【Tウィルス】バイオ小説創作スレFILE2【Gウィルス】
1 :
45 :
2005/07/19(火) 21:10:00 ID:???
2 :
45 :2005/07/19(火) 21:10:53 ID:???
3 :
45 :2005/07/19(火) 21:15:14 ID:???
人生で最良の選択とは何か? ラクーンシティに住む者にとって その問いに答えるのは、呼吸をすることよりも簡単だ。 正解は当然のことながら、アンブレラ社に勤めること。 これに間違いない。少なくとも、この街に住むならば。 そして、その中でも製薬会社の研究チームに配属されることがあれば その人の人生における幸せは約束されたものと見ていい。 そういう訳であるから、今回のモニカのとった行動は 事情を知らないラクーンシティの人間なら誰もが不可解なことであると思うだろう。 アンブレラ社からGウィルスを盗み出すなど正気の沙汰ではないと。 多くの開発チームは、彼女の裏切りがここまで酷いとは予想だにしていなかった。 開発者であるあのバーキン博士も USSの襲撃がなければ、何よりも優先してモニカの野望を阻止したはずだ。 だが、誰も彼女の内に秘めたる思いを知らないのだ。 モニカの底にある、暗い情念など知ろうともしなかった。 彼女はアンブレラ社に入社して 研究スタッフになった時は、それなりに優れた研究者であった。 周りの人間よりも常に優秀であろうと努力もした。 それに対し、アンブレラも相応の見返りを約束していた。 彼女はいずれチーフとなり、北米の地下研究所で 生物兵器の開発を一任される予定であった。 その彼女の功績を全てぶち壊す人物が現れた。 1人はいかにも科学者然とした男、グレッグ。 もう1人は出自の分からぬ東洋人でヨーコと名乗る娘。 実に怪しい2人であったが、アンブレラ社は彼らを 北米地下研究所に招き、新たな研究プロジェクトを開始した。
4 :
45 :2005/07/19(火) 21:16:49 ID:???
その研究はアンブレラ社の誇るTウィルスの発展に関わるものであったが モニカはそのプロジェクトに参加することを許されなかった。 やがてモニカのチーフ昇進の話も、上層部が彼らの研究プロジェクトに 注目してしまったおかげで流れてしまった。 彼女はそれから何日もの間、塞ぎこむことになったのである。 それはやがて怒りへと変わり、彼女は彼らの携わった研究の中身を 何としても暴いてやろうと考えるようになった。 グレッグらの行った研究が、果たして自分の昇進をも不意にするほど 優れたものであるのかどうかを確かめたいと思ったのだ。 彼女は危険を承知でその研究内容にアクセスを試みた。 結果としてそれは彼女の怒りを頂点へと高めることとなった。 その内容は確かに優れたものではあったが 彼女を憤慨させる原因として、あの東洋人の名前も記されていたのだ。 ヨーコはそのプロジェクトの最重要人物として位置付けられていた。 研究の素材として。 そして、その研究はおおいに成功したということも。 モニカは激しい憤りを感じた。 彼女は成り上がりの東洋人よりも 重要性が低いとアンブレラ社に評価されてしまったのだ。 その頭脳や実績で判断されたのではなく、素質があるかどうかの点で。 アンブレラ社はモニカのような努力する凡人ではなく 天性の資質を持つ素人の方に重きを置いたのである。 この事実はモニカの価値観を根底から覆す出来事であった。 それからというもの、モニカは些細なことでもミスを繰り返すようになり チーフの話は無論のこと、一般研究員としても資質を問われるほどに落ち込み 現場からも厄介者扱いされるようになったのだ。 この時からモニカは人生の最良の選択を捨てる決意をした。
5 :
45 :2005/07/19(火) 21:18:42 ID:???
モニカはこれ以上、自分の力を生かせないアンブレラを見限って 対抗組織へ身売りすることを考えるようになった。 良心の呵責も組織への忠誠心も、もはや存在しない。 先に裏切ったのは、アンブレラの方なのだから。 社内には幸いなことによそからの企業スパイが 数多く潜入しており、彼女の存在はそういった者達に歓迎された。 モニカは幾度かそのスパイ達と接触を繰り返し 自分を売り込んだが、そうするには手土産が必要なことが確認できた。 Tウィルスではなく、もっと新しい新技術が欲しいということも。 その接触から数日後、彼女はバーキン博士の開発している Gウィルスの最終調整の研究メンバーとして参加を申し出るがあっさりと断られた。 この頃にはモニカは要注意人物に指定されており 所内から厳しい監視の目を受けていたからである。 その代わりに彼女はハンターの調整に回されることになる。 とはいえ、その内容はただの生態管理だ。 しかも実務のほとんどはフロストという これまた他所からやってきた新人が担当するのだという。 実に腹の立つことであったが、彼女はこの無様な境遇を 新技術であるGウィルス強奪に役立てないかと思考錯誤した。 そして、何とも恐ろしいことを考え付いたのだ。 彼女はフロストが完璧な調整を行った後から密かに微調整を加えていたのである。 モニカを彼らの親と認識させたのだ。 獰猛なクリーチャー達の母は息子達に 他の研究員達を惨殺するよう、遺伝子レベルで教え込んだのである。 事は言うまでもなく、モニカの思惑通りに進んだ。 彼女は敢えて研究所内に反逆者がいるとアンブレラ社に通報した。 ただし、反逆の首謀者はモニカではなく、バーキン博士として。 アンブレラは以前からバーキン博士のことをマークしていたらしく モニカの情報により、確信を得たようである。
6 :
45 :2005/07/19(火) 21:20:36 ID:???
もちろん、本社でもモニカは監視対象となっていたが アンブレラは、彼女の方はしばらく泳がせて スパイともども一網打尽にするつもりであったのに対し バーキン博士が反逆を起こす可能性については 火急的速やかに対処すべきだと考えていたのだ。 ここでも彼女は除け者にされたが、今回はその方が都合がよかった。 告発から数日もせず、USSの部隊が研究所を襲った。 バーキン博士を射殺し、Gウィルスを奪い去ったのだ。 このことを知ったウォルター主任は ただちに危険人物であるモニカのIDを停止させ ハンターの調整担当者であるフロストに命じて、ハンターを開放させた。 彼らはモニカの予想通り、ハンター達に八つ裂きにされた。 彼女はハンターを引き連れ、各セクションにいる 哀れな研究員達の息の根を止めて廻ったのだ。 薬品保管庫にも回り、Gウィルスの一部を入手することにも成功した。 モニカはあまりにも事が上手く運ぶので、笑いが抑えられなくなっていた。 今の彼女はこの地下研究所内の女王となっていた。 とはいえ、ここにそう長くもいられない。 アンブレラに対し、さらなる復讐を行う為には 一刻も早く、この牢獄から脱出しなければならないのだ。 だが、とても残念なことに、彼女はGウィルスの恐ろしさを知らない。 それが死者をより確実に、強固な怪物へ変貌させ 他に存在するGにも共鳴し、引き寄せられるということを。 一番の問題は、モニカがGウィルスを持っているということである。 たとえ彼女がそのことを知ったとしても 行き場のなくなった彼女がGを手放すことはないだろう。 結果として、彼女は悲惨な最期を迎えることを免れないのだ。
45さん、GJ&スレ立て乙でした。 前スレ、半端な所で止まってたんで、どうしたのかと思ってましたよ。 「モニカの微調整」のあたり、ちょっとゾクッときました。
45さん、色々GJ! 前スレ書き込めなくて少し驚きました。 ・・・そして、新作も闇へと帰しましたとさ('A`)
9 :
45 :2005/07/22(金) 12:29:07 ID:???
ああ、やっと生存者が集まって来てくれた。 スレごと即死するところだった。 前スレに書き込めなくなったもんだからこっちに誘導もできないし 皆、既に他板で次スレ立てているのかと思ったよ。
10 :
30 :2005/07/22(金) 20:44:13 ID:???
>>1 今日になってようやく気がつきましたよトホホ
45さん、新スレまで立ててもらって乙彼でした〜
さぁ、またなんかネタを仕込んで来なきゃ
>>1 さん乙です。
>>8 それは残念('A`)
気を取り直して、また書いて下さいね。お待ちしてます。
おれも今気付いたぽ('A`)45殿、GJ
512KB オーバーとかあったことを初めて知った。 ていうかまとめサイトあんまりまとめてねぇ('A`)
よし。じゃ、俺がまとめるか。 ごめん、言ってみただけ。まとめサイトさんがヤル気ないなら本当に作るけど・・・
付くって いや、作って。 むしろ創って
新スレいまさら気が付いたorz
>>1 さん乙&即死防止カキコ。
このスレ見失ってる人が結構いそうだけど、いっぺん上げてみる?
age
職人の皆様、ひっそりお待ちしてます。
あげ
新スレ乙。&45さん乙! 過去の作品とリンクしてて、一層楽しめました。 漏れも何か書きたいんだが、いかんせんネタが無いorz つーか即死喰らうとは思わなかったよ。驚いた・・・。
45さん乙!新作読ませてもらいましたよ。隔離さんの駄作小説とは大違いですね。素晴らしい! 後、ジムの人は続きをまだうpしないのか?とんだ期待はずれだな。
>>22 書きもしないで文句だけつけるのはよくないよ。人は褒めて伸ばしましょう。
26 :
45 :2005/07/27(水) 19:49:52 ID:???
>>22 褒めてもらえるのは本当に有難い。
だが、あまりスレが荒れそうな物言いは控えてくだされ。
こっちも前スレじゃ一つも感想つかずに放置された作品とか結構あるし。
このスレ、ただでさえ慢性的な作者不足で困ってるので
そこのところ、なにとぞ宜しくお願いします。
期待はずれの人がやってきましたよ、と。 続き書いたんだけど、なんか自分で読んでてつまんなかったので調整中。 おまけに最後まで書ききってないし。 もうしばらく待っておくれ。
28 :
名無し :2005/07/28(木) 02:06:56 ID:???
以前オリジナルキャラによる「発生」を書いていた者です。続き書けないかも、っと焦っていましたが、ココで書けそうですね。 45さん本当にありがとうございます。今ネタをまとめているので続きをうpするのはまだだいぶ先になりそうです。 なんとか終りまで書きたいとは思っています。
職人志望でつ('A`) 日本版バイオハザードで東京で発生したという想定、米軍が派遣した特殊部隊がサバイバルしつつ皇族や首相を救出するやつです。 特殊部隊に関しての知識はまったくないので、装備とかは適当ですがorz 投下させていただきまふ。 BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus 2005年12月25日 午前4時 その事故は起こった。 アンブレラジャパン社の東京都内にある工場から 原因不明の化学薬品が下水道に流出したのだ。 日本政府はアンブレラジャパンに早急な対処を求めたが 時は既に遅く、感染は確実に広がっていた。 夜が明け、都内の人々は平凡なクリスマスを過ごしていた。 子供たちのはしゃぐ声、恋人達のデート。 何もかもが普通で平和呆けしていた。 その平和をやぶるかのように、 午後4時、都内の各地で暴動が発生した。 警察は住民を非難させようとしたが、 その、「生ける屍」と化した暴徒の波に飲まれ皆消えていった。 日本政府は自衛隊を出動させようとしたが、他の県民の反発をくらい 出動ができなかった。 日本政府は苦渋の決断を取った。米軍に大暴動を鎮圧してもらうように要請 米政府は快く引き受けた。
午後8時 UH-60BlackHawkにて 「ったく、ただの暴動の鎮圧かよ。」 一人の特殊部隊の男が愚痴を漏らした。 「違うだろ、遭遇したら鎮圧し、最優先事項は皇族と首相の救出だ。」 と別の男がなだめた。 「ちぇっ。」 しばらく沈黙が流れ、5人の男達は銃の調子をチェックしたりしていた。 「ついたぞ、六本木ヒルズの屋上だ。」 「ああ。」 と男が答えた。 「幸運を祈る。」 とパイロットが告げ、特殊部隊員5名は地獄に降り立った。 「まずはこのビルから出よう。」 「そうだな。」 特殊部隊員は、地獄の扉を開けに向かった。
特殊部隊 ケビン=カラシニコフ M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ C4 5つ ジャック=ガーランド M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 弾薬パック (3つ、一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 弾薬パック 3つ ジョン=ヨアヒム M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞ 一応リッカーとかハンターとか出現させようかと、後、生存者共合流するストーリーでも 展開しようとおもいます。orz
>>22 なら小説書けよw
>>29-31 日本版か、ガンバレヨw
お笑い芸人とかがゾンビになってでてきたらおもしろそうだなw
>>31 英語圏の名前にカラシニコフなんてあるか?
ただでさえ二人いるジョンの愛称はジャックだぞ。
弾薬パックとマガジン分ける必要があるのか?
サプレッサーを装備させる意味は?
とか一応突っ込みを入れとく。
でも、設定とかはかなり俺のストライクゾーン。ガンガレ!
>>33 えっと、軍事用語で銃とか漁ってたら、カラシニコフとかエースパイロットのナマエとかあったのでそこを参考にorz
一応ドイツ人とかが入ったハーフということにします。
サプレッサーは銃声で、暴動を起こしていない民の混乱を避けるためにつけたという設定です。
弾薬パックは検討しておきます。たぶんマガジンパックになると思われ。
ジョンに関しては気づかぬうちにあれですね。|||orz|||
修正しときます。
突っ込み所がいくつかあるけどその心意気は良し 今後期待大だな
特殊部隊 ケビン=カニンガム M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ C4 5つ ジャック=ガーランド M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ トム=ヨアヒム M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞ 修正加えておきました。
ムハ!苗字がorz ケビン=ドリスコルにします。 スイマセンorz
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus Corpse WaIting To DiE ギギギ・・・・、と地獄の扉は開けられた。 金属が摩擦しあい、不気味な音を出している。 「エレベーターを使うか。みんなこっちだ。ついて来い。」 ジャックが階段を降りつつ呼びかけた。 しばらく歩いていると、54階に特殊部隊は着いた。 ジャックが先に扉を開けると 「人気がないな。」 ケビン達も後に続いた。 「そうみたいだな。どこかに集まってるんだろう。」 とケビンが言った時、 「うわぁあぁぁぁあああ!助けてくれ!」 とアメリカ人観光客であろう人の叫ぶ声が聞こえた。 「いくぞ!」 とケビンが呼ぶと 「ああ。」 と全員が答えた。 叫び声があがった方へ部隊は走った。 しばらくすると人の影が見えたが、そこには有り得ない光景がひろまっていた。 血まみれになった人の姿。内臓も剥き出しになっており アメリカ人の観光客が必死に逃げている。 「クソッ!」 クレッグは咄嗟に銃を構えた。 カチャッと金属音が鳴る。 「待て!撃つな!相手は日本人だぞ!」 とトムが注意をした。 「しかし、そいつは口の周りが血まみれで、人を襲っていたんだぞ?」 銃を構えつつクレッグは言った。 「発砲許可さえ出ていればな・・・・・。」 とトムがこぼした。 と、その時、その「生ける屍」はアメリカ人観光客に噛み付いた。 「うわぁぁぁ!なんだこいつ!助けてくれ!」 くそっ! ケビンはM16を使い、発砲した。 チュンチュンとサプレッサーの聞いた発砲音が鳴る。 「なんだこいつ・・・・、痛がってるように思えねぇ・・・・・」 全弾命中したというのにその「生ける屍」は未だにアメリカ人観光客を襲っている。 「まて!撃つな!」 とトムは言ったが、ケビンは撃ち続けた。 マガジンの弾が尽きた頃、チュンチュンという音は止んだ。 「くそっ!死んじまった!」 ケビンは舌打ちした。 すると「生ける屍」はむくっと起き上がりケビン達の方を向いた・・・。
39 :
ゲーム好き名無しさん :2005/07/28(木) 16:12:59 ID:B4o00rbB
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ C4 5つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ トム=ヨアヒム 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞
40 :
ゲーム好き名無しさん :2005/07/28(木) 21:34:46 ID:f4OzyJLh
だれか前見たオリジナルつくってくんないかな? 日本版みたいなやつ
42 :
ゲーム好き名無しさん :2005/07/29(金) 15:09:59 ID:4jt9ybg8
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus Cross of name called bacilluS 「・・・・・お・・・・あ・・・あ」 その「生ける屍」はゆっくりとケビン達のほうへ歩き出した。 「畜生、今度は俺達を喰う気だぞ!」 ケビンは叫んだ。 全員は銃を構えた。 「しょうがねえな、撃つしかないだろ。」 トムが言った。 その瞬間トムは屍の心臓目掛けてM16を発砲した。 「何で死なない!心臓を撃ったのに!」 クレッグは叫んだ。 すると事を冷静に見ていたジャックは屍の頭目掛けて発砲した。 首が反り返り、倒れこむ屍。 「死んだ・・・・のか?」 クレッグが問う。 「そのようだな、頭が弱点らしい、これなら生きていけるかもしれない。」 ジャックは歩きつつ言った。 特殊部隊は警戒しつつもエレベーターへ向かった。 「なぜだ?暴徒達は頭以外を撃っても死なない・・・・。 これは・・・、あの映画のモンスターみたいだ・・・。そうゾンビ。」 ケビンは呟いた。 「まぁ、気にすんなって、一日生き残ればいいんだから。 おっ、エレベーターあったぞ。」 クレッグはエレベーターに駆け寄りボタンを押した。 クレッグはエレベーターに背を向け、話しかけた。 「なぁ、いっそのこと皇族と首相は二手に分かれて救出しないか?」 といった直後、エレベーターのドアが開いた。 「クレッグ!危ない!」 ケビンが叫んだ。 そう後ろにはエレベーターに乗ったゾンビの大群がいたのだ。 クレッグはゾンビにつかまれエレベーターの中に引きずり込まれてしまった。 「ぐあああああああああああああああああああああああ!」 と断末魔の叫びを響かせ、エレベーターのドアはガチャンと閉まった。
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ C4 5つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞
再度ターンテーブルの機器に鍵を差しこんだ。駆動音が鳴り響き、アナウンスが流れた。 『ワーニング、ターンテーブルが起動します』 「ふぅ、あとはここで動くまで待ってればOKだね」 「やっと地上に出られるのね…」 安堵していた矢先、突然一つしかない自動ドアが開いた。もう4人揃っているのに? 「ハッ…ハッ…」 「モニカ!」 いつかのブサイク女だった。外傷はないみたいだけど、ずいぶん弱っていて虫の息だ。 「モニカ!どうしたのモニカ!」 「………」 モニカはヨーコちゃんに抱かれると、そのまま息を引き取ってしまった… 「…モニカ……」 「ヨーコちゃん…」 しばらくすると、再度自動ドアが作動した。 「今度は誰だ?」 入ってきたのは確かに人だったが、腐った人だった。 「う、うぉわ!」 「どっから沸いてきたの!この!」 こちらに向かってくる前にアリッサがショットガンで弾き飛ばしてしまった。 「この調子だとまだ幾らでも襲ってきそうだ。機関車の中に隠れていよう」 「そうね。鍵も閉めればあいつらも入ってはこれないでしょうに」
機関車への扉に手をかけたその時、また自動ドアが開く音が聞こえた。 「またかぁ?今度は俺がやってやる」 銃を構えてそいつが出てくるのを待ち伏せる。 ドアから出てきたのは、いつものゾンビ野郎ではなかった。 さっき通路で見たトカゲ人間だ。テクテクと歩くその様は不気味な違和感を醸し出していた。 両手にナタのような爪を持ち合わせていて、とてもヤバそうだ。 「なっ…!?」 「た、大変!ジムさん逃げて!」 「え?」 ヨーコちゃんの方に振り返っていた視線を戻すと、目の前にもうソイツが迫っていた。 足早いなチクショウ! 「げっ!こいつ!」 ガシャァン! ソイツは俺が撃つ前に腕を振り上げて、手に持つハンドガンを弾き飛ばしてしまった。 「いだぁっ!」 痺れる手を抑え、飛ばされたハンドガンを探す。しかしトカゲ人間はそんなヒマを与えなかった。 「シャァァッ!」 雄たけびを上げ、右手を振りかぶる。 「ひぃぃ」 へたれこむようにしゃがみ、首に向けて飛んできた斬撃を紙一重でかわした。 あんなん食らったら死ぬってマジで! 「あ、アリッサ、助けてぇ!」 「ごめん、弾切れだわ」 「うぉぉーい!」 必死に走り回ってトカゲの追撃を逃れる。何で俺しか狙わねえんだよコラ! その時、後ろからガラス瓶の割れる音がした。 振り返ると、硫酸を浴びて悶絶するトカゲ人間の姿があった。 倒れこみ、しばらくのたうち回ったあとに絶命してしまった。 硫酸って…ヨーコちゃんがやってくれたのか?視線を動かしヨーコちゃんを探す。 「ヨーコちゃん?」 「…良かった、間に合った…」 息の上がったヨーコちゃんは安堵してその場に座り込んでしまっていた。 「事態が飲み込めないな…あれは一体なんだったんだ…?」 横たわっているトカゲっぽいのがさっきまで動いていたなんて夢のようであった。 落としたハンドガンを拾い、俺たちは機関車の中に避難することにした。
「さっきのはアンブレラの造りだした生物兵器、通称「ハンター」です…」 「ふむふむ」 機関車に入ってターンテーブルが動くのを待つ。アリッサはヨーコちゃんから色々聞き出しているようだ。 胸元にあった手帳にメモをしながらヨーコちゃんの話を聞いている。 「つーまーり、人食い病の正体はアンブレラのウィルス兵器の漏出によって引き起こされた、 そういうことでいいのね?」 アリッサが手帳をぱん、と閉じてそう問う。 「はい…」 「ずいぶんな事してくれたじゃない?もう、この街ほとんど壊滅状態よ?」 「……」 「ちょ、そういじめるなってアリッサ…もっとこう楽しいこと考えようぜ?」 「ここに来てから何があったかしら?」 えーとだな…宝物のコインがヘコんだ。イモ虫まるけになった。トカゲに殺されそうになった。 ………。 「…なんもねえや…」 「まあいいわ、ここを出たらアンブレラをボッコボコに叩きのめしてあげるんだから。 ジャーナリストなりのやり方でね」 機関車が一瞬揺れた。ターンテーブルが動き出したようだ。 しばらくターンテーブルは上昇をし続け、そして停まった。 「着いたかな?」 運転席から外を見る。そこには曇った空が広がっていた。 「ち、地上だ!やっと出られたぞ!」 「よし、早くこれを動かそう」
発進するためのモノだとおもわれるレバーを引く。 ………。 また反応が無いんだけど。 「…ここまで来て機関車が使えないなんて言わないよね?」 ヨーコちゃんが運転席に置いてある書類を調べる。 「…機関車の脇に主電源装置があるみたいです。そこのレバーを引いてからじゃないと駄目みたいですね」 手間かけさせるなぁ、もう。 しょうがないので外へ出て、その機械をさがすことになった。一人だと危ないのでアリッサも一緒だ。 どうでもいいけどその辺にこれ見よがしにショットガンとかの弾や 救急スプレーが地面にゴロゴロ落ちているのはどういうことだろうか。 「助かるわ、ちょうど弾が切れてたのよね」 知ってるよ。そのせいでこっちが死にそうになったての。 「これかな、いじってみるか」 装置は案外すぐに見つかった。それっぽいレバーを引くと、 機関車の中から駆動音がうなりをあげ出した。ヨーコちゃんが機関車の窓から顔を出す。 「ジムさん!こっちはいつでも動かせます!」 「よっしゃ、早速こんなところオサラバしよう」 機関車に戻ろうとしたその時、大きな音を立てて足元の鉄板に急にヒビが入った。 「おわっ!?」 慌ててその場を離れる。打撃音が何発も響いたあと、鉄板に小さな穴が出来た。 そして、そこから得体の知れない何かが顔を出した。肌色のカエルの出来かけみたいな気持ちの悪いモノだ。 「何よコイツ、死になさい!」 バァァン! アリッサがそれに向かってショットガンを放った。 カエルは吹っ飛ばされ、機関車のレールの上まで2、3回バウンドして行った。 「容赦ないなー…」 「ふん、もう何でも来なさいってもんよ」 カエルは血を噴出しながらピクピクと痙攣していた。よく生きてるなぁ。 「しぶといわね…いいわ、このまま機関車で轢き殺してしまいましょうか」 「ちょ、それグロすぎだって!」 「はーい、じゃ機関車動かしますよー」 「ヨーコちゃん!?」 ヨーコちゃんも乗り気かよオイ。状況が状況だから皆気が変になってないかい? 「ハァーーァイ!早く出発だ!」 あ、この人は結構もうダメだな。 全員乗り込み、無事機関車は発車した。だけどこの機関車は街の外へ繋がっているわけでは無かった…
48 :
リザルト :2005/07/29(金) 23:54:34 ID:???
シナリオ達成表 零下 ・「アリッサvsモニカ」デモ起動 ・「BF7でV-JOLT使用」デモ起動 ・「モスジャイアント襲撃」デモ起動 ・「電算室に捨て置かれる」デモ起動 ・「ハンドバーナー使用」デモ起動 ・鍵を使ってターンテーブルを稼動 ・機関車を動かした ・G変異体を無視した ・所員Aからアイテム入手 ・所員Bからアイテム入手(ヨーコ) ・『パスコード更新』を入手した ・毒を受けた ・ジョージがハーイハーイうるさい SPアイテム ・ネームプレート1
49 :
リザルト :2005/07/29(金) 23:55:50 ID:???
シナリオ追加 「巣窟」を選択可能になりました
50 :
リザルト :2005/07/29(金) 23:56:23 ID:???
シナリオ追加 「逃避」を選択可能になりました
零下長いからG戦を省いちゃいましたイヤッホイ。 「逃避」は、バイオ3の初っ端〜電車でGO辺りまでをOB風にしたオリジナルの話です。 んなもんいいから巣窟やれコラって人が多いならこれは書かずに巣窟からやろうかと思ってます。 ちなみにこんな風に考えてる↓ 『逃避』 死者たちの宴も終わりを告げ、乗り遅れた亡者どもがわずかにさまよい歩く のみとなった街の大動脈。そこで我々が見たものは、かつての惨劇の生存者、 そして、それを執拗につけ狙う邪悪な黒い影の姿であった――――
>>51 >ジョージがハーイハーイうるさい
ちょwwwおもいっきりポカリ吹いたぞwwwジムの人超GJ!
とりあえず、ジムの人が書きたいと思っている順番に書いたほうが
モチベレーションも出るから、それでいいと思う。
次のも期待してますぜ、だんな!
>>43 の方もジムの方もおもしろすぎ!(・∀・)次回作、心から楽しみにしてます
Gヨワスwwwwwww 最高におもしろかたですGJ!
>>53 ありがとうございまつペコリorz
少しずつアップ&未熟ですが、よろしくでつ。
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus
Decision in The Friend'S DeatH
「畜生!何が原因でこんな事になってるんだ!」
ケビンは心の奥からとてつもない怒りを感じた。
長年一緒に戦ってきた仲間が死に、さらにその状況下でサバイバルしなければならない苦痛。
全てがうねりとなり、多大なストレス、興奮を生み出していた。
「落ち着け、ケビン。」
ジャックが冷静に言う。
ジャックは新人の特殊部隊の中のエリートであった。
こんな状況だからこそ、冷静にならなければならないのはケビンも知っていたが、ジャックの胸倉を掴み上げ叫んだ。
「何でお前はそんなに冷静でいられるんだ!
仲間が死んだんだぞ!?仲間が死んで・・・なんで・・・・。」
ケビンはしゃがみ込んだ。
ジャックはそれに答えるかのようにケビンを慰めた。
「クレッグは、いい奴だった。
あいつは、いつも俺達のムードメイカー的な存在であり、
アイディアの出だしだ。だからこそ、俺達の代わりに死んでくれたんじゃないのか?
あいつは俺達に生きろとあの世でも言ってるはずだ。だから俺達は生き残る。
今、その全てに命・・・・・・、いや命なんて賭けない。
絶対に生き残るんだからな?」
ジャックは今思ってる事を全てケビンにぶちまけた。
確かにそうかもしれない。
あいつだからこそ・・・・・。
ケビンは決心した。
「生き残ろう!そしてこの事件の全てを暴くんだ!」
ケビンはみんなに呼びかけた。
みんなは無言でうなずいた。
「クレッグの分まで生きよう!いや生き続けてやるんだ!」
トムは叫んだ。
ケビン=ドリスコル 状態:健康的には問題ないが、情緒不安定 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ C4 5つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞
57 :
ゲーム好き名無しさん :2005/07/30(土) 19:34:07 ID:Sgs0hrjA
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus Like the appetite.... 「さて、いこうか。」 無口なジョンは重い口を開いた。 「エレベーターが使えないとなれば、階段か。 この先、何が起こるか分からないから警戒しておけよ。」 何が起こるか分からない・・・・・。 確かにそれは言えている。 どこを撃っても痛がらないゾンビ達、生気がない都市。 そして、増え続ける犠牲者。 生き地獄、いや元々、人間界は地獄だったのかもしれない。 地獄の中の地獄・・・・・・・。 「階段を見つけたぞ、さぁいこう。」 トムが階段へと皆を誘導した。 階段を降りはじめたとき 下からはうめき声のような音が聞こえてきた。 う・・・ぉ・・・・・ぉ・・・。 さらに生暖かい風がケビン達を包み込む。 「不気味にもほどがあるぜ・・・・、冗談じゃねぇ。」 ケビンは舌打ちした。 階段を9階分降りたとき、 「なんだこれは・・・・・、何かで階段が壊されてるぞ・・・。」 階段が途中で消えていた。 壊したというより、裂いたと言ったほうが早いのだろうか そこには血が飛び散っている。 「ほかに道は・・・・?」 ジョンが悩んでいると 奇妙な泣き声が聞こえた。 音が高く、とても気持ち悪い声。 キュウゥゥ、そしてピチピチと聞こえるコンクリートと肌が触れる音。 「何か・・・・いる!?」 ジャックは直感した。 「みんな、警戒しとけ・・・、何か来るかもしれない。」 皆は咄嗟に銃を構えた。 カチャッと一斉に響く金属音。 「何だあれ・・・・?」 するとそこにはピンク色の奇妙な四股と尾が生えた物体があった。 「ぐあああああっ!」 トムがいきなり叫んだ。
>>22 >隔離さんの駄作小説とは大違いですね。
あの〜。『隔離』というのは小説のタイトルであって
名前ではないんですけどw
そもそもタイトル名を名前欄に書き込んだわけは
続きを書いたときに途中からでも何の話かわかるためです。
『45』とか『ジムのアウトブレイク』は名前ですか?
タイトル無しの書き込み多いですけど、やっぱあった方が良いよ。
でも名前欄に書き込んだらコテハンと勘違いされそうwどうすればいい?
ちなみに駄作言われたがメタルギアをモデルにしたのは無理有り過ぎたかな…。
だから途中から面倒になって適当に書いて無理矢理終わらせたw
だから自分でも駄作なのは分かり切っていましたw
>>22 もあれだが
>>58 はもっとアレだな。
必死すぎ。なにその後釣り宣言みたいな言い訳。
大体45さんは名前だし。あれがタイトル名に見えるなら病院池。
9月28日 昼 いまやゾンビに追われる市民の悲鳴も聞こえない しかし 俺たちはまだ生き残っていた
俺はバーでゾンビたちに襲われて、流れ流れてこの倉庫内で一時の休息をしていた。 倉庫には先客達がいた。バーの一件で離れ離れになっていた警官さんのケビン。 警察署の特殊部隊の一人だというジルと言う名のエロい格好の女。 あと俺と同じような一般人が数人だ。 「…そろそろ頃合ね、ここを出ましょう」 ジルがそう呟く。 「…そうね、ここもいずれヤツらがはいってくるし」 アリッサがそう答える。記者をやっているらしい。 こいつも結構いい体してるんだよなぁうへへ 「ま、待て!お前ら正気か!」 太った男が身を乗り上げた。ダリオという名前の中年のオッサンだ。 「俺は通りで娘を失ったんだぞ!またあそこへ行けと言うのか!」 「そうだそうだ、オッサンが可愛そうだぞ!」 俺もおっさんに同意なので加勢する。道中でほんと死にそうになったんだよマジで。 「けどよ…ここにいても救援なんて来やしねえぜ?」 「そうよ、行くなら集団で動いた方がいいし…」 ケビンとジルが諭す。警察も辛いね。 「嫌だ!俺は行かんぞ!」 「そうだそうだ!」 「あんなゾンビ野郎に喰われるぐらいなら飢え死にしたほうがマシだ!」 「そうだそうだ!」 「ほっといてくれ!」 叫びながらオッサンは倉庫の奥のほうにあるコンテナに向かって走っていった。 「え、ちょっとオッサンどこ行くの!」 慌てて追いかけたが、既にオッサンはコンテナの中に閉じこもってしまっていた。 「うぉぉーい!コラ!何してんの!」 「くどいぞ!俺は行かん!」 「いやそうじゃなくて!」 俺も入れてくれ!と言いたかったが止めた。オッサン気が振れちゃってるみたいだ… 「…そこのキミ、どうする?」 「…行きますよ」 ちゃんと市民を守っておくれよ?警察の人…
「…話はまとまったか?」 デビットがそう言った。 配管工の人らしいが、さっきから柱にもたれかかって何も喋らないんだよなぁ。 なんか目つきがおっかないし。 「全員で街を探索して脱出の手段を探す!武器のない人は私達から離れないように!」 「あの、姐さん…」 「ん、どうしたの?」 「45口径の弾持ってない?」 警官さん弾切れかよ! ジルはため息をついた後、どこからともなく変な道具を取り出して、手持ちの火薬と組み合わせて 弾薬を作ってしまった。どういう仕組みだよオイ。 「サンキュ、助かったぜ姐さんよ」 「乱射は避けてよね…狙うなら頭の眉間の辺り、確実に一発で仕留めなさい」 「へいへい…」 …なんでそんなゾンビ慣れしてんの? 「何か車であればいいのに…」 「ダメね、道路はどこも封鎖状態だし…使うならヘリか何かにしないと」 ジルとアリッサが話しながら街の往来を歩く。 丸腰の俺とアリッサは、ジルとケビンに守ってもらうように固まりながら進んでいた。 デビットはよく分からないが一番後ろから一人でついてきていた。 ナイフ一本しか持ってないみたいだけど、大丈夫なのかな。 道で倒れ伏していた死体が起き上がる。ゾンビ野郎だ。 「来たなこの野郎!」 ダァァン! ケビンが45口径の銃でゾンビを吹き飛ばした。 だけどゾンビはそれでもまた起き上がり、迫ってきた。 「くそっまだ生きてやがるか!」 ダァン! ジルがベレッタ(改造品?)でゾンビの脳天を撃ち抜いた。 血飛沫を上げてゾンビが崩れていった。 「一発で仕留めなさいって言ったでしょ?そんな調子だからクリスに勝てないのよ」 「…あい」 ジルは一発分リロードしながらケビンに説教している。余裕ありすぎだろ。 「あなた…さっきからヤツらに遭っても全然動じないみたいだけど、 何かあったの?」 「前にコイツらと戦った事があるからよ。それよりも、ここで起きたことは 絶対に報道してちょうだいね、記者さん」 「…もちろんよ」 戦ったことあるって…さらっと言ったけどおかしいよな。
なんかジムが突っ込んでばっかだ。しょうがないよねうんうん。 とりあえず逃避始めました。 なるべく短くまとめようとは思ってるでよろしく。
短くなくていいです(*´д`) 久々のジルも見れてこれからが楽しみでしかたないW がんばってぐたさい!
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus Devil's Curse トムのほうをみると腹にすでに奇妙な生物が噛み付いていた。 「助けてくれ!」 「畜生!」」 ジャックはM9で奇妙な生物の脳天をぶち抜いた。 奇妙な生物はトムから離れ動かなくなった。 「死んだな・・・。」 ジャックは冷静さを取り戻した。 「クソッたれ!なんなんだあいつは!」 トムは腹に応急処置をしつつ言った。 俊敏でしかも、食欲旺盛、その奇妙な生物はケビン達の予想を遥かに超えていた。 何が原因でこんな事に・・・・・。 「お、こんなとこに新聞あるぞ。」 トムが新聞をとった。 そこには衝撃的な事実があった。 『アンブレラジャパン社所有工場にて、原因不明の薬物流出事故』 何だこれは・・・・・?薬物流出? 薬物流出なんかでここまでになるのか? トムの背は冷え切った。 「まず、ここからどうするか考えよう。 とりあえず使える道具がないか、探してみよう。」 ケビンは言った。
66 :
30 :2005/07/31(日) 18:18:39 ID:???
