イエガーが去ると、ゴーシュとドロワットが相手をしていたコウモリたちが集まり、一匹の巨大な魔物になった。
その魔物、プテロプスを倒し、怪我をした二人をエステルが介抱しようとするが、二人は拒否する。
再び煙幕を張り、二人は逃走した。
煙幕には臭いも含まてあったため、ラピードでも追えなかった。
二人が出て行った出口はコゴール砂漠に繋がっていた。
エステルはフェローに会いに行くという。
護衛を引き受けたからにはほっておけないというカロル。
リタは反対したが、近くにあるオアシスの町で一息つくことで決定した。
ジュディスの言う砂漠の街マンタイクへ到着した一行。
なぜか人が少なく、騎士ばかりが目立つ。
一旦、自由行動をし、それぞれ今後のことを決めることにした一行。
宿屋前で集合するが、突然エステルが仕事の報酬として何かを差し出した。
エステルはここで皆と別れ、一人でフェローに会うことにしたのだという。
ユーリは突然、『凛々の明星』の掟である「義を持って事を成せ。不義には罰を」を口にした。
エステル一人を危険な場所へ行かせるのは不義であると言い、エステルに協力するという。
カロルやジュディス、レイヴンも賛成するが、リタはエステルを行かせるのを反対した。
しかし、エステルの意思が強固であることを知り、結局全員で砂漠へ行くこととなったのだった。
砂漠へ行く準備として宿屋で人数分の水筒を用意してもらうことになった一行は、そのまま宿に泊まることにした。
夜、街の雰囲気について話し合うが、そのまま休んだのだった。
翌朝、宿屋の主人から水筒をもらった一行は、騎士たちについて話を聞く。
あれは街の住民を監視しているのだという。その理由もわからないらしい。
最近、この街にも執政官がやって来たらしい。
何でも、ノードポリカでベリウスを逮捕するため、騎士団が動いているらしい。
主人の話によると、ベリウスは十年前の人魔戦争の裏で糸を引いていたという話だった。
訝しむジュディス。
そこへ騎士がやって来たため、話はそこまでとなった。
オアシスで水を汲んだ一行。
その近くで子供を捕まえている騎士を見かけ、ユーリが飛び出していってしまう。
エステルがやって来たため、なんとかその場を凌ぐことができた。
子供達─アルフとライラと名乗った─に話を聞くと、フェローの調査として連れて行かれた両親を探すため、砂漠に行こうとしていたのだという。
ジュディスが二人の両親を探すと説得した。
子供達は仕事の報酬として、大事にしているガラス玉をくれたのだった。
なぜフェローを探しているのか、街を外出禁止にしているのか、分からなかったが、
まずはコゴール砂漠へ行き、街のことは帰ってから調べることにした一行。
砂漠に入り、暑さでまいってしまうユーリ達。
まず、子供達の両親を探してからフェローを探すことに決まる。
と、その時、フェローの鳴き声が聞こえ、フェローがこの砂漠にいることが確認できた。
砂漠の中間地点まで辿り着いたところで水も少なくなり、へばってしまった。
が、カロルが近くに水場を発見し、一休みすることになる。
休憩が終わり、探索をつづける一行。
砂漠の出口近くで倒れている二人の人間を発見し、エステルの治癒術で治療した。
水をほしがる二人に水筒の水を分け与え、どうやら二人がアルフとライラの両親らしいことを確認する。
二人だけで返すのは危険と判断し、近くにいるらしいフェローの鳴き声を頼りに進むユーリ達。
砂漠の出口へ辿り着くと、突然気味の悪い魔物が襲い掛かってきた。
なんとか勝利をおさめ、エステルはなぜかその場に舞い降りたフェローの羽を手にする。
限界にきていたユーリ達はその場に倒れてしまった。
薄れゆく意識の中、ユーリはカドスの喉笛で出会ったあの魔物の姿を見た…
今回はここまでです。
486 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:12:59 ID:eXAxbZmK0
>>433です。お待たせしました、「マヨヒガ」書かせていただきます。
*プロローグ
手を繋いで参道を歩く少女(主人公)とその母親。
お祭りのことなど、たわいもない会話をしているが、母親の態度がつっけんどん。
(主人公は、この土地の神様に対する生贄として連れてこられている
しばらく歩いていくうちに、母親の姿が消える。
見知らぬ老婆が背後から現れ、「こっちへおいで」と呼ぶ。
「どこへ行くの?」
「いいところだよ」
場面は変わり、小さな部屋に通される。
「ここはどこ?お母さんは?」
「いないよ」
「ここにはいないの?」
「お母さんなんてものはもう、どこにもいないよ」
「お前はもう帰れない。ここの子になるんだ。
この部屋から出ちゃいけないよ。…食べられたいのなら別だがね」
そして部屋を出て行く老婆。
ここから本編スタート。
487 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:13:56 ID:eXAxbZmK0
*本編
まず部屋の扉を調べてみるが、なにかが引っかかっているようで開かない。
のでとりあえず、老婆が「これでも食べろ」と置いていったおにぎりを調べ、選択肢に答える
(「食べる」「食べない」どちらでもおk
すると何処かから声が聞こえる。「それは食べちゃいけないよ」
辺りを見回す主人公、声は部屋にある提灯から聞こえている。
「そこに落ちてる玉を拾って、ここに入れてごらん」
声の通りに松ヤニ玉を提灯に入れてみると、黒い影の姿をした少年(影小僧)が現れる。
「ここから出たいんだろ。協力してあげる」という影小僧。
「ここで出された食べ物は食べるな。あとここにいる奴らに見つかるな」との忠告のあと、影小僧は部屋の扉を開けてくれる。
(ちなみに松ヤニ玉はあと三個あり、詰まったときに提灯に使うと、影小僧を呼び出して攻略のヒントをもらえる
影小僧が消えたら、おにぎりを持って部屋の外に出る。
**
扉をつっかえていた棒を拾って廊下を進むと、ある部屋から化け物たちの噂話が聞こえる。
「新しいのが来たんだって?」「美味そうな女の子らしい」
「逃げ出したりしないかね」「ろくろ首に見張らせているから大丈夫だろう」
「食いたいねえ」「食いたいねえ」…
主人公、(((゚Д゚;)))ガクガクブルブル
確かに階段の前にろくろ首がいて、このままでは先に進めない。
さっきの化け物たちの話をヒントに、廊下の燭台の火を吹き消してろくろ首の気を引き(ろくろ首は油を舐めるのが好きらしい
ろくろ首が油ウマーな隙に、宴会所から油揚げを失敬しつつ先に進む。
488 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:15:23 ID:eXAxbZmK0
ろくろ首が塞いでいた階段を下りる。下りる、下りる、下りる…
…無限ループって怖くね?
同じところをぐるぐる回され、このままでは一階に下りれない。
階段の途中にいるお地蔵さん(狐が化けている)に油揚げを供えると「もう意地悪しない」と言われ、ループが解けて一階にいけるようになる。
一階に下りると一つ目がいるが、寝ているようなので堂々と目の前を横切って先へ。
すると、最初の部屋で見た松ヤニ玉が入った袋を発見!ラッキーとばかりに調べると…
「やーい、ひっかかった、ひっかかった!」
若干イラッとさせる笑い声と共に、袋が喋りだした!
実はこいつは笑い袋。奴は一つ目を起こしてしまい、主人公大ピンチ!見つかったら食われてしまう!!
左端の部屋に逃げ込むと、そこはなんとトイレだった。しまった行き止まりだ!
今出れば確実に一つ目に捕まる。中にある壷は入れそうにない。そこで壁のお札を調べてみると…
「お主、困っておるな?隠してしんぜよう」
なんとトイレの神様が現れ、助けてくれました。
「ねずみ一匹おらんではないか」とトイレを出て行く一つ目。危なかった…!
