おいでよどうぶつ神の転生

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1枯れた名無しの水平思考
僕は天才プログラマー『ナカジマ』だ。
何ヵ月か前にこの村に引っ越して来たが、今度はこの村から外界に出れなくなっていた。

今日もこの箱庭から脱出するために『パソコンとラック』のキーを叩いている。

僕には同居人がいた。

天井裏に3人居るのだ。
だが、彼らは目覚める事は無い。
彼らは昏睡に陥っていた。
一応名前は分かる。
『ユミコ』『ハザマ』『ベス』。

…彼らの寝顔以外の表情は見た事が無い。だが確実に彼らは生きて動いている。
僕が寝ている時に彼らの内誰か一人が起きている様だ。
僕の知らない内に家具が動いていた。
村人から彼らの話を聞いたし、
彼らから手紙が来たことで確信した。

この『TOKYO村』ではTOKYO村の人間は一度に一人しか行動出来ないらしい。

さらにこの村から出ようとしても出られないのだ。僕達はこの『箱庭』に閉じ込められたらしい。

ここの村人は友好的な者もいた。しかし僕を騙して金を根こそぎ奪い取った村人もいるのだ。
かえって後者の村人が多い。
この村の村人は人間ではない。

人ならざる人『どうぶつ』―
その異形の姿で僕を苦しめた。


―出来た。降魔術とCPを組み合わせた『悪魔召喚プログラム』。
…僕は悪魔を呼び出し、あの虫けら共を処刑してやる。
そしてこの箱庭から脱出するのだ。
2枯れた名無しの水平思考:2006/11/18(土) 14:54:32 ID:jkVm7nUr0
>>1
氏ね
3枯れた名無しの水平思考:2006/11/18(土) 15:10:12 ID:tx68YX2I0
なんでここに立てるんだろ
4枯れた名無しの水平思考:2006/11/18(土) 15:39:50 ID:RRSLrP8CO
 γ⌒⌒ヽ
 (@ @ )精神科こわくないよ
  7▽ r´
 /   |
(μ u ノJ
 | | ω|
 L_) L_) 
5枯れた名無しの水平思考:2006/11/18(土) 16:48:17 ID:ptK7+c5mO
回線吊って首切って氏んできますorz
6枯れた名無しの水平思考:2006/11/18(土) 19:16:46 ID:AkRMBTRt0
なんだこれ
7枯れた名無しの水平思考:2006/11/18(土) 20:06:25 ID:yC0ascvs0
続きにwktk
8枯れた名無しの水平思考:2006/11/18(土) 22:24:44 ID:BQ5BLLbAO
バロス
9枯れた名無しの水平思考:2006/11/19(日) 17:52:09 ID:pJOZy7ieO
しまった!
まちがったスレをたててしまった!
くそっ!もうすこしおちつくべきだった!
ざんねん!わたしのスレはこれでおわってしまった!

お願いだからスワードナとかくさったカブは送らないで。
10枯れた名無しの水平思考:2006/11/20(月) 00:45:32 ID:wJqgtZV8O
僕はまず、
プログラムに悪魔を詰めた。

魔王クッパ。

少し話したらあっさり仲魔になった。


僕はいつ虫けらを処刑するか決めた。
ニューイヤーデイ。

僕は魔王クッパに3人の魂を捧げると約束した。
たぬきちと、ボン、そしてももこ―

村中の村人が集まる年越しイベント。
僕はそれを利用した。


相変わらず三人は目覚めない。
…だが、その戒めからももう解放される。
彼らを救うのだ。
同時に奴等を処刑する。

今、僕は役場の前に居る。
僕は自作の改造家具を腕につけた。ハンドベルトコンピューター。
腕に付けるタイプで、持ち運びできる。
僕の指がキーへと運ばれる。

「ねぇ、ナカジマ?」
突然呼び掛けられた事にびっくりした僕はキーから指を話した。
後ろを向くとリリアンがあどけない表情でこちらを見つめる。

「それは、何?」
リリアンの視線は腕のコンピューターに向けられていた。
僕の身体から血の気が引くのが分かる。
「ああ、これか?」
僕は持ち物からスコップを取り出す。
「リリアン、ちょっと待ってくれ。」