どうもです。 新スレでのいっこめがやっと出来ましたので投下します。 本来なら辻褄が合わないはずなんですが、チカラワザでこじつけてます。 そこら辺、寛大なお気持ちで読んでいただけると幸いです。 では・・・
67 :
30 :2005/07/31(日) 18:19:38 ID:???
トラックの中は沈黙が支配していた。 さっきまで女性警官に色々話しかけていたケビンは黙って外を見ている。 女性警官の方も泣きやんでうつろな目をして壁によりかかっていた。 これから私たちはどこに行くのだろう。 マービンさんを見捨ててトラックを発車させた運転手は、周囲にゾンビの姿が 見えなくなると途端に陽気になったみたい。私には馴染めそうもない性格だわ。 しばらくぼんやりと外を眺めていたケビンが突然声を上げた。 「おい!今のは・・・」 外に目をやると、私たちのトラックとすれ違ったパトカーが一台、警察署の方へ 向かって走って行くのが見えた。 ケビンは運転手に駆け寄って肩を掴んだ。 「引き返すんだ!」 その言葉を聞いた運転手は、さっきまでの陽気さはどこかへ霧散したような顔で 振り返った。 「冗談言うなよ!せっかく助けに来てやったのに!」 「同業者がむざむざゾンビの群れに突っ込んで行くのを見ていられるか!」 「いやだね。行きたかったら飛び降りて歩いて行けよ」 ケビンの怒りは私にも伝わってきた。 女性警官も目を吊り上げて引きつった顔を運転手に向けている。 「そうか。ならしょうがねぇな」 ◇
68 :
30 :2005/07/31(日) 18:20:38 ID:???
私たちは三人で、白目を剥いた運転手を引きずり下ろして荷台に横たえた。 トラックの傍らに立った私たちは、パトカーが走り去った方向を見つめている。 私はケビンに尋ねた。 「行くの?」 「ああ。体を張って逃がしてくれたマービンにはすまないがな。 ヨーコはリタとハリーと一緒に脱出しろ」 言うだろうと思った。でも私は即座に拒否した。 「トラックにある弾薬を持って行くには私のザックが必要でしょ」 それはただの言い訳で、私はこの事件に責任を感じていたのだ。 まだはっきり思い出すことは出来ないけれど、私がアンブレラに荷担していた ことは間違いない。そんな私がケビンを残して逃げられる訳がない。 リタもいつの間にかハンドガンに弾丸を装填している。 ケビンは嬉しそうに微笑むと言った。 「よし、じゃ一丁行くか!」 リタがハンドルを握り、私が助手席に座った。 ケビンはハリーが目を覚まして暴れないように後ろで見張っている。 リタは私と顔を合わせて頷くと、躊躇なくアクセルを踏んだ。 ◇
69 :
30 :2005/07/31(日) 18:21:36 ID:???
警察署に着いてみると、ゾンビたちはすっかりいなくなっていた。 生きた人間がいないところには用がないということなのだろうか。 さっきのパトカーも到着した形跡がない。どこかで追い越してしまった? それとも炎上する街中に? とりあえず私たちは置き去りにしたマービンさんを探すことにした。 ケビンとリタに捜索をまかせ、私は署内のセキュリティシステムを操作するため 端末に向かった。さっきはリタを脱出させる通路を探すので手一杯だったけれど、 今はまだ余裕がある。今のうちにあのやっかいな神経ガスを止めておかないと。 PCのセキュリティに関してラクーン警察はまだそれほど意識が高くなかった らしく、比較的簡単にハッキングできた。 神経ガスを止めるついでに、さっきは開かなかった扉も開けておいた。 ただ、一部の扉の解錠には特殊なカードが必要らしく、これはまだ解除できて いない。 「ふぅ」 ひと息ついて背筋をストレッチしていると、バンっという大きな音とともに 二階回廊にあった扉が開いた。さっきは固く閉ざされていたやつだ。端末で見た 平面図によれば、確か図書室だったはず。 扉が開くと同時に何かがどさっとホール一階の床まで落ちてきた。 「うぐっ・・・」 床には体をくの字に曲げたケビンが横たわっている。 「ケビン!!」 「・・・気を付けろ。とんでもないやつがいるぜ・・・」 そして図書室の扉から黒い影が現れた。 ◇
70 :
30 :2005/07/31(日) 18:22:35 ID:???
「タイラント!」 言ってから自分で驚いた。私はあれを知っている・・・ 記憶の一部が混沌の中から顔をのぞかせたような気がした。 頭の中をめぐる顔・・・モニカ、グレッグ・・・ 断片的な記憶は私をさらに苦しめる。 「ヨーコ!逃げろ!!」 ケビンの声に目を上げると、そこには二階から飛び降りてきたタイラントが 腕を振り上げて立っていた。 私は後ろを振り返って逃げようとしたが、うまく足に力が入らずに這いつくばった ような形で必死にもがいた。ケビンのマグナムの音が響く。思わず振り向くと、 タイラントはケビンの狙い撃ちに歩みを止めていた。おかげで、振り下ろされた タイラントの腕は風を切って私の横を通過し、床を直撃した。 「ヨーコ、マガジンをよこせ!」 弾切れ!? 体勢を立て直した私は、あわててザックからマグナムのマガジンを取り出した。 しかし、悠長に渡している余裕はなかった。タイラントの拳がケビンを襲う。 かわしてもかわしても次々と繰り出されるパンチ。とうとうケビンは直撃を 受けて叩き伏せられた。周囲には血液が飛び散っていた。 私は腰に差していたハンドガンを握った。 でもだめだ。こんなものではタイラントは蚊に刺されたくらいにさえ感じない。 反動に翻弄されながらも全弾撃ち尽くした。しかし、その時にはタイラントは ケビンを見下ろしてとどめを刺そうとしていた。 「ケビン!逃げて!」 ケビンが笑ったように見えた。手に何か持っている。 ・・・あ、あれは 手榴弾!! 「だめっ!!!」 ケビンはタイラントを道連れに自爆するつもりだ! ◇
71 :
30 :2005/07/31(日) 18:24:02 ID:???
「目をつぶって!」 受付の扉からリタの声が響くと同時にホールに光があふれ、辺りは真っ白になった。 閃光弾だ。ゴーグルをかけたリタがケビンを助け起こした。ケビンの手からこぼれ 落ちた手榴弾が私の足下に転がって来る。よかった、ピンはまだ抜かれていない。 リタは私に手招きをするとケビンに肩を貸したまま玄関に向かって走り出す。 私も、足下の手榴弾を拾って必死でついて行く。 タイラントは目眩を起こしたかのように片膝をついて頭を左右に振っている。 正門には私たちが乗ってきたトラックがある。結局、戻ってきた目的は何ひとつ 達せられなかったけれど、こうなっては退却するのも仕方がない。 私たちは玄関の扉を開いて外に出た。 ・・・だが、トラックはなかった。 呆然と立ちつくす三人。 ケビンが吐き捨てるように言った。 「ハリーの野郎!!」 あの臆病な運転手は、私たちを残してトラックで逃げてしまったのだ。 背後からは玄関に体当たりするような音が聞こえている。タイラントが外に出て 来るのは時間の問題だった。 ◇
72 :
30 :2005/07/31(日) 18:25:20 ID:???
リタの手引きで建物の西側に回り込み、窓から廊下に入った。その直後に玄関の 開く音がしたが、うまい具合にタイラントは私たちを見失ったようだ。 資料室と書かれた部屋の前を通り過ぎ、北西の角を曲がって二階への階段がある 場所まで来た。何もいない。 ここでケビンにハーブの応急処置を施した。 「さっきは確かめなかったんだが、二階のS.T.A.R.S.オフィスには何か武器が あるかも知れない」 ひと息ついた私たちは、ケビンに従って階段を登った。 二階の長い廊下の先、左側に壊れた扉があった。その扉の向こう、明かりの消えた 暗い廊下の先には明るい別の廊下が見えている。そこから図書室に抜けられそう だったが、S.T.A.R.S.のオフィスは廊下の突き当たりのさらに先にあると言う。 意味ありげな彫像が置かれているスペースから扉を開くとオフィスの前廊下に出た。 期待に反してS.T.A.R.S.のオフィスには大した武器はなかった。マグナムの弾丸が 少しと釘打機。これだってJ'sBARでお世話になった通り、立派な武器になる。 両方ともしっかりザックに仕舞った。 ケビンはこのS.T.A.R.S.の試験を何度も落ちているという話だ。いったいどういう 気持ちなのだろうか。表情はいつもと変わらないが、見ようによっては楽しんで いるようにも見えなくはない。ケビンなりに思うことはあるのだろう。 廊下をそのまま進むと図書室前に出るはず。しかし、扉には鍵がかかっていて スペードのマークが刻まれていた。どうやらオンラインでロックを解除できない 扉のようだ。 仕方なくさっきの壊れた扉まで戻ることにした。 彫像のある廊下に出てみると、階下からなにやらざわざわと奇妙な音が聞こえて 来る。人の心を不安にさせる音だ。ケビンはマグナムを、リタと私はハンドガンを 構えてゆっくり進んだ。 ◇
73 :
30 :2005/07/31(日) 18:26:23 ID:???
「なにこれ!?」 リタが叫んだ。そのクリーチャーは私も今までに見たことがなかった。 頭に巨大な花をつけた植物が、根を足のように使ってじりじりと階段を登って 来たのだ。それも二体や三体ではない。 植物にもTウィルスが有効なことは理論的にわかってはいたけれど、こんな ふうに移動するモンスターに変わるなんて、実物を見てもまだ信じられない 気分だった。 また記憶がフラッシュバックする・・・ モニカが得意げに何かしゃべっている。その向こう、ガラス越しに見える実験室 にはたくさんの植物が生い茂っている。 私は銃声で我に返った。 ケビンとリタが植物を銃撃している。しかし、銃弾はほとんど効いていない様子で、 植物たちの進行は食い止められそうもなかった。 倒せないものはやり過ごすしかない。私たちは壊れた扉を入った。 私はさっきの釘打機でその辺にあった板きれを打ち付けてバリケードを作る。 植物たちは私たちを見失って動きが止まったようだ。 ほっとして振り向くと、今度は別の災難が待っていた。 ガスマスクをした特殊部隊風の人物が銃をこちらに向けて立っていたのだ。 「動くな」 ◇
74 :
30 :2005/07/31(日) 18:27:21 ID:???
私たち三人は黙ってそのガスマスクの顔を見つめていた。 「アンブレラの人間か?」 ケビンの問いかけを無視してガスマスクの男は言った。 「武器を床に置いて手を頭の後ろの回せ。ゆっくりだ」 仕方なく指示に従って私たちは武器を床に置いた。視線をガスマスクの男に 戻した私たちは、その男の背後に目を奪われた。 リッカー・・・ 私はつぶやいた。最初に警察署に来たとき、東側の廊下にいたやつだ。 私は思わず叫んだ。 「危ない!」 振り向いたガスマスクの男の首に、リッカーの長い舌が巻き付いた。 間髪を入れずマグナムを拾ったケビンは、リッカーの頭部に銃弾を撃ち込んだ。 舌が緩む。男は激しく咳き込みながらうずくまった。 「大丈夫か?」 私は密かに笑ってしまった。 「大丈夫か」もないもんだわ。今まで私たちに銃を向けていた人なのに。 そんなところがケビンらしいということね。そう言う私も、思わず「危ない」と 警告を発してしまったし。どうやら私たちは相手が誰であれ、見捨てることは できない性格のようだ。何だかちょっと嬉しい。 リッカーはまだ死んではいない。しかも向こうにはまだ別のが二体壁に張り付いて いるのが見える。私はなるべく小さな声で早口に言った。 「このクリーチャーは目がないの。音に反応して襲って来るから、なるべく静かに 移動するのよ」 ◇
75 :
30 :2005/07/31(日) 18:28:55 ID:???
図書室の扉を閉めると私はへたり込んでしまった。 こんなジェットコースターのような展開では神経が持たない。 ケビンは何事もなかったかのように、私が渡したマグナムの弾丸を補給している。 リタはマスクの男を介抱しようとしているが、横になった男は頑なにマスクを 外そうとしなかった。 ケビンがマグナムをホルスターに仕舞ってマスクの男の傍らに立った。 「大丈夫か? あんた、ここで何をしていたんだ?」 マスクで表情は見えないが、男にはすでに敵対心をなくなっているように思えた。 「それは言えない。だが・・・助けてもらって感謝している」 「なに、俺は警官だからな。市民を守るのが義務だ」 笑いながらケビンが言った。 それを見ていたリタが、マスクの男に向き直って尋ねた。 「あなた、負傷した警官を見なかった?マービンって言うんだけど」 「いや、ここで生きた人間に会ったのは君らが最初だ」 リタは視線を落とした。 「・・・そう」
76 :
30 :2005/07/31(日) 18:29:54 ID:???
落ち込むリタに悪いと思いながらも、私も聞かずにはいられなかった。 「あなたはここからどうやって脱出するつもりなの? 私たちは乗ってきたトラックを失ってすっかり閉じこめられているの」 男は上体を起こしてしばらく黙っていたが、顔を上げるとこう答えた。 「東側の屋上に迎えのヘリが来る」 私たち三人は顔を見合わせた。 「命を救ってくれた礼に、君らも乗せて脱出しよう。 ・・・だが、定員ギリギリだ。無事に飛べるかどうかはわからん」 ケビンが右手を差し出して言った。 「すまないな。ま、いざとなったら俺が残るさ・・・ 俺はここの警官、ケビン・ライマンだ」 マスクの男は一瞬躊躇したように見えたが、立ち上がってケビンの手を握った。 「オレは・・・素性は言えないが、ハンクと呼んでくれ」 ◇
77 :
30 :2005/07/31(日) 18:31:58 ID:???
図書室からホール上の回廊を回って待合室に抜ける。その間、一階からの梯子に リッカーが取り付いているのを見て、四人がかりで倒した。そして登って来れない ように梯子は二階に収納しておいた。 待合室はちょうどふたつに分断される形で物が散乱していた。さっきはそのおかげで 難儀な思いをしたのだった。みんなで物を移動させて通れるようにすると、待合室 らしい感じが戻ったようだ。ソファーが私たちを誘惑していたけれど、心を鬼にして 次の扉を開いた。 続く廊下にはゾンビの団体がひしめいていた。 扉を開けたとたんそんな光景を目にして、みんな緊張が一気に高まった。 しかし、ケビンとリタ、ハンクのプロトリオにかかれば団体ゾンビも敵では なかった。私は三人に守ってもらう形で無傷でそこを通り抜けることが出来たが、 この戦いで弾薬のほとんどを使ってしまった。 ぎしぎしと鳴る廊下を進んで無事に屋上に出た私たちは、無言で上空を見上げる。 しゃがみ込んで信号弾を打ち上げたハンクは、私たちを見回して言った。 「ここからの脱出は保証しよう。だが・・・」 彼は言いにくそうだった。 「わかってるよ。俺たちは感染してるからな」 ケビンが察して先に言った。 「適当なところで降ろしてくれ」 ハンクはケビンを正面から見据えて黙って頷いた。
78 :
30 :2005/07/31(日) 18:32:57 ID:???
しばらくしてヘリが屋上に着陸した。中の軍服の男とハンクが何やら話をしていた。 どうやらハンクの方が上官らしく、中の男は敬礼して私たちを迎えてくれた。 しかし、最後になってリタが渋った。このまま脱出しては、マービンを二度見捨てる ことになる、と言って。 その言葉にはケビンも辛そうな表情を見せた。 結局、あのパトカーに乗った警官にも会えなかったし、戻ってきた目的はことごとく 達成されていない。言ってみれはこれは敗走だ。 「マービンが俺たちに教えてくれたことを後輩たちに伝えていくのが俺らの役目 じゃないか?ここで死んだら意味がない」 ケビンはそう言ってリタを説得したが、自分でも納得はしていないようだった。 冷たいようだけれど、あんな重傷を負ってワクチンがなければ、発見したところで 私たちの手で葬ってあげるしかできることはないだろう。それをリタも心の底では わかっていたに違いない。わかっていても理屈通りに行動できないのが人間なのだ。 しかし、そんなことを言っていられない事態が襲って来た。 屋上の扉が開いてタイラントが現れたのだ。 ◇
79 :
30 :2005/07/31(日) 18:33:56 ID:???
「上昇しろ!」 ハンクが叫ぶ。 しかし、定員オーバーなのか、ヘリはゆっくりとしか上昇できない。 これでは飛び立つ前にタイラントに捕まってしまう。 ヘリが壊されればすべて終わりだ。 ケビンが私に向き直って手を出した。 「ヨーコ、さっきの手榴弾を出せ」 「ケビン、まさか!?」 「心配するな。いいから貸せ」 私がザックの中から手榴弾を出すと、ケビンはそれを受け取って1メートルほど 上昇していたヘリから飛び降りた。 「ケビン!!」 リタが叫ぶ。ケビンを追って飛び降りんばかりの勢いに、私はしっかりとリタの 腕を掴んでいた。 「燃料が逼迫しているためこのまま上昇を続ける。 もう一度離陸をやり直す余裕はない」 ハンクが屋上に降り立ったケビンに叫んだ。 ケビンはにっこり笑って親指を立てて見せた。 「時間は取らせねぇよ」 ◇
80 :
30 :2005/07/31(日) 18:36:30 ID:???
屋上に現れたタイラントは、ケビンの姿を捕らえて一度立ち止まった。 体勢を低く構え直すと、一気に駆け出してケビンに突進して来た。 向き直ったケビンは不適に笑うと、手榴弾のピンを引き抜いて、襲いかかって来る タイラントの頭めがけて放り投げた。 手榴弾はゆっくりと放物線を描きながら宙を舞って行く。 私の目には時が止まったように感じられた。周囲の音も消えて無音になった世界で、 ケビンが腰のホルスターからマグナムを引き抜くのが見えた。大きく構えを修正して 狙いをつけたケビンの人差し指が、スローモーションのように引き金を引いた。 銃口から閃光が走り、音速に迫るスピードで螺旋に回転しながら弾丸が射出された。 弾丸は回転しながらタイラントの頭部めがけて飛んで行く。 放物線を描いて落ちてきた手榴弾がちょうどその行く手を塞いだ。 弾丸はタイラントの目の前で手榴弾に命中した。 ドゥッ 鈍い爆発音が響いてあたりは一瞬何も見えなくなった。 顔を覆っていた手を離してみると、さっきまでタイラントがいた場所には、 下半身だけ残して吹き飛ばされたモンスターの残骸があった。 左足を一歩前に出したかと思うと、残骸の下半身はそのままばったりと倒れて 動かなくなった。 辺りの音が戻ってくる。ヘリの苦しそうなローターの音が耳に突き刺さった。 「ケビン!」 私は夢中で叫んだ。 ケビンは振り返ってこちらに駆けて来る。 ヘリの真下でジャンプしたケビンの手を、私は精一杯身を乗り出して掴んだ。 手のひらの中に確かな存在感がある。ケビン、一緒に脱出するのよ。 私の弱々しい手に、左右から手が添えられた。リタの、そしてハンクの、力強く 温かい手だ。 三人の手に支えられて、ケビンは私たちの元に戻って来た。 ◇
81 :
30 :2005/07/31(日) 18:37:30 ID:???
それは確かに敗走だったかも知れない。 でも、生きている限り私たちにはあらゆる可能性がある。 その可能性を生かすも殺すも、これからの自分たちの行動次第なのだ。 上空高く舞い上がった私たちは、その時警察署の表と裏に別々にたどり着いた ふたりの人間に気付くことはなかった。 だが、遠くからやってきた別のヘリが、何やら巨大なカプセルを投下して去って 行くのははっきりと目撃した。 ラクーン警察署・・・ そこはまた別のストーリーの舞台となるに違いない。 E N D
>>66-81 おもしろかったでつw
楽しみながら読ませてもらいますた。
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus
Survival!
「お、ホースがあるな、そういえば。」
ケビンはホースにかけよった。
ホースで窓を割って下に降りれば・・・・・。
するとその時、
グルルル・・・・・、まるで犬が警戒している時にだす音が聞こえてきた。
そしてだんだんと近づいてくる足音・・・・。
ケビンはおもわず後ろを向いた。
「なんだこいつっ!?」
そこには先程の奇妙な生物の面影をもった怪物がいた。
筋肉は強化され、体も大きく、まさに悪魔というべき存在。
爪や歯もするどく、背中には角のようなものが生えていた。
「にげるしかねぇな!」
ケビンはスモークグレネードを引き金を引き投げるとダッシュした。
「みんな!こっちへこい!」
ケビンは呼びかけた。
>2過去ログサイト管理人です。随時更新できなくて申し訳ない。 とりあえずここまでのログをまとめておきました。 今後も更新は何ヶ月かごとになると思います。 本来はスレが廃れて無くなってしまったときにこの作品が読めなくなってしまうのは寂しいなぁ、という気持ちでまとめだしたのですが、 ここまで良質の作品を生み出し続ける息の長いスレになるとは思いませんでした。 これも元ネタであるバイオハザードの懐の広さ、それを愛する職人と読み手の人たちのおかげですね。
>>83 ありがとうです。
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus
Survival!2
「どうした?ケビン。」
トムとジャックは駆け寄り、言った。
「ホースがあった、後・・・・・、とんでもない化け物がいた。」
ケビンはぜぇぜぇと息をしながら言った。
あれは、化物、いや悪魔と言うのが合うのだろうか?
恐ろしく俊敏で、食欲旺盛。
さらにどことなく犬に似ている存在。
犬・・・・・?そうか!嗅覚・・・・・。
「トム!少し腹の包帯を血のついてる部分だけ貸してくれないか?」
「別にいいが、何故?」
トムは腹の包帯を取りつつ言った。
そして血のついた部分だけ、近く似合ったナイフで切り取った。
「俺の予想が当たっていれば、あれは犬・・・・・・。
嗅覚がすごいんだ。血のにおいをかぎつけて襲ってくる。
俺には古傷があるんだが、その血の臭いまでもかぎつけてくる。
俺のC4に血のついた包帯を巻いて、あいつがきたところを爆破するんだ。
後、香水とか無かったか?」
トムは問い、ジャックが答えた。
「あったぞ、こっちだ。」
ジャックは3人を誘導した。
そこには大量の香水が置いてある香水店だった。
「みんな、体中に香水を満遍なくつけろ。」
「何故!?」
トムは叫んだ。
「あいつの嗅覚による追跡を麻痺させるんだ、とにかくつけろ!」
皆は香水を体中に満遍なくつけた。
「よしこれでいい、今からサバイバルが始まる・・・・・。
銃のモードをグレネードランチャーにしとけよ。」
ケビン=ドリスコル 状態:健康的には問題ないが、情緒不安定 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 5つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:軽傷 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞
誤字が多い気がするがガンガレよ。
90 :
ゲーム好き名無しさん :2005/08/01(月) 10:11:38 ID:YqYBKIcV
がんばれ
92 :
ゲーム好き名無しさん :2005/08/01(月) 11:12:42 ID:YqYBKIcV
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus Survival!3 「ここに置いとくか・・・・。」 そこにあったのは、厚みがそんなにないコンクリート壁。 しかしそこには多くの死骸や、血が飛び散った痕があった。 これであの奇妙な生物はくるだろう。 死骸のすぐ前にC4を2つ配置した。 「こんなに使っていいのか?」 とトムが問う。 「相手は得体の知れない化物だろ? 派手にドンパチしねぇと死なねぇよ。」 するとピチピチという水気のあるような足音がした。 「来たな・・?」 すると皆は銃を構えた。 「なぁケビン・・・・?こいつか?」 とトムは呟いた。 「ああ。」
すると奇妙な生物はトム目掛けて飛び掛ってきた。 こいつ・・・・、香水つけても嗅ぎわけれるのか!? 「よけろ!」 特殊部隊員は自分が思うままに行動を始めた。 トムに飛び掛ってくる化物の頭めがけてジャックはM16を発砲したが 早すぎるためそれてしまった。 「死なせてたまるかよ!」 ジョンはグレネードランチャーを一発、化物の腹部に撃ち込んだ。 ドォオオオン!と地面を響かせ、化物に命中した。 化物は吹き飛び、姿が見えなくなった。 「死んだか?」 トムは聞いた。 「いや・・・・・・まだだ!」 ケビンは叫んだ。 化物は頭上の壁に張り付いていた。 傷が・・・・・・無い!? 腹部に受けたはずの傷が完治していた。 「体を丸ごと吹き飛ばすしかねぇぞ!」 トムは叫んだ。 トムはM16を通常モードに切り替え撃ちまくった。 パパパンと3発ずつリズムよく響く発砲音。 しかし化物にはかすり傷程度だった。 するとケビンは置いてあったC4に駆け寄りC4を化物目掛けて蹴飛ばした。 「みんな伏せろぉお!」 化物は待っていたかのようにC4に飛びついた。 その瞬間ケビンは起爆装置を起動。 爆発によりドゴォオオオオンと轟音が響いた。 爆風によってケビンは吹き飛ばされた。 「終わったのか・・・・・?」 ジャックは聞いた。 「そのようだ・・・・。」 とケビンは答えた。
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 3つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:軽傷 M16 サイレンサー、スコープ、グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 M9 サイレンサー装備 マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞
特殊部隊なので対峙してる時はよけれるだろうと思い無傷にしてみたんですが、 調子に乗りすぎましたかね?orz C4蹴り上げはなんとなくですね、カコイイのいれてみようかなという気まぐれ・・・っぽいような感じでつorz
レス番つけんのめんどいんでつけませんが、タイラントがでてくる話、とてもおもしろかったです。 まるで映画を見ているような描写や各キャラの魅力が存分に発揮されていて(特にハリー) ほんとに見応えたっぷりでした(・∀・) つづいて特殊部隊、まさに特殊部隊といった感じで、これからの展開が楽しみです。 死んだ仲間がゾンビとしてでてきたりするのかな…?続編、たのしみに待ってますよ(・∀・) その他の職人さんも、毎度楽しいストーリーありがとうございます!
>>95 武器の設定におかしな所が結構ある。
おもしろいんだが、そこら辺がどうも気になるな・・・
98 :
ゲーム好き名無しさん :2005/08/01(月) 13:37:52 ID:YqYBKIcV
>>87 の修正orz
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus
Survival!2
「どうした?ケビン。」
トムとジャックは駆け寄り、言った。
「ホースがあった、後・・・・・、とんでもない化け物がいた。」
ケビンはぜぇぜぇと息をしながら言った。
あれは、化物、いや悪魔と言うのが合うのだろうか?
恐ろしく俊敏で、食欲旺盛。
さらにどことなく犬に似ている存在。
犬・・・・・?そうか!嗅覚・・・・・。
「トム!少し腹の包帯を血のついてる部分だけ貸してくれないか?」
「別にいいが、何故?」
トムは腹の包帯を取りつつ言った。
そして血のついた部分だけ、近くに合ったナイフで切り取った。
「俺の予想が当たっていれば、あれは犬・・・・・・。
嗅覚がすごいんだ。血のにおいをかぎつけて襲ってくる。
俺には古傷があるんだが、その血の臭いまでもかぎつけてくる。
俺のC4に血のついた包帯を巻いて、あいつがきたところを爆破するんだ。
後、香水とか無かったか?」
トムは問い、ジャックが答えた。
「あったぞ、こっちだ。」
ジャックは3人を誘導した。
そこには大量の香水が置いてある香水店があった。
「みんな、体中に香水を満遍なくつけろ。」
「何故!?」
トムは叫んだ。
「あいつの嗅覚による追跡を麻痺させるんだ、とにかくつけろ!」
皆は香水を体中に満遍なくつけた。
「よしこれでいい、今からサバイバルが始まる・・・・・。
銃のモードをグレネードランチャーにしとけよ。」
99 :
95 :2005/08/01(月) 13:40:06 ID:???
>>96 ありがとうございまつ
予想はどうなるかわかりませんが、オリジナルのモンスターや
因果関係をできるだけ作れるようにしまつ
>>95 M4のほうがよかったですかね?
M16だとさまざまなオプションが追加可能とどっかの資料にあったんですが。。
M9は特殊部隊用とか資料に・・・orz
一度見直してきます。
装備かえますorz よく調べた結果アサルトライフルはM4A1 SOPMODが特に使われてることが判明。 拳銃は米軍正式採用されている(はず)のBERETTA M92FSにします。 ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 3つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:軽傷 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞ バースト射撃は訓練されてるらしいので 3発ずつの表現は変えなくてもいいのかなorz
30さん、特殊部隊の話を書いているお方、どちらもGJです。 この調子なら即死喰らうこともなさそうですね。安心です。 30さんの話は相変わらず最高ですね。 死守のエンディングから上手く繋げ、テンポ良く2のオープニングまで持っていくとは、流石です。 ハンクも特別出演していて、2好きな漏れにはたまらない作品でした。 特殊部隊の話も、細部まで考えられた設定や、クリーチャーとのバトルが面白いです。 まだまだ始まったばかりのようなので、完結するまで楽しみに見させてもらいますよ。 皆さんに刺激され、自分もまた何か書いてみたくなってきました。 いつか皆さんにお見せできれば良いな、と思っています。
>>101 楽しみにしてますよ。
あせらずまったりとがんばってくだされ。
103 :
東京バイオ :2005/08/02(火) 09:51:52 ID:???
>>101 ありがとうございまつ
小説もじっくり納得いくまで書いてください
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus
Winner and The Truth
「さて、いくぞ。」
ジョンは呼びかけた。
ケビン達は柱にホースを巻きつけ、しっかりと固定した。
そしてジャックはベレッタを窓ガラスに撃ち、窓ガラスを割った。
一気に入ってくる生暖かい風がケビン達を包み込んだ。
下からは低いうめき声が聞こえてくる。
流石に特殊部隊も45階の高さからしたに移る訓練など
されてはいなかった。
「一回きりだからな、失敗できないぞ。」
ジャックは言った。
「まず俺からいこう。」
ジョンはホースを腕で掴みながら下に降りていった。
そして、銃声が聞こえ、バリンという窓ガラスが割れる音も聞こえた。
そして無線で
「早く来い、ちょうどいい台もあるぞ。
後、事件の真相が分かるかもしれない。」
とジョンからの連絡もあった。
ケビン達は次々と順番に降りていった。
「何だここ・・・・?」
そこには様々な実験器具があり
巨大な保存器があった。
その保存器の中には人間の面影を少し残した。
怪物が眠っていた。
「なんだこりゃ・・・・・・。」
ケビンは驚愕していた。
そして保存器の隅を見た。
そこにはアンブレラジャパン社のマークが飾ってあったのだ。
なんでこんな平和呆けした国に・・・・・・・。
ケビンはぞっとした。
104 :
東京バイオ :2005/08/02(火) 09:54:25 ID:???
まず、最初の因果関係を知る為のきっかけを書いてみました。 エレベーターに無い階という設定です。 ちなみに、新ウィルスを考えてみました。 後々、登場しますのでよろしくです。 ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 3つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:軽傷 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞
闇に落ちる前に、もう一度 愛するジルへ。 クリスだけどいきなりこんな長文メールを受け取って、困惑しているかもしれない。 でも他に方法を思いつかなかった。 君がいるのはアメリカ中西部の地方都市・ラクーンシティ、俺は“洋館事件”の後、アンブレラの調査を続行するためヨーロッパにいる。 そっちへ帰るのはまだ2週間以上も先だし、手紙を出してもいつ届くかわからない。 国際電話をかけようにも、君の自宅アパートの電話番号を書いたメモが、どうしても見つからない。 いや、教えてもらわなかったのかな?記憶があいまいだ。 君にだって経験があるだろう。財布とか鍵とか、ちょっとした小物が、確かに置いておいたはずの場所に見つからなくて、意外なところから出てきたことが。 あるいは、初めて来た場所なのに、前にも来たと感じるとか。 昔観た映画に、確かにこれこれこういうシーンがあったと思っていたのに、ビデオで観直したらそんなシーンはなかったとか…。 そう、ちょっとした記憶の混乱ってやつだ。誰にでもあることだ。 だが、今の俺は、それがひどく恐い。恐くてたまらない。
闇に落ちる前に、もう一度 ジル、君がインターネットにアクセスして、できるだけ早く、このメールを読んでくれることを望む。 俺はアンブレラの調査など無駄だとわかった。 だから、洋館事件もアンブレラも怪物も何もかも放り出して、大急ぎでヨーロッパに、俺の腕の中に帰ってきてくれ。 君や俺にとって今回の怪事件の調査が重大な意味を持つはずだと思っているのは十分理解している。 でも、俺がヨーロッパで発見した事実に比べれば、そんなのはちっぽけなことにすぎない。 化け物の謎が知りたいって?そんなもの、俺が教えてやる。 時間はあまり残っていない。俺は今、君をこの腕で抱きしめたくてたまらない。 君が実在することを確認したくてたまらない。 すべてが手遅れになる前に。
闇に落ちる前に、もう一度 俺は覚えている。1ヵ月前、アークレイ山中の洋館でゾンビとかを見たのを。 その時の衝撃も、はっきりと覚えている。 俺の記憶が正しければ、君の最後の声を聞いたのは、もう10日も前になる。 あれから一度も連絡がなかったな。 もっとも、「便りがないのはいい報せ」って言うから、俺はあまり心配していなかった。 毎日疲れ果てて、電話する気力もないんだろうと思っていた。国際電話の料金だってバカにならないし。 それに、俺の方も忙しかった。ここ数日、ある研究や実験のことで頭がいっぱいで、正直なところ、君のことにまで頭が回らなかったんだ。
108 :
東京バイオ :2005/08/03(水) 09:24:02 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus The Truth 「ん・・・・これは?」 ケビンは机に置いてあった書類に手を伸ばした。 親愛なるピーターへ 例のモンスター「Ω」は完成した。 現在は、保存容器につけ、鎮静剤を打ち眠らせてある。 この「Ω」はTウィルスに感染し、突然変異した人間に、さらにAウィルスを投与し、強化させた。 数多く作ってきたクリーチャーの中で最高傑作だ。 組織を損傷しても恐ろしい新陳代謝で回復、脳の周りは骨でガードされている。 さらにナノマシンや機械を埋め込んだ事によって、敵味方を区別し、さらにこちらが操ることができる。 耐久力は建物並みでこのクリーチャーは核や巡航ミサイルでしか死なないだろう。 これをアメリカの対立国やテロリストに売り渡せば、莫大な金が手に入る。 このクリーチャーは国が核や巡航ミサイルを撃つことを決断するまで死なない。 9.11を遥かに凌ぐ犠牲者を出すことができるだろう。 さらにこのクリーチャーの遺伝子を採取した。 量産も可能である。 by ジョンソン 「おいみんな、これを見てくれ。」 ケビンはみんなを呼び集めた。 数分間皆が書類に視線を注いだ。 「なんだこりゃ・・・・、全てはアンブレラが原因・・・・?」 トムは呟いた。 「書類は持っておいたほうがいいな。」 ジャックが言った。 トムはそれをポケットにしまいこんだ。 するとその時、機械のコンピューターが 「侵入者を発見。侵入者を発見。機密を保護します。」 すると巨大な保存器のガラスがしまわれ、液が漏れた。 するとその怪物「Ω」は目を覚ました。 体に刺さっていたチューブを全て弾き飛ばし、戦闘態勢に入った。 「・・・・・・・どうする?」 トムは呟いた。 「逃げるしか・・・・・ねぇ。」 すると特殊部隊は息を合わせ、ダッシュした。 扉に駆け寄るが、すでに金属で覆われており、破壊するほかなかった。 するとケビンはC4を3つ配置し爆破した。 轟音を立て、崩れ去る扉。 特殊部隊は命からがら逃げ出した。
109 :
東京バイオ :2005/08/03(水) 09:27:37 ID:???
やばい、「すると」を使いすぎたorz 自作クリーチャーの「Ω」と「Aウィルス」を登場させてみました。 詳しい解説は後ほどする予定です。 ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 3つ ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:軽傷 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞ アンブレラの機密書類
新型クリーチャーキタ━━━━(・∀・)━━━━━━!!