神様にお礼を言いつつトイレを後にし、まだ廊下に転がっている笑い袋を調べる。
すると、
「あのさあ、ちょっと俺っちを倉庫に戻してくれないか。
さっきのはちょっとした悪戯、水に流して、ね?」
何だこいつは…と思いつつ、装備して歩けば進む先に化け物がいないか調べてくれると言うので
仕方なく「はい」を選択。わらいぶくろ が なかまになった!▼
(ただ、化け物のいるいないは主人公のモノローグで確認できるため、あんまり役には立たない
489 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:16:38 ID:eXAxbZmK0
笑い袋を連れて、すぐ近くの台所へ。
(笑い袋を調べる前に入ると、冒頭の老婆に見つかりゲームオーバー
台所には宴会の配膳の並び順が書いたメモがあり、
二階の宴会所まで戻ってメモの通りに配膳をすると…奥の部屋に入れるようになる。
そこで「カズラの帯」というアイテムゲット。
再び台所に戻り、反対側の扉から外に出てみます。
すると、どこかからかすかに歌が聞こえる。地面に開いている穴に近づいてみると、
「おむすびころりん♪すっとんとーん♪」
この歌は…というわけで、最初の部屋から持ってきたおにぎりをひとつ穴に転がし、ついで穴に飛び込んでみると…
やっぱり、そこにいたのはねずみたち。主人公が事情を話すと、
「ここはいいところだが、出て行きたいというのなら止めはしない。自分らに出来ることがあったら言ってくれ」とのありがたいお言葉。
礼を言いつついったん穴から出て、廊下を先に進みます。すると、廊下の先に猫が!
このまま進むのは危ない。ってわけで、早速ねずみに協力を要請。猫をひきつけてもらい、その隙に進みましょう。
すると小さな部屋を発見。ここが笑い袋が言っていた倉庫。
笑い袋を棚に戻してやると、ご褒美に「そこに掛かっている鬼の面を持って行ってもいい」と言ってくれます。
これで化け物たちの目を逸らすことができそう。ありがとう笑い袋!
床に落ちているロープもいただき、倉庫を後にします。
490 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:18:02 ID:eXAxbZmK0
鬼の面を被って奥の部屋に入ると、なんだか偉そうな化け物がひとり。
話しかけると「ななしたろう」と呼ばれ、「のどが渇いたから水を一杯くれ」と言われます。
そこで台所から外に出て、井戸で水を汲み、戻って化け物に水を渡します。
(このとき「櫛」をゲット
そして一つ目が寝ている廊下まで戻り、向かいの部屋に入ろうとすると…名前を聞かれます。
先刻化け物に呼ばれた「ななしたろう」を名乗ると部屋に入れてもらえますが…そこは賭博場でした。
誘われるまま丁半に参加し…負けます(絶対負けるようになっているようです
すると化け物にお使いを頼まれます。着た者の代わりに酒を吸うという衣を貸してもらうので、それを着て宴会場へ。
しこたま酒を飲まされるが、衣のおかげで全然酔わず。
「もう行っていい」と言われるので賭博場に戻り、化け物に衣を渡してお使い終了。
そのあともう一度宴会場に戻り、落ちている招待状をこっそり失敬。
どうやら、この屋敷の主人の部屋への招待状のようです。
しかし、主人の部屋の扉はいくら引いてもびくともしません。
実はこの部屋に入るには、「特殊アイテム三種類」が必要なわけでして…。
そのうち二つは「カズラの帯」と「櫛」なのですが、ではあとひとつは?
庭に不自然な小穴を見つけ、最初の部屋をつっかえていた棒を突き刺してみると…
なんと棒から根が生え、葉を繁らせ、桃の実がなりました!
桃をゲットし、主人の部屋へレッツゴー。
491 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:18:34 ID:eXAxbZmK0
主人の部屋は無人でした。机の上に小さな鍵があるので失敬。
さてこれは何処の鍵だろう…と調べるうちにたどりついたのは最初の部屋。
隅に置いてある箱に鍵を使うと…開いた!
そこに入っていたのは、自分の名前が刺繍された綺麗な着物でした。
(ここまで主人公は自分の名前を忘れてます。「千と千尋の〜」のような感じ
さて、これでもうこの屋敷に用はありません。さっさと脱出いたしましょう!
次からエンディング(五種類)の説明に入ります。
492 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:19:27 ID:eXAxbZmK0
エンディング1「人の世」
屋敷を出る前に、助けてくれた影小僧を成仏させてあげたいと考えた主人公。
彼は影なので、光が無ければ出てこれません。提灯以外で光があるところといえば…あ!台所でかまどの火が燃えていた!
さっそく台所に向かい、井戸で水を汲み火を消します。すると…かまどの中へ入れそう。
中に入り進んでいくと、そこにはお札と提灯。泥で汚れたお札に、かすかに読み取れる誰かの名前。
提灯に松ヤニ玉を使い、影小僧を呼びます。そしてお札を見せると…
「ヘイタロウ…これ、おいらの名前…ずっと忘れてた…」
名前を取り戻した影小僧(ヘイタロウ)は元の少年の姿に戻り、主人公にありがとうとさようならを告げて静かに消えていきました。
かまどから出たら特殊アイテム三種類を身につけ、そのほかのもう必要ないものはすべてもとの場所に戻してから玄関に向かいましょう。
屋敷を出て参道を進む主人公。と、背後から化け物たちが追ってくる!
主人公はカズラの帯を投げつける。すると山葡萄が生え、化け物たちを足止めする。
櫛を投げつける。たけのこが生えてきて、また化け物たちを足止めする。
さらに桃を投げつけると、残った化け物たちはみんな退散。
屋敷の明かりが消えるのを見届けてから、参道を抜ける主人公。
ここで画面が暗転し、主人公のモノローグ。
「これは昔、私が幼い頃に体験した話です――」
村境の細い道を往き、途中川上から流れてきたお椀を拾い、家へと帰る主人公。
生贄に出したはずの娘が帰ってきたことで両親は複雑な顔をしたが、もういちどお宮に連れて行くことはしなかった。
一家は村八分にされたけれど、あの日拾ってきたお椀にいつの間にか溜まっていた種籾を使ってみたら、面白いほどの豊作になり、
種籾をもらいに来る人が増え、村八分はあっさり解けた――
ということが大人になった主人公の回想モノローグで語られる。
そして場面は変わり、手を繋いで楽しそうに参道を行く少年とその母親。
「お母さんから離れないでね――ヘイタロウ」
「うん!」
<人の世>完
493 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:20:09 ID:eXAxbZmK0
エンディング2「影と一緒に」
影小僧を成仏…ではなく、一緒に脱出したいと考えた主人公。
最後に残った松ヤニ玉は、影小僧のために使いたい!
特殊アイテム三種類を身につけ、いらないものを戻して玄関へ向かい、玄関にある提灯に最後の松ヤニ玉を。
影小僧に「これでお別れか」と言われた主人公、「一緒に行こう」と誘います。
「自分が誰かに見つかれば、君も化け物扱いだよ」という影小僧に、「それでも一緒に行こう」と誘う主人公。
すると影小僧「…ほんとは、おいらもそうしたかった。一緒に連れてって」
影小僧と一緒に屋敷をあとにする主人公。
(化け元たちを足止めするくだりは同じなので割愛
参道を抜けると…場面は変わり、かくれんぼをする主人公とその友人たち。
日が傾き、友人たちは家へと帰っていく。残された主人公に声をかける影小僧。
「帰ろう。お母さんが待ってる」
そして駆け出す主人公。モノローグなどは入らず、誰もいなくなった参道に粉雪が舞う。
<影と一緒に>完
494 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:21:13 ID:eXAxbZmK0
エンディング3「どこまでも」
影小僧のことなんか忘れてしまったらしい主人公。
特殊アイテム三種類を身につけ、いらないものを戻し…一人でトンズラです。
屋敷を出るときの「さよなら…」の声が罪悪感を…感じないのかこの主人公。
アイテムで化け物を足止めし、参道を抜けて…
場面は主人公の家。両親が会話している。
「まだ間に合うかもしれない、あの子は私を待っている」という母親に対し、
「もう遅い、お前だって納得したことだろう。諦めろ」という父親。
帰ってこられたら、どこかに隠していたと疑われる→村八分。ここでは生きていけなくなる…分かるだろう?
そういう父親に、押し黙ってしまう母親。すると、扉を叩く音が。
風の音だろうと言う父親を無視して、扉を開ける母親。そこには…主人公が立っていた。
「もうどこにもやらないからね」と泣く母親に、父親はここから逃げることを提案する。
「この村でなくとも、生きていけるさ」
<どこまでも>完
495 :
マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:22:26 ID:eXAxbZmK0
エンディング4「座敷童子」
(このエンディングは主人の部屋潜入をスルーしなければ見れません
結局自分の名前を思い出せなかった主人公。
特殊アイテム三種類を身につけ、いらないものを戻し、
影小僧の「本当にもう出てもいいのかい?」の忠告を丸無視で脱出します。
アイテムで化け物を足止め、参道を抜けて…
場面は主人公の家(見違えるように立派になっている)
両親の会話。
「あの子が生きていれば…。ただいま、と言う声を聞いた気もするのだけど」
「何度目だ。いつだって誰もいないじゃないか」
「けれど、あの子が傍にいるような気がするのよ」
「そうだな…あの子が見守ってくれているから、この家も立派になれたのかもな」
その会話を、屏風の陰で聞いている主人公。やがてその身体は半透明になり、静かに消えていった。
(名前を思い出せなかったことで完全には戻れず、両親に認識されなくなった模様
<座敷童子>完
TOVキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
乙です
マヨヒガ乙ー!