木の裏へスコップを持ちながら僕は落とし穴のタネを埋めた。
スコップから土の感触が伝わる。
リリアンの肉体もこの後、この冷たい土の下へ埋まるのだ。
僕の頭の中は既に危険思想でいっぱいだった。
「リリアン、来てくれ!」
リリアンは何も疑わずこちらへ来た。
今だ。
僕はリリアンを木の裏へ押し倒す。
リリアンの身体は地面に沈んだ。
どうぶつが落とし穴に落ちても声一つ出さない。
いくらもがいても一人では出れない。
既に実証済みだ。

役場の前へ僕は戻る。
新年まで後1分。
せいぜい新年まで盛り上がるがいい。
そしてお前達の命日は正月になる。

僕は召喚の準備を始める為にキーへ指を伸ばした。
11枯れた名無しの水平思考:2006/11/20(月) 01:03:48 ID:F0SrFW+V0
     ∩∩
     .| | | |
     (・x・ ) ヒョコ
     /  |
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12枯れた名無しの水平思考:2006/11/20(月) 20:48:40 ID:wJqgtZV8O
僕は新年の祝いと同時にクッパを召喚した。

村に混沌が訪れる。

クッパはあらゆるものを破壊し尽くした。
僕の苦労の日々の産物も、3人が生きていた証も…
「ど どういうことじゃ!何があったんじゃナカジマ!」

パニクったコトブキ村長が僕に質問を浴びせる。

「ん?簡単な事ですよ…僕はこの世界から脱出する!」
僕はコトブキ村長に右ストレートを与えた。
僕の拳が顔に食い込む。

無防備だったコトブキ村長は激しく吹き飛んだ。
そして運悪く同じカメの魔王クッパの甲羅のトゲに当たり、息絶えてしまった。

「あっはははは…あははははははは!!」
僕はこれまでに無いほどの快感を味わっていた。僕は奴等をひれ伏している。凌駕している。

村は炎に包まれ、激しい熱風が起こる。

僕は今のうちに三人を門まで運び出した。

ユミコ。
君の笑顔が見たい。
ハザマ。
君からは手紙を貰っていないな。
君はどんな人間なのだろう。
ベス。
君がこの村が好きだったのは知っている。
でも…僕は耐えられなかったんだ。
許してくれ。


クッパは既にたぬきちとボンを葬った様だ。
残すは後一人。


「ナ、ナカジマ…」
「ん?リリアンか。」

僕は地面に沈んだリリアンに視線を向ける。
「な、何を…」

「はぁ…君だって気付いてるくせにな。」

僕はリリアンを見下す。

「な…何に…」
リリアンの声には覇気が無く、今にも死にそうだ。
「この世界が…単なる箱庭だって事だよ。」
「…何…そ…れ…」

「まあいいよ。キミには用は無いしさ。」
燃えた木がリリアンに向かって倒れる。
リリアンは倒れた木に気付かないまま死んでいった。
リリアンには悪いが、僕達はこの亜空間から脱出しなければいけない。

残る標的はももこ―
13枯れた名無しの水平思考:2006/11/21(火) 00:02:46 ID:rv4GwHZR0
さすが携帯
14赤い名無し:2006/11/22(水) 21:07:08 ID:w2xc0FfH0
続きがきになります。
15枯れた名無しの水平思考:2006/11/23(木) 11:02:49 ID:Lpfecqjf0
続きはまだ?
16白鷺弓子:2006/11/23(木) 12:50:48 ID:Kq1JC1kiO
期待してるわよ中島君
17枯れた名無しの水平思考:2006/11/23(木) 20:37:45 ID:z93feEGdO
僕は燃え盛る村を闊歩していた。
ユミコ達はもう大丈夫だ。
…全ては僕から四万九千九百九十九ベルも奪ったももこに復讐する為に。

居た。はははっ。逃げ惑って居る。無駄だ。処刑してやる。
「ももこ!大丈夫か?」
「あっ…ナカジマ!」
こいつは悪だ。自分が生き残る為だったら何だってする筈だ。
「―ももこ…」
「何?ナカジマ、早く逃げようよ!」
僕はももこに明かした。
「僕は悪魔に三人の魂を捧げると約束してしまったんだ。たぬきちとボン。そしてもう一人は…」

