ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。
・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。
・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
●未解決分 ≪part49の327までの時点でのリスト≫
※複数の機種で出ているものも、便宜上、一つの機種の欄にのみ書かれています
■PS3 ・アガレスト戦記 ・INFAMOUS 〜悪名高き男〜
機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081 ・クロスエッジ ・GENJI -神威奏乱-
SIREN: New Translation ・白騎士物語 -古の鼓動- ・ソウルキャリバーIV ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ
ティアーズ・トゥ・ティアラ −花冠の大地− ・Dead Space(既出部分の続き) ・トリニティ・ユニバース ・BIOHAZARD5
バトルファンタジア(出来ればキャラ別で) ・FolksSoul -失われた伝承- ・BLAZBLUE(出来ればキャラ別で)
ぼくのなつやすみ3 ‐北国篇‐ 小さなボクの大草原 ・ミスト オブ カオス ・龍が如く 見参!
RESISTANCE(レジスタンス) 〜人類没落の日〜 ・RESISTANCE 2
■PS2 ・アーバンカオス ・イースI・II ETERNAL STORY(既出部分の続き)
ウィル・オ・ウィスプ(二作目に続くルートのストーリーを) ・ウィル・オ・ウィスプ 〜イースターの奇跡〜
うたわれるもの −散りゆく者への子守唄−(PC版との違いを詳細に) ・宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲
宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊 ・AIRFORCE DELTA 〜BLUE WING KNIGHTS〜 ・EXTERMINATION
S.L.A.I -STEEL LANCER ARENA INTERNATIONAL- ・X−FIRE ・over the monochrome rainbow
カウボーイビバップ 追憶の夜曲(セレナーデ) ・カオス ウォーズ ・神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア
仮面ライダー正義の系譜 ・ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国 ・ガンサバイバー3 DINO CRISIS ・ガンバード1&2
機動新撰組 萌えよ剣 ・機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ・キルゾーン ・ギルティギア ゼクス プラス
ギルティギア イグゼクス ・キングダム ハーツII(既出部分の続き) ・九龍妖魔學園紀 re:charge ・Kunoichi -忍-
グローランサーIV Return(既出のフレーネ・イライザ・LN型以外のシナリオを) ・ゲームになったよ!ドクロちゃん
喧嘩番長 ・GENJI ・高円寺女子サッカー ・ゴッドファーザー ・五分後の世界(特にオダギリとミズノについて詳しく)
COMBATQUEEN ・XIII [サーティーン] 大統領を殺した男
THE お姉チャンプルゥ 〜THE姉チャン特別編〜(彩編・咲編を) ・THE 鑑識官 ・ザ・フィアー ・サムライウエスタン
THE ロボットつくろうぜっ! 〜激闘!ロボットファイト〜 ・3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!
シークレットゲーム -KILLER QUEEN-(既出のもの以外のルート) ・ジェネレーションオブカオス3
死角探偵 空の世界〜Thousand Dreams〜 ・四八(仮) ・シムーン 異薔薇戦争 〜封印のリ・マージョン〜 ・灼眼のシャナ
白中探検部 ・真・三國無双(1〜3、印象的なシーンは詳細に) ・新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド <特別編>
スーパーロボット大戦OG ORIGINALGENERATIONS ・ステラデウス ・SPY FICTION ・スペクトラルフォースクロニクル
スペクトラルフォースラジカルエレメンツ ・セイクリッドブレイズ ・ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 ・ソニック ヒーローズ
第3次スーパーロボット大戦α〜終焉の銀河へ(セレーナ編) ・超時空要塞マクロス ・ツキヨニサラバ ・ディジタルホームズ
ティンクルスタースプライツ-La Petite Princesse- ・デストロイ オール ヒューマンズ! ・鉄人28号(できれば詳しく)
Dog of Bay ・ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン ・ナノブレイカー
ナムコ クロス カプコン(既出部分の続き) ・ハードラック ・鋼の錬金術師 翔べない天使 ・鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女
爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO ・バルダーズゲートダークアライアンス2 ・ヴァンパイアナイト ・彼岸花
ファンタシースターユニバース(出来ればオンラインの分も) ・ファンタシースターユニバース イルミナスの野望
フェイズパラドックス ・Fate/unlimited codes(フェイト/アンリミテッドコード) ・プリンス・オブ・ペルシャ 〜時間の砂〜
PROJECT ARMS ・炎の宅配便 ・ポポロクロイス 〜月の掟の冒険〜(既出部分の続き)
マナケミア2〜おちた学園と錬金術士たち〜 ・遊星からの物体X episodeII ・ライゼリート
ルパン三世 ルパンには死を、銭形には恋を ・レイジングブレス
■PS ・R4 -RIDGE RACER TYPE4- ・アインハンダー(エンディングまで) ・アローン・イン・ザ・ダーク 2
アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜 ・EVE ZERO ・雨月奇譚 ・エクサフォーム ・オウバードフォース
逢魔が時 ・学校のコワイうわさ 花子さんが来た!! ・GUNばれ!ゲーム天国 ・クリックまんが クリックのひ
CRITICAL BLOW ・クロス探偵物語(6話と7話を) ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ) ・ゲッターロボ大決戦
幻影闘技 SHADOW STRUGGLE ・公開されなかった手記 ・高2→将軍 ・KONOHANA:TrueReport ・サイレントボマー
GERMS 狙われた街 ・シュレディンガーの猫 ・すべてがFになる ・SPRIGGAN 〜LUNAR VERSE〜 ・蒼魔灯 ・黄昏のオード
TILK-青い海から来た少女- ・テイルコンチェルト ・デザーテッドアイランド ・天使同盟
東京ミュウミュウ 登場新ミュウミュウ!〜みんなでいっしょにご奉仕するにゃん〜 ・ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜
トワイライトシンドローム〜再会〜 ・ナイトアンドベイビー ・’70年代風ロボットアニメ ゲッP−X
2999年のゲーム・キッズ(既出部分の続きを) ・人魚の烙印 ・ネオリュード ・ネオリュード2 ・ネオリュード 刻まれた紋章
眠ル繭 ・NEUES〜ノイエス〜 ・BOUNTY SWORD DOUBLE EDGE ・ひみつ戦隊メタモルV
FINAL FANTASY VII(のちょっと詳細バージョン)の続き ・Forget me not -パレット-(「パレット」からの追加分を)
フォックスジャンクション ・ブシドーブレード ・ブシドーブレード弐
BLACK/MATRIX OO(既出部分からの続きを。簡潔でもかまいません) ・プラネットライカ(既出部分からの続き) ・ボルフォス
マーメノイド ・マネーアイドル・エクスチェンジャー ・ミザーナフォールズ ・ミスティックドラグーン ・厄 友情談義
厄痛 呪いのゲーム ・夜想曲(Wikiで抜けている1話〜3話を) ・聖刻1092 操兵伝 ・竜機伝承
ルパン三世 カリオストロの城 −再会− ・LULU ・ロストチルドレン
■PSP ・アイドルマスターSP ミッシングムーン(あずささんのストーリーを) ・アナタヲユルサナイ ・遠隔捜査 −真実への23日間−
キングダム ハーツ バース バイ スリープ ・グローランサー(別ルートとそれぞれのキャラクターのEDを)
JEANNE D'ARC(ジャンヌ・ダルク) ・銃声とダイヤモンド ・新天魔界 〜GOCIV アナザサイド〜
新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(各シナリオをできれば詳しく)
注文しようぜ!俺たちの世界(スライギーイベントのラストを) ・テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー
デッドヘッドフレッド〜首なし探偵の悪夢〜 ・VALHALLA KNIGHTS -ヴァルハラナイツ- ・PHANTASY STAR PORTABLE
ブレイドダンサー 千年の約束 ・ブレイブ ストーリー 新たなる旅人 ・ヘブンズ ウィル
ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険 ・MYST(ライム時代とED全種を含めて) ・METAL GEAR AC!D
RESISTANCE 〜報復の刻(とき)〜 ・煉獄 The Tower of Purgatory ・煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N.
■Wii ・アークライズファンタジア ・オプーナ ・機動戦士ガンダム MS戦線0079(ストーリーモードを) ・グーの惑星
スーパーロボット大戦NEO ・ソウルキャリバー レジェンズ ・ディシプリン*帝国の誕生
ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔(詳しく) ・ネクロネシア
ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還- ・レッドスティール ・ワンピース アンリミテッドアドベンチャー
■GC ・神機世界エヴォルシア ・ターミネーター3:ザ・レデンプション ・P.N.03
PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution ・遊戯王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国
■64 ・悪魔城ドラキュラ黙示録(ラインハルト編) ・悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 〜レジェンドオブコーネル〜
シャドウゲイト64 ・爆裂無敵バンガイオー
■SFC ・R-TYPE III THE THIRD LIGHTNING ・アイ・オブ・ザ・ビホルダー ・アルバートオデッセイ ・アルバートオデッセイ2
アレサ(スーパーファミコン版) ・アレサU 〜アリエルの不思議な旅〜 ・リジョイス 〜アレサ王国の彼方〜
イーハトーヴォ物語 ・Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王― ・エルファリア2 ・カードマスター リムサリアの封印
機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122 ・ごきんじょ冒険隊 ・Psycho Dream
Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売) ・シャドウラン ・少年忍者サスケ ・神聖紀オデッセリア
神聖紀オデッセリアII ・セプテントリオン ・ゼロヨンチャンプRR-Z ・ソウルアンドソード ・ファイナルファイトタフ
ブレインロード ・弁慶外伝 沙の章 ・魔女たちの眠り ・魔天伝説 戦慄のオーパーツ ・46億年物語 −はるかなるエデンへ−
■FC&ディスクシステム ・悪魔城ドラキュラ ・SDガンダム ガチャポン戦士5 バトル オブ ユニバーサルセンチュリー
エスパードリーム2 新たなる戦い ・ガンナック ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・御存知弥次喜多珍道中 ・シャドウブレイン
新・里見八犬伝 ・道(TAO) ・東方見文録 ・ドラキュラII 呪いの封印 ・百鬼夜行 ・魔法のプリンセスミンキーモモ
未来神話ジャーバス ・魍魎戦記MADARA ・勇士の紋章 ディープダンジョンII ・ラディア戦記
■DS ・Another Time Another Leaf 〜鏡の中の探偵〜 ・あらしのよるに(マルチエンディング全7種類を) ・イナズマイレブン
犬神家の一族 ・Wizardry 〜生命の楔〜 ・ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫
L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)- ・川のぬし釣り こもれびの谷せせらぎの詩 ・極限脱出 9時間9人9の扉
きらりん☆レボリューション きらきらアイドルオーディション ・きらりん☆レボリューション〜なーさんといっしょ〜
きらりん☆レボリューション めざせ!アイドルクイーン ・きらりん☆レボリューション つくってみせちゃお!キメ☆きらステージ
きらりん☆レボリューション みんなでおどろうフリフリデビュー!
きらりん☆レボリューション あつめてチェンジ!クルキラ★コーデ ・クイズマジックアカデミーDS
くりきん ナノアイランドストーリー ・激闘!カスタムロボ ・高円寺女子サッカー2〜恋はネバギバ高円寺〜 ・降魔霊符伝イヅナ
THE 装甲機兵ガングラウンド ・THE 廃屋病棟 〜呪われた病院からの脱出〜(一周目二周目両EDを)
サバイバルキッズLost in Blue ・THE 爆弾処理班(既出部分の続きを) ・スターフォックス コマンド ・セブンスドラゴン
タンクビート ・超操縦メカMG ・ツキビト ・ディープラビリンス ・テイルズ オブ ハーツ ・DEATH NOTE Lを継ぐ者
DEATH NOTE キラゲーム(既出部分の続きを) ・teresia -テレジア- Dear Emile ・どきどき魔女神判2
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー ・ナナシ ノ ゲエム 目 ・パワプロクンポケット8(正史ルートを)
パワプロクンポケット9(サクセスモードの神田奈津姫の話) ・ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング
BLEACH The 3rd Phantom ・フロム・ジ・アビス
ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(時の探検隊・闇の探検隊で出てこない追加要素を)
マジカルバケーション 5つの星がならぶとき ・メタルサーガ鋼の季節 ・流星のロックマン3 ・LUX-PAIN[ルクス・ペイン]
ルナ -ジェネシス-
■GBA ・アドバンス ガーディアンヒーローズ ・カエルBバック ・幻想水滸伝カードストーリーズ
サムライエボリューション 桜国ガイスト ・新・ボクらの太陽 逆襲のサバタ
真・女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー) ・Z.O.E 2173 TESTAMENT ・続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ
沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜 ・ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート ・彼岸花 ・Vマスタークロス
ブラックマトリクスゼロ ・ボクらの太陽(既出部分の続き) ・マジカルバケーション ・メタルガン・スリンガー
■GBC ・エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜 ・スペースネット ・METAL GEAR Ghost Babel(おまけドラマも) ・メダロット3
メダロット5
■GB ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように) ・ジャングルウォーズ
ドラゴンクエストモンスターズ 〜テリーのワンダーランド〜 ・ビタミーナ王国物語 ・女神転生外伝・ラストバイブル
女神転生外伝・ラストバイブルII ・メダロット1〜2 ・読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
■XBOX360 ・インフィニット アンディスカバリー ・【eM】 -eNCHANT arM- ・Operation Darkness
ギルティギア2 オーヴァチュア ・コンデムド サイコクライム ・Condemned 2: Bloodshot(日本未発売)
スターオーシャン4 ─THE LAST HOPE─ ・ストラングルホールド ・ゼーガペイン XOR ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ
天誅 千乱 ・NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・NINJA BLADE ・ヴァンパイアレイン ・ブルードラゴン
プロジェクト シルフィード(既出部分の続き) ・まもるクンは呪われてしまった!
■XBOX ・ガンヴァルキリー ・コンスタンティン ・JSRF ジェットセットラジオフューチャー ・真・女神転生 NINE
DINO CRISIS 3 ・PHANTOM CRASH ・Fable
■DC ・ILLBLEED ・ウィークネスヒーロー トラウマンDC ・ゴーレムのまいご ・ジェット セット ラジオ
SONIC ADVENTURE ・SONIC ADVENTURE 2 ・タコのマリネ ・デ・ラ・ジェット セット ラジオ
トリコロールクライシス ・BLUE STINGER ・HUNDRED SWORDS
ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 喪失花の章 ・魔剣X(既出部分の続き) ・L.O.L.(LACK OF LOVE)
■SS ・ガーディアンヒーローズ ・ガングリフォンII(ミッション間ラジオも) ・慶応遊撃隊活劇編 ・サイバードール
シャイニングザホーリィアーク ・シャイニング・フォースIII(シナリオ2〜3を) ・ソニック3Dフリッキーアイランド
ダークシード ・ダークセイバー ・大冒険セントエルモスの奇跡 ・DEEP FEAR ・ティンクルスタースプライツ
テラ ファンタスティカ(既出部分の続き) ・NOёL3 ・バッケンローダー ・バトルバ ・ファイナルファイトリベンジ
ファンタシースターコレクション ・ファンタズム ・プリクラ大作戦 ・ラングリッサーV〜ジ エンド オブ レジェンド〜
RAMPO ・リンクル・リバー・ストーリー ・ROOMMATE〜井上涼子〜 ・ROOMMATE〜涼子 in Summer Vacation〜
ルームメイト3〜涼子 風の輝く朝に〜 ・ルナ2 エターナルブルー ・RONDE -輪舞曲-
■32X ・カオティクス
■MCD ・シャドウラン ・ダンジョンマスターII スカルキープ(プレイはしたが、背景が全く掴めなかったのでそのへんを重点的に)
夢見館の物語 ・らんま1/2〜白蘭愛歌〜 ・ルナ ザ・シルバースター
■MD ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ! ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 ・ハイブリッド・フロント
バトルマニア ・バトルマニア大吟醸 ・パルスマン ・時の継承者 ファンタシースターIII ・モンスターワールドIV
ランドストーカー 皇帝の財宝 ・ワンダーボーイV モンスターワールドIII
■PC-FX ・こみっくろーど ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブFX
■3DO ・ドクターハウザー
■PCE SUPER CD-ROM2 ・GS美神 ・聖夜物語(出来れば4通りすべて) ・ソードマスター ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ
ふしぎの海のナディア
■PCE CD-ROM2 ・天外魔境 ZIRIA ・らんま1/2 とらわれの花嫁
■X68000 ・38万キロの虚空
■WS&WSC ・仙界伝 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 ・仙界伝 弐 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 ・TERRORS
TERRORS 2 ・ヴァイツブレイド ・ラストスタンド
■ネオジオ系 ・KOF R-1 ・わくわく7(既出キャラ以外)
■PCゲー ・アークトゥルス ・暁のアマネカと蒼い巨神 ・アルファ(スクウェア) ・Alone in the Dark(1作目)
Alone in the Dark 3 ・アローン イン ザ ダーク〜新たなる悪夢〜 ・アローン・イン・ザ・ダーク(2008年版)
アンタリア創世紀 ・ウィザードリィ3 リルガミンの遺産 ・ウィル(スクウェア) ・英雄伝説V 海の檻歌(既出部分の続き)
怨霊戦記(もしくはPCエンジンの真・怨霊戦記) ・CHAOS;HEAD(詳しめに) ・ガラージュ
機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション(エンディングのみを) ・クライブ・バーカーズ アンダイイング ・CLANNAD
コマンド&コンカー ・サイキックディテクティヴシリーズ(1、2、3、4、5、ファイナル) ・ザ・スクリーマー
ジェネシス(スクウェア) ・Sherlock Holmes - The Awakened ・ストーカー 〜クリアスカイ〜 ・セツの火
そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ ・空の浮動産 ・ダイナソア 〜リザレクション〜
ツァイ‐メタ女‐ ・ディガンの魔石
テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも)
デザート・ドラグーン〜砂漠の竜騎兵〜 ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II ・どろろ―地獄絵巻の章―
ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜 ・「ニード・フォー・スピード」シリーズ
Heroine Anthem - The Elect of Wassernixe(聖女之歌) ・Heroine Anthem II - The Angel of Sarem(聖女之歌2)
ファイナルファンタジーXIのウィンダス編
ファイナルファンタジーXIの追加シナリオ「石の見る夢 ヴァナ・ディール最終頌 魂の返歌」
ファイナルファンタジーXIの追加シナリオ「シャントット帝国の陰謀 ヴァナ・ディール史上最凶の作戦」 ・Fallout ・Fallout 2
ふしぎの海のナディア(PC-98、X68000、FM TOWNS) ・BloodRayne 2 ・女神転生IMAGINE
メタ女〜府立メタトポロジー大学付属女子高校SP〜 ・46億年物語THE進化論 ・忘れえぬ炎
■アーケード ・R-TYPE(できればアーケード版) ・R-TYPE II(できればアーケード版) ・ESPGALUDA[エスプガルーダ] ・カラス
がんばれギンくん(詳しく、できれば全コース) ・サイレントヒル・アーケード ・ザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャル
サムライスピリッツ閃 ・ザ・ロストワールド(SEGA) ・ストリートファイターZEROシリーズ
すっごい!アルカナハート2 〜転校生あかねとなずな〜(ストーリーモードの神衣の会話を)
「鉄拳」シリーズ(1〜5まで、次の作品のキャラ紹介で優勝したことになっているキャラのストーリーを) ・ドルアーガオンライン
ドルフィンブルー ・幕末浪漫 月華の剣士 ・幕末浪漫第二幕 月華の剣士〜月に咲く華、散りゆく花〜
ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜 ・ラジルギ ・ロード オブ ヴァーミリオン
■携帯電話アプリ ・RPGデスメンディナー ・風ノ名前 ・恋のいろは〜さくら咲く春〜 ・恋のいろは〜ひまわり輝く夏〜
恋のいろは〜もみじ色づく秋〜 ・恋のいろは〜さざんか散る冬〜 ・自分狩り(あらすじはわかるので詳細を) ・シルバー事件25区
新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜人形達の宴〜 ・人類は一本の塔に想いを込めた…。
絶滅記念日2〜After the impact〜 ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブヴァールハイト ・テイルズオブブレイカー
DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー A’s TEST Server 完全版 ・デビルサマナー ソウルハッカーズ Intruder
24:ザ・モバイルゲーム ・ナノデビル ・ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還- ・ふしぎの海のナディア
フライハイトクラウディア ・ペルソナ2 罪 ロストメモリーズ ・ぼくのすむまち ・メタルサーガモバイル ・ルート16ターボ
ロックマン エグゼ ファントム オブ ネットワーク ・ロックマンDASH 5つの島の大冒険!
ゲンキモバイルのサイコミステリーシリーズ(「Cold Rain」「Bloody Tears」「横浜牧師館殺人事件」「イザナミの花婿」
「CHAIN-白馬の騎士連鎖殺人事件-」)を詳しく
■同人ゲーム ・アールエス ・アカツキ電光戦記 ・Another Moon Whistle ・犬神 ・Gu-L ・撃破伝 ・さくっとパンダ
The noose ・スグリ ・SACRED BLUE ・7th Memory ・Seraphic Blue(既出部分の続き) ・ゾウディアック
送電塔のミメイ ・退魔心経 ・タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ) ・ダリヤ 〜 Lasciatemi morire 〜
DEMONOPHOBIA(詳しく) ・天使の微笑 ・東方靈異伝 ・東方封魔録 ・東方夢時空 ・東方幻想郷 ・東方緋想天
東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object. ・TWilight INSanity ・Knight Night
ひぐらしのなく頃に解(各編の詳しいストーリーを) ・分裂ガール ・HellSinker. ・Persona - The Rapture
Holy Knights〜忘れられた手紙〜 Director's Cut ・メイドさんを右に
Rosenkreuzstilette(ローゼンクロイツ スティレッテ)
前スレ容量が500kb突破しました。
フリーゲームの「冠を持つ神の手」をお願いします。
タナッセの愛情エンドと、ローニカの愛情エンドをお願いします。
未解決からGB:ビタミーナ王国物語
森林監察官の父親と、森の視察に来た主人公。
森の汚れを詳しく調べるからと、父親は森の奥に行ってしまう。
待ちぼうけをくらう主人公の前に、突如謎の老婆が現れ、続いて現れた老婆の命を狙った暗殺者のと老婆との戦いに巻き込まれ
異世界、ビタミーナ王国へ飛ばされる主人公。
ビタミーナ王国は魔王「天下仏」によって、滅亡の危機に瀕しており、国王と王妃が落ち延びていたのであった。
謎の老婆も先ほどの暗殺者に呪いをかけられ、主人公を元の世界へ帰してあげることもできない。
老婆を追ってやってきた暗殺者を軽く倒した主人公。
どうやら、異世界人は強力な力を持つらしいとのことで、老婆の呪いをとくため、国王に頼まれて、主人公はビタミーナ王国を救う旅にでるのであった。
天下仏を倒すためと、各地に散らばった、五人の王女の力を借りつつ、各地を魔王の魔の手から開放し、
ついに天下仏の本拠地である、ビタミーナ城に殴りこみをかける主人公。
そして天下仏とご対面。天下仏は実は主人公と同じ世界の人間であり、元の世界で処理しきれないゴミをビタミーナ王国へ送り込み、
元の世界を救いたいと語る天下仏。自分たちの世界のために、他の世界を犠牲には出来ないと主人公。
ついに天下仏を倒し、ビタミーナ王国は平和になった。
そのお礼にと、自分の娘の誰かを嫁にもらってくれないか?と主人公にもちかける王様。
そして呪いを解かれた老婆の魔法によって、元の世界に戻ってくる主人公。
そこへ森の調査から戻ってきた父親と再会する。
ここの森もまだ汚染されていない。どちらの世界もよりよくしていきましょう的な〆でエンド。
(その後主人公がまたビタミーナに戻ったのか、選んだパートナーとは離れ離れのままなのか、詳しくは不明)
基本的に王道なおつかいRPGだけど、要所要所に奇抜なイベントがはさまれて、妙な雰囲気をかもしだしてます。
極めつけはエンディング。王様は五人の王女からパートナーを選べと言ってきますが、
その場にいる全てのキャラが対象。王妃や老婆、はては近衛兵や王様まで選べます。
五人の王女のうち一人は、劇中で想い人がいる描写が出てきますが、寝取れるよ!
戦闘システムが独特でテンポいいし、中々の良作RPGと思われます。
前スレの>364まで、このスレの
>>14までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
>>14 ファンタジーっぽいのに環境問題の話なのか
>>16 そうなんですよ。ファンタジーではあるし、温泉に浸かってたら、敵に服盗まれて、すっぱだかで森の中走るなど
ギャグテイストのイベント目白押しなんだけど、
薬物の恐ろしさに触れてたり、中々シビアな部分もあります。
魔王天下仏も添加物から来てますし。敵の名前はカドミウムとかの毒物からきてます。
>>14 なつかしや
誰も選ばなかったら
自分の父ちゃんになるんだよなw
>>17 >薬物の恐ろしさに触れてたり、
あったっけ?覚えてない
ちゃんと敵から逃げずに戦ったら
ちょうどMPがピンチになった所で
LVUPしてパラメーター全快になるのは
神バランスだと思った
PS3のヘビーレインをお願いします
>>13 予約する
その二人の愛情エンドはAとB二種類あるけど両方ともってことかな
未解決の項目にテイルズオブハーツが入ってるけどもう全部書かれてるよな
23 :
冠を持つ神の手:2010/02/24(水) 15:58:15 ID:5Bvu2lzE0
ファンタジー世界が舞台の、ギャルゲーと乙女ゲーが融合したようなゲームで、
男5人・女5人・無性別1人の計11人、14歳から52歳のキャラを攻略対象にしている。
普通に恋し合うこともできるし、殺したり、陥れたりもできる。
◆どのルートでも共通する序盤の展開
舞台となる王国の人々は、無性別で生まれて15歳で成人してから性を選択するという種族。
まだ14歳の主人公は、辺境の村に住む無性別の子供。
母子家庭で、学はなく読み書きもできないレベル。
主人公の額には生まれつき、緑色に光る妙な痣があった。
みっともないからと母に言われままに額を隠して暮らしていたが、
突然の母の事故死で放心する日々の中で、言いつけをすっかり忘れてしまっていた。
露わにされた額の痣を見た村長は驚き、やがて遠く離れた王城から使いの者が呼ばれて来た。
この国の王制は特殊なもので、神に与えられたという「選定印」を持って生まれた者だけが王座につける。
主人公の額の痣こそがその印だった。
王城では既に、次期王である主人公と同い年の14歳の者が、生まれた時から王としての訓練を受けていた。
継承式は次代の王が数えで成人(15歳)を迎えたら行われる。
同時代に現れた二人の王候補、その一方を無視するわけにもいかないと、
主人公は半ば強制的に連れ出され、成人までの一年間を王城で暮らすことになった。
>>19 ビタミーナ城下町の町人たちが薬物でイッてる描写あったと思う。
エンカウント率が高い以外は、実にイイバランスだよね
タナッセ・ランテ=ヨアマキスは、今の国王(女)の息子で、17歳。
額に印を持たない彼は、学もないのに印を持っているだけで王候補とされる主人公を嫌い、
そもそも印を持つ者が国王になるという制度自体に懐疑的だった。
タナッセは秀才で努力家ではあったが、優秀な王である母からすれば見劣りし、
そのことをコンプレックスにしていた。母の尊大な口調を真似ていたが、彼が使うと上滑りしていた。
なにかと絡んでは長文で嫌味を言ってくるタナッセのことを主人公も嫌い、いがみあうようになる。
城に来てからの時は経ち、王城での訓練を積み重ねた主人公は、
武勇においても知力においても優れた、城中の人々から認められる存在になった。
印を持つ者は身体頑健・意思強固・才多しと言われており、
主人公も磨けばすぐに人並以上に成りうる存在だったのだ。
それでもやはり、生まれた時から訓練しているもう一人の王候補者の存在は大きく、
城内に住む貴族連中たちの中には、もう一人の方を推して主人公を侮蔑している者も依然として存在した。
そんな時、タナッセは主人公にある誘いをもちかけてきた。
それは、主人公とタナッセの婚約だった。
「もちろん仲睦まじい夫婦になろうとは誰も言っていない。当然だが。
私と同じくらいに、お前も私を嫌っている。そうだろう?」
王息であるタナッセが主人公の側につけば反対派の貴族たちに対して睨みがきくし、
最近では評判を上げてきた王候補者が婚約者となれば、タナッセにも益があるということだった。
主人公はその誘いに乗った。
主人公は訓練を重ねて名を上げていく。そして、憎みながらも表向きはタナッセの婚約者として振る舞った。
ある時、主人公はタナッセと貴族との会話をたまたま漏れ聞いた。
その貴族の青年は、王子という立場に甘えているだけの能無し、的な悪口をタナッセに言っていた。
年が明ければ母王は譲位するが、それでも威光は残るだろうからうらやましい的な嫌味も言う。
その青年が去った後に、タナッセは怒りにまかせて壁を蹴った。
「確かに私がここにいる資格なぞ、母に与えられたものに過ぎない。
私自身のものではありはしない。そんなことは最初っから分かっている。
ふん、だが、そういう奴らはどうだというのだ。
私を揶揄する奴の中で、己の力でその場所に立っている者など見たことがないわ!」
そうひとしきり憤るとタナッセは「もはや躊躇っている時ではないということか」とつぶやき、
側近に「奴と連絡を取る」と言って自室へと去って行った。
出て行きそこねた主人公は、ただその一連の様子を見ているだけだった。
主人公はタナッセの部屋へと招かれた。
タナッセは杯に飲み物をそそぎ、それを主人公に勧めてくる。
「飲む」を選択→主人公は意識を失う。
「飲まない」を選択→タナッセの側近に羽交い締めにされて無理矢理飲まされ意識を失う。
目覚めると、主人公は覚えのない部屋で、手足を縛られた状態で転がされていた。
「お前にとってその印はどんな意味を持つ?
祝福か? 啓示か? 呪詛か? 必然か?
いずれにしろ、お前の身には過ぎた代物だ。喜べ。楽にしてやろう」
タナッセは、主人公の額の印を剥がして自分に移植するという。
そんなことは不可能なはずだが、魔術の力を借りれば可能らしい。
タナッセの側には、フードを深くかぶって顔を隠した奇妙な雰囲気の男がいた。
男は魔術師で、呪文を唱え始めた。途端に、主人公は体力をごっそりと失った。
朦朧とする中、タナッセが呻く声が聞こえた。
印を移植するための術は、移植先のタナッセにも負担があるようだった。
「さっきから奴は声すら出さないが、大丈夫なのだろうな」
「そうですね、このまま続ければたぶん死にます」
タナッセと魔術師はそう言葉を交わす。
その言葉にタナッセは驚いているようだった。
彼は、印を奪った後は、主人公を城外に追い出す程度のつもりで、命まで奪う気はなかったのだった。
魔術師も、初めは殺さずに移植するつもりだったらしいが、実践は予想以上に困難で、仕方がないようだった。
タナッセは、殺すのは困ると渋る。魔術師は、こんな子供一人ぐらい死んでも困らないだろうと言う。
主人公はまともに視界もきかない状態だったが、タナッセがいる方向をただ見つめた。
そうされた途端にタナッセは息を飲み、そしてすぐに魔術師に向かって叫んだ。
「止めだ! 止めだ止めだ止めだっっ! こんな気色が悪いこと、これ以上一刻たりとも耐えられるものか!!」
魔術師は術を止め、なら主人公を殺しておくかと言うが、タナッセはそれも止める。
すると魔術師はそれまで丁寧だった態度を一変させてタナッセを嘲った。
「こいつを生かしておけば、どうなるかぐらいは分かるだろう。泥をかぶるのは全部あんただ。
臆病心で自分の命を捨てるとは、なかなか酔狂だ」
魔術師が去っていく気配がした。主人公は、頬になにか温かいものが触れるのを感じた。
「何だこれは。冷え切って……くっ……」
そんなタナッセの台詞を聞いたのを最後に、主人公の意識は途絶えた。
目覚めた時には五日が経過していた。体調はボロボロだったが、主人公の命も印も無事だった。
王城に来てから主人公に仕えるようになった老侍従は、一体誰にこんな目にあわされたのだと訊ねる。
主人公はタナッセの名を告げなかった。
その日の夕刻に、タナッセが主人公の部屋を訪れた。
「何故、言わない。お前は言うべきだ。
こんな仕打ちを受けたあげく、犯人が捕まらないとなれば、どうなると思う。
軽んじられる。次を誘発しかねない。
そうなれば、お前はいついかなる時も心休まることはないだろう。
訳の分からぬ情けはかけないでもらおう。そんなつもりで私は……!」
なにも言わない主人公に対して一方的にまくしたてた後、
自分の始末は自分でつけるしかないと言って、タナッセは城を出ると宣言した。
「私の弱さに、お前を巻き込んでしまった。……すまなかった」
そう言い残して席を立とうとするタナッセを引きとめ、主人公は愛の告白をした。
タナッセは何を言われているのか理解できない様子で、凍りついた。
「どうした、頭の線でも切れたか?
それとも何か、そういう嗜好の持ち主だったのか?」
タナッセは赤面しながら、困惑した様子で頭を抱え、再び席についた。
「ああ、おい、待て。そうだ。言い間違いか。そうだな。それとも聞き間違えか。ああそうだ。
そうに違いあるまい。紛らわしい言葉を吐くな。そうだとも、ばかげている。
お前が、私のことを、何だと? そんなことがあってたまるか!」
主人公はもう一度同じことを言った。
「いいか、考え直せ! 頭を冷やせ! どうせ熱でもあるんだろう、寝ろ! 寝てしまえ!」
タナッセは立ち上がり、部屋を出て行こうとして扉にぶつかった。
悪態をつきながら扉の向こうへと消えた後、盛大にこけたらしい音が響いてきた。
城を出るという話は混乱の中ですっかり消えているようだった。
回復して部屋の外を出歩けるようになった主人公は城内でタナッセと遭遇した。
踵を返して逃げ出すタナッセを追う主人公。
観念して振り向いたタナッセは、もう自分に近づくなと言うと、主人公から逃げて行った。
後日、再び主人公はタナッセと会った。
主人公を生かすべきではなかった、そしたら妄言にふりまわされずにすんだ、
そう憎まれ口を叩いて去っていくタナッセを主人公は追いかける。
人気のないところにまでやってきたタナッセは、側近に主人公を殺すよう命じる。
それでも主人公は逃げようとせず、タナッセはすぐに命令を取り消した。
タナッセは、どうして逃げようともしないのだと主人公を非難し、主人公に近づく。
そして主人公の唇にキスをした。
「……だ、だから、お前はどうして抵抗しないのだ! うるさい、だまれ、いいか、今のことは忘れろ!」
主人公は何も言っていないのにタナッセはそう叫んで、その場から逃げだしていった。
それからしばらく、タナッセはちょっとは落ち着き、主人公と普通に話したり、一緒に夕御飯を食べたりした。
年末の日、主人公はタナッセと出会った。
タナッセは、王息という点でしか評価されない自分がこれからどう生きていくか、
譲位の式が行われる年明けが以前から不安であったという。
しかし不安は、いつしか主人公に関する悩みにすりかわったという。
「あの時の言葉、本気などとまだ言うのではあるまいな。
私を赦すのが、その……。……そういった気持から、というような戯言を」
主人公は、本気であると告げる。
タナッセは、自分の居場所がない王城が嫌いで、これからも居心地が良いとは感じられないに違いない、
だから主人公が王位を継承しようとしないであろうと、いつかは主人公の側を逃げるかもしれないと言う。
そう言われても主人公のタナッセへの気持は変わらなかった。
「分かった。私は出来うる限り、ここに留まろう。お前の側に。……それが私の望みでもあるのだからな」
タナッセは、主人公の存在が発覚した時、主人公が王城にやって来た時、不愉快でたまらなかったと言う。
自分の額にどうして印がなく、主人公にはあるのかと逆恨みしていたという。
「王になりたかった訳ではない。今も昔も、地位などというものに執着はない。
ただ……赦しが欲しかったのだと思う。ここにいても構わないのだという、赦しが」
タナッセは、以前に主人公と交わした見せかけの婚約のことを挙げる。
「お前さえ良ければ、だが……。私と、ごまかしでなく本当に結婚してほしい」
主人公がそれを承諾すると、タナッセは憎まれ口を叩きつつも主人公を抱きかかえた。
「二度とあんな目にお前が遭わないようにしよう。
私のような輩は、この世界には飽きるほどうろついているのだから」
(ここまではver.AでもBも共通する。ここまでの分でも、細かい台詞や展開などは分岐によってやや異なる)
(愛情ver.A)
年が明け、主人公は次の国王に任命された。
成人した主人公は、神殿で神に向かい、「女」になると宣誓した。
王としての振る舞いを身につけるための訓練は今まで以上に厳しく、主人公は忙しい日々を送った。
「まあ、仕方があるまいな。母上の性格上、励めば励むほど張り切る。
といっても、手を抜けばひどい目に遭うぞ。分かっていると思うが、心しておけ」
たまに出会うとタナッセはそんな風に苦笑する。タナッセも近頃は忙しいようだった。
彼は文官や儀官たちの政務を手伝わせてもらいつつ、色々なところに顔を突っ込んでいるらしかった。
「もはや王子でも何でもない以上、役立たずのまま、ここに居続ける訳にもいかないからな」
今まで誰に対しても尖った振る舞いをしていたタナッセを煙たく扱う者もいたが、
王配として認められるために努力しているようで、その姿は少しずつ周囲に受け入れられているようだった。
タナッセ自身、以前の刺々しい態度はだいぶ和らいでいた。
「もう少しお互い落ち着いた頃合となったら、私はお前に正式に申し入れをするからな。
断るも受けるもお前の勝手だが……心の準備はしておけ。いいな」
やがてタナッセは、新たな王と結ばれ、その職務を影で支えたという。
(おわり)
(愛情ver.B)
年が明け、王座はもう一人の候補者に渡り、主人公は他の職につくことになった。
成人した主人公は、神殿で神に向かい、「女」になると宣誓した。
忙しそうな新国王を横目に、主人公は今まで通りに気ままに修練を積む日々を送っていた。
タナッセは新王朝でなにか役目を受けた訳でもないのに何故か忙しそうで、なかなか会う事ができなかった。
そして「しばらく留守にする」と言って城を出たきり、半月ほど戻ってこなかった。
やっと城へと戻ってきて久々に顔を見せたタナッセは、自分が行っていた場所を地図で示した。
その土地を得るための手続きなどを行っていたのだという。無事に、そこは彼の領地となった。
「お前が望むならば今後はそこで暮らすことができる。つまりだ。
私はお前に……正式に結婚を申し入れる、ということだ」
やがてタナッセは主人公と結ばれ、共に領地をよく治めたという。
(終わり)
補足
・この世界では魔術師は都市伝説的な存在で、忌まれてはいるが信じられてはいない。
もちろん印の移植という発想自体普通はない。
・タナッセは「自分よりも弱い相手でないと愛情と認識できない」という人物らしいので、
死にかけて弱ってる主人公の姿に萌えて憎悪が一気に愛情に反転したらしい。
主人公がどうしてタナッセをころっと好きになったかは不明。
吊り橋効果でなんとなく説、原因であるとはいえ土壇場で自分を助けてくれたから説、
魔術によって「食われた」体力を取り返そうと本能的にタナッセを求めるようになった説、などがある。
ローニカ・ベル=ハラドは52歳の男で、主人公に仕える老侍従。
主人公を村まで迎えに来た人物でもある。
王城に不慣れな主人公に親切に接する、優しくて礼儀正しいおじいさん。
突然現れた二人目の王候補者である主人公を嫌う者たちが多い中で、
ローニカはさりげなく気遣い主人公を守ってくれ、
礼儀作法や武術などについても適確なアドバイス与えてくれた。
主人公はそんなローニカにすぐに心を開いた。
(愛情ver.A)
隔週で行われる城内の市に現れる、20歳ぐらいの商人の青年に主人公は惹かれていた。
商人は、額を隠して市にやってくる主人公の素性を知らず、主人公にごくフレンドリーに接してきた。
外部の者が入り混じる市は危険だからとローニカに言い含められていたが、
主人公は彼にだけは額を見せて素性を打ち明けていた。
やがて商人への思いがつのった主人公は、彼に愛の告白をした。
商人は、自分も同じように主人公が好きだと返してくれた。
しかし、王になれるかどうかはともかく、印を持つ特別な存在である主人公と、
一介の商人の仲が許されるはずがない。商人は、駆け落ちをしようともちかけた。
主人公はその誘いに頷いた。
次の市の日、主人公は商人の荷の中にまぎれて城を出た。
城外にて商人は、主人公にどうしても会いたいという人がいるから会ってくれという。
そうして行った先には貴族の男がいた。
男は王への反乱を企てており、その正当性を得るために印持ちの主人公を得ようとしていた。
商人は実はその男に雇われた者であり、最初から主人公を騙して男に引き渡すために市に来ていた。
男は、身柄さえ確保すればそれでいいと、抵抗する主人公を兵士らに手荒に捕まえさせようとする。
しかし、兵士たちの手が主人公に届くことはなかった。商人が彼らを退けたのだった。
商人は、土壇場になって情が勝り、主人公にひどい真似をさせられないと男を裏切ったのだった。
商人に連れられてその場から逃げだす主人公だが、男の追手が追いかけてくる。
近くの相手に切り付けられ、遠くの相手に矢を放たれ、商人は傷だらけになった。
すると、遠くから矢を射ていた人物たちが次々と倒れていくのが見えた。
何かが投げつけられているらしかったが、その動きがあまりにも速すぎて主人公にはわからなかった。
傍らにいた商人が悲鳴をあげるので横を見ると、商人の首元に刃物を向ける者がいた。
その人物はローニカだった。ローニカは商人を縛りあげ、主人公を王城へと連れ戻した。
ローニカは、実は優れた武術の腕を持っており、主人公の影の護衛役だった。
いきなり現れた王候補者である主人公を狙う者は多く、護衛が必要ではあるが、
元は田舎の子供であった主人公にいきなり物々しい護衛をつけては委縮されるかもしれないと、
一見するとただの老人であるローニカがつけられたのだった。
ローニカは、四代目の前王と、五代目の現王をもかつては非公式で守る懐刀であった。
追手たちは、主人公を探してやって来た彼の飛び道具によって倒されたのだった。
商人は本来なら王候補を攫ったとして処刑されるところだったが、主人公の嘆願によって免れた。
国王は、主人公と商人の間の感情を知り、商人を主人公の護衛にしたらどうだと言った。
ローニカはふさわしくないと渋るが、老い先短いローニカの後釜が必要と言われては仕方がなかった。
普段は主人公に優しいローニカも、ヘラヘラとした商人との折り合いは悪いらしく、
商人に対しては非常に厳しく接し、根本から礼儀作法を叩きこもうとするようになった。
商人はローニカの眼力などを恐れつつも、それでもやはり主人公へのフレンドリーな態度は変わらず、
ローニカはそんな商人を軽薄だと思い、また、嫉妬も感じて主人公に言う。
「私めは貴方様がどのようなお相手を選ぼうが、応援させていただくつもりではおりました。
当然のことでございます。……が、あれにだけはそのような気持にはなれません」
そして、商人の勢いに押されて軽薄な関係を築かないよう忠告する。
「貴方様にとって、我らのようなものとの深い関わりは、良い結果をもたらすものではないのです。
我らはあくまで陰より貴方様を支える者。我らが慕うのは必然なれど、貴方様が応える必要はないのです」
主人公はローニカと商人、二人の護衛を同時に愛するようになっていた。
年明けが近づく頃、ローニカは主人公を避けるようになった。
明らかに態度に出すわけではないが、主人公と二人きりになることを巧妙に回避していた。
年末の最後の日、主人公は強引にローニカを連れ出し、愛の告白をした。
「貴方は自分でもおかしいと思われないのですか? 身分の違いは置いておきましょう。
貴方はそれを叩きこまれていないのですから、実感されなくても仕方がございません。
けれど、年の差は貴方でも実感できるもののはずです。
神でもなければ、取り返しのつかぬことなのですから。
何故、貴方の最も良い時期を、このような爺にかまけて過ごそうなどとお思いなのですか」
どのような失礼にあたろうとも気持は受け取れない、とローニカはキッパリと断った。
そこに現れた商人は、ならば自分が主人公をもらうと言いだした。
ふざけるな離れろ、と激昂して叫ぶローニカ。
商人は、自分が貴族の男の密偵であったことに、事件が起こるまでローニカが気づかないはずがなかった、
反乱分子をいぶり出すためにローニカは主人公を囮にしていたのだ、と非難する。
しかし、そう言われても主人公は思いを捨て切れず、ローニカを選んだ。
商人がその場を去った後にローニカは言う。
「やはり……私の返事は変わりません。私には貴方の想いを受け取る資格などない」
ローニカは拳を奮わせながら続けて言った。
「けれど、それとあれとは話が別です。私は少なくとも、あれなんぞに貴方をお渡しする気などない!
……ああ、いえ、もちろん、そんなことに私めが口出しする権利もないのですが、
しかしいくら何でもあれの好きにはさせません!」
そして、主人公をこれからも側で守り続け、商人の再教育もみっちりやると宣言した。
「貴方のお側におります。私の出来る限りの時間をもって。貴方のお側にいさせてください」
年が明けて、成人した主人公は神殿で神に「女」になると宣誓した。
譲位が行われ、前国王は城下へと下って行った。
「私はあの方のことが、本当に好きでしたよ。本当に。けれど、私はここに残る。
貴方は私の三番目の……そして最期の主です」
主人公にいつか相応しい相手が見つかることを祈っていたが、
いざその時が来たらきちんと認められるかわからない、自信がないとローニカは言う。
「ええと、その……。……私は何をお話しているのでしょうね。年甲斐もなく……」
ローニカはそう呟きつつ、主人公のためのお茶を淹れに行った。
それから、ローニカは寿命が尽きるその時まで主人公に仕え続けた。
(おわり)
補足
・この世界は、幼児の死亡率はそれほど高くないものの、平均寿命は50〜60歳。
(愛情ver.B)
Aと同様に、主人公はローニカの正体を知り、彼に惹かれて行く。(商人は関係しない)
年末の日、主人公はローニカに愛の告白をした。
その気持ちは嬉しいが、それを受け取るわけにはいかないとローニカは言う。
「貴方はとても聡いお方です。だから、既に勘づかれていらっしゃるのでしょう?
私がどうして貴方をお迎えに上がったのか。どうして貴方付きの侍従として任ぜられたのか」
ローニカはいつも浮かべている微笑みを消し、自分は主人公をいつでも始末できるよう側に置かれたのだと言う。
「貴方はいるはずのない存在だった。いえ、いてはならぬ存在だった。
このような時期に国に混乱をもたらす、悪意を持った存在だった。
だから私は参ったのです。王の威厳を知らしめるために。
……けれど、神は何とも馬鹿げた悪戯をなさったもので、貴方は真実の存在だった」
初めて出会った時からのにこやかな態度は演技でしかなかったが、
主人公が本当に選定印を持っていたため、その演技を続行しただけに過ぎないと言う。
そして、いざという時には現国王に命令されるまでもなく、
独自の判断で主人公を始末する権利も与えられているのだという。
「今は……絶好の機会だとは思いませんか?」
怖気のするような冷たい目線を向けられながらそう言われるが、
主人公は、ローニカにそんな事ができるはずがない、
やれるものならやってみせろと挑発した。
「容易でございますよ。道具など一つも必要ございません」
少し空いていたはずの距離はいつの間にか詰められ、
気づけば主人公の首はローニカに締めあげられていた。
「いくら老いたとはいえ、成人前の細首ぐらい握りつぶす力程度は
まだ持ち合わせていると存じます。お試しになられますか?」
ローニカの力が強すぎて主人公は首をふって答えることもできなかった。
その問いかけを最後にローニカは黙り込み、主人公をしばらく見つめた。
「貴方を……。お迎えに行かねば良かった。私のようなものが……」
主人公はやっと解放される。
「お分かりになられたでしょう。
私は貴方の息の根など、容易に止めることができる。ただ、そう命じられさえすれば。
躊躇いなく、私はそれを成し遂げることでしょう。
それでも貴方は、私を変わらずお側に置いてくださいますか?」
主人公は、それでもローニカに側にいてほしくて頷いた。
「かしこまりました。私は貴方の側にありましょう。今までと変わらぬように、これからも。
それが貴方の望みならば、それに従いましょう。いつしか貴方が望まれなくなるその時まで」
年が明けて、成人した主人公は神殿で神に「女」になると宣誓した。
肉体が変化するまでの篭りの期間も、それが過ぎてからもローニカは今まで通り侍従として主人公に仕えた。
一体どのような事をすると自分は始末されることになるのだろうからと主人公が訊ねると、
それは状況次第であるとローニカはいつも通りに微笑みながら返してきた。
「ご安心ください、その時が訪れましたら必ず私めの手でと決めておりますので。
それまでは他の者に一切手出しはさせません。……お護りいたします、この命に代えても。
それが貴方に対する私の……。……いえ、気になさらないでください」
それから、ローニカは、まるで監視するかのようにいつも主人公の側に在り続けたという。
(おわり)
連投規制があるので分けましたが、冠を持つ神の手、依頼分は以上です。
世界観の説明などはけっこう省いたので、わかりづらいところがあったらすみません。
乙!結構面白そうだな。
他のルートも出来れば書いて欲しい。
>>33 キャラ一人につき10種類前後エンディングがあって、
キャラが11人いるから100種類はさらっと越してしまっているが、
どのキャラのルートとか、どういうルート(愛情や憎悪など)とかいう要望はありますか?
規制解除・・・?
>>前スレの撃破伝の方へ
撃破伝をリクエストしたものです。
私自身もクリアしたのですが、あのような演出だったので
私の印象や他の人の印象について知りたくてリクエストしました。
各ステージ丁寧に書いてくださって参考になりました。
ありがとうございました!
「ギルティギア2 オーヴァチュア」のストーリーを書いてもよろしいでしょうか?
メインプロデューサーの石渡さん曰く今年中に新作を出すらしいので
その記念にでもと思ったんですが…
>>35 王になれたかなれないかで微妙に文が変わるだけのものも含めてだが、
多すぎるのでコンプリートしようとするととゲーム廃人になります。
>>37 お願いします
>>34 公式見てきた。女王様が気になる。
女王様のルート全般をお願いしたいです。
ではできたてホヤホヤの奴を投下してみます
まずは予備知識の紹介から
・公式プロローグ
時を遥か先におく世界。
人類は無限のエネルギーを創出する『法力』の理論化に成功した。
しかし、人類は叡智を得ても愚かさは捨てられなかった。
大国間の緊張はついに、命を持った禁断の生態兵器『GEAR』を生み出してしまった。
破壊神『ジャスティス』。
意志を持たぬ生態兵器の中に唯一、強力な戦闘能力と指揮能力を持ったその『GEAR』は、
全世界の『GEAR』を従えて人類に宣戦布告した。
対して人類は急遽団結、対GEAR組織『聖騎士団』を結成。
ここに人類対『GEAR』の戦い『聖戦』が勃発。全面戦争になった。
…『聖戦』は、百年の永きにわたった。
幾多の壮絶な戦いの末、『ジャスティス』は『次元牢』深くへと封印された。
そして司令塔を失った『GEAR』たち、はなす術もなく休眠状態に入った。
こうして人類は勝利を収め、再び平穏な日々を取り戻したかに思えた。
『聖戦』の終結から数年後…。
休眠状態であったはずの『GEAR』が相次いで消失、また各地で謎の襲撃が発生した。
真の歴史は、今まさにその脈動を響かせ始めた…。
コテつけるの忘れました。
>>40も一緒にまとめてください。
ここからは筆者が世界観について軽く補足
・時代背景
ギルティギアの世界は22世紀。つまり近未来。
PS版の初代ギルティギアの物語からおよそ5年後である。
・法力
いわゆる魔法。元々は「火」「雷」「水」「風」「気」の5系統だったが、
現在ではそれらを組み合わせることで660種類(禁呪を含めれば666種類)ものバリエーションが開発されている。
・ギア
ベースとなる人間などに、法力を応用して作られた「GEAR細胞」を植え付けることで誕生する生物兵器。
通常では改造された時点で人格を失ってしまうが、一部例外も存在する。
・バックヤード
この世界の原理を定義付ける世界。簡単に言えば裏世界。
本作中で謎がある程度明らかになる。
・キューブ
バックヤード深部に存在する、「人工的な」隔離空間。
バックヤード内でも現世を構成する領域を、まるで隔離するように作られている。
・「鍵」
キューブを消去するもの。GEAR細胞から採取可能。
主な登場人物
・ソル=バッドガイ
本作の主人公。炎と大剣を操る。実年齢は150越え。
かつてはギアの開発に携わる人間の研究員であったが、ギアのプロトタイプに改造される。
それ以来賞金稼ぎとして生計を立てつつ、復讐の為に「あの男」を追っている。
無骨な性格で他人を遠ざける節がある。だが意外にも面倒見は良く、根は悪人ではない。
・シン
本作での副主人公的な立ち位置。ソルに付き従う青年。旗のような棍を武器に扱う。
幼い頃からソル一人によって育てられたらしく、彼を「オヤジ」と呼び慕う。
人付き合いや礼節を弁えた行動が苦手で、良くも悪くも真っ直ぐで純粋な性格。
・カイ=キスク
本作中、唯一ソル以外で前作より登場した人物。雷剣士。
現在はイリュリア連王国の王の地位を手にしている。
性格は真面目で礼儀正しく、天才的な剣術の腕前を持ち、更には人望も厚くて顔立ちも美形と、まさに「完璧超人」。
・木陰の君
カイの側室。要するに奥さん。GEARの血を引いているらしい。
「GGX」に登場したディズィーと設定が酷似しているが、詳細は今のところ不明。
・イズナ
狐っぽい耳を持った人外。様々な方言が混じった独特な言い回しが特徴的。
飄々としていて掴みどころがない性格だが、鋭い観察力と高い戦闘能力を備えた実力者。
ソルには「人外」と呼ばれている。
・Dr.パラダイム
自立型ギアの住む集落で過ごす研究者。自分自身もギアであり、人間に対してあまりいい印象を持っていない。
本人曰く「ドラゴン」らしいが、ソルにはいつも「トリ」と呼ばれ、
挙句の果てには開発スタッフにまで「インコ」と呼ばれていた。
・ヴァレンタイン
「鍵」を捜し求め、ソルやシンの前に幾度となく立ちはだかる謎の少女。
ソルのかつての恋人、「アリア」と容姿が瓜二つ。
・レイブン
「あの男」の部下。沈着冷静で一見穏やかな性格。
しかしその本性は極度のマゾヒストで、時折変態的な嗜好を垣間見せる。
・「あの男」
通称GEARMAKER。
ギア開発の中心にいた人物であり、ジャスティスの素体を生み出しソルをギアに改造した張本人。
贖罪を促すような思わせぶりな口調が特徴的。真の狙いは今のところ不明確なままである。
ストーリー
Mission 0(プロローグ)
満月の映える夜中、遺跡のような年輪を感じる建築物の中に男はいた。
ソル=バッドガイ、その人である。
バサバサとしたヘアースタイルと額に付けたヘッドギアが印象的なその男の振る大剣が空を切り、
大きな風切り音を奏で続けている。
シン「オヤジ、いつまで続けてんだよ。」
ソル「ああ。」
シン「何だよその気のない返事は!明日は場所を変えようぜ。こんなとこで野ウサギばっか相手にしてるのも賞金稼ぎの名折れだろ?」
ソル「…寝るか、黙るか、どっちか選べ。」
シン「その音がうるさくて眠れねえんだよ!俺がノルマ与えるからそれやったら終わってくれ」
※ここで、寝不足で死にそうだと駄々をこねるシンがソルにノルマを与えるという形でプレイヤーにこのゲームの基本的な操作をレクチャーします。
ソル「…テメエ何様だ」
シン「お弟子様だよ。普段は散々な扱いされてる俺の気持ちにもなってみやがれ。よーし、次は…」
ソル「もういい。寝不足で死ね。いや、むしろ俺がテメエを安眠させてやる」
ボカッ
シン「痛ってぇ!やりやがったな!」
〜〜〜
シン「き、今日は大人しく眠ってやるぜ…」バタッ
ソル「余計な汗かかせやがって…やれやれだぜ」
その場に倒れたシンを無視し、再び特訓にとりかかるソル。
だが、そのとき、突如自分自身の身に異変が起こっていることに気付いたのだった。
ソル「なんだ…?頭が、ざらつく…」
―イリュリア連王国 封印区―
「GEARの封印は?」
「問題ありません。…!?」
「なんだこれは!」
ギアと思われる物体から、まるで蛍の群れのように不思議な光が現れている。
「まさか、休眠中のGEARが暴走を!?」
「違う!GEARが消滅している!これは一体…!」
「とにかく、連王様に報告だ!」
続き
兵士「国連元老院の要求は以上です」
兵士「事実上、国王の統制権の剥奪ですな…いかがいたしましょう?」
連王「私が操り人形となるか、内乱で世界を滅ぼすか、そういう選択を迫ろうというわけですか…」
連王「それはそうと、ギア消失については?」
兵士「GEARの消失が40件を突破しました」
連王「加速度的だな…」
兵士「確かに気持ちの良いことではございません。しかし、今は恐れながら内政に専念したほうが…」
GEAR消失事件と反発者に対する内政、二つの問題に頭を悩ませる連王国の王がそこにいた。
カイ=キスク、その人である。
カイ「あなたたちの言うことはわかりますが、原因がはっきりしない以上簡単に取りやめるわけには行きません。引き続き捜査を頼みます。」
兵士「カイ様。貴方はまるで急いているようにお見受けしますが…何か気がかりが?」
カイ「…」
ドゴゴゴゴ!
突如、地に慟哭走る!
明らかに事故ではない、何者かが意図的に放ったもの。
それは、この地が戦場と化すことを意味していた。
兵士「報告します!目的・正体、共に不明の謎の集団から襲撃を受けています!」
兵士「衛兵が応戦していますが、味方の法力が通じません!」
カイ「すぐに向かいます。それから…貴方はアレを呼んでください。」
兵士「アレ…?あの者を、ですか!?何故…」
カイ「主君は常に最悪の事態に備えるものです」
連王は薄々感づいていた。これが、世界の命運を揺るがす事件の始まりだということを。
カイ「嫌な予感が…この一件、我が国以外の問題で済むとは思えません…」
とりあえずプロローグだけ。
ゲーム中、大幅に補足しなきゃ筋が読めないような凝った設定から
ただのゲームプレイの解説まで絡んでいてまとめるのが難しい…
変なこと書いてあったら指摘してください。
誤字発見orz
>>44 最後段…「我が国以外の〜」→「我が国だけの〜」
に訂正してください。
>>1乙です。
ルーンファクトリーフロンティアの続きいきます。
朝になって外に出ると、なんと少女が家の前で倒れている。駆け寄って声をかけると
「み……水……」
と呟く少女。ボケなのか本気なのか、なんと少女にジョウロで水をかけるラグナ。
少女は怒るものの力が出ない模様。
ラグナは急いでラピスを呼びに行く。
医務室で目覚めた少女。名前を訊かれ、
「セルフィアス・ジョセフィー……セルフィ。セルフィよ。」
と名乗った。
なんとセルフィは一週間も何も口にしないまま旅をしていたという。しかも、2,3日食事を忘れるのは日常茶飯事のようだ。
激怒するラピスによって、セルフィはその日強制的に入院となった。
翌日、ルーンアーカイブスに行くときっちり整理整頓されていた室内はごちゃごちゃになっていた。カウンターには本を読むセルフィの姿が。ラピスとステラのはからいでここに住むことになったらしい。
セルフィは本人のいらなくなった本(レシピ本)を売ってくれる。
春の7日。いよいよ時計台に人が引っ越して来る。
引っ越してきたのはカンロという老人。
王立研究所で魔法やルーンの研究をしていたが、年のため引退。
暇を持て余していたところ、ステラからくじら島の話を聞き、いてもたってもいられず調査のため引っ越してきたのだという。
数日後、カンロのもとを訪ねるとここは研究するのには最適な環境だが誰もご飯を作ってくれないのが不満だという。そこで、カンロは孫娘を呼び寄せた。
そろそろ来る時間だから迎えに行って来て欲しいと頼まれ、時計台の外に出ると悲鳴が。
なんと空から女の子二人が降ってきて、ラグナと激突してしまった。
その二人こそカンロの孫娘・ドロップとキャンディだった。
何故空から降ってきたのか尋ねると、なんでもキャンディは精霊と心を通わす歌・精霊歌を歌う才能があり、精霊に頼んで風に乗せてもらったのだという。
(ラグナにぶつかったのは重量オーバーで落っこちたため。)
精霊歌によって起こす奇跡をルーンワンダーといい、半信半疑のラグナに対しキャンディは明日の朝畑にタケノコがたくさん生えるルーンワンダーを起こす。
今後もルーニーを持ってくればルーンワンダーを起こしてくれるらしい。
ルーニーを集めるための収獲器をくれる。
昼間、ミストの家に行くとそこには何故かロゼッタの姿が。
父のミスで得意先を怒らせてしまい、それが元で喧嘩して家出してきたそうだ。
しばらくミストの家に滞在するという。
今回は以上です。
ちなみに、セルフィはどっかの国のお姫様らしいのですが、それが周囲にバレるイベントはないっぽいです。
>>39 各キャラ一人につき大きく分けて、
愛情、友情、憎悪、裏切、殺害エンドがあるけど、
全般というと、五つともって感じですか?
ちなみにリリアノは細かく分けると11種類。
Mission1
シン「オヤジ、これオヤジの似顔絵じゃないか?」
ソル「字は教えたろ。読んでみろ」
シン「うぉんてっど…あらいぶ…だってさ」
そこに貼られた紙には、連王国が指名手配したソルの姿があった。
ソル「カイの野郎…性質のわりぃ呼び出し方しやがって」
シン「…冗談じゃねえ。連王なんてごめんだぜ」
連王のあまりに理不尽な収集の掛け方に不快感を覚えるソル達であった。
その時、何者かが転移してソル達の前に立ちふさがった。
「あれあれ、ここどこだろう」
「みんなとはぐれた。はんのうあるけど」
顔全体を覆うマスクに黒尽くめの衣装で統率された、見るからに異質な集団――。
シン「なんだが知らねえが、ちゃちゃっと片付けてやるぜ!」
シンの掌から光がほとばしり、集団のうちの一体に向けて収束していく!
バシュン!
シン「な!?こいつら、法力がきかねえ!」
ソル「!…まただ…頭がざらつく…!」
「くらえ」
シンは相手側の法力、それも解除不可能な特殊なものであっさりと拘束されてしまう。
ソル「馬鹿な!こんな術があったのか!?」
???「このまま相手しててもあいつらには勝てないだに」
頭の中で声が響いた。
ソル「誰だ!!」
???「そんな怖い声だすながよ。味方だに。」
???「それに話は後、今は“ゴースト”を叩くのが先決だ」
※ここで、ソル達は謎の声の主から、「ゴースト」「キャプチャー」「サーヴァント」「マスターゴースト」の仕組みについて解説してもらいます。
※簡単に言えば、サーヴァントを生み出すのがマスターゴースト、兵士がサーヴァント、サーヴァントの操れる物体がゴースト、ゴーストを生み出す物体がキャプチャー、そういったもの達を支配するのがマスターです。
ここにて、ソルが自分のマスターゴーストやサーヴァントを召喚する能力を身につけながら集団との戦闘をこなし、
その後封印から開放されたシンが残党兵を追跡して潰すことで戦闘は終了します。
シン「ざまあ!観念しやがれ!」
「おわった。わたしたちはもういみがない」
ズドーン!ズドーン!ズドーン!
シン「自爆しやがった!?なんだよこいつら…」
続き
ソル「いい加減出てきやがれ。テメエはどこの人外だ?」
???「もうオイが見えるだか?さすがだっちゃ」
何もないはずの空間から滲み出るように男が現れた。
白髪にやや和風な独特の衣装、手に持った日本刀、何より目に付くのは頭についた狐を思わせる耳…。
どう見てもただの人間ではないことは明らかだった。
何故、この男がこの世界に存在しないはずの術をソルに指南できたのか?
ソルは、彼が「バックヤード」の住人であることを推測する。
シン「バックヤードってなんだ?」
ソル「話すと長い」
シン「そこを短く!」
ソル「仮想空間だ」
シン「短すぎだろ!」
師弟で寸劇をしながら、ソルは語りだす。
100年も前からその存在は理論的に推定されていた特定言語。
この世界の原理という原理を定義付けている情報が内包された「何か」。
法力を扱う際に、一時的にアクセスしなければならない不明瞭な空間。
それがバックヤードなのだと。
シン「わりぃもうちょっとわかりやすく」
???「要するにこの世の理屈を置いてある本、いや図書館みたいなもんだべさ。」
シン「うん、さっぱりだ」
男はイズナと名乗り、バックヤードゆかりのものであることを自白する。
イズナ「んで、さっきの襲ってきた連中は“ウィズエル”。目的はわかんねが、手当たり次第にGEARを潰してまわっちょるんよ」
ソル「俺を狙ってきたわけか?」
イズナ「多分な。でもそげな話は後、本題はここからだっちゃ。」
イズナ「そのウィズエルがイリュリア連王国を襲撃したっちゃ。」
どうやらソル達に襲い掛かってきた軍勢よりも遥かに大群らしい。
ソル「それがカイが俺を呼ぶ理由かよ。」
ソル「“木陰の君”に何かあったのかもな…シン行くぞ」
シン「え!?なんで連王なんかに逢いに行かなきゃならねえんだよ!」
ソル「がたがた抜かすな」
半ば強引にシンを連れ、イズナも加えてイリュリア連王国にソルは向かうのだった。
Mission2
空間が歪み、光を放ち、そこから人が3人現れた。−ソル達だ。
イズナ「なんたらワープとかなんとか…まあ要するに近道だべさ」
ソル「これほどの転移…法力学が根底から崩れ去るな」
転移した先には、見るからに異形な姿の生物たちがいた。
ソル「まるで人外の巣窟だな。あいつらもテメエの仲間か」
イズナ「そっ。まあ仲良くして…」
ブンッ
シン「うわっ!?」
突如、人外のうちの一匹がシンに襲い掛かった。
イズナ「おいおい、客人になにするばってん!?」
ソル「…洗脳か!?」
イズナ「そんな!ジャスティスでもなし、オイたちを支配なんて…」
シン「ジャスティスって…あの破壊神かよ!?壊されたんだろ!?」
イズナ「とにかく向こうまで逃げるっちゃ!」
イズナが示した先は、異形の群れの奥の奥―バリアまで張られた門の先だった。
イズナ「この数相手ではサーヴァントをいくら召喚しても勝ち目はないけん、“回収”と“再召喚”を駆使して向こうの門まで運ぶっちゃ!」
シン「マジかよ!」
イズナ「あのバリアはサーヴァントの手を借りなきゃ荷が重いっちゃ!」
シン「無理ねえか!?」
ソル「面倒だがやるしかねえ!」
ソルの活躍により、なんとか道が開けた。
イズナ「よし、全速力で向こうまで走るっちゃ!」
Mission3
???「頭がざらつくよ」
イリュリア連王国のとある建物の頂で誰かが呟いている。
ピエロのような帽子と黒衣装。紐の付いた風船のような武器。
不思議な雰囲気をかもし出す少女だった。
???「何故彼は“バックヤード”の力が使えるの?…ソル…記憶」
「ヴァレンタインさまにほうこく」
「あいつらつよすぎ。にんげんいがい」
ソル達を襲ったウィズエルが少女に話しかけている。
???「そうだね。すこしへんだね。ソルとシン」
そう言い残すと、歪んだ空間が少女の前に現れ、そのまま少女の姿は消えてしまった。
シン「うへえ。災難だったな」
イズナ「普段はあんなことするやつらじゃないっちゃよ?」
何とか異形の集団の手から逃れ、転移でイリュリアまで飛んできたソル達の姿があった。
シン「どうした?オヤジ」
ソル「…チッ。街に人の気配がねえ。まさか既に……!?」
ソル「グッ!!」
足元がぐらつき、その場で倒れそうになったが何とか立て直すソル。
シン「オヤジ!?」
ソル「(まただ…頭が…“ざらつく”…!!)」
二度あることは三度ある、という言葉があるように、
またしてもソルは突発的かつ原因不明の不快感に悩まされていた。
続き
その時だった。
???「こんにちは」
ソル「!!」
突如、あの不思議な少女が目の前に現れた。
まるで、ソルの身体の異変が合図だったかのように。
イズナ「あんにゃろは…“マスター”?」
ソル「オマエは!!…いや、そんなはずは…」
いつもぶっきらぼうで感情を露にしないこの男が、珍しく明らかに動揺している。
シン「オヤジ、どうしたんだ!」
ソル「なんでもねえ。目の前の敵に集中しろ!」
???「逃げない。“確率の低い方”の人たちだ。」
イズナ「おめか!オイの仲間を洗脳したのは!」
ヴァレンタイン(以下、ヴァレ)「わたし?わたしはヴァレンタイン」
シン「オヤジ…コイツの法力、並じゃないぜ!」
イズナ「きっと、今まで戦ってきたウィズエルの“マスター”だっちゃ!」
ヴァレ「あなたたちはヴァレンタインの邪魔をしているの。障害の存在は認めないよ」
―ヴァレンタイン戦―
ヴァレ「貴方たちは実力が低い。今は“鍵”が優先かな。放置」
ヴァレ「(でもあの人たちが来てから“鍵”の反応が強くなった…それはわからない)」
ヴァレが転移で撤退。
ソル「待て!」
イズナ「補足探知も失敗だっちゃ…」
シン「あいつら、まるで本気じゃないみたいだった」
ソル「…そうか」
シン「…どうしたオヤジ?顔色悪いぜ?」
ソル「なんでもねえ。城に急ぐぞ」
ソル達は怯むことなく、連王のいる居城へと歩を進めた。
テスト
某所にて
クリシュナ「おかしい、どういうことだ?」
特車二課
泉「もうだめ。」
みどり「今日は出動しなくて済めばいいんですけど。」
太田「なんだなんだ、だらしないやつだな。しゃきっとせんか、しゃきっと。
今この町の平和を守れるのは俺たちしかいないんだぞ!」
篠原「俺たちの人権は誰が守ってくれるんだ。」
太田「そんなものはない!」
最近の出動の多さに辟易している第二小隊の面々
海の家による無人レイバー事件のおかげで出動回数が激増しているのだ
「千代田区神田にて二〇五発生。第2小隊出動せよ!」
篠原「言ってるそばからこれだよ!