懐かしい
またやってみようかな。
あと55KB?
>>496 お前催促するなんてどうかと思うぞ
みんな大人しく待っているというのに
マヨヒガ、エンディング五種類あるんじゃないん?
4種類しかかかれてなくない?
屋敷から脱出できない所謂バッドエンドだな
ユウメも影小僧になってしまうけれどヘイタロウのように
別の少女を助けようとする、みたいなのだったハズ
詳しくは後で追記されるんじゃないか?
どうでもいいけどリクしてたのはノベルゲーのマヨヒガだと思ってた
マヨヒガ書いた人じゃないけど…
五つ目のエンドって、まるまるBADEDで
まぁタイトルの元ネタ通り、迷い込んだ異界の家の物は何も持ち出しちゃいけないんだけど、
化け物を足止めする三つのアイテム以外、元に戻さないで家を出ると、走って逃げる途中で、着物の中に入ってる物がだんだん重くなり、
追いかけてくる化け物につかまるってエンドだったかと。
ちなみに、影小僧だす玉も戻さないとダメ。
>501
それって、エンドには数えられないBADじゃないっけか。
最初におにぎりを食べちゃいけないよって、忠告されたのに、無視して食べちゃうとなる奴。
5番目のEDの<黄泉戸喫>が
501と502足したようなので
着物の中に入ってる物がだんだん重くなって追いかけてくる化け物に捕まり、
屋敷の主の前に連れてかれてしまう奴で
そこで出されるおにぎりを食べてしまうと主人公も影の姿になって501の展開になる
ちなみに食べないと殺されてゲームオーバー
※このゲームは、アークザラッドシリーズが好きな人へのファンディスク的な側面があります。
なので過去作のネタが結構入ってます。解る人は勝手に解ってください。
”戦うのは今じゃなくたっていい。五年後でも、十年後でも。
いつか戦うときが来たら、そのとき、考えればいいじゃないか。
それだけの時間があれば、みんなが笑い合える、平和な時代が築ける。”
――「精霊の黄昏」より
かつて人々を恐怖のどん底につき落した闇黒の支配者。
人間と魔族の混成からなる勇者たちは手を取り合い、闇黒の支配者を倒した。
あれから五年。
人間と魔族はひとまず争うことをやめて、平和な時代が訪れていた。
闇黒の支配者を倒した十人の勇者は「ヒーローズ」として、今も称えられている。
精霊の加護は完全に失われたが、人々はたくましく生きていた。
辺境・クラーフ島の海岸に、少年が立っている。
「これを見てよ、エッダ!森で見つけたんだ。本って言うんだぜ」
ヘモジー族の男の子が駆けて来る。ヘモジー族は猿に似た魔族だ。
「何やってんだよ、ヘモ」
エッダと呼ばれた少年は、ヘモから本を受け取って、パラパラとめくってみる。
「読めるのか」
「見たこともない字だ。・・・あれっ?この字は・・・」
”邪霊は心の闇に生まれる「魔」。滅せず、消せず、封ずることもかなわぬ。
ゆえに人の子よ、心を澄ませ。怯えず、恐れず、揺らがぬ心で、
汝の敵なるものの心を映し、その弱さを愛せ。それが魔を鎮める力とならん。”
エッダはすらすらと読み上げた。
「すげーよ、エッダ。どうして読めたんだ?」
「解らない。でも、この言葉だけは、見覚えがあったんだ」
エッダとヘモのところに、女の子がやってきた。
黒い頭巾をかぶって、右腕には包帯が巻かれている。
「私の本よ、返して!」
女の子は怒った様子だ。エッダは素直に本を返した。
「君はこの島の人じゃないね。ぼくは、エッダ。君は?」
女の子は右腕の包帯の上を、左手でなぞった。
「キリカ」
「いい名前だね」
「どうして返したの」
キリカは、素直なエッダの対応に戸惑っているようだ。
「どうしてって・・・君のだから。それがどうかした?」
「信じられない」
キリカは走って行ってしまった。
村に帰ったエッダとヘモは、物々しい雰囲気に驚いた。
「なんだ、あいつら」
見慣れぬ格好をした、島の外から来た男が数人、うろうろしている。
村人が言うには、彼らは「ハンター」という人たちだという。
なんでも、犯罪者を追ってはるばる海を越えてきたらしい。
ハンターたちをよく見ると、みんな左手に奇妙なものを身に付けている。
黒い手甲のようなもので、手の甲のところに赤いレンズのようなものがはまっている。
「これはALDといってね、我々ハンターだけが装備できる、特殊な装置さ。
人工的に魔法が使えるようになる装置と言えばいいかな」
ハンターの一人はそう説明してくれた。
ALDに魔法や特技などのカードをセットして、使うのだという。
ALDはサラク博士という人が開発したが、彼の研究所はテロリストにやられて、博士共々全員死亡したという。
長老が呼んでいるというので、エッダは長老の待つ、長老の丘へ行った。
長老の丘にいたヘモジーの長老たちは過去に全員殺されてしまったので、今の長老は人間だ。
「おお、エッダか。お前に頼みがあってな」
長老はルベルスというハンターに同行し、真実の洞窟に行って欲しいとエッダに頼んだ。
だが、ルベルスは、エッダがまだ子供なので、同行を断わろうとする。
「真実の洞窟には、クロモヤ様が出るのですぞ。クロモヤ様は、除霊しない限り不死身なのですぞ」
長老は言ったが、ルベルスは一人で行ってしまった。
ルベルスを心配した長老は、エッダに、ルベルスを追って真実の洞窟へ行くように命令した。
長老は、エッダに棒を渡す。棒には金色でなにやら文字が彫ってある。
その棒は、棒術の達人だったエッダの父親の形見で、除霊師だった母親が文字を彫ったものだ。
その言葉が、キリカが持っていた本に書かれていた「邪霊」云々の言葉だ。
昔、エッダの故郷の国で戦争があり、エッダは両親と共にクラーフ島に流れ着いた。
両親はしばらくして死んでしまった。
棒を携えて、ヘモと共に真実の洞窟へと向かう。ちなみにヘモは同行してるだけの非戦闘員だ。
エッダは父親から仕込まれた棒術でモンスターを倒していく。
真実の洞窟の奥で、ルベルスが倒れていた。その側に、キリカが屈みこんでいる。
「キリカ・・・まさか、君がその人を?」
「違うわ」
「じゃあ、どうしてここへ・・・?」
キリカはそれには答えずに逃げてしまった。
「クロモヤ様だ!」
ヘモが騒ぐ。振り向くと、黒いオーラをまとったモンスター――クロモヤ様がいた。
「ぼくが除霊してみる!」
これまで失敗続きだった除霊だったが、今回は成功させてみせる、とエッダは強く思った。
まず、普通のモンスターにするように、ダメージを与える。
それから、気合いを込めて棒を回し、エイッと一突き。
黒いオーラが飛び散り、クロモヤ様の姿は消えた。除霊は成功だ。
除霊ができるようになったエッダは、ヘモと共に、除霊の旅へ、
夢にまで見た島の外の世界へ出ることになった。
小船を作って、大海へと漕ぎ出す。だが、小船は沈んでしまった。
エッダは目を覚ます。そこはミルマーナの民家だった。
ミルマーナの国王であるフォウが、小船が沈むことを予言したので、行ってみたところ、
エッダとヘモが溺れていたので、助けられたという。
エッダは、半分水没したミルマーナの王宮に行って、フォウに、助けてくれた礼を言った。
「あなたは世界を災いから救うことになるでしょう。あなたにはそれを為す力があります。そうする運命なのです」
フォウは謎めいた言葉をエッダに投げた。
ミルマーナの町の外に出ようとすると、男に止められた。町の外は邪霊モンスターがうろついていて危険だという。
「邪霊モンスターを知らないのか?黒いオーラをまとったモンスターのことだよ。
一説では、悪の心である、闇の思念が集まった怨霊の姿だとも言われている」
邪霊モンスターとは、どうやらクロモヤ様のことらしい。
エッダは、除霊師の血筋なので除霊が出来ると言ったが、信じてもらえない。
それならハンターになればいいとヘモが提案したので、ハンターを目指すことにした。
ハンターとは千年前にあった職業だが、長らく途絶えていて、最近また復活した。
言うなれば便利屋。頼まれればなんでもやる。
まずこの町のハンターズギルドへ行って、ハンターになりたいことを申し出た。
ギルドにいた人は、それならギルドマスターを探して連れてきてくれと言う。
「ミルマーナのギルドマスターは、あの有名なマルさんだ。知らないのか?ヒーローズの一人なんだ」
マルとは、フォウのいとこのユマルノ王子のことだ。
王宮に行ってみると、マルはロサナーという女性になにやら責められているところだった。
「ユマルノ王子、フォウのこと、まじめに考えてくださいませ!」
