ストーリーを教えてもらうスレ part41

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1ゲーム好き名無しさん
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自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

1レスでストーリーの概要を知りたい方は↓でどうぞ。
【読むのも】ストーリーを要約してもらうスレ 2【面倒】
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1145367885/l50

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part40
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1215090241/

ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは>>2-10
2ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:38:34 ID:fByx/WLh0
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
・個人サイト等からの無断転載はお止め下さい。

関連スレ
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://www.geocities.jp/galge_oshiete/

(エロゲネタ板)18才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki(現行スレへのリンクもあります)
http://wiki.livedoor.jp/luc001/
エロゲのストーリーを教えてもらうスレ 纏めサイト サルベージ版
ttp://www.geocities.jp/f4cq4/erg_story/

(女向けゲーム大人板) 18才以上の方のみ!
BLゲースレhttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1095410605/
乙女ゲースレhttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/

(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://malon.my.land.to/

(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ(現行スレへのリンクもあります)
http://cabin.jp/koizumi/story/
3ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:39:55 ID:fByx/WLh0
●未解決分 ≪part40の377までの時点でのリスト≫
※複数の機種で出ているものも、便宜上、一つの機種の欄にのみ書かれています
■PS3  ・アガレスト戦記 ・忌火起草(赤ルートと黄緑ルートを) ・GENJI -神威奏乱- ・SIREN: New Translation

* 戦場のヴァルキュリア ・ソウルキャリバーIV ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・ティアーズ・トゥ・ティアラ −花冠の大地−
* 魔界戦記ディスガイア3 ・ミスト オブ カオス ・RESISTANCE(レジスタンス) 〜人類没落の日〜

■PS2  ・アークザラッド ジェネレーション ・アーバンカオス ・Another Century's Episode 3 THE FINAL ・雨格子の館 

* アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女(既出部分の続き) ・イースI・II ETERNAL STORY(既出部分の続き)
* うたわれるもの −散りゆく者への子守唄− ・AIRFORCE DELTA 〜BLUE WING KNIGHTS〜 ・エバーブルー2 ・X−FIRE
* 大神(既出部分の続き) ・over the monochrome rainbow ・カウボーイビバップ追憶の夜曲 ・カオス ウォーズ
* 神業−KAMIWAZA− ・仮面ライダー正義の系譜 ・ガンサバイバー3 DINO CRISIS ・ガンバード1&2
* ガンパレード・オーケストラ 白の章 〜青森ペンギン伝説〜 ・ガンパレード・オーケストラ 緑の章 〜狼と彼の少年〜
* ガンパレード・オーケストラ 青の章 〜光の海から手紙を送ります〜 ・機動新撰組 萌えよ剣
* 機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ・キルゾーン ・ギルティギア ゼクス プラス ・ギルティギア イグゼクス
* キングダム ハーツII(既出部分の続き) ・九怨 ・九龍妖魔學園紀 re:charge ・Kunoichi -忍- ・グランド・セフト・オート3
* グローランサーIV Return(既出のフレーネ・イライザ・LN型以外のシナリオを) ・KOF MAXIMUM IMPACT
* KOF MAXIMUM IMPACT 2 ・ゲームになったよ!ドクロちゃん ・喧嘩番長 ・GENJI ・高円寺女子サッカー ・ゴッドファーザー
* 五分後の世界(特にオダギリとミズノについて詳しく) ・COMBATQUEEN ・XIII [サーティーン] 大統領を殺した男
* THE 鑑識官 ・サムライウエスタン ・THE ロボットつくろうぜっ! 〜激闘!ロボットファイト〜
* 死角探偵 空の世界〜Thousand Dreams〜 ・ジェネレーションオブカオス3 ・忍道 戒
* シムーン 異薔薇戦争 〜封印のリ・マージョン〜 ・シャイニング・ウィンド ・灼眼のシャナ ・白中探検部
* 神魂合体ゴーダンナー!!(できれば詳しく) ・真・三國無双(1〜3、印象的なシーンは詳細に)
* 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド <特別編> ・スーパーロボット大戦OG ORIGINALGENERATIONS ・ステラデウス
* SPY FICTION ・スペクトラルフォースクロニクル ・スペクトラルフォースラジカルエレメンツ
* 聖剣伝説4(あらすじは知っているので詳細に) ・ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 ・ソニック ヒーローズ
* 第3次スーパーロボット大戦α〜終焉の銀河へ(セレーナ編) ・超時空要塞マクロス ・ディジタルホームズ
* ティンクルスタースプライツ-La Petite Princesse- ・デストロイ オール ヒューマンズ! ・鉄人28号(できれば詳しく)
* 12RIVEN(トゥエルブリブン) -the Ψcliminal of integral- ・Dog of Bay ・.hack//絶対包囲 Vol.4
* ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン ・トリノホシ 〜Aerial Planet〜 ・ナノブレイカー
* ナムコ クロス カプコン(既出部分の続き) ・奈落の城 一柳和、2度目の受難 ・ハードラック ・バイオハザード4のエイダ編
* 鋼の錬金術師 翔べない天使 ・鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女 ・爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO
* バルダーズゲートダークアライアンス2 ・半熟英雄4 ・ヴァンパイアナイト ・彼岸花
* ファンタシースターユニバース(出来ればオンラインの分も) ・ファンタシースターユニバース イルミナスの野望
* フェイズパラドックス ・フロントミッション フィフス 〜スカーズ・オブ・ザ・ウォー〜 ・ペルソナ4 ・炎の宅配便
* ポポロクロイス 〜月の掟の冒険〜(既出部分の続き) ・魔界戦記ディスガイア2(エンディング全部)
* METAL GEAR SOLID 2(SNAKE TALESの部分の続き) ・遊星からの物体X episodeII
* ラーゼフォン 蒼穹幻想曲 PLUSCULUS(各ルートについて、出来れば詳細に) ・ライゼリート ・RULE of ROSE
* ルパン三世 ルパンには死を、銭形には恋を ・レイジングブレス
4ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:44:13 ID:fByx/WLh0
■PS  ・R4 -RIDGE RACER TYPE4- ・アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜 ・エースコンバット

* エクサフォーム ・オウバードフォース ・逢魔が時 ・カウボーイビバップ ・学校のコワイうわさ 花子さんが来た!!
* GUNばれ!ゲーム天国 ・機動警察パトレイバーゲームエディション ・クリックまんが クリックのひ ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ)
* ゲッターロボ大決戦 ・幻想水滸外伝1&2 ・公開されなかった手記 ・高2→将軍 ・KONOHANA:TrueReport ・サイレントボマー
* シュレディンガーの猫 ・すべてがFになる ・SPRIGGAN 〜LUNAR VERSE〜 ・蒼魔灯 ・ダークメサイア ・黄昏のオード
* TILK-青い海から来た少女- ・テイルコンチェルト ・デザーテッドアイランド ・天使同盟
* 東京ミュウミュウ 登場新ミュウミュウ!〜みんなでいっしょにご奉仕するにゃん〜 ・ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜
* トワイライトシンドローム〜再会〜 ・ナイトアンドベイビー ・’70年代風ロボットアニメ ゲッP−X ・2999年のゲーム・キッズ
* 人魚の烙印 ・眠ル繭 ・NEUES〜ノイエス〜 ・BOUNTY SWORD DOUBLE EDGE ・バルディッシュ ・ひみつ戦隊メタモルV
* FINAL FANTASY VII(のちょっと詳細バージョン)の続き ・Forget me not -パレット-(「パレット」からの追加分を)
* BLACK/MATRIX OO(既出部分からの続きを。簡潔でもかまいません) ・プラネットライカ(既出部分からの続き)
* ベルデセルバ戦記 〜翼の勲章〜 ・ボルフォス ・マーメノイド ・マネーアイドル・エクスチェンジャー ・ミザーナフォールズ
* ミスティックドラグーン ・厄 友情談義 ・厄痛 呪いのゲーム ・夜想曲2 ・聖刻1092 操兵伝 ・竜機伝承
* ルパン三世 カリオストロの城 −再会− ・LULU

■PSP  ・アナタヲユルサナイ ・クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-

* グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
* 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX -狩人の領域-(既出のものより詳細に) ・SILENT HILL ZERO
* 新天魔界 〜GOCIV アナザサイド〜
* 新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(各シナリオをできれば詳しく)
* テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー ・デッドヘッドフレッド〜首なし探偵の悪夢〜 ・PATAPON(パタポン)
* VALHALLA KNIGHTS -ヴァルハラナイツ- ・ブレイドダンサー 千年の約束 ・ブレイブ ストーリー 新たなる旅人 ・ヘブンズ ウィル
* ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険 ・MYST(ライム時代とED全種を含めて) ・METAL GEAR AC!D ・リゼルクロス
5ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:48:22 ID:fByx/WLh0
■Wii  ・機動戦士ガンダム MS戦線0079(ストーリーモードを) ・スーパーペーパーマリオ ・零 〜月蝕の仮面〜

* 宝島Z バルバロスの秘宝 ・ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔(詳しく) ・ネクロネシア
* メトロイドプライム3 コラプション ・レッドスティール ・ワンピース アンリミテッドアドベンチャー

■GC  ・神機世界エヴォルシア ・ターミネーター3:ザ・レデンプション ・バイオハザード 0

* PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution ・遊戯王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国

■64  ・悪魔城ドラキュラ黙示録(ラインハルト編) ・悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 〜レジェンドオブコーネル〜

* シャドウゲイト64 ・爆ボンバーマン2 ・爆裂無敵バンガイオー

■SFC  ・アイ・オブ・ザ・ビホルダー ・アルバートオデッセイ ・アルバートオデッセイ2 ・Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王―

* エルナード ・エルファリア2 ・カードマスター リムサリアの封印 ・機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
* 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 ・Psycho Dream ・Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売)
* シャドウラン ・少年忍者サスケ ・神聖紀オデッセリア ・神聖紀オデッセリアII ・セプテントリオン ・ゼロヨンチャンプRR-Z
* ソウルアンドソード ・熱血大陸バーニングヒーローズ ・ファイナルファイトタフ ・ファイナルファイト2 ・ブレインロード
* 弁慶外伝 沙の章 ・魔女たちの眠り

■FC&ディスクシステム  ・悪魔城ドラキュラ ・エスパードリーム(1、2) ・ガンナック ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・御存知弥次喜多珍道中

* 新・里見八犬伝 ・ゼビウス ・道(TAO) ・ドラキュラII 呪いの封印 ・百鬼夜行 ・魔洞戦記 ディープダンジョン 
* 魔法のプリンセスミンキーモモ ・未来神話ジャーバス ・魍魎戦記MADARA ・勇士の紋章 ディープダンジョンII 
* ラディア戦記
6ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:51:32 ID:fByx/WLh0
■DS  ・アパシー ・あらしのよるに(マルチエンディング全7種類を) ・L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)-
* おさわり探偵 小沢里奈 ・ONI零-戦国乱世百花繚乱- ・川のぬし釣り こもれびの谷せせらぎの詩
* くりきん ナノアイランドストーリー ・高円寺女子サッカー2〜恋はネバギバ高円寺〜 ・降魔霊符伝イヅナ
* THE 装甲機兵ガングラウンド ・サバイバルキッズLost in Blue ・THE 爆弾処理班 ・スーパープリンセスピーチ
* スターフォックス コマンド ・世界はあたしでまわってる ・ゼノサーガ I・II(変更・追加部分のみ) ・タンクビート
* 超操縦メカMG ・チョコボと魔法の絵本 ・ディープラビリンス ・テイルズ オブ イノセンス(詳しく)
* テイルズ オブ ザ テンペスト ・どきどき魔女神判2
* ドラゴンボールZ 舞空烈戦(クリリンと18号とブロリーとセルのストーリーモード) ・ナナシ ノ ゲエム
* パワプロクンポケット8(正史ルートを) ・ピンキーストリート キラキラ★ミュージックアワー
* ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング ・ブラック・ジャック 火の鳥編 ・BLEACH The 3rd Phantom
* フロム・ジ・アビス ・ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊(既出部分の続き)
* 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ ・メタルサーガ鋼の季節 ・ルナ -ジェネシス-
■GBA  ・アドバンス ガーディアンヒーローズ ・真・女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー)
* Z.O.E 2173 TESTAMENT ・沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜 ・ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート ・彼岸花
* Vマスタークロス ・ブラックマトリクスゼロ ・マジカルバケーション ・メタルガン・スリンガー 
■GBC  ・エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜 ・METAL GEAR Ghost Babel(おまけドラマも) ・メダロット3 ・メダロット5
■GB  ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように)
* サバイバルキッズ孤島の冒険者 ・ジャングルウォーズ ・スターオーシャン ブルースフィア
* ドラゴンクエストモンスターズ 〜テリーのワンダーランド〜 ・ビタミーナ王国物語 ・メダロット1〜2
* 読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
■XBOX360  ・【eM】 -eNCHANT arM- ・Operation Darkness ・ギルティギア2 オーヴァチュア ・コンデムド サイコクライム
* Condemned 2: Bloodshot(日本未発売) ・STRANGLEHOLD ・ゼーガペイン XOR ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・天誅 千乱
* NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・バレットウィッチ ・ヴァンパイアレイン ・ブルードラゴン
■XBOX  ・ガンヴァルキリー ・コンスタンティン ・JSRF ジェットセットラジオフューチャー ・真・女神転生 NINE
* スター・ウォーズ リパブリックコマンド ・DINO CRISIS 3 ・PHANTOM CRASH ・FATAL FRAME(追加部分) ・Halo 2
■DC  ・ILLBLEED ・ウィークネスヒーロー トラウマンDC ・機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
* ゴーレムのまいご ・SONIC ADVENTURE ・SONIC ADVENTURE 2 ・タコのマリネ
* トリコロールクライシス ・BLUE STINGER ・HUNDRED SWORDS
* ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 喪失花の章 ・魔剣X(既出部分の続き) ・L.O.L.(LACK OF LOVE)
■SS  ・ガーディアンヒーローズ ・ガングリフォンII(ミッション間ラジオも) ・慶応遊撃隊活劇編 ・サイバードール
* シャイニングザホーリィアーク ・シャイニング・フォースIII(シナリオ2〜3を) ・ソニック3Dフリッキーアイランド
* ダークセイバー ・大冒険セントエルモスの奇跡 ・DEEP FEAR ・ティンクルスタースプライツ
* テラ ファンタスティカ(既出部分の続き) ・慟哭 そして... ・NOёL3 ・バッケンローダー ・バトルバ
* ファイナルファイトリベンジ ・ファンタシースターコレクション ・ファンタズム ・プリクラ大作戦
* ラングリッサーV〜ジ エンド オブ レジェンド〜 ・RAMPO ・リンクルリバーストーリー ・ROOMMATE〜井上涼子〜
* ROOMMATE〜涼子 in Summer Vacation〜 ・ルームメイト3〜涼子 風の輝く朝に〜 ・ルナ2 エターナルブルー
* RONDE -輪舞曲-
■32X  ・カオティクス
7ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:53:32 ID:fByx/WLh0
■MCD  ・ダンジョンマスターII スカルキープ(プレイはしたが、背景が全く掴めなかったのでそのへんを重点的に) ・夢見館の物語 
* らんま1/2〜白蘭愛歌〜 ・ルナ ザ・シルバースター
■MD  ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ! ・スプラッターハウス PART3 
* ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 ・ハイブリッド・フロント ・バトルマニア ・バトルマニア大吟醸 ・パルスマン 
* 時の継承者 ファンタシースターIII ・モンスターワールドIV ・ランドストーカー 皇帝の財宝 
* ワンダーボーイV モンスターワールドIII 
■Mk3  ・ファンタシースター 
■PC-FX  ・こみっくろーど ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブFX
■PCE SUPER CD-ROM2  ・GS美神 ・スプリガンmark2 リ・テラフォーム・プロジェクト ・聖夜物語(出来れば4通りすべて)
* ソードマスター ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ ・ふしぎの海のナディア
■PCE CD-ROM2  ・天外魔境 ZIRIA ・らんま1/2 とらわれの花嫁
■MSX  ・アニマルランド殺人事件
■WS&WSC  ・SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ ・TERRORS ・TERRORS 2
* VAITZ BLADE ・ラストスタンド
■ネオジオ系  ・KOF R-1 ・わくわく7(既出キャラ以外)
■PCゲー  ・アークトゥルス ・アリスインナイトメア ・アルファ(スクウェア) ・Alone in the Dark ・アンタリア創世紀 
* ウィザードリィ3 リルガミンの遺産 ・ウィル(スクウェア) ・英雄伝説V 海の檻歌(既出部分の続き) ・ガラージュ 
* 機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション(エンディングのみを) ・Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earth 
* コマンド&コンカー ・サイキックディテクティヴシリーズ(1、2、3、4、5、ファイナル) ・ザ・スクリーマー 
* ジェネシス(スクウェア) ・The Elder Scrolls2 Daggerfall ・Sherlock Holmes - The Awakened ・セツの火
* そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ ・空の浮動産 ・ダイナソア 〜リザレクション〜
* ツァイ‐メタ女‐ ・テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも) 
* デザート・ドラグーン〜砂漠の竜騎兵〜 ・デジタル・デビル物語 女神転生(日本テレネット) ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II 
* どろろ―地獄絵巻の章― ・ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜 ・「ニード・フォー・スピード」シリーズ
* Heroine Anthem - The Elect of Wassernixe(聖女之歌) ・Heroine Anthem II - The Angel of Sarem(聖女之歌2)
* ひぐらしのなく頃に解 ・ひぐらしのなく頃に礼 ・ふしぎの海のナディア(PC-98、X68000、FM TOWNS) ・ポータル
* 女神転生IMAGINE ・メタ女〜府立メタトポロジー大学付属女子高校SP〜 ・忘れえぬ炎 
■アーケード  ・カラス ・KOF MAXIMUM IMPACT regulation "A" ・サイレントヒル・アーケード
* ザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャル ・ザ・ロストワールド(SEGA) ・ストリートファイターZEROシリーズ ・デススマイルズ
* 「鉄拳」シリーズ(1〜5まで、次の作品のキャラ紹介で優勝したことになっているキャラのストーリーを) ・怒首領蜂大復活
* ドルアーガオンライン ・ドルフィンブルー ・ビーストバスターズセカンドナイトメア ・ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜
* ラジルギ
■携帯電話アプリ  ・風ノ名前 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜人形達の宴〜 
* 人類は一本の塔に想いを込めた…。 ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブヴァールハイト ・テイルズオブブレイカー 
* DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー A’s TEST Server 完全版 ・24:ザ・モバイルゲーム ・ナノデビル 
* ふしぎの海のナディア ・フライハイトクラウディア ・ペルソナ2 罪 ロストメモリーズ ・ぼくのすむまち ・夢魔の天蓋 
* METAL GEAR SOLID MOBILE ・メタルサーガモバイル ・勇者死す。 ・ルート16ターボ
* ロックマン エグゼ ファントム オブ ネットワーク
* ゲンキモバイルのサイコミステリーシリーズ(「Sin-罪-」「Innocent Noise」「Cold Rain」「Bloody Tears」

「横浜牧師館殺人事件」「イザナミの花婿」「CHAIN-白馬の騎士連鎖殺人事件-」)を詳しく
8ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:54:30 ID:fByx/WLh0
■同人ゲーム  ・アールエス ・アカツキ電光戦記 ・Another Moon Whistle ・犬神 ・鴉の断音符 ・Gu-L ・スグリ
* SACRED BLUE ・Seraphic Blue(既出部分の続き) ・ゾウディアック ・送電塔のミメイ ・退魔心経
* タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ) ・TWilight INSanity ・ひぐらしのなく頃に ・ひぐらしのなく頃に解
* ひぐらしのなく頃に礼 ・分裂ガール ・マヨヒガ ・メイドさんを右に 
* 東方靈異伝 ・東方封魔録 ・東方夢時空 ・東方幻想郷 ・東方怪綺談 
* 東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.  
9ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 20:58:06 ID:fByx/WLh0
●途中
  * 大神[8月] ・忌火起草[8月] ・テイルズオブヴェスペリア[8月]
* カルドセプト サーガ[8月] ・テイルズ オブ シンフォニア-ラタトスクの騎士-[7月]
* ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト[6月] ・ボクらの太陽[6月]
* マナケミア〜学園の錬金術士たち〜[6月] ・デビル メイ クライ 4[5月] ・双界儀[5月] ・プロジェクト シルフィード[5月]


●執筆予告がある物
* ANUBIS-Z.O.E-[8月19日]
* ベルデセルバ戦記 〜翼の勲章〜[8月16日] ・零 〜月蝕の仮面〜[8月3日] ・夜想曲2[8月2日]
* ダークメサイア[8月2日] ・Another Century's Episode 3 THE FINAL[7月23日] ・2999年のゲーム・キッズ[7月16日]
* 分裂ガール[7月16日]
10ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 21:01:35 ID:8jeAK7zx0
乙です
それでは次行きます。
11忌火起草:2008/08/22(金) 21:05:00 ID:8jeAK7zx0
※色の名前は漏れの独断で決めさせていただきました。
浅葱色→青
琥珀色→茶色
若葉色→黄緑or緑
瑠璃色→濃青or紺
2chの本スレではこういう呼び方らしいです。
他の場所だと他の呼ばれ方かも知れません。
とにかく浅葱色(青緑っぽい色)を青と呼ぶのには抵抗があるので・・・すみません。

浅葱色の話(京介または愛美寄りの選択肢を選ぶ)

月曜日

学食で会った正人は、なんだか様子がおかしかった。なにか、思いつめたような感じだった。

◇愛美の来訪
夜、アパートに帰って夕飯を食べようとしたとき、ドアをたたく音がした。
ドアスコープをのぞくと、愛美が立っていた。
「今日はどうして?」
緊張して声が上ずってしまった。
「うん、ちょっと話がしたくて」
そんな理由で愛美がわざわざ一人で訪ねてくるなんて。
「それで話って?」
「弘樹くんは、好きな人のために命を投げ出すことができる?」
あまりに唐突な質問だった。それって、愛美をかばって死んだ京介のことだろうか。
命がけで愛美を守ってみせる、と口ではいくらでも言える。しかしもし同じような場面に遭遇したら・・・?
しばらく考えた後、僕は言った。
「僕なら、好きな人のためなら、命を懸けるだろうな」
口に出してみると確信がもてた。
「自分の命よりも大事な人がいること。それが愛するってことじゃないかな」
おお、決まった。我ながらかっこいい。
「やっぱりそうだよね。よかった。弘樹くんに相談して。ありがとう、じゃあまた明日」
愛美は晴れやかな顔で去っていった。


火曜日

部室で一人でぼーっとしていると、正人から電話がかかってきた。
 至高の快楽を得る代わり
 黒い女に骨まで焼かれるだろう
 大壺に火が焚かれるかぎり
 地獄の炎から逃れる術はない
 残された刻を知りたくば
 自らの爪に聞け
謎めいた言葉を正人は口にした。
「俺、ビジョンを飲んだんだ。ビジョンを飲むと、黒い女に焼き殺されるんだ!」
正人は言いたいことだけ言ってから電話を切った。
12忌火起草:2008/08/22(金) 21:06:55 ID:8jeAK7zx0
◇民俗学の教授
部室のドアがノックされて、中年女性が入ってきた。彼女は大柄でがっしりとした体つきだ。
「ええと、君が弘樹くん?私は田辺。民俗学を教えてる」
そういえば、どこかで見たことがある人だった。
「ビジョンのことで聞きたいことがあってね。なんでもいいから話してくれないかな」
なんでそんなことを聞くんだろう。そもそも僕はキャンプにも行ってないし、ビジョンを飲んでない。
僕はほかの人に聞いてくださいと答えた。
「もし面白い話があったら連絡して。それじゃ」
田辺は僕にメモを渡すと去っていった。携帯電話の番号が書かれていた。

◇いたずら電話
携帯電話が鳴る。ディスプレイには非通知の表示。誰だろう。出てみたが、ノイズ交じりでよく聞き取れない。
『愛美に近づくな。死の向こうにお前は行けない。お前は死に留まる』
押し殺したような声だった。どういう意味だろう。たちの悪いいたずらだ。

愛美と一緒に映画に行くことになった。
映画を見ていると、映写機トラブルでしばらく中断された。

◇脅迫
退屈な映画が再開されてしばらくたった頃。僕の耳元でささやく声がする。
『動くな。黙ってろ』
またもや押し殺したような声。僕のわき腹に、なにやら固いものが突きつけられている。
『死ぬぞ。苦しんで苦しんで死ぬぞ。愛美に寄るな、近づくな。わかったら頷け』
僕は従う気になれなかった。
『それなら死んで想いを遂げろ』
えっ?僕が片思いしているのを知っているのか。そのまま数分が過ぎた。
僕の背後から気配が消えた。恐る恐る振り向くと、誰もいなかった。
座席の間にボールペンが挟まっていて、それが僕のわき腹に当たっていた。

◇脅迫者の正体
その夜。布団に横になる。携帯電話が鳴ったので取る。
『いい子だ。もっとも、死ねばもっといい子になれるが』
映画館でささやいてきた、押し殺したような声だった。
「いいかげんにしてくれ!お前、誰なんだ!!」
『わからないのか。京介だよ』
電話は切れた。


水曜日

◇京介に似た人影
僕は大学の中庭を歩いていた。
あっ!?目の前のベンチに、スーツ姿の男がゆったりと腰を下ろしている。
そんな馬鹿な。信じられない。死んだはずの京介がなぜいるんだ。
そんなはずはない。あれは別人だ。ただの見間違いであってほしい。
「弘樹!」
背後から和子が話しかけてきた。京介に似た人影が気になっていた僕は早々に会話を打ち切った。
でも遅かった。あの男の姿はどこにもなかった。
13忌火起草:2008/08/22(金) 21:08:42 ID:8jeAK7zx0
◇発信者はK
部室でみんなは思い思いにくつろいでいた。愛美はなんだかニコニコしている。
「・・・機嫌がいいね」
「いいですよ〜」
彼女が笑顔を見せてくれるのはうれしい。
「実はね、いいことがあって」
愛美は携帯電話を取り出した。受信メールが表示されている。
「もうちょっとしたら君に会えると思う。私を信じて待っていてほしい」
発信者はKとなっていた。
「京介さんからなの」
愛美は満面の笑みを浮かべている。京介は生きているのか?
それでも信じることができない。だいたい、なぜイニシャルでメールを送るのだ。なにかがおかしい。
「愛美、わかっていると思うけど、彼はもう・・・」
「ちょっと身を隠していたのね。でも、それももう終わりみたい」
愛美は京介が生きていると信じて疑わない。僕はもう、なにをどう言ったらいいのかわからなかった。

部室に駆け込んできた健吾の口から、正人の死が告げられる。
正人は、体に自ら火をつけて死んだという。
ビジョンを飲んでしまった仲間たちに不安が広がる。
飛鳥が、知り合いの医者にビジョンの成分を調べてもらうと言った。


木曜日

◇京介の家へ
目先の問題の、京介のについて調べてみよう。
そこは閑静な住宅街だった。実は、前に一度京介の後をつけたことがあって、
僕は京介の自宅の場所を知っていたのだ。愛美には絶対内緒だが。
京介の家は、もう誰も住んでないようだった。鍵のかかっていない窓から中に入る。
書斎で気になるものをみつけた。埃をかぶった薄いファイルだ。中には名簿のようなものと、一枚の写真が入っていた。
写真を見る。祭壇のようなものの前に男女が並んでいる。真ん中に京介が写っていた。仮面の女性の肩に手を回している。
二人の後ろに、五人の女性が立っていた。その中には、愛美がいた。
名簿を見ると、五箇所に印がついている。すべて女性の名前だ。その中の一つは愛美だった。
少し迷ったが、僕はそのファイルを持って、京介の家を出た。

◇京介の家族
僕はファイルとにらめっこしていた。やっぱり仮面の女性が気になる。思い切って愛美に遠まわしに聞いてみることにした。電話をかける。
「あれ、弘樹くん」
耳に弾んだ声が飛び込んできた。
「なんか、楽しそうだね」
「わかる?だって、もうすぐだから」
「もうすぐって、なにが」
「内緒。それより、なんの用でしょうか」
「う、うん。京介のことなんだけど。あの人の家族って、なにをやっているの」
愛美はすこし訝りながらも教えてくれた。京介の父は早くに亡くなっていた。
「お母さんは立派な方よ。『奇跡の娘たちの会』って知ってる?
京介さんのお母さんを中心とした集まりなの。私も一度だけ集会に呼ばれたの」
これ以上はボロが出そうなので電話を切った。
14忌火起草:2008/08/22(金) 21:10:01 ID:8jeAK7zx0
◇「奇跡の娘たちの会」
大学の図書館に行って、奇跡の娘たちの会についてネットで調べてみたが、
それらしいものはみつからなかった。
「奇跡の娘」について調べてみる。
肉体を替えながら永遠に生き続けるという娘の神話が、欧米にはあるらしい。
次に、名簿の印が付いている、愛美以外の四人に電話をかけてみる。
四人目でやっとつながった。どうやら、彼女はなにものかに殺され、
しかも犯人はまだ見つかっていないらしかった。

◇連続美女殺人事件
四人の中で特に珍しい名前「壬生崎宙子(みぶざきそらこ)」を
ネットで検索してみると、すぐにみつかった。
四人はすでに殺されていた。
今からだいたい一年前、壬生崎宙子は、大型犬のゲージに閉じ込められ、
生きたまま焼かれて殺されていた。遺体からは小指が切断され、なくなっていた。
二人目、三人目、四人目の女性も、ゲージに閉じ込められて焼かれて死んだ。
やはり指が一本ずつなくなっていた。
警察は、四人には共通点がないとして、通り魔的殺人事件として調べている――。
いや、ちがう。四人は、奇跡の娘たちの会という共通点があるではないか。
そして、きっとこの件には、京介も関わっている。


金曜日―The Last Day

◇噛み合わない会話
愛美と京介についてきちんと話しておきたい。僕は、誰もいない講義室に愛美を連れ出した。
「愛美は、最近京介と会った?」
「ううん。でも、電話では喋ってるし、何度もメールももらった」
僕は愛美の肩をつかんだ。
「愛美、京介は死んだんだ。君も葬儀に行ったじゃないか」
「弘樹くんは、遺体を見た?」
愛美は、遺体を見ていないから、京介が生きていると思っているのか。
誰かが彼のふりをしている。それしか考えられない。
僕は愛美に、京介の家で入手した写真を突き出した。
「なんでもいいんだ。この写真について教えてくれ」
「京介さんの別荘で撮ったの。みんながキャンプで心霊スポットだって騒いでいた屋敷があったでしょ?
そこが別荘なのよ。これは蘇りの儀式なの。この日、私たちは仮に死んで、仮に蘇ったの。
これがその証(あかし)」
愛美の左手首の内側に、小さい黒い印がある。刺青のようだ。
「ほかの四人もその証を?」
愛美は頷いた。
「その四人は焼き殺されだんだ!」
「だから?」
「わからないのかよ!愛美も襲われるかも知れないんだぞ」
「だって、その事件って一年も前でしょ?」
「・・・愛美のことが心配なんだ」
「ありがと。でも、大丈夫よ。だって、私には京介さんがついてるもの」
絶望と疲労感でいっぱいになる。僕は黙るしかなかった。
15忌火起草:2008/08/22(金) 21:12:03 ID:8jeAK7zx0
飛鳥から電話だ。ビジョンはイマビキ草を原料にしていて、
飲んでも幻覚を見るようなことはないとのことだ。

◇間宮恭子
気を取り直して、愛美に話しかける。
「この真ん中に写っている、仮面の女性は?」
それは京介の母親、間宮恭子だった。恭子は、幼い頃に雷に打たれ、
それ以来、死者の霊がみえるようになったそうだ。
京介が大学に入る頃、恭子は奇跡の娘たちの会を立ち上げた。
この会の目的は、不老長寿を追求することにあった。会員はけっこう集まっていたらしい。
愛美は恭子の素顔を見たことがないと言う。
用事があると言って、愛美は去っていった。

図書室でビジョンについて調べてみる。
ビジョンと同じイマビキ草を原料にした薬があった。
守矢堂という製薬会社が作っていた、イマビキ湯という薬だ。
だが、守矢堂はとっくに潰れていた。社長夫人の亜美は事故で焼死してしまったらしい。
そして、あの京介の別荘が、昔は守矢堂のものだったらしい。

◇非常ベル
愛美はどこへ行ったのだろう。愛美を探しながら構内を歩く。
廊下に来たとき、非常ベルが鳴り出した。駐車場で火事があったらしい。
健吾がとすれ違った。
「駐車場で、飛鳥と和子が・・・」
健吾はそう言って走って行ってしまった。健吾を追いかけたが見失ってしまった。
愛美から電話がかかってきた。
「今、どこにいるんだ」
「さて、どこでしょう。・・・やっと、呼ばれたの。これで、京介さんのために命を捧げられるの。
今から京介さんに会いに行ってくる。弘樹くん、今までありがとう」
それだけ言って切れた。かけ直してもつながらない。

◇京介の日記
京介の家に行くが、愛美はいなかった。
テーブルの上に京介が書いたと思われる日記があったので、読んでみる。
京介は、恭子に命令されて、女性たちをひそかに集めていた。
愛美を含む五人の女性は、蘇りの儀式に参加する。でもそれは贄の儀式だった。
刺青を施された女性は、日々生体エネルギーを恭子に送り続け、最後には死んでしまうらしい。
儀式からしばらくして、恭子は死んでしまった。京介は、刺青を施した女性から、
一気に生体エネルギーを奪って、恭子を生き返らせようとした。
四人の女性を、別荘にある焼き釜で焼き殺し、遺体をゲージに入れて廃棄する。
京介が事故に遭った日付以降も、日記は続いていた。
やはり、京介はあの事故では死んでいなかったということか。
でも、一年経った今になって、愛美に狙いを定めたのか。それがわからない。
だが、だいたいの辻褄は合う。
16忌火起草:2008/08/22(金) 21:14:23 ID:8jeAK7zx0
◇屋敷へ行く方法
愛美はきっと、焼き釜のある京介の別荘へ行ったに違いない。
だが、僕はキャンプに行ってないので、屋敷の場所がわからない。
そうだ、田辺教授・・・。僕は田辺に電話をかけた。
田辺はビジョンのことを調べる途中で、屋敷のことを知り、実際に行ってみたらしい。
「場所を教えてください」
「説明するのは難しいな。今から連れてってあげるよ」
その申し出は非常に有難い。

◇田辺と屋敷へ
田辺の車に乗り込む。数時間走って屋敷に着いた。
「ここまで来たんだ。私も一緒に行くよ」
田辺と一緒に屋敷に入り、暗い廊下を歩いていく。
「多くの神話、伝説には、奇跡が描かれているのを知っているかな。
望めば、人は死を排除できる。あの日、トラックさえいなければ――」
田辺は突然激昂し、壁を叩いた。
「あなたは、一体・・・?」
僕は思わずそう訊いてしまった。
『まだわからないのか。京介だよ』
田辺はスタンガンを持って襲ってきた。意識が混濁して、僕は――。

○田辺の正体
僕は床に転がされていた。足は床に固定され、手首には手錠がかけられている。
その部屋の中には大きな釜があった。床には五芒星が描かれている。五つの角の先端には、それぞれガラス瓶が置かれている。
暗闇に目を凝らすと、鎖で吊り下げられた愛美の姿が見えてきた。僕は愛美の名を、喉が裂けるばかりに叫んだ。
愛美は顔を上げて、こちらを見た。
「必ず僕が助けてやるから!」
「助けてやる、か」
闇の向こうから、白衣を着た田辺がやってきた。
「死ぬ寸前の彼女に、何もできなかったくせに」
一年前の事故のことか。どうして知っているんだ。
「お前は誰なんだ」
『言っただろう、京介だよ』
押し殺したような声で田辺は言った。
『馬鹿な男だね。ねぇ、お母様』
「あれだけヒントを見せてやったのにね」
田辺は押し殺したような声と、普段の声とを交互に出して話す。押し殺した声が京介だとすると、お母様、ってことはつまり・・・。
「間宮恭子なのか」
『・・・たしかに、この体はお母様のものだ』
彼女はいとおしそうに自らの体を抱きしめた。
『そして、お母様の意識もここにある。私はお母様の体を間借りしているんだ』
これは、人格乖離、いわゆる多重人格か?最愛の息子を亡くし、その死を信じることができず、
不滅である魂が自分に宿ったと信じた。それがこんな妄信を抱かせているのか。
「一年前、儀式の完結を待たずに、京介は死んだ。でも・・・」
『悲しみはなかった。私には死を乗り越える力があるからね。だが、復活には肉体がいるんだ』
「京介が愛する女を、同じように愛する男の肉体がね。お前を見つけるのに、一年かかったよ。
よく育ってくれたね、ありがとう」
そうか。恭子は僕を狙っていたから、脅迫したのか。
17忌火起草:2008/08/22(金) 21:15:58 ID:8jeAK7zx0
○僕は訴えた
『ただあいにく、愛美は私だけを愛しているがね。だから今、命を捧げようとしているんだよ』
そんな馬鹿な。愛美は恍惚の表情を浮かべて言った。
「弘樹くんが教えてくれたんだよ。愛する人のために命を捨てることの大切さをね」
「そうじゃない・・・」
そう言っても、愛美はわかってくれなかった。
『さあ、始めようか』
恭子は床の五芒星を指差した。五つのガラス瓶の一つは空になっている。
『あと薬指が足りないんだよ』
愛美を釜で焼いて薬指を・・・?
焼き釜に火が入れられる。吊り下げられた愛美は、ゆっくりと釜の上へと移動していく。
「京介はもう死んでいるんだ!!」
必死で叫んだが、この声は愛美には届いていないようだった。

○器の完成
『君は彼女の次に、釜で焼かれるんだ』
「大丈夫。君は五本の指に守られているからね。肉体は決して焼けないんだ。
魂だけが消滅するんだよ。そして、空っぽの器の完成だ」
確信に満ちた声が、僕の常識と激しくぶつかり合う。
・・・もう、あきらめるしかないのか。このまま愛美も僕も焼け死ぬしかないのか。
どうしてこんなことになってしまったんだろう。みんながキャンプでビジョンを飲んでから、すべてが始まったんだ。
ビジョンを飲んで、黒い女に焼かれて死んだ正人。そして――。
 大壺に火が焚かれるかぎり
 地獄の炎から逃れる術はない
正人が残した謎の言葉をふと思い出した。もしかして、これを暗示していたんじゃないのか?
「大壺を焚いたら、あんたも黒い女に焼かれるんだ!!」
恭子に向かって叫んだ。だけど恭子は馬鹿にしたようにこちらを見ているだけだった。
『愛する者を失い、苦しめ。その救われぬ想いが私の魂を導くだろう』
愛美が大釜に入れられてしまう・・・!そのときだった。
天井から吊り下げられていたフックが、恭子の頭を直撃した。
恭子は倒れ、鍵束が床に転がった。そばにあったポリタンクが倒れ、灯油がこぼれた。
釜の火が灯油に引火し、恭子の体は燃え上がった。
燃え上がる火の中に一瞬、白衣を着た亜美の姿が見えた。
僕は手を伸ばして、鍵束をつかんだ。手錠と足かせを外し、愛美を助けた。

○炎が広がる
恭子を焼いた炎は、屋敷に燃え移った。
「京介さんは、ねえ、どうするの?」
逃げないと危ないのに、愛美は動こうとしない。
愛美の体を担ぎ上げて、夢中で走った。気が付くと、イマビキ草が茂る草原に来ていた。
ふと指先を見ると、爪が真っ黒になっていた。愛美の爪も真っ黒になっている。
たしか、爪が残りの時間を教えてくれるとか言ってたっけ。いや、そんなことはどうでもいい。きっと煤で汚れているだけだ。
今はただ、虚ろな顔をした愛美の方が心配だった。
「京介さん・・・」
愛美はこれからも、京介の影を追い続けるのだろうか。それでも構わない。
僕は君を守ると決めたのだ。命を懸けて、京介のように。

完<死んだはずの男>
18忌火起草:2008/08/22(金) 21:37:58 ID:8jeAK7zx0
琥珀色の話(香織寄りの選択肢を選ぶ)

月曜日

◇正人の様子
正人の様子がおかしい。ベンチに座って、なにか思いつめているようだった。
話を聞いてみることにした。
「俺、ビジョンを飲んだんだ。ビジョンを飲むと、焼け死ぬんだ」
さっき学食で見た、芸大生が焼死したニュースを自分に重ねているらしい。
正人は頭を抱えた。正人の爪は黒っぽくなっていた。

◇通院のススメ
正人と別れた後、携帯電話が鳴る。香織からだった。
「あ、弘樹ぃー?今なにしてる?」
「・・・香織と電話してる」
あきれて電話を切った。まただ。用もないのに電話をかけたり、メールを送ったり。
僕は香織のそういうところが苦手だった。
一度飛鳥に聞いてみたことがある。
「女っていうのは、そういうものだろ。必要があるから送るんじゃない。送りたいから送るんだ」
飛鳥はそう言っていた。そういうものかなと思って納得していたが、最近はさすがに度が過ぎている。
人に好かれるというのは、もっと気分のいいものだと思っていた。
なんだか頭が痛くなってきた。
「弘樹くん、どうしたの?大丈夫?顔色よくないけど」
愛美が心配そうに話しかけてきた。
「最近、悩みが、ね・・・」
「なんでも話してみて。一人で抱えこむのはよくないよ。・・・って、これ、
岡島先生の受け売りなんだけどね」
岡島先生というのは、愛美が通院していた心療内科の医師なのだという。
愛美が最近明るくなったのは、通院しているからなのだろうか。
「やっぱり、かっこいい人だったりするわけ?」
「うん、素敵な人よ」
いったいどんな男なのだろう。
「弘樹くんも、岡島先生と話をしてみるといいわ」
愛美から病院の場所を教えてもらった。心療内科って、ちょっと敷居が高いけど、行ってみるか。

◇岡島医院へ
長い坂道を登っていく。やっと病院が見えてきた。
病院の周りにはイマビキ草が生い茂っていた。

◇待合室の先客
受付で保険証を出して、待合室で待つ。
待合室には、痩せた男が座っていた。ふいに男に声をかけられた。
「俺ね、山本っていうんだけど。俺ね、女に困ってるんスよ。こう見えても、モテる方でね」
人のことを言えた義理ではないが、モテるタイプには見えない。山本は話を続ける。
「女ね、どこにでもついてきて邪魔なんだ。怒鳴っても、殴ってもダメ」
いつまでこんな話を聞いてなければならないのかと思ったとき、診察室へと呼ばれた。
19忌火起草:2008/08/22(金) 21:39:09 ID:8jeAK7zx0
◇岡島の診察
「どうぞ、そこにかけて」
ソファを薦められた。
「私が岡島です。どうぞよろしく」
驚いた。まさか女性だったとは。年は三十代後半くらいだろうか。
愛美が言うとおり、素敵な人だった。
「頭が痛くて眠れないそうだけど、いつごろからなのかな」
「ここ数日です。いろいろ悩みが多くて」
「なるほど。その悩みはどんなことなのかしら」
「好きな子がいるんです」
僕は、愛美の名前を出さずに話した。
「彼女がなにを考えているのか、わからないときがあります」
話していると、僕は愛美のことが好きなのか、それともただ心配なだけなのか、わからなくなってきた。
「考えすぎてしまうときには、ある程度受け流すことも大切よ。
そうでないと、相手にもストレスになってしまうの」
岡島の言葉が心に染み入るようだ。僕は、正人の様子がおかしいことや、
最近多すぎる香織の電話やメールのことまで話してしまった。
三十分ほどたつと、こころのもやもやが少し晴れてきた。
「あまり心配しすぎないようにね」
薬をもらった。パラフィン紙に包まれた、白い粉薬が二つ。ところどころ、黒いつぶつぶが混じっている。
「お守り代わりに、ね。どうしても辛いときに飲んで。きっと楽になれるから」


火曜日

◇部室で薬を
部室には僕ひとりだった。正人から電話がかかってきたが、わけのわからないことを言って切れてしまった。
頭が痛い。昨日もらった粉薬の包みが目に入る。薬があるんだから、我慢する必要なんかないだろう。
メールの着信音が鳴る。香織からだった。中身は読むまでもない。頭痛がひどくなってきた。
全部香織が悪いんだ。僕はパラフィンの包みをちぎって粉薬を口に含んだ。
・・・苦い。胆汁のような苦さに吐き出しそうになるのを、我慢して飲み込んだ。
あれ?とたんに頭痛がやわらいでいる。まるで魔法のような効果だ。お守りというだけのことはある。

愛美と一緒に映画に行くことになった。
映画を見ていると、映写機トラブルでしばらく中断された。
20忌火起草:2008/08/22(金) 21:40:40 ID:8jeAK7zx0
◇スクリーンに・・・
再開された映画は、さっきとはまったく違う場面になっていた。
ノスタルジックなモノクロの映像。洋装の男に、着物姿の女が縋っている。
”つんべいさま・・・”
女は男と別れたくないらしい。だが、男は女を振り払って去っていった。
ショックのあまり、女は泣き崩れる。うつむいていた女は顔を上げた。
それは知らない女優だった。ただ、どこかで見たことがあるような気がした。誰だっけ?
女はまたうつむく。顔を上げた女の顔は・・・香織だった。なんで香織が?
香織はスクリーンを飛び出して、僕のそばに来た。何か言おうとしている。
僕は耳をふさいだ。やめろ、やめてくれ、聞きたくないんだ。
だめだ、言わないで、いやだ、やめて。そんな願いもむなしく――。
”いっしょに・・・”
囁き声が聞こえた。
あれ・・・?気が付くと、スクリーンにはエンドクレジットが流れていた。
見間違いだとは思うけど、念のために確認しておこう。
「あのさ、途中でモノクロの時代劇みたいなシーンがあった?」
愛美はあきれた顔をした。
「もしかして、寝てた?」
しまった。自分で居眠りしていたことを白状してどうする。


水曜日

部室で、飛鳥がキャンプ場から持ってきたというノートを見る。
焼死したという芸大生が書いた言葉が並んでいた。
ビジョンを飲むとすげーとぶとか、心霊スポットで飲むとキクとか。

◇トイレで薬を
人目を避けて、トイレに来ていた。先ほど見た、ノートの内容を思い返す。
ビジョンを心霊スポットで飲むとキクだって?馬鹿馬鹿しい。
プラセボ効果というのを講義で教わったことがある。
ビジョンを飲んだら何かが起こるというのは、実はただの思い込みかもしれない。
そんな理屈がわかっていても、あの「お守り」に頼りたくなってしまう。
なんとなくあの薬の存在を確かめたくなって、僕はバッグの中に手を入れた。
指にパラフィンの包みが当たった。
”ずっといっしょ・・・”
声に驚いて、周りを見回すが、もちろん誰もいない。
気のせいだ。僕は疲れているに違いない。
”つんべいさま”
バッグに入れた手が引っ張られた。あわてて手を引っこ抜く。
ありえない。でも起きたのだ。引っこ抜いた手には、誰かにつかまれた指の跡があった。
「疲れているんだ、うん」
自分に言い聞かせるように言って、拳を開くと、最後の「お守り」があった。
もうこれしかない。薬を一気に飲み下す。
指の跡はすうっと消えていった。この薬はいい。本当によく効く。
21忌火起草:2008/08/22(金) 21:43:14 ID:8jeAK7zx0
◇置き忘れた携帯電話
携帯電話がないことに気が付いて、部室に戻った。部室には、香織が一人で座っていた。
夢中で携帯電話をいじっている。香織の手元を見ると・・・あれは、僕の携帯?
「なにしてんだよ!」
香織は悪びれる様子もない。
「携帯忘れちゃだめだって。私のラブメール、受け取れなくなっちゃうし」
なにがラブメールだ。僕は携帯を奪い返した。
「ちょっと見てただけだって」
ディスプレイを見ると、メールの受信件数が減っているような気がする。
確認してみると、愛美から来たメールがすべて削除されていた。
あまりの悲しみに、怒る気力もない。香織を残して部室を出た。
頭痛がする。全部香織のせいだ。薬が飲みたくなったが、全部飲んでしまって、もうない。

◇岡島の問診
僕は、「お守り」をもらうために、岡島医院へ向かった。
待合室で、また山本に話しかけられたが、適当に受け流す。診察室に呼ばれた。
「どうですか、調子は」
「あの薬を飲むと、すごくよくなります」
そう答えると、岡島は複雑そうな顔をした。
「そう、もうお守りを飲んでしまったのね。・・・あなたは、愛美さんの紹介だったわよね?
だったら、京介くんのことは知っている?」
岡島は、「お守り」の調合法を京介から教えられたと言う。
「この間の薬は、京介くんの調合に改良を加えたものなの」
そんなことはどうでもいい。僕は岡島に、薬をくれるよう懇願した。
岡島は、パラフィンの包みを一つだけ差し出した。
「これで様子を見ましょう」
なんだか割り切れない気持ちだった。

部室に駆け込んできた健吾の口から、正人の死が告げられる。
正人は、体に自ら火をつけて死んだという。
ビジョンを飲んでしまった仲間たちに不安が広がる。
飛鳥が、知り合いの医者にビジョンの成分を調べてもらうと言った。


木曜日

◇正人の死のショック
外に出る気力がなくて、部屋に閉じこもっていた。
今の僕は正気なのだろうか。正直なところ、あまり自信がなかった。
僕は自分の爪をまじまじと見た。間違いない。僕の爪も黒っぽくなっている。
これって、正人と同じ道を歩み始めているということなのか?
でも、僕はビジョンなんか飲んでない。
22忌火起草:2008/08/22(金) 21:44:38 ID:8jeAK7zx0
◇薬が違う
ノックの音が聞こえる。ドアを開けてみると愛美が立っていた。
「講義、休んでいたから。具合でも悪いの?」
「別に。ただ頭が痛いってだけ。大丈夫。もらった薬があるから」
僕はパラフィンの包みを取り出して見せた。
「そっか。岡島先生の薬はよく効くもんね。でもこれ、私がもらってたのと少し違う。
こんな黒いつぶつぶは入っていなかったけど」
「お守り」を見て、愛美は首をかしげる。
「ねえ、飛鳥くんに頼んで、この薬も調べてもらおうよ。じゃあ、また後でね」
愛美は「お守り」を持っていってしまった。なんてことだ。飲む前にお守りがなくなってしまった。
岡島医院に行かなくては。不安に耐えられそうにない。

◇待合室での告白
待合室には山本がいた。また女がどうとかいう話を僕に振ってきた。
「あんたも同じだ。女に振り向いてもらえなくてイライラしてる。
俺は、こんなに通いつめているのに・・・」
モテているという話は嘘だったのか。そして、通いつめているということは、
岡島医院の誰かが目当てだったのだ。岡島とは年が離れすぎているので、受付の女性かもしれない。
「な?本当のこと話せよ。ここには俺しかいないんだから」
「あまりうるさくしていると、受付の人に怒られますよ」
「受付の人?そんなのいないよ」
あわてて受付を見た。やっぱりいるじゃないか。
”つんべいさま・・・”
声がした。そうだ、あの受付の女、映画館で見た和装の女だ。
幻聴に幻覚。僕はどうなってしまったんだ。

◇薬をください
診察室へと入る。
「どうですか、調子は」
「よくありません。幻聴や幻覚がひどくなっているんです。へんな女の幻覚をよく見ます。
先生、薬をください」
岡島はうなずいた。
「もっとよく効く薬を出しましょう」

◇診察室の奥へ
診察室の奥には下り階段があった。僕は地下室へと案内された。
「薬はここで作っているの」
地下室ではイマビキ草がたくさん栽培されていた。
岡島はパラフィンの包みを手に取った。
「辛いでしょう?こうして待たされるのは辛いわよねぇ。
この薬は、待つための薬と言われていたの。何かに縋らないと生きていけない人のためのね」
「それをください!お願いです」
耐え切れずに僕は叫んだ。
「わかったわ」
僕は岡島に誘われるままに歩み寄る。
薬の包みを手にした岡島のブラウスの袖口から、ちらりと手首が見えた。
そこには無数の傷があった。岡島の心の闇に触れた気がした。
23忌火起草:2008/08/22(金) 21:46:31 ID:8jeAK7zx0
◇床に・・・
薬をもらってアパートに帰る。部屋の奥から焦げ臭いにおいがする。
よく見ると、床に黒い染みのようなものがあった。
どこかから手が伸びてきて、僕の胸ぐらをつかんで、ぐいぐいと引っ張っている。
これは幻覚だ。
”つんべいさま・・・”
耳元で声がする。泣き出したい気分だった。
”いっしょに・・・いられないのなら・・・”
電話が鳴り出して、我に返る。幻聴も幻覚も消えた。


金曜日―The Last Day

◇誰もいない学食
学食には誰もいなかった。ポケットからお守りを取り出す。そのとき、自分の爪が目に入った。
絶望的なまでに黒い。
”いっしょに・・・ずっといっしょに・・・”
またあの声だ。僕が座ったテーブルの向こうに、人がいる。
”いっしょにいたい。つんべいさまと、ずっといっしょにいたい”
「やめろ、黙れ。僕はつんべいじゃない!」
幻覚だ。幻覚だろ?幻覚なのに、なぜ消えない?
まさか幻覚じゃないのか。
”いっしょに・・・いられないなら、いっしょに、死にたい”
もう限界だ。僕は学食を飛び出した。

◇限界
自分の部屋に帰って、ドアを閉める。
薬だ、とにかく薬だ。僕はお守りを取り出して、飲んだ。
これまでよりさらに苦い。「もっとよく効く薬」だと岡島は言っていた。
でも、いくらなんでもこの苦さは異常だ。
愛美から電話がかかってきた。
「弘樹くん!ビジョンの成分がわかったの。あの薬と、ビジョンは同じものだったの」
あの薬とビジョンは同じイマビキ草を原料にしているのだという。
「それと、黒いツブツブの正体もわかったの。あれ、血だって。
炭化した人の血・・・。もう飲まないで、今すぐ捨てて!」
「大丈夫。あの薬はもうないから」
そう、全部飲んでしまった。
「本当にごめん。私が岡島先生を紹介しなければ・・・」
僕は何も言わずに電話を切った。どうして僕に人間の血なんて飲ませたんだろう。
先生に聞いてみよう。なにかの間違いかもしれない。

◇休診の札
岡島医院の表には、本日休診の札が揺れていた。
ドアを引いてみると、鍵がかかっていなかったので、中に入った。
24忌火起草:2008/08/22(金) 21:49:28 ID:8jeAK7zx0
◇書籍に記してあったこと
待合室には、岡島が書いた本が並んでいる。僕は「今惹湯処方縁起」という本を開いた。
「イマビキ草には、光過敏症を起こす成分がある。過剰摂取してから日光を浴びると、
皮膚が炎症を起こす」
イマビキ草を原料に作る今惹湯(いまびきとう)は、江戸時代からある薬なのだそうだ。
それを京介が発見し、岡島に教えた。
今惹湯は落ち込んだ気分を回復させてくれる薬に過ぎない。
爪が黒くなるとか、焼け死ぬなんて書かれてはいない。
今惹湯を最初に作ったのは、江戸時代の薬問屋、守矢堂の娘、奇(あや)とされている。
奇の肖像画が載っている。この女、会ったことあるぞ。
そうだ、映画のスクリーンに映っていた。そしてここ、岡島医院の受付にいた。学食にもいた。
奇は「つんべい」というじんぶつから、今惹湯の処方を教えられた。
奇とつんべいは恋愛関係にあったらしいが、身分違いだったらしく、二人の仲は引き裂かれた。
つんべいとの再開を夢見て、奇は今惹湯の改良を進めたが、事故が起こり、奇は不遇の死を遂げ、
つんべいと再開することはなかった。
巻末に、守矢堂の屋敷のスケッチが載っていた。
それは、みんながビジョンを飲んだという心霊スポットだった。

◇カルテ
診察室に入ってみたが、誰もいない。部屋は荒らされていた。
床に引き裂かれたカルテが落ちている。それは山本のカルテだった。
赤い字で「死ね!あんたじゃない」と書かれていた。
乾いてなかったらしく、手に赤いインクがついた。それはやけにねっとりした液体だった。

◇地下室にて
地下室に下りていく。部屋の奥に岡島がいた。
「どうしました?大丈夫ですか?」
「・・・山本さんがね、私のことが好きなんですって。あんな人いらないのに。
縋りつかれても迷惑なだけ」
それを聞いて僕は、香織のことを思い浮かべた。
「ねえ、今惹湯の作り方、見る?」
岡島はメスを手首に当てた。止める間もなかった。噴き出た血がイマビキ草にかかった。
これが岡島が今惹湯に施した改良なのだという。
「奇がどんな風に死んだか知ってる?焼死よ。こんな風にね」
岡島は、外から差し込んでくる日光の下に立った。皮膚の炎症を通り越して、岡島の体から炎がふきだす。
京介のことを想うあまり、岡島は今惹湯を飲むようになった。そして、奇に取り込まれた。
「お願い・・・一緒に死んで」
岡島は僕に近づいてくる。もはや、道連れは誰でもいいらしい。

◇火だるま
岡島の頭に椅子が投げつけられ、岡島は倒れた。
「弘樹くん、しっかり!」
なんで愛美が?それより、そうだ、逃げないと。
「愛美・・・またあなたなの・・・」
岡島の体が燃えていく。炎は周辺に燃え移った。
愛美を先に行かせて、地下室を出る前にちらりと振り向く。山本が岡島の体を抱きとめていた。
「俺と一緒に死のうよ」
山本は岡島と一緒に燃えていった。
25忌火起草:2008/08/22(金) 21:51:54 ID:8jeAK7zx0
◇屋敷へ向かう決意
僕らは走った。岡島医院が見えなくなったところで止まった。
「愛美、これを見て。今惹湯を飲みすぎたんだ」
黒くなった爪を見せた。
「あの屋敷に行ってみるよ。きっと、僕は奇に会わないといけないんだ」
「私も一緒に連れて行って」
愛美はこれだけは譲れないといった顔をしている。
「うん、一緒に行こう」

◇屋敷の前にて
愛美の運転で、僕たちは屋敷へとやってきた。一面のイマビキ草の中に屋敷はあった。
「この屋敷、京介さんの別荘だったの。ここに大事な資料が置いてあるって言ってた」
僕の知らないところで、すべては一本の線でつながっているようだ。

○押し寄せる禁断症状
屋敷の玄関から中に入り、奥に進む。ずきり、と頭の奥が痛んだ。
最後の今惹湯を飲んでから、だいぶ時間が経つ。気分が悪い。立っているのも辛くなってきた。
しっかりしろ。必死で前に進む。

○探索
書斎で京介が書いたノートをみつける。それを読むと、京介がビジョンを作ったらしいことがわかった。
「京介さん・・・どうして・・・」
愛美はショックを隠せない様子だ。

○歌
蔵と思われるところから、歌声が聞こえてきた。
誰かいるのだろうか。蔵の扉を開けると、何かに突き飛ばされ、床に仰向けにたおれた。
愛美もたおされて、気を失ったらしい。

○押さえつけられた
「遅い、遅いよ弘樹。ずーっと待ってたんだから」
香織の声だった。香織は、たおれた僕の上に馬乗りになった。
肩を異常な力で押さえつけられる。
「ねぇ愛美、岡島先生っていい人よね。恋愛相談したら、真剣に話を聞いてくれるし、
いい薬もくれるしさ」
香織も今惹湯を飲んだらしい。
「岡島先生、言ってた。待つのは女の宿命なんだって。
でも、弘樹はぜんぜん振り向いてくれないんだよね」
香織も僕を待っていたのか。
”つんべいさま・・・”
「待ってた。ずっと待ってた」
香織の姿に、奇の姿が重なって見える。
”ずっといっしょにいたかったの・・・”
「僕をどうする気だ」
”いっしょに、死んで”
死ねば、ずっと一緒ということか。しかし、奇が望んでいるのは、つんべいと死ぬことだ。
それは絶対に叶うことはない。つまり、この呪いは永久に終わることはないのだ。
26忌火起草:2008/08/22(金) 21:54:20 ID:8jeAK7zx0
○香織への答え
香織が僕を見つめている。そうだ、彼女はいつも僕を見つめていた。
そんな香織の気持ちに、最後までちゃんと応えないのは卑怯だと思った。
”いっしょに、死んで”
僕は香織の目を見て、言った。
「いや、違うだろ?自分の気持ちを満たせばそれで満足なのか?」
香織の姿から、奇の姿が消えた。
「ずっと一緒にいたいだけなのに、私とじゃ、いやなの?」
香織の目から血の涙が流れて、僕の顔に当たった。熱い。
「どうしても一緒にいたいのか」
香織は小さくうなずいた。
「僕だって同じなんだ。愛美が京介のことを忘れるのを待ってた。振り向いてくれるのを待ってた・・・」
口にすると、すっと体が軽くなるような気がした。
きっと人を好きになったら、誰でもそうなるのだろう。
誰かのことを強く想うのがきっかけだったはずなのに、気がついたら自分のことしか見えなくなっている。
岡島も、山本も、奇も、愛美も、僕も。
「でも、僕がどんなに好きでも、愛美は京介のことを忘れない」
僕の視界の隅で、愛美が目を覚まして起き上がった。よかった。
「愛美をひとり占めできない。でもいいんだ」
ふいに頬が緩んだ。こんなに自然な気持ちで笑うのは久しぶりだった。
「それでも僕は、愛美が好きなんだ。だからごめん。一緒には死ねないよ」
・・・言いたいことは言った。
「そっか。私じゃだめなんだね。愛美の方がいいんだね」
香織は立ち上がって、僕から離れた。香織の体は炎に包まれた。
「香織!!」
「あはは。そうやって名前を呼ばれるだけでもうれしいな。一人は寂しいよ。耐えきれなかった。
奇って人も同じだと思う。馬鹿だよねぇ、私たち。
いいよ、愛美と一緒にいてあげて。私はもういいや。邪魔してごめん。ほんとにごめんね」
炎は香織の体から屋敷に燃え広がる。
僕は、愛美の手を引いて屋敷を出た。

○黒煙を上げる屋敷
屋敷は黒煙を上げながら燃えていた。
香織には辛いことを言ってしまったと思う。しかし、彼女の気持ちにちゃんと向き合ったからこそ、
自分の気持ちに嘘をつくのをやめたのだ。
愛美への気持ちが実らないとしても、香織を身代わりにすることなんてできない。
僕にとって大切なのは、愛美のそばにいることなのだ。
僕は何気なく自分の爪を見た。爪から黒みが消えている。奇の呪いが解けたということなのか。
僕のそばで、愛美がぼんやりと立ちつくしている。ああ、そうか。
愛しい人が振り向くのを待ったりしない。願いが叶うのを待ったりしない。
それに気づくこと。それが呪いから逃れる術だったのだ。
27忌火起草:2008/08/22(金) 21:55:51 ID:8jeAK7zx0
○愛美の願い
「ねぇ、本当に私のこと、好き?本当に好きなら、お願いがあるの」
帰ろうとしたところで、愛美がいきなりそう言った。
愛美はパラフィンの包みを取り出した。それは黒いツブツブの入っていない今惹湯だった。
岡島が改良する前、京介が作った今惹湯か。
「この薬には京介さんが宿っているはず。だから、これを弘樹くんが飲めば、
私は救われる。だから、飲んで」
愛美は指を噛み切った。滲んだ血を今惹湯にふりかけた。今惹湯は瞬く間に黒くなった。
これを飲めば、僕が京介に取り憑かれて、愛美は京介とずっと一緒というわけか。
愛美は黒くなった今惹湯を口に含んだ。
愛美の唇が僕の唇に押し当てられて――。

完<壊れゆく自我>
28忌火起草:2008/08/22(金) 22:05:49 ID:8jeAK7zx0
若葉色の話(琥珀色を通りながら愛美に対して好意的な選択肢を選ぶ)

愛美から紹介された岡島医院に行ってみることになった。
岡島が処方してくれた漢方薬を飲むと、瞬く間に頭痛がひいていった。

◇小瓶の話
ベンチに座って本を読んでいる愛美と別れたあとのこと。
あ、そういえば、すっかり忘れていた。
僕はポケットからガラスの小瓶を取り出す。日の光の下で、薄緑色に輝いている。
先日、実家に帰ったとき、母からもらったもので、
なんでもスウェーデン製の年代物らしい。
この小瓶は父からプロポーズされたときのプレゼントだったそうだ。
母から息子に託し、息子は妻となる女性に贈る。
ちょっと変わったならわしが、僕の家では受け継がれてきたのだという。
この瓶を愛美に・・・。心構えは出来てるし、機会があればすぐにでも渡したい。
でも、今、こんなものをもらっても、困惑するだけだろう。僕は瓶をポケットに戻した。

薬がなくなったので、僕はまた岡島医院に行った。
その頃から、僕は着物を着た女の幻覚に悩まされるようになった。
ビジョンを飲んでいた正人は爪が黒くなり、焼死してしまった。僕の爪も黒くなった。
僕はビジョンを飲んでいないのに、なぜだ?
ビジョンを飲んでしまった仲間たちに不安が広がる。
飛鳥が、知り合いの医者にビジョンの成分を調べてもらうと言った。

◇岡島医院へ
僕は最後の薬を飲んでしまった。手元に薬がないと不安で仕方がない。
僕は岡島医院へ走った。休診の札がかかっていたが、鍵が開いていたので中に入った。
29忌火起草:2008/08/22(金) 22:07:06 ID:8jeAK7zx0
◇書籍に記してあったこと
待合室には、本が並んでいる。僕は「江戸参府旅行記」という本を手に取った。
破られているページがあったが、仕方なく残っているページを読む。
この本は、江戸時代、出島に来ていたスウェーデン出身の植物学者ツンベルクが、
特別に江戸参府を許されたときの記録だという。
ツンベルク・・・つんべいと似ている。
ツンベルクは八ヶ月間日本に滞在してから、スウェーデンに帰った。
帰国後に、日本向けに何度か荷物を送っていたらしい。
彼の遺した言葉によると、その荷物は代々伝わる大切なものだという。
父から母へ。母から息子へ。そして息子から愛する人へ。
後の調査で、その荷物はいくつかの小瓶が入っていたらしいことがわかった。
だが、その荷物はあて先には届かなかったらしい。
小瓶といえば・・・。僕はポケットの小瓶を取り出した。
ツンベルクの言葉とも一致するし、これはスウェーデン製だというし、
まさか、この小瓶が、ツンベルクが送ったものとか?そんなことあるわけないか。
いずれにしても、不思議な偶然だった。
巻末にツンベルクが描いたというスケッチが載っていた。この風景、見覚えがある。そうだ、
みんながビジョンを飲んだ心霊スポットだ。
そして、この女は、僕が度々見る幻覚の女だ。
奥付には京介の名前があった。この本は京介が書いたのか。
ここまで調べれば、あとは岡島に聞けばはっきりしそうだ。

地下室で岡島は火を噴き出して、燃えた。聞きたいことはたくさんあったのに。
助けに来てくれた愛美と一緒に、僕は逃げた。

◇薬がほしい
診察室に戻ってくると、足元に薬が落ちているのに気が付いた。
僕は薬を拾って、走った。
岡島医院が見えなくなるところまできたとき、足がもつれて転んでしまった。
さっき拾った薬が手から転がった。
「なに、それ・・・?」
薬を見た愛美の顔色が変わる。
「これで最後なんだ」
岡島が死んでしまった以上、もうこの薬は二度と手に入らない。
また頭痛や幻覚に襲われたら、これからどうしたらいいのだろう。
「そんなにほしいの?」
愛美は僕に哀れみの目を向けた。
「あれがないと・・・」
思わず本音が口からこぼれた。
「わかった。ついてきて」

◇屋敷にて
僕は愛美によって、京介の別荘だという屋敷につれてこられた。
なんでこんなことになったのかと思う。だけど、今は愛美を信じるしかない。
30忌火起草:2008/08/22(金) 22:08:31 ID:8jeAK7zx0
○書斎
書斎で、京介が書いたというノートを見つける。
今惹湯について書かれている。
あの薬のは今惹湯という名前だという。
今惹湯は忌火起草を原料に作られているらしい。
今惹湯を最初に作ったのは、江戸時代の薬問屋守矢堂の娘、奇だった。
そして、京介が今惹湯を作るようになった経緯が書かれていた。
京介は、今惹湯を作って飲んでいるうちに、女の幻覚を見るようになったという。
その女は、ツンベルクが描いたスケッチの女、奇だという。
その女が、愛美が見るという女と同じかどうか確かめなくては、と書いてあった。
また、”つんべいさま”とかいう幻聴もするという。
つんべいとは、ツンベルクのことだったのだ。

○今気になるのは
京介も僕と同じ幻覚に悩まされていたなんて。
そして、今惹湯のせいで僕は幻覚を見るようになった。
では、なぜ岡島はそんなものを僕に飲ませたんだろう。
「愛美?」
気がつくと、部屋から愛美の姿はなかった。
突然、メールの着信音が鳴った。香織からメールが来ている。
「ビジョンの分析結果、聞いた?弘樹が飲んでた薬と、ビジョンは同じ成分だって!
どっちも主成分はイマビキ草だって!弘樹の薬、マジヤバイ!どうしよう!」

○愛美への答え
呆然と立ちつくしている愛美を見つける。
「私の言うことを、弘樹くんは信じてくれる?」
唐突にそう聞かれた。なにを言われても、愛美のことを信じようと思った。
「一つ、聞いてもいい?京介のノートに、愛美には女が見えているって書いてあったんだけど・・・」
そう尋ねると、愛美は話し出した。
愛美は、小さい頃から幽霊が見える体質なのだそうだ。そのために、人知れず苦しんできた。
幽霊が見えると言っても信じてもらえず、化け物と罵られたりしたらしい。
今惹湯を飲んだ男たちには、同じ幽霊がとり憑いているのが見えたそうだ。
健吾も、正人も、僕も。それは奇の幽霊だった。健吾がキャンプに行ったときに連れて来てしまったらしい。
今惹湯は、幽霊が見えるようになる薬なのだ。

○奇の願い
突然、誰かに抱きすくめられたように動けなくなった。じわじわと体の芯が熱くなってきたように感じた。
どんどん体温が上がって、今にも燃え上がりそうな気がする。
「やめて!あなたがなにかを訴えたいのはわかる。でも、私にはどうにもできないの!」
愛美は僕の後ろの方を睨んで、言った。
「お願い!弘樹くんまで連れて行かないで!」
急に体に自由が戻った。
「ありがとう。返してくれて」
肩で大きく息をついた。奇はこうやって正人を殺したのか。
「その幽霊って、今もいるのか?」
愛美は、奇が僕の後ろにいると言う。僕は振り向いたが、見えなかった。
「きっと、なにか望みがあるんだな。だったら、僕たちでその望みを叶えてやろう」
奇はいつも”つんべいさま”と言っていた。きっと、ツンベルクに会いたいのに違いない。
31忌火起草:2008/08/22(金) 22:10:34 ID:8jeAK7zx0
○「悔恨」
さらに屋敷内を探索する。ページの破られていない「江戸参府旅行記」を見つけた。
奇とツンベルクについて書かれているページを読む。
奇は、父である守矢堂の店主に、ツンベルクから秘薬の製法を聞き出すように命令された。
奇はツンベルクを騙した。
ツンベルクは奇に忌火起草の種を渡して、これを育てて今惹湯を作るようにと教えた。
ツンベルクは国に帰ることになったが、必ず戻ると約束した。
今惹湯のおかげで、守矢堂は大繁盛した。奇はツンベルクを待ち続けた。待つのは辛いので、今惹湯を飲んだ。
きっとツンベルクは、騙されたことを悟ったので、帰ってこないのだと奇は思った。悔恨の念に囚われた。
忌火起草の花言葉の「悔恨」はこの辺りから来ているらしい。
奇は次第に精神に異常をきたすようになり、座敷牢に閉じ込められた。
ある日、奇は外でツンベルクの声を聞いたような気がして、外へ出てしまった。
だが、奇はすでに、今惹湯を浴びるほど飲んでいた。奇の皮膚は瞬く間に炎症を起こし、火を噴き出した。
奇は炎に包まれて死んだ。
そして、ツンベルクは、死ぬ間際まで、「日本にもう一度行きたい」と言っていたという。
きっと、ツンベルクも奇に会いたかったんだ。

○運命の小瓶
最後の今惹湯を取り出した。きっとこのために、最後の一包みがあったとしか思えない。
僕は目を閉じて、今惹湯を口に含んだ。目を開くと、奇が手招きしているのが見える。
奇が導く通りに付いて行くと、そこは奇が閉じ込められていたという座敷牢だった。
今こそ全てに決着をつけるときだ。愛美の方に向き直ると、奇の姿と愛美の姿が重なって見えた。
「つんべいは、奇に渡したいものがあったみたいだよ」
僕は、あのガラス瓶を取り出した。
これこそ、ツンベルクが日本宛に送ったもの、奇に渡したかったものだ。
「これ、うちに伝わるものなんだ。爺ちゃんが婆ちゃんに、父さんが母さんに贈ったものらしい。
必ず、男が女に渡してやらなくちゃいけないらしいよ」
僕が愛美に。ツンベルクが奇に。
僕らの願いは、今ひとつになった。
瓶を差し出す。愛美は、そして奇は瓶を受け取った。
人は運命に翻弄されるけど、運命によって救われることもある。
奇とツンベルクが離れ離れになったのが運命なら、僕の手元に小瓶があるのもまた運命だった。
”ありがとう”
奇の声が聞こえる。
僕の爪からは、禍々しい黒みが消えていた。

○夜明け
屋敷の外に出ると、もう夜明けだった。
僕は愛美に手をさしのべた。愛美は僕の手を握り締めた。
僕の中にはツンベルクがいる。そして、愛美の中には奇が。
(弘樹はツンベルクに、愛美は奇に取り憑かれているという意味です)
僕らは奇とツンベルクの願いを叶えてやらなければならない。
それは、二人がずっと一緒にいることだ。
すべてが終わり、すべてが始まる。

完<成就>
32忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 22:18:02 ID:8jeAK7zx0
瑠璃色の話 《解明編》 (琥珀色を通りながら愛美を疑うような選択肢を選ぶ)

愛美から紹介された岡島医院に行ってみることになった。
岡島が処方してくれた薬を飲むと、瞬く間に頭痛がひいていった。
薬がなくなったので、僕はまた岡島医院に行った。
岡島は、京介が死んだ事故のことを思い出してみなさいと僕に言う。
でも、事故の瞬間は確かに見ていたはずなのに、思い出せない。
その頃から、僕は着物を着た女の幻覚に悩まされるようになった。
女は奇という名前らしい。
ビジョンを飲んでいた正人は爪が黒くなり、焼死してしまった。僕の爪も黒くなった。
僕はビジョンを飲んでいないのに、なぜだ?

