ストーリーを教えてもらうスレ part38

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1ゲーム好き名無しさん
【注意事項】
スレの容量が500KBを超えると書き込めなくなります。
450KBを超えたら次スレが立つまで書き込みを控えてください。

自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

1レスでストーリーの概要を知りたい方は↓でどうぞ。
【読むのも】ストーリーを要約してもらうスレ 2【面倒】
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1145367885/

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part37
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1204536552/

ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは>>2-10
2ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 08:47:49 ID:jaEcDlyz0
関連スレ
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://www.geocities.jp/galge_oshiete/

(女向けゲーム一般板)
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1129714798/ (dat落ち)

(エロゲネタ板)21才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki(現行スレへのリンクもあります)
http://wiki.livedoor.jp/luc001/

(女向けゲーム大人板) 21才以上の方のみ!
BLゲースレhttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1095410605/
乙女ゲースレhttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/

(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://malon.my.land.to/

(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ(現行スレへのリンクもあります)
http://cabin.jp/koizumi/story/
3ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 09:01:25 ID:Vkp/CrY20
じゃあ教えてください。

ファミコンのカセットです。タイトルはわかりません。
中古のファミコンのカセットを売ってる店で、画面が映ってたんです。
野菜のRPGのようでした。
トマトとかキューリが出てました。
サラダのなんとか、だったような気がしますが、ちがうかもしれません。

ストーリーもなにもないような、子供騙しなのかもしれませんが、知ってたら教えてください。
4ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 09:09:53 ID:iAzEhxal0
>>3
ここ、ストーリーを教えてもらうスレであってゲームタイトルを教えてもらうスレではないのだが。
5テンプレ埋め忘れスマソ:2008/04/03(木) 09:10:09 ID:jaEcDlyz0
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から3ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
6ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 09:12:41 ID:jaEcDlyz0
テンプレうっかり忘れてたスマソ。
>>3
サラダの国のトマト姫かもね。
ググったら画面写真も内容もわかると思うけど?
それが違うなら知らない
7ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 10:13:31 ID:8dvmKxAB0
一乙なのだが、予約の有効期限は一カ月に短縮になったんじゃないっけ?
8ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 10:20:53 ID:vMGWuiMI0
一度もメタルギアをやったことのない俺に4がすぐ出来るように教えてくれ
9ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 13:02:59 ID:cOM+hIAs0
>>8
スレに書き込む前に>>1ぐらい読め
10ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 13:05:07 ID:vq8AGa2r0
>>8
wiki見ると幸せになれるかも。



COD4のストーリー知りたい人居ますかねぇ……
つい先日クリアしたんですが('A`)
11偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:25:57 ID:cOM+hIAs0
八重洲地下街:
瓦礫の山やら断層やらに囲まれていて、いまや陸の孤島となっている八重洲に向かう。
地下街にはたくさんの部屋があり、そこにはたくさんの子供たちが住んでいた。
そのなかの一室に悪魔がいた。悪魔といっても、精悍な顔つきの青年といった感じの外見だ。
「我が名はマルドゥーク。この八重洲に結界を設け、ここに住まう子供たちを守護している者だ。
君たちを歓迎しよう」
史人たちに戦う意思がないのを見て、マルドゥークは笑った。
「悪魔の言うことを信じるというのか?相変わらずだな、史人!」
マルドゥークをしげしげと見る。面影が残っている。彼は・・・西野だ。
「しかし、史人よ、しばらく見ないうちに随分とたくましくなったな。安心したよ。
私はあまりにも変わってしまった。だが、私の心は西野義雄★のままなのだよ」
西野は早坂たちと別れた後、東京を彷徨い、三四郎と出会ってしばらく一緒に行動した。
そして護国寺でアスタルテと戦った際に、一度死んだ。だが、魂はメソポタミアの異界に飛び、
そこでマルドゥークと出会った。そしてマルドゥークとして復活したあと、ここに住んでいると言う。
その時、史人の背後から誰かが部屋に入ってきた。
「やあやあ、そこにいるのは葛城くんかい?奇遇だねえ。こんな所で出会うとは思わなかったよ」
山瀬が現れた。
「何を白々しいことを!貴様が悪の手先となっていることはお見通しだぞ!」
西野は身構える。この結界の中に入れるのは人間だけだ。だから、山瀬を差し向けてきたのだろう。
「マルドゥークさんよ、悪魔の分際で善人ヅラしたのはまずかったな。
お偉いさん方は、あんたが鬱陶しいって仰ってんのよ」
山瀬はアームターミナルを操作し、悪魔を呼び出そうとする。
「貴様という奴は・・・!再び我が愛しい者を死に追いやろうというのか。
山瀬、思い出したか・・・山瀬!」
山瀬はようやく、マルドゥークが西野だということに気がついた。
「に、西野隊長・・・馬鹿なあっ!」
西野は弓に矢をつがえ、山瀬に向けて放つ。
「どうせなら、破壊される前、1980年代に生まれたかったぜ・・・」
そう言い残して、山瀬は死んだ。だがアームターミナルは悪魔召喚プログラムを実行し続け、
悪魔ラマシュトゥを呼び出した。
西野と協力してラマシュトゥを倒す。ラマシュトゥは石板を取り出した。
「な、なんだ、この石板・・・うわぁ!」
西野は石板に吸い込まれて消えた。
「この石板は、メソポタミアの英知の結晶、ラビスシジルの石板。
マルドゥーク、お前の名前が刻んである。未来永劫、お前はこの石板に封印される。
己の生を嘆くがいいわ!」
ラマシュトゥは勝ち誇ったように笑う。そして、満月の犬・新月の犬を従え、史人に襲い掛かる。
ラマシュトゥを倒すと、その死体の中から由宇香の胸部が出てきた。
12偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:28:12 ID:cOM+hIAs0
地下街から出ようとすると、母なる金星の巫女さんが待ち伏せていた。
有無を言わさぬ様子で、史人たちを母なる金星に連れて行こうとするので、それに従う。
再び角生静那と会う。
「ラマシュトゥを見事倒されたようですね。イシュタル様のお身体も、あとわずかで揃います。
・・・初めてあなたにお会いしたときのことを覚えておいでですか?
バール兵を使い、貴方を襲わせたのはこの私です。
あのとき、貴方の存在をかづさに知られなければ、わたくしは貴方を助けはしなかったでしょう。
貴方には、ここで死んでいただきます。アシラトさま!どうかこの者の息の根を止めて下さいまし!」
静那の呼びかけに応えて、アシラトが姿を現した。アシラトを倒し、由宇香の腰部を手に入れる。
アシラトが倒され、慌てる静那。自分を殺そうとしたこの女をどうしようか考えていると、
そこにかづさが入ってきた。静那を庇うように立つ。
「伝説の狩人は僕じゃなかった。君だったんだよ、葛城さん」
かづさがイシュタルに選ばれし者だとかいう話は嘘だったのだ。それを知っていたから、
静那は史人を殺そうとした。今の自分の地位、そしてかづさの地位が失われるのを恐れて・・・。
史人はかづさに免じて、静那には何もせずに立ち去った。

恵比寿ガーデン:
恵比寿駅の周辺に広がるショッピングモールは人で溢れていて、まるで難民キャンプのようだった。
すぐ東の渋谷に天使が降臨したとのことなので、救済を求める人たちが集まっているのだった。
だが、渋谷の周辺には結界が張られていて、選ばれた人間しか入れないらしい。
また、気になる話を聞いた。近くの目黒不動の不動像には目が入ってないということだ。
なんでも、不動像の目は宝石で出来ていたとのこと。

五色不動:
目黒にある目黒不動に行く。不動像の目は窪んでいる。手持ちのオニキスを2石、目にはめるとピタリと収まった。
同様に、目白にある目白不動にダイヤモンド、三ノ輪の目黄不動にはトパーズ、
本駒込にある目赤不動にはルビーをはめる。
最後に、護国寺にある目青不動へ行く。そこには樹海がいた。不動像にサファイアを2石はめると、樹海が真言を唱える。
「これでこの不動にも魂が宿りました」
樹海とともに、残りの不動を回り、ついにすべての不動に魂を宿した。すると、東京にある結界が消えていく。
「結界がなくなったんなら、チャンスよね。今なら、貴方の大事な由宇香ちゃんの頭、盗めるかもしれないわ。
私、抜け道を知ってるの。行きましょう、史人!」
泪が突然、バエル城に行こうと言いだした。泪に着いて、新宿都庁に入る。
エレベータで最上階へ。かつて渡邊の部屋だった場所から、バエル城へワープする。
秘密の抜け道を通り、広い部屋に入る。そこには、血で満たされた大きい盆が置いてあった。
その中に由宇香の頭部が浮いていた。由宇香の頭部を回収して、バエル城を出る。
さあ、ついにこのときが来た。日下博士の研究所に赴き、由宇香の体のパーツを培養槽から取り出して、
頭部にくっつけていく。繋ぎ目が見る見るうちに消えて、完全に元通りになった。見た目だけは。
由宇香は目を開けて微笑んだ後、すぐに気絶してしまった。
「すごいわ。心臓がなくてもこれだもの。貴方を見て喜んだわ。そりゃそうよね。
好きな人のことだもの。死んだって、忘れたくないわよね」
泪は複雑な表情をしている。
「じゃあね、史人。今度は、バエル城で会いましょう」
再び、泪は史人の元から去っていった。
気絶した由宇香を、日下博士の所に連れて行く。心臓が無いのに生きているのを見て博士は驚いている。
だが、完全に復活するにはやはり、心臓を手に入れる必要があるらしい。
博士は由宇香を蘇生させてくれたが、またいつ気絶するかも解らないから気をつけろと言った。
13偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:30:06 ID:cOM+hIAs0
渋谷:
外に出ると、白い服を着た男が二人、話し掛けてきた。
彼らは渋谷からの使者だという。渋谷の結界がなくなったので、悪魔に襲われて困っているので助けてほしいと言う。
渋谷には悪魔モラクスが渋谷を乗っ取ろうと企んでいた。モラクスを倒すと、大天使ガブリエルにお礼を言われた。

バエル城:
再びバエル城を目指す。泪がいないからなのか、秘密の抜け道への扉は開かず、
史人たちは遠回りして最上階を目指す。
もう少しで最上階というときに、泪が立ち塞がった。
「ついにここまで来たのね、史人。由宇香の心臓は私の中よ。あたしが彼女を引き裂き・・・喰った・・・」
泪の姿が変貌する。兜を被り、槍を持った勇ましい女神、アスタルテの姿へと。
「この問題は曖昧な答えなんてない。彼女を選べば私が死ぬ。私を選べば彼女は死ぬ。
どちらか選ぶしか道は無いわ。さあ、どうするの?選んで!!」
泪の問いかけに、由宇香を選ぶ史人。
「そうよね、解ってたわ。だったら、最後くらい!!」
泪は自らの胸に手を入れ、心臓を抉り出した。
「あたし・・・いえ、なんでもないわ。これでいいのよ・・・」
泪は息絶えた。心臓は由宇香の胸に吸い込まれた。由宇香の身体が光り出し、
頭に牛の角がある、由宇香の面影が残る女神の姿になった。
「私は・・・ああ、思い出したわ。私はイシュタルだった・・・。
さあ、共にバールの元へ参りましょう。そこでこの古よりのさだめに決着を着けるのです」
イシュタルと一緒に最上階へ着いた。バールがいる部屋の前で、ムールムールが待っていた。
「久しぶりだな、待っていたぞ。取るに足らぬ非力な少年が、随分と逞しくなったものだ。
人間とはわからぬものよの・・・。だが、貴様の命運もこれまでだ!」
ムールムールに憑依されていた頃が思い出される。あれはどのくらい前だったか・・・?
ムールムールを倒して、バールの待つ部屋に入る。魔王と呼ばれるだけあって、凄まじい威圧感だ。
「よくぞ来た、我が息子、史人よ」
疑念が確信に変わる。こいつは、バールは史人の父親だ。
「そして、我が妻、イシュタルよ、我が愛に応えてくれ」
バールはそう言ったが、イシュタルは首を振る。
「断ります。それに、この世では貴方の妻ではありません。
この堕ちたる者よ、私の手にかかり、それに相応しい場所に逝くがよい!」
交渉決裂。バールは「嵐を呼ぶ剣」を構えて襲い掛かってきた。
イシュタルと共にバールを倒す。
「息子よ、負けを認めよう。古の王の殺害者がそうしたように、
我が血肉を受け、魔王となってこの帝都に降臨するのだ」
史人は耳を貸さない。
やがて、バールの姿が消え、一匹のカエルが残った。

エピローグ:
イシュタルに抱きかかえられている史人。
「ああ、イシュタル、僕らの愛は永遠だ・・・」
THE END
14偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:42:05 ID:cOM+hIAs0
上記は由宇香寄りで最終的に由宇香を選び、属性ニュートラルでのエンディングです。
エンディングは何種類もあるんですが
そのへんのところは以下の攻略サイトに条件等、細かく載っていますので
興味がおありなら読んでください
http://www.lt.sakura.ne.jp/~nyarlat/hotel/cafe-dds98.htm
15ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 13:49:23 ID:cOM+hIAs0
アークザラッド2の詳細ストーリーを予約。
16ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 16:42:07 ID:iAzEhxal0
偽典の人超乙でした。
17ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 18:07:51 ID:64i67gvmO
スレの最後が毎度毎度萌えAAで埋まるこの状況は
何とかならんのかな…
18ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 19:56:11 ID:peecsrUtO
偽典乙でしたー。
19ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 21:13:00 ID:Oi9/rIU90
偽典乙
気になって、サイトを調べてたら、((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
20 ◆l1l6Ur354A :2008/04/03(木) 21:33:47 ID:b+KlaB180
携帯電話のゲームなんですが
「勇者死す」をお願いします。
桝田省治のゲームなんでシナリオなんかは凄く気になるんですが
どうもやる時間がなくて
21Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/03(木) 22:22:02 ID:vq8AGa2r0
とりあえず予約とか無いけど>>5を見てCOD4を書こうと思った変人再び。

イントロダクション(あらすじ、他)

Call of Duty 4:Modern Warfare

スターリン時代のソビエトを取り戻そうとするロシアの過激な国粋主義者ザカエフは、
膨大な石油マネーを使い、ロシアの経済界やマフィア、軍を味方につけてロシアでクーデターを起こす事を企てる。
しかし彼は、西側が介入するのを見越して気を逸らせる為の罠を仕掛ける。
ザカエフは友人のアルアサドを利用して中東のとある国でクーデターを起こさせる。米軍はこの罠に掛かってしまう。
ザカエフが武器商人だった頃から見張っていたイギリスのSAS特殊部隊は、ロシアでザカエフを探し出すという特殊任務に就く。
米海兵隊は,エリート部隊"フォースリコン"を中東に送り込み、ザカエフの盟友アルアサドを追跡。
この2つの物語は最終的にロシアで1つに繋がり、
プレーヤーの目的はザカエフ、アルアサドとそれぞれの右腕の合計4人を見つけ出し、始末する事にある……。

全米で大ヒットしたFPSゲーム。
前作までは第二次世界大戦をテーマに作られていたが、
今作では現代に舞台を移し、戦闘ヘリコプターやミサイル暗視装置などが登場する現代の架空の戦争を舞台としている。
2007/12/27発売のため新作タグ装備。オンライン対応。PS3,XBOX360,DS,PCにて販売中。

文才のまったく無い筆者をサポートしてくれる方が居れば援護してほしい…orz
22Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/03(木) 22:53:34 ID:vq8AGa2r0
"War does not determine who is right - only who is left." - Bertrand Russell
戦争は誰が正しいかを決めるのではない――誰が残るかだ。 ―― バートランド・ラッセル

Prologue - 01 F.N.G

"貨物船潜入作戦の準備をせよ"

英国特殊部隊SAS。プレーヤーは新米隊員ジョン・"ソープ"・マクタヴィッシュ軍曹となり、訓練を受ける。
訓練の結果により自分に見合った難易度が言い渡される(それ以外を選択も可能)。
ライフルを持ってひたすら的撃ちをする。特にストーリー性も無いです。いわゆるチュートリアル。
2010年、混迷を極めている世界情勢のため、入隊初日でも訓練内容は中々に忙しい。
訓練が終わるとプライス大尉(お世話になる隊長の方)と初対面。
「来たか。ソープとは何てふざけた名前なんだ。
  第一なんでお前みたいな木偶の坊が合格したんだろうな、え?」

とアメリカンジョークを超えたブラックジョークを実際に言われます。(軍だからでしょうか…)
その後、部隊の人々に監視されながら、テストを受けることに。
貨物船を模したキルハウス(CQBという接近射撃術等の訓練小屋)を60秒で駆け抜けるテストです。
部隊内の最速記録は19秒。化け物ですかね…。(ちなみに筆者の記録は21秒)
テストを合格すると大尉からコメントをもらえます。

大尉「諸君、作戦決行だ。各自準備、出発は午前2時。解散。」

こうして長い戦いが幕を開ける…。

23ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 23:20:51 ID:f7hORTQm0
>>1>>11>>21
おおおお乙ッッッ!!
24ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 23:33:49 ID:XavnXCMj0
前スレの484、このスレの>>23までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
25Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 00:03:46 ID:myGz2eox0
"The world will not accept dictatorship or domination." - Mikhail Gorbachev
世界は独裁や支配を許さないだろう。 ―― ミハイル・ゴルバチョフ

消耗品のクルー:Crew Expendable  ――「貨物船に潜入し『荷物』を探し出せ」

"英国特殊部隊SASは、情報部の情報を基に核を輸送する貨物船を急襲"

在ロシア諜報員から本作戦の情報が寄せられる。
ソープはヘリに乗って、「例の荷」が積まれている中型貨物船、エストニア船籍52775号の強襲作戦に参加。
船には若干の乗員と警備部隊が乗船している。
「交戦規則はどうなっていますか?」というブリーフィング中の質問に対し、プライス大尉は短く答えた。
大尉「乗員の射殺を許可する。」(英語訳はCrew expendable。ミッション名と同じです。)

1日目 - 01:23:36 ベーリング海峡某所
初任務の天候は豪雨。海は大シケ。お馴染みの「Go!Go!Go!」と共に部隊は船へと降下する…。
段取り通り、(というより訓練通りのマップで訓練通りの進み方)で船内を確保する隊員たち。
ちなみに確保中に、寝ている非戦闘員も撃つことに。お馴染みのブラックジョーク「いい夢を…」。
前方デッキを確保後、散開しながら船のデッキを進む。途中で発見する見張りを無力化。
サイレンサー付きの短機関銃の発砲音は豪雨でかき消されているでしょう…。
特に大きな問題も無く順調に船内へと突入する部隊。ヘリが燃料補給のために一旦撤退。
敵の射撃などを掻い潜り、奥へと進むと強い放射性反応をコンテナから感知。これが「例の荷」。
パッケージはアラビア語で書かれている。そして司令部へ発見の報告。
ところが、何者か2機が部隊の元へ高速接近中途の報告が帰ってくる。隊員が言うにはMiG。(戦闘機)
司令部からの「出来るだけのものを回収し速やかに撤収せよ」の言葉の通り中の目録を取り、急いで上へと向かう。
こちら側に情報を流すぐらいなら諸共海の藻屑へするつもりだろうか。そう思いながら戻ろうと走るソープ…。
ところが。船はMiGに撃たれ、船が沈み始める。かなり傾斜していて今にも破裂寸前。
何とかデッキへと脱出し、ヘリへと向かうソープ。味方のヘリが今にも飛び立とうとしていて…・・・
ここで決死のジャンプ。何とか掴まる事が出来たソープ。だが、豪雨が災いして滑ってゆく・・・。
このままでは落ちる・・・! と思いながら必死で登ろうとするソープ。その手をプライス大尉が掴む。
大尉「掴んだぞ!」  そして沈み行くヘリを眺めながら撤収するのであった……。
26ゲーム好き名無しさん:2008/04/04(金) 00:39:52 ID:Y9agu4Zc0
ん?ヘリが沈む…?
27Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 01:00:38 ID:myGz2eox0
"The real and lasting victories are those of peace, and not of war." - Ralph Waldo Emerson
真の永遠の勝利は、戦争ではなく平和がもたらす。 ―― ラルフ・ウォルドー・エマーソン

予期せぬ成功:The Coup  ――「クーデター:アル・アサド革命政権」

"中東某国。カレド・アル・アサド一味がクーデターを起こす…"

アル・アサド「まさに今日、我々はひとつの国家として再び立ち上がるが、なおも幾多の裏切りと頽廃に直面している!」
何者かに引きずられながら意識を取り戻す。どうやら消を失っていたらしい。両腕を持って引きずっているのは兵士だった。
アル・アサド「我々は、この男こそがこの偉大なる国家に隆盛と繁栄の新時代をもたらしてくれるものと信じていた!」
兵士は武装をしていた。町並みと装備を見る限り、中東らしい。車の中へと放り込まれる。
抵抗しようとするが、銃床で殴られ、身動きが取れなくなる。車の運転手、助手席の人間も武装をしている…。
アル・アサド「しかしこの男は、革命以前の僭主制と同様、私心の赴くがままに陰で西側勢力と結託していたのである!」
町並みを走る。変な動きをすれば撃たれるだろう…。暫く車の窓の外を眺める。町中に兵士が配備されている。
アル・アサド「結託は隷属の始まりである! 我々は決して隷属しない!!」
車は狭い道を進む。どこへ向かうのだろう。
アル・アサド「我々の真の力を示す時がきたのだ。奴らは我々の決意を見くびっている。奴らなど微塵も恐れていないことを示してやろう。」
我々は一個の人間として、我々の同胞を、外敵による抑圧という名の隷属から解き放つのだ!」
大きな通りへ出る。ん・・・?あれは何だ?壁に市民たちが手を付け、その後ろには銃を持った兵士が……!!
アル・アサド「我らが兵士達は強く、我らの志は正義に基づいている。」
市民たちはその兵士たちに撃たれ、無残な死を遂げていた。目を逸らしたくなる光景だ…。
アル・アサド「私が語る今このときも、我らが兵士達は目的のものに辿り着かんとしている。
それによって我々は、かつての偉大なる国家の独立をこの手に取り戻すことができるのだ。」
目的地が近いのだろうか。スピードを車が緩める。と、同時に道路の両脇に居た兵士達が上空に向かって銃を放ち始める。
アル・アサド「我々の聖戦は始まっている。」
車が止まり、ドアが乱暴に開けられる。武装した兵士が私を引き摺り下ろし、地面に転がった私の頭を蹴ろうと・………


どれくらいの時間が経ったのだろうか。私はまた、意識をゆっくりと取り戻す。
また引き摺られているのか…?意識が遠のく。
意識をしっかりと取り戻すと、目の前に男が立っていた。
ここはどこだろう。大きな広場だ。そして引き摺られる先には・・・・・・十字架が立て掛けられている。
アル・アサド「奴らが我々の郷土を荒らす様に、奴らの国土こそを荒れ果てさせてやるのだ。」
十字架へと張り付けられる。群集が何かを叫んでいる。
目の前で先ほどの男が声の主である男へ銀色に光る銃を渡した。
アル・アサド「これがその始まりだ。」
彼はカメラへとそう言ってこちらへと振り向く。
銃を私へ構え、ハンマーを引く。
嫌だ。死にたくない。 そう私は叫ぼうとして…・・・…

このミッションは処刑される者の視点で、ムービーを見るミッション。小説風に仕上げました。
…え?そんな演出要らない?orz
28Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 01:05:33 ID:myGz2eox0
>>27
九行目、どうやら消を失っていたらしい になってますが、正しくは気を失っていたらしいですorz

これでプロローグは完結。
次からは第一章です…が、体力的に辛いので寝てからにしますorz ノシ
29ゲーム好き名無しさん:2008/04/04(金) 03:53:33 ID:91D3X6Ae0
>>8
「銃」。
銃を使う。
銃の先っぽを、なんかね、突きつける。突きつけるの。
なんかね、あんね、ゲームショーとかできっと見たら、見た事があるはず。
なんかね、血が出るからね、あまり、私の好みじゃない!!
あのねぇ、なんか、イメージ的には基地で、なんか、潜入する様な感じでね。
敵からはきっと隠れてると思われる。 
なんかきっとロッカーとかにも入って・・・。
あのさよくさ、通路とかのダンボールとかにも入ってるかもしんないなって感じ。
わかんない、あっでもあれかも、セガールっぽいかも。
30ゲーム好き名無しさん:2008/04/04(金) 05:30:16 ID:gPOKfb2C0
メガテン、COD4乙です!

>>29
的確だw
31Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 12:14:50 ID:myGz2eox0
第一章ラスト直前まで書いた。
ご飯作ろうとしてPC放置した。
ブレーカー落ちた。
('A`)←今ここ
32Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 13:37:36 ID:myGz2eox0
"In war, you win or lose, live or die-and the difference is just an eyelash." - General Douglas MacArthur
戦争では、勝つも負けるも、生きるも死ぬも、その差は紙一重だ。 ―― ダグラス・マッカーサー将軍

第一章:ACT I ― ブラックアウト:Blackout ―「『良い』ロシア人と協力し、諜報員ニコライを救出せよ」
"英国特殊部隊SASは、貨物船の情報をもたらした情報屋ニコライを救出に向かう"

Gaz「プライス大尉、たったいま国営放送でアル・アサドによるアルファーニ大統領処刑の映像が流されました」
その知らせを聞いたプライス大尉は、三時間以内にロシアでニコライも処刑されるだろう。と言った。
ニコライとは超国家主義陣営に潜っていた諜報員で、貨物船の情報も彼からの物らしい。
プライス大尉「ニコライは風前の灯だ。これから救出に向かう……味方を撃つなよ。行くぞ。」

'Blackout' ―暗転作戦
Day 2 -01:31:25 ロシア コーカサス山脈

現政権支持派の連中が半キロ先で待っているらしい。話によると「俺たちを撃ちはしないだろう。」味方のようだ。
水草の生い茂る沼地を進むソープ達。と、人影を発見する。スムーズに無力化し、敵の哨戒所を確保する。
次々と敵の哨戒所を確保していくソープ達。と、その目の前にカマロフというロシアの部隊長が現れる。
話を聞くと、超国家主義者がBM21を丘の裏側に設置していて。そのロケットで下の民間人がたくさんやられているらしい。
急いで破壊に向かおうとするカマロフとその隊員達に、大尉が「そう焦るな。ベイルートを忘れたか?」と言う。どうやら借りがあるらしい。
そしてカマロフの部隊とともに行動することに。カマロフの部隊が突撃する間、ソープは丘を下る道で狙撃による援護を行うらしい。
次々と敵を撃破していくソープ達。その目の前に大きいモーター音と共にヘリが現れた。「ヘリがあるなんて聞いてないぞ」と大尉がぼやく。
突入したカマロフの部下を守らなければならない。急いで援護に向かわなければ。だが、その目前には多くの敵が……。
苦戦を強いられたが、手持ちのM203等を活用し何とか突破することが出来たソープ達。再びカマロフの部隊を崖から狙撃で援護することに。
何とか敵勢力を排除すると、今度は発電所まで付いて行くことに。ここでもまた狙撃の依頼が……とその時、痺れを切らせたのかGazが問いただす。
Gaz「諜報員はどこだ!どこに居るんだ!」カマロフ「家だ…北西の村外れにある家だ!」Gaz「何だ、どこが難しいんだ? すぐそこへ向かうぞ。」
と、脅した結果ラペリングで地面へ降り目的の家へ向かう。次々と地区を制圧していくソープ達。そして目標の家を発見する。
プライス大尉はGazに家の電気を落とすように命じる。そして、電気が落ちるのを合図にソープとプライス大尉は家へと突入した……。
手持ちの暗視ゴーグルを装備し、一方的な攻撃を行うソープ達。「暗視ゴーグルを使えば楽勝だ。」プライス大尉は言った。
そしてニコライが監禁されている部屋を発見。そして彼を救出することに成功する。そして迎えのヘリがやって来る。
そして全員が乗ると、ゆっくりとヘリは飛び立った……。
ニコライ「米軍はもうアル・アサドを攻撃したのか?」
プライス大尉「いや、侵攻は数時間後だ! なぜ?」
ニコライ「連中は間違ってる。アル・アサドは絶対に捕まえられないだろう。」

戦いは、まだ始まったばかりである…。

用語説明……
無力化…簡単に言えば敵を倒すこと。
BM21…多連装ロケットランチャー車両。カマロフが「BM21は任せろ」と言っているのはこれ。ミサイルを発射している姿は花火大会っぽい。
M203…M4A1(アサルトライフル)に付けるカスタムパーツのグレネードランチャーの事である。ゲーム内では弾数も多く(9発)、結構役に立つ。
ラペリング…崖などをロープで下ること。映画などでも良く見る光景。
暗視ゴーグル…光を増幅して、暗闇の中でも視界を保つことが出来るゴーグル。装備すると明るく緑っぽい視界になる。
33Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 15:33:54 ID:myGz2eox0
"It doesn't take a hero to order men into battle. It takes a hero to be one of those men who goes into battle."
- General Norman Schwarzkopf
英雄が兵士を戦わせるのではない。戦ったひとりの兵士が英雄となる。 ―― ノーマン・シュワルツコフ陸軍大将

チャーリーは波に乗らない:Charlie Don't Surf ―「アル・アサドを捜索せよ」
"中東某国。米国海兵隊フォース・リーコンは、アル・アサドを確保するべく、演説を流しているテレビ局へと侵攻する"
※海兵隊視点ではプレイヤーはポール・ジャクソン軍曹となる。

U.S.M.C司令部「諸君! 偵察機によると、この町西端の建物にアル・アサドが潜伏している可能性が高い。
我々は周辺を制圧しアル・アサドを拘束する。いいか? 準備しろ!」

'Charlie Don't Surf' ―うろちょろするな
2日目 - 13:45:10  Paul Jackson 軍曹  ―U.S.M.C. 第1武装偵察部隊 "Force Recon"
このミッションは今までのプレイヤーであるソープではなく、海兵隊のポール・ジャクソン軍曹としてプレイする。
多くのヘリに囲まれながら海を飛ぶ。すごい量だ。今回の任務は強襲である。
上空を飛ぶヘリに向かって敵兵士たちがRPGを放ってくる。当たらないことを祈りながら降下地点へと到着。
お馴染みの「Go!Go!Go!」の合図で降下する。目的の建物を発見し、ドアの前で突入の合図を待つ。
ドアに爆薬が仕掛けられる。そしてその爆発と共に突入する。部屋を確保すると、先導しろ。との命令。
(嫌々)階段を下って地下へ降りる。中にフラッシュバンを投げ込み、一気に制圧する。
部屋内の敵を一掃する。部屋の中央に並べられた机には大量の武器と弾薬が置かれている。
(ココで武器を持ち替えることが出来ます。筆者のプレイでは必ずSVDを取るのでそれを前提に…)
奥の部屋へと向かう。隊長に「フラッシュバンを投げ込め」との指示。指示通り投げ込み、部屋の中の敵を殲滅。
室内から敵の気配が消えたことを確認し、再び上へ向かう。司令部からの指令で、死体をアル・アサドと照合する。
が、特徴は一致せず居た痕跡も見られない。この建物には居なかった。と、ここで司令部からの入電。
司令部「よく聞け! アル・アサドはここから半キロ東のテレビ局で放送を行っているらしい!」
徒歩で向かい、片付けるつもりらしい。そして激戦区へと向かう。弾丸が飛び交う中を的確な射撃で乗り越えるジャクソン達。
時には繊細に、時には大胆に部隊は歩を進める。そして何とか住宅街を突破し、開けた場所へ出る。…が。
頭のすぐ上を飛び越えるRPG。敵スナイパーの猛攻。狙いを澄まし、各個撃破する。
奥へと進むとさらに敵の増援が立ちはだかる。飛び交う弾丸と手榴弾をかいくぐりながら歩を進める。
受けた被害は決して少なくないが、何とか目的のテレビ局まで到着する。味方が閉鎖と包囲を行ったようだ。
最初の建物と同じく、ドアの爆破と同時に突入開始。室内の敵を素早く殲滅する。次々と部屋に突入する。
制圧を続けていると大きな部屋へ。編集用のホールだ。かなり大きい。歩を進めると敵の大群が現れる。
ジャクソン達に容赦なく弾幕を張る。二階にも敵が居るようだ。運の悪いことにRPGを持っている。
大量の敵を相手に的確に各個撃破してゆく。二階のRPGを持った兵士は狙撃で撃破。
次々と投げ込まれるグレネードから身を守り、時には投げ返しながら何とか制圧。部屋を苦戦ながらも制圧する。
奥の部屋のドアを開け、突入する。エントランスホールだ。ホールの外を見ると友軍の戦車が列を作って進んでいる。
と、奥のドアが開く。味方だ。味方の通ったルートにもアル・アサドの形跡は無かったらしい。二階に居るとのこと。
味方の部隊と合流して二階を目指す。二階から駐車場を見渡す。敵襲だ。傍らに有ったRPGで車ごと殲滅する。
味方に後は任せ、奥へと進む。階段を上り、さらに奥へ。目的のスタジオを発見。ショットガンで扉を壊すと共に突入。
室内を制圧。アル・アサドは居ない。敵兵の姿も見当たらない。放送は録画したものだった。
隊員「そうだな…諜報部バンザイだ!」とお得意のブラックジョークを吐く。
隊長が司令部へ報告を行う。そして通信を終わらせ、隊長は言った。
隊長「諸君! 再度集合! 新しい任務が下った。荷物をまとめて移動の準備だ! 行くぞ!」

用語説明……
RPG…中東等で主に使われるロケットランチャーの名前。決してドラクエなどではない。
フラッシュバン…閃光手榴弾の通称。爆発と共に強い光(フラッシュ)と大きな爆発音(バン)を放ち、相手の視覚と聴覚を一時的に奪う。
SVD…中東でよく見られるスナイパーライフルの事。木を使った特徴的なデザインの為、有名である。
34ゲーム好き名無しさん:2008/04/04(金) 16:27:37 ID:ka4mCHS40
誰かボクらの太陽頼む
続と新は持ってるんだが初代が近くに売ってないんだ
35Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 17:38:25 ID:myGz2eox0
"Mankind must put an end to war, or war will put an end to mankind." - John F. Kennedy
我々が戦争を終わらせなければ、戦争が我々を終わらせるだろう。 ―― ジョン・F・ケネディ

沼地:The Bog ―「敵戦線を突破し主力戦車エイブラムスを捜せ」
"米国海兵隊フォース・リーコンは、敵に足止めされているエイブラムス戦車の救出に向かう"

ニュースキャスター「本日激しい戦闘ののち、米国海兵隊はアル・アサドが最後の抵抗を続ける首都に進軍しました…」

'The Bog' ―沼地にて
3日目 - 05:00:17 Paul Jackson 軍曹 ―U.S.M.C. 第一武装偵察部隊 "Force Recon"
アルファ中隊の戦車がスタート地点から半キロ先で立ち往生しているらしい。今回の任務はその戦車の救出が目的。
と、いきなり待ち伏せをされていた。右の建物からの猛攻撃。ジャクソン達は制圧射撃を加え、前進した。
道路脇の階段を駆け下り、建物の中へ。暗視ゴーグルの出番だ。敵の殲滅は困難を極める程ではなかった。
開けた場所を制圧し、建物の中へ。二階へと向かう階段で味方が白兵戦を行われる。銃で撃つと危険なのでナイフで刺す。
二階の廊下へ出る。敵の側面からの射撃。制圧は難しくない。奥へと向かう。敵の固定銃座で敵の側面を撃つ。
一階へ降りると、大量の敵が弾幕を張っていた。弾幕を避けながら遮断物の陰へ。今外に出るのは危険だ。
味方の制圧射撃を合図に建物内に向かい側の建物へと突入をする。どうやら相手には悟られていないようだ。
中央広場の敵を側面から狙う。隙だらけだ…。 奥の部屋へと突入する。敵の量は非常に多く、大胆な動きは出来ない。
そんな時に報告が入る。UAV偵察隊がこちらへ進行中の敵戦車隊を発見したようだ。次から次へと…とプレイヤーの殆どは思う。
部隊長「West二等兵、屋上からジャベリンを撃て!」隊員「West二等兵がやられた!Westがやられた!ジャクソン、ジャベリンを取れ!」
(嫌々何で俺が…と思いながら)ジャクソンは中央広場に転がっているジャベリンを拾う。そして戦車へと狙いを定め放つ。
一台、二台、三台と戦車が現れるが、ジャベリンの前には只の的。各個をジャベリンで撃破。制圧が終わると入電が。
海兵隊員「我々は高架橋の北で激しい攻撃を受けている!一体どこにいるんだ!?」
援護を求めている例の戦車隊は苦戦を強いられているらしい。一刻も早く援護に向かわねば。
現場に到着。何とか全滅は免れたがそれでも四名しか生き残っていない。戦車は主砲が使えず、機関銃しか使えない状態だ。
西から進入するが、南へ移動する。敵の側面を叩けるからだ。 周辺一帯を押えることに。また、爆弾を持って戦車に近づく敵を殲滅する。
多すぎる敵を殲滅し、戦車を守らなければならない。大苦戦を強いられ、「ヘリで上空から援護してくれ」と隊長が言った。
だが、答えはノーだった。近くに敵の対空砲が設置されており、それを始末しない限りは援護は無理だと言う。
ジャクソンは隊長にその隊空砲を破壊するように命じられる。建物の中を慎重に制圧していき、目的の対空砲へ。
C4爆弾を設置し、一旦離れる。そして起爆装置を作動する。 対空砲はもう使い物にならない。やっと援護が来る…と思いきや入電。
司令部「航空支援を呼んだが、彼らに俺たちの正確な位置を伝えなきゃならん。赤外線ビーコンを設置して知らせるんだ。」
(面倒な事ばかり任される気がする…と思いながら)赤外線ビーコンを銃弾の嵐の中設置しに行く。設置を完了すると入電が。
パイロット「Ok、光で位置を確認。北西から進入する。」 その直後、ヘリがやってきて敵が篭城している建物に一斉放火を始める。
圧倒的な火力を誇るヘリ。見る見るうちに敵が殲滅される。「全目標を破壊、我々は離脱する。」そう言ってヘリは帰っていった。
隊長が司令部へ報告を行う。 隊長「司令部、着陸地点を確保した。戦車が動かせるように工兵を連れてきてくれ」
そして部隊は戦車の元へ戻る。 隊長「戦車を脱出させるには時間が足りない。工兵が修理する時間を稼ぐぞ。 いいな?」
用語説明…
エイブラムス…アメリカ軍の主力戦車。  UAV…無人航空機。人が乗っていないので打ち落とされても大丈夫。
白兵戦…格闘戦。銃床で殴り合うことや、ナイフで切り合うことを指す。
ジャベリン…戦車破壊用ロケットランチャー。アメリカ製。撃つと少し前進してから打ち上げ花火になり、目標に降下する。
C4爆弾…プラスチック爆弾のこと。叩いても、撃っても、火の中に入れても爆発しない優れもの。起爆装置でのみ爆破できる。
36ゲーム好き名無しさん:2008/04/04(金) 18:07:00 ID:ZiJpe98U0
>>34
ボクらの太陽しか持ってない俺、参上!!
ボクらの太陽を予約する
その代わり、お前は続と新を書いてくれよ
37Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 20:27:08 ID:myGz2eox0
"If your attack is going too well, you're walking into an ambush." - Infantry Journal
もし攻撃が順調なら、君は待ち伏せされている。 ―― インファントリー・ジャーナル誌


狩られしもの:Hunted ―「ロシア西部でNikolai護送ヘリ撃墜、敵警戒網を破れ」
"ニコライを救出した英国特殊部隊SASのヘリが敵に撃ち落され、敵の大群に追われる事となる"

'Hunted' ―狩られる者達
2日目 - 03:02:42 ロシア西部
'Soap' MacTavish軍曹 SAS第22連隊
Gaz「Nikolaiを救出した!彼をハンブルクの拠点に送るため飛行中! 到着予定時刻は0700時!
  …ん?何ですか?ありゃ。」  プライス大尉「…ミサイルだ!掴まれ!」 ミサイルはヘリの腹に当たった…。
ソープは意識を取り戻した。墜落したヘリから振り落とされたらしい。…paulsenとパイロットは死亡してしまった。
プライス大尉が言うには合流地点はそう遠くないらしい。騒ぎを嗅ぎつけた追っ手から逃げなければ。
手元には拳銃しかないので落ちていたアサルトライフルを拾う。そしてソープ達は合流地点へと向かった。
司令部の報告によると、ガンシップが援護に来てくれるようだ。だが、時間がかかるらしい。
無駄な交戦を避けるために隠密行動を取る。…と、トラックがこちらに向かってきているので一旦橋の下へ隠れる。
去ったことを確かめ、農家の倉庫へ一旦隠れる。…外で兵士と農民が言い合いをしているようだ…。
農民が殺される前に兵士達を倒すように大尉から指示が下る。此方に気付いていないので、殲滅は楽だ。
そして農家の畑を進む。と、遠くからサーチライトと共にヘリがやってくる。伏せて隠れる。頭を低く…低く…通過した。
通過したのを確認し、先へと進む…が、敵に感付かれた。草木が生い茂っていて狙いにくいが、各個撃破する。
Gazが農民の家の地下部屋へのドアを開く。その中へと逃げ込む。間一髪で逃げ切ると、先行するように指示が下る。
階段を上り、窓の外の敵を殲滅する。そして奥の部屋の敵を殲滅する。何の問題もなく突破することが出来た。
SAS隊員「静かすぎる…奴らどこ行った?」Gazの読みでは、この先で戦力を集結しているらしい。気が抜けない。
先へ進む。と、何処からか犬の鳴き声が……軍用犬だ。それに気付く頃にはソープの体は地面に押し倒されていた。
(マズい…!このままでは首を食いちぎられる…!)そう思ったソープは素早く軍用犬の首を掴み、一思いに捻った。
そして起き上がると、目の前にはGazの読み通り多くの敵が待ち構えていた。その一人一人を正確に倒してゆく。
奥へと進むにつれ、敵の攻撃が強まってゆく。ソープ達は冷静に一人づつ殲滅を行う。殲滅が終わり、先へ進む。
…ヘリの音がする。 大尉「気づいてないようだな。このままやり過ごそう」 通り過ぎたのを確認して、移動を続けた。
サーチライトに照らされないように気を付けながら水路を進む。橋の上に歩哨を発見。どうやら気付いていない。
そのまま牧場を進む。歩哨が色々な所に配置されている…! 気付かれたようだ。出来る限りのスピードで殲滅する。
幸い大事には至らず、進むことが出来た。そしてソープ達は温室の中へ歩を進める。と、その先に大量の敵が現れる。
待ち伏せか!ソープは遮断物を最大限に活用し敵を撃破する。そして制圧したことを確認し、移動を続ける。
さらに次の建物を制圧する。 ヘリが回り込んできて、攻撃を加えようとしているのが分かる。このままでは袋叩きだ…。
逃げ場を求め建物から飛び出す。敵の兵士輸送用トラックが並んでいる。ここは拠点なのか…。
ヘリが建物の陰に隠れると同時に敵に制圧射撃を加える。そして殲滅する。そして納屋へ何とか逃げ込む。
大尉「ソープ!スティンガーでヘリを片づけてこい!行け!」そう言われ、スティンガーを手に室外へ。ヘリを狙い…放つ。
…が。 Gaz「くそったれ、フレアを使ってきたな!一筋縄じゃいかないな!」 ミサイルが明後日の方向へ飛ぶ。
大尉「ソープ、他のスティンガーを取ってもう一発かませ!奴の腕を試してやれ!」もう一つを手に取り、ヘリを狙い撃つ。
今度は命中した。地面へと回転しながらヘリは墜落する。 大尉「よくやったソープ。みんなついてこい、脱出するぞ。」
どうやら味方の援護が到着したらしい。ソープ達の先に敵の大群が見える。大尉が援護を要請する。
パイロット「了解。移動中。」 その一言の直後、目の前の敵達が一斉に吹き飛ばされた。ガンシップの爆撃だ。
Gaz「随分とイカれた仲間だぜ!」 パイロット「脱出地点まで援護する。移動するんだ。」
38Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/04(金) 20:54:37 ID:myGz2eox0
「狩られる者達」が長い文になったので本日分終了のついでに後記などを。

「狩られる者達」
用語説明…
ガンシップ…対地攻撃機のこと。正確には攻撃機等のこと。「狩られる者達」ではAC-130というガンシップが援護に来る
スティンガー…MGSでお馴染み携行式地対空ミサイル。追尾式のミサイルが放てる。決してカクテルの名前やレイヴンの一人ではない。
フレア…誘導ミサイルの命中を回避するために機体から放出する欺瞞装置の一種。決して攻撃用の黒魔法などではない。

「チャーリーは波に乗らない」
テレビ局編集用ホールはゲーム中で五本の指に入るほど難しいとされている場所。
敵が無限に湧き出すため前へと進まなければならないが、前へ進むと撃たれるので殲滅するが
敵は無限に湧き出すため前へと進まなければならないのだが、前へ進むと(ry
の繰り返しで結局集中力が持続しなかったり、回避不能な手榴弾を投げられたりして大体戦死する。

「F.N.G」
ゲームの一番最初の任務。射撃訓練にて、入らなければならないブースに入らず、ずっとウロウロしていると怒られる。
また、「60秒で一周しろ。」の最後に自分に合った難易度が言われるが、結果に満足せず何度もやり直すと全難易度が解禁されるらしい。

「狩られる者達(2)」
文章中の軍用犬のシーン。実は飛びつかれずに進むことも出来る。方法は簡単。軍用犬が飛び掛る前に撃てば良い。
ですが、大体初回プレイの場合は飛びつかれるので、あのような形に。
ちなみに首を掴んで首の骨を折る描写は実際にゲーム内であります。ってか、そうしないと首食われてゲームオーバーですorz

「消耗品のクルー」
ラストのジャンプシーン。わざと飛ばずに見ていると取り残されるらしい。
他には単なる疑問だけど、「仮にも核を積んでいたのに撃たれた上、横転しかけていた船の中で被爆はしなかったのだろうか…?」
…………あれですか。「ゲーム上のお約束」ですか。

「沼地」
中盤で使用するジャベリン。目の前に壁がある状態で戦車をロックオンし、放つと不発のまま壁に当たり、落ちる。
他には全ステージ共通ですが、確かM203は自分のすぐ近くへ撃っても爆発しなかった気がする。
現実世界では、自爆を防ぐためにグレネードランチャーの弾は飛距離が少ないと爆発しない仕組みだそうで。…まあ、上空に撃てばアレですが。
39ゲーム好き名無しさん:2008/04/04(金) 22:10:43 ID:gVAi2PMnO
>>38
よくやったつ只
40ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 00:21:58 ID:RdHWBv6o0
COD4乙!
ジャクソンパシられすぎだろw
41ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 01:27:09 ID:ThBEQlwe0
誰か映画のネタばれ板知らない?
42ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 09:59:53 ID:A56tSeO20
>>38
グッジョブ ソルジャー

>>39
地雷送るなw

>>41
これで良いかな?
【ネタバレ】あの映画の結末教えて!スレッド【専用】
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/movie/1115185202/l50
43ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 11:01:14 ID:5n94LFPUO
結末だけなんだ?
ストーリーそのものを教えてもらうスレはないんだね。
映画は二・三時間で終わるんだから書きやすそうなもんだが。
44ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 11:03:31 ID:SNe7W77p0
映画はあらすじ知りたけりゃgoo映画に書いてあるから映画板でやる必要がない。
結末を詳細に知りたい時は>>42のスレに行く。そういう板です
4534:2008/04/05(土) 11:31:38 ID:MumodYYA0
>>36
文才がなさすぎて困る、あまり大したことは書けんよ?
46Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/05(土) 13:35:20 ID:OcdtM/zj0
"It is generally inadvisable to eject directly over the area you just bombed." - U.S. Air Force Manual
いま爆撃した地域への緊急脱出は一般に賢明ではない。 ―― アメリカ空軍マニュアル

空からの死:Death From Above
"プレイヤーはAC-130Hの射手となり、英国特殊部隊SASの脱出を上空より援護する"

'Death From Above' ―空からの死
Day 2 - 04:20:22 ―ロシア西部
熱感知テレビ操作員 AC-130H Spectre Gunship
このミッションは地上戦ではなく、空からSASの脱出の援護をするミッションです。
管制官A「乗員へ、ストロボを炊いてる目標は絶対撃つな。友軍だ。」 ナビゲーター「 あー、町に教会があるのが確認できるか?」
テレビ操作員「見つけた、正面方向だ。」 管制官「武装した連中が教会の近くにきたぞ、発砲許可願う。」
パイロット「了解。動いている車両と見える兵員全てへの発砲を許可する。」 管制官A「了解。許可が降りた、だが教会には絶対当てるなよ。」
上空から敵を狙い撃つ。着弾地点付近は爆風に包まれ、敵は一掃される。 TV操作員「うお…!」 管制官B「Ka-Boom!仕留めたぜ!」
次から次へと現れる敵兵達。だが、ガンシップの砲撃で軽々と吹き飛ばされる。流石40mm砲。伊達ではない…。管制官B「やったぜ!」
さらに現れる敵達。集まった所に105mm砲を叩き込む。管制官B「Ka-Booom!!お前が仕留めたのか?直撃だ!」
SAS部隊の進路の敵を次々と殲滅する。管制官B「移動中の車両を確認。」管制官A「ダメだ。攻撃するな!繰り返す。幹線道の車は撃つな。」
プライス大尉「我々は民間車両を接収して主幹線道を進むことにする。援護を頼む!」SAS部隊は車で移動するらしい。
管制官A「道路上の通行車両を撃つな。民間車両だ。地上部隊が移動手段として手に入れる。幹線道の車両は確認出来た物以外撃つな。」
TV操作員「奴がチビってる方に賭けるぜ! イカしたトラックだ」管制官B「ナハハ、超ビビッてんな。」 車からビーコンの光が見える。
ビーコンの光が焚かれている車は味方のものか…。ナビ「注意しろ。敵部隊がカーブで待ち伏せの準備中だ。」 何処のカーブだよ…。
管制官「あー、ナビゲーター、どっちの曲がり角だ?」ナビゲーター「給水塔の先がカーブになってるだろ、見えたか?」
ナビゲーター「その道を辿った先が次の村だ。村から道を下った所に他の給水塔があるのが見えるはずだ。」…ああ。あれか…。
管制官A「敵はカーブで待ち伏せている。奴ら木陰に隠れてるぞ。」TV操作員「ワォ!奴等RPG持ってるぞ!」ミサイルが機体の後方を飛ぶ。
管制官B「了解。その村の全員を排除する。」105mm砲の弾が込められているのを確認し、篭城している建物へ撃ちこむ。上出来だ。
敵は次々と現れるが、砲撃で虚しく撃破される。管制官A「奴等逃げ始めたぞ。」管制官B「奴らもやるのか?」管制官A「やっちまえ。」
車を援護し続ける。と、いきなり車が止まる。大尉「我々は車両を放棄して廃車置き場から着陸地点に向かう!」
管制官A「味方は車から離れて徒歩で着陸地点まで前進する。ストロボを持ってる人間は撃つなよ。」管制官B「廃車置き場に敵部隊発見!」
管制官A「みんな行くぞ、いぶり出せ。」敵兵士を40mm砲や105mm砲で次々と蹴散らす。味方の近くの敵は25mm砲で正確に撃破する。
管制官B「お手柄だな。」 次々と吹き飛ばされる敵。SAS部隊は問題なく進んでいるようだ。そして回収用ヘリの着地地点まで移動した。
大尉「着陸地点に到着した。だが四方から撃たれてる! 周囲への攻撃を要請する、危機的状況だ!」 任せろ。と言わんばかりに掃射する。
管制官A「いいぞ、片付けろ。」放った砲撃がガソリントレーラーに当たり、盛大に爆発する。管制官B「マジかよ、ありゃガス満タンだったな。」
次々と現れる敵を25mm砲で蹴散らす。と、回収用のヘリがやってきたようだ。
大尉「お迎えのヘリに移動中。援護感謝する。アウト。」ナビゲーター「みんな、お客様は無事に保護され移送中だ。よくやったな。」
管制官B「なあ、こりゃ相当ヤバいスペクタクル映像になるな。」TV操作員「まったくだ!」 お得意のブラックジョーク。援護は無事成功した。

用語説明…
25mm砲…25mmガトリング砲 GA12 発射速度1800発/分 ゲーム内では、射撃時にかなりズームする。
80mm砲…40mmボフォース砲 L60 100発/分 非常に使い勝手の良い武器。着弾地点付近を巻き込んで爆発する。
105mm砲…105mm榴弾砲 M102 10発/分 最強。これを使うと敵兵がゴミのようになる。
Ka-Boom!!…アメリカの爆発表現擬音。日本ではドカーン!等だが。決して車ブームとかではない。
47ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 14:38:45 ID:ThBEQlwe0
>>42
サンクス

48ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 23:05:12 ID:u+pcCa490
>>46
そのステージに似た、実際に行われた作戦の射手の視点での熱感知映像の動画を
Youtubeか何かで見たことあるけど、ほんとゲームそっくりに殺していくんだよなー。
こちらに気づいてない人影に照準合わせてドカーン、驚いて逃げる人影や車影に照準合わせてドカーン(無音の動画だったけど)。
本当に人が死んでるのに、マジでゲームそっくりな操作感覚(自分が操作してるわけじゃないが)。
なんだか不思議な気分になった。
49Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/05(土) 23:33:32 ID:OcdtM/zj0
本日は用事が立て込んでいて1ステージしか書くことが出来ませんですた。
いや、決して同窓会でゲーセン行ってたとか、ストーリーを書くためにゲームを繰り返しプレイしてたとか、
ついさっきまでSPのスペシャル見てたとかじゃないんだからねッ!!!11

>>48
某ゲームでこんな台詞が有った。
「ゲーム感覚で人を殺す。死を恐れない兵士を作り出す最強の訓練だ。」

……ああ。そうですよ。MGSですとも。
50ゲーム好き名無しさん:2008/04/05(土) 23:36:51 ID:SNe7W77p0
米軍じゃあ新兵をゲームで訓練してるんだって。
新兵は普通最初の戦闘で人に向けての発砲をためらうらしいが
ゲームで訓練した兵は発砲率が上がったそうだよ
51Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/06(日) 00:02:33 ID:uI2PzHNv0
>>50
>米軍じゃあ新兵をゲームで訓練してるんだって。

特に実戦に近いとゲーマーの間でも評価の高い「Rainbow Six: Ghost Recon」を訓練シミュレータとして採用しているようです。
…正直言うとこのゲーム、あんまり実戦っぽくないです。
また、新兵不足に悩むアメリカ陸軍が「従来の広報活動では若者の新規入隊が期待できない、ゲームなら若者へのアピールも抜群!」
といってゲーム開発をしたようです。国家予算の700万ドル(=約8億5千万円)を投入して作成した広報用ゲーム。
America's Armyというゲームで、無料なのでプレイしたければ誰でもプレイできます。
このゲーム、恐ろしくシビア。胴体に二発当たれば即死と言う忠実度。まあ、これなら実際の戦場を体験できるかもしれません。
また、CoD4と同じジャンルのゲームなので、興味がある方は一度検索するといいかもしれません…。
52ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 01:08:18 ID:mUCAltGD0
>>51
>America's Army
あれはすごいよな
プレイ前に本物の訓練させられたりとか。

だが一番すごいのはこの手のゲームを国家予算で作ったことだw
53ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 04:18:28 ID:mH/W6P5L0
リストの携帯電話アプリのところに入ってる、
藤堂龍之介シリーズ「瑠璃色の睡蓮」「亜鉛の匣舟」「泪色の雫」を
リクエストした者ですが、リクエストを取り消します。
54Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/06(日) 11:41:46 ID:uaAS8dCG0
"Older men declare war. But it is the youth that must fight and die." - Herbert Hoover
宣戦布告するのは老人だ。だが戦って死ななければならないのは若者だ。 ―― ハーバート・フーバー

ウォー・ピッグ:War Pig  ―エイブラムス戦車を護衛し高速道路まで戻れ
"ジャクソン達の部隊はエイブラムス戦車をハイウェイへとエスコートする"

ニュースキャスター「夜通し激しい戦闘を続けながら、アメリカ海兵隊は、アル・アサドを追跡して首都に迫りました。
現在は、散発的な戦闘が起こっているようです。アル・アサド軍残党は大統領宮殿に後退しています。」

'War Pig'  ―ウォーピッグ
3日目 - 16:30:08  
Paul Jackson 軍曹  U.S.M.C. 第1武装偵察隊
一晩中続いた工兵の修理のおかげで、ウォーピッグは本来の力を取り戻した。
戦車乗組員「我々は沼地から脱出した、救援に感謝する。こちらは左翼を押さえて援護射撃を行う、どうぞ。」
海兵隊「敵の空襲だ! 戦闘準備! 敵は我々の両翼に展開している!」 隊長がRPGで撃ち落せと命令する。
ジャクソンは物陰に落ちていたRPGを構え、ヘリが動きを止めたのを見計らってトリガーを引いた。…直撃だ。
ヘリはバランスを崩し、墜落した。 敵の量が半端ではない。正確に狙いながら制圧を続け、市街地への門へ到着した。
戦車乗組員「前方に待ち伏せが予想される。我々は、あー、君たちが前方を確保し次第前進するつもりだ、どうぞ。」
良いご身分だ。ジャクソン達は先に市街地へ突入し、次々と現れる敵を殲滅した。 隊長「屋上の人影に注意しろ!」
屋上にスナイパーが居る。ジャクソンは敵の持っていたSVDを構え、次々と撃ち落す。ある程度は制圧しただろうか。
戦車乗組員「確保したか?退避しろ、あそこのビルに何発かぶち込むぞ!」 次の瞬間、目の前のビルが強い爆風と共に崩れ始めた。
戦車乗組員「進んで良いか?」隊長「了解。前進して曲がり角付近で停止せよ!」戦車が路肩の車を蹴散らしながら前へと進む。
激戦区をフラッシュバン投下で何とか敵の建物内へ突入するジャクソン達。次々と敵の防衛線を突破する。と、裏路地へ入った。
突如目の前の車が火を噴出し、爆発した。曲がり角の向こう側の建物からの攻撃だ。角に隠れながら少しずつ殲滅する。
建物の二階を制圧し、壁の壊れた部屋から外へ出ようとする。小隊長「そこで待機! 敵戦車が道路を進んでくる!」
隊長「ウォーピッグ、こちらB6! T-72戦車がビルの後ろにいる、そちらから10時方向! 撃てるか、どうぞ!」
戦車乗組員「了解、B6、熱量計で確認。手動操作に切り替える。 …撃て!」 戦車の砲撃が敵戦車へ叩き込まれる。物の数秒で大破した。
と、隊長に司令部から入電が。「君らと合流するため第2小隊が付近を移動中だ。状況はどうだ?」
隊長「貴重な乗物は無事、向かっている。高速4号の近くだから第2小隊を目視でき、すぐ合流できるだろう。」
ジャクソン達はその先の道を次々と制圧し、裏路地へと入った。
ヘリパイロット「中尉、こちらOutlaw 25。特殊部隊がアル・アサド捕縛のため移動中。全員で当たるから乗れ。以上。」
隊長「了解! 隊員!アル・アサドの居所がわかったぞ! 全員乗れ! 行くぞ!」 
ジャクソン達の部隊はヘリに乗り、捕縛作戦の援護へ向かった…。

用語説明…
ウォーピッグ…エイブラムス戦車のコールネーム。沼ではまって動けなかったあの戦車。
B6…ブラヴォーシックス。フェネスティックコードを使用した部隊の名前。アルファ、ブラヴォー、チャーリーといった具合。
   つまり、ブラヴォーの第六部隊ということ。ジャクソン達の部隊のことである。
T-72戦車…敵主力戦車。ジャクソンにジャベリンで潰されたり、ガンシップで吹っ飛ばされたり、集中砲火を食らったりと散々な戦車。
55奏(騒)楽都市OSAKA 3:2008/04/06(日) 17:15:48 ID:naX9D84lO
BABEL争奪戦の詳細
・参加者はそれぞれ広報委員と言うチームをつくり、
文字・音声・映像のいずれかの媒体でニュース(具体的に言うと新聞、ラジオ、テレビ番組)を作成し、ネットに流して売り上げを競う。
・まずは部門毎の予選を行い、予選を勝ち抜いた各部門1チーム、合計3チームが8月から始まる本戦に進出することができる。
・毎週日曜日にその週の売り上げが発表される。
・主人公の参加した文字部門は、毎週末に新聞を発行し、その売り上げで他チームと勝負する。
・参加者は全員、夏期および冬季休暇中にBABEL建造作業を手伝うという義務が課せられる。

6月中旬、BABEL争奪戦に参加するため、矛盾都市―東京から大阪へ転校して来た主人公。
彼は転校先の大阪府立第一高校で、クラス担任であり、また自分のチームの顧問となる『叶・綾』と出会い、
何人かの広報委員候補の中から共に戦っていく仲間を決めることになる。
(選んだキャラとその好感度によって発生するイベントが変化する。今回は辻巻、グレアン、岩井でグレアンよりのプレイ)
主人公が選んだのは、
応援団の団長を務める体育会系関西人、『辻巻・元治』
イギリスから留学して来た女学生『グレアン・クーラーズ』
学生でありながら言詞学の専門家でもある無口なグラサンヒゲ男『岩井・参仁』
の3人。
主人公は本戦終了までの半年間、広報委員の部長として彼らに取材や記事作成の指示を出していくことになる。

・予選開始
文字部門の参加チームは主人公と『総長連合広報会』の2チームのみ。
総長連合広報会とは、名前の通り、大阪の学生治安組織である総長連合のリーダー『中村・浩一郎』が率いるチームである。
大阪の顔とも言える総長連合が相手では分が悪いと踏んだほとんどの参加者が音声もしくは映像部門に流れたことにより、
文字部門は主人公チームと総長連合の直接対決となった。
大阪の町を知り尽くし、圧倒的な組織力と戦闘力を有する総長連合に、主人公たちは勝利することができるのだろうか。
56奏(騒)楽都市OSAKA 4:2008/04/06(日) 17:17:32 ID:naX9D84lO
・それぞれの思惑
帰宅途中、主人公は辻巻が中村浩一郎と言い争っているのを目撃する。話の詳細はわからなかったが、どうやら中村が辻巻に何かを頼もうとしているようだった。
数日後、辻巻に呼び出された主人公は、辻巻が広報委員になった理由を知る。
辻巻と中村は昔の友人で喧嘩仲間だったが、最近中村が自分が卒業した後、辻巻に総長を務めて欲しいと言ってきた。
中村は何ゆえか辻巻になら総長連合を任せられると思っているようだが、辻巻自身にその気は無く、
中村の頼みを断る口実として広報委員に入った、とのこと。
よって、自分は委員活動に積極的ではないというようなことを辻巻はほのめかす。
しかしそこで主人公は思う。
本当にやる気が無いなら、なぜそれをリーダーである自分に言うのか、と。

委員活動後、会室に残っていた主人公のもとに初老の男性が訪れる。
男の名は『鋼・士郎』。
BABEL計画を立ち上げた鋼言詞学研究所の所長だった。
企画の総責任者である彼は、BABEL争奪戦の参加者への挨拶回りを兼ねて、各チームのリーダーにある質問をしていた。

「君はなぜ、BABELを求めるんだね?」

返答に窮する主人公。そもそも彼は、なぜBABEL争奪戦に参加しようと思ったのか自分でもよくわかっていなかった。
人が放送塔・BABELを求めるのは、世界に向けてどうしても発したい言葉があるからだ。しかし、主人公はその『自分の言葉』というものを持っていなかった。
それを聞いた鋼は、意外にも落胆などはせずに主人公に興味を持つ。
いままで回ってきたチームの中で、そんな答えを聞いたのは初めてだと言う。
去り際に鋼は自嘲的に言う。「君は私と似ている。
自分の言葉を持たない人間などいない。まだ気付いていないだけか、無くしてしまったかだ」
その後、主人公は営業回りをしていた『大阪中央放送局』のトップ『大野木・庄司』『光・欣一』と出会う。
大阪中央放送局は、IZUMO社と並ぶ関西大企業『範綱』社の系列の放送局である。
彼らは鋼士郎と学生時代の同期で、主人公は大野木から、鋼は昔はあれほど枯れていなかった、と言う話を聞く。
昔の鋼とは、一体どういった人物だったのだろう。
57奏(騒)楽都市OSAKA 5:2008/04/06(日) 17:21:06 ID:naX9D84lO
委員活動も終了し、学生寮に帰る主人公の前に、参仁が現れる。参仁からBABEL争奪戦の参加理由を聞く主人公。
言詞学は言葉の持つ力を科学的に分析する学問である。そしてその言詞学を初めて体系立てた人物が、参仁の師事する教師『安・意』だった。
本来なら言詞学の第一人者としてBABEL建造に関わるべき人物である安だが、なぜか彼は教職を辞して高校に編入、再び学生となってBABEL争奪戦に参加したのだ。
何度問うても頑として理由を話さない彼が、何を考えそのような行動を取ったのか知るために、参仁は自らもBABELに挑むことにしたのだと言う。

都市そのものが現実ではなく一冊の書物の中に存在する架空都市―ロンドン。
その都市からの留学生であるグレアンと、取材がてら大阪の名所を見て回る主人公。
留学生だというのに、あまり観光をしていないと言うグレアン。
ならば、彼女はイギリスからはるばる日本まで来て何をしているのだろう。

・初戦会
BABEL争奪戦開始から一週間が経ち、ついに一週目の売り上げが発表される。
中間報告は毎週日曜日にテレビで放送されるが、予選と本戦の初回と最終結果はそれぞれ初戦会、決戦会と銘打たれ、特設会場に集まって大々的に行われる。
グレアンと共に会場へ行く主人公。
下馬評では総長連合が圧倒的に有利と言われていたので、主人公は特に勝利を期待していなかった。
そんな主人公にグレアンは、負けてもかまわないが「負けた」とは絶対に思わないで欲しい、と言う。
売り上げが発表され、主人公チームは周囲の予測を覆し勝利する。
会場全体にに沸き起こる、歓声。
壇上の主人公はその歓声に戦慄しながら、なぜか「勝ってしまった」と思う。

つづく
更新遅くてすまん。なにぶん1プレイが長くて…
58ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 18:20:26 ID:uaAS8dCG0
>>57 乙。
1プレイが長いのはよくある話。

ちなみにCoD4は1レス1ミッションで進行してるけど、その場合完結するのに22レス。

書く気が無くなっていくよママン…。
59ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 18:50:46 ID:s/qGjb9J0
>>57

見覚えがある単語が多いと思ったら都市シリーズのゲームか
やったことはないけどそれだけで大変そうだ
60Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/06(日) 19:53:38 ID:uaAS8dCG0
"They'll be no learning period with nuclear weapons. Make one mistake and you're going to destroy nations." - Robert McNamara
核兵器についての学習期間など持てない。一度間違えば国家は滅びてしまう。 ―― ロバート・マクナマラ

衝撃と畏怖:Shock and Awe  ―「首都にてAl-Asad残党を包囲せよ」
"海兵隊は、アル・アサドの軍の残党を包囲するため展開する"

司令部「海兵隊、首都にてアル・アサドの位置を確認。S.A.S.によればアル・アサドはロシアの核弾頭を持っている可能性がある。
核緊急支援隊NESTが現地に展開中。味方の手により敵の対空火力の大半は破壊。だがアル・アサド地上部隊は猛威を奮っている模様。」
隊長「…どうやら我々の全戦力が集結しつつあるようだ。アル・アサドを拘束し、今ここでこの戦争を終わらせる。準備はいいか!」
'
Shock and Awe' ―衝撃と恐怖
Day 3 - 18:00:08 Paul Jackson 軍曹 U.S.M.C. 第1武装偵察隊 "Force Recon"
眼下に広がる味方の戦車。ジャクソンはヘリの中、グレネードマシンガンの射手として外を睨んでいた。
と、敵の戦車や車両を発見する。ジャクソンは狙いを定め、トリガーを引く。 グレネードは戦車へ直撃し、軽々と吹き飛んだ。
市街地の間に隠れる敵兵やビルの屋上に設置された対空砲を発見次第グレネードを叩き込み、破壊してゆく。
地上の安全を確保してヘリが着陸する。搭乗部隊の半数をここで降ろし、制圧させるようだ。
そして残りの半数は都市の建物に釘付けにされている味方の救出を行わせるようだ。 …ああ。俺らは救出に行けってか…。
なるべく面倒事は避けたいと思っていたジャクソンの願いも虚しく砕かれる。彼の前を戦車が豪快に車を踏み潰しながら進軍する。
隊長「いいか、よく聞け! 前線の偵察部隊が敵に囲まれ助けを求めている!彼らを助けたらとっととずらかるぞ!」
ヘリが着陸し、追い出されるようにジャクソン達は外へ飛び出す。敵の数は…かなり多い。敵の猛攻を必死で突破する。
的確に手榴弾を投げ込み、建物内へと突入する。この建物の二階で味方は足止めされているらしい。
何とか合流することが出来たジャクソン達。回収地点へは壊された壁の下へ飛び降り、敵が居るであろう建物を突破して向かう。
二階から一階へ飛び降り、遮蔽物となるコンテナの後ろへ飛び込む。幸い撃たれなかったようだ。
コンテナの向こう側にある建物から激しい攻撃が加えられる。少し覗き込み、すぐに戻る。どうやら二階から撃たれているようだ。
攻撃の合間を縫いその建物に突入。二階へフラッシュバンを投げ込み、各個撃破してゆく。どうやら制圧は完了。ヘリの着地地点へ走る。
操縦士「ジャクソン!銃座に着け!」 (嫌々ながらも)急いで銃座に着く。これで一安心だ…と思いきや、
司令部「第6特殊部隊が西の宮殿内に核兵器と思しきものを発見した。NESTが向かっている。安全確認まで全員東へ退避せよ、以上。」
まだ安心は出来ないな…。とジャクソンは思ったが、そんな彼に追い討ちがかかる。突如目の前を飛んでいたコブラが撃ち落された。
コブラパイロット「被弾。被弾。尾部回転翼が効かない!こちらDeadly、制御不能!墜落する!」目の前を回転しながら墜落するコブラ。
操縦士「司令部、墜落地点を視認した。操縦席から応戦しているのが見える。救出に向かいたい、許可願う」
司令部「核爆発が起こったら安全圏まで逃げられなくなるぞ。わかってるのか?」操縦士「了解。状況は把握している。」
司令部「わかった、任せよう。可能ならば救出せよ。以上。」 操縦士「コブラ、応答できるか? 状況はどうだ、どうぞ?」
コブラパイロット「私はここよ!…Keatingは戦死!すぐに敵が来る!助けがなければもたない!」操縦士「頑張れ、今行くからな。」
隊長「90秒だジャクソン!パイロットを連れて来い!誰一人として見捨てはしない!」 ジャクソン(え?俺ですか?www)
ヘリが着陸し、再び追い出されるようにジャクソン達は降ろされる。そして一気に味方のヘリへと突撃する。敵の数は少ないとはいえない。
だが部隊のチームワークを生かせたお陰で制圧は困難ではなかった。ジャクソンはコブラパイロットを背負い、ダッシュでヘリへと向かう。
そして部隊が全員滑り込むように乗り、ヘリは離陸を開始する。そして首都を見つめながら安全圏へとヘリが向かう…。 
司令部「こちら司令部。首都に核兵器らしきものを発見。NESTが処理完了するまで最小安全圏に退避せよ。」 何とか間に合ったか。
これでもう危険は無くなった。 核はNESTに任せれば良いからな…。そして彼らは基地へと帰還する。
61Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/06(日) 20:11:27 ID:uaAS8dCG0
"In the end, it was luck. We were *this* close to nuclear war, and luck prevented it." - Robert McNamara
結果的に、それは運だった。我々は“これだけ”核戦争に迫っていたが、運がそれを回避した。 ―― ロバート・マクナマラ

アフターマス:Aftermath

ジャクソン達のヘリは安全圏を目指し、無事に帰還する。



――はずだった。



突如都市部から眩い光がジャクソン達を照らす。「まさか…!?」とジャクソンは思った。だが遅かった。
光と共に吹き付ける強烈な風によってヘリが回転する。操縦が利かないようだ。
ジャクソン達はヘリにしがみつく事しか出来なかった。そしてヘリは地上へ墜落して―――


ジャクソンが次に目を覚ますと、そこは血にまみれたヘリの中だった。体が重い。
ジャクソンは何とかの思いでヘリの外へとフラフラしながら降り立つ。
着地の衝撃で意識が遠のく。眩暈がして、真っ直ぐと歩くことが出来ない。足が折れているのだろうか…。
意識が朦朧とする中、ジャクソンはゆっくりと立ち上がる。周りを見回す。誰も居ない。誰の声もしない。
ふと空を見つめる。灰が吹き付けている。吹き付ける元へと振り向くと、細長い雲が立っていた。
「きのこ雲」だ。当ても無く街を歩き始めるジャクソン。一面が血と砂の色で染まっていた。
吹き付ける風が痛い。一体どうなってしまったんだろうか。意識が薄れ行く中ジャクソンは歩こうとして地に崩れた。
ジャクソンの視界が白くなってゆく。意識の薄れ行く。そして視界が真っ白になり―――――
62Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/06(日) 20:28:25 ID:uaAS8dCG0
>>61
最終行 意識の薄れ行く。  正しくは意識が薄れ行く。です。
wikiに収録する際は修正よろしくです。

本日分終了のついでに小話。

用語説明
「衝撃と恐怖」
グレネードマシンガン…MK19という銃をここでは指す。着弾すると爆発する弾丸を連射する事の出来る銃。
釘付け…身動きが取れない状態を指す。決して十字架に貼り付けとかではない。
コブラ…AH-1W スーパーコブラのこと。攻撃用ヘリ。ちなみにゲーム中では女性が操縦している。

小話
「アフターマス」
ジャクソン……(´;ω;`)
最初から最後までパシられっぱなしの人生だったな…。
ごめんよ。ゲーム中で恐らく50回ぐらいはお前を死なせてる(ry
ゲーム内の描写が衝撃的でした。初プレイの時は何も言うことが出来なくなる程衝撃的。

道路に降り立った後、公園へと向かって歩くと子供の声が聞こえるそうな。


さて。ここまでで第一章は完結です。これからどんな展開が待ち受けているのでしょうか。
次回の金曜洋画劇場「CoD4 僕と大尉と時々Gaz」をお楽しみに!
63ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 20:35:52 ID:Z+Qx3jlf0
長すぎ
要約しようという気遣いがほしい
64Call of Duty 4 ◆l1l6Ur354A :2008/04/06(日) 20:56:47 ID:uaAS8dCG0
>>63
短くしようと努力はしてる。けど文才が(ry
FPSゲームのストーリーを書こうと思うと結構な長さになる訳で。
本気で要約すれば最初の四行で終わりだけどそれだと味気が(ry

戦闘シーンをなるべく削ってみますかねぇ……。
65ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 23:00:11 ID:dSjaGgpZ0
どなたかスターフォックスコマンドをお願いします
66ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 23:58:24 ID:NpTWjYipO
長い方がいいよ。それだけ詳しく細かく知れるから。
短いのがいやな人は要約スレに行けばいい。
67ゲーム好き名無しさん:2008/04/06(日) 23:58:58 ID:NpTWjYipO
「長いのがいやな人は」だった。
68ゲーム好き名無しさん:2008/04/07(月) 00:18:16 ID:T9lVfy4L0
PSP「デッドヘッドフレッド〜首なし探偵の悪夢〜」をお願いします。
シナリオが評価されて、脚本家賞を受賞したって聞いたので。
69ゲーム好き名無しさん:2008/04/07(月) 03:42:38 ID:2ZWq02TA0
OSAKA、COD4乙です
川上は書籍はコンプリートしてるんだが
ゲームは未プレイなのでありがたい

・・・ジャクソン(´Д⊂)
70ゲーム好き名無しさん:2008/04/07(月) 09:48:39 ID:vD3VEQ29O
コードギアス Lostcolor

のストーリーをお願いします
PSP、PS2どちらでもかまいません
71ゲーム好き名無しさん:2008/04/07(月) 21:28:16 ID:sxIVl2s10
攻殻機動体〜狩人の領域〜のストーリーを希望します・・・
72攻殻機動体〜狩人の領域〜:2008/04/07(月) 23:20:41 ID:GvVSym070
>>71
参考にならないと思うけど、覚えてる限り書きます

図書館がハチハチ文章目的のテロリストに占拠され、公安9課が向かうが
何故か文章は持ち去られておらず、仕掛けられた爆弾でやられそうになる

それから3ヶ月後に比留間元大臣暗殺計画の為に北海道に向かう。
テロリストやっつけたり、ロシア人VIP助けたりしてると
プロトタイプの黒いタチコマを連れた少女と遭遇する
驚いた事に身長以上のライフル持って飛び回るのに、義体じゃないらしい

事件の真相を追っていると、北海道自衛軍のトップが黒幕だと判明
政府の腐敗やハチハチ文章に関連した事に我慢できなくなったらしい
自衛軍による比留間元大臣とロシア人VIPの暗殺を阻止しようと向かうが
前述の黒いタチコマと少女が登場、黒いタチコマは破壊したが少女に逃げられてしまう
最終ステージで攻殻S.A.C.にて9課のタチコマ達を破壊した装甲兵を数体撃退して終了

戦闘後、比留間元大臣の過去の汚職を暴いて逮捕し、全てを終えた9課は帰って行き
飛び立って行く輸送機を少女が見送ってスタッフロール

スタッフロール後にタチコマ達が「ウンコ、ウンコー」と言って終了←嘘じゃないよ


以上が大雑把な流れです、以下に示した1〜4は良く覚えていませんゴメンなさい
1ハチハチ文章は何だったのか、何故持ち去られなかったのか
2北海道自衛軍の反乱の動機
3ロシア人VIPの事件との関係
4黒いタチコマと少女は何者?