修正orz ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 0 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:軽傷 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット ∞ アンブレラの機密書類
112 :
東京バイオ :2005/08/03(水) 10:07:11 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus The Escape 2 ケビン達は階段をできるだけ早く駆け降りた。 しかし「Ω」は 階段の耐久力以上の脚力で、破壊しつつ降りてくる。 数分間、ケビン達は迫りくる恐怖から逃げていた。 しかし23階に来たとき 「戦おうぜ、利用できるものは利用して。」 ケビンは言った。 「正気か!?あんな化物と!」 トムは叫んだ。 「ああ」 ケビン達は23階に隠れ、そのときを待った。 ぐぉぉぉと低い声を唸らせ迫ってくる怪物「Ω」。 「今だ!」 ケビンはグレネードランチャーを「Ω」めがけて発射した。 少しよろける「Ω」。 「やっぱ、効かねぇな!」 ケビンは叫んだ。 するとトムが 「うぉおぉおぉ!」 と叫びだした。 トムの体がぼこぼこと波打ち始め、形状が変わっていった。 服は筋肉が増強したため破け、爪が鋭くなり、先程仕留めた化物の様な形になった。 「トム!?」 ケビン達は唖然とした。 「うぉおおおおお!」 とトムは奇声をあげると、「Ω」に飛び掛った。 どうやら、意志があり、敵味方の区別がつけられる様だ。 「トムが・・・・・・、化物になっちまった。」 ジョンは呟いた。 「さぁ、逃げるぞ。 ここはトムに任せて。」 ジャックは言った。 その時、トムの体から、機密書類が舞った。 あれを置いてはいけない・・・・! ジョンは猛ダッシュし、キャッチした。 「さぁ!いくぞ!」 ジャック達は走り去った。
113 :
東京バイオ :2005/08/03(水) 10:08:39 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 0 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー(しかし、理性は失っていない。
114 :
東京バイオ :2005/08/03(水) 10:10:37 ID:???
トムは先程、新型ハンターに噛まれたので タイミングよく突然変異させてみますた。 理性を失っていない点を除いて、他のハンターと近い身体能力です。
少し待ってようぜ
闇に落ちる前に、もう一度 俺はヨーロッパで宇宙物理学者のマッキンストリー博士に出会った。 俺は宇宙物理学に興味を持ってしまったんだ。でも、君にその話を今まで一度もしたことがなかった。 たぶん君には退屈だろうし、クエーサーの赤方偏移がどうの、大統一理論がどうのなんて話は 女の子とするには不粋な話題だろうと思ったからだ。 そもそも俺は子供の頃から疑問に思っていた。 この宇宙はどうして生まれたのか。宇宙の果てはどうなっているのか。 生命はどうして誕生したのか。人間はなぜ生きているのか―自分はなぜここにいるのか。 その疑問を解き明かしたくて、博士から宇宙論を学んだ。 俺は何の進展もないアンブレラなんかそっちのけで量子力学だの一般相対論だのを必死になって勉強した。
闇に落ちる前に、もう一度 実は宇宙物理学には大きな謎がいくつもあるんだ。 主にダークマター問題とか色々だ。 しかし、何と言っても多くの物理学者を悩ませているのは、ハッブル定数問題だ。 この宇宙が膨張しているのは、君も知ってるね。 遠方のクエーサーや星雲がどれくらいの速さで地球から離れているかを測定すれば、宇宙膨張の速度がわかる。その速度を示す数字が八ッブル定数だ。 宇宙の膨張の速さが分かれば、そこから逆算して、全ての星が一点に集まった時刻、つまりビックバンが起きた時刻が計算できる。 八ッブル定数は宇宙の年齢を決定する重要なファクターなんだ。
急に書き込みなくなったね。
(´・д・`)ネー
121 :
東京バイオ :2005/08/05(金) 17:49:10 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus The Escape 3 「はぁはぁ・・・・・。トムもあいつらになっちまったな・・・・・・・・・・。」 と階段を駆け下りつつケビンはこぼした。 ケビンもなれてはいたが、仲間が化物になると 流石に信じられない。 「でも、なぜ俺達じゃなくて、あいつを襲ったんだ? まだ理性があるんじゃないか・・・?あいつ。」 ジャックは言った。 確かにそうかもしれない。 他の化物は理性を失っていて食欲のままに動く。 トムは人間ではなく化物を襲ったのだ。 「それなら・・・・・、まだ助かるんじゃないか・・・・?」 ジョンは言った。 「とりあえず、アンブレラ社の工場へ行けば何か分かるかもしれない。」 ジャックは言った。 確かに・・・・・・・・・・、アンブレラ社の薬物流出事故の話はケビンも前から知っていた。 あれは・・・・・事故なのか・・・? とケビンは次第に疑問を抱き始める。 Aウィルス・・・・?Tウィルス・・・・?人工モンスター・・・・? タイミングよく覚醒するモンスター、そして理性を失った人間が生きた人間を襲う。 そして次々と増え続けるゾンビ、犠牲者。 全てがリズムのように悪夢が現実になっていく。 ケビンは全ての悪夢の元凶を解き明かす意志が再び沸いた。 「今から、工場へ行こう・・・・アンブレラ社の。」 1階に着きケビンは言った。 「待て、救出作戦は・・・・?」 ジョンは注意した。 「皇族も首相も生き残ってないだろう・・・・・。たぶんな。」 とジャックが冷静に答えた。 「しょうがないな・・・。」 ジョンは渋々答えた。 3人は闇に包まれた混沌の町へと足を踏み入れた・・・・・。
122 :
東京バイオ :2005/08/05(金) 17:52:56 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 0 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー(理性を失っていないかは不明。 とうとう、アンブレラの施設に足を踏み入れることになりました。 でも、まずは街でのサバイバルを繰り広げてからにしようと思います。
乙、続き楽しみにしてる
124 :
東京バイオ :2005/08/07(日) 11:03:58 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus The Escape 4 「まったく気味が悪いな、ここまで人がいないなんて。」 ジャックは呟いた。 確かに、ここは既に生気を失っていた。 狂うように食欲のまま動くゾンビ、怪物。 それらが発するオーラ、うめき声で街はゴーストタウンと化していた。 700mほど歩いたところで 「見えてきたぞ、後もう少しだ。」 とケビンが言った、その時。 グルル・・・・・と先程のハンターの声がした。 「・・・・・・・またか。」 しかし、そこにいたのは突然変異したトムだった。 既に理性を失ったようだ、食欲のままに動く怪物となってしまった。 「トム・・・・・・。」 ケビンは呟いた。 トムは腹に大きな傷を負っていた。 先程のΩとの戦闘で負傷したのだろう。 すると、トムの体はさらに変形し始めた。 ゴキゴキと異様な音を立てて、Ωのような筋肉と巨体 そしてさらに爪や歯が鋭くなっていく。 Aウィルスの影響だろうか・・・・・? 「逃げろ!」 ジョンは低く言った。 ジャックはグレネードランチャーをトムに打ち込んだ。 トムは吹き飛び、電柱にぶつかった。 背中の角が電柱に突き刺さり、身動きが取れなくなるトム。 その逃げるチャンスを無駄にせず3人は工場めがけて全力疾走をした。 3人は扉に駆け込むと工場の中に入っていった。 さらなる恐怖が待ち受けているとも知らずに・・・・・・。
125 :
東京バイオ :2005/08/07(日) 11:04:57 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 0 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー
126 :
45 :2005/08/08(月) 22:19:46 ID:???
青年は1人、ゾンビの徘徊する街の中を彷徨っていた。 おもむろに地面に倒れこむと、いきなり吐き出した。 彼は、これがいったい何度目の嘔吐なのか、もう回数も覚えていない。 この街が死者の群で溢れかえった時から、こうした嘔吐を繰り返している。 この青年、ショーンは連休を機に恋人と親密なるよう計画していた。 ショーンは来るべき時に備えて、入念に準備をしていたが 恋人と出会う前に、この不自然な生物災害に遭遇してしまったのだ。 彼はこの街でいくつもの地獄を見た。 人がゾンビになる瞬間をあちこちで目に焼き付けた。 ゾンビに傷つけられて死んだ者は、ゾンビとなって蘇る。 まるで映画の中の話だが、このラクーンシティでは 生存者達の間でもはや常識といっていいくらい語られている。 この地獄の中で彼は人がゾンビ化するまでのプロセスを 何度も繰り返し脳内に記録してきた。 彼らはそうなるまでの間、一様に身体の痒みを訴え 高熱を出し、意識を失って、しばらく後にゾンビとなるのだ。 こうなった者の中に、正気を保っている者はいない。 彼らが取る行動といえば、最後まで看病をしてくれた人間を 餌食にすることしかない。 それが、最愛の家族や大の親友であっても。 そうならない為にも、ショーンは1人で行動してきたし 慎重に慎重を重ねて街から脱出を図っていたのだ。 ゾンビが1匹でもいるところには近付くことはしなかった。 少なくとも、彼にゾンビ化の兆候がでることはないはずだ。 なのに、なのにだ。 彼は先ほどから凄い熱をだしている。 とても皮膚が痒く、バリバリ掻き毟る。
127 :
45 :2005/08/08(月) 22:22:04 ID:???
血が出る程ではないが、皮膚が歪むのが手にとるように分かる。 ショーンは、今の自分の身体がどんな状態にあるのか いやと言うほど理解できる。 多分、腐っているのだ。 彼の皮膚は正常な状態を通り越している。 明らかに普通の状態じゃない。 この事実が分かった時、彼は思わず発狂しそうになった。 何故、自分が腐っているのか。 彼は残された僅かな時間で己がゾンビ化している原因を考えた。 ゾンビと接触すらしていない彼がゾンビ化することがあるのか。 もしや、空気感染するのか。 だが、彼の頭脳はそれを真っ向から否定した。 そうではない、空気感染などありえない。 もしそうだとしたら、同じ都市にいる者達の間で ゾンビ化するのに時差があることに対しての説明がなされない。 早い者では、生物災害の数日前からこの状態になっている者もいるのだ。 では、血液感染か。 ゾンビに喰われた者達はほぼ間違いなく ゾンビ化していることを考えると、これが一番合うような気がした。 しかし、例外があるのも彼は知っている。 その例外とは、ゾンビに喰われる前に既に死んでいた者の場合だ。 何故かは知らないが、あまりのショックに心臓麻痺等で死亡した老人などは 死体が喰い荒らされても、その身体が起き上がることがなかった。 それと子供もだ。子供がゾンビ化して徘徊しているところを 彼はついぞ見たことがない。 この差は何なのか。
128 :
45 :2005/08/08(月) 22:23:28 ID:???
彼はここで一つの仮説を立てた。 仮に血液感染が正しいのだとして、喰われた者の間で ゾンビ化するかしないかの差があるのは何故か。 その感染するもの、恐らく新種の細菌か何かだと推測されるが その細菌は人間の身体の中でしか存在できないのだ。 彼らは人間の中枢神経を操って、人間を道具として扱い 他の人間を襲っては彼らに必要な栄養素を吸い取っているのではないか。 その栄養を摂取する際に新たな宿主を探して 被害者の体内の中に入っていくことにより、繁殖しているのだ。 そして、ここからが彼が疑問に思っていたところであるのだが 彼らは人間の細胞に寄生しているのだと考える。 細胞に寄生して、自分達の住みよい環境を人体の中に作り上げているのだろう。 正常な細胞がガン細胞に侵されるのと同じだ。 だから、既に生命活動を停止している細胞 すなわち、彼らが住み着く前に細胞が死滅している状態では 彼らも細胞に寄生することができないのだ。 襲われる前に死亡した者がゾンビ化しないのは、そういう訳があるに違いない。 さらに、この細胞は本来は非常に弱い存在ではないか。 成長過程にある未熟な細胞ではまだ満足に栄養をとれないのだ。 これで強引ではあるが、子供がゾンビ化しない理由も納得できた。 最後の方でやや説明不足な感が否めないのは 既にショーンの意識が朦朧としているからである。 ともかく、これで謎は全て解けたとショーンは考えた。 体力を使いきった彼は、ゆっくりと目を閉じ始めた。 目の前の光が尽きる瞬間、彼は忘れていたものを 思い出したかのようにはたと目を開けた。
129 :
45 :2005/08/08(月) 22:25:04 ID:???
彼はまだ疑問に答えきっていない。 事の本質は、何故ゾンビと接触をしていないショーンが ゾンビ化しつつあるのかである。 彼はゾンビによって傷つけられてはいないのだ。 彼はその疑問の答えを出す前に水が飲みたくなった。 災害が起こってから食べ物は何一つ、口にしていない。 彼は今まで、水で飢えを凌いでいたのだ。 水、水、水。 ショーンの頭の中で水の音が木霊する。 しばらくした後、彼は全ての答えを出しきった。 彼がゾンビ化するその理由、それは水に違いない。 水ならばミネラルウォーターで済ませる者もいるだろうから 街の水を飲んでいるものとの間で誤差が出てもおかしくはないだろう。 ラクーンシティの工業排水か、廃棄した薬品の汚水か何かが混ざって この異様な細菌ができたのではないのだろうか。 この街の人間はその水を飲んで感染しているのだ。 ショーンは力のない笑みを浮かべながらがくりとうな垂れた。 もうしばらくすれば、彼は再び動き出すだろう。 生前に真実に近付いたにも関わらず 彼はその考えを、突き止めたと思った原因によって放棄させられるのだ。 だが、最後に地表を蠢く魂を失った怪物に一言いうなら 真犯人は他にいるということだ。
45さん、GJ! 思わず手元にあった水の入ったコップを凝視してしまいました。
ショーン・オブ・ザ・デッド
わーい ひさびさの 45さんだー ぐっじょぶ。
水こぇー
俺もう水飲まない。
135 :
ゲーム好き名無しさん :2005/08/10(水) 16:42:16 ID:untnDcrt
うーん。俺も1週間の間連載してみてもいいですかね? 舞台は2と3のラクーンシティで主人公はUBCSです。 小説ではUBCSの人命救助や 施設破壊などのソレっぽい仕事をテーマにしたいと思うんですが・・・ OKが出たら名前変えます
ばっちこーい けどちゃんとsageるように
というか、一週間って・・・ 時期かよw ちゃんと一本完結させろよw
139 :
101 :2005/08/11(木) 19:19:00 ID:???
もはや原型を留めぬほどに荒れ果てた、警察署の一室。 机はあらぬ方向に吹き飛んで壊れ、書類は散乱し、所々に血までもが飛び散っていた。 これが果たして警察署なのかと疑いたくなる程の、凄惨な状況。 加えて、耳が痛くなるほどの静謐。 ここに生存者は居ないだろう、と思ったレオンが一歩を踏み出そうとしたとき、彼の耳に弱々しい呻き声が聞こえた。 慌てて音源を探ると、倒れた机の奥に一人の黒人警官が座り込んでいた。 奴らから逃げ隠れていたのだろうか、額には汗が光っていて、顔は青ざめていた。 ―――着任早々ゾンビに追われ、死ぬ思いで警察署に辿り着いてみれば、そこにいたのは弱虫警官一人か。・・・なけるぜ。 半ば自嘲気味に脳内で呟き、その警官に近づいたレオンは、次の瞬間に言葉を失った。 その警官は、腹部から大量に出血し、清潔感溢れる水色の制服を朱で染めていた。 それだけでなく、腕や足にも噛まれたような跡があり、長時間放置していたのか血は黒く固まっていた。 その光景に、レオンは打ちのめされていた。 額に汗が出ていたのは、この大怪我の痛みに長時間耐えていたから。 顔が青ざめていたのは、大量出血による貧血を起こしていたから。 加えて、腕にブローニングHPを握っているところを見ると、奴らと最後まで戦っていたのだろう。 この勇敢な警官に、例え一瞬でも軽蔑の意を抱いた事を、レオンは後悔した。
140 :
101 :2005/08/11(木) 19:22:44 ID:???
書きたくなったと言ってから、随分日が経ってしまってスマソ。 30さんの作品に触発されて、好きなバイオ2の1シーンを小説にしてみますた。 色々読みにくいところがあるかと思いますが、ご勘弁を。 遅筆ではありますが、何とかラストまで持っていきたいと思っています。
>>140 101さん、待ってましたよ
なかなか引き込まれるイイオープニングですね
続きを楽しみにしています!
142 :
135 :2005/08/11(木) 21:48:17 ID:???
設定です。文章は明日になりそう・・・ アルファ13小隊 ヘリボーンにより降下 ジョージ・ヘンダーソン中尉 UBCS アルファ13小隊長 武装 MIMマイクロ・ガリル MIMデザートイーグル50×2 手榴弾 グレネード(ライフル取り付け型) ザック・ヘイマン軍曹 UBCS 武装 MIMマイクロ・ガリル MIMデザートイーグル50 手榴弾 サバイバルナイフ アンディー・ハック一等兵 UBCS 武装 M1100DF(ショットガン) コルト45 手榴弾(備考 通信機器担当) エリック・レイン二等兵 UBCS 武装 ブローニングM2重機関銃 グレネードランチャー MIMデザートイーグル50 (火力支援担当) 他の隊員 テリー・クロッカー二等兵 アダムス・リー二等兵
うほっ なんだかいい感じに盛り上がってまいりましたね(・∀・) 職人のみなさん、がんがれ!!
144 :
東京バイオ :2005/08/12(金) 09:39:30 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus The Exposure 「見た感じでは普通の工場だな。」 ジャックは言った。 確かにそうだ。最新の設備、機械、そして大量生産されている アンブレラ社の刻印の入った製品。 この工場だけは先程の街を感じさせないほど無人、そして平和であった。 「こんな所に、機密なんて隠されてるのか・・・?」 ジョンは呟いた。 しばらく歩いていると、3人はカードキーを見つけた。 カードキーのよこには名札があった。ピーター・ジョンソンというありとあらゆる クリーチャー、ゾンビを作り上げた張本人。 そしてしばらくすると、扉があった。 そこにはカードリーダーがあり、ジョンはカードリーダーにカードを当てながらすった。 奇妙な電子音と、施錠が外れる音がし、扉は開いた。 「なんだこれは!?」 ケビンは大声で叫んだ。 無理もない、そこにはΩや先程の奇妙な生物、そしてほかにも得体の知れない化け物が 50個くらいの保存器につけてあったのだ。 あまりにも無情な現実。 「アンブレラ社を・・・・・・・止めなければ。」 ジャックは呆けたように言った。 確かに、今アンブレラ社を止めなければ、世界は破滅するだろう。 そして地球上はゾンビによって支配される。 さらにこれをアメリカの対立国などに売り渡せば アメリカ合衆国は滅亡し、TウィルスやAウィルスは 風や海水で全世界を感染してまわるだろう。 「金を持ちすぎたからか・・・・・・アンブレラ社は・・・。」 確かにアンブレラ社の利益は他の会社を遥かに超えていた。 わかっているだけでその金は年間約900億ドル、いやまだあるかもしれないのだ。 アンブレラ社は金のほかに、さらに権力を持とうと思ったに違いない。 その権力とは、世界に認められてない裏の権力。 確実に確保されている権力と言えよう。 「また、書類・・・・・。」 ケビンは書類を拾い読み始めた。 親愛なるジョンソンへ このプロジェクトは大成功だ。 俺達は昇進し、アンブレラ社の幹部となる。 私達は全世界を操る権力の一部になれる。 そう確信している。 先日、届けてもらったΩの遺伝子サンプルを使い、量産させてみた。 このクリーチャーは僅か数日で成体へと変わる。 とても出来のいいクリーチャーだ。 Ωと新型ハンターの組み合わせをしてみようと思う。 いいクリーチャーができたら再び報告しよう。 それでは。 byピーター
145 :
東京バイオ :2005/08/12(金) 09:41:28 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 0 アンブレラの機密書類2 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー 少し強引だったかも知れませんがお許しをorz
146 :
135 :2005/08/12(金) 19:01:07 ID:???
1週間は無理ポ・・・('A`)ヴォェア 序章(?)がコレです。主人公とかも出てこないのに長い序章です。 結構間違いがあるかもしれませんが、そのときは脳内変換でお願いします・・・ ファイル1 流出 USSのベテラン、リーランド・デルソンは、灰色の防護服を着た姿で サイレンサーが付いたSIG―SG550を撃ちながら頭で考えていた。 俺が死ぬはずは無い俺が死ぬはずは無い俺が死ぬはずは無い俺が・・・と USSがラクーンシティーの隅にある研究所への出動を要請されたのが8時、 今から1時間前である。 デルソンはまたゾンビが例のアークレー山地の研究所から降りてきたのか、 実験生物が暴走したので鎮圧することになったのかのどちらかだと思っていた。 しかし、それは大きな間違いであった。下水道から侵入したデルソンの小隊は、 研究所から出てきた人型の「何か」と出会うことになったのである。 その「何か」の人間との違いは右肩が異様に変化していて長い爪が手から出ていること、 そして、その「何か」の眼には狂気しか存在しないことだけである。
147 :
135 :2005/08/12(金) 19:02:19 ID:???
デルソンの小隊は既に「何か」によって3人が殺されていた。 「奥に生物反応が・・」と言って首筋を切られたマッコーン そしてその後ろをついて行っていたデニーとJPである。 3人とも優秀な兵士であり、デルソンの部下であった。 「パシュパシュパシュパシュ」という音から 「カチッ」と銃の弾丸が切れた、デルソンはクリップを替え始めた。 生きているのは自分と軍曹のオニールとベン一等兵だけだった。 「何か」との距離はもう10メートル程度しかない。 いきなり「だめだ!だめだぁぁぁぁ!」と言ってベンが逃げ出した。 「!」このベンの姿をみてデルソンも逃げようと思った。 しかし、デルソンは既に理解していた。こいの化け物からは逃げられないということを。 後ろにいたオニールが言った「デルソン少尉!下がってください!」 オニールはグレネードランチャーを手にしていた。デルソンが後ずさりすると、 「ボスッ」というくぐもった音と共に閃光がはしり、辺りが土煙でいっぱいになった。 防護服のゴーグル越しにデルソンは化け物を倒せたかを確認しようとした。 しかし、何も見えない。「オニール、一旦下水道から撤退するぞ。」とデルソンが言った。 デルソンの心に「希望」というものができたのだった。オニールも同じだった。 デルソンは瞬時に頭の中に、故郷のデリーと言う街に居る両親の事を思い出した。 いまから20年前、デルソンは家を何の理由もなく出て行ったのだ。 「帰ろう、これが終わったら帰ろう」デルソンは無意識に口に出して言った。
148 :
135 :2005/08/12(金) 19:04:06 ID:???
「ひゅん びちゃ」という音がした。オニールが爪で切られていた。即死だ。 その直後、デルソンの腹に焼いた鉄の棒を差し込まれたような激痛が走った。 デルソンも化け物、いや「何か」の爪によって刺された。 デルソンは前のめりに倒れた。暖かい血が腹から出ている。もう自分はダメだな、とわかった。 化け物はベンを追っているのか先へ進んでいる。トドメはさしてくれないらしい。 「おふくろ、親父」デルソンはそうつぶやいて死んだ。 その10分後、ネズミがデルソンや他のUSS隊員の死体の周りに集まってきた。 彼らはエサを求めて死体をかじった。 そして、肉がまずいとわかるとそれぞれ町の各所へ散って行った。 悪魔のウイルス、Tウイルスと共に。 こうしてラクーンシティの惨劇は静かではあるが確実に幕を開けた。
149 :
135 :2005/08/12(金) 21:40:47 ID:???
↑なんか読み返してみると描写がイクナイと自分でわかった('A`)ヴォェア 題名は「BIOHAZARD UBCS DARKNESS」で逝きます。
なんかいっぱい更新キタキターキタ━━(゚∀゚)(∀゚)(゚ )( )( ゚)(゚∀)(゚∀゚)━━!! みなさんがんばって!
151 :
東京バイオ :2005/08/13(土) 11:40:04 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus The Hell 「・・・・・・・。」 しばらく沈黙が流れた。 保存器から聞こえてくる気泡のコポコポという音が継続的に耳に入る。 何秒・・・・・いや何分経ったのだろう・・・・。 3人にはそれがわからなくなった。 「誰・・・・・・・だ?」 扉には白衣を着た博士らしき人物が立っていた。 「お前が・・・・・・・・ピーターか・・・・?」 ジャックは静かに問う。 「ああ、そうだが?」 とピーターが答えた。 するとジョンはピーターの胸倉を掴み上げた。 静かな怒気がジョンの全身にみなぎっていた。 「何てことを・・・・・してくれた。」 ピーターはジタバタともがきながら答えた。 「私・・・は、アンブレラ社の命令に従っただけだ!!」 するとジョンはピーターを離した。 ピーターは胸倉辺りを手で掃った。 「どうやって直すんだ!!」 ケビンは叫んだ。 「それは教えられない、世間に治し方がバレたら商売が成り立たないだろう?」 ピーターは自分が何をしているのか分かっていない・・・。 ケビンは思った。 そうだ・・・・・、書類で・・・・・。 ケビンは書類を手に取ると 「この書類・・・・・、大量にコピーを作ってマスコミに送りつけたらどうなる・・・・・?」 「ふんっ・・・・・・・・・・・・・・・・、脅しか・・・・・。」 するとピーターは鼻で笑い始めた。 その笑い声がケビン達にはあざ笑う声にしか聞こえなかった。 「その前にお前等は死ぬ。私にはこの怪物達がいるのだから。」 ピーターは一匹の怪物の保存器にあったボタンを押した。
152 :
東京バイオ :2005/08/13(土) 11:41:38 ID:???
保存液が滝のように流れ出た後、その怪物は目を開けた。 そう・・・・・・・・「Ω」だ。 チューブなどを力ずくで剥ぎ取り、Ωはケビン達と対峙した。 「さぁ、やってくれ。」 とピーターが背を向けた瞬間、Ωはピーターに襲い掛かった。 背中に鋭利な爪を突き刺すと、片腕で持ち上げ壁に叩き付けた。 これは、ピーターも誤算だったに違いない。 ピーターは悲鳴をあげる間も無く息絶えた。 「クソ!」 ケビンはM4A1 SOPMODでΩの頭めがけて撃った。 チュチュチュンと銃声が火を吹く。 保存液に弾丸が触れ、ジュッと液が蒸発する音が微かに聞こえた。 しかし、頭に弾丸を受けたにもかかわらず死なない。 「みんな!サイレンサーをはずせ!」 ジャックが叫んだ。 「ああ!」 と2人が答える。 サイレンサーは貫通力を弱め、威力を下げる。 その事を配慮したからだろう。 「しょうがない・・・・、フルオートでやるしかねえ。」 ケビンは銃を構えつつ言った。 部屋には狂気のオーラが充満していった・・・・。
153 :
東京バイオ :2005/08/13(土) 11:42:19 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 0 アンブレラの機密書類2 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー ト、ピーター登場早々しにますた。 すいませんorz
うほ、いい更新ラッシュ
155 :
135 :2005/08/13(土) 19:16:20 ID:???
9月24日 午前2時 ラクーンシティにおけるUSSの全滅とウイルスの流出は既にアンブレラ本社へ届いていた。 [事件後に公表されたアンブレラ社の重役会議音声データより] ニッカートン取締役:「一体どうなっているんですか!ラクーンシティでのウイルス対策は 完璧ではなかったのですか?社長!?」 ダグラスUBCS司令官:「取締役、静かにしてもらえませんか? ともかく、社長はこの事件に関して、どのような考えをお持ちで?」 (エコーの掛かった声):「簡単だろう。いい実験ができるじゃないか。ダグラス君、 UBCSをとネメシスを投入したまえ。 こんな大掛かりな実験はなかなか出来ないじゃないか。」(笑い声) ダグラスUBCS司令官:「しかし、UBCSは実験生物の鎮圧が目的であり、今ラクーンシティへ 派遣するとかなりの損害が出ますが・・・・」 (エコーの掛かった声):「もともと奴らは使い捨てだろう?ダグラス君。ラクーンシティ、 若しくはその近郊の部隊は全て投入したまえ。 まぁ、一応アンブレラの評判と実験の事もある。 救出作戦と平行してゾンビどもと戦わせるんだ。」 ダグラスUBCS司令官:「それでは300人程度の部隊を地獄へ送ることになります。 せめて、彼らが生きて帰れるようにヘリの手配を・・・」 (エコーの掛かった声):「よし、いいだろう。ダグラス君、君のかわいいUBCSへの愛情には 感激するよ。では、UBCSには住民と研究者の救出、 警察と協力しての治安維持という名目で送り込む。 ヘリならヘリボーン用と救出用、念のため市内数箇所にも 置いておけばいいだろう。」 ダグラスUBCS司令官:「ありがとうございます・・・・・」 (エコーの掛かった声):「ニッカートン取締役。君は今すぐ大統領に連絡しろ。 海兵隊と州軍でラクーンシティを封鎖。核も用意しろ。 午後にはラクーン市警に連絡をとってUBCSとの連携を呼びかけろ。 ウイルスに関する情報は全て表に出すな。危険人物は排除だ。」 ニッカートン取締役:「わ、わかりましたよ・・。しかし、公表すべきでは・・・」 (エコーの掛かった声):「そんな事をすれば、君の家族は一回の食事にも困ることになるだろう。 これで実験準備はOKだろう。この結果が愉しみだよ。ククク」 [ここで音声の記録は終了している。社長とされる人物については事件後行方をくらましている。また、年齢、性別、国籍なども不明である。]
エコー・・・?
157 :
135 :2005/08/13(土) 20:33:40 ID:???
今日の反省(?) まだ話に入れません。なんか短編のつなぎ合わせみたいになっちまった。 ('A`)ヴォェア
158 :
名無し :2005/08/13(土) 21:00:29 ID:???
「俺達の匂いでも嗅ぎ付けてるのか!?」 警官がスタッフルームの入り口を見ながら叫んだ。 「どうする・・・・?」 黒人の警備員がハンドガンを腰のホルスターから取り出しながら警官に聞いた。 「ここで一戦交えるしかないみたいだな。」 「ねえ、あれを見てください。」 ジェイクがある一点を指差しながら言った。 ジェイクが指差す先には、スタッフルームの入り口の壁に立てかけられた板切れがあった。 「あれを打ち付けてバリケードを作れば・・・」 「なるほど。しかし打ち付ける道具は何処にあるんだ?」 「これは使えないだろうか」 そう言ってジョージが差し出したのは釘打ち機だった。 「よし、こいつを使えば上手く出来そうだな。」 「俺に任せてくれ」 そういって黒人の警備員がジョージから釘打ち機を受け取ると、手馴れた動作で素早く板を打ち付けた。 「上手いじゃねえか」 「まさか趣味でやっていた日曜大工がこんな所で役立つとはな」 その時、オーナー部屋からシンディが出てきた。 「カギ、あったか?」 「ええ。これで三階に行けるわよ」 バン!バン! ゾンビ達がバリケードを叩き始めた。 「急げ!早く三階に」 シンディが三階に通じる扉のカギを開け、皆で階段を上っていった。 「ボブ、もうすぐ外に出れるぞ」 黒人の警備員が白人の警備員に言う。 ボブと呼ばれた警備員は、よほど具合が悪いのか、返事も出来ずに黙って肩を貸されて上っている。 そして、僕達は三階に繋がる扉を開けた。
ネムレルヤミ 彼はひたすらに闇の中を歩き続ける。 彼以外に動く物は存在しない。 ふと、前方に人影があるのに気付く。 その人影を見た途端、彼の中で眠っていた殺意が噴出してくる。 カオス 彼の恋人を殺した男。そして彼をこの壮絶な戦いの人生に引きずり込むきっかけを作った男。 彼は拳銃を取り出すとカオスに向ける。 ほぼ同時にカオスも拳銃を取り出して彼に向ける。 静寂が2人を包む。 彼は、憎悪を込めて引き金を引く。 銃口から火花が飛び散る。 同時にカオスの銃口からも火花が飛び散った。 重なり合う銃声。 その音を聞きながら、彼は思い出していた。 あの、アンブレラタワー占拠事件と、その後の物語を・・・・・・
160 :
東京バイオ :2005/08/14(日) 15:42:47 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus ケビン達は恐怖で足が震えていた。 無理もない、あんな化け物と命を賭けて闘うのだから。 ジョンはすぐに行動に移った。 Ωの左眼目掛けて弾丸を撃ち込んだ。 パン!と銃声がした後、 Ωはぐおおおおおおっと低い叫び声をあげた。 しかし、みるみるうちに傷は回復していく。 その時、Ωはジョン目掛けて飛び掛った。 ジョンはその場から横へジャンプし攻撃を避け、グレネードを1発叩き込んだ。 よろめくΩを見ると、ジョンはケビン達の所へ走った。 「はぁはぁ・・・・・、全然くらわねえ・・・・。」 ジョンは喘ぎながら言った。 ジャックは、このような状況下でΩを殺す術を考えれるほど落ち着いていた。 脳の周りが骨で覆われている・・・・・。 隙間があれば脳に直接弾丸を叩き込めるんだがな・・・。 隙間・・・・・、隙間? そうか! 「聞いてくれ、いい作戦がある。」 ジャックはケビン達にできるだけ簡潔に、そして詳しく説明した。 「わかった・・・・、あいつを唯一倒す方法だな?」 ケビンとジョンは首を縦に振った。 3人はは走り、Ωの目の前に対峙した。 そしてライフルで胴体を撃ちつつ走りながら右に回りこんだ。 Ωは右腕を振ったが、間一髪の間でケビンに当たらず再び腕を振ろうとしたその瞬間・・・・ ジョンはグレネードを左側の頭に叩き込んだ。 衝撃でよろめくΩ、そしてジャックには顎という、無防備な隙間・・・・急所が見えた。 顎に、M4の弾丸を有りっ丈叩き込んだ。 何秒たったか分からない。 世界が一瞬スロー再生になったような感覚に陥った。 銃口からでる写真のフラッシュのような光がΩと3人を包み込んだ。 弾が切れ、フラッシュがやむと、Ωは後ろに倒れていた。 銃声で倒れる衝撃音が掻き消されたのだろう。 「・・・・・・、これで一匹・・・・。」 「ああ。」
161 :
東京バイオ :2005/08/14(日) 15:44:11 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン4個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 2つ 催涙弾 3つ C4 0 アンブレラの機密書類2 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード2個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン5個 グレネード0個 BERETTA M92FS マガジン7個 スモークグレネード 3つ 催涙弾 3つ マガジンパック 3つ、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー Ωの急所を風呂に入りながら考えた結果、 頭のイメージの中でできていたΩには顎の下にガードがありませんでした。 なので顎を急所に
162 :
東京バイオ :2005/08/14(日) 19:17:18 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus They said "Want to Live" 「生きよう。」 ジョンはΩを見下ろしながら静かに言った。 するとジャックはピーターに眼をやった。 首がとても奇異に折れ、吐き気を催すほどの死に様だった。 口からは血が溢れ、眼を開けたまま死んでいた。 すると白衣からヒラリと白い紙が舞った。 おそらく、書類だろう。 ジャックは2人を呼び、一緒に読んだ。 社長へ Ωは完成しました。 Ωの性能は東京の有様を見れば分かると思います。 近い内には、さらに改良され生物兵器の中でもトップクラスの出来になるでしょう。 しかしひとつだけ弱点があります。 Tウィルスのワクチンを打たれると、Aウィルスと反応し細胞が異常分裂、数分で破裂してしまいます。 Tウィルスのワクチンだけは売る相手国の敵国に渡してはいけません。 報酬は現金でお願いします。 後、身元の安全確保もよろしくお願いします。 byピーター 「やはり、生物兵器のテロか・・・・・・・。」 ジャックは呟いた。 実際に起こってしまえば、Tウィルスは世界に流出、感染、人類は破滅するだろう。 何度も言うが、これは人類を破滅させる兵器なのである。 そして、人類史上最大の汚点でもある。 「なぁ、ワクチンがあればここにいる怪物もすぐ死ぬって事だよな。」 ケビンは言った。 確かに、『細胞が異常分裂、数分で破裂してしまいます。』と書類にも記してある。 「そうだが・・・・・・、そうか!」 ジョンは叫んだ。 それをアメリカや日本に提供すれば、ワクチンを培養し、テロを未然に防ぐことが出来る。 ワクチンは・・・・・どこにある・・・・? 確かここから薬品流出事故が起こったと新聞にあったな。 薬品をTウィルスと考えてみればワクチンはここにあるはずだ。
163 :
東京バイオ :2005/08/14(日) 19:24:55 ID:???
