部検察の見解(いちばんラジカルな見解)
A純粋な青年将校を、陸軍上層部一味(真崎、山下、香椎)が扇動
  決起と暗殺で岡田内閣を崩壊、空白を作り、
  軍事参議官制度による陸軍大臣告示
  戒厳状態を悪用して既成事実をつくり
  後継真崎内閣の上奏しようとした陰謀があったやもしれんが
  証拠不十分。

  決起後の事後謀議か、
  決起前の事前謀議か不明。

@Aどっちなんだろね
390名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/08(月) 13:08:46 ID:pCrQvwsP0
軍内部の権力闘争なら直接永田を殺ったようにやればよかった。
政治家に向かったのはリベラル・戦線不拡大方針の勢力を放逐したかったんだろう
391名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/09(火) 09:07:23 ID:V1b8UY+O0
上層部は権力抗争していたけど
下層の青年将校たちは、月給70円の高等遊民として
空想的な日本改革案を目論んで、とにもかくにも暴力革命を目指したからな

怪文書に踊らされた相沢が、なんの面識もない鉄山を斬ったように
それに刺激されて、ともかく「昭和維新」のイデオロギーに殉じて
決起してしまっただな。

満州移動も迫っていたシナ
392名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/13(土) 00:54:13 ID:EzumazlT0
大君に 御國思ひて 斃れける 若き男乃子の 心捧げん

◆二・ニ六事件◆
東北地方の不作に伴う農村困窮を目の当たりにしつつ
政財界腐敗に憤怒した軍士官達が「昭和維新」「尊皇討奸」を掲げ
「天皇親政」実施による軍主導の国家社会主義的新政体構築実現を
目指した帝国陸軍「皇道派」による決起。

「尊皇討奸」の思いで決起したにも係わらず、陛下の重臣を殺害した事に激怒され
「朝敵」「逆賊」扱いに成って処刑された若き将校の想いは如何に…。

正しい行いだとは思わんが、今の若年層と掛け離れた憂国の想いは
賞賛に値すると思う。
393名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/16(火) 09:30:37 ID:PCsDyofG0
青年将校は、国家改革の具体案がね。実質、水戸黄門がきてくれれば悪代官を駆逐してくれるだろうの他人任せ。
だから北一輝の「日本改造要綱」の空想的な私有財産否定論をバイブルとしてしまう
394名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/18(木) 17:02:16 ID:RNB0JPcc0
あれさ、226事件の例の『陸軍大臣告示』ってけっきょく、どうなったの?

一時期、あっさりと
@『陸軍大臣ヨリ』「諸子の真意は天聴に達せられあり」
 (2月26日午前零時半 宮中にて。軍事参議官会議)

A『陸軍大臣告示』「諸子の行動は天聴に達せられあり」
 (2月26日午後03時30分 東京警備司令部発の陸相ヨリを第一師団ですりなおした)
395名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/21(日) 19:47:02 ID:pXRgJeCn0
しかし鈴木貫太郎を銃撃したのはまずかったと思う
あれで昭和天皇に嫌われてしまった
何といっても鈴木貫太郎は昭和天皇の第二の父親みたいな
存在だから
396名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/21(日) 20:07:28 ID:1XrCDnWk0
第二の親父は乃木で内科医?
397名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/21(日) 21:38:25 ID:9Bcad98r0
一番が乃木だけど、鈴木への信任もかなりのものだと思う。

以前週刊文春に、惨殺された重臣達の検死写真が発掘されて載ったらしいけど
見た人いる?保阪正康は、昭和天皇が或いはそれらの写真を内相経由で見て
反乱将校たちに心底嫌悪感を抱くようになったかもと推測していたけど
当たっているかもな。
かなりむごい写真らしいけど。

斎藤実だったと思うが、首相官邸付属の運転手の回顧録で
遺体が包帯でぐるぐる巻きにされていた。そうしないと肉が崩れてしまうと。
それを見て将校達に激しい怒りを覚えたとその運転手は書いていた。


398名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/21(日) 22:32:42 ID:/mAEbsAe0
身を挺して安藤から鈴木侍従長の奥さん(後妻)、鈴木たかが
昭和天皇の4歳までの保育係りだっけ
これも26日だか27日に参内している?

斉藤実内大臣はたしか拳銃と軽機の掃射(最低5発)くらったけど
グルー大使は翌日27日、斎藤家の弔問の際、遺体と対面しているね。
検視はたぶん、事件終結後
399名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/21(日) 22:35:13 ID:/mAEbsAe0
こういってはなんだが、殺す方と殺される方の縁戚関係多いね
400名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/22(月) 07:05:02 ID:RnGGWN/50
襲撃側は佐賀が多いね
401名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/25(木) 09:57:56 ID:7r+eXBRI0
葉隠ですかね?