1〜3に関してはゲーム中で分かったと思うのですが、4は分から無かった気がします
>>71に引き続いてストーリの詳細を募集します、詳細が書かれた場合は、この文章をwikiから削除されても構いません
73ゲーム好き名無しさん:2008/04/07(月) 23:54:44 ID:AronhNKU0
>>66
それは極論だろ
限度があるよ
長すぎず短すぎず適切な長さというものがある
74カルドセプトサーガ:2008/04/08(火) 00:00:08 ID:wI9Z1QJb0
主人公が貧しい村の為に望んで奴隷商人に売られ、村から出てくると
擦れ違ったヒロイン(ファウスティナ)のカードが反応し、呼び止められます
主人公に星々の夢を見た事を確認すると、ヒロインは一緒に来てくれる様に
頼みますが、奴隷商人は商品は渡せないと拒否されます
するとカードを目当てにやってきたリララが登場し、ヒロインにカードを渡す様に
要求し、カードからゴブリンを召還します。するとヒロインのカードからもミノタウルスが
召還されます、主人公の力らしいです

勝利後にリララは逃げて行き、ヒロインは改めて主人公に来てくれる様に頼みますが
セプターは高く売れると喜んだ商人に拒否されます、自分は国王の娘だからお金は
払うと言いますが、信じてもらえずスルーされます

その後、セプターの集う闘技場に売り飛ばされた主人公をヒロインが見つけ
自分のカードで戦う様に言われます、勝ち続ければ自由の身になれるそうです
そうして「ナルシスト」「粗暴だが子供に優しいリザードマン」「10年間無敗のチャンプ」に
勝利した主人公は自由の身になり、ヒロインからカードを託した理由を話されます

元々カードは神殿に認められた王家の者が代々受け継ぐものだったのですが
ヒロインにはセプターとしての能力が無かった為、選ばれた者を探す旅に出ており
やっと主人公を探し当てたとの事です
主人公も闘技場で戦っているうちに、応援してくれるヒロインの為に尽くしたい気持ち
になっていたので、ヒロインに着いて行く事を了承します

帝都に着いた主人公達
父親である国王に主人公の事を王国を救う者だとヒロインが紹介しますが
権力を取られてなるものかとヒロインの姉(アニーディア)が登場して異論を唱え
ペットのティコムンと主人公を戦わせて勝った方が認めてもらうのはどうかと提案、
国王もそれで構わないと言い、戦う事になります

勝利後は国王に命じられ、交戦中の4つの国に和平の使者として向かう事になります
75ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 00:11:18 ID:wI9Z1QJb0
カルドセプトサーガは全体の3分の1まで再プレイ済みなので、明日か明後日に続きを書きます
それ以降はある程度プレイしてからまとめて書くので、1ヶ月毎に書くことになると思います

>>73
確かに理想はそうですけど、投稿数の少ないこのスレでは
元ソースを投稿してくれる人は貴重な存在だと思います
自分も文章能力に問題がありますが、何年も放置されて
ゼロの状態よりは、多少でもあった方がマシだと思って書いてます
76ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 00:15:28 ID:b19k9hzL0
>>73
お手本Plz
いいと思ったらあわせるから
77ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 00:17:02 ID:BkdCAdGO0
ケチ付けてる奴はまず自分で手本を見せてくれ。
78ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 00:21:07 ID:POEHIemH0
なんという墓穴w
79ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 00:49:41 ID:+A5cZwhw0
ゲームブック化するとか
勝手にゲームにない記述をするとか(ノベライズみたいに登場人物の感情を書き加えたりとか)
セリフを全て書き出すとかじゃなけりゃ、まあいいんじゃないか…
80ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 01:20:02 ID:POEHIemH0
ゲームブックの何が悪いっていうんだ・・・
81ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 01:48:39 ID:Z22yJu2l0
シナリオ分岐があるなら問題ない、というか仕方ないが、無意味に「〜〜へ進め」とかやられることを懸念してるんじゃないか?
>>79は。それとも二人称形態のことだろうか?うまく書けば面白くなりそうな気もするが。
82ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 01:58:58 ID:oeASppjl0
>>72
ありがとう!実はPSP持ってた頃にプレイした事があるんだが、話を理解せずに終わってしまったのが気がかりだったんだ
83ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 02:17:12 ID:Zup6c1oT0
>>69は川上好きなら自分でやった方がいいよ、↑の文章だとゲーム自体が主人公とか、なんか固く見えるが
全キャラ、特に主主人公は川上作品の主人公としての資格ありまくりなノリを展開してくれる。

中古に無いなら、テンキーで攻略本とセットで通販やってるし。

ゲームはマジお勧め、というか、あのシナリオの良さを表現するとここで書くには長すぎる。
84three 三つの記憶:2008/04/08(火) 05:47:45 ID:0s0GPXgTO
リクにあったので……

秀明は深夜のホテル街にいた。
手から滑り落ちるナイフ。崩れ落ちる恋人のミキ。
親友の隆志の怯えた視線とOLの悲鳴に秀明は逃げ出した。
何が起きたのか、事態を把握するため秀明は記憶を辿る。

1時間前―秀明はミキを探していた。
バイト先でホテル街に向かった事を聞いた秀明は後を追う。
そこで目にしたのは隆志に抱き寄せられるミキの姿だった。
裏切りの絶望にナイフを振り上げる秀明。
……何故ナイフなんて持っているんだ?

2時間前―秀明は何故か傷だらけだった。
ミキの路上ライブの情報を得てそこへ向かうと、
そこには手品師がいてミキのおっかけと口論になっていた。
おっかけに圧されて手品師は居なくなる。
追いかければ返せる……秀明はとっさにそれを拾った。
(ロン毛からもナイフは拾える)
おっかけにミキのバイト先を聞き、秀明はそこへ。
……ナイフなんて拾わなければ……ミキを探していただけなのに。
……何故、ミキを探していたんだ?

3時間前―宮下公園でミキをだきとめる隆志。
再び会う約束をして2人は別れる。
目前の光景に秀明は嫉妬心に包まれる。
が、思い直し2人を信じ話を聞く為後を追った。
ミキを探し輸入服店を訪ねると、店員に声をかけられる。
指摘されるまで気付かなかったVという左肩の刺青。
……何でそんなものが
思考はミキのライブの話に遮られる。
ミキを追う秀明は、ドレッドに因縁をつけられる。
助けてくれたのは見知らぬ白人男性。
病院に行った方がいいと言う彼の言葉に、秀明は自分が病院にいた事を思い出した。

5時間前―気付くと真っ白い病室に寝かされていた。
サイドテーブルに置かれた診断は「短期記憶欠落症」
精神的なショックで3つ以上新しい記憶を持てないという。
リンと名乗る女医が現れ、問う「あなたは最後に何を見たの?」

続きます
85ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 05:52:01 ID:0s0GPXgTO
10時間前―気がつくとそこは白い部屋だった。
リンにミキの父親の病院に運び込まれた事を知らされる。
病状の説明を受けているとミキと隆志が見舞いに来た。
花瓶が倒れて水を被り、ミキが、隆志が拭いてくれて、
家に連絡する事を言われた時、秀明の記憶は限界を超える。
状況が分からなくなった秀明を2人は苦しそうに見つめ、
ミキは謝罪を、隆志は励ましを残して去る。
時は経ち、再びリンが訪れ問いかける。
秀明は何も思い出せない。
リンからミキたちが着ていたことを告げられ部屋を飛び出す。
すれ違い様にリンは呟く「S-03……」
気がつくと、秀明はハチ公前にいた。
ポニーテールと話してミキを探していた事を思い出した秀明は、
心配する声を背にミキを追って公園通りへ向かう。
宮下公園で目にするのは裏切りの光景……
……違う、そうじゃない!
2人は自分の事を思ってくれていたことを思い出す。
病院に連れていってくれたのもそう……ミキだった。

27時間前―街を彷徨う秀明を見つけた隆志は慌てて電話をかける。
繋がら無い電話に駆け出した隆志を追う。
ミキに告白した時の事を思い出し、
隆志を見つけられないままミキのバイト先へと向かう。
連絡を受けたミキが秀明を見つけるが、そこで倒れ込んでしまう。
心配して声をかけてきた外国人に、ミキもかけつけた隆志も言葉を失う。
ミキが父親の病院に連れて行くと告げると、彼は意味深な言葉を残して去る。
病院に運ばれた秀明に、ミキの父親は困惑した。
保険が効かないと治療をしぶる父親にミキは叫ぶ。
「命がかかってるのに日本人かどうかなんて!」

現在―秀明は窓に映る自分と対峙する。
そこに居るのは金髪碧眼の外国人で。
明滅するイメージ。謎の施設とどこかの校舎。
欠落した記憶を求め、全てを終わらせてミキの後を追うために聞き回る。
謎の蒸発事件、近くにあるというSFS社の研究施設。
老人から得た戦犯の収容所の話。
女将からある小学校の地下では無いかと聞き秀明はそこへ向かう。
不自然に区切られた校舎を抜けると地下に鉄の扉をみつける。
瞬間、後頭部に走る衝撃。
薄れる意識に女性の声を聞く。

もいっちょ続きます
86three 三つの記憶:2008/04/08(火) 06:03:26 ID:0s0GPXgTO
↑タイトル抜けた……すいませんorz

目を覚ますと機械に囲まれた部屋で寝かされていた。
声に目を向けると、それはいつかの白人だった。
秀明の問いかけに彼は自分は君だと答える。
ディッシュ。秀明の基となった人間。
思わず振り払った秀明をだきとめたのはリンだった。
彼女は秀明が13体のうち最後の1人だという。
蘇る記憶。秀明が最後に見たのは己の死体の山に立ちすくむ自分。
秀明の成果にリンは満足したようだ。
連れてこられるミキと隆志。
2人を前に秀明がクローンだと告げる。
(手品師のナイフでなければ2人は来ない)
否定しようとする秀明には、半年以前の記憶がない。
ディッシュとリンは脳を操作することで不老不死を成そうとしていた。
秀明はその唯一の成功例だと言う。
麻酔を打たれ動けなくなる秀明に意識の転送が始まる。
(2人が居なければそのままのっとられBAD)
だが、秀明の記憶によって転送は失敗する。
混乱の中秀明を連れ2人は脱出する。

病室。秀明は目覚めない。
ミキが生きていたネタバレ(玩具のナイフ)。
人でない秀明、隆志はミキに問う。
ミキの答えは「秀明は秀明だ」
それを聞き隆志は秀明に声をかける。
ばつが悪そうに起き上がる秀明。
「ただいま、ミキ」
ミキをぎゅっと抱きしめる。

だが、秀明の脳には不死が巣くっている。
それを取り除くまで、秀明に平穏は無い。

以上です。

ノーマル見てないんで補完お願いします。
詳細希望とのことでしたが
ミキとの思い出と、サブキャラの話は流石に除外しました

機種かきもらし……携帯のthree 三つの記憶DCです。
残りはおいおい
87ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 08:32:36 ID:CnP0SqnlO
俺はゲームブック方式好きだったけどなあ
88ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 08:59:42 ID:LrLQC2XF0
セガサターンソフト
「少女革命ウテナ〜いつか革命される物語〜」
のストーリーをお願いします。

wikiでゲームの設定、舞台は分かりましたが
主人公の正体、各キャラのエンディングなど肝心な部分が分かりません。
宜しくお願いします。
89ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 10:03:50 ID:cSwUtt7C0
ストーリーを教えてもらうスレでゲームブック化はいらねぇだろ。
それこそ自分のサイト立ち上げてやってくれって話だ。
90ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 10:37:14 ID:CnP0SqnlO
必要条件はストーリーがわかることだけでしょ。
ストーリーがわかるなら、書き方なんか書き手の自由じゃん。
書き方が気に入らないなら読まなきゃいいだけじゃん。
91ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 12:18:12 ID:0s0GPXgTO
難しい……すね
どのぐらいが好ましいのか

リクにあったアマテラス(携帯)はまとめサイトで事足りるかと
ttp://www36.atwiki.jp/amapiyo
より詳しく書くとテキスト量ハンパないこのゲーム故恐ろしい

ついでにリク
FCのガンナックのオチが知りたいです
自力じゃクリア出来ない上にバレらしいサイトも見つけられず
92ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 15:22:40 ID:xjyIHLMC0
>>86乙です
93ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 18:50:25 ID:FXkeVfY80
PCエンジンソフト
「聖夜物語」をお願いします
本当はwiiにて遊べると嬉しいのだが

注:今作はまじめなRPGです
出来れば4通りすべて書いてくれるとうれしいな
94ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20:45:04 ID:LayxcXEt0
>>88
覚えてる限りで。
主人公の両親は元々鳳学園の先生と生徒だった。父親はフェンシング部で顧問をしてた。
千種は母親と親友で、父親が好きだった。
父親に認めてもらいたくてフェンシングの腕を上げたのに、選ばれたのは、努力も何もしない母親。
千種自身は意地の悪い女扱いされ、そのことを恨んでいた。

この人、実は死んでるんだけど、テレビの黒薔薇編の教授の試作みたいな感じで生き返ってて、新たなデュエリストとなってた。
千種が放火して燃えたはずのフェンシング場もなぜか復活(根室記念館のような感じ)
で、決闘でウテナに勝ち、世界を変える力で主人公の両親が結ばれた過去を変えるつもりだった。
それが実現してしまっては主人公が消えてしまう。
魂の存在である千種のヨリシロを壊し、成仏させる主人公。

父親の病気で転校することになる主人公。千種の手に落ちなかった生徒会キャラとウテナがお見送り。

スタッフロール後
フェンシング場跡地(千種に燃やされて廃墟)に佇むアッキー。
千種は魂をデュエリストにするためのただのテストだったのでした。
…黒薔薇編に続く。
95ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20:46:26 ID:LayxcXEt0
個別ED

樹璃
以前にレズを主人公に告白したときに、自分も樹璃が好きだと言っていた主人公。
お見送りに来てくれなかった樹璃を気にしてたら、本人が目の前に現れる。
樹璃は君の言葉は嬉しかったが、思いに答えることはできないけれど…と、自分の写真を入れたロケットを主人公に手渡す。


幹に熱烈告白っぽいことされたけど、状況的に熱っぽくなっただけだ、彼はアンシーが好きだし、自分は転校するから…
と、転校先に彼氏がいると嘘をつき、幹に諦めさせる主人公。
思い出にキスして二人は別れるのでした。

ウテナ
ウテナの男子仕様制服(いつも着てるアレ)を思い出にもらい、新しい学校で着る

西園寺
テレビ本編で若葉に渡してた、木彫りの花のブローチ(?)を思い出にもらう

冬芽
冬芽らしいあまーい言葉で別れる二人だが、冬芽にとって主人公などただのお遊びだった。
(こやつルートはヤッたっぽい描写ある)
96ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20:47:15 ID:LayxcXEt0
黒薔薇編
最終日に生徒会全員気高さ0、ウテナも低い場合。
自分の身が消えてしまうかもしれないことを誰にも相談できない主人公は、なぜか根室記念館へ…
そこで例のあなたは世界を革命するしかないでしょう。の後黒薔薇のデュエリストになり、ウテナと決闘。
が、あっさり負け(決闘シーンなし。倒れてる絵)
ウテナ「ずいぶん弱いデュエリストだったね。」アンシー「期待はずれでしたね」
御影「まったくだな」

やらないCAR
冬芽以外気高さ0、ウテナもそれほど高くない場合。
冬芽に相談。主人公は自分の運命が知らないところで決まるのが嫌だ。私が代わりに戦う!と言ったら、
冬芽「君の魂が本当に諦めていないならば、世界の果てをかけめぐるこの音が聞こえるはずだ!」
やらないCAR登場w
人の話を聞かない暁生とのやりとりの果てに、あなたは世界の果てを見てしまいました。
黒薔薇編のウテナとアンシーのやり取りと同じ展開になり、
テレビ版暁生編の二人の半裸シーンがあり終わり。

アンシー編
ボケ倒すとアンシー編。
アンシーと仲良くなった主人公は、薔薇の花嫁が欲しくなります。
それで、じゃんけんピコハンでウテナと決闘し、見事にウテナに勝つ主人公。
お風呂で背中流しっこしたりする二人だが、ウテナのリベンジにあっさり負ける。
97ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20:50:02 ID:LayxcXEt0
基本的に最初の決闘編から黒薔薇編への間の話なんで、
全部悲恋です(皆想い人いるからね)
詳しいのと詳しくないのとの差は、覚えてるかそうでないかw
あと動画サイトにあったのもあったんで。

>95の西園寺編のブローチは、ひょっとしたら本編ではアンシーに渡すつもりだったかもも(これもうろ覚え)
98ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 22:32:38 ID:QGuGzl4B0
まとめで固有名詞とかに明らかな間違えを見つけた時は勝手に直しちゃっていいのかな?
99ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 23:15:12 ID:3O/207570
>>97までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。


>>25
>>26の人も指摘してますが、最後の行の「沈み行くヘリを眺めながら」は
「沈み行く船を眺めながら」の間違いでは?
100ゲーム好き名無しさん:2008/04/08(火) 23:18:36 ID:sDoCx/nv0
>>98
明らかな間違いは直すべし
明らかじゃなくても、間違いだと思ったり
あの名台詞が抜けてるじゃないかと思ったりした場合も
勝手に追加してる。自分の場合。

直すのが気が引ける場合は、文末に書き足しても可。
101ゲーム好き名無しさん:2008/04/09(水) 00:14:43 ID:UurEQG/c0
このスレに
「○○の記述が××だったので△△に直しときました」
ぐらいは書いていただきたいな。
このスレで読んだ内容はwikiではあまり見返さないから、
誤解がそのままになってしまう。
102ゲーム好き名無しさん:2008/04/09(水) 00:23:43 ID:aPvUX1hZ0
PS2の「ラーゼフォン 蒼穹幻想曲 Plusculus」をリクエストします。
Wikiのは投げやりな説明しかないので。
各ルートについて、出来れば詳細に。
103ゲーム好き名無しさん:2008/04/09(水) 17:17:37 ID:Qz44YOC60
未解決一覧のPS2「エヴァーグレイス2」予約してもいいだろうか?
リク見つからなかったんだけど。
104103:2008/04/09(水) 17:20:44 ID:Qz44YOC60
書いてから文章が分かりにくいことに気がついたぜorz
今ちょうどプレイ中で全体の3分の2まで来たので、
良ければ書かせてもらっても?って意味だった。
105ゲーム好き名無しさん:2008/04/09(水) 19:31:10 ID:EovaR5r/0
>>104
どうぞどうぞ
書いた人が王さまでございます
106カルドセプトサーガ:2008/04/09(水) 21:38:27 ID:+USUyrzu0
4つの国に向かう際には選択肢が表示され、好きな順番に回る事ができます。
いずれの国にも帝国に手痛い損害を与えたセプターがおり、和平の提案を信用しない彼らと
戦って信頼を勝ち取る事になります。
各国とセプターの特徴は以下の通り

(蒼き密林のメルキゼキア)
 奥深い森の奥にある国、帝国が森を開墾しようとしているので怒っている
 セプターは豹の様な格好をした女、勝ったらお前らの皮を剥ぐと言ってくる。

(不死鳥の山フェニキオン)
 溶岩の火力を利用して武器を大量に生産し、反撃の準備をしている。国から全てを盗もうとした帝国が憎い。
 セプターはハゲ、像足、赤い法衣の僧侶。理性を大切にしていると言うが、怒りに我を忘れてる。
 勝ったら火に投げ込むと言ってくる

(霧の国ブリュメーア)
 巨大な湿地みたいなところにある国。かつての超大国だったが、帝国にその座を追われた。
 セプターは一人称が「わらわ」の女王様、肌もやや青い。勝利すると冗談で、主人公をよこせと言ってくる

(黄金砂漠バトゥーアン)
 以前は帝国の同盟国だった。かつては豊穣の地であったが、金が出るとわかった途端、帝国に国中掘り返されて砂漠に。
 セプターはターバン巻いてる中東系の格好のおじ様。勝利すると帝国ではなく、主人公達を信用し、和平に応じる。
 たまに人の話を聞かず、日本の古文みたいな事をブツブツ言ってる。

因みに3つめの国では主人公とヒロインを暗殺する為に現れた「ティコムン」、最後の国では帝国にはセプターが居ないので攻め時と
各国をそそのかした張本人「ドラクマ」を交えて戦う事になります。ドラクマは自らが崇める大司祭の存在や、ヒロインを狙っている事を告げます。


4つの国を全てまわり、各国と講和した事を国王に告げると、主人公を褒め称え、将軍にしてくれると言いますが
各国をそそのかした「ドラクマ」や大司祭、ヒロインが狙われた事を告げても全く関心を示しません。

それから暫くして、国王は講和した国は油断してるから攻め落として領土を広げるなどと言いはじめますが、
ヒロインは神殿とセプターの名の元に和平の為に向かったのに、今更侵略する事に意味は無いと反論します。
それに対し国王は、セプターは戦争の道具だと言い、主人公に将軍にしてやるから戦えと命令します。

しかし主人公は自分はヒロインの為に戦うと言い、彼女が望まない戦いはしないと断ります。
激怒した国王はヒロインに戦う様に言え、実の娘なのにお前の父親の命令が聞けないのかと言いますが
ヒロインは「もうあなたの事は父親とは思いません」とバッサリ。

その時それを聞いた姉「アニーディア」が登場し、それじゃあ変わりに私が国王の望みを聞いてやると言い
そもそも貴方が神殿に選ばれたのが間違いだったのよと言い、「ティコムン」を差し向けてきます。

難なくこれを退けた主人公ですが、姉が謀反を起こしたと叫んだ為に主人公とヒロインは謀反人になってしまいます(姉登場以降、国王出番無し)。
ヒロインは主人公に巻き込んでしまった事を詫び、カードを持って逃げる様に言いますが、主人公はヒロインを連れて帝都を脱出します。
107カルドセプトサーガ:2008/04/09(水) 21:47:25 ID:+USUyrzu0
106は74の続きです、まとめて書き込まないと分かりにくいですね。ゴメンなさい。
反省して残りの分は分割しないで一気に書き込みます(再プレイは1ヶ月位かかります)。
108ARMORED CORE for ANSWER ◆Wt.9gmqyiA :2008/04/10(木) 12:50:45 ID:Sdalp1aA0
戯れに書いてみたプロローグ部分。
開始時点で既にめちゃくちゃに絡み合ってる上にグダグダな状況が、
アーマードコアの話によくある救いの見えなさだなと再認識してしまった。


国家解体戦争から数十年を経た、近未来。
リンクス戦争(アーマードコア4参照)により、地上には汚染と言う名の爪痕が深く刻まれ、
空気は澱み、大地は荒れ果て、海は濁り、清浄だったはずの地表は荒廃の一途を辿っていた。
支配者たる企業はリンクス戦争後も利権争いを辞める事無く、ネクストACによるコジマ汚染を
地表へと広げ、大地を汚し尽くした。

そして、企業は遂に汚れ切った地表を見限り、新たな生活空間を空に求める。
高度7000mの高空を漂う居住プラットホーム、クレイドル。
人類の過半は未だ汚染の及ばぬ空へと移り住み、地上は資源基地と、それを巡った
企業たちの争いの舞台に成り果てていた。

ここにおいて企業たちは気付く。
リンクス戦争、国家解体戦争、その両方において戦局を大きく変えたネクストは、
たった一人の個人が運用するには余りに過ぎた力であると。
そしてその代替品とすべく、大多数の凡人によって制御される、代替容易な
巨大兵器、アームズフォート(AF)を開発した。
更にネクストを駆るリンクスを「管理機構カラード」によって統括しようと考えた。
企業社会においてのリンクス、圧倒的戦闘能力を持った個人と言う存在の企業社会への
危険性を前戦争から学んだとは言え、戦力としてネクストACは非常に魅力的である。
それと同時に、ネクストなしでネクストを相手にする事への恐怖が存在した事もあり、
各企業はリンクスの占有権を放棄し、これを共同で管理する方式を取る事にしたのであった。

しかし、この共同管理も既に絵空事に過ぎず、企業社会の平和と秩序を維持すべく作られた
「企業連」は既に政治力に優れたオーメル・グループの意向を伝えるだけの傀儡と化している。
企業専属とも言えるリンクスたちを抱え込んだ企業は、飽きる事無く争いを繰り返すばかり。

更に、その企業支配を批判する自由都市「ラインアーク」も来るもの拒まずの考えにより、
企業の支配権争いに敗れた輩が流入したことによって腐敗。
圧倒的な貧困と急激な人口増加により、掲げた理想は既に何の役にも立たず、
自らが擁する最高クラスのネクスト戦力「ホワイト・グリント」を傭兵とする事で資金を
調達すると言う状況に陥っている。

先の見えない争いが延々と続く混迷の時代。その渦中に、一人のリンクスが降り立つ。
三大企業グループの一つ、インテリオル・ユニオンにおいて最高の戦力と呼ばれた女性リンクスに
見出された彼がラインアーク襲撃の任務を請け負う所から、この物語は始まっていく。
109ARMORED CORE for ANSWER ◆l1l6Ur354A :2008/04/10(木) 12:57:26 ID:Sdalp1aA0
ああああ、トリップ完全に間違えた、済みませんです。
110ゲーム好き名無しさん:2008/04/10(木) 13:04:08 ID:v2YLfC5PO
戯れに書いてみたってことはこれで終わり?
111ARMORED CORE for ANSWER ◆l1l6Ur354A :2008/04/10(木) 13:09:48 ID:Sdalp1aA0
再プレイしながら書き上げていくつもりです。
マルチエンディングなので三周しないと駄目なんで。
112ゲーム好き名無しさん:2008/04/10(木) 22:29:13 ID:mVw12wrK0
OG外伝やってくれる人いなうかなー
113ARMORED CORE for ANSWER ◆l1l6Ur354A :2008/04/10(木) 23:04:06 ID:Sdalp1aA0
とりあえず本格的に分岐する直前となるチャプター2、終了までを


Chapter1 ラインアーク襲撃〜アームズフォート スピリット・オブ・マザーウィル撃破
リンクスとしての初陣、己の試金石でもあるミッション。
ラインアークに展開する敵ノーマルACを排除し、殲滅すべく彼は動き出す。
カラードに登録した新たなリンクスの力がどの程度なのかを、企業連としても確かめたいのであろう。
とは言え、初めからラインアーク最強の防衛戦力であるホワイト・グリントにぶつけるつもりはない。
ホワイト・グリントが作戦行動中の隙を突き、守備部隊を全滅させ、攻撃的な態度を保つ
ラインアークに対して脅しを掛ける。それが企業の狙いであった。

彼は見事にそれをやり遂げた。
MTとノーマル如き、圧倒的な機動力と防御力を持つネクストの相手ではない。
ある程度は使えるか、という評価を得たのだろうか、ここから傭兵としての活動が本格的に始まる。
持ち込まれる依頼は、多岐に渡る。拠点型AF撃破、施設防衛部隊排除、建造中のAF破壊。
着々と依頼をこなし、評価を上げていく「彼」の元へ、ある時、毛色の違う依頼が舞い込んできた。
三大企業の一つ、オーメルからの注目を受けるこのミッションを成功させれば、
傭兵として躍進出来るのは間違いない。
多少の危険を侵す事も覚悟の上と考えたのだろうか、彼はその依頼を躊躇いなく引き受けた。

オーメル・サイエンスからの依頼の内容、それはBFF社の主力アームズフォート、
スピリット・オブ・マザーウィルの破壊である。
全高600m、全長2700mの巨重の制圧範囲は半径100kmにも及び、その主砲はネクストに対して
致命傷を与えるに十分な威力を持つ、現存するアームズフォートでは最強の一角を担う物であった。
SoM攻略のために提案された作戦は、時速2000kmを叩き出す外付け型推進装置、VOBによる強襲。
懐に飛び込んだ後に衝撃の伝播しやすい砲台を叩き、内側から自壊させる。
遠距離での主砲、近距離での機関砲やミサイルの弾幕を掻い潜って肉薄した彼は、
狂気の産物としか思えぬほどに巨大な鉄の獣を、遂に屈服せしめた。
マザーウィルの中央構造体が内部に伝播した衝撃の負荷に耐えかね、裂けていく。
お前も一端になってきたな、と言うオペレータの賛辞を心地良く受けながら、その様を眺める彼。
企業の誰もが注目したミッションは大成功の内に終わった。

彼への評価は、変わっていく。
新参の傭兵、ノーマル程度の相手が関の山でしかないという低い評価から、
高い能力を持ったネクスト戦力であるという評価へと。
カラードも、ラインアークも、次第に彼を重要視し始めたのだ。
そして、闇に隠れた第三勢力も、また。
114ARMORED CORE for ANSWER ◆l1l6Ur354A :2008/04/10(木) 23:05:51 ID:Sdalp1aA0
Chapter2 ラインアーク攻防戦
彼の元に集う依頼は、徐々にその重要度を増していく。
管理機構カラードに所属していない、不明ネクストの撃破。
全長7kmにも及ぶ巨大AFに侵入して動力炉を破壊し、撃破する。
巨大なブレードによる体当たりを仕掛けてくる、新型AFの排除。
ラインアークの命綱とも言える電源施設、メガリスの防衛。
その全てを着実にこなす彼の評価は、上がり続けるばかりであった。
傭兵としての日々を過ごす彼の元に、転機とも思える依頼があった。
企業連とラインアークの双方から相反する依頼が飛び込んできたのである。

企業連の依頼は、ラインアーク最高の戦力であるカラードランク9、ホワイト・グリントの排除。
カラード最高ランクであるオッツダルヴァと共にこれを撃破して欲しい、というものであった。
ランク9と言えど、それは政治的な配慮ゆえであり、実際はそれよりも遥かに強力なネクストである。
戦力的には唯一の拠り所であるホワイト・グリントを失えば、ラインアークの抵抗の意思は崩れ去る。
企業連は膠着する状況に苛立ち、ラインアークに対して剥き出しの悪意をぶつけるに至ったのだ。

ラインアークより寄せられたのは、企業連のネクストを迎撃して欲しいとの依頼だった。
ホワイト・グリントという強力な切り札はあれど、本気となった企業連を相手にするには心許ない。
だからこそ、もう一枚のジョーカーを用意したい。それが貴方なのだ、と――


Chapter2-A ホワイト・グリント撃破
企業連の依頼に従い、ホワイト・グリントを排除すべくラインアークに向かった彼とオッツダルヴァ。
ホワイト・グリントのオペレータはフィオナ・イェルネフェルト。
かのリンクス戦争の英雄、アナトリアの傭兵のオペレータを努めた女性でもあった。
ホワイト・グリントのリンクスが「アナトリアの傭兵」だとすれば、苦戦は避けられない。
しかし、カラードのトップランカーとの協同であり、二対一と言う状況だ。
毒舌家であるオッツダルヴァに「お前は空気で構わんがな」等と暴言を吐かれつつも、彼はホワイト・グリントを追い詰めていく。
しかし、ホワイト・グリントの放った銃弾が急所に命中でもしたのだろうか、
オッツダルヴァの乗機であるステイシスのメインブースタが機能不全に陥った。
「メインブースタがイカれただと!狙ったか、ホワイト・グリント!よりによって水上で……
 クッ、ダメだ、飛べん!……浸水だと!馬鹿な、これが私の最後と言うか!認めん、認められるか、こんな事!」
海上でのブースタの損傷により、水没していくステイシスの中でオッツダルヴァが叫ぶ。
最高クラスのネクストとの単独戦闘の危険性に、オペレータが思わず呟く。
「馬鹿な、単機でやれと言うのか……」
しかしそれまでのダメージもあってか、単機でホワイト・グリントとの戦闘を続行した彼は辛くも敵機を撃破するのであった。
115ARMORED CORE for ANSWER ◆l1l6Ur354A :2008/04/10(木) 23:09:35 ID:Sdalp1aA0
Chapter2-B ラインアーク防衛
ラインアークの依頼を受けた彼は、ホワイト・グリントと共にラインアークの警備の任に付く。
刺客の名はランク1、オッツダルヴァ。そしてランク17、フラジールを駆るCUBE。
「政治屋ども、リベルタリア気取りも今日までだな。貴様らには水底が似合いだ」
皮肉るような口調で言うオッツダルヴァ。
そして、カラードとラインアーク、双方の最高のリンクスたちによる激戦が幕を開けた。

ステイシスとホワイト・グリントは激戦の中で共に倒れ、彼に討たれたCUBEも海中に没する。
クレイドルで最も優れたリンクス達の戦いは、ただ一人…彼だけが生き残って終わる。
「これでラインアークは終わりかもしれません…」ホワイト・グリントのオペレータが呟く。
しかし、ラインアークの子飼いでない彼には、それほど関係のない話なのであった。


彼がどちらの道を選んだにせよ、大筋は変わらない。
最高のネクストたちの先頭の渦中で、彼一人が生き残った。
その事が、彼に対する注目を更に集めさせる。
そして、ラインアークは最高の戦力を失った事で張子の虎となり、瓦解していく。

彼に目を付けた勢力は、すでにラインアークだけにとどまらない。
その中に、とある反動勢力があった。
旧レイレナードの精神を受け継ぐ逆関節ネクストを駆る、反動勢力の長。
その名を、マクシミリアン・テルミドールと言う。

Chapter2-3 幕間 テルミドールとその懐刀、メルツェルの会話
――ホワイトグリントは戦闘不能。ステイシスは海中に没し、オッツダルヴァは生死不明、か。
  やり過ぎだな、メルツェル。

――よく言う、誰が手間を掛けさせたのか。

――すまんな、完璧主義者なんだ。

――…まあいい、これでやっと、最初に戻ったんだ。時期もある、クローズ・プランを開始しよう。

――その事だが……少しだけ待てないか?

――パートナー、か。

――ああ、強いだけの阿呆でもないようだ。試すだけの価値はあるだろう。
  状況は既に手遅れだが、同時に緩慢だ。今更、焦るほどの事もあるまいよ。
116エヴァーグレイス2設定:2008/04/10(木) 23:28:52 ID:f6B9iyKO0
エヴァーグレイス2投下します。
とりあえず世界観とか。設定はあるけど物語で全く触れられていない部分は
かなり割愛しました。

■■世界観
舞台はエディンベリーという大陸のストルタという村。
ストルタは村を囲むビリヤナの森を切り拓くことで発展しようとするが、同じ大陸にあるモレアは
森の神秘的な力を信じているので、森を守ろうと戦争を仕掛けてくる。
物語開始以前に、突如現れた「異形」の襲撃(「災禍の夜」と呼ばれる現象)により両軍は多大な損害をこうむり、
物語開始時点では一時休戦している。


■■主要キャラクター
・ユテラルド
元ストルタの指導者の息子で、両親をモレアに殺されたためモレアを憎んでいる。ほとんど喋らない。
・リヤナ(男)
ユテラルドを引き取った家の息子。優しすぎる性格で人を傷つけることをためらう。
戦争に辟易し、平和を実現する為ユテラルドに同行する。詳しくないと言いつつ何でも知ってる。
・フィルナ(女)
1年前の「災禍の夜」直後に森で倒れていたところをユテラルド・リヤナに助けられる。自分の名前以外の記憶がない。
記憶喪失なことが不安なので、友達のユテラルド・リヤナについていく。ときどき電波キャッチする。
・ブラサード
ヤセ男。何らかの目的のためにディムホルツと行動する呪術師。
・ディムホルツ
片手しか動かせない剣士。見るからに強い。
117エヴァーグレイス2 1/3:2008/04/10(木) 23:31:54 ID:f6B9iyKO0
ストルタ軍に入隊するため主人公3人は故郷を後にする。と、フィルナが突然助けを求める声を聞いて走り出す。
行ってみると、男2人(大柄な剣士とヤセ男)が青い髪の少女を捕まえようとしていた。
ユテラルドが2人に斬りかかるが、片手しか動かさない剣士にやすやすと阻まれる。
その隙にヤセ男が何かを唱え始めたので止めようとかけよるフィルナ。それを止めようと他2名が突っ込み、
3人はヤセ男に『魂の呪縛』をかけられる。これ以降3人で1つの体力を共有する羽目に。


その後はストルタ軍に加わる前に『魂の呪縛』を解くため、2人を追う。


2人は各地の『双女神』の伝説の残る場所に訪れては、何かをしている。
『双女神』とは、大昔に栄えた皇国の皇女たちで、自らの欲望のために国を滅ぼしたといわれている姉妹。


途中、自称ストルタ軍の切り札・フェルクと出会う。行方不明の兄を探しているらしく、
3人が出会った片腕しか動かない剣士=ディムホルツがその兄らしい。
フェルクは2人が綿毛の草原に向かったらしいと聞いて、一人で飛び出していく。
その後、実質的保護者のアルフトアイン(フェルクに雇われた傭兵)がやってきて、フェルクを追っていく。
3人も『魂の呪縛』解放のため綿毛の草原へ。

結局ブラサード達はいなかったが、フェルクがいたので話を聞く。
ディムホルツはその昔「ストルタの希望」と呼ばれ、皆から尊敬されていた。
だがモレアとの戦争に疑問を持ったディムホルツは内部批判をはじめ、孤立しはじめる。
その頃出会った呪術師のブラサード(=ヤセ男)とともに失踪したとのこと。
一方、ただの傭兵と思われたアルフトアインもブラサード達と知り合いらしく、2人のいそうなところへ案内してくれる。


湖の底に移る幻の『双女神』の宮殿についた一行。
すると突然アルフトアインがフィルナを湖に突き落とし、幻の宮殿へ転送される。
アルフトアインに事情を聞こうとするもはぐらかされ、しまいにはフェルクにブラサード達とフィルナが組んで
フェルクを騙そうとしているとイチャモンをつけられてフェルク達とは別れる。
その宮殿ではホログラムのような形で、実は仲が悪かった『双女神』の過去の様子が垣間見える。
結局、宮殿の奥にいたブラサード・ディムホルツにまたしても逃げられ、
地上に戻った一行はアルフトアインからブラサード達との出会いを聞くことに。


約1年前、パルミラ(魔石みたいなもの)が山ほど眠っているといわれている「忘れられた谷」
(特殊な術がかかっているので普通の人はこの場所さえ知らない)この探索にアルフトアインは雇われた。
パルミラで一儲けするのかと思ったら、真の目的は谷に眠る『パルミラ人形』だった。
パルミラ人形はその名の通りパルミラを結集させた人形で、人の魂を吹き込むと凄い力を発揮するらしい。
ちなみに、これを開発した大昔の皇国はこのパルミラ人形に滅ぼされた。
ブラサード達がパルミラ人形を手に入れようとした瞬間、人形が暴走し、ディムホルツの魂の一部を取り込んで逃走。
ディムホルツの片腕が動かないのはこのせい。
このパルミラ人形を解放したことで、『災禍の夜』が起こったらしい。

逃げたパルミラ人形が双女神の妹の方、ソカ(=追われていた青い髪の少女)。
アルフトアインによれば、一行がやけに双女神たちと会うのは、フィルナがソカと共鳴しているかららしい。
もう一方の双女神(姉の方)カーチミルはブラサードが連れまわしている赤い髪の少女。
118エヴァーグレイス2 2/3:2008/04/10(木) 23:35:07 ID:f6B9iyKO0
アルフトアイン曰く、ソカはまたいつ暴走してもおかしくない=再び『災禍の夜』の危険があるので、
ソカを止める為、ブラサード達の追跡を一時中断してソカを追う。
まったく話が通じないので仕方なく倒すと、ソカの魂が消える瞬間、フィルナがソカの夢を見る。

実はソカはカーチミルと仲良くなりたい反動でイタズラばかりしていた。
ある日カーチミルの宝物を隠したソカは、すぐ返すつもりだったのに誤ってそれを壊してしまう。
カーチミルに責められ落ち込んだソカに、大昔の呪術師(ブラサードの祖先)は宝物を直してあげるから
代わりに魂をくれと言った。
その場の罪悪感でソカは魂を明け渡し、カーチミルも同様に・・・結果、国滅亡。

ソカの魂が消滅して悲しむ暇もなく、今度はカーチミルを助けようということに。
カーチミルはソカの魂の波動が消えて、もうお前らなんかに協力するか!と怒るものの
ブラサードはきっちりカーチミルに術をかけているので、意思を奪われ襲い掛かってくる。
再び仕方なく倒すと、カーチミルはフィルナをソカと思い込んでひたすら謝る。
ソカが仲良くなりたい反動でイタズラしてるのも気づいていたが、つい意地を張ってしまったとのこと。
カーチミルの魂も消滅するが、リヤナ他は魂を解放してあげられたね、とそんなに気にしてない。

全ての元凶であるブラサード達を倒す為、一行は忘れられた谷の双女神の寝殿へ向かう。
かなり強いブラサード達をやっとの思いで倒すも、ブラサードはソカの半身のフィルナがいる限り終わらないと宣言。
何かの術を発動しようとするブラサードを、ディムホルツが後ろから斬る。
ディムホルツは最初からこうするべきだった、と言い、双女神の真実を話してくれる。

実は双女神を操っていたのはブラサードではなく、寝殿の奥に眠る『実の水晶』。
ディムホルツはブラサードを、双女神を『実の水晶』から掠め取っただけの三流と評価する。
それだけ話して息を引き取るディムホルツ。
一行はブラサードの力が及ばなくなったことで真価を発揮した『実の水晶』の光に包まれ、寝殿のさらに奥へ。

凶悪な姿になって襲い掛かってくる双女神を倒し『実の水晶』を破壊し、
やっと双女神の魂を呪縛から解放する。だが、ソカはぐったりして動かない。
カーチミルによると、ブラサードが双女神の封印を解いた際、
ソカの力を制御できなかったブラサードはソカの魂を砕いたらしい。
砕かれた魂は世界各地に飛び散り、そのカケラにフィルナは呪縛されていると。

1年前、異形を召還し、異形を率いてストルタの人を大勢殺したのは自分かと問うフィルナにカーチミルはただ謝る。
リヤナが君達はもう解放された、谷は再び封印するというと、消えていくカーチミル。
119エヴァーグレイス2 3/3:2008/04/10(木) 23:36:05 ID:f6B9iyKO0
3人はその後綿毛の草原へ。
すると湖からオルゴールの音が聞こえてくる。フィルナ曰く、カーチミルの宝物(ソカが壊したもの)だという。
何百年も前のオルゴールの音を湖が覚えていたということらしい?
オルゴールの音が消えて、双女神も宮殿も消えてしまったことに悲しむフィルナ。

そこへフェルクが3人を勧誘にやってくる。
アルフトアインはディムホルツ亡き後の「ストルタの希望」はフェルクだと言う。
少しだけ成長した様子のフェルク。

フィルナは「ユテラルド達のこと絶対忘れない」といって突然走り去っていく。
ユテラルドはフィルナを追おうとするリヤナを止める。
ストルタ軍に加われば、一年前の災禍の夜で沢山人を殺したのは自分だと思い知らされるから?
ユテラルドはリヤナとともにストルタ軍に加わる為に歩みを進める。モレアを滅ぼすために。

(結局戦争の結果はわからず。ただし、後にユテラルド・リヤナ・フェルク・アルフトアインの4人を指して
「ストルタ四剣主」と呼ばれるほどの活躍をしたらしい。)
120エヴァーグレイス2:2008/04/10(木) 23:41:23 ID:f6B9iyKO0
長くなってスミマセン
一応細かなストーリーは以上です。
そのほか、全く触れられない2つの村とか、ユテラルドの不幸を呼ぶアザとかは
説明省きました。

前作との時間の繋がりは不明。ただ、wiki読むと出てくるシャルアミは
今作では死んでることにされたみたいです。

以下、5行まとめ
【まとめ】
主人公3人はいきなり謎の呪術師に『魂の呪縛』という術をかけられ体力共有するはめになる。
術を解いてもらおうと呪術師を追うと、『双女神』という大昔の人間の魂を封じた人形を利用していた。
可哀想なので双女神を解放して呪術師を倒すと、呪縛から解放された双女神が凶悪になって復活。
双女神を倒して今後こそ魂を解放してあげるが、記憶喪失のヒロインは双女神のソカの魂のカケラで、
1年前に異形を率いて沢山の人を殺したことが発覚。男2人は戦場へ、ヒロインは真実に傷ついて失踪しましたとさ。
121スパロボOG外伝:2008/04/10(木) 23:47:37 ID:0cjyNtDe0
OG外伝はシナリオ自体は短いけど、視点ころころ変わるからなぁ。
簡単に纏めると以下のような感じ。

前半は、連邦軍次期主力兵器のコンペの裏で、ヴィルヘルム・ユルゲン博士を始めとするメンバーが
機動兵器を操作する『ODEシステム』に、地球上の全ての人間を組み込もうとする話。
これがいわゆる『バルトール事件』である。
あと、ツェントル・プロジェクト及び特殊部隊クライウルブスの話が繰り広げられる。(スパロボMXの前日談)

後半は、バルトール事件の終わりごろに突然現れた謎の巨大構造物『ソーディアン』と
それに乗って現れた、異世界の世紀末救世主な戦闘集団『修羅』との戦い。
あと、デュミナスっていうロリショタを連れた変な連中も登場する。

戦士ロアとコンパチカイザーなんていう懐かしい面子も揃えつつ、
いつもの鉄砲玉突撃作戦でソーディアン内部に突入したハガネ・ヒリュウ部隊は
修羅の親玉である修羅王アルカイドを倒した。

ソーディアンの最深部でデュミナスを倒すも、
デュミナスが集めた想念集積体とソーディアンの次元転移装置が反応して次元の門が開き、
懐かしのバンプレ大ボス、ダークブレインが登場する。なおデュミナスの創造主はダークブレインでした。

どうにかダークブレインを倒すと、今度はシュウ・シラカワがネオグランゾンで勝負を仕掛けてきたので
これを返り討ちにしてED。
戦い以外の生き方を模索すべく、修羅は再び異世界へと旅立っていった。
更なる伏線をばら撒いて、物語はOG3へと続く。

自分ではここまでが限界だった。更に詳しく書きたい人は頑張ってくれ。







122ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 00:57:51 ID:uEqcJwRx0
ロア、フォルカ、R勢のED後の処遇が知りたい
123ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 00:59:15 ID:RTiQara10
ttp://wiki.livedoor.jp/luc001/
の「た」に入ったらわけわからんブログに飛んで
しかもAVGに怒られたんだけどみんな大丈夫?
124ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 01:43:18 ID:iBYVjafx0
50音別リンクが全部ウィルスブラクラサイトに書き換えられてるね
踏まぬが吉
125ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 02:09:00 ID:0IpqegHU0
>>122
・ロアチーム(ロア・コウタ・ショウコ)
今後もダークブレインの刺客が現れるかもしれない!
俺たち兄妹は、ロアアーマー、エミィアーマーそしてコンパチと一緒に戦うぜ!
どこかでエミィが生きてるかもしれないしな!

・フォルカ
我々修羅はソーディアンに乗って、戦いをしなくて済む異世界を探そうと思う。
では、さらばだ!

・Rチーム
時流エンジンが悪用されると大変なんで、テスラ研にエクサランス全解体要請(嗚呼、なんて勿体無い)
何故か生き延びたデュナミストリオの一人、デスピニスと一緒に、
ジャンク屋企業「ライトニング&エターナル」を作り、それで食ってゆくことにするつもりらしい。
126ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 12:45:22 ID:wWv5JMxj0
OSAKA、まだ登場してないであろうお隣さんとかも含めて一度主要キャラの設定を書いたほうがいいかもな。
だいぶ独特な世界観だけどキャラ方面からなら説明しやすいだろうし。
ちなみに俺は先輩派ですよ、ええ。
127OSAKAストーリー執筆者:2008/04/11(金) 14:15:35 ID:5De2QGccO
>>126
確かに本来なら書いた方がいいんだが…ゲームの性質上最重要キャラと好感度一位のキャラ以外を掘り下げると非常にまとまりのない話になってしまうんだ
設定自体が伏線になるキャラもいるし、そのキャラを説明するためにまた新しい単語の説明をしていくと結局全イベントを書くことになる
(まだ書いてないけど、例えばゴーカイさんの設定を書くとそれだけでニューヨーク、臨教、御山、リンク先契約の詳細まで書く必要が出てくる)
そうやって話が横道にそれたり冗長になってしまわないようにと思って人物紹介は書かなかった
それでも書いた方がいいのならもちろん書くけど、その場合やたら長くなったり本編で伏線放置してしまうキャラが出てくるのはご容赦願いたい
128ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 16:06:14 ID:507fjt5b0
簡単なメンバーのキャラ概要だけでも書いておいた方がいい
メンバーの岩井と予選相手の中村浩一郎が異様にまともなキャラに見えるw

OSAKAのキャラ全員は主人公含めて、変人・奇人・もしくは変態ですw

ちょっと横から解説入れると

岩井・参仁
言詞学の専門家、戦闘能力もかなり高い
既に大手企業から勧誘が着ている

フォーマルはハダカネクタイ
(ネタバレになるので説明は簡略)

中村・浩一郎
総長連合総長、小説OSAKAの草薙使いの後釜であるが、草薙は使えない
いつでも、どこでもひたすらポージングにこだわる男、カメラ目線も逃さない

先代達が何を考えて彼を次期総長にしたのかは不明
主人公の担任、叶先生に勝負を挑んだらボロ雑巾のように敗北するなどイマイチ雑魚のイメージが
また、味方メンバーの実力の高さの方が目立つシーンが多く、どうにも噛ませ犬感がぬぐえない哀れな人でもある
(一応、周囲や地元からの信頼は高いらしいが)


ちなみに小説呼んでいる人には、初戦の相手が小説に登場した大坂総長連合とあり、強そうに見えるが
主人公のメンバーが見た目とは裏腹に同年代ではトップレベルの実力者達なので楽勝である。
(特にまだ本文にまだ未登場の九条文音と、岩井は群を抜いて強い)
129ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 17:02:46 ID:djUiP8GC0
>>128
補足するのはいいと思うけど
最後まで様子見て、
それで足りないところがあったら補足するのがいいんじゃないかと。
筆者もああ言ってる事だし。
悪いが余計に混乱するわ
130ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 17:25:56 ID:giYin4ZU0
うん、混乱する。
必要最低限の少数のキャラだけ紹介してほしい。
いきなりキャラだけ沢山どんどん紹介されてもおぼえらんねえよ。
その後書いてるストーリーの中にまだ紹介してないキャラが出てきたら
軽ーく説明する、って程度で十分だ。
その軽い紹介だって重要キャラ以外は不要だと思うし。
131ウテナゲーム:2008/04/11(金) 18:35:40 ID:xonaVjfM0
>>123
そこしょっちゅう書きかえられてる。
覘くときは気をつけてね
132ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 18:36:09 ID:xonaVjfM0
↑名前らん消し忘れスマソ
133ゲーム好き名無しさん:2008/04/11(金) 19:49:29 ID:0ROTZ0410
そろそろwikiの方も何らかの対策をしておいて欲しいな
134ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 04:33:08 ID:374Y8kW50
PS2のゲーム、神業を希望です
というのもノーマルすずな編のあんまりな終わりに
続きやる間もなく売っちまったんで…
兄貴やら百紋の真意も分からぬまま。
お願いします。
135ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 04:57:52 ID:pNxumJXBO
angel cryのストーリー書いてたら存外長くなっちまったんだが…
上限何レスとかあるのかな……

推理可能なようにミスリードも含めて手がかりかいてたら……orz
136GG魔導物語A:2008/04/12(土) 06:36:22 ID:pNxumJXBO
ので、Wikiの記載が伝聞な魔導物語A-R-SのGGA補追
需要なくても気にしない。

アルルは森の向こうのおばあちゃんの家まで1人でお使いに出かける。
森につくとなんだか妖精達が騒がしい。
派手なおじさん(親方)の指示でレジャーランド建設の為に森を壊しているのだ。
そんな物より森の方が大事だと言うアルルを彼らは大人気なく追い回す。
森に迷い込んだアルルは自分の力で森を救うことを決意した。

妖精の協力で、アルルはカエル達を助けたり、妖精に化けた変質者を退治したり。
そして、森の奥で主を亡くしたソクラテスを見つける。
新しい主となったアルルは彼を整備すると行動を共にする。
森の外れではゴーレム達が伐採作業をしていた。
単身立ち向かったソクラテスは全てを撃退するも破壊されてしまう。
泣きじゃくる主を送り出し彼は森の一部として永遠の眠りについた。

要塞を進むアルルは趣味の悪い服の部屋で妙に可愛いポーチを見つけて失敬した。
要塞の最上階で親方に呆気なく勝利すると妖精との友情パワー合体攻撃で撃退する。
ソクラテスの事を託し妖精と別れたアルルは漸くおばあちゃんの家へ。
いろんな事があった夏休み、その1日目の冒険はこうして幕を閉じた。

※親方は勿論あのお方。
全シリーズセリフ掲載のサイトがどこかにあったはず。
137ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 09:35:00 ID:gs1V2iTr0
>>123>>131
こっちのまとめサイトにリンク変える方がいいかも
ttp://www.geocities.jp/f4cq4/erg_story/
138ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 12:10:51 ID:YgR7uRlXO
>>135
長い方が詳しくわかりやすい
むしろもっと詳しく書くくらいの気持ちで

>>136
「GGA補追」って何?
あと「派手なおじさん(親方)の指示でレジャーランド建設の為に森を壊しているのだ」
って、誰が壊してるの?
最初、妖精が壊してるって意味かと思ったけど違うみたいだし。
あとソクラテスって何?
整備とか書いてるからゴーレムとかロボットとかそういうのだとは思うけど
139ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 13:04:34 ID:zeVRYqmL0
>>115
乙!
前からFAのストーリーが知りたかったから歓喜の俺。
…いや、次世代機が買えなくて本当に困ってるんだよ…orz
140ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 13:12:02 ID:agIaxkRF0
>>135
可読性に気を配りつつ、さるさんに引っ掛からず、一回の投稿で終わるくらい、みたいな目標を自分に設けてはどうかな
つまり4096バイト×10=40Kバイトくらいの文章量に収めるくらいがマナー的にもいいだろう

削るところは削る、残すところは残す、っていうプレゼンの常識を踏まえて、まず骨子を残して、そこに粉飾を加えていけばいいんでないかね
それをやってけば君はいずれプレゼンの名手にw

>>138
>GGA
「ゲームギア(GG)版の『魔導物語A』の補完追記」の略と思われ
当てずっぽだけどw
141魔導物語A-R-S:2008/04/12(土) 13:24:29 ID:pNxumJXBO
>>138
変に短くしようとして失敗してた。
GGA=GG魔導物語A
森を壊してたのは親方と手下の建設会社社員。
ソクラテスはお察しの通り古代に作られたロボットです

そしてangel cry貼り。
threeとこれは一旦クリアするまではグラ無し推奨だと今更
142angel cry:2008/04/12(土) 13:39:10 ID:pNxumJXBO
三島遥は警察犬のミッシェルと埠頭にいた。
突き止めた麻薬の取引現場、一刻を争う状況だが当分援軍は望めない。
手遅れになる前に遥は単身乗り込む。
20人近いバイヤーも、放たれた銃弾も、遥の体を傷付ける事は出来ない。
「未来は見えているの……」

◆day1
外の天気と対称的な、うず高く積まれた資料の間で衛は筆を進めていた。
ふと時計に目をやるとけたたましい音と共にドアが開く。
来訪者―遥は崩れた文献に目もくれず衛の前に座る。
遥は衛の説教を聞かず連続嬰児絞殺事件の担当になったことを告げた。
先日の無茶な行動を婉曲的に責める衛に、現場で耳飾を無くした遥は八当たる。

事件は新宿駅から始まる。
12月12日、赤いコードで絞殺された女児がロッカーから発見された。
前日から捜索願いが出されており、母親の訴えは昼夜問わず報じられていた。
誘拐から死亡まで丸1日のラグを衛は気にかける。

14日深夜、御陵公園のトイレで男児が発見される。
青いハンガーを解いた針金で前日の昼に絞殺、閉園後に遺棄された。
そして今日、20日。池袋のデパートの屋上で女児、神田川と山手線線路から男児が発見された。
死因は同様に全て絞殺。

謹慎を言い当てられた遥が衛を締め上げていると、教授が戸口に立っていた。
衛に書かせた論文を引き取ると嫌味を吐いて出て行く。
遥はもっと自分を生かせと言うが、衛は頓着しない。

話は捜査本部へと遡る。
遥は鳥越警視正に遅刻と先日の不始末を咎められていた。
―鳥越は衛の父親だが絶縁状態にあり、また遥の父親の親友でもあった。
遥は事態の悪化に伴う人員不足から、謹慎を解き捜査に加わるよう指示される。
振り返ると憎たらしい同僚の他に懐かしい人物が居た。
高校の合気道部の先輩だった金島医師。
今回の捜査に精神学の観点から協力するという。
憧れの先輩との再会に浮かれる遥に同僚―羽生が水を差す。
先日の埠頭の山の恨みと非協力な態度のことで口論になる2人を、鳥越が一喝した。
今回の事件、初回は突発的だが以降は計画的な主張を持つ犯行だと言うこと。
体力、時間的に2、30代無職男性の犯行だと金島は分析する。
虐待の痕跡から一度連れ帰って居ること、山手線西に生活拠点があると推測する。
息巻いた羽生が出ていった後、金島は首の痕から左利きの可能性が高いと付け加えた。
143angel cry:2008/04/12(土) 13:44:04 ID:pNxumJXBO
遥はその足で衛のもとに向かい今に至る。
聞き終えた衛は何故か不機嫌な顔を浮かべていた。
これといった収穫をここで得られなかった遥は自信の持つ特殊な力を使おうとする。
それが与える負担を思い止める衛の言い種に激昂した遥は、
感情と正義感から制止を聞かず力を使ってしまう。
―赤ん坊の声。
遥は突然叫び声をあげて昏倒してしまう。

『私は呪う。
このような運命をたどらなければならなかった全てに対して、
神を、世間を、運命さえも…
知らなければ、罪を背負わずに済んだのかも知れない。
しかし、私は知ってしまった…。
黒き羽音とともに、漆黒の闇が体の中に染み込んでいく。
もはや天国にはいけない。
この13の翼をもって哀れな魂と共に地獄へ堕ちよう…。
それだけが私のかすかな望み…それだけが私の唯一の願い…それだけが私の存在を示す慟哭…
私は呪った…穢れた身体を…壊された精神を…』

赤ん坊の声。
闇の中に何処からか響く声を頼りに歩を進める。
耳元で発せられた声に我が身を顧みると、四肢に纏わりつく無数の嬰児。
響き渡る声に恐怖が全身を支配する。
遠くに己を呼ぶ声を聞きながら遥の意識は深く沈んでいく。

◆day2
気がつくと真っ白な部屋に横になっていた。
アンナと名乗る女医によると疲労による失神で搬送された(と言うことになっている)のだという。
現れた衛に彼氏と偽ったことを責めた後念の為記憶を確認する。
安易に力を使うことを責める衛に遥は感情的になるが、
遥を想う故の言葉に多用禁止と日に一度までの制限に応じる。
…その力には意味がある。
殉職した刑事の父が遥に残した言葉。

衛に問われ視たものを告げる。
いつもなら未来を見せるその力は、今回犯人の心理を映したのではないか。
angel cry―赤子の泣き声
犯人は自らを天使に模し、あと8つの犯行を重ねるのではないかと衛は言う。
一刻を争う事態に遥は衛を連れ現場へと向かう。

線路脇の遺体は19日の昼に病院から連れ出され、夜に殺害されていた。
虐待の痕があり凶器はパチンコ屋の風船の青い凧糸、遺棄時刻は終電から始発までの3時間。
線路へは落差があり外から投げ込む事は難しい。

新宿駅周辺には留学生の行方不明のポスターが貼られ、娘を探すビラを撒く母親がいた。
遺体には絞殺以外の外傷は無く、凶器は車のコードだと判明する。
発見時刻は深夜、赤ん坊の泣き声がしたので気付いたのだという。
144ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 13:56:36 ID:pNxumJXBO
捜査本部に戻った遥は鳥越に説教を貰った後凶器と検死結果を確認する。
1人目は数日前から脱水症状、2人目は飢餓状態、3人目には虐待の痕、
4人目は飢餓による萎縮、5人目には虐待ないし遺棄時の酷い損傷があるという。

新宿に戻り衛と合流した後、御陵公園へと向う。
遺棄現場が用具箱の洗面台であったことで、遺棄が殺害直後から可能になった。
凶器は被害者の自宅から持ち去られた物だと言う。

デパート屋上で、発見者の佐伯雄太に話を聞くが母親に拒絶されてしまう。
被害者は18日の朝に連れ去られ捜索届けが出されていた。
凶器は赤い荷造り用のビニール紐で、殺害時刻は午後。
ライドの天井に隠されていた遺体が落下したものと思われる。
ライドの近くに雄太の物らしき玩具を見つけた遥は返すべく一旦預かることに。

神田川の遺体は金島の指示でミッシェルが発見していた。
気が弱いが誰にも懐くミッシェルが衛には威嚇する。
被害者は17日の夕方、託児所から攫われ殺害されている。
捜索届けはその日に出されており、凶器は青い靴紐。
三牛会関連の店にしかない輸入靴だという。
また、1件目の凶器も三牛会が所有するのと同じ、外車のエンジンプラグらしい。

問題の靴屋に向かうが情報は得られない。
周辺の歓楽街には風俗店の外国人美女を売りにした看板があった。
新宿まで戻った遥は三牛会の人間をみつけ、腕ずくで事務所の場所を聞き出す。
2っの証拠から三牛志摩を問い詰めるが、令状無しでは話にならない。
追い出されようとした時、衛が留学生と風俗店の関連を口にする。
志摩は、白沢が仮釈放された事、幼児用拷問具の発注があったことを話した。
白沢について訪ねる衛に、金島の所で報告がてら話すとつげた。

5年前池袋でおきた連続幼女監禁事件。
当時未成年だった犯人が白沢であり、その時説得に失敗し殉職した警官が遥の父であった。
重い空気を割いて金島の妻涼子が帰宅する。
彼女は最初遥達を不妊治療の患者と勘違いした。
2年前に式をあげたばかりだと言う妻の自慢の手料理を進められたが、
遥が腹の虫を誤魔化す為に取り出した携帯が新たに2体の遺体発見を告げた。

―宵闇の池袋で対峙する古びたコートの刑事と幼女の首筋に刃物をあてがう少年。
逆手に銃を持ち歩み寄る刑事に遥は駆け寄る―彼女は何が起きるのか知っている。

誰が知り得るだろう。誰が知り得ただろう。
それ自体が、運命の一部であったなど…
145angel cry:2008/04/12(土) 14:07:17 ID:pNxumJXBO
◆day3
遥は捜査本部の椅子の上で目を覚ます。
昨夜は衛を大学まで送り、その足で現場に向かった。
行き先は渋谷の公団の非常階段と百人町のマンホール。
手応えが得られず、戻った捜査本部でそのまま寝てしまったようだ。
時間を確認して叫び声を上げた所に鳥越が現れる。
白沢が噛んでいる事で遥に捜査から抜けるよう告げた。

捜査本部を出た遥は、隠し持っていた警察手帳を手に単身捜査を開始する。
新宿駅で会った涼子に衛との関係を訂正した後、必要な情報を得る為本部へ引き返す。
幸い無人だった捜査本部で白沢の写真と住所を入手した遥は、百人町の現場に向かった。
遺体は男児、青い釣り糸で絞殺後、地上から落とされていた。
殺害は21日の夕方、発見は夜、捜索願いは今朝出されていた。
落下のショックかオムツが糞尿で酷く汚れていた。