僕はももこをに体当たりした。
ももこはその後ろに居たクッパに捕まった。
「好きにしろ。」
僕がそう言うとクッパは、ニヤリと笑った。


「な、何があったんだ!」
僕が声がした方に振り返ると、ネオTOKYO村のアレフが、そこに立っていた。
しまった。いつでも逃げていい様に門を開けたままにしていたのだ。
そしてアレフの目の前でももこは…
「ももこはクッパとお楽しみの真っ最中なのさ」
僕は開き直ると、事が済んだクッパをコンピュータの中にしまう。
ももこは血に沈んでいたがまだ生きてはいた。空に喘いでいる姿はまさに滑稽だ。
「それの腕のコンピュータは…がっ」
僕はアレフをアミで叩いて気絶させた。ははは。いい気味だ。

どうせクッパの様な大きなサイズの悪魔がこんな性能の悪いコンピュータから自力で出れる筈が無い。
クッパの謀反も起きる事も無く、アレフに現場を見られた事以外は完璧だ。
たぬきちとボンを殺し、ももこも十分苦しめた。いや、死んだ方が幾らかマシだったろう。
後はこんな村から脱出するだけである。
まずアレフを脱出させる為に、このコマンドを使う。
[おひらきにする]。
アレフは自動的にネオTOKYO村へ送還されるだろう。

門は閉まるが、もう一度開ければ良いだけだ。
全ては完璧だった―
18枯れた名無しの水平思考:2006/11/23(木) 20:41:09 ID:z93feEGdO
19枯れた名無しの水平思考MK-U:2006/11/23(木) 22:22:01 ID:fw+kQnF/0
良い!、かなり良い!
20枯れた名無しの水平思考:2006/11/24(金) 07:19:20 ID:/QbH9QUqO
oh
21ケルベロス:2006/11/25(土) 01:08:56 ID:z99Dyp8zO
アゲ
22枯れた名無しの水平思考:2006/11/25(土) 01:47:16 ID:t3I5HWQl0
やべえ、マジウケたw
23枯れた名無しの水平思考:2006/11/25(土) 17:12:48 ID:zCFbjZTUO
セリフは小説版に忠実の様だが…
ぶつ神のナカジマは何の生まれ変わりだとかヒノカグツチはいつ出るかも気になるな。
それからハザマとベスがどの様な行動をとるかも期待。
しかしあの閉鎖空間からどうやって脱出するかが見物だ。
24枯れた名無しの水平思考:2006/11/26(日) 19:31:14 ID:hQnW0WLkO
気が早いけどまとめサイト作ってみた。
http://butukami.okoshi-yasu.com/index.html
25枯れた名無しの水平思考:2006/11/27(月) 18:58:47 ID:MQ/28v6cO
僕達はTOKYO村を後にして、
じゅっせい村に逃げ込んだ。

僕が見たTOKYO村の最後の風景は、崩れ落ちる僕達の家だった。

終わった。そう思いたかった。

だが3人は目覚めなかった。

何故だ。僕の計画の何が間違っていたんだ。

そして門を出た後の風景が、僕を驚愕させた。

そんな。嘘だ。

目の前には殺した筈だったたぬきちが立っていた。
「ナカジマさんだも〜?」


僕は新しい家に飛び込む。
何もかも、TOKYO村に引っ越してきた時と同じだ。まさか、そんな。
僕達は永遠にこの空間から脱出出来ないのか。
それともこんな考えすら神は傲慢だと言うのか。

僕は頭をフルに使って考えた。
だが、どうしても脱出の方法が思い付かない。
クッパだけでは力不足なのだ。
だが、僕の持っていたこの空間の通貨、ベルの素材―
悪魔を現世で実体化するのに必要な物質マグネタイトでは、クッパを実体化させるだけで精一杯だった。
「ユミコ…!」
もう駄目だ。僕の手には焦りからか汗が、目には苦しみのあまり涙が滲んだ。
僕はベルをもう持っていない。無一文なのだ。