「重ねて通報。国分寺南町にて三〇五発生。第2小隊出動せよ!」
太田「なんだぁ!?」
みどり「今日は通報多いですねぇ」
「さらに通報。大田区蒲田にて四〇五発生。第2小隊出動せよ!」
熊耳「これは尋常じゃないわね。」
主人公とみどりと隊長で大田区蒲田の事件を処理することになった
所轄からの連絡による当該レイバーは歩き回ってものをつかんだり触ったりしているだけで
なにかを破壊したりだとかそういうことはしていないという、機種はボクサー
そのレイバーを倒す、やはり無人機であった、しかしいつものように爆発しない
そこに隊長から連絡が入る、この近くで同じようなことをしているレイバーがいるので急行せよとのこと
機種は大将である
みどり「前方を移動中のレイバーの搭乗者の方、こちらは警視庁特車2課第二小隊でーす、あなたは…」
ここまで言ったところで相手は逃げてしまった
みどり「あーっ、まだ全部言ってないのに!三号機すぐに捕まえてください。」
そのレイバーを倒す、こちらには人が乗っていた
大将の搭乗者「お願いです、殺さないで〜」
必死に訴える搭乗者
みどり「あら、人が乗っていたみたいですね。」
後藤「あっそ。あとでゆっくり話を聞かせてもらおうか。」
大将の搭乗者「やめて!命だけは!第二小隊のお方とは露知らずお許しを!ほんのイタズラ、出来心だったんです!」
後藤「はいはい、わかったから。おとなしくお縄を頂戴しようね。」
同日夜、特車2課にて
熊耳「結局、今日の出動で確保したレイバーは合計四台。うち一台は、今日の騒ぎにかこつけた便乗犯でした。」
他の三台の無人機は今までのように破壊活動を行わずこちらの姿を見ると逃げ出し倒しても爆破しなかった。
太田「便乗半!?自分ひとりでは何にもできん根性なしの犯罪者だな。」
篠原「根性の座った犯罪者っていうのも始末におえんがな。」
泉「でさぁ、その人はなにかやったわけ?」
みどり「なにをしたというわけではないんですけど、レイバーを乗り回していたので、私がレイバーから降りるように説得したんです。
でも第2小隊の名前を出した途端に逃げ出しちゃって…取り押さえるのに苦労しました。」
泉「あははは…はぁ〜」
篠原「俺たちっていろんな意味で有名だからな。」
太田「がははは、犯罪者は俺たちの名前を聞いただけで逃げ出すからな。」
そこへシゲさんがやってくる、シゲさんによると三台の無人レイバーはすべてOSのネットワークアップデートの最中であり
その間に外部から割り込まれてしまい別の場所へ転送されてしまったという。そしてその転送先はなんと米軍基地であった。
新聞の一面、レイバー集団暴走 暴走レイバー食い止める為特車二課大暴走 下町を破壊
セツコ第31話「絆が生むもの」
セツコがレーベンの誘いを受けているころだった。シンたちはタリアら上級士官には内密にステラをかくまっていたが、そのステラは怯え衰弱するばかりでいた。
ステラたちエクステンデッドは投薬か催眠によって心身の安定を図る必要があるらしく、先に収集したラボのデータから彼女を助ける方法が見つかるかは疑わしいところであった。
ZEUTH一行は、エーデル・ベルナルと会うためにタンパグンダに向かっていた。
その途上、ZEUTHの別動隊に連絡を取ろうとするが巧くいかず、レーベンの薦めで彼ら関連のニュースを探すことにしてみた一行だったが、
そこに記されていたのは新連邦のお先棒を担いで民間人を虐殺し、或いは彼らから新兵器を受領したというにわかには信じがたいものだった。
一方キラを説得しようとしてあっさり返り討ちにされたアスラン。それでもキラを敵と見ることにためらいがあったようだ。
そんな彼をクワトロは「君が迷いから抜け出せないまま死ぬ姿は見たくない」と諭す。DESTINYのアスランがクワトロのオマージュゆえだろう。
タリア、ブライト、グエン、兵左衛門、クワトロはZEUTHの代表として、レーベンの案内でエーデルとじかに対面する。
エーデルはこの多元世界の統一が一部の人間、ティターンズ及びブルーコスモスの独善によってなされようとする現状を憂い、一刻も早く新連邦の浄化を成し遂げたい、とタリアたちに頭を下げた。
そしてZEUTHはエーデルとの直談判により、彼女こそ真にこの世界の行く末を案じている、と確信するに至ったのである。
その途中で、セツコはレーベンにいわれ格納庫で待機していたが、そこへジャガイモみたいな顔の奇妙な男があらわれ、だしぬけにセツコの匂いを嗅ぎ始める。
しかも被害者であるセツコの方が、変人の盗人猛々しい言い訳に気圧されて謝る有様。それでつけ上がる変人に逆上してビンタをかましたらむしろ喜ぶオッサン。
んでこの変態の正体は、カイメラの技師であるジエー・ベイベル(オリジナル)らしい。だがとても書き切れない変態なので割愛。
そこに現れたのは日本以来のシュラン・オペル。彼はアサキム・ドーウィンがコンタクトを取ろうとしてきたことをセツコに告げるのだった。
アサキムの恐怖と向き合うために一人出撃したセツコ。だが指定されたポイントに現れたのはアサキムではなく、いつかのようにチラムの部隊と、女士官アテナ・ヘンダーソン(オーガス)だった。
やはりセツコは特異点としてチラムに狙われており、またアサキムはチラムと何らかの縁があるようだったが、今は戦わねばならない。
途中でレーベンが駆けつけ、「たった一人で自分の中の恐怖と向き合うことはない、人間には絆という力があります!」といいことっぽいことを言う。
加勢したレーベンとの協力でチラムを退けたセツコだったが、そこにツィーネが、何故か大量の無人ウォーカーマシンを率いて出現する。
彼女もまた特異点と呼ばれる存在であるようだが、そんなことよりもセツコにはアサキムと相対したときの恐怖がまたぞろ浮き上がり戦うことができなくなる。
「セツコさんは自分が守ります」と言いつつ彼女を庇うレーベンだが、次第に追いつめられる。優位に立ったツィーネは
「お前(レーベン)もセツコの目の前で八つ裂きにして奴に悲鳴を上げさせてやるよ」と告げる。
デンゼルとトビーも同じ目的でアサキムに倒されたのであり、ぶっちゃけある程度セツコに近い人間なら殺すのは誰でもよかったのである。
それを知ったセツコが錯乱すると時空転移のような現象が発生しそうになるが、「自分は死なないし、トビーもまだ生きている」と言われてセツコは落ち着きを取り戻し、転移も収まる。
そこに駆け付けたZEUTHのメンバーにより勇気づけられたセツコは何とか戦闘可能になる。
追い詰められたツィーネは、「セツコは呪われた存在だ」と言い捨てて逃げ去った。セツコはようやく悲しみを乗り越えられたようだった。
基地に戻った後、心配しすぎたあまりテンション上がりすぎていたジエー博士より、セツコの乗るバルゴラを改造して進ぜようかという提案をもらう。
勝手なことは控えるようにたしなめるエーデルであったが、セツコ自身は彼にバルゴラをゆだねる決断を下した。
明らかに問題ありすぎるジエーに任せたらとんでもないことになりかねないと口々に周りは心配するが、彼女はバルゴラがより完成するのなら、と決心していた。
シュラン曰く「腕だけは確か」だから心配ないらしいが、セツコが出ている間に勝手に追加パーツを造っていたあたりやはり問題はあった。
その後一日を終え、アーガマの自室に戻ったセツコを出迎えたのは、グローリー・スターのサインで打たれたパーソナルコールだった。
>>60にゲーム名振り忘れました
セツコ32話「悲しみという力」
見た目ジャガイモのような爺さん、ジエーによるバルゴラの改造手術は、既にこっそりパーツを組んでたと言え1日で終わってしまった。
その改造、というのはバルゴラの背部にVウイングをつけて飛べるようにし、駆動系をチューンナップしたもので、それほど大それたものでもなかったようだ。
一方でジエーは、バルゴラについて「機体その物は凡庸だが、フレーム(骨組み)部分は200%出力にも耐えうる」という奇妙な構造をしていると述べ、
バルゴラはそのオーバースペックを引き出すだけのエネルギーを運用すべく設計された可能性があるらしい。
そしてその異様な設計のカギを握るのが、バルゴラの標準装備である「ガナリー・カーバー」だと言う。
これは銃にもなれば直接打撃もでき、実体剣もビームサイズも出せれば、艦載砲並みの火力を発揮することもできるトンデモ兵器であり、ジエーの見立てではさらなる秘められた力がカーバーにあるとか。
が、そんな話をしているうちに、またぞろセツコは失踪し、改造完了したばかりのバルゴラで出てしまっていた。
トビーに呼ばれたと思って出て来たセツコだったが、そこに現れたのはランドとガンレオン。何故かカラスメカも一緒だが。
トビーを知っているのか訊くセツコに対しランドは「兄弟(アサキム)を付け狙うってんなら俺が相手になってやる」としてあくまで戦うつもりでいた。
応戦しようとしたがカーバーが反応せず、腰についたピストルだけで戦うはめに。(でもこの時のピストル弾数多いから通常時でも使いたかった)
だが駆けつけたトビーと一緒にランドに立ち向かおうとしたところ、突然トビーはセツコの機体を後ろから撃った。
そしてトビーの乗っていたモビルスーツは気づけばアサキムの愛機、シュロウガに変わっている。極めて簡単に言えば化けていたのである。
あまりに無体な仕打ちに嘆きの悲鳴をあげるセツコの傍ら、アサキムに代わって戦っていたランドも用済みとされてしまう。
その時、セツコの涙にバルゴラのガナリー・カーバーが反応したかと思うと、その銃身(?)が無骨な四角い物体からギザギザした生物的な物へと変貌をとげ、最前までとは段違いのパワーでシュロウガを捕らえた。
新生カーバーの発揮する異常なパワーに思わずアサキムは押される一方「悲しみの乙女が目覚めた」と、ようやく待ち望んだものが手に入ったような笑いをあげる。
そこに現れたのはツィーネ。「この前はわざと負けてやったのを想像以上にぬか喜びなんかして、笑っちゃうよ」と出会い頭にセツコを嘲笑するが、悲しさのあまり他の感情が出なくなったのか、セツコは
「今の私に出来るのはこの悲しみを力に変えて敵を倒すことだけです・・・」と、亡きデンゼルたちに語りかけるばかりだった。
ようやくそこにZEUTH本隊も追いつき、様子のおかしいセツコを心配するのだが、悲しみを戦う動機に変えている彼女を下がらせることはできない。
ツィーネらを退けたものの、セツコはもう悲しみのほか何も残されていない、と沈み切っていた。
そしてこの世界の悲しみを止めるために心が擦り切れても戦う、とあまりに悲壮な決意を胸に秘めるのだった。
ちなみに、ガナリー・カーバーの覚醒したバルゴラにセツコは、元々デンゼルたちと組んでいたチーム「グローリー・スター」の名をとり「バルゴラ・グローリー」と命名。
一方敗れたツィーネは相当屈辱だったようで、自分の手でセツコを仕留めたいとアサキムに願い出る一方、これまで特異点確保のために動いていたチラムが、
それに頼らぬ方法でこの世界を修復すべく動いているという情報を掴み、それを潰すための策を講じるのだった。
アサキムに曰く「人の身で太極に至ろうとする」愚かなことであるらしい。
また、今回アサキムがデンゼルたちを殺した理由も一部判明する。バルゴラ1号機のガナリー・カーバーに搭載された「何か」を目覚めさせるためには巨大な悲しみが必要で、
またアサキムの目的のためには、覚醒させた上でその何かの持ち主を殺して奪う必要があるのだという。
それのためならば、アサキムという男は何でもする奴であり、ある意味何物にも縛られない男であった。
(この先では、デュランダルとの会談のためにジブラルタル基地へ向かうルートと、突然市街地で爆発が起こる怪事件の調査のために周辺を警戒するルートの2つに分かれます。)
戦闘から帰ったセツコを私室で迎えたのは、メイドたちが作ったクッキーだった。しかし、セツコがそれを食べても何の味も感じない。彼女の体に異変が起こり始めていたのである。
ジブラルタルダイジェスト(33〜35話)
宇宙からZEUTHへの補給のため降下してくる戦艦ラーディッシュを援護するため、カミーユはレコア・ロンドとともに先行して迎えに行く。
そこで待っていたのは彼の幼馴染で志願兵となっていたファ・ユイリィだった。フォウの一件でささくれ立っていた彼の心も少しではあるが癒されるのだった。
だが彼らが補給物資として持ってきた物資は、最新鋭の機体Zガンダムをはじめエゥーゴ独自の物品が多くを占めており、今のエゥーゴ・プラント協調路線を上の人間が疑問視していることが伺われるものであった。
そんな中、クワトロに好意を寄せながらも彼からすげなく扱われ、軍の世界に女1人で生きる辛さに疲れ切ってもいたレコアは次第に追い詰められていた。
その彼女はジブラルタルでの迎撃戦で労い1つしない態度に切れ、ヤザン・ゲーブルに特攻してMIA(作戦中行方不明)となってしまった。
またデュランダル議長かねてからの懸案であった、プラント・ムーンレィス間の同盟は、武力解決をよしとしないディアナ(キエル)の意向もあって破談となったが、
その理想主義に我慢のならなくなったフィル・アッカマンたちによってキエルは軟禁され、地球帰還作戦指揮の座を引き摺り下ろされる。
その騒動を知ったキエル(ディアナ)はZEUTHに自分の正体が月の女王ディアナであると告げた後、ディアナに扮したキエルと入れ替わりに囚われの身となってしまう。
ジブラルタルにおける動きのドサクサに紛れ、シンは作戦失敗のかどで隊長職を降ろされていたネオへ「もう彼女を戦わせるな」と言いつつステラを返還してしまう。
一兵士が勝手に捕虜の身柄をどうこうする行為は重大な軍機違反で極刑も免れないものであったが、あろうことかデュランダルはシンの功績を勘案して放免とした。
それを「自分の行為が正しいと認められた」ものとすりかえて図に乗るシンをカミーユが叱り「お前は誰かが決めた正しさに酔ってるだけだ!」と指摘する。
そこに通りかかったハリー・オードはこのやり取りを聞いて奮起したらしく独断でディアナ救出を試みると決意、そこでアスランたちも同調しZEUTHとして救出作戦を開始する。
だがファントムペインやギンガナム艦隊の妨害を受けたために作戦は失敗し、ディアナは彼女を消そうとしていたミドガルドの手に渡ってしまうのであった。
そこに現れたアークエンジェル一行は、「ディアナを助けるためなら力を貸す」とハリーに誘いをかける。彼はディアナ救出のために同意し、
キエル(本物)もまたアークエンジェルに同行することになった。彼女は宇宙へ向かう途上、ラクスから「もう1人のディアナ」であると評された。
その後、「チラムが新連邦の総攻撃を受けている」ということでデュランダルの緊急指令がくだり、ZEUTHは南アメリアのチラム首都へ急行することになった。
この間、実は伝説的歌姫ミイヤ・ラウジン(キングゲイナー)の名を継ぐ者、民心慰撫のためラクス・クラインに扮する少女ミーア・キャンベル、月の女王に成り代わっていたキエル、
キエル嬢としてミーアを見つめる女王ディアナ…この四者が交わるという面白いエピソードがあった。
ここでディアナ(キエル)はミーアに「歌は楽しいか」と問いかけ、キエル(ディアナ)はラクスを装う彼女の様をどこか空虚に感じ、ミイヤはより直截にミーアを
「貴女の歌にはオーラを感じない」と評している。
(続く)
スパロボ乙
ややこしいから大変だよね
戦場のヴァルキュリア2 −ガリア王立士官学校− (PSP)行きます。
また例によって用語集から。
前作からの経緯
ガリア公国の新大公となったコーデリアが 「実はガリア公ランドグリーズ家は
ヴァルキュリア人じゃなくてダルクス人家系でした」 と発表した。
国民の大多数は彼女を支持するものの、ダルクス人のガリア支配を不当とする
一部貴族が 「ガリア革命軍」 を組織。
南部ガリアを中心に勢力を拡大し、ガリア公国は内戦状態になっている。
そんな感じの征暦1937年(前作の二年後)が今作の舞台。
ランシール王立士官学校
ガリア唯一の陸軍士官学校であり本作の舞台。
ガリア正規軍が2年前の戦いで受けた大打撃から未だに立ち直れていない事と、
義勇軍の動員が不可能なため、南部ガリアの治安維持を政府から任されている。
(義勇軍が動員できるのは侵略に際してのみ。今回は内乱なので動員できない)
このため、在学する士官候補生たちは学生といえど実戦に駆り出される。
名前が 「王立」 なのは設立された頃のガリアが王政国家だったため。
ガッセナール家
ガリア南部に本拠を置く伯爵家。革命軍(反乱軍)を組織し主導する貴族家で、
それぞれ当主ギルベルトが反乱軍総帥、長男バルドレンが歩兵部隊の指令官、
長女オドレイが機甲部隊の指令官、次男ディルクが特殊部隊の指令官を務める。
次男ディルク以外は皆ガリア正規軍に籍を置いていたという武闘派貴族。
ダルクス人の現状
コーデリアは民族に囚われない国造りを目指しているものの、流石に何百年と
続いてきた差別意識はそう簡単には消えず、差別や迫害の現状は変わらない。
ダルクス人に対する一般人の反応は、気にしない人は本当に全く気にしないが
気にする人は 「あいつら暗くてヤダ」 から 「虐殺も当然」 まで度合いは様々。
ヴァルキュリア人の真実
実際はヴァルキュリア人の方が 「災厄」 を起こした侵略者だった、という真実は
公表されていない。ファルディオが墓まで持っていった模様。
◆プロローグ
主人公アバン・ハーデンスの元に、ランシールの教師と名乗る男が訪れる。
男が持ってきたのはランシールに在学中の兄、レオンが死んだという知らせ。
しかも死の理由は 「国防上の機密に属するため話すことはできない」 という。
そんな所に反乱軍が襲撃をかけてくる。
とっさに周囲の人々を指揮し、自警団と共に反乱軍を追い返すアバン。
戦闘後、アバンは男に自分もランシールへ行く、と宣言する。
「兄さんが死んだなんて信じない、自分の目で確かめる」 と言うアバンに、
入学志願書を渡して男は去っていく。
◆1月
アバンは宣言通りランシールの編入試験に挑み、入学を許された。
学長に兄の死を問うと、「彼は死ぬ間際 『特殊任務』 に就いていた」 との答え。
同じ言葉が、兄からの最後の手紙にもあったことを思い出し、『特殊任務』 を
追っていけば兄が死んだ理由も解るのではないかと考えるアバン。
編入試験の実技でチームを組んだ支援兵のコゼット、ダルクス人のゼリと共に
G組に編入されることに。
が、G組は低成績の生徒たちが集められた「最低のクラス」だった。
学内トップのA組、その学級委員(=隊長)であるユリアナに 「ランシールの恥」
とまで言われても反論できないG組の面々。
未だ学級委員すら選出できない、立候補者もいない、と指摘するユリアナ。
売り言葉に買い言葉でアバンは学級委員に立候補してしまう。
そこへ教師がやってきてユリアナは退散。
G組の担任はアバンに兄の訃報を届けにきたあの男、ユベール・ブリクサム。
アバンはそのまま本当に学級委員に就任することになる。
授業が始まってしばし、突然鐘楼からけたたましい鐘の音が響く。
ランシールの鐘は出撃の合図。
任務はアーレム地方の農村を襲っている反乱軍の撃退。
戦車に率いられた反乱軍を前にG組メンバーは後込みするが、ゼリの策と
アバンの指揮で戦車の破壊&反乱軍撃退に成功する。
初の勝利にほんのちょっと自信をつけてG組はランシールに帰還した。
◆2月
学内の購買部でガリア戦役の英雄ウェルキン&アリシア夫妻と出会ったり。
そんなある日、アバンの元に故郷メルフェア市から一通の手紙が届く。
差出人は母親、届けたのは故郷で飼っていたガリアンアマツバメのヤーデ。
学校に居付いて、あちこち飛び回っていたヤーデがある日行方不明に。
クラス総出で探す中、アバンは旧校舎付近で怪しい全身黒マントの人物に
捕まっているヤーデを発見する。黒マントの中身は銀髪の少女だった。
後から現れた白衣の女に 「エイリアス」 と呼ばれる少女。
彼女は白衣の女を 「ママ」 と呼び、アバンに対して警戒心をむき出しにする。
白衣の女は、「ここで見たことは忘れろ」 と言って、少女を伴い去っていった。
ランシール名物のクラス対抗トーナメント・レーヴァテイン杯の予選がスタート。
万年予選敗退だったG組が初の予選突破という波乱の幕開けとなった。
※アリシアがヴァルキュリア人であるという事は公にはなっていないらしい。
◆3月
反乱軍の首魁ガッセナール家の居城。
演説を終えた総帥ギルベルト・ガッセナールの傍には連邦大使タウンゼントの姿。
連邦の介入を快く思わないバルドレンは不機嫌顔。そんな彼に任務が下される。
所変わってランシール。ガリア南部を訪れた、ある要人の護衛任務についたG組。
任務中に襲撃をかけてきたのは奇妙な全身鎧にマスクをつけた不気味な兵士団。
機械と融合したようなそのシルエットからは青い光が立ち上っている。
指揮するのはバルドレンと、仮面に顔を隠し、兵士らと似た雰囲気を持つディルク。
兵士たちの人間離れした頑強さと青い光に追いつめられるG組の面々。
反乱軍とG組の戦闘を傍観する白衣の女。傍らには例の黒マント少女。
「目的はデータの収集、適当に蹴散らせ」 という白衣の女に 「解ったよ、ママ」 と
答えて少女はマントを脱ぎ捨てる。 銀の髪に赤い瞳、そして青い光。
まるで破壊を楽しむかのように、少女は全身鎧の兵士たちを叩きのめす。
ディルクは少女の攻撃を耐え切るが、兵力に大打撃を受けた反乱軍は撤退。
同時に少女と、人知れず白衣の女も姿を消した。
護衛区間を抜け、護衛対象の装甲車から降りてきたのはガリア大公コーデリア。
戦地となっている南部の状況をつぶさに見て対応を指示しなければならない、
今の自分にできるのはそんな小さな事を積み重ねていく事だと言うコーデリア。
彼女は 「差し入れに」 とシナモンパンのバスケットを渡して去って行った。
◆4月
アバンとコゼットは学内で先日の銀髪少女・エイリアスと出会う。
ヴァルキュリア人なのか? という問いに 「ママがそう言う」 とあっさり頷いた。
「ありがとう」 の意味を理解できず、説明すれば今度は 「またいっぱい殺したら
ありがとうって言ってくれるのか?」 と、戦い=殺す事、と直結するエイリアス。
そんな彼女にコゼットはコナユキソウの種を一緒に撒こう、と持ちかける。
種を撒いて水をやった所でエイリアスは 「じゃあ、またな!」 と去っていった。
G組に出撃命令。ディバル山脈のダルクス人集落が反乱軍に襲われている。
そこへやって来たのはA組委員長のユリアナ。
G組に命令が下った理由を、ダルクス人を助けたい者などいないからだと言い
ゼリに対し 「ランシールにダルクス人は必要ない、出て行け!」 と言い放つ。
コゼットがユリアナを引っ叩き、G組はディバル山脈に向けて出撃する。
バルドレン率いる反乱軍は、逃げ惑うダルクス人たちに容赦なく発砲する。
なんでやり返さないんだ? という疑問に、G組内のダルクス人が答える。
ダルクス人は報復はしない。暴力に暴力で返すのは埃を傷つける行為だと。
それを聞きながら、ゼリはどこか不機嫌そうに無言を保つ。
一帯のダルクス人集落をほぼ壊滅させた反乱軍は、G組の駆けつけた集落を
放棄して撤退した。G組の面々は残った生存者の救助に走り回る。
そんな中、ゼリがアバンとコゼットに言う。
確かに報復は無意味だ。だがこの現状を、俺は黙って見ている事は出来ない。
「俺はランシールを卒業して、この国の英雄になる」
英雄になって、ダルクスへの偏見を吹き飛ばしてみせる、と。
68 :
戦ヴァル2:2010/03/03(水) 00:43:59 ID:uKz8270u0
とりあえず今回ここまで。
書き忘れたけどギルベルトの所に居る連邦大使のタウンゼントは
前作でコーデリアを誘拐しようとしたオッサン当人です。
時たま前作キャラの名前がポロッと出てきたりします。
絵まであるのはウェルキン・アリシア・イーディ・ロージーくらいかと。
乙
でも新作トリップを入れてくれ
読んでしまった
70 :
戦ヴァル2:2010/03/03(水) 01:32:17 ID:uKz8270u0
あーーーーーー忘れてた!
すまないホントすまない申し訳ない
71 :
ゲーム好き名無しさん:2010/03/03(水) 02:27:11 ID:iN59kbe+0
アバンの故郷はメルフェアじゃなくてヒートホルンだよ
72 :
ゲーム好き名無しさん:2010/03/03(水) 06:33:16 ID:AR3kjmeW0
PCゲームのS.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyatをお願いします。
それと二作目のClearSkyは数行でざっとだけど書けるかも
戦ヴァル乙ー
周辺警戒ルートダイジェスト(セツコ編33〜35話)
神ファミリーはじめジブラルタルに向かわなかった一行は漂流していた民間人の一団を救助したが、彼らは記憶の一部が一様にすっぽりと抜け落ちていた。その中には勝平に辛辣な言葉をぶつけていた浜本少年の姿もあった。
そんな時にブッチャー自らが率いる異星人連合の部隊が襲ってくる。しかし戦闘中、キングビアルに避難させていた民間人の一部が突然爆発する。彼らはガイゾックの手により人間爆弾へと改造されていたのだ。
ガイゾックの無道なやり方にZEUTHの怒りは頂点に達するが、ブッチャーの乗る移動要塞バンドックは難攻不落であり、退かせるので手一杯であった。
そしてビアル星の技術でも、風見博士の力でも爆弾を除去することは出来ず、「爆発するなら誰もいないところで」と言って去っていく人々をただZEUTHは見送るのみであった。
浜本は身勝手な理屈で勝平ら神ファミリーを非難したことを詫び、香月たちを助けてくれるよう懇願した後、去り行く人の列に加わったが、最期は母の名を泣き叫びながら爆発するのだった。
ZEUTHの無力感と異星人への憎悪は、人間爆弾と関係のないテラルたちとの戦闘でもさめることはなかった。
戦闘の末逃げ遅れて捕らえられた彼を一行は口々に罵倒するが、テラルは「エルダーの誇りに誓って、我々はあんな非道な作戦に関与したことはない」と抗弁する。
闘志也は彼の言葉をもう一度だけ信じることにし、人間爆弾の増産を阻止することを条件にテラルを解放した。
この戦闘で現れたデューク・フリードは「怒りのまま戦い続けてたら地球と異星人は絶滅戦争を起こすことになる」としてZEUTH一行を制止するが、
人間爆弾のショックが醒めぬ一行にはどうしても割り切れず、ZEUTHとデュークは物別れせざるを得なくなった。
それにしてはデュークの失望は必要以上に深かったのだが、これは「ZEUTHが民間の異星人を虐殺している」という怪情報が先んじて彼にもたらされていたためだった。
その後、招かれるままにサンドマンの別荘へと赴いたZEUTHは、彼と彼の敵たるゼラバイアの正体を知る。
サンドマンは遠い昔滅びた惑星ランビアスの住人「ジーク・エリクマイヤー」であり、その敵は彼の義兄ヒューギが隣星との戦争のため開発した殺戮システム、その成れの果てだった。
ジークはヒューギとの口論の末図らずもシステムの暴走を招き、自ら母星を隣星もろとも滅ぼしてしまっていたのである。
地球に流れ着いた彼は第二の母星を守るべく自らを不老の身とし、ゼラバイアに対抗しうるゴッドグラヴィオンとそれを操る戦士を育ててきたのであった。
そして記憶を失くしていたリィルは、ジークと、ヒューギの妹ルフィーラとの間に生まれた実の娘であり、ランビアス崩壊の折に誤ってタイムワープに巻き込まれ、今の地球に飛ばされていたという。
その正体を知った勝平がサンドマンを拒絶する一幕もあったもののやがて和解し、これからもZEUTHはサンドマンの戦いに力を貸すことを約束した。
一方、リィルは一連の話を聞いていなかったが、前後に起こった戦闘のショックで本名だけを思い出し不安に駆られていた。だが斗牙は、良かれと思って彼女の過去とサンドマンの正体を全てばらしてしまう。
ショックを受けたリィルは別荘のベランダから転落し昏睡状態に陥ってしまった。また、グランナイツの一員だったミヅキは少し前に別荘を抜け出していた。彼女は新連邦のスパイでグラヴィオンの情報を流していたのだ。
抜けようとする彼女の前に現れた「ザ・ストーム」こと破嵐万丈だが彼女を止めるでもなく、もしもの時のためにとミヅキにある物を託すのみだった。
メンバーが2人もいなくなってグラヴィオンは戦力ダウンするが、新連邦によるチラム侵攻が始まったため、彼らは急いでジブラルタル組に合流するのだった。
その最中、風見博士はさらなるトリニティエネルギーの研究のためシミュレーターと向かい合っていた。しかしその実験中、並行世界を隔てる次元境界線の揺らぎが加速していることに気づいた。
遠からぬ未来、この多元世界は崩壊する。彼はこの結論に至ってしまったのである。
セツコ36話「慟哭の星空」
新地球連邦の狙いは、チラムが独自にこの多元世紀を安定させるべく開発していた装置の奪取にあった。
新連邦軍はチラムの都市を徹底的に破壊しており、その中核に置かれているのは、ステラの乗る広域破壊用のMA、デストロイだった。
シンによってネオの手に引き渡された彼女であったが、そのまま再調整を施されデストロイに乗せられていたのだ。
またロドニアの攻防戦でアウルが死んだために多大な精神ダメージを受けたスティングは記憶を消され、ステラのことも覚えていないで戦っていた。
そこに駆けつけたZEUTHもまた、圧倒的な火力を誇るデストロイ相手に攻めあぐんでいたが、追い討ちをかけるようにして現れたのは、生死不明だったフォウの乗るサイコガンダム。
彼女もまた再調整を施され、カミーユたちを敵としか見なしていなかった。
またシンはデストロイに乗っているのがステラであることをネオの口から聞かされ激しく動揺する。
そこへ出てきたのは、新連邦の暴挙を止めるために出て来たバルディオス、ゲッター、GXチームらZEUTH別働隊とアークエンジェル。
だが彼らは「ZAFTの手先になって無法を働いたお前達と話す言葉はない」と身に覚えのないことで本隊を詰り、彼らは彼らで勝手にやると言いだした。
この入り乱れた状況で、シンはステラを、カミーユはフォウを助けねばならず、共に腹を決める。
戦闘のダメージで狂ったように暴れるステラとデストロイに取り付き、決死の思いで叫び続けるシンの心が通じたのか、彼のことを思い出したステラ。
だがこの隙にデストロイを止めようとしたキラによりネオが落とされるのを見たステラは再度暴走し、誰にも手がつけられなくなる。
堪りかねたキラが作動しかけた主砲にビームサーベルをブチ込んだためにデストロイは爆破炎上、シンの決死行も虚しくステラはデストロイから放り出され、そのまま死んでしまった。
(ステラを倒す前にネオが落とされていると、近づいてきたキラを見て暴走するシーンに変わる)
フォウを救うべくサイコガンダムに取り付くカミーユ。だが、遠隔操作で無理矢理にでも破壊活動をさせるサイコを止めるため、
最後に正気を取り戻したフォウはサイコガンダムもろとも自爆してしまう。結局救うことはできなかったのだ。
去り際にリョウたち別働隊は、甲児たちがZAFTに協力するうちに変わってしまい、もう共に戦うことはできないと宣告してきた。
だがこちらとしてもアークエンジェルを頭から敵と見なし、それと行動を共にする別働隊を信じることは出来ないでいた。
それでなくとも無軌道な振る舞いをしていた(とUN上に怪情報流れていた)彼らである。レーベンは彼らのためにまた人が死んだ、と苦い顔をするのだった。
回収したステラの遺体をいずこかに安置し悲嘆にくれるシン。カミーユもともに何も出来なかった無力を呪い、同じ悲劇を起こさぬために戦い続ける、と誓うことしか出来なかった。
この戦闘をデュランダルは最大限に利用した。不可侵条約を結んでいたはずのチラムを焼き払った新連邦の無体を地球全土に知らしめ、
そうするように軍を動かしてきた黒幕「賢人会議」が新連邦首脳として存在することを暴いたのである。
(※賢人会議…元はエウレカ世界を動かしてきた者たちをさしたが、ここではそれにDESTINYのジブリールとZのジャミトフも加えた、各作品の俗物の集まりみたいなもの)
その賢人会議への協力者として政界や経済界の要人の名を次々に挙げていくデュランダル。だが、この急な発表によって世界が混乱に陥ることは必至だった。
またクワトロたちは、この発表のために敢えてチラムを焼け野原にさせたのではと疑念を抱き始める。
そこへ現れた風見博士は、この世界が遠からず崩壊してしまうことをZEUTHメンバーに告げた。
この演説を影で見ていたのはパプテマス・シロッコとデューイ・ノヴァク。デュランダル演説の混乱に乗じて「オペレーションクルセイド」と称した一大クーデタを起こさんとしていた。
セツコ37話「新地球連邦再編」
チラムの首脳陣は時空制御装置を持ってチラムを離脱していたが、そこに現れたのはアサキム。一瞬のうちに制御装置を破壊してしまいそのまま消え去って行く。
彼を独自に追っていたランドはそのままアサキムの後を追い走り去って行く。彼に導かれてきたアテナとオルソンだったが、オルソンはアテナにチラムへ戻るよう言い置き、
自身はこの世界のために出来ることを捜すべく、昔の戦友である桂との合流を図ることにした。
彼も特異点としてチラムに保護され、特異点捜索の任務に抜擢されていたのだが、チラムの主導で時空を修復することが正しいのか分からなくなっていたためだった。
ミネルバ艦内にて。シンとレイがフリーダム(キラ)を仮想敵と見なし、それを倒すためのシミュレーションに打ち込んでいる姿を見てアスランは動揺するが、
少なくとも味方ではない以上何が起こるかわからない、というレイの言葉に反論できず、彼らの部屋を去るしかなかった。
セツコとカミーユは、憎しみでフリーダムと戦ってはいけないとシンを諭すものの、仮に彼らと戦うことになるなら、とシンの特訓に協力していた。
デュランダル演説以来、あちこちの都市で暴動が起こっていた。誰かの言葉に逐一翻弄されるこの世界は、心ある人々の目にはあまりに不自然であった。
この世界が不安定で人々が生きる気力を失いかけているがために、人々は誰かの強い言葉に流されているかのようであった。
この混乱を利用したデューイとシロッコは蜂起し、賢人会議の中枢を直接制圧した。エウレカ世界にいた賢人のうち2人と、ジャミトフが彼らによって消され、
表向きの連邦大統領であったジョセフ・コープランド(DESTINY)はシロッコらに退陣させられた。
一方のZEUTH。かつて共に地球のため戦ったリョウたちですら厳しい目を向けてきたことに、甲児は苦しんでいた。そこに来たレーベンは、リョウたち別働隊は
反賢人会議派と繋がっているのではないかと言い出す。
時を同じくして、元大統領コープランドがUNを通じ、賢人会議がこの世界を私的に牛耳ってきたことと、その賢人会議派の瓦解を告げる演説を放送してきた。
また臨時大統領として任命されたのは、フィクス・ブラッドマンという男(ガンダムXにおける新地球連邦の首相)であったが、彼がクーデタ派の傀儡であることは明白だった。
だがブラッドマンは、賢人会議派を抑えるための特務部隊としてアークエンジェル及びZEUTH別働隊を紹介したのだ。
これを見た面子は、アークエンジェルがこちらを襲ってきたのも全て合点がいったものと思ってしまう。
別働隊にビジョンがなく、金に困って新連邦に転んだと詰るレーベンをはじめ、多くのメンバーがこの発表にショックを受けるのだった。
そんな中、辛うじてクーデタから逃れたジブリールとバスク。北大西洋のヘブンズベースまで逃れ、そこで再起を図るつもりでいた。さらにそこには
「世界の真実を知る」という者を捕らえてあるらしい。
旧賢人会議派も新政権も敵であるとの指示を受け移動中のミネルバに向かってきたのは、久々に出たジェリドとマウアー(Zガン。いつの間に合流した?)に率いられた新連邦軍。
彼らに追い立てられ、ZEUTHは猛吹雪の舞う地点にまで誘い込まれてしまう。何の罠なのかは不明ながらも、彼らはジェリドたちを迎え撃つ。
だが、敵はある程度の時間が過ぎると、頃合だとして早々と兵を引いてしまう。いやな予感を覚え立ち去ろうとするZEUTHの前に現れたのは、あろうことかアークエンジェルとZEUTH別働隊であった。
セツコ38話「踊る悪夢」
現れた別働隊は、何も言わずこの先を通してくれと言ってくるが、本隊としては、アークエンジェルと行動を共にする彼らをすんなり通すわけには行かない。
だがホランドは本隊を「兵隊」と罵倒し、他のメンバーも本隊をZAFTの手先として動いていると決め付けてはばからない。
本隊が「自分達の戦いは自分達で決めたことだ」と弁明したが、どうしたことか別働隊の側は「もうお前達とは手を取れない」と完全に三行半を突きつけてきて、世界の敵だとさえ言ってくる。
全く身に覚えがないことでこうも罵られ混乱する本隊だが、別働隊は聞く耳を持たなかった。
レーベン曰く「彼らはもう新連邦の手ゴマだ」ということで、武装解除の勧告に別働隊は従わず、ZEUTH同士で戦うことになってしまった。
だが、この戦い何かがおかしい。
別働隊の側はどうしたことか「何でお前達はあんな無体な真似を」と罵声を浴びせてくるが、本隊は身に覚えがない上に別働隊の無軌道なマネをUNで見せられたため
「お前達こそ状況が見えていないのか」と、会話がまるで噛み合わないのである。しかも別働隊も自分の行いについて悪びれる様子をチラリとも見せない。
そんな中「別働隊の中核がアークエンジェルなら」と、フリーダムに組みかかったシンは、主戦場から少し離れた位置にてフリーダムとの戦闘を始める。
いかにシミュレーションを重ねたところで、直接戦闘するとやはり圧倒的なフリーダムに押し捲られるシン。だが、ステラを死に至らしめたフリーダムへの怒りを爆発させたために、
さしものキラもたじろいだところを、インパルスの対艦刀で一突きにされ、フリーダムは海中に没した。それを回収しようとしたアークエンジェルもミネルバの砲火にさらされ行方が知れなくなる。
(この戦闘、キラを落とすかシンが落とされればイベントで勝手に終わってくれます。実は別働隊を徹底的に叩きのめしても問題はありませんが、敵を落とすたびに恨み言を言われて精神衛生にはよくないです)
フリーダムを倒すために力を使い果たし、うわごとを呟くシン。だがそこへ現れたのは謎の第三者と、それを追ってきた新連邦軍だった。
ここでZAFTと新連邦の戦闘に巻き込まれるわけにはいかない、として別働隊は第三者の1人オルソンの先導により戦場を離脱する。
今1人は勝平を何度か助け、サンドマンの友人として日本解放にも助力した男、噂の破嵐万丈(無敵鋼人ダイターン3)だった。
さっそくダイターンに変形し颯爽と名乗りを挙げる万丈だが、その宣戦布告は末端の連邦軍ではない別の何者かに向けられていた。
(条件を満たしているとフォウも出て来て、この場で仲間になってくれます。万丈が助けたらしいです)
どうせ末端で大物はいないので連邦軍はサッサと蹴散らされる。
ミネルバに着艦した万丈は、ZEUTH本隊にある映像を見せる。
そこにあったのは、インパルスが民間人の宿舎を直接攻撃するもの、ZEUTH本隊が地球で暮らす異星人を虐殺するもの、そしてロドニアのラボに本隊が新連邦の捕虜を運び込むものだった。
無論、本来インパルスが攻撃したのは軍属の非戦闘員、ZEUTHが戦った相手は人攫いをするガイゾック、ロドニアのラボは新連邦の研究施設だった筈である。
見るからにこれらはZEUTHを潰すべく悪意をもって歪められた情報であり、そしてUN上にばら撒かれていたものであった。
そして別働隊はこれを見たがために、本隊をさんざんに詰ったのだ。また、本隊側が見た別働隊の情報も、意図的に歪められたデマゴギーだったのである。
だが、コンピュータに明るいはずのカミーユですらも、何故自分達に関する情報を見つけられなかったのか、それは分からなかった。
また別働隊はともかく、それでもアークエンジェルが新連邦もプラントも敵に回しているのは事実であった。
戦いの中、フリーダムへの憎しみで我を忘れたことを悔いるシン。フリーダムと戦わせたことが逆効果だったかと心配するカミーユだが、レイはこれでまたシンは強くなると楽観していた。
レイは、いずれ世界を導くであろうデュランダルを支えるためにもシンにはより強くなってほしいと願っていたようだ。
(この時フォウが加わっていると、彼女の生存をレイが喜ぶシーンが見られる。「どんな命であれ、生きているとはいい事だ」ということらしい)
セツコ39話「レイズ・ザ・フラッグ」
ZEUTH同士討ち騒動が万丈の活躍によって収束を迎えた時と前後して、各地の都市で「光の矢が落ちたと思ったら、直後に大量の異形のバケモノが出現する」という怪事件が起こっていた。
ある日、その事件の映像と共に、クーデタの一端を担った男、デューイによる「真実」の発表がなされる。
それは、地球が未知の生物「コーラリアン」の脅威にさらされ続けていたこと、そしてそのことを旧政権の賢人会議はひた隠しにしてきたことだった。
そしてデューイは真実を隠蔽してきた賢人会議どもと自分は違うこと、人類の敵たるコーラリアンに断固として立ち向かうことを宣言し、
その傍らにはコーラリアンを打ち払う戦女神として、アネモネ(エウレカセブン)の姿があった。
(このルートじゃ全然馴染みのないアネモネですが、一応エウレカセブンのライバルキャラの1人でした)
ZEUTH本隊は別働隊のホランドがデューイにこだわっていた事を思い出し、それとコーラリアンとに関わりがあるのではと察知する。
急いで別働隊と合流したかったところだが、その時近辺で爆撃らしきものが発生したため、まずはそこへ向かうこととなった。
爆撃の中心点には、分厚い謎の雲が発生しており、その周辺では次元境界線のゆがみが確認された。小規模の時空震動が先の爆撃によってもたらされていたのである。
そしてその雲の中から先のコーラリアンなる存在がわんさか出現してきた。都市めがけて飛んで行こうとするそれらを相手に、その正体も不明なままZEUTHは迎撃を開始する。
途中でアネモネはじめ新連邦のKLF部隊が出て来るが、彼らの目的はコーラリアン撃滅ということで一時共闘することに。
だがいくら撃破したところで雲の中からいくらでも出て来るコーラリアンには、さすがのZEUTHも消耗著しい状態になってしまう。
しかし時間が経過すると、山ほどいたコーラリアンが突如1体残らず自壊してしまった。活動時間の限界が来ていたようである。
戦闘後、風見博士はジュリィからコーラリアンのデータを受け取ると自身の研究室に篭ってしまう。
研究中に世界が崩壊するという結論に達して以降、彼はこうして引きこもることが多くなっていた。風見を尊敬するジュリィは彼の熱心さゆえと思うものの、それにしても不審ではあった。
その時、デュランダルは仮面を被った謎の人物と接触していた。彼が言うには、コーラリアンの件はある意味デューイの自作自演であり、
小規模の時空震動を起こすことによって意図的にコーラリアンを発生させていた、というのだ。
しかもその震動を発生させる技術を与えたのは、この仮面だと言う。一方で技術を与え一方でそれをデュランダルに報せる彼の意図も不明だった。
彼とデュランダルとの付き合いはどうも相当に長いようで、今更、と言われつつ彼の呼び名をデュランダルは尋ねる。
彼は「救世の戦士」とか「太極の旅人」とか無駄に大げさな候補を挙げつつ、最後に「黒のカリスマ」と名乗ったのであった。
セツコ40話「インパクト・アゲイン」
フリーダムごと串刺しにされたものと思われていたキラは生きていた。フリーダムを破壊されて消沈するキラの前には、チラムでの戦闘後万丈に救出されていたネオもいた。
キラは自分が撃破したデストロイに、インパルスのパイロット(シン)の知り合いが乗っていたことを悟り、誰も殺さないために戦っていたはずなのにまた戦いで人が死んだ、と思い悩むのだった。
新連邦政府は独自に開発した時空制御装置の作動テストにチラムを招いた。だがそれは時空制御技術においてチラムと新連邦との差が埋まったことを見せ付け、
彼らに連邦への恭順をうながすためのものであった。しかも、それもまた軍部からの突き上げによって計画されたものであり、新連邦の強圧政策は旧政権以上に悪化しているのだった。
見るからに軍部の傀儡であるブラッドマンの補佐をさせられる副大統領・フィッツジェラルドの下には、グランナイツを抜けていたミヅキの姿があった。
彼女はロゴス内偵のために彼に派遣され、そのまたサンドマンへのスパイとしてロゴスに遣わされた、という経緯を持つ二重スパイだったのである。
こんな副大統領の秘書代わりをするくらいならグランナイツに戻ればいいのにというフィッツジェラルドだが、あくまで任務だったと言ってみせるミヅキ。
そのミヅキに対し、彼は時空制御装置の実験とポイントを漏らし私室に篭ってしまった。
一方ZEUTHではおかしな電波が発信されているのをキャッチしたが、暗号がかかっていて内容を読み取ることが出来ないでいた。
しかし万丈が持ってきた解読キーを当てはめると瞬く間に解かれてしまい、それは新連邦の実験が危険なものであると伝えるものだった。
副大統領から話を聞いたミヅキが暗号を使って発信していたのである。
新連邦によって装置が完成されてしまえば、この世界を彼らが完全に掌握してしまうものと思ったZEUTHは実験現場へと急行するのだった。
果たして、実験はブラッドマン自らが指揮を執るもので、情報どおりただ事ではなさそうだった。デューイたちの傀儡扱いを良しとしないブラッドマンが単独で部隊を動かしていたのだが。
ZEUTHは新連邦が作動させようとしている装置を奪い、あわよくば風見博士に完成させてもらおう、ということで、時空制御装置奪取作戦を発動させた。
だがここに乱入してきたのは久々に出て来た百鬼帝国と、異星人連合。
百鬼は人間が時空制御装置を作ったという得体の知れない情報の真偽を確かめるために、異星人もまた怪人物の情報をもとに「鬼も連邦もZEUTHも皆殺し」ということで現れたのであった。
そしてこの混戦を遠くから眺めているのは黒のカリスマなる人物だった。百鬼と異星人にコンタクトを取ったのは恐らく彼で、曰く「パーティーの招待客」とか何とか。
そこへさらに堕天翅の軍勢も出現し、また新連邦援護のためにツィーネとカラスメカも出てくるという、凄まじいまでの大混乱。
極秘の実験だったのにこんな事態になり、業を煮やしたブラッドマンは一種のヤケで時空制御装置の作動を強行させる。
だがその結果発生したのは世界規模の巨大な時空震動であり、ブレイク・ザ・ワールドの再現がなってしまう。
別働隊と合流し、互いに踊らされていたことへの謝罪もそこそこにZEUTHは時空震動に巻き込まれてしまった。
その直前に現れた黒のカリスマは、「これよりの世界はZEUTHを中心として回る」と言い残すのだった。
(セツコ編の長い分岐はここで終了です。 続く)
XBOX360のCHAOS;HEAD NOAHをお願いします
特にPC版にはなかったキャラ個別ルートについて詳しく書いていただければ嬉しいです
>>72 Call of Pripyat予約します。
Clear Skyの方もある程度書いてあるので、その内投稿するかも。
Mission4
イリュリア連王国城内。
その内部は、凄惨を極めていた。
イズナ「これは酷かっちゃね。衛兵もほとんどやられちょる」
更に歩を進めるソル一行。
イズナ「あそこにいるのは…連王っちゃ?」
シン「!」
シンが全速でカイに駆け寄った。
カイは奇妙な青い光に包まれており、剣を地に突き立てたまま身動き一つしない。
ソル「落ち着け。死んじゃいねえ…ん?」
カイの背後に、人の気配。
???「ようやく到着か。遅かったな」
棘々とした鉄仮面を顔につけ、全身に緑のマントを纏う男―――。
ソル「貴様は!」
既に面識がある様子だった。
???「我が主に伝えることはあるか?」
ソル「送り届けるものならある」
ソル「微塵に刻んだテメエの死体だッ!」
―レイブン戦―
???「なるほど、“バックヤード”の力を身につけたか。ここで殺しておきたいが…そうもいかないようだ」
???「残念だ、“背徳の炎”よ。残念だ」
鉄仮面は、漆黒の翼を撒き散らしながら姿を消した。
ソル「待ちやがれッ!……畜生!」
シン「オヤジ、今のは誰だ!?」
ソル「ヤツの腰巾着だ」
シン「“ヤツ”?」
鉄仮面の男は、“不死の病”の異名を持つレイヴンという男だと言う。
そして、そのレイヴンが忠義を尽くす相手こそが、通称「GEAR MAKER」。
かの破壊神ジャスティスを開発し、“聖戦”が起きるきっかけを生んだ張本人。
“あの男”とも呼ばれる、第一級の犯罪者にして、ソルの復讐の標的であった。
イズナ「(“あの男”…やっぱりドクターの言った通り…)」
シン「そ、そうだ!連王は!?」
イズナ「これまた厄介な封印がかかっとるばいね」
ぴくりとも動かないカイを凝視しながら、うなだれるようにイズナが呟く。
ソル「解除法は?いつまで持つ?」
イズナ「どっちもわがんね」
ソル「クソッ」
ズドドドドドド!激しい衝撃音とともに、地面が揺れる!
シン「うわっ!なんだよ、次から次へと!」
城から見下ろすと、ヴァレンタインの下僕たちが街を襲っている!
ソル「おい人外。やつらの狙いはGEARだと言ったな?何故やつらがここを襲う?」
ソル「この街が邪魔になるってことは、その先に重要なものがあると知っているからだろ」
イズナ「だとすると、イリュリア内にギアが?」
ソル「そうだ。だが問題はそこじゃねえ。奴らがどうやってその場所を探り当てるかだ。」
ソル「何らかの手段でギアの居場所を突き止められる手段を持っているとしたら、休憩中のギアを保護している集落はすべて的になりうる!」
イズナ「た…大変だがや!」
ソル「ぐずぐずしてはいられんようだな」
直ちに、街に向かうソル達であった。
Mission5
ヴァレ「城の方は?“鍵”、見つかった?」
「わからない。なかまかえってこない」
「つよい。へんなにんげんがつよい」
ヴァレ「放置したのは失敗だったかも知れない。あの人たち、邪魔になるからやっぱり殺そ――」
「ガン、フレーイム!!」
ズドドドドド!!!
地面に突き刺した大剣から灼熱の波が迸り、ヴァレンタインの周囲にいた部下達をなぎ倒す!
その一撃を放ったのは――
ソル「…。」
「でた。あのつよいにんげん」
ヴァレ「都合がいい」
シン「奇遇だな。俺達もそう思っていたぜッ!」
ヴァレ「ソル…あなたが頭をざらつかせる。」
ヴァレ「でもなんだろう。この気持ち悪さ。反応がチョット違う…」
ヴァレ「たしかめよう たしかめよう」
ソル「…一度だけ聞いてやる。」
ソル「目的は何だ?」
ヴァレ「おかあさんのおつかい」
シン「………へ??」
ソル「じゃあ……くたばれ!!」
―ヴァレンタイン戦―
続き
ズガァァァン!
吹き飛ばされ、辛うじて体勢を取り戻したヴァレンタイン。
ソル「…やったか?」
ヴァレ「ディスコードした…痛い。多分、これが痛いだ」
シン「なんなんだコイツ…?さっきから何を…」
ヴァレ「痛いと、おつかいがうまくいかない。態勢を立て直そう」
距離を取り、逃亡の準備にかかるヴァレンタイン。
ソル「逃がすか!」
ヴァレ「誤解があった」
ヴァレ「シン?」
シン「俺?お、おぅ」
ヴァレ「好きよ」
ソル「!?」
シン「な…!」
まさかの発言にシン達が惑わせられている隙に、ヴァレンタインは姿を消してしまった。
ソル「クソッ!しくじった!補足探知は!?」
イズナ「…すんまそん」
追跡は、またもやあっけなく失敗に終わった。
ソル「キサマ…」
イズナ「ま、まあ。こうなったら連王を助けるのが先決ってことで」
イズナ「知り合いの天才法術家に合わせたいんよ。そいつなら何かがわかるかも知れん」
ソル「案内しろ」
ソル「シン、テメェはここにいろ」
シン「なんでだよ!よりによって連王国に置き去りなんて御免だぜ!」
ソル「王を守れ!」
そう言うと、意外なほどあっさりシンは黙った。
ソル「…心配するな。道草は食わん」
イズナを引き連れ、ソルはイズナのいう“天才法術家”のもとへ向かうのだった。
今日はここまで。
次で新キャラ登場に加えて、ストーリーの謎がある程度ですが一気に解明されるため、
今まで以上に長文必至です。ご注意ください。
>>80 カオスヘッドは(ノアも)ギャルゲー板の方でで既出
というわけでリクエスト一覧から消してください
GG2乙です
R-TYPE TACTICS2って需要あります?
R-TYPE(アーケード版)
異層次元戦闘機R-9が、”憎悪と殺戮が支配する世界”バイド帝国に戦いを挑む。
プレイヤーの操るR-9は、ドプケラドブス、ゴマンダー、巨大戦艦などお馴染みの敵を打ち倒しつつ、
バイド帝星に辿り着き、”バイド”に対して、次元兵装”フォース”をシュートし、撃破した。
かくしてバイド帝国は全滅し、宇宙には永遠の平和が訪れた。貴方の名は永遠に語り継がれるだろう(※)
この後に回収され、地球に帰還したR-9が引き起こした事件についてはR-TYPE凾参照。
(※)全滅してないし、永遠の平和なぞ来ない訳だが、エンディングにそう書いてあるから仕方ない。
R-TYPEU(アーケード版)
新たなるパワーを得て蘇ったバイド帝国に対し、人類は強化型R-9(R-9C)を投入した。
以下、アイレムファンブックDRAGON FLYの記述を下に編纂。
最終ステージ、バイド帝星に辿り着いた中枢部に辿り着いたR-9Cとパイロットが見たものは、
バイドのクローニングプラントと、前作の戦いで捕獲され、栄養補給源として吸収されたR-9だった。
R-9Cのパイロットは、R-9をバイドから解き放ち、彼らと共にクローニングプラントを破壊。
しかし、バイド帝星脱出の際に重力波に飲み込まれ、R-9は全滅する。
(どのみちパイロットはすでに死んでいたようだが)
脱出に成功したR-9Cのパイロットは
「このまま朽ち果てるとしても私は人間のままでいたかった」と言い残してシステムを凍結。
後にR-9Cは回収され、パイロットも凍結状態のまま発見されたが、公式発表では死亡扱いとして取り扱われた。
R-TYPEV THE THIRD LIGHTNING
三度目の復活を遂げたバイドに対し、オペレーションコード”THE THIRD LIGHTNING”が発動。
マザーバイドセントラルボディを攻撃すべく、R-9スラッシュ・ゼロ『ラグナロック』が出撃する。
なお、本作において初めて、『バイドの正体は26世紀の人類が開発した兵器』であるという設定が明らかになる。
電界25次元に突入したラグナロックは、ワームホールから出現したマザーバイドと死闘を繰り広げる。
そして、倒された後も悪足掻きを続けるマザーバイドに対してフォースを叩き込み、
ワームホールの彼方へと追いやった。
戦いを終えたラグナロックは無事に地球へと帰還する。しかし、パイロットは死亡したと発表された。
Z.O.E (ZONE OF THE ENDERS)を
既出のものより詳しくお願いします
既出のあれじゃストーリーとは呼べないだろorz
R-TYPEは生存率低いなあ。
凾ヘ普通に帰還したけど。
>>92 ケロベロスが静寂の森で待ってるぜ!
スー=レイターはまぁ非公式か
>>92 低いも糞も対バイド作戦に参加したパイロットは全員未帰還
DS月の光のあとがきエピローグとかどんなのですか?ED全部出すの大変で・・
ストーリー教えてちょ。
>>94 「生存して帰還」だと、英雄の正体を明らかにしなければならず、
それだとTeam-Rの鬼畜な所業がバレるから、「表向きは未帰還と発表」だと思われる。
PSPの『THE EYE OF JUDGMENT(アイ・オブ・ジャッジメント) 神託のウィザード』お願いします
未解決からSFC晦投下。
晦(つきこもり)
葉子の祖母の七回忌。故人を偲ぶ式も終わり、宴会で賑わう。
葉子も親しい親族と雑談に興じている中、泰明が突然に「七回忌の晩、怖い話をし合うと死者が蘇るんだそうだ」
と、言い出す。正美の制止もままならず、一同は空き部屋を見つけ移動する。
使われていないはずの空き間が賑わっているのを不審に思って覗いた本家の嫁前田和子が怖い話の参加者に加わる。直後、その和子が口を開いた。
「この客間のこと知ってるの? ちょっとした曰くつきなのよ。それはね……」
主人公 前田葉子:中学三年生
学怖での坂上や倉田ポジ。泰明にあこがれていて、よくからかってくる良夫が嫌い。
語り部
前田和子:53歳。葉子の義理の叔母。良夫の母親
前田良夫:11歳。葉子の従兄弟。葉子をからかうが、子供特有の好きな子だからこそからかう態度である様子が所々で見え隠れする。
真田泰明:33歳。TVプロデューサー。ルートによる性格の変化の度合いが非常に大きい人物。
山崎哲夫:28歳。自称冒険家。一途で純情な性格。
鈴木由香里:20歳。フリーター。やや自己中心的
藤村正美:26歳。看護師。学怖での岩下様的(あそこまで怖くないけど)
泰明以下は葉子とは遠縁の親戚。
和弘:七回忌の日に午後3時までに前田家に来る予定だったが、何故か午後9時になっても現れない参加者。シナリオの展開次第では登場する。
風間望:相変わらずのスンバラリア。語り部各人、一つづつ風間にまつわる話を持っていて、それを全部繋げると七話目に…
学校であった怖い話を作った所がつくったホラーノベル第二弾。
今度は話し手のバリエーションが増えたので、色々な怪談が楽しめるが、
学怖に比べると、格段にゲームオーバー率が上がっている。
話の分岐も多いので、以下に記す話は話の一例ということで。出来るだけ補足をつけようと思います。
前田和子
一話目:折り紙の由来
折り紙には不思議な力があるらしいの。
様々な時代で色々な儀式に使われていたと。小さなものから、村をあげて行うようなものまでね。
折り紙の船は死人を弔う為に使われていて、普通は中に形見を入れて流すのだけど、罪人は、その眉間を打った石を中に入れてながすのだそうよ。
昔、伊佐男と舞という夫婦がいたの。舞は村の女だったけれど、伊佐男はどこからか流れてきたよそ者だったの。
だから、伊佐男は村の者からよく思われていなかったわ。他所で盗みを働いているんじゃないか?なんて噂も流れたり。
それでも二人は仲良く暮らしていたの。
ある日、伊佐男が折り紙の船を川に流しているところに、平太という村人が通りがかったの。
彼は、舞の幼馴染で、彼女のことを好きだったわ。
だから、伊佐男のことをよく思ってなかったし、村では折り紙の船は大事な儀式で使われるものだから、子供でも遊びで折ったりはしなかったので、
不審に思って、伊佐男を無理やり役場に連れて行こうとしたの。
伊佐男はこんな態度に出られる理由がわからないので、ずいぶん嫌われてると思いつつ、逃げたわ。
それをみた平太は、人殺しでもしたんじゃないか?なんて思い、村中にふれまわったの。
それを聞いた舞は、びっくりはしたけど、何かあると思い、伊佐男の帰りを待っていたの。
帰ってきた伊佐男に舞は、自分の母親の命日が近いから、船を流したのよね?と聞き、伊佐男もそうだと答える。
そして、船に髪の毛を入れて流したと平太から聞いたけど、それは嘘よね?と舞が聞いたとき、伊佐男が豹変するの。
伊佐男は、隣村の長者を呪い殺し、財産を拝借しようとしていたと。伊佐男が生まれたところでは、そういう儀式があったの。
本当は伊佐男は罪人で、舞を騙していたと語りつつ、舞を絞め殺してしまうの。
舞を殺した伊佐男は、金目の物を拝借しようと、舞の母親の形見だという着物に目をつけるわ。
そして次は平太を殺そうと、その着物を着て、舞のフリをして平太に近づくの。
平太に引き寄せられて、つい声が出るが、それは舞の声。心なしか着物もすごく重く感じる。
恐ろしさから、叫ぼうとするが、口から出た言葉は、平太を家に誘う言葉。
家に入れてしまったら、舞の死体が見つかってしまう。伊佐男は焦るが、家の中にはあるはずの舞の死体がないの。
その代わり、伊佐男の背中にはずっしりと重みが…
明かりをつけた平太が、伊佐男の方をみて、悲鳴をあげるわ。
伊佐男は着物ではなく、血だらけの舞を背負っていたのだった。
逃げ出した平太が村の人々を連れて戻ったときは、伊佐男は舞につぶされて死んでいたわ。
そして罪人として、眉間を石で打たれ、その石は折り紙の船に乗せて流された。
けれど、伊佐男が罰を受けても、舞の魂は救われなかったの。
舞の赤い着物は、お寺におさめられ、今も見ることができるけれど、時々夜中に姿を消し、そして戻ってくると、お寺の床がぐっしょり濡れているんだって。
…実はね、私、この話に出てくるような石を持っているの。
小さい頃川原で拾った石だけど、おばあちゃんに怒られたけど、呪われそうで捨てられなかったの。
葉子ちゃん、その石を見る?
