932 :
日本@名無史さん:2008/04/10(木) 07:56:12
>>931 まぁ、専売特許ではないが、
>>930さんのいうような文があるならちょっと極端かもしれんな。
立ち読みできるとこがあるなら読んでくるよ。
まぁ誰しも思想はあるわけで完全にゼロにはできないしな。
歴史的事実を捻じ曲げていなければそれでいいといえばいいわな。
>>930 >年次改革要望書は日本も米国にだしてるし、強制力はないもんな。
こんな浅はかな理解で、よく歴史研究してますとかいえるよな
双務的を装う取り決めとか、表向き強制がないようにめるものなんざ、いくらでも
歴史上あっただろうに
934 :
日本@名無史さん:2008/04/10(木) 19:55:38
そりゃそうだけど、年次改革要望書は密書でもなんでもなく、日本政府もアメリカ政府も公開してるし、
アメリカ側の要望が通らなかったものも多々ある。逆に日本側がアメリカ側にだしている要望で通ったものもある。
それに「表向き強制力がない」っていうのは
>>933さんの仮定にすぎない。
いわば仮説だ。なら、強制力があった証拠となる事実を提示しなければならない。
んで「日本史」っていう本にいわば仮説に過ぎない「強制力」をあたかも事実のように書くのは間違ってるんじゃないの?
>>933さんのいうとおり総務的、表向き強制力がないように装っているかもしれない。
けれどもはっきりとした証拠がないかぎり通史に書くべきではないと思う。
935 :
日本@名無史さん:2008/04/10(木) 20:28:29
>>934 >んで「日本史」っていう本にいわば仮説に過ぎない「強制力」をあたかも事実のように書くのは間違ってるんじゃないの?
その通りですな。それを書くと、単なる陰謀論に陥ってしまう。
主観の入らない公平な史観がどこかにあると思うことがそもそもの間違いだと言いたいが
歴史観なんて人それぞれだよ
937 :
日本@名無史さん:2008/04/10(木) 23:58:54
わずかにもりあがってるので、宮地氏の日本史かってきました。
たしかに戦後の部分は鼻につくくらいの反米ぶりがたしかにある。
正確に引用すると「アメリカにとってのあと一つ残る問題は、自衛隊を米軍とならんで戦闘そのものに参加させること」
とかいいきっちゃってるし「1999年8月に日の丸を国旗とし、君が代を国歌とする法律が成立したのも、一面では着実に進行している軍事同盟強化が要求する国民意識の統制化の動きと結合したものであった」
とか、たしかに一面ではあるかもしれんが、ここまで米国との同盟関係に国旗国歌法を関連付けるのは結構痛いとは思う。
改革要望書については、「アメリカが日本の経済障壁とみなすきわめて広範囲な諸問題が取り上げられ、日本が改善を約束した諸条項の達成度は、アメリカが毎年「年次改革要望書」を作成してチェックするという厳しいものになった」
これじゃあ日本が要望書を丸呑みしてると見られても仕方がないし、強制力があるととられても仕方ない。
後、自由主義経済に関してはやたら押し付けという言葉を使ってるのもなんかね。
ただ面白いのは太平洋戦争やその他の部分ではぜんぜん米国にたいして悪い言葉もなく、淡々と事実を書いてることからも、
宮地氏はアメリカ発のグローバリズムが嫌いなだけでアメリカが嫌いなわけではなさそう。
938 :
日本@名無史さん:2008/04/11(金) 00:07:36
追記
歴史的なものを捻じ曲げたりはいっさいしていないし、一冊の本としては読みにくい部分もあるが、
歴代天皇をマイナーな天皇もしっかりとりあげていたりよい通史だとは思う。
戦後史の反米ぶりがあるかといわれれば間違いなくあるけど、
>>936さんのいうとおり、歴史観は人それぞれで、本のいいなりにならずに、自分で怪しい部分は排除できるようになればいいだけ。
>>927さんは「おかしいかな」と気づけるんだから自分で調べればいいだけだ。
後「小泉総理大臣は郵政民営化を是か非を唯一の焦点に絞込み与党を圧勝させた」とか、一面の事実ではあるけど、国民はだまされただけみたいな書き方してるとこをみても、グローバリズムが嫌いなんだと思う。
939 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 00:15:14
>>934 日本がアメリカに出した要求で通ったものもある
だってさw
そんなわずかな見返りで日本とアメリカは対等だと思いこんでるなんて
お前歴史のセンスゼロだよ、悪いけど
940 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 09:58:40
誰も対等なんて一言もいってないだろ。
アメリカの衛生国であることは理解しとるよ。日本は。こんなつまらん議論するためにいるじゃないんではっきりいっとくが、
君は「年次改革要望書が日本政府に対する懲罰も辞さない、強制力がある要望書である」という証拠を示せるのか?