なんか226事件の青年将校の心情の分析か
心情そのものを幼稚と全否定するレスがつづくんで書くけど・・・・

みんなアニメは好きかな?
以下の2作はどうだろ?

まず★押井守「パトレイバー2」(日本的クーデターに演出的にとりあげる動機はない。だから動機は空白とした)

高倉健の「動乱」もP2に近いけど、こう本来政治と無関係な、不幸な男女関係のエロスが
決起の理由に重ねられると、なんだか日本人はエバーグリーンな名作として納得するんだよね。

火葬戦記作家がP2に発奮して、一時期、クーもの何作かかいたけど檜山御大、亡国のイージスもふくめ
みな政治腐敗だの国の未来だのでクーを起こすなんて、読むに耐えないなと思った。

逆説的に「おまえら偉そうな演説するが、ほんとは視力検査で空自パイロットを落とされた恨みで決起するんだろ?」と
左翼記者に下賎な動機を喝破された映画「皇帝のいない8月」なんか、悪くなかった
402名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/25(木) 10:01:53 ID:7r+eXBRI0
2作目。
その野心満々の弟子・★神山健治「攻殻機動隊2nd.GIG」

515事件での殺人者が英雄になる(裁判で助命嘆願書が数万通)過程の分析。

期せずして226事件の殺人者が神話になる過程の分析になると思うんだが
忠臣蔵とかもふくめ、殺人者が日本的風土の中で英雄になる過程を
正面きって描いている。

おれはヤクザ映画は自己英雄化の北野武より
分析する事でついには自殺に追い込まれた伊丹十三を評価するんだけど
あんま、こっちは評価されないよね
403名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/27(土) 19:37:48 ID:5SWbYdv70
なぜこの青年将校連中を評価する右翼がいるのか分からん
ただの気違い染みた逆賊の集団ヒステリーだろ
404名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/27(土) 21:18:56 ID:BWYEHRfv0
 当時の現役軍人は選挙権、被選挙権もなく、政治参加の機会が全くなかった。
ニ.ニ六事件はその反動としておきた事件
405名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/27(土) 23:15:52 ID:4WZGohj40
磯部の昭和天皇への逆怨みは凄まじいな。
406名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/28(日) 07:00:54 ID:8LbPhZv90
>>397
昭和帝なんて若僧では当時の日本はハンドリングできなかった。
結局マッカーサー将軍に依拠して保身に走ったわけだ。
明治政府の傀儡から米国の傀儡へなw
>>393
連中の本質は日蓮宗。一種の原理主義だよ。
>>391
その鉄山がまた一撃論なんて妄想家だったりしてなw
最終戦争論となにが違う?末法思想がないだけマシとかか?ww
>>388
そんな上等なもんじゃないw単なる内ゲバだよw
戦後は左翼に伝染するヤツだなww
戦前はさんざん政党が見せてくれている。
その前は藩閥と言うところかなww
つまりマヌケな先輩がたくさんいたんだよww
>>374
ピューリタンこそジャコバン主義に相性がいいw
民主的な選挙が成立していた時代にクーデターは民主的とは言えない。
やはりジャコバン的だなwそうだ英米で国王を処刑した思想だ。
昭和帝が警戒するのは当然。
>>357
あまりホモの言うことを真にうけんなww
この男が言う潔癖な姿勢とは、ある種の性的な雰囲気がある。エロスとさえ言えるものだ。
つまり正義とは三島の場合性欲の対象でさえある。
理性的どころか感覚的でさえない。

三島が「金閣寺」で描いている僧侶の稚児に対する描写を想起しろ。
>>340
青年なんてものは熟慮よりも直情だよ。
>>332
海軍と言えば予算に執着していた急先方が1930年代前半まで生きていた
東郷平八郎とか言う大馬鹿だったなww
賢そうに見えた先輩が実は大馬鹿さんたろうだったりなww
>>237>>278>>363
だから、民族性だろww
民族性に致命的な欠陥がある。
>>305
政党政治なんか明治から機能なんてしてないだろw
クーデターなんて整然としたやり方はだな、日比谷焼き討ち事件のリメイクでしか
ないんだよ。だから大正明治を美化している限りは本質は見えてこないぞ。
大正デモクラシーと言うが普選法案を貴族院通過したのが大正であって、
衆議院は明治末に通過している。
たった40-60年程度で時代の体質が変わるわけないだろ、アホwww
人間の人生じゃねーんだぜ??