つまり結婚しろ、というわけだ。
「その話、また今度じゃだめ?」
マルは困惑している。マルを呼びに来たエッダと一緒に、逃げるように王宮を出た。
マルはギルドに行ってエッダの話を聞き、ハンター見習いになることを許可した。
エッダにALDが渡される。これからルルムに行って、正式なハンターになるために試験を受けろと言われた。
アデネード大陸のルルムという町に行く。ルルムは元は魔族だけが住んでいた町だが、今は人間も住むようになった。
道のど真ん中で人だかりが出来ている。見ると、キリカがドゥラゴ族の男と何やら揉めていた。
「それ以上やるなら、ぼくが相手だ」
エッダが止めに入ると、ドゥラゴ族の男は去っていった。
「真実の洞窟で何があった?ルベルスは誰に殺された?」
エッダはキリカを問い詰める。
「あのハンターは、私をかばってくれた。それで、モンスターに・・・。本当よ、信じて」
エッダはキリカの目をしばらくじっと見てから言った。
「解った、信じるよ」
「何故疑わないの?」
「君は違うと思う」
またそれか、といった感じでキリカはうつむいた。
「・・・私、あなたと話すと調子が狂うわ」
「キリカは何でルルムにいるんだ?」
「私は考古学者なの」
キリカは、エッダの左腕に着けられたALDに目を留めた。
「それ、どうしたの」
「ハンター見習いになったんだ。それで、試験を受けに来たんだ」
「同じなのね、あなたも。ずっとあの島にいればよかったのに」
キリカは話を打ち切って去っていった。
かつて酒場だったところは議事堂になっていた。
そこの二階に、ハンターたちを取り仕切っている男、ガンツがいた。
ガンツはヒーローズの一人だ。ガンツに、試験を受けたいと申し出る。
かつての闘技場が、ハンター試験の会場だった。そこでガンツ立会いのもと、試験を受ける。
試験は実際のハンターの仕事に即した内容だ。
例えば、モンスターを殲滅する、悪者を逮捕する、物品の採取、モンスターを捕まえる・・・などなど。
その中から数科目が課せられる。
実際の仕事には時間制限はないが、試験は規定時間内にこなさなければならない。
エッダは見事に合格し、ハンターランク「ルーキー」になった。
※ここから先は、仕事を受けてポイントを貯め、試験を受けてランクを上げる、
という流れを繰り返していくことになります。
クラス:ルーキー
◇ある人を探してほしい
イピスティア国のサルファスという町で受ける仕事。依頼人のボリスは新聞記者だ。
シオン山に行ったまま行方不明になったダンセイニという男を連れ戻してほしいとのこと。
娘のことを聞かれたら、娘は生きていると伝えてほしいとのことだ。
雪が積もったシオン山を登っていく。頂上の祠の前で座禅を組んでいるダンセイニを見つけた。
「かつてこの国がスメリアと呼ばれていた頃、親が決めた縁談が嫌で逃げ出した少女は、ここで勇者と会った・・・」
(これは要するにアークとククルが初めて出会ったときのことを言ってます)
そして、ダンセイニは、親の自分の身勝手で、娘が死んだと思い込み、山ごもりをしているのだそうだ。
エッダが、娘が生きていることを告げると、ダンセイニは山を下りる気になったらしい。
ダンセイニを連れてサルファスへ行き、ボリスに会う。
ダンセイニの娘はサラク博士の元で研究所員として働いていた。
研究所がテロリストにやられたとき、娘も死んだかと思われたが、
運良く難を逃れて、今はディルズバルドにいるという。ダンセイニは早速、ディルズバルドへと旅立った。
クラス:フルグローウン
◇警備を代わってほしい
サルファスで受ける仕事。パレンス廃墟で待つという依頼人のところへ。
依頼人の代わりにパレンス廃墟の警備をして、怪しいやつらを殲滅する。ふと見ると、書類が一枚落ちていた。
それを見て、クイナ火山要塞跡で何かがあるということを掴んだので、行ってみることに。
クイナ火山要塞跡では、「真理の剣」とかいう怪しい宗教団体(というかテロリスト)が、
火山を噴火させようと画策していた。真理の剣のメンバーを倒して、陰謀を阻止する。
サルファスを取り仕切っているスペンサー将軍が駆けつけてきた。
スペンサー将軍と一緒にサルファスへ帰る。
「リシャルテ国のマイラという除霊師を知っているか?」
別れ際に、将軍はエッダにそう聞いた。
リシャルテはエッダの故郷、そしてマイラは母親だ。
「母さんを知っているんですか?」
「名前を聞いたことがあるだけだ。たしか、カイスルという棒術の名手と結婚したとか・・・」
「はい。カイスルは父です」
スペンサー将軍は、それ以上は知らないと言った。
◇せんせいをさがして!
ディルズバルドで受ける仕事。パブで何やら子供たちが騒いでいる。
子供たちはみなしごで、全寮制の学院に在席しているらしい。
その子供たちを世話しているというタチアナ先生がピラミッドに行ってしまったらしいので、
探してほしいとのこと。
昔、砂漠にはサリュ族という種族が住んでいた。その双子の族長、ナムとラタにちなんで、
同じ塔を二つ建て、それぞれナムの塔、ラタの塔と呼ばれるようになった。
それが今に伝わる双子のピラミッドだ。
入ってすぐのところに閉ざされた扉があって、そこから女性の声で助けを求めるのが聞こえた。
タチアナ先生に違いないと思い、ピラミッドの奥に進んで仕掛けを解き、扉を開けた。
だが、そこに閉じ込められていたのはキリカだった。
「どうしてここに?」
キリカは包帯を巻いた右腕を撫でた。
「考古学の調査よ」
どうやらタチアナ先生らしき人は、バルバトスというところに行ったらしいとキリカは言う。
「あなた、死ぬわよ」
バルバトスは危険なところだと、キリカは忠告したが、
エッダは子供たちのために行かなければならないと言った。
「やさしいのね、あなた。話してるのが嫌になるくらい。
世の中は、クラーフ島みたいな楽園じゃないわ。醜いこともいっぱいある。
人間の・・・文明社会は、やさしさだけじゃ生きていけないわ。さよなら!」
キリカは行ってしまった。
エッダはバルバトスに向かい、タチアナに会った。
ディルズバルド軍の残党が、真理の剣に物資を横流ししているらしいという噂を聞きつけてやってきたが、
どうやら証拠は掴めなかったらしい。タチアナといっしょにディルズバルドの学院へ帰った。
「探しに来てくれて、ありがとう。あなたのそのやさしさを忘れないで、エッダ」
タチアナにそう言われた。
クラス:エキスパート
◇お父さまを助けてください
ディルズバルドの広場で待ち合わせる。依頼人は、ソーニャという女の子だった。
ソーニャの父、ロディオンは商人だが、最近急にお金持ちになったという。
きっと裏で何か悪い事をしているのではないか。そう思って依頼してきたとソーニャは言う。
ロディオンの屋敷に行く。その屋敷は昔、ガルアーノという人が建てたという。
エッダはガードマンに事情を話してみたが、中に入れてもらえなかった。
代わりにヘモがこっそり様子を見ることに。ネズミが開けた穴から中に入って奥の部屋へ。
そこでロディオンは近々取引をするという情報を得る。
得た情報をもとに取引現場に乗り込む。なんと、ロディオンは真理の剣に物資を横流ししていた。
証拠を押さえて、そして再びロディオンの屋敷へ。
今度は追い返そうとするガードマンたちを倒しながら奥へと進み、ロディオンに会う。
証拠を突きつけて、ソーニャはロディオンに自首するよう説得する。
「この暮らしを手放せというのか?明日も見えないような、あの暮らしに戻れと言うのか」
「罪を犯してまで贅沢な暮らしをしたくないわ。もう一度やり直しましょう」
ソーニャの言葉に、ロディオンは自首する決意を固めた。
ラグナス大陸のユーベルという町へ行く。ギルドは城門の側の家(カーグの家)を改造して作ってあった。
民家の側を通りかかると、なにやら騒がしい。
右腕に包帯を巻いた女の子が倒れていたので、民家に運び込まれたという。
キリカかと思って、その民家に行ってみると、キリカは左腕を押さえて苦しそうにしながら、出て行こうとしていた。
「もう少し休んでいかれては?腕を怪我されているようですし」
「どうでもいいんです、こんな腕」
主人は気を遣っていたが、キリカは吐き捨てるように答えた。
「待って、せめて新しい包帯に・・・」
奥さんが包帯を取り換えようと手を差し出した。
「触らないで!・・・いえ、大声出してすみません。もう行きます」
キリカはエッダの側を通りかかったが、さよならと冷たく言うだけで去っていった。
◇急務!人探し!
