モンストラヴァルツ支援。
「ラプラスの魔」とか「パラケルススの魔剣」みたいな雰囲気だな
ゴルゴの人も乙
【地の墳墓】
開封のための詩がちょっとアレなため、耳をふさがせるシェーラ。資格の件でノーマンを揺さぶった割には乙女だw
(実際それっぽい単語がありそうな詩で、要所は伏せられているw)
引性魔素の荒野に降り立ち、前の仕返しとばかりにさりげなくシェーラをいじるもあえなくスルーされる。
どうやらシェーラは去り際のジンから拳銃を借りたらしい。援護射撃は勘弁とばかりに止めるノーマンw
ここでも引力を操る杖「大地の杖」を入手。シェーラよなぜそう噛み千切ることに固執するw
手ごわくなった帰依者や仕掛けを、ノーマンの機械嫌いをいじりながら突破していく二人。ほっといてやれよw
どうにも中核の気配がつかめないためシェーラに頼ることに。
「地に飲まれた人」「這い上がるための翠の翼」「産み出される翼達」「でも全部望んだ姿じゃない」
と情報を引き出していくが、シェーラに疲労の色が濃いと見たノーマンは一時退却を提案する。
が、勢いがないと扉を叩けないからとシェーラは拒否。不安ながらも、ノーマンは先に進むことに。
最深部にいたのは、変わり果てた姿になったコーデリアだった。
シェーラの異変の原因は、彼女がこうなったことを薄々感づいた結果だったらしい。
「もう一度産みたい」と呟くと、コーデリアは二人に襲い掛かる。
落とし子達もろとも彼女を倒すと、彼女は地面に溶けて逃げていった。
ノーマンはコーデリアのことを知っている様子のシェーラに、「子供を産みたい」という呟きの意味を尋ねる。
コーデリアには娘がいた。幼くして後継人として目覚めた優秀な少女だった。
しかし、常に誰かの記憶を引き出している状態だったため、そのうち自分が誰なのか分からなくなってしまった。
そしてある日喚きながら四つん這いで道路に飛び出し、母親の目の前で車にはねられ死亡した。
そこでコーデリアは、娘の誕生から死亡までの完全な記録と城砦の体組織、母体の遺伝情報を利用することで
娘の再生をもくろんだのだった。
途中からシェーラをとめようと叫んでいたノーマンに、シェーラはうわごとのように呟く。
「わたしは、だれになるの?」
その頃、ジャッジマンは「淵の神」の正体を特定。「自存する源」ウボ=サスラだった。
この太祖の存在意義はシンプルで、ひたすら生き物を作ってはそれを食べること。
その単純さゆえ、何者かがそのコントロールをもくろんだ結果が城砦ではないかとジャッジマンは推測。
討伐方法などについてはさらに詳しく調べる必要があるとのこと。
結局あの後昏倒してしまったシェーラだったが、あっさり復活。
お腹が空いたとたくさん食べるシェーラにあきれ返るノーマン。
ノーマンは、シェーラが倒れている間に彼女の話を聞いていたらしい。
6歳くらいのとき、シェーラは孤児院に捨てられた。両親のことは思い出せないらしい。
孤児院に入って1年もすると、彼女は後継人としての能力が目覚め、様々な知識を身につけた。
それからはメディアに取材されたり、大学から研究者が来たりと見世物扱い。
そのうちプリンセスヴァシャールの目に留まり、彼らは孤児院に大金を積んでシェーラを引き取った。
ついでだからそっちの生い立ちも語れと急かすシェーラに、ノーマンはパフェをやって黙らせようと画策。
しかし同じものを食べさせられたあげくに「これは執行猶予よ」と返される始末。まあ頑張れw(続く)
※コーデリアのセリフはなぜかドイツ語なのでさっぱり分からんかったw
支援してみる
【夢魔の城砦】
またもや微妙な詩でもって開封された最後の城砦。
本当にこれを最後の仕事にするのかと問いかけるシェーラに、ようやくそのことを思い出したノーマン。
まあ、それどころじゃないので侵入開始。
そこにあったのは、果て無き大地にそびえる山のような城砦。
と、そこにジャッジマンから通信が入る。新しい情報が入ったらしい。
ジャッジマンはその情報を伝えるが、伝えきれずに通信は途絶える。
ついでに、脱出も不可能になったようだ。
こんなのは想定内とばかりに食糧を持ち込んでいるノーマンは流石だ。どうやら開き直った様子。
改めて、「共に地上へ戻ろう」と誓い合う二人。
そしてここで空気を読まずに友人宣言をするノーマン。悔しいけれどシェーラも同感らしい。
城砦内で「追跡の杖」を入手したノーマン。早速不可視の星の精相手に役に立つ。
先に進みながらも、扉を叩きまくっているシェーラに色々と話を聞くことに。
伝承から察するに、姫君がウボ=サスラをなだめて地に導いたことはほぼ確実。
なだめる際に「羽」「息」と称される何かを与えている。
それは何か。コーデリアを倒した際にうわごとのように呟いたのが、答えだった。
「『形見箱』はここにある」
つま形見箱はウボ=サスラをコントロールするための装置で、それに姫君が「羽」や「息」を足したものが形見箱。
姫は自我を得たウボ=サスラに同情し、その孤独を癒すために形見箱に臣下の記憶が流れ込むようにしたらしい。
現在の伝承は、その真相を知った臣下達が捏造した結果らしい。
奥にコーデリアの気配を感じ取り、二人は彼女を止めるためにさらに先へ進んだ。
三度まみえたコーデリアは、ウボ=サスラの制御に失敗し端末にされていた。
「シェーラの望みが叶うことを祈っている」と告げるコーデリアに疑念を抱くノーマン、うなずくシェーラ。
問いただす間もなく、コーデリアが襲い掛かる。
再び敗れたコーデリア。心の中で、娘の名前を呟く。
だが、死ぬ間際に城砦の制御権をシェーラに譲ると言い出した。
息絶え溶けていったコーデリアを見送り、ノーマンはコーデリアの言葉の意味をシェーラに尋ねる。しかしシェーラは答えず。
「受理する」
その瞬間、魔素が渦巻きシェーラに集まって、最初に見た緑色の姿になった。
コーデリアはシェーラの目的を理解していて、その上での発言だったらしい。
二人とも、目的のためには城砦に入るしかなく、それでお互いに利用しあう形で遺跡に侵入した。
狼狽するノーマンに、シェーラは答える。
彼女の目的は、形見箱の破壊。
その頃、遺跡外部ではナインアルパが28時間ぶっ通しで監視を続けていた。
遺跡からは光の柱のように魔素が噴出しており、ジャッジマンはおさえるのに手一杯。
アメリカ政府にも露見してしまい、プリンセスヴァシャールの力を持ってしても介入を防ぎきれなかった。
しかたなく、ナインアルパは形見箱の所在を含む概要報告書と救出依頼書の送付準備を始めることに。
※コーデリアのセリフは(ry
【真相】
モノローグのみ。主はたぶん「姫君」
本文全部載せようとしたら長すぎるって怒られたんで概要だけ。希望者いたらあとで載せるかも。
・箱はウボ=サスラの制御に加えて無限に増える肉を脳として使用していた
・ウボ=サスラに自我が芽生え、同族たる姫に味方したため姫側が勝利
・が、やっぱり大きすぎて滅ぼすと地球がまずいことになる
・っていうかなついてきたから可愛くて殺せないよね
・一人にさせると多分自我が壊れるけど、星辰の関係でそろそろ眠らないといけない
・なので、いざという時に箱のところまで安全に来られるようにしよう
・でも悪用されたくないから、自分の血族じゃないと来られないようにしよう
・まあ血族っていっても術で私の血をコピーした子達とその子孫だけどね
・しょうがないじゃん、子供生めるようになる前に人間やめちゃったんだから
・壊れちゃうかもしれないから、本体部分の封印の解き方とか内部情報も入れとこう
・血の術式が消える前には多分私も起きられるでしょ
・あと、孤独を癒すためにもう一工夫っと。血族の記憶が流れ込むようにしましょう
・絶えるかもしれないから、そうなったら最初から全部再生してね
・起きたらちゃんと皆をこの責務から解放して、私ももっといい方法見つけるから
・えっ、そういう解釈してたのみんな?
