日本考古学版 悪魔の辞典

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1日本@名無史さん
はっくつ (発掘)
1.遺跡破壊の良心の呵責を和らげる為の行為。
報告書を作成すると一応達成されるが出ないことも多い。
2.たまに遺物・遺構を捏造することがある。
捏造検証プロジェクトチームを編成し、捏造の捏造ををすることがある。
3.部外者には成果のみ公表される。関係者以外の検証は皆無に近い。
2郭図公則 ◆2getuhmE :02/08/15 12:19
3日本@名無史さん:02/08/15 12:30
こうこがくしゃ (考古学者)
1.世間一般では地味・真面目の印象をもつが普通の人々。不正も汚職もする。
2.遺物・遺構フェチ。
3.所属する研究雑誌が同じだと必要以上の共同性をしめす。これで就職する者が多い。
4.精緻な論理を持っているものがいないので、関係諸科学に
頼らざるを得ない人々。
5.早い者勝ちの人々。運良く競争相手がいないと大学・文化庁・歴民博に
迎えられる。
4日本@名無史さん:02/08/15 14:36
いこう (遺構)
1.恣意的に掘るもの。都合の悪いものは捨てる。
5日本@名無史さん:02/08/15 14:39
ろんそう (論争)
1.学説・論理によるものでなく多分に人格攻撃をすること。
2.はじめから論理など無いので成立しない。
6日本@名無史さん:02/08/16 10:58

<  なんて凄い駄スレなんだーーーーーーーーーーー!!

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7日本@名無史さん:02/08/16 11:02
      も      _..-───‐-.._
      う   /。、/゚V゚V゚ヘ.,。::、:\
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    キ   l::l:::l:l_l:;!;;l:|l:ll::!l:|;;l:;!:_!:!:::l::l
      コ   l:l:†l::l;l;!=l;!|;!l;!|;!=l;!;、!:†::l::|
           ll:!::ll:l l!:::j:!   l!::::j:!|::li)l:;!
      だ  ノl:l::ll:l `ー'    `一' !:l!::;!リ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       め   `:!|!jゝ_,-‐、`  "_ノl;!レ' .,、  < このスレは自然消滅しまーす
    だ        /   「 ̄ ト-、  /::::ヽ.  l お疲れ様でしたぁーっ
    よ       l    lニ_ ̄  >┐ヽ!^`   \__________
           ,「U~ニ.`i┘`ーi´_,!'┘
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         / /     ,!     、 ヽ
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8日本@名無史さん:02/08/16 11:25
しんぽじうむ (シンポジウム)
1.話に詰まった考古学者が文献史学・民俗学などに活路を
もとめるもの。
2.多分に顔見世興行になりがち。夜の親睦会が本物。
9日本@名無史さん:02/08/16 11:34
ちょうさかい (調査会)
1.企業出資の調査集団。
2.就職にあぶれた者の収容所。毎日二日酔いで調査する。
別名たこ部屋。公的機関に就職を希望するものが入ってはいけないところ。
なぜか選考のときに嫌がられる。
10日本@名無史さん:02/08/16 11:43
こうこがくせんこう (考古学専攻)
1.無教養な歴史オタの集まり。編年・型式以外何も知らない。
大発見のあった年に増殖する。勉強していない者ほど文献史学に対して
敵意を抱く。
2.90年代に大量に質の低い調査員として地方公共団体に就職。
3.いかず後家のもと。
11日本@名無史さん:02/08/16 11:45
だいがくいん(大学院)
1.「現場に自信がない」「正直土器が分からない」「まだ保険調査員の夢も捨てきれない」学生のモラトリアム延長機関
2.「最近は修士くらい持っていないと」言われたものの、「基本俸が上がるから履歴書に書かないで」と言われ愕然とする
3.係長や課長や所長より学歴が上なので居心地悪い
4.大学のクセがより強く刷り込まれるので「使えない」と苛められる
5.延長しすぎて年齢制限に引っかかり始める
6.大学改革でDは取りやすくなったけど、ポストは増えていないので潜在失業率が上がる
そんな魔女の大鍋
12日本@名無史さん:02/08/16 12:08
ねつぞう (捏造)
1.平成12年に発覚した画期的な事件。考古学関係者には
あまり思いつくものがおらず、今後多発する懸念のあるもの。
2.考古学界の体質から生まれた死角。
3.捏造は旧石器・遺物だけではない。
13日本@名無史さん:02/08/16 16:46
まいぞうぶんかざいせんたー (埋蔵文化財センター)
1.各都道府県にある行政発掘のモトジメ。都道府県によって
能力の差が大きい。財団採用職員を中心としたところは人材に比較的に
恵まれ、県職員採用中心のところは教員の出向が多く大幅にレベルダウン。
2.年に一度罪滅ぼしに紀要を出す。
3.調査員の愛人を長年にわたり嘱託員として確保することがある。
14日本@名無史さん:02/08/16 17:49
>>13
4.すでに閑職の県もある。
15日本@無名史さん:02/08/16 18:22
 >>13
  5.行政職の掃き溜め。
  
16日本@名無史さん:02/08/16 18:29
>>13
6.教頭試験への近道
7.不祥事教員の一時避難所
8.道路公団民営化にもっともびびっている
17土木事務所員:02/08/16 21:15
>>13
9.人格破綻者の集団
10.ごろつきの巣窟
11.現在未来よりも過去が大事な人々の巣窟
18日本@名無史さん:02/08/16 21:27
じょせいけんきゅうしゃ (女性研究者)
1.美人を見つけるのは至難の業。
2.業界の性質がうつるのか人格者を見つけるのも至難の業。
他の調査員の現場を見ては自分はさておき
「遺跡が可哀想」
と擬人化して表現する幼稚さをあらわす。
3.大食い肥満体が多い。
19日本@名無史さん:02/08/17 03:42
しょくたくしょくいん(嘱託職員)
1正職員になるための仮の宿
2仮の宿とは言いながらも正職員になれず
 30近いかそれを超える集団のこと
350・60の職員がいるかぎり正職員には
 なれないため、50・60の職員を追い落とす
 ことを考える人間のこと
4腐って2ちゃんにいりびたる
5オレ
20日本@名無史さん:02/08/17 20:35
りーすがいしゃ (リース会社)
1.調査機関を良いカモとしている。
2.相手(調査機関)が小物なので安価な接待で安定した収益を上げる。
21日本@名無史さん:02/08/17 20:47
かくけんこうこがくかい (各県考古学会)
1.地方考古学界におけるヒエラルヒーの
再確認の場。
2.飲み会、特に二次会で顕著になる。
22日本@名無史さん:02/08/17 20:54
へんねん (編年)
1.主に土器などの遺物から年代の指標を
得る為に組まれるもの。
2.地方では少ない資料から発言力のある研究者により組まれ、
誰も検証しないもの。基礎編年にされた場合、未来への爆弾となる。
23日本@無名史さん:02/08/18 20:02
>22
 3.自称研究者たちのブリキの勲章。一旗挙げたい輩がこぞって
   作りあげてしまい、修正もままならないもの。
 4.オタの共通言語。
 5.収拾のつかない研究活動の代名詞。
 6.考古学におけるダーウィニズム信者の十戒。
24日本@名無史さん:02/08/18 23:28
けんぶんかかまいぞうぶんかざいがかり (県文化課埋蔵文化財係)
1.県単位の遺跡処理機関。市町村職員に強制的に処理を迫る。
自ら派遣職員として処理業務に励むこともある。
2.小・中教員で教頭・校長を目指すものの腰掛。出来の悪い教師は
ここに配属されず、県により異なるが埋蔵文化財センターにまわされる。
要するに若いプロパーの妨害を目的とする。
3.知事部局からは産業廃棄物関連の係と混同される。
25日本@名無史さん:02/08/19 00:33
どうろこうだん (道路公団)
1.埋蔵文化財センターの最大の顧客。給料まで支払って
くれる親切な団体。
2.ここと契約すると県の一般会計から人件費が節約できる。
26日本@名無史さん:02/08/20 02:08
しちょうそんぶんかざいたんとうしゃ (市町村文化財担当者)
1.大遺跡に開発が掛かり、マスコミと県の圧力により
やむを得ず置かれる者。大体、社会教育課に所属する。
2.発掘調査が終わると文化財保護意識の低い市町村では雑用係になる。
3.政治力が低いと増員が見込まれず激務となり自殺することがある
哀れな存在。
4.県から文化財指導に県教委の職員が来ると接待に励む。予算をちょろまかして
90年代前半まで風俗接待もあった。
5.報告書を退職まで一冊も出さない者も少なくない。
27日本@無名史さん:02/08/20 02:27
>26
6.人脈づくりに励む教授の営業。何かにつけて甘い汁を吸わせ続けないと
  捨てられる。
7.自称一匹狼。実態は「お山の大将」。独りよがりな調査を誇大宣伝する。
8.お役所の異端児。首長推奨の開発計画に横槍をいれ、白眼視される。
  左遷されることも。
28日本@名無史さん:02/08/20 04:43
ばいと(バイト)
1.考古学専攻者内では発掘バイトの意。他のバイトをすると教官等に小馬鹿にされる。
2.都市部では他大の学生とまざるので男女交際の花開くこともあるが、地方ではもともと
大学がひとつしかないので研究室内の力関係がそのまま持ち込まれる。
3.「適当」を学ぶのにぴったり。
29日本@名無史さん:02/08/20 11:59
えす ふじむらし (S・藤村氏)
1.日本考古学関係者の心の闇の代表。そして典型的な元考古学少年。
2.考古学界での承認不足を補う為に捏造したと思われる。承認の最大の
供給本は東北地方の国立大学名誉教授某、微妙な立場ではあるが文化庁記念物課主任調査官某。
3.捏造事件には民間の研究者への伝統的な蔑視も一因と考えられなくも無い。
4.日本考古学協会はこの度の事件を何れの理由を付けるにしろ一考古学者による
特殊な事件として幕を引きたいと考えている。その証拠に捏造防止の提言こそあれ
学閥を越えた検証機関の設置など現実的に不可能な状態にあるからである。

