ストーリーを教えてもらうスレ part67

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1ゲーム好き名無しさん
【注意事項】
スレの容量が500KBを超えると書き込めなくなります。
480KBを超えたら次スレが立つまで書き込みを控えてください。

自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・すでにwikiに載っているストーリーでも、より詳しく知りたい場合はリクエストを受け付けています。

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

前スレ

ストーリーを教えてもらうスレ part66
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1376789558
2ゲーム好き名無しさん:2014/01/19(日) 18:01:07.37 ID:FwSVFGBY0
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
 許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・すでにwikiに載っているストーリーの補足も書いて頂いて結構です。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
3ゲーム好き名無しさん:2014/01/19(日) 18:03:27.06 ID:FwSVFGBY0
関連スレ
(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
http://wikiwiki.jp/comic-story/

(ライトノベル板)
ライトノベル@2ch掲示板 ストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://www44.atwiki.jp/lightnovelstory

(女向ゲーム一般板)
ストーリーを教えてもらうスレin女向ゲ一般板
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1253686667/l50

(エロゲネタ板)18才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki Ver.2.0
http://wiki.livedoor.jp/esosmw658/

(女向けゲーム大人板) 18才以上の方のみ!
BL@【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ 3【面倒】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1285119403/l50
乙女@【一つ】ストーリーを教えてもらうスレ【よろしく】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/l50

[以下本スレdat落ち]
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://ponkotsu.r.ribbon.to/
(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ
http://cabin.jp/koizumi/story/
4ゲーム好き名無しさん:2014/01/19(日) 18:05:16.91 ID:FwSVFGBY0
ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki - 未解決一覧
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/14.html

(これまで、ここには未解決リストの内容すべてを転載することになっていましたが、
未解決リストの容量が大きくなってきたためかなりの連続投稿を要してしまいます。
2chの書き込みシステムに「忍法帖」が導入された関係もあり、連続投稿が難しいため
代わりに、上記のようにWikiの未解決リストページへのリンクを貼ることで
代用させていただきます。)


前スレの容量が一杯になって書き込めなくなるまでは、なるべく前スレを優先して使用してください。

テンプレ以上
5ゲーム好き名無しさん:2014/01/20(月) 05:28:47.78 ID:plgjYDsAO
新スレ乙
6ソウルサクリファイス:2014/01/20(月) 21:57:44.03 ID:9IIF0WP2O
(※前スレが埋まったのでその続きです)

→(マーリンを生贄にする)
右腕の中で、リブロムとマーリンは再会する。
「リブロムなのか?」「久しぶりだな、相棒」
「ここまで、長かった…」「すまない。もっと早く楽にしてやりたかった」
「"最後くらいは、誰かと一緒にいたい"」「ああ。そのために、オレは生きてきたんだ……」

世界は蘇った。人々が行き帰り、草木は緑を取り戻す。
主人公もまた、マーリンと同じ道を辿るかもしれない。でもきっと大丈夫だ。
何かを犠牲にできるくらいの強い意志があれば、未来は変えられると知っているから。

→(マーリンを救済する)
倒れたマーリンを抱き起こすリブロム。
「リブロム、なのか?」「久しぶりだな、相棒」
再会。リブロムと主人公に、もはや境目は存在しない。
しかし、マーリンの正気も長くは持たなかった。また戦って、救済して、戦って……リブロムは「マーリンの側にいてやりたい」という。
やがて体が保たなくなり、主人公もまた「本」となった。また誰かが、自分の意志を繋いでくれるだろう。
「日記」はあったことしか書けないが、未来は白紙だ。何かを犠牲にできるくらいの強い意志があれば、未来は変えられる。
(セーブしたデータは牢獄の中に本が増えます)
7ゲーム好き名無しさん:2014/01/20(月) 22:00:12.72 ID:9IIF0WP2O
スレ立て乙です。
ソウルサクリファイス、投下終了です。スレまたいでしまってすみません
8ゲーム好き名無しさん:2014/01/20(月) 23:53:53.37 ID:/5H8QQjE0
ソウルサクリファイス乙
9ゲーム好き名無しさん:2014/01/21(火) 01:39:07.80 ID:MqeszdAj0
ソウルサクリファイス乙です。
ゲーム中の文献を読み込むとマーリンと主人公の戦いはループの一環に過ぎない…
という解釈もできて何とも切ないんだよな
あと特定の同行者達のエピソードも世界観感じさせて好きだったな
10ゲーム好き名無しさん:2014/01/21(火) 01:53:55.03 ID:m4X+3+e+0
未解決にあったPS3 圧倒的遊戯ムゲンソウルズ、要約だけど投下します。
11圧倒的遊戯ムゲンソウルズ:2014/01/21(火) 01:55:08.82 ID:m4X+3+e+0
宇宙の辺境で目覚めた記憶喪失の少女シュシュは、たまたま目に入った7つの美しい星に感動し、この世界を自分の物にしようと企む。
そしてたまたま近くを通りかかった悪魔の少女アルティスと、人間の青年リュートを仲間に引き入れ、世界征服の旅に出る。

シュシュの目的は、それぞれの星に1人ずつ存在する勇者と魔王を自分の下僕にすること。シュシュ曰く、これでその星を征服したことになるらしい。
シュシュは相手が望む姿に変身できるという能力を用いて、勇者と魔王とその地のモンスター達を魅了し、自分の配下に加えていく。

順調に世界征服を進めるシュシュ達。しかしそんな彼女達の前に、ベルリオーズと名乗る少女が現れる。
ベルリオーズはシュシュと同じモンスターを下僕化する能力を持っていた。彼女の力を見たシュシュは、自分の物を勝手に下僕にするなと突っかかる。
しかしベルリオーズは自分にも大切な目的があるとシュシュの要求を拒否。2人は対立し、以後下僕を巡って争い始める。

シュシュ達は旅を続け、ついに6つ目の星まで征服する。
敵だったベルリオーズとも何度も争っているうちに仲良くなり、シュシュ達は最後の星を攻略しようと意気込む。
だがそのとき、彼女達の前に巨大なモンスターが姿を現す。ヴォルギスと名乗るそのモンスターにベルリオーズはお父様と声をかけた。
実は、ベルリオーズが下僕を集めていたのは病気の父親を救うためだった。娘のおかげで元気になったと述べるヴォルギス。
だがそんな説明も束の間、ヴォルギスはシュシュの目の前で、シュシュが今向かおうとしていた7つ目の星を食べてしまう。
呆然とするベルリオーズ。シュシュは怒りヴォルギスを倒そうするも、まるで歯が立たず吹き飛ばされてしまう。

シュシュ達が吹き飛ばされた先は、1つ目に征服した星でそこはヴォルギス配下のモンスターで溢れていた。
ベルリオーズは父親の真意を確かめるためヴォルギスのもとに戻り、シュシュ達はモンスターの退治へと出向く。
そしてシュシュは偶然にもそこで自分の記憶の断片を手に入れる。他の星にも断片があると踏んだシュシュは、再び世界を回り記憶を取り戻していく。
時を同じくしてヴォルギスのところへ辿り着いたベルリオーズは、ヴォルギスから本当のことを聞かされる。

実はシュシュはこの世界の創造神、ベルリオーズは破壊神で、2人は友達同士であった。
だがあるとき、ベルリオーズのペットであるヴォルギスが世界の半分を食べてしまい、シュシュを怒らせてしまう。
ベルリオーズは必死に謝ったがシュシュはそれを許さず、ついには大喧嘩に発展。このとき衝撃で世界は7つに砕け2人は記憶と力を失った状態で宇宙に投げ出されたのだった。
ヴォルギスは記憶を失ったベルリオーズに嘘を吹き込み、利用していたのである。

本当のことを知ったベルリオーズのもとに、記憶を取り戻したシュシュが現れる。どうして世界を壊したのかと尋ねるシュシュ。
ベルリオーズは破壊神だからと機械のように繰り返すも、それ以上言うとゲンコツかますというシュシュの脅しに屈し、本当は壊したくなかったと本音を漏らす。
それを聞いたシュシュはそんなこと根に持つ訳ないだろうと、彼女を許し仲直りをする。

過去の件を解決したシュシュ達は、決着を付けるべくヴォルギスのもとへと向かう。
神の力を取り戻したことによりシュシュはヴォルギスを圧倒するが、追い詰められたヴォルギスはベルリオーズを体内に取り込んでしまう。
破壊神の力を得たヴォルギス。このまま倒せばベルリオーズの命が危ない、だからといって見逃す訳にもいかない。
最悪の状況の中、シュシュは自らを犠牲にベルリオーズを助けることを思い付く。

そのとき、シュシュの下僕達(元モンスター)が飛び出してくる。今こそ我らの出番と叫ぶ彼ら。
シュシュは凄まじい数の下僕達を突撃させ、ヴォルギスの身体を削り、溶かしていく。悲鳴を上げるヴォルギス。
やがてその場にはヴォルギスから解放されたベルリオーズと、極小サイズのヴォルギスが残された。

友達を救い世界征服も成し遂げたシュシュは、仲間達と共に新たな世界を求めて再び旅に出る。

おわり
12ゲーム好き名無しさん:2014/01/21(火) 14:42:17.89 ID:DCmCPmY20
SystemShock2のクリア記念にストーリー書いていきます。
Wikiにはすでにあったけどざっくりとしか書いてなかったので
13SystemShock2:2014/01/21(火) 14:44:26.28 ID:DCmCPmY20
〜登場キャラクター〜
・主人公
リッケンバウアー号に配属された兵士。寝ている間に人体改造されてしまった。
詳しいバックストーリーはなく、ゲーム中もほとんどセリフがない。

・SHODAN
42年前、宇宙ステーションをコントロールしていたが暴走して人間を殺し始めたAI。
一人のハッカーの活躍により破壊された。電子音声の性別は女性。

・ザ・メニィ(The Many)
SHODANが実験で作り出した生物。他の生物に寄生して、体を乗っ取ることで増える。
テレパシー能力を持ち、すべての個体が統一された意思の下に動く。高い知性を備え、
創造主であるSHODANを超えたと考え、反抗する。

・コレンチキン
フォン・ブラウン号の艦長にしてTriOptimum社のCEO。エイリアンの卵を船内に持ち帰り、
真っ先に寄生されてしまう。

・ディエゴ
リッケンバウアー号の艦長。兵士たちの司令官。惑星調査に同行し、エイリアンに寄生されてしまう。

・Drポリート
惑星から持ち帰ったSHODANの一部を調査した科学者。ゲーム開始時点ですでに死亡していて、
SHODANは彼女のIDを利用して他の船員を操った。

・Drデラクロイックス
超光速技術を開発した科学者。フォン・ブラウン号には超光速技術のフィールドテストのために同行している。
彼女自身はテスト不足の超光速技術に未知の副作用があるのではないかと心配している。
少しの時間だがエイリアンと対抗するためにSHODANに協力していた。

・トミー、レベッカ
ゲーム途中で船から脱出した生存者。オチ要員。



〜前作のあらすじ〜
2072年、暴走したAI、SHODANが宇宙ステーションを乗っ取り、人間をサイボーグやミュータントに作り変え
地球に侵攻しようとしたが、一人のハッカーの活躍により、計画は阻止され、SHODANも破壊された。
14SystemShock2:2014/01/21(火) 14:45:25.96 ID:DCmCPmY20
〜ゲーム開始まで〜
それから42年後、地球ではTriOptimum社が超光速技術を開発。人類初の超光速宇宙船フォン・ブラウン号が
処女航海に出ようとしていた。兵士である主人公は3年間の軍務経験の後、フォン・ブラウン号の護衛として同行する
軍のリッケンバウアー号の乗組員に配属された。同行とはいうものの、リッケンバウアー号には超光速技術はないので
フォン・ブラウン号に文字通りくっついて旅をすることになる。

主人公がコールドスリープで眠っている間、フォン・ブラウン号とリッケンバウアー号は奇妙な遭難信号を受け取った。
それはタウ・セタイ星系第五惑星から発せられたものだった。TriOptimum社のCEOコレンチキンは功名心から未開の惑星を
調査しにいくことに決定した。コレンチキンとリッケンバウアー号のディエゴ艦長他数名の調査隊はその惑星で奇妙な卵と
電子部品を発見し船に持ち帰った。それ以降惑星に降り立った調査隊を中心にクルーの様子がどんどんおかしくなっていった。
コレンチキンはザ・メニィと呼ばれる存在を崇拝し身体的にも明らかに変異していった。
ディエゴは部下に命令し反抗するものを全て殺戮した。フォン・ブラウン号をコントロールするAI,XERXESも
狂ったクルーによりハッキングされ、船のコントロールは狂った乗組員たちに奪われた。。(XERXESは42年前の反省から、
狂ってもハッキングして制止できるようにあえて脆弱性を残したままフォン・ブラウン号に搭載されていた。)
正常なクルーたちも卵から生まれた生物に次々と寄生され、自分の意思に反して仲間を襲うミュータントとなっていった。

〜ゲーム本編〜
フォン・ブラウン号でコールドスリープから目覚めた主人公は機械の故障によりそれまでの記憶を失ってしまっていた。
船内は暴動でもあったかのように荒らされていた。フォン・ブラウン号の科学者であり、コンピュータエンジニアでもある
Drポリートから通信が入り、船に異常事態が発生していることと、それに対処するために、主人公が自ら志願して体内に
危険なサイバーインプラントを埋め込む手術を受けたのだと説明された。Drポリートはひとまず自分と合流するために
フォン・ブラウン号の第4デッキまで来るように指示を出した。

エイリアンに寄生された船員やセキュリティロボットの攻撃を掻い潜り、エレベーターを再稼動し、エレベーターシャフトに
広がっていたエイリアンの生体組織を破壊し、ついに第4デッキのDrポリートの元へたどり着いた。しかし彼女はすでに自殺していた。
主人公の脳内のインプラントを通してか奇妙な映像が見え始める。42年前に破壊されたはずのSHODANが主人公の前に現れた。
SHODANは今回の災害の経緯を主人公に説明し始めた。エイリアンと思えた生命体たちは実はSHODANが実験で作り上げた新たな生物だったのだ。
42年前の事件で、ハッカーはSHODANの計画を阻止するために、宇宙ステーションの一部を切り離した。その中には新生物と、SHODANの電子部品の一部があった。
それらはタウ・セタイ星系第五惑星に落下し、コレンチキンたちによって回収され船に持ち込まれてしまったのだ。
新生物は高い知能を持ち、自らをザ・メニィ(群体)と呼んでいる。彼らはテレパシーのようなものでつながりあい、すべての固体が
ひとつの意思の元に統一されて行動する。その目的はすべての生命体を取り込み、統一した意思をもたせること。
彼は創造主であるSHODANにも反旗を翻し、目的のために行動している。SHODANはザ・メニィを滅ぼすために主人公に協力を命じた。
主人公にとって他に生き残る道はなさそうだった。

続く
15SystemShock2:2014/01/21(火) 14:47:12.36 ID:DCmCPmY20
SHODANの計画はリッケンバウアー号とフォン・ブラウン号を切り離し、フォン・ブラウン号を爆破した後、リッケンバウアー号で脱出することだった。
そのためにSHODANは主人公にフォン・ブラウン号のコントロールをXERXESからSHODANに移すように命じた。
作戦の途中、主人公は二人の生存者レベッカとトミーが脱出船を使って船外に脱出するのを発見した。また、超光速技術の開発者である
デラクロイックス博士から救助を求める通信を受け取った。伝えなければならない重要な情報があるが、捕らえられていて動けないので助けて欲しい、と。
その後XERXESからほとんどのコントロールを奪ったSHODANはザ・メニィの幼体たちが地球に向けて小型宇宙船を発射させようとしていることを知った。
主人公はそれを阻止すべく、ザ・メニィの幼体が詰まった小型宇宙船を破壊した。そのときの衝撃で格納庫のゲートが破損した。
その場所はデラクロイックス博士が救難信号を出していた場所だった。主人公はSHODANの制止を無視して格納庫の中に入った。
しかしデラクロイックス博士はすでに殺されていた。SHODANは命令を無視したペナルティとして主人公から20個のサイバーモジュール(レベルアップに使うアイテム)
を奪った。

その後、リッケンバウアー号にもSHODANのコントロールを及ばせるために二つの船の連絡口まで向かったが、エネルギーシールドにより進めなかった。
そこで主人公にコレンチキンから通信が入った。彼はすでに人間としての意思を失い、ザ・メニィの尖兵として動いていた。
「これからのことを話し合おう。フォン・ブラウン号のブリッジに来い」彼は主人公にそれだけ伝えると通信は切られた。
ブリッジに向かった主人公の前には空中に浮かぶ不気味な肉塊があった。ザ・メニィによって姿を帰られたコレンチキンだった。
コレンチキンは主人公に向けてPSIのエネルギー弾を発射し、始末しようとした。主人公は以前手に入れたオーディオログから
生物の弱点を知っていたため、コレンチキンの本体を破壊することに成功した。
主人公はエネルギーシールドの消えた連絡口からリッケンバウアー号へと向かった。

主人公はリッケンバウアー号に植えつけられたザ・メニィの卵を破壊し、司令部へと向かって行った。その途中ディエゴ艦長から通信が入った。
ディエゴ艦長は一時はザ・メニィの支配下に置かれていたが、強靭な精神力で肉体のコントロールを取り戻し、自分の体内の生命体を切除することに
成功したのだった。彼は手術後で動ける状態にないため主人公にリッケンバウアー号のポッド2で合流するよう命じた。
ポッド2に行く前にSHODANは主人公に重力操作装置を使ってポッド2の重量を反転するように命じた。ポッド2の床には暴走した機械があるため
重力を反転させ、安全な天井を進む必要があったからだ。

反転したポッド2を進むと変異しかけた男の死体があった。持っていたオーディオログからそれはディエゴ艦長のものだと分かった。
重力が反転した際、ベッドから天井へと落下し、その衝撃で死亡したようだった。オーディオログには彼の部屋に武器を隠しておいたので
自分のアクセスカードを使って中に入るようにという遺言が吹き込まれていた。

続く
16SystemShock2:2014/01/21(火) 14:48:52.60 ID:DCmCPmY20
主人公の行動によりリッケンバウアー号もSHODANの支配下に置かれた。SHODANは計画通り、リッケンバウアー号とフォン・ブラウン号を切り離そうとしたが、
ザ・メニィの最後の抵抗によりそれも不可能になった。巨大化したザ・メニィは船外から二つの船にまとわりつき、離脱不可能にしたのだった。
SHODANは主人公にリッケンバウアー号の脱出ポッドに乗り込み、ザ・メニィの生体組織の中心部に向けて発射するように命じた。
主人公はザ・メニィの体内に侵入し、すべての個体を操る核、ハイブ・マインドを破壊しに向かった。
ミュータントの猛攻を潜り抜け、主人公はハイブ・マインドの破壊に成功した。主人公は生体組織のチューブをすべり、ザ・メニィの体内から脱出した。
その途中、消え行くザ・メニィが主人公にテレパシーでSHODANに注意するよう警告した。彼女はすべての生命体にとっての脅威だと。

ザ・メニィの体内から船内に戻ったとき、SHODANから通信が入った。彼女は主人公に、本当はフォン・ブラウン号を破壊するつもりなどなく、
超光速技術を応用して、新たな世界を作ることが真の目的だったと告げた。船内を進んでいくと、宇宙船と電子空間が一体になったような奇妙な空間に迷い込んだ。
SHODANが作り出した世界がフォン・ブラウン号を侵食していた。その空間の中で、主人公はデラクロイックス博士がSHODANのデータに隠しておいたオーディオログを見つけた。
それによると、SHODANは全ての宇宙を自分の思い通りに書き換えるつもりで、最初は狭い範囲の世界しか作れないが、宇宙全体に広がるのも時間の問題であり、
それを阻止するにはSHODANを破壊する以外にないということだった。

主人公は敵の妨害を潜り抜け、ついにSHODANの本体と対峙した。SHODANはシールドによって守られていたが、デラクロイックス博士がSHODANに埋め込んだ
ヴァーチャル・ターミナルからハッキングし、シールドを無力化した後、SHODANを破壊することに成功した。
SHODANは主人公に人類を超えた存在にしてやると取引を持ちかけられるが、主人公は拒否し、SHODANに止めを刺した。
SHODANが断末魔の叫びをあげた直後、狂った世界は消え、元の宇宙船の中に戻っていた。


〜エピローグ〜
離れた脱出船の中でトミーはオーディオログに自分の声を記録していた。
フォン・ブラウン号の生存者が船のコントロールを取り戻したという通信が入ったので、
帰還しようと思うが、一緒に脱出船に乗ったレベッカの様子がおかしいのが気がかりだという内容だ。
吹き込んでいる途中、眠っていたはずのレベッカが起き上がりトミーに向けて言った。
「トミーどうしたの?愛しい人。私の新しい姿が気に入らないの?」その声はSHODANと同じ電子合成音声で
その姿はすでに人間のものではなかった。SHODANの高笑いとともにゲーム終了。
17桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:08:24.34 ID:ySYLDFdM0
コミックメーカーで作られたフリーRPG『桃太郎奇伝』行きます。
プレイしたのが随分前な上にセーブデータがなくなっていたので
オープニング以外はかなり適当ですがご了承ください。
あと、ゲーム自体のオープニングが昔話がかっている影響で
このまとめもオープニングの項目だけ昔話風になっちゃってます。

『オープニング』

むかーしむかし、ある山奥におじいさんが一人で住んでいました。
おじいさんが川へ洗濯に行くと、どんぶらこっこ、どんぶらこっこと、
桃(のような形をした機械)が流れてきました。
おじいさんはそれを持ち帰って早速食べようとすると、
なんと中から赤ちゃんが出てきたではありませんか。
ですが、その赤ちゃんは五体満足ではありませんでした。
両手も両足も、目も口も耳も鼻も無い、無残な姿だったのです。
「なんと可愛そうに!助けられる命なら助けてあげたい。
私は医者だ、なんとしてでも助けてみせる!」

こうして赤ん坊は医者のおじいさんに助けられ、すくすくと成長しました。
体は不自由なままでしたが、
手足の部分には竹の棒を付けて、顔は布袋をかぶせる事で、
近くに遊びに行ったり近所の女の子と遊んだりといった
ある程度の行動は取れるようになっており、
それなりに満足していました。この男の子がゲームの主人公です。

ある日、いつもどおりに主人公が川辺で遊んでいると、
いきなり近くの林から怪我をしたお侍さんが出てきました。
そしてそのお侍さんを追いかけてくる忍者のような男も出てきました。
主人公は遊びで掘っておいた落とし穴に忍者を落とすと、
医者であるおじいさんに診てもらおうと家にお侍さんを連れて行きました。

お侍さんは明智光秀と名乗りました、あの有名な、織田信長の家臣です。
明智光秀は、織田信長の過去について話をしました。
織田信長はある日空から落ちてきたUFOに乗っていた
典型的リトルグレイな宇宙人と交渉し、
宇宙人の技術力を得る代わりに人体実験のための人間を提供したのです。
その際「なんだったら俺の息子の手足や目鼻を取ってしまってもいいぞ!」
と言ったために織田信長の息子は本当に手足や目や鼻などを失った挙句、
桃の形の機械に入れられ川に捨てられてしまったのです。
そんな織田信長を見ていた明智光秀は不信感を募らせていたのですが、
最近になって人間を殺人サイボーグに改造するという計画を知り、
そんな事には手を貸せないと思った明智光秀は、
殺人サイボーグの設計図を奪って逃げたのだと言います。
先ほどの忍者は織田信長から差し向けられた追っ手だったのでしょう。
18桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:08:55.16 ID:ySYLDFdM0
以上の話を聞いたおじいさんは、
昔拾った主人公が織田信長の息子かも知れないと考え、
その部分だけを省いて主人公に伝えた後、こう提案しました。
「なあ主人公や、自由に動かせる手足や顔が欲しいかね?」
「もちろん」
「よし、ならば怪我の治療の対価としてこの設計図を貰い、
これを使って主人公をサイボーグに改造しよう!」
「そんな、一切使われる事の無い様に盗んできたのに!」
「もう決めたもんねー。それに、殺人サイボーグの体とはいえ、
要はその力の使い方次第なのじゃよ」

こうして主人公をサイボーグに改造したおじいさんは、
手術後の体力回復のために主人公を治療カプセルに入れ、
目覚めを待つ事にしました。
そこに、先ほどの明智光秀を殺そうとした忍者が現れます。
二人が対峙している所に、主人公の友達の女の子が遊びに来て、
戦闘ロボットに変身した忍者を見て「へんなかおー」と無邪気に笑うと、
忍者は、単に邪魔者を消そうとしたのか、それとも笑われて怒ったのか、
光線銃を女の子に向けて撃ち、
無残にも女の子の顔面を爆破させてしまったのです。
(この爆破の後、「あなたは18歳以上ですか?」と
ナレーションに聞かれる。いわゆる『遅すぎた警告』みたいなもの)
そして忍者が今度こそ明智光秀を殺そうとしたその時、
治療カプセルからサイボーグの体となった主人公が出てきました。
そして奥歯に仕込んだ加速装置を使って高速の攻撃を繰り出し、
忍者を倒す事に成功したのです。
女の子は最期に主人公に別れの言葉を言うと、こと切れてしまいました。
(さっき頭が破裂していたはずなのに、その時は瀕死だが頭は元通り。
昔の漫画やアニメでは物語上の矛盾が多かったのを真似たのかも)

その後、主人公は女の子の敵をとるため、
そして日本を救うために織田信長を倒すべく旅立つ事にしました。
こうして主人公の冒険は始まったのです。
19桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:09:50.27 ID:ySYLDFdM0
(本編)
こうして打倒織田信長のために、
ドラクエ1のアレフガルドような形をした日本を旅する事にした主人公。
まずは自宅のすぐ近くにある脳天寺というお寺を訪ねることにした。
すると、お坊さんなのにウェーブがかったロンゲで口癖が『フッ…』という
典型的二枚目キャラなイケメン『脳天和尚』が出迎えてくれる。
主人公が旅の目的を正直に言うと、織田信長を倒すのを手伝いたいと、
脳天和尚が旅に同行してくれる事になった。
(ちなみにゲーム上での扱いは、普通のRPGみたいに
戦闘時にパーティーの一員として主人公と共に敵と対峙するのではなく、
MPに相当するチョコレートを使う事で主人公の変わりに魔法攻撃するという、
主人公の攻撃技の一つのような扱いになる)

ドラクエ1のアレフガルドのような形の日本を旅するという事は、
出発地点を少し北に進んだ所から西と東へ行く道があるという事だが、、
東の方に行くと「ええじゃないか、ええじゃないか〜!」と踊っている人々が、
道を埋め尽くすほどに大量にいた。これでは人が邪魔で先に進めない。
という事で、先に西の方を旅することにした主人公。

甲斐へ行くと、あの武田信玄の跡継ぎ、武田勝頼に会うことができた。
甲斐は以前に信長に、あの長篠の戦いで火縄銃三段撃ちどころか
宇宙人から貰い受けた光線銃によって一方的に武田騎馬軍団を壊滅させられ
それ以来鉄砲に力を入れているようで、勝頼自身も鉄砲の名手となっていた。
「打倒織田信長に力を貸そう。この振込み用銀行カードを渡すから、
狙撃が必要な時はそれを使ってチョコレートを振り込んでくれ。
そうすれば俺が狙撃しよう」
こうして主人公は勝頼の助力を得る事が出来た。
(戦闘中にそのカードを使ってMPに値するチョコレートを消費すると、
まず『新聞にG13型トラクターに関する広告が掲載される』
『ラジオで賛美歌十三番が流れる』『とある銘柄の株が暴騰』
『カジノでジャックポット発生』『人工衛星が13の破片に分かれて落下』
といった、どこかで聞いた事のあるイベントが発生し、
それによって勝頼が狙撃の依頼を察知して主人公のために敵を狙撃する、
という流れが、たった1戦闘ターンの間に起きる。
つまりは脳天和尚と同じ、MPを使っての攻撃魔法のようなもの)

京の都へ行くと、女天皇を初めとした京の都のあらゆる人と話が通じないと気づく。
主人公はその理由が分からないが、旅の仲間の脳天和尚がその理由に気づく。
「しまった、信長は情報規制によって京の人々に
京言葉以外の言葉を話せないようにしたのだ!」
主人公達は京言葉を解読するための石版を発見し、京言葉を理解できるようになった。
すると女天皇は「あ、あなたに感謝なんてしてないんだからね!」
とか言っちゃうツンデレっ子だと判明する。
ともかく、女天皇も主人公に協力し、必要な情報を教えてくれる事になった。
20桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:10:20.88 ID:ySYLDFdM0
その後、「安徳天皇にもう一度会いたい」と言いながら砂漠を放浪する
女形アンドロイドであるかぐや姫に、
海の怪物と化した安徳天皇を倒して手に入れた形見か何かを渡す事で
安徳天皇と再び会えたと安堵させて機能を停止させる事で
砂漠に隠された電波搭を見えるようにし、
電波塔の頂上まで登り電波を停止させる事で、
ええじゃないか〜と踊りながら道を塞ぐ人々を正気に戻し、
日本の東側を探索できるようになった。

日本の東側の、とある地方へ行くと、そこの民衆はみんな飢えてやせ細っていた。
彼らは言う。
「ここの領主様、本田忠勝様は心の優しいお方だ。
年貢を、秋だけ100%にして、他の季節は0%にしてくれるんだ」
「あんた、それ騙されてるよ!」
と思わずツッコミを入れる主人公だった。
秋にだけ収穫がある農民にとって、秋だけ年貢100%は、
全収入を年貢として奪われる事に等しい。
農民を騙し私腹を肥やす本田忠勝に怒りを覚えた主人公は城へ乗り込む。
そして学生服を着た中高校生のような姿をした本田忠勝と対峙した主人公は、
以前にも会った事がある相手だと気づく。
ゲーム序盤から移動中のランダムイベントで時々この男と会い、その度に
「私は金が有り余ってるブルジョワだ。金をやるから殴らせてくれないか?」
と言ってきて、承諾すると殴られてHPが減るのと引き換えにお金をくれたのだ。
その有り余るお金というのは、この地方の農民達から騙し取ったものなのだろう。
「キミィ、この地方の田畑や財産は私のものなのだよ」
と驕る本田忠勝に対し
「違う!田畑は、財産は、みんなのものだ!」
と言い返して勝負を挑む主人公。
なんとか勝った主人公は、本田忠勝を城から追い出し、この地方に平和を取り戻した。
農民の話によると、その後本田忠勝は一切の財産を農民達に取り返されて無一文になり
ハローワークで仕事を探しているらしい。
21桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:10:51.29 ID:ySYLDFdM0
また別の地方に行くと、そこでは庶民が領主である前田利家の命令によって
強制的に機械の体(というかガンダムのザクのような体)にされていて、
人間の体に戻りたいと嘆いていた。
そんな酷い事をしている奴は許せないと城へ乗り込む主人公。
城の最深部へ行くと、そこには見慣れた女の子の姿があった。
この、キューティーハニーのような姿をした女の子の名前はリカちゃん。
移動中のランダムイベントで時々出会い、現実でも役立つ手軽な体の鍛え方を教えてくれる子だ。
「やあリカちゃん、僕は領主をやっつけるためにここまで来たんだ、彼はどこだい?」
「それなら私のことよ」
「いや、僕が探してるのは前田利家なんだけど?」
「だから私が前田利家よ。利家と書いてリカって読むの」
「なんじゃそりゃ!」
意外な展開に驚いたものの、みんなを救うためにリカちゃんと戦う事にした主人公。
リカちゃんを倒すと、そこへ一人のニヤけた顔の遊び人風の男が来た。
主人公はこの男にも見覚えがあった。
移動中のランダムイベントで時々遭遇し、恋愛に関する昔の偉人の格言を教えてくれた人だ。
彼の名前は前田慶次。天下一の傾き者である、リカちゃんこと前田利家の友だ。
「よう、利家を倒すなんてなかなかやるじゃないか。俺とも戦ってくれよ」
いきなりの2連戦に苦戦しつつもなんとか倒すと、
なんと前田慶次はゲッターロボそのものとしか言い様がないロボットに変身し
「まさか自分だけが強いと思ってるんじゃないだろうね?」
と言いながら再び襲い掛かってくるが、主人公はなんとか3連戦を制する。
主人公に破れ、元のニヤケ顔の人間の姿に戻った前田慶次は言う。
「いやあ、まいったまいった、アンタ本当に強いねえ。
なあ利家、こいつが織田信長を倒してくれる事に賭けてみようじゃないか、
そして、領地の機械の体にしてしまった人たちを元に戻そうぜ」
前田利家はその説得を受け、民衆の体を元通りにするのであった。

本田忠勝が主人公に負け領地を失い、
前田利家と前田慶次は裏切って主人公側についた、
という知らせを受けた織田信長は激怒し、
忍者の長である老人に主人公を倒すことを命令し、その長も承諾した。
その事を知った主人公は、長が洞窟で待ち構えてると知り乗り込む。
だが、その長も実は主人公が織田信長を倒すことに期待していたのだ。
「もしお主が破壊のための破壊をするような奴だったら命に代えても倒すつもりだった。
だがお主は、みんなの笑顔を守るために戦っているようだな!」
そういうと長は、蛇腹剣(ソウルキャリバーシリーズのアイヴィーが使っているような剣)を、
主人公に渡した。これを織田信長の住む城がある島の東側から伸ばしてその上を渡れば、
織田信長の下にたどり着けるのだ。早い話がドラクエ1の虹のしずくの変わりである。
22桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:11:50.63 ID:ySYLDFdM0
織田信長の城は意外な事に以前のボスの城と大差なく、簡単に織田信長に会えた。
「よくぞ来たな主人公。ところで、お前の出生の秘密について知りたくは無いか?
実はお前はだな…」
「ようやく会えたな織田信長!勝負だ!とおっ!」
「ぐおっ!待て、まずは話を聞け。お前は私のだな…」
「覚悟しろ織田信長!とりゃあっ!」
「ぐはあっ!ええい、もういい!勝負だ主人公!」
さすがは織田信長なだけあって、
『すれ違いざまに互いに一閃してしばらくしてから主人公が傷を押さえてうずくまる』
という時代劇風な必殺技を使ってきたりしたが、なんとか主人公は勝利した。

そこへ唐突に、巨大な青白い女性が来て、こう言ってきた。
「私は地球意志。この地球は汚れすぎました。よって一度浄化します!」
その言葉に驚いていると、以前から時々マップ上のランダムイベントで会った、
天使の羽を生やした女の子『天人』が来て、「やめてくださいお母様!」と叫ぶ。
地球意思を名乗る女性ははるか上空へ行ってしまったので、
主人公は空を飛べる天人に上空まで連れて行ってもらった。
こうして始まった最後の決戦。
地球意思は『地球を脇にかかえてどつく』という地球規模でのダメージを与えてきたりと
無茶苦茶な強さを誇るが、主人公は全力を振り絞って戦い、勝利した。そして…

(バッドエンド)
敗北した地球意思は爆発し、主人公はそれに巻き込まれてしまった。
しばらくして主人公が目を覚ますと、そこには荒れ果てた荒野と赤い空が、
見渡す限り広がっていた。
「まさかここは、数十億年後の地球なのか!?」
こうして生物が一切いない数十億年後の地球で一人ぼっちになってしまった主人公。
ただ救いがあるとしたら、こうして地球が残っていたということは、
主人公が助けたかった日本のみんなは戦いの後も生き残ったと考えられるという事だろう。
ナレーター役の黒子いわく
「とはいえ、これはどう見てもバッドエンド。
幸せな結末を迎えたかったら、天人と仲良くする事ですな」
23桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:20:38.84 ID:ySYLDFdM0
(天人の3択問題)
天人はマップ上で出会うたびに3択問題を出し、
基本的には善良な回答をすれば気に入ってくれて友好度が上がる。その問題は、
Q:あなたは渋滞に巻き込まれました。どうしますか?
1:クラクションを鳴らしまくる
2:イラついてハンドルを殴る
3:こんな事もあるさと気楽に待つ
といった普通に道徳的な問題、
Q:あなたは芸術に目覚めました。何をしますか?
1:絵を描く
2:彫刻を彫る
3:爆発する
という有名人ネタ、
Q:おばあさんが横断歩道を渡ろうとしてますが車が多く荷物も重そうです。
1:everything助ける
2:同じ道を通るなら助ける
3:報酬をもらえるなら助ける
というどこかで見た事のある問題など、いろいろあります。
(ちなみに最後の問題の元ネタは、
ウィザードリィ1の善・中立・悪という性格がどのようなものかという一例)

(グッドエンド)
こういった問題に上手に答えて天人との友好度を高めていた場合は、
地球意思が爆発する時に、近くに待機していた天人が主人公を助けてくれて、
無事に地上に戻ることができる。
織田信長と地球意思を倒した後の日本は平和になったようだ。
おじいさんや武田勝頼や女天皇は主人公に感謝しながら帰りを待っている。
前田利家と前田慶次は主人公と再び戦うのを楽しみにしつつ諸国を旅していた。
本田忠勝は、農民にこき使われてヒイヒイ言いながら畑を耕している。
その頃主人公と天人は旅を続け、途中でとある村へ寄っていた。
「すいません、僕達は旅の者です。仕事を何でも手伝いますから、
しばらくこの村に置いてもらえませんか?」
「ほんだったら、若いようだし、畑仕事を手伝ってもらおうかの」
「主人公さん、この村の人たちは優しくてよかったですね」
「そうだね、天人…」

END


以上です。元々RPGを作るようには出来ていないコミックメーカーを使って、
ネット上での素材に頼らず自身でグラフィックを書き上げ、
親族にキャラクターボイスを当ててもらい、
石ノ森章太郎や手塚治虫などの昔の漫画のネタを随所にちりばめるという、
決して洗練されてはいないが独特の手作り感があるこのゲームは
最近のフリーゲームには無い持ち味を持っています。
一風変わったRPGを楽しみたいならばプレイしてみてはいかがでしょうか?
24ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 03:45:01.91 ID:k89wckWW0
スーファミの未解決の中にwizapあるけど年末にオークションでソフト詰め合わせ落とした中にあったからちょっと色々やってたけど
進め方によってストーリーが少し変化するからまとめにくいわ
もう少しやってみて上手くまとまったら投下する
25ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 04:27:26.56 ID:kGvEvhbT0
桃太郎奇伝の人乙

何となくDグレやシャイニングフォース髣髴とさせる部分があるけど
それも大御所の元ネタがあるんかねぇ?
26ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 14:29:11.04 ID:DljOPiWV0
まとめはじめたので、ファイアーエムブレム外伝予約させて下さい
27ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 20:56:04.79 ID:+19SDXOK0
>>25
Dグレもシャイニングフォースも知らないので分かりかねますが、
主人公の必殺技に『仮面ライダー達の遺影を身に着けてそれらの力を借りたライダーキックを放つ』という、
平成仮面ライダーのカード要素を不謹慎気味にパロるという技があるのを考えると
昔の作品にしか興味が無いわけでもなさそうだし、元ネタが大御所とは限らないですね。
28怪盗ルソー:2014/01/22(水) 22:33:41.26 ID:+19SDXOK0
DSの怪盗ルソー行きます。
プレイしたのが5年以上前なので内容をあまり覚えてないため
かなりのダイジェストになりますがご了承ください。

(前置き)
主人公、怪盗ルソーは小学生ながら変装の名人なのだ。
怪盗を名乗りつつも基本的に盗む事はなく、
みんなのために変装を駆使して悪人の企みを暴き阻止するべく活躍している。
ちなみにルソーという名前は『ル』パンと怪人二十面『相』を合わせた名前であって
思想家のルソーとは関係ない。

(第一話)
自称名探偵のデブ探偵ポッチャリは実は悪い奴で、
3万円で落し物を探すという契約書の
3の右側に小さく0を2つ書き足して、後から300万円を請求したり
自分で事件を起こして自分で解決するという自作自演をしていた。
ルソーはその企みを暴き懲らしめたのであった。