・っていうか近親相姦してまで血を濃くするとか予想外
・しかも私の名前も利用して箱の情報引き出してるなんてもうびっくり
・でも都合のいい真実がまかり通ってるんだけど
・それでも、私は貴方達を愛しています。好きに使いなさい
・あと、踊る魔法使いさん。私とよく似たあの子をよろしくね
※つまり、「門を使う資格」は姫君の臣下の血族たる十代の処女であること。コーデリアは完全アウトw
※「踊る魔法使い」は恐らくノーマン、あの子はシェーラのこと
【帰路】
ノーマンは一人、どことも知れぬ異界をさまよっていた。
18時間前。
シェーラは、ノーマンに自分の思いをぶつけていた。
彼女の脳内には、形見箱からの情報が常に流れ続けている。
その情報で、シェーラの記憶は押し流されていっていた。
家族の顔も、住んでいた場所も、自分の年齢すらも情報の波に飲まれて消えた。
洗礼の儀式を受ければ情報制御は可能だが、押し流された記憶は戻らない。
生まれた瞬間から、シェーラは姫の臣下として、後継人として生きなければならなかった。
自分の人生を自分で生きたい。そのために、シェーラは形見箱を破壊することにした。
形見箱を破壊すればウボ=サスラが知性を失い世界中の人々を食い始めると警告するノーマン。
しかし、シェーラは箱と一緒にウボ=サスラを滅ぼすと宣言。
が、ウボ=サスラを滅ぼすと、地球の形が大きく歪んでしまう。
止めようとするノーマンだったが、シェーラは聞く耳を持たなかった。
ノーマンに出口への道を示し、こう告げた。
「さようなら」
その後、ノーマンは振動に巻き込まれて強制移動。そして冒頭に戻る。
程なくして、ノーマンは出口を見つける。敗北のショックで弱気になって、外に出ようとするノーマン。
その時、ジャッジマンからの通信が届いた。地表もなかなかひどいことになっている様子。
泣き言をいうノーマンに、ジャッジマンは「次の名前が必要かな」と流す。
「今度は私が名付けようか?」
今ここで逃げれば、魔術師ノーマン・アトキンスとしての人生が終わる。
※ここでのみ、ノーマンはジャッジマンのことをジェイと呼んでいる。実に可愛らしい。
※ノーマンは工場の隅で血まみれで泣き喚いていたところを師匠に拾われたそうな。何したのw
そして「No-one(誰でもないもの)」になりたいという彼の願いを聞き、師匠は彼に名前と人生を与えたらしい。
ちなみにこの名前になる前の名前は、ジャッジマンも忘れてしまった模様。
【城砦中枢】
遺跡入り口付近に残るジャッジマンとナインアルパ。
結局ナインアルパは例の文書を送ったらしい。20時間もすれば米軍がやってくるとのこと。
これでプリンセスヴァシャールの秘密が露見してしまったことに。
ノーマンを信頼して術式の展開を続けるジャッジマンをうらやむナインアルパ。
ジャッジマンは、飄々とした笑顔で呟いた。
「さて……そろそろ彼が踊り始めていることだろう」
ノーマンは再び城砦に侵入。やっぱり差し向けられる帰依者達。
それらをかいくぐっていくと、あの「殉教者」が現れる。
以前は倒せなかったが、中枢部分、彼らが「殉じた」場所であればそうではない。
神への崇拝を最後まで貫き通して果てた殉教者に、ノーマンは敬意を表した。
自暴自棄になってうずくまっているシェーラに、ノーマンの足音が届く。
その頃、ノーマンもシェーラがいないことで寂しさを感じていた。
制御基盤に辿り着いたノーマンに、融合が始まっていたシェーラは驚く。
協力者がいたとうそぶきながらも、シェーラを助けられるかもしれないとノーマンは踏んだ。
ノーマンはシェーラの迷いを指摘し、友人を叩き起こしに来たと告げる。
そして、周囲に転がっていた端末を衝撃波で吹き飛ばして制御基盤にぶつけた。
すると基盤の殻が割れ、魔素回路を全身にまとった緑色のシェーラが飛び出してきた。
自己防衛のため、本能的にシェーラの体を使ってノーマンを排除しようとしている。
踊るようにその攻撃をかわし反撃していくと、シェーラを捕らえていた術式が分裂した。
術式が凝り固まってできた呪力顕現体は超広域の攻撃術式をわずか数秒で収束させる。
対抗施術が間に合わず死を覚悟したノーマンだったが、拘束を解かれ自我を取り戻したシェーラがそれを防いだ。
シェーラはまだ城砦への干渉が可能であり、それによってノーマンを護ったのだった。
共に舞おうと誘うノーマンの手を、シェーラは取った。
呪力顕現体を破壊し、落ち着いたシェーラにノーマンは語りかける。お説教タイム。
「身の程を知りたまえ、小娘」
ノーマンに抱きしめられ、泣き出すシェーラ。
しかし若い者を導くのは面倒臭いとかいうんじゃないよ元教授w
※協力者……正体はエピローグにて。侵入時に、実に紳士的に入り口を開けてくれるよう頼むノーマンのモノローグがある。
【エピローグ】
一週間後、ノーマンはナインアルパの申し出た追加報酬を辞退していた。
もう「姫君」やプリンセスヴァシャールにかかわりたくなかった。
が、ここで悪い癖が出たノーマン。報酬替わりにナインアルパの本名を教えてくれと言い出した。
が、ナインアルパはここで「舞い上がると耳に噛み付いちゃうかも」と言い出す(マジでw)。
ドン引きするも、それでもいいやと覚悟を決めてナインアルパに耳を寄せるノーマン。馬鹿だw
と、そこにタイミング悪くジン登場。ジン君慌てて逃走w
結局ナインアルパの本名は聞けなかったが、ノーマンもシェーラの暴走の件は黙っている様子。
シェーラを正気に戻したあと。
ウボ=サスラは二人との会話のためにシェーラの姿を模した端末を作り上げた。
そして、形見箱も出現。シェーラも結局実物は拝んでいなかった様子。
ウボ=サスラは最初の騒動で叩き起こされていた。
遺跡に取り残されたシェーラを取り込むことで保護し、次にやってきたノーマンに託した。
その後コーデリアに機能を掌握されるものの、コーデリアがシェーラに制御権を移した隙に機能の一部を奪取。
それにより、ノーマンを城砦まで導いたのだ。
ウボ=サスラの望みは「今までどおりでいたい」。
が、防衛機能の停止や休眠状態への移行は自分自身では行えない。無論、ノーマンにも無理。
箱の記憶をたどれるシェーラだけが、それが可能なのだ。
誰かの手のひらで踊らされていたような感覚に、シェーラは脱力する。
それでも、ウボ=サスラと意識を共有するため、シェーラは彼と手を合わせる。
それは、合わせ鏡を見ているような奇妙な光景だった。
コーデリアは、ちゃんと報酬を払っていた(本も届けていた)。
シェーラは、面倒くさいと言いながらも儀式はちゃんと受けることに。今の名前も捨てることにしたらしい。
ノーマンも、教育者として杖を振るうことにした。弟子の打診も来ているらしい。
そしてシェーラからのありがたい報酬。災厄とか言うんじゃないノーマン。腰にくるとか言うんじゃない。
※弟子……ネクロノミコンに登場する残念なイケメンのこと。書類上は興味深い人物だったらしい。
※報酬……背伸びしても届かないなら、胸倉つかんで引き寄せればいいでしょ?