30日本@名無史さん:02/08/20 12:21
ねつぞう (捏造)

1 考古学研究手法の最も効果的なもの。
2 完全なる捏造は考古学者の最大の喜びである。
3 通常70%までの捏造は許容される。
4 他人の捏造を発見することはタブーとされる。
5 外部のもの(マスコミ)などに発見された場合は学会をあげて攻撃し排除する。
6 考古学者はかくしてめでたく保身を成就する。
31日本@名無史さん:02/08/20 13:26
>>30
7.S・藤村氏は事件を起こしてしまったわけであるが、ある意味天才といえる。
何故なら遺構の偽造・改変は程度の差こそあれ少なくないが遺物を埋める行為を
思いつく者は少なかったからである。若手の研究者あたりが今後多発させる可能性が
ある。
32日本@名無史さん:02/08/20 14:03
かせつ(仮説)

1 研究の前提をなす記述。証明の対象。
2 仮説と妄想の区別は難しいが、妄想であっても学問的仮説となりうる。
  しかし科学的推論に基づく仮説が最も望ましい。
3 仮説を立てることとそれを証明することが、学問的業績となる。
4 仮説を証明するには発掘、文献の検証等の苦労の多い仕事をこなさなければ
  ならないのが普通である。
5 天才には、仮説と実証に代わり、妄想と捏造により手っ取り早く学問的名誉を
  手中にする方法も許される。
33日本@名無史さん:02/08/20 14:19
>>32
6.考古学界での仮説に対する批判は仮説の内容では無くして
仮説を立てた者の政治的位置のみで行われる。

34日本@名無史さん:02/08/20 14:28
時代区分(じだいくぶん)
1.考古学独自の歴史観の簡潔な表現。通常、文献史学のそれとは一致しない。
2.恣意的かつ循環的に定義される文化と時代の画期。
   例:縄文土器の使われた時代が縄文時代
3.所属学閥、学派、支持する先生を示す簡単な指標。例:縄紋、先土器、中期旧石器
4.遺跡台帳の記載事項の一。但し区分は慣用的な前例に従う。
5.報告書抄録の記載事項の一。但し区分は報告者の独創ないし学派の見解を反映する。
35日本@名無史さん:02/08/20 15:02
「仮説」の続き(>>33に触発されて)

7 考古学会は心の広い人が多く、素人の立てた仮説でも
  学会の権威が支持すれば定説として受け容れられる。
  但しマスコミのくそったれにひっくり返されることもある。
36日本@名無史さん:02/08/20 15:30
>>32
8基本的に資料と理屈の整合性が合致しているだけのもの
9ときどきトンデモなものがでる
10最近の捏造事件で学会波乱含みのためトンデモ仮説が
でやすい状況にある
11一夜にしてくずれるもの、信じるもの一種の信仰
(例)あの藤村氏の埋納石器もチソポとマソコで豊穣を祈る
という仮説が大方信じられたきたが、一夜にして崩壊した。
37古代人:02/08/20 16:55
最近あまり言われないが
「銅鐸文化圏と銅鉾文化圏」(井上光貞)という仮説はよかった。
あ、ごめん、話がずれた。
38日本@名無史さん:02/08/20 18:13
34
訂正追加
3.所属学閥、学派、支持する先生を示す簡単な指標。
例:縄紋、先土器、中期旧石器、岩宿時代
39日本@名無史さん:02/08/20 20:29
報告書

1.奥付の発行年月日が当てにならない書籍
2.「良い報告書」は普通1〜2年熟成させて発行する。熟成させすぎると腐敗して使い物にならなくなるので注意。
40日本@名無史さん:02/08/20 23:29
>39
 3.関係機関および研究者への贈与品。多数取り揃えることがステータス・シンボル
   となる。あぶれた者には、高価なぜいたく品となり、破産に追い込まれることも。
 4.鑑定団には絶対出品されないマニアもの。
 5.希少性ゆえに、コピーが常套化され、著作権と森林資源の破壊の先鋒となる。
 6.古書店の貴重な収入源。
 7. 内容で、執筆者の学派・世代・レベル・やる気があからさまとなる暴露本。
 8. 図書館ではたいてい禁帯出となり、学生の頭痛の種となる。
 9.付図は紛失したり、破けたりして使えなくなるオマケ。
10.誤字・脱字の宝庫。例:状紋式土器。乱丁・落丁があっても交換
   は絶対にない希少本。
11. 予算に応じて、箱入り、ハードカバー、ソフトカバーが分かれ、
   紙質も大きく異なる乱造品。長期保存に向かない図書の代表。
12.たまに?意味不明な実測図が「これでもかっ」って執拗に
   掲載されているもの。


41日本@名無史さん:02/08/21 10:03
13>>
13.3.の補足だが最近は埋文センター図書普及係などで大量販売されてきたので
一昔前より売れなくなってしまった。神田神保町・小?山書店に売ろうとしたら
有名遺跡なら引き取るがあとは在庫になるだけだからいらないと断られた。
つまり、刷りすぎで出版不況とは関係なく売れなくなったもの。
42日本@名無史さん:02/08/21 11:17
41>>訂正。
13>>誤  40>>正
13.3.の補足だが 誤  13.6.の補足だが 正
43日本@名無史さん:02/08/21 19:19
仮説 かせつ
1.定説ではない命題(テーゼ)。反論されて修正仮説を乱発すると、自ら矛盾と誤謬を招く。
  例:騎馬民族征服説
2.常識に反する理論を立てる際に、周到に自説を整理要約し、検証と反証に備えるもの。
  通常は、用意周到は理解されず、的をえない批判や面罵に往生する。例:山内型式学
  また、混乱を整理しようとして、かえって混乱を先延ばしする効果も持つ。例:杉原仮説
3.予測として提示する命題。証明はいくら先延ばししても構わない。通常は提唱者が亡くなる迄。
4.直観を文章化したもの。レトリック能力は要求されるが、真偽は重視されない。
  例:報告書の考察
5.疑似科学ないし病的科学の命題。永遠に論証されないが、仮説の寿命も永遠である。
  一般受けやマスコミ受けはよい。学界内の批判には打たれ強いが、隠し撮りには弱い。
  そりゃ、ズルはだめだろう。
6.素人の思いつき。モザイク状に真偽が入り混じり、命題としての整理が弱く、
  検証にも反証に耐えないのが特徴。
7.理論を提示する際に、定説を批判して仮説に過ぎないと主張する(主張してよい)。
  つまり、全ての定説は仮説である。但し自説も永遠に仮説であると主張することになる。
  例:未完成考古学
44古代人:02/08/21 19:51
>>43
32です。「仮説」の定義の権利はあなたに譲ります。
笑わせて頂きました。
45古代人:02/08/21 20:07
>>43
あんまり面白くないでしょうが、ついでに
「定説」の定義もお願いできませんでしょうか。
46日本@名無史さん:02/08/22 04:10
試掘