公団で見つかった男児は髪留めの青いゴム紐で絞殺され虐待の痕があった。
殺害時刻は15日の夕方で直後に遺棄、捜索願いは17日に出ていた。
発見は21日の夕方、外部からの遺棄は困難。
佐伯宅を発見した遥は玩具を返そうとするがまたも母親に追い返されてしまう。

白沢の部屋は、肌の幼児の写真や拘束具、悲惨な内容のビデオだらけだった。
貼られた幼児のポスターの枚数が13という妙な符合が気にかかる。
本部からの連絡に逃げようとした遥に、警官は8人目の発見を告げる。
後手に回る状況を打開すべく力を使う遥。
―白沢の凭れた手すりが壊れるのが見えた。

駐輪場で見つかった女児は血染めの縄で絞殺され、暴行の形跡があった。
発見は今日の午後、匿名の女性からの通報だった。
遺体が見つかった自転車の籠と縄に付いた血液は人の物だという。

白沢の居場所を突き止める為、遥は衛に相談する。
協力の前に、衛は遥が白沢をどうするのか確認した。
自宅に白沢のコレクションが残っている事から、奴が必ず戻ると衛は言う。
犯行を立証する手掛かりを求める遥は衛に今日の成果を報告する。
凶器の色と性別の関連、線路の遺体は陸橋から終電の天井に遺棄された事。
謎の声、遺棄時刻の変更、不明確な遺棄の場所、警察が見つけた遺体、遺体のその後に無頓着な事。
それぞれの疑問点を上げた所で衛は遥に一度帰宅を勧めた。
146angel cry:2008/04/12(土) 14:16:17 ID:pNxumJXBO
◆day4
捜査を開始した遥は羽生が白沢宅の警備を減らしたことを知る。
衛を信じて向かったそこは、何故か無人だった。
不審に思い調べると、ベランダで警官の遺体を発見する。
風呂場に隠れていた白沢を追い、遥は病院、そして公団へ。
取り押さえようとした瞬間、運悪く雄太が人質になってしまう。
無防備な遥に近寄ろうとした白沢は手すりに凭れ、壊れた手すりと共に落下。
とっさに腕を掴んだ遥と駆けつけた鳥越の手で2人は引き上げられる。
(事前にみていなければそのまま落下)
白沢は容疑を否認しているが、事件は解決ということになった。

◆day5
白沢が逮捕された事で、遥は休みを使って買い物に着ていた。
ついでに雄太やアンナを訪ねるが生憎どちらも不在。
駅前に戻ると学会帰りのアンナが声をかけ衛のことでからかう。
アンナに言われ、協力の礼という形ではあるが、遥は衛にワゴンセールのネクタイを買った。

研究室は珍しく無人で、遥は見慣れないダンボールを見つける。
触れようとした瞬間戻ってきた主に前科のある遥は叱責された。
小用から戻ったという衛は遥を労う。
照れ隠しに押しつけるようにしてプレゼントを渡し、遥は赤い顔で研究室を後にした。

解決の祝いも兼ねて、捜査本部ではささやかなXmasパーティーを開いていた。
いつも通りの面子の中、遥宛に荷物が届いていることを婦警に告げられる。
先ほど研究室で見たのと同じような箱に、悪態をつきながら嬉しそうに開封する遥。

―人なつこいミッシェルが吠えついたこと
―出不精が今日に限って部屋を空けていたこと

箱の中には遥があげたのと同じ紺色のネクタイを巻かれた双子の嬰児が詰められていた。

遥は雪の中を研究室へと駆けた。
飛び込んだそこは無人で…遥は絶望に叫びへたり込んだ。
そこに何事かと現れた衛を遥は押さえつける。
問い詰める彼女の目前に紺色のネクタイが収まっていた。

◆day6
振り出しに戻った捜査を打開すべく、遥は白沢を取り調べる。
だが、白沢にはアリバイがあり、縄に付いた血液とも一致しなかった。
(落下を防げていた場合)悩む遥に白沢は自分ならば絞殺など選ばないと言う。

池袋で遥は涼子に会う。
家に居るのが辛いという涼子は突然泣き出し、遥は喫茶店で話を聞く。
涼子は精神性の不妊症で、金島はその事を知らないという。
金島の優しさが辛いと話す彼女に、遥は思い切って事実を伝えることを勧めた。
147angel cry:2008/04/12(土) 14:23:42 ID:pNxumJXBO
衛の元を訪ねた遥は白沢は犯人ではないと一蹴される。
駐輪場の女児は新宿でビラ配りをしていた母親の娘だった。
届けは20日の夜に出されている。
娘の親権は別れた父親の方にあった。
箱の双子は誘拐も殺害も遥が白沢を追っている間に行われた。
双子の通院が多いことを聞いた衛は代理ミュンヒハウゼン症候群の可能性を示唆する。
子供に怪我等をさせ、献身的な親を演じ周囲にアピールする。
被害者の親の幾人かにその兆候が見えると言う。
遥は同意は出来ないが、調べてみる事にした。

アンナを介し院長で小児科医の桧皮に被害者の虐待の有無の調査を依頼をした。
娘を持つ桧皮は快諾してくれた。
デパートの屋上では先日の礼を言うために待っていた雄太と話す。
漸く玩具を返すと雄太はライドに何かを隠していた人物を見たと話す。
面相は不明だが、香りから女性だと思ったと雄太は言った。
(玩具を拾っていなければ証言は得られない)

金島にも被害者の通院歴について調査を依頼する。
13日にあった学会の論文も上がった所だという金島も協力を約束してくれた。
涼子は金島とちゃんと話が出来たようだ。
話がついた所で池袋で遺体が見つかったと連絡が入った。

被害男児は自販機の隙間から見つかり、発見者は又も声を聞いたと言う。
凶器は藍染の帯で、被害者と共に車内にあったらしい。
被害者は脱水症状を起こし、殺害前に水を与えられていた。
殺害時刻は今日の午前、届けは丁度出された所だった。
遥の言及に、母親は男児を車上放置した事を認めた。
濃厚になる虐待の線。
声の事を気にした遥は脱水症状からある事に思い当たる。

遥は鳥越に被害者家族の取り調べを要求する。
2人目は育児放棄気味で母親はブランド服に傾倒していた。
3人目は虐待がありビニール紐で子供を縛っていた。
4人目は食事指導を受けており子供は空腹時に靴を噛む癖があった。
5人目は生傷が絶えずそのきっかけは風船を追って怪我をしたことだった。
6人目は誘拐に気付かない程放置され、凶器は母親の物だった。
7人目は育児放棄と虐待があり、当日父親は釣りに行っていた。
8人目は父親に暴行されていた。
9、10人目は常用性の中毒症状があり、ネクタイで互いの手を結ばれていた。
1人目は車上放置され、凶器はその車のものだった。
泣き声は死後硬直が溶ける際、大量の水に肺から押し出された空気の音が反響した為だった。
148angel cry:2008/04/12(土) 14:27:06 ID:pNxumJXBO
全員に虐待があった事は犯人の意志を示しても犯人には繋がらない。
衛は言い難そうにしながら現状での推理を述べる。
神田川の遺体に攪乱された事。絞殺がへその緒を切る絹紐に重なること。
遥は衛に手をあげる。
弾かれた眼鏡を直し衛は続ける―遥の初恋の人を疑いたくは無いが―
虐待の調査結果が桧皮より―金島の方が多かったこと。
遥は金島の無実を証明することを宣言する。
手をあげたことを詫びられ、だから言いたくなかったと衛は苦笑した。

◆day7
遥は金島を張り込んでいた。
金島が出かけるのを見て鍵をこじ開け診療所に侵入する。
だが、ワゴンから在るはずの無いカルテと血染めの紐を発見してしまう。
ゴミ箱から遺書のようなメモを見つけた遥は、文面にあった「始まりの場所」を探し
最初の誘拐があったデパートへ向かう。

デパートは雑然としていた。
金島を見つけられないままデパートを駆けずり回る。
女性の悲鳴が聞こえたが場所が分からない。
なおも探すと既に脱出した金島が目に入る。
完全に見失った遥は力に頼る―高架下が一瞬だけ見えた。

力が示す場所―だがそこに人影は無い。
諦めかけた時…金島が現れた。どうやら早すぎたらしい。
泣きながら問う遥に、金島は己が快楽殺人者であると告げる。
赤ん坊にかけられた紐―遥は銃を構え―紐が締まり―引き金が引かれ……
金島は最後に「ありがとう」と言った。

解決した事件。だが、何かが気にかかる。
搬送された金島は助からなかった。
赤ん坊が元気に戻った事だけが、救い。

(リストが埋まって居ない時)
しかし、金島の死を知った涼子はその夜自宅に火を放ち自ら命を断ってしまう。
遥に出来る事は無かったのか…衛は遥を労うが何かが欠けていた事を示唆した。
事件は同じ過ちを犯さない為の…高い授業料になってしまった。
→ Unfinish

(リストが埋まって居る時)
…今までの被害者達は虐待された嬰児だった。
腕の中の子供はあまりに元気過ぎる。
御陵公園に死体が遺棄された日、金島は学会に出席していなかったか。
犯人は快楽殺人者では無い―動機は嫉妬のような渇望であったはずだ。
雄太は犯人が女性だと言っていなかったか。
あと少しの手掛かりを得るため遥は禁を破り力を使ってしまう。
149angel cry:2008/04/12(土) 14:33:27 ID:pNxumJXBO
(未来視を使い過ぎた場合)
力が見せた意外な犯人。
驚愕の中、遥は崩れ落ちた。

―一年後

病室で母親は物言わぬ娘を見守る。
来訪者は衛―回復が絶望的な状態で尚、彼は見舞いを欠かさなかった。
力に頼り過ぎた彼女を諫めきれなかった事が、悔やみきれない。
母親は衛に自分の人生を生きろ、それを娘―遥も望んでいるだろうと告げた。
気丈だった母親が漏らした弱音に、衛は彼女を励ました。
遥は彼女に似て強い女性だから―きっと回復する。
衛は続ける、遥の犠牲になったつもりは無い。
―目覚めた彼女に指輪を渡すという希望が自分には満ちている。
→bad end

(未来視の使用が少ない時)
衛は教授のゴーストをいつものように引き受けていた。
テーマは最後の晩餐、ダヴィンチのキリストと12使徒…
―不妊に悩んでいたのは誰だったか―
12番目―ユダは裏切る。
衛は論文は間に合わせると言い残し研究室を飛び出した。

遥がたどり着くと診療所は既に火の海だった。
火の手を避け潜り込んだ診察室で彼女は痩せこけた嬰児の首を青い絹紐で締めていた。
制止する声に―涼子は顔を上げる。
遥には分からない、彼女の独白は続く。
死にかけた赤ちゃんを助けようとしただけだった。なのに、
我が子を殺しかけた母親は被害者顔でテレビに出ていた。
涼子は怒り、悲しみ、憎み、親元に戻ってもまた同じ目にあうであろう子供を哀れんだ。
彼女が望んでも得られない物を蔑ろにする者達を憎んだ。
だから哀れな子供達と死ぬことを選ぶ、13の翼を持つルシフェルになって。

未来視が見せた彼女の深い絶望、遥は同じ立場なら同じ事をしたかもしれない。
だが、それは赦せないと、生きて償えと遥は叱責する。
もっと早く出会えていれば…そう言い残して涼子は遥を突き飛ばす。
涼子と赤ん坊の姿は瓦礫の向こうに消えた。
逃げようとするが、煙と力の後遺症で体の自由が利かない。
衛の言うとおり、力を使っても結局誰も救えなかった。
無力感に包まれながら遥の意識は遠のいていく。

―遠くで…あいつの呼ぶ声が聞こえた気がした。

(スタッフロール)
150angel cry:2008/04/12(土) 14:40:45 ID:pNxumJXBO
逃げようとするが、煙と力の後遺症で体の自由が利かない。
衛の言うとおり、力を使っても結局誰も救えなかった。
無力感に包まれながら遥の意識は遠のいていく。

―遠くで…あいつの呼ぶ声が聞こえた気がした。

不甲斐ない結果に悪態をつく羽生と、個人プレーに釘を差す鳥越に囲まれて、
あちこちに包帯を巻いた遥は珍しく愁傷に聞いていた。
無力さに落ち込む遥に、単身で無くとも全てを救えると想うのは傲慢だと鳥越は諭す。
12人目は助かった、それだけでも無駄ではない。
羽生は金島が末期癌でいずれにせよ長く無かったことを告げ……彼なりのフォローらしい。
一刻も早い復帰を指示し、2人は退室する。

入れ違いに現れたのは衛だった。
説教を重ねられ凹む遥の左耳に手を添える。
耳元には無くした筈のイヤリング―24日の所用とはこれの事だった。
冷やかしに現れたアンナを新米の看護士はターナーと呼び電話を告げた。
電話の主はディッシユ。
遥に告げられた彼女の名前は―アンナ・リン・ターナー……
→true end

以上です…長くなってすいません…

>>140
リロてなかった……次から気をつけますorz
151ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 14:48:35 ID:pNxumJXBO
コピペ失敗してるし……
ラストの重複削除願います
タイトル抜けもあるし…ああもう
152ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 15:00:24 ID:YgR7uRlXO
力作乙です。おもしろかった。
しかし暗いし生々しい話だなー。コンシューマーゲーム機だと年齢規制つきそう。
アプリは規制ゆるいのかな。

でも途中でこの名前誰だったっけ?となった。俺の記憶力が悪いせいもあるけど。
最初のレスで人物説明表入れてくれると、そうなったときにそこ見て確認できるから助かる。
153アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:43:58 ID:Ja6/2iGr0
バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ投下。
クリス、ジルを主役とするアンブレラ終焉と、
その裏側で暗躍したウェスカーの闇を継ぐ者とその後、
そして闇を継ぐ者に至るまでのウェスカーとその周囲の動きです。
そのためアンブレラ・クロニクルズだけではなくバイオハザード0、1、2も同時にネタバレする部分があるため注意願います。
資料はゲーム本体だけで攻略本などはありません。
なので私が無意識に脳内補完している記述などありましたら指摘・訂正していただけると幸いです。
あとすっげぇ長いです。
長文に耐えられる人だけよろしくお願いします。
154アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:46:03 ID:Ja6/2iGr0
<アンブレラクロニクルズ>

<アンブレラ終焉>
ラクーンシティに関する裁判において、アンブレラ側は金で雇った弁護団を駆使し、政府の陰謀を主張する方針をとる。
もう一方の政府側はラクーンシティの滅菌作戦により証拠のほぼ全てを消失してしまい、更には政府関係者の証言拒否から苦境に立たされていた。
そんな中、ソ連崩壊時にアンブレラが買い取ったロシアの化学工場の地下に、アンブレラ最新の基地が存在している事が発覚。
クリス・レッドフィールドとジル・バレンタインを中心とする対アンブレラチームは基地制圧の為に部隊を率いて向かう事になった。

基地に到着すると、そこでは既にバイオハザードが発生していた。
襲い掛かるゾンビやBOWを退けつつ進攻。
別行動をとった部隊からは負傷や弾切れの通信が伝わってくる。
地上施設を進むうちに辿り着いたプラントの上層部からダクトに飛び込み、重要施設と目される建物に侵入する。
(あるいは施設地下部分を進んでいるうちに辿り着く・途中分岐)
とある端末に近づくと十数体のハンターの群れから襲撃を受ける。
ここには一体何があるんだ、というクリスの疑問に、よく確認しましょうとジルが応える。
床の部分に違和感を感じたジルがクリスにその事を伝える。
クリスは相槌を返しつつ端末を操作する。
ジルの立っていたアンブレラのマークが描かれた床がエレベーターとして機能し、二人を地下へと運んでいく。

エレベーターに誘われた奈落の底でもバイオハザードによる犠牲者がうごめいていた。
クリス、ジルを迎えたのはゾンビとハンターの一団だった。
この施設の事が発覚したのはごく最近のこと、注意して進みましょうとジル。
道中、ここにいるはずの未確認のBOWについてどう思う、等の会話を交わしつつ地下施設を行く。
新たに二人の前に立ちはだかるエリミネーター、キメラ、リッカーを撃退し、
水際の通路でネプチューンに襲われつつも撃退して進む。
BOWが封入されていると思われる棺桶ほどの大きさのカプセルが、次々と焼却されていく場面に出くわす。
地上に展開している部隊からは『制圧完了、しかし被害は甚大』との通信が入る。
数々のトラップを回避しつつ、二人は更に深部へと進んでいく。
155アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:47:27 ID:Ja6/2iGr0
再びエレベーターで更なる地下へと進むクリス、ジル。
エレベーター上でBOWの襲撃を受けるも撃退。
エレベーターを降りて進むと数々のモニターが並ぶ監視室のような場所へ辿り着くが、
全てのモニターがCAUTIONの文字とレッドシグナルを浮かべている。
プラント43やこうもりを撃退し、蜂の巣状に連結された通路を進む。
幾つものシャッターを潜り抜けてたどり着いたのは基地の最深部。
そこで新型タイラント、テイロスが待ち受けていた。
全身にメタルプレートをまとい、ミサイルランチャーを担いで防御・攻撃両面での大幅な強化が施されている。
極めつけにとスピーカーからテイロスについての高説が流れるが、クリスとジルは難なく撃破する。
しかしテイロスはリミッターを解除して再度襲い掛かる。
天井部分から釣り下がった上半身を自在に操るテイロスの攻撃は、
掴みかかる、レーザーで焼き切る、テイロス自身の触手による攻撃、施設の瓦礫を投擲するなど熾烈を極める。
辛くも撃退し、無事に施設を制圧する事に成功。
機械との融合を図り最強をうたったBOWは、機械特有のスパークと爆発に焼かれ倒れた。
クリスとジルの二人はアンブレラの終焉を確信するが、アルバート・ウェスカーとの決着がつかずじまいであることを考え、
自分達の戦いがまだ終わっていないことを同時に悟る。
そのころ施設内部ではBOWの死骸の焼却など戦闘の後処理が進んでいたが、
調査部隊を前にしたモニターは、U.M.F.-013のデータが全て消去されている事を示していた。

<アンブレラ終焉 終>

テイロス T-A.L.O.S.
Armored Lethal Organic System.
装甲化、致死的制圧、生体システム。
アークレイ生物兵器研究チームが提唱したBOWの改良案に基づいて製作された。
装甲戦闘車両や戦闘ヘリとの交戦すら想定したタイラントの発展形。
コンピューターと無線接続されたチップを脳に埋め込み動作を完璧にコントロールする。
その他、人工臓器への置換、装甲によるウイルスの暴走の抑止などあらゆる点で改良が施されている。
156アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:49:03 ID:Ja6/2iGr0
<発端>(バイオハザード0におけるウェスカーの行動)
1998年7月23日深夜
レベッカ・チェンバースとビリー・コーエンが生き残りを賭けて決死の脱出劇を敢行している最中、それを別の立場から見守る二人の男がいた。
ウェスカーと、Gウイルス開発者であるとともにアネットの夫にしてシェリーの父、ウィリアム・バーキンである。
二人はラクーンフォレストの奥地にあるジェームス・マーカスが生前に勤めていた幹部養成所の再利用計画の為にここを訪れていた。
マーカスによるウイルス流出事故の一部始終を見ていたウェスカーはアンブレラの没落を察知した。
しかしウィリアムは新たなウイルスの開発に未練を見せたが、ウェスカーの突き放す冷酷な一言によって観念した様子を見せる。
そして幹部養成所の抹消と共に、STARSをアークレイ山地の洋館に誘い込む計画が開始されるのだった。
脱出の最中、ウェスカーにプロトタイラントが襲い掛かるが、難なく一蹴。
それをゴミと酷評するもののプロトタイラントは即座に立ち上がる。
Tウイルスの回復力には舌を巻くばかりであったが、再戦でも勝利を収め、脆弱性を残すBOWに改良の必要があることを再確認する。

黄道特急の列車が脱線したトンネルまで辿り着けば、するべき事は一刻も早く養成所を離れるだけだった。
しかしウェスカーの前にセルゲイ・ウラジミールと改良型タイラントのイワンが立ちはだかる。
養成所再利用計画の失敗、そしてウイルス流出事故の責任の所在をウェスカーに求めるセルゲイと、
あくまで計画の進行を優先するウェスカーの行動は決定的なまでに食い違っていた。
血の粛清という大義名分のもとセルゲイはイワンをけしかけるが、ウェスカーはそれを軽くいなすと、
幹部養成所を葬り去った爆発に乗じて消え去った。
セルゲイはウェスカーの追撃よりも、アンブレラの未来の為にテイロスの素体を回収する任務を優先する。
奇しくもセルゲイの追跡を受けることなく帰還の途に着いたウェスカーは、
STARSとBOWの戦闘データを収集するべく、かねてよりの計画に着手したのである。

<発端 終>

ジェームス・マーカス
アンブレラ創設者の一人であり、幹部養成所の所長でもあった。
Tウイルスに対して、研究者然とした態度のマーカスと、商品としての価値観を持つスペンサーと対立。
結果スペンサーによって暗殺されるが、その後研究中のヒルに投与されたウイルスの力で蘇生。
復讐を誓ってウイルス流出事故を起こす。

セルゲイ・ウラジミール
アンブレラの幹部であり、元ソ連軍軍人。
軍時代の階級は大佐であったため、俗称でそう呼ばれることが多い。
U.B.C.S.の設立に密接に携わり、監視員を組織する。
ニコライ・ジノビエフとの交流があり、祖国の復活を切望している。

イワン
タイラントT-103の派生型。
セルゲイが自らの護衛用にカスタマイズしている。
人間社会に馴染んで常に作戦行動ができるように、思考能力を強化、人間のように偽装できる能力を改良した。
戦闘能力はT-103と同等で、スーパータイラント化も可能。
157アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:50:40 ID:Ja6/2iGr0
<悪夢>(バイオハザード1(リメイク)の洋館におけるレベッカの行動からセルゲイに関わるものだけ)
洋館ホール二階から、ミイラのように布で包まれた人型の何かを担いだイワンとセルゲイを目撃する。

<悪夢 終>

<転生>(バイオハザード1(リメイク)の洋館でタイラントに殺害されてからのウェスカーの行動)
アークレイ山地の洋館において、自らの命をも賭けた偽装をやり遂げたウェスカーは、
蘇生の感触を確かめる間もなく計画の完遂を目指し行動を開始した。
洋館に残されたデータを全て持ち帰る手はずだったが、セルゲイの仕業によってデータは全てU.M.F.-013に移されると共に、
アンブレラが保有していたRED QUEENと名乗るAIの防衛機構によって、ウェスカーはアクセス権の全てを無効化させられてしまう。
施設が爆破されるまでの秒読みが続く中、ウェスカーは計画の練り直しを余儀なくされ、セルゲイ達への復讐を誓う。
当面の目標は洋館からの脱出である。
道中数多のBOWがウェスカーの脱出を阻むように現れ、幾度となく襲い掛かるものの、
ウィリアム・バーキンの開発したウイルスによって超人的な能力を獲得した彼にとってそれらは既に敵ではなかった。
リサ・トレヴァーすらも例外ではない。
しかしデキソコナイと評されたリサはしつこくウェスカーの前に現れるのだが、
洋館ホールでの決闘によりとどめを刺され、ついに動きを止める。
この日アンブレラの力が不要となったウェスカーは自らのための行動を開始する事になった。

<転生 終>

RED QUEEN
アンブレラが開発した防御用AIのコードネーム。
U.M.F.-013の内部に存在し、平常時はアンブレラの全ネットワークを監視しているが、
緊急時には自己意思であらゆる物理的、電子的な攻撃からデータを保護、外敵を排除する能力を持つ。
158アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:51:56 ID:Ja6/2iGr0
<瀕死>(バイオハザード2、ラクーンシティでレオン・S・ケネディと別れた後のエイダ・ウォンの行動)
エイダは体のいたる所に傷を負いつつも、ラクーンシティからの脱出を諦めていたわけではなかった。
ラクーンシティに潜伏している連絡員と接触し、脱出の手段を手に入れる段取りとなっていたが、
合流地点のホテルに到着した時には既に遅く、連絡員は自らの意思で拳銃自殺を遂げていた。
途方に暮れることもなく脱出の手掛かりとなるものを探るエイダであったが、ここでウェスカーからの通信が入る。
『彼は状況に絶望し、死を選んだ。弱い男だ』と告げると共に、エイダの組織への裏切りとも取れる行動について失望の色をあらわにした。
だがエイダがバーキンGの組織片を所持していると分かると、ウェスカーの態度は静かに豹変した。
ここでエイダにもたらされた二つの情報があった。
一つはラクーンシティに対して決行される滅菌作戦のことであり、
もう一つは未だにアンブレラの幹部がラクーンシティを脱出しきれていないことだった。
ウェスカーが端末を操作することで、連絡員が所持していたアタッシュケースが開かれる。
そこにはフックショット(バイオハザード4でも使用しているフックとワイヤーを一体化させた拳銃型の道具。ウインチ)が収められていた。
行動を再開したエイダの行く手を炎が遮るが、頭上の非常階段にフックショットを使用し難なくクリアする。
途中駆け込んだビルの屋上から、高速道路の壁面が崩落した部分を見つけそこから進入。
警戒しつつ進むと突如地響きが鳴り渡る。
現れたのはタイラントRで、エイダはこれと交戦、撃破する。
道路上にゾンビの群れが現れると同時に、頭上にヘリコプターが飛来した。
このヘリにアンブレラの幹部が搭乗している事を察すると、エイダはハンターの妨害を受けつつも、
ヘリが吊り下げているコンテナにフックショットを打ち込むことに成功、見事生還を果たした。
エイダの知る由もないことであったが、そのヘリにはセルゲイともう一人、謎の人物が搭乗していた。
彼らはアンブレラ本社のコンピューターをコンテナに積み込み、それを盗み出したところであった。
そして振り落とされまいとコンテナにしがみ付くエイダの目の前には、U.M.F.-013と表記されたコンソールがあった。
彼らの乗るヘリと、ラクーンシティに向かって飛来する戦略ミサイルがすれ違う。
木端微塵に吹き飛ばされるラクーンシティを背後に、セルゲイはアンブレラ復活を予期する一言を放つのだった。
Gの組織片との取引によって組織に復帰したエイダは、今しばらくウェスカーとの付き合いを続けていくことになる。

<瀕死 終>

バーキンG
ウィリアム・バーキンが自らの体にGウイルスを投与しモンスター化した姿のこと。
ウイルス自体の略称とG化したバーキンを区別するためにこう呼ばれる。
159アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:53:31 ID:Ja6/2iGr0
<闇を継ぐ者>(アンブレラ終焉の裏側でウェスカーがとった行動)
2003年2月18日2時50分
ウェスカーはアンブレラが保有する化学工場の前に辿り着いた。
力を制するのはより大きな力、との言葉を残すが、同時に互いを消耗し尽くしては意味が無いとも述べる。
ウェスカーが腕の端末を操作すると、端末からクリスとジルの会話が流れてきた。
会話の後ろではヘリのローター音が響いているが、彼らがアンブレラの基地に対して行動を起こそうとしている事を聞き取った。
招き入れた旧友の到着を確認し、クリスとの浅からぬ因縁を感じながら、ウェスカーは行動を開始する。
クリス達よりも一足早く化学工場に潜入したウェスカーは、工場の地下へ容易に辿り着く。
一方セルゲイはウェスカーの潜入を察知していた。
背後でRED QUEENが淡々とバイオハザードによる汚染状況を報告するが、その内容はセルゲイに基地の放棄を決意させるまで進行していた。
しかしRED QUEENとテイロスさえあれば構いはしないとセルゲイは語り、テイロスの起動を命じるのだった。
ここでクリスとジルを伴った対アンブレラチームの接近を感知。
矢継ぎ早に訪れた物騒な来客に対しても、セルゲイは状況を楽しむ余裕を見せていた。

工場の地下を進むウェスカーはBOWからの歓迎を受けていた。
地下鉄道を利用する事にしたウェスカーはその列車内でもBOWの襲撃を受けるものの、その全てを退ける事に成功する。
途中、線路が途切れ列車ごと宙に放り出されそうになるものの、間一髪ブレーキが間に合ったため危うく難を逃れる。
線路の途切れた先は地下深くへと続く竪坑となっていた。
竪坑を向かい側の足場に飛びつきながら段々と地下へと向かう。
竪坑の最深部へ辿り着いたウェスカーを迎えたのは複数の銃声とすぐ足元で散った火花だった。
ウェスカーの出迎えにやってきたセルゲイは基地を『我が城』と言い、ウェスカーはアンブレラを『沈みかけの船』と言う。
しかしセルゲイはアンブレラが沈まない事を確信しており、再生を掲げる。
ウェスカーの迎撃にセルゲイがあてがったのは、養成所再利用計画の際に同伴させた改良型タイラント、イワンであった。
セルゲイはイワンを紹介する際に『友人達』と口走った。
そのことをウェスカーは疑問に思うが、自身の背後から現れたもう一体のイワンにすぐに気付く。
ウェスカーとイワンの対決を見届ける事も無く立ち去るセルゲイ。
竪坑内を自由自在に飛び回る超人然としたウェスカーの動きに苦もなく追従してまわるイワンであったが、
ウェスカーは撃退に成功し基地の奥深く目指して移動する。

ウェスカーが最深部一歩手前まで辿り着くと、最深部へ至るためのエレベーターが既に起動した後の状態となっていた。
先ほどの竪坑よりも深い縦穴となった空間を、ウェスカーは時に蜘蛛のごとく壁に張り付きつつ、時に壁を蹴った反動で位置を変えつつ、
BOWとの戦闘もこなしながら進んでいく。
縦穴の最深部へ辿り着き、クリス達が引っかかって進攻不能になった通路も、超人的身体能力駆使して進んでいく。
別ルートでクリス達が進んだものと同じ構造となっている蜂の巣状の通路を抜けて辿り着いたコンピュータールーム。
そこにはモニターを挟んでクリス、ジルへ向けてテイロスに関する高説を垂れ流すセルゲイがいた。
セルゲイはRED QUEENを『彼女』と呼んで紹介し、彼女が洋館事件の夜に起動したこと、ラクーンシティ壊滅事件の際に持ち出したことを告げた。
テイロスとのリンクによって未知なる世界を体験したRED QUEENが新たな刺激を求めた事を踏まえ、RED QUEENが自身と同類、
生き物であるかのように話すセルゲイであったが、対するウェスカーはRED QUEENを単なる道具、使う者によって価値を変えると一蹴した。
ここでも意見の対立を見た両者は決着を望み、セルゲイは自身に投与したウイルスを活性化させセルゲイモンスターと化す。
人間の名残は大きく残しているものの、背中から生えた無数の触手、両腕を一体化させて生み出した新たな腕など、BOWとしてはかつて無い姿へと成り果てた。
セルゲイは自身の体を変貌させながらも、そこに自身の意思を残していた。
戦闘の最中でセルゲイは自分が辿った運命を語る。
ソ連崩壊後にオズウェル・E・スペンサーに拾われ忠誠を誓った事、タイラントとしての素体適合テストに合格しクローンを提供する事で今の地位を手に入れたことを明かす。
かつて存在したタイラントを兄弟と呼び狂気を見せるセルゲイだったが、ウェスカーはそんなことを意にも介さずスペンサーの居場所にこだわった。
160アンブレラ・クロニクルズ ◆l1l6Ur354A :2008/04/12(土) 21:54:45 ID:Ja6/2iGr0
結局のところ、セルゲイからスペンサーの居場所を掴む事はできなかった。
ウェスカーとセルゲイの因縁は終焉を迎え、勝者として残ったウェスカーはRED QUEENと対面する。
U.M.F.-013のデータを全てコピーし、『面白い切り札』を手に入れたとウェスカーは静かに喜ぶ。
コンピュータールームに掲げられていたモニターには、クリス達とテイロスの決戦に終止符が打たれた場面を映し出していた。
クリス達がプラン通りの働きをしたことを評価し、ウェスカーは『彼女』に別れを告げ、U.M.F.-013の全データを初期化する。
初期化が完了すると、モニターはU.M.F.-013のデータが全て消去された事を示した。
基地の外へ脱出を果たしたウェスカーは、アンブレラの終焉を確信する。
そして自分がアンブレラとは違い、Tウイルスの有効な使用方法を見い出している事を述べる。
勝者が誰かを思い知らせると胸に決め、ウェスカーはロシアの雪原に消えた。

ラクーンシティの事件から五年後、アンブレラが組織ぐるみで行ってきた行為の有罪が確定した。
しかし裁判には検察、アンブレラ双方とも不審な点が多かったため、アンブレラの弁護側は控訴する構えを取る。
そしてロシア政府はFBIからの要請により、行方不明になっているスペンサーの捜索チームを編成する。

ウェスカーはU.M.F.-013からコピーしたデータを開いた。
それを眺めながら、アンブレラの庇護を失ったスペンサーに対し、せいぜい逃げ回る事だと心の中で言う。
そしていつか自らが描いたシナリオについて話そうと心に決める。

<闇を継ぐ者 終>

U.M.F.-013
ラクーン市地下研究所シェルターに設置されていた13番目のスーパー・コンピューター。
世界中の支社間に張り巡らされたネットワーク上、すべての情報はこのメインフレームにバックアップ保存されていた。
蓄積された情報は、アンブレラ復活も理論的に可能な『宝の山』である。


<アンブレラ・クロニクルズ 終>
161ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 23:11:17 ID:Zr8PRUVa0
アンブレラ乙
結局話は続くオチに俺は疲れたよ
残りのシナリオはまんまシリーズと一緒だし問題はないね
しかし2のシナリオは入れて欲しかった
162ゲーム好き名無しさん:2008/04/12(土) 23:40:11 ID:cOyGz5QG0
どなたかサイレントヒルゼロを書いてくださる方はおりませんか?
163angel cry:2008/04/13(日) 00:00:36 ID:pNxumJXBO
>>152
今更ですが……

◆登場人物
遥:主人公。刑事。未来を視る力を持つ。
衛:史学士。遥の幼なじみ。
鳥越:警視正。遥の上司で衛の父親。
羽生:刑事。遥とは犬猿の仲。
金島:医師。遥の先輩で捜査協力者。
涼子:主婦。金島の妻。
アンナ:医師。遥の主治医。
桧皮:医師。アンナの病院の院長。
白沢:容疑者。小児性愛者で遥の父の敵。
佐伯雄太:男児。3件目の発見者。

◆犯行・凶器一覧(発見順)
1:新宿ロッカー。赤いコード。
2:御陵公園。青い針金。
3:池袋デパート。赤いビニール紐。
4:神田川。青い靴紐。
5:山手線線路脇。青い凧糸。
6:渋谷公団。青いゴム紐。
7:百人町マンホール。青い釣り糸。
8:新宿駐輪場。血染めの紐。
9-10:箱。紺のネクタイ。
11:池袋自販機。紺の帯紐。

被害者と発見者はまでかくと際限なく…
コンシューマーだとB相当ですかね…

>>153
乙です。
164ゲーム好き名無しさん:2008/04/13(日) 02:54:52 ID:brZiUJVM0
OSAKA、個人的には最低限最初に選べる仲間六人の簡単な(あくまで簡単な)紹介は必要だと思う。
最終的には必ず全員仲間になるし、最初に選ぶ三人にも制限があるわけじゃないから。
後はまあ、主人公と葉漁ぐらいは欲しいかな。
残りの重要人物は出てきてからで。
165アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:09:55 ID:IM/jb0lt0
1.炎の少年

 その村には、炎の精霊がいた。そのために、ロマリアの襲撃を受けた。
 ロマリアの兵士は、村人を殺し、炎の精霊を奪う。
 生き残った、まだ幼い少年が、抵抗しようとして、生まれながらにして持っている炎の力を解き放った。
 辺りの物が燃え盛る。だが、抵抗も空しく少年は兵士によって連れて行かれてしまった。
「やめろ!!離してくれ!」
がばっと起き上がる。また昔の夢を見てしまった。彼はエルク。
炎使いと呼ばれている、ちょっとは名の通ったハンターだ。

エルクは外に出て、ハンターズギルドに向かう。ここは、アルディア国のプロディアスという町。
夜中だというのに、臨時の仕事があるという。
アルディア空港でテロ騒ぎが起きているので、それを鎮圧してほしいとのことだ。
早速空港に向かう。犯人が女性を人質に取って立て篭もっている。
エルクの活躍で、人質を助けることが出来たが、犯人は着陸している飛行船内に逃げ込んでしまった。
犯人を追って飛行船内へ。暗闇の中で、何者かの気配がする。
目を凝らすと、白いライオンのようなモンスターがこちらを睨んでいる。
「ダメよ、パンディット!」
女の子の声がした。パンディットというこのモンスターは、女の子の声を聞いておとなしくなった。
「あなた、私を捜しているんじゃないのね?お願い、私をここから逃がして!」
リーザと名乗る女の子はそう言った。そのとき、犯人がやってきた。
犯人はモンスターを呼び出してエルクたちに襲い掛かる。リーザと協力し、犯人を倒した。
「助けてくれ、奴等は、失敗を許さない・・・殺される!!」
犯人は背後から攻撃されて絶命する。犯人の背後に、黒服の男が立っていた。
こいつがリーザを捜している奴らしい。リーザは前に進み出て言う。
「私、そっちに行きます。だって、このままじゃ二人とも・・・」
前にもこんなことがあった。
 女の子と一緒に施設から脱出しようとして、捕まりそうになった。
 「お願いエルク、あなただけでも逃げて。このままじゃ二人とも・・・」
ハッと我に返る。
「俺を見損なうんじゃないぜ!」
エルクはリーザの手を取って逃げた。だが、リーザは途中で黒服の男に撃たれてしまった。
それでもなんとか逃げおおせた。
166アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:10:33 ID:IM/jb0lt0
エルクは、インディゴスという町の、あるアパートの一室にリーザを運び込む。
そこは、昔エルクが世話になったシュウという男の部屋だった。シュウにしばらく置いてくれないかと頼む。
「空港の一件、やはりお前か?」
シュウに聞かれて、エルクは昨夜のことを説明した。
シュウは、リーザをハンター御用達の闇医者に診せるといいと言う。
ラドは廃墟の町に行ったというので、廃墟の町に行く。医者を見つけるが、男に襲われていた。
「ちょっと待った!そのオヤジに用があるんだ」
男はモンスターに変貌し、エルクに襲い掛かってきたが倒す。医者は驚いている。
「人間をモンスターに変えちまうなんて・・・」
男はどこかで改造を施されたせいで、ああなってしまったらしい。
エルクは医者をインディゴスに連れて行き、リーザを診せる。医者は治療をして帰っていった。
リーザは目を覚まし、昨日のことを話す。
「私、誘拐されて、どこかの研究施設へ送られる途中だったの。
そこには、様々な特別な力を持った子供が沢山いるって言ってたわ。でも、逃げ出して・・・」
リーザにはモンスターと話す能力があるのだ。
「そうだったのか。・・・特別な力を持った子供を集める施設か。
無くしちまった、俺の記憶とも関係あるかも知れない」
エルクは生まれ持った炎の力のため、施設に送られたらしいのだが、
その頃の記憶が無く、何も思い出せないのだった。
そして五年前、砂漠で倒れているところを、シュウに助けられたのだった。

エルクは、また故郷の村が襲われる夢を見た。
「エルク!大丈夫?うなされてたわよ」
リーザに起こされた。
「ああ、何でもない。いつもの夢だ。それより、仕事をして稼がなきゃな。
このままずっと世話になりっぱなしって訳にもいかないし」
リーザはパンディットと共にエルクについていくことになった。
ハンターズギルドに行って、モンスター退治の仕事を受ける。
現場に行ってモンスターを倒すが、無限に涌いてきて切りがない。
「この中にモンスターを操ってるやつがいるはずだ。探せ!」
声と共に、警官隊がやってきた。どうやら、リーザを探しているらしい。
エルクたちは路地裏に逃げたが、このままでは見つかってしまう。
「こっちへ、早く!」
ドアの一つが開いた。エルクたちはそのドアに飛び込んだ。
そこは酒場だった。エルクたちを助けてくれたのは、青いドレスに身を包んだ女性だった。
「あたしは、シャンテ。ここで歌ってるから、もしよかったら見に来て」
警官隊はもう行ってしまったようだ。酒場から出て、シュウのアパートに帰った。
167アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:11:35 ID:IM/jb0lt0
2.蒼き女神

次の日からは、シュウもパーティーに加わり、三人でギルドの仕事をこなすことに。
そして、夜。エルクたちは酒場に行ったが、シャンテはいなかった。
マスターから伝言を聞くと、閉店後に来てくれ、ということなので、閉店後に再び酒場に向かう。
それは罠だった。暗がりから出てきたのは怪しい男。
「俺はモンスターの力をこの身に宿した、新しき人類の一人」
そう言う男に、エルクはピンと来たらしい。
「新しき人類?リーザを狙っているのはお前たちだな?シャンテはどこにいる」
「女は我々が預かっている。ボスたちが、お前たちを大層気に入ってな。
どうだ、俺たちの仲間になる気はないか」
「お前のように、化け物になってまで力を手に入れたいとは思わない」
交渉決裂。男と戦って倒す。
「女を返してほしければ、プロディアスの女神の広場に行くことだ。そのときが、お前の最期だ!」
そう言って男は死んだ。

プロディアスに着いたエルクたち。
「ここが俺のアパートだ。近くに小型の飛行船も隠してあるんだ」
エルクは皆を自分の住んでいるアパートへと案内した。そして、飛行船のところへ。
町の西の丘の上に、ヒエンと呼ばれる飛行船が停めてある。そして、これからどうするのか考える。
「女神の広場って言ってたよな。女神像はもうすぐ完成する頃だと思うけど」
広場には人がたくさん集まっていた。完成した女神像の前で、記念式典の最中だった。
偉そうなおっさん・・・ガルアーノというらしいが、そいつが壇上で演説している。
「お集まりの皆さん、この美しい女神像、ロマリアからの友好の証として我がアルディアに贈られたものです。
アルディアの未来は、ロマリアの協力なしにはあり得ない」
エルクたちが広場にやってきたのを見て、ガルアーノはほくそえむ。
「それでは、その美しい姿をお目にかけましょう!」
ガルアーノの言葉と同時に、女神像から光が放たれる。
「何だ、この光は!体の力が抜けていく・・・」
辺りの人々は気絶してしまう。エルクたちも気絶しそうになったが、
そのとき、上空に飛行船がやってきた。飛行船から雷が飛んできて、女神像に落ちた。
乗っている人が魔法でも使ったのだろう。女神像は粉々になった。
気絶から立ち直った人々は完全にパニック状態になっている。
「アークだ!アークが現れたぞ!」
あの飛行船はアーク一味が乗っている、シルバーノアだったのだ。
「あの飛行船、覚えている。俺の、俺の村を襲った・・・」
 それはあのとき。エルクの故郷を襲った軍人たちは、炎の精霊をあの飛行船に連れ去った・・・。
「間違いねぇ。あの飛行船に俺の村は・・・許せねぇ!」
エルクは突然走り出し、広場を出て行った。後を追うシュウとリーザ。

エルクは丘の上のヒエンの元に行き、乗り込んで発進させようとする。シュウたちも慌てて乗り込む。
「どうしたんだ、エルク!」
「あの飛行船は俺の村を襲い、みんなを・・・奴らは、この俺が始末する!そいつらが『賞金首アーク』の一味なら、
なお都合がいいぜ」
ヒエンでシルバーノアを追う。だが、シルバーノア程の大型飛行船に、小型飛行船が追いつけるはずはない。
ヒエンはスピードを上げ過ぎて、エンジンから火が出てしまう。そして、墜落した。

168アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:12:54 ID:IM/jb0lt0
3.波音の彼方

 施設にいた頃のエルク。親友のジーンという男の子と遊んでいる。
 「なぁ、エルク、お前、ミリルのことが好きなんだろ?隠したって俺には解るんだよ」
 ジーンが突然そんなことを言うのでエルクは焦る。
 「で、好きって言ったのかよ?」
 「言えないよ、そんな事・・・」
 「しょうがねぇなぁ・・・おーい、ミリル!」
 煮え切らない態度のエルクを見て、ジーンがミリルを呼んだ。
 「どうしたの?二人でこそこそして」
 「実は、エルクがさ・・・」
 「やめろよ、ジーン!」
 エルクはジーンの頭を小突く。ミリルは笑った。
 「おかしな二人ね。ふふふ」

エルクは目を覚まして起き上がる。今のは夢・・・いや、失った記憶か。
「気がついたのね。よかった」
墜落したエルクたちを助けてくれたのは、白衣を着た老人だという。
見回してみて、シュウがいないことに気がついたエルク。
「ところでシュウは・・・シュウはどうした?」
「それが・・・私が気がついたときには二人だけで・・・」
言いにくそうに言うリーザ。
とりあえず、二人だけで辺りを散策してみることに。ここはヤゴス島のユドの村というところだ。
そして、さっきまでエルクが寝ていたのは研究所のようだった。
一通り回った後に研究所に戻ると、作業所にヒエンがあった。それを整備してくれているのが、
白衣を着た老人、ヴィルマー博士だ。
「勘違いするなよ。別にお前たちのためにやってるんじゃないわい。まだお前たちを信用したわけではないからの」
博士はそんな事を言う。そのとき、助手の男が飛び込んできた。
博士の孫娘のリアが、遺跡に行ったまま帰って来ないという。エルクたちは様子を見に行くことになった。

封印の遺跡。そこはモンスターが出そうな嫌な空気が漂っている。
降りて行くと、女の子の叫び声が聞こえてきた。駆け寄ってみると、リアがモンスターに囲まれている。
と、壁に埋め込まれたロボットからビームが出て、モンスターを焼き払った。
リアを助けて、研究所に戻る。ヴィルマー博士とリアは抱き合った。
「リア!無事でよかった。わしは、あんたたちの事を誤解しとったようじゃ。すまなかった」
エルクたちに謝る博士。
「私ね、おじいちゃんが見つけたロボットに助けてもらったんだよ」
リアがそう言うのを聞いて博士は驚く。
「あのロボットが動いていたというのか?まだまだ謎が多いのう」
博士は、ヒエンを修理する代わりに、もう一度遺跡に行ってロボットを持ってきてほしいと言った。
もちろん引き受けない手はない。
169アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:14:15 ID:IM/jb0lt0
その夜。エルクはまた夢を見た。
 謎の黒服の男たちに、施設に連れてこられたときのこと。
 「これから、お前はここで暮らすんだ。まあ、せいぜい研究の役に立ってくれよ」
 黒服の男たちは去っていった。男の子と女の子が歩み寄ってきた。ジーンとミリルだ。
 「何だ、新入りか?」
 「ジーンったら、偉そうに!あなた、名前は?」
 「・・・エルク」
 「いい名前ね。私はミリル。この子はジーンよ。仲良くしましょうね」
 「ここは、どこなんだ。何でここにいるんだ?あ、頭が・・・」
 突然頭を抱えるエルク。そんなエルクを見てジーンが言う。
 「こいつ、まだ薬が残ってるな。ここに来る子は薬を与えられるんだ。そのせいで、昔のことはみんな忘れる」
 「でも、大丈夫。記憶なんてなくてもみんな楽しく暮らしているわ。さあ、こっちにいらっしゃい」
 エルクはミリルたちについて歩いていく・・・。

翌日。再び封印の遺跡に入るエルクたち。地下二階の、ロボットが埋まっている壁に着いた。
壁からロボットを掘り出そうとするが、壁が固くてびくともしない。武器で切りつけてみても無理だ。
そのとき、ロボットが喋りだした。
「我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ゾ?我、七勇者ノ護衛ヲ務メシ機神団ノ長『ヂークベック』」
ヂークベックは片言に、自分を助けたければさらに深層にある「パワーユニット」を取って来い、と言う。

遺跡の最深部に来た。突然、モンスターの形の石像が喋りだした。
「我々は、機神の封印を守る者なり」
「俺たちは、その機神の『ヂークベック』を目覚めさせる為にここに来た!」
「汝ら、その最強の機神を使い、何をするつもりだ?
かの機神を再び目覚めさせる事はこの我々が許さん!かの機神はこのちで永遠に眠り続けるのだ!!」
封印を守る者は耳を貸そうとしない。
「おねがいです、ヂークベックを動かす為にパワーユニットが必要なんです!」
「ほう、封印されし20のパーツ、パワーユニットを知っているとは・・・。
機神の秘密を知っている以上、汝らをこのまま見過ごすわけにはいかん!
グロルガルデ様の命により、汝らの命、貰い受ける」
石像と戦闘になるが、勝つ。奥の壁に埋まっていた、白いパーツを取り出す。これがパワーユニットだ。
ヂークベックが埋まっているところに戻ると、パワーユニットは勝手にヂークベックに吸い込まれていった。
ヂークベックは壁から抜け出た。
「少年よ、ワレとトモに・・・」
二、三歩歩いたかと思うと、ヂークベックは蒸気を吹き上げて動かなくなってしまった。
かなり重いが、なんとか担いで研究所まで運ぶ。

ヴィルマー博士はヂークベックを見て感心している。
「約束通り、飛行船は直してやろう。明日には飛び立てるはずじゃ。今日はもう休んでおくことじゃ」
エルクたちは研究所の二階で休んだ。その夜、エルクはまた夢を見た。
 「私たち、実験材料だったのよ。このままじゃ、エルクも、ジーンも、みんなモンスターにされちゃう・・・」
 ミリルは悲しそうな顔をしている。
 「ミリル、逃げよう。ここを出て助けを呼ぶんだ!・・・誰か来る。あっちだ!」
 ミリルの手を取って施設を逃げ出そうとするエルク。
170アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:15:04 ID:IM/jb0lt0
真夜中に目を覚ましたエルクは研究所を抜け出して、海岸へ行った。それに気付き、後を追うリーザ。
「どうしたの、眠れないの?」
エルクは答えない。
「ねぇエルク、私の生まれた村の話、聞いてくれる?」
リーザは話し出す。その村はホルンという名前だった。だが、人々は魔女の村と呼んでいる。
村に生まれた女性は、特別な力を持っているという。動物と話せる力。
強い力を持つ女性は、モンスターとも話せるという。リーザにも、その強い力がある。
「何で、俺に話してくれたんだ?」
「貴方を、信じていいと思ったから。モンスターと話が出来ることを知った後でも、
エルクは、私を守ってくれたから」
「・・・プロディアスに来た飛行船は、俺の村を襲ったのと同じだった。
だから、どうしても奴を捕まえたかった。でも、そのせいでシュウは・・・。
俺は、いつも仲間を、信じてくれる仲間を犠牲にしてるんだ。ミリルだって・・・」
エルクがそう言うのを聞いて、リーザは驚く。
「もしかして、記憶が戻ったの?」
「ああ。俺が、仲間を犠牲にしてきた記憶がな」
エルクは、故郷を村を襲った軍人たちに、『白い家』という施設に連れて行かれた。
そこには、特別な力を持った子供たちが集められていた。
言われた通りの、何不自由ない生活。だが、日が経つ毎に仲間が減っていく事に気付く。
「ある日、俺たちは見たんだ。仲間だった子供が、実験機器の中でモンスターに変えられていく姿を。
怖くなった俺は、ミリルと一緒に逃げ出した。でも、すぐにバレて、森の中で追い詰められたんだ」
 森の中を必死で走るエルクとミリル。ミリルは転んでしまう。
 「私はもうだめ・・・。エルク、貴方だけでも逃げて。このままじゃ二人とも捕まっちゃう」
 「でも・・・俺は・・・」
 エルクはためらっている。追っ手がすぐそこまで迫ってきている。
 「早く!私が奴らの注意をひくわ」
 「ミリル・・・かならず、必ず助けに行く!」
 「エルク、私、待ってるから」
 エルクはミリルを置き去りにして、一人で逃げた。
「エルク、大丈夫!その女の子は、貴方が助けに来てくれるのを今でも待ってるわ!
シュウだってきっと生きている。それなのに、貴方が挫けてどうするの!そんなの、エルクらしくない」
リーザは落ち込んでいるエルクを励ますように言った。
「ああ、そうだな。ミリルも、シュウも俺が絶対に助ける。絶対に!!」

エルクとリーザが研究所に帰ってきてみると、研究所の中は荒らされていた。
「博士とリアちゃんが心配だわ!」
作業室からリアの声が聞こえてくる。エルクたちは作業室に飛び込んだ。
「おじいちゃんをいじめないで!!」
博士は黒服の男たちに囲まれていた。リーザを捜してる奴と同じ格好。
「捜しましたよ、博士。我々と一緒に来てください」
だが博士は嫌がっている。エルクたちは黒服の男たちと戦って倒す。
171アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:16:04 ID:IM/jb0lt0
「じいさん、何故あんたが、奴らに狙われるんだ?」
エルクが問い詰めると、博士は話し出した。
「奴らは、キメラ研究所の連中じゃ。わしは、そこの研究員だったんじゃ」
キメラ研究所とは、人造のモンスターを生み出す研究をしている、ロマリアの特別な機関だ。
研究は成功し、人造モンスターは兵器として使われ、世界を混乱に巻き込んでいった。
そして、研究は次の段階へと進んだ。モンスターと人間を組み合わせて、より強力なモンスターを造ろうとした。
その過程で、特別な能力を持った子供を発見し、「白い家」に集めていた。
集められた子供たちは、様々な実験をさせられた後、最終的にはモンスターとして改造される。
「奴らのやっている事は、人間のすることじゃない。
わしは、孫のリアのためにも、キメラ研究所を逃げ出すことにしたんじゃ」
エルクとリーザは驚く。
「そこだ!俺は昔、そこにいたんだ」
「じゃあ、私の村を襲ったのも・・・?」
エルクは博士に、白い家の場所を聞くが、博士はアルディアにあるというだけで詳しい場所は知らないという。
知っているのは、ロマリア四将軍の一人、ガルアーノという男が、キメラ研究所を仕切っているということだ。
ガルアーノは今、アルディアにいて、マフィアを操っているらしい。

翌日、エルクたちは博士の改造によってパワーアップしたヒエンに乗り込んだ。
「お前さんの運んできたロボットじゃが、その内動くようにするから、後で取りに来て欲しいんじゃ」
「そりゃ構わないけど、どうして?」
「わしは、決めたんじゃ。奴らを倒す発明品を作って、お前たちを助ける・・・
それが、わしにとっての奴らとの戦いなんじゃ」
博士とリアの見送りを受け、ヒエンは飛び立った。


4.再会

アルディアに戻ってきたエルクとリーザ。インディゴスの、シュウのアパートに行ってみる。だが、やはりシュウはいない。
その夜、何者かが部屋に忍び込んできた。
「エルク、驚かさないでよ」
それはシャンテだった。
「大丈夫なんですか?人質にされたんじゃ・・・?」
「人質?冗談じゃないわ。あの後、身を隠していたの。あんたたちを狙ってたのはマフィアだったのよ」
「知ってるさ。ところで、何で戻って来たんだ?」
「あんたたちと連絡を取ろうと思ってね。私、これから仕事なのよ。明日の朝、酒場に来て」
シャンテは帰っていった。腑に落ちない様子のエルク。

翌朝、エルクたちは酒場に行った。
「改めて、久しぶりね。元気そうで何よりだわ」
シャンテが話し掛けてきた。
「まだ隠れていた方が良かったんじゃないのか?」
「そういかない訳があるの。弟がいるの。私にとってたった一人の、血の繋がった人間。
その弟が、面倒な事に巻き込まれちゃってね。私の為にやばい仕事に手を出してね・・・。
それより、昨日の夜の続きを聞かせてよ。何でマフィアの事をあんたが知ってるのか」
「あんたが大変な目に遭ってる間にこっちでは色々とあってね。リーザを狙っている奴らに、
俺も大きな貸しがある事が判った。もう他人事じゃないんだ。シャンテ、ガルアーノに会う方法を教えてくれ。頼む!」
危険だからと、止めようとしたシャンテだが、エルクが必死に頼むのを見て根負けしたようだ。
「わかったわ。何とかしてあげる。ちょっと時間がかかると思うから、明日、また酒場に来て頂戴」
172アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:16:54 ID:IM/jb0lt0
シュウのアパートに戻ったエルクたち。深夜、何者かの気配がする。
「リーザ!起きろ!」
窓ガラスを破って男が飛び込んできた。男の右腕は刀のようだった。
「くっくっく。切り裂いてやるよ!」
男は刀と化した右腕を振って襲い掛かってきたが、何とか倒す。
「くそっ、やりやがったな。覚えてやがれ!」
男は窓から去っていった。
「奴もキメラ研究所で作られたモンスターなのか・・・」

翌朝、エルクたちは再び酒場に行く。
「昨日、ここら辺に切り裂き魔が現れたそうね」
そう言うシャンテを、エルクは疑いの眼差しで見る。
「どうしてその事を知ってるんだ?」
シャンテは慌てて取り繕うように言った。
「い、いいじゃない、そんな事。それより、ガルアーノの件だけど、場所は判ったわ。
でも・・・決して歓迎されないわよ」
「構わねぇさ!で、どうすればいいんだ?」
「町の外れに、奴らのアジトがあるの。私がそこまで案内するわ」
シャンテに連れられて、町の外れへ。そこには大きな屋敷が建っている。当然、入り口には見張りもいる。
「私に任せて」
シャンテは一人で見張りの前に進み出ると、何か話している。すると、見張りは引っ込んだ。
屋敷の奥に進んでいく。
「ガルアーノの部屋はこの先よ・・・ダメ、鍵が掛かってるわ」
シャンテをその場に残し、エルクたちは鍵を探すことに。
鍵を入手して戻ってくると、シャンテの姿が見当たらない。エルクは鍵を使って中に入った。

部屋に入ると、そこには黒服の男たちと、昨夜シュウのアパートに来た怪しい男がいた。
男は親しげな口調でエルクに話し掛ける。
「やっと来たか、エルク。随分待ちわびたぜ」
エルクは首を傾げる。
「貴様に会う為にここまで来たわけじゃねぇさ」
「つれねぇセリフだな。おい、俺を忘れちまったのか?俺だよ、ジーンだよ」
エルクの脳裏に思い出が蘇る。
 「ジーン、お前、ミリルにまた何か言っただろう!?」
 ジーンに怒っているエルク。
 「俺なりの優しさだったのにな・・・」
 「そういうのを、余計なお世話って言うんだよ」
「お前、あのジーン・・・なのか?」
「まぁな。やっと思い出してくれたか。・・・逃げ出したお前が手に入れられなかったこの力、
思い知るがいい!!昔のよしみだ、楽に殺してやる」
ジーンが襲い掛かってきた。エルクは嫌々ながらジーンを倒す。
ジーンは頭を抱えて苦しみだした。
「ぐっ!ば、馬鹿な!俺が負ける・・・?あ、頭が痛い!」
「ジーン、しっかりしろ、ジーン!」
「エルク、みんな、あそこで待ってたんだぜ。みんな次々に改造されて・・・。
ミリルだけは、俺みたいな目に遭わせるんじゃないぞ・・・」
ジーンは息を引き取った。
173アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:17:39 ID:IM/jb0lt0
そこへ、ガルアーノがやってきた。
「ジーンがやられるとはな。お前を『白い家』から逃がしたのがつくづく残念だ。
ご苦労だったな、シャンテ」
ガルアーノの隣にシャンテが立った。
「シャンテ!俺たちを裏切ったのか?」
「シャンテは誰も裏切ってなどおらんよ。何故なら彼女は、私がお前たちに近付けたのだからな」
「ごめんなさい、エルク、リーザ。でも、仕方がなかったの」
そのとき、壁が爆発した。出来た穴からシュウが出てきた。
「やめるんだ、エルク。シャンテはこいつらに利用されているだけだ。弟を人質に取られて・・・。
マフィアとリーザ、そしてシャンテの弟は、『白い家』で繋がっている」
シュウは生きていた。身を隠していろいろと調べていたらしい。
「それで、私の弟は?何処にいるの?」
シャンテがそう言うのを聞いてガルアーノは笑う。
「君の弟は、我々の改造で折角強くなったというのに、アルディア空港で、
馬鹿なハンターのせいで殺されてしまったのだよ」
「いやーっ!!」
取り乱すシャンテ。自分が殺してしまったなんて・・・と、エルクの心に後悔と怒りが湧き上がる。
「許せん、お前だけは許せん!それが人間のする事か!!ふざけやがって!!」
シュウを加えて三人で、ガルアーノとモンスターたちを倒す。
「ガルアーノ、ここまでだな。さあ、『白い家』の場所を教えてもらおうか?」
「ふふふ、お前ら、まだ私がガルアーノ様だと思っているのか?」
そいつはガルアーノの影武者だった。影武者は裏口から逃走した。
そこへ、警官隊が突入してきた。
「アジト内に残っている奴らは、一人残らずひっ捕らえろ!」
警官隊が去っていったあと、残されたエルクたち。エルクはシャンテに頭を下げる。
「知らなかったとはいえ、俺がお前の弟を殺してしまったのは事実だ。俺を殺したいなら殺せばいい。
だが、仲間を助けるまで待って欲しい」
「エルク・・・。私に貴方を責める事は出来ないわ。弟の為に他人を犠牲にした私が。
私は弟の敵を討ちたいの。お願い、一緒に戦わせて」


5.白い家

インディゴスの酒場に戻ってきたエルクたち。
「結局、ガルアーノの野郎には逃げられちまった。だが、やつらの行き先は一つしかない」
「『白い家』・・・ね」
シュウは、「白い家」はサルバ砂漠というところにあるらしいという情報を掴んだという。
とにかく、サルバ砂漠へ行ってみることになった。
ヒエンに乗り込み、砂漠の近くで降りて、砂漠を進んでいく。
「あそこだ、あそこを抜ければ、森に出るはずだ!」
174アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:18:16 ID:IM/jb0lt0
砂漠を抜け、森に入る。この森は、「帰らずの森」と呼ばれていて、
一度足を踏み入れると二度と外へは出られないという噂らしい。
迷路のような森を抜け、やっと「白い家」にたどり着いた。だが、見張りがいて近付けそうにない。
エルクは何かを思い出したらしく、裏手に回り、そこにあるマンホールを開けた。
「俺とミリルが脱出するときに使った、地下水道さ」
エルクたちは地下水道を通り、「白い家」の内部に侵入した。
とある部屋に入る。そこは、エルクとミリルが、子供がモンスターに変えられている所を目撃した研究室だった。
「サンプルMの準備が完了しました」
研究員が冷たく言う。サンプルMとは・・・ミリルだった。装置に入れられていたミリルを助け出す。
「エルク?エルクなのね?やっぱり、来てくれたのね。必ず来てくれるって、信じてたの」
ミリルの案内で、他の子供たちがいる、公園に来た。だが、子供たちの様子が変だ。
「諸君、残念だがそこまでだ。よく戻ってきてくれたな、エルク。はっはっはっ!」
ガルアーノの声が聞こえてきた。
「何処だ、ガルアーノ!!何が可笑しい!」
「こういう事だよ。やれ」
子供たちの姿はモンスターに豹変する。エルクたちはモンスターを倒した。
「あんな子供たちまで・・・どこまでも汚い奴だな!!」
「最高の褒め言葉だな。しかし、さすがはエルクだ。その炎の力、欲しくなったぞ!」
エルクとミリルは、床に開いた穴に落されてしまった。

落ちた先は、暗い地下室だった。出口はないらしい。上にも上れない。
「エルク、貴方は甘いわ。貴方は、私を見捨てて逃げたのよ!私は貴方を待っていたの。
私を見捨てた貴方に復讐するために!」
ミリルは水の力を発動させて、エルクに襲い掛かってきた。
防戦一方で、何も出来ないエルク。しばらくすると、突然、ミリルの動きが止まった。
「私には出来ない。エルクを殺すなんて・・・助けて!!」
ミリルは苦しんでいる。エルクはミリルを抱きかかえる。
「エルク、私、自由になりたい」
「大丈夫さ、すぐに自由になれる」
突然、サイレンが鳴り出す。
「侵入者あり!侵入者はアーク!」
白い家が揺れだした。どういう事かと思案するエルク。
そのとき、ミリルが叫んだ。
「エルク、逃げて!!」
何の事か解らないエルクは逃げることなど出来なかった。
一瞬の後、ミリルの身体は粉々に吹き飛んだ。深い傷を負ったエルクは気絶してしまう。
「バーングラウンド!」
地下室に光が差し込んだ。上から降りてくるリーザやシュウ。そして、赤い鉢巻の男・・・アーク。
リーザたちは傷ついたエルクを見て絶句した。
「まだ息はある。だが、このままでは・・・」
シュウはエルクが死んではいないことを確かめる。
揺れがひどくなってきた。このままでは建物が崩壊してしまう。
シルバーノアは高度を下げてきた。シュウはエルクを担ぎ上げる。
「時間がない、さあ、乗り込むんだ、急げ!」
アークはシュウたちに、シルバーノアに乗り込むよう指示する。

175アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:18:55 ID:IM/jb0lt0
6.微笑みの聖母

シルバーノアに運び込まれ、寝かされたエルク。側にリーザが付き添っている。
「エルク・・・貴方に死なれたら私・・・」
そこへ頭にターバンを巻いた男、チョンガラがやってきた。
「だいじょうぶじゃ。ククルならきっと助けてくれる。ククルは、ワシらの仲間の聖なる力を持つ少女じゃ」
リーザたちは、チョンガラから、アークたちが何故賞金首として狙われているのかを聞いた。
(詳しくはアークザラッドのページ参照)
エルクを助けることにも協力してくれたし、悪人ではない事が解った。
アークは勇者の力、ククルは聖母の力を授かり、アークはシルバーノアで飛び回って
人々を導く使命、ククルはスメリアのトウヴィルという村に残って、闇の力を封じる使命があるそうだ。
シルバーノアに乗っているのは、ロマリアから借りたのを返さずにそのまま使っているからだった。
「ワシらは嵌められたんじゃ。アンデルにな」
アンデルはガルアーノと一緒に、『白い家』にいたらしい。だから、アークたちは『白い家』を襲撃した。
だが、襲撃は失敗に終わったようだ。ガルアーノもアンデルも逃げおおせたに違いない。
「奴らをこのままにはしておけん。何処に行ったか判るか?」
「うーむ。恐らく、ロマリアだろう。キメラ研究所の本部もあそこにあるからな」

シルバーノアは、トウヴィルに着いた。そこの神殿の中にエルクは運び込まれる。
ククルにエルクを診せる。ククルは癒しの術をかけた。
「これで、何とか、命だけは取り留めることが出来ました。
でも、生きてるって事と死なないって事は必ずしも同じ事ではないの。解る?
身体の傷は癒せても、心が生きることを諦めてしまっては、生きている事にはならない」
ククルはそんなことを言う。エルクの心は、生きる事を諦めてしまっている・・・。
エルクはここに置いておいて、リーザが付き添うことになった。
「どうして、彼はあんな大変な状態になったの?」
シュウはククルに、これまでのことを説明する。
「シュウ、貴方がたが相手にしようとしているのは、そんなちっぽけなものじゃない。
これは、この世界の将来を賭けた戦いなの。だから今は・・・」
ククルはシュウを止めようとする。
「俺は俺なりに動くだけだ!」
シュウはどうしても行くという。シャンテもシュウに着いて行くという。
「解りました。貴方がたをパレンシアにお送りしましょう。さあ、目を閉じて」

気が付くと、シュウとシャンテはパレンシアの町の中に立っていた。
スメリアの首都だけあって大きな町だ。ロマリアに行く方法を探すべく、情報収集を始める。
今、パレンシア港にロマリアの戦艦が泊まっているとの事だ。
治安が悪そうな裏通りに行って話を聞くと、酒場に行くといいとのことなので、早速酒場に行く。
酒場にいる自称「何でも屋」の男から話を聞く。
「ロマリアの戦艦に乗り込みたい?そりゃまた大きな仕事だな」
だが何でも屋は引き受けてくれた。
何でも屋の手引きで戦艦内に侵入する。
176アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:20:30 ID:IM/jb0lt0
倉庫内にしばらく身を隠すシュウたち。やがて戦艦は離陸した。
ロマリア本国に着くまで隠れていようと思ったが、見つかってしまった。
着陸する前に、格納庫に行って戦闘機を奪って逃げよう、ということに。
格納庫に行ってみて驚く。なんとヒエンが積まれていた。
ヒエンに乗り込むシュウ。エンジンを作動させ、発進しようとする。
シャンテもヒエンに乗り込もうとしたが、兵士がシャンテの足を掴んだ。
必死で振りほどこうともがく。兵士が足を離したとき、シャンテはバランスを崩し、
戦艦から転がり出て海へと落ちて行った。
「ここで、作戦を止めるわけにはいかん。シャンテ・・・済まん」
シュウはヒエンを発進させた。


7.孤独な英雄

「あ、目が覚めたの?」
シャンテは宿屋のベッドで目を覚ます。傍らには少女がいる。
「貴女は?ここは何処?」
「私、エレナ。ここはクレニア島だよ。お姉ちゃんは海岸に流れついてたんだよ。お父さんが運んできたの」
シャンテは起き上がって部屋から出ようとするが、エレナはあらぬ方向を見ている。
「そう言えば、その杖・・・貴女、目が見えないんじゃ?」
「うん、でも音で判るから平気だよ」
シャンテは下に降りて、宿屋の主人に、エレナの父親のことを聞く。
「グルガなら、きっと『鍛錬の岩場』で訓練していると思うよ」

シャンテが鍛錬の岩場に行ってみると、グルガらしき男がモンスターに囲まれていた。
グルガと協力してモンスターを倒す。
「貴方がグルガね。流石、強いわ」
「もう大丈夫なようだな。で、何の用だ?」
「助けてもらったお礼をね。それに、お願いもあって。私、ロマリアに行きたいの」
「武闘大会の間はこの島から出る船はない」
武闘大会は明後日まで続くらしい。グルガは武闘大会の優勝候補なのだそうだ。
「勝たなきゃならんのだ、エレナの為にも。あの子の本当の両親を亡くしたのも、目が見えなくなったのも、
私のせいなのだ。あの子の目が見えないのをいいことに、父親だと偽っている」

宿屋に戻ったシャンテは、主人から話を聞く。
グルガの祖国ブラキアは、以前ニーデルに支配されていた。でも、五年前やっと独立出来た。
エレナは独立戦争に巻き込まれて両親と視力を失った。独立戦争で戦闘に立って戦っていたグルガは、
自分で全て背負い込んでいるらしい。
「あんた、いい人みたいだし、あいつの力になってやってくれないか」