依頼はユーベルのギルドの人からだった。宿屋に泊まっていたサラクサ博士という人が行方不明なので、探してほしいとのこと。
その話を聞いてる途中で、赤いショルダーアーマーの女性がやってきた。
彼女は防衛隊の隊長だという。ユーベルには防衛隊という自衛組織があるのだ。
彼女はポーレット。ヒーローズの一人だ。
ポーレットは依頼人に、この問題は防衛隊が解決してみせると言った。ハンターなどには頼らないと。
「あなた、ハンターなの?ハンターにしては、優しすぎる眼差しね」
ポーレットはエッダにそんなことを言って、ギルドを出て行った。
依頼人は、最近ポーレットは何か思いつめているというか、生き急いでいる感じなので、
心配だから一緒に付いて行ってくれ、とエッダに依頼した。
ポーレットと一緒に、サラクサ博士がいそうな神殿遺跡に行く。そこは昔ドラゴニアと呼ばれていたが、
今はだれもいなくて、モンスターの巣窟になっている。
だが博士はいなかった。そこにいた調査員は、ペネンテというドゥラゴ族が博士を攫って行ったと言う。
その名前には聞き覚えがあった。ペネンテは、ルルムでキリカと言い争っていた男だ。
ペネンテが行ったという竜の洞窟へ。その奥で、ペネンテは博士を虐待していた。ペネンテの傍らには、彼の娘がいた。
「もっと泣け、もっとわめけ!人間の恐怖こそが、魔神竜を復活させるのだ」
ペネンテは、ドゥラゴ族の伝説にあるという魔神竜を呼び出そうとしているらしい。
それは、ドゥラゴ族をバカにした奴を見返したい、そんな下らない理由からだった。
「ペネンテ、やめるんだ!娘さんを悲しませるな!」
エッダが説得しようとしたが、ペネンテは聞かなかった。代わりにポーレットが言う。
「ほんと、ドゥラゴ族っていうのはどうしようもない連中ばかりね。わがままで、自分勝手。
私の知っているドゥラゴ族の族長(ダークのことです)も、あんたみたいな負け犬根性していたわ。
だけどね、その男はあんたと違って、自分でなんとかしようとしていたわ。ドゥラゴ族を名乗るなら恥を知りなさい!」
「うるせぇ。ヒーローズと崇められ、なんでも思い通りになるようなヤツに言われたくねぇよ」
ペネンテはそう言い返した。するとポーレットはうつむく。
「ヒーローズっていったって・・・。なんでも思い通りになるですって?そんなわけ、ないじゃない・・・」
「もういいだろ、まだ続ける気か?」
やっとペネンテは博士から手を離した。そのとき、洞窟が揺れた。
シルバードラゴンが目を覚ましてしまったのだ。エッダとポーレットは協力して、シルバードラゴンを倒す。
「あなた、なかなかやるわね」
ポーレットがエッダの方を向いて、笑った。
「やっぱり思った通りだ。笑顔の方が素敵ですよ、ポーレットさんは」
そう言うエッダに、最近笑ったことがなかったとポーレットは言う。
「だめですよ。生きてるうちに笑わないと、邪霊モンスターになっちゃいますよ」
それはクラーフ島に伝わる伝説だ。笑わない人は、死後、怨念を伴ってクロモヤ様となって復活するらしい。
「なにそれ。面白いのね、あなたって」
ペネンテと娘、そして博士ををユーベルに連れて帰る。そして、ペネンテの処分を考える。
ペネンテは、ドラゴニアにももう住むことは出来ないし、行く当てがないのだという。
「だったら、この町にいれば?」
ポーレットの提案に、その場にいた人は驚いた。ドゥラゴ族とユーベルの町の人は昔からいがみあってきた仲だ。
「もちろん、解っているわ。でも、いつかは変えなきゃいけない。
それに、カーグなら、きっと同じこと言ったと思うわ。
・・・ペネンテ、あなたをユーベル防衛隊の一員として迎えます。空からユーベルを守ってください」
その日以降、上空を飛び回るペネンテの姿は、ユーベルの新しい名物となった。
クラス:ベテラン
◇頼みごとあり
ルルムの、ひと気の無いところに呼び出された。依頼人に話を聞く。
まだ表沙汰にはなっていないが、ガンツが行方不明になったので、探してほしいとのことだ。
いろいろと情報収集して、ガンツは最後にツァトガ台地に行ったということを突き止めた。
ツァトガ台地には真理の剣のアジトがあった。ガンツは、キラードッグ族の女の子共々、捕まってしまっていた。
真理の剣のボスのゼーマンという男は、怪しい機械に入れられたキラードッグ族の女の子を見て、言った。
「魔族というものは、実に不思議な生き物だ。そうは思わんか?」
「それはお前たちテロリストには関係ないことだと思うがな」
椅子に縛られていて動けないガンツは言い返した。そこへエッダたちが乗り込んできて、ガンツの縄を解いた。
「おっと、動くな」
ゼーマンは妖しげな銃を構えた。
「これはアブソリュート・リムーバーといって、サラス博士の娘、ウルスラが開発した素晴らしい銃なのです。
これに撃たれたら最後、絶対無の領域へ飛ばされますよ」
銃の他にも、魔族の女の子が囚われているので、動けない。そこで、ヘモが一計を案じた。
こっそりと通気孔を登って、妖しげな機械を壊す。それに驚いたゼーマンの手から銃を叩き落す。
「形勢逆転だな」
ゼーマンは捕らえられ、ガンツによってルルムに連行された。
魔族の女の子は無事に父親の元に送り届けられた。
クラス:マスター
◇私の話を信じてくれる方へ
ユーベルの城址で待つという依頼人に会いに行く。依頼人はモースという男で、ユーベル防衛隊員兼観光案内役だという。
モースは、邪霊モンスターが現れる場所がわかると言う。それは、モースが観光客を案内したところばかりらしい。
まず、スクラップ高地へ行ったが、異常は見られない。そしてカオスの森へ。
そこの地面には小さな深い穴が開いていて、その中から邪霊エネルギーが漏れているらしいことを突き止めた。
「昔、ここにはロマリアという帝国があったんです。全世界に争いの火種を撒き散らし、恐ろしい実験を繰り返し、
さらに空に浮かぶ城は、大災害と呼ばれる世界異変を引き起こしたと伝えられています。
その後、ロマリアの名は忌み名として封印されました。ロマリアには巨大な地下トンネルがありました。
何かの拍子に地下とこの穴が繋がって、邪霊モンスターが現れたのでしょう」
今は誰も知らない歴史をモースは語った。
ロマリアの空に浮かぶ城が飛び立った後に出来たという湖に、エッダたちは案内された。
その湖とスクラップ高地のマンホールは繋がっているらしいことが解ったので、スクラップ高地に引き返した。
そういえば、と、モースはキリカらしい女の子をここに案内したことがあることを思い出した。
キリカはマンホールの中に行ったに違いない。マンホールを降りていく。地下には、ロマリアトンネルが広がっていた。
その一番奥にキリカはいた。あのアブソリュート・リムーバーとかいう妖しげな銃を、
巨大な邪霊モンスターに向けて構え、撃った。邪霊モンスターは絶対無の領域に飛ばされ、消えた。
「完成した・・・やっと・・・。目覚めさせた甲斐があったわ」
「目覚めさせたって、君が邪霊モンスターを?何のために?」
エッダはそう尋ねたが、キリカは関係ないと突っぱねた。
「きっと、いつか、こんな日が来ると思ってた。ルルムであなたに会ってから。
・・・銃は私が作ったの。銃の完成を確かめるために、ここの封印を解いて、邪霊モンスターを出現させたの」
「そんなことして何になるんだ?」
「何も知ろうとしない。何も考えない。そんな人たちのために、説明する必要はない。もう邪魔しないで。
私は目的を果たした。次は使命を果たす」
「待て、キリカ!いや、ウルスラ・・・まだ話は・・・終わってない」
エッダが止めるのも聞かず、キリカは去っていった。うめき声が聞こえたので驚いて振り向くと、
消えたはずの邪霊モンスターが復活していた。
「やっぱり、邪霊モンスターを倒すには、除霊しかないんだ!