当時の時代状況は一言で示せるよ。リーダー不在、これに尽きる。
これもまた明治の大馬鹿が伝えたものだよ。
日本の歴史は近代に入り急激にリーダーシップと言うものが激減していく。
だからその時代の顔と言うものがいなくなる。
無理して英雄つくりたがるけどなw単なる軍人とか役人とか商人とかなww

そういえば共産主義社会は「労働英雄」つくるのが好きだったなwwww
そして絶望的な戦争に突入して行くわけだ。

407名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/03(土) 18:03:52 ID:RW9gOxzO0
なんかヒステリックに青年将校運動や、青年そのものを否定する人が多いなあ。
あまり大声でいえないが、たぶん青年将校や決起将校の実像でなく
むしろ自分の影に怯える近親憎悪なんだろうな。

だいたい青年将校の決起理由が空想的だと笑う奴が多いけど
じつはこれ以上になくリアルな「権力奪取」が目的なんだけどな。

つまりケレンスキイ方式、真崎暫定内閣の後の
ボルシェヴィキにあたる青年将校内閣が最終目的

408名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/03(土) 20:09:04 ID:wTNEKOs10
226事件の時代背景は、今と非常に似ている。
不況が原因だが構造的に問題がある。
一部の人間だけが富を得ている極端な二極分化が原因。
多くの人間が低賃金、失業の状態で。

一部の金持ちだけが贅沢三昧するのを見て、
こんな腐敗した政党支配の政治では駄目だと立ち上がったわけ。
青年将校らは。
409名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/04(日) 06:38:35 ID:zQvnNIMi0
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014/images/p01.gif
 ↑平成20年度一般会計予算歳出内訳 (財務省)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-26/2008042612_01faq_0.jpg
 ↑戦前、予算に占める軍事費の割合は? (赤旗)

1920  46.8% 海軍八八艦隊予算成立
  21  41.9% 日英同盟破棄
  22  45.5% ワシントン海軍軍縮条約成立
  23  34.1%
  24  30.0%
  25  29.3% 宇垣軍縮
  26  27.7%
  27  28.0%
  28  28.5%
  29  27.1%

1930  28.5% ロンドン海軍軍縮条約成立
  31  31.2% 満州事変
  32  35.9% 
  33  37.9% 国際連盟脱退
  34  44.0%
  35  46.1%
  36  47.7% ←226  海軍軍縮条約失効
  37  69.0% 日華事変
  38  76.8% 
  39  73.4% ノモンハン事変

1940  72.5%
  41  75.7% 太平洋戦争勃発
  42  77.0%
  43  78.5%
  44  85.5%
  45  44.8%
 ↑http://mltr.ganriki.net/faq08k.html からコピペ。(『←226』はこっちで挿入)

農村の疲弊を言うなら、「軍縮して浮いた予算を救貧策に回して下さい」運動でもやればよかったんじゃないの?
410名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/05(月) 10:47:36 ID:/PK2Gx5h0
青年将校たちが、リアリズムに徹しきれずに宮中突入、玉こと天皇拘束と維新強要にいたれなかったとはいえ

首相を殺して権力の空白を作れば、
陛下はいずれにせよ後継内閣を指名しなければならない。
内相、侍従長を殺せば、陛下を輔弼・助言する「君側の奸」がいなくなる。

柔弱の陛下の手足をもぎとれば、
あとは西園寺なり亀川なりの政界工作で
戒厳令下の親皇道派内閣が成立するんじゃないかな。

当時としては、彼らの計画は、なかなかいい線点いていたと思うけどね。
だって515で犬養殺した三上卓、死刑にならなかったじゃない。
411名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/05(月) 10:53:46 ID:/PK2Gx5h0
実際は、木戸やら湯浅やら宮中の侍従たちが
「後継内閣絶対不可。それを認めたら、実質、彼らの維新を認めたも同然となる」と助言。
陛下もこれを是として
不祥事あれば、犬養内閣もふくめ即日総辞職の慣例に従わず
後藤副首相(岡田総理代理)の辞表を断固受理しなかったけど、

輔弼する国務大臣がいなければ、訳の判らぬ宮中軍事参議官会議だの
本庄侍従武官長だのしかいない。

「朕自ら近衛師団を率いてこれを鎮圧する」と命じても
本庄がのらりくらりと「そこまでせずとも」と握りつぶし。
「それより決起将校の真情をくんで維新の大詔煥発されたらどうよ」と
三日三晩ねばられたらね。
412名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/05(月) 10:56:34 ID:/PK2Gx5h0
若殿に兜とられて負け戦じゃないけど、

むしろ陛下の意志の強さこそが、
「雲上人だけどどうも気が弱そうだ」の先入観で決起した青年将校たちの計算外だったんだろうな
413名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/05(月) 22:27:09 ID:f1aupk490
>農村の疲弊を言うなら、「軍縮して浮いた予算を救貧策に回して下さい」運動でもやればよかったんじゃないの?