「よし、もう少し探してみよう、ワクチンのサンプルを見つけてアメリカ政府と日本政府に提供するんだ。」 ジャックは言った。 「ピーター専用のカードキーがあるぞ、持ってて損はないだろ。」 ジョンは言うとポケットにカードキーをしまった。 「マガジンとグレネードを補給しよう。ほら、大切に使えよ。」 ジョンはケビン達にマガジンを手渡した。 マガジンなどをポケットに差し込む3人。 絶対に事件の真相を大衆に知らせ、アンブレラを潰す・・・・・・。 2つの大国に渡せばアンブレラ社は倒産・・・・・。 いや、アンブレラ社私有軍と米軍と自衛隊の間で内戦が起きる。 しかし、世界平和の為だ・・・・・。 これが本当の平和のための戦争って奴だよ。 あいつらに思い知らせてやる。 「さていこう。」 ケビン達は決意を胸に立ち上がった。 怪物達に背を向け3人は歩き出した。
164 :
東京バイオ :2005/08/14(日) 19:27:23 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン9個 グレネード5個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 5つ 催涙弾 3つ C4 0 アンブレラの機密書類2 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン10個 グレネード5個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 6つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ アンブレラ社長へのピーターからの手紙 ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン10個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 6つ 催涙弾 3つ マガジンパック 0、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー
165 :
東京バイオ :2005/08/15(月) 19:30:33 ID:???
明日から旅行へ行くので2週間の間 更新できませんorz なので書き溜めておこうと思います。 BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus War For Peace 「ここか・・・・・。」 ジョンはカードキーを取り出すと カードをすった。 先程と同じように奇妙な機械音とガチャンと鉄が外れる音がし扉は開いた。 そこには大きな保存器が一台、そして様々な実験用の機械が置いてあった。 おそらく、研究所だろう。 中は冷え切っていて、腕時計の気温計を見てみると、-3度という値を示していた。 「寒いな・・・・・。」 ケビンが体を少し振るわせる。 「もう完成していたのか・・・・?Ωと新型ハンターを配合したクリーチャーが。」 確かに保存器の中にはΩにも新型ハンターにも似たような特徴があった。 「ワクチンは・・・・・・?」 ジャックは辺りを見回した。 すると、緑色の液体が入ったカプセルを見つけた。 「これがワクチンか?」 ケビンは言った。 するとカチャッと銃を構える音がした。 「動くな。」 背後に人の気配が・・・・・・・・・・・・。 3人は素直に銃を床に置き手を上げた。 しかしケビンは置いてる最中にスモークグレネードと催涙弾のレバーを引き、 下にコロコロと転がした。 「撃つなよ・・・・・?」 とジャックがおびえたように言う。 すると、プシュッという音がし、スモークグレネードと催涙弾から煙とガスが吹き出始めた。 「うあっ。」 背後の男がむせたと直感したジョンは 拳銃を2丁取り、男の両肩を撃った。 「ぐああああああああああ!」 と男は叫んだ。 おそらくアンブレラの私有軍の一人だろう。 ケビン達はコンセントなどで縛り上げると男を椅子に座らせた。 「さて、話してもらおうか。」 「俺は雇われただけだ・・・・、本当に何も知らない。」 男はケビン達を直視しながら言った。 「じゃあ、知っている情報だけでも教えろ。」 ジャックは言った。
166 :
135 :2005/08/16(火) 17:37:43 ID:???
BIOHAZARD UBCS DARKNESS ファイル1 流出 ラクーン大学へ通っているウィリアム・ハワードは遺伝子研究の講座を学校で専攻していた。 将来はラクーンシティに残ってアンブレラで働くのが彼の人生プランであった。 しかし、今日は学校がないので寝すぎてしまった。時計の針は午後4時を示している。 窓から差し込んでくる太陽の光には赤みがかかっていた。 一人暮らしなので、ハワードが動く音しか家には響かない。 ベッドから起き上がるが、頭がまだ半分眠っているみたいだ・・・ 昨日、提出日間近のレポートのアドバイスをフランク教授にもらおうと教授の部屋へ 行こうとしたのだが、アンブレラの社員らしき人物と話していたので とりあってもらえなかったのだ。なので、かれは徹夜でレポートを仕上げ、 こんな状態になったのである。「さて、着替えるか。」 ハワードはそう独り言を言って、ベッドの近くの着替えが入った棚へ近づいた。 すると、彼の裸足の右の親指に猛烈な痛みが走った。「なっ、なんだぁ!?」 ハワードはびっくりしながら自分の足元を見た。 ハワードの足の右の親指にはネズミが噛み付いていた。 ちくしょう、この家でネズミなんて見たことないのに・・・ハワードはそう思いながらも 脚を思いっきり振った。すると、ネズミは部屋の壁へ「ぐしゃ」と音をだしてぶつかった。 死んだようだ。ハワードは部屋から居間へ行き、救急箱から消毒液と包帯をだして 手当てをした。不思議だったのは噛まれた傷口から出血が止まらないのである。 まぁ、ネズミ一匹程度、大丈夫か・・ハワードは部屋へ戻って着替えをはじめた。 その5分後、ハワードの友人たちがハワードの家の前に車で来た。 ハワードはネズミの死体の処理をしていなかったが、帰ってやろうと思った。 そんなものの処理は後でいい、今日の夜には ラクーンスタジアムでサッカーの試合があるのだ。 どうやら、楽しくお祭騒ぎができそうだ・・・ そして、ハワードはドアを開けて「待たせたな!」と言って友人たちの車に乗りこんだ。 そして、ハワードは二度とこの家に帰ってこなかった。
最近の更新ラッシュは心待ちにするほど楽しいのですが、新作が多くてごちゃまぜになりそうです(´・ω・`) できれば作品の前に、前作の続きを示すように『>>○○(前回の番号)』みたいにやってもらえれば もっと見やすくなってうれしいかなぁと思っています(´・ω・`)
特殊部隊物多いしね
169 :
135 :2005/08/16(火) 20:32:21 ID:???
>>159 嘉川利行はすっかり冷めたコーヒーを眺めながら考え込んでいた。
今日はあれからちょうど一週間目だ。あの時はすぐにでもチームに戻る心意気だった。
だが、一週間と言う月日は利行の考えを迷わせるには充分だった。
眠りにつくたびに自分の放った銃弾に倒れたSAT隊員達やギャン・ギャドリックの仕掛けた爆弾によって肉塊と化した東の姿が浮かび上がった。
そして何よりも利行を悩ませたのは、かつての仲間ー神原や布袋ー達と戦い、殺さなければならないかもしれないと言う事実だった。
輝島はああ言ったが、利行には出来るとは思えなかった。
アンブレラタワーの時は殺さずに済んだが、今度もそう行くとは限らない。いや、むしろ殺さなければならない確率のほうが高いだろう。
その事が利行を悩ませた。
利行はふと、テーブルの上に置いてある写真たてに目をやった。
そこには婚約者の氷室涼子と写った写真があった。
「涼子・・・・・」
アンブレラの秘密を知ったが為にカオスによって殺された涼子。
利行の涼子を失った悲しみは想像を絶するものだった。
そして写真を見ている内に利行の中に沸々と怒りが湧き上がってきた。
非人道的な研究を続け、口封じの為に涼子を殺したアンブレラ。
そして直接涼子を手にかけたカオス。
そうだ。オレはこんな所で挫けてはいけないんだ。涼子の為にも。オレが殺した人々の為にも。
必ずカオスを殺し、アンブレラを倒す。それがオレの使命だ。
世の中の人々はオレ達の事をテロリストと呼ぶかも知れない。それは事実だ。オレ達はテロリストなのだ。
だが、たとえテロリストとなっても、オレは必ずアンブレラを倒す!
決意を新たに、嘉川利行は部屋を出た。
ジムの人はもう続き書かないのかな?
172 :
45 :2005/08/18(木) 23:34:32 ID:???
タイレル・パトリックは他の人間が見ても呆れるくらい、お金が大好きだ。 何でそんなにお金が好きなのかというと、それは彼の生い立ちにある。 生まれはアフリカ大陸のスリナム共和国。 幼い頃から少年兵として部族同士の争いに参加していた彼は 成人すると、貧しい少年時代を捨て去るがの如くオランダへ移住した。 その後はフランスに渡り、外人部隊の分隊長として 優れた指揮能力を見せるが、彼はそこでやってはいけないことに手を染めてしまう。 それは重火器の密輸だ。 彼は故郷の部族や中近東のイスラム過激派、東南アジアの毛沢東主義者などに フランス製の最新兵器を売り渡して莫大な資金を手に入れていたのだ。 もちろん、悪いことは長くは続かない。 タイレルの隊内での行動が上官にばれ、彼は重営倉にぶちこまれた後に 軍法会議の結果、仮釈放なしの無期懲役を言い渡された。 おかげで、彼が危ない橋を渡って築き上げてきた私財は 全て、フランス政府に没収されてしまった。 彼の努力はフランス人が何の労もなく吸い取ってしまったのだ。 この結果に納得のいかないタイレルは、獄中で幾度となく喚き続けた。 そうした彼の元にある組織が接触を図ってきた。 傭兵コンサルタントを名乗る組織は フランス政府に無罪放免を働きかけるから その交換条件として、その組織が保有する私設軍隊の指揮官をやれと言い放った。 タイレルはその話にすぐさま飛びついた。 こうして、フランスで奇妙な組織の手による 何度目かの不可解な釈放が行われ、タイレルは自由の身になったのである。 タイレルはその組織の保有する私設軍隊ことUBCSに入隊すると たちまちのうちに頭角を表し、ここでもなんなく分隊長の座を手に入れる。 彼はフランス外人部隊にいた時と同じように 重要な機密を任されるようになった。
173 :
45 :2005/08/18(木) 23:36:15 ID:???
月日は流れ、さる9月末の当日、彼は他の分隊長らと共に アンブレラ社の重役に呼び出されていた。 重役はある重要な密命をタイレル達に託す。 密命の内容とは、生物災害で混乱に陥っているラクーンシティに 開発中のBOWを投下し、それとUBCSの精鋭を争わせ 戦闘データを入手するというものである。 この戦闘データの入手量によって 各人に多大な成功報酬を支払う用意があるという。 正直、分隊長の多くはBOWの恐ろしさを 訓練で何度も確認しており不安を隠せなかった。 タイレルも一時は尻込みしていたが 重役がBOWの標的に彼らを組み込まないことを約束すると 進んで参加の意志を表明した。 その中に、彼が最も警戒しているニコライの姿もあった。 そしてUBCSは地獄へと派遣された。 タイレルは部隊の指揮を副官に一任すると 自分はすぐに監視員としての仕事にとりかかった。 数多くいるゾンビ達の頭部に的確に銃弾を放ち 予め用意されてある時計塔裏の病院に潜り込んだ。 ここで彼はアンブレラが用意したハンターβと彼の部隊との 交戦記録を手に入れる予定であった。 戦闘は予想通り、ハンターβが終始優勢で終了した。 おぞましい半身をした蜥蜴男に惨殺された部下には気の毒であったが そのおかげで彼は膨大な金を手にすることができるのだ。 ハンターβに次の標的を狩るように命令を与えると 彼はおもむろに外に出た。
174 :
45 :2005/08/18(木) 23:38:20 ID:???
外ではハンターβに首を狩られずに死んだ部下が タイレルを恨めしげに見つめて近寄って来たが 彼は部下達の頭部を的確に狙い撃ち、その生命活動を停止させた。 まだこの地域までは他のゾンビもやってはこないようだが 彼は定期的に地下の実験室と地上とを行き来することにした。 何故ならば、いつ他の監視員が研究データを奪いに来るか分からないからだ。 それから一日が経過し、ハンターβを用いた 戦闘データが一通り手に入った時のことである。 彼は外の様子を見に行った途端、いきなり狙撃を受けた。 間一髪、銃弾は反れたのだが、彼はそのまま死んだ振りを続けた。 誰の仕業か分からないが、別の監視員が命を狙って来たに違いない。 このままその犯人が通るのを待った。 カモフラージュとして、指を噛み血をばら撒く。 そうして死体を偽装しながら待った結果 彼の実験室まで現れたのは、あの悪名高いニコライであった。 ニコライは片手にアタッシュケースを持って実験室に乗り込んできたが そのケースには大量の血が付いていた。 ニコライが他の監視員にも手をかけていった証拠だろう。 タイレルはニコライが油断した隙に殺してやろうと考えていたが ニコライは終始警戒を崩さず、実験室の奥にある金庫で 何か細工をすると、実験室を出て行った。 タイレルは蛇に睨まれた蛙のように、何もできなかった。 彼は無粋な襲撃者が立ち去ったのを確認すると、すぐに部屋の中を確認した。 金庫の中にしまい込んだハンターβの戦闘データが無事か 中を見ようと試みるが、金庫が開かない。 ニコライの手により、暗証番号が変更されてしまったようだ。 ということは、ニコライはタイレルが生きているのを知っていることになる。
175 :
45 :2005/08/18(木) 23:40:10 ID:???
焦ったタイレルは、この金庫を開けたらすぐにでも この危険な空間から脱出を図ることにした。 このままここに居座っては、ニコライに殺されかねない。 彼が金庫破りに悪戦苦闘していると、1人の若いUBCS隊員が現れた。 カルロスと名乗る若い隊員はタイレルに何か色々と聞いてきたが タイレルはその話に付き合ってられなかった。 あまりにもしつこいので、彼はカルロスに ウィルスの汚染濃度の調査と監視員の存在を吐露する。 カルロスは驚愕し、憤慨していたが タイレルは一刻も早く、ここから脱出したかった。 この五月蝿い若造には早くここから出て行ってもらいたかった。 タイレルが1人苦戦している中 努力は実り、ようやく金庫の鍵が開いた。 彼が金の成る木である戦闘データに手を触れようとした瞬間 突然の大爆発が生じ、彼の身は炎に包まれた。 金の為に人生を送っていたタイレル・パトリックは その生き様に相応しい最後を迎えたのである。
45さん乙です(・∀・) タイレルって聞いたときから、なんとなくあいつかなーと思っていましたが、ビンゴ! なんかうれしかったですw 奴はロクでもないやつだなーと思っていましたが、そんな過去があったんですね…
ああ、バイオ3の病院のアイツか。 乙です
178 :
135 :2005/08/19(金) 23:14:46 ID:???
>>142 訂正です。 武器の名称を詳しくしたり、多少の変更があります。
IMIマイクロガリルだったのにMIMって書いてた・・・・・('A`)ヴォェア
[アルファ13小隊] ヘリボーンにより降下
ジョージ・ヘンダーソン中尉 武装 IMIマイクロ・ガリル
IMIデザートイーグル50×2
手榴弾、H&K HK69(グレネード)
発煙弾
ザック・ヘイマン軍曹 武装 IMIマイクロ・ガリル
IMIデザートイーグル50
手榴弾 サバイバルナイフ
アンディー・ハック一等兵 武装 ベネリ/H&K M4 マグナムリボルバー
コルト45 手榴弾(備考 通信機器担当)
エリック・レイン二等兵 武装 FN MINIMI H&K HK69 C4爆弾
IMIデザートイーグル50 弾薬ボックス
他の隊員 テリー・クロッカー衛生兵
アダムス・リー二等兵
>>178 おれの大好物の隊員もの、たのしみにしてます
うほっ
180 :
135 :2005/08/21(日) 21:53:25 ID:???
>>178 BIOHAZARD UBCS DARKNESS ファイル1 流出
9月24日 午後4時 アメリカ東海岸上空
6ヶ月の訓練を終えたUBCSの部隊およそ60人が
アンブレラ社のマークが書かれた兵員輸送機に乗っていた。
武器を装備していない以外はサポーターやチョッキなどをつけていて完璧だ。
出動要請は既に汚染レベルの高まりと、「G」ウイルスの人体実験開始との連絡を受けて、
15日の段階で出ていたのだが、23日のTウイルス流出により、
汚染レベルの急激な上昇があり、「活性死者」共が大量発生したらしい。そのため、
ラクーンシティ近郊に配備されていたUBCSを増強し、アンブレラの科学者や市民の
救助のために市内に投入することに決定したらしいのである。
詳しい話は着いてからする、と各小隊の指揮官には伝達された。
異様な興奮が輸送機の中に漂っているな、
と42歳にして既に灰色の髪をしたジョージ・ヘンダーソン中尉は思った。
若い隊員たちは、やっと実戦だぜ、と口々に語り合っている。
士官たちも、どこか浮き足立っている。落ち着いて座れないヤツもいる。
しかし、UBCSの投入のみで、この災害を食い止められるとはジョージには思えなかった。
たしかに、UBCSはデルタフォースやSEALS、
スペツナズやSASをも超える戦闘能力を持つ部隊である。しかし、
もし、街全体が感染していたら?投入されたUBCSは犬死にだ・・・。
そのようなことを考えていると、いきなり横から「おい、すまないが酒をくれないか?」
と声をかけられた。ジョージが足元においていたビール瓶を見たのだろう。
横をみると、40歳から50歳くらいのベレー帽を被った男がいた。
ジョージは愛想よく男にビールを渡した。「ありがとう」と男は言った。
さっきはいきなり言われたので気が付かなかったが、男の話す英語には多少の
ロシア訛りがあった。「名前は?」とビールを勢いよく飲む男にジョージは尋ねた。
ビールを飲み終えた男はジョージにビンを返しながら言った。
「ミハイル、ミハイル・ヴィクトール。名前の通り、ロシア出身だ。お前は?」
「ジョージ・ヘンダーソン。元SAS、つまりイギリス人だ。」
ミハイルは少し驚いたように言った。「SASに居た人間がこんな所にいるのか・・」
「あぁ、いろいろあったんだ。それ以上は言えない。」とジョージは言った。
「そうか、悪かった。」とミハイルは謝った。
それから、ジョージとミハイルはずっと話し合っていた。ミハイルは元スペツナズで、
KGBに利用されて殺されるところをアンブレラに助けてもらったらしい。
こんな事態では無かったら一緒に酒を飲みたい人間だな、とジョージは話しながら思った。
そして、ジョージとミハイルが話し合っている間に、
輸送機は着実に地獄の街、ラクーンシティへと近づいていった。
流れぶった切ってOB物投下 OB1−発生1−ケビン その日俺はいつものようにJASBARで飲んでいた、 溜まりに溜まったツケが少し気になるが、まぁウィルに頼み込めばどうにかなるだろう。 そういえば明日は新人がうちの署に来るって話を聞いたな、などと考えていると、 ガチャ… ドアの音と共にきたねぇなりの客がやってきた、ウィルの感想と同じく俺も妙な客だなと思っていた。 薬でもやっていれば確かに問題だろうけどよ、今は俺も勤務中じゃねぇし、飲みたい気分だからと放っておいた。 だがそいつは俺の想像を遥かに超えるぶっとんだ野郎だったのさ、いきなりウィルに噛み付きやがった。 それと同時にドサリと言う音を立てて、具合を悪そうにしていた小太りの男が倒れこんだ。 極めつけにウィルが扉を閉めた途端に窓ガラスをガンガンと叩き始めるイカれた奴らだ。 さっきのニュースでやってた暴動って奴か?などとこの期に及んでのんきに考えていると、 女子トイレのほうから悲鳴が上がった、流石に俺の出番のようだな。 トイレへダッシュする俺を見て他の奴らも行動を開始した。 タルでバリケードを作るアリッサとデビッド、こいつらはダーツで勝負した仲だ。 急いでウィルの手当てをするジョージとシンディ、こいつら息合いすぎだぜ。 小太りの男(ボブって言うらしい)を奥へ連れて行くマークとジム、ハッ、どいつもこいつも逞しい奴らだぜ。 そして俺が女子トイレの中に飛び込むと、なにやら見慣れねぇ女の子を狙って動く手があった。 「引っ込みな破廉恥野郎!」手を思い切り踏みつけてやったぜ。 完全に手が引っ込んだのを確認してから女の子を連れてトイレを出る。 彼女は見たことがない奴だった、名前はヨーコって言うらしい、名前を聞くまで中国人かと思っていたぜ。 「ケビン、こっちよ!」スタッフルームの扉を開けたシンディが手招きしている。 ウィルのケガの処置は済ませたようだが、ウィル自身が動くとヤバいらしい。 こんなあぶねぇところに留まる理由もねぇ、さっさとシンディについて俺達は扉の奥へ進んでいった。 ツケは帳消しだなと頭のどこかでほくそ笑んでいたのは、内緒だぜ。
OB1−発生2−デビッド ・・・ …クソッ、またか。 階段を上りながら俺はそんな事を考えていた。 人に明かすことは生涯ないだろうが、俺は今日以外にも修羅場を何度か潜り抜けてきた。 だからこんな状況でも冷静にいられるんだろう。 認めるのには鬱過ぎる事実だが、俺は慣れているようだ。 「なんなんだよアイツラはよォ!!」 ジムが情けねぇ声を張り上げながら足早に階段を上っていき、窓から外を覗こうと… 「下がれ!」 その瞬間叫んで俺は工具入れからスパナを取り出し力任せに投げつけた。 ガシャーン!! スパナの所為ではなく割れる窓の音、ジムを狙って飛び出してきた糞野郎にスパナはニブイ音を立ててぶちあたった。 ジムは下がるどころか思いっきり倒れこむようにして頭を抱えている、 噛まれるどころか、ガラスの被害も最小限に留めてやがる、運のいい野郎だ。 俺はこいつらのように甘くは無い、怯みはしたもののまだ諦めてない様子の糞野郎の顔を思い切り斬りつけてやる。 ズシュッ! 血が少し散り、糞野郎は顔を抑えて落ちていった。 足手まといだとは思うのに、ジムを助け起こしてしまう、俺も甘ちゃん野郎って事なのか… スタッフルームにたどり着いてから、目についた釘打ち機を使ってちょっとしたバリケードを作る。 その間に他の奴らは目についた物を拾っていく、包丁とかハンドガンはまだ解る。 だがシンディ!その殺虫スプレーはなんだ?ふざけているのか?軽い眩暈を覚えつつも、それを即席の火炎放射器にしてやる。 新聞紙を集めるジム、まぁここは酒場だ、火炎瓶を作れるだろうな、冴えていると認めてやるよ。 アリッサはピッキングでショットガンをちょろまかしてきやがった、お前新聞記者じゃなくて本職は泥棒じゃないか? 役立ちそうな物が揃ったところでバリバリと笑えない音を立ててバリケードを破ってくるヤツら、 慌てて上に逃げる俺達、律儀に鍵を閉めてから逃げるジム。ご丁寧にデッキブラシでつっかえ棒か。 こいつらとなら無事逃げ切れるかもしれねぇな、そんなことを頭の隅に考えながら3階に上っていった。 〜気分次第で続く〜
>>181-182 本スレの告知通りに2本アップ乙です。
8人+2の10人が一気に登場とは豪快な展開ですね。
続きを楽しみにしてますよ〜
誘導につられて本スレから見に来てみました。 発生デビ、そのツッコミにワロタよ。気分を盛り上げて続編求ムます!
デビの後実は既に書きかけていたので続きを投下、マーク視点って難しいな。 ザッと見てきたんだが、長々と書く場合はコテハンとかつけるべきなのかな? OB1−発生3−マーク 無事にワインの並ぶ、カーゴルーム…だったかな。 普段なら喉を鳴らすのだろうが、今日ばかりははそうもいかない。 どんどん顔色が悪くなり、呻き声をたまに上げるボブを連れて奥へ逃れていく。 突き当たりで、無情にも鍵がかかって閉じているシャッターを俺達は見つけた。 後ろへ戻るわけにもいかない、行って待つのは死のみだ、諦めきれずシャッターに体当たりでもしようかと言う時に。 「閃いたぞ!リフトをこうして…道が出来たぜ!俺ってやっぱり天才!」 ジムの陽気な声が響いた、皆は迷わずその道を選ぶ。 だが俺は…選ぶ事は出来そうにない、ボブは梯子を上れないんだ…。 「マーク…俺の事はいい、足手まといになりたくない…いってくれ」 こいつはこんなヤツだからこそ、見捨てたくないんだ…だが奴らはだんだん近づいてきている…。 「馬鹿を言うな、絶対になんとかしてやる…だから諦めるな」 そう言ってから俺はシャッターに体当たりをはじめる、鍵さえ壊れればどうにかなるはずなのだ。 だが無情にもカーゴルームの入り口の扉が開く音が響き、うめき声と共に足音が聞こえてくる。 「クソッタレ…」 呪いの言葉を呟いた瞬間ガガガガと音を立てて目の前のシャッターが開きだす。 「馬鹿野郎が!さっさと来い!」 「デビッド!?…すまない、ボブ!まだ終わっちゃいないぞ!」 いそいそとボブを連れて逃げながらも俺はまだ信じられないといった顔だった。 デビッド、コイツは自分をと頼ろうとも、助けようともしない男だと思っていたのに。 「フン…アンタは他の奴らとは違って頼りになりそうだからな、ここで死なれちゃこまるんだよ。」 そういって奴は振り返らず上へ行き、俺とボブもそれに続く。 屋上に出ると大量のカラス共を撃ち落すケビンとアリッサがいた、大した射撃の腕だな。 ケビンは解るが、アリッサ…その身のこなしといいお前は本当に新聞記者なのか? カラスが全滅したのを見て俺とボブは進む、俺はコイツを失わずにすむと確信したその時だった。 肩を貸して歩いていたボブが座り込んでしまった。 「もう動けない…自分の体の事はよくわかるんだ…足手まといにはなりたくない…」 そう言われても、俺はコイツを諦められないのだ…死なせるものか。 「ボブ!ダメだ…ノー!」 拳銃を取り出した奴を慌てて取り押さえる。 「違うんだ…奴らと一緒なんだ、マーク…お前の肉を…」 俺は動けなかった…戦慄と言えばいいのだろうか、奴の言葉に俺は恐怖を感じた。 そしてボブは自分の頭を撃ち抜いた、俺の為に… 俺は今度は止められなかった、動くことが出来なかった、今出来る事といえば、やり場のないこの激情に任せて叫ぶだけだ。 「ボォォォォォォォォォォォォォブ!!」 叫び声はラクーンシティの夜空に響いた。 〜続く〜
ボォォォォォォォォォブ!
ジィィィィィジェェェェェイ
次の視点をどのキャラで書くかがすぐ思いつく間はどんどん投下。 バイオOB1−発生4−ジョージ 私は人の死と言うものにある意味近いとこで生きてきた。 死に近いとは言えど、現代の医学の発達のおかげで大抵の患者は助かった。 だがそれでもどうしようもない、どうしてやることも出来ない患者はいるのだ。 そんな患者は私が知る限り、残される者の幸福を願って死んでいった。 ボブ…彼はそんな患者に似ている男だった、ならば私は彼の願いを可能な限り叶えてやろう。 医者としてと言うのもあるが、人間としてと言う事のほうが大きいかもしれない。 「マーク…立て!ボブの死を無駄にする気か!?」 今の彼には非常に残酷な言葉だろう、私自身胸が抉られるような気分だ。 だが奴らはすぐそこまで来ているのだ、躊躇う暇はない。 「月並みな台詞だが、お前はボブの分まで生きる義務がある。 動けるのに、助かるかもしれないのに、お前は悲しむだけで終わってしまうのか?」 「すまない…昔の戦場でもこういった事はあってな、 俺はまた生かされたわけだ、この命を無駄には…出来ないな。」 蒼白と言ってもいいくらいだったマークの表情が変わり、決意のような物が見られた。 マークに手を貸して立ち上がらせて、先の様子を確認しようとした時、 「チクショオ!!行き止まりかよォ!?…いやこのフェンスさえ壊れれば道が出来そうなんだけど… くそっ…くそっ!!壊れそうなくせに壊れねぇよぉ!」 ジムの本当に情けない声が聞こえてくる、屋上の広場に出るとフェンスにタックルするジムとケビンが見えた。 焦りのせいか十分な力が入りきっていない、あれでは時間がかかってしまうだろう。 「二人とも待ってくれないか、ここは私が応戦する!」 二人を退けてフェンスの前に立ち、「フェンスに応戦するのか?ハハッ、確かに敵だ」 と言う声が聞こえたがあえて無視して十分な距離から思い切り力をこめてタックルをする。 人体の構造の熟知した私から見ても完璧なタックルと言えた、 ベキッ、ガシャン!!フェンスは音を立てて壊れた、皆そこをよじ登って先へ先へと進んでいく。 屋上のドアを開けて後ろから迫りくる奴ら、私はこいつらの正体がわかりかけてきた気がする。 考えが纏まったらみんなにも伝えよう、彼らはもはや仲間なのだから。
おもすれ〜がんがって
久しぶりに物書くと自分でも後から読んで首かしげるところが結構あるな、 とりあえず投下、次は誰の視点で書くか迷うぜフハハ バイオOB1−発生5−ジム ちくしょう!どうなってんだよ!なんでオレがこんな目にあわなきゃいけないんだ!? 必死の思いで手に入れた職もこの騒ぎできっとパァだ!オマケにヤバい奴らは追っかけてくるし…。 しかも時間内に大通りに行かなきゃ命の保障はしないだと!?ふざけてるのか警察はよ!おいケビンどうなってんだよ! オレ様の機転のおかげでここまで上ってこれたけど、次はビルの間を飛び越えろって!?冗談じゃねぇよ! そりゃケビンやデビッド、マークは超えられそうさ、あ、シンディとジョージの奴も飛んでやがる。 クソッ…クソッ!いいよなあいつらは!年とってるだけあって肝が据わってますってか!? オレはアンタ達と違ってそんな度胸はねぇんだよォ! でも飛ばなきゃ食われちまうし…うぅ。 そんな事を考えてオレが悶々としてると、怖がってたヨーコって奴も飛ぶ決意を固めたみたいだ。 十分助走をつけて思い切りジャンプ! 「ヤアッ!」 だけど距離が届かなかったらしく片手で宙ぶらりんになっちまった。 『ヨーコ!』「助けて…」 オレは思わず目をふさいだね、もう見てらんないよ! だけどあのヨーコってのは粘り強くて、なんとかデビッドの奴に引き上げてもらったようだ。 オレより年下っぽいヨーコまで飛んでやがる…オレにも出来るかな? 「ジム!後はお前だけだ!時間がないから早くしやがれ!」 人の気も知らずにケビンが急かしやがる。 「チクショォ!ややややややってやる!」 もうどうにでもなりやがれ、飛んでやるさ! 半ばヤケクソ気味になったオレは思い切り助走をつけてからジャンプ、いやそれは飛翔と呼ぶのが相応しいかもしれない。 美しく孤を描いて飛んだオレは勢い余ってケビンに突っ込んじまった。 「ジム!てめぇ何をしやがる!」「ゆ…許してよ!ね?」 ケビンの当然の抗議に即謝る、一応オレだって自分の悪いとこは認めるのさ。 日ごろからチキン呼ばわりされてきたオレだけど、こいつらと一緒ならなんでも出来る気がする。 「あ、待ってくれよ皆!一人にするなよヘイヘーイ!」 〜続く〜
OB物キテタ---------(・∀・)--------!
特殊部隊物やOB物からサブキャラ物までよりどりみどりですね
193 :
135 :2005/08/25(木) 23:56:04 ID:???
>>190 イイ!イイヨ!(・∀・)
オイラも地道に書きました。
いきなりウァーとゾンビがでてドンパチなっても違和感があるので
今回はサイドストーリー「マービン編」です。
コレが今後のUBCSの話につながるかは自分でもわからないんです。
本当に特殊部隊モノかよ!と思われたりするかもしれませんがご勘弁を・・・
>>180 BIOHAZARD UBCS DARKNESS ファイル1 流出
ラクーン市警のマービン・ブラナーはRPDの無線の前で一人で考えていた。
マービンはいつも、重大な物事を考える時だけコーヒーを飲むようにしている。
昔から使っている方法だ。同じく警官だったマービンの父親も、事件の時には
書斎にこもって同じ事をしていた。
今、マービンはコーヒーを7杯も飲んでいる状態だ。
そのとき、無線が入った。
「こちらパトロール中の211車だ!ラクーンシティ南の住宅地路上で
人が人に噛み付いている!クソッ!周辺はパニックだ!
なんだ!?これは、犯人は一人じゃないぜ、複数なのか!?」
マービンはすぐに返答した。
「211、聞こえるか?できるかぎり、拳銃の発砲は控えろ!
署長の命令だ!拳銃の発砲は控えるんだ!」
そして、211から返信があった。
「マービン、お前もわかってるだろ!あんな野郎の命令なんて聞く必要が無い!
なんのための警察だ!仕事を辞めさせられてもいい、とにかく人命救助が優先だ!」
そして、211からの連絡が切れた。
こんな事が今日の朝から200件以上ある。なぜか、異常殺人の数が急増していた。
もうRPDの中の署員はほとんどが通報で出動しているか、パトロールに行っているかだ。
やっと、あの姿を見せなかった猟奇殺人事件の犯人が現れたと思うと、
奴らは100人以上だったのである。これだけで「ギネス・ブック」に載るほどだ。
しかし、署長のブライアン・アイアンズは今日の朝、署員全員に、市民をパニックに
陥らせないために拳銃の発砲は控えろ、と通達してきた。
今日の朝から、署長は何かが変だった。
署長の眼には狂気が渦巻き、仕事をせずにうつな顔で署内を徘徊していた。
昼までは、まだ、大体の署員はアイアンズ署長の命令を守ろうとしていた。
しかし、犯人たちは取り押さえようとしても無駄であった。
それに、署員の数名が、犯人に首を噛まれて死亡していた。
結局は、その犯人は全員、頭に銃弾を入れてラクーン市警へ持ってこられたのである。
昼を過ぎ、「奴ら」はどうやっても取り押さえれないと言う情報が署員たちの間で
流れてしまった今、街では警察官のベレッタM92FSの銃声が頻繁にしていた。
マービンは署員たちの発砲を抑えさせるとようにしろ、と署長に命令されたので
無線の前にいたが、そこにいても銃声は聞こえてきた。
194 :
135 :2005/08/25(木) 23:58:01 ID:???
STARSオフィスのドアが開いてレイモンド・ダグラスが入ってきた。 同期でラクーン市警に入った友人で、しかも頭が良い頼れる人物だ。 「マービン、やっぱりだったな・・」そう言ってレイモンドは手に持っていた ラクーンシティの地図をマービンの前に広げた。そこには、[下水道]を示す青い線の周りに、 ペンで書かれた[事件発生場所]を示す赤い点が密集していた。 この[噛み付き事件]が多発する前、そう、あのSTARSの「洋館事件」だ。 あの事件で帰ってこれたのは数人だった。その帰ってきたSTARS全員が、 アンブレラが洋館でウイルスを開発し、ゾンビやゾンビ犬、さらにはもっとデカい バケモノまで作り出した、と言っていた。 そんなおとぎ話のようなものを誰も信じるはずがなかった。マービンもだ。 しかし、今になってマービンはあの話が本当だったのではないかと思っていたのだ。 《この事件がもしアンブレラのウイルスの流出だったら? そうだ、さっき射殺された噛み付かれた犯人の死体も、死体にしてもやけに肌が白く、 乾燥していた。鑑識の報告書には「ネズミによる噛み傷有」とあった。 ジル・バレンタインの話ではウイルスは接触感染だと言っていた。つまり・・・ とにかく、確認が先だ。》 マービンはこのようなことに対して慎重なタイプだった。 人に噛み付くようになる病気など、聞いたこともない。STARSの元メンバーが いれば良かったのだが、生還した奴らはブラッドを除いて行方不明だ。 そのブラッドでさえ、今日の朝は見かけなかった。 そこで、友人のレイモンドにこのことを相談して「噛み付き事件」の発生場所を 地図にまとめておいてもらっていたのだった。 この地図をみてすぐ確定した。「レイモンド、本当にやっぱりだったな。」 どうみても下水道から感染が拡大している。 しかも、すでに[噛み付き事件]は街の中心部でも発生していた。 どうやら、これまでの情報を総合すると、感染した人間は思考能力がなくなるらしい。 それだけでも救いだ。しかし、どの程度までこの街は汚染されてるんだ? とにかく、これまでのような対策ではだめだ・・・ そのとき、一階から「うわぁ!」と大声がした。レイモンドとマービンはお互いの顔を見合わせると、 部屋の外へ出て、駆け足で階段を下りてホールへ向かった。
195 :
135 :2005/08/26(金) 00:00:14 ID:???