1.遺跡と想定される範囲にトレンチを入れ、遺跡の範囲を確定し、遺跡の
  時期や遺構・遺物の分布をおおよそ知るために行うもの。調査費用の積算
  の根拠になります。

2.遺跡と思われる範囲にトレンチを入れ、たまに無関係で無許可の土地に延長し、
  トラブルの火種となるもの。農耕地であった場合、掘り出した芋などは全て
  公費買取ということになります。

3.遺跡と考えられる土地にトレンチを入れ、ユンボを使った場合、ボケがやると
  地山に深い溝が刻まれ、本調査の時に大変やっかいなことになります。当然、
  遺構などは現代の「耕作」によって削平されたことになります。

4.遺跡とみなされる地点にトレンチを入れ、遺跡の範囲・内容を確認し、調査費用
  積算の根拠になります。プロの調査員が行うと、範囲は一回り大きくあるいはズレたり、
  現代のゴミ穴が竪穴住居や土坑に、自然の礫層が配石遺構に、出土する遺物の量は数百
  から数千に水増しされ、超立派な遺跡になります。そして原因者負担で分捕った調査費用は、
  一部ゴースト作業員の賃金として支払われ、実際には官官接待や調査会懇親会費などに
  化けます。たまにですが、しくじった調査員はクビになります。

5.遺跡と疑われる場所にとりあえずトレンチを入れ、遺跡の範囲・内容を確定しようと
  するもの。マヌケがやると、舌状台地や微高地全体が土器一点、剥片一点で遺跡となり、
  数千万円の調査費用と数ヶ月の調査期間が計上されます。本調査以後、担当職員は研修や
  出張などの名目でしばらく役所で顔を見れなくなります。

6.誰が見ても明らかに遺跡である場合でも、調査費用や調査機関の積算のためにトレンチを入れる
  もの。トンマがやると、複数遺構の切り合いを考えずに、ひたすら地山目指して掘り続けてしまい
  ます。結果、排土が土器捨て場かと見まがうほど遺物の山になります。たまに山菜採りのおじさん
  のいい土産となります。アホがやると「メンドクセー」の一言で遺跡ではなくなり、工事関係者を
  大いに困惑させます。遺物は、まれに鑑定団に出品され、自称考古学者によっていい加減な値が
  つけられます。
  


    
47日本@名無史さん:02/08/22 08:22
↑みんななかなか面白いけど、ちょっとクドイな。
説明細かすぎて、逆につまらなくしてるのがあるよね。
そういや、こんなのもありましたぜ。モトネタか?
参考資料
http://homepage1.nifty.com/heiankyo/akuma.html
48日本@名無史さん:02/08/22 22:57
定説 ていせつ
1.学説の評価を、学界内の多勢無勢で決定する方法論。論争の低調化・沈滞化は定着度の指標とされる。
  例:埋納遺構発見後の日本原人(60万年前)
2.学界に定着したと主張される学説。論争は決着したと宣言することがポイント。例:宮城県の前期旧石器
  その後で、なまじ反論するとDQN視される。定説側は、特に反反論は行なわないのが普通。
  マジな反反論は、定説に問題があるように見えてしまう(気をつけよう)。黙殺や軽視が一番。
3.カルトや疑似科学の主張は全て「定説」であって例外はない。信仰告白ともいう。
  反論に対して、手段や品位を選ばない強烈な反反論が行なわれるから、すぐ分る。
4.「世間」が裏付けとなる常識。宣伝や周知がポイントになる。文化勲章が貰えれば最高だ。
  一旦この状態になれば、学界で棄却されても、一定の世論の支持は永久に確保できる。
  例:騎馬民族征服説(しつこい)
5.論争における防衛側の立場。旧パラダイムともいう。パラダイムシフトは歴史的必然であって、
  決して抗うことは出来ない。しかし、何が「必然」かは後になって決定してよい。
  論争や新発見ゲームには敗者が必要なので、「定説」の存在は重要。例:イーストサイドストーリー 
6.民間伝承の一様式、迷信。例:エンピ投げの出来る奴は使える奴だ

補足1.よく誤解されるが、概説書や教科書に載るのは定説ではなく、せいぜい俗説である。
  これは第一には、厳密に記述されないためで、定説は専門書でしか読めたものではない。
補足2.何が「真」であるかを、本質的に決定する方法はない。論証の様式と信念の数が裏付けとなる。
  これでは「偽」なる説と形式的に区別がつかないから、そのままでは科学は常に危機にさらされる。
  それゆえ、科学は権力に巧妙に接近し、社会や学界において主流寄りの立場を維持しようとする。
  学者達の関心が、学界の政治(人事、交際)に向かうのは、至極当然のサガなのだ。
49日本@名無史さん:02/08/23 01:06
試掘 しくつ
1.立会いでも本調査でもないもの。試掘で終わりでも、驚いてはいけない。
2.最小の労力で遺跡の内容を確かめようとする野望。無論、達成された験しはない。
3.調査費用積算根拠を得るための事前調査。
  しかし試掘結果を評価するには本調査以上の能力が要求されるから、適正な積算が得られた験しはない。
4.包含層の深さと厚さを確認するための先行調査。だが実際の表土剥ぎの参考にはならない。
5.遺跡を探すための小範囲の発掘調査。{古語}

補足1.試掘であったかどうかは、恣意的に決定してよい。傍目には、分らない。
補足2.試掘で遺構や包含層を傷つけることは、程度の如何に関わらず、免責される。
50日本@名無史さん:02/08/24 11:01
古田信者、九州王朝の解説をしてください。
51古田武彦:02/08/24 11:58
ちんこ音頭は九州王朝の民謡が起源です。
52日本@名無史さん:02/08/24 14:05
こんなとこで遊んでないで論文かけ!
53日本@名無史さん:02/08/24 14:25

おめえだよ!
54日本@名無史さん:02/08/25 02:03
九州王朝説 きゅうしゅうおうちょうせつ
1.降留多建比孤を教祖とする新興宗教(カルト)の教義。その奥義は、公理とされる。
  教団の組織化は緩やか、かつ分散的で、出版物が信奉者を広げている。
  疑似科学との疑いもあるが、創世説話にバインドされているから、範疇的には異なると思われる。
  教義であるから、当然無謬であり、根拠は無尽蔵である。なぜなら、無謬であるからだ。
2.戦後に勃興した単一民族神話に対抗する、多元史観のコア。多元止観ともいう。
  他に出雲王朝、毛野王朝など、摩訶不思議なものが登場する。つまり摩訶止観である。
  なお多元主義はコミンテルン史観(講座史観)に対抗する思想潮流の一つである。
55>54:02/08/25 02:10
ずいぶん好意的な解釈だね。

北系じゃない、古田って。あっちの史観に迎合してるよね。
それにあんな出版資金持って来るんだ?
56日本@名無史さん:02/08/25 02:18
k研の悪口ばっかり言っているアホの井沢信者の解説もお願いします。
57日本@名無史さん:02/08/25 10:49
戦後最大の電波仮説、騎馬民族説の解説もお願いします
58古代人:02/08/25 11:42
騎馬民族説は私の高校生時代の「プリンキピア」であります。
最近また元気になっています。

http://www.din.or.jp/~tommy/Kaya.htm#sueki

私からもお願いします。
仮説、定説などは本格的「悪魔の辞典」で、感心しながら読ませて頂いてます。
59>58:02/08/25 11:46
なってねえよ。
北朝鮮系の団体が利用しているだけのこと。
60日本@名無史さん:02/08/25 14:20

     | \
     |`∀´>   ダレモイナイニダ・・・
     |⊂     ウリナラヲ センデンスルナラ イマノウチニダ・・
     |

     ♪  Å
   ♪   / \   ニダダ ニダ
      ヽ<`∀´y>ノ   ニダニダ
         (  へ)    ニダニダ ニダ
          く       ニダ