上記の話は隠しの石にまつわる話の一話目にもなります。
別の分岐の話だと、伊佐男神が恋した巫女、舞とのすれ違いの恋の末の悲劇の話になったり、
伊佐男と舞の兄妹、崖から落ちた舞とその後伊佐男のもとに現れた舞のそっくりさんの怪談話になったりします。
二話目:ヒナキちゃん
村にある空き地にヒナキちゃんという真っ青なセーラー服を着ている、高校生くらいのかわいい女の子がでるの。
あぁ、この話を聞いたからって、彼女に会いにいってはだめよ。何がおこるかわからないんだから。
秋山君と田崎君という仲のいいけどもいわゆる悪がきと呼べるような中学生がいたの。
この二人もヒナキちゃんの噂を聞いたのよね。それで会いに行こうとしたの。興味本位でね。
でるという私有地に何度も出入りしているうちに、ヒナキちゃんと会うの。
ヒナキちゃんは私に会いたかったの?なんていってニヤニヤしながら、田崎君をつねるの。
当然田崎君は怒るけど、ヒナキちゃんはニヤニヤしてるだけ。二人が気味悪く思ってたら、
ヒナキちゃんは、田崎君につねられるより痛い事が、近いうちに起こるわ。と言うの。
その次の日、田崎君は階段から落ちてケガをしたわ。ヒナキちゃんの予言は当たったのね。
それで秋山君は、なんだか嫌な予感がするからって、田崎君の制止を振り切って、またヒナキちゃんに会いに行くの。
そこでヒナキちゃんに髪を引っ張られて、コレより辛いことが起こるわよ。と言われるの。
その次の日、一人で勝手に会いにいった秋山君に田崎君は怒ったわ。でも秋山君は事前に危険を察知できればいいことじゃないか。と言うの。
田崎君は辛いことが起こるらしいなら、とばっちりあいたくないから、しばらく近寄らないといって去っていってしまったわ。
それをみた秋山君は、辛いことってコレのことか…と思うのね。そもそもヒナキちゃんに会わなければこんな事にはならなかったのに。
それなのに、秋山君は、ヒナキちゃんの不思議な力に魅せられて、また会いに行ってしまうの。
途中で田崎君の影っぽいものをみながら、ヒナキちゃんにまた会った秋山君は、今度は鼻をつままれて、なぜか呼吸が出来なくなって
近いうちにこれより苦しい事が起こるわ…と言われるの。
秋山君は、その苦しいことは自分に起こるのか、田崎君に起こるのかわからなくて、とりあえず仲直りしようと思うのね。
そして二人は仲直りするわ。秋山君は田崎君に注意しつつ、何も起こらない日常を過ごしていたある日、
二人で海に遊びにきた折、秋山君は溺れてしまうの。助けを求めながら、助けにくる田崎君が溺れるんじゃないかって思いつつ、
必死に水をかいていた秋山君の前に来た田崎君は、秋山君が溺れるところを見つつ、
「俺も喧嘩中にこっそりヒナキちゃんに会いに行ったんだよ。そこで言われたんだ。鼻をつままれつつ、近いうちにコレより苦しいことが…
『見れる』って。」
そういったの。
秋山君はそれを聞いた瞬間に死を予感したわ。それで必死に田崎君にすがりついたの。
それで田崎君も溺れそうになって、秋山君を振り払おうとするけど、全然離れないの。
それで、助かるために秋山君の首を絞めたわ。こうしてお互い不利になる事をしたのね。
翌日、二人の死体が発見されたわ。この二人は仲がよかったのにね。ずっとそういうわけではないのね。
それに、ヒナキちゃんって結局何者なのかしら。
別展開で、海で溺れた男の子の霊に二人が取りこまれたり(自分も取り込まれBADアリ)
ひとりぼっちの転校生と、ヒナキちゃんのまったくもって心温まらない話になったりします。
ヒナキちゃんのグラは学怖の岩下様らしいです(顔の上半分は見えない)
三話目:夢
これは、私に起こったことなんだけど、病院に行った時に、外の植木で赤い小さなボールを見つけたの。
その夜、自分が犬になった夢を見たわ。自分はどうも野良犬っぽいけど、小さな女の子と仲良く遊んでいた夢だったわ。
彼女の家では飼って貰えなかったみたいだけどね。
別の日に、その夢の続きをみたの。男の子に意地悪されて、遠くにボールを飛ばされて、
それを追いかけた犬と女の子が車に轢かれてしまうわ。女の子は病院に運ばれて、犬はケガをしているのに、病院まで追いかけるの。
その病院は、あのボールを見つけた病院なんだけどね。
その後は、病院の外で女の子を捜している夢ばかり見るようになったわ。
それで私も現実で、その病院にいって、女の子を捜してみたけど、結局見つからなかったわ。
まぁ当然よね。その女の子の名前も知らないのですもの。
しょうがないから、ボールを見つけたところに行ってみたら、ぼうっと光るその犬にあったわ。
犬はそこから動かず、ずっと病院を眺めているようだった。
事故は本当にあったのね。女の子は病院へ、犬は自力で病院まで来たけれど、きっと中に入れてもらえないまま…
あの犬の魂はきっとずっと病院のそばにいるんじゃないかしら、起きてるときは病院を眺めて、寝ているときは女の子とボールで遊んでいる夢を見てるのでしょうね。
今でもあの夢を時々見るのよ。
短いながらにBAD分岐が多い話。一見ほのぼの切ない話に見えますが、
BADの一つに、病院を訪れた和子の前に、実は生きていた女の子が上記で出てくる男の子と共に中学生に成長して現れる。
彼女も犬のことは探していたけど、見つからず。あのときの事はもういいんです…と彼女には見えてはいないらしい犬の霊の前で言う。
和子が犬の反応を見ると、ずっと病院を見ていて、気がついてない様子。
後日に主人公と和子で、犬の霊に女の子は生きてたんですよと報告しに行くけれど、和子と女の子の会話は犬は気がついていたみたいで…
四話目:思い出探し
怖い話ばっかりですっかり背筋が寒くなったわ。ここで息抜きしましょう。
良夫が学校でタイムカプセルを埋めたんだけど、葉子ちゃんも子供の頃、この家に何か隠したみたいよ?覚えてないの?探してみたら?
その場の流れで哲夫と家捜しする葉子。やけに熱い哲夫を邪魔に思った葉子は、部屋に入って鍵をかけてしまう。
扉が開かないことで葉子が閉じ込められたと勘違いして大騒ぎする哲夫。
他の面々が集まってきたので、鍵を開けて外にでようとするが、鍵を開けたのに扉が開かない!?
焦る葉子だが、鍵の開け方が間違ってたようで、鍵を開けて外に出る。
そこで和子から、子供の頃の葉子が、良夫とこの部屋に何か隠していたということを教えてくれるので、それを探すと、
何かの手紙だった。それには正美おばさんに注射を打たれてすごい痛かったなどの、正美に対する悪口でいっぱいだった。
和子はあら、ごめんなさい。てっきり宝物を隠してたのかと思ってたわ。
正美は葉子ちゃんはこのとき苦しかったのでしょうから、仕方ないですわよね。とニコリともせず言ってたり。
泰明に促され、一同は部屋に戻って、話の続きをすることにした。
でも葉子は思う、紙には具合が悪かったなんて一言も書いてなかったような…一体なんの注射だったのだろう…?
ほのぼの話です。ムダに熱い哲夫おじさんとのやり取りを楽しむ感じですね。二人で一晩中探しまくる熱血BADとかあったり。
別ルートで泰明と探すパターン。
こちらは家捜し中、庭で哲夫が倒れてるのに遭遇。哲夫は見てるから、他の人を呼んできて…と泰明に言われ皆を連れて戻ると、
哲夫は転んで石に頭ぶつけて昏倒しただけで、全然大丈夫だという。
泰明に部屋に戻って怖い話の続きをしようといわれ、一同もどるも、葉子は、哲夫が倒れてた場所が最初と違うことに気がつくのだが…
スルーすれば次の話へ。しなければ…
五話目:降霊
私の趣味の社交ダンス仲間に聞いた方法で、ある人物の生霊を降ろしたいのよ。
それは社交ダンス仲間の風間さんという方よ。とっても紳士的で素敵な方なのよ。
なんとなくだけど彼に口説かれてるような気がするけれど、気のせいかもしれないから風間さんの気持ちをこっそり聞きたいのよ。
生霊として呼び出せば、そのときのことを覚えていても、夢でもみたんじゃない?ってことですまされるでしょ?
葉子ちゃん怖いの?あはは・・・逃がさないからね。
どん引きする葉子をよそに、和子は変な呪文を唱えるが、何も変わらない。
すわ、失敗か?と葉子が思った時、葉子の頭の中に声が響く。
こんにちは、お嬢さん。わたしを呼んだのは君かい?
突然現れた風間の生霊にびっくりする葉子。それをみた和子は風間がとりついたと思う。
風間さん素敵ですもの。うらやましいわなんていいながら、和子は風間に自分のことをどう思ってるか聞く。
それをきいた葉子の中の風間は葉子の体を使って、和子を誘惑しようとする。
風間の言葉が和子に中々伝わらない上に、葉子の脳内でフリーダムな風間がだんだんウザクなる葉子。
そして最後の質問、風間は和子が好きか?という質問に、葉子の中の風間は好きだ、今度海でデートしたいという。
だが葉子は、風間さんは私のものよ!!愛しているの!とふざけたら、和子の態度一変。
風間さんが私を口説いてるなんて嘘よ。葉子ちゃんの気持ちを聞きたかっただけ。
風間家は名門よ?二人の結婚を認めるわ。愛があれば、年の差なんて関係ないし。と言い出す。
私が好きなのは泰明さんよーーーと心の中で叫ぶ葉子をよそに、和子は、
葉子が子供の頃、風間に遊んでもらって、将来はお嫁さんになるって言ってたことを暴露。
明日、風間家に挨拶に行きましょうね。と和子に明日の予定をきめられ、逃亡するきマンマンな葉子。
この場はとりあえず、話を先に進めようとまとまったところで、次の話へ。
風間といえば、和子が好きなのに…と呟いて、葉子から離れていった。
風間オン☆ステージな話。一応50代とかでてますけど、どうみても学怖の風間です、ありがとうございました。
トンデモ展開と、風間のテンションを楽しむ話なんで、文章化するのは非常に難しいですね。
これはBAD含め非常にオチが多い話なので、興味ある方はゲーム見てください。
とりあえず今回はここまでです。
次回和子6、7話投下します。
和子6、7話一気に投下
六話目:女の子のお参り
葉子ちゃん、あなたのおばぁちゃんの話をしてあげる。
おばあちゃんが三歳の時に七五三のお参りをした時の話よ。
近所の神社にお参りに行ったとき、神社の石段を上り下りしてる女の子に会ったの。
その子はおばぁちゃんと同じくらいの年の子で、毎日同じ時間に石段を上り下りしてたの。
そんなある日、おばあちゃんは、彼女が石段でうずくまってるのを見て声をかけたの。
なぜいつも階段を上り下りしてるのか?って。女の子は願いを書けたお札を、お堂に納めて階段を上り下りすると、願いがかなうからだと答えたわ。
女の子のお母さんは具合が悪かったから、その願掛けの為だったの。
でもおばぁちゃんはそんなこと知らないから、興味津々で願掛けの方法を聞くけど、
お金を払わないで勝手に自作したお札でお参りをしている女の子は、そのことがばれるのが嫌で、教えなかったの。
おばあちゃんは、そんな女の子の後をこっそりつけて、お札のありかをつきとめ、勝手に見てうっかりそのお札を落としてしまうの。
次の日おばあちゃんは、前日にしてしまった事を女の子に全部話したの。
二人でその場所にいったら、お札はまだ落ちたままだったわ。女の子はお札を急いで拾って戻して、おばあちゃんに事情を話し、泣きながら帰ってしまうわ。
おばあちゃんは謝ったけど、女の子が泣きながら帰ってしまったので、自分の家の人に頼んで、願掛けのお札を二つ買ったの。
女の子は次の日に神社に現れ、おばあちゃんが謝りながら出したお札を受け取り、一緒に願掛けをしようって言ってくれたの。
おばあちゃんは、女の子のお母さんの病気が治るようにって願掛けしようとしたらしいけど、女の子はそれはもういいっていうの。
そうして二人で願掛けのお札を納めて帰ろうとしたとき、石段の上で女の子がおばあちゃんを突き落とそうとしたの。
おばあちゃんは吃驚して、必死で抵抗して逆に女の子を突き落としてしまうわ。
石段の下で動かなくなった女の子を見たおばあちゃんは、逃げ出してしまったの。もう怖くなっちゃって、しばらく神社に行かないようにしてたの。
でもやっぱり気になって、三日くらいして神社に様子を見に行くの。
当然だけど、女の子はいなくなっていて、気を失っただけなのか、死んでしまったのかわからずじまいで。
おばあちゃんの話はここまでよ。
私、この話を聞いて、お堂の中を覗いてみたのよ。びっしり下がってるお札の中に、ある願いが書かれたお札を見つけたの。
それには『おかあさんをかえして』って書いてあったわ。
私それが女の子のお札だって直感したわ。二人で願掛けをしたときに書いたものに違いないって。私は偶然不幸が重なってしまったと思うな。
で、おばあちゃんが書いたお札も探したけど、それは見つからなかったわ。
おばあちゃんの願いってなんだったのかしらね。
それでね葉子ちゃん。ここからが肝心なんだけど、
おばあちゃんはその女の子の事をずいぶん気にしててね。自身の血を引く女の子に七五三で特別なお参りをさせていたの。
本当ならあなたもしなければならないのだけど、葉子ちゃんの父母がこの話を信じなかったし、結構残酷なお参りだからって、させてないのよ。
今からでもお参りをしない?
七話目に続く
七話目の前振りですね。明らかなネタ選択肢速攻BADがあります。
話の途中で良夫がすきだーって言ってちゃかしたら、いい雰囲気になって、後にラブラブバカップルになってたりとかw
泰明すきだーとか言うと、もれなく死ねます。
七話目:晦
和子とお参りに行くことになった葉子。
和子はボロボロの人形を持ってくる。人形の懐に髪の毛を入れてお参りにいけば、厄を人形が受けてくれるという。
髪の毛を入れた人形を抱えて、和子と葉子は二人で近くのお堂に向かった。
その途中で和子が、今日はつきこもりだから気をつけてという。
つきこもりとは、満月の反対で月がこもってる夜のことをいうのだそう。明かりがないから、足元に気をつけてと。
お堂についた二人は、まず手本にと、和子が人形を抱えてお宮参りのまねをした。
二人でお堂で手を合わせた後、一旦石段のところに戻ることになって、和子が先に石段のところに戻るが、絶叫と共に石段から落ちてしまう。
何者かの影を葉子は見た気がしたが、とりあえず和子の元へ。しかし和子は動かなくなっていた。怖くなった葉子は夢中で走って家に戻る。
戻って皆に和子が石段から落ちたことを報告、皆でお堂まで戻ることに。そのとき今まで来てなかった和弘登場。
和弘に事情ははなさず、皆でお堂まで戻り、和子の様子を見る。
…やはり死んでしまってるようだ。母の死を目の当たりにした良夫。葉子が見たという怪しい影を捕まえてやる!と、石段の上へかけていく。
泰明や哲夫が無茶はよせと良夫を追いかけるが、良夫も石段の上から落ちてしまう。
良夫まで死んでしまった!これはあの女の子の呪い?と落ち込む葉子。
一同は二人の遺体を家まで運び、そこにまだ残ってた和弘に事情を説明する。
ふいに泰明が、女の子の呪いかどうかわからないけど、もしそうなら最後までお参りをすべきだと提案する。
こんな夜中に危ないと、反対をする和弘に、後は人形を石段の上から落としてお札にお参りするだけだからと、泰明と葉子は二人でお堂に向かう。
無事人形を落としたので、お堂までお参りを…というときにまたナイフを持った何者かに襲われる二人。
お堂の中まで逃げ、一息ついた二人。泰明が外を見張ってる間に、葉子は女の子の『おかあさんをかえして』というお札を見つけてお参りをする。
やっと終わったと、泰明の方へ振り返った葉子が見たのは、胸から血を流す泰明の姿だった。
襲い来るナイフを避け、命からがら家まで戻る葉子。
家に戻って大広間まで助けを求めにいったら、他の親戚皆は何かの薬で眠らされていて、一向に起きる気配がない。
犯人はここまで来たのか?と思う葉子。
あかずの間まで戻った葉子に声をかける正美。他の皆はどうしたのか?と問う葉子だが、正美は
葉子ちゃん…みたんでしょ?さっき良夫くんを石段から突き落としたのが誰か、見たんでしょう?と聞いてくる。
正美がなにをいいたいのか把握できないでいると、つづいて哲夫も現れて、由香里と和弘が葉子達をお堂まで迎えにいった事を告げる。
どうやら行き違いになったらしい。
ほどなくして戻ってくる由香里と和弘。二人はお堂のところで泰明が死んでいたので、葉子のことを心配していたのだという。
別の部屋で二人きりで話しがしたいと耳打ちしてくる正美に従う葉子。
二人きりになるなり、正美は私達が良夫君を石段から突き落としたのを見たのでしょ?と聞いてくる。
だから口止めで襲ったのに逃げられたわ…と正美は言う、ついで現れた哲夫に羽交い絞めにされ絶対絶命の葉子。
その様子をみた正美は葉子に、ある話をする。それは女の子の話の続き。
あの子は生きていた。そして、正美の祖母のことだった。おばあちゃんの仕打ちを恨んで、この前田家の財産を狙って親戚に嫁入りしたと。
正美も最初はそんな恨んでばかりの人生は嫌だったが、祖母が死んだときの顔が恨んでいるようだったのをみて、無念をはらしてあげたいと決心したと。
そしてさっきの和子の話を聞いて、おばあちゃんは女の子に謝るというよりは、自分の身を守るようにしていたことに腹が立ち、同時にチャンスだとも思い、
女の子の呪いのせいにして、和子と良夫を石段から突き落とし、そして葉子を庇った泰明も殺した。
本家の跡取りはいなくなった。そして前田の本家の養女になって財産を相続するつもりだから、葉子に邪魔するなと言う。
哲夫は正美に惚れた弱みで協力しているが、それでも葉子にすまなく思ってるらしく、ふいに力が緩んだ。その隙にふすまを蹴飛ばす葉子。
その音を聞いた和弘が葉子を助けに来る。
和弘に連れられて、家を脱出する葉子。和弘は葉子をお堂まで誘う。
お堂で一息つきつつ、今まであったことを思い出して思わず涙する葉子。
あの女の子のお札を見つけてその名前を何気なくみていたら、おばあちゃんの願いが気になって、それを探すことに。
でもおばあちゃんの名前のあるお札はなく、さっきの女の子の名前と同じ名前のお札がもう一枚あるのを見つける。
と、ふいに和弘がナイフで襲ってくる。驚く葉子。彼はさっきの正美達の話を聞いていたらしく、
あいつらは甘いよといいながら、葉子にナイフを突きつけてくる。
そして彼はある話をする。それは、あの女の子には隠し子がいたということ。
復讐の為に嫁ぎたい一心で、前田家の男と通じたが、捨てられてしまった事。それで余計に前田家を恨むようになった事。
そして子供を隠して前田家の親戚の家に嫁いだ事。
その隠し子は和弘の母親だった事。和弘も前田家の財産を狙っている事。
正美が養子にはいれば、お金をせびるつもりだ、だから全て知っている葉子が邪魔だと、ナイフを振りかざしてくる。
とっさに持ってたお札で避けた葉子は時間稼ぎにと、和弘にあの女の子の願掛けのお札がもう一枚あることを話す。
和弘は疑いつつもそのお札をみると、そこには『わたしのこどもはしあわせにしてほしい』と書かれていた。
おばあちゃんはあの時、自分のお札を女の子にあげて、女の子が書いたお札がこれなんだと気がつく葉子。
それをみて泣き崩れる和弘。そして言う。
本当はわかっていたんだ。ばあさんも自分も弱いから、不幸を何かのせいにしないとだめだったということを。と。
そして、正美達にもこのお札を見せにいくと言い、お堂を出て行く和弘。
それを見おくった葉子は、殺されてしまった和子や良夫、泰明の事を思う。
ほぼ一本道、そしてひたすら長い上に、選択肢ミス=即死BADばかりと、難易度が非常に高いシナリオです。
オカルトと思いきや、本当に怖いのは人間という、学怖でいう殺人クラブみたいなかんじですよね。
晦の真エンドはこれな感じがしますね。他の人の七話目や隠しがちょっとイマイチなんで。
他の人のもぼちぼち書いていきます。
和子三話は、隠しで別のシナリオがあるのですが、それはまた後日。
wiiの斬撃のレギンレイヴ
予約します
どなたかDSの無限のフロンティア(EXCEEDじゃない方)お願いできないだろうか
続編からやりたいんだが、前作のストーリーを把握しときたい
wiki確認したんだけど、途中で止まってるみたい
マイルストーンのシューティングのカラスとラジルギお願いします
雰囲気は悪くないが意味がわかりません
PS2のキングダムハーツ1、キングダムハーツ2をおねがいしてもよろしいだろうか。
wikiをみてみたがどちらとも途中から先がない。載ってある分の続きからかいてくれるとうれしいです。
では無理をせず
>>111 2は既にリクエストされてる
ちゃんと未解決リスト確認しようよ
>>109 超うろ覚えでよければサクッと書くが…多分続編から始めても大丈夫な配慮はしてあるんじゃね?
ある意味か賭け合いが重要だから、ストーリーだけ分かってもな
115 :
109:2010/03/09(火) 00:10:11 ID:k8Ql2Mtl0
>>113 さくっとレベルでもウェルカムなんで、書いて頂けると助かります
116 :
ZOE:2010/03/09(火) 04:09:07 ID:eW9dRjsCP
>>91 ストーリーも何も、そもそもリクエスト自体されたこと無いみたいw
まぁ、記憶便りだけど不足分補ってみた↓
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ある日、木星軌道上のコロニーが地球軍に占拠される。さらに火星軍までもが攻めてきてコロニーは戦場に。
コロニー在住の主人公は火星軍の襲撃から逃げてる内に地球軍?のロボットのコクピットに迷い込む。
そしてAIが起動して操作方法とか説明してくるんでロボを操って近づいてくる火星ロボを倒す。
ほっとしたのも束の間、強そうな赤い火星ロボに襲われる。
赤ロボのパイロットの油断もありなんとか撃退すると何処からか通信が入る。
それは地球軍からロボ回収の依頼を受けた輸送船の副船長からの通信だった。
副船長の思惑では先行した船員Aがロボに搭乗してるはずだったのだが現実は船員は行方不明。
仕方ないんで主人公をなだめすかして別の船員Bと合流させようとする。
正直関わりたくなかったけど、火星軍の目的が主人公の乗ってるロボ(ともう一機の同型機)の
確保にあり、ロボを持ち出せば火星軍も目的を失い退散するとか言われてしぶしぶ協力することに。
ただロボには基本プログラムしか入力されておらず、不足分を補おうと色んなとこの軍用コンピュータに
アクセスすべく色々寄り道をすることになる。
自宅上空を飛行するロボ。町は炎に包まれ、両親も死んでしまったのかと絶望しかかったとき
炎の中を駆け抜ける少女を発見する。彼女は主人公の知り合いで、町の人が既に避難したことを告げられる。
そして自身はこの先の孤児院へ逃げ送れた子供がいないか確認しにいくという。
危険だ!とかいってる間もなく巨大火星ロボが現われ再攻撃を始め、主人公も少女を守るため応戦する。
結局のところ逃げ送れた人なんかいなかったのだが、少女の行動に少し勇気を貰う主人公。
ロボの中のほうが安全だからと以後、少女を連れ行動する。
プログラムを追加するごとに能力が解放されていくロボ。その勢いを駆り立ち塞がる火星ロボを
ばったばったとなぎ倒し船員Bとの合流に成功する。
ところがロボをここまで持って来るだけでいいという約束だったのにもう一働き―コロニーごと
破壊しようと仕掛けられた火星爆弾を解除―しろという。
約束が違うと口論になるも、そこへ赤パイロットが単身現われる。少女を人質に取り一対一でロボで
決闘しろと色々挑発してくる。が、一瞬の油断をつき船員Bが赤パイロットを撃つ。
これがまた中途半端に当てるから、死なずに反撃してくる。
結果、流れ弾が少女にあたった上に赤パイロットは逃走。
交換条件というわけではないが少女の治療を船員に託し爆弾解除のためコロニー外縁部へ向かう主人公。
護衛の火星ロボの攻撃をかいくぐり爆弾を全部解除したころ赤ロボ再登場。
適当にダメージ与えたところで降伏勧告するも赤パイロットは拒否。
と、そこへ件の同型機が現われる。搭乗するは火星軍の隊長。すでに火星軍に奪われていたのだった。
AIの戦闘予想では敗北必死。事実その圧倒的性能に翻弄される主人公。
あわやというところで、赤パイロットが私の獲物を盗るなとばかり同型機に突っかかっていくが
あっさり投げ飛ばされて外壁を突き破り木星へ落ちていく(木星の重力に捕まってあぼん)
その隙に主人公は距離をとり、機を逃さない輸送船からの援護射撃に紛れ無事コロニー脱出・合流に成功するのだった・・・
おわり。
TVアニメではその主人公がラスボスなんだっけ
乙だが
主人公はまぁいいとして
ロボとか少女とか・・・
固有名詞で呼んであげてorz
東方永夜抄予約しますー
>>117 TVアニメのラスボスは初回特典だかについてきたOVAの主人公の方
アニメとゲームはほぼ同時期の話なのでゲームのキャラは基本アニメには出てこない(赤パイロットがちょっと出てきたくらい
そのOVAのストーリー希望
wikiで途中で止まっているものの続きって書いても良いのでしょうか
前の作者さんの文が3年以上前のものでして終わらせておきたいと思ったのですが
>>122 ご自由に
予約したいと思ったら予約すればいいし
とつげき人間戦車の紹介って無いの
客観的に見たシリーズのあらすじ見てみたいな
未解決のゾウディアック(1)予約します
後半の大きな伏線になっているフレーズ「〜していただけないか?」。
英語版では「Would you kindly」であり、これは「何々をしていただけませんか?」という丁寧な言葉遣いである。
公式の吹き替え版では少し砕けて「頼んだぞ」という言い回し。
吹き替え版では「恐縮だが〜」というよりインパクト(?)に溢れるフレーズになっている。
まぁ、豆知識程度という事で。
恐縮だが、この辺WIKIに追加してくれませんか?
>>126 「公式の吹き替え版」と「吹き替え版」の違いは?
というか「公式の吹き替え版」などという一般的ではない名詞を使わないでいただけないか?
バイオショックに隠れてしまったせいでマイナーですが
もし知ってる人が居たらポーランド産のPCゲームのthe witcherをお願いします。
バイオショック自体も日本ではマイナー
>>129までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
3ヶ月以上経ったので「マンカイデンシ*サクラ」を ●途中 の欄から消しました。
1ヶ月以上経ったので「マナケミア2〜おちた学園と錬金術士たち〜」を
●執筆予告がある物 の欄から消しました。
ユグドラ・ユニオンの続きにあたる
「Riviera〜約束の地リヴィエラ〜」GBA版予約いいですかー
では失礼して…かなり長くなると思います
〜〜〜〜〜〜〜〜
Riviera〜約束の地リヴィエラ〜
魔族の神界侵攻により勃発した魔族と神々の戦い『神魔戦争』
神々の創造した『告死天使』の活躍により、戦乱は終焉を迎えた
神々は力の全てを神界の果てに浮かぶ島『リヴィエラ』に
神々再臨の約束の地として遺し、やがて滅んでしまった。
神々亡き後 千年が経ったのち、魔族復活の兆しがリヴィエラで確認された。
神々の代理者である『ゴートの七賢』は
リヴィエラに眠る神々の力、全てを無に帰する『神罰』の発動の決断を下す。
(魔族が復活する前にリヴィエラごと滅ぼしておこうという考え)
『神罰』の実行者として、神魔戦争より千年の刻を経て『告死天使』が新生。
今、リヴィエラの地に2人の告死天使が舞い降りる…
主なキャラクター
・エクセル
主人公。力の代償に翼を失くした告死天使。
神々の武器と呼ばれるディヴァインのうち最強のエクセリオンを操る。
・ロゼ エクセルの使い魔。しっぽに緑のリボンを結んだ黒猫の姿。しゃべる。
・レダ エクセルと共に神罰発動の任務を任されたもう一人の告死天使。
・マリス エクセル、レダとは行動を別にする3人目の告死天使。
・ヘクター 『ゴートの七賢』の一人。エクセルやレダをリヴィエラに派遣した。
ヒロイン
リヴィエラの住人は人間ではなくほとんどが精霊という設定(中には獣人や天使もいる)。
・フィア 主に回復魔法担当の心優しい娘。
・ルゥリ
飛び道具専門のトラブルメーカー。
どう見ても幼女なのにフィアより年上という設定。
・セレネ アーク族の精霊でさっぱりした性格。
・シエラ 攻撃魔法を使いこなす魔女。天然おっとり形のお姉さん。
〜Chapter1 告死天使、降臨〜
神罰を下す為、リヴィエラの入口『ヘヴンズゲート』へと向かうエクセルとレダ(とロゼ)。
チュートリアルも兼ねて、暫くこの辺りを進むこととなる。
翼をロスト(代償として失う)したエクセルをからかうロゼは、レダが何をロストしたのか尋ねるが、軽くあしらわれてしまう。
エクセルは神罰の発動に疑問を持っていた。
「……レダ。どうにかしてリヴィエラも神界も助かる道はないのかな?」
「まだそんな事を言っているのかエクセル。
リヴィエラに起こる多少の犠牲はやむをえない。どうせ昔は魔物が棲んでいた地だ。リヴィエラと名を変えただけに過ぎない」
「でも、リヴィエラは精霊の暮らす平和な世界になったはず。
それを僕達が壊すなんて……」
「? きれいごとなら誰でも言える。
精霊とはいっても古の時代には魔族に従属していた存在。所詮は魔界の住人だ。
精霊の心配も結構だが、神界の防衛をするという己の使命を最優先に考えるのが 告死天使としてのオレたちの役目だ。
違うか?」
「う、うん。分かってる……」
レダに諭されうなだれるエクセル。
途中魔族と戦いつつ、ロゼに馬鹿にされつつ、そのうち一行はヘヴンズゲートへとたどり着く。
更に進もうとする一向に何処からか女性の声がひびく。
『神界のものよ、引き返しなさい。これより先に進むことを拒否します』
ゲートの前に、裸に包帯のような布をぐるぐる巻きにした青い女性が現れ、エクセル達は驚く。
「あれは……女の人!? なぜ女の人が!?」
ここでヘクターが現れ「この女は敵だから断罪しろ」と命じる。
女性は謎の呪文を叫んで、巨大な火の鳥を召喚する。
火の鳥を倒し、レダが女性に刃を向ける。
女性は必死な様子で「神罰を実行してはならない。リヴィエラを滅ぼしてはならない」と訴える。
レダが女性に斬りつけるが、女性には実体はなく傷つける事が出来なかった。
ここで女性が謎の魔法のようなものを使う。
するとエクセルが苦痛に叫びながら倒れ、光ったかと思うと消えてしまった。
「どうした、告死天使!?」ヘクターが叫ぶ。
そして女性も姿を消してしまう。
エクセルは真っ暗な場所で目を覚ました。
「こ、ここは……ッ!? 僕は……一体……。
レダ……ロゼ……、ヘクター様……」
いきなり、エクセルの体を激痛が襲う。「ぐはぁぁぁぁあッ!!」
そこへ優しげな女性の声が聞こえる。
「リヴィエラに敵対するものよ……苦しいのは一瞬で終わる。リヴィエラに敵対心をもつものほどこの場所は幸福に感じるはず……。
至福の夢を見ながら悠久の時をさまようがいい……。永遠に眠りなさい」
つづく
つづき
そのころレダ達は…
「エクセルが消えちゃった……」
「……ッ!? 一体何が起きたのだ……?」うろたえるロゼとレダ。
「取り込まれたか……。役立たずの無能者め……」
「そんな…そんな…。エクセル―――――!!
ヘクター様、エクセルを助けてよ」
「無駄だ使い魔。あの告死天使はもうロストした。それに、指名において多少の犠牲はつきものだ。諦めよ」
「そんな…」ロゼはがっくりとうなだれる。レダは黙っている。
ある青い空間で、妖精達が集まっていた。
どうも連れてこられた天使(多分エクセルのこと)が消えずに苦しんでいることが不思議らしい。
“ウルスラ様”に聞いてみようと、妖精達は言い出した。
その内、ウルスラ様……さきほどの青い女性がやってきた。
「ええ……そうですね……。わかりました……。
私もみんなの意見に賛同します。この者に託してみましょう。
リヴィエラの未来を……。そして、私達の平和を……」
うなされていたエクセルががばりと身を起こすと、こそは見慣れぬ家だった。
「あれっ、ここは……」
「目が覚めたよ、フィアちゃん!」「ホント? ルゥリ、よかった…」
2人の少女、フィアとルゥリは、突然森に落ちてきたというエクセルを保護してくれたらしい。
ここはリヴィエラの街エレンディアだと教えられるが、エクセルは聞き覚えがあるだけで何かという事が分からない。
名前を聞かれエクセルと名乗れはしたが、何処から来たか、何しに来たのかが全く思いだせなくなっていた。
記憶喪失になったエクセルを、記憶が戻るまでこのうちで休んでいていいと2人は言ってくれた。
エクセルが街を見回っていると、町長の家で言い争う声が聞こえた。
どうやら魔族から攻撃を受けているらしいロザリナ島への調査隊を中止したのに対し、
ルゥリが抗議しているらしい。
ロザリナ島へ住むアーク族を見捨てるつもりなのかと怒っているようだ。
どうしても考えを変えようとしない町長への説得をあきらめ、ルゥリとフィア、エクセルは自らがロザリナ島へ赴くことを決めた。
そのころ、ヘクターは…
「まさかウルスラが妨害を企てるとは……。神罰を発動させるためにはどうあってもウルスラを排除しなければならぬ。
あの封印されし者を召喚するしか術はないということか……。
そのためには精霊の魂が必要になる……。マリスめ……あの島の魂ではまだ十分ではない。もっと必要なのだ……。精霊の魂が……。全ては神々の断罪のために……」
〜Chapter2 探求の果てに〜
ロザリナ島で魔族を倒しつつアーク族を探すルゥリ、フィア、エクセル一行。そこへ少女の悲鳴が。
駆けつけると、建物の屋根で蝙蝠のような羽をもつ少女と、黒い羽根をもつ金髪の娘が戦っていた。
金髪の娘の方が有利のようだ。
「フフフ……どうした。追いかけっこはもう終わりかい?」
「ハァハァ……ふ、ふざけるなッ……!」
「逃げ切れると思ったのかい? たとえ逃げ切れたとしても、仲間はもう残っちゃいないけどね。今すぐ仲間の所に送ってやる。お前も心苦しいだろう? 一人だけ逃げ延びるような裏切り者にはなりたくあるまい」
「なッ……!? なんだとッ……!? 村の皆は……オマエが……!!」
「あんなにカンタンに魂が狩れるなんて。精霊のくせに怒号と悲鳴を上げるなんてね……。フフフ…いいよ……。もっと怒りな、恨んでみな。感情で昂ぶった瞬間こそ最高の魂が狩れるのだから……。誰も仲間はいない……誰も助けに来ない……。お前の魂もあたしに狩られるのさ」
「誰がアンタなんかに、魔族なんかに……」
「この斧ですぐに楽にしてやるよ……。くらえ―――ッ!」
「キャ―――ッ!」エクセルの元まで落ちる少女。
「フッ……寸前でかわしたか? 往生際が悪いものだね。でも結末はもう決まってるの言うのにさ」
少女に声をかけるエクセル。警戒されるが、敵ではないと訴える。
ルゥリが少女の特徴をみて少女がアーク族だという事に気付く。
フィアが自分達がエレンディアから救助に着た事を告げる。
そこで、金髪の娘がエクセル達の元へ降り立つ。
「新しい魂が3つか、フフフ……。狩りがいがありそうじゃないか……」
「! く、くそぉ……魔族めッ!!」
その言葉にエクセル達は、今まで戦った魔族の容姿と娘の容姿を比べて首を傾げる。
「フフフッ、魔族か……。そうか……それも良かろう。ならば、精霊! その魔族に魂を狩られよ!!」
「や、やめろッ!!」咄嗟にエクセルが飛び出す。
「お前は誰だ?」
「死にゆくものに名乗る必要はあるまい。……どうした? お前達が先に魂を狩られたいというのか? ならば望み通り魂を狩ってくれるッ!」
戦闘のち、エクセルと娘の武器がまばゆい光を放つ。
「くッ……! ディ、ディヴァイン!? 精霊ごときがなぜディヴァインを……」
「ディヴァイン……!?」
「……おまえ、何者!?」
「ディヴァイン……その名を……どこかで……」
エクセルが何かを思い出そうとしたその時、激しい頭痛がエクセルを襲う。
「……うッ、な、なんだ!? 頭が……頭が……。うッあ、うッぁあぁッ!」
「ちょ、ちょっと! エクセルッ!?」「エクセルさま!?」突然の事に混乱するルゥリとフィア。
「何が……どうなっているんだ……」少女も呆然としている。
ヴ――――ン(というエフェクト)
「こ、これは……共鳴!? ディヴァインが鳴いている!? くッ、まずい……」膝をつく娘。
「このままではあたしのディヴァインに影響が……」
さらに2人の武器の輝きが増す。
「うわァアッ、アアア!!!」更に苦しむエクセル。
「くッ!? とりあえずこの場を離れるしかないか……」娘も苦痛を感じるらしい。
「命拾いをしたな……」と言い残し娘は消えた。
エクセルは苦痛に耐えきれず、倒れた。
つづく
つづき
しばらくして気がついて、エクセル達は少女に事情を聴く。
少女はルゥリの言うとおりアーク族で、突然先程の娘に村を襲撃され一人生き残ってしまったらしい。少女は名をセレネと言った。
これ以上犠牲を出さないために、どうしてもあの魔族を倒したい。だから一緒に連れて行ってほしいという。エクセル達はセレネを連れて魔族退治を協力する事になった。
エクセル一行がロザリナ島を探索するうち、塔のてっぺんへたどり着いた。
そのにあった石版は、神界のものにしか読めない“神聖文字”で書かれているとフィアが言う。神界を言い伝えの中だけの世界と思っていたセレネはそれを聞いて驚く。
そんなことを言っている矢先、エクセルが石板を口読しだした。石板の文字を読める事に驚くフィア。エクセル自身も何故読めるのか分からなかった。
石板の内容が何らかの呪文になっていたのか、突然青い光を放つ戦士が現れた。
必死になって倒そうとするものの、青い光を放つ戦士には全くと言っていい程効かない。
「貴様ノ力ハソノ程度カ……。愚カ者メ、ナラバ死ヌガイイ……」
「このままでは……」
エクセルが最悪の事態を覚悟したその時、ウルスラが現れる。
「エクセル……。ディヴァインの真の力を……、あなたに……返します……」
直後、エクセルの剣が輝きだす。
「キサマ……ナンノ真似ダ……!?」
「あなたの力を……示して……そしてインフェルノスを倒して……」
「な……なんだ……!? 何かが解放されるような……」
エクセルは輝く剣を使って戦士を倒す。
ウルスラはエクセルに語る。自分がエクセルの記憶を封じた事。自分は精霊とリヴィエラの守護者である事。
エクセルにリヴィエラのこと、そこで暮らす数多の精霊たちの事を知って欲しかったがためにしたことである事。
ウルスラは全てを伝えて、エクセルへ記憶を返す。
「記憶を取り戻しても……どうか……リヴィエラの事を想っていて……」
「く……ッ、あ、頭が……」
数瞬のち、エクセルは全ての記憶を取り戻した。
「僕は……告死天使……。使命は……リヴィエラの破壊……。だから神罰の発動を……。…………。」
「エ、エクセル様……!?」
「リヴィエラの破壊って……。エクセル……まさか……!?」
「エ、エクセルは悪い人なんかじゃないよ! そうだよね、エクセルッ!? エクセルってばぁ……」
みんながエクセルに説明を求めるも、エクセルは答えない。
ウルスラはさらに、エクセルが先程倒した戦士は魔神、インフェルノス(魔族の強化版みたいなもの。各章のボス)であり、それらは魔族を召喚することができ、
これがリヴィエラで魔族が復活しつつある原因である事を説明した。
そして、神界が魔族の復活を防ぐために神罰の発動しリヴィエラごと魔族を消し去る決断したことを説明する。
「リヴィエラごとって……まさか……」あまりの事実に言葉を失くすフィア。
「僕はその為に来たんだ……。神界の命令は…絶対だから……」
「しかし、あなたは疑問を持った。だから私はあなたの記憶を消した。リヴィエラでの暮らし、精霊たちと触れ合うことで、神罰によるリヴィエラの破壊がどんな意味を持つのかを知って欲しかったから……。
あなたと一緒に来た者たちは神罰発動の準備をしています。神罰でリヴィエラごと滅びるか魔族によって滅びるか……。
今、精霊たちは大いなる禍の渦中にいます。インフェルノスを倒せるのはディヴァインをもつものだけです。インフェルノスを封印すれば魔族の復活は阻止できます。
どうか神罰が発動される前に精霊たちと協力してすべてのインフェルノスを封印してください……」
「エクセル……」「エクセル様……」「エクセルぅ……」
皆が真剣にエクセルを見つめる。
(ここで選択肢が出る。結果は同じだがセリフが若干異なる)
「…………。もちろん! インフェルノスを倒すよ。神界のやり方はおかしい、自分達が助かるためにリヴィエラを滅ぼすなんて絶対に間違ってると思う」エクセルははっきりと宣言した。
「エクセル様!」「えへへ、エクセル〜♪ 「さすが、そうこなくっちゃ!」それぞれがエクセルの言葉に笑みをこぼす。
こうして一行は、次のインフェルノスが潜むというネルデ巨樹遺跡へ向かう事になった。
〜Chapter3 インフェルノス〜
全体的に巨大な木の根に覆われた遺跡を探索するエクセル、ルゥリ、フィア、セレネ一行。
探索途中で足を滑らせて全員遺跡の中へおっこちてしまう。
そこへ悲鳴を聞きつけた、赤い服に身を包んだ娘がやってきた。助けてもらおうとするが、彼女もバランスを崩してエクセル達の元へ落下。その重みで、さらに遺跡が崩れエクセル達は悲鳴を上げながら再び落ちて行く。
どうにか遺跡から脱出した一行。赤い服を着た娘はシエラと名乗った。
エクセル達がインフェルノスについて説明すると、彼女は親友のミルフィーユちゃんとはぐれてしまったから心配だという。
エクセル達は一人はぐれたというミルフィーユちゃんを心配し、探す事にする。
遺跡の頂上にたどり着き、この章でのボスのインフェルノス、リンドリウムと遭遇する。
戦闘の末、なんとかインフェルノスを封印する事に成功。
みんなが喜ぶ中、シエラだけが「ここまで来てミルフィーユちゃんに会えないなんて」と浮かない表情。
みんなが励まし、もう一度探そうと言う中、どこからか猫の鳴き声が。
「……ッ!? 今、声が聞こえましたわ! ミルフィーユちゃん……どこ!? きっとこの中にミルフィーユちゃんが!」
声を聞いて活気づき遺跡を掘り返しはじめるシエラ。横でルゥリが喜ぶ。
一同がシエラの開けた穴を覗くと……。
「ミルフィーユちゃん! よかった! 無事で!」
「これが……。ミ、ミルフィーユ……ちゃん?」ミルフィーユちゃんの正体を見て唖然とするエクセル。
「そうですわ♪」親友と再会できて喜ぶシエラ。
「なんだー…猫だったんだー」
「にゃ?」
そこには……緑のリボンを尾に結んだ見覚えのある黒猫が。
「まさか……ロゼ?」信じられない面持ちでエクセルがつぶやく。
「にゃ、にゃにゃ〜にゃ(あぁ、まさかエクセルっ!?)」
「やっぱり!」
「にゃ〜にゃにゃ〜!! にゃ〜にゃにゃ〜!!(生きていたんだ! 探したんだよ!)
にゃんにゃ〜にゃにゃー!!(やっと見つけたよー!!)」(以下猫語省略して『』で表示)
「あら、珍しい。この子が人見知りしないなんて。この子ね、森の中でケガをして倒れていたの」
『昼寝してただけだよー!』
「だからね、わたしがずっと看病してあげたの^^」
『元気になる……とか言ってヘンなクスリ飲まされたんだよ!』
「それ以来すっかりお友達になったの^^」
「……そ、それはよかったね」
『おかげで普通に喋る事が出来ないんだ』
エクセルにだけ通じるのは、ロゼがエクセルの使い魔だかららしい。
エクセルがミルフィーユちゃんを知っている猫だということをシエラに伝えると、セレネが言う。
ミルフィーユちゃんが見つかったのはいいが、ミルフィーユちゃんはエクセルとシエラどちらに付いて行くのか。
その問題に対し、シエラはにこやかに、自分もエクセルについていきたいから問題ないと言った。
こうして旅の仲間にシエラも加わる事になった。
このあと一行がエレンディアに帰ると、ヒロイン陣の水浴びを覗く事が出来る。
覗きに行くと例外なくバレて、ヒロインの友好度が全員下がる。
〜Chapter4 沈みゆく叡智と遺産〜
エレンディアの長老から水没都市テティスで魔族が現れたという噂を聞き、そこへやってきたエクセル、ルゥリ、フィア、セレネ、シエラ、ロゼ(ミルフィーユ)。
しばらく辺りを探索するうちに、ある事に気付く。ふと気付けば、この都市の水位が上がっている気がする。
その時、どこかから水の流れる音が。そして水位は一行の足元までに。
「このままだと、ここも水に飲み込まれてしまいます……」
「ここから早く移動しましょう」
移動の途中、魔族に襲われているウンディーネを見つける。魔族の気を逸らしてやると、ウンディーネは水に飛び込んで逃げて行った。
そのころ、水没都市のある場所で、似た顔をした赤と青の子供の魔物がなにやら話していた。
赤「さて、そろそろ例の作戦を実行に移すわよ」
青「♪ さくしんしっこう〜」
赤「ふふ、ゴーレムを動かせればエクセルはイチコロなんだから!」
青「いちころ!」
その時一陣の風が吹いて……
青「あっ!」 青の子供の魔物の手から紙切れが飛んでいく。
赤「もー、なにやってんのよ。説明書失くしちゃ、自由に動かせないじゃない」
青「ごめんー;」
赤「まぁ、すでに起動は済ませてあるんだし、説明書くらいなくなっても大丈夫ね、きっと!」
青「だいじょうぶ〜」
つづく
つづき
エクセル達の所に場面が変わる。
「来たな、極悪人エクセルめッ!」
「えくせるめ〜」
「!? だ、誰だッ!?」 姿が見えず声だけ響く敵に構えるエクセル。
「紅きワイズ!」 赤い子供の魔物が現れる。
「蒼きフール〜」 青い子供の魔物が現れる。
「参上!」「じょ〜♪」
「もう、フール! やっぱり最後が合ってないわ」
「あう……」
「練習したんだからしっかりしてよー!」
「ご〜め〜ん〜♪」
「……なにこれ?」
「さぁ……双子さんでしょうか……」展開についていけないルゥリとシエラ。
「まあ、いいわ、それよりも……。われら魔族を荒らしまわる極悪人め、もうお前の好きにはさせないわ!」
「……えッ!? ご、極悪人って……僕のこと!?」驚くエクセル。
「決まっているだろう!」「だろう〜!」
「我らの水攻めを抜け出すとは極悪人かつ、ズル賢いヤツだ!」「ズルズル〜!」
「そんな…」
「っていうか、あれはアンタたちの仕業だったの?」
「いかにも! でも、こうなったら実力行使の方が良さそうね! フール! 格の違いを見せてあげなさい!」
「わかった〜、ボクがんばるよ〜♪」
「じゃあ、後は頼んだわね」そして姿を消すワイズ。
「いくぞ〜、えくせる〜♪」
戦闘開始。
戦闘に勝つと、さらにエクセル達を極悪人呼ばわりして、逃げてしまう。
また水位が上がってくるので、先を進むエクセルたち。
進んでいくと、「世界で一番素敵な魔族はワイズとフールである。○が×か」と書いてある看板と、
○と書いてあるパネルと×と書いてあるパネルが足元にある廊下へ出た。
ここで○に乗ると、上からバナナンの実(回復アイテム)が落ちてくる。
さらに進んでいくと、再びウンディーネを見つける。
話を聞くと、先程助けたウンディーネの姉だという。
あとでもう一度同じ場所を訪れると、助けたお礼に武器をくれる。
つづく
つづき
そうしてもっと進んでいくと、双子の魔物を見つける。
「あねーちゃーん、極悪人、きーたーよー」
「まったく、まさかフールがやられるとは思わなかったわ。私としたことがちょっと油断しちゃったわね。
だけど今度はカクゴしなさい。この、弱い者イジメ集団がッ!!」
「ルゥリは、弱いものイジメなんかじゃないよ!」
「そうよ! さっきから極悪人だのなんだのって人聞きの悪い」いきり立つルゥリとセレネ。
「私の弟をタコ殴りにしておいて弱いものイジメじゃないの? 弱いものイジメに高慢ちきプラスねっ!」
「あなた、ちょっと言葉がすぎますわよっ!」温厚なシエラも声を荒げる。
「あらやだ、なにそのカッコ? 肌見せちゃって、やらし〜い」(そういう本人も裸に緩く包帯を巻いただけの格好)
「なッ……!?」
「弱いものイジメと高慢ちきに えっち追加ねっ!」
「さっきから人の悪口を言って楽しいんですか!」黙っていたフィアも怒り出す。
「当り前じゃなーい。そんな事も知らないのー? 弱いものイジメと高慢ちきとえっちに、おバカさん追加ねっ!
あ〜あ、もう、サイアクの集団ね。私がコテンパンにしてあげるわ」
「アッタマきた! みんないくよーッ!」
「もちろんです!」
「お仕置きが必要ですわね^^#」
「いっけーぇッ!」
戦闘開始。
ヒロイン達の怒りの鉄槌がワイズに勝つと…。
「おねーちゃん、やっぱりむりだよー」
「フール……」
「もう、あきらめようよー」
「でも私達がやられたら、みんな八つ裂きにされちゃうのよ」
「ルゥリたち、そんなことしないよー」
「そうです」
「ほんとー?」
「騙されてはいけないわ、フール。それが奴ら精霊の手なのよ」
あまりの言いように先程とは違う意味で気分を落とすシエラ。
「そんな……違いますわ」
「私達、あなたたちと戦いたいわけじゃないんです」
「そうなの?」
「そんな訳……でも私の聞いた話だと精霊は全てを根絶やしにするって」
「そんなことないよ……」
「じゃあ私達のこと見逃がしてくれる?」
(ここで選択肢が出る。見逃すを選ぶと魔族を見逃し、選ばないと魔族を消滅させる)
「もちろんだよ」エクセルは笑顔でうなずく。
「じゃあ、仲直りだね〜♪」ルゥリが魔族に歩み寄り握手する。
「ありがとう。サイアクの集団なんて言ってごめんなさい;」
「ごめんねー♪」
「それじゃ帰りましょう、フール」
「ばいばーい♪」
そして双子の魔物は姿を消した。
つづく
つづき
水没都市の頂上へたどりつくと、インフェルノス堕天使アークエンジェルが現れる。
無事勝利し、このまま何事もなくエレンディアの帰路をたどると思えたが……。
『テティスのインフェルノスも封印成功。一応順調みたいだね』
「そうだね。ウルスラとの約束を守る事が出来るよ」
ロゼとエクセルがほのぼのと会話をしていたその時。
「ウルスラとの約束? なぜ貴様がそんな約束を守らねばならんのだ?」
「「!」」
「その声は……?」『まさか……』
見上げると、そこには岩にたたずむレダの姿があった。夕陽の逆光により彼の表情を伺うことはできない。
「生きていたとはな……エクセル……」
「レダ……」
「なぜ我等が使命の邪魔をする。なぜ、ウルスラの味方を……」
「それは……」
「魔族が神界を守るためには神罰を発動させなければならない。ウルスラはその神罰を妨害しているのだぞ。今からでも遅くはない。オレと共に神罰の発動を担え」
「神罰を使わなくても他に方法があるはずだッ!」
「そんな事を考えている時間はない。魔族が蘇り、神界に危機が訪れている。神罰でリヴィエラごと消滅させるのが最善の方法だ」
「リヴィエラに入る精霊達だって命はあるんだよ!」
「貴様は、ウルスラに騙され、情に流されているにすぎない。オレはリヴィエラを断罪する」
「…………。レダ……、何をしようというんだ?」
「…ユグドラル領域……」
「……ユグドラル町域…? レダ……」
『消えた……』
「どうして、こうなっちゃったんだろうね……。一緒に門をくぐったはずなのに……。僕たちは一体何をロスとしたんだろう……」
先を歩いていたルゥリが振り返る。
「エクセル〜〜!! 何してんの? 早くしないと置いてくよ〜!!」
「! あっごめん」
レダとの再会。それはエクセルが精霊とは違う告死天使だということを改めて実感さっせた結果となった。
神界にいた頃とは何もかもが違う。それぞれの思いを交錯させてエクセルはエレンディアに着く。
エレンディアに戻ると再びエクセルはヒロイン達の水浴びの覗きをする事が出来る。
ここでもやはり覗くとバレてヒロインの友好度が下がる。
〜Chapter5 不死なる者たち〜
封印したインフェルノスはこれまでに3体。とうとう残りの一体を残す事になった。
その一体のいる可能性が高いとされエクセル一行が向かったのは、ミレノ地下庭園。
ここで、シーフにルゥリの荷物を奪われたり ヴァンパイアにセレネを仲間と勘違いされたり、でもって隠しボスを見つけて倒すとクリア後にオマケ要素を楽しむことが出来る。
地下庭園の最奥部までたどりつくと、最後のインフェルノスDeath(死神の姿をして大きな鎌を構えている)が現れる。
最後のインフェルノスを倒し、喜ぶ一行。そこへウルスラが現れる。
「これでインフェルノスは全て封印されました。これでリヴィエラは救われた……はずでした。しかし、インフェルノスより恐ろしい闇が、世界を包もうとしているのです。その闇の名は………」
ウルスラから名を聞いて、ざわめくエクセル達。最後に、ウルスラはつぶやいた。
「未だ光はリヴィエラを照らさず……未来は闇に続きけり……」
エレンディアに戻り、体を休めるエクセル達。眠るエクセルの夢の中で、声が聞こえた。
「…………」
「エクセル……。エクセル、声に耳を傾けてください」
「……ウルスラ」
「大変な事が起ころうとしています」
「どうしたんですか?」
「私が鎮座するユグドラル領域に告死天使が侵入したのです」
「告死天使……まさかレダが……」
「告死天使はユグドラル領域の守護石アクアリウムを破壊するつもりです」
「アクアリウム?」
「アクアリウムを破壊されれば、召喚された封印されし者がそのまま、エレンディアに流れ込んできてしまいます。そうすれば私は対峙し、互いに消える事になるでしょう。私が消えれば神罰を護る者が誰もいなくなります。
エクセル……この危機を防がねばなりません。アクアリウムを告死天使から守る必要があります」
「……そうですか。ではすぐに、ユグドラル領域へ向かいます」
「ありがとう、エクセル……。あなたに、神と世界樹の加護がありますように……」
エクセルは目覚めたのち、ルゥリらを集めて夢のことを説明する。
長老の元へ行ってユグドラル領域の場所を聞き、その地に向けて出発する事に。
『いいんだね? レダ様と対峙する事になるかもしれないんだよ』
「…………。それがリヴィエラへ来た僕の運命……なのか……」
〜Chapter6 約束の地〜
そのころ、妖精達が集う青い空間(Chapter1のエクセルが連れて行かれたところ)では…
「どうしよう…!! 破壊されるなんて…! おかげで世界樹が外に丸見えだよ……」
「黒い翼の怖い天使がやってくるよ……」
「怖いよぅ……」
おびえる妖精達の前に、ウルスラが現れる。
「ウルスラ様!」「ウルスラ様!」
「……これ以上の進入を阻止するため、このユグドラル領域全てに侵入者を排除する妖精……セフィーロたちを解き放ちました」
「セフィーロ……!? セフィーロは危険な妖精! 敵も味方もないですよ!」
「ええ、わかっています……ですが侵入者の到着は遅れるでしょう。どうか、それまでエクセルが間に合いますように……」
そして、世界樹に辿り着いたエクセルたち。
「ここが……世界獣の中なのか……?」
「うっわー、スッゴイ広いねーっ!」
「光まで射してて、本当にここって木の中なの?」
「本当、信じられません。今までこんな大きな存在がエレンディアのすぐ近くにあったなんて……」
「このどこかにレダがいるんだ。追いついてレダを止めないと……」
「また、戦いになるのでしょうか?」エクセルを案ずるシエラ。
「わからない。とにかく会って話をしないと……。魔界の復活はもうないんだ。それなのにレダたちは神罰を……。急ごう、みんな!」
「レダは神罰を発動させる気なんだ。急いでレダに追いつかないと!」
「神罰……出来る事なら、目にしたくない事実ですわ」
「……うん」
「でも、レダに追いついたらエクセルはどうするの?」
「えっ……」
『どうする?』
「わからないな……僕にも」
そこへ、セフィーロ出現。敵ではない自分達に何で、とセレネが言うが、向こうから見れば侵入者には変わりがないとシエラが言う。
向かってくるセフィーロを倒しつつ、一行は急ぐ。
進んでいる間にもエクセルは常に焦りと不安にさいなまれていた。
「もしも逆に進んでいたら……レダは……」
「エクセル様…」
「どうしたら……」
「エクセル様…!」
「あ…ごめんフィア。考え事してて……」
「エクセル様、わたし、怒ってるんです!」
つづく
つづき
「えっ!?」
「私達、そんなに頼りになりませんか?」
「えっ……どうして……急に……」フィアの剣幕に戸惑うエクセル。
「そうだよ、エクセル、急にじゃないよ」
「ルゥリちゃんの言う通りですわ」
「うんうん」ルゥリ、シエラ、セレネがフィアに付く。
「ど、どういうことだい?」
「私達は今まで自分の意志でエクセル様と冒険し、色々な物を見てきました。でもエクセル様はいつも自分の中で一つの結果を作ってそこには誰も近づけてくれない……。
告死天使だからとか難しいこと私達には理解することは出来ないかも知れません。でも、仲間じゃないですか一緒に冒険してきた……。私達に話してくれてもいいじゃないですか……。
いつも独りで悩みを持って、いつも独りで解決しようとなさって……」
ここでフィアの瞳から涙が…
「もっと、もっともっと私達を頼って下さいよ。私達をあてにしてくださいよ……。ひっく…ひっく…」
「フィア……」
「そういう訳ですわ。私達が一緒になったのは偶然かも知れませんが、一緒に戦ってきたのは必然であり運命だったと私も思います」
「ルゥリもエクセルと会えて良かったと思うよ」
「シエラ……ルゥリ……」
「言いたい事、全部言われちゃったけど、あたしも同じ」やれやれと言った様子のセレネ。
「セレネ……。
うん、わかった。みんなありがとう。これからは全てのことをみんなに話す。辛い事もみんなと一緒なら乗り越えて行ける気がする。ありがとう。それを教えてくれたのはみんなだよ」
「エ……エクセル……様」
「行こう、世界樹の中へ、ウルスラの元へ。そこで、僕はレダを……神々の暴走を……止めるッ!」
そのころ、レダは…
「貴様らのようなザコを相手にしているヒマはない! 失せろッ!」
槍を振りかざして数体のセフィーロをいっぺんに倒してしまう。
「邪魔する者は全て抹消する。神々の名において……」
そして飛び立っていった。
世界樹のある場所で。
「エクセル、聞いてもいい?」
「いいよ、何? ルゥリ」
「レダとかっていう人お友達だったの?」
「…………」
「もし、お友達だったら……。昔からのお友達だったとしたら、ルゥリがフィアちゃんと戦ったりするようなものなのかなって……思って。そうしたら、涙が止まらなくなって」泣きだすルゥリ。
「ルゥリ……」
「エクセル……、かわいそうだよ……。エクセル……」泣き続けるルゥリ。
「ルゥリ、エクセル様を困らせてはいけませんよ」フィアが優しくなだめる。
「フィアちゃん……だって……」
つづく
つづき
また、世界樹のある場所で。
「エクセルくん」おもむろに声をかけるシエラ。
「何?」
「エクセルくんはなぜ告死天使になったんですか?」
「……。選ばれたから…かな。天使の中から……」
「翼を失くして、リヴィエラに来る…ほど。そのお仕事って大事なモノなんですか?」
「シエラさん……」フィアが心配そうに声を掛ける。
「正直、わからないんだ」
「えッ……!?」意外そうに驚くシエラ。
「ただ、今は告死天使である前にエクセルで良かったと思ってるよ。みんなに会えたからね…」
「エクセルくん」微笑むシエラ。
進む途中、レダのものと思われる黒い羽根を拾う。
そして、世界樹のまたある場所で。
『エクセル』
「何かな?」
『エクセルはレダ様と戦える?』
「えっ……」
『今までエクセルを見て来た……だから、少しはエクセルの気持ちも分かると思うんだ。でも……。僕はこっちの世界に来てからのエクセルの方が好きだよ』
「ありがとう、ロゼ」
「エクセルくん、ミルフィーユちゃんの1人占めはいけませんわ」
「そうだ、そうだー」
「いや…これは……。うん、そうだね」
そのころ、レダ。
「アクアリウムをすべて消滅させれば神罰が起こる……。それを成せるのは他でもない」
再びセフィーロたちを数体いっぺんに消滅。
「この俺だ!」
そして飛び立っていった。
再び、世界樹のある場所で。
「エクセル様……、告死天使ってどんなお仕事なんですか?」
「どんな……って、神々に使える事……かな?」
「自分のことは?」セレネが何ともなく聞く。
「………あまり考えた事ないかな」それを聞いたシエラが笑った。
「クスッ……、エクセルくんらしいわね」
つづく
つづき
「ウルスラを護るために精霊と戦うなんて……」不満そうなセレネ。
「ウルスラ様だよー」ルゥリが指摘する。
「どっちでもいいよ。とにかく、納得がいかないよ。精霊を護るために精霊を倒すなんて……」
「……ごめん」
「な、なんでエクセルが謝るのよ」
「もとはと言えば僕が……」
「エクセルくん」エクセルに寄るシエラ。
「な、なに……!?」
「エクセルくんは今なぜここにいるのですか?」
「それは、レダを止めようと……」
「じゃあ、それでいいじゃありませんか」
「う……ん」エクセルは変に丸められてしまった。
「セレネさんもですよ」
「あっ、うん……そうだね」セレネも素直に頷く。
「シエラちゃんすごーい」賞賛するルゥリ。
「大人さんですから^^」
そして進むうち、再び黒い羽根を拾った。
羽根が温かい……レダは近い。
そうして、一行は遂にレダに追いついた。
レダは、今まさにアクアリウムを破壊してしまった所だった。
3つのうち1つを破壊したというレダ。残りの2つも破壊しようとする所でエクセルが制止を掛ける。
神罰なんて必要ない。魔族の源であるインフェルノスは全て封印したと。
しかし、あんなものを追いかけていたのかとレダは一蹴。驚くエクセルたちに、レダは明かす。
インフェルノスはすでに存在する魔族を活発化させるにすぎない。活発になった魔物に殺された精霊は、その魂を死の司る者へと集められる。その、集まった魂こそが、神々の本来の目的だった。
ロザリナ島での悲劇の真相に、セレネが怒りをあらわにする。
そして、再びエクセルに目を覚ませと言うレダ。
エクセルは自分の意志のもと、はっきりとそれを拒絶した。
告死天使レダとの戦闘開始。
つづく
連投規制に引っかかっちゃったかな?