大声がした訳はすぐわかった。今日の朝に[噛み付き事件]の通報で出動し、 喉を噛まれて殉職したため、一時的に遺体安置所に置かれていたステラー巡査の遺体が 立ち上がって動いていたのだ。制服は首から出た血で赤黒くなっている。 のろのろとではあるが、着実に一歩一歩生きた人間に近づいていた。 警察署のホールにいた人間は全員凍りついたように びっくりして動いていなかった。そこで、レイモンドが大声で言った 「そいつは感染している!離れるんだ!」この一言でまたホールは正気に戻り、 じりじりと全員がステラーの遺体から離れ出した。 異様な静けさだった。 ステラーの遺体が発する「うぁぁ・・」といううめき声しか聞こえない。 マービンは腰のホルスターからラクーン市警正式採用のベレッタを抜いた。 レイモンドも同じく腰からベレッタを抜いて構えていた。 マービンは一応、警告をすることにした。人が見ているし、実際、本当に感染した 人間の思考能力が低下しているか確認したかった。 「ステラー!聞こえているか、これ以上俺たちに近づくと発砲する! お前は感染している!これ以上近づくな、発砲するぞ!」 ステラーが聞こえていないのがわかってるのにこんなことをいうのは馬鹿らしかった。 ステラーはじりじりとマービンとレイモンドに近づいてくる。 先にレイモンドが脚を狙って発砲した。「バスッ」と大きな音がした。 9mmパラベラム弾が脚に命中する。 警察署全体に聞こえたので、人がどんどん集まってくる。どよめきも大きくなった。 しかし、ステラーは一回よろめいただけで、マービンたちに近づいてくる。 あと3メートル程度の距離しかない。次はレイモンドとマービン両方が発砲した。 一発は脚にあたり、もう一発は心臓に命中した。今度はざわめきが起こらない。 全員が気が付いたのだ。ステラーは完全に人間ではなくなっている、と。 その瞬間、ステラーが思いっきりスピードをあげて、マービンに倒れ掛かってきた。 自分の体の重みでスピードをあげてきたのだ。レイモンドも銃を構えるが、 このまま撃つと貫通して、マービンにあたる可能性があった。 床にマービンが押し倒された。瞬間的にベレッタをステラーの顔に押し付ける。 いまにもステラーが噛み付こうと口をあけた瞬間、マービンが引き金を引き、 くぐもった銃声がした。銃弾はステラーの脳を破壊したらしい。 ステラーはやっと2度目の確実な死を迎えることができたのだ。 マービンはレイモンドに助けられて死体の下から出ると、呆然と見つめる他の 警官たちに言った。「誰かこれを片付けてくれ。」そして、マービンとレイモンドは STARSオフィスの無線へと階段を上っていった。
196 :
135 :2005/08/26(金) 00:03:45 ID:???
その日の午後6時11分、RPDから無線がラクーンシティ全体へ流れた。 「全RPD署員、ラクーン市警機動隊員に連絡をする。こちらはラクーン市警の マービン・ブラナーだ。この街であった一ヶ月あまりの異常殺人の原因が判明した。 なんらかのウイルスによる感染だ。感染ルートはウイルスを持ったネズミ、または 人からの接触感染が今のところ確認されている。 既に街の一部ではかなりの人数が感染していると思われる。 そのため、各地域を封鎖する。非番の署員、機動隊員も出勤しろ。 パトロール中の全車は無線で連絡し配置を決める。 今現在わかっていることは、感染した人間は思考能力が奪われ、 他の人間に噛み付く、ということだけだ。警告に従わない人物は射殺しろ。 パニックを防ぐため、市民にはこの情報を一切伝えるな。 自宅待機命令を市民には出す。 また、午後7時から救出作戦を開始する。内容は封鎖地域に向かい、 生存者を救出する、というものだ。この作戦には署内勤務も関係なく向かってもらう。 避難用車両の準備はしてあるので、パトカーと同行させる。 以上だ。各自、注意して作戦に当たってくれ。 」 こうしてラクーンシティでの壮絶な戦闘が幕を開けた。
197 :
190 :2005/08/26(金) 01:06:46 ID:???
投下投下、ライターのところを書きたくて頑張ってみてます(゜∀。) だけど中々話は進まないものですねorz バイオOB1−発生6−アリッサ 私は正直この状況がまだ信じられない、信じたくない…夢だと思いたい。 だけど遠くから聞こえてくる悲鳴、銃声、フェンスに体当たりした時の痛み、全てが夢ではないと物語る。 まるでホラー映画の世界に迷い込んでしまったような気分よ。 エレベーターの中で待ち伏せしてたり…窓から飛び出てくるアイツらはなんだというの? 怒る事で恐怖を誤魔化してきたけれど、正直今すぐにでも叫びだしたいくらいだわ。 本当なら今頃今日の日課は終わってて、暖かいシャワーを浴びて羽毛の布団でグッスリ眠ってるはずなのに、 それなのに私は今、仲間達と夜の街を逃げ回っている。 時間通りに大通りに出ればと約束されていた安全もなく、それどころか危険な事をさせられている。 「パトカーを押してバリケードにしてくれ」 ショットガンで応戦している生き残りらしき警官から出された指示はそれだった。 私は力仕事は苦手だからパトカーを押す男共の援護に寄ってくるアイツらに銃弾をブチ込んでやる、 しかしアイツらは少し怯むだけ、「銃弾を受けてるのに…どういうことよ!?」 弾の消費が激しいのに効果が薄い事に業を煮やした私は思わず叫んでいた、すると 「頭か心臓を狙うんだ!生き物である以上脳が損傷すれば動く事は出来ないはず!」 ジョージがパトカーを押しながら叫ぶ、なるほど…もっともな話ね。 両手を突き出してよってくる奴の頭をよく狙って、撃つ。 命を奪うことに関して躊躇いはないわ、私はアイツらを人間とは思わない。 目に見えてアイツらの勢いが弱まったおかげで無事バリケードは完成した。 だけどそれすら乗り越えて少しずつだけど追いかけてくるヤツら。 警官に続いて私達も逃げる、どうやら一息つけるのはまだまだ先のようね。 〜続く〜
ガンガレ、チョウガンガレ
おもしろいじゃないか。
発生、おもしろいです! ジョージの「私が応戦する!」に笑ってしまった 続き楽しみにシテマス!
おもすれー
202 :
190 :2005/08/27(土) 13:30:45 ID:???
投下、下手糞だけどライターのところ書けて満足しました(゜∀。) OB1−発生7−シンディ まったく…今日はビックリする事ばかりだわ。 目つきのアブない人に追い掛け回されたり、 ウィルがあんな酷いケガして… ジョージとも再会した、こんな形だなんて…本当にビックリしたわ。 そして、また私の目の前でショッキングな事が起きようとしていた。 「くそっ…キリがない!」 成り行きで一緒に逃げる事になったおまわりさん、 レイモンドさんがショットガンで応戦しながら叫んだ。 「イエス!」 私は恐怖で気が動転してしてわけのわからない応答をしていた。 やがて数に押され始めたレイモンドさんが近くにあったタンクローリーに目をつけて、 「あのタンクローリーの中身をぶちまけろ!この糞野郎どもを焼き殺せ!は…早く…うあぁぁぁあぁぁ」」 直後彼は後ろから襲ってきた奴にやられてしまった…。 「レイモンド…すまねぇ!…ジム!」 すぐさまケビンが近くに落ちていたレイモンドの遺品のライターを拾ってジムに投げつける。 ジムはライターを受け取るとすぐにハンドルをひねってぶちまけて、 そしてライターに火をつけて…え?ちょっ…待っ… 彼は容赦なく火をつけたライターを油の上に転がした。 「ジム!てめぇこの野郎!」「こ…殺す気!?」「いい度胸してるじゃないか…」 私たちはジムに呪いの言葉を吐きながら油がないところへ逃げきった、しかし火の勢いは強く、私たちの居場所をも侵食し始める。 「死にたくなきゃ水に飛び込め!」 傍にいたケビンが叫んで飛び込む、私達もそれに続く。 直後タンクローリーは爆発した、水路から見上げたその炎はこの世の物だとは思えなかったわ。 「まだ…生きてる」 そう呟いて私は土管の排水溝に潜り込んだ。
ジムテラヒドス
ちょwwwww 無言のジムテラコワスwwwww
205 :
ジム :2005/08/28(日) 15:28:46 ID:???
>203-204 ゆ…許してよ…ね?(´・ω・`)ソーリー
すげえすげえ! こんな面白い話を只で読めるなんて!! みんな頑張ってくれ!!
207 :
190 :2005/08/29(月) 06:00:17 ID:???
発生投下、 OB1−発生8−ヨーコ 土管から這い出たところはちょうどアップルインホテルの前で、私達はようやく一息つく事が出来たわ。 一息ついたところで改めてアレは何なのか考える、ジョージは何かの病気じゃないかと言っていた。 病気?違う…ウイルス…T…ウイルス…T…タイ…知っている、私はアレヲシッテシッテテテテ… 「ヨーコ!しっかりしろ!」 遠くへ行きかけていた意識が急に現実に呼び戻される、 私の異変に気がついたケビンが肩をつかんでシェイクしたみたい。(トイレの時もそうだけどちょっとは考えてほしいわ) 気がつけば私は何かを求めるように空に向けて手を伸ばしていた。 「いきなり襲われてショックをうけていたのはわかるけど、しっかりしろよ? せっかくここまで生き延びてきたんだからよ。」 心配させちゃったみたいね、安心させるように少し笑ってケビンに返事をする。 「ありがとう…もう、大丈夫」 そう言ってから、私はあたりの様子を見回した、私たちのほかにも生存者はいたけど… 殆どの人は死人のように生気がなかった、無理もないわ…。 彼らの話を聞いてからしばらくしたら車で出発することになった。 車の中で私は自分の事を考えてみた、何故アレの正体を知っているのか、 わからない…ううん、思い出せないんだ。 思い出せないのだと言う事に気がついた瞬間、頭の中の霧が少し晴れてきた気がした。 そしてもう少しでもっと思い出せそうだと言うところで車は急停車して、 「ここも閉鎖されている、すまないが降りてくれ。」 言ってる事はわかるけど…それでもわかりたくない事だった。 車から降りた後、積んであった武器は配られたけど…私達以外の生存者はもう諦めたみたい、座り込んだまま動こうともしない。 私達は警官の指示通りに先の様子を見に行って、そして大通りの様子を見る。 そこは地獄と呼ぶにまさしく相応しい所だった、大通りを埋め尽くすゾンビ達、対処にも失敗して襲われる警官達。 私達は皆あの地獄と戦うと言う選択をした、 それは武器があるからでも、勇気があるからでもなくて…きっと戦わないと言う選択を出来ないからだろう。 私も大通りへ走っていった、失った記憶を取り戻すために、得る為に戦う決意を固めて。 OB1−発生−終 調子に乗ってあとがきなんぞつけてみる。 最初から読んで頂いた方々、本当にありがとうございました、発生はこれで終りです。 頂いたレスに喜びながら本当に楽しんで書くことが出来ました。 半分くらいは車で逃げた事にしてケビンに戻して締めようかと悩んだけれど、 昨夜オンシナでヨーコやって、ヨーコで締める事にしました(゜∀。) 拙い文章ですがまた別のOBのシナリオを書くかもしれません。 その時は生暖かい目で見てやってください(゜∀。)ノシ
グゥレイト!
>>207 エクセレント!
次回作も期待してます。ガンバッテー
>>207 おつかれー
気が向いたら続きでもいいので書いてちょ
>>207 うひょひょ〜〜〜〜い! あんた最高! おもしろかったよGJ
なにげにここ良作多いな
213 :
135 :2005/08/30(火) 21:18:47 ID:???
BIOHAZARD UBCS DARKNESS ファイル2 悪夢の始まり
>>196 夏のロサンゼルス、外の太陽の光もたいして差し込まない裏通りを
金髪の白人の若者が歩いていた。しかも、季節に合わない灰色のロングコートを着ている。
目指しているのは地域のギャングのボス、アムデンとその仲間たちが
よくアジトとしている建物だ。しばらく歩いていると、その建物が見えてきた。
地域の人間はアムデンたちを怖がっているのかまったくその辺りを歩いていなかった。
見るからに薄汚く小さい建物だ。三階まであるが、三階と二階は使われていないようだ。
一階の前のドアには浅黒い大男が立っている。アムデンのボディーガードだろう。
男は遠くからロングコートを着て歩いてくる金髪の若者に気がついたようだ。
金髪の若者はその男に気が付かれたのがわかると、自分から小走りで大男に近づいた。
「エリック・レインというものだが、アムデンは中にいるか?」と若者は尋ねた。
大男は妙にエリックと言う若者が馴れ馴れしい話し方をするので
アムデンの知り合いだと思ったのだろうか。警戒していない様子だ。馬鹿な野郎だ。
「あぁ、いるぜ、しかし、その前にボディー・チェックだ。」と言った。
エリックは素直に両手を広げたので、大男はロング・コートの上から下へ手をすべらせた。
すると、男はやっと不審に思ったようだ。
大男が「何か持ってきたのか?」と屈みながら上目遣いで尋ねた。
エリックが言った。「サブマシンガンさ。」その瞬間、
大男は頭に強烈な蹴りを喰らって失神した。
そして、エリックはその建物の中にサブマシンガンを構えて入って行った。
214 :
135 :2005/08/30(火) 21:19:30 ID:???
エリックはそこで目が覚めた。クソ、またあの昔の夢を見てしまった。そのままの夢だ。 あの後、俺はサブマシンガンでアムデンとその仲間6人を殺したんだ。一瞬で、だ。 あれは復讐だった。アムデンのギャング団がスーパーのレジを襲撃したとき、 俺の親父とお袋がその店にいた。アムデンたちはヤクでハイになっていたのだろう。 俺の両親まで勢いで撃った。そして、お袋は死んで、親父は半身不随だ。 あの事件で3人死んだ。おまけに、アムデンとその仲間たちは逃げきりやがった。 警察もロクに動いてくれなかった。そこで、SEALSに勤めていた 俺は地元に戻って執念深く調査をして、奴らのアジトを突き止めた。 警察に突き出せば良かったかもしれないが、殺してしまった。自制が利かなかったんだ。 あれは後味が悪かった。アムデンには幼い娘がいた。警察に突き出すべきだったんだろう。 俺は悪人を倒した正義のヒーローじゃなかった。ただの人殺しになった。 そのあと、俺は死刑判決がでて、最後の審判を待っていたが、 そこでアンブレラに雇われた。それが今のUBCSだ。 UBCSは正規の保安部隊UBSSと違い、掃除屋的なものだ。 俺のような犯罪者や、亡命軍人で成り立っている。最近は旧ソ連の兵士も入っている。 仕事の内容はアンブレラの生物兵器が逃げ出したときに鎮圧したり、 誘拐されたアンブレラの研究者や重役を助けたりと危ないモノばかりだ。 そのため、アンブレラの「裏」というものを嫌ってほど知ってる。 UBCSの中に、研究データを盗んで、報道関係者に売ろうとした奴がいたが、 そいつはその報道関係者と一緒に生きたまま目玉をくりぬかれた状態で発見された。 アンブレラの「監視員」って奴がやったと俺たちの中ではもっぱらの噂だ。 つまり、それだけ恐ろしい集団だってことだ。
215 :
135 :2005/08/30(火) 21:21:24 ID:???
しかし、なぜこんな状況であんな夢を見たのだろう。 アンブレラから支給された腕時計を見ると9月24日19時13分だ。 場所は飛行中の兵員輸送ヘリCH−47Jの中だ。ヘリの飛行音がうるさい。 50人詰め込める機体だが、乗っているのはパイロット2人とヘンダーソン中尉の小隊、 つまり2人と俺たち6人だな。この一時間で俺たちの小隊の状況は大きく変わっていた。 俺たちUBCSを載せた輸送機がラクーンシティ近郊の 空港に到着したのは既に太陽が山の陰に沈むくらいの時刻だった。 空港は民間会社の物のようだったが、今はアンブレラが借り切っているようだった。 小さな空港であったが、地方の祝日のお祭のような賑わいだ。 輸送機から降りた俺たちは各小隊ごとに整列した。 しかし、俺たちの小隊、つまりヘンダーソン中尉の小隊だけ 空港の管制塔に作られた臨時司令部へ行くように言われた。 なので俺たちはそこから歩いて臨時司令部へ向かった。 俺やテリーが多少文句をヘンダーソン中尉に言ったが、「命令だから仕方がない」 と簡単に流されてしまった。 司令部に到着すると、その司令部の奥の休憩室のようなところに案内された。 その休憩室には立派な背広を着た人間がいた。 アンブレラ本部のカニンガムだ、とその男は挨拶をした。 その後の話は簡単だった。今から70分後にラクーンシティのアンブレラの研究施設に 1小隊で降下して生物兵器の研究者、バーニガン博士を救出し、 その施設の研究データも持ち帰れ、というものだった。 たしかに、ラクーンシティでバイオハザードが発生したというのは聞いていたが、 来て初日にヘリで向かうとは考えてもいなかった。 また、任務遂行に影響が出ないのなら他の研究者も救助するように言われた。 その地区では汚染が深刻なため、作戦決行日の26日では 遅すぎると司令部が判断したらしい。 どうやら、その研究所からの救難無線も出ていない、 つまり全滅の可能性もある、と言っていた。 どうしてこの小隊なのだ、とアンディーが質問したら。 カニンガムはただ、君たちの小隊が優秀だからだ、とだけ答えた。 まぁ、それは事実だろう。この小隊の優秀さは俺も認めた。 話は重大であるはずなのに、あっけなく終わってしまった。20分あるかないかくらいだ。 その施設の構造と主な救出優先者くらいしか言われなかった。 司令部を出たところで今が乗っているヘリまで案内された。武器も用意されていた。 そして、発進した後俺が眠ってしまったんだな。 まったく、地獄行かされる前に寝れるとは自分でも驚きだ。
やべー。またまたおもしろそうな続きがでてきましたねw たのしみにしてます。ガンガって!
キタキタキタキタ
218 :
東京バイオ :2005/08/31(水) 10:20:04 ID:???
ただいま帰還しますた。
やばいくらい良作が多すぎて撃沈ですyくぁw背drftgyふじこlp;@:「」
一応投下しようかと
>>165 BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus
War For Peace
「そうだな・・・・、私達傭兵はアンブレラ社に雇われ、切り捨てられていく存在・・・・、教えても損はない。」
男が語り始めようとしたとき肩から血が噴き出た。
「すまない・・・、出血が酷い様だ・・・・、応急処置だけ頼む。」
ジャックは無言で男の両肩を消毒した。
「クッ・・・・・・。」
消毒液がしみているのだろう。
男は表情を変えつつ痛みを堪えた。
ジャックは包帯を取り両肩を巻いた。
「感謝する、教えられたのはゾンビの性質とTウィルスの性質と暗証番号だけだ。」
「暗証番号・・・・?」
ケビンは首をかしげた。
まだこの奥に秘密があるのか・・・・?
「ゾンビとTウィルスの性質から話しておこう。
お前達が呼んでいるゾンビとはTウィルスに感染した死体のことだ。
生きていてもTウィルスに感染している奴は腐るほどいる。
お前らも、その内の3人かもしれない。
まぁそれは置いておこう。
ゾンビが人を襲う理由・・・・、それは食欲、餓えだ。
要するに肉が食べたい。
ただ・・・・・それだけの理由だ。
ライオンとは訳が違う、奴らは生きるために動物を襲う。
ゾンビは食欲のために人間を襲う。
どこが違うってのは分かるだろう?
狂気だよ・・・・・。要するにTウィルスは死体に狂気と餓えを備付ける兵器ということだ。
ゾンビは恐るべき新陳代謝を持ち、頭と首以外を撃っても絶対死なないだろう。重火器なら別だが。
Tウィルスの話に戻ろう。
Tウィルスはどんな環境においても死なない。
抗体・・・・・ワクチンが無ければ死なないんだ。
さらに人間のように環境に適応する能力が強い。
気化する時もある。その時は空気感染してしまうだろう。
もっとも妥当なのが血液感染・・・・、粘膜や傷から体内に入り込むのが多いだろう。
そして体内に侵入したTウィルスはガン細胞のように増殖を始める。
とこんな所だ。
暗証番号は7・8・1・2・3・4・6・・・」
219 :
東京バイオ :2005/08/31(水) 10:24:21 ID:???
と男が最後の番号を言いかけた時。 パン!という銃声と共に男の頭が反り返った。 ケビン達は咄嗟に銃を構え銃声が聞こえたほうに振り返った。 「アンブレラ社傭兵部隊・・・・・・・・・。」 ジョンは言った。 「殺れ!一人残らず殺すんだ!」 隊長らしき男が叫んだ。 ケビンはグレネードを部隊の近くにあった機械に打ち込んだ。 「ぐあ!」 機械は壊れ破片が部隊を襲った。 「いけ!」 部隊が部屋に入り込む足音が聞こえた。 しかし機械からでる煙で部隊が見えない。 「仕方ねぇ・・・。」 ジョンは小声で呟くとスモークグレネードを足元に置き物陰に転がり込んだ。 後の二人も転がり込む。 「とりあえず、応戦しなけりゃ死ぬ!」 ケビンは叫ぶと傭兵部隊と戦闘をはじめた。 後の二人もケビンを援護する。
ケビン対特殊部隊!? キタヨコレマジタノシミ
東京バイオさんキター つづきたのしみにしてますよ!w
222 :
東京バイオ :2005/09/01(木) 12:27:05 ID:???
BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus Royal Road of FrenzY ケビン達は敵を迎撃しつつ出口へ向かった。 銃声の嵐の中、ケビン達はヒットエンドランを繰り返し着実に出口に近づいていった。 「ぐああああああああ!」 傭兵が悲鳴をあげる。 恐らく被弾したからだろう。 煙と閃光がケビン達の眼を突く。 それは雲から見る幾多の星のようにも見えた。 お前らなんかに・・・・殺されてたまるかよ・・・・! ケビンは内心思うと、憎悪のオーラをみなぎらせた。 ケビンはそばにあった傭兵の死体から手榴弾を取り出すとピンを抜き 出口に向かって投げた。 ふわりと宙に浮く手榴弾。 コロンコロン・・・・。 「手榴弾ダッ!」 と誰かが叫んだその瞬間、手榴弾は鉄の破片と閃光を撒き散らした。 衝撃で傭兵部隊が宙を舞う。 ドン!と床を震わせ手榴弾は散った。 しかしいまだに出口からは傭兵部隊がなだれ込んでくる。 「いったい何人いるんだ・・・。」 ジョンはつぶやいた。 「これをかぶれ。」 ジャックは傭兵の死体から服を剥ぎ取ると、 ケビン達に渡した。 ケビン達はすぐにかぶり、出口へ向かった。 「3人は死んだか?」 恐らく隊長だろう。 ジャックは咄嗟に言った。 「はい、死にました。」 とジャックが答えたとき、ケビンは辺りを見回した。 傭兵部隊は6人ほどしか残っていなかった。 「さぁいくぞ。」 と部隊が背を向けたその時、 ケビンは銃を隊長の頭部に向け発砲した。 ジャックとジョンは残りの5人に向けグレネードを発射。 パパパパン!と銃声が響いたその後、グレネードが爆発し部隊は壊滅した。 「これで終わりだな。」 ジャックは言った。 ケビン達は装備を再び整えると歩き始めた。 秘密の扉へと・・・・・。
223 :
東京バイオ :2005/09/01(木) 12:27:51 ID:???
224 :
東京バイオ :2005/09/01(木) 12:32:08 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン7個 グレネード4個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 4つ 催涙弾 2つ C4 0 アンブレラの機密書類2 ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン8個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 6つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ アンブレラ社長へのピーターからの手紙 ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン8個 グレネード1個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 5つ 催涙弾 3つ マガジンパック 0、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー 奇襲作戦って奴ですね。 なんかどこにでもあるような作戦ですけど一番殲滅しやすくてばれ難い作戦なので使ってみました。
225 :
135 :2005/09/01(木) 19:09:21 ID:???
BIOHAZARD UBCS DARKNESS ファイル2 悪夢の始まり
>>215 書き溜めたものを投下です
アンディー・ハック一等兵はヘリの中で特にする事がないので、
自分のベネリ/H&K M4を点検していた。これはH&K社が開発したガス式の最新型のショットガンだ。
普通の軍隊ならまだ手に入らないものだが、アンブレラは別だ。
このUBCSという部隊は犯罪者が多いが、アンディーは違った。
ただ、カネが欲しかった。アンディーには妻と息子がいたのだ。
その息子が病気にかかったのが2年前だ。そのときは軍隊でまともに勤めていた。
しかし、息子の病気の治療費は軍隊での給料ではまかなえなかった。
そこで、いろいろな所を聞いたところ、知り合いの大佐が「命の保障はできんが・・・」
と裏のルートを使ってUBCSに入れてくれたのだ。30歳を過ぎてのこの集団での
訓練は厳しかったが、報酬はかなりのものだった。軍隊よりもはるかに良い。
さて、ベネリの点検が終わった。次に、ヘリの中に置いてあった武器ボックスから
カスタムしたコルト45を取り出す。普通の拳銃弾は9mmだが、
このコルト45には専用弾が要る、なので、普通の隊員よりもショットガンの弾も
コルト45の弾も多めに持っていくようにしていた。
降下時にそこで弾薬が確保できるかわからないからだ。
コルト45を点検する。よし、一応整備できている。ポインターもついている。
このように、「準備あれば憂い無し」というのがアンディーの心情だった。
とにかく生きて帰らなくてはいけない。
ただ、妻に本当の事を話せないのは辛い事だった。
妻にはアンブレラ社で警備員の仕事が見つかった、とだけ言った。
今回も「出張だ。」とだけ言い残してある。
そのとき、ヘリのパイロットが後ろを向いて、「降下まであと5分だ!」と言った。
そこで、武器の点検を終了し、アンディーは装具の準備を開始した。
226 :
135 :2005/09/01(木) 19:11:00 ID:???
「降下まであと5分だ!」とパイロットが言ってから、やっと隊員たちは 準備を始めた。アダムス・リー二等兵もそうだった。 アダムスもUBCSの緑の上着の上にチョッキをつけ、 IMIマイクロ・ガリルのための9mm弾のマガジンをベルトに差し込む。 UBCSの装備はアンブレラから支給される 緑色の上着と白い強化ズボン以外には特に決められていない。 武器もそうだ。基本は現地で調達しやすい9mm弾の使用できるマイクロ・ガリルだが、 強力な発射能力を持つFN MINIMIや、アンディーの奴のように ショットガンを持っていく奴もいるにはいる。 もっとも、今回の作戦は屋内になるので、アンディー以外はマイクロ・ガリルだ。 次に、重い50口径のデザートイーグルをホルスターに入れる。 もともと、ハンドガンはライフルが故障したときのサブ・ウェポンなので ライフル弾も使えるものが好ましいが、UBCSではほとんどの奴が50口径のモノだ。 なんたって、UBCSが相手にするのはバケモノばかりだ、 そこで、この50口径は、「サブ・ウェポン」ではなく、「一撃必殺」を目的としている。 9mm弾が効かなければ50口径を使え、ということだ。 アダムスはデザートイーグルのマガジンをチョッキに入れながら、自分の向かい側に 座っているザック・ヘイマン軍曹を密かに見た。アフリカ系の黒人のヘイマン軍曹は、 既に武器の点検を終えたようで、眼をつぶっている。瞑想か・・? とにかく、アダムスはヘイマン軍曹を監視員ではないかと疑っていた。 2ヶ月前、訓練中に骨を折って、ニコル伍長が俺たちの小隊を離れてから 新しく補充として入隊したのがこのヘイマン軍曹だった。 別に、アダムスは肌に色で差別をしたりしている訳ではなかった。 とにかくヘイマン軍曹は自分のことを話そうとしなかった。 訓練の成績はいいが、俺たちに話し掛けない。無口なのだ。 一回、ヘンダーソン中尉に「あいつ、監視員じゃないんですか?」と 言ってみたが、そう簡単に人を疑うな、とあっさり返された。 UBCSでは、アンブレラ本部から「監視員」が送り込まれ、UBCSが不穏な 動きをしないように見張っている、というのが既に知られていた。 ただ、誰が監視員なのかを知る手立てがなかった。 まぁ、そのうちわかるさ、とアダムスは手榴弾をチョッキに入れる。 他の奴らを見ると、中尉とエリックはまだ装備を確かめている。 面倒見の良いアンディーのオッサンはすでに準備を終えていた。 衛生兵のテリーは色々医療キットを漁っている。 そこで、パイロットが「降下3分前!ウイルス抗体を打つんだ。」と言った。 もうそろそろだな・・・。
227 :
135 :2005/09/01(木) 19:13:17 ID:???
「ウイルス抗体を打つんだ。」と言われて、 テリー・クロッカー衛生兵は医療ボックスからピストル型の注射器を隊員に 配って行った。そして、配り終えると座りなおし、自分の腕に押し付けて引き金を引く。 「プシュー」と音を立てて針が腕に入るのがわかったが痛みはない。 まったく、ゾンビと戦うのに、なんで衛生兵の俺を連れて行くんだ?と テリーは言いたかったが、仕方が無い。 また、パイロットが「降下2分前!並べ!」と言った。 注射器を置き、テリーも渋々銃を取って立ち上がる。 目標とする建物は5階建ての横に広い建物だ。 博士たちが生きているのなら、地下一階に非難している可能性が高いと教えられていた。 地下に行くためのカードキーも隊長がもらっている。 俺たちは屋上にヘリで降下して、30分以内に博士たちを救助する。 「活性死者」を発見したら、危険があれば行動不能にするんだったな・・ テリーは頭の中で復習した。 パイロットが「降下1分前!」と言うのが聞こえた。 今回は隊員一人一人に焦点を当ててみますた。 ちょっと視点が変わるのでアレなんですがお許しを・・・
228 :
30 :2005/09/01(木) 21:03:25 ID:???
「ちくしょう、オレが悪いんじゃない。無理矢理あんな亡者の巣窟に戻った ケビン達が悪いんだ」 ハリーはトラックを走らせながらそう口の中でつぶやいた。 「知るもんか、死にたいやつらは勝手に戦って死ねばいいんだ」 後ろめたい気持ちがない訳ではなかった。 だが、今の彼は自分の心配をすることだけで精一杯だったのだ。 しばらく走ると道路は瓦礫で塞がれていた。 何とか道を空けられないかと運転席から降りてみたが、ひとりでどけるには 手に余る状況だった。 「何だよ、何でオレがこんなめに会わなきゃならないんだ」 その時、どこからか悲鳴が聞こえてきた。 振り返ると、ビルとビルの隙間の路地をジーンズのスカートに赤いパーカーを 着た少女が駆けてくるのが見える。 その後ろにはゾンビが2体、かなり早い速度で近付いていた。 「うわぁあああ!」 ハリーは腰を抜かさんばかりに驚いて、反射的にその場から逃げ出した。 助けて・・・ なおも響く少女の悲鳴。 その悲鳴は、逃走するハリーの頭の中にひとつのイメージを呼び覚ます・・・
229 :
30 :2005/09/01(木) 21:04:58 ID:???
目の前で少女が溺れている。 助けて・・・ 少女は必死でもがきながらハリーに助けを求めていた。 だが、少年のハリーは岸辺で何もできず腰を抜かして狼狽するだけだった。 『デイジーが死んじゃう・・・誰かを呼びに行かなきゃ』 そう思っても体は硬直してまったく反応しない。 怖かった。 ただそれだけ・・・ 気が付くと少女はもう動くことをやめていた。 それからしばらくしておとなたちの声が聞こえて来た。 何で助けなかったんだ どうしてみんなを呼ばなかった 口々に彼を責める言葉の渦 怖かったんだ でも、そうは言えなかった。 人一倍優しかったハリーは、その一方で恐怖への耐性を著しく欠いていた。 怖いことからは逃げればいい。いつもそう思って行動してきた彼は、その報い として妹を目の前で失ってしまった。 なぜ、警察官になった? 恐怖心を克服したかったからかも知れない。しかし、見通しが甘かった。 採用試験は苦にならなかったが、実際に勤務に就いて見ると、現場は恐怖の 見本市だった。そしてハリーは失態を繰り返す。 所内では「臆病者のハリー」と陰口を叩かれた。面と向かって言う者も少なく ない。だがハリーは、いつしかそれを悔しいとさえ思わなくなっていた。
230 :
30 :2005/09/01(木) 21:06:25 ID:???
助けて・・・ 走ってくる少女。 溺れている少女。 イメージが重なる。 「やめろーっ!!」 ハリーは涙を流していた。 赤いパーカーの少女がハリーの声に気付いてこちらに向かって来る。 ハリーはハンドガンを構えて少女に迫っていた先頭のゾンビを撃った。 彼は、ようやくたどりついた少女を匿うように背中にまわすと、続いて襲ってきた ゾンビに向かってハンドガンを乱射した。 だが、普段から実戦での射撃経験が少ないハリーは、冷静に標的を捉えて撃つ などということは到底できない。先頭のゾンビこそ頭部を撃ち抜いて倒したものの、 その後は無駄に弾丸を消費しただけで、ゾンビはまったく怯んでいない。 あわててマガジンを換装したが、ハンドガンを構え直すよりも早く、腐った手が ハリーの肩を掴んだ。 喉にくらいつくゾンビ。 ハリーはハンドガンを取り落とし、絶叫を上げながら引きずり倒されてしまった。 彼の意識は次第に薄れていく。 自分を助けてくれるはずの警察官は地面に横たわり、ゾンビが馬乗りになって 肉を貪っている。少女はどうしていいかわからず、パニックに陥りながら辺りを 見回した。 すぐ近くにハリーが落としたハンドガンが転がっている。少女はそれを拾って 手に持ってみたが、とても自分が撃てるものでないことはすぐにわかった。
231 :
30 :2005/09/01(木) 21:07:45 ID:???
「おまわりさん、これを!」 少女は苦し紛れにぐったりと横たわるハリーの右手めがけてハンドガンを投げた。 ハリーはまだ意識があるようだ。右手をぎこちなく動かしてグリップを掴むと 銃口を自分の上に覆い被さるゾンビの左側頭部にぴたりと当てた。 バンッ 生ける屍は完全に活動を停止した。 ハリーは朦朧としながらハンドガンを地面に置き、自分の傷を確かめるように 首に手をやった。そこにはゾンビに噛まれた傷が大きく口を開けている。とめどなく 血が流れ、もはや止血などできそうもない。 最後の力を振り絞って体を起こした彼は少女を探した。なぜか周囲がとても暗く、 辺りがよく見えない。視線を彷徨わせてやっとのことで姿を捉えた。 少女の顔を見てハリーは息を呑んだ。 「デイジー・・・生きてたのか!?」 彼の目の前には妹のデイジーが微笑んで立っている。 大人になったハリーとは対照的に、デイジーは幼いままであどけない表情を絶やさ なかった。彼女が大好きだったひまわりのプリントのワンピースを着ている。 デイジーの懐かしい表情につられて、血の気を失ったハリーの顔にも幸せそうな 笑みが戻った。 『・・・ハリー、行こう』 デイジーはそう言って手をさしのべた。 ハリーは彼女の手をとって立ち上がる。もう傷の痛みも感じない。 「デイジー、許してくれるんだね」 デイジーは笑顔のまま頷くと、嬉しそうにハリーの手を引いて歩き出した。 気がつくとハリーも少年に戻っている。ふたりは子供の頃いつもそうしていたように、 仲良く手をつないで笑いながら、長く続く道をまっすぐに歩いて行った。
232 :
30 :2005/09/01(木) 21:09:03 ID:???