なんだか軍事費の割合が増えたからそのために農村がダメージを受けたとでもいいたげだが、
事実は軍事費の割合が最低だった時期が緊縮財政とデフレでもっとも農村が疲弊していた時期。
1930年ごろな。1931年以降は満州事変による軍事費増大が続いて二・二六の時には景気は回復基調にあった。
軍艦が発注されれば製鉄業・造船業と下請け業者が潤うように、軍拡は今の公共事業と同様の効果があったから。

そんな中で単純に軍縮をやっただけでは、不景気な時期に公共事業を削るのと同じで景気はますます悪くなる。
農村を救うには、当時の根本的な問題である資産家優遇の地主制度や税制の改革こそが必要だった。そのうえで
軍縮と農村の負担軽減が行なわれればなおよかったがな。だが、それらの改革は当時の政治状況では実現する見込みが
まったくなかったからこそ、青年将校たちは君側の奸を取り除き、国家を改造する必要があると考えたのだよ。

二・二六クーデターの目指した日本の姿が正しかったかどうかは別として、軍縮すれば農村の問題がすぐに解決するような
単純な構造でなかったのが当時の日本。それと、有色人種の国がほとんど植民地にされてた時代に、日本はそもそも独立を
保つためだけにもある程度の軍事費は常に確保する必要があったことも忘れてはならない事実。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/05(月) 22:50:40 ID:oJEAe98A0
>>413
うなづきたくなる部分も多い、しかし、

 > 緊縮財政とデフレでもっとも農村が疲弊していた時期。1930年ごろな。
それ、1929十月のブラックマンデー > 大恐慌のあおりくらってのことするのが普通じゃないか?

また、彼等が『君側の奸』とした人々は見当ハズレだったと思う。

そして、なにより、国家予算の半分を軍事費に突っ込んでる状況を、
『ある程度の軍事費』と表現してしまうのは違和感を覚える。
415名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/05(月) 23:52:07 ID:njqmX8nd0
原因は軍人が政党に取り込まれて利権に走ったからだろ。
軍は政党や企業の金儲けの為の駒にされた。
そんなことで戦場で命をかけるのは冗談じゃないと。
青年将校の主張はここにある。
原因は利権まみれの政党政治にあった。
416名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/06(火) 00:00:14 ID:tIgn70vX0
発端は田中義一が政友会に引き抜かれたこと。
兵隊は政友会の利権のために、戦場で命をかけて戦うことになる。
これを納得する軍人がいるだろうか?
417名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/06(火) 00:20:06 ID:rmAcp2Ir0
>>416
田中義一は陸軍機密費を横領したゼニ使って、
政友会総裁の椅子買った、というそこそこ有名な疑惑があるが……
調べてた検事は変死。
418名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/06(火) 12:59:59 ID:B9HR7cgB0
血盟団的な宗教理念ならともかく、軍人のクーデターでは自己利権(軍拡)の
保護にしかならんわな。三上の助命を認めてしまったことが仇になった。
>>415-416
駒でしかないとはいえ一度政友会とつるんでその利権を手にすると、それを
捨てさせようとする不拡大方針のリベラル派・軍縮の高橋・直前の選挙で
勝った民政党主導の政権(岡田)の『君側の奸』に刃が向くことになる。
河合栄治郎も批判してるが、選挙に対する冒涜ってのが一番の問題だと思う。
419名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/09(金) 12:17:13 ID:u12NuS+uO
>>407
>>406の異常なヒステリックさは、暗殺されたやつの子孫だからなんだよ、きっと。必死すぎてキモい。
420名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 01:01:08 ID:2FVjFVCX0
昭和維新の歌  映画 『2・26』 より

http://www.youtube.com/watch?v=xtQNFqmGucM&hl
421名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 14:51:59 ID:7oPLDAiA0
>>419
『異常なヒステリックさ』『必死すぎてキモい』という言葉は、
相沢や226将校たちにこそふさわしいのでない?