翌日。武闘大会の最終トーナメントの初日だ。シャンテはグルガが出る試合を応援するため、控え室へ。
余裕で勝ち抜き、グルガは控え室に戻ってきた。
「優勝候補と言われるだけあって、流石に強いわね。でも、どうしてそんなに勝ちたがっているの?」
「私は罪滅ぼしの為にエレナを育てている。優勝したら、賞金であの子の目を治せるという医者に診せるつもりだ」
だが、目が治ったらグルガが父親ではないことがバレてしまう・・・。
177アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:21:06 ID:IM/jb0lt0
次の日。ついに決勝戦だ。シャンテはまた控え室に行った。
危ない場面もあったが、グルガの逆転優勝で大会の幕は閉じた。
「やったわね、おめでとう」
「ああ、これでエレナを医者に診せられる」
「今さら何なんだけど、貴方、本当にそれでいいの?」
「血の繋がらない私たちでは、所詮、本当の家族にはなれないんだ」
二人は宿屋へ帰った。入り口に宿屋の主人が倒れている。
「黒ずくめの男が来て、いきなりエレナちゃんを・・・」
部屋は荒らされていた。手紙が置かれていたので読む。
「可愛い娘の命が惜しくば『無人の館』へ来られたし」

シャンテとグルガは無人の館へ行った。そこには黒服の男がまっていた。
「貴様ら何者だ?何が目的でエレナを攫った?」
「目的はお前よ。その並外れた戦闘能力を我が研究所で利用してやろうという訳だ」
黒服の男がそう言うのでシャンテは驚く。
「キメラ研究所!私はこいつらに弟を殺されたの。それでこいつらのボスを追ってロマリアに行く所なの」
「それなら話は早い。ここでまとめて片を付けてやる」
黒服の男はモンスターに姿を変えて襲い掛かってくるが、倒す。
奥の部屋にはエレナがいた。無事なようだ。エレナを宿屋に連れ帰った。

翌日。シャンテが目を覚ますと、グルガが居ない。外にいるそうだ。
外に佇んでいるグルガに声をかける。
「グルガ、あんたもう・・・」
グルガは宿屋の主人に賞金を渡し、エレナの事を全て頼んだそうだ。
エレナを医者に診せ、残りの金はエレナの生活費に充てる。一生困らないほどの金額だ。
「あんたは、これからどうするの?」
「新しい目的は出来た。お前と一緒さ・・・。キメラ研究所を叩き潰す!
なんの罪もない子供を実験材料に使う奴らを放ってはおけない」
「解ったわ。エレナちゃんにお別れは言わないでいいのね?」
「無論だ」
「じゃあ、行きましょう」

178アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:22:04 ID:IM/jb0lt0
8.残された勇気

トウヴィルに残り、エルクの看病を続けるリーザ。
「エルク、貴方がこのままじゃ・・・私・・・」
「そうやって、いつまでも誰かに頼って生きていこうというの?
貴女にも、やらなくてはならない事はある筈」
ククルがそう言うので、リーザはハッとする。昔の事を思い出した。
 平和なホルンの村にやって来たロマリアの戦艦。兵士たちはリーザの家の中に入る。
 リーザを見て兵士は言う。
 「おおー、これはすごい。この少女の能力は使えますよ」
 「よし、ではその娘を『白い家』に移送する」
 兵士は止めようとするリーザの祖父を足蹴にし、リーザを引きずるように連れて行った。
「エルクは、今も自分の罪の意識と必死に戦っているの。貴女も、助けてもらえるまで
ただ待つんじゃなくて、自分の弱さと向かい合わなければ」
ククルの言葉に、リーザは旅立つ決意を固める。
「一人で出かけるのも辛いじゃろう。ワシの召喚獣を連れて行かんか?」
チョンガラが壺の中から出したモンスターを数匹借りることにする。
泊まっているシルバーノアの所に向かう。そこには、シルバーノアの乗組員、
チョピンが待っていた。
「ククル様から、お望みの場所にお送りするように言われております。
出発なさいますか、リーザ様」
「ええ。私の生まれた場所、フォーレス国のホルンへ」

フォーレス港に着き、一人で街道を歩いていくと、男の子がモンスターに囲まれている場面に出くわした。
リーザは能力を使い、モンスターを追い払った。
「お姉ちゃん、ありがとう。モンスターが言う事を聞くなんて・・・。
お姉ちゃんはホルンの人なの?」
「そうよ。ほら、ここにいつまでもいると危ないわよ」
リッツと名乗った男の子は手を振って、ラムールの町まで帰っていった。

ホルンまで行く吊り橋の前には巨大な岩があって通れない。仕方なくラムールの町へ行く。
ラムールの町に入ると突然、警官隊に囲まれてしまうリーザ。
「ホルンの村から来た怪しい娘め、我々と一緒に来てもらおう!」
リーザは牢屋に入れられてしまった。
「エルクと出会えて、人を、優しさを信じかけていたのに・・・」
「もう諦めてしまうんかのぅ」
隣の牢屋から、老人と思しき声が聞こえてきた。
「わしは、ゴーゲン。それはそれは、偉い魔法使いじゃ」
彼は賞金首アーク一行の一人だ。
足音が近づいてくる。リッツが鍵を持ってやって来て、リーザとゴーゲンを牢屋から出してくれた。
「フォッフォッフォ、『勇気ある行動は人の心を開く』じゃな」
リッツはリーザに着いて行くと言ったが、危険な目には遭わせられないと、置いて行くことにする。
リーザとゴーゲンはこっそり逃げ、ラムールの町を出た。
リーザは吊り橋の前の岩をゴーゲンに見せる。
「よし、わしに任せるんじゃ。行くぞい!エクスプロージョン!」
ゴーゲンが呪文を唱えると、岩は粉々に砕けた。
179アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:23:11 ID:IM/jb0lt0
ホルンに入る。やけに静かだ。それもそのはず、村には人が一人もいない。
リーザの生家にも、祖父はいなかった。
「あのときのままなのね・・・」
懐かしさに、子供の頃のことを思い出すリーザ。
 「ねえ、おじいちゃん、私、どうして村から出ちゃいけないの?」
 「この村に生まれる女には何故か、不思議な力が宿る。それで、酷い目に遭わされた事があるんだよ。
 ・・・魔女狩りということでな」
 「そんな!おなじ人間じゃない!どうして・・・」
 「リーザ、人間というものはな、決してお互いの事など信じられない、弱くて、恐ろしい生き物なんだ。
 だから、気をゆるしてはいけないんだよ」
気が付くと、黒服の男が立っていた。
「村の人たちを何処へ連れて行ったの?」
「研究所だよ、この山の奥のな」

リーザとゴーゲンは研究所に向かう。そこへ、リッツがやってきた。
「リッツ!付いて来ちゃダメだって言ったじゃない」
ここに置いて行くわけにもいかないので、リッツを連れて行くことにする。
研究所内に入り、襲い掛かってきたモンスターを倒し、村人を救出する。
どうやら、全員無事のようだ。
「お、おじいじゃん!」
「リーザ・・・」
祖父との感動の再会にリッツが割り込んできた。
「お姉ちゃん、オレ、ラムールの町の人たちに伝えておくよ。ホルンには魔女なんていない、って」
「ほっほっ、頼もしい味方が出来たじゃないか。人間も捨てたもんじゃなろう、リーザ」
ゴーゲンが笑った。
「・・・はい。リッツ、ありがとう」
「さて、わしはそろそろ行くとするかの。この研究所は支部に過ぎん。本部を潰さん限り、
悲劇がまた起こる」
ゴーゲンは出て行こうとする。
「待ってください。私も行きます、ゴーゲンさん」
「ゴーゲンさん、孫をよろしく頼みます」
ゴーゲンは空間に次元の扉を開く。リーザとゴーゲンはその中に入って行った。

180アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:23:53 ID:IM/jb0lt0
9.焔立つ

 エルクは真っ暗な場所に立っていた。エルクを呼ぶ声がする。
 「可哀相に、疲れてしまったんだねぇ」
 死んだはずの、エルクの母親だった。
 「生きるのなんて、辛い事ばかりだ。こっちへおいで」
 父親。
 「ようっ、エルク。解っているさ。お前は俺たちを殺した痛みを背負っていける程タフじゃない。
 生きるのなんかやめちまえ。楽になるぜ」
 ジーン。
 「エルク、待っていたわ。ここで、一緒に暮らしましょ。ここはいいわよ、静かで」
 ミリル。
 「ちくしょう・・・俺は死んじまった方がいいってのか・・・?」
 絶望に打ちひしがれるエルク。そのとき、光がさっと刺し込み、彼らの表情は変わる。
 「エルク、貴方は間違ってなんかいないわ」
 「死んだ人は、そうなる運命を背負って生まれてきたのよ」
 「そして、生き続ける者も」
 「俺は感謝してるさ。最後に人として死ねて」
 「私たちは大丈夫。貴方は真っ直ぐ前を見て」
 「じゃあ、私たちは行くわ」
 「待ってくれ、みんな!」
 エルクの伸ばした手は空を掴む。皆の姿は消えていった。
 「負けないで、死んで行った人たちの為にも。生き抜いて、私の為に・・・」
「う、うーん・・・。俺は一体?」
エルクは長い夢から醒めた。起き上がって、奥の部屋に行くと、ククルがいた。
「気が付きましたね、エルク。私はククル。貴方は、深い傷を受けてこのトウヴィルに運ばれて来たのです」
「そうだ、ミリルが俺の腕の中で・・・なんて事を・・・」
「その事については、私も伺いました。でも、今の貴方なら、既に為すべきことは解っていますね。
アークとその仲間たちが・・・」
アークの名前を聞くとエルクの表情は変わる。
「傷付いた貴方をここに運ばせたのは、他でもないアークなのよ。エルク、貴方は勘違いしている」
エルクは賞金首の事など信用出来ないと言う。それに、生まれた村を襲った飛行船と同じものに乗っている。
「何故、貴方の村が襲われたか解っているの?・・・パレンシア城に向かうのです。
そこで貴方の知りたい事への答えが見つかります。町へは私が送りましょう」

パレンシア城へ送られたエルク。だがそこは城址が残っているだけだった。
突然、物音とともに何かが転がってきた。それは太った少年だった。
「いてててて。もー、嫌んなっちゃうなあ」
間抜けな声をたてて起き上がる。
「誰だ?お前」
「僕は、お尋ね者なんだ。しかも、すごい賞金が懸かってる」
彼は、アークの仲間のポコだ。
「冗談じゃない、まだ俺は・・・」
「僕は、探し物をしに、城址の地下に行くんだけど、やっぱり一人じゃ心細くて。
でも、二人なら安心だね。さ、行こう!」
すっかりポコのペースに巻き込まれているエルク。とりあえず、ポコについて行くことにした。
181アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:26:53 ID:IM/jb0lt0
城址の地下にある、バイオ研究所跡に着いた。
「えーっと、この辺りが怪しいと思うんだけどなぁ」
ポコは辺りを探し回っている。エルクがカプセルの前を通りかかると、
突然、それは光り出し、炎の精霊が姿を現した。
”よくぞ来てくれた。我が力を受け継ぎし者よ。我は、炎の精霊。この世界に、
生きる者たち全てに、炎の恵みを与える者。しかし、邪悪なる者により我は連れ去られ、
力を奪われてしまった。エルクよ、お前は、炎を受け継ぎしピュルカの民の、最後の一人”
「邪悪なる者ってのは、誰なんだ?」
”ロマリア国の大臣、アンデル。しかし、その背後には、この世界を魔の世界に貶めんとする力がある。
エルクよ、今こそ勇者アークを助け、世界を守るのだ”
「それじゃ、俺の村を襲った奴はアークと関係ないってのか?」
”アークは我を邪悪なる者の手から解放し、その志を示したのだ。
そして地・水・火・風・光の五大精霊より認められ、勇者の力を与えられたのだ”
「じゃあ、俺は今まで・・・」
”そしてエルクよ、この国、スメリアの精霊を守り続けてきたトウヴィルの民に危険が迫っている。
急がねばならんぞ。エルクよ、過去に縛られて、その力を間違った方向に向けてはならぬぞ。
それが我の望み、死んで行ったピュルカの民の願いだ”
エルクの心は決まった。
ポコが隠された通路を見つけ出した。その通路はパレンシアタワーへと続く通路だ。
パレンシアタワーにトウヴィルの人々が捕まっていて、もうすぐ処刑されるのだという。

エルクとポコはパレンシアタワーに入る。
ポコがドジを踏んだりしていろいろと紆余曲折があったが、トウヴィルの住民を逃がす事に成功する。
突然、目の前に次元の扉が開き、男が現れた。
「初めまして・・・かな、炎使い」
「てめえがアンデルか?ちょっと遅かったようだな。村人はもう逃がしたぜ。
「くっくっくっ、別に構いませんよ。そんな些細な事で、優位に立ったとでも思っているのですか」
余裕綽綽のアンデル。
「くっ・・・!アンデル、俺と勝負しろ!」
「こんな所で油を売っていていいのですか?貴方の仲間は、
今頃キメラ研究所で皆殺しにされているかも知れないというのに。
・・・では、機会があったらまた会いましょう。勇者の子分殿」
アンデルはまた次元の扉を使って逃げてしまった。

住民をトウヴィルに送り届ける。
「本当によくやってくれましたね」
エルクにねぎらいの言葉を掛けるククル。
「俺はあそこに行って一つだけ判ったことがある。俺は今まで自分の過去に引きずられて生きてきた。
しかし、問題なのは過去なんかじゃなかった。これから俺自身がどうするかということなんだ。
もうミリルやピュルカの民のような犠牲者を出すわけにはいかない。だから、奴らと戦う。
・・・ククル、俺はすぐにでも、キメラ研究所の本部に行きたいんだ。リーザたちが危ない」
エルクとポコはシルバーノアに乗り込んだ。

182アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:35:27 ID:IM/jb0lt0
10.名も無き十字軍

ヒエンに乗り、ロマリアの側の「クズ鉄の町」へとたどり着いたシュウ。
ロマリアに行くための情報を集める。
ロマリアの周囲には堅固な壁が巡らせてある。
入るには、列車に乗るのが良いらしい。空から行こうとすれば撃ち落されるとのことだ。
また、酒場で呑んでいる赤い髪の男に会うように勧められた。
早速、シュウは酒場に行ってみる。言われた通り、赤い髪の男がいる。
アークの仲間の一人、トッシュだ。
「お前、最近いろいろと嗅ぎ回っているそうじゃねぇか。ロマリアに忍び込む?
ま、馬鹿な話はやめる事だな」
シュウの言う事を鼻で笑うトッシュ。
「馬鹿な話じゃない!俺は本気で言ってるんだ!・・・俺は、ガルアーノという奴を追って、
ここまで来たんだ。『白い家』という研究所から逃げ延びている筈だ。
何としても奴を仕留めたい!」
「ガルアーノはロマリアの四将軍の一人だ。簡単に倒せる相手じゃねぇぞ」
「だからと言って、逃げる訳にはいかん!」
シュウが必死に言うので、トッシュも考えを改めたようだ。
「仲間に会わせてやる。こっちだ、付いて来な」
トッシュは秘密のスイッチを押して、隠し通路を開いた。

隠し通路の先は、レジスタンスのアジトだった。
レジスタンスの情報では、ガルアーノは今、ロマリア本国内のキメラ研究所にいるとのことだ。
ガルアーノを倒しに行くなら、どうにかして列車を奪ってそれで侵入するのが良いということになった。
シュウとトッシュ、そしてレジスタンスに入りたての少年、ダニーと三人で、
列車の下見に行く事になった。
こっそりと列車に近付くが、ロマリア兵に見つかってしまった。シュウたちはダニーを逃がし、
ロマリア兵を倒す。
だが、それは罠だった。レジスタンスのアジトへと戻るダニーを、兵士は尾行していた。
アジトにいたメンバーは全員やられてしまった。ダニーは大怪我を負ったが、何とか一命を取り留めた。
「二人きりになっちまったな。まぁ、一人になるよりは、ましってとこか」
そう言うトッシュに、シュウは答える。
「俺は、いつも一人だった。親の顔も知らず、友と呼べる仲間も無く、ずっと一人で生きてきた。
ダニーを見ていると、そんな自分を思い出してしまう。あの頃のエルクもそうだった。
だから彼らには、俺のような、辛い思いはさせたくない・・・」
「俺も親の顔を知らねぇんだ。オヤジに拾われなきゃ、こうして生きている事もなかっただろう。
そのオヤジが、俺に教えてくれたぜ。『この世界には、こんな俺たちにしか守れない者が、大勢いいる。
そいつを守っていく為に、お前は生きろ』ってな」
「・・・俺は、不器用な人間だ。やられたら、やり返す、そんな事しか出来ん。だが、
たとえ一人でもやり遂げてみせる」
「お前一人じゃねぇぜ、シュウ。俺がいれば百人力だ」

二人だけになってしまったレジスタンス。作戦を練り直す。二人ではさすがに列車を乗っ取るのは
難しいので、列車を爆破して騒ぎを起こし、その隙にロマリアに入る、という作戦に。
トッシュが陽動して、兵士を引き付けている間に、シュウが列車に爆弾を仕掛ける。
列車は爆発して横転。二人はロマリアに入った。
183アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:37:27 ID:IM/jb0lt0
「報告します!イーガを捕まえたという賞金稼ぎが面会を求めています!」
キメラ研究所内にいる、ガルアーノのところへ引きずられてきたイーガという男。
アークの仲間の一人である。
「イーガか、面白い。こいつを牢にぶち込んでおけ」
ガルアーノは賞金稼ぎの男に目を向ける。
「お前、なかなかの腕だな。私の下で働いてみないか」
男はうなずく。

キメラ研究所に侵入するシュウとトッシュ。
時を同じくして、リーザとゴーゲン、シャンテとグルガ、エルクとポコもキメラ研究所に入った。
そして、イーガも、捕まっていた牢屋を抜け出す。総勢九名が顔を合わせた。
「『炎使い』エルク!」
「リーザ・・・です・・・」
「ハンター・・・シュウ」
「『歌姫』シャンテよ」
「ブラキア戦士、グルガ!」
「パレンシア兵士、ポコ!」
「モンジ一家のトッシュたぁ、俺の事だ」
「大魔導士、ゴーゲンじゃ」
「ラマダ僧、イーガ」
自己紹介と挨拶を済ませ、先に進んで行き、ガルアーノがいるであろう部屋にたどり着く。
ガルアーノと賞金稼ぎの男が待っていた。エルクたちは罠にかかり、拘束されてしまう。
だが賞金稼ぎの男は素早く動き、エルクたちの戒めを解く。
驚くガルアーノの前で、男はマントを取る。それはアークだった。
「おしまいだ、ガルアーノ。お前も、この研究所もな」
「既に『殉教者計画』は始まっている。他の将軍たちは動き出しているのだ。この研究所を潰されたところで、我々を止めることなど出来ん」
ガルアーノはモンスターに変貌する。
「どうだ?アーク。これが、最も強く、最も美しい、究極のキメラだ。
私は、人々に、この強く美しい姿を与える、神の仕事を代行していたのだ!」

ガルアーノを倒した後。
「終わったな」
「まだだ、まだ終わっちゃいない。アーク、あんたのやってる事が正しいのかどうか、今の俺には判らねえ。
が、ロマリアのやり方だけは、許せねえ!二度とミリルやジーンのような犠牲者は出させねえ!」
そう言うエルクに、アークは答える。
「エルク、今はその気持ちを大切にするんだ。その気持ちが奴らを倒す力となる。
君たちもまた、精霊の力によって導かれた仲間なのだから」
シルバーノアが泊めてある空港に向かう。
「大変じゃ、グレイシーヌが大ピンチなんじゃ、とにかく、シルバーノアに戻れ!」
チョンガラが慌てた様子でやってきた。一行はシルバーノアの作戦室に集合する。
「ミルマーナがグレイシーヌに侵攻したんじゃ!」
「まずいな・・・グレイシーヌは、イーガのふるさとなんだよ」
ミルマーナをけしかけているのは、ロマリア四将軍の一人、ヤグンという男らしい。
「パレンシアで手に入れた情報なんじゃが、『殉教者計画』というのを実行しているらしい」
殉教者計画というのは、世界中の各地に「殉教者の塔」を造り、何かを復活させようという計画なのだそうだ。
シルバーノアはグレイシーヌに向け飛び立った。

184アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:38:23 ID:IM/jb0lt0
11.影に潜む

グレイシーヌに着いた一行。急いでラマダ寺に行く。
大僧正と会って話をする。
「イーガ師範、お待ちしておりました」
イーガは師範と呼ばれて僧たちから敬われている。
「ミルマーナの様子は?」
「隣国を攻め落とし、こちらに向かっております。時間の余裕はありません」
「わが国の国王はどうなさっておるのだ」
噂をすれば影。グレイシーヌの王、リュウゲン国王がラマダ寺にやって来た。
「今日は頼みたい事があってきたのだ。・・・グレイシーヌは降伏する事にした」
リュウゲンの発言に驚くイーガ。
「そこでイーガ殿、貴殿に頼みがある。このラマダ寺を解散して欲しいのだ。
ヤグン将軍から降伏の条件として、ラマダ寺の解散と、僧兵の引渡しを命じられておるのだ」
「リュウゲン殿は我々を見捨てると仰るのか?」
「ミルマーナには列車砲がある。あんな物を使われたらこの国はひとたまりもない。
イーガ殿、分かってくれ」
「・・・少しお時間を頂きたい」
そう言ってイーガは部屋を出て行った。

表の方で僧兵が騒いでいる。
「こら、大人しく待っていろ!」
僧兵の制止も聞かず、女性がイーガたちの方へやってきた。
「貴方たちが悪名高きアーク一味ね。私はサニア。占い師よ。
いい情報があるの。その代わり、一つ条件があるの。この寺にある『大経典』を見せてもらいたいの」
それを聞いてイーガは眉をひそめる。
「駄目だ。経典を読む事が出来るのは、ラマダの奥義を極めた者のみ」
「でも、貴方ならその奥義を会得し、経典を読む事ができるはずよ」
「駄目だ!技の封印を解くわけにはいかん!・・・サニア殿、何故経典を読みたいのか教えてくれぬか?」
「大経典にはラマダの全てが書かれていると聞くわ。モンスターと化して貴方たちに倒された、
前大僧正の秘密もね。私は、両親を殺したモンスターを探しているの。
なんとしても、そのモンスターの手掛かりを掴みたいのよ」
サニアの熱心さにイーガの心が動く。
「強い心を持っているな・・・。分かった。まずは大経典を取りにいく。一緒に来てくれ。
お前の情報が必要なのだ」
185アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:39:01 ID:IM/jb0lt0
ペイサスという大きな町に行く。王立だという大きな図書館が有名な町だ。
その図書館内に大経典が保管してあるという。図書館に入ると、職員が慌しく走り回っている。
「イーガさん!大変です!大経典が盗まれました!」
今ならそう遠くには逃げられないはず、と、早速犯人を探すことに。
「私が大経典の場所を占ってあげる。・・・見えたわ。スキンヘッドの男が持ってる」
サニアの占い通りに、ペイサス中を駆け回ってスキンヘッドの男を探し、アリバイを確認する。
だが、全員白だった。犯人は既に町の外に逃げたらしい。
犯人を追って町の外へ。そこでは、モンスターと犯人が話していた。
犯人はモンスターに経典を渡すと、モンスターに殺されてしまった。
「よくここを嗅ぎ付けたな。この経典はお前たちの手に渡す訳にはいかんのだ、アーク。
お前らが生きていると、ヤグン様が迷惑するのだよ」
ヤグンの名前を聞いて、サニアの顔が強張る。
モンスターを倒して大経典を取り返した後、イーガはサニアに尋ねる。
「ヤグンを知っているのか?」
「貴方たちには関係ないわ!」
サニアは怒ったように後ろを向いた。

大経典の封印を解くために、ラマダ山に入る。
イーガはラマダ山にいる地の精霊を呼び出す。
「地の精霊殿、経典の封印を解いて頂きたい。私が奥義を会得します!」
”奥義『ラマダ真拳』は、その協力さ故、封印されておる。お前はその技を使おうと言うのか!”
「私には今、守らねばならない国がある。守らねばならない仲間たちがいる。
そのためにどうしても奥義が必要なのです!」
”イーガよ、アークと共に旅立ち、少しは成長したようだの。さあ、封印されし奥義と経典を受け取るが良い!”
地の精霊は大経典の封印を解き、イーガに奥義を与えた。
”イーガよ、お前はラマダの全てを得たのだ。これからお前が、このラマダを受け継ぐのだぞ”
イーガは大経典を読み、サニアに聞かせた。
「サニア、経典によれば、大僧正はヤグンの命を受けてこのラマダに来たようだ」
「ヤグン。私から祖国を奪った張本人・・・。アーク、ミルマーナ軍はペイサスの南にある国境付近にいるわ」
行ってみると、サニアの情報通りに、ミルマーナ軍が駐留している。
「ここを叩けば、一時的にだが、グレイシーヌへの攻撃を食い止めることが出来るだろう」
駐留しているミルマーナ軍と戦闘になる。時々、遠くから列車砲の砲撃が飛んでくる。
だが、アークたちだけではなく、ミルマーナ軍の兵士にも当ってしまっている。戦いの後、アークは呟く。
「ヤグンめ、味方も犠牲にするとは・・・」
「ヤグン・・・やはりあいつの仕業なのね・・・」
ヤグンの名前を聞いて、サニアが取り乱す。
「サニア、ヤグンとの間に何があったんだ?」
「私が生まれたミルマーナは、静かで豊かな国だった。その私の国をヤグンが踏みにじったのよ!
モンスターに両親を殺されて、一人生き残った私は、国を追われて、ひたすら身を隠して生きてきたわ。
ただ、復讐の事だけを考えて生きてきた・・・」
「焦ることはない、いつか必ず機会は来る。我が祖国を救ってくれたのだ。今度は私がお前を助けよう」
イーガはサニアに言った。

186アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:39:45 ID:IM/jb0lt0
12.凍れる瞳

図書館に集まったアークたち。サニアが占いをしている。
「二つの国から奇妙な力を感じるわ。ブラキアとフォーレス・・・押さえ付けられるような力よ」
「それが『殉教者の塔』と関係があるのか」
「ええ、多分ね」
「ロマリアにはまだ、アンデル、ヤグン、ザルバドの三人の将軍が残っている。これから先は奴らも
本気で向かってくるだろう。今以上に苦しい戦いになる」
「覚悟の上だ。いくらでも相手になってやるぜ」

ここでヤゴス島へ行ってみよう(実はもっと早い段階でも可)。
「おお、やっと来たな。例のロボットの修理が終わったんじゃ」
研究所の作業室にはあのヂークベックと名乗ったロボットがいる。
「おっ、これがあのポンコツか?」
「きゃっ、かわいい!」
「おマエラ、ワシを、ばかニシトるンカ!」
いきなりヂークベックは喋りだした。やはり片言でしか喋れないらしい。
「ハナシハハカセカラキイてル。キョウかラナカマニなッチャル。アリガタクおモヘ」

サニアの占いに出た国の一つ、フォーレスへとシルバーノアを発進させる。
空港へ降り立ち、早速ホルンの村へ。そこで待っていたのはモンスターだった。
人々は姿を消し、家は崩壊している。
「遅かったじゃねぇか、リーザとその一味さんよ」
「お前か、リーザの村をこんなにしたのは!」
エルクはモンスターを睨んだが、モンスターは笑った。
「勘違いしてくれるぜ。この村を襲ったのは、ラムールの人間なんだがなぁ」
モンスターを倒して、ラムールに向かう。
187アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:41:28 ID:IM/jb0lt0
ラムールは異様な空気に包まれていた。
「災いをもたらす村に死を・・・」
「ホルンは悪魔の村だ・・・」
町の人々はそんな事を呟いていた。とても正気とは思えない。
リーザたちは、町の人々が変な行動を起こさないように見張ることにして、その夜は宿屋に泊まることに。
夜になると、遠くから鐘の音が聞こえてくる。それを聞いた町の人々は、一斉にどこかへ歩いて行く。
その先はギーア寺院だ。リーザたちも人々に続いて寺院の中に入ろうとしたが、シスターに止められた。
「貴方がたはここで、暗黒の神、ギーア様の裁きを受けるのです!!」
シスターたちはモンスターに変貌して襲い掛かって来たので、倒す。
寺院の中に入ってみると、人々が大聖堂に集まっていた。教皇が説教している。
「聞け!偉大なる神ギーアの僕(しもべ)たちよ!悪魔の村ホルンは滅んだ!
我らはギーア様の使いとなり、悪魔を滅ぼすために立ち上がらん!」
これは説教ではなく、洗脳だ。先へ進んで行くと、隠し部屋を発見。そこにはリーザの祖父がいた。
「おじいちゃん!しっかりして!」
「・・・リーザか?この寺院は危険だ、一刻も早く逃げるんじゃ」
「村の人たちは?」
「もう遅いかも知れん。みんな殺されとるじゃろう」
教皇たちは、寺院の最上階にある鐘を使い、ラムールの人々を洗脳しているとのことだ。
最上階を目指す。長い階段を上り最上階に着いた。頭上には鐘がある。教皇が待っていた。
「お前らがヤグン将軍を邪魔をしているという勇者だどもだな。これ以上、この神聖な寺院を汚すことは許さん!」
「ロマリアの手先が何を言う!」
「人の心につけ込むようなやり方は成功せぬぞ!」
教皇はそれには答えず、シスターに命令を下す。シスターは町の人々を数人連れてきた。
その中にはリッツもいた。教皇はリッツにナイフを握らせる。
「その娘はホルンの魔女だ。魔女を殺せ!」
頭上の鐘が鳴る。教皇に命じられた通り、リッツはリーザに近付き、ナイフをふりあげる。
「やめてリッツ!負けないで、自分を思い出して!」
「お姉ちゃん・・・」
リッツの手からナイフが落ちる。
「馬鹿な、洗脳が解けたというのか!この出来そこないが!死ね!」
教皇はリーザ共々、リッツを殺そうと襲い掛かってきた。
そこにリーザの祖父が飛び出てきて、リッツとリーザの前に出て、代わりに攻撃を受けた。
「うぬ、もう勘弁ならぬ!」
イーガはエネルギー弾を飛ばして鐘を攻撃し、壊す。
「いい加減、観念したらどうなの!計画は失敗したのよ!貴方だけは絶対に許さない!」
モンスターへと変貌した教皇とシスターを倒す。
「おじいちゃん・・・なんでこんな事に・・・」
「そんな顔をするな、リーザ。強く生きるんじゃぞ」
リーザの祖父は息を引き取る。突然、寺院は揺れだした。
「お、おい、崩れ出したぜ!早く洗脳されている人たちを助けて脱出するぞ!」
寺院は崩れ去った。
188アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:42:38 ID:IM/jb0lt0
数日後、ホルンの村。村の人々によって復興が始まっていた。
「この村は、きっと元通りになるわ。外の町の人たちとだって、上手くやっていけるようになる。
私も、もっともっと勇気をだして、もっともっと強くなってみせるから。だから、おじいじゃん・・・」
祖父の墓の前に佇むリーザ。リッツがやってきた。
「お姉ちゃん!みんなでホルンの村を直すんだ!オレも、お姉ちゃんの村を直すよ」
「みんな、分かってくれたようじゃのう」
「勇気ある行動は、人の心を開く・・・。そうでしょう?」
そう言うリーザに、ゴーゲンは微笑みで答えた。
こうしてフォーレスの殉教者計画は阻止された。


13.真実の在処

次にシルバーノアが向かったのは、グルガの故郷であるブラキアだ。
空港に着陸し、近くのグーズという町に入る。町はロマリア兵に占領されていた。
ロマリア兵を追い払って、ある家の中に入る。
「グルガ!よく戻ってきてくれた」
それはブラキア国王ジンバだった。どうやら首都から逃げてきたらしい。
「一体どうしたのだ、ジンバ」
「レイガルが、再びここへ戻ってきたんだ」
レイガルというのは、かつてニーデル国に所属し、ブラキアを支配していた男だ。
だが、今、レイガルはロマリアに所属し、またブラキアを支配しているという。
「レイガルの奴はモンスターの力まで使っている。私もこの通りだ。もう、どうする事もできない」
「分かった。この私が直接レイガルに会ってくる」
悔しがるジンバにグルガは答えた。

レイガルがいるという領主の館へと向かう。
「久しぶりだな、グルガ」
「レイガル、やはり死んではいなかったのか」
レイガルは独立戦争のとき、重傷を負ったが、そのときロマリアに助けられ、
モンスターになる改造手術を受けたという。
「私はお前に復讐するために戻って来たのだ。・・・実はお前に会わせたい人間がいるのだ。こちらに来てもらおう」
レイガルに付いていくと、そこにはエレナがいた。
「エ、エレナ!」
「その声はお父さん!・・・違う、私が覚えているお父さんと!」
エレナはグルガを見ると表情を変えた。もう目が見えているらしい。
「エレナ、言ったろう。あいつはお前の父親なんかじゃないんだ。
奴は、父親に成りすましてずっとお前を騙していたんだ」
「そんな・・・」
「エレナ、騙されるな!そいつは・・・」
「見苦しいぞ、グルガ。さあおいで、エレナ」
レイガルはさらにグルガを打ちのめすようなことを言う。エレナの本当の父は自分だと。
189アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:43:57 ID:IM/jb0lt0
グルガの故郷、ルワガの村に行く。落胆したグルガは自室にこもってしまった。
他のメンバーとジンバを加え、作戦会議。
「レイガルは、バンザ山を噴火させ、邪魔な我々を村ごと潰す気だ。
奴らは、バンザ山の頂上で何かを建設している。それが完成すれば、この村はおしまいだ」
バンザ山とは、この国にある活火山だ。
「きっとそれが洗脳装置だな」
「グルガを何とかしなきゃ!」
シャンテが任せてくれ、と言うので、シャンテを一人でグルガの元に行かせる。
「エレナ・・・」
グルガはエレナの名を呟いている。
「何をしているのグルガ!貴方はこのままでいいの?エレナを助けに行かないの?」
「しかし、レイガルはエレナの実の父親だと・・・」
シャンテはグルガの頬を打つ。
「しっかりしなさい!貴方もエレナの父親なのよ。何があろうとも、エレナの誤解だけは解かなきゃ!
それに、貴方が命をかけて守ろうとしたこの国が、駄目になってしまうのよ」
「・・・行こう、シャンテ。レイガルを止めに、そして、エレナに会いに」

バンザ山の中に入り、頂上へ行く。レイガルとエレナが待っていた。
「フフフ、やっとここまでたどり着いたか。待ちくたびれたぞ、グルガ」
「この火山から手を引け!」
「あの機械が何だか判るか?」
レイガルが指差したそれは、洗脳装置だった。
「いずれ世界中にこの機械が設置される。これでこの国はおろか、全世界をロマリアの支配下に置くのだ!!」
「レイガル、こんな事はもうやめろ!頼む、これ以上エレナを悲しませないでくれ」
グルガはそんな事を言うが、もちろんレイガルは聞かない。怒りのあまり、レイガルに襲い掛かろうとするグルガ。
「エレナの前で私が殺せるのか?」
レイガルにそう言われて躊躇するグルガ。その隙に、レイガルがグルガを攻撃する。
グルガは火口から溶岩の中に落ちそうになる。
「さらばだグルガ。溶岩に落ちて死ぬがいい」
そのとき、エレナがグルガに駆け寄って、落ちそうになっているグルガを引っ張り上げようとする。
「余計な事をしおって!そんなにグルガがいいのなら、一緒に地獄へ送ってやるわ!」
エレナを蹴るレイガル。
「ご、ごめんなさい、もう駄目・・・」
エレナとグルガは火口へと落ちていった。
「ふん、ブラキアの勇者もあっけないもんだな」
「実の父親が娘を殺すなんて・・・」
「この世は力が全てなのだよ。今の私には親も子も関係ない!」
「なるほど、モンスターには親も子もないな。堕ちる所まで堕ちたな、レイガル」
レイガルが振り返ると、そこにはグルガとエレナがいた。どうやら、助かったらしい。
「エレナを利用した罪、死をもって償え!下がっていろ、エレナ!」
190アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:44:40 ID:IM/jb0lt0
モンスター化したレイガルを倒し、グルガたちはバンザ山を下りて来た。
「エレナ、よくお聞き。私はお前の、本当の父親ではない。
そして、お前の両親を奪った戦いを起こしたのは私なのだ。今まで嘘をついていて済まなかった。
だが、お前を思う気持ちに嘘はない。それだけは分かって欲しい」
グルガはそう言ったが、エレナは何も言わない。
「エレナ、本当のお父さんはもういないの。だけど、貴女の事を心から思っている人がいる事を忘れてはだめよ」
シャンテが言った。エレナは突然走り出し、グルガの胸に飛び込んだ。
「お父さんなら、もういるもん!」
こうしてブラキアの殉教者計画は阻止された。


14.奪還

シルバーノアに戻ったアークたち。ミルマーナの海の上から謎の電波が出ているのを発見したと、
チョンガラが報告する。
さっそくミルマーナ国へ行く。アジャールの町に入って、酒場へ行く。
「そ、そのお顔は、サニア様ですね!生きていらっしゃったのですね」
サニアの顔を見て男が声をかける。
「あなたは、ロアンね!よく無事で・・・」
二人は知り合いらしい。
「国王が亡くなられてからというもの、この国はヤグンの思うままに操られています。
緑に恵まれて静かだったミルマーナも、荒んでいくばかりです」
「トヨーケの森は?精霊の木はどうなったの?」
「トヨーケの森も、とうとう封鎖されてしまい、精霊の木の力も弱まってきているようです。
ヤグンにしてみれば、この国の未来など、どうなろうと関係ないのです。そればかりか、
ヤグンは、ミルマーナの東の海上に巨大な海底油田を建設中です。あの油田には、
どうやら別に大きな目的が隠されているようなんです」
サニアが言うには、精霊の木がなくなれば、ミルマーナは滅んでしまうとのこと。
とにかく海底油田が怪しいので、シルバーノアに乗り込み、海底油田の方へ行ってみる。
すると、列車砲の弾が飛んできて、シルバーノアは激しく揺れた。
「一旦退却して体勢を立て直そう!ミルマーナに向かってくれ。
回り道になるが、まずミルマーナの列車砲を叩く!」
アークはチョピンに指示を出した。

アジャールの町に戻って、ロアンから情報収集する。
列車砲は、列車の上に砲台が設置されている物だ。
現在、ニエンの森に設置されていて、「グラウノルン(破滅の女神)」と呼ばれているとのこと。
列車砲は魔法によって守られており、直接攻撃は利かないとのことだ。
破壊するには、列車に乗り込んで、中から破壊すればいいらしい。
「列車に侵入する・・・か。それなら出来ない事はないわ」
「しかし、危険すぎます!」
ロアンはそう言うが、サニアは諦めない。
「それでも、そこに望みがあるのなら、私はやる。ミルマーナは私の祖国、自分の手で取り戻してみせる!」
「案ずるな、サニアだけではない。我々も、サニアをむざむざ死なせたりはしない」
イーガはそう言ってロアンを説得した。ロアンはしぶしぶうなずいた。
191アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:46:01 ID:IM/jb0lt0
ニエンの森に入る一行。
「グズグズしてないで、一気に突破するわよ!」
「力の入りすぎだ。少し心を落ち着けろ」
意気込んでいるサニアをイーガが制する。
「ほっほっほっ、イーガは、お嬢ちゃんのことを心配しておるんじゃよ」
納得しないサニアに、ゴーゲンが言う。
「・・・分かったわ。ありがとう」
サニアは肩の力を抜いた。
森の中を進んで、列車砲の手前までやって来た。思ったより大きいので息を飲む。
中に入ると言っても一体どこから?と皆が頭を悩ませていると、サニアが、上から攻めるのがいいと言った。
シルバーノアで行くと大きすぎて見つかる可能性が高いので、ヒエンで攻めよう、ということになった。
一旦森の外へ出て、ヒエンを持ってくる。メンバーを二つに分ける。
サニアとエルクたちはヒエンに乗り列車へ潜入する。そしてアークたちは、陽動する。
作戦通り、アークたちが陽動している隙に、ヒエンが列車砲に近付いていく。
撃たれてしまったが、その程度ではヒエンはびくともしない。どうやら、ヴィルマー博士が装甲を強化してくれていたようだ。
エルクたちは列車の天井に穴を開け、列車内部に侵入した。奥へと進んで行き、制御室へ辿り着いた。そこを守っている兵士たちを倒す。
「さっさと壊して戻ろうぜ」
エルクはそう言うが、サニアはなにやらコンソールを操作している。
「もう少し待って、もう少しだけ。・・・ヤグン、お前が生み出した『破滅の女神』の恐ろしさ、自ら味わうがいいわ!!」
砲弾はミルマーナ軍本部に向かって飛んでいき、見事に着弾した。
エルクとサニアたちは列車を破壊して、脱出した。

アジャールの酒場へと戻ったサニアたち。
「列車砲も軍本部も叩いたわ。これでミルマーナは自由を取り戻せるのよ」
ヤグンも、確かに軍本部と共に果てたようです。ですが、生き残りの兵士が海底油田に集結している
ようなのです。トヨーケの森も解放は去れましたが、精霊の木の力は弱まるばかりです」
ロアンはそう言う。まだ終わってはいないらしい。
トヨーケの森へと行ってみる。緑が豊かだった森は荒れ果てていて、サニアは愕然とする。
「そんな・・・!美しかった森がこんなことに」
「精霊の力もかなり弱くなってるな」
そのとき、サニアたちの前に恵みの精霊が現れた。
”アーク、よく来てくれました。貴方も、もう見たでしょう、この森の惨状を。
しかしこれは、この森に限ったことではありません。今、世界中の精霊の力が弱まりつつあります。
この森も私の力が弱まっている以上、そう長くは持たないでしょう”
「そんな!この森がなくなってしまったら、ミルマーナはどうなってしまうの?」
”ミルマーナ王の娘、サニアよ、先程も言いましたが、これはミルマーナだけの問題ではないのせす。
今、世界中の国が破滅の危機に晒されているのです。でも、残念なことに、人々はその事に気付いていないのです”
「恵みの精霊よ、ロマリアは一体この世界で何をしようとしているのですか?」
アークの問いに精霊は答える。
”彼らが望んでいるのは、世界の破滅・・・。そして、古の暗黒の力の復活です。
アークよ、急ぎなさい。残された時間は後わずかです。精霊の力を受け継ぎし勇者たちよ、
世界を救えるのは貴方たちだけなのです。私は、いつも貴方たちを見守っています。
貴方たちの進む道に世界の加護があらんことを・・・”
恵みの精霊は消えてしまった。悲嘆に暮れるサニア。しばらくして、立ち直って、言う。
「恵みの精霊は、残された時間はあとわずかだと言っていた。逆に考えれば、
まだ希望は残っているということ。恵みの精霊よ、私はその希望に全てを賭ける!
そして、ミルマーナを・・・いえ、この美しい世界を守ってみせる。それがミルマーナ王の娘である私の努め」
192アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:46:46 ID:IM/jb0lt0
シルバーノアで海底油田へ。下へと降って行く。最深部に到達した。
「くっくっく。旧ミルマーナ王国の王女様か」
突然声が聞こえてきた。気色ばむサニア。
「旧ミルマーナ王国と言ったわね?」
「その通り。馬鹿な王が治めていたミルマーナはもう終わった。
これからは、このヤグンが統治する新ミルマーナ王国が始まるのだ」
「何処にいる、ヤグン!姿を見せなさい!」
「貴様の目は節穴か?私は、さっきからここにいるではないか、お前の目の前にな!」
サニアの目の前にいるもの。それはヤグンが飼っているという猿だった。
列車砲で撃たれて死んだ方は偽者だった。猿はたちまち大きくなって、モンスターになる。
「モンスターを率いて、父と母を殺した化け物・・・お前だったのね、ヤグン!
お前だけは絶対に生かしておけない!今まで犯した数々の罪、その命で償え!」
サニアたちは本物のヤグンを倒した。
「ま、負けるのか。この私がこんなガキ共に・・・」
ヤグンの身体は崩れて消え去った。跡には洗脳装置が残された。
「ちょっと離れておれ。・・・エクスプロージョン!」
ゴーゲンの魔法で洗脳装置は粉砕された。その衝撃で壁に穴が開き、水が入ってくる。
上に逃げようと思ったが、はるか上に泊まっているシルバーノアに着くまで、この建物は持たない。
下に潜水艦があるので、それを奪って逃げようということになった。
いそいで潜水艦に乗り込み、脱出しようとするところで、油田が崩壊し始める。

「ふう、ようやく終わったな」
サニアたちは海岸までなんとか辿り着いた。途中で潜水艦は壊れてしまったが。
「お父様、お母様、仇は取りました。どうか天国でお幸せに・・・」
サニアはそっと呟いた。
そして、アジャールの酒場へと戻る。
「これで、ようやくミルマーナも元の美しい国に戻るんですね」
ロアンは喜んでいる。
「大変なのはこれからよ」
「大丈夫です。サニア様もいらっしゃいます」
「ごめんなさい。私は今、この国に尽くす事が出来ない。王女サニアはもう死んだのよ。私はただの占い師。
・・・でも、いつか必ず戻ってくる。約束します。それまでミルマーナをお願い」
「分かりました、お預かりいたします」
酒場を出るサニアたち。イーガがサニアに話し掛ける。
「ミルマーナが気になるのなら、残ってもいいのだぞ」
「いいえ、余計な心配をしないで。これから、世界を救わなきゃならないんだから、
貴方たちだけに任せてられないわ。さあ、行くわよ!」
こうしてミルマーナの殉教者計画は阻止された。

193アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:48:05 ID:IM/jb0lt0
15.古の守護者

シルバーノアの作戦室に集合した仲間たち。
アミーグとバルバラード、二つの国から電波をキャッチしたとチョンガラは言う。
まずはアミーグに向けて出発。空港に降り立ち、モレアという村に入る。
村外れに、「神の塔」と呼ばれるいかにも怪しげな塔が建っていた。
酒場に入り、神の塔について聞き込みをする。まず、神の塔に入るには長老の許可がいるとのことだ。
ゴメスという男に話を聞く。話の途中でゴメスに話し掛ける男。
「おい、ブラザー、この顔、見たことあるんだよ。アールだかアレクだかいう大泥棒一味さ!」
アントニオという、ゴメスの知り合いだ。
「分かったぜ、ブラザー。さては、大泥棒も、いよいよ神の塔のお宝に目を付けたね」
「いや、目的はお宝じゃない」
アークはそう否定したがゴメスとアントニオは聞いていない。勝手に話が進む。
「でもよ、ブラザー、ここんとこ妙な連中が塔に出入りして、何かしてるんだよな?」
「ありゃ、お宝狙いに決まってるよな」
「えっ?その連中はどういう感じだった?」
アークが身を乗り出すのを見て、ゴメスとアントニオはひそひそと何か相談している。
どうやら二人は、アークたちに協力してお宝の分け前を戴こうとしているらしい。
とにかく、長老の許可を貰おうと、長老の館へ向かう。
「長老に、すげえお客さんをお連れしたのさ。世界を荒らし回ってる大泥棒ご一行様よ」
ゴメスたちは門番にそう言った。またアークたちは泥棒ではないと否定するのだが、
門番も話を聞いていない。とにかく長老に会わせてくれることになった。
「ほうほう、よく来てくれたのう。早速歓迎させてもらおうかのう」
長老もゴメスたちのようにやけに気さくな人物のようだ。
「歓迎は結構。神の塔に登れるよう、許可を貰いたい」
「そうか、なかなかの命知らずなんじゃな。わしも若い頃は無茶ばかりしてのう」
長老は勝手に話し始めた。長い話を聞き終わり、やっと許可を貰った。

神の塔へ来た。遺跡のような雰囲気を漂わせている。
「コノ塔は・・・」
ヂークベックは、突然ボディを小刻みに震わせる。
「この塔は古の時代に造られたものだ。古の王は各地にこのような塔を造り、世界を監視していたのだ」
片言でしか話せなかったヂークベックが、いきなり流暢に話すので皆はびっくりしている。
「???ナニか、あったんカ?」
しばらくすると元に戻った。
194アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:50:22 ID:IM/jb0lt0
アークたちは神の塔へ入った。
「お宝はオレ達のものだ!」
それより遅れて、ゴメスとアントニオも塔に入る。
アークたちは順調に進んで行く・・・かと思いきや、ゴメスとアントニオが勝手にスイッチを操作するので、度々妨害されてしまう。
「何よ、この塔は?機械のモンスターばかりじゃない」
「こいつらハ・・・」
またヂークベックが震える。
「こいつらは、古の時代、我が敵だった機神兵・・・。はるか古の時代、七勇者を抹殺する為に
造られた戦闘兵器。我は、我が敵の機神兵から七勇者を守る為に造られた。だが、宿敵グロルガルデとの戦いで
相打ちとなった」
しかしまた、しばらくするとヂークベックは元に戻る。ややこしい仕掛けを突破し、ようやく最上階へ。
「よくここまで辿り着いたな」
そこにはロボットが待っていた。ヂークベックがまた流暢に話す。
「お前はグロルガルデ!貴様は破壊されたはず。何故?」
「そうだ。お前と相打ちになり、七勇者に止めを刺すことができなかった。しかし、今度はそうはいかんぞ!」
「最悪最強の機神グロルガルデよ、貴様が向かって来るのなら、全力で叩き潰すのみ!」
ヂークベックたちはグロルガルデを倒す。
「最強の機神グロルガルデ、もう二度と復活する事はないだろう」
ヂークベックはアークに言う。
「勇者殿、我ら機神兵は主人の命に従う事しか出来ぬ。故に人間が望まぬ限り、グロルガルデのような
機神は生まれはしないのだ。その事だけは忘れないでくれ」
「ああ。憎むべきはこの純粋さを利用した奴らだ」
ヂークベックは元に戻った。塔が崩れてきたので、アークは急いで逃げ出した。
「見ろよ、奴ら逃げてくぜ!世界一の大泥棒もオレたちにはかなわなかったようだな」
アークたちを見て勝ったつもりでいるゴメスとアントニオだった。
こうしてアミーグの殉教者計画は阻止された。


16.砂の中の両雄

次にアークたちはバルバラードに向かった。ピラミッドが怪しいと近付いてみるが、砂嵐が激しくて近寄れない。
ムハドという町に行き、情報収集していると、ラタという男が話し掛けてきた。
ラタは、砂嵐を操っているという人物に会わせてやる、と言う。
ラタの案内で、砂漠に住んでいるというサリュ族の族長に会うことになった。彼が砂嵐を操っているらしい。
195アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:50:57 ID:IM/jb0lt0
族長のテントに入る。
「俺のやり方が気に食わず、勝手に出て行ったお前が今さら何の用だ」
族長はラタの顔を見て眉をひそめる。
「今日は客人を連れてきました」
「ふん、どんな手を使おうと、俺の気は変わらん。我がサリュ族は、バルバラード王家に従属してでも
アリバーシャを倒すまで戦う。これは族長である俺が決断した事だ」
「これ以上の戦いは無意味です。はるばる海を越え、ようやく暮らせる土地を見つけたというのに・・・」
「それでもお前は男か!自分の部族をあのように無残に殺されて平気でいられるのか。
・・・今度は奴らに思い知らせてやる。バルバラード王の話では、あのピラミッドでは、
アリバーシャ攻撃の為の新兵器を開発しているらしい。それが完成するまで、あのビラミッドはこの俺が守る。
水の精霊を守っていた封印の力を使ってでもな」
ラタと族長の会話を聞いて、だいたい事情が判った。アークが横から口を挟む。
「貴方は騙されている!あのピラミッドにあるのは、ロマリアが世界を支配する為の洗脳兵器だ」
「ナム兄さんだって分かっているはずだ。我々は利用されているだけです。だから、この人たちにお願いして、
人質にとられている母上を・・・」
ラタは族長を兄と呼んだ。
「もういい!出て行け!弟と言えども今度は容赦しないぞ!」
ラタとアークたちはテントを追い出されてしまった。
ラタから詳しく事情を聞く。バルバラードとアリバーシャは対立しているとのこと。
ナムは人質を送り、バルバラード王に忠誠を誓ったとのこと。
だが、この件はロマリアが裏で糸を引いているのは間違いない。
ラタは、アークたちに人質を救出して欲しいという。

アークたちは人質を救出すべく、テュケの洞窟へ行った。
奥に、女性の死体があった。傍らに手紙が置かれている。
「最愛の息子、ナム、ラタへ」と書いてある。この女性が二人の母だろう。
手紙を持って、ラタの元へと帰った。兄弟はテントで話し合いをしていた。
だがいつまでたっても平行線のままだった。
アークたちは二人に手紙を差し出した。
「我が息子ナム、貴方がこの手紙を読んでいるという事は、怒りにまかせて自分が何をしているかに
気付いたということでしょうか。今の貴方なら、私の言う事も理解してくれると思います。
どうかアリバーシャを倒そうなどという考えは捨てて下さい。
憎しみは新たな憎しみ以外の何も生み出しません。
ナムよ、『戦わない勇気』も時には必要です。誇り高く、責任感の強い貴方には辛い時もあるでしょうが、
そんな時にラタを頼る事を端とは思わないで下さい。
一人では難しい事も二人ならきっと乗り越えて行ける。二人とも、私の大切な息子なのだから」
母親が死んだと知って、ナムは取り乱している。
「何故だ!直接バルバラード王に確認する!」
196アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:51:56 ID:IM/jb0lt0
ナムはテントを飛び出して、ピラミッドに向かった。アークたちも後を追う。
「サリュ族族長、ナムの名において封印を解く!」
すると砂嵐はおさまった。ピラミッドの入り口からカサドールという男が出てきた。
「何だ、族長とあろう者が血相を変えて。人質の事だな。今頃気付いたって訳か、親不孝者め!」
カサドールはこの一件にはロマリアが噛んでいることや、自分が兄弟の母を殺したという事を話す。
そして族長がいない隙にサリュ族を虐殺しようとしている事も。
そのとき、ラタが駆けつけてきた。ラタがサリュ族の皆を避難させたという。
ナムとラタを帰らせて、アークたちはカサドールを倒し、ピラミッド内部へ入る。
途中にはなぞなぞを出してくるスフィンクスもいる。最奥の部屋へ。入り口で話をした男が出てきた。
「さーて、貴様らの首と引き換えにロマリア将軍の称号を貰うとするか」
男はモンスターに姿を変えて襲い掛かってきたが、倒した。
「これか?ここの洗脳兵器は。こんなもんのためにどれだけの人達が!」
「怒り、悲しみ、憎しみ・・・。心に出来た暗い影に、奴らは見逃さず滑り込んでくる。
俺たちの真の敵は、一人一人の心の中にいるのかも知れん」
アークはそんなことを言った。洗脳装置を壊し、ピラミッドを出る。

サリュ族の元へと戻る。
「ありがとうございました。・・・俺は、間違っていたのでしょうか?」
問い掛けるナムにアークは答える。
「結果的には間違っていたかも知れない。が、それも仲間を思う気持ちが間違わせたのであって、
その事で貴方を責める人はいないと思うが」
「ナム様は悪くない!」
「そうだ、一番辛い思いをしたのがナム様じゃないか」
サリュ族の人々は口々に言った。
「みんな・・・。今回の事は、全てロマリアのはかりごとだったとは・・・。
ラタ、俺は、部族を出ようと思う。俺なんかより、お前の方が立派な族長になるだろう。
そして俺はアリバーシャとバルバラードを和解させるために残りの人生を使おうと思う」
ナムはそう言った。
「兄上、それは無責任というものでしょう。それは一見、責任を取るように見えて、実は
責任の放棄に他ならないじゃないですか。責任を取るつもりなら、これからも
族長として皆の為に尽くすべきです」
ラタが言った。サリュ族の人々も、口々に、ナムに族長を続けて欲しいと言う。
「分かったよ。失敗ばかりの族長だが、これからもよろしく頼む。ラタ、頼りにしている」
「皆で頑張りましょう。それが母上への供養にもなるはずです」
ナムとラタは手を取り合った。
こうしてバルバラードでの殉教者計画は阻止された。

197アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:52:37 ID:IM/jb0lt0
17.緋色の絆

シルバーノアの作戦室。
「チョンガラ、次はどこだ?」
「アーク、驚くんじゃないぞ。何と、スメリアから反応が出とるんじゃ」
「パレンシアタワーか」
「たぶんな。アンデルの考えそうな事じゃ。奴には、借りがあるんじゃ。
ここらできっちり返さんとな。さあ、発進じゃ!」

ポコの勧めにより、アークはククルに会いに行った。
「アーク、久し振りね、本当に」
「ククル、一人で大丈夫かい?」
「アークたちが世界の運命を背負って戦っているんだもの。私だけ、そんな簡単にめげてられないよ」
「・・・あの日から、俺たちの運命は、もう止められなくなった。
ククル、世界が再び元の調和を取り戻せたら、その時は、二人で静かに暮らしていこう」
「そうね、そのために戦ってるんですものね」

パレンシアの町に行き、酒場に入る。
「トッシュ、トッシュじゃねぇか!」
マスターがトッシュに話し掛けてきた。
「ああ、久し振りだな。ここは相変わらず酒臭ぇな」
「それが久し振りの店に対して言う事かよ。それよりトッシュ、モンジ親分にはもう会ったか?」
「・・・オヤジが生きてるのか?」
モンジは死んだと思われていたのに、生きていたとは。
「ああ、でもなぁ、もう昔のモンジ親分じゃねぇのよ。アンデルに抵抗する奴らを斬り捨てているのが、
今のモンジ親分さ」
「そんな馬鹿な、オヤジがそんな事をする訳がねぇ。いいかげんな事を言うんじゃねぇぞ!」
トッシュは酒場を飛び出して行った。
「お願いです、子供だけは・・・」
母親と子供が、兵士に囲まれているところに出くわす。そこにはモンジもいる。
モンジは母親を殴った。トッシュはモンジの前に飛び出した。
「やめろ!オヤジ、本当にオヤジなのか?」
「トッシュじゃねぇか。お前を呼び寄せるために、何人この町の人間を斬った事か・・・」
モンジは、トッシュと真剣勝負が出来なかったのが心残りで、
こうして町の人々を斬っていると言う。
「さあ、早くその刀を抜かんか」
モンジはトッシュを急かす。だが、トッシュは動かない。
「俺には出来ねぇ。オヤジを斬るなんて俺には・・・」
「パレンシアタワーに来るがいい。そこで最後の決着をつけようではないか。
楽しみにしているぞ、トッシュ」
モンジは去っていった。
198アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:53:02 ID:IM/jb0lt0
トッシュは一人でパレンシアタワーに行ってしまった。アークたちがトッシュを追いかけることになった。
途中、モンスターの群れにトッシュが苦戦しているところに、アークたちが追いついた。
トッシュたちはパレンシアタワーを上っていく。最上階にモンジが待っていた。
「待ち兼ねたぞ、トッシュ」
アークが飛び出そうとするが、それをトッシュが制した。
「この事だけは、誰にも譲れねぇ。手出しもしねぇでくれ」
「いい目だ。お前と戦う事が、わしの二十年間押さえてきた望み。今ここで、その望みが果たされる!」
やはり、モンジは操られているようだ。言動がおかしい。トッシュとモンジの一騎打ちが始まる。
「真空斬!」
モンジは倒れる。
「どうした?昔より腕が落ちたんじゃねぇか?」
「ぬうう・・・道連れだ・・・このわしの中に流れ込んでいる暗黒の力を、
一気に高め爆発させる!お前らを、タワーもろとも吹き飛ばしてやるわ!!」
モンジは自爆しようとしている。
「やめろ、やめてくれ、オヤジ・・・」
そのとき、トッシュの耳にモンジの心の声が聞こえてきた。
”トッシュ、よく聞け。わしの体は、邪悪な術に支配されている。この術を破る方法は一つ。
わしの体に流れ込む暗黒の力を断つ事”
「どうすればいい?」
”『紋次斬り』だ。前に一度見せた事があるだろう”
「昔やったときは、出来なかったんだぜ。それに、そんな事をしたらオヤジは・・・」
”トッシュ、わしはもう、この世にはいない。そして、今のお前なら出来るはずだ!
わしを信じろ、時間が無い!”
トッシュは決心し、刀を構えて集中する。
「オヤジよぉ、またあの場所で一緒に酒を飲みてぇなぁ・・・。あばよ!!」
トッシュは紋次斬りを放つ。
「ば、馬鹿な、力が逃げていく・・・。見事だ、トッシュ」
暗黒の力が抜け、モンジは正気に戻った。
「奴らは、わしが心の底に押さえつけていた強さへの執着心を利用し、わしを操っていた。
だが、お前がそれを断ち切ってくれた。ありがとうよ」
「オヤジ、俺は、あんたを・・・」
「何も言うな。わしは、お前に救ってもらったのだぞ。わしの紋次斬りも会得したようだな。
これで思い残す事は無い。全ての人間の持つ『負』の感情に付け込み、モンスター化させるのが
奴らのやり方。心してかかれ。・・・最後に会えて嬉しかったぞ、わしの自慢の息子・・・」
モンジは静かに息を引き取った。
「オヤジ?そんな・・・馬鹿野郎、俺だって話したいことが沢山・・・オヤジぃ!!」
199アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:54:01 ID:IM/jb0lt0
パレンシアタワーをさらに上っていき、ボスモンスターを倒す。
アークの父親ヨシュアと、母親ポルタが捕まっている場所まで来た。
「父さん!母さんは?」
「気を失っているだけだ。大丈夫だ」
アークは胸を撫で下ろす。
「良かった。父さんが、僕や母さんを捨てた訳じゃないって事は、とっくに判ってた。
父さんが望んだ通り、俺は仲間たちと世界を回り、精霊たちの声を聞いたんだ。
その内に少しずつ解ってきたんだ。世界の事、そして父さんの気持ちが・・・」
ヨシュアはアークとポルタを置き去りにして、旅に出ていたのだった。
「アーク、大きく成長したな。今ほど、お前の親である事を誇らしく思った事はないぞ」
ヨシュアはシオン山に入った時の事を語る。ヨシュアはシオン山で、精霊に命を捧げたという。
その代償として、時間を自由に行き来できる力を授かった。その力を使い、
陰ながらアークを支えてきたのだという。
パレンシアタワーが激しく揺れ出した。もう脱出しないと危ない。
そのとき、壁が壊れ、その穴からチョンガラが現れた。シルバーノアが横付けされている。
「何をしておる、早く来んかい!」
皆はシルバーノアに乗り込む。
「さあ、父さんも早く!」
「シルバーノア・・・懐かしいな」
ヨシュアは抱きかかえていたポルタをアークに渡した。だが、ヨシュア自身は動こうとしない。
「うぐっ!」
ヨシュアは吐血してしまう。
「今までのツケが回って来たようだ。時を旅する力は、神ならぬ者が使うのには重すぎるのだ。
私の旅も、この辺りが限界か」
”逃がすものか・・・”
先程倒したボスモンスターがアークたちに迫って来た。
ヨシュアはボスモンスターの前に立ち塞がる。
「我が心はいつもお前の側にある。それを忘れるな!行け!未来は、まだ決まっていない!
進み続けるのだ、アーク!仲間と共に!」
アークはシルバーノアに乗り込んだ。
「我が意思は、息子アークに引き継がれた!これでもう思い残す事はない!
化け物め、王家の血をなめるでないぞ!」

トウヴィルに帰ってきたアークたち。
アークは一人、落ち込んでいる。
「俺は、今まで何をしてきたんだろう・・・。世界を、人々を救う為に戦ってきた。
しかし、大切な人の命さえ救う事が出来なかった。この俺に世界を救う事など出来る訳ない」
ククルがやって来て、アークに声をかける。
「お父さんを助けられなかったのは、貴方のせいじゃない」
「だが、助ける事が出来なかったのは事実だ!精霊の力も、勇者の力も、
そんな物持っていたって意味がない」
「しっかりしてよ、アーク!貴方一人で世界が救えるとでも思っていたの?
仲間がいるから、みんなが力を合わせるから、世界を救う事が出来るのよ。
みんなこの世界を守る為に戦っているんじゃない。悲しい事を言わないで。
お父さんだって、その思いを貴方に託したはずよ。お父さんのやって来た事を無駄にするつもりなの?」
「・・・そうだな。感傷に浸るには、まだ早過ぎる。全てが終わるまでは・・・」

200アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:56:08 ID:IM/jb0lt0
18.聖柩

シルバーノアの作戦室に一同は集合する。
「殉教者の塔はまだ北極と南極に残っている。だが、アンデルの居場所と目的ははっきりした。
奴は、北極と南極の塔、どちらかにいる。そこで、闇の力を復活させようと準備を整えているだろう」
パーティを二つに分け、北極と南極の塔を同時に攻略することになった。
北極の塔はアークがリーダー、南極の塔はエルクがリーダーだ。

北極の塔にアンデルはいた。
「アークか・・・。どこまで私の邪魔をすれば気が済むのだ」
「アンデル、最早お前と話す事は無い。今までの行い、お前の命で償え!」
「でかい口を叩くな、小僧。お前の力など恐るるに足らんわ。もうすぐこの世界の全てがあの方のものになるのだ。
あれのお陰でな!」
アンデルの指差した先には聖柩があった。
「既に人間たちの欲望は負のエネルギーとなってこの聖柩の中に蓄えられている。
この聖柩がある限り、絶対の力を手に入れる事が出来るのだ!」
「ならば、その力を打ち砕く!このままお前の思い通りにはさせない!!」
モンスター化したアンデルとの決戦。そしてアークたちは勝利する。
「これが、勇者の力だ!思い知ったか!」
だがアンデルは笑っている。
「アークよ、もう遅いのだ。既に準備は整っている。私の役目も終わる。黙って見ているがいい」
アンデルは聖柩を壊した。
「この聖柩は、力と共に我が偉大なる王を封じた忌まわしき封印。
これで王の復活を止めるものは無くなった。これで世界は我々の物だ・・・」
アンデルは動かなくなった。


19.闇の胎動

殉教者の塔は全て消えた。後は、ロマリア本国に攻め込むだけだ。
クズ鉄の町に行ってみる。
「トッシュさんじゃないか!」
ダニーが元気に走り回っていた。一人だけでもまだレジスタンスだと言い張っている。
「なあ、あんたロマリアを倒しに来たんだろう?だったらオレにも手伝わせてくれよ」
レジスタンスのアジトで作戦会議。やはり列車が通っているトンネルから入ろうということになった。
次から次へとやってくる兵士たちを倒しながらひたすら進み、トンネルを抜けて市街地へ。
「お役に立てて光栄です。それでは、皆さん頑張って下さい」
ダニーと別れて、ロマリアの地下道へ入る。地下道を通って、ロマリア城へ入ろうとする所で、
四将軍の最後の一人、ザルバドが立ち塞がった。
「よくここまで来れたものだ、誉めてやろう。だが、ロマリアをなめてもらっては困る。
貴様らはこの城には入れん!」
ザルバドは城に逃げ込む。地面が揺れだし、そしてなんと、城が空中に浮かんだ。
空中に浮かんだ城は、巨大な四角錐の形だ。
「ちっ、あんな仕掛けがあったとはな」
201アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:57:41 ID:IM/jb0lt0
アークたちはシルバーノアに乗る。
「チョンガラ、シルバーノアを発進させろ!」
シルバーノアは空中城に突っ込み、壁に穴を空けて止まった。壁の穴から中に入る。
奥に進み、ザルバドの元までやって来た。
「雑魚に用は無ぇ。そこをどきな!」
「そうはいかん、もうすぐ偉大なる王が復活するのだ。邪魔はさせん!」
「ロマリア王が闇の力を復活させるというのか?」
「モンスターである我々は、自らの手で偉大なる王を復活させる事は出来ん。
そこで、欲に塗れた人間共を利用する事を考えたのだ。
奴らのお陰で、この世界の精霊力は無くなりつつある。
そして、限界に達したときに我が偉大なる王が復活を果たし、この世界は一気に崩壊する。
我々の新しい世界が始まるのだ。わしを倒して進めるのならば進め!」
ザルバドを倒す。
「人間がここまで頑張るとはな。しかし、わしを倒した先に、お前たちが目にする物は
人間の愚かさ、醜さ、自分たちの無力さだけだ。進むがいい、絶望への道を」

アークたちはついに、ロマリア王ガイデルの元へとやってきた。
ガイデルは封印を解こうとしている所だった。
「もうやめるんだ、ガイデル!」
闇の王は置かれた巨大な鏡からガイデルに囁く。
「惑わされてはいけません。こいつらは貴方に代わってこの世界の王になるつもりなのです。
さあ、貴方の最後の切り札を今こそ見せてやるのです」
「聞くんじゃない!頼む、お前に人の心が残っているのなら・・・」
アークの説得も効果が無かった。
「わ、わしじゃない。貴様らがわるいのだ。わしをここまで追い詰めなければ、
こんな事にはならなかったのだ!」
ガイデルは封印を解いてしまう。

トウヴィルの神殿。地震が起きている。
「これは、まさか・・・。封印が破られた?闇の力が復活する!」
ククルの目の前に、闇黒の支配者が姿を現す。
「フフフ、ワイトの血を引く娘よ。貴様の張った結界は愚かな人間共のお陰で消え去った。
信じていたものに裏切られた気分はどうだ?」
「結界を破ったくらいででかい口叩かないで。私にはまだ、信じる人も守るものも残っているわ!」
闇黒の支配者とククルの一騎打ち。そして、ククルは破れる。
「所詮はこの程度か」
「アーク・・・」
ククルは闇黒の支配者に取り込まれてしまう。

202アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:58:23 ID:IM/jb0lt0
20.輝の少年

空中城の最奥部。
「ガイデル、お前の役目は終わった。消え去るがいい」
闇の王の態度が豹変する。鏡が割れて、そこから光線が飛び出し、ガイデルは消滅した。
そして、割れた鏡から闇黒の支配者が出てきた。
「ご苦労だったな、アーク。お前がガイデルを追い詰めてくれたお陰で、私は復活する事が出来たのだ」
「貴様、最初からそれが狙いだったのか・・・」
「そうだ、お前たちが頑張るほど、ガイデルは恐怖したのだ。私は人間の負の意志によって復活する。
お前たち人間の欲深い本性によって、私はここに復活したのだ!」
「確かに人間は弱い生き物だ。だが、それが全てではない」
「フフフ、あの小娘も同じ事を言っておったな。既に、私の体の一部だがな!」
ククルが闇黒の支配者に取り込まれたと聞いて、アークは愕然とする。
「安心しろ、お前たちもすぐ取り込んでやる。そして、その力でこの世界の全てを手にいれようぞ!」