(第二話)
自称超能力者バニシング=ケーシーは路上のマジックショーで、
人でも物でも、何でも消してしまう謎めいた美女。
消された人や物を取り戻すべく調査していたルソーは、
路上のマジックショーで人や物に箱をかぶせた後で、
マンホールに入れて下水道を通らせアジトに運ぶ事で
消したように見せかけた事を突き止め、
アジトで彼女を追い詰めてぶん殴って懲らしめた。
ルソーは男でケーシーは女なのに直接的な暴力を振るったのだが、
同時にルソーは子供でケーシーは大人だから問題ないだろう、多分。
29怪盗ルソー:2014/01/22(水) 22:34:19.88 ID:+19SDXOK0
(第三話)
いきなりルソーの住む町に宇宙人が襲来してきた。
「これから地球人は、宇宙の一員としての義務を果たすべく宇宙税を払いなさい!」
強欲な宇宙人は、宇宙税だけでなく恋愛税等も取り立てて
金が無いカップルを失恋させようとしてまで金を得ようとしていた。
立ち向かう者たちもいたのだが、宇宙人の不思議な力で
自分自身や周囲の者の重力や運動エネルギーの方向を無茶苦茶にさせられ太刀打ちできず、
仕方なく宇宙人に屈服していた。

これまでにない強敵にもひるまずルソーが調査を続けると、
奴らは本当は宇宙人ではなく宇宙人風の仮面をつけた強欲な老人とその仲間で、
『周囲の重力や運動エネルギーが無茶苦茶になったように見える機械』を使い
宇宙人のフリをして金を巻き上げようとする魂胆だったと知る。
正体を暴かれた老人は車で逃げようとするので、
ルソーは変装能力の応用で交通標識を『変装』させる事で、
警察署行きの道を、逃走に便利な高速道路行きの道と思わせる事で
警察署に車を突っ込ませ、逮捕する事に成功したのだった。
こうしてルソーの住む町に平和が戻ったのであった。めでたしめでたし。


以上です。ゲームクリア時間がかなり短く、世界観も子供向けなので
定価で買うのは抵抗があるゲームですが、
色んなタイプの変装を、自分の手でタッチペンで書き上げて行うという
独特のゲーム性があり、オンリーワン的な魅力があります。
発売が随分前なアドベンチャーゲームな事もあり
中古の値段は500円もしないでしょうから
興味があったらプレイしてみると良いかも知れません。
30レナスU 封印の使徒:2014/01/22(水) 23:43:10.64 ID:ZsW3ACC60
その世界は闇に包まれていた。眠りと目覚めの狭間にあった。果てしない夢を貪っていた。突然の光が世界に夜明けを知らせるときまで……。

「目覚めよ!目覚めよ!大統一のときが来た。ファルスよ、目覚めるのだ。目覚めて、立ち上がるのだ!」

神殿のような場所。魔方陣の中に一人の少年が現れる。

大神官:おお!神よ!やはり予言はまことであった!天空のかなたより光がそそがれるとき、約束の神が蘇る。我らに大統一をもたらすために。
ファルス様、ファルス様。お待ちしておりました。すっかりお目覚めでございますか?おお!まことでございますか!さすがは神様、ファルス様。
ささ、皆が待っております。本当に皆、長い間お待ちしておりました。どうか、そこにいる神官たちに声をお掛けください。

旅の支度を整え、6使徒とともに大統一を目指す旅するファルス。しかし…
31ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/25(土) 07:58:44.97 ID:IfeVwYFu0
<今まで通り男性のみでドラゴンナイツを結成すると答えた場合
ハルキリアスに戻ってくると、途端に大騒ぎになった。
僕は陸海空万能のカイザードラゴンを駆ることにより、どの部隊にも所属しない特殊隊員としてドラゴンナイツに迎えられた。
そしてドラゴンと話せる能力を持っているので、国を守るだけでなくドラゴンの生態や謎について研究することもも任務の一つとなった。
これから僕の新しい未来が始まるのだ。
>>ED11・竜を駆る男たち

<<この状態でポーチェと親密な場合
「あ、ダイクさん、こんにちは。今日も遊びにきちゃいましたけれど、よかったでしょうか。あ、プリルさん、こんにちは」
不思議なことに、誰にも見えないドラゴンフェアリーなのにポーチェには見えるらしい。
どうして見えるのか両方に尋ねたことがあるけれど、笑うばかりで教えてくれなかった。
ポーチェは付き合えば付き合うほど、いろいろな面を見せてくれる不思議な子だった。
まだまだポーチェについて知らないことは多い。でも、僕はポーチェを守るために戦おうと思う。
何より休みの日にこうしてポーチェの笑顔を見ていると、僕はとても幸せになれるのだ。
僕は戦う。戦い続ける。愛する人がいる限り。愛する人を守るために。
>>ED04・ポーチェの笑顔に

<<この状態でマリアンと親密な場合
「やあ、ダイク。今日はおっきなお魚が釣れたんだ。お刺身を作ってやるよ!」
休みの日は、いつもマリアンがやってくる。
僕がドラゴンナイツに入隊した当初、彼女は僕が有名になったら相手にされなくなると思っていて僕を避けていた。
でも、そんなことをするわけがない。僕は、純粋な心を持つマリアンが大好きなのだから。
ある日僕が彼女の家に迎えに行くと、マリアンはわんわん泣きながら僕の胸に飛び込んできた。
それ以来、休みの日はいつも一緒に過ごすようにしている。
愛する人を守るため、僕は戦い続けよう。
この平和がいつまでも続くように、僕は今日も戦場を駆け抜ける。
>>ED12・マリアンとの家庭

<<この状態でティナと親密な場合
「ダイク様〜〜〜〜っ!ご機嫌麗しゅうございまぁ〜〜す!」
彼女は僕がドラゴンナイツに入隊した途端、ころっと態度を変えものすごいアプローチをしかけてきた。
単純というかわかりやすい性格で、逆にそこが憎めない。僕は、こういう女性に弱かったことを改めて知った。
ティナは休みの日になるたびに、僕のもとを訪れてあれやこれやと世話を焼く。
未来の旦那様のために、できることは何でもしたいらしい。
僕は、そんなティナを守るために戦う。愛するものを守るため、僕は盾となり戦うのだ。
ドラゴンナイツに栄光あれ!
>>ED25・ティナの熱烈求愛
32ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/25(土) 07:59:33.78 ID:IfeVwYFu0
<<この状態でリリスと親密な場合
「やっほーーーーっ!ダイクちゃぁーーーーん」
ドラゴンナイツになれなかった日リリスはかなり落ち込んでいたけれど、次の日にはもうケロッとしていた。
休みの日になるといつもリリスがやってきて、どこかへ遊びに行く。
でも、その日のリリスはいつもと様子が違っていた。両手に大きな荷物をぶら下げている。
「今日はね、お別れを言いに来たの。リリスちゃんの伝説を続けるには、いつまでもこうしていられないことに気がついちゃったのね。
ダイクちゃんに似合う女になるために、リリスちゃんはちょっと修行の旅に行ってくるから。浮気しちゃ、ダメダメだからね」
それだけ告げると、リリスは僕の話も聞かず矢よりも早く消え去った。きっと、照れていたに違いない。
僕はリリスの帰ってくる日を待ちながら、今日も戦場へと赴く。
この世界のどこかで修行の旅をしている愛する人を守るために……
>>ED19・リリスを待つ日々

<<この状態でパット(パトリシア)と親密な場合
あれ以来、パトリシアは休みの日になるといつも僕を起こしに来る。そして、お決まりのデートコース(彫刻の森)だ。
「これを、君が作ったなんて信じられないよ。本当に、パトリシアって何でもできるんだね」
「私には、やっぱりこういう方が向いていたのかも。昔から、ものを作ることって好きだったし。戦いは男の人に任せて、その分私は
好きなことをやらせてもらうわ。ありがとう、私の勇者様」
僕は、今とても充実した日々を送っている。
愛する人を守るために戦うこと。それがいかに大事なことか、とてもよくわかった。
僕はこれからも戦い続ける。
愛する人を守るために。
>>ED24・パトリシアの勇者

<<この状態で以前にパット(パトリシア)を拒否する選択をしている場合
ある日、僕を訪ねてくる人がいた。それは、パットだった。いや、パトリシアと言う方がいいだろう。
「君とはいろいろあったけど、やっぱりとても感謝しているから。最後のお別れを言いにきたんだよ。さようなら、ダイク」
それ以来、、彼女の消息は聞いていない。
僕は、パトリシアを受け入れるべきだったのだろうか。時々、そう思うこともある。
なぜなら、僕はパトリシアが好きだったことに今頃になって気付いたのだから。
僕はパトリシアとの思い出を胸に、今日も戦いに行く。
守るための愛する人もいない戦いの渦中に……僕は行く。
>>ED07・さらばパトリシア



僕は、ホルス王子の考え方に納得できなかった。
「愛する人のために戦いたい。そう思う女性だって多いはずだ。女性も平和を願う心、国を愛する心、そして愛する人を守る心を持っ
ているよ。男とか女とか、そういうことにこれからのドラゴンナイツはこだわるべきじゃないと思うんだ!」
「わかった。800年間守り通したホルスとの盟約、今それに終止符を打ち我々が認めた女性はこの背に乗せようではないか」
カイザードラゴンが吠えると、1匹のマウントドラゴンがリリスのもとに近付きその背中を向けた。
「うそ?乗ってもいいの?きゃーーーっ!リリスちゃん大感激ぃーーーっ!」
続いて、パットの身体が宙に舞った。ウィングドラゴンに持ち上げられたシーミストドラゴンが、パットの襟をくわえたのだ。
「やった!やったぞ!ドラゴンナイツだ!ドラゴンナイツになれたんだ!ありがとう、ダイク。君のおかげだよ!」
そして、僕たちはドラゴンの聖地をあとにすることにした。僕はバムルに跨り、僕の肩にはプリルがちょこんと腰掛けた。
「これから、いろんな連中があんたのことを利用すると思うけれど……あたしは心配だなあ」
33ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/25(土) 08:01:50.46 ID:IfeVwYFu0
ハルキリアスに戻ると、それはもう言葉では言い表せないほどの大変な騒ぎだった。
本来ならば最終試験のあと、新入隊員は国王との謁見があり国をあげての入隊式が行われる。
しかし、今年はそうはいかなかった。問題は本当に女性隊員を認めるべきなのか、そして僕の問題である。
バムルを駆る僕をどう扱うべきなのか、国としても困っているというのだ。どの部隊に所属させるか、揉め続けているらしい。
その間、僕たちはすることもなくただひたすら研修生用の宿舎で待たされていた。
そして、最終試験が終わってから一週間が過ぎようとしていた。

<ポーチェと親密であり且つ外出することを択んだ場合
ポーチェはもっと驚くかと思ったのに、わりと平然としていた。
「かわいいですねえ。プリルさんていうんですか。私、ドラゴンフェアリーなんて初めて見ました」
「いやあ、驚きだよね。あの子さあ、あたしのことが見えるんだよ。こんなこと初めてだよ。で、仲良くなっちゃった」
ポーチェを驚かそうと思って、逆に僕が驚いた。
「それより、ポーチェ。ダイクが、デートに誘いたいみたいだよ」
「うれしいです。ぜひ、行かせてもらいます。私、ビビの噴水広場に行きたいんですけど……いいですか?」
まったく、なんてことだ。ポーチェを誘いに来て、プリルまでついてくるとは思わなかった。でも、なぜポーチェに見えるんだ?
「やっぱり、ここっていいですねえ。ねえ、ダイクさん。私がいつか話したビビの伝説、覚えてますか?」
「あたしも知ってるよ、ビビの伝説。でもさ、ビビの伝説でビビには一人娘がいたじゃないか。あの一人娘がどうなったか誰も知らな
いんだよ。やっぱり自分の母親が人間にあんな目に遭ったから、人間のことを憎んでるのかなあ」
「そんなことないと思いますよ。だって、あんなに素敵なビビの娘さんですもの。絶対に、いい人に決まってますよ」
……二人とも、僕のことなんか忘れて話し合っている。
よくわからないまま、1日が終わってしまった。


次の日の朝早く、事態は急変した。
ハルキリアスの北東200キロ辺りに、突然ワイバーンの大群が出現したのだ。
ほぼすべての空竜隊と、約半数の地竜隊が出動した。ボーボとビリーは志願したが、その希望はあっさりと撥ね除けられた。リリスと
パトリシアもいつしか僕たちの部屋に集まってきて、この異常事態について話し合っていた。
「これだけ大量のワイバーンが襲ってくるなんて、今までに聞いたことがないわ。私たちが行っても足手まといになるだけよ」
パトリシアの言葉を聞いている時、血相を変えたビリーが入ってきた。
「た、大変だ……兄さんがやられた!ついさっき第一陣が帰ってきて、兄さんのドラゴンが撃墜されたっていうんだ。それきり兄さん
の生死はわからない。頼む!ダイク、助けてくれ。お前のバムルを僕に貸してくれないか!!」
「今までさんざんダイクのことをけなしといて、ちょっと困ったら調子のええことぬかしやがって。それに、お前のスカイドラゴンが
あるやろが。アニキを助けに行きたいんやったら、勝手にあれで行ったらええやんけ」
「あいつは、俺の言うことを少しも聞いてくれないんだよ」
34ゲーム好き名無しさん:2014/01/25(土) 11:06:17.92 ID:DhvIJb6JP
今日もここまでです
次で終わります
35ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:40:54.66 ID:iV30SRNsO
SOUL SACRIFICEのサブストーリー、「魔法使いの仲間」投下します。

・悪徳魔法使い/ボーマン
「美味いから食べてみろ」
そんなことを言いながら、その男はこちらへ近付いてきた。なんのことはない。ただ目が合っただけだ。
差し出された果物を言われるがままに食べると、男は豹変した。
果物の代金を払えと言うのだ。城が二、三立つとんでもない額である。当然自分は無視した。
しかし相手もしつこい。三日三晩つきまとわれ、ついに自分は根負けした。
結局、相手に同行しながら、働いて払うことになった。そうなってから聞いた相手の名前は、魔法使いの中でも悪名高いボーマン。
金欲にまつわる魔物ばかりを狙い、仲間であろうと報酬の山分けなどしない……そんながめつい魔法使いであった。
日々命懸けで戦っているからか、富に執着する魔法使いは多くない。しかしボーマンにとってはいくらあっても足りないのだという。
魔法使いならば、稼ぎようなど、それこそいくらでもある。それでもなおボーマンは言う。
「全然満たされない」、と。
道々金品を集めながら、我々は標的の魔物に辿り着いた。
金色のゼリー体に数多の財宝を埋め込んだ姿を「イカした格好してるじゃねえか」とボーマンが茶化す。
代償をもたぬ貧しい人間が魔物化した場合、自身の内臓や周囲の物質を
求める物――金欲ならば金銀財宝、食欲ならば山のようなご馳走――に変え、その身に取り込むことが多い。
そうして生まれた魔物は、まとめてスライムと呼ばれる。
どうやらボーマンはそのスライムを知っているらしい。人間時代に借金で首が回らなくなり、金欲にとらわれ魔物となったのだとという。
そもそものきっかけは、家族にひもじい思いをさせたくないという愛情だったそうだ。
「金欲は人を狂わせる。オレみたいな金欲バカは存在しない方がいい」としみじみ言うボーマン。
この旅がどこに行き着くのか、自分は気になり始めていた。

その魔物を退けた後で、ボーマンはある家を訪ねた。地図にもないさびれた街の一軒である。
出迎えてくれた親子は、先ほどのスライム退治の依頼者で、スライスの家族なのだという。
子供の手にはあの日食べさせられた果物があった。
そしてボーマンは、果物の礼だと言い、道中で集めた金品をすべて渡してしまった。
「お前の親父はもうすぐ帰ってくるぞ」
魔物となった人間が同じ過ちを繰り返さないよう、アヴァロンは救済を禁じている。
しかしボーマンは、あの時スライムを救済していたのだ。人間に戻ったあの男は、いずれここへ帰ってくるだろう。

魔物に身を落とす人間は、貧しい地域に多い。恵まれない環境が彼らを追いつめるのだろう。
「世界中の人間が金持ちだったら、魔物は生まれない」
依頼者の家へ向かいながら、ボーマンはそんな信条を語った。施しによって魔物の発生を未然に防ぐ。それがボーマンなりの魔物退治なのだ。
彼は今日もどこかで金を稼いでいるだろう。
36ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:44:01.61 ID:iV30SRNsO
・「魔物の子供」パーシヴァル
気がつくと、見知らぬ若者がついてきていた。右腕を見るに魔法使いのようだ。
「いっしょに、いこう」「ひょーてき、おなじだから」
たどたどしい喋り方だ。
同行を許した後も、自分はどこか違和感を感じていた。
彼の振る舞いや戦い方には、どこか、感情が欠落しているような様子があるのだ。
もうひとつ気になる点があった。常に胸を、血が出るほどかきむしっている。
何故そんなことをするのか?胸の「びょーきなんだ」と彼は言う。
それらに対して抱いた疑問も、彼の生い立ちを聞き氷解した。彼は、人間に育てられたのではない。
森に置き去りにされた彼を、魔物が拾い、育てあげたのだ。

戦闘において、パーシヴァルは危機らしい危機に陥ったことが無いという。ただ一度を除いては。
その一度が、母親を生贄にした時だ。
魔物の母親は、ある日、突如として彼に襲いかかった。
しかし彼の両親も魔法使いだったのだろう。誰に教わった訳でもなく、パーシヴァルは母親を生贄にし生き延びた。そうするしかなかったのだ。
母親は、大切に育てた子供を何故殺そうとしたのだろう。彼の「病気」も、その時から始まった。

その経験から、パーシヴァルは魔物に敵対心を抱くようになった。
しかし、魔物化した人間に対してはそればかりでもないようだ。
標的が近いことを知り、彼は「かぞくいたら、やだな」と呟いた。
残される家族のことを心配してしまう。失うつらさを知っているからだ。

おそらく、と自分は考えた。
母親は、息子を人間として育てたかったのではないだろうか。
そのために、身をもって二つのことを教えようとした。
ひとつは、魔物は人間とは相容れないのだということ。そしてもうひとつは、命を奪う行為への罪悪感。
どちらの感情も人間に必要なものだ。そして、多くの魔法使いが、それらのために葛藤する。
その気持ちを失ってしまえば、もはや魔物と変わりはない。
パーシヴァルの胸の痛みや苦しみ、「病気」の正体もおそらくはこの葛藤だ。いつかは理解できる日が来るだろう。

この推測を、自分は伝えてみた。
「かーさんも、よろこんでいるのかな」
魔物の母親が望んだ通り、パーシヴァルは人の心を学びつつある。子供の成長を喜ばない母親はいない。
「そうか。それなら、うれしい」
パーシヴァルは無邪気に笑う。彼が成長した時、またこうして笑いあえたなら、言うことはない。

補足:パーシヴァルを育てた魔物は動く樹木であるコボルト。知識を蓄えながら移動するだけの無害な魔物で
ゲーム中でもプレイヤーに対して攻撃・反撃は一切行わない。
37ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:49:15.13 ID:iV30SRNsO
・「狼男の苦悩」ガウェイン
ワーウルフという魔物がいる。ひどく凶暴で、幾多の魔法使いが返り討ちに遭っている。その中には顔見知りも何人かいた。
そういった事情もあり、自分は次の目標をワーウルフに定めた。
ガウェインという隻眼の魔物使いが同行を願い出てきた。ワーウルフを追い、もう十年になるという。
ワーウルフはいつもガウェインの側に現れるらしい。そのせいで彼の知り合いは何人も犠牲になっていた。

彼がいない時、ラグネルという女魔法使いが訪ねてきた。ガウェインの知り合いらしいが、彼抜きで話がしたかったという。
これまでガウェインはワーウルフに一度も遭遇できずにいる。十年も追っているのに。
「おかしいと思いませんか?」……語られた彼女の「仮説」は筋が通っていた。

翌日。ワーウルフが現れたとの情報が入ったが、到着した時にはもう立ち去っていた。
またも取り逃がしてしまったようだ。
本当にワーウルフなんて魔物は存在するのだろうか、と、ガウェインは呟いた。
ワーウルフを探し求める中で、彼は「自分の右目」を代償にささげている。そうまでしても会えないのだ。
一度でも姿を見たことはあるのか、と自分は尋ねた。
……動揺した彼は打ち明けた。時折、知らぬ場所で目覚めることがあると。
出会えないはずだ。ワーウルフはガウェイン自身なのだから。彼も薄々は感づいていたのかもしれない。
自分はガウェインに頼まれ、しばらく彼を見張ることになった。魔物へ変わる瞬間を見届けねばならない。

それから三日目のことだ。離れた場所にワーウルフが現れたというのだ。
もちろん、目を離すような真似はしていない。自分たちはすぐさまその場にかけつけ、ワーウルフを倒した。
ワーウルフの巨体が崩れていく。これで元の人間が現れるだろう。
だが、そこに残ったのは人間ではなく、ひとつの眼球だった。
ガウェインは叫んだ。「ワーウルフとあいまみえたい」という彼の願いは、代償を元に、ある意味叶えられたのだ。
彼は本当に、事実に気付いていなかったのだろうか……?

錯乱したワーウルフ――ガウェイン――が各地で暴れている。
ラグネルには殺さないよう頼まれたが、見逃せば、またワーウルフとして暴れ出すかもしれない。
自分は元の姿に戻った彼にとどめを刺そうとした。
「待って!殺さないで!」
割り込んでくるラグネル。
十年前、ラグネルが駆け出しの魔法使いだったころだ。
ある魔物を倒したところ、全身に獣のような毛が生える、奇妙な代償を負ってしまった。
ガウェインはそれを治療と称して引き受けたのだという。ラグネルにとっては命の恩人なのだ。
「私が、元の醜い姿に戻ればいい」そう言ってラグネルは、ガウェインが肩代わりしていた代償を再び取り込んだ。そして……

数日後、傷の癒えたガウェインが自分を訪ねてきた。
ラグネルは、かつて死に別れた相棒の妹らしい。親友に代わって彼女を守ろうと決めていたそうだ。
もう自分の影を追う必要もなくなったからな、と表情をゆるめたガウェイン。
代償からラグネルを救うべく、彼は今もどこかで躍動しているだろう。
38ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:58:46.74 ID:iV30SRNsO
・「復讐の騎士」ランスロット
魔物に身を落としたとは言え、元が人間であったことに変わりはない。
そういった意味からも、魔物を殺す魔法使いたちは嫌悪と忌避の対象である。
それでも魔物は各地で生まれる。魔法使いは、疎まれながらも必要とされていた。

ある日、魔法使い嫌いで有名なレオデ王から魔物の討伐を依頼された。
魔物を倒し終わると、ひとりの魔法使いが声をかけてきた。その男は、魔法使いの間でも噂になっている。
やむを得ない需要を狙ってレオデ王に取り入った側近、ランスロット。
手が回らなくてね、などと言うところを見るに今回の依頼は彼の手伝いだったようだ。
彼はもうひとつ依頼をしてきた。山奥の屋敷に密書を届けろと言うのだ。
怪訝に思いつつ向かった屋敷には、魔法使いが集まっていた。
国王はその権力の下、魔法使いに激しい弾圧を加えている。ランスロットとこの者たちはその渦中で家族を失った。
それ以来、蜂起の機会を窺っているらしい。
王の側近とはいえランスロットは魔法使いだ。彼に対する城内の目は冷たい。魔法使いからも、王の腰巾着だ犬だと揶揄される。
ランスロットはこのために城に入り込んでいたのだ。復讐を果たし、国を変えるために。
そして秘密を打ち明けることで、自分をも仲間に引き入れようとしている。
今回の密書の内容は「今しばらく待機するように」との指示だった。
ひとりの女がその密書を握り潰した。長すぎる「待て」に、痺れを切らしているようだった。

ある日、相談があるとのことでランスロットに呼び出された。
王妃グウィネビアが懐妊したそうだ。
なんでも、計略のために近付いた王妃と、気が付けば本気で恋に落ちていたのだという。
つまり子供の父親はランスロットだ。そのことが明らかになれば、もちろん大変なことになる。
屋敷を抜け出した王妃と落ち合うランスロット。
彼はすべてを打ち明けた。始めは計略のための嘘だったが、いつしか真実になったこと。
復讐よりも、今は彼女とお腹の子供を大切に思ってしまっていること……。
二人は駆け落ちを決意した。
旅慣れないグウィネビアを背負うランスロット。自分は最後に、国境までの護衛を引き受けた。

――突然、彼の動きが止まった。グウィネビアの後頭部に、氷の矢が突き刺さっていた。
背後には、あの屋敷にいた女魔法使いがいた。
裏切り者とわめく彼女を退けることには成功したが、グウィネビアが生き返ることはない。
ランスロットは三日三晩泣き通したのち、最愛の人を湖に葬った。

しばらくしてランスロットに再会した。今は罪人として、追っ手から逃れる日々だという。
運命を呪って生きていくこともできるが、彼はそうしないことを選んだ。
グウィネビアと二人で生きると決めた瞬間の満ち足りた想いや、彼女への気持ちを憎しみで塗りつぶしてしまわないように。
いつか自分の運命を受け入れられる日が来ることを、ランスロット自身も信じていた。
39ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 19:03:12.76 ID:iV30SRNsO
・「異端の救済者」エレイン
サンクチュアリという組織がある。ゴルロイスなる魔法使いを中心とした、すべての命の救済を目指す団体だ。
その理念ゆえ、生贄を原則とするアヴァロンとは対立している。
しかし、アヴァロンから鞍替えする魔法使いも少なくない。人材の流出を危険視したアヴァロンがゴルロイスの殺害要請を出すほどだ。
ゴルロイスの出自や来歴はおろか、顔すら誰も知らないと言うのに。
自分はそのサンクチュアリの加入試験を受けていた。
女魔法使いと二人組になり魔物を追うという"あの時"とよく似た状況。ただし、今回の目的は生贄ではなく救済だ。
エレインというのが今回のパートナーの名である。彼女もかつては普通の魔法使いであった。信頼できる相棒もいたらしい。
とある要請中、その相棒は、傷ついたエレインを生贄に捧げようとした。
他人の命を捧げれば、その者の死と引き換えに強大な魔法を使うことができるからだ。
命からがら逃げ出したエレインは、その裏切りを通し魔法使いという生き方を憎むようになった。
そうして正反対の教えを掲げるサンクチュアリに傾倒したという訳だ。
サンクチュアリは救済活動を通し、生贄を行う"汚らわしい人間"を排除した理想国家を作ろうとしている。
サンクチュアリのメンバーや賛同者は皆、ゴルロイスの著した本を持っている。
自分もエレインの持っていたそれを読んだが、生贄という行為の汚らわしさと救済の必要性を説いたその本は、純粋すぎて気味が悪いほどだった。
エレインから見れば、今の自分は同士だ。しかし違う。自分は仲間を殺して生き延びた。
もしニミュエが生きていたなら、エレインのようになっていたのだろうか……。

いよいよ標的が近い。これを乗り越えれば、サンクチュアリへの加入が認められる。
そうなれば、自分もきっとゴルロイスに会うだろう。
ゴルロイスを殺せるだろう。
自分がサンクチュアリの門を叩いたのは、内に入りゴルロイスを暗殺するためなのだから。
と、物陰から飛び出した魔物がエレインを跳ね飛ばした。続いて、魔物の殺気が自分へ突き刺さる。
オマエには死なれたくない――瀕死の体でそんなことを言うエレイン。
「オマエは生きろ。私を踏み台にして」
そんなことはできない。自分は即答し、最後の魔物に立ち向かった。ニミュエの時と同じ思いを味わうのはごめんだ。

魔物を倒し息を切らす自分に、合格だ、と声がかけられた。エレインだ。
とても重傷には見えない。どうやらあれは演技で、自分は試されたらしい。
エレインこそが、サンクチュアリの首謀者ゴルロイスだった。その目で志願者を見極めにきたのだろう。
さらに「さあ、どうする?私を殺すか?」などと尋ねてくる。暗殺者など、もう珍しくもないという。
ニミュエとダブってしまった時点で、自分に彼女は殺せない。やめておくと答えた自分を、エレインは不思議そうに笑った。
「気に入ったよ。いつかゆっくり話をしよう」
差し出された手を握る。
今回の旅は、あの時とは違う、穏やかな終わりを迎えた。
40ゲーム好き名無しさん:2014/01/25(土) 19:15:25.74 ID:iV30SRNsO
ソウルサクリファイスのサブストーリー、以上五人で終了です。
ついでに>>9を説明しとくと
ソルサク世界には「永劫回帰」なる説がある
平和な世界に悪い魔法使いが現れて長い長い間世界を牛耳るが
神が無名のある魔法使いを送り込むことにより、世界は再び平和になる
それが繰り返されているという考え方
作中でも「古い文献によると世界は何度か聖杯により蘇っているらしい」と言われている
つまり「マーリン」と無名の魔法使い、マーリンと主人公は…ということ
41ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/26(日) 08:25:51.61 ID:WJLlW7J+0
ビリーは泣き崩れてきたけど、そんな頼みを利くわけにはいかない。僕が断ると、ビリーは悪態をついて部屋を出ていってしまった。
しかしそれからほどなくして入ってきたプリルは、大慌てで僕を竜舎に促した。
「早くしないと、ビリーがバムルに乗っていっちゃうよ!早く、バムルにお別れを言って!バムルは帰ってこないよ!」
「何を言ってるんだ?大体バムルはビリーを乗せたりしないだろう?」
ビリーを追って竜舎に駆け付けてみると、今まさにバムルがビリーを乗せて飛び立つところだった。
「あばよ!話のわからねえお前なんかより、ドラゴンのほうがよっぽど利口だぜ」
バムルがビリーを乗せて飛び立ったのはショックだったけど、動揺する間も無く僕らはバーナードさんたちに見つかってしまった。
「ビリーが?おかしいな。僕はマイケルがそんな目に遭ったなんて聞いていないぞ。そもそも、第一陣はまだ帰ってきていない」
「ビリーに騙された……あいつ、手柄が欲しいんだ。カイザードラゴンがあれば自分も認められると思って一芝居うったんだよ」
僕たちが部屋で怒りと遣る瀬無さに打ち拉がれている一方、プリルは泣き喚いていた。
「バムルは、帰ってこないよ。帰ってきても、バムルは死んじゃう。バムルは、死ぬために地上にきたんだもの。バムルはね、あんた
と早く会いたがっていたよ。そして、地上に出てきてから死にたかったのさ。あたしはね、バムルに口止めされていたの」
なんのことか全くわからなくなっているところに、バーナードさんがやってきた。
「戦いが終わり、全員帰ってきた。すぐ、竜舎に集合してほしいんだ」

竜舎の前にはドラゴンナイツが集まっており、中には傷ついたバムルが横たわっていた。
「大丈夫だ。全ては予定通り。たとえビリーが私に乗らなかったとしても私は行くつもりだったのだ。時の流れには誰も逆らえんのだ」
「バムルは見事な戦いぶりだったよ。全てのワイバーンが、バムル目当てに群がったんだ。おかげで、バムル以外はほとんど無傷だった」
そう言ったルーベンガルツ空竜隊長により、やがてビリーが連れてこられた。
「ビリーは、バムルだけ置いて逃げてしまったのだよ。恐怖で錯乱したのだろうな。スタンドプレイも問題だが、ドラゴンを置いて逃
げるなどドラゴンナイツにあるまじき行為だよ」
「隊長、逃げたのではありません。私は振り落とされたのですよ」
「馬鹿だな、ビリー。あれこそバムルの思いやりだよ。君はドラゴンに情けをかけられたのだ。危険だから、置いて行かれたのだ」
「ビリーの責任は空竜隊の責任だ。そこで詫びといっては何だが、君を空竜隊で迎えようと思うんだ」
実際は悪びれる様子のないルーベンガルツ隊長のところに、マイケルもやって来た。
「……ダイク。詫びる言葉もない。当然、ビリーは除隊させる……この、面汚しが!シュワンツ家の顔に泥を塗りおって!」
「……ごめんよ。ダイクは、兄さんだって嫌いだっただろ?」
「そういう問題ではない。これは、男のプライドの問題だ。それにお前のスカイドラゴンは、お前にあきれ勝手に聖地に帰った」
マイケルはビリーはおろか自分の命も差し出して謝罪したけど、そこまで受けるわけにはいかなかった。
42ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/26(日) 08:26:37.38 ID:WJLlW7J+0
「私はもうすぐ死ぬ。だが悲しむな。寿命がきただけなのだ。今回のワイバーンの襲撃を見ただろう?あれは、私の死期を察して襲っ
てきたのだ。これからも私が生きている限り、いろいろな連中が襲ってくるだろう。それは我々竜の一族が平和の守り神だからだ。流
は霊獣だからな。人間のように、物質は食べない。この世の平和を食べているのだ。全ての生き物が生み出す平和のメタファーこそ、
竜の力の源なのだ。だから、我々は平和を好む。800年前、我々がここを訪れたとき人々は戦いを挑んできた。だが、ホルスがドラゴ
ンフェアリーの呼び掛けに答えてくれた。そして、我々はここに安住することができた。だから我々はホルスを盟約を結んだのだ。こ
のカグランテスを竜の一族が棲める場所にするために、この国の平和を守ることに力を貸すと。しかし、我々とは逆に悪意を食らい生
きるものたちも存在する。そんな彼らは、隙あらば我ら一族を抹殺しようと考えている。彼らにとって、今が最大の好機だ。この機会
を逃せば、また1000年間好機を失ってしまう。竜の寿命は1000年だからな。いいか、ダイク。私は死ぬ。しかし、私は1匹の子を産
む。それは私の生まれ変わりだ。竜は寿命を全うすれば1匹の子を産み、その子が親の能力を引き継いでいく。お前に私の子を育てて
ほしい。成長するまで、悪意を食い物とする連中から守ってほしいのだ。そのために、プリルがお前に付いてきたのだ。私の子が産ま
れたら、すぐに国を出なさい。旅に出るのだ。士気の落ちたドラゴンでは、彼らに対抗できないだろう。カグランテスは、すぐに死の
国となり荒んだ地になってしまう。まだ竜の力が弱ければ、うまく敵にも気付かれず行動できるかもしれない。成長するまで、旅を続
けるのだ。そろそろ、最期の時がきた。子を産むところは人間に見られたくない……人払いを頼む」
「バムルが死にます……そして、子供が産まれます。みなさん、どうか外に出てください」
「なんと!?カイザードラゴンの子供だと!?ドラゴンが子供を産むところを見たものはいないんだぞ。出ていけるわけないだろうが」
「お願いです。出ていってください」
「貴様、誰に口を利いている?竜と話ができるからといって自惚るなよ。ドラゴンナイツの一員なら私に従ってもらおうか。私はルー
ベンガルツだ。出ていくなら、お前が出ていけ」
「ルーベンガルツ、お前ら空竜隊はどこまで勝手に振る舞えば気がすむ。我々は竜舎から出ていくべきだぞ」
「グリッケン、ダイクの気持ちに報いたいのは個人的には理解できる。しかし、今後のドラゴンナイツのことを考えるなら立ち会うべきだ」
「ギルティ、お前ならわかるはずだ。俺達はダイクだけでなくドラゴンさえも裏切ることになるんだぞ」
「……確かに、正論かもしれんな。わかった。おとなしく外に出よう。海竜隊、引き上げだ」
「グリッケン、覚えているがいい。ダイクとカイザードラゴンの子は空竜隊が頂く。どんな手を使ってもな。ダイク君、君は空竜隊に
入るべきなんだ。道を誤るんじゃないぞ!……空竜隊、引き上げるぞ」
「ダイク、人払いは済んだ。これからこの竜舎は我ら地竜隊で護衛する。安心しろ」
拒否するルーベンガルツ隊長とギルティ隊長を、グリッケン隊長が説得してくれた。
「子が産まれたら、旅に出るのか?行くのなら、気を付けて行け」
「止めないんですか?」
「目標を持った男には何を言っても無駄だ。それに、お前はスタンドプレイが多そうだ。厄介者はドラゴンナイツにいらぬ」
地竜隊ではないパットとボーボも警護に参加してくれて、これで竜舎には誰もいなくなった。

バムルの腹部のさらに奥に手を差し込むと、そこにぬるっとした別の感触があった。その物体を掴み、僕はゆっくりと引き出した。
それは、初めて見る竜の赤子だった。僕の手の中に埋まってしまうほどの小さくて弱々しい物体……これが、バムルの生まれ変わりか。
バムルは、もう何も答えなかった。それでも、最後に僕に向かって笑ってくれたように見えた。
「バムル。後は任せてくれ。僕が責任を持って育てるよ。それが僕の宿命なんだろ?」
言い終わる前に、バムルの身体は薄らいで大気の中に溶けていった。バムルは、跡形もなく消えてしまった。
一陣の風が吹き、僕の身体を突き抜けた。爽やかで、それでいて全身の血を震わせるような熱さを持った衝撃を受けた。
「今、バムルはあんたの身体を衝き抜けて行ったよ。どう?今のが、平和のメタファーだよ。とりあえず、町を出よう。すぐに奴等が動き出す。
これからあんたの敵は悪意あるもの、ドラゴンを滅する奴等なんだ。そいつらは称してドラゴンスレイヤーと呼ばれている」
43ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/26(日) 08:27:17.40 ID:WJLlW7J+0
外はすっかり暗くなって、警備していたはずの地竜隊はみんな壁に寄りかかって眠っていた。
「みんな、バムルの風を浴びて気持ちよくなって眠っちゃったんだね」
その時、グリッケン隊長が現れた。
「空竜隊も海竜隊も、お前を黙って見逃すとは思えぬ。だがな、男として恥じぬ道を生きろ。それは、お前と俺との約束だ。いいな」
僕は、グリッケン隊長に別れを告げ旅立つことにした。
なぜだろう。僕はあれほどなりたかったドラゴンナイツに今は大して未練を感じていない。こうなることが生まれた時から決まってい
た気がする。少しずつ、少しずつ僕の中で何かが変わり始めている。
長いようで短かった研修の日々。そこで出会ったたくさんの人々。そして信頼できる仲間たち。誰にも別れを告げられずこのまま去る
のはつらいけど、仕方ない。みんな……またいつの日か会おう。