閉じたサークルの中でアジりあってるうち、引っ込みつかない空気ができちゃったんだろうなあ。
真崎更迭が統帥権干犯とか、ちょっと自分で勉強すればおかしいってわかっただろうに。
422名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 21:38:32 ID:q1UpedTj0
政友会の汚い利権政治によって
貧富の格差があまりにも開きすぎた。
2.26の将校は正義のために決起したのだよ。
423名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 22:06:08 ID:jCUrJOoGO
>>422
その独りよがりな正義がキモいという話をしていたのだが。
424名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 22:18:12 ID:7oPLDAiA0
『のだよ』じゃねーだろ、あほ。
もしかしたら、ご当人たちは、正義の味方のつもり、だったのかもしれないが、
とんちんかん、なんだよっ!
地下鉄でサリンまいたオウム信者たちだって、「正しいこと」をやってるつもりだったろうぜ。

二・二六事件ー決起趣意書
「謹んで惟るに我が神州たる所以は万世一神たる天皇陛下御統率の下に、挙国一体生成化育を遂げ終に八絋一宇を完了するの国体を存す。
此の国体の尊厳秀絶は天祖肇国、神武建国より明治維新を経て益々体制を整へ、今や方に万邦に向って開顕進展を遂ぐべきの秋なり。
然るに頃来遂に不逞兇悪の徒簇出して、私心、私欲を恣にし、至尊絶対の尊厳を藐視し、僣上之れ働き、万民の生成化育を阻碍して、
塗炭の疾苦に呻吟せしめ随て外侮内患日を遂ふて激化す。 所謂元老、重臣、軍閥、財閥、官僚、政党等は此の国体破壊の元兇なり。
倫敦海軍条約並に教育総監更迭に於ける統師権干犯、至尊兵馬大権の僣窃を図りたる三月事件、
或は学匪、共匪、大逆教団と利害相結んで陰謀至らざるなき等は、最も著しき事例にして…血盟団の先駆捨身、
五・一五事件の憤騰、相沢中佐の閃発となる。寔に故なきに非ず…内外真に重大危急、今にして国体破壊の不議不臣を誅戮して、
稜威を遮り御維新を阻止し来れる奸賊を芟除するに非ずんば、皇謨を一空せん…茲に同憂同志機を一にして蹶起し、
奸賊を誅滅して大義を正し、国体の擁護開顕に肝脳を竭くし、以て神州赤子の微衷を献ぜんとす。皇祖皇宗の神霊、冀くば照覧冥助を垂れ給はんことを。

 昭和十一年二月二十六日  陸軍歩兵大尉 野中四郎 外 同志一同」
http://www.eonet.ne.jp/~chushingura/p_nihonsi/siryo/1201_1250/1205.htm
425名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 22:54:29 ID:q1UpedTj0
>>423
失業者であふれた昭和初期の日本の大不況が
独りよがりかね?
政党政治は大企業と一部の人間だけが富を得る
腐敗した利権誘導政治をやっていた。
満州で無理やり経済拡張政策をやってたのも政党政治で
軍人はそのダシにされていた。
426名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 23:00:24 ID:q1UpedTj0
>>424
田中義一など陸軍の大物が、金の誘惑に負けて
政友会側に取り込まれてしまった。
一部の人間だけがぼろ儲けする政策をやっている利権誘導腐敗政治に
失業者で苦しむ国民は納得をしていない。
国民の不満を受けて青年将校らは決起した。これが事実。
誤魔化しても無駄だよw
427名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 23:06:34 ID:x4G+CgB/0
>>425
あなたのおっしゃることと、高橋是清や渡辺錠太郎を殺すことが、
どう結びつくのか御教示願いたい。

ロンドン条約や真崎甚三郎更迭が、なぜ統帥権干犯なのか、
御教示願いたい。
428名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/10(土) 23:17:58 ID:x4G+CgB/0
>>426
岡田内閣の与党は、民政党なのよ?
429名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 02:09:09 ID:vThMvat60
だからその困っているとされていた民衆は直前の選挙でも軍拡を進める政友会より
軍縮・リベラル穏健派の多い民政党を選んだんだよ。クーデターなんて望んでないし
そもそも方向が逆(結果的に軍国主義化が進んでしまった)。
青年将校は視野狭窄で天皇の意思を無視してた(わかってなかった)のはよく指摘
されるが、民意も無視してるということがいかんのだよ。
430名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 15:38:20 ID:7eptJifR0
問題は一部の人間だけが富を得る利権政治。
政友会は満鉄関連の利益を全て吸い取り
海軍は三菱財閥と癒着して儲けさせていた。

海軍と政党と財閥によって支配された政治は、格差をどんどん広げた。
431名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 15:43:15 ID:7eptJifR0
日中戦争を拡大させたのは誰だ?
それは陸軍ではない。
海軍と三菱が軍事産業で儲けるために
拡大させてマスコミがそれを煽ったではないか。
432名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 15:45:57 ID:7eptJifR0
日中戦争の長期化で得をしたのは
三菱と海軍だけ。
そしてそれに群がる寄生虫。
433名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 15:53:16 ID:7eptJifR0
>>427
>ロンドン条約や真崎甚三郎更迭が、なぜ統帥権干犯なのか