つづき
レダに勝利。槍にもたれて今にも倒れそうなレダ。
心配したエクセルがかけよるが、トドメをさせとレダが言う。そんなこと出来ない、仲間じゃないかとエクセルは言う。
そのとき、突然金髪の黒い翼をもつ娘が現れ、レダに斧で斬りつけた。苦鳴を上げて動かなくなるレダ。
この娘はセレネを襲っていた娘だった。
「おまえは……マリス」(なぜここでエクセルが名前を知っているかは不明)
「告死天使の仲間に殺されてさぞ満足だっただろうね」愉快そうに微笑むマリス。
「僕は、レダを傷付けるつもりはなかった……」
「何を言ってるんだ。剣を構えて今まで殺し合いをしていたんだよ。そんな考え方をリヴィエラでは偽善って言うんだよ」
「そんな……」
「さあ、偽善者エクセル。あたしがここにいる理由……わかるかい?」
「……」
「あたしも告死天使なのさ。神斧トゥールに……ヘクター様に誓ってね。絶対神が消えて1000年……。もはや黄金の時を刻むだけの神界を再考する為には誰かが絶対神にならればならない。
そして神界は未来永劫の力を得る。ヘクター様はそうおっしゃった。そしてあたしはヘクター様を信じ、ロザリナ島で魂狩りを行い、精霊の魂を集め始めたのさ。全て神界のためにね……。
エクセルに負けるような腑抜けの告死天使などいらない……。神界には絶対神が必要なのよ! ヘクター様のような絶対神が! 放っておいても、お互いに気づつけあったバカな告死天使はセフィーロが始末してくれるわ。
安心して死になさい、あたしがすべて引き継いであげる。告死天使の役目をねッ」
そしてマリスは飛び立っていった。
「エクセル……」
「レダ……。生きていたんだ」
「エクセル……行け。ヤツを……マリスを止めるんだ……! マリスの行為は神界の掟に反している……。あれでは告死天使ではなく、ヘクターの私兵になってしまう……」
「レダ……」
「はやく行け……。もう時間がないんだ」
「レダを……仲間をこのままにして置いていけないよ!」
「お前は……本当に……物好きだな。まだ……仲間だと……。
俺がこんな事でやられるわけはあるまい。告死天使レダがこんな所で………。何をしているッ! はやく追え!」
「……わかった……だけど、すぐに戻ってくる……」
レダを残し、先へ進むエクセル達。
つづく
>>148 ぽいです。次から気をつけます、間が空いてすみませんでしたorz
つづき
「この先にアクアリウムがあるはず……。急いでマリスを追わないと」
「あの女……」セレネが歯がみする。
「でも、レダさんて以外と良い天使かもね……」ルゥリがぽつりと言う。
「そうだね…それを本人に聞かせると嫌がりそうだけどね」
「あの…レダさん…大丈夫でしょうか……」心配するフィア。
「大丈夫だよ、レダがそう言ったんだから…。それに今は…行くしかないよ。それがレダの望みでもあるんだ!」
「時間がありませんわ。行きましょう!」
走り出す一行。
「アクアリウムを絶対にマリスから守らなければならない」
「守護石を破壊されれば、ウルスラ様は直接攻撃されますわ」
「なんとしてでも防がなければなりませんね」
「マリスを追うんだ!」
進んだ先は、今までの温かな雰囲気とは違う澄んだ青のみが広がる空間だった。
そこは『神ノ叡智ノ眠ル場所』と呼ばれる、神々の領域。
途中、ロゼはエクセルに尋ねた。このままだとヘクター様をも敵に回す事になる。それでもいいのか…と。
エクセルは構わないと答えた。
そして、エクセル達は遂にマリスのもとへ追いつく。
マリスは今まさにアクアリウムを破壊せんとしていた。
寸前で制止を掛けようとするが、マリスはアクアリウムを破壊してしまった。
マリスはすでに2つのユニットを破壊していて、これですべてのアクアリウムが破壊された事になった。
ここで、ウルスラをマリスから守るため、マリスとの戦闘開始。
「くっ……! なかなかやるじゃない……!」マリスとの戦闘は激化を極めた。しかし…。
「遊びの時間は終わりよ。そろそろ……死になさい!」
エクセルに斧を振り降ろすマリス。
「そうはさせん」
直前、レダがエクセルの前に立ちはだかりマリスの攻撃を受けた。悲鳴をあげて倒れるレダ。
「レダッ!」
「まだ生きていたのかい! この死にぞこないめが!」
マリスは悪態をつくと、時間が来たと言って笑いながら飛び去ってしまう。
残されたエクセルたちと倒れこむレダ。
つづく
つづき
レダに駆け寄るエクセルとロゼ。
レダは虫の息ですべての元凶はヘクターである事を告げる。結局天使はヘクターに騙されていたのだと、自分は告死天使として失格だとレダが笑う。
「使い魔。そういえばいつか、俺に告死天使としてロストしたモノを聞いていたな。俺がロストしたもの……それは己の感情だ。おかげでどんな使命も適切にこなす事が出来る」
「レダ……」
「そんな俺にとって、お前という存在は、邪魔で仕方がなかった。疑問を持ち、悩み、考えるお前を見て、いつも怒りにも似た感情がこみあげてきた。でも、それは怒りではなかった。俺はお前が羨ましかったのかもしれないな。
糸のように切れてしまいそうになりながら、次には見違えるばかりの強さを身につけて行くお前に。エクセル……お前なら……。お前であれば、何か…手を打てるのかもしれない……。使命の間、考えても…感情のない俺にはいくら考えても探せなかった…その答えが……。
エクセル……さらば…だ……」レダの体が光りはじめる。
「レダッ!」
『レダ様ぁぁ〜〜〜』
エクセルは何度も名前を叫んだ。
「生きろ……エクセル……」
レダの体は、光って、光って、そして……。レダは、光になって消えた。
そこに残るのは…。
「これは!?」
『レダ様の……雫』
そこへウルスラが現れる。
悲しんでいる暇はない。
レダの言っていた通りとこ闇の迷宮へ行き(※レダではなくマリスが言った)、直接ヘクターを止めるしか方法はないと言い、塔を示した。
「すべてに決着をつける為に……
そして僕たちみんなの未来のために……
行こう! これが最後の戦いだ!」
〜Chapter7 深き闇のなかで…〜
闇の迷宮の存在するゴリアテ塔を目指すエクセルたち。
道中、ロゼがエクセルに言った。
『レダ様のことだけどさ、最後に残ったレダ様の雫って、やっぱり涙だと思うんだ。そう考えると、レダ様はロストしたものを最後に取り戻したのかもしれないね。
あくまで推測にすぎないけどね』
「………」
やがてゴリアテ塔の頂上へたどり着く。そのはるか上空にマリスが居た。
マリスは一行に魂を奪うのをやめようとしない。何故そこまでヘクターに執着するのかとエクセルが問うと、マリスは自分が告死天使になるためにロストしたものは己の未来だという。
自らの未来を全てヘクターに託すことで、ヘクターこそがマリスの全てとなったのだ。
自分に用意された未来などない。そう言い聞かせ、マリスはまだ癒えぬ傷に耐えつつエクセルと最後の戦いに挑む。告死天使マリスとの戦闘開始。
勝利するが、マリスはまだやらなければならない事があると言い残して逃走。
マリスを追ううち、一行は周囲の空気が歪んだような、幾何学的な模様に包まれた不思議な空間にでる。
そこで、いつかレダと戦った火の鳥…ただし色がモノクロの魔物が現れる。
倒し、更に進むと、今まで倒したインフェルノス、全てが順番にモノクロの状態で再び襲いかかって来た。
合間、エクセル達は様々な会話を交わした。
ロゼはこの戦いが終わってもまたエクセルと旅がしたい事。その知識を、いつか形にしたいこと。
ルゥリは、帰ったらエレンディアの街の皆とまた遊びたいこと。
フィアは、やっとエクセルが悩みを打ち明けてくれたことが嬉しいということ。
シエラは、これからもっと隠された魔術を研究していきたいことなど。
そして、最後に戦ったインフェルノスDeathを再び倒したのち……エクセル達の足元が轟音と共に突然激しく揺れ出した。
「神罰を発動させるものか! 絶対にッ!」エクセルは走りだした。
つづく
つづき
一行がたどり着いた先……そこは常闇の迷宮。そこにヘクターが待ち受けていた。
「エクセル……だな。よく私の所へ戻って来た。流石は告死天使、私が見込んだだけのことはある。あの無能なレダより強いとは感服する限りだ。
さあ、私の元へ帰り共に断罪を下すのだ。そして新たなる絶対神の誕生を祝福してくれ」
エクセルを迎えるヘクターに対し、エクセルは無言でうつむく。
「……どうした?」
「あなたは多くを奪いすぎた。精霊を……そして友人を……。封印されしセトを召喚するために多くの精霊の魂奪い、己が絶対神になろうとレダや僕まで利用した。
そのうえリヴィエラまで破壊しようというのかッ!」
「フン……。所詮は、神々に創られし戦の道具。理解は出来ぬか……。新たな秩序を築くには全てを無にしなければならん。そして新たなる秩序を築くという事が分からぬとは。
そもそもリヴィエラの破壊は神界が下した事だ……。これは神々の意志だ」
「本当に神界が神罰の決定を下したのか…」
「私だけでなくともいつか神罰の実行を決定しただろう。私はただ利用しただけだ。私だけではない……。神界にはもともと精霊の命を命として扱う考えはない。
それが神界…。それが神々の意志…。それがこの世界の未来だ! 今ここで、仲間と共に悔いるがいい! 神界に背いたことを……!」
ゴートの七賢、ヘクターとの戦闘開始。
倒したが、ヘクターはその場から消えて逃げてしまう。エクセルは急いでヘクターを探す。
消滅する事を逃れたヘクターは、未だセト復活を諦めてはいなかった。
「セトを召喚させるにはまだ精霊の魂が足らぬか。あと少し、少しの精霊の魂があれば……」
焦るヘクター。そこへ、エクセルたちが現れる。
「ヘクター、観念しろ! お前の野望も終わりだ!!」
「まだ我に楯突くのか……」
そのとき、声が響く。
「エクセル! やはりおまえの負けよ」
突然現れたのは傷だらけのマリスだった。
「マリスッ!!」
マリスはヒロインの後ろの現れ、うち一人を羽交い締めにする(このとき一番エクセルと好感度の高いヒロインが襲われる)。
ヒロインは悲鳴を上げる。
「ヘクター様。この精霊の魂をセト再生の礎にッ……」
「よくやったぞ、マリス」
「!」エクセルはヒロインの名前を叫ぶ。
「早くセトの召喚を! 神界の未来のために! ヘクター様が絶対神となるために……」
「よし……わかった」
ヘクターはヒロインを押さえつけるマリスもろとも攻撃魔法を発動した。
視界が光りで真っ白になり、のちのヒロインの苦鳴を発する。
名前を叫び、駆け寄るエクセル。
「これでリヴィエラの未来が……そしてあたしの未来が……、救わ…れ…る……」消滅するマリス。
致命傷を受けたヒロインは、エクセルに最期の言葉を遺し、息絶えてしまう。
「○○、目を開けるんだ、○○―――――!!」
彼女の亡骸を抱いて、エクセルは叫んだ。
つづく
つづき
復活に必要な精霊の魂を注ぎこまれたセトへ流れ込み、死を司る究極の存在、セトが蘇った。
「チカラがホしい……。シをクらうチカラがホしい……。チカラチカラチカラ……。チカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラ」
セトが翼を広げたその時、辺りの景色が一瞬にしておどろおどろしいものに変貌する。
「みろっ! まるで赤子のようではないか。純真にすべての力を求める呪われた生き物」
ヘクターが嬉々として言う。
「○○……こんな物の犠牲に……」セトを見て戦慄するエクセル。
そして笑いだすヘクター。ダミーの天使にしては最後に役に立ってくれたと、耳を疑うようなことを言う。
マリスは実は告死天使の出来損ないで、ヘクターが自身の力を斧として具現化し与えていたのだと言った。それをマリスが自身が告死天使になったものと、未来を預けたなどと表現するのはちゃんちゃら可笑しいというのだ。
そして自分こそ絶対神になるなどと宣言したヘクターに対し、エクセルは「断じて許さない」と怒りをあらわにする。
「何をほざく……お前が勝ったと思うのはまだ早いぞ……。私とセトが融合するとき本当の力を発揮するのだッ!」
『まさかッ!?』
急に、セトが苦痛の表情で呻き始める。
あたりが一面に光ったかと思うと、そこにヘクターが消え、セトもいなくなっていた。
そこにいたのは…
「………フフ。ククク……コノ力……。心地ヨイ…心地ヨイゾ……」
「ヘクターッ!」
「ヘクターナドトイウ存在デハナイ。我ハ……セトラ……。我ハ……新タナル秩序……。ソシテ……我ハ……絶対神!
ククククク……。オ前タチモ 消エサレッ!」
ラスボス、聖魔セトラと戦闘開始。
「断罪は……終わった……」
セトラを倒すと、足元が轟音と共に再び揺れ始める。
「グオォォォォ………ッ! オ前ハ何者ダ……」
「僕は……エクセル……。死を宣告する者。そして、魔を断罪する者。僕が翼の代わりに得た者はエクセリオンじゃない。リヴィエラで出会った仲間と…………勇気だ!!
この世界に絶対神など必要ない! 神罰など必要ないんだ!」
「我……ガ……。我ガ存在スルニハ力量ガ弱スギル……。コレガ……オ前のチカラ……、意思ノ強サ……。……ソウ言ウコトカ……」
最後に、一つ悲鳴を上げて、セトラは消滅した。
つづく
つづき
復活に必要な精霊の魂を注ぎこまれたセトへ流れ込み、死を司る究極の存在、セトが蘇った。
「チカラがホしい……。シをクらうチカラがホしい……。チカラチカラチカラ……。チカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラチカラ」
セトが翼を広げたその時、辺りの景色が一瞬にしておどろおどろしいものに変貌する。
「みろっ! まるで赤子のようではないか。純真にすべての力を求める呪われた生き物」
ヘクターが嬉々として言う。
「○○……こんな物の犠牲に……」セトを見て戦慄するエクセル。
そして笑いだすヘクター。ダミーの天使にしては最後に役に立ってくれたと、耳を疑うようなことを言う。
マリスは実は告死天使の出来損ないで、ヘクターが自身の力を斧として具現化し与えていたのだと言った。それをマリスが自身が告死天使になったものと、未来を預けたなどと表現するのはちゃんちゃら可笑しいというのだ。
そして自分こそ絶対神になるなどと宣言したヘクターに対し、エクセルは「断じて許さない」と怒りをあらわにする。
「何をほざく……お前が勝ったと思うのはまだ早いぞ……。私とセトが融合するとき本当の力を発揮するのだッ!」
『まさかッ!?』
急に、セトが苦痛の表情で呻き始める。
あたりが一面に光ったかと思うと、そこにヘクターが消え、セトもいなくなっていた。
そこにいたのは…
「………フフ。ククク……コノ力……。心地ヨイ…心地ヨイゾ……」
「ヘクターッ!」
「ヘクターナドトイウ存在デハナイ。我ハ……セトラ……。我ハ……新タナル秩序……。ソシテ……我ハ……絶対神!
ククククク……。オ前タチモ 消エサレッ!」
ラスボス、聖魔セトラと戦闘開始。
「断罪は……終わった……」
セトラを倒すと、足元が轟音と共に再び揺れ始める。
「グオォォォォ………ッ! オ前ハ何者ダ……」
「僕は……エクセル……。死を宣告する者。そして、魔を断罪する者。僕が翼の代わりに得た者はエクセリオンじゃない。リヴィエラで出会った仲間と…………勇気だ!!
この世界に絶対神など必要ない! 神罰など必要ないんだ!」
「我……ガ……。我ガ存在スルニハ力量ガ弱スギル……。コレガ……オ前のチカラ……、意思ノ強サ……。……ソウ言ウコトカ……」
最後に、一つ悲鳴を上げて、セトラは消滅した。
つづく
あーしくじって2回同じものを投稿してしまいましたorz
申し訳ないです
つづき
全てが終わった。そう思った瞬間、セトの作りだした空間、壁、空が崩れ始めた。
大慌てで逃げ出すエクセル達。
『ボクたちはみんな死んじゃうのかな。使命を果たしたから? それが、神々の決めたことわりなのかな?』
「僕は……○○を……守ることが出来なかった。ヘクターを倒し、神界の暴走を止めたけど。僕は……僕はッ」
『今思うと、全てが神々の筋書きだったのかもしれない。ボクたちはその舞台の上でただ踊っていただけなのかな。生命も木も草もこれからも未来さえも……』
気が付くと、エクセルはあの例の青い空間にいた。
「ここは? 僕たちは一体……」
「エクセル……」ウルスラが現れた。
「ありがとう、エクセル。ヘクターはセトと共に消えました。もう誰も神罰に触れる事はないでしょう。リヴィエラは救われました」
「本当ですか!」
「長い旅でしたね。あなたでなければ歩めなかったことでしょう」
「…………。でも僕は大切な仲間を失ってしまった」
「○○ですね。まだ失ったわけではありませんよ」
「えッ?」
空間の一部が輝き出したかと思うと、そこには犠牲になったはずのヒロインが。名前を叫ぶエクセル。
「私が彼女の魂を冥府から呼び戻しました」
「ウルスラ……」
「セトが消滅したために、対極の存在である私も間もなく消滅するでしょう」
「そんな…ではこれから誰がリヴィエラを護るのですか?」
「それはこの大地に生きとし生ける者たち……。この約束の地で未来をつかんだ者たち。私は信じています。
さようなら。リヴィエラの救世主。さようなら、約束を守った誇り高き、告死天使よ……」
エクセルは、共に旅したかけがえのない仲間達の名前を一人ずつ呟いた。
つづく
つづき
気が付くと、エクセルたちは全員そろって地面に倒れていた。
シエラ「エレンディアへ帰ってくることができたんですね」
フィア「……えっ? 生きてる……」
セレネ「ここは……」
ルゥリ「エレンディアだ〜〜〜〜!」
ロゼ『よかったあ〜〜〜〜!』
フィア「ウルスラ様のお力でしょうか」
セレネ「きっとそうだよ」
このあとのスタッフロール後、蘇ったヒロインとそれぞれマルチEDを迎える。(マルチエピローグと言った方が正しいかも)
【これは神界で紡がれた歴史の記録である。
ボクは、この目の見て、聞いて、そして知った。
運命とは作るものではなく ましてや従うものでもなく
自らの手で生み出していくものだということを……
自分の力を信じれば枷となるものの全てが外れる事を……
ボクは後世に伝えたい。一人でも多く……。
この本を、友人でもあったある天使に捧げる。
歴史家 ロゼ・R・クロフォート】
開かれた古い歴史書をバックに、
Finの文字がゆっくりと浮かび上がる。
おわり
〜Chapter8 冥府と云われる場所〜
ミラノ地下庭園で隠しボスを倒すと遊べる。
冥界の王ハーデスと戦闘できる。
補足:
・ED後もロゼが人語を喋れるようになったかは語られていない。あるEDでは喋れるようになる。
・レダとマリスは兄弟らしい。
・最後の歴史書の部分がよく分からない人は ゲームを初めから最後までやってみると意味が分かると思われ
・途中のインフェルノス、堕天使はユグドラ・ユニオンに出てくるマリエッタのなれの果て
・オマケBOSSハーデスは似たようなのがナイツ・イン・ザ・ナイトメアで出てくる。
・冒頭の神魔戦争はユグドラ・ユニオンのラストから繋がっているかも?(魔族が攻めたのが発端らしいが…)
・マリスと似たような恰好の告死天使がユグドラ・ユニオンに出てくる。
・ウルスラがレダを蘇らせてくれなかったのは、天使が死ぬと体が残らず魂もないから?(推測)
・PSP版ではレダEDがあるらしい。
・これでもイベントシーン大半削った。細かい所は省略してます……分かりにくいところも多々あると思います
長々と失礼しました。。
Riviera乙です
GBA版はPSP版と違って覗きイベントの一枚絵がきわいどいんだよねw
乙です
>>159 確かユグドラ・ユニオンでもGBAとPSPで沐浴イベントのイラストが違うんだよね
テスト
ランド編26〜40まで行きます
ランド26話「イントゥ・ザ・ネイチャー」
原作未見だとかなり分かりづらいエウレカセブン中心の話。
12話以来の登場かもしれないドミニク・ソレル(エウレカセブン。旧塔州連邦の情報士官)と、今回初登場となるアネモネ(エウレカセブン)。
アネモネは薬物依存のようで、彼女の世話をするドミニクに暴力を振るったかと思えば、3年ぶりに出会った思い人(?)、デューイ・ノヴァクに乙女のような顔をする、
非常に不安定な少女だった。
そんな彼女にデューイは出撃命令を下し、アネモネは一も二もなく「デューイのために」と勇躍出撃するのだった。
そのデューイ、ゲッコーステイトとZEUTHが新連邦の手に負えない存在であるがために長い幽閉生活から解放されたと言い、その礼がわりにアネモネをぶつけるつもりのようであった。
一方のZEUTH別働隊。自分の道は自分で作ると言ったはいいが、ZAFTと手を切ったことは大口の雇い主を失ったようなものであり、これからは自ら食い扶持を稼がねばならない。
相変わらず雷太がマリンをスパイと疑っていることをはじめ、ここも一枚岩とは言い難いところだが、喫緊の事態はまず金の問題だった。(改造資金に手を出すのはNGなのか)
しかし、エレメントの能力使ってサーカスとかティファで占いとかアイデアだけは出るが満場一致の意見なんて簡単に出るものではなく話はちっともまとまらない。
仕方がないので久々の「良い波」に乗ってまずはリフをすることにした。が、体調の悪そうなエウレカに向かいティファは「門があなたを待っている」と不思議な言葉を伝えた。
その「波」というのは、一行の前に突如現れた巨大な雲に向かって流れていた。ゲッコーステイトはその巨大雲を「コーラリアン」と呼び、エウレカにそこへ突入させる決断を下した。
ほかの面子もゲッコーステイトの真意を確かめるべく、ホランドの決断に乗って巨大雲へと向かうことにした。
実はゲッコーステイトメンバーもコーラリアンについては殆ど何も知らないようだが、突入の際に神を感じたらしい。
ホランドとタルホは何か知っていそうだが詳しいことには全く口を噤む。
そこへ新連邦の邪魔が入ったので「何も言わずに、ニルヴァーシュで雲に突っ込むエウレカを援護してくれ」というホランド。
都合のいいこと言っているとを感じはするものの、残りのメンバーはコーラリアンへの好奇心が勝ったようで同意した。
良識派扱いになっているゲッターチームだけは取り残されていたが。
だが、どうしたことかコーラリアンの雲から堕天翅が現れ、加えて新連邦の後詰としてアネモネとドミニクたちも出現。
アネモネの乗るKLFはどこかニルヴァーシュと同じものを感じさせる「ニルヴァーシュ The END」。
投薬の影響で精神がハイになっているアネモネは、似ているニルヴァーシュに向かって果敢に突っ込んでくる。
彼女の猛追を振り切り、何とかコーラリアンの雲に突入しようとするエウレカとレントンだったが、背後からThe ENDの「バスクードクライシス」をもろに食らい、同時に時空転移が発生してしまう。
その場にいた全員が、トラウマなり見たくはないものなり過去の記憶なり妙な幻を見せられていく。
その中で、レントンは見知らぬ人影から、「蝶には人間と違う世界が見えている。人と蝶は同じ場所にいながら住む世界は違う者たち」と謎をかけられる。
また、ティファの声を頼りに幻から脱出したガロードだったが、その時すでにティファの姿はなかった。
一行はあの雲から100キロの地点にまで飛ばされたものの、ティファ以外は何とか無事だった。
敢えてコーラリアンに近づかせ、それが見せる幻(?)で周囲が混乱させられているうちに、その辺に潜んでいたフロスト兄弟がティファを拉致していったのである。
ランド27話「15年目の亡霊」(前編)
珍しくガンダムX中心なので新人物の殆どがガンダムXの人です。
ティファの力が新連邦に利用される、と思って焦るガロードだが実際に新連邦やフロスト兄弟が彼女に何をさせる気なのかは不明だった。
とにかく少しでも手がかりを集めようとするガロードとゲイナーたち。一方レントンは偶然出会ったドミニクのバイクを修理することになり、どうしたことかティファの拉致された場所、ゾンダーエプタの情報を流される。
コーラリアンに突っ込んだ際大量のアネモネと、エウレカと手をつなぐ自分のビジョンを見たと語ったことで「お互い厄介な女に惚れたものだ」と親近感を持たれたらしい。またフロスト兄弟の動向を見るためでもあった。
ほかにもトニヤ(フリーデンの一員)は14話以来のエニルとばったり出会って意気投合したりする。
だが彼女がフリーデンの一味であることを知ると、ガロードを追うエニルはどうすればいいのか分からなくなってしまう。
現れたランドは「気が済むまでやってみるのもいいが、取り返しのつかなくなることってある物だ」とエニルに忠告した。
ゾンダーエプタのある場所は「ローレライの海」とも呼ばれ、突然船が沈む怪現象の起こる地でもあった。
その付近へと、先行して偵察という名目で勝手に出てしまうガロード、レントンと付き合わされるエウレカ。
しかし、既に情報は筒抜けだったらしく新連邦軍の待ち伏せを受ける。敵のうちには見慣れぬモビルスーツに乗る男、アベル・バウアー(ガンダムXのおっさんニュータイプ)がいた。
「私は選ばれた人間だー」と調子に乗るアベルだったがまだ力に目覚めてない彼はあまり強くなかった。
しかし彼に足止めを食らううちに基地から出てきた変なモビルスーツ(ビットモビルスーツといわれる無人誘導兵器)にガロードたちは捕らえられてしまう。
そして彼らを追うため、地元の漁師に案内されてゾンダーエプタまで来たフリーデンだったが、その漁師というのは新連邦の人間、カトック・アルザミール(ガンダムX)だった。
「死んだ女房の口癖だ。俺には二ついいところがあって、ひとつは酒を一滴もやらないところ、もうひとつはあきらめのいいところだそうだ。だが悪いところは嘘つきだってことだ」と嘯く彼により、
フリーデンクルーは拘束されてしまった。
エウレカは捕らえられてフロスト兄弟の下へ送られ、レントンとほかのクルーは投獄される。
牢獄に現れたカトックは「よくもはめてくれたな」と騒ぐガロードを無視し、ジャミルに憎悪を向ける。
かつてガロードたちの世界で15年前に起こった戦争の終わり際に、大規模なコロニー落としが企てられた。
その時地球側の最前線にいたジャミルは作戦阻止のためにコロニーの1機をサテライトキャノンで破壊したが、宇宙革命軍側が業を煮やし作戦を強行したため、地球の南半分が焼け野原になった。
そしてコロニー落としのためにカトックの女房も子供も死んだ、というのだ。
「15年目の亡霊が待っている」と言われ、基地の司令であるアイムザット・カートラルの下へ連行されるジャミル。
そこで待っていたのは、かつてジャミルの教官であり想い人でもあったルチル・リリアントだった。
彼女は15年前の戦争で精神崩壊を起こし死んだも同然だったが、ニュータイプ能力だけは生きていたために、フラッシュシステム(平たく言えばUCガンダムのサイコミュが大掛かりになった奴)の生体コアに改造されていたのである。
原作では機械類を強制的に誤作動させる「Lシステム」のコアにされていたが、今回UCガンダムの強化人間などの技術も使いより凶悪に生まれ変わっていたのである。
さらに基地の外にあったのは、かつてジャミルが乗っていたガンダムXのデータを元に造られた新連邦の力の象徴「ガンダムダブルエックス」であった。
が、パイロットのアベルはニュータイプに目覚めておらず、サテライトシステムを起動出来ずに終わる。(本当はジャミルのデータ流用してるから登録の必要はないのだが)
代わりに連れてきたティファに、ジャミル以外の釈放を条件にシステムへのアクセスを要請しようとするが、その時ZEUTHがゾンダーエプタへ逆襲しに来る。
その間ガロードから投げかけられた「こっちが生まれる前の戦争だニュータイプだってゴタゴタでみんなを巻き込むのが大人のやり方なんだろ、答えろよ!」という言葉がカトックには引っかかっていた。
また、「みんなと会えなくなる」夢を見た、というティファの「私の夢は現実です」との言葉にも彼はとらわれていた。
「15年目の亡霊」(後編)
ゾンダーエプタに囚われたエウレカを救出するために、単身基地へ飛び込む決意をしたホランド。
そのホランドをフリーデン以外のZEUTHがサポートすることになった。
飛び込んだものの、そこに突然現れた大型モビルアーマー、パトゥーリアによってホランドのLFOは落とされるが、彼自身は強行突入した。
そのホランドの行く手を阻むカトックだったが、やらなきゃいけないことがあるんだと退く気を見せない彼の意志に降参し、カトックはホランドのエウレカ救出に協力する。
カトック曰く「お嬢ちゃん(ティファ)の言うとおりになるのがしゃくになった、ただの大嘘つきのひねくれ者」だとか。
カトックの手引きでガロードたちを解放したホランドはその足でエウレカの救出に向かう。だがレントンは役立たずとして置いてけぼりを食う羽目になった。
一方のカトックは「未来を変える気はあるか?」とガロードを誘い、乗ったガロードと共にある場所へ向かう。
そしてジャミルはパトゥーリアにルチルが乗せられていることを知り、彼女を止めるべくガロードが使っていた旧GXで久々にモビルスーツ戦へ復帰した。
15年前世界を滅ぼしかけて以来コックピット恐怖症となっていたが、かつての想い人を救うためにも再びモビルスーツに乗り込んだのである。
ジャミルたちがパトゥーリアと格闘しているうちに、ガロードとカトックはティファを奪還して格納庫へ向かっていた。
幸いにしてティファの周囲は手薄だったが、格納庫付近となるとそうは行かない。
だがここでカトックは的になりに行くような勢いで突っ込み、2人の行く道を開いたのである。
格納庫まではたどり着いたが、彼は致命傷で助かりそうもない。しかし、大戦以来死に場所を探すつもりだったカトックにとっては、
最期にティファの予知を半分はずしてやったんだから悪い死に様じゃない、と従容としていた。
そしてガロードに「戦争だガンダムだって生まれる前のモノに振り回されることはない、だが過ちは繰り返すな・・・」と言い残し死ぬのだった。
格納庫にあったDXを奪い脱出したガロードとティファ。その時ティファは、パトゥーリアに搭載されたルチルに働きかける。
と、残されたルチルの心がティファの体を借りてジャミルたちに語りかけた。
彼女でもパトゥーリアを止めることは不可能だからそのまま破壊してくれと言うルチルだが、ジャミルは解放してみせると決意を新たにする。
彼を援護すべく、ガロードはDXに搭載されたツインサテライトキャノンでパトゥーリアを取り巻くビットを撃ち払おうとする。
それに応えたジャミルは無理やりにでもニュータイプ能力を引き出し、ルチルに導かれながらもキャノンの射線軸へとビットの多くを誘導したのである。
残ったビットとパトゥーリアを破壊し、ルチルを救出した頃にはエウレカの救出も成功したようで安堵するZEUTH一行。
かたやゾンダーエプタ壊滅の憂き目を見たアイムザットはほうほうの体で島を脱出せねばならなかった。
だが、脱出した彼を待っていたのはフロスト兄弟の向ける銃口だった。
彼らは、ニュータイプの出来損ないとして旧中央政府でも冷や飯を食わされる存在であったところを、アイムザットの引きで諜報部員として地位を得ていたのだ。
それを裏切られたものと思ったアイムザットは「カテゴリーFめ!」と兄弟を罵るが、それを聞いて激昂した兄弟に眉間を撃ち抜かれ、輸送機から海へと放り出されたのだった。
助け出されたエウレカを迎えに行ったレントンだが、遊び気分で彼女を危機に陥れたとして、出会いがしらホランドにぶん殴られる。
そのホランドも全身傷だらけであり、彼に想いを寄せるタルホは、ホランドがそこまでして守ろうとするエウレカへ辛らつな言葉をぶつけた。
レントンが己の覚悟のなさを惨めに思う一方で、ジロンやゲインなどほかのメンバーはそこまでエウレカにこだわるホランドの胸のうちを探りあぐんでいた。
心が壊れ、ほぼ死んだ状態でコアにされていたルチルは、ジャミルを導いたことで最後の力も尽きようとしていた。
だが、最期にジャミルと出会えたことでまた満足げであった。本当に眠りについた彼女の亡骸を海に葬り、ジャミルは言葉少なにその場に背を向けた。
いま一人、ここで最期に抗って死んだカトックのために、ジャミル、ホランド、テクス医師と、後から駆けつけたゲインとランドたちは弔いの杯を傾けるのであった。
ランド28話「魂のコスプレイヤー」
名前の割りにそれほど軽い話じゃないかも。
合体メカに乗ってるのに相変わらず仲の良くないアクエリオンのメンバー。それを見ていたリョウは思わず内輪もめはやめろと怒るが、元々フリーランスな面子が集う別働隊にあっては焼け石に水だった。
彼は、仲間達が次々と鬼に変わる幻を見ていたせいでいつも以上に焦っていたのだが、ほかのみんなにはそれを知る由もないのだ。
すわ仲間割れか、と思われたところで、隼人が不動からの特訓指示を伝えに来た。それが「相手の身になってみろ」だそうだが…。
とりあえず、相手を真似ることからはじめてみるアクエリオンチーム。最初は、一種のサイコロジーで「真似る人物によって自分の隠された弱さとかを見つめなおす云々」と解釈するお医者軍団だったが、
周り、特にランドの悪ノリから次第に単なる物まね大会に…。
ところで、最も反目しあっているシリウスとアポロは、ほとんど完全に互いになりきっていた。
そんな時現れたのは、歩けないはずのリーナ・ルーン(銀髪の年齢不詳美女)…ではなく、リーナのカツラをかぶった不動司令(石塚運昇声のヲッサン)!!
そのえらい格好で「形だけ真似ても中身は元のままだな!」と言われても困る。
彼らのやりとりを見ていたゲッターチームには、鬼から挑戦状が届くのだった。
果たし状を送ってきたのは、百鬼の老兵「牛剣鬼」。「地位も名誉も惜しくはないが、ただひとつの宝を奪ったゲッターは我が倒す」と歳のわりに血気盛んであった。
彼は一人息子、牛餓鬼(ぎゅうがき)をゲッターに卑劣な手で殺されたと言うのだ。息子の仇と言われたリョウは動揺し戦えなくなってしまう。
そこへ現れたのは堕天翅。彼らと戦うべく、追ってZEUTHが到着する。が、堕天翅の中には神話獣が真似したニセアクエリオンが混じっていた。
動揺するアポロたちだが、相変わらず苦手な人間の真似をしたままである。(ちなみにシルヴィアは麗花の真似してる)
だが、戦闘中にとうとう物真似に耐えられなくなったアポロは「ええいいくら真似たって俺は俺だっ!!」とばかりに吹っ切れ、新技「超3D無限拳」(こうじげんむげんあたっく)を完成させる。
…要はアポロとシリウスとシルヴィアが好き勝手やっただけ…?
司令いわく「同じ方向を向いた3本の矢は折られる。だが互いを認め合い、違う方向を向いてこそ真価を発揮する!
三本の矢が互いになりきり、互いを結び合うものを深く感じ取れたとき、3つのベクターは前後、左右、天地を指し示し、立体が、世界が生まれる!!」…らしい。
一方、鬼とゲッターの一騎打ち。実際にゲッターと戦えば彼らが噂ほどの悪党ではないことぐらい分かる、だが鬼として最期まで戦いをやめるわけにはいかないというのだ。
が、リョウは「その鬼の心こそが、お前の息子を死なせた!」と喝破。
なお向かってくる牛剣鬼を倒すべくゲッタードラゴンの切り札「シャインスパーク」の解禁を提案する隼人だったが、リョウは先ごろアクエリオンをかばい負傷した弁慶を心配するあまり首を縦に振らない。
そこへ再び現れた不動司令。「甘い! 矢を束ねる物が矢の強さを信じずしてどうする!?」との喝を食らい腹を決めたリョウたち、
ぶっつけ本番でシャインスパークを成功させ牛剣鬼を倒した。最期まで鬼であり父でもあることを捨てず、彼は散ったのであった。
鬼と人とに限らず、堕天翅や異星人と人も、人間同士でも、互いの生き方が相容れないというならば戦うしかないのだろうか。戦士たちは思い悩むのであった。
心あるもの同士なら分かり合えるはずだ、と呟くリョウの言葉に珍しくうなずくホランド。彼がその腹のうちで何を考えているかは、まだ分からなかった。
誰かがレントンに語った謎「同じ場所の違う世界」を、なぜかリーナは呟いた。また不動は、「両の手を叩き合わせた、その間に何がある?」と謎かけを送った。
一方アトランディア。日増しに強くなる「太陽の翼」だが久々登場の頭翅に言わせればかつての力の半分もないという。
また、彼らは門が開き、いずれ世界が命を支えられなくなると予見した。「門」とはコーラリアンと呼ばれる巨大な雲のことだろう。それが開くとき世界は滅びるというのだろうか。
百鬼帝国はゲッター線奪取を狙う傍ら、堕天翅の動きを独自に追っていた。そしてアクエリオン世界の存在を察知したのだが、その人間対堕天翅の戦いの記録には、なんとZEUTHのことが描かれていたのである。
その戦いは黒歴史と記され、その最後に堕天翅たちは次元のかなたへ閉じ込められたことも、また百鬼は掴んだのであった。
ランド29話「アウトサイダー」
軍資金なら、自分の本国であるエマーンで都合しましょうか、というシャイアの提案に乗ることにしたZEUTH別働隊。ただそれは桂を本国へ安全に移送するための方便でもあった。
チラムの追撃隊に追われながら、何とかエマーンに逃げ込んだZEUTH一行。彼らを出迎えたのは、シャイアの妹にして名門の代表、マニーシャ・トーブだった。
シャイア、ミムジィらと桂がマニーシャの下へ案内される間、エマーンの街で自由行動となるその他大勢だったが、
気づけばエマーンの兵に囲まれ、揃って囚われの身となってしまった。
マニーシャと面会した桂。旧世界の南米で起こったあることが原因ですべての世界が混じり合ってしまい、今なお不安定な世界を修復するために力を貸せと言われ混乱する。
南米で時空震動弾を起爆させたのはほかならぬ桂であるためその困惑も人一倍だった。
そしてマニーシャは、桂に「時空修復のときには大特異点=いわば門、に接触した特異点=鍵の考えていることが大きく反映される。だから我がエマーンを安堵してくれ」と要求した。
もちろんすぐに返事の出せない桂は用意された部屋に行くことになり、あとにはトーブ姉妹のみが残された。
マニーシャの言うには、時空修復に残された猶予はあまりないという。いずれ安定を欠いたままこの世界は完全に崩壊するかもしれないのだ。
彼女はエマーンを生き残らせるため、いざとなったら桂を洗脳してでもと思っていたようだが、それにシャイアは思わず異論を唱える。
だが妹は「一家を捨ててのうのうやってるお姉さまに口出しはさせない」と姉の言葉を否定した。
拘束され、牢に閉じ込められたZEUTH一行を助けたのは、アサキムの意を受けて来たツィーネ・エスピオ。
だがグローマ一行は戻らず、追っかけてきたエマーンの軍団を迎え撃つことに。チラムのメカは脚がついているがエマーンのメカには腕が。
その頃のエマーン。世界修復を急がねばならないのは確かであるが、祖国一辺倒であるマニーシャの考え方に賛同できなくなったシャイア達は、桂を連れ出しエマーンを脱出した。
姉の裏切り行為を怒り艦隊で追ってくるマニーシャたちを、ZEUTHは撃退するしかなかった。
が、続いて出てきたのはイザーク・ジュール(DESTINYの白服版)率いるZAFT。ZEUTHが二つに分裂したせいで、プラント側の意向に従わない別働隊を逮捕すべく現れたようだ。
しかも、チラムも増援を向けてきて、それを率いるのは生き別れとなった桂の親友、オルソンだった。
世界中でお尋ね者になってしまったようで、こうなれば腹をくくるしかないようだ。
だが、この戦闘でチラムから母艦をかばい、今まで非戦闘員だったスレイが戦死することに。(影が薄かった・・・)
唐突に世界の危機と言われても、誰も実感が沸くはずがなく、まず自分の目で世界を見ないことには何も始まらない、ということで今後も旅を続けることになったグローマ一行、及びZEUTH。
だが、この世界を構成する有力国家のほぼすべてから追われる羽目になったZEUTH別働隊は、この世界にとってアウトサイダーのようであった。
一方のチラム。オルソンは本国から、チラムの意に染まぬ特異点である桂を抹殺せよとの指令を受けることになった。
彼らは特異点が不要になる「D計画」を完成させつつあり、また他国に特異点が渡る可能性を考えればかえって邪魔になるためだった。
ランド30話「アクペリエンス」
チラムの追撃をかわすために地下空洞に逃げ込む別働隊の一行。この土地はスカブコーラルで出来ており、エウレカ世界で使われるLFOの原型はこのスカブから発掘されるという。
そんな中、調子の悪いエウレカに代わって俺がニルヴァーシュに乗ろうか、とレントンが口を滑らせる。
だがエウレカが不調なのは何故かニルヴァーシュを上手く操れなくなっていたためで、こんな事言ったせいでエウレカは本当にニルヴァーシュを降りてしまう。
ここにお宝が眠ってると聞いて黙ってられないジロンたちは辺りを発掘し始める。
そういえばアクエリオンもオーバーマンも元はと言えば地面に埋まっていたもので、ここにいないターンエーも発掘品なら、実はランドのガンレオンも掘り出し物だった。
それらは「黒歴史」と言われる時代の遺産であるといわれていた。
一方、ニルヴァーシュに受け入れられなくなり落ち込むエウレカ、彼女に対しリーナとティファは「変化すること」を受け入れなくてはいけないと諭すのだが、
変化への恐怖のほうがまだ勝っているエウレカの心には届かなかった。
そして、変わったせいでニルヴァーシュとうまく行かず、いずれ子供達にも嫌われると思った彼女は、ニルヴァーシュに乗ったままどこかへ行ってしまう。
そこへチラムが押し寄せてきて、迎え撃つことに。それどころか、アネモネと新連邦の連中まで現れ、本格的に進退窮まる別働隊。
ここへ現れたのはアークエンジェルとフリーダム。そして別働隊を助けに来たという彼らを先導したのは、以前は敵だったエニルだった。
脱出を促す一行だがホランドは(エウレカの無事を確認するまで)ここを動かないという。仕方なくギリギリまで粘るが、増援が次々襲ってきて限界も近い。
その頃のレントン。エウレカとニルヴァーシュの心が通じ合っていることを知らずに軽口を叩いたことを謝るためにも、彼女を連れ戻そうとする。
だがそこにいたのは、スカブコーラルと一体化し土人形のようになったエウレカだった。
その彼女を回収し、乗り捨てられていたニルヴァーシュで脱出しようとするレントンに敵が迫る。
だが「エウレカを守る力を俺にくれぇぇぇぇぇ!!」との叫びに呼応したニルヴァーシュは、再びセブンスウェル現象を起こし、増援を消し去るのだった。
セブンスウェルのどさくさで別働隊とはぐれたアークエンジェル一行。「この世界を誤った方向に進ませないため戦う」というキラに対し、
しかしエニルは敵に止めを刺そうとしないキラの戦いを見て「神でもない限り、その手を汚さないで出来ることはこの世界にない」と言い残すのだった。
エウレカがこうなったのはてめぇのせいかとレントンを責めるホランド。
そんな時レーベンから連絡が入ったため、ホランドはカイメラの力を貸してもらえるよう頼むことにした。それも全てエウレカのためだった。
必要以上にカリカリし、口を開けばエウレカエウレカなホランドの態度にはタルホも苛立ちを隠せないのだった。
ランド31話「引き裂かれる過去」
南アメリアにある新連邦のサルタ基地に立ち寄ったZEUTH別働隊。ホランドはそこでヴォダラクの僧侶ノルブを探すようレーベンたちに依頼する。
ヴォダラクとは自然との共存を謳うグループだが、彼らの言う自然には言葉以上の意味があり、ゆえにエウレカ世界の塔州連邦では過激派とみなされているのだ。
リーナが言うには、エウレカは「悩んだときや困ったとき母に甘えるように、彼女もまた生まれた地に帰っただけ」と説明するが、抽象的でその意味するところははっきりしない(というかなぜ知ってる)。
不安になるエウレカの子供達を、ティファとリーナは「レントンはきっとエウレカを守る」と言ってなだめるのだった。
世界を結ぶ巨大ネットワークのUNは、レーベンたちカイメラの司令であるエーデル・ベルナルが自ら敷設したもので、
その目的は人々の生活を安定させるべく、世界の情報を一元化させることだった。
ZEUTH本隊と連絡が出来ず困っている別働隊の一行に、レーベンはそのUNで彼らの噂を辿ってみてはと提案する。
だが、そこに表示されたのは、「ミネルバのモビルスーツが民間人ごと基地を破壊した」「地球に移住した異星人を虐殺した」「プラントの人体実験に加担した」という無茶苦茶な記事だった。
流言飛語の類ではないかと言おうとしたゲイナーだが、この記事に頭が来たノイジーマジョリティに口を噤ませられることに。
その中、ノルブではないが別のヴォダラクの高僧がチラムに護送されるという情報をつかんだため、拉致してでも彼を連れてくることが決まった。
が、何も知らずにエウレカのナイト気取りが気に食わないホランドとレントンとの対立が決定的になり、この作戦で張り合うことになってしまう。
チラムも何故かヴォダラク僧の護衛に必死であり、攻めあぐんでいたところを久々のアサキムが救援に入る。
僧侶救出を巡る張り合いでは、結局覚悟が半端だったレントンがホランドに譲る結果に終わるのだが、この時現れたのはメールの父でランドの師匠、シエロ。
しかし彼は突然彼らに行方不明になった真相を語る。ブレーカーに襲われたとき、全てランドのせいでメールは死に、シエロは消息不明になったという。そして今のメールは偽の命を与えられた存在だとも。
目の前で自分が隠していたことをバラされら動揺するランド、さらにアサキムが本性を露にしてランドへ仕掛ける。その激痛にランドは思わず悲鳴を上げ、時空転移が発生する。
彼の目的は、心身ともに決定的な傷をランドに負わせることであり、そのために偽シエロとともに芝居を打ってランドの精神を深くえぐったのである。
そこに出てきたセツコは、ランドを気絶させることで転移を止め、ランドとメールを安全な場所へ連れて行く。
また、シエロの正体は、実はツィーネの変装(?)で、本性を現した彼女もまた襲ってくる。
敵は撃退したが、真実を知ったメールは、ランドを全ての元凶とみなし禁句である「ザ・クラッシャー」と彼を罵る。
実際にメールの死を招いていた彼には言葉もなかった。
戦闘後、ランドは仲間にも真実を語る。
4年前、ガンレオンのサブシートに乗っていたランドは、もたついたために襲ってきたならず者を取り逃がした。
その時、腹いせに彼らはメールを襲ったため彼女は一度死亡した。だが彼女の遺体をガンレオンに安置したところ、光の珠が彼女の身に宿りメールは息を吹き返したのだ。
しかし、そこへ逆襲しに来た連中の手によって負傷したランドが悲鳴を上げると、さっきのように時空がゆがみ、シエロはそれに飲み込まれてしまったのである。
それ以降、ランドは人間以外の何かとなったメールとともに、ビーター一家をぶち壊しにした罪を償うためにも、父の行方を捜し光の珠の謎を追っていたのである。
彼が修理屋にこだわるのも、一家をバラバラにしてしまったことへの負い目だったのか。
しかしランドの目は死んでおらず、ガンレオンを修理したらすぐにでもアサキムをシメに行くと気を吐いていた。
そんな彼をゲインとジャミルは敢えて一人にするのだった。アナ姫は二人を冷たいというが彼らなりの優しさと言えるのだろう。
ひとり残されたランドに悪魔のささやきをかけるのは、「自称天才博士」のジャガイモ…もとい、ジエー・ベイベルだった。
32話「俺が俺であるために」
エウレカは一度世界の果てに触れ、戻ってきたために土人形の姿になったらしい。僧が聖水をかけ呪文を唱えると、彼女は元の姿を取り戻した。
だが、ホランドはエウレカがこうなった原因をレントンととらえ、「やつを近づけるな」と言い残し、エーデル准将との会談に出かけていった。
そのエーデルが危険を冒してまでお尋ね者の別働隊と接触したのは、彼らが真に自分の同志になる者か否かを確かめるためだという。
彼女は一部の独善で地球連邦が動くことを憂慮し、それを改革するべく動いているという。また「改革を進めるため、自由に動くあなた達を囮として使うことになる」ともスッパリ言ってのける。
この世界のために戦うという彼女の精神をジャミルは本物だと信じ、そのスパっとした物言いをホランドも気に入るのだった。
一方のメール。自分が人間じゃなくなってたこと自体はそこまでショックではなかったが、それを黙ってたランドのことはどうしても許せずにいた。
そのメールにゲインは「熱を失ったランドはランドじゃない」とメールに謎をかけた。
で、結局ランドがジエーにやらせたのはガンレオンの修理だけで、超兵器にしようという彼の野望は潰えた。
そこに来たレーベンの紹介で今更ジエーの正体を知ったランドだが、既に半ば意気投合する様子を見せているのはなぜだ。
セツコからアサキムが現れたと連絡が入るが、それに大慌てで駆けつけたランドはウォーカーマシン…。馬鹿正直にガンレオンに乗ったらアサキムの思う壺なので外してみたのだが、
そんなんでアサキムに勝てるわけもなく案の定ボロボロにされ、セツコともども追い詰められる。
ガンレオンと離れたためか激痛に喚いても無意味なランドと、痛めつけても悲鳴を上げてくれないセツコを前に「今回もダメか」みたいなことを言ってアサキムは諸共に始末しようとするが、
そこへ置いて来たガンレオンを持ってZEUTHの他メンバーが駆けつけ、ランドは一度アイアンギアーに退くことに。だがレントンはその隙にエウレカの近くに行った模様。(でもロアビィさん役立たずって…事実弱いがレントン)
だが戻ったランドを「ガンレオンに触るなクラッシャー」と阻むメール。それを無理に説き伏せてガンレオンに乗せて出てきたランドを迎え撃つアサキム。
「心の壊れた君に何が出来る!!」と大笑いする彼に対しランドは「壊れた物はモノだろうが人の心だろうが直しゃあいいんだよ!! それが俺の生き様だっ!!」と切り返し、ランドとガンレオンは完全復活を果たした。
…「負けなーいぜ負けなーいぜー」な暑苦しいBGMを何とかしてくれ。んでアサキムは「傷だらけの獅子」というものをランドが制御してみせ、メールと仲直りしたことに少なからず意外に思う顔を見せた。
「今がクラッシャーに戻る時か」とランドが戦闘前呟いた通りなのか、覚醒ガンレオンは修理マシンどころかかなり攻撃的・悪魔的なフォルムのブツで、
爪でズタズタにするとか、ガンレオンの傷を敵に移すとか技も悪魔的に。
んで、獅子が目覚めたのに悲鳴を上げようとしない、想像以上に強いランドには本気でアサキムも驚いたようで「焦ることはない」とばかりに退いていくのだった。
ガンレオンの謎は解けなかったもののランドとメールの問題は何とか解決した。一方、レントンがいると自分は変わると思ったエウレカは彼を拒絶してしまう。
彼女に自分の変化を受け入れる勇気はなく、そんな彼女を受け入れる度量もレントンにはなかったのである。
そしてレントンは失意のうちに月光号を降りた。
(続く。)
SIREN: New Translation
かなりゆっくりだけど予約させてもらって構わないでしょうか
おお頼みます
DSの「風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ」お願いします。
いわゆる「ストーリーダンジョン」をクリアするところまででいいので・・・
>>172 おおまかに
シレンとコッパは船で移動中に難破してとある孤島に漂着した。
浜辺で倒れていた二人を開放してくれたのは少女だった。
しかし少女はシレンが風来人だと知るや否や早く島を離れろと言い立ち去ってしまう。
とりあえず、島を離れるにしろ、島を探索してみると原住民に取り囲まれてつかまってしまった。
シレンとコッパは火あぶりにされそうになるものの、先ほどの少女カミナが二人をかばう。
そこへジャガーの面をかぶった神官が現れ、無実を証明したいなら遺跡にあるジャガーの眼という
宝を取ってこいと交換条件を出した。
カミナのためにそれを飲み、上手いことジャガーの眼を手に入れられたものの、ところがそれは罠だった。
神官は1000年前に勇者に力の源である片目を奪われた神だったのだ。
そしてカミナは神官の妹だった。
シレンからジャガーの眼を奪い、神官はジャガー神として復活する。
危ないところを島に住んでいたサルに助けられたシレンは途中で待ち構えていたカミナとジャガー神を
辛くも倒して、なんとか島に平和が戻ったのだった。メデタシメデタシ。
*カミナが風来人というのに反応したのは遺跡を開けられるのが風来人限定とかそうした理由っぽい
>>173 ありがとう。
そうか・・・カミナ死んでしまうのか・・・。
死ぬのはグレンのカミナだけで十分だと思ってたんだが・・・。
だれかテイルズオブシンフォニアをしっかり書いてくれる人いませんか?
大まかすぎて微妙だったんで・・・
Episode1
「数十年前に消えた村とその村で行われていた生贄の秘祭」を取材しに日本の山奥、羽生蛇村に訪れたアメリカのテレビクルーたち
ディレクター兼カメラマンのソル・ジャクソン、レポーターのメリッサ・ゲイル、メリッサの元夫で文化人類学者のサム・モンロー、そしてサムに着いてきたサムとメリッサの娘、ベラ・モンロー
彼らは人のいないはずの村で、生贄の儀式を目撃してしまう。篝火と村人たちの奇怪な歌声の中、日本刀で刺殺される若い娘
もう一人の娘をも生贄に捧げようと日本刀を振りかぶった時、一人の青年が乱入する。送られてきた謎のメッセージに興味を持って村を訪れた青年、ハワード・ライトである
彼の乱入によって秘祭は中断を余儀なくされ、娘も逃亡
ハワードも逃げ出し、助けを求めて近くの交番へ駆け込んだ
「たすけて!ひとがしんだ!」(ハワードは日本語学校の学生なので片言程度なら日本語が話せる)
しかし交番には誰もいなかった。電話を見つけるも、それも不通になっている。途方に暮れて交番を出ようとしたとき、パトカーが猛スピードでやってきて、止まった
安堵するハワード、中から警官が出てくるが、何か様子がおかしい
「了解、射殺します」
声をかけようとするハワードを問答無用で銃撃する警官。逃亡するも、正当防衛とはいえ警官を殺害してしまう
その事実に打ちのめされるハワード、しかしその背後から死んだはずの警官が襲い掛かってきた。もつれ合った末に警官を崖下に突き落としてしまう
崖下の尖った杭に貫かれ、今度こそ死亡したと思われる警官、その様子を見てしまいさらに逃亡するハワード
一方その頃テレビクルー一行。喧嘩を始めるメリッサとサム、それを止めようとするソル。そこへ……生贄になって死んだはずの女性が常軌を逸した高笑いと共に現れた
突然響くサイレンの音。とぼとぼと歩いていたハワードの前に、警官が…明らかに死んでいる警官が歩いてきた
あまりの事態に呆然とするハワード、その胸を警官の撃った銃弾が貫く。傷口を押さえながら、ハワードは橋から転落していった……
こういうの書くの初めてなんだけどこんな感じで大丈夫でしょうか
すきなようにかけばいんじゃないでしょか
SIREN系は恐怖で一歩も動けなくなってしまうので助かる
とりあえず場転の時くらいは一行あけることにした
Episode2
身を起こして呻くサム。死んだはずの娘の襲撃からは逃れたものの、他のメンバーとははぐれてしまった
雨が血のように赤く染まっていることに気づいて慄く彼の前に、さらに衝撃的な光景が繰り広げられる
鎌を奮って男性を殺害する女性、高笑いを上げながら去っていったあと……あろうことか、死体が起き上がり、笑いながらツルハシを振るいはじめたのだ
見つからないように鉱山跡に入り……奥にあった鉱山事務所に入った途端、何者かの襲撃を受ける
一方、川岸で目を覚ますハワード。胸を撃たれたはずなのに、不思議と動けている。そんな中謎の女性、アマナと出会った
他人や屍人(動く死体の怪物)の能力を盗み見る能力、視界ジャックを教わり、赤い水に浸った集落を抜けるのだった
その頃、猟銃で次々に屍人を撃ち倒していく人影があった。村の医師、犀賀省悟である。彼の視界の中で屍人から必死に逃げ惑う少女……生贄の運命を免れた娘、美耶古だ
「死ぬなんて嫌……絶対に嫌……!」
鉱山事務所でサムを襲ったのははぐれたメリッサだった。協力し、鉱山を抜けたのはいいものの途中でまた口論になり、別行動をとることになってしまう
一方、集落を抜けて村内にある聖堂に向かっていたハワードとアマナだったが、空から何者かの襲撃を受けてアマナが連れ去られ、再びハワード一人になってしまうのだった
一人になって間もなく、不意に屍人の視界を幻視するサム。その中では屍人たちがベラとソルを今まさに襲おうとしていた。ベラを逃がそうと囮になるソル、そしてベラを追いかける屍人
その甲斐あってベラはなんとか病院の廃墟に逃げ込んでいた
補足
便宜上自分の意思で他人の視界を見るのを視界ジャック、自分の意思でないものを幻視と表記します
あと何か分かりにくいところがあったら遠慮なく
Episode3
ベラは幼く、屍人に捕まってしまえばひとたまりもない。視界ジャックとその場にあるものを駆使して屍人たちの目をすりぬけていくベラ
受付にたどり着き、村内放送で助けを両親に助けを求めるベラ。それを聞きつけてか、聞きなれた声がした。ソルが助けに来てくれたのか!?
だがソルは既に屍人と化していた。辛くも病院から脱出して逃げるベラと追いかけるソル。その途中でメリッサがソルに見つかってしまい、襲われる。崖から落ち、腕に傷を負いながらも逃げるメリッサ
一人さまようハワード、その彼の前に美耶古が現れた。そして美耶古を連れて戻ろうとする犀賀も
その腕を止めるハワードに犀賀は流暢な英語でこの女は呪われた生贄だ、と言い放つ。反発する美耶古
「運命に抗ってみますか? ご自由に」
悠然と去っていく犀賀をよそに、2人で協力して村を進んでいく
連れ去られたアマナは聖堂で目を覚ました。自分に何ができるのか、何をすればいいのか。悩むアマナを激しい頭痛が襲う
待っていたけど書き手さんが誰も現れないようなので、大好きな
PS3 BIOHAZARD5
を予約したいと思います。遅筆な上に文才もありませんがご容赦ください
>SIREN NTの人
行をあけるよりも、
改行をしてほしい
発売中止が決定してしまったサイレントヒルホームカミングを書こうと思うのですが・・・
これって新作ネタ扱いなんですかね?
本当は「ランド留守番ルート」もあるんですが、思い出しプレイ中なのでちょっと待っててください。
レントン捜索ルートダイジェスト(33〜35話)
役にも立たないレントンが月光号から降りて清々した、というホランドの言い草が気に入らず、
ガロード、ジロン、桂、ゲインが彼の後を追うことになった。
それにランドと、最前に合流したレーベンも同行することになる。
割と早期に見つかるレントンだが、彼は「このままおめおめと月光号に帰れない」と言って行方をくらましてしまう。
放浪の末、彼は偶然出会った流れのボーダー、ビームス夫妻の船でお世話になることとなった。
一方、レントンを捜す桂には生き別れの友オルソンが接触してきた。
彼は特異点たる桂を抹殺するよう命令が出ていることを告げ、自分がかくまうからチラムへ来いと提案するのだが、
一国の都合で時空を修復することに疑問を感じた彼はこれを拒否した。
また、ゲインは自分を妹の敵だと思い込んでいるアスハム・ブーンに私情全開で追い回され、
ジロンは色々あって死なせてしまった夫の弔い合戦に燃えるグレタ・カラスに再会してしまっていた。
そんな傍ら、ガロードは裏切ったと言って追いかけられていたエニル・エルとようやく和解していたが。
オーバーデビルなる怪物が襲ってきたと聞き、一行はレントン捜索もそこそこに居残り組と合流しに向かう。
その頃レントンは夫妻の人柄に惹かれ、一時は彼らを父母と呼びそうになるのだが、夫妻にはレントンが月光号に残してきた未練を見抜かれていた。
彼らは傭兵で、ホランドたちと決着をつけるべくここに来ていたのだ。そしてレントンの正体も既に知っていた。
その上で彼らはここに残るか、月光号へ戻るか選択を突きつけてくる。その事実に大きく動揺するレントンだが、最終的には月光号へ戻るのだった。
そして、ようやく己の気持ちに気づいたエウレカと再会を果たす。
しかし、ビームス夫妻は現れたホランド達との戦いの末に散っていくのだった。
ようやく互いの気持ちに素直になれたレントンとエウレカの姿を見て、ホランドはある決意をしていた。
それは、自分の命に代えてもこの2人を守るというもので、並みの人間が言えば死亡フラグだった。
しかしその時、独自の情報網を持つアークエンジェルから連絡が入り、新連邦の部隊にチラムの首都が攻撃を受けているという急報がもたらされた。
事態の真偽を確かめるべく、ZEUTH別働隊はチラムへと急ぐのであった。
ランド36話「示される明日」
アークエンジェルから「新連邦がチラムを攻めた」という急報が入り、大急ぎでZEUTH別働隊はチラム首都へと向かう。
だが不可解なことにZAFTも出動しているのだが、新連邦と本格的な戦闘を行う気配は感じられないという。
そのためかZEUTHとアークエンジェルが着く頃には首都は半ば壊滅状態で、チラム総裁は虎の子の時空制御装置を持って脱出した後だった。
脱出のしんがりを務めていたオルソンは桂と再会したが、一国のためではなくこの世界のために出来ることを探すと言う桂に対し「しばらく時間をくれ」と言って別れた。
敵戦力の中核となっているのは広域破壊用の大型可変モビルアーマー「デストロイ」であり、それに乗せられているのはステラだった。
そこへミネルバをはじめとするZEUTH本隊も到着し、ステラがデストロイに乗っていることを知ったシンは一目散にデストロイへ突っ込んで行く。
だが別働隊の姿を見た本隊は「昨日は新連邦に雇われて、今日はチラムの傭兵か」と謂れのない罵声を浴びせてきた。
雇われてきたのではなくて新連邦の勝手を止めるべく来たというのに、向こうは別働隊の言い分に耳を貸さない。
同じ新連邦を相手にしている以上それぞれ勝手に敵と戦うのだが、同じZEUTHでありながらその間には一触即発の空気が漂っていた。
そうこうするうちにデストロイを食い止めたシンだが、そこへキラが介入したせいでステラは敢え無く爆死してしまうのだった。
その後、デュランダルがチラム侵攻戦の惨状を全世界に放映し、新地球連邦を影で牛耳る「賢人会議」の存在を暴く演説をぶつが、ここで別働隊の抱いていた疑問が確信に変わる。
実はチラム首都のある南アメリアにはZAFTも駐留しており、止めようと思えばいくらでも侵攻を止められたのだが、彼らは先の通り戦意がなかった。
これは演説の効果を上げるために敢えてチラムを生け贄にしたとした思えない行為だった。
またレーベンに言わせれば、ZEUTH本隊を出動させたのもデュランダルの正義をアピールするためのものだ、とのことであった。
もっとも実際はZEUTH本隊も乗せられたに過ぎないのだが、この時点でその事実に気づくものは別働隊にはなかった。
ランド37話「粛清の嵐」
先の戦いで落とされた新連邦の軍人を、どうしたことか「ザ・ストーム」とかいう奴がアークエンジェルへ届けに来た。
それはネオ・ロアノークだったが、艦内に残ったデータと照らし合わせるとかつて彼らの仲間だったムウ・ラ・フラガそのものだったのである。
賢人会議の協力者は全世界に及び、デュランダルに乗せられた市民が各地で暴動を起こす中、シロッコとデューイは賢人会議の参加者をほぼ全て片付け、
傀儡の大統領ブラッドマンを立てて新連邦の事実上トップとなった。このクーデタに巻き込まれ、レーベンが敬愛するエーデル准将も行方知れずとなったようだ。
この世界の混乱の中アクセル・サーストンは、いまや唯一の肉親たる孫、レントンが生きる気力を失っていないか気が気でないのだった。
また先の戦闘から辛くも逃げ延びたチラム総裁だったが、そこに突然現れたアサキムにより時空制御装置が破壊されてしまうのだった。
クーデタ後の連邦政府発表により、あろうことかアークエンジェルとZEUTH別働隊はクーデタ政権の特殊部隊ということにされてしまう。
ここまでの見事なやりように、ホランドは因縁の相手であるデューイが立ったことを察知するのだが、そこへ新連邦の部隊が現れ、一行はある地点へと追い込まれる。
本格的に戦う意図は敵にもなかったようで、彼らは適当なタイミングで離脱するのだが、それと前後して現れたのは、ZEUTH本隊だった。
ランド38話「仕組まれた決戦」
現れたZEUTH本隊は、世界を混乱させてると見られる別働隊に武装解除を勧告するが、身の潔白を主張する別働隊はその要求に応じない。
別働隊とて本隊のことを「軍の命令で無道を働く連中」とみなしており彼らの態度を罵るが、あちらも他に手はなかったといって恥じるところがない。
お互いの話が噛み合うことなく武力衝突にまで発展してしまうのだが、
その最中フリーダムへの怒りに任せ突っ込んできたシンによりフリーダムが落とされてしまう。
救助に向かったアークエンジェルもミネルバの砲撃にさらされ行方不明になる。
さらにZAFTの増援まで現れ、別働隊は絶体絶命のピンチに陥るのだがここへ飛んできたのは先にチラムで別れたオルソンと、謎の男ザ・ストーム。
彼らは新連邦の部隊を誘導してきており、両者が睨み合う隙にアークエンジェルを除く別働隊は戦線を離れるのだった。
(※本隊を叩きのめして経験値を稼いでもゲームに影響はありません)
別働隊と合流したオルソンは、チラムで進めていた時空修復計画の瓦解した事実と、自身がチラムを抜けることを告げてきた。
オルソンもチラム一国のための時空修復には賛同できなくなったのだという。次いで彼は、ザ・ストームからもたらされた恐るべき事実を告げてくる。
UNに流布していた情報に曰く、ZEUTH別働隊は新連邦の新兵器実験に参加し、ダブルエックスを受領したこと。
曰く、チラムからヴォダラクの高僧を拉致し、なぶり殺しにしたこと。曰く、コーラリアンの雲を観測して新連邦から報酬を得たこと。
実際にはティファとエウレカを利用しようとした落とし前としてDXを奪い、拉致したのは事実だがカイメラが高僧を保護したはずで、
コーラリアンに突っ込んだのはホランドの独断だったのである。
また別働隊の見た本隊の怪情報も、また嘘っぱちで、ZEUTHは共に見えざる敵のデマゴーグにしてやられてしまったのである。
だが、日常的にUNを利用しているはずのゲイナーすらもガセネタしか掴めなかった、というのは不自然だった。
一連の敵の動きにデューイの影を感じたホランド。
もはやゲッコーステイト単独では動かしがたい事態になったことを悟った彼らは、コーラリアンとゲッコーステイトとの関係を明かした。
コーラリアンとはこの世界と別次元にいる知的生命体であり、あの巨大雲はコーラリアンの世界とこちらを繋ぐ門であった。
そしてコーラリアンは人型の個体をこの世界に送り込んでいた、それがエウレカだったのである。
だが政府はコーラリアンの殲滅を目標として掲げ、それに反発したホランドたちがゲッコーステイトを結成したのである。
ただホランドもコーラリアンの全てを知っているわけではなく、より多くの情報を知るものがいるトレゾア技研という場所へ、他のメンバーを誘うのだった。
ランド39話「スタート・イット・アップ」
エウレカがコーラリアンと聞かされて一瞬たじろぐレントンだったが、彼女自身には「エウレカはエウレカなのだから」と言ってのけた。
そのことで鉄甲鬼(もしくはマリン)たちから「危うく彼女に偏見の目を向けるところだった」と感謝されるレントンだった。
実はコーラリアンの話のほかにもトレゾアへ行く目的はあった。どうもニルヴァーシュはレントンの家出以来成長しはじめており、それの改修を図るためでもあった。
ただホランドがトレゾアの所長を苦手なので今まで行かなかったとか何とか。
だがその時、おびただしい数の生物が人間の都市を襲う映像がUNを通して全世界に放映される。そして演壇に立ったデューイはそれを「人類の敵、コーラリアン」と呼んだ。
コーラリアンを倒すべき敵として印象付けることでデューイに先手を打たれてしまったのである。改めて自分達の戦いが孤独なものであることを思い知る別働隊だったが、これでへこたれるぐらいではアウトサイダーはやっていけない。
で、トレゾアの所長、モリタと出会うが、元々ニルヴァーシュは自分が研究していたもので、それを昔ホランドがエウレカもろとも持ち去ったことを根に持っているらしく、再会したホランドに嫌味をたれてくる。
しかし、今ニルヴァーシュを操っているのがアクセルの孫(レントン)だと知ると俄然やる気になるのだった。
その改修作業が終わるのを待つ間コーラリアンの話を整理しようとするが、巨大な雲も人間を襲う変な風船もエウレカも全部コーラリアンと呼ばれていることに混乱する。
そこに現れたのは目下コーラリアンと多元世界との関係を研究中のドクターベアことグレッグ・イーガン。彼の話では新連邦が無理やりコーラリアンを目覚めさせているらしく、一行は作戦阻止のために出動した。
情報にあったポイントでは、既にコーラリアンを刺激するための兵器を搭載した爆撃機は離陸しており、足止めのためにアネモネを含むKLF部隊が立ちふさがった。
ニルヴァーシュの改装は終わったもののはまだ飛ぶためのボードが届いていない。
新型KLFのVC-10とアネモネ駆るジエンドのコンビネーションに押される一行。どうしたことか反応の鈍い月光号がジエンドに取り付かれ危機に陥るが、ここに現れた輸送機は一か八かでニルヴァーシュのボードを射出、
ボードを空中で受け取ったレントン達とニルヴァーシュによりアネモネは退けられる。
だが、戦場から約20kmの地点で巨大雲の発生が確認され、そこからおびただしい数のコーラリアン(グレッグ曰く抗体)が出現し、本能のままに向かってくる。
エウレカの同胞とはいえ、本能のままに向かってくる相手は撃退するしかない。そしてしばらく時間が経つと彼らは次々に自壊していくのだった。
戦いの後、別働隊の全員を月光号のリビングに集めたホランド。彼は、コーラリアンが知的生命かもしれないという説を自分の師匠アドロックから聞いたこと、
そしてゲッコーステイト結成の真の目的が、人とコーラリアンを唯一繋げるであろうエウレカを守ることにある、と告げた。
彼はアドロックの遺志を継ぎ、コーラリアンと人との共存を実現させようと言う夢物語のような志を胸に今日までやってきていたのだ。
そしてホランドは、自分の真の目的のためにメンバーも含めた色んなものを騙し騙し利用してきたことを詫びたが、実はみんながみんな互いに利用してやろうと考えていたようで、誰も人のことは言えず、
その上でホランドの言う夢物語を応援する、と言ってのけたのだった。
(39話続き)
そんなこんなで盛り上がっていたところへ再び現れたグレッグ。彼はエウレカのような人型コーラリアンの生まれた理由を
「コーラリアンは人類のことを何も知らない」というコーラリアンからのメッセージであり、また人間からコーラリアンへ送るメッセージを書き込むため、と説明した。
例えるなら何も書かれていない本であり、また人類が送る際には何を書き込んでもよい本でもある。往復はがきで送られたまっさらな手紙でもいいかもしれない。
そしてコーラリアンは、この世界から次元の壁を隔てた向こう側に無限と思えるほど大量に…というか数える方が馬鹿らしいぐらい存在しており、
そのためコーラリアンの雲が現れる近くでは次元の壁がゆがんでいたのだ。またデューイが使っている兵器は極小規模の時空震動弾で、
これを使って次元の壁をわざと刺激し、抗体コーラリアンを出現させていたのである。
最終的にそのコーラリアンが完全に目覚めたとき、この世界はその計測不能なほどの命を支えきれなくなり崩壊してしまうのだという。
この世界が不安定なのも、向こう側でコーラリアンが少しずつ目覚めているせいであるという。
(無理やり例えれば、ドアの向こうにはやたら大量の人がいて、ドアが完全に開くと人が雪崩れ込んで部屋がパンクしてしまう…でいいのかな?)
もっとも、これ以上のコーラリアンの情報は新連邦かヴォダラクの僧侶しか知らないらしく、ホランドたちはコーラリアンとの対話の術を知るためにも、ヴォダラクのノルブ師と会わねばならないのだった。
ランド40話「崩壊序曲」
ブラッドマンがホットラインを用い、チラム総裁に「時空制御装置」の実験に立ち会わないかと誘いをかけてきた。
自前で作っていた制御装置を壊されたチラムにとっては、進むも地獄戻るも地獄の二択であったが、総裁はこの国を守るためなら新連邦への恭順も止むなしと心を決めていた。
ニルヴァーシュのボードを造っていたのは祖父アクセルで、届けに来たのはカラバのハヤト・コバヤシだった。
彼はアクセルからレントンへ「全てやり終えたとき、エウレカと一緒にベルフォレストへ戻ってくるのを待っている」という内容の手紙を預かっていた。
彼が帰った後に現れたのは、ご自慢のロングヘアをばっさり切り落とし、服装も臍だしだった以前よりよほど淑やかになったタルホの姿だった。
引退か失恋か、と周りが騒ぐ中、彼女はホランドの子を身ごもったことと、そのために月光号の艦長兼操舵士の座を降りることを発表。
いきなり父親になってしまったホランドに対し、ランドとゲインの目はやけに生暖かいのだった。僻みか(ゲインも子供いただろうが…)?