…僕は落ち着いて、じゅっせい村の地図を見直す。

僕は自分の眼を疑った。この村にはボンとももこが住んでいた。
僕の頭の中には落胆と、激しい憤怒が渦巻いていた。
何者かが僕達に何かしようと企んでいる。そうに違いないのだ。
ベルはまた集め直せばいいのだ。…もう僕は、使えるものは全て使ってやる。
悪魔召喚プログラム。魔王クッパ。そして新しい悪魔。
住民の魂。ベル。金の神器、そして、ハザマとベス。
僕は怒りのあまり震える手を押さえながらパソコンとラックの前に座った。

「ちくしょう、殺してやる」
26枯れた名無しの水平思考:2006/11/27(月) 19:13:27 ID:Oo6ZSQSDO
うはwおもしれ〜
27枯れた名無しの水平思考:2006/11/27(月) 23:36:31 ID:NuB+LExa0
じゅっせい村キター
28枯れた名無しの水平思考:2006/11/28(火) 15:13:02 ID:STgY3j4XO
無駄に原作に忠実Σ(  ゛)
29枯れた名無しの水平思考:2006/11/30(木) 18:04:06 ID:tUhjspCZO
続きマダー?
\\( ・∀・)
30枯れた名無しの水平思考MK-U:2006/11/30(木) 21:19:42 ID:MnYmrguP0
続きまだですか?
31枯れた名無しの水平思考:2006/11/30(木) 21:38:00 ID:c/NOmhga0
アゲー
32枯れた名無しの水平思考:2006/11/30(木) 22:43:17 ID:b4IKI5iGO
続きщ(щ゚д゚ )カモーン
33枯れた名無しの水平思考:2006/12/01(金) 17:00:18 ID:GkU+lMl30
バトルロワイヤル式無料アプリBRK.仲間とチーム組んでチーム戦したり、チャットもできるんで話しながら遊べます。
今人数集まってきてて面白くなってます!
http://breaker-game.net/br3_invite_mail2.php?id=244403
34枯れた名無しの水平思考:2006/12/02(土) 18:44:32 ID:At/ezoF1O
続きは〜?
35枯れた名無しの水平思考:2006/12/02(土) 19:32:03 ID:CN4s2E20O
僕は持てる知識と体力を全て使い尽くした。

マグネタイトとなるベルを稼ぎ、そして魔界から悪魔を引きだし…

その繰り返しだった。
準備が出来た時は既に2ヵ月も経っていた。

じゅっせい村はTOKYO村より酷くは無かったが、ボンは相変わらず僕に対して騙そうと考えている様だ。たぬきちも変わらない。…ももこは既に居なくなっていた。

僕はこの空間の事を調べていてある程度分かった事がある。
村として存在するこの空間は無限に存在するほぼ脱出不可能のメビウスの輪の様な空間だと言う事と、
どうぶつは同じ人物が複数も存在する、と言う事だ。
…だが、今更それが分かったところで何になる。


この現実世界からかけ離れた無数に存在するパラレルワールドからは脱出出来ないのか。
僕の復讐は永遠に終らないのか。

また嫌な考えが頭を駆け巡る。…そんな考えを自分の頭の奥に閉じ込めた。恐らくもう僕は錯乱していたのだろう。
…まさか、悪魔とユミコを生贄に捧げる約束をしてしまうなんて。ベスとハザマよりも悪魔がユミコを望んだのだ。
悪魔召喚プログラムを作り出す前の僕なら止めていただろう。しかし今の僕はもうそんな事も躊躇しなくなっていた。
僕は完全に変わってしまったらしい。
なら、僕はそんな自分も利用する。もう戻れない道に僕は自分から足を踏み入れた。進むしかないのだ。

『よし。生贄の準備だ。』
僕はユミコを生贄に捧げる為の降魔術の道具を部屋に置き始めた。もはや自分を止める事が出来ない、いや、ユミコを生贄に捧げる事を僕自身が望んでいたのかもしれない。
そんな自分が嫌になって来る。ユミコとはずっと近くに居ながら手紙を出し合ってきた。ユミコがどんな女性かは僕が一番分かっている筈だ。なのに―