エッダは邪霊モンスターを除霊して、ユーベルに戻った。
一連の出来事をポーレットに報告する。ポーレットは、ウルスラは危険人物だから指名手配にすると言った。
ギルドを出たところで、エッダはしょんぼりした。
「ヘモ・・・なんだか、疲れてきちゃったよ、外の世界に」
「そうだね・・・」
◇マスターのハンター求む!
ミルマーナにある、ペイサス図書館。世界一の大きな図書館だ。そこの館長からの依頼。
図書館に行って話を聞く。「除霊聖典」という本が盗まれたので、ルベルスというハンターに探すように依頼したらしいが、
どれだけ待ってもルベルスが帰って来ないとのことだ。除霊聖典の特徴を聞く限り、
どうやらクラーフ島でキリカに返した本のことらしい。
「ルベルスって、真実の洞窟で死んだ、あのハンター?
まさか、あのとき、彼女が、自分を追ってきたルベルスを?でも、ぼくは、信じていたんだ・・・」
エッダはキリカを疑いたくないと思った。でも、限りなく疑わしい。
ミルマーナのギルドに行って、ルベルスのことを聞いてみる。
ルベルスは真実の洞窟で死んだと聞くと、ギルドの人は、クラーフ島に調査員を派遣すると言った。
クラーフ島に行く船が出ると聞いて、エッダは帰りたくなった。
そんなエッダに、ギルドの人はこう語った。
「そういえば、ルベルスは、こんなことを言っていました。
仕事中は、もうこんな仕事はやりたくないと思うが、仕事が終わって、依頼人の喜ぶ顔を見ると、また次の仕事がしたくなる――」
エッダはなんだかルベルスに励まされたような気がした。もう少し、外の世界で頑張ってみようと、そう思えた。
ルベルスの遺志を継いで、除霊聖典を探すことにした。
いろいろ情報を集める。新聞記者のボリスと再会。ボリスは、ウルスラに似た人物が氷の回廊に向かったと言う。
ボリスと一緒に氷の回廊へ。奥の永久氷壁のところに、老婆がいて、なにやらやっている。
「あれは、ウルスラが慕っていたという人物、ゲナ博士だ」
ボリスがそう解説した。ゲナ博士に話し掛ける。ボリスの顔を見るなり、ゲナ博士は嫌な顔をした。
だが、エッダの顔を見ると態度が豹変。
「もしかして、あんた、エッダかい?ウルスラが話してくれたよ。私のことを信じてくれた、初めての人だって。
そしてあんたに、これを渡してくれって置いてったよ」
ゲナ博士はエッダに除霊聖典を渡した。
「教えてください。ウルスラは一体何をするつもりなんです?」
「私にも解らないよ。ただ一つ言えることは、昔と変わらぬ真っ直ぐな目をしてたってことさ。さあ、もう話すことは無いよ。帰っとくれ」
除霊聖典をペイサス図書館に返し、ミルマーナのギルドの人に報告する。クラーフ島に派遣された調査員は戻ってきていた。
真実の洞窟で死んだハンターたちは皆目を見開いて死んでいたが、ルベルスだけは目を閉じていた。
邪霊モンスターにやられると、人は目を見開いて死ぬというが・・・。
あのとき、ウルスラは、ルベルスの目を閉じてやっていたのだろうと、エッダは考えた。
「ぼくはもう一度、ウルスラの・・・キリカのことを信じてみようと思う。
いや、信じたいんだ、キリカを。そして、自分自身を」
ルルムに行く。ドーマンがウルスラの行方を白状したとのこと。彼女はどうやら、アルド大陸に向かったらしい。
だが、アルド大陸は強力なモンスターがいるので、ヒーロークラスのハンターでなければ危険だという。
試験場へと呼び出されたエッダ。今回は、ガンツ自らが斧を取って、エッダの実力を試す。
ガンツを倒して、エッダは見事、ヒーロークラスとなった。
アルド大陸にかつてあった大都市、カテナ。今は廃墟が広がるばかりである。
その地下に密かに作られた研究所に下りていく。ここで、サラク博士は研究に明け暮れていた。
サラク博士が使っていたと思われる部屋に入る。机には、日記が残されていたので、読んでみる。
サラク博士は、「聖杯」という、永久にエネルギーを生み出し続けるシステムを開発していた。
「聖杯」を研究する過程でALDが誕生した。ALDという名前は、アルド大陸に因んでいるという。
「聖杯」のプロトタイプが完成し、運転させてみたが、何故か邪霊エネルギーが集まってしまった。
邪霊エネルギーをどうにかしようと、ペイサス図書館へ行って除霊聖典を読み、除霊師のいるリシャルテ国は滅びてしまったことを知った。
除霊するという方向はあきらめて、「聖杯」の開発は続き、完成目前というところで、
日記は終わっていた。きっとそこで、サラク博士は亡くなったのだ。
「『聖杯』。サラク博士の夢の結晶。いえ、ゴミね。実の娘に打ち砕かれた夢の残骸」
唐突にウルスラがやってきた。
「キリカ・・・」
「キリカ?まだそんな偽名で私を呼ぶ気なの?それに、こんなところまで追ってくるなんて、
ずいぶん仕事熱心なハンターね」
「一体、何をするつもりだ」
ウルスラは右手の包帯を撫でながら答えた。
「帰って・・・。エッダ、あなたを巻き添えにしたくない」
「何のことを言っているか解らないよ・・・」
「『聖杯』が暴走したの。・・・研究は成功していたわ。私が馬鹿なことをするまでは。
私は自分の罪を、許されない過ちを償わなきゃならない。『聖杯』を暴走させたのは、私」
「・・・何故?」
「家族の事も省みない父のことが許せなかったの。だから、私はまだ不完全だった『聖杯』を起動させた。
邪霊エネルギーが結集し、暴走して・・・『聖杯』は、邪霊モンスターになってしまった」
ウルスラはあの妖しげな銃、アブソリュート・リムーバーを取り出した。
「これは武器なんかじゃない。私が真理の剣を唆して作らせた、邪霊を取り除く、除霊銃よ」
エッダは、その銃は不完全だからやめろと言ったが、ウルスラは行ってしまった。
ウルスラは、邪霊モンスターとなってしまった「聖杯」に向けて、銃を撃つ。
だが効かない。逆に反撃されてしまったので、慌てて退却する。そこへ、エッダが追いついてきた。
ウルスラの腕の包帯がほどけてしまっていた。そこには、紫色の火傷の跡のような傷があった。
「どうしたんだ、その腕は?」
「これは・・・天罰よ」
ウルスラは、暴走した「聖杯」を停止させようとしたが、そのとき、腕に邪霊エネルギーを浴びてしまい、こうなったのだと言う。
ウルスラに代わり、サラク博士が暴走を止めようとしたが、止められずに、死んでしまった。
「私は、最低な人間だわ・・・」
「ああ、最低だよ。どうしてもっと早く言ってくれなかったんだ。ぼくが、『聖杯』の暴走を止める」
ウルスラは驚いて、エッダの顔を見る。
「邪霊モンスターは普通の人間では倒せないのよ?」
「大丈夫。ぼくは除霊師だから」
エッダは「聖杯」を倒した。倒したと思ったが、さらに強力になって復活した。
ウルスラがやってきた。アブソリュート・リムーバーを構える。
「待って!こんな銃でも、あいつの動きを止めることぐらいは出来るわ!」
エッダとウルスラは協力して「聖杯」を倒した。最後に、エッダがいつもの手順で、「聖杯」を除霊した。
「終わったのね」
ウルスラの腕を見ると、傷が消えていた。
「腕が治ったのかい?よかった」
「でも、私の罪は消せないわ。私はたくさんの人を不幸にしてしまった」
「だったら、幸せにすればいい」
エッダは、落ち込むウルスラを励ますように言う。
「サラク博士が、どうして新しいエネルギーにこだわったか、解る?ぼくは、きっと、こうだと思うんだ。
もしも、世界に豊富なエネルギーがあれば、争いもなくなってみんなを幸せに出来る。
そう思っていたから、あれほど人生を賭けて取り組めたんだと思う。世界一愛情がある人じゃないと、そんな事、出来ないよ」
「・・・愛情なんて無い人だと思ってた。私も、父みたいに、なれるかな?」
「ああ、きっとね。そのためには、笑うことだ」
生きているうちに笑わないと、死後邪霊モンスターになってしまうという、クラーフ島の伝承をエッダは語った。
「そんなの迷信だと思ってたけど、案外、本当かもしれないな」
研究所の外へ出る。ウルスラはこれから、キリカとして生きて行くという。
「私、決めたわ。病気で苦しむ貧しい人たちのために、世界を回ろうと思う。あなたは、これからどうするの」
エッダは答える。
「いつもと同じさ。この世界に邪霊モンスターがいる限り、除霊の旅は終わらない。
今なら、解るんだ。死んだルベルスさんの言葉が。今は、早く次の仕事がしたい気分だ」
「私たち、また、会えるかな?」
「ああ、旅をしていれば、きっと」
「そうね・・・そろそろ行くわ。早く次の仕事がしたい気分なの。それじゃ」
キリカは笑って去っていった。
おわり
※クリア後も継続してプレイ可能。
※ハンターランクはジェネラル→レジェンド→アークと上げられます。
アルド大陸のオルコスという町に行けるようになります。オルコスでは今はデルマがボスをやってます。
ポーレットの元に、カーグから手紙が届きます。カーグは遠く離れた土地で元気にやっているみたいです。
>>514までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
スレの容量が500KBを超えたので次スレ立てを試みます。
>>515 450KB超えの間違いはあれど
スレ立てまでも…乙であります!