アークたちは、厳しい戦いの末に闇黒の支配者を倒す。
「人間がこれほどの力を持っているとはな・・・。だが、私を倒す事は出来ん!」
倒したのに死なない闇黒の支配者。だが、そのとき、闇黒の支配者の動きが止った。
「か、身体が・・・!」
”しっかりして、アーク!”
アークの耳にククルの声が聞こえてきた。
”アーク、よく聞いて。私が動きを止めている間に、闇黒の支配者を封印するのよ!
聖柩は破壊されてしまったけど、あなたの力なら出来る!”
それを聞いて、闇黒の支配者は言う。
「アークよ、私を封印すれば貴様の命も無くなるのだぞ。考えても見よ・・・
この世界が命を賭ける価値がある物なのか・・・」
だがアークは剣を構えて言った。
「・・・俺は、人間を、この世界の未来を信じる!
精霊よ、我が剣に宿り、古よりの災いを振り払う力を与えよ!
闇黒の支配者よ!全ての怒りを、悲しみを思い知れ!」
アークの力の全てが剣に注ぎ込まれる。その剣が闇黒の支配者に振り下ろされる。
「私は、いつか再び復活する・・・愚かな人間が居る限り・・・必ずな!!」
そう言い残して闇黒の支配者は消える。アークは絶命した。
203アークザラッドII:2008/04/13(日) 04:59:00 ID:IM/jb0lt0
空中城から出てきた一同は、外がひどい有様になっているので驚く。
「俺たちは何の為に戦って来たんだ?アーク、あんた、何の為に死んだんだ?
こんな絶望しかない未来を俺たちに見せる為なのか?世界が滅びちまったのに・・・。
俺たちだけ生き残って、どうなるってんだ!」
そう言うエルクに寄り添うリーザ。二人の耳に懐かしい声が聞こえてくる。
”まだ終わっちゃいないさ”
”希望を捨てない限りはね”
二人の前に、アークとククルの魂が現れた。
”世界は荒廃してしまったが、消えてしまった訳じゃない。生き残った者でやり直すんだ”
”私たちは、生き残った命に光を与えに行きます。再生する世界への希望と言う光をね”
”それが僕たちの最後の仕事だ。この世界を、もう一度生まれ変わらせるのは、君たちの子供なんだ。
エルク、頼んだよ”
アークとククルの魂は、世界中を巡った後、天に昇っていった。

終わり
204アークザラッドII:2008/04/13(日) 05:02:43 ID:IM/jb0lt0
wikiに収録するときは、自分が前に投稿した、ラストの部分を削って下さい。
同じ内容ですので。
205ゲーム好き名無しさん:2008/04/13(日) 07:09:45 ID:uG4xF/DQ0
そして3でラスボスが復活するが
あっさり聖櫃を自分達で作りだして
何の犠牲もなしに、また封印されましたとさ。
206アークザラッドII:2008/04/13(日) 07:48:27 ID:IM/jb0lt0
>>205
偉い!
よくぞ3を三行で纏めたな
確かに3はその三行で十分だ。
そしてそれから千年後の、精霊の黄昏へと続くのです。

自分が一番好きな精霊の黄昏への足掛かりが出来て良かったよ
ちなみに章分けとサブタイトルは元のゲームにはありません。
207ゲーム好き名無しさん:2008/04/13(日) 08:35:03 ID:9WGuuoWuO
アークIIの人、乙でした。
懐かしい気分になった…。
IIIの3行の人も乙w
確かに合ってるよな、あの話も好きだけどwww

精霊の黄昏ってちゃんと繋がってたのか、今度探して見ようかな。
208ゲーム好き名無しさん:2008/04/13(日) 17:24:07 ID:1gqyv9Ic0
PS2の「天空断罪スケルターヘブン」と「機甲兵団J-PHOENIXコバルト小隊篇」と
PCE CD-ROM2の「コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ」
のリクエスト取り下げます
209ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 00:41:48 ID:xlURot+C0
続編物で一番やっちゃいけない方式だよな。アレは。
「前作で命賭けたのに、数年で復活」展開は。
210ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 02:34:07 ID:dpmAMFIZ0
Wii「メトロイドプライム3 コラプション」をリクエストします。
211ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 09:22:41 ID:vxe13FTV0
>209
まさに犬死w
再封印も誰の犠牲払うでもなしだし。
212ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 10:25:40 ID:dymGjkHe0
いや、最初の犠牲があったからこそ
次の犠牲が回避できたのかも知れんぞw
213ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 11:21:32 ID:uNiWKe+jO
確かに封印があっという間に緩んだのはどうかと思ったが、
再封印に関しては「その発想はなかったわ」な展開が前向きで、
3は3で結構気に入ってるw
214ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 19:45:11 ID:evCBSGgO0
>>213までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
215ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 19:45:47 ID:Yo4jki5K0

バイオのハンクって結局何者なの?
216ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 21:54:17 ID:/IaVR3vT0
簡単に言うと敵側の凄腕工作員みたいなもん。
どんなミッションからも生還するから
死神とか何とか異名が付いてたハズ。
217ゲーム好き名無しさん:2008/04/14(月) 23:31:55 ID:Yo4jki5K0
>>216
どうも。
せっかくのアンクロでもそこまでしか分かってないのか。
5で何か続報を期待したいな。
218ゲーム好き名無しさん:2008/04/15(火) 07:51:17 ID:j2fbByeBO
ちなみに、死神の異名の由来は
自分一人しか生き残らないから。
219ゲーム好き名無しさん:2008/04/15(火) 11:18:55 ID:lD5fMWnN0
アンクロはラジオのDJが凄かったな
それに対するハンクの言葉も良い、2はオマケな感じしかない
220Sin-罪- 1/7:2008/04/16(水) 02:23:26 ID:A+ZikgzPP
サイコとりあえずこれまで

◆登場人物
鴻神夜斗:主人公。ライター。記憶を無くして倒れている所を衛に拾われる。
相田衛:史学士。教授の代わりに絵画の歴史的価値を鑑定に来る。
桃城桂花:鑑定士。絵画の美術的な価値を判定する為に呼ばれる。
篠沢京子:富豪。我が儘な老婆。
丸米憶良:医師。篠沢の主治医。
時任潤:会長。美食家で料理が趣味。
井上千里:新聞記者。競売の広報に呼ばれた派手な女。
島崎穣二:宝石商。冒頭の事件の娘の婚約者で軽薄な男。
ディッシュ・サン:SFS社長。姿を見せない館の主。
アート:執事。仮面の女。
夜羽清二:画家。「もう一つの最後の晩餐」は遺作。

ゼーリス家:冒頭の事件現場。夫ウィリアム。妻ローザ。娘エカチェリーナ。秘書ロゼ。

※注:threeのオチを把握していないとついていけなくなります。

雨の中、遥は外人墓地に居た。
音を頼りにたどり着いた焼却炉に投げ込まれようとしているのは衛で。
なすすべもなく、閉じられた炉は炎を上げる。

母に起こされ電話の着信を告げられる。
うなされて居たようだがその内容は覚えていない。
碌に睡眠も取れぬまま身支度を整え現場へと向かった。

被害者は家の主であるロシア人のウィリアム。
聖杯に己の血を注ぐように宝剣で首を突いた。
密室だったことから羽生は自殺と判断するが、腑に落ちない遥は衛の元へ。
ルームランナーと釣り糸、タム鍵による密室トリック。
汗とエアコンから死後硬直が早まったこと。
死の状況を知っていた事から衛は妻ローザを犯人と推理する。
証拠となる釣り糸を手に部屋を後にしようとして…よぎる夢のビジョン。
結局何も言わず出て行った遥と入れ替わりに教授が現れる。
衛は教授の代理としてSFS社長の依頼で「もう一つの最後の晩餐」の鑑定に出向く事になった。

事件は解決するも聖杯は忽然と消える。
事後処理に奔走する中、事件は既に始まっていた。
知っていたら絶対に止めていた…あの惨劇を。

『進化の楔は失われた訳ではない
ただ…見えぬだけ…
ただ…理解出来ぬだけ…
君は選ばれた…』
221Sin-罪- 2/7:2008/04/16(水) 02:31:58 ID:A+ZikgzPP
男に声をかけられて目を覚ます。
傷だらけで自分の事もここが何処かも解らなかった。
所持品から夜斗という名前、ルポライターという職業を導き出す。
男は史学士の相田、ここは青森の山中という所らしい。
鑑定の為に訪れたという相田に同行し、ひとまず館に向かう事にした。

出迎えた仮面の執事アートに事情を話し、中に入れてもらう。
洋館―駈針館は美術品を守る為全ての窓が目打ちされていて豪奢だが薄暗い。
館の主はどうやら伏せって居るようだ。
招かれざる客である夜斗は相田と一室をあてがわれた。

鑑定士の桃城、富豪の篠沢、医師の丸米、記者の井上、会長の時任らに会うが誰も彼の事は知らない。
彼らの目的は中二階の悪魔の慟哭を描いた絵画「もう一つの最後の晩餐」らしい。
館の主はSFS社長のディッシュらしいが島崎と桃城以外の客は会っていない。
不審な影を感じつつ、墓地へ向かうと相田がいた。
墓は隠れキリシタンの物だという話を聞いている時、夜斗は唐突に意識を失う。

屋敷の奥、笑う影。駒は揃った―後は時を待つのみ。

部屋に戻って休んだが、夜斗の体調は優れない。
手がかりは掴めなかったが、己の性質にルポライターの性を感じた。
本調子ではないが好奇心のままに、主人に会うため夕食に向かう。
(温室で何かの気配を感じた時)途中、暖炉の奥で何かが動いた気がした。

食堂には桃城と島崎以外揃っていたが、館の主人の姿は無かった。
激昂する篠沢に、奇病を感染さないための気遣いだとアートは説明する。
現状面識の無い島崎は宝石商で届け物の為に先に来て病を感染されたようだ。
他の人間達は旧知の仲らしい。
問題の絵は、その絵としての価値以外に秘密があり、作者の夜羽は焼身自殺していた。

遅れてきた桃城はサインが消されているが恐らく夜羽の作品だと報告した。
相田は絵はミサキ信仰と結びついた隠れキリシタン伝承を基に描かれていると言う。
ミサキは7人の贄を求める祟り神で、伝承は7匹の悪魔の血を聖杯に捧げ、
神を蘇らせるというもので史学的に珍しく高い価値を持つらしい。

相田は皆に問われ伝承を口にする。
まずNeidが水に当たって死んだ事を告げた途端篠沢が苦しみ出した。
胃の内容物と共に血を吐き、篠沢は絶命。
アーモンド臭とフィンガーボウルの十円玉の還元反応。
相田はシアン化カリウムによる毒殺だと言い、丸米も青酸カリ中毒と診断した。
222Sin-罪- 3/7:2008/04/16(水) 02:43:51 ID:A+ZikgzPP
妙に慣れた相田を訝しむが彼は知人が刑事で日常茶飯事なのだと話す。
ボウルは直前まで棚の中にあったが、鍵をあけたまま時任は一時離席していた。
皆は主人の本へ報告に走るが、その目は一様に疑惑に満ちていた。

動けない桃城と共に台所を調べ、隠れて出入りが可能だった事を確認する。
相田と合流し書斎に向かうが不気味な装飾の扉は重く開かない。
全員で扉を破るが中は無人で数週間使われていた気配すらない。
謎の羊皮紙と日記の文面から、相田は館の名がゴルゴダの丘を示すと気付く。
伝承を再現するために彼らは呼ばれた…桃城は恐怖心で逃走してしまう。
彼女が倒した鎧の中から島崎が遺体で見つかり、桃城の車は大破して橋が落ちた。
霧雨の中、館は陸の孤島と化す。

他の車に細工はなく爆弾は橋の中央に仕掛けられていたようだ。
相田は姿の見えない主人、執事、そして島崎の発見までの所在を気にかける。
館にもどるが他の客は部屋に戻ったようで姿は見えない。
2人は単身捜査を開始する。

島崎の遺体はまだ暖かく硬直も無い。
後頭部に血が付着していることから恐らく撲殺。
近くに落ちていた鍵を入手する。

絵には殴られた狐、全身に短剣を刺された熊、水桶でもがく蠍、炎に包まれた獅子、
額を貫かれた白馬、喀血し喉を押さえる蛇、首に縄を巻かれた豚が描かれている。
絵と3人の死の符合、伝承ではNeidが水にあたりUnfeuscheitが撲殺。
夜斗は残りの碑文の解読を急かす。

食堂で篠沢の部屋の鍵を入手し台所で執事の仮面を見つける。
毒の器は1人分しか無かったが対象が篠沢個人か無差別かはまだ解らない。
書庫で必要な書籍を入手し、協力を願うが丸米は警戒して話にならない。

時任の話では食堂に来た順は篠沢、丸米、井上、食事の指定はアレルギーのある井上のみ。
彼は夜羽の一介のファンに過ぎず、他の人間とは仕事や美術関係の知人だという。
相田は島崎の声が高かったことを確認した。

井上によると彼らは5年前に何かの縁で知り合ったらしい。
橋が落ちた時「罠」と漏らした事を問い詰めるが、彼女は特に不自然ではないと流す。
彼女の出した謎かけを解いた夜斗は、絵には不老不死の秘密が隠されていると聞く。

書斎は多岐に渡る難解な書籍が並び、日記は常人には理解不能な内容だった。
羊皮紙に記された物は死海文書の一部ではないかと相田は言う。
223Sin-罪- 4/7:2008/04/16(水) 02:49:49 ID:A+ZikgzPP
引き出しで見つけたリボルバーを相田の目を盗んでポケットに滑らせた。

部屋に戻った2人は推理を開始する。
毒は時任の隙をついて料理に仕込まれと思われ、料理の違う井上が疑わしいが、
可能性に過ぎず他の人間の容疑が消えた訳ではない。
アートを疑う夜斗に相田はそもそもの彼女の存在を疑う。
所在が知れず声の高い島崎が犯人に演じさせられてとしたら…
状態から島崎は桃城逃走の混乱の最中に鎧の中で殺された事が濃厚だった。
文献の解読に集中するため夜斗は島崎の部屋へと追い出される。

崖を見下ろす影は意味深な言葉を残す。
次は水死…

中二階で井上は男に声をかける。
彼の持った杯を見て、彼女は眠れないからと自らも酒を求めた。

夜斗は自室となった部屋で目覚める。
時は朝5時、4時間が経過していた。
相田の様子を窺おうと立ち上がった瞬間時計を落として割ってしまう。
相田の部屋は文献が広げられ足の踏み場も無い。
夜斗は荷物の中に女性の写真を見つけた。
力尽きた相田をたたき起こし話を聞く。

水にあたった蛇Neid―篠沢
羊番に撲殺される狐Unfeuscheit―島崎
溺死する蠍Begierde
火炙りになる獅子Hochfart―桃城
絞首刑になる豚Fresserei
短剣に貫かれた熊Tragheir
一角獣のZornは碑文が欠けていて判読出来ない。
桃城の順番が飛んでいる事で次が水死か絞殺か解らない。
話を終えた所で中2階から丸米の悲鳴が聞こえた。

腰を抜かした丸米に促され階下を見やると、巨大な水槽に井上の遺体が漂っていた。
恐怖で丸米は篠沢の指示で過去に何かの過ちを犯した事を漏らす。
落ちていた彼女の携帯に残された「0*12」の文字。
時任は0=丸、*=米と判断し丸米を拘束しようとするが逃げられてしまう。
突き飛ばされた相田は島崎の遺体に倒れ込みその柔らかさに違和感を持つ。
何かに気付いた相田は後を追うように指示し書庫に最後の調査に向かう。
玄関は閉じられ、夜斗は丸米を追い中庭を東に向かう。

記された悪魔の名はヘブライ語ではなく中世ドイツ語表記。
英語では、laviathan mammon Asmoday lucifer beelzebub belphegor Satan―
ダンテの神曲…だから篠沢がlaviathan。
その理由からある人物の死に疑問を持った瞬間、衛は襲われ意識を失う。
224Sin-罪- 5/7:2008/04/16(水) 03:01:17 ID:A+ZikgzPP
丸米を探し中庭に出た夜斗は墓場の方に人影を見たがそこには誰も居なかった。
墓石には名前以外に謎の碑文がきざまれている。
温室では時任が脆い階段を丸米を探し登っていた。
夜斗の制止する声に構わず、時任は何かを見つけ駆け上がる。
轟音と共に階段は崩れ、蔓に首を絡め取られた時任の骸が揺れていた。
残骸の中に手のひら大の銀杯がひしゃげている。
どこからともなく異質な電子音が響き渡った。

音の源は焼却炉、沈黙していた炉が今は轟音をたてている。
異臭に眉をひそめ周囲を確認すると相田の眼鏡が足元に落ちていた。
慌ててスイッチを操作するが炉は止まらない。
扉に手をかけようとした瞬間、銃を構えた丸米が制止する。
彼は夜斗を夜羽の息子だと疑い、集められたのは何かの関係者だと言う。
事情が掴めない夜斗を犯人と決めつけ、丸米は引き金を引こうとする。

(銃を所持していない)
軽い破裂音と共に視界が赤く染まる。
暖かい雨の感触が心地よかった。
→Dead end

(墓で相田と炉の話をしていない)
引き金を引いた瞬間銃身が弾け残弾が四肢を貫く。
同様に倒れた丸米の向こうで無人の筈の館に灯りが灯った。
→Dead end

(銃を所持+墓で炉の話をしている)
やむを得ず隠していた銃を構えた瞬間、制止する声が聞こえた。
暴発した銃の破片は丸米を貫き、倒れた体から赤い帯が石畳に広がる。
現れた相田は高確率で夜斗の銃も同じ細工がある事を示唆する。
弾倉から零れた小石がそれを証明した。
炉の内部が墓に通じていた事で、相田は辛くも助かったらしい。
暴発の可能性は「自分ならそうする」という分析に基づいたものらしい。
相田は背後から殴られたらしく犯人は見ていない。

導き出される丸米が犯人という結論に相田は疑問を示す。
毒は執事と篠沢が揉めて居る際に彼女の手に触れる事で仕込まれた。
島崎の遺体は発見直前に殺されたのではなく既に死後硬直が解けていた状態だった。
故にアートは島崎では無い。
殺人は伝承ではなく絵画自体になぞらえてあった。
嫉妬(篠原)、強欲(島崎)、情欲(井上)、傲慢(相田)、大食(時任)、怠惰(丸米)―
―そして憤怒。
目的は父を殺した者達への復讐―相田に呼びかけられ桃城が姿を現す。

生きている可能性はあった、確信を与えたのは井上の携帯。
0が12=1兆…夜斗に出された謎かけによればそれは兆の文字をもつ桃城を指す。
225Sin-罪- 6/7:2008/04/16(水) 03:08:20 ID:A+ZikgzPP
彼らが訪れた後死んだ父、元妻との再婚を決意していた彼に自殺は有り得ない。
酔った島崎から冗談まじりに語られた事実に桃城に殺意が浮かぶ。
有り得ない伝承と聖杯の為に殺された父。
巻き込んだ事を詫び彼女は銃口を頭に向け自ら命を断つ。

解っていれば結果は変わっていたか…相田の問いを夜斗は無為な物だと流す。
互いの声も聞こえない爆音の中ヘリは降り立ち、開け放たれたドアから女が飛び出す。
遥と呼ばれた女は相田に飛びかかると何か喚いている。
2人のやり取りを微笑ましく眺めていると相田は以前話した刑事だと紹介した。
遥が乗ったせいで定員を越え、怪我をしている相田を優先し夜斗は辞退した。

記憶は殆ど戻った―ヘリを見送ると夜斗は屋敷に戻る。
人は森を離れ人になった。
知らない物を作り出せない筈の人間の作った化物の像。
怒りに狂った哀れな女を弔うように手を伸ばす。

(暖炉に影を見ていない)
瞬間、背を刃が貫く。
金髪壁眼の己の半身が血塗られた刃を手に立っていた。
→Dead end

(暖炉に影を見ている)
既に暖炉にはいないようだ。
男を食い物にした女は水面に儚く漂う。
一つだけ一致しなかった伝承―だが事前にその分は済んでいる。
欲する事に飽きぬ男、光を渇望する原罪の悪魔達、失われる事で認められた画家。
書斎の燭台を引くと現れた隠し棚に内側がどす黒く染まった杯が収められている。
伝承や聖杯などありはしない…その言葉に笑みを浮かべながら、開いたドアに3発の弾丸を放つ。
ドアの向こう、S-03―秀明に死ねない者の感想を問う。
現れた秀明は苦痛に顔を歪めながら、夜斗―ディッシュを睨み付ける。
その銃傷は見る間に塞がり、ディッシュは満足そうに笑む。

秀明の起こした爆発で負傷したディッシュは、やむを得ず夜斗に自らの意識を転送した。
夜斗の抵抗を御し、意識下におけたのは朝になってから漸く。
桃城に舞台を与えただけだというディッシュに秀明はその意図を問う。
聖杯はEDEN―不死の力の原本であり、秀明を呼び寄せる餌。
阻止すべくナイフを構えた秀明の背を執事の放った弾が貫く。
ART―Anna Rin Tarnar…ずらした仮面の下から火傷の跡が覗く。
麻酔に意識を奪われつつある秀明にディッシュは己の目的を語り出した。
226Sin-罪- 7/7:2008/04/16(水) 03:18:51 ID:A+ZikgzPP
(仮面or絵画の秘密が無いとき)
数日後、北陸を中心に新種のウィルスが蔓延する。
政府はインフルエンザだと説明し患者を隔離したが死者は増え続けた。
だが、本当の悲劇は生き延びた人々の中に息づいて居ることを、まだ誰も知らない。
→Bad end

(仮面と絵の秘密を入手)
Missing link―失われた進化の中間種、それは欠けたのではなく存在しない。
人類は進化ではなく変異したのだとすれば…
近年の感染症に治療ではなく隔離が実施されたこと。
そして聖杯―無数に飛来する隕石に付着したウィルスの人類を作り出したもの。
7つの血液という因子―DNAがそれを活性化する鍵となる。
EDEN―秀明はそれを見届ける為の器に過ぎない。
そして、リンが投げた最後の血液パックは弧を描き…

ディッシュは呆然と立ち尽くす。
床に広がる赤い飛沫の向こう、銃を構えた遥ともたれ掛かるように立つ衛。
仮面が安易に見つかる位置に隠されていた事で衛は疑念を抱いた。
こんな形で会いたく無かった…それは遥とリンに共通した想い。
納得出来る話ではないが、衛は秀明と聖杯の引き渡しを要求する。
残弾は1、衛は身を呈しても遥を守る…ディッシュは諦めて銃を放った。
リンも応じ秀明を引き渡そうとするが、その秀明が声をあげる。
掌に隠していた血液が聖杯に滑り落ち…

銃弾が聖杯を弾き、ディッシュの胸を染める。
遥には見えていた―未来。
口角に血泡を浮かべながら聖杯を拾い上げるとベランダの手すりに体を預ける。
既に人類は…笑みを浮かべ彼は聖杯を抱き、彼女はそれを追って落下する。

(スタッフロール)

遥は後悔していた…撃たなくても何も起きなかったかもしれない。
衛は彼女の予感を信じた、同行を頼んだのは衛だといった。
秀明の姿も無く遥は彼の身を案じる。
衛にしては苦戦を強いられていた事を遥は問う。
複数犯故に惑わされたが…衛は笑って一番の理由は秘密だと言った。
→True end

以上
結局長く……要約するとつまらなくなったので。
次までは今の機種で対応してるんですが…前の携帯ご臨終だから詳細は無理。

※井上が会っていたのは犯人ではなく夜斗(ディッシュ)。
※時計は思わせぶりだが無意味
227ゲーム好き名無しさん:2008/04/16(水) 17:15:01 ID:4Dc+9heQ0
バーニングヒーローズお願いします
228精霊機ライブレード:2008/04/16(水) 17:55:23 ID:4Dc+9heQ0
高校生、カザミ・トウヤはごく普通の高校生活を送っていたが
ある日、謎のロボットの戦いに巻き込まれたのをきっかけに、世界とのつながりが希薄になってしまい
パラレルワールドに迷い込んでしまう。
トウヤを迎えに来たという謎の男によると、この異変は異世界アガルティアで109年前に封印された
ゼ=オードなる邪悪な集団の復活の影響によるらしい。
パラレルワールド間の移動による自分の消滅を防ぐために、異世界アガルティアに行くことになるトウヤ。
トウヤはそこで、同じく現実世界からやってきた女子高生のアイや元軍人のクロビス等と共に
精霊機なるロボットの操縦者となり、ゼ=オードやその手下のテロリストと戦う事になる。

テロと戦いながら、母艦リーボーフェンや、最強の精霊機ライブレードの保管されている錬金術協会へ向かうトウヤ達。
しかし、そこにはゼ=オードの幹部の一人、ライルが操るレイオードが待ち構えていた。
彼はトウヤの事をレニスと呼び、激しい憎悪をぶつけて来る。
無敵の結界を持つレイオードによって、トウヤの乗るゼイフォンは破壊されてしまう。
しかしその時、突如ライブレードが起動し、レイオードの結界を破壊し、ライルを撃退する。

世界に戦乱を広げようとするゼ=オードと戦う内に、ゼ=オードのリーダーである
バフレッド・デビッシュが操るゴーデリウスが遂に復活し、それに呼応するように、ライブレードの神剣ダイフォゾンもまた蘇る。
実はこのライブレードもまた、ゼ=オードの一機であり、ライルの弟レニスと、恋人のウェニマスが
ゼ=オードを裏切った際に奪取した物だと言うのだ。
そして、この機体のコアはゼ=オードの求める究極兵器ヴォーリアの復活に欠かせない物だった。
自分から恋人を奪ったレニスの子孫であるトウヤに復讐しようとするライルだが
ウェニマスとライルの子孫であるユミールの説得で、ウェニマスは自分を裏切ってはいないという事を知り
トウヤを守るために自爆する。

デビッシュは、ヴォーリアなる兵器で人類の精神を一つにし、要するに人類補完計画を果たそうとする。
しかし、古来よりヴォーリアと戦ってきた神鎧王なる存在によると、ヴォーリアは単なるデータ収集装置にすぎず
記憶や遺伝情報を回収された後は、人類は皆殺しにされるだけだという。
ゴーデリウスの圧倒的なパワーに苦戦するライブレードだが
愛のパワーなる身も蓋も無い物で猛烈なパワーアップを果たし、ゴーデリウスを倒したのだった。

ゼ=オードを倒し、ヴォーリアの復活を無事防いで祝勝パーティを開くトウヤ達だが
デビッシュの娘、シャールがゼ=オードのコアを回収し、ヴォーリアを復活させてしまう。
急ぎヴォーリアに乗り込むトウヤ達だが、その中に居たのは精霊機やゼ=オード、そして黒いライブレードだった。
ヴォーリアの意思が言うには、彼は古代から自ら魔王と勇者を作りだして、その戦いを楽しんでいたらしい。
そして今回はそれが、ゼ=オードとライブレードだったと。
ヴォーリアを倒せるのは、同じ力を持つライブレードのみ。
トウヤはライブレードでヴォーリアの核に特攻し・・・。

ヒロインが現実世界のキャラの場合:色々あって無事に元の生活に戻ったトウヤだが
パラレルワールドから集められたって事は、もしかしてもうヒロインと会えないんじゃね?と不安になるが
ライブレードに残留したウェニマス曰く、トウヤとヒロインは同じ世界から来たから大丈夫だとか。

アルカディアのキャラの場合:特別に世界を移動する許可を貰って、トウヤの家に押しかけてくる。
229ゲーム好き名無しさん:2008/04/16(水) 19:24:28 ID:edqwxI+n0
サイコの人とライブレードの人、乙です。
230メダルオブオナー:2008/04/17(木) 05:11:44 ID:lpZws5iN0
メダルオブオナー〜ヨーロッパ強襲〜

ある老人が第二次世界大戦の記憶を語り始めるところからゲームは始まる
老人の名前はウイリアム・ホルト
第二次世界大戦でOSS(戦略情報局/現在のCIA)の隊員として
数々の作戦を成功に導いてきた英雄だった

1942年3月28日フランス、サン・ナゼ−ル
イギリス軍によるドイツ軍港強襲「チャリオット作戦」に参加したホルトは
それとは別にドイツ軍の機密情報を探りながら見事ドックの破壊に成功
その後、部隊回収用の船が沈められ、港町に孤立してしまうが
ホルトの活躍によりドイツ軍の包囲網を突破、脱出に成功する
全4ステージ

1942年5月17日北アフリカ、チュニジア
ドイツ軍将校フォン・シュレイダーの指揮下で、秘密兵器の製造が行われているという
情報をつかんだOSSはホルトをサハラ砂漠に送り込む
ホルトはイギリス第7機甲師団「砂漠のネズミ」の部隊と協力しながら、砂漠のドイツ軍施設を破壊していく
そして試作のタイガー戦車を全て破壊したホルトは地下基地工場の入り口を発見する
単身突入したホルトは捕虜となっていたSAS(イギリス特殊空挺部隊)を救出、彼らと共に工場を制圧する
地上に出たホルトは「砂漠のネズミ」本隊とも合流し巨大な「V2ロケット」を発見、これを破壊する
全2ステージ


続きは後ほど
231ゲーム好き名無しさん:2008/04/17(木) 06:45:04 ID:vdnwYCeP0
228の方とは別人なんですが、ライブレードのEDについてちょっと補足を。
アガルティア側ヒロインとくっついた場合でも、必ず地球に来るわけじゃなかったかと。
ED前のデータを消しちゃったんで、アルバムモードのCGでうろ覚えの記憶を呼び覚ました限りでは、
死亡エンドが一人、アガルティアにトウヤが行くのが三人、地球に来るのが一人という内訳だったはずです。
私はPS版のみプレイですが、DC版では死亡エンドのキャラにハッピーエンドが追加されたとか。
232メダルオブオナー:2008/04/17(木) 13:57:18 ID:lpZws5iN0
>>230の続き

1943年1月28日ソビエト、スターリングラード郊外
フォン・シュレイダーの情報を追いながらホルトはソ連軍の作戦に参加する
現地ではパルチザン(ゲリラ部隊)がドイツ軍と戦いを繰り広げていた
己の街を守るために銃を取って戦う彼らの中には、女性の姿もあった
ドイツ軍の列車砲を破壊し、占拠されていた教会を奪還したホルトはママエフの丘に向かう
ソ連正規軍と共にドイツ軍陣地に突入し、ロケット弾の支援を受けながらドイツ軍を
撃退したホルトは、ドイツ軍司令部から「ウイルスハウス」と呼ばれる機密情報を入手する
同じ情報を狙っていたソ連軍を警戒し、ホルトは施設を爆破した
全2ステージ

1944年12月16日ベルギー、アルデンヌ地方
フォン・シュレイダーを追跡していたフランス人諜報部員「マノン・デュシャン」が消息を絶った
またこの地にはフォン・シュレイダーが潜んでいるとの情報を受け、OSSはホルトを
ベルギーのアルデンヌに送り込む
奇しくもそこではドイツ軍が米軍に対して「バルジの大攻勢」と呼ばれる、最後の大反撃が行われていた
現地の米軍と協力しながら司令部を死守したホルトは、近隣の村へマノンの救出に向かった
ドイツ軍の猛反撃を受けながらもマノンを救出したホルトは、核兵器がアルデンヌで製造されている
という情報を彼女から受け取る
ホルトはアルデンヌの森に急行するが、そこは米軍とドイツ軍の最大の激戦地となっていた
砲弾と銃弾を潜り抜け、核兵器製造工場を発見したホルトは、単身、突入する
工場奥に辿り着いたホルトの前にフォン・シュレイダーが姿を現す
彼は核兵器を作動させ、ドイツの勝利を宣言した
しかしホルトは彼を射殺し、核兵器の作動の阻止に成功する
全3ステージ

「英雄」と「兵隊」
淡々と熾烈な戦場の記憶を語るホルト老人
英雄と呼ばれた彼だが、あくまで本人は「1人の兵隊に過ぎなかった」と語る
彼が生き残ることが出来たのは、全て、戦場で死んでいった全ての仲間のお陰だった
本当に英雄と呼ぶべきなのはそうして死んでいった者たちなのだ
233メダルオブオナー:2008/04/17(木) 14:20:42 ID:lpZws5iN0
メダルオブオナー〜ヨーロッパ強襲〜
(Medal of Honor: European Assault)
・本作は人気FPS「メダルオブオナー」シリーズのPS2版第3作目
・前作「ライジングサン」の太平洋戦線から欧州戦線に舞台が戻った
・北アフリカやソ連など様々な戦場を舞台にしている
・脚本は映画「地獄の黙示録」で有名なジョン・ミリアス
・ステージ間に老人ホルトのナレーションが入るという演出が特徴
・「平凡な兵隊」の視点が強調されており、「英雄」との対比がこのゲームのテーマとなっている
・今までにありがちなヒーロー物からは少し脱却した模様
・メダルオブオナーシリーズの中でもストーリーが良かった(俺主観)
・既にライバル作のCODシリーズには遅れを取り始めており、このシリーズは陰を潜めていく
・マルチタップ使用で最大4人対戦可能(bot機能、coop、オンライン対戦は無い)

以上メダルオブオナー〜ヨーロッパ強襲〜のストーリーでした
補足などあったら追加お願いします
234ゲーム好き名無しさん:2008/04/17(木) 21:19:43 ID:sWxVXm9YO
DSのソーマブリンガーお願いします
235ゲーム好き名無しさん:2008/04/18(金) 01:03:59 ID:6Yyp7FGG0
>>233
MOH乙、初代PS2版でFPS入門したんだけど、
それ以降はPC版しかやってないので助かった

今回も敵兵の会話はあったのかな?
236ゲーム好き名無しさん:2008/04/18(金) 02:22:46 ID:+MXYFHdK0
>>235
敵兵同士の会話は憶えてないなあw
ラスボスのドイツ軍将校が最後にベラベラ喋るくらいだったかも
237ゲーム好き名無しさん:2008/04/18(金) 15:23:22 ID:fHAC8SMC0
>>236
PC版の旧作では、自分が小説の人物じゃないかと思い始めた兵士の会話が
あったんだよ。急いで倒すと聞けないんだけどね。
238ゲーム好き名無しさん:2008/04/18(金) 19:10:34 ID:JzWTU1Lu0
>>237までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
239ゲーム好き名無しさん:2008/04/18(金) 20:20:53 ID:9FQkg6AfP
お疲れさまです
240ゲーム好き名無しさん:2008/04/18(金) 23:47:02 ID:lq2QwvXT0
どなたかコンデムド1&2お願いします。
ストーリー興味はあるけど怖すぎて自分じゃプレイしきれない^^;
241ゲーム好き名無しさん:2008/04/18(金) 23:50:42 ID:XqwcmQDu0
コンドームの話はピンク板で聞けよ
242ゲーム好き名無しさん:2008/04/19(土) 13:38:58 ID:uKn5BMu/0
>>234を見て反射的にこれが思い浮かぶ俺はもう駄目


 アレー        ヽ 丶  \
   ティア    \ ヽ  ヽ     ヽ
/  /    ヽ    \ ヽ   ヽ
 /   |  ヽ \     \  ヽ  ゝ         (オルフェウス)
ノ 丿       \  省  \   ヾ
 ノ  |   |  丶  \     \         (アドニス)
   /          \     \/|                (イデア)
 ノ   |   |      \  略    |         ↑
     /\        \      |         (  ↑
   /   \       /      |          )  (
  /      \      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         (   )
/_        \                    ) (        ビジター
 ̄  | う  俺 イ| ̄         ノ⌒ ̄⌒γ⌒ ̄⌒ゝ           / /
   | お の デ|         ノ  リングタワー .  ゝ          / /
   | ぉ 気 ア|        丿              ゞ      _/ ∠
   | ぉ 持 へ|       丿/|/|/|/|\|\|\|\|\ゝ     .\  /
   | ぉ ち の|               │                V
――| ぉ  |   |――――――――――┼―――――――――――――――――
   / ぉ  |   ヽ  巛巛巛巛巛巛巛巛 人巛巛巛巛巛巛巛巛巛巛ファルズフ
    ぉ
    |                            _   ┌┬┐        | | |
    |            ⌒) ノ―┬  ┴┴   /|  丶 .├┼┤  |   ヽ └┼┘
    !!             ̄)  ┌┼  日 | |  i /   | └┴┘  ヽ     | | |
                  ̄   ̄ ̄| ̄ '.┘ ノ   V    / ノヽ_ヽヽ       └┴┘
243ゲーム好き名無しさん:2008/04/19(土) 14:33:54 ID:c8uoRNbG0
気持ちはわかるがこっちに持ってこないようにしようぜ
244ゲーム好き名無しさん:2008/04/19(土) 16:30:23 ID:sJazy3Yt0
PS2の亡国のイージス 2035 ウォーシップガンナー
PSPの新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-

この二つのリクエストを取り消します
245ゲーム好き名無しさん:2008/04/19(土) 17:00:38 ID:vyrWv+Pu0
>>242
思い浮かぶも何もそれが真理だろ
246ゲーム好き名無しさん:2008/04/19(土) 17:26:31 ID:B4bJNaYG0
>>243
スマンカッタ

>>245
ww
247ゲーム好き名無しさん:2008/04/19(土) 18:10:49 ID:QmYZzMDOO
>>244のPSPのエヴァだけ再リク。各シナリオを。
248ゲーム好き名無しさん:2008/04/19(土) 18:13:28 ID:QmYZzMDOO
できれば詳しく知りたいです。
249ゲーム好き名無しさん:2008/04/20(日) 02:11:57 ID:8eQvm4zb0
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS

これのストーリー教えてくれ
250コードギアス LOST COLORS ◆l1l6Ur354A :2008/04/20(日) 07:40:30 ID:d7ADpY3d0
世界設定、キャラクターについてはwiki参照
本編3話くらいに記憶喪失の少年が倒れているのを生徒会長のミレイが発見。
学園のゲストハウス(ルルーシュと同じ建物)で生活することに

主人公(デフォルト「ライ」)の正体
ブリタニアの遠縁にあたる小国の王と京都六家の女性の間に生まれた。
異国の地にあって見方のいない母と妹を守る為、謎の存在からもらった「ギアス」の力を使い
父、異母兄弟を殺害。自らが王となり、他国を侵略するがギアスの暴走により
国民だけでなく母と妹も敵に突撃し全滅。絶望したが、契約の代償として死すら許されず
謎の存在によって神無島の地下で眠りにつく。理由は不明だがバトレー将軍に発見され
強化処置と睡眠学習による現代の知識とナイトメア操縦技術を手に入れるが脳に負担が掛かる。
バトレーの元から逃亡するが、力尽きて倒れたところをミレイが発見したという真相。

ギアス編
本編準拠のストーリー。
学園ではルルーシュ、ナナリーと親交を深め、謎の女C.C.に誘われ黒の騎士団で働く。
ルルーシュの出自を知り、殺されそうになるが妹ナナリーの説得もあり助かる。
スザクがユーフェミアの騎士になったことを知り、主人公にナナリーの騎士任せようとするが
過去を思い出した主人公は自分がいると周囲を不幸にすると思い断る。
謎の少年(ロロ)に殺されそうになったりしながら、神無島にてV.V.により再封印
自分の関わった全ての人々から自分の記憶を消す。
ルルーシュの好感度が高いと、知らないうちに仕事が片付いている、妖精がいるのではと話をして
本当に隣に誰かいたような感覚と親友を失った喪失感を独白し終わり
251スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 22:52:03 ID:cPmopsFT0
OG1や外伝があるのにこれだけないのも何だし、SRWOG2を投下。
とりあえずGBA版で。
記憶が怪しい部分とかあるので間違っていたらバシバシ指摘してください。



L5戦役(前作の戦い)が終結して半年。
ミッドクリッド大統領の「東京宣言」により前大戦の情報及び異星人の脅威が全世界に知られることとなった。
そして地球圏の一致団結を訴え、地球圏防衛のための軍備増強計画が推し進められた。

しかし事はそう上手くいかない。
コロニー出身であり、更に金策が通じない大統領を良く思わない者は連邦内部にも多く、内部分裂が生じていた。
更にバン大佐率いるDC残党――ノイエDCが各地でゲリラ活動を続けていた。


ATXチームに編入されたラミアは敬語が変な、しかしどこか人間味の欠けた女性だった。
しかし彼女は平和のため、何より大切な者のために戦う他の者の姿に感化されて徐々に人間らしい感情が芽生えていく。

ラトゥーニがかつていたスクール、そこにいたがドジで心の真っ直ぐな少年アラドは撃墜され拾われたのを契機にノイエDCから味方に移る。
彼らは完全に洗脳されたアラドのパートナーであるゼオラ、やはり洗脳されたスクールの長姉オウカを救おうとする。

恒星間航行など夢物語と笑われ、時勢上武装せざるを得なくなっても、諦めきれないアイビスやスレイたちプロジェクトTD。

突如現れ攻撃を続ける謎のナマモノ、アインスト。何故かその声が聞こえてしまうキョウスケとエクセレン。
そしてエクセレンに似た雰囲気を持つ、そしてアインストの中で唯一人型かつ普通に喋ることができるアルフィミィ。

続く連邦部隊の消失事件、そこを調査しようとしたヒリュウ改の前に現れる、様々な機体を模した、しかもパイロットは謎のバイオロイドという部隊。
彼らは文明監査官――インスペクターを名乗る、バルマーとは別の異星人。
インスペクターはホワイトスターや月、そして北米地区を占拠する。
しかしテスラ研から撤退する際に兄のフィリオを置き去りにしたこと、
更にプロジェクトの最新鋭機が自分より格下のナンバー4であるアイビスに与えられたことでスレイはやさぐれ、ノイエDCへと走ってしまう。
252スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 22:53:40 ID:cPmopsFT0
そしてノイエDCに裏で協力する勢力、シャドウミラー。
彼らは「極めて近く、限りなく遠い世界」――いわゆるパラレルワールドから来た勢力だ。
「向こう側」は「こちら側」と良く似てはいるが、やはり歴史が多少異なり、特に兵器は違った進化を遂げていた。
その中でもシステムXNと呼ばれる転移装置、そしてWシリーズと命名された人造人間はシャドウミラー独自のもの。

システムXNが本来の機能である次元転移能力を発揮するためには、コアとなる「ヘリオス」という人間が必要だった。
元々安定性に欠ける装置なのだが、彼自身がそれによって飛ばされてしまったため、シャドウミラーが転移した際は大半が次元の狭間に飲まれてしまった。
だがヘリオスも必ずこの世界にいるはずだと、それを探し続けていた。

Wシリーズは量産型と、特別優秀なナンバーズが存在する。
しかし現存するナンバーズはW15、ウォーダン――ゼンガーの人格や能力をコピーしている――、
W16、エキドナ、そしてW17、ラミアだけだった。ラミアの言葉遣いがおかしいのは転移の際に言語系が壊れたせいだ。
彼らと最高指揮官ヴィンデル、技術者でありやはりエクセレンに似た雰囲気と同じ姓を持つレモン、
戦闘部隊長でありキョウスケを敵視するアクセル、転移の際消えなかった一般兵がシャドウミラーの構成員だった。

シャドウミラーの目的は恒久的な闘争の継続、そしてそれによる腐敗の防止と技術の進化。
そのためにノイエDCや連邦の内部分裂は都合が良かった。
そしてその思想に感化され、実際にシャドウミラーに入る者も多かった。
連邦軍の旗艦のひとつ、シロガネの艦長リーもその1人。
元は鹵獲によるものだったが、彼はそのうちに完全にシャドウミラーとなっていた。
253スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 22:57:39 ID:cPmopsFT0
そしてブライアンと対立するグライエン派によるクーデターに便乗し、スパイ行動を続けるラミアに指令が下る。
軍内部でのグライエン派の蜂起と同時に、ハガネやヒリュウ改のブリッジを占拠し、降伏させること。
だがラミアには迷いがあった。そして彼らの屈しようとしない姿勢に、彼女は決意する。
シャドウミラーの指揮官、ヴィンデルとレモンの機体を道連れに、彼女は機体を自爆させる。
それは止めを指すには至らなかったが、不利な状況を打破するには十分だった。
そのおかげかクーデターは成功したが、彼らがやるべきことは変わらなかった。

そしてそこで大きな変化が現れた者がいた。
最近SRXチームに配属された少女、マイ。彼女はアヤの妹だ。
彼女は洗脳され前大戦でレビとして彼らと戦い死亡したが、セプタギンにより再生、しかし再生が中途半端な状態でそれも撃破されたため逆行しマイに戻っていた。
だがレビとしての意識が潜在レベルで残っており、それが彼女を苦しめていた。
そして裏切ったラミアの姿によりレビの意識が活性化、錯乱状態になった彼女は単独出撃する。
どうにか正気に戻ったが、そこに現れたのはゼオラやオウカたちノイエDCの部隊。
SRXチームとアラドやラトゥーニが救援に来るも、ノイエDCの中にいた老女アギラが衝撃を与える。
彼女こそがスクールで薬物投与や記憶・精神操作を行い、今もゼオラやオウカを弄び「母様」と呼ばせ縛り付けている張本人。
そのせいでゼオラたちはスクールの仲間だったアラドのことを、ラトゥーニを連れ去った憎むべき敵と認識している。
更にスクールの前は、アヤやマイが所属していた特脳研(いわゆる超能力研究所)で同様のことを行っていた。
アヤとマイが姉妹だということ、更には2人の記憶のほぼ全ては彼女が与えた偽りの記憶だと宣告する。
あまりのショックに動けなくなる姉妹。だが、彼女たちを守ろうとするチームの絆により、過去と幻想を振り切ることが出来たのだった。
254スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:00:38 ID:cPmopsFT0
一方、ギリアムはシャドウミラーの調査のために単独行動を続けていた。
彼はやはり独自行動をとるクロガネのゼンガーやレーツェル(エルザム)の元を訪ねる。
シャドウミラー本隊の位置を掴めたため、自分が起こしたことの収拾をつけるために俺は行く、と告げる。
詳しい事情は親友である彼らにも言えない。だが彼らはギリアムに付き合いシャドウミラーの元へ急ぐのだった。

その頃、シロガネではラミアが目を覚ましていた。
実は自爆の際コックピットブロックは残っており、それをレモンが回収したのだ。
Wシリーズの生みの親であるレモンは尋ねる。シャドウミラーに戻る気はないか、と。
ラミアは身体と言語系以外の調整は受けていない。思考はそのまま残っている。
そして迷った結果彼女は断った。それが人形である彼女に生まれた、人間らしい確かな自我だった。
レモンはそれを尊重し脱出を促す。しかしそれを他が許す訳もなく、多数の部隊に囲まれる。
アクセルにまで狙いをつけられ絶体絶命と思われたその時、ギリアムたちが乱入した。

ギリアムはヴィンデルに通信を入れて名乗る。「ヘリオス・オリンパス」と。
彼こそがシャドウミラーが求めるシステムXNのコア。
向こう側で彼はその名を名乗り、テスラ研でシステムXNの研究に従事し、それを軍事利用しようと接触したのがシャドウミラーだった。
ただ、ギリアムは向こう側にいた時からシャドウミラーに対し疑念を抱いていた。
そしてシステムXNが向こう側に残っている以上悪用する者はあるはずだと考え、実際彼らが現れた。
4人が暴れまわっていると味方本隊も到着。色々あったことは水に流し、再び迎え入れる。
そしてラミアとギリアムは全てを話すのだった。
255スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:06:06 ID:cPmopsFT0
また激化するインスペクターの攻撃に、ノイエDCの指導者バンも地球人同士で争っている場合ではない、と考える。
連邦軍とノイエDCがインスペクターの地球上での拠点である北米地区に挟撃を仕掛ける。

アイビスの危機にスレイが救援に来るも、全く悪気もなく喜ぶアイビスに罪悪感を覚えつつ、スレイはまた去っていく。

テスラ研を占拠するヴィガジ相手に苦戦するゼンガーを助けたのは、ウォーダンだった。貴様を倒すのは俺でなくてはならない、と。
シャドウミラーの人形であり、感情もゼンガーを模したプログラムでしかないはずの彼がそうしたことにやはり自我の芽生えを感じるが、彼はそのまま去っていった。

そして本拠地のラングレー基地。かつてはATXチームの本拠地でもあった場所。
そこでは既にバン大佐やユウ、カーラたちノイエDCがインスペクターと交戦状態にあった。
ユウとカーラはノイエDC時代のアラドの面倒を見ており、ブリットたちと同じ18歳であり、陣営こそ違えど真剣に世界の未来を考える姿からも、お互い共感する部分があった。
共闘するが、そこに現れたノイエDCの増援のアーチボルドは、同士であるバンを攻撃する。更にそこに転移出現するシャドウミラー。
シャドウミラー、そしてアーチボルドたちノイエDCの一部はインスペクターと手を組むことにしたのだ。
味方部隊は壊滅状態に追い込まれる。
しかしそこにアインストまでもが現れるのは、さすがに誰も予測出来なかった。
一気に混乱する戦場。その機に乗じて撤退しようとする味方部隊。
追撃しようとするメキボスをバンの特攻が阻止する。ユウとカーラを味方部隊に託して。
そしてダイテツの指示により、L5戦役でテツヤが出した作戦、ハガネの艦首バスターキャノンの反動を利用するという方法で彼らは離脱する。

被害は甚大だったものの、何とか生還できたと一息つく面々。
しかしダイテツは負傷を隠して指示を続けており、それが終わった時密かに息を引き取っていた。
また、アクセルに集中攻撃を受けたキョウスケも意識不明の重態だった。

その時エクセレンに届くアインストの呼び声。何度となくそれに意識を持っていかれそうになったエクセレンだが、その度にキョウスケが止めていた。
だが彼がいない今、彼女は誘い出され、アインストに連れ去られてしまう。
追って出たアラドやラトゥーニが辿り着いた時には既に彼女の姿はなく、代わりに現れたのはゼオラとオウカ、そしてマシンナリーチルドレンを名乗る人造人間だった。
ゼオラもオウカも未だにアラドを敵だと思っている。
そしてマシンナリーチルドレンは自分たちを人類に代わる新たな種族と豪語するが、それが主に出来損ないであるアラドをベースにしているのが我慢できず、やはりアラドを徹底的に憎む。
しかしフルボッコにされるアラドの姿を見て、ゼオラは本来の人格と記憶を取り戻す。
ラトゥーニ、そしてゼオラまでもが裏切ったことと彼女たちがアラドもスクールの仲間と言ったことで混乱したオウカは撤退する。
そしてアラドとゼオラの連携攻撃により、マシンナリーチルドレンも撤退に追い込む。
256スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:08:01 ID:cPmopsFT0
ここで部隊分け。

改修しテツヤを艦長としたクロガネ率いる地上部隊は、ノイエDCの本拠地であるアースクレイドルを攻撃する。
オリジナルであるゼンガーとの一騎打ちに敗れるも満足するウォーダン。彼は完全に自我を確立していた。

アーチボルドは殺しを楽しむために昔からテロや戦争を続けている。
エルザムの妻、カトライアが死んだ「エルピス事件」も彼によるもの。
復讐を果たすブランシュタイン兄弟。アーチボルドは最後まで自分が死ぬはずがないと狂った笑いを上げていた。

一方、オウカは記憶の混乱と度重なる調整により人格崩壊寸前に追い込まれており、アギラは容赦なく彼女の人格を消去してしまう。
ラトゥーニたちにも何の感情もなく機械的に攻撃するオウカ。
しかしスクールにはもう1人人格調整を担当していたクエルボ博士がおり、彼はナンバーで呼ばれていた面々に名前をつけるなど比較的人間的な扱いをしていた。
彼が用意していたオウカの人格のバックアップとスクールの面々による説得により、自我を取り戻すオウカ。アギラは人の心を弄び続けた報いを受けることになる。

だがここで中枢コンピューター・メイガスが完全起動、アースクレイドルで研究が進められていた「マシンセル」が内部を一気に侵食する。
それはマシンナリーチルドレンの構成細胞でもあり、無機物や有機物に取り付き増殖し、それを作り変える性質を持ったものだった。
蘇るアギラ。オウカは自らもマシンセルに侵食されつつも、それを道連れに自爆する。妹や弟たちの幸せを願いながら。
そこに降り立つゼンガー。彼はメイガスに組み込まれたソフィア博士を守るという使命も己に課し、そしてウォーダンからも託されていた。
ソフィアを救い出すゼンガー。マシンセルの暴走は止まり、そしてアースクレイドルとノイエDCは崩壊するのだった。
257スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:09:06 ID:cPmopsFT0
ヒリュウ改はインスペクターの兵器生産プラントとなっている月を攻撃する。
インスペクターの指揮官の1人、メキボスは下等種と見下していたが、必死に戦う彼らの姿に、感情が希薄な自分たちに欠けているものを見出し、防衛を放棄する。
一方ムーンクレイドルを防衛するヴィガジはそんなことを考えることもなく、徹底抗戦を仕掛ける。
重力兵器により行動不能に陥る自軍。しかしそれを救ったのはシュウだった。そしてまたどこへともなく姿を消す。
読めない彼の行動を訝しがるマサキ。ヴィガジは戦死。そして彼らは月の解放に成功するのだった。


合流しインスペクターとシャドウミラーの本拠地であるホワイトスターを目指す自軍。
彼らの前に立ち塞がったのはアインスト、それにより豹変したヴァイスリッター、そして洗脳されたエクセレンだった。
だがキョウスケのアルトアイゼンも徹底したマ改造により生まれ変わっていた。
他のメンバーがアインスト結界によって出撃出来ない中、エクセレンをコントロールしているヴァイスリッターについた赤い玉を破壊する。
正気に戻るエクセレン。私では駄目なのかと呟くアルフィミィ。

キョウスケとエクセレンは士官学校時代にシャトルの墜落事故にあっており、その中でただ2人だけの生き残り。
その事故はアインストによるもので、彼らだけがアルフィミィ以外のアインストの声を聞けたのもそのせいだ。
そして、アルフィミィはエクセレンの調査結果を元に作り出した複製。似ているのも当然という訳だ。
しかし相変わらず何を目的にそんなことをしているのかという、アインストの真意は読めない。
258スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:12:28 ID:cPmopsFT0
アインストはホワイトスターにも攻撃を仕掛けている。自軍も迫っているしもう長くはない、と次元転移を決意するシャドウミラー。
しかしそれを露骨に出す訳には行かないので、とりあえず防衛に協力する姿勢を見せる。
その中でシロガネはクロガネの艦首のドリルに貫かれて轟沈。
また、エキドナはキョウスケに追い詰められたアクセルを庇う。
確かにアクセルを生還させることがレモンに与えられた彼女の任務。
だが、レモンは同時にこうも言った。彼女も生還するように、と。
紛れもなくそれは自分の意思ではないかと問いかけるラミアに、自分はW16という人形だと言いながら爆炎の中に消える。
アクセルは戸惑いつつも、ホワイトスター内部に一時撤退する。

そして内部に突入すると、ヘリオス=ギリアムを組み込まない状態での次元転移なんて真似は二度としたくない、と戦いを挑んでくる。
しかし彼も敗れる。彼は脱出しなかった。敗者には死あるのみ、それが戦争に生きるものの宿命だ、と。
そこに現れるインスペクターのアギーハとシカログ。
高飛車なアギーハと全く喋らないシカログ、噛み合わないようだがラブラブな2人は片方が撃墜されると激昂するが、どうにもならなかった。

現れたインスペクターの親玉は、ウェンドロという少年だった。
メキボスの弟でもある彼。しかしその外見に似合わぬ冷徹さと実力を持ち合わせていた。
インスペクターは名の通り監察官。
彼らの母国は、闘争心と兵器開発能力に優れた地球を以前から問題視していた。
精神的に未発達な子供から、危険なおもちゃを取り上げる大人。ウェンドロは自分たちをそう称した。
そしてディカステス(ギリシャ語で裁判官)という機体を持ち出し、突出した戦力を持つ自軍を潰しにかかる。
押されると転移装置で逃げようとする。その転移装置を破壊したのは、メキボスの攻撃だった。
しかし情に流されやすい彼がそうすることは予測がついていたため、メキボスの機体には緊急停止装置が仕掛けられていた。
動けないメキボスを容赦なく撃墜するウェンドロ。しかし彼も転移装置が破壊されたため腰を据えるしかなく、倒される。
地球人は宇宙の癌だと叫びながら。
259スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:15:26 ID:cPmopsFT0
インスペクターを倒した時、ホワイトスターを異変が襲った。
施設は全てアインストに侵食され、その結界により外部との通信なども不可能になる。
それで困ったのは自軍だけではない。シャドウミラーもだ。
普通の空間転移では、脱出は不可能。そのためには次元転移、しかもシステムXNの機能が完全でなければならない。
ギリアムだけでなく自軍全体を勧誘するが、戦争に対する姿勢が根本的な部分で違うため、交戦する。

レモンは以前からエクセレンに執着していた。その理由を、自らを倒したエクセレンに語る。
アクセルにはエクセレンは向こう側では死んでしまった妹だと言っていたが、真相は違った。
シャトル事故で死亡したエクセレンを、軍で人造人間を研究していた彼女の両親がその技術で蘇らせようとした。
しかし蘇生はしたものの、記憶と人格は別のものになっていた。それがレモン。
戦争なしに彼女という存在は生まれなかった。だからこそ彼女は戦争と人造人間、そしてエクセレンに執着した。
そして消える彼女の命。エクセレンとラミアはやりきれない気持ちでそれを見ていた。

ヴィンデルを撃破するも、未練がましく次元転移で逃げ延びようとするヴィンデル。
それに取り付くギリアム。血迷ったかと笑うヴィンデル。向こうから来てくれるとは好都合。
しかしそれを一蹴し、ギリアムも次元転移を行おうとした。
仲間を逃がすために。そして全ての元凶であるシステムXNやホワイトスター、そして自分を因果地平の彼方に送るために。
彼は「向こう側」の人間でもない。かつて犯した罪のために、並行する世界を彷徨い続ける宿命を背負っていた。
システムXNは禁断の機動兵器のコアを、彼が元いた世界に帰るために修復したもの。
だが、このようなことになってしまった。そしてこの次元転移が、彼なりの事態の収拾のつけ方だった。
そしてラミアもシャドウミラーとしての罪を償うためにそれに付き合い、エネルギー供給にあたる。
仲間たちが呆然とする中、彼は「アポロン」という起動コードと共にシステムXNを作動させる。
だがそこにアルフィミィが現れる。この時を待っていた、と。
260スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:17:05 ID:cPmopsFT0
次元転移が終わった彼らが見たのは、どこともつかない異空間。
ギリアムやラミアも含めた全員がそこにいた。

アルフィミィは説明する。ここがアインストたちの生まれる宇宙、そして新しい世界なのだと。
この宇宙とあちらの宇宙を繋げ侵食するのが彼らの目的。
アインストのそれぞれの個体を転移させることは出来ても、空間そのものを繋げるのは難しかった。
そこでシステムXN、そして彼らの構成物質に近いホワイトスターに目をつけたのだ。

アルフィミィを撃破すると親玉のノイ・レジセイアが現れる。
進化を遂げたアインストの最終形態は明確に意思疎通ができ、その目的を語りだす。
宇宙に溢れるあらゆる生命には2つのルーツがある。その1つが地球。
アインストは遥かな昔、その進化を見守る役目を持たされ何者かに創造された。
しかしいつしかその目的は歪み、今の宇宙は間違っている、自分たちこそが世界を創るべきだと判断するようになった。
そのために試行錯誤を繰り返した。エクセレンを拉致し、アルフィミィを生み出したのもそのためだ。
だが間違った進化を遂げたものをベースにしてもやはり欠陥品、とアルフィミィもろとも消しにかかる。

今まで絶対服従状態だったアルフィミィだが、ここで初めて反発する。
レジセイアはそう判断したが、彼女は人間をもっと見ていたくなった、と。
そして見極めたくなった。キョウスケに対する感情が、単にエクセレンを模したものなのか、自分自身の感情なのかを。
彼女も仲間に加えての最終決戦。
261スーパーロボット大戦OG2:2008/04/20(日) 23:18:53 ID:cPmopsFT0
レジセイアは敗れた。結局、新しい生命を作ることは出来なかった。
女のエクセレンしか調べず、男のキョウスケを調べなかったのが原因ではないかと推理された。
もっともキョウスケはその類稀な悪運のせいでシャトル事故でも生きており、アインストが連れ去ることは不可能だったのだが。

しかしレジセイアの消滅は、この空間の消滅を意味していた。
このままだと彼らも道連れになる。だがギリアムが1つの提案をする。
システムXNによる再度の次元転移。ただし、今度は他の皆の力も借りる。
彼らの地球へ帰りたいという想い、地球で彼らの帰りを待つ者たちの想いを念動力者とT-LINKを媒体に増幅して繋げる。
それが再び扉を開き、帰り道となるはずだ、と。
システムXNは半壊状態、そしてやはり元々不完全。想いの力は次元をも超えるという理論はあっても実践はない。
分の悪い賭けだったが、それしか方法はなかった。
皆は願った。同じ頃、地球でも突如反応を消した彼らの身を案じる者たちが祈っていた。
そして想いが繋がるのを、確かに感じた。システムXNも安定していた。ギリアムが使った起動コードは「ゼウス」というものだった。


気付くと彼らは地球の衛星軌道上にいた。
始まりの地に帰ってくることが出来たのだ。
喜び合う彼ら。しかしこれは1つの別れを意味していた。
人間に近かったせいかどうにか今まで持っていたアルフィミィだが、やはり彼女もアインスト。
灰になって崩れ去っていく。受け入れてくれてありがとう、と言い残して。

今度こそシステムXNを完全に破壊するギリアムとラミア。
その閃光を見ながらギリアムは1人思いを馳せていた。かつての彼の半身であるシステムXN=XNガイストに対して。
ゼンガーとレーツェル、そしてクロガネは面倒なことにならないうちにまた行方をくらますことにする。
元ノイエDCのユウとカーラもこちらの方が煩わしくない、と同乗する。
そして彼らは再会の約束をしつつ別れを告げる。
それが終わった時、ラミアは1人飛び出した。
シャドウミラーは全滅、システムXNも破壊した今、残るのは彼女1人。
故に自爆しようとしたのだが、仲間たちはそれを許さなかった。
これから守っていく方がもっと大変なのだから逃げてはいけない、と。
そして人形だとか敵だとか異邦人だとかそういうことは関係ない。
共に戦い、平和になった世界に今彼女が生きている。それだけで十分だ、と。
彼女は笑う。もう少し、変わっていく自分を見ているのも悪くない。
そして彼らは未来を想いつつ、それぞれの日常に帰っていくのだった。
262ゲーム好き名無しさん:2008/04/20(日) 23:26:06 ID:cPmopsFT0
OG2は以上です。
これは熟練度が低い方のEDで、高難易度の方だと衛星軌道上でホワイトスターを取り込んだノイと戦うことに。
が、どう見てもこっちの方が盛り上がるし、インパクトのEDにも沿っているし、PS2版ではその分岐はなくなっているのでこちらがいわゆる正史かと。
PS2版では前日譚やR組のエピソードが挿入されていますが、大きな流れは変わりません。

ギリアム関係はWikiのヒーロー戦記の項目を参照下さい。
OGシリーズだけだと正直ワケワカメです。
263ゲーム好き名無しさん:2008/04/21(月) 13:02:58 ID:dDn5KHHH0
乙であります!
264ゲーム好き名無しさん:2008/04/21(月) 14:13:22 ID:cv8eK6Fp0
>>262
まぁ、インパクトとは、
「隠しステージで、(シャア:レジセイア)が地球に対して(アクシズ:ネビーイーム)落としを仕掛ける」
って繋がりもあるんだけどね。
265ゲーム好き名無しさん:2008/04/21(月) 14:45:28 ID:qgCdbwId0
乙っす 確かにギリアムは色々知ってそうで詳しいことは明らかにされなかった
GBA版しかやってないので謎だった
266ゲーム好き名無しさん:2008/04/21(月) 23:49:59 ID:WdzmRnku0
ヒーロー戦記が出たのがもう15年は前の話だっつーのに
未だにその設定を引っ張ってるわけか・・・新規ユーザ置いてけぼりだな
267ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:01:06 ID:7ALH8GZx0
*お知らせ*
これより、ラブクエストを投下します。
こんなにいいストーリーなのに、誰からもリクエストが出てないなんてもったいないです。
なので、書いてみました。
筆者より。


プロローグ

それは、横浜の教会でのこと。
「あなたがた二人は、健やかなるときも、苦しいときも、夫婦であることを誓いますか?」
「はい」
「は、はい。ち、ち、誓います」
「それでは、指輪の交換を…」
僕は愛する人の方を向く。美しい、ゆかさん。ゆかさんの手を取って、指輪をはめ…ようとしたら、
緊張のあまり、指輪を落してしまった。落した指輪を探して、拾い上げる。
顔を上げると、そこにはゆかさんはいなかった。神父さんも、シスターも知らないと言うし…。
ゆかさんは、僕を置いて消えてしまった。


1.冒険のはじまり。下北沢Home

ゆかさんが消えてからひと月後。下北沢の社宅の一室。僕は目を覚ます。
あんなことが起こらなければ、今ごろは、ゆかさんとふたりで暮らしているはずなのに。
ああ、何とかして、ゆかさんを探し出したい。探し出して、どうして僕を置いて逃げ出したのかと訊いてみたい。
電話が鳴っている。ママからだ。
「もしもし、あら、その声は…。まだおネンネしてたんですのね。
ママは、あなたのことなら、なあんでも解るんでちゅよ。
ところで、まだゆかさんのこと探すつもりですの?もう、あきらめなさい。
きっと、彼女とあなたは『運命の赤い糸』で結ばれていなかったんでしょう」
「で、でも、僕は、ゆかさんが好きなんです。だから、探します」
「はぁっ!なんて心の美しいコなんでしょう。解りました。でも、途中で辛くなったら
いつでもママの胸に飛び込んでくるんですよ」
電話を切る。…そうだ、僕は【マザコン】だ。24にもなるのに、いつもこんな調子だ。
悩んでいても始まらない。適当に服を選んで着替えて、外に出る。
268ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:02:20 ID:7ALH8GZx0
そういえば、僕はゆかさんのことを何も知らない。どこに住んでいるのか、とか。
RPGの基本は、まず情報収集だな。僕は道往く人にゆかさんのことを聞いてみる。
そうすると、ゆかさんのことを知っている人がいた!
「ゆかさん?下北沢ハイツの503号室の?おたく、ずいぶん…いえ、なんでもないわ」
下北沢ハイツの503号室に行って、ドキドキしながらチャイムを押す。
出てきたのは美しいゆかさん…ではなく、中年のおばさんだった。同じ名前なだけだった。
おばさんは、愚痴を聞いていかないか、と誘ってきた。
こ、これは、普通のRPGで言うところの戦闘にあたる「♡アタック」というものか。
僕のこの「口(くち)」を武器に、女性を口説いて♡で満たしてあげるのだ。
何事も経験。僕はおばさんの挑戦を受けることにした。
「うちのバカ亭主!こんにゃろ!てめえが浮気してるの知ってるぞ!」
おばさんはすごい勢いで愚痴を言ってくる。それに打ちのめされそうになるけど、
虚勢を張って耐えて、おばさんをなだめる。
「あーすっきりした。ありがとね。これ、お礼です」
おばさんは愚痴を言って満足げだ。規定の経験値とお金の他に、劇場のチケットを貰った。

せっかくチケットをもらったので、劇場に行ってみる。客席は暗くて、辺りが見えない。人とぶつかってしまった。
「キャー!チカン!」
ぶつかったのはOLらしき女性だ。僕はチカンではないと弁解する。
「ふーん、チカンじゃなかったのね。お詫びと言っちゃなんだけどさ、
新宿のレストランでさ、食事でもご馳走させて。ネッ!待ってるから」
OLから新宿への切符を貰った。


2.新宿Cityはツライよ

電車に乗って新宿へ。レストランの場所を調べて、向かう。途中で、青年に呼び止められた。
「あれ〜?あなた、主人公でしょう?ちょっとお話聞かせて下さいよ。ここじゃなんですから…」
などと言われて、近くのバーに連れて行かれてしまった。
青年としばらく話をしていると、青年が持っている携帯電話が鳴り出した。
「解った、今からそっちに行く!」
急用が出来た、5分くらいで戻ると言って、青年はバーを出て行った。
それからしばらく待っていたけど、5分どころかいつまでたっても帰ってくる様子はない。
ホステスが近付いてきた。
「まゆみでぇ〜す。よろしくね」
しばらくまゆみと話をする。彼女は飲み物をこぼして、僕の服は濡れてしまった。
「あっ、すいません。その服、脱いでぇ。代わりの服、用意するから。いいでしょ?」
言われるままに服を脱ぐ。そして、いいかげん帰ろうとすると、法外な金額をふっかけられた。
いわゆる、ぼったくりだ。店のマネージャーが凄みをきかせてきた。財布をとられる。
「なあんだー。足りないじゃーん、これっぽっちじゃさー。んじゃ、その指輪、貰うよ」
それは、あのとき、ゆかさんの指にはめることが出来なかった指輪だった。大切に持っていたものだ。
文字通り、身ぐるみ剥がされて外に放り出された。
近くにいたホームレスの男にダンボールを譲ってもらい、はげまされた。
あの指輪を、何としても返してもらわなければ。道往く女のコたちに、片っ端から♡アタックを挑み、
言われた金額を工面して、ぼったくりバーに持っていった。
「本当に工面してくるとはね。しかし、あんた、【初心者】だろ?気をつけなよ」
マネージャーから指輪を返してもらい、代わりの服も用意してくれた。
269ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:03:06 ID:7ALH8GZx0
だいぶ遅れたけど、やっとレストランに行くことができる。OLは待ちくたびれていた。
OLにゆかさんのことを相談することにする。
「なるほど、婚約者がねぇ。で、彼女のこと探してたんだぁ。
だったら、あたしの友達の はるか に相談すれば?彼女、結婚式の途中で逃げ出したんだ。
『よせたんデパート』にいるよォ。行ってみたら?」
彼女のアドバイスどおりに、よせたんデパートに行く。
「はるか」のネームをつけたデパートガールを見つける。勇気を出して話しかけてみる。
「あ、あのですね、し、失礼ですけど…」
「私に何か?…ううっ!」
はるかさんは肩に手を当てて苦しそうにしている。これは、肩こり?
他のデパートガールにも話を聞いてみると、はるかさんは肩こりに悩まされているらしい。
はるかさんの肩こりをなんとかしてあげたいと、もみこし老人の元へ。
もみこし老人の指圧は効くらしい。僕は、もみこし老人から指圧のコツを教わる。