◇山本との接点
これで岡島医院に来るのは三度目だ。待合室で呼ばれるのを待つ。
今日もまた山本が話しかけてきた。
「この病院はいいよな。特に薬が」
山本は爪を噛んだ。その爪は黒かった。
「知ってるだろ?愛美っていう女。あんたも愛美にここを紹介されたんだろ?」
どうして山本の口から愛美の名前が出るのだろう。
「ここの薬はよく効くし、高く売れる。愛美の言っていた通りだ」
岡島から名前を呼ばれた。その話はそれで中断されてしまった。

◇岡島の忠告
薬をくださいと言う僕に、岡島は顔をしかめる。
だが最後には薬を出すと言ってくれた。僕は地下室へ案内された。
そこではイマビキ草が栽培されていた。
岡島は僕に薬の包みを差し出す。その余りの妖しさに受け取るのをためらってしまう。
「いらないなら俺にくれ!」
山本がやってきて薬を掠め取ってしまった。岡島は肩をすくめた。
「愛美さんに変わった様子はない?」
岡島の言葉に思い当たることがある。そういえば、愛美は最近ぼーっとしているような気がする。
「解離性健忘・・・。あなたも知らない別の記憶が現れているみたい。このままでは危険だわ。
彼女の様子に注意して」
僕の分の薬をもらって帰った。

◇山本の消息
次の日。僕は学食にいた。頭痛がする。
テレビではニュースをやっていた。また焼死事件だ。最近多すぎる。
死んだのは山本と言っていた。山本って、あの山本なのか。
学食を出たところで愛美に会った。
「彼女の様子に注意して」昨日岡島が言っていたことが思い出される。
幻覚に襲われる。奇と愛美の姿が重なって見える。僕は逃げ出した。
33忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 22:21:55 ID:8jeAK7zx0
岡島医院に行く。「本日休診」の看板がかかっていたけど、鍵がかかってなかったので入った。
待合室に岡島が書いた本がある。
それを読むと、岡島が処方していた薬は今惹湯という名前で、
作り方は京介が岡島に教えたということがわかった。
岡島は地下室にいた。岡島の体に火がついて、燃えていく。
今惹湯も、それを作ってくれる岡島も、なくなってしまった。
僕の体が今惹湯を欲している。頭痛がひどくなってきた。
「困ったね。今惹湯、きっとたくさん必要だよね」
僕はうなずく。
「ついてきて」

◇屋敷にて
僕は愛美によって、京介の別荘だという屋敷につれてこられた。
はっきり言って、僕には愛美が何を考えているか解らなかった。
書斎で、京介が書いたというノートが見つかった。
そのノートを読んでいくうちに、今惹湯とビジョンの成分は同じだということがわかった。
そして、愛美がネットを使い、今惹湯の被験者を集めていたことも。
ネットって・・・。いやな予感がする。

○愛美の告白
僕は愛美を問いただした。
愛美は、小さい頃から幽霊が見える体質なのだそうだ。人に話しても信じてくれない。
そのために、人知れず苦しんできた。
京介が、今惹湯を作って飲むと、奇の幻覚を見て苦しむようになった。
そう、今惹湯は、飲ませた相手に自分と同じ苦しみを味わわせることができる薬なのだ。
愛美は、ひとりで苦しむのは嫌なので、ビジョンを作り、ばら撒いた。
山本の話は本当だったのだ。悪魔のような笑いを浮かべる愛美。
嘘だ、優しい愛美がそんなことするわけがない。
きっと、岡島が言っていた「解離性健忘」とかいうのにかかって――。
「アハハハ、それ、私のことじゃないよ。弘樹くん、あなたのことよ。
あなた、いない人間のことを、ずっといるように話していたでしょ。
今まで当たり前のようにいた人が、いなくなる。だからその人が恋しい。そうでしょう?
一人はいや、そんな気持ちから、今惹湯は生まれたの」
愛美はそんなことを言う。
今までずっと見守ってきたつもりなのに、まだ京介の死を乗り越えていないのか。
こんな所で言うつもりはなかったけど、僕は言った。
「ずっと片思いだった。だけど、愛美がいたから、僕は一人がいやだなんて思ったことはない。
なのに、どうして、あんなものを僕に飲ませたんだ?」
34忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 22:25:22 ID:8jeAK7zx0
○曖昧な記憶
「よく思い出してよ、記憶が曖昧なところがあるでしょ?」
愛美は質問で返してきた。思い出せ、今こそちゃんと思い出すんだ。
僕は記憶を辿った。記憶が曖昧だったあの事故のこと。
・・・あの事故のとき、京介が死んで・・・愛美も、死んだ。
どうして思い出せなかったんだ。僕は、とっくに死んでいた愛美を、生きていると思い込んでいた。
目の前の愛美は幽霊なのか。でも、ほら、幽霊だけど話も出来るし、触ることもできる。
堪え切れないというような感じの高笑いの後、愛美はこう言った。
「今惹湯を飲んで、見えるようになるのは奇だけよ。
だって、幽霊は現れたり消えたりするけど、妄想は常に心から消えないものなの・・・」

○朝を迎えて
夜が明けた。帰りは僕が運転することになった。
サークルのメンバーはみんな死んでしまった。でも、愛美が残っている。
これからは、愛美とはいつも一緒だ。たとえば、一枚のコインの表と裏のように。
たとえば、二度と醒めない夢のように。

完<ビジョンの真相>


※各話解説
赤・・・・・最後に出てくる着物の女はどう見ても奇です。本当にありがとうございました。
浅葱色・・・他と比べて弘樹の言動がやたらとカッコイイ。かっこよすぎる。
琥珀色・・・緻密な表現と技巧を凝らした文章が売り。
若葉色・・・救いがある話と思いきや、深読みすると怖い。構成がまどろっこしかったので少し変えました。
瑠璃色・・・実は選択肢によっては、愛美が死んだことが明かされずにスタッフロールが流れてしまう。コワイ。
紫・・・・・ギャグっぽい選択肢満載。でも設定はしっかり考えられている。読んでいて楽しい。
ピンク・・・文字がほとんど表示されない。映像にピンク色のフィルターがかかっている。声優ってすげーなと思った。
35忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 22:27:56 ID:8jeAK7zx0
《解明編 その2》
(全エンディングを見て(金のしおりにして)から、特定の条件を満たすと、
《解明編 その2》へ入れる入り口が出現。入り口は八箇所用意されているが、どこから入っても同じ話)

講義室で、退屈な講義を聞いていた。
僕はふと、妄想と現実の区別がつかない自分を想像した。
見えるはずのないものが見えたり、
当たり前のように思っていたことが妄想だったり・・・。
もし、自分が認識している現実が、本当の現実ではなかったとしたら。
本当の世界ってなんだろう。たとえば、本当はこの世界に僕しかいなかったとしたら・・・。
つまり、僕が見ているこの世界は、僕が想像した世界。
他人というものは存在しない。だとしたらすべてが幻なんだ。
痛みも悲しみも喜びもすべて。
窓から入り込む風の心地よさも、いつも午前の講義にやってくるこの眠気も、
学食の味も、好きな女の子のことも、所属しているサークルも、
僕が想像したとおりに喋っているんだ・・・。
僕は考えながら、なにかを思い出してきた。妄想ではない、本当の現実・・・。
覚えているのは確かだ。
いつだっただろう。そう、今から二年前。僕が一年生のとき。季節は今より少し涼しい。
午後。昨晩はほとんど寝ていなかった・・・。
36ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 22:28:52 ID:4xVlISJz0
忌火起草乙
完璧なハッピーエンドってないのか/(^o^)\
37忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 22:29:35 ID:8jeAK7zx0
僕は何気なく空を見上げた。晴れ渡った五月の空があった。
キャンプの帰り道、ワゴン車を僕は運転していた。
「結局あれって、パーティグッズだったの?」
「違うよ。幽霊が見える薬だよ」
サークルのメンバーはビジョンの話で盛り上がっている。
「しかし残念だったな。愛美が来なくてさ。なんで参加しなかったか知ってるか?
・・・男だよ。俺たちといるより、彼といるほうがいいんだってよ」
健吾の言葉が僕の心を逆なでする。
「やめなよ、健吾!そんなこと言ってなかったでしょ。・・・ほら、摘んでおいたの。愛美にあげなよ」
「・・・うん」
和子が野草の花束を見せてくれた。黄色い可憐な花をつけた野草。愛美は喜んでくれるだろうか。
「あ、あれ見ろよ。やっぱ、男だろ?」
健吾が指さした先をちらりと見ると、京介と一緒に歩いている愛美の姿があった。
・・・見るんじゃなかった。
「おい、信号!」
「危ない!」
赤信号だったことに気が付いてブレーキを踏んだ。でももう遅い。
ワゴン車は交差点の真ん中に飛び出していた。横からトラックが突っ込んできた。
トラックはワゴン車をグイグイと押し、ワゴン車は横滑りしていった。
愛美と京介の方に向かって一直線に。ワゴン車はなにかにぶつかって止まった。
僕は頭を打ち付けて、気を失いそうになる。
目の前を見ると、愛美がフロントガラスの前で気絶していた。
外に出ようと思ったが、ワゴン車のドアは開かなかった。割れた窓からなんとか外に這い出た。
愛美は建物の壁とワゴン車の間に挟まれていた。
僕は愛美をなんとか助けようとして引っ張ってみたが、動かない。
愛美はゆっくりと目を開いて、言った。
【あなたは、誰?】
その瞬間、爆発が起きた。僕は吹っ飛ばされた。
愛美の体は瞬く間に燃えて消し飛んだ。そしてワゴン車が燃えていく。
香織、正人、健吾、飛鳥、和子・・・みんな生きたまま焼かれていく。
僕は見ていることしか出来なかった。全ての感情が死んだような気がした。
何時間くらい過ぎたんだろう。僕はずっとその場に立ち尽くしていた。
事故現場は片付けられていく。
野次馬の話によると、トラックはガソリンを積んでいて、
それがワゴン車に引火したのだろうということだ。
片付けはすっかり終わった。建物の壁に、人の形に黒い焦げ跡が残っていた。
愛美が燃えた場所だ。僕は、焦げ跡を指先で擦った。爪が黒く汚れた。
38忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 22:30:25 ID:8jeAK7zx0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

薄暗い病院の廊下を、二人の医師が話しながら歩いている。
「次は、牧村弘樹という患者だ」
「きっかけは、二年前の事故ですね」
「事故のショックで情緒が不安定になり、その後、奇妙な言動も現れるようになった。
地元の個人医院に通院するが、あまり改善しなくてね。一年前からうちに入院となった」
「現在は?」
「幻覚症状が出てる。壁から人が出てくるそうだ。
この患者の特徴は、妄想のバリエーションがいくつもあることでね。
友達が女に呪われる、好きだった女性の婚約者に命を狙われる、
通院をしていた岡島医院のドクターが出てくる話。それらを複雑に絡み合わせながら、
巧妙な心象世界を構築している」
「恐らく、事故のことを忘れたいから・・・?」
「ああ。彼の運転で七人が死んだ」
医師たちは、監獄にあるような鉄格子の前で止まった。
「今、ここに入っている」
「何か問題行動でも?」
「壁が焦げると言ってはそこらじゅうに水を撒いたり、
食事に薬が混じっていると言っては暴れたりするんでね」
医師たちは、鉄格子を抜け、その先の病室の扉を開ける。
牧村は鉛筆で一心不乱に絵を描いている。片目が隠れるくらい前髪の長い女性の絵。
「あの絵は?」
「事故で死んだ、好きだった女性らしい。もっとも、彼の中ではまだ生きているらしいがね」
傍らにはパレットが置かれていた。色とりどりの絵具がパレットの上に搾り出されている。
燃え盛る炎の赤。恋慕の若葉色。疑念の瑠璃色。恋慕と疑念が混じった浅葱色。
ノスタルジックな琥珀色。破天荒な紫。エロティックなピンク。彼の心の色たち。
それらの色が全て混ぜ合わされ、黒い絵具が出来上がっていた。
「あ、先生」
牧村はようやく医師に気がつき、顔を上げる。
「どうです、具合は」
「いいですよ。すごくいいです。だから、退院できませんか?」
「もう少し様子を見ましょう」
常套句を口にする医師。
「早く出たいんです。大事な用があるんです」
牧村は、黒い絵具で染めた爪を医師に見せた。
「ほら、これが真っ黒になったらおしまいなんだ!だから、行かせて下さい!」
懇願する牧村を無視して、医師は病室から出ていく。
「今日はこれで」
病室の扉が閉じられた。
【ガチャン!!!】
鉄格子の閉まる音が聞こえてきた。それは絶望の音だった。
「待ってください!愛美を助けないと!早く、早く行かないと、僕は、愛美を・・・」
開かない扉の前でがっくりと膝をつき、黒い指先で扉に触れる。
彼は悔恨の念に囚われた。でも、それも少しの間だけだった。
指先から炎が噴き出して、なにもかもを真っ赤に染め上げるようなイメージが、彼の心に広がっていく。
そして彼はまた、醒めない夢の中へ還っていく。
(→赤の話 ◇ドラッグの講義 へ)
39忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 23:10:05 ID:mrO7tcz10
《解明編 その2》解説&考察
・導入部分は入り口の場所によってさまざまなバリエーションがある。
誰かに会ったり、何かを見たり。いろんなきっかけで、弘樹は自分がキャンプに行っていたことを思い出す。
・弘樹が事故に遭ったのは大学一年生の時。現在はそれから二年経っている。
ゲーム本編は、もし事故が起こらなかったら今はどうなっているか?を妄想して作ってあるらしい。どうりで。三年生にしては暇そうなんだもん。
TIPSをよく読んでみると、最近の情報はなく、新しくても大学一年時の情報しかない。
新しい情報だと思っても、「一年前」とか曖昧な書き方で逃げている。こんなところにヒントがあるとは・・・。
・弘樹は黒い女の絵を描いている。
・【ガチャン!!!】【あなたは、誰?】は赤の話と同じ音。
※以下は判明した事実から導き出した、解釈の一つです※
・黒い女=愛美。目を見るとダメなのは、顔を見てしまうと黒い女が愛美だということが解ってしまうから。
愛美が死んだことを思い出してしまい、妄想から醒めてしまうためだと思われる。
・赤の話で堀内が言った「一つだけ方法がある」とは、黒い女の目を見て妄想から醒めることかも。
・医師が京介のことを「婚約者」と言っていることから、弘樹の勝ち目はなかったらしいことが伺える。かなり絶望的な状況。
・「完」エンドなのに救いがある話が少ないのは、
実は心の奥底では愛美やみんなが死んだことがちゃんと解っているからなんじゃないかと思う。
中途半端に悲惨な事実が混ざって、結局後味悪いエンディングに。
赤とか琥珀色とか、途中までうまく行ってるのに、最後にひっくり返すし。
妄想なんだから、もっと好き放題にすればいいのにね。

最後に。
全部妄想じゃん、みんな死んでるじゃん、夢オチじゃん、ただ現実から逃げてるだけだろ?と思う人もいるかも知らんが。
逃避するためだけじゃなく、なんとか自分の気持ちを整理するために、弘樹はこの世界を作ったんだと解釈してる。
だって、ただの逃避だったらもっと好き放題にやってもいいのに、それをしてないから。
すべての引き金となり、事故を起こす原因となった愛美を想う気持ち。
それを弘樹はときには憎悪し、ときには否定し、ときには真摯に受け止め、ときには持て余す。
愛美を想う気持ちは、ゲーム内でいろんな形に(亜美とか奇とか黒い女とか)こねくり回されているんだけど
それでもなかなか自分との折り合いがついてない。
そんなやるせなさ、せつなさ、「悔恨」の念が、言葉の端々に滲み出て、ゲーム全体を彩ってる。
でもそんな中にも一縷の希望が見えるような気がするんだよね。
きっといつか妄想から醒めて立ち直ってくれると信じているよ。(好意的に解釈しすぎかな・・・)

テキスト形式アドベンチャーゲームってのはいくつも選択肢があって、エンディングもたいてい複数ある。
選ばれなかった選択肢や通らなかったルートは無かったことにされるか、ただの可能性の一つとして片付けられる。
だけど忌火起草はゲーム全体が、弘樹の心象世界。どんなにふざけた選択肢や
理不尽なバッドエンドや何気ない一文、番外編の紫も、恒例のオマケのピンクも、
全て世界を構成する重要なパーツ。《解明編 その2》のたった数分で、ゲーム全体が鮮やかに生き返る。
このパーツは何を表しているのか、どこまでが現実と同じで、どこからが妄想なのか――
そんなことを考えながら読み返しているとせつなくて涙が止まらん。一粒で二度おいしい。お得。

つーか《解明編 その2》が入ってないPS3版は詐欺だろw せめて《解明編 その2》のヒントになる瑠璃色は入れるべきだったと思う。
《解明編 その2》や導入部分にはムービーや音声が入っていることから、Wii版のために追加で作ったんじゃなくて
元から入れるつもりで作っていたのに、わざと入れなかったっぽいよ。
(容量が足りないとか外的要因が原因だったらごめんなさい(そんなわけないと思うけどね・・・))

以上。
40ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 23:19:04 ID:4xVlISJz0
忌火起草乙
割り込んですまんかった
41忌火起草 解明編 ◆l1l6Ur354A :2008/08/22(金) 23:21:34 ID:mrO7tcz10
>>36
逆だと思う。
《解明編 その2》で全てひっくり返されてしまった。
完璧なハッピーエンドがないっつーのは、弘樹に悔恨の気持ちがあるということ。
完全に妄想の世界に逃げこんでいるわけではないということじゃないかと。
それはやがて弘樹が救われることにつながるんじゃないかと。
まぁ忌火起草の中は妄想世界だから、その中にはハッピーエンドは無いよ
でも忌火起草の外側に行ける道筋が《解明編 その2》で出来たわけよ
きっとこのゲームの外側、漏れたちの心の中にこそ、本当のハッピーエンドがあるんじゃないだろうか
と解釈してる。
42ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 23:41:08 ID:B3w8A8hb0
スレ立て乙。
忌火起乙。

忌火起無限ループネタかよーと思ったけど、書き手さんの考察読んで
いつかはループから脱っせる時が来るのかなーとしんみりした。
43ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 23:48:27 ID:dfi/3Ekh0
ここは同人作品のゲームの内容もリクできるんでしょうか?
44ゲーム好き名無しさん:2008/08/22(金) 23:50:11 ID:G6SLfRtn0
>>43
>>8で同人ゲームが未解決リストに入っているだろう?
45ANUBIS-Z.O.E-:2008/08/23(土) 00:18:21 ID:rpt4K/zJ0
用語解説みたいなもの
【ゼロシフト】アヌビスとジェフティだけ使える瞬間移動の機能
【OF】wikiにもありますが一応、オービタルフレーム。ガンダムでいうMSみたいなもの。メタトロン、という鉱物で動いてるらしいです。

ディンゴがメタトロンを運んだことでアヌビスは完成したと、
ノウマンは嫌味っぽく感謝されます。
それに激昂したディンゴはノウマンとの戦闘に突入。
アヌビスのゼロシフトに対抗する手段がなく、
1割くらい減らしたところで追い詰められますが、
ロイドのOFが煙幕を張って助けてくれます。
ジェフティはその隙に研究所を脱出。
ここでロイドの元に置いてきたケンから通信が入ります。
助けに来ないで、というケン。
生き残ったからには必ずノウマン、ひいてはアーマーンを止めてくれと。
ケンの思いを受け取って、連合軍とともに地下のアーマーンへの入り口へ
向かおうとすると、途中で地上部隊を狙うバフラム艦隊と遭遇します。
艦隊を倒すと今度は超巨大OFザカート登場。
なんだか凄そうですがスペックはジェフティが上です。きっと。
一方の地下。ケンが瓦礫の中から這い出すと、
ものすごい形相でノウマンが立っています。
アーマーン始動の準備だ、とか言われますが顔が楽しそうです。

空中の部隊を倒して地上に到着すると、早速テイパーが
ディンゴをバフラムの人間と言って銃を向けてきます。
こいつ何度も助けてやったのに・・・。
ついでに地上の連合軍を指揮しているエレナという女性が
ジェフティは連合軍のものなので返せと言い出したので
ケンの名前を出す(=連合軍に協力しているという意思表示)
もそんな人は連合軍にはいないらしい。
そこはレオが現れ、エレナさんには従わないと言い出し、
(従うとロクなことにならないらしい)
勝つ為にディンゴが地上のLEV隊の指揮を執るということで決着。
LEV隊が地下要塞への入り口に到達したところで
やっとロイドのくれたシステムが稼動、ジェフティもゼロシフトが使えるように。
地下要塞へ侵入すると、ケンから通信が入ります。
なんだかコソコソしているご様子。
そこでやっとケンが自分は連合軍のスパイじゃない、
ただのバフラム軍のランナーだと告白。とっくにわかってたよ。
ケンの父が最後の任務ときのディンゴの部隊(ディンゴ残して全滅)
にいたので、ディンゴのことは知っていた模様。
二人で感傷に浸っているところへ空気を読まずにノウマン出現。
ケンを羽交い絞めにして楽しそうです。

あと一歩でアーマーンへの入り口というところで、
エイダ(AI)が「アヌビスとジェフティは完全に互角です」
と励ますような口ぶりをします。
「あなたなら勝てるかもしれません」というエイダに
楽に行こうぜ、とディンゴ。エイダはどんどん人間的になっていくような。
46ANUBIS-Z.O.E-:2008/08/23(土) 00:21:49 ID:rpt4K/zJ0
広大な地下要塞内部は、エイダ曰く何かのコントロール施設で、どうやらアーマーンじゃないっぽい。
やはりというかアヌビスが現れるので戦闘になりますが、羽?がなかったり、いつもとは違う雰囲気。
HP半分くらいまで減らすと、レオが突っ込んできます。
レオの攻撃に何もせずやられっぱなしのアヌビス。
レオが接近したところでやっと後ろに本物(羽つき)が現れ、レオの機体を破壊。
一方やられっぱなしのダミーアヌビスにはケンが。
結局、本物のアヌビスが地下施設の天井を破壊し、本物のアーマーンへの道が開けます。
ケンによれば本物のアーマーンは火星の衛星フォボス。
メタトロンの力に取りつかれたノウマンはアーマーンを利用して火星ごと滅ぼす気らしい。
地下施設の天井が完全に破壊されたことで、
制御の利かないレオと、ケンの乗るダミーアヌビスは投げ出され、
ジェフティもそのときの衝撃でダメージを負いますが、ゼロシフトが使えるのでまぁ大丈夫かと。

要塞とアーマーンを繋ぐ回廊でアヌビスを倒し漂流していた二人を救出します。
エレナさんに二人を迎えにくるように要請すると、
ジェフティにアーマーンで自爆するようにセットしたのは連合軍だと告白されます。
もしバフラムに奪取されても解除できないようにシステムの根幹にセットしてあるので解除は不可能。
会話中に制御を失ったアヌビスが落ちてきます。
これ幸いと「終わりだな」とか嫌味を言いに行くと、フォボスの中に逃げてしまうノウマン。
エレナさんが泣きそうな顔でアーマーンを止めてというので、
地球は今後火星に口出ししないこと、火星を自由にさせることを条件にフォボス内部へ。
フォボスの中心部では、アヌビスがアーマーンと合体。再度襲い掛かってきます。
破壊を見よ!とか行ってる割にさっきのアヌビスのほうが強いような。
今度こそアヌビスを完全に破壊したのですが、アーマーンは起動してしまいます。
エイダはアーマーンのエネルギーを止める為には
ジェフティの自爆によるエネルギーの相殺しかないと。
しかしディンゴは行き残るため諦めません。
何もしないで死ぬな!とエイダを諭すディンゴ。
ディンゴはジェフティごとアーマーンのエネルギーの中に
取り残されますが、目の前を壊れたアヌビスの頭部が漂っていたので
咄嗟にアヌビスの頭部をアーマーン中心部に放り投げ、
エイダを説得にきたレオを連れて飛び出します。アーマーンは破壊されました。

宇宙を漂うレオの機体とジェフティ。ジェフティは外殻が取れてボロボロ。
ケンの乗ったダミーアヌビスが抱きつき(制御できない筈なんですが)、三人は生き残ります。
エレナさんの船?らしきところに救出された三人。
ジェフティとアヌビスが等価なら破壊力も同じだと思った、とディンゴ。
命令に背いたのか?と悩むエイダに、力は自分が信じる正しいことに使え、と助言します。。
やっとジェフティを下り、担架で運ばれるディンゴは、
今度はまともな体にしてくれ、とケンに頼みます。
気に入らなかった?というケンに、
俺にはちょっとデカイ、とジェフティを見上げるディンゴ。
ジェフティを下りたのにどうして平気なんでしょうか。
最後はEDで修復されるジェフティの映像が流れて終了です。
47ANUBIS-Z.O.E-:2008/08/23(土) 00:26:23 ID:rpt4K/zJ0
以上でANIBISは終了です。
wikiの続き(インヘルト戦後の会話から)なので短いです。

割と高クオリティなアニメが流れるロボットアクションではありますが、
ノウマンが破壊衝動に走った動機、ケンが行動を起こした理由、
その後のディンゴなど細かい描写がないので、微妙に気になる作品です。

一応、メタルギアの小島秀夫氏監修なんですよね。
心臓も肺もないのにOFに繋がれて生きてるとかぶっ飛んだ設定は彼ならでは・・なのかも。
48ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 00:28:30 ID:DlzhsDak0
事実とツッコミ(個人的感想?)が混ざっててわけわからん
ツッコミはツッコミだとちゃんと示してほしい。
49ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 01:04:44 ID:9MGE3MHA0
タオルケットをもう一度

が気になるぅ〜〜
50ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:06:22 ID:lTaSPJT00
PSPのギャラリーフェイク行きます。
こまめにセーブしてないためストーリーの確認ができず、
細部で間違ってる場所もあるかもしれません。
また原作の漫画を全部は読破してないので
人物紹介で間違いがあるかもしれません。

主要人物紹介

藤田玲司
贋作専門アートギャラリー『ギャラリーフェイク』のオーナー。
表の世界に出せない真作を裏の世界で売りさばくという裏の面も持つ。
美術に関する能力は技術・知識共に幅広いジャンルにおいて超一流。
昔はメトロポリタン美術館のキュレーター
(美術品の保全・修復等を行う美術館の専門職)であり、
プロフェッサーと呼ばれるほどの腕前だったが
美術品の横流しを告発しようとしたために
真犯人である同僚に罪を着せられ孤立し、退職し日本に帰国するはめになった。
その後贋作商売の師匠、菱沼の元で修行を積むが
彼の商売のやりかたに納得できず、独立し現在に至る。
裏社会で真作を売買するくらいだから100億単位の資産を持っているはずだが、
なぜかボロアパートに住んでいたり趣味がパチンコだったりと庶民的な面も。
体力はかなり低く、山奥や密林に眠るお宝の元へ行く時はいつもヒイヒイ言ってる。

サラ
某国の王族である褐色の少女。クーデターで国を追われ、
その時にだまし取られた家族の思い出の品である贋作のひまわり(ゴッホ作)を
藤田に取り戻してもらって以来、ギャラリーフェイクで働いている。
美術の知識は今の所素人に毛の生えた程度だが
美を見抜く眼力は時に藤田をも唸らせる程。
藤田と仲良くする女性に嫉妬するかわいい面もある。

三田村小夜子
高田美術館館長。美術界から真作として扱われる贋作を一掃し
健全化することを使命とする、少々お堅い感じの女性。
藤田が表の世界に戻って来ることを切望している。

知念護人(ちねんもりひと)
文化省の役人で、国宝級のお宝を発見し国宝や指定文化財に指定して
国で保護することを使命とする国宝Gメン。
藤田とお宝発見を競い合うことが多い。

カルロス
美術品窃盗団のボス。気さくな性格であり、女性をナンパするのが趣味だったり
家族サービスでオペラ鑑賞に行ったりする、貫禄のある裏社会の顔役。
あまりに有名で高価なお宝はリスクが大きいので普段は狙わないという、
慎重な面もある。藤田とはよく取引をし、ただのビジネスライクな付き合いではない。
51ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:07:02 ID:lTaSPJT00
第一章:日陰に咲くひまわり

いつものようにギャラリーフェイクで仕事をしている藤田とサラ。
そこへブリキ玩具コレクターのの高倉警部補が来て、署までご同行願うと言ってくる。
ある程度話を聞いた藤田は、とりあえず署まで任意同行することに。
高田美術館が外国の展覧会のために貸し出した真作の『ひまわり(ゴッホ作)』が
高田美術館に帰ってきた時には藤田が贋作と明示した上で外国に売ったひまわりに
すり替えられていたという。
いろんな状況証拠を用いて、
自分がひまわりをすり替えて盗むことに手を貸したわけではなく、
贋作として売ったひまわりを勝手に使われただけだと説得する藤田。
一応納得した高倉警部補と三田村館長だったが、
藤田は、自分の作った贋作が使われたのは事実であり、
このままでは立場が悪いと言うことで、真相究明に乗り出すことにした。

美術品運送を生業とする徳川運送の社長に頼んで運搬の時に撮る写真を見せてもらい
それを鑑定することですり替えられた場所や時期を特定していく。
次に美術品窃盗団のボスのカルロスに話を聞いてみると、なにやら歯切れが悪そうだ。
そこを指摘すると、カルロスの元部下で独立した窃盗団が
そのひまわりのすりかえ事件に関わっているという証言を得る。
絵を盗んで儲けたいならわざわざ贋作とすり替える必要はない、
藤田の絵をすり替えに使ったのは藤田に恨みを持つ者が復讐するためではないか、
そう考えた藤田は恨みを持っていそうな元贋作師匠の菱沼に電話をする。
しかし菱沼は確かに窃盗団に話しを持ちかけられたが断ったと言う。

それを一応信じた藤田は他に恨んでいそうな人物を考えてみるが思いつかない。
そんな折、カルロスからブラックマーケットでひまわりが出品されると聞く。
信用第一のブラックマーケットの事だから真作に違いない。
藤田がサラと二人で海外のブラックマーケット会場へ行くと、
藤田のメトロポリタン美術館時代の同僚、ビルと遭遇する。
こいつは藤田がメトロポリタンを去った理由を作った旧敵であり、
ビルもその後とあるオークションでやりこめられて藤田を恨んでいた。
カルロスに頼んで相手の資金を調べて貰うと、ビルは4500万ドルあった。
しかし藤田は4000万ドルしか無い。
そこで、カルロスに頼んで部下を使い、ビルに対して
藤田は5500万ドルもっているという偽情報を流して貰うことで
ひまわりを落札することに成功した。
帰り道にビルは藤田達に銃を突きつけてひまわりをよこすよう脅すが、
それを見越していた藤田はカルロスにあらかじめ見張ってくれるよう頼んであり、
カルロスがナンパしてたせいで遅れたためピンチだったがなんとか助かる。
こうしてビルはブラックマーケットで不祥事を起こした罰としてボコられた上に
裏の美術界から追放されてしまう。
藤田は三田村にひまわりの真作を渡し、身の潔白を証明したのだった。
52ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:08:05 ID:lTaSPJT00
第二章:ナポレオンの宝剣

藤田はとある古物商から古びた宝剣を買い付ける。
古びてはいるが、この宝剣はよほどの権力者でないと持てないような
格式高い物だと見抜き、とりあえずギャラリーフェイク内に展示する。
それを見かけた女宝石泥棒のフェイツイ(原作ではフェイツェイとなっている)に、
フランスの大物政治家が、そのナポレオンの宝剣を
柄の部分から取り外されたリージェントダイヤとセットで欲しがっている、
リージェントダイヤを譲って貰うよう持ち主と交渉して
宝剣を完成させてみてはどうかと儲け話を持ちかけてくる。

早速フランスへ飛んで依頼人に会ってみると、
依頼人の大物政治家ローベルはスーツも家の内装もセンスの悪い男だった。
話を聞いてみると、
リージェントダイヤの持ち主には別の宝石商が以前交渉したが、
相手方を思いやってちゃんとした交渉をしても駄目だったという。
とりあえず一度行ってみようとダイヤの持ち主の家に行くと、
そこにはナポレオンの妻ジョゼフィーヌの住んでいたマルメゾン宮殿を思わせる家と
一風変わったバラ園があった。
このバラ園にあるのは品種改良されたモダンローズではなく、
バラの原種に近いオールドローズなのだ。まるでジョゼフィーヌのバラ園である。
サラが珍しそうにバラを見ていると、お嬢ちゃん気に入ったのねえと
人の良さそうな老婆が話しかけてくる。この人がダイヤの持ち主らしい。
応接間で待っているとサラが本棚を勝手に調べるので止めようとすると
一冊の本が落ちたので広い、ふと開いてみた藤田は驚く。
これはジョゼフィーヌが植物画家ルドゥーテに描かせたバラ図譜、
それも世界に5冊しか無い特に貴重なタイプなのだ。

老婆が執事と一緒に来たので、交渉を開始する藤田。
事前にこの老婆が財政的に困っているという情報をつかんでいた藤田は
ちゃんと高額で買い取るとか美術品を所望なら他のものを見繕ってもいいと
紳士的に交渉していくが、執事がお前らなどと取引するものかと怒ってくる。
話を聞いてみると、前任の交渉役だった宝石商はダイヤをよこせと脅迫し、
それでも断ると家から1枚のイタリアの宗教画が無くなり、
その直後に「ダイヤもそのように盗まれたら困るでしょう?」と言ってきたのだ。
藤田は、この家がマルメゾン宮殿を思わせる作りであること、
バラ園にオールドローズが咲いていること、貴重なバラ図譜があることから、
老婆がジョゼフィーヌゆかりの者であることを見抜き、老婆も認める。
ジョゼフィーヌの遺品であることがダイヤを手放したくない理由ですかと聞くと、
老婆は、それよりも今は亡き私の主人の遺品であることが理由なのだと言う。
藤田は依頼主に話を聞くために一旦引き返す。
53ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:08:37 ID:lTaSPJT00
子供の使いじゃないんだぞと怒るローベルに対し前任者が脅迫したと詰め寄ると
一旦はしらを切るが、結局は脅迫させていたことを認めた。
その理由は、ローベルが選挙期間中である事と関係あると藤田は見抜く。
フランスの右翼議員であるローベルは完成されたナポレオンの宝剣を手に入れ、
その威光で自らを持ち上げ選挙に勝とうというのだ。
ちなみに、イタリアの宗教画を盗んだ犯人は前任の宝石商ではないらしい。
偶然盗まれたので脅迫の材料にしたということだ。
世間に知らしめるためのダイヤだから盗んでくるわけにはいかない、
しかしなんとしてでも手に入れなければならず手段は問わないつもりだと
ダイヤを手に入れるための執念を藤田に見せるローベル。
ローベルの好きにしてやるわけにはいかないと思った藤田は
フェイツイに電話をして、意味ありげなセリフを言う。
「俺がダイヤを渡した後でダイヤに何かあっても俺の責任じゃないよな?」

再び老婆に会いに行った藤田達はローベルのダイヤへの執念を話し、
危険だから譲って欲しい、しかし後で必ず返すと説得する。
執事は聞く耳を持たないし老婆も懐疑的だったが、
サラが藤田の美に対する態度は真剣です、信じて下さいと説得する。
サラを気に入っていた老婆は、藤田は信用できないけど
藤田を信用するサラを信用しましょうと、ダイヤを貸してくれた。

こうして完成されたナポレオンの宝剣をマスコミに公開したローベルは
これで話題になって選挙に勝てると喜んでいたが、
ある日宝剣が盗まれてしまう。
国宝を無くしては選挙民に申し訳が立たんと青くなるローベルだった。

その頃なぜかナポレオンの宝剣を持っていた藤田は老婆の元へ赴き、
ダイヤを宝剣とセットで返却した。藤田いわく宝剣は借りたダイヤの利子らしい。
老婆は帰り際にサラにバラの花束を、藤田に以前出てきた貴重なバラ図譜を渡し、
執事も今回はありがとうございましたと礼を言ってきた。
こうして、ナポレオンが離婚後も愛し続けたジョゼフィーヌのゆかりの家に、
ナポレオンの宝剣が完成され戻ってきたことにロマンを感じる藤田とサラだった。
54ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:09:17 ID:lTaSPJT00
第三章:消えた黄金仏

ギャラリーフェイクにやってきた国宝Gメン知念は、
山奥の寺にある木彫りの仏像の修復を依頼してくる。
山奥までヒイコラ言いながら歩いていき、寺の住職に面会し、
修復は不要と思っている住職に美術のプロとして修復の必要性を説明し、
修復の許可を得る。
そんな時、住職の息子が来て、
こんなボロ寺は潰して山一帯をリゾートにすればいいと言って住職を怒らせる。
修復をするために宿泊していると、息子が部下と共に木彫りの仏像を
ガソリンで焼いてしまおうとするが、犯行の様子ををカメラで撮り、
偽物の拳銃で脅すと退散していった。
住職曰く、妻が一人で寺を出て行ってしまい、後に病死した時、
葬式は当時妻が住んでいた地域の寺で行うことになり、
この寺で葬式をすることができなかった。息子はそれを恨んでいるという。
そんな複雑な親子だったが、山の急斜面を落ちてしまい怪我をした息子を
住職さんが「子供を憎む親がいるか!」と背負って帰り介抱することで和解した。

木彫りの仏像を修復する藤田達だが、
あの知念がこの仏像を修復させるには裏があると読んだ藤田は寺の文献を調べる。
すると、木彫りの仏像の中には小さな黄金の仏像があると判明する。
これが知念の手に渡れば国宝と認定して寺から取り上げてしまうと思った藤田は、
黄金でできているが頭が少し残ってるだけのボロボロの仏像を
修復に必要な道具と偽って運び入れ、
修復作業の途中で木彫りの仏像の木の粉が飛び散り知念が目をつぶったスキに
入れ替えることで、黄金仏は長い年月でボロボロになり木の粉と一緒になり
飛び散ってしまったと説明し、知念を諦めさせた。
結局住職は、この黄金仏を公開して参拝客を集めるようなことはせず、
昔これを作った人がそうしたように、くりぬいた木の中に入れ、
木の中でこの地を見守ってもらうことにした。
昔、この黄金仏の制作者は木をくりぬいてその中に黄金仏を入れた。
その木はくりぬかれた傷は木の成長で塞がり、木の中に黄金仏は閉じこめられた。
そしてその木で木彫りの仏像が彫られたのだ。
黄金仏で儲けないならどうやって寺を守ろうかと考える住職だったが、
息子が、昔ここから盗んでいった別の仏像を返すから
それを売ってはどうかと提案する。
藤田は、その時にはギャラリーフェイクにお任せを、と言うのであった。
55ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:09:49 ID:lTaSPJT00
第四章:不合の一対

藤田は、葛飾北斎にただならぬ思い入れを持つ大手スーパー副社長、轟に呼ばれる。
葛飾北斎が作ったというカルタを買ったから鑑定してくれというのだ。
鑑定していった藤田は、1枚だけ別のカルタの札が混じっていることに気づく。
このカルタは上方カルタといわれる種類のものだが、
江戸カルタという別種類のカルタの札が入っているのだ。
とりあえず専門の機材で鑑定してみようということで預かることにする。
調べていると三田村館長から、轟にそのカルタを売っていた美術商は
偽物を高く売る詐欺師だと分かり逮捕されたと連絡を受ける。
落ち込む轟だったが、
美術商が偽物だったとしても商品まで偽物とは限らないと元気づける藤田。
さらに調べていくと本物だと分かり、
こうなったら一枚だけ入っていた江戸カルタの正体も知りたくなった藤田。
文献を探していくと、葛飾北斎と交流のあったシーボルトが
葛飾北斎に二組のカルタの制作を依頼していたことが判明する。
なぜ二組か、藤田は思い当たる節があった。
シーボルトは帰国時に日本地図を持ち出そうとしたために国外追放処分となり、
一生妻と離ればなれになってしまったのだ。
そのため、二人を繋ぐ品としてカルタを依頼し、
お互いを忘れないために、札を一枚ずつ交換したのではないか、ということだ。
ということは、もう片方のカルタは国外にあるということになる。
手始めに知り合いの外国人美術商に連絡を入れると、
地方の名士からまとめて売られた美術品の中にカルタが一つあったという。
様子を口頭で教えて貰うと、特徴が合致している。
実際に行ってその目で確かめてみると、いきなりの大当たりだった。
しかしこれらの美術品はまとめてオークションにかけられることが決定されていた。
だが藤田はそれらの美術品の状態が悪いことに目をつけ、
それらを全部修復するのと引き替えにカルタを手に入れることに成功した。
しかし帰国すると、2つのカルタは国宝Gメンの知念に指定文化財とされてしまい、
今度高田美術館で開催される葛飾北斎展に出品出来なくなってしまった。
知念に聞かれた轟が、三田村館長にも相談せずその場で返事をしてしまったという。
藤田は知念に轟の葛飾北斎へのこだわりを説き、
指定文化財の調査までは数ヶ月かかるだろうから葛飾北斎展が終わるまでは
待って欲しいと説得し、知念も受け入れた。
こうして葛飾北斎展でシーボルト夫妻の2つのカルタは再会し、
轟も三田村館長も満足そうだった。
56ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:10:15 ID:lTaSPJT00
第五章:ダブルフェイク

怪しげな政治家の梶は、普段から献金として公表する必要が無いとか
贈与税の面で得だとかいう理由で、献金の代わりに美術品を受け取っていた。
そんな梶が今回受け取ったのはセザンヌ作の『果物籠のある静物』。
梶は今回これを売り、それを全額チャリティーに寄付するという。
梶はそんな一品を呼び寄せた三田村館長に見せつけご満悦だった。
「ワシは本来コレクションを貸し出したりしないのですが、
三田村館長ほどの美人相手でしたら考えてしまいますなあ〜」
とエロオヤジ全開の梶だったが、藤田が訪れたことで機嫌が悪くなる。
藤田は、普段はコレクションの貸し出しすら渋るあなたが
今回売ってチャリティーに寄付するとは意外ですなあと言うと
梶は普段からワシはそういう気前のいい人間だからねと言ってくる。
しかし藤田は今回梶がこうする理由を見抜いていた。
献金代わりにこの作品を受け取ったのをマスコミにかぎつけられた梶は、
いつも通りコレクションしておくわけにはいかず、
仕方なく手放し全額寄付することで体面を取り繕おうというのだ。
それを指摘され梶が怒ると、藤田は何をするわけでもなく去っていった。

だが、輸送中の『果物籠の静物』を乗せた車が大型車に追突され、
作品が燃えてしまうという事故が発生した。
三田村館長は一応藤田に燃えかすを鑑定して真贋を見抜いて欲しいと依頼する。
藤田は鑑定を始めるが、すぐにこれは贋作だと結論づける。
何しろこの贋作、少し前に藤田が依頼され作成し、
ニューヨークで売ってきた物なのだ。
そしてサラは、その商談の時、梶らしき人物を見かけた事を思い出す。
全ては一つの線で繋がった。贋作を買い付けて真作とすり替えて贋作を事故で焼き、
その美術保険の保険金を全額寄付することで
作品を手元に置いたまま評判も上げようということなのだ。
梶が自宅で『果物籠のある静物』を嬉しそうに鑑賞しながらちょいと手で触ると
絵がどんどんと剥がれていき、剥がれた下から、へのへのもへじが出てくる。
これが贋作ということは、ワシは真作を焼いてしまったのかと慌てる梶を、
高倉警部補は保険金詐欺の容疑で逮捕するのだった。

結局真作は焼かれてしまったのかとサラは悲しんでいたが、
そこへカルロスは一枚の絵を持ってくる。
それはまさしく真作の『果物籠の静物』だった。そう、贋作は2つあったのだ。
大物の所に忍び込んだのに一つの獲物をすり替えるだけという依頼内容を
惜しく思うカルロスだったが、藤田は数年後に釈放されたら
改めてコレクション丸ごと盗めばいいさと言うのであった。
57ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:11:13 ID:lTaSPJT00
第六章:ニュルンベルクの十字架

三田村館長の紹介で外国へ飛び依頼人に会いに行く藤田達。
話によるとデューラーの作品のスケッチが新しく見つかったので、
これを手がかりにその作品の完成品を探して欲しいということらしい。
そのスケッチには十字架が描かれておりその中央にはイエスもいた。
完成品があるかどうかは分からないが探してみることにして
デューラーハウスで文献を調べたりすると、
デューラーが友人にその作品を渡した可能性があることがわかる。
しかしそれ以上の手がかりがつかめないので、
日本にもどってギャラリーフェイクの仕事をしながら
情報を集めることにした。

しかし1ヶ月経っても情報がまったく入ってこないので、
これは見方を変えるべきだろうということで、スケッチを見やすくするため、
スケッチを持ち主の許可を得た上で洗浄してみた。
すると、懐中時計の部品である龍頭が見つかる。
時計かも知れないと言うことで、時計職人の千手の元へ行く二人。
話を聞いて情報をまとめると、時計の本場はスイス、
そして時計を最後に所持したカルヴァンも晩年はスイスに住んだ、
ということでスイスが怪しいと踏み、三人でスイスへ行くことにした。
58ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:11:36 ID:lTaSPJT00
スイスでカルヴァンの所有物が所蔵されているという教会に行き、
十字架型の時計について牧師に聞いてみたが、
やけに非協力的な態度で、そんな物はないとつっぱねられる。
他の場所で書物を見ると、カルヴァンの死から数年後に
例の教会で例の十字架を見かけたという昔の日記を発見する。
あそこにあるのは確かなのに、なぜ隠すのか?
藤田はそれを理解し、再び教会へ行って牧師に突きつける。
当時、プロテスタント達は偶像破壊運動の真っ最中で、
プロテスタントの主要人物たるカルヴァンがイエスの絵の入った物を
持っているなどあってはいけないことだったのだ。
カルヴァンは贈り物を壊すのは忍びなかったし
偶像破壊運動はやりすぎだとおもったが運動が大規模で口出しできないので
隠し持つことにしたのだ。
そして死後その十字架型時計が発見された
その時には偶像破壊運動も下火になっていたので、
歴代の神父達は現代までずっと教会に隠し持つことにしたのだった。
藤田は、今では宗教の価値も変わっており責める物は居ない、
大切な芸術品を勝手な理由で隠し通すのは
バーミヤン遺跡を破壊した者達と変わらない、
教会が隠し持っていたことを責められるのが嫌なら、
どこかで所蔵されていて今まで気づかれなかったとか、
ブラックマーケットに長い間あったのが表の世界に出てきたとか、
もっともらしい理由をつけることで教会が言及されないようにする、
だから頼むから時計を公表してくれと頼む。
納得した神父はその時計を出し、三人で修復作業に入った。

こうして再び表の世界に出た十字架型時計。
裏の世界の住人である藤田は千手に時計の発見や修復の手柄を譲った。
それをちょっと残念に思うサラだったが、
藤田は時計のスケッチを手に入れられて上機嫌だった。
59ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:12:09 ID:lTaSPJT00
第七章:岩窟の聖母(前編)

三田村館長の藤田への依頼は、ロンドンのナショナルギャラリーのにある、
ダヴィンチが描いた『岩窟の聖母』の修復作業だった。
ナショナルギャラリーに盗みに入った美術品泥棒が、
逃走の際に火薬を使い、よりによってその作品がひどく焼かれてしまったのだ。
藤田はこの依頼の裏に、三田村館長の、藤田にこの依頼で表の世界に戻り
その才能を存分にふるって貰いたい、という意図を感じ取っていた。
だが、むげに断る訳にもいかず、
とりあえずナショナルギャラリーの館長と面接をすることに。
最初は『岩窟の聖母』に関する知識などを聞かれ、
次に修復の技術について聞かれ、
最後に何が必要かという話題になったときに、
修復には技術や知識だけではなく、作者の魂の輝き、作りたかったもの、
表現したかったことを感じ取ることが必要だと言うと、
よく言ってくれた、それでこそ修復を頼める、と館長に修理を依頼される。

こうなったらやるしかないし、やりごたえもあると、乗り気になった藤田。
藤田はその間サラは日本に戻りギャラリーフェイクの番をしてなさいと言うが
藤田と一緒に居たいサラは、その間はロンドンで藤田が必要な画材を買ったり
ギャラリーフェイクで売るための美術品を仕入れるという。
ならばこの時期ならばバーモンジーの骨董市はどうだと勧める藤田。
そこへ、リザ(エリザベート)がやってくる。
この子はあのモナリザの子孫の候補である女の子で、
父親は藤田かもしれないのだ。
今は声楽の勉強のためロンドンに滞在しているのだ。

そんなわけでバーモンジーの骨董市へ来た二人。
露天で男に声をかけられ、このウェッジウッド初代の皿、
25000でいかがかなと声をかけられる。
しかしサラはそれなりに勉強した知識で、この皿は30年前の物だと見抜く。
嘘つきだと言いふらされたくなければ安く売るよう求め、
最低でも3000が売値の皿を2000で買うのに成功した二人だった。
だが、帰り道で二人は、仮面を被った謎の誘拐犯達に誘拐されてしまった。
倉庫に閉じこめられた後逃げ出そうとする二人だったが、
リザは脱出に成功したものの、サラは逃げられず捕まってしまった。
60ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:12:57 ID:lTaSPJT00
第八章:岩窟の聖母(後編)

リザは急いで藤田にこの事を話す。
藤田はわずかな情報から、誘拐犯の二人の正体を突き止める。
一人は第一章でやりこめたビル。そしてもう一人は、
以前リザを苦しめ、リザの母親を殺し、そしてとっくに死んだはずの、
モナリザの子孫を名乗る男ダヴァロスだったのだ。
数日後誘拐犯から電話が来て、藤田が一人で誘拐犯と会うことになる。

二週間以内に、以前俺たちが手に入れ損ねた上に焼いてしまった、
お前が修復している『岩窟の聖母』を完成させ持ってこい、
ホテルはもちろん美術館にも俺の手下がいる、下手なまねはするなよ、
と言われた藤田は、修復作業を急いで進めつつ、犯人について考える。
ビルは表と裏両方の美術の世界から追われた身、
ダヴァロスは既に死んだとされている身、
どちらもホテルや美術館に大量の部下を配置して
こちらをいつも見張る程の力はないはず、
つまり奴らの裏に黒幕がいるのだと気づく。
そしてその黒幕は以前からイタリアの美術品をイタリアに集めていた。
熱心なイタリア主義者なのだろうか?

しかしそれを知っても仕方がないのでサラを助けるための準備を進める。
まずは『岩窟の聖母』を持って行く際に、発覚をなるべく送らせるため
よく似た贋作の『岩窟の聖母』を手に入れる必要があるが、
今から人を雇って作らせる時間的余裕は無い、
しかし人脈をある程度持っている藤田でも、
美術品の贋作を高度に取り扱う業者は思いつかなかった。
試しにブラックマーケットにも電話をしてみるが、
信用第一なので真作しか扱わない、贋作を探して売ることもできないし、
贋作業者を捜して仲介することすらできないと丁重に断られてしまう。
八方塞がりな藤田だったが、贋作の師匠の菱沼を思い出す。
電話して用件を伝えると、
敵対関係にもかかわらず条件に合う贋作を売ってくれた。
次に修復中の真作と贋作を入れ替える方法だが、
カルロスに協力してもらい、
急遽発見した腐食について調査するという名目で、
変装したカルロスが持ってきた検査用の機械と偽った物に真作を入れ、
機械の中で贋作と入れ替えた。
61ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:13:51 ID:lTaSPJT00

こうして藤田は全てを投げ打ってでもサラを助けるため、
『岩窟の聖母』の真作を持って一人で取引現場に訪れた。
あのお方の話を聞いてもらおうということで、
通信ではあるが、黒幕が姿を表す。その名も『シエナの枢機卿』。
藤田は本物の聖職者ではなく、名乗っているだけだと考える。
その枢機卿は、イタリアの美術が世界各国の野蛮な国々にあるのは我慢ならん、
イタリアの美はイタリアにあるべきだ!と主張し、
我々の仲間にならないか?もちろんサラも一緒に迎え入れてやる、と言う。
そんな枢機卿に藤田は、
「俺が嫌いな人種は3つある、
一つ、権力をふるって他人を恫喝する輩、
二つ、自分は安全な所に居ながら悪事を企むような輩、
三つ、全ての美を独占しようなどと考える不遜な輩!
三つ全てに合致するようなお前の言うことなど聞くものか!」と啖呵を切る。
残念だよ藤田君、後は任せると言い、通信を切る枢機卿。
銃を持った二人やその部下に囲まれ絶体絶命のピンチな藤田とサラ。
まず藤田は、ダヴァロスはともかくビルは美術商としての欲があると考え、
俺たちを殺したということにして見逃してくれたら
ギャラリーフェイクの金庫にある美術品をやる。
それがこの鍵だ、電子キーだから壊れやすく投げてはやれない、
こっちへ取りに来てくれと、まんまとビルをおびき寄せ、
銃を突きつけることに成功する。しかし隙を見て逃げられ、失敗に終わる。
次にもうすぐ警察が来るぞとハッタリをかますが、思いっきり見破られる。
と思いきや、藤田の知り会いの美術商や三田村館長、リザ達が来てくれた。
こんな女子供や優男が警察なものかよと笑う誘拐犯達だったが、
その隙をついてカルロスが助けに来てくれた。
しかしその時、取引現場の廃屋に火がつき、急速に火が回り、
藤田とサラ、そしてダヴァロスが二階に取り残される。
「その王族の女はお前の資金源だったろうが、
お前に最後に死をもたらす不幸の女だったな!」と笑うダヴァロス。
それに対し藤田は、「サラは俺にとって美の救済者であり、
裏の美術界ですさんでいったかもしれない俺を救ってくれた救済の光だ!」
と、柄にもない熱血なセリフを叫ぶ藤田。
この高さだ、窓から飛んでも助かるまいと
藤田の死を確信するダヴァロスだったが、
幸運をもたらしてくれたサラが居れば大丈夫だと二階から二人でダイブする。
結局はサラの下敷きになった藤田がちょっと痛かったくらいで済んだ。
無謀さに驚くダヴァロスに廃屋の一部が落ちてきて、ダヴァロスは潰された。
62ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01:14:54 ID:lTaSPJT00
こうしてサラを無事に助けた藤田は
『岩窟の聖母』を元に戻そうとするが、館長はすでに気づいていた。
しかし事情を知った館長は、それを許してくれた。
だが、今回の藤田の行動は広く知られ評判を落としてしまい、
藤田が表の美術界へ復帰する道は遠のいてしまったと三田村館長は落胆する。
この事件の後、藤田とサラは勉強、仕入れ、そして観光など、
いろんな目的で世界を巡ることにして、暫くギャラリーフェイクを休店する。
別れの挨拶に来た三田村館長に、お土産たくさん持ってくるねと言うサラ。
そして二人は旅立つのであった。

ギャラリーフェイク。そこは美術界の掃きだめだと、人は言う。
しかし別の人は、真の美に出会える奇跡の店だと言う。
もし真の美に出会いたいのであれば、
東京のとある埠頭にあるアートギャラリー、ギャラリーフェイクへ行くといい。
二人の美の守り手が、出迎えてくれることだろう。

〜ギャラリーフェイク END〜


このゲームは相手のセリフに手持ちの情報をぶつけて先へ進むという
逆転裁判に似たシステムがありますが、
爽快感が無く、攻略が分かりづらいところもあるので、
実質的には読みにくい一本道のノベルゲームといったところです。
ただ第三章以外のストーリーは全てゲームオリジナルで
その質も悪くありません。いわゆる「ファンなら買い」というやつです。
以上、ギャラリーフェイクを終わります。
63TOV ◆l1l6Ur354A :2008/08/23(土) 01:16:08 ID:R6qRZNbQ0
テイルズ オブ ヴェスペリア 2回目いきます。

ダングレストへ辿り着いた一行。どうやらここはカロルの故郷らしい。
バルボスの行方を知るためにはどうすればいいか問うユーリにカロルは「ユニオン」へ顔を出すことを奨める。
ユニオンとは、5大ギルドと呼ばれるギルドが集まり、他のギルドを統括する組織らしい。
だが、バルボスの率いる紅の絆傭兵団もその5大ギルドのひとつ。ヘタをすればユニオンを敵に回してしまう。

すべてはユニオンの元首『天を射る矢(アルトスク)』のボス、ドン・ホワイトホースに会ってからだとカロルは言う。
ユーリたちはドンへ面会するため、ユニオン本部へ赴く。

街の広場まで来たとき、ギルドの人間と思しき2人組みがカロルへ絡んできた。
カロルを馬鹿にする彼らを見てユーリとリタがケンカを売りそうになる。
しかし、突然街に響いた鐘の音に、男たちは去っていった。
カロルによれば、それは魔物が来たときに鳴らされる警鐘らしい。

心配はいらないというカロルだが、街を護る結界が突如消失してしまった。
ユーリたちも魔物を止めるため、男たちの後を追う。

とてつもない数の魔物を撃退するユーリたち。だが、段々と圧されはじめる。
そこへ現れたのは大柄の屈強な老人だった。その男こそ天を射る矢のボス、ドンらしい。
さらにフレンも現れ、騎士団も手を貸すという。
だがドンは、自分たちで帝国を抜け出したからには騎士の世話にはならないと言い、突っぱねる。
その態度に感嘆するユーリとカロル。そこへリタとエスエルが現れ、結界魔導器の下へ案内するように言う。

結界魔導器の前では番人らしき男が死んでいた。
リタはすぐに魔導器の修理に取り掛かろうとする。
しかし、あの赤眼の集団が魔導器を直させまいと攻撃を仕掛けてきた。結界魔導器を止めたのはコイツラらしい。
ユーリたちは赤眼たちを倒し、魔導器を修復することに成功した。
残った魔物はフレンに任せ、ユーリたちはユニオンへ行くことにする。
64TOV ◆l1l6Ur354A :2008/08/23(土) 01:17:12 ID:R6qRZNbQ0
ドンに会おうと、ユニオンの番兵に取次ぎを願うが、ドンは魔物の群れを追って行ってしまったと言う。
ユーリは街で情報収集すべきだと判断するが、リタは先に調査を終わらせるため、ケーブ・モック大森林へ行くという。
エステルと2人だけでは危ないということでユーリたちもついていくことにする。
その会話を、レイヴンが屋根の上から盗み聞きしていたのだった。


ケーブ・モック大森林へ辿り着いた一行。
リタはヘリオードで魔導器が暴走した時の感じに似ているという。
そこへレイヴンが現れる。
ユーリたちは警戒しつつも、同行することを許す。

慎重に森を探索する一行はようやく森の奥へ辿り着く。
そこではやはり大量のエアルが放出され、ヘリオードと似た状態になっていた。
一行の退路を絶つかたちで現れた魔物と戦うユーリたち。

魔物を倒したはいいが、同じ魔物に四方を囲まれてしまう。
そこへ奇妙な剣を携えた白髪の男が静かに降り立つ。
彼が何かを行った次の瞬間には魔物たちは消えていた。
レイヴンは彼を「デューク」と呼んだ。

デュークは「エアルクレーネには近づくな」と警告する。
彼が言うには、エアルクレーネとは世界に点在するエアルの源泉のことらしい。
ユーリが礼を言うと、すぐに立ち去ってしまった。
リタはデュークの剣の力を「リゾマータの公式」ではないかと推測する。
リタは調査を進めるため、他のエアルクレーネを探すことを提案する。
とりあえずはダングレストへ戻り、ドンに会うことでまとまった。
65TOV ◆l1l6Ur354A :2008/08/23(土) 01:18:26 ID:R6qRZNbQ0
ケーブ・モック大森林から出ようと入り口まで戻るが、その時魔物の大群がやって来た。
なんとか隠れてやりすごすが、魔物が来た方向にはドン・ホワイトホースたちがいた。
どうやらエアルの暴走が止まったため、魔物たちも元に戻ったらしい。
手柄を誇るカロルに、ドンは「そういうことは胸にひそめておくものだ」と諭した。
さらにドンは、ユーリたちと一緒にいるレイヴンに気づく。どうやらレイヴンも天を射る矢の一員らしかった。

ユーリはドンに頼みを言おうとするが、ドンは急用が入り、ダングレストで聞くと告げて立ち去った。
ユーリたちも後を追うことにする。


ダングレストへ戻り、ユニオン本部のドンの部屋へ入ったユーリたちは、ドンの前に立つフレンを見つける。
フレンもどうやらバルボスに関してドンに用があるらしい。

フレンはユニオンと紅の絆傭兵団の盟約の破棄、および討伐を協力するため、ヨーデルからの密書を持ってきていたのだ。
ドンも乗り気であり、いざとなればノードポリカの闘技場を収めるベリウスにも協力してもらうと意気込む。
ドンは密書に目を通し、レイヴンに読んで聞かせるように言う。

「ドン・ホワイトホースの首を差し出せば、
 バルボスの件に関しユニオンの責任は不問とす」

それが密書の内容だった。
ドンはフレンを牢屋へぶち込むよう部下に命令する。
さらに帝国との全面戦争を宣言する。

帝都に戻り、真相を確かめるというエステルをなだめ、ユニオンを後にする。
広場に来た時、ユーリは財布を落としたと言い、一人ユニオンへ引き返した。
66TOV ◆l1l6Ur354A :2008/08/23(土) 01:19:17 ID:R6qRZNbQ0
ユニオンの地下牢でフレンに話を聞くユーリ。
彼が言うには、ユーリたちと別れたあと、あの赤眼たちに襲われたらしい。
その時、書状をすりかえられたのではないかと言う。
騎士団とギルドを衝突させるため、ラゴウの仕組んだと推測する。

ユーリはフレンに書状を奪い返すよう言って牢を開け、代わりに自分が中に入った。
フレンが去った後、ドンが牢の前に現れる。

ドンは偽の書状と黒幕がいることを察していた。
黒幕をおびき出すため、あえてギルドの連中を煽ったのだった。
立ち去ろうとするドンにユーリは「なぜギルドを作ったのか」と問いかける。
ドンの答えはシンプルだった。「帝国のルールでは自分が護りたいものを護れないから」。
ドンは人質を逃がした責任をとるよう言って立ち去った。

外に出たユーリはエステル、カロルと合流した。
2人が言うには、紅の絆傭兵団を見かけ、リタとラピードが追っているという。

リタたちと合流し、紅の絆傭兵団のいる建物へ突入する。
中にはバルボスとラゴウがいた。2人はなにやら言い争っている。
どうやらバルボスが魔核ドロボウを指揮していたことや「塔」を勝手に建てたことが気に入らないらしい。

そこへ踏み込むユーリたち。
バルボスの命令で傭兵たちがユーリたちを取り囲み、襲いかかろうとする。その時、大砲の音らしきものが聞こえた。
このままでは騎士団とギルドが衝突し、双方が壊滅的打撃を受けてしまう。
騎士団が壊滅すれば評議会が台頭し、帝国を支配するだろう…それがラゴウの目的だった。

騎士団とギルドがにらみ合う草原に、馬の蹄の音が響く。
フレンが書状を取り戻すことに成功したのだ。
どうやらラゴウが帝国側への根回しに失敗していたらしいことも功を奏したようだ。

バルボスは巨大な銃型の魔導器を使い、攻撃を仕掛けてきた。
そこへ現れたのは、あの竜使い。
竜使いはバルボスの魔導器を弾き飛ばし、ユーリたちを救った。
バルボスはチェーンソーのような魔導器を取り出し、それで空を飛んで逃げていく。
追おうとする竜使いに、ユーリは一緒に乗せてくれるよう頼む。
竜使いは無言で乗れと示した。ユーリは後ろに座るが、スペースが足りないため、みんなを置いていくことになる。
67TOV ◆l1l6Ur354A :2008/08/23(土) 01:20:10 ID:R6qRZNbQ0
ユーリは竜使いと共にバルボスの後を追い、巨大な竜巻の中にそびえる塔を発見する。
竜巻を起こしているらしい巨大な歯車で構成された魔導器を竜の攻撃で破壊し、内部へ降り立つ。
そこへバルボスがやって来た。
対峙する二人。

突如放たれた炎が竜使いを攻撃した。
竜から落ちた竜使いを心配するユーリ。炎を放ったヤツラを見つけ、切り伏せた。
だが、バルボスの持つチェーンソー魔導器から、今度は衝撃波が放たれ、ユーリの武器を弾き飛ばした。

竜使いともども、塔─ガスファロスト─の中の一部屋へ閉じ込められるユーリ。
そこには塔を建設するために連れて来られたと見られる連中もいた。
その中の一人がユーリたちを連れて来た傭兵に「早く出して欲しい」と懇願する。
刃物を抜いて脅す傭兵からじいさんをユーリは庇う。傭兵はユーリに斬りかかった。

咄嗟にかばったのは竜使いだった。鎧が砕け、片方の目が見えている。
傭兵が立ち去り、竜使いはその重苦しい鎧を脱ぎだした。
中から出てきたのはクリティア族の女だった。

なぜ自分を庇ったのかと問うユーリに、彼女は「バウル─相棒の竜─を助けてくれたから」と答えた。
また、なぜ魔導器を壊して回るのかと問うと「壊したいから壊している」と語る。

ユーリは彼女にもう少し協力しないかと呼びかけた。
彼女もそれに賛成する。
手がないわけではないというユーリに、彼女はその手を使えと言う。
彼女からOKを貰ったユーリは、突然彼女に殴りかかった。
途端に二人の殴り合いがはじまる。

中の騒動を聞きつけた傭兵達が中へ入る。
その瞬間を見計らい、捕まっていた人たちと一緒に脱出することに成功する。
彼女は「一発は一発だ」と言い、ユーリの頬を叩いた。
彼女は「ジュディス」と名乗り、ユーリはジュディと呼ぶことに決める。

2人はとりあえず屋上の魔導器を破壊することに決め、塔を登っていく。
68TOV ◆l1l6Ur354A :2008/08/23(土) 01:21:02 ID:R6qRZNbQ0
塔の外壁に出ると、そこではエステルたちが戦っていた。
ドンの命令でレイヴンも一緒にいる。
ユーリはジュディスが竜使いであることを伏せ、みんなに紹介した。
そのままみんなでバルボスを倒すため、進むことになる。

みんなが進んでいくが、レイヴンだけ塔を見上げ、立ち止まった。
ユーリは一緒に行くよう促し、立ち去っていく。
レイヴンは物陰にいたデュークに話しかける。
少しは手伝って欲しいと言うレイヴンだが、デュークは「人の世にも興味はない」と言って立ち去ってしまう。


塔の屋上に辿り着いた一行の前に、バルボスが立ちはだかった。
どうやらあのチェーンソーのような剣にはまっている魔核が下町の魔核らしい。
チェーンソー魔導器での強力な攻撃の前に手が出せないユーリたち。

そのへデュークが現れた。彼は「伏せろ」といい、あの剣の力を使う。
途端、バルボスの魔導器は剣先が折れ、使い物にならなくなった。
デュークはそのまま立ち去った。

バルボスは剣を取り出し、最後の戦いを挑んでくる。
戦いはユーリたちの勝利に終わった。

バルボス「これ以上、無様を晒すつもりはない」と言い、ユーリが若い頃のドン・ホワイトホースに似ていると語る。
いつか、ユーリは世界に大きな敵を作り、やがて世界に食いつぶされる…と語った直後、バルボスは塔から飛び降りた。

ユーリは下町の魔核を無事、取り戻すことが出来た。
だが、塔から出てきた一行の中から、いつの間にかレイヴンが消えていた。
ダングレストに戻れば、いつでも会えるさ、と気楽な調子でユーリは言う。

ダングレストに戻り、フレンにバルボスのことを報告しなければならない。
騎士団とギルドの戦いも、どうやらフレンのおかげで丸く収まったらしい。ラゴウもすぐに拘束されるとのこと。
ジュディスもバウルのところへ戻ると言い、みんなと別れる。
残った一行は一路、ダングレストへ向かう。
69TOV ◆l1l6Ur354A :2008/08/23(土) 01:21:54 ID:R6qRZNbQ0
ダングレストへ到着した一行は、騎士団に連行されるラゴウを目撃する。
どうやらまだ悪あがきをしているらしい。
戯言を言うラゴウの前に、フレンがやって来る。
帝国とユニオンとの間に友好協定が結ばれることになったと言う。
ラゴウの野望も潰え、カプワ・ノールも圧政から開放されるであろう。

ユーリは次の執政官がまともな人間であることを願い、エステルは城に戻ったら掛け合ってみると言う。
エスエルは城に帰るというが、ユーリは「まだ帰りたくない顔をしている」と指摘する。
だが、自分で決めたのならいい、と納得した。


夜、宿に泊まって眠ろうとしていたユーリのところへカロルが慌てた様子でやってくる。
ラゴウが評議会の立場を利用し、罪を軽くしたのだそうだ。
途端、不機嫌になるユーリ。
カロルはエステルに掛け合ってみると言い、部屋を駆け出していく。
ユーリはフレンに会いに、駐屯地のテントへ行く。

テントから出てきたフレンは、今回の功績で隊長に就任していた。
フレンもラゴウの罪が軽くなってしまったことを歯がゆく思っていた。
ユーリはこれで終わったわけではない、この理不尽を変えるため、もっと上に行くのだろうと諭す。
ユーリは「オレのやり方でやる」と宣言する。
その言葉を訝しむフレン。

「法で裁けない悪党……おまえならどう裁く?」

そう問いかけ、ユーリは去っていった。
70ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 01:22:48 ID:R6qRZNbQ0
ダングレストの橋の上、男達に何やら渡して指示をしているラゴウ。
評議会の力でフレンへ厳罰を下そうと逆恨みするラゴウ。
その時、周りにいた男が斬り捨てられ、川へ落ちた。

目の前に立っていたのは…ユーリ。

虚勢を張るラゴウ。
「法や評議会がおまえを許しても、オレはおまえを許さねえ」
そう言った直後、逃げようとしたラゴウを背中から斬りつけた。

ラゴウは最期に「あと少しで、宙の戒典(デインノモス)を…」と残し、川へ落ちていった…

ユーリの行動を見ている者がいた…ラピード。
ユーリはそのまま宿へ入り、次の朝を迎えた…


ここまでで第一部完。
第二部へつづきます。
71ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 01:33:03 ID:WLiFYfrF0
てか短いやつは前スレを使った方がいいんじゃないかと
72ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 01:37:49 ID:QlijoiBEO
>>46
ジェフティを降りたのにどうして平気なんでしょうか

平気じゃないから担架で運ばれてんじゃね?
んで乗ってる担架がバイタルセーフティユニット付きなんじゃね?