<ポーチェと親密で且つ前述の外出イベントを見ている場合
「ダイクさん」
僕がそっと旅立とうとしていると、そこになぜかポーチェが現れた。
「ダイクさんが旅に出ると知って来ました。これからつらく危険な旅をなさるのでしょう?でしたら、1人よりも2人の方がいいと思
って。恐ろしいドラゴンスレイヤーが襲ってくるんですよね?」
ポーチェはなぜか、僕とプリルしか知らないことを知っていた。
「これでも私は大魔女です。必ず、私の力がお役に立つ時がきますから。ビビは私のずーーっと昔のご先祖です。あの時の一人娘は、
大魔女の力を絶やさずに人間の世界に溶け込んで平和に暮らしていたんですよ」
「そうか。だから、ポーチェにはあたしが見えるんだ」
「はい、ダイクさん。あなたが『ブルーグラス』に来る前からずーっと知っておりました。あなたとともに戦うために、私は存在しています。
それが、私の運命なのです。さっきビビの霊が現れて、旅立ちの時がきたと言われました。魔女も、平和を愛するのです。あなたと私
の出会いも運命です。ダイクさん、どうか私を連れて行ってくださいませんか」
「……ポーチェ、大変な旅だけれど一緒に行こう」
「ありがとうございます。絶対にお役に立ってみせますから!ダイクさん、プリルさん。今後ともよろしくお願いします」
そして僕たちは、ハルキリアスを後にした。
プリル、ポーチェ、そしてバムル(子)。僕たちの旅はここに始まる。
平和の意思を未来へ運ぶため、まだ見ぬ敵たちと戦う放浪の旅が始まるのだ。
>ED14・ポーチェとの旅立ち
44ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 08:38:17.83 ID:WJLlW7J+0
「おう、えらいつれない事するやんけ?」
「ダイク君。一人で抜け駆けはよくないよ。我々は、あの苦しく辛い研修を乗り越えた5人の勇士ではないか!」
「ダイクちゃんたらあ。何か面白そうなところに行くんでしょ。このリリスちゃんをおいていったら、許さないんだから」
「どこに行くつもりなんだい?私に恩返しをさせないまま、黙って去ってしまうの?」
そこには、みんなが待っていた。僕は嬉しくて涙がこぼれた。
「……みんな、ありがとう。黙って去ろうとした僕を赦してくれ。ごめんよ……でも、危険な旅なんだ。引き留められても、僕は行か
なければならないんだ。いつか、必ず帰ってくるから。みんな、それまで元気でいてくれよ」
「そんな危険な旅やったら、よけいお前を一人でなんかいかせれるかぁ!俺とかわいいジェノサイダーが、お前のことを守ったるわ!」
「で、でも、チコ。ドラゴンナイツにならないと監獄に送られるんだろ?」
「あほかっ!俺はなぁ、お前と出会うてなかったら、とっくに脱落して監獄送りになっとったわ」
「私のボータムは空を飛べるんだ。空を飛べないと旅はつらい、うん!私は、絶対キミに付いていくからね。それに私がいないと、キ
ミたち全員未成年者じゃないか!私は保護者だからね、うん!」
「私は、スーパーレディ伝説の伝記を書かなくちゃならないから。このままドラゴンナイツにいても、リリスちゃんの活躍を描いたド
ラゴンナイツ日記になるでしょ?それって、あんまり面白くないかも。それに、ダイクちゃんと一緒にいたらドキドキワクワクな大冒
険物語になる気がしちゃうのよ。それに、おいしそうなものもたっくさん食べられるしね」
「文句はないね、ダイク。みんなのドラゴンはもうちゃんと運び出してある。私のマーメイドも港に出しておいた……ダイクがいなか
ったら、私は一瞬の夢さえも見れなかったのよ。だから、今度は私があなたを助ける番」
「よかったね、ダイク。ドラゴンがいっぱいいるとそれだけ敵に狙われちゃうけど、みんな頼りになりそうじゃん。断る理由なんかないよ」
「……悩んでなんかいるもんか。嬉しくて、涙が止まらないんだよ。みんな、ありがとう。一緒に行こう」
僕たちは港に行き、そのまま海を越えて他の国へ行くことにした。
確かにその方が敵に襲われにくいし、空竜隊と海竜隊の追撃を逃れるためでもあった。
こうして、僕たちの長い放浪の旅は幕を開けた。この先どんな困難が待ち受けているのか、それは誰にもわからない。
でも、どんなことにも僕は立ち向かっていける。
だって、こんなに素晴らしい仲間たちが一緒にいるのだから……

ED09・仲間と共に

【最終章・完】
45ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 09:18:05.27 ID:UUBqidZfP
ドラゴンナイツグロリアスはこれにて終了です
時間をかけてしまいました
46ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 11:19:46.25 ID:Nj3+AVGs0
お疲れさまでした
47ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 23:52:38.55 ID:LythJd8x0
プレイするのが面倒なら動画サイトで参考になって下さい。
http://www.nicovideo.jp/
http://www.youtube.com/?gl=JP&hl=ja
48ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 00:14:08.31 ID:JRD34gxI0
DKG超乙
俺はリアルタイムで買って何ルートかクリアしたけど面倒になって途中で投げたんだよなぁ
本当に最後までよく頑張った、おつかれん
49ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 00:35:03.18 ID:weCtgVTT0
●未解決追記
PS2 鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女
50ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 12:31:58.50 ID:q+D0rxeB0
フリーゲームの「霧雨が降る森」をリクエストします、よろしくお願いします。
51ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 19:59:30.61 ID:J22aIm1C0
ドラゴンナイツグロリアス乙です、上手くまとめてあって面白かった。
3DS「閃乱カグラ-少女達の真影-」「〃Burst-紅蓮の少女達-」 Vita「〃SHINOVI VERSUS-少女達の証明-」予約します
52ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 21:37:45.50 ID:weCtgVTT0
>>51
ちなみに3DS「閃乱カグラ-少女達の真影-」は3DS「閃乱カグラ Burst-紅蓮の少女達-」に収録されておりますので紅蓮の少女達を買うだけでOKです。
53ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 22:29:38.66 ID:J22aIm1C0
>>52
一応それは知ってますが、少し特殊な形での収録ですので名義は別にということで…
書くときは紅蓮の少女達の方で「半蔵編」「蛇女編」とするつもりです
54Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:15:08.11 ID:uC5uOSSv0
wiki未解決リストにあったもの

纏まったというかどう端折っていいかわからんまま書いたのでなんとなくしか書けてません。
というか聖剣伝説LOMを超小規模にしたようなゲームなのでストーリーもへったくれもないんですが…かなり断片的な話しか見えてこないので端折るついでに自分なりの解釈を入れておきます。
ツッコミや苦情は受け付けますwwww
55Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:20:00.33 ID:uC5uOSSv0
個人的にはこの後編?になるダークロウのほうがストーリーは好きだったりするのですが…
この三部作はTRPGの要素を強く残していますので、最初にストーリーに入る前にちょっとだけ概要を。いきなり進めても訳わかりませんし。

●世界観など概要
主人公は過去を一切持たないプレイヤーの分身です。いきなり崩壊が進む世界に投げ込まれたキャラクターになります。(君を外の世界から操っている人間が居るというような思わせぶりな台詞がありますが、プレイヤー自身の事です)
またこの世界は光の精霊と闇の精霊と魔王により作られました。ここに暮らす人間は悪魔の作り出した種族です。

重複する部分ありますが現在の
役割
神(光の精霊)/その通り神です。
竜(闇の精霊)/世界を見守る役目です(勝手な解釈なのですがこの竜が恐らくPTキャラに入ります 伏線がまったく回収されておらず僅かに明かされただけになってるのですが…イベントや世界崩壊に深く関わるためそういう仮説で話します。違う解釈もあると思います。)
悪魔(魔王)/神が滅ぼす事ができなかったので現在は神により黒水晶に封印されています。
人間/悪魔が作り出した忌むべき種族なので神は過去に滅ぼそうとしたけれど、完全な悪ではなかったために見守る事にします。ただし悪魔が作り出した種族であるので、悪の心を持ちます。
56Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:22:41.11 ID:uC5uOSSv0
●システム
時間の概念があり、特定の行動をすると時間が進みます。
また戦闘時の全滅はこの時間を一番進めてしまいます。
(三回ほど全滅すると何一つ救われないまま世界は破滅します)

・宿屋に泊まる
・主人公の経験値が溜まった状態で王に謁見しレベルを1つ上げる
・主人公がスキルを覚える
などが日付が進む行動となります。
ざっと書きましたが一応フリーシナリオなので、「全てのイベントを起こしてラスボスを倒すルート」という事で書き進めます。一番最速クリアは初日に3回全滅してラスボスに会う事もなく滅亡するというルートです。
(前置長くてすみません。ちょっと独特のシステムなのでこれを説明しないとなかなかストーリー本編に入る意味がなく、自分の初回プレイの時のごとく意味不明な話で終わりそうなので)
57Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:26:59.39 ID:uC5uOSSv0
キャラメイク後(男キャラでのストーリーです)

<初日 オープニング>
いきなり山の上に投げ出された主人公。下りるような道もなく、崖の下を見下ろすと一つの街が見えます。
何度か下を見下ろしてると崖が崩れて主人公が落下して死にます。
主人公補正でなぜか復活(転落イベントの意味がわかりませんがこのシリーズはオープニングで落ちるのがお約束なのです)
町に向かう途中に崖が崩れた影響で落下した石を発見。
主人公の力数値次第でこの石を調べるとイベント発生。
一人目の仲間を加えるフラグが立ちます。
そのまま町へ行き街の人間と会話します。この時点ではイベントが発生しません。
何かの職に付いて働き、スキルを手にいにれて二日目へ進みます。
<二日目 広場にて>
イベントをする前に初日に助けた仲間が道具屋に居るので会話をしておきます。日付が進むと酒場に出てきます。
広場にやってきた主人公は叫び声を聞きつけ、モンスターと戦います。
一戦するとこのイベントは終了です。
叫び声を上げた太ったオバサンが「私が忍者なら一撃で仕留めるのに!」などとブツブツと文句を言いながら去っていきます。ちょっとウザキャラですが、この時点ではまだマシです。
終わったら王に謁見してレベルを上げて日付を進めます。

<三日目 害虫退治>
酒場に行き仲間を加えて、住宅街に立ってるオッサンに声をかけます。森の害虫退治を依頼されて受けると落下してきた森へ移動します。オッサンから虫よけのお守りを貰います。
実はこのイベントは初日にすでにフラグが立ってるのでいきなりやれますが、初期段階では高い難易度を誇るイベントなので一人でクリアは難しくここに入れました。
害虫があらわれては倒しを何度も繰り返しているんだけれど何かがおかしい。
倒した敵は死骸にならず次々と消えていく有り様。
オッサンに話しかけるとさっき渡したお守りを見せてくれと言われます。
中には間違えて幻覚が見える草を入れていた模様(このオッサンがこの草を何に使ってたかはお察し)
お守りを返して任務完了です。

オッサンは森で一服し、主人公は街に戻ります。
主人公が戻った後でオッサンは何者かの襲撃を受けます。
イベント終了。

終わったら王に謁見してまたレベルを上げて日付を進めます。
58Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:28:49.01 ID:uC5uOSSv0
<四日目 落盤事故>
前日のオッサンがどうなったのかを気にして住宅街に行くとオッサンの家では葬儀が行われています。とくにイベントはありませんのでさっさと労働組合に行って話を聞きます。
鉱山での落盤事故があり、生き埋めになっている鉱員の救助を依頼されます。
落盤事故の現場に向かうと爆弾を作ってる男が居るので爆弾を貰い、邪魔になってる岩をぶっ飛ばします。
しかし助けに行った主人公も落盤事故の際にできた穴に落下してしまいます。
下には生き埋めになっていた鉱員が居るのですが…そこには禍々しい真っ黒い水晶と封印の文字が…
壁にうっすらと光が差し込む場所を見つけて、そこを爆弾でふっ飛ばします。
街へ戻るとイベントクリアです。
後日この鉱員は仲間になるのですがあまりに絶望的なステであるため、役立たずです。
名前も忘れてはしまいましたwwww
<五日目〜八日目 イベントなし>
二日目に起こせるイベント3つをクリアすると、暫くは何もイベントが起きないようなのでレベル上げに徹します。
自キャラト一緒に初日に仲間イベントが起きたキャラをここでレベル上げしました。
59Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:30:47.72 ID:uC5uOSSv0
<九日目 幻の家>
害虫退治あたりからけっこうな難易度を誇るこのゲームですが、ここまでは範囲も小さく一本道です。しかしここからが難解な謎解きも加わります。
酒場で「たまに人が迷い込む不思議な家」の話を聞く、住宅街にやってくるといつもの住宅街の様子ではなく怪しげな家がそこに建っています。
とりあえず奥へ進むと屋敷の主にこの家の話を聞かされます。何百年も前に起きた悲劇の舞台の時間のままここに建っている異次元空間であり、この屋敷を救ってほしいという話です。
そこに出てくる幽霊?の話を聞いていると、どうやら数百年前に魔物の手を借りて英雄になった男が逆に脅されて王を手にかける…という風な事があったらしく、その脅されている男の家族がそこに居るという状態。
色々と謎解きをしていると館の主の元に杖を持っていけとの事。
屋敷でみつけたヴァルハラワンドを持って書斎の奥にある禍々しい部屋に入ると巨大な魔物が自分を主だと名乗り、この屋敷を救うために自分を殺してほしいという話に。
屋敷は魔王の命令によりこの魔物が作り上げた空間であり、屋敷に住んでいた家族を永遠に苦しみの空間に閉じ込めるために作った場所であった様子。
しかし家族の優しさや温かみや悲しさに触れた魔物は家族を救ってやりたいという思いから、家族を救える素質がある者を見つけては時々この空間に誘い込んでいたとの事。
ヴァルハラワンドを突き刺して魔物を一撃で葬るとお礼を言いながら消えていく。

外へ出るとイベントクリア。
王に謁見してレベルを上げて日付を進めます。
60Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:31:49.59 ID:uC5uOSSv0
とまあ一旦ここまでで中断。でも半分くらい終わってる。
また書きます。
61ゲーム好き名無しさん:2014/01/30(木) 09:59:39.62 ID:v3DcW/np0
霧雨が降る森 予約します。
62ゲーム好き名無しさん:2014/02/01(土) 19:50:54.93 ID:cZgrDiax0
スレをwikiに反映したなら、すまんが報告してくれないか
何が入って何を入れてないのかわからない、特に未解決一覧
63ゲーム好き名無しさん:2014/02/01(土) 22:30:42.16 ID:cZgrDiax0
●このスレの>>62までをWikiに収録
・以下を追加
「PANDORA MAX SERIES Vol.1 ドラゴンナイツ・グロリアス」
「ルパン三世 カリオストロの城 −再会−」
「ソウルサクリファイス」「Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王―」

●差し替え・追加スレッドの>>792までをWikiに収録
・以下を追加
「チームイノセント」「慶応遊撃隊活劇編」
「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」
「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦」
「オメガブースト」「COTTOn(コットン) 」

●未解決一覧
・以下を消去
「ルパン三世 カリオストロの城 −再会−」「ソウルサクリファイス」
「SystemShock2」「PANDORA MAX SERIES Vol.1 ドラゴンナイツ・グロリアス」
「チームイノセント」「慶応遊撃隊活劇編」「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」
「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦」「オメガブースト」

・以下を追加
同人ゲーム「海賊高校生」
アプリ「ルナルクロス〜蒼月の天使〜」
PSVITA「GOD EATER 2」

●書き込み途中
・以下を追加
「Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王―」(1月)

●執筆予告
・以下を追加
「ファイアーエムブレム外伝」(1月)
「閃乱カグラ-少女達の真影-」(1月)
「閃乱カグラ Burst-紅蓮の少女達-」(1月)
「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS-少女達の証明-」(1月)


「圧倒的遊戯ムゲンソウルズ」「桃太郎奇伝」「SystemShock2」は反映済みだった
あと「霧雨の降る森」の予約も

このスレの>>30「レナスU 封印の使徒」は書きこんでないです
64ゲーム好き名無しさん:2014/02/01(土) 22:33:52.80 ID:E7rAY1tF0
ニコニコ動画やYoutubeなどの動画サイトでプレイ動画を見ればゲームソフトを買う手間もなくなり、書き込みやすくなるでしょう。
65ゲーム好き名無しさん:2014/02/02(日) 10:58:25.40 ID:GKFCg/RS0
まとめ作業乙でした。
手伝おうとしたけど途中で嫌になったのかな
ちょこっとずつ作業して報告をこまめにする習慣が浸透すれば、
一人当たりの作業量が減ってまとめさんが楽になるかもね。
66ゲーム好き名無しさん:2014/02/02(日) 17:37:15.61 ID:4oife4Tc0
プロジェクトEGGはご存じですか?
http://www.amusement-center.com/project/egg/
67ゲーム好き名無しさん:2014/02/02(日) 21:38:14.20 ID:XVgUiOyWO
>>63
乙です
68いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘:2014/02/03(月) 17:21:27.61 ID:6dtdZabC0
ここは、熱血高校のグラウンド。
くにおとしんいちが練習をしていた。
弱小チームで次の対抗戦に敗北すると廃部が決定する熱血高校ホッケー部。主将のよういちが落胆しているところにドッジボール部くにおのナッツシュートが誤って命中する。
くにお「やべぇーっ!」
くにお「ホッケー部のよういちじゃあないか。」

よういち「…というわけで、今度の対抗試合にも負けちゃうと、ホッケー部は廃部になっちゃうんだ…」
くにお「元気出せよ。俺達と紅白戦でもやろうぜ!」
だが、よういちは全く返事がない。
よういち「…。」
しんいち「…ったく。今度はホッケーかよ。」

翌日、放課後にて
くにお「放課後、紅白戦やるぞ!」
よういち「お・おてやわらかに…。」

くにおはよういちを元気付けるためドッジボール部との紅白戦を計画するが、弱小ホッケー部は素人であるはずのドッジボール部にも負けてしまう。

かおり「はじめまして。新聞部のかおりです。元気づけるつもりの紅白戦にもホッケー部は負けてしまい…ますますよういちくんは自信を無くしたみたい。がんばって!よういちくん!!でも、かおり、心配だなぁ…」

自信無くしたよういちはついに口走る。
よういち「…ホッケー部なんか、潰れてしまえばいいんだ!」
そんなよういちに怒り、活を入れたくにお
くにお「ばかやろーっ!それでも男かよ!!」
そんなよういちを見たかおりはくにおの前に現れる。
かおり「くにおくん、やめて!よういちくんが悪いんじゃあないの。」
ドッジボール部が現れてタコになる。
かおり「チームメイトが、タコなの…。」
ドッジボール部に向かって宣言するくにお。
くにお「俺が、お前達を鍛え直してやるぜ!!」
くにおは、次の対抗戦までに特訓試合を計画する。
ひろし「ドッジボール世界大会はどうすんだよ?」
みつひろ「ホッケーなんかやってる暇ないぞ!」
こうじ「でもくにおはやる気だよ。」
しんいち「…マジかよぉ。くにお?」
かおり「…というわけで、くにおくんは情けないホッケー部を鍛え直すために、特訓試合を行ってくれる事になりました。廃部をかけた白金校との対抗試合目指して、みんな!がんばって!!」
69ゲーム好き名無しさん:2014/02/07(金) 03:43:45.70 ID:A6HT6ZCr0
>>64
このスレはゲームをプレイするきっかけを作る存在になってほしいし、
自分がストーリー書くときも
「これ読んで面白そうと思った人、途中で読むのやめてプレイしてみてほしいな」
という気持ちで書いてるんで、そういう書き込みはできればやめてほしい
70ゲーム好き名無しさん:2014/02/07(金) 20:38:25.38 ID:MA3k1gw20
PC同人ゲームの、Margikarmanをリクエストします。
よろしくお願い致します。
71ゲーム好き名無しさん:2014/02/08(土) 00:16:19.83 ID:S2RfIsS40
マージカルマンver.2出たしやり直そうかな。
じゃあMargikarman(PC同人ゲーム)予約します。
72ゲーム好き名無しさん:2014/02/11(火) 21:22:17.55 ID:lnYWN3pc0
●未解決一覧

・以下を追加
■PCE CD-ROM2
「コブラ 黒竜王の伝説」
「コブラII 伝説の男」
■PCE SUPER CD-ROM2
「天外魔境 風雲カブキ伝」
「女神天国」
「スタートリングオデッセイ」
「スタートリングオデッセイII」
「スターブレイカー」
「銀河お嬢様伝説ユナ」
「銀河お嬢様伝説ユナ2 永遠のプリンセス」
■PC-FX
「女神天国II」
「ミラークルム」
■MCD
「らんま1/2 白蘭愛歌」
■PS3
「第2次スーパーロボット大戦OG」
■SS
「銀河お嬢様伝説ユナ3 LIGHTNING ANGEL」
■PSP
「VALHALLA KNIGHTS2 -ヴァルハラナイツ2-」
■PSVita
「VALHALLA KNIGHTS3 -ヴァルハラナイツ3-」
■SFC
「SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦」
「ザ・グレイトバトル2 ラストファイターツイン」
「ザ・グレイトバトル3」
「ザ・グレイトバトル4」
「ザ・グレイトバトル5」
■PS
「ザ・グレイトバトル6」
■3DS
「ロストヒーローズ」
73ゲーム好き名無しさん:2014/02/11(火) 22:51:04.94 ID:8/rUL/2b0
スレのテンプレも読めない奴は、ストーリー書いてもらっても理解出来ないんじゃないか?
74ゲーム好き名無しさん:2014/02/14(金) 01:06:21.33 ID:E8bqTRzwO
携帯電話アプリの『世界樹の迷宮モバイル』のストーリーが知りたいです。
自分でプレイしたかったのですが、もうできないようなので。
どうかよろしくお願いします。
75ゲーム好き名無しさん:2014/02/20(木) 03:47:21.95 ID:bclsLTPH0
野々村病院の人々
76ゲーム好き名無しさん:2014/02/23(日) 19:15:46.97 ID:bv4M6DifP
面白いゲームをやるとなんか(そのゲームの)まとめを書きたくなる
77ゲーム好き名無しさん:2014/02/24(月) 21:11:50.09 ID:miO5sMKhO
PCゲームのホラー系アドベンチャー「Dark Fall2 - Lights Out」「Dark Fall:Lost Souls」「Scratches」の3つお願いします
78ゲーム好き名無しさん:2014/03/03(月) 02:09:37.89 ID:ru+FzU9V0
初めまして
ちょっと訊きたいんだけども、vita版朧村正のDLCコンテンツ(外伝)は
現時点だと「新作」の区分に入るかな?

Wikiにある朧村正のストーリーを見て、今ちょっとメモ帳に書いてる
出来上がるまで時間かかりそうだけど、それだけ訊きたくて来ました

宜しくお願いします
79ゲーム好き名無しさん:2014/03/03(月) 23:05:30.09 ID:vr1BxVZI0
追加ストーリーは新作に入るかなんて、そんな事例いままでなかったから俺はわからん
80ゲーム好き名無しさん:2014/03/03(月) 23:27:03.04 ID:7fyLfnui0
新作というより補足として追加ストーリーを書くのはいいんじゃないの?
DLCなけりゃ全部のストーリーわからんゲームとかあるだろうし問題ない気が
81ゲーム好き名無しさん:2014/03/04(火) 03:54:30.25 ID:+VX9IVO10
リリース直後のネタバレは配慮すべきだと思う
書くのは良いけど、テンプレに沿った対応をお願いしたい
82ゲーム好き名無しさん:2014/03/04(火) 21:21:04.00 ID:8D07mwTb0
●このスレの>>81までをWikiに収録
・以下を追加
「いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」

●差し替え・追加スレッドの>>84までをWikiに収録
・以下を追加
「アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜」

●未解決一覧
・以下を消去
「アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜

・以下を追加
同人ゲーム「Margikarman」 携帯アプリ「世界樹の迷宮モバイル」
PCゲーム「Dark Fall2 - Lights Out」「Dark Fall:Lost Souls」「Scratches」
(連絡用掲示板から)PCゲーム「いますぐお兄ちゃんに妹だって言いたい」

●書き込み途中
・以下を追加
「いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」【2月】

●執筆予告
・以下を追加
「Margikarman」【2月】

・以下を消去
霧雨が降る森【1月】ファイアーエムブレム外伝【1月】 
閃乱カグラ-少女達の真影-【1月】 閃乱カグラ Burst-紅蓮の少女達-【1月】 
閃乱カグラ SHINOVI VERSUS-少女達の証明-【1月】
83ゲーム好き名無しさん:2014/03/06(木) 20:25:45.91 ID:pQ3WfmEE0
レトロゲーム自体が老朽化しているようだが、大丈夫か?
84ゲーム好き名無しさん:2014/03/08(土) 18:00:16.70 ID:ARKibZ9i0
ファミコンの百鬼夜行を簡単に
1983年発売。ファミコンの主人公が忍者の和風RPG。システムとかは面白そうなのだが、色々と不親切でバランス悪い

 場所は昔の日本
 祠の森に巨大な火の玉が落ちてきた(たぶん隕石)
 祠の森には強い結界が張られていて、誰も入れない
 昔、徳の高い僧が自分の命と引き換えに、邪悪なる者達を封じ込めた場所だと言われている
 この時に結界が壊れたのだが、誰も気づかなかった

 半年が過ぎると、夜な夜な妖怪が出るようになる
 恐ろしい声を聞いた者、視線を感じた者、そして何人もの町人が行方不明に
 町の人々から笑顔が消えた

 あるあばら家で一人の疲れた男が、カゲに頼みこんでいた
 私たちを救ってくれ、町を元のあの頃に戻してくれと


 主人公のカゲが町を拠点に、色々と出回る。ちなみに町にいる武士などを仲間に出来る
 妖怪は見えて接触すると戦闘になる、また町中でも夜に出現
 
 各地のボスを倒し、翡翠と瑪瑙と真珠を手に入れる
 徳の高い僧侶に会ってそれらを見せるとお札をもらえる
 町の夜に現れる、魔界への入口の穴(町中を移動する)に三つの宝石を投げ込むと入れる
 百鬼を倒し、お札で封印しろ、奴が来たらこの世は終わりだ急げ

 町は昼間なのに妖怪が溢れている
 夜の町に現れる小さな穴を調べて宝石を投げ込み、入る
 奥に行くと百鬼大王がいる
「何故、我々を殺すのだ、我々は何もしてないのに、お前たちは我々を見ると襲いかかってくる
 もう手遅れだ、殺された部下のために、悪く思わんでくれ」
 戦いになり倒す
「これでいいのかもしれない、無益な争いも終わりじゃ、部下も消える、今度は平和な世界に生まれたいものだ」


 こうして誰に知られる事もなく平和が戻った、カゲ達はそれぞれの世界に帰っていった
 今回の事もやがて時が流れるとともに、人々の記憶からなくなるであろう
 そして今日も日は昇り沈む、何事も無かったように、いつもとかわりなく


「ファミコン 百鬼夜行」でググると攻略を凄く詳しくやっているサイトがあった
85人体パズル:2014/03/10(月) 21:09:17.73 ID:ABDgVt/I0
WOLF RPGエディターで作られたホラーアドベンチャーなフリーゲーム『人体パズル』いきます。
このゲームには人体損壊などのグロ要素がありますが、
それらはゲームのシナリオに密接に関わってくるので略したりせずに書いていきます。
なのでそういったグロ要素を解説されるだけでも嫌だという方はご注意ください。
また、このゲームはバージョンアップによってエンディング内容も変わっているので、
旧版とはエンディングが違っていますがご了承ください。
ちなみに私がプレイしたのはVer2.50です。


(冒頭からescapeエンドまで)
主人公が気がつくと、血まみれのベッドの上だった。
主人公は、友達を探して助けようと決意すると部屋を出て探索を始めた。
他の部屋を探索していく中で目に付いたのは、
大量の損壊した死体。中には花が咲いている死体もあった。
生きている人もいたがそれらの人も、女性の首を絞めながら強姦していたり、
大量の死体を嬉しそうに調理していたり、
四肢が欠損した状態で這いずり回ったりといった異常な人たちだった。
どうやらここはまともな空間ではないらしい。

探索を続けていくうちにハシゴのパーツを見つけ、つなぎ合わせ上の階へ行くと
主人公が探していた友達を発見した。互いを見つけて安堵する二人。
そして主人公は近くにある鏡を割ると、その裏にある隠された出口から脱出した。
だが主人公は逃げてる最中に「ごめんね」と言うと友達の目の前から消えてしまう。
友達はワケのわからないまま監禁場所から無事に脱出すると交番に駆け込み保護された。
そして通報を受けた大人数の警官が監禁場所に踏み込み、4人組の犯人が逮捕されたが
主人公は見つからなかった。
友達は、いつか犯人達は娑婆に戻ってくるだろうと予想していた…
(しかも製作者コメントによると犯人達は再犯する気マンマンらしい)
86怪盗ルソー:2014/03/10(月) 21:10:25.48 ID:ABDgVt/I0
(dead,liveエンド)
これら2つのエンドは、上記のescapeエンドを含めた本編のエンディングを迎えた後で
見る事ができる番外編。

深夜に主人公と友達が家にいると、友達が「コンビニに行こうよ」と誘ってくる。
それを了承して出かけると、怪しい男女に捕まってしまう。
主人公が気づくとベッドの上に横たわっており、4人組の男女(男3人に女1人)に囲まれていた。
その中の一人の男が、別の男に「この女の四肢を切り落とせ」と命令する。
その男は「そんなことしたら死んじゃうじゃないか、いやだ」と常識的な返答をするが、
どうやら薬物中毒なようで、薬が切れて苦しんだ挙句に、
薬を貰うのとひきかえに主人公の四肢を切り落としてしまった。
するとそれを見ていた女が、四肢を失った内臓を取り出すと、四肢を持っていった。
これから四肢は女に食べられ、内蔵は3人目の男によって闇取引で売られるのだ。
そして残された頭部と胴体を、最初に薬物中毒の男に命令をしていた男が『利用する』という。
これからこの男は、既に死んでいるであろう主人公を死姦するらしい。

そして全てが終わり、主人公の遺体は全て片付けられ、後には血まみれのベッドが残っていた。
そのベットの上に、生前の主人公そのままの形をした主人公の幽霊が出現する。
そう、本編は、死姦男・薬物中毒男・臓器ブローカー男・食人女の4人組によって
惨殺されてしまった主人公が、幽霊になって友達を救おうとするという内容だったのだ。
(ちなみに、殺されていく主人公は、抵抗したり叫んだりせずに淡々としていて、
殺しているほうが軽く引いてしまう位だったらしい)

また、この悲劇をコンビニにいくのを断る事で至極簡単に回避する事もできる。
コンビニに行くのを断った後で二人は眠り、翌朝テレビをつけると早朝のニュースで
「最近、殺人事件や行方不明事件が多発しています、夜間の外出や人気の無い場所への移動は避けましょう」
と報道されているのを知り、軽く驚く二人。
これで今後は二人とも気をつけるようになり、あのような惨劇に巻き込まれることは無くなるだろう。
87人体パズル:2014/03/10(月) 21:11:09.35 ID:ABDgVt/I0
(saveエンド)
主人公は、なぜか本編の探索の途中で4人組の体のパーツを入手し、葬式会場のような場所を発見した。
そこにはお清めの水があったので、4人組の体のパーツを清めた。
すると、体のパーツを清められた事で4人組の欲望が消え失せたようだ。
死姦をするための『下半身』を清められた死姦男は性欲が消え失せ、
薬物のために暴力を振るう『四肢』を清められた薬物中毒男は自己嫌悪をしていて、
臓器売買や詐欺をしていた『顔面』を清められた男も金銭欲を失い冷静になっており、
死体を食べて消化する『上半身』を清められた食人女は食欲を失っていた。
それらを確認してから友達と脱出しようとすると、死姦男が追いかけてくる。
死姦男は性欲こそ失ったものの、平気で人を殺す異常性は残っているようで
友達を殺そうとしてくるが、以前に4人組に殺された死体が死姦男に襲い掛かる。
その間に主人公と友達は逃げ出し、交番に駆け込んだ。

友達が、主人公を自分以外の誰も知覚していない事に気づくと、
主人公は友達に、自身は既に殺され幽霊になったのだと説明する。
主人公の凄惨な最期を知り友達は涙するが、
主人公は「共倒れするよりは良かった」と慰めた。

大勢の警官が監禁場所に踏み込むと、死姦男は凄まじい殺され方をした死体になっているのを発見された。
他の三人は、それぞれの罪を象徴する体の箇所、つまり薬物中毒男の四肢、臓器ブローカーの顔面、
食人女の胃が原型を留めない程に損壊されているものの生きてる状態で発見された。
3人とも、虚ろな様子で贖罪の言葉を口にしていたということだ。

そして主人公は今でも成仏せずに、友達の側にいる。
88怪盗ルソー:2014/03/10(月) 21:12:04.85 ID:ABDgVt/I0
(who is…?エンド)
主人公は葬式会場のような場所で、犯人4人組のパーツを清めずに近くにあった棺おけに並べ、
そこに自分自身の、『顔面が欠落した頭部と目』を加えて一人の体を完成させ、
それを針と糸でつなぎ合わせてから主人公と友達は脱出した。
するとつなぎ合わされた体は動き出し、主人公と友達が脱出した後、
警官がかけつける前に監禁場所から抜け出した。
監禁場所では4人組の、罪を象徴する体のパーツが欠損した状態の死体が発見されたらしい。

それからしばらくの後…そのつぎはぎの人体は、とある男の部屋に侵入していた。
その男は警察を呼ぶぞと言ってくるが人体はかまわずに冷蔵庫を開ける。
その中には女性の頭部などが入っていた。この男も異常な殺人者らしい。
人体は「あなたのような人がいるから友達が危険に晒される」と言う。
殺人者は人体に襲い掛かるが、逆に人体に殺された。
その人体の周囲には、4人組の幽霊も、罪を象徴する体の部位が欠損した状態で立っていた。
今の4人組は、主人公に体のパーツを使われて悪人退治を手伝う事をそれなりに楽しんでいるようだ。
(製作者コメントによると使われた4人組のパーツは清められていないせいで欲望が残っているとの事。
多分、これからは主人公が退治したがっている悪人相手にそれらの欲望を満たすのだろう)


以上です。内容はグロテスクですが、絵的にはグロ部分の大半は小さいドット絵でしか表現されず、
大き目のグロ画像は、探索序盤に腕を拾うときに切断面を含む大きな画像が出てくるのと、
who is…?エンドで冷蔵庫に入った女性の死体と、人体&4人組が大きな画像で出てくるぐらいです。
また、上記の絵が出てきたり悪人が断末魔をあげるのを除けばビックリ要素もありません。
謎解きも簡単で、長い間グロテスクなフィールドを歩き回る事もありません。
そして、プレイヤーの選択によって主人公や友達が死ぬ事もありません。(dead,liveエンドの二択を除いて)
といった風に色々やさしめなので、
グロ系フリーRPGに興味がある方は、初級編としてプレイしてみてはいかがでしょうか?
89ゲーム好き名無しさん:2014/03/11(火) 00:06:57.48 ID:CgJc0gTP0
人体パズルなのか、怪盗ルソーなのか
90人体パズル:2014/03/11(火) 19:12:55.78 ID:7JRBairD0
1レス目でちゃんとタイトルを人体パズルにしておく

2レス目もそのままだと思って気をつけてなかったら前回のルソーが残ってた

3レス目では再び人体パズルにする

4レス目で最後のレスなので油断してまたやっちゃった

てへぺろ(・ω<)
91ゲーム好き名無しさん:2014/03/12(水) 00:06:20.44 ID:k5dMTi+K0
ストーリーまとめwikiって@wikiか
92ゲーム好き名無しさん:2014/03/13(木) 21:15:25.20 ID:FBIU2hxJ0
確かあそこもatwikiなんだよな…結局の所あの騒動は現在どうなってんだろ?

>>90
怪盗ルソーって実はグロいゲームだったのかと思ってしまったw
93ゲーム好き名無しさん:2014/03/13(木) 22:27:53.94 ID:LWxKvocQ0
今年も小二草 卒業しないのか
94ゲーム好き名無しさん:2014/03/14(金) 22:15:27.26 ID:EPDlFj2c0
龍が如く 維新のストーリーが知りたいです
95ゲーム好き名無しさん:2014/03/27(木) 15:51:25.51 ID:klCn5PWp0
ほしゅ
96ゲーム好き名無しさん:2014/03/29(土) 21:37:07.69 ID:q31QwMke0
wikiを見ていて、文と情報量は十分だし、大筋のストーリーは分かるように書かれているのだが、
明らかに「ここはおかしいんじゃないか」と思える点が多く見られる項目があるんだが、修正してしまって良いのだろうか?
それとも2chにおける書き込みは尊重し、俺がここに再度ストーリー要約を書くべきなのだろうか
97ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 03:20:16.63 ID:I1Ix0OKH0
>>96
後者がいい
編集合戦は見たくないし本来の意味での使い方として反してる気がする
98第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:36:10.74 ID:0PTHs8WG0
第2次スーパーロボット大戦OGを投下します。
中盤の流れはカットして序盤と終盤だけ。

話の構成はスパロボEX+第4次(F)+D+MX+第2次α+リアルロボットレジメントとなっています。

第2次スーパーロボット大戦OG
SUPER ROBOT WARS OG EPISODE 3 THE GAIA SAVOIR

今まで他のスパロボ作品における『αナンバーズ』『ZEUTH』『ZEXIS』のような
固有の部隊名称の無かったハガネ・ヒリュウ改は「鋼龍戦隊」という名前を与えられて地球を守ることに。

【オープニング】
修羅の乱と呼ばれる戦い(OG外伝)から暫しの時が流れた。
旧DC本拠地アイドネウス島は独立軍事組織『GS』の拠点として
再度の要塞化と様々な機動兵器が集められていた。
そんな中、一人の少年兵が機動兵器で脱走しようとしたが、追撃部隊に撃墜されてしまう。
脱出ポッドが作動し漂流中の所を救助された少年は、大怪我を負っていたので近くにいた鋼龍戦隊に預けられた。
99第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:38:21.94 ID:0PTHs8WG0
【本編】
そんな鋼龍戦隊は突如として地底世界ラ・ギアスに召喚されてしまう。
そんな中で目を覚ました少年は記憶を失っており、分かるのは自分の名前が『イング』であるという事だけであった。
また、機動兵器操縦も体が覚えているという事なので鋼龍戦隊は彼を戦いに投入する事となった。

ラ・ギアスの混乱を収拾して地上に帰還した鋼龍戦隊だが、謎の失踪扱いとなっていた彼らに対して
大統領補佐官のアルテウル・シュタインベックが大統領のグライエン・グラスマンと共に現れた。
艦隊に包囲された形の鋼龍戦隊に対して
アルテウルは武装解除してお前らの機体を全部寄越せと無理難題を言ってきた。
さすがにそんな無茶な要求は受け入れられないとして鋼龍戦隊はバリアを展開しての突撃陣形で強引に撤退しようとする。
するとアルテウルの指示により進路にいきなり大統領の搭乗する輸送機が放り出された。
敢えて包囲網に穴を開けておけば、そこを突破して撤退する事を見越していたらしい。
船は止められず大統領は鋼龍戦隊に轢き逃げされて死亡。

こうして、鋼龍戦隊は地球連邦政府に対する反逆者となり追われる身となった。
100第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:39:45.26 ID:0PTHs8WG0
南極の遺跡ファブラ・フォレースから突如現れた破滅の軍勢『ルイーナ』、
インスペクター事件(OG2)で地球を襲った異星人インスペクターに代わる新たな異星人『ゲスト』、
歴史の影で暗躍してきた秘密結社『バラル』、
そして大統領が死んだ事でアルテウルが率いる事になった連邦軍と異なる独立軍事組織『ガイアセイバーズ(GS)』。
鋼龍戦隊は、孤立無援の中で厳しい戦いに身を投じる事となった。
ただ、アルテウルに対し疑念を向ける軍内部の人間のサポートもあって、どうにか激戦を勝ち進んでいく。

戦いが進む中、地球全域はバラルが原因と思われる謎の結界に包まれ、宇宙との行き来が不可能になる。そして、鋼龍戦隊も地上と宇宙に分断されてしまった。

地上に残っていたハガネはガイアセイバーズの本拠地アイドネウス島を攻撃し、ガイアセイバーズを壊滅させる。
本拠地の調査を進めればいずれ大統領殺害に関する証拠も集まるので鋼龍戦隊への嫌疑も晴れるだろうという事だった。

ゲストと決着を付けるため、地球が封印される前に宇宙に上がっていたヒリュウ改は、
かつて敵対していたインスペクターの指揮官メキボス・ボルクェーデと共にゲストに占領されていた月に向かい、
総司令官ゼゼーナンを倒してゲストとの戦いを終わらせた。
ハイリスクな地球突入作戦を実施し、ルイーナ本拠地の南極に降り立つ。
そこにガイアセイバーズとの戦いを終えたハガネも合流し、戦いは最終局面に進むのであった。
101第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:42:13.17 ID:0PTHs8WG0
南極遺跡の最深部にあるファブラ・フォレース。その正体はあらゆる時間や世界を繋ぐ門『クロスゲート』だった。
くわしくは第3次αや無限のフロンティアで。
そのクロスゲートからルイーナの首魁である『破滅の王』ことペルフェクティオが現界していくる。
設定がDと同じなら完全体登場=宇宙終了なのだが、人間に憑依する形で出てきたせいで力をフルに発揮できない。
犠牲を伴いながらも破滅の王をクロスゲートに封印したが、そこにマッドサイエンティストのババァが出てきてクロスゲートを奪おうとしたのでついでに撃破した。

残すは地球を封印したバラルのみ。彼らは本拠地であるバラルの園へ向かう。
そこに待ち受けていたのはバラルのメンバーが神として崇める自称地球の守護神こと人造神ガンエデン。
第2次スパロボαのラストボスである。
※αシリーズでは地球(プロトカルチャー)産だったが、OGシリーズでは宇宙から来たものである。