   ♪    Å
     ♪ / \   ニダダ ニダニダ
      ヽ<丶`∀´>ノ  ニダニダ
         (へ  )    ニダニダニダ
             >    ハムシュムニダ━━━ !!!!!
61日本@名無史さん:02/08/25 14:56
>>59
>北朝鮮系の団体が利用しているだけのこと。

なんか、京都にひどい団体があるようですね。
HP見て、唖然、呆然。自虐もここまでやると、
病気。


62日本@名無史さん:02/08/25 15:09
表採小僧
1.遺跡に押しかけて土器や石器などの遺物を拾い集めるのが趣味化してる者。
  学問的関心よりも、興味本位な宝捜し的動機であることが多く、石鏃や土偶、
  人物埴輪などの遺物を拾うと自慢して歩く。たまに鑑定団に登場し、ひんしゅく
  を買う。

2.本人は高尚な歴史探求のつもりでも、住民からみると単なる畑荒らしにしか
  見えず、たまに警官による職質をかまされる。

3.本人は学生のつもりでも、通行人から農家の人と勘違いされ、見当違いな質問を
  受けることがある。

4.表採された遺物は、まれに整理・図化され、資料紹介の形で公表されるが、
  当該教育委員会に持ち込むと露骨に嫌な顔をされる。
63日本@名無史さん:02/08/25 16:06
誰か、捏造野郎Aちーむのコピペ持ってるひと貼ってちょ。
あれ結構おもしろかったよ。
64作者:02/08/25 17:08
>>63
164 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:02/05/26 20:06 ID:Y+PyW0o3
旧石器で鳴らした俺達捏造部隊は、マスコミにばれて一部は学会から姿を消した。
そして表の世界から、地下にもぐった。
しかし、地下でくすぶっているような俺達じゃあない。
物さえあれば金次第でなんでもやってのける命知らず、
不可能を可能にし既存の歴史を粉砕する、俺達、捏造野郎Aチーム!

俺は、リーダー○沢○介。通称東北の雄。
権威付けと足きりの名人。
俺のような学会の実力者でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。

俺は○村○雄。通称文化庁。
自慢の肩書きに、学者はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、接合石器から土坑まで、何でも説明してみせるぜ。

よおお待ちどう。俺様こそ○村○一。通称クレイジーモンキー。
捏造技師としての腕は天下一品!
いんちき?精神病?だから何。

○田○昭。通称坊主。
団体設立の天才だ。海外ででも作ってみせらぁ。
でも東北だけはかんべんな。

俺達は、旧態依然の歴史にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、捏造野郎 Aチーム!
歴史による権威付けをしたいときは、いつでも言ってくれ。

166 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:02/05/26 20:27 ID:YTI1JXgO
>>164
ルパンでやってくれ。

171 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:02/05/26 23:06 ID:nWpD7leA
>>166
俺の名前は○村○一!
狙った遺跡で大発見!
神出鬼没の考古学界のゴッドハンドだ。

○田○昭
俺の相棒!
早掘り0.3秒のプロフェッショナル
無責任な掘り屋。
その上義理堅く頼りになる男

13代目○沢○介!
古の大考古学者○沢○介の末裔
自分の好みの意見なら何でも承認しちまう
怖ーい師匠!

文化庁な男 ○村○雄!
俺の味方か学会の味方か
たまに俺を疑うが憎めないんだなぁ
俺は権威に弱いからね。

65日本@名無史さん:02/08/25 20:38
貝塚
1.縄文時代に形成された遺跡が最も有名。当時のゴミ捨て場。貝類、動物、昆虫、植物などの
  遺存体とともに土器・石器・骨角器などの人工遺物が含まれる。モースの大森貝塚の発掘が
  有名だがその精神を受け継ぐ調査は非常に少ない。貝塚は層位の変化が捉えやすいことから、
  一時、土器編年研究者に荒らされ、遺跡全体を視野に入れた研究の進展の遅延を招いた。丘
  陵の見晴らしの良い場所に立地していることが多いので、史跡公園にされやすい。

2.動物や人間の骨が表採できるので、骨フェチによるマニアックな興味の対象になる。
  たまに私邸を訪れると、決して人が踏み込んではならない世界があることを身をもっ
  て知ることになる。
3.動物考古学、環境考古学、集落論者の研究対象になるが、仲良くなるとなぜかイノシシ、
  鹿はまだいいとして犬、猫、狸、イタチ、ウサギ、テンなどの肉を食べさせられ、味や
  食感などの感想をしつこく聞かれる。たまに保健所から呼び出されたりする。
4.貝塚の研究者と敵対すると骨角器(特に燕尾式離頭銛)で攻撃を受け、ヒットポイントと
  体力を大幅に減少することになる。たまに飼い犬を骨格標本にされたりする。
5.貝塚の研究者は、たまに霊能者に捕まり、除霊のために頭から塩をぶっかけられることが
  ある。

66日本@名無史さん:02/08/25 22:19
騎馬民族説 きばみんぞくせつ (騎馬民族征服説 きばみんぞくせいふくせつ)
1.アジア主義の亡霊の一。アジア主義は特定の思想ではなく、気分のようなものだから、
  必ず特定の説に付着して実体化する。騎馬民族説自体は日鮮同祖論の直系とされる。
  ちなみに「環日本海文化研究」や「地域史研究」といったブームも、同祖論の系譜に連なる。
  実に、戦後古代史ブームの源流は同祖論であり、騎馬民族説が牽引車だったといえる。
  戦後の単一民族論への反発が、混合民族論の末裔である騎馬民族説への共感の背景と考えられる。
2.戦後の古代史学界最大の論破された仮説。論争が学界を活性化した点が評価され文化勲章に至った。
  にしても、恵賀未那味於、伊間弐史欽而、宇目沙於多陀嗚らの受賞は、中々面白いジョークである。
  学界での騎馬民族説は破綻したが、民間信仰としては、ほぼ原型のまま伝承されている。
67日本@名無史さん:02/08/26 22:00
磨石
1.余裕のあるうちは大量の石がこの石器に分類されるが、期限が迫ると
数が激減する。
2.やや大型のものは、独断と偏見により小型の石皿に分類される。



68日本@名無史さん:02/08/27 00:54
イヤリング・ピアス・日焼け止め用ファンデーション
1.女子調査員がしていると「遺跡を冒涜している」といわれるもの。
69日本@名無史さん:02/08/27 01:39
旧石器  きゅうせっき
1.土器使用以前の石器の総称
2.通称「石ころ屋」と呼ばれる特殊技能集団によってのみ鑑定される
       ぎせっき
3.自然石である偽石器(石器と紛らわしい自然石という考古学用語:マジですよ)との判別
が着くようになるには老師につき修行を積んで心眼を鍛えないと出来ない
4.考古屋の間でも特殊な分野のため、素人さんは無批判に信用するしかなくしばしば騙される
70日本@名無史さん:02/08/27 02:23
土器屋 どきや
1.石器屋でも陶磁器屋でもない者。
2.破片から型式が分る、人間エキスパートシステム。
3.山内原理主義者。
71日本@名無史さん:02/08/27 02:26
>69
3.偽石器(ぎせっき) 通称「長介石器」
72日本@名無史さん :02/08/27 02:36
祭祀遺構
1.祭祀を行うために構築された遺構
2.今までの分類にはあてはまらない遺構を処理するための、便利な項目
73日本@名無史さん:02/08/27 02:38
>70
土器屋 どきや
1.縄文に多い。別名「山内教信者」。
2.ものさしの細分化にひたすら拘る人たち。
74日本@名無史さん:02/08/27 03:37
プレの語源はプレ縄文だよね。
先土器はプリセラミックだから、先土器ならプリになるはず。
75日本@名無史さん:02/08/27 04:33
>>71
全ての長介石器は偽石器だが、偽石器の全てが長介石器ではない
76古代人:02/08/27 09:24
>>72
考古学では「神社」はどう定義されるのですか。
伽耶の祭祀遺構と日本の神社とは関係あるのですか。
赫居世の居世は「社(こそ)」である、というトンデモもありましたね。
そういえば日本ハムの大社オーナーは辞めるのでしょうか。
77日本@名無史さん:02/08/27 22:04
中近世考古学 ちゅうきんせこうこがく
1.中世・近世を対象とした考古学。
2.研究者は文献崩れなど学生時代に考古学を専攻していない者が多い。なぜなら旧石器〜古墳時代は
 考古学専攻者による研究の蓄積が大きく彼らの前に立ちふさがるからだ。
78日本@名無史さん:02/08/27 22:25
ディバイダー
1.遺物に押し当て、長さを測る道具。
2.未熟者が使用すると、遺物を破壊しつづけることになる。
79古代人:02/08/27 22:29
ディバイダーを使う時は
分岐点の錆を落として注油するようにしましょう。
80日本@名無史さん:02/08/27 22:53
↑古代人はデムパだよ。文体、思想から同定できるよ。
81日本@名無史さん:02/08/27 22:59
公務員板に埋蔵文化財担当者のスレ発掘。のぞいてみ。
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/koumu/1027953871/l50
82日本@名無史さん:02/08/27 23:25
油を注したら、測りずらいと思うけどね。
83日本@名無史さん:02/08/28 00:13
土偶