【エンディング】
結局弟子とは8年で道を違え、その2年後にジャッジマンも人間をやめてしまう。
(この辺から夢魔の天蓋→ネクロノミコン。弟子についてもネクロノミコン外伝にて語られる)
シェーラは「ニアデス・トーテム」と名を変え、姫に目を捧げるという誓い通り世界中を回った。
それでも二人はお互いに会って、言葉を交わした。
20年後。(ネクロノミコンの数ヵ月後)
ウボ=サスラとの約束のため、二人は城砦を訪れていた。
約束とは、10年に一度検診として彼の元に訪れるということ。
中がごたついているから掃除する間待っててと待たされている間、
シェーラは魔素対策済の椅子やらテーブルやらパラソルやらティーセットやらを広げ始める。呆れるノーマン。
ジンは速水の実家に事件の顛末を告げた後、しばらく日本に残ったりしていたが
自宅の処分の際に話をした際にはちょっとは吹っ切れていたっぽい。
が、完全に割り切るにはまだ時間が必要とのこと。
20年もたって、もう踊れなくなったのかという問いに、速い曲はもう無理だと素直に答えるノーマン。
だが、ワルツでよければとシェーラを誘う。
End
【Extra Episode】※完全にネクロノミコン外伝
・たまーに誰かが介入してくるウボ=サスラの情報野。いつものように隔離する
・でもそれが人間男性っぽく、会話できそう。しかも気配が「姉」に似ている
・魔法使いやあの子との約束を破ることになるけど、興味があるのでちょっと話をしてみることに
・どうやら彼は夢を見続けているらしい。以下、夢の内容を抜粋。
週末の朝。
長い金髪のおっとりした彼女をバイクで学校まで送る。
まだ寝ぼけているのか、彼女は信号待ちの度にずり落ちかける。
そのまま朝のバイク便。2件。
終わったら夕方まで講義。
テンションの高い黒人の講師。ジョーク5割に講義が5割。まあ、人気はあるらしい。
講義の後は少しだけ彼女と携帯で話して、またバイト。
バイク便のチーフは元軍人の気のいい親父さん。あだ名は中尉。
午後、初めの仕事はプレゼントの宅配。キツイ匂いの花束だった。受取人の女の子も同じ匂い。
やたら人懐こい子で、受け取りのサインのついでに飛びつくようにキスされた。
急ぎでもう一件仕事。なんだこれ? えらい短いドレス。
ちと遠いな? 前に路上生活者の人から教わった裏道を活用。
辿り着いたのはでかいお屋敷。出てきたのは、赤い人影。
何故だか歪んだ影のように見える。……おそらく男。
見覚えがあるのに、思い出せない。
上品そうな「ありがとう」って声だけが妙に耳に残った。
屋敷の中から話し声。違う。男一人だけだ。
とにかく本日の仕事も無事終了。
週末だし、国際電話。また仕送りの事で心配された。
確かにこんな額に大した意味はない。今のビザで仕事してるのだって本当ならご法度だ。
ただの意地だってわかってる。だからこそ解ってくれよ。母さん。じゃあまたな。
そのまま下宿先へ帰る。寝る前にもう一度彼女に電話。
明日は、海に行こうって。
・邪魔して悪いと謝る彼に、ウボ=サスラは構わないといい、再構成も手伝うことに
・思い出せたのはうなるような、虫の羽音のような音、歌、煙草の匂い
・ここで時間切れ、彼は別の夢に移動
・獣が目覚めることはない、一人では舞う事などできないと考えたところで感化が始まっていることに気づく
・予定通りこの情報野は削除しようとしたが、思いなおして彼のための椅子を残した
【あれこれ補足】
・モンストラバルツの頃には、ジャッジマンは既にダゴンとお知り合いだった様子
・ノーマンはシェーラが元老院と起こしたトラブルの仲裁もしていた様子。がんばれw
・シェーラが借りたあれこれはパットから。彼女の主人の作。最後まで残念なイケメンだw
・夢の意味がわからんつまらんと思ったあなたはネクロノミコンをプレイしよう。あれをやると意味が解ってマジで泣ける
こんなもんですかね。
ではお付き合いくださりありがとうございました。流石にもう寝るw
大空にそびえる黒鉄の城!
__ _
r :「 :| :| :ハ
| ::| :!_:」__j _:!
ヽ'ヽ´, -'-イ:人
`´!ー…'´ .:', ,、 ,、
ヽ ::.i 〈ヽf二ソ、〉
ヽ. /',-ヘ◇_◇Y=-
ト- ' -、-トVイハ /7' _/二',
\ _ノ ヽ\_T >' /_ L」--、}
!: : : : ノ \_|:i:|_/:!:.}、/l Lニ.ノ
`i: :´: : : ; -- 、: : V /.: ` ーイ
\:./ Y\{、 / マジンガー乙
| _ - 、|  ̄
j/. : : : : : : ヽ
/ : : : : :, -−、:|
{, -- 、/ |'
モンストラバルツ乙
しかし公開停止はされてないはずだが…
>>363 去年あたりに公式でアナウンスがあった<配布停止
今さっき配布元サイト確認してきたけどやっぱりなかった
365 :
ゲーム好き名無しさん:2011/06/16(木) 12:16:10.71 ID:tWSvxJ+sO
モンストラバルツ乙です!
おもしろそうだからやってみたいとおもったのに、公開停止とは。残念です
ゲームワールドは?