赤いパーカーを着た少女の目の前には、警察官が血だらけになって倒れている。 その表情はなぜか満足感に満ちて幸せそうだった。 しかし、彼はもう自分を守ってはくれない。少女は放心したように座り込んだ。 『リタ、ハリー、救出は完了したのか?』 どこかから声が聞こえる。 『こっちはヘリの用意ができた。現在地を知らせろ!』 横たわる警察官の体と地面の間に通信機がはさまっていた。 少女は恐る恐るそれを引っ張り出して耳に押し当てる。 『リタ、ハリー!応答しろ!』 助かるかも知れない。 少女の顔にわずかながら希望が戻ってきた。 通信機の相手はこの警察官の同僚のようだった。事情を説明すると、近くまで 迎えに来てくれると言う。少女は生きるために気力を振り絞って立ち上がった。 「おまわりさん、ごめんね・・・ありがとう」 ハリーの亡骸にそう声をかけると、少女は歩き始めた。 ◇ 未曾有の惨劇にもかかわらず、生還した人々も少なからず存在する。 だが、その脱出劇の裏には警察官をはじめとして数多くの犠牲があったことを 彼らは決して忘れない。 そして、愛する者たちのために体を張って戦い散っていった魂は、今でも 生存者たちの心の中でしっかりと生き続けている。 E N D
>228 泣いた
ハリー結構好きだったのに・・・orz
乙 このスカートの少女ってオリキャラ?
236 :
30 :2005/09/01(木) 22:57:13 ID:???
感想どうもありがとです。 ハリーには気の毒な結末になってしまいましたが、主役に相応しい舞台を 作らせてもらったつもりです。どうかお許しを・・・ デイジーと赤いパーカーの少女は私の創作です。本編には登場してません。
最後に一花咲かせるってのも、悪くねえかもな。(ハリー 良い話でした!!
238 :
東京バイオ :2005/09/02(金) 19:01:46 ID:???
>>225-232 orzヒックヒック
感動です(つД`)
ハリーの死に様カックヨクテ、少女のありがとうに心を打たれてしまいました。
>>222 BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus
ULTRA TOP SECRET.......
ケビン達はしばらく廊下を彷徨うかのように歩いていた。
3人しかいない無人の工場。
先ほどの戦闘を感じさせないほど人気がなく、機械音だけが鳴り響いていた。
ガチャンガチャン・・・・・。
「ここか?」
ジャックは指を指した。
そこには番号を入力するキーボードと頑丈で鍵穴のない扉があった。
「確か・・・・・。」
ジョンは暗証番号をひとつずつ確実に押していく。
押すたびになる音がリズムよく響く。
「最後のひとつだけわからないな・・・・・、適当に押してみよう、10分の1の確立だ。」
ジョンは暗証番号の最後の部分をひとつずつ変え入力していった。
何分か経った時
「暗証番号を承認、どうぞお入りください。」
と機械から声がした。
プシュゥゥという音と共に頑丈な扉は開いた。
239 :
東京バイオ :2005/09/02(金) 19:03:22 ID:???
やはりそこにはアンブレラ社の秘密という秘密が眠っていた。 大量のワクチン、青色の液体・・・おそらくTウィルスだろう。 そして保存器につけられている人間・・・・・・。 「こいつは・・・・・・。」 その人間とは近々行方不明になっていた人間だった。 アンブレラ社がさらっていたのか・・・・?いやありえない・・・・。 次々と明らかになる秘密にジャックは身震いを覚えた。 「Tウィルスワクチン調達完了。」 とケビンが駆け寄り入れ物を投げ回転させた。 ジャックが見ない内に真空の専用の入れ物にワクチンを入れてきたようだ。 「しまっておいてくれ。」 ケビンはジャックに言われたとおり、ワクチンをバッグにしまった。 「これはパソコン・・・・・?」 とジョンがつぶやいた。 確かにパソコンのように見える。 3つ並んだキーボードと大きなモニター、フロッピーなどがある。 しかし本体が見当たらない。 ジョンはマウスのカーソルを動かしてみた。 「カードリーダーでカードをスラッシュしてください。」 と機械からいきなり声がした。 カードってのは・・・・・ああ、これか。 ポケットからジョンは取り出すとカードをスラッシュした。 ピピッと音がなりしばらくカーソルに砂時計が現れた。 「認証しました。」 ジョンは慣れた手つきでパソコンを動かした。 元々、プログラマーになりたかったジョンだが親が軍の幹部でもありそれを許さなかった。 恐らくプログラミング以外にハッキングの勉強もしていたのだろう。 このフロッピーは空っぽだな・・・・。 ジョンはフロッピーにテキストデータをインプットした。 「ほら、アンブレラ社の機密情報を全部まとめたフロッピーだ。」 とジョンはフロッピーを見せた。 「どこで手に入れたんだ?」 ケビンは言った。 「まぁ気にするな。」 とジョンはケビンの肩を叩いた。 「さて、こんな所に居座るつもりはない、いくぞ。」 ジャックは二人に言った。 「オーケイ。」
240 :
東京バイオ :2005/09/02(金) 19:05:08 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン7個 グレネード4個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 4つ 催涙弾 2つ C4 0 アンブレラの機密書類2 Tウィルスワクチン ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン8個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 6つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ アンブレラ社長へのピーターからの手紙 ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン8個 グレネード1個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 5つ 催涙弾 3つ マガジンパック 0、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 アンブレラの機密情報が入ったフロッピー クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー
>>30 さん
ほんとに感動しますた
鳥肌たちましたよ(*´д`)ハァハァ
ほかの職人さんたちも応援してます!
242 :
101 :2005/09/03(土) 02:58:27 ID:???
>>139 その後悔と自責の念を糊塗するかのように、レオンはその警官の元へ駆け寄った。
近づいて見ると、その顔は青を通り越して土気色になっていた。
胸の部分にあるネームプレートには、「マービン・ブラナー」と書かれている。
レオンの足音に反応したのか、ゆっくりと、辛そうに顔を上げる警官。
「だ・・・誰だ・・・?あぁ、お前・・・新人のレオン、か。悪いが、お前のパーティーはキャンセルだ・・・。」
「・・・一体、何が起こったんだ?」
瀕死の重傷を負いながらも、レオンの身なりから人物を特定し、マービンは気丈に話しかけてくる。
その優しい声に、顔に、俺はただ馬鹿みたいに問いかけることしか出来なかった。
マービンは肺から血臭混じりの息を吐きつつ、語り始める。
「二ヶ月前、街に妙な噂が立った・・・。ラクーンの郊外に人を襲うゾンビが現れる、と。
クリス達、S.T.A.R.S.の調査で、アンブレラの仕業とわかったが・・・・命を懸けた彼等を、誰も信じようとはしなかった。
・・・それが全ての始まりさ。」
そこまで一気に、自らの愚かさを呪うような口調で、マービンは喋った。
確かに、人食いゾンビが現れ、その原因がこの街の成長を支えてきたアンブレラ社の仕業と言われても、誰も信じないだろう。
しかし事実、ゾンビは存在し、街を横行し、支配している。
信じられない現実だが、街に漂う腐臭と呪詛の呻き声がそれを肯定していた。
レオンが一瞬思考に沈んだ時、マービンがひときわ苦しげに呻いた。
「しっかりしろ!」
反射的に叫び、俺は治療法を探した。
しかし、救急スプレーで止血するにも傷口が広すぎた。そして何より、大量出血後の硬化が始まっていた。
それはつまり、相当量の出血を意味している。マービンが助かる可能性の低さも。
244 :
東京バイオ :2005/09/03(土) 14:12:26 ID:???
>>238 ケビン達はとても長く続く廊下を歩いていた。
何度も言うがここには人気が全く無い。
そこにはケビン達の足音と銃火器の金属音しか耳に入らない世界が広まっていた。
どこまで続くんだ・・・・・?
誰もがそう思っただろう。
ケビン達もいくら訓練されているとはいえ怪物との闘いや戦闘で体中がつかれきっていた。
まだ・・・やることが・・・・。
という責任感と信念が体を奮い立たせる。
「出口が見えたぞ。」
ジャックは冷静・・・・いや冷酷という感情しか持たないようだ。
出口が見えても表情を変えず、ただ報告するだけ。
ここまで冷静なのはジャックの過去が原因である。
5歳になったジャックは仲のよかった両親ととても楽しい生活を送っていた。
誰もが羨み、褒め称える家族だった。
父は大企業の社長でもあり経済力もあった。
莫大な財産と両親の愛に囲まれ育った子供になるはずだった・・・・だが、
その両親がある日交通事故でなくなった。
突然の両親の死。
その時から歯車は狂いだした。
一人になり泣きじゃくるジャック、あまりにも突然のことで遺書など父が書いてるはずが無い。
ジャックの親権と莫大な財産はとある親戚に譲られたが、莫大な財産を取るだけとり、ジャックは施設に打ち込まれた。
その時ジャックの中で何かが壊れた。
感情というものだろう、それからジャックは泣くことも笑うことも無くなってしまった。
ジョンが扉を開けつつ言った。
「とりあえず、気を引き締めろよ。
まだ得体の知れない化け物やトムが襲ってくるかもしれないからな。」
再び3人は東京の暗闇の中へと溶け込んでいった。
245 :
東京バイオ :2005/09/03(土) 14:14:19 ID:???
ぶは題名がorz 題名は BIOHAZARD Present "Hell" by Santa Claus The Past でっす
246 :
東京バイオ :2005/09/03(土) 14:20:54 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン7個 グレネード4個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 4つ 催涙弾 2つ C4 0 アンブレラの機密書類2 Tウィルスワクチン ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン8個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 6つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ アンブレラ社長へのピーターからの手紙 ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン8個 グレネード1個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 5つ 催涙弾 3つ マガジンパック 0、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 アンブレラの機密情報が入ったフロッピー クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー
247 :
101 :2005/09/03(土) 17:24:25 ID:???
どうも、久しぶりに書いてみました・・・。 読み返してみると、何故か一人称と三人称が混じってたりして恥ずかしい限りです('A`) やっぱあんな時間に書くべきじゃなかったかなorz 続きは今日か明日辺りに・・・。
>245 ずっと思っていたんだが、せめて今回みたいにドンパチしてないときは装備情報は載せないほうがいいんでは? スレにも容量の限界がある。前スレも800程度で容量が無くなったし。
スレ容量があるなんて知らなかったから、前スレでは混乱したよ。 リンクはどこだ?! (゚∀゚≡゚∀゚)
250 :
東京バイオ :2005/09/04(日) 10:23:22 ID:???
251 :
ゲーム好き名無しさん :2005/09/06(火) 04:52:10 ID:ecl/Ek9H
たまにはage
ラクーンボウルでの暴動からわずか数時間で、ラクーンは暴徒達の街と化してしまった。 事態を収拾すべく、ラクーン市警からは警官達が配備され、ユージン=オコーネル巡査も制圧に駆り出されていた。 デマを元にしたパニックや、事件、天災で治安が悪化した時に略奪の中心にいるのは常に貧困層の住民だ。 食べる物にも不自由し、ろくな医療も受けられない彼らにとって、混乱は大金を得るまたとないチャンスなのだ。 市民でもある彼らに銃を向け、時には発砲して直接制裁を加える。 彼らに同情しつつも、正義感の強いアイリッシュの血を受け継いだユージンは、一般市民の安全を守る事に躊躇はなかった。 …筈、だった。 暴徒の中心にある人物を見つけた彼は、そのショットガンを持つ腕を、わずかに下げた。 「ケビン!?」 間違いない、同僚のケビン=ライマンだった。
253 :
252 :2005/09/06(火) 11:00:26 ID:???
ユージンの事を「堅物」と呼んではからかっていた男だ。 しかしユージンはケビンのことは嫌いではなかった。 署内の禁煙スペースで煙草を取り出すケビンに注意すると、話の通じないやつだぜとぼやきながらも彼は必ずそれを胸ポケットにしまい込んだ。 むしろ、彼が来るのを待って、煙草を取り出しては絡んでいるような節があった。 あまりの融通の利かなさに仲間から外れがちなユージンと、そうやってコミュニケーションをとろうとしていたのだ。 そういえば、緊急招集された者達の中に、ケビンの姿はなかった。 他の者とは違う、型破りな男だとは思っていた。 だがまさか、警官でありながら暴徒達の仲間になっていたとは…。 ユージンは密かに左肩の無線にスイッチに触れ応援を呼ぼうとした。 こんな非常時に限って壊れてしまったらしくウンともスンとも言わない。 相棒のフランクも近くに見あたらない。一体何処にいっちまってるんだ! ケビンの割ったガラス扉から仲間らしい者達が次々と店内に入っていった。中から銃声が一発、二発と続けて聞こえた。 負傷者が出たのか店内からは無数の苦しげなうめき声が聞こえた。 我に返ったユージンは、慌てて銃を構え直した。
254 :
252 :2005/09/06(火) 11:03:54 ID:???
「止まれ!」 ケビンは射撃の名手だ。先に撃たれては分が悪い。 だが堅物のユージンは警察の規定通りに警告を行った。 「ラクーン警察だ!店を荒らすのを止めて出てこい!全員だ!」 彼を振り向いたケビンは、今まで見たことのない表情をしていた。 「銃を下ろして地面に跪け!」 ケビンはユージンの言う意味がわからないのか、ただ呆然と立ちつくして、言葉に従うそぶりも見せなかった。 店に入っていた暴徒の仲間が外の異変に気づいて出てこようとしている。 ユージンは街の治安を乱す者には容赦がなかった。 彼らに向け、続けざまにショットガンの引き金を引いた。
血だまりの中に、ユージンは横たわっていた。 45口径の弾が、大きくその額を貫いていた。 彼が防弾チョッキを着てさえいなければ、ケビンの腕ならば致命傷を与えずに止めることが出来たのかもしれない。 ケビンはユージンの傍らにしゃがみこんだまま、食料品店から出てきたデビットに話しかけた。 「何か食いもんはあったか?」 「缶詰だ。あとは武器に使えそうな刃物が店の奥にあった」 「人間だったの…?」 ヨーコが遠慮気味に声をかけた。 ショットガンを手にしたケビンはそれに答えず、ただ吐き捨てた。 「弾は入ってねえ。…クソッ。撃たずに済んだ」 そしてユージンから弾のホルダーを脱がすと、ショットガンと一緒に後ろのマークに投げてよこした。 最初の暴動から既に5日も過ぎていたというのに、ずっと街を「暴徒と化した市民」から守り続けてきたユージン。 彼はいつ、狂ってしまったのだろうか。 堅物な彼からは、もう何も聞くことは出来なかった
256 :
252 :2005/09/06(火) 11:18:50 ID:???
。 end ↑スマセン、つけ忘れました。
>>252 GJ。ラスト3行のどんでん返しがナイスです。
一読後、読み返してみて「ああ、なるほど」と、
二度おいしい作品でした。
>>252 さん乙でした
結局ユージンはゾンビだったの?ちょっと疑問におもったもので…
銃を使うゾンビ!始めて登場しましたね。 まるでお姉チャンバラの警官ゾンビの様。
260 :
252 :2005/09/07(水) 00:48:51 ID:???
わかりづらい話ですみません。 ユージンはきちんと話せてますし、銃も持っているのでまだ人間です。 自分の銃に弾を込めてあるかどうか確認出来ないほどにはおかしくなっていましたが。 気がふれた者の視点で書いているので表現に無理がでました。 銃を使うゾンビ!だったらギャグ調にできたかも?w
切ない話だな。GJ!
262 :
45 :2005/09/09(金) 21:05:00 ID:???
大通りで生ける屍や巨大ハサミムシから逃げてきた 小太りの男、ダリオ・ロッソはアップタウンの倉庫の中で 1人、震えていた。 ダリオの家族は、警官隊がゾンビと交戦している中で皆、死んだ。 妻と娘をゾンビに、母親を巨大なハサミムシに喰い殺された。 逃げる最中、何人もの警官から助力を求められたが 家族すらも置いて逃げた彼がそれに応じることなど あるはずもなく、この倉庫へと逃れてきたのだ。 ダリオはそこで一人の非番の警官と出くわすが 家族を失った悲しみで半狂乱になっているダリオは その警官の、倉庫を出るという提案に賛同せず 倉庫のコンテナの中に閉じこもった。 今の状態で外に出るなど、正気の沙汰ではない。 この女は自殺願望があるのか、はたまたダリオを迎えに来た死神か。 とにかく、これ以上の恐怖は御免であった。 警官が倉庫を出て行った後、彼はコンテナの中で色々と考え事をした。 ダリオは若い頃、自分と同名の映画監督を崇拝していた。 その監督が著名なゾンビ映画を撮ると、ダリオもまた 同じような作品を頭の中に描いて、原稿に筆を走らせたものだ。 結局は家族を養う為にしがない営業マンになってしまったが それでも夢を諦めたくはなかった。 どこかで自分の書いた小説の内容を体験し 自分の作品にリアリティをもたせて、一躍名作家となる。 そんな荒唐無稽な夢を心の中に抱えていた。 今、現実に起こっていることは まさに彼が頭の中に描いていたことだが、彼は非常に後悔している。 ダリオは確かに同名の映画監督が撮る映画の中の世界観が大好きであったが 実際に自分がその当事者となることまでは望んでいなかった。
263 :
45 :2005/09/09(金) 21:08:36 ID:???
もしかしたら、安易に体験したいと願ったことが 神の逆鱗に触れることになったのかもしれない。 そのうち、ダリオの怒りと悩みに呼応するかの如く ゾンビが倉庫の扉を突き破って現れた。 彼はまだ、コンテナの中で震えている。 このコンテナは頑丈だし、外からこじ開けようとしてもビクともしないだろう。 ダリオがこの環境を保っているならば、まだ長生きはできたかもしれない。 だが、彼の存在する空間は重苦しい雰囲気に包まれていた。 狭いコンテナの中、換気を行わなければ外からの空気が入ってこない。 しかも、この中には食べる物もほとんど入っていない。 ダリオはこの時になって初めて あの警官が外に出るべきだと言ったことの意味が分かった。 この倉庫に閉じこもったとしても、所詮は一時凌ぎに過ぎないのだ。 あの警官はそれらを全て知った上で発言していたのに ダリオは眼前の死の恐怖から逃れるためだけに ここに閉じこもってしまった。 もはや孤立無援の状態となったダリオは 今からでも飛び出すべきかどうか 散々迷ったあげくに、コンテナの中から出ることを決意した。 自分の今の思いを手帳に書きなぐり、コンテナの扉を開ける。 もしも、これが彼の小説を具現化したものならば 彼はどんなことがあっても助かるだろう。 何故ならば、彼が頭の中で描いていたあの小説の中の主人公は彼だからだ。 冷静な判断のできなくなった彼がコンテナを開けて飛び出した時 その場には無数のゾンビと、彼の家族が手を伸ばして待ち構えていた。 ダリオが考えていたこととは裏腹に この生物災害はダリオが描いていた小説を元にはしていなかった。 彼は行動は一端役として、街の惨劇に花を添えるだけの結果に終わったのだ。
45さん、乙です。 いつもながら淡々とした冷静な視点がたまらないですねぇ GJでした。
初めて来たよ。すげーイイ!(AAry オリキャラも原作に沿ったのも面白い。又見に来る。 職人さんたち乙。これからも楽しませてくれ。 ここ読んでたら、なりきり板のバイオスレ思い出したよw
266 :
135 :2005/09/12(月) 21:05:07 ID:???
<<227 BIOHAZARD UBCS DARKNESS ファイル2 悪夢の始まり ヘリが降下を始めた。ついに「実戦」だ。隊員は皆、眼がギラギラとしている。 あいにく、CH−47Jには窓が少ないので外の風景が見えにくいが、 目標の研究所の屋上にはヘリポートがあったはずだ・・・ ヘリのローターの回転からして、もう着地だな、とジョージが思っていると、 「ガチッ」と鈍い音を立ててヘリが着地した。 ヘリの中についていたランプに緑色の明かりが付く。「GO」のサインだ。 ゆっくりと後部のハッチが開くと、ヘイマン軍曹を先頭に、ジョージたちは銃を構えて外へ出た。 ヘリのパイロットもマシンガンを手にしてシートから出てきて、「行け」と手で合図している。 まだ、ローターの回転音がうるさいのだ。屋上は階段がヘリポートの近くにあるだけだった。 ドアがついているやつだ。ヘリポートの階段を降り、すぐ近くの階段への入口へ向かう。 ヘリのローターの回転が少し弱まったようで、ラクーンシティの音がわずかに聞こえてきた。 銃声と悲鳴とパトカーのサイレンの音のようだった。 駆け足でドアの前へ行き、「突入用意!」と叫ぶ。全員が開いていないドアへ向けて銃を構える。 しかし、ノブを回そうとすると回らない、鍵が掛かっていた。 ドアの鍵は貰っていない。クソ、初歩的なミスだ。ジョージは後悔した。 そこで、マイクロガリルをドアノブへ向けて連射する。乾いた音が出て、ノブが抜けた。 そして、ドアへ強烈な蹴りを加えた。大きな音を立ててドアが開いた。 ドアの向こう側には何もいなかった。「よし!行け!」と叫んで、 ジョージたち6人の隊員は階段を下って行った。
ワラタw
>>266 遅レスですまんが新作キテター(゚∀゚)
つづきまってます(*´д`)
271 :
東京バイオ :2005/09/19(月) 12:18:58 ID:???
>>244 「喉が渇いたな・・・。」
ジョンは喉を鳴らしながら言った。
無理もない、このような状況下で幾多の戦闘を繰り広げてきたのだ。
それを聞いたジャックは自動販売機へ向かった。
「警察もいないだろう。」
と一言言った直後、ベレッタを取り出すと硬貨入れに向けて発砲した。
弾痕が自動販売機に付着し、バチバチッと火花をあげた。
そしてカランカランと缶がなだれのようにでてきた。
「出しすぎたな。」
というとジャックは中から炭酸飲料を6つ取り出し、3人で均等に分けた。
ジョンはすぐに缶を開け、貪る様に飲み干した。
その時後方から喉を低く鳴らすような音が聞こえた。
グルルル・・・・・。
「運が悪いな・・・畜生。」
ケビンは銃を後ろに向けかまえた。
やはり・・・・・・トム。
トムは威嚇するような行動を見せつつケビン達に迫ってきた。
口の周りが紅い・・・・。
恐らく生存者を襲ったのだろう。
ケビン達はしばらく対峙した。
西部劇のように相手の出を双方とも待っている。
自動販売機が再び火花をあげた。
その音がスイッチだったのだろうか?
両者は戦闘を始めた。
M4の銃声が辺り一斉に響く。
トムは全弾をその持ち前の俊敏な動きで避けると驚くべき跳躍力で飛び掛った。
「これでしばらく動けなくしてやる・・・。」
とジャックが呟くとM4の構えを変えた。
カチャッ・・・。
ジャックはトムの近くにあった電線へ狙いを定めた。
パン!
聞きなれた銃声なのに3人にはとても大きく聞こえた。
電線は切れトムへ直撃し、スパークが起こった。
不気味な悲鳴をあげると、トムは気絶した。
「さぁいこう・・・。」
ジャック達は背を向けた。
272 :
135 :2005/09/19(月) 21:39:35 ID:???
>>266 BIOHAZARD UBCS
ドアを開けてすぐ、エリックはこの建物が異様に暗いことに気が付いた。
簡単なことだ、電力を落としてあるみたいだ。しかし、何故だ?
暗視スコープは全員持っていたので、階段を下りながら暗視スコープを付ける。
視界が黒からうっすら緑がかかった白へと変わる。
「電力室は?」と隊長が尋ねると、軍曹が「2階です。」と答えた。物覚えが良い野郎だ。
俺たちが今いるのは4階と5階の間の階段だ。この階段は、
非常階段のようなので、地下一階以外は行けるようになっていた。
「よし、とにかく建物の電力を復旧させるぞ。」と隊長が言った。
そのときだった。階段の下の方で音が聞こえてきた。
ぴちゃぴちゃって感じの気持ち悪い音だ。「生存者か?」とテリーが声を小さくして言った。
「とにかく静かに行け」と軍曹が注意した。そこで、隊長が6人の先頭をアンディーにした。
アンディーはショットガンを持っているので、後方から撃つと俺たちにも喰らい兼ねないからだろう。
俺たちは足音をたてないように、階段でするその音へ向かって行った。
6人のうち、隊長と軍曹とアンディーが3人で進んでいた。
自分の腕が信頼されていないのがアダムスはすこし腹立たしかったが、ここで言ってもしょうがない。
どうも、あのピチャピチャいってる音は3階と4階の間の踊り場あたりらしい。
4階のところまで着いたとき、隊長が俺たち3人は待機するように手で合図した。
なので、俺たち3人はしゃがんで、待機のポーズをとった。
あの音まであと10メートルくらいしかしないのに音の正体が見れないのは残念だった。
そこから、隊長たちは踊り場までコツコツとかすかな足音を立てて降りていった。
待機しろと言われてから10秒かそれくらいして隊長の「おい、大丈夫か!」と言う声かした。
そこでぴちゃぴちゃと言う音は止まった。それから3秒後くらいに「うぅ〜」という
うめき声のような音がした。
そしてそのすぐ後に「ボスッ」というショットガンの音と
二つのマイロガリルの音が続いてした。銃の閃光がポツポツと暗視ゴーグルに焼き付きを残した。
びっくりした俺たちは立ち上がって、その銃声の理由を見に行った。
273 :
135 :2005/09/19(月) 21:45:05 ID:???
>>270 そう言っていただくとカンドーします(*´д`)
>>271 東京バイオさん キター(゚∀゚)
構想を練ってたら「24日編(?)」を書くのがついつい遅れました。
「ホントに1人で大丈夫かいヨーコ?」 黒人の男性がしつこく尋ねる。 しつこく、と言うと何か嫌な雰囲気が漂うがそれを 尋ねている本人は決して悪意は無い。 実際こんな異常な場所に、いくら本人の申し出とは言え 女性一人を簡単には置いてはいけないだろう。 尋ねられている彼女ことヨーコもそれは分かっている。 「ねぇヨーコ、アリッサも先に行っちゃったよ。 彼女も1人にしとく訳にはいかないから…これでも駄目なら 仕方ないけど…」 大きかった声が最後の方が少し弱くなっている。 多分実際彼もヨーコの意思を尊重しようと言う気になっているのだ。 事実もう1人の若い男の言葉にあっさり黒人の男性は引き下がる
「ジム」 「ん…」 「残念だがこれ以上モタモタする訳にはいかない。 君もさっき言ってただろ、アリッサも1人では危ない」 「うん…」 「ヨーコ君の事も考えてやろう。彼女もすべき事があるのかも しれない。分かるだろ?」 少年のように俯いてしまうジム。 まるで普段は優しい父親に、叱られた子供をヨーコには連想させた。 微妙に場違いながらほほえましいと思った。
「ヨーコ君」 「はい」 さっきまではずっとにこやかだったジョージが真剣な顔で言う。 「とりあえず私達は先行くよ。とりあえず何故残るかまでは あえて問わない。だけど…」 ジョージはスーツの内ポケットから手にスッポリ入る程度の ハンドガンを取り出す。 「これを」 そしてそれをヨーコに手渡した。 「やはり丸腰で女性を置いておく訳にはいかなくてね。 えっと…扱い方は…」 「いえ、大丈夫です。昔少しかじりましたから…」 「そうか、なら良かった」 「なんだいジョージ。結局可愛い女の子には甘いんだから」 「女の子って…」 「全く、このロリコ────」 「ジョージタァ───ックル!!」
「へ!?」 「アウチ!!」 ドカッ! ベチャ!! 医者でありながらマークにも勝るタックルで さながらコメディの如く転倒するジム。 それにあっけにとられるヨーコ。 「あぁジムだいじょうぶかなごめんよごめんよついあしがすべってね」 「って、さり気無くつねらないで、っていうか怖いよーー ジョージが怖いよーーー目が笑ってないよーーー」
「………」 クスッ 「ハッ!! オホン…」 ヨーコの存在を思い出し素早くいつもの優しい顔に戻るジョージ。 「いや失敬。見苦しい所を見せてしまったね。こうやって後に 控える戦いに備えるのだよ」 (変わり身早っ…ていうか後の戦いって、今のあんたなら『発生』の ラストのゾンビも爆弾使わないで戦えるよ!!) とは口が裂けても言えない、ていうか言ったら口を裂かれるであろう ジム。 「とりあえずヨーコ、何かあったらいつでも助け求めてきてよ」 「あぁ、気をつけてくれ。あまり危険な真似はしないでくれ」 「クスクス…。あ、はい…」 「何かあったらすぐに助けに行くからねー」 「ジム、名残が過ぎるよ」 二人は階段を上ってしだいに小さくなっていく。 「そちらも気をつけてくださいね…」 二人の姿は段々見えなくなっていった。
「そういやジョージ、あんたヨーコに銃渡しちまっただろ? 俺の銃使いなよ」 「いや、大丈夫だ。私は。君が使ってくれたまえ」 「もー、おじさんなのに無理するなよー」 「ジョージタァァァックル!!!」 「うぎゃあああああああ!!!」 姿が見えなくなった向こうからそんな声が聞こえてきた。 (おかしな人達) 「クスクスクス…」 ヨーコは少し立ち直れた気がした。 ヨーコは彼等の姿が通風孔に見えなくなると同時に、彼等と同じ階段を上り始めるが、 別の通風孔を通っていった。
彼女は思う。 記憶の中では明るく話しかけてくれた彼女の事を。 おそらくジョージやジムなら私の目的を言えば協力してくれたかもしれない。 だがそれは私個人の事だ。彼等に迷惑をかけるわけにはいかない。 そしてやがて彼女は通風孔を抜ける。 研究室の一つに辿り着いたようだ。 勘はあたっていた。 モニカがそこにいる。 彼女は振り向くと驚いた表情で私を見る。 「モニカ…」 彼女は目を丸くしたままこちらを凝視する。 「他の人達も出口を探しているの…」 ヨーコが一歩踏み出すとモニカは一歩退いた。
「来ないで…」 モニカは持っているケースを抱きかかえると、空いている手で 銃をヨーコに向けた。 「『それ』(ハンドガン)を置いて。あなたも一緒に逃げましょう」 銃口に一瞬怯むが、それでも声をかける。 モニカの目はヨーコをおぞましい物として見ていた。 「モニカ…」 ヨーコは彼女に手を差し伸べる。 乾いた銃声が一つだけ響いた。
どれだけの時間がたっただろう…ヨーコの体は赤い水溜りの中、 うつ伏せに倒れ、立ち上がることすらできなくなっていた。 「モニカ…」 最後にそんな一言を残し彼女は意識を失った。 誰も望まなかっただろう数時間後の目覚めを先にして…。 ヨーコの最期 FIN
新しい切り口、いいですねーGJ! これから、メインキャラの死に様をフィーチャーしていくのかな? 次を楽しみにしてるよ!
284 :
東京バイオ :2005/09/23(金) 13:34:46 ID:???
>>274-282 GJです。
>「もー、おじさんなのに無理するなよー」
「ジョージタァァァックル!!!」
「うぎゃあああああああ!!!」
ここの台詞で笑ってしまいましたw
早く続きが読みたいです'`ァ'`ァ'`ァ(;´Д`)'`ァ'`ァ'`ァ
285 :
東京バイオ :2005/09/23(金) 13:55:52 ID:???
>>271 「化け物にきく武器も少なくなってきたな・・・・。」
ケビンはぽつりとこぼした。
グレネードランチャーはきかない・・・・。
普通の銃弾もきかない・・・・。
ワクチンをつかうわけにはいかねぇし・・・。
お手軽に作れる強力な爆発物があったらいいんだが・・・。
ケビンは連想を重ねる。
このままの武装でいれば3人は確実にやられるだろう。
C4に匹敵する破壊力を生む爆発物・・・・。
・・・・そうか!
ケビンは連想を打ち切った。
「なぁジョン、火炎瓶の原理を応用してC4並の威力の爆弾作れないか?」
ケビンは尋ねた。
「できないこともないが・・・・やったことはないな。」
「じゃあやってくれないか?」
「了解。」
ジョンはそういうと近くにあった車のボンネットを開けた。
車のパーツを次々ととり、先ほど飲み干した缶を取ると慣れた手つきで調合していった。
「早いな・・・。」
ケビンは唖然とした。
「まぁな・・・、とりあえず銃でぶち抜けば引火してC4並の威力が出るはずだ。」
ジョンは火炎瓶を手渡した。
「時間がないぞ・・・・。」
ジャックは言うと歩き出した。
ケビンは火炎瓶を大事にしまうと再び夜の闇へ溶け込んでいった。
>>285 東京バイオ続きGJ!
爆弾を作ったと言う事はまた戦闘が起こるのかな?続き楽しみにしてます!
287 :
東京バイオ :2005/09/24(土) 19:33:08 ID:???
>>286 ありがとうございまつ(・∀・)
がんばってかきますけど鳥肌立つような恥ずかしい台詞言わせそうな気がしてなりませんorz
誰かビリー×レベッカを書いてくれる職人さんはいないかな?
>>289 は
>>1 をご覧あれ。
ネタ募集と書いてあります。要望を書くのは全然構わない訳ですよ。
流石にビリー×レベッカはねぇだろ。ネタにもならん。
まったくだ。無茶すぎる要望もな。
293 :
190 :2005/09/28(水) 03:51:35 ID:???
流れをぶったぎって投下 〜突破〜VSタイラントR〜ケビン 突然だが俺とジムは地下水路で倒したはずのタイラントって野郎に追われてる。 何故かって?こっちが聞きてぇよ馬鹿野郎。 まぁ、理由なんざどうじもいいさ、大事なのは生き延びる事だけだしな。 その他の事なんてここじゃなんの役にもたたねぇのさ。。 「ヒィィ!!なんだよアイツ!近づくことも出来ないじゃねぇかよォ!!」 情けない声を張り上げてジムが叫ぶ、確かに凶暴化したあのクソ野郎は危なすぎだ。 腕をぶんぶん振り回すわ体は触ったら痛そうなトゲトゲだわノーパンだわで最悪だ、だがな。 「慌てるなよジム、さっき拾ったとっておきを使っちまおうぜ!」 そう、俺達にはさっき拾ったロケットランチャーっていう頼もしい味方があるのさ。 「そんなの構えてる暇ないよ!ききききききたぁ!」 俺とジムは左右に飛んで奴の爪をかわす、後ろにあったトラックの荷台の扉に大きな穴が開いた。 「ジム!こっちだ!早く倒さねぇとリンダを連れてきてくれてるシンディとアリッサまで巻き込むぞ!」 「そんなこと言われてもロケットランチャーを構える時間なんかないよ!」 コイツはどこまでも悪い方に考えるタイプらしいな、けど俺には策って奴があるのさ 「落ち着いて考えろよ、時間がなきゃ作ればいいんだ、コイツを見ろよ。」 そういって走ってきたジムに地雷探知機を渡す。 「なるほど、そうゆうことかよ!撃つ役はこのジム様に任せとけって!」 「チェッ、美味しくて楽な役を取りやがってよ。んじゃあ…俺が攻撃をひきつけるとするか」 ジムが走り出したのを見て45オートマグナムをタイラントの頭にぶち込んでやる。 マグナムだってのに頭の皮みてぇなのが少しはがれただけとかふざけた野郎だぜ。 だが注意を引くには十分だったらしい、奴はトラックからやっと手を抜くと俺に向かって猛然と突進してきた。 再び突進をかわすと奴は地雷原に突っ込んだ。すかさず愛銃を連射して他の地雷も爆発させる。 さすがの奴も足がズタズタになって動きが止まった。 「ジム!今だぜ!」「やややややってやる!」 ロケット弾が放たれて奴に直撃した、奴の悲鳴は爆音にかき消され、ゆっくりと倒れ… 「グアッ!」 畜生俺の脚が倒れるのに巻き込まれやがった!最後まで嫌らせをしてくれやがる! 「ヒュー!!やったぜ!!アリッサにニューヒーローのインタビューをさせないとな!」 ・・・やれやれ俺よりおめでたい野郎に出会ったのは初めてかもな、さてどうしたもんか… 久しぶりに書いたので変な文章しか書けませんでした。 スレ汚しsorry、多分続きませんよ(゜∀。)
ここより、清原バイオスレのほうがはるかに伸びまくっている件について
野球わからないからどうでもいいな
俺は清原よりここが好きだな・・・
清原はネタスレだし、ここと比べてもしょうがない。
298 :
30 :2005/09/29(木) 21:03:12 ID:???