占い師に呼び止められた。タダでいいので占ってあげるというので、占い師の店へ。
「あんた、最近、ヤなことあっただろ。ズバリ!婚約者に逃げられた!」
驚きのあまり、何も言えなかった。
「アタイの占いだと、あんたの婚約者は…原宿のタレントショップにいる!間違いない!」
この占いは当りそうだ。覚えておこう。
再びはるかさんに会おうと、よせたんデパートに行くと、閉店のアナウンスが流れた。
はるかさんはバックヤードの方に行ったというので、後を追う。
男たちに囲まれたはるかさんは、困った顔をしている。まだ制服のままだ。
はるかさんに近付こうとしたが、男たちに阻止されてしまった。
「お前、邪魔なんだよ!」
男たちにボコボコにされてしまった。ああっ、鼻血が出ている!
「ちょっと、ひどいじゃない!ひとりに寄ってたかって!…大丈夫?」
はるかさんは僕に駆けよってきて、鼻血をふいてくれた。
「ごめんなさい、私に好意を持ってくれるのはうれしいんだけど、もういい加減、疲れたの。
男の人たちに追い回されるのは。おかげで、ひどい肩こりになっちゃうし…」
はるかさんは男たちにそう言ったあと、また肩に手を当てて苦しそうにする。
「あ、あのですね、僕、治せるかも知れません。その肩こり」
僕は、はるかさんに、もみこし老人から習った指圧をしてあげた。
「不思議…肩が軽くなった!どうもありがとう」
うれしそうにしているはるかさん。僕は、はるかさんの手をとって走った。
「えっ…ちょっと!」
デパートを出たところで止まった。
「何か、あるの?」
はるかさんに、ゆかさんのことを相談する。
「…そう。でも、どうして?あなた、いい人なのに。私、あなたみたいな困っている人って
ほっとけないの!一緒についてく!」
はるかさんが仲間になった。
270ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:05:15 ID:7ALH8GZx0
占いの通りに、原宿に行こうとする道の途中で、男が待ち伏せていた。
「は…はるか…」
男の顔を見て、はるかさんの顔は青ざめた。道を引き返す。
「だ、誰なんですか、あの人?」
「彼、けんじ っていうの。私の、前の婚約者。私、結婚式の途中で逃げ出したの。お金にだらしなくて、
まともな仕事もしていない。おまけに、変な趣味が…。早く、彼のこと忘れたい。
『後ろ髪引かれる』って言うでしょ。私、彼の後ろ髪を切ってやりたい。
うちのデパートで売ってる『縁切りバサミ』で、彼との縁を切ってやりたい…」
よせたんデパートの3階、アイディア商品売場に行ってみる。
縁切りバサミは限定50本で、全て売り切れだという。
最後に買っていったのは、バーテンダーの女のコだそうだ。

バーテンダーの女のコは、長い間休んでいたが、最近仕事に復帰したとのこと。
彼女の店に行ってみる。メニューに、「ブラックルシアン」という、
聞きなれないカクテルがあるので、注文してみる。
「いやだ、そのカクテルだけは…絶対、作りたくない」
彼女は、そう言ってハサミを取り出す。
「そのハサミ、もしかして…」
「うるさい!あたしがどんな気持ちでこのハサミ買ったのか、あんたたちなんかに、わかるわけっ!
何も知らないくせしてさーっ!」
このままでは話にならない。♡アタックで彼女を落ち着かせる。一言でよろめいた。
彼女はシェイカーを振って、カクテルを作る。
「はい、ご注文のブラックルシアン。そのカクテル、彼がよく飲んでた…」
休業していたのは、失恋の痛手からなのだそうだ。
「彼への未練を断ち切るために、ハサミを買ったんだけど、でも、もう必要ない。
あんたに♡を満たしてもらったから!」
縁切りバサミを譲ってもらった。
はるかさんは縁切りバサミを持って、けんじのところへ行く。そして、思いっきり、けんじの後ろ髪を切った。


3.ウキウキ♪原宿Street

原宿で一番大きなタレントショップ、「ありさの店」に行く。
ありさ は今、話題のアイドルタレントだ。ありさ目当てのお客がたくさんいる。
ひと通り回ってみたが、やっぱりゆかさんらしい人はいない。店員の女のコに、話を聞いてみることにする。
「ゆか?何それ?そんなヤツ、知らねぇよ。それよりさ、この店のオーナーの ありさ、
あんにゃろ、バイト代は払わないでシカトこいてやんの。アンタさ、あの女のトコ行って、
バイト代を取ってきてくんない?あの女、渋谷のNNKにいるからさ、頼むねぇ」
僕は引き受けることにした。
「あんな生意気なコの頼みなんか引き受けていいの?」
はるかさんはそう言う。
「おい、そこのババア、デパートの制服着てるおめぇだよ。余計な口出ししてんじゃねーよ。ババアは黙ってりゃいいの」
店員の女のコは、はるかさんをババア呼ばわりする。
「ババアとはどういうこと!礼儀を知らないの!」
女のコとはるかさんは喧嘩を始めてしまう。
「あ、あのですね、行きましょう、はるかさん」
はるかさんをむりやり店から連れ出した。
271ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:06:11 ID:7ALH8GZx0
南へ歩いていく。歩行者天国を通って、NNKへ。
NNKはテレビ局だ。ありさを待ち伏せているマスコミの間を縫って、中に入る。
2階の楽屋にありさはいた。
「いやーっ!みんな大嫌いー!!帰ってよ!」
側にいるマネージャーさんが、次の仕事に行くよう説得するけど、
ありさは、マスコミを嫌がって動こうとしない。
ありさが余りにも取り乱しているので、気後れしてしまう。
「いいわ、私が言ってあげる」
はるかさんは僕の代わりに、ありさに話し掛ける。
「あの、私たち、ありさのお店のことで…」
ありさの代わりにマネージャーさんが答えた。
「あ、そうスか!これはすいませんっスー!あいにく、今、ありさは忙しいもんで。
僕がやっとくっスから。きょうはお引取りくださいっス」
出て行こうとすると、マネージャーさんが僕を呼び止めた。
「わざわざ来ていただいて、どうもすいませんっス。しかし、あなた、【小心者】っスね」

原宿へ戻る途中の歩行者天国で、路上ライブが行われている。人が道いっぱいに広がっていて進めない。
「みんな、アリガトー。ワタシ、みんなのために歌うワ!」
むんむんちゃん とかいう人が歌っている。観客は熱狂している。
僕とはるかさんは、観客に囲まれてしまった。
「はるかさん、ちょっと、苦しいです…」
観客にもまれ、そのうちに気を失ってしまった。

目を覚ますと、そこはボロっちいアパートの一室だった。
「気がついた?だいじょぶ?ここにいる、ルイ さんっていう人、私たちを助けてくれたの」
ルイさんはサングラスをかけた、性別不明の外見の人だ。だけど、一応、女性らしいことは解る。
「ユーたち、具合、よくなっタ。だから、さっさと消えてクレ」
僕とはるかさんが出て行こうとすると、ドアを叩く音がする。
「こんちは〜地上げ屋でーす!早くこのアパートから出て行ってちょーだいよ、ネ!」
このアパートは地上げ屋に苦しめられているらしい。
「逃げるんだ、ベイビー」
押入れが隠し通路になっているというので、みんなで逃げる。
アパートの入り口に来た。
「あいつらは、原宿にある不動産会社の手先さ。ああやって、毎日アパートの住民を脅してル」
とにかく、その不動産会社に行ってみようということに。ルイさんもついてくることになった。
272ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:06:45 ID:7ALH8GZx0
不動産会社の中へ。
「ようこそ、いらっしゃいました」
めぐみ という女性が応対してくれた。
「アパートの地上げはやめてもらえないかナ」
ルイさんがいきなり切り出すと、めぐみさんはいきなり泣き崩れた。
「ごめんなさい、わたくし、間違っておりました。今すぐ地上げはやめさせます。
…なーんちゃってねえ、ハハハハハ!甘ったれんじゃねえ!
たかがアパート追い出されるくらいで、ガタガタぬかしやがって、バーロー!」
めぐみさんの態度がいきなり変わった。ここは♡アタックだ。めぐみさんはご機嫌になった。
「月で、結婚式挙げるんだ、アタシたち」
めぐみさんはチラリと視線を移した。その先には彼氏と思われる男性がいた。
「あの、お金、どれくらいかかるんですか?」
「8000億円。ウソじゃない。アタシは本気。…アタシには、お金が必要なんだ!」
その金額に驚いてしまう。
「だからって、地上げをしてお金を稼ぐなんて、人間として間違ってると思う!
あなたたちのおかげで、大勢の人たちが困っているの」
はるかさんはめぐみさんを説得した。
「ぼ、僕もそう思います」
「解ったよ!地上げやめりゃいいんだろ!今すぐ手続きしてやるよ。チクショー!
ハッ!あんなボロアパート…」
めぐみさんはまだ強がっている。僕たちは不動産会社を出た。
「月で結婚式なんてね。ちょっぴりうらやましい」
はるかさんはうっとりしている。
めぐみさんと彼氏、あの二人は赤い糸で結ばれているんだ。僕もうらやましくなった。
「レイ、ここでバイバイ。いつまでもユーたちの邪魔してらんナイ。ルイ、待ってた人、大勢いる。
サンキュー、ユーには感謝してるゼ」
ルイさんと別れた。

歩行者天国に行ってみると、むんむんちゃんはひとりでしょんぼりしていた。
なんでも、ライブハウスにロックの女王が戻ってきたんだって。
ライブハウスに行ってみると、むんむんちゃんの路上ライブ以上の盛り上がりだった。
あの美人の女性がロックの女王か。
「お、久しぶりだゼ!」
ロックの女王が親しげに話しかけてきたのでびっくりする。
「あの、どちらさま?」
「こうすりゃ、解るかい?」
ロックの女王はサングラスをかける。すると、不思議なことに、外見がまるで違って見える。
「ル、ルイさん!」
「ルイ、地上げ怖かっタ。大好きなロック、歌えなくなるくらい、怖かっタ。でも、今は、
ユーたちのおかげでベリーハッピー。これ、ヤル。今のルイにはもう必要ナイ」
ルイさんからサングラスをもらった。
「ルイ、これからも歌いつづけるゼ!!」
273ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:07:48 ID:7ALH8GZx0
渋谷に行くために、NNKの中へ。渋谷側の出入り口は、ありさを待つ大勢のマスコミの人がいて、通れない。
「イヤったら、イヤっ!」
2階の楽屋には、まだありさがいる。
「急がないと、次のリハーサルに間に合わないっスよー」
だけど、マスコミがいるから、と言って、ありさは動こうとしない。
そうだ、ここは、さっきもらった、あのサングラスを…。
僕は、ありさにサングラスを渡して、かけさせた。すると…。
「…ま、まるで別人っス!これならバッチリっスー!これがありさだってわかるヤツなんていないっスよー!
本当、たすかったっス」
全く外見が変わったありさは、るんるん気分でNNKを後にした。マネージャーさんもついていった。


4.渋谷Avenueはお騒がせ

NNKの渋谷側の出入り口を通り、渋谷へ入る。いきなり目の前をパトカーが横切った。
何なんだろうと追いかけてみると、パトカーはCDショップ・サワーレコードの前で止まった。
「万引きだってさ。犯人はまだ18才らしいわよ」
野次馬のおばさんたちがひそひそと話している。
「よし、ほら、行くぞ!」
CDショップから、おまわりさんに連れられて出てきたのは、ありさの店の店員の女のコだった。
「おーっす。つかまっちゃった。へへへ」
女のコは悪びれた様子もなく、僕にそう言った。女のコはパトカーに乗せられた。
サワレコの中に入って、店員のおじさんに話を聞いてみる。
「万引きしたから、警察に突き出したまでです。当然でしょ。
…あ、待てよ、あのレコードと引き換えに、許してやってもいいなぁ。
よし、決めた。『天空の妻』ってレコードをオレんトコに持ってきたら、許してあげようっと」
聞いたことがある。たしか、「天空の妻」を歌った歌手は、下北沢に住んでいた。

渋谷駅から電車に乗って、下北沢へ帰る。
たしかこの辺に…あった、あの歌手の家。だけどそこは、白黒の垂れ幕がかかって、白い花輪が置かれてある。
玄関は開け放たれていた。声をかけても、返事がない。
「し、失礼します…」
ちょっと上がらせてもらうことにした。もうお葬式は終わったらしい。
そこには、あの歌手の遺影が掲げられ、奥さんが泣いていた。
「主人を返してっ!もうイヤ、何もかも。そうだわ!私もあなたの元に…」
僕はあわてて奥さんに駆け寄った。
「は、早まっちゃいけません!!」
奥さんを落ち着かせるために、♡アタックをしかけることにした。奥さんは♡で満たされた。
「私、目が覚めました。主人のぶんまで、精一杯生きていかなければいけないんですね。
あの、うちには他に何もありませんけど、これ、主人のデビュー当時のレコードです。
もらってやってください」
奥さんはあの「天空の妻」のレコードをくれた。
274ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:08:57 ID:7ALH8GZx0
渋谷に戻ろうと駅に行くと、駅前で部長が待っていた。
会社を休んでいるので、心配してくれたらしい。留守電にメッセージが入っているので聞け、と言う。
そうだな、せっかく戻ったんだし、家に寄るか。
留守電を聞いてみる。
「キミが会社に来なくて、ボク、淋しい…」
部長はハゲのオヤジのくせに気持ち悪いことを言う。
「元気にしてますか?あなたは知らないかもしれませんけど、表参道に、ゆかさんの叔母が経営している
エステサロンがあります。行ってみたらどうかしら」
2件目はママからだった。

電車に乗って渋谷に戻り、サワレコのおじさんにレコードを渡す。
「本当に持ってくるとは思わなかったよ、マジで。キミ、【シャイ】な感じだけど、見所あるな」
約束通り、おじさんは女のコを許してくれるという。渋谷の警察署に行き、署長に事情を説明する。
「話は聞いているよ、早く開けてあげなさい」
女のコは牢屋に捕まっていた。開けてあげると、女のコは僕に駆けよってくる。
「何?助けに来てくれたの?アハハ、ラッキー!あー、おなかすいた。ゴハン食べに行かない?
もちろん、アンタのおごりでさ」
反省する気ゼロらしい。たまりかねた はるかさんが前に出る。
「もう我慢できない!あなたのような自分勝手なコ!誰のおかげで出れると思ってるのっ!」
女のコは突然泣き出した。
「泣いちゃってます…」
「ちょっと、言いすぎたかな。ごめんなさ…」
はるかさんがスキを見せた一瞬を逃がさず、女のコは僕の前に来た。ち、近い…。
「えへ… れいこ のこと、好きぃ?」
れいこちゃんという名前なのか…。
「あ、あ、あの…」
僕が何も言えないでいると、はるかさんが割り込んできた。
「もおおおお!ウソ泣きだったのね!もう絶対許せないっ!」
「アンタ、れーこの彼氏にしてあげるぅ〜」
れいこちゃんは僕の腕を取った。こうして、また新しい仲間ができた。

表参道に行くには、トンネルを通らなければならない。
トンネルに行ってみると、そこはまだ開通していなかった。
めぐみさんとその彼氏が、黙々と目の前の土壁を掘っていた。
「こうして汗水たらして、お金稼ぐことにしたんだ。彼氏とふたりで。
でもさ、クレーンとかショベルカーとか何にもないんだもん。手で掘ってるだけじゃ、ね」
クレーン、と聞いて思い浮かぶのは…ゲームセンターだ。ゲームセンターに行って、クレーンゲームに挑戦。
僕とれいこちゃんがやってみたが、失敗に終わった。最後にはるかさんが挑戦。
「愛を感じるなぁ…。ああ、はるかおねえさま…。ボク、あなたに惚れました。一緒にお供させて…」
なぜかしゃべりだすクレーンゲームの機械。裏に回ってみて納得、黒子が動かしているのだった。
クレーンゲームを連れて、トンネルの方に行ってみると、おじさんに呼び止められた。
「ワタシはね、高校で物理を教えている者だ。キミのクレーンゲームで、ある実験をしてみようかねー」
おじさんにクレーンゲームを渡すことにした。
「ちょっと時間がかかるから、その間、キミたちは、歌でも歌って時間をつぶしてきなさい」
おじさんに言われた通り、カラオケ屋のビッグ・イコーに行ってしばらく時間をつぶす。
またトンネルに行ってみると、なんと、トンネルは開通していた。

275ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:10:00 ID:7ALH8GZx0
5.はちゃめちゃ☆表参道Hill

トンネルを抜けて表参道へ。
「れーこの超嫌いなおまわりさん、いるぅ〜。なーんか、物騒だよね」
れいこちゃんが言う通り、おまわりさんの姿が目立つ。
話を聞いてみると、最近、下着ドロボーが出没するので気をつけなさい、とのこと。
ゆかさんの叔母が経営しているというエステサロンへ行くが、休業中だった。
「このたび、オスキーの ひがし 社長に多大な迷惑をおかけいたしました。
そのため、しばらくの間お休みさせていただきます」
ドアにそんな貼り紙がはってある。

ゲームソフトを作ったり、ゲーム関係の本を出版したりしている会社がオスキーだ。
ひがし社長に会ってみることにする。オスキーの広い社長室で、社長はパターゴルフに興じていた。
周りになぜかチアガールがいる。
「社長、ナイスショット!!」
などと盛り上げようとしているが、社長の表情は曇ったままだ。
「つまんない。ちっとも楽しくないザマス!」
「髪の毛ないじゃん、このオヤジ。カッコ悪い」
おそらく一番言ってはいけないことを、れいこちゃんは言ってしまった。
「何もかも、あのエステサロンが悪いザマス!ボクちゃんの髪の毛、元通りになるまでは、
あのエステサロン、お休みザマスっ!せめて、かつら だけでもほしいザマス…」
オスキーのビルを出ると、遠くから奇妙な歌声が聞こえてくる。
「ゆるゆるゆる〜な♪…OK!カムカム!」
怪しい男が現れた。
「ん?何?キャッ!」
「毎度、ありがとうございました〜♪」
怪しい男は去っていった。
「あ、あの、今、何が起きたんですか?」
はるかさんは顔を真っ赤にしている。れいこちゃんは笑っている。ま、まさか…。
「あははー。下着、盗まれちゃったあ」
そんなことを堂々と言ってのけるれいこちゃん。しかし、動きが速すぎて見えなかったぞ。
おそるべし、下着ドロボー。

かつら屋さんに行って、かつらをオーダーする。
店員さんにハサミを渡された。
「当店のシステムを説明いたします。そのハサミを使いまして、
かつらの元となる女性の髪の毛をお持ちください。
ただし、髪の毛はどんな女性の髪の毛でも良いとは限りません。
若い女性の髪で、ストレートロングの美しいものでなければなりません」
うーん。はるかさんはショートだし、れいこちゃんは長めだけどパーマを当ててるからダメ、と。
僕が知ってる女のコで、条件に合って、しかも、こんなことを頼めそうな人は…一人しかいない。
276ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:11:00 ID:7ALH8GZx0
スッパイラルという建物にやってきた。地下は女性用のブティックで、2階はイベントスペースになっている。
今、イベントスペースでは、ありさのイベントが終わったところらしい。
ありさに近付こうとする途中で、僕の前に女性が立ちふさがった。
「今、ヒマっスかあ〜。ナンパしていいっスかあ〜?」
彼女は自称・ナンパ師のえつこさんという人らしい。♡アタックで勝負だ。
「いや〜、メロメロっス。えつこサン、逆ナンされたっスよ〜。これって、あれっスよね。
ってカンジで。行きましょ、行きましょ」
えつこさんもついてくることになった。
舞台袖では、ありさのマネージャーさんがまた困っている。
「あっ、いいトコに来たっスね。ありさったら、あなたが来るかも知れないって、ここ、動かないんっすよー」
僕を見つけて、ありさは言う。
「絶対、来てくれるんじゃないかと思ってた。アリサ、あんときのお礼がしたくって…」
僕はありさに、髪をくれるようにお願いしてみる。
「あ、あのですね、髪がですね、かつらが、ですね…」
「かつらにするのね、あたしの髪の毛。…いいわ。切って、そのハサミで」
僕はおそるおそる、ありさの髪にハサミを入れる。切りすぎないように…。
うん、大丈夫。切っても、ありさの髪はまだ長い。あまり印象が変わったようには見えないし。
「ご、ごめんなさい…」
「気にしないで。あたし、これから、お仕事がんばるから、あなたも早く、婚約者、見つけてね」

かつら屋さんに、ありさの髪の毛を持ち込むと、あっという間にかつらが出来上がった。
オスキーの社長室に行って、ひがし社長にかつらを渡す。
「あああっ!かつら!うれし〜ザマス〜♡ボクちゃん、ハッピーザマスよーっ。
さっそく、女のコ ナンパしに行くザマスーっ!
これで、あのエステサロンを許してあげるザマスー」
エステサロンに行くと、もう営業を開始していた。オーナーに会う。
「あなたが、ゆかの婚約者?私は、あの子の叔母なの。このたびは、お世話になりました。
ところで、ゆかは見つかりました?式の最中に逃げ出すなんて…。
でも、あのコなりに、何か事情があったんだと思うの。私にはわからないけど…。
あの…この街の、『あほやま大学』に、あのコの妹が通ってるんです。ゆみ っていうコなんですけど」
エステサロンを出たところで、はるかさんは言う。
「あなた、ゆかさんに妹がいるってこと、知ってたの?」
そうだ。僕はゆかさんのことを何も知らない。何も…。そのことをあらためて思い知らされた。

あほやま大学に入ろうとするが、下着ドロボーのせいで警備が強化されているらしく、
入り口のところで止められてしまった。
「怪しいな、キミたち。下着ドロボーの仲間?デパートの制服なんか着ちゃって」
はるかさんの格好がまずかったらしい。スッパイラルの地下へ行って、女物のスーツを買ってあげることにする。
はるかさんはフィッティングルームに入って、さっそく、着替えた。
「ホントにいいの?私だけ、こんな。このスーツ、前からほしかったの」
はるかさんは喜んでいる。
「れーこだって、服、ほしいもん。ズルいな、ババアだけ」
れいこちゃんはスネている。
277ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:11:42 ID:7ALH8GZx0
再度、あほやま大学に行くと、今度は通してくれた。
「いくのよ〜そよ風のように〜♪愛する人へ〜ラララ〜♪」
変な歌とともに、下着ドロボーがやって来て、校舎の中に入っていった。
下着ドロボーを追いかけるように校舎の中へ入る。
学生たちにゆみちゃんのことを聞いてみる。ゆみちゃんはフランスに留学して帰ってきたそうで、
そのせいでお高くとまっているとのことだ。それに「ゆみサマ」と呼ばないといけないらしい。
さらに、ゆみサマと話すにはまず、フランス文学についての講義を受けなければならないそうだ。
仕方なく、フランス文学の講義を受ける。教室にはゆみサマ目当ての学生がいっぱいだ。
講義が終わったあと、外人の講師から花をもらった。
「これ、記念のお花。女性が喜ぶお花ね」
ベルナールという花なのだそうだ。
「ヤッパ、えつこサン、ガイジンの男がいいっス。ってカンジで、
六本木にガイジンをナンパしに行くえつこサンなのでした」
教室を出たところで、何かに目覚めたらしいえつこさんはそう言って、去っていった。

ゆみサマは屋上でくつろいでいた。高そうな服を着ている。
ゆみサマにベルナールを差し出す。
「そのお花、ワタシの好きなベルナール…ああ、思い出すワ…フランスにいた頃を…。
美しいワ…まるでワタシみたい…」
ゆみサマはしばらくうっとりしていたが、いきなり我に返ったように言う。
「ん!?あら、もうこんな時間…そろそろ、ランチにしなきゃ…」
な、なるほど。僕が買ってくるのか。というわけで、学食でテキトーにランチを買って、屋上に持っていく。
「…なんなの、これ。こんなカロリーの高いもの、ワタシに食べさせるワケ!?
ワタシの自慢のナイスボディがくずれたらどーしてくれるワケ!」
ゆみサマはいきなり怒り出した。♡アタックをして、怒りをおさめる。
「どうして、このキュートでセクシーなワタシが、アナタたちとハートアタックしなきゃならないワケっ!」
だけど、まだゆみサマは怒っている。堪忍袋の緒が切れたれいこちゃんが前に出る。
「おい、こら、テメー!テングになんのもほどほどにしろ!とっとと、ゆかのこと教えろよな!」
ゆかさんの名前を聞いて、やっとゆみサマは大人しくなった。
「えーっ?それじゃ、アナタは、おネエサマの婚約者?」
「そ、そうなんです。僕、ゆかさんを探して…。お願いです、ゆかさんのこと、教えてください」
「…おネエサマのことは、言いたくない。だって、ワタシ、あの人キライだもん」
えっ、そんな…。そのとき、また奇妙な歌声が聞こえてきた。
「ゆ〜み〜は〜ひろい〜な〜大きい〜な〜♪」
下着ドロボー登場。
「ゆみサマ、お持ちいたしました。下着1000枚デース。これでやっとデートOKですネ〜♡」
つみ上げられた下着1000枚。すがすがしいものすら感じるその眺め。
下着ドロボーはゆみサマのためにやってたのか…。だけど、ゆみサマは冷たく言い放った。
「…ワタシはネ、宝石がほしいワケ。下着なんてもらって、どうするワケ?それも1000枚も」
「え、宝石…?」
下着ドロボーはうろたえている。どうやら勘違いしていたらしい。
278ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:13:00 ID:7ALH8GZx0
「クソー、こうなりゃ、腕ずくだ!!」
下着ドロボーは逆上して、ゆみサマを羽交い絞めにした。
「はっはっはっ、ゆみサマはあずかった。取り戻したかったら、ここまで来てみよ!」
直線距離で最短のところを通ろうとすると、スタート地点に戻されるという、
RPGにはよくあるトラップをしかけられた。ここは右の方から回りこんで…成功だ。
下着ドロボーを取り押さえた。ゆみサマは解放された。
「ゆるちて、ネ。もーしないから、ネ♡」
下着ドロボーはぺこぺこと頭を下げる。
「あ〜、バカバカしい。これだから日本はキライ。ワタシ、帰る!」
ゆみサマは屋上から出て行こうとする。
「あ、ぎゃあああーっ!鼻、鼻が…イタ!イタ!」
ゆみサマはドアに鼻をはさんでしまったらしい。
はるかさんとれいこちゃんに下着ドロボーを任せて、僕はゆみサマを後ろから引っ張った。
ゆみサマの鼻はドアから抜け出た。
「あ〜、イタイ。…あのね、おネエサマはね、アナタのことなんか好きじゃないの」
「…え?」
アナタなんか、愛しちゃいないって言ってるの!ま、愛なんてなくてもネ、結婚なんてできるけど」
「そ、そんな…」
ゆみサマから聞いた事実に、僕は打ちのめされた。ゆかさんが、僕を、愛していないなんて。
やっぱり、僕とゆかさんは、運命の赤い糸で結ばれていなかったのかな…。
僕は衝動的に、手すりを乗り越えた。
「長い間、お世話になりました…。ぼ、僕、ここから飛び降りて…死にます」
そう言ったものの、その高さに足がすくんでしまう。
「だめ、だめよっ!」
「勝手に死ねば、バーカ」
駆けよってくるはるかさん。そっぽを向いているれいこちゃん。

そのまま、飛び降りることができずにいると、東の方からヘリコプターが飛んできて、屋上に着陸した。
機体には「テレビ朝田」のロゴが入っている。ヘリから、お天気お姉さんとディレクターさんが降りてきて、
お天気の実況を始める。ディレクターさんが下着ドロボーを見て驚いている。
「ん?あああっ!手配中の下着ドロボー!キ、キミたちがつかまえたワケ?
キミたちさ、明日のモーニングショーに出て!ギャラ出すから、ね!」


6.遊びなれた 六本木Junction

そして…。
結局飛び降りることなど出来なかった僕と、はるかさんとれいこちゃんはヘリに乗せられて、
六本木にあるテレビ朝田に連れてこられた。もうすぐ本番だというので、スタジオに入る。
「みなさん、おはようございます。モーニングショーのお時間です。
本日のゲスト、下着ドロボーをつかまえた方です。
ところで、この方は婚約者をお探しだそうです。婚約者の特徴は…?」
急にふられたのでびっくりする。僕は、ゆかさんのことを何も知らない。だけど、知ってる限りのことを言った。
「みなさまの情報をお待ちしております」
279ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:14:43 ID:7ALH8GZx0
本番終了。
「はい、お疲れさま。婚約者、見つかるといいですね。はい、これは粗品です」
ディレクターさんから、携帯電話をもらった。
モーニングショーに出ている女子アナウンサーに話しかけてみる。彼女は さつき という名前だ。
「私、ドジなんです。アナウンサーに向いてないのかも知れません」
さつきさんはそんなことを言う。はげましたい、そしてちょっぴりいじめてみたい気持ちもあって、
♡アタックをすることになった。さつきさんはご機嫌になった。
「ありがとうございました。お帰りはこちらです」
さつきさんに案内された方へ行くと、行き止まりだった。そこにいる人にチラシをもらった。
やっぱり、彼女はドジらしい。
テレビ朝田を出て、しばらくすると、携帯電話が鳴った。
「たった今、視聴者から連絡がありまして、アナタの婚約者、ボブソンズで見かけたそうです」
ボブソンズは近くにあるアイスクリーム屋さんだ。ボブソンズは女性に人気の店らしい。
女性がたくさんいたが、ゆかさんらしい人は見当たらない。男女共用のトイレにも行ってみる。
「だーれかあああ〜!」
個室の方から声がする。紙がないらしい。先ほどもらったチラシを投げ入れてあげることにした。
個室から出てきたのはおじさんだった。お礼に、と言って、東京タワーに行くといいと教えてくれた。
結局、あの情報はガセだったらしい。ボブソンズに、ゆかさんはいなかった。

東京タワーに行くには、テレビ朝田の中を通って地下道へ抜けなければならない。地下道の先が東京タワーだ。
地下道の途中に、黄色い車が何台かあった。でも、車のわりには小さい気もする。
そして、頭にターバンを巻いた、恐らくインド人の男が、車と戦っている。
「必殺、カレービーム!」
男が放ったカレービームは車ではなく、僕に当たった。
「この先は危険です。私と一緒に逃げましょう」
連れて行かれた先は、六本木にある、大使館だった。
インド大使はインド1号と名乗る、正義のヒーローだったのだ。他に2号と3号もいるらしい。
どうして車と戦っていたのかと聞いてみる。
「あれは車なんかじゃありません。イエローキャブという、この街に生息するバケモノなのです。
あなたもイエローキャブ退治に参加しませんか?」
YESと答えないとシナリオが進まないのでYESと答える。
「私の目に狂いはなかった。その心意気は、まさに【マハラジャ】ですね」
ちょっとおだて過ぎのような気もするが。インド1号は、テレビ朝田の裏にあるビルに行けという指令を出した。

該当のビルはサークル・ビルという。中には、イエローキャブがたくさんいた。
♡アタックで、イエローキャブの♡を満たす。すると、イエローキャブは女のコになった。
女のコは、ガイジンと♡♡♡したら、イエローキャブになってしまったと言う。
そういうことか。ビルの階段を使って上へと上がっていく。2階にはえつこさんがいた。
「ガイジンと♡♡♡になったら、イエローキャブになったっスよ〜。でも、よかったっス。
元通り、えつこサンに戻れて。やっぱ、えつこサンは、アンタ一筋って決めたっス。
ガイジンはダメダメってカンジで」
また、えつこさんがついてくることになった。
最上階では、船乗りの格好のガイジンの男の人をイエローキャブたちが取り巻いていた。
取り巻いているイエローキャブの♡を満たす。男の人に話を聞いてみるが、
英語でも、フランス語とかでもないらしく、何を言っているのか、さっぱりわからない。
「今、ゆかって言ったわよ!」
その中に「ゆか」という単語を聞き取った。だけど、どうしようもない。
280ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:16:41 ID:7ALH8GZx0
「…お取り込み中、なんなんスけど、えつこサン、デートの約束があるっス。
あ、そうだ、その男、先生だから、彼に通訳してもらえばヨロシ。
ってカンジで、一緒に行きませう」
いきなりえつこさんがそんなことを言い出した。待ち合わせ場所だという、ホテルの前に行く。
その男は先生らしいけど、筋肉バカだった。優秀な生徒がいるので、西洋学園に行け、という。

西洋学園の中に入る。お嬢さま学校だそうだ。あゆみ ちゃんという生徒が、例の優秀な生徒らしい。
あゆみちゃんを見つけて、協力をお願いする。
「ワタクシでお役に立てれば…。たいへん恐縮ですが、ご一緒させてください」
あゆみちゃんを連れて、サークル・ビルの最上階へ行く。
「ワタクシ、訳させていただきます。この方のお名前は、ローマンさんです。
この間まで、大きな船の乗員だったそうです。その船に、ゆか という女性が乗ってきて、
男から逃げてきた、と言ったそうです。美人だったので、よく覚えているそうです。
しかし、今ごろは船にはいないだろうと申しておられますが…」
逃げてきた、だって?やっぱり、ゆかさんは、僕を…。意識が遠のく。
…っ!しばらく、気を失っていた。
ローマンさんは、僕にペンダントを差し出した。
「ローマンさんの、お守りのペンダントを差し上げるとおっしゃっています。
気を落さないで、がんばってください、と言っておられます」
「♡のペンダント」をもらった。最初から、運命の赤い糸で結ばれていれば、
こんなことにはならなかったのに…。
「元気出して。あの人が言ってること、本当かどうか、わからないんだし」
はるかさんが、はげましてくれた。

サークル・ビルから降りて行くと、飲食店のマスターから呼び止められた。
このビルからイエローキャブを追い出してくれたお礼に、と、地下のロッカーに行ってみろ、と教えられた。
地下のロッカーには、「バイブル」なるモノが入っていた。怪しい男が近付いてきて、耳元でささやく。
東京じゅうが見渡せるところで、そのバイブルを使ってみろ、とのことだ。
それは、あそこしかない。地下道を通って、東京タワーに向かう。
東京タワーの中は、イエローキャブがうじゃうじゃいた。なんとかエレベーターに乗り込み、
展望台に来た。やっぱり、ここだ。ここならだいじょうぶ。
僕は、バイブルを開いてみた。そこには、女のコたちが、恋愛に失敗しないように、と
こと細かなアドバイスが書かれていた。読んでいる途中で、バイブルはさらさらと砂になり、
風に乗って、東京じゅうに飛んでいった。
エレベーターに乗って、降りてきてみると、イエローキャブたちはもとの女のコに戻っていた。
「もう、ガイジンと♡♡♡なんていたしません!」
女のコたちは心を入れ替えたらしい。きっと、バイブルのおかげで、
東京じゅうのイエローキャブが元に戻ったことだろう。

東京タワーを出て、地下道を戻って行くと、見覚えある女のコに会った。
「アタシ。覚えてる?新宿でさぁ。…あのときは、ゴメンね」
新宿のぼったくりバーにいた まゆみ だった。まゆみは、客から貢がれたけどもういらないから、
と言って、「外車のかぎ」をくれた。
しばらく歩いて行くと、突然、あゆみちゃんが声をあげた。
「もうこんな時刻ですか!門限の時間まで、あと1時間でございます。
おじいさまにしかられます。ワタクシの自宅は浅草なのですが…」

281ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:17:59 ID:7ALH8GZx0
7.浅草Town・義理と人情

外車で高速道路を飛ばして、浅草へついた。
車を降りてみると、町の人たちはなにやらものものしい雰囲気だ。
「『かぎ』を持っていると危ないです。ここはひとまず、ワタクシに預けてくださいませんか?」
なんだかわからないけど、あゆみちゃんに「外車のかぎ」を渡す。
「おじいさま、遅くなりまして、まことに申しわけございません」
おじいさまは外で待っていた。あゆみちゃんはお屋敷に入っていった。
あっ、外車のかぎを返してもらわなければ。お屋敷にお邪魔する。
あゆみちゃんのおじいさまは、「大旦那」と呼ばれている。どんな職業かは知らないけど。
今、あゆみちゃんには会えないらしく、大旦那の部屋へ通された。
「かぎを返してほしいか?…その代わり、オレは花火が見たい。
オレは子の浅草で生まれて育った。毎年、花火を楽しみにしてたんだ。
その花火が、今年は中止らしいんだ。おめぇさん、何とかしてくれねぇか?」
外車が運転できないと、浅草からは出られない。仕方ないけど、引き受けることにした。
「おっ、威勢がいいねぇ、【江戸前】ってトコだな。ま、がんばれよ」
大旦那は意外にいい人なのかもしれない。

屋敷を出たところで、町の人が騒いでいる。
「てーへんだあっ!」
川を流されて行く男の人。
「花火屋の大将だ。"し"でえことしやがって…。きっと、婦人会の連中のしわざに違いねぇっ!」
病院に入院している花火屋の大将のお見舞いに行く。
かわいそうに、婦人会の会長に、「たま」と「かぎ」を取られたらしく、「やー」しか言えなくなっている。
婦人会の人たちが出没するという、仲見世の商店会に来た。
坊やに話しかけられる。
「おにいちゃんも、花火、見たいよね?ね?」
思わずうなずいてしまう。
「ふーん。ママ〜、あのおにいちゃんが、花火見たいんだってぇ〜」
坊やは即座に、婦人会のおばさんたちにチクった。僕は、婦人会のおばさんたちに囲まれてしまった。
♡アタックで♡を満たそうとするが、うまくいかない。
「誰がなんと言おうと、花火大会は中止よ。文句があるなら、ネオ・アサクサ21へいらっっしゃい」
おばさんたちは去っていった。

ネオ・アサクサ21は、最近できた新しいマンションで、婦人会のおばさんたちの根城だ。
「来た来た!アナタざますね!♡アタックとかいう、しょーもないことやってる男は!
やってもらおうじゃないのよ、え!その♡アタックとやらを、サ!」
今度はうまく、おばさんたちの♡を満たすことができた。
「…意外といいわネェ、♡アタックって」
おばさんたちは満足して、自分の部屋へ帰っていった。
最上階で待っているという、婦人会の会長の部屋を目指して、♡アタックをしながら、1階ずつ上っていく。
「浅草といえば、下町の人情と花火。私たちが悪うございました!ぜひとも、花火大会をやって下さい!」
婦人会のほぼ全員の説得に成功した。あとは、会長から「たま」と「かぎ」をもらえれば…。
282ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:19:22 ID:7ALH8GZx0
最上階についたとき、どこからともなく、着物を着た男がやってきて、会長のおばさんに話しかけた。
「オレはな、闇の仕事人だ!新しく引っ越してきたお前さんたちにゃ、
江戸っ子の『心意気』ってもんがわかってねぇようだな。悪いが、死んでもらうぜ!!」
会長は負けずに言い返す。
「心意気?何それ?なにそんな古いこと言ってんの」
そのとき、マンションが揺れた。
「きっと、浅草の観音さまがお怒りになったんだ!」
揺れがおさまると、マンションは半壊していた。会長は今にも落ちそうになっている。
会長から「たま」と「かぎ」を受け取った。僕は会長を助けようとしたが間に合わず、会長は落ちて行った。
下の階に下りると、岩が道をふさいでいて通れない。おばさんが困っている。
だけど、男の力ならワケはない。岩をどけて、マンションを出ようとする。
突然、上から石が落ちてきて、僕の頭に当たった。僕は気絶した。

気が付くと病院だった。
「フツーだったら死ぬよな、あの落石」
れいこちゃんは素直な感想を言った。すぐ隣は、花火屋の大将のベッドだ。
大将に「かぎ」と「たま」を渡す。大将はすぐ元気になった。
「たまや〜!かぎや〜!もうでぇじょぶでい!"し"さしぶりに、パパ〜んってやっかあ〜!
オイラは、先にゆう"し"ビルに行ってっからよォ、おめぇさんたちも来るんだぜ!」
花火屋の大将は、夕日ビルの屋上から花火を打ち上げるという。
夕日ビルの周りで、町の人が騒いでいる。花火屋の大将は泣いていた。
「うええええ〜ん。"し"でぇぇぇ!あんまりだあああ〜!屋上を見てくれ!」
屋上には、茶色と言うか、黄色と言うか、そんな感じの巨大なウ○チがある。
様子を見に行くため、夕日ビルを上って屋上へ。だけど、余りにも強烈な臭いなので、
速攻で引き換えした。

そういうことを専門に研究しているという、ベン研究所のベン博士を訪ねる。
博士はテレビを見ていた。さつきさんがテレビに出ているので、博士はご機嫌だ。
テレビ朝田のヘリコプターが、浅草を飛んでいる。
「ヘリコプターからの中継レポートです。私は今、浅草の夕日ビルに来ています。
みなさま、ご覧下さい、ウ○チです、大きなウ○チです。
突然、ウ○チが出現しました。近付いて見ましょう…あっ!」
さつきさんは、身を乗り出しすぎて、ウ○チの中へ落ちて行った。
博士は、さつきさんを助けに行くと言うので、同行することにした。
はるかさんとれいこちゃんはここに残るという。
博士から「ベンガード」というものを渡された。これを装備すればウ○チの中でもへっちゃらだ。

夕日ビルに上り、ウ○チの中を進んで行く。さつきさんが落ちているところまで来た。
さつきさんを助ける。
「私、どうなって…?」
さつきさんを連れて、ウ○チの頂上へ登る。
283ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:20:49 ID:7ALH8GZx0
そこにはインド1号がいた。ウ○チを神と崇めているらしい。…色は似てるけど、カレーじゃないですから。
そこへいきなり、婦人会の会長がやってきた。
「こんにちは〜♡さっきはごめんなさ〜い♡」
だけど、それは罠だった。会長は態度を変えて、僕に襲いかかってきた。
♡アタックをする。会長は♡で満たされた。そして、会長は恐るべき事実を口にする。
「このビッグなウ○チををしたのは何を隠そう、この私。出すときにとっても苦労したわ。
そのへん、調べてごらん。お供え物が落ちてるはずよ」
ここでやっと役に立つ、「調べる」コマンドを入力しながら、反応がある場所を探す。
…あった。これは、福神漬け?福神漬けを拾い上げた。
そして、博士がウ○チに向かって悪口を言う。
お供え物を奪われ、博士に悪口を言われ、追い詰められたウ○チは、なんと、消えてしまった。
博士は突然、さつきさんの唇を奪う。さつきさんは小さく悲鳴を上げた。
「ウ○チには福神漬け、さつきにはくちづけ、僕と結婚しましょう」
博士のプロポーズにさつきさんはOKした。さっそく、結婚式の日取りを決めているらしい。
これが、運命の赤い糸、か。見せ付けてくれちゃって。
「たまや〜!かぎや〜ってか。ぱぱ〜んとやるぜい!」
花火屋の大将がやってきた。花火大会が始まる。

「成功ね、おめでとう」
「江戸っ子の人たちも、すっげー喜んでるよォ!」
はるかさんとれいこちゃんに合流する。そして、大旦那の屋敷へ。
「すまなかった、返す」
外車のかぎを返してもらった。このかぎは、花火とは関係なかったのに、関係があると勘違いされていたらしい。
「花火、見せてもらったぜ。おめぇさん、見かけによらず、なかなかやるじゃねえか。
ところで、おめぇさん、女を探してるそうじゃねぇか。心配するんじゃねぇ、
運命の赤い糸さえ手に入りゃ、探してる女もすぐに見つかるぜ。
運命の赤い糸の由来はな、中国なんだ。『糸ひとたび、これをつなげば、
ついにかうべからず』。中国の昔話だ」
これはいいことを聞いた。中国と言えば、やっぱり、あそこかな?


8.ふり向けば、横浜Harbor

というわけで、海沿いの道を外車で走って、横浜にやってきた。
さっそく中華街へ。そこには、「運命の赤い糸」の噂を聞きつけてやってきた、女のコたちがたくさんいた。
ある中華料理店に入ると、ステレオタイプな中国人のおじさんが話しかけてきた。
「あいやー、アナタ、特別ネ〜」
店の奥に案内された。
「店の壁、隅々、調べる!すると、摩訶不思議!秘密の扉が開くアルネ〜。
そこに眠る、中国4000年の歴史。なんと、孫悟空が生まれたという、伝説の岩!
日本人、それ見るの、アナタさま、初めてアルネ〜」
284ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:21:54 ID:7ALH8GZx0
壁を調べて秘密の扉を開き、地下室へと降りて行くと、そこには言われた通り、伝説の岩があった。
「おーっす、いや〜、ダルいわ、マジで」
伝説の岩は話しはじめた。
「むかしむかしの中国に、古い言い伝えがありました。ある男女の『運命の赤い糸」の話です。
…長くなるからやめた。早い話がサ、運命の赤い糸は『せきららの神』っていう、
縁結びの神様が持ってんのヨ。でサ、この神様はサ、満月の夜に出るっていう言い伝えがあんの。
はい、コレ」
伝説の岩は、「ドラゴンの羽衣」をくれた。
「せきららの神はサ、海が好きらしいんだ」
海か。すぐ近くだな。

海へ行こうとする途中で、占い師に声をかけられた。占い師は「満月」をくれた。
「満月」…ってこれ、ずいぶん安っぽくないですか?それは、紙で出来ているような、薄くて丸いものだった。
「それを持って、この先の山下公園に行くんだよ。どうだい、エフ○フっぽくなってきただろう?」
山下公園を進んで行って、海のところまで来た。「満月」の効果で、急に暗くなった。
目が回って、倒れてしまった。起き上がると、目の前に、せきららの神がいた。
「わらわは、中国4000年が誇る、縁結びの神様じゃ〜っ!捧げ物をよこせ〜!」
ここでドラゴンの羽衣を渡すのかと思いきや、せきららの神は続けて言った。
「どうせドラゴンの羽衣じゃろ。そんなもん、いらんわ。実際、そんなもん、着れるか。ダサい」
せきららの神は、「運命の赤い糸」をくれた。
「いかなる男女も、その糸があれば、夫婦(めおと)になれる。その糸を持って、
この先に停泊しておる『クイーン号』へ急ぐのじゃ!おぬしの婚約者はそこにおる。さらばじゃ〜」
せきららの神は消えた。
「ふーん。これで、冒険も終わり、か」
れいこちゃんがしんみりしている。

山下公園を抜けて港に行くと、たしかに船が泊まっている。
急いで乗り込んでみると、それは漁船だった。クイーン号はこのあと入港するとのこと。
漁船を降りたところに、ママが待っていた。こ、こんなところまで、僕を…?
「ママは、あなたが心配で心配で…。ママと一緒に、おウチに帰りますよっ!
帰ったら、ママがシチューを作ってあげますからね♡
さ、教会の神父様にあいさつして、帰りましょ」
ママは、はるかさんとれいこちゃんを無視して、僕を連れて行こうとする。
「ママ、待ってください。この人たちは、僕にとって…。と、とにかく、一緒に連れて行きます!」
「ママにくちごたえするなんて…」
ママは少しだけ面食らったような顔をした。はるかさんとれいこちゃんも一緒に教会に行くことになった。
285ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:22:32 ID:7ALH8GZx0
来た道を戻って、繁華街へ戻り、教会へ。そう、そこは結婚式場だったところ。
ママは神父さまに言う。
「息子を連れて帰ります。もう、冒険はやめさせます!」
どうしよう、どうすれば…。迷っているところに、神父さまが僕に言う。
「あなたの婚約者は、クイーン号という船の中で、あなたが来るのを待っていることでしょう。
今すぐ、彼女の元へお急ぎなさい。これまでの、あなたの経験が、きっと役に立つことでしょう」
僕は、教会を出ようとする。ママは、僕の腕をつかんだ。
「行っちゃダメですよ!」
そんなママに、はるかさんは訴える。
「ここまで来るのに、ずいぶんツラいことも多かった。正直言って、仕事も休んでるし、
途中で何度も新宿に戻ろうと思った。でも、私は冒険がしたかったんじゃない!彼と一緒にいたかったらなの」
「エンディング見てぇだろ。行くっきゃねぇよな」
れいこちゃんも同意する。
「そうだぜ、ベイビー。オマエはほんとは、グレイトなヤツ。ユーはただもんじゃない」
サングラスをかけているレイさんが駆けつけてくれた。
「あなたに助けてもらわなかったら、今ごろ、アリサ…。あなたに助けてもらった人って、
アリサのほかにも、たくさん。今度はあなたが婚約者に会って、幸せになる番!」
ありさも来てくれた。
「…クイーン号、行きます!」
僕は、ママにつかまれた腕を振りほどいた。そして、はるかさんと、れいこちゃんに向き直る。
「あ、あの、ついてきて くださいますか?」
「そうじゃなくて、ついてこい、でしょ…♡」
「ったく、しょーがねえ。ついてってやるよ。…えへへ♡」
はるかさん、れいこちゃん、ありがとう。ママはまだ、僕を止めようとしている。
「おやめなさい。行かせてあげるのも、愛情です」
神父さんに説得されて、ようやく、ママはあきらめた。
教会を出たところで、ママが声をかけてきた。
「お待ちなさい!…ママ、ちょっぴり、うれしいの。だって、ママがいなくても、
あなたは、しっかりやってるんですもの。ママ、あなたを見直しました。ママが、甘やかしすぎたようね。
もう【親ばなれ】のときなのね…。気をつけて、行ってらっしゃい…」

港へ向かう途中で、OLさんに道をふさがれた。
「運命の赤い糸がなんだってんだ!クイーン号なんか、沈んじゃえ!」
なんだかやさぐれているので、♡アタックでご機嫌にしてあげた。
「アタシ、ローマンっていう、ガイジン船乗りにフラれてさ…。結婚する予定だったの。
もう一度やり直したいけど、ローマンはどこにいるのか…」
ん?ローマンて聞いたことが…。
「ちょっと借りるよ」
れいこちゃんが「♡のペンダント」を持ち出して、OLさんに手渡した。
「こ、これ、ローマンの!え、六本木にいるの?アタシ、行ってみる!ありがとう!」
OLさんは喜んで、去っていった。
286ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:24:59 ID:7ALH8GZx0
山下公園を歩いていると、えつこさんがやってきた。
「ちょえーす!幸せっスか、みなさん?交通安全は、みんなの願いってカンジで。
こえ、もらってくよ〜ん」
あっ!「運命の赤い糸」を取られてしまった。えつこさんは港の方へ逃げていった。
取り返さないと。港へ急ぐ。途中でクレーンゲームにバッタリあった。
「アッ、こんにちは、お元気ですか。ボクも元気です。めぐみさんたちも一緒です。ボクは、見送りです」
めぐみさんと彼氏は、クイーン号に乗って、そこで式を挙げる予定なのだそうだ。
「やっぱり、私は月で結婚式を挙げたい。子供の頃からの夢なのに、やっぱり、無理なのかな…」
めぐみさんは迷っているようだ。
港へ着いた。クイーン号の前に、えつこさんはいた。僕は、えつこさんに思いっきり詰め寄った。
「ちょ、ちょえーす。…わかった、返す、返すっスよォー、旦那ー」
えつこさんから「運命の赤い糸」を返してもらった。
「…えつこサンだって結婚したい。『運命の赤い糸』持って、船に乗れば、結婚できると思ったざんす。
でも、ダメっス。船のチケット持ってないっス。
でも、まあ、そのうち、できるよね!楽勝っスよ、楽勝!ほんじゃあね。婚約者、みつかるといいね」
えつこさんは去っていった。…そうだ、船のチケットがない。なんとかしないと。
来た道を戻る。
「やっぱり、あきらめらんない。月で結婚式がしたい!」
めぐみさんだった。月か。月と言えば、こんなのを持ってたっけ。
僕はめぐみさんに、「満月」をあげた。すると、めぐみさんと彼氏は、月へ昇っていった。
…まじめにやろうとしてるのに、もう突っ込む気も起きないよ。変なことばかり起きて。
「コレ、ふたりの遺品」
クレーンゲームから、船のチケットをもらった。

船のチケットを使って、船に乗ろうとしたのだけど、チケットはふたり分しかない。
はるかさんとれいこちゃん、どっちかを選ばなくてはならない。ふたりで、船に乗った。
船内を進んでいって、最上階のデッキへ。
287ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:26:11 ID:7ALH8GZx0
「お兄サマ、ここよ!」
とつぜん、そんなことを言われたのでびっくりする。それはゆみサマだった。
「私ってサァ、素直でいいコだから、今までのコト、反省してるの。
…そんなコトより、おネエさまのことよォ。ちょうど、この下の部屋にいるみたい。
かぎがかかってるから、入れないけど、あの煙突の中を通れば入れるかも。がんばって、お兄サマ!」
しおらしくなったゆみサマに見送られて、煙突の中へ。そこには、チャイナドレスの女性がいた。
彼女はキャシーといって、ラスボスとして産み出されたが、活躍する場面がなかったとのこと。
♡アタックをしてあげることに。キャシーは♡に満たされた。
キャシーにもはげまされて、とうとう、排気口から、ゆかさんの部屋の中へ。
「早かったじゃない」
「ゆかさん、ずいぶん、探しましたっ!」
僕は、ゆかさんを真っ直ぐ見つめる。すこし、キツイ感じの顔立ち。
あのときと変わらない、美しい、ゆかさん。しばらく沈黙が続いたあと、ゆかさんが口を開く。
「アタシにもやって、♡アタック。一度やってみたかったのよね。お連れさんは下がって。
ふたりきりで、ね」
部屋の中でふたりきりになる。
「あなた、アタシに手も触れたことないんだもん。さ、余計なものはつけないで…」
僕は全ての装備を外す。服を脱いで、靴とアクセサリーも取る。
だけど、負ける気はしない。僕には、これまで積み上げてきた経験がある。
最後の♡アタックが始まる。ゆかさんは、一言でよろめいた。
僕の圧倒的な強さに驚いているようだ。
「…逃げ出したりして、ごめんなさい。もう、どこにも、逃げたりしない。
ずっと、あなたと一緒にいるわ!」


エピローグ

「ゆかさん!待ってください!」
ゆかさんは、僕を強引に、横浜の教会へと連れてきた。
「さ、式のやり直しよ。神父さん、始めてください」
だけど、僕はまだ、納得できない。それを聞くまでは…。
「あの、あのとき、なんで逃げたんですか!理由、教えてください!」
ゆかさんは、やれやれ、というように、話しはじめた。
「フッ、ヤッパ、あなたには、アタシの気持ちが、ぜんぜんわかってないのね…。
もし、自分の婚約者が、いろんな経験も少なくて、お金もぜんぜん持ってなかったら、あなた、どうする?」
えっ?
「アタシはいやよ、そんな人。…アタシの言ってること、間違ってる?
でも、よかった。あなたが冒険してくれたおかげで、経験値とお金、たくさん手に入ったから。
ま、RPGお決まりのシステムを利用したってトコかな?…神父さん、始めてください」
288ラブクエスト:2008/04/22(火) 04:29:08 ID:7ALH8GZx0
いつの間にか、涙がこぼれる。
「経験値とお金がほしいからって、式の途中で逃げ出して、僕に冒険させるなんて…」
「メソメソしないでくれる、みっともない。…アタシたちのためにやったんじゃない。
ふたりで幸せにやっていきましょ」
だけど、僕の涙は止まらなかった。
「なんのために冒険をしてきたんだ…。こんなもの、こんなものがあるから…!!」
僕は、すべての経験値を、お金を、投げ捨てた。それを、ゆかさんが拾い集めている。
「おまえは、全部失ったわけじゃねぇ!!おまえは持ってる、一番、大事なものをよ」
そこへやってきたのは、大旦那だった。
「経験値や金がもったいねぇか?そんなもん、ほしいやつにあげちまえ!
愛ってやつは、育つもんなんだ。経験値や金で育つんじゃねぇ!
苦しいときも、悲しいときも、お互いをなぐさめあい、はげましあって、育てていくもんなんだ。
なぐさめあい、はげましあう…おめぇさんには、そんな大事な人がそばにいたはずだ。
しかも、ふたりも、な」
僕は後ろを向いた。そこには、はるかさんと、れいこちゃんがいる。
「待って!まさか、あの人たちと?冗談じゃない!そんなこと、させないから!」
ゆかさんは「運命の赤い糸」を取り出して、僕の小指に結びつける。だけど、効き目がないようだ。
「これ、ニセモノよっ!」
ゆかさんは怒っている。そんなゆかさんに、神父さんは言う。
「本物もニセモノもありません。そもそも、「運命の赤い糸」なんて、この世にありえないものなのです。
自分が相手を愛する気持ち、相手が自分を愛する気持ちに、きっと自信が持てなかった人が、
勝手に作ったものなのです。彼を、行かせてあげなさい」
ゆかさんは、やっとあきらめたようだ。
そう、経験値やお金がなくても、僕にはまだ、残っている。それは、この愛、
そして、ここまで来れたという、自信だ。それさえあれば、どんな困難でも乗り越えていける。
さあ、はるかさんと、れいこちゃん、どっち?心は、もう決まってる。
僕は、愛する人の前に立って、言う。
「僕は、あなたのことを、愛しています!」
指輪を取り出して、愛する人の指にはめた。

おしまい♡


*お詫び*
ギャグや小ネタを極力排除して、ストーリーに重点をおいて書きました。
そのせいでつまらなくなったかも知れないことをお詫びいたします。
興味がおありなら、Wikipediaなどでラブクエストのことを調べていただくと、幸せになれるかもしれません。
筆者より。

*解説*
大旦那の言った、「糸ひとたび、これをつなげば、ついにかうべからず(糸一繋之、終不可易)」は、
元ネタは糸でなく縄らしいです。かう(易う)は交換するor変わる、の意味。
元の文は「呉楚異郷、縄一繋之、終不可易」で、赤い縄で足をつなげば、
どんな夫婦でも離れられなくなる、と言う意味。「太平広記」という書物に載っている昔話だそうです。
運命の赤い糸の元ネタでございます。
同時に、「せきららの神」は「月下老人」じゃないかと。詳しくはググってください。
テキトーかと思ったのに、ソースがしっかりしてて、ビビりました。
筆者より。
289ゲーム好き名無しさん:2008/04/22(火) 09:25:09 ID:E8HJ/kcuO
スーファミのエリア88をお願いします。
290ゲーム好き名無しさん:2008/04/22(火) 21:37:21 ID:ssCpbXr/0
>>289
エリア88 スーパーファミコン カプコン
アーケードからの移植らしいけどアーケード版はやったことない。

ゲーム内容だけ書いたらえらく簡略になったので、蛇足な気もするが設定なども加えて。


【原作漫画版準拠の設定説明(ゲームにはほとんど関係無いので読み飛ばしておk)】

1980年代。中東の王国、アスラン。
この国では、ザク国王を元首とする王国政府と
ザクの兄であるアブダエルを王に推す反政府軍の間での内戦状態にあった。
争いの発端は、先代国王が死去する際に、アブダエルではなく
アブダエルの弟のザクを後継者と指名した事だった。

「他国の資本の力を借りてでも開発・発展を進めるべき」というアブダエルの考えと
「他国にいいように祖国を食い荒らされるのは避けるべきだ」というザクの考えは
互いに相容れなかったという事情もあり、ついには内戦にまで至ってしまったのだった。
その内戦においては、主に外人パイロットたちにより構成される傭兵空軍部隊が
アスラン政府軍のエリア88という基地におかれ、最前線で反政府軍との激戦を繰り広げていた。

しかしあるときから、敵に不穏な動きが見られるようになる。
政府軍は西側諸国から、反政府軍は東側諸国から武器供与をされているはずだったのだが、
敵の兵器の中に明らかにアメリカや日本など西側の部品を使った兵器、しかも非常にハイテクな最新鋭品が混じり始めたのだ。
その裏では、「プロジェクト4」と呼ばれる勢力が暗躍していた。

「プロジェクト4」とは、世界の軍事産業を牛耳る企業群がスタートさせたものであり、
その目的は、戦争をいいようにコントロールして利益をあげ続けるというところにあった。
エリア88の傭兵たちは反政府軍相手の戦いだけではなく、反政府軍に協力している
「プロジェクト4」との戦いをも余儀なくされていくのだった。
291ゲーム好き名無しさん:2008/04/22(火) 21:40:34 ID:ssCpbXr/0
【キャラ説明(と言ってもこのゲームではキャラは五人しか登場しない。読み飛ばしておk)】

シン・カザマ
日本人青年。本来は普通に民間パイロットになる予定だったが、
親友に騙されてこの外人部隊に参加する契約書にサインさせられてしまった。
一年経って契約を終了しない限り部隊からは逃れられないが、裏切った親友への復讐と日本に居る婚約者との再会を夢見ている。

ミッキー・サイモン
アメリカ人。富裕層のドラ息子だったが、米軍の戦闘機パイロットとして
ベトナム戦争で戦った経験が尾を引いてしまい、戦後アメリカに帰っても平和な社会にはなじめず、
外人部隊に参加することになった。

グレッグ・ゲイツ
デンマークで航空機による国境警備をしていた中年男性。ヒゲダルマって感じの豪放なおっさん。
国境警備のかげで、「西側」への亡命を考えている「東側」の人間を望む国へと運んでやる裏の運び屋稼業をしていたが
ある時その裏稼業のトラブルから某国諜報機関に敵視される羽目になってしまい、ほとぼりをさますために外人部隊に入った。


ゲームでは以上のパイロット三人のうち一人を主人公として選択できる。
シンは通常ショットの成長が早く、ミッキーは特殊武器を多く持つ事ができ、グレッグは機体が損傷した時の立て直しが速い。


サキ・ヴァシュタール
エリア88の司令官。アスランの王族。反政府軍のトップであるアブダエルの息子だが、
叔父であるザクを支持しており、外人部隊を率い反政府軍と戦っている。
ゲームではミッション選択画面でそれぞれのミッションを解説してくれる。

マッコイじいさん
エリア88の傭兵相手に、独自のルートから仕入れた航空機や弾薬を販売している兵器商人。がめついクソじじい。
「金さえ出せばクレムリンだって買ってきてやる」と豪語し、
実際、本来なら手に入るとは思えない最新鋭機まで強引な手法で仕入れてきたりする。
ゲームでは新機体や特殊武器を売ってくれる。
292ゲーム好き名無しさん:2008/04/22(火) 21:45:29 ID:ssCpbXr/0
【ここからゲームのストーリー】

内戦続く中東の国アスラン。
政府軍の外人空軍部隊に所属するパイロットである主人公は、
部隊の司令官であるサキから提示されるミッションを選び、クリアしていく。
その結果、反政府軍やそれに協力する怪しい軍事組織「プロジェクト4」が持つ
前線基地、森林要塞、戦艦、補給部隊、潜水艦、砂漠空母、山岳要塞・・・などなど、重要目標をガンガン撃破。
撃破した報酬で武器や新機体を武器商人マッコイから購入し、激しくなっていく敵の攻撃に対応する。
そして遂に「プロジェクト4」のアスラン国内の本拠地である地下基地に到達し、
その内部に隠されていた巨大兵器を破壊する事に成功した。
そして、その巨大兵器の爆発とともに地下基地も崩壊を始めてしまう。

以下、自機キャラにシンを選択してた場合のエンディング。

グレッグとミッキー、2人の機体が基地出口から脱出してくる。
グレッグ「シンはどうした!」
ミッキー「まだ中だ!通信もつながらん!」
シンが基地の崩壊に巻き込まれたと思い、落ち込む二人。
しかしその時、二人の背後で、基地出口が爆発する寸前にシンの機体が飛び出てきた。
「「シン!」」と声をあげ、戦友の無事にホッとする二人。
シンは「二人とも、俺が敵ならあの世行きだな!」と笑って答えた。

こうしてプロジェクト4の陰謀は滅ぼされ、アスランの内戦は終結した。
そして彼ら三人の機体は、「さらば!エリア88!」という言葉を残して飛び去って行った。

おしまい。

ちなみにシン以外の二人を選んでいてもエンディングの台詞はたいして変わりません。
「シンはどうした」など名前が呼ばれる部分でそのキャラの名前に変わり、
「二人とも、俺が敵ならあの世行きだな」
の部分が他の二人なりの台詞に変わるくらい。
293ゲーム好き名無しさん:2008/04/22(火) 23:25:48 ID:7ANvB6SK0
PS2の真・魂斗羅のストーリーをお願いいたします。
挫折したので・・・。下手だなァ。
294ゲーム好き名無しさん:2008/04/23(水) 00:48:14 ID:OS6+6MDj0
ドリームキャストのハンドレッドソードのストーリーをお願いします。
295ゲーム好き名無しさん:2008/04/23(水) 09:53:15 ID:LUqgtgfG0
ラブクエストの人、乙です
ストーリーはマジメなんだな
ネタはともかく
296ゲーム好き名無しさん:2008/04/23(水) 15:34:47 ID:Q6AdE3RSO
魔剣Xが途中で止まってるので続きを誰かお願いします。
297ゲーム好き名無しさん:2008/04/23(水) 15:55:11 ID:pVYkhgg30
テラ ファンタスティカも途中で止まっているので続きを誰かお願いします
298ゲーム好き名無しさん:2008/04/23(水) 21:09:37 ID:IT6aJZTaO
PS2の「雨格子の館」「奈落の城」の2作品のストーリーをお願いします。
299ゲーム好き名無しさん:2008/04/24(木) 00:35:40 ID:9ScxdHbS0
PS2の「スパイフィクション」をお願いします。
300ゲーム好き名無しさん:2008/04/24(木) 07:14:47 ID:PGlmJZeI0
DSの「フロム・ジ・アビス」をお願いします
301ゲーム好き名無しさん:2008/04/24(木) 11:50:50 ID:7HP9KT5P0
なんか怒涛の勢いでリクエストきてるな、残念ながら知らない物しか無いけど
302ARMORED CORE for ANSWER ◆l1l6Ur354A :2008/04/24(木) 20:22:44 ID:nUUJ8abI0
レッドリング発動したせいで遅くなってしまった
とりあえず企業ルート

chapter3 統治企業連合ルート
ラインアークの戦闘によって名声を得た彼に寄せられる依頼は、更に多種多様になっていく。
その中に一つ、毛色の違う組織からの依頼があった。
その依頼主の名は、ORCA旅団と言う。クレイドル体制をよしとしない反動勢力だ。
クレイドルのエネルギーを賄うアルテリア施設の破壊を求めるORCA旅団の依頼。
しかし、彼がそれを請ける事はなかった。
ラインアークに引導を渡すなど、重要な依頼が増えたというのにそんなものに手を出している暇はない。
そしてアルテリア施設破壊の依頼が書類の中に埋もれ、忘れ去られた頃。
反動勢力ORCA旅団は企業連合、そしてクレイドルに住む人類たちに向けて牙を剥く。
クレイドルを賄う膨大なエネルギーを生み出すアルテリア施設に、複数のネクストによる同時奇襲攻撃を仕掛ける、と言うのだ。
その情報は信憑性には疑問が残るものの、場所が場所、クレイドルの屋台骨と言えるアルテリアである。
彼の元に、アルテリア施設防衛の依頼が来るのも無理はないといえた。
結果から言って、アルテリア施設の防衛には成功。襲撃を行ったネクストをローゼンタール社のネクスト、
ノブリス・オブリージュとともに破壊する事が出来た。
しかし、その他のアルテリア施設への襲撃は、多くはORCA旅団の勝利に終わり、
クレイドルは拠って立つエネルギー基盤を大きく揺るがされたのである。
そして、その襲撃の直後――ORCA旅団長、マクシミリアン・テルミドールの名でごく短い声明が世界に発信される。

To Nobles welcome to the earth.