少なくともアプリダウンロードはできた、課金はまだしてないけど
ラバルツ乙
4月に配信サイトが変更されたみたいだね
バルツ乙
序盤のボスが倒せなくて投げたが、いろいろ予備知識が必要なゲームだったみたいね
ヒィヒィ言いながら進めるよりかはマシだったか
369 :
ゲーム好き名無しさん:2011/06/17(金) 19:01:34.82 ID:p6NOOwKY0
PSの『ジャガーノート 戦慄の扉』お願いします。
期限過ぎましたが、HALO:Reachの続き行きます、最後まで
ネタバレトリップはいらないよね。発売から半年以上過ぎてるし
2552年 8月13日 20:17 スルドック・リッジ
情報を解析したUNSCは、先の戦いで破壊したスパイアは空母からのテレポーターでも有ると判断した。
そして隠れる事を放棄させられた空母は、察知される事を恐れない大規模な攻勢にでたのだと。
蹂躙されつつあるリーチだが、吉報があった。通信が回復したのだ。
そして全UNSC艦隊の60%がリーチへ迅速に向かっているという。最初の艦隊の到着は、48時間後。
「48時間?”迅速”ねえ」
皮肉気に語るジュンだったが、同じ思いを持っているメンバーが居た。キャットはカーターに空母への攻撃を進言する。
歩兵による対艦攻撃は、強行乗艦による核爆弾の設置がセオリー。だが星系内の核爆弾は全て破壊されてしまっている。
キャットは爆弾の代わりにスリップスペースドライヴの使用を提案した。このワープシステムに'誤動作'を起させ、シップを何処かへと消し飛ばすのだ。
敵艦に進入し、持ち込んだドライブを誤作動させる。核弾頭に因る破壊工作と基本骨子は変わらないが、ドライブも衛星軌道へ上がる方法も、簡単には手に入らない。
だがキャットには一つのプランが存在した。政府が存在を否定し続けている、宙域防衛用戦闘機・セイバー。その打ち上げ場が、この近辺にあるというのだ。
「そしてうちの新人さんだけど、確かそこのパイロットだったはず」
「怖い女だぜ、まったく」
機密事項、それもリーダーであるカーターにも知らされていない経歴を調べてあげていた事に呆れるエミール。
とにかく実行の可能性は残されたが、セイバーの利用もドライヴの調達も、ノーブルチームの司令官、ホランド大佐の許可がなければ出来ない。
そう反論するカーターに、キャットは通信機を差し出した。
「交渉次第よ」
「答えはノーだと思うがな」
2552年 8月14日 12:48 セイバープログラム発射場/研究所
「まさか大佐が許可するなんてな」
「名案過ぎると断れないのよ」
「セイバーを飛ばすぞ。大佐の気が変わらないうちにな」
セイバーの発射施設に到着したノーブルチーム。施設はコヴナントの攻撃を受けてたが、ジョージとシックスを乗せたセイバーはギリギリで打ち上げに成功した。
セイバーチームが軌道ステーション・アンカー9に到着したと同時に、アッパーカット作戦が発令された。最終目標はコヴナントの超巨大空母の破壊。
作戦の第一段階は、巨大空母へと帰還するコヴナントのコルベット級シップを占領すること。
占領し、針路を巨大空母に設定したコルベットにUNSCフリゲート・サバンナから提供されたスリップスペースドライヴを載せることで、空母をスリップスペースの事故に巻き込むのだ。
攻撃部隊は任務を達成した。コルベットの艦橋は制圧され、格納庫に運び込まれたドライヴも守りきった。だが損害も大きいものだった。
コルベットに突入した部隊はジョージとシックスを除き全滅し、コルベットの妨害に参加したサバンナもまた沈んだ。そしてもう一人。
脱出用の降下艇とドライヴを調べていたジョージは、現状をシックスに報告した。
降下艇の損害が大きく、リーチへの再突入には個人用装備での単独降下になること。そして、タイマーが壊れたので手動で起爆する必要がある事。
「お前はもう行くんだ。まだやるべきことがあるだろう。なあ、リーチは俺の故郷だ。恩返しをしなきゃな……止めないでくれ」
ジョージは自分の認識票をシックスの手に握らせ、そのままコルベットの格納庫から外に投げ飛ばした。
降下するシックスの目の前で、コルベットは巨大空母に到着し……発生したスリップスペースに艦の半分以上が巻き込まれ、破壊された。
『スリップスペースが出現』
超巨大空母が破壊された直後、アンティードットからの報告が入る。コヴナントシップの一群が、リーチの軌道上に到着したというのだ。
『スリップスペースが出現。スリップスペースが出現。スリップスペースが出現。スリップスペースが出現……』
コヴナントの先遣隊は壊滅した、だが到着したのだ、コヴナントの主力艦隊が。リーチに。
2552年 8月23日 15:34 ニュー・アレクサンドリア
リーチへの再突入に成功し、一人撤退を続けていたシックスはニュー・アレクサンドリア市に到着した。
だがニュー・アレクサンドリア上空には、コヴナントの艦隊が存在していた。
UNSCの増援艦隊はコヴナント艦隊と交戦するも後退、制宙権・制空権が脅かされているという。
スペースポートの存在するニュー・アレクサンドリアは民間人たちの脱出作業を急いでいたが、コヴナントの妨害により遅々として進んでいなかった。
そしてコヴナントは、特に凶暴な事で知られるブルートの攻撃部隊を使って民間人達を狩り出していった。
シックスは現地の海兵隊と合流、占拠されていた対空システムを取り返し、避難船団の脱出する隙を作り出す事に成功する。
飛び立つ避難船を見送るシックスに、キャットからの通信が入る。ノーブルチームもまた、ニュー・アレクサンドリアで戦っていたのだ。
避難船が全て発進した事でコヴナントの攻勢も下火になっていた。この隙にシックスはノーブルチームと合流する。ジョージの訃報と共に。
2552年 8月23日 18:57 ニュー・アレクサンドリア
コヴナント艦隊はとうとうガラス化――生態系レベルまで地表を破壊する銃弾爆撃を、ニュー・アレキサンドリア市街に向けて始めていた。
ノーブルチームは各地に取り残された部隊の救出活動と、通信回復の為にコヴナントのECM装置の捜索・破壊活動を始める。
生存者の救助とECM装置の破壊を終えたノーブルはONIビルに集合した。だが、そこにはあの感傷的な大男の姿は無い。
それぞれのやり方でジョージを悼むノーブルチームに、司令官のホランド大佐からの通信が入る。暗号化も、隠蔽すらもされていない通常通信。明らかに異常事態であった。
だが通信を受け取った直後、事態はさらに急変した。コブナントのニューアレクサンドリアに核攻撃を仕掛けたのだ。
ONIビルから退避し、近くの核シェルターへ避難するノーブル。ビルを降りる途中カーターはホランド大佐からの命令を皆に伝える。
ソード基地の破壊。超巨大空母の攻撃により陥落したソード基地に向かい、機密情報を守るために基地データの破壊を指示されたのだ。
既に陥落から一週間近くが立っているのに関わらず、そして貴重なスパルタン戦力を投入してまで行われる破壊命令。
不自然な命令に疑念を持つキャット。だが、彼女はシェルターの入口で待ち伏せをしていたエリートに狙撃されてしまう。
2552年 8月29日 26:16 ONI・ソード基地
UNSC一般部隊の支援の下、ノーブルチームはソード基地へ進入、破壊工作を試みようとする。だが……
「逃げ遅れたようですね」
「あるいは、逃げなかったのかもな」
「逃げ遅れたんですよ。何もない」
指示された地点にやってきたノーブルチーム。周囲には簡易陣地とUNSCの兵士達の死体が転がっていたが、そこはエミールの言うとおり、ただの行き止まりであった。
アンティードットに位置の再確認を指示するカーター。ドットは指示された位置だと答えたが、直ぐに訂正する。正体不明の上位AIから位置の変更を伝えられたというのだ。
修正位置は、ソード基地から東に1.5キロ、地下2000フィート。疑念を口に出すジュンとエミールだったが、その直後、行き止まりだった壁が動き出した。