示せないだろう?そして、示せないのに「日本史」という通史にそういうことを書くのが適正だと思うのか?ってこと。
対等やどうかなんて話してない。証明されていない事実を日本史という本に書くのが適正か疑問を呈しているんだよ。
だからそれが適正かどうかは著者の史観次第だろ
自分の考えと合わなかったからっていちいちクダまくな
943 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 11:10:22
証拠のない陰謀論を歴史書に載せれば、それは会津小説と同じ。
944 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 12:42:48
>>940 侵略戦争と認定するには、侵略当事国が「これから〜を侵略します」とか
宣言しないとダメ、とか言う手合いだろうな、おたく
世の中のことをまったく知らんってことだけはわかった
945 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 15:08:07
>>940 対等じゃない相手から要求を突きつけられ、それを拒否した場合
どうなるかぐらい何となく分かりそうなものだが。
俺も
>>944と同じで、お前は世の中を知らんと思うし、
それは史学をやっていく上で結構致命的だと思うよ。
946 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 15:17:09
>>945 何となくって糞なことを喋らず
なぜ証明されていないことを記述するのが許されるのかその根拠をしっかり説明しろ
947 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 15:32:11
経験的に身についていること、すなわち「経験則」や「常識」も
「証拠」や「論証」がない限りは絶対に許せん、本にも書いてはいけないと言い張る
>>940が馬鹿ってことだろ
948 :
日本@名無史さん:2008/04/12(土) 15:38:42
読売のシリーズはやっぱり珍しいんだな。
今日書店ではじめて見たから2冊だけ買っておいた。
950 :
940:2008/04/12(土) 23:28:41
なんでこんなに噛み付いて来るんだ?
>経験的に身についていること、すなわち「経験則」や「常識」も
悪いが年次改革要望書が日本にとって絶対に断りきれない、強制力をもつ代物だというあなたの根拠が、
「経験」と「常識」だというのならあなたの経験と常識はかなりずれているとしか思えないよ。
侵略戦争かどうかってのは第二次大戦とかは過去のお話でおのおのの定説や論証も多々あるけど、
現在進行形の出来事にたいしてかってに経験と常識だけで確定して本にのせてもいいというのなら話にならない。
ぶっちゃけ常識って人ごとに違うから、論証や証拠が必要なんだと思うけどな。
951 :
945:2008/04/13(日) 00:02:59
あ、もういいよ
お前が馬鹿なことはよくわかった
まあ頑張って世界のあらゆる森羅万象を「論証」してくれw
952 :
日本@名無史さん:2008/04/13(日) 00:19:49
>なんでこんなに噛み付いて来るんだ?
バカをいじるのは面白いからね
例えば
現在中国が春暁ガス田で一歩も譲るそぶりを見せないのは、
天然資源を独占しようとする陰謀です
なんて本に書いちゃうのは、
>>950的には現在進行形の出来事で
証拠もないし論証もできないからとんでもないことなんだろw
>>951、952
つまり、歴史書で同時代史を書く場合には、陰謀論を書いても良いということか。
954 :
940:2008/04/13(日) 16:20:22
>現在中国が春暁ガス田で一歩も譲るそぶりを見せないのは、
>天然資源を独占しようとする陰謀です
さすがに「今現状の歴史書」に君の上記の文章をのせるとしたらとんでもないことだと思うよ。
中国もちだしたらナショナリズムで反応してくれると思ったら大間違い。
嫌中流とかの本にのせるならいいんだろうけど。
中国が資源の囲い込みをしているのは事実だろうけど、独占しようとする陰謀!!!