それは清浄な空に暮らす特権階級を、汚染された地表へ引き摺り下ろすと言う意思を込めた、痛烈な皮肉であった。
企業連合は安穏とした戦争を放り出し、狂気の反動勢力に対しての対応を余儀なくされる。
その意図が何処にあるのかは、一リンクスでしかない己には分からないがカラード所属のリンクスとして、
彼も対ORCAとの戦闘に駆り出されていく事となったのである。

chapter4
ORCA旅団の正体は依然として不明。しかし、リンクス戦争において旧レイレナードが開発した衛星破壊砲、
エーレンベルクを擁している事からその正体はレイレナードの亡霊ではないか、と考える者も幾人か存在した。
しかし、推測は推測。致命的な敗北は免れている物の、ORCA優位に進んでいる現在の戦況において、
そんなものは何の役にも立ちはしない。
そんな中、ORCA旅団の本体が旧グローバル・アーマメンツ本社、BIGBOXに終結しているとの報が入った。
カラードはこれにランク3、ウィン・D・ファンションが駆るレイテルパラッシュを差し向ける。
彼もそのパートナーとして随行する事となった。企業は、ORCAの息の根をこれで止めるつもりでいた。

BIGBOXにおいての決戦でORCA旅団の参報的役割を果たしていたメルツェルは倒れる。
最後に残したのは、「最早私も無用」、そして「人類に、黄金の時代を」という言葉。
マクシミリアンの姿は――ない。メルツェルを囮に、彼は企業との密約を結んでいたのだ。

企業はORCAを黙認する。そして、ORCAは企業首脳の生命を安堵し、彼らの過去を秘匿する。
ORCAは打算家たちの性質を知悉していたのである。自らが安全ならば、全てを賭ける必要はない。
破壊からの復興は新たな富を生み出す土壌、経済成長の礎となるのだから。
この密約により企業、そしてカラードはORCAへの不干渉を貫く構えとなっていた。
ORCAの前に立ち塞がる者は、最早存在しなかった。
クレイドルで眠る無辜の人々を犠牲とする事を拒んだウィン・D・ファンションと、
そのパートナーである彼を除いて。
303ARMORED CORE for ANSWER ◆l1l6Ur354A :2008/04/24(木) 20:25:45 ID:nUUJ8abI0
Last mission アルテリア・クラニアム防衛
世界最大のアルテリア、クラニアムを失えば、クレイドルは地上に落ちる。
多くの弱い人々は、汚染された地上に生きられない。
それを知ってORCAを黙認する企業に従う事を、ウィン・Dの矜持は許さなかった。
そして、ビッグボックスにおいて共に戦った彼に協力を求めた。個人として。
彼もまた、それを受け入れる。クラニアムを襲撃するORCAのリンクスを始末し、クレイドルを守るために。

クラニアム中枢へ向かう最中、ウィン・Dが言葉を漏らす。
「貴方には、感謝している。嬉しかったよ」、と。ただ一人で立ち向かう事も、覚悟していたのだろう。
しかし、賛同する者がいた。それが嬉しかったのだ、と。言葉を飾らないウィン・Dらしい言葉だ。
直後、彼らはクラニアム中枢へとたどり着く。
待ち受けていたのはマクシミリアン・テルミドール――ORCA旅団の長であった。
「お前たち、やはり、腐っては生きられぬか」
己の命を守るために罪なき人々を見捨てる企業とは違い、立ち向かってくるリンクスにテルミドールが呟いた。

戦いは、結果的にウィン・Dとパートナーの勝利に終わった。
「心しておけ、お前たちの惰弱な発想が、人類を壊死させるのだと…」
クラニアムはコジマ粒子をエネルギー源としている。このままクレイドルが問い続ければ、徐々に汚染は清浄な空をも侵す。
「人類」を生かすために、多くの弱い人々を犠牲にする。それがテルミドールの考え。
「人類など、どこにもいないさ……オッツダルヴァ」
死の間際にいるであろうテルミドール=オッツダルヴァに向け、ウィン・Dがそう言葉を返した。
個を切り捨てられないウィン・Dにとっては、個人の生命を踏みにじるORCAは受け入れ難かったのだろう。

無干渉を貫いた企業は、ORCAを討ち果たした二人のリンクスに煌びやかな賛辞で報いると、
その残滓を追い立て、統治者の威厳を知らしめていく。
「尊い平和は守られた」。彼らは、そう宣言した。
クレイドルは、今も悠然と空を飛び続けている。全てを忘れられる、幸せな人々を乗せて。


これが企業連ルート、後二つもその内に
304ゲーム好き名無しさん:2008/04/25(金) 15:10:25 ID:Oo8SVBhZ0
誰かDSのソーマブリンガーお願いします
305ゲーム好き名無しさん:2008/04/25(金) 16:06:57 ID:cT4L2by/O
PS2のゴットファーザーお願いします
306ゲーム好き名無しさん:2008/04/25(金) 16:22:36 ID:fx1q66KsP
>>304
要約スレの方になかった?
307ゲーム好き名無しさん:2008/04/25(金) 18:40:21 ID:bFKYiYKg0
>>306
ここでリクするということは、要約では納得できないっつーコトだ

それと、>>234でリク済みだ
あんまりやるとクレクレになるぜ
308ゲーム好き名無しさん:2008/04/26(土) 02:26:53 ID:KtM4pWNi0
>>307までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
309ゲーム好き名無しさん:2008/04/26(土) 16:16:22 ID:ARU/qDlo0
ソーマブリンガー書きます。
310ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/26(土) 16:46:44 ID:ARU/qDlo0
ソーマブリンガー SOMA BRINGER

東のギレアデ大陸、西のバルネア大陸、南のベル・カント大陸を
大海マハ・ウェスタが隔てる世界、トルヴェール。
トルヴェールには大気中に『ソーマ』と呼ばれるエネルギーが遍在しており、
そこに住む人類は様々な形でソーマの恩恵を受け、文明を発展させて来た。

時代が進み、ソーマエネルギーを効率的に使用できる装置として
『ソーマケイジ』が開発されて以降は、工業製品の動力にもソーマが利用され始め、
人々は直接ケイジからソーマを取り出し、魔法のように利用できるようになるなど、文明はさらに発展した。
このように人々の生活に欠かせないものとなったソーマケイジの製造・管理は、
開発元である『セクンダディ』が独占していた。
セクンダディは、バルネア大陸の宗教を束ねる『教主庁』のいち僧兵団が、
その勢力の増大とともに教主庁より分離・独立した非政府組織である。

一方で、近年はソーマエネルギーの流れが乱れる現象が各地で見られ、
それにともない『ビジター』と呼ばれる謎の生命体が発生し、人々を脅かしていた。
『ビジター』は実体のない存在で、ソーマの流れが不安定な場所に現れては
動植物に取り憑いて人々を襲い、結果として多数の集落が壊滅する深刻な被害が出ていた。

ソーマの流れを安定させるのが自らの努め、と自負するセクンダディは、
対ビジター対策として軍事組織『ファルズフ』を結成し、
各地でビジター排除とソーマ場の安定化に努め、さらに勢力を拡大していった。

物語はこのバルネア大陸において、
『軍事組織ファルズフ』第七中隊のメンバーを中心に展開する。
311ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/26(土) 16:51:46 ID:ARU/qDlo0
登場人物は以下の通り、武器はNPC時

アインザッツ:隊長。冷静沈着で端正な物腰、頼れるリーダー。二刀流。
ジャディス:副隊長。無骨で巨体だが、幽霊等が苦手。フランクな性格。斧やハンマーで戦う。
ミラーズ:短気で好戦的だが、姉御肌で世話焼き。格闘タイプ。
フォルテ:乙女チックな女性。ソーマに対する感応力が高く、ソーマケイジの管理担当。魔法使い。
カデンツァ:過去の事物に詳しく、穏やかな物腰の青年。銃を使用。
グラナーダ:メイドコスの堅物な女性。槍使い。
ヴェルト:新人隊員。好奇心と正義感が強い。片手剣と盾で戦う。(主人公)

アインザッツとジャディスは旧知の仲。
ミラーズとフォルテは「ケンカするほど良い」仲。
カデンツァは『教主庁』の現在の教主の遠縁にあたり、次期教主候補のひとり。
ミラーズ、フォルテ、カデンツァは同時期に入隊で顔見知り。
グラナーダは教主庁所属の神殿騎士で、カデンツァの監視役として派遣されている。
312ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/26(土) 16:55:13 ID:ARU/qDlo0
プロローグ:樹海の少女

アインザッツ隊長率いる『ファルズフ』の第七中隊は、人跡未踏の地・ジュネル大森林で発生した
ソーマ場の異常の原因を探索中、森の奥地で巨大な繭を発見する。
新人隊員のヴェルトは繭の中に眠る少女を発見するが、やがてソーマの乱れが激しくなり、
繭は大爆発を起こす。一行は爆心地から発見された謎の少女(ヒロイン)を保護する。


Act.1:遺跡の街
第七中隊が保護した少女は『イデア』と名乗り、名前以外の記憶を失っていた。
彼女の参考人聴取のため、一行はセクンダディ本部へ戻ることに。
しかしその途中、古都・アマティーで宝物の盗難事件が起こり、同時期にアマティー周辺で
ビジターが発生。第七中隊は調査のためにアマティー行きを命じられる。
紛失した宝物とは、アマティーのリネル神殿のご神体である『アポクリファ』と呼ばれる古代の遺物。
伝承によれば、アポクリファとはソーマエネルギーの集積体で、
アマティー至近のソーマ場の安定にも関係しているという。
一行はアポクリファの本体があるアマティー遺跡へ調査に行くことになるが、
イデアがアポクリファという単語に過敏に反応したため、同行させることに。

アマティー遺跡の内部を進むと、過去の遺物と思われる巨大なソーマケイジを発見。
中から『オルフェウス』と名乗る『守護ソーマ』が目覚める。
守護ソーマとは高密度なソーマが意志を持つに至った存在で、
契約した者に絶大なソーマの行使力を与えるという。
オルフェウスはイデアを見て何かを感じ取ったようで、イデアと契約し、
イデアはソーマケイジ無しでソーマを扱える貴重な存在となる。

遺跡の最深部では、謎の4人組がアポクリファを奪おうとしていた。
リーダーらしき男は『アドニス』と呼ばれ、イデアと面識があるらしかった。
しかしアドニスがアポクリファを手にしようとすると反発が起こり、
アポクリファがイデアの中に吸収されてしまった。
アポクリファは消失してしまったが、アドニスたちは立ち去り、
同時にビジターの発生も収まったことで、自体は収束した。

アポクリファとは何なのか、なぜイデアの中に吸収されてしまったのか。
そして、アポクリファを奪おうとしていた者たちは何者なのだろうか。
313ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/26(土) 17:04:45 ID:ARU/qDlo0
Act.2:暴走

アマティー事件を解決し、再びセクンダディ本部への帰路についた第七中隊。
しかしまたもその途中で本部より緊急指令があり、機動都市オーディタール行きを命じられる。
オーディタールは、東方のギレアデ大陸より移住して来た
『ナバル人』(ネコ科の獣人のようないでたち)たちによる自治政府である。
高度な技術力を持つナバル人は、ソーマの管理をセクンダディが独占していることに不満を持ち、
独自にソーマを制御する機械『ソーマリアクター』を開発。
ソーマを動力とした要塞『グラーヴェ』を開発し、軍事力によるバルネア大陸での勢力拡大を図っていた。

しかしそのグラーヴェが初起動時に突如として暴走、機動都市部を攻撃し始めた。
要塞の動力がソーマだとすれば、要塞の暴走は周辺のソーマバランスの崩壊にも繋がってしまう。
要塞は自律行動型の戦闘機を従えて都市部を激しく攻撃し、コアの停止コードも受け付けない。
救援要請を受けた第七中隊は、直接コアを破壊するためにグラーヴェ要塞のコア内部へ侵入する。
するとそこには何と『アポクリファ』が。
要塞のソーマエネルギーの制御のために使われていたようだ。
コアを破壊すると内部の『アポクリファ』はまたもイデアのなかに取り込まれる。

コアの破壊により要塞は停止し、事態は収束した。
しかし『アポクリファ』を持ち込んだ責任者のアングスト元帥が逃亡してしまい、
アポクリファの出所は不明のままとなる。アポクリファに関する謎はさらに深まった。
314ゲーム好き名無しさん:2008/04/26(土) 17:06:09 ID:ARU/qDlo0
続きは明日以降に書きます。
315ゲーム好き名無しさん:2008/04/26(土) 18:14:19 ID:tTxLNzt30
乙です!
316ゲーム好き名無しさん:2008/04/26(土) 22:17:51 ID:MvdvUDWa0
PSPのサイレントヒルゼロをだれか頼みます
317ゲーム好き名無しさん:2008/04/27(日) 01:04:17 ID:2srirf5P0
PS2の「ふしぎの海のナディア Inherit the Bluewater」と「名探偵エヴァンゲリオン」のリクエストを取り消して
FM TOWNS、PC-98、X68000で出た「ふしぎの海のナディア」を改めてリクエストします。
318ゲーム好き名無しさん:2008/04/27(日) 02:10:22 ID:31FtSbIJ0
双界儀をおねがいします
319ゲーム好き名無しさん:2008/04/27(日) 05:47:49 ID:PnvUW5Av0
>>317
ナディアはいつか書こうかなと思ってたのに・・・

まさかリク取り消しが来るとは予想外だっただぜ
ま、いっか。いつになるかわかんないしな。
320ゲーム好き名無しさん:2008/04/27(日) 10:58:34 ID:k6QuOHUH0
>>319
んじゃ代わりにリクしていい?そう言われると気になるw
321ゲーム好き名無しさん:2008/04/27(日) 21:28:20 ID:NUOoTisL0
304です。ソマブリありがとうございます。
234さんとは別人です。っていうか
リクされてるの気づきませんでしたorz
すいませんでした。
322ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 01:48:36 ID:ZmSB7Ay90
以下よりソーマブリンガーの続きを書きます。
323ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 01:57:20 ID:ZmSB7Ay90
Act.3:嵐の中へ

オーディタールを発った第七中隊は、ようやくセクンダディ本部のある
教主国の首都マラン・アサへ帰還。
ジュネル大森林爆発の重要参考人であるイデアは、セクンダディのマスターである
ラバン・レムエル直々の聴取を受ける。
バルネア大陸各教区のセクンダディ支部を統率するマスター・ラバンは、
3年前のとある事件で半身不随となるが、その前後にソーマを自在に操る方法を発見したらしく、
以降はセクンダディの長として絶大な権力を振るっていた。

マスター・ラバンはイデアについて何かを知っている様子だが、それを彼女には告げず、
イデアのファルズフへの入隊と、第七中隊へ配属させることを決定する。
ジュネルの爆発事件や『アポクリファ』の調査には、イデアの記憶回復が欠かせないこと、
その記憶回復の助けには精神の安定が重要であること、そのためには彼女の望む環境が必要なこと、
また、貴重な守護ソーマと契約し、アポクリファを身に宿した希有な人物は
重要な戦力となる・・・というのが表向きの理由であった。
イデアの身を案じていたヴェルトは、再び一緒に旅を続けられることを素直に喜ぶ。


イデア入隊と同時に次の指令が入り、第七中隊は
アデル砂漠で発生したソーマの乱れによる砂嵐の調査を命じられる。
一行は砂嵐の中心で巨大なビジターを発見、これを排除すると砂嵐は収まった。
するとヴェルトが、砂漠の奥地に古代の遺跡らしき巨大な建造物を発見する。
イデアがその建造物に何かを感じ取ったため、一行は調査に向かう。

クイント神殿と呼ばれるその建造物は、アマティー遺跡を築いた古代文明によるものらしい。
その頂上には、アマティー遺跡で対峙したアドニスたちがおり、さらに例の『アポクリファ』が。
アドニスは侵入者を防ぐために巨大ビジターを操り、砂嵐を発生させていたようだ。

アドニスは三たびアポクリファを手にしようとするが、またも反発が起こり、
アポクリファはイデアに吸収された。アドニスが激怒してイデアに近づくと、
突如、ヴェルトが強力なソーマを行使し、アドニスを阻んだ。
イデアが守護ソーマの力をヴェルトに分け与えたため、
ヴェルトも強力なソーマを行使できるようになった、と語るオルフェウス。

ヴェルトに阻まれたアドニスは、仲間とともにクイント神殿の頂上に納められていた
空中要塞『エンハンブレ』に乗り込み、上空に飛び立っていった。
去り際に彼はイデアに謎の言葉を投げかける。
「忘れたのか、イデア。 僕たちは『アレーティア』のために存在しているということを」


古事物に詳しいカデンツァによれば、『アレーティア』とは古の時代に
世界を恐怖で支配していた邪神であるという。
そんな邪神とイデアに何の関係があるのだろうか?
また、ソーマケイジ無しで強力なソーマを行使し、執拗にアポクリファを求める
謎の人物・アドニスとその仲間たち。彼は明らかにイデアを知っている様子である。
イデアとアドニスの間にはどんな関係があるのだろうか。
324ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 02:05:29 ID:ZmSB7Ay90
Act.4:古の護り手

世界各地で発生している一連のソーマ場の異常とビジターの発生には、
アドニスたちが関わっている可能性が高い。
そう判断したセクンダディは、アドニスたちの追跡を第七中隊に命じ、
一行はエンハンブレが目撃された大雪山ゾーリャへ向かう。

ゾーリャはヴェルトの故郷である。一行はヴェルトの母であり、
かつては精鋭ファルズフにも選ばれたディアナのもてなしを受ける。
ゾーリャは極寒の地にありながらも、『日拝石(にっぱいせき)』のお陰で
一年中温暖な気候に恵まれていた。
しかし『エンハンブレ』の目撃以降、なぜか日拝石の力が衰え始め、
雪が舞うほど寒くなっていた。

第七中隊はエンハンブレが目撃された西の峰へ向かう。
西の峰は日拝石の鉱源でもあり、世界各地のソーマの流れが集う特別な場所であるという。
その西の峰の火口に着陸したエンハンブレは、火口より流れ出たソーマエネルギーを大量に吸収していた。
火口内部は過去ふたつの遺跡と同じような構造をしており、そして火口の底にはやはり『アポクリファ』が。
イデアはそこで4つ目のアポクリファを吸収した。

しかし、アポクリファがイデアに吸収されてもアドニスはそれほど動揺せず、
「アポクリファなんて後で回収すれば良い」
「"リングタワー"を押さえるのが本懐、急がれよ」
という仲間たちの言葉に促され、再びエンハンブレで飛び去っていった。

エンハンブレが西の峰を去ると日拝石の力が元に戻り、ゾーリャは温暖な気候を取り戻した。
第七中隊はゾーリャを後にし、エンハンブレが向かったと思われる
『リングタワー』を探すことに。
325ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/28(月) 02:08:36 ID:ZmSB7Ay90
しまった・・・タイトルとトリップを付けるのを忘れていました。

ソーマブリンガーは >>323-324 になります。申し訳ありません。
326ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/28(月) 02:34:36 ID:ZmSB7Ay90
Act.5:呪縛の円環

アドニスが向かった『リングタワー』とは、ギナス溶岩帯にそびえ建つ
天まで届かんばかりの巨大な塔のことであった。
オルフェウスによると、リングタワーを築いたのは、3000年前に栄え、滅び、
人々の記憶から忘れ去られた『クレモナ文明』の技術であるという。
そして『アポクリファ』が安置されていたアマティー遺跡、クイント神殿、西の峰の遺跡等、
さらに『アポクリファ』・・・これらはすべてクレモナ文明の遺産であるというのだ。
そのタワーの頂上から地平線に向かっては、トルヴェールに住む人々が特に意識もせず、
そこにあるのが当然のように受け入れていた『リング』が伸びていた。


クレモナ文明の手になるというリングタワーの内部にはやはり『アポクリファ』があり、
5つ目のアポクリファがイデアに吸収される。
そして一行がタワーの頂上にたどり着くと、待ち構えていたのはアドニスと、なんとマスター・ラバンであった。

ラバンは語る。『ソーマ』とは人類がかつて『神』・・・『アレーティア』から奪い取ったものであると。
『ソーマ』を奪われたアレーティアは宇宙に追放され、復讐を恐れた人類は地上を『リング』で覆い、
アレーティアが地上に戻るのを防いだ。しかしリングの老朽化とともにわずかなほころびが生まれ、
アレーティアの意識が地上に到達し始めた。それこそが『ビジター』なのだと。

ラバンは3年前に辺境ベネスに赴いた際、繭の中で眠るアドニスを発見し、
彼がその身に宿していた『アポクリファ』を強奪したという。
ラバンはアドニスの抵抗で半身を失ったものの、引き換えにソーマを自在に操る術を得たのだった。
マスター・ラバンは、さらにイデアが身に宿す4つの『アポクリファ』をすべて吸収しようとする。
『アポクリファ』をすべて得れば、ビジターを統率する能力が得られるだろう。
ビジターを適度に操り、人類共通の敵に仕立て上げれば、人類は戦争を止め、結束を高めるだろう・・・
それが彼の理想であった。

しかしその強烈な欲望にアポクリファが反応し、ラバンは逆にソーマの力に取り込まれて絶命。
人間ごときにアポクリファが扱えるはずがない、とあざ笑うアドニス。
彼はラバンから自分自身のアポクリファを取り戻し、
さらにイデアが取り込んだ4つのアポクリファも吸収してしまう。
そしてもうひとつ、"イデア自身が宿しているアポクリファ"をも取り込んでしまった。


すべてのアポクリファを得たアドニスは『リング』を逆回転させ始める。
リングが築く障壁を取り去り、『アレーティア』本体を地上に招く・・・
それがアドニスの目的であった。

そしてアドニスはアレーティアを招く最終準備をするため、
かつて超古代文明を築いた都市・クレモナへと飛び去って行く。

327ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/28(月) 02:38:38 ID:ZmSB7Ay90
訂正・・・イデアが取り込んだアポクリファは4つではなく『5つ』です。
328ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 02:40:44 ID:ZmSB7Ay90
続きは明日以降に書きます。
329319:2008/04/28(月) 06:58:54 ID:hvKOztTO0
>>320
書きたくなったら勝手に書きますよ(>>5に則って。)

つーかね、積みゲーの一つなんです。まだプレイしてもいません。積みゲーマーですみません。
最近は、このスレでリクエストが出てるのを優先的に崩して、書けるようなら書いてます。
そんな日々です
以上、チラ裏。
330ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 08:36:46 ID:C23pg0CmO
まとめの未解決に九龍妖魔學園紀re:chargeが入ってたけど、九龍無印とストーリー部分は全く変わってないんだが…
331ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 09:00:09 ID:CJOWB6YnO
追加された個別EDの部分を知りたいんだと思うが。
332ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 16:28:10 ID:QfBjB03ZO
PS3
魔界戦記ディスガイア3
のストーリーをお願いします
333ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 17:32:04 ID:2sYRFjyJ0
PS2のルール オブ ローズをお願いします。
334ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 23:41:25 ID:mMVrSI9dO
未解決一覧のDSの偽りの輪舞曲、クリアしたんでざっとでいいならまとめますがまだいります?
335ゲーム好き名無しさん:2008/04/28(月) 23:48:13 ID:QfBjB03ZO
>>334
未解決なんだしうpして良いと思う
336ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 00:18:16 ID:8Tx9SyW6O
>>334
読みたいお
337ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 01:59:41 ID:ShNJmJ9Q0
FCの貝獣物語のストーリーをお願いします。
338ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 02:06:33 ID:ZtiSOI1C0
ソーマブリンガーの続きを書きます。
339ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/29(火) 02:08:48 ID:ZtiSOI1C0
Act.6:ここよりはるか

アドニスを追って第七中隊はクレモナへ向かう。
クレモナは浮遊大陸を利用して建造された空中都市。かつて栄華を誇ったクレモナは
現在は無人となり、都市管理ユニット『ヴィオラ』が残るのみであった。

ヴィオラは人類の歴史と『アレーティア』の関係について語った。
アレーティアとは外宇宙からやって来た生命体の総称で、肉体を持たない精神体だったという。
彼らは伝承にあるような邪悪な存在ではなく、かつては平和に人類と共存していた。
肉体のない彼らはトルヴェールの人類の力を借りて地上に干渉し、
替わりに自らの持つ高度な知識と技術を人類に提供、人類の文明度は格段に向上し、
後に云われるクレモナ文明を築き上げた。

しかし知恵をつけた一部の人類は、アレーティアからその使う超能力とも言うべき力を
抽出することに成功する。その力こそ『ソーマ』であった。
魂とも云うべきソーマを奪われたアレーティアは意識のみの存在となって大気中を漂った。
その後、アレーティアを疎ましがる勢力とそれに反発する勢力との間で紛争が勃発するが、
前者が勝利し、アレーティアの復讐を恐れた彼らはリングタワーを建設。
『リング』の生み出す障壁でアレーティアを再び外宇宙へ追いやった。
しかし後にアレーティア追放派の内部で『ソーマ』の争奪戦が始まり、クレモナは滅亡した。

戦火に見舞われたクレモナの研究者は、かつて地上におけるアレーティアの肉体となるべく、
その依代として作られた高密度ソーマ集合体『マスターケイジ』を護るため、7つの『アポクリファ』に分割。
『力』を象徴する5つは鍵状の封印が施されて各地のクレモナの遺跡に隠され、
残るふたつ・・・『意志』を象徴する人型をしたアポクリファは防衛機能が働き、
それぞれ繭のなかで眠りについた。それがアドニスとイデアであった。

第七中隊に保護されたイデアと異なり、マスター・ラバンによって目覚めさせられたアドニスは、
彼の抱く欲望、野望、他者への猜疑心など、人間の負の感情に強く影響されたため、
人類に対する強い恐怖心、敵対心を持って目覚めてしまった。
そして彼は、アレーティアの依代としての役目を果たすべく、全世界のソーマエネルギーを集めて
リングの障壁に穴を穿ち、地上にアレーティアを呼び込もうとしていた。
アレーティア本体が地上に降り立てば、全ての生物がビジター化してしまうだろう、とヴィオラは語る。
340ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/29(火) 02:10:02 ID:ZtiSOI1C0
一行はアドニスを止めようとするが、イデアがアドニスに取り込まれてしまい、
7つのアポクリファがひとつとなり『マスターケイジ』が完成してしまう。
するとオルフェウスが自分の能力を発動する。
彼女は単なる守護ソーマではなく、マスターケイジが暴走した場合の
安全装置として作られた『アンチマスターケイジ』であった。
オルフェウスは出会ったときからイデアがマスターケイジであることを察知し、彼女をそばで見守っていたのだった。
イデアがケイジなしでソーマを行使できるのは彼女自身の能力であり、オルフェウスの力ではない。
彼女が自分の力を行使する者として契約したのは、イデアではなくヴェルトであった。


オルフェウスの力を借りてアレーティアを退けたヴェルトたち。
しかしアレーティアは意外な告白をする。彼らは人類を恨んではいないというのだ。
『リング』が生み出す障壁は地上の人々の精神波を増幅して作られているため、
アレーティアの意識の欠片が障壁を通る際、彼らのアレーティアに対する恐怖心に汚染され、
実体化したものがビジターなのだという。ビジターは人間の負の感情が生み出した存在だったのだ。

大きすぎる力は争いを招く。私はソーマを地上からすべて取り戻し、この星を去ろう。
そう言い残し、アレーティアは地上のソーマをすべて吸収し、再び宇宙に還っていった。
ソーマそのものであるアドニス、イデア、オルフェウスとともに・・・。
こうしてトルヴェールの歴史からアレーティアとソーマは消え去ったのだった。


3年後、ファルズフを離れたヴェルトは、南方の秘境ベル・カントの巨壁を登っていた。
人工物とも自然のものとも判別がつかないその巨壁の先は人跡未踏であり、人類誕生の地であると言われていた。
冒険家だった父が目指して叶わなかったその地を、かつて彼はイデアに一緒に登ろうと約束していたのだった。
そしてついに巨壁の頂上に立ち、ヴェルトが見たものは・・・

終わり

341ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/29(火) 02:11:23 ID:ZtiSOI1C0
補足:

・オーディタールのアングスト元帥にアポクリファを提供したのはマスター・ラバン。
 ナバル人の高度な機械技術でアポクリファを制御できるか見極めるのが目的だったが、
 結局アポクリファは暴走してしまう。逃亡したアングスト元帥は後にラバンの追っ手に始末された。

・マスターケイジ(アドニスとイデア)がふたつあるようにアンチマスターケイジもふたつある。
 しかしアドニスのアンチマスターケイジであるアンゲルスは、アドニスの工作によって
 目覚めることが出来なかった。
342ソーマブリンガー  ◆l1l6Ur354A :2008/04/29(火) 02:15:25 ID:ZtiSOI1C0
ソーマブリンガーは以上です。

>>310-313
>>323-324
>>326-327
>>339-341
343ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 03:09:48 ID:xVP4afPl0
お疲れ様でした。
344ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 05:34:25 ID:o7oUwrbu0
BIOSHOCK 書いても大丈夫かな?
予告が2月にあったが、まだ書かれて無いみたいだけど……
やばかったら載せないでください
345ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 06:02:26 ID:o7oUwrbu0
予約が2月にあったから、あと2日待った方がいいかな。
346ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 12:45:47 ID:8Tx9SyW6O
2月○日にあったなら5月○日までだめじゃん
347ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 13:52:32 ID:RL9aei8k0
テンプレには反映されてないみたいだけど予約1ヶ月制にしようってことで
決まったんじゃなかったっけ。
348ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 15:45:23 ID:fRPC+LMg0
>>347までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>347
前スレでそういう話になりましたが、
「『有効期限1ヶ月』と言う新ルールが適用されるのはこれ以後の予約のみ」
という話にもなってます。

ので、「雨格子の館[3月]」の予約までは3ヶ月有効のままです。
「ボクらの太陽[4月]」からは、新ルール決定の後に予約されたので1ヶ月有効です。

ちなみにBIOSHOCKの人は2月20日に最後のレスがあったので、
今のところ5月20日までが予約の有効期限です。
349ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 15:54:44 ID:M3ERioVbO
ソーマブリンガーお疲れ様でした。リクエストしたものです。
ただ出来ればエンディングも読んでみたいです。
スレのルールで出来る範囲でお願いします。
350ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 15:55:07 ID:fRPC+LMg0
3ヶ月以上経ったので、「絶体絶命都市」を ●途中 の欄から消しました。
「Half-Life 2: Episode Two」を ●執筆予告がある物 の欄から消しました。
351ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 16:44:39 ID:d0Z4Lv2V0
>>349
ソマブリのEDは>>340のラスト4行でほぼ全部だよ。
352344:2008/04/29(火) 16:59:04 ID:o7oUwrbu0
>>348
了解です。
353ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 17:44:00 ID:XgR+gj930
>>250
続きはありませんか?
354ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 17:55:24 ID:cNQsgUoM0
戦場のヴァルキュリアお願いします。
355偽りの輪舞曲:2008/04/29(火) 19:09:22 ID:k2zXvl3dO
んではDSの偽りの輪舞曲を。若干主観混じりですが笑ってスルーしていただけると幸いです。

プロローグ
かつて聖王アルトリウスという人物が闇の力を聖剣を使って封じてからおよそ150年。
彼の作った「ブレトワルダ王国」の先王が突然に死亡、その葬儀の最中に東の大国であるグラン=メルー帝国(以下帝国)が奇襲をかけてきた所から物語は始まる。

一話
突然現れた帝国軍の圧倒的な戦力差になすすべもなく敗退する王国軍。
残ったのは主人公、騎兵のケイ(熱血漢)、重装騎士のマーガス(女好き)の三人のみ。
南側の包囲が薄いため、そこから脱出しようとした瞬間帝国の主力部隊と共に皇帝、将軍二名(現時点では絶対勝てない)が南側に出現。
一話から殺す気マンマンです。
なんとか追撃を避わし、脱出に成功。
南にあるシャレム連邦を頼る事に。

ここで回想シーンに突入。
戦闘が始まる数時間前の事、主人公と主人公と同じ顔の人物…ブレトワルダの王子、セルディックが話し合っている。
要約すると「王様の死が不審だから葬式には影武者のお前が出てくれね?」という内容。
そして数時間後に葬式に出ていた影武者が戻ってくると王子様虫の息。
帝国軍その他の敵と交戦したらしく、王子様曰わく「敵は帝国だけじゃない、やつらが…」
その後「記憶喪失のお前を拾った時は同じ顔してるから驚いた」など色々喋りますが「やつら」については何も教えてくれません。一言で済むのに。
もう自分は助からないのでこの聖剣を持っていけ、なんかいつの間にか呪われちゃったから呪いも解け、ついでに妹のマリーも頼む、とおっしゃる王子様。
仕方ないので影武者(主人公)は「セルディック」を名乗り、帝国との戦いに身を投じる。
回想終わり。


続きは後ほど。
356偽りの輪舞曲:2008/04/29(火) 21:24:48 ID:k2zXvl3dO
二ー五話

予定通りシャレム連邦へ脱出し、保護して貰ってからひと月。セルディック(本物)とかつて交流のあったシャレムのナ族族長とその息子、アンセム達に厄介になっていた主人公達。
ある日「山賊が出る」という噂を聞き、恩返しに、と退治する事に。
山賊との戦闘の最中唐突に魔術師のセルマが出現、これまた唐突に仲間になる。

山賊退治を終わらせて帰ると、セルディックの妹・マリーがシャレムを来訪していたが、次の瞬間にはガ族(連邦内の親帝国派の部族)にあっさり拉致される。

義理人情にあついナ族の族長は誘拐犯の居城へ行き「マリー様を大人しく返せ、返さなければ誇りにかけて斬る。」と脅すが、逆に斬り殺され、付いて行っていたアンセムも幽閉される。
仕方ないので主人公達が救出に向かい、アンセム、マリーを無事助け出す。

マリーに何故やって来たのか事情を聞くと、「ヴェローナで戴冠の準備をして待つ」との伝言を教皇から託されたらしい。
しかし、聖剣が呪われたままでは戴冠の儀は出来ない…と困っていると、魔術師のセルマが「自分の師匠ならなんとか出来るかもしれない」というので、まずはそこを目指す事に。
357偽りの輪舞曲:2008/04/29(火) 21:41:53 ID:k2zXvl3dO
六―十話

セルマの師匠がいるアルメリア魔導国へ出発しようとする主人公達だったが、そこに帝国軍現れる。
誘拐犯が救援要請を出していたようだ。
しかも帝国軍の中でも最もタチの悪い将軍と部隊で、なんとか逃げるもののシャレムは帝国軍に蹂躙されてしまう。

アンセムを引き連れ逃亡を続ける主人公達の前にいつかの山賊の頭・アウルが立ちはだかる。
が、マリーが説得するとあっさり通してくれる上に仲間に。
その後も海賊に襲われている港町を助けたり海賊に連れ去られた人達を助けたら記憶喪失の魔女・コットン(コットンシリーズの主人公。WILLOW所持。)が仲間になったりしつつアルメリアを目指す。

アルメリアは砂漠のオアシスにあるとの事で砂漠越え。
途中で砂漠の蛮族達が獣人・アルハンブラを捕まえようとしているので撃退、アルハンブラが仲間に。ようやくアルメリアの城塞前まで辿り着く。

続く。
358ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 22:12:26 ID:cjSsCK8Z0
ソーマブリンガーthx!
クリアする手間が省けたぜw
359名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/04/30(水) 02:34:53 ID:S8M549iyO
偽りのロンド乙です。
仲間たちはみんな、主人公が影武者だということは知らないの?
360アルカイックシールドヒート:2008/04/30(水) 06:21:40 ID:p5ZGuktg0
こないだ割引分で実質タダゲットしたASHがあったので
せっかくだから簡単に書いてみる。まだプレイ中なんで
とりあえず今回は途中までね。書く前に言っておくが
このゲームにはストーリーを期待してはいけないんだぜ

主人公のアイシャはミリニア王国の王女。設定的には心優しく
誇り高い性格。ただし実際は誇り高いっていうか世間知らずで
妙にポジティブ、世の中の暗い部分を知らない真面目な箱入り娘っぽい感じ
彼女が17歳の誕生日を迎えたので王位を継ぐことになり
育ての親かつ摂政であるおっちゃん、ブルネクと和気藹々としつつ
さあこれからいよいよ王位継承の儀式ですってときに
どこからともなく炎を纏った巨大な蛇のような怪物が現れたからさあ大変。

非難するまもなく襲い掛かり国土を次々火の海に変えていく炎の蛇。
なんとか王女だけでも逃がそうと兵士やおっちゃんが蛇に特攻するも
やはりあえなく返り討ち。建物は焼け落ち国民も皆灰になるまで
焼き尽くされて生き残ったのは王女のアイシャのみ。
しかも落ち込む暇さえ与えてくれずに蛇の残していった炎から
モンスターが現れてアイシャを襲う。絶体絶命のピンチ。

すると驚くべきことにブルネクの死骸、というか灰がいきなり
盛り上がってきて人の形になったじゃありませんか。しかも動いて喋りだす。
びっくりするアイシャ。びっくりしてるおっちゃん。本人にも何がなにやら
さっぱりだけど、とりあえず生き返ったということらしい。体は灰だけど。
政治だけじゃなく腕っ節もすごかったらしいおっちゃんは
アイシャを守るべくモンスターをばしばし。そのうちなぜか他の家臣たちも
生き返って(やっぱり灰だけど)アイシャ自身も戦闘に乗り出しつつばしばし。

モンスターもいなくなって一息つくアイシャ。一応助かったのはいいけど
いくら生き返っても国民も育ての親もみーんな灰じゃあ…ってことで
「まともに」生き返る方法を探そうということに。でも実際問題
何が起きてるのかどうしたら良いのかもさっぱり分からず早々に手詰まり。
仕方ないからまずはあの蛇を追ってみよう、被害も食い止めなきゃ
いけないし、ということでまずは蛇の向かった方角へ行くことになりました。
361アルカイックシールドヒート:2008/04/30(水) 06:22:48 ID:p5ZGuktg0
冒険中に国土内の一つの村にたどり着く。そこの人間も蛇に焼かれた模様。
村の人間も皆おっちゃんたちよろしく灰の体で復活していた。深まる謎。
戦闘要員として村の戦士をいくらか確保しつつ(当然みんな灰人間)
蛇を追っていると隣国サムネルシアの兵隊がいきなりやってきて
蛇を謎の箱に封印しだした。パニックになりつつ兵卒らしき男に
何しに来た、この化け物はなんだと問いただすも男は関わるなと返して
とっとと国へと引き返す。わけがわからず呆然とするアイシャ(とプレーヤー)。

折角見つけた手がかり逃がしてなるものかばかりに追いかけて森へと入る。
やっと追いついた時には機械の兵隊(最近確認されるようになった
謎の兵力らしい)がサムネルシアの兵士達を襲っていたので
助太刀するが、急襲の衝撃のせいで蛇の封印がとけてしまい
箱を積んでいた輸送車は炎上、蛇はどこかへ飛び立って行く。
兵卒の男は焼ける車から子供(劇中で性別が明示されないので
男の子なのか女の子なのかがよくわからん)を連れ出し、ひとまず
アイシャたちと一緒に安全な場所へ避難することに。

一息ついたところで改めて自己紹介。男の名前はダン。
サムネルシアの魔道士(というよりはかなり肉弾系の魔法剣士だけど)で
例の蛇の封印の任務と特殊能力を持つと言う「森の民」を国へと
連行するように命を受けてここに来たらしい。さっき助けた子供は
さらうようにつれてきた森の民の一人だとか。でもこの隊長さん
根っからの軍人気質で上には逆らえないけど根はいい人なので
ふさぎこんで体調もあまりよろしくない子供――エミュの様子をみて
やっぱり仲間のところへ返そうとしてるとか何とか。

ダン隊長も蛇については封印しろと言われただけで灰のことなんかについては
知らないらしく話は振り出しに。ひとまずはエミュを仲間のところに返すという
ダンにつきあって森の奥へ。ところが集落にたどり着いた頃には例の蛇が
集落を人間ごと焼き払っていたから目も当てられない。仲間の死に
ショックを受けたエミュは力を暴走させて魔物を呼び寄せてしまう。
森の民の特殊能力ってのが人外の生物の召喚だったということらしい。

集まった魔物を倒してアイシャがなだめることでようやくおちつくエミュ。
そろそろお決まりのパターンになりつつある灰・復活で仲間たちとも一応
再開できたエミュ。猛反省して贖罪代わりにエミュのことを
守ってくれることになったダンと、すっかりアイシャになついて
同行することになったエミュをパーティーに加えつつ、最初の目的の
灰人間の完全復活方法を探すべく旅を再開することに。
362アルカイックシールドヒート:2008/04/30(水) 06:28:24 ID:p5ZGuktg0
蛇を封印していたサムネルシアに行けばなにか分かるかも、ってことで
蛇を追いつつサムネルシアに行く方向で旅する一行。途中で
エルムガンドとかいう名前の倒しても倒しても負の感情を糧に
パワーアップして復活するというとんでもない敵に襲われつつも
なんとか冒険を続けていると、ダンを襲っていた機械兵を指揮する
機械将軍バミュガランなる男(?)が出現。なぜかアイシャを狙っている様子。

彼女を庇ってバミュガランと戦うおっちゃんだったが敵が不思議な力で
ブルネクを貫くと彼の灰の体は崩れ落ちてしまい、ただの塵に。
尊い犠牲に涙しつつなんとかその場を逃げ出すアイシャたち。
父親代わりだったブルネクを完全に失ってしまったことで彼女はすっかり
気落ちしてしまう。すると彼女の周りにふよふよと発光体が近付いてくる。
「ブルネクの魂だ!」……え、なんでもありですかこのゲーム。

死してなお主君の役に立とうという健気な摂政はなにやら不思議な力で
彼女に新しい力を与えて消え去るのでした。そんなおっちゃんの姿に
心はいつでも共にあるとやる気を取り戻したアイシャ。
へこんでたらブルネクに叱られちゃうね、と冒険を再開します。
ほどなくついた街道でまたも機械兵と遭遇……も、今度の相手は様子が
なんだか変。機械に詳しいというダン(お前魔法も機械も使えるのかよ)が
どうも故障してるらしいと故障部分を直してやると、直った機械兵は
どういうわけか他の機械兵と違ってアイシャたちに友好的に接してきました。

クットロランと名乗る機械はアイシャたちに「私は人間の敵ではない」と主張。
自分は未来からやってきた存在であること、自分が人を襲わないのは
人間を守るようにプログラムを変更されたからだということ、
未来の世界では人間は絶滅寸前であることなどを告げると
なぜかアイシャたちに協力すると言い出したので疑うことを知らない
アイシャは二つ返事でOK。まあ別に彼は嘘をついたりはしてませんが。
ともかく、なりゆきで仲間になった機械のクットロランとともに
アイシャたちはようやくサムネルシアにたどり着くのでした。


ひとまずはこんなところで。大体これで前半終了。
ダンは頭の固いお人よし。いい人だけどちょっと融通利かない。
エミュは不思議ちゃん系でなついた人にはとことんなつきます。
363名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/04/30(水) 13:14:40 ID:U7weMwIQ0
乙です。
364偽りの輪舞曲:2008/04/30(水) 21:19:07 ID:0XLfEjMyO
>>359

主人公はそう思ってます(笑)
本当にごく一部の人は気が付いてますけどねー。
では続きを。

十一―十四話

アルメリアに辿り着いたものの、国境の砦にはなぜか帝国軍が。
どうしてもここを通らないと目的地に行けない、との事で突破することに。
近くのオアシスから奪われた食料を取り返しに来た自称怪盗・ルキアが聖剣目当てで無理矢理仲間になったりしたがなんとか攻略、目的の街へ。

そこも帝国軍が占拠していたが、セルマの双子の弟・エルマを仲間にしたり、セルマの師匠・アリオスを仲間にしたりして「頭はいいけど馬鹿」と評判の将軍、エルネストを撃退。
奪回に成功する。
聖剣の呪いについて相談すると、「先程の帝国軍にはアンラ教団が混じってたから呪いをかけたのはそいつらかも」との事。
アンラ教団とは「闇」を崇拝する集団で、かつて聖王が戦った相手らしい。
北にある教団のアジトを襲撃した所、邪教の根城なのに意外な程に汚れてない、むしろ清らかな空気。
そこで祈りを捧げていたのは小さな少女・イグレイン(12)だった。
主人公が名前を名乗ると、興味を惹かれたらしく付いてくる。
その直後、不気味な兵隊が出現。
何か事情を知ってそうなイグレインを連れてアジトを脱出し、話を聞く。
・アレは闇に取り付かれた兵隊である。
・アレをやったのはブレトワルダの宮廷魔術師メフレイユである。
・メフレイユはアンラ教団の信者であり、帝国の襲撃にも関係している?
・イグレインはメフレイユに話し掛けられた時「そんな目で見ないで変態」と言って撃退した。
等が分かる。
365偽りの輪舞曲:2008/04/30(水) 21:53:37 ID:0XLfEjMyO
十五話

イグレインとの会話中に飛び込んできたマリー。彼女が言うには教皇のいる一行の目的地、ヴェローナが帝国により陥落したとの事。

即座にヴェローナを解放するべく旅立つが、またしても帝国軍の待ち伏せを受ける。
その中にいた妹(のようなもの)を人質に取られた忍者・シノ(後述のイヅナと共に別シリーズのキャラ)を説得したりエルネストのバカな行動に助けられたりしつつなんとか突破、ヴェローナの聖都へ辿り着く。
門が閉じられて困っていると、謎のあやしいシスター・アイギールが登場して門を開けてくれる。
突入した先では教皇を裏切った司祭ウーゼルが追い詰められた挙げ句人質を処刑しようとする。
良識派の帝国将軍・アルベリヒは「今さら意味がない」と処刑に反対、人質を解放しようとするが前述のバカな将軍・エルネストに発見され裏切り者として投獄されてしまう。
その後突入した主人公達は人質になっていた司祭・ユミルナ(天然)と騎士・シモン(ナイスミドル)を助けて仲間に加え、裏切り者の司祭ウーゼルを倒す。

すると先程のあやしいシスター・アイギールが「よくやった。教皇として礼を言う。」とか言ってくるので驚く主人公。
主人公以外プレイヤーも含め誰も驚いてません。ステータスに「教皇」って書いてあるしね!

で、やはり聖剣が呪われてる以上まだ国王として認めるわけにはいかないとの事。

仕方ないので帝国軍の残党狩りをしつつ牢に閉じ込められていた将軍・アルベリヒを助けたり「帝国の人がごはんくれたから」という理由で戦ってた忍者・イヅナをシノがしばいたりしていると、マリーから呼び出しをされる。
その内容とは…
366偽りの輪舞曲:2008/04/30(水) 21:56:43 ID:0XLfEjMyO
>>365
訂正です。
×十五話
○十五―十九話
367名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/04/30(水) 23:17:48 ID:4nvyvqP20
同人シューティングゲーム「TWilight INSanity」をお願いします。
368名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/04/30(水) 23:35:44 ID:kIetCwyj0
PSの「・…いる!」予約
369名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/01(木) 02:32:07 ID:/Ad8Hocu0
>>348
収録作業お疲れさまです。
370名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/01(木) 19:56:15 ID:9sGgkyNY0
ソーマの人乙です
アレーティアの態度が大人すぎて泣いた
371偽りの輪舞曲:2008/05/01(木) 23:02:03 ID:n9h7vPsNO
二十話
マリーに呼び出された主人公。
マリーが言うには、聖剣の呪いを解く方法を既にアリオスから教えてもらっていたらしい。
聖剣呪われていては王とは認められない。
その方法を聞く主人公にマリーはこう答えた。
「簡単な事です。『汚れを祓うには聖なる血で洗えばいい』…すなわち聖王の直系であるブレトワルダ王家の者、つまり私を聖剣で斬ればいいのです」
と。
そんな事は出来ないとゴネる主人公だが、マリーは「このまま王にならずに帰れば諸侯の反乱を招く、決断を。」と譲らない。
主人公の取った行動は…

ここでルート分岐。

マリーを殺して王になり、アイギールとキャッキャウフフする→覇道ルートへ

マリーとキャッキャウフフする為に殺さない→王道ルートへ
372名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/01(木) 23:36:35 ID:8CVTHiYZ0
そう言えばトワイライトシンドロームって終わったん?
途中まで見てたけど見そびれたかも
373偽りの輪舞曲 覇道:2008/05/01(木) 23:37:31 ID:n9h7vPsNO
どう見ても明らかに王道ルートが正解なので、先に覇道ルートを投下します。
余談ですが覇道ルート主人公はかなり強化されていて、特に必殺技は普通に使えばラスボスですら「喰らった者は死ぬ」という意味不明性能を持ってますw

覇道21―26話
主人公「きっと他に方法はあった。それでも…」
マリー「ブレトワルダをお願いします…」
聖剣を復活させた主人公は教皇に王として認められた。
翌年、国の名前を「神聖ブレトワルダ帝国」と改めた主人公は自ら「神聖皇帝」を名乗り、居座る帝国に対して「降伏しろ、さもなくば実力行使だ。」との宣言を出す。
その後地方都市でアンラ教団が武装蜂起した為示威行動を兼ねて出陣。
すると「ブレトワルダの首都にセルディックを名乗る人物が現れた」という知らせが。
どうするのか、と尋ねる仲間に
「何もしなくていい。俺は正式に認められたブレトワルダの王だ。偽物がどちらかは明らかだろう。」
どう見ても偽物はこちらです。本当に(ry
適当に帝国を倒しつつ中原に戻ってきた主人公に諸侯から傘下に入るとの知らせが。
「見え見えの罠だな。」と罠ごと踏み潰し、ついに首都まで辿り着く。
そこには正統皇帝を名乗るセルディックと帝国皇帝ガウスが待ち受けていた。
セルディック「よくも余の前に出られるな」
主人公「何の余興だ?聖剣なくして王は名乗れないことなど知らないはずはないと思うが。」
セルディック「くっ」
などとやってる内についに「正統皇帝」セルディックは倒れ、三人の皇帝による戦いは主人公の勝利に終わる。
そのままの勢いで首都を解放し、王城へ乗り込んだ主人公達の前にいたのは裏切り者の宮廷魔術師メフレイユだった。
「くっ影武者風情が。セルディックめ、足止めすら出来ないのか」
追い詰められたメフレイユは「封印は解けず、か。仕方ない、別の方法を探そう」と捨て台詞を吐いて逃亡する。
374偽りの輪舞曲 覇道:2008/05/01(木) 23:52:45 ID:n9h7vPsNO
覇道27―30話
ブレトワルダを奪還した主人公だが、そこで終わりにはしなかった。
即座に撤退する帝国軍の追撃に出たのである。
連戦に次ぐ連戦であり、兵の疲労もある。逃げるのならばよいではないですか、とたしなめる初期の部下だが
「やつらには報いを受けさせねばならんし、今叩いておかねば力を蓄えてまた来るだろう。」と主人公は聞く耳持たない。
追撃を続ける途中もう片方の初期部下からも「中原から追い払ったのだからもうよいではありませんか」と言われるが、断固として聞かない主人公。
途中要所を押さえながらついに帝国本土の難攻不落と言われる要塞都市まで辿り着く。
375名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/02(金) 00:40:11 ID:cYH7PxmB0
ソマブリはゲーム自体も面白いからぜひプレイして欲しい作品
フェデルタ姐さん色っぽいしエレオスかわいいし
376名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/02(金) 08:27:07 ID:6EPwtZ5DO
偽り乙です
えぇー、マリーともキャッキャウフフできんのか
ということはマリーは主人公は兄じゃないと気付いてるのか
しかしそれにしたって、兄と同じ顔の相手なのに
377女神の笑壷:2008/05/02(金) 08:47:53 ID:XIMSGsnNO
売れない若手漫才コンビ「カラテスパイダー」は、
縁日の舞台に出るがスベリまくる。
その時、要石が砕け2人には落雷した。
霊界らしき所で「笑いの神」から、
封印されていた「へきわろ」に体を乗っ取られたくなければ、
五カ所の祠と要石の前で「笑い」を奉納して封印を復活させろと告げられる。
378女神の笑壷:2008/05/02(金) 09:01:16 ID:XIMSGsnNO
ED
漫才の腕を上げへきわろを封印し、
へきわろを助けに来たへきわろの母も撃退したカラテスパイダー。
若手No.1の座を手に入れるが、
所属事務所が事実上倒産、
仕事の無い日々を送る。
そこへ笑いの神から、
そんなオイシイ状況ネタにしなくてどうする、
と、ありがたくない声が聞こえた。
379女神の笑壷:2008/05/02(金) 09:16:05 ID:XIMSGsnNO
真ED
へきわろとの戦いの前日、
笑いの神から正式に弟子に認められ、
「花吹雪きみお まもる」
というコンビ名を与えられる。
そして、へきわろの母との戦い、
「どーもカラテスパイダーで〜す、
メガネ率200パーセント、花吹雪きみお まもる。」
次の瞬間、舞台が輝き一人の影が浮かんだ、
「まさか、師匠(笑いの神)。」
「師匠だ〜


とんでもねぇ あたしゃ神様だよ。」
めでたし めでたし
380名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/02(金) 14:08:11 ID:KEvP539W0
>>372
何のためにWikiがあると思ってんだ
381名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/02(金) 21:54:39 ID:sLkAvVXU0
iアプリ「メタルサーガモバイル」のストーリーを教えてください
382偽りの輪舞曲 覇道ルート:2008/05/02(金) 22:36:49 ID:3YLS1Yo6O
>>376
気付いているかどうかは王道編で(笑)
兄弟での恋愛はアイギール(教皇)が
「兄弟で、というのは誉められた事ではないが歴史上いないわけでもない。祝福するぞ」
と言ってマリーをからかったりするので、現代日本ほど禁忌的でもないようです。
では続きを。

覇道31―35話
難攻不落と謳われた帝国の城塞都市ロマディアであったが、仲間の元山賊・アウルがロマディア出身だった為内部の人間を説得、大した苦労もなく占領下に置くことが出来た。
そしてロマディア陥落の噂を聞いた帝国軍は総力による反攻作戦を計画。主人公達も万全の体制でこれを正面から迎え撃つ。
帝国の皇帝ガウスは戦いによって今の地位まで登りつめた為、ここで負ければ民の信頼を失い、後がなくなる。
四大将軍はおろか皇帝自らまで出陣して総力戦を行うが、それでも主人公達に敗れてしまう。
こうなれば奴に頼るしかない、と後退するガウスとそれを容赦なく追撃する主人公。
そこに現れたのは人の意志を感じさせない奇妙な兵士、そしてそれに追われている帝国将軍・アルベリヒだった。
帝国を離反したアルベリヒを説得して仲間に加え、奇妙な兵士達を撃破する主人公。
イグレインによるとこの兵士達は死人で、恐らくは裏切り者のメフレイユが作ったモノであるとのこと。
近くにアンラ教団の施設があるからそこにいるのではないかとの情報により、そこに行く事に。
その施設…研究所に辿り着いた主人公は、奇妙な感覚を覚える。妙に心がざわつくのだ。
イグレインはここはホムンクルス(人口生命)を作っている研究所で、様々な実験が行われた場所である。主人公にはここに来て欲しくなかった、と言う。
理由を聞く主人公だが、主人公には何も知って欲しくないとしか答えないイグレイン。
そして研究所の奥にいたメフレイユを倒した際に放った言葉を聞いた主人公は昏倒してしまう。
メフレイユ「皇帝まで登りつめた気分はどうですか?紛い物の人形が。」
主人公「にん、ぎょう?どういうことだ?い、意識が…」
383偽りの輪舞曲 覇道ルート:2008/05/02(金) 23:20:04 ID:3YLS1Yo6O
覇道36話
「紛い物の人形」
その言葉を聞いた主人公は倒れてしまった。
皆が見守る中一向に目を覚ます様子はない。
そんな中、イグレインは一人主人公の意識の中へ飛び込んでいく。(ほぼ原文ママ。)
自らの出自を知る、という記憶喪失物では定番の山場なのにナレーションで上の文が流れるだけで仲間内での会話等一切無しという盛り上がりに欠ける中、主人公はイグレインと対話する。
主人公「ここはいったい…」
イグ「ここはあなたの心の中よ」
主人公「心の中?」
イグ「そう、自分の事を知りたいのならこの先に進まないといけない…でも、逃げてもいいんだよ?誰も主人公を責めないよ。」
ここで再びルート分岐。
自らを知り、それでもアイギール(14)とキャッキャウフフする為に進む。→覇道37話〜へ。
なんとなく予想も付いてるし、逃げてイグレイン(12)とキャッキャウフフする→覇道バッドエンドへ。
とりあえずバッドエンドから。
ブレトワルダによる帝国へ侵攻は、突如として中止される。
兵力も残っておらず、求心力も失っていた帝国はそのまま瓦解した。
そして同年、主人公も姿を消し、消息不明となる。
ブレトワルダの王はアイギールが兼任、主人公の帰還を待つが叶う事はなかった。
人々はセルディックを永く語り継いだが、その影にいた青年については知られる事はなかった。
〜END〜

進んだ場合。
主人公の前にセルディックやアイギール、マリーの影が立ちふさがり疑念を投げかける。
お前は本当にただの影武者なのか?
なぜ聖剣を扱える?
もう休んでいいのですよ?
それでも進むと次に現れたのは主人公の影。
「俺がお前の事を教えてやるよ。お前はセルディックを元に作られたただの人形だ。大陸の統一?誰もお前になんか統一されたくねぇよ。」
襲いかかってくる影。
それを撃退すると最後に現れたのはイグレインだった。
「もう分かったでしょう?主人公が苦しむ必要なんてない。剣を捨てて戦いを止めるの、お願い。ガウスは聖剣と対になってる闇の剣を持ってる。このままじゃ主人公が巻き込まれちゃう」
と懇願するイグレイン。
しかし、主人公はそれでも進む道を選ぶ。
384魔導物語(セガサターン版) :2008/05/03(土) 00:08:58 ID:Cvs4+/h60
まとめに間違いがあったので訂正。
ラグナスは過去人じゃなくて、ちゃんと異世界人。
足跡をまとめると、異世界ガイアースで次元邪神ヨグと戦い、、魔導世界に次元移動(SS魔導プロローグ)
→サタンから次元転移のアイテムを貰い、帰還(SS魔導エンディング)
→魔導世界に遊びに行くが、なんらかの事故で古代魔導時代に飛ばされ、記憶喪失になるも
シェゾ(前世)と協力しルーンロード封印。(ラグナス激闘編・金色の勇者)
→今度こそはと次元移動するが失敗し、真魔導世界に飛ばされ、またも記憶喪失に(真魔導2巻)
→全ての戦いが終わった後、ガイアースに帰還し、サタンに託された紙芝居(恐らくは「魔導物語」)を完成させ、語り継ぐ。
新生魔導世界創世の戦いに一枚噛んでいる事から、卵が先か鶏が先かのパラドックスも生まれているが
彼の移動した時間軸の流れと、次元移動のアイテムを与えたのがサタンである事から
実はSS魔導の生きる力が見たかったとかいうのは嘘で、真の目的は真魔導世界に異世界の戦士を送り込む事で
運命の流れに異物を混ぜ、創世神を倒すチャンスを掴む事ではないだろうかとかいう説まであったり。
385名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 00:31:48 ID:YjzA7jA4O
なんか偽りのロンド結構おもしろそうだな
この先は読まずに自分でプレイしようかな
386名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 01:20:45 ID:qC7mjXRB0
>>385までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
387名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 03:22:42 ID:ecVAL24a0
>>290
アスランとかザクとかシンとか…
まるで例のアニメみたいですな。とふと思ってしまった。
388名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 03:28:50 ID:ecVAL24a0
>>337
FC版貝獣は以前に書こうとした事があったけど、
大貝獣物語の1の冒頭で簡潔に説明されてるからそれでいいと思った。
詳しく知りたいってんなら書くけど、どっちでも良いならそれで我慢かな。
389名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 04:44:25 ID:7XGNjVUP0
同人ゲームなのですが、『タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ)』をお願いできませんか?
390名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 17:46:00 ID:0MnGR9ET0
PC-FXの「虚空漂流ニルゲンツ」をリクエストします。
391名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 18:41:16 ID:j48+MwwQ0
>>388
FC版だし主人公だけでなくバブ、クピクピ、ポヨンも喋らないし
基本的に町の住民の会話と攻略本とかで補完するストーリーだから
あれ以上、語ると攻略でしかなくなるというか。

強いて語る所をあげるならEDでオーラの玉が割れてラスボス復活の予兆があるくらいだな。
392偽りの輪舞曲:2008/05/03(土) 19:12:27 ID:ZtFlZIs/O
>>385
薄めのシナリオと激烈な難易度(チュートリアルからプレイヤーへの殺意あり)に耐えられるならお勧めします(笑)
まあ難易度は撤退で経験値引き継ぐんでレベル上げまくればなんとかなるんですが。
シナリオは結構サラッとしてるというか、FEを薄くした感じというか…。
393名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 22:21:04 ID:qC7mjXRB0
>>390
虚空漂流ニルゲンツは過去スレpart30のレス番号145から222までで投稿されましたが、
投稿者の希望によりwikiに収録していません。
しかし、以下のようなdat落ちしたスレを見ることができるサイトを
利用することで、当時の書込みを読めます。
http://mimizun.com/search/perl/dattohtml.pl?http://mimizun.com/log/2ch/gamerpg/game12.2ch.net/gamerpg/kako/1175/11753/1175359277.dat
394名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 22:23:59 ID:qC7mjXRB0
>>393のアドレスはそのままリンクをクリックして飛ぶとうまく表示されないようなので、
アドレス欄にコピーして移動してください。
395名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 22:51:56 ID:XZ4XHbAwO
マイルストーンのstg、カラス(karous)をお願いします。AC版、DC版、Wii版とありますがベタ移植らしいので展開も全く一緒だと思われます
396偽りの輪舞曲 覇道ルート:2008/05/03(土) 23:24:57 ID:ZtFlZIs/O
覇道36〜最終話
主人公「ごめん、イグレイン。俺は俺であることをやめられない、剣は捨てられない。」
イグ「主人公…」
主人公「でも約束する。絶対諦めないって」
イグ「ホント主人公はバカだね。レインの言うことちっとも聞いてくれない」
主人公「反抗期かな?でも思い出した。ずっと見守ってくれてたんだね」
イグ「もう止めても無駄なんだよね。ならレインは主人公を守ってあげるね」
自分の出自や運命を知った事主人公は帝都へ軍を進める。
それは己の意志か。
違う誰かの遺志か。
それとも世界の意志か。
帝都への道のりの途中での戦闘で、アイギールが話し掛けてきた。
アイギール「なあ主人公。おぬしさえよければ、この戦いが終わったら…妾と結婚せぬか?」
なんだ突然という主人公に対して色々言い訳を並べるが、最後に本音を漏らす。
アイギール「それに、二人なら背負った物も軽くなろう。」
主人公「悪いがそんな事は考えられん。すまないな」
アイギール「そんな本気で謝るでない。冗談に決まっておろう!」
主人公「それならいいが…もし少しでも本気だったら少し時間をくれないか。それから決める…なんてのは都合がよすぎかな」
アイギール「はは、待つ、待つぞ!いくらでも待つ!」
砂を吐いていいですか。
とまあそんな感じでイチャイチャしながら帝都の城内へ突入した主人公達の前に死人の軍団と最後の帝国将軍が立ちふさがる。
辛くも撃破した主人公だが、聖剣が異常なまでに輝いている事に気付く。
イグレイン曰わく闇の剣に近付いているせいらしい。
お互いがお互いに対する抑止力であるという聖剣と闇の剣。
「聖剣よ頼む、もう少しだけ言うことを聞いてくれ」
平和な国を。
豊かな国を。
満ち足りた生を。
誇りある死を。
いくつもの夢や約束があった。
その果て、全ての決着がつく時。
そして、ついに皇帝・ガウスが現れる。
最後の戦いが始まった。
397名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/03(土) 23:47:45 ID:0MnGR9ET0
>>393
見れました、有難う御座います。ただこれ転載されないんですよね?勿体無い。
現行のスレならこれくらいの台詞殆ど問題にならないのに・・・。
前半部は削除依頼してるけど、217〜222まではほぼまとめっぽいので転載してもいい気がします。
398偽りの輪舞曲 覇道ルート:2008/05/03(土) 23:53:44 ID:ZtFlZIs/O
覇道最終話―覇道グッドエンド
ガウス「来たか。つまり残っているのは俺だけか。だが構わん。決着をつけよう!」
もはや国など関係ない、俺の誇りのためにお前を倒す!というガウスに対して主人公はお前が羨ましいとこぼす。
主人公「俺には誇りなんてない。誇れるものなんてない。俺は何者でもないのだから。だからお前が羨ましい。」
ガウス「ならばなぜここまで来た?」
主人公「約束、かな?守らなくちゃいけない約束がある。だからそのために俺はお前に勝つ!」
ガウスについに勝利した主人公。
お前の負けだと言う主人公に、ガウスはここで死ぬわけにはいかないのだ!と闇の剣の力を解放、俺にもっと力をよこせ!と叫ぶ。
周囲に溢れる闇の力。
「逃げるのじゃ主人公!」アイギールがそう叫ぶが、主人公は動かない。
主人公「これをこのままには出来ない。聖剣が、俺にそう言うんだ。」
アイギール「主人公、頼む!戻ってきてくれ!」
主人公「剣よ、俺に力を…」
その瞬間、イグレインが飛び出して聖剣を奪う。
イグ「ダメだよ主人公。主人公が死んだらブレトワルダはどうなるの?それに言ったでしょ?主人公を守る、って…」
主人公「ダメだ、逝くなイグレイン!」
イグ「剣よ、私に力を!」
大陸全土を巻き込んだ戦乱は、帝国の崩壊と共に終わった。
戦いの後、主人公は各国の有権者を集め、教皇アイギールの見守る中和平条約を結ぶ。
その会談の後、王や諸侯は民の前に姿を現して平和を宣言したと伝えられている。
主人公「民よ。ようやく平穏が取り戻された。だが我々は失われた多くのものを忘れてはならない。彼らの遺志を継いでいかねばならない。」
ここで場面転換。
アイギール「なかなか様になっているではないか。」
主人公「当たり前だ、俺を誰だと思っている」
アイギール「さて、誰なのじゃろうな」
主人公「俺は俺さ。それでだなアイギール。あの、えーと」アイギール「なんじゃ、男ならはっきりせい!…ど、どういうことじゃ?」
主人公「アイギールが言い出したことじゃないか」
アイギール「う、うるさい!それで?」
主人公「俺と、結婚してくれ」
アイギール「ふふ、妾の答えなど分かりきっておろうに。さあ、行くぞ!」
主人公「どこへ?」
アイギール「平和を祈る人々にもう一つめでたい事を加えてやるのじゃ!」
〜FIN〜
399名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/04(日) 00:07:02 ID:WuoiqbA50
>>398
おわりかな?
400名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/04(日) 00:10:21 ID:hxpNUgpk0
もう一つのルートが終わるまで、俺は絶対に乙しないからな!
401名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/04(日) 00:16:33 ID:WuoiqbA50
あ、乙してごめんごめん
続き待ってるから投下よろしくたのむわ
402偽りの輪舞曲:2008/05/04(日) 01:02:21 ID:4RShYIYHO
覇道ルートだけでこれとは長くしすぎた…すんませんorz
覇道ルートは先程ので終わりです。
王道ルートはまた明日…いやもう今日ですが…にでも。

ただ説明書に「人生は大きく分けて四通り」と書いてあるので多分存在すると思うんですが、「王道ルートのバッドエンド」は条件が分からなかったのでグッドエンドのみとなります。
バッドは誰か補完できたらお願いします。
403Timeshift (1/3):2008/05/04(日) 01:46:01 ID:yElGDX8O0
時間旅行の研究をしていた某研究所で爆発が起こる。
研究者の1人Aiden Kroneがタイムマシンの機能を備えた特殊スーツ、アルファスーツを奪い、過去へ向かうとともに
追跡を阻むために研究所を爆破したのだ。
しかし主人公は間一髪のところで、並行して開発が進められていたベータスーツを手に入れ、Kroneを追って過去へ向かう。

到着したのは1939年。しかしKroneによって歴史が改変された結果、ヘリが飛び回り、巨大な戦闘メカが闊歩する世界になっていた。
Kroneは独裁政権を作り、世界だかこの一帯だけか知らないが、とにかく支配していた。
主人公はKroneに敵対するレジスタンスに協力してKrone軍と戦うが、Kroneの軍は強大過ぎてたちまち窮地においこまれる。
ベータスーツの自動復帰機能で別の時間に逃れることができたが、その衝撃でスーツが破損し、代替モードでしか使えなくなってしまった。
元の時代に戻るにはKroneを倒し、彼のアルファスーツから必要な装置を手に入れるしかない。

再びレジスタンスとともに戦い始める主人公。レジスタンスのリーダー、Cookeから作戦の説明を受ける。
なんでも最近情報提供者の1人が処刑されたらしいが、彼が残した装置がまだKrone軍施設に残されており
これを使って研究データを盗み出すことが目標らしい。
主人公がその装置までたどり着くと、どうやら罠だったらしく情報は手に入らず、敵がなだれ込んでくる。
仕方ないのでメインフレームに直にアクセスして情報を盗み出す。
Cookeは強力な暗号がかけられており、情報を手に入れるのは難しい…と言っていたが、未来から来た主人公には楽勝であった。

飛行船に乗って脱出。主人公が手に入れたデータの解析を始めるレジスタンスのエンジニア。
なんと主人公は勢い余って、Krone軍ネットワーク内の全データをコピーしていた。
こんなこと今の技術ではできるはずがないと驚愕するエンジニア。彼はそのデータの中から意外な情報を発見する。
少し前に飛行船が撃墜され、捕らわれて処刑されたはずの仲間がまだ生きているというのだ。
捕虜収容所へ向かう一行だったが、敵に補足され猛攻撃を受ける。やむなく主人公とあと2人だけグライダーで向かうことにする。
404Timeshift 2/3:2008/05/04(日) 01:46:37 ID:yElGDX8O0
仲間2人は地上に降りて1分で死亡、やむなく俺は1人、盗んだバイクで走り出すのさ…そして捕虜収容所に到着。
ここでは主人公と同じ時間操作能力、ただしスローのみを使いこなす兵士が襲ってくる。しかし効果抜群すぎるクロスボウで即死。
主人公は見事捕虜を救出、そこにCookeから通信が入る。
盗み出したデータからKrone軍の軍需工場の位置が判明したので向かって欲しい、但し助け出した捕虜たちは治療が必要なので
途中まではお前1人で行ってもらわなきゃならんと言われる。呆れつつもまたバイクを走らせる主人公であった。
軍需工場に向かう途中で先発隊と合流するが、彼らも途中までしかついてこず、主人公に1人で突入しろと言う。
1人で突入するとそこには時間操作能力ストップを駆使する敵が。しかしこちらもストップを使い手榴弾を投げると即死だった。
主人公は発電機の冷却装置を停止させ、発電機を爆発させることで工場を破壊し、グライダーで脱出した。

Cookeが演説を始める。もはやKrone軍には武器も兵士も不足している。今こそ反撃の時だが、地上から歩いていったら抵抗が激しい。
敵の飛行船を奪って、空から攻撃と行こうじゃないかと言い出す。前乗ってた飛行船はどうしたのと思わなくもないが、付いていく。
敵の抵抗にあうが、ここは俺たちに任せてお前は行け!と言われてまた単独潜入。しかも全然食い止められておらず、銃弾の雨あられ。
飛行船が格納されている倉庫にたどり着いてからも、扇風機を止めてこい!グライダーを台に乗せろ!ドアを開けろ!もたもたするな!
と徹底的にこき使われる主人公。しかしどうにか飛行船を手に入れて、Kroneが立て籠もるアルファ地区へと向かう。
ところが燃料が無かった。やむなく途中で燃料庫を襲い、主人公1人で燃料を奪ってくる。
そして主人公はグライダーを使い、先発することに。
405Timeshift 3/3:2008/05/04(日) 01:47:17 ID:yElGDX8O0
たどり着いたアルファ地区は、最初に1939年にやってきたまさにあの場所であった。
かつてはあちこちでレジスタンスがさんざんな目にあっていたが、今やKrone軍の兵士がやられる側である。
やるせなさを感じつつも主人公はとあるビルの屋上へたどり着く。
Kroneが乗っていると思われる超巨大メカを破壊するとレジスタンスは大いに沸き立つ。
そして主人公は残骸から転がり出てきたKroneを撃ち殺し、元の時代に戻るために必要な装置を回収した。
傍らにはCookeの姿が。「お前が誰だか知らないが…ありがとよ」そして主人公は元の時代へ。

爆発寸前まで戻ってきた主人公は、爆弾を解除して同僚(その中の1人が主人公の恋人のようだ)を救う。
これで一件落着か…と思い、スーツのマスクを脱ごうとする主人公。しかし突如警告が鳴り響く。
「タイムパラドックスが迫っています。自動ジャンプします」そして主人公はいずこかへと消えていったのだった。

そりゃあれだけ1人で何でもかんでもやらされたら、パラドックスの1つも起こるわ!と思う主人公であった。(嘘)
(なんでタイムパラドックスが起きたのかは明かされていない)
406名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/04(日) 02:33:16 ID:y9Em+mAT0
>>402
確か「約束の王」のボスの倒し方によってグッドとバッドが変わる
主人公がボスを倒せば聖剣の呪いが解けてグッドルートになり、
主人公以外で倒してしまうと聖剣の呪いが解けずに、バッドルートに向かう。
407シャドウハーツ:2008/05/04(日) 11:57:06 ID:1h2q/KjA0
wikiのシャドウハーツ無印、2の微調整
無印の上海編
徳壊がやったのは裏鬼門御霊会でウルの父親に阻止された時のより
もっと強力なもの(無印、2に出てくる最強Fモンスター天凱凰はこれで降臨した)

2の3〜6章の所で
>川島芳子(男装の女スパイ)を亡くしていた。
とあるけど歴史上有名な川島芳子とは別人
無印では確かに男装の麗人だったし主人公をスパイする立場だったけど
名前の表記が「よし子」で差別化が計られてた気がする
そして2では本物の芳子が出てくる(まだ幼女、ロリ狼ブランカがEDで一緒に居る)
408偽りの輪舞曲 王道ルート:2008/05/04(日) 20:42:15 ID:4RShYIYHO
20―王道25話