『修正ルートですリーダー』
「……いいだろう。ここまで来たんだ」
『強引なやり方をして悪かったわね。でも他に方法がなかったの』
隠し通路に設置されていた路面電車に乗り込んだノーブルを待っていたのは、ソード基地の戦いで死亡したと伝えられていた、ハルゼイ教授だった。
コブナントが執着する先時代文明の研究者でもあるハルゼイ教授を守るため、UNSCはソード基地の陥落にあわせて教授の死亡報告をでっち上げていたのだ。
『あなたの二人の部下もそうだったらよかったのに』
データの破壊指令は、ノーブルチームはおろかホランド大佐を含む広範囲に対する欺瞞命令であり、本当の命令はデータの回収であった。
かつてビシェグラードでキャットが回収していたデータモジュール。それは博士達が予想していた通り、先時代文明のデータ解析を大きく進めるものであったのだ。
人間ともコブナントとも違う種族の残した、人類には理解する事も困難なレベルの技術。これはリーチが陥落した人類にとって、最後の希望とも言えるデータであった。
そのデータの管理をするAIが、リーチを脱出するまでの護衛として選んだのだ。シックスを。
教授はシックスにAIパッケージを託し、ノーブルチームにリーチからの最後の脱出艦であるUNSC巡洋艦、ピラー・オブ・オータムに向かうよう指示した。
隠しラボから近隣のキャッスル基地へ退避するハルゼイ教授。拒む彼女を押し切り、カーターはジュンに彼女の護衛を命じる。
ジュンと別れ、三人となったノーブルチームはオータムの待つアソード宇宙船解体場へと向かった。
2552年 8月30日 16:52 アソード
アソードで待つオータムの元に、降下艇を使い向かうノーブルチーム。だがコヴナントはそれを見逃さず、コヴナント航空部隊の追撃を受けていた。
パイロットを務めるカーターは、自身と降下艇を囮にしてエミールとシックスに地上ルートを使うことを指示する。
徒歩と車両で解体場へと向かうエミールとシックス、だが解体場を目前にしてコヴナントの大型機動兵器スカラベに捕捉されてしまう。
エミールは強行突破を行おうするが、通信を受けたカーターは支援がなければ無謀だと二人を制止した。
貧弱な火力しかない降下艇、だがカーターは支援に十分な火力があると応じる。その言葉に、エミールは諦めたように言葉を返した。了解です、ブチかましてください、と。
スカラベは破壊された。カーターの乗った降下艇の体当たりを受け、谷底へ突き落とされて。
地上に事実上唯一残された地球軍のシップを目指して、コブナントも解体場へと集結しつつあった。
二人はオータムからの降下艇が向かっているランディングパットまで到達したが、そこも既にコブナントの攻撃に晒されていた。
「シックス、行け。パッケージを届けて、この星から脱出するんだ」
エミールはシックスにランディングパットを任せ、一人対空マスドライバーへと向かう。確実にオータムを脱出させるために。
「よくやってくれた。キャサリンの言っていたとおりだ」
降下艇に乗り、AIを受け取りにやってきたオータムのキース艦長。彼はAIを受け取り、ノーブルチームを称えた。
だが直後、コブナントのCCS級巡洋艦がアソード上空に到着し、シックス達もコブナント降下艇による奇襲を受けてしまう。
艦長の護衛を行っていたUNSC降下艇も撃墜されたが、コブナントの本命はキース艦長の降下艇ではなくマスドライバーであった。
低空から近づき、マスドライバー直上から降下するエリートの最精鋭部隊。すぐさま迎撃に移るエミールだったが、シックス達の見守る中エリートの攻撃を受け、倒れてしまう。
オータムを離陸させるには対空支援が必要だが、地上に支援可能な戦力は一門しか残されていなかった。
シックスは降下艇から差し伸べられた手を断り、エミールの残したマスドライバーの確保に向かう。
マスドライバーの砲撃を受け損傷するCCS級巡洋艦。制空権はギリギリでUNSCに取り返された。
そして一人地上に残ったシックスの目の前で、オータムは離陸し、リーチを脱出した。
2552年 9月12日
「コルタナ、奴らを振り切れたのか」
「残念ながら……」
地球の情報の絶対秘匿を命じる「コール議定書」に則り、コヴナントに追尾されたままではUNSC軍は地球へと向かえない。
ブラインドワープを行いリーチから地球とは別方向へとジャンプしたオータムだったが、コブナントはそれを見逃さず追跡しきっていた。
単独で撤退を続けるオータム。その進路の先には巨大施設が存在していた。宇宙空間に浮かぶ、巨大な環状惑星が。
2552年 8月30日 20:00 惑星リーチ
破壊されたリーチの大地。その中でシックスは一人、戦い続けていた。
"スパルタンは不死身だ。奴等は行方不明になっているだけだ……"
2589年 7月7日 惑星リーチ
抉られた大地と山脈、破壊されたシックスのヘルメット。その上に根を張る草々。それらを背景にハルゼイ教授が語っている。
ほどなくリーチは陥落した。敵の攻撃は容赦なかったが、完璧とはいえなかった。
歴史は確実に受けづかれた。あなたのおかげでヘイローが発見され、その秘密は明らかになり、敵の目論見を阻止する事ができた。
我々、いえ、あなた達の勝利は間近だったのに。
でもあなたはリーチに消えた。肉体も、アーマーも、全てガラスの様に砕け散った。
唯一の残されたのは、あなたの勇気。勇気は消えなかった。勇気が、未来を作る。
以上でリーチ終了です。予想できていても、ラストにヘイローに向うオータムとかファン狂喜と言わざるをえない
ハルゼイ教授の護衛に就いたジュンのその後は完全に不明
日本語未翻訳の小説版があってそこで教授も救助されるけど、そこにはジュンの姿はないとのこと
ちなみにスパルタンには戦時特例法があるので、戦死者は本当に一人も居ません
作戦行動中行方不明なら一杯居ますが
378 :
ムンラビ:2011/06/18(土) 15:23:21.58 ID:OVWunCIt0
今は無きBlueSky製作フリゲ「Moonlight Labyrinth」をば。
どうあがいても絶望なゲームです。
簡単5行あらすじ
ある日いきなりさらわれ、魔物と罠だらけの危険な城に閉じ込められたリリア姫。
数多の危険をかいくぐり、城の中で生き残っていた人々や友好的な魔物と協力しあい、
ついには助けに来た兄クリスとも再会。
色んな犠牲を払いながら、何とか城から逃げ出したリリア。
しかし、彼女に安息の日々は来ないのだった……。
嘘じゃねーよどのルートでも大体こうなるんだよ。
以下もうちょっと細かいストーリー。
今日はミスティーズ王国の姫リリアの18歳の誕生日。臣民を招いた華やかな祝賀会が開催されていた。
リリアは儀式を経て王家の証(グラフィックはペンダント)を受け取った。
兄クリスは、これを期に王位継承権を妹に譲るなどと言い出す。(名前がなぜかレオン表記なんだけど。どっちだよ)
しかし、王様には何か気がかりがある様子。
宴もたけなわになった頃、突然天気があやしくなり、黒フードの人物登場。
そいつはガレスと名乗り、契約に基づいてリリアをいただくと宣言。
兵士達が立ち向かうも、全員返り討ちに。クリスの目の前で、リリアはさらわれてしまう。
リリアが目を覚ますと、そこは西の塔と呼ばれる場所のてっぺんだった。遠くにミスティーズ城が見える。
そして、王家の証を塔の下に落としてしまう。
悩んでいると、何かの吠え声が。逃げるように進んでいくと、そこにはミノタウロスが。
(この辺でセーブはスロット使い切るくらい小まめにと公式アナウンス)
ミノタウロスの目をかいくぐって鍵を見つけながら塔を下りていくと、オークを発見。
彼は襲ってはこないが、助けてもくれない様子。その代わりゾンビじいさんのことを教えてくれる。
リリアが彼を訪ねると、ゾンビじいさんは魔法陣の使い方やモンスターグループのリーダーの情報などを教えてくれた。
