1 名前:1 01/11/13 22:58 ID:rYer0YC+
富士写真フイルム(株)は7日、従来の10倍以上の高密度記録に対応したナノ薄層
塗布型磁気記録媒体“NANO3(NANO CUBIC)技術”(ナノキュービック:NANO layer
coating technology with NANO dispersed NANO particle)を開発したと発表した。
新技術は、“ナノ・コーティング技術”、“ナノ・パーティクル技術”、“ナノ・ディスパー
ション技術”の3つの技術を基にしたもの。
“ナノ・コーティング技術”は、同社が1992年に開発した磁性体技術
“ATOMM(Advanced super Thin layer & high Output Metal Media)”
の精度と密度を高めたナノ薄層塗布技術。“ナノ・パーティクル技術”では、数十nm
レベルに微粒子化したメタル針状磁性体と、それより
小さい微粒子のバリウムフェライト板状磁性体の2種類を開発。“ナノ・ディスパーシ
ョン技術”では、数十nmの微粒子磁性体を均一に分散
させ整然と配列させる特殊高分子バインダーを採用したという。同社では、この技
術により、高分解能、低ノイズのメディアの試作に成功
したとしている。
これを利用することで、データテープでは1TB(テラバイト)以上に、3.5インチFDでは
3GB以上の大容量化が図れるうえ、高分子バインダーを
採用した塗布型のため、蒸着テープに比べて化学的な安定性が高く、長期保存の
面でもすぐれているという。また、現行の塗布装置で大量
生産できるメリットもあるとしている。
http://ascii24.com/news/i/tech/article/2001/11/09/631165-000.html