ともあれ乙でしたー
これの続編を待って何年になる事か
小島さんもうZOEシリーズの事忘れちゃったのかな…
73ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 09:33:23 ID:x5uFsv1pO
ギャラリーフェイク乙です!
74ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 11:57:43 ID:0dfE+z+o0
うお、スレ移ってたのか
前スレでも書いたけど改めて、PCゲーの「暁のアマネカと蒼い巨神」をお願いします
75ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 12:08:19 ID:WLiFYfrF0
>>74
いや
前スレでもどっちでもいいよ
両方見てるから
76ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 12:46:56 ID:iLua9HnJO
とりあえず、忌火起草乙!
最後の最後で本当に、どんでん返しなんだね…
ずっとイビキ草だと思っていたんですが、ツマブキ草って読むんですね!
77ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 14:31:20 ID:WLiFYfrF0
>>76
イマビキ草だってば
前スレに説明が載ってるじゃないか
78ANUBIS:2008/08/23(土) 14:37:05 ID:rpt4K/zJ0
ANUBIS書いたものです〜
ツッコミ入っててごめんよw
あんまりだと判断したらwikiに掲載されるときに
ツッコミらしきところは削除ってください。


ところで、一つ訂正。
一番最後のディンゴが「力は正しいことに使え」のところですが、
正確には、
「力は正しいことに使え、少なくとも自分がそう信じられることにな」で、
ケンに「誰の受け売り?」とからかわれると、「お前の親父さんだ」と返します。

お手数ですが掲載時に訂正お願いしますm(_ _)m
79ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 15:05:49 ID:WLiFYfrF0
>>78
いや、だからさ、
ツッコミを入れるなとは言わないけど、
ツッコミだと明示してほしいわけよ。カッコでくくるとかさ。
たとえば>>45に「とっくにわかってたよ」って書いてあるだろ
それツッコミだろ?でも受け取りようによっては、
ディンゴがそう思ってるようにも取れる。
だからわかりにくい。
ストーリーを知らない人に読ませて解らせなきゃならないわけだし。
そのへん気を使ってほしいわけよ

wikiに収録されてる作品でも、わかり辛いのあって
書き方をちょっと工夫するだけでも随分読みやすくなるのにな〜って思うんだよ
次からは気をつけてくれると有難い。
80ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 15:46:13 ID:S4W++wHv0
イマビキ草すげーね。
ただPS3版が結果的に詐欺っつーのがなんかなぁ。
81忌火起草:2008/08/23(土) 16:18:19 ID:WLiFYfrF0
>>80
後から聞いた話だと
瑠璃色(紺)は納期に間に合わなかったから入ってないらしい
とりあえず瑠璃色でヒントを出して、後で何らかの形でタネあかしをするつもりだったらしい。
ヒントが出されてたら答えにたどり着いた人がいたかもしれない。
そうなってたらガンパレみたいでちょっと面白いよね。
でもヒントすら出されないって・・・なんだかな。

ピンクも実は3つに分かれてて、
2つ目3つ目はオンラインで配信か、パスワードを入れる仕様だったらしい
次回予告が2回入ってたのはそういうことだったのかと今頃納得。
82ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 18:16:17 ID:2Ee3ZIj70
読み手に気を使ったレス乙。
83ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 20:19:03 ID:uNEvIjxlO
.hack vol1〜3まではwikiにありますが、完結編のvol4がありません
誰かお願いします。
84ゲーム好き名無しさん:2008/08/23(土) 20:45:34 ID:x5uFsv1pO
言われて.hack見てきたけど、vol3ってぷっつり切れてるよね。
あれもしかして途中なんじゃないか?
vol3が途中だったら、その状態でvol4書いてもらってもわからないんじゃね?

あと、vol1〜2までは出てこなかったのにvol3で突然名前が出てくるミストラルって何だ?仲間?
脇役だからvol1〜2では省略されてたとか?
85ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 02:08:31 ID:TArncjfpO
vol1の序盤からいる仲間キャラ、
1〜2ではほぼ唯一の魔法系キャラ。
魔法系キャラ自体は他にも居るが、
彼女以外はパーティーに参加可能時期が短いので、
大抵のプレイヤーはレギュラーにしていた。
86トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:30:11 ID:BnvHA6/90
未解決一覧からトリノホシを。

【1章・故郷への長い旅】
惑星コニウス・ブルーは、白鳥座のデネブから20光年離れた距離に位置する未開の惑星である。
地表の98%を海に覆われているこの惑星では、わずかに点在する島々の陸地に独自の生態系が発展していた。
コニウス・ブルーで最も多く見られる生物は、四つの眼と一対のを持つ地球の鳥に似た生き物たちだ。
地球人の目から見ればそこは、そこは大海原に棲む鳥の星である。

少年ヒューゴー・ラマンスキー(ヒュー)は、異星生物学者の父デヴィッド博士、
子供の頃からの親友であるサポートAIのカール(姿はなく、通信ブレスレットに搭載されたプログラム)
とともに、宇宙船ペリカン号に乗ってコニウス・ブルーへと向かっていた。

しかし、着陸間際に宇宙船は小惑星と接触事故を起こす。
ヒューは脱出ポッドに入っていたため難を逃れ、コニウス・ブルーの小さな島のひとつに着陸することができた。
ポッドに積まれていた食料と、着ていた宇宙服の生命維持システムのおかげで
しばらくは生存に困ることはなさそうだったが、通信設備の故障のため救援を呼ぶことができない。
何より、墜落時にブリッジにいた父の生存は絶望的と思われた。

カールはヒューを励まし、ポッドに積まれていた高性能グライダーで
試しに空を飛んで憂さ晴らしをしてはどうかと言う。
父が惑星研究の際に移動手段として用いていたため、今回の航行中にも積まれていたのだ。
カールから操縦を教わりながらおっかなびっくり空を飛ぶヒュー。

初フライトと着陸に成功したヒューに、カールはどこからも救援が望めないことを語る。
この惑星に居住しているのは、惑星調査基地に住むわずか6名の研究者のみで、
どこへ墜落したかも定かでない行方不明者を助けられる人員も設備も彼らは持っていない。
加えて調査基地の位置する場所は、不時着現場から見てほぼ星の裏側にあたる。

ヒューが生存する道は、自力で調査基地まで向かうことただひとつである。
カールはそのためにグライダーの操縦を勧めたのだった。
ただし、前述した通りこの星は地表の98%が海であり、陸地がほとんどないため
正確な地図のない状態でやみくもに飛んでいれば、やがて陸地を見失って遭難してしまう。

カールはヒューの父が残した調査記録を元に、気流を読んで島から島へと渡る渡り鳥を見つけ
彼らの群れに加わることで、道に迷わずに移動することができるだろうと予測した。
鳥たちを観察するうち、運良く一羽の渡り鳥を助けることに成功したヒューは
鳥の発する友好的な声を録音し、これを利用して作った大きな群れと共に次の島へと旅立つ。
87トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:30:33 ID:BnvHA6/90
【2章・指さす空の向こうに】
嵐に見舞われてようやく次の島にたどりついたヒューは、渡り鳥の群れとはぐれてしまっていた。
しかもグライダーのハッチを施錠し忘れ、積んでいた荷物を全て落としてしまう。
これまではポッドに積まれていた携帯食パックのおかげで食料に困ることもなかったが、
今後はこの惑星ので食料を調達して飢えをしのがなければならない。
ぬるぬるした何か、クモのような生物といったグロイ物体も生きるためにはあえて食べるしかない。
もちろん中には毒のある物もあり、間違って食べれば逆に体力を消耗することになる。

渡り鳥を探しつつ、島を散策して食物探しに励むヒュー。
長期保存が利く携帯食料と異なり、島で採取した食料は日が経てば傷み、腐ってしまう。
次の島へ渡るまでには何日も空を飛び続けなくてはならないため、
渡り鳥探しと平行して保存食の調達が必要になった。

ヒューはカールの勧めで、晴れた日に食物を乾燥させて次々と保存食を作る。
生で食べられない食材を、宇宙服に付いているバーナーで焼くことも覚えた。
島にいた川魚を食べる鳥たちに鵜飼いの要領で魚を捕らせることなどにも成功するうち
最初の島で見かけた渡り鳥を再び見つけ、彼らと合流することができた。


【3章・竜の森を越えて】
また渡り鳥たちと別れ、新たな島の西岸にたどり着いたヒュー。
今度の島は東西に長い形をしており、渡り鳥を見つけて次の島へ行くには
中央の深い森を抜けて東へたどり着く必要がある。

ところが島を探索しはじめてほどなく、突然上空を巨大な生き物が高速で横切っていった。
父のラマンスキー博士がこの惑星で一度見たという、「竜」ではないかとヒューは直感する。
ドラゴンに超高空を旅する鳥、と夢のようなことばかり話す父を内心軽蔑していた彼は
それが実在していると知り、竜を探したいという思いが芽生える。

既に巨大な生き物は姿を消していたので、気を取り直して東の森へと向かうと
森の上空に突然黒い鳥の群れが大量に現れ、一斉にグライダーを攻撃してきた。

そのまま飛んでいればひとたまりもないため、引き返して黒い鳥への対策を立てることにする。
父の研究記録によれば、この島に生息するクジラのような大きな鳥は、
羽根が針のように細かく尖っているために攻撃的な鳥から危害を加えられないらしい。
また、島の岩場で偶然一羽だけはぐれていた、お腹をすかせた黒い鳥の子供を助けたことで
黒い鳥の友好の声を手に入れることにも成功する。

黒い鳥の縄張りを抜けると、ヒューは先ほどの生き物の羽音のようなものを耳にする。
「竜」が近くにいるのではないかと考え、カールの制止を振り切って音の方へ飛んでいくヒュー。
すると生き物が不意に全貌を現した。それはファンタジーの世界に登場するドラゴンではなく、
鋭い顎とグライダーのような翼を持つムカデのようなグロテスクな姿をしていた。

凶暴性を発揮して凄まじい早さでグライダーを追ってくる竜から命からがら逃げ切り、何とか着陸に成功する。
体が並外れて大きいため、地面に姿を隠していればそこまでは追ってこられないらしい。
森にいた黒い鳥は、あの竜から巣を守るために攻撃的になっていたのかとヒューは複雑な思いを抱える。
しかし彼らにはどうすることもできない。竜が姿を消した隙を見計らい、さらに次の島へと渡る。
88トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:30:53 ID:BnvHA6/90
【4章・空白の島】
次にヒューがやってきた島は、一本の草も生えていない岩場だらけの不毛の地で
おまけに常に突風と雷雨に見舞われているという最悪の場所だった。
カールが惑星調査団のデータをもとに作った簡易地図上でも
この島だけはほとんど情報がなく、事前にどんな島かを知ることができなかったのだった。

さらに、島の上空を飛んでいると、前の島にいた竜が再び姿を現して襲いかかってきた。
幸いグライダーの高度を下げ、島のあちこちにある渓谷に姿を隠せばやりすごせるようだが
雨と強風で操縦もままならない中の低空飛行は大変な危険が伴う。そして食料も見当たらない。

絶望しかけるヒューだが、たどり着いた岩場のひとつで、偶然鳥の姿を見つける。
その鳥が食べていたものをよく見ると、岩にそっくりな形をしたキノコであることがわかった。
食料の心配がなくなり、また島で初めて鳥の姿を見かけたことでヒューは元気を取り戻す。
また、この島は低気圧の通り道なため、非常に長い時間嵐に見舞われているが
数日に一度決まった周期で嵐が止み、晴れ間が訪れることをカールが発見した。

竜と遭遇する危険はあるが、次の島に向かうためには一度島の上空へと高く昇り
岩場を抜けて北側の渓谷にたどり着かなければならない。
わずかな晴れ間をぬって、できるだけ多くの鳥を島から連れて逃がしてやろうと考えるヒュー。
ところが飛行中、突然グライダーのアクセルがきかなくなったり
ヒューが話しかけてもカールが返事をしないという奇妙なことが起きはじめる。

実はヒューのグライダーは、嵐の衝撃などによって内部のコアチップが破損し、
既に上昇や加速を行うことができない、旅をするための飛行に耐えない状態になっていた。
カールが飛行中に返事をしなかったのは、会話するためのメモリを操縦に割り振り、
自分の処理能力を使ってグライダーの制御に専念していたためだったのである。

これ以上先の島に進むためには、グライダーのチップを交換するしかない。
カールは自分に積まれている同型のコアチップを移植して、グライダーを修理しろとヒューに言う。
そのためにはチップを初期化しなければならない。カールは「消える=死ぬ」ことになる。

だがヒューは共倒れになるとわかっていても、友達であるカールを犠牲にはできなかった。
このままグライダーの機能が低下し、それを補うために一切会話をすることができなくなったとしても
カールは彼にとって大事な親友だったのである。
89トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:31:15 ID:BnvHA6/90
【5章・瓶の中の手紙】
動力を失いかけた状態で無理な飛行に臨んだため、グライダーは方向を見失って墜落する。
ヒューは海に落ち、意識を失った状態でかろうじて島に流れ着いたらしい。

カールはグライダーの制御をするため、既に視覚モジュールを廃棄していた。
センサーで外部入力してやらなければ何も見えない状態になっていた彼のために
ヒューは上空へ昇り、太陽の位置を確認してカールに現在地を確認してもらうことにした。
するとグライダーは当初予定していたルートを大幅に外れており、
おそらく鳥が渡ることすら不可能なほど周囲から孤立した島に流れ着いていたことがわかった。

しかしヒューは偶然、巨大な白い鳥が島の中央にある火山の頂へ向かっているのを発見する。
カールによれば、その鳥は高い山で稀に見かけられるストリーマーと呼ばれる鳥で
高空をジェット気流に乗り、星の裏側まで飛ぶことすらあるという。
その鳥の助けを借りて島を脱出するため、上昇気流の助けを借りながら
ヒューは機能の低下していくグライダーで何とか火山の頂上付近にたどり着く。
そこには先ほど見つけた白い鳥、ストリーマーが一羽、羽根を休めていた。

「カール! やったんだぜ、俺達!」そう話しかけたヒューに、だがもうカールは答えなかった。
飛行中、ついにグライダーの機能は致命的に低下し、リンク制御できる限界を超えていたのである。
カールは自分のメモリ全てを破棄してグライダーに明け渡していた。
「旅を続けてくれ、そして地球へ帰るんだ」という、ヒューに宛てられたメールだけが残されていた。

ストリーマーがカールの通信ブレスレットを気にしているようなので、
ヒューはそれを親友の抜け殻だと語り、鳥の脚に付けてやった。
空が凄まじい嵐で荒れ狂う中、ストリーマーはヒューについてこいと誘うように鳴く。
意を決したヒューは、鳥と共に超高空をただひたすら飛び続けた。



【6章・旅の再開】
ストリーマーの助けを借り、本来のルートからはかなり外れたものの
ヒューは基地へ向かうことが可能な島のひとつに着陸することができた。
だがここからは、カールの助けなしに独りで旅を続けなければならない。

島でまた新たな種類の大きな渡り鳥を発見したヒューは、
父の研究データから、その大きな鳥が別の種類の鳥と行動を共にする習性があると知り
2種類の鳥を集めて群れを作ることに成功。再び次の島へと渡る。
90トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:32:27 ID:BnvHA6/90
【7章・静寂の楽園】
気候の良い群島に到着したヒューだが、不思議なことに島の上空には一羽の鳥も見当たらない。
どうやら島の周囲に生息する無数の巨大な羽虫が鳥を補食しているせいで、
鳥たちはみな飛ぶことができず、陸地に隠れて暮らしているようだ。

いくつかの島に点在していた旧調査基地の廃墟を発見したヒューは
父・ラマンスキー博士の調査資料を手がかりに、この群島周辺でかつて父があの「竜」と遭遇したことを知る。
襲ってくる羽虫はこの島で繁殖した竜の幼生ではないかと推測を立て、
岩場に産みつけられていた大量の卵を取り除くヒュー。
これまで羽虫の数に圧されていた肉食の鳥が、数の減った羽虫を一斉に補食しはじめたため
次第に羽虫が減り、鳥の姿が空に見られるようになってきた。
ヒューはその中に新たな渡り鳥を見つけ、彼らと共に北を目指す。


【8章・クラッシュ・ポイント】
新たな島を上空から探索していた際、ヒューは島に不自然な直線上の焼け跡が数多くあるのを発見する。
そのひとつに降り立って探索してみると、そこにはヒューと父親が乗っていた宇宙船の残骸があった。
父を探して他の焼け跡を探索しようとした時、突然空を赤いグライダーが飛んでいくのを目撃し
慌ててヒューはその後を追いかける。

グライダーの操縦者はエミリーという少女だった。
宇宙船の墜落で消息不明になったヒュー父子を捜すために調査基地からやってきたのだという。
高飛車な態度を取るエミリーに、植民星タウ・セチ出身の彼女に対する差別心もあり反発してしまうヒュー。
(タウ・セチはまだ技術が未熟な時代に入植された星であるため、住民は体に様々なインプラントを施し
 成人しても大きくならない体や、機械パーツのように自由に取り替え可能な臓器を持っている。
 また、エミリーのような幼い年齢でも成人として認められているので、地球人から見ると奇異に映るらしい)

ともあれ父・ラマンスキー博士の消息を探して二人で焼け跡の探索を行うが、博士の姿は見当たらない。
調査していない高台にも破片があるのではと推測したエミリーは、グライダーにリミッターが施されているため
高度を上げられないヒューを残して独りで高台へと昇っていってしまう。

ヒューがなかなか戻ってこないエミリーを心配し、上昇気流を利用して高台に昇ってみると
エミリーは宇宙船の残骸の周辺に発生した火山ガスにやられて倒れていた。
幸いにも体内に埋め込まれている生命維持システムのおかげで命に別状はないようだ。
ブリッジの残骸の中に父の姿はなかったが、周囲に残っていた靴跡を見たエミリーは
別ルートで父子を捜索していた同僚のジェレミー博士が、おそらく先に父を見つけて回収したのだろうと語る。

数日前に落雷の影響でセンサーが故障し、エミリーの地図が使えなくなってしまったとのことなので
ヒューはこれまで通り、渡り鳥を探して彼らと共に島を渡ることを提案する。

島を離れる直前、噂で聞いている印象と随分違うとエミリーはヒューに言う。
博士が仕事で長く家を空け、研究に没頭して家庭を顧みないことへの寂しさから
これまでヒューは父親に反発し、父の仕事にも興味を示そうとしなかった。
しかし、実際にコニウス・ブルーの生態系に触れ、博士の研究資料に何度も助けられてきたヒューは
いつしかこの惑星の鳥たちを愛する気持ちが芽生え、同時に父の思いを理解していたのである。
91トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:33:19 ID:BnvHA6/90
【9章・反目のふたり】
研究施設のある島まであと一歩というところまでたどり着いた二人。
先へ進むためには高山を越える必要があるため、エミリーは自分のグライダーと
ヒューのグライダーをリンクし、高度リミッターを外そうと試みる。
それが成功して喜ぶのも束の間、あの「竜」が姿を現して二人に襲いかかってきた。

それをやり過ごして高山の麓へ向かうと、なんとまたしても別の竜が襲いかかってきた。
二匹目の竜の攻撃を受けて内臓を傷つけられたエミリーは飛べなくなってしまう。

体内の医療マシンが彼女の治療をする間、ヒューはカールが残してくれたデータ復旧プログラムから
父とエミリーの祖父であるフェルドマン博士の通信記録を見つける。
エミリーの両親は、地球から来たモラルのない人間が起こした無謀運転による海難事故で亡くなっていた。
物心つく前に親を殺された彼女は、地球人に対して強い反発と憎悪を抱くようになり
行く先々で地球人と衝突したあげく、僻地のコニウス・ブルーに左遷されていたのだった。
エミリーを理解したヒューは、彼女に「助けにきてくれて、見つけてくれてありがとう」と心を開く。

傷の癒えたエミリーとヒューは、南にいた竜を北の山の麓へ誘導し、二匹の竜を同士討ちさせようと思いつく。
うまくおびき寄せることに成功した二人は、竜達が争っている隙をついて
山間に吹き込む強い上昇気流に乗り、最後の島へと渡るのだった。
92トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:33:35 ID:BnvHA6/90
【10章・白銀のゴール】
高山を越えるとそこは北の果て、海に浮かぶ凍土の世界であった。
ところどころに湧いているらしい温水のおかげでわずかに休めそうな灌木の茂みはあるものの、
食料らしき物は何も取れそうにないため、エミリーはヒューに持っていた携帯食を分け与える。

しかし途中で運悪くブリザードが発生し、強風と雪に阻まれて二人は離ればなれになってしまった。
吹雪の中を飛ぶ鳥を頼りに何とかブリザードを抜けることができたヒュー。
幸いエミリーとの通信も回復し、彼女から基地の通信圏内にいることを教わったことで
とうとう基地にいた人々と連絡を取ることができた。
だがそれも束の間、エミリーが高山にいた竜にまたしても襲撃されているのを知り、急いで彼女を助けに戻る。

基地へ向かうルートは、高山にも匹敵する垂直に切り立った氷壁に阻まれているため
上昇気流に乗ってこの壁を飛び越えるか、壁に一カ所だけ開いたクレバスを抜けるかの
どちらかのルートをとらなければならないという。
だが前者は竜の襲撃を、後者は風向きが絶えず変わる強い風をしのがなければ抜けられない。

いずれの道も父が残していた記録が突破口となった。
周辺に生息する、体を風船のように膨らませて身を守る鳥の力を借りれば竜の攻撃を防げ、
真夜中にほんの数時間だけ強風が止む隙を見計らえば風に翻弄されず進むことができる。

氷壁を越えて基地の目前までやってきた二人に、竜が後方から執念深く追いすがってくる。
エミリーが囮にした自分のグライダーを竜もろとも自爆させ、
間一髪脱出した彼女を空中でヒューのグライダーが受け止めることで
二人を何度も苦しめた竜を遂に倒すことができた。

基地で二人は父の同僚ジェレミーとエミリーの祖父フェルドマン教授の出迎えを受ける。
墜落地点でジェレミー博士に救助されていたヒューの父は、
半死半生で未だ意識の戻らない状態ながらも、かろうじて一命を取り留めていた。
驚いたことに父の傍らには、かつてヒューがストリーマーに託したカールの通信ブレスレットがあった。
ヒューと別れた後、墜落地点にやってきたストリーマーの脚に息子のブレスレットを見つけて、
父は生きる気力を取り戻したのだろうとジェレミー博士は語った。

一年後、ヒューは回復した父とエミリーに付き添われ、初めて降り立った島の脱出ポッドを訪れた。
カールが墜落時、ポッドの操縦をするために自分のバックアップを取っていたことを
父から聞いたヒューは、長く眠りについていた親友を迎えに再び島へやってきたのだった。
「おはよう、カール」
「……ああ。おはよう、ヒュー」
ヒューの長い旅は、こうして終わりを迎えた。
93トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:34:05 ID:BnvHA6/90
【超あらすじ】
少年ヒューは宇宙船が墜落して未開の惑星に不時着したが、未開すぎて助けが来ないので
鳥を手なずけながら人がいる所まで高性能グライダーで飛んでいくことにした。
途中デカイ昆虫に襲われたり相棒のサポートAIが犠牲になったり
自分を捜しにきた女の子と合流したり色々あったが何とか人のいる所まで着くことができた。
一緒に墜落して行方不明だった親父とサポートAIも奇跡的に助かった。
めでたしめでたし。

【Bルート】
2章で別の種類の渡り鳥と一緒に東へ向かうといきなり6章へ飛ぶ(やっぱりカールは犠牲になる)。
大体の話はAルートと一緒だが、父親は墜落現場で既に死亡していることがわかる。
カールも父親がいないので脱出ポッドで休眠したまま放置。

【Cルート】
4章でカールの言う通りチップをグライダーに移植するといきなり9章へ飛ぶ。
AとBのルートだと凍土でエミリーが携帯食料を分けてくれるが、ひとりぼっちで食料も見つからないため
餓死寸前まで追いつめられたヒューは、最後の手段として鳥を捕まえて食べることになる。
ラストで追いかけてくる竜は、基地を見つけたヒューが「もうこれ必要ないや」と
宇宙服に内蔵されていた生命維持用の液体を排出したところ、
その中のナノマシンの一つが竜に致命的な毒であったらしく、それに当たって死んでしまった。
自分も鳥を食べて生き延びたため、他のルートと違ってヒューが竜に「ごめんな」と謝る。
やっぱり父親とカールは助からない。

以上です。
94トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 13:37:42 ID:BnvHA6/90
しょっぱなから誤字とかもうねorz

>>86
× 地球人の目から見ればそこは、そこは大海原に棲む鳥の星である。
○ 地球人の目から見れば、そこは大海原に棲む鳥の星である。

あと章の間の行間が多くてウザイ所がいくつかありますが、まとめの際に修正して頂けると幸いです。
95ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 14:29:20 ID:w9/XPSpt0
トリノホシ乙です

ところで1章の
>四つの眼と一対のを持つ地球の鳥に似た生き物
”一対の”の後が抜けているように思えるけど
ここに入るのは翼あるいは羽といった単語かな?
96ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 14:45:31 ID:LdRMg0c80
> タオルケットをもう一度2

お願いします
97ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 15:09:40 ID:3Drdg6z2O
トリノホシ乙です
シンプルだけどきれいにまとまったいい話だね
98Portal:2008/08/24(日) 18:42:23 ID:b+/ib9xB0
Harf-life2の番外編。

舞台はApertureScience社(HL2-episode2参照)所有の
武器テスト施設EnrichmentCenter。

ここで目覚めた主人公は、その正体も不明瞭なまま
ワープホールを作ることができる便利な銃:
携帯portal装置のテストをやらされることになる。
舞台背景は音声アナウンスで語られるのが大半だが、
内容が色々狂ってるのでどこまで真実か不明。

最初はスイッチにブロックを乗せて
ドアを開くような簡単なものだったが、
先に行くにつれ内容が危険なものになっていく。

触れたら即死のエネルギーボールが出てきたり、
水に落ちたら即死だったり、
軍事用タレットが実弾を撃ってきたり、
隔壁裏に前回試験者の遺言があったり
アナウンスが狂ってきたり、
テストを完了しても行き先が焼却炉だったりする。

ついにポータル銃を使って逆襲に出る。
テストチェンバーの外に出るが、
監視室など、どこにも人の姿は無い。
主人公は施設を管理するAI:GLaDOSを破壊し、
施設の外へと脱出するのであった。

以降はHL2-episode3に続く?
99Portal:2008/08/24(日) 18:46:09 ID:b+/ib9xB0
登場人(?)物

ApertureScience社
ブラックメサのライバル企業。
アイデア数では勝り、実用化したものは少ないが。
ポータル技術については最先端。

主人公:
詳細不明。バネ仕込の義足で高所からの落下も平気。
黒人女性で何者かのクローンらしい。
GLaDOS統治下のもと、テスト→死亡→復元を延々とやっていたが、
ついにポータル銃の完成=GLaDOSの撃破に成功し、
這う這うの体で施設から脱出する。
何代か前のクローンも脱出に成功したらしい。
ep3で元ブラックメサの人に助けられるかも?

GLaDOS:
EnrichmentCenterを統括するAIであり
どんどん狂っていく音声アナウンスの主。
暴走して、神経ガスによって施設の職員を皆殺しにし、
その後も無人の施設でずっとテストを続けていた。
主人公にコアを破壊されて脱出を許すが、予備のコアはまだまだ沢山ある。
エンディングで彼女が唄う「Still Alive」では
自分は破壊されたが、そのデータで銃が完成したのが嬉しいらしく、
まだまだ次の実験を続けていくつもりらしい。
100ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 18:46:46 ID:Hb69l9CD0
トリノホシ乙。

PCのジェネレーションエクスを書こうかと思ったんだが、
はたしてアレは18禁に入ってしまうのだろうか。
そして需要もあるのだろうかw

>>96
>ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。
>・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。

101ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 18:53:46 ID:b+/ib9xB0
以上、PCゲーム/XBOX360で出てるPortalでした。
パズルゲームなんで短いですが、内容はかなり濃いです。
102ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 19:08:22 ID:PZMsnSer0
>>100
軽々しく18禁とか言わないでくれ
倫理団体の審査を受けたりして18禁に区分されてるんじゃ無ければOK
公式HPをチラッと見たがどのへんが18禁だと思ったのか小一時間問い詰めたい
内容は大人向けかも知らんが、販売区分は18禁じゃないだろと。
あと>>96はただのクレクレだからほっとけ
103ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 20:22:03 ID:3Drdg6z2O
ちょっととげとげしくない?
もっとフレンドリーな言葉を選んで話すと印象がぐっと柔らかくなると思うな
104ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 21:09:35 ID:2RsLS1dD0
軽軽しく18禁とか言うのでカチンときちまった
105ゲーム好き名無しさん:2008/08/24(日) 21:46:41 ID:dcB5DMwW0
>>104
切れやすい年頃なんですね、わかります

トリノホシ乙でした
106トリノホシ〜Aerial Planet〜:2008/08/24(日) 21:52:18 ID:BnvHA6/90
>>95
すみません。一対の翼もしくは羽根でおkです。
107ゲーム好き名無しさん:2008/08/25(月) 03:03:28 ID:cM+10sITO
>>101
こらこら、PORTAL最大の癒しキャラ、コンパニオンキューブとタレットが出てないじゃないか

まぁ乙
108Portal:2008/08/25(月) 04:40:25 ID:kAGlWD+x0
登場人(?)物の追記
コンパニオンキューブ:
TC17に登場。
キューブ自体は他のステージでも登場し、
掴んでスイッチに置く、足場にするなど、よく出てくる仕掛けだが、
このステージではキューブにハートマークが付いている。GLaDOSからも
「コンパニオンキューブは喋りません。もし何か聞こえたら幻聴です。」
とか言われる。当然だが喋ることはない。
また隠し部屋(前回被験者が使用?)には、多くの写真があったり、
キューブを奉るような落書きがあったりする。
最後はGLaDOSの指示で、主人公によって緊急知能焼却炉に投棄される。

登場人(?)物の追記の追記
タレット:
TC18から登場。トラップの一つで
見た目や台詞は愛らしいが実弾仕様。
こちらを見付けると容赦なく発砲してくる。
掴む、物をぶつけるなどで簡単に行動不能にできる。
109ゲーム好き名無しさん:2008/08/25(月) 10:53:29 ID:cM+10sITO
>>108
ケーキやるよwww乙ww
110ゲーム好き名無しさん:2008/08/25(月) 10:58:28 ID:Zs17WMFZO
なんかもう18禁にトラウマでもありそうなキレっぷりだなwww

18禁…せいぜい「肉奴隷」とかかなー。
後はノノが胸丸出しとか。
むしろネタ的にヤバいのは中華とか愛国学会だと思うけどねwww
111ゲーム好き名無しさん:2008/08/25(月) 11:08:35 ID:xaxwfNhK0
アヌビスの
>心臓も肺もないのにOFに繋がれて生きてるとかぶっ飛んだ設定は彼ならでは・・なのかも。
は、心肺機能は機械で補って、その動力はジェフティから取ってるってことだったはず。

だから、ジェフティから降りると死ぬってのは、
体内の心肺機能を補っている機械の動力が断たれて停止するってこと。
=相応の動力源があれば外に出ても大丈夫。
112ゲーム好き名無しさん:2008/08/25(月) 18:00:33 ID:4y1ixW6g0
どなたか、携帯電話アプリ「デビルサマナー ソウルハッカーズ Intruder」をお願いできないでしょうか?
113ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 08:47:12 ID:GfsormNZ0
要点だけを短くわかりやすくまとめたほうがいい。
なんかゲーム中のセリフ全部コピペしてるだけの小説スレみたいになってる。
クリア経験者で一部分だけ引っかかりがあるという人にとっても
未プレイで大体のストーリーがわかればいいという人にとっても得るものが無い。

同一人物がやってるのかはわからんが、まとめる能力がないのか?
それとも本人もスt−リーを把握してなく、全コピペするしかできないのか。
114ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 08:59:43 ID:yVobtHjS0
釣り?
115ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 09:53:37 ID:k4QsACMD0
ゲーム中のセリフをコピペw
116ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 10:06:35 ID:ZUKbx32N0
ここは2ch誰が何言おうと問題はない。
が、それに従う必要もないわけだ。

要するに気にすんなってことだ。
117ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 11:13:08 ID:NQaNm0ol0
>>113
君の言うようなスレは別にあるから。

【読むのも】ストーリーを要約してもらうスレ 2【面倒】
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1145367885/
118ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 13:59:19 ID:xrEESyvKP
>>113
要請が「詳細に」の場合もあるから仕方ない

まあ、長くなりすぎてノベライズの域になったら細かいとこは支障ない範囲で後で削るけど
119ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 15:01:44 ID:bhkmJUkUO
これだけ続いてるスレなら長短議論などとっくに通り過ぎた道だと思わないのか
テンプレは絶対読みたくないでござる派なのか
それとも全て承知の上で一時のエンターテインメント(笑)を提供してくれているつもりなのか…

まー短縮スレの方も長いよそんだけ書くならこっち来いってのもいるけどな最近は

自分は長過ぎたらウィキ上げるときに頭に超短まとめ付けるようにしてる
120ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 21:49:53 ID:1PmFDRpT0
>スt−リー
大奥記がリクされなくてご機嫌斜めなリアル申し開きの人ですか?
121ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 22:13:34 ID:9RzHar0O0
まぁ確かに取捨選択が下手なまとめが多いって気はするな
俺もセリフの羅列よりはちゃんと骨子が見えるダイジェストを望むw
122ゲーム好き名無しさん:2008/08/26(火) 23:14:36 ID:gPOG2gbsO
会話内容でストーリー展開するっていうのは良くあるから別に気にしねー
123SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:49:09 ID:kd5NJ9rn0
何故か未解決一覧に載ってなかったスナッチャーの投下行きます。
スナッチャーは色々なハードから発売されていますが、ここでは最も新しい
セガサターン版とプレイステーション版のシナリオを下敷きにしています。
124SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:49:27 ID:kd5NJ9rn0
時は2042年12月。
およそ50年前、モスクワのチェルノートン研究所で起きた大規模なバイオハザードにより
開発中の強力な細菌兵器が全世界に拡散し、人類の1/2が死に絶えた世界。

生き延びた人々が作り上げた電脳都市ネオ・コウベでは、人類が前世紀以来の危機にさらされていた。
それは、毎年冬になると現れては人を殺し、その人間の姿を完全にコピーして
社会に溶け込もうとする謎の生命体・バイオロイドの存在である。
彼らは人間になり変わる(スナッチする)者、すなわち「スナッチャー」と呼ばれていた。

政府はスナッチャーに対抗するため、特殊警察班JUNKER(ジャンカー)を組織する。
ギリアン・シードはその日、新任の捜査官(ランナー)として配属を命じられた
ネオ・コウベのJUNKER本部へと向かっていた。

彼は3年前の2039年、妻のジェミー・シードと共にシベリアで軍に保護された過去を持つ。
双方発見時に全ての記憶を失っており、所持品から名前と二人の関係までは判明したが
それ以外のことについては現在も謎に包まれたままであった。
夫婦であったらしいとはいえ、全ての記憶を失っていた二人の生活は長く続かず
彼らは2年前に別居。ギリアンは軍で特殊訓練を受けたのち、JUNKERで働く道を選んだのだった。
125SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:49:53 ID:kd5NJ9rn0
【ACT-1 SNATCH】
JUNKER本部に到着したギリアンは、受付嬢のミカ・スレイトンに案内されて
局長のベンソン・カニンガムと対面した。
近々行われるキョウト・サミットまでにスナッチャーを全滅させるプランを発表するため、
ギリアンにスナッチャーの正体や弱点を調査して欲しいとベンソン局長は命ずる。

メカニック室では技師の老人、ハリー・ベンソンからJUNKERの装備を受け取る。
強固な外骨格を持つスナッチャーの唯一の弱点である額を撃ち抜くためのブラスター、
そして小型の二足歩行ナビゲーターロボット「メタルギアmk-II」である。

配属して間もないギリアンに、彼を除けば現時点でJUNKERに所属する唯一のランナーである
ジャン・ジャック・ギブスンから緊急連絡が入った。
ギブスンは廃工場にスナッチャー達を追いつめたので応援を頼みたいという。
手に入れたばかりのブラスターを携え、ギリアンはメタルギアと共に
トライサイクル(ホバーや高速飛行も可能な未来パトカー)で現場へと直行する。

工場跡にはギブスン専用のナビゲーターロボであるリトル・ジョンの残骸、
そして首を引きちぎられた無惨なギブスンの遺体が残されていた。
遺体が格闘の末に残した毛髪と皮膚組織をメタルギアが採取して分析すると、
毛髪は男、皮膚は女のもので、持ち主はどちらもスナッチャーに間違いないことがわかった。

周囲に気配はなかったはずなのに、既に調べたはずの場所に仕掛けられた時限爆弾や
スナッチャーの偵察用小型ロボットに翻弄され、敵の恐ろしさを実感するギリアン。
辛うじて脱出した工場は爆発で完全に吹き飛んでしまった。

デカ部屋でギブスンの私物を捜索してみると、チェスの女王の駒とフロッピーディスクが見つかった。
検死によると彼は胃潰瘍にも関わらず、数時間前に鯨の肉を食べていたらしい。
足取りを掴むため、受付のミカに鯨料理の店に心当たりはあるかと尋ねてみると
ギブスンが昔から使っていた中国人の情報屋、ナポレオンなら知っているかもしれないという。
126SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:50:17 ID:kd5NJ9rn0
ギブスンの家には一人遺された娘のカトリーヌがいた。
古いパソコンに本部で手に入れたフロッピーを入れてみると、
ギブスンが生前に調査したスナッチャーに関する記録が残されていた。

スナッチャーは不完全な人工皮膚の構造上、紫外線を多く含む太陽光を長時間浴びると
皮膚組織がガン化してしまうらしい。人間で言う日焼けが命取りになるということだ。
これを避けるために彼らは冬に現れ、夜間を中心に活動するのだろうとギブスンは考えていた。

ガン化した黒ずんだ皮膚とそれが発する悪臭、
彼らの潜伏先と思われる場所に群生するスノー・スギの花粉、
皮膚ガンを防ぐための日焼け止めの使用、これがスナッチャーを見分けるポイントだという。

さらに記録には、スナッチャーが人工皮膚のメンテナンスを行う病院があり
ギブスンがそれを見つけたと続いていた。
記録の末尾には「バウンティ・ハンターのランダム・ハジルという男には気をつけろ」
というメッセージが残されていた。

ギブスンが遺していた手掛かりを偶然見つけ、情報屋ナポレオンとの接触に成功するギリアン。
ネオ・コウベで唯一鯨料理を出すというパブ「OUTER HEAVEN(アウターヘブン)」へ向かうと、
店のダンサーからギブスンが常連客を追って行ったという情報が手に入った。

彼女から聞き出した特徴をもとに作成した常連客のモンタージュに、
「イワン・ロドリゲス」というエアロサーファーと「フレディ・ニールセン」というタクシー運転手、
二人の男がデータベース上で一致した。

まずはイワン・ロドリゲスに目星をつけて住所を訪ねるギリアン。
ドアを開けるなり襲撃して来たイワンだが、彼はスナッチャーではなく覚醒剤の売人で
刑事が来たので捜査の手が及んだと思い込んだだけであった。

残るフレディ・ニールセンの住居には、フレディの妻のリサがいた。
浴室に置かれた日焼け止めに気づいたギリアンにリサが襲いかかって来る。
えぐられて金属の露出した頬を見るに、ギブスンを殺した女のスナッチャーに違いない。

敵を倒した二人は表に出るが、誰もいないはずの部屋に明かりがついたことに気付く。
再び室内へ戻ると、突然背後から現れたフレディがギリアンを羽交い締めにしてきた。
スナッチャーの怪力になすすべもないギリアンだが、すんでのところで窮地を謎の男に救われる。

フレディのスナッチャーを撃ち殺してギリアンを救った男は
バウンティ・ハンター(スナッチャーを狩って賞金を得る民間人)のランダム・ハジルだと名乗った。
どうやらランダムはギブスンの調べた情報をどこからか手に入れたらしく、
スナッチャーが人工皮膚のメンテナンスを行う病院を探せと言い残してバイクで去る。
127SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:50:47 ID:kd5NJ9rn0
【ACT2 CURE】
ギブスンが追っていたスナッチャーの病院を捜すギリアンとメタルギア。
ナビゲーターロボのリトル・ジョンから回収されたメモリに残されていた
どこかの病院のネオンサインらしき画像が唯一の手がかりである。
画像では「OLEEN」と読めるが、ヤミ医者だとしたら名前が判明しても捜索は難しい。

ネオ・コウベの薬品は全てコウベ薬科研究所を経て流通しているという情報を得て
そこに勤務する妻のジェミーに連絡を取り、念のため調査を頼む。

「カトリーヌがギリアンに渡したい物があると連絡をして来た」という連絡を受けて向かってみると
ギブスン家の書斎は何者かによって酷く荒らされ、カトリーヌの愛犬が惨殺されていた。
行方不明のカトリーヌを案じながら自宅に戻るギリアンだが、なんとその室内で彼女を発見する。
恐怖に耐えられず、住所を調べて勝手に家に入ってしまったのだとカトリーヌは語る。

彼女が渡したい物とは、居間を整理していて偶然見つけたという闇病院のリストだった。
3000件を超えるリストの中から、ギリアンは「クイーン病院」に目星をつける。
ギブスンが残した女王の駒と名前が一致する上、リトル・ジョンのメモリに残されていた
「OLEEN」というネオンサインが「QUEEN」の文字の一部が欠けた物と推測するとつじつまが合う。

警察にカトリーヌの保護を頼み、ギリアンとメタルギアはクイーン病院へと向かう。
病院内は至るところに埃が積もり、廃業して久しい病院のようにしか見えなかったが
院長室とおぼしき場所で中国語で書かれたカルテを一枚だけ見つけることができた。

人名らしき箇所が意味不明の漢字の羅列になっているため、ナポレオンに意味を尋ねてみると
それは元素記号を表す中国語を使用した簡単な暗号で、解読すると
「Be・N・S・O・N」という人名になることがわかった。

JUNKER本部にはその名を持つ二人の人物がいる。
局長のベンソン・カニンガムと、メカニックのハリー・ベンソン。
どちらかがスナッチャーであり、JUNKER本部の内通者である可能性が高い。
スナッチャーに行動を先回りされていたのは、捜査中にこれまで仕入れた情報が
全て自動的に本部へ転送されていたためだったのである。

情報の転送を遮断し、JUNKER本部へ向かう二人。
局長もハリーも留守のようなので、その隙に局長室とメカニック室を調べてみる。
ハリーのデスクからはOUTER HEAVENのマッチと「Face to Face」という謎のメモ、
局長室からは、白地が「向かい合う顔」のように見える花瓶の絵の裏に隠された
50年前のモスクワの赤の広場の写真が見つかった。

OUTER HEAVENはギブスンが突き止めたスナッチャーの狩り場である可能性が高い。
また、ニールセン夫婦の家に飾られていた半世紀前のモスクワの地図といい
クイーン病院の院長室に飾られていたモスクワの寺院の絵といい、
スナッチャーに関わりの深い場所には昔のモスクワに関係する物がよく見られる。

どちらがスナッチャーであるのかと迷うギリアン。今の段階では断定の決め手に欠ける。
中国語のカルテが罠であれば、どちらも本物の人間である可能性すら否めない。
128SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:51:49 ID:kd5NJ9rn0
本部を出ると、ジェミーから連絡が入った。
クイーン病院の院長、陳周鳳が過去に地下の拡張工事を行った記録があるのだという。
地下の医療施設でヤミ営業を行っていた陳をスナッチャーが殺して入れ替わり、
彼の使っていた設備をそのままメンテナンス施設として転用した可能性が極めて高い。
地上の廃棄された設備はそれを隠すためのカムフラージュだったのだ。

クイーン病院へ向かう二人。だが途中、トライサイクルが見当違いの方向へ加速し始めた。
スナッチャーに細工されたと気づくが時すでに遅く、急カーブの目前で絶体絶命の危機に陥る。
するとそこへランダム・ハジルが助けに現れた。
時速250kmで走行する車からバイクへ飛び移り、ギリアンたちは辛うじて九死に一生を得る。

巧妙に入口の隠されたクイーン病院の地下では、最新鋭の医療設備が稼働していた。
厳重にロックされた施設内の一室で、三人は四体の白骨死体を発見する。
身元のわかる状態で発見されてしまっては正体がバレてしまうため、
スナッチャーは殺した人間の死体をこの病院のモルグに隠していたのだ。

様々な人々と接する機会の多いタクシー運転手のフレディ・ニールセンをスナッチし、
客として乗って来た人間からOUTER HEAVENがスナッチに適した場所であることを聞きつける。
そこで犠牲者を物色していたのをギブスンが掴んだというのがおおよその流れと思われた。

メタルギアがCG上で4体の白骨死体の頭部を復元してみると
そこにあった遺体はフレディ・ニールセン、リサ・ニールセン、院長の陳周鳳、
そして最も新しい死体がJUNKER局長のベンソン・カニンガムであることがわかった。
ハリーが局長の正体に勘付いて「Face to Face」のメモを残したことに気づいたギリアンは
JUNKER本部に残ったハリーとミカが危機に晒されていることに気付く。

その時、陳周鳳のスナッチャーが仲間を引き連れて三人を奇襲した。
陳は不完全だった人工皮膚が間もなく新しい協力者を得て完成すること、
それが成った暁には世界中がスナッチャーの制圧下に置かれることを語る。

奇襲で脚に重傷を負ったランダムは死を悟り、通風口にギリアンとメタルギアを逃がす。
そして隠し持っていた爆弾でクイーン病院もろとも自爆した。

ランダムの犠牲を嘆く暇もなく二人は通風口を進む。
迷路のように入り組んだ内部を抜けると、そこは地下鉄の廃道であった。
スナッチャーたちは人目にも日光にも触れずに神出鬼没の行動を取るため、
ネオ・コウベに縦横無尽に張り巡らされていたこの地下道を利用していたのである。

地下道に唐突に延びたハシゴを上ってみると、なんとフレディ・ニールセン宅の浴室に出た。
外で停車中のタクシーに潜んでいた陳のスナッチャーを今度こそ完全に倒し、
その車に乗ってたどり着いた本部は既に襲撃された後だった。
129SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:52:12 ID:kd5NJ9rn0
ミカはハリーによってシェルター状の受付ブースに匿われ無事だったが、
ハリーは局長のスナッチャーによって瀕死の重傷を負い、ギリアンの腕で息を引き取る。

ハリーが命がけで本部内に閉じ込めてくれた局長のスナッチャーを追いつめるギリアン。
ミカを人質に取られながらも何とか戦いに勝利すると、
スナッチャーはロレイン博士という新たな協力者を手に入れた今、
ギリアンの記憶が戻らない限り人類に勝ち目はないと言い残して機能を停止する。

その時、ジェミーから緊急連絡が入った。
記憶が戻った、自分たちは大変なことをしてしまったと涙を流すジェミー。
「あの子を人質に取られている、マッドナー博士も一緒だ」と彼女は言うが
記憶のないギリアンには言葉の意味を理解することができない。
そして、彼女の背後に唐突にスナッチャーが現れた。
「ロレイン博士を協力者として預かっている、我々のクレムリンで」
驚くギリアンにスナッチャーはそう言い残し、そして通信は切れた。
130SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:52:36 ID:kd5NJ9rn0
【ACT3 JUNK】
ネオ・コウベの処遇について決議が行われるという、キョウト・サミットが12時間後に迫っている。
それまでに敵の本拠地を突き止め、敵の元凶を叩かなければ
この都市はスナッチャーもろとも核で滅ぼされる可能性が高いとミカとメタルギアは語る。

先ほど連絡して来たジェミーの映像はどうやらネオ・コウベに間違いないようだが
正確な場所までは判別できそうになく、今のところ本拠地の捜索は手詰まりに等しい。

ギリアンは自分が誰であるのか、知っていることを教えろとメタルギアに迫る。
局長の死亡によりJUNKERのセキュリティ管理者がギリアンに移ったため、
メタルギアはこれまで政府の最高機密事項に属していたという彼の過去を話しはじめた。

ギリアンとジェミーは3年前、モスクワ・クレムリンの研究施設にあった地下シェルターから
コールドスリープのポッドに入った状態で発見されたのだという。
長期間の人工冬眠の後遺症か、蘇生された彼らは全ての記憶を失っていたが
救出当時に持っていた家族写真の切れ端からいくつかの事実が明らかとなった。

ギリアンとジェミーは1970年代に生まれたアメリカ人で、1985年に消息を絶っていること。
彼らには息子がおり、それはJUNKERでメカニックを務めるあのハリー老人だったこと。
その事実をハリーは知らされないまま、家族の写真だけを拠り所に死んでいったこと。

彼らを発見・救出したシベリア探索隊は、スナッチャーの手によりほぼ全滅したらしい。
スナッチされたとすればその機会はシベリアにしかないと確信した政府は、
二人の素性とスナッチャーの正体を解明するために彼らをJUNKERへ派遣し、
スナッチャーとの接触で記憶の回復を促そうとしたのだという。

ジェミーが捕らわれている場所を突き止めるため、ギリアンたちは情報を整理する。
スナッチャーの活動範囲は地下鉄の廃線が通り、スノー・スギの繁殖するイナ川流域付近。
そして彼らは「50年前のモスクワ」のイメージに異様なほど固執している。

モスクワとスノー・スギの繁殖地の地形が酷似していることに気付いたギリアンは、
彼とジェミーがモスクワで発見された場所・クレムリンをイナ川流域の地図に当てはめ
そこにあった古い無人の教会を「第二のクレムリン」だと推理する。

雪に似たスノー・スギの花粉が舞う中、ギリアンとメタルギアは最後のトライサイクルで教会へと向かう。
教会には「創造主マッドナー」と題された、ランダム・ハジルに酷似した人物の肖像画が飾られていた。

その奥に続いていた工場のような施設で、スナッチャーの秘密が次々に明らかとなる。
スナッチャーの金属骨格はクレムリンの自動工場で製造され、スナッチで人間と入れ替わった
シベリア捜索隊によってネオ・コウベに送られて来ているらしい。
この教会の内部で襲撃予定の人物に合わせた骨格と体格の調整を行い、
人工皮膚の定着、体毛の移植といった作業を行っているようだ。
131SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:53:13 ID:kd5NJ9rn0
スナッチャーの本拠地が発見されたため、軍は間もなくこの教会を
キラー衛星で跡形もなく消滅させるつもりだという。
中にいるジェミーを救出するため、ギリアンはメタルギアに軍との時間稼ぎを依頼して一人で奥へ進む。

そこにはジェミーと、グロテスクに機械化した脚を持つ異形の老人の姿があった。
老人は彼女やギリアンのかつての同僚、エリヤ・マッドナーだと名乗る。
スナッチャーによる殺人もジェミーの誘拐も、すべてこの老人の差し金によるものだった。

50年前、エリヤ・マッドナーは父のペトロヴィッチ・マッドナー博士と共に
旧ソ連の保守派が各国の首脳をスナッチし、世界を支配するために企てた
「スナッチャー計画」を遂行するための研究者として選ばれた。
アメリカから拉致されて来たギリアン・シードとジェミー・ロレインもその一員であった。

研究一筋の人生で初めてジェミーに恋心を抱き、片思いをしていた若き日のエリヤは
後からやってきたギリアンに彼女を奪われ、その恋が破れたことに深く傷つく。
冷戦の終結と保守派の失脚でこれまでの研究内容が全て廃棄処分となり、
ジェミーが本国へ戻されることが決定したと知ると、彼は狂気の計画を実行に移した。

「邪魔者を全て排除し、ジェミーと二人でバイオロイドを完成させる」
そのためにエリヤはまず、チェルノートン研究所の細菌兵器を拡散させて
超規模のバイオハザードを起こし、多数の人間を死に至らしめると同時に世界に混乱を起こした。
あらかじめ細菌兵器が無害化したら目覚めるように設定したコールドスリープポッドを準備し、
逃げ遅れたギリアンとジェミーを冷凍睡眠させて自身も眠りにつく。
やがて時が来たら邪魔なギリアンを放置し、ジェミーだけを目覚めさせるのが彼の目的だった。

しかし、10年後に目覚めたエリヤはジェミーを目覚めさせることができなかった。
いま彼女を目覚めさせても悲しませるだけで、説得する力量もないと悟った彼は
その後の40年をクレムリンの地下にこもったまま、ただ独りで人工皮膚の開発に費した。

そして完成したスナッチャーをネオ・コウベに放ったのが3年前である。
ところが人工皮膚の思わぬ欠陥が発覚したため、やむなくエリヤは父のペトロヴィッチを拉致する。
しかし博士は人工皮膚の研究を拒んだうえ、100歳を超える高齢で体力の限界を迎えつつあった。
そこで手違いで軍に救助されてしまったジェミーを再び捕らえたのだった。

ジェミーの協力は得られなかったが、完全な人工皮膚のサンプルが手に入ったとエリヤは言う。
彼の言葉と共に現れた培養ポッドには、一体のスナッチャーの残骸があった。
それはクイーン病院で爆死したはずのランダム・ハジルの姿をしていた。

ペトロヴィッチ博士はエリヤの目を盗んで一体のスナッチャーを造っていたのである。
自己再生まで可能な人工皮膚を持ち、スナッチャーを処理するようにプログラムされ
人間同様の記憶と感情を持ったそのバイオロイドに、
博士は息子の若い頃の姿と、息子の名前を逆さに綴り変えた名を与えた。
「エリヤ・マッドナー(ELIJAH MADNAR) → ランダム・ハジル(RANDAM HAJILE)」と。
132SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:53:33 ID:kd5NJ9rn0
完全な人工皮膚が手に入ったことで、もはやサミットにこだわる必要もなくなったエリヤは
自分はやがて全ての人間をスナッチして人類の救世主となると語る。

その言葉を、外へ出て軍と交渉を行っていたはずのメタルギアが現れて否定した。
10分後にキラー衛星からのビーム砲が教会を直撃し、施設は間もなく跡形もなくなるという。
その隙にギリアンとジェミーを逃がそうとするメタルギアだが、それをスナッチャーたちが阻む。

だがその時、完全に機能を停止していたはずのランダムが培養槽を突き破り
エリヤを羽交い締めにしてスナッチャーを足止めした。ギリアンとジェミーはその隙に脱出する。
ビーム砲誘導のために教会に残ったメタルギアとランダムの犠牲によって、
スナッチャーとその創造主は教会もろとも滅びた。

スナッチャーの自動工場を壊滅させるため、クレムリンへと向かうことになったギリアン。
ギリアンとジェミーは全てが終わったら共に暮らし、今度こそ本当の夫婦になろうと約束を交わす。
そこへ、ありあわせのゲーム機をボディにしたポンコツのようなメタルギアがやってきた。
ビーム粒子砲の直撃からランダムが守ってくれたおかげで、チップだけは助かったらしい。
相棒の思わぬ生還を喜んだギリアンは、同行を望むメタルギアと共に旅立った。
133SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/26(火) 23:54:45 ID:kd5NJ9rn0
【超あらすじ】
殺した人間の姿になり変わる、人間そっくりの人造人間を操っていたのは
失恋した上に自分の研究がオシャカにされかかってブチ切れた一人の研究者だった。
しかし、彼の父親がそれを止めるために息子を模して造った人造人間が
命と引き換えに研究者を倒してアジトを壊滅させたため、その野望は潰えた。
一方主人公は嫁とヨリを戻した。


【蛇足なので省いた部分解説】
・OUTER HEAVENはフルフェイスマスクを着けていないと入れない時間帯
 (コスプレ・タイム)のあるパブで、各界のVIPなどが密かに通っている場所。
 顔を隠して要人をスナッチすることが可能なのでスナッチャーに狩り場として選ばれた。
・ギリアンは実はCIAのスパイで、わざとクレムリンに拉致された模様。
 スナッチャー計画の廃棄とギリアン・ジェミーの本国送還の決定が早かったのは多分このため。
・ハリーはギリアンとジェミーがクレムリンで拉致されていた時に生まれた子供で、
 バイオハザード時にペトロヴィッチ博士と共にアメリカに保護されたため難を逃れた。


以上です。
メタルギアの遺体の分析と最後のランダムのカッコ良すぎる台詞の見本市は
一見の価値ありですので、未見の方は機会があればぜひご覧下さい。
134ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 00:31:45 ID:Be86eyev0
>>133
リク者ですが乙です。これは良いまとめだわ。
当時スナッチャーの紹介記事見てから
ずっとトラウマ気味だったのが解消しました。
135ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 00:41:37 ID:DZHuBtOV0
スナッチャー乙です

スレを読み込んだら一番下にスクロールさせる癖で
初っ端から部分解説以下のアウターヘブンとメタルギアで”メタルギア”を思い浮かべ
更にバイオハザードという単語で激しく混乱した俺ガイル

調べてみたらこの作品も”メタルギア”の生みの親が手がけてるんだね(ノ∀`)
136SNATCHER(スナッチャー)SS・PS版:2008/08/27(水) 01:15:36 ID:DJX9FZDW0
>>134,>>135
ありがとうございます。
端折った箇所のうち特に重要なのを忘れてたのに気付いて戻ってきました。

・エリヤに拉致されたペトロヴィッチ博士は、ギリアン突入の少し前に
 ジェミーに看取られて天寿を全うしたため、キラー衛星の砲撃では死亡していない。

MSX2版のSDスナッチャーだと、
・博士はエリヤに誘拐されず独自にランダムを開発し、人間の息子として育てた
・ランダムがクイーン病院で自爆しないため、完全な人工皮膚はジェミーが開発
・エリヤと対峙した時一緒にいるのはジェミーではなくランダムで、
 自分が人造人間だと知って命がけで施設を破壊するのは同じだが死なない
と、相当色々な所が異なるようです。

圧倒的に物語の矛盾が少ないのはMSX版のSDスナッチャーですが
(天才研究者とはいえ100歳越えた死にかけの親父拉致るより他探した方が良くね?とか
 ランダムが手に入ったなら人工皮膚の研究用にジェミー誘拐する意味なくね?とか)
SS/PS版のランダムの異常なカッコ良さはそちらのストーリーあってこそだと考えると
どちらも甲乙付けがたい感じです。
137ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 02:10:22 ID:W44WPRvR0
アヌビスの
>「あなたなら勝てるかもしれません」というエイダに
>楽に行こうぜ、とディンゴ。エイダはどんどん人間的になっていくような
ここは実はそれまでの評価でエイダのセリフが変わる
それとエイダはZ.O.Eでレオの影響受けてアヌビスでは最初からかなり人間じみてる(ディンゴも男に合わせるタイプだなとからかったりする)
>フォボスの中心部では、アヌビスがアーマーンと合体。再度襲い掛かってきます。
>破壊を見よ!とか行ってる割にさっきのアヌビスのほうが強いような。
スペシャルエディションだかではちゃんとウザ強くなってるよ^^

ストーリー書いてくるのはありがたいけどもう少し見やすさと内容を理解してから書いて欲しい
でも乙でした

>>79
「とっくにわかってたよ」の辺りはディンゴもケンが連合軍じゃないって事はほとんど気付いていたっぽいよ
wikiの方にも書いてあるけどノウマンはスパイを見逃したことはないってケンを脅してるしね
まぁツッコミなのか本編なのかはわからんがね
138ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 07:47:53 ID:RXZ3vMId0
ANUBIS書いた者だけど、なんかいろいろ問題があるようなので
自分が書いた部分、削除希望。
139ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 08:21:00 ID:ABhVBZtK0
>>138
逃げるなんて卑怯だぞ
自分の非を認めるなら書き直せばいいジャマイカ
むしろ書き直して、より良いものにしていこうぜ。
それがみんなのため、ひいてはお前さんのためだ。
と思う。
140ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 08:51:16 ID:4GYkWqV70
>137 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2008/08/27(水) 02:10:22 ID:W44WPRvR0
>ストーリー書いてくるのはありがたいけどもう少し見やすさと内容を理解してから書いて欲しい
>でも乙でした

パンツァードラグーンのアゼルとオルタが間違いだらけって言ってた子がいたの思い出したw
正しいの書くって言ってたと思ったが何処行っちゃったんだろ。
(当事は)楽しみにしてたのに・・・間違ってなかったのかしら?
141.hack//絶対包囲 Vol.4 ◆kZOCRDjCuM :2008/08/27(水) 21:59:27 ID:cLu5duat0
.hack//絶対包囲 Vol.4
未解決みたいなのでいきます
142ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 22:03:50 ID:cLu5duat0
「オペレーション・トライポッド」によって、第五の敵ゴレを撃破したカイト。
「The world」内のデータ浸食は食い止めたが、現実世界ではプルートキスの再来とされるネットクライシス「プルートアゲイン」が猛威をふるっていた。
カイトたちに残された時間は、少ない。