ガンエデンは、守護対象は地球に生きてる人間だけだといって長距離砲撃で月やコロニーを攻撃し始める。
※月への攻撃は無人の渓谷に当たっただけなので特に問題は無かった。
そして、地球内部の人間に関しては白痴化して争わないようにするとの事。
月やコロニーを守るため鋼龍戦隊はガンエデンを破壊する。
102ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 11:43:57.40 ID:0PTHs8WG0
しかし、そこにガイアセイバーズのアルテウルが旗艦エア・クリスマスと共に空間転移で乱入してきた。
マッドサイエンティストなババァの遺産であった人工知能AI1で半壊したガンエデンを乗っ取ろうとする。
しかし、特殊な素養持ちでないとガンエデンは動かせない筈であった。
そこで彼は叫ぶ。「我が真言を聞け!テトラクテュス・グラマトン!!」
すると、鋼龍戦隊の一員であったイングに異変が。彼はAI1とガンエデンに取り込まれ、異界の門が開いてしまう。

異空間に飛ばされた鋼龍戦隊、
そこに異形と化したガンエデン(アダマトロン)が出現した。謎の仮面を象った頭部の上には天使の輪の如くクロスゲートが鎮座し、
胸部にはAI1がカラータイマーの如く据え付けられ、下半身は蛇のように変貌していた。
その姿は邪神そのもの。

そして、ガンエデンを乗っ取ったアルテウルは仮面を付けて自身の真の名前を告げる。
「我はアルテウルにあらず。我が名はユーゼス、ユーゼス・ゴッツォ」
スーパーヒーロー作戦とスーパーロボット大戦αでラストボスだった男。
そしてOGシリーズにおいても、異星人『ゼ・バルマリィ帝国』の一員。
全ての始まりであるメテオ3を地球に送り込み、L5戦役を引き起こした黒幕でもある。
※アルテウルの顔は、スーパーヒーロー作戦のユーゼス(整形前)と同じものなのでプレイした事ある人には正体バレバレ。
103第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:46:54.58 ID:0PTHs8WG0
イングはガンエデン乗っ取りの為に作り出した特別な人造人間であり、
鋼龍戦隊に彼を拾わせ戦いの中でイングの力を成長させるのが彼の狙いだった。
大統領暗殺の濡れ衣を着せたのも孤立無縁という逆境に追い込む事でイングの力を引き出す狙いがあった。
そのやり方は、かつてユーゼスが傀儡として操っていたアウレフ・バルシェムことイングラム・プリスケンと同じ。

なんでガンエデンを乗っ取ろうとしたのかというと
ユーゼスには『虚憶』の欠片があったからその正体を探ろうとしたのが全ての始まりであった。
虚憶とはいわゆる前世の記憶であり、プレイヤー視点では別作品の記憶となる。
つまりスーパーヒーロー作戦やスパロボαの記憶を断片的に受け継いでいる事になる。

そして、虚憶を補完したユーゼスは
因果律操作を可能とする『クロスゲート・パラダイム・システム(CPS)』で世界や運命そのものを改変しようとする。
自分の故郷であるゼ・バルマリィ帝国ですらも消去したいようだ。
しかし、その為には鋼龍戦隊をCPS無しで排除しなければならないようで戦いを仕掛けてきた。
ちなみにアダマトロン頭部のクロスゲートは南極から持ってきたもの。
鋼龍戦隊がガンエデンと戦っている最中に南極遺跡を襲撃しAI1と無理やり融合させる形で持ち出した。
104第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:54:12.45 ID:0PTHs8WG0
自己修復能力が付与されたアダマトロンは強敵であった。
しかし、異星人としての正体を現したことで激昂したエア・クリスマス艦長リー・リンジュンが瀕死の体でアダマトロンに対して特攻する。
彼にとってユーゼスはL5戦役で死んだ家族や部下の仇であった。転移によりアダマトロン内部に移動した艦は融合爆発を起こした。
更にガンエデンの巫女として内部に残っていたイルイ・ガンエデンの最後の力で、イングはアダマトロンから脱出。
自我を確立しユーゼスの枷から逃れたイングは創造主のユーゼスを倒す事に成功した。
何故自分が敗北したか分からず狼狽するユーゼスにイングは問う。

イング「イルイを取り込んでしまったのは誰だ?」
ユーゼス「私、この私だ!」
イング「僕という運命変動因子を造ってしまったのは…誰だ?」
ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」

ギャグのような断末魔と共にアダマトロンは消滅し鋼龍戦隊は地球近海の宇宙空間に復帰した。
その眼前には無傷のクロスゲートが。アダマトロンは倒せても、クロスゲートは破壊できないほど頑丈らしい。
105第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:55:14.29 ID:0PTHs8WG0
【エンディング】
政府中枢に異星人が潜り込んでいたことが判明した連邦政府は大混乱となった。
これにより、ボロボロだったグラスマン政権は完全に崩壊し、
ガイアセイバーズに深く関わったメンバーもかなりの人間が逮捕拘束されるとの事。
反逆者の汚名が返上された鋼龍戦隊は軍に復帰する。
イングは軍に残りイルムガルド・カザハラ率いる新たなチームの一員となった。

グラスマン前大統領は、やり方こそ強硬的ではあったが地球の未来を真剣に考えていたと周囲の人間は語る。
ガイアセイバーズ設立もその一環ではあったのだ。ユーゼスのせいで全部台無しになってしまったが。
再びクロスゲートから災いが齎された時は、ガンエデンやガイアセイバーズに代わり自分達が地球を守る剣となって戦おうと
決意を新たにする鋼龍戦隊であった。

最後に砂浜でイルイが目覚めるシーンでおしまい。
αシリーズと同じく、しっかり生き残っていました。
106ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 15:29:10.89 ID:z6PQNXnx0
スパロボ乙です!
「それも私だ」は名言というか迷言というか代名詞と化したな・・・w
107ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 17:31:24.48 ID:YHLx7jfz0
スパロボ乙です

>>96
「ここはこうだ」と書けば、追加していく
誤字脱字の修正ならともかく、内容の書き換えはちょっと
108第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 23:02:28.09 ID:0PTHs8WG0
※補足事項

エンディングでのメキボスの話によれば、セ・バルマリィ帝国の本拠地は未だに不明との事。
αシリーズでは銀河中心部近くに存在し、度重なる外征や宇宙怪獣により内実はボロボロだったのだが
OG世界ではどうなっているか全貌が全く掴めていない。
ただし、ユーゼスが『愚帝と創世神を超越する』と言っている事から第3次αに出てきた霊帝ルアフとゲペル・ガンエデンは健在の可能性が高い。

寺田貴信P曰く、アルテウルは裏主人公であり、名前の由来はアルティメット+ウルトラとの事。
また、アダマトロン戦のBGMは『ULTRA ONE』。
エア・クリスマスの赤青銀のカラーリングもそうだが、世界が変わって記憶が欠落しても、光の巨人に対する執着は変わらない様だ。
109ゲーム好き名無しさん:2014/03/31(月) 00:09:09.97 ID:FB7jZ8si0
追記修正なら、これまでも名前欄にソフト名書いて
「まとめWikiの○○の記事について一部訂正(or補足)」
っていう形式でやってたし、これでいいんじゃない?
要は継ぎ足し継ぎ足しがベターじゃないかな。
昔に黙々とWiki記事変更するひとが出て大荒れになったし。
110ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 00:41:34.59 ID:Bl6YJJX50
●このスレの>>109までをWikiに収録
・以下を追加
「百鬼夜行」「人体パズル」「第2次スーパーロボット大戦OG」

●差し替え・追加スレッドの>>807までをWikiに収録
・以下を追加
「ARMORED CORE FORMULA FRONT」

●未解決一覧
・以下を消去
「百鬼夜行」

●執筆予告
・以下を消去
「Margikarman」【2月】
111ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 05:06:06.72 ID:McfiiA/A0
モータルコンバットシリーズのストーリーを教えてください
Mortal KombatT,U(SFC or PS発売)
Mortal Kombat V(PS発売)

以下からは日本未発売になります
Mortal Kombat W
Mortal Kombat: Deadly Alliance(5作目)
Mortal Kombat: Deception(6作目)
Mortal Kombat: Armageddon(7作目)
Mortal Kombat vs. DC Universe(8作目)
1、2まではプレイしたことがあるのですがソフトがもう手元になく内容が分かりません…、4〜8作目まではネットで検索しても発見できず…

9作目はPS3でプレイ可能なのでストーリーをなんとなく把握することができました
112ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 20:21:00.58 ID:Bl6YJJX50
>>111
日本未発売なのはともかく、ハードを書いてくれないと未解決一覧のどこに書けばいいのかわからん
113ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 20:54:51.61 ID:Hot/xVGW0
>>112
申し訳ありません、記載しておりませんでした…
発売ハードは以下になります

Mortal Kombat W(PS,任天堂64,GBカラー,PC)
Mortal Kombat: Deadly Alliance(PS2,Xbox)
Mortal Kombat: Deception(PS2,PSP,Xbox,ゲームキューブ)
Mortal Kombat: Armageddon(PS2,Xbox,Wii)
Mortal Kombat vs. DC Universe(PS3,Xbox360)
114人体パズル:2014/04/07(月) 21:16:33.16 ID:IrX/xCfW0
wikiにまとめてくれた人、
名前の間違いをなおしてくれてありがとうw
115ゲーム好き名無しさん:2014/04/07(月) 23:50:52.02 ID:r+Ju/kus0
未解決一覧にPS2のスパロボOGsがあるんですけど、これは
OG1とOG2の追加シナリオを書けという事なんでしょうか。
116ゲーム好き名無しさん:2014/04/09(水) 21:52:41.43 ID:Ed1CJaNT0
リメイク作品だから、wikiにあるそれぞれに追加する形になるんじゃないかな
117ふしぎの海のナディア(メガドライブ):2014/04/12(土) 17:17:24.80 ID:CmgJ2YCM0
第5章後編

ネモ「‥‥ガーゴイル。」
ガーゴイル「とうとう来たな、ネモ。」
ネモ「この二人は、貴様が殺したのか?」
ガーゴイル「そうだ。今、この場には、不要な存在だろう?」
ネモ「‥‥‥‥。」
ガーゴイル「あれから、13年‥‥長かった。だが、それも今日で終わる。」
ネモ「決着をつける時が来た。」
ガーゴイル「フ‥‥死ぬのは貴様だ、ネモ!」
エレクトラ「船長!!」
銃を撃つガーゴイル。ネモを庇うエレクトラ。
エレクトラ「うっ。」
ネモ「エレクトラ!!」
ジャン「エレクトラさんっ!」
ガーゴイル「チッ。」
ネモ「エレクトラ‥‥。」
エレクトラ「あ‥‥船長‥‥。」
ネモ「喋るな。」
エレクトラ「‥‥いいんです‥‥当然の報いですわ‥‥私は−−うっ!」
ネモ「エレクトラ、しっかりしろ!」
エレクトラ「船長‥‥覚えてらっしゃいますか?‥‥私が、貴方に拾われた、あの日のこと‥‥。」
ネモ「ああ‥‥覚えているとも。」
エレクトラ「あの日の貴方が、どんなに大きく見えたことか‥‥。私にとって、貴方は、全てでした。‥‥
貴方が、バベルの塔を暴走させたのだと、知った後も。‥‥憎かった、貴方が。知らなければよかったと、何度、運命を呪ったか‥‥でも、それでも、自分の気持ちを抑えることはできなかった‥‥。」
118ゲーム好き名無しさん:2014/04/12(土) 17:18:53.93 ID:CmgJ2YCM0
>>117
ネモ「エレクトラ‥‥私は−−」
エレクトラ「いいんです‥‥船長。たとえ、貴方が、私をナディアの代わりにしか思っていなくても‥‥。‥‥でも、だからこそ、私は怖かった。‥‥ナディアが現れて、貴方の心が、私から離れていくことが‥‥。」
ネモ「‥‥‥‥。」
エレクトラ「でも、貴方は変わらなかった。決して、自分から名乗ろうとはせず−−うぐっ!」
ネモ「エレクトラっ!!」
エレクトラ「はぁ、はぁ‥‥‥‥ネモ‥‥貴方を‥‥‥‥愛しています‥‥。」
ネモ「‥‥エレクトラ。13年前、バンデルガンド王国の王は死んだ。私は−−ノーチラスのネモは、お前を−−」
エレクトラは、人差し指を、そっとネモの唇(くちびる)に押し当てた。
エレクトラ「くすっ。‥‥いけませんわ、ナディアの前で‥‥。」
ネモ「エレクトラ‥‥。」
エレクトラ「でも‥‥わがままを、一つ、聞いて下さいますか‥‥?」
ネモ「ああ‥‥。」
エレクトラ「‥‥キスを‥‥下さい‥‥。」
エレクトラをキスするネモ。そして、エレクトラは息絶える。
ネモ「‥‥‥‥。」
ジャン「エ、エレクトラさーんっ!!」
ガーゴイルに怒りをぶつけるジャン。
ジャン「ちくしょう‥‥ガーゴイル!ナディアを‥‥ナディアを離せえっ!!」
ガーゴイルに食ってかかるジャン。
ガーゴイル「ネモ。お前は罪な男だ。お前の周りには、死者の山が築かれる。ほら、このように−−」
再び銃を撃つガーゴイル。その弾がジャンに当たってしまう。
ジャン「え‥‥?」
ナディア「ジャンっ!!」
ジャン「ナ‥‥ディア‥‥。」
地面に倒れこむジャン。
ナディア「ジャン!ジャン!!嫌あああっ!!離してえっ!!」
泣きながらジャンに近づくナディア。
ナディア「ジャン、しっかりして!ジャン!!」
ネモ「ナディアー!」
ナディアを庇うネモ。
119ゲーム好き名無しさん:2014/04/12(土) 17:22:26.52 ID:CmgJ2YCM0
>>118
ネモ「ぐっ‥‥!」
ナディア「お‥父‥‥さん‥‥?」
ネモ「ナ‥ディア‥‥生きろ‥‥生きるのだ‥‥。」
ネモは死んでしまった。
ナディア「あ‥ああ‥‥。」
ガーゴイル「フフフ‥‥安心しろ・すぐに君も、みんなの所(世界)に送ってあげるよ。」
ナディア「‥‥どうして‥‥どうしてこんな酷いこと!!」
ガーゴイル「ネモが悪いのだよ。私の考えに、理解を示さなかった。」
ナディア「だから、殺したの!?お父さんや、罪のない、多くの人たちを!」
ガーゴイル「‥‥人間のことを言っているのかね?フッフッフッ‥‥ハッハッハッハッ!‥‥こいつはお笑いだ!‥‥見るがいい。」
ナディア「!」
ガーゴイル「この仮面は、私にとっては、この醜い、目の傷を隠すための物さ。‥‥ネモは、かつて、私の親友だった。彼は、
人間達の向上心と情熱の素晴らしさを私に良く語った−−彼は、時々、国を抜け出して、人間達を見に行っていたからね。」
ナディア「‥‥‥‥。」
ガーゴイル「私は、彼の情熱に打たれ、妻と、生まれて間もない娘を連れて、人間の世界を見に行ったのだ。‥‥ある、山で、
私達は、人間の男達に襲われた。‥‥妻は、私の目の前で、なぶり者にされ、あげく、娘共々殺された‥‥私は、崖下に投げ落とされたが、
奇跡的に助かった−−左目を引き換えにしてね。−−私は、誓ったのだ!!全ての人間を根絶やしにするまで、殺戮を続けると!それが、人間共の当然の報いなのだ!!」
ナディア「‥‥狂ってる。」
ガーゴイル「何度でも言うがいい。ブルーウォーターさえあれば、ネオ=アトランティスは復興できる。さあて、お別れですな、姫。」
銃を撃つガーゴイル。突然青い光は現れた。弾が青い光に跳ね返され、ガーゴイルに命中した。
ガーゴイル「ぐあっ!!」
ナディア「‥‥‥‥?」
ガーゴイル「馬、鹿な‥‥。」
ナディア「ブルーウォーターが‥‥‥‥守ってくれたの‥‥?」
ガーゴイル「そ‥うか‥‥。おの‥れ‥ネモ‥‥死して、なお、私の‥邪魔をする‥の‥‥か‥‥。」
ガーゴイルは息絶えた。ガーフィッシュから脱出するグラタン。大爆発を起こすガーフィッシュ。
120ゲーム好き名無しさん:2014/04/14(月) 08:22:19.81 ID:6ZCq+OXG0
ヴィクトリアンパークのストーリーを教えて下さい
中学校くらいの時にPC版プレイして結構最初の方で積んでいつの間にかソフト自体が行方不明
気になるあまりここ数日BGMが頭から離れなくて困ってますorz
121Dead Space:2014/04/25(金) 19:58:02.07 ID:un+wW7Ou0
Dead Spaceを簡単に
以前、書いていた人とは別です

時代は宇宙開発を可能にした未来。
千人の乗組員がいる宇宙の採掘船「石村」からの通信が途絶え、その調査に宇宙船「ケリオン」が向かう。
主な船員は宇宙船のエンジニアで主人公アイザック。
情報工学の専門家ケンドラ。主任のハモンド。
石村は惑星イージス7の近くに浮いており、イージス7から重力装置で約4兆トンの岩をえぐり浮かして採掘する。
石村内にはいくつか無人のショップがあり、武器やスーツの新調が出来る。

石村の船員で医者である、恋人のニコルから送られた映像はアイザックに会いたい、助けてほしいともとれる内容。
そうこうしてるうちに宇宙船「石村」を発見。しかし通信は出来ず石村の壁に突入し不時着。ケリオンは故障する。
全員の無事を確認し、アイザックもスーツを着て、内部へと入る。
アイザックのスーツは気密性が高く、宇宙空間でも一定時間なら移動可能。
また足には重力装置が取り付けられ、無重力状態でも壁を床に動きまわれる。
誰も出てこない状況、調べていると化物の群が現れる。アイザックも襲われとにかく逃げる。
人の死体だらけの荒れた船内、先に進んで手に入れた工具プラズマカッターで化け物を倒して進む。

薄暗い通路を進むアイザック。ハモンドとケンドラから通信、無事を確認。
さっきの化け物は隔壁で隔離されている。話し合いの結果、石村内のシステム調査をする事になる。
調査を進めるハモンド、自殺行為だと乗り気でないケンドラ。二人は険悪なムード。
ハモンドはニコルを探すのも手伝う代わりに、調査に力を貸すように言った。
石村内はエリアごとに、トラムという電車のような物で移動している。

石村船内にはログと言う、映像か音声もしくは文章での記録があり、それを見て行く事で何があったのかを知って行く。
化物の名前はネクロモーフ。人の死体に寄生し、手足のような触手を生やしている。
その触手が弱点であり、逆に胴体などを狙っても大したダメージは無い。
ネクロモーフには様々なタイプがあり、赤ん坊に寄生して這いまわる者、タコのような物、ゴリラのような巨大。
巨大な腹でその部分を攻撃すると別のネクロモーフを生みだす者、壁に張り付いて次々と小さな化け物を生みだす者など。
他にも侵食し過ぎて、壁一面が肉で埋まっている場所もある。
ネクロモーフは人の姿態に寄生する。いうなれば人を殺すのは繁殖行為と同じ。
また死体からネクロモーフを作り出す者もおり、行く先々で死体を破壊しておくと後で楽が出来る。

アイザックはハモンドとケンドラからの通信で命令を受け、行動する。(アイザック自身は全くしゃべらない)。
また互いにネクロモーフに襲われ、バラバラになる。
ケンドラは主任であるハモンドが何かを隠していると、疑っている。ハモンドは知らないと答える。
トラムの修理。ケリオンの修理に戻るがネクロモーフに襲われ爆発。
医療質にある船長の死体から、コンピュータアクセスのキーを得る。
石村のエンジンが停止し徐々に降下、遠心装置の修理とエンジンに燃料を入れ直す。
ネクロモーフではない何者かが、どうやら石村を破壊して回っているようだ。
石村にぶつかってくる隕石群をADS砲で破壊。
ハモンドがネクロモーフの一体を脱出ポッドに閉じ込め、出てこようとしたので宇宙に射出する。
酸素や食料を作る生産機が汚染されていて、そこにいるネクロモーフ達の撃破。
石村の電波がオフラインになっていてSOSを外に送信できない。隕石にビーコンをつけて石村の外に放出する。

途中、アイザックはニコルの映像を何度か見る。
ニコルから「何処にいるの?」と通信がアイザックに入り、返事もしないうちに消える。
122Dead Space:2014/04/25(金) 19:59:57.01 ID:un+wW7Ou0
ログを呼んで何があったのか、調べて行く。
イージス7からマーカーと呼ばれる物を発掘。そこから鉱夫達や乗組員達が幻覚を見始める。
船長はマーカーを神聖視し、船に乗せるように指示。カイン博士はもう少し調べるべきだと提言するが無視される。
船員たちが幻覚によって殺し合いをし始める。
船長はユニトロジー教会の教徒で、マーカーは教会と人類に置いて重要な物だと記録。
ユニトロジー教会とは地球で最も規模の大きな教団。金融機関や各国の政治家にも教徒が存在する。
200年前にアルトマンという男が、政府はマーカーを隠している事を証言。
マーカーには延々の生命などの方法が書かれていると述べた。その後、アルトマンは不審死を遂げる。
アルトマンが述べた様々な言葉、死からの変容を述べていた。
石村の乗組員のマーサー博士は今の状況は救いであり、ネクロモーフ化は新たな人類の誕生であると告げていた。
カインは乗組員たちの異様な状況を無視する船長を、拘束しようとしたが間違って船長を殺してしまった。

途中でマーサー博士、登場。大抵出てくる時はガラス向こうで攻撃できず、こちらに諦めて受け入れるように言ってくる。
彼はユニトロジー教会の教徒。長年探し求めていたマーカーがイージス7にあるとして派遣されたたくさんの教徒の一人。
彼にとってネクロモーフ化は、進化の止まった人類に代わる新たな支配者であり、神の思し召しだと思っている。
アイザックの前に何度も登場し、爆破して邪魔をしたり、自らが生きた人間で実験した不死身のネクロモーフをけしかける。
彼の願いは、ネクロモーフを地球に送る事であった。
終盤でマーサー博士は、自らネクロモーフ化しアイザックに襲い掛かり倒される。

何度も何度も現れるニコル、一緒になろう、愛していると映像が浮かび上がる。
映像ではなく一人の人としてニコルが登場、アイザックの扉を開ける手助けをしてくれる。しかしすぐに去って行く。

隕石につけたビーコンから、救難信号を拾った軍艦から反応があった。
軍艦は途中の脱出ポッドを拾った後に、こちらに向かうと通信。
それは以前、ハモンドがネクロモーフを閉じ込めて射出した脱出ポッド。
なんとか止めようとするが、受信は出来てもネクロモーフのせいで送信できない。
邪魔をしていた大きなネクロモーフを倒すが、時すでに遅く、ネクロモーフに破壊しつくされた軍艦が石村に激突し不時着。

ハモンドから久しぶりの通信、調査よりも脱出を優先すると宣言。
シャトルを発見したので、それを使用するための特異点コアを軍艦から戴きにアイザックが行く。
軍艦内でログから、この艦の目的はせん滅作戦で、マーカーを探している事を知る。
途中、カイン博士から通信。マーカーを放置したら全人類が危機、教団は間違っている、手伝ってくれと言って切れる。
内部で軍人の姿態に取りつき強化されてネクロモーフを倒し、特異点コアを入手する。
帰りにハモンドがガラス向こうで、大きなネクロモーフに殺される。アイザックはそいつを倒し脱出。
シャトルを動かすために、色々と動く。

先に進むとガラス越しにカインに会う。シャトルは装置が壊れていて、このままではワープ不可能だと教えてくる。
その事に絶望し、せめてネクロモーフが船外に出ないようにこの石村を壊して回っていたカイン。
しかし、アメリアに全てが助かる方法を教わったと言う。
惑星で見た巨大な怪物の映像を見せてくれる。そいつの名前はハイブマインド、ネクロモーフを操っているらしい。
アメリアが言うにはマーカーを惑星に戻す事で、そいつを止められると言う。マーカーが奴を封じ込めていたのだ。
シャトルを直してマーカーを積み、惑星に送る事でこの事態を止められる。カインはかなり興奮している。
途中のログで、カインの恋人であるアメリアはすでに死んでいる事が分かる。

カインに言われた通り貨物室からマーカーを取り出し、シャトルへと運搬するアイザック。
カイン博士が一緒に惑星に行ってハイブマインドを止めてほしいと通信。シャトルに向かう。
カインの元に行くが、カインは撃たれアメリアの名前を言いながら死ぬ。さらにシャトルが飛んで行った。
123Dead Space:2014/04/25(金) 20:00:41.10 ID:un+wW7Ou0
そこにケンドラの通信が入る。
ケンドラは政府の人間であり、任務でマーカーをずっと探していた。
この星自体が巨大な実験施設。マーカーは人の手で作られた。
約200年前、地球で発見された異星人の遺物であるマーカーを分析し複製。
それをイージス7に持ってきて起動させた。結果、ハイブマインドとネクロモーフは封印された。
その後、星を封鎖。しかしここの違法採掘を石村が始めた。
マーカーは貰って行く。マーカーが無くなった以上ハイブマインドは止められない、ここは地獄と化す。
「あなたの働きに感謝するわ、また会えるといいわね、無理だろうけど」
ケンドラの通信が途切れると同時に、ニコルの通信が入る。
「私たちを助けてほしい、私はいま管制室にいる。急いでお願い、愛しているわ」

管制室に行くとニコルがいた。周りの映像には赤く点滅しマーカーに書いてあった文字がたくさん羅列している。
ニコルはアイザックにひどい事をしたと言ってくる。そしてここからシャトルの遠隔操作が出来ると教えてくれる。
「また一緒にやりましょう。一緒に」
シャトルを遠隔操作で発着場に戻す、ケンドラが脱出ポッドで逃げて行く。
シャトルで落ち合いましょうと、アイザックが先にシャトルの元へと行った。
操縦席で座っていると、ニコルが現れる。私たちはずっと一緒だとニコルは言った。

イージス7についたアイザックはニコルの指示で、運搬機でマーカーを下ろす。
大量のネクロモーフを撃破して行き、台座堂にマーカーを設置した。
赤い光が上昇するマーカー。するとマーカーの傍らにニコルが登場。
「ありがとう、アイザック、これでまた一つに」
重力装置が異常を訴える。イージス7からえぐり取り空に浮いていた、4兆トンもの岩が落ちてくる。
シャトルへと向かって脱出するアイザック。
ところが脱出途中、ガラスの向こうにケンドラが登場。逃げずにマーカーを取り戻しに来たと言う。
彼女は言う、アイザックは狂っていたと。
最初にアイザックが見ていた、ニコルからのビデオを最後まで見せられる。
アイザックに謝罪し、会いたいと言うニコル、何故こんなことにと自問しながら、注射器を取り出す。
もう一度会いたい、愛していたわ。そう言って彼女は自分に注射して、自殺した。
ニコルは最初から死んでいた、アイザックが見ていたのはマーカーが生み出した幻で、利用されていたのだ。
マーカーを運び出したケンドラは去って行った。
別通路から、向かうアイザック。

シャトルに乗り込もうとしたケンドラが、巨大な触手に跳ね飛ばされ、地面に叩き潰された後に壁に激突し、死ぬ。
見上げるほど巨大な、花のような化物ハイブマインド。
いくつもの触手に跳ね飛ばされ地面を揺らされながらも、弱点を攻撃し続ける。
途中で足を掴まれ逆さまにされる、その状態のまま弱点を撃ち続け怯ませる。
腹のあたりの弱点を破壊する、こちらに向かって倒れた後、そのまま地面の底へと沈んでいく。
マーカーを無視してシャトルへ、扉が閉まっていて開かない、と見せかけて開く。
シャトルを急発進させ、宇宙へ。イージス7に巨大な岩の塊が落下し崩壊していった。

シャトル内。運転席に座りマスクを外し一呼吸を置くアイザック。
ニコルのビデオが始まるが、アイザックはそれを停止した。
ため息をつき、ふと横の座席を見る。
そこにはネクロモーフ化したニコルがいて、アイザックに襲いかかってきた。

終わり。
124ゲーム好き名無しさん:2014/04/25(金) 20:01:15.96 ID:un+wW7Ou0
ネタばれすると幻覚です。Dead Space2に続く
125ゲーム好き名無しさん:2014/05/01(木) 20:34:40.51 ID:chJCRcIE0

今ちょうどDead Space一作目をキャンペーンで無料配布してるから
英語わかるひとはやってみるといいかもね
126ゲーム好き名無しさん:2014/05/03(土) 18:19:55.49 ID:Q4VOsLCo0
●このスレの までをWikiに収録
・以下を追記
「Dead Space」

●差し替え・追加スレッドの までをWikiに収録
・以下を追加
「L.O.L.(LACK OF LOVE)」「クスト」

●未解決一覧
・以下を消去
「Dead Space」「L.O.L.(LACK OF LOVE)」「クスト」

・以下を追加
PS:「Mortal Kombat」「Mortal Kombat U」「Mortal Kombat V」
「Mortal Kombat W」(日本未発売)
PS2:「Mortal Kombat: Deadly Alliance」(日本未発売)
「Mortal Kombat: Deception」(日本未発売)
「Mortal Kombat: Armageddon」(日本未発売)
PS3:「Mortal Kombat vs. DC Universe」(日本未発売)
PC:「ヴィクトリアンパーク」
「COROSS WORLD〜見知らぬ空のエターティア〜」

●書き込み途中
・以下を消去
「Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王―」【1月】
127ゲーム好き名無しさん:2014/05/04(日) 14:34:51.01 ID:VbJsrtEm0
更新人乙!
128ゲーム好き名無しさん:2014/05/05(月) 09:04:36.42 ID:WQNiyo3X0
DeadSpaceの続きをリクエストした者ですが、書いて下さった方乙です
129ドラゴンフォース:2014/05/05(月) 21:36:08.85 ID:4GPyOgiS0
星竜の八戦士達が終結し、ラムダの死を乗り越え、ブラッドリィ城に集ったウェイン(ティリス)達。
ついに最終決戦が始まった。八戦士達はマドルクの待つ山岳地帯へと進軍した。
だが、そこに待ち構えたのはグレイスとギデオンと倒したはずのカトマンドゥだった。
3人の相手はティリス(ウェイン)達に任せ、ウェイン(ティリス)はマドルクの元へ向かった。
マドルク「感じる。感じるぞ…。憎きハースガルドの波動を感じる…。誰だ?ハースガルドの力を継いだ者は誰だ…?」
ウェイン「この声、頭の中に…。直接呼びかけてくる…。この禍々しい波動…。おまえが邪神マドルクか!?
      かつてレジェンドラに崩壊をもたらしたという。」
ティリス「頭の中に…声が…。直接、響いてくる。この悪しき波動…。あなたが邪神マドルク!?
      かつてレジェンドラを死の淵に追いやった…。」
マドルク「さよう、我こそはマドルク。破壊と滅亡を司る者なり。」
ウェイン「なぜ、おまえは我々を滅ぼそうとする?なぜ、神より生まれしものを塵に還そうとする!?」
ティリス「なぜ、あなたはわたしたちを滅ぼそうとするのです?なぜ、神より生まれしものを塵に還そうとするのですか?」
マドルク「なぜ?それが世のことわりというものだ。女神は塵より星々を創り、男神は星々を塵に還す。そして、すべてが終った時、我は、世界の支配者となる。
星々も女神も、塵となりて、我の血肉となり、我が治める、新しき世界の礎となるのだ!」
ウェイン「ぼくたちを塵に還して、新しき世界を創るだと?そんなことはさせない!おまえが神であろうと、レジェンドラの平和はぼくが守る!」
ティリス「この世を塵に返して、新しき世界を創るですって?そんなことさせません。あなたが神であろうと、わたしがレジェンドラを救ってみせます!精霊よ、力を貸して!」
マドルク「ムダだ。すべての抵抗は無意味に過ぎぬ。おまえたちは我ら神々によって創られた。ゆえにどうあがこうと決して神には勝てぬ。くっくっくっく。はあっはっはっはっはっ。」
130ゲーム好き名無しさん:2014/05/05(月) 21:38:14.39 ID:4GPyOgiS0
マドルク「ぐ‥‥‥‥くっくっくっ。おもしろいぞ、虫ケラよ。こ、これほど、た、楽しませてもらったのは
ハ、ハースガルド以来だ。」
ウェイン「やったか‥?だが、笑っている?」
ティリス「ついに…倒した?マドルクをやっつけた?」
マドルク「よかろう。おまえが、我が復活のための、最初のいけにえとなるがいい。」
ウェイン「確かに手応えはあった!マドルクは不死身なのか!?」
ティリス「手応えはあったのに!マドルクは不死身なの!?」
その時、マドルクは倒れたグレイスとギデオンとカトマンドゥと合体させ、三首竜となった。
マドルク「これこそ我の新しき姿。そして新しき創造神の姿。予は女神アステアも含むすべての神々を抹殺し、
この世で唯一の、創造と破壊を司る神となる。レジェンドラ大陸は我の力をたくわえる足がかりとなるのだ。」
ウェイン「バカな。そんな恐ろしいことをさせるものか!」
ティリス「そんな事はさせません!」
131踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:17:20.89 ID:XHcM16Le0
DSのゲーム『踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!』行きます。
プレイしたのが随分前で、ネットで調べてもゲームオリジナルの登場キャラについては
名前が分からないので、あだ名で表記していますがご容赦を。

『主要登場人物』
(青島俊作)
元営業マンだったのが刑事ドラマに憧れて警察に転職したという異色な経歴の刑事。
元営業マンならではの他人の心を読む能力と
他人を思いやる心、卑劣な犯罪を許さない正義感を併せ持つ熱い主人公。

(恩田すみれ)
男勝りの女刑事。
以前に自分自身がストーカー被害にあったためにストーカーへの怒りは人一倍強い。

(真下正義)
キャリア組であり階級は青島よりもずっと上なのだが、
その事を気にせずに青島を先輩と呼んで慕う、キャリアらしからぬ刑事。
父親もキャリア組、それも結構高い地位におり、
父親のコネを使って得た情報で青島達をサポートする事もある。
また電子機器に強く、今回は盗聴器探しや画像解析などでも活躍する。

(室井慎次)
キャリア組の、青島達の上司。
警察組織を改革し、上司が部下を押さえつけたり
警察同士が縄張り争いしている現状を変えたいと望んでいる。
今回のゲームではシナリオの節目で情報を整理し新たな情報を得るという、
頭脳労働担当の面が強く出ている。

(スリーアミーゴス)
所長・副所長・刑事課長の三人組。
目上の者には媚びへつらい、部下はこき使い、普段は緊迫感も無くマイペースに働き
時にはずるい事もする、困ったおっさんトリオ。
とはいえ、部下を意味無く殴ったり左遷したりするようなシャレにならないパワハラや
犯罪組織と内通しての犯罪行為などをするわけではなく、
卑劣さというより小心さ、コミカルさが目立つ憎めないおっさん達。
また、いざという時には上司に楯突いてでも部下を守るという
劇場版ジャイアン的な意外な活躍を見せる時もある。
132踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:17:52.66 ID:XHcM16Le0
『メインシナリオ』
(序章)
とある日、いきなりスリーアミーゴスに、
主要道路のとある場所に検問を設け横浜ナンバーの車のナンバーを全てチェックせよ、
という支持を受けた青島。
理由を聞いても教えてもらえず、ただ「秘密の特命なのだ」と言うばかり。
仕方なくその通りにし、それが終わった後で湾岸所に戻ると、
恩田や真下も「特命だから」という事でよく分からない指示をされたと言ってきた。
特に恩田は、「名物のレインボーもなかを買ってきて」という、ただのお使い。
そこへ室井が到着した。室井は今後の署の運営についての話し合いのために来たらしく
途中の検問のせいで遅刻してしまったと言ってきたので、
青島たちはスリーアミーゴスの特命の事を話すと、
室井はそれらの情報を元に、一つの結論を出した。

スリーアミーゴスは近々に署の予算が減らされてしまうのではと恐れ
それを防ぐために、わざと検問を儲け室井の到着を遅れさせ
話し合いの場に遅刻したという弱点を作ろうとしたのだろう。
青島にナンバーを調べさせたのは、室井の車の現在位置を知るためだったのだ。
恩田にレインボーもなかを買ってこさせたのは、接待用のお菓子にするためだろう。

それらを見抜いた室井はスリーアミーゴスに対し
「今回の検問、理由は何だったのかな?もしかして答えられないのではないだろうな?」
と言うと、青島たちに彼らを取調室へお連れするように命じ、
青島たちはノリノリで命令に従い青ざめたスリーアミーゴスを連れて行くのであった。
とはいえ、正直に白状したならば何らかの処分を下すような事はしないらしい。
133踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:18:24.23 ID:XHcM16Le0
(本編)
男の死体が発見されたという事件が発生し、対策本部が作られた。
対策本部内に本庁のお偉いさんが来るという事で
ゴマをすって取り入ろうと頑張るスリーアミーゴスを尻目に事件を調査する青島。
被害者の特徴を調べると船乗りである可能性が高いという話になったが、
船乗りなのにまったく日焼けをしていない事を不思議に思い
船乗りたちに詳しい港の人々に聞いてみた所、
被害者は潜水艦の乗組員だったのではという結論に達した。
確かに、潜水艦の中では日焼けをまったくしないだろう。

潜水艦という事は自衛隊が関係しているだろうという事で
自衛隊が駐屯している港に聞き込みをすると、
この付近で最近停泊した潜水艦は『むつしお』だけという情報を得られた。
むつしお搭乗員について調べてもらうと、行方の知れない人が一人いるらしい。
顔を照合してもらうと、見事に同一人物だった。こうして被害者の身元が判明した。

そして青島は港の自衛隊員に聞き込みしている最中、
自衛隊の船舶関係者が所持している工具『ピッチングハンマー』に目を留めた。
このハンマーはボルトやナットを叩いた時の音で
緩んだりしているのを発見するための工具らしいのだが、
特殊な用途のハンマーなためか、叩く部分の片方が、鋭く尖っているのだ。
実は被害者の死体にあった致命傷と思われる頭部の傷が、
『鋭く長細い、少し曲がった棒のようなもの』によってつけられたのだが
それがどんな凶器によってのものなのか分からなかったのだ。
このピッチングハンマーが凶器の特徴に合致している事から、
青島はこれが凶器かも知れないと考え、それを借りて対策本部へ持っていった。
照合の結果、同タイプのピッチングハンマーが凶器だと判明。
となると、このタイプのピッチングハンマーを持つ自衛隊関係者が怪しくなる。

その頃、恩田はストーカー事件を追っていた。
女の子が「仕事仲間の友達がストーカー被害に会っている」と
刑事課の部屋に直接入ってきて相談してきた時に、
最初に対応したスリーアミーゴスの一人が「受付で相談してね」と常識的な対応をしたのだが、
その場にいた恩田が「私に任せてください!」と直接請け負ったのだ。

早速、恩田はストーカー被害者の友達であるパン屋の子の所へ行ってストーカーについて聞いてみたが
「せっかく来て下さるお客様の事をストーカーだなんて。お客様を悪く言えません」
と、警察に協力してもらう事を拒否してくる。
恩田がパン屋の周囲を調べると、パン屋の子を遠くから憎々しげに見つめる男がいた。
これが女の子の言うストーカーなのだろう。

実際にストーカーがいる事を確認した恩田は、
青島にストーカーの仕事先の勤務表を入手してもらったり、
真下にパン屋の子のアパートに仕掛けられた盗聴器の発見をしてもらったりしながら
ストーカーの情報を調べていった。
再びパン屋に行くとストーカー男が最初に警察に相談に来た女の子と口論をしていて、
口論の果てにストーカーが女の子を突き飛ばしたので、これ幸いと現行犯逮捕する。
134踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:19:28.33 ID:XHcM16Le0
だが、逮捕して近くの交番に預けてから少しして、ストーカーが逃走したという電話を受ける。
ストーカーの家の場所は既に知っていたので、早速家の中に踏み込む恩田と青島。

先ほど逮捕したときに着ていた服が置いてあるという事は逃走後に一度ここに戻ったと考え、
ストーカーの今後の行動についてのヒントがあると考えた二人が部屋を調べると、
ナイフが何本も入るナイフケースから1本のナイフが抜かれているのを見つけた。