気がつくとあたしは広いホールに立っていた。 咄嗟にラクーン大学かと思ったけど、ちょっと違うようだわ。 古びた屋敷のようね。 でも待って・・・ あたしは何でここに? 確かヨーコが復旧させてくれたPCで社にメールを送ったのよね。 それからヤケんなってPCをぶっ壊したあと、ヨーコとふたりで窓から朝焼けを 見ながら話をしていたわ。もうこれで最後だと覚悟を決めたあたしは、低い振動音が 近付いてくるのを感じていた。そして突然目の前が真っ白になったんだった・・・ 「アリッサ」 振り向くとヨーコが立っていた。 「ヨーコ、ここはどこなのかしら?」 ヨーコは戸惑ったような顔で言った。 「多分、今回の事件の発端になった場所・・・」 「何ですって?・・・あのアークレイ山の洋館!?」 そんなはずはないわ。 だってあの洋館はS.T.A.R.S.の活躍で爆破されたはず。 「ミサイルが爆発した衝撃で、私たちは時空の隙間に捕らわれてしまったのかも」 困惑するあたしをよそに、ヨーコはそんなSFじみたことを言ってのけた。 「ちょっと、こんな時にカンベンしてよ。そんなオタクっぽい話・・・」 「でもねアリッサ、ゾンビ事件だって充分SFやホラー並みの非現実的な事件なのよ」 確かにそうなんだけど・・・ そうね。今自分がこの目で見ているものを信じるとすれば、ヨーコの突飛な理論も あながち耳を塞ぐべき説ではないのかも知れないわ。 それにそうよ。もし時間を遡ってこの洋館にやってきたのだとすれば、もしかしたら ラクーンシティの惨劇を未然に防ぐことができるかも知れないじゃないの!! そう考えたあたしは俄然やる気が出てきた訳よ。 あたしとヨーコはふたりで邸内の探索を開始したわ。 ◇
299 :
30 :2005/09/29(木) 21:05:29 ID:???
どの部屋にも人影はなく目ぼしいものもなかった。でも、いくつ目かに訪れた部屋には いいものがあったわ。壁にショットガンが掛けてあったのよ。 そう言えば忘れていたけど、ゾンビがいるかも知れないのよね。武器は必須だわ。 「ちょうどいいわ。これを拝借して行きましょう」 あたしがそう言ってショットガンを手に取ろうとしたとき、廊下とこの部屋の間に ある小部屋で何か音がしたわ。振り返って見るとヨーコも緊張した表情でドアの 方を凝視している。 咄嗟の判断であたしとヨーコは家具の影に隠れた。 やってくるのが敵か味方かわからない以上、当然のことね。 隣の小部屋を通り抜けてこちらの部屋に入ってきたのは、ベレー帽をかぶった 戦闘服姿の女だった。ハンドガンを持っているし、軍か何かの関係者のようね。 アンブレラの私設軍隊があたしの脳裏をよぎった。緊張が高まるわ。 その女はさっきのショットガンを見つけると、ハンドガンを腰のホルスターにしまって 鋼色の銃身に手を伸ばした。 「ちっ」 あたしは思わず舌打ちをしてしまい、ヨーコにひじでどつかれた。うっかり「いてっ」 と言ってしまうのをこらえて監視を続けたわ。 幸い女は舌打ちの音には気付かなかったようね。でもその代わり、ショットガンを 壁から外すときにカチっとどこかで音がして、その音に反応して怪訝そうな視線を 部屋に向けていたわ。あたしにもそれが何の音なのか見当がつかなかった。 女はしばらく室内を物色していたけど何も成果はなく、あきらめて出て行った。 影から出てきたあたしとヨーコは「ふぅ」と息をついて顔を見合わせたわ。 その時、隣の小部屋からズンという鈍い震動が伝わってきたかと思うと、中から ドアを叩いて叫ぶさっきの女の声が聞こえてきた。 「何!?」 ヨーコがノブを握る。鍵がかかっているようでびくともしない。
300 :
30 :2005/09/29(木) 21:07:05 ID:???
「アリッサ・・・」 あたしはポケットからキーピックを取り出すと解錠作業に入った。 中の叫びはかなり緊迫している。何が起こっているの? 開いた! あたしはすぐさまドアを開く。 部屋に入ってみると反対側のドアを出て行く女の後ろ姿が見えた。 「バリー、助かったわ」 彼女はそう言ってドアを閉めた。あたしには気付いていないようだわ。 「何だったのよ」 拍子抜けして振り返ろうとしたら、頭が何かにぶつかった。 「いてっ」 何よ?と思って見上げると頭の高さまで天井が下がってきているじゃないの! しかもまだまだ下がってこようという意気込みを感じる。これはタダごとではないわ。 「ヨ、ヨーコ!」 ヨーコは小部屋に入ってきていなかった。隣の部屋から引きつった表情でこちらを 見ている。あたしはドアまで駆け出そうとしたが、天井がすでにかなりの低さに なっていて這いつくばるような格好しかできない。 冗談じゃないわ!このままじゃ・・・ 腕を立てていられる高さももうなくなった。完全にうつぶせだ。 「た、た・す・け・て・・・」 もうドアの方へ顔を向けることもできない。 呼吸が・・・苦しく・・・ 「ぎゃっ!」 ◇
301 :
30 :2005/09/29(木) 21:09:43 ID:???
断末魔の叫びにならなくてよかったわよ。 ヨーコが隠しスイッチを見つけてぎりぎりのところで天井を停止させたの。 さっきのカチって音は天井が降下するスイッチが入った音だったのね。 ショットガンがトラップになっていたって訳よ。そのショットガンだけ取って トラップをあたしたちに押しつけて行くなんてロクな女じゃないわね。あいつは。 「それにしても何であなた部屋に入ってこなかったの? まさか知ってたんじゃないでしょうね」 あたしは肩でぜーぜー息をしながらうらめしそうにヨーコを見たわ。 「そんな、ひどい。助けてあげたのに」 ヨーコの顔はそう言いながらも半笑いだ。 とにかくあの女に話を聞いてみようと思ったあたしたちは、邸内を探し回った。 でも、どこへ行ったのか全然姿が見えない。時々倒れて動かなくなったゾンビを 見かける程度で、敵は特に現れなかった。みんなあの女が倒しているのかしら。 だとしたら大したものね。 彷徨ったあげくに洋館裏手に寄宿舎のような建物を見つけたわ。 入ってみると、ここにも地下室へ通じる怪しい隠し階段があったのよ。 まったくもう、アンブレラってやつはこういうのが大好きなようだわね。 いい加減にしてよ。
302 :
30 :2005/09/29(木) 21:11:25 ID:???
地下には巨大な部屋があってなぜか水が溜まってプールのようになっている。 向こうの方で水しぶきがあがっているわ。 何? よく見るとさっきの女が水に向かってショットガンを乱射しているじゃない。 サメ?サメなのね?あたしもサメには大学でひどい目にあったわ。 これは助けに行かなきゃ! あたしはヨーコに声を掛けると足下にあった鉄パイプを拾って水に飛び込んだ。 振り返るとなぜかヨーコは水に入らず突っ立っている。 「何やってんのよ!行くわよ!」 ヨーコはあたしの背後を指さした。 「アリッサ、あれ・・・」 あたしは言われるままに振り返って指さす方向を見たわよ。 すると、さっきの女が何か大きな箱みたいなものを水に突き落としたのが見えたわ。 その瞬間、強烈な電気があたしの体を突き抜けた・・・ 「ぎゃっ!」 ◇
303 :
30 :2005/09/29(木) 21:12:44 ID:???
断末魔の叫びにならなくてよかったわよ。 「アリッサのガイコツが透けて見えた」 なんて言いながらヨーコは笑い転げていたわ! まったく何なのよこのコは・・・ そうこうしている間にまたあの女を見失ってしまったわ。 あたしたちの探索は否応なく延長された。 岩肌がむき出しになった洞窟みたいなところにきたわ。 こういうところは息が詰まりそうね。そう思って歩いているとT字の形をした ところに出たわ。正面は行き止まりで、その左右に道が通っているみたい。 その時、そのT字路の左から右へさっきの女が走って行くのが見えた。 「あっあなた、ちょっと待って!」 あたしは思わず駆け出した。 T字路を右に曲がってみると、もう女はいなかったわ。どうなってるのよ。 妙な気配を背中に感じて振り返ってみると、大きな丸い岩がごろごろあたしに 向かって転がってくるじゃないの!! 「え、え!?」 咄嗟に判断できずに一瞬体が強ばったまま動けなかったわ。 それでも一瞬で気を取り直して女の消えた方向に走り出そうとした。 でも遅かったみたい。 「ぎゃっ!」 ◇
304 :
30 :2005/09/29(木) 21:14:45 ID:???
断末魔の叫びにならなくてよかったわよ・・・って何回言わせんのよっ! ヨーコ、今度はあなたが先を歩きなさい! 何であたしだけこんな目に遭わなきゃならないのよ。 また研究施設のようなところに出たわ。 それにしても武器弾薬とか証拠になりそうなファイルなんかは根こそぎあの女が 持って行ってるみたいで、ちっともあたしたちの手には入らない。 これじゃこの洋館での出来事を発表して惨劇を未然に防ぐなんてできやしない じゃないの。あたしは焦ってたわ。 そんなこんなでうろうろしていたら、突然放送が流れてびっくりしたわよ。 施設を爆破するから脱出しろ!? いったいどういうつもりなのよ!殺す気!? あ、そうか。洋館はこうして爆破されたのね。 てことはあの女はS.T.A.R.S.だったの?確か彼らのレポートによるとまだ他に 4人生存者がいたってことになってたわ。 そこにあたしたちは入っているのかしら・・・ エレベーターを見つけて上昇ボタンを押した。 もう残り時間がないから仕方がないわ。 エレベーターを降りるとそこは屋上で、驚いたことに、S.T.A.R.S.とあの人型の バケモノが対戦している最中だった。 あの女の頭上にはヘリがいて、他の生存者はすでに乗り込んでいるようだった。 女はロケットランチャーを構えて狙いを定めている。 もうこっちの勝ちね。 あたしは安心してヨーコをヘリの方へ促した。 「さ、ヨーコ、行って行って」 ソツなくヨーコの後ろについて小走りに屋上に出ると、同時にロケットランチャーが 発射された。砕け散るバケモノ!あたしの顔も思わず緩んだわ。 でも、あ、何?砕け散った肉片が降ってくるじゃないの! ヨーコ、気を付けた方がいいわ。ヨーコ・・・あら? 前を歩いていたヨーコの姿が消えた。見るとヨーコは落ちていたノートを拾おうと かがんでいるところだった。ちょうどそのヨーコの頭上をかすめるようにして、 大きな肉片があたしめがけて飛んできたのよ。 「ぎゃっ!」 ◇
305 :
30 :2005/09/29(木) 21:16:49 ID:???
断末魔の叫びに・・・・・・ガルルルル〜 はっ あら?ここは? あたしはハイウェイのパーキングエリアに立っていた。 まわりにはたくさんの人がいて、中にはともにラクーンで戦った仲間の顔もあった。 向こうでは人々が列を作って並んでいる。その先にはジョージとシンディが急がし そうに注射器やら何やらを用意していたわ。 ヨーコ、そうだヨーコは? 「アリッサ」 ヨーコはあたしの横に立っていた。 「ヨーコ・・・どうやらあたしたち、正しい時間軸に戻ってきたようね」 「ええ・・・」 あの洋館での出来事は夢だったのか、それとも・・・ ヨーコの顔を見るといたずらっぽい表情で笑っている。 あたしが怪訝そうな表情を見せると、ヨーコは手に持っていたものを渡して寄こした。 これは・・・ さっきヨーコが拾おうとしていたノート? 「ここにTウィルスに関するデータが書き留められていたわ。 アリッサ、こんな悲惨な事件を再び起こさないために、あなたならこれを有効に 使ってくれるわね・・・」 あたしはヨーコの瞳を真っ直ぐに見つめて頷いた。 やっぱりあれは夢じゃなかったのね。惨劇を未然に防ぐことはできなかったけれど、 二度と同じ過ちを繰り返さないためにこれを役立てることはできる。 ジャーナリストとして、いや人間として、何が何でもそうしなければならない。 「お〜い、アリッサ〜ヨーコ〜無事だったんだな〜」 ジムとケビンが駆け寄ってくる。その後ろにはマークとデビットもいる。 ジョージとシンディもこっちを見て微笑んでいる。 あたしは一気に疲れが癒える思いがして、ちょっとうつむいた。 決して涙を隠そうとした訳じゃないのよ。 ・・・でも、バレバレだったかしらね。 E N D
ネ申 キタコレ! 最高だったよ!GJ
笑いながらも最後ちょっとウルっときました、マジで。俺涙もろいO型だから。
さて… ビリーと別れたあとレベッカは一人もりの中をあるきながらラクーンシティに向かって歩いていた。 仲間の死を見ることで味わった事のない悲しみを覚えた。 アンブレラ…必ず…あなたたちを許さない! キャー なに? レベッカは女の悲鳴が聞こえた方向に走った。 グシャグシャ… うっ…なにあれ…。 脳みそが飛び出ている怪物が女をまるごと食いちぎっている。グロテスクである。だがレベッカは養成所でもっとグロテスクである擬態マーカスを見ているのである。 カン! ベレッタから放たれた弾が怪物にあたった!!
シュッ! その瞬間、怪物はものすごいジャンプ力で森の中で消えていった。女の頭は食いちぎられていた。 手に何か持っている。 バイオハザードカードをとりますか? イエス バイオハザードカードを手に入れた。 なにこれ??これは!アンブレラのマーク! 裏にはこの女の名前が書いてあった。 ルイス・アシュフォード。誰?そこへ、 レベッカ!! ビリー!!どうして? 悲鳴さ。お前がゾンビにでもやられたかと思ってな。よかった。無事のようだな。 ええ、なんとか。でもこの森、ゾンビだけじゃないみたい。 なんだって…
これはこれから始まる出来事の序章にすぎなかった。 バイオハザード0 〜新たなる始まりと戦友との別れ〜 レベッカ…これからどうする? そうね、とりあえず早くハワイにでも行って遊びたいわね。 俺はハワイなんかより早くアメリカからおさらばしたいぜ。 二人は銃を構えながら周りを十二分に警戒し森の中をラクーンシティへと歩いた。 レベッカ!まだ武器は残ってるのか? ええ、グレネードとマグナム、ショットガンもあるわ。だけど弾がほとんどないわね… そうか、今日はもう遅い、あそこの岩かげでやすむといい。 ビリーは? 俺はその武器で怪物をぶっ倒す。 レベッカはビリーの事が好きになりかけていた。ビリーがいればなんでもできると思っていたし、アンブレラだって必ず倒せると。
311 :
東京バイオ :2005/09/30(金) 16:30:08 ID:???
3人は再び六本木ヒルズの前にたっていた。 恐らく後1時間後にはヘリが到着するだろう。 それを計算した上での行動だった。 「情報は多々、任務は失敗か・・・・。」 ジョンは呟いた。 「だからといって解任されるわけでもないから気にするな。」 ジャックはジョンをなだめるように言った。 「時間がないから急ごう、ヘリはもうすぐ到着するはずだ。」 ケビンは二人を急かした。 これで俺達は英雄か・・・・・。 いやまて・・・? アンブレラ社は既にTウィルスを完成させている。 Aウィルスも実験段階だがすでに・・・・。 裏の権力なんてすでに確保されたも当然だろう。 警察を買収すればなんだって隠蔽できる。 そして俺達を指名手配することだって・・・・。 そしてひとつの単語が頭をよぎる。 テロリスト。 そうか・・・幾らあがいても無駄なんだな・・・。 俺達はテロリストとして国際指名手配されるのかもしれない・・。 ワクチンを国へ渡したってその裏の権力なら政治を操作することも可能だろう。 そのワクチンが無かったことにしてしまえばいい・・・。 そして大衆は出来上がった虚偽のストーリー信じきり 嘆き悲しむことになる。 「どうした?ケビン。」 ジョンが様子を伺う。 「いや何でもない、気にするな。」 「わかった。」 さて・・・・・・、どうなるのか楽しみ・・・・だな。 ケビンは一人で思い、再び六本木ヒルズへ歩き出した。
313 :
シェリー :2005/10/02(日) 01:16:45 ID:???
朝がきた… レベッカは昨日はベッドで眠る事ができたのに…と思い外に出た。 まぶしい… 太陽がレベッカを照らしていた。ビリーが座りながら銃を肩にかけ眠っている。 ビリー… おぅ…レベッカか…よく眠れたか? えぇとてもただベッドが少し固くて痛かったけどね。 それより、これからどうする? そうね、ラクーンシティ警察に行けばウェスカー達を呼んであの養成所を再調査できるわ。 なるほど。俺はそれで捕まっちまうわけだ。 ビリー…ラクーンシティに入ったら逃げるのよ! レベッカ!! ……とりあえずラクーンシティに向かいましょう。
314 :
シェリー :2005/10/02(日) 01:18:25 ID:???
レベッカとビリーは歩き出した。 途中、ある洋館を見つけた…とても奇妙な館である。 さらに進むとある集落があり村が見えた!! ビリー!村だわ!!あそこの村でバスかなにかでラクーンシティに帰れるわ!! レベッカともこれでおさらばか… ビリー… 村に入るとその人気の無さにビリーとレベッカは嫌な予感がした。 村自体はかなり大きく家もかなりある。しかし家はほとんどが古びていて人がいた形跡がほとんどない。 これは… コツ…コツ…コツ… 後ろから村人らしき人が棒を引きずって歩いてきた。 あの…すいません。イクスキューズミー???サー?
315 :
シェリー :2005/10/02(日) 01:20:20 ID:???
……シャー!!! あぶねぇ!!パン!!パン!! ビリー!! コルトガバメントはゾンビの頭を貫いた。 ゾンビ…ビリー…それじゃあ… レベッカ…ここは危険だぜ…いまので隠れていたゾンビが群がって来るぞ。 逃げるわけにはいかないわ…アンブレラの謎をあばくのがスターズの仕事よ。 レベッカ…ならそれを突き止めたら、ロスにでも行くかい??カジノは得意なんだぜ?? 初耳ね!帰れたらの話だけどね。 小娘にしては固い事言うな。…来るぞ!!
>>315 面白いけど、会話文にはちゃんとカギカッコくらいつけて欲しい。
その所為で読みにくい。
317 :
シェリー :2005/10/03(月) 00:53:44 ID:???
わかった。悪かった、つけるわ。他にはなんかある?? よかった〜面白いって言われたよ。最初は自分では面白いけど、他人はどうだろうって思ってた。
俺は読んでない。
書いてる時は面白いけど、3日後ぐらいに読み直すとつまらないって事に気づく。 そのせいで今までうpした小説は一つだけだ。 それも今見るとつまらない。 やっぱ文才ないんだろうな。
321 :
45 :2005/10/03(月) 11:21:44 ID:???
近日新作を投下します。読んでいただけると幸いです。
なんだか偽物の匂いがするんだが。
323 :
シェリー :2005/10/03(月) 16:17:07 ID:???
>>320 それはあるね。
だが俺は終盤にかけて面白くする予定だから期待してて!
おう、頑張れ。
325 :
45 :2005/10/04(火) 12:47:12 ID:???
世の中にはジャーナリズムに反する記者が多い。 ラクーンシティにあるデイリーラクーン紙もそうした記者を多く抱えている。 彼らの書く記事の傾向は、概ね3つに分かれる。 一つ目はどうでもいいゴシップで紙面を埋めるもの。 とにかく字で紙を埋めればいいと思っている者の発想であり 実にくだらない、下世話な内容ばかりである。 二つ目は街の製薬会社であるアンブレラの提灯記事を書くもの。 これはある意味、仕方がない。 街の顔役であるアンブレラに逆らったら、仕事が来なくなるから。 最後は何が何でもその顔役に反対するもの。 大体、言行不一致であるか、背後に怪しい団体が控えていたりするケースが多い。 この中でいえば、拘置所にぶち込まれている男は 少なくとも二つ目のケースには当てはまらない。 男の名はベン・ベルトリッチ。ラクーンシティで取材活動をするフリーの記者だ。 彼は見た目ほど度胸のある男ではないが、好奇心は人一倍強い。 目的の為なら、多少強引な手を使ってでもネタをモノにする。 その手法が認められて、ジャーナリズムの世界ではそれなりに有名になっている。 そんな男が何故、拘置所にぶち込まれてしまったのか。 それほど詳細に書くことはできないが 彼は例の猟奇殺人のスクープを追う中で、警察内部関係者のタレコミをもとに ラクーン市警の署長であるアイアンズの身辺を探っていた。 署長は2年程前から度々、裏金を蓄えているというのだ。 その総額はなんと10万ドルを越えるらしい。 ベンはその情報を流した本人を取材し、裏をとることに成功した。 その人物は署長の側近で、これ以上の不正を見逃すことができないと語っていた。
326 :
45 :2005/10/04(火) 12:49:03 ID:???
彼は、一度に多くを語る事はできないと言い 数回ごとに場所を変えてその腐敗した内容を教えてくれた。 彼は最後になる会合で、署長の取引相手のことを詳しく話すと言ったが その時点ではベンが例の取引相手のことを知ることはできなかった。 何故なら、情報を提供してくれた警察官が突如として失踪したからである。 数日後にはアークレイ山脈の山小屋付近で惨殺体となって発見された。 ベンの直感がこのネタは危険であると警報を鳴らしていた。 彼が接触していた相手は推測ではあるが、消されたに違いないだろう。 恐らく、マスコミに情報が漏れることで不利益を被る輩に。 このヤマに突っ込みすぎると、自分の身も危険に晒してしまう。 だがベンの中では、迫り来る危機よりも好奇心の方が勝利した。 彼はジャーナリストの命運をかけて、このことを記事にしてやろうと決意した。 この頃、世間の関心はもっぱら人喰い病の方に向けられていた。 ベンはそれと並行して、署長の影を探った。 人喰い病の現場写真を激写する一方で 署長の今までの家族構成や学歴、職歴、交友関係並びに前科の他に 異性関係に至るまで徹底的に調べ上げた。 だが、署長の異様な性癖が露出した以外は徒労に終わった。 業を煮やしたベンは直接、市警に乗り込んで署長の痕跡を調べ始めた。 人喰い病の取材活動ということで警察はいやな顔をしたが とにかく、ジャーナリストの権利を行使し、調査を始めた。 彼は警察の目を盗んでは各所に盗聴器を仕掛けたり FAXの写しをコピーしたりしていたのだが ある時、それがばれてしまい、拘束されることになってしまったのである。 しかし、この行動は無駄にはならなかった。 彼の所内で行った調査は実を結ぶ後一歩の所まで来ていたのだ。 署長の不正金を受け取っていたという証拠と 連邦警察局の調査書類を閲覧したことにより、おぼろげながら判明した取引相手のこと。
327 :
45 :2005/10/04(火) 12:52:13 ID:???
署長の口座へ送金していたのは、街の有名な製薬会社である可能性が高い。 ベンは現在、不正の真実の内容にかなり近いところにいる。 だが、これ以上進むには後、もう少しだけ材料がいるようだ。 署長の取引相手が街の製薬王だとして、その送金は何の為か。 アンブレラ社は署長に賄賂を贈ることで何の便宜を図ってもらっているのか。 確かにアンブレラには不可解な噂が絶えないが その噂の中に、警察へ便宜を図ってもらうような内容がどれほどあるのか。 警官を殺すぐらいのことだから 相当、よくないことをやらかしているのは間違いないだろう。 ベンは頭に叩き込んだ中で連邦警察局の書類の中身をじっくりと思い出してみた。 そこにはGウィルスなる単語と、署長の大学時代の婦女暴行に 洋館事件のもみ消しについて書いてあった。 Gウィルスというものが何なのかは分からなかったが 洋館事件の言葉に彼は釘付けになった。 確か市警の特殊部隊が洋館に取り付けられた爆発物を処理しきれずに 部隊のほとんどが爆死したという、あの事件だ。 それをどうして、製薬会社がもみ消しを依頼しているのか。 ベンはこれに加えて、もう一つ疑問に思ったことについて考えた。 確か人喰い病が広まったのも、この洋館事件が起きてからだ。 正確には洋館事件が起こる数日前から謎の怪奇生物が目撃されていたが 事件以後、その報告例が急増して雑誌社が特集を組んでいた。 ここで彼が疑問に思っていたことの符号が一致した。 これは彼の推測に過ぎないのだが、アンブレラ社は何かの動物実験をして それが外に漏れたために、署長に依頼して特殊部隊に鎮圧させようとしたが 失敗、最後には研究施設である洋館を爆破して全ては闇の中。 それで、その動物実験に使用されたものがここに書いてある Gウィルスなる代物ではないのだろうか。 最初に見つけた時には有名なSF怪獣のものかと勘違いしてしまったが。
328 :
45 :2005/10/04(火) 12:54:09 ID:???
多少の喰い違いはあるかも知れないが、概ねこのような流れだろう。 ベンはこの内容を何とかして世間に報せるべきだと考えたが 拘置所に繋がれてる現状ではどうにもならない。 それにベンの考えが事実だとすると、警察が見逃してはくれないだろう。 世間にとっては不幸なことに、外での人喰い病が激しくなり その報せに比例して警察署内の人影がなくなっていった。 拘置所の看守も駆り出され、ベンはその隙に鍵を奪い いつでも外に出られるように機会を伺った。 その後、署内にも人喰い病が溢れ、生きている警官が姿を見せなくなると 彼は外に出ることを試みるが、そこは神経ガスが蔓延し 謎の白衣の男が鉄パイプを持って徘徊する異界と化していた。 危険を感じた彼は、再び拘置所に戻り鍵をかけるが 例の白衣の男が彼の前まで来ると、彼の喉もとに何かを流し込んだ。 恐らく、ベンはもう長くはないだろう。 彼は腹の中で動き回る生物の存在を感じ取っていた。 途中、若い警官が女を連れて共に脱出することを提案したが ベンはその申し出を拒否した。 彼が外にでることなど、腹の中の生物が許してくれそうにない。 最終的にベンは、自分が予測したとおりに 腹の中の生物の餌食になるのだが、彼の意思は 1人の若き警察官の手に託されることになる。 彼は自らの命を代償に、ジャーナリストとしての使命を果たしたのだ。
329 :
45 :2005/10/04(火) 12:56:05 ID:???
>45 これでよろしいか?
330 :
54 :2005/10/04(火) 14:03:11 ID:???
>>329 グレイト!!ありがとうございます!!(名前変えます。失礼しました。)
状況が飲み込めない俺ガイル
念のため保守。書き手の皆様、乙です。
333 :
ゲーム好き名無しさん :2005/10/11(火) 20:28:50 ID:soZR3zAS
職人さん期待age 最近コメントが少ないけど(俺も書いてない)すべての物語を楽しく読ませてもらってますよ!
334 :
シェリー :2005/10/12(水) 19:03:15 ID:PCzA2lb8
なんとか村を出る事ができたレベッカとビリー。 ビリー「くそ!せっかく帰れると思ったのに…またゾンビか…」 レベッカ「ついてないわ…そういえば隊長はどうなったかしら!」 ビリー「研究所で会わなかったのか?」 レベッカ「えぇ、それ以来…」 レベッカは無線機を使った。 「……………レ……………ウ…………」 ノイズが激しくて聴き取れない。 ビリー「しゃあねぇ、あるくしかねぇなぁお嬢さん。」 レベッカ「その呼び方はやめてよ!」 二人はまた歩き出した。 レベッカ「もう何分歩いたかしら?」 ビリー「さぁな。ゾンビが出てこないだけマシか。」 レベッカ「ビリー!!向こうに見えるのって!!あれは!!」 ビリー「あん?屋敷だ!!人が住んでるかもしれない!!行くぞ!!」 レベッカ「えぇ、確かここって…アークレイ山脈の辺りよね…確か…」 ビリーとレベッカは恐る恐る屋敷に入った。レベッカは何か嫌な予感がしたが、口には出さなかった。
いろいろ未完の話があったと思うんだけど みなさんお元気ですか?
336 :
335 :2005/10/12(水) 19:10:13 ID:???
うわっ めちゃくちゃ間が悪かったなぁ すみません、私なんか気にせずに続けてください・・・orz
337 :
シェリー :2005/10/13(木) 00:17:24 ID:uBasDxEn
悪いね。 俺の小説どうよ?
一回一回が短くて展開が遅い分、早く続きが読みたくなる。
まだなんとも。
340 :
シェリー :2005/10/13(木) 18:15:49 ID:???
携帯で作るから時間かかるし気が向いた時にしかつくんないからなぁ
341 :
シェリー :2005/10/13(木) 19:31:36 ID:???
ビリー「デカいホールだ…また何かありそうだな」 レベッカ「人の気配もしない…」 二人はホールの回りをくまなく探索した。階段の裏側に二つのくぼみがあるのを見つけたが扉自体はびくともしなかった。 ビリー「二手に分かれて人がいるか探そう。」 レベッカ「えぇ」 そしてビリーは二階へ、レベッカは一階の食堂へ入って行った。 レベッカ「気味の悪い食堂ね…なにがいてもおかしくない…」 食堂を抜け、扉をあけると長い廊下があった。 レベッカ「どっちにいけば…」 カラン…カラン…カラン… レベッカ「!!!!」 右の奥の方からなにか音がする。するとレベッカはその音の方へと向かった。 ……………… レベッカ「寒い…、厨房ね。ちょっとクーラーきき過ぎじゃない?」 カラン…カラン… レベッカ「あの冷蔵庫の裏の方だわ…」 カラン…カラン… だんだん音が大きくなってきた。 レベッカ「フリーズ!!…なにこれ…」 その音の正体は、手枷をつけ足には重りをつけいかにも囚神のような格好だが、顔には包帯をして目が飛び出ている。 ギャーーーー!! いきなり手枷をする者が叫び出した。しかも口には人間の顔を食いちぎりかみ砕いたあとが残っている。と、いきなり背中から触手が伸びてきてレベッカの首をつかみもちあげた。
342 :
シェリー :2005/10/13(木) 19:34:29 ID:???
レベッカ「あ…あ…助けて!」 ビリー「レベッカ!!!」 レベッカ「ビリー…これを早く…」 ビリー「まかせろ!くらえ!化け物!!」 パン!パン!パン!レベッカはようやく触手から解放された。 レベッカ「はぁ…ぁ…」 ビリー「レベッカ!大丈夫か!」 レベッカは喋る事ができない。 ビリー「この化け物!!これでもくらえ!!」 ビリーは背中のショットガンを取り出し弾丸をはなった。 バン!バン! キャーーー すると、叫び声をあげながらビリーとレベッカの頭上をジャンプしてその場から立ち去った。 その場には死体が何体も転がり大半が腐り、においがきつくなっている。先ほどの人間の目と耳が噛み砕かれている。 ビリー「レベッカ!!」 レベッカ「なんとか…大丈夫よ。死ぬかと思ったわ」 ビリー「あいつはいったい何者なんだ…」 レベッカ「さぁ…」ビリー「お前はここで休んでろ。ちょっと寒いが我慢しろ。銃もあるだろうからまたあいつが来ても追い返せるだろう。」 レベッカ「いいえ…あたしも行くわ。」ビリー「レベッカ…」 二人はまず厨房から出て一番最初のホールに戻った。
携帯か。そりゃキツイだろうな。がんがれ。
344 :
シェリー :2005/10/13(木) 22:40:25 ID:???
とりあえず作った。やっぱりセリフ一行あけた方がいいかな?
オレはあけない方がいいと思う。
346 :
シェリー :2005/10/13(木) 23:12:59 ID:???
見にくくない?
最初から最後までびっしり詰めて書いてあったら見にくいけど 段落ごとに適宜あけてあればいいんじゃないか
348 :
名無し :2005/10/14(金) 03:23:32 ID:???
階段を上った先にあったのは大きな酒倉庫だった。様々な銘酒が所狭しと並んでいる。 「こりゃスゲェな」 警官が喉を鳴らして言った。 「今はそれどころじゃないだろ」 黄色いツナギ姿の男が言う。 「わ、分ってるよ。行くぞ」 そして獏達は酒倉庫の奥へと進んだ。だが、そこは行き止まりになっていた。 「どうする、行き止まりだぞ」 「フォークリフトで棚を上げれば、棚の上を這っていけるんじゃないか」 ジョージが言った。 「シンディ、フォークリフトのカギは?」 警官がシンディに聞いた。 「カギの管理はウィルが行ってたから・・・・」 「待ってくれ」 黒人の警備員が声を上げた。 「ボブはハシゴを登る体力が無い」 確かにそうだ。彼は立っているのがやっとの状態だ。とてもハシゴを登れそうに無い。 「まいったな、どうすりゃいいんだ」 「あの、このシャッターって屋上に通じてるんですか?」 ジェイクがシンディに聞いた。 「ええ通じてるわ。でもカギが壊れて開かないのよ」 「でもこのシャッターガタがきてるから皆で体当たりすれば壊せるんじゃないですか?」 僕達はいっせいに警官を見た。 「それしかねえな」 そして僕達はいっせいにシャッターに体当たりを始めた。 だが、中々シャッターは壊れない。そうこうしている内に酒倉庫のドアが開く音がした。 「奴らが来た!」 何か、何か無いのか!僕は辺りを見回した。するとアルコールボトルが目に入った。 「そうだ!火炎瓶だ!誰か、火種になるもの持ってないか!?」 すると黄色いツナギの男が「これを使え」と言ってライターと新聞紙を差し出した。 何故新聞紙を持ってるんだ・・・・?っと思ったが、あえて疑問に思わない事にした。 僕は新聞紙をボトルに差し込むと先に火をつけた。そしてゾンビが来るのを待つ。 やがてゾンビが姿を現した。僕は火炎瓶を放り投げた。 火炎瓶は放物線を描いてゾンビに当たり、砕け散った。飛び散ったアルコールに火が引火し、火炎瓶の当たったゾンビとその周辺のゾンビが燃え上がる。 「やった!」 その時シャッターの開く音がした。 「おい、開いたぞ!」 僕は一目散に皆の所へ戻ると、シャッターをくぐった。 久しぶりに続き書きました。何とか酒倉庫からシャッターを開放して屋上に向かうまでを書きました。 次回は屋上です(何時になるか分りませんが)
>>193-196 遅レスだが、レイモンドとマービンの共演!これが今後どう繋がるか楽しみだ。
>348 礼儀正しいジムと後輩ジェイク君!がんばってますね! 続きが非常に楽しみなんですが、ふと思ってしまった。 .........ジェイク君は、一体どんな最後を?ジムと涙の別れを? 生き抜いてほしぃ......
351 :
名無し :2005/10/14(金) 22:24:32 ID:???
>>350 いえ、主人公はジムじゃなくてオリジナルキャラです。
オリキャラの視点から「発生」を描いてみたくて書いてます。
説明不足で誤解を与えてしまい、すいませんでした。
な、なんだって──!読解力のなさを露呈してしまった。 お気になさらずいて下さい。 続編待ってます!!
353 :
東京バイオ :2005/10/15(土) 09:04:27 ID:???