『くっくっくっ』
意識を失ったままのユミコを僕は描いた召喚の為の陣の中に入れる。そして僕は迷う事なく悪魔を呼び出し始めた。
それが後の悲劇を招き、自分自身が後悔する事になるとも知らず…
36枯れた名無しの水平思考:2006/12/03(日) 21:44:01 ID:ER1kozH8O
続きキターアゲ
37枯れた名無しの水平思考:2006/12/04(月) 21:48:26 ID:ChfWxPbWO
続きを早く書か…
38枯れた名無しの水平思考:2006/12/06(水) 19:26:29 ID:CHsqisdYO
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう
まかなかきゅうきゅう とうかなちこ あかなちあたなち あだあだなだなだ
りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに

いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
39枯れた名無しの水平思考:2006/12/06(水) 19:50:01 ID:itYhQJk1O
つーづーきー!
40枯れた名無しの水平思考:2006/12/08(金) 17:51:36 ID:IEV81ocgO
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
41枯れた名無しの水平思考:2006/12/08(金) 22:33:48 ID:KOVZtKQDO
続き続き続き続き続き続き
42枯れた名無しの水平思考:2006/12/09(土) 19:29:10 ID:0eLZFd1ZO
僕は陣に念を掛けた。もうこれで全てが終わる筈なのだ。

実体を得ていない梟の悪魔、魔獣クーがユミコに近付く。
僕は目を背けた。僕自身はユミコが悪魔に使われると言うのは見たくなかったからだ。
…だが、結果はあまりにも予想とは違う方向に走り出していた。
突然クーの悲鳴が辺りに響く。僕は視線をクーに向ける。
…なんとクーの左翼が炎に包まれていたのだ。

「キシャアアアアア!!!」

クーが炎にまかれながら部屋をのたうち回る。
僕は予測も出来なかった事態にただ、唖然とするだけだった。
クーの左翼はあっと言う間に燃え尽き、身体に炎がうつった。
クーはユミコから遠ざかった。ユミコに何か、悪魔を寄せ付けない何かがあるのだろうか。
炎は部屋のカーペットや壁にもうつり、家を焼き始めた。そしてクーは、灰と化した。
クーを葬った炎は灰まで焼き尽くして、未だ燃えている。
一体何が起こったのだろうか…崩れる木片と倒れる燭台の後ろには、眠っている筈のユミコが立っていた。
「!…ユミコ!?」
目の前の少女は軽蔑の目で僕を見ている。何故今更目覚めたのか…
「あなたが…ナカジマ君?」
ユミコは僕に近付くと平手打ちをしようと手を上げた。僕はとっさにハンドベルトコンピュータを付けていた左腕でユミコの手を押さえた。
「そのコンピュータは…」
「僕はこの空間から脱出するんだ。もう何を出しても構わない!」
そう言った瞬間ユミコの手を掴んでいた左腕が発火した。
僕は直ぐに左腕に水槽の水をかけた。幸い火の規模は小さく、水も少量で済んだので少し赤味を帯びた程度だった。コンピュータも無事だ。

「き、君は…一体!?」
「教えてくれる?こんな事になるまでの事を…」
ユミコは激しい視線を僕に向けていた。
43枯れた名無しの水平思考:2006/12/09(土) 19:41:48 ID:0eLZFd1ZO
〜ナカジマのハンドベルトコンピュータ内にて


魔王クッパはデジタルデータに圧縮されながらもある事を考えていた。
ナカジマを利用しようとわざと仲魔になった。全てはクッパ自身の目的の為に。そうして彼は絶好のチャンスを待った。

そのナカジマが村一つを壊滅させるという目的もクッパにとってもまだ良い目的だったのだ。
彼の目的は実世界に実体を持って進出する事だ。
魔界、地底世界で覇者として君臨したクッパだったが、実体を維持する事が出来ない実世界には出る事が出来なかったのだ。
そんな彼にナカジマが交渉を持ち掛けて来たのはまさに絶好の機会。
そして次の機会、つまりナカジマの身に何かあった時にはナカジマ自身を倒し、そして完全なる実体を得る。
ナカジマはこんなコンピュータからは出れないと思っていたがそんなこともなかった。
彼には十分この基盤から出る事が出来る力があったのだ。