だが月光号から降りるわけではなく艦長職だけは続けることに。こればかりはホランドがどう言っても譲らなかった。
代わって操舵士となったのは、今まで通信士で出番のなかったムーンドギー。実は船舶免許を持っていたということで名乗り出たが忘れられてたようだ。
そこへ現れたオルソンから、新連邦が時空制御装置の実験を開始するという情報が告げられる。
ブラッドマン大統領自らが実験の指揮を執る現場に駆けつけた別働隊は、時空制御技術を盾に世界中に併合を迫るのなら放っておけない、と、装置を積んだ輸送機もろともぶち壊すべく出撃する。
しかし仮面の怪人がもたらした情報によりこの場に集まったのは百鬼帝国、頭翅自らが操るケルビム兵、ブッチャーはじめとした異星人連合、さらにはツィーネと部下のカラスメカ…と、種類も数もめちゃくちゃ。
頭に血が上ったブラッドマンは時空制御装置の実験を強行したが、それで起こったのはブレイク・ザ・ワールド級の時空崩壊。
それに巻き込まれる最前、アポロは現れた頭翅から、バロンを助けたくばアポロニアスの子孫(シリウスとシルヴィアのこと)を差し出せと言われる。
さらに頭翅は、その2人に天翅の翅があることを明かし、人類の敵なのだから差し出すことなど訳ないだろうとアポロを挑発するのだが、
バロン本人から「もう死んでしまって、偽者の命で動いてるだけの自分より今生きている仲間のことを助けてやれ」と言われ、頭翅の言葉を跳ね除ける。
そのせいでバロンは本当に死に、頭翅は消えるが、去り際に「もうすぐ無限の牢は人間の愚行のせいで開く」と彼は言い残すのだった。
と、いうわけで一応分岐終わりました…。長かった。
後で、何回かに分けて簡略版を書いたほうがいいかもしれません。
>>182 シャッタードメモリーズも発売されるし、
北米版発売日が半年以上前ならいらないんじゃないかな。
>>189 名前欄消すの忘れたw
ついでに投下します。
今更ですが重要な設定忘れてましたので追加します。すみません。
タミタヤ……魔法の名前。ルーンファクトリーの世界の武器や農具に至る道具には全てこの魔法がかけられている。
タミタヤの魔法のかかった道具でモンスターを倒すと、モンスターは死なずに「はじまりの森」に帰る。
はじまりの森……モンスターの住処といわれている世界。
はじまりの森に何らかの理由でこちらの世界へのゲートが開いてしまった時、モンスターが出現する。
ラグナがくじら島に探検に言っていると村の噂で聞いたクロスが、モンスターを仲間にするための道具、仲良しブラシをくれる。
このブラシでモンスターをなでてあげると愛情が伝わり、仲間になってくれる。
仲間になったモンスターは畑仕事を手伝ってくれたり、背中に乗せてくれたり、ミルクや卵を生産したりとラグナの役に立ってくれる。
更にクロスは有料でモンスター小屋の増築もしてくれる。
とある日の午前、宿屋のドアを開けると、ちょうど飛び出そうとしていた東洋風の服装をした少女とぶつかってしまう。
少女と一緒にいたセミのモンスターが激怒するが、少女が諌める。
そして、ラグナに手伝って欲しいから着いてきて欲しいと頼んで宿屋を出ていくが、その日はどこを探しても少女は見つからなかった。
翌日朝、再び宿屋前に行くとまた少女の姿が。
何故昨日は着いてきてくれなかったのかと怒る少女にラグナはそっちが先にどこかへ行ってしまったので見つからなかったと話す。
言い訳だとまた激怒するモンスターをまた少女が諌め、自己紹介する。
少女の名はうづき、モンスターはつぶてと言い、うづきはつぶてをじぃと呼んでいる。
うづきは武者修行に出たまま行方不明となった兄を捜しにこのトランルピアにやってきたという。
兄探しの協力を依頼され、ラグナは快諾するのだった。
ミストの家に居候しているロゼッタ。
しばらく経つとダニーの店の隣の空き地付近にいる事が多くなる。
それから更に数日後、なんとダニーの雑貨屋の隣に新しい雑貨屋がオープンする。
雑貨屋の名前は「マテリアル」、そこの主人はなんとロゼッタだった。
ロゼッタはダニーの店に比べて接客態度も品ぞろえも良い。(というかダニーが適当過ぎ)
オープンした日からちゃっかりユーニが買い物先をダニーの店からマテリアルに変えてたりする。
ある日ミストの家に行くと、家の前の雑草がひどいので刈って欲しいと頼まれる。
言われた通り草刈りに精を出すラグナ。
すると、草の間から地下遺跡への入り口が見つかった。
遺跡の名前はわかくさの遺跡。
カンロの話やルーンアーカイブスの書物によると、この遺跡は昔気候がルーンに及ぼす影響を研究する機関だったらしい。
遺跡内の気候は常春で、モンスターにとっても過ごし易い気候であり、
長く住み着いたモンスターが巨大化している可能性があるから気をつけるようにとカンロからアドバイスをもらう。
行く手を遮る蔦を切り、モンスターを倒しながらラグナは最深部を目指す。
そしてたどり着いた最深部には、カンロの話の通り居心地の良い気候のため長い間そこを根城としてきた巨大なモンスター
――ニワトリグリフィンが待ち構えていた。
突進してくるニワトリグリフィンの隙を着いて攻撃を当てていくラグナ。
長い戦いの末、倒れたのはニワトリグリフィン。
かくしてラグナはわかくさの遺跡を攻略したのだった。
今回はここまでです。
キャラも大方登場したし、若草クリア後はイベントもあんまり無いのでこれからはすらすら進む…はずです。
設定書き忘れ本当にすみませんでした。
登場人物
・アレックス・シェパード:元軍人、最近まで入院していたが、久しぶりに故郷の町に帰ることに
・ジョシュア・シェパード:行方不明になったアレックスの弟。彼を見つけ出すことが本作の目的である。
・リリアン・シェパード:アレックスの母親。ジョシュアが居なくなった為か心身ともに衰弱した様子。
・アダム・シェパード:アレックスの父親。アレックスにはやたらと厳しく、ジョシュアに甘かった。
・エル・バロウェイ:アレックスの幼馴染。良くも悪くも無個性なヒロイン。
・ウィーラー保安官補:アダムの部下。いかにもホラー映画っぽい黒人キャラ。
・バロウェイ判事:エルの母親。町の中では数少ない冷静さを保った女性。
・バートレット市長:尊敬されていたはずの男だが、今は酒を飲み、墓を掘り返す変人と化している。
・フィンチ医師:彼もまた町の偉人だったはずだが、今は精神病患者と化している。
・カーティス:ボロ屋に住む銃工。いやらしい笑みを浮かべ、異様な雰囲気を纏っている。
以下本編
アレックスが目を覚ますとストレッチャーに固定されて、精神病院の廊下を運ばれているところだった。
時折見える病室の奥からは悲鳴が響き、拷問にしか見えない処置が行われている。
部隊はどうなったのか、一体ここはどこなのか、と尋ねるアレックスだが、医者らしき男たちは何も答えず、
手術室にアレックスを放置して去っていく。(余談だがこの辺りは映画ジェイコブスラダーそっくり)
拘束具を引きちぎって脱出すると、どういうわけか檻の向こうにアレックスの弟、ジョシュアがいた。
檻を開けるものの、ジョシュアは廊下の奥に消えていく。彼を追ってトイレに入っていったアレックスは、
サイレンの音とともに世界が錆と血に塗れた異常な『裏世界』に変貌するのを目撃する。
異形のナースや巨大なゴキブリなどのクリーチャーをナイフで切り払いながら奥へと進むと、
ジョシュアがまた檻の向こうにいた。彼に事情を聞こうとするアレックス。
彼は『誰かが僕をここに連れてきた。ロビーのぬいぐるみを取り戻して欲しい』と言う、
アレックスはぬいぐるみを見つけて手渡すが、ジョシュアはそれを奪い取って廊下の奥に逃げていく。
どうやら檻の鍵は最初から開いていたようだ。またも追いかけるアレックスだが、
廊下の先には鉄の扉があって行き止まり。おまけに、扉の向こうから何か重いものを引きずる音が聞こえてくる。
やがて鉄の扉を引き裂いて巨大な刃が突き出され、アレックスの体を貫く。
気づくとアレックスはトラックの中にいた。どうやら今までの異常な体験は悪夢だったらしい。
彼は自分の故郷、シェファーズ・グレンの町でトラックを降り、運転手に別れを告げる。
(余談だが運転手は、おそらくサイレントヒルゼロの主人公トラヴィス)
シェファーズ・グレンは霧に包まれており、何故か人気が無く、不気味な様子だ。
アレックスは幼馴染のエルの母親、バロウェイ判事と遭遇し、挨拶する。
エルの様子を聞くと『誰もこの町からは離れない』などと意味深なことを言う。
町の様子がおかしい事についても聞くが、「ちょっと怖いわ」くらいの事しか言わない。
とりあえず、一旦家に帰るように促され、アレックスは我が家へと戻る。
家に帰るも出迎えてくれるものはいない。懐中電灯を見つけて弟との思い出に浸ったりしながら、
探索していると、死人のような表情で安楽椅子に腰掛けた母親=リリアンを見つける。
ジョシュアは何処に行ったのか?と尋ねると、居なくなってしまったと言う。
父親=アダムが探しに行ったが、二人を含めて、みんな居なくなってしまったらしいのだ。
アレックスは夢でジョシュアを見た事を話しつつ、二人を探し出すことを約束する。
家の地下は何故か水没し、異形のクリーチャーが棲息していた。
アレックスは地下室やキッチンを探索しながら、アダムが自分には異常なほどに厳しく、
ジョシュアには異常なほど甘く接していたことを思い出す。
ついでに『巨大な蜘蛛に襲われるG.Iジョー人形』という意味深な写真を発見した。
家を出て周囲を探索していると、墓場で穴を掘り続ける不気味な男に遭遇したり、
動きの素早い犬型クリーチャーと遭遇したりする。
そんな中、エルが張り紙を張っているところに遭遇する。
うれしそうに「貴方は何も言わずに去っていったのでもう逢えないと思っていた」と語るエル。
彼女にジョシュアの行方を聞いてみるが、ジョシュアだけではなく、
町中で毎日、大量の行方不明者が出ているとのことだった。
(ここでお馴染みのラジオ代わりに携帯無線機を入手する)
更にジャンクヤードで銃工のカーティスに情報を聞く。
例の墓堀り男は、かつて町中で信頼されていたはずの市長バートレットだという。
頭がおかしくなっているように見えるが、彼なら何か情報を持っているかもしれない。
アレックスが再び墓場に戻ると、先程まで閉ざされていた建物の鍵が開いており、中でパズルを発見する。
パズルを解くと棺が開き、小さな腕時計を発見する。腕時計の裏には「許して」と刻まれていた。
それを見つめていると、アレックスは突然頭痛に襲われ、意識を失う……
目を覚ますと、どういうわけかシェファーズ・グレンではなく、サイレントヒルの路上に倒れていた。
立ち上がって散策を始めると、ジョシュアの姿を見かけたので、追ってホテルの建物に侵入する。
ホテル内にジョシュアの姿は無く、壁に開いた穴から、女性らしき何者かが語りかけてくる。
彼女は「私の思い出の品を探して」と頼んでくるので、ジョシュアの捜索がてら探してやることにする。
探索中、悪夢の中でアレックスを突き刺した巨大な大鉈を持つ、『赤い三角頭』が姿を現す。
彼はアレックスの存在に気がついたらしいものの、何故か危害を加えることはなく去っていく。
思い出の品とは、穴の中に居る女性=キャロルと、その夫のクレイトン、
そしてサムと呼ばれる男性の不倫三角関係の思い出を綴った手紙らしい。
それ自体はストーリーには無関係だが、このホテルの一階にはクレイトンが設計したアトリウムがあり、
アトリウムにはバートレット市長が肥料袋の中に重そうな『何か』を入れて埋めたらしい……
思い出の品を渡し、開かれた扉の向こうにはジョシュアがいた。彼に近づこうとするが、
アレックスは部屋の中心に開いていた巨大な穴へと転落してしまう。
穴の底には件のアトリウムがあり、酒を飲み酔っ払ったバートレット市長がいた。
バートレットにジョシュアと、その友人だったバートレットの息子ジョーイの行方を聞く。
彼は『何かがみんなを連れ去った。私にはもう町の人々を守れない』と口を濁した。
アレックスは件の腕時計……ジョーイのものらしいそれを突きつけて更に詳しく聞こうとする。
口論の途中に地面に落下した腕時計は、何故か地中へと吸い込まれる。
すると突然、今までとは比べ物にならないほど巨大な肉塊のようなボスクリーチャーが出現し、
バートレットを惨殺した。アレックスは死闘の末にそれを倒すと、
ボスクリーチャーの死骸が消失して、代わりに出現した穴へと飛び降りた……
アレックスが目を覚ますと、シェファーズ・グレン警察署の留置場に閉じ込められていた。
外には保安官補のウィーラーが居て、アレックスが町で発生している行方不明事件の犯人だと勘違いしていた。
だが、バートレットが化け物に殺された事を正直に話すと、話を信じて釈放してくれた。
ウィーラーによると、バートレットやフィッチ医師などの町の有力者が、事件の情報を持っているらしい。
くわしく話を聞こうとするが、途中でウィーラーは強力そうな大型クリーチャーに襲われ、離れ離れになってしまう。
シェファーズ・グレン警察署から脱出すると、エルがクリーチャーに襲われていたので二人で下水道に逃げ込む。
エルの妹ノーラも行方不明らしい。改めてジョシュアを見つけ出し、事件を解決することを誓うアレックス。
だが、下水道を彷徨う途中でエルと逸れてしまう。地下を出ると、無線機に生きていたウィーラーから通信が。
フィッチがエルの居場所を知っているはずとの事なので、フィッチのオフィスに向かう。
オフィス前の路上でフィッチに遭遇するが、彼は異様な様子で逃げ去ってしまう。彼も発狂しているらしい。
オフィスの奥でフィッチの娘、スカーレットの写真と人形を発見したアレックスはまたも頭痛を感じ、倒れる。
目を覚ますとジョシュアがいた。例の如く追っていくとオフィスの奥は火山か溶鉱炉のようになっており、
炎と鉄と換気扇(輪廻を示すサイレントヒルの象徴)に満ちた裏世界だった。
その最深部には全身を刃物で傷つけ血を流すフィッチがいた。『罪を搾り出している』と語るフィッチに、
町について聞こうとするが何も語ろうとしない。そしてスカーレットの安否について聞くと口を濁す……
彼にスカーレットの人形を渡すと、突然、人形がしゃべり、フィッチの傷口が開いて、致死量の血が流れ始める。
そして血溜まりの中に落ちた人形は(バートレットのときのように)血の中に吸い込まれ、
巨大な人形のようなボスクリーチャーが出現、フィッチを食い殺し、その遺骸をどこかに放り投げる。
ボスを倒すと正常に戻ったフィッチのオフィスで目を覚ます。そこにはバラバラになった人形と鍵が落ちていた。
その鍵に見覚えがあったアレックスは墓場に行き、儀式用短剣(特定の鍵を開けられるナイフ)を発見する。
更に、父親が儀式用短剣を持っていたことを思い出したアレックスは、閉ざされていた自宅の屋根裏に向かう。
屋根裏で、ジョシュアがアダムから「家族の象徴」である指輪を手渡されるのを見ていた記憶を思い出すアレックス。
更にアダムからの手紙を発見する。シェパード家は今回の事件と、町の秘密に関わっており、
その黒幕である教団(The Order)に立ち向かうべくサイレントヒルに向かったらしい。
リリアンに事情を聞こうとするが、突如、教団の工作員が家の中に侵入し、リリアンを連れ去り、
更に家は、両親の苦悩や情念が具現化したかのようなHELL HOMEへと変貌を遂げる。
なんとか家を脱出したアレックスはエルと出会う。エルの母であるバロウェイ判事を含め、
町中の人が行方不明になったらしい。ウィーラーとも合流し、トルーカ湖を渡ってサイレントヒルに向かうことに。
シェファーズ・グレンの住人の多くは、サイレントヒルには関わらないようしていたらしい。
サイレントヒルの住人は同じ宗教を分かち得ない人間に対して酷い扱いをするとか。
ボートがサイレントヒルに着く直前、教団のの奇襲を受けて三人はトルーカ湖へと没する。
一人、サイレントヒルに流れ着いたアレックス。エルが持っていたブローチが落ちていたので拾って歩き出す。
しばらくするとウィーラーから「刑務所に閉じ込められている」との通信を受け、彼を助けることに。
クリーチャーと教団の工作員(人間)を殺しながら、刑務所に侵入。
ウィーラーを救出したアレックスは、二手に分かれて刑務所からの脱出を試みる。
その途中で世界は再び裏世界と化し、アレックスはリリアンが拷問具に捕らえられているところを発見。
助けようとするが、既に彼女の脊髄は致命的なダメージを受けているらしく、触れるだけで苦しそうだ。
「私たちはあなたたち兄弟を二人とも愛していたけど、彼らはどちらか一人を選べと言ってきた」
と語るリリアン。そして拷問具に殺される前に、銃で撃って楽にしてくれと懇願してくる。
アレックスは悩みながらも彼女を……(ここで撃つか、撃たないかがエンディング分岐条件の一つ)
どちらにせよ拷問具の機械が動き出し、母親は背骨を引き裂かれる。
先へと進むしかないアレックスはウィーラーと合流し、刑務所を脱出しようとする。
途中、毒ガスを噴射する椅子に拘束されたバロウェイ判事を発見し、彼女を救出する。
アレックスはエルのブローチを彼女に手渡すが、バロウェイは「これはノーラのものだ」と言う。
すると突然、芋虫のようなボスクリーチャーがウィーラーを襲い、どこかへ連れ去ってしまう。
そしてバロウェイは意味ありげな笑みを浮かべて逃げ去った。
化け物を撃破すると、ジョシュアが現れる。彼を追って外に出ると、異形の教会が聳え立っていた。
教会を探索していると、懺悔室の中にアダムがいた。
彼はベールの向こう側に立ったアレックスを神父と勘違いし、懺悔を始める。
彼は長男(アレックス)を『見知らぬ人』として育て、次男(ジョシュア)を我が子として育てた。
しかし、彼にはアレックスを愛する事は許されなかった為、同情や楽しみを与えないような素振りを見せ、
あえてアレックスに嫌われようとしていたと語る。(理由については語られない)
だが、それでもアレックスへの愛情を消し去ることは出来なかった。
そんな父の告解を聞いたアレックスは……(許すか、許さないかでエンディング分岐)
その後、聖堂で、縄で縛り付けられたアダムと対面したアレックス。
彼にジョシュアを助けに来たと告げるが、「お前にジョシュアは救えない」と言われてしまう。
アダムは「全ては私の責任だ」と語り、アレックスに何故『私の』ドッグタグをつけているのか尋ねる。
(ドッグタグとは軍人の認識票の事。これはアレックスが軍人である証だったはず)
これは自分のものだと言うアレックスだが、アダムはアレックスに真実を告げる……
アレックスは軍人などでは無い。彼は今まで精神病院に入院していたのだと。
ジョシュアに指輪を渡した後、『何か』が起こってアレックスは精神を病んでしまったらしい。
この指輪は何なのか、ジョシュアはどうなったのかと問うアレックスだが、
アダムの背後には『三角頭』が立っていた。大鉈がアダムを両断し、三角頭は何処かへと歩き去っていった。
教会の奥にはエレベーターがあり、地下迷宮が存在するようだ。
エレベーター内に立っていたカーティスに殴られ、意識を失ったアレックスは、気がつくと椅子に縛られていた。、
そしてバロウェイ判事と再会する。彼女にエルを助け出せなかったことについて謝罪するが、
バロウェイは「家族を守る為にノーラを捧げた」と口にする。彼女が黒幕だった事に気付くアレックス。
ここでバロウェイ判事によるネタばらしが始まる。
シェファーズ・グレンの住人は、もともとサイレントヒルから移民してきた人々だった。
彼らはサイレントヒルの土地と教団から離れる代わりに50年に一度、『神』へと生贄を捧げると契約した。
生贄に選ばれるのは、町の有力者バートレット家、フィッチ家、バロウェイ家、そしてシェパード家の四家。
教団のシンボルを刻んだ指輪を受け継ぐ四家の長たちは、自分の子をそれぞれの方法で殺し、神に捧げてきたという。
(バートレット家は土に埋め、フィッチ家はバラバラに切り刻み、バロウェイ家は窒息死、シェパード家は水死、
これらの殺害方法はボスクリーチャーの形状、名前に反映されている)
ジョシュアは生贄になったのかと驚愕するアレックスだが、そうではないらしい。
むしろアダムが生贄を捧げなかった為に、シェファーズ・グレンは呪われ、滅亡しつつある。
街を守るには、シェファーズ・グレンの住人を中心に教団を再興するしかないと語る。
バロウェイは、町から人々を強制的に拉致し、教団に協力しないものを殺すことも辞さなかった。
(本作はサイレントヒル3の後日談。3の事件のあとでサイレントヒルの教団は壊滅しているらしい)
バロウェイは、エルが教団の方針に従わないので、殺すようカーティスに指示。
そして自身は電動ドリルを取り出し、「あなたのお父さんが出来なかったことをする」と言うと、
アレックスの脚に突き刺した。アレックスは激痛に叫びながらも必死に抵抗、拘束を振りほどくと、
逆にバロウェイの喉元にドリルを突き立て、殺害する。
エルも拘束されてカーティスの電動丸ノコで殺されそうになっていたが、
過度の焦らしプレイが助けになり、アレックスはカーティスを殺害してエルを助け出す。
脱出を試みる途中、ウィーラーも発見するが、彼は全身に刃物を突き立てられ、虫の息だった。
しかしまだ生きている。アレックスは……(応急処置をするか否かでエンディング分岐)
アレックスはエルに(一人であるいは死にかけのウィーラーと)脱出するよう促し、
ジョシュアを助けるべく一人、地下迷宮の最深部へと向かう。
最深部には遺跡のような空間と四つの祭壇があり、今まで生贄になった人々の名前が彫られていた。
バートレット家にはジョーイの名が、フィンチ家にはスカーレット、バロウェイ家にはノーラ、
……そして、シェパード家にはアレックスの名が刻まれていた。
その瞬間、アレックスは全てを思い出してしまう。
数年前の深夜、アレックスはジョシュアを連れて湖に漕ぎ出していた。
その際、アレックスはジョシュアから例の指輪を奪い取って、からかっていると、
奪い合いになってしまい、ジョシュアは転倒、ボートのへりで頭を強く打って湖に沈み、水死した。
ジョシュアの亡骸を抱いて「私はお前を選んだんだ。お前は私たちの全てを台無しにしてしまった」と怒鳴るアダム。
一方、アレックスは、ジョシュアを助けられなかった事で『自分は弱い者を守る軍人だ』と自己暗示に陥ってしまった。
真実に気づいた為か、祭壇は裏世界と化し、
妊娠した女性(リリアンに似た顔)と蜘蛛型ロボットが融合したようなボスクリーチャーが出現する。
激闘の末、アレックスが倒れた妊婦蜘蛛型クリーチャーの腹を裂くと、中から水浸しのジョシュアの亡骸が転がった。
アレックスは、そのジョシュアの亡骸に謝罪の言葉を送り、彼のものだった懐中電灯を返す。
そして、亡骸をその場に放置したまま地下を後にした……(エンディングに続く)
HAPPY END(母親を撃ち、父親を許した場合。ウィーラーはどちらでもOK)
マンホールから地上へ脱出したアレックスは、ちょうど教会から脱出してきたエルと再会し、抱き合う。
(この際、ようやくドリルで抉られた脚の痛みに気づき始める、ウィーラーの行方は不明)
「あの後何を見たの?」と問う彼女に「ただの現実さ」と応えると、二人はサイレントヒルを後にした。
DRAWNING END(母親を撃ち、父親を許さなかった場合。ウィーラーはどちらでもOK)
アレックスは気がつくと、手足を縛られ、家の風呂桶の中に沈められていた。
目の前にはアダムがいて「恐れることはない息子よ。おまえの犠牲で私たち全てが救われる。
ジョシュアが家名を受け継ぎ守るだろう」と言うと、アレックスの顔を水中へと沈めた……
BOGYEMAN END(母親を撃たず、父親を許さず、ウィーラーに応急処置しなかった場合)
アレックスは気がつくと椅子に身体を固定されていた。傍らには二体の三角頭(BOGYEMAN)がいて、
彼に自分たちと同じ兜(中には大量の棘が生えている)を被せる。絶叫するアレックス……
兜を被ったアレックスは三体目のBOGYEMANへと変貌を遂げていた。
HOSPITAL END(母親を撃たず、父親を許した場合。ウィーラーはどちらでもOK)
アレックスが目を覚ますと、冒頭の精神病院のストレッチャーに拘束されていた。
手術室にはアダムがおり、これは夢なのか?ジョシュアはどうなったのか?と尋ねるが、
彼は「アレックス、お前が現実を受け入れ、責任を果たさないと何も始まらないんだ」と応える。
やがてアレックスの頭に固定された装置に高圧電流が流され、彼は絶叫する……
UFO END(母親を撃たず、父親を許さず、ウィーラーに応急処置した場合)
マンホールから地上に脱出したアレックスは、ちょうど教会から脱出してきたエルと再会、
抱き合おうとした瞬間、空に円盤の姿が!「OH!SHIT!!」と絶叫しながらアブダクションされる二人。
すると教会からウィーラーが走ってきて、「みんなあそこに連れて行かれたんだ!俺は知ってたぞ!」と絶叫する。
おまけムービー(EDに関係なく、アイテムの”写真”を全部集めた際に表示、ストーリーとは無関係?)
家の廊下と階段に大量の足跡が残っている。部屋に入ってみると何故かジョシュアの姿があり、
笑顔で、困惑するアレックスに向けてカメラのシャッターを切ってくる。
Silent Hill Homecomingは以上です。分からん点などあったら報告お願いします
先日予約したゾウディアックのストーリーを投下しようと思います
20レスほどの紹介の後で3行でまとめたものを投下します
長くなってすみません
主人公カイルは雪の中目覚めた。探検家であった彼はガールフレンドのエイミーと
親友のジェイクとともに古代都市ゾウディアックを目指していた。
ゾウディアックには古代の財宝が隠されているらしいのだ。
ゾウディアックのどこに財宝があるかもわからないまま、
かの地を目指した彼らは突然の雪崩に巻き込まれてしまった。
カイルが気のついたときにはエイミーもジェイクもいなくなっていた。
そもそもあたり一面雪に覆われてしまって
現在位置の把握もままならない。
二人の無事を祈りつつカイルは連絡の取れるところを探して歩き始めた。
道中枯れた木立の立ち並ぶ林が目についた。
何とは無しに足を踏み入れたカイルはそこで泉から水を汲む。
これで飲み水に困ることはなさそうだ。
立ち木に眼をやると森で迷わないようにするためか木々に布が結ばれている。
リボンを辿っていくと赤色の豆電球を拾った。
何故こんなところに豆電球があるのかわからないが、
カイルはそれをリュックにしまいこんだ。いずれ役に立つことがあるかもしれない。
カイルは森の中で不思議な雰囲気のするところに興味を持ったが、
今は先を急ぐことにして森を後にした。
しばらく雪の中を進むと大きな建物が目についた。ここならきっと誰かいるに違いない。
カイルはその建物に入ってみた。しかし中は薄暗く人の気配は感じられない。
入り口にこの建物の地図がおいてあった。どうやら科学センターらしい。
科学センターが何故こんなところにあるのかは分からないが、
とりあえず人がいないか探索してみることにした。
すると、化学室の中に電話が引いてあった。
ただ外部と連絡をとろうとするがつながっていないようだった。
落胆して受話器を戻そうとしたカイルの目に『腹を狙え』という文字が入ってきた。
何のことかは分からない。
一階はあらかた探索したが、鍵がかかっていたりドアが壊れていたりで
中に入れないところが多い。科学センターはどうやら三階建てのようだ。
カイルは一階の探索を打ち切り、二階に上がった。
二階の探索を進めるがやはり人の気配はない。
そんな中犯罪学室の中にカイルが立ち入ったときそれが目についた。
壁に寄りかかって倒れている女性だ。明らかに死んでいる。
右半身をえぐられたように失っていた。
……と、その女性が起き上がってカイルに近づいてきた。
しかも何故かこちらに敵意をむき出している。
彼女の左手には鉄パイプが握られていた。その鉄パイプが振りかぶられて
カイルめがけてすぐにでも打ち付けられるのは想像に難くない。
カイルは登山用ストックを構え隙を伺った。
どうもその女性は右半身を喪失しているだけでなく腹部が腐食しているようだ。
『腹を狙え』という言葉を思い出す。
カイルはストックをその腐食した腹部に数度叩き込んだ。
何度か鉄パイプで殴られたものの彼女は倒れ動かなくなった。
彼女の鉄パイプには天文学室の鍵が結ばれていた。
その鍵をとったカイルは急いでその部屋を離れた。長く見ていたいものではない。
天文学室でのクイズや本棚から見つけた鍵でもってバルコニーのドアを開けた。
このバルコニーは何故か二重に施錠されていたのだ。
バルコニーには日記帳がおいてあった。エイミーのものだ。
中にはカイルと付き合っているときのこと、結婚の約束をされたこと、
古代都市のことを嬉々として話すカイルがいとおしく、
自分もついていくことを決めたことが書いてあった。
そんなエイミーの日記帳をリュックにしまい込み、
バルコニーからふたたび科学センターに入ったカイルの耳に、
何か唸り声のようなものが聞こえてきた。何が起きたのか、
とりあえず階段を下ったカイルの視線の端でさっきまで壊れて開かなかった
倉庫の扉が開いているのが目についた。
唸り声は気になるがとりあえずその倉庫に入ってみることにした。
中にはいろいろなものが散らばっていたが、その中でも特に青色の豆電球に目がいった。
とりあえずカイルはその豆電球をリュックにしまい込んだ。
科学センターの外に出たカイルは驚いた。さっきまで、バルコニーから見た時まで、
ずっと積もっていた雪がなくなっていた。あたり一面に草原が広がっている。
それどころか地形までどうも記憶と重ならない。ここは一体どうなってしまったのだろうか。
(ここでルートが分岐します。科学センターにとどまれば洋館ルート、
外にでれば山越えルートです)
※山越えルート
とりあえず得体の知れない科学センターに留まる必要はない。
カイルは草原に向かっていくことにした。少し進んで振り返った。
その時さっきまで存在していたはずの科学センターが消滅していた。
ここは一体どこなのだろうか。季節も多少肌寒いが、吹雪吹き荒れる冬ではなくなっていた。
混乱していたカイルのところへなにやら遠吠えが聞こえた。
なにか生き物がいるのだろうか。
とりあえずその声のした森の中に入ったカイルはそこでボウガンと血溜まりを見つけた。
血溜まりに人の死体はなかった。その血溜りから点々と血が道なりに滴っている。
ボウガンを拝借し、その血を追いかけていくとそこでカイルは
今までに見たことも無い巨大な熊に遭遇した。
カイルの動きが止まる。ヘタに動いて熊を刺激するのは危険だ。
にじり寄ってくる熊に視線を向け続ける。しばらく見つめ合っていたが、
やがて熊はカイルから離れ森の奥へ消えていった。
どうやら助かったらしい。その熊のいたところには黄色の豆電球が落ちていた。
今まで通りリュックにしまい込むことにする。
森の奥には公園があった。それも相当大きな公園だった。
カイルはあたりを見回した。景色はいつの間にか初秋になっていた。
木々は紅葉をはじめている。
カイルの前方では巨大な木組みのバリケードが道を塞いでいた。
このままでは先に進めない。公園の木々の中に文字が刻み込まれていた。
また科学センターでの時と同じようにクイズが出題されているようだ。
それも広大な公園全てを使ったようなものが。
クイズに答えないとバリケードは突破できないらしい。
カイルは公園をさらに探索してみた。公園内遊具施設でカイルは息を飲んだ。
狼が磔にされていたのだ。それもジャングルジムのパイプで。
まるでジャングルジムの中に埋め込まれているかのようだった。
ジャングルジムのパイプで串刺しにされたその狼の亡骸に心を痛めつつカイルは
公園を右往左往し、なんとかクイズを突破した。
すると突然あたりの雰囲気が変化した。初秋の公園は一気に色を失い、
深秋の様相となった。すべてのものが朽ち果てはじめているようだ。
木々も公園の遊具もさらに道を塞いでいたバリケードも崩壊していた。
壊れた遊具からは橙色の豆電球を拾った。
何故こうも豆電球が手に入るのかはやはり分からない。バリケードを越え、
先に進もうとしたカイルの元に全身をパイプで串刺しにされた狼が襲いかかってきた。
どうやら先程ジャングルジムに磔にされていた狼は動けたようだ。
ジャングルジムが朽ち果てた結果、狼は自由となりカイルに飛び掛ってきたのだった。
全身にパイプが突き刺さっているとは思えないような俊敏さで
襲いかかってくる狼だったが、やはり体から飛び出たパイプがネックになり、
カイルに突撃をかわされ地面に叩きつけられてしまった。動きが鈍った。
さっきまではボウガンで照準を合わせることもままならなかった狼だったが
今なら狙いを定めることがカイルにも出来そうだった。
数発ボウガンの矢を叩き込んだ。動きは着実に鈍っていたが、倒れる気配は無い。
たまらず距離をとったカイルは林の中に逃げ込んだ。
狼は体のパイプが邪魔をして上手く追い寄せることができない。
挙句ついにはつっかえてしまって動くこともできなくなったようだった。
カイルはゆっくりと頭に照準を合わせストックで狼の頭をたたきつぶすことに成功した。
バリケードを越え、先に進んだカイルはそこでベンチを見つけ少し休むことにした。
秋の紅い風景がカイルにエイミーのことを考えさせた。
エイミーの好きな色でラッキーカラーは赤だった。
ウエディングドレスも赤いものを選んだ。もう出来ている頃だろうか。
…いつの間にか眠ってしまっていたカイル。
目がさめたときにはもう辺りは暗くなろうとしていた。
テントを設営し今日は休むことにした。
※山越えルート終了 エイミー編に続く。
※洋館ルート
とりあえず得体のしれない草原に飛び出していくよりも
まずは科学センターを探索するべきだと判断したカイルは再びセンターの中に戻った。
科学センターの中ではさっきまで動かなかったエレベーターが起動していた。
これでシャッターで封鎖されて、階段では侵入することができなかった
三階へいくことができる。エレベーターに乗り込んだカイル。
エレベーターの表示板ではこの科学センターは地下にもフロアがあるようだ。
しかしそこにいくためにはIDカードが必要らしい。
とりあえずカイルはまずは目指した三階へいってみることにした。
三階は科学センターの職員用フロアのようだった。
所長室で金庫の中からIDカードを入手し、三階を探索してみたが、
屋根への扉が腐食してはいるがストックでは壊すには難儀しそうだと思った以外、
気になったところはなかった。
これで地上の科学センターは全て探索したことになる。
カイルはIDカードを利用してエレベーターで地下に降りてみることにした。
地下は地図にはのっていない。何かの実験室の様だが異臭がする。
実験室でまず目についたのは大きな鋼鉄製の扉と焼却炉だった。
鋼鉄製の扉には鍵の差込口が無い。どうやら電子的にロックされているようだった。
焼却炉もまた巨大で勝手に開かないようロックされているようだった。
実験室には他に研究員のものらしきロッカーが設置されていた。
ロッカーの中にはハンマーとショットガンがしまわれていた。
ハンマーは武器としてはリーチが短すぎて使えそうになかったが、
屋根の扉を壊すには手頃そうだと気づいたカイルは再び三階へ戻り屋根に登ることに成功した。
屋上はフェンスで囲われており、ここからの脱出は出来そうになかった。
金網に何故か絡まっていた黄色の豆電球を入手したカイルは、再び地下に降りていった。
地下にはコンピューターがセットされており、センター内の全ての扉を開くことが
できるシステムのみが可動できるようになっていた。
センターで未だ探索していないのはここにある鋼鉄製の扉の向こうだけだった。
カイルはこの扉をあけるべく、ロックの解除を承認した。鍵の開く音がする。
これで先に進めそうだ。
と、その鋼鉄製の扉の横で、焼却炉の扉もきしみながら開いていった。
この扉も電子ロックされていたようだ。
その中から全身を炎に焼かれながら歩み寄ってくる怪物が現れた。
ものすごい熱を放っている。手に武器は何も見えないが
そもそも接近されただけで焼け死んでしまうだろう。カイルは後退した。
怪物の歩みは遅くまた足取りもおぼつかない。
カイルはそこでさきほど手に入れたショットガンの散弾を怪物の足に叩き込んだ。
すると怪物は倒れこみもがき始めた。動けなくなってしまったらしい。
その頭にストックを打ち込んだところ、怪物はもうまったく動かなくなった。
この科学センターは一体なんだったのだろうか。
カイルは開かれた鋼鉄製の扉の先に進んでいった。
扉の先には階段がつづいていた。それも延々と。
いくら登っても終りが見えないと思われるほどに。
やっと上り詰めたときにはもう暗くなる時間だった。
階段の先の扉の向こうには洋館らしき建物が広がっていた。
科学センターとはまったく異なる建物のようだ。
窓の外を眺めてみるとどうも山の頂上にこの建物はあるようだった。
カイルは誰かいないか洋館の探索を始めた。
途中使用人室には日記が置かれていた。
男の使用人が書いたその日記には館の主人の様子が少しおかしいこと、
夫人がピアノをとても愛していること、新人使用人と仲良くなり結婚の約束もしたのだが、
彼女が粗相をしでかしてしまったところ、倉庫(カイルが階段を登ってきたところ)に
連れて行かれたっきり戻ってこないこと、他にも倉庫に連れて行かれて
帰ってこなくなってしまった使用人がいること、自分にはどうすることも
できないことが記されていた。
さらに探索を進めたカイルは二階の奥の通路に入った。そこではピアノの音が溢れていた。
誰かがどこかの部屋でピアノを弾いているのかもしれない。
この通路から続く扉はどれもこの館の主人夫婦の趣味の部屋のようだった。
奥には音楽室があった。ノックするが返事が無い。
仕方が無いので他の部屋の探索を行うカイル。
水を与えることで開く仕掛けの書斎では先程汲んだ水を使い橙色の豆電球を入手した。
途中鍵の掛かっていた一階西廊下の鍵を手に入れた。その鍵には手紙が貼付けられていた。
その手紙には窃盗未遂も許さず死刑にするという悪魔の鎧を着た騎士がいると
記されていた。そのことを気に留めつつ、手に入れた鍵で一階西廊下に入ると
そこは鎧部屋だった。鎧騎士の持つ剣には血のようなものがついていた。
しかし動く様子も無いので奥に進むと扉がひとつだけあった。その部屋は殺風景で
壁に宝石のついた絵が飾ってあるだけだった。
その宝石はどうやら取り外せるようだった。宝石を絵から外してみた。
すると天井が唸りを上げて降りてきた。天井には無数のトゲが生やされている。
慌てて宝石を絵にはめ直したところ天井は動きを止めた。
宝石には触らない方が良さそうだと部屋をでると、一体の鎧が動き始めた。
手には盾と鋭利な剣を掲げている。どうやらコレが窃盗未遂も許さないという
厳格な騎士らしい。鎧騎士は一定のスピードで確実に近寄ってきている。
ショットガンもストックもその鎧に阻まれてまるで効果がない。
そこでカイルはさっきの天井部屋に入り宝石を絵から外した。
やはり天井が唸りを上げて下がってきた。カイルは部屋の隅でしゃがみこんだ。
下がる天井部屋に先程の騎士が何も考えずに入ってきた。
天井に押し付けられる鎧騎士。押し付けられているためかまともに動くこともできないようだ。
さらに鎧のその体のためになかなか押し潰れることもなく天井を支えてしまっている。
カイルはその横を抜け鎧部屋にはいでることに成功した。
後ろで天井が完全に床に落ちる大きな音がした。
安心して振り返ったカイルにじりじりと下半身を完全に失い全身から血を吹き出しながら
先程の鎧騎士がにじり寄ってきた。しかし鎧はくだけ行きも絶え絶えだ。
カイルはその鎧の頭に向けてショットガンを放った。
騎士はこんどこそ動かなくなった。その騎士の体から黒い宝石を拾い出したカイルは
今度こそこの廊下を後にするのだった。
洋館を探索している中で図書室に入ることができた。
図書室の中ではゾウディアックの歴史と伝説の本を見つけた。
伝説はドラゴンを倒した勇者がさらなる力を求めて聖なる地を探していたところ
神の姿を騙った悪魔に遭遇し、力を授けられる代わりに悪魔と同化することとなり、
最後は滅ぼされてしまったというものだった。
歴史にはこうあった。ゾウディアックは古代恋愛都市だったという。
結婚を神聖なものと捉え、離婚や浮気を非常に嫌悪した。
また恋愛を神聖視する中で片想いの相手を殺しその生き血をすすって自らも自殺すれば、
永遠に二人で時を過ごせると考える様な、邪悪な儀式も存在していた。
そういった暗黒儀式が世間に知られることによってゾウディアックは
やがて衰退することになるのだが、未だに地元の住人はその儀式による影響を恐れて
ゾウディアックのあった地には立ち入らないという。
図書室から出たカイルは通路に溢れていたピアノの音が止んでいることに気づいた。
音楽室の鍵も開いていた。
一応ノックして入室するカイル。そこへ銃弾が飛んできた。
室内では女性がハンドガンを構えていた。どうやら弾切れらしく、
再装填を行っている。このままここに立ち尽くすのは危険と判断したカイルは
ピアノの影に隠れた。何故か彼女は銃撃してこない。ピアノを攻撃したくないようだ。
ストックを投げつけたところ見事に彼女の頭に命中した。彼女はハンドガンを取り落とした。
カイルは慌ててストックを拾い上げる。何故ここで彼女の落としたハンドガンを
拾いに行かなかったのかは分からない。カイルに突進を仕掛けてくる彼女。
何故か泣いているようだ。こちらからは攻撃を仕掛けず彼女の様子を伺っていると
彼女も攻撃を仕掛けてこなくなった。
ただただボロボロと泣いている。
しばらくすると彼女はハンドガンを拾い上げた。とっさに身構えたカイルの目の前で彼女は、
自らの頭を打ち抜いた。自殺したのだ。彼女の胸からは夫人室の鍵がかけられていた。
その鍵で開かなかった夫人室の扉を開けた。
机の上には主人室の鍵と手紙が添えられていた。
その手紙には最愛の主人が次第におかしく暴力的になっていったこと、
麓に科学センターを設立し残酷な人体実験を行っていること、
そしてそんな主人をもう見ていることができず、
彼女がその手で主人を手にかけたことが記されていた。
そして自分も今から命を絶つのだということも。
手紙に添えられていた鍵で主人室の鍵を開けて中に入るとそこには絵が飾ってあるだけで
他には何もなかった。本棚があるだけで本も一冊も置かれていない。
暖炉では何かが燃やされた後があった。
主人室で白い宝石を手に入れたカイルはそこを後にした。
もはや屋敷の中で探索していないのは先ほど科学センターから上がってきた通路にあった、
押しても引いても開かないプレートの無い部屋だけだった。
しかしその扉はやはり開かなかった。鍵も無いためどうしようもない。
そこで別室で主人室と鎧騎士から入手した宝石を利用した仕掛けを作動させた。
紫色の豆電球を見つけた。そのときどこからともなく少女の笑い声が響いた。
一体何が起こったのだろうか。プレートの無い部屋にいってみるカイル。
扉が開いていた。中に入ってみるとそこは寝室のようだった。
特に変わったところはないがなにやら胸騒ぎがする。
すると突然ドアが勢い良く閉じられた。内側にはドアノブもなく開けることができない。
そんなカイルにテーブルの上にあったランプが飛んできた。ランプだけではない。
室内の物が全て浮かび上がってカイルを襲おうとしている。
直感的に室内にそれらを操っている奴がいるはずだと判断したカイルは
周囲を探索する。そんな中机の上においてあったフランス人形から、
禍々しい波動を感じ取ったカイルはその人形めがけてストックを突き刺した。
悲鳴を上げて人形は動かなくなった。と先程までのポルターガイストも収まった。
安心して室内を探索するが特に変わったところはなかった。
仕方なく内側から開け様が無い扉を、どうやって開けるか考え始めたカイルの目の前で
扉が前方へ吹き飛んだ。何が起きたのか周囲を見回したカイルの頭上を、
先ほどの人形が浮かび上がりながら飛び越えていった。まだ完全に倒れていなかったようだ。
誘っているのかもしれない。カイルはその後をつけてみることにした。
人形は次々と館に存在する扉を吹き飛ばし突き進む。
最後には館の外にとびだしていってしまった。
後を追って館を出たカイル。辺りは鬱蒼と茂った森の中だった。
人形はもう見失ってしまった。森の中にもクイズが仕掛けられていた。
そのクイズを攻略すると地震が発生し、今まで洋館が存在していたところが大きな湖となった。
湖のほとりを歩き始める。
次第に辺りは暗くなり始めた。カイルはひとまず休息をとることにした。
※洋館ルート終了 エイミー編に続く
※エイミー編
彼女は教会の礼拝堂で目を覚ました。とても大きな礼拝堂だ。辺りには誰もいない。
結婚の約束をしたカイルも、カイルの親友のジェイクの姿も見当たらなかった。
雪崩に巻き込まれた時の荷物は全てなくしていた。ここがどこかも分からない。
エイミーはとりあえず起き上がり礼拝堂から出た。そこにはこの建物の地図が置いてあった。
『ZODIAC UNITED CHURCH』と記されている。
どうやらここは教会のようだった。しかし外に出ようにも入り口と記載されているところには、
壁しか存在していなかった。窓は全て打ち付けられている。
さらに地図には記載されていても実際に存在していない部屋もある。
とその時、階段を登っていく足音がした。誰かいるのかもしれない。
足音を追いかけて階段を登ったエイミーは、足音が物置に入っていくのを確認した。
物置の扉を開いたエイミーの目に痩身の怪物の姿が飛び込んできた。
生気を感じさせないその不気味な姿が近づいてくる。思わずエイミーは大きな悲鳴を上げた。
すると隣の部屋の扉が開き、よく顔を知った人物が現れた。ジェイクだった。
ジェイクとともに物置部屋をもう一度覗き込んだ。
そこにあったのは痩身の怪物の絵だった。
襲いかかってくるように見えたのは幻覚だったのだろうか。
ジェイクも気づいたらこの教会におり、何が起きているのか把握できていないようだった。
先ほどの足音は教会を探索しているジェイクのものだったのだろうか、
それにしては向こうも声くらいかけてくれても良いのに、とエイミーは考えていた。
エイミーはとりあえず教会に誰かいないかジェイクと手分けして探すことにした。
(一緒に探すこともできます。この場合イベントが少し変化します)
エイミーは一階、ジェイクは二階を受け持った。
ジェイクにさんざん心配されたが一階に特に危険はなかった。
誰も一階にはいないことを確認したエイミーは、ジェイクと合流すべく二階に上がったが、
二階からジェイクがどこにもいなくなっていた。どこに行ってしまったのだろうか。
ジェイクの持っていた二階の地図は例の物置部屋の前に置かれていた。
物置部屋を開けるが、ジェイクはそこにはいなかった。
再び彼女の目に例の怪物の絵がとまった。
『GRUESOME CROSS』と題された怪物の絵にはどこか違和感があった。
さっき怪物の絵は両手を突き出していただろうか…。
ジェイクを探して二階を探索していたエイミーは図書室でペンダントを見つけた。
男性と女性の写真がそのペンダントには納められていた。
そういえばゾウディアックは古代都市ながら写真技術が存在したらしい。
何故かその写真のついたペンダントは当時のものではないかという直感がエイミーに働いた。
教会の一階と二階に仕掛けられたクイズを突破したエイミーに強烈な寒気が襲いかかってきた。
なにか得体の知れない何かがこの教会に現れたような感覚だった。その寒気はあの物置部屋から広がっているようだ。
エイミーは意を決し物置部屋に踏み込んだ。
そこはさっきまでの物置部屋ではなくなっていた。真っ暗な空間だ。懐中電灯はつく。
光を怪物の絵に向けてみた。そこでは怪物の絵から怪物の姿がなくなっていた。
代わりに『本当の天国がお前を待っている』という文言が血文字で記されていた。
突然、懐中電灯の光も消えてしまった。
勢いよくエイミーはこの物置部屋から飛び出した。そこは先ほどまでの教会とは変わっていた。
光が無いから地形がわからないといったものでなく、
完全に違う空間にエイミーはいた。ここはどこだろうか。
しかし、相変わらず物置部屋のあったところからは邪悪な殺意が溢れ出していた。
しかも今はエイミーのその後ろからその感覚が襲いかかってくるのだ。エイミーは走り出した。
視界が効かない。しかし止まれば後ろの何かに殺されてしまうだろう。
視界の先に光が溢れているところがあった。
直感的にそこへ向かって飛び込んだエイミーは、今までいた教会とは
まったく違うところにたどり着いた。
ステンドグラスが美しい部屋だ。さっきまで感じていた猛烈な殺意も今は感じない。
もしかしたらジェイクもここにたどり着いたのかもしれない。
再びエイミーはこの辿りついた建物を探索することにした。
途中部屋の一つでなくしていた自分のリュックが見つかった。
雪崩に巻き込まれた時の装備そのままがリュックに入っていた。
がしかしひとつだけなくなっていた。自分の日記だ。
カイルにだけは日記をみられたくないなとひとりごちながら、エイミーは装備を整えた。
同じ部屋には何故かハンドガンも置かれていたので拝借した。
新しい建物のトビラを開けると雪の降り積もった建物のバルコニーに辿りついた。
ここも今までいた建物と雰囲気がちがった。教会とはまったく関連しない部屋名が見えた。
情報工学室であったり数学室であったり経済学室であったり。
その中の一つの犯罪学室の扉が開いていた。
中に入ったエイミーはそこで自分の日記を見つけた。
しかしどうも日記に違和感を覚えたエイミーは日記を検めてみた。
内容は自分が書いたものだった。しかし文字が赤文字で記されていた。
自分は通常のインクで書いたはずだったが。
何故か自分が記した日付の次の日の日記が記されていた。
そこには『胴体を先程の教会のギロチンで切断された女性が腐食してしまった体を
貼りあわせようともがいていて可哀相だから私は喜んで体を差し出しました』と書かれていた。
突然入り口が大きな音ともに閉じられた。
エイミーの後ろで左手に鉄パイプを握りしめた右半身を喪失し、腹部が腐食した女性が現れた。
彼女が体を求めているのだろうか。動きはおぼついていなかった。
エイミーは彼女の足を撃つことでにぶらせ、大きくぐらついたときに頭を銃撃する
といった戦法をとった。
その女性はエイミーに近寄ることもできずにそのまま、腐食した上半身と下半身の
接合部が分離して果てた。
エイミーは急いで部屋から飛び出した。こんな得体のしれない建物には長居したくはなかった。
すると背後の扉が弾けるように開いた。先程の女性が上半身だけでにじり寄ってきたのだった。
エイミーには迫り来るその女性の顔にどこか見覚えがあった。
それは彼女が先程教会で見つけたペンダントの写真に写っていた女性のそれと同じだった。
エイミーは女性にそのペンダントを渡した。
するとその女性は泣きそうな顔になりながら再び先程の部屋に戻っていった。
その時には彼女から邪気がまるで感じられなくなった。
エイミーは建物の一階に下りた。そこには藍色の豆電球と赤い宝石、
そして赤い文字で、『ありがとう』と記されていた。もう怖がる必要はないようだ。
建物から出た彼女は湖に辿りついた。
そこには離れ離れになったカイルの親友のジェイクがいた。
ジェイクも物置部屋から変な空間に迷い込みここにたどり着いてしまったらしい。
日も暮れ始めたのでジェイクとエイミーの二人はテントを設営して今日は休むことにした。
※エイミー編終了 カイル編に続く
※カイル編
目を覚ましたカイルはテントの外にでる。そこは冬の世界だった。
眠りにつくまでは秋だったのに一体何がどうなっているのだろうか。
湖も凍り付いていた。カイルは先に進むことにした。
(以下山越えルートでここまで来た時のみイベントが発生します)
ある程度進むと小屋が目についた。湖の上に何故小屋があるのだろうか。
中に入ってみるとそこは教会のようだった。明らかに外から見た小屋の大きさよりも広い。
礼拝堂に設置された部屋の中で彼は手紙を見つけた。
そこには『異神によって守るべきものが奪われた 急げ』と記されていた。
どうもカイルに語りかけてくるかのような文章だ。
どういうことだろうかと思念しようとしたとき地響きが轟いた。
礼拝堂に飛び出したカイル。建物は無事のようだった。
が、さっきまであったはずの礼拝堂の巨大な十字架が喪失していた。
誰かが持ち去ったのだろうか。それにしては巨大なものであったはずなのだが。
カイルは先程の小部屋で見つけた鍵を使って教会を探索した。その中で様々な武器を入手し、
紫色の豆電球も取得した。
教会には様々なメッセージがカイルに宛てられていた。
曰く、我らの力ではカイル一人をここから救うことしかできなかった、
かつて異神がゾウディアックの地に棲みついた、異神は人間の弱さにつけ込んで操る、
カイルの仲間も邪神に魅入られてしまった、討ち果たせ。
教会で準備を済ませたカイルは湖の探索を続けた。
(以上で山越えルートのみのイベントが終了します)
すると湖のほとりでずたずたに引き裂かれたテントを見つけた。
エイミーとジェイクの使っていたテントだ。テントは血に染まっていた。
大量の出血が確認できる。カイルは二人の身を案じた。
※カイル編終了 エイミー編に続く
※エイミー編
エイミーは眠れなかった。これからが心配だったということもあるがなにより
ジェイクのいびきがうるさかったからだ。
空ももう明るくなろうとしていた。自分もなんとかひと眠りしようかと
テントの屋根を見上げたとき、テントに何か大きな影が覆いかぶさった。
急いでエイミーじゃジェイクをたたき起こした。ジェイクはテントの外に出て仰天した。
信じられないほど巨大な熊が今まさにテントを襲おうとしていたからだ。
ジェイクは昨日教会で見つけたサブマシンガンを構え、熊に攻撃を仕掛けた。
流石の巨体だったが幾度に及ぶ銃弾に熊は倒れた。倒れた熊のからだは消滅していった。
それと同時に周囲の景色も冬のものになり湖も急激に凍りついた。
何が起こっているのかは分からない。
と、ジェイクが前方でリュックを背負った人影を見たという。
しかもどうもカイルのようだったそうだ。
エイミーとジェイクは急いでその人物が進んだ先に向けて歩き出した。
途中で崖を越えると洞窟があった。
前方に進む人物の足跡もそこにつづいていた。二人でその後を追う。
ジェイクとともに洞窟の奥に進むとその人影が奥に消えて行くのをジェイクが目撃したようだ。
しかしその先は行き止りになっていた。
洞窟に仕掛けられた謎かけをとくことによりさらにその行き止まりを突破した二人は
洞窟の出口に辿りついた。
洞窟を出ようとしたその時、エイミーの視界は真っ白になった。
動くこともできない。意識が朦朧としてくる。そばにいるはずのジェイクの声も聞こえない。
薄れゆく意識の中でカイルの姿が頭に浮かんだ。
※エイミー編終了 カイル編に続く
※カイル編
カイルは洞窟に辿りついた。洞窟の中でジェイクの声が聞こえた。
聞こえたというよりは頭に響いてくるような感覚だ。
奥に進むに連れジェイクの苦悩が伝わってきた。
エイミーを彼もまた愛していたこと、しかしカイルは代え難い親友だということ、
悩むほどに苦しみが増したこと、旅に出ようと思ったこと、
ゾウディアックという古代の恋愛都市を知ったこと…。
(※以下洋館ルートを通ってきたのみイベントが発生します)
道なりに進むとカイルの目の前に洋館で見た人形が浮遊していた。
明らかに敵意をもってこちらを見つめてきていた。
途端に洞窟だった風景が異次元空間に転移した。
早く人形を倒してしまわないと大変な事になってしまいそうだった。
カイルは瞬間移動を繰り返す人形を追い回し手持ちの武器で撃退することに成功した。
しかし気配が消失しただけで人形を完全に破壊した手応えはなかった。
どうやらまだ人形を完全に倒せてはいないようだった。
カイルはとりあえず奥に進むことにした。
(※以上で洋館ルートを通ってきたのみのイベントが終了します)
洞窟の最奥でカイルはこの先には神聖な土地が広がっているという文字を見る。
洞窟を抜けた先は霧の広がる切り立った崖だった。
霧の中に足を踏み入れると完全に霧は晴れた。
この土地にも何か不思議な力が働いているようだ。
崖に記された言葉によってこの土地が古代都市のゾウディアックであるということを
カイルは知る。周囲を探索したカイルは白黒写真を手に入れた。
その写真には言葉が書き込まれていた。
(以下今までの進行に応じて言葉が変化します)
エミリーがペンダントを女性に返していないとき→もう手遅れだ
エミリーがペンダントを女性に返しているとき→まだ間に合うかもしれない
探索の中、聖地に至るために必要な謎解きをこなしていると怪物が襲いかかってきた。
(以下山越えルートと洋館ルートで襲ってくる怪物が分岐します)
※山越えルートを通ってきたとき
怪物に異次元に引きずり込まれたカイルはそこで巨大な十字架を抱えた痩身の怪物に対峙した。
カイルは知らないがエミリー達が教会で遭遇した怪物と同じものである。
怪物はその体に似合わず俊敏な動きで巨大な十字架を振り回し、
カイルを撲殺しようと攻撃を仕掛けてくる。特殊な能力で完全に姿を隠すこともあったが、
教会で入手した道具でなんとか怪物の動向をつかみ動きを止めることに成功した。
怪物の気配が再び消えたその時、教会で入手していた短剣がリュックから飛び出し、
怪物の心臓に突き刺さった。恐ろしい悲鳴をあげる怪物。
異次元から元の世界に戻ってみると怪物の姿はうっすらと消滅していった。
※洋館ルートを通ってきたとき
怪物に異次元に引きずり込まれたカイルはそこで例の人形と対峙した。
今回の人形はその手に大鎌を持ち、下半身を失いその背後には悪霊が見えた。
人形はカイルの視界をつぶし、自身の姿を良く見えないようにして
その大鎌でカイルの首を落とそうと迫ってきた。
カイルは冷静に狙いを定め人形を攻撃し、なんとか撃破することに成功した。
地に落ちた上半身だけの人形はもはや動くことはなかった。
完全に撃退することに成功したようだ。
(以上で分岐による怪物との対峙イベントは終了し共通ルートに戻ります)
怪物の倒れたところには緑色の豆電球が残されていた。
カイルはそれをリュックにしまい込み、聖地での謎解きを完遂した。
聖地の壁面に時空の裂け目が出現した。この中ですべての決着がつくらしい。
カイルはその世界に足を踏み入れた。
その世界は何も無い世界だった。虚無空間と呼ばれているらしい。
虚無空間の中心には七つのくぼみを持つ台座が安置されているだけで他には何も無い。
※ここから今までの進行状況に応じて物語が分岐します。
ラスボスに敗北した場合:
異神の悪魔の前に膝を折ったカイルの前に胸を何本もの槍で貫かれたエイミーが現れた。
カイルを死ぬその瞬間まで愛していると言って果てたエイミーを見て、
カイルは絶望の内に気を失った。
それからしばらくして雪崩から唯一救助されたカイルは
病院でエイミーとジェイクが未だに見つかっていないことをしらされる。
エイミーとはもう二度とあえないことを悟ったカイルは病院の窓から空を眺め、
自分のラッキーカラーは青だったことを思い出し、そこから身を投げるのだった。
『Truth END』
豆電球を七つ揃えていないがペンダントを女性に返しているとき:
虚無空間でエイミーに巡りあうことができた。どうもこの虚無空間にジェイクもいるらしい。
ジェイクを追ってカイルも先へと進むことにした。
やっと辿りついたジェイクは魂を抜かれたかのように呆然としていた。
その姿が徐々に悪魔に支配されていき、カイルに牙を向いた。
悪魔はその強大な爪と口から放つ炎でカイルを苦しめる。
悪魔はしかし完全にジェイクを支配することはできず、ジェイクは残された意識で
悪魔の動きを抑えるべく奮闘していた。異神の悪魔は未だ完全な体ではないのだ。
カイルは今までに手に入れた全ての武器で悪魔に攻撃を仕掛け、
激闘のすえ、ついに異神の悪魔を打ち倒すことに成功した。
悪魔の姿が、そして虚無空間がゆらぎ、そして崩壊を始めた。
次にカイルが気づいたのは病院のベッドの上だった。
どうやらカイル絶ち一行は雪崩に巻き込まれたところレスキュー隊に救出されたらしい。
カイルは全身複数で骨折しているが命に別状はないという。
カイルのベッドの横では同じような容態のエイミーが寝かされていた。
彼女もどうやら無事のようだった。
ジェイクの姿はしかしどこにも見当たらなかった。
一年後、林の中のジェイクの墓の前でカイルとエイミーは祈りを捧げた。
未だに彼の遺体は見つかっていない。
エイミーには虚無空間で何があったのかカイルは語っていない。
エイミーのお腹の中にはカイルとの間の二つの命が宿っているらしい。
カイルはお腹の子が男の子なら何と名前を付けるかもうすでに決めていた。
その名前は…
『In Peace END』
エイミーがペンダントを見つけていないとき:
カイルはエイミーを見つけられないままジェイクの元に向かい、
不完全な悪魔を打ち倒すことに成功した。
世界が崩壊するとともに突き刺すような冷気が体にまとわりつく。
そこでカイルは完全に理解した。
カイルは雪崩に飲まれてからどこにもいっていなかったのだ。
今も冷たい雪の中にいたのだ。
もがいてなんとか雪崩から飛び出そうとしたが意識が徐々に薄れてゆく。
そんな中レスキュー隊の声を聞いたところで意識が途絶えた。
次に気がついたのは病院だった。カイルだけが雪崩から救出されたのだという。
エイミーもジェイクも未だ見つかっていない。カイルは病室から外を眺め体が全快したら、
今度こそエイミーを見つけ出すべくもう一度ゾウディアックを訪れようと心に誓うのだった。
『Hope END』
豆電球を七つ揃えているとき:
虚無空間でエイミーを見つけ再び空間の中心にやってきたカイルとエイミーは
七つのくぼみを持った台座に目をやった。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、今まで集めてきた豆電球をはめ込むことが出来そうだった。
豆電球を台座にはめ込んだとき台座に言葉が浮かび上がってきた。
『光の使者よ 悪魔から生贄を解放するには完全に支配された時でないといけない
力を貸そう』
というものだった。その瞬間、エイミーとカイルは意識を失った。
どれだけ時間が経過したのかは分からないが石碑に新たに刻まれた、
『時は満ちた』という文言を見る限り、ジェイクの元に向かうには
充分な時間がたったようだった。
カイルは一人この先にいるであろうジェイクの元に向かった。
ジェイクは完全に悪魔に支配されていた。もはや意識も残っていない様だった。
そんな悪魔と対峙するカイルの頭に声が響く。
かつてのゾウディアックにいた神官たちの意識がカイルを援護してくれるようだ。
悪魔は完全な体となり空を飛ぶこともできるようになり、邪悪な呪文を唱え、
自らの周りに障壁をつくることも、カイルの周りに無数の槍を創ることも
できるようになっていた。強大な悪魔ではあったが、
神官の手を借り辛くもカイルは悪魔に勝利することができた。
悪魔の体が崩壊するとともに、虚無空間も崩壊を始めた。
世界が揺らぎ、ゾウディアックの聖地に舞い戻った。前方ではジェイクが倒れていた。
ジェイクは自らの過ちを悔い、カイルとエイミーに許しを求めた。
それから5年が過ぎた。カイルとエイミーは結婚し、
ジェイクはあれから知り合ったシルビアという女性と結婚していた。
カイルとエイミーの間にはレイチェルという子どもが生まれていた。今日はパーティーなのだ。
皆で楽しい夜を過ごそう。そんな中カイルが見ていたテレビからこんな報道が流れてきた。
『5人の登山客がゾウディアックに向かい消息を絶ち…』
『Friends END』
カイルは雪崩に飲まれ、散り散りになったエイミーとジェイクを探して林に踏み入った。
林の奥深くでなんだか不思議な雰囲気がするところに辿りついた。
少し息を落ち着けよう。カイルは周囲を見回した。
その時後ろから声をかけられた。ジェイクだった。
『おいおい、お前の出番はまだ先だろ?』
カイルは小声でジェイクに合図する。
ジェイクは深刻そうな顔をして
『やっぱり忘れられない…どうしても…好きなんだ』
と告白した。
カイルは頭を振って答えた。
『いやいや、エイミーは俺と結ばれるんだ、親友だろ?わかってくれ』と。
ジェイクは無念げに頭を揺らした。…と思われたが頭の揺れが止まらない。
どうも違う違うをしているようだ。
『違うんだ、カイル…俺が本当に好きなのは
…お前なんだ!!!』
ジェイクがカイルに飛びついた!
『大好きなんだ!!
なんで俺じゃだめなんだ!
カイル好きだ!
俺と結婚してくれ!
というか……
抱いてくれ!!!!』
逃げ出すカイルの後ろからジェイクが迫った。
そういえばかけっこはあいつの方がはやかったなぁ…とか、
そんなことを今更思い出していたカイルはジェイクに飛びつかれ雪の上に押し倒された。
『捕まえたっ!!』
『……はっ!!』カイルは目を覚ました。ここは恋愛都市ゾウディアック。
今からカイルとエイミーの結婚式が執り行われるのだった。
親友のジェイクは挙式の瞬間にも寝ぼけていたカイルをやれやれと式場へ送り出した。
純白のタキシードを着たカイルと真っ赤なウエディングドレスを着たエイミー。
カイルはエイミーとともに生涯変わらぬ愛を誓う。二人の人生はいよいよ今から始まる。
『Wedding END』
主人公と婚約者と主人公の親友が冒険にいったらバラバラになって冒険先が
なにやら呪われててその呪いが主人公の親友の婚約者への恋心に付け込んで
発動したけど、なんとかみんなで帰ってくることができたよ めでたし、めでたし。
以上です 途中サルってしまって投下が遅れて申し訳ない限りです
ゾウディアックのシリーズは2 3と続きますが物語は1で一応完結しています
Silent Hill Homecomingとゾウディアック乙です
ゾウディアックは昔クリアしたときの記憶が戻ってきたよ
結構謎解きがめんどくさいんだよな
確か2か3もやったことあるけどそっちはクリアせずに詰まったな
スキーロッジか何かの話だったような
乙
最後までがんばれ
ああ更新してなかったorz
というわけで
書いてる途中の人
最後までがんばれ
>>226までWikiに収録、未解決リストに反映しました。
1ヶ月以上経ったので「機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122」、「ジェネレーションオブカオス3」、
「イナズマイレブン」を●執筆予告がある物 の欄から消しました。
勇者30って勇者編は終わってるみたいだけど、それ以外はどうだったっけ
>>228 魔王30の冒頭のみ書かれている
王女と騎士は無し
PCゲームのSystemShockと続編のSystemShock2をお願いします
古いものですがBioshockを調べていたらストーリーが気になってしまったので
じゃあ魔王30だけでも終わらせておくか
各地で変態扱いされたりしながら、国の中枢を掌握したノワールを追い詰めていく魔王
途中で傭兵や騎士を破り、最終決戦では彼らの助力も得て全て動くノワール像を打ち砕く
ノワールは捨て台詞の残しながらこの時代から去っていったとさ
とその時、ミレニアに異変が!