1.縄文時代に各地で作られた人型の土製品。破片が多い。女性を模した物が多く、
  用途については諸説ある。施文された文様から、当時の服飾や髪型、入墨の様子
  を再現しようとする研究者もいる。
2.発掘調査で出土すると目玉商品として珍重される。発掘後は、珍品として博物館で展示される。
  遺跡の誇大宣伝に使われることも多い。
3.表採小僧の垂涎の一品。所有していると、小僧仲間でステイタスが高くなる。トモダチに
  なると木箱に丁重に納められた土偶を見せてくれる。家宝として伝世品化することもある。
  知られすぎると「土偶とその情報」研究会に調べられて、資料集成されてしまう。
4.「メルトモがドム」どころか土偶であったりする。とりわけ円筒型土偶や山形土偶との接触は、
  その人のトラウマとなり、人生観を破壊する。

5.
84日本@名無史さん:02/08/28 00:17
            __,,,,_
            /´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´       リ}
          |   〉.   -‐   '''ー {!
          |   |   ‐ー  くー |
           ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 ゚'} そこどけよ
         ヽ_」     ト‐=‐ァ' !  皇太子さまのお通りだ!
          ゝ i、   ` `二´' 丿
              r|、` '' ー--‐f
          /      )           _     _
         / ,イ 、  ノ/    ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
        / / |   ( 〈 ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_―
       | !  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ
       | |   `iー__=―_ ;, / / /
        !、リ  -=_二__ ̄_=;, / / ,'
            /  /       /  /|  |
           /  /       !、_/ /   〉
         / _/             |_/
         ヽ、_ヽ
85日本史@名無史さん:02/08/28 00:23
けっ
86日本@名無史さん:02/08/29 00:15
            __,,,,_
            /´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´       リ}
          |   〉.   -‐´ `'''ー {!
          |   |   ‐ー  くー |
           ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 '}
         ヽ_」     ____  !
          ゝ i、   ´ ニ `丿
              r|、` '' ー--‐f´
         _/ | \    /|\_
       / ̄/  | /`又´\|  |  ̄\

皇太子様がこのスレの行く末についてひどく不快感を示しておられます
87日本@名無史さん:02/08/29 20:28
マコ
1.別名マーコ。形が櫛に似ていることからmarking comb→マーコ→マコ(真弧)
となったと言われる。土器等に当てて輪郭を写しとることが出来るので、土器
等の実測に使用すると大変便利である。

2.見かけと違って高いので、学生を悩ませる。

3.マヌケが使用すると、せっかく接合した大型の破片を粉々に破壊したりする。
金属製のものは特に大きな破壊力を持つ。

4.初心者が使用すると、実物とは似ても似つかない図が出来上がることがある。
そして報告書を読んだ者は、「へ〜。こんな土器が出てるんだ。」とだまされ
たりする。



88日本@名無史さん:02/08/30 23:42
>77
3 土器しか見れない研究者が、自分の無能力を棚にあげて蔑むように使う言葉。
4 だいたい「中近世考古学」などと云う言葉はない。方言。

89日本@名無史さん:02/08/31 00:01
土器型式
1 土器を文様・形態など外観上の特徴によって区分するとき、そのグループ名の
 末尾に付す接尾語。最初に出土した遺跡名(標識遺跡)を冠することが多い。
2 昭和30年代以降に考古学界に流行した論文のカテゴリーの一つ。
3 論考中にマイナーな型式名を入れることで、勉強してるなと思われるような
 錯覚を覚える不思議な言葉。例「○○氏提唱のいわゆる□□式土器の系譜を引
 く・・・」
4 編年研究に不可欠な素材の一つ。味噌汁同様、多く盛り込み過ぎると訳がわ
 からなくなる。
5 考古学界を蹂躪する呪縛の一つ。多くの研究者はこのステージをクリアーで
 きず、遺物学者として天寿を全うする。

90日本@名無史さん:02/09/04 00:26
周知の埋蔵文化財包蔵地
1 文化財保護法に規定される埋蔵文化財が包蔵される土地。試掘調査や確認調査、
 分布調査、行政的な方便によりその範囲が伸び縮みする。ただし、周知の方法は
 問わない。
2 多くは昭和50年代に文化庁の補助により全国的に実施された埋蔵文化財分布調
 査の成果品。市町村ごとに作成されているため、開発等の際に確認するには便利
 だが、隣り合う市町村の境界部分では両者の認識している範囲が一致しないこと
 が多い。
3 文化財担当者がその開発行為に対し、強気に出られる範囲または土地を示す。
 本来であれば、日本列島のほとんどが遺跡であるはずだが、それではキリがない
 ので、取り敢えず定めた遺跡のありそーな範囲。
4 遺跡があるかもしれないという土地の集合体。一般人には「遺跡」と混用され
 るが、行政が恣意的に混用することで、一般人をケムに巻くこともある。
5 文化財担当者がユンボを自在に使い、ストレスを発散できる場所(聖域・アジ
 ール)。

 
91日本@名無史さん:02/09/04 03:05
           __,,,,_
            /´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´   ●   リ}
          |   〉.   -‐   '''ー {!
          |   |   ‐ー  くー |
           ヤヽリ ´゚  ,r "_,,>、 ゚'}
         ヽ_」     ト‐=‐ァ' !
          ゝ i、   ` `二´' 丿
              r|、` '' ー--‐f´
         _/ | \    /|\_
       / ̄/  | /`又´\|  |  ̄\

皇太子様が暗殺されました
92日本@名無史さん:02/09/04 03:20
遺跡 いせき
1.遺物ないし遺構が発見されたと伝えられる土地。なぜか、直径100mの円形が多い。
  あまり事実は問われないが、担当者が変わると、登録を抹消されることもある。
2.遺物ないし遺構が発見された土地。出土地点。現在は埋蔵物が存在しなくても構わない。
  遺跡の実体が消滅した場合を湮滅(いんめつ)というが、湮滅しても遺跡は消滅しない。
3.遺物ないし遺構が発見される可能性が高い土地。但し、可能性評価の基準は存在しない。
  前項(2)の土地の周りを囲むようにベジエ曲線で描けば大丈夫。
4.いわゆる周知の埋蔵文化財包蔵地。実線で範囲を示すのが特徴だが、その論理は定義不能。
  本来は前項(3)の具体例のはずだが、道路・筆界・開発範囲等に対して従属的。
  周りにグレーゾーンを設ける自治体も多いが、グレーゾーンもまた定義不能である。
  第一、グレーゾーンの外でも試掘の対象になりうるのだから、結局意味がわからない。
5.考古学的情報の埋蔵されている範囲。
6.古代集落の占地範囲。周辺を含む全面発掘以外では確認できないのが難点。

補足1.範囲としての遺跡は定義不能である。地域の実情に応じ、恣意的に決定してよい。
  つまり、事実上「周知の埋蔵文化財包蔵地」及び「出土した調査地点」が、遺跡である。
補足2.新発見遺跡の命名は、担当者の特権。
補足3.遺跡ではない土地が、真に遺跡でないことは保証されていない。
93日本@名無史さん:02/09/09 04:02
水中考古学