残りの波を撃破するため、カイトはシャチが獲物を捕まえる時のごとく、波を追いつめていく作戦「オルカ」を発動する。
しかし、波を追って、ダンジョンに向かったカイトの前に現れたのは、様子のおかしいミアであった。
心配して駆け寄るカイトやエルクたちの想いとは裏腹に、ミアは敵と化す。
カイトは、変わり果てた姿のミアを撃破するが、同時にエルクとの間に確執が生じ、エルクが戦線を離脱。「波」包囲網に綻びができてしまう。
作戦失敗と思われたが、アウラの力によって波の動きを止めることに成功する。
だが、それは同時に凶悪化したクビアを出現させてしまう。
凶悪化したクビアを何とか撃退に成功するものの、またも決着はつけられなかった。
その後、復帰したミストラルたち仲間の協力を得て作戦を続行、第六の敵「タルヴォス」撃破に成功する。

これで、敵は最後の波とクビアを残すだけとなった。
カイトは、「The World」を守ることができるのか、そして、現実世界をネットクライシスから救うことができるのか。
決着の時は、近い。
143.hack//絶対包囲 Vol.4 ◆kZOCRDjCuM :2008/08/27(水) 22:05:41 ID:cLu5duat0
最後の波を撃退する更なる手がかりを求めるカイトは、ハロルドの残留思念、そして、解放されたアウラと遭遇する。
そこでカイトはアウラがハロルドと碑文の作者であるエマの間に生まれた子であること、そして、腕輪とクビアが表裏一体の存在であることを知る。
クビアを倒すためには、腕輪を放棄しなければならない。しかし、腕輪を放棄すれば、波への対抗手段も失ってしまう…。
葛藤したまま、アウラを追って現れたクビアとの戦いにのぞんだカイトは、腕輪を破壊することでクビアにとどめをさす。

波が迫り来る中、腕輪を失ったカイトをリョースは責めるが、カイトはアウラに「波」を食い止める力があると、という確信があった。
Twilightは、黄昏の他に、夜明けの意味がある。もし、碑文が黄昏ではなく、夜明けを意味するのなら、アウラは、きっと「The World」に光をもたらすはず、と。

アウラ、そして、仲間たちとともにカイトは、最後の敵「コルベニク」に戦いを挑む。
攻撃を無効化する壁を持つ「コルベニク」に挑むカイトに、カズ、ジーク、そしてオルカまでもが力を貸す。
仲間たちの想いがカイトを強くし、カイトを守ることで、コルベニク撃破の道が拓いた。そして、、、。
カイトは最後の敵「コルベニク」を、波を生んだ悪意「モルガナ」とともに倒すため、アウラもろとも「コルベニク」に最後の一撃を打ち込む。

コルベニク撃破が引き金となり、「The World」から波が去ると同時に、現実世界では意識不明だった者たちが回復。ネットクライシスも去っていた。
平和を取り戻した「The World」。そして、現実世界。
その後、オルカとともに「The World」をプレイしていたカイトは、再生したアウラから腕輪を受け取った。「The World」内に、平和をもたらすために。
残滓のように「The World」内に存在するウイルスバグを退治する彼らの戦いは、いつしかプレイヤーの間で語り継がれるようになった。
.hackersという名誉の名とともに。
144.hack//絶対包囲 Vol.4 ◆kZOCRDjCuM :2008/08/27(水) 22:07:08 ID:cLu5duat0
.hack//絶対包囲 Vol.4 以上です
145ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 22:12:07 ID:RXZ3vMId0
>>139

わかった。

ツッコミなしでじっくり背景読み直して
もう1回だけ投稿するかもしれない
146ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 23:18:16 ID:baDNDZA30
スナッチャーの人、乙でした。
10年前にプレイしていた当時のことを思い出して江頭が熱くなりました。
147ゲーム好き名無しさん:2008/08/27(水) 23:44:43 ID:SXTGWexF0
>>149
がんばれ。
148147:2008/08/27(水) 23:49:48 ID:SXTGWexF0
アンカー激しく間違えた。
>>145宛て。
149熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/28(木) 00:07:05 ID:xuf30N/W0
<共通ストーリー>
かつて人類は浮遊都市アストラリアから、今住んでいる星へ移住して来たという伝説がある。
しかし、そのアストラリアからは天魔と呼ばれる魔物が現れて人類を苦しめていた。
そんな中、デモンバスターと呼ばれる戦士達が最強の天魔・ジャコウを封印し、地上に平和が訪れる。
しかし、被差別階級であるエサラリア人が結成したテロ組織、ヘルカノン党は
封印された天魔の復活、浮遊都市アストラリアへの門の開放を企んでいた。
実は彼らは、かつてアストラリア人によって滅ぼされた地球人の末裔であり
天魔は地球人がアストラリア人に復讐するために作った兵器、そしてその真の黒幕は
宇宙コロニー・アストラリアに追放された最後の地球人デスワイズだった。
ヘルカノンの活躍により復活を果たしたデスワイズは、コロニー落としによる世界の破滅を目論むが
主人公達の活躍により、世界の平和は守られたのであった。
150ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 00:41:18 ID:xuf30N/W0
<リュウ編>
第一部
ジャコウを封印した伝説のデモンバスター・アダムの息子であるリュウは
自分を捨てた親と比べられる人生に嫌気が刺し、父親よりも有名な戦士になってみせると決意する。
その第一歩として、最近謎の汚染が進んでいると言う水の都へと向かい
水の都の城主ミズノの依頼により、水源の山へ行き、原因の調査と、水を浄化する宝石アクアクリンの回収を行う事になった。
山頂で水を汚染しながら成長する怪人アッドムを発見したリュウは、同じく事件の調査に来た鎧女のナーガにその場を任せ
アクアクリンの回収に向かう。
しかし、寸での所で、サムライファイター・ロウガにアクアクリンを奪われてしまった。
アクアクリンを持った男が星の遺跡に向かったという情報を得たリュウは、ロウガを追って遺跡に向かうが
そこに居たのは、父の友人であり、デモンバスターの一人であったキリーだった。
彼はジャコウ封印の手柄を独り占めしようとしたアダムによって殺されかけた事を恨んでおり
アストラリアに眠る究極の力、コズミオンパワーを得てアダムに復讐をしようと企んでいた。
キリーを倒しアクアクリンを取り戻したリュウは、必ず父アダムを倒すと誓うのだった。
151ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 01:01:58 ID:xuf30N/W0
第二部
アダムと思われる黒仮面の騎士が、アストラリアへの門を開く鍵を探しているという情報を得たリュウは
鍵のある場所へと向かうが、その先で黒仮面の手先となったロウガと対峙する。
なんとか鍵を手に入れたかと思ったが、鍵は黒仮面に奪われてしまう。
黒仮面の騎士はやはり父アダムであり、彼もまたコズミオンパワーを手に入れようとしていた。
アストラリアへの扉である遺跡へ向かうリュウだが、行く先々に現れていた謎の男・ザデスによって足止めを受けた事で
アダムが扉を開いてしまう。
その隙を付いてザデスもまたアストラリアに向かう。
ザデスの正体は、デスワイズの思念がアストラリア人に取り憑いた姿であり、彼もまたコズミオンパワーを利用して
自らの完全復活を企んでいた。
152ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 01:08:56 ID:xuf30N/W0
第三部
アダムとデスワイズを追って宇宙へと渡るリュウ。
コズミオンの復活を知った天帝も部隊を派遣し、協力して中心部を覆う結界を破壊し
デスワイズの復讐を阻止しようとする。
しかし、アダムは事ここに至っても私欲のためにコズミオンパワーを手に入れようとしていた。
リュウはアダムを倒し、デスワイズの居るコズミオン中心部へと向かう。
デスワイズは罪人であるアストラリア人を滅ぼす事の何が悪い、正義は我ら地球人にありと唱えるが
正義なんていらない、未来を守るためになら悪にでもなると答え、リュウはデスワイズを倒すのだった。
153ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 01:22:27 ID:xuf30N/W0
<ロウガ編>
第一部
妹・リチアの病気を治すためにアクアクリンを手に入れようとするロウガ。
水の都の住人はアクアクリンが無いと困るみたいだが、んな事はロウガには関係ない。
アクアクリンを手に入れたロウガだが、キリーの不意打ちによって強奪されてしまう。
キリーを追いかけてなんとかアクアクリンを取り戻すロウガ。
しかし、家に戻ると妹は黒仮面の騎士によって連れ去られていた。
154ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 01:30:05 ID:xuf30N/W0
第二部
妹を返してほしければ協力しろこのシスコン野郎との脅迫を受けたロウガは
鍵の回収とリュウの排除を命じられる。
その旅の中で、黒仮面と同じくコズミオンパワーを求めて
自分たちを捨てて旅に出た父アダムを思い出す(つまりリュウとは兄弟となるが、離れて育ったため本人らは知らない)
鍵を集めたロウガを待っていたのは、洗脳されたリチアだった。
魔獣と共に襲い掛かったリチアを迎え撃つロウガ。
なんとか洗脳を解いたが、リチアの弱った体は激しい戦闘に耐えられなかった。
ロウガは復讐のために、黒仮面の騎士を追う。
155ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 01:42:19 ID:xuf30N/W0
第三部
デスワイズの妨害もなんのその、黒仮面を追って
コズミオンの中心部まで突き進むロウガ。
ついに黒仮面を追い詰めるが、復讐を目前にして、虚しさからか剣を止めてしまう。
ふと、ロウガの家族の事を訪ねる黒仮面。
両親の事を聞いた黒仮面は、ロウガが自分の息子であると確信する。
と、そこで突如コロニー落とし宣言をするデスワイズ。
リチアの愛した地球を守るため、アダムの制止も聞かずにデスワイズの元へ向かうロウガ。
デスワイズの圧倒的なパワーの前に敗れ去るかと思われたが、リチアの霊体がロウガを守り
再び立ち上がったロウガによってデスワイズの野望は砕かれたのであった。

戦いが終わったコズミオンの中心部、妹の後を追おうとするロウガだが
突如現れた黒仮面の騎士が、アクアクリンを使ってリチアを蘇らせる。
これで借りは返したと、黒仮面は自分の正体を告げずにその場を去るのだった。
156ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 01:44:15 ID:+qh0XOcLO
.hackの人とバーニングヒーローズの人乙です。
157ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 17:20:41 ID:71m3nW/00
そういやスナッチャーの最後のメタルギアのボディは、
PC-E版、PS版、SS版それぞれのプラットホームの
ゲーム機を模したものになってるんだよね。
158熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/28(木) 19:49:25 ID:xuf30N/W0
<ナーガ編>
第一部
一体何をやったのか、商人ギルドに100万Gの借金をこさえた鎧女・ナーガは
借金返済のために肉体労働に勤しむ事になる。
最初の仕事として、水質汚染事件の調査に向かったナーガを待っていたのは
商人ギルドのライバル・死の商人が誇る生物兵器「怪人」アッドムだった。
アクアクリンの回収をリュウに任せ、アッドムを退けたナーガは
炎の都が死の商人に狙われているとの情報を受け、炎の都に向かう事に。
途中、エリート(?)怪人部隊パレットガールズの末妹、イエローが勝手に喋りだした
炎の都侵略計画(城主と怪人を入れ替える)を聞いてしまい、これを撃破。
パープルが既に炎の都に到着しているという負け惜しみと言うのなの情報漏洩により、炎の都へ急行する。
城主モユルを襲おうとした怪人を倒すナーガだが、肝心のパープルには逃げられてしまったため
船でパレットガールズが向かったという星の遺跡へ向かう事に。
何故か船を横取りしようとした偉そうな女アイリスと従者メビウスをとりあえず撃破して遺跡に向かうナーガ。
そこに居たパレットガールズが言うには、星の扉の先には人類の罪が隠されているという。
決着を付けたければ、カイザナーブ地方へ・・・そういい残して逃げ去っていくパレットガールズ。
ギルドに戻ったナーガだが、ナーガという戦士は七年前に死んだという情報を得たギルド長は
何故借金を背負ってまでナーガと名乗るのかと問い詰める。
ナーガは、借金の半分は自分が背負った物だから、とごまかして
アッドムやパレットガールズと決着をつけるため、カイザナーブ地方へ向かうのだった。
159ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 20:20:18 ID:xuf30N/W0
第二部
アッドムを追ってカイザナーブへ向かったナーガ。
早速噂を頼りにアッドムを発見する。
アッドムはナーガが偽者であるという事を指摘するが
以前のナーガとの戦いによって進化した体を見せ、相手が強ければ誰であろうと構わないと襲いかかってくる。
再びナーガに敗れたアッドムは、再生のためにドロール博士の元へと逃げ出す。
何故か突如現れて、逃げられてやんのと馬鹿にして去って行くアイリス。
一方ナーガは、ドロール博士の事を何か知っている様子・・・。
再び噂を聞き、アッドムが自殺をしたという嘘臭い噂の真偽を確認する事に。
噂のダンジョンの奥にいたのは、アッドムではなくナーガの故郷、緑の里の住人ジージだった。
実はナーガは志半ばに倒れたデモンバスター・ナーガの娘で
父の仇と思われる「システムD」を探るために商人ギルドに近づいたのだという。
システムDによって、息子キリーを失ったジージ(本当は違うけど)は、システムDを追いかけるのはやめろと忠告するが
父の仇を追うナーガを止める事はできず、天の城へのパスポートをナーガに渡すのだった。
天の城で天帝に謁見するナーガ。
ナーガがDと戦ったのは天帝の指令による物である。
それだけでなく、天帝はリトル・ナーガの動向をしっかり把握しており
なんと今ナーガがDを追っているのも、裏で天帝が手を回していたためだったという。
手の平で踊らされているのは気に入らないが、父の仇のためとDを追い
パレットガールズと再戦。
締め上げてDの事を吐かせようとするナーガだが、喋るとこっちの命が危ないしとまたも逃げられてしまった。
死の商人の本拠地、商の街に乗り込むナーガは、ドロール博士とDが向かったという魔の道に向かう。
天帝から受け取ったバーニングクリスで魔の道の封印を解くと、そこに待って居たのは怪人アッドム。
更なるパワーアップを果たした彼は、ナーガに戦いを挑むが、戦う度に強くなるというナーガの鎧の前に再び敗れる。
しかし、この戦いで更なるパワーアップを果たしたアッドムは、また自分と戦うまで死ぬんじゃないぞと言い残して星の鍵に向かう。
実はアッドムは、アストラリアの扉を開くために作られた特別性の怪人であり、ナーガとの戦いにより、ついに
星の鍵を破壊する程の力を得たのだった。
ドロール達を追うナーガは、アストリアの扉の前でついにDことザデスと対峙し、これを倒す。
父の仇を取ったナーガは、光の道を通りドロール達を追うのだった。
160ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 20:33:45 ID:xuf30N/W0
第三部
コズミオンの結界を守るドロール博士に、何故Dに協力して地球を滅ぼそうとするのか問うナーガ。
実はドロール博士は、かつてアストリア人に滅ぼされた地球人の血を引いており
彼の作る怪人とは、いわば天魔と同質の存在。
彼は地球人の使命として、アストリア人を滅ぼそうとしていたのだ。
しかし、それを知ったアッドムはドロールを裏切り、結界を破壊する。
怪人もまた、地球に生きる命の一つであり、地球を滅ぼす等ということを見過ごす事は出来なかったのだ。
強引なパワーアップと、星の鍵の破壊の反動によって体が崩壊寸前となったアッドムはナーガに最後の戦いを挑む。
ナーガとの戦いに満足したアッドムは、ついに限界を迎えて倒れるのであった。
戦いは終わったと思われたが、突如Dの声が響き渡る。
Dの正体とはザデスではなく、アストラリアの中心部に眠る最後の地球人、デスワイズの思念だったのだ。
落下するコロニーの中で戦うナーガに、滅びを目の前にして何故戦う事ができるのかと問いかけるデスワイズに
それが人間だからだと答えるナーガ。

デスワイズを倒し、デモンバスターの使命を果たしたナーガは鎧と別れを告げて
新たな人生を歩き出すのであった。
161熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/28(木) 20:54:56 ID:xuf30N/W0
<メビウス編>
わがままなアイリス様に連れられて各地を旅するメビウス。
今日は水質汚染の水の都を救うため・・・ではなく、水の都に恩を売って自分がヒロインになるために
水源の調査に向かう。
とりあえず怪人のアッドムを倒すメビウス達だが、メビウス達が戦ってる間に2〜3人が横を通ってアクアクリンを回収したため
二人は主役になりそこねたのであった。
水の都にはもう用が無いので、炎の都に向かう二人。
途中、パレットガールズのイエローに道を尋ねるが、イエローがメビウスを気に入った事に嫉妬したアイリスが
イエローを倒してしまう。
炎の都についたアイリスは、偶然城主が怪人に襲われる所に遭遇し、あてずっぽうから死の商人の仕業だと見抜き
パープルを倒す。
調子が悪かったから星の遺跡で再戦だと言い残して去るパープル。
それを追うために、ナーガを半殺しにして海に放り込み船を強奪するアイリス。
星の遺跡でまたもパレットガールズを倒したアイリスは
母から商の都を奪った死の商人への復讐に燃え、カイザナーブへと向かうのだった。
162ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 21:05:29 ID:xuf30N/W0
第二部
昔のアイリスは可愛かったなぁと思いながらカイザナーブに向かうメビウス。
とりあえず、怪人を倒して帝国に恩を売ろうという事で、アッドムを追うが
ナーガに先をこされ、アッドムに逃げられてしまう。
自分が出遅れた事を棚に上げて、ナーガの失態を笑うアイリス。
噂を元に再びアッドムを追うが、ガセネタをつかまされ無駄足を踏んでしまった。
とりあえず腹いせに、通りすがりのガオウにガセネタを吹き込み
彼が落としたパスポートを勝手に拝借して関所を越えることに。
天帝に謁見する二人だが、またもナーガに先を越され、彼女に全部任せたから
都に戻ってゆっくりしてろと追い出されてしまう。
そう言われて引っ込むかとナーガを追うアイリス。
追いついたと思ったらナーガはパレットガールズに敗れ、ドロール博士とDを倒して欲しいと
アイリスにバーニングクリスを託し、そのまま・・・
いきなりのシリアス展開に若干引き気味のアイリスだが、奥に進みパレットガールズを倒す。
メビウスはナーガに託された使命になにやら思うところがあるらしく、ドロールに「メビウスが帰ってきたと伝えろ」と告げるのだった。
163熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/28(木) 21:52:14 ID:xuf30N/W0
ドロールを追って魔の道に向かう二人。
自称スーパー怪人アッドムと会うが、スーパーで売ってる怪人に用は無いと適当にあしらう。
しかし、そのアッドムによって星の鍵が破壊され、アストラリアへの扉が開いてしまう。
メビウスはザデスを倒し、アストラリアに向かおうとする。
妙に事情に詳しいメビウスを疑問に思うアイリスをスルーして、ここから先は主従関係を解消し
自分一人で行くと宣言するメビウスだが、やはりツンデレだったアイリスの一人にしないで発言により
前言を撤回し、二人でアストラリアに向かうのだった。
164熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/28(木) 22:01:15 ID:xuf30N/W0
第三部
メビウスは実はドロールの甥であり、つまり彼は地球人であった
ドロールは、地球人の使命を果たせと自分に協力するように言うが
メビウスは、自分の使命はアイリスを守る事だと答える。
デスワイズと刺し違える覚悟のメビウスは、アイリスに地球に戻るように言うが
当然受け入れられる訳もなく、二人でデスワイズの元へ。
デスワイズの最後の攻撃からアイリスを庇って倒れるメビウス。
大ダメージを受けたが、一命は取りとめ
これからもずっと、アイリスを守ると約束するのだった。
165ゲーム好き名無しさん:2008/08/28(木) 23:14:28 ID:9KGsiaWR0
結局
アストラリア人が悪いんじゃん
166ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 01:16:35 ID:UVeXrNm60
古代にアストラリア人が地球を侵略しに来たのも
なんか大儀があった訳でもなく
リーサル・エナジー(魔法)で地球人を虐殺したみたいなのしか語られないし
地球人の末裔は被差別階級だしで
正直、地球人は完全に被害者なんだよな。
167ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 03:06:07 ID:UVeXrNm60
ちなみに、裏設定だが代々の天帝にはアストラリア人の地球侵略の歴史が語り継がれているが
支配の正統性が揺らぐのを恐れて、過去の罪を隠そうとしている。
デスワイズの始末を依頼したのも、平和のためというかは口封じのためというのが大きい。
今の天帝の娘のステシアは、歴史を公表して地球人と和解すべきと思っているが
そのために親子仲が悪くて、現在家出中(仲間には出来るが、ゲーム中では訳あって家出としか明かされない。)
事情を知っている一部の兵士の中には、アストラリア人ながらもヘルカノン党のシンパもそれなりにいる。
168ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 04:58:12 ID:EYqJ/tF5O
バーニングヒーロー乙。
アヌビスの人はあんまり気にしなくていいと思う。
どんな書き方でも文句を付ける人はいるし。

>>146
どこを熱くしてるんだw
169ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 10:09:49 ID:X/tKXYiU0
>>165-166
タイトルの癖に寒いゲームだな・・・。

ストーリー書いてくれた人はもちろん乙です。
170ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 10:13:36 ID:X/tKXYiU0
>>165-167だった。
171ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 10:26:26 ID:UVeXrNm60
ちなみに残る4人の主人公の話でも
地球人に対するフォローは全然無いぜ。
172ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 15:38:08 ID:Bhc1E4Qr0
PS2で出た「プリンスオブペルシャ 時間の砂」のストーリーを教えていただけないでしょうか
ずいぶん前にプレイしてしまったのでファラが説明書とポリゴンですごく差があったことくらいしか覚えてないのです
173ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 20:05:55 ID:V20nJv920
自分バイオ0持っててストーリー把握してるつもりだけど需要あるかい?
セリフは今のとこ確認する気になれないが、どうしてもセリフ欲しいって人がいれば確認してからでも載せるよ
セリフ要らんならストーリー解説だけってことで。どうでしょうか?
174ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 20:09:15 ID:B88UXM+g0
>>173
仮に今需要がなくてもいずれ発生しうるので、書けるなら是非。
セリフはなくてもいいんじゃねえかなあと思う俺は要約スレ住人。
175ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 20:17:22 ID:V20nJv920
>>174
了解しました。とりあえずセリフは省略の方向で。
もっといい解説書けるよって方は後々補完お願いします。
ではGC・バイオ0解説いきます。
176ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 21:39:47 ID:f43B2eqTP
>>168
吹いた……気付かなかった
177175:2008/08/29(金) 21:54:01 ID:V20nJv920
ともすればいきなり載せれちゃうよ?って感じの文意になってるけど
ぶっちゃけまだ書きあがってないし、書き始めたら途端に合ってるか不安になってきたorz
やっぱり多少は確認しとかないとマズイから、バイオ0はもうしばらく掛かります
とりあえず「予約」という形をとればいいのかな?
書きあがったら投稿するのでしばしお待ちを
178ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 23:21:57 ID:WIulv0NR0
前スレの474、このスレの>>177までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

1ヶ月以上経ったので「Another Century's Episode 3 THE FINAL」
「2999年のゲーム・キッズ」「分裂ガール」を
●執筆予告がある物 の欄から消しました。
179ゲーム好き名無しさん:2008/08/29(金) 23:42:36 ID:B88UXM+g0
>>178乙!
180ゲーム好き名無しさん:2008/08/30(土) 22:38:23 ID:s3R+SZAO0
Xbox360のキャッスルクラッシャーズお願いします
181ゲーム好き名無しさん:2008/08/31(日) 06:09:59 ID:AliaIgcu0
X68000の38万キロの虚空をお願いします
182熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/31(日) 07:42:43 ID:TFOYuAVr0
<ライラ編>
第一部
流離のお宝ハンター・ライラは雨の都のフーガに惚れて
日々ガーディアンのシェンと追いかけっこをしながら雨の都に滞在していた。
そんなある日、憧れのフーガから客人のためにジャボールと呼ばれるお宝を
探してきてほしいと頼まれる。
どこか様子がおかしいフーガを怪しむライラだが、10万Gの謝礼に釣られてあっさり引き受けることに。
早速ジャボールが隠されてるとの噂の洞窟に向かうが、どうした事かライラを妨害しようとシェンが追いかけてくる。
適当にあしらって一つ目のジャボールをゲットするライラ。
流れに乗って二つ目のジャボールを手に入れようとすると、同じくジャボールを集めているというキリーと遭遇。
キリーから二つのジャボールを奪って、三つのジャボールを集めたライラ。
ジャボールを単なるレトロアイテムだと思い込んでいるライラをみて、幸せなやつめと蔑むキリー。
取引場所の星の遺跡へ向かったライラだが、肝心の取引相手が居ない。
フーガに問い詰めるライラだが、なんと取引相手はジャボールに封印された天魔ジャコウだと言われる。
フーガはかつてジャボールを偶然見た際に、ジャコウに洗脳されて利用されていたのだ。
復活したジャコウは、ライラ達を無視してアストラリアへの道を開く術を探しに行く。
雨の都の城主・ライウからジャコウ復活の責任を問い詰められるライラだが
ジャコウを倒せば問題ないんでしょ、とジャコウを追いかけて勝負を挑む。
しかし、一発で海に吹き飛ばされてしまったのだった。
183熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/31(日) 08:04:39 ID:TFOYuAVr0
第二部
ジャコウに吹き飛ばされたライラだが、流石に海の藻屑にはならずに
夕日の町に流れ着く。
ジャコウは星の鍵の遺跡がある忘れの島に向かっているとの予想から
船を手に入れるために、船の持ち主のババロアさんの忘れ物の鏡を取りに行く事に。
途中、ジャコウの配下である天魔ジ・アースが遊び目的で人を殺している所を目撃。
ジャコウを倒そうとするライラも始末しておこうと襲い掛かってくるが、これを撃破。
ババロアさんの鏡を預かっていたテングマスクのタクマさんに、鏡はどうしたと尋ねると
ライラに負けたショックで山篭りをしていたシェンにあげたとの事。
シェンを探して岩の砦に向かうライラだが、そこにはシェンだけでなく、ジ・アースとザデスも居た。
ザデスはシェンの事をジ・エンデと呼ぶが、シリアスな空気を読まずにジ・アースを倒しシェンに鏡を要求するライラ。
二人の喧嘩漫才に呆れたザデスは帰ってしまい、シェンはライラに鏡を分捕られるのだった。
鏡を手に入れたライラは、早速これで恩を売って船を手に入れようとするが、そこに現れたのは2体目の天魔ザ・テラ。
ライラが海の藻屑にならなかった事を驚いたザ・テラは、改めてライラを始末しようと襲い掛かってくるが、返り討ちにした後に
船を手に入れて忘れの島へ。
しかしジャコウは既に星の鍵を破壊し、アストラリアの封印を解いていたのだった。
184ゲーム好き名無しさん:2008/08/31(日) 08:12:35 ID:TFOYuAVr0
第三部
ジャコウを追って中心部に向かうライラ。
第一部で一応対峙しているのだが、ジャコウの方は全く覚えてない様子。
それでも地球を守るためとジャコウを倒し
さらにフーガへの愛の力で奥に居るデスワイズも倒す。

突如空が爆発した、との報告を受けたフーガは
ライラ達の落下地点に駆けつける。
ラブラブ空間を発生させた二人を見た仲間達は、空気を読んでその場から去るのだった。
185熱血大陸バーニングヒーローズ:2008/08/31(日) 08:28:58 ID:TFOYuAVr0
<シェン編>
トカゲ人間のような姿をした雨の都のガーディアン・シェンは
ある日倉庫に封印されていたジャボールをキリーに奪われてしまう。
翌日、城主ライウに呼び出されたシェンは、ジャボールの正体が封印された天魔ジャコウである事と
ジャボールの奪還と保護の任務を伝えられる。
ライラがジャボールを盗もうとするのは阻止できたものの、結局は全てキリーに奪われてしまった。
ジャコウを復活させたキリーは、自分がジャコウを倒し7年前のあの日をやりなおそうとする(リュウ編参照)
が、ジャコウに返り討ちにされてしまう。
ジャコウは人間を憎み、世界を滅ぼそうとしているが、何故そうしなければならないのかを思い出せないでいた。
ジャコウ復活を防げなかったシェンは、この時のためにシェンを拾ったんだと漏らすライウに
自分はこの城で生まれたのでは?と問い返す。
しかし、この話ははぐらかされ、天魔討伐を命じられる事に。
命令に従いジャコウと戦うシェンだが、一発で海に吹っ飛ばされるのだった。
186ゲーム好き名無しさん:2008/08/31(日) 08:39:16 ID:TFOYuAVr0
第二部
流れ着いた夕日の町で、ババロアさんに忘れ物の鏡を届けてくれないかと頼まれるシェンだが
同じくジャコウに吹っ飛ばされてきたライラに鏡を横取りされてしまう。
鏡を取り戻すためライラを追うシェンだが、追っていたのはなんとライラに変装した
ライラファンの忍者ハンゾウだった。
ハンゾウを締め上げてライラの居場所を吐かせたシェンは、岩の砦に向かう。
岩の砦の中に居たジ・アースが、シェンを裏切り者呼ばわりしつつ襲いかかってくる。
ザデスが言うには、シェンはジャコウの片腕となるべく生み出された3体の天魔の一人、ジ・エンデだという。
天魔としての使命を思い出せというザデスに自分は人間だ、そして人間が好きだからジャコウを倒すと答えるシェンだが
空気読まずにお宝漁りに来たライラが通りかかると、ザデスを無視してライラから鏡を取り返そうとし
ほったらかしにされたザデスは呆れて帰ってしまう。
裏切り者の始末にきたザ・テラを倒し、鏡をババロアさんに届けたシェンは
船を借りて忘れの島に居るジャコウの元へ向かう。
187ゲーム好き名無しさん:2008/08/31(日) 09:01:35 ID:TFOYuAVr0
第三部
人間を滅ぼすべき理由を思い出したジャコウとシェンだが
シェンはそれでも人間を守ろうとし、デスワイズを守る天魔達戦う。
人間を守ろうとする理由を理解できないジャコウは、シェンの事を悪魔と呼ぶが
たとえ地獄に落ちる事になっても、愛する人たちを守るとジャコウを倒す。
デスワイズの居るコズミオン中心部へとたどり着いたシェンは、そこに懐かしさを感じる。
コズミオンこそが、シェンが生まれた場所であり、デスワイズは天魔達の創造主だからだ。

落下したコズミオンは、海に着水したため、シェンは気を失ったものの大きな怪我はなかった。
目を覚ましたシェンは、ライウの存在に気がつくと人間にも天魔にもなれなかった中途半端な自分など
星屑になってしまえば良かったと漏らすが
ライウは、シェンにはガーディアンとして死ぬまで働いてもらわねば困ると弱気モードのシェンを叱咤し
強引に城につれて帰るのだった。
188ゲーム好き名無しさん:2008/09/01(月) 19:21:41 ID:m1I0Bkop0
バイオ0予約した者です。
一応書きあがったけどアホみたいに長くなってしまった・・・orz
最後に超絶要約を載せるので勘弁してやってください。

以下しばらくバイオ0↓
189biohazard 0:2008/09/01(月) 19:25:14 ID:m1I0Bkop0
物語の発端は、ラクーンシティ郊外、アークレイ山地でしばしば起こる怪事件であった。
集団で人を襲い、人を「食い殺す」という凄惨な犯行に、事態を重く見たラクーン市警は特殊部隊「S.T.A.R.S.」を投入。
主人公「レベッカ・チェンバース」は、この「S.T.A.R.S.」ブラヴォーチームの新米隊員である。

この部隊の出動と時を同じくして、ラクーン市内の森の中を走る列車内で、大量のヒルが乗客を襲い、
列車内の乗員・乗客全員が死亡する、という事件が起きていた。
この事件の影に、白装束を纏った青年の暗躍があったことを知る者はいない。

「S.T.A.R.S」ブラヴォーチームは怪事件の頻発する現場へとヘリコプターで向かっていたが、
突如起こったエンジントラブルにより、森の中に緊急着陸する羽目に。
ブラヴォーチームのリーダー、エンリコ・マリーニの判断により、部隊はそれぞれの隊員が単独で周囲を調査することになった。
探索を続ける最中、レベッカの目の前に現れたのは、先ほどの事件の舞台となった列車であった。
レベッカはその中へと単身乗り込み、調査を開始する。

列車内には壮絶な光景が広がっていた。
死者が横たわった座席を脇目に、列車の奥へと移動するレベッカ。
ふと、通路に落ちているものを拾い上げたレベッカに、突如として息絶えていたはずの男が立ち上がり、次いで一人、また一人と立ち上がり、襲い掛かる。
手にしたハンドガンでゾンビを倒すものの、この異常な事態に困惑するレベッカであった。

尚も探索を続けるレベッカ。またひとつ死体を発見し調べる彼女の背後に、一人の男が現れる。
彼女に銃を向けるその男は、23人虐殺の容疑をかけられた元海兵隊員、ビリー・コーエンだった。
護送中に何者かの襲撃を受け、その混乱に乗じて逃亡し、この列車内へと逃げ込んでいたのだ。
彼女が列車に乗り込んだのは、ビリーの発見・確保が目的であった。

あなたを逮捕する、と告げるレベッカに、ビリーは皮肉めいた言葉を残し、姿を消してしまう。
呆気にとられたレベッカを驚かせたのは、窓をぶち破って飛び込んできた、血まみれのエドワードであった。
ブラヴォーチームの同僚であり、先輩でもあるエドワードは、レベッカに危険を告げ、力尽きる。
次いで飛び込んできたケルベロスの襲撃を退けたレベッカは、列車後方の探索に移るのであった。
190biohazard 0:2008/09/01(月) 19:27:15 ID:m1I0Bkop0
先に進むと、再びビリーに遭遇。共同戦線を提案する彼に、レベッカは若干意地になって、単独での調査を続行。
探索を続けるレベッカは、食堂車両の座席に老人が座っているのを目にする。
近づいて声をかけ、肩を揺すると、老人の首はゆっくりと半回転し、ごろりと下に転がり落ちた。
あまりの光景に絶句するレベッカ。しかし、既に息絶えているはずの老人はぐにゃぐにゃと形を変え、再び人の形を成していく。
(擬態マーカス。ヒルの集合体が人の形をとり、襲い掛かってきます。本編中しばしば登場)
迫る敵を撃退するも、崩れ落ちたヒルたちはなおレベッカに襲い掛かり、彼女の身体を覆い尽くす。
その時、飛び込んできたビリーが銃弾を放ち、窮地を救った。
この件を機に、レベッカは「ビリーを監視する」という名目のもと、2人で協力するようになる。
契約を交わした2人。だが、窓ごしに彼らの目に移ったのは白装束の青年の姿。呼応するように、再び動き出す列車。
異常な事態は加速していく。

先に進む為、列車の上に上って活路を探すレベッカ。切断されたケーブルを繋ぎなおし、電力を復旧させるが、
沸いてきたヒルに驚き、天井に空いていた穴から車内に落ちてしまう。
カギが詰まってドアが開かず、閉じ込められたレベッカを救出する為、移動するビリー。
そのビリーの行方を塞いだのは、巨大サソリ・スティンガーだった。
道中で拾った猟銃を駆使してこれを撃退したビリーは、レベッカにアイスピックを渡して脱出させ、合流を果たす。

列車後方に備え付けられたフックショットを回収し、列車の上を中を走り回った2人は、操縦室にたどり着いた。
このまま暴走させていては、やがて列車は脱線し、大惨事になりかねない。
2人は協力して列車の緊急停止にとりかかった。

緊急停止の操作は成功するものの、列車は止まりきらず、建物に突っ込んでしまう。
何とか列車を脱出し、その先に続く通路を抜けて辿りついた先は大広間。
彼らがたどり着いたのは、アンブレラの幹部養成施設だった。
彼らを出迎える大きな肖像画。その絵を見てレベッカは驚かされる。
肖像画に描かれたそれ、ジェームズ・マーカスと、列車内で襲ってきたヒル集合体の顔が同じだったからだ。
館内に響くマーカスの所内放送。2人は養成所内の探索を開始する。

同刻、彼らを監視する2人の男がいた。
アルバート・ウェスカー、そして、ウィリアム・バーキン。(ウェスカーはシリーズを通して度々登場。ウィリアムは2で登場します)
彼らが研究していた「t−ウィルス」が、今回の猟奇的殺人に絡んでいることに気付き、原因を調査していたのだった。
監視カメラのモニター越しにレベッカ、ビリーを監視していたが、突如モニターの画面が別の場所を映し出した。
そこに移ったのは白装束の青年。彼はヒルを統率し、目の前で擬態マーカスを作り出した。
「洋館に、そして列車にウィルスをまいたのは私だ。私はアンブレラに復讐する」と青年は告げる。
191biohazard 0:2008/09/01(月) 19:28:24 ID:m1I0Bkop0
養成所の探索を進めるには、紋章の付いた鍵を回収することが必要と判明。
協力して仕掛けを解き、鍵を回収するレベッカ。しかし直後に巨大ムカデ「センチュリオン」が現れ、レベッカを拘束。
ビリーはグレネードランチャー、ショットガン等を使って立ち回り、レベッカを救出する。
感謝の意を述べるレベッカ。この頃から、レベッカはビリーに対し信頼を深めていく。

講堂の仕掛け、次いで二対の像と天秤の仕掛けを解いた2人は、肖像画の下から現れた地下への入り口へと歩を進める。
たどり着いた先は行き止まりだったが、天井近くに通れそうな穴を発見。レベッカはビリーの手を借りて、先に進む。
穴は拷問室に繋がっていた。生々しく残る跡に表情を歪めるが、部屋の中に設置された電源パネルを操作し、道を塞ぐ障害を取り除いた。
しかし、レベッカの行動を監視していた白装束の青年がエリミネーター(猿ベースのB.O.W.)を放ち、レベッカは襲撃されてしまう。
飛び掛ってくるエリミネーターを回避するも、足元が崩れ下層に落下。宙ぶらりんの状態に。
通信機でレベッカの危機を察したビリーは、別ルートからレベッカの救出に向かう。

一方、ウェスカー、ウィリアムの2人は、白装束の青年の正体を突き止める。
その真実は信じがたいものであったが、この件が明るみに出てしまえば、アンブレラは崩壊してしまう・・・・。
私はアンブレラを捨てる、と告げるウェスカー。しかし、「t−ウィルス」を超える生物兵器「G−ウィルス」も完成間近な今、
アンブレラを捨てることは研究を捨てることであるため、ウィリアムはこれを渋った。
こうして2人は決別。ウィリアムは施設の爆破を画策していることを告げ、ウェスカーと別れる。

あわや落ちそうになっていたレベッカを、駆けつけたビリーがギリギリのところで救出。
礼を言うレベッカに「約束を守っただけだ」と答えるビリー。しかし、彼が仲間思いな人物であることは、
これまでの探索を通してレベッカも気付いていた。
本当に彼は23人もの人間を虐殺したのか?冤罪を疑う彼女は、ついにビリーに真実を求める。
192biohazard 0:2008/09/01(月) 19:30:16 ID:m1I0Bkop0
事件の1年前、ビリーはアフリカの内紛を鎮圧する為の部隊に所属していた。
ゲリラ部隊の集落を発見、制圧を目的に、彼らの部隊はジャングルの行軍を決行。
だが、アフリカの過酷な環境、そして度重なるゲリラの襲撃により、部隊はビリーを含め、わずか4人となってしまった。
そして、ジャングルを抜けた4人はようやく集落を発見。
そこにいた人々を見て、彼らは愕然とし、そして怒りを覚える。
住んでいたのはごく普通の人々。ゲリラの集落などではなく、彼らは偽情報に踊らされていたのだ。
狂気に取り付かれる隊員達。集落の人々全員を引きずり出して中央に集め、銃を向ける。
ただ一人ビリーのみが隊長を止めに入るが、殴り飛ばされ、人々が血祭りにあげられる無残な光景を見ることとなった。

話を聞いたレベッカは、あなたも撃ったのか、と彼を問い詰める。
だが、ビリーは何も答えない。ビリーを信じるレベッカは、護送車のMPを殺したのは彼ではなく、化け物だったのでは、
彼のみが逃げ切れたのではないか、と尋ねる。
答えず、ビリーは自分に残された選択が、捕まるか逃げのび続けるか、どちらかしかない、とだけ呟いた。
一通りの会話を終え、2人は探索を再開する。

「忠誠・服従・規律」と刻まれた3枚のレリーフを回収し、3階の装置に設置すると、
大きな音を立てて養成所が揺れ始めた。(Disc1ここで終了)
外に出てみると、地形が大きく変わっていた。2人が解除した装置は、養成所と研究所を繋ぐ道を開く為のものだったのだ。
研究所の閉じられた入り口を開く為、レベッカを外に残し単独で進入するビリー。
中には礼拝堂、そしてそこから繋がる小部屋しかない。小部屋を探索し外に出ようとするビリーを襲ったのは、
天井を突き破って現れた巨大コウモリ「インフェクティッドバッド」だった。
193biohazard 0:2008/09/01(月) 19:31:17 ID:m1I0Bkop0
インフェクティッドバッドを撃退し、敵が現れた天井の穴からフックショットで脱出したビリー。
エレベータの電力を復帰してレベッカと合流後、先へと進んでいく。
研究所内はいくつか特殊なドアがあり、ヒルのオブジェをはめ込むことで開錠するという、変わったものであった。
先へ進む為、二人は階上と階下にそれぞれ別れ、同時に探索を進めていくことになる。

マーカスが使っていたと思われる所長室。その中に、若かりし頃のマーカスの写真があった。
写っていたマーカスの姿は、白装束の青年によく似ている。青年はマーカスの孫、あるいは子供だろうか?
だが、落ちていたファイルには「所長はひどい人間不信であり、子供はおろか既婚者でもない」との記述。
はたしてマーカスと青年の関係は・・・・?真相は未だ見えないまま、探索は続く。

研究所の中にはロープウェイ乗り場があった。どうやら研究所の外に繋がっている、ということで、
連絡を取り合い、2人は再度合流する。
探索の途中見つけた入力・出力調整コイルを設置し、電力を回復させる。
ようやく脱出・・・・と思われた矢先、ロープウェイの上に潜んでいたエリミネーターの襲撃を受ける2人。
飛び掛ってきたエリミネーターと組み合っていたビリーが、足場から落下してしまう。
更に電力が再び落ち、残されたレベッカは擬態マーカスの襲撃を受ける。
ビリーの安否は気になるがどうすることも出来ず、彼女は電力を復活させ、1人ロープウェイに乗り込んだ。

工場のターンテーブルに乗り込み、1人調査を続けるレベッカ。
と、奥の扉から人が歩いてくる音が。とっさにドアの死角に身を隠すレベッカ。
足音の主はエンリコだった。レベッカと再会したエンリコは、当初の目的であった事件付近の洋館調査に向かうぞ、と指示。
しかし、ビリーを探さなければ・・・・。レベッカはビリーと合流後、後を追って洋館に向かいます、と告げた。
レベッカの行動に少々呆れ顔を見せるも、エンリコは銃を構えなおし、1人洋館を目指して去っていった。
これが最期の会話になってしまうことを、2人はまだ知る由もない。
194biohazard 0:2008/09/01(月) 19:32:52 ID:m1I0Bkop0
エンリコと別れたレベッカは、エレベータで下層に向かう。
そのエレベータを待つ間に、レベッカはプロトタイラントの襲撃を受けるもこれを撃退。
エレベータから更に階段を使って下へ下へと降りていくレベッカ。廃棄用水路の行き止まり地点で、ついにビリーを発見。
気絶しているビリーを介抱するレベッカ。だが、2人の前に転がっていたのは、おびただしい数の白骨化した死体。
マーカスの実験対象として扱われ、廃棄処分された人々の成れの果てだった。
ビリーはその光景を見て、マーカスに激しい怒りを覚える。

合流した2人はクリーチャーを撃退しながら、キーアイテムを回収していく。
カードキーを使って進んだ先の部屋には、白装束の青年が待ち構えていた。
2人の目の前で変態し始める青年。その姿が肖像画のマーカスに移り変わる光景を見て、驚きを隠せない2人。
マーカスはついに真実を語り始める。

10年前、スペンサー(アンブレラ創始者)と手を組んでいたマーカスは、彼らが発見した「始祖ウィルス」を
ヒルに投与し、生物兵器「t−ウィルス」の完成にこぎつけた。
この研究成果がマーカスの発言力を強め、組織の支配権を奪われることを恐れたスペンサーは、
当時マーカスの元について研究に携わっていた、ウェスカー、ウィリアムの2人を味方につけ、マーカスを殺害。
しかし、マーカスが可愛がっていたヒルたちが、マーカスの体内に侵入し、彼のDNAと長い時間をかけて結合することに成功する。
こうして生まれ変わったマーカス(肉体の支配権はヒルのほうにありますが)は、アンブレラに復讐する為、t−ウィルスをまいたのだった。
全てを語ったマーカスは更に姿を変え、醜い女王ヒルの姿となって2人に襲いかかる。

マーカスが落とした鍵を使い、2人は大型のリフトに乗り込んで脱出を図る。が、ウィリアムによって起動された施設爆破のカウントダウンが始まってしまった。
地上に繋がる倉庫まであとわずか、というところで、復活した女王ヒルに再び追いかけられる。
リフトを破壊され、倉庫に投げ出される2人。武器を構えてラストバトルに挑む2人は、堅い絆で結ばれていた。
ある程度のダメージを与えたところで、差し込んだ日光に苦しみ始める女王ヒル。弱点に気付いたレベッカは、ビリーのサポートを受け、倉庫の天井を開放。
女王ヒルは酷く弱りながらも、長く伸びた尾で2人を殴りつけ、最後の抵抗に出る。が、吹っ飛ばされたレベッカのそばに、マグナムリボルバーが落ちていた。
すかさずビリーに放り投げ、ビリーがとどめの一撃を放った。女王ヒルは粉々に砕け、リフト搬入口に落ちていく。
崩壊が始まった施設を2人が脱出すると、施設は爆音を立て、消滅した。

命からがら脱出した2人は、洋館の見える丘に出る。
ビリーは銃を放り投げ、その場に座り込んだ。その彼がつけたドッグタグを、レベッカは取り、自分の首につける。
これからあの洋館に行かなくては、とレベッカ。2人は敬礼を交わし、洋館へと向かう彼女をビリーは見送る。
レベッカは振り返らない。その背中に、ビリーは(レベッカの真似をして)親指を立て、ありがとう、と呟くのだった。

biohazard 0 end (ストーリーはバイオ1へと続きます)
195biohazard 0:2008/09/01(月) 19:44:33 ID:m1I0Bkop0
超絶要約
人食いゾンビの事件を解決する為に派遣されたスターズの新米隊員レベッカは、道中で
23人殺しの罪に問われているビリーに遭遇、いろいろあって協力することになる。
一方事件の黒幕・白装束の青年は、10年前に殺されたアンブレラ社員マーカスとヒルの融合体であり、あの手この手で
ウェスカーたちアンブレラ組を困らせる。めんどくさくなったウェスカーは退社。残ったウィリアムが後始末することに。
同様にマーカスは自分の敷地をうろうろしているレベッカとビリーを倒そうとするも、返り討ちに。最期は太陽にこんがり焼かれてバラバラにされます。
ビリーの無実を信じるレベッカは、事件後ビリーを逃がし、問題の洋館へ。

おおむねこんな感じです。なお道中のボス戦はほぼ全部ビリー担当で書いてますが、これはビリーのほうが
体力が多く楽だからです。特にシナリオに違いは現れません。

キャラ解説も需要あれば主観交じえて書きます。
196ゲーム好き名無しさん:2008/09/01(月) 23:33:47 ID:g/5Ixtp90
バイオの人乙です
197ゲーム好き名無しさん:2008/09/02(火) 08:12:33 ID:plto8N2F0
バイオ0乙でした。
198ゲーム好き名無しさん:2008/09/03(水) 16:14:56 ID:43op/lHT0
ソウルキャリバー4をお願いします。
199ゲーム好き名無しさん:2008/09/03(水) 17:34:28 ID:c3a+RV4/0
>>198
>>1
>またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
200ゲーム好き名無しさん:2008/09/03(水) 20:56:27 ID:Am0CCLEL0
前スレの478、このスレの>>199までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上経ったので「双界儀」「プロジェクト シルフィード」を ●途中 の欄から消しました。

1ヶ月以上経ったので「零 〜月蝕の仮面〜」「夜想曲2」
「ダークメサイア」を ●執筆予告がある物 の欄から消しました。
201ゲーム好き名無しさん:2008/09/04(木) 00:30:26 ID:KRJ1aUkU0
Wiiのソウルキャリバーレジェンズをお願いします
202ゲーム好き名無しさん:2008/09/04(木) 10:29:00 ID:HpSwHKhC0
GBAのマリー、エリー&アニスのアトリエ〜そよ風からの伝言〜をお願いします
203FFCC リング・オブ・フェイト:2008/09/04(木) 17:16:22 ID:1fKzPyrr0
レベナ・テ・ラに到着した頃には雨もやみ、すっかり夜も遅くなっていた。
今度は門番に阻まれることなく城の中へ入ることが出来たが、玉座の間には王はおらず、アルを騙る偽物がいるのみ。
コルカ王はすでに私室で休んでおり、偽アルはユーリィ達を追い返そうとする。
そんな偽アルにテテオの法衣を見せ、王に会わせろと迫るミース。
偽アルはテテオの法衣を見た途端顔色を変え、すぐに五人を叩き出そうとする。
そんな騒ぎを聞きつけ私室から降りて来るコルカ。
ミースの持っている愛娘の法衣を見ると、コルカも顔色を変えた。
同時にアルとミースのことも思い出したらしく、偽アルを退けてユーリィ達を私室へ招いたのだった。
ユーリィ達は王の私室で、自分達が目にしたことをコルカに語った。
コルカは愛娘に起こったことをすでに覚悟しているようだった。
この法衣は彼が娘の誕生日に作らせた特別なもの。
さらにこれがテテオのものである証拠として、法衣の中に仕舞ってあるカギを取り出した。
これは単なるカギだが、これの持つ意味は果てしなく重い、とつぶやくコルカ。
さらに、ユーリィ達になぜこの国がレベナ・テ・ラと呼ばれるか知っているかと問う。
それはこの国に世界の全てがあるからだ、と言う。そしてこのカギはそれを開くカギなのだと。
しかし、愛娘を失った悲しみからか、コルカはその重みに耐えられなくなったと嘆く。
その時、どこからか不気味な声が聞こえて来た。「安心してお逝きなされませ」と。
次の瞬間クー・チャスペルが現れ、すばやくコルカの背後から彼を刃物のようなもので突き刺した。
驚いて立ち上がるユーリィ達。
苦しい息の下、コルカはチャスペル達神殿のものを「月の民」と呼び、お前たちにクリスタルは使えないはず、と呻く。
しかし、チャスペルによればその方法は実証済みで、テテオはよい実験体だったという。
さらにコルカに駆け寄ったユーリィを見て、あの日自分は抱いてはならない「恐れ」に身を焦がしたと言うチャスペル。
城内は侵入者に気付いて騒然となり始めた。
ユーリィに向かって「置き土産」を差し上げましょう、というチャスペル。
彼は大声で「賊に王が刺された!」と叫び、カギを奪って不敵に笑いながら去っていってしまった。
そこへチャスペルの叫び声を聞いた兵士達が駆け込んで来る。
彼らが見たものは、声の言う通り何者かに刺されて倒れているコルカ王と、そのすぐそばにたたずんでいるユーリィ達だった。
かくしてユーリィ達はコルカ王暗殺の犯人として誤解され、為す術なく捕らえられてしまったのだった。
204FFCC リング・オブ・フェイト:2008/09/04(木) 17:20:56 ID:1fKzPyrr0
ユーリィ達が気が付いたのは、どことも知れぬ場所だった。
あれから船に乗せられ、目隠しされたままここへ放り出されたのだ。
灼熱の溶岩が流れる不気味な場所だったが、アルによればここはキランダ島というらしい。
火山性の孤島であり、またの名を…罪人島。
その名の通り、昔から海に囲まれた脱出不可能な罪人の牢獄として使われている島らしい。仕方なくユーリィ達は罪人島を探索することに。
あちこちに灼熱の溶岩が流れているかと思えば、その傍らを触れただけで凍り付いてしまう極寒の大地が広がるという、不思議な光景を進んで行くうちに、五人は火山の火口のようなところへたどり着いた。
そこへ不格好なドラゴンに乗った処刑人登場。
襲いかかって来た処刑人を退けたユーリィ達だったが、その時島が轟音とともに激しく揺れ始めた。
危険を察知して逃げようとする五人。しかし、気が付くと地面から吹き出した炎に取り囲まれ、逃げ場がなくなってしまった。
しかも足元の地面が突如崩れ落ち、ユーリィ達はなす術なく地の底に落下していくのだった。

気が付くと、そこは罪人島とは全く違う、何かの建物の中だった。
ナッシュにも生きているものの気配が感じられず、こんなところは始めてだと言う。
アルによると、ここはもしかしたら死者の国かもしれないと言う。
それを聞いて軽くパニックになるミース。しかしユーリィの頭なでなでで落ち着きを取り戻した。
とりあえずユーリィ達は死んでおらず、生きているようだ。もしここが死者の国なら、生者がいるべきところではない。
というわけで、なんとか地上に戻る道を探すことに。
生き物はいなくともちゃっかり魔物は多数存在している神殿のような雰囲気の場所を進んで行くうち、五人の前に、大きなフクロウのような見たこともない存在が現れた。
驚いて悲鳴を上げるミース。その声にフクロウ人間はユーリィ達に気が付いた。
(ゲーム中ではフクロウ人間の名前は出て来ませんが、攻略本によるとこいつがカーバンクルだそうです…)
フクロウ人間…もといカーバンクルに地上に出る道を尋ねるユーリィ。
カーバンクルはうなずき、ユーリィ達を地上へ帰そうとする。
その時、どこからともなく大きな赤い球体がものすごいスピードですっ飛んで来て、ユーリィ達のそばの壁に激突。
それを見て、カーバンクルは「お前たちはクリスタルの加護を…やつめ、ここに気がつきおった」とつぶやく。
球体が激突した壁が崩れ落ち、その向こうから人影が姿を現わした。…その人影は、何と死んだはずのラトフ。
いきなりの父親登場に目を丸くするユーリィとチェリンカ。
カーバンクルによると、ここは戦場で傷付き倒れた魂がその傷を癒す場所。そしてラトフはあの赤い物体に魂を汚されてしまったらしい。
すぐにラトフを救うことを決心するユーリィとチェリンカ。
異様な眼光のラトフと戦ううち、ラトフに取り憑いていたものが正体を現わした。
それは「リッチ」と呼ばれる巨大なアンデッドの化け物。
しかし、リッチを倒してもラトフは倒れたまま何の反応も示さない。
この男の魂はあまりにも深く傷付いてしまった、と言うカーバンクル。
ユーリィとチェリンカは、自分達は父から多くのものを受け取った、だから自分達が受け取ったものでお父さんを癒せるなら、お父さんを癒したい、と答える。
双子の願いにこたえ、カーバンクルの頭上のクリスタルのようなものが輝きを放ち始めた。
これからお前たちが行くのはラトフにまつわる世界の記憶。
しかし、過去に起こったことは変えられない。どんな道をたどっても、必ずここにたどり着く。それでもいいなら行くがよい。
カーバンクルの言葉とともに、ユーリィ達は光に包まれた。
205FFCC リング・オブ・フェイト:2008/09/04(木) 17:24:22 ID:1fKzPyrr0
光がやむと、ユーリィ達は大雨の降る中にたたずんでいた。
彼らのすぐそばを大勢の人達が走ってどこかへ逃げて行く。
そう、ここは崩壊寸前のレラ・シエルだった。
過去のアルが避難している人々を誘導している横で、過去のミースが半泣きになりながらテテオ姫を探している。
そこへ若き日のラトフと、後に双子の母となる女性、アーチェスがやって来た。
避難中の人々が暴徒とならないよう、アルや兵士達に指示を送るラトフ。
一方、ミースはアーチェスにテテオが見当たらないことを訴える。
その時、レラ・シエルの中心部から真っ赤な光の柱が立ち上った。
どうやら光はクリスタルの間から発しているらしく、ラトフはクリスタルの間へ去っていった。
アーチェスも一度はアルに止められるが、ラトフの後を追ってクリスタルの間へ向かうのだった。
レラ・シエルのとある部屋では、兵士達が湖の水位を調節する制御棒を押し込む作業に追われていた。
しかし、どうしても一本の制御棒だけがびくともしない。兵士が諦めかけたその時、「諦めるな!」とラトフとアーチェス登場。
そして、ラトフはその怪力によるものか、それとも「強い心」の力によるものか、どうしても動かなかった制御棒を見事押し込むことに成功。
ラトフとアーチェスは兵士達を励まし、クリスタルの間へ向かうべく、さらにレラ・シエルの奥へ進んで行くのだった。
ユーリィ達もラトフ達の後を追ってレラ・シエルの中を進む。
途中、以前にミースが巨大魚から水をぶっかけられた水槽のそばへやって来た。
ラトフとアーチェスはその奥へと姿を消したのだが、扉が閉まって先へ進めない。
その時、水槽の中を見覚えのある巨大な影が…。
復讐すべき対象を見出したミースは、ここで会ったが百年目とばかり、さっそく超高速で魔石を錬成、片っ端から水槽の中へ放りこんで行く。
突然の大爆撃を受けた巨大魚は、当然怒り狂ってユーリィ達に襲いかかって来た。
ユーリィ達は再び巨大魚に勝利。念願の復讐を果たしたミースは高笑い。
しかし、ここは過去の世界。巨大魚はあの時ミースと出会う前なので、今回なぜ復讐を受けたのか身に覚えがないはず…。
こうして、巨大魚は後にミースと再会し復讐に水をぶっかけるまで、胸に恨みを抱いてレラ・シエルに潜んでいましたとさ。

(続く)
206FFCC リング・オブ・フェイト:2008/09/04(木) 17:27:47 ID:1fKzPyrr0
間があいてしまって申し訳ないのですが、とりあえず書けてるところまで。
最近時間に余裕が出来てきたので続きは近日中に書きます。
207ゲーム好き名無しさん:2008/09/04(木) 22:29:22 ID:xlyiVxrY0
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki(現行スレへのリンクもあります)
http://wiki.livedoor.jp/luc001/

このwikiはよくボットに改竄されてるから、ウィルス被害が少なくなるよう次スレの
テンプレからは外した方がいいっす。
208ACfA◇l1l6Ur354A:2008/09/05(金) 04:47:37 ID:jO/GSoFe0
ARMORED CORE for Answerの企業編のみだったのでORCA編

途中までは企業編とほぼ一緒
分かれ目はホワイトグリントとの戦闘後にORCAからの依頼を受けること
依頼の内容は主要アルテリア施設である、アルテリア・ウルナの破壊であった。

人類の過半が住まうクレイドルであるが、
そのよって立つエネルギー基盤であるアルテリア施設が破壊させることは現世界の崩壊を意味する。
当然のことながらORCAに与するということは、世界をそれを支配する企業国家を相手にするということである。
主人公はウルナの破壊に成功しORCAと行動を共にすることとなる。
ORCAのメンバーはカラードにいたもの等も含めて様々であるが、中心に存在するのはリンクス戦争当時のリンクス。
その中でも特筆すべきなのが旧レイレナード所属の人間達であり、まさにレイレナードの亡霊である。

国家解体戦争以前、国家間の争いの激化の果てに致命的な兵器アサルトセルが開発された。
それは、地球と宇宙空間を閉ざす、無差別に攻撃を仕掛ける自立飛行兵器であった。
(実際にミッション内で攻撃を受けることが出来るがダメージ0
色々と突っ込みどころの設定であるが突っ込まないように)
その結果、地球は閉ざされ宇宙への開拓は無くなった。テルミドールは言う。「それが我等の咎」だと
そして、再び人類の宇宙開拓を目指したのがレイレナードの提唱したクローズプランであり、現ORCAの存在理由である。

ORCA旅団はクローズプランを開始する。主要アルテリア施設の同時強襲である。
主人公はアルテリア・カーパルス襲撃を行うこととなる。
結果としてそのほとんどは成功し、クレイドルはそのよって立つエネルギー基盤を失うこととなり、
人々はそのおぼつかない足元にはじめて気づいたかのように恐怖するのであった。
209ACfA◇l1l6Ur354A:2008/09/05(金) 04:48:23 ID:jO/GSoFe0
物語は終盤へと突入する。
ORCA旅団にとって作戦の最重要施設である衛星掃射砲が企業連側に攻撃を受けるのである。
この衛星掃射砲を使用しアサルトセルを殲滅することで初めて宇宙開拓への一歩となる。
(前作で登場したエーレンベルク砲であるが、この小型衛星掃射砲三門がレイレナードのものであるか
全てオーメルの思惑通りなのかはいまいち理解にかける。保管してくれると助かる)
主人公はガチリンとともに敵ネクスト級2体とAF級1体を撃滅し衛星掃射砲守備に成功する。

企業連は最終的な切り札として最強のAF、アンサラーを実戦配備する。
全身コジマ兵器の巨大な塊で信じられないことに浮遊型である。その影響は凄まじいもので
大地には致命的なコジマ汚染を撒き散らし、ゲーム機本体にはフリーズを連発させユーザーを悪夢のどん底えと追いやった。
それも撃破し、もはやORCAに敵は無くなり、最後のミッション、アルテリア・クラニアム襲撃へと物語りは進む

クラニアムには企業連とは独自に動いていたレイテルパラッシュとマイブリスのネクスト級2体が待ち構えている。
これは企業連ルートの主人公がマイブリスになったと考えればよい。
ここで驚くべきはハードにおいてテルミドール=オッツダルヴァが企業連側として主人公と敵対することである。
このことについてはもはや脳内保管するしか方法の無い状態である。
これまでのシリーズを考えれば元々企業側えイレギュラーな主人公を狩ることが目的だったのであろうか
ともかく主人公は全てのネクストを粉砕しアルテリアのエネルギーを使用することで衛星掃射砲のエネルギーを確保し
人類の宇宙開拓への道を回復させることでクローズプランを成功させる。

これでORCA編完

疑問としてはやはりオーメルサイエンステクノロジーの暗躍である。
それにしても想像の範囲を超えないわけではあるがそのあたりは脳内保管することで良しとして欲しい
それがシリーズを通して、ゲームの完成なのだから...
210ゲーム好き名無しさん:2008/09/05(金) 15:04:06 ID:6S2NLeA00
乙だがトリップの付け方違うぞ
211ゲーム好き名無しさん:2008/09/07(日) 01:14:38 ID:EzWSptQNO
すいません…
以前、ベルデセルバ戦記〜翼の勲章〜をリクした者ですが、雷でパソが死にました…
ストーリーは何とか書き直して今月中には投下します
楽しみにしくださっていた方(いるのかな?w)、いつもWikiまとめて下さっている方々には多大なご迷惑をお掛けします
ごめんなさい
212ゲーム好き名無しさん:2008/09/07(日) 01:30:31 ID:dPJakaWP0
それはリクじゃなくて予約じゃないのか
213ゲーム好き名無しさん:2008/09/07(日) 02:02:15 ID:EzWSptQNO
あ、本当だ
なぜリクと書いたのだろう…
予約の間違いです
214ゲーム好き名無しさん:2008/09/07(日) 09:09:53 ID:SiO/l7XVO
期待して待ってます。
215ゲーム好き名無しさん:2008/09/07(日) 20:13:37 ID:8x2psi9c0
>>7の・デジタル・デビル物語 女神転生(日本テレネット)の依頼を取り消します。
216ゲーム好き名無しさん:2008/09/08(月) 10:55:51 ID:cEipy9rd0
ニンテンドーDS「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー」のストーリーを教えてください。お願いします。
217ゲーム好き名無しさん:2008/09/08(月) 17:34:04 ID:PJFsiSBc0
PS2の令嬢探偵で主人公の先輩が殺された
真相(犯人、動機、最終的にどうなったか)について教えてください
218ゲーム好き名無しさん:2008/09/08(月) 17:37:57 ID:PJFsiSBc0
↑こっちのスレで依頼しといてなんですが
要約でも構いません
219ゲーム好き名無しさん:2008/09/08(月) 19:36:37 ID:zeb7JNGs0
>>217
女向け板の専用スレで聞いた方が返答きそう
220ゲーム好き名無しさん:2008/09/08(月) 20:14:19 ID:EFPnL3w50
すみません。
前スレに書いてしまったんですがこちらでもお願いします

DS
パワプロクンポケット9
サクセスの神田奈津姫の話、分かる方いらっしゃいましたらお願いします。
221ゲーム好き名無しさん:2008/09/08(月) 21:16:50 ID:7e8skYHK0
>>219
いや、ここでいいよ
女向けゲー一般板の教えてスレもう無いし
222ゲーム好き名無しさん:2008/09/08(月) 21:23:17 ID:7e8skYHK0
>>220
だから前スレも見てるっつーの
Wikiに最新版のリストがあるから見ろよ
そこにちゃんと入ってるっつーの
大人しく待てよ、な?
223ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 00:53:06 ID:xJWrD9cG0
>>217
友人からの又聞きなので少々間違ってるかもしれないのでよろしければ…

犯人は攻略対象の1人である御影
御影以外の全キャラを攻略した後に攻略出来る御影ルートで発覚
主人公の先輩は主人公の父が汚職していたのを知ってしまい
それが発覚して愛する主人公が悲しんだり立場が悪くなるのを恐れた
主人公父の秘書だった御影によって殺された
最終的に主人公に説得され御影は自首、主人公父は主人公に告発された
EDは服役を終え刑務所から出てきた御影を主人公がお疲れ様でしたと迎えて終了

確かこんな感じだったと思います
224ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 03:30:34 ID:mNeKmlGY0
どなたか昔に旧エニックスからSFCで発売してた
「スラップスティック」のストーリーをご存じありませんか?
225ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 06:26:23 ID:R+HjmDr10
幻想水滸伝IV
Wikiにあるやつ、あれはひどい。もうちょっといい話なのになー
つーかアレにぜんぜん気付かんとは・・・orz
一般的な評価が低いのも納得。
詳しく書き直したいんだけど、そうすると、既出部分が完膚なきまでに破壊されてしまう
というわけで近日中に新しく投稿しちゃいます。
226ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 07:46:22 ID:CWd6H7zt0
ストーリーを要約してもらうスレ を探しているんですけど
何処にあるかわかりませんか?
227ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 09:49:53 ID:toUkAX2Y0
>>226
>>1ににあるのとは違うスレ?
228ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 10:28:14 ID:toUkAX2Y0
前スレの『ベルデセルバ戦記〜翼の勲章〜』の続きです


【空賊編】(軍隊編のサイドストーリーなので、話の流れは一緒です。サブイベントは削ってます)

★空賊編の主な登場人物紹介

◇空賊(アラビア辺りがモデル)
【ダ・クダ】・・・空賊の頭領。軍隊編でも登場。
【マルダマン】・・・ 空賊編にて仲間になる。ミサキに空賊のイロハを教えてくれる。
【ブアムナム】・・・空賊のサブリーダー的存在。ゲーム中では、戦闘の際にミサキの船を援護してくれる。
229ベルデセルバ戦記〜翼の勲章〜:2008/09/09(火) 10:31:37 ID:toUkAX2Y0
>>498の分岐からの続き)
軍隊は性に合わない。空賊の方が面白そうだ、とミサキは空賊に入る。
ダ・クダから、ゼクセル達がダナスピを占領したという話を聞く。空賊は軍隊と相反する存在なので軍人は助けないと言うが、
ミサキは「軍人にも平和を考えている人間はいる」説得し、カフィ達を救出しにダナスピへ向かう。

ダナスピで逃亡しようとするゼクセルを見つける。このダナスピ占領は、ム連邦との同盟破棄のためにやったことらしい。
「ばかやろう! そんな考え方がノイパスクを衰退させるんだ!」と叫ぶミサキに、
「パスク人は元々このベルデセルバを支配するためにやって来たのだから、この星の人間と手を組むことは許されない」とゼクセルは言う。

ゼクセル逃亡後、1人のギダン軍人に見つかる。
軍人はカフィの知り合いのガシザキノだった。手分けしてカフィたちを探す事に。

宮殿奥から鍵を見つけ、カフィとム連邦軍、ダナスピ王を救出。カフィはもうノイパスクにはいられないのでギダン軍に入る。
ガシザキノは理解があるギダン軍人だが、本部隊が来たらやっかいな事になるので、ゼシカ達ム連邦の人間を逃がしてやる。

ダ・クダの本拠地であるダクへ帰ると、ブアムナムへの手紙を届けるように言われる。
輸送船を襲ったり、空賊の名を騙る強盗団を捕まえたり、カフィの両親に会ったり、3人組の女空賊に惚れられたり、
ハウエズナが美人看護婦と結婚したりしながら、ブアブナムに手紙を届ける。
ブアムナムにカルフを紹介される。彼女はギダン軍に入った姉、カフィの身を案じて仲間になる。