軍が財閥の用心棒化したからではないだろうか。
口だけで天皇を持ち上げる利権右翼は底が知れてる。
434名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 15:57:05 ID:7eptJifR0
結局日本の軍国化は
海軍の巨大化であり、それは三菱の巨大化でもあった。
軍縮で戦艦が制限されたから、代わりに空母と航空機を大量生産した。
それを正当化するために日中戦争を長期化させた。
435名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 16:01:31 ID:7eptJifR0
青年将校らが悪玉にされたから
日本は軍国化した。
これが事実。
436名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 16:14:58 ID:kJK3CkwK0
あら、香ばしい。
437名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 19:03:09 ID:E6r4+FHJ0
獄中日記 大系版 デルpass 226

http://ymir.la/loda/src/ymir_8045.zip.html
438名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 19:06:26 ID:E6r4+FHJ0
439名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/11(日) 22:10:04 ID:9PAcObm+0
松本清張の昭和史発掘えんえん読んでいるけど
思想的なことはおいておいて

やっぱ将軍たちの陰謀が気になるな。
真崎、香椎、本庄、山下の午前04時30分から09時00時ごろまでの行動経緯とか

「北です」
「は?」
「北」
「だれ?」
「まるまる。金はあるかね?」
(2月29日午前零時傍受 麹町憲兵隊→料亭幸楽の安藤大尉の電話録音傍受記録。
 なお北は2月28日夕刻、遅くとも午後8時には、憲兵隊に拘束されている)

とか。
時間関係、あちこち不明瞭な事件だね
440名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/12(月) 03:17:16 ID:fxxofd/UO
統帥権干犯ー!!!
て言うかさ、
豚骨ラーメンおいしかですよ。紅ショウガがうまか!!
おいは具は焼き豚と海苔とキクラゲが好きよ。
薬味はネギと紅ショウガね。
マジうまかさ。スープのたまらんもん。あんにおいがよかね!
ああ〜また食いたくなってきた〜。
明日も食うけん!!
441名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/24(土) 15:34:01 ID:pHeV/8Nx0
一つ思うのだけどさ
事件を起こした将校たちって一応天皇陛下をまつりあげている人たちだよね
その将校がどうして鈴木貫太郎を銃撃してしたのだろうね
昭和天皇が心から信頼を寄せている人を襲って
天皇が喜ぶとでも思ったのだろうか
442名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/24(土) 22:15:08 ID:O11Kh14l0
>>441
なんで襲ったと思う?
443名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/25(日) 19:39:19 ID:n/dEbygX0
ロンドン条約の意見の違い、
それと将校の想像力のなさ
444名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/26(月) 12:34:57 ID:G+H/57zK0
515で犬養を狙撃して即日内閣総辞職

226以前から、ともかく総理を物理的に消せば(殺害)
通例、内閣は即日総辞職。
後継内閣に青年将校の意を組む人物が上奏され
大詔がくだれば、それだけで昭和維新がなる

総理殺害は前提、一人殺せばあとは思想的なおまけで教育総監、大蔵、君側の奸である侍従長。
べつに天皇の気持ちなんか当てにしてないよ。

どちらかといえば「脅せば大勢に従う文弱の学者天皇」のイメージがあった
ともかく決起後は、要地を占領、後継内閣成立までぜったい引かないと頑張れば
どうにかなりそうなイメージはあった

殺害は前提だよ
445名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/26(月) 12:42:00 ID:G+H/57zK0
鈴木侍従長殺しは、天皇の手足や情報入手の耳目を断ち切るため
実際は、鈴木行動不能後は、湯浅侍従らだけで不足で
商工省出身の能吏、木戸が電話をかけまくって、ともかく情報入手につとめた

この頃、陛下自ら、麹町派出所に電話をかけて巡査に
「朕である」か「僕である」か一人称は忘れたが、
ともかく断ち切られた情報収集に努めた

本庄茂侍従武官長は、もろ反乱軍のシンパ(娘婿が山口一郎太少尉で皇道派)
天皇の「朕、自ら近衛師団を率いて鎮圧する」を握りつぶし
三日三晩にわたり「決起将校たちの真意を汲め」「かくなるうえは維新の大詔を」と迫り続けた

本庄〜軍事参議官会議ラインで、天皇の鎮圧の意思を48〜72時間にわたり封じ込めていた
446名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/27(火) 21:40:42 ID:arELDS/A0
結局のところ天皇のことを誰も敬愛しちゃいなかったということでOK?
447名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/27(火) 21:47:14 ID:6TEkLBjh0
鈴木だから狙われたというより侍従長だから狙われたという雰囲気が強いような
448名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/27(火) 22:02:08 ID:CVaPGRvm0
>>446