1.海・湖・川・沼・池等で水没した遺跡や遺物を調査するもの。水中という通常
  の陸上での調査とは異なる環境のため、特殊な技術が必要となる。
94日本@名無史さん:02/09/09 07:16
2.代表的な遺跡はアレキサンドリア海底遺跡
95日本@名無史さん:02/09/09 07:28
3.ムー大陸遺跡の発見というのが本学問の最大の課題。
96日本@名無史さん:02/09/09 08:41
4.日本国内では水中にまで周知してしまうと大変なことになるので考古学としては認知されにくい。ただし財宝関係は例外
97日本@名無史さん:02/09/09 12:06
代表的な研究者は梅原猛
98日本@名無史さん:02/09/09 12:11
>>97
水中考古学?それとも考古学全体?
後者だったら、代表的なスポンサーはKセラ も足しとく
99日本@名無史さん:02/09/09 16:06
>>98 前者。人麻呂の墓がどうのこうのと
100日本@名無史さん:02/09/09 16:40
田中芳樹と田中信者の悪魔の辞典的解説をお願いします。
101日本@名無史さん:02/09/09 20:47
新人物往来社
1.歴史学の一般向け書籍を主に出版している出版社。
2.文献、考古を問わず、いわゆる専門家からは評価が低い出版社で、彼らが「歴史読本」を立ち読みするときはエロ本を立ち読みする厨房のように同業者に見られていないかコソコソと立ち読みする。
3.評価が低いわりに専門家達は小遣い稼ぎに喜んで「歴史読本」に執筆する。
102日本@名無史さん:02/09/10 00:29
4.前身は人物往来社
103日本@名無史さん:02/09/11 11:18
にゅーさいえんすしゃ (ニューサイエンス社)
1.理科系の出版物を主要に出している出版社。考古学ジャーナル、考古学ライブラリーなど
考古学関連の出版も多い。考古学関係者は大学の文学部卒が多いため編集者が苦労させられている。
2.たまに土器・陶磁器などの図版の番号が全部とばされ解説と図版を比較するとき苦労させられる時がある。
104日本@名無史さん:02/09/11 11:21
3.原稿料はかなり待たされる または出ない
4.原色図鑑で有名なあの出版社は姉妹会社
105日本@名無史さん:02/09/11 11:46
ちゅうせいどき・とうじきけんきゅうかい (中世土器・陶磁器研究会)
1.80年代に日本中世土器研究会発足以降、ほぼ全国に類似団体が発足する。
2.年に一度シンポや見学会を催す。本当の目的はその夜の親睦会にあり、
場合によるが就職が決まるときもある。
3.年に一度論集や資料集を出すが、特に資料集は報告書の抜書きかコピー
にすぎない。
4.口八丁手八丁の県文化財担当の活躍場。未開拓の分野で派手で単純化されたモデルの提示で
歴民博や文化庁記念物課への華麗なる転職を果たす足掛かり。

106日本@名無史さん:02/09/11 21:37
雄山閣  ゆうざんかく
1.主に考古系の書籍を出版物を出版する出版社。『季刊考古学』など。
2.『旧石器時代の研究』『縄文時代の研究』『弥生時代の研究』『古墳時代の研究』など大変為になる全集ものを次々と出版する。
3.時々在庫一掃割引セールをするのですぐに飛びつくとエライ目に遭う。
107日本@名無史さん:02/09/11 21:57
(誤)            (正)
『旧石器時代の研究』 『日本の旧石器文化』
『縄文時代の研究』  『縄文文化の研究』
『弥生時代の研究』  『弥生文化の研究』
108日本@名無史さん:02/09/11 22:07
4.一時は神話関係の書籍にも力を入れていた。『記紀神話論考』『金日成伝』『金日成回顧録』など。
109日本@名無史さん:02/09/12 00:26
戦史考古学  せんしこうこがく
1.おもに第2次大戦時の軍事関係施設跡やの発掘調査研究をする。
2.軍ヲタの考古関係者が趣味と仕事を完全一致させるために考え出した分野。
3.よく遺骨収集団と誤解される。
110日本@名無史さん:02/09/12 00:36
訂正
(誤)   (正)
戦史    戦跡
111日本@名無史さん:02/09/13 01:48
事典/辞典 じてん
1.実現不可能な野望。帯に短し、たすきに流しを免れない用語集。
2.ある時点で、ある学派の研究の状況をまとめた、想い出作り。
3.しっかりした付録によって評価される、唯一の著作物カテゴリ。
112日本@名無史さん:02/09/13 03:08
4.慌てて改訂すると墓穴掘ったりすることもある
113日本@名無史さん:02/09/13 21:05
せくしょん (セクション)
1.遺跡・遺構内の土砂などの堆積状況、遺構の構築のあり方を見るために
設けられるもの。通常、半截(裁)された断面を用いる。
2.釘・竹串などで学生がきれいに鎌で削った土壁に好きなように書かれた
落書き。描くのは言うまでも無く調査員。
3.メインベルト(調査区内の土層を観察するために残された大畦)の場合、
あまり緻密に引くと調査期間が長引いてしまう。
4.セクションを引いた後に観察・注記を記すが調査員によっては言葉がまちまち。
例。 「堆土が緻密で粘性に富む」「しまりの無いシルト層」
要するに、土手がいいとか締りがいいとかの類とあまり変わらない表現。
5.地質学的観点からの作業というより先輩から後輩へと伝えられる口承文学。
6.堆積物、遺構断面の色は標準土色表を基準に注記されることが多い。
114日本@名無史さん:02/09/17 03:40
> 土層観察:
至近距離での肉眼観察、人差指で表面をこすってみる感触、表面を押してみる反発力、
表面を撫でて付着物を人差指と親指で挟んでこする。これらで粒状性や粘性等を判断する。
まさに、官能の世界。
115日本@名無史さん:02/09/21 01:49
埋蔵文化財保護 まいぞうぶんかざいほご
1.発掘調査により、調査区内の埋蔵考古資料を、永久に遺跡から取り去ること。
2.発掘調査して、報告書を作成し、報告書を保管しておくこと。別名、記録保存。
3.遺跡を掘らないこと、及び掘らせないこと。
4.開発行為を合法的に妨害すること。ただし、金と時間により解決される。
5.遺跡を登録すること。
6.遺跡の上に史跡公園を作ること。
7.世の中に、大して理解されない行為。
116日本@名無史さん:02/09/21 11:53
教育・普及活動 きょういく・ふきゅうかつどう
1.講演会などによって、誤った学説や空想を広めること。講師は、学説の信頼性よりも話のおもしろさによって選ばれる
2.土器や石器の偽物の作り方を教えること。遠方の石材を用いれば埋められても大丈夫との意見もあるが、「遠距離の移動が証明された大発見」
されるのがオチ。
3.最新の発掘成果をスライドを用いて発表すること。重要な発見であるほど繰り返し発表され、スライドは劣化したり紛失したりしていく。
117日本@名無史さん:02/09/21 13:51
まいぶんせんたーのきょうし(埋文センターの教師)
1.一部の都道府県では主に教頭になる若しくは教頭試験の問題を漏洩しているらしい
スクーリングに出る資格を得る為に来た不幸な義務教育の教師。少数の高校教師もいる。
2.都道府県によるが大学で考古学専攻でない教師に調査をさせている場合がある。
このケースでは調査課課長が教頭であることがある。
この場合、目の当てられない調査結果になる事が多い。
3.2.の場合、発掘現場ではプロパーの調査員と教室でのイニシアチブ獲得よろしく争う。
時に調査事務所で古典的お茶こぼしをすることがあるという。
4.教員採用以外で調査員採用の無い都道府県では考古学専攻学生から採用されるケースが
多いので2.のようなことは回避される。
118日本@名無史さん:02/09/21 16:01
>>>115>>117は、19、20日のぶんか庁主催のまいぶん担当者研修会(大阪)の参加者か?
119日本@名無史さん:02/09/21 21:26
ブロック
1.文化庁の管轄地域分け。全国にいくつあるかというと、...いくつだっけ?
2.遺物集中部、ユニット。環状配置しか許されない。
120日本@名無史さん:02/09/21 22:20
フロック
1.たまたま担当した遺跡で大発見に遭遇すること。それをどう活かすかはあなたの人生観次第
2.他人の大発見を、調査能力の違いと認めたくない人間が使う言葉
3.F氏はゴッド・ハンドと呼ばれることを嫌がっていた。尋常ならざる努力の成果なのだからと。
121日本@名無史さん:02/09/21 23:30
プロット
1.遺物や遺跡の地点を、X-Y座標に従い、平面図上にマークすること。
2.グラフの1形式。分布はクラスターを構成し、素朴で強力な論拠となる。
3.筋書き。調査前に決めておくのは捏造、調査後に決めるのは普通。
122:02/09/23 01:12
業界のお荷物
モリコーを解説しろ
123日本@名無史さん:02/09/25 00:30
有名な考古学者の法則 ゆうめいなこうこがくしゃのほうそく
1.一般に名が知られる程、普及活動に熱心な程、研究者の「困った度」が上がる法則。
名が知られる前の研究は、まともだったのかもしれないが(本当のところは知らない)。
124日本@名無史さん:02/09/25 19:43
123>>
2.教育テレビに出演するとズラを被ることがある。
3.特に自分の専門の時代に関しての評価は肯定的評価で
まるでパラダイスを語るがごとき観がある。
125日本@名無史さん:02/09/25 19:52
123>>
4.齢を重ねるにつれ学術系出版社より文学系出版社・新聞社からの
出版が多くなる。紀行文も何故かふえる。仕舞いに特定の時代以外の
理解が浅いのに文明評論に及ぶ。
126日本@名無史さん:02/09/25 22:12
おもしろーい。続けて。
でも、森公も、けっこういいこと言っていることもあるんじゃないの。
いちがいに否定できないんではないかなあ。酷い部分がないとは言わないよ。
最近の岩波新書も悪くない、のではと拙者は思う(「漏れ」はアホみたいから却下)。
だいたい、もっと酷いのがいくらでもいるのではなかろうか。
と書くと、また煽り係が煽るかな。止めろよ。
127日本@名無史さん:02/09/25 22:34
123>>
5.原稿料・講演料収入、埋文センター・博物館の所長の給与などで
収入が比較的に潤沢であるのに係わらず服装がダサいことが多い。
物は悪くないがヨレヨレのツィードジャケットを着て現場見学を
している姿をまま見かける。
128日本@名無史さん:02/09/27 00:44
さぎょういん (作業員)
1.調査員の指示のもと発掘調査では主に掘削・施設設営に従事する人々。
2.高年齢者が多い。地方のニュータウン付近では平均年齢が若干下がる。
首都圏ではニュータウンの住民の高齢化が進んでいるので別。
3.調査の上では大切な人々ではあるが、あまり懇意にすると調査員と作業員の
イニシアチブが逆転し、作業ペースをコントロールされてしまう。
4.さらに進むと嫁や婿を紹介することがある。
5.農業従事者は作業員としては最も有用であり、最悪は退職公務員・教員である。
特に退職教員は発掘現場も教室と勘違いし、やたらと意見具申をするため結局、 
単純作業に廻される運命。
129日本@名無史さん:02/09/27 02:13
>>128
その定義だと、図面や遺物上げなどの細かい作業が位置づけられてないすね。
あらかじめ、調査補助員のカテゴリを別に設ける場合もあるけど、
普通は作業員から(年齢に関わらず)気のきいた人を選んで養成して、
その種の作業を任せるようにする場合が多い。
(この辺のところは、地方差が大きそうだが)
(あと、都会だと、作業員募集すると若い人がイッパイ集まるよね)