ダクに帰る途中、シデル親衛隊の戦艦とすれ違う。
その後、ある町の上空で護送船を見つけ、興味本位で乗り込む。中にはカフィとガシザキノがおり、
最近シデルがノイパスクとギダンの和平を考える穏健派を、次々にアダクダの強制収容所に送っていると話す。
カフィもスパイ容疑でアダクダに送られるところだったのだ。
カシザキノはミサキに脅された振りをして、カフィ、カ・ジャルコ、フラグナムを捕虜(実質、お目付け役)として引き渡す。
230ベルデセルバ戦記〜翼の勲章〜:2008/09/09(火) 10:32:43 ID:toUkAX2Y0
ダ・クダの提案でワザノにある温泉に慰安旅行へ。
温泉に入っていると、さるお方のボディーガードをしているという男と知り合いになる。
ワザノを出発しようとしていると、さっきの男がやって来て、主人がいなくなったとオロオロし始める。
大事にはしたくないとの事なので、ミサキ達が探すのを協力することに。マルダマンが目撃した怪しい黒い船を追う。
男の名はガークスという。(名前は出ませんが、軍隊編でもちょろっと出ています)

ギダン領の郊外で、覆面男に刃物を突きつけられているギダン国王を発見する。
感謝の印として国王船に乗って首都グラシアルに招かれる。ミサキは力を付けていくシデルに気をつけろ、と国王に忠告する。
ギダン城内にてミユキと会い、王から勲章を授かる。
(その後のミユキとの「シデルは寂しがりや云々」の会話は軍隊編と同じなので省きます)

国王はオユ・キクルと気が合い、ノイパスキ人もギダン人と何ら変わらない事を知る。
ガークスはこっそり、「誘拐は国王の側近の仕業だと思われます」とミサキに耳打ちする。


アザミグ名物の写し絵(要は写真)を撮って貰っていると、写真のミサキの背後に怪しい男が写っている事に気付く。
尾行してくるその男に問い詰めると、男はギダン軍人のチャンタケと名乗った。
チャンタケはバムス中佐の部下で、バムスがギダン国王の暗殺計画を立てているのを聞き、空賊にその計画を阻止してほしいと言う。

暗殺計画の邪魔をし、国王を救出。
国王はダクに留まることになり、ミサキの忠告を真面目に聞かなかったことを謝る。
チャンタケにミサキの事を話したのはガークスだった(ガークスはミサキが空賊だとは知らない)。
ガークスはム連邦のスパイ容疑をかけられ、逮捕されてしまったという。

シデルの手により、ギダンは強大な戦闘国家になりつつある。政治犯として囚われている国王派のギダン軍人と共に、
アダクダで暴動を起こす。国王派のリーダーはガシザキノだった。


シデルはミユキを連れて空中要塞にて調停者として人々に語りかける(話の内容は軍隊編と同じです)。

ホウノム島をムノギイへ、改ニ・デム島をアダクダに向け、シデル自身はベルデセルバの中央部であるダナスピに向かっていた。
改ニ・デム島を破壊し、ミサキはシデルの空中要塞も破壊することに成功する。
231ベルデセルバ戦記〜翼の勲章〜:2008/09/09(火) 10:34:34 ID:toUkAX2Y0
【エンディング】

燃え盛る要塞にシデルとミユキが乗っている。
シデルは「戦で勝っても、戦いは終わらない。敗者が再び戦いを挑むだろう」と言い、ミサキに「お前はこの戦争を止められるのか」と問う。
ミサキは答えられない。
シデルは国家や民族の違いが争いを生むと考えており、「人民の意識を変えていかなければ戦いは終わらない」と説く。

追ってきたギダン国王は、「お前の意見は正しい。しかし、意識とは他人に変えてもらうのではなく、失敗と反省を繰り返して、

全ての人間が自ら変えていく必要があるものだ」と言う。
だが、シデルはその「繰り返し」こそが無意味で愚かな行為だと考えていた。
「なぜ人の力の可能性を信じないのか。あなたは信じていないのだ。血を分けた息子の私でさえも!」


ミサキは崩れ落ちる要塞から、シデルとミユキを連れ出そうとする。
シデルの腕に追い縋ろうとするミユキを、シデルは「お前を巻き込むわけにはいかない」とミサキの方へ突き飛ばし、
自分は要塞に残る。


永い戦いに終止符が打たれ、人々は祝賀のパレードを開催する。
仲間たちはそれぞれの形で平和を祝う。
飛空船を寂しそうに眺めるミユキの肩を、ミサキが叩く。
シデルは死んでしまったが、彼が心から望んでいた平和を、ベルデセルバの全住民が国や民族を超えて喜び合っている。
それに気付き、ミユキは微笑む。

一番の功労者として、ミサキが表彰されることに。ダナスピ王、ギダン国王、ム連邦のオタワ大統領の前でミサキが敬礼すると、歓声があがる。
ギダン国王が進み出て、サロ将軍が国王に真新しい勲章を差し出す。それを見てミサキは眉を顰める。

ミサキの胸に勲章をつけようとするギダン国王の手を、ミサキは押し留める。
「平和になってボケたのか、爺さん? 言っただろ。こんなチンケな勲章は・・・」

軍人たちはミサキの行動に驚愕し、空賊は満足そうにニヤニヤしている。

「いらないってよ!」
ミサキが空高く放り投げた勲章が、太陽と重なって輝く。
232ベルデセルバ戦記〜翼の勲章〜:2008/09/09(火) 10:37:01 ID:toUkAX2Y0
●補足:
※空賊編のエンディングでは、空中要塞にギダン国王は登場しません。
 よって、シデルの「血を分けた息子の私でさえ信じていない」という台詞はありません。
 「意識は他人に変えてもらうものではない」という台詞はミサキのものになります。

※空賊編のエンディングでは、最後に各国の首脳の前で敬礼するシーンは無く、代わりに空賊たちに胴上げされます(その前後の

 ミユキの肩を叩くところまでと、ギダン国王が進み出てくるところからは一緒)。

※上記の他に、エンディングでミユキの肩を叩いて一緒に飛空船を見上げるシーンで、
 軍隊編では空に向かって敬礼を、空続編では目の上に手を翳して見上げているように見えます。
 (ポーズは似ていますがカットが違うので、意図的なものがあると思います。特に軍隊編は)

※ミサキは何のために宇宙船に乗っていたのかは不明です。ちなみに、ベルデセルバには宇宙船を作る技術はありません。
 しかし、パスク人は 宇宙からやって来たので、その技術がどこかに眠っている可能性はあります(軍隊編の最終戦前にカフィに

 話しかけると、こう言います。「宇宙船ができたら乗せてね」という約束もします)。

※空賊編のサブイベントにて仲間になる、カムチョムという小説家のキャラが、
 「この戦争を元にした、『ベルデセルバ戦記』という本を書きたい」と言います。

※ミユキが結局何者なのか良く分からないまま終わります。尻切れトンボなのは仕様です。
233ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 10:38:18 ID:toUkAX2Y0
『ベルデセルバ戦記〜翼の勲章〜』は以上です。
何とか期限に間に合った・・・
けど、名前欄忘れてた\(^o^)/

分かりにくい箇所は言って下されば、さらに補足します
不評な「台詞ばっか」の状態になってGO☆ME☆N☆NE
234ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 11:12:14 ID:0aAPRBky0
>>223
ありがとうございます。
犯人自体は知っていたんですが
それ以上のことに触れられていたのを見たことなくてずっと気になってましたが、
すっきりしました。
235ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 11:28:29 ID:0aAPRBky0
236ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 11:35:25 ID:7h41Dy100
前スレの501、このスレの>>235までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>207との意見があったので、該当部分を「スレ天麩羅」から削除しました。
237ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 11:39:28 ID:oFGt5eWL0
いつも転載乙です。
相当手間かかるだろうに、マメに作業してくれるのは助かります。
238ゲーム好き名無しさん:2008/09/09(火) 18:20:02 ID:z7YRDKHH0
>>235
ありがとうございました。
239ゲーム好き名無しさん:2008/09/10(水) 22:33:00 ID:9An8H4Ub0
アマコアfAの虐殺ルートがないから予約してみる
240ゲーム好き名無しさん:2008/09/10(水) 22:59:36 ID:9I/BRKsn0
HALO3、前スレ318のじゃ解決できない気がするんですけど。。。

地球とアークの関係も入れて欲しいです。
あれじゃただのステージ紹介に。。。
なぜ地球にアークへのワープポータルがあったのか。
なぜアークには人が一人もいなかったのか。など。
多分一番みんなわからない&知りたいところだと思うので。
241幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00:51:38 ID:mNaxcqMv0
罰の紋章―
真の紋章の一つ。贖罪と赦しを司る。
罰の紋章を身に宿すと、攻撃系の強力な術が使える。
だが、使うたびに宿主は命を削られていき、最後には死に至る。
宿主が死ぬと、紋章は、近くにいる人を新たな宿主に選ぶ。
死んだ宿主の記憶は、紋章に蓄積されている。

舞台は群島諸国。
孤児だった主人公は、ガイエン公国領のラズリルという島の領主のフィンガーフート伯に拾われて育った。
フィンガーフート伯の息子のスノウとは幼馴染。
主人公とスノウはラズリルにある海上騎士団の訓練生(見習い)になった。
卒業試験を突破し、二人はついに正式な騎士になった。

二人はしばらくの間、哨戒任務などに当たっていたが、ある日、海運商の護衛の任務を受ける。
ラズリルから目的の島まではかなりの距離があった。
スノウが護衛船の船長になった。
案の定、海賊が襲撃してきてしまった。海賊が紋章砲を撃ってきて、護衛船は揺れた。
派手に転んだスノウは腕を打ちつけてしまう。そのあまりの痛みに、ヘタレなスノウはパニックに陥ってしまう。
スノウの代わりに主人公が船の指揮をとり、応戦する。
なんとか勝利したが、海賊の親玉が船に乗り込んできた。
そいつは陰気臭い感じの男、悪名高い、海賊ブランドだった。
そのとき、海上騎士団の船がやってきて、周りを取り囲んだ。
ブランドは左手を高く掲げる。”ギャーッ”という悲鳴のような音とともに、
左手から赤い光線が迸り、海上騎士団の船を攻撃していった。
ブランドと主人公は一騎打ちになるが、主人公は負けてしまう。
主人公は、駆けつけてきた海上騎士団の団長、グレンに助けられる。グレンはブランドを倒した。
「ようやく死ねる」と、不気味な笑いを漏らしながらブランドは死んだ。
ブランドの左手が光っているのに気が付いたグレンは、ブランドに近づいていってしまう。
光はグレンの左手に移った。
グレンは任務を放棄したスノウを責めたが、スノウは「腕が痛かった」の一点張りだった。

ラズリルに戻った主人公たち。グレンは体調が悪いと言って自室に引きこもってしまった。
そんなある日、ラズリルに海賊が襲撃してきた。数も多く、海上騎士団は苦戦する。
突然、海上騎士団の館の屋上から赤い閃光が迸り、海賊の船を焼いた。残った海賊は去っていった。
主人公は、グレンに何かあったのかと思い、館の屋上へ。そこにはグレンが倒れていた。
グレンはすでに死んでいた。グレンの左手にはあの光がある。
光は主人公の左手に移り、消えた。光が消えたあと、主人公の手の甲には黒い紋章が残った。
背後で声がしたので、主人公はふりかえる。そこにはスノウがいた。
スノウは、グレンを殺したのは主人公だと証言した。
その証言のせいで、主人公はグレン殺しの濡れ衣を着せられ、ラズリルを追放されることになった。
242幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00:53:26 ID:mNaxcqMv0
主人公は、小さな船、流刑船に乗せられて海を漂う。だが、一人ではなかった。
主人公の無実を信じてくれた、騎士団の同期の友人が数名、流刑船にこっそり乗り込んでいたのだ。
アクシデントが起こり、船は壊れて、主人公たちは無人島に流れ着く。
なんとか材料を集めて、船を直して脱出しようということになった。
無人島生活が3日続いた後、船は直った。無人島を出ようとしたとき、
主人公の友人が、無人島のボスモンスターに襲われそうになった。
主人公は、左手の紋章の力を解放する。”ギャーッ”という叫び声。赤い閃光に貫かれ、ボスは倒れた。
紋章に残った記憶が、主人公の前に見えてきた。前にこの紋章を所持していた者の記憶。
  父親が作ったパンをうれしそうに食べている、5、6歳くらいの少年。
  予期せず、少年に紋章が宿ってしまい、愕然とする父親。
  父親は少年に、「その力は使うんじゃないぞ」と言った。
  だが、少年は紋章の力を解放し、そして――。
  「もう一度、おとうさんの作ったパンが食べたかったよ・・・」
紋章の記憶はそこで終わっていた。

無人島を無事脱出した主人公たち。そこに一隻の船が通りかかった。
それは哨戒中だという、オベル王国の船だった。なんと、王女のフレアが乗っていた。
主人公たちはオベル王国の島へと連れて行かれることになった。
オベル王国の王は、リノという、普段着を着たオッサンだった。
行くところが無い主人公たちに、住居と仕事を提供してくれるとリノは言った。
謎の洞窟に連れて行かれた。洞窟を抜けると、そこは木造の建物だった。
とりあえず、ここを本拠地にして仲間を集めろ、とリノは言う。
主人公は自室のベッドで休んだ。夢枕にレックナートが立つ。
主人公の左手にある紋章は真の紋章の一つ、「罰の紋章」だと言った。

ある日、リノは主人公に、ネイ島へ行ってオレーグという発明家の男を連れて来い、
というお使いイベントを命令する。
船に乗ってひたすら北に進んでネイ島へ到着。高台にオレーグはいた。
オレーグは怪しげな箱をセットした。明日になれば結果がわかるというので、その日は宿屋に泊まる。
夜中に、いきなり窓の外が明るくなった。何事かと思って外に出る。
オレーグが設置した怪しげな箱は、実は録画装置だったらしい。
箱には、ネイ島からさらに北にあるイルヤ島が、砲撃される様が映っていた。
はるか北、クールーク皇国のエルイール要塞。そこからの砲撃だった。
要塞から一番近いので、イルヤ島が狙われたらしい。
急いでオベルに帰ってこのことをリノに報告する。

その夜、クールーク軍がオベルに攻めてきた。主人公は罰の紋章の力を解放する。
クールーク軍を撃退することに成功する。そして、流れてくる紋章の記憶。
  ブランドはエドガーという男と二人で海賊稼業にいそしんでいた。
  戦いの中でエドガーを失い、ブランドは罰の紋章を宿してしまった。
  そしてブランドは、キカという女性を気にかけながら死んでいった――。
次の日、またクールーク軍が攻めてきた。
リノは、本拠地は実は船であることを主人公に明かす。
そして、リノや島の一部の人を船に乗せて逃げることになった。
フレイやその他の人々はオベルに残り、クールーク軍に降伏することに。オベルはクールークに占領された。
本拠地船は無事オベルを脱出した。
これから、いつかオベルを取り返すために、仲間を集め、戦力を充実させるのだ。
243幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00:54:35 ID:mNaxcqMv0
最初に行ったのは海賊のアジト、海賊島。リノと主人公は、女海賊、キカと話し合う。
キカと主人公たちの共通の敵はクールーク軍、そして、クールークと結託している死の商人、クレイ商会だ。
主人公たちはキカの協力を得ることになった。
次に必要なのは軍師。小島で隠遁生活しているという、
あの有名なシルバーバーグ家の一員で、昔赤月帝国で軍師をしていたという人に会いに行くことになった。
その人はエレノアという、飲んだくれのおばさんだった。
エレノアの出した試験に合格した主人公は、軍師としてエレノアを本拠地船に迎え入れるのだった。
本拠地船の作戦室に集まる一同。
エレノアは、「これから群島をまとめ上げる強いリーダーが必要だ」と言う。
リノと主人公で一騎打ちして、勝った方をリーダーにすることになった。
リノに勝った主人公。主人公がリーダーに決まった。ここで本拠地船の名前を決める。
後から聞く話だと、リーダーは一国の王であるリノではなく、
地位のない主人公の方が、みんなのウケがいいだろうとのことで、リノはわざと負けたらしい。

エルフと人間が分かれて住んでいるナ・ナル島、
人間のほかにネコボルトの集落があるネイ島の協力をとりつける。
そして懐かしのラズリルへ。ラズリルはあの後、本国のガイエン公国に見捨てられてしまっていた。
今はクールーク軍がいるが、その警備も薄い。主人公たちはラズリルを奪回する。
ラズリルを出ようとする本拠地船に襲い掛かってくる船がある。
それは、いまや海賊に成り下がったスノウの船だった。
戦いに勝ち、スノウを捕らえた主人公。
(ここで、スノウを処刑してもいいし、逃がしてやってもいい。)

ついにオベルを奪回するときがきた。エレノアの采配により、クールークの艦隊を次々に破っていく。
うまく行きそうだと思ったそのとき、自爆攻撃を仕掛けられてしまう。
「悪いが、この方法しかない」と、エレノアは、主人公に罰の紋章の力の解放を促す。
紋章の力を解放し、窮地を切り抜けた。
だが主人公は倒れてしまう。もうこれ以上は――。
  何かと主人公を気にかけていたグレン。
  「お前、強くなったな・・・」

(ここで仲間が107人集まっていると、最後の仲間であるスノウが漂流しているのを発見することが出来る。
スノウを処刑してしまっている場合は発見できない)
最終決戦前夜、作戦室に一同は集まる。「我らに勝利を!!」と主人公は高らかに叫ぶ。
最後の夜。リノの部屋を訪ねる主人公。リノは王妃の話をしてくれた。
王妃こそ、遺跡に封印してあった罰の紋章の眠りを覚ましてしまった張本人だった。
15年前、リノの一家が乗った船が海賊に襲撃されるという事件があった。
王妃はその身に宿した罰の紋章の力を解放してしまう。海賊を倒すことには成功したが。船は大破した。
王妃は命を削られて死んだ。リノは必死でフレイを助けた。だが、フレイの弟は行方不明になってしまった。
甲板にはキカがいた。キカはエドガーとブランドの話をする。
キカは主人公に、ブランドの最期がどんなだったかと聞きかけたが、やめてしまった。
(仲間が108人すべて集まっていると、レックナートが夢枕に立って、
「紋章の試練が終わります。購いのときは過ぎ、それは赦しへと変節していきます。
それはあなたと、あなたの周りに集まった108の意思の力」と言う。
つまり、仲間の力によって罰の紋章に命を削られなくなったという意味。)
244幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00:58:35 ID:mNaxcqMv0
翌日。エルイール要塞を攻略していく。
長い螺旋階段を上った先に、クレイ商会の長、クレイが待っていた。
クレイの左手はよく見ると義手だった。
クレイは、以前、罰の紋章を宿していたが、
左手を切り落とすことで、命を削られるのを免れたという。
その直後、罰の紋章はそばにいたクレイの息子に宿ってしまった。
昔、赤月帝国の貴族たちがクールークとの国境付近の村を襲うという事件、「人間狩り」が繰り返し起こった。
クレイの息子は人間狩りに巻き込まれ、罰の紋章の力を解放し、命を削られて死亡した。
赤月帝国のとある軍師の副官だったクレイは、赤月帝国を追放された。
それ以来、人間狩りはぱったりと収まったという。
クレイは、罰の紋章に宿主の記憶が蓄積されているのを知っていた。
だから、もう一度罰の紋章を宿したかったらしい。それで主人公を狙っていた。
「私の息子は何か言っていなかったかね?」とクレイは聞く。
「パンが食べたかったと・・・」と主人公は答えた。それを聞いて、クレイは笑った。
クレイは主人公から腕ずくでも罰の紋章を奪う気らしい。クレイは主人公たちに巨大樹をけしかけてきた。
巨大樹に勝つと、エルイール要塞は揺れだすので、主人公たちは逃げ出す。
「私を受け入れぬか、罰の紋章よ・・・」罰の紋章が手に入らなかったので、がっかりして立ち尽くすクレイ。
そんなクレイの前にエレノアが現れる。赤月帝国で、エレノアの副官を務めていたのが、クレイだったのだ。
「やれやれ。こりゃまた一から教えなおさなきゃね」エレノアは肩をすくめる。

本拠地船に逃げ帰った主人公たち。無事要塞から脱出できた。
だが、まだエレノアが戻っていないので待っていると、要塞が大爆発を起こす。
爆発に巻き込まれて本拠地船がやられそうになったので、主人公は罰の紋章の力を解放する。
  変わった格好の、気品のある女性が立っている。
それを見て主人公はすべてを悟った。
その女性は、オベル王妃。そして、彼女はおぼろげな記憶の中の、母の姿と同じだった。

エルイール要塞がなくなったので、群島諸国の脅威は去った。
またクールークが攻めてくるとしても、だいぶ先のことになるだろう。
いや、脅威はクールークだけとは限らない。
オベル王国に凱旋する本拠地船。正装して壇上に立つリノ。
各島の代表者などの前で、リノは、群島諸国連合の発足を高らかに宣言した。

ラストシーン―
小船の中に寝そべっている主人公。
仲間が108人揃ってる→仲間の力により、罰の紋章で命が削られてないのでまだ生きてる。
          起き上がって、通りかかった本拠地船に向かって手を振る。
揃ってない→罰の紋章に命を削られて死亡。寝そべったままで起きない。

245幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 01:01:33 ID:mNaxcqMv0
補足。

罰の紋章の宿主―
オベル王妃→(不明)→クレイ→クレイの息子→(不明)→ブランド→グレン→主人公

スノウ漂流記―
海上騎士団訓練生→フィンガーフート伯の差し金で卒業生筆頭になる→
またまたフィンガーフート伯の差し金で、護衛船の船長に→腕が痛くて大失敗→
失敗を取り返すべくむなしく奮闘→主人公がグレンを殺したと証言し主人公に無実の罪を着せる→
グレン亡き後、なぜか海上騎士団の団長に→クールークに取り入ろうとする→
ラズリル市民の反発を買ってラズリルを追われる→海賊になり主人公に戦いを挑むが敗北→
小船に乗せられて逃がされる→丸太に乗って漂流→主人公に拾われて108人目の仲間に

罰の紋章を宿しても死なない方法―
「贖罪」を経て「赦し」へと昇華させることが必要と思われ。
主人公以外の宿主は全て、「赦し」へ到達できずに、命を削られて死んだ。
主人公は、仲間を108人集めたというのも確かにすごいが、それ以上にすごいのが、
ひどい目に合わされたスノウを許したことではないかと。
だから「赦し」へ到達できたのではないかと。
246幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 01:15:37 ID:mNaxcqMv0
おしまい。

wikiはマジひどい。
主人公の生い立ちはちゃんと語られてるよ。
伏線もあるし、ポリゴンキャラがちゃんと演技してるからそれと解るはず。
ラストシーンの意味はちょっとわかり辛いかもだが。(レックナート様ったら言い方が遠まわし過ぎ)
あと、さんざんネタにされたスノウの「腕が痛い」も掘り下げてほしいところ。
247ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 01:28:59 ID:zHEvjjKa0
幻想水滸伝IV乙です。

>>240
内容に重大な不足があると感じたら、
その部分を自分で書いた方が良いですよ。
補足レスもwikiに収録してもらえますよ。
248ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 09:55:19 ID:VmDIsa150
>>6のGBの『サバイバルキッズ孤島の冒険者』を予約します
249ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 14:16:32 ID:bxIX26gk0

でも
>彼女はおぼろげな記憶の中の、母の姿と同じだった。
こんな主人公が自分の母を思い出すシーンなんてなかったろ
紋章の中に優しそうな女性がいた、というくらいで
250ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 15:19:05 ID:omhv/UoiO
幻水乙。
>>249が正しいかな?
確かに主人公の生い立ちについては暗に示してはあるけど明言はされていない。
まぁ他にどう解釈するんだ、ってレベルではあるけどねw
「様々な情報からオベル王の息子と思われるが真実は不明」が一番近いんじゃない?
251ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 23:05:01 ID:VHNIzTS00
トロイだっけ?あいつ結局なんだったんだ?
プレイしたはずなのに何の役割だったか思いだせん
252ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 23:55:04 ID:uGtqKsHS0
敵側の将軍だっけ<トロイ
序盤で主人公と面識があったりイケメンwだったりしたから
仲間フラグありそうだったけど結局なかったな
最後まで祖国側について死んでった
253ゲーム好き名無しさん:2008/09/12(金) 04:39:02 ID:6j9gkENgP
トロイは子安が3のゲドやりてー!って主張するほどの幻水ファンで
4で声入れることになったからじゃあやってもらうか、って作ったキャラ
254幻想水滸伝IV:2008/09/12(金) 06:43:15 ID:m2wkR1Yd0
>>249
うんにゃ
彼女を見たときに主人公は少なからず驚いていたぞ
驚くってのはつまり、前から知ってたってことだ。
写真や肖像画があるわけじゃないし。
あと序盤のころ、主人公は王妃と思われる女性の夢を見てる。
だから記憶にはある。

まぁ可能性が100%ではないのは認める。
255ゲーム好き名無しさん:2008/09/12(金) 07:44:54 ID:+gQ3FP+90
雨格子の館を予約。

でもさ、これ書くの難しいよね
記憶にある限りでは、過去2回予約されて、2回とも期限切れでキャンセルされてるけど
それほどまとめるのが超難しいって実感した

このゲームは全編、推理パズルなんで、ぶっちゃけ決まったストーリーってのは存在しないんだよ
このゲームのストーリーは自分で紡いでいくもんなんだよ
好きなタイミングで行動して、推理して、犯人を当てればいい。
だからストーリーの元となる事象の羅列になっちゃうと思う
リクした人、または読みたい人、西ノ宮勇希ファンだったらごめんなさい
西ノ宮勇希の雰囲気を味わいたい人はセパレイトハーツでもやってろってことで一つ。


余談ですが
雨格子の館が完成すれば、このスレ及びエロゲーの教えてスレと合わせて記念すべき30本目です
スレ発足当初から書いてます
叩かれたものもあったし、諸事情によりお蔵入りになったのもあったし、いろいろあったが。
自分に書く喜びと投稿する場所を与えてくれた、このスレを始めた人に心から感謝したい。
あと自分の腕では到底クリア出来ないゲームのストーリーを書いてくれた人。いつもwikiを編集してくれる人も。
その人たちに感謝しつつこれからも書き続けるぜ
未解決リストにはまだまだ自分が書けるものが入ってるし、ね。
256ゲーム好き名無しさん:2008/09/12(金) 09:07:04 ID:N73rt1Fe0
よくわからんが執筆がんばれ
30本はすごいな
俺何本書いたか忘れたけど5本も行ってないと思う
しかもどれも要約程度に短く簡単にまとめただけだ
257ゲーム好き名無しさん:2008/09/12(金) 09:36:47 ID:PVCzxlS50
>253
トロイってそうだったんだ。って、声子安じゃないんじゃね?
まぁいてもいなくてもどっちでもよかったキャラだとは思うけど。
オベル王は、結局主人公が自分の息子だって、うすうす感ずいてる割に、扱いがアレ(ラプソも酷かった)だから最低の親父だと思う
あと、最後なんで小船で浮かんでるの?って疑問は疑問で終わりか。
258ゲーム好き名無しさん:2008/09/12(金) 10:18:41 ID:2dGkiNEwO
子安さんのゲドは正直ちょっと見てみたいなw

小舟で流してたのは多分表向き死んだ事にして主人公をリーダー業から解放する為なんじゃないかね?と思ってたが。
オベル王が酷いってのは同意。
ラプソとXを続けてプレイしたら紋章砲積んだ船残してんじゃねーよ!って事で俺の中の評価はがた落ちだったw
259ゲーム好き名無しさん:2008/09/12(金) 18:22:51 ID:nDu3JiGC0
よく覚えてるなぁ。おれはエロゲも含めて何本かいたか忘れたわ。
260ゲーム好き名無しさん:2008/09/12(金) 19:11:09 ID:5A5jrITH0
最後小船で浮かんでいたのは、罰の紋章が他人に継承されるのを防ぐためだと思ってた。
ただ、これだと死なない場合の説明が出来ないんだよな…
261ゲーム好き名無しさん:2008/09/13(土) 01:14:31 ID:nWjMuhuH0
PS2の「シークレットゲーム -KILLER QUEEN」をお願いします
262ゲーム好き名無しさん:2008/09/13(土) 08:36:35 ID:bCctoBjz0
PSの「フォックスジャンクション」をお願いします
263ゲーム好き名無しさん:2008/09/14(日) 14:42:45 ID:l4326fc20
30本王手の>>255さんに敬意を表して、今まで自分が書いたものに修正を加えた。
思った以上に誤字脱字誤変換が多くて、大変申し訳ないわ。
264ゲーム好き名無しさん:2008/09/14(日) 23:07:35 ID:ZElllSmq0
>>255さんも>>263も他多数の書き手さん達みんなまとめて乙!!!
このスレって書き手さんに恵まれてるなーってしみじみした。
265シルエットノート(裏シークエンス):2008/09/16(火) 15:33:35 ID:YsEv1xq10
シルエットノートが裏の途中で止まってるみたいなんで、とりあえず書けるところまで。
※下ネタもありますので苦手な人は注意してください。 ※台詞はほぼ原文ママです。捏造はほとんどありません。
※ものすごいカオスってますがゲーム自体がカオスなんです。すいません。(言い訳
超あらすじ:まとめサイト参照。スケイルルート(真END)っぽいのでそれ準拠で。

「ペンギンがー!」という奇声を上げながら目覚めるシシト(主人公)。
お前どんな夢見てんだよとつっこまれつつそのまま学校に行こうとするシシトだが、スケイル(ヒロインその1・人魚)に止められる。
「赤文字の日って休みじゃないんですか?」

その後「エサ貰ってくる」と一階に下りたシシトをスズナ(母)とマッサイ(祖父・マッドサイエンティスト)が迎える。
母親と二人暮らしだったはずなのに。

シシト「なんでじいちゃんがここにいるの!?」
スズナ「今日からここに寝泊りするんですってよ」
シシト「マジで!?」「ここ借家なんだから改造しないでよ?」
マッサイ「改造ならもう終わったぞ」
シシト「おおーい!?」

ツッコミは入れるがすぐにスルーするシシト。

シシト「ああそうだ、じいちゃん車椅子作れる?」
マッサイ「材料があれば造作も無いぞ。自転車一台もあれば作ってやる。自転車を持ってない?街の外の倉庫にスクラップがあるはずだ。」
シシト「なんでそんな事分かるの?」
マッサイ「天才のカン。そこに自転車一台くらいあるんじゃないか?」
シシト「んじゃそこにいってみるか。・・・そういえば改造ってどこを改造したのさ。」
マッサイ「地下室を作ったぞ。あと屋根からミサイルが発射できるようにした。」
シシト「ミサイルなんて発射する機会無いと思うんだけど。」
マッサイ「そうとも限らんぞ。いつ悪田組蔵が襲ってくるかわからんからな。」
シシト「わるだ、くみぞう?それ人間の名前?」

とまぁ和やかな雑談交じりに朝食を食べ、食事を済ませて残飯を入手して部屋に戻る。
スケイルにご飯を渡して好感度アップを図りつつ切り出すシシト。

シシト「そうだ、車椅子を作ってもらおうと思うんだけど」
スケイル「車椅子・・・?」
シシト「座ったまま移動するための乗り物。足が悪くて歩けない人がよく使うんだ。」

耳のヒレをパーカーで、下半身を長いスカートで隠して車椅子で出歩けるようにしたいらしい。

「何かお礼が出来ればいいんですけど・・・」と返すスケイル。
「じゃあ体で払ってもらうぜゲッヘッヘ」と言い出すリスくん(ペット)に
「でも体で払うって言っても下半身が魚じゃなぁ」と生々しいツッコミを入れるシシト。
266シルエットノート(裏シークエンス):2008/09/16(火) 15:34:38 ID:YsEv1xq10
とりあえず自転車やスカートを入手に街へ出かける。
途中で相良リュウゾウ(悪役)と遭遇して「ラスボスだー!」と叫んだり塾の先生がヒドイ商売してたり
銃と実弾を見つけたり麻薬を見つけたりしたものの無事にスカートと自転車をゲット。
じいちゃんに渡すと30分で折りたたみ車椅子(電気モーター搭載、最高速度130km/h)を作ってくれる。
レバーで前後左右に移動でき、レバーの先端には自爆ボタンまで付いてるお買い得品です。
「こんな押しやすい所に自爆ボタンを作るな!」とツッコミつつも「まぁいいや」ですませて部屋に戻り、
スケイルにスカートと車椅子を渡すシシト。
「でもバレたらやばいんじゃね?」という事で
「じいちゃんに戸籍作ってもらうか」という結論に達する主人公(犯罪です)。
ハッキングして登録するのに色々(DNAとか)必要というので面倒だからスケイル本人を連れてくる主人公。

マッサイ「この悪趣味な改造・・・まさかワルダの改造人間じゃなかろうな。」
スケイル「えっ、ワルダさん・・?私を作った人もワルダさんっていってましたけど・・・」
マッサイ「よし、よくやったシシト。さっそく解剖じゃ。」
シシト「コラー!!」
マッサイ「冗談じゃ。ちゃんとコピー取ってからやるわい。
     ワルダの改造人間をパクッてきたご褒美に市民IDをとってやろう」

これで外出準備が出来たので外に散歩に出かける事に。
まぁ部屋でリス君ボコってお金をむしりとったり金髪おねぇさんのシャワーシーンを覗いたりも出来るんですが省略。

公園に出かけたシシトが何気なくそこら辺を見ていると芝にミステリーサークルが。
しかも「シ・シ・ト・L・O・V・E」って書いてある。スルー。
マンションの前を通りかかるとリョウヘイ(友人A)が
「ちょうどいい所に。これからアルバート(友人B)の家でヤミナベやるからお前も来いよ。」
と言うので適当に材料(野菜、肉、タワシ)を買って行くことに。
267シルエットノート(裏シークエンス):2008/09/16(火) 15:36:38 ID:YsEv1xq10
シシト「タワシを回避すれば普通の鍋だから」
リス「ああーいい湯だぜー」
リョウヘイ「って誰だよ鍋に入ってるヤツ!?」
シシト(リスくーん!)
リョウヘイ「もう食うぞ!?」
校長「まだ肉が煮えてマセーン」
リョウヘイ「なんで校長がいるんだ!?」
シシト「誰だ栄養ドリンクをビンのまま入れたやつ!?」

色々カオスな状況のままヤミナベは無事終了。
家に帰ってみると、ドアに赤い色で何かが書いてある。
「中央公園で待っています。 いつもあなたを見ている者より」

とりあえず中央公園に行くと、シシトを呼ぶ声がする。
その声のほうに行くと・・・
「マッテイマシタ シシトサマ」
どう見てもリトルグレイな人。
「・・・宇宙人?僕に何の用?」
「キャッ ヤッパリハズカシイ(ハート) 二年前カラズット 見テイマシタ」
宇宙人に告られるシシト。ミステリーサークルも彼女の仕業だった。
「ぼく宇宙人の人と付き合う気はあんまりないよ!?」
「ジャア 勝手ニ ツイテイキマス」
ここでリトルちゃん(宇宙人・ヒロインその2)の好感度が追加され、最後に一番好感度が高い人とのEDが迎えられるとのアナウンスが流れる。

とりあえずコレで家に帰れるようになったので帰宅。
自分の部屋に戻るとなぜかリトルちゃんが・・・
シシト「ここキミの家じゃないだろー!?」
リトル「キャッ シシトサマニ 怒ラレチャッタ」
と言いながら好感度が8上がるリトルちゃん。

スケイルの好感度がここまでで高くて60なのに対してリトルの初期値は50、
しかも怒っても放置しても殴っても好感度が上がるマゾっぷり。
果たしてシシトは無事にスケイルとのEDを迎えられるのか!?
シシトの受難はこれからだ!

裏シークエンス2 END

とりあえずここまで。
268雨格子の館:2008/09/16(火) 16:17:31 ID:v2SvIRle0
雨格子の館(あまごうしのやかた) 一柳和、最初の受難。

※記号の見方
N-○…主人公の視点で語られている部分。
X-○…謎の男による、ゲームについての解説。
S-○…ゲーム内に出てくる本の内容。
R-○…ルーチンワーク。簡潔な説明でとどめておく。
000など…その他の資料。
EX-○…失敗パターン。基本的に、全てにおいて成功パターンを通った前提でこの文章は書かれている。
   失敗パターンは起こり得ないが、一応、こんなことも起こる可能性があるという意味で、記述しておく。
○-a,○-b…一回のプレイではaかbか、最初に選んだ方しか見ることができない。

000 高遠延二郎 作 「呪は死なず」より。
あの館は、忌まわしい呪の欠片だ。
とうに滅び、朽ちていたはずの、
古く、そして深い哀しみの断片だ。
その呪縛は今も消えてはいない。
なぜなら、彼は死の間際、こう言い遺した。
「呪は死なず」と。


001 謎の脚本家<帽子屋>の新作。
―お招きした覚えはございません。お引取りください。
―なんだって?
―おいおい、こんな嵐の中を引き返せってのか?
―そういう問題じゃないだろう!招待状を送りつけておいて。なんだね、その言い草は!
―ですから、当家ではお招きした覚えはないと…。
―でも、確かにこうして招待状が…。
―わたしたちも…ね、ねえさま?
―ええ、ほら、同じものでしょ?
―そのようですが、わたくしには見覚えはございません。
―ええい、話にならんよ君ィ。主人を呼びたまえ、主人を!
―あいにく、主人はどなたともお会いになりません。
―そんな…。
―いったい、どういうことなの?
―決まってるじゃない。あたしたち、騙されたのよ。
―冗談じゃないぞ。どういう茶番なんだ、これは!
―や、やめてください。そんな風に声を荒げては…。
―ええい、黙れっ!大人しくしていては、この嵐の中に追い出されかねないだろう!?
―でもっ…。
―この執事の態度じゃあ、やりかねねぇな。
269雨格子の館:2008/09/16(火) 16:19:49 ID:v2SvIRle0
002 上記<帽子屋>の新作の登場人物。
椿…フロックコートを着て、眼鏡をかけた館の執事。
斑井(まだらい)…小太りな男。偉そうに喋る。
御陵(みささぎ)…イブニングドレスを着た妙齢の女性。
暗石(くらいし)…スーツを着たチンピラ風の男。
那須…体格はいいが頭は悪そうな男。
静奈…双子の姉。妹と同じ服装をしていて、入れ替わっても気づかないほど。
鈴奈…双子の妹。
南雲…短気な中年男性。
日織(ひおり)…男性。まだ登場してないので、詳細は不明。

X-0
このゲームわ本格推理ゲームなのデ。
キミわ主人公の「一柳和(いちやなぎ なごむ)」になって、
証拠を集めて、推理し、殺人事件の犯人を当ててもらうのデ。
当てられなかった場合わ、ゲームオーバーなのデ。

N-01 (7月21日)
まったく、ついてない。どうしてこうも、不幸は重なるのだろう。
僕は道に迷ってしまった。ガソリンが尽きかけたので、車を降りて歩くことにした。
もう日は暮れて、あたりは真っ暗。行けども行けども回りは木ばかり。いつしか雨も降り始めた。
ここはどこだろう?どこかの山の中なのは間違いないけど。
木の間に明かりが見えた。どうやら建物が建っているらしい。しばらく歩くと、開けた場所に出た。
石造りの古風な洋館が建っていた。
格子がはまった窓から、明かりが漏れている。誰かがいるということだ。
ああ、よかった。とりあえず、遭難せずに済んだ。
足元をよく見てなかったので、僕は何かにつまずいてしまった。
それは男の人だった。背広を着て、うつぶせに倒れている。呼びかけてみたが、返事がない。
もしかして、死んでる?と、とにかく、助けを呼ばないと。もつれそうな足を前に数回出したとき、僕は意識を失った。

N-02
目を覚ます。
「ですから、当家ではお招きした覚えはないと…」
いかにも執事という見た目の男がそう言った。
「でも、確かにこうして招待状が…」
ドレスを着た女性が答えた。
そうだ、僕は気を失って…。そこは館の一室の、広い部屋だった。
ソファの上に僕は寝かされていた。
「大丈夫ですかい?どこか痛いところは?」
時代劇から飛び出してきたような、着流しの男が、僕を心配そうに覗き込んでいる。
そういえば頭が少し痛い。僕は起き上がった。
僕が起き上がったのを見て、その部屋にいた人たちは話を打ち切ってこっちを見た。
「あなた、南雲さんでしょう?随分遅いお着きでしたね。館の裏で何があったんです?」
僕は、南雲ではなく、一柳和だと説明した。そして、ここに来ることになった経緯も。
着流しの男は「日織」と名乗った。
「じゃあ、南雲さんは…?」
日織と、そして周りの男女は首を傾げた。
270雨格子の館:2008/09/16(火) 16:20:54 ID:v2SvIRle0
N-03
僕を除く、ここにいる男女は全員、<帽子屋>から招待状をもらって集まった役者たちだという。
<帽子屋>というのは、今話題の、正体不明の謎の脚本家。
たぶん、「不思議の国のアリス」に出てくる登場人物から取った名前。
<帽子屋>とは、グループ名かもしれないし、個人なのかもしれない。
<帽子屋>が脚本を書いた映画は必ずヒットし、その映画に出演した人は売れるというジンクスがある。
<帽子屋>が新作の脚本を書いたので、そのロケ地であるこの館に皆が集まったとのこと。
斑井さん、御陵さん、暗石さん、那須さん、僕と同い年くらいの静奈ちゃんに鈴奈ちゃん、
僕よりも年下と思われる椿くん、そして日織。皆、お互いに面識はないとのことだ。
ここで注意しなければいけないのは、斑井や御陵という名前は、<帽子屋>の脚本の中の役名ということだ。
ほかに本名(芸名?)があるが、役に入り込むためか、
あるいはそういう習慣があるのか、皆互いに役名で呼び合っているので、僕も役名で呼ぶことにする。
南雲さん役の人が来ていないところへ、僕がやってきたので、僕は南雲さんだと勘違いされたらしい。
斑井さんが言うには、南雲役の人は滝プロ所属の、四倉欣治という人だろうとのこと。
それと、日織が着流しなのは、個人的趣味なのだそうだ。
<帽子屋>の脚本は冒頭部分しかなく、日織の出番はないので、まだどんな役かはわからないとのこと。
他の人たちは、ちゃんと役に合った衣装を着ているらしい。

N-04
温室の方から物音が聞こえてきたので、皆で行ってみることになった。
母屋から離れたところに、ガラス張りの温室がある。雨の中を歩いて温室へ。
温室の中には誰もいなかった。
温室の床の上に、紙が置いてある、その上に、文鎮代わりに、黒い猫の置物が置いてある。
紙には赤い字で「復讐」の文字が書かれていた。昼間はこんなものは無かったらしい。
「猫は、斑井さん」
突然静奈ちゃんがそんなことを言い出すので驚く。

N-05
「俺らの役名は、高遠延二郎(たかとお えんじろう)の著作に出てくる登場人物から取られているんです」
日織がそう説明した。高遠延二郎は昭和のころ有名だった推理作家だ。20年ほど前に亡くなっている。
斑井さんの元ネタであるところの、斑井重雄が出てくるのが、「黒猫の毒」という作品。
だから静奈ちゃんは、黒猫だから斑井さんだと言ったのだ。

N-06
温室から戻る途中で、駐車場の方から何か破裂音が聞こえてきた。
行ってみると、停めてあった斑井さんと那須さんの車が、パンクさせられていた。
それも、2台とも前輪が両方やられていた。
スペアタイヤは1つしかないので、これでは車は使えない。
その後、僕が倒れていたという館の裏の方に行った。木の蓋がかぶせられた井戸があった。
男の人が倒れていたところには、何もなかった。気のせいだった?いや、そんなはずは――。

N-07
応接間に戻って、濡れていた体を拭く。稽古が再開された。
招待状をもらったという客と、執事の押し問答。日織は出番がないので見てるだけ。
しばらくすると休憩になった。僕は皆と話をしてみることにした。
271雨格子の館:2008/09/16(火) 16:22:08 ID:v2SvIRle0
N-08
皆から聞いた内容をを手帳に書いておく。
日織…26歳。時代劇のチョイ役をよくやるらしい。
椿…18歳。高校生の役をよくやっている。眼鏡は伊達。執事らしく振舞っているが、時々地が出てしまう。
那須…33歳。体を鍛えるのが趣味らしい。健康食品のポスターに出ていたらしい。
御陵…舞台が中心でテレビにはあまり出ないらしい。お嬢様育ちらしく、感覚が人とずれている。
暗石…売れない大部屋俳優。時代劇の斬られ役などをやっている。
静奈…20歳。普段はぼーっとしているが、演技力は天才的らしい。ミステリマニア。
鈴奈…双子の妹。ちょっと口が悪い。でも黙っていれば静奈と見分けがつかない。
斑井…芸暦は長いらしい。
聞き出せたのはこんなところだ。
ちなみに、
和…僕。21歳。大学生。極度の怖がり。運が悪い。
…やめよう。

N-09
夜も遅いので、稽古は終わりになった。明日にはスタッフが来て、撮影が開始されるらしい。
僕も、明日にはなんとか山を下りて、帰れればいいなと思う。
ちなみにこの館は、
1階は応接室や書斎や遊戯室などがあり、2階は全て客間になっている。
地下にはボイラー室がある。
僕は日織と一緒の部屋を使うことになった。他の人の部屋は全て個室だが、
日織の部屋だけは、なぜかベッドが二つあった。
ベッドに横になったが、よく眠れない。眠ったり起きたりを繰り返してしまった。

N-10 (7月22日)
朝になったが、雨が降り続いているせいか、窓の外は暗い。
後で食堂に集合する約束をして、館の中を見て回る。
書斎には高遠延二郎の著作が全部揃っていた。いくつかパラパラとめくってみる。

S-00 北速水涼介シリーズ
高遠延二郎作品の8割を占めるシリーズ。長短編合わせて50編以上ある。
探偵の北速水涼介と、ワトスン役の日織諒が、難事件を次々と解決していく。

S-01 黒猫の毒
斑井重雄という人が展望室で殺されており、現場には黒猫だけがいた。
「白蛇殺人事件」も同時収録。

S-02 湖畔の館
老木に五寸釘で打ち付けられた、奇妙な脅迫状が。雑誌記者の那須信ともに訪れた館での連続殺人。
現場には脈絡のない品がいくつも残されている。

S-03 檻の中の女
御陵香織という白い日傘を差した女性が、地下の檻の中で殺されていた。
272雨格子の館:2008/09/16(火) 16:23:44 ID:v2SvIRle0
S-04 忌まわしい花
暗石丈治という男が射殺された。現場には薔薇の花束が。
そして付近で目撃された、レースの手袋の女。

S-05 鐘楼館の殺人
棺の中から、奇妙な形の杖とともに、館の当主、椿祐三郎の遺体が発見される。

S-06 悪魔の花園
静奈・鈴奈という双子が登場する事件。
妹の鈴奈が、花嫁衣裳を着て、斧で惨殺される。

N-11
上記はとりあえず、皆の役名の元ネタとなった本のあらすじ。
そうそう、「白蛇殺人事件」には、南雲という人が出てきてた。
書斎には他に、アイドルの情報が載っている雑誌とか、オカルト関係の本もあった。
これらに何の関係が?この館の持ち主ってどんな人なんだろう。

N-12
腹が減ったところで食堂に行く。並んだ椅子の間からチラッと青いものが見えた。
斑井さんの衣装のシャツだ。近付いてみる。
複数の椅子の上に横になっている斑井さんは、カッと目を見開いたまま、動かなかった。
体は縄で椅子に固定されていて、胸の辺りから大量の血が流れた跡があった。
そんな。斑井さんが殺されるなんて。
僕は遅れてやってきた日織に泣きついた。騒ぎを聞きつけて、他の人たちもやってきた。
皆の総意で、食堂は閉鎖されることとなった。椿くんが扉に鍵をかけた。

N-13
皆は娯楽室に集まった。全員に昨夜のアリバイを聞いてみる。
斑井さんの死亡推定時刻は昨日の夜、22:30頃。
その頃自室で大人しくしてたのは僕と日織だけで、皆はトイレに行ったり台所へ行ったりと
結構ううろうろしていたらしい。
那須さんは2階の吹き抜けに大きなてるてる坊主を吊るしたところ、
椿くんに、気味が悪いからやめろと注意され、仕方なく1階のテラスに吊るし直したとのことだ。

N-14
娯楽室にはステレオが置いてあり、ノイズがひどいが、一応ラジオが聴ける。
それがこの館の唯一の情報源だった。
ラジオを聴いていた暗石さんがイライラしたように舌打ちをした。
町へ下りる道は、降り続いている雨のせいで崖崩れが発生し、通れないとのこと。
復旧の見通しはたっていないとのことだ。
今日来る予定だったスタッフも、これでは来られないだろう。
ちなみにこの館には電話がない。携帯電話も持ってるけど圏外だ。
僕たちは完全に孤立してしまった。
でも、台所には食料がたくさんあるし、とりあえずは大丈夫だ。
一週間も経てば、崖崩れも復旧するだろうし、
異常に気づいた皆の所属事務所の人とかが、迎えに来ると思うし。
273雨格子の館:2008/09/16(火) 16:24:50 ID:v2SvIRle0
N-15
「猫は、斑井さん」と静奈ちゃんが言っていたことが思い起こされる。
斑井さんを殺すことが「復讐」なのだろうか。
そうだ、温室。見に行ったほうがいいだろう。
温室の黒猫の置物の隣に、おもちゃのベルが置いてあった。クリスマスの飾りに使うようなやつだ。

N-16
日織に誘われて書斎へ。日織は、高遠延二郎作品は一通り読んだことがあるという。
日織が言うには、斑井さんは静奈ちゃんが言うように、「黒猫の毒」に見立てられて殺されたらしい。
椅子に縛り付けられているというのが、本の中の斑井の死に方と似ているそうだ。
そして、今度はあのおもちゃのベルに関連した作品の誰かが?
見立て殺人は続くのだろうか。高遠延二郎作品に関係のある役者たちは、
斑井さんのように、一人ずつ殺されていくのだろうか。そんなのは嫌だ。
僕は、なんとかして、皆を助けたいと、日織に言った。
日織は、自分は書斎にいるから、困ったことがあれば何でも相談してくれと言ってくれた。
心強い味方ができた。

X-1
これから先わ自由行動なのデ。犯人は、夜毎に一人ずつ殺していくのデ。
キミわ、温室に置かれたモノから、次のターゲットを予想して、殺人を止めなければならないのデ。
あ、モチロン、止められなくてもイイのデ。クリア時のランクが下がるだけなのデ。ククク…。
まず、書斎に行って「見立ての推理」をするのデ。推理したら次に「危険告知」や「回避行動」をするのデ。
推理が間違っていたら、モチロン殺人は止められないし、危険告知や回避行動をとってない場合、
殺されるかも知れないのデ。殺されたら「回避失敗」となるのデ。
「見立ての推理」「危険告知」「回避行動」わ、自由時間内に済ませなければいけないのデ。
余った時間わ館の中を探索したり、書斎で本を読んだり、みんなと雑談してもイイのデ。
自由時間が終わっても油断わ出来ないのデ。夜にターゲットの見張りをしないと、殺されることもあるのデ。
それでわ、頑張ってネ。

R-22-1 見立ての推理
温室のベルから「鐘楼館の殺人」を連想し、今夜のターゲットは椿だと予想した和。
日織:なるほど。次は椿さんが危ない、と。本は、「鐘楼館の殺人」。
  ということは、棺に、杖ですか。
和:杖?
日織:ええ。魔法使いが持っているような木の杖です。それで椿は撲殺されるんです。
  見立てに使えそうなものは、犯人が使えないように隠しておいたほうがいいでしょう。

R-22-2 危険告知
和は椿に危険を知らせる。
椿は俄かには信じられない様子だったが、和の真剣な様子を見て、納得したようだ。

R-22-3 回避行動
地下に大きな空の長持が置いてある。人が入れるほどの大きさだ。
和は釘とトンカチを持ってきて、長持の蓋を固定して開かないようにした。
斑井の部屋のベッドの下から木の杖が発見されるので、隠しておく。
274雨格子の館:2008/09/16(火) 16:26:09 ID:v2SvIRle0
N-17
夜。僕と日織は椿くんの部屋へ行った。3人で固まっていれば、さすがに犯人も手が出せないだろう。
椿くんは形から入るタイプだそうで、部屋の中にいるときも、執事の格好をしている。
「くそっ。何でオレが執事なんか…。<帽子屋>も、とんでもない役を回したもんだぜ」
毒づく椿くんに、日織は、普段と違う役をするのも勉強ですからね、と答えた。
それにしては、授業料が高すぎるような気がする。こんな館に閉じ込められて、命を狙われて…。
何で執事役をしているのか心当たりはないのかと聞いてみたら、思い当たるふしがあるらしい。
椿くんの本名は「成瀬壮一郎」という。この館の現オーナー「成瀬公康」の親戚だという。
昔、何度かここに遊びに来たことがあったので、館のことはある程度知っていたらしい。
だから、執事役に選ばれたのではないかとのことだ。
そして、<帽子屋>を名乗る人物から椿くんに、この館を貸してくれるように依頼するメールが来たという。
夜も更けて、交代で眠ることになった。まず椿くんが眠る。日織は懐から花札を取り出した。
なるほど。これなら静かに時間が潰せるな。結果は…僕の完敗。
お金を賭けていたら、いくら取られるんだろうというくらいに。
椿くんを起こして、今度は日織が寝る番。椿くんは日織ほど強くはないが、それでも僕は負け続けた。
最後は僕が寝る番だ。日織に冗談めかして、僕の負けを取り返すよう言ってから、眠った。

N-18
目を覚まして僕は驚く。日織と花札に興じている男は誰だろう。
いや、椿くんなのはわかっている。でも、まるで別人に見える。
椿くんは上着を脱いで、ネクタイを外して、すっかりくつろいだ様子だ。
後ろに撫でつけていた髪は乱れて、伊達眼鏡は床に転がっていた。
「あぁ、起きたのか。この通り、生き残っちまったぜ。…ありがとな」
彼は照れ笑いを浮かべた。執事の椿なら絶対に見せない笑顔。こんな表情もするんだ。
もう大丈夫だろうと、引き上げることになった。日織は花札を片付け始める。
椿くんは眼鏡を拾ってかけた。彼は役をを自らに降ろす。成瀬壮一郎から椿へと変わっていく。
役者というもののすごさを垣間見た気がした。

EX-22 回避失敗
椿は長持の中に、冷たくなって入っていた。長身を窮屈そうに折り曲げている。
木の杖で頭を殴られたのが死因だ。

N-19 (7月23日)
温室に行ってみると、案の定、また品物が増えていた。
黒猫とベルの他に、長い釘が置かれていた。

N-20 (殺人を回避できたとき)
あれ?そういえば、黒猫のそばに、白い花が落ちている。辺りを見回したが、同じ花は見当たらない。
わざわざどこかから持ってきたのか。動かすとまずそうなので、携帯電話で白い花の写真を撮った。
そして、皆にその写真を見せてみた。那須さんが、これはジンジャーリリーだと教えてくれた。
花言葉は「無駄なこと」。
殺人を止めても無駄だ、復讐を続ける、という、犯人からのメッセージらしい。
275雨格子の館:2008/09/16(火) 16:28:05 ID:v2SvIRle0
R-23-1 見立ての推理
書斎に行き、日織に釘のことを話す和。
和:温室に、また物が増えてたんだよ。
日織:俺も見てきましたよ。あの釘…五寸釘ですよね。
五寸釘から「湖畔の館」そして那須と推理。
日織:「湖畔の館」ですか。これは厄介ですよ。何せ、脈絡のないものがたくさん出てくるんで。
  全部探して隠すとなると大変でしょうが、頑張ってください!

R-23-2 危険告知
那須に危険を知らせる和。だが那須は、犯人が襲ってきても倒す自信があると言う。
和は不安になった。

R-23-3 回避行動
和は館じゅう駆け回って、見立てに使われそうな品を探す。
コルク抜き/燭台/ダーツの矢/角砂糖/銀のマドラー/ワイングラス/チェスの駒/革のクッション/羽根ペン。
暖炉が関係あるとのことで、暖炉が描かれた絵も隠した。

N-21
僕は那須さんが心配なので、那須さんの部屋に行って朝まで一緒にいることにした。
那須さんの部屋のドアをノックすると、ドアはすぐに開いた。
相手が誰だか確認しないでドアを開けるなんて。
まぁ、もし僕じゃなくて、犯人が来たとしても、那須さんならやられる心配はないだろうけど。
那須さんの部屋に入って驚く。
自宅から持ってきたというトレーニングマシンが部屋の中央にデンと据えられている。
床には、僕なら両手でも持ち上がりそうもないダンベルが転がっていた。
那須さんは、作り付けの棚のところで何かを探している。
棚にはプロテインの缶などがごちゃごちゃと並んでいた。
「えっと、さっき台所から持ってきたお茶は…?」
僕は、トレーニングマシンの上の、お茶のペットボトルを指さした。
って、待った!「湖畔の館」では、被害者は毒殺されたんだ。
「そういえば、このお茶、いつの間にか封が空いてたんだよな」
そんな物を飲まないで下さい!毒とか入ってたらどうするんですか。
僕は那須さんからお茶のペットボトルを取り上げた。
暇だから、スクワットが何回続けられるか数えようということになってしまった。
僕も付き合わされた。そのうちに、意識が朦朧としてきた。

N-22
ゆっくりと意識が戻っていく。
僕は那須さんの部屋のベッドで寝ていた。那須さんが数を数える声が聞こえてくる。
那須さんは、あの重そうなダンベルを上げ下ろししていた。その表情は真剣そのものだ。
これは、単なる趣味を通り越してる。人生そのものを懸けている、そんな感じさえする。
「だって、生きてるんだから、体を使わないともったいないでしょ」
那須さんはそう言った。

EX-23 回避失敗
那須は自室で倒れていた。口の周りには血がこびりついている。
そばにお茶のペットボトルがあった。お茶に毒が入っていて、それが原因で死んだらしい。
276雨格子の館:2008/09/16(火) 16:29:00 ID:v2SvIRle0
N-23 (7月24日)
温室に置かれた物はまた増えていた。白くて、薄い生地の手袋。
このサイズは女性用かな。

R-24-1 見立ての推理
手袋から「忌まわしい花」を連想した和。
日織:「忌まわしい花」?今度は暗石さんですね。
和:うん。…薔薇の花か。どこかにあったかな?
日織:被害者は射殺されてますね。
  銃…は無いと思いますが、関係ありそうな物は隠しておいたほうがいいでしょう。

R-24-2 危険告知
暗石の部屋を訪れて、危険を知らせる和。

R-24-3 回避行動
温室に咲いている薔薇の花を摘み、そして掲げられていた薔薇の絵を外して隠す。
物置にディスプレイ用と思われるボウガンがあったので、それも隠す。

N-24
暗石さんは、朝まで起きていると言っていたけど、念のために僕も朝まで起きることにした。
暗石さんの部屋を訪ねる。暗石さんは意外にも、僕を快く部屋に入れてくれた。
もっととっつきにくい人だと思ってたのに。
でも、そこで安心するのはまだ早かった。暗石さんはいきなり、怖い話をし始めた。
「なあ坊主、赤いカメオの話って知ってるか?」
赤いカメオの話とは、芸能界でまことしやかに語られている怪談話だそうだ。
僕が極度の怖がりなのを知って、からかっているらしい。
そのうちに意識が遠のいていった。

N-25
目を覚ますと、窓の外はもう明るかった。ああ、またいつの間にか眠ってしまった。
どうして気を失ったのかと暗石さんが聞くので、
僕は、暗石さんがあんまり怖そうに話すからだと答えた。
暗石さんは煙草に火をつけて、窓際に立った。
「そんなに怖がってくれるなんて、役者冥利に尽きるってもんだ」
くわえ煙草で振り向く暗石さん。…あっ!
この場面を見たことがある。僕が小さかった頃、確か、テレビで…。
そうだ、北速水涼介シリーズに出てくる、陣野警部だ。
「よく覚えてるな、坊主。もう15年も前だぞ。
俺が名前付きでドラマに出たの、それ1回だけだったな」
帰ったら、DVDとか出てないか探してみよう。
本人に聞いても、恥ずかしがって教えてくれなさそうだから。

EX-24 回避失敗
暗石はボウガンで頭を打ち抜かれて死んでいた。
そばには薔薇の花が置かれていた。
277雨格子の館:2008/09/16(火) 16:30:08 ID:v2SvIRle0
N-26 (7月25日)
今日も温室に行く。今度は斧だ。
小型だけど、こんなに直接的なものが置いてあると思うと、怖くなる。

R-25-1-a 見立ての推理
斧から「悪魔の花園」を連想し、そして静奈が危ないと予想した和。
日織:なるほど。次は静奈さん。そして「悪魔の花園」、と。ふむ。
和:え?何かおかしいところがあるの?
日織:いや、合ってると思いますよ。実は、「悪魔の花園」は、
  鈴奈が殺されたと見せかけて、実は双子は入れ替わってて、
  静奈が殺されてた、というオチなんです。だから、静奈さんで合ってます。

R-25-1-b 見立ての推理
斧から「悪魔の花園」を連想し、そして鈴奈が危ないと予想した和。
日織:なるほど。次は鈴奈さん。そして「悪魔の花園」、と。

R-25-2-a 危険告知
静奈に危険を知らせる和。
静奈はしばらく考えたあと、和に礼を述べた。

R-25-2-b 危険告知
鈴奈に危険を知らせる和。
けれども鈴奈は、大丈夫だと言った。

R-25-3 回避行動
娯楽室にディスプレイしてある斧を取り外して隠す。
温室に置いてあった斧も隠しておく。
花嫁衣裳…は、それらしいものは見当たらない。

N-27-a
鈴奈ちゃんは、今夜は静奈ちゃんの部屋に泊まるという。
僕は、静奈ちゃんの部屋の前で寝ずの番をすることになった。
時々ドア越しに声をかけて、二人が無事なことを確認する。

N-28-a
いつの間にか寝てしまっていて、目を覚ますともう夜は明けていた。
「おはよ、兄さん」
その言い方は…鈴奈ちゃんか。口を開かないと本当に見分けがつかない。
「もう、姉さんったら」
あれ?もう一人の方が鈴奈ちゃん?
「ふふっ、騙された」
すっかり騙された。
静奈ちゃんの、天才的と言われる演技力の片鱗を見せつけられてしまった。
278雨格子の館:2008/09/16(火) 17:00:28 ID:v2SvIRle0
N-27-b
鈴奈ちゃんに、今夜は部屋の前で寝ずの番をすると言うと、
鈴奈ちゃんは、部屋に泊まっていったらいいのにと言った。
さすがに女性の部屋に泊まるのは…と思って動揺してしまう。
「構わないのに。だって、男だもん、僕」
鈴奈ちゃんは確かにそう言った。えっ?何だって?
鈴奈ちゃんは、表向きは芸能活動をしていない。
たまに、静奈ちゃんの代わりに、女装して仕事をすることがあるらしい。
鈴奈ちゃんは女装の趣味があるとか、トランスジェンダーだとかではなく、
単に人を騙すのが面白いからやっているのだそうだ。
今回も、静奈ちゃん宛てに招待状が二通来たので、女装して来たとのこと。
ぜんぜん気付かなかった。
結局、鈴奈ちゃんは静奈ちゃんと一緒に泊まることになり、僕は部屋の前で寝ずの番をすることになった。

N-28-b
いつの間にか寝てしまっていた。目を覚ますと…。
思わず悲鳴を上げてしまった。目の前に鈴奈ちゃんがいて、僕の顔をじっと見ている。
うっ。でも、こんな至近距離でも女の子にしか見えない。
鈴奈ちゃんは、そんな僕の反応を見て楽しんでいる。

EX-25-a 回避失敗
静奈は絨毯の上で死んでいた。凶器は斧だ。
花嫁衣裳ではなく、サマーセーターにミニスカートという、静奈の衣装で。

EX-25-b 回避失敗
鈴奈は絨毯の上で死んでいた。凶器は斧だ。
花嫁衣裳ではなく、サマーセーターにミニスカートという、鈴奈の衣装で。
279雨格子の館:2008/09/16(火) 17:28:25 ID:v2SvIRle0
X-2
このゲームをクリアするにわ、見立て殺人を防ぐだけでわダメなのデ。
書斎の本を読んで、みんなに聞き込みをして、犯人の動機を解明しなければならないのデ。
そうしないと、たとえ犯人が解ったとしてもゲームオーバーになってしまうのデ。
7月26日までに以下の情報を集めるのデ。

S-07 週刊インパクトNo.89
女優の池内梨奈(18)が、所属事務所の屋上から飛び降りて自殺した。
<帽子屋>の新作映画のオーディションに落ちたショックが原因か?
<帽子屋>がオーディションに介入したという噂。

S-08 アイドルマガジン春の特大号
里江みどり特集

N-29
日織に、日織の元ネタの日織諒のことを聞いてみた。
日織諒は複数の本に出てくるけど、那須や椿や斑井などは一度しか出てこない。
だから、「猫は斑井さん」みたいに見立てることは出来ないと、日織は言う。
そいうえば、日織の本名ってなんだろう。
「本名も『日織』です。苗字じゃなくて、名前が。『高遠日織』っていいます」
「高遠」って…。
「高遠延二郎は、俺のじいちゃんです。
小さい頃、可愛がられたらしいんですが、よく覚えてないんですけどね」

N-30
そういえば、御陵さんって何歳なんだろう。日織に聞いてみる。
「37歳です。とてもそうは見えませんけどね。昔、アイドルだったとか。『里江みどり』とかいう芸名で」
そうか、あの雑誌の写真、見たことあると思ったけど、御陵さんだったのか。

N-31
暗石さんぐらいの年なら知っているかと、里江みどりの話題を振ってみる。
「ああ、聞いたことがある。俺の事務所の先輩と出来て、妊娠させちまったとかいう話だ」
暗石さんの先輩は事務所を辞め、里江みどりは芸能界から姿を消し、その後どうなったかは知らないという。

N-32
静奈ちゃんと池内梨奈さんは同じ事務所なのだそうだ。
梨奈さんが屋上から飛び降りる直前、静奈ちゃんは梨奈さんと話をしていたらしい。
そのときやってきた人が、オーディションに<帽子屋>が介入していたという話をした。
それから梨奈さんはふらふらっと屋上まで行って、飛び降りてしまった。
梨奈さんは<帽子屋>のファンで、<帽子屋>の映画に出られるように頑張っていたが、
その<帽子屋>に気に入られなかったのが、そうとうショックだったらしい。
鈴奈ちゃんにも、梨奈さんの話を聞く。
鈴奈ちゃんは、オーディションに<帽子屋>が介入したというのはデマだったと言った。
それは、梨奈さんが死んだ後に判明したことだった。
280雨格子の館:2008/09/16(火) 17:30:30 ID:v2SvIRle0
N-33
暗石さんに、斑井さんのことを聞いてみる。
「あいつ、何度か見かけたことがあったな。一緒に仕事したことはねぇんだけど、
打ち上げにはちゃっかり出席して、プロデューサーとかに自分を売り込んでたな。
そういえば、あのとき、ガタイがいいのもいたな。着流しもいたんじゃないか?」
「白夜」というビデオ映画の打ち上げの席に、
この館に呼び集められた役者たち全員がいたらしいことを、暗石さんは思い出したらしい。
その席には四倉欣治さんもいたそうだ。
僕は「白夜」のことを皆に聞いて回った。
暗石さんや御陵さん、そして日織は「白夜」に出演していた。そして、四倉さんも。
静奈ちゃんは「白夜」に出演していたけど、打ち上げに出席したのは鈴奈ちゃんの方だった。
椿くんは挨拶のために最後の方だけ顔を出したという。
那須さんはなぜだかわからないけど、連れてこられたらしい。
斑井さんはいつもの如く、ちゃっかり出席していた。
やっぱり、皆は脈絡もなく集められたのではなく、ちゃんとした理由があったのだ。
そしてそこには、犯人の動機もある。
さらに驚くべきことがわかった。その打ち上げの席には、<帽子屋>もいたらしいのだ。