国連の機関WFP(World Food Programme:国連世界食料計画)
が食糧支援の現状を知ってもらうために作ったパソコンゲーム、
FOOD FORCEについて書きます。
ただ、ストーリーは「架空の地域の食糧危機を救いました、おしまい」程度で、
支援を実行されると困る闇の勢力が妨害をしてくるといったような話ではないです。
それでも良ければ、読んでくださいな。
インド洋に浮かぶシェイラン島(架空の島)では、干ばつや内戦で食糧危機が起きていた!
そこでWFPはチームを作りシェイラン島を支援することにした。
プレイヤーもそのチームの一員として、支援に協力するのだ。
第一のミッションは、どれくらいの人がどこで支援を必要とする厳しい生活をしてるのか把握するため、
ヘリで上空から偵察するというもの。
空中をヘリで移動しながらマウスカーソルを難民に重ねることで、
難民の規模や分布図を把握することができた。
第二のミッションは、支援する食料を予算内でバランスの良いものにするべく、
適切な栄養バランスの食料パックを開発するというもの。
一人当たり一日30セントという範囲内で、米、
人体の成長に欠かせない豆、脂肪酸を作るのに欠かせない油、
栄養を素早く補給するための砂糖、必要な養分を得るための塩、
それら5種類を必要な分だけ摂取できる適切なバランスの食料パックを開発する必要がある。
試行錯誤の結果、金銭面と栄養面の両方で折り合いのつく食料パックが完成した。
第三のミッションは、空中からの食料投下。
普通食料は陸路か海路で輸送するが、
内戦中のため空から緊急に食料を投下する必要があるとの判断が下され、
ヘリから食料の入った袋を投下し先に現地入りしたWFBスタッフに回収してもらうことにした。
風向きを考慮しつつ適切な方向に投下することで少しでも効率よく受け取ってもらうことに成功する。
第四のミッションは、本格的な食料支援のための食料の調達。
すぐに必要な食料は空中から投下したが、これからも食料支援の継続は必要であり、
そのためにはこの先6ヶ月分の米、豆、油が必要だと思われる。
そこでWFBが全世界に食料が必要だと訴えると、
慈善団体の寄付や、国家からの援助や販売の申し出が次々と入ってきた。
ただ、それらの個々の申し出は、
「4ヵ月後の米を1.5万ドルで売ります」
「1と3ヵ月後の油と、3と4ヵ月後の豆のセットを6万ドルで売ります」
「6ヵ月後の米を無償援助しますよ」
といったバラバラなものなので、それらを上手く、それも出来れば少ない予算で纏め上げて
6ヶ月間分の米、豆、油を調達する必要がある。
次々と来る申し出から条件の良いものを選ぶことで、少ない予算で6か月分の食料の調達に成功した。
(ちなみに、ゲームのスポンサーの関係かどうかは分からないが、
日本とアメリカからの申し出は全てお金のかからない寄付になる)
第五のミッションは、大型トラクターを使っての陸路での大規模な食糧輸送。
前述の空からの食料投下は他に手段が無い場合の緊急のもので、
時間があり内戦も停戦した今となってはこれが一番効率がいいらしい。
ただ食料供給キャンプに行くまでにはさまざまな困難があるので、それらを乗り越える必要があった。
マウスを使っての簡易レースゲームみたいなことをしながら、
劣悪な道でパンクしてしまったのでタイヤを交換、反政府軍が橋を破壊してしまったので橋を建設、
反政府軍が地雷を埋設したのでそれらの撤去、反政府軍が道を封鎖して食料を求めてきたので説得、
そういった方法で困難を乗り越えながら、キャンプへの食料の配達に成功した。
第六のミッションは、シェイラン島自立のための援助。
最終的にはシェイラン島の住人が自立していく必要があると考えたWFPは、
学校へ通う子供達への学校給食、子供や母親へ与える栄養、HIVなどを予防するための公衆衛生、
仕事の訓練を受けてくれたことの報酬、労働に対する報酬、
それら5つのために食料を援助し、10年後には自立していけるようにする必要があると考えた。
そこでシミュレーター内で、食料パックという形に簡易化された援助を5つの項目に振り分け、
シェイラン島の成長、自立の様子を予測してみることにした。
上手に振り分けると、7年後くらいに再び干ばつの被害が出ても十分生活していけることが分かった。
こうしてシェイラン島への食糧援助に成功し最悪の事態を免れたWFP。
しかしWFPを必要としている、飢える人たちは世界中にまだまだいるのだ。
シェイラン島への援助に成功したWFPは早速次の仕事に取り掛かるのであった。
WFPの戦いはこれからも続く!
以上です。「FOOD FORCE コナミ」あたりで検索すればすぐにダウンロードできます。
容量は320MB位なので、ブロードバンドの人は興味があったらやってみてくれると嬉しいです。
あ、第五ミッションのトラクターってのは、当然トラックの間違いね。
やっちまった。
乙
あと18KBか
何文字分ぐらいだろう
世界のどこかに、小さな島がありました。
その島に、スーランの町がありました。
スーランの町はスライムたちの町。
いつも平和で楽しい町です。
子供たちも元気いっぱい。今日も、イタズラの相談です。
「よし、スラリン、勝負だ!あの広場にある壺を早く壊した方が勝ちだ」
ホイミスライムのミイホンはスライムのスラリン(名前変更可)に言いました。
「でも、危なくないの?」
スラリンの妹のスラみは言いました。
「何言ってるんだ。オスとオスの勝負に危険はつき物だぜ。それじゃ、始めるぞ?」
スラリンは「はい」を選択しました。
スラリンは勇者なので、「はい」か「いいえ」の選択肢しか選択できないのです。
広場に行ってミイホンとスラリンは勝負を始めました。
ホイミスライムは触手を使いますが、ただのスライムのスラリンはどうするかというと、
体をゴムのように伸ばして、その反動を利用して体当たり。これはスラ・ストライクという技です。
勝負はスラリンの勝ちです。
「くやしいがオレの負けだ。約束通り、[へんげのつえ]はお前が使え」
ミイホンはスラリンに[へんげのつえ]を渡しました。
スラリンはさっそく[へんげのつえ]を使ってみました。
すると、スラリンの姿は、ももんじゃそっくりに変わりました。
「また[へんげのつえ]を持ち出したのね?あなたたちのイタズラも困ったものだわ」
ママスライムに見つかってしまいました。ママスライムは子供たちから[へんげのつえ]を取り上げました。
それからスラリンは、パパスライムに叱られました。
「罰として一晩、ももんじゃのままでいなさい!」
そんな夜、事件は起こったのです。
「助けて、お兄ちゃん!」
スラみの声が聞こえたので、目を覚ましたスラリン。
「これでまた出世もじゃ!」
ももんじゃたちがスラみを担ぎ上げて運んでいってしまったのです。
家の中にはパパもママもいません。外に出てみると、町は破壊されていて、誰もいません。
スラリンは、ももんじゃの姿になっていたので、連れ去られずに済んだようです。
ももんじゃたちはノッケの森の方へ行ったようでした。
ノッケの森へ来たスラリン。すぐ目の前にある、蓋にスライムの意匠が入った宝箱から声がしています。
スラ・ストライクを使って宝箱を壊すと、攫われた町の住民が出てきました。
町を襲ったのは「しっぽ団」というマフィアで、合計100匹のスライムたちがしっぽ団に連れ去られたそうです。
スラリンは住民を頭に乗せて運び、森の外へと投げると、住民は町へと帰って行きました。
住民が一匹ずつ入った宝箱は、森の各地に点々と置いてありました。
ついに、教会の神父さんを助け出したスラリン。
今日のところはあのトロッコに乗って帰りましょう、と神父さんは言うので、
スラリンは神父さんと一緒にトロッコに乗りました。
スライムの意匠の入ったトロッコは、乗せることで住民や資材を町へ持ち帰れるということです。
町へ帰った神父さんは教会で営業を再開しました。
これでやっと[ぼうけんのしょ]の記録(セーブ)が出来るようになりました。
さて、スラリンはまたノッケの森へ行って、さらに奥に進み、
中ボスを倒して、町の長老のグランじいさんを助けました。
町へ帰ったグランじいさんは、ウルオッター川でもしっぽ団が暴れていると言います。
スラリンは今度はウルオッター川に来ました。
そこに聳え立つ大きな灯台の中では、ゴーグルをかけたももんじゃが作業をしていました。
「おい、そこのお前!このシドもじゃ様のために、ここをあったかくするモジャ!