尊敬していた人は山ほどいただろ。
当時の国民の圧倒的大多数にとっては崇拝の対象。
反乱軍将校たちもそうだった。
北一輝は単なる利用対象と看做していただろうけど。
449名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/28(水) 11:56:02 ID:dAa/sij60
尊敬していたなら
鈴木貫太郎を撃っちゃいけない
450名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/01(土) 12:34:28 ID:rtw8wvzJ0
簡単な話。
鈴木貫太郎は海軍大将。
海軍は巨大軍需産業である三菱財閥を支えるパートナー。
三菱財閥を支持する勢力は全部標的だよ。
451名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/01(土) 12:40:53 ID:rtw8wvzJ0
立憲政友会は満鉄利権を独占していた。
青年将校らの敵は既得権益で利権に群がった連中と、それを支える
大物は全て。
452名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/01(土) 12:59:42 ID:J//c/ewe0
>>450
そういう動機なら、むしろ標的は加藤寛治や伏見宮になるでしょ。
鈴木貫太郎は、軍縮反対の艦隊派を抑えた側じゃない。

コームインは予算削減権限縮小がキライ、
高橋是清がやられたのはそういうことだろうし、
渡辺錠太郎は、真崎更迭に一役かったからだろう。
453名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/01(土) 13:10:11 ID:rtw8wvzJ0
>>452
そんな細かい政策の話じゃないよ。
大金持ちと貧乏人の対決なんだから。
貧乏人は鈴木貫太を金持ちの味方だと見たんだろ。
454名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/01(土) 13:34:23 ID:J//c/ewe0

>>437-438
UPさんきゅ。一週間たっても残ってました。今読んでます。
455名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/05(水) 22:45:52 ID:F9lKITZK0
新たに発見された青年将校の遺書。
http://yasukuni.jugem.jp/?eid=489
456名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/09(日) 17:33:20 ID:EqOpJoOy0
国法を無視して下級兵士を動員して殺人して
人命を奪ったことを反省せずにクーデターに失敗したことを悔やむばかりで
「自分達ほどの忠臣はいない」と自惚れていた連中なんだから
死刑になろうがさして同情する気は起きないな。
俺は死刑廃止論者だけど、それと連中に同情するか否かは別だ。
457名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/09(日) 19:23:50 ID:RBQHrYJF0
天皇を崇拝していながら
天皇を苦しめるというのはひどずぎる

共産党員よりある意味タチわるい
458名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/11(火) 02:38:33 ID:b3RmuHKF0
>>456
だったらフランス革命も否定するわけ?
459名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/11(火) 02:44:49 ID:b3RmuHKF0
>>456
当時は満州で経済拡張路線のためにどんどん軍隊を
派遣していたわけだろ。
当時の政党政治は、それで金儲けしている政治家や財閥による腐った利権政治をやっていた。
金儲けが目的の軍拡路線を、だれかが止めなくちゃならないだろ。
460名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/11(火) 03:02:49 ID:b3RmuHKF0
マスコミも満州での経済拡張と軍拡路線を
支持に転向するなかで、最後までそれに抗議したのは
5.15や2.26の青年将校らだけ。

しかし戦後は、青年将校らが満州での行いを支持していたとか、
まるきり逆のことを言われている。
461名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/11(火) 20:20:26 ID:Uyan9cGO0
>>458

なんか随分偏った見方だな。フランス革命?
全部ではないけど、ギロチンに代表される国王・王妃処刑や
恐怖政治は当然否定するよ。君は肯定するの?

5.15の犯人の一人は法廷で
「戦争がしたくてしたくて仕方ないのです!」
と絶叫したらしいが。誰かは忘れたけど。

2.26の連中が「軍拡反対」?彼らが平和主義者だったとでも?
軍拡、大陸での利権確保の為の膨張主義は連中だって同じじゃないか。
462名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/11(火) 22:49:31 ID:K83LW57X0
>>461
彼らは理のある戦いならするが、大企業が金儲けする戦争は
冗談じゃないというスタンス。

市場経済主義派(主に海軍・政党・財閥)VS 社会主義派
の闘いだから。
463名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/15(土) 19:05:53 ID:WO6Pvbqf0
尊王左翼だった彼等にシンパシーを感じる人々が
現在も存在するのは、わからなくもないが、
シッタカや空想に基づく電波が多すぎないか?