なんと呪いが格段に薄れて半人半獣のコウモリ娘になり、また魔王とラブラブ生活に戻りましたとさ(日傘扱いから開放)
↑ここまで本編
---------------------------
↓おまけ
唐突に魔王には四天王が必要と言い出し、外見がキモいだけで常識人だったり馬鹿だったり臆病だったりで、
ようは魔王とは無関係の基本無害な精霊を助けて(強制的に)配下にしたり、魔王とミレニアの馴れ初めが判ったりする
ノワールを追いかける途中、偶然敵に襲われる青髪の村娘を保護した魔王
助けるのを面倒がる魔王に、ミレニアのアドバイスによる「助けてください美しい魔王様!」の一言で村娘の姉妹を助けることに
なんでも娘の村では青髪の少女は忌み嫌われ、村外れの凶悪な魔法使いに生贄として捧げられる風習があるとか
ここで同じ青髪であるミレニアもその村の出身であることが判明、村外れには青髪の自分にも優しい魔法使いが住んでいたのを思い出す
村に向かい、村長を追い詰めボコって魔法使いの住処まで案内させ、魔法使いも打ち破ってトドメを刺そうとした時、
魔法使いの家から青髪の少女達が飛び出して魔法使いを庇う
ありきたりな事に、心優しい魔法使いは昔親しかったミレニアが村人に忌み嫌われて崖に追い詰められて海に落とされたのを助けられなかった為、
恐怖の魔法使いを演じて青髪の少女を生贄として引き取って保護してたそうな
崖から落ちたミレニアは海を流れて魔王に保護される→一目惚れでラブラブに
その後、村長を脅して青髪の少女を嫌う風習を無くすことを約束させ、最初に保護した姉妹を引き取ったとかなんとか(集合写真に2人がいる)
これで魔王30は終わり
皇女30は基本的に国民や大臣の陳情を聞いてお使いに行ったり魔物退治をするだけ
騎士30は魔王が支配した時代で(無理矢理)不死身なった騎士が賢者と世界を救う手段を求めて各地を周り、賢者に目をつけて襲ってくる魔物を倒す
勇者300は地味に長いので気が向けば書く
The Witcherの続編動画出たことだし、誰がThe Witcherのストーリーをお願いします
俺の頭だとほとんど理解できてないような気がするんだ・・・
PCのRPGです
235 :
ゲーム好き名無しさん:2010/03/25(木) 13:01:46 ID:mVcr+IPU0
海外タイトルで済みませんがXBOX360のプロトタイプ(PROTOTYPE)を
お願いします。
先日予約したBIOHAZARD5のストーリーをとりあえずChapter2まで投下しようと思います
ダラダラ長くなってしまいました。すみません。
読むのと書くのでは大違いだと身をもって知りました。全ての書き手さんに敬意を表します
【オープニング】
時は西暦2009年。あの忌まわしい洋館事件から既に10年が経過していた。
アンブレラは崩壊したものの、アンブレラの残した生物兵器は闇市場に流れてテロリスト
達に利用され、世界にバイオテロの脅威が蔓延していた。
アンブレラが理事企業を務めていた事での責任問題を恐れた製薬企業連盟は、対バイオ
テロ特殊部隊「B.S.A.A.」を組織。
B.S.A.A.隊員は日々繰り返されるバイオテロとの戦いを続けている。
今作の舞台は灼熱の大地、アフリカ。
B.O.W.の闇取引を行っているという闇商人リガルド・アーヴィングの逮捕作戦が今まさに
開始されようとしていた。隊長ダン・デチャントの号令の元、B.S.A.A.アルファチームは
アーヴィングが闇取引現場に使用するとの情報があったキジュジュ自治区のとある廃ビルを
包囲、退路を塞ぎ、突入を開始する。
同じ頃、その廃ビルの中では不思議な光景が広がっていた。
一人の黒人兵士がうずくまっている。その目は明らかに何かに怯えている。
そして彼の周りをゆっくりと歩き回る人物。仮面を付け、フードを目深にかぶり、
ローブで体全体を包んでおり、性別はおろか表情、髪型さえ窺い知れない。
やがて黒人兵士が絶叫を上げると彼の目からは光が消え失せ、その体から黒い蛭状の
謎の生物が次々と出現し…。瞬く間に彼の全身を覆っていくソレを静かに見下ろし、
仮面の人物は去っていった。
ほぼ同時刻、アフリカのキジュジュ自治区入り口に到着したB.S.A.A.歴戦のエージェント、
クリス・レッドフィールドは、不慣れなアフリカの地で彼をサポートする為にB.S.A.A.の
現地支部から派遣された黒人女性の新パートナーと対面していた。
「ようこそアフリカへ。シェバ・アローマよ」
新たな相棒との紹介を済ませながらもクリスの脳裏に浮かぶのは何度も死線を共に乗り越え
てきた恋人以上と言えるほどに大事な相棒-ジル・バレンタインの墓標…。
この世界は命を掛けてまで守る価値があるのだろうか…?
ジルを失った痛みから、最近のクリスはそんなネガティブな疑問を考えるようになっていた。
その答えはまだ見つからない。
ただ、それでもまだ1つだけ確かな思い。俺にはやらなければならない事がある!
- オープニング 終了 -
続きます
【用語紹介】
B.S.A.A.:BioterrorismSecurityAssessmentAllianceの略。対バイオテロ特殊部隊
トライセル:製薬企業連盟の理事も務める大企業。CG映画「ディジェネレーション」でも最後に少しだけ登場
アンブレラ:言わずと知れた悪名高き巨大製薬企業
プラーガ:前作のヨーロッパで見つかった寄生生物。寄生された人間はガナード(家畜)と呼ばれていた
プラーガ・タイプ2:プラーガ改良版。寄生時間は約10秒。寄生された人間はマジニ(悪霊)と呼ばれる
ケネディ・レポート:前作主人公がヨーロッパで巻き込まれた一連の事件をレポートにまとめたもの。
ウロボロス:世界のバランスを変えてしまう何かだという噂。
【登場人物紹介】
クリス・レッドフィールド:ちょっとドジだが妹思いでタフな主人公
シェバ・アローマ:B.S.A.A.アフリカ支部の優秀なエージェント。クリスと組むもう1人の主人公
リカルド・アーヴィング:B.O.W.を闇市場に供給する死の商人。表向きはトライセル社員。
仮面の人物:仮面/フード/コートに身を包んだ謎の人物
ダン・デチャント:B.S.A.A.隊員。アルファチームリーダー
ジョッシュ・ストーン:B.S.A.A.隊員。デルタチームリーダー
レイナード・フィッシャー:B.S.A.A.隊員。潜入工作員。肉屋
カーク・マシソン:B.S.A.A.隊員。本部への連絡中継/ヘリ操縦士
デイブ・ジョンソン:B.S.A.A.隊員。車運転士
ジル・バレンタイン:クリスの元相棒。公式には既に死亡している。
墓標には「B.S.A.A. Jill Valentine 1974-2006」と刻まれている。
-----------ここから本編
【Chapter 1】
入り口で非武装チェックを受けた後キジュジュ自治区内に入ったクリスとシェバ。
B.S.A.A.本部より無線で作戦指示。アルファチームと合流し、アーヴィング
の逮捕に協力せよとの事。
自治区内は目つきの悪い黒人達でいっぱい。何故か2人が近づくと通行人は足を
止めて腕を組みながら2人に力一杯ガンを飛ばしてくる。
正直怖いので先を急ぐ。本部からの指示通り、事前に現地に潜入しているB.S.A.A.
工作員と会う為に肉屋へ向かう。
しかし途中で道端に置かれていたラジオの音声が聞こえ、2人は足を止めた。
現地の言葉で誰かが喋っている。声は興奮しているようだ。でもぶっちゃけ何を
言っているのかは全然分からない。
しばらくそれを聞いてからふと気が付くと、あれだけ居たはずの通行人がただの1人
も居なくなっていた…。ラジオの内容のせいだろうか?
考えていても分からないのでとにかく肉屋へ。
肉屋に着くと潜入工作員レイナード・フィッシャーがすっかり現地人に溶け込んだ
格好でお出迎え。2人は彼からハンドガンを受け取る。
治安の良くないこの地から早く撤収したいぜとぼやくレイナード。
シェバが銃の整備をしつつ、アルファチームとの合流ポイントを聞き出すと、広場の
向こうに奴の取引現場があって、合流もそこだと教えられた。
レイナードはふと、「ウロボロスを知っているか?」と2人に問う。
その名はB.S.A.A.でも噂程度に広まっており、2人も一応知っていた。
噂では、正体は不明だが"世界のバランスを変えてしまう"何かだと言われている。
クリスがそう答えると、レイナードはアーヴィングを捕らsえる事がその噂程度に過ぎない
ウロボロスを解明する為の第一歩らしいと話す。
そして気を付けろよと忠告し、レイナードは肉屋を出て行った。
アルファチームと合流する為にまずは広場を目指す2人。
途中、民家から悲鳴が聞こえたので立ち寄る。
民家では1人の男が別の2人の男に組み敷かれ、押さえつけられていた。
単なる喧嘩?のようにも見えるが様子がちょっと違う。男2人は組み敷いた男の口から
何かを無理矢理飲みこませている。
躊躇いながらもクリス達が一応銃を向けると2人は逃げていった。
残された男を介抱しようとしたクリス達だがその手を乱暴に振り払われ、男は喉を
おさえて猛烈に苦しみ出す。数秒もすると男は顔中の穴という穴から血を流し始めた。
そしてそのままガクンと俯いたかと思うと突然クリス達に襲いかかってくる!
思わず発砲するクリス達。
倒れた男を見下ろして、ゾンビでは無さそうだなとクリスは呟いた。
後にクリスは「ケネディ・レポートに出てきたガナードに特徴が似ている」と発言している。
# 本編中は出てきませんが、道中の補足資料からこの男はプラーガ・TYPE2に
# 寄生された事が分かります。今後このような状態を現地の言葉でマジニ(悪霊)と呼びます。
民家から出た途端、多数のマジニによる熱烈な歓迎を受ける。
慌てて近くの建物に入り、ドアを塞ぐ2人。
# 弾薬に余裕があるなら全滅させる事もできます。
ヘリで待機中のB.S.A.A.本部中継、兼空中支援隊員のカークに無線連絡するも
これはある程度想定内だったらしく、そのまま合流地点へ迎えとの指示。
仕方ないのでその建物内部から地下を通って広場へ向かう。
広場近くの建物内に入る。
と、広場ではスピーカーを持ったサングラスの男(ラジオの声の主)を中心にして集会が
行われていた。
集まっている自治区の住人は誰も彼もがマジニでありかなり興奮しているようだ。中央の
スピーカー男が扇動しているらしい。
扇動者の隣には超巨大な斧を持った処刑マジニと数人のマジニに押さえつけられて暴れて
いるレイナードの姿が…。レイナードはどうやら正体がバレたらしく、捕まってしまったようだ。
扇動者が目で合図すると処刑マジニは巨大斧を振り上げる!
シェバは焦って救出を試みようとするが、もう手遅れとばかりに静かに制止するクリス。彼も
無念そうだ。
そして斧は勢いよく振り下ろされた。一斉にマジニ達が大歓声を上げる。
扇動者は満足気に周囲を見回して歓声を受け止めていたがここで建物の窓から見ていたクリス達
に気が付いた。
扇動者が再び何事かを叫び、こちらを指さす。一斉に振り向くマジニ達。見つかってしまった。
興奮しているマジニ達が見逃してくれる訳もなく、ラッシュが始まった。
無線で救助を要請するクリス。撃っても撃っても次々とマジニ達が沸いてくる。
マジニ達は各々武器を持って襲いかかってくる。
広場の出口も塞がれてしまった。このままでは弾薬が尽きてしまうのも時間の問題だ。
何体倒したか分からない程時間が過ぎて焦り始めてきた頃、ついに救助要請の返答が無線で伝えられた。
カークのヘリが到着したらしい。カークはヘリからRPG-7を撃ち込み塞がれた広場の出口を周囲のマジニ
ごと吹き飛ばす。窮地に一生を得たクリス達は無線でカークに礼を伝え、先に進んだ。
広場を出て少し進んだところでSOS無線が入る。
逮捕作戦展開中のアルファチーム隊長ダン・デチャントからだ。何か得体の知れない化け物に
襲われているらしい。ただならぬ様子で救援を訴えた後、通信は切れてしまう。
合流を急がなければならない。
途中でマジニではない金髪女性からの2度に渡る悲痛なヘルプ要請を聞くがどちらも(強制的に)
助ける事が出来ず、マジニにされてしまって襲われる悲しいハプニングがあったりしたが、
合流ポイントの廃ビルに到着。
しかし様子がおかしい。何やらコールタールのようなどす黒い液体?が壁から垂れ、異常な臭い
を発している。さらに先に進むとアルファチーム隊員の遺体が何体も見つかった。
2Fの奥でデチャント隊長を発見。瀕死だったがまだ生きている。
虫の息だが何とか話を聞く事が出来た。
「すまない、アーヴィングには逃げられた。これは罠だったんだ…」
とデチャントは苦しそうに言う。罠とは何の事か?
何とか敵のPCから奪ったというHDDをクリスに渡し、デチャントは息絶えてしまった。この時、
周囲を警戒していたシェバは走り去る人影を目撃するが、逃げられてしまう。アーヴィング
だったのだろうか?
合流するはずだったアルファチームが全滅してしまい、途方にくれたクリス達はカークに無線通信。
とりあえずアルファチームが持ち込んだデータ転送機器が1Fにあるのでそこから本部へHDDデータを
転送せよとの指示。
廃ビルなのに何故か動くエレベーターで1Fへ下り、途中で拾った鍵で鍵のかかったドアを開けようと
した瞬間、真っ黒な気持ち悪い人型の化け物が天井からドサっと落ちてきた。よく見ると無数の黒い
蛭のようなものが波打ちながら集合して人型を構成しているようだ。
アルファチームを全滅させた化け物はこいつだと瞬時に悟って銃を構える2人。しかしいくら弾丸を
撃ち込んでも倒れる様子が無い。
# 何故ならムービー中に倒されるはずが無いボス戦だからですw
化け物は腕?に相当する部分をまるで触手のように長く伸ばしてクリス達を襲う。
都合良く設置されていた焼却設備で化け物を燃やして解決。この謎の化け物は熱に弱いらしい。
# 大量の弾薬などがあれば一応射殺も可能です。
倒れた化け物から黒い蛭は消滅し、後には人らしき体が残った。しかしその体もやがて溶けていき、
最後には何も無くなってしまった。元は人間だったのだろうか…。
もう少し早く着いていればアルファチームは助かったかも…と悔やむシェバに、俺たちは運よく
生き残れただけだ、もし合流出来ていても結果は分からなかったと謙遜するクリス。
データ転送機器に到着し、HDDデータを本部へ転送終了。
たった2人だけになってしまったクリスとシェバは揃って作戦の再検討を本部に要請する。しかし
返ってきた答えは「作戦続行」だった。増援チームを送る、アーヴィングは鉱山に向かうと推測
されるので早速追えと。2人の反論も空しく通信は切られてしまった。
「やはり隊員は使い捨てか…」
ぼやいて不満を隠せない2人だが上の命令に逆らうわけにもいかず、渋々鉱山へ向かう。
その頃、転送機器の周辺に仕掛けられていた監視モニターを経由して車中からその様子を見ていた
人物が居た。誰あろうアーヴィングと仮面の人物である。
取引場所を密かに変更した上で、B.S.A.A.をおびき寄せて全滅させるための刺客として用意した怪物
「ウロボロス」がこの2人に倒されてしまったことを理解したアーヴィングだが、不敵ににやりと笑う。
まだ打つ手はあるのだ。仮面の人物に車を出せと命じ、車は静かに走り出した。
- Chapter 1 終了 -
続きます
【Chapter 2】
クリス達は鉱山を目指し、港を通過。ここで再びマジニの大群に襲われ、今度は頼んでもいないのに
再びヘリ上のカークにRPG-7撃ち放題で豪快に支援される。
礼を言って先を急ぐ2人だが、しばらく進んで山道に入ったところでカークのヘリが飛行生物に襲われ
墜落していく場面を目撃。キペペオという変種の飛行型プラーガの仕業だった。
道中にあるヘリの墜落現場へ到着した途端、バイクに乗った多数のライダーマジニの待ち伏せに遭う2人。
数度の奇襲を何とか回避したものの、焦りからシェバの銃が弾詰まりを起こし絶体絶命の大ピンチに!
ライダーマジニがシェバに襲いかかろうとしていたその時、突然マジニが銃撃で吹き飛ばされた!
振り向くとそこにはライフルを構えたB.S.A.A.隊員の姿が。
さらに次々と狙撃を受け、1人また1人と倒されていくマジニ達。いつのまにかB.S.A.A.隊員が周囲の
あちこちに展開していて各所から狙撃しているようだ。
# 隊員を各所に展開している余裕があるならもっと早く助けてくれよ…死にかけたぞ…
# とクリスが思ったかどうかは定かではありませんw
最後のライダーマジニも倒れ、襲撃は終わった。
窮地を救ってくれたのは増援のB.S.A.A.後方支援部隊デルタチームだった。
隊長ジョッシュ・ストーンと堅く握手を交わし、礼を言うクリス。
シェバはジョッシュの事をよく知っているようだ。聞けば彼女がB.S.A.A.に入りたての頃の教官だったらしい。
「俺たちのチームの妹みたいなもんだ」
ジョッシュはシェバの事をそう説明して笑った。
さて、落ち着いたところで状況を確認する。
HDDデータの解析を終えた本部の結論では、やはりアーヴィングは鉱山に向かったという事で
間違いないらしい。デルタチームはまず自治区周辺の鎮圧を行うのでクリス達は先行して鉱山へ
向かってくれとの事。本部で解析済みのHDDデータに入っていた情報を記録したメモリカードをクリスに渡し、
デルタチームは移動を開始した。
受け取ったカードを携帯端末に差し込んで情報を確認するクリス。
そこにはどこかの研究施設の画像と共によく見慣れた女性の画像があった。
クリスにとって見間違うはずがない、それはジルの姿だった。
「やはり…」
ジルは生きている。クリスは内心でそう確信する。
元々このアーヴィング逮捕の作戦の裏にはジルの情報がほんの僅かに見え隠れしていたからこそ、彼は
自分からこの作戦への参加を希望したのだ。
だが、突然黙って考え込んでしまったクリスへ声をかけるシェバに、適当に誤魔化して歩き出すクリス。
これは私事だ。今の作戦とは直接の関係はない。今はアーヴィングを捕らえる事を優先しなくては。
駅から坑道を経由して鉱山へ。
鉱山入り口にある建て物の2Fのドアから、内部に人の気配を感じた2人は銃を構えて突入する。
はたしてそこにはアーヴィングが居た!
銃口を向けて動くな、と警告するも慌てて銃をこちらに構えるアーヴィング。
「あなたがアーヴィングね!?」「さーて、誰だったかなぁ」
「覚悟しなさいテロリスト!」「テロリストじゃない、俺はビジネスマンさ」
シェバの警告におどけた様子で適当な返事をしながらも声が裏返っており、顔と銃をせわしなく
動かして全然余裕の無いアーヴィング。正直、小者のようだ。
これは楽勝と2人が思った瞬間、窓を割って煙幕手榴弾が投げ込まれた!
相手がアーヴィング1人だと思っていたクリス達は不意をつかれ、アーヴィングと3人で激しくむせて
咳き込む。さらに窓を割って仮面の人物が乱入。煙の中でアーヴィングの腕を掴み、「急げ」と
指示する。仮面の人物が初めて発したその声は女性のもののようである。
アーヴィングは「あばよ!」と笑いながら仮面と共に窓から出て行った。
急いで窓から外を見渡すも、2人の姿はもう見あたらない。
アーヴィングを追跡する為の手がかりは無いかと、突入時に彼が見ていた資料に目を落とす。そこには
地図があり湿地帯にある油田に丸印が付けられていた。ここに向かったのだろうか。
建物を出るとマジニの団体様襲撃。さすが鉱山、ダイナマイトを持った危険なマジニが多数出現する。
さらに、コウモリベースの大型B.O.W.ポポカリムに襲われた。
大型取引の為にアーヴィングが用意していた大事な商売品だが、クリス達への腹いせに放ったらしい。
だがさっくりと撃破。最後は格好良く構えたクリスのハンドガンが3発火を噴き、ポポカリムは崖下へ
転落していった。
戦闘を終えたクリス達の元へ1台の車が到着。運転手はデルタチームの隊員デイブだ。デルタチームの元へ
クリス達を運んでくれるというので遠慮無く車に乗り込む。
車中で本部に無線連絡。デルタチームと合流して油田に向かうと伝えた。
無線を切った後、またしてもライダーマジニ多数出現。車を追跡され、斧だの火炎瓶だの色々と飛んでくる。
車に配備されていた機銃で撃退開始。気分はここだけシューティングゲームだ。
# どうでもいいけど突然のドリフト運転で無意味に味方へダメージを与えるのはやめてください、デイブ。
ライダーマジニの追跡を振り切った車はデルタチームとの合流地点に到着。しかし、またもや様子が変だ。
あちこちの壁がぼろぼろに破壊され、さらにデルタチーム隊員の遺体がそこかしこに…。これでは
アルファチームの時と同じだ。
狼狽したデイブは車を停め、無言で仲間の遺体に駆け寄る。
そこへ巨大な人型B.O.W.ンデスの襲撃!デイブはあっさりと踏みつぶされてしまった!さらにクリス達へ
も襲いかかるンデス。デルタチーム壊滅の犯人はこいつだ。家族同然のチームの皆を殺されたシェバは
怒りに燃えてクリスと共にデイブの車にあった機銃を構えた。
またしてもシューティングゲームと化してしまったが、ンデスを撃破。こいつは前作のエルヒガンテを
B.O.W.として改良したものらしい。ポポカリム同様、闇取引の目玉商品であった大型B.O.W.をアーヴィングが
デルタチームを全滅させる為に放ったのだ。
# ちなみにこの戦闘は手持ちの火力ある武器も回復薬も一切使えず、移動も出来ない強制機銃戦闘なので、
# 難易度の高いゲームモードでは最難関のボスと言われています。
アルファチームもデルタチームも壊滅してしまった。
デルタチーム隊長ジョッシュの姿は見あたらなかったが、この状況では絶望的だろう。
またも2人になってしまい、もうこれ以上、B.S.A.A.としての作戦の続行は不可能だ、そう判断したクリスは
シェバに撤退を促す。
クリスも同じく撤退するものと思っていたシェバは、クリスが1人でこの作戦を続行すると聞いて驚く。
クリスには退くわけにはいかない別の事情があったのだ。やっと掴みかけたジルの情報だ。ここで手放す事は
断じて出来ない。アーヴィングを捕らえればきっと何か判るはずなのだ。
クリスはシェバに初めてジルの事を話す。死んだはずの大事な友人の画像がアーヴィングの持っていた
データの中にあった。だからそれを確認するまで自分は撤退しない。だがその件はシェバには無関係だ。
B.S.A.A.としての作戦は中止だからここで撤退しろ、今なら引き返せると。
本当はそれだけが理由ではない。口には出さなかったがジルとの経験からクリスは目の前で相棒を失う事を
極度に恐れていたのだ。あの辛い経験は二度としたくない。何かあっても自分1人の方がまだ納得できる。
しかし、当然撤退するだろうと思っていたクリスの予想に反してシェバはそれを拒否する。彼女にも
クリスの今の相棒としての意地がある。それに家族同然のデルタチームの仲間を殺された。このまま
引き下がるわけにはいかない。
押し問答があったがシェバは頑固だった。
クリスは苦い顔をすると説得を諦め、その辺にあったボートを拝借し、シェバを伴って湿地帯へ移動を開始した。
- Chapter 2 終了 -
続きます
乙です、引き続き頑張ってください
つきこもりが消化されたのに関連して、(というかなんというか)
七転び八転がり制作の同人ソフト、『学校であった怖い話 〜Visual Novel Version〜』をリクさせて頂きます
一人でゲーム版をやると失神しそうで怖いんす、よろしくお願いします
未解決より、フリーゲーム「Knight Night」書かせていただきます。
リクした方がどの程度まで知りたいのかがわからないので…1レスにまとめて終了、ということも可ですが、
個人的にとても思い入れのある作品ということもあるので、微に入り細に入り、主観も交えながら書いていこうかなと思います。
サブイベントが多く、メインキャラの過去やらなんやらに大きく関わったりするのでそこもなるだけ詳しく。
質問などは歓迎します。
では、次レスよりスタート。
オープニングが終わると、主人公アドニスが部下に起こされるシーンから始まります。
(アドニスは騎士団長という、王城を護る騎士のリーダー的な地位についてます
「王様がお呼びです、すぐに王城にいらしてください」という伝令を受け、バーンズ王のもとに向かうと、
出会い頭にいきなり「魔王を討伐してきてほしい」と言われます。
あんまりなので一度断ると、バーンズ王は詳しい事情を話してくれます。要約すると
・太古の昔より、この世界はずーっと魔王に支配されていたが、特に困ることがなかったため何となく支配されっぱなしだった
・が、バーンズ王の代になってから、魔王の侵攻計画(という名の、王個人に対する地味な嫌がらせ)が始まった
・もう我慢ならん!とキレたので、アドニスに魔王を倒してきてほしい
とのこと。正直めちゃくちゃです。というか被害を受けてるのは王だけです。
王いわく、いくら騎士団長アドニスでも、今の実力で魔王にかなうわけはない。しかし、打つ手はある!
それが、王家に伝わる秘儀「神降ろしの儀」。名前のとおり、神を召喚して人の体に憑依させるという儀式ですが、
一歩間違えば寄り代側の精神が乗っ取られてしまう可能性も持つ、非常に危険な儀式でもあります。
アドニスの幼馴染、王子ゲイルと王女ミカは
「危険すぎる」「魔王なんてほっとけばいいじゃない」「父さんが我慢すればいいだけ」と反対しますが、
駄目人間なバーンズ王により、強制的にアドニスは「神降ろしの儀」を行わされてしまいます。
「お出でませ!神・降臨☆」
結果。
「フハハハハ!魔王キーファ、ここに再誕!!」
アドニスの体に憑いたのは神ではなく、アドニスたちがいるのとは別の世界「第七世界」からやってきた「魔王」キーファでした。
キーファは第七世界で一度死んだ身でしたが、今一度魔王として蘇り世界を支配すべく、宿る体としてアドニスに目をつけていたようです。
しかしアドニスは、キーファを宿しているにもかかわらず自分の意識を保っており、
キーファは全く身動きが取れない(アドニスを操ったりできない)という状況。困惑するキーファ。
さらに、王族トリオにはキーファの声も姿も認識できないらしく、さらに困惑するキーファ。
とりあえずアドニスは、魔王が宿ってしまったことを王族トリオに報告。
アドニスには何の影響もないようだし、むしろ魔王を倒すにはこっちも魔王だ!というバーンズ王に、
こっちの世界の魔王を倒して、自分がその空席を奪ってしまえば…と考えたキーファ。
利害の一致によりキーファはアドニスに(形式上は)協力してくれることになり、
かくしてアドニスは、魔王討伐の旅に出ることになったのでした。
閑話休題。
このゲームの主人公アドニス君は、基本的に自分からは喋りません。台詞はプレイヤーが、選択肢(二択)から選んでいきます。
この選択肢、ひとつは真面目な台詞なんですが、もうひとつのほうがとんでもなく空気の読めていないボケ台詞だったりします。
真面目なシーンでこっちを選ぶとなかなかシュールです。
ストーリー分岐や好感度イベントはないし、ボケてもツッコミ担当キャラがちゃんと軌道修正してくれるので、ひたすら空気をぶち壊しまくる変人騎士団長に徹するのもアリです。
さて、続きです。
バーンズ王のアドバイスをまとめると、
・東にある山道を越え、その先の庵に住む賢者に会え
(ただし賢者は変わり者なため、力を貸してくれるかは分からない
・その前に、南にある「何の変哲もない町」(という名前の町)で旅支度を整えろ
だそうです。ついでに100Gもらえますが、100Gじゃ一番ランク下の回復薬3つ買って終わりです。非協力的なバーンズ王です。
山道を越えるための通行手形ももらい、アドニス(と、キーファ)はとりあえず南を目指して城をあとにしました。
「何の変哲もない町」はその名前の通り、町人全員が「何の変哲もないこと」に固執する町でした。この町の住人は総じて人間味が薄く、少々気味が悪いです。
町長の家に行き話を聞きます。要約すると
・町から西に行くと、「腕試しの森」という森がある。名の通り、冒険家の腕試し用ダンジョン。
・そこに住む魔物は、森に入った人間以外に危害を加えることはなかった。が、数ヶ月前に森の魔物の主が変わって以降魔物たちが凶暴化し、町を襲ってくるようになってしまった。
・襲われるのが町の住人だけならまだ我慢もきいたが、昨晩ここからさらに南にある「ご恩と奉公の村」から来ていた薬売りの少女が、森の魔物によって拉致されてしまった。
・少女を助けたいが、町には魔物を倒せるほどの人物はだれもいない。だって何の変哲もない町だもの。
ただし町長が少女を助けたいと言うのは、少女の身を案じて…というよりは
「他の村の住人を事件に巻き込んだ」として、「何の変哲もない」とは言えなくなることを嫌がってのことのようです。
さらに町長はアドニスに、「私は話をしただけ、あなたに助けを求める気はない」と。
もしアドニスが魔物に返り討ちにあってしまったら、犠牲者が増え「何の変哲もない」とはさらに遠くなるから、と。
なんとも自分本位な話です。
町長の話を聞き終え、町を出るアドニス。
キーファは「なんか気に食わん、関わるのも面倒だからさっさと山道を越えるぞ」と言いますが…アドニスはそれを無視し、拉致された少女がいる「腕試しの森」に入りました。
ここで呆れてしまったキーファ。「宿主は貴様だ、勝手にしろ。ただし協力はしない」と、それまでアドニスに貸してくれていた魔王の力を貸してくれなくなります。いわゆる「術封印」ってやつです。
(ちなみに森をスルーして山道を越えようとしても、通行手形が使えず山道に入れません
術封印状態で森を進むと、見張り役の雑魚魔物がいて戦闘に。
キーファに「一人でやれるのか?」と聞かれ「やれる」と答えるアドニスですが、雑魚とはいえさすがに術なしでは厳しいです。どんどん削られるHP。
「大したことないね、人間ッ!このまま…」
「死ね」
と、止めを刺される寸前にキーファが助太刀に入ってくれました。いわく、「見ていられんな。吾輩の従者に敗北は許されん」とのこと。ツンデレですか。
「チャンスをやろう。望むは一言、薙ぎ払えッ!!」のお言葉とともに、術封印が解除。キーファの力で雑魚魔物を下します。
戦闘後「貴様に死なれると困るんでな」というキーファに、素直にお礼を言うアドニス(ひねくれることも可
「魔王が人助けなど身の毛もよだつわ」とか呟きながらも「こうなったらさっさと用事をすませろ」と言ってくれたので、
森のさらに奥を目指します。
奥へ進むと、なにやらボコスカという音が。音のほうへ行ってみると…そこには魔物にボコられるバーンズ王と、父親を思いっきり盾にしている、ミカ姫とゲイル王子の姿が。
スルーしようにも道のど真ん中にいるので、仕方なく魔物を倒してバーンズ王を救出します。
お礼を言われつつどうしてここにいるのかと尋ねると、ミカいわく「あなたの冒険をサポートするために追ってきた」とのこと。
アドニスに神降ろしをさせてしまったのは自分たちにも責任がある、全部任せっきりじゃあんまりだ…というゲイルとミカ(ちなみにバーンズ王は最後までめんどくさがったらしい
まあ要するに、ダンジョンでの回復&セーブ係をしてくれるとのことです。バーンズ王はプレイ時間と倒した魔物の数をカウントしてくれます。
「ずいぶんと変わった王族だな…多少の好感は持てるが」と呟くキーファ。たしかに、王族が旅についてきてサポートというのはあんまり見ないですが。
そんなこんなで、さっそく回復とセーブをしてもらいつつ奥へ進むと…いました、拉致された少女。ボーイッシュな容姿の僕っ娘です。かなり可愛いです。
その少女、今まさに自分をさらった魔物に食われる寸前です。助けなければ!
魔物はキーファの声が聞こえるようですが、どうもあまり頭の出来は良くないようで…噛み合わない会話にブチ切れたキーファから「ぶっころせ!」とのお許しも出たので、
さっくりと倒しましょう。初めてのボス戦です。
ボス魔物を下し、怪我をしているらしい少女をキーファの魔力で治療。「べっ別にその女の心配とか全然してないんだからなッ!?」(Byキーファ/本当に言う
ここでの少女のセリフから、この世界では魔法は珍しいもの(伝説といわれるくらい)らしいと分かります。
元気になった少女はお礼を言いつつ、自己紹介をしてくれます。少女の名前はリュカ。
前述のとおり、「ご恩と奉公の村」で薬売りをしています。この子がこのゲームの正式なヒロインです。
そしてこの子、王族トリオと同じくキーファの声が聞こえません。
リュカは一度王城に薬の配達に行った際にアドニスを見ており、自分と同じくらいの年の子が騎士団長なんてすごい!と印象に残っていたそうで。
そこに今回助けられたことも加わって、リュカはすっかりアドニスに惚れてしまったようです。
リュカの暮らす「ご恩と奉公の村」はやはり名前の通り、「受けた恩はきっちり返す」ことを鉄則としているらしく、
「これだけお世話になっておいて、お礼をしないわけにはいかないです!ぜひ村に来てください!」と言われたので快諾するアドニス。
そりゃこんなかわいい子に誘われたら断れません。キーファには怒られますが。
そんなわけで、リュカと一緒に「ご恩と奉公の村」に向かうことに。
ここでキーファのモノローグが入ります。
この世界には魔法が存在しないらしい。キーファが元いた「第七世界」でも先天的に魔法の才能がない者はいたし、それ自体はどうということはないのだが…
ならば、魔法のないこの世界で、魔王であるキーファの魔力を易々と操るアドニスは一体何者なのだ?
考えても答えは出ません。結局「とんだマイノリティーということか」と無理やり結論付けるキーファでした。
とりあえずここまで。続きは明日の夕方くらいにでも投下します。
バイオハザード5、ナイトナイト乙です
乙です!
閑話休題2。
「魔法が存在しない」と書きましたが、実際には存在しないわけではなく、魔女や魔人など魔に属するものだけが使える力のようです。
太古の昔は普通の子供でも使えた力だそうですが。
どっちにしろ、騎士であるアドニスがキーファの魔力を使えるのは不思議なことです。
さて。森を出ていく三人の姿を、覗き見ている金髪の女性がおりました。
彼女はいわゆる「魔女」で、どこかから魔法を使ってアドニスたちを見ていたようです。
女性は「わたくし以外にああも上手に魔力を操れる人がいるなんて」と、えらくご機嫌。
彼女と、一緒にいた男性は、アドニスにキーファが宿っていることを知っている様子。「あれは奴に宿った魔王の力だろう」と言う男性に対し、
「だからといって、誰でもああ上手く魔力を操れるわけではありません」と返す女性。
肉体、素質、そして精神力…どれをとっても素晴らしい、と。
「彼は必ずここにやってくる。その時は…ふふ」と、どうやら女性は何かを企んでいるようです。「あの小僧もご愁傷さまだな」と男性。
ちなみにこの男性は今まで風呂に入っていたらしいですが、バスタオル代わりにそばにあった女性の下着で身体を拭いたと言い放ち、女性にぶん殴られます。
ここまでシリアスっぽかったのに台無しです。
そんなこんなで、「ご恩と奉公の村」にやって来た一行。村人に話しかけると、みんなリュカの無事を喜んでくれます。
「村長が探していた」と言われるので、村長の家に行きましょう。
この村の村長はご老人です。そしてリュカの実の祖父。
じーちゃん村長はリュカの無事をそりゃもう喜んでくれ、リュカはこれまでの経緯をかくかくしかじかと説明します。
アドニスにお礼を言う村長。村の掟に従って……なんと「リュカをあなたに差し上げましょう!」ですとー!?
アドニスもアドニスで「大切にします」とか言っちゃうし。キーファにはツッコまれ、リュカには「僕はものじゃないんだぞー!」と怒られ。
とまあ、じじいジョーク(By村長)も大概にして。村長はアドニスが魔王討伐の旅をしていることを知っており、
そのためには東にある山道を越えなければいけないことも知っているようです。
村長いわく、出発の際にバーンズ王からもらった通行手形はかなり昔に発行されたもので、今は使えなくなっているとのこと。
どこまでダメなんだバーンズ王。
山全体をこの村が買い取ったらしく、山道を越えるにはこの村で発行される通行証が必要なんだそうです。
なら、リュカを助けたお礼に通行証をもらえるんですねそうですね…と思ったら村長、
「さしあげま…せん!」……なんで。
「リュカを助けてくれた程度のご恩では、通行証を差し上げるほどの奉公は約束できなかったり」……なんで!?
「僕、通行証以下…」と落ち込むリュカを横目に、村長はある提案を持ち出してきました。
村から東にある「加虐者の洞窟」に、村にタカリを繰り返すゴロツキどもが集まっているらしく、
そいつらを退治してくれたら…と。
なんか納得いかないというか、リュカが可哀想というか…ですが、
ほかに方法もないのでとりあえず例の「加虐者の洞窟」へと向かいます。
洞窟に入ってすぐ、リュカに謝罪されます。
いわく、「ご恩と奉公の村」の村人たちはみんなあんな感じで、ちょっと現金なところがあるようです。
「僕のこと助けていただいたのに、こんなことまで…」と俯くリュカ。君が気に病むことなんてないのにと思いますが。
責任を感じたのか、リュカは最後までお付き合いします、と言ってくれます。
ご恩とか奉公じゃなしに、団長さんの力になりたいんです、と。なんて健気…!
そんな健気なリュカとともに進む、加虐者の洞窟。
しばらく進むと、三人(三匹?)組の魔物に絡まれます。
この洞窟は「泣く子はもっと泣く、ドSな盗賊団のアジト」だそう。村にたかってたゴロツキって魔物だったんですね。
だから村では対処できなかったんです。
「どうする?」と尋ねるキーファと怯えるリュカに、「任せて」と答えるアドニス。
安心したのか一転して強気になるリュカ。しかしアドニスはそんなリュカを下がらせ、一人でぐいぐいと前に出ていきます。
「そんなに前に出ては…!」と焦るキーファ、あっという間に取り囲まれるアドニス。
しかし魔物の攻撃は、アドニスの体に傷ひとつつけられずに跳ね返されました。
「かってえ!なんだコイツ!」と騒ぐ魔物たち。ですが、キーファは何が起こったのか理解していました。
アドニスは魔物の攻撃を受ける寸前、魔力を使って自分の前に壁を作ったのです。
この短期間で、ここまで魔力を使いこなすアドニスに驚くキーファ。
リュカも加勢し、魔物をあっさりと下すと、リュカはアドニスを心配してくれます。こっちは無傷ですけど。
キーファはキーファで、さっきの出来事にまだ混乱しているようです。
度胸、意志、魔法のセンス…吾輩が真に恐れるべき人間は……そこで、「馬鹿馬鹿しい」と考えを打ち切るキーファ。
王族トリオに回復してもらいつつ洞窟をさらに進むと、いましたボスです。ドSな盗賊団の団長様です。
ちなみにこの団長様もキーファの声が聞こえてます。ということは…そう、団長様も魔物です。
村に迷惑かけるな、というリュカを、青臭いと笑う団長様。こんな奴はとっとと倒しちゃいましょう。
ある程度体力を削ぐと、団長様は本気を出し第二形態にパワーアップ。でもそれって死亡フラグ。
苦戦しつつもなんとか倒し、勝利を喜ぶリュカ。キーファは相変わらず自分のおかげだと言いたそうですが。
…と、ここで見知らぬ妙齢の女性が現れます。女性はアドニスを知っているようで、
「アタシの愛しい人」と呼びますが、アドニスには全く身に覚えがありません。
女性はそれすら承知のうえらしく、更にキーファの声も聞こえている様子。
見下すような口調にキレたキーファは戦おうとしますが、アドニスは歴然たる力の差を感じ取り、戦えないと答えました。
ガネットと名乗る女性は「アナタはアタシに勝てない…永遠に。それがアタシの望み」と笑いながら、
また会いましょうアドニス、と去って行きます。完全に電波ですこの人。
何が何やらですが、とりあえずご恩と奉公の村へ帰り、村長に盗賊団を制圧したことを伝えるアドニス。
まさか殺してはいるまいな?と聞かれ、気絶させただけだと答えるリュカ。
すると村長、「受けたご恩は…きっちり奉公しなきゃのう?」と、猛ダッシュで外へ飛び出し、
村人たちを引き連れて盗賊団にトドメを差しに行く気まんまんです。
寸前でリュカに力づくで止められてましたけど。
リュカが飛び出して言った後、なにやら落ち込んでいる様子のキーファ。
どうやら、先ほどガネットに、アドニスに宿っていなければ何もできない中途半端な存在について
「惨め」と言われたのがショックだったみたいです。
吾輩は一体何なんだろうな?と呟くキーファに、「キーファはキーファ」と返すアドニス。
キーファは笑い、「…今は、そういうことにしておこう」更に「ありがとう」とまで言ってくれます。
最後咳でごまかしてましたけど。ていうかやっぱりツンデレ。
浮上したキーファは、アドニスにガネットについて尋ねます。
本当に心当たりはないのか、と聞かれ、ないと答えるアドニス。
貴様も吾輩以上によくわからん存在だな…似た者同士、か。
キーファは心なしか、ちょっと嬉しそうでした。
さて。盗賊団を制圧したため、約束通りちゃんと使える通行手形をもらえました。
これでやっと山道が越えられます。
村をあとにして森を進むと、リュカが追いかけて来てくれました。
アドニスがくれた恩儀、まだ返し切れていないと、
リュカは魔王討伐まで一緒に行ってくれることになりました!……キーファは嫌そうですけど。
通行手形を使い、山道を登る一行。
余談ですが、ここではゲイルの回復が使えません。
なぜなら彼、実は筋金入りの山マニアで登山狂。
すっかりハイになっており、「傷薬?登山にそんなもの必要ない!」と言われてしまいます…そりゃないぜ。
山道の中ほどまで進んだところで、そろそろ日が落ちそうです。
ちょうど向こうに小屋が見えたので、今日はここで一晩泊めてもらうことにします。
小屋に着き声をかけると、中から現れたのは以前アドニスたちを覗いていた金髪の女性でした。
(アドニスはそんなこと知る由もないんですが
女性はナナリーと名乗り、快く宿を貸してくれます。…がナナリー、アドニスたちが名乗る前からこちらの名前を呼んできます。
そこを問い詰めるキーファ。アドニスにも、用心しろと忠告してきます。
ナナリーは笑い、一行を中に招き入れました。
キーファの忠告は正しかった。
一行はナナリーにより、部屋に閉じ込められてしまいます。
狙いは貴様だろうな、とアドニスを見るキーファ。
とりあえず脱出するべく、部屋の中を調べるアドニス。
タンスを調べると中は空っぽでしたが、なにか仕掛けがあったようでドアの開く音がしました。
ドアを抜けると、そこは広い広い屋敷でした。小さな小屋にいたはずなのに。
なんにせよ、まずはナナリーに会わなければいけません。どうも彼女のほうから誘導しているようですし。
スライム兄弟による謎解きパズルをこなしつつ進むと…そこにいたのは、
以前ナナリーといっしょにいた男性でした。下着で身体を拭いていた彼です。
そしてこの彼、キーファの声が聞こえ、正体まで知っているようです。
下ネタを交えつつ肯定する彼。まあ覗いてたんだから当然ですか。
この際だからとリュカにもキーファのことを説明しますが、やっぱり何も聞こえない様子のリュカ。
そんな一行を楽しそうに眺める男性。彼はこの場所を「冷血で傲慢な魔女の住む館」といい、
自分はその魔女の古い知人だと言います。
さらに魔女――ナナリーが一行を見ていたことも明かしますが、自身の正体についてははぐらかします。
大事なことについて、人間はいつだって言葉を濁すものだと。
だがどうでもいい質問には答えよう、そう言って彼はケイトと名乗りました。
ケイトは一行に、この館から出たいかと尋ねます。全力で肯定しますが、
ケイトいわくこの館には入り口がない、よって出口もない…と。
では出口がないならどうすればいい?答えは簡単、ないなら作ればいいじゃない。作らせればいいじゃない。
というわけで、やはりナナリーに会う必要があります。ケイトはアドニスに協力を申し出ました。
魔女の客人であるケイトを、キーファは信用できない様子。
ですが、アドニスはケイトを信じてみることにします。ケイトは「面白いやつだな、お前」と笑いました。
それでも納得のいかないキーファに、ケイトは私が敵なら話などせず、さっさと襲いかかっていると笑います。
さらに、自身も魔女に軟禁されている身なのだと。
…まあ、彼がこの館にいるのは、以前下着で身体を拭いた際にナナリーの怒りを買ったせいなんですがね。
そんなノリのまま、ケイトパーティイン。……した矢先にどん引きしたリュカにぶん殴られ、ケイトは哀れ真っ逆さまに落ちていきました。直後生還するけど。
ケイトが加わり、とりあえず来た道を戻る一行。
途中にあった魔法陣を調べると、ワープ用のものらしく、ケイトが使えるようにしてくれました。
意外と頭いいんですね彼。
ワープした先の廊下を進んだ部屋には、ナナリーが待っていました。
彼女は部屋に閉じ込めたことを悪びれもせず、アドニスに「貴方がほしい」などと言ってきます。
さらにキーファにも興味を示すナナリー。
ナナリーは改めて自分が魔女であることを告げ、目的を明かします。
それは、研究。彼女は魔法について研究をしており、
キーファの魔力を使いこなすアドニスを研究材料として欲しているようです。
リュカに自己中となじられるも、否定しないナナリー。分かっているなアドニス、この女は――敵だ。
協力を得られないと知ったナナリーは実力行使に出ます。迎え撃つアドニスたち。
強烈な魔法攻撃に苦戦しつつ、なんとかナナリーを倒すと…これまでのお嬢様風の上品な口調が一転。
男口調になり、一人称も「俺」に変わります。どうやら今までのは演技で、こっちが地のよう。
おやつも出すから、もう一緒にこの屋敷に住も?居てくれるだけでいいから!と言ってきますがもちろんお断り。
ヤケになったナナリー、空間ごと消し去るという極悪魔法を発動させますが、
詠唱に失敗してしまい一行はナナリーごと異次元に吹っ飛ばされてしまいます。
脱出方法は分からない、あるかどうかも怪しい。とりあえず出るかというアドニスに、だから脱出方法なんて、と言うナナリー。
ですがアドニスは「ナナリーが知らないだけ」と。頷くキーファ。
さらに、アドニスはナナリーに「一緒に行こう」と言います。
それを受けて、これまでの暴挙の数々を詫びるナナリー。
彼女は幼いころから祖母に魔女としての教育を叩きこまれ、ほとんど館から出ることもなく育ったため、
アドニスを見つけた時は仲間を見つけたようでとても嬉しかったそう。
友達になれるかも、友達になりたい。ですがその方法が分からず、
暴走の挙句にこんなことになってしまったみたいです。
そのすべてを「気にするな」で片づけるアドニス。キーファはこのお人好しが、と言いつつ
文句をつける気はないようです。
と言うわけでナナリーを加え、この異次元からの脱出を試みることになった一行。
ちなみに異次元に飛ばされた際、ケイトは一人だけ着地に失敗し真っ逆さまテイク2です。哀れ。
さて、ケイトが落ちた先にはあのガネットが。どうやら二人は顔見知りのようです。
アドニスを見守っていたというガネットに、お前もアドニスかと呟くケイト。
ここでの二人の会話から分かりますが、ナナリーは正真正銘、れっきとした 男 性 です。
クリア後に見られる制作ルームの情報によれば、異性の好みはノーマルだそう。単なる女装男子です。
ですが立ち絵はどう見ても女の子なので、
今後もナナリーのことは「彼女」と呼ぶことにしましょう。
果ての見えない異次元を歩き続ける一行。と、胸騒ぎを感じてアドニスは立ち止まります。
嫌な予感がする、と言うアドニス。何も感じないというナナリー。
ちょっと休憩するか、と言いだしたその時、こちらに向かってくるひとつの人影がありました。
それはボロボロのマントを纏った、長髪の男性でした。
どことなく雰囲気がアドニスに似ているような気もしますが…
彼はアドニスを、それからリュカとナナリーのことも知っているようで
「こんなところで会えるなんて思わなかった、会えて嬉しいよ」と言いますが、誰も身に覚えがありません。
アドニス、君のことはよく知っているよ。でも君は違うね。そう言う男性に、思わず謝罪するアドニス。
彼は謝ることはないと笑い、僕と君が会えたことはひとつの奇跡だと告げます。
それが良いことなのか、悪い事なのかは分からない。けれど、僕は君に会えて嬉しい――
そしてやはりというか、キーファの声も聞ける男性は、アドニスを頼む、彼の旅を助けてやってほしいと頼みます。
それは僕にはできない、キーファにしかできないことだと。
「旅を続けて、アドニス。君ならきっと世界を知れる。…偽りの世界を」
「君のための物語じゃない。君が終わらせる物語なんだ」
時が来たら、きっと僕が君を助けるよ。
そう言い残して、男性は自らの魔力を使い異次元から脱出させてくれます。
目覚めた場所は、元いたナナリーの館でした。
全員無事だと分かり、話題は先ほどの男性のことに。
敵ではなさそうだと言うナナリーに対し、ああいう輩はタチが悪いから分からんと言うキーファ。
とりあえず館を出ようということで、扉をふさいでいたボス魔物を倒しつつ外へ。
するとキーファはナナリーに、このままこの館で一生過ごすのか、アドニスの魔王討伐の旅についてくるか選べと言います。
そりゃ一緒に行きたいけど、俺いろいろ酷いことしたし…と渋るナナリー。
アドニスは全く気にせず、一緒に行こうと誘います。リュカも賛成、キーファももちろん賛成。
どころか自分から「連れて行ってやれ」と言います。
やけにナナリーに優しいキーファですが、本人いわく
「孤独というものは、お前が思うよりも案外、辛い」と。
どうやらナナリーの身の上に自分を重ねていたようです。
そんなわけで、改めてナナリーが仲間になりました。
今回はここまで。続きは早くて今日の深夜、遅くとも明日中に投下します。
BIOHAZARD5の続きをChapter4まで投下します。
Chapter5も書き終わってるんだけど、アホかってくらい長くなってしまった…
どうしよう…
【用語紹介2】
プラーガ・タイプ3:プラーガ改良版。身体能力が向上したが巨大化するケースや女性に定着しないなど欠点も多い
始祖ウィルス:T、G、T-Veronicaなど数々の危険なウィルスのベースとなったRNAウィルス
【登場人物紹介2】
アルバート・ウェスカー:クリスの宿敵。数々の事件で表裏問わず活動し、多数のウィルスなどを所持
エクセラ・ギオネ:トライセルアフリカ支社の女社長。他人を見下しプライドの高い性格
オズウェル・E・スペンサー:元アンブレラ総帥。神になるのが夢らしい。今まで隠れていた
-----------ここから本編
【Chapter 3】
湿地帯をボートで移動中、シェバはクリスにジルの事を尋ねる。
クリスは語り出した。あの無念の思い出を。
-2年前、B.S.A.A.隊員だったクリスとジルは、長い間身を隠していたアンブレラ総帥
オズウェル・E・スペンサーの居所判明の情報を入手し、スペンサーの身柄確保作戦に自ら名乗りを上げる。
その真の目的はスペンサー自身ではなく、長年行方が分からなかった宿敵、アルバート・ウェスカーの
情報をスペンサーから得る事だった。
しかし雷鳴轟く悪天候の中、スペンサー邸に潜入した2人が最奥の部屋で目にしたものは、あまりにも
想定外の光景と言わざるを得ない。床に転がったスペンサー老人の遺体、そして窓の外を眺めて黄昏れる
ウェスカー本人…
呆気に取られる2人だったが、元々はウェスカーを探す手がかりを得る為にここへ来たのだ。そのウェスカー
が目の前に居る!
すぐさま銃を構えるクリスとジル。しかしウェスカーは何の躊躇いもなく余裕の表情で歩み寄ってくる。
発砲。発砲。発砲。しかし当たらない。当たらない。当たらない。
マトリックスばりの動きで残像さえ残しながらウェスカーは弾丸を華麗に全て回避。そのまま2人に近づき、
ジルを周囲の本棚に向かって激しく吹き飛ばす。
さらにはクリスをボコボコにし、振り回し、机に叩きつけ、クリスは衝撃で身動きとれなくなってしまった。
そのクリスの首を掴んで片手で軽々と持ち上げるウェスカー。クリスも重量級なのに恐るべき怪力だ。
その怪力でもって、首を締められ続けるか、ポキっとやられたらクリスは一巻の終わり。それを悟ったジルは
「ダメ!」と大きく叫ぶと、自分のダメージを無視してウェスカーに向かって全力で走り、タックルを仕掛ける。
その決死のタックルにはウェスカーも抵抗できず、クリスを落としたウェスカーとジルの体は勢いのまま
窓を割って外へ放り出されてしまった。
窓の外は底が見えないほどの深い崖。2人の姿はもう見えない。
後には崖下へ向かって相棒の名を呼ぶクリスの悲痛な叫び声だけが残された…
その後のB.S.A.A.による崖下の捜索では、遺体はおろか遺留品の1つまで見つからず行方不明とされ、
後日、規定によりジルは公式には死亡として扱われる事になる…
# この事件の詳細は追加シナリオ『LOST IN NIGHTMARES』で語られますが今回は割愛します。
しかし、クリスはジルの遺体を見たわけではない。望みは最後まで捨てていない。
一方、シェバもクリスに問われ、自分の事を少しだけ語った。
家族をアンブレラの起こした「事故」で失ったのだと言う。もちろんただの事故ではない。例によって
生物兵器開発の実験を隠蔽する為の仕組まれた事故で、だ。
彼女もまた、アンブレラ、ひいては生物兵器開発を人一倍憎む犠牲者だったのだ。
その思いはクリスも言わずもがな。2人には仕事として以上の絆が生まれ始めていた。
湿地帯には先住民族が住んでいる。油田へ向かう為にはその居住区を抜けていかなくてはならない。
居住区に進入すると、ご多分に漏れず、既にマジニ化している先住民の大歓迎を受けた。しかも
何百年前だと言いたくなるほどの部族衣装(例えば上半身裸に腰箕で槍持ちなど)を身に纏って。
そしてこれまで戦ったマジニより手強い。
# 道中で入手する補足資料から分かる事ですが、先住民はプラーガ・TYPE3に寄生されています。
# TYPE2との違いは身体能力が強化されている事で、手強いのはそういう理由です。衣装については
# やはり現代では普段からこんな格好な訳ではなく今ではお祭りの時くらいしか着ない、昔の戦闘衣装
# のようです。ちなみにTYPE3は女性には定着率1割以下だそうで、ここで登場するマジニは全部男性。
# それにしても、先住民達の貯め込んだ沢山の金銀財宝を根こそぎ持っていってしまうクリス達も
# 正直どうかと思いますw
先住民マジニの攻撃を凌ぎつつ油田に到着。油田のすぐ脇にはトライセルの医療用仮設テントが
あったが、これと言った感想も無い為スルー。
油田に入ると出来すぎなほどに都合よく遠方にアーヴィングの後ろ姿を発見。油田の仕掛けを
解きつつ急いで後を追う。
油田の奥の部屋に入ったところで、2人は懐かしい顔に出会った。
デルタチーム隊長、ジョッシュだ。生きていたのだ。
他のデルタチームのメンバーは全滅と聞き、激しくショックを受けるジョッシュ。
そんな状態なのに2人は何故撤退しなかった?と聞かれ、友人を捜しているのだとクリスに代わって
シェバが答える。
しかしジョッシュこそ何故こんなところに居るのだろうか。
問いかけるがその答えは彼にも分からない。
マジニとの戦闘中に気を失い、気が付いたらここに居たのだと言う。
ハテナマークが3人の頭上に浮かんだその時、突然ドアが閉まり、マジニ達の襲撃が始まった!
ジョッシュを囮にしたアーヴィングの罠だったようだ!
閉められたドアを横にあるコンピュータの操作でジョッシュがセキュリティ解除する間、クリス達は
彼の護衛をする。
# マジニが真横に迫っても一心不乱に操作を続けるジョッシュ。ある意味立派です。
何とかドアが開き、3人は脱出に成功した。
息を整える3人。ジョッシュは退路を確保、クリス達はアーヴィングを追うということで二手に別れた。
油田から桟橋に出ると、小型ボートと巡視艇を発見。どちらも出港するところだった。小型ボートには
仮面の人物が、巡視艇にはアーヴィングが乗っている。アーヴィングはクリス達に気がつくと
「ショータイムだ、楽しめ!」
と笑って艇は桟橋を離れていった。直後に始まった震動!油田が爆破されようとしている!
カウントダウンが開始された。
桟橋の反対側でジョッシュが脱出用のボートを用意していた。カウントダウン終了までにボートまで
辿り着けば油田の大爆発を背に無事脱出成功となる。
# アーヴィングは実は表向きはトライセル社に所属し、この油田の所長です。闇取引は裏の姿。
# しかし既にこの油田の埋油量は枯渇しかかっていました。
# 事故にみせかけてその事実を隠蔽する事と、追ってくるクリス達を始末する為の一石二鳥を狙って
# 油田爆破に及んだ事が補足資料に書かれています。
いい加減アーヴィングとの罠付き追いかけっこにも飽きてきたものの、ジルに関する手がかりは彼しかない。
見失ってしまった巡視艇だが、まだそう遠くには行っていないと判断してボートを走らせるジョッシュ。
各所で閉められた水門を開放しつつ、マジニと戦闘しつつ、前進。
いつのまにか周囲はろくに先が見えないほどの濃霧に覆われていた。
何気なくボートを操っていたジョッシュは、霧の中から突然現れた巡視艇に驚き慌てて
舵を切るが間に合わず衝突。
転覆は免れたものの体勢を崩したところに巡視艇から機銃照射。
「無茶しやがる!」雨のように降り注ぐ銃弾の中でクリスはぼやく。
機銃を操るマジニをハンドガンの的確な射撃で仕留め、乗り移る為にボートは巡視艇との
併走を開始した。
一方、その時のアーヴィングはと言うと。
艇に乗り込もうとしているB.S.A.A.を把握していながら逃げもせず甲板上で苦い顔をして立ち尽くしていた。
脳裏に浮かぶのはつい数時間前の出来事…。
実はアーヴィングは油田に戻ってきた時、そこに隠していた自分の多額の個人資産を持ってこの件から
降り、高飛びしようとしていた。
しかし仮面の人物がそれを悟り、逃がさぬとアーヴィングに詰め寄る。
「エクセラのオモチャのくせに!」
アーヴィングは抗うが、仮面の人物は意に介さず彼を締め上げた。
「責任を取れ」
仮面の人物は静かな口調でそれを繰り返す。
正式な取引商品ではない流出B.O.W.を闇市場に流していたのはアーヴィングが自分の金稼ぎの為に独断で
行った事である。そしてそれがもとで、B.S.A.A.にこの件を嗅ぎつけられた。
また、B.S.A.A.の追っ手を始末する事にも立て続けに失敗し、大事な取引に使うはずの大型B.O.W.を
2体(ポポカリムとンデス)も失った。その責任を取れと言っているのだ。
アーヴィングは必死に抵抗するが、仮面の人物は相当な力で首を締め上げているらしく、びくともしない。
観念したアーヴィングは分かったと返答。仮面はアーヴィングを地面に下ろした。崩れて咳き込む
アーヴィングに、容赦なく仮面の人物は薬品の入った注射器を突きつける。
「使いなさい」
それは、一度人体に打ち込めば巨大な力を得る代わりに外見も怪物となって人間である事を諦めなければ
ならない悪魔の寄生生物、支配種プラーガの卵であった…
甲板上でクリス達はアーヴィングに銃口を向ける。
「観念しなさい!」
しかし、アーヴィングはそれを聞く耳を持たず、自暴自棄になって独り言を呟き続ける。
「誰のおかげで多額の資金を稼げたと思ってんだあいつら…」
「どいつもこいつも俺の邪魔ばかりしやがって…」
まるで3流悪役の台詞だが、アーヴィングはもうやけくそ気味で覚悟を決めていた。人間辞める覚悟を、だ。
仮面に渡された注射器を自分の首に打ち込む。途端に変化を始めるアーヴィングの体。
# 成体プラーガを口から入れたわけではないのに即寄生と変化が始まった理由はよく分かりません。
# 更なる改良型?それとも支配種プラーガの特性?
笑いながら湖に飛び込むアーヴィング。次に湖面に現れた時にはもう巨大な魚っぽい水棲怪物となっていた。
即死の噛みつき攻撃を引っさげて、ひたすら笑いながら襲いかかってくるアーヴィング。
クリス達は艇の機銃と迫撃砲を使って迎え撃つ。
撃破すると水棲怪物の口の中に居たアーヴィングの本体は甲板上に放り出される。
水棲怪物の体はそのまま水の中に沈んでいった。半分化け物と融合したままのアーヴィングは断末魔の
呻きをあげてのたうち回っている。一応銃口を向けるものの、もう抵抗は出来ないだろう。
「B.S.A.A.か。おめでたい連中だぜ。もうすぐ世界は変わっちまうってのに」
瀕死のアーヴィングはそう言って苦しそうに笑った。
「エクセラの奴、二流品を寄越しやがって…」
意味不明な事を口走っている。
ジルの手がかりをこいつから得なければいけない。もう死にかけているアーヴィングに焦るクリスは
矢継ぎ早に質問を飛ばすが、アーヴィングはまったく答えようとしない。
気が触れてしまったのか、もう会話が通じないのだ。狂ったように勝手な独り言を呟くだけ。
イラっとしたクリスは時間の無駄だと呟き、撃ち殺そうと銃を構える。
慌てたシェバは彼を制止した。「クリス!」
とその時、まともな会話が通じなかったアーヴィングが初めてその言葉に反応した。
「クリス?お前はクリスって名前か?」
そのまま笑い出すアーヴィング。何がおかしいのか大笑いだ。どうやらクリスの名前を知っていた様子。
「クリス、お前の求める答えがこの先の洞窟にあるぜ?」
急に馴れ馴れしく友人と話すようにアーヴィングは言う。
「先に逝ってるぜ、あの世でまた会おうクリス!」
そう言い残して闇商人の体は溶けていった…。
- Chapter 3 終了 -
続きます
【Chapter 4】
ジョッシュの操るボートに乗り、アーヴィングの言う洞窟に到着した3人。
そこであの仮面の人物が乗っていた小型ボートが停泊しているのを確認する。
ここに来ているのは間違いないようだ。
クリスとシェバの2人はボートを停めてもらい、洞窟内部に上陸する。
ジョッシュは別行動で応援を呼んでくると言い、ボートでそのままUターンして洞窟から出て行った。
洞窟を進む2人。
歩きつつ、ふとシェバは思い出したように言う。
「アーヴィングが"エクセラ"って名前を言ってたでしょ?」
「ああ」
「実はその名前にちょっと心当たりがあるの」
B.S.A.A.を組織した製薬企業連盟。もちろんB.S.A.A.に対して一定の発言力が
あるわけだが、その中でも連盟の理事企業であれば極めて強い権限をもつ。
その理事企業の1つ「トライセル」のアフリカ支社の女社長が"エクセラ"という名前だったと言う。
「もちろんただの偶然の一致かもしれないけど…」
考えても答えは出ないので保留にして先に進む事にした。
洞窟の奥は遺跡になっていた。それも広大な遺跡だ。
アフリカに長く住むシェバにとっても、こんな巨大な地下遺跡の話は聞いた事もない。
遺跡を進んでいくとまたしても先住民マジニに出迎えられる。
しかもこの遺跡はトラップや自動装置だらけだ。
まるで映画インディジョーンズの世界に迷い込んでしまったかのように
落とし穴やら疑似エレベーターやら接触すると爆発する巨大な火の玉やら、
虫眼鏡を応用したような光を集約して撃ちだし当たると即死する巨大な疑似レーザー砲やら、
紐を引くと自動で階段が出現したりと古そうなのに大がかりな仕掛けがてんこ盛りである。
遺跡の奥にある何かを守る為なのだろうか。
おまけに鉱山で1度戦った事のあるB.O.W.ポポカリムがここにも居て襲われた。
だがB.O.W.が放ってあるという事はここが生物兵器に関連がある事の証明でもある。
クリス達は1つまた1つと、戦闘したり罠を解除したりして苦戦しながら先に進んでいく。
一方その頃。とある研究施設の1室。
ソファに座っている妖艶な露出高めの女とサングラスの男の2人。男とは誰あろう、
クリスの宿敵、アルバート・ウェスカーその人である。
女はウェスカーの腕に注射を打ちながら言う。
「積み込みはほぼ終わったわ。もうすぐ飛び立てる」
ウェスカーは適当に「そうか」と返事をした。
「あのプラーガって商品はすごいわね。最初は半信半疑だったけど」
「そして今はウロボロスも完成した」
女はウェスカーの返事を待たず、饒舌に続ける。
「これでお前のトライセルでの地位も安泰だな」とウェスカーが彼女の次の言葉を先読みして言った。
女はトライセルの関係者のようだ。だが彼女は首を振りそんなものにはもう興味が無いと言う。
「貴方には優秀なパートナーが必要だわ」
そう言ってウェスカーにしなだれかかる。
「そして私にはその資格がある。私は貴方の世界で生きていく」
ウェスカーは女の顎を掴んで「そうだな」と呟いた。キスでもするのか…と思いきや、
掴んだ顎を横へ冷たく突き放す。女は大いに不満そうだ。
そこへ仮面の人物から「B.S.A.A.が侵入しました」と告げられた。
女は先ほどのささやかな仕返しとばかりに「貴方のお友達、クリス・レッドフィールドよね?」
と意地悪く言う。少しくらいウェスカーの苦い顔を見てやりたかったのだ。
だがウェスカーは応じない。「計画の遅れは認めない」と冷たく女に告げ、追い払う。
お喋りに興じる暇があるならやるべき事をやれと言っているのだ。
女は返事をせず、悔しい表情で仮面の人物と共に部屋を出て行った。
1人残ったウェスカー。あのスペンサー邸での出来事をフラッシュバックさせながら
「感謝しておこう、スペンサー」と呟いた。
その視線の先には、「UROBOROS」と書かれた巨大なミサイルが多数存在していた…。
遺跡を抜けたクリス達。その目の前には大きな花畑が広がっていた。
地下なのに…。思わずシェバは呟く。天井の隙間から光が少しだけ差し込んでいる。
そこに咲いている花は1種類だけ。それも2人が見たこともない花のようだ。
「アーヴィングの言った答えとはこれの事か?」
声に出してみるが、当然どこからも回答は返ってこない。
呆気に取られていたが、ふとクリスは花畑の周囲に置かれていた機材に気が付いた。
その機材は…長年放置されていたせいか汚れが酷いが、汚れを手で払ってみると
見覚えのある白と赤の傘マークが出てきた。忘れもしない、アンブレラのマークだ…!