いよいよ実世界を支配する時が近付いて来たのだ。
クッパはその瞬間を楽しみにしていた。いや、クッパだけではなく他の悪魔達も同じだ。
ナカジマが悪魔に見捨てられ、肉体と魂を貪られる瞬間はそう遠くはなかったのである。
そしてその瞬間はゆっくりと、確実に近付いて来た…
44枯れた名無しの水平思考:2006/12/09(土) 19:43:22 ID:0eLZFd1ZO
すまん、マグネタイト切れでHPが0になりそうで力尽き果てそうだ。
誰か他に書き手を求む…
45枯れた名無しの水平思考:2006/12/10(日) 02:01:28 ID:RkXiBsvDO
スレ主は状態異常『LOSHEAD』になりました
46枯れた名無しの水平思考MK-U:2006/12/11(月) 19:42:24 ID:jzcMFubE0
続き、待ってます。
47枯れた名無しの水平思考:2006/12/11(月) 22:49:04 ID:kC8SNLub0
イロイロナコトヲ オシエテヨ ネエ ナカジマ
48枯れた名無しの水平思考:2006/12/13(水) 19:41:55 ID:5S8/B5i9O
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
49枯れた名無しの水平思考MK-U:2006/12/13(水) 21:59:38 ID:KjFyJh/40
続き、待っています。
50枯れた名無しの水平思考:2006/12/15(金) 16:43:51 ID:KRb5fc5Z0
続き、まだ?
51書き手A:2006/12/16(土) 07:39:49 ID:C2o7jdz9O
すいません。一週間近く外界との接続を断たれていましたorz。
今日、結構な数うpるのでしばしお待ちを。…今から学校(会社)だ(爆死)
52枯れた名無しの水平思考:2006/12/17(日) 12:57:21 ID:wmL2rwaI0
頑張って下さい。
53枯れた名無しの水平思考MK-U:2006/12/18(月) 15:53:53 ID:7IHRCu4E0
続き、楽しみです。
54枯れた名無しの水平思考MK-U:2006/12/19(火) 17:17:56 ID:P4F0pyZF0
御元気ですか?
55妖魔コテハーン:2006/12/19(火) 18:51:52 ID:felBj0fMO
恐らく今まで一話から書いてきた書き手Aさんが志半ばで力尽きたと思われる。そこで他に書き手を求めてたっぽいので漏れが書いてみる。
------------

僕は事の始まりからここまでの事をユミコに話した。ユミコはもう僕の事など信じないかの様な鋭い視線を向ける。

「…あなたは今まで殺してきたどうぶつ達の事を何も思わなかったの!?」
ユミコは激しい言葉を僕にぶつける。
「何を言っているんだい?ユミコ。所詮、どうぶつ達は何人も同じクローンが居るんだ。それに本当は僕とこの世界とは何の繋がりも無い。
…例え村一つを潰したとしても、この空間にも僕にも何も影響しないさ」
僕はユミコの動きを封じる為に悪魔を呼び出す準備をしていた。
何故、こんな事になったのだろう。僕の計画は間違っていなかった筈だ。
それをユミコが認めなかったから?…違う。本来ならユミコは目覚める事が無かった筈だ。
ユミコは目覚めた。

…それなら僕がこの空間の条理を少しねじ曲げた事にはなる。
計画はまだ終わってはいない。十分、続行出来る。

よし、準備が出来た。僕は自分自身を確認してENTERキーを押す。
『グキュグパァ!!』
魔獣ディアルガ。
もうユミコの動きを止める為には…

「ナカジマ君…あなたは何処まで…!」
ディアルガが動きだすとユミコは手を翳した。
「gu・slit!」
ユミコの手から突然光が発せられると、ディアルガはそのまま眠りに落ちてしまった。
間髪を入れずにそのままユミコはディアルガの頭を掴む。
「agi・rama!」
ユミコはそのままディアルガを骨になるまで焼き尽くしてしまった。
馬鹿な。…ユミコの力は僕の予想を遥かに凌駕していた。
「…ももことボンは私に、色々教えてくれたし、友達にもなってくれた!なのに…あなたは…ナカジマ君!」
56枯れた名無しの水平思考:2006/12/20(水) 19:27:22 ID:cwJRmEJP0
もはやどうぶつの森の要素がカタカナ読み程度しか見当たらない件…
57枯れた名無しの水平思考MK-U:2006/12/20(水) 21:25:19 ID:BMMjK/5u0
それがいいんです。
58枯れた名無しの水平思考:2006/12/22(金) 12:20:38 ID:DjS2aY9CO
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ 
あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
59妖魔コテハーン:2006/12/23(土) 11:00:08 ID:l+/pMy44O
ユミコはディアルガの残滓を踏み払いながら僕に近付く。