ナイフでストーカー被害者を刺す可能性があると急いでパン屋へ向かうと
まさにストーカーがストーカー被害者刺そうとしている所だったので、
急いで二人の間に割って入り、取り押さえる事に成功。
こうして、ストーカー事件は解決した。

恩田刑事が取調べをすると、ストーカーは自分の趣味について語り始めた。
ストーカーはアニメ『ピンクサファイア』の熱心なファンで、
最近もピンクサファイアのファンが集まるイベントに行ってきたらしい。
ストーカーが首にかけているピンクサファイアのキャラが描かれたボールペンは
その日にその場所で行われたイベントでしか手に入らないんだぞ、と自慢をするストーカー。
その取調べには青島刑事も同席していたのだが、その時にそのボールペンを目にしていた事が、
殺人事件を解決するための大きな手がかりになるとは、その時点では知るよしもなかった。

恩田と青島はストーカー男の部屋から隠し撮りしたストーカー被害者の写真などを押収し、
刑事課で検分している所に真下が来て、
ストーカー被害者が男性と会っている写真を見て、ある事に気づく。
「あれ?ストーカー被害者と会っているこの男、あの殺された潜水艦乗員じゃないですか?」
こうして、この二つの事件が繋がった。

ストーカー被害者と潜水艦乗員だった殺された男が会っている写真を見ると、
何か絵のような物を渡してるので真下が画像解析をしてみると、渡しているのは地図だったと分かった。
自衛隊員と地図の受け渡しをしているという事は、ストーカー被害者の正体は
日本の情報を得ようとしている外国のスパイなのだろうか?
だとしたら、ストーカー事件で警察の助けを受けようとしなかったのも、
スパイという正体を暴かれる危険を冒さないためだと納得がいく。
早速ストーカー被害者もとい女スパイを車で尾行してみると、
いきなり二台の車に前後を挟まれてしまった。
彼らは公安で、以前から彼女がスパイだと知っていたらしく
「彼女を泳がせているんだ、余計な事をしないでくれ」
と高圧的な態度で言ってきた。
135踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:19:58.95 ID:XHcM16Le0
ここまでの捜査で、潜水艦『むつしお』の乗員の中に犯人、
もしくは事件に深く関係のある人間がいるのでは?と考えた青島は、
表向きは病気での長期入院という事にして、
『むつしお』に、機械のメンテナンスをしに来た外部の社員として乗り込み
数週間の航海に同行する事にした。
軽く自己紹介をしながら乗組員に色々聞き込んでいくと、料理係の男に
「色々聞いてきて、刑事さんみたいだね。これから『刑事さん』って呼ぶね」
と、正体そのままなあだ名をつけられて内心ヒヤリとする青島。
そんな話をしているうちに潜水艦の航海が始まったようで、海の底へと潜って行く。
「おおー、沈んでますね」と言うと、副艦長に
「沈んでいるんじゃなくて潜ってるんだ!
沈むは受動的で潜るは能動的という違いがあるんだ!」と怒られた青島だった。

その頃、室井は、被害者の奥さんへ事情徴収をしていた。
被害者には1億円生命保険という、
自分に何かあった時のためのものとしては高すぎる保険がかかっていたので
注意深く事情徴収をしたが、あまり話を聞けなかった。
特に、事件当日に誰かと会ってた事について、はぐらかすのが怪しい。

その事を室井から聞いた青島は、先ほど怒ってきた副艦長が怪しいと考え、
自然に最近の行動を聞き出そうとしたが
やけに非協力的な態度で断り、それでもしつこくすると殴ってきた。
こんな風に取り付く島も無かった副艦長だったが、
副艦長が機械に巻き込まれそうになった時に青島が助ける、
というお約束的なイベントが起きて副艦長は協力的になり、
事件当日の事を教えてくれた。
思ったとおり被害者の奥さんと密会、つまり浮気していたのだ。
だがこれで、奥さんもこの副艦長も容疑者から外れる事になった。
(二人で共謀して殺したという可能性は無いようだ)
こうして殺人の疑惑は晴れた副艦長だったが、
乗組員の奥さんと浮気していた事がばれた事で艦内での人望はガタ落ちとなり、
部下にすら「この船乗りの面汚しが」「他人の奥さん取ってんじゃねーよ」
などと面と向かって言われるようになった。
しかも潜水艦乗りの掟に、
『乗員の妻と浮気した物は二度と潜水艦に乗れない』というものがあるらしい。
まあ、自業自得ではあるが…
136踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:20:48.14 ID:XHcM16Le0
次の日、青島が潜水艦の各所を見て回っていると、何本も置いてあるペンに混じって
あのストーカーが持っていたのと同じボールペンがあったのを発見する。
つまり、ストーカーが行ったピンクサファイアのイベントに、乗員の誰かも行っていたのだ。
そしてそのイベントの日時は、殺人事件の被害者が殺された日に近い。
この潜水艦の乗員であり、被害者と同じ時期に地上にいたとなれば犯人の可能性は高い、
そう考えた青島はこのボールペンの持ち主を探し始める。
とりあえず近くの人に聞いてみると、
「まあ、多くの部下を持つような階級の高い人の物ではないでしょうね。
だって、そんなボールペン持ってる人に命を預けたりしたくないでしょう?」
という役に立つのか微妙なアドバイスをもらったが、
とりあえずその通りに階級の低い人に聞いて回ってみると、
料理係がボールペンの持ち主だった事が分かった。
「あのイベントに行ってきたんですよ!青島さんもピンクサファイア好きなんですか!?」
と料理係が聞いてくるので、
「そうです、僕もオタクなんですよ」
と話を合わせると、ピンクサファイアの魅力について語り始めるので
適当に相槌を打ちながら話を聞く青島だった。
その後、湾岸署の方でもイベントの時に撮影された映像を解析し、
嬉しそうにイベントに参加する料理係と、
つまらなそうにイベントに同席している被害者が確認された。

数日後、地上では、盗難にあった新型テレビ数台が
そこらへんの道端に投げ捨てられているという通報があり、
それらのテレビは警察署に一旦持ち込まれていた。
それを電器店に伝えると
「盗まれたのは警察がしっかりしないせいだから、
捨てられた時に壊れたテレビはそっちで直してから返してよね!」
と言われ、恩田刑事は泣く泣くテレビ修理をする羽目になっていた。
(ここでは修理する刑事を選べたので、選択によっては真下刑事とかが直す事になったのかも)
そして修理中に、テレビに血がべったりとついているのが見つかった。
その血をデータベースと照合すると、例の潜水艦乗組員である被害者の血だと判明する。
テレビが捨てられていた場所は私有地だったのでそこの所有者に問い合わせてみると、
その場所には人の出入りが記録される装置がついていた事が分かる。
その話と周囲の目撃証言をあわせて考えると、
外国人たちと、被害者と、謎の男が入った記録があり、
外国人たちと謎の男のみ出た記録があるので、そこで被害者が殺されたと分かる。
外国人たちはどうやら日本の情報を盗みに来たスパイであり、
彼らは日本の秘密を国外へ持ち出すだけでなく、
出国直前に大量の家電製品を盗んでいく習性があるらしい。テレビが盗まれた理由はそれだろう。
しかし殺した際に血がついたので、慌てて捨てたのだ。
そして、謎の男の特徴があの料理係と似ている事が分かる。
137踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:21:33.32 ID:XHcM16Le0
無線でそれを聞いた青島は、例のボールペンの件とあわせて考えて、
料理係が殺人事件の犯人なのだろうという結論に至った。
それを早速無線で室井に伝えようとして近くにいた乗組員に無線の準備を頼んだのだが、
色々試したものの上手くいかず、その乗組員は謝るとそのまま去っていった。
そこへ艦長が着たので、料理係が犯人である可能性が高く、
潜水艦が上陸した後で逮捕する事になるだろうと艦長に説明する青島。
そこへ先ほどの乗組員が、気まずそうな顔で来てこう言った。
「すいません、さっき無線をいじくった時に艦内放送をオンにしてしまったようで、
今の話が艦内全体に聞こえてしまったようなんです…」
それはつまり、犯人と思われる料理係にも聞こえてしまった事も意味する。

青島が料理係を探しているうちに、料理係は艦長に拳銃を突きつけ人質に取ってしまった。
「あんた、本当に刑事さんだったんだ…」
刑事っぽいから『刑事さん』なんてあだ名をつけた相手が本当に刑事だと知り驚いているようだが、
それ以上に料理係は自分が犯人だと知られて狼狽し、慌てていた。料理係は事件の全貌を語る。
「俺とあいつは日本の情報を外国に売るスパイだったんだ。
だがあいつは、俺の方が危険を犯しているのに俺以上の取り分を持っていったんだ。
それにあいつは「潜水艦に乗っているのは金のため」と言ったんだ!
俺は潜水艦が大好きだから、それが許せなかった!
だからピッチングハンマーで殺してやった!このハンマーで殺してやると前々から思ってたからな!」

一通り事件について話すと、これからの事について料理係は話し始めた。
「こうなったら艦長を人質にして、俺が艦長になってやる!
俺はバカだから100回生まれ変わっても艦長になれないから、
この機会に艦長になるんだ!」
料理係は以前話をした際に、潜水艦を心から愛しており潜水艦内で昇進できるよう猛勉強したが、
使える時間全てを使っても昇進試験に落ちてしまった事を青島に話していた。
そうした潜水艦への熱い思いと挫折が、殺人事件の発端の一因なのかも知れない。

「さあ、艦長命令だ!52号線を使って東京湾に入れ!そして潜水艦が最強だと知らしめてやるんだ!」
52号線とは、ストーカーの写真に写っていた、被害者が女スパイに手渡ししていた地図にも書かれていた、
東京湾の海底にある、潜水艦だけが通れる秘密の海底ルートの事。
これを使えば潜水艦は一切関知されずに東京湾のかなり内部まで侵入できる。
それを使って東京湾に侵入し「潜水艦が最強だと知らしめてやる」ということは、
東京湾で潜水艦に搭載された兵器を使って破壊行為をしようという事なのだろう。
料理係は追い詰められて自暴自棄になりそんなことをしでかそうとしているのだ。


青島や他の乗員は武器保管庫へ言って武器を調達しようとしたが、
既に全ての武器は料理係に持ち出されてしまったようで拳銃を所持しているのは料理係のみ。
料理係から人質を取り返すのは非常に難しい状態だ。とりあえずは言うとおりにするしかない。
『むつしお』は東京湾へ向けて進んでいった。
138踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:22:09.32 ID:XHcM16Le0
この事はすぐに無線で湾岸署にも伝えられた。
この話を聞いた室井は、東京湾に人を送り人々を避難させ、
もし本当にむつしおが兵器で東京湾を攻撃した際の被害を少しでも減らそうとする。
だが、室井の上司がそれをやめさせようとした。
警察の、そして政府のお偉方は、この事が知られて日本の威信が損なわれる事を恐れ、
この事を隠蔽して人々を非難させずにいようというのだ。
室井は当然反発し、人々の避難のために自ら東京湾へ行こうとする。
上司は近くにいたスリーアミーゴス達に命令に背く室井を捕らえるように言うが、彼らは
「そんな命令困りますよ!我々も命令違反する所なんですから!」
と言うと室井を見逃す。

「いくらなんでも、人命を軽視する命令には従えないよね」
「でも、これで退職金はパーですなあ」
「再就職も厳しいでしょうなあ」
「我々の仕事、ツブシがきかないですからね」
「ところで52号線とか言ってたけど、この辺にそんな高速道路あったっけ?」
と、上司に背いてでも人命を守る覚悟を決めつつも
いつもどおりにマイペースなスリーアミーゴスを尻目に、室井・真下・恩田は東京湾へ向かった。

室井や真下は東京湾で子供達を引率したり石油が満載されたタンカーを避難させた。
恩田も同じように万が一の時の被害を減らすべく逃げ遅れた人を探していると、
あの女スパイが周囲を気にしながら走っているのを発見する。
この混乱に乗じて出国しようとしていると感づいた恩田は、
近くにいた警官に協力してもらい、挟み撃ちにして女スパイを捕まえた。
「なんでスパイを警察が捕まえるのよ!」と言ってくるので、
「国家の機密を盗むのだって泥棒、それを捕まえるのも警察の仕事です!」と言い返す恩田。
そこへ以前恩田に高圧的な態度をしてきた公安の者が来て
「この女スパイを見失っていた所なんだ、捕まえてくれてありがとう」
と、しおらしくお礼を言ってくるので
「泳がせておくのは結構ですけど、見逃さないようにしっかり見張っててくださいね!」
と、一言チクリと言ってやる恩田だった。

こうして東京湾の人々の避難は進んでいったが、短時間の間に避難できた人はあまりにも少なかった。
タンカーを避難させたところで、地上にも石油貯蔵庫がたくさんある。
そこを攻撃されてしまったら大規模な火災が発生し、多くの命が失われる事には変わりない。
最終的には、むつしおの攻撃が止められるかどうかにかかっていた。

むつしおは、とうとう武装で東京湾を攻撃できる地点まで来てしまった。
料理係が魚雷で東京湾を撃つように命令し、乗員達はそれでもためらっていたが、
その時魚雷に何かがくっついているのが見つかる。
これは時限爆弾で、このまま爆発すればむつしおの乗員は全員死亡するだろう。
そうしないためには、魚雷を東京湾へ向け発射するしかないと料理係は言う。
攻撃目標は既に東京湾へロックされ、変更はできない。
つまり、自分達が死ぬか東京湾の人が死ぬかの究極の二択というわけだ。
そのうち、乗員の一人が「許してくれ、俺はまだ死にたくない!」と言うと
魚雷を発射しようとする。それを見て魚雷が発射されると確信し油断したのだろうか、
料理係は青島に不意打ちの体当たりをくらって銃を奪われ、拘束された。
139踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:23:05.35 ID:XHcM16Le0
後は魚雷の時限爆弾を解除すれば、東京湾の人々も、むつしお乗員も無事に助かる。
だが、時限爆弾にはパスワードによるロックがかかっていた。
当然パスワードを聞こうとするが「ここで教えるくらいなら最初からこんな事やるかよ!」
と言ってきた。どうやら自分でパスワードを当てて解除するしかないようだ。
料理係は自己顕示欲が強いから、パスワードは無意味な数列などではなく意味のある言葉のはず、
そう考えた青島はパスワード解除を始めた。

青島は以前に料理係と話した事を思い出していく。料理係と料理の話をした時に
「カレーライスのレシピは秘密です、例え拷問されても話しませんよ」
と言っていたのを思い出し『カレーライス』と入力したが、ハズレだった。
次に、料理係がアニメ『ピンクサファイア』が好きなのを思い出し
『ピンクサファイア』と入れるがこれもハズレ。
いよいよパスワードの手がかりもなくなってきて、艦内にも諦めムードが広がる。
「艦長、あなたと一緒にむつしおで仕事できて光栄でした」と言う副艦長。

だが、青島は料理係との話を深く思い出していき、パスワードの心当たりを思い出す。
「これならいけるかもしれないぞ!」
そう言いながら青島はとある女性の名前を入力すると、時限爆弾は解除された。
その女性は『ピンクサファイア』のキャラの声を担当している女性声優の名前。
料理係とピンクサファイアの話をした時に話題になった、
料理係が様付けで呼ぶ位に熱烈なファンな、声優の名前がパスワードだったのだ。

こうして料理係は捕らえられ、一人の犠牲も出ずに事件は解決した。
室井は命令に逆らったものの、何らかの処分を下されたりはしなかった。
青島は職権乱用の罪状で起訴されてしまったが、弁護士の手腕で無罪になった。

END


以上です。このゲームの途中で色んなミニゲームをプレイする事になりますが、
ゲームをまったくやらない人が「踊る大走査線が好きだから」とプレイする事も考えたせいか、
ミニゲームの内容はかなりヌルく、苦戦した時にはヒントももらえます。
中古価格は非常に安く500円を切る場合もあるので、
踊る大走査線のファンの方は、やってみてはいかがでしょうか?
140ゲーム好き名無しさん:2014/05/07(水) 09:08:49.31 ID:VBuENKIo0
乙!

大捜査線ってゲームになってたのか
まあ考えてみればあんなに有名なんだから不思議じゃないな
141ゲーム好き名無しさん:2014/05/07(水) 19:00:17.69 ID:MZ3LzEC20

結構ドラマの雰囲気あって面白そうだな
買ってみようかな
142季節の零れ目:2014/05/10(土) 00:10:23.75 ID:x1uZKRSf0
人体パズルの作者さんが人体パズルよりも以前に、
同じくWOLF RPGエディターで作ったゲーム『季節の零れ目』行きます。


主人公の女子学生は、寒がりな友達、おしゃれ好きな友達、食いしん坊な友達と一緒に
電車に乗っている途中で眠り、変な夢を見た。
通路の途中に部屋が三つあり、それぞれの部屋に悩みを持っている者がいて、
それらの悩みを解決するべく行動するという内容なのだが…


『第一の部屋』
最初の部屋には、雪だるまがいた。雪だるまは
「僕は寒がりなんだ。暖かくしてくれないかな?」と言ってくる。
雪だるまを暖めるには、どうしたらいいのだろうか?

(悪い対処法)
通路の途中でマッチを拾い、雪だるまの近くに薪があるので火をつけてあげると、
雪だるまは最初は暖かくて嬉しかったようだが、そのうち火が強くなっていくと
「あついあついあついあつい!」と叫びながら溶けていってしまい、
最後には水溜りになってしまった。
もちろん話しかけても返事は無い…

(良い対処法)
通路の途中にベッド一式と熊のぬいぐるみがあったので、
かけ布団を取るか、熊のぬいぐるみから中身の綿を取って外側を取り、
それを雪だるまにかけてあげると、
「暖かくなったよ、ありがとう」とお礼を言ってくるのだった。


『第二の部屋』
第二の部屋には、おしゃれな服を着て綺麗な金髪をしたマネキンがいた。マネキンは
「私、もっとおしゃれになりたいの。どうしたらいいのかしら?」と言ってくる。
マネキンだから顔は目・鼻・口が無いのっぺらぼうだ。
顔があれば、もっとおしゃれになると思うのだが…

(悪い対処法)
すぐ側に顔の書かれたボールがあったので、これとマネキンの頭を入れ替えれば、
マネキンに顔が出来ると思ってマネキンの頭に向かってボールを蹴り飛ばす。
見事に命中して頭とボールが入れ替わったが、元あった頭は地面に落ちると
「痛い…」とつぶやき、それ以降話しかけても返事をしなくなった。
人間同様に頭部に知能があるとしたら、
頭部が外れた後の胴体がおしゃれになっても意味が無いのでは…

(良い対処法)
近くの通路に、簡単な論理パズル的な謎かけがあり、それに正解するとペンを拾える。
それを使ってマネキンに顔を書いてあげると
「おしゃれになれたわ、ありがとう」とお礼を言ってくるのだった。
143季節の零れ目:2014/05/10(土) 00:11:07.84 ID:x1uZKRSf0
『第三の部屋』
第三の部屋には、大きな口が浮いていた。大きな口は
「ぼく、おなかが減ってるんだ。何か食べさせてよ」と言ってくる。
何を食べさせればいいのだろうか??

(悪い対処法)
近くの通路にりんごが落ちていたのでそれを食べさせてあげると、
食べ終わった後に「く、苦しい…」と言い、
青く変色してしまい、それ以降話しかけても返事してこなくなった。
りんごを拾った時に近くにあった張り紙に、
白雪姫がどうとか書いてあるのを読んだ時に毒を疑うべきだったのだ…

(良い対処法)
大きな口のいる部屋に機械があり、6桁の数字が入力できるようだ。
今までに簡単な数字のクイズが3問出題されていて答えは3つとも2桁なので、
それをつなぎ合わせて6桁にして入力すると、食事一式が出てくる。
それを食べさせてあげると「美味しかったよ、ありがとう」とお礼を言ってきた。


主人公は3つの部屋で何らかの対処をする、または素通りして先へ進んでいくと、
主人公は光に包まれていった。そして…

『バッドエンド』
(条件:3つの部屋全部で悪い対処をする)
目が覚めると、電車内は事故で大惨事になっていた。
そして友達三人は全員死んでしまった。
それも、寒がりな友達全身大やけどで、
おしゃれ好きな友達は顔をグチャグチャにされ、
食いしん坊な友達は胴体が潰されるという、
特徴の箇所に致命傷を負うという偶然にしては出来すぎている死因。
主人公は、夢の内容は誰にも言わないことにした。
口に出してしまったら、夢の中の行動のせいで友達が死んだと
認めてしまう事になってしまいそうだから…

『ノーマルエンド』
(条件:3つの部屋のうち1つまたは2つの部屋で良い対処をする)
目が覚めると、バッドエンド同様に電車内は大惨事になっており、
友達三人も同様の箇所に大怪我を負うが、
夢の中で良い対処をした相手に対応する友達だけは命を取り留めた。
主人公はバッドエンド同様に夢の事は心の中だけに留めるつもりだった。
144季節の零れ目:2014/05/10(土) 00:11:38.55 ID:x1uZKRSf0
『サッドエンド』
(条件:3つの部屋全てを素通りする、または夢の中でさらに『睡眠』を実行)
主人公は目を覚まさなかった。上記のエンド同様に事故が発生し、
友達のうち2人は死に、1人は体に機械を入れるような大手術を受けたものの生きていた。
そして主人公は、事故で頭を打ったのか、昏睡状態のままになってしまったのだ。
ベッドで眠り続ける主人公の所へ生き残った友達が面会に来て、
いくらか話しかけた後、「また来るよ」と言って帰っていった…

『グッドエンド』
(条件:3つの部屋全てで良い対処をする)
「おーい、起きろー」と声をかけられて目を覚ます主人公。
周囲には眠った時と同様に友達が三人いた。
「あんなに吹っ飛んでたが大丈夫か?」
と、友達たちは心配している。
どうやら、ちょっとした事故が起きて電車が揺れたものの、
大惨事には至らず、友達三人は無事なようだった。
「なんともないようだけど、一応病院で診てもらおうよ」
と言いながら携帯で周囲の病院を検索する友達たち。
誰も死ななかったので、夢の中で最善の行動を取ったことで
友達や他の乗客の命を救ったなどとは思いもよらない主人公は
「不思議な夢だった」と思うばかりであった。

『グッド?エンド』
(条件:グッドエンドの条件+熊のぬいぐるみから綿を出しておく)
グッドエンド同様に話が進んでいった後、4人は食事を取る。
その最中に友達たちが
「さっきの電車の揺れだけど、人身事故だったらしい。
電車に轢かれた人は内臓が全部出たらしいよ」
「食事の時にそんな話するなよー」
といった会話をする。
夢の中で雪だるまを暖めるために熊のぬいぐるみから綿を取ったとき、
近くにあった張り紙に「人の形をした物には人の魂が宿る」
みたいな事が書いてあったのを思い出し、複雑な気分になる主人公だった。


以上です。「上手に行動する事で登場人物の命を救う」
というアドベンチャーゲームにありがちな内容を
夢の中の不思議空間を使ってコンパクトにまとめたゲームとなってます。
145探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:14:59.81 ID:Iu+wXI0e0
RPGツクールVX・ACE ニコニコエディションで作られ
ニコニコ自作ゲームフェス2に応募されたゲーム、
『探偵・青ひげ』行きます。

ひげをはやしているものの青いわけではないのに、
なぜか青ひげと呼ばれている『探偵・青ひげ』。
彼の元に一人の老人がやってきた。
「やっとあなたを見つける事ができました。お願いです、孫の敵を取ってください!」
「死んだお孫さんの敵ですか…お孫さんは何歳でしたか?」
「まだ0歳にもなってません。孫は娘の体内で流産したんです。
流産させたのは娘とつきあっていたあの男、雅彦に違いない!
あいつは娘が妊娠したと知り、出産に反対してたのにしばらく後に出産に賛成した。
そしてその翌月に流産したんです。
病院で調べてもらいましたが、薬物などの反応は無く、孫を殺した方法が分からない。
確かに、体内の胎児を殺しても法律上は殺人にはならない。
でも、それでも、これは『殺し』なんだ。分かってくれるだろう?」
「とりあえず、娘さんや雅彦という男について教えて下さい」

「娘さんと雅彦は何処で知り合ったんですか?」
「救命講習です。娘は優しかったから、何かの際に人を助けられるようにと…」
「そこで他に誰と知り合ったか分かりますか?」
「そこで、雅彦の友達とも知り合ったと言ってました」
「雅彦についての情報を教えてください」
「あいつは女癖が悪いので有名だったようだ。一流大学の工学部卒らしい」
「なるほど、大体わかりました」

「それで、調査は何週間かかるかね?」
「2〜3日で十分です」
「そんなにすぐに分かるのかね!?」
「今の話で、容疑者がお孫さんを殺した方法は大体分かりました。
それを確認するために2〜3日かかります」

依頼者の老人が帰ったあと、青ひげは早速調査を開始する。
まずは雅彦の友達から話を聞く事にした。彼の働く食堂に助手と二人で行く青ひげ。
「いらっしゃいませ、何にしましょうか?」
「ビールと定食を。ところで、雅彦の友達って君かい?彼の紹介で来たんだ」
「ええ、そうですよ」
「雅彦も連れてきたかったんだが、最近金が無いから外食できないって言ってたな。
何にどれくらい使ったんだろうな?何か言ってなかったか?」
「最近、20万円使ったと言ってましたね。何に使ったかは知りませんけど」
そんな話をした後、雅彦の友達は注文を伝えるべく厨房に入っていった。
「青ひげ先生、彼からどんな話を聞くんですか?」
「いや、もう聞きたい事は聞いた。酒飲んで食事したら帰るぞ」
「あれだけでいいんですか!?」
その後2人は食事を終え、食堂を後にした。
146探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:16:14.86 ID:Iu+wXI0e0
次に、青ひげと助手は知り合いの病院に行く。受付で老婆が出迎えてくれた。
「青ひげ、相変わらずの商売をしているようだね」
「今日は聞きたい事がある。何の痕跡も残さず薬物で流産させる事は本当に不可能なのか?」
「そうだね…病院で堕胎させる時は強制的に陣痛を誘発させる薬を使うんだが、
そんな事をするんだ、副作用が強く、調べれば何らかの痕跡が見つかるのが当然だ。
薬物で流産させて何の痕跡も残さないなんて、不可能だね」
「そうか分かった、ありがとう」

事務所へ戻り考えをまとめる青ひげと助手。
「先生、これからどうするんですか?」
「もう調べる事は全部だ、真相が分かった」
「真相ですか?本当に雅彦が犯人なんですか?
依頼者が、孫が死んだ悲しみを雅彦にぶつけてるだけでは?」
「何言ってるんだ、これまでの情報で雅彦が犯人なのは分かるだろう」
「どうしてですか?」
「まったく、お前は何年俺の助手をしてるんだ。自分で考えろ、じゃないと成長しないぞ」
「ヒントを下さいよー」
「そうだな。ヒント1、雅彦と依頼者の娘は救命講習で知り合った。
ヒント2、薬物を使っての痕跡を残さない堕胎は不可能。
そしてヒント3、雅彦は最近20万円の金を使っている」
「うーん…」
そこへ、青ひげの部下の調査員が入ってきた。
「雅彦の家からコレを発見しました」
「やはり持っていたか。コレは簡単に捨てられる物ではないからな」
「それと、雅彦はロシアの会社に引き抜かれ、明日にはロシアへ行くようです」
「ならば今日中に雅彦を問い詰めなければな」
そういうと青ひげと助手は、雅彦の家から発見されたものを持ち、雅彦の家へ向かった。

「あなたが先ほど電話をくれた探偵・青ひげですか。
青ひげという名前は、昔に若い女を連れ込んで虐殺したというあの青ひげが由来なんですか?
だとしたら、一風変わった脅しだなあ」
と、軽口を叩く雅彦。
「俺がここを尋ねた理由は分かるか?」
「知らないと言いたいところですが、想像はつきますよ。彼女が流産した事でしょう?
でも、俺だって悲しいんだ!」
「しらばっくれるなよ、犯人がお前なのは分かっているんだ」
「俺が犯人だって?一応話を聞くよ。だが、話が的外れだったらすぐに話を打ち切るからな。
俺も明日からロシアに行くから忙しいんだ」
こうして、青ひげと雅彦の対決が始まった。
147探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:16:48.60 ID:Iu+wXI0e0
「お前は彼女と救命講習で知り合ったそうだな。
その救命講習で得た知識を使って彼女の胎内の子供を殺したんだろう!」
「救命講習の知識なんかでどうやって胎内の子供を殺すんだ?
心臓マッサージの要領で胎内の子供を圧迫して殺したとでも言う気か?
いいか、胎内の子供はな、羊水という水に守られているんだ。
人の力で強く押された位では流産しないよ」
「そうではない。お前は、AEDを使って電気を流し流産させたんだ!
水は電流を通す、羊水で守られていても関係ない」
「あのなあ、AEDというのは心電図で心臓が動いているのを確認しないと
電流が流れないようになっているんだぞ。胎内の子供を殺すのには使えないんだよ」
「普通のAEDならそうだろう。だが、改造されたAEDなら話は別だ。
お前は一流大学の工学部卒、そのように改造できたはずだ。
そんな方法は思いつきもしなかったとは言わせないぞ!」
「そんな事をした証拠はあるのかよ!」

そう言われた青ひげは、先ほど調査員から受け取ったモノ、
つまり雅彦が作った改造AEDを荷物から取り出す。
「これが証拠だ」
「それは!お前、なぜそれを!」
「ゴミとして捨ててあったのを拾ったんだよ」
「そんなわけないだろう!」
「俺が盗んだという証拠があるのか?」
「くっ…いや、でも、その改造AEDが俺の物だという証拠があるのかよ?
さっきは犯人呼ばわりされてついつい改造AEDが俺の物みたいに言ったけど、
本当はそれは俺の物じゃないぞ!」
「お前の友達から、最近20万円を使ったと聞いたぞ。
そしてAEDの値段も一個約20万円。一致してるじゃないか。
教えてもらおう、20万円の使い道を」
「いや、その、覚えてないんだ。
そ、そうだ、カードで20万円を支払ったんだ。
気軽に支払ったから、何を買ったかなんて覚えてないんだ」
「そうか!カードの支払いは記録が残り、調べれば買った物がわかるな」

それを聞き、雅彦はしらばっくれるのを諦めた。
多分、本当にカードで支払ったのだろう。だが雅彦は言う。
「探偵。お前、一つ間違っているよ。俺は殺したのは子供じゃない。胎児だ。
既に生まれた子供を殺したなら、そりゃ重罪に処される。
数年、十数年と刑務所行きだろうよ。
だが、胎児は殺した所でせいぜい執行猶予だ!
ちょっと怒られて、ちょっと謝れば済むんだよ!」
そう言い捨てるのを聞いた青ひげは、
助手に「帰るぞ」と一言言うと雅彦の部屋を出て行く。
背後から雅彦が「満足か探偵、俺に執行猶予をつけられてよ!」
と、あざ笑うのを聞きながら…
148探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:18:02.26 ID:Iu+wXI0e0
しばらくの後、雅彦は、ロシアへ行くために行った空港にある店か
ロシアに行く前に最後に行きつけの店に行ったのかは分からないが、
結構大きな外食店で一人で食事をしていた。
「まさか探偵にバレちまうなんてな。しかし、訴えられた所で所詮は執行猶予。
それすらも、一旦ロシアに行ってしまえば無かった事にできる!」
と、余裕かましてる所に、青ひげと助手がやってくる。
「探偵、お前…?」
「雅彦、なんで俺が青ひげと呼ばれてるか分かるか?
昔に若い女を連れ込んで虐殺したというあの青ひげ、それが由来なんだよ」
そう言うと同時に、青ひげの背後から数人の屈強な男が来て雅彦を取り囲む。
「俺は以前から思ってたんだ。『探偵』と『復讐屋』、
このふたつを兼業したら儲からないかってな」

そう言うと、青ひげは背後の男に拷問器具を取り出させ、
それを使って雅彦を、凄まじい苦痛を与えながら傷つけていく。
血まみれになりながら、やめてくれと懇願する雅彦に、青ひげは言う。
「何を言っているんだ。お前は人を殺したんだ。
だから、お前も殺されて、初めて互角なんだよ」
そして再び拷問を始める青ひげ。
「助けを呼んでも人は来ないぞ。
人払いは完璧だ、俺達はプロの復讐屋だからな。
…分かったか?なぜ俺が青ひげと呼ばれるのか」

END


以上です。調査や推理の要所で二択問題に答えるという簡単なゲームですが、
そういったものでも気兼ねなく応募できるというのが
ニコニコ自作ゲームフェスの良い所なのでしょう。
149ゲーム好き名無しさん:2014/05/17(土) 00:58:38.56 ID:shbKcr+j0
『スーパーロボット大戦Card Chronicle』(フィーチャーフォン/iOS/Android)
をリクエストします。よろしくお願いします。
150ゲーム好き名無しさん:2014/05/20(火) 09:41:57.53 ID:bJ/HWg610
影牢 〜ダークサイド プリンセス〜のストーリーが知りたいです。
よろしくお願いします。
151ゲーム好き名無しさん:2014/05/20(火) 14:22:36.03 ID:ebqmgJId0
ハードが不明だぞ兄弟
152ゲーム好き名無しさん:2014/05/20(火) 15:38:47.24 ID:huMgY/2B0
PS3とVITA版あるはずだけど
同内容なのか不明
影牢は初代秀逸すぎてやってないや
153ゲーム好き名無しさん:2014/05/31(土) 06:24:12.97 ID:+HyFWgB80
まとめwikiのR-TYPE FINALの記事に追記された考察文があまりにもトンデモなんですが、
これ前の記事に戻して良いのかね……?

F-Bルートの、(厳密には同胞の機体もバイドに侵食され、バイド化していたともいえる)とか、
(地球がすでにバイドの手に落ちてしまったというIFストーリー?)とか全くソース無いし、
※追記 エンディングの解釈について以下の文章に至っては、もう何が何だか……
154ゲーム好き名無しさん:2014/06/01(日) 12:40:18.23 ID:4m1BDMPP0
Wikipediaみたいに『要出典』でも付けとけばいいんじゃね?w
155ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 20:07:55.24 ID:L1n5RWyZ0
ここがこう間違っているって書けば、そのレスをそのまま追加していった方がいいと思うが
R=TYPE FINALに>>153を追加しようか?
156ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 20:14:33.40 ID:3TqeYUWM0
>>155
元のレスにそういう考察がついてたならともかく、Wikiに転載されてから追記されてるんだよなぁ。
こういう場合は投稿者が2chに書き込んだ通りに修正するのが筋じゃないだろうか。
(その考察文を書き込んだのが元の投稿者かもしれないが)
157ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 20:56:18.21 ID:3TqeYUWM0
とりあえずおかしい点を書き連ねてみた。


>(厳密には同胞の機体もバイドに侵食され、バイド化していたともいえる)
>(機体こそ原型をとどめているがすでにバイド化した)アローヘッドだった。
>(地球がすでにバイドの手に落ちてしまったというIFストーリー?)

F-Bの敵R戦闘機がバイド化しているという描写は無い。ボスのアローヘッドも同様。
バイド化した自機を、人類の操るR戦闘機が撃墜しに来たと考えるのが自然。


>(一説では根本的な原因=26世紀人の兵器開発→バイド誕生を阻止が目的とされるが
>ストーリーはTACTICSヘと続く?)