N-34
館の裏側にある井戸を調べてみる。井戸にかぶさっている木の蓋の隙間から、何かが見える。
一人では怖いので、日織を呼んできてから、木の蓋を取る。
懐中電灯で照らしてみたが、よくわからない。
僕がロープを体に巻きつけて、井戸の中へ下りることになった。
体重からいっても、日織よりは明らかに軽い僕の方が適任だ。怖いから本当は嫌だけど、仕方ない。
少しずつ下りていくと、突然手になにかが触った。おそるおそる下の方を照らしてみると、
さかさまになって、頭を水に突っ込んだ死体があった。
とりあえず携帯電話で写真をバチバチ撮ってから、引き上げてもらう。
写真を見ると、背広を来た男らしいことがわかった。顔は潰されていて判別不明。
いつ死んだのかもよくわからない。もしかしたら、初めて館に来たときに見た、
死んでると思った男の人かもしれないけど、服装がそれっぽいかなと思うくらいで、同じだという確証はない。
四倉欣治さんかもしれないけど、顔が潰されているのでわからない。
死体はそのままにしておくことにして、元通りに井戸に蓋をかぶせた。

N-35
那須さんに、<帽子屋>のことをどう思っているのか聞いてみた。
「和くんは、この事件を起こしているのは、<帽子屋>だと思う?」
那須さんは逆に、僕に質問してきた。僕は違うと思うと答えた。
犯人はきっと、<帽子屋>の名を騙っているんだと思う。
「そうだよね。だって、<帽子屋>はここにいるから」
それってどういう意味ですかと聞く。
「その通りの意味だよ。ぼくが正真正銘の<帽子屋>だ」
人を見た目で判断してはいけないことを思い知らされる。

X-3
情報わ以上なのデ。それでわ7月26日から、ドウゾ。
281雨格子の館:2008/09/16(火) 17:32:38 ID:v2SvIRle0
N-36 (7月26日)
温室に置いてあったものは、小さい木の柵だ。
ガーデニングにつかうようなやつだ。温室においてあっても違和感はないけど。
でも辺りを見まわしたけど、同じようなものはなかった。

R-26-1 見立ての推理
木の柵から檻を連想し、「檻の中の女」、御陵が危ないと推理した和。
日織:「檻の中の女」ですか。でも、この館の地下に檻なんてありませんし…。
和:うん。だから…。
日織:とりあえず白い日傘、ですね。
  あと一日です。明日には迎えが来ます。頑張って、生き残りましょうや。

R-26-2 危険告知
御陵に危険を告知する和。御陵はなぜ自分なのかと和に尋ねた。
和は、順番がそうなっていると説明した。
「黒猫の毒」「鐘楼館の殺人」「湖畔の館」「忌まわしい花」「悪魔の花園」「檻の中の女」。
この順番は、作品の発表順ではなく、作中の出来事が起こった順番だった。
それを聞いて、御陵は納得したようだった。

R-26-3 回避行動
物置にある白い日傘を隠しておく。

N-37
その夜は、見張りはせず、眠りに就いた。御陵さんは殺されないという予感があった。
すべては、明日決まる。

N-38 (7月27日)
目を覚まして、窓の外を見ると、雨は止みかけていた。
心を落ち着けて、昨日までに得た情報を整理してみる。
犯人は、なぜ温室に物を置いて、見立て殺人をしようとしたのか。
それはまるで、次のターゲットをわざわざ教えてくれているようなものだ。
一つは誰かに罪を擦り付けたいため。もう一つは、誰かに止めてほしかったから。
これから、犯人に、もうやめてください、って言わなくちゃならない。
282雨格子の館:2008/09/16(火) 17:33:32 ID:v2SvIRle0
N-39
僕は御陵さんの部屋を訪ねて、推理した内容を話す。
斑井さんが殺されたときのアリバイを聞いたとき、矛盾したことを言ったのは御陵さんだけだ。
御陵さんは、1階の台所に行った後、すぐに2階に上がったと言った。
でも、那須さんが2階の吹き抜けに吊るしたてるてる坊主を見たことがないと言った。
御陵さんは本当は、1階に下りた後、ずっと食堂にいて、斑井さんを殺したのだ。
井戸の中にあった死体も、御陵さんがやったことだ。
僕が館に来たとき倒れていたのは、死んだふりをした四倉さんだった。
四倉さんは、背を向けた僕を殴って気絶させた。
その後も、館の外にいて、那須さんと斑井さんの車をパンクさせた。
きっと、御陵さんは、映画の撮影のためだとか嘘をついて、四倉さんにそんなことをさせたのだ。
稽古が終わって、部屋に引き上げるとき、御陵さんは外に行って、
四倉さんを殺して、遺体を井戸に投げ込んだ。

N-40
御陵さんは観念して、身の上話を始めた。
かつて、御陵さんはアイドルだった。「里江みどり」という芸名だった。
御陵さんはその頃、とある男優と恋に落ち、そして妊娠した。
厳格な御陵さんの家族は、御陵さんと男優を別れさせた。
そして、堕胎させようとしたが、御陵さんは子供を必死で守った。
やがて女の子を出産したが、その子は他の家に預けられ、
本当の両親が誰だか知らせられずに、育てられた。
離れ離れになっても、御陵さんは、ずっとその子を遠くから見守っていたという。
その子が、池内梨菜だった。

N-41
「あの子は、私と同じ、女優を目指すことになったの。
やっぱり血が繋がっているんだって思った。
いつか、同じお仕事をして、あの子に会うことがあるかもしれない。
ずっとそればかりを考えていたわ。
泣き出さずに、自然に『はじめまして』って、あの子に言えるように、練習したりして。
一世一代のお芝居よ」
だけど、会うことはかなわなかった。
<帽子屋>のせいで、オーディションを落ちたのを苦に、池内梨菜は自殺してしまった。
御陵さんは、<帽子屋>に復讐する決心をした。
「白夜」の打ち上げに出た人たちの中に<帽子屋>がいるのを知った。
その人たちを、<帽子屋>の名前を使って館に集め、一人ずつ殺す。
誰が<帽子屋>かはもはや関係ない。
「<帽子屋>かもしれない人は、生きていてほしくなかったの!」
北速水涼介シリーズに見立てたのは、日織に罪を着せるためだった。
日織は、高遠延二郎の関係者だし、それに、元ネタの日織諒は、皆と同じように見立てることが出来ない。
真っ先に疑われるのは、日織だ。
283雨格子の館:2008/09/16(火) 17:34:06 ID:v2SvIRle0
N-42
僕は、<帽子屋>の正体は那須さんだということ、
そして、池内梨奈がオーディションに落ちたのは、<帽子屋>のせいではないことを、御陵さんに言った。
「本当に、私は、何の関係もない人を恨んでいたの…?」
御陵さんの目から涙がこぼれた。
「たしかに、私は勝手に<帽子屋>のせいだと思いこんでいたのかもしれない。
こんなことを始める前は、うまくいくとは思わなかった。
皆が集まるかどうかも賭けみたいなものだったわ。でも、何もかもうまく行きすぎたの。
そして私は、四倉さんを殴ったときも、ためらわなかった。
ああ、出来るんだって、私は人を殺せるんだって思ったら、止める理由が何もなくなってしまったの…」

N-43
僕は悲しいと思った。本当のお母さんが、こんな酷いことをしていると知ったら、梨奈さんは何て思うだろう。
でも――。
「私がどんなに酷いことをしても、あの子が傷つくことはないの。あの子は何も知らずに逝ってしまった」
せめてお墓参りくらいは行けるでしょう、と僕は言った。
「駄目なの。あの子のお墓がどこにあるのかも、私、知らないの。
教えてもらえないの。お参りに行って誰かに見られたら勘ぐられるかもしれないって。
だから、こうするほか、なかったの」
僕の目からも涙がこぼれる。
本当はどこからでも聞こえるはずなんだ。墓前じゃなくても、声が届かないわけないじゃないですか。
僕は訴えた。
「あの子になんて言えばいいの?私、取り返しのつかないことをしてしまったのに…」
だから、こんなことはもうやめて、罪を償ってください、
いつかは、僕らも梨奈さんと同じところに逝くんだから、と、僕は言う。
「私、あの子と同じところに逝けるの…?
あの子に会いたい。どんなに怒られても、嫌われてもいいから」
御陵さんは涙を流しながら笑った。
「あなたに謝らなきゃ、きっと梨奈に叱られるわ。ごめんなさい、一柳さん。ありがとう」

EX-26 説得失敗
御陵は、内側から鍵をかけた、地下のボイラー室の中で死んでいた。
さながら「檻の中の女」の見立てのように。
284雨格子の館:2008/09/16(火) 17:38:42 ID:v2SvIRle0
N-44
外に出た。何日も降り続いていた雨は止んでいた。
崖崩れの復旧作業は終了していた。これで山を下りることができる。
「それでは、一柳さん、行って参りますわ」
御陵さんは駆けつけてきた警察に、真っ先に自首を申し出た。
生き残った人たちが次々と館から出てくる。
トレーニングマシンをどうやって持って帰ろうか心配している那須さんに、椿くんがツッコミを入れている。

N-45
静奈ちゃんは御陵さんが犯人と聞いて、驚いていた。
「あのね、あたし、日織さんか、兄さんが一番怪しいと思ってた」
そう言われてびっくりする。そうか。斑井さんが殺されたとき、僕と日織は一緒に部屋にいた。
だから、僕らはお互いに、絶対に犯人ではないという確証があった。
でも、他の人たちから見たら逆に、僕たちが怪しく見えるだろう。
「なんで日織さんはずっと書斎にいたの?」
僕は少し考えて、そして理解した。日織がずっと書斎にいて、僕と一緒に行動しなかった理由。
僕に疑いがかからないようにしてくれてたんだ。でもそうすると、日織に疑いがかかってしまう。
「見ず知らずの人を『助けたい』なんて、そうそう言えたもんじゃないですぜ。
だから、そのとき、思ったんです。この人だけは守ってみせるって」
日織はそう言った。なんだか照れくさい。

N-46
こうして、この館での一連の事件は幕を下ろした。
役者たちは役から解放される。あ、僕は役者じゃないけど。
「でもさ、この館、本当に呪いの館かもしれないな。
だって、見立てに使えるモノがたくさんあったし、書斎にそれっぽい本が揃ってたし。
おまけにタイミングよく崖崩れが起きるし。出来すぎてるだろ?」
椿くんはそう言って考え込んでしまった。
この館、そして一連の事件は、北速水涼介シリーズの「呪は死なず」に見立てられていたようなものだ。
この館に来てしまった僕は、本の中に迷い込んだのと同じだった。
殺人事件の犯人を推理するなんて、そんなこと、本の中だけの話だと思ってた。
僕は謀らずも、北速水涼介役を演じさせられてしまっていたのだ。
いや、でも、僕は北速水涼介ほど格好よくはないし、もちろん名探偵でもない。
殺人事件なんて気持ちのいいものではない。出来れば、こんな役は二度と演りたくはない。
そう心から願った。

285雨格子の館:2008/09/16(火) 17:40:15 ID:v2SvIRle0
N-47 (8月31日)
救助された僕は、疲れからか、それとも精神的ショックからか、気を失ってしまった。
それから入院させられて、もう8月も終わり。夏休みは潰れてしまった。

N-48
那須さんは<帽子屋>であることを公表してしまった。
おかげで役者としてはもうやっていけなくなったが、<帽子屋>としてのオファーが殺到しているそうだ。

N-49-a
静奈ちゃんは、天才的演技にますます磨きがかかったらしい。
「謎の双子の美人姉妹」なんて噂が流れていた。
どうやら、時々鈴奈ちゃんと入れ替わっているらしい。

N-49-b
双子の姉妹(というか姉弟)であることがばれてしまった鈴奈ちゃんは、
髪を切って男に戻り、鈴奈ちゃんの専属マネージャーをやっているらしい。

N-50
椿くんは、今度始まるドラマで不良学生の役が決まったそうだ。
もう執事の役だけは嫌だとかなんとか、どこかでコメントしていた。

N-51
暗石さんは、館から救助されてしばらくはワイドショーに出ることもあったけど、
今は元通り、時代劇に役名無しで出て、元気に斬られているらしい。

N-52
御陵さんは、梨奈さんのお墓の場所を教えてもらったらしい。
裁判はこれからだし、罪を償い終わってお参りに行けるのはだいぶ先のことになりそうだけど。

N-53
日織から手紙が届いた。相変わらず、暇な役者をやっているらしい。
えっ?僕のこと「名探偵」って書いてある。ちょ、ちょっと待ってよ。
何か誤解してるって、日織!

Thank you for reading!!
286雨格子の館:2008/09/16(火) 18:04:30 ID:v2SvIRle0
予告どおり、事象の羅列になりました。こんなまとめ方しかできなくてすみません
上記に出てきた物品やら本やら情報やらは、必要なものだけです。
ゲーム内には推理を間違わせるようなモノもたくさん出てきますし、書斎にはたくさん本が並んでます。
皆と会話するときに、本編と全く関係ない話題を振って、無益な情報をたくさん引き出すこともできます。
自由時間の自由度は半端ないです。もう何から手をつけたらいいのか解らないくらい。
これこそゲームブックを作るのに相応しいと思ったけど叩かれたからもうしないw
287ゲーム好き名無しさん:2008/09/16(火) 19:10:41 ID:KCoDlSYI0
>286
乙ですが、確かにゲームブックに合いそうだけど、非常に読みづらいから叩かれるわけであって(紙媒体みたいに、気楽に戻れるわけじゃないし)

ちゃんと推理要素ありまくりで、面白そうなゲームですな。
288ゲーム好き名無しさん:2008/09/16(火) 20:04:31 ID:sG8xVaP00
TOVお願いできるだろうか
289ゲーム好き名無しさん:2008/09/16(火) 20:18:38 ID:vLPVYBrl0
290ゲーム好き名無しさん:2008/09/16(火) 20:32:54 ID:aXQIIT9h0
大変乙です
あと、俺はゲームブック方式のほうが好きだZE
読みにくいとか言ってるやつのことは気にせずに
今度からはゲームブック方式で書いちゃおうZE
291ゲーム好き名無しさん:2008/09/16(火) 21:10:46 ID:9AHQAOLT0
>287 雨格子はクロス探偵のような推理ものかと期待すると
凄まじくがっかりするから止めておいた方がいいぞ!

まあ、登場人物がどの人も愉快なタイプだから
キャラゲーだと思って会話を楽しむ方が面白いと思う

正直なとこかなり人を選ぶゲーム
女性の登場人物が2人だけだし、しかもその内の一人が犯人だし
主人公はへたれの、のびた君だし、妙にホモくさい場面出てくるし
BLゲーム好きな人にはある意味お勧め

書き手さん省略してるが、
最初の夜御陵を除くみんなで階段登って部屋に戻る時、
一番最後の日織とのびたは庭で何か落ちるような物音聞くんだよ
日織が庭に確認に行こうとするんだけど、のびたが言うんだ
「怖いからやだ!!君子危うきにちかづかずだ!」みたいな事いって
主人公のくせに全力で止めるんだよ。
実際、御陵が南雲を井戸に落とした音だったんだけど
この時確認してれば事件起こらないだろ!って突っ込んでたなあ
292ゲーム好き名無しさん:2008/09/16(火) 22:26:39 ID:3XfQyuiD0
これで三割三十本三十盗塁達成だな。おめでとう。

>>291
まぁ、静奈の心ゲット出来たからよかったんじゃないか。
俺は続編を知らないから静奈とどうなったかしらんけど。
293ゲーム好き名無しさん:2008/09/17(水) 00:48:49 ID:n0WFn88Y0
>>286
乙、わかりやすかったよ
294ゲーム好き名無しさん:2008/09/17(水) 05:40:55 ID:O/lZfmaO0
>>291
>この時確認してれば事件起こらないだろ!って突っ込んでたなあ

一応作中でもそのことへの突っ込みあったし。主人公も後悔と反省してる描写もあったし
主人公責めるのはかんべんしてやれw
295ゲーム好き名無しさん:2008/09/17(水) 11:46:37 ID:bjIHks7D0
>>294までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
296ゲーム好き名無しさん:2008/09/17(水) 16:58:07 ID:kYw8ukcoO
雨格子面白かった、乙
怖いの苦手だけどプレイ出来るかな?

>>292
続編あるんだ
そっちも見てぇ
297ゲーム好き名無しさん:2008/09/17(水) 20:36:34 ID:EvL7G+Bm0
雨格子乙です。面白かった。

PCゲーのアリスインナイトメア予約します
298シークレットゲーム ◆l1l6Ur354A :2008/09/17(水) 21:22:07 ID:f/NiSvjg0
廃屋に閉じ込められた13人。
生き残る為には個別のルールを満たし首輪を外すことと72時間乗り越えること。
ルールの中には他者の命を奪う内容もあり、協力は難しい。ルールを破れば殺人システムに殺される。
さらに生存者は20億を山分けで手に入れるというルールも提示され、疑心暗鬼は深まる。
時間とともに一階から立ち入り禁止になっていき、上層に登るほど用意された凶器と罠は凶悪になっていく。

主人公「御剣総一」のPDAは「A」解除条件は「Q」所持者の殺害。彼は生き延びることが出来るか。
#このゲームは選択肢がありません。プレイヤーに出来るのは傍観者として誰が生き残るがチップを賭けることだけです。
299シークレットゲーム ◆l1l6Ur354A :2008/09/17(水) 21:47:40 ID:f/NiSvjg0
一週目 姫萩咲実編
眼が覚めた総一(学生)は自分と同じ首輪をはめた少女咲実(学生)と出会う。
総一は亡くなった幼馴染そっくりの少女をみて驚くが、すぐに打ち解ける。
出口を探していた二人は中年の男がシステムに殺害されるのを目撃。
同じように攫われてきたと思われるメンバーと遭遇し情報を交換する事によって9つのルールが明確になる。
(各自のPDAにはルール1、2と3〜9の内2つのルールが乗っているので協力しないとルールが判らない)
協力を呼びかけるが、他者の殺害やPDAの破壊、首輪の収集などを解除条件としている者が居るとわかった以上
信用できるわけないとバラバラになるメンバー。6時間の戦闘禁止時間が終わると同時に襲い掛かる者もいる。
この時点で明らかな戦闘回避派は総一、咲実、渚(天然お姉さん)、文香(案内嬢)、克己(優しいおじさん)
戦闘派は手塚(カウボーイ)長沢(DQN)麗佳(大学生)真弓(女社長)死亡した権蔵を除く3名は遭遇していない。

2階に上がってからトラップによって分断された戦闘回避派、真弓のクロスボウ攻撃から逃れた総一と咲実。
総一の解除条件を知って自分のPDAをごまかす咲実。彼女のPDAは「Q」だった。
2人は逃げ延びた先でPDA拡張ツールで残り生存数確認機能を手に入れる。休憩から目覚めるとカウントが減っていた。
階段で死亡していた克己の冥福を祈り渚、文香と合流。克己のPDAを見て、咲実が嘘をついていたことを知るが
総一は笑って自分は誰が「Q」でも人を殺して生き延びるつもりはなかったといい、仲間を救うことに専念することを誓う。
300シークレットゲーム ◆l1l6Ur354A :2008/09/17(水) 22:00:46 ID:f/NiSvjg0
文香が長沢が階段にしかけたトラップに掛かり死亡。長沢は麗佳により殺害。
カウボーイ手塚は積極的に銃器を手に入れ主人公達を狙うが幼女と相打ちになり死亡。
高山(傭兵)と協力体制をとるが麗華の毒ガス攻撃で死亡。と着々と参加者が減っていく。

主催者側の人間である真弓は総一達を狙うが、同じゲームマスターだった渚の裏切りにより死亡。
致命傷を負った渚は総一に止めをお願いする。罪を背負うと手を重ねる咲実だが引き金が引けない。
その優しさに微笑んで渚は引き金を無理やり引かせる。渚は拡張地図機能をつけた咲実のPDAを預かっていた為
「Q」所持者の殺害が満たされ主人公の首輪が外れる。同様に一定時間生存が条件の咲実も解除になる。

事件終了後、病院で目覚めた2人。彼らの周囲には完璧に工作してあり行方不明の事実自体がなかった事になっていた。
身元がわかるものは無くなっていたが残っていた仲間たちの遺品を咲実と共に埋めに行きEND
他のルートだとお金は本当にもらえたみたいだが、このルートでは触れられていない。
301ゲーム好き名無しさん:2008/09/17(水) 23:20:55 ID:JAE4+DVkO
東方地霊殿を買った方、ストーリーを教えていただきたい。よろしくおねがいします。
302ゲーム好き名無しさん:2008/09/18(木) 05:12:24 ID:G/kBHcn60
アリスインナイトメア投下します。
不思議の国のアリスをベースに作られたアクションホラーゲーで、メンタルの弱い方はご遠慮ください系。
世界観やステージ、音楽の尋常でない素晴らしさと、それを台無しにする操作性。
アリスが超男前。こんなアリスはSASUKEに出ろ。

かなり長いので、大事なイベントだけ詳しく、おつかい マラソン 殺戮等はなるたけ省きます。
303アリス・イン・ナイトメア:2008/09/18(木) 05:18:29 ID:G/kBHcn60
<プロローグ>

幼いアリスはベッドで眠っている。傍には白うさぎのぬいぐるみと黒い猫、不思議な国のアリスの本。
夢の中では、不思議の国の友人達と楽しいお茶会が開かれている。
不意に、火の爆ぜる音が夢の中に割り込んできた。

「大変だ!アリスを助けなきゃ!」
「起きろ!アリス起きろ!」

飛び起きたアリスの目の前には火の海。
「ママ?パパ!?」
両親の部屋は炎の向こう。
「逃げるんだアリス!!」
炎と声に追い立てられ、アリスはウサギのぬいぐるみを抱えて飛び出した。


時は立ち、アリスは18歳になった。
両親は火事で死に、アリスは心を閉ざしてラトレッジ精神病院に収容されている。
「かわいそうに、あのウサギがアリスを元気にしてくれないかしら?」
夜も、ベッドに横たわるアリスは、隈の浮かぶ目をぱっちりと開けている。
虚空を睨みながら、ウサギのぬいぐるみを抱き寄せて…不意にウサギが動いた。

「助けてアリス」

驚いて身を引いたアリスは、奈落の底へと落ちていく。
304アリス・イン・ナイトメア:2008/09/18(木) 05:30:28 ID:G/kBHcn60
<忘却への入り口>〜<扉の要塞>〜<けだるい学校>


落ちた先は、幼いアリスが親しんだ、不思議の国だった。
今は見る影もなく病み果て、殺伐とした風景が広がっている。
そこでアリスは、かつての友達、白ウサギとチェシャ猫と再会した。

白ウサギは歪んで筋張り、チェシャ猫は痩せこけていたが、中身は昔のままだった。
再会を喜ぶ暇もなく、アリスを急かして、白ウサギは走り去った。
残されたアリスは、チェシャ猫に尋ねる。
「不思議の国はすっかり変わってしまったわ。一体どっちに行ったらいいの?」


ここから、病んだ不思議の国を救うアリスの冒険が始まる。
ガッツリ戦闘があり、初期武器はナイフ。
武器は基本的に玩具。どれも二通り攻撃法があって、呼び方がかっちょいい。プライマリとセカンダリ。

チェシャ猫は常にアリスを見守り、要所要所で現れて、謎めいたヒントをくれる。いつでも呼び出せる。
余談だけど、チェシャ猫はめちゃめちゃ渋かっこよい。どこかの歪みと同じく人気キャラ。

この国は女王の横暴な支配で病み、住人はひどい目に合っているらしい。
そして、皆アリスを救世主だという。アリスはあっさり否定するが、とりあえず白ウサギを追って進んでいく。
白ウサギが縮んで小さな穴の向こうに行ってしまったので、アリスも小さくなる方法を探す。
奴隷達に、まだ知恵と勇気を持ち続けているじいさんがいる と教わり、鉱山を目指す。

鉱山で小人のじいさんに会う。じいさんは知恵と勇気を否定するが、小さくなる手助けをしてくれることに。
トランプ兵を殺戮して鍵をゲット。じいさんの飛空挺で学校へ向かう。

黒い虚空に浮かぶ要塞、その中に組み込まれた学校に、じいさんと別行動で潜入する。
学校とは名ばかりで、内部にはトランプ兵と怪物ブージャム、改造を施され知性を失った狂気の子供達がうろつく。トランプ入手。威力は弱いが、ナイフよりやりやすい遠距離攻撃が売り。
クロッケーの杖入手。撲殺天使&球飛ばし。序盤は結構お世話になる武器。
悪魔のサイコロ一個目入手。小さな悪魔召喚。敵が居ないのに喚ぶとアリスが喰われる。

図書室で小さくなる薬の作り方を調べるが、強情な本が開かない。
「どこかを軽くたたけば開くかもしれない」というチェシャ猫の助言に、
高度数十メートルから本を蹴り落とす男前なアリス。
「軽くと言っただろう。もし強くと言っていたら、今頃どうなっていたことやら。」

たまらず開いた本をめくり、アリスは薬のレシピを読む。
「『キノコにポピー、甘いスパイス どれもすてきなものばかり。
 うまく合わせてミックスすれば、縮む薬のできあがり』…ううん↑甘いものは苦手なのに。」
駆けずり回って全部集め、じいさんに渡せば薬を作ってくれる。
飲んで小さくなり、ウサギを追いかける。
305アリス・イン・ナイトメア:2008/09/18(木) 20:03:47 ID:G/kBHcn60
<天文台>〜<涙の池>〜<公爵夫人戦>〜<賢者の思惑>

びっくり箱ボム入手。爆弾と火炎放射が使える投げ武器。割と使える。
アイスワンド入手。かなりの範囲で相手を凍らせられる強力武器。

涙の池でウミガメに出会う。
ウミガメは公爵夫人に甲羅を取られて泣いていた。
公爵夫人は何でも食べつくしてしまう暴食漢。
アリスは、小ささを活かして葉っぱ等に乗って水流を攻略。
小さくとも、女王に寝返った虫たちを殺戮しながら公爵夫人の館へ。

公爵夫人に甲羅を返せと要求するアリス。
「生きてるうちは返さないよ!」
「じゃ、死んでもらうわ」
公爵夫人をヌッ殺し、ウミガメに甲羅をやって名誉爬虫類に任命される。
亀の甲羅の力で水中宮殿を泳ぎきる。

アリスは白ウサギにやっと追いついた。
白ウサギは、はやくアリスをイモムシに会わせたいらしい。
イモムシは何でも知っているから、アリスが何をしたらいいのかも知っているはずだと。
時間が無いと焦る白ウサギは、菌糸類の森を突っ切ってイモムシの所へ急ごうとする。
そこに、地響きと共に大きな足が現れて、白ウサギを踏み潰した。

革靴を履いた足は、白ウサギをぐちぐちと踏みにじり、歩き去った。
白ウサギは、車に轢かれたように平らにひしゃげて、絶命していた。
「愛する人が次々と死んでいく。私のせいなの?」
ウサギの遺骸の傍らで泣くアリスの隣りで、チェシャ猫が静かに告げる。
アリス、君に泣いている暇はない。

アリスは立ち上がり、イモムシの元を目指す。
妨害してくる虫達を退けながら、森を進んでいく。
上で、あの大きな足が地面を揺らして妨害している。その足の持ち主は、帽子屋だった。
すっごいすべるよ!な 難関ステージを制してイモムシの元へ。
イモムシは変わらず、昔のようにパイプをふかしていた。
そして、この国はめちゃくちゃだと、アリスに何とかしてもらわなければ困るとアリスを責めた。

「愛するものを失って、君は我々を消そうとしたが、今また作り始めた。
 しかし、君の使命も苦しみもまだ終わってはいない。」
「何故苦しまなきゃいけないの?」
「なぜなら、自分の心をあざむいて蓋をしているからだよ。
 おかげで、君の空想まで捻じ曲げられてバラバラになってしまった。
 君は生き残った事に罪を感じている。孤独な人生に恐れも抱いている。」

どうすればいいの…と呟くアリスに、イモムシは女王を倒せと言う。
不思議の国を立て直すには、それしかないらしい。
「大きくなりなさい。そして真実を受け入れるんだ。」
306アリス・イン・ナイトメア:2008/09/18(木) 20:07:03 ID:G/kBHcn60
<賢者の思惑>〜<蒼白の領域>

イモムシに言われた通り、ムカデの守る生命のキノコを手に入れる。
それを食べて、元の大きさに戻り、次のステージへ

イモムシの助言が聞こえる。
女王と戦うには、女王の見張り番を倒さねばならない。
下劣で、獰猛で、執念深いジャバウォック。倒しうるのは、その目玉を冠した杖のみ。
チェシャ猫いわく
「ジャバウォックの目玉の杖はとてつもなく強力だ。
 しかし一つ一つの部品は蚊の死骸ほどの価値もない。」
これから、パーツを一つ一つ集めていくことになる。
「全て集めれば王手をかけられる。白の王様が助けてくれよう」
ということで、白のキングの城へ向かう。

余談だけど、ここのステージはめちゃくちゃかっこいい。
チェス盤をモチーフにした城で、チェスのルールにのっとって進んだりする。

そこではチェスの駒同士、赤と白に別れて戦争が起きていた。
白の城は赤の軍に攻め入られ、苦戦している。
アリスは、王へ謁見しに行く道で、白のクイーンが捕らえられ拉致されるのを目撃する。
赤駒をデストロイしながらキングの元へ。

キングに、クイーンの事を話すと、救出を依頼される。
キングが味方につけてくれたのは、ちっちゃなポーンが一匹だけ。
不平を言いつつも、アリスはポーンをポケットに入れ、赤の城に単騎特攻する。

セガールばりの戦闘スキルで、赤の駒を蹴散らして進むアリス。
白のクイーンを救おうとするが間に合わず、クイーンは断頭台へ。
仰向けにギロチンにかけられ、妃の首は地に落ちた。
クイーン無しでチェスに勝つ事はできない。しかしアリスは奥へ進む。
307アリス・イン・ナイトメア:2008/09/18(木) 20:10:27 ID:G/kBHcn60
とりあえずここまでです。

PS2のエンドネシアと、PSのUFO〜A day in the life〜 をリクエストします。
308ゲーム好き名無しさん:2008/09/18(木) 20:54:31 ID:qTf4upZTO
アリスの人乙

ホラー苦手だから出来ないけど凄い面白そうだ
素晴らしいと言われる世界観とステージ…どんなんだろう
309ゲーム好き名無しさん:2008/09/18(木) 22:18:56 ID:LucDyRqa0
>>308
キャラは不気味だけど、世界観は音楽も合わさって幻想的な雰囲気で思ったより怖くない
(ゲーム開始前のモード選択時の背景のアリスは怖いかも)

書いてあるようにチェシャ猫は渋い上にアドバイスの言い回しが秀逸なので、一見の価値あり
廉価版出てるし、興味があるなら買って損は無いと思うよ
310ゲーム好き名無しさん:2008/09/18(木) 23:02:36 ID:L8JcSF4n0
アリス乙。好きなゲームなんで書いてくれる人がいるのはうれしい。
しかしそんなに操作性悪かったかな。TPSならあんなもんじゃないかと思うが…。

>>308
さすがに8年前のゲームだからグラフィックなんかは最近のとは比べ物にならないけど、
今やっても楽しめるゲームだと思う。
元の作りがいいし、日本語翻訳と吹き替えもよく出来てて雰囲気をまったく損なってない。
311ゲーム好き名無しさん:2008/09/18(木) 23:05:55 ID:G/kBHcn60
>>308
こんなん
http://thumb.imgup.org/file/iup691418.jpg
http://thumb.imgup.org/file/iup691428.jpg

8年前のPCゲーです。
アリスの格好をシムピみたいにスキンで変えられるのもよかった。
アリスキン作ってるサイトってまだあんのかな?
312ゲーム好き名無しさん:2008/09/18(木) 23:17:38 ID:G/kBHcn60
>>310
ジャンプ感に悪戦苦闘した記憶が。自分がパソゲー苦手なだけかも。
是非コントローラーとテレビ画面でやりたい。

今なら¥1,980!お買い得。
313アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 00:29:12 ID:E8uAiTHM0
<赤の王城>〜<鏡影>〜<ラトレッジ精神病院>


赤のキングを辛くも退け、赤の城の最奥へ。
広間の奥へ進んだアリスは、ポケットから白のポーンを出し、床に置いた。
プロモートというルールにおいて、ポーンは一番奥のマスまで進むと、キングとポーン以外の駒に変身できる。
ここに、白のクイーンが復活した。

赤の軍と対峙するクイーンとアリス。その後ろから帽子屋が現れ、アリスを殴りつけた。
失神したアリスを、帽子屋がお持ち帰り。

どこか館の一室で目を覚ますアリス。
歪み、捻じ曲がり、時計に支配された鏡張りのステージ。酔う。
時計仕掛けの兵士と、狂気の子供たちが至るところに徘徊している。
子供たちが帽子屋に改造されたのが兵士という説有り。

ジャック入手。スーパーボールとマキビシを投げ、ボールがはずんでる間にマキビシを全部拾う…みたいなおもちゃらしい。スーパーボールがはずんでる間中、マキビシが敵

を追尾攻撃し続ける強力な武器。

ラトレッジ精神病院のステージへ。
ここを管理してる、トゥイードル・ディー&ダムとご対面。
「精神科病棟のアリスなんとかさん。看護婦のお気に入りの患者さん〜」
「こいつが?ガリガリじゃん。誰が外に出したんだ?俺たちが叱られる〜」
アリスをメンヘラ扱いしてからかう二人に、珍しく激昂するアリス。
「このいやらしいグロテスクなやつらめ!思い知らせてやる!」
戦闘に突入。 粉砕、玉砕、大喝采。


双子を倒したアリスの前に、帽子屋が現れた。
「こっちへ来たまえ。ちょうどお茶の時間だ。」
「お茶は友達としか飲まないの。」
「俺も友達になりたいね、正確に。違った、本当に。これ真実!
 おっと忘れてた、あんた真実とやらと仲良くやれてないんだっけねぇ。」
「…そんなことないわ」
「真実はそれを怖れるものには辛すぎる。」

何も怖れちゃいない、というアリスを帽子屋は嘲る。
「ブーッ嘘だね怖れてる。たとえば病院に戻されるかもしれないってこと。
 あそこに送られる前の記憶。
 施設での管理された生活がまた何年も続いたらどうしよう? ああそうさ、色々怖れてる。
 もちろん、怖れないですむ手はあるけどね。」
「なに?おしえて!どういうこと?」

思わず問いかけたアリスの足元が崩れ、闇へ飲み込まれていった。
314アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 00:34:07 ID:E8uAiTHM0
<病みたる時計仕掛け>〜<帽子屋戦>〜<燃え立つ好奇心>

落ちた先は、時計仕掛けの帽子屋の館。
アリスはそこで懐かしい友達、三月ウサギと眠りネズミに再会した。
二人は、帽子屋に監禁、拘束された上、体を半機械仕掛けに改造されて、終わらない拷問を受けていた。
チェシャ猫いわく、
「時間にばかり追われているうちに、帽子屋はおかしくなった。
 奴を倒せ。でないと君の時間が足りなくなる。」

同じく監禁されたグリフォンの元へ。
最強の仲間グリフォン。彼は病んだ世界でも以前と変わらず、気高く聡明で、勇敢なままだった。
「帽子屋は、ぜんまいとレバー、機械の内臓で、正確なロボットを作ろうとしているんだ。
 手術で死んだっておかまいなしさ。」
帽子屋はきっかり六時に来る、と忠告するグリフォン。
「ふぅん、今日は六時が早く来るかもね。」

帽子屋との対決へ。
帽子屋はかつての友だったが、病んだ国に狂い、多くの友達を苦しめた。
時計仕掛けの決戦場で、どうにか勝利。帽子屋は頭がパーンで死ぬ。

ジャバウォックの杖の材料があらかた揃う。
あとは、ジャバウォックの目玉だけ。
囚われていたグリフォンを開放すると、彼は反乱軍を集めようと言ってくれた。
ジャバウォックの杖があれば、女王の城のゲートを開けられる。
アリスが開けたら、皆で突撃しようという作戦。
「みんなで、この歪んだ国を元通りにしよう。」 グリフォンはアリスを乗せて飛び立った。

グリフォンに乗りやってきたのは、炎と硫黄の大地。
援軍を集めにグリフォンは飛び去り、アリスは燃え盛る戦場を再びセガール。
ひたすら進むと、丘の上に見覚えのある家が見えてきた。
それは、焼け落ちたアリスの家だった。
315アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 00:46:47 ID:E8uAiTHM0
<ジャバウォック戦>〜<堂々たる迷宮>

家の中には、ジャバウォックが待ち受けていた。
華奢で大きな、醜い竜のような外観。人の心の弱みを引きずり出し、いたぶる怪物。
「遅かったじゃないかアリス。時間はちゃんと守るべきだと聞いたことはないか?」
「あなた、私の歯医者にすごくよく似てるわ。」
「お前は遅れてばかりいるんだろう。
 愚かな空想にふけり、うぬぼれて得意になっているうちに、時間はどんどん過ぎていく。
 ほかの事をする暇はほとんど無い。」

「それで全部?つまらない侮辱の言葉を浴びせておしまい?」
余裕を見せるアリスだったが、ジャバウォックの次の言葉に動揺し、錯乱し始める。

「家族はお前が来てくれると思ったんだろうなぁ。
 きっと危険を知らせに来てくれると。お前が一番火の近くにいたんだもんなぁ。
 しかしムダだった。いくら待ってもお前は来なかった。そしてみんな死んでいった。」
「あれは事故よ!私達寝てたの…!!」

苦しむアリスをジャバウォックが罵倒する。
「この自分勝手な、はみ出し者のできそこないめが!
 あの時お前は夢の世界で友達とお茶を飲んでいた。それこそ「夢中」だった訳だ。
 幸い、お前の部屋は頑丈だった。
 家族はその頃恐怖に震え、真っ赤な炎に身を焼かれていたというのになぁ…」
「やめてぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
アリスは泣き叫び、ジャバウォックに襲い掛かる。

ジャバウォックは強すぎる。必死で戦うが、防戦一方。
その時、焼け落ちた屋根の間からグリフォンが舞い降りて、ジャバウォックの目玉を鋭いカギ爪でもぎとった。
たまらずジャバウォックは退散し、杖を完成させたアリスは、ハートの女王への切り札を手に入れた。
グリフォンはジャバウォックを追って飛び立つ。
アリスに、
「君は英雄だ。みんなを勝利に導いてくれ」と言い残して。
316アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 00:49:05 ID:E8uAiTHM0
とりあえずここまでです。
ジャバウォックは、アリスの罪の意識から生まれた怪物のようです。
サイレントヒル2でいうと、三角様。
317ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 09:07:00 ID:C5KFUVkNO
アリス乙です
歪アリ好きだけどこれも面白そう
318アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 18:52:10 ID:E8uAiTHM0
<狂気に至る幻惑>〜<ジャバウォック戦>〜<崇高たる怒り>

ジャバウォックの杖は反則的強さなので、まさに快進撃。
女王の領地を突き進むアリス。。
忘れてたけど、確かここらへんで武器全部揃ってるので一気に紹介

悪魔のサイコロ2〜3個目。2個目で悪魔が増え、3個目で上位悪魔召喚。
らっぱ銃 実は最強武器。勇気(MP)を全消費して、広範囲の敵を全滅させる。
不思議な時計 要するにタンマウォッチ。

様々な難関ステージを抜け、ゲートを開く。
隻眼のジャバウォックと、グリフォンの一騎打ちの末に、グリフォンが敗れ倒れる。
涙を流すアリスだったが、杖を握り締め、ジャバウォックに立ち向かう。
ジャバウォックの罵倒に耐え、なんとか撃破。

瀕死のグリフォンに寄り添い、最期を看取るアリス。
もう戦いたくないと弱音を吐くアリスを、グリフォンが励ます。
「ベストを尽くすんだアリス。
 誰だって、全力を尽くすしかないんだよ…」
それがグリフォンの最後の言葉だった。
また一人、友達を失って泣くアリスに、チェシャ猫が声をかける。
「われわれを救うか、さもなくばいっそ殺してくれ。」

ゲートは開かれ、反乱軍と女王軍の戦いは始まっていた。
アリスは戦火の中を駆け抜け、ハートの女王を討ちに急ぐ。
ステージが生々しくなっていき、人の内部のような様相を呈する。
奥へ奥へ入り込み、とうとう、アリスは女王の城へ辿り着く。
全ての仕掛けを解き、女王の部屋の前へ。

扉の前に、行く手を遮るようにチェシャ猫が現れた。
いつになく真摯な面持ちで、アリスへ語りかける。

「俺は、常に大胆さとは距離を置いている。
 あふれる好奇心を用心深さで抑え込んでいる。だから長生きできた…。
 しかし、今ウソを言って逃げてしまいたいのを我慢して、真実を話そう。
 君の勇気に敬意を表してだ。
 
 君は苦しみを味わうと同時に苦しみを生み出し、悲しみと罪の意識に耐えてきた。
 しかしこの先、さらに苦しい試練が君を待っている。
 そう、これからもだ。君かハートの女王どちらかが死ぬしかない。
 元を正せば同じ…」
そこまで言い進めた時、轟音とともにチェシャ猫の頭が砕け散った。
気付けば扉が細く開いていた。女王に殺されたのだ。

崩れ落ち、すすり泣くアリス。
もっとも親しく、アリスをここまで導いてくれた友は、アリスの為に死んでしまった。
319ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 21:05:32 ID:E8uAiTHM0
省いてましたが、チェシャ猫は頻繁に出てきてヒントくれました。何故殺たし。
次で最後です。
320アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 21:08:34 ID:E8uAiTHM0
<昇華への戦い>〜<暗闇の中にあるもの>〜END

女王の間へと踏み入れたアリス。
そこには、仮面を付け、触手にかこまれた女王が鎮座していた。
「首をはねておしまい。」
女王が言い放ち、戦いが始まる。
激戦の末に女王が倒れ、アリスの体に何かが入って輝く。
それは、アリスが封じ込め蓋をしていた真実だった。

女王の死骸が触手に引き込まれて、玉座に消えていき
玉座が変形して醜い顔になった。
その口が開き、中から帽子屋の顔が、その口が開いて中からアリスと同じ顔が現れた。

「不思議の国はこの私のもの。お前如きに決して邪魔はさせぬ。
 ここは大人の世界。冷酷で生々しい現実という刃の上に立っている世界。
 夢ばかり見ている子供などここでは無用じゃ。どうせ生きてはおれぬ。
 すぐに立ち去れ、さすれば命だけは助けよう。
 さもなくば私はお前を破壊する!お前は永遠に自分というものを失うのだ!」

女王は自分。この国は自分の心。病ませ、苦しみを振り撒いたのもまた自分自身だった。
アリスは、自分と戦う事を決意する。
真の女王は泣くほど強いが、死闘の末、アリスは勝利する。

女王は砕け散り、アリスを中心に、不思議の国に緑が溢れ出した。
淀んだ水は澄み、空は晴れて、グリフォンが風を切り飛んで来る。
涙のやんだ池では白ウサギが微笑み、解放された奴隷たちの間でチェシャ猫が笑っている。

白ウサギ、グリフォン、チェシャ猫、帽子屋、イモムシに海亀、トランプ兵、他全ての友達と共に記念撮影。
それはそのまま本の挿絵に変化して、HAPPILY EVER AFTER  THE END の文字が輝く。
その本をパタンと閉じたアリスは、本を小脇に抱え、右手に黒猫を、左手に鞄を持ち、笑顔を浮かべる。
くぐって出た門には、ラトレッジ精神病院の文字。アリスは振り返らず、外へと歩いていった。

THE END
321アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 21:12:20 ID:E8uAiTHM0
長文失礼しました。
アリスが夢の中で自分の心と戦って、精神病治す話。
ハッピーエンドですが、アリスの医師の日記を読むと、台無しになる件。
自分は本編だけを信じたいと思います。
322ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 21:18:50 ID:Lu2G3Iw80
台無しになる件kwsk
323雨格子の館:2008/09/19(金) 22:15:42 ID:22aHEHWR0
>>291
うはwBLwww
言われて初めて実感。

椿くんの部屋に泊まりこむ展開のとき(↑で書いた通りの展開)
朝のシーンのあまりのデレっぷりに正直、気持ち悪くなってコントローラ投げた
なので↑は気持ち悪くならない程度に書いた。
まぁ攻略サイトを見たら、どうやら椿くんの好感度が最高じゃないと
椿くんのお部屋に泊まれないらしいので、それでもいいのかなぁ。
あと鈴奈もちょっとやりすぎの感が。
最高ランクが取れる展開のとき(これも↑の通り)、ラストで日織が言う台詞もちょっと行き過ぎ。

そう言えば、シナリオ書いてる人、毎回こうだな
男が主人公なのはいいんですが
男キャラとの距離がいつも近すぎる。
ミッシングパーツ然り、セパレイトハーツ然り。
それは友人ってレベルじゃねぇぞって感じで。

「君子危うきに近寄らず」のところはあえて省かさせていただいたw


続編もいつか書くよ。まだ積んであるけど。つーか相当難しそうだけど。
324ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 22:47:53 ID:qY5Oyiy/0
>>321
ああ、やっぱりあの日記が真実なのかな
本編終わった後に日記見たのだけど、結末が違ってたから今までモヤモヤしてた
325ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 22:58:37 ID:qY5Oyiy/0
>>322
PCアクション板のスレから引用

主治医の手帳
http://sound.jp/marsmj/dalice.htm

日本語キャラ・武器etc解説サイト
http://www.terra.dti.ne.jp/~god/alice/

チシャ猫台詞集
http://www.ceres.dti.ne.jp/~hassy01/cheshire_cat.html
326ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 23:15:03 ID:55jbbNV70
>>322
最後の一節がどちらかというとバッドエンドを連想させる内容になってる。
全文翻訳されたものが載っているんで自分で判断してみてほしい。
ttp://sound.jp/marsmj/dalice.htm

合間に入っている追記には
日誌の最終日より後に書かれたものがあるのも意味深だね。
個人的には、治療が終わったので記録の見直しをしたのだと思いたいな。
327ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 23:15:33 ID:55jbbNV70
おっとかぶった。
328ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 23:29:31 ID:22aHEHWR0
あ、予約って一ヶ月待ってくれるのか
それならなんとかなるかな

というわけで「奈落の城」を予約します。
329アリス・イン・ナイトメア:2008/09/19(金) 23:57:42 ID:E8uAiTHM0
330ゲーム好き名無しさん:2008/09/19(金) 23:59:58 ID:E8uAiTHM0
誤爆失礼しました↑

>>325
チェシャ猫台詞集超ありがとう!
アリス愛されてますね。
331ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 00:21:04 ID:5OqfIpF10
アークザラッド ジェネレーションを予約。

難易度が高すぎてクリアできないとか
そんな事態になったらキャンセルするけど一応。
332ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 03:17:43 ID:sW6iGatvO
アリス乙です
面白かった

日記の内容は本編のステージとか敵とリンクしてるのかな
双子と看護婦くらいしか分からないけど
333ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 04:43:11 ID:kQFnVAz40
AIN乙です。
もってるのに未だに涙の池をクリアできない自分も、はやく続きやりたくなりましたw
334ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 14:09:23 ID:qzVV08kg0
同人ゲーム『東方紅魔郷』書かせていただきます。

日本のどこかに存在する幻想郷と呼ばれる土地では
結界によって外界から隔離され、人間と共に妖怪や妖精といった生物たちが暮らしていた。

ある夏の日、吸血鬼レミリア・スカーレットは日中でも外を出歩けるようにと
幻想郷を自らが発生させた紅い霧で覆い尽くすが
異変解決の役割を持つ巫女、博麗霊夢と
霊夢の真似をして異変解決をしている魔法使い、霧雨魔理沙によって退治され
幻想郷は夏の日差しを取り戻すのだった。

次回作である妖々夢からはストーリーに関連する裏設定も色々存在するが
紅魔郷はマジでこれだけの話。
335ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 17:13:56 ID:X0MJybTU0
>>334までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
336ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 18:30:04 ID:WDhkQfvLO
すいません、デススマイルズのストーリーを知っている方いますか?
337ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 18:32:09 ID:X/ZhUUWx0
338ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 19:07:31 ID:WDhkQfvLO
>>337
アケシューはダメですかorz
ありがとうございます
339ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 20:06:10 ID:34CpCg+WP
>>338
>>2
>・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。


かな?
既出確認してないからそっちかもしれないが
340ゲーム好き名無しさん:2008/09/20(土) 22:14:31 ID:WDhkQfvLO
>>339
まとめWIKIに載っていなかったので、既出ではないかと…
デススマイルズは
アーケードゲーム(XBOX360で発売予定)
ジャンル・STG
です。
もし知っている方がいましたら、宜しくお願いします。
341ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 19:49:51 ID:LfUmARTH0
>>325

>わたしの素敵なお話を壊そうというのなら
>わたしはどんな仕打ちにも耐えましょう
>わたしは最高のおもちゃを手に入れたのだから

この最後の一節のところがよくわからないのだが・・・。
ネット上を探してもこれに触れている考察とかが皆無だった。

それとWikipediaによればAINは原作(不思議の国のアリスと鏡の国のアリス)の後日談として描かれたらしいが・・・マジ?
342ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 20:40:46 ID:RwGHOZry0
>>341
別にキャロル自身が書いたわけじゃないじゃろ。
343ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 21:02:32 ID:typbu4Vq0
>341
アリスは空想を延々と続けることを望んでるから病院の中にいたい。
そのためなら治療(かなりえげつない真似をされてる)を受けても構わない。
担当医も自分の空想に惹き込まれて熱心な聴衆になってるし。ってことかと思ったが
エンディングだと退院してるっぽいし俺もよく解らん
344ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 21:16:24 ID:zFHgXlD20
アリスは治ったけど、代わりに担当医がおかしくなったオチとかだったりして
345ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 22:19:22 ID:pk3NvvCC0
>>341
原作者は死んでるし著作権も切れてるからやりたい放題なわけだ。

>>344
そうだとすると>>326の追記の件がしっくりこないんだよね。
346ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 22:37:46 ID:RwGHOZry0
二次創作なら別にいいけど、後日談って設定はキモいな…
347ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 23:10:20 ID:VTLy0/tT0
アリスインナイトメア、映画化決定って言ってたけど、その後音沙汰ないよね。

PS2の「九怨」投下します。
348ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 23:10:49 ID:MEjZSjsdO
>>346
同僚医師がおかしくなったという記述が伏線だと思う。
最後の記録からはアリスはトラウマを克服したけれど、アリスの
語る不思議の国に魅せられた主治医がアリスを病院に拘束し続けていると
推測出来る。
もしくは、アリスは退院したけれど、主治医は狂ってしまって、
治療を続けている気になっているとか。

いや、俺達はとんでもない思い違いをしていたんだ。
アリスの主治医なんていうのが妄想で、アリス自身が存在してなかった。
鏡の国のアリスに世界は誰か見てる夢、という下りがあるから、
それを意識したものかと。
349九怨:2008/09/21(日) 23:12:04 ID:VTLy0/tT0
平安アクションホラーアドベンチャー。
平安時代の多分京都が舞台。

<オープニング>
貴族っぽいおじさんが夜中にわらべ唄が聞こえて目を覚ます。起き出して、唄の出所を探し回ってると、蜘蛛に驚いてこ

ける。後ろから、マロ眉美女が襲撃。美女はおっさんと何かでかい箱のようなものをひきずって何処かに向かう。
行灯の薄明かりの中で、双子の幼女がわらべ唄を歌っている。
そこに、マロ眉美女がやってくる。箱のような物は葛篭(つづら。着物とかしまうでかい箱)。
血の跡を残しながら葛篭を放り出し、その中に貴族を突っ込んで自分も入る。
双子幼女が蓋をしめて、オープニング終了。


<陰の章>

浮月:主人公で山の神社の娘。パッツン。
暮葉:浮月の姉。美人。マロ眉。体弱い。
父 :ネタバレしちゃうと葦屋道満。

浮月の父は神主をしている。
神社では一本の桑の木を御神体とし、蚕の糸を様々な術に使う。
少納言さまが、屋敷に化け物が出ると泣きつき、父がお屋敷へ出向いたのが随分前の事。
浮月は、<しばらく戻らぬ、蚕の世話と暮葉を頼む>と父から手紙をもらっていた。
しかし帰りがあんまり遅く、心配した姉妹は、少納言様のお屋敷へ父を訪ねた。

お屋敷の門には、見慣れた封印が施されていた。
「これは、蚕の絹糸…やはり父様はこの中に…」
父から授かった血布(封印を解くのに必要。消費アイテム)で封を開き、屋敷に踏み入れる。
庭はひどい有様だった。そこら中に、使用人たちの死体が転がっていて、どこからか、わらべうたが聞こえてくる。
驚く浮月を置いて、暮葉が屋敷へと歩いていった。
「様子を見てきましょう。浮月、戻るまで動いてはなりませんよ。」

我に返った浮月が、体の具合が悪い姉を探しはじめる所からゲーム開始。
ガッツリ戦闘があり、小刀とそこらへんに落ちてる符で戦う。
屋敷の中は、魑魅魍魎と死体がゴロゴロしている。床の至るところにケチャップ。
もうこの屋敷には、生きている人間はほとんどいないようだ。

大きな扉の前で、双子の幼女がわらべ唄を歌っている。
「みんな死んでしもうた」と言って逃げていく。

探索中に餓鬼に襲われて、水干姿の少女に助けられる。
彼女の名前は咲耶。屋敷に遣わされた陰陽師らしい。
呪符をくれたので、お礼に父の血布をあげる。
「この呪符、父が使うものとよく似ております」
「…そなたの父、神主といったか…?」
仕事があるそうなので別れて、姉ちゃんを探す。
350九怨:2008/09/21(日) 23:14:19 ID:VTLy0/tT0
姉に宛てた父からの手紙も落ちていた。
「おかしくなったら屋敷へ来るがよい。
 お前のために沢山用意しておこう。」
浮月は何も聞いていない。姉は、何かを受け取りにここに来たのだろうか。

屋敷の奥方様の手記によると、
しばらく前から、屋敷に病が流行り始め、夜な夜なわらべ唄が聞こえるようになったらしい。
病人は自我を失って凶暴化し、死人が出始めた。
屋敷には封がかかっていて出られない。奥方一行は、一か八か薬師堂に逃げ込むことにした。
屋敷に姫を残し、薬師堂が安全なら鈴を鳴らすから後を追ってくるように、と言いつけたらしい。

探索する内に、その姫を見つける。
姫は目が合うなり、素晴らしいスピードで奥の部屋にハイドイン。
この原始的な方法で今日まで生き延びてきたらしい。扉を開けてくれないので放置。
回り込んで、壁の穴から室内を覗くと、姫は一生懸命扉を押さえつけていた。
角度を変えて覗くと、部屋の隅の暗がりに女が現れた。こちらを振り返ったその顔は
「姉さま!?」
姉ちゃんはただのマロ眉美人ではないようだ。

まさかの父ちゃんに会う。父ちゃんは余裕で生きてて、血まみれの葛篭の中を引っ掻き回していた。
父ちゃん絶対神主って顔じゃないwレッツゴー陰陽師の人をチョイ悪にした感じ。
一緒に暮葉を探してくれと頼んだが、やる事がある、と断られる。

色んな封印や仕掛けを解きまくる。
釘には鬼を封じる力があるという記述発見。木釘三つ発見。でも仕掛けを解くのに全部使う。
鈴を見つけたので鳴らすと、姫が扉を開けてくれる。
そこに、あのわらべ唄が聞こえてくる。
「唄が聞こえると殺されてしまう!連れて行かれてしまう!」
扉が開いて、あの双子が顔を出した。
「「みぃーつけた」」
後ろから姫の絶叫が響き、振り向くと、姫は何者かにひきずられて消えてしまった。
一瞬見えた襲撃者は、姉 暮葉だった。

薬師堂の中では住職が死んでいた。病人をここに閉じ込めてたらしい。
探索するうちに、姉ちゃんに襲われる。
「姉さま、また…必要なのですね…」
プレイヤーおいてけぼりで納得する浮月。暗転。

目が覚めると、葛篭の中だった。
地下洞窟をうろついてると、父ちゃんに会った。
「何をしていらっしゃるのですか?」
「繭に入ったものを眺めておる。」
巨大な繭が破れて、中に餓鬼の死体が見えた。
「誰かと交わらねば、生きてはいけないのですね…そう、姉さまも…」
「哀れに思うなら、喰われてやれ。
 お前が殺したのだろう。次はお前の番だ。」
「わかり…ました…」
「途中で繭が破れると、うまくいかぬようだ。葛篭の中に入るが良い。」
351九怨:2008/09/21(日) 23:16:09 ID:VTLy0/tT0
ちょっとここらへん記憶が曖昧だけど、神社(自分の家)に戻る。

浮月の記憶がフラッシュバック。
幼い頃、崖を下る姉のために、浮月が縄梯子を固定していた。
すると、後ろのご神木から双子幼女が現れて、驚いて浮月は梯子を放してしまった。
杭が抜け、暮葉は崖下へ落ちていった。
「ねえさまぁ!!めをあけてくださいねぇさまぁーー!!!!」

幼い頃の暮葉と浮月の日記を見つけて読む。妹思いのおねえちゃんと、元気な妹、何だかんだいって娘が可愛い父 とい

う感じ。
暮葉の日記の月日が進むと、

「崖から落ちたとき、これで死ぬのだと思った。でも、目覚めたときには傷一つ無かった。
 起きたとき、葛篭の中に寝ていたので、不思議に思い浮月に尋ねたが、泣きじゃくるばかりで答えない。
 ほんとに可愛い子。生きていて本当によかった。」

という記述がある。その日から、平和だった日常が変わっていく様子が記されている。

心なしか体が重くなってきた。→体の端々が変な色になってきた。お家の本で調べてみたけど、こんな症状のってない。

何か重い病気になってしまったのだ。どうしよう。

このところ、浮月がしきりに体の調子を尋ねてくる。なんとか隠さねば。

夢に双子幼女がでてきて、葛篭の中で蚕と一晩寝なさいという。藁にもすがる思いで試してみたら、体が治っていた。
あの双子はくわのき様だったのだ。
しばらく浮月をかまってやれなかったので、一日中浮月と遊んでやった。

また、体の色が変わってきた。思い切って父様に相談すると、繭にして死者を蘇らせる儀式について教えてくれた。
しばらくすると腐ってしまうので、繭に入りなおさねばならない。そのたびにより大きな獲物がいるそうだ。
九度繭に入ればもう大丈夫と教わり、安心する。

葛篭で目を覚ました時思い出した。浮月だ。
浮月が私を崖から突き落としたのだ。
腐りかけた体で苦しむ私の前で、やれ歌が、やれ花菖蒲がなどとふざけおって。
あの白く柔らかな体が、私のものだったなら…

そこまで読むと、浮月が怖ろしい表情を浮かべる。
「そう、だから、ああするよりなかった…。」
352九怨:2008/09/21(日) 23:16:58 ID:VTLy0/tT0
くわのきの双子がまた出てくるが、何故か片方が焦げて死んでいる。

父道満の手記を見つける。
神社のご神体の桑の木から生まれた蚕を使って、死人を蘇らせる秘法について記されていた。
最初に死人を蚕と葛篭に入れると、繭に入り蘇る。より大きな獲物と九度繭に入りなおせば、完全な蘇生になる。
しかし、父は研究する内に、それが蘇生でないことに気付く。
蚕と交わったものは、人ではなくなる。九度交われば、桑の木の子として新しく生まれ変わる。それが、九怨の法。
あの双子は「くわのきさま」で、今回の元凶。
その封印を解いたのが道満。

父は、自分の血を引く暮葉で九怨の法を完成させ、それを打倒安倍清明の道具として使うつもりだった。

浮月は地下洞窟に戻り、また父に会う。
父が嘘をついていたことを詰るが、父は浮月を突き放す。

「暮葉か、もう浮月と交わったようだな。抗わずに九度目をすませろ」
見た目は浮月でも、中身は暮葉と浮月のまじりあったものだったらしい。プレイヤーおいてけぼりなのでよくわからない


多分、葛篭で起きたとき、もう暮葉と繭に入った後だったと思われ。

体が腐り始め、はやく誰かと交じり合いたいという欲求に抗えなくなる。
新鮮な肉を求めて彷徨ううちに、咲耶と再会する。

「浮月!無事だったのか!ここから逃げよう。お前の姉上はもう…」
こちらに来る咲耶の首をつかみ、陰の章終了。
353九怨:2008/09/21(日) 23:18:56 ID:VTLy0/tT0
<陽の章>

咲耶…新米陰陽師(♀)葦屋道満の弟子。何ともいえない髪型。
道戒・道涼・道珍…同じく道満の弟子達。左から、優秀兄弟子、イケメン兄弟子、おとぼけ弟弟子。

咲耶が兄弟子達と共に少納言の屋敷へ遣わされる所からスタート。
陰の章と大筋は一緒なので、新事実、相違点のみ簡潔に。

・道涼が暮葉を見つけて、浮月と暮葉を神社まで送り届けることになる。 
 姉妹は、この屋敷と裏手の神社しか知らず、外に出たことが無い。

・神社のご神体と瓜二つの桑の木が、屋敷にも植えてある。「くわのきさま」も双子なので、多分ご神体の片割れ。

・ご神体を封じる釘が道満によって抜かれている。屋敷の異変は、桑の木のせい。
 屋敷に溢れる病人は、暮葉と同じように蚕と交わった者達。素体の質が低いせいか、「できそこない」だとくわのきの

双子はいう。
 暮葉のことを、「われらがいとしご」と呼び、支援している。

・咲耶が、諸悪の根源である神社の桑の木を燃やす。だから陰の章で片割れが死んでたらしい。

・何故か暮葉と浮月は合体せず。暮葉が浮月を崖から突き落とす。
 暮葉は道涼を喰って七度目辺りを済ませる。

・暮葉は、病人と違い、力のある血筋故か、まさかの無敵。咲耶和風クロックタワー状態。

・道満は、娘の為のより質のいい獲物として、弟子たちを屋敷に呼び寄せた。
 道珍と道涼は暮葉に取り込まれる。
 道戒は師の思惑を解き明かし、九怨の法を知って自分も蚕と合体。でも咲耶に倒される。

陰の章終了と同じ場所で、同じように浮月に会って、襲われるところで陽の章終了。
354ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 23:25:41 ID:VTLy0/tT0
あともう一章ありますが、とりあえずここまでです。
プレイしてる自分が訳わかんないので、読んだ方はもっと訳わかんないと思います。
まとめ下手ですいません。あんまり訳わからんかったら聞いてください。

>>348
ΩΩΩ<な、なんだってー!
355ゲーム好き名無しさん:2008/09/21(日) 23:55:29 ID:MEjZSjsdO
九怨の人、乙です。
十分、判りやすいですよ。
依頼主ではないけど、残り1章お待ちしてます。
ついでに、>>348で変なところに割り込んでスマン。
おまけに安価間違えてるし。>>345宛てが正orz
356ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 10:48:09 ID:yZmaLAwK0
短いですが、『サバイバルキッズ孤島の冒険者』を投下します
357サバイバルキッズ孤島の冒険者:2008/09/22(月) 10:49:35 ID:yZmaLAwK0
【コウ】・・・男主人公。今回は彼を主人公にします。
【ナミ】・・・女主人公。今回は彼女をパートナーにします。
【ラッキー】・・・無人島でちょくちょく遭遇するサル。後に主人公と仲良くなる。



コウは10歳の誕生日プレゼントに、冒険家の父からナイフを貰う。
しかし、その日の夜にひどい嵐に遭い、乗っていた船が沈没。父とは離れ離れに。

コウが目を覚ますと、どこかの島の海岸にいた。
幸いにも彼の持ち物であるリュックや水筒、ナイフ、ラジオも一緒に浜に打ち上げられており、
それらを使って島の内部へと進むと小屋を発見。ここを家にすることに。
木の実や果物を拾い、時には草やキノコに食中りしながらも、動物を狩って食料の確保をする。


何度か遭遇するサルに島の東側でリュックを盗まれる。
複雑な構造の森を抜け、サルを追いかけると、花が咲き乱れる不思議な雰囲気の場所にたどり着いた。

どんどん島を捜索し、菱形の宝石を見つける。
途中、洞窟で白骨死体を見つけ、「自分もこうなるのでは・・・」という不安に駆られる。
骸骨の側にはメモが落ちており、罠の作り方を覚える。


何日かしてラジオから、遭難者捜索打ち切りのニュースが流れる。
コウはショックを受けるが、幸いにも小屋の周りには気がたくさんある。
材木や船の残骸を使ってイカダを作り、脱出する事を思いつく。
イカダを完成させるも、嵐で家が壊れてしまう。いつかのサルが屋根の下敷きになっていたので、助けてやる。
それが切っ掛けで友達になり、コウは彼をラッキーと名付けた。
(サルはどうやらコウのことを気に入っていて、今までちょっかいを出していたらしい。
ちなみに、イカダを完成させて3回寝ると地震に巻き込まれて死にます)

コウは小屋を直し、イカダで脱出しようとするが、ラッキーは自然の中で暮らした方がいい。涙を呑んで別れ、一人で大海原へ。
雲行きが怪しくなり、コウは嵐に遭う。イカダは大破し、コウは波に飲まれ、気絶してしまう。
358サバイバルキッズ孤島の冒険者:2008/09/22(月) 10:50:31 ID:yZmaLAwK0
コウが目を覚ました時、再び見知らぬ海岸にいた。またどこかの島に流れ着いたのだろうか。
進んでいくと、見覚えがあるサル・・・つまり、ラッキーがいた。
どうやら、同じ島の北側に流されてしまっただけらしい(ゲームの最初にいたのは南側)
友情の印なのか、ラッキーが「不思議な木の実」をくれる。
さらに奥へ進むと、大きな古い船を見つける。船は鎖で台座に繋がれていて、台座には様々な形の窪みがあった。
持っていた菱形の宝石を嵌めると、鎖が取れた。コウはこれらの宝石を集め、この船で脱出を試みることにした。
しょんぼりするラッキーを見て、コウは「もう置いて行ったりしないよ」と約束する。

またあちこちを捜索していると、温かい焚き火の跡を見つける。自分以外の誰かがこの島にいるのだろうか。
船に戻る途中、同い年くらいの女の子が倒れていた。あまりサバイバルの知識がないのだろう、ひどく弱っていた。
女の子の名前はナミ。起きられないような状態だったので、代わりに食べ物を探したり、
彼女が砂漠で落としたペンダントを返すと、二人はどんどん仲良しに。

残る宝石はあと一つ、という所で大きな地震が起きる。
コウが慌ててナミの元へ戻ると、ナミの体調が悪化していた。
早く脱出し、医者に診せないと危ないかもしれない・・・。

序盤でラッキーにリュックを返してもらった不思議な森の奥に、隠し扉が現れていた。
中は仕掛けだらけの遺跡になっていて、それらを解いてコウはとうとう最後の宝石を見つける。

船を動かし、やっと家に帰れる、と一安心の2人。
2人は「家に帰っても友達でいようね」と約束する。



10年後――
コウとナミは結婚式を挙げていた。
「新婚旅行で船だけはやめようね」と笑いながら。
359サバイバルキッズ孤島の冒険者:2008/09/22(月) 10:53:18 ID:yZmaLAwK0
【エンディング】全8種類

1、自発的にラジオを聞いて、ランダムで出てくる遭難者捜索のニュースを聞き、
  そのまま海岸へ行ってSOSの文字を作るとヘリコプターで救出される。
2、イカダで脱出する際に充分な食料を持たないと、海の真ん中で衰弱死。
  (条件を満たしていても、下敷きになったサルを助けないとこのED。祟りか)
3、パートナーが元気な状態(遺跡が出ていない状態)で生存日数100日を超える。
  少し大きくなった2人とラッキーが仲良く無人島で暮らしている。
4、1人(パートナーと出会っていない状態)で島を脱出(ゲームクリア)する。
5、パートナーが病気になってから(遺跡が出現してから)14日以上経つと、2人で脱出するもパートナーが船の中で死亡する。
6、パートナーが元気な状態で2人で脱出する。
7、1人で生存日数100日を超える。少し大きくなった主人公とラッキーが逞しく島で生活している。
8、上記の通り。6と似ているが、パートナーに食料やアイテムをプレゼントして仲良くなる(物をあげたときにハートマークが出るようにする)。
  このEDでスタッフロールが流れるので、上記はこの話を書きました。


※イカダで脱出する際に、ラッキーを置いていくかどうか分岐します(上記では連れて行かないルート)。連れて行くと
・嵐の時に主人公が「こんな目に遭わせてごめんね」とラッキーに謝る。
・島の北側に流れ着いたときに起こしてくれる(ゲームスタート時を髣髴とさせる)
・木の実がもらえない
・主人公が「自分がいるのは同一の島」という事に気付くのが遅れる。
という展開になります。

※主人公2人の名前を繋げると・・・。ちなみに、コナミから発売されているゲームです。
360ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 10:56:30 ID:bSnVVn/j0
>>337
だから、それじゃ伝わらないだろ。無駄なレスが伸びるからきちんと
>・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。