僕を、殺す気なのか…?
そうだろう。クローンとは言え、僕はユミコが、親友とも思っていたももこやボンに―

「でも、僕はまだ死ぬ訳にはいかないんだ!」
僕は急いで玄関へと振りかえる。戦略的撤退。
「ナ、ナカジマ君!待ちなさい!」
僕はユミコの制止を振り切って、玄関の近くまで走る。生贄に使った部屋から玄関までは、もう一部屋を横断しなければならなかった。だが、今の僕にはそんな事は関係なかった。
だが、玄関までついたところである事を思い出してしまった。
「しまったっ!ベス!ハザマ!」

…だが、僕に二人を助ける時間はなかった。手遅れだったのだ。階段は既に炎に包まれていた。僕はすぐに玄関を通り、ドアを閉めた。

バタン。


…僕は、一体何をやっているんだ。
家から出る黒煙は青空へ広がっていく。
僕は、

僕は。
三人の人間を一瞬に…


いや、どうせ生贄に捧げる命だったのだ。それにもう後悔しないと決めた筈。
…まだ手駒は残っている。
まだ手をつけていないエリアがあるのだ。
仕立屋のエイブルシスターズ。そして博物館のフータ、フーコ、その地下の喫茶店のマスター。

「くっくっく」


僕は、よろめく足で仕立屋へ向かった。

ディアルガを失ったのは誤算だったが、5人の生体マグネタイトを使えば…

僕は諦めない。例え、その結末が後悔させるようなものだったとしても。僕は…

60枯れた名無しの水平思考:2006/12/23(土) 11:05:38 ID:K56KePfiO
まんことレイプシーンマダー?
61妖魔コテハーン:2006/12/23(土) 14:00:15 ID:l+/pMy44O
>>60
中島朱実=ナカジマ
白鷺弓子=ユミコ
ロキ=クッパ
小原=ももこ(多分)

女神転生の原作DDSを読んでいるならこれを考えよう。
DDS(女神転生)ではロキが小原を…
62枯れた名無しの水平思考:2006/12/26(火) 12:33:06 ID:RHfbugBJO
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ 
あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
63枯れた名無しの水平思考:2006/12/29(金) 14:30:12 ID:yvBKE4EWO
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ 
あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
64枯れた名無しの水平思考:2007/01/02(火) 03:00:21 ID:SiKcd5hnO
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ 
あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
65枯れた名無しの水平思考:2007/01/04(木) 18:10:32 ID:k0StGFBS0
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ 
あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか
66枯れた名無しの水平思考:2007/01/05(金) 23:09:57 ID:NiLEfTqW0
初めて見たがワロタ
67枯れた名無しの水平思考:2007/01/07(日) 05:11:45 ID:6DwCRoItO
誰か続き書けよ…
68枯れた名無しの水平思考:2007/01/14(日) 20:49:24 ID:XA8iecZ7O
捕手
69枯れた名無しの水平思考:2007/01/14(日) 21:08:17 ID:N7fhWfROO
村が突然内球状になって村人が全滅したんですが
70枯れた名無しの水平思考:2007/01/15(月) 17:01:08 ID:KwfcnzBSO
>>69
回りに怪しい入れ墨短パン少年が居ないか調べるんだ
71枯れた名無しの水平思考
あしゃあしゃ むにむに まかむにむに あうにきゅうきゅう まかなかきゅうきゅう とうかなちこ 
あかなちあたなち あだあだなだなだ りゅうず りゅうず きゅうきゅうづりゅう きにきにきにきに 
いくくまくま くまくま きりきりきり きり にり にり まかにりそばか