調査員もそうだけど、作業員も、仕事の内容はマチマチで、一概に定義しにくい。
130日本@名無史さん:02/09/27 02:17
>>129
だったら、続きカキコしてYO。
131日本@名無史さん:02/09/27 03:01
うーん、作業員という言葉はあんまり使いたくないなあ・・・
発掘調査を実際にしてる人たちだからねえ。
132日本@名無史さん:02/09/28 05:34
>>131
じゃあ、これからは「スタッフ」でどう?
133日本@名無史さん:02/09/28 05:59
>>131
昔は、人夫、人足、労務者などと言ってました。
134日本@名無史さん:02/09/28 06:48
>133
失礼ですが、お歳は?
135日本@名無史さん:02/09/28 11:58
ビテン先生も解説しろ
136日本@名無史さん:02/09/30 23:36
風倒木 ふうとうぼく(風倒木痕 ふうとうぼくこん)
1.木が風で倒れると、根周りが、概ね球状に横倒しに浮く。
 その結果出来た空隙は長い間に黒土で埋まり、発掘するとサークル状に見える。
 根が包み込んだ地山の土は一方にはね上がり、盛り上がったようになる。
 遺物を巻き込むこともあるが、成因としては自然的なもの。
(全然悪魔的でない記述。しかし普通の事典には載らんわな)
137日本@名無史さん:02/10/01 01:55
>>128
6.遺跡破壊者。純真無垢な心で遺跡を破壊し続ける。「センセ、まだ地山は出ないのかの?」といいながら地山を掘り下げる姿はまさに可愛い悪魔。
138日本@名無史さん:02/10/01 03:47
>>137
それは貴方の教え方が悪いのでは・・・
139日本@名無史さん:02/10/01 04:00
悪魔の辞典(平凡社)
140日本@名無史さん:02/10/04 13:43
age
141日本@名無史さん:02/10/09 11:08
みぞ (溝)
1.何らかの目的をもって細長く長さに比較して浅く掘り込まれた遺構のこと。
2.畝状小溝といって畝に関連するといわれる遺構があるがその殆どは
掘り込みが実際の畝に伴う溝に比して深い。
3.地震に伴う液状化現象による噴砂痕を溝と勘違いし砂やシルト層を
延々と検出しようとする調査員がたまにいる。
142日本@名無史さん:02/10/10 02:05
4.調査区を横断又は縦断する遺構の一つ。多くの場合、末端部分は検出されない。似たものに「堀」があるが、とても深くて幅の広い溝とすごく浅くて幅の狭い堀を区分することは不可能である。

143日本@名無史さん:02/10/10 02:51
5.遺構の構成要素。部分は全体ではなく、しかも部分の集合が全体でもない。
144日本@名無史さん:02/10/10 03:11
6.土地の区画溝などと呼ばれるものもあるが、実際は目的不明のものも多い。
145日本@名無史さん:02/10/10 03:19
7. 1の要件を満たす目的不明遺構の総称
「掘」や「畝」「環濠」など目的がある程度定まっている遺構は別の名前で呼称される。

146日本@名無史さん:02/10/10 07:21
8.学界と一般社会の間、大学内研究者と学外研究者の間などに有ると
されるもの。目的が閉じこもるためか、閉じこめるためかは、不明。
147日本@名無史さん:02/10/15 17:32
陥穴(落し穴) おとしあな
1.手頃な穴の総称。明らかな柱穴、貯蔵穴、墓坑、風倒木は除外し、残ったもの。
148日本@名無史さん:02/10/15 19:22
それをいうなら、

土坑(どこう)
1.手頃な穴の総称。明らかな柱穴、貯蔵穴、墓坑、風倒木は除外し、残ったもの。

の方が妥当だよ。
149日本@名無史さん:02/10/15 20:00
土坑が総称で、陥穴、柱穴、貯蔵穴、墓坑、廃棄坑等はその細分。
150日本@名無史さん:02/10/15 20:39
厳密にはね。
でも、通常は用途不明の穴の総称に使ってるでしょ?
だから、