とか書くのはアジ文だと思うよ。
というか年次改革要望書って米国が一歩も引かずに押し付けているとでも思ってんのかねw
ガス田話だしてくるってことはw
955 :
日本@名無史さん:2008/04/13(日) 16:25:18
>>902-903 亀だが、その90年代はじめのシリーズというのは、
講談社じゃなくて集英社ではなかったかな。
全ページ、カラーの図版入りで、ツルツルのカバーだったやつ。
>952
横レスする。
陰謀ってことはないな、絶対に。
現在中国が春暁ガス田で一歩も譲るそぶりを見せないのは、
天然資源を独占しようとする思惑ゆえと考えられる、って書くなら妥当と思う。
20世紀の遺物の仲間入りしそうな「宮地氏の日本史」の件、
なぜ盛り上がれるのかね、いまさら?
958 :
日本@名無史さん:2008/05/04(日) 14:50:44
オマエラの反応を見てたら、現代史はまだまだ封印しといた方が賢明だな。
ていうか、「反米」というワードに過剰に反応するヤツ多すぎwww
959 :
日本@名無史さん:2008/05/04(日) 15:02:32
どうも日本で「反米」を唱える人間は、同時に反西日本も唱える傾向があるので嫌なんです。
960 :
日本@名無史さん:2008/05/04(日) 22:04:45
九州王朝だの邪馬台国九州説を唱える連中にもその傾向はあるな。
今じゃ、反米って言うよりか、汎米って言う方が妥当っぽいのにな。
962 :
日本@名無史さん:2008/05/05(月) 00:32:39
ここ通史のスレだろ。
通史は近現代史だけではないし、日米関係史だけでもない。
古代も中世も近世もあるし文化史もあるのに、なんで現代の政治ネタで熱くなるんだ?
中公旧版の土田直鎮とか竹内理三とか、現代ネタに関係なく歴史を楽しむ本を語れよ。
963 :
日本@名無史さん:2008/05/05(月) 14:45:21
964 :
日本@名無史さん:2008/05/05(月) 18:18:03
土田さんや竹内さんの本は、左翼全盛の時代に出た本なのに、
そんな傾向は微塵も感じなかった。
王朝貴族の日記の話とか、清盛ご落胤ネタとか面白かった。
965 :
日本@名無史さん:2008/05/12(月) 02:04:35
土田さんや竹内さんは徹底した史料主義だからね。
(共通点はどちらも史料編纂所の所長だったくらいだけど、それは宮地さんも同じ)
徳川時代の巻だと大系日本の歴史の『江戸と大阪』が好きな俺は少数派かもしれん。
>大系日本の歴史の『江戸と大阪』
自分もこの巻、特に「紀文と鴻池」「江戸っ子の登場」などの章が好きです。
これを読んで、江戸東京博物館に行ってきました。
博物館の展示を見て帰ってきてから、今度は中公の「元禄時代」「町人の実力」
あたりの巻を読んだら、また味わい深いものがあったことを覚えています。
968 :
日本@名無史さん:2008/05/30(金) 15:00:47
岩波の『日本通史』はどうよ?
つまらない。わくわくさせる記述がない。
あれは学者向けの本。
岩波講座にわくわくするぐらいの見識を持ちたいものではある。
972 :
日本@名無史さん:2008/06/04(水) 04:12:20
有馬先生の『帝国の昭和』は不滅の名著だと思う。
973 :
日本@名無史さん:2008/06/07(土) 00:03:22
中公18「幕藩制の苦悩」北島正元。良かった。
幕末のちょっと前、オランダから来た医師シーボルトが日本人女性との
間に設けた子(娘)が、通称「オランダおいね」(幕末明治初期の女性医師)。
初めて知った。
その昔浅丘ルリ子が演じていたのですよ
975 :
日本@名無史さん:2008/06/07(土) 16:24:32
>>974 「花神」ですな。あれの大村と吉田寅次郎(篠田三郎)はマジではまり役だと思う
家重時代について詳しい本はない?