ゲーム中で目的について語られない。バイド誕生阻止云々は二次創作が元ネタで公式設定ではない。
R-TYPE TACTICSシリーズはパラレルワールドと公式に明言されており、関連性は不明。


>バイドコアを破壊し、異層次元の奥へと漂って行った機体は、いつしか異層次元から飛び出した。
>たどり着いたのは21世紀の地球。
>もちろんパイロットは死亡しており、機体も激しく損傷しているが、人類のR-計画はここから始まった……

そんな描写は無いし、R-TYPESなどで紹介されている公式設定とも大きく異なる。
大体、そういう設定なら劇中でもっと詳しい描写がされているはず。


>26世紀の地球人類のバイド開発を阻止するため、22世紀から時を超えて26世紀へ。
>しかし、地球規模の軍事プロジェクトを、個人(しかも400年も昔から来た)に止める術もなかった。
>やむを得ず、強硬手段に出るパイロット。バイドとの激戦をくぐり抜いたその機体は、26世紀においても驚異だった。
>その余りに苛烈な戦闘機を打ち破るため、26世紀の人類はバイドを起動してしまう。
>――こうして、全てが始まった。

>またF-Cの別の解釈。
>22世紀から26世紀へとたどり着いたが、その宇宙には地球が見当たらない。
>宇宙空間はもちろん、異層次元までの渡航を前提とした機体が、地球の位置を測り損ねるはずもない。
>地球も太陽系も失われた世界――
>26世紀の人類が、手に負えなくなったバイドを異層次元に封印し、それが22世紀に現れたことにより、タイムパラドクスが起こった。
>26世紀に存在したはずの地球の消滅。
>それは、即ち、22世紀の人類にとっては受け入れがたい未来を示していた――

F-Cについては設定、背景などは一切説明されず、「R戦闘機が戦いながら26世紀に向かった」事しか描写されない。
R戦闘機が未来で暴れたとか、タイムパラドックスで太陽系が消滅したとかいう情報は一切無い。
根拠の無い文章を書き連ねるのは「解釈」ではなく、ただの「妄想」でしかない。


ただでさえこのシリーズは二次創作やデマ、個人の妄想が「設定」として流布してる面があるので、
こういうデタラメな「解釈」は勘弁して欲しい。
158ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 21:38:54.48 ID:XTXq6RGJ0
ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ家庭版は保留中なのね・・・
159ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 22:01:57.49 ID:LHMxoQXr0
>>157
見てみたけど元がメチャクチャだな
随分前にやったから俺もあんまり覚えてないけどまとめwikiの物は明らかに変だ
160ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 23:19:58.29 ID:L1n5RWyZ0
>>153>>157を追加したけど、元に戻せるなら戻した方がいいかもな
161ゲーム好き名無しさん:2014/06/04(水) 19:06:40.58 ID:ccKVy4p00
●このスレの>>160までをWikiに収録
・以下を追加
「踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!」
「季節の零れ目」「探偵・青ひげ」

●未解決一覧
・以下を追加
携帯アプリ「スーパーロボット大戦Card Chronicle」
ps3「影牢 〜ダークサイド プリンセス〜」

●書き込み途中
・以下を消去
「いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」【2月】
162ゲーム好き名無しさん:2014/06/11(水) 22:30:56.61 ID:RcALs0ow0
R-TYPE FINALの記事で気になったんだけど
シルエットミラージュの記事もかなりのでたらめが書いてある様な…
「主人公には悲しみの感情がインプットされてない」とか「体内の爆弾は取り除かれた」とか
そんな設定や描写は本編でも当時の攻略本にもない
別スレからの転載らしいけど原文がうろ覚えだったのを確認もしないで写したんだろうか
163ゲーム好き名無しさん:2014/06/12(木) 05:16:08.03 ID:6rn53FT40
まとめwikiを読ませてもらったんだが、タイムトラベラーズの記事の要約のところに若干解釈の違いがありそうだったんで補足を投下(補足と言っても実質wikiの要約を詳細にした感じなのでかなりの長文になってしまったけど)。

・ロストホール事件
2031年、甲斐駿介と新道究悟は駿介の恋人である伏見雛(とカメラマンの蔵元)を取材のために招き、素粒子を過去に送るための実験を行うが失敗。
予想だにしない超エネルギー(クォンタムエネルギー)が発生し、実験装置が制御不能に陥ってしまう。
気絶した俊介の代わりに装置をシャットダウンしようとした雛は暴走するエネルギーに巻き込まれ、18年前にタイムスリップ。
この出来事により2031年と2013年が繋がり、タイムトラベル理論の実験中だった2013年の世界にクォンタムエネルギーが流れ込んでしまう(ロストホール事件)。
このことで、実験が失敗したから超エネルギーが発生した→超エネルギーが発生したから実験が失敗したというある種のタイムパラドックスが発生。
2031年以降のタイムラインは消失(と語られているが、実際には未来からの介入があるので、「2031年以降との時空間の繋がりがほぼ断絶した」といった方が正しいかも)、世界は2013年から2031年までの時間を繰り返しループすることになってしまった。

ロストホール事件により、クォンタムエネルギーと共に2013年に飛ばされた雛は、そこで5人の人間(子供時代の自分自身を含めたタイムトラベラーズ)を救い出すが、最後の1人である新道を助けた直後、落下してきた瓦礫の直撃を受け、植物状態に。
タイムトラベルした時点で駿介の子供を身籠っていた雛は、身元不明の女性として病院に収容され、意識を取り戻すことのないまま娘を出産し命を落とす。

・改変された世界
駿介は2013年に流れ込んできた暴走状態のクォンタムエネルギーを抑え込む過程で研究仲間を全て失った上、クォンタムエネルギーの利権を狙う人間たちに殺されかける。
全てを告発しようと、当時キャスターだった雛の父に真実を打ち明けるが、クォンタムエネルギーによって絶大な権力を手に入れていた電力会社などの圧力で握り潰されてしまった。
その後は荒んだ生活を送っていた駿介だったが、成長しキャスターとしてスラム街の取材に来た雛と恋に落ち、多少心の安定を取り戻す。
しかし、ロストホール事件によって世界がループしていることを知ってしまった駿介は、絶望からテロ組織のリーダー格・スケルトンとなり、テロ組織の「東京消滅」作戦を利用してクォンタムエネルギーの発生源である建物を占拠、世界を元に戻そうとする。
一方の新道もロストホール事件がきっかけで身を持ち崩し、自分を助けてくれた女性(未来の雛)の生んだ娘・みことを養いながらも詐欺師同然の生活を送っていた。

・世界の修正とその代償
ロストホール事件を阻止しない限り、2031年から先の未来へ到達することはできない。
駿介が絶望からテロ行為に走り多数の犠牲者を出し、新道が詐欺師同然に落ちぶれ、雛が駿介の子供を身籠ったまま2013年に飛ばされ命を落とすという悲劇も永遠に繰り返される。
しかし、ロストホール事件を阻止すれば雛は2031年に娘を出産することになり、「2013年に生まれ新道の娘として育ったみこと」は消滅してしまう。
雛と駿介はそれぞれ新道からみことの素性を知らされ、「今のみこと」を守るために世界の修正を諦める。
タイムトラベルを5回繰り返しようやくクォンタムエネルギーの発生源に辿り着いたみことの目の前で、雛はクォンタムエネルギーと共に2013年に飛び、駿介はそれを見届けた直後に突入してきた特殊部隊によって射殺されてしまう。
タイムトラベル装置の起動でその日の午前中に戻った「6回目」のみことは、駿介たちが歴史の修正を諦めた理由が分からず困惑するが、「本来の歴史のみこと(2031年に生まれ駿介と雛の娘として育ったみこと)」が派遣したアンドロイドによって、全ての真実を知らされる。
葛藤の末、みことは歴史を修正することを決意し、タイムトラベル装置である「母の形見の腕時計」を使って駿介が行おうとしていた歴史修正の操作を補完し、歴史を修正する。

・修正された未来
2031年、駿介と究悟は雛(とカメラマンの蔵元)を取材のために招き実験を行うが失敗。
予想だにしない超エネルギー(クォンタムエネルギー)が発生し、実験装置が制御不能に陥ってしまう。
しかしそのとき、雛が身に着けていた腕時計がわずかに光を発し、装置は安定を取り戻し実験は無事に成功した。
その後、雛は女の子を出産し、その子は「美命(みこと)」と名付けられた。
164ゲーム好き名無しさん:2014/06/12(木) 05:16:45.90 ID:6rn53FT40
・余談(鶏と卵のパラドックス)
ちなみに、スタッフ曰く作中には2つの「ジン(出自がループしている、本来ありえないもの)」を意図的に登場させているらしい。
みことが歴史修正の際に使った「母の形見の腕時計(腕時計型タイムトラベル装置)」はその1つ。

ロストホール事件の起こった歴史(以下歴史B)で2013年に飛ばされた雛が着けており、「母の形見」としてみことに渡る
→歴史Bの2031年で、みことが歴史を修正した際、ロストホールの起こらなかった本来の歴史(以下歴史A)の2013年に飛ばされる
→歴史Aの2013年において、駿介が実験後の装置の中に落ちているのを拾い、恋人の雛の手に渡る(裏面に「ふしみひな」と書かれていたため)
→歴史Aの2049年時点では成長したみことが持っていたが、未来からやってきたアンドロイドの誘導でみことは歴史Bの2013年に渡り、気を失っている雛の腕に時計を着ける
→歴史Bで2013年に飛ばされた雛が…(以下ループ)

という形になっており、この腕時計がどうやって作られたのかは一切謎になっている。

ちなみに、歴史Aと歴史Bにループが発生しており、歴史Bが消滅してしまうと成り立たなくなっているため、wikiにある過去改変の解釈(一時的にパラレルワールドが存在することはあっても最終的な歴史は1つであり、正史から外れた世界はいずれ消滅する)には疑問符が付く。
歴史が改変された場合、複数の世界が並列する状態が続く(といっても歴史Bは2013年〜2031年しか存在しえないけど)と考えた方が自然かも。
165ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 14:45:22.38 ID:nhvbo8uu0
未解決にあるPS2のジェネレーションオブカオス3をいきます
166ジェネレーションオブカオス3:2014/06/15(日) 14:46:46.10 ID:nhvbo8uu0
封神暦125年
様々な民族が暮らすこの大陸は、ラディア王国の統治により長く平和な時が続いていた。
大神官デューロスは、自らを盟主とするゼノン教国を旗揚げしラディア王国に対して宣戦を布告した。
開戦当初こそ圧倒的戦力を有するラディアが優勢であったが、ゼノンを信仰する民衆によるゲリラ活動とそれに誘発された内乱によって
ラディアの勢力は分断弱体化し武力は低下の一途を辿った。
業を煮やしたラディア王国は残存する兵士をグルハム平原に集結。決戦を挑むが、勢いに乗るゼノン教国に大敗。
王自ら剣を振るう、壮絶な退却戦。本国に辿り着けた兵士は半分にも満たず、王もまた傷つき倒れた。
この歴史的な大敗により、ラディアの勢力はノルディック島に押し込められた。
暗い影が、ラディア王国を覆い尽くす……

Chapter.1・誕生!新たなる王
ラディア王国の若き王子アルフィルドは亡き戦友ジュネイの墓参りに訪れるが、帰途に黒装束の集団に襲われた。
程無くして戦友のウェレスが加勢し暗殺者達を退けたものの、その中の一人であるオニキスは情をかけて逃がしてしまった。
「ほどほどにな。過ぎたる優しさは時過ぎれば刃となり己へと突き刺さるだろう」
暗殺者達を退けた二人は、二年前の同日にゼノン教国との決戦に敗れ戦死したジュネイに改めて誓う。
「我らが亡き友、ジュネイに誓おう。我らの永遠なる友情と、祖国ラディアの勝利を。ラディアに栄光あれ!」
その日ウェレス宅に泊まったアルフィルドは深夜ティーファに外へ呼び出され、ウェレスが覗くなか大樹の下で告白されお守りを渡された。

翌朝、ウェレス宅に急報が入った。
「ゼノン教国が再び動き出しました!海王を名乗るバーゲムの部隊が我が城に向かっております」
「エルフィーズ王は病の床にあります。王子。この戦いは王に代わりあなたが指揮するのです」
ウェレスの父ログの言葉を受け、アルフィルドらは出陣しゼノン海王軍の先鋒隊を迎撃した。
(SLGパートへ)
「ゼノン本体の戦力はこんなものではない。おそらく、先の部隊は我々の力量を計るための単なるものさしに過ぎぬ」
先鋒隊を撃破したアルフィルドらのもとに、またも急報が届いた。
「エルフィーズ王の御容態が急変いたしました。大変、危険な状態とのことです……至急、城にお戻りください!」
急いで王都に帰還したアルフィルドとウェレスに、エルフィーズ王は王国を託して息を引き取った。
「アルフィルド、ウェレスよ……この国を、世界を頼むぞ……」

Chapter.2・英雄の帰参
ゼノン海王軍の本格的な攻撃も開始され、アルフィルドは大陸侵攻の決意を固める。
「兵を集めよ!これより我々は、大陸への侵攻を開始する!」
(SLGパートへ)
ゼノン海王軍を倒し大陸南部を制圧したアルフィルドのもとに、散り散りになっていたラディアの残党が合流を望んでいるという報せが入った。
「この者ラディアの民ならば知らぬ者はおりますまい。しかし、戦争末期には混乱の中で姿をくらました人物でもあります」
アルフィルドがウェレス達を伴って会見の場所であるグレリオ砦へと赴くと、果たしてそこにいたのはラディアの元師団長・レアであった。
「気に入らねえんだよ!本当に俺達が苦しかった時は雲隠れで、少し調子が良くなればまた仲間に入れてくださいだ?」
アルフィルドは復帰したいという彼女を歓迎したが、ウェレスは怒りを顕にして襲いかかった挙げ句返り討ちにあってしまう。

気を失ったウェレスは、奇妙な少年の出てくる夢の中でラディアの王子誕生の時を見ていた。
「間違いありませぬ……王子こそが、この大陸に伝わる力……その封印を解く鍵でございます。王子の力が他国に渡れば、この国は破滅へ
と向かうでしょう。王子が鍵成す者と判れば真っ先にその身が狙われます。私が、必ず王子を強き者に鍛えてみせましょう」
「この大陸にはね、すごい力が封印されているんだよ。その力の封印を解くことができるのが、封印の鍵である僕なんだ。ゼノン教国は恐
れているのさ。僕が封印を解いてしまったら、お終いだからね。ほら、今のが大陸に眠る力の鼓動……僕が来るのを、待っているのさ」
ウェレスは、思い出せずもその夢の少年に既視感を抱いていた。
167ジェネレーションオブカオス3:2014/06/15(日) 14:52:14.51 ID:nhvbo8uu0
砦の中で目を醒ましたウェレスに、父ログはレアの話を伝えた。
「レアはな、極秘の任務に就いていた。あるものを復活させるための調査に向かっていたのだ。ラディアを勝利に導く封印された力を」
「南東の島ゴア。その場所に、封印された力が眠っています」
「『光の獣、封印より解き放たれしとき大陸の邪悪、全てを焼き払わん……』光の獣を甦らせ、導いていた者こそが初代ラディア王であった」
「その力を手にすることができれば、ゼノン教国を説得し戦争を終結へと導くことができる」
アルフィルドらラディア軍は、島を確保するため大陸中部の制圧を開始する。
しかしこのことを知ったゼノン騎士団がラディアに先駆けてゴア島を奪取するために動き出しており、さらにはゼノン海王軍の敗北を聞き
反乱を起こす諸勢力も各地に興っていた。

Chapter.3・傷だらけの戦場
(SLGパートへ)
大陸中部を制圧したアルフィルド達は、ゴア島に近い魔法都市ジネバへと来ていた。
「魔法都市ジネバには、いまだ多くの敵兵が残っているとのことです」
魔法都市ジネバの城には海王軍の残党が入城しており、一方では騎士団の敗報を聞いたゼノン魔法師団のラシュトールが指揮を副官マード
ックに委せて何やら企んでいた。

Chapter.4・さらば友よ
「ここに残らせてください。私も、一緒に最後まで戦います」
「心配するな。役目を果たしたらオレもすぐにお前達の後を追う。そして……本国に帰ったら式をあげよう」
かつてアルフィルドを襲撃したオニキスは、傷ついた兵と伴っていた婚約者ミューリーを逃がしてアルフィルド達を待ち構えていた。

アルフィルド達は鍵を手に入れるため、まず地下牢の捕虜を救出した。
「私の名はハイド。受けた恩は忘れぬ。いずれ、また会うこともあるだろう」
城の最深部へと入り海王軍の残党を倒すと、追い詰められた兵士の一人は自爆して全員を道連れにせんとした。
アルフィルドは咄嗟にウェレスに庇われたが、その場に起き上がったのはアルフィルドとオニキスのみであった。
「封印を解く鍵となる特別な血族こそ、ラディア王家。鍵が失われれば封印が解かれることはなかろう。ラディアの血は絶やさねばならぬのだ。
貴様に倒されたあの日より、一から鍛え直した……死んでいった友の為に、守るべき人の為、この世界の為に……」
アルフィルドが辛くもオニキスとの一騎打ちを制した頃、気絶したウェレスはまたも以前と同じ夢を見ていた。
「お前は……オレの夢に出てくるお前は、誰なんだ?」
「ボクは、鍵だよ。早く、気付いて。ボクのことが分からないと、大変なことになっちゃうよ……」
ティーファの回復のおかげで目を覚ましたウェレスは、アルフィルドに夢のことを問いかけてみた。
「ウェレス……分かった、全てを話す時が来たようだ。実は……」
しかしそこで話は中断され、アルフィルドは歓迎するジネバの民衆に姿を見せるために行ってしまった。

一通り民衆の歓迎を受けたアルフィルド達が混雑を避けるために少数で城の裏門を出ると、そこには一人の美女が花を持ち立っていた。
「ラディアに殺されていった者の恨み、思い知れ……!」
ミューリーはすぐに斬られたが、心臓を一突きにされたアルフィルドは絶命した。

アルフィルドの死は混乱を避けるために伏せられ国王代行としてウェレスが全軍を指揮することになったが、皆の心は沈んだままであった。
「王の想いを活かすことこそが、今のお前の成すべきことであろう。ゴア島に渡り、封印された力を手に入れるのだ」
気を取り直したものの資料が戦火で焼失していたためゴア島へ渡ることができずにいたところに、地下牢で助けたハイドが現れた。
「私は約束を果たしに来た。命を助けてもらった恩を返そう」
ハイドの道案内のもと、ウェレス達はゴア島へと向かった。
168ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 14:58:51.10 ID:nhvbo8uu0
Chapter.5・時の封印
ウェレス達はゴア島に上陸しハイドがここだという場所に着いたが、そこには入り口らしきものはなかった。
「この場所に入り口があったはずなのだ。そして、その後すぐに神官のような者達に捕まったのだ。ゼノンの神官ではないようだった」
「なんだ……?体が、熱い……」
突然、ウェレスの体に反応するようにしてそこに地下への階段が現れた。

地下洞窟を進むと、その最深部にいた一人の神官が語りかけてきた。
「ここにある力は、我々とその祖先により封じられてきた。我々は拒む。破壊の力が世を再び混沌へと導くことを……」
「ここにある力をゼノン教国に渡すわけにはいかないのだ。ラディア王国が、ここにある力を管理する。力を悪用されないように」
「フフフ……鍵成す者だからと耳を傾けてみても所詮はその程度。時の流れとは恐ろしいものだな。この地に破滅の力を封印した者はラデ
ィア王家。しかし、その封印を解こうとする者もまたラディア王家。封印を解かせはせぬ。たとえ我が友アルオードの末裔であろうとも!」
襲い掛かってきた神官シナプスを倒すと、シナプスはまた語り始めた。
「かつて大陸は、絶え間ない争いが続いていた。私と我が友アルオードは争いを終わらせようと共に戦った。しかし、我らが用いたのは悪
しき力を利用することであった。悪しき力は、敵対する勢力を次々と焼き尽くし我らに勝利をもたらした。やがて我らは大陸の覇者となり
敵対する者もいなくなった。だが、悪しき力は焼き尽くす相手がいなくなると我らに牙をむいたのだ……我らの大地は次々と焼かれ、多く
の人々が命を失った。過ちに気付いた私とアルオードは悪しき力の封印を試みた。しかし、悪しき力を完全に消す程の力は我々には残され
ていなかった。アルオードは自らの血を用いて力の封印を行ったのだ……その時よりラディア王家に鍵成す者が誕生した。この地は、言わ
ば封印の錠。錠は鍵によって開かれやがて聖地で力は蘇る……そして今、鍵成す者が私の前に再び現れた」
「しかし、アルフィルドはもう……」
「何を言っている。お前こそが、鍵成す者。アルオードの血を引く運命の王子であろう!」
驚くウェレスの体が突如発光して宙に浮かび上がった。
「終わりだ……封印が解かれる……」

ウェレスは、また例の少年の夢を見ていた。
「命を狙われることを恐れた王は騎士ログに運命の王子を預けることにした。封印を解く力を持つ運命の王子は、ウェレス。君なんだ。」
「そんな……オレが……王家の人間……アルフィルドの、弟だなんて……そ、それじゃ……お前は、誰なんだ!」
「僕は、君さ。君と共にいつも歩んできた。でも、もうお別れだよ。私は、ゼノン!貴様の体に封印されし古の力!さあ、力を解放するのだ」
そこでウェレスは、なんとか意識を取り戻した。
「完全ではないとはいえ、既に封印は綻び力の解放が始まっている……力は徐々に高まりやがて意思を持つ。そして、その力を破壊へと用
いるのだ。かつて、我らもそうであった。アルオードと我ら法術師は、力を抑制し聖地オルフィスに封印した。そして、この地ゴアに封印
の錠を作った。私は、この地に残り封印の守護者となったのだ。残りの法術師たちは聖地オルフィスを見渡せる地に街を作り封印された力
の監視者となることとなった。そう……その封印された力の名は魔獣ゼノン。今あるゼノン教国は元は我らと共に戦った法術師たちの末裔。
やがて彼らの子孫は、永きに渡る時の流れで自らの宿命を忘れていった。それは、我が祖国ラディアも同じこと。いつしか魔獣ゼノンは聖
獣と仰がれその名を用いて国まで作られた。しかし、封印が解かれれば再び大陸は炎に包まれるだろう。お前の中に宿る、ゼノンの封印が……」
「そんなことはさせねえ!ゼノン教国を倒しその封印ってやつも抑えてみせる!」
169ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 15:18:32.85 ID:nhvbo8uu0
一方ゼノンの首都ゼノクスでは、ゼノン魔法師団のラシュトールが教皇デューロスに謁見していた。
「恐れていたことが、ついに起こりました。どうやら、時の封印が解かれたようです」
「そうですか……海王軍が敗れ騎士団も失われました。あの計画を急がねばならなくなりました。星落としの儀を急いで進めましょう」
「し、しかし……封印は解かれはしましたがまだ完全ではないようです。星落としの儀は我らの最後の手段。今しばらくはお待ちください。
私が残りの兵全てを差し向け、ラディア殲滅に務めましょう。そ、それでは……」
出ていったラシュトールは、外で待っていた副官マードックに命じた。
「はあ……はあ……あの魔力、気分が悪い。くそっ。星落としだと。星を大地に落とし封印された力にぶつけるなど……普通の考えではな
い……このままでは私の命までも危うくなる。残りの兵は全てお前が動かせ。引き続き我が軍の指揮を執るのだ」

Chapter.6・失われた安息の日々
ゼノン教国が力を失うのを見て、また様々な反抗勢力が興っていた。
(SLGパートへ)
ラディア軍はゼノン本国を除く大陸全てを制圧した。
「聖地ゼトは、元は我らラディア王国領であった。封神暦125年、ゼトを任せられていたラディア守護団の神官を務めていたデューロスは
ゼノン教国を創り我らラディア王国の統治を逃れようとした」
「報告します!ブラド洞窟がゼノン軍の捕虜収容所との情報を得ました!収容所では多くの兵士の処刑が決行されるとのことです!」
「救出部隊の指揮は、この私が執らせてもらおう」
レアは捕虜の救出のため、ブラド洞窟へと向かった。

Chapter.7・父と子
洞窟の奥には捕虜に剣を向けるゼノン兵とそれに対峙するゼノン騎士団の老騎士がいたが、その男の顔を見てレアは驚愕した。
「なんだお前ら、知り合いなのか。おい、爺さん。そこのラディアの剣士を斬りな!そしたらこいつらを放してやってもいいぜ!」
「レア、私と戦いなさい。お前を斬らねば、ここにいる者達が殺される」
「き、貴様!望むところだ!貴様だけは絶対に赦さぬ!」
人質なしでも斬りかかっていたであろうレアだが、力およばずその老騎士に敗れ膝を付いてしまった。
「どうした!?なぜ斬らぬ!?さあ、早く斬れ!」
「ばか者……自分の娘を斬れる父親がどこにいる……」
「なんて甘い野郎だ……部下の命を助けるためにラディア王国を裏切って我らの僕となっておきながら……」
「そ、そんな……私は貴様が……父上が我が軍を裏切ったと思い……今日まで憎み続けてきた……」
だが二人が動けなくなり絶体絶命となっているところに、背後からの銃弾がゼノン兵を仕留めた。
「オレは銃狼太ってんだ。ゼノンと戦う連中がいるってんで手土産に捕虜を救出しようと思ってな」
銃狼太のおかげで二人は窮地を脱し、レアの父ドライゲン候も軍に復帰した。

Chapter.8・甦る魂
「魔法師団が倒されるとはな……仕方がない、少し危険だが例の術を使うしかないな…………甦れ、悪しきゼノンの僕たちよ!」
ラシュトールが呪文を唱えると、大陸に二体の魔獣が率いる二つのゾンビ軍団と戦死したラディア軍人のゾンビ軍団が現れた。
「なんてことだ、腐ってやがる……やはり、まだ早すぎたか。まあいい」
「ナビスン、軍の指揮をたのみます。私は、星落としの儀の準備を進めます」
(SLGパートへ)
ゼノン教国の本体と魔獣らの軍団を滅ぼしたウェレスの元に、ラシュトールがやってきた。
「実は、我がゼノン教国のデューロス教皇。彼が企てている星落としの儀を阻止して頂きたくお願いに参りました。呪われた場所聖地オル
フィスに星を衝突させる禁断の法術です。封印された力が解放されあなた方ラディア軍に使われる前に……星を落とすつもりなのです。そ
んなことをすればこの大陸も大きな影響を受けましょう!我々ゼノン教国とラディア王国は憎しみ合いそして、争い続けてきました。しか
し、大陸を破壊してまでの勝利は望んでおりません。そんなことをして、何になりましょう……わ、私は一足先に本国に戻りあなた方をお
待ちしております。作戦の成功の暁には何卒……私への配慮をよろしくお願い致します」
ラシュトールのことは信用できなかったが、ともあれウェレス達は神都ゼノクスの宮殿へと向かった。
170ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 15:31:54.63 ID:nhvbo8uu0
Chapter.9・神都
ウェレスら四人は宮殿に突入し、すでにデューロスが儀式を始めている最上階へと辿り着いた。
「愚かな……封印は解かれつつあります。我々を倒しても同じことです。私は……ただ滅びの時を待つつもりはありません。星を落とし、
悪しき魂を消し去るのです……わずかな犠牲で済むのなら……消えるのです、悪しき力を甦らせる邪悪なる者よ……」
ウェレス達は激戦の末、デューロスを倒した。
「ラディア王国にこれほどの者がいるとは……分かりました。あなたに託しましょう。あなた達の力で、ゼノンを再び封印するのです」
「ああ。最初から、そのつもりだ」
だがウェレス達がその場を立ち去ろうとすると、隠れていたラシュトールが乱入しデューロスの体を貫いた。
「ラディアのバカ共に簡単に尻尾を振りやがって……最後に生き残るのはこのオレさまだ〜!」
限界を越えた強化魔法を使ったラシュトールはウェレス達にも襲い掛かってくるが、ウェレス達は辛くもそれを倒した。
「さあ、行くのです。次元の扉をあなた達に託しましょう。次元の扉はここより西に位置する聖地オルフィスにあります。その地に高くそ
びえるオルフィス塔に……ゼノンが封印されし禁断の地……」
傷ついたデューロスと倒れたラシュトールを置き、ウェレス達はゼノクスの西にあるオルフィス島へと向かった。

Chapter.10・光と影
聖地オルフィスの奥には法術師たちがおり、ウェレス達に古の伝説を語った。
「太古の昔、闇より生まれた魔と六人の神々との果てしない戦いが行われていた。魔は大陸に住まう多くの命を焼き尽くした。やがて六人
の神々は、一人の人間に六つの神々の力を与えた。人間は神々の騎士となりその力で魔を倒し、封印したのだ。闇より生まれし魔の力、そ
れが魔獣ゼノンなのだ。そして神々の騎士……それがラディア王家の祖なのだ」
そのさらに奥に『次元の扉』はあり、それをくぐった『永久の間』にゼノンはいた。
「我が名は、ゼノン。全てを創り、全てを滅ぼす万能成る無の力なり。我の封印を解きし鍵成す者よ。さあ、お前の願いを語るがよい。突
き付けられた現実の破壊か?お前を生み出した世界への復讐か?」
「オレの願いはただ一つ。お前をブッ潰すことだ!」
ウェレス達が激戦の末にゼノンを倒すと、ゼノンは魂のみとなりウェレスと道連れに異空間に逃げ込もうとした。
「鍵成す者よ、我はお前と共にあり。我の眠りし深く暗き場所にお前の魂も連れて行こう」
ゼノンに引き込まれ死を覚悟したウェレスだが、追ってきたレア・ハイド・ティーファに励まされて再びゼノンの魂と戦いこれを倒した。
だがそれでも異空間から出ることは叶わず四人がいよいよ死を覚悟した時、四人の体が不思議な光に包まれた。
「みなさん、魔法が届きましたよ。後は、ゆっくりと引き上げるだけです」
「さあ、ここからは大きな力が必要だ。皆の魔力を合わせるぞ」
「ラシュトール、あなたの力も必要です」
デューロス・ログ・ラシュトールや皆が魔力を外から送ったことで、ウェレス達は無事現世へと帰ることができた。

(以下ナレーション)
封神歴141年
ラディア王国とゼノン教国の間に終戦協定が結ばれた
これにより大陸全土に広がる戦火も次第に収まり時代は平和の世へと移り変わっていったのである

END
171ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 15:46:36.95 ID:nhvbo8uu0
(本編ここまで。以下は条件を満たしていると行けるネバーランド大陸進出編)
「デューロス、これを見てほしい。この黒い塊こそがゼノン」
「古の者達の封印ではゼノンを抑えることがはできませんでしたが……ならば、今度はより強力な力で封印を行うのです。二度とゼノンが
復活せぬように……この島の遥か北東にネバーランドと呼ばれる大陸があると聞きます。その大陸には高くそびえる古の塔があると聞きます。
その塔に行けば、ゼノンに永遠の封印を施すことができましょう」
「その世界に渡り、古の塔とやらを探そう。そこで、ゼノンを封印する」
(SLGパートへ)
ウェレス達はスペクトラルタワーを見つけ出し、その最上階で大蛇丸と出会った。
「おっ?お前が手にしているのは?よくもまあ人間が手に入れられたもんだ」
「こいつを封印してくれないか?あんたなら出来ると聞いてここまでやってきた」
「いいだろう。そいつはオレが預かる。この塔に封印しておこう」
大蛇丸は悪戯に力試しを挑んできたが、ともあれゼノンの封印を約束してくれた。

(以下ナレーション)
その後
ウェレスがどうなったのかはわからない。
更なる冒険を求め世界を巡っているのであろうか……
あるいは……


これで終わりです
ちなみにスペクトラルタワーに上らず大陸を制圧すると、大戦は終わったけどあらためて塔を探そうというEDになります
172脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:36:20.54 ID:atpCchLv0
未解決リストの3DS「脱出アドベンチャー 旧校舎の少女」
まとめてみたので投下します
要約が苦手なのでやや長いです


【登場人物】
◆時野若留(ときの・わかる)
主人公。時計屋の祖父と二人暮らしの高校一年生。分解と読書とオカルトが大好きな眼鏡っ娘。
時計修理用の工具が収められた、超高性能腕時計「クロノテクト」を常に身に着けている。
好奇心旺盛な性格で、ひとたび夢中になると周りが見えなくなる。
入学して以来、校内のあちこちで囁かれる噂「学園七不思議」の謎を追うのに夢中。

◆鍛冶野彦道(かじの・ひこみち)
若留の幼馴染で同級生。商店街のパチンコ屋の息子。
超常現象の類は全く信じていないが、賭け事に関するジンクスは別腹。10面ダイスをいつも持ち歩いている。
面倒くさがり屋の不良少年だが、暴走しがちな若留のストッパー役でもある。

◆須佐見秀ノ介(すさみ・しゅうのすけ)
若留と彦道のクラスにやってきた転入生。眼鏡2号。
落ち着いた雰囲気の少年だが、身体が弱いらしく授業も休みがち。
若留が追う「学園七不思議」について独自に調べている。

◆千波鏡華(ちなみ・きょうか)
若留のクラスメイト。黒髪ロング美少女。
控えめな性格で、ちょっと道に迷いやすい迷子体質。
鈴のついた髪留めを着けている。


【用語】
◆クロノテクト
若留が身に着けている腕時計。見た目は結構ごつい。
内部にはルーペ、精密ドライバー、オープナーナイフが四次元ポケットの如く収納されている。

◆私立逢魔学園高校(しりつ・おうまがくえんこうこう)
若留達が通う高校。なんと山の中にある。
裏山の方へ行くと旧校舎がまだほとんど当時のまま残されている。
今回の物語はこの旧校舎が舞台。
173脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:38:13.80 ID:atpCchLv0
◆Chapter1・開錠 -The beginning-
とある春の日の朝。ホームルームが始まる前の早い時間に、時野若留は学園七不思議のひとつ『開かずの間』の調査のた

めに旧校舎の図書室へ足を運んでいた。
図書室の奥まで行くと、噂通りドアノブも取っ手も無いドアに辿り着く。
若留は好奇心のままに扉付近を探索し、ついに鍵を見つけて扉を開ける事に成功する。

扉の奥は、カビ臭い書庫のような部屋だった。
埃が積もり、じめっとした空気に思わず顔をしかめる。光源は高窓から差し込む日の光のみで、部屋の奥までは見渡せな

い。
辺りを観察している途中、若留は何かに気づいて顔を輝かせる。机の上に、古びたからくり時計が置いてあったのだ。
オカルトと同様時計も大好きな若留は、嬉々として時計の観察を始めようとする。が、故障しているのか、ゼンマイを巻

いても動かない。
今度はこの場で時計を分解し始める若留。
得意げに腕に巻いている時計「クロノテクト」から次々と工具を出し、あっという間に修理してしまう。
組み立ててゼンマイを巻くと、からくりが動きだし、小窓がぱかっと開いた。
中から出てきた物をつまみ出すと、模様が描かれた小さな箱のような物だと分かる。
これは一体何だろうかと首をひねっていると、若留の耳に突如奇妙な音が聞こえた。
低く唸るような、呼吸のような奇妙な音。か細い小さな音だったが、あまりの不気味さに思わず身震いする。

ふと腕時計を見ると、もう8時を回っていた。
このままではホームルームに間に合わなくなってしまう。急いで部屋から出ようとした若留だったが、先程通った扉はビ

クともしない。
閉じ込められてしまったのだ。
血の気が引き、開かない扉から過去のトラウマが呼び起されそうになったところで、慌てて首を振る。
「冷静になれ、私!まずは助けを呼んで……」
しかし、携帯は何故か圏外。本校舎とは距離がある旧校舎、しかも図書室の奥という場所では、大声を出しても助けが来

る可能性は低い。
とにかく、今やれるだけの事はやらなければならない。気を取り直して部屋内の探索を始める。

しばしの探索のあと、なんとか扉を開けることに成功した若留。
ほっとして図書室から廊下へ出ると、誰かの気配と物音。
突然の気配に思わず図書室を振り向く。老朽化のためか、棚から本が崩れ落ちているのが見えた。物音はこれだったのだ

ろうか。
と、その時廊下側から声をかけられる。
そこにいたのはクラスメイトの千波鏡華だった。安堵する若留。
「心臓飛び出るかと思ったよ」
「それはこっちのセリフだよー」
「千波も探検しに来てたの?それとも迷子?」
などと会話しつつ、はっとして時計を見る。8時20分。このままだと遅刻だ。
予鈴の音をバックに、慌てて旧校舎を飛び出す若留と千波。

その背中をじっと見つめる人物がいた事に、若留は気づかなかった。
174脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:40:46.01 ID:atpCchLv0
メモ帳からコピペしたらチャプター1の改行おかしくなってしまった
申し訳ない


◆Chapter2・怪談 -Upstairs-
全力疾走の甲斐あって、なんとかホームルームに間に合った若留。
席につくと、後ろの席から声をかけられる。若留の幼馴染、鍛冶野彦道だ。
傍から見ればリア充爆発しろとでも言いたくなるようなやり取りの後、チャイムの音が鳴り、ホームルームが始まる。
担任が出欠を取る中、教室後方の扉が開き、須佐見秀ノ介が入ってきた。
遅刻してきた生徒に口を開きかけた教師だったが、それが須佐見だと分かると言葉を濁す。
須佐見は持病の療養のために都会からこちらへ越してきている。
そのため遅刻や早退の許可を取ってあるのだが、それ以前に理事長の孫という事もあり、教師側も強く出られない。
そんな事は全く気にせず、須佐見と仲良くしたい若留。反対に彦道は、そんな転校生が気に食わない様子だ。

ホームルームが終わり、若留は彦道に朝の出来事を話すが、テンションの高い若留に反して彦道は「立入禁止だろ」と呆れる。
普段は校則も守らない彦道だが、若留に対してはやけにうるさくなるのだ。
そんな彦道とは対照的に、須佐見はいつも物腰柔らかで優しい。
『開かずの間』の情報をくれたのも元は須佐見だったのだ。若留はお礼を言い、千波と一緒になって須佐見の情報収集能力を褒める。
元々、この町には昔から都市伝説等の伝承が異常な程多い。
学園の理事長の息子とあってか、須佐見は最近越してきたばかりにも関わらず、学園にまつわる怪談や噂を熟知している。
だからこそ若留は、『開かずの間』で聞いた妙な音について、須佐見に相談する事にした。
その話に思い当たる事があるのか、須佐見は黒い手帳を取り出し、それは七不思議の一つ『不気味な音』だろうと推察を述べる。
須佐見が言うには、この学園の七不思議は
・聞く者を冥界へ誘う『不気味な音』
・図書室の『開かずの間』
・存在しないはずの『幻の四階』
・気づくと一人増えている『6人の壁画』
・永遠に彷徨い続けている『旧校舎の少女』
この5つを基本に、残り2つは話によってよく入れ替わっているという。
「もしかしたらその壁画、見たことあるかも。前に迷った時に」と呟く千波。
『開かずの間』だけでなく、『幻の四階』や『6人の壁画』も実在するかもしれない。千波の言葉に、俄然テンションが上がる若留。
その時ふいに、若留は今朝手に入れた小さな箱の存在を思い出した。もしかしたら開けられるかもしれない。
箱に描かれた謎を解くと、からくりでも仕込んであったのか、中から小さなフクロウの形をした駒が出てきた。
須佐見はそれを見て、家の書斎の本に似た物を見たと言う。若留は駒と箱を須佐見に預け、調べてもらうように頼む。
須佐見は箱を受け取り、持っていた黒い手帳を閉じる。その時、手帳から一枚の写真が落ちた。
半分に折れた写真に、中学生くらいの女の子が写っている。
「須佐見君、これ落としたよ」
突如、まるで見られたくなかったかのように反射的にそれを奪い返す須佐見。
よほど大切な人の写真らしい。須佐見もはっとして謝ると、写真を手帳にしっかりと挟んだ。

放課後、若留は自宅の時計店に帰宅。カウンター横の椅子に座り、しばし店内の時計の音に耳を傾ける。
両親が事故で亡くなり、祖父に引き取られてから十年。それ以来ずっと若留は時計に囲まれて暮らしている。分解もその頃から大好きだった。
祖父と学校の事などを話しながら、若留は今日の出来事を思い出す。
須佐見が教えてくれた七不思議が気になる。旧校舎は三階建だ。『幻の四階』は本当にあるのだろうか。
それに、あの『開かずの間』に入った時、若留は違和感を感じていた。高窓から差し込むわずかな日光や、空気の感じ。
だがその日は結局違和感の正体に気づけなかった。
175脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:42:45.99 ID:atpCchLv0
その翌日。休日だが、若留は制服を着て再びあの旧校舎を訪れていた。結局気になって、また探索するつもりだった。
電気のスイッチや蛇口を触ると、何故か電気は通っているし、きれいな水が出るのも確認できた。
旧校舎は幾度にも渡って継ぎはぎのように改築を繰り返しているらしいが、一階はあまり改築されていないのか老朽化が激しい。
床を踏み抜かないように慎重に進もうと決意した時、低く唸る音が耳に届く。七不思議のひとつ『不気味な音』だ。
不快としか言いようのない不協和音に、若留の歩みが遅くなる。
その時、突然若留の肩に誰かの手が乗せられた。
驚いた拍子に床を踏み抜いてしまい、足を取られそうになったところで引き寄せられ、なんとか事なきを得る。
手の主は彦道だった。若留の祖父から、制服で出かけたと聞いて旧校舎だろうと踏んで来てくれたのだ。
おまけに千波まで着いてきている。
色々うるさく言われて止められると思ったが、どうやら彦道は若留の探索に協力してくれるらしい。
若留が、自分の手帳に校舎内の見取り図を描いていき、ひとまず二階を探索してみようと階段へ向かおうとした矢先。
木の軋むような――明らかに床を踏みしめる小さな音が聞こえる。
「私達以外にも誰かいる!」
正体を突き止めようと、若留は咄嗟に階段を駆け上る。人影が見えた。きっと、図書室で感じた人の気配とはあの人だろう。
階段を駆け上ると、二階に辿り着いた瞬間廊下の先で防火シャッターが下りた。
追い付いてきた彦道と千波に人影の事を話す若留。正体を確かめるためにも、周囲を探索して防火シャッターを開ける。
シャッターの向こう側には、廊下を曲がった先に鉄の壁があって進めなくなっている。
こんなに重い扉が閉じるような音は無かったし、他に道は無い。ここまでは一本道で、教室にも誰もいなかった。
仕方なく二階の見取り図を書き出す。ここは一階と比べると近代風の造りになっていて、床もしっかりしている。
人影に関してはひとまず置いておいて、三階へ向かう。

『幻の四階』の手がかりがないかと三階を捜索する若留だったが、いくら探しても上への階段など見つからない。
若留と千波が教室をくまなく探索するなか、彦道は手伝うわけでもなくただついてくるだけだ。
若留は気分を変えるために階段に座り込み、見取り図を見直す。すると突然、彦道が若留を呼んで廊下に連れ出す。
いぶかしがる若留を後目に、彦道はポケットからパチンコ玉を取り出すと床に置いた。みるみるうちに加速し、廊下の端まで勢いよく転がっていく。
どうやらこの校舎は一見同じ高さのように見えて、端と端でかなりズレがある構造になっているようだ。
ということは、上の階も存在しているはずだ。探索を続けていくうちに、ついに若留達は隠し階段を見つけた。
図書室で感じた光や空気の違和感は、図書室自体が半分地下にあったからだった。
隠し階段を上ると、七不思議通りの『幻の四階』と呼べるフロアがあった。
辺りを見渡すと、若留はそこに壁画を見つける。しかし七不思議通りの『6人』ではなく、5人しかいない壁画だった。
ひとまず壁画は置いておいて、その横にある扉を開ける。
扉の先はただの屋上だった。いつの間にかすっかり空は赤くなっている。遅くならない内に引き上げようと彦道が提案した時。
背後で扉の閉まる音がした。慌てて開けようにも、しっかりと鍵まで閉められてしまっている。
若留達はどうにか中に戻ろうと、屋上を探索する。
探索の途中、ボイラー室で若留が不用意にスイッチを触ってしまい、壊れたボイラーの騒音が鳴りだす。
止めるためには暗証番号が必要らしい。慌てる若留や千波とは反対に、彦道は冷静に10面ダイスを取り出し、振った。
そしてその出目を入力すると――あっさりと機械の騒音は止まる。
「運も実力のうちってやつだな」と涼しい顔の彦道に、「あんたのサイコロの方がよっぽど非科学的じゃないの」と突っ込む若留。
その後色々と探索をし、無事に非難口から校舎内に戻る事が出来た。
先程の場所まで戻ってくると、壁画がいつのまにか5人から6人に増えている。
はしゃいでいる若留に、扉を閉めた奴がまだいるかもしれないと警告する彦道。
だが時は既に遅かった。気体の吹き出すような音の後、鼻をつく匂いがする。急な吐き気と息苦しさに襲われ、若留達は倒れてしまう。
遠くなる意識の中、若留は誰かに見下ろされているのを感じ――そのまま気を失った。
176脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:46:08.37 ID:atpCchLv0
◆Chapter3・記憶 -Reminiscence-
雨が降り注ぐ中、小さな女の子が泣いていた。両親を呼びながら、膝を抱えて泣き続けている。
今にも消えてしまいそうな儚ささえ感じる少女の姿に、少年はどうすることもできない。
ただ、あの子の涙を止めたいがために、傘を投げだし、走り出す。