マリー「なぜその剣を振り下ろさないのですか?」
主人公「なぜ?ふざけるな!何が自分の命を捧げるだ!」
激昂する主人公。
主人公「俺は王都が陥落した日にお前を守ると誓ったんだ!絶対にお前を犠牲にはしない!」
マリー「しかし、それでは聖剣を復活させられません。ブレトワルダの復興はどうするのですか!?」
主人公「そんなの分からない!でも、大事な人を犠牲にする方法なんて間違ってるんだ!だったら正しい方法を探すさ。それが嘘偽りのない俺の本心だ」
マリー「分かりました。ならばもうこのような事は申しません。…それに、あなたにあのような事を言われるとは思ってませんでしたから」

そしてアンラ教団の武装蜂起が発生、主人公達は鎮圧に赴く。
と、そこでイグレインが主人公に一つお願いをしてくる。
全員が全員戦いを望んでいるわけではないから、そういう人達にはあんまりひどいことをしないで、と。
了承する主人公。
教団員を見捨てられずに加わっていたイグレイン大好きな爺・ガラハッドを説得、メフレイユの息がかかったボスを倒すとほとんどの敵は逃げ去った。
無事蜂起を鎮圧した主人公達はついにブレトワルダに向けて進撃を開始する。
諸侯の出方を探るため偵察を行った所帝国派も多いが、マーガスとケイ(初期部下)の故郷・ケールの兵は出ていないらしい。
ケールの領主とは幼なじみなので自分に任せてくれれば説得できるかもしれない、との事なので派遣し、説得を試みる。
渋る領主・アリシアだが、実は昔からケイの事が好きなため結局は説得に応じ、交戦中の主人公達に応援として駆け付ける。

敵対した諸侯を撃破した主人公は本当なら戦う必要はなかった、俺はこの戦いを、戦いの意味を忘れない、と独白する。
409名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/04(日) 21:17:08 ID:+50iH8/e0
>>403
タイムシフト乙
微妙な評価だったので、見送ってたんだよ
続編がありそうな展開だったと聞いてたけど、なるほどね
410偽りの輪舞曲 王道ルート:2008/05/04(日) 21:17:24 ID:4RShYIYHO
王道26―27話
王都へ向けて進撃を続ける主人公達の前に現れたのは帝国将軍の一人、クロトだった。
クロトと過去に因縁のあり逸るアウルやアンセム。
そしてクロトを倒し王都まであと一歩、という所で伝令が届く。
「王都に王太子セルディックが帰還した。」と。
「どういう事ですか?あなたがセルディック様ではないのですか?ずっと騙していたのですか?お答え下さいセルディック様、セルディック様!」
主人公に詰め寄るケイ。
帰還した「セルディック」は自分に影武者がいた事を公表、痛烈に批判を行う。
「ヴェローナまで辿り着きながら王として認められなかった者が本物のはずがない。」
主人公達の軍は瓦解。ここに来て主人公はただ一人で戦うことになる。
セルディックの下へ一人で向かおうとする主人公。
引き止めるマリーに自分は影武者に過ぎない、ずっと騙していたんだと言うが、マリーは最初から知っていたと言う。
五年会っていないとはいえ兄の顔を見間違えはしない、と。
マリー「最初は何故あなたが兄のふりをしているのか分かりませんでした。でもあなたと話してあなたの剣を見て兄は死んだのだな、と漠然と感じたのです。」
その死んだはずの兄がなぜ王都にいるのか、あなたは知っているのですか?そう尋ねられる主人公。
主人公「分からないがあれは絶対おかしい。だから終わらせに行く。セルディック様は言ったんだ。『王族として戦士として誇りある死を』」
それについて行くというマリーを危険だとはねのける主人公。
自分が記憶もなく、名前も分からない。本当は誰でもないんだから死んでも構わない。
そう主張する主人公。
マリー「ふざけないで下さい!あなたが影武者?名前も無い?だからどうしたというのですか。私を守ってくれると、大切な人を犠牲にする方法なんて間違ってると言った言葉は嘘だったのですか?」
マリー「私はあの時初めてあなたの言葉を聞いたと、そう感じました。あなた、あなたが偽者だからその時感じた私の心も偽物だったというのですか?」
マリー「大切な人を犠牲にする方法なんて間違ってる。だから、あなた一人を行かせるのは間違っているんです。」
畳み掛けるマリーに主人公はついに降参する。
そして、出発前にあなたに贈り物です、とマリーが主人公に名前を付ける。
アルトリウス。
世界を救う約束された王の名。
「さあ、行きましょうアルトリウス。」
411偽りの輪舞曲 王道ルート:2008/05/04(日) 21:48:52 ID:4RShYIYHO
王道27―30話
王都へ向かう道中、何で偽者と知っていて黙っていたんだ?と尋ねるアルトリウスにマリーは「兄が死んでしまったのなら私がブレトワルダを再興しないといけないと思った」と、アルトリウスを利用していた事を告白。
でも、あんなにも兄のように振る舞うあなたも悪いのですよ?と言うマリーに、アルトリウスもマリーにだけは打ち明けるべきだったと謝罪する。
偽者と知ってもついてきてくれたイグレインやガラハッド、シノやイヅナ達と共に王都を目指すアルトリウス達。
だがその前に帝国軍が立ちはだかる。
劣勢を強いられるアルトリウスだが、そこにヴェローナの軍が駆け付ける。
民の動揺を鎮めてから来てくれたらしい。
相変わらずツンデレ発言をするアイギールに礼を言いつつ進むと、今度はアルメリアの魔術師達まで駆け付ける。
俺なんかの為によく来てくれるな、と零すアルトリウスをそういう言い方はずるいと窘めるマリー。
進撃を続けついに王都まで辿り着くアルトリウス。
今度は帝国将軍が2人待ち構えていたが、そこにシャレムからアンセム達が増援として到着。
アンセム「親父は偽者のために死んだのか…つまりそれだけの価値がある男という事か」
続いてケールの軍も到着する。ケイは拗ねているものの、マリーの為、と協力してくれる。
自軍が増強される一方、帝国の将軍は揉めていた。
将軍アルベリヒはセルディックがメフレイユの魔術で操られた死体だと気が付いていたのだ。
戦場に綺麗も汚いも無いが、越えてはいけない一線があるはずだ。そういうアルベリヒに対してもう一人の将軍マティアスは言う。
お前は帝国を抜けろ。これから先お前が残っても苦しむだけだ。ガウスへ一度抱いた不信感はもう拭えまい。それにガウスも言っただろう?「好きにやれ」と。
それを聞いて帝国を離反する決心をするアルベリヒ。
アルトリウスはアルベリヒを説得、死者を冒涜する真似が許せないのなら、それを引き起こしたあなたにはセルディック様を止める義務がある、と。
そしてついにアルトリウスは王都を解放、王宮へと辿り着く。
セルディックを助けたい。
その一心で。
412名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/04(日) 22:21:38 ID:MgikIdxN0
>>388 >>391
貝獣物語をリクエストしたものです。情報ありがとう。
会話やストーリーは無いのかな?と思ったのでリクエストしたんです。
できればお願いしたいですが、でも書く内容が攻略情報ほどしか無いなら、スレの主旨とは違ってしまいますよね…。
413偽りの輪舞曲 王道ルート:2008/05/04(日) 22:22:03 ID:4RShYIYHO
王道30―
誇りある死を。
そう言って敵陣へ向かっていったセルディック。
アルトリウス「セルディック様、もう少しお待ち下さい。約束は果たします」
セルディック「影武者ごときが刃向かうというのか」
どうするつもりなのか、と尋ねるマリーに「俺の手でセルディック様を殺す」というアルトリウス。
マリーを帰らせようとするがマリーは今度こそ見届けてあげたい、だから協力する、と退かない。
そしてついにセルディックを斬るアルトリウス。
「…今度こそさようなら、セルディック様」
すると聖剣が光を放ちだす。
「聖剣の汚れは聖なる血で洗えばいい」
セルディックの血が聖剣を蘇らせたのだ。
アイギール「よかろうアルトリウスよ!お主は聖剣を蘇らせ、その持ち主として選ばれた。今ここに教皇アイギールの名において聖騎士てして認める!」
何者でもないものから聖騎士になった気持ちはどうだ、と尋ねるマリーに正直分からない、と答えるアルトリウス。
ブレトワルダ奪還が成し遂げられた瞬間だった。
しばしの休息を行っていたアルトリウス達だったが、城の地下に怪しい気配を感じる。
メフレイユの仕業か?と疑うも何も分からない。
帝国への休戦の申し入れを行うも帝国軍の進軍によって拒否され、アルトリウス達は今度こそ王都を守る、と出撃、撃退する。
「戦争をやめないつもりならやめさせてやる!」とアルトリウスは帝国軍に最後の戦いを挑む。
王都は奪還した、後は帝国を追い払うだけだ、と言うアルトリウスに追い払うだけ、か。それがどれだけ難しいか思い知らせろ!と言うガウス。
決戦が始まるが、帝国側についているはずのアンラ教団が動かない。
訝しく思っていると、突然帝国側へ攻撃。メフレイユは帝国も裏切ったのだ。
追撃をかけるアルトリウス達。
覇道ルートとは違い、素直に負けを認めて死んでいくガウス。
帝国を撤退させる事についに成功したのだ。
だが、もう一つ残っている。メフレイユだ。
どこにいるんだ?と首を傾げるアルトリウスに、仲間達は口々に言う。
「当然あそこだな」
「うむ、あそこじゃろう」
「あそこしかないな」
本当に分からないのですか?と言うマリーに記憶喪失だから仕方ないだろうと言い訳するアルトリウス。
メフレイユの目的である闇。
それが封印された場所…アララテ山。
そこがメフレイユのいる場所だ。
414偽りの輪舞曲:2008/05/04(日) 22:25:20 ID:4RShYIYHO
>>413
訂正
×王道30―
○王道30―35話

です。すみません。
415バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:05:31 ID:xeVjQT4P0
wikiの未解決一覧に載っているバイオハザード ガンサバイバーを投下します。
本作では外伝的な位置付けのストーリーが繰り広げられ、簡単に言うと、
アンブレラの所業が追加され、バイオハザード状況下からの生存者と犠牲者が増える
だけの物語です。
メインストリームのシナリオには一切影響を及ぼさないここだけの話が展開されます。
(ガンサバイバーというタイトルが持つ宿命なのでしょうが)
バイオハザードという世界を、また違ったゲーム性で楽しむ、という意味合いの強いゲームだと言えます。
この辺を了承していただいた上で↓に続く長文を読んでいただければと思います。
416バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:06:50 ID:xeVjQT4P0
闇夜の静寂を切り裂いて飛ぶヘリコプターに、一人の男がしがみ付いていた。
男は逃がさないぞと叫び、ヘリに向かって発砲。
銃弾を受けたヘリは緩やかに高度を下げ、男の思惑通りに事が運んだかと思いきや、その男は手を滑らせ落下してしまう。
そしてヘリは墜落し炎上するが、操縦していた男(主人公)は自力で脱出するもその場で気絶してしまう。
主人公が目を覚ます。
しかし主人公は何故ヘリが背後で炎上しているのか理解する事ができない。
その上ここがどこなのか、自分が誰なのか、何一つ思い出すことができなかった。
唯一の所持品であった拳銃を手に、主人公は炎上するヘリから離れる。

路地裏らしき場所へ入った主人公の目の前で、男が地面に横たわっていた。
この男こそ主人公の乗るヘリに銃弾を撃ち込んで墜落させた張本人なのだが、主人公は思い出すことができない。
男が握り締めていたネームタグにアーク・トンプソンという名前が刻まれている事を見ると、
その名を呼び彼の死を悼んで言葉をかけていた。
背後に現れた気配に気付き、主人公が振り向くと、そこには一体のゾンビがいた。
交戦の末撃破すると、ゾンビは古びた鍵を所有していた。
それを使って主人公は先に進んでいく。

ここで進行ルートは教会、レストラン、映画館の三つに分岐するが、どのルートを選んでもストーリーに変化はなく、
この町とアンブレラのかかわりに関して得られる情報に僅かな差が出る程度である。
得られる情報を統括すると、
ここはアンブレラ社が保有し、アンブレラの関係者だけが滞在する島であること、
ラクーンシティという町が壊滅し、その原因はウィリアム・バーキンが新型ウイルスを独占しようとしたためであること、
そしてこの島にもラクーンシティを壊滅させたものと同じTウイルスとその研究所が存在していることが分かる。
いずれかの建物を脱出しても出口は同じ通りに面しており、ここでいったん分岐は終了する。

通りに出た主人公をゾンビ犬と公衆電話の呼び出し音が出迎える。
電話は受話器をとった瞬間に切れてしまい、不気味といえば不気味な状況である。
橋に続く階段を下り、リッカーなどのBOWと交戦しながら進む。
再び別の通りに出ると、またもや公衆電話の呼び出し音が鳴る。
受話器をとると、男の声で『ビンセント、お前は人殺しだ』と告げられる。
電話の相手が誰なのか、自分の名前がビンセントなのか、
それが本当なら誰を殺してしまったのか一切分からないまま、電話は向こうから切られてしまう。
そしてここでも三種類の建物が主人公を待ち構えていた。
417バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:08:19 ID:xeVjQT4P0
ルートは三つに分岐し、病院、ゲームセンター、図書館に分かれる。
どのルートを選択するかでここから先の登場人物や、道中でのイベントが変更される。

病院を選択した場合、病院に訪れた主人公を監視カメラで追いかける人物が登場する。
この人物は冒頭でヘリにぶら下がっていた男である。
その男は主人公に向かって『インチキビンセントめ殺してやる』という発言をする。
院内ではどの患者が人体実験に利用できるか否かという内容が記述されたカルテを入手することになる。
そしてストーリー上ではもっとも早いタイミングでタイラントと交戦する。

ゲームセンターを選択した場合、島にヘリが訪れる。
ヘリからロープを伝って降下していく部隊があり、その指揮官らしき人物が、
町の生き残りはアンブレラの幹部だろうと全て始末しろ、と命令する。
ゲームセンター内で、ゾンビを殲滅した部隊(UTユニットというアンブレラ社が保有している私設部隊。掃除屋などと呼ばれる)と、
主人公が鉢合わせてしまい戦闘になる。
ゲームセンター内を進むと再びUTユニットと戦闘になりかけるが、外からの銃撃でUTユニットは倒される。
窓に近づくと、図書館から銃を発砲してくる男が僅かに見えた。
主人公が慌てて身を隠す。
図書館から発砲してくる男は、死ね、ビンセント、と叫んでいた。

図書館を選択した場合、主人公を小柄な中年男性が出迎える事になる。
その中年男性は主人公を見るなりビンセント、俺を殺さないでくれと命乞いをする。
紆余曲折あって中年男性は部屋に鍵を掛けて閉じこもってしまうが、主人公が図書館を探索していると、
その中年男性によってある部屋に閉じ込められてしまう。
ドア越しに中年男性の高笑いが響く。
そして部屋の奥からBOWのハンターが現れるが撃破する。
するとハンターの断末魔を主人公のものと勘違いしたためか、部屋の鍵が開く。
扉のすぐ前で待ち構えていた中年男性は、部屋から出てきたのが主人公である事に気付くと慌てて逃げ出していく。
今度は鍵をかけられることもなく追跡に成功し、先に進む。
図書館では既存のBOWに関する資料を入手すると共に、タイラント以上のBOWを開発している事が分かる。
418バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:09:09 ID:xeVjQT4P0
病院、ゲームセンター、図書館、どの分岐を選択しても同じ下水道に辿り着く。
下水道を進むと下水道管理室でアンディ・ホランド(図書館で会った中年男性)の日記を手に入れる。
そこにはビンセントがアンブレラ本社から派遣されてきたエリートであり、
率先して人体実験を行っているなど、よくない噂が絶えない人物だという記述を目にする。
日記の最後にビンセントがここへ視察に来て、嫌がる彼を無理矢理写真に収めてしまったと書かれている。
出てきた写真には、主人公がカメラに向かって手をかざそうとしている様子が写し出されていた。
主人公が自らの過去に悲嘆している最中、部屋を一人の少年が訪れた。
少年は主人公に向かって、お願い殺さないで、あれは仕方なかったんだ、との言葉を残して部屋を去る。
下水道管理室を出て少年を追いかける主人公だったが、少年の姿を捉える事は出来なかった。

下水道から脱出した主人公は刑務所の真っ只中に出た。
刑務所内を進む途中、所長室で日記を発見する。
それは所長が書いたものだったが、その中にはまたもビンセントの残虐な行為に関する記述があった。
集団脱獄をはかった若者達を虫けらのように射殺し、脱獄ではなく自殺と報告するよう所長に強要したという内容である。
所長はアンブレラ本社に真相を伝えるべき立場であるが、これが露見した場合はビンセントに何をされるか分からない、
という板ばさみの心境をつづっていた。
牢獄でも日記を発見するが、囚人は何の罪もない、アンブレラによって拉致された一般人であった事が分かる。
そして研究所で行われている人体実験がどのようなものであるか、脱獄の計画が着々と進行しつつあることが記されていた。
だがむなしくも日記はそこで途切れていた。
419貝獣物語:2008/05/05(月) 01:09:22 ID:kUJKhvJg0
■プロローグ
こことは違う世界・シェルドラドは魔王ファットバジャーによって支配されていた。魔王を倒せるのは4つの貝の勇者のみ。
地球で平凡な日常を送っていたあなたは、突如シェルドラドへと召喚されるのだった・・・。

■人物
・あなた(火の貝の勇者): 主人公。人間の少年。戦士系。
・バブ(大地の貝の勇者): 白い貝獣。真面目で礼儀正しいリーダー格。バランス型。
・ポヨン(水の貝の勇者): 青い貝獣。のんびり屋だが力は強い。戦士系。
・クピクピ(大気の貝の勇者): ピンクの貝獣。もっとも魔法に長けているが、そのことごとくが役に立たない。

■カメ作戦
このゲームは異様に敵が強く、かつ味方の成長が遅いため、まともにプレイすると非常にしんどい。
しかしこのゲームには「敵は必ず前のターンとは別のキャラを攻撃する」「防御を選ぶと必ずカスリ傷で済む」という2つの法則がある。
よって1ターン目は全員防御、2ターン目以降は前のターンに攻撃されたキャラが行動、とする事で殆どダメージは受けなくなる。
特に後半の敵はグラフィックがでかいせいで、大抵1匹でしか登場しない(2匹以上は画面に入らない)ので、非常に有効。

■シナリオ
4人の貝の勇者はそれぞれ別の地点からスタートする。最初の目的は4人全員が合流すること。
4人は好きな時に切り替えられるが、敵がやたらと強いため、フィジカルの強い火の貝の勇者が他の3人を迎えにいくのが最も良い。

合流した4人はそれぞれが宝の地図を持っていた。いずれもファットバジャーを倒すためには必要なもの。
モビービックという巨大なクジラを倒し4人乗りの船を手に入れた一行は海へ空へと駆け巡り、宝をサルベージする。

後はファットバジャーの城へ乗り込むのみ。4人はその鍵となる人魚を探す事になる。
人魚は半魚人ダゴンに捕まっていた。これを助けた一行はサザエの戦車という地底戦車でファットバジャーの城めがけ突き進む。

城の入り口に待ち受けるは最後の「悪魔の罠」。城に入ったらもう外には戻れない。
「悪魔の罠」とはこのゲームの端々に見られるタイマンチェスバトル。タイマンゆえにカメ作戦が使えないため非常に辛い。

突然だがこのゲームには4人の貝の勇者のフィギュアおよび「涙の密書」という封書が同梱されている。
涙の密書には「ラストダンジョンまで開けないでね」と書いてあり、子供心に非常に気になるアイテムだったのである。

ファットバジャーの城に着いた今、ようやく涙の密書を開ける資格を手にしたプレイヤー。
その中身はというと、ラストダンジョンの地図。もっとロマンティックな内容を期待していたのでちょっとガッカリだが、
ファットバジャーの城では4人別々に散らばってスタートするので、早急に合流するためにも意外に重宝するのだった。

城では壁を叩き壊したりしながら進んでいく。これが中々気持ちいい。敵は阿呆みたいに強いが、カメ作戦の敵ではない。
城にいた鍛冶屋ラハンにファットバジャーを打ち砕くための剣・愛の剣を打ち鍛えてもらい、準備は万端。
ちなみに愛の剣は一度セーブして電源を落とさないと出来上がらない。当時は珍しかったユニークな演出である。

ミノタウロス・シルバードラゴン・ゴールドドラゴン・ドラゴンキング・ラストドラゴンとボス尽くしな城内。弱点アイテムとカメ作戦で頑張って倒す。
一行はついに現れたファットバジャーの仮の姿をオーラの玉で剥ぎ取り、愛の剣でこれを打ち破るのだった。
なんかドラゴンクエストにもこんな感じのボスいたよね。

こうしてファットバジャーはオーラの玉に封じ込められ、シェルドラドには平和が戻った。
あなたは冒険で手に入れた勇気を胸に地球へと帰った。
しかしファットバジャーは人の悪の心の化身。果たしてこの封印は永遠なのだろうか。
その答えは、ひび割れたオーラの玉だけが知っている・・・。
420バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:09:46 ID:xeVjQT4P0
ルート分岐。
再び下水道を進むルートと、市街地に入りミュージックスタジオ内を通過するルート、建物の屋上を突破するルートに分かれる。
が、例によって各ルート終了時に到達する場所は一緒。
入手するファイルやイベントは一切ない分岐。

下水道を進むとバイオハザード2でも登場した巨大ワニと交戦する。

ミュージックスタジオを進むとタイラントと連戦する事になる。

建物の屋上を突破する道を選ぶと、UTユニットから襲撃を受ける事になる。
421名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 01:10:26 ID:kUJKhvJg0
うっ、すんません
リロードしてなかったので投下がぶつかったっす orz
失礼しました
422バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:10:36 ID:xeVjQT4P0
主人公の目の前にそびえ立つアンブレラのビル。
主人公がビルに向かって足を踏み出すと、過去の記憶らしきものが呼び起こされた。
路地裏に倒れていた男と向き合っている場面……そしてアンディと下水道管理室で何らかの会話をしている場面である。
思い出せたのは本当にそれだけだった。
自分がビンセントである、という確信に繋がる行為の記憶は全く無かった。
ビルに侵入し、エレベーターで最上階を目指す。
防火シャッターに道を遮られたものの、その手前にある部屋に入る分には問題なかった。
主人公はその部屋のモニターで一人の少女を目撃する。
切羽詰った様子も無く、椅子に腰かけ足をぶらぶらさせている。
主人公がマイクを通して少女に返事をするよう話しかけるが、少女が応じることはなかった。
ここでビンセント・ゴールドマンの日記を入手する。
日記には刑務所の件が事実に相違ないという記述がなされている他、町にスパイが入り込んでいる事をロットが知らせた事や、
彼のやり方に反発するグループの動きを察知しており、報復として事故に見せかけてバイオハザードを発生させた事が記されていた。
主人公がビル内部を進むと、突然ビンセントの名を呼ぶ声が聞こえた。
その声は自らを母と名乗り、ビンセントの非道な行為をいさめ、自分のもとへ帰って来てほしいと説いた。
声がしたほうへ向かうと、そこにモニターで見た少女がいた。
少女は機械に入れたテープを回していたが、主人公の存在に気付くと、悲鳴をあげて逃げ出してしまう。
少女の行く手を遮り、さっきのテープはなんだったのか主人公が問うと、
少女はここで待っているよう兄に言われたが、退屈だったので聞いていただけだと答える。
主人公に向かってバットが振り下ろされる。
主人公に襲い掛かったのは下水道管理室で出会った少年だった。
少女は少年をロットお兄ちゃんと呼び、ロットは少女をリリィと呼び先に逃げろと言う。
リリィを先に逃がしたロットは主人公と対峙する。
主人公が説得を試みるが、ロットは主人公の言葉を意に介する様子もなく拒絶。
あろう事か殺すつもりなんだろう、こっちに来るな、と叫んで逃げ出してしまう。
ロットとリリィはビルを出て水路へと飛び降りる。
主人公も後を追い縋り、二人ははしごを伝って水路から出る。

はしごを上りきった主人公は民家の庭に出た。
民家へ入るとロットの日記を入手できる。
その中には刑務所に連れて来られた者達をアンブレラが治療する、というように吹き込まれている内容や、
突然自分達に降りかかったバイオハザードの恐怖がつづられていた。
クローゼットの中に隠れていたリリィを発見し、彼女が一人でいることに疑問を持った主人公はロットの居場所を尋ねる。
するとリリィはロットを助けてほしいと懇願し、ロットが工場へ向かったと言った。
必ずロットを助けて君を迎えに来ると誓い、リリィは家で隠れているように指示する。
ロープウェイを使って移動するが、降りた場所から工場へ向かう道は三つに分かれていた。
423バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:12:10 ID:xeVjQT4P0
ルートは海岸道路、山道、洞窟の三つ。
例によって例のごとく分岐後の到着地は一緒。

海岸道路を進むとUTユニットの待ち伏せにあう。

山道を選ぶとタイラントと連戦することになる。

洞窟を選ぶとハンターとリッカーに襲われる。
424バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:13:43 ID:xeVjQT4P0
それぞれのルートを突破すると、主人公の目の前に洋館が現れる。
洋館の内部は至る所で崩落を起こしていたが地下へ続く階段には瓦礫が降り注いでおらず、主人公は地下へ向かう。
地下は地上の廃墟と化していた洋館と違い、設備の整った工場の一角である事が見て取れた。
ここでもバイオハザードが発生しているようでBOWが主人公の行く手を阻む。
工場を探索する最中、職員の日記らしき物を手に入れる。
つづられていたのは人間の頭蓋を生きたまま切り開き、恐怖心を煽る事で脳が分泌する物質を摘出する日々。
せめて麻酔を用いた手術を、と懇願するがビンセントに却下されてしまったと書かれている。
先に進むと、ロットの叫び声が聞こえる。
ロットは果敢にもハンターにバットで立ち向かおうとしたが、
逆に通路の端に追い詰められて転落しそうになっていた。
ロットを引き上げようと駆け寄った主人公の背後にハンターが迫るが、
主人公の活躍によって窮地を脱し、助け出す事に成功する。
ロットが主人公に自分を許してくれと謝罪する。
対して主人公は、全ての元凶はアンブレラの行為に加担した大人達、
中でも特に悪いのはビンセントで、それは自分なのかもしれないと語った。
主人公の告白を聞くやロットは、主人公が私立探偵のアーク・トンプソンであると告げる。
では何故ロットは自分を恐れ逃げ出したのか尋ねると、主人公の存在をビンセントに密告したからだと答えた。
主人公は自身をビンセントと偽り、下水道施設の視察という理由でアンディに接触していた。
本当のビンセントを知っていたロットはその様子をビンセントに語ったのだった。

主人公の記憶が呼び覚まされる。
ラクーンシティの生存者、友人のレオン・S・ケネディに頼まれてこの島に訪れていたこと。
町の実態を知る事となった主人公はバイオハザードの騒ぎに乗じてアンブレラのビルに潜入、
人体実験の証拠品を探していたが、ビンセントに見つかりスパイとして殺されそうになったこと。
必死の抵抗でビンセントの手から逃れる事ができたものの、その際にネームタグを奪い取られたこと。
そしてビンセントが屋上に用意していたヘリを利用して町を脱出しようとしたが、
ビンセントにヘリにしがみ付かれてしまったために撃ち落とされて、記憶を失ったのだった。
425バイオハザード ガンサバイバー:2008/05/05(月) 01:15:30 ID:xeVjQT4P0
全てを思い出した主人公はロットにリリィを迎えに行くよう指示、
工場奥にある駅で合流する事になった。
直後に工場の自爆装置が作動、カウントダウンを開始する。
主人公が工場を進むと、培養槽に収められたヒュプノス-T型と対面する。
むごたらしい人体実験の果てに作り出されたタイラントを超える新型BOWである。
ヒュプノスの体は全体的にスマートだったが、左腕は異様な発達を遂げており、手首から下が特に肥大化、
生え揃った爪は腕をぶらりと下げれば地面に届くかという長さになっていた。
だがここで一戦交えるような事態にはならず、主人公は部屋を出て先を急ぐが、足元に打ち込まれた銃弾がそれを止める。
ここで道中に選択したルートによって登場する人物が異なる。
病院を通過していた場合は本物のビンセントが、
ゲームセンターの場合はUT-ユニットの指揮官が、
図書館を訪れていた場合はアンディが現れる。
それぞれが主人公に向かって言う内容は細部が違うが、
どいつも言っている事はお前を生きては帰さない、という内容。
しかし主人公に向けられた銃が火を噴くことはなく、背後に音もなく忍び寄ったヒュプノスに腹を貫かれ、
失意の言葉を搾り出して絶命してしまう。
ここでヒュプノスを行動不能に陥れた主人公は駅へと辿り着きロット、リリィと合流。
列車を発進させることに成功した主人公達は、到着した駅から地上に出る。

地上に出た主人公達の目の前にヘリポートが現れる。
そしてヘリポートと格納庫を遮るシャッターの向こう側には無傷のヘリが存在した。
主人公はロットとリリィに早くヘリに乗るよう指示した。
格納庫の前で立ち止まった主人公がふと振り向くと、ヒュプノスがヘリポートの塀の上から主人公を見つめていた。
ヒュプノスの体が宙に舞い上がる。
ヘリポートの中央に降り立ったヒュプノスを前にして決着を迫られた主人公は、ヒュプノスにダメージを与える。
これまでの様子とは違い、苦痛に耐えかねて暴れまわるヒュプノス。
その体に変化が起き始めた。
上半身の筋肉が膨れ上がり心臓がむき出しになったが、左腕の爪を更に巨大化させて再度主人公に襲い掛かる。
Tウイルスの驚異的な力を誇る巨体を再び地に沈め、主人公はロットとリリィの待つヘリに乗り込む。

主人公達を乗せたヘリが島から遠ざかっていく。
その背後では島の研究所が閃光を発し、立ち上る炎の中に消えていった。
助かったと安堵する一行を、突然の揺れが襲う。
ヘリの側面に取り付いたヒュプノスが機体を破ろうと爪を振りかぶっていた。
伏せろと叫んだ主人公がミサイルの発射スイッチを押す。
わき腹に突き刺さったミサイルに怯み、ヒュプノスはヘリから引き剥がされた。
そのままヒュプノスを伴ってヘリの前方に突き進んでいくミサイル。
そしてもう一発のミサイルがヒュプノスに迫った瞬間、ヒュプノスは一際高い咆哮を上げ、爆発と共に消し飛ばされた。
兄妹が主人公に、これから先、自分達がどうなるのかと尋ねる。
主人公はその答えを示す事はできなかったが、あの島にいるよりはいい、と朝日に向かって飛び去るのだった。

バイオハザード ガンサバイバー 終
426名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 03:35:59 ID:wOaOljhs0
>>425までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>397
後半部分だけあるというのも、読む人にとっては微妙なんじゃないでしょうか。
とりあえず、虚空漂流ニルゲンツのページだけは作ってみました。
427名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 03:39:41 ID:wOaOljhs0
次スレ立ててみます。
428名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 03:55:17 ID:wOaOljhs0
立てました。
前々スレくらいから未解決リストは無かったので
今回どうするかどうか迷いましたが、一応貼っておきました。

ストーリーを教えてもらうスレ part39
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1209926454/l50
429名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 03:58:44 ID:6M0Zh/Ej0
ガンサバ乙
これだっけ主人公の声がパックンだったの
430名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 15:17:20 ID:0areNn7GO
京都財テク殺人事件と亀の恩返しの依頼を取り消します。
431偽りの輪舞曲 王道ルート:2008/05/05(月) 18:08:19 ID:v06xoQHAO
王道35―最終話
ブレトワルダ侵攻の諸悪の根源であるメフレイユ。
アルトリウス達は、メフレイユの目的地である封印の洞窟へと向かう。
立ちふさがったのは頭はいいけどバカと巷で噂の将軍エルネストの配下帝国軍第四師団。
何故かエルネストがいない事を訝しむも、どうせ疲れた所を狙うか不意打ちでもしようとしてるんだろう、今の自分達なら敵じゃない、とスルーして洞窟へ。
かつて聖王が闇を封印した洞窟。
そこには想像を絶する風景が広がっていた。
かつて暴走した闇の力は聖剣の力のみでは祓うことが出来ず、封印には聖剣の光の力以外にも火、氷、雷の三元素の力が必要だったらしい。
洞窟内に広がる火の世界、氷の世界を越え、雷の世界に辿り着いたアルトリウス達の前に、ついに将軍エルネスト…通称「雷帝」が立ちはだかる。
この雷の元素が満ちる場所で俺に勝てるか!と言うエルネストだが、もはや多少パワーアップしようとここまできたアルトリウス達の相手ではない。さっくり倒される。
そして何事もなかったかのように進むアルトリウス達。
アルトリウス「強い闇の力を感じる。この先にメフレイユがいる。みんな、力を貸してくれ!」
多くのモノが戦い、多くのモノが失われ、多くのモノが涙を流した。
そして、全てを無に返そうとするものがいる。
アルトリウスは聖剣を手に立ち向かう。
新たな時代を切り開く為に。
432偽りの輪舞曲 王道ルート:2008/05/05(月) 18:37:42 ID:v06xoQHAO
王道最終話―王道グッドエンド
ついに対峙したアルトリウスとメフレイユ。
大人しくその力を捨てろ、と言うアルトリウスにメフレイユは返す。
メフ「何を言う、全てはここから始まるというのに」
アルト「それは全てを終わらせる力だろ!」
メフ「全てを終わらせようとしたのはいつだってお前たちではないか!私達がどんな思いをしてきたかなどお前たちに分かるものか!」
だが、同じアンラ教徒であるイグレインが「分かるけどそんなことをしちゃダメ」といい、ヴェローナの教皇アイギールも自分達の非を認めてつつもお前のやろうとしている事は肯定できんと言う。
マリーは「あなたにどんな理由があろうと私は大切な人を守るために(以下略」とメフレイユを否定しまくる皆さん。
メフ「よいだろう。お前たちが私を否定するのであれば、私は全てを肯定しよう。闇は全てに公平だ」
そしてメフレイユを倒す事に成功したアルトリウスは、静かに語りかける。
自分は闇を否定するんじゃない、都合が悪いから全部塗りつぶすのではいけないんだ、それは光でも闇でも変わらない、全てを肯定するのが世界の在り方なんだ、と。
ならば闇の力で世界を眠らせようとした私を肯定できるのか?出来ないだろう?そんなのはただの理想論だ、と吐き捨てるメフレイユ。
崩れ始める洞窟。
脱出しながらアルトリウスは言う。
俺は肯定するよ、と。
アルト「だって、お前がいなければ俺は俺になれなかったんだから。」

世界を闇の力で覆おうとした魔術師メフレイユは倒れ、戦争は集結した。
ブレトワルダ王家最後の一人となったマリーはアイギールの名において女王の地位を認められ、ブレトワルダはここに復活した。
そして、数週間後…マリーの前には旅立つ仲間達の姿があった。
あるものは自国へ。
あるものは自分の求めるものを探しに。
あるものは贖罪へ。
ふと、ここにいない人物に気付くマリー。
ルキアはどこに?とイグレインに聞くと、アルトリウスを追いかけて行ったらしい。絶対聖剣を貰うんだ、と。
マリーは追いかけなくていいのか、アルトリウスはバカだから本当に行っちゃう、と言うイグレインに、必ず戻ると約束をしたから、と答えるマリー。
後の歴史は語る。
ブラヴォードに聖王あり、と。
後の人々は言う。
ブラヴォードに約束をもたらしたものあり、と。
その名はアルトリウス、と。

〜FIN〜
433偽りの輪舞曲:2008/05/05(月) 20:06:54 ID:v06xoQHAO
補足、間違えて新スレの方に書いてしまいましたorz

すみません。
434名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 20:14:44 ID:wOaOljhs0
このスレの>>432、次スレの10までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
435名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/05(月) 22:57:28 ID:v06xoQHAO
新スレと収録乙です。
436名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/06(火) 00:09:44 ID:2DgkAFN20
偽りの貝獣サバイバー乙
437名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/06(火) 00:31:49 ID:nGWlNBFAO
偽りのロンド乙でしたー。
>>413の城の地下の怪しい気配って結局なんだったのかな?
438名無しさん@全板トーナメント開催中:2008/05/06(火) 00:38:23 ID:Q1vlB+J00
メタルギアソリッド ポータブル OPS(PSP)
wiki探したけど無いみたい
誰か教えてくれるとうれしいな
439ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 12:14:12 ID:hJ6/lTkv0
タオルケットをもう一度2(RPGツクール2000)
wikiになさそう
教えてください

440偽りの輪舞曲:2008/05/06(火) 12:20:56 ID:zE2YmzNIO
>>437
王道編では特になんなのかは分からないんですよね。
闇の気配を感じて行ってみたけど変なモノはなく、奥に祭壇があるだけという…。
ただ、覇道編でメフレイユが城内にある何かしらの封印を解こうとして間に合わず逃げてるんで、モタモタしていた王道編ではその時に封印を解いたんじゃないかと。恐らく。
で、封印が解かれたので発生した闇の気配を感じた主人公達が着いたときには既にサクッと逃亡済みだったんでしょう。
だから「変な気配は感じたけど特に何もない」という。
魔法使い系のキャラを出撃させて隣接会話を行わせないとマジ意味不明マップなんです、ここ(笑)
441ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 15:40:45 ID:apy4KcCF0
簡単でいいからサイレン2お願いします。
まとめの奴って最後までかかれてないよね?
442412:2008/05/06(火) 17:40:45 ID:DeMNLY5p0
貝獣物語を書いてくださった方、ありがとうございました!
ガンサバイバーの方も、偽りの輪舞曲の方も乙です。
443ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 18:16:51 ID:ud1aa8n60
>>441
書かれてないからやってみてみるよ
444ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 20:24:00 ID:qkyhxY4uO
ギルティギアを誰か良ければ教えてください…
445ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 20:41:52 ID:tXqTuNd90
俺で良ければ適当にまとめるが
何にしろ次スレでな
446SIREN2続き:2008/05/06(火) 21:52:52 ID:ud1aa8n60
初めてなんで変な文章でゴメンよ とりあえずwikiの続きから

夜見島離島線4号基鉄塔
感応視により闇人達が鉄塔を通じて現実世界に侵攻しようとしていることを知った郁子は、
鉄塔のふもとにて頂上を見上げ、闇人たちの思惑を打破しようと決意する。
そのとき不意に背後に気配を感じ振り向くと、視界の端に人影を捉え消えた。
その人物のいたところには滅爻樹(藤田茂銘)が転がっていた。
鉄塔を上る道中、クレーンの鍵、鉄塔に絡まるように生えていた大樹に突き刺さっていた
闇那其(あんなき)なる巨大な石、乙式ともえがいじくっていた一樹のカメラを入手。
感応視を駆使して闇霊や闇人がたむろする鉄塔をさらに上り、鉄塔中腹で徘徊していた闇人藤田を
滅爻樹で浄化した。藤田は「そうか…あんたも…あの…」と謎の言葉を郁子に投げかけ浄化されていった。
闇霊闇人との幾多の戦闘や闘争のはてに疲労困憊となった郁子はよろけ、さらにその足場は崩れてしまった。
が、あわやの所でその手を一樹がしっかりとつなぎ止めた。数時間前には異能に躊躇し手放してしまった
郁子の手だったが今度は離さないと一樹はこれまでの顛末を詫び、それに悪態で郁子は返した。笑みを浮かべる二人。
そして二人で鉄塔の頂上を目指すことになった。

夜見島金鉱採掘所
昨日団地内に自生していた夜見アケビに当たり腹痛に苛まれながらトイレを探していた阿部。
激しい絶望感に「くそすぎだろっ!このままじゃよう…」とへたれこんだその頭上に銃弾が打ち込まれた。
徘徊の最中闇人化した三沢をかわし物置に入ると霊体化した三上と遭遇した。
持ち前の明るさで気さくに挨拶する阿部の目の前で三上は壁の中へ消えていった。
三上が消えたそこには犬笛があった。その犬笛を何の気無しに吹いてみるとツカサが現れた。
彼女も霊体化した三上に導かれて金鉱へと来たのだった。ツカサは阿部が砲台跡で落としたライターを返すと
瓦礫の向こうへと再び走り去っていった。
447ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 21:53:54 ID:ud1aa8n60
夜見島小学校
鉄塔から落とされ再び一人となった永井は闇人への徹底抗戦を決意。フェイスペイントを施し自己を鼓舞し
『逆切れモード(永井談)』となり闇霊を殲滅していく。永井は軽トラックで小学校を根城に跋扈する
闇人闇霊を轢き殺し、団地で手に入れたタイムカプセルの地図をもとにヒューズを手に入れた。
さらに校舎に立てこもった闇霊を信号弾の閃光でいぶりだしそれも殲滅、残った闇人化した沖田をトラックに積んであった
TNTで爆殺、体を完全に破壊されたことで沖田の復活は不可能になり、遂に引導を渡すことに成功する。
そのころ学校に程近い浜、そのさらにさらに底の方から何か異形の生物が陸地に向かって急激な浮上を行っていた。

夜見島離島線4号基鉄塔
鉄塔頂上を目指す一樹と郁子の前に完全に自我を失い模倣体(外見は完全なコピーで中身はさっきの異形の生物の意思
というようなものを想像してくれればおk)として覚醒した市子が現れた。
母体への恨みと思慕を郁子へ語りかける市子。右手に日本刀左手に機関銃を携えた市子も鉄塔の頂上を目指している。
本能的に先に市子を頂上へ行かせてはいけないと悟った郁子と一樹はさらに急いで鉄塔頂上を目指す事になった。

※ここで補足 何故みな鉄塔頂上を目指しているのか
一樹&郁子組
一樹:キバヤシ理論。根拠無し。
郁子:ブライトウィン号沈没の際に唯一生還した木船倫子(市子の親友で市子の片思いの相手の中島君の子供を宿している)の
   体内にいた双子に百合や章子、加奈江と同じ性質をもつ母胎地上侵攻作戦に向けて放たれた内偵者が同化した。
   その結果郁子は生まれながらに異能を手に入れていたわけだが、異能を手に入れるとともに母胎の精神とのリンクも手に入れていた。
   そのため鉄塔の頂上に母胎がたどり着いてしまうと現実世界も侵食されてしまうと気がついている。
母胎:地上侵攻作戦。三上脩の肉体を手に入れたことで現実世界に侵攻する力を手に入れたため
   侵攻作戦が遂に実行されることとなった。鉄塔の頂上で現実世界とリンクしているためそこにたどり着けば
   現実世界への侵攻が現実のものとなる。
市子:そもそも母胎と屍霊は同一種であり光の届かなかった頃の地上で繁栄していたが、
   地上に光が降り注いだ際に光に耐性のなかった母胎と屍霊はそれぞれ別の場所に避難した。
   母胎は異世界へ、屍霊は光の届かない深海へ。
   屍霊は自身を捨てて異世界へ逃げた母胎が憎くてたまらない反面、母胎と再び一つになりたいという願望を抱いている。
   そのため母胎の元へたどり着くべくブライトウィン号沈没の際に手に入れた市子の水死体をもとに自己の意思を反映するための
   コピー、模倣体を異世界へ送り込んだ。最初は人間のときの記憶が再生されていた市子ではあったが
   現在は完全に模倣体として覚醒しており母胎と合流するために鉄塔の頂上を目指している。
   また市子は母胎との合流が至上目標であるためそれを妨げるものは人間であろうと闇霊であろうと駆逐していくのであった。
   一方母胎側としては長く現実世界にいることで形質が劣化してしまった屍霊にはさしたる興味もなく
   地上侵攻作戦を遂行することが至上目標であるため邪魔する屍霊は敵として認識されている。
  
鉄塔頂上に向かう道中乙式ともえを滅爻樹で浄化し、郁子が入手したクレーンの鍵でクレーンを動かし、
市子をかわして鉄塔頂上へたどり着く二人。そこへ母胎も同じく頂上へたどりつく。
母胎と一樹、郁子が対峙するその最中突如鉄塔が崩壊を始め、市子は地面へ、一樹と郁子母胎は空へと落ちていった。
そのとき念願の母胎に辿りついた市子は、母胎にかえりみられる事もなく落ちて行くことになった。
448SIREN2:2008/05/06(火) 21:54:59 ID:ud1aa8n60
夜見島金鉱採掘所
丁度同じ頃念願のトイレを遂に発見した阿部は用を足す。満足げにトイレを出、
ツカサに返してもらったライターでタバコに火をつけ一服の後、
バスケットのシュート宜しく便器に吸殻を放り込む阿部。
見事にシュートが決まりガッツポーズを決めた背後でトイレが爆発を起こした。
汲み取り式のトイレであったそのトイレの底に溜まっていたメタンガスにタバコの火が引火、爆発することになったのだ。
その爆発に連鎖されるように地下道に充満していたメタンガスが連鎖的に爆発。その爆発は鉄塔の足元にまで広がっていった。
遂に爆発は鉄塔の足元を完全に破壊しつくし、鉄塔は崩壊を開始する。目の前の現実に眼を疑う阿部なのだった。
その爆発鉄塔崩壊のため、現実世界とのリンクは崩壊、母胎の地上侵攻作戦は完全に潰えることとなり、
阿部は何気に世界を救ったヒーローなのであったが、そのことは誰も知らない。

夜見島潮降浜渚
鉄塔が崩壊していく姿を呆然と眺める永井の周囲から光がなくなっていく。闇人甲式として進化を遂げた
三沢が不敵に笑っていた。永井は三沢との最後の決着をつけることを決意する。
闇人甲式として進化した三沢は無限弾薬を誇る最強の機関銃MINIMIを装備しているので、
永井は迂闊にその前に立つことはできず、背後からその身を隠し狙撃することに成功する。
機関銃を乱射し遂に地に果てた三沢。やっと全て終わったことに安堵する永井の背後から市子の声がした。
その市子の顔には巨大な目玉が浮き上がっていた。市子はもはや模倣体としてその存在を維持できなくなっていたのだ。
「家に帰りたい…一緒になりたい…」とつぶやき倒れる市子と、倒れ動けなくなった三沢を吸収するように
浜から巨大な顔面(市子のそれを模倣したもの)の生き物が浮上してきた。まだ戦いは終わっていないことを知った永井は
三沢の残した機関銃MINIMIを携え巨大な顔面の生き物(堕彗児/おとしご)との戦いに臨むことになる。
堕彗児は屍霊の凝結したものであり、光に弱い。ここで永井は潮降浜渚にある灯台に向かい
タイムカプセルから入手したヒューズを組み込み灯台の光を起動した。さらに堕彗児は移動手段が回転による
突進しかないことに気づいた永井は廃棄されたタンクに激突させ、そこに残されていた重油を浴びせかけることに成功する。
光を浴び重油を浴び、怯んだ堕彗児に対し、潮降浜渚に打ち揚げられていた、漁船の発電機を起動させ水銀灯をともした。
そのランプを堕彗児にぶつけることで、重油を浴びたその体を燃やし尽くすことに永井は成功した。
今度こそ本当に全て終わったことに歓喜の雄たけびを上げる永井。その叫びが夜の浜辺にこだました
449SIREN2:2008/05/06(火) 21:56:04 ID:ud1aa8n60
特異点
鉄塔の崩壊により一樹、郁子、母胎は特異点へ飛ばされていた。特異点、それは全ての事象が起こりうる世界だった。
ゲームとしていえば全て終了条件2で終わった世界。無限の可能性の中で現世と虚無の区別のない世界だった。
その世界の空には赤い海があり、そこから母胎が顔を出していた。計画の破綻に激怒した母胎は一樹たちに襲い掛かる。
一樹たちも母胎との最後の決着をつけることになった。
一樹と郁子の協力の下でも母胎の力は強力で、一樹は弾き飛ばされてしまう。その際にポケットからかつて拾った
昔三上が埋めたメダルが零れ落ちる。そのメダルを辿って幼少の三上もこの特異点へ導かれた。
さらにその三上を探して章子/加奈江も特異点へやってきた。三上を探す最中、加奈江は自身と母胎がかなりの精度でリンクして
いることに気づいた。三上の肉体は母胎によって抑えられている。よってその肉体を解放するために加奈江は
自傷する事によって母胎に強烈な痛手を与えることに成功した。
そのとき、一樹と郁子がここに来るまでに手に入れていた闇那其(あんなき)が輝きだし、石の刃物の様な形態になった。
その闇那其を母胎に振り下ろす郁子。すると今まで一度もさしたる痛手を受けたと見られなかった母胎がうめき声を上げ逃げ出した。
この闇那其には全てを無にしてしまう力(そして闇那其のみが残る世界を作る力)があったようだ。
そして一樹も母胎にその闇那其を叩き込んだ。強烈な断末魔を上げ息絶える母胎。
決着に安堵する二人。がしかし母胎は最後の力を振り絞って再び赤い津波を呼び起こすのだった。

ENDING
三上脩&加奈江
赤い海の中パジャマを着た幼い三上を抱く加奈江。「おやすみ、脩。」
三上はそのまま瞳を閉じた。こうして加奈江と三上はともに赤い海(時空ののりしろ)の中
静かに二人のときを過ごしていくのだった。

永井
堕彗児を倒したのもつかの間。赤い津波に飲み込まれる永井。その永井が飛ばされた世界は太陽に暗黒の影がかかり、
さも日食になったかの世界だった。浜辺には大量の闇人。この世界では闇人地上侵攻作戦が成功してしまったようだった。
この地上には人間は永井ただ一人、人間は伝説の怪物として恐れられていた。恐慌状態になる永井。
永井の姿に恐れおののく闇人を機関銃MINIMIで次々と銃殺していく。だがしかし現実世界に戻る術はあるのだろうか…

阿部&ツカサ
やはり赤い津波に飲み込まれてしまった阿部とツカサであったが、辿りついた先は朝日の昇る穏やかな海岸道路だった。
その朝日を見つめながら、不意に全てが終わってしまったことに気づく阿部。この世界は闇霊屍霊がはじめから存在しない世界だった。
闇霊が存在しないため、母胎は存在せず、そして彼の愛した多河柳子もはじめから存在しなかった世界なのだった。
果てしない絶望感に苛まれただ滂沱と涙を流す阿部にツカサが寄り添った。彼も自身が尽くしてきた飼い主の
三上がいなくなってしまったのだ。そうして一匹と一人は互いに寄り添い朝日を見続けるのだった。

一樹&郁子
海岸で眼を覚ます一樹。朝日が昇っている。夜の世界が終わり現実に戻ってきたことを実感する一樹。
一樹と郁子が戻ってきた世界は唯一今までと同じ現実の世界だった。郁子が眼を覚ました。二人で朝日を見つめる。
穏やかな朝焼けの元満足げな一樹。その横で郁子は太陽の光を煩わしそうに睨み付けるのだった。

33:33:33
不死の肉体を持ち、異界の生物を殺しつくすうりえんを手にした異界ジェノサイダーとなった須田恭也は
虚無の世界の夜見島に現れ、未だに生き残っていた闇霊闇人を殲滅する。その戦いに終わりはない。
450ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 21:57:08 ID:ud1aa8n60
終わり 前回の人の文章を読み込まずに見切り発車で書いてしまったので
かぶっているところとかあったらゴメンなさい あとどこを補足したら良いかよくわかんなかったので
補足した方が良いってところがあったら教えてください
451ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 22:07:36 ID:Z+mWvhJQ0
乙です
一樹&郁子のEDの時間の表示に関しても何かあれば…
452ゲーム好き名無しさん:2008/05/06(火) 22:14:03 ID:ud1aa8n60
えっと
一樹&郁子 24:44:44

永井 24:32:22

阿部&ツカサ 24:45:55

です
453ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 00:51:21 ID:w3d/4H71O
あああああ
ああああああああああ
あああああ


あああああああああああぉ
454ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 00:58:29 ID:hhCfRlLrO
>>453
それ北の国ってゲーム?
455ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 01:36:40 ID:iMAT/xBD0
『テイルズ オブ デスティニー』
 のディレクターズカット版ってストーリーが違うらしいんだけど
 知ってる人は、出来たら詳細よろ
456ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 01:57:59 ID:i+6KmW1y0
ストーリーが違うの意味がよくわからんがDC版って事はリオンサイドか?
これはただ単にリオンの視点から描かれてるって話で
スタン達が○○にいる時、リオンは××でこんな会話してました〜みたいな感じ。

あとはスタンサイドにもサブイベントが追加されてるだけで本筋は変わってません。
457ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 06:59:00 ID:qu9yj27zO
ゼノサーガ1、2
一ヶ月後に投入してもいいんだけど

元をやってないから変更点分からんから最初からになる

つか、変更点のみが条件厳しすぎる
2の部分はかなりというかほとんど別もの(アルベトの目的やサクラ関係、シオンの設定など)だから

それでもいいなら書くけど?
458ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 10:56:16 ID:iYvEONq50
ガンバッテネー
459ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 20:54:32 ID:lFGOAr+q0
やってる人居るのか分からないけど誰かRULE of ROSEをお願いします。
公式見ると規制賛成派が一番にやり玉に挙げそうな感じだわ

>>449
阿部END後の世界の多河柳子は阿部と出会わずに交際してた
浮気男を殺して収監されてるんだよね確か

そのパラレルワールドの元からの住人の阿部は何してるんだろうね?
460ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21:10:27 ID:seoCvCyQ0
>>446-450
リクした者ですが、乙です。
ありがとうございました。

で、
>ゲームとしていえば全て終了条件2で終わった世界。
の“終了条件”の意味を教えてほしいのですが……
461ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21:16:23 ID:iYvEONq50
>>460
終了条件はSIREN中のステージを攻略するための条件で
それが達成されるとステージがクリアとなる
終了条件には2種類あってまずそのステージがプレイ可能になると
出現するのが終了条件1 
他のステージで何らかの行動を起こすことで
プレイできるようになるのが終了条件2

こんな感じで良いのかな わからないところとかあれば補足するんで是非
462ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21:33:09 ID:miWJCVrVO
>>459
違う。
殺したのは>>447に出てくる倫子で、殺されたのは中島くん。
463ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21:38:23 ID:4VBlsTvTO
登場人物達は閉じた世界である異界に
取り込まれているので、ループして同じ時間を繰り返してしまう。(終了条件1)
しかし、それを打破するために各人が少しずつ
違う行動をとり、それらが積み重なることで新たな道が開ける。(終了条件2) 
例えば、A地点からC地点へ到達が条件1とする。 
このままでは世界は何も変わらないが、途中のB地点で鍵を
拾ったりすることで新たな展開がある。

はっきりいうと新シナリオを開くためのフラグ立ての作ぎょ(ry
464ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21:42:38 ID:seoCvCyQ0
つまり、
終了条件1でゲームを進める→主人公たちは無限ループに陥り、その隙に世界が征服される
終了条件2でゲームを進める→ループ崩壊。ラスボスの元にたどり着ける
ということで良いのですか?
465ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 21:56:45 ID:iYvEONq50
無限ループは初代SIRENで
SIREN2はパラレルワールドの世界だった気がする 
無限にある可能性の世界の中で終了条件2を
達成した世界だけエンディングにたどり着けた
みたいな感じの
466ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 22:58:18 ID:dvNha4B20
SIREN2乙。
ひとつだけ訂正、ツカサは女の子だよ。

終了条件2を積み重ねることで、3人だけ生還者が出る。
ただし、生き残った3人はそれぞれ違うパラレルワールドに落ちる。
・殺戮に走った永井→永劫の闇の世界
・鳩に騙され協力した一樹→元の世界(ただし鳩と二人での生還)
・因果律を破壊した阿部→因果律のない世界
という結末。
467ゲーム好き名無しさん:2008/05/07(水) 23:30:03 ID:bJfzQviq0
全世界ともに、24時を超えて日が出てる時点で、おかしいがな
468ゲーム好き名無しさん:2008/05/08(木) 01:40:41 ID:4xyO04Kj0
すべてが終わったSIREN2の舞台

夜見島に初代SIRENの主人公で不死の超人

「異界ジェノサイダー須田恭也」が現われ残った屍霊や闇人を狩り尽くす
469ゲーム好き名無しさん:2008/05/08(木) 01:55:08 ID:9tj7nnJ30
PSの「慶応遊撃隊外伝蘭末ちゃんの大江戸すごろく」と
PS2の「悪代官2〜妄想伝〜」のリクエストを取り消します。
470ゲーム好き名無しさん:2008/05/08(木) 02:23:52 ID:2b+4LG0g0
PCゲームのゾウディアック1・2が未解決か…意外だ
471ゲーム好き名無しさん:2008/05/09(金) 00:29:37 ID:956iQUvY0
このスレの>>470、次スレの71までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
472ゲーム好き名無しさん:2008/05/10(土) 23:54:17 ID:omBmmvGt0
wikiのAZELの項目見たけど、省略し過ぎ・間違え過ぎで吹いたw
まぁ記憶だけであそこまで書いたなら大したもんだが
473ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 00:13:33 ID:5xplD1hR0
未解決の「forget-me-not パレット」ってリメイク元のパレットとストーリーが全く一緒ではあるんだけど
やっぱ別扱いなワケ?
474ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 00:38:09 ID:XFXHEq5XO
同じならリストから消していいんじゃね?
475ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 00:38:31 ID:tRYPTxrm0
( ^ω^)新作・新田砲が完成したお!
( ^ω^)これか田 代砲で調子に乗ってるリアニコ厨の学校HPに凸するお!

ニコ厨の動画:http://m.nicovideo.jp/watch/sm3245211

http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/part4vip/1210333428/l20
476ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 03:56:46 ID:9V/VSwUV0
AZEL今クリアしてきた。
あってると思うけど。
477ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 08:52:30 ID:BuqMBLwZ0
今日HDDが死んだ

いや、昨日だけどショックに大差は無い
あまりのショックにリクにある双界儀全クリしてくる
478ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 10:15:33 ID:+tmKuq+B0
>>472
確かに後半まで省略してあるけど、殆ど間違いは無いと思う
ただ、最後の「そして、少年は戻ってきませんでした。」はどうなんだろう?
EDでエッジを待つガッシュが出発を部下に伝えた後、ドラゴンのはばたきの様な音を
聞いて空を見上げる場面があったから、もしや?と思ったのだけど・・・
でもその後に、アゼルが一人でエッジを探して旅をして終わってるから、やっぱり塔からは帰って来てないのかな

続編のオルタで少し絡みがあると聞いたけど、そこではっきりするのだろうか。ネタバレが嫌でwiki見てないけど

479ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 11:46:36 ID:T+h6fKHo0
>>477
ちゃんとデータは他にも取っておかないとなあ
ていうかショックでリク解消ってどんなだよ
まあ、頑張れよ
480ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 12:16:25 ID:BuqMBLwZ0
>>477
すまん言い方が悪かった、俺はリク主じゃない
HDDが逝ってPCゲーム全部吹っ飛んだんで、手持ちのコンシューマーに走るついでにここに書こうと思っただけだ
半分終わったが遅筆なんで書き込むのは大分遅れそう

一年以上に渡ってコツコツやったOblivionが消えたのはマジ死にたい
481ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 14:38:22 ID:BoRtVhIo0
>>478
いや、省略以前にかなり間違い多いよ
「このあらすじを書いたのは誰だぁ!」ってくらい
よく見たら同じ奴が書いたオルタの本編ストーリーもかなり酷いな…
やってない人に対するストーリー解説としてはちょっと致命的すぎる

こういうのってこのスレに自分で新しい解説書いても良いもんなのかな?
もちろんwikiには併載で
482双界儀 OP&人物紹介:2008/05/11(日) 16:52:43 ID:BuqMBLwZ0
オープニング

平成10年12月、その大異変は富士山から始まった。
突如山頂で起こった巨大な爆発。
閃光が山峰を大きく二つに引き裂き、霊峰富士はその姿を醜く変えた。
これに呼応するかのように、日本各地でさらに大きな爆発が同時多発する。
半径50キロに及ぶ地域を一瞬にて焦土と変えた。
やがて火球の中心にそそり立つ火柱に、残骸となったありとあらゆる物質がひきよせられてゆき、
最終的にそれは全長150キロ、直径10キロに達する異様な黒い石柱となった。
果たしてこの強大なエネルギーの正体は何だったのか。
富士山の異変といかなるかかわりを持つのか。
この異変は天災なのか・・・。
全人口の14%を失った大災害を境に、日本各地には正体不明の怪物が無数に出現するようになり、
復興に尽力する人々をさらなる不安へとかきたてた。
そんなある日、能登に住む女子高生・御巫みずほにとって、自らの運命を大きく変える出来事が待ち受けていた・・・。
(以上説明書より抜粋)

人物紹介

真武居 直柔(まぶい なおや)
代々「五方輪(ごほうりん)」の一員として「寄り神」と戦ってきた真武居家の577代目の咒方士。
真武居家は8655年の歴史をもち、その出自は琉球方面にある。
8年前、実父である先代から蒼龍魂を譲り受けている。
決め台詞:真武居の太刀筋、見せてやるぜ!
コメント:本作主人公の自称18歳、8655年の歴史を持つ家の577代目。
     紫微仙より授けられた寄り神に対抗できる旺気を増幅する剣を獲物に戦うナイスガイ。
     長いです、長すぎます、神武天皇から数えた皇室の歴史の3.5倍の年月、代に至っては4.5倍強でエンペラーも吃驚。

御巫 みずほ(みかなぎ みずほ)
某女子大学付属高校の3年生。
学校では剣道部に所属しており、付属高校ということもあって3年生になった今でも部活動を続けている。部長ではないが、主将として部を引っ張ってきた。
それだけに責任感が強く、面倒見がよいため、部の後輩やクラスの友人からも慕われている。
実家は、御巫夢想流剣術の町道場を営んでおり、本人も世間一般でいう師範代クラスの腕前をもっている。
決め台詞:御巫夢想流、結構強いんだから
コメント:本作ヒロイン、死にかけた処を救ってくれた白馬の王子様を追いかける為に修羅の道を歩むストーカー。
     説明書の絵がエロいです、エロすぎます、絵師と相まって類を見ないほどの微露出系エロ衣装です。
     ポリゴンは微妙でもキャラ担当の趣味丸出しのこの絵だけで大満足できます。

みずほがエロいと言いたかっただけなので後略
483双界儀 一話:2008/05/11(日) 16:55:37 ID:BuqMBLwZ0
一話 極月 珠洲

一夜にして日本を蹂躙した未曾有の大惨事から数日。
各地では林立した8本の石柱-ガラン石-に引きつけられるかのように、寄り神と呼ばれる無数に怪異が出現し、人々を襲い始めていた。
その渦中、古来より寄り神撃退を任とする五方輪の咒方士である真武居 直柔は、この大惨事が五方輪を組織した
紫微仙を名乗る者達によって引き起こされたことを知り、紫微仙と袂を分かつ決意をする。
果たして紫微仙の目的とは。
その鍵を握る御石神文書を求め、直柔は単身奥能登は珠洲へと向かった。

首尾よく御石神文書を手に入れた直柔、この文書には日本に散らばるガラン石の楔の位置が記されているという。
人気の無い神社を去る直柔を引き止めるかのように寄り神警報が発令、事のついでにこれを迎撃する直柔であった。

〜少年迎撃中〜

トンネルを抜けた先で寄り神に襲われてる女子高生を助け、寄り神に対する注意を促す直柔。
寄り神という名を知ってることを聞きとがめられ、正体は知らないがアレは衰気の塊で代々狩り続けてると説明する。
正体も知らないものを8655年も狩ってたのかよという突っ込みは無しで。
そこに空間を渡って登場する紫微仙の一人である河伯。
倒れるみずほを尻目に「お前が紫微仙か?」「お前の名を聞いておこう」と質問を交わす二人。
名乗りを上げ、斬りかかる直柔であった。
・・・あなた方は元上司と直属の部下の顔も名前も知らないんですか。
特に河伯さん、相手はこの世に5個しかない五神宝珠を授けた家系の当主っすよ?

一頻り戦った後、河伯より五方輪が紫微仙の力の源である衰気を集める為に組織された事を知らされる。
また、ガラン石は自分達の大願成就の為であるという独善に満ちた台詞を聞かされ激昂し、
五方輪の奥義、超級大極弾で飛び掛るがそれは紫微仙直伝の技だった為、あっさり避けられてしまう。
奥の手を破られ倒れる直柔に止めを刺そうとする河伯の前に、直柔より先に五方輪を抜けた玄武魂の所有者である塞上 夜斗が立ち塞がる。
五方輪随一と名高い夜斗の名は流石に知っているらしく、目的の御石神文書を手に入れた河伯は悠々と去っていった。

先程みずほが倒れたのは衰気を吸い、体内の旺気が乱れた為であった。
放っておくと死に至ると夜斗に教えられた直柔は、旺気を活性化する五神宝珠が埋め込まれた己の武器を譲る「魂継ぎ」の儀式を行う。
そしてガラン石の発現すら始まりに過ぎないと知らされた直柔は、新たな武器を求めて四国の剣山に向かうのであった。

一方、御石神文書を手に入れた河伯は、紫微仙の一人である陽龍と軽口を交わしつつ、楔の位置を求めて御石神文書の解読に入る。
その際にナミ姫という人物を気にするが、封印されて何も手を出せないと一顧だにしない陽龍であった。
484双界儀:2008/05/11(日) 17:00:40 ID:BuqMBLwZ0
2時間昼寝したらHDDのことを思い出して泣きそうになったので、今日はここまで
双界儀は全十話で人物紹介は折々入れる予定、予定は未定
この作品のキャラ、年齢に「自称」と「らしい」率がかなり高い
485ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 17:27:20 ID:cbuASWqb0
>>481
内容が間違っているなら書いてもいいんじゃないか?
486ゲーム好き名無しさん:2008/05/11(日) 21:16:26 ID:cOjk1WM50
>>481
前に投稿された物を丸消しじゃなくて、どこが違うか分るようにしてくれるならいいんじゃない?
自分が書いた方が正しいから消すってのが今後来ちゃうと嫌だからさ。
487ゲーム好き名無しさん:2008/05/13(火) 01:39:53 ID:Dqnlx8KX0
>>481ではないが、スーパーヒーロー作戦の項目、最期の補足を修正希望

αやOGでイングラムの性格が悪いのは、本当はあえて敵対する事でリュウセイ達を成長させ
また二重スパイとして暗躍し、アストラナガン(イングラムの機体・中ボス)も対ユーゼスのために作った。
(ちなみにヴァレッタはイングラムのクローンだが、リュウセイ達をサポートするよう
イングラムが密かにプログラムしてある、よってαやOGでも味方になる)

だが、途中で同じくスーパーヒーロー作戦ラストから転生?した
ユーゼス=ゴッツァに感づかれて洗脳されてしまったので
αでは、最終話の説得イベントまで敵対したまんま。

あとスパロボα最終面でリュウセイ説得して洗脳をといた後の台詞から
スーパーヒーロー作戦のラストで共に戦った仲間達の事は忘れない
と、言った様にガイアセイバーズの記憶を覚えている事が判る。
488ゲーム好き名無しさん:2008/05/13(火) 02:13:36 ID:r7II3txg0
wikiは間違った情報でも投稿者が望まない限り
原文自体は消さず・改変せずにそのまま置いて欲しい。
後になって見返すとどの情報がいつ訂正されたのか分かりにくくなるから。

分厚い解説本が出るほど設定が深いゲームの場合で
「予備知識無い人間からすると○○に見える」
「解説本読んだ人間からすると真相は××」
ってことがあるように、
間違った側にも間違ったなりの理由があって、
そういう主観からの情報ってのも大事だと思うんだ。
489ゲーム好き名無しさん:2008/05/13(火) 11:34:27 ID:48aKqDPG0
確かに両方残した方が良いと思う、修正した方が間違いな事もあるかも知れないし

wikiで記憶を頼りに書いたというストーリがあって
自分は細かい所が間違っているから、修正してあげようと思い
再プレイして確認したら、自分の記憶の方が間違ってた事があった

>>wikiは間違った情報でも投稿者が望まない限り
そうなると、無断で改変されたくない場合はトリップ付ける必要が出てくるのか
ウザがられるかも知れないけど、仕方ないね。

490ゲーム好き名無しさん:2008/05/13(火) 14:49:18 ID:nze07nzp0
>>481
俺ですノシ
でもオルタは違うよ。

これからも記憶便りにガシガシ書いていきたいと思いますんでフォローよろ。
とりあえずダイナアイランとサイバーボッツの記憶サルベージしてきます。
491ゲーム好き名無しさん:2008/05/13(火) 14:52:31 ID:Nc2Ukseg0
いやいや省みろよ
492ゲーム好き名無しさん:2008/05/13(火) 19:56:31 ID:ZXt3z82v0
このスレの>>491、次スレの89までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>473の言うとおりforget me not パレットはパレットと基本的に同じストーリーで、
少しだけイベントが追加してあるだけのようです。
一旦未解決リストからは消しておきます。
もしその追加された部分が知りたかったのだとしたら、
そう注釈をつけてもう一度リストに付け加えます。
493ゲーム好き名無しさん:2008/05/16(金) 02:34:25 ID:ND2/anwnO
「マヨヒガ」っていうフリーのホラーゲームをお願いします。
494ゲーム好き名無しさん:2008/05/16(金) 07:25:27 ID:mO8y6kQ20
GBAのボクらの太陽を予約してた者ですけど
昼間に時間が取れないのでプレイできてません
すいませんorz
このままではいつになるかわからないので、予約を取り消して、
未解決リストに入れて下さい。
495ゲーム好き名無しさん:2008/05/16(金) 21:33:07 ID:gdmnA8Xm0
永遠のアセリアと聖なるかなをリクエストしてみる。
お願いします。
496ゲーム好き名無しさん:2008/05/17(土) 00:11:29 ID:EUeDssO5O
双界儀乙です
スクウェアのゲームの割にいまいちマイナーだよね
497ゲーム好き名無しさん:2008/05/17(土) 00:24:21 ID:20VmgVo40
このスレの>>496、次スレの111までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
498ゲーム好き名無しさん:2008/05/17(土) 07:09:19 ID:Q0sktax8O
>>495

ハードは?
499ゲーム好き名無しさん:2008/05/17(土) 08:07:37 ID:Tue0oR8Y0
forget me not パレット、リクした人間ではありませんが
追加分が知りたいので改めてお願いします。
500ゲーム好き名無しさん:2008/05/17(土) 14:03:44 ID:BVPIC4Kk0
>>496
そんな事言ったら
ハイスピード・ドライヴィングRPGはどうなるんすかーッ!

え?ある意味有名?
501ゲーム好き名無しさん:2008/05/17(土) 16:45:17 ID:YarzQKTP0
>>500
あれはある意味メジャーだろwww
502ゲーム好き名無しさん:2008/05/18(日) 20:39:36 ID:f/Z6qPAl0
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503ゲーム好き名無しさん:2008/05/18(日) 20:40:33 ID:f/Z6qPAl0
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504ゲーム好き名無しさん
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