彼の助言に従ってリーダーの狼男がいない隙に彼らのテリトリーを通過、なくしていた王家の証を取り戻す。
しかし、戻ろうとしたところで帰ってきた狼男と鉢合わせ。殺されそうになった時、王家の証に激しく反応した。
「まさか、ミスティーズの……」
379 :
ムンラビ:2011/06/18(土) 15:24:13.54 ID:OVWunCIt0
狼男の名前はレオン。何とリリアの叔父にあたる人物で、リリア同様ガレスに誘拐されここに。
王家の証には各々特殊能力があり、それによって獣人化し生き延びたという。
また、この城の内部では時間の流れが違うとのこと。
レオンとしばらく話をした後、ミニドラゴンのバンと共に北の塔を調べることに。
そして現れるミノタウロス。バン、戦うも攻撃が全く通らない。この役立たずめ。
慌てて逃げ出す二人。しかし、途中ではぐれてしまう。
部屋の仕掛けや様々な仕掛けを解いて塔を探索しながら、バンも探すことに。
と、水路の向こうに兄クリスの剣が。何故こんなところに……。(剣を取るかどうかでEDが変化します)
ようやく見つけたバンは、トラップに引っかかっていた。仕方ないので解除してあげる。
ざっと探索しても、誰かの遺品だろう王家の証以外は特に何もないので戻ることに。
戻ってみると、アジトは血まみれ。何があったのだろう。とりあえず、南の塔に逃げることに。
南の塔は薄暗く、罠とスライムの巣窟となっていた。道中ランプを発見して進むリリア。
と、ハーフキャットを発見。その後を追いかける。
地雷原での鬼ごっこの末にようやく捕まえるものの、引っかかれ逃げられてしまう。
落胆した帰り道、ちょっと寄り道してみるとまたもや彼女を発見。今度は王家の証をタテに話を聞いてもらうことに成功。
ミミと名乗った彼女に案内された部屋には、小さな女の子が。
彼女はティア、何と15代目のミスティーズ王女。ちなみにリリアは18代目。
ミミに会うまでは王家の証の力で、それ以降はミミに守ってもらい今まで生き延びてこられたらしい。
(ティアの王家の証の力は弱いモンスターを遠ざけること。実際これ以降南の塔からスライムがいなくなる)
北の塔で拾った王家の証をティアに返すと、ミミはリリアにティアを託していなくなってしまう。
ティアと共に西の塔に戻り、一旦北の塔に戻り探し残した場所を探索することに。
(これをスキップするとエンディングが変化します)
落ちていた髪飾りを拾うと、半透明の女性が出現。彼女はルナ=ミスティーズと名乗った。2代目王女だという。
彼女は、ミスティーズの子孫とガレスを救うためにここに来たという。
が、危険を避けるために体と精神を切り離してしまい、体は行方不明。そこで体を捜すため、髪飾りを持ち歩いて欲しいとのこと。
しかし、東の塔への通路はガレキでふさがれていた。そこで、バンが頑張ってどかすことに。
すると、西の塔から瘴気が流れてくる。このままでは危ないので、バンは最後の手段として鏡の迷宮に逃げ込むことを提案。
わき道にある鏡に触れると不思議な光がリリアを包み、鏡の迷宮に誘った。その背後で、かすかに鏡の割れる音。
バン曰く、通った後に鏡が割れることがあり、そうなった鏡は使ってはいけないという。
つまり、もう引き返せなくなってしまったのだ。仕方ないのでそのまま鏡の迷宮を抜けることに。
すると、途中で兄クリスと再会。しかし、レーザーが兄妹の合流をはばむ。
クリスはリリアに鍵を渡し、リリアは拾った剣をクリスに返す(拾ってない場合は返さない)。
どこかで合流できることを祈り、リリアは再び迷宮へ。
レーザーや鏡の向こうの自分の助言だの妨害だの襲撃だのをかいくぐり、何とか迷宮を抜けたリリア。
そこで、ついにリリアはクリスと合流できたのだった(ただし剣を返してないと瀕死、ほどなく死亡)。
するとそこへガレスが現れる。
(クリスが死んでいるとお前は帰してやるといわれ、バンは反撃するものの一撃で即死。
さらに髪飾りがないと続いてティアが拷問部屋送りに。髪飾りがあるとガレスが動揺、逃げていく)
髪飾りがあると、ルナが登場。そしてミミこそがルナの体であることが判明。
ガレスを説得するためにも同化しようというルナに、ミミは遣り残したことがあると拒否。どこかへ行ってしまう。
380 :
ムンラビ:2011/06/18(土) 15:24:41.97 ID:OVWunCIt0
ついに東の塔に到着。そこは、血の沼とただよう瘴気が人を死へ追いやる場所だった。
まずはクリスが侵入するのに使った魔法陣の場所へ向かうことに。
(クリスが死んでいるとここでエンディング。髪飾りの有無でバッド1か2になる)
・バッドエンド1
たった一人で生還したリリア。しかし、罪の意識と恐怖に苛まれ続け、ついに発狂。
「皆をあの男に苦しめさせるわけにはいかない」と一族郎党皆殺し、自身も喉を掻き切って自害。
ガレスにとっても予想外だったが、不本意でも満足のいく凄惨な末路ではあった。
・バッドエンド2
ミミとルナのことを気にかけるティアに、ルナは大丈夫だから自分を置いて脱出するように説得する。
そして二人は生還。しかし三年の月日が流れており王は既に他界していた。
リリアの義妹として城で仲良く暮らしていたティアだが、ある日再びガレスにさらわれる。
結婚せず禍根を断ち切ろうとするリリアだったが、覚えのない子を孕むことに……。
クリスが生きていると、転移魔法陣のある部屋の扉が開かない。仕方なく、他の方法を模索することに。
途中、試練の魔法陣でリリアが溶かされそうになるものの、3人で力を合わせて突破。
罠をかいくぐって仕掛けを動かし、ついに大広間へと辿り着く。
(髪飾りがないとノーマル1になります)
・ノーマル1
そこにはミミがいた。嬉しそうに駆け寄るティアに来てはいけないと警告するミミ。しかし遅かった。
ミミの背後には血肉のタペストリーになったレオンと、『次は貴様らだ ミスティーズの汚れた王女達』という血文字が。
血の匂いで魔物が来ることを懸念し、ミミの提案で魔法陣の部屋に戻ることに。しかしバンはしばらく残ると言い出した。
仕方なくバンを置いて戻ると、広間から魔物達の食事の音が……。(戻るとバンが死んでいる)
ミミの提案で、塔の頂上からロープを垂らして魔法陣の部屋に侵入することに。
最初にミミが下りて安全を確認、次にティアが下りているところにガレス登場。しかしクリスも王家の証を使い応戦。
するとガレスはティアに標的変更。ミミが気をそらそうとするも失敗、ティアはいたぶられたあげく塔から落とされる。
クリスがガレスと戦う間にリリアは魔法陣の部屋に到着、クリスも人間離れした技でガレスの心臓に剣をつきたて部屋に到着。
しかし、ガレスは生きていた。リリアの右腕を切り落とし、クリスを殺害。そしてリリアを強制送還するのだった。
ミミはガレスに復讐するためにリリアと手を組み、次にガレスが狙うであろう彼女の子供を勇者にすることに。
そのためには、時に非情な手段もとられた(というかミミはモノ扱いしてる節が)。
しかし、復讐の成否をリリアが目にすることはなかった……。
381 :
ムンラビ:2011/06/18(土) 15:25:16.63 ID:OVWunCIt0
大広間ではレオンとガレスが戦っていた。駆け寄る一同。
ガレスは怒りをあらわにし、ティアを狙う。すんでのところであらわれたミミがティアを救出。
(ここである装置を動かしていると「真実への扉を開いた」、動かしてないと「まだ終わってないのに残念」と言う)
そしてミミは髪飾りを受け取り、ルナと一つになる。ガレスはかなり動揺。そして逃げるように消える。
レオンが事情を尋ねると、ルナはかつての真実を教えてくれた。
レクイエム王国が栄えていた頃、忌み子とされた獣人達の吹き溜まりの集落が存在した。
彼らはいずれバーサーク症を患い理性を失った獣と化し、南の監獄城に幽閉される運命だった(ここが今回の舞台)。