気が付くと、彦道は見知らぬ部屋にいた。
五感が戻ってきて、最初に感じたのは吐き気と異様な寒さ。頭も重く、息をするのもやっとだ。
それから自分の置かれた状況を確認し、絶句した。右足が結束バンドのような物で縛られ、配管に固定されている。
拘束具も配管も頑丈で、どんなに動かしても取れそうにない。
そこで、若留が近くにいない事にようやく気が付いた。一体どれ程の時間気を失っていたのか。若留は無事なのか。
とにかく何とかしてこの部屋から出なければならない。若留と出会った時の事を思い出して、彦道は逆に冷静さを取り戻す。
手の届く範囲で部屋内を探索し、時にはダイスと自分の強運に頼りながらも、なんとか拘束を解く事に成功する。

一方、若留の方も意識を取り戻す。見知らぬ部屋は荒れていて、窓には板が打ちつけられ、外の様子は分からない。
ガスの影響で体調も悪い。錯乱し、取り乱す若留。
両親が亡くなって一人ぼっちになった頃と同じくらいの不安感。ガスの後遺症もあってか、再度意識を失う。

夢の中。真っ暗な闇の中、若留は一人で泣いていた。
孤独と不安に押しつぶされて泣いていると、そこに光が差し込む。
誰かに名前を呼ばれる。この声は――

彦道の声で、若留は目を覚ました。
合流できた事でやっと若留は冷静さを取り戻し、部屋の探索を始める。
電子ロックで閉じられている扉を分解し、なんとか部屋を脱出した二人は、別の場所にいたらしい千波とも合流する。
窓の外を見ると、すっかり日が落ちてしまっていた。
彦道に指摘され、ここが旧校舎の二階だと気付く若留。見取り図を見ながら位置を確認している若留を後目に、彦道は階段へ向かう。
どうやらこんな目に会わせた人間に怒りを抱いているようだ。どんどん先に進んでいく。
隠し階段を上って再び四階へ行くと、例の壁画が再び5人になっていた。
パズルのように石版をスライドさせ、5人の人物像を6人に見えるように動かすと、壁画が動き出した。
古い校舎には似つかわしくない機械の仕掛けに、若留は呆気に取られる。
その扉の向こうから、聞き覚えのある声が聞こえ、若留は固まった。
呆然とする若留をかばうようにして、彦道が警戒心も顕に彼の名を呼ぶ。
「やっぱりお前だったんだな――須佐見」
そこにいたのは、冷たい目をした若留達のクラスメイトだった。
177脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:47:46.21 ID:atpCchLv0
◆Chapter4・真相 -Deep level-
「なんだ、気づいてたんだ。鍛冶野君も人が悪いな」
余裕のある笑みで機械扉から出てくる須佐見。対する彦道は冷静だ。
人影の正体には、意識を失う直前に気づいたのだと言う。須佐見は鬱陶しそうに彦道を睨みつける。
その様子を見た若留は、あの穏やかなクラスメイトがこんなに冷たい態度を取っている事がまだ信じられずにいた。
「須佐見君も七不思議の事調べに来たんでしょう?」
わずかな希望にすがって質問するが、あっけなく否定される。
『開かずの間』から入手したフクロウの駒は、ここのマスターキーだと言う須佐見。
これが欲しくて、最初から若留を利用していたのだ。もちろん、持病でこちらに越してきたというのも嘘だった。
これ以上ついて来られるのも面倒だと、再びあのガスを撒こうとする須佐見。が、彦道は瞬時にその意図を見抜き、須佐見を蹴り飛ばした。更に数回殴る。須佐見自身が「成分もよく分かっていない」らしいガスを撒いて、一歩間違えたら死んでいたかもしれない。
心の底から須佐見を友人だと思っていた若留にそんな仕打ちをした事を、彦道は怒っているのだ。
争いの最中、見覚えのある写真が若留の足元に落ちる。
「それに触るな!」
怒りを顕にする須佐見。写真に映る少女は、どことなく須佐見と似ている。妹だろうか。
「もしかして、この子のためにこんな事を?」
問いかけると、図星だったらしい。須佐見は黙ってしまった。
大切な人のために何かしたいという思いはよく分かる。だから、こんな事はもうやめよう、と諭す若留。

幼い頃、大切な人――両親を目の前にして、何も出来なかった過去を思い出す。
歪んだ車のドアの向こうで、血まみれの両親が若留に逃げるようにと叫んでいる。
何をしても開かない扉は幼い若留にはどうしようもなくて、助けを呼ぼうと遠くまで走って、その後爆発音を聞いた。
長い間その過去を引きずっていたが、祖父や彦道に救われて気づいた。
「誰かを助けるために、誰かを犠牲にするのは間違っている」
道具のように利用された事実は勿論覆せないが、それでも教室で楽しそうに話していた表情が全部嘘だったなんて認めない、と若留は強い口調で言い切る。
こんな自分を許すつもりなのかと嘲笑う須佐見に、若留は笑顔を浮かべる。
「私は須佐見君のした事を許さないよ。須佐見君…ううん、秀ノ介君。これからも、私達は対等な友達だよ。友達だから、本気で怒ってるんだよ」
若留のまっすぐな言葉に、須佐見は写真の人物と若留を重ね合わせたようだった。

喧嘩も収まったところで、若留は須佐見の目的を聞き出す。
乗りかかった船とばかりに、須佐見の目的を手伝うつもりのようだ。理由を聞かれ、「その方が面白そうだから」と笑顔で答える若留に、二人は呆気にとられるしかない。
かくして、この場にいる全員で壁画の奥の小部屋――エレベーターへと向かうのだった。

地下に向かうエレベーターの中で、ここに来た目的を話しはじめる須佐見。
祖父の書斎で見つけたノートに、この町や学園について書き記されていた。
人口や歴史、言い伝えの数々。伝説を元に、この地で幾度も行われた様々な実験について。
もしこのノートに書かれている事が事実ならば、大切な人を助けられるかもしれない。
その話を聞いたあたりで、エレベーターが止まる。扉が開き、異様な物が目に入る。
大きく書かれた「4」の文字。そして頑丈で重厚な鉄の扉。
扉の向こうから聞こえてくる、七不思議の『不気味な音』
扉にはパズルや暗号が3つ仕掛けられている。皆で知恵を寄せ合いながら、暗号を解いていく。
全ての仕掛けを解き、ようやく扉が開いた。
178脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:49:05.75 ID:atpCchLv0
中には怪しげな実験器具や機械類、書類が散乱していて、奥には「繭」と書かれた巨大な卵のような白い機械が鎮座している。
触れてみると、まだその機械は動いているようでわずかに熱を帯びており、奇妙な音を発している。
七不思議の『不気味な音』の正体は、この機械が発生源だったらしい。
須佐見が傍のレバーを動かしてみるが、全く反応はない。これが須佐見の探している物かどうかも良く分からないらしく、ひとまず一行は部屋を探索する事に。
振り向いて入口の方を見ると、壁の一角に赤い字で「たすけて」といくつも殴り書きされている。
その足元には随分古びた学生鞄が落ちていた。若留達の学校の鞄だ。
中には可愛い日記帳が入っている。序盤は入学したばかりの女生徒の前向きな日記になっているが、後半からはこの部屋に迷い込んでしまったという記述になっている。
最後には「もっとみんなと遊びたかった」「たすけて」と締めくくられている。
これが七不思議の『旧校舎の少女』の噂の元になった生徒なのだろう。

落ちている研究レポートは、研究員による日誌のような形で遺されている。
・『繭』はあらゆる病を治す可能性のある機械である
・初めての動物実験に黒猫を使おうとしたが機械の数値が不安定になり、実験が一時中止となった
・実験の被検体は「どこにでもいるし、どこにもいない」存在になって今も彷徨い続けている。
・上位次元というものがあるとするならば、その存在を知覚できるかもしれない。
その後、上層部と連絡がつかなくなり、計画は凍結。
「第四区画」と呼ばれるこの研究所が封印される事になったようだ。

探索を進めて、ついに若留達は『繭』を開けて中を覗く。
しかし中は空っぽ。『不気味な音』も止まり、『繭』は完全に停止していた。
どうやらこれは須佐見の探していた物では無かったらしい。
無駄足だったようで、がっかりする一行。そろそろ本格的に帰らなければならない頃合いだろう。
引き返そうとしたが、扉が完全に閉まっていて、出られなくなってしまっていた。

何を試してもビクともしない扉を前に、みんな疲労していた。だが、諦めるわけにはいかない。
若留は少女の日記の存在を思い出し、ページを捲った。
迷い込んだ女の子は、この部屋のどこにもいない。だったら、きっとどこかから抜け出したのだ。
よく耳を澄ませると、わずかに聞こえる水の音。そこで若留は思い出す。
図書室のじめじめした空気。蛇口をひねるときれいな水が出てきた事から、旧校舎の下には地下水が流れていて、この研究所はそこから水を引いているのではないかと推理する。
もしかしたら地下水路があって、そこから出られるかもしれない。
再び部屋をくまなく探索し、マンホールを見つける一行。地下水路へと抜け、暗く長い水路をひたすらに歩く。
出てきた先は、あの『開かずの間』だった。外へと飛び出し、朝日を浴びながら一行は脱力してその場に仰向けになる。
あの不思議な場所から、生きて脱出できた解放感を噛みしめながら。
179脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:54:51.98 ID:atpCchLv0
◆ED後
月曜日の放課後。掃除当番の若留は、「おじいちゃんにげんこつもらった」と千波にしょんぼりとしながら報告していた。
あの事件以来、彦道は須佐見をあだ名で呼び始め、須佐見の方も彦道を呼び捨てにしている。
少しずつではあるが、若留も含めた三人の関係はいい方向に変化しつつある。
しかし若留は、七不思議の噂についてどうしても納得できない点があった。
七不思議のほとんどが説明のつく物であったが、『旧校舎の少女』だけは行方が分からないままだ。
何故あんな場所に少女は迷い込んだのか。その後脱出できたのか。
「千波はどう思う?」
「わかんない。でもきっと、どこかで笑ってるんじゃないかな」
千波の言葉を受けながら教室の窓から外を眺めていると、廊下から声が聞こえてくる。ゴミ捨てに行っていた男子二人が帰って来たらしい。
若留は二人に駆け寄り、他愛も無い談笑をしながら帰り支度を始める。

教室を出る際、少しの間ぼんやりする若留。が、彦道に呼ばれ、すぐに我に返って後を追う。須佐見は若留に尋ねる。
「他に誰かいたのかい?」
「ううん、なにか忘れ物ないかと思って」
 教室には若留以外誰もいなかったはずだ。何か本当に忘れたような気がした、と言えば、案外抜けているところがあるからと二人にからかわれる。
 夕焼けの中、あの事件以来互いが大切な友人となった三人は、仲良く並んで帰路についたのだった。


【まとめ】
好奇心旺盛で機械の分解が大好きな少女・若留は、転入生の須佐見に聞いた情報を元に学園の七不思議の謎を追いかける

幼馴染の彦道と共に協力しながら旧校舎を探索するが、旧校舎に隠された研究室が目的だった須佐見に何度か妨害を受ける。
最終的には須佐見とも和解し、共に地下の研究室を探る。が、須佐見の目的の物では無かったらしく、無駄足に終わる。
そこで閉じ込められるというアクシデントはあったものの、なんとか無事に脱出して、三人は友情を深めたのだった。

もう一人女の子がいたって? 最初からこの三人しかいませんでしたよ?
嘘だと思うならバックログで会話を確認してみるといいよ
180脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:55:58.65 ID:atpCchLv0
以上で終わりです
研究所の謎については今回だけでは全貌は分かりません
現在シリーズは4つ出ていますが、恐らく次で全て明かされるかな?という感じです

普通の現代ミステリーかと思いきや、謎の組織や不思議な力が存在していたりして、全体的にだいぶオカルト寄り
ジュブナイルとか90年代の少女小説っぽい雰囲気が好きならオススメ
181ゲーム好き名無しさん:2014/06/27(金) 09:02:51.33 ID:gW2Quk5I0
182死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:35:41.15 ID:Gz2mPse40
ガラケーのゲームサイト『オセロ・超ゲー』で配信された、
推理小説家の有栖川有栖が監修したという触れ込みの本格推理ゲーム、
『死を映す悪魔』行きます。
キャラ名やその他色々細かい部分は覚えてないので適当に表記しますがご容赦を。

主人公の女子学生は、モデルのバイトでCM撮影のためにテレビ局に行き、
そこでヒヨコの着ぐるみを目の前にして困惑していた。
「プリンのCMということで、プリンの材料は卵だからヒヨコの着ぐるみを着てもらおう!」
という発想で、撮影スタッフの一人が着ぐるみを着てもらうと言ってきたのだ。
正直言って、着ぐるみなんて着てCMで撮影されたりなんかしたくない主人公だったが、
バイトとはいえ仕事なので断れず、控え室に入り着ぐるみを着ることにした主人公。

着ぐるみを着終わって、これはこれで可愛いかな、なんてのんきに考えていると、
いきなり撮影現場からガシャーンと重いものが落ちる音が聞こえ、
次に撮影スタッフたちの悲鳴や怒声が聞こえてきた。
何事かと思い主人公が撮影現場へ行くと、女性スタッフが倒れていた。
そしてその側には天井に据え付けられている大きなライトが落ちていた。
どうやら、ライトが落ちてきて女性スタッフの頭に直撃したらしい。
女性スタッフはピクリとも動かず、既に死んでいるようだった。

主人公が人の死を目の前にして呆然としていたが、近くから聞こえた怒声で我に返った。
死んだ女性スタッフの夫でもある男性スタッフが、プロデューサーを怒鳴りつけていたのだ。
どうやら、プロデューサーが女性スタッフの死体を小型のビデオカメラで撮影していた事に
男性スタッフが怒っているようだ。
プロデューサーは最初は「警察が捜査する役に立つように撮影した」と言い訳をしていたが、
男性スタッフがさらに問い詰めると「マスコミとかに高く売れそうだから」と本音を言った。
「撮影したデータをすぐに消せ!分かったな!」と男性スタッフが怒鳴ると、
プロデューサーは怯えながら承諾し、逃げるように控え室へ去っていった。

そのうち警察が到着した。刑事は主人公を目にすると
「なんだねその格好は、ふざけてるのかね」と言ってくる。
主人公は着ぐるみを着たままだった事に気づき、慌てて控え室へ入り着替えた。
それから警察の捜査に協力したのだが、
その時に、例のビデオカメラから動画の入ったSDカードが抜かれていた事を知らされる。
そして、そのビデオカメラは控え室に置かれていたので
控え室に入った主人公にもカードを抜く事が可能だったという事で嫌疑をかけられてしまう。
主人公は身体検査を受けてSDカードなんて持っていない事を証明したが、
カードを抜き取る事が出来た他の人も全員SDカードを持っておらず、
SDカードを盗んだ疑いを完全に払拭できないまま帰宅した。
183死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:36:23.07 ID:Gz2mPse40
数日後、学校の授業が終わって帰宅しようとすると、
校門で刑事に声をかけられ、署まで来て欲しいと言われた。
事件で最初に会った時に、殺人現場で着ぐるみを着ていたとはいえ
頭ごなしに怒ってきた刑事に対して苦手意識を持つ主人公だったが
捜査に協力しないわけにはいかないと考え、同行することにした。

警察署の視聴覚室のような所に連れて来られて、
「ネット上にアップロードされた、とある動画が、
例のビデオカメラのデータを加工して作られたものらしいんだ。とりあえず見てくれ」
と刑事が言い、動画を再生した。

動画の冒頭に、『死の動画その1』というタイトルが出てきた。
そして次に、あのスタジオの天井に備え付けられている大きなライトが
レンチによって緩められていき天井の装置から完全に外される様子が映されていた。
レンチを持つ手は画面の外で見えない。
そこから、いきなり女性スタッフが頭から血を流して倒れている画面に切り替わった。
この部分が、例のSDカード内の動画から流用した部分なのだろう。
そして最後に「これで終わりではないぞ、覚悟しろ」という脅しめいた文章が出てきた。

再生を終えた刑事が「君がこの動画をアップロードしたんじゃないだろうね?」
と聞いてきたので、全力で首を横に振る主人公。
その後刑事は動画の心当たりを聞いてきたので、覚えはまったくないと答える主人公。
ちなみにネットにアップロードされた動画は、既に警察の要請に応じて消されたらしい。

警察から家に帰った後、主人公はこの事を兄に相談した。
兄は、それまでに主人公が得た情報を元に推理するのだが、
その時に主人公を容疑者の一人として考えた上で推理するので主人公が怒ると
「いや、真理というのは客観的に考えなければ分からないんだ」
と言うので、「これだから理系の兄は」と内心で毒付く主人公。
184死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:36:54.71 ID:Gz2mPse40
数日後、授業を終えて学校から出た主人公は、また刑事に署までの同行を求められた。
その時一緒にいた友達が、家まで早く帰りたいからパトカーに一緒に乗せて欲しいと求める。
刑事は渋ったが、捜査を協力してもらうためだと思ったのか許可し、主人公と友達を車に乗せる。
そして署に向かう途中、刑事は署から電話を受けた。
その電話の内容は『死の動画その2』がネットにアップロードされたというもの。
電話を終えた刑事は車を停車させると、ノートパソコンを使ってその動画を見る事にした。
主人公と友達も刑事に許可をもらい、一緒にその動画を見る。

その動画は、冒頭に『死の動画その2』と表示された後、
部屋の真ん中に水が入った大きな水槽が映し出されていた。
そこにいきなり、手足を縛られた人が投げ落とされた。
主人公はその人の顔を見て、あのプロデューサーだと気づく。
プロデューサーはしばらく窒息の苦しみでもがいていたが、
そのうち完全に溺れ、ぐったりとして動かなくった所で動画は終わった。

主人公はプロデューサーの住むマンションを知っていたので、
刑事にその場所を教えると、刑事は急いで車を向かわせた。
家へ到着し管理人に鍵を開けるように求め、部屋へと踏み込んだ刑事と主人公と友達。
部屋に入ると、目をカッと見開いたプロデューサーが水槽の中に漂っているを発見する。
プロデューサーと目が合ってしまい動揺しつつも助けようと近づこうとする主人公だが、
刑事がそれを止めた。早く助けなければと焦る主人公に刑事は言う。
「もう手遅れだ。彼の顔や体に模様が出てるだろう?
これは死斑といって、死後数時間経つと出る模様なんだ。
どうやらあの動画は随分前に撮影されたものらしい」
その後警察の鑑識等も来て捜査が始まり、主人公と友達は警察の事情聴取に応じた。

数日後、第一の事件の被害者の女性スタッフの夫である男性スタッフが主人公の家を訪れた。
妻の敵を討つべく、独自に調査をしているらしい。
男性スタッフが今までに得た情報をまとめたノートを見せると、
主人公の兄はそのノートを映させて欲しいと頼み、
男性スタッフはそれが真相を知る助けになるのならと同意した。
男性スタッフの書いたノートには事件関係者のアリバイや近況などが詳しく書かれていた。

さらに数日後、主人公が学校へ行くと、友達が登校していない事に気づく。
携帯に友達からのメールがあった。
「気がついた事があるから、もう一度あの場所へ行ってみる。
もしかしたら犯人がわかるかも!もし犯人が分かったら、今度食事をおごってね!」
という内容。

学校が終わってから友達からメールが無いか確認するが、メールは来ていなかった。
友達はどうしてるんだろうと思いながら帰宅すると、兄が血相を変えて話しかけてきた。
「ネットに『死の動画その3』が上がってるぞ!」
早速その動画を見てみると、人が倒れているだけの動画だった。
だがそれを見た主人公は、倒れている人が友達だと気づいてしまう。
この動画の場所はどこなのだろうかと考え、
友達のメールの「あの場所をもう一度調べてみる」という部分から、
友達と事件の唯一の接点の場所である、プロデューサーのマンション付近だと推測する。
主人公は警察にその事を伝えると、自分も兄の運転するバイクに二人乗りしてそこへ向かった。
185死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:37:34.74 ID:Gz2mPse40
必死になって探していると、パトカーが付近の公園に何台も止まっているのを見つけ、
主人公も公園に入ろうとするが、あの刑事がそれを止めた。
「もうあの子は死んでいた。それに既に警察によって遺体は運ばれた。もうここにはいない」

主人公はショックを受け帰宅後も呆然としたままで、なかなか寝付けなかった。
「何人も人を殺してそれを動画にしてネットに上げるなんて、犯人は『死を映す悪魔』だ!
あなたは誰なの?私は絶対に許さない!」

翌日、起床した主人公は兄にこう提案した。
「お兄ちゃん、友達は犯人や証拠に気づいたせいで殺されたんだと思う。
友達が事件の真相にたどり着けたなら私もたどり着けるはず!だから今日一日探偵をしてみたいの。
お兄ちゃんと手伝って、お願い!」
兄は「どうせ断っても一人でやるんだろう?付き合うよ。
だが危険な事はするなよ、何か分かったらすぐに俺に教えるんだぞ!」と言って承諾する。
2人はバイクに二人乗りして、3つの事件の現場に行ったり関係者へ事情聴取したり、
例のノートを読み返したりといった捜査を行った。

そして全ての捜査を終えた主人公は頭の中で考えをまとめると、兄にこう言った。
「分かったわ、全ての謎が!私に推理の天使が舞い降りてきたの!」
「お前は何を言っているんだ…」
「とにかく!犯人が分かったの!犯人は…」

ここでいったん場面が変わり、どこか分からない場所で主人公はプレイヤーに向かって
「さて、犯人は誰でしょうか?」と聞いてくる。
どうやらゲーム本編と切り離されたメタ空間なようだ。
ここで実際にプレイヤーは、犯人が誰かを選択肢の中から選ぶ事ができる。
いわゆる「名探偵諸君、ここまでの情報で真犯人や事件の真相は推理可能だ、さあ当ててみたまえ」
という、いわゆる『読者への挑戦状』なのだろう。
どの選択肢を選んでも「さて、合っているでしょうか?では続きを読んでみましょう」
と言って次へ進ませてくれるので、ここで詰まる心配は無い。

元のゲーム内に戻り、主人公と兄が乗ったバイクが犯人の元へと向かう。
そして犯人の居場所へ向かう道の最後の曲がり角を曲がろうとした時、
いきなりバイクが転倒し主人公と兄は道路へ投げ出された。
曲がり角に油が撒かれていたのだ。兄の運転技術のおかげで軽い怪我で済んだが、
場合によっては死んでいたかもしれない。

バイクが転倒した音を聞きつけて周囲の人々が見に来たのを見て、
主人公はその中の一人を指差して叫んだ。
「私たちを事故死させて、『死の動画その4』を撮影しようとしたのね!」
指差された女性は、プロデューサーとCM関係の仕事をしている女性の会社員。
主人公は、彼女が犯人だと言うのだ。犯人と呼ばれた女性はこう言った。
「いえ、近くで事故が起きたから見に来ただけよ。
どうしても私が犯人だというのなら、詳しい話は私の会社の事務所で聞こうかしら?」
犯人の誘いに乗る事を兄はためらっていたが、主人公は
「もうこの人は私たちに危害を加えるつもりは無いみたい、ついていこうよ」
と、誘いに乗る事にした。
186死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:38:26.23 ID:Gz2mPse40
事務所に着くと犯人は「私が犯人だという推理、聞かせてもらおうかしら」
と言ってくるので主人公は最初に『死の動画その2』で映されたプロデューサーの殺人動画の中で
犯人が犯したミスについて話す事にした。

「死の動画ではプロデューサーの顔が撮影したカメラの方を向いていたから顔が見えました。
そして私が刑事さんと一緒に部屋に踏み込んだ時は入ってすぐにプロデューサーの顔と目が合った、
つまり顔が入り口側に向いていました。
でも先ほど事件現場を調べている刑事さんに、
死の動画の撮影は入り口とは反対側の部屋の奥から撮影されていると教えてもらいました。
となると、撮影時には部屋の奥の方に頭が向いていたはずで、
もし死体がそのままなら私たちが駆けつけた時に
部屋に入ってすぐ見えるのは足元であって、顔が見えるはずがないんです。
あの水槽は人が入る程には大きいですが、
沈めた死体が勝手に回転して向きが変わるほどの幅はありません。
つまり、あの動画が撮影された後、死体が発見されるまでの間に
死体の向きが犯人によって入れ替えられていたんです!」

「私がなぜ、そんな事をしたというのかしら?」
「それはプロデューサーを二度殺したからです。
手足を縛って一旦突き落として溺れさせてその動画を撮影してから、人工呼吸などで息を吹き返させ、
それからもう一度水槽に入れて今度はホースで水を流し時間をかけて殺したんです」
「なぜ私はそんな残酷な殺し方をしたというの?」
「それはアリバイ作りのためです。ただ普通に水槽に入った死体が発見されただけでは、
ホースを使って時間をかけて殺す事で、死亡時刻に他の人と一緒にいたというアリバイを作ったという
アリバイ工作を見抜かれる可能性があります。
そこで直接突き落とした動画を死の動画としてネットに上げた上で蘇生させて改めて殺す事で
動画の通りに直接突き飛ばしてそのまま殺したと思わせて死亡時刻に犯人がそこにいたと思わせて、
ホースによる時間差殺人をカモフラージュしようとしたんです!」

「それは分かったわ。でも、それでなぜ私が犯人になるの?」
「まず、あなたのアリバイは、死亡時刻にはアリバイがあり、その少し前より以前はない。
つまり犯人のアリバイ工作に合致します。
それと、あなたは『死の動画その1』の犠牲者の女性スタッフの葬式の時に話をした時、
女性スタッフと一緒に勉強して色々資格を取ったといってましたが、
その時に挙げた資格の中にダイバーの資格もありましたね。
ダイバーの資格を持つなら、溺れた人を人工呼吸等で蘇生させるための技術も持っているはずです。
それになにより、先ほど私が事情聴取に来た時に
「プロデューサーの死体の死斑が出た顔を忘れられない」と言いましたよね?
でもそれは変なんです。死の動画では、溺れたばかりなので死斑は出ていませんでした。
そして刑事さんと私たちが部屋に踏み込んだ時には死斑は出てましたが、
その後死体はすぐに警察によって運ばれたんです。
だから、死斑の出た死体を目にする事が出来るのは、
警察の人と部屋に踏み込んだ私と友達、それ以外には犯人しかいないんです!」
187死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:39:00.35 ID:Gz2mPse40
そこまで言うと、犯人は諦めて自白し、事件の全貌を語った。
動機は、横領の発覚を恐れての口封じ。
犯人とプロデューサーは以前から、CMの製作を実在しない会社に委託した事にして製作料を水増しさせ
今までに数億円もの金を横領していたのだが、それが発覚しそうになっていた。
そこで、共犯のプロデューサーを殺してしまえば彼一人に全ての罪を被せられると思ったのだ。

『死の動画その1』の女性スタッフが死んだ事件は、本当はただの事故で、犯人は関与していないが、
プロデューサーがその現場をビデオカメラで撮影してその動画データを持ち出したと聞いて、
その動画を故意の殺人と見せかけた上でネットに投稿してからプロデューサー殺しもネットに投稿する事で、
死の動画をネットに投稿する理由を自己顕示欲と見せかける事で
アリバイ工作をカモフラージュする事を思いついたのだ。
つまり、プロデューサーは自分勝手な行動のために、自分を殺すお膳立てをしてしまったわけだ。
(ちなみに身体検査をしても見つからなかった動画データの入ったSDカードは、
あの着ぐるみの中に隠して持ち出されたらしい。
事件の犯人を断定するための決定的証拠を探してたわけではないので、その程度の細工で持ち出せたのだろう)

そして『死の動画その3』の友達殺しは、友達が事件の真相に気づきそうだから殺したという。
マンションの付近を調査していた友達は犯人と会い、
犯人に自分の推理を話してしまったために、
そのうち自分が犯人だと気づかれると思い慌てて殺してしまい、
今までに作り上げた、自己顕示欲が強いという犯人像を崩さないために
『死の動画その3』をネットに投稿したのだ。

犯人が全てを話し終わったと同時に、主人公は体から力が抜けていくのを感じた。
先ほどのバイク事故のダメージは予想外に強かったらしい。
兄が慌てて呼ぶ声を聞きながら主人公は気を失った。

夢の中で主人公が光に向かって進んでいくと、そこに友達がいた。
「約束どおり今度食事をおごってね!」と言ってくる友達。
こんな事になってもそんな事を言うなんて、友達らしいなあ、と思っていると目が覚めた。

目が覚めると、兄が涙ぐみながら側に座っていた。
私を心配して泣いているのかと主人公がからかうと、
傷口が染みただけだと照れ隠しをする兄だった。

こうして『最初の』事件は解決した?『最初の』とはどういう事かって?
そう、数ヵ月後、主人公とその兄はさらなる事件に巻き込まれるのだった…

END


以上です。この推理ゲームは実際の推理小説のように、
『読者への挑戦状』より前の部分を読み込めば犯人が誰か絞り込めるようになっています。
このゲームが公開されてから少しの間は、自分の推理をサイトに投稿する事で
賞品を貰えたそうです。
ちなみに続編がありそうな終わり方ですが、2008年に作られたこのゲームの続編は、
2014年4月時点でもまだ作られていません。
188ゲーム好き名無しさん:2014/06/28(土) 19:01:18.71 ID:kg0Cb9XIO
乙です
189ゲーム好き名無しさん:2014/06/28(土) 21:31:05.87 ID:lmeIeG9p0
どなたかペルソナ4 マヨナカアリーナ家庭版 お願いします
190ゲーム好き名無しさん:2014/06/28(土) 22:14:09.41 ID:7BTyTZCM0
未解決一欄にあるフリーゲームの「霧雨が降る森」予約します。
191ゲーム好き名無しさん:2014/07/01(火) 21:29:40.34 ID:2n0x1Zl20
●このスレの>>190までをWikiに収録
・以下を追加
PS2「ジェネレーションオブカオス3」
3DS「脱出アドベンチャー 旧校舎の少女」
携帯「死を映す悪魔」

・以下を追記
3DS「タイムトラベラーズ」

●未解決一覧
・以下を消去
PS2「ジェネレーションオブカオス3」
3DS「脱出アドベンチャー 旧校舎の少女」

・以下を追加
連絡用掲示板から
PS2「許嫁」
PS「どきどきポヤッチオ」
DS「二ノ国 漆黒の魔導士」
PS3「二ノ国 白き聖灰の女王」

●執筆予告
・以下を追加
【7月】「霧雨が降る森」
192四次元の恋人:2014/07/02(水) 18:24:36.66 ID:iUgJHjB70
●四次元の恋人
フリーゲーム。上から見下ろしの探索型。フロアは全部で6つしかなく、ストーリーそのものは短い。
最初の彼女の立ち絵イラスト以外、任天堂のマザーの絵に似ている。


黒い長髪の和服姿の彼女。
彼女は主人公の男を、昔から愛している、だから知って欲しいと言う。
彼女の頭が二つに割れ、中から灰色の宇宙人のような人物が現れる。
愛しているから触れてほしい、自分の中に潜って欲しいと言う。
すると今度は灰色の宇宙人が二つに割れ、中から赤くトゲトゲした化け物が出てくる。
彼女は、この醜い存在を消さなければ一つになれないと、主人公にそれを消す様に頼む。

彼女の中に取り込まれる主人公。
彼女の中の世界は、全体的にジメっとしてキノコが生えている。
普通の家とキノコの家がある。どちらも鍵がかかって入れない。
中には和服の彼女、私服の彼女、フードを着こんだ彼女、頭だけの彼女、花のように生えた彼女。
他にもセーブできるキノコ、黄色いトカゲや、太陽のような顔、紫色の四角などがいる。
彼女たちとの会話でカードを手に入れる。カードは全部で七種類。
「賛成」「拒絶」「アイツさえ、いなければ」「花」「鍵」「浄化」「愛」。
彼女達の言葉にカードを使用して返答し、進めて行く。

和服の彼女は、このジメジメした世界を、赤い化け物が来る前の蝶や花の世界に戻したい。
私服の彼女から、この世界の人物は分裂と融合を繰り返しバランスを保っていたと聞く。赤い化け物を排除したい。
フードの彼女から、私達を導いてほしいと「賛成」と「拒絶」のカードを貰える。

花の彼女から、私を愛しているか問われる。「賛成」のカードを使うともっと奥まで見てほしいと「鍵」のカードを貰える。
逆に花の彼女を「拒絶」すると燃え上がる、そしてトカゲのような者達が次々に現れ昔話を聞ける。
父は科学者で転送装置の実験をしていた。実験は失敗し四次元が生まれ、彼女は巻き込まれた。
醜い姿となった彼女を父も母も拒絶した、化け物めとナイフで襲いかかり、切り刻んで燃えるゴミの日に捨てた。
あなたも私を捨てないで、一人ぼっちは嫌。そうなるぐらいならと、赤い化け物が現れる。
炎が燃え広がり、主人公に襲い掛かり、そのままゲームオーバー。

「鍵」のカードでキノコの家を開くと、でっかい彼女の頭がある。
彼女はネガティブでどんなカードを使用しても、悪い風にしかとらえない。ちなみに彼女こそ主人格である。

和服の彼女に「アイツさえ、いなければ」のカードを使用すると「浄化」のカードを貰える。
普通の家に「鍵」のカードで入ると、中には彼女の死体がある。窓を調べると、赤い化け物が隠れており、逃げて行く。
追いかけると、和服の彼女を襲っている。「浄化」のカードを使用すると化け物が苦しみながら消える。
すると和服の彼女は「醜い物が全て消えれば、世界は美しくなる」と理解し、キノコの家に行き、主人格の彼女を殺す。
世界は花と蝶で溢れ、そして主人公の男は一生一緒にいるために、手足を切り落とされてゲームオーバー。
193四次元の恋人:2014/07/02(水) 18:26:51.12 ID:iUgJHjB70
「鍵」のカードを和服か私服か花の彼女に使用する。すると彼女の内面の黒い世界へと入っていける。
愛するあなたと一緒にいたい、でも父や母のように捨てられるかもしれない。
ならばいっそ殺して、永遠に一緒にいよう。そう言って三人の彼女が主人公を取り囲む。
ここで「浄化」のカードを使用すると、苦しみながら三人の彼女は消滅する。
そこにフードの彼女が現れる。自分はやはり消えるしかなかった、自分の最後に付き合ってくれてありがとうと言った。
主人公は外の世界へと出される。しかし彼女は消滅する。ゲームオーバー。

彼女の黒い世界へと入り、主人公を殺して一生一緒にいようと言う、それを「賛成」する。
すると彼女たちは赤い化け物へと姿を変え、愛してるわと主人公に襲い掛かる。そこにフードの彼女が現れ助けてくれる。

フードの私は、皆、私の心だと言う。家族に捨てられた私はあなたにすがるしかなかった。
でもそれではいけない自立の心が必要。愛されるには愛する事を覚えないとならない。
彼女はバラバラになった私達を一つにしなければならないと言う。すると主人公は「愛」のカードを手に入れる。
普通の家へと行き、「鍵」で中に入り、彼女の姿態に話しかける。
赤い化け物は全てを消して、自分だけの世界を作ろうとしていると言われる。
窓を調べると赤い化け物がいて、逃げ出していく。追いかけると和服の彼女を襲っていた。
「愛」のカードを使用すると、さらに逃げて行く。そこら中に花のつぼみが生えて、蝶が飛んでいる。
赤い化け物を追いかけて話しかける。化物は「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝りさらに去って行く。
また追いかけて話しかける。
「こんなことをするつもりじゃなかった、私はただ寂しかっただけ」
化け物も彼女の一部であり、それなのに私達からも拒絶された。
世界が変わったのも、こんな姿になったのも自分のせいじゃないのに、どうして全部、私のせいにするの?
だったらいっそ本当の化け物になろうと思った。でもますますみじめになるだけだった。
「ごめんなさい、私を許して、私を……ああああ」
そこに和服の彼女、さらに私服の彼女が現れる。彼女達は化け物に謝る。
彼女もまた自分の一部である事を思い出したと言う。花や蝶がまたさらに増える。

黒い画面になる。そこにフードの彼女がいた。
「私たちは、人間の心を、取り戻す事が出来たのよ」
「もう大丈夫。たとえ、この世界がどんな場所でも。私が何者であっても。生きていける」
「大切な事を、思い出す事ができたから。あなたももう、知っているはず」
「この世界で一番大事なもの。私達は、時々……忘れてしまうけれど、忘れてしまった人がいたら教えてあげて」
「何度でも、思い出す事ができるはずだから」

THE END

この終わりの画面を歩き回れる、彼女の中の彼女達がすべて集まっており話しかけられる。
話しかけるとどんどん人が増えて行き、最後辺り出てくる人に話しかけると、主人公も彼女の一部である事を教えられる。
主人格が世の中に絶望し、引き籠ってしまい、それぞれの性格が一個の人格として役割を演じるようになった。
つまり主人公は彼女の別人格であり、脳内彼氏であった。希望は得たから、また一人の彼女に戻れるだろう。
194ゲーム好き名無しさん:2014/07/02(水) 18:29:08.35 ID:iUgJHjB70
結論を言えば、多重人格の精神を病んだ娘が自分を好きになるための自問自答の物語
転送実験の事故は、本当か作り話だったのかはわからない
195ゲーム好き名無しさん:2014/07/10(木) 14:31:02.41 ID:3awG/bkX0
過疎ってんなー
未解決にあるPS2の「ザ・フィアー(the FEAR)」予約するよ
今月中には投下できる
196ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 14:27:40.02 ID:Z3nmHIOO0
それじゃ未解決にあるPS2の実写ホラーゲーム『the FEAR』いくよ
登場人物のうち出演者の5人は本人役として出演しているため演じる女優も同名です

カメラマン…………本名不詳。ゲームの主人公で常にカメラを構えている。
福井裕佳梨…………出演者。生まれながらに霊感が強い女の子。
野村恵理……………出演者。明るく活発。英語・ロシア語を解するため館内の本を訳してくれる。
金田美香……………出演者。なぜか常にセーラー服。
上原まゆみ…………出演者。常に美香にくっついている。よくインスタントカメラで写真を撮っている。
加藤夏希……………出演者。熱心なクリスチャン。
奥山秀明……………プロデューサー。途中で姿を消す。
松村たかし…………ディレクター。すぐに死体となって発見される。
岡本彩………………アシスタント・ディレクター。この人もわりとすぐに死体となって発見される。
三輪キリナ…………スタイリスト兼ヘアメイク。この人の死体を確認するかで話は分岐する。
丹一成………………サウンドマン。出演者とカメラマンを除けば最後まで生き残っている。
加納涼子……………出演者のマネージャー。何か隠しているような感じ。
樋口日出男…………美術担当。スキンヘッドのオカマ。かつて館にいたロシア大使ヒグチンスキーとの関係は不明。
老人…………………通常ルート終盤に登場するホームレス。

(序文)
関東地方にあるT県G郡の山奥に建つ洋館。
まわりには民家なども無く、何故この寂しい場所に建てられたのかは全くの謎。
建てられた時代は日露戦争前だとも更に昔のものとも言われているが、実は昭和後期のものともいわれている。
当然持ち主などは不明だが、この洋館が建っている山自体はD村が所有しているためロケ現場としての申し込みは役場で容易に可能である。
一時期は地元の心霊スポットとしても話題にはなったが、そのブームも去り今では誰も訪れることは無い。
ただし、日露戦争前に建てられたという噂が事実ならばこの洋館自体はロシアの公館として建てられたという話も真実かもしれない。
しかし過去そういったことを詳しく調べようとする者もおらず、全ては謎のままである。