ワシはここを動けないモジャ!スラリンとかいう奴が来る前に、ここを直さなきゃいけないんだモジャ!」
スラリンは外に行って薪を集めてきて、炉に入れました。灯台の中が暖かくなってきました。
それでもまだ寒いとシドもじゃは言うので、スラリンはさらに薪を集めてきて炉に入れました。
炉から黒い煙が立ち昇りはじめました。そして、大爆発。灯台は折れてしまいました。
「な、なんてことモジャ・・・失敗モジャ!どーするモジャ?」
頭を抱えるシドもじゃを置いてスラリンは町に帰りました。
その次の日。
「ツイてないモジャ・・・。灯台の修理に大失敗するし、しっぽ団をクビになった挙句に、
こんな町に迷い込んだモジャ・・・」
シドもじゃがスーランの町にやって来ました。
シドもじゃは、行くところがないと言うので、町に住むことになり、「まもの堂」という店を開きました。
まもの堂に資材を持っていくと、それを使ってシドもじゃが町を直してくれるようになります。
スラリンはさらにウルオッター川の奥へと進み、ボスを倒して、次はニコミスキー鉱山へ。
ところどころにスライムナイトが置いてあります。
スライムナイトというのは、鎧を着た剣士の形をした武器です。それを頭に載せると、
剣で攻撃ができるようになります。
鉱山の奥でパパとママを救出。パパからスーパー・スラ・ストライクを教わりました。
ノッケの森の奥、カラカラ水源、メラゾマ火山と回って、スライムたちを助けていきます。
それぞれボスを倒すと、石版が手に入るので持って帰ります。
オババというスライムつむりの婆さんが言うには、
この石版を町の[ほこら]に捧げると何かが起こるらしいです。
オババが呪文を唱えました。
「ホンダラホンダラ マーレ ト ボルカノ・・・バーンズグラン ト リーサグラン・・・
ガボガボキーファ マリベルアイラ・・・メルビンメルビン ヒラケ〜ホコラ!」
地面に四角い穴が開いて、下り階段が続いています。これが[ほこら]です。
そこへ石版を捧げました。すると、海の中から「スライムのしっぽ」という遺跡が現れました。
スライムのしっぽの奥にいたミイホンを救出し、ついに、しっぽ団のボスがいる部屋へ。
ボスのドン・モジャールは、しっぽが数え切れないくらい生えているももんじゃです。
彼は[へんげのつえ]を使って巨大化し、スラリンに襲いかかってきます。
苦しい戦いの末に、ついにドン・モジャールを打ち破りました。そしてスラみを助け出しました。
ミイホンとグランじいさんがやってきました。
「いいかげん、観念しな、オッサン!お前の野望もここまでだぜ!」
ミイホンはドン・モジャールに言いました。ところで、野望ってなんなのでしょうか?
ドン・モジャールは野望を語りました。全てはスライムのしっぽを探すためだったのです。
スーランの町を襲ってスライムたちを攫ったのは、
スライムたちの誰かがスライムのしっぽを持っているのではないかと思ったからです。
でも、しっぽなどありませんでした。
「スライムのしっぽは、一体、どこにあるんだもじゃ・・・」
「お前ら、スライムのしっぽが何なのか、解ってんの?」
「それくらい知ってるもじゃ!きらきら光る、大きな宝石で、しっぽの生えたスライムの形をしてるもじゃ!」
それを聞いて、グランじいさんはあきれたように言いました。
「やはり、勘違いをしておったようじゃのう。スライムのしっぽとは、この場所
そのもののことなのじゃよ。この島は、ちょうどスライムの形をしておってのう、
この場所がしっぽに見えるから、そう呼ばれたのじゃ」
そのとき、アラームが鳴り響きました。
「あ、もうこんな時間もじゃ!ももちゃんニュースが始まるもじゃ!
話は後じゃもじゃ!今はテレビの時間もじゃ!」
部下たちがドン・モジャールの前にテレビを持ってきました。
テレビにモモちゃんが映し出されると、ドン・モジャールはうっとりして見入っています。
ちなみにモモちゃんとは、ピンク色の可愛いメスももんじゃで、ももんじゃたちのアイドルです。
”モモちゃん、今、夢中なのはスライムのしっぽだとか?”
”いえ、あれはもういいんです。今はどっちかっていうと
・・・デスピサロのひげがほしいな!誰かプレゼントしてくれないかな〜”
「お前たち、旅の支度をするもじゃ!デスピサロのひげを手に入れるもじゃ!!」
ドン・モジャールと部下たちは逃げて行きました。
結局、ドン・モジャールはモモちゃんにプレゼントするために、スライムのしっぽを探していたのでした。
こうして、スラリンとしっぽ団の戦いは幕を閉じました。
しっぽ団の野望(?)もスラリンによって打ち砕かれました。
スラリンはスーランの町を救い、町の勇者となったのです。
おしまい。
526 :
ゲーム好き名無しさん:2008/10/08(水) 13:45:02 ID:Fzuj1S97O
TOVお疲れさまです
>>525 スラもり乙!
スラもり2だけやったことがあるんだが
モジャールの情けなさにワロタ
528 :
奈落の城:2008/10/09(木) 05:04:16 ID:hNXRmkiq0
チラ裏なのでこっちに書く
のんびり書いてたら一ヶ月超えそうだった
自分なんかは予約期間が三ヶ月で最終投稿から一ヶ月だととても嬉しいと思った
何でかっていうと全部纏めてから投稿するから。
分割投稿はありえないっすよ
まぁそれも人それぞれなんだろうけど。
余りにも大量なのが一気に投稿されるとげんなりする事もあるから自分は分割派だなー
大昔に何十レスも一気に投稿したのがいて、文自体はまともだったのに非難轟々喰らってたし
五レス程度で済むならともかく、結局短縮スレでも投稿した文について後から質問が出まくってる状態だし
そういうのなくそうと思ったらどうしても長文化せざるをえんからなー
まあ人それぞれなんだけどね
大量投下するとしても、時間帯や次スレの問題をクリアしてれば別に気にならない
直接wikiに書いてここに追加した旨を書くのがスマートな気がするけど
たくさんあるリクエストを消化していく訳だから、そこら辺は投稿者の考えに任せる
てか
ありえないとか
いう方が
ありえない
みたいな
分割投下で途中でとまるパターンがいくつかあるから、
大量でも全部の方がうれしいね。
まぁノベル系で幾つかルートあるやつなら、各ルートを別の日に投下ならかまわない。
途中で止まってもそこまで気にはならないから。
まぁ、最後のシナリオが今までのルートの複線全部消化タイプのシナリオなら、また話は別。