ってつけろよ。この自治厨気取りの阿呆が!!
361ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 13:14:16 ID:AlGxd45K0
九怨の続き投下します。
362九怨:2008/09/22(月) 13:15:37 ID:AlGxd45K0
<九怨の章>

■安倍清明…いわずと知れたNO・1陰陽師。何故か女。しかも超美人。ちょっと中性っぽい。
 葦屋道満…清明を目の敵にしている陰陽師。娘と弟子を犠牲に、九怨の法を完成させて清明を倒そうとしている。


正気に戻り、咲耶を離す浮月

・浮月は次で九度目らしい。暮葉と繭に入って、浮月の意識が勝ったと思われ。陽の章いつ合体したんだろう。

早く自分から逃げて、と言う浮月に、咲耶は「必ずお前を救ってみせる」と約束して地上に戻る。
残る屋敷の桑の木も燃やそうとしたが、そこにはくわのきの片割れが待っていた。

安倍清明が鬼を二人従えて屋敷へ見参。
笑っちゃうくらい強いので、サクサク進み、あらかたの事情をおk把握。
「あいかわらず愉快な男よのぉ、葦屋道満。」

清明が桑の木を封じにいくと、木の下に傷だらけの咲耶がうずくまっていた。そばにくわのきの片割れが立っている。
咲耶は木を燃やそうとしたが、くわのき様にボコボコにされてるらしい。
清明は釘で桑の木を封印しようとしたが、一本足りないようで、動きを封じるに留まった。
道満をボコりがてら、釘を探しに神社へ行こうとすると、咲耶に呼び止められる。

「地下道に浮月という娘がおります。九怨の法をかけられております。どうかお救いください!」
「約束はできぬが、気には留めておこう。」

地下道で浮月に会う。浮月は、くわのきが半ば封じられ、わらべ歌がやんだ事で、なんとか正気を保っていた。
まだ助かるかもしれぬと清明は言ったが、
浮月は、咲耶からもらった犬の式神と寄り添い、ここで朽ちるつもりだという。
「それはそなたの勝手だが、そなたの父、少々戯れが過ぎたようだ。滅するが、よいな?」
奥の施術所で道満に会う。

「九怨の法ことごとく完成にいたらず。うぬの仕業か、清明!」
ここで道満とラスボス戦。勝利。
「九怨の法さえ成しておれば…、うぬに、手が届い…」
道満が倒れて、清明が踵を返すと、そこに浮月が立っていた。
浮月は正気を失っていて、フラフラと父に抱きつくと、ひきずって外へと歩き出した。

止めようとするが、地下道が崩れだして見失う。
363九怨:2008/09/22(月) 13:17:39 ID:AlGxd45K0
一足先に地下道を抜けた浮月は、屋敷の桑の下で葛篭に父を放り込んだ。
咲耶が止めるのを邪険に払いのけ、自分も潜り込み、蓋を閉めた。
「ふむ、遅かったか。」
清明がやってくると、封じられたままわらべ歌を歌っていたくわのきが嬉しげに葛篭を指差した。
「これで、あがり。あたらしい『くわ』が芽吹こうぞ。われらが、いとしご!」
「黙れ」
清明は桑に最期の釘を穿ち、くわのきが倒れて消えた。

「気は進まぬが、まぁしかたがあるまい」
葛篭に向き直り、槍を構えると、咲耶が傷ついた体を引きずって立ちはだかった。

「お待ちください!この娘は、外の世界も知らず、父に裏切られ、このまま死ぬのはあまりに哀れです!」
「繭から何が生まれるのかは、わからぬのだぞ?」
「それでも…」
「強情な娘だ。…なら、これを持っておけ。」
清明は、懐から桑の実らしきものを取り出して、咲耶に渡した。
「これは?」
「…気休めさ。」

そう言って、清明は踵を返し去っていった。
もう誰も居ない屋敷に、咲耶と、葛篭の中の繭だけが残された。

END

スタッフロールにのせてエンドムービー。
明るい日差しの中、少納言邸の門扉が開き、咲耶が道に出てくる。
久しぶりの外界に、辺りを見渡す咲耶。振り向いて、中に声をかける。
「何をしている?はやく出ておいで。」

扉から現れたのは、浮月に良く似た幼い少女。
腕に桑の実を抱き、犬の式神を従えている。
「私、お外に出たのはじめて。
 お外ってすごく大きいんだね!」
咲耶は、しゃがみこんで少女を覗き込み、優しく言った。
「これから色んなところを見に行こう。
 そして、一番気に入ったところに一緒に住もう。」
「うん!」
楽しげに頷く、少女と式犬。

「さあ、行くぞ!」
二人と一匹は、連れ立って陽の降り注ぐ道を歩いていった。
364ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 13:25:13 ID:AlGxd45K0
これで終了です。
竜頭蛇尾な書き方で申し訳ない。九怨自体がそういう仕様です。
個人的には、咲耶が男だった方が納得いく話かな。
365ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 13:29:00 ID:AlGxd45K0
リクエストにないゲームも予約していいのでしょうか?
よければ、4だけ無いの気になるので、
PS2のサモンナイト4を予約したいです。
366336:2008/09/22(月) 15:55:02 ID:Hvr7ql30O
>>360
すみません
367ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 18:16:11 ID:H2kH47qv0
東方萃夢想と東方緋想天をお願いします
368ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 21:35:02 ID:XyLow5n00
>367
>1
369ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 22:33:00 ID:Mu2ybHIx0
サバキの人、乙。
これが元祖サバキなんですね
370ゲーム好き名無しさん:2008/09/22(月) 23:17:02 ID:0IaYpNck0
九怨の人乙でした
最後は一応ハッピーエンドで良かった
371デススマイルズ:2008/09/23(火) 00:19:15 ID:Aa+vZplV0
スレ見てたら目に入ったので、デススマイルズいきまーす

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神隠しというのをご存知でしょうか?
世界各地で報じられる行方不明の子供たち。
いったい彼等ロストチルドレンは何処へ行ってしまうのだろう…?
事故にあってしまった者…。
犯罪の手にかかる者…。
そして…異世界への扉を開けてしまった者…。

異世界「ジルバラード」。
20世紀初頭の西洋の街を思わせるその世界では「別世界(現世界)から
迷い込んだ者には特殊な魔法能力が身に付く」と言われています。
その世界に住む「ディオール」なるご老人は行き場のない
ロストチルドレンを養い、彼女たちの魔法の力で国王に貢献して
暮らしておりました。
そのディオール家の養女(なぜか娘さんばっかりです)さんたちは
「エンジェル」と呼び親しまれ、彼女らの力もあってジルバラードは
平和を謳歌していたのです。

ところがハロウィンも近いある日、伝説の魔物たちが現れ人々を
襲い始めたというのです。ディオールは国王の命を受け、襲われた街へ
エンジェル達を送り込むのでした…。
372デススマイルズ:2008/09/23(火) 00:20:06 ID:Aa+vZplV0
ゲーム中は「エンジェル」のうちの誰かを操作することになります。
そんなわけで彼女達のご紹介。
ウィンディア:一応主人公格。ロンドン育ちの13歳。
       (公式では彼女の目から見たプロローグが載ってます)
       通学途中に誘拐され、命の危険を感じた瞬間ジルバラードへ
       飛ばされ、初任務が今回の過酷な事件となってしまった。
       開花した能力は「風使い」、召還妖魔は白ふくろう。
キャスパー :6歳の時にドイツ・ベルリンからジルバラードに
       来てしまった、現在11歳のディオール家四女。
       ロストチルドレンとなった原因は不明。
       どんな辛い事があったのか、記憶の奥にしまいこんだ
       まま思い出せないでいる。
       その忌まわしい過去の経験のせいか、エンジェルの中で
       最上位の「死霊使い」として目覚めている。
フォレット :10歳のとき、フランス・パリにて嵐で増水した川に流された時に
       ジルバラードに来てしまった、ディオール家二女、14歳。
       「川に流される」という寒い思いをした反動か、
       「炎使い」として目覚めている。
ローザ   :8歳の頃、アメリカ・シカゴからジルバラードに来た、
       ディオール家長女、17歳。
       交通事故が原因でこちらの世界に来ている。
       花の妖精を操る「精霊使い」の能力に目覚めており、
       4人の中で最も経験が長い。
373デススマイルズ:2008/09/23(火) 00:21:45 ID:Aa+vZplV0
魔物たちを退治していく中、沼の魔女サキュラと遭遇する。撃破すると、
母親には手を出さないでと懇願してくる。
なんと彼女はウィンディアの幼馴染「サクラ」で、ドライブ中の事故により
家族と共に車ごと異世界へ来てしまっていた。
エンジェル達と違い、ある事情により慕われるどころか忌み嫌われてしまい、
母親を守るために一人戦っていたことから「沼の魔女」と言われるようになってしまっていた。

「ある事情」とは彼女の父親のこと。
強大な魔力に目覚めて人が変わってしまった彼女の父親は、家族を
ほったらかしにして毎晩魔界の扉を開いているのだという。
今回の騒動は開いた扉を通ってきた魔物が起こしたものだった。
その儀式は毎晩12時に行われるらしい。阻止するために、
現場である古城「冥界城」へ向かう。

城壁、回廊、大広間と抜け、時計塔にたどり着くと、儀式を行う
サキュラの父ジルバ(通称パパン)が。
召還した魔物が人々を襲っているからと止めようとするサキュラに対し、
パパンはこの扉が今夜元の世界に繋がるという。
自分さえ戻れれば後のことなど知ったことかと言い放った上、
反論する実の娘にも手を上げたパパンにぶちきれたエンジェルはパパンを滅多打ちにします。
ズタボロのパパン曰く、確かに今は魔界に繋がってるが、万聖節を迎える一瞬だけ、
現世界をつながるのだと主張する。もう少しだ…と言ったその瞬間。

光の扉より魔界帝王ティラノサタンが現れ、パパンをパックンチョしてしまいます。

妖魔達は逃げろと言いますが、そんな余裕などあるわけ無いのでタイマン張ることに。
なんとかパパンを放り出させ、撃破することができたその瞬間、光の扉が一際輝き始めます。
この光こそ「現世界と繋がった証」と放り出されてサキュラに介抱されていたパパンは言い、
「病床の母親を置いてはいけない」と言うサキュラを置いて一人で扉をくぐってしまいます。
パパンのあまりの身勝手さに呆然とするエンジェルに対し、サキュラはどうするのか問いかけます。
現世界には戻りたい、でも身内同然の仲間を置いていくことに迷うエンジェル。そして決断を下す…。
374デススマイルズ:2008/09/23(火) 00:24:08 ID:Aa+vZplV0
EDは各キャラ2種ずつあります。

ウィンディア:帰還:家族と半年ぶりに再会。半年のブランクは不幸だったかもしれないが、
          臆病で泣き虫だった彼女を成長させたジルバラードでの経験は無駄ではなかったはず。
       残留:残った判断は正しかったのか、扉は現世界へ繋がっていたのかと思い悩むも、結果には満足。
          いつか現世会へ帰る方法を見つけるからそれまでは…と心の中で両親に詫びる。
キャスパー :帰還:戻った先は誘拐犯達の所。全てを思い出し、
          ジルバラードから帰還しても失われることの無かった武器が魔力を受けて輝き出す…。
       残留:国王に招待されたパーティではしゃぐ仲間を冷めた目で見ながら料理をがっつく。
          「いい男が声かけてくれないかなー…」
フォレット :帰還:何年もたっていたため、家では大騒ぎに。
          何故か居合わせた客人はそそくさと帰っていく…。
       残留:時々ちょっぴり後悔。でもみんなで楽しく過ごしていると
          後悔の念も消えていく…。
ローザ   :帰還:実家に戻り、酒場の看板娘として働き、お店も大繁盛。時々後ろ髪引かれるも、
          行方不明となった後の話を聴いて、両親の愛を改めて感じるのでした。
       残留:ディオールおじいちゃんに現世界に戻るか迷ったことを謝る。
          おじいちゃんは気に病むことはないと告げる。

375デススマイルズ:2008/09/23(火) 00:36:55 ID:Aa+vZplV0
以上です。

なお、サキュラの父ジルバが茶化される傾向にあるのは
ラスボス曲が「ちゃらりー、鼻からぎゅうにゅー。」の
J.S.バッハ「トッカータとフーガ ニ短調」であることが多分最大の原因で、
声を当てているのがグラフィックプレジデント・ジュンヤー氏であることは関係ないと思います。おそらく。
376ゲーム好き名無しさん:2008/09/23(火) 00:58:41 ID:IEzSjcAiO
デスマをリクした者です
本当に感謝です!
ありがとうございます。
377ゲーム好き名無しさん:2008/09/23(火) 01:20:37 ID:1OpRi47d0
デスマ乙です。
読んだ感じから洋ゲーかな?と思ったら、萌え系だったww
378デススマイルズ書いた者:2008/09/23(火) 13:59:11 ID:Aa+vZplV0
>>377
開発中の名前が「デスロリータ」だったくらいだからねぇ。
当方パパンのヘタレぶりに萌える側の性別なんで、
各キャラの萌え表現は控えめになりました、申し訳ない。
詳しく知りたい人はぐぐるか自力クリアしてくれい。
CAVEシューには珍しくクリアだけなら努力でなんとかなるから。

来月バージョンUp版が出る予定で、サキュラが操作キャラになるらしいんで
ED増えてたりしたらまた書くかもです。
379ゲーム好き名無しさん:2008/09/23(火) 16:27:26 ID:Fmu9Bund0
>>378までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>365
これまでにリクエストに無いゲームが予約されたこともあったと思います
それが特に問題になるようなことはなかったようです
380ゲーム好き名無しさん:2008/09/23(火) 21:28:06 ID:ToDhftWKO
デススマイルズの人乙です

キャスパーの忌まわしき過去って何されてたの?
レイ○とかそんなん?
381ゲーム好き名無しさん:2008/09/23(火) 22:34:03 ID:1OpRi47d0
>>379
乙です&回答ありがとうございます。
サモンナイト4予約させていただきます。
382ゲーム好き名無しさん:2008/09/24(水) 01:53:45 ID:VOr/q8PDP
>>379
乙です

383ゲーム好き名無しさん:2008/09/24(水) 01:55:34 ID:VOr/q8PDP
しまった送信しちゃった

>>380
普通に帰還エンドにある自分が誘拐されていたという事実だと思うけど
384デススマイルズ書いた者:2008/09/24(水) 03:06:10 ID:JXxiW7n70
>>380
EDで明確に書かれているのは、誘拐と殺人未遂です。
…そこに至るまでに何かがあったとしても、
事件当時6歳じゃ多分区別はつかんでしょうなぁ…。
385ゲーム好き名無しさん:2008/09/24(水) 03:21:59 ID:QLXAzjAJO
確か殺されかけてたハズ
386ゲーム好き名無しさん:2008/09/24(水) 15:34:51 ID:raot1GL5O
>>383-385
ありがとうございます

殺されかけた過去を持ち死霊使いか〜
帰還EDで犯人達フルボッコにして幸せになってると良いな
387ゲーム好き名無しさん:2008/09/24(水) 20:12:21 ID:QLXAzjAJO
サキュラとキャスパーのストーリーだけなんか暗かったな
388ゲーム好き名無しさん:2008/09/24(水) 23:29:28 ID:mxQ2yr4h0
デススマイルズの人乙です!
設定見ただけだともっと暗くて救いのないオチかと思ったら結構ハッピーEDだな
ウインディアとキャスパーは異世界に飛んだ原因は同じ(誘拐→殺害未遂)
とは思わなかったな
しかしキャスパー帰還EDって誘拐犯の所に戻っちまったら当時6歳だったのに
急に11歳に成長してたら誘拐犯達もビックリするんじゃないのか?
389ゲーム好き名無しさん:2008/09/25(木) 00:13:18 ID:bKiX5whD0
ビックリする間もなく殺されるんだからいいんじゃね?
390387:2008/09/25(木) 00:30:35 ID:OAX7TqGpO
>>389
コラッ!
391ゲーム好き名無しさん:2008/09/25(木) 00:30:42 ID:jsPbe3XM0
デススマイルズの人乙っす。

便乗質問で悪いんだが

・フォレット帰還エンドの
「何故か居合わせた客人はそそくさと帰っていく…」
というのは、何か意味があるんだろか?
この客人が川に流される原因を作ったとか

・サキュラ父は本当に独りで帰っちゃったの?
ストーリーを考えると、帰還に成功したらサキュラ&母が報われなさ杉なんだが。
帰還に失敗して死ぬ等のオチはついてないの?
392ゲーム好き名無しさん:2008/09/25(木) 01:07:09 ID:OAX7TqGpO
>>391
お前さんはジルバさんが死んでもいいんだな
393ゲーム好き名無しさん:2008/09/25(木) 01:43:09 ID:jsPbe3XM0
>>392
いや、この女房と娘への省みなさっぷりは、ホラー、パニック映画によくある

「俺独りだけ助かるぜ! おまいらせいぜい頑張んなwww」
→先走ったが為に独りだけあぼーん

という結末になるキャラっぽいと思ったんで……。

え、ジルバってそこまでの悪人じゃなかったりする?
394ゲーム好き名無しさん:2008/09/25(木) 01:54:57 ID:3vtgMTJa0
・敵のボスの目的が「誰かを犠牲にしてでも元の世界(現実世界)に返ること」
・敵ボスは自分の娘を差し向けてくる
・主人公も敵ボスと同じく現実世界から迷い込んだ人

と、いろいろ「虚空漂流ニルゲンツ」とかぶってる気がしないでもない
395デススマイルズ書いた者:2008/09/25(木) 03:37:14 ID:LZiauTpS0
>>391
フォレット帰還EDは1回しか見たことなかったんで、(みんな残留を選ぶんだ。)
動画探して見直してきた。
んで客人なんだけど
 ・「明らかにフォレットの姿を見て去っていった」
 ・「相も変わらず邪心に満ちていた…」
と書かれているので、客人=ジルバと見る説があることはある。
ただ、サキュラとウィンディアが幼馴染->「ロンドン在住」のはずなのに
ほぼ同時に戻ったはずのフォレットより先に「フランスの」フォレットの実家に
来ているのが不可解ではあるんだよね…。

>>393
先走った結果、ラスボスにパックンチョされました。じゃ、足りない?(汗

>>394
サキュラは母親守ってただけで、父親に差し向けられた訳じゃないですよ。
396デススマイルズ書いた者:2008/09/25(木) 04:03:58 ID:LZiauTpS0
連投すまぬ。
>>388
時間経過は異世界・現世界共同じですので、「急に」ってことはないと思います。
まぁ、6年前いなくなったはずの子供がいきなり現れて魔力ぶっ放せば
ビックリするでしょうが。
397ゲーム好き名無しさん:2008/09/25(木) 21:01:41 ID:kz2za2Mc0
>>396
しかし6歳から11歳になってたら身長も伸びてるだろうし誘拐犯達も
自分達が以前誘拐した子とは思わないだろうな

あとジルバの身勝手でジルバラードは危機になり妻子も省みないで本願達成しちゃうオチは何だかな
ジルバの末路はラスボスにパックンチョ→死亡なら妥当かと思った
それか妻子見捨てて帰ったから現実世界に戻って行方不明から1人帰還という不自然さから
妻子殺したんじゃないかとかあらぬ噂立てられて妻子は異世界にいるんだとか弁明して
周囲から頭おかしくなったんじゃないかと白眼視されるくらいの報いは受けるかと思った
398ゲーム好き名無しさん:2008/09/25(木) 22:42:07 ID:OAX7TqGpO
>>397
妄想し過ぎってレベルじゃねーぞ!
バッドエンドじゃなくてよかったじゃないか
XBOX版はサキュラストーリーもあるから救済入るだろうし
399デススマイルズ書いた者:2008/09/26(金) 06:27:44 ID:3vNT95Tp0
>>397
まぁもちつけ(ぺったん)。
あくまでデススマイルズはエンジェルが主役の話であって、
ジルバのことは枝葉末節のコトなんだから。
「死ぬがよい」と言った大佐が2周目クリアされた後
どうなったのかってのと同じくらいに。

少なくとも「ジルバが幸せになりました」とは
ぜんっぜん描かれていない。それだけは安心しろ。
400ゲーム好き名無しさん:2008/09/26(金) 21:49:41 ID:ubQNaI1P0
フリーゲームの「ダリヤ」をお願いします。
401ゲーム好き名無しさん:2008/09/27(土) 20:40:48 ID:uN82k2+K0
ニンテンドーDSの「悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス」をお願いします。
402悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス:2008/09/28(日) 17:57:06 ID:caQ27Sl70
相方がやっていたのを横から見てただけなんで、漏れ、勘違いが
あるかもしれない。そして最後の正確なオチがどうしても
思い出せなかったんだけどとりあえず上げてみる。

1944年、第二次世界大戦によって発生した無数の報われない魂により
突如として悪魔城が甦った。
これを察知した教会はベルモンド家の分家モリス家の
ヴァンパイアハンター、ジョナサン・モリスとジョナサンの幼馴染で
天才と名高いシャーロット・オーリンを派遣する。

悪魔城に侵入した二人は「ウインド」を名乗るヴァンパイアハンターの
幽霊と出会う。
彼によると、現在の城主は本来の「ドラキュラ」ではなく
「ブローネル」というバンパイアで、
彼は絵によって魔力を行使し、悪魔城を支配しているとのことだった。
また、彼は生前身に付けた技を伝授してもいいとのことなので、
以降伝授のための条件を満たしながら(クエスト)、
探索していくことになる。

悪魔城内を探索していくと不思議な絵を発見する。どうもこれが
「ブローネルの「絵」」であるらしい。
シャーロットの解析によると、この絵は魔力の一部に過ぎず、
絵そのものを破壊しても無駄で、魔力を抑えるためには絵の魔力と
同調し魔力の源を破壊するしなかいとのこと。
シャーロットが魔力との同調を始めると、絵の魔力が二人をつつみ、
気が付くと絵の風景の中にいた。
この中に魔力の源があるだろうということで探索を行っていく。
この絵は8つありブローネルの居場所の封印ともなっているので、
同様に魔力の源を叩いていく。
403悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス:2008/09/28(日) 17:57:55 ID:caQ27Sl70
探索の途中、ステラという女性と遭遇する。彼女はブローネルの娘を
名乗った。当然バンパイアでもあると。
撃破するとこれまたブローネルの娘だというロレッタが現れ瀕死の
ステラをかばってどこかへ連れ去る。
彼女らのことをウィンドに聞くと何故か動揺する、問い詰めると
ウィンドの正体がモリス一族同様ベルモンド家の分家リカード一族の
バンパイアハンターでかつてジョナサンの父ジョニーとともに戦った
エリック・リカードであること、ステラとロレッタは彼の娘である
こと、さらにもう一つ面倒なことにが発覚。
ジョナサンはベルモンド家より託されていた聖鞭「ヴァンパイアキラー」を
受け継いではいるものの実は使いこなせていない。
本来の持ち主ではないモリス家の者が力を発揮した聖鞭の使用する
ことは体に大きな負担となり寿命を著しく縮めるため、父親である
ジョニーが使い方を教えなかったためである。その代わりに
多芸だったりもするのだけど。
聖鞭の本来の力を発揮させるためには試練を受けなければならない。
だが試練を与えることができるのはリカード家の者でなくてはできない。
だがエリックは既に死んでいて試練を与えることはできない…
つまりステラ、ロレッタの二人をなんとか人間に戻さなくては
いけないのだ。

魔力浄化のための魔法「サンクチュアリ」を携え、一か八かでステラ、
ロレッタに戦いを挑み、なんとか浄化に成功。
正気に戻った二人に試練を与えてもらい、鞭の記憶の中の
リヒター・ベルモンドと戦いこれに勝利。鞭に認めてもらえた。
開放した鞭を使いすぎるとジョナサンの命を削ることになるが、
とりあえずゲーム内でどうにかなることはないので
「ノープロブレム(注:ジョナサンの口癖です)」
404悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス:2008/09/28(日) 17:58:55 ID:caQ27Sl70
問題のブローネルを倒すと、今までブローネルに力を貸していた
死神が裏切る。
死神は「ドラキュラ」を復活させるために動いていたのだ。
死神は復活した「ドラキュラ」とタッグを組んで襲ってくる。
形成が不利になるとドラキュラは死神を吸収して「真祖ドラキュラ」
として襲ってくる。
これも撃破、消滅し、また消滅しようとする悪魔城より脱出して終わる。

おまけ
・シスターモード:
 悪魔城へ討伐に赴き戻らない父を追って悪魔城へ潜入するステラと
 ロレッタの話。最後にブローネルに噛まれて吸血鬼化して終わり。
・リヒターモード:
 「鞭の記憶」に出てくるリヒター・ベルモンドと彼の養子
 マリア・ラーネッドで悪魔城を攻略する。
 本編のようにストーリーは一切ない。
・オールドアクスアーマーモード :
 敵キャラ「オールドアクスアーマー」で悪魔城を攻略。
 やっぱりストーリーはない。

とりあえず知っているのは以上です。
405悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス:2008/09/28(日) 18:00:56 ID:caQ27Sl70
あ、ヘマした。
シャーロット・オーリンは天才と名高い「魔法使い」です。

これ抜けてちゃ何の役に立つかわからんね。
406 ◆l1l6Ur354A :2008/09/28(日) 18:06:03 ID:lb56cinWi
空気読めてないかもですが怒首領蜂大復活をお願いします
407ゲーム好き名無しさん:2008/09/28(日) 19:38:21 ID:B6SIImvu0
>>402-405
ありがとうございます!
408ゲーム好き名無しさん:2008/09/28(日) 20:58:20 ID:auRVzzIj0
>>404-405
ちなみに姉妹戦でサンクチュアリを使わないと
「もう迷惑かけないから娘たちをいじめないでくれ」
とブローネルが詫びて姉妹と共に悪魔城から逃亡。
追いかけるジョナサンたちと見送るウインドで終わり。
409ゲーム好き名無しさん:2008/09/28(日) 21:49:54 ID:auRVzzIj0
>>402-405
あと真エンドの方。
ジョナサン、シャーリー、ステラ、ロレッタは
崩れゆく悪魔城から無事に脱出。
エリックはようやく娘たちと再開し、二人に礼を言って成仏する。
ジョナサンは忘れていたヴィンセント神父を探しにいくが、
その後ろから神父がひょっこり現われておしまい。

ちなみに神父のゾンビ化を治してないとENDでもゾンビのまま出てくる。
410ゲーム好き名無しさん:2008/09/28(日) 23:53:44 ID:p1E2U7v4O
悪魔城の人乙です

ところで質問なんだけど、wikiに収録されているやつで、間違った内容や説明不足のものを見つけたら訂正・してもいい?
もしくは書き直しとか…
具体例出すと「Dの食卓」。大事な部分が書いてなくて勿体ない
このレスはあくまで質問であって、予約じゃないよ
411ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 01:49:11 ID:3dggubjXP
原文をいじるのではなく脚注や追記として後にかきたすのが推奨だったんじゃないかな
書いてくれた人間の心証を考えて
412ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 02:15:18 ID:2rynH5yJO
僕の人生のストーリーを教えてもらえないでしょうか?
413ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 02:19:49 ID:M9iDaekFO
>>411
分かった、そうするよ
414ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 04:14:08 ID:37Xc0krT0
>>413までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
415ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 09:01:15 ID:4+rKcgBf0
>>414
いつもありがとう

未解決分のところを見たら「ゼビウス」ってあったんだけど、
あのシューティングで、ゼビ語やらやたらこだわってたあの「ゼビウス」だよね?
あれってゲーム中のストーリーは無くて、バックストーリーが小説が出てるだけなんだけど…いいのかな?
とりあえず古い記憶から思い出して書いてみます
416ゼビウス:2008/09/29(月) 09:04:19 ID:4+rKcgBf0
紀元前12000年の地球にあった超文明で、人類の作り出したバイオコンピューター「ガンプ」が存在した。
ガンプはその長い時間と共に自我に目覚め、ガンプ自身の超能力により人類へ反乱を起こす。
ガンプは破壊され、事態は収拾された…ように見えた。
しかし、ガンプは既に6つのレプリカを製作し、6つの惑星へと移住送り込んでいた。

ガンプの元となる脳細胞を持っている「ムー・クラウト」は、アンドロイドの「イブ」と共に
レプリカのある惑星ゼビウス(ゼビウスはこの世界の言葉で「4番目の惑星」という意味)へ向かう。
そこで「14000年後、6つの惑星が交錯するとき、真のガンプが再生される」というファードラウト計画を知る。
やっとの思いで「シオナイト」に乗り、地球へ向けて脱出をした。

西暦2000年の地球。
ガンプに率いられたゼビウス軍により攻撃を受けるが、
人類は核兵器ですら破壊できない敵を前に、南米を制圧されてしまう。
そんなとき、シオナイトに乗り数千年ぶりに戻ったムーとイブ。
彼らの協力もあり、敵の弱点を破壊することのできる弾を開発。
その弾を搭載することのできる機体「ソル・バルウ」(この世界の言葉で「太陽の鳥」という意味)を完成させた。
南米を拠点とするゼビウス軍を叩き、ガンプの再生を阻止すべく立ち上がった。
417ゼビウス:2008/09/29(月) 09:26:14 ID:4+rKcgBf0
以上が小説「ファードラウトサーガ」の内容
南米での戦いだったから、ナスカの地上絵みたいのが背景にあったんですね。
以降はゲーム内のストーリー…16面まで行くと7面へ戻されずっとループするので
きっとソル・バルウの闘いは続いていくのでしょう。

なお、続編(?)のスーパーゼビウスでも戦闘機はソル・バルウだが、
一定条件を満たしながら全22面をクリアすると、スタッフロールが流れ、終了となる。
ストーリーは…敵機を破壊しながらラスボス(ブラグブリーズ)を倒す…です。
418ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 12:36:54 ID:Nc1XiI6I0
765はシューティング物は同じ世界に統一されてるんだっけ?
419ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 16:36:15 ID:21tda8bjO
フリゲの「Holy Knight〜忘れられた手紙DC〜」をお願いします。
420ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 17:54:26 ID:4+rKcgBf0
>>418
そうなの?そこまで詳しくないわorz
スーパーゼビウスも結局周回あるし、その後闘いを引き継いで〜みたいな話もありそうですね
421402:2008/09/29(月) 18:27:12 ID:20BxM3YG0
>>408-409
フォローサンクスです。

>>414
反映お疲れ様です。

>>418
少なくともUGSFが出てくるのとゼビウスは関連ないはず。
あとF/Aも実在戦闘機が出てくる話なんでつながりはないと思う。
422402:2008/09/29(月) 19:05:29 ID:20BxM3YG0
>>421
ごめん訂正。
「New Space Order」ってので無理矢理つなげようとしているっぽい。
もっともまだリリースされたものじゃないし、
1年くらい公式HP更新されてないっぽいけど
423ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 22:33:20 ID:iXdcGXnDO
バイオやヘラクレスの栄光がそうなんだけど小説ってか作文気分で書いてある奴が読みづらい
424ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 01:03:46 ID:ji0mGMeo0
俺はそっちの方が好きだ
425ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 02:55:57 ID:uNiOZXye0
その話は荒れるだけだから止めろって
短い、長い、台詞も入れろ、入れるなとか『人それぞれ』で終了だよ。
文句あるなら自分で書け、書かないなら黙ってろ。
ここは誰か一人を満足させる為のスレじゃないからな。
426ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 03:38:06 ID:ATBUugHAO
そうそう
自分が好きなようにしたいなら、自分で書くべきだな
427ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 08:34:31 ID:2TcCkmaD0
PC,PS2で出ている「Zwei !!」ツヴァイ!! をお願いします。
428ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 09:04:14 ID:uJAG9leAO
九怨、ドラキュラ、ゼビウス乙です!
429ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 13:29:54 ID:ATBUugHAO
>>427
大抵のゲームは、PC版とPS2版でストーリーが変わる気が…
430デビルサマナー ソウルハッカーズ:2008/09/30(火) 14:19:50 ID:46LxP+Lq0
ソウルハッカーズについて追記いいかな?

まとめの方でリーダーって書いてある「スプーキー」なんだけど、
PS版だと死亡回避ルートがある。
明確な条件はあえて書かない。
ヒントは、時を遡ること、謙虚であること、信じること。

---
奇病とファントムソサエティの狙いが分かったスプーキーズは
パラダイムXをハッキングし、このことをニュースに流そうとする。
だが実際に流れたのはネット犯罪者としてスプーキー、ヒトミを除く
メンバー(主人公含む)を指名手配したというニュースだった。
動揺するメンバーに追い討ちをかけるようにスプーキー宛に門倉からの
「犯罪者摘発に感謝する」的なメールが届き、「スプーキーは手配
されていない」とのユーイチの指摘で決裂が決定的なものになり主人公、
ヒトミ、スプーキー以外のメンバーは出て行ってしまう。
(ヒトミが手配されていないのは、単にハッキングができないから)
で、このあと敵方の本拠地に行っている間にスプーキーが拉致(?)
されたり、ユーイチが以前敵方に捕まった際に洗脳されていたことが
分かったり、そのユーイチをファントムソサエティと敵対する組織の
ねーさんが預かってくれたりといろいろあったあとで、スプーキーに
憑依した堕天使との戦闘、門倉に本気出されて現場から放り出される
イベントがおきる。が、ある条件を満たしていると、洗脳から立ち直った
ユーイチが前述のねーさんと主人公達を追ってイベントの現場に
潜入していて、致命傷を負ったスプーキーを回収してくれる。
その時点では「予断を許さない」なんだけどEDでは「妖しい術が効いた」
スプーキーと再開。ただ、モデル都市計画が放棄されたことで
メンバー全員親共々引っ越しになるのは変わらない事もあり、やはり
一区切りということで解散はすることに。
離れても仲間であることには変わりない、また会おうという約束をして。

最後に届くメールはマニトゥと共に消滅したネミッサからに。
「たとえ形をなくしても、あたしはあなたの中にいて、
 明日という日を待っている
 いっしょに生きてくれた、あなたへ あたしからの歌です」

なお、「ねーさん」は前作「デビルサマナー」の仲間レイ・レイホゥ。
神降ろしにより蘇生魔法が使えたので、それで助かったと推定されます。
431ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 14:46:57 ID:2TcCkmaD0
>>429
ストーリーが大幅に変わるとかはないとは思うのですが、
追加シナリオとかはありそうですね・・・

ではあらためまして、最初に出た
PCの「Zwei !!」ツヴァイ!! をお願いします。
主人公の2人と、ティアラ、パラディスという人物の事を
詳しく書いていただけるとありがたいです。
432ゲーム好き名無しさん:2008/09/30(火) 18:05:21 ID:kqDJD+GX0
どなたか、NDSの「DEMENTIUM-閉鎖病棟-」をお願いします
433ゲーム好き名無しさん:2008/10/01(水) 18:21:14 ID:706s6HHn0
未解決になってる「マヨヒガ」ですが、昨日プレイしたので書かせていただきます。
予約ということで…数日お待ちくだされば。
434ゲーム好き名無しさん:2008/10/01(水) 23:40:11 ID:YoVw297u0
フリーゲーム「LONGESTCAPERUNNER」をお願いします。
435DEMENTIUM-閉鎖病棟- ◆l1l6Ur354A :2008/10/02(木) 01:10:38 ID:ST6qGwQV0
1回通しでプレイしただけで売っぱらったので、ちょっと曖昧だけど。

主人公は車椅子に乗せられてて、誰かがそれを押してる。
すごいスピードで廊下を進んでいく車椅子。先に穴があってそこへ落とされる。

目が覚める主人公、気づくと知らない廃病院の部屋にいる。
とりあえず部屋を出ると警棒?が落ちてる。少し先へ進むとゾンビみたいなのが襲ってくる。
地図を拾ったら7階と書いてあった。自分が今建物の7階にいることを知る。

主人公は廊下や部屋を歩き回って、ハンドガンやショットガンなど強い武器を手に入れて、
ゾンビやその他の化物と戦いながらどんどんと下へ降りていく。
途中で中年の女を見かけたり、幼い女の子を見かけたりするけど、
何か話すわけでもなく、はっきり言ってゲームの進行には何の関わりも持たない。
2階のある部屋でテレビがいきなりついて、殺人事件のニュースが流れ出す。
でも主人公に何の関係があるのかよくわからない。

最後に地下まで下りるとラスボス。
どっからどう見てもオペ中の医者にしか見えない術着の男?が超能力を使って攻撃してくる。
倒すと、きれいな病室で目が覚める。ベッドから起き上がってドアへ歩いていくと、
ドアが開いてゲーム内でよく見かけた中年の女と女の子が出迎えてくれる。

場面が変わって手術室。目を開けたままベッドに横たわる男の脳を医者がいじっている。
その医者はラスボスで、「第二段階へ移行…」とかなんとか言ってる。
そしてエンディング。
436DEMENTIUM-閉鎖病棟- ◆l1l6Ur354A :2008/10/02(木) 01:11:25 ID:ST6qGwQV0
全然端折ってないです、本当にこんな感じです。
ストーリーというものがほぼないに等しいゲームです。
エンディングまで行っても何も解明しません。

乏しい情報をかき集めて推理すると、中年女と女の子はおそらく奥さんと娘。
ニュースでやってた殺人事件に主人公が巻き込まれた?
脳をいじられてる理由はわかりませんが、ゲームは男の脳内で繰り広げられてる妄想。
つまり夢オチみたいなもんです。脳をいじるのとゲームに関係があるのかはわかりません。

以上です。
437ゲーム好き名無しさん:2008/10/02(木) 01:58:16 ID:cZ+AIMSq0
乙です
こういうのによくありそうな
2周目に新たなシナリオ&真EDが追加、というタイプだったりして
438ゲーム好き名無しさん:2008/10/02(木) 19:46:53 ID:+z2z7NJx0
精神病への偏見を助長させるとか言って抗議されていたけど
ゲーム中でそれっぽい描写ってあったりするの?
439ゲーム好き名無しさん:2008/10/02(木) 23:58:50 ID:wK6lQxYc0
1週間ほど前に発売された『クロスエッジ』(ハードはPS3)をリクエストします。
440435:2008/10/03(金) 00:33:24 ID:UIjJnm280
>>437
そういう追加特典がないことを確認して売りましたw
普通あってもいい、むしろあるべきだろってぐらいの意味不明さだったけど、
洋ゲーだし、そんなもんなのかもしれない。大味っていうか。

>>438
自分がやった限りではそういうのは全然感じなかった。
そもそもこのゲームってただのFPSなんだよね。
サイレントヒルやバイオみたいなアイテム集めてストーリーの謎を解明するとかじゃなくて、
ひたすら持ってる武器で化物倒して先へ進んでくゲーム。
その舞台が廃墟になった病院ってだけ。精神病も何もない。病院は病院って感じ。
441ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 01:18:19 ID:d1597mZN0
プレステの「Prismaticallization」を持っている人がもし居たら、
ストーリーを教えてください。よろしくお願いします。
442ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 01:32:33 ID:V1ObNCEA0
インフィニットアンディスカバリーお願いします
443ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 08:46:43 ID:lxoueobYO
>>442
インアンは要約スレの方に書かれていたよ
要約スレだからキャラクター説明や会話とか省かれてるけど
444ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 10:55:07 ID:s0Zs6o44O
マリオ&ルイージRPG3が発売決定したから2のシナリオ書こうかな 伏線多いシナリオだったし、1は神が書いてくれてるみたいだし
445ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 11:08:37 ID:/8Mo5R+j0
伏線あるのはコバルトスターの部分だけだろ
446ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 11:21:37 ID:nk4UeL880
別に要約スレの方で書かれてたからってこっちで書いちゃいかんという事もないのでは……
向こうもこっちに書かれた作品も普通に書いてあるんだし

リクの人が一刻も早く見たいor短い方がいいってんなら別だけど
447ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 15:03:13 ID:fIcwGGBIO
ひぐらしのなく頃に(PC・PS2・DS)お願いします

断片的には知ってるんですが色々出過ぎて結局どうなったのか全然分からないので
その辺分かりやすくお願いします
448ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 15:18:04 ID:s0Zs6o44O
>>445
ゲドンコ姫入れ代わりとかベビィの涙とか
えーと


   その他もろもろだよ!!
449ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 18:17:44 ID:KmtivbG8O
>>447
そんなに大量…
書く人も大変だろうから、絞り込んでみたらどうかな?
450ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 18:51:52 ID://dS2ewX0
シークレットゲームは9月17日に書かれた分だけで終わりかな?
他のルートも気になるので、再リクエストしたい
451ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 19:03:07 ID:fIcwGGBIO
>>449
とりあえず最後がどうなるか種明かし的な物が知りたいのですが、この場合何編になるんでしょう
シリーズ出過ぎて何が何やら、PS2やDSのは話自体は変わらないのかな
452ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 19:46:18 ID:KmtivbG8O
>>451
せめて最低限そこは自分で調べた方が…
453ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 20:21:07 ID:tzlexGYw0
ひぐらしのなく頃で聞くと良いよ
語りたい香具師が結構いるから
454ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 20:47:22 ID:08+Ml1AB0
>>442
>>1
>リクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
455ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 23:00:03 ID:fIcwGGBIO
>>452
全部繋がってるみたいだからどこまでなら切っても平気で、どこまでは抜かせない部分かよく分からないんです
解明編だけで平気かと思ったらそれも複数あるし

>>453
外部サイトでしょうか?
456ゲーム好き名無しさん:2008/10/03(金) 23:48:55 ID:fIcwGGBIO
PC
ひぐらしのなく頃に(鬼隠し編・綿流し編・祟殺し編・暇潰し編)
ひぐらしのなく頃に解(目明し編・罪滅し編・皆殺し編・祭囃し編)
ひぐらしのなく頃に礼(賽殺し編・昼壊し編)
本編だけだとこれかな、全部を詳しくじゃなくて一連の流れと種明かしの所を詳しくお願いします
457ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 00:33:27 ID:aMnY0IvH0
ひぐらしはもうリクエストされてるよ。同人ゲームのリストのところにいる。
458ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 01:10:44 ID:eSMSpvvMO
ひぐらしの討論用だかのwikiにあらすじ載ってた気ガス
459ひぐらしのなく頃に:2008/10/04(土) 12:59:25 ID:HwuSRsxQ0
がんばって軽くまとめてみる。
バレ注意!!!

ひぐらしはループ世界。あるキャラには平行世界を渡る能力があるんだけど、どうしても6月末に何者かによって殺されてしまう。
それを回避すべく、色々フラグ立てたりして努力するんだけど、結局はダメ。だんだん諦めモードに。
でも伊達にループしてるわけでもなく、色々と謎が解けていく(プレイヤー目線での話しですが)

で、彼女が6月を超えるには、三つの条件が必要で、
1、彼女の仲間が暴走しない
孤立した仲間が疑心暗鬼に陥る→村にある風土病発症、さらに疑心暗鬼が酷くなる→惨劇。
がパターンになってて、鬼〜罪滅ぼしまでは、それがメイン。他の仲間を信じること、一人で抱え込まないことで回避できる。
罪滅ぼし編で回避。

2、雛見沢を覆っている、惨劇を容認する雰囲気。
古い田舎特有の雰囲気。何事も祟りで済ませてしまう事など。線流し、目明しで惨劇を起こしてしまう人物の疑心暗鬼の原因の一部を担う。
皆殺し編で、彼女と仲間たちが雛見沢の総力を結集することに成功してその一部を吹き飛ばす。

3、 強い意志と目的をもって行われる彼女の死。彼女のみならず雛見沢を滅ぼす。
各ループシナリオで、かならず起こる出来事(富竹の死など)がこれで、このせいで彼女は黒幕に六月末に殺される。
彼女が黒幕に殺される事で、村が大災害という名で壊滅を引き起こす事態に(祟殺しで確認、彼女が黒幕でない人物に殺される線流し、目明しでは発生せず)
理由1や2を回避できた、皆殺し編終盤で、それを起こしている人物を突き止めることに成功。
…だけど皆殺し編ではそれを回避する力がないため、回避できず。

最後の祭囃し編本編突入前、かけら結びで、各キャラの過去、村に起こった連続怪死事件の真相などが明かされる。
祭囃し本編で、すべての条件を達成することができ、彼女は7月を迎える事ができ、ハッピーエンド。
460ひぐらしのなく頃に:2008/10/04(土) 13:20:40 ID:HwuSRsxQ0
で、各編の位置づけとしては

惨劇が起こる鬼隠し、線流し、祟殺し。
暇潰しは、鬼隠しより大分前の話で、村にこれから起こるであろう、連続怪死事件をなぜ彼女はすべて知ってるのか?

目明しは線流しの犯人視点(同じような事件が起こるものの、ループ世界での別の話ゆえに、両者で微妙に違うシチュエーション有り)
罪滅ぼしでは、鬼隠しで暴走してしまう人物とは別の人物が、同じような状況に陥り、暴走する為に、鬼の疑問一部解ける。
この辺から、彼女がループしてる疑惑が出てくる(プレイヤー的に)

皆殺しは、彼女がループしていた事実判明。彼女の悲劇を止める為の条件が示唆される。
あと、話の展開的に祟殺し編の正解を選んだらこうなるよ。という感じ。
祭囃し本編前まで、かけら結びまでで、黒幕含む各キャラの過去、村で過去起こった事件の真相判明など色々わかる。

賽殺しは祭の後日談、昼壊しは同人的ギャグシナリオ。

こんな感じかな。PS2版は最後の話の展開が結構違うんだっけ。
461ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 14:31:54 ID:V5mOO56r0
ひぐらし乙です

サイコサスペンス?というか推理ゲームのようなもんだと思ってたけど
けっこうファンタジーよりの話なんだね
462ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 14:46:49 ID:w4VKC6rB0
ひぐらしの人乙
アニメとほとんど一緒なんだね

>>461
全ての原因は寄生虫だしなぁ
463ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 18:08:53 ID:zNwQZQKmO
線流しなの?
綿流しだと勘違いしてた
464ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 20:36:56 ID:4ClN7bRK0
綿流しが正しい。寒い季節にお世話になった布団の綿を川に流すお祭りのことだから。
まあ、「腸流し」にもかかってるんだけどな。

ひぐらし乙です。
でもここはバレスレだから、名前とか伏せる必要はないかと。
465ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 21:27:52 ID:05oJBLK10
名前欄にゲーム名書いてくれよ
466ゲーム好き名無しさん:2008/10/04(土) 23:46:20 ID:zNwQZQKmO
>>464
あってたのか

>>465
>>456
リクエストした人がこんな曖昧な態度だから…
467ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 00:05:02 ID:ZYD4CAu6O
TOVはまだかね
468ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 00:05:52 ID:H5JL842M0
>>467
書いてる人が続きを投下してくれるのを待つか、11月が終わるまで待つしかなかろうて
469ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 00:10:12 ID:ZYD4CAu6O
>>468
やっぱそうか…
どちらにしろ待たないとな
470ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 02:13:57 ID:JC52E5hD0
>>469までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上経ったので「ボクらの太陽」「マナケミア〜学園の錬金術士たち〜」を ●途中 の欄から消しました。

連絡用掲示板の差し替え・追加スレッドに投稿された「スーパーペーパーマリオ」をwikiに収録しました。
471ひぐらしのなく頃に:2008/10/05(日) 02:48:03 ID:5AIEb6hH0
>461
まぁ、最初の鬼隠し、綿流しの二編は、普通に推理ゲーム的だとは思う。
言ってしまえば鬼は叙述だし、綿は双子トリック。
残りは、ひぐらし全編の根底に流れるルールを探そう!って感じかね。
まあ羽入やら、症候群は予想できるわけなしw
472ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 05:36:29 ID:HMaogvuy0
スレの容量も少なくなってきたので、(要望?もあったので)TOVつづき行きます。
第2部は長いので、途中までとなりますが。。。
473TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:37:32 ID:HMaogvuy0
ユーリがラゴウを手にかけた翌日、帝都へ帰るエステルをカロルとリタが見送っていた。
リタはエアルクレーネを調査するといい、今度遊びに行くと告げて去っていった。

エステルたちを見送ったカロルは宿で寝ているユーリのところへやって来た。
今追えば間に合うというカロルにユーリはそっけなく返す。
カロルは怒って出て行ってしまった。
一人愚痴るユーリだったが、突然何かの衝撃が響いた。

ラピードと共に外に出たユーリは空を飛ぶ巨大な魔物を目にする。
降りてきた魔物の元へ走り出すユーリ、カロル、ラピード。

フレンが膝をついていた。
駆け寄るユーリ。フレンはエステルを頼むと苦しそうに言う。

エステルは倒れた兵士の治療をしていた。
魔物は攻撃してくる騎士たちには目もくれず、エステルの目の前を飛んでいた。

そこへ騎士団長アレクセイが現れる。
アレクセイはすぐに部下へ指示を与えると、駆け出すユーリを引き止めた。
ユーリはそれを突っぱねる。

魔物はエステルに向かって言った。
「忌マワシキ、世界ノ毒ハ消ス」

人の言葉を話す魔物に驚愕するエステル。
その魔物に砲弾が当たった。
途端、魔物は空へ逃れる。
474TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:39:04 ID:HMaogvuy0
エステルの元に辿り着くユーリ。
魔物は上空で巨大な要塞から放たれる対空砲火を浴びていた。
どうやらヘラクレスと呼ばれる帝国の兵器らしい。

ユーリはエステルに、このまま街を出て旅をつづけることを告げる。
ついてくるか帝都に戻るか、選ぶのはエステルだとユーリは言う。

エステルは旅をつづけたいと言った。
ユーリはエステルに笑顔を向け、手を差し出した。

ユーリたちはそのままダングレストの橋の上を駆ける。
途中、エステルは橋に佇むジュディスを見つけた。
エステルはジュディスを強引にその場から連れ出そうとする。
同時に、魔物はどこかへ飛び去っていった。

ユーリたちを止めようと、フレンがやってくる。
すでにダングレストの橋は途中で破壊されていた。
エステルはフレンに謝り、まだ戻れないと告げる。
ユーリはフレンに下町の魔核を投げ、ギルドを始めると告げた。
ユーリたちはそのままダングレストを後にし、ヘリオードへ向かうことにした。

ある程度進んだ森の中で一行はしばしの休憩をとることにした。
その間、ギルドのことを決めることになる。
結果、ギルドの掟やジュディスも加わることが決まった。

休憩が終わり、ギルドとしてはりきるカロルを抑え、ユーリはエステルの今後を問う。
エステルはあの魔物を追いたいと言った。
だが、一行には何の手がかりもない。
そこへジュディスが割ってくる。
あの魔物の名はフェローというらしい。
彼女は以前、あの魔物をデズエール大陸のコゴール砂漠で見ていたという。
475TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:40:10 ID:HMaogvuy0
一人でも行きそうなエステルを見かね、ユーリがこれをギルドの初仕事にしようと言う。
カロルも承諾し、エステルをあの魔物に会わせることに決定する。

出発しようとカロルを気勢をあげるが、彼の考えたギルド名「勇気凛々胸いっぱい団」にエステルが反発した。
結局、彼女の案により「凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)」という名で決まり、一行はようやく出発したのだった。
まずは船を調達するため、トリム港へ向かう。


トリム港へ向かう途中、ヘリオードに着いた一行は、街が以前より閑散としていることに気づく。
ヘリオードには以前から突然人がいなくなるという噂があった。
ほっておけない顔をするエステルを見かね、調査をはじめることになる。
が、すでに夜遅いため、宿屋で休んでからということになった。

夜、皆が寝静まった頃、一人宿を出て行く足音。
それに気づいたユーリは、足音の主を追いかける。

街を眺めるジュディス。
ユーリは初めてジュディスの故郷、あの一緒に飛び回っていた竜について聞いた。
あの竜の名はバウルというらしい。戦争中、彼に救われた彼女はそれからずっと一緒にいるらしかった。
何の戦争かと問うユーリを、ジュディスは誤魔化した。

そして以前、この街でジュディスがバウルと共に現れた時のことを尋ねる。
ユーリはエステルが狙いだったのだろうと指摘した。彼女は狙ったことを否定しなかった。
嘘は得意じゃないという彼女に、ユーリは釘を刺した。彼女も、もう二度とエステルを狙わないと言う。
結局その場はそれで終わりとなった。

翌朝、以前暴走した魔導器を調べておくことにした一行。
特に問題もなく、暴走もしてないらしい。
そこにあのノール港でラゴウに脅されていた夫婦の妻と息子が現れた。
なぜ父親がいないのかと問うエステルに、妻は三日前から行方不明になっていると話した。
心当たりはないかと問うユーリに「いなくなる前の晩に貴族になるためがんばろう」と言っていたと話す妻。
街が完成した時には貴族として住める、という彼女にエステルが「それはおかしい」と指摘する。
どうやらそれを言ったのは、あのキュモールらしい。
いてもたってもいられなくなったエステルからの依頼により、ギルドは次の仕事として夫探しを引き受けたのだった。
476TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:41:10 ID:HMaogvuy0
調査の結果、街の下層部があやしいとにらんだ一行は、仲間の一人が見張りの兵士を連れ出し、エレベーターで下層部へ向かうことにした。
(ここは誰を選ぶかで展開が微妙に変化)

見張りの兵士を色仕掛けで誘い出し、殴って気絶させた一行は、怪しまれないよう兵士の鎧を拝借した。
そこへ突然、別の兵士がやってきて鎧を来た仲間を連れて行った。捕まえていた魔導士があばれて困っているらしい。
後を追うユーリたち。
騎士団本部へ入ると、兵士たちが倒されていた。
その中心に立っていたのはリタだった。

なんとかリタを落ち着かせ、事情を聞く一行。
どうやら魔導器が気になったため、調査の前に立ち寄ったらしかった。
しかし、リタは夜中、下層部にある労働者キャンプに魔導器が運び込まれていることを知り、忍び込んだらしい。
そこでは街の人々が騎士に脅され、強制労働させられていたのだという。
リタによれば、兵装魔導器が運び込まれているらしく、戦い準備を進めているのではないかという。
まずは当初の予定通り、下層部へ行くことになる。

エレベーターの近くに来た時、逆側からキュモールと一人の男が歩いてきた。
隠れて様子を伺う一行。
二人が話す内容によれば、キュモールはアレクセイの命令を無視し、こんなことをやっているという。
一緒にいる男は『海凶(リヴァイアサン)の爪』を率いていると言った。
キュモールは男を「イエガー」と呼び、ユニオンを倒して騎士団長となる野心をのぞかせた。
二人はそのままエレベーターで下層部へ移動していった。
イエガーはユーリたちが隠れていることに気づいているらしかった。

二人を追って下層部へ着いた一行。
そこであのイエガーが、以前襲ってきた赤眼たちに指示をしているところを見つける。
すぐ近くで働いている男が倒れ、キュモールが叱責する。
その男はあの夫…ティグルだった。
耐え切れなくなったユーリはキュモールに向かって石を投げつけた。
ようやくユーリたちに気づくキュモール。
エステルを見て驚くが、途端に本性を現し、エステルを始末すると告げ、イエガーを差し向けてきた。
477TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:42:11 ID:HMaogvuy0
イエガーを退けたと同時にフレンがやって来たと騎士が告げる。
イエガーが二人の少女─ゴーシュとドロワット─を呼び、煙幕を張って逃走した。
ほぼ同時にやって来るフレン。
ユーリ達はティグルのことをフレンにまかせ、イエガーたちを追うことにする。
しかし、すでにキュモール達は見当たらず、逃げられてしまった。

ユーリはそのままトリム港へ行く方向で話を進めるが、エステルはキュモール達を追わないのかと言う。
ジュディスはエステルが本来の目的を忘れていることを指摘する。
謝るエステル。フォローするユーリ。
話を把握できていないリタはフェローや凛々の明星について説明しろという。
そこにいつの間にかレイヴンが加わっていた。
なぜここにいるのかと問うユーリだったが、レイヴンはトリム港の宿で事情を説明するという。

トリム港についてユーリ一行。
宿屋でレイヴンの話を聞くと、どうやらユニオンとしてはエステルがぶらぶらしてるのを放っておけないため、
監視役としてレイヴンを派遣したのだという。
一連の事情がわかり、エステルを心配するリタだったが、結局エステルの意思を尊重した。
レイヴンは他にもデズエール大陸のノードポリカを治める『戦士の殿堂』の長ベリウスへの手紙を託されていた。
手紙の内容は、あのフェローのことらしい。どうやらベリウスはフェローについて知っているらしかった。
ユーリ達もベリウスに会うことに決まり、その日はそれで解散となった。


翌日、リタは別にやることがあるはずなので、どうするのか話しているユーリ達。
そこへやって来るリタ。
エアルクレーネの調査をするはずだったのではと問うと、ケーブ・モック大森林については報告済み、
あとは旅をしながら調査をつづけるつもりだったらしいので、一緒に来るという。

港へ向かうと、途中でヨーデルと会った。
どうやらユニオンとの友好協定のことでドンと話し合いに行く最中らしい。
ヘラクレスのこともあり、うまくいっていないらしい。
ユーリはヨーデルがヘラクレスのことを知らなかったことに疑問を持つが、騎士団の指揮は皇帝でなければできず、
今のヨーデルにはその権利がないのだった。
皇帝を継げばいいというユーリだったが、今のヨーデルには帝位を継ぐことができないと言う。
なぜかと問えば、皇帝になるには『宙の戒典(デインノモス)』という帝国の至宝が必要との話だった。
だが、『宙の戒典』は十年前の人魔戦争のおりに行方不明となっており、それが現在、皇帝の座が空位となっている事情だった。
478TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:43:13 ID:HMaogvuy0
ヘリオードに向かうというヨーデルを見届けた一行は、港へ船を調達に行く。
交渉へ行く途中、船乗りたちが怯えながら逃げ出しいるのを目撃する。
そこには、以前デイドン砦で出会った『幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)』のボス、カウフマンがいた。
もしかすれば、彼女なら船を出してくれるかもしれないというカロルに従い、一行はカウフマンと交渉する。

彼女はユーリを見つけると、一つ仕事をしないかと持ちかけてくる。
どうやらこの季節、魚人の群れに襲われるため、商品を運ぶことができないらしい。
以前から契約していた傭兵団はボス(バルボス)が死んだため、現在使えなくなっているとのことだった。
結局、相互利益ということで船の護衛をした後はその船を貰えることになり、護衛を引き受けたのだった。

船の上を行く道中、カウフマンから『海凶の爪』の話を聞くユーリ達。
彼らは兵装魔導器専門のいわゆる死の商人のギルドらしかった。
その兵装魔導器をどこから仕入れているのかも謎だという。
話の途中、船が揺れ、魚人の群れが襲ってきた。

魚人の群れを撃退ユーリ達。
こき使われると嘆くレイヴンは『聖核(アパティア)』も探しているのに…と口にする。
どうやら『聖核』を探すのはドンからの指令らしい。
もう大丈夫だからと、カウフマンは船の針路をユーリたちにまかせた。

船を進めていると、だんだんと霧が深くなってきた。
霧の中から一隻の船が現れ、ユーリ達の船にぶつかった。
船は沈まなかった。
ぶつかってきたのは古い船だった。人の気配もない。
船体には「アーセルム号」と書かれている。
と、突然アーセルム号からフィエルティア号(ユーリ達の船)へ架け橋が降ろされた。人影は見当たらなかった。
船を出せというリタだったが、船の動力である魔導器が動かず、逃げることができない。

幽霊船を調査するしかないと判断したユーリだったが、カウフマンの抗議から乗り込むのは数人となった。
メンバーを選出し、内部へ侵入したユーリ達は姿の見えない敵に襲われる。

敵を倒しつつ探索をつづけるユーリ達だったが、突然シャッターのようなものが降り、閉じ込められてしまった。
その頃、外では幽霊船のマストが折れてしまっていた。
残ったメンバーはユーリ達を心配し、自分達も突入することを決意する。
479TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:44:14 ID:HMaogvuy0
内部を探索し、ユーリ達と合流した一行。
しかし入ってきた扉が閉まってしまい、別の出口を探すことになる。
辿り着いた先は船長室らしき場所。
そこには船長らしき人の遺体が机に倒れていた。すでに白骨化している。
傍らにおいてある航海日誌らしきものに目を通すユーリ。

アスール暦232年
ブルエールの月13

それは帝国ができるずっと以前、少なくとも千年以上前の暦だった。
日誌には船が漂流し、船員達は空腹で倒れていったことが書かれていた。
そしてこの船の目的が「ヨームゲン」と呼ばれる街へ『澄明の刻晶(クリアシエル)』を届けることだと。
その『澄明の刻晶』は、ユイファンなる人物から貰った小箱に収めてあるらしい。

『澄明の刻晶』の入った箱は遺体が大事そうに抱えていた。
だが、箱は開くことができなかった。
それどころか、退魔の力を持つと書かれていた『澄明の刻晶』は魔物を引き寄せ、戦うことになってしまう。
魔物を倒したユーリ達。
『澄明の刻晶』を船長に返すというカロル達だったが、エステルがヨームゲンへ届けてあげたいと言い出す。
ジュディスが再び批判し、それにリタが食いかかる。
結局、旅をしながら多少手伝う分には問題ないということでおさまった。
と、その時レイヴンが外に煙のようなものを見つける。
どうやら船の動力が直ったことを知らせる発炎筒のようだった。
ユーリ達は幽霊船を脱出し、ノードポリカへ急ぐのだった。

ノードポリカへ辿り着いた一行。
港へ着くと、一人の男がカウフマンに声をかけてきた。
男の名はラーギィ。ギルド『遺構の門(ルーインズ・ゲート)』のボスだった。
レイヴンの説明によれば、帝国の遺跡発掘の手伝いをしているギルドらしい。
リタは『海凶の爪』に魔導器を横流ししているのでは、と怪しむが、カウフマンは完全にシロだという。

一行はベリウスに会ってからコゴール砂漠へ向かうことにした。
闘技場にいると思われるベリウスを訪ね、闘技場へ赴く。
480TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 05:45:23 ID:HMaogvuy0
ベリウスのいるらしい部屋の前に立つ男に声をかけたユーリたちだったが、
男─ナッツと名乗った─は約束がなければ通せないという。
だがレイヴンがドンの名前を出したことで、ナッツは用向きを承るという。
レイヴンはドンに直接渡すよう言われたと告げると、次の新月の晩に来るよう言われた。
ドンの使いが来たことを伝えてもうよう言い、一行は砂漠の情報を集めることにした。
とりあえず、もう遅いため、その日は休むこととなった。

夜、港に立つエステルの元にユーリが現れた。
フェローから言われた言葉がまだ耳から離れないらしい。
ユーリはエステルが世界の毒には見えないと言い、エステルも少しは気分が晴れたのだった。
ふと、空を指したエステル。
夜空に一際輝く星が見える。
それが『凛々の明星』だという。あの星には一つの伝承が残っているらしい。

かつて、世界を災厄が見舞い、それに立ち向かった人々が次々と命を落としていった。
皆が倒れ、力尽きたとき、ある兄妹が現れた。
兄妹は力を合わせ、世界を災厄から救った。
妹は満月の子と呼ばれ、大地に残り、兄は凛々の明星と呼ばれ、空から世界を見守ることにした。

伝承を聞いたユーリは今度カロルにも聞かせてやろうと言い、エステルにも早く帰るよう促して宿へ帰ったのだった。


翌日、情報集めに街中を歩いていると、二人の男が武器を抜いて言い争っていた。
それを止めようとしているのはあのラーギィ。
そこへユーリがジュディスが割り込み、その場は収まったのだった。

ユーリ達に礼を言うラーギィは、ユーリ達の腕を見込んで一つの願いを持ちかけてきた。
が、誰にも聞かれたくないのか、闘技場のほうへ走っていった。
481TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 06:18:26 ID:HMaogvuy0
ラーギィを追い、闘技場へやって来たユーリ達。
彼によると、『戦士の殿堂』を乗っ取ろうとしている男がいるため、倒してほしいのだという。
なぜそんなことに関わろうとするのか聞いたリタに、ラーギィは闘技場遺跡の調査をさせてもらっているからだと答えた。
別の人間が上に立ち、街との縁が切れれば、『始祖の隷長(エンテレケイア)』に申し訳がないという。
『始祖の隷長』について聞くカロル。
『始祖の隷長』とは、かつてこの街を作った古い一族であり、『遺構の門』と街の渡りをつけてくれたらしい。

レイヴンがその乗っ取りをしようとしているのが誰なのかを聞くと、それは闘技場のチャンピオンだとラーギィは言う。
真っ向から挑んできたため、『戦士の殿堂』も手を出すことができないらしい。
早い話が大会に出てその男を倒してほしいというのだった。

その男の背後には『海凶の爪』がいるとラーギィは言う。
『海凶の爪』はベリウスを倒し、ギルドの制圧をしようとしているのだと。
キュモールならそう考えると踏んだユーリ達は、出場することを決める。
結局、ユーリが出場することとなった。

大会がはじまり、順調に勝ち進むユーリ。
ついにチャンピオンとの対戦となる。
そこへ現れたのはフレンだった。フレンがチャンピオンだったのだ。
どうやらラーギィに一杯食わされたらしい。
フレンは騎士団の任務でここにいるという。
戦いつづける二人。茶番はやめないかというフレンだが、ここでやめると大ブーイングになるというユーリ。

そこへ、一人の男が乱入してきた。再びやって来たザギ。
ザギは左腕を魔導器に変え、ユーリを殺すためだけにやって来たのだった。
加勢に入るエステル達。
ザギを退けると、ザギの左腕の魔導器が暴走し、闘技場で見世物として使う魔物の檻を破壊した。
ザギは苦しみながら逃げ出し、ジュディスが追いすがろうとするが、エステルが魔物に攻撃され、倒れた。
ユーリ達はまず魔物を倒すことにした。
482TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 06:19:29 ID:HMaogvuy0
魔物を倒し続けるが、その数に疲弊していく一行。
その時、エステルの体が光を放った。
エステルが持っていたあの幽霊船で手に入れた箱のせいらしい。
と、突然やって来たラーギィがエステルから箱を取り、走り去った。
闘技場はフレンと騎士団に任せ、ユーリ達はラーギィを追うことにする。
ジュディスとラピードが先行しているらしい。

闘技場から出たところでジュディス達と合流し、ラーギィが街の外へ逃げたことを聞く。
まだラピードが追っているらしい。
ラーギィがなぜこんなことをしたのか考える一行だったが、ラピードとラーギィを追うことにした。

街の出口近くでラピードと合流。
ラーギィの匂いがついたものを使い、匂いで追うことになる。
ジュディスによれば、西の山脈は旅支度がないまま越えることはできないため、追い詰められそうだという。
準備を整え、ラーギィを追いすがる。


洞窟の前に辿り着いた一行。
カロルによれば、この洞窟は「カドスの喉笛」と呼ばれる危険な場所なのだという。
すぐにラピードが物陰に隠れていたラーギィを発見した。
追い詰めたユーリ達だったが、そこへ『海凶の爪』の戦闘員である赤眼達が現れた。
赤眼達を一掃した時にはすでにラーギィは逃げた後だった。
ユーリ達は逃げたラーギィを追い、カドスの喉笛の奥へ進む。

ようやくラーギィに追いついたが、突然エアルが活性化し、行く手を阻んだ。
どうやらここもエアルクレーネらしい。
逃げ出すラーギィ。
だが、突然洞窟が揺れ、天井から巨大な魔物が現れた。
魔物はおもむろにエアルを食べ始め、食べ終わったときにはユーリ達の体が動かなくなっていた。
ピンチかと思われたが、魔物はそのまま去っていった。同時に金縛りも解けた。
同時に逃げ出したラーギィ。
エアルクレーネが気になるリタを促し、ラーギィを追う。

反対側の出口近くでコウモリの群れに行く手を阻まれていたラーギィからラピードが箱を取り返した。
追い詰められたラーギィは、突然口調が変わり、次の瞬間『海凶の爪』のボス、イエガーとなっていた。
イエガーはラゴウの死体がダングレストの川下で発見されたことを告げ、ああはなりたくないと言う。
イエガーはゴーシュとドロワットを呼び、その場をまかせて逃走した。
483TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 06:20:34 ID:HMaogvuy0
イエガーが去ると、ゴーシュとドロワットが相手をしていたコウモリたちが集まり、一匹の巨大な魔物になった。
その魔物、プテロプスを倒し、怪我をした二人をエステルが介抱しようとするが、二人は拒否する。
再び煙幕を張り、二人は逃走した。
煙幕には臭いも含まてあったため、ラピードでも追えなかった。

二人が出て行った出口はコゴール砂漠に繋がっていた。
エステルはフェローに会いに行くという。
護衛を引き受けたからにはほっておけないというカロル。
リタは反対したが、近くにあるオアシスの町で一息つくことで決定した。

ジュディスの言う砂漠の街マンタイクへ到着した一行。
なぜか人が少なく、騎士ばかりが目立つ。
一旦、自由行動をし、それぞれ今後のことを決めることにした一行。

宿屋前で集合するが、突然エステルが仕事の報酬として何かを差し出した。
エステルはここで皆と別れ、一人でフェローに会うことにしたのだという。
ユーリは突然、『凛々の明星』の掟である「義を持って事を成せ。不義には罰を」を口にした。
エステル一人を危険な場所へ行かせるのは不義であると言い、エステルに協力するという。
カロルやジュディス、レイヴンも賛成するが、リタはエステルを行かせるのを反対した。
しかし、エステルの意思が強固であることを知り、結局全員で砂漠へ行くこととなったのだった。

砂漠へ行く準備として宿屋で人数分の水筒を用意してもらうことになった一行は、そのまま宿に泊まることにした。
夜、街の雰囲気について話し合うが、そのまま休んだのだった。
翌朝、宿屋の主人から水筒をもらった一行は、騎士たちについて話を聞く。
あれは街の住民を監視しているのだという。その理由もわからないらしい。
最近、この街にも執政官がやって来たらしい。
何でも、ノードポリカでベリウスを逮捕するため、騎士団が動いているらしい。
主人の話によると、ベリウスは十年前の人魔戦争の裏で糸を引いていたという話だった。
訝しむジュディス。
そこへ騎士がやって来たため、話はそこまでとなった。
484TOV ◆l1l6Ur354A :2008/10/05(日) 06:21:46 ID:HMaogvuy0
オアシスで水を汲んだ一行。
その近くで子供を捕まえている騎士を見かけ、ユーリが飛び出していってしまう。
エステルがやって来たため、なんとかその場を凌ぐことができた。
子供達─アルフとライラと名乗った─に話を聞くと、フェローの調査として連れて行かれた両親を探すため、砂漠に行こうとしていたのだという。
ジュディスが二人の両親を探すと説得した。
子供達は仕事の報酬として、大事にしているガラス玉をくれたのだった。

なぜフェローを探しているのか、街を外出禁止にしているのか、分からなかったが、
まずはコゴール砂漠へ行き、街のことは帰ってから調べることにした一行。

砂漠に入り、暑さでまいってしまうユーリ達。
まず、子供達の両親を探してからフェローを探すことに決まる。
と、その時、フェローの鳴き声が聞こえ、フェローがこの砂漠にいることが確認できた。

砂漠の中間地点まで辿り着いたところで水も少なくなり、へばってしまった。
が、カロルが近くに水場を発見し、一休みすることになる。

休憩が終わり、探索をつづける一行。
砂漠の出口近くで倒れている二人の人間を発見し、エステルの治癒術で治療した。
水をほしがる二人に水筒の水を分け与え、どうやら二人がアルフとライラの両親らしいことを確認する。
二人だけで返すのは危険と判断し、近くにいるらしいフェローの鳴き声を頼りに進むユーリ達。
砂漠の出口へ辿り着くと、突然気味の悪い魔物が襲い掛かってきた。

なんとか勝利をおさめ、エステルはなぜかその場に舞い降りたフェローの羽を手にする。
限界にきていたユーリ達はその場に倒れてしまった。
薄れゆく意識の中、ユーリはカドスの喉笛で出会ったあの魔物の姿を見た…
485ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 06:23:17 ID:HMaogvuy0
今回はここまでです。
486マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:12:59 ID:eXAxbZmK0
>>433です。お待たせしました、「マヨヒガ」書かせていただきます。


*プロローグ

手を繋いで参道を歩く少女(主人公)とその母親。
お祭りのことなど、たわいもない会話をしているが、母親の態度がつっけんどん。
(主人公は、この土地の神様に対する生贄として連れてこられている

しばらく歩いていくうちに、母親の姿が消える。
見知らぬ老婆が背後から現れ、「こっちへおいで」と呼ぶ。
「どこへ行くの?」
「いいところだよ」

場面は変わり、小さな部屋に通される。
「ここはどこ?お母さんは?」
「いないよ」
「ここにはいないの?」
「お母さんなんてものはもう、どこにもいないよ」

「お前はもう帰れない。ここの子になるんだ。
この部屋から出ちゃいけないよ。…食べられたいのなら別だがね」

そして部屋を出て行く老婆。

ここから本編スタート。
487マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:13:56 ID:eXAxbZmK0
*本編

まず部屋の扉を調べてみるが、なにかが引っかかっているようで開かない。
のでとりあえず、老婆が「これでも食べろ」と置いていったおにぎりを調べ、選択肢に答える
(「食べる」「食べない」どちらでもおk

すると何処かから声が聞こえる。「それは食べちゃいけないよ」
辺りを見回す主人公、声は部屋にある提灯から聞こえている。
「そこに落ちてる玉を拾って、ここに入れてごらん」

声の通りに松ヤニ玉を提灯に入れてみると、黒い影の姿をした少年(影小僧)が現れる。
「ここから出たいんだろ。協力してあげる」という影小僧。
「ここで出された食べ物は食べるな。あとここにいる奴らに見つかるな」との忠告のあと、影小僧は部屋の扉を開けてくれる。
(ちなみに松ヤニ玉はあと三個あり、詰まったときに提灯に使うと、影小僧を呼び出して攻略のヒントをもらえる
影小僧が消えたら、おにぎりを持って部屋の外に出る。

**

扉をつっかえていた棒を拾って廊下を進むと、ある部屋から化け物たちの噂話が聞こえる。
「新しいのが来たんだって?」「美味そうな女の子らしい」
「逃げ出したりしないかね」「ろくろ首に見張らせているから大丈夫だろう」
「食いたいねえ」「食いたいねえ」…
主人公、(((゚Д゚;)))ガクガクブルブル

確かに階段の前にろくろ首がいて、このままでは先に進めない。
さっきの化け物たちの話をヒントに、廊下の燭台の火を吹き消してろくろ首の気を引き(ろくろ首は油を舐めるのが好きらしい
ろくろ首が油ウマーな隙に、宴会所から油揚げを失敬しつつ先に進む。
488マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:15:23 ID:eXAxbZmK0
ろくろ首が塞いでいた階段を下りる。下りる、下りる、下りる…
…無限ループって怖くね?
同じところをぐるぐる回され、このままでは一階に下りれない。
階段の途中にいるお地蔵さん(狐が化けている)に油揚げを供えると「もう意地悪しない」と言われ、ループが解けて一階にいけるようになる。

一階に下りると一つ目がいるが、寝ているようなので堂々と目の前を横切って先へ。
すると、最初の部屋で見た松ヤニ玉が入った袋を発見!ラッキーとばかりに調べると…

「やーい、ひっかかった、ひっかかった!」

若干イラッとさせる笑い声と共に、袋が喋りだした!
実はこいつは笑い袋。奴は一つ目を起こしてしまい、主人公大ピンチ!見つかったら食われてしまう!!
左端の部屋に逃げ込むと、そこはなんとトイレだった。しまった行き止まりだ!
今出れば確実に一つ目に捕まる。中にある壷は入れそうにない。そこで壁のお札を調べてみると…

「お主、困っておるな?隠してしんぜよう」

なんとトイレの神様が現れ、助けてくれました。
「ねずみ一匹おらんではないか」とトイレを出て行く一つ目。危なかった…!