2.遺構の性格や用途に言及しない便利な呼称。あくまで「人為的」が建前。
151日本@名無史さん:02/10/15 21:22
〜状遺構 〜じょういこう
1.類型に収まらない遺構だから、断定を避ける。逃げの上手いやつ。
 その内、〜状遺構で定着する。
152日本@名無史さん:02/10/15 21:23
3.優秀な研究者は、それぞれの用途を解明して、集落構造・社会の復元を成し遂げる。
4.優秀でない研究者には、それぞれの用途がどのように証明されたか理解できない場合がほとんどである。
153日本@名無史さん:02/10/18 02:25
B,BC,C,A,A’
1.考古学アルファベット。入門者は最初に覚える。大法螺ふき。E,Bも類例。
 あと、Z,C,Kというのもある。T,L,Vなんてのもある。
 小文字は、abcdと素直に使うのが普通。
154日本@名無史さん:02/10/20 15:59
どうして考古学者が難しい言葉を使うか…
www.volonte93.comの
考古学最前線に解説してあった。
155日本@名無史さん:02/10/29 01:13
今度は佐藤洋一郎氏と揉めますた。
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/history/1029380204/l10
156日本@名無史さん:02/10/29 01:14
間違いますた。こちらですた。
http://www2.realint.com/cgi-bin/tarticles.cgi?akura+469
157日本@名無史さん:02/10/29 05:52
誤爆だな
158日本@名無史さん:02/11/15 02:32
乳棒状石斧 にゅうぼうじょうせきふ
1.ぬめっとした輪郭で、だらっと長い感じの、はまぐり刃の磨製石斧。
159河童:02/11/19 20:18
154>日本@名無史さん http://www.volonte93.com ですね?
160日本@名無史さん:02/11/20 22:09
弥生式土器 やよいしきどき
1.日本国内で弥生時代に使っていたとされる土器の総称。壺・甕・鉢などの器形がある。
2.文京区本郷弥生町の向ヶ丘貝塚出土の土器を示標とした土器の一様式。貝塚出土
 がポイントで、どの辺から出たかは聞かない約束。
3.日本国内の遺跡で出土する縄文土器・土師器・かわらけ以外の素焼きの土器。
 縄文土器及び土師器との境界は不明瞭。

3.
161日本@名無史さん:02/11/21 21:46
弥生土器 やよいどき
1.倭の領域で使われた土器の総称。前方後円墳出現以降は、土師器と呼ばれる。
2.世が世なら、新坂式土器であり、新坂時代なのだ。新しい坂を上る時代なのだ。
162日本@名無史さん:02/11/22 22:20
ピット ぴっと
1.小穴。土坑よりも小さい穴の総称。ただし、どこまでが土坑で、
 どこまでがピットか、という境界は不明確である。
2.調査の後で柱穴や柵列であったことがわかり、後悔する穴。
3.土坑同様、用途不明の穴に対する逃げ道としても有効である。
4.学生の頃、先輩に「ピットとチ○チンはいじればいじるほど
 大きくなる」と教えられた。ただし、液は出さない。
163日本@名無史さん:02/11/22 23:21
これを読むといかに考古学にかかわる人々がいい加減な人達かわかりますな。
やっぱりしろーとに毛の生えたぐらいの人達に遺跡を掘らせちゃいけませんな。
大学の先生達は,ちゃんと教育してもらわんと。
そんなことできないと言うやつはバカですな。
164日本@名無史さん:02/11/22 23:24
あおもの【青物】
1、青銅器の俗称。菜っぱの事ではない。
2、良心的な教授は学生が卒論テーマに選んだ場合、極力やめるように指導するが、将来性の見込みのない学生の場合にはそのまま静観するテーマ。
3、研究者を石ころ屋、土器屋に対して青物屋と称するが、平均年齢はきわめて高い。また、資料収集で現物をさわれるようになった場合、本人は年を取った事を痛感するという。
4、青銅器が頻繁に出土する地域を称して青物市場という。
165日本@名無史さん:02/11/22 23:37
>>163
大学の叫喚に遺跡をマトモに掘れるやつが実は少ないという罠
(それともこいつはデムパか?)
166日本@名無史さん:02/11/22 23:40
>>165

目糞,鼻糞を笑うですな。
167日本@名無史さん:02/11/23 09:35
>>163 >>165
そんな共感に育てられた最近の新卒者はとみに質が劣ってる。
とくに最近専門課程を作った痴呆の私大系に多い。
「わあー。土器だー。本物よー。すごいー。」って連呼したときには唖然とした。
偏差値の低いヤシはこんな業界に来ず、逝ってよし。
168日本@名無史さん:02/11/24 04:54
これを読むといかに考古学にかかわる人々が愉快な人達かわかりますな。
ま、やっぱり地元に根を張った人達に遺跡を掘らせなくちゃいけませんな。
埋文センターの先生達には,ちゃんと後輩を指導してもらわんと。
そんなこと知らんと言っちゃーお終いですな。
169日本@名無史さん:02/11/24 13:53
小林恵子大先生について解説お願いします
170日本@名無史さん:02/11/24 19:06
>>169
ただの牽強付会日本書紀電波だろ
171日本@名無史さん:02/11/24 21:30
イザワと同じ穴のムジナ
172日本@名無史さん :02/12/07 00:25
>>167
うちの大学の学生みたいに、なに見てもほとんど反応無しっていうより
ましだと思いますが・・・。
173日本@名無史さん:02/12/07 02:17
助手
1.考古学実習等の授業の補助のために置かれる職。
2.大抵わけのわからん教授と学生に頭を悩ませ、苦悩の日々を送っている。
3.助教授と勘違いされることがある。
174日本@名無史さん:02/12/07 07:14
4.まれに斯学の第一人者が万年助手として
遇されることがあるが(清男・行雄など)、
逆に万年助手なら斯学の権威とはいえない
175日本@名無史さん:02/12/07 10:21
>167 つーか、役所か民間かしらんがそんな新卒を採用して
    使っている貴方の組織の方も問題だ。
   
176日本@名無史さん:02/12/07 10:56
考古学教授
1 一見すると左官風
2 一見するとドカタ風
3 一見するとヤクザ風
4 俺に付いて来いが信条
5 ネガティブな反応には根性論で脳内変換(藤村・学会・大學・学生・現場=根性が無い)
177日本@名無史さん:02/12/07 11:37
>>176
6.歪んだ庶民感を持ち、映画『男はつらいよ』のファンだったりする
ことがある(駄目かな?)。
178日本@名無史さん:02/12/07 12:06
>>177

名指しも同然じゃないか。
179日本@名無史さん:02/12/16 18:38
>>178
誰?
180日本@名無史さん:02/12/26 14:48
ageてみる。
181日本@名無史さん:03/01/02 02:45
論文
1.考古学に関する論文を指す。
2.意外と誤字脱字が多い。批判された時、その部分が括弧つきで引用されている
と、とても恥ずかしい。
3.難読熟語、まわりくどい表現、マニアックな単語が多い。
4.「素晴らしい論文だ」と思っているのは大抵作者だけ。
5.教育、普及といったものとは概して無関係である。
182日本@名無史さん:03/01/06 23:57
181>>
6.評価の高い論文は「演繹」によるものが多く、資料による裏づけが
希薄な場合が多い。この場合、批判されることが少ない。
何故なら誰もやっていない分野であることが多く批判できる者がいないから
である。新発見資料が出ると人知れず消滅するが、論文執筆者は文化庁で
活躍してたりすることがある。
183日本@名無史さん:03/01/07 00:20
学会
1.日頃の催眠術研究成果を披露する場。
2.全国にいる友人と酒を呑むための集会。普通酒は夜から呑むが、ひるから呑む強者もいる。
184日本@名無史さん:03/01/07 00:39
3.世代が上になるほど共同体主義者の巣窟となる。
一般社会とのズレを感じて急性アノミーにならないための
防波堤。
185日本@名無史さん:03/01/07 00:44
4.流行と政治力学により支配される目的倒錯の場。
186日本@名無史さん:03/01/07 03:41
別にいいけど、ここって全然「悪魔の辞典」っぽくなくね?
単なる「辞典」でしかないような…。
187日本@名無史さん:03/01/10 21:56
「別にいいけど」・・・よくないんでしょ。口癖がでるね・・・
188日本@名無史さん:03/01/11 00:45
>>186 同意、と言うか「悪魔の辞典」を読んだ事無い人が書き込んでる、本家は
もっと簡潔で警句的だし、ウイットにとんだ面白い読み物、だいたい>>1が読んだ事
無いんじゃないの?角川から文庫が出てるんで読んでみて
189山崎渉:03/01/11 16:36
(^^)
190日本@名無史さん:03/01/11 21:43
日本考古学版 悪魔の辞典
天使の心で日本考古学を語るための手段。
191日本@名無史さん:03/01/12 00:08
>>188
考古学に関することになるとどーしてもくどくなっちゃうんです。
別にアンブローズ・ビアスの顰に倣おうなんてたいそれた事を考えては
いません。昔、岩波文庫で読みました。
192日本@名無史さん:03/01/13 18:53
まあ、これはこれでいいんでないの
193日本@名無史さん:03/01/15 21:01
顰に倣うなんて難しい言葉よく知ってるね
194山崎渉
(^^)