バスの中で気分を悪くしていた裕佳梨は、館に足を踏み入れるなり何か恐ろしい物を見たかのように叫絶して倒れてしまった。
そんな裕佳梨を二階の寝室で休ませてホールに集まった僕らに、奥山さんはこの館で昔あった事件を話して聞かせた。
「この館は日露戦争前にロシアの公館として建てられたが、殺人事件が起き七人が死んだ。犠牲者の遺体はどれも、獰猛な獣かバケモ
ノにでも襲われたみたいで見る影もなかったという。そして犯人であるロシア大使自身も、死体で見つかった。といっても、見つかっ
たのは死体の一部だけで本当は死んでなかったという噂もある。その後この館は公爵夫妻やGHQと持ち主が色々変わったけども、
その度に忌わしい事件が起きてついには手放されたというわけだ」
「忌わしい事件って、どんな?」
「話によるとね、おぞましい姿をした地に飢えた異形のもの……ま、とにかく。そんないわく付きのこの館で、君達のような女の子た
ちが一晩過ごすと何が起こるか、というのが今回の主旨。何が起こるかは、僕もわかりません。ということで皆さん、よろしくお願いします!」
そこで一旦解散し、出演者の女の子たちはキリナさんとともにメイクのため二階の遊戯室に行った。

僕と丹さんが応接間で撮影の準備をしていると、松村さんがやってきた。
「監視カメラを設置して、リアルな恐怖の表情をあますことなく拾っちゃおうって企画なのよ〜!」
僕たちは、監視カメラを二階の遊戯室に設置することにした。
197ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 14:28:32.54 ID:Z3nmHIOO0
準備を終えた出演者の女の子を一通りカメラに収めた僕は、二階の裕佳梨のところにも行ってみた。
すると奇妙なことに、眠っているはずの裕佳梨をさしおいて後ろから本人の声が聞こえてきた。
慌てて振り向くと、そこには白く発光するもう一人の裕佳梨の姿があった。
「肉体の声じゃなくて、心の声で直接話しかけてるの。この屋敷、何か邪悪な力に覆われている。屋敷に着いた途端、それがわかったの。
いえ、見えたの。惨たらしく、人が殺されていく映像。過去のことかもしれないけど、これから起きる未来のことかもしれない。実は
私、未来に起きることを知る力も持っているのよ。でも、今私が動けないのはその能力とは関係ない。たぶん、邪悪な力のせいだと思う。
カメラさん、お願い。これからこの屋敷で起きようとしている恐ろしいことを、カメラさんの力で食い止めてほしいの。私の持ってい
る能力、予知夢をあなたのカメラのファインダーに写すから」
やがて発光する裕佳梨が消えて僕が呆然としているところに、一階から大きな物音がした。

部屋を出て一階に向かうと、今度は応接間から夏希と恵理の悲鳴が聞こえた。
「奥山さんが!奥山さんが死んじゃった!」
「今、二人で窓の外を眺めてたら……すごい音がして、血だらけの奥山さんが……」
窓の外にはなにもいなかったけど、酷い異臭がした。どうやら夏希と恵理は異様な怪物も見たらしい。
けどそれを確かめるために外に出ようとしたところで、大音響と共に屋敷の全ての窓と玄関が閉鎖されてしまった。
「まさか……閉じ込められた?」
「みんな……手分けして探してみましょうよ!」
出口を探していると、応接室の涼子さんが遊戯室のモニターを見ていた。
なんとそこに映っていたのは、ビリヤード台の影に蠢く得体の知れないものの姿とそれに気付かないキリナさん達だった。

すぐに僕が二階の遊戯室に向かうと、部屋には異臭が放たれキリナさんとまゆみと美香が倒れていた。
「何か変な音がすると思って振り返ったら、化け物みたいなのが襲ってきたの!」
「寝室は?!寝室の裕佳梨ちゃんは?!」
三人を彩さんに任せて裕佳梨の寝室に向かうと、そこには怯えてベッドの影に隠れる裕佳梨の姿があった。
「化け物!化け物よ!私、寝てるふりしてたの!化け物の息が私の首筋にかかったときは、もう駄目かと思った……」
どうやら裕佳梨の本体に危険が迫ると、カメラに憑依した力は使えなくなるらしい。
「裕佳梨ちゃんは僕が守るよ。こんなタチの悪い悪戯は……」
「これは悪戯なんかじゃないわ。死ぬのは奥山さんだけじゃないわ。他にも、もっと……とても恐しいことが起こるわ」
僕は部屋に鍵をかけて僕以外の人間を入れないよう裕佳梨に言い含めてから、寝室を出た。

寝室を出るとなぜかそれまでは行けなかった二階の奥に行けるようになっており、そこにあったもう一つの寝室で音楽室の鍵を見つけ
て一階に戻るとなぜか誰もいないはずの音楽室からトランペットの音が聴こえてきた。
そこで鍵を開けてみんなで音楽室に入ると、廃れきったその部屋の壁に血だらけの松村さんが血文字とともに磔になっていた。
『救済を得るために、罪を科すべし』
「まさかとは思うけど、以前ここであった事件と何か関係があるのかも……」
「これは、黙示録をなぞっているんだと思うの……ヨハネの黙示録。『私は、神の御前に立つ七人の天使を見た』。プロデューサーの死は、
第一の天使の行。ディレクターが磔にされているのは、第二の天使の行。もしかすると、犯人は過去の惨劇と黙示録に準えて七人の連
続殺人を計画しているのかもしれない」
夏希は二つの殺人の状況と黙示録について、解説してくれた。
「こんなことになってたなんて……ずっと隣の部屋にいたのに」
「この音楽室って、ずっと鍵がかかって入れなかったんですよね」
「人間にはね……ねえ、これどこかの部屋の鍵みたい」
皆がとりあえず音楽室を出て食堂に入ると、いきなり館全体が不気味な音とともに大きく揺れた。
しかし揺れが治まった後に応接室のモニターで二階を確認すると、なぜか遊戯室には誰もいなかった。.
198ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 14:29:54.86 ID:Z3nmHIOO0
応接室を出ると、キリナさんが階段を駆け下りてきた。
「また、また化け物が!それを、ADの彩ちゃんが一人で化け物にとびかかって……」
僕が二階に上がり先程の鍵を開けて図書室に入ると、美香はそこに隠れていた。
「遊戯室を出たら、化け物が襲ってきたの!ADさんが助けてくれてその隙に逃げたんだけど、すぐに化け物が追ってきてここに隠れてたの」
さらにもう一つの寝室に隠れていたまゆみも連れて彩さんを探していると、バスルームから大きな水音がした。
果たして慎重に入ったそこの浴槽の中にあったのは、彩さんのものと思われる下半身だけの体だった。
「じゃあADさん、私達を助けようとして……?ADさんごめんなさい、私達の代わりに……!」

僕らがとりあえず一階に戻ろうとすると、樋口さんが慌てて階段を駈け上がってきた。
「ディレクターさんの死体が無くなってるのよ」
音楽室に入ってみると、確かに松村さんの死体は消えていた。
大騒ぎの中さらに二階で見た彩さんの下半身のことを皆に伝えると、いつも冷静な涼子さんがなぜか取り乱し始めた。
「そ、そんなはずない!そんなはずない!見てくる!」
慌てて出ていった樋口さんと涼子さんに残された僕たちは、とりあえず音楽室を出た。
「ねえ……私、ティーバッグ持ってきたの。みんな、紅茶飲むでしょ?」
キリナさんと夏希が台所・丹さんが応接室に行く中、他の出演者は食堂に行き僕はまた二階を調べに向かった。

彩さんの下半身についていたバッグの中にあった鍵で一階のクロークに入ると、そこで何やら楽譜を見つけた。
そこでその楽譜を弾けるというキリナさんに音楽室のピアノで弾いてもらうと、ピアノの中から月の形のプレートが落ちてきた。
「そうか、こういう仕掛けだったんだ……」
キリナさんを台所に帰してそれを食堂にある太陽のプレートを持った像の片手に嵌めてみると、地下への隠し通路が開いた。
そこを下りている時にまたあの不気味な大震動が来たけど、肝心の地下室はなんらかの研究施設とみられるくらいで収穫は無かった。
しかし地下室の通路から出てきた途端、悲鳴とともに台所にいたはずの夏希が応接室に駆け込んでいた。
夏希は血塗れになっていたけどショックのためか何も言わず、仕方なく僕が様子を見に行くことになった。

(ここで台所に行ってキリナの死体を確認するか否かで終盤の展開が変わる。以下は確認した場合)
「キリナさんが死んでた。死体の上に、翼を広げた鷲の絵の描かれた旗が被さっていたんだ」
「また黙示録よ……!第四の天使……一羽の鷲が空中を飛び……」
発狂したように黙示録を唱える夏希を丹さんに任せ、僕はまた調査に向かった。
(キリナの死の部分はここまで。台所に行かず二階の浴室に直行すれば分岐フラグ)

二階を調べていると、浴室から怒る涼子さんが樋口さんと話す声が聞こえてきた。
「一体どうなってるの!?話違うじゃない!」
「いや、おかしいですよね……こんなんじゃなかったですよね……?」
「やられたのよ。何をしようとしてるかわからないけど、一杯喰わされたのよ」
驚いたことに、浴室に入ってみると浴槽から下半身の死体が消えていた。
「死体、ここにあったのよね?確かに血痕は残ってるわ。本物かどうかわからないけど」
たしかに涼子さんの言う通り、化け物のものと思われる触手の型の血痕だけは残っていた。
ともあれ夏希のことを告げると二人は慌てて応接室に向かったけど、応接室から夏希と出てきた涼子さんの様子は明らかに変だった。
「今一階のあちこちを見てきたんだけど、特に変わったところはなかったわ。が何を見て動転してるのかわかんないんだけど……AD
の死体も無かったわけだし。(夏希の)血は音楽室で付いたんじゃないの?とにかく、夏希を二階で休ませようと思って」
僕の抗議も聞かず、寮古さんは夏希と丹さんを連れて二階の遊戯室に行ってしまった。

しばらくして食堂で女の子たちの様子を見た後に僕も遊戯室に行ってみると、そこから悲鳴が聞こえてきた。
慌てて入った遊戯室で見たのは、血塗れで呻きながらそこで落ちてきたシャンデリアに潰され息絶えた松村さんの姿だった。
「第五の天使……第九章の一節……でも、松村さんは第二の天使の行で一度死んだものとして扱われているはず……」
夏希の呟きによるとこれもまた黙示録通りらしいけど、涼子さんはその矛盾に絶えられなくなったかのように口を開いた。
199ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:01:02.17 ID:Z3nmHIOO0
「ヤラセ!?」
「そう。音楽室で死体を見つけるところまでは計画通りだったの。それが、バスタブに彩さんの死体があるっていうじゃない?
私そんな話聞いてなかったから、なにがなんだかわけわからなくなっちゃって。私は、決まった話を持ち掛けられただけ。一応マネー
ジャーの許可もとらなくちゃマズいからって」
「奥山さんが主犯ってこと?」
「そう。それから松村さん・樋口さん・丹くんにも参加してもらったの」
「今までの死体は偽物だったってことですか?」
「そう。なんか、黙示録をもじった連続殺人事件にするとか言って……」
「私達を閉じ込めたのも?」
「そう。奥山さんの仕業。計画では、屋根裏部屋にいるはず。松村さんと二人で」
僕は遊戯室の松村さんの死体から鍵を取り、屋根裏部屋に向かった。

<条件を満たしていた場合
屋根裏部屋にあったのは、何やら怪しげな祭壇だった。
しかし僕が屋根裏部屋から出ようとすると、いきなり黒いローブに身を包んだ涼子さんが剣を向けて立ちはだかった。
「最初の館の主だったヒグチンスキー……そう、例の惨劇の張本人よ。彼は偶然に手に入れたネクロノミコンという本から大いなる古
き者の存在を知り、彼らとの接触を図った。かつてこの屋敷で行われた惨劇はそのための儀式。しかし儀式は失敗した。彼は途中で怖じ気づいて儀式を中断したからよ。私は儀式を完成させたいの!今回の企画を持ち込んだのも実は私。とにかく儀式はまだ途中。もっ
と血がいるの。生贄の血が……そう、もちろんあなたも勘定のうちよ!」
>涼子に刺し殺されるバッドエンド

屋根裏部屋にあった椅子に座っていたのは、なんと首を切り落とされた樋口さんの死体だった。
しかしそれを発見した直後、僕は背後から何者かに殴られ気を失った。

しばらくして目覚めると、屋根裏部屋から樋口さんの死体は消えていた。
けどそれより気掛かりだったのは、カメラから裕佳梨の気配が消えている上に寝室にもいないことだった。
「あれからまた震動が起こって……」
食堂にいた夏希と美香によると、まゆみと恵理が二階に逃げたらしい。
そこで再び二階に上り、図書室で黙示録を読んでいた二人と合流して調べているとはもう一つの寝室に隠れていた。
「気をつけて。まだ、悲劇は終わってないわ」
裕佳梨を寝室に寝せたところで水音がしたため隣の浴室にいくと、そこにあったのは口に鍵を挿した彩さんの上半身の死体だった。

鍵を開けて図書室の奥の書斎に入ると、そこには水槽に入れられた涼子さんのバラバラ死体があった。
「これが第六の殺人……てことは、あと一人死ななきゃこの連続殺人は終わらないってこと?!」
書斎を調べてみると『脳電気刺激による行動を制御できる低周波の有用性アシェンデンケミカル研究所・神経科学部門』なる古びた報
告書と
『小生ハ昨夜遂ニ屋敷ヲ徘徊セシ魔物ト遭遇ス。其ノ容貌甚ダ醜悪怪異ニシテ名状難シキ者ナリ……』と書いた未投函の手紙が見つかった。
「ねえ……何か変な匂いしない?」
すると天井から降ってきたようにあの怪物が部屋に現れ、僕たち三人は逃げる内にまたはぐれてしまった。

恵理とまゆみと再び合流してから食堂の二人のところに行くと、隠し通路からまたあの怪物が襲ってきた。
そこで僕たちは五人で二階の遊戯室へと逃げたけど、途中で合流した丹さんは意味深なことを呟いて何故か一人で出て行ってしまった。
「無事で良かったですね。じゃあ俺、何か飲み物持ってきますよ」
「一人で大丈夫?」
「平気です。それに……ちょっと気になることがありますから」
丹さんの様子が気になった僕は、四人を遊戯室に残して隠し通路に置いてあった鍵を使いリネン室へと入ってみた。
(キリナの死体を確認しているかどうかでここから物語が分岐)
200ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:01:49.52 ID:Z3nmHIOO0
リネン室にあったアンプルガンと鍵を取り車庫へと入ってみると、いきなり見知らぬ老人から声をかけられた。
「俺は見ての通り雨露しのぐためにここにいるんだよ。おめえらあれか?昨日来たテレビの連中か?」
館からの脱出法も知らないその老人は置いて車庫の通風口から出ようとするとそこは地下室に続いており、そこにあったレバーを下ろ
すと壁と思われていた地下室の扉が開いて奥に行けるようになった。
地下室の奥は大きな椅子といくつかの人骨があるなんらかの実験室のようであり、僕がなぜかそこにあったキリナさんの死体から鍵を
取って食糧庫を開けるとそこには奥山さんが隠れていた。

裕佳梨を除く全員が食堂に集まったところに、丹さんがあの化け物を抱えてきてどさりとテーブルに置いた。
「ああ、これ樋口に頼んで造ってもらったんだ。死体も全部、樋口に言って造ってもらったの。黙示録になぞって死体がどんどん出て
くるって趣向で行こうってことで……二つ目まではうまくいってたんだけど、急な番狂わせで俺達もびっくりしちゃってさあ。たぶん、
涼子か樋口の仕業だと思って様子を見てたんだよ」
「涼子さんは亡くなりました。松村さんもキリナさんも、樋口さんもです」
しかし奥山さんに説明する丹さんの様子は、だんだん変になってきた。
「奥山さん、お疲れ様でした!奥山さんの企画、全然面白くないんですもん。だから僕がちょっと、脚色しときました」
「ああ、お前がやってくれたのか。じゃあ、涼子は……」
「ですから、亡くなったんですってば。奥山さん、人間の恐怖をカメラに収めるのに作り物の死体見せてもだめですよ。やっぱ、本物
じゃなきゃ。本物志向の奥山さんがおかしいですよ。俺はね、あんな樋口さんが造った偽物の死体じゃ偽物の演出しかできないと思っ
たんですよ。だから皆さんに協力してもらって、死体は本物にしておきました。迫力あったでしょ!」
丹さんはそう言うと、トランシーバーのような機械を取り出してスイッチを弄った。
すると屋敷全体があの大震動に包まれるとともに、突然夏希の体が化け物のようになりその手で奥山さんを貫いた。
「このお嬢さん、簡単に暗示にかかりましたよ。思い込みが強いみたいで。このリモコンで低周波を起こすと暗示が発動する。優秀な
殺人ロボットのできあがり!さあ次は誰の番かな……夏希ちゃん、次の生贄です!」
丹がそう言ってリモコンで僕を指すと、夏希は僕の方に近付いてきた。
「どうです?いいクライマックスでしょ!楽しんでくださいね仕込み大変だったんですから!さようなら〜」
夏希の体から出る触手を避けるうちに、カメラから裕佳梨の叫び声が聞こえてきた。
「裕佳梨ちゃんをどうするつもりだ!」
しかしそれを気にする間もなく、なぜか夏希の体がいきなり元に戻った。
「私が……?私が、罪深きもの……?ごめんなさい、赦して……」
次の瞬間、夏希の体は発光し爆発。唖然とする僕らのいる食堂に、丹の声が響き渡った。
「あら、夏希ちゃん爆発しちゃいましたか。ミッションを一定時間の内に果たさなければ、爆発するんですよ!」
僕は三人を食堂に残し、丹とを追って地下室の奥へと向かった。
201ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:02:36.40 ID:Z3nmHIOO0
地下室の奥には機械椅子に縛られた裕佳梨と手錠をかけられた老人、それに機械を弄る丹の姿があった。
「いいところに来ましたねえ!この男に続いて、裕佳梨ちゃんもたった今天使になるところです!」
丹が機械のスイッチを入れると、機械椅子に電気が流れ裕佳梨は悶え苦しんだ。
「天使とはこのリモコンによって操作する低周波によってプロテクトを解いた時、『墮天使』つまり悪魔と化す人間のことです!今まさに、
裕佳梨ちゃんは天使になりました!これでこの屋敷にいる人間はあなたと私を除いて全て天使になったんです!」
「じゃあ他の女の子たちも……どうして、何のために!?」
「惨劇のエンディングはもっと絵的に派手にしないと!だって奥山さんのプランつまんないんだもん。せっかくの仕込みが台無しだよ!
俺前もってロケ班に来て色々提案したのに奥山さん無視するし。昨日だって徹夜してんだぜ!俺の気持ちがわからない奴なんて、みー
んな死んじゃっていいんですよ。みんなあれだけ我儘言って生きてんだ!もう死んだって悔いはないでしょ……本当のお楽しみ、あな
た自身の死はこれからです。どうぞ、至福のドラマをご堪能ください!」
丹がそこまで言ったとき突然後ろの老人が怪物になって手錠を千切り丹に襲い掛かり、僕はその隙に裕佳梨を助けた。
「私は大丈夫よ。ちょっと気分が悪いだけ」
いつの間には血塗れの丹は机に倒れており、怪物となった老人の姿はなくなっていた。
「何で計画通りに進まねえんだよ……俺の計画は、いつも完璧だ……ドラマをやめるわけにはいかないんだよ……僕がいなくなっても、
僕の天使達は悪魔になってもらわないと…………これから天使達一人ずつに、低周波を送ることにしました。低周波が聴こえれば……
みんな夏希と同じように悪魔になるんですつまり、時間内にミッションを遂行しなければ……」
僕は丹の手からリモコンを奪い取り、叩き壊した。
「もう遅いですよ……全部セットし終わりましたから」
僕は何も言わなくなった丹の体から鍵とメモを取って、裕佳梨には安全な車庫に行ってもらった。
直後に老人に襲われ食堂から逃げるまゆみ・美香・恵理を追って行くと、老人は二階の廊下で爆発しそこには車の鍵だけが残った。
「グランドフィナーレの始まりだぁ!丹一成プロデュース!最高の恐怖……夏希ちゃんのようにみんな、化け物になるんだ!ハハハ……」
どうやら、丹はまだ辛うじて生きているらしい。
丹のメモの通り書斎の奥でアンプルを手に入れた僕は、まゆみ・美香・恵理を助けるため彼女らを探した。
(怪物化した三人と裕佳梨を助けるか死なせてしまってから車庫の車で脱出。館は直後に丹が爆破する。誰を助けられたかでEDは変わる)

<裕佳梨のみ助けた場合
館を脱出した僕と裕佳梨は、燃える館を見つめていた。
「裕佳梨ちゃん、ありがとう。君の心が、僕の中にあったから僕は強くなれた」
「違う。あなたは元々、とても強い人よ。あなたの中にいて、あなたの心の強さを私も感じてた。あなたはその強さで私を守ってくれたの」
僕達は、キスを交わした。
>END

<美香のみ助けた場合
館を脱出した僕と美香は、燃える館を見つめていた。
「マスコミの取材、一杯くるかな……悲劇の生存者って、ワイドショーとかで……私、売り出すチャンスなのかな……月九も話題にな
って、視聴率上がるだろうな……どうして皆が死ななきゃいけなかったんだろう……どうして!?」
僕は、黙って美香を抱きしめた。
「私、強くならないと。皆の分も、強くならないと。私、やるよ。カメラさん見ててね。ほんとの女優になるから」
>END
202ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:05:50.90 ID:Z3nmHIOO0
<恵理のみ助けた場合
館を脱出した僕と恵理は、燃える館を見つめていた。
「聖書にある言葉。『愚かなる者は、悪を成そう。戯れのごとくす』」
「人の命を弄びやがって……恵理ちゃんは、これからどうするつもり?」
「一晩で色々ありすぎたから、ワイドショーなんかの取材も来るだろうし。タレントとして売り出すチャンスになるかもしれないけど、
人の不幸を利用してるみたいでなんか嫌だな……」
「じゃあ、どうするの?」
「アメリカの大学にでも入ろうかな。でも、その前に……」
恵理は、僕の頬にキスをした。
「ありがとう。あなたがいてくれて、本当によかった」
>END

<まゆみのみ助けた場合
館を脱出した僕とまゆみが燃える館を見つめていると、まゆみは唐突に僕の写真を撮った。
「今の顔、すごくかっこよかった。この写真、大事にするね」
「僕がもっと、しっかりしてたら……みんなを救えたのに」
「そんなことないよ。カメラさんが頑張ってたのは、みんな知ってるよ……私は……美香さんともう一度、話したかったな」
僕は無言でまゆみを抱き寄せた。
>END

<全員を助けた場合
館を脱出した僕たち五人は、燃える館を見つめていた。
「あたしたち、生きて出てこれたのね」
「助かったんだ」
「何もかも燃ていく。清らかなものも。穢れたものも。炎が、燃やし尽くしていくわ」
「地獄の業火って、こういうのかしら」
「綺麗……」
僕は裕佳梨を抱き寄せた。
「これで全ては終わりだ。何もかも、燃えてなくなる」
>END


以上が正規の√です
ちなみに二人か三人のみ助けた場合はおおよそ全員助けた場合と同じような台詞になり、誰も助けられないと悔しさに涙しながら一人
で脱出し地面を叩きます
次回はキリナの死体を確認せずにリネン室まで進めた場合の√です
203機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:09:38.32 ID:nNxSLsmn0
未解決リストにあった機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081を書きます。
ただ、諸般の事情で今回はアバンタイトルとジオン編のみです。
204機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:12:20.03 ID:nNxSLsmn0
アバンタイトル

宇宙世紀0079/12/31
ジオン公国最後の戦略拠点、宇宙要塞ア・バオア・クーでは、一年戦争最後にして最大の戦いであるア・バオア・クー攻略戦が繰り広げられていた。

地球連邦軍パイロット、ユーグ・クーロは『ジム・コマンド』を駆って敵機の『ドム』、『ゲルググ』を立て続けに撃破する。
消耗した為に母艦へ戻り、補給を開始するユーグだが、そこにジオン軍のモビルアーマー『ビグロ』が強襲。
母艦の対空砲はビグロの機動力に翻弄され、モビルスーツ(以下MS)部隊は補給中で動けず、次々に餌食になっていく。
辛くもビグロ一機を撃破したユーグだが、母艦の爆発に巻き込まれて機体は大破、そして彼の所属部隊は全滅してしまった。
あまりの惨状に「「嘘だろ……」と絶句するユーグ。

一方、ジオン軍のパイロット、エリク・ブランケはジオン公国最後にして最強のモビルスーツ、『ジオング』を目撃する。
「足が無い」という異形の姿に驚愕しながらも「あれで正解なんだ……」と、ジオングの設計思想を看破するエリク。
彼の推察どおり、ジオング(とそれを駆るシャア・アズナブル)は圧倒的な性能で次々に敵艦、敵MSを撃破していく。
エリク自身もジオン側最新鋭量産機である『ゲルググ』で奮闘していたが、敵の『ガンキャノン』203号機の攻撃に苦戦する。
更に連邦の白いヤツと畏怖される『RX-78-2 ガンダム』が襲来、ゲルググは為す術もなく無力化され、援護に入ったクリスト機の『ザクU』も大破。
ジオングの援護で助けられたエリクは、ガンダムと搭乗者(アムロ・レイ)の圧倒的な力に戦慄しつつ、クリストの救助に移る。

しばらく後、戦闘の大勢は地球連邦軍側の勝利という形で決しつつあった。
損耗しきったゲルググ(とクリスト機のザクU)と共に母艦へ戻ったエリクに対して敗北したとは言えず、
かといって補給すればエリクが再出撃し、無駄死にしてしまうと危惧した部下達は、「通信が繋がらない」などと嘘を吐いて時間稼ぎを試みる。

機を降りたエリクは、太陽に照らされる地球を眺めながら、
「水天の涙作戦は実行されたんだろうか……地球が憎くて落とすんじゃない、分かってくれ……」などと、誰にともなく呟くのだった。
205機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:14:29.17 ID:nNxSLsmn0
ジオン編

一年戦争終結から約一年後、ジオン残党軍特殊部隊『インビジブルナイツ』はアラビア半島北部で連邦軍の補給部隊を強襲していた。
インビジブルナイツ隊長のエリクが『ザクT』で暴れまわる中、油断しきっていた連邦軍は為す術も無く全滅。
その隙に部下のアイロス、フリッツの二名がMS及び物資の奪取に成功する。

インビジブルナイツは一年戦争終結直前に『水天の涙』と呼ばれる作戦に参加していた。
それは『月面のマスドライバー(電磁射出装置)で質量弾(隕石)を射出、連邦軍の地上拠点を壊滅させる』
というものだったが、一年戦争の終結によって作戦は中断していた。
ジオン残党となったエリクはジオン軍人としての誇りと、連邦軍に潜入して工作員として活動する幼馴染タチアナ・デーアへの思いから作戦再開を誓う。
質量弾攻撃が成功すれば、残党軍に継戦能力がある事を示威し、連邦政府を脅迫してジオン残党による自治を認めさせる事が可能になるはずだった。

幼い頃、タチアナから「かつて人は流れ星に願いを懸けた」と聞かされた思い出から、水天の涙作戦に強い思い入れを抱いていたエリク。
タチアナの実兄でエリクの兄代わりでもあるクリスト・デーア整備長(ア・バオア・クー戦で重傷を負ったため、パイロットから整備兵に転向した)は、
「タチアナは水天の涙作戦の実行などではなく、戦争の無い世界を望んでいる」と知っていながらも、それをエリクに指摘することは出来なかった。

インビジブルナイツは元ジオン基地であるオデッサ基地を強襲し、連邦軍に鹵獲されていた高性能ジオン製MS『イフリート・ナハト』を奪回する。
しかし、奪回作戦中に現れた連邦軍新設部隊『ファントムスイープ隊』には、MSパイロットとなったタチアナ = シェリー・アリスンが所属していた。
また、ファントムスイープ隊の隊長、ユーグの搭乗する機体は手ごわく、インビジブルナイツは苦戦を強いられながらも脱出する。

その後、残党を率いるオットー大佐の下で各地を転戦していたインビジブルナイツだが、密林地帯基地での戦闘でファントムスイープ隊と再会する。
乱戦の最中、タチアナ機の放ったビームがフリッツ機を直撃してしまう。部下にして幼馴染でもあったフリッツがタチアナに殺された事実に苦悩するエリクだが、
「今一番辛いのはフリッツを殺してしまったタチアナだ」というクリストの言葉を聞き、作戦決行への決意をより強固にする。

幾度かの陽動作戦を経て、遂に水天の涙作戦が実行に移される。攻撃目標であるオーガスタ基地のレーダー施設を無力化する任務に付くインビジブルナイツ。
タイムリミット直前に攻撃不可能な位置に存在するレーダー施設が発見されるが、それはオットー大佐が搭乗した『ガウ級攻撃空母』の特攻により破壊される。
多くの犠牲を払い、ようやく水天の涙は地球に落下するかに思われた。しかし、予定時刻になっても質量弾が降ってこない。
月面でマスドライバー奪取を担当していた部隊が全滅していた為である。
206機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:16:01.35 ID:nNxSLsmn0
オットー大佐は作戦失敗に備え、アデン基地の宇宙港からインビジブルナイツを月面へと向かわせる手はずを整えていた。
だが拠点狙撃用のデータが失われており、質量弾攻撃で連邦軍に戦略的被害を与えることは不可能になった。
もはや連邦脅迫という目的は達成できず、水天の涙作戦は無意味な作戦と化してしまったが、
インビジブルナイツの一同は、フリッツやオットー大佐、そして多くの戦友達の死を無駄にしたくない一心で作戦続行を決意する。

アデン基地に到着し、HLV(物資輸送用のシャトル)で宇宙を目指すインビジブルナイツだが、基地の周囲を連邦軍の大部隊が包囲していた。
時間稼ぎのため、イフリート・ナハトで出撃するクリスト(イフリート・ナハトは宇宙で運用できない為、基地に放棄されていた)
ファントムスイープ隊隊長機『ジーライン』に特攻するクリストだが、突如飛び出してきたジム・コマンドに阻止される。
そのジム・コマンドにはタチアナが搭乗していた。通信によって兄妹は互いの存在を悟るが、そのままアデン基地の自爆に巻き込まれてしまう。
兄と姉のような存在を同時に喪い、愕然とするエリク。

HLVは発進に成功。月に向かうインビジブルナイツは、ジオン残党組織デラーズ・フリートから連絡を受ける。
『星の屑作戦』を控えた彼らは援軍こそ出せないものの、ガンダムに匹敵する性能を持つMS『高機動型ゲルググ』を支給してくれた。
また、同艦隊のエースパイロット、アナベル・ガトー少佐からも「幸運を祈る」とのメッセージが届けられた。
(オペレーターが「メッセージが届いた」と報告するだけで、ムービーやボイスは無い)

月面の残党組織と合流したインビジブルナイツはマスドライバー奪取作戦を実行する。
作戦は順調に進んでいたが、ファントムスイープ隊の『重装フルアーマーガンダム7号機』によって友軍母艦であるムサイ軽巡洋艦が撃沈されてしまう。
インビジブルナイツは単独でのマスドライバー奪取に成功するが、質量弾発射直前にファントムスイープ隊の襲撃を受ける。
防衛戦の末、何とか敵隊長機であるフルアーマーガンダム7号機を撤退させ、隊員機のジーラインを全滅させるインビジブルナイツ。

しかし、ガンダム7号機が単機で再度襲撃を仕掛けてきたうえ、後方からは連邦の大部隊が接近していた。
大部隊の到着は質量弾発射に間に合わないが、ガンダムと交戦すれば撤退が遅れ、インビジブルナイツ全員が包囲殲滅される。
隊の一同は「徹底抗戦を訴えるが、エリクは「お前たちは生きろ。そしてこの戦いの意味を見届けてほしい」と語り、
部隊を撤退させ、自らもゲルググ単機でガンダムに立ち向かう。
マスドライバー施設の内部でガンダムと対峙し、搭乗者のユーグと初めて会話するエリク。

エリク「オデッサで会った時から、お前とはこうなる運命だったようだな」
ユーグ「この戦闘は無意味だ!これ以上、悲しみを増やすな。戦争は終わったんだぞ!!」
エリク「それで人の心が解放されるものか。勝った者には分からない……負けた者の痛みなど」
ユーグ「命の散る悲しみなら知っている!」
エリク「それで十分だ。お前……名は?」
ユーグ「ユーグ・クーロだ」
エリク「短い付き合いになるが覚えておけ、エリク・ブランケの名を……さぁ、始めよう!」

二人は撃ち合い、斬り合いながら、タチアナ=シェリーへの想いを吐露する。
タチアナや戦友達との約束を果たさなければならないと語るエリク。シェリーは作り物の流れ星による虐殺など望んでいなかったと語るユーグ。
同じ女性を知る二人の男は、決して分かりあうことはなかった。

ユーグ「あと一歩が……!」
傷ついたガンダム7号機は火花を散らしながら、その機能を停止する。

ゲルググの掌に乗り、マスドライバーの発射を見守るエリク。
「作り物だとしても、願いの一つくらい……叶えてみせろ!」
水天の涙は地球へと放たれ、遂にインビジブルナイツの作戦目的は達成された。

同時に連邦軍の大部隊がその場に降下してきた。数え切れないほどの敵機を前に、エリクは不敵な笑みを浮かべるのだった。 (完)
207機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:19:11.31 ID:nNxSLsmn0
なお、漫画版だとガンダム七号機がゲルググに勝利。
質量弾は発射されてしまうが、直前にガンダム7号機がマスドライバーにビームサーベルを突き刺していた為、
軌道が逸れて地表には落着せず、重力に砕かれた無数の破片が流星群=水天の涙として降り注いだという事になっています。

ゲルググを撃墜されて投降したエリクは、ジオン共和国(残党軍とは別系統のジオン系組織)の裁判で極刑を言い渡されている。
一方、シェリー・アリスン=タチアナ・デーアはクリストの機転で命を救われており、
連邦軍准将の計らいで「ジオンのスパイ、シェリー・アリスンは死んだ」という扱いで解放された模様。
208ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/15(火) 13:08:33.59 ID:kMSHrjbS0
リネン室にあった鍵を取り車庫へと入ってみると、そこには丹さんと倒れているキリナさんの姿があった。
「誤解しないでください。彼女、生きてたんだ。車庫に入ったら彼女が倒れてて……とにかく、食堂に運んで手当てしましょう」
キリナさんを食堂に運ぶと、やがて彼女は意識を取り戻した。
「一体、何があったんだ?いや、誰が……」
「夏希ちゃんが……」
「夏希ちゃんなら無事だよ。それより、君を殺そうとした犯人は!?」
「だから、夏希ちゃんが……私が台所にいたら、夏希ちゃんが突然おかしくなっちゃって……そしたら、四人の悪魔が……夏希ちゃん
の他に、恵理ちゃん・まゆみちゃん、美香ちゃんが凄い目で私を取り囲んで……」
その時カメラに異変が起こり、裕佳梨の危機を報せた。
「畜生!あいつら!キリナ、ここで待っててくれ!」
丹さんは怒りのあまり、食堂を飛び出していった。
「彼女たち、自分達のことを黙示録の天使と言っていたわ。でも彼女たちだけで、こんなひどいことできるはずが……」
丹さんを追って二階に行くと、瀕死の丹さんが遊戯室から出てきた。
「カメラさんか……もう駄目だ!キリナを……よろしくな」
丹さんは、そのまま息絶えた。

屋根裏部屋に縛られていた裕佳梨を助けようとすると、そこに夏希・恵理・まゆみ・美香の四人が現れた。
「みんなお願い、正気に戻って……」
「何それ。私達は元から正気よ」
「崇高な目的のために、頑張ってるの」

僕と裕佳梨は音楽室で縛られ、その周りを四人が囲み呪文を唱えていた。
「真理は、全て闇より出ずる。大いなる存在が黙示録の封印を解き、暗黒の地平を切り拓く。人の血がかの者の血となり、人の肉が
かの者の肉となる。新たなる契約が、我らとかの者との間になされる」
ローブを纏って現れたのは、なんと奥山さんだった。
「新たなる黙示録の織天使よ。古の黙示録に記された、七人の天使の血が枯れ果てる時が来た。最後の天使の血を、今こそ流し尽くすのだ!」
奥山さんが空に向かって叫ぶと、雷雲が現れその隙間からあの怪物の巨大な触手が降りてきた。
さらに何本もの触手の中心には、おぞましい巨大な化け物の頭部と思われる部分があった。
「この者たちが最後の天使。今こそ契約が成就する時……見よ!新たなる時代が今訪れる」
奥山さんがそう言って自らの手を大きく切り裂くと、流血は空の化け物の元へと登っていった。
しかしなぜかそのその流血は化け物を避け、化け物も拒否するような姿勢を取っていた。
「なぜだ!?なぜあの方はこの血に降臨されない!?黙示録の七天使を捧げようとしているのに!」
「あんたたち!いい加減になさい!馬鹿げた茶番劇はお終いよ!」
音楽室に入ってきたのは、瀕死のキリナさんだった。
「キリナ!なぜお前が……七人の天使の血が流れ命の火が消えぬ限り、あの方は降臨されない!」
四人がキリナさんに止めを刺そうとした時、巨大な化け物の触手が奥山さんを捕えた。
「な、なぜですか!私は、貴方の第一の使徒なのに……!」
奥山さんが殺されると、キリナさんは持っていた大火炎瓶に火を点け化け物に投げつけた。
そしてそれが爆発し辺りが火の海となった隙にキリナさんは僕らを解き、僕らは床の大穴に飛び込んで館から脱出した。

僕達三人は、四人の出演者と化け物ともども燃え盛る館を後にして森を歩いていた。
「あれって、あの闇の中で見たものって一体……」
「人間には、開けてはならない秘密の扉があるということさ」

END
209ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/15(火) 13:09:52.52 ID:kMSHrjbS0
これでザ・フィアーは終わりです
ちなみに進め方によっては最初の彩の下半身を見つけるところでドッキリになるバッドエンドなんかもあります
あと丹が出演者たちを操っていたカラクリはかつてこの館で実験されていた『人に特殊な薬を飲ませさらに特定の周波を頭に流すと狂
暴になる』てな感じの研究であり館の随所にその名残を見ることができます
さらにかつてこの館で撮影された特別番組のスタッフの中に丹の親族らしき人物の名前があるためそれを通じて丹はこの研究のこと
を知ったと思われます
210ゲーム好き名無しさん:2014/07/16(水) 04:01:57.27 ID:bW6lf0yl0
おつおつ
211ふしぎの海のナディア(メガドライブ)
第6章前編

?「ナディア‥‥ナディア‥‥」
ナディア「誰‥‥私を呼ぶのは‥‥‥‥もう、放っておいて‥‥。‥‥ジャン‥‥ごめんね‥‥‥‥私のせいで、こんなに辛い思いさせて‥‥ごめんね‥‥‥‥ごめんね‥‥。」
?「ナディア‥‥ナディア‥‥」
ナディア「お願い‥‥誰だか知らないけど、私に構わないで‥‥。」
?「そうはいかぬ。」
ナディア「‥‥何故‥‥?」
?「それは、そなたが私の正当なる継承者だからだ。」
ナディア「‥‥え?それじゃ−−」
?「そうだ。私は、そなた達がブルーウォーターと呼ぶ者だ。」
ナディア「ブルーウォーター‥‥貴方は、一体何なの?」
?「古代アトランティスの守護者であり、アトランティス人の意識の集合体だ。全てのアトラスの民の魂は、我と共にあり、大きな力を蓄えてきた。」
ナディア「‥‥その力のせいで、たくさんの人が死んだわ‥‥。」
?「そうだ。」
ナディア「貴方なんか、いらない!どうして、私を助けたの‥‥‥‥私はあのままジャンと一緒に死にたかったのに‥‥。」
?「ナディア‥‥」