神様にお礼を言いつつトイレを後にし、まだ廊下に転がっている笑い袋を調べる。
すると、

「あのさあ、ちょっと俺っちを倉庫に戻してくれないか。
さっきのはちょっとした悪戯、水に流して、ね?」

何だこいつは…と思いつつ、装備して歩けば進む先に化け物がいないか調べてくれると言うので
仕方なく「はい」を選択。わらいぶくろ が なかまになった!▼
(ただ、化け物のいるいないは主人公のモノローグで確認できるため、あんまり役には立たない
489マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:16:38 ID:eXAxbZmK0
笑い袋を連れて、すぐ近くの台所へ。
(笑い袋を調べる前に入ると、冒頭の老婆に見つかりゲームオーバー
台所には宴会の配膳の並び順が書いたメモがあり、
二階の宴会所まで戻ってメモの通りに配膳をすると…奥の部屋に入れるようになる。
そこで「カズラの帯」というアイテムゲット。

再び台所に戻り、反対側の扉から外に出てみます。
すると、どこかからかすかに歌が聞こえる。地面に開いている穴に近づいてみると、

「おむすびころりん♪すっとんとーん♪」

この歌は…というわけで、最初の部屋から持ってきたおにぎりをひとつ穴に転がし、ついで穴に飛び込んでみると…
やっぱり、そこにいたのはねずみたち。主人公が事情を話すと、
「ここはいいところだが、出て行きたいというのなら止めはしない。自分らに出来ることがあったら言ってくれ」とのありがたいお言葉。
礼を言いつついったん穴から出て、廊下を先に進みます。すると、廊下の先に猫が!
このまま進むのは危ない。ってわけで、早速ねずみに協力を要請。猫をひきつけてもらい、その隙に進みましょう。

すると小さな部屋を発見。ここが笑い袋が言っていた倉庫。
笑い袋を棚に戻してやると、ご褒美に「そこに掛かっている鬼の面を持って行ってもいい」と言ってくれます。
これで化け物たちの目を逸らすことができそう。ありがとう笑い袋!
床に落ちているロープもいただき、倉庫を後にします。
490マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:18:02 ID:eXAxbZmK0
鬼の面を被って奥の部屋に入ると、なんだか偉そうな化け物がひとり。
話しかけると「ななしたろう」と呼ばれ、「のどが渇いたから水を一杯くれ」と言われます。
そこで台所から外に出て、井戸で水を汲み、戻って化け物に水を渡します。
(このとき「櫛」をゲット

そして一つ目が寝ている廊下まで戻り、向かいの部屋に入ろうとすると…名前を聞かれます。
先刻化け物に呼ばれた「ななしたろう」を名乗ると部屋に入れてもらえますが…そこは賭博場でした。
誘われるまま丁半に参加し…負けます(絶対負けるようになっているようです
すると化け物にお使いを頼まれます。着た者の代わりに酒を吸うという衣を貸してもらうので、それを着て宴会場へ。
しこたま酒を飲まされるが、衣のおかげで全然酔わず。
「もう行っていい」と言われるので賭博場に戻り、化け物に衣を渡してお使い終了。

そのあともう一度宴会場に戻り、落ちている招待状をこっそり失敬。
どうやら、この屋敷の主人の部屋への招待状のようです。
しかし、主人の部屋の扉はいくら引いてもびくともしません。
実はこの部屋に入るには、「特殊アイテム三種類」が必要なわけでして…。
そのうち二つは「カズラの帯」と「櫛」なのですが、ではあとひとつは?

庭に不自然な小穴を見つけ、最初の部屋をつっかえていた棒を突き刺してみると…
なんと棒から根が生え、葉を繁らせ、桃の実がなりました!
桃をゲットし、主人の部屋へレッツゴー。
491マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:18:34 ID:eXAxbZmK0
主人の部屋は無人でした。机の上に小さな鍵があるので失敬。
さてこれは何処の鍵だろう…と調べるうちにたどりついたのは最初の部屋。
隅に置いてある箱に鍵を使うと…開いた!

そこに入っていたのは、自分の名前が刺繍された綺麗な着物でした。
(ここまで主人公は自分の名前を忘れてます。「千と千尋の〜」のような感じ

さて、これでもうこの屋敷に用はありません。さっさと脱出いたしましょう!
次からエンディング(五種類)の説明に入ります。
492マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:19:27 ID:eXAxbZmK0
エンディング1「人の世」

屋敷を出る前に、助けてくれた影小僧を成仏させてあげたいと考えた主人公。
彼は影なので、光が無ければ出てこれません。提灯以外で光があるところといえば…あ!台所でかまどの火が燃えていた!
さっそく台所に向かい、井戸で水を汲み火を消します。すると…かまどの中へ入れそう。
中に入り進んでいくと、そこにはお札と提灯。泥で汚れたお札に、かすかに読み取れる誰かの名前。
提灯に松ヤニ玉を使い、影小僧を呼びます。そしてお札を見せると…

「ヘイタロウ…これ、おいらの名前…ずっと忘れてた…」

名前を取り戻した影小僧(ヘイタロウ)は元の少年の姿に戻り、主人公にありがとうとさようならを告げて静かに消えていきました。

かまどから出たら特殊アイテム三種類を身につけ、そのほかのもう必要ないものはすべてもとの場所に戻してから玄関に向かいましょう。

屋敷を出て参道を進む主人公。と、背後から化け物たちが追ってくる!
主人公はカズラの帯を投げつける。すると山葡萄が生え、化け物たちを足止めする。
櫛を投げつける。たけのこが生えてきて、また化け物たちを足止めする。
さらに桃を投げつけると、残った化け物たちはみんな退散。
屋敷の明かりが消えるのを見届けてから、参道を抜ける主人公。

ここで画面が暗転し、主人公のモノローグ。
「これは昔、私が幼い頃に体験した話です――」

村境の細い道を往き、途中川上から流れてきたお椀を拾い、家へと帰る主人公。
生贄に出したはずの娘が帰ってきたことで両親は複雑な顔をしたが、もういちどお宮に連れて行くことはしなかった。
一家は村八分にされたけれど、あの日拾ってきたお椀にいつの間にか溜まっていた種籾を使ってみたら、面白いほどの豊作になり、
種籾をもらいに来る人が増え、村八分はあっさり解けた――
ということが大人になった主人公の回想モノローグで語られる。

そして場面は変わり、手を繋いで楽しそうに参道を行く少年とその母親。
「お母さんから離れないでね――ヘイタロウ」
「うん!」

<人の世>完
493マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:20:09 ID:eXAxbZmK0
エンディング2「影と一緒に」

影小僧を成仏…ではなく、一緒に脱出したいと考えた主人公。
最後に残った松ヤニ玉は、影小僧のために使いたい!
特殊アイテム三種類を身につけ、いらないものを戻して玄関へ向かい、玄関にある提灯に最後の松ヤニ玉を。
影小僧に「これでお別れか」と言われた主人公、「一緒に行こう」と誘います。
「自分が誰かに見つかれば、君も化け物扱いだよ」という影小僧に、「それでも一緒に行こう」と誘う主人公。
すると影小僧「…ほんとは、おいらもそうしたかった。一緒に連れてって」

影小僧と一緒に屋敷をあとにする主人公。
(化け元たちを足止めするくだりは同じなので割愛

参道を抜けると…場面は変わり、かくれんぼをする主人公とその友人たち。
日が傾き、友人たちは家へと帰っていく。残された主人公に声をかける影小僧。

「帰ろう。お母さんが待ってる」

そして駆け出す主人公。モノローグなどは入らず、誰もいなくなった参道に粉雪が舞う。

<影と一緒に>完
494マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:21:13 ID:eXAxbZmK0
エンディング3「どこまでも」

影小僧のことなんか忘れてしまったらしい主人公。
特殊アイテム三種類を身につけ、いらないものを戻し…一人でトンズラです。
屋敷を出るときの「さよなら…」の声が罪悪感を…感じないのかこの主人公。

アイテムで化け物を足止めし、参道を抜けて…
場面は主人公の家。両親が会話している。

「まだ間に合うかもしれない、あの子は私を待っている」という母親に対し、
「もう遅い、お前だって納得したことだろう。諦めろ」という父親。
帰ってこられたら、どこかに隠していたと疑われる→村八分。ここでは生きていけなくなる…分かるだろう?
そういう父親に、押し黙ってしまう母親。すると、扉を叩く音が。
風の音だろうと言う父親を無視して、扉を開ける母親。そこには…主人公が立っていた。

「もうどこにもやらないからね」と泣く母親に、父親はここから逃げることを提案する。

「この村でなくとも、生きていけるさ」

<どこまでも>完
495マヨヒガ:2008/10/05(日) 15:22:26 ID:eXAxbZmK0
エンディング4「座敷童子」
(このエンディングは主人の部屋潜入をスルーしなければ見れません

結局自分の名前を思い出せなかった主人公。
特殊アイテム三種類を身につけ、いらないものを戻し、
影小僧の「本当にもう出てもいいのかい?」の忠告を丸無視で脱出します。

アイテムで化け物を足止め、参道を抜けて…
場面は主人公の家(見違えるように立派になっている)
両親の会話。

「あの子が生きていれば…。ただいま、と言う声を聞いた気もするのだけど」
「何度目だ。いつだって誰もいないじゃないか」
「けれど、あの子が傍にいるような気がするのよ」
「そうだな…あの子が見守ってくれているから、この家も立派になれたのかもな」

その会話を、屏風の陰で聞いている主人公。やがてその身体は半透明になり、静かに消えていった。
(名前を思い出せなかったことで完全には戻れず、両親に認識されなくなった模様

<座敷童子>完
496ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 16:19:42 ID:ZYD4CAu6O
TOVキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
乙です
497ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 17:38:17 ID:5P9qSQA10
マヨヒガ乙ー!
懐かしい
またやってみようかな。
498ゲーム好き名無しさん:2008/10/05(日) 19:27:57 ID:6m/vbXaJO
あと55KB?
499ゲーム好き名無しさん:2008/10/06(月) 00:46:13 ID:LDEJCH1n0
>>496
お前催促するなんてどうかと思うぞ
みんな大人しく待っているというのに
500ゲーム好き名無しさん:2008/10/06(月) 01:28:05 ID:8qd0i+BQ0
マヨヒガ、エンディング五種類あるんじゃないん?
4種類しかかかれてなくない?
501ゲーム好き名無しさん:2008/10/06(月) 02:46:37 ID:DQiv721X0
屋敷から脱出できない所謂バッドエンドだな
ユウメも影小僧になってしまうけれどヘイタロウのように
別の少女を助けようとする、みたいなのだったハズ
詳しくは後で追記されるんじゃないか?


どうでもいいけどリクしてたのはノベルゲーのマヨヒガだと思ってた
502ゲーム好き名無しさん:2008/10/06(月) 02:50:55 ID:RH5ztKcv0
マヨヒガ書いた人じゃないけど…

五つ目のエンドって、まるまるBADEDで
まぁタイトルの元ネタ通り、迷い込んだ異界の家の物は何も持ち出しちゃいけないんだけど、
化け物を足止めする三つのアイテム以外、元に戻さないで家を出ると、走って逃げる途中で、着物の中に入ってる物がだんだん重くなり、
追いかけてくる化け物につかまるってエンドだったかと。
ちなみに、影小僧だす玉も戻さないとダメ。
503ゲーム好き名無しさん:2008/10/06(月) 02:52:17 ID:RH5ztKcv0
>501
それって、エンドには数えられないBADじゃないっけか。
最初におにぎりを食べちゃいけないよって、忠告されたのに、無視して食べちゃうとなる奴。
504ゲーム好き名無しさん:2008/10/06(月) 12:13:25 ID:2b305Kok0
5番目のEDの<黄泉戸喫>が
501と502足したようなので

着物の中に入ってる物がだんだん重くなって追いかけてくる化け物に捕まり、
屋敷の主の前に連れてかれてしまう奴で
そこで出されるおにぎりを食べてしまうと主人公も影の姿になって501の展開になる

ちなみに食べないと殺されてゲームオーバー
505アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 02:46:47 ID:h4OBm4Oy0
※このゲームは、アークザラッドシリーズが好きな人へのファンディスク的な側面があります。
 なので過去作のネタが結構入ってます。解る人は勝手に解ってください。

”戦うのは今じゃなくたっていい。五年後でも、十年後でも。
いつか戦うときが来たら、そのとき、考えればいいじゃないか。
それだけの時間があれば、みんなが笑い合える、平和な時代が築ける。”
                        ――「精霊の黄昏」より

かつて人々を恐怖のどん底につき落した闇黒の支配者。
人間と魔族の混成からなる勇者たちは手を取り合い、闇黒の支配者を倒した。
あれから五年。
人間と魔族はひとまず争うことをやめて、平和な時代が訪れていた。
闇黒の支配者を倒した十人の勇者は「ヒーローズ」として、今も称えられている。
精霊の加護は完全に失われたが、人々はたくましく生きていた。


辺境・クラーフ島の海岸に、少年が立っている。
「これを見てよ、エッダ!森で見つけたんだ。本って言うんだぜ」
ヘモジー族の男の子が駆けて来る。ヘモジー族は猿に似た魔族だ。
「何やってんだよ、ヘモ」
エッダと呼ばれた少年は、ヘモから本を受け取って、パラパラとめくってみる。
「読めるのか」
「見たこともない字だ。・・・あれっ?この字は・・・」
”邪霊は心の闇に生まれる「魔」。滅せず、消せず、封ずることもかなわぬ。
ゆえに人の子よ、心を澄ませ。怯えず、恐れず、揺らがぬ心で、
汝の敵なるものの心を映し、その弱さを愛せ。それが魔を鎮める力とならん。”
エッダはすらすらと読み上げた。
「すげーよ、エッダ。どうして読めたんだ?」
「解らない。でも、この言葉だけは、見覚えがあったんだ」

エッダとヘモのところに、女の子がやってきた。
黒い頭巾をかぶって、右腕には包帯が巻かれている。
「私の本よ、返して!」
女の子は怒った様子だ。エッダは素直に本を返した。
「君はこの島の人じゃないね。ぼくは、エッダ。君は?」
女の子は右腕の包帯の上を、左手でなぞった。
「キリカ」
「いい名前だね」
「どうして返したの」
キリカは、素直なエッダの対応に戸惑っているようだ。
「どうしてって・・・君のだから。それがどうかした?」
「信じられない」
キリカは走って行ってしまった。
506アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 02:48:30 ID:h4OBm4Oy0

村に帰ったエッダとヘモは、物々しい雰囲気に驚いた。
「なんだ、あいつら」
見慣れぬ格好をした、島の外から来た男が数人、うろうろしている。
村人が言うには、彼らは「ハンター」という人たちだという。
なんでも、犯罪者を追ってはるばる海を越えてきたらしい。
ハンターたちをよく見ると、みんな左手に奇妙なものを身に付けている。
黒い手甲のようなもので、手の甲のところに赤いレンズのようなものがはまっている。
「これはALDといってね、我々ハンターだけが装備できる、特殊な装置さ。
人工的に魔法が使えるようになる装置と言えばいいかな」
ハンターの一人はそう説明してくれた。
ALDに魔法や特技などのカードをセットして、使うのだという。
ALDはサラク博士という人が開発したが、彼の研究所はテロリストにやられて、博士共々全員死亡したという。

長老が呼んでいるというので、エッダは長老の待つ、長老の丘へ行った。
長老の丘にいたヘモジーの長老たちは過去に全員殺されてしまったので、今の長老は人間だ。
「おお、エッダか。お前に頼みがあってな」
長老はルベルスというハンターに同行し、真実の洞窟に行って欲しいとエッダに頼んだ。
だが、ルベルスは、エッダがまだ子供なので、同行を断わろうとする。
「真実の洞窟には、クロモヤ様が出るのですぞ。クロモヤ様は、除霊しない限り不死身なのですぞ」
長老は言ったが、ルベルスは一人で行ってしまった。
ルベルスを心配した長老は、エッダに、ルベルスを追って真実の洞窟へ行くように命令した。

長老は、エッダに棒を渡す。棒には金色でなにやら文字が彫ってある。
その棒は、棒術の達人だったエッダの父親の形見で、除霊師だった母親が文字を彫ったものだ。
その言葉が、キリカが持っていた本に書かれていた「邪霊」云々の言葉だ。
昔、エッダの故郷の国で戦争があり、エッダは両親と共にクラーフ島に流れ着いた。
両親はしばらくして死んでしまった。

棒を携えて、ヘモと共に真実の洞窟へと向かう。ちなみにヘモは同行してるだけの非戦闘員だ。
エッダは父親から仕込まれた棒術でモンスターを倒していく。
真実の洞窟の奥で、ルベルスが倒れていた。その側に、キリカが屈みこんでいる。
「キリカ・・・まさか、君がその人を?」
「違うわ」
「じゃあ、どうしてここへ・・・?」
キリカはそれには答えずに逃げてしまった。
「クロモヤ様だ!」
ヘモが騒ぐ。振り向くと、黒いオーラをまとったモンスター――クロモヤ様がいた。
「ぼくが除霊してみる!」
これまで失敗続きだった除霊だったが、今回は成功させてみせる、とエッダは強く思った。
まず、普通のモンスターにするように、ダメージを与える。
それから、気合いを込めて棒を回し、エイッと一突き。
黒いオーラが飛び散り、クロモヤ様の姿は消えた。除霊は成功だ。

除霊ができるようになったエッダは、ヘモと共に、除霊の旅へ、
夢にまで見た島の外の世界へ出ることになった。
小船を作って、大海へと漕ぎ出す。だが、小船は沈んでしまった。
507アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 02:50:32 ID:h4OBm4Oy0
エッダは目を覚ます。そこはミルマーナの民家だった。
ミルマーナの国王であるフォウが、小船が沈むことを予言したので、行ってみたところ、
エッダとヘモが溺れていたので、助けられたという。
エッダは、半分水没したミルマーナの王宮に行って、フォウに、助けてくれた礼を言った。
「あなたは世界を災いから救うことになるでしょう。あなたにはそれを為す力があります。そうする運命なのです」
フォウは謎めいた言葉をエッダに投げた。

ミルマーナの町の外に出ようとすると、男に止められた。町の外は邪霊モンスターがうろついていて危険だという。
「邪霊モンスターを知らないのか?黒いオーラをまとったモンスターのことだよ。
一説では、悪の心である、闇の思念が集まった怨霊の姿だとも言われている」
邪霊モンスターとは、どうやらクロモヤ様のことらしい。
エッダは、除霊師の血筋なので除霊が出来ると言ったが、信じてもらえない。
それならハンターになればいいとヘモが提案したので、ハンターを目指すことにした。
ハンターとは千年前にあった職業だが、長らく途絶えていて、最近また復活した。
言うなれば便利屋。頼まれればなんでもやる。

まずこの町のハンターズギルドへ行って、ハンターになりたいことを申し出た。
ギルドにいた人は、それならギルドマスターを探して連れてきてくれと言う。
「ミルマーナのギルドマスターは、あの有名なマルさんだ。知らないのか?ヒーローズの一人なんだ」
マルとは、フォウのいとこのユマルノ王子のことだ。
王宮に行ってみると、マルはロサナーという女性になにやら責められているところだった。
「ユマルノ王子、フォウのこと、まじめに考えてくださいませ!」
つまり結婚しろ、というわけだ。
「その話、また今度じゃだめ?」
マルは困惑している。マルを呼びに来たエッダと一緒に、逃げるように王宮を出た。
マルはギルドに行ってエッダの話を聞き、ハンター見習いになることを許可した。
エッダにALDが渡される。これからルルムに行って、正式なハンターになるために試験を受けろと言われた。

アデネード大陸のルルムという町に行く。ルルムは元は魔族だけが住んでいた町だが、今は人間も住むようになった。
道のど真ん中で人だかりが出来ている。見ると、キリカがドゥラゴ族の男と何やら揉めていた。
「それ以上やるなら、ぼくが相手だ」
エッダが止めに入ると、ドゥラゴ族の男は去っていった。
「真実の洞窟で何があった?ルベルスは誰に殺された?」
エッダはキリカを問い詰める。
「あのハンターは、私をかばってくれた。それで、モンスターに・・・。本当よ、信じて」
エッダはキリカの目をしばらくじっと見てから言った。
「解った、信じるよ」
「何故疑わないの?」
「君は違うと思う」
またそれか、といった感じでキリカはうつむいた。
「・・・私、あなたと話すと調子が狂うわ」
「キリカは何でルルムにいるんだ?」
「私は考古学者なの」
キリカは、エッダの左腕に着けられたALDに目を留めた。
「それ、どうしたの」
「ハンター見習いになったんだ。それで、試験を受けに来たんだ」
「同じなのね、あなたも。ずっとあの島にいればよかったのに」
キリカは話を打ち切って去っていった。
508アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 02:55:43 ID:h4OBm4Oy0

かつて酒場だったところは議事堂になっていた。
そこの二階に、ハンターたちを取り仕切っている男、ガンツがいた。
ガンツはヒーローズの一人だ。ガンツに、試験を受けたいと申し出る。
かつての闘技場が、ハンター試験の会場だった。そこでガンツ立会いのもと、試験を受ける。
試験は実際のハンターの仕事に即した内容だ。
例えば、モンスターを殲滅する、悪者を逮捕する、物品の採取、モンスターを捕まえる・・・などなど。
その中から数科目が課せられる。
実際の仕事には時間制限はないが、試験は規定時間内にこなさなければならない。
エッダは見事に合格し、ハンターランク「ルーキー」になった。

※ここから先は、仕事を受けてポイントを貯め、試験を受けてランクを上げる、
 という流れを繰り返していくことになります。

クラス:ルーキー

◇ある人を探してほしい
イピスティア国のサルファスという町で受ける仕事。依頼人のボリスは新聞記者だ。
シオン山に行ったまま行方不明になったダンセイニという男を連れ戻してほしいとのこと。
娘のことを聞かれたら、娘は生きていると伝えてほしいとのことだ。
雪が積もったシオン山を登っていく。頂上の祠の前で座禅を組んでいるダンセイニを見つけた。
「かつてこの国がスメリアと呼ばれていた頃、親が決めた縁談が嫌で逃げ出した少女は、ここで勇者と会った・・・」
(これは要するにアークとククルが初めて出会ったときのことを言ってます)
そして、ダンセイニは、親の自分の身勝手で、娘が死んだと思い込み、山ごもりをしているのだそうだ。
エッダが、娘が生きていることを告げると、ダンセイニは山を下りる気になったらしい。
ダンセイニを連れてサルファスへ行き、ボリスに会う。
ダンセイニの娘はサラク博士の元で研究所員として働いていた。
研究所がテロリストにやられたとき、娘も死んだかと思われたが、
運良く難を逃れて、今はディルズバルドにいるという。ダンセイニは早速、ディルズバルドへと旅立った。

クラス:フルグローウン

◇警備を代わってほしい
サルファスで受ける仕事。パレンス廃墟で待つという依頼人のところへ。
依頼人の代わりにパレンス廃墟の警備をして、怪しいやつらを殲滅する。ふと見ると、書類が一枚落ちていた。
それを見て、クイナ火山要塞跡で何かがあるということを掴んだので、行ってみることに。
クイナ火山要塞跡では、「真理の剣」とかいう怪しい宗教団体(というかテロリスト)が、
火山を噴火させようと画策していた。真理の剣のメンバーを倒して、陰謀を阻止する。
サルファスを取り仕切っているスペンサー将軍が駆けつけてきた。
スペンサー将軍と一緒にサルファスへ帰る。
「リシャルテ国のマイラという除霊師を知っているか?」
別れ際に、将軍はエッダにそう聞いた。
リシャルテはエッダの故郷、そしてマイラは母親だ。
「母さんを知っているんですか?」
「名前を聞いたことがあるだけだ。たしか、カイスルという棒術の名手と結婚したとか・・・」
「はい。カイスルは父です」
スペンサー将軍は、それ以上は知らないと言った。
509アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 03:04:45 ID:h4OBm4Oy0
◇せんせいをさがして!
ディルズバルドで受ける仕事。パブで何やら子供たちが騒いでいる。
子供たちはみなしごで、全寮制の学院に在席しているらしい。
その子供たちを世話しているというタチアナ先生がピラミッドに行ってしまったらしいので、
探してほしいとのこと。
昔、砂漠にはサリュ族という種族が住んでいた。その双子の族長、ナムとラタにちなんで、
同じ塔を二つ建て、それぞれナムの塔、ラタの塔と呼ばれるようになった。
それが今に伝わる双子のピラミッドだ。
入ってすぐのところに閉ざされた扉があって、そこから女性の声で助けを求めるのが聞こえた。
タチアナ先生に違いないと思い、ピラミッドの奥に進んで仕掛けを解き、扉を開けた。
だが、そこに閉じ込められていたのはキリカだった。
「どうしてここに?」
キリカは包帯を巻いた右腕を撫でた。
「考古学の調査よ」
どうやらタチアナ先生らしき人は、バルバトスというところに行ったらしいとキリカは言う。
「あなた、死ぬわよ」
バルバトスは危険なところだと、キリカは忠告したが、
エッダは子供たちのために行かなければならないと言った。
「やさしいのね、あなた。話してるのが嫌になるくらい。
世の中は、クラーフ島みたいな楽園じゃないわ。醜いこともいっぱいある。
人間の・・・文明社会は、やさしさだけじゃ生きていけないわ。さよなら!」
キリカは行ってしまった。
エッダはバルバトスに向かい、タチアナに会った。
ディルズバルド軍の残党が、真理の剣に物資を横流ししているらしいという噂を聞きつけてやってきたが、
どうやら証拠は掴めなかったらしい。タチアナといっしょにディルズバルドの学院へ帰った。
「探しに来てくれて、ありがとう。あなたのそのやさしさを忘れないで、エッダ」
タチアナにそう言われた。

クラス:エキスパート

◇お父さまを助けてください
ディルズバルドの広場で待ち合わせる。依頼人は、ソーニャという女の子だった。
ソーニャの父、ロディオンは商人だが、最近急にお金持ちになったという。
きっと裏で何か悪い事をしているのではないか。そう思って依頼してきたとソーニャは言う。
ロディオンの屋敷に行く。その屋敷は昔、ガルアーノという人が建てたという。
エッダはガードマンに事情を話してみたが、中に入れてもらえなかった。
代わりにヘモがこっそり様子を見ることに。ネズミが開けた穴から中に入って奥の部屋へ。
そこでロディオンは近々取引をするという情報を得る。
得た情報をもとに取引現場に乗り込む。なんと、ロディオンは真理の剣に物資を横流ししていた。
証拠を押さえて、そして再びロディオンの屋敷へ。
今度は追い返そうとするガードマンたちを倒しながら奥へと進み、ロディオンに会う。
証拠を突きつけて、ソーニャはロディオンに自首するよう説得する。
「この暮らしを手放せというのか?明日も見えないような、あの暮らしに戻れと言うのか」
「罪を犯してまで贅沢な暮らしをしたくないわ。もう一度やり直しましょう」
ソーニャの言葉に、ロディオンは自首する決意を固めた。
510アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 03:07:09 ID:h4OBm4Oy0
ラグナス大陸のユーベルという町へ行く。ギルドは城門の側の家(カーグの家)を改造して作ってあった。
民家の側を通りかかると、なにやら騒がしい。
右腕に包帯を巻いた女の子が倒れていたので、民家に運び込まれたという。
キリカかと思って、その民家に行ってみると、キリカは左腕を押さえて苦しそうにしながら、出て行こうとしていた。
「もう少し休んでいかれては?腕を怪我されているようですし」
「どうでもいいんです、こんな腕」
主人は気を遣っていたが、キリカは吐き捨てるように答えた。
「待って、せめて新しい包帯に・・・」
奥さんが包帯を取り換えようと手を差し出した。
「触らないで!・・・いえ、大声出してすみません。もう行きます」
キリカはエッダの側を通りかかったが、さよならと冷たく言うだけで去っていった。

◇急務!人探し!
依頼はユーベルのギルドの人からだった。宿屋に泊まっていたサラクサ博士という人が行方不明なので、探してほしいとのこと。
その話を聞いてる途中で、赤いショルダーアーマーの女性がやってきた。
彼女は防衛隊の隊長だという。ユーベルには防衛隊という自衛組織があるのだ。
彼女はポーレット。ヒーローズの一人だ。
ポーレットは依頼人に、この問題は防衛隊が解決してみせると言った。ハンターなどには頼らないと。
「あなた、ハンターなの?ハンターにしては、優しすぎる眼差しね」
ポーレットはエッダにそんなことを言って、ギルドを出て行った。
依頼人は、最近ポーレットは何か思いつめているというか、生き急いでいる感じなので、
心配だから一緒に付いて行ってくれ、とエッダに依頼した。
ポーレットと一緒に、サラクサ博士がいそうな神殿遺跡に行く。そこは昔ドラゴニアと呼ばれていたが、
今はだれもいなくて、モンスターの巣窟になっている。
だが博士はいなかった。そこにいた調査員は、ペネンテというドゥラゴ族が博士を攫って行ったと言う。
その名前には聞き覚えがあった。ペネンテは、ルルムでキリカと言い争っていた男だ。
ペネンテが行ったという竜の洞窟へ。その奥で、ペネンテは博士を虐待していた。ペネンテの傍らには、彼の娘がいた。
「もっと泣け、もっとわめけ!人間の恐怖こそが、魔神竜を復活させるのだ」
ペネンテは、ドゥラゴ族の伝説にあるという魔神竜を呼び出そうとしているらしい。
それは、ドゥラゴ族をバカにした奴を見返したい、そんな下らない理由からだった。
「ペネンテ、やめるんだ!娘さんを悲しませるな!」
エッダが説得しようとしたが、ペネンテは聞かなかった。代わりにポーレットが言う。
「ほんと、ドゥラゴ族っていうのはどうしようもない連中ばかりね。わがままで、自分勝手。
私の知っているドゥラゴ族の族長(ダークのことです)も、あんたみたいな負け犬根性していたわ。
だけどね、その男はあんたと違って、自分でなんとかしようとしていたわ。ドゥラゴ族を名乗るなら恥を知りなさい!」
「うるせぇ。ヒーローズと崇められ、なんでも思い通りになるようなヤツに言われたくねぇよ」
ペネンテはそう言い返した。するとポーレットはうつむく。
「ヒーローズっていったって・・・。なんでも思い通りになるですって?そんなわけ、ないじゃない・・・」
「もういいだろ、まだ続ける気か?」
やっとペネンテは博士から手を離した。そのとき、洞窟が揺れた。
シルバードラゴンが目を覚ましてしまったのだ。エッダとポーレットは協力して、シルバードラゴンを倒す。
「あなた、なかなかやるわね」
ポーレットがエッダの方を向いて、笑った。
「やっぱり思った通りだ。笑顔の方が素敵ですよ、ポーレットさんは」
そう言うエッダに、最近笑ったことがなかったとポーレットは言う。
「だめですよ。生きてるうちに笑わないと、邪霊モンスターになっちゃいますよ」
それはクラーフ島に伝わる伝説だ。笑わない人は、死後、怨念を伴ってクロモヤ様となって復活するらしい。
「なにそれ。面白いのね、あなたって」
511アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 03:09:14 ID:h4OBm4Oy0
ペネンテと娘、そして博士ををユーベルに連れて帰る。そして、ペネンテの処分を考える。
ペネンテは、ドラゴニアにももう住むことは出来ないし、行く当てがないのだという。
「だったら、この町にいれば?」
ポーレットの提案に、その場にいた人は驚いた。ドゥラゴ族とユーベルの町の人は昔からいがみあってきた仲だ。
「もちろん、解っているわ。でも、いつかは変えなきゃいけない。
それに、カーグなら、きっと同じこと言ったと思うわ。
・・・ペネンテ、あなたをユーベル防衛隊の一員として迎えます。空からユーベルを守ってください」
その日以降、上空を飛び回るペネンテの姿は、ユーベルの新しい名物となった。


クラス:ベテラン

◇頼みごとあり
ルルムの、ひと気の無いところに呼び出された。依頼人に話を聞く。
まだ表沙汰にはなっていないが、ガンツが行方不明になったので、探してほしいとのことだ。
いろいろと情報収集して、ガンツは最後にツァトガ台地に行ったということを突き止めた。
ツァトガ台地には真理の剣のアジトがあった。ガンツは、キラードッグ族の女の子共々、捕まってしまっていた。
真理の剣のボスのゼーマンという男は、怪しい機械に入れられたキラードッグ族の女の子を見て、言った。
「魔族というものは、実に不思議な生き物だ。そうは思わんか?」
「それはお前たちテロリストには関係ないことだと思うがな」
椅子に縛られていて動けないガンツは言い返した。そこへエッダたちが乗り込んできて、ガンツの縄を解いた。
「おっと、動くな」
ゼーマンは妖しげな銃を構えた。
「これはアブソリュート・リムーバーといって、サラス博士の娘、ウルスラが開発した素晴らしい銃なのです。
これに撃たれたら最後、絶対無の領域へ飛ばされますよ」
銃の他にも、魔族の女の子が囚われているので、動けない。そこで、ヘモが一計を案じた。
こっそりと通気孔を登って、妖しげな機械を壊す。それに驚いたゼーマンの手から銃を叩き落す。
「形勢逆転だな」
ゼーマンは捕らえられ、ガンツによってルルムに連行された。
魔族の女の子は無事に父親の元に送り届けられた。


クラス:マスター

◇私の話を信じてくれる方へ
ユーベルの城址で待つという依頼人に会いに行く。依頼人はモースという男で、ユーベル防衛隊員兼観光案内役だという。
モースは、邪霊モンスターが現れる場所がわかると言う。それは、モースが観光客を案内したところばかりらしい。
まず、スクラップ高地へ行ったが、異常は見られない。そしてカオスの森へ。
そこの地面には小さな深い穴が開いていて、その中から邪霊エネルギーが漏れているらしいことを突き止めた。
「昔、ここにはロマリアという帝国があったんです。全世界に争いの火種を撒き散らし、恐ろしい実験を繰り返し、
さらに空に浮かぶ城は、大災害と呼ばれる世界異変を引き起こしたと伝えられています。
その後、ロマリアの名は忌み名として封印されました。ロマリアには巨大な地下トンネルがありました。
何かの拍子に地下とこの穴が繋がって、邪霊モンスターが現れたのでしょう」
今は誰も知らない歴史をモースは語った。
512アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 03:10:04 ID:h4OBm4Oy0
ロマリアの空に浮かぶ城が飛び立った後に出来たという湖に、エッダたちは案内された。
その湖とスクラップ高地のマンホールは繋がっているらしいことが解ったので、スクラップ高地に引き返した。
そういえば、と、モースはキリカらしい女の子をここに案内したことがあることを思い出した。
キリカはマンホールの中に行ったに違いない。マンホールを降りていく。地下には、ロマリアトンネルが広がっていた。
その一番奥にキリカはいた。あのアブソリュート・リムーバーとかいう妖しげな銃を、
巨大な邪霊モンスターに向けて構え、撃った。邪霊モンスターは絶対無の領域に飛ばされ、消えた。
「完成した・・・やっと・・・。目覚めさせた甲斐があったわ」
「目覚めさせたって、君が邪霊モンスターを?何のために?」
エッダはそう尋ねたが、キリカは関係ないと突っぱねた。
「きっと、いつか、こんな日が来ると思ってた。ルルムであなたに会ってから。
・・・銃は私が作ったの。銃の完成を確かめるために、ここの封印を解いて、邪霊モンスターを出現させたの」
「そんなことして何になるんだ?」
「何も知ろうとしない。何も考えない。そんな人たちのために、説明する必要はない。もう邪魔しないで。
私は目的を果たした。次は使命を果たす」
「待て、キリカ!いや、ウルスラ・・・まだ話は・・・終わってない」
エッダが止めるのも聞かず、キリカは去っていった。うめき声が聞こえたので驚いて振り向くと、
消えたはずの邪霊モンスターが復活していた。
「やっぱり、邪霊モンスターを倒すには、除霊しかないんだ!
エッダは邪霊モンスターを除霊して、ユーベルに戻った。
一連の出来事をポーレットに報告する。ポーレットは、ウルスラは危険人物だから指名手配にすると言った。
ギルドを出たところで、エッダはしょんぼりした。
「ヘモ・・・なんだか、疲れてきちゃったよ、外の世界に」
「そうだね・・・」

◇マスターのハンター求む!
ミルマーナにある、ペイサス図書館。世界一の大きな図書館だ。そこの館長からの依頼。
図書館に行って話を聞く。「除霊聖典」という本が盗まれたので、ルベルスというハンターに探すように依頼したらしいが、
どれだけ待ってもルベルスが帰って来ないとのことだ。除霊聖典の特徴を聞く限り、
どうやらクラーフ島でキリカに返した本のことらしい。
「ルベルスって、真実の洞窟で死んだ、あのハンター?
まさか、あのとき、彼女が、自分を追ってきたルベルスを?でも、ぼくは、信じていたんだ・・・」
エッダはキリカを疑いたくないと思った。でも、限りなく疑わしい。
ミルマーナのギルドに行って、ルベルスのことを聞いてみる。
ルベルスは真実の洞窟で死んだと聞くと、ギルドの人は、クラーフ島に調査員を派遣すると言った。
クラーフ島に行く船が出ると聞いて、エッダは帰りたくなった。
そんなエッダに、ギルドの人はこう語った。
「そういえば、ルベルスは、こんなことを言っていました。
仕事中は、もうこんな仕事はやりたくないと思うが、仕事が終わって、依頼人の喜ぶ顔を見ると、また次の仕事がしたくなる――」
エッダはなんだかルベルスに励まされたような気がした。もう少し、外の世界で頑張ってみようと、そう思えた。
ルベルスの遺志を継いで、除霊聖典を探すことにした。
513アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 03:12:00 ID:h4OBm4Oy0
いろいろ情報を集める。新聞記者のボリスと再会。ボリスは、ウルスラに似た人物が氷の回廊に向かったと言う。
ボリスと一緒に氷の回廊へ。奥の永久氷壁のところに、老婆がいて、なにやらやっている。
「あれは、ウルスラが慕っていたという人物、ゲナ博士だ」
ボリスがそう解説した。ゲナ博士に話し掛ける。ボリスの顔を見るなり、ゲナ博士は嫌な顔をした。
だが、エッダの顔を見ると態度が豹変。
「もしかして、あんた、エッダかい?ウルスラが話してくれたよ。私のことを信じてくれた、初めての人だって。
そしてあんたに、これを渡してくれって置いてったよ」
ゲナ博士はエッダに除霊聖典を渡した。
「教えてください。ウルスラは一体何をするつもりなんです?」
「私にも解らないよ。ただ一つ言えることは、昔と変わらぬ真っ直ぐな目をしてたってことさ。さあ、もう話すことは無いよ。帰っとくれ」
除霊聖典をペイサス図書館に返し、ミルマーナのギルドの人に報告する。クラーフ島に派遣された調査員は戻ってきていた。
真実の洞窟で死んだハンターたちは皆目を見開いて死んでいたが、ルベルスだけは目を閉じていた。
邪霊モンスターにやられると、人は目を見開いて死ぬというが・・・。
あのとき、ウルスラは、ルベルスの目を閉じてやっていたのだろうと、エッダは考えた。
「ぼくはもう一度、ウルスラの・・・キリカのことを信じてみようと思う。
いや、信じたいんだ、キリカを。そして、自分自身を」

ルルムに行く。ドーマンがウルスラの行方を白状したとのこと。彼女はどうやら、アルド大陸に向かったらしい。
だが、アルド大陸は強力なモンスターがいるので、ヒーロークラスのハンターでなければ危険だという。
試験場へと呼び出されたエッダ。今回は、ガンツ自らが斧を取って、エッダの実力を試す。
ガンツを倒して、エッダは見事、ヒーロークラスとなった。

アルド大陸にかつてあった大都市、カテナ。今は廃墟が広がるばかりである。
その地下に密かに作られた研究所に下りていく。ここで、サラク博士は研究に明け暮れていた。
サラク博士が使っていたと思われる部屋に入る。机には、日記が残されていたので、読んでみる。
サラク博士は、「聖杯」という、永久にエネルギーを生み出し続けるシステムを開発していた。
「聖杯」を研究する過程でALDが誕生した。ALDという名前は、アルド大陸に因んでいるという。
「聖杯」のプロトタイプが完成し、運転させてみたが、何故か邪霊エネルギーが集まってしまった。
邪霊エネルギーをどうにかしようと、ペイサス図書館へ行って除霊聖典を読み、除霊師のいるリシャルテ国は滅びてしまったことを知った。
除霊するという方向はあきらめて、「聖杯」の開発は続き、完成目前というところで、
日記は終わっていた。きっとそこで、サラク博士は亡くなったのだ。
「『聖杯』。サラク博士の夢の結晶。いえ、ゴミね。実の娘に打ち砕かれた夢の残骸」
唐突にウルスラがやってきた。
「キリカ・・・」
「キリカ?まだそんな偽名で私を呼ぶ気なの?それに、こんなところまで追ってくるなんて、
ずいぶん仕事熱心なハンターね」
「一体、何をするつもりだ」
ウルスラは右手の包帯を撫でながら答えた。
「帰って・・・。エッダ、あなたを巻き添えにしたくない」
「何のことを言っているか解らないよ・・・」
「『聖杯』が暴走したの。・・・研究は成功していたわ。私が馬鹿なことをするまでは。
私は自分の罪を、許されない過ちを償わなきゃならない。『聖杯』を暴走させたのは、私」
「・・・何故?」
「家族の事も省みない父のことが許せなかったの。だから、私はまだ不完全だった『聖杯』を起動させた。
邪霊エネルギーが結集し、暴走して・・・『聖杯』は、邪霊モンスターになってしまった」
ウルスラはあの妖しげな銃、アブソリュート・リムーバーを取り出した。
「これは武器なんかじゃない。私が真理の剣を唆して作らせた、邪霊を取り除く、除霊銃よ」
エッダは、その銃は不完全だからやめろと言ったが、ウルスラは行ってしまった。
514アークザラッド ジェネレーション:2008/10/07(火) 03:15:05 ID:h4OBm4Oy0
ウルスラは、邪霊モンスターとなってしまった「聖杯」に向けて、銃を撃つ。
だが効かない。逆に反撃されてしまったので、慌てて退却する。そこへ、エッダが追いついてきた。
ウルスラの腕の包帯がほどけてしまっていた。そこには、紫色の火傷の跡のような傷があった。
「どうしたんだ、その腕は?」
「これは・・・天罰よ」
ウルスラは、暴走した「聖杯」を停止させようとしたが、そのとき、腕に邪霊エネルギーを浴びてしまい、こうなったのだと言う。
ウルスラに代わり、サラク博士が暴走を止めようとしたが、止められずに、死んでしまった。
「私は、最低な人間だわ・・・」
「ああ、最低だよ。どうしてもっと早く言ってくれなかったんだ。ぼくが、『聖杯』の暴走を止める」
ウルスラは驚いて、エッダの顔を見る。
「邪霊モンスターは普通の人間では倒せないのよ?」
「大丈夫。ぼくは除霊師だから」

エッダは「聖杯」を倒した。倒したと思ったが、さらに強力になって復活した。
ウルスラがやってきた。アブソリュート・リムーバーを構える。
「待って!こんな銃でも、あいつの動きを止めることぐらいは出来るわ!」
エッダとウルスラは協力して「聖杯」を倒した。最後に、エッダがいつもの手順で、「聖杯」を除霊した。

「終わったのね」
ウルスラの腕を見ると、傷が消えていた。
「腕が治ったのかい?よかった」
「でも、私の罪は消せないわ。私はたくさんの人を不幸にしてしまった」
「だったら、幸せにすればいい」
エッダは、落ち込むウルスラを励ますように言う。
「サラク博士が、どうして新しいエネルギーにこだわったか、解る?ぼくは、きっと、こうだと思うんだ。
もしも、世界に豊富なエネルギーがあれば、争いもなくなってみんなを幸せに出来る。
そう思っていたから、あれほど人生を賭けて取り組めたんだと思う。世界一愛情がある人じゃないと、そんな事、出来ないよ」
「・・・愛情なんて無い人だと思ってた。私も、父みたいに、なれるかな?」
「ああ、きっとね。そのためには、笑うことだ」
生きているうちに笑わないと、死後邪霊モンスターになってしまうという、クラーフ島の伝承をエッダは語った。
「そんなの迷信だと思ってたけど、案外、本当かもしれないな」

研究所の外へ出る。ウルスラはこれから、キリカとして生きて行くという。
「私、決めたわ。病気で苦しむ貧しい人たちのために、世界を回ろうと思う。あなたは、これからどうするの」
エッダは答える。
「いつもと同じさ。この世界に邪霊モンスターがいる限り、除霊の旅は終わらない。
今なら、解るんだ。死んだルベルスさんの言葉が。今は、早く次の仕事がしたい気分だ」
「私たち、また、会えるかな?」
「ああ、旅をしていれば、きっと」
「そうね・・・そろそろ行くわ。早く次の仕事がしたい気分なの。それじゃ」
キリカは笑って去っていった。

おわり

※クリア後も継続してプレイ可能。
※ハンターランクはジェネラル→レジェンド→アークと上げられます。
 アルド大陸のオルコスという町に行けるようになります。オルコスでは今はデルマがボスをやってます。
 ポーレットの元に、カーグから手紙が届きます。カーグは遠く離れた土地で元気にやっているみたいです。
515ゲーム好き名無しさん:2008/10/07(火) 04:50:57 ID:2kzlsJ6M0
>>514までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

スレの容量が500KBを超えたので次スレ立てを試みます。
516ゲーム好き名無しさん:2008/10/07(火) 05:32:47 ID:nEEwLPH80
>>515
450KB超えの間違いはあれど
スレ立てまでも…乙であります!
517ゲーム好き名無しさん:2008/10/07(火) 06:01:40 ID:2kzlsJ6M0
立てました。

ストーリーを教えてもらうスレ part42
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1223322752/l50

関連スレである女向けゲーム大人板の2つのスレのURLが変更になっていました。
また、漫画サロン板のスレに新しいまとめサイトができていました。
それらに関してwikiの「スレ天麩羅」に変更を加えました。
518ゲーム好き名無しさん:2008/10/07(火) 06:03:05 ID:2kzlsJ6M0
>>516
そうでした。
>>515は「500KB」ではなく「450KB」の間違いです。
519FOOD FORCE:2008/10/07(火) 19:04:40 ID:4wD91TwT0
国連の機関WFP(World Food Programme:国連世界食料計画)
が食糧支援の現状を知ってもらうために作ったパソコンゲーム、
FOOD FORCEについて書きます。
ただ、ストーリーは「架空の地域の食糧危機を救いました、おしまい」程度で、
支援を実行されると困る闇の勢力が妨害をしてくるといったような話ではないです。
それでも良ければ、読んでくださいな。

インド洋に浮かぶシェイラン島(架空の島)では、干ばつや内戦で食糧危機が起きていた!
そこでWFPはチームを作りシェイラン島を支援することにした。
プレイヤーもそのチームの一員として、支援に協力するのだ。

第一のミッションは、どれくらいの人がどこで支援を必要とする厳しい生活をしてるのか把握するため、
ヘリで上空から偵察するというもの。
空中をヘリで移動しながらマウスカーソルを難民に重ねることで、
難民の規模や分布図を把握することができた。

第二のミッションは、支援する食料を予算内でバランスの良いものにするべく、
適切な栄養バランスの食料パックを開発するというもの。
一人当たり一日30セントという範囲内で、米、
人体の成長に欠かせない豆、脂肪酸を作るのに欠かせない油、
栄養を素早く補給するための砂糖、必要な養分を得るための塩、
それら5種類を必要な分だけ摂取できる適切なバランスの食料パックを開発する必要がある。
試行錯誤の結果、金銭面と栄養面の両方で折り合いのつく食料パックが完成した。

第三のミッションは、空中からの食料投下。
普通食料は陸路か海路で輸送するが、
内戦中のため空から緊急に食料を投下する必要があるとの判断が下され、
ヘリから食料の入った袋を投下し先に現地入りしたWFBスタッフに回収してもらうことにした。
風向きを考慮しつつ適切な方向に投下することで少しでも効率よく受け取ってもらうことに成功する。

第四のミッションは、本格的な食料支援のための食料の調達。
すぐに必要な食料は空中から投下したが、これからも食料支援の継続は必要であり、
そのためにはこの先6ヶ月分の米、豆、油が必要だと思われる。
そこでWFBが全世界に食料が必要だと訴えると、
慈善団体の寄付や、国家からの援助や販売の申し出が次々と入ってきた。
ただ、それらの個々の申し出は、
「4ヵ月後の米を1.5万ドルで売ります」
「1と3ヵ月後の油と、3と4ヵ月後の豆のセットを6万ドルで売ります」
「6ヵ月後の米を無償援助しますよ」
といったバラバラなものなので、それらを上手く、それも出来れば少ない予算で纏め上げて
6ヶ月間分の米、豆、油を調達する必要がある。
次々と来る申し出から条件の良いものを選ぶことで、少ない予算で6か月分の食料の調達に成功した。
(ちなみに、ゲームのスポンサーの関係かどうかは分からないが、
日本とアメリカからの申し出は全てお金のかからない寄付になる)
520FOOD FORCE:2008/10/07(火) 19:05:11 ID:4wD91TwT0
第五のミッションは、大型トラクターを使っての陸路での大規模な食糧輸送。
前述の空からの食料投下は他に手段が無い場合の緊急のもので、
時間があり内戦も停戦した今となってはこれが一番効率がいいらしい。
ただ食料供給キャンプに行くまでにはさまざまな困難があるので、それらを乗り越える必要があった。
マウスを使っての簡易レースゲームみたいなことをしながら、
劣悪な道でパンクしてしまったのでタイヤを交換、反政府軍が橋を破壊してしまったので橋を建設、
反政府軍が地雷を埋設したのでそれらの撤去、反政府軍が道を封鎖して食料を求めてきたので説得、
そういった方法で困難を乗り越えながら、キャンプへの食料の配達に成功した。

第六のミッションは、シェイラン島自立のための援助。
最終的にはシェイラン島の住人が自立していく必要があると考えたWFPは、
学校へ通う子供達への学校給食、子供や母親へ与える栄養、HIVなどを予防するための公衆衛生、
仕事の訓練を受けてくれたことの報酬、労働に対する報酬、
それら5つのために食料を援助し、10年後には自立していけるようにする必要があると考えた。
そこでシミュレーター内で、食料パックという形に簡易化された援助を5つの項目に振り分け、
シェイラン島の成長、自立の様子を予測してみることにした。
上手に振り分けると、7年後くらいに再び干ばつの被害が出ても十分生活していけることが分かった。

こうしてシェイラン島への食糧援助に成功し最悪の事態を免れたWFP。
しかしWFPを必要としている、飢える人たちは世界中にまだまだいるのだ。
シェイラン島への援助に成功したWFPは早速次の仕事に取り掛かるのであった。
WFPの戦いはこれからも続く!

以上です。「FOOD FORCE コナミ」あたりで検索すればすぐにダウンロードできます。
容量は320MB位なので、ブロードバンドの人は興味があったらやってみてくれると嬉しいです。
521FOOD FORCE:2008/10/07(火) 19:14:48 ID:4wD91TwT0
あ、第五ミッションのトラクターってのは、当然トラックの間違いね。
やっちまった。
522ゲーム好き名無しさん:2008/10/07(火) 22:45:02 ID:1OjXUqtWO


あと18KBか
何文字分ぐらいだろう
世界のどこかに、小さな島がありました。
その島に、スーランの町がありました。
スーランの町はスライムたちの町。
いつも平和で楽しい町です。
子供たちも元気いっぱい。今日も、イタズラの相談です。

「よし、スラリン、勝負だ!あの広場にある壺を早く壊した方が勝ちだ」
ホイミスライムのミイホンはスライムのスラリン(名前変更可)に言いました。
「でも、危なくないの?」
スラリンの妹のスラみは言いました。
「何言ってるんだ。オスとオスの勝負に危険はつき物だぜ。それじゃ、始めるぞ?」
スラリンは「はい」を選択しました。
スラリンは勇者なので、「はい」か「いいえ」の選択肢しか選択できないのです。
広場に行ってミイホンとスラリンは勝負を始めました。
ホイミスライムは触手を使いますが、ただのスライムのスラリンはどうするかというと、
体をゴムのように伸ばして、その反動を利用して体当たり。これはスラ・ストライクという技です。

勝負はスラリンの勝ちです。
「くやしいがオレの負けだ。約束通り、[へんげのつえ]はお前が使え」
ミイホンはスラリンに[へんげのつえ]を渡しました。
スラリンはさっそく[へんげのつえ]を使ってみました。
すると、スラリンの姿は、ももんじゃそっくりに変わりました。
「また[へんげのつえ]を持ち出したのね?あなたたちのイタズラも困ったものだわ」
ママスライムに見つかってしまいました。ママスライムは子供たちから[へんげのつえ]を取り上げました。

それからスラリンは、パパスライムに叱られました。
「罰として一晩、ももんじゃのままでいなさい!」
そんな夜、事件は起こったのです。

「助けて、お兄ちゃん!」
スラみの声が聞こえたので、目を覚ましたスラリン。
「これでまた出世もじゃ!」
ももんじゃたちがスラみを担ぎ上げて運んでいってしまったのです。
家の中にはパパもママもいません。外に出てみると、町は破壊されていて、誰もいません。
スラリンは、ももんじゃの姿になっていたので、連れ去られずに済んだようです。
ももんじゃたちはノッケの森の方へ行ったようでした。

ノッケの森へ来たスラリン。すぐ目の前にある、蓋にスライムの意匠が入った宝箱から声がしています。
スラ・ストライクを使って宝箱を壊すと、攫われた町の住民が出てきました。
町を襲ったのは「しっぽ団」というマフィアで、合計100匹のスライムたちがしっぽ団に連れ去られたそうです。
スラリンは住民を頭に乗せて運び、森の外へと投げると、住民は町へと帰って行きました。
住民が一匹ずつ入った宝箱は、森の各地に点々と置いてありました。
ついに、教会の神父さんを助け出したスラリン。
今日のところはあのトロッコに乗って帰りましょう、と神父さんは言うので、
スラリンは神父さんと一緒にトロッコに乗りました。
スライムの意匠の入ったトロッコは、乗せることで住民や資材を町へ持ち帰れるということです。
町へ帰った神父さんは教会で営業を再開しました。
これでやっと[ぼうけんのしょ]の記録(セーブ)が出来るようになりました。
さて、スラリンはまたノッケの森へ行って、さらに奥に進み、
中ボスを倒して、町の長老のグランじいさんを助けました。
町へ帰ったグランじいさんは、ウルオッター川でもしっぽ団が暴れていると言います。

スラリンは今度はウルオッター川に来ました。
そこに聳え立つ大きな灯台の中では、ゴーグルをかけたももんじゃが作業をしていました。
「おい、そこのお前!このシドもじゃ様のために、ここをあったかくするモジャ!
ワシはここを動けないモジャ!スラリンとかいう奴が来る前に、ここを直さなきゃいけないんだモジャ!」
スラリンは外に行って薪を集めてきて、炉に入れました。灯台の中が暖かくなってきました。
それでもまだ寒いとシドもじゃは言うので、スラリンはさらに薪を集めてきて炉に入れました。
炉から黒い煙が立ち昇りはじめました。そして、大爆発。灯台は折れてしまいました。
「な、なんてことモジャ・・・失敗モジャ!どーするモジャ?」
頭を抱えるシドもじゃを置いてスラリンは町に帰りました。

その次の日。
「ツイてないモジャ・・・。灯台の修理に大失敗するし、しっぽ団をクビになった挙句に、
こんな町に迷い込んだモジャ・・・」
シドもじゃがスーランの町にやって来ました。
シドもじゃは、行くところがないと言うので、町に住むことになり、「まもの堂」という店を開きました。
まもの堂に資材を持っていくと、それを使ってシドもじゃが町を直してくれるようになります。

スラリンはさらにウルオッター川の奥へと進み、ボスを倒して、次はニコミスキー鉱山へ。
ところどころにスライムナイトが置いてあります。
スライムナイトというのは、鎧を着た剣士の形をした武器です。それを頭に載せると、
剣で攻撃ができるようになります。
鉱山の奥でパパとママを救出。パパからスーパー・スラ・ストライクを教わりました。

ノッケの森の奥、カラカラ水源、メラゾマ火山と回って、スライムたちを助けていきます。
それぞれボスを倒すと、石版が手に入るので持って帰ります。
オババというスライムつむりの婆さんが言うには、
この石版を町の[ほこら]に捧げると何かが起こるらしいです。
オババが呪文を唱えました。
「ホンダラホンダラ マーレ ト ボルカノ・・・バーンズグラン ト リーサグラン・・・
ガボガボキーファ マリベルアイラ・・・メルビンメルビン ヒラケ〜ホコラ!」
地面に四角い穴が開いて、下り階段が続いています。これが[ほこら]です。
そこへ石版を捧げました。すると、海の中から「スライムのしっぽ」という遺跡が現れました。
スライムのしっぽの奥にいたミイホンを救出し、ついに、しっぽ団のボスがいる部屋へ。
ボスのドン・モジャールは、しっぽが数え切れないくらい生えているももんじゃです。
彼は[へんげのつえ]を使って巨大化し、スラリンに襲いかかってきます。
苦しい戦いの末に、ついにドン・モジャールを打ち破りました。そしてスラみを助け出しました。

ミイホンとグランじいさんがやってきました。
「いいかげん、観念しな、オッサン!お前の野望もここまでだぜ!」
ミイホンはドン・モジャールに言いました。ところで、野望ってなんなのでしょうか?
ドン・モジャールは野望を語りました。全てはスライムのしっぽを探すためだったのです。
スーランの町を襲ってスライムたちを攫ったのは、
スライムたちの誰かがスライムのしっぽを持っているのではないかと思ったからです。
でも、しっぽなどありませんでした。
「スライムのしっぽは、一体、どこにあるんだもじゃ・・・」
「お前ら、スライムのしっぽが何なのか、解ってんの?」
「それくらい知ってるもじゃ!きらきら光る、大きな宝石で、しっぽの生えたスライムの形をしてるもじゃ!」
それを聞いて、グランじいさんはあきれたように言いました。
「やはり、勘違いをしておったようじゃのう。スライムのしっぽとは、この場所
そのもののことなのじゃよ。この島は、ちょうどスライムの形をしておってのう、
この場所がしっぽに見えるから、そう呼ばれたのじゃ」

そのとき、アラームが鳴り響きました。
「あ、もうこんな時間もじゃ!ももちゃんニュースが始まるもじゃ!
話は後じゃもじゃ!今はテレビの時間もじゃ!」
部下たちがドン・モジャールの前にテレビを持ってきました。
テレビにモモちゃんが映し出されると、ドン・モジャールはうっとりして見入っています。
ちなみにモモちゃんとは、ピンク色の可愛いメスももんじゃで、ももんじゃたちのアイドルです。
”モモちゃん、今、夢中なのはスライムのしっぽだとか?”
”いえ、あれはもういいんです。今はどっちかっていうと
・・・デスピサロのひげがほしいな!誰かプレゼントしてくれないかな〜”
「お前たち、旅の支度をするもじゃ!デスピサロのひげを手に入れるもじゃ!!」
ドン・モジャールと部下たちは逃げて行きました。
結局、ドン・モジャールはモモちゃんにプレゼントするために、スライムのしっぽを探していたのでした。

こうして、スラリンとしっぽ団の戦いは幕を閉じました。
しっぽ団の野望(?)もスラリンによって打ち砕かれました。
スラリンはスーランの町を救い、町の勇者となったのです。

おしまい。
526ゲーム好き名無しさん:2008/10/08(水) 13:45:02 ID:Fzuj1S97O
TOVお疲れさまです
527ゲーム好き名無しさん:2008/10/08(水) 22:29:08 ID:01atXp7V0
>>525
スラもり乙!
スラもり2だけやったことがあるんだが
モジャールの情けなさにワロタ
528奈落の城:2008/10/09(木) 05:04:16 ID:hNXRmkiq0
チラ裏なのでこっちに書く

のんびり書いてたら一ヶ月超えそうだった
自分なんかは予約期間が三ヶ月で最終投稿から一ヶ月だととても嬉しいと思った
何でかっていうと全部纏めてから投稿するから。
分割投稿はありえないっすよ
まぁそれも人それぞれなんだろうけど。
529ゲーム好き名無しさん:2008/10/09(木) 07:05:11 ID:dWtk+9Q00
余りにも大量なのが一気に投稿されるとげんなりする事もあるから自分は分割派だなー
大昔に何十レスも一気に投稿したのがいて、文自体はまともだったのに非難轟々喰らってたし

五レス程度で済むならともかく、結局短縮スレでも投稿した文について後から質問が出まくってる状態だし
そういうのなくそうと思ったらどうしても長文化せざるをえんからなー

まあ人それぞれなんだけどね
530ゲーム好き名無しさん:2008/10/09(木) 07:19:31 ID:CounpTh/0
大量投下するとしても、時間帯や次スレの問題をクリアしてれば別に気にならない
直接wikiに書いてここに追加した旨を書くのがスマートな気がするけど
たくさんあるリクエストを消化していく訳だから、そこら辺は投稿者の考えに任せる
531ゲーム好き名無しさん:2008/10/09(木) 08:38:15 ID:+aO48IgW0
てか
ありえないとか
いう方が
ありえない
みたいな
532ゲーム好き名無しさん
分割投下で途中でとまるパターンがいくつかあるから、
大量でも全部の方がうれしいね。
まぁノベル系で幾つかルートあるやつなら、各ルートを別の日に投下ならかまわない。
途中で止まってもそこまで気にはならないから。
まぁ、最後のシナリオが今までのルートの複線全部消化タイプのシナリオなら、また話は別。