するとこの花畑はアンブレラ絡みなのか…?
さらに見回してみると、反対側にはトライセルの設備も見つかった。
アンブレラとトライセル…一体どういう関係なのか。エクセラという名前も手伝って、
2人の中でトライセルへの疑いが強くなっていく。
# 補足資料で判明しますが、この花は始祖花といい、別名は「太陽の階段」。
# 食すると高い確率で死亡しますが、死ななかった場合は不老不死とも言える人外の力を
# 得られるそうです。この花から抽出したものが「始祖ウィルス」で、過去にアンブレラが
# 開発したTやG、T-Veronicaなどの数々の危険なウィルスのベースとなった超強力なRNAウィルスです。
# 前述の遺跡の数々の罠は全てこの花を守る為に先住民達が長い年月をかけて造りあげたものです。
- Chapter 4 終了 -
続きます
大事な事を伝え忘れていました。申し訳ない。
ナイトナイトの方、お疲れさまです。
深夜って言ったけど、意外と早くまとめ終わったから投下しちゃいます。
それと、バイオ5の方も乙です!
ナナリーを加え、山道をさらに進む一行。
濃い霧が立ち込める中、アドニスは寒気を感じて立ち止まります。
何者かがいる。そこにいるのは分かってると叫ぶと、現れたのは魔物でした。
こいつは山道に潜み、追いはぎ的なことをやっているらしく、自称「最強の魔物」。
なら不意討とかするなとも思いますが…
この魔物、(この世界の)魔王直属らしく、魔王からアドニスたちの抹殺を命じられこうして現れたそう。
アドニスもずいぶん有名人になったものですね。ともあれ、ここはさっくりと倒しましょう。
魔物を下すと、キーファが「どうも決定打に欠けるな」と言ってきます。
腕試しの森の主、盗賊団の団長様…そのどれも、わざわざ部下を派遣するには、アドニスたちを狙う理由が浅すぎる、と。
よっぽど神経質なのか、あるいは…?
さて、無事山道を抜けて少し進むと、見えてきました賢者の庵です。
ここに来るまでずいぶんと長かった気もしますが、とにかく噂の賢者に会いましょう。
賢者は変わり者との話でしたが、その庵からすでにそんな感じです。
だって屋根の上に、パンツ一丁のマッチョさんが三人も乗ってるんですから。
変わり者っていうか、むしろ変態じゃ…げふんげふん。
相変わらず変な趣味してやがる…と呟くナナリー。どうやら賢者のことを知ってるようです。
どういう関係なんだ、と尋ねるキーファに、祖母(故人)の古い友人なんだと答えるナナリー。
そのつながりで顔見知りで、今でも時々風呂を借りに来るそうです。
…ん?風呂?
ナナリー「お前らわかってて言ってない?賢者ってのはアイツだよ、××…あれ!?」
ナナリー「××…うおおおお!!なんだこれアイツの名前言えねえ!!」
キーファ「××…本当だ、ていうかアイツ賢者か!マジでか!」
どうやら××により、一種の呪いのようなものがかかってしまったらしいです。
もうお分かりかと思いますが、賢者ってのは××のことです。××…あれ?
…とりあえず賢者××に会うべく、庵の中へ。しかしそこはもぬけの空でした。
××が残した日記があったので読んでみます。以下要約。
賢者の庵から北にある橋を渡った先の「忘れん坊の村」
村人全員が何かを忘れているらしい。
何を忘れているのか非常に気になるので、そこに向かうことにする。
用があるなら追ってきてくれ。
…ということが、非常にどうでもいい情報と非常にイラッとする文体とともに記されていました。
ついでに、リュカはここでようやく賢者の正体に気付いたようです。遅いよリュカ。でもそんなところも可愛いよリュカ。
仕方がないので、一行は××に会うべく橋を渡って忘れん坊の村へ向かうことになりました。
途中にあった村に立ち寄ると、いきなり行き倒れている人が!
リュカに村人を呼びに行かせ、旅人らしい行き倒れの彼に事情を聞きます。
しかし彼はすでに瀕死。「奴らに気をつけて」とだけ言い残し、事切れてしまいました…。
村に向かうと、そこは重苦しく不気味な雰囲気に満ちていました。
村の名前は「肉食の村」。…嫌な名前です。美味しい肉料理がウリだそうですが、何の肉ですか一体。
村人も村長もものすごく怪しいですが、リュカだけは全く疑う様子がありません。どこまで純粋なんですかこの子は。
先ほどの行き倒れさんの傷は、人の手で…それも農具の類でやられたような跡でした。
加えて、あの遺言。で、肉食。
思い過ごしならいいんだが、と呟くナナリー。
会う人会う人に「おいしそう」と言われ…こんな村、1秒だって長居したくありません。
そもそも目的はここじゃなくて、忘れん坊の村ですし。
というわけで肉食の村を後にし、橋を渡って忘れん坊の村へ……と行きたいところですが。
お約束というかなんというか…橋は落ちてしまっていました。
忘れん坊の村には、この橋を渡っていくほかありません。途方に暮れる一行。
と、背後から緑髪の少年が現れ、橋が落ちていることに気付いて大ショックを受けます。
いわく、「お家に帰れない」そう。それは大変だ!
キーファにクソガキ呼ばわりされ、誰がクソガキっスかと怒る少年。彼もキーファの声が聞こえるようです。
シンバと名乗った少年は、キーファの声が聞こえる理由について、「俺、人間じゃないっスから」と答えますが、
どう見ても普通の少年なその容姿に、リュカ以外のメンバーは信じられない様子。
とにかく、このままだと非常に困るのでお先に失礼しますと、シンバは元来た道を引き返して行きました。
さて、シンバは「近くの村の人なら何とかしてくれるかも」と言っていましたが…
ここから一番近い村といえば……先ほどの肉食の村ですよね。あそこは危ない、どう考えても危ない。
というわけで、一行はシンバを追い肉食の村に戻ることになりました。
肉食の村に戻り、村長に話を聞きます。要約すると、
・この村から北に「橋管理センター」という施設があり、橋の上げ下げはそこで行っている
・が、常時上がっているはずの橋が、数カ月前からずっと落ちたままになっている。
村人で管理センターに立ち入ったものは一人もいない
・そこまで分かってるんなら自分で橋を上げに行けばいいじゃない→センターには魔物が出るんです
というわけで、村長から管理センターの鍵を受け取ったアドニス。
橋を上げるため、一行はセンターに向かいます。
……そういえば、シンバの姿が見えません。この村に来たと思ったんですが。
鍵を使い、管理センターを進む一行。
奥に行くと、大きな滝がありました。なぜ橋管理センターに滝なんでしょうか。
魔法陣まであるし、どんな施設なんですかここ。
と、突然目の前に水神様が。この地を守護する全能の神…ですが、
勝手に寝床に入られたうえゴチャゴチャやられてお怒りの様子。
リュカとナナリーを生贄とし、アドニスが即刻立ち去りさえすれば許してやると言われますが、そんなのもちろんお断りです。
ブチ切れた水神様を倒すと、奴が魔力で隠していた通路が開かれます。
通路の先を進むと…そこにあったのは、白骨化した人間の死体でした。
そばに落ちていた手紙を読んでみます。
そこには、「あの橋は決して上げてはならない」という警告が描かれてありました。
肉食の村は、橋を渡ってやってくる旅人を獲物としています。白骨の主も、あの村に大切な人を奪われたようです。
あの村が、獲物を得られず苦しむように。私のような被害者が二度と出ないように。
だから、あの橋は決して上げてはならない。
…ですが、こちらには目的があるのです。賢者××に会うためには、橋を上げなければなりません。
…どうする。キーファに尋ねられ、アドニスはひとつの決断をします。
――橋を、上げる。
吾輩がお前でも、そうしたよ。キーファはそう呟きました。
一方そのころ、シンバは橋の前まで戻ってきていました。
一度肉食の村まで行ったものの、村人に襲われたため逃げてきたようです。
万事休すかと思われましたが、なんとシンバ、泳いで橋の向こうまで渡ることを思いつきます。
何事もチャレンジっス!と勢いよく飛び込んだものの、直後アドニスが橋を上げたため身動きが取れなくなり、
そのまま溺れてしまうシンバ。もうちょっと待ってれば普通に渡れたのに…大丈夫でしょうか。
ともかく橋は上がりました。一度肉食の村に戻ってみると…
村は、壊滅状態でした。人の気配はなく、あたり一面に焦げた臭いが残っています。
どの家もドアがひしゃげて開かなくなっており、唯一見つけた村人も、
「人が、化け物に…」と不穏な言葉を残して事切れてしまいました。
わけがわからないまま、とにかく橋を渡る一行。と、突然目の前に謎の三人が現れます。
貴族風の気取り屋っぽい男性、チャイナ風の熱血少年、それに黒ローブの毒舌少女。
貴族風はホランド、チャイナ風はドリューと名乗りました。そして、ドリューは自らを勇者である、と。
橋を上げてくれたのは君たちかと聞かれ頷くと、それについてお礼を言われます。
どうやら彼らも魔王討伐のため旅をしているようです。勇者ですし。
こちらの目的も魔王討伐だと伝えると、
ドリューは「ならいつかまた会えるかもな!」と言い、三人は爽やかに去って行きました。
騒がしい奴らです。あ、黒ローブ少女の名前はイライザと言います。オレっ娘です。
さて、橋を渡り忘れん坊の村に向かう一行。
前述のとおり、村人はみんな「何か大切なこと」を忘れてしまっている村です。
ここの村長さんはジジイ言葉を話す幼女です。可愛いです。
どっかで会ったことないか?と聞くナナリーに、とぼけてみせる村長。
賢者××のことを尋ねてみると、前にも同じように賢者を訪ねてきた一行がいた…ような気がする、と村長。
賢者の行き先までは思い出せないそうですが、ここでリュカがある提案を。
彼女の商売道具である「お目覚め草」を村長に嗅がせてみると…
「思い出しましたぞい!この村から北にある、本末転倒の森に向かうと申しておりました!」
寄り道している暇はありませんが、ほかに手掛かりもありません。
一行は本末転倒の森へ向かうことに。
…村長、なんかトリップしちゃってますが。大丈夫なのかお目覚め草。
迷路のような本末転倒の森を抜けると、その先にいたのは、
先ほど出会ったドリューご一行でした。彼らも賢者××を追っていたようです。
そして忘れん坊の村まで来ましたが、村はご覧のありさま。
そのため森の奥に生えている、記憶喪失や記憶障害によく効くという「忘れな草」を採りにここまで来た、というわけです。
じゃあみんなで忘れな草採って村に戻ろうか、と言うホランド。が、イライザがそれを制止します。
どうやら、ドリューご一行もキーファの声が以下略。
ドリューとホランドはアドニスの一人芝居か何かだろうと思っていたようですが、
イライザにはアドニスに何かが憑いていることもお見通しだったようです。
自分が魔王であることを(ノリノリで)告げるキーファ。
勇者一行としては、魔王一行は倒しとかないとなと言うイライザに、
「裏切ったなアドニスゥゥゥ!!!」と叫ぶドリュー。…裏切ったというか、なんというか。
というわけで、この騒がしい勇者ご一行とバトルに突入です。
なんとか勇者ご一行に勝利したアドニスたち。
向こうはアドニス=魔王だと思ってしまったようですが、ドリューに「俺たちのラスボス認定」を受けます。
次会う時がエンディングだぜ!と、相変わらず騒がしくも爽やかに一行は去って行きました。
さて、では忘れな草を摘みましょう。
…が、忘れな草に近付いた途端、アドニスは意識が急速に遠のいていくのを感じました。
そのまま倒れてしまうアドニス。
薄れゆく意識の中で見た光景は、
跪くガネット、王座のようなところに腰掛ける人影。
影になっていて容貌は分かりませんが、ガネットはその人物のことを「魔王様」と呼びました。
ガネットは魔王の配下だったんですか。まあそんな感じしてましたがね。
ガネット「北の地より、かつての英雄の血を引いた若者が、魔王様討伐のために旅立ったと。
いかがされますか?まずは様子見でも…」
魔王 「…潰せ。四天王の一人を派遣しろ、徹底的にやれ。
だがもし失敗すれば…分かっているな?」
ガネット「…はい。この首、代りに捧げます」
魔王 「フン…いい心がけだ。往け、ガネット」
ガネット「はい…魔王アドニス様」
光の下、露わになった魔王の顔。
それは、アドニスに瓜二つでした。
目覚めたアドニス。ナナリーとリュカを先に行かせ、キーファに今見た光景のことを話そうとします。
が、その必要はありませんでした。キーファはアドニスの精神に依る存在。
アドニスが見たのとまったく同じ光景を、彼もまた見ていたのです。
「混乱しているだろう。…吾輩もだよ」
このことはリュカとナナリーには話さないほうがいい、余計な混乱を招くだけだ…だが安心しろ。
何があっても貴様は貴様で、吾輩の従者だ。大体貴様が魔王を名乗るなど一万年早いのだ!
励ましてくれているのでしょう。そんなキーファに、アドニスはありがとうと言います。
いつになく素直だな…と照れつつ、満更でもなさそうなキーファ。
存在しないはずのアドニスの過去、ガネットの存在。
それが、アドニスにとって大切な何かを握っている。それは間違いない。
次に彼女に会ったときは――
そこで、リュカが二人を呼ぶ声がしました。
立ち止まっている暇はありません。アドニスは、声のほうへと足を踏み出しました。
ここで、謎のモノローグ。
――思い出して、アドニス。
――君は、騙されてる…
――思い出して、アドニス。
――この世界は……
改めて忘れな草を摘み、忘れん坊の村へと戻る一行。
ですが、村の様子が変です。人の気配が全くしません。どの家も、生活の跡こそ有りますが、
村人の姿だけがどこにも見当たりません。村長すら。
教会に行くと、かろうじて女性が一人いました…が、その身体は半透明に透け、今にも消えてしまいそうです。
…そう、あなたたちが忘れな草を。
この村の住人はみんな、在るべき流れに身をゆだねた。そして、私も。
忘れてはいけないこと、忘れたほうがいいこと。
…この村が忘れてしまったことは、一体どちらだったんでしょうね。
そう言い残して、女性の姿はかき消えてしまいました。
女性が消えたあとには、一冊の本が残りました。どうやら賢者××の残した日誌のようです。
この村が一体何を忘れたのか。
この日誌を読んでいる君なら、もう理解しているかもしれない。
「死」を忘れた村。それが、この忘れん坊の村であった。
この村は、もう何十年…いや何百年か、それほど遠い昔に滅び去った村だった。
しかし村人は、とある事情から自らの死を忘れ去り、不安定な状態のままこの世にとどまった。
原因は、忘れな草。
一嗅ぎすれば、それこそ赤ん坊のころの記憶まで鮮明に思い出す魔法の薬草。
だが、慢性的に嗅ぎ続けることで、逆に記憶を失ってしまう副作用があることは…案外、知られていない。
この村は、忘れな草の群生地である本末転倒の森の近くに位置していた。
その死を忘れな草によって忘れ去り、忘れな草によって思い出した住人達。
…なんとも皮肉めいた話だと思うのは、私だけではないはずだ。
さて、この日誌を読んでいる君…いや、アドニス。
そろそろ頃合いだろう。私に会いたかったら、森から西に位置している、
「意味のない塔」…ここまで来てほしい。
日誌は、ここで終わっていました。
死を忘れてしまった村。なんとも寂しい話です。
さて、「意味のない塔」。名前からして嫌な感じですが、××がそこにいるというのなら行くしかありません。
一行は誰もいなくなった村を背に、意味のない塔を目指すのでした。
今回はここまで、続きます。次からは少々間が開くかもしれません。
おつかレミリア
意味のない塔には、生きた人間の姿はありません。
その代わり、この塔で死んだ人間の幽霊が至る所におり、ヒントを出してくれます。
矢印の方向へ勝手に進んでしまう、ロ○ット団のアジトみたいな階層。
あちこちにマグマが沸いている灼熱の階層。
氷柱の壁が迷路のようになっている、極寒の階層。
見えない壁が邪魔をする、セキ○クジムのような階層。
階段を何度も何度もループさせられる階層。
「意味のない」これらのダンジョンを越えた先には、またしても誰かの白骨死体がありました。
××の姿は見当たりません。これ以上振り回されるのはごめんだぞとばかりにキレるキーファ。
と、突然目の前の白骨死体が喋り出しました。こいつがこの塔の番人です。
ちなみに、白骨化してるのも、アドニスたちを阻害するのにも「特に意味はない」そうです。だって意味のない塔だもの。
白骨番人を下すと、ナナリーはこんな悪ふざけをするのは一人しかいない、と言います。
「いんだろ、ケイト!出てこいよ!」
するとどこから見ていたのか、××…もういいか。ケイトが(実に爽やかに)現れました。
やっと「賢者ケイト」に会えました。が、話を進めようとした矢先、またもやドリューご一行の登場です。
相変わらずアドニス=魔王=ラスボスだと思っている一行、アドニスに再戦を申し込もうとします。
受けて立つ気満々のアドニス一行。
…が、ケイトが持っていたスイッチにより、床下へとボッシュートされてしまうドリュー一行。
「また来週なんだぜー!」というドリューの声を残して、床の穴は閉じられました。
ナナリーはどうすんだよこの盛り上がり、と言いますが…連戦が回避できたという点では、GJケイトです。
積もる話もあるだろう、上で、とケイトが垂らしてくれたロープをつたって登ると、そこは塔の最上階でした。
床から空が透けて見えるトンデモ構造ですが、それにも意味はないようです。
先ほどは悪ふざけが過ぎた、悪かったと謝るケイト。
「この塔には、何の意味もない。そして…お前たちが続けてきたこの旅も、結局のところは何の意味もなかった」
どういうことだ、無意味なんかじゃない、と問い詰めるナナリーとリュカ。
アドニス、お前はどう思う?そう聞かれ、アドニスは迷うことなく「意味はあった」と答えます。
人生とは結局のところ主観に依る。極端な話、お前が念じさえすればそこで世界は果てるんだ、と返すケイト。
もちろんそれはアドニス自身の世界だが、アドニスにとってはそれが世界のすべてだ、とも。
だからこそ、客観的な意見が必要になるときもある。
断言しよう。お前たちのしてきた旅に――意味などなかった。
ケイトの言葉に、ついにブチ切れるナナリー。
ですがケイトは、旅の目的を思い出してみろ、と言います。それはもちろん、魔王討伐のため。
ケイトを探していたのも、そもそもそのためです。
ケイトは、ならば教えよう、とひとつの真実を口にします。
「魔王を倒すことは不可能だ。それこそ、1%の可能性すら存在しない」
魔王を守る、「四宝のカーテン」なる存在。それは言葉にするなら絶対、あるいは無敵。
打ち破る方法は――ない。
私に会うことが、魔王討伐には繋がらない。むしろそれを知っているからこそ、妨げにもなりえた。
いっそ何も知らないまま果てたほうが、幸せだったと思う。お前たちがしてきたのは、そういう旅だ――そう言い放つケイトに、
要するに協力する気はねえってことかよと毒づくナナリー。
ケイトはアドニスに、お前はどうする?と尋ねます。アドニスの答えは、
「――ここから、始める」
ケイトに頼らないで魔王倒す、と言い切るアドニス。
呆気にとられるリュカ。ですがナナリーとキーファは、その答え気にいった!と笑いました。
非生産的な答えだな、と言うケイトに、生産的も糞もないわ、気に入らんものは薙ぎ払うだけだと返すキーファ。
それを受け、リュカも「今まではなんとなくついてきてたけど、今はアドニスくんと一緒に行きたい!」と。
進む先に絶望しかないとしても、それでもお前たちは進むと言うのか。ケイトに問われ、
もちろん、と頷くアドニス。
ケイトはふむ、と呟き、そして、
「合格」
…どうやら、今までのはアドニスを試すためのウソだったようです。完全にブチ切れるナナリーとキーファ。
四宝のカーテンの存在は本当。魔王が強大な存在であることは確かです。
破る方法がないというのは冗談だ。だが生半可な覚悟じゃ通用しないから、
カマをかけさせてもらった…すまん、と笑いながら言うケイト。
その四宝のカーテンですが、破るにはこちらも四宝が必要なようです。
魔力をこめた四つの宝玉。それがこの「意味のない塔」の最上階に捧げられたとき、
闇を切り裂く騎士の力、解き放たれん。
四宝とやらを持ってくればいいんだな、楽勝じゃねえか、とナナリー。
で、その四宝はどこにあるんだと聞かれると、ケイトはあっさり「知らん」…と。
おそらくこの大陸には無い、あるとすれば、海を隔てた別大陸だろう。
この大陸より北西の方向、4つの群生諸島がある。確証はないが、おそらく四宝はそこに。
別大陸への移動手段ですが、この塔から北東に進んだところに漁村があるそうです。
そこで船を借りよう、行くぞ、とケイト。
お前たちの旅、興味がある。ケイトは改めてパーティインすると言ってくれました。
ちなみに彼、賢者のくせに魔法の類は一切使えず、もっぱら肉弾戦の人です。
どんな賢者だ。
さて、塔の外には相変わらずアドニスを見守っていたらしいガネットの姿が。
一体何を企んでいるんでしょうか。
ところで、ここでガネットと無事だったらしいシンバの微笑ましい絡みが見れますが、
シンバは意味のない塔を「俺の家」と言います。どういう意味なんでしょう?
ともかく、件の漁村に向かうアドニス一行。
漁村の名は「無気力な漁村」……大丈夫なんでしょうかここ。
不安を胸に辿りついた漁村は、まさにその名のとおりでした。
どの村人も完全にだらけきっており、生活が成り立っていません。看板ですら、
「むき」の二文字で終わっています。どんだけですか。
村長の家に向かってみます。褐色の肌の青年ですが、彼もやっぱりダルダルでした。
船を貸してくれと交渉してみますが…「めんどい」の一言で断られてしまいます。どんだけですか。
さてどうするか…考える間もなく、ケイトが怪しげなマインドコントロール、通称「ケイト精神クリニック」により、
村長、ひいては村全体のやる気を引き出すと言いだします。…大丈夫でしょうか。
そのケイト精神ryですが、効果のほどは抜群でした。
別人のようにやる気に満ちた村長、略してヤルソンは、今度はあっさり船を貸してくれます。
村から西にある港につないでおくから、いつでも使ってくれと言ってくれました。
村長宅から出ると、村は嘘のように活気づいていました。ちょっと活気づきな気もしますが、
人生ポジティブに生きてなんぼ(BYケイト)です。
看板もちゃんと書かれていましたが、全力で書きすぎてボロボロです。いいのかこれで。
ともあれ、船をゲットできました。無気力な漁村改め全力の漁村にお礼を言いつつ、
西にある港に向かう一行は、用意された船を見て驚きました。ずいぶんと立派な船です。
さっそく乗り込み、ケイトに地図をもらいつつ、北西諸島を目指しましょう!
…しかし、そう簡単にはいきませんでした。
いつの間にか海中に潜んでいた魔物により、船は絡め捕られてしまいます。
海中にはナナリーの魔法も届きません。剣や拳ならば当然です。
船はもう持たないでしょう。ならば、海に飛び込むしかありません。
私が時間を稼ぐ、お前たちは岸を目指せ。そう言って先に飛び込んだケイトに賭けるように、
ナナリー、リュカ、アドニスも飛び込みました。こんなところで死ぬわけにはいきません。
波にのまれ、薄れゆく意識の中で、アドニスは以前出会った長髪の男性の声を聞きます。
――ここからが、本当の始まりだ。辛いかもしれないし、別れもあるかもしれない。
――でも、君なら大丈夫だ。君は一人じゃないよ。
――さあ、目を開けて。君なら、きっと……
目が覚めると、そこはどこかの浜辺でした。おそらく北西諸島のどこかなんでしょう。
キーファ、と呼んでみますが……返事はありません。他の仲間たちの姿も見えません。
とりあえず辺りを探索してみようと、アドニスは一人、立ち上がりました。
少し歩くと、村がありました。名前は「どうしようもない村」。
…嫌な予感しかしませんが、とりあえず村長に会ってみます。ここの村長は赤毛の青年です。
村長、すごくフレンドリーに話してくれますが、村の名前の由来については上手くかわされてしまいました。
で、この村もやはり魔物の被害に遭っているらしく、アドニスは強引に話をすすめられ、
強制的に魔物の制圧を任されてしまいます。
なんて勝手な。というかそんな暇ないんですがね…仕方ないですか。
魔物は北にある「火山洞窟」にいるというので、ちゃっちゃと倒してきましょう。
ちなみにこの村、どの村人に話しかけても、アドニスに魔物制圧を強引に頼んできます。
なんつー村だ。
ともかく、向かうは火山洞窟。その道中、またしてもドリュー一行とご対面です。ついでにドリューにお昼を誘われたりします。
他の仲間はどうしたんだ、憑いてる奴の気配もないがと聞かれ、
事情をかくかくしかじかと話すアドニス。
するとホランドが、よかったら僕たちといっしょに来ないか、と言ってくれます。自分たちも北西諸島を回る予定だし、
他のみんなも北西諸島に流れ着いているのなら、いっしょに探せると。
ですが、イライザは反対の様子です。仮にもアドニスは魔王の力を持ったラスボスです。
敵となかよしこよしする気はない、そう言い放つイライザ。
結局、アドニスは誘いを断りました。
イライザの言い分は間違っていません。ですが、「ラスボスのいない冒険なんて、寂しいと思うんだぜ?」
イライザは目を逸らし、知るか、と呟きました。
ところで、以前イライザについてオレっ娘と書きましたが、間違いでした。
普通に「私」って言ってました。口調が男っぽいので勘違いしたようです、すみません。
一人で火山洞窟へと向かったアドニス。
中ほどまで進むと、雑魚魔物が三匹待っていました。ですが、何やら様子が変です。
雑魚魔物たちの口ぶり、アドニスを生贄として見ているような…
三匹は「ビッグママに報告する」と言って洞窟の奥へと消えていきました。
三匹を追って、洞窟をさらに進むアドニス。
今度は先ほどとは別の雑魚魔物三匹が待っていました。奴らははっきりアドニスを「生贄として連れてこられた」と言います。
…アドニス、魔物の制圧に来たんじゃなかったっけ?
ここの魔物、普段は人間に野菜を作らせてそれを食べているんですが、
たまに贅沢して人間の肉が食いたくなったようです。
三匹いわく、「人選は人間の村の村長に任せた」と。ということは……あの村長、騙したんですね。最悪です。
襲いかかってくる雑魚×3を倒すと、「後ろから…仲間が急襲する手はず…」と言い残しますが…後ろから何かがくる気配はありません。
実は、アドニスを追ってきたドリュー一行、こっそり他の雑魚どもを倒してくれていたんです。
しかも言い出したのはイライザだそう。それってツンデレ。
「アドニス、俺たちにできるのはこんぐらいだぜ。…がんばれよ!」ありがとうドリュー!
洞窟をさらに奥へ進むと…そこには何故かシンバの姿が。
なんでここにいる、と聞けば、シンバは偶然じゃ騙されてはくれないみたいッスねと笑いました。
そして、逆にアドニスに質問をしてきます。どうしてここにいるのかと。
どういう意味だと聞くと、シンバは答えました。
「結局のところ、アドニス兄ちゃんに、世界に逆らうことはできないッス。
なすがままに旅をし、挙句の果てにこんな、魔王討伐とは何の関係もない所にいる。
でもこれから先も、きっと兄ちゃんの旅は上手くいくんでしょう」
そして、アドニスに何かを投げてよこしました。光り輝く玉――四宝のひとつです。
ビッグママが偶然持ってた物ッス、そのビッグママには邪魔だから退散してもらったと。
前置きはここまで、そう言ってシンバは尋ねました。
この先に何が待っていたとしても、兄ちゃんは歩き続けるのか、と。
以前ケイトにも同じようなことを聞かれましたが…答えはもちろん、イエスです。
シンバはそれが兄ちゃんの答えっスか、と呟き、そして、
「なら――俺が兄ちゃんを殺すッス」
自らを魔王直属の部下、龍の化身というシンバ。さらに、船を沈めたのもアドニスが一人になるよう仕向けたのも、
ぜんぶ自分の仕業だといいます。
あの時は見逃したけど、今は違う。リュカもナナリーもケイトも、みんな俺の腹の中だから安心しろというシンバ。
アドニスは表情一つ変えませんが、激怒していることを見透かされました。
今の兄ちゃんじゃ、俺――龍には勝てない。特に、魔王のいない兄ちゃんには。
それでも、いまさら退くわけにはいきません。
シンバは理由を尋ねます。絶対に勝てないと分かって、それでも何故俺に挑もうとするのか。
何故、そこまで必死に生きようと思うのか。
アドニスは答えます。「――みんなに、また会いたいから」
まだ分からないのかと言うシンバ。ここで何もかも終わる、俺が終わらせる。
シンバとバトル突入かと思った矢先、アドニスの耳に、懐かしい声が聞こえました。
「…ほざけよ、小僧。ここで終わる?笑止!
ここから始まるのだ、閉幕にはいささか早いな!!」
待たせたな、と言われ、遅いと返すアドニス。
すまん、と笑ったその人は、紛れもなく魔王キーファでした。
キーファは自分を封じ込めたシンバにご立腹のよう。
そして、先ほどのアドニスの決意聞こえたぞ、と言ってくれます。貴様は吾輩の側近、あの程度で音を上げられては困る、と。
最初は宿主呼ばわりだったのに、側近ですか。すごいグレードアップしたものです。
キーファが戻ったところで、俺に勝てるわけがないとシンバは言います。
ですがキーファは、吾輩一人の力は塵ほどかもしれん。だが、こいつがいれば話は別だ。
騎士と魔王の力が合わされば――龍にも勝てる、と笑います。
龍なんぞ前座にすぎん、我らの悲願はただ一つ――魔王討伐だ。
黙って聞いていたシンバですが、突然可笑しそうに笑いだします。そして、兄ちゃん達最高だ、と。
そこまで言い切るなら、見せてほしい。兄ちゃん達の可能性ってやつを!
向かってくるシンバを迎え討つアドニス。
あっさりと決着はつき、シンバは素直に負けを認めました。
ですが、シンバが本気を出していなかったことに気付いていたキーファ。理由を問い詰めると、
兄ちゃんはちゃんと自分の意志で俺に立ち向かって来てくれた、キーファの封印も解いた、俺から一歩も退かなかった。
それが嬉しくて…だからもう満足だ、とシンバは笑いました。
どうやらまた試されたようです。結果オーライだと答えるアドニス。
シンバは改めて、自分の正体を明かしました。
龍族の末裔。魔王直属どころかむしろ敵で、本気で魔王を倒したいと願う人のところに現れる。
そーいう設定ッス、とシンバ。…設定?
ですがシンバは、こっちの話ッスとごまかしました。
この世界の魔王は、アドニスが思っている以上に強大だというシンバ。
だから、どうしようもない状況に置かれた時、アドニスがどう立ち向かうのかを確かめたかったと言います。
それで、結果は?尋ねるキーファに、シンバは「兄ちゃんたちは世界に抗ったんスよ」と答えます。
その意味は、そのうち分かるとも。
それから、リュカ達のことも海から引き上げ、それぞれの島の浜辺にあげておいたと。――アドニスと同じように。
船を沈没させた云々も嘘だったようです。
さ、洞窟出ましょうとシンバ。頷くアドニス。
その様子を、またもや見ていたらしいガネット。彼女は大きく計画を狂わされたらしく、
このタイミングでキーファが復活し、仲間が全員無事なんてありえない!と騒いでいます。
誰かが、邪魔をしている。私とアドニスの間を邪魔するものは許さない、絶対に。
さて、洞窟を出たはいいものの、これからどうしましょうか。
船はもうないし、海路は魔物がうようよいて進めない。そこで、俺が提案する新サービス!変身!
眩い光が辺りを包むと、そこには巨大な龍の姿がありました。「言ったッスよね?俺、龍だって」
これからはシンバの背に乗って北西諸島を巡ることになります。
まずは仲間たちと合流するのが先決ですね。
今回はここまで。
書くのって思ったより大変ですね…まだ折り返し地点にすら来ていない気がする。
乙です
knight night、
面白そうなゲームだなあ
>>281 そう言っていただけると書き手冥利に尽きます。
ここまで書いておいていまさらですが、本当に神ゲーですし難易度も低いので、
できれば一度プレイしていただきたいななんて思います。無料ですし。
では、続きを投下していきたいと思います。
ここで一旦サブイベントの説明に入ります。
北西諸島を巡って仲間と合流する間、リュカ、ナナリー、ケイトに関するサブイベントが見られます。
サブイベントはキャラ一人につき二つずつ用意されており、ひとつは単純なお使いイベント、
もうひとつは各キャラの過去が垣間見れる、重要なイベントになっております。
ここではとりあえず、前者のお使いイベントについて軽く説明していきます。
これをクリアすることが、後者を見るための絶対条件になってるので。
リュカ→じーちゃん村長より、各村を回って薬草の配達をしてくるよう頼まれる。
薬草はどれもしなびており、注文があったのも何年も昔だと分かるが、届けた人はみんな喜んでくれる。
あの薬草はな…と言いかけ、次にお前が帰って来たときに話そう、と村長。
ナナリー→使い魔の伝言ゲームを頼りに、謎の人物の足跡を追う。
肉食の村から始まり、最後に辿りつくのはナナリーが元いた魔女の館。
ナナリーはこんなことをするのはうちの婆さんだけだが、婆さんは病気で死んだし俺が看取ったんだが…と訝る。
ケイト→各ダンジョンを回り、マッチョさんを7人スカウトしてくる。
庵に隠された扉の向こうに誰かのお墓を発見。「私と、“彼女”の墓だ」というケイト。
次にここに来た時にすべて話そうと言われる。
これらをクリアすると、それぞれ装飾品が手に入ります。
以上。次からまたストーリーを進めていきます。
閑話休題3。
火山洞窟を抜けたあと「どうしようもない村」に戻ってみると、
村人には「げ、アンタ生きてたのかよ!」と言われ、村長にいたってはしれっと「どちら様でしたっけ」。
…お、覚えてろよ畜生!
さて、では仲間を探しましょう。シンバの背に乗って、4つある北西諸島のうちのひとつへ。
ここには「平和な村」という村があります。住人全員が魔物という一風変わった村です。
ですがみんな平和主義者らしく、畑仕事なんかしながらのんびり過ごしています。いい村だ。
村長さんに話を聞いてみると、なんとこの村の住人は元々人間で、
呪いのせいで魔物の姿にされてしまったのだと言います。
村長さんはかろうじて人型を保っていますが、覆面の下はもうすごいことになっているそうで。
で、呪いの原因についてですが、以前この村にやってきた魔女のせいだそう。
あ、ナナリーのことじゃないですよもちろん。
南の洞窟に住んでいるその魔女は、ただの気まぐれからこの村に呪いをかけ、
そのせいで村人全員が魔物化してしまったのだそうです。
まあそれでも特に生活に困るわけではないしと、住人達はあまり気にしないことにしたようですが。そういうものでしょうか。
それでご用件は、と尋ねられ、旅の連れを探していると答えると、
アドニスの前にも一人、旅人がこの村に来たと教えられます。可愛らしい少女だった、と。
ですが少々訳ありで…と言葉を濁す村長。黒いローブ姿で外にいるから、会ってみるといいと言ってくれます。
外に出てみると、確かにいました、黒いローブを着た人物。
声をかけてみれば、それはやはりリュカでした。
見つかったことだし、んじゃ次行くかと言うキーファですが、リュカの様子がどうもおかしいです。
どうしたと聞けば、リュカは「僕もう、旅続けられません…」と。
なんとリュカ、魔女の呪いを受けてしまい、住民と同じように魔物にされてしまったようです。
こんな姿じゃ、アドニスくんと一緒になんて居られません、と泣きだしてしまうリュカ。
どんな姿でもリュカはリュカだよ!と言いたいところですが、乙女心はそうもいきません。
これは南の魔女に会って、話をつける必要がありますね。
というわけで、アドニスは南の洞窟に向かうことになりました。
南の洞窟を最深部まで進むと、魔女はそこにいました。
この魔女は魔王の部下で、初めからアドニスたちが狙いだったよう。何故直接狙わなかったと聞くと、
「呪いを振りまいていればいつか餌がかかると思ったし、単純に人を苦しめるのが楽しかった」と答える魔女。
こんな奴が魔女を名乗っていることに対し、ナナリーは嫌悪感をあらわにします。そりゃそうでしょう。
本当の魔女の力を教えてやる。というわけで、南の魔女とバトルに突入です。
南の魔女を下すと、リュカが現れます。
もう終わったぞ、と言うキーファですが、リュカの呪いは解けていませんでした。
魔女は倒したのに、何故?その理由は、あとから来た村長が説明してくれました。
アドニスたちが南の魔女を倒したことにより、村にかかっていた呪いは解けたのですが、
リュカにかけられた呪いは、それとは別種のものだったようです。
それは呪いの中でも最も悪質な、術者の死などとは別に、解除が必要な呪い。
魔女はおそらく、リュカの若さや美しさに嫉妬したのでしょう。だから一人だけ、こんな呪いがかけられてしまった。
呪いの解除法は、村長にも分からないそうです。申し訳ありませんと頭を下げる村長。あなたのせいじゃないと思いますが…
そしてリュカは、「僕のことは、ここに置いていってほしい」と言いだします。
それでいいの、と聞けば、「どうしても吹っ切れない、こんな姿見られたくない。君と一緒に居られないよ…」と。
もちろんそれで納得いくはずもありません。その時、アドニスの頭の中に、誰かの声が響きました。
――大事なのは、一握りの勇気とタイミング。
――お姫様の呪いを解く方法は、昔から一つだ。
リュカに近付くアドニス。そして、
「目、閉じて」
愛の力が、奇跡を起こしました。リュカにかけられた呪いは、アドニスのキスによって解かれたのです。
お前はTPOというものをもう少しだな、とキーファには突っ込まれますが、喜ぶ一同。
僕やっぱり、君のことが大好きです。リュカは笑ってそう言ってくれました。
あーあーきこえないー!(BYキーファ
と、ここで村長が意味深なことを言います。
やはり人間は素晴らしい。信じた我々は間違いじゃなかった、と。
どういうことだ、と聞けば、村長は言いました。「我々は元々、魔物だったのですよ」
平和な村の村人は、戦いが嫌いで人間が好きな魔物でした。
魔女がかけたのは、「勘違いの呪い」。それにより彼らは、自分は元々人間だったという偽の記憶を植えつけられていたのです。
元から魔物の我々が人間に戻ろうとして苦しむ、魔女はそれを見て楽しんでいたようですが、あなた方に救われました。
お礼にどうぞ、これをお持ちください。そう言って村長が差し出したのは、宝玉――四宝のうちの一つでした。
元々は魔王様から渡されたものですが、今はあなた方に渡すのが正しいと確信をもって言えます。
あなた方の旅に、どうか光があらんことを。
というわけで、リュカが戻ってきました。おかえり!
ところでシンバですが、先ほどアドニスが聞いた声に心当たりがあるようです。
気のせい、ッスかね。そうひとりごちて、シンバは考えを打ち切りました。
さて、では残りの二人も探しに行きましょう。
北西諸島3つめの島。そこにある「臆病者の村」は、事情があり村人全員が家に閉じこもっている集団ひきこもり村でした。
扉越しに会話はできるようなので村長の家に行き、仲間を探してるんだが心当たりはないか、と尋ねてみると、
数日ほど前、女の子のハスキーな声なのにめっちゃ逞しい口調の旅人さんが来た、と。これはきっとナナリーですね。
行き先を聞けば、東にある女神の神殿に向かったと。
さらに彼女が宝玉を探していたことも教えてくれます。
宝玉は確かにこの村にあるのですが、ある村人が女神の神殿で禁忌を犯したことで怒りを買い、
そのせいで村人全員が、太陽の光を浴びられない身体にされてしまいました。
ナナリーは女神の呪いを解くために、神殿に向かったようですね。というわけで、こちらも女神の神殿に向かいましょう。
長い長い廊下を進み、三度にわたる女神の「止まりなさい」という忠告を無視すると、
女神は部下を派遣してきます。そいつらをさっくり倒しつつ進むと、奥には王族トリオがいました。
というか、ここまでずっとついてきてくれてるんですけどね。船が沈没したって聞いたけど、無事でよかったと言ってくれます。
ミカは心配してずっと泣きじゃくっていたとか、ゲイルは案外KYだったとかそんなことを知りつつさらに進むと、
最奥にナナリーの姿が。しかし女神の力で身動きが取れないようにされてしまっているようです。
女神は跪いて許しを請えと言ってきますが、まっぴらごめんです。
愚かと笑う女神ですが、愚かと知り、愚かと認め、それでも歩みを止めないのが人間だと叫ぶキーファ。
魔王のセリフじゃないですよそれ。かっこいいですけどね。
魔法が一切効かないという女神を倒し、ナナリーを救出しましょう。
女神を下すと、ナナリーを拘束していた力も消えました。
また助けられちまったな、相変わらずみたいで安心したと笑うナナリー。
と、そこに男性が現れます。知らない顔ですが、声で分かります。ひきこもり村…じゃない、臆病者の村の村長です。
女神を倒したことで呪いも解け、外に出られるようになったことにお礼を言う村長。
そして、どうぞこれを、と宝玉をわたしてくれます。
ところでこの村長、せっかく呪いが解けたのにひきこもり生活にハマってしまったらしく、
また家の中に戻ってしまいます。理解できんと言うキーファに対し、
そういう幸せもアリなんじゃねーの、とナナリー。そんなアホみたいな幸せでも、守れたらやっぱり嬉しいものだと。
まあそれも悪くはないか、と返すキーファ。
というわけで、ナナリーおかえり!
さて、残るはケイトです。宝玉もあとひとつ。
北西諸島最後の島に飛び、村に向かいます。しかしその村――「思ひ出の村」は、
村長さん以外に生きている人間の姿がありませんでした。他の村人(?)は皆完全に身体が透けており、
ただそこに漂っています。会話すらできません。
金髪イケメンの村長さんいわく、この村は「世界のみんなの、思い出の残り香」だそう。
厳密に言えば、村自体が幻影でしかない。この世界の住人が感じた喜びや悲しみ、様々な感情や記憶が、
空気のように事象として現れる場所。それがこの思ひ出の村。
簡単に言えば、ここは誰かが見た夢が投射機のように映し出されている場所。
そして村長は、自分をその夢のたったひとりの観客だと称します。
それで用件はと聞かれ、仲間を探していると答えるアドニス。
特徴を言うと、やはりケイトはこの村に来ていたようです。
行き先を尋ねると、西にある残留洞窟に向かったとの答えが。そこもまたこの村と同じように、
どこかの誰かの記憶が根粒する場所だそう。
ただそこには記憶泥棒がおり、時折人を襲っては記憶を奪おうとしてくるそうです。くれぐれも、気をつけてほしい。
礼を言うと、こちらも久々に生身の人間と話せて楽しかった、と言う村長。
どうしてこんな村にいるんだ、寂しくないのかと聞くと、「寂しいよ。時々、笑っちゃうくらい寂しい」
けれど、人は思い出の積み重なりで存在を確立させている。人の存在そのものが、記憶の残り香。
それは結局、この村と同じことだと思うよ。そう言って、村長は微笑みました。
ケイトを追って、残留洞窟にやってきた一行。
確かに、いたるところに記憶の残り香があります。ですが少し奥まで進むと、その姿がぱったりと見えません。
訝るキーファ。おそらく、村長が言っていた記憶泥棒とやらの仕業なのでしょう。気を引き締めなければ。
奥まで進むと、キーファが唐突に止まれと叫びます。巨大な魔力を二つ感じると。
記憶泥棒のお出ましでしょうか。あれ、でも記憶泥棒って一人だけだと思ったんですが。
まあ、いまさら一人も二人も変わりません。迎撃用意!
地響きとともに奥から現れたのは……
……ええ、見なかったことにしましょう。見てない見てないなんにも見てない。
なんか猛スピードで逃げ去るケイトとそれを追う記憶泥棒なんて見てない見てない。
というわけにもいかず、とりあえず来た道を引き返したほうがいいかと思案する一行。
ですがそれより早く、記憶泥棒が戻ってきました。ケイトは逃げ切ったようです。よかった…んでしょうか。
逃げられた腹いせに、アドニスたちの記憶を食おうとする記憶泥棒。
「まずはガキ、てめーからだ!」「ガキって言うな!ッス!」
龍の記憶というのは美味いらしいです。ですが、ここで気になる一言が。
「一人分の記憶にしては、ずいぶんと量が多い気もするが…」
以前の「設定」という単語といい、シンバには何かありそうですね。
さて、今度はアドニスの記憶を狙う記憶泥棒。
…が。
「無、だと…?ありえん!この人間にはここ最近以前の記憶が存在していない!」
こんなところで明かされるアドニスの記憶喪失。貴様本当に人間か、と聞かれ、
少なくともお前よりは、と答えるアドニス。
興味をそそられたらしく襲いかかってくる記憶泥棒に、記憶なんぞくれてやるわ、とキーファ。
吾輩たちは明日を往く。記憶など、過去など所詮灰に等しい!
というわけで、記憶泥棒とバトルです。さっくり倒しましょう。
記憶泥棒を下したのはいいですが、肝心のケイトはどこに行ったんでしょう。
と考える間もなく、ケイトは何故か上から降りてきました。その登場のしかたは趣味なんでしょうか。
ともかくお互いの無事を喜ぶ一同。ついでにケイトとシンバは初対面です。
海から助けてくれたのはシンバですが、そのときケイトは気を失ってましたからね。
単なる興味本位でここに来たわけじゃないというケイト。
今探している四宝の宝玉、これは世界中の「想い」からできている。
喜怒哀楽、様々な感情が渦巻いた時、玉は渡るべくして誰かのもとへ行く。現に四宝は、
何かしら問題のおこっている地域で発見されるのがほとんどだ。
面倒事や厄介事に首を突っ込むことが、四宝発見につながる。だからここへ来てみたというケイト。
まあぜんぶケイトの嘘なんですけどね。
完全に信じたらしいキーファは悔しそうですが、ケイトは笑い、これでチャラにしてくれと
最後の宝玉を渡してくれます。これで四宝がそろいました。
どこにあったんだ、との問いに、ケイトの答えは「奇跡、偶然、必然、希望…好きなのを選ぶといい」
結局、それについて真面目に答えてはくれないケイトでした。おかえりなさい。
色々ありましたが、ともかくこれで四宝がそろったわけです。
目指すは再び「意味のない塔」。…ですが、行って何が起こるのかをまだ聞いていません。
しかしケイトは、それは秘密だ、行ってからのお楽しみ、と。
さらに、シンバも何か知ってる様子。ほんとにこの子何なんでしょう。
で、そんな一行の会話をこっそり聞いている奴らがおりました。ドリュー一行です。
追ってくる気満々ですね。まあそのほうがこちらも盛り上がりますけど。
でも、魔王一行が無事でよかったよ、とホランド。一時はどうなるかと思ったけどほっとしたぜ、とドリュー。
イライザは相変わらずツンですが、君たちのおかげです。ありがとう!
そしてさらに現れたのは王族トリオ。彼らもずっとついてきてくれてるんですよね、ご苦労様です。
イライザとミカが口ゲンカ始めたり、ホランドとゲイルが「気の強い女の子抱えてる同士」意気投合したりしますが、
お互いにお互いの素性を分かってないようです。いいのかそれで。
ともかく、全員目的地は意味のない塔ですね。
ここで、またガネットです。結局彼女の計画は狂いっぱなしだったようですが、何か切り札があるようです。
「第七世界の魔王に賭けましょう。彼と、アドニスの絆に。
すべては新たな魔王、アドニス様の誕生のために…!」
今回はここまで。やっと意味のない塔に戻れます…
続きは深夜にでも。
>>274 >矢印の方向へ勝手に進んでしまう、ロ○ット団のアジトみたいな階層。
三十歳の俺にとっては「パデキアの洞窟みたい」だった
ジェネレーションギャップを感じる
四宝を手に、意味のない塔の最上階へと戻ってきたアドニスたち。
ここからはもう後戻りできない、準備はいいか、と聞かれ、頷くアドニス。
四つの宝玉がそろったとき、意味のない塔は初めて意味を持ちます。アドニスが四宝を掲げると、
四宝はゆっくりと輝きはじめました。
――四宝を手中に収めし者よ。汝、力を得る資格をその手に得たり。
――その力、次元を切り裂く人外のもの。
――試練を受けよ。汝ら、わが試練を受けよ…!
ものすごい魔力が辺りを包み、一行の姿はそれに巻き込まれ、何処かへと消えてしまいました。
そこに一歩遅れてやってきたドリュー一行。リベンジマッチだぜー!と言いかけ、
アドニスの姿がないので途方に暮れます。「か、怪奇現象だぜェェェ!?」「黙れ」
**
右も左も分からない暗闇の中、倒れ伏すアドニス。返事はしなくていい、とりあえず聞いとけと、キーファの声が聞こえます。
「長かったな、此処まで。貴様も含め、変な奴ばっかりだった。
巡る場所も、その目的も、結果も、ことごとく変だった。…ま、なかなかに面白かったが」
「なあアドニス。貴様はこの旅で何を得た?何を感じた?
吾輩は…吾輩はな――…」
そこでキーファは言葉を切り、これでお別れだ、と言います。ここまで来て何を。
「さらばだ、アドニス。次に会うときは――」
…キーファの声は、それ以上聞こえることはありませんでした。
**
目を覚ますと、そこは見知らぬ場所でした。何処かの城の外のようです。
そばにはリュカがいてくれました。無事でよかった、と微笑むリュカ。
ナナリーとケイトは様子を見るため先に進んだそうですが、シンバとははぐれてしまったようです。心配ですね。
魔王さんも目、覚めた?と聞かれますが、やはりキーファの声は聞こえません。
そう告げると驚くリュカ。そういえば、以前にも一度キーファが消えたことがありましたが…また戻って来てくれるでしょうか。
お別れと言われてはいそうですか、と納得するわけにもいきませんし。
とりあえず先に進んだ二人を追うべく、城の中へと進むアドニスとリュカ。
すぐに合流できました。キーファが消えたことを告げると、やはり驚くナナリーとケイト。
前にキーファが消えた時は、シンバに封印され眠っていただけでした。今回もそんなんじゃねーの?と言うナナリーですが、
今の時点では何も分かりません。とにかく今は先へ進もう――状況はあまり芳しくないようだしな。
どういうことだと聞くと、どうやらこの場所が旅の最終目的地、魔王城だそうで。
伝承でしか聞いたことはなかったが、あまりにも酷似している。…もうちょっとこう、心の準備的なものがほしかった気もします。
なんにせよ、この奥に魔王がいるんですね。キーファのことも気になりますが、ここは気を引き締めていきましょう。
この城は絶海の孤島のど真ん中に存在しており、普通に脱出は不可能です。
シンバと合流して逃げるか、元を断つか。もちろん後者ですね。
意味のない塔に負けず劣らずトンデモ構造な魔王城。仕掛けを解きつつ進みます。
ちなみに王族トリオはここにもいます。どうやって来たんですかあなた方。
中ほどまで進むと、またしても死体を発見。人か、と思いきや、この死体こそが魔王でした。
バーンズ王に地味な嫌がらせをしていた彼です。その魔王が、死んでいる。
――我々以外の何者かが、この城の中にいる。考えられるのは…シンバ?
龍の化身である彼なら、本気を出せば魔王を倒すことも容易かもしれません。しかし、それもただの推測です。
魔王討伐に来たら、魔王はすでに死んでました。これではあまりにも締まりません。
脱出方法もありませんし、もっとよく調べてみる必要がありそうですね。
さらに仕掛けを解きつつ進む魔王城。ヤマ○キジムみたいなワープゾーンを抜けると、
その先で待っていたのは、なんとキーファでした。
なんか生身の体ですしリュカにも見えてますが、とりあえず無事でよかったよかった!
…と思った矢先、キーファの口から発せられたのは信じられない台詞でした。
「誰に口をきいている、女。我が名は第七世界が魔王キーファ。
絶対にして究極の――悪だ!」
魔王をやったのもお前かと尋ねるケイトに、肯定するキーファ。そして、次は貴様らだ人間ども、と。
どうして、僕たち仲間じゃないんですかと戸惑うリュカに、キーファは仲間だと、笑わせるなと冷たく言い放ちました。
俺たち仲間だろ、上手くやってきたじゃねえか!叫ぶナナリー。しかし答えは、
「貴様らのような人間風情、この魔王キーファは知らぬ、存ぜぬわ!」
どうやら、元いた第七世界で死んでから以降の記憶を全て失っているようです。
だが、記憶などあってもなくても同じこと。吾輩が人間ごときと上手くやっていただと?冗談ではない!
恐怖せよ、人よ。貴様らの灰すら、この世に残さん!
キーファが叫ぶと同時に、強大な魔力が辺りを包みます。
戦わなきゃいけないんですか、というリュカに、ケイトは呟きます。「そういう、試練なんだろう」
意味のない塔、その最上階に四宝がそろったとき、その者には大いなる力が与えられる。
ただし、かわりに“痛み”をともなう試練を受けなければならない。それが、力を得るための審判である、と。
そんなことのために、戦わなければいけないのか。他になんとかならないのかと詰め寄るリュカとナナリー。
しかし、ケイトは答えません。それが“試練”だというのなら…仕方ないのでしょう。
何をゴチャゴチャ言っている、とキーファ。そしてアドニスに、貴様を見ていると苛々する、と言います。
「貴様は一体何なのだ!何故そんな目で――“人”を見るような目で吾輩を見る!!」
仲間だから、と即答するアドニス。そのとき一瞬キーファの記憶が戻りかけ、また消えてしまいました。
「知らぬ…知らぬ!貴様らのことなど、断じてッ…!!」
混乱するキーファに、アドニスが告げた言葉は、
「今、助ける」
……というわけで、まさかのVSキーファ戦。
その強さはアドニス自身よく知っています。物理的にも精神的にも辛い戦いです。
なんとか制しキーファは膝をつきますが、こっちも相当しんどいです。いろんな意味で。
「さすがは第七世界の魔王、といったところか…」
「…当然だ。気づくのが遅いわ」
お前…俺たちのこと分かんのか?尋ねるナナリー。帰ってきた言葉は、
「…知らぬわ、貴様など。
……この、オカマ魔女が――…」
バカお前心配かけんじゃねーよ、と笑うナナリーに、濃すぎて忘れきれなかったとキーファ。
アドニスたちと殴り合ってる最中に、ぽんっと思いだしたようです。壊れた中古品みたいな思い出し方ですね(BYケイト
で、せっかく生身の体をゲットしたことだし、日ごろの恨みつらみをぶつけようとしたけど…負けてんのな。
思い知ったか、とナナリー。思い出してくれてよかった、とリュカ。
でも、負けたんだし魔王さんは魔王失格ですね、と言うリュカに、
薬売りごときが言ってくれるわと文句を言いつつ、それを認めるキーファ。
ここらで魔王の看板は下ろしたらどうだ、そもそもお前は魔王であろうとし過ぎたんだよ。
その潜在意識が“試練”に感応して、こんなことになったんだ…とケイト。
キーファを止めたのは、“魔王”ではなく、ただの“キーファ”として彼に接したアドニスの力だとも。
魔王という肩書きはもはや必要ない、キーファは“仲間”だ。
その瞬間、眩い光が辺りを包み……再びアドニスの中に戻ったキーファ。
またよろしく、と言うアドニスにキーファは笑い、「またしばらくは我慢してやろう。魔王の次の再就職先を見つけるまではな」
余談ですが、上記イベントを見た直後から、メッセージウインドの「魔王キーファ」の表示が
ただの「キーファ」に変わります。
筆者は人に指摘されるまで気付かなかったのですが、地味ながらいい演出だなあと思ったり。
ともあれ、おかえりなさいキーファ!
キーファの帰還を喜ぶ一同でしたが、そこに水を差す声が。ガネットです。いつから居たんですか。
どうしてここに、と聞かれ、あっさりと答えるガネット。
「私が、この世界の真の魔王よ」
魔王はさっき死んだだろ、どういうことだと詰め寄るナナリーに、囮だ、とケイト。
考えてみれば、誰も魔王の正体を知りません。そこを突かれ、同士討ちまでさせられかけたとは大した策士です。
こうなったらガネットを倒してしまいたいところですが、よく考えたら、まだ魔王のカーテンとやらを破る方法を入手していません。
するとガネットは、あるわよ、と一振りの剣を投げてよこしました。それがあれば、魔王のカーテンまっぷたつにできるわよ、と。
やったー!と言いたいところですが、いくらなんでもあっさりしすぎじゃないですか?
わざわざ敵に塩を送るような真似をするなんて、何を考えているんでしょうか。
「言ってくれるわね、人間4人にも勝てない落第魔王が」
「なんとでも言うがいい。もう魔王は廃業したのだ」
するとガネットは目を伏せ、ほらまたそういうこと言う、と呟きます。
「そんな設定、してないのにね」
設定。シンバもそんなことを言ってましたが、どういう意味なんでしょう。
「私の最後の希望は断たれた。もう全ておしまいよ、だから私はここに来た。
――アドニス、あなたにお別れを言うために」
「何を言っていると、聞いている」
いいわ、全部教えてあげると笑うガネット。
「この“絵本”の結末を」
話は上でしましょ、と階段を上り消えたガネットを追う一行。
四宝の剣はこちらにあるのに、ガネットは妙に余裕の態度です。まさかまだ余力を隠してるんじゃと勘繰りますが、
ガネットはそんなつもりはない、本当に追い詰められてるのよ、と言います。
「とりあえず、あなた達に与えられた魔王討伐の旅…いえ、この“絵本”の結末は譲るわ。
あなた達の勝ちよ、アドニス」
とはいうものの、魔王本人にはいおしまい、と言われて終わる魔王討伐なんてものはありません。
それに、気になる単語がまた増えましたし。
何を企んでいると聞かれ、もう企むのはやめたと答えるガネット。ぜんぶあなたたちが狂わせた。
電波もここまで来ると不愉快だと吐き捨て、ガネットに向かっていこうとするキーファ。
ですがガネットは表情一つ変えず、あなたの正体を教えてあげる、と言いだしました。
あなた達も知らない、あなた自身の真実を。
「あなたは、あなた達はね。“絵本”の魔王。作りだされた存在。
たった一人の人間のために、たったひとつの物語のためだけに生まれた、登場人物の一人。
いい、キーファ。この世界はね――“絵本”なのよ」
今回はここまで。なんか変なところで切った気もするけど。
次スレ移行までに書き切れるかちょっと心配です。
乙!
未解決分から
ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(時の探検隊・闇の探検隊で出てこない追加要素を)
予約します
ナイトナイトの人乙です!
なんかすごく面白いんだけどどうしよう、ちょくちょく出てくるドリュー一行が好きだ
どうしようもない村長殴りたいんだけど可能?
DCのベルセルク、ざっとで良いなら書くけど大丈夫かな
こいこい
原作からの登場人物・用語の詳細は、長くなるので原作マンガwiki参照
グリフィス受肉〜新パーティー結成以前(ガッツ・グリフィス共に)の話
その為、ガッツ一行はガッツ・キャスカ・パックのみ
本編からは髑髏の騎士・ゾッド・ゴッドハンド(シルエット程度)
【主なオリジナルキャラクター】
・リタ
旅芸人として各地を興行で回る勝気な少女、ナイフ投げやアクロバットが得意
・ヨブ
リタと共に芸をする大男、体躯に見合った怪力だが知能は童子程度
・バルザック
ガッツが立ち寄る土地の地方領主、獅子の様な面貌の壮年男性
背丈の割り厚い体つき、障害があるのか常に杖を突いている
ある目的の為にガッツに接触してくる
・アネット
バルザックの一人娘、父親に似ず見目麗しい女性だが・・・
・ギョーブ
バルザックの臣
・ダンテス
バルザックに疑念を持つ市民たちの頭目
・エリザ
山深い集落でまとめ役のような立場にいるシスター
【オリジナル用語】
・マンドラゴラ
根が万能薬の原料になるとされる伝説の植物
引き抜く際に悲鳴のような叫び声を上げ、聞いた者を発狂させるという
物語の舞台である土地では突然、この伝説を髣髴とさせる植物が各地で群生
また伝説とは違い、自ら人に寄生し精神を狂わせると噂されている
・マンドラゴラ憑き
上記のマンドラゴラに寄生されたと思しき人々
虚脱・記憶喪失・幼児退行といった症状を発し、人面のような瘤
それを中心に肉でできた根のような脈が体表に走っている
異常な精神・異様な外見の為、迫害の対象になっている
ストーリーに続きます
続きの1、とりあえず導入だけ物語り調に
【導入】
荒れた山間を貫く街道、旅芸人の少女と大男を乗せた馬車が行く
次の土地、次の興行に思いを馳せる少女リタ
厳しい時代を生きるために、彼女が今よりも幼い時から繰り返してきた生活
御者台で軽口を叩きながら、いつもの旅が続くはずだった
目前に街道筋を縄張りとする野盗の群れが現れるまでは
いかに腕力があろうとも機転の利かないヨブには頼れない
何より相手は多勢過ぎた
だが略奪者たちの注目が別のものに集まる
突然その場に紛れ込んだ女
簡素な衣服、黒い髪、褐色の肌、そして美しい顔
思いもよらない獲物に不審を持ちつつも下劣に歓喜する男たち
リタの叫びもむなしく、その女に掴みかかる野盗は
どこから放たれたものか、複数の矢に射抜かれて死んだ
驚き狼狽する野盗と、同じく状況を理解出来ないリタの前に
異様ないでたちの男が現れた
黒い髪、片方は閉じられた黒い瞳
黒い甲冑、黒い鋼の義手、そして黒い外套
肌以外を全て黒色で埋めた大柄な男
彼は褐色の女を囲んでいた野盗達を瞬く間に射殺した
あまりの手際に呆然としていた生き残りが声を荒げた
後詰めに伏せていた野盗の本隊を加勢させるために
その数に絶望するリタ
だが黒い男は迫る危機に慌てる様子も、逃げる素振も見せない
複数の凶刃が黒い男を貫く姿を誰もが思い描いた瞬間
襲った男達は、倍の数の塊になって地面に散らばった
黒い男はいつの間にか手にした「それ」で事を成したのだった
その場に居合わせた加害者と被害者が、共に正気を疑う物
それは剣というにはあまりにも大きすぎた
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた
それはまさに鉄塊だった
それを剣として縦横に振るう黒い男、男は間違いなく剣士だった
彼は容易く、瞬く間に野盗を殲滅すると褐色の女の元へ向かった
女に寄り添い、何事も無かったように去ろうとする黒い剣士
リタは恐怖か興味か、彼に声をかけるのだった
続きます
続きの2、こっからは記憶に自信の無い所もあるのでゲーム進行どおりに
【導入後半から】
リタからの感謝や、街まで同道しないかという言葉をガッツは無視する
だがパックがリタ達の芸が見たいとか、キャスカを休ませてあげようとか
散々ごねた為に、やむなく次の街に寄る事に
門をくぐり街に入るガッツ一行
何故か道端に座りこんだ人々をそこかしこで見かける
またその風体から、住民に遠巻きに見られるガッツ
そんな扱いはいつもの事だと歩を進める
足元にはどれも同じような葉をつけた植物が何株も生えていた
【本編開始】
街の広場で住民達に芸を披露するリタとヨブ
キャスカとパックが興味を示したので、ガッツも遠巻きに観芸
リタの投げナイフ芸が終わり、怪力を見世物にするヨブの番に
芸でバランスを崩し転んでしまうヨブ、笑いに包まれる広場
だが観客の笑顔が凍りつく
転んだ際に着衣の一部を落としたヨブ、その身体には人面の瘤が浮いていた
「マンドラゴラ憑きだ!」誰かが叫ぶ
それを皮切りに住民達は一斉にヨブに恐怖と共に敵意を抱く
「出て行け」となじる者、石を投げつける者
一人ヨブを庇うリタ「ヨブが何をしたのよ!」、ガッツ達も事態が飲み込めない
害意に晒され怯えていたヨブが苦しみだす、同時に烙印が疼くガッツ
壁面に叩きつけられ絶命する住民、犯人はヨブだった、『ヨブだったもの』だった
人面の瘤は大きく隆起し、身体を伝う根は上半身と片腕を覆い
芸に使うはずだった大斧は巨大な根で出来た腕と一体と化し
加害者だった住民を被害者に変えるために振るわれた
リタの必死の呼びかけにも応じず、見境無く暴れるヨブ
二人の間にガッツが割って入る
キャスカを守る為に、魔に属するものを殺す為に
躊躇無くヨブを斬り殺すガッツに呆然とするリタ
そこに兵士を伴った豪奢な馬車が現れる
降り立ったのは、街を含めた土地一帯を収める領主バルザック
マンドラゴラ憑きへの対処は領主である自分の仕事だと言い
武装した兵士の軍勢でも手を焼く化け物を斬ったガッツに感服し
助力を乞いたいと持ちかける
先ほど斬った物の正体に興味を持ったガッツは招きに応じる
キャスカ・パックを連れ、領主の館に向かうガッツ
「殺す事なかったのに!」リタの怒声を背に受けて
続きます
うごっ・・・
早速前後関係ミスった気がしまくるのでDC引っ張り出してくる
夜に訂正含めて続き書きますorz
続きの3と修正
ちょっと確認プレイしたら案の定間違っていた、反省はしている
そして全然ざっとじゃなくなってる、とても反省している
【修正点】
ヨブの得物は大斧でなく大鎚、変異した時に取り込んだかは不明
左腕が鈍器のように、右腕が鞭のように変わっている
もう一点は前回のラストのくだりなので、修正しつつ続きとして投下
【修正&本編続き】
変わり果てたヨブを躊躇無く斬り殺すガッツ、それに呆然とするリタ
ヨブが死んだのをみるや、住民達は彼の亡骸を足蹴にし罵倒する
あまりの仕打ちに怒るリタ、その矛先は手を下したガッツに向かう
「殺す事なかったのに!」リタの叫びにガッツは返す
「化け物相手に手加減する剣は知らねぇ」
食い下がろうとするリタ、しかしそこへ武装した兵士に囲まれた馬車が現れる
降り立ったのはこの地方一帯の領主であるバルザック
彼は暴れたヨブが『マンドラゴラ憑き』という病に冒されたという事
自分はその対策を研究している事を話す
彼はガッツが連れているキャスカもマンドラゴラ憑きではないかと疑う
それを否定し庇うガッツにバルザックはある提案する
精神を病んだ者には、自分の研究が役に立つかもしれない
その為に自分の居城に招待したいと
思いもよらぬ提案にガッツは驚くも、キャスカの為に話に乗る
ガッツ一行はバルザックと共に城へ向かう事に
そしてガッツ達が去った広場、リタはヨブの亡骸の横で座り込む
その彼女に、残ったバルザックの兵が近付いてきた
バルザックの城に着いたガッツ達
城内はほの暗く、人の息吹を感じられない
唯一温かみがあるとすれば、エントランスの踊り場に飾られた
美しい女性を描いた肖像画のみ、バルザックの妻であった人の絵だ
バルザックはガッツにのみ見せたい物があり、そこで仔細を話したいと言う
キャスカから離れる事を拒否するが、結局パックに彼女を任せる
地下へと誘われるガッツは、ある階層で烙印の疼きを感じる
そこはマンドラゴラ憑きを収容する牢、そして研究施設のある場所だった
領民を守るため、マンドラゴラ憑きという奇病を取り払いたいが
それにはマンドラゴラの大木にある『核』から作る薬が必要である事
ガッツにマンドラゴラについて語るバルザックは、更に取引をもちかける
続きます
続きの4
完全に忘れてましたがリタは芸を仕込んだ犬を連れてます
ちょっと話に絡むので先にそんなんも居ますよ、と
【本編続き】
バルザックの言うマンドラゴラ大樹の『核』はとある集落にあり
バルザックも何度も兵を送り込み、完全な『核』を手に入れようとしたらしい
だが、その集落から無事に帰還した者すら居らず
今ではその集落のシスターが頑なに他者の介入を拒んでいると言う
説得も強攻策も実らぬ状況だが
単騎で腕が立ち、兵ではないガッツなら、あるいは上手く潜入し
『核』を集落から奪取出来るかも知れない
見返りに『核』から精製するマンドラゴラの万能薬を用い
キャスカの治療を請け負うと言うバルザック
優秀な領主然としたバルザックの言に不審を隠さないガッツ
だがキャスカに回復の可能性があるならと、提案を受ける
一方、ガッツを待つパックとエントランスを徘徊するキャスカ
勝手に他の部屋へ向かうキャスカをパックが押し留めていると
正面の扉から兵士に突き飛ばされたリタが転がり出た
兵士達は街に来た事を呪えと言い放ち、リタに剣を向ける
リタを見て驚くパック、そのパック達に驚くリタ、リタに近付くキャスカ
兵士達も不意に近付いてきたキャスカに戸惑い、動きが止まる
その瞬間、城外から雄たけびが聞こえ、兵士達に矢が浴びせられる
戸惑うパックとリタ、城外からは男達が無数に雪崩込んで来ていた
地下に居るバルザックの元に、その騒動が報告される
バルザックは対応の為にガッツの前から消える
ガッツはキャスカの身を案じ研究室を飛び出す
既に地下にも乱入者は辿り着いており、地下牢を解放していく
どうやらマンドラゴラ憑き以外の人々も収監されていて
その救助=外部からの牢破りが目的であるようだった
そんな騒ぎは無関係とばかりに通路を進むガッツ
だが目の前で牢を開けていた男が、突然吹き飛ばされた
妙な気配に足を止めるガッツに、牢内から這い出た異形達が襲い掛かる
それはヨブと同じく、マンドラゴラ憑きと呼ばれ、変わってしまった人々だった
ガッツがこの階に来た時は、まだ人の形を成していた者すら変わっていた
顔も判別できないほど肉の根に覆われ、ガッツに群がる異形達
それら全てを切り伏せてキャスカの元へと急ぐ
地上階へ辿り着いたガッツの所へパックが慌てて飛んでくる
「キャスカがリタと一緒に攫われた!」
ガッツは焦燥を露にし、城外へ逃れた乱入者達を追った
続きます
>>231 魔王30おつー
じゃあ俺は王女30でも書こうかな
王女(デフォルト名オウジョ):14歳。普段は天然ボケのお嬢様だが父親の影響からか、
ボウガンを持つと過激なハイテンションになる。ゲームオーバー画面が可愛い。
マックス&ジョニー:王女の護衛兼お守り役。頼りになるが放任主義の男マックスと頼りにならないがツッコミ体質の男ジョニー。
王女の駕籠(かご)を持つのはこの2人で、その周囲に最大30人の兵士を率いる。
世界国王:オウジョの父。全ての国民に慕われるマッチョマンだったが、ある日原因不明の病で意識不明に。
国民:一般兵士や木こり師弟、鍛冶屋一家、研究熱心な学者達、ニンジャな兄妹など多種多様。
みんななぜか遭難者や遺失物、採集などの相談をオウジョに持ちかける。憎めない困った奴ら。
時の女神さま: ま た お ま え か ! その1。相変わらず守銭奴。
魔人ノワール: ま た お ま え か ! その2。相変わらず暗躍。
「魔王30」において魔王マオウが人間をノワールの支配から解き放っていった結果、
人間達は次第に団結し、ついにはとある強く頼れる男を国王として統一国家を作り上げた。
しかしある日、ムキムキだった国王が急に病に臥せり、目覚めなくなってしまった。
慌てる城内。そこで立ち上がる王女。「薬草をとってきますわ!」しかし外には危険がいっぱい…
大臣と話した結果、兵士を同伴して日没までの30秒の門限を厳守し、
『王家代々のテスト』をクリアすれば外出を許可するということに。
オ「なにいってるの、じいや。王家はお父様が一代目よ」
大臣「…そ、それは…これからなるのです!」
…ともかく、王妃から国王の使っていたボウガンを受け取り、
テスト(大臣が草原においてきたメガネを日没までにとってくる)を
無事クリアしたオウジョの薬草探しの冒険(門限つき)が始まる。
国王を目覚めさせる薬草とはどんなものだろう?考えたオウジョは七つ葉のクローバーに思い至る。
オ「七つ葉のクローバーはどんな願いもかなえてくれるのよ。
だって、私の『お姫様になりたい』っていう願いもかなったんだもの!」
ジ「姫様が王女なのは生まれたときからだったと…」
マ「止めろジョニー、一兵士に姫様の夢を壊す権利は、無い」
ジ「さすがマックスであります!(感動)」
そんなこんなで30秒でクローバーをとってきた王女。
早速すり潰して国王に飲ませるが、にがそうな顔をするだけで目覚める気配はない。
…そりゃクローバーだしなあ…
――さあ、次は何をとってこよう?