しかし、ある時バーサーク症に耐性を持つ獣人が登場。これがミスティーズ家の始まりとなる。
ミスティーズ家は集落をまとめてどんどん大きくしていき、近隣諸国にまで勢力を伸ばしていった。
レクイエム王国はこれに反発、獣人達も希望を捨てたくないと必死に抵抗。結果戦争になり、多くの犠牲者が。
しかし獣の力と積年の恨み、どうせ死ぬならという気迫もあってレクイエムは圧されはじめ、ついに陥落。
戦争によってどちらも疲弊していたため、レクイエム王国の王子ガレスとミスティーズの娘ルナの婚姻で終結させることに。
しかしこの頃、一族の中にバーサーク症を発症する者が現れ始める。よりによって王様まで。
そしてルナとガレスを引き離し、レクイエムに連なる者を全員追放してしまう。ルナは軟禁され、ガレスは王に講和を求めるも門前払い。
一ヵ月後、ガレスを含むレクイエム家全員がふっつりと姿を消す。誰一人、その行方はつかめなかった。
それから数年後、王は惨殺され、次期国王の兄も行方不明に。
一方、ルナの耳に王家の不幸は王がレクイエムの人間達を南の監獄城に監禁した報いに違いないという噂が。
ルナはガレスに会いたい一心で弟に王位を譲り、監獄城へ。しかしそこには、おびただしい血と誰かの骨、魔物の群れが。
このままでは魔物の餌食になってしまうため、王家の証の力を使い精神を分離、肉体を獣人化させミスティーズの人間を助けるよう命じる。
精神だけでも話ができると思ったのに、復讐に囚われたガレスには精神体のルナが見えず、声も届かなかった。
仕方ないのでまず話ができる人を捜しているうちに、ガレスが何をしているかを知ってしまう。
様々な人と話をするものの誰も髪飾りを見つけてくれず。ついにリリアがそれを手にしたのだった。
ルナいわく、ガレスは東の塔の頂上にいるだろうとのこと。そこでもう一度説得するという。
(ここで塔の頂上に行くとノーマル2。ミミが真実への扉を開いているなら地下牢ルート出現)
・ノーマル2
塔の頂上には、ガレスがいた。説得しようとするルナに、ガレスは「何も知らないのか」と真実を告げる。
本来なら魔物の巣窟でありトラップなどなかったこの城にトラップを作ったのはミスティーズ家。
そして、ミスティーズがそこにレクイエムの人間を全員閉じ込め惨殺したのだ。
しかし、ガレスはルナに恩義と愛情を(未だに)持っており、ルナが味方してくれるならもう復讐はやめると言い出す。
ルナは悩んだ末に、ガレスについていく。するとガレスは、ミスティーズを一気に根絶やしにすることで復讐を終わらせることに。
ここでルナは完全にガレスを見限り、自分の全てをかけてガレスを王家の証に封印することに。
しかし封印が持つのは一年ほど。(といっても塔内なので現実では100年〜300年くらい)
その間にこの惨劇を世に伝え、ガレスへの対抗策を見つけるよう告げ消えていく。
魔法陣の部屋に入れるようになったため、リリアたちはその間に脱出。
リリアは女王として即位し、レオンやティアも王族として迎え入れることに。
そしてこの惨劇を世に伝えるが、それが後世に伝わったかどうか……。
……いつともしれぬ時、塔の頂上には壊れた髪飾りとガレスが。そして、ガレスはどこかに消える……。
382 :
ムンラビ:2011/06/18(土) 15:25:39.50 ID:OVWunCIt0
ガレスと会う前に真実を確かめようとすると、ルナが先に塔の頂上に行っているといい離脱。
理不尽トラップをかいくぐって穴に飛び込むと、リリアは水瓶に激突。目が赤くなってしまった。
後戻りできないので先に進むと、剣山トラップが。誰かがスイッチを押していると発動しないようだ。
ここでクリスとレオンがトラップの奥に行くことに。帰りを待っている3人だったが、虫の大群に襲われ逃げることに。
しかし、逃げる途中でバラバラになってしまうのだった。
途中でバンやティアを見つけるも、何かが変。あげく、さっき会ったはずのティアに「会ってない」と言われたり、
突然レオンにニセモノ呼ばわりされて襲われたり。どうやら、リリア達のニセモノがいる様子。
虫から逃げながらも仕掛けをといていくと、真実の間にたどりつく。そこには、レクイエムの人々の恨みが綴られていた。
真実の間から逃げ出すと、そこにはニセモノ大集合。乱闘になり、誰が本物かわからない様子。
しかし、リリアのニセモノは何故かいない。そこで、近くにあった魔法陣を使ってまやかしを消し去ることに。
そしてもう一度真実の間に入ると、なんと記述が書き換わっていた。あれもまやかしだったのだ。
そこには、ミスティーズを恨んだレクイエム王家の一部の人間が、この城を改装して一族をここで惨殺し
ガレスに全ての憎しみを集結させてからバーサーク症にし魔王にするという計画の一部始終が綴られていたのだ。
するとここでリリアのニセモノが登場。リリアに水をかけた上でここに綴られていない真実を話し始めた。
リリアの王家の証の力は、獣人としての力を高めるもの。そして最初に浴びた水は、バーサーク症を誘発させる薬品だった。
(初代の王がバーサーク症を患ったのもこのため。ちなみにさっきかけた水もこれ)
そしてリリアの背中から翼が生え、ニセモノを殺してしまう。皆は驚くが、リリアはいたって冷静。
そして真実の間の奥で時の魔石を発見。この城の時間の流れが遅いのはこれが原因だった。
しかし壊せないので、台座から切り離して持っていくことに。そしてリリアの翼でトラップの上を飛び越え、東の塔へ。
383 :
ムンラビ:2011/06/18(土) 15:33:28.72 ID:OVWunCIt0
・トゥルーエンド
ルナはリリアの姿に驚くも、今はそれどころではない。結局説得も封印も失敗し、なすすべがなかった。
リリアはガレスに地下牢で見た真実を告げる。しかしガレスは認めない。
ガレスはリリアを殺そうとしたが、リリアはその攻撃を時の魔石で受け止める。あっけなく砕ける魔石。
その中に閉じ込められていた時間が一気に流れ出し、ガレスはルナと共に時間の流れに押しつぶされ消えた。
そして城も、時の重さに耐え切れず崩壊を始める。慌てて逃げ出す中、リリアは髪飾りを拾い上げる。
道中、ティアが倒れる。彼女も百年前の人間であり、時間に押しつぶされ始めていたのだ。
リリアはルナの王家の証の力を使い、生きたいと願ったティアの精神を切り離した。
しかし、魔法陣のある部屋の入り口は崩壊していた。リリアの力では全員の脱出は不可能。
あきらめていた時、時の流れがバンにも押し寄せてきた。しかし、バンは押しつぶされずに成長。立派なドラゴンに。
バンとリリアで力を合わせ、全員が脱出に成功した。こうして、レクイエムの呪いは終わりを告げた。
しかし、リリアはバーサーク症の進行を自覚していた。ティアを救ったのは、人として残った最後の優しさだった……。
その後、クリスは国王に。民はリリアの変貌に悲しんだが、真実を知らないためまだリリアを敬愛していた。
ティアは精神だけとはいえ平穏な生活を楽しみ、レオンは寿命が縮まったものの王族として迎え入れられた。
そして行方不明になったリリアに思いをはせる。国中をあげて探しているが、彼女はまだ見つからない。
きっと彼女も、どこかで自由に飛んでいるのだろう……皆、そう思っていた。
クリス以外に誰も知らない地下の一室。そこにリリアはいた。
リリアがどこかに飛んでいく前にクリスはリリアを閉じ込め、その間にバーサーク症の研究を進めることにしたのだ。
しかし研究はうまくいかず、リリアの心はどんどん壊れていく。毎日話しかけるクリスのことを兄と認識しているかすら怪しい状態。
そしてある日ついにリリアは獣となり、鉄格子を破壊し――
As long as there is light, moon keeps shining through all eternity.
As long as she has breath, the beast keeps alive with her.