>>438 見たか?
ソデにされたメンヘルストーカーが、獄中か病院で書いた日記だぜ。
464名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/15(土) 20:39:31 ID:KnJuvBfg0
226でクーデターが成功していたら大規模軍拡が始まったはずだが。
皇道派青年将校の彼らが擁立しようとした皇道派大物の常々の主張がそうなんで。
465名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/23(日) 12:37:51 ID:Ur9NTScc0
フランス革命、ロシア革命、5・15事件、2・26事件は全て通底している。

しかし、5・15事件、2・26事件の原因や責任を右翼のせいにしたいサヨクは5・15事件、2・26事件を賛美できないし
ソ連崩壊後にはロシア革命を賛美できない。

となると最後に残ったフランス革命を拠所として賛美するしかない。
戦後の隠れ共産主義者、アナーキストらにとってフランス革命はなんとしてでも正しかったと強弁しなければならない。
466名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/04(金) 01:11:48 ID:cXkiZZMo0
被害者リスト

殺された
・松尾伝蔵 (岡田啓介総理大臣の身代わり)
・高橋是清 (大蔵大臣 軍事予算削減を計る)
・斎藤實 (内大臣 天皇側近)
・鈴木貫太郎 (侍従長 天皇側近)
・渡辺錠太郎 (陸軍教育総監 真崎甚三郎排除に関わる)

・村上嘉茂衛門 (警官 岡田啓介護衛)
・土井清松 (警官 岡田啓介護衛)
・清水与四郎 (警官 岡田啓介護衛)
・小館喜代松 (警官 岡田啓介護衛)
・皆川義孝 (警官 牧野伸顕護衛)


撃たれた
・斎藤春子 (斎藤實の妻 「撃つなら私を撃ちなさい」と夫をかばい撃たれる)
・玉置英夫 (警官 高橋是清護衛)
・岩本亀三 (牧野伸顕が泊まっていた旅館の主人)
・森鈴江 (牧野伸顕の看護婦)


不運なとばっちり
・清水昌雄 (包囲部隊兵士 暴発事故?)
・田代正明 (包囲部隊兵士 暴発事故?)
・小野沢正三 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)
・小池和四郎 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)
・江口江左衛門 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)
・小林武司 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)

以上、松本清張「昭和史発掘」から拾いました。
467名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/12(土) 08:54:27 ID:rxg9sMRK0
ここでも議論されています。
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1276057487/
468名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/13(日) 23:00:25 ID:y72m3Srg0
>>466

片倉衷(陸軍少佐 対満事務局事務官 磯部浅一元一等主計に反発して撃たれる)
を"撃たれた"に追加
469名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/03(土) 19:41:05 ID:y7BsEkz+0
鈴木貫太郎は死んでないです!
しかし、あの時死んでたら誰が終戦内閣の首班になっていたか、、、気になる。
470名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:04:19 ID:Gct3Re4Q0
高橋が殺されたのは余りにも痛すぎるわ
デフレ脱却の大恩人なのに

>>466
高橋は軍事予算削減でなくて軍事予算据え置きだった筈
それも景気対策で予算増額したレベルでの据え置き
要するに以前より増えてる
逆恨みもいい所だわ
471名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/17(土) 22:16:46 ID:FvPTpJOg0
>>466を修正

殺された
・松尾伝蔵 (岡田啓介首相の義弟 / 岡田の身代わりとなって死ぬ)
・高橋是清 (大蔵大臣 / 軍事予算拡大に抵抗)
・斎藤實 (内大臣 天皇側近 条約派海軍軍人)
・渡辺錠太郎 (陸軍教育総監 / 真崎甚三郎排除に関わる)

・村上嘉茂衛門 (警官 岡田啓介護衛)
・土井清松 (警官 岡田啓介護衛)
・清水与四郎 (警官 岡田啓介護衛)
・小館喜代松 (警官 岡田啓介護衛)
・皆川義孝 (警官 牧野伸顕護衛)


撃たれた
・鈴木貫太郎 (侍従長 天皇側近 条約派海軍軍人 / 一時心停止に至るも蘇生)
・斎藤春子 (斎藤實の妻 / 「撃つなら私を撃ちなさい」と夫をかばい撃たれる)
・玉置英夫 (警官 高橋是清護衛)
・岩本亀三 (牧野伸顕が泊まっていた旅館の主人)
・森鈴江 (牧野伸顕の看護婦)
・片倉衷 (陸軍少佐 / 磯部浅一に撃たれる。磯部免官の原因となった「陸軍士官学校事件」に関係)

不運なとばっちり
・清水昌雄 (包囲部隊兵士 暴発事故?)
・田代正明 (包囲部隊兵士 暴発事故?)
・小野沢正三 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)
・小池和四郎 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)
・江口江左衛門 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)
・小林武司 (包囲部隊兵士 一酸化炭素中毒)
472名無しさん@お腹いっぱい。
斎藤実は特にひどい殺され方だったらしいね
何十発も銃弾を撃ち込まれた上、軍刀で滅多斬りにされて