こんな感じでゆるーいノリでお話は進んでいく。
途中でやっぱりお金儲けが好きな女神様が現れ、道中に敷いておいた女神カーペットの上を走っている間は、
お金が天(というか女神様)に吸い上げられていく代わりに時間が回復するというサービスを開始してくれる。
美味しいりんごや苦い草、海や砂漠に咲く奇跡の花など様々な薬(?)を集めつつ、
国民からの依頼で遭難した人を助けたりしていくオウジョ。
鍛冶屋を助けてボウガンをグレードアップしてもらったり、
マックスが火山の化身の攻撃から王女を逃すため囮になって消息不明になったり、
サビない鉱石を採集して兵士にサビない軽い鎧を装備させ海を走れる(?!)ようになったり、
ニンジャの巻物を読んで兵士の足取りが軽くなったり、
消息不明だったマックスが妖精に助けられていて、
その縁から囚われの妖精王を助けて兵士が空を走れる(?!!)ようになったり、
突如凶暴化した巨大スライムや巨大カエルを退治したり、
子供の無くしたおもちゃを探してたらコレジャナイロボを拾ったり…
国王も栄養満点な食事や薬草のおかげで徐々に症状がよくなっていく。
そしてそれを苛立たしげに見つめる影…シルエットなんだけどバレバレですよノワールさん。
妖精曰く、どうやら何者かが呪いをかけ続けているらしい。(…プレイヤーからはバレバレですがね!)
妖精の助言から、天空に住むドラゴンの鱗を飲ませればそんな呪いも効かなくなるという。
妖精王曰くドラゴンは話の分かるやつなので快く鱗をくれるだろう、とも。
妖精王の言うとおり空にたどり着くと、ドラゴンは快く鱗を渡してくれた…と思いきや
?「フォッフォッ 王女よ、ドラゴンに遊んでもらうがいい!」
例の影が現れ、ドラゴンの口に何かを突っ込んで逃げていった!
突如凶暴化し、襲い掛かるドラゴン。
何とか応戦しつつドラゴンの鱗を回収し、一旦は城まで逃げ切る王女達だったが、
荒れ狂うドラゴンはこの国に向かってきている。やはり立ち上がるは我らが王女オウジョ。
鱗を飲んで症状がよくなった国王からも国の未来を託される。
オ「それでは少し、ドラゴンさまをたたきつぶしてまいりますわ!」
妖精の助けも借りて、体当たりやブレスなど激しい攻撃を避け、ボウガンで反撃するオウジョ。
ついにはドラゴンを倒すと、ドラゴンは怪しげな珠を吐き出して正気に戻った。
龍「人の子よ、そなたに忠告せねばならん。我を操った悪しき者がそなたの城におる」
その言葉に急いで戻る王女たち。城では国王が回復し、気合を溜めて筋肉隆々の大男へと戻っていた。
オ「おとうさま、お城に悪しき者が…」
国王「オウジョよ、しずかにしているのだ。心の眼を開いておる」
オ「ココロノメってなんですの?」
王妃「ダーリンの必殺技の一つよ。全てを見通しちゃう、すごい技なの」
国王「……そこだ!!」
?「ギャアッ!……おまえ、本当に人間か?!」
オ「あなたは一体何者ですの?」
?「フン…王女か、色々邪魔をしてくれよって…
ワシの名はノワール!超魔王さまを復活させんがため――」
国王「フンッ!」
ノワール「ギャアア!」
国王「悪は滅びよ」
王女「本当に滅びてしまいましたわ…まだ何者かもわかりませんでしたのに」
生身の一撃で魔人を粉砕する国王。…国王すげえ…。
そしてオウジョが今まで助けてきた人々に讃えられて大団円。
オウジョは、国民や妖精や龍達に愛され、これからも国を守っていくのでしたとさ。
めでたしめでたし。
そして勇者30、魔王30、王女30をクリアすると、騎士30が解禁されます。
残りは誰か頼みました。
では前に予告した斬撃のREGINLEIVを書きます
こういうのは初めてなのでなにかおかしな点があったならどんどん指摘してください
キャラ紹介
神々
フレイ:主人公、真面目でヘタレで熱血漢
フレイヤ:もう一人の主人公、フレイの妹であるが敵の本拠地に単独で攻めに行く辺り
兄より男らしい
ブリュンヒルデ:オーディンの娘のワルキューレ、強い
オーディン:神の中で一番偉い頑固爺
イズン様:的確なサポートでフレイ達を支援する美しき女神(※つまりEDFの本部)
トール テュール フリッグ ヘイムダル:その他
人間
シグムンド:森の民の長、主人公に見えるけど違うよ
ヘルギ:ヘタレ、でもやるときはやるシグムンドの友人
まだ他にもキャラは出てきますが
ストーリーの中で軽く説明します
早速間違った…
×レギンレイブ
○レギンレイヴ
です
さらに書き貯めしてないのでとても遅くなります。
物語はシグムンドの語りから始まる
「子供の頃、こんな話を聞いた。
この森のはるか北、海の彼方にはヨトゥンへイムなる国がある。
そこに住むのは、神々すら恐れるといわれる巨神族
そんな話が信じられるか、伝説だ。そう思っていた
今日までは…」
鹿を弓矢で狙うシグムンド、しかしヘルギが村に狼煙が上がっている事を聞き弓矢を降ろす。
すぐに村へと戻るが…
「信じられねえ…これは夢を見ているにちげえねえぞ…」
「夢だと思いたいが…現実だ…」
「巨神族だ…!伝説じゃなかったのか…!」
そう、村が巨神族に襲われていたのである。
「だが、勇士の証を立てる時だ!」と逆に興奮するシグムンド
もちろんヘルギは逃げようとするが戦わなければ皆殺しにされると押し切られて渋々戦うことになる
「戦士たちよ!武器を取れ!雄叫びをあげろ!オーディンに勝利を捧げるのだ!!オーディンのために!」
「オーディンのためにいい!」
その光景を見ていたのは鷹に変化したフレイとフレイヤだった
人間では巨神には勝てない
だが見殺しにはできない、それに人間と協力すれば倒せるかもしれないと言うフレイ
二人は人の姿となり加勢するのであった
なんとか巨神の軍勢を退けたシグムンド達
だが、さらに一回りほど大きい巨神が現れ、苦戦を強いられてしまう。
それでもフレイとフレイヤの協力もあってか倒すことが出来たのであった
場面は神々が住むといわれる国、アスガルドの塔に移り変わる
そこでは神々が集まっていた、そしてオーディンが口を開く。
「ついに巨神族が動いたか…」
他の神々はミズガルドに軍勢を派遣し巨神を殲滅しようと言うがオーディンがそれを許さない
ならばとトールとテュールがミズガルドへ行くと言うがそれすらも許さなかった。
「これは予兆に過ぎぬのだ」
ラグナロクが迫っているためアスガルドの守りを固めるのが先決という事である
他の神々が去っていくなかフレイとフレイヤは最後まで残っている
人間を見捨てることはできない、ミズガルドへ行くと言うがやはりオーディンはそれを許さない
だがフレイは諦めなかった、さらにフレイヤまで兄の味方をしたのだ。
そしてとうとう根負けしたのか勝手にするが良いとだけ言い残してオーディンは去っていった…
そして場面はミズガルドへと戻る
今度は先程の巨神の二倍ほどあると言ってもおかしくないほどの大きさの巨神が現れたのだ!
さすがのシグムンドも剣を地面に突き刺し弓を構えた。そして叫ぶ!
「矢を惜しむな!撃ちまくれ!神々のために!!」
「神々のためにー!!」
そして後ろからは加勢に向かうフレイたちの姿が…
度重なる攻撃の末、大巨神はついに倒れ伏した。
だが、村はボロボロ。もう限界と言っても過言ではなかった。
「今度攻められたらもう持たねえ…」
「南へ避難しよう、村人たちを南へ逃がし砦で防御を固めるんだ。」
それを聞いて喜ぶヘルギ、だが次の言葉を聞いて愕然とする
「俺たちは残る。近くの村に警告に行く、もはや森の民同士で争っている場合ではない」
そしてシグムンド達は近くの村…「狂戦士の村」へと向かった…
今回はここまでです
このゲームすごく長く、書ききるまですごく時間がかかると思います
ですから、最後までお付き合いくだされば嬉しいです。
テスト
王女30とレギンレイヴおつ
レギンレイヴの人、新作トリップつけておくれ
誰かMMOのknightonlineをまとめられましたらお願いします
ひょっとして次スレ待ちなのか?
大規模規制の影響じゃね?
ところで、
同人ゲーム 冠を持つ神の手(リリアノルート全般)
って予約してもおっけー?
前書いてた人が続きも書くならやめとくが
319 :
317:2010/04/04(日) 18:55:22 ID:NgQpRvXN0
んじゃ、「冠を持つ神の手」予約します
やっと規制解除
書き手のみなさん乙でした
321 :
イース7:2010/04/08(木) 16:32:52 ID:k+L5WycZ0
規制解除がてらイース7の要約でも。
巨獣が沢山いるサファリパークのアルタゴにやって来たアドルとドギ。
そんなこんなで、いつものようにゴタゴタに巻きこまれ
アドルはアルタゴを守護する五大竜から『竜の戦士』に選ばれる。
『竜の戦士』の使命はアルタゴを破滅から救う者らしいのだが
その力をくれたはずの五大竜共が「まぁ破滅は決定してますけども」みたいな事を抜かす。
どういう事やねん!とよく分からんアドル達だったが
色々調べたり、敵をボコッたり、敵にボコられたりした結果
アルタゴは大地に限界が来たら破滅でリセット、そして再生。
それを何度も繰り返している場所なので今回もそうします、だから皆諦めて下さいとの御達しが。
そんなん認められるかボケェ!と言わんばかりに、アドルと仲間達でラスボス撃破して
アルタゴは竜の守護から離れ、人間だけの力で生きていく所となりました。
復興をそこそこ手伝ったアドル達は、また新たな冒険へと出発するのでした。
知りたい方がいれば、もうちょい詳しい設定書きます。
イース7は2009.9.17発売だから、もう半年過ぎてるよ。
しばらくスレには来てなかったけど新作のトリップ付ける期間変わったの?
ルミナスアーク3EYES(DS)をお願いします。
pce版GS美神のシナリオ3お願いできますか
"S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky"行きます。
前作Shadow of Chernobylの1年前、
Marked Oneになる前のストレロックに何があったのか、
という内容で、前作を知らないと設定がよく分からないかと思います。
前作のストーリーは以前このスレで書かせていただきましたので宜しければお読みください。
前作同様にメインストーリー以外の自由度が高く、
さらに特定のストーカー派閥に参加して敵対組織と抗争する"Faction Wars"など、
本筋以外の部分が強化されています。
今回もそういった部分は省かせていただきました。
傭兵「スカー」は数名の科学者による調査隊の護衛任務中に「エミッション」に遭遇、意識を失う。
次に彼が目覚めたのは、"Clear Sky"と名乗る集団の簡易基地であった。
どうやらスカーにはエミッションに対する耐性があるらしく、
その能力を見込んだClear Skyのリーダー、レベデフは彼に協力を求めてきた。
レベデフによると、最近になって起こり始めたエミッションの頻発は
"Zone"の免疫反応のようなもので、それを引き起こしたのは、
一部のストーカーによるZone中心部への侵入らしい。
彼らの活動を阻止しなければZoneの不安定性が増し、まったく新しい種類の災害がZoneを襲うという。
例えスカーであっても何度もエミッションを浴びれば神経系の破綻による死は免れられないらしいので、
エミッションの頻発を止めるためにレベデフに協力することにする。
Clear Skyの基地がある沼沢地では、目下Clear Skyと"Renegade"と称する集団の闘争が起きていたが、
スカーの働きもあって、Clear SkyはRenegadeの勢力を大きく後退させることができた。
レベデフから奇妙なストーカーが商人シドロビッチに接触しているとの情報をもらい、
沼沢地の東にあるCordon地区へ向かうことになった。
※用語解説
・エミッション
Zone内の異常現象の一つで最も大規模なもの。
発生すると何らかのエネルギーが大気中に大量に放射され、
周辺の生物に致命的な打撃を与える。
身を守るには建物やトンネルなどの遮蔽内に隠れなければならない。
前作Shadow of Chernobylでは「ブロウアウト」と呼ばれていた。
・傭兵(Merc, Mercenary)
スカーの(本来の)所属集団。報酬と引き換えに戦闘能力を提供するのが仕事。
特に組織としての統制は見受けられず、個々人が勝手に仕事をしている模様。
SoCに登場したMercとはだいぶ違った存在になっている。
・Clear Sky
自らの存在を秘匿してZoneの調査を行っている特殊なストーカー集団。
Zoneに関する特殊な知識を蓄えているが、
あくまで調査が本分であって戦闘はあまり得意ではないらしい。
・Renegade(反逆者)
盗賊紛いの行為を行っている集団だが詳細は不明。
(ゲーム的には、プレイヤーがBanditと敵対していない時に敵対組織として現れる。
Banditと敵対している場合はBanditが出現する。)
Cordon地区では"Loner"・"Bandit"・"Military(軍隊)"の三勢力が競り合っていた。
シドロビッチのためにLonerとMilitaryの抗争に一役買ってやり、
「ファング」というストーカーが特殊な電子機器部品を探し回っているという情報をもらった。
シドロビッチがファングに「掘り出し屋」達を紹介したことを教えてくれたので、
彼らの根城であるGarbage地区に向かう。
Garbage地区での調査の結果、
ファングは掘り出し屋の品揃えに満足せずDark Valley地区に向かったことが分かった。
Dark Valleyは"Freedom"の根拠地だが、
現在彼らは何者かによって巧妙な襲撃を受けており、
地区全体が緊迫した空気に包まれていた。
襲撃事件解明のために二、三の仕事をした結果、
Freedomの指揮官の一人が情報を流していることが判明。
逃亡を図った指揮官を追い、何者かが傭兵を雇ってFreedomを攻撃していることを突き止めた。
※用語解説
・Loner / Stalker (一匹狼)
特にこれという行動の指針を持たないストーカー連中の緩やかな連合。
複数のリーダーが個々にやりたいことをやっている。
Lonerと呼ばれたりStalkerと呼ばれたりするが実態に違いはないらしい。
・Bandit(盗賊)
追いはぎや誘拐など、他人に損害を与える行為をためらわない連中の集まり。
勝手に「関所」を作って通りがかった者を身包み剥いだりしている。
Garbage地区に本拠を構え、大抵の組織と対立している。
中にはなぜか工学の知識を持つ者もいたりするようだが…。
・Military(軍隊)
ウクライナ政府によって派遣された正規軍。
Zone境界の警備や内部の調査などをしている。
近年はストーカーとの対立が激しくなってきている模様。
・Freedom
Zoneの恩恵を全人類に伝えることを大義として掲げる集団。
無政府主義者、ならず者などと言われているが、
意外と規律正しいところもあり、地道にZoneの研究を続けていたりもするあたり、
SoCの時とはちょっと印象が違う。
襲撃事件解明の礼として、Freedomの指揮官チェコフからファングの情報を得られた。
ファングが探していたのは古い軍用暗号解読器の部品で、
ファングはFreedomと交渉してその部品を入手したが、
何に使うのかは言わなかったという。
しかし、ファングの態度が気に入らなかったチェコフは
ファングのPDA(個人情報端末)を密かにハッキングし、
彼の居場所を追跡できるようにしていた。
追跡のためのデータを貰い、ファングの後を追う。
ファングはGarbage地区にある廃墟の地下室にいる…
と思って中に踏み込んでみたが、
そこには爆発物が仕掛けれられており、意識を失ってしまう。
幸いにも大した怪我はなかったが、
そこにあったのはファングのPDAと拳銃などの細かい品物だけだった。
ファングのPDAから彼らの本拠地が「アグロポラム研究所」の地下にあることが判明。
研究所の施設は"Duty"の根拠地になっているので、
リーダーのクリロフ将軍に面会すると、
地下から大量のミュータントが出現するため、入り口は全てふさいでしまったという。
それでも行き方を聞くと、
ミュータントが地下から掘り進んできたトンネルを伝って内部に進入できることを教えてくれた。
さらに、地下の排水ポンプを停めて水浸しにするという作戦への参加を求められる。
トンネル入り口ではDutyの一個小隊が待っていてくれたが、
トンネルから出てきた大量のミュータントに襲われて壊滅してしまう。
結局スカー一人だけで地下へ侵入。
あちこちから炎が噴き出してきたり毒沼が出来ていたり
超能力で攻撃してくるミュータントがいたりと散々な目に会うが、
なんとかポンプを停止することに成功。
地下が水没する前にすばやく脱出し、ファングらの根拠地へ向かう。
※用語解説
・Duty
Zoneを「邪悪」と見なし、
これと戦ってその害悪が広まらないようにすることを責務と考えている集団。
規律正しく統率が厳しいという軍隊的性質を持つ。
その思想の違いからFreedomとは対立している。
Zone発生初期に送り込まれた軍の特殊部隊の生き残りによって結成されたらしい。
ファングらの根城である地下の小部屋でストレロックという男のPDAを見つけた。
その情報によると、ファングはストレロックをリーダーとするグループの一員で、
Zone中心部に侵入したのはやはり彼らだった。
そして、現在彼らは再度の侵入のための準備を進めており、
ストレロックは「ブレインスコーチャー」突破を容易にするための
装備を得るためにYanter地区へ行ったらしい。
レベデフからYanterにサハロフ教授という人物がいることを教えてもらい、
彼に会いに行くこととした。
Yanterにあるトーチカの様な研究施設でサハロフ教授と対面。
ストレロックのことを聞くと、確かにここをたずねて来たが、
教授の試作した「サイ・エミッション・ブロッカー」のテストのために
北の工場跡へ向かった際に消息を絶ってしまったという。
研究所の北にある工場跡では人間の脳を破壊する「サイ・エミッション」が放射されており、
「ブロッカー」はこれに対する防具として機能するはずだったのだが…
ストレロックの後を追おうにも、強烈なサイ・エミッションを食らえば脳が破壊されてしまう。
調査中に全滅したストーカーチームの遺体を探索し、彼らが持ち帰ろうとした資料をサハロフに渡すと、
サイ・エミッションが工場のどこかにある装置から放射されており、
突発的に放射強度が上下するのは冷却装置の不調によるものだということが分かった。
そこで、レフティというストーカーが率いるチームとともに工場跡へ行き、
冷却装置を修理することになった。
脳を破壊されてゾンビ化したストーカーがひしめく工場跡へ突入し、
レフティらが装置を修理している間の援護につく。
修理が完了した結果、サイ・エミッションの強度が低いレベルで安定し、
工場跡を比較的安全に抜けられるようになった。
ところが、サハロフからの連絡でストレロックのものと思われる信号がRed Forestから出ていることが分かる。
どうやら、サイ・エミッション・ブロッカーの試作品を受け取ったストレロックは
これを使ってブレインスコーチャーを抜けるべく、
工場跡を突破して北へ向かう機会を伺っていたらしい。
後を追ってRed Forestへ向かう。
※用語解説
・ブレインスコーチャー
Zone中心部(チェルノブイリ発電所付近)の周縁エリアに不用意に踏み込むと
何らかの強力な放射(サイ・エミッション)によって脳を破壊されてしまうということが知られており、
ストーカーはこのエリアのことをブレインスコーチャーと呼んでいる。
Zone中心部への侵入を最も困難にしている要因。
Red Forestにて走り去るストレロックの後姿を目撃。
全力で後を追うが、「もう追ってくるな。死ぬことになるぞ」というストレロックの言葉どおり、
ストレロックに雇われたストーカーによる待ち伏せ攻撃にさらされた。
対応に手間取っている間にストレロックはトンネルを抜け、さらにトンネル全体を爆破。
追跡が不可能になってしまった。
そこにレベデフからの通信が入る。
ストレロックはブレインスコーチャーを突破してZone中心部へ行くつもりのようだが、
かといってサイ・エミッション・ブロッカーを持たずに後を追えば自殺しに行くようなものだ。
もしかするとストレロックはLimanskを通るかもしれない、
それなら別の経路がある…とレベデフから次のプランの説明を受け、
Red Forestにいるベテランストーカー、フォレスターに会いに行くことになった。
アノーマリーとミュータントで溢れかえるRed Forestを抜け、フォレスターと面会。
Red Forestを流れる川にかかっている昇降式の橋について教えてもらう。
この橋はLimanskへの近道の一部を形成しているが、
今は橋がLimansk側から上げられており、そちらへは行くことができない。
ところが、いつのまにかLimansk側にRenegadeの集団が現れて橋を制圧した格好になっている。
つまり、最近になってから対岸に渡れる安全な道が出現したのだ。
現在、Limanskの方角から救援を求める無線が入っている。
詳細は不明だが、何らかのアノーマリーの作用で
進むことも戻ることもできなくなってしまったストーカーの一団がいるらしい。
彼らについて調査し、救出に成功すればLimanskへの道が分かるはずだ。
Army Warehouse地域の電波感度のよい場所まで行って
救難信号の詳細からストーカーたちの居場所を特定、
アノーマリーの「隙間」が分かるというアーティファクト「コンパス」の回収、
そしてフォレスターが(どうやったのかは不明だが)コンパスで割り出した脱出経路の送信を経て、
傭兵レシェイ率いるストーカー部隊が脱出に成功した。
Limanskへの橋を制圧するために、
レベデフ率いるClear Sky部隊が川を挟んでRenegadeと交戦を開始、スカーもこれに参加する。
Renegadeが後退した隙にレシェイの部隊が対岸側に現れ、橋を下ろすことに成功。
スカーはClear Sky部隊ともにLimanskへ突入する。
※用語解説
・Limansk
チェルノブイリ近郊の町で、
あるプロジェクトに携わる研究者とその生活を維持するための人員のみで構成されており、
存在自体が秘匿されていた。
原発事故後も研究活動は継続していたらしいが、その詳細は不明。
SoCのPripyatと違って実在しない町。
Limanskに突入。Renegadeの待ち伏せを切り抜けると、
正体不明の集団"Monolith"が何重にも渡って重厚な防御陣地を設けていた。
Clear Sky部隊とともにLimanskを北上し、半ば地面に埋まった廃病院での激戦の後、
ついにチェルノブイリ原子力発電所に到達する。
一足先に到着していたストレロックがMonolithと交戦しているのを確認したレベデフから、
電子機器を破壊することができる電磁銃を渡される。
サイ・エミッション・ブロッカーを破壊しさえすればストレロックを自滅させることができるという。
エミッションの予兆である激しい地震の中、
ストレロックに追いついたスカーはサイ・エミッション・ブロッカーの破壊に成功する。
だがその時、大気が赤く染まり、エミッションが全員を襲う。
ほの暗い一室。死体のように転がる無数の人間。
彼らの顔めがけて奇妙な画像とノイズを送り続ける大量のディスプレイ。
その中の一人、時折体を痙攣させている男…ストレロック。
その腕にはS.T.A.L.K.E.R.の入れ墨が…
-----
S.T.A.L.K.E.R. Clear Skyは以上です。
エンディングがかなり投げっぱなしな感じで、主人公スカーがどうなったのかは分かりません。
Clear Skyはここで壊滅状態になり、解散した模様です。
一部の生き残りがシリーズのほかの作品に出てきます。
ところで、このゲームのストーリー展開には、
最後にストレロックが一人で発電所に向かっていたのは何のためなのか?
(状況から見て、ファングに作らせていたデコーダーも持ってなさそう)
という大きな疑問があって、これはゲーム内では解決されません。
この点は続編"Call of Pripyat"でストレロックのメモという形で補足されています。
あと、Clear Skyではサハロフ教授はストレロックに会ったと言っているのに、
SoCで"Marked One"を初対面の人間だと思ったのはなぜなのか?
という疑問もありますが、まあ、素で気がつかなかったとか、
直接会ったのはストレロックを名乗る別人(仲間のファングとか)だったとか、
ストレロックのM字ハゲが進行してて別人に見えたとか、
その辺で納得しておきましょう。
Call of Pripyatも書いておりますので、もう少しお待ちください。
S.T.A.L.K.E.Rの人、乙です。
アイドルマスターSP ミッシングムーン
三浦あずさ(20)の場合。
俺は765プロに所属する駆け出しプロデューサー。
今日からあずささんをプロデュースすることになった。
「ふつつか者ですけれど、よろしくお願いしますね」
というわけで、あずささんとのミーティングと初レッスンを終えて1週目の活動は終了した。
アイドルとしてデビューするには、まずオーディションに勝って、TV出演を果たさなければいけない。
それまでは、アイドルランキング外という扱いになり、ファンも付かない。
あずささんの初めてのファンとして、俺からステージ用のアクセサリーをプレゼントした。
夜になり、道がわからないというあずささんを送っていくことになって、事務所を出てしばらく歩いていると、
俺は忘れ物をしていることに気が付いた。
あずささん、事務所に忘れ物を取って来るんで、待っててもらえますか?
快くうなずいてくれたあずささんをその場に残して、急いで事務所に戻ると、
誰もいないはずなのに人の気配がする。誰だっ?
「おにぎりで出来たお城だ〜。ミキ姫は王子様と幸せに暮らしましたとさ、なの〜」
女の子がソファで眠っていて、寝言を言っていた。
起こした方がいいと思った俺は、女の子に近づこうとした。
そのとき、足元に落ちていた何かを蹴飛ばしてしまった。拾い上げるとそれは、おにぎり型のマスコット?
物音に気付いたのか、女の子は目を覚まして俺を見た。
「あ、それ、ミキのおまじない用マスコットなの。もしかして、拾ってくれたの?」
俺はマスコットを女の子に渡した。
「ミキは星井美希なの。はじめまして、ミキの王子様☆」
え?王子様、って・・・。
「あのね、ミキ、彼氏ほしいなーって思って、雑誌に載ってたおまじないしてたの。
おにぎりのマスコットを道路に置いておくと、それを一番先に見つけてくれた人が、
ミキだけのステキな王子様になってくれるっていう、おまじないなの」
俺は王子様じゃなくて、プロデューサーだよ。
だいたい、そんなおまじないで彼氏を決めるなんて、よくないよ。・・・って、聞いてるか?
「うん、聞いてるの。すっごくいい声・・・。こういうの初めてだけど、ミキ、ホントに好きなのかも」
ダメだ、全然聞いてない。話を変えよう。キミは、アイドル候補生なの?
「うん、まぁ、そんなとこ。高木社長がいろいろうるさくて、まだデビューさせてもらえないんだけど・・・。
ヒマだから、寝てたの」
他にすることないのか?自主トレとか。
「ミキ、トレーニングしなくても、歌もダンスもそこそこ出来ちゃうの。
だから、ミキのプロデュース、すっごく楽だと思うよ。ねぇねぇ、やってみない?」
ダメだよ。俺には、あずささんという担当アイドルがいるし。
「むー、残念なの。ミキ、大好きな人のためになら、すっごく頑張るのに。今度、社長に頼んでみちゃおっと」
彼女は言いたいことだけ言って、帰ってしまった。
結構時間がかかってしまったが、あずささんは嫌な顔もせずに待っていてくれた。
俺はあずささんに、星井美希に会ったことを話した。
「美希ちゃんはまだ正式なアイドル候補生じゃないのですけれど、
歌もダンスも新人離れしているって、評判なんですよ」
ふーん。そんな子が765プロにいたのか。
2週目の活動。
事務所に行くと、社長室から大きな声が聞こえてきた。
「ミキだってやれば出来るもん!高木社長のバカっ!」
突然社長室のドアが開いて、美希が飛び出してきた。美希はそのまま事務所の外へ飛び出してしまった。
高木社長に事情を聞く。美希は、俺のプロデュース担当を変えるようにと頼んだが、
社長が断ったので、怒って出て行ってしまったらしい。
しばらくして、あずささんが事務所に来た。
「おはようございます、プロデューサーさん」
今日はステージ衣装を決めてから、作曲家さんに挨拶しに行って、デビュー曲のレコーディング。
2人目のファンである作曲家さんからあずささんに、銀のペンダントが贈られた。
そして3週目。今日はいよいよデビューするためのオーディションだ。
なんとかオーディションを突破したあずささんはTV出演を果たし、晴れてランクFアイドルとなった。
事務所に戻って、高木社長にオーディションの結果を報告する。
「無事デビューすることが出来たな。おめでとう。
キミたちは、これから『アイドルアルティメイト(IU)』を目指してもらう」
IUとは、年一度開催されるアイドルの祭典で、優勝すれば誰もが認めるトップアイドルになれる。
本戦に出場するだけでも大変なもので、5回に渡る予選を突破しなければならない。
だが、困難が多ければそれだけ、勝ち取った喜びも大きいだろう。
俺はあずささんと、IUで優勝することを誓い合った。
いきなり表情を変えて、社長が言う。
「それはそうと、キミたちに謝罪しなければならない事がある。これを見てくれたまえ」
♪カッコ悪いわよ
アタシを墜(お)とすのバレてるの
カッコつけたところで
次に出るセリフ 計画(プラン)Bね
それは美希のTV出演の模様を収めたビデオだった。
美希はうちのライバル事務所である961プロに引き抜かれ、デビューしたのだという。
高木社長が言うには、961プロはあまり評判が良くない事務所らしい。
強引なやり方で、潰されたアイドルがたくさんいたとか。美希、大丈夫かな・・・。
でも、どうしてこんなことに?社長が俺の担当を変えるのを断ったから?
「もしかして、あのときのアレが原因なのかな・・・」
社長は暗い顔をしている。って、あのときのアレって何だ?
「大丈夫ですよ。美希ちゃん、きっと帰ってくるって、信じてます」
あずささんは、つとめて明るく、そう言った。
それから何週間か後。俺とあずささんはIU1次予選に出場した。
予選と言ってもTV出演があるし、普段のオーディションとまぁ、似たようなものだ。
唯一違うのは、失敗したらそれで終わりの一発勝負って所。
控え室で俺たちは、美希に会った。
「プロデューサー、久しぶりなの」
美希は既に、ぶっちぎりのトップで1次予選を通過してしまったのだという。
「すごいでしょ。プロデューサー、ミキのこと、好きになってもいいよ☆」
どうしてそういう話になるんだ!
「美希ちゃん!事務所のみなさんは、美希ちゃんのこと、心配しているのよ。ねぇ、プロデューサーさん」
言いながら、あずささんは俺を見た。
「ミキの前でラブラブしないでよ!見つめ合っちゃってさ」
別に俺にはそんなつもりは・・・。
「ミキ、今日は帰る。さよならなの」
美希は怒った様子で行ってしまった。
「私が美希ちゃんを怒らせてしまったのでしょうか・・・」
気にすることないですよ、あずささん。
結局、今日は美希と大した話も出来なかった。
でも、美希がIUを目指していることがわかった。
予選に出場し続ければ、また美希に会って話をするチャンスが出来るかもしれないな。
そして2次予選。
「今回も合格することができました。プロデューサーさんのおかげです〜」
TV出演を終えたあずささんと控え室で話している所へ、美希が通りかかった。
「あ、プロデューサーにあずさ・・・」
「美希ちゃんは、765プロに戻ってきてくれるの?」
まぁそれよりも、気になるのは移籍の理由、だな。
「ミキ、やりたいことがあったから、961プロに移ったんだもん。簡単には戻れないよ」
「美希ちゃん、下賎な者とは話すなと言ってあるだろう?」
誰だ?やけに派手なオッサンが現れた。
「黒井社長・・・。あずさとプロデューサーは、友達だもん」
この人が961プロの黒井社長か。
「ノン!トップアイドルになるものが、唯一友と呼べるのは、孤独だけだ」
黒井社長は、美希を連れて行ってしまった。
「いくらなんでも、厳しすぎますよね。友達と話すのもダメなんて」
あずささんは眉をひそめた。
きっと美希は、黒井社長にだまされているんです。
だから、美希に勝って、黒井社長のやり方が間違っていることを証明してやりましょう!
「はい。私、美希ちゃんのためにも、頑張ります」
S.T.A.L.K.E.R乙です。解説ありがたい
3次予選の日。今日も美希は現れた。
今日は黒井社長がいないので、ゆっくり話せるとのことだ。
例によって美希は既に予選を通過していて、今は他の仕事の途中で寄ったのだという。
そういえば、美希にはプロデューサーっていないのか?
「うん。送り迎えの人はいるんだけど、お仕事はいつもひとり。それが、961プロの方針なの」
そうなのか・・・。ところで、前にも聞いたけど、移籍の理由、ちゃんと聞かせてくれ。
「ミキ、早くデビューしたかったの。ミキのいいところ、いっぱい見てほしくて。
そしたらゼッタイ好きになってくれるって思ったから・・・」
えっ、誰が?
「でも、高木社長がミキのこと、ジャマしてくるんだもん。
ミキはまだデビューできる状態じゃない、心構えができてない、とか言っちゃって」
それについては、俺も高木社長と同意見だな。
「それに高木社長、あんなひどいことするし、しばらくは戻る気ないってカンジ」
高木社長は美希に何をしたんだ?
「とにかく、ミキはプロデューサーにラブアタックするために移籍したの!
あずさには負けないからね」
お、俺?美希は、あずささんを睨むと、去っていった。
「お、驚きました。美希ちゃんが、プロデューサーさんのことを・・・。
美希ちゃんが、戻りたくないって気持ち、わかります」
あずささんはうつむいてしまった。美希の話、相当ショックだったのかな。
4次予選。だんだん合格するのが難しくなってきたが、あずささんは合格した。
「あずさ、合格したんだ。やっぱ、ミキのこと、ジャマする気なんだね」
美希がやってきた。
「美希ちゃん、私は決してそんなつもりは・・・」
「じゃあ、ミキとプロデューサーのこと、応援してくれるの?」
「それは・・・プロデューサーとのコンビは、解消できないわ」
そうだ。あずささんがどんなに俺のことキライでも、それは無理だ。
「もういい!プロデューサーはあずさが大事で、ミキのことはどうでもいいんでしょ!」
美希は今にも泣きそうな顔をしている。
「美希ちゃん、そんなことないわ。プロデューサーさんは・・・」
「プロデューサーをひとりじめしているあずさの言うことなんて、聞きたくないの。
あずさなんて、大ッ嫌い!」
美希はそう言い残して、走り去った。
「あの優しい美希ちゃんが、あんなに声を荒げるなんて・・・。
美希ちゃん、追いつめられているんでしょうか。
ずっと黒井社長の下で働いていて、そばで支えてくれる人もいない。
なのに、目の前にはいつも、プロデューサーさんと一緒にいる私がいて・・・。
そんな状況、もし私だったらすごく辛いと思います。
プロデューサーさん、もし美希ちゃんのことプロデュースしたいのでしたら、私は・・・」
あずささん・・・。今の俺は、あずささん以外をプロデュースする気はありません。
だから、あずささんは余計なことを気にしないで、アイドル活動に専念してください。いいですね。
「は、はい!」
S.T.A.L.K.E.R乙です。
そして、最終予選。
「あずさとプロデューサー・・・フンっだ!」
美希は俺たちの顔を見るなり、逃げるように去っていってしまった。
「あ、美希ちゃん、私の話を・・・」
それから俺は、あずささんにいろいろ話しかけてみたが、あずささんは上の空だ。
「すみません、お話、聞いていませんでした」
悩みごとがあるなら、俺に相談してください。
「やっぱり、プロデューサーさんには隠せませんね。
そろそろ私も自立しなければいけないかな、と思うんです。美希ちゃんのように」
あずささん、何を言ってるんですか?
「私はもう、ひとりで大丈夫です。私は大人ですから。強い大人の、女性ですから・・・。
だから、プロデューサーさんは、美希ちゃんのところに行ってあげてください」
それって、あずささんのプロデュースをやめろってことですか?
前にも言ったでしょう?今の俺は、あずささん以外、プロデュースする気はないって。
「・・・プロデューサーさんは私にはもったいないくらいの人です。
だからこそ、いつまでも甘えるわけには行かない、そう思ったんです」
あずささん、俺がイヤになったんですか?
「その、逆です。美希ちゃんに色々言われて、初めてはっきり自分の気持ちに気付いたんです。
たぶん、私が、美希ちゃんと同じ人を・・・。
私、美希ちゃんには、プロデューサーさんが必要だと思うんです。私より、もっと」
だから、俺に、美希の方に行けと?
「きっと私がいてはダメなんです。私は立場を利用して、プロデューサーさんの隣にいる。
それを美希ちゃんがズルいと思うのは仕方のないいことです。立場が逆なら私だって・・・。
とにかく、美希ちゃんには、プロデューサーさんが必要なんです。
これからは、美希ちゃんと一緒にいてあげてください」
あずささんは、自分が身を引くことで美希を連れ戻そうとしているんだ。でもそんなの間違ってる!
さっき、自分は大人だから大丈夫だっていいましたよね?
そんなのとんだ思い違いです。あずささん、あなたは頼りないです。
すぐ道に迷うし、、ボーっとしてるし、運動神経もいまいちだ。
「そんなにはっきりといわれると・・・自信なくなっちゃいます」
だから、あすささん。俺があなたを守ります。
「プロデューサーさん、そんな風に考えていてくださったなんて・・・」
それに、いまここで引くのは、美希にとってもよくありません。
ワガママを言えば、それが通る。そんな考え方をさせてしまっては、美希の今後はお先真っ暗です。
今だってアイドルとしての自覚に欠けているのに。
「あ、そうですね・・・」
あずささんは、やさしすぎます。美希くらいワガママ言ってもいいと思いますよ。
「私のワガママ・・・。あの、私、どこまでいけるかはわかりませんけれど、
IUの優勝を目指したいです。プロデューサーさん一緒に」
良かった。これからも、俺たち、一緒ですね。
続きは後ほど
wikiにUPするときは、ページ名は「アイドルマスターSP」として下さい
いつか他のバージョンが投下されるかもしれないので。
自分でwikiにあげるという選択肢もあるぜプロデューサー
いや
今他のもっと長い奴書いてるから
そっちを直接上げる
だからこっちは投下させてくれ
いよいよIUの本戦だ。優勝するためには、準々決勝、準決勝、決勝と、3週連続で勝ち抜かなくてはならない。
「ついに、ここまで来れたんですね。でも、まだ信じられません。
本戦に勝ち残れなかった多くの子たちのためにも、頑張らなきゃいけませんね。
そして、プロデューサーさんのためにも」
「ちょっと待った、なの!」
だしぬけに美希がやってきた。
「あずさばっかりプロデューサーにプロデュースしてもらって、ズルイの!
ミキだってプロデューサーと一緒にお仕事がしたいのに!
でね、ミキ、考えたの。もしミキがIUであずさに勝ったら、
プロデューサー、961プロに来て、ミキをプロデュースしてほしい」
俺の意思は?俺はOKしてないぞ、そんなこと!
「でも、もう決まったことなの。ミキ、プロデューサーのためにも優勝してみせるの。
だから、約束だよ。じゃあね!」
あっ、ちょっと、待てよ、美希!
「私、出来ることなら、プロデューサーさんのそばを離れたくないです。ずっと。
ここで負けてしまっては、プロデューサーさんが・・・。
私、頑張ります。見ていてください」
一方的に約束させられてしまったが、それがあずささんのやる気を引き出したようだ。
そして、準決勝。
「ねぇ、約束、覚えてる?」
「ええ。たとえ美希ちゃんでも、プロデューサーさんは渡さない」
あずささんは美希を睨んだ。
「ところで、私が優勝したら美希ちゃんはどうするの?」
「えっ?」
「こういうのはどうかしら?もし私が勝ったら、美希ちゃんが765プロに戻ってくるの」
「でも、黒井社長が・・・」
「フフ、なかなか面白そうな話をしているじゃないか」
ウワサをすれば影。黒井社長が現れた。
「いいだろう。その条件で戦おうじゃないか」
「では、これで決まりですね。いいわね、美希ちゃん。約束よ」
「わ、わかったの。今日のあずさ、なんだか怖い・・・」
美希は黒井社長と一緒に去っていった。
「ふー。頑張って演技しちゃいました」
あずささん?今の演技だったんですか?
「はい。美希ちゃんに、765プロに戻ってきてほしかったから。
でも、これで負けたら、どうしましょう」
あはは。すっかりいつものあずささんですね。大丈夫です。俺が、ついてます。
二人で美希を取り戻しましょう!
ついに、決勝の日がやってきた。
「今日で全てが決まるかと思うと、怖いです」
あずささんは不安そうだ。
「プロデューサーさん、足のふるえ、止めてくれませんか?」
そうだな・・・。じゃあ、抱きしめてもいいですか?
「は、はい。お願いします」
俺は、あずささんを抱きしめた。
「はぁ、落ち着いてきました。プロデューサーさん、暖かい・・・」
俺が身を離すと、あずささんは顔を赤くしていた。
「ステキなおまじない、してもらいましたし、今日は、絶対勝ちます」
しばらくすると、美希がやってきた。
「あのね、あずさはいつでもミキの気持ち、わかってくれたよね。
あずさは美希のために勝負を挑んでくれたんだよね?」
美希・・・いつの間にそんなに成長していたのか。
「それに、ミキが765プロに戻ったら、あずさ、プロデューサーを譲る気でしょ?
ミキは、ほしいものは自分で手に入れるの。だから、正々堂々と勝負なの」
「ええ、わかったわ。手加減なしよ」
決勝で、あずささんは「隣に…」を歌った。
この歌は、あずささんのイメージに合わせて、作詞家・作曲家の先生に頼んで作ってもらった曲だ。
♪見えなくても 声が聞こえなくても
抱きしめられたぬくもりを今も覚えている
この坂道をのぼる度に あなたがすぐそばにいるように感じてしまう
私の隣にいて 触れて欲しい
そして、あずささんは優勝した。
「私みたいな平凡な人間を、こんな高いところまで・・・。
プロデューサーさんは、とてもすごい方ですね」
俺の力なんて、たいしたことありません。あずささんの努力が優勝への道を開いたんです。
「そんな・・・。でも、そういう謙虚なところも、プロデューサーさんのステキなところですね」
「ミキ負けちゃったの。頑張ったのになー。
でも、優勝したのがあずさでうれしいの。ミキがダメなら、あずさに勝手ほしかったから。
おめでとう、あずさ」
黒井社長が怒りながらやってきた。
「なんということだ。765プロの者が優勝するなど・・・。こんな結末、私は認めん!
そ、それで美希ちゃん、本当に765プロに戻るつもりじゃあるまいね?
キミなら、きっと来年、優勝出来るよ」
「ムリなの!ミキ、もう頑張れない!」
「くっ、もういい!お前はクビだ」
俺は黒井社長を呼び止めた。
黒井社長、あなたは勘違いしているのではありませんか?
美希が勝てなかったのは、あなたのせいです。
アイドルが結果を出せるように、環境を整えるのがプロデューサーであり、社長です。
それを放棄して、結果のみを追求し、美希の力をそいでしまったのは、あなただ。
「若造が知ったような口を・・・。不愉快だ。私は帰らせてもらうよ」
黒井社長は行ってしまった。
「さて、私は先にタクシーで事務所に戻ります」
あずささんは、先に帰るという。俺は、美希とふたりきりで話をする。
「765プロに戻ろうかな。そのかわり、プロデューサーは、ミキの彼氏になってほしいの」
・・・ごめん。
「わかってた。ミキだって、あずさとプロデューサーがお似合いだってことくらい、
よくわかってたんだよ。でも、ミキだって、本気だったんだから!
それじゃ、ミキ、行くの。あずさみたいな大人の女になったら、きっと765プロに戻ってくるの。
じゃあね、プロデューサー!あずさによろしく」
俺は事務所に戻った。結局、美希を連れ戻すことは出来なかったな。
「そうですか。美希ちゃん、新しい夢への一歩を踏み出したんですね。
前にお話したかも知れませんが、私の夢は・・・」
運命の人を見つけること、でしたっけ。それで、あずささん、見つけたんですか?
「それが、見つけたような、見つけてないような。相手が気付いてないような・・・。
ということは、相手が私のことキライなのかも・・・」
あずささん、話を聞いてください!あずささんは一人で盛り上がっている。・・・仕方ない。
好きだよ!
「えっ、プロデューサーさん、今、なんて?」
好きだよ、あずさ。俺を、あなたの運命の人にしてくれないかな?
「あ・・・。私の答えは、もちろん、はい、です!
ずっと同じ夢を二人で見てきました。出来ることなら、この後も、
生涯かけて、同じ夢を追っていきたいです。プロデューサーさん、愛して・・・います・・・」
こうして、仕事のパートナーだったあずささんは、俺の生涯のパートナーとなった。
数日後。
あずささんはアイドルを引退すると言っているので、
俺も次にプロデュースするアイドルのことを考えないとな。
朝、事務所に行くと・・・あれ?あずささん、今日、休みじゃなかったんですか?
「お弁当を作ったので、届けようと思いまして」
そんなことか。しばらく後、高木社長が出てきて朝礼が始まった。
「えへ☆帰ってきちゃったの」
ええっ、美希?
「大人になるまで待てなかったってカンジ。ミキはね、プロデューサーとあずさをジャマしに来たの。
ミキのいない間に、あずさとプロデューサーがラブラブしてるって聞いて、くやしくて、くやしくて・・・。
ねぇ、あずさは引退するんでしょ?だったら、その後、ミキのプロデュースして!」
「美希君、キミはまだ正式なアイドル候補生ではない。まだデビューは・・・」
高木社長が美希を止めようとする。
「社長は黙っててなの!社長がミキのおにぎり、勝手に食べたから・・・」
「うっ、それは、謝る。すまなかった」
社長が美希のおにぎりを食べたのが、美希の移籍の原因らしい。なんだ、そりゃ?
「私、引退するのやめます!」
「あずさは引退するの!もー!あずさはあっちへ行ってなの!」
「い、いやよ。プロデューサーさんの隣りは私の特等席なのよ」
「じゃあ、ミキ、こっちの隣りでいいや。ねーねー、プロデューサー!」
だ、誰か、助けてくれぇ〜!!
おしまい。
おつ
ストーリーというか説明文なのですが勇者のくせになまいきだ:3Dの
最終ボス「※※※※」の図鑑の文はわかりますか?
AがBに廊下で呼び止められ、何の説明もなく唐突に「友達になろう!」と言われる、というシーンで
それに対するAの台詞に悩んでいます。
Aは生真面目でとっつきにくいタイプ、Bは明るくてクラスの人気者なタイプ(どっちも男子高校生)
Aの心情としては「どうしてお前みたいな奴が俺なんかに、というかずいぶん唐突だなおい」
といった感じで、最初は
B「友達になろう!」
A「……何故だ」
としてたんですが、状況に頭が追い付いていない+性格上気のきいた言い回しが出来ない様子を表す
もっといい言い回しはないでしょうか。
ちなみに二人は同じクラスではなく、ほとんど話したこともないのですが
Bは以前からAが何となく気になっていた、という設定です。
誤爆しましたすみません
最近やり直したので、リストにある『鋼の錬金術師 翔べない天使』を書いてみました。
ちょっと長いですが、5分後位に。
原作からの登場キャラの簡単な紹介 詳細はWiki等で
エルリック兄弟
・エドワード・エルリック
主人公。史上最年少の国家錬金術師で、二つ名「鋼」。人体錬成の影響で左足を、弟を助ける為に右腕を失い、機械鎧(オートメイル)を義肢にしている。
弟と元の身体に戻る為に賢者の石を求めて旅をしている。背が低いのがコンプレックス。
・アルフォンス・エルリック
エドの弟。人体錬成の代価で全身を失うが、エドに救われ、現在は鎧に魂を定着させている。肉体のない存在。
軍部
・ロイ・マスタング
東方司令部大佐。二つ名「焔」。エルリック兄弟の秘密を知る人物で、後見人。
・リザ・ホークアイ
東方司令部中尉。マスタングの腹心であり、秘書的存在でもある女性軍人。
アレックス・ルイ・アームストロング
中央部少佐。二つ名「豪腕」。筋骨隆々で自分の肉体と錬金術に美意識と誇りを持っている。
故郷リゼンブールで機械鎧の修理を終えたエルリック兄弟が、中央(セントラル)に向かう間の物語。
原作3巻あたりの内容になる。
エドワード(エド)、アルフォンス(アル)のエルリック兄弟。豪腕の錬金術師こと、アレックス・ルイ・アームストロング少佐は
リゼンブールから中央に向かう列車の上にいた。
師匠の下での修業時代に、一度だけ訪れたヒースガルドが近いと聞いて、兄弟は師匠の友人である高名な錬金術師、
ヴィルヘルム・エイゼルシュタイン教授を思い出す。師匠に連れられ、数日滞在したに過ぎなかったが、彼の娘である銀髪の少女、セレネのことはよく覚えていた。
同年代であり、兄弟に匹敵するほどの錬金術の才能を持っていた彼女と兄弟は親しくなったが、彼女は帰る日になっても見送りにも来なかった。
直後に列車が大きく揺れ、テロリストが列車を占拠したとの放送が入る。当初は無視を決め込もうとしたエドだが、
入ってきたテロリストにチビを連呼され激怒。勢いでテロリストを倒してしまい、そのまま列車の解放に向かうこととなる。
<BOSS リーダー他>
先頭車両でリーダーらしき軍服の男を倒し締め上げてみると、男は元軍属の錬金術師であり、突然逮捕状が出て追われる身になったと言う。
上官のガンツ大佐に教えられ、錬金術師による自治が確立しつつあるヒースガルドに逃げ込むつもりだったらしい。
呆れ顔で聞いていたエドだが、自治の中心人物が国家錬金術師ヴィルヘルム教授だと聞かされ、驚きを露わにする。
相談する兄弟の隙を突いて逃げ出す男。車両の上に逃げた男を追う兄弟の前に、リーダーの死体が落ちてくる。エドが車上に跳び上がると、
左腕を機械鎧で固めた軍服の男が待っていた。
制服と階級章から、兄弟は男が国家憲兵上級大佐――ガンツではないかと問う。すると、男は自らを
「撤甲の錬金術師、ガンツ・ブレスローだ」
と名乗り、口封じの為にと兄弟に戦いを挑む。
「さぁ、かかってきやがれチビ!」
の言葉に、エドも、
「誰がゴマ粒ミクロの錬金術師かぁーッ!」
とキレて、すぐさま戦闘態勢に。
<BOSS ガンツ>
ガンツとの戦いを終えても、兄弟は余裕を崩さない。お決まりの捨て台詞を放つガンツ。去り際の
「また会おうぜクソチビ!」
にまたしてもエドが激昂。大砲を錬成してガンツ目がけて発射する。しかし、ひらりと避けられた砲弾はトンネルに吸い込まれ、
崩落するトンネルに列車は進んでいく。肩を竦めて呆れるアル。
ここまでがプロローグで一区切りです。
所変わってレミニス渓谷。脱線し炎上する列車の前に立つアームストロングに、兄弟は事のあらましを報告した。
脱線の原因がエドであることは伏せて。
事故の収拾の為にここを離れられないと言うアームストロングに、エドは先に最寄りの駅ヒースガルドに向かうと提案。
答えも聞かずにアルを伴って逃げだした。
ヒースガルドに着いたら、ヴィルヘルム教授に挨拶に行こうと言うアルに、エドは反対する。
それは彼らの忌まわしい過去、人体錬成のことを知られたくないがためだった。
母親を蘇らせようと試みた人体錬成。失敗し、全身を失ったアル、左足を失ったエド。アルを助けるために、
エドは右腕を代価にアルの魂を手近な鎧に定着させたこと――今の自分達を見れば、一目で人体錬成を行ったのだとばれてしまう。
それが師匠に伝わるのが怖いのだ。
それでも、トレインジャックの男の言葉は気になっていた。教授は触媒法(触媒を用いて錬金術の効果を高める方法)を研究していた。
それが関係しているのだろうか、とアルは言うが……。
渓谷を進む兄弟。その行く手を阻むのは盗賊だけでなく、奇妙な錬金術の合成獣(キメラ)もだった。
何者がキメラを錬成し放ったのかと思いつつ、それらを撃破してひたすら渓谷を突き進む。
山道も終わりに差し掛かった所で、上から石の欠片が落ちてくる。鎧のアルはまったく気にしないが、跳ね返った石がエドの頭を直撃。
見上げると、続いて赤い髪の女の子が降ってきて、エドの顔面に落ちた。
兄弟と近しい年齢であろう赤い髪の少女は、崖の上に咲く白い花を取った直後に転落したらしい。手に花を握っていることに安心すると、
さり気なく逃げようとする少女。エドはそれを引き留めるが、生意気な少女は謝るどころか、エドに小さいを連発して去っていく。怒りの治まらないエドは少女を追いかける。
追いかける内に、兄弟は洞窟に迷い込む。そして、現れた巨大なカニのキメラと戦闘に。
<BOSS カニキメラ>
なんとか撃退した兄弟は、再び少女を探して先へ進む。その頃、アームストロングは電話で『大佐』に連絡を取る。二人だけでヒースガルドに向かったと聞くと、
相手は驚き、アームストロングを叱責した。そして自分も向かうと言い、それまでエルリック兄弟のお守は潜入している部下に任せると伝えた。
ようやく辿り着いたヒースガルドは無人のゴーストタウンと化しており、人の代わりに凶暴なキメラが闊歩していた。教授宅には教授もセレネもおらず、
兄弟は湖畔を越え、教会へ移動する。
教会墓地では赤い髪の少女が墓に先ほどの花を一輪供え、墓の主をお姉ちゃんと呼んでいた。彼女が去った後、やってきた兄弟は、
供えられた花から少女の存在に気づく。だが、それ以上に驚いたのは、墓に刻まれた文字。
「セレネ・エイゼルシュタイン、ここに永久の眠りにつく」
日付から察するに、別れてから数日の内に死亡している。
そこへ教会の神父である老人が現れた。列車が動いていないことを告げると、とりあえず教会内へと案内された。神父によると、
数か月前突然現れたキメラによって街の人間は、大半が逃げるか殺されたのだそうだ。不可解なことに、軍もキメラに対する対策を積極的に行わないらしい。
神父はノイエヒースガルドを紹介してくれる。逃げた者たちが造った街で、その中心に立ったのがヴィルヘルムだ。夜の移動は危険だと神父は止めるが、
兄弟は礼を言って教会を後にする――が、すぐに教会に戻ってきた。あまりのキメラの数に諦めるしかなかった。夜から朝にかけてキメラの数は増え、凶暴化するらしい。
夜、神父は『アルモニ』という少女について語ってくれる。何故か彼女だけキメラに襲われず、よく墓参りに訪れるのだそうだ。気になってエドが訊ねてみると、やはりあの少女のことだった。
神父はセレネについても語ってくれる。セレネの死因は事故のようだが、はっきりとせず、遺体もなかったらしい。エドは教授が何か隠していると察する。
その直後、仮面を付けた虎のような双尾のキメラが、ガラスを割って飛び込んでくる。
<BOSS 仮面のキメラ>
仮面のキメラを撃退すると、黒服に眼帯をした女が現れる。女は『カミラ』と名乗り、今のキメラを操っていたのも彼女のようだった。
カミラは簡単な挨拶のみ済ませると去っていく。後には光る羽だけが残され、拾い上げると消えてしまった。
ノイエヒースガルドに着いた兄弟。駅に向かう途中、エドはヴィルヘルムと別れる前日の晩、研究室から悲鳴が聞こえたのを思い出す。
そんな会話をしていると、ふらりとエドにぶつかってきた男が因縁をつけてきた。顔を隠した怪しい服装の男は強気で絡んでくるが、
エドが取り落とした国家錬金術師の証である銀時計を見るや、一変して逃げ出してしまう。国家錬金術師を警戒する男は、仲間を集めて妨害を企む。
しばらくすると、先ほどの男が『ブラオの兄貴』と呼ばれる男を連れて兄弟に戦いを挑んでくるので、これも撃破。更に逃げる男を追うエド。
逃げる人間を本能的に追いかけていっちゃう、と呆れるアル。
逃げる男を追い詰める。軍を敵視しているそうだが、自分達は軍人でもないし、軍として来たわけでもない。何を企んでいるか知らないが、関わる気もない。
そんな兄弟の言うことにまるで耳を貸さず、男は駅に続く門のクランクを持って逃げる。軍を敵視し、絶対に街から生かして出さないつもりらしい。
怒ってまたもや鬼ごっこをする兄を見て、アルはまた呆れるのだった。
男を追う途中、アルの指摘でそれらしき男を発見。すかさず殴り掛かるエド。しかし、それは『ロート』と言う別人だった。口喧嘩に乗じて逃げようとするも戦闘に。
再度男を追い詰めて、力づくでクランクを奪取。そして駅に戻るまでも何度も似たような連中の襲撃を受ける。
ようやく駅に入ると、アルモニが先程までのならず者錬金術師達と言い争っていた。錬金術を教える約束で金を騙し取られたらしい。
男達はアルモニに教える人間などいないと言い、口を滑らせヴィルヘルムの名前を出す。しつこくすがりつくアルモニは投げ飛ばされ、それをエドが受け止めた。
兄弟を敵とみなして囲んでくる男達。
「それはちょうどよかったね、兄さん」
「ああ、あんた達をぶちのめす理由ができた!」
兄弟も、それに正面から受けて立つ。
<BOSS 錬金術師3兄弟+錬金術で操作された鎧>
チビだの豆だの言いつつ、錬金術を教えろとすり寄ってくるアルモニに激怒するエド。それでも諦めないアルモニに、兄弟は中央に急いでいるから駄目だときっぱり断る。
しかし、アルモニは笑いながら、中央行の列車なんて動いていないと言う。ヒースガルド付近で大きな脱線事故があった為、線路は現在封鎖されているらしい。
無論、エドの起こした事故である。仕方なく兄弟はアルモニの家に向かうことに。
家は大きな城だった。父親が古城を買い取って錬金術で修復したらしい。そこで初めて兄弟は、アルモニの父がヴィルヘルム教授だと知って驚く。
アルモニが呼びに行く間に逃げようと提案するエドだったが、時すでに遅し、すぐにヴィルヘルムと再会する。
再会した教授は、錬金術は絶対に教えない、学ぶことも許さない、習うだけ無駄だと言い、アルモニを追い払った。
教授は人体錬成の禁忌もすぐに見抜いたが、事情に踏み込む気はないと内緒を約束。そして、アルモニに術を教えるなと何度も釘を刺した。
線路の復旧まで泊めてくれるという教授は、研究助手のグレタ、金髪の秘書、マーゴットの二人の女性を紹介する。
部屋まで案内してくれたマーゴットに、兄弟は既視感を覚えた。
その夜グレタは、兄弟も研究に利用できないかと、教授に持ちかける。乗り気でない教授だったが、一番大切なものの為にと言われ沈黙した。
次の日、ヴィルヘルムは兄弟に花を摘んできてほしいと依頼する。それはエーテルフラウと言い、アルモニが摘んできた白い花だった。
触媒として優秀で、一つで飛躍的に速度、効率がアップするという。リバウンドを起こしやすい危険な花だが、研究には必要不可欠らしい。
依頼を承諾し、アルモニと出会った石切り場に向かう兄弟。その後をアルモニが追いかけてくる。何度も頼みこむのでエドは、
教えないが独学で学ぶことは止めないと言い、同行を許した。
道中、アルモニはヴィルヘルムとのことを語った。昔は優しく錬金術を教えてくれていた、と。だが、ある日自分が高熱を出して寝込んで以来、
突然錬金術を禁止したのだそうだ。それから、ヴィルヘルムはアルモニに冷たくなってしまった。
落ち込むアルモニにアルは、錬金術は等価交換、努力の数が技術を磨くと励ます。
アルモニの案内で咲いているポイントに着いたが、花は咲いておらず、どうやら誰かに摘まれてしまったらしい。仕方なく、街に帰って聞き込みをすることに。
街に帰ると、先程の3兄弟を発見。しかし、エドの顔を見るや逃げ出してしまう。3兄弟をそれぞれ追いかけるが捕まらず、結局3人揃ったところで復讐を仕掛けてきた。
<BOSS 3兄弟と操る鎧5体>
倒すとようやく旧市街(ヒースガルド)に咲いていることを白状する。単なるお使いがどんどん面倒になることに、エドはため息をついた。
再び、ヴィルヘルムとグレタの密談。グレタの作った陸戦型キメラに、ムネダ准将は喜んでいたというヴィルヘルム。しかしグレタは高圧的な態度で、
オリジナルの羽があればもっと研究が進む、オリジナルの羽はどこだとヴィルヘルムを問い詰めるが、ヴィルヘルムは羽は消滅したと答える。
そして二人の会話の影では、マーゴットが聞き耳を立ててながら、大佐への報告書が長くなりそうだと一人ごちた。
ヒースガルドの湖畔に向かう兄弟とアルモニ。そこで一輪だけ咲いている花を見つけるが、ちょうどそこへ現れた猪ワニのキメラに食べられてしまう。
逃げるキメラをしつこく追いかけ、気絶させ花を吐かせるエド。だが、花は既に半分以上消化されていた。
花は入手できず、途方に暮れる兄弟。ヴィルヘルムの手伝いができなかったと困るエドとアルに、アルモニはエーテルフラウの花を差し出す。
追いかけっこしている間に見つけたものを摘んでいたのだ。交換条件に錬金術を教えろというアルモニに、エドはしぶしぶ頷いた。
それから、エドとアルはアルモニに錬金術を教えていく。その間に、兄弟とアルモニは親交を深めていった。
ヴィルヘルムに内緒で、教会で花を咲かせようと努力するが、なかなか成功には至らなかった。
城に帰ったアルモニは疲れていたのか、突然倒れてしまう。その背中には、天使のような光る羽が片翼だけ生えていた。
衰弱し苦しむアルモニを助ける為ヴィルヘルムを探すが、いつの間にかキメラが城内まで入り込んでいた。
パパを助けてと頼むアルモニを隠し、兄弟はヴィルヘルムの研究所を目指して走る。
入り込んでいたキメラに加え、地下工房ではキメラが培養されていた。兄弟は謎を解き、キメラと戦いながら地下を進み、負傷したヴィルヘルムを発見する。
ヴィルヘルムはキメラはアルモニのために作っていたのだというが、詳しく聞く間もなく地上で大きな地響きが起こった。
一人で大丈夫だというヴィルヘルムを置いて兄弟が地上に戻ると、これまでより一際巨大な陸戦キメラが現れた。
その横に立つ人物、ネムダ准将曰く、暴走したキメラ達を退治するために連れてきたらしい。