The End
同人ゲームのPersona - The Rapture予約します。
次スレ・・・
490kb超だし、投下は控えたほうがよさげかね
>>383までwikiに収録しました。
ごめん次スレたてられなかったorz
忍法帖【Lv=ナントカ,xxxPT】っていう風に「T」がついてないと立てられないんですよね、たしか
投稿量は制限されるしマジでめんどくさいですね
って、私立てられるじゃないか、いつのまに
それではちょっと立ててきますよ
テンプレを貼り終えました
乙です。スレ立てありがとう
スレ立て乙です。
乙です
ムーンライトラビリンス乙。
同じ作者の「寄生ジョーカー」はプレイしたが、
ムンラビもかなり救いようのない話だなw
虫の部分が怖くて夢に出たんでゴミ箱つっこんじゃったわ
スレ立て乙です。
容量に気付かずに予約しちゃってごめんなさい。
Xbox360の未解決リストに載ってるプロジェクト シルフィード、続きからこちらに前半投下します。
それでスレがほぼ埋まるはずなので後半は次スレで
惑星レーベンドルフへ向かう部隊の一部に攻撃を受ける第931飛行隊。
デルタセイバー一機を搭乗者の新兵と共に失うも、アクロポリス及び第931飛行隊はアダンの攻撃をかいくぐりレーベンドルフに帰還を果たした。
しかしレーベンドルフも当然ながらアダンの攻撃を受けており、アクロポリスも補充兵を受け取り次第防衛戦へ参戦した。
奇襲と戦力差と通信妨害に耐えつつ善戦するレーベンドルフ駐留艦隊だが、艦隊司令官ヴィエラ中将が旗艦ごと敵前逃亡するという椿事を機に防衛線は崩れていく。
レーベンドルフ衛星軌道上のシュロス基地司令官ビギンズ中将は、アダンの一次攻勢を凌いだ直後にレーベンドルフ放棄を決定。星系からの脱出計画を開始する。
アクロポリス隊には、特にアダンの報復対象となりうる民間人退去者の護衛任務に当てられた。そこにアダンの精鋭戦闘機隊が襲い掛かった。
戦いの末レーベンドルフからの退去に成功したアクロポリス隊。
しかし脱出中に受信した敵のブロバガンダ放送を見て、931飛行隊・ライノ小隊所属の新兵カタナの顔色が変わった。
レーベンドルフで交戦した敵の精鋭部隊、ナイトレイヴン隊の隊長は、カタナとその同僚であるエレンの士官学校時代の友人、マーグラス・メイスンであったのだ。
マーグラスの出生地、惑星アケロンはアダン自由同盟に参加していた。
惑星国家の軍事連合であるアダンの発足に伴い、アダン参加国出身者は母国に強制送還され、マーグラスもその一人であったのだ。
しかし、「故郷に帰ってもアダン軍に入ることはしない」と言っていた彼が、何故兵士として帰ってきたのだろうか。
追撃部隊やエンジントラブルに悩まされつつも、星系から脱出、アダンの第二目標と目される惑星ハージェンティーンに到着したアクロポリス。
ハージェンティーンの領域に到着した直後、アダン軍の先遣隊との遭遇戦始まり、飛行隊長のレイモンド・ローガン大尉が負傷してしまう。
友軍との合流を行えたアクロポリス。搭載部隊兼訓練部隊であった第931飛行隊は、その戦果からそのままホワイトグリフォン隊として再編された。
そしてその隊長には、頭角を現していたカタナが選ばれる。
ハージェンティーンには各地から地球軍艦隊が集まってきているが、アダンもまた総攻撃の準備を着々と整えていた。
地球軍は艦隊終結までの時間を確保するため、第十七独立艦隊を臨時編成、陽動作戦としてアダン領へ進入・ゲリラ戦を行う事を計画する。
アクロポリスは第十七艦隊に、レーベンドルフで失態を演じたヴィエラ中将とともに編入される事となった。
アダン領への進入に成功した第十七艦隊は、戦力を前線に回し手薄になったアダンの拠点を攻撃して回った。
そしてアダン自由同盟が武装勢力となったきっかけであり、当時のアダン自由同盟議長と数千の民衆が犠牲となった惑星アケロンに近づいていた。
惑星環境システムの故障によって壊滅したアケロン周辺には、「手ごろな」アダン軍が駐留していた。
連戦連勝に油断していたヴィエラ指令はこれを追撃、しかしそれは敵の罠であったのだ。
放棄された惑星環境システムに潜んでいた敵部隊に奇襲を受ける第十七艦隊。ヴィエラ指令はまたもやアクロポリス隊を囮に使い逃亡してしまう。
ナイトレイヴン隊からの襲撃も受けたアクロポリスも、レイモンドの犠牲によって窮地を逃れる事になる。
そして戦いの最中、カタナはマーグラスを問い詰める、何故戦うのかと。
マーグラスの答えは簡潔であった。彼が故郷に到着する目前に起こったアケロンの悲劇、これは事故ではなかったからだ。
あれはイーガン議長を狙った地球統合政府のテロリズムであり、これはその復讐なんだ、と。
単独での逃避行の末、無事ハージェンティーンへ帰還したアクロポリス。
第十七艦隊は半壊したものの、時間稼ぎ目的は成功、ハージェンティーン周辺宙域は地球軍艦隊に埋め尽くされていた。
アクロポリスは、とうとう処罰されたヴィエラ指令に変わりビギンズ中将の元に配備され、アダン艦隊との決戦に臨む。
正面決戦は各戦域で差はあるものの、おおむね地球軍優位に進む。しかし艦隊戦のさなか、突如アダン軍は陣形を変更する。
そして変更された陣形の中央、地球軍種直艦隊正面の空間にアダン自由同盟軍の超兵器、プロメデウスドライバーがワープアウトした。
惑星環境開発システムを基に作られたプロメデウスドライバーの主砲は、ハージェンティーンごと地球統合軍艦隊主力を打ち砕いた。
艦隊旗艦や司令部も消滅、混乱する中残存する地球艦隊は地球へと脱出した。しかし、地球軍はその主力を、僅か一戦で失ったしまったのである。
アダンでは逆に、地球艦隊に与えた戦果に沸き立った。しかし、艦隊ごと惑星ハージェンティーンを、しかもその住民ごと攻撃した事に嫌悪と反発を感じる人々も、確かに存在したのであった。
統合政府は防衛ラインを地球圏まで後退、アダンの進攻…プロメデウスドライバーによる地球攻撃を防ぐために戦力の再集結を急いでいた。
先行するアダン軍との小競り合いの中、防衛・監視システムに損害が出始めていた。
その穴を埋めるために出撃したホワイトグリフォン隊は、威力偵察を行うナイトレイヴンと遭遇する。しかし結果は、ホワイトグリフォン隊の圧勝。
かつての同輩に完敗し、そしてプロメデウスドライバーの使用に怒りと困惑を持っていたマーグラスは、生き残ったナイトレイヴン隊とともに投降した。
マーグラスによってもたらされた情報を元に、地球軍はプロメデウスドライバーへの攻撃を決意する。
プロメデウスドライバーの排気口は、その心臓部に直結している。戦闘機隊をここに突入させ、破壊するというのだ。
ビギンズ中将に率いられた艦隊の援護の元、アダンの防衛部隊を破り、ホワイトグリフォン隊とナイトレイヴン隊を中核とした戦闘機隊はプロメデウスドライバーへ肉薄する。
マーグラスは己を犠牲にし、カタナを心臓部に送り込む事に成功する。心臓部は破壊され、プロメデウスドライバーは大破し、搭乗していたアダン自由同盟の議長もまた運命を共にした
破壊され荒廃し、そして今緑の草原に包まれる惑星となったアケロン。カタナとエレンはたった二人、そこにたたずんでいた。