>>311 お久しぶりです。
ちょっと某FPSゲーにはまってて更新遅れましたorz
「やはり気味が悪いな・・・・・。」
とジャックは呟く。
トイレからの水音がピチャッ・・・・ピチャッ・・・・と響き渡る。
この状況の最中では日常生活で聞こえない音ですら聞こえてくる気がする。
銃口をあたりに向けながら3人は少しずつ階段へ向かっていく。
するとこの水音に混じって足音が聞こえてきた。
足音は段々近くなり、人影も見えてくる。
「誰・・・・・・・・だ?」
その人影は声を発した。
「こちらはアメリカ軍特殊部隊員だが・・・・。」
ジャックは既にハンドガンをしまっているところに手を忍ばせている。
警戒しているのだ。
「こちらは、皇族警備課の者だ。」
それを聞くとケビンは
「皇族は無事か?」
「ああ、俺の後ろにいる。」
すると皇族は姿を現した。
どうやら天皇の様だ。
「お名前は?」
「俺は幸喜だ。」
と警備課の人は答えた。
「そしてこのお方が天皇、皇后両陛下だ。」
それを聞くと三人は軽くお辞儀をした。
すると、ジャックがしゃべるタイミングを待っていたかのように
「俺たちの任務は両陛下を救出する事だ。
ついてきてくれないか?」
「分かりました。」
と陛下が威厳のようなものを発しながら言った。
「それと幸喜、このハンドガンも持ってけ。」
ジャックはベレッタを取ると幸喜に投げ渡した。
「すまないな。」
その後、数分間ゾンビやルートについて説明すると
6人は歩き出した。
「エレベーターは危険だから使えません。
気を張り詰めて行きましょう。」
とジョンが両陛下に礼儀正しく言った。
ジョン・トルーマン-21歳 大学での成績はかなり優秀。 ウィルスの分野を専攻。 母と妹の3人暮らし。 父を2年前に失って、今は一人で家庭を支える・・・ その他もろもろ、男の右手にはジョン・トルーマンの個人情報が記されていた。 そして男の左手には、ジョンの写真。 茶の短髪、眼鏡をかけて、長身。いかにも『頭脳明晰な顔』をしている。 男が口を開く。 「あのプロジェクトに参加させるには、少し人が良すぎるんじゃないか?」 傍らにいた男が答える。 「大丈夫だ。彼は家庭を一人で支えている。高給与で、自分の望む会社に入れるんだ。 逆らいはしないだろう。」 「ならいい。」男は乗り気じゃなかったが、上の命令なら仕方がない。 (たった一人でTウィルスに限りなく近いウィルスを作った男・・・) 確かに優秀だ。しかし、もしも自分の作ったウィルスが軍事利用されると知ったら、 真っ先に警察に飛び込み、事の経緯を説明し、アンブレラを潰す可能性がある。 色々と有利な交渉ではある。 だが、失敗したときの事を考えると、やはり乗り気にはなれなかった。 いつまでも部下に口封じさせてはいられない。そろそろ警察が感づいても可笑しくない。 だからと言って、あの時のようにグレッグを使って記憶を消す事は出来ないのだ。 −1週間後 ジョンの元へ手紙が届いた。 アンブレラからだ。ラクーンへ来てほしいとの事だ。 まさかアンブレラから直接スカウトされるなんて! 千載一遇のチャンスだ。そう思った。 家族も喜んだ。 給料も上々。これで家庭を支えるのも楽になる。 大学を辞めてでも入りたい。いや、絶対に入社する。
−2日後 緑に囲まれたのどかな街、ラクーン。 ジョンはアンブレラの用意したホテルへと向かった。 ホテルの従業員と思われる男がホテルに着いたジョンを案内する。 一瞬、スウィートルームを期待したのだが、無駄だった。 それでも悪くない部屋だ。案内人がいなくなると、 ジョンはゆっくりと伸びをし、ベッドに寝転んだ。 明日、面接だ。ヘマはしない。あっちからスカウトしてきたんだ。 余程の事が無い限り、落ちないだろう。 不安を紛らわす為にTVをつけたが、アナウンサーの顔は深刻そうだ。 画面のテロップには「ラクーンで暴動」と映ってる。 現場は・・・すぐ近くだ。 軍でも警察でも、さっさと鎮圧してくれ。明日の面接がパーになると困る。 そう思った瞬間、窓がパリン!と勢い良く割れ、カラスが飛び込んできた。 「なんだ!?」突然の来訪者に半パニック状態に陥る。 しかし、来訪者も容赦なしに突っ込んでくる。 ジョンは傍らにあったカバンを手にとり、ブンブン振り回してみたが、カラスはひらりひらりと避けるだけだ。 「くそ!」カバンが右から左へ上から下へ、10往復ほどしたところでやっとカラスにカバンが当たった。 バシ!地面に叩きつけられたカラスに2、3度カバンを叩きつけると、そのまま動かなくなった。 「・・・なんなんだ?」 ヘタリとベッドに座り、頭を落ち着かせ、ロビーへ連絡する。 繋がらない。 「なんてこった!」自分の足で向かうしかない。 力の抜けた足でヨロヨロと扉に向かい、扉を開けると、ジョンの目には信じられない光景が飛び込んできた。 人が人を喰ってる!ジャクジャク・・・クチャクチャ・・・ 肉を貪る人間・・・ 見たことも聞いたことも・・・いや、ある。 ゾンビだ。映画に出てくるような、ゾンビ。(あれにそっくりだ)とジョンは思った。 (逃げよう) そう思った瞬間、ゾンビは真っ白な目と真っ赤な牙を剥き、ゆっくりと立ち上がり、ジョンに近づいてきた。 廊下に飾ってあった花瓶を投げつけてみるが、少し怯むだけでまるで効果なしだ。 「畜生!」前を向き直し、その場を立ち去ろうとした時、背後で声がした。 「伏せろ!」その声に、ジョンの体はとっさに反応した。 バタン!とジョンが床に伏せる音と、同時に銃声が響き渡る。 次にバタリとジョンの背後でゾンビが倒れ、命の恩人が姿を現した。 バン!バン!これでもかとゾンビの脳天に銃弾をぶち込み、ジョンに近づいてきた。 「大丈夫か?」50代後半だろうか?腕は太く、ガタイは良いが、 白髪まじりの髪(というより、黒髪の混ざった白髪か)としわの多い顔が年齢を感じさせた。 「大丈夫だ。助かった。」
−同時刻 受付のダンもまた、ジョン同様明日を楽しみにしていた。 同僚の彼女とデート。 どこに行って、何をするか、今日一日そればかり考えながら仕事をしていた。 街で暴動が起きたらしいが、大丈夫だろうか? いや、朝にはとっくに鎮圧されているだろう。大丈夫だ。 心配してどうこうなる問題じゃない。別に、明日じゃなくても休暇は取れる。 そのようにダンは明日のプランを考えていると、自動ドアが開き、一人の男が入ってきた。 入ってきたら入ってきたで、今度は地面にバタリと倒れこんでしまった。 横でチェスをしていたロシア人観光客二人が異変に気づき、男に駆け寄る。 ダンもすぐさまカウンターの上にある電話で救急車を呼ぼうと受話器を取り、番号をプッシュ。 ・・・しようと思ったところで、異変が起きた。 倒れていた男が突然起き上がったと思うと、心配そうに顔を覗き込んでいたロシア人の喉元に喰らいついた。 鮮血が飛び散り、横で見ていたロシア人客は悲鳴をあげた。 (なんだ!?) (いま、ここにいるのは俺とあの客だけだ。俺がやらなくては。) 果敢にもダンは受話器を放り投げ、カウンターを飛び出て、来訪者に蹴りを喰らわした。 来訪者は吹っ飛び、2、3回転がって壁に叩きつけられた。 来訪者が動かないのを確認し、 すぐに噛み付かれた客に話しかけるが、返事はしない。 連れのロシア人客は混乱とショックからか、めそめそと泣き続けるだけでダンには見向きもしない。 (息はしてるが、出血が酷い・・・これでは・・・)助からないとは思ったが、このまま見殺しにするわけにもいかず、 救急箱を取りに行く事にした。 「エレン!救急箱を!」職員室へ駆け込んだダンは彼女に言い放ったが、 当の彼女はそんなダンには見向きもせず、同僚の肉をただひたすら熱心に貪っていた。 「そんな・・・」
「俺はモーリスだ。アンタは?」 「ジョンだ。ジョン・トルーマン。」地べたにへたり込んだまま、答えた。 「危なかったな。廊下で人が人を喰ってるのを見て、急いで部屋に銃を取りに戻ったんだが、 外に出たらアンタが襲われてた。」モーリスがホルスターに銃を収めながら言った。 「あいつらは何なんだ?」今度はジョンが質問した。 「詳しくは分からんが、外で銃声がしてる。撃ってもいいものなんだろう。」 「暴徒と関係が?」 「多分ある。」 モーリスの返答はどれも簡単で曖昧なものだったが、それは仕方がない事だった。 「チッ」モーリスが舌打ちをした。 何事かと思うと、階段の方から4、5匹のゾンビがやってくるではないか。 「キリがないな。」ジョンもため息をついた。 「エレベーターへ向かおう。」ちょうど階段とエレベーターは逆方向にある。 「よし。それがいい。」ジョンは飛び上がると、モーリスと一緒にエレベーターの方へ駆けた。 ゾンビの動きは鈍く、とても付いて来れない様子だ。 (本当にゾンビみたいだ) エレベーターのボタンを押し、ドアが開くのを待つ。 モーリスが銃を構えて待っている。 ゾンビの方じゃない。エレベーターの方にだ。(何をしてるんだ?)疑問に思ったが、ゾンビが追いつく様子はない。 チーン ドアが開いた。と、同時にモーリスが中にいたゾンビの頭を撃ち抜いた。 脳の組織が砕け散り、エレベーター内に飛び散った。 「よし。大丈夫だ。乗ろう。」 「あんた中にいると分かったのか?」エレベーターに乗り込み、@のボタンを押して言う。 「分かりはしないが、予想は出来た。低確率だが、用心しておくにこした事はない。」 「なるほど。」(俺一人だったら、死んでたな。)心強い味方だ。
チーン 音と同時にモーリスがハンドガンを構えた。ドアが開き、視界が開ける。 ゾンビは―いない。 泣いている男がいる。よく見ると、首から大量の血を流している男性を抱えている。 ジョンは駆け寄り、話しかけるが反応なしだ。 言葉が通じないのか、あるいは混乱で何も聞こえないのか。 泣いている男はひたすら名前(?)を叫んでいるだけだ。(ロシア語だろうか?) 血を流している男は既に絶命していた。 「クソ・・・」 「そういえば、フロント係は?」辺りをぐるっと見回して、モーリスが言った。 (たしかに) 「見かけないな。俺が来たときはちゃんと居たぞ。」 モーリスが外国人客の方へ近寄り、話しかけた。 何を喋ってるのかは分からなかったが、おそらく受付係の事を聞いているのだろう。 案の定、外国人は青い扉を指差した。 「よし、ジョン、行くぞ。」 「この人達は?」 「『一緒に行こう』と言ったが、ここを動きたくないらしい。」 「そうか。」 モーリスが青い扉の方へ向かっていく。 それに続いてジョンも・・・ ドアノブに手を伸ばした瞬間、背後で悲鳴が上がった。 倒れていた外国人が、突然起き上がったかと思うと、連れの首に噛み付いた。 一瞬だった。噛み付かれた連れはすぐ押し倒され、首から下を真っ赤に染めた。 ダン!モーリスがゾンビの頭を撃ち抜いた。 「どういう事だ!?あれは・・・死人だったはずだ!」ジョンは再び絶命したゾンビを指差し、怒鳴った。 「俺に分かるのは、あの噛み付かれた連れも・・・ゾンビになる可能性があるという事だけだ。」 モーリスは噛まれた客に近づくと、頭を撃ち抜いた。 まだ意識はあったのだろう。少々酷だが、仕方ない事だった。 モーリスがそうしてる間に、ジョンは扉を開け、中の様子を少し見てからモーリスの所へ戻ってきた。 「あの部屋に行っても無駄だ。女性が食事中だった。」 「そうか・・・」 「モーリス、あんた、ここに来てからどれくらい立つ?」 「ここに来たのは三日前だ。」 「それなら、このパンフレットも持ってった方がいいな。俺たちはここの地形に詳しくない。」 地図の載った、少し大きめなパンフレットだ。 「名案だ。」モーリスは静かに頷いた。 出口へ向かう二人の足取りは、決して軽くはなかった。 もしかすると、もっと沢山のゾンビが街をほっつき歩いているかもしれない。 もしかすると、全世界がこの狂った狂気に包まれているかもしれない。 だが、ここで助けを待つなんて退屈な真似を、二人はする気がなかった。 何故このような事が起きたのか?何故街の人々はゾンビとなったのか? 自分たちは、その答えを知るべきだ。 このまま黙って終わらせない。絶対に生き残る。 二人は固い決意を胸に、ホテルを出ていった。 ...end
駄文長文スマソorz 続きのネタは色々ありますが、ひとまず終わらしときます。 気が向いたらまた一気に書かせてもらいます。
乙、面白いですね続きを楽しみに待ちます。 廃病院が舞台の読んでみたいですね。
バイオハザードという枠に捕われずに広義でのゾンビものって感じですね。 なかなか面白いです。これからも期待していますので、気が向いたらよろしく!
東京バイオさんも、青コテさんの作品も、とてもおもしろかった 続編キボン
363 :
シェリー :2005/10/16(日) 00:57:35 ID:???
その頃… ブラヴォーチームの消息が分からなくなった事はアルファチームに知れわたった。 ジル「クリス!!エンリコ達の消息が分からなくなったって…」 クリス「あぁ、いったいあいつらに何があったんだ?エンリコは簡単にやられるやつじゃないぞ?」ウェスカー「クリス、ジル、バリー!さっそく先日報告があったアークレイ山脈の辺りの捜索に入る。」 クリス「ブラヴーチームの探索は?」ウェスカー「それなら警官どもがもう始める頃だ。まぁ見つける事は不可能に近いがな。」 ジル「…」 そして… レベッカ「ビリー…もうダメよ…」 ビリー「しっかりしろ!!今、血清を持ってくる!!」 レベッカ「ビリー…」 ビリー「ここで休んでろ!ベレッタの弾はあるか?」 レベッカ「えぇ…ちょっと休むわ…」 そうするとレベッカはドアにうつかり目を閉じた。」 ビリー「…」 ビリーは思った。もしこいつがいなかったら俺は今ごろあの列車で死んでいたに違いない。養成所でマーカスに殺されていたに違いない。絶対にラクーンシティにかえってこの娘を楽にさせてあげたいと。
364 :
シェリー :2005/10/16(日) 01:20:37 ID:???
クリス「気になるな…」 ジル「えぇ…」 クリス「あのウェスカーの言葉…」 ジル「とにかく行ってみない事には分からないわね。」 クリス「あぁ」 バリー「…」 ビリーは奥へと進んで行った。 途中カラスの群れが共食いをしているところがあった。 ビリー「このカラスが!」 ビリーは進んだ。 そして… ビリー「よし…血清だ!!」 ビリーは血清を手に入れた。早くレベッカのもとへ戻らなければ。 パリン!! ビリー「!?」 いきなり一階の回廊の窓が割れゾンビの大群が侵入して来た。 ビリー「くそ!!!」 パン!パン!パン! 撃っても撃っても大群はいっこうに減らない。 ビリー「ひとまず階段の上に!!」 ビリーは階段を登りホールの二階へ移動した。 移動の途中も何体ものゾンビに会い、弾をつかいきってしまった。 ビリー「弾切れだが…レベッカはあそこだ…早く!」 二階からレベッカが見える。 ビリーは階段を降りようとした…が… ギャーーーー 後ろから触手が伸びてきて足をつかまれた! ビリー「うわぁ!!」 なんども床に叩き付けられた。 ビリー「くそぉ!!くらぇ!!」 ビリーは持っていたサバイバルナイフを投げつけた。化け物は階段を転げ落ちた。 ビリー「レベッカぁ!!逃げろぉ!!」 ビリーはレベッカのところへ行かず二階のドアへ入った。 あれから何時間たったろうか。 レベッカは夢を見ていた。すごく楽しい夢。幸せそうな顔だ。 レベッカ「…ビリー」
365 :
シェリー :2005/10/16(日) 01:43:06 ID:???
ビリーはドアの奥に突き進んだ。あの化け物を倒さなければレベッカに血清を与えてもまた同じ事の繰り返しだ。とにかく武器が欲しい。 あの化け物が後ろから猛スピードで追いかけてきた。 ビリー「はぁ…はぁ…くそぉ!!」 ビリーは二つのドアのある場所に出た。ビリー「どっちだ…」 ギャーーーー ビリー「真っ直ぐだ!!」 バン! ドアを開けて入るとそこには見たこともないデカさの蛇がいた。あくびをしているように口をあけ、こちらを睨む。 ビリー「レベッカ…逃げろ…そして…生きろ…」 レベッカは起きていた。寝ることにより少しだが楽になり歩くことはできた。 レベッカ「ビリー…」 ホールにコルトガバメントが落ちていた。弾は空だ。 レベッカ「ビリー…」 レベッカはゆっくりだが階段を上り、ある扉にはいった。 途中、ところどころに血がたれている。レベッカは血が凝固していることに気付いた。 ギャーーーー ドアの向こうからか… レベッカ「…」 扉をあけると二つのドアのある場所に出た。床に血まみれの血清が落ちている。 レベッカの目からは涙があふれた。 レベッカ「あれ?どうしたんだろ?」 この涙だけは流したくなかった。 今まで勉強、勉強の日々、そのおかげで19歳で大学を卒業。だが、人との交流がなかったため感動や情というものがなかった。そんなもの意味がないと思った。そう、今まで生きてきた。 だが…あの男に会ってから変わった。 レベッカ「ビリー…ビリー…ビリー!!!」 血清を握り締めレベッカは初めて泣いた。 終
ビリー死んじゃったの?
乙 ギャーーーー で少し噴いたのは秘密だ。
368 :
シェリー :2005/10/16(日) 08:38:25 ID:???
グレッグのサイドストーリーを書いてくれる職人さんはいないかな?(無茶な要望だったらスマソ)
グレッグ「復帰したろか!!」 ......ごめんなさい。
371 :
シェリー :2005/10/18(火) 06:54:34 ID:???
グレッグ「はぁ…ニコライじゃなくてレベッカなら俺も逝けたのに」
シェリータソはレベッカが好きですね
373 :
シェリー :2005/10/18(火) 19:16:06 ID:???
学校でもレベッカ大好きでとおってますから☆ レベッカ≫≫アシュリー≫≫≫≫≫≫≫クレア(2)>ジル(1)>クレア(ベロニカ)>ジル(3) みたいな
374 :
シェリー :2005/10/19(水) 16:18:22 ID:???
シャワーの音が聞こえる。 誰かが鼻歌を歌いながら頭を洗っているようだ。 電話が鳴った。急いでシャワーを止めバスルームを出て電話にでた。 「this is…tomorrow!!ok…boss…all right…sure…I know…」 カチャ 「tomorrow…want to go to shopping alone」 そういうと部屋から出て寝室の方へ向かって行った。 「oh my goodness…hope to go home early…」 しかし…その願いは叶わなかった…
>>288 同志居たー!自分もビリー×レベッカ見たいよ。
いっそサイト立ち上げようかとまで思ってる。このスレ読むと創作意欲わくなー。
376 :
シェリー :2005/10/21(金) 14:34:55 ID:???
ビリー対レベッカって事??
377 :
375 :2005/10/21(金) 14:49:32 ID:???
いや。CPのつもりで『×』を用いたんだが。 ビリーVSレベッカって……((((;゚д゚)))オソロシス ガクガクブルブル
シェリーは厨房か。
>375 ぜひサイト立ち上げてくれ。 探して読みに行くよ。
あげ
381 :
375 :2005/10/21(金) 22:20:59 ID:???
バイオ0原作沿いの脳内補完小説でいいならちょこっと書いてみた。ここはそんなんでもおkなのかな?
>>379 同志かい?(・∀・)
382 :
リモコン :2005/10/21(金) 22:48:05 ID:YRDU+Jsl
初めまして!皆さんの作品を読んでたら自分も書きたくなりました!設定は、「もしタイラントに考える力があったら」にしたいと思います!携帯なので更新は遅くなりますが…ステージはOB2の「突破」にします。よろしくお願いします!
379ですが。 >375 同志だよ。ビリー×レベッカ好きなんだ。 でも書いてる人あんまりいないよな。
384 :
375 :2005/10/21(金) 23:00:51 ID:???
>>379 =
>>383 ヤッター同志か!!自分携帯厨なんだがどのランキング行ってもビリー×レベッカがひとつも見つからない(´・ω・`)テラカナシス
>382 リモコン殿!お待ちしておりますぞ!!
386 :
リモコン :2005/10/22(土) 00:04:24 ID:s3OhBvLe
ありがとうごさいます!
387 :
ゲーム好き名無しさん :2005/10/22(土) 00:36:59 ID:T9yf87op
ゲ ー ム は 「 ロ ー グ ギ ャ ラ ク シ ー 」 で 、 映 画 を 超 え る 。 世 界 最 高 ゲ ー ム 、「 ロ ー グ ギ ャ ラ ク シ ー 」 かつてゲームは、何度も映画というものを目指した。 しかし、それは実際には、映画を真似ただけの「映画以下」のものでしかなかった。 だが、ついにゲームが、映画をも超える時が来たと確信する。 このレベル5の最新作が、そのすべての答えを握っている。 あらゆるエンターテインメントの頂点に、1本ゲームが降り立つのである。 日野烈士筆頭に究極のスタッフによって完成されつつある。 プレイステーション2という現行機でありながら、次世代機のような輝きのあるリアルグラフィック。 フルオーケストラのすばらしい音楽に、心が振るえ、体が熱くなることだろう。 まちがいなくこのゲームは、史上最高のゲーム・・いや、至高のエンターテインメントになるだろう。 SFシネマティックRPGローグギャラクシー ――――――さ ぁ ふ る え る が い い
388 :
シェリー :2005/10/22(土) 08:10:11 ID:???
いちようまだ餓鬼です。 新しいレベッカの話が思い付かない…4以降のレベッカを書きたいと思ってるんだが…
小説読んで自分も書きたくなりました。出来ればOBやUBCS、シェリーの六年間みたいなものを書いていきたいと考えています。 稚拙な文章だと思いますが宜しくお願いします。
書き手が増えるのはいいけど、なんでこんなに厨っぽい奴らばかりなの。
>>390 そんなことをいちいち書き込むおまいさんが
一番厨っぽい
このあたりで「このスレのレベルも落ちたな…」が来ると予想
いつか機会あれば投稿しようかとずっとROM専だったが、
>>377 それいいね、いやマジで。
パラレルな感じの斬新なアイデアを盛り込めそうな感じだし是非読んでみたい。
394 :
ハンター甲 :2005/10/22(土) 15:47:46 ID:???
(序章) UBCSには特殊な経歴の奴ばかりだ。元ソ連軍やフランス外人部隊、共産ゲリラだった奴などいろいろいる、大企業アンブレラお抱えの部隊だ。装備も最新鋭…だが任務が今までに経験した事がなくあまりにも情報が少ない任務で不安を隠せない。3時間前… 「…諸君の主な任務は民間人の救出、暴徒の鎮圧である。LZは時計棟だ。作戦時間は現段階では制限なしだ。では解散。」 弾薬の支給をうけたが実弾だった。鎮圧ではない事が明確である。我々C分隊は、LZでありRVでもある時計棟の確保という重要な任務を任された…
395 :
ハンター甲 :2005/10/22(土) 16:11:59 ID:???
LZ…確か着陸地点RV…集合場所。
396 :
バイオ0 :2005/10/22(土) 23:34:41 ID:???
>>381 です。とりあえず投下。原作沿いの脳内補完小説不可だったらとめてくれ。
-----------------
「どういう事……!?確かに死んでいたのに……」
目の前に転がるのは先程自分に襲いかかってきた死体。
──そう、『死体』だ。
とうに生命活動を停止したはずの『それ』が、いきなり襲いかかってきたのだ。
死体が再び起き上がるなんて……ましてや襲いかかってくるなんて事はありえない。しかし…
(──じゃあ、今のは?)
銃弾にすら怯まなかった、彼等の説明はどうつける?
腐乱しかけの体で襲いかかってきた彼等は……。
(……。ここで考えていても仕方ないわね……)
──とにかく状況の把握が先決だ。
列車内を見渡すといくつもの腐乱した死体が座席に寄りかかっているのが判る。いずれの死体も損傷が激しい。
「……何なのよ……一体…」
現状の酷さにげんなりするが、進まないわけにもいかない。
ビリー・コーエンを捜さなければ
397 :
リモコン :2005/10/23(日) 01:50:45 ID:???
382リモコンです! 一話が完成しました!タイラントの口調が悪ガキ見たいです。タイトルは THE TYRANT BIOHAZARD …静かだった外が急に喧しくなったな… 変な男の独り言 キーボードを打つ音…普段なら ムカムカし始めるところだが今回は違うぜ。 へへへ。バイオ2以来俺様の出番は無かったからなぁ。 しかもそいつは結局ロケットランチャーで吹っ飛ばされちまったしよぉ… さっさと起動してくれねぇかなぁ!派手に暴れてやるぜ!! あ、読む人に言って無かったか。起動するんだって、俺を!! ガチャ…という音が聞こえた。 誰かがこの部屋に入ったみてぇだ。 その後MOディスクがパソコンに入っていく音も聞こえた。 お!!いよいよだな!!いよいよなんだな!!! …プシューっていう音と一緒に遂に俺様が入ってたカプセルが開いた!!一斉に冷気が外にでた!さあ…暴れてやるぜ! 第二話へ
398 :
リモコン :2005/10/23(日) 02:23:38 ID:???
THE TYRANT BIOHAZARD 第二話 暴れる前にまず体を慣らさなきゃならねぇな。 まず歩こう。一歩、二歩、と歩いてみる。 やっぱり俺の体は便利だぜ。 たった二歩で充分体が動かせるようになったぜ。 その前になんだあのリンダとか言う奴ぁ! 俺の姿を見るなり後ろに下がりやがった! そりゃ肌の色も鼠色だし、髪の毛もねぇよ。 だからって ゾンビ見てぇにグチャグチャじゃねぇじゃんか! あぁムカつく… まあ…落ち着け俺。そのうち暴走して暴れてやろうぜ俺。 さてと…早速任務を確認するか! ………はぁ?嘘だろ?マジで? 「ハンターを殲滅しろ。」 これが俺の任務。 たった一つの、 きちょ〜〜な 任務。 ……… ふざけんじゃねぇぞコノヤロー!!!! ハンターなんぞ頑張れば人間でも充分殺れるじゃねーか!!! あぁ胸糞悪ぃ!!絶対ぇ暴走してカーターを殴るからな…… 第三話へ
399 :
シェリー :2005/10/23(日) 02:53:41 ID:???
シェリーとクレアとジルとレベッカの生きる道 シェリー「レオン!!!!早く!!」 クレア「レオン!!」 クレア「アンブレラを必ず…」 あれから七年の時が流れた…。 それぞれアンブレラ事件に関与したものは七年、歳をとった。 シェリーは今19歳。親が二人ともいないというのは例え両親がしてはいけないことをしていたと分かっていてもつらいものだ。 シェリー「ねえ、クレア?この前のテスト、また99点よ。やんなっちゃう。」クレア「シェリー、あなた、また名前書き忘れたの??」 シェリー「名前じゃないのよ、今度は出席番号。いちいちめんどくさいのよ」 クレア「あなた本当に自分の事を書きたがらないのね。」 シェリー「テストが出来てれば名前なんていらないでしょ?あの先生おかしいのよ。」 このような会話は日常的だ。シェリーはあの事件以来、自分の事を他人にはなしたりするのが嫌いだ。もちろん名前も。クレア「ねえ、シェリー?今度大学休みでしょ?一緒にバイクで海まで行きましょうか??」 シェリー「いいわね!!だけどクレアって本当にバイクが好きね?」 クレア「そうかしら?バイク好きはあなたもでしょ?」 シェリー「まぁね」二人はお互いに冗談半分の話をして笑いながら会話をしていた。 「郵便でーす」 クレア「あ、はーい!!誰かしら?」 「レオン・S・ケネディさんから小包だよ」 クレア「レオンから?なにかしら…」 シェリー「??」 レオンから送られてきた小包にはいったい何が入っていたのか……
400 :
東京バイオ :2005/10/23(日) 10:15:23 ID:???
>>353 カンカンという足音が響き渡る中、6人は階段を上っていた。
湿気があるのか、どうも音が大きく聞こえる。
幸喜がハンドガンを構えながら
「後、どれくらいだ?」
と言った。
ジャックはそれに答えるようにライトスティックを取り出すと辺りを照らし始めた。
ぽうっと浮き上がる30という文字。
「30階だ。」
ジャックは言うとすぐに歩き始めた。
後、15階で階段が切れているところがある。
そこをどうするかだな・・・・・・・。
ジャックは内心思った。
しばらく沈黙が続いた。
しかし幸喜の一言が沈黙を破った。
「ああ、言い忘れた事がある。
皇后陛下は先ほどここに向かう途中に暴徒に噛まれてしまってな。
適度に休憩を入れてくれないか?」
その時部隊に衝撃が走った。
一度噛まれてしまったら、その人は暴徒になるしかない。
ブリーフィングを受けてない身でも今までの経験で分かっていた。
言おうか・・・・・言うまいか・・・・・。
ケビンは迷った。
401 :
東京バイオ :2005/10/23(日) 10:16:41 ID:???
「・・・・・・一度噛まれた人は連れて行けない・・・・。」 ケビンが言う前にジョンが先に言った。 「なっ・・・・!?」 幸喜は驚きを隠せないようだ。 「何故だ!?」 幸喜は3人を問いただす。 「連れてってもいいが、もうしばらくすると暴徒の仲間入りだ。」 ジャックは冷静に答え始めた。 「このファイルを見てくれれば分かるだろうが、 この暴徒達は皆Tウィルスという細菌に感染している。 血液感染のルートがあると書いてあるだろう? だから一度噛まれるとワクチンなどを早く服用しない限り、暴徒になるんだ。 だから連れて行けない。」 「そのワクチンは!?」 間髪を入れずに幸喜は叫ぶ。 ぜぇはぁと息をする音が聞こえる。 相当興奮しているのだろう。 「ワクチンはここにあるが・・・・・・・、このワクチンを政府に届ければたくさんの命が救える。」 「服用しちゃいけないって事か・・・・・・?」 幸喜はジャックの胸倉を掴みあげた。 「この方達は天皇だぞ!?天皇! 何万人の命より大切なお方だ!」 すると皇后陛下が口を挟んだ。 「私も人間ですよ、幸喜さん。 何万人の命を犠牲にするより、たった一つの命で何万人の命が救えるなら、私はそうします。 どうせこの先短い命なんですから、早く死ぬのも別にいいではありませんか。」 「皇后陛下・・・・・・。」 幸喜はジャックの胸倉から手を離した。 「すまない・・・・・。」 「いや、気にするな。」 皇后陛下は決心したように言った。 「私はここに残ります。 ただお願いがあるのですが・・・・・。」 「それはどのような?」 「生きているうちにカメラに私達を撮ってください。」 皇后陛下はカメラを差し出した。 ケビンはカメラで二人を取ると、皇后陛下へ返そうとした。 「いえ、夫に渡してください。」 天皇陛下は受け取ると大事そうにしまった。
402 :
東京バイオ :2005/10/23(日) 10:23:41 ID:???
少し修行してきました。 感動系も入れてみたりしたんですけどやっぱ無理かな?orz
天皇皇后云々はともかく、 どんな服装で、年齢で、容貌をしているのか、とか二人の間に どんな雰囲気が、とかを描写してもらわないと、読み手には なかなか伝わらないと思う。 簡潔な台詞で進める場合、よほど東京バイオさんと相性のいい読者 じゃないと、台詞の羅列だけにしか見えなくなると思います。 漫画で言うならネームの前くらい。 以上、某スレにて細々と文章投下している人間の意見です。 個人的には、もうちょっと描写が入ってくれると相当に好きになる 作品だと思いました。
■■BIO HAZARD――第9の生存者――@■■ (まだ来ねぇのかよ) 来月20日で38歳になる、起きているのか寝ているのかも分からない目をした、ひげ面のこの男――カメオ・カーペンターは 自分の城である銃器専門店で、同じ銃器店を営む友人ロバート・ケンドを待っていた。 二人はこの日、彼らの街を守るR.P.D(ラクーン警察署)からの注文である銃火器を、しこたま送り届ける予定だったのだ。 「早くしねぇとせっかくのお得意さんから嫌われちまうぜ」 そう言いながらも、ラクーンシティで右に並ぶものはいないと豪語する(自称だが)銃マニアの彼は、車のトランクに 山ほど積まれたジュラルミンケースを眺めて、もともと細い目をさらに細めてほくそ笑むのであった。 「ベイビー、手荒な扱いを受けたらすぐ帰っておいで。」 キモい笑いを浮かべながらそう言うと彼はトランクを閉め、テレビのスイッチを入れお気に入りのパイプをふかしはじめる。 ――…暴徒と貸した市民が… 「なんつー治安の悪さだい。こりゃ天国のイエスも悲しんでることだろうよ」 (治安の悪さはイエスには関係ないのだが)そんな他人事のような感想を口に出したそのときである。
■■BIO HAZARD――第9の生存者――A■■ ガシャン。ガシャン。 先程車から戻ったときに閉めた裏口(ガレージ)のシャッターの方から、なにか異様な音が聞こえてくる。 牢屋の囚人が、自由な世界を求めてそれを不可能としている柵をガシャガシャ揺するような音。 「おいおい、暴徒さんはここまでやってくるもんかね?」 そう自分を落ち着けるように軽くジョークを言いながらも、その右手には愛銃のブローニング(拳銃)の銃把を、 指が白くなるまで握り締め、その重みに安心感を覚えながら裏口へむかった。 ただし膝は震えていた。 「ヘイ!ラブレター以外のお便りはお断わりだぜ!」 壁に背をつけながら、格好をつけて肩ごしに裏口をのぞくが、先程とはなにも変わりはない。音もやんでいた。 安心して銃をおろすカメオ。ただそこにはなにか白いものが落ちていた。 (一体なんだってんだ) 拾いあげるより早く、カメオの脳はそれが何であるかを判断した。 ――腕? 腕。そう。紫がかった傷だらけ腕。それがシャッターの下のすきまから蠢いていたのだ。落ちていたのではない。 バーゲンセールのババア共の腕みたいな動きしやがって。彼はそう思ったが、それが 明らかに異常な状況であるのに気付いたのはそれから少したってからである。
■■BIO HAZARD――第9の生存者――B■■ 「ああぁぁぁ!!か、かーちゃーーーん!!」 驚きと恐怖で目をまんまるくして(といっても起きているのかどうかはわからないほどの大きさであるが)無我夢中になりながら蹴るわ蹴るわ。 あたかもそれはストンピングをするプロレスラーのごとくであった。 しばらくして落ち着きをとり戻したカメオは、ふと目をカウンターの方へ移し―その向こうのショーウィンドウへやる。 そこには――果たして想像できるであろうか? 紫の手をガラスに押しつけ、黄色く濁った眼球を見開いた観衆がカメオをのぞき見ていた。「も、もうやだ…」 ――数分後。 半べそをかきながらも37歳のカメオはたるんだ腹をふるわせてガレージのシャッターを一気に持ち上げた。 カメオの店の外からその情景を見ていた人がいるなら、あたかも垂れ幕が一気にあがったあとのステージに、 今から戦地に赴く前の格好をしたランボーをそこに認めることができたであろう。 否、それはありったけの銃器を身につけ(R.P.Dに配送するためのものも含まれていた) その重みと恐怖に膝を震わせてかろうじてたっているカメオであった。 細い(すぎる)目であたりを注意深く観察した彼は、先の腕の所有者のうつぶせの姿だけしかないことを確認すると 足の先でおそるおそるそれの脇腹をつついてみるが、反応はない。 ヒィッという掛け声とともにそれを跳び越えると、ものすごい速さで1ブロック先のJ'sバー裏口へたどりついた。 それは目で追うのもやっとの速さであったという。走りながら色んな装備をポロポロ道に落としながら。 そこへ辿り着いたころに彼の身についているものは、 マグナムリボルバー・ハンドガンの弾・ブローニング・防弾チョッキ・ヘルメットだけだった。
■■BIO HAZARD――第9の生存者――C■■ 「ど、どこも開いてないじゃないか!」 ちょっとイライラしながら焦る彼の目に入ってきたものは、壁の下にある、横60cm、縦30cmほどの通気孔であった。 「やせてるから行ける!」 そう考えたカメオは無我夢中でそこの中へと手をのばした。自らの体を一瞥もせずに。 「キャアーー!!」 壁の向こうからは女の子の叫び声。 (な、なんだ?!カメオ様が今助けに行くぜ!) そう意気込むが、長年カウチポテトで甘やかした腹、なかなかうまく入れるはずもない。 というか最初から無理な問題であった。 ――数秒後。 ガツン!ガツン!「あいた!いて!ちょ、やめて!痛い!痛い!痛いからやめて!」 デッキブラシ(のようなもの)で壁の向こう側へ伸ばしていた手は激しく殴打され、あえなくカメオは手をひっこめた。 「せっかくおれが助けてやろうとしたのによ!もう知らん!」 大人気なくカメオは怒りながら立ち上がり、J'sをあきらめとぼとぼと裏道へと消えていった。
■■BIO HAZARD――第9の生存者――D■■ ―さて、ここはどこだ? 得体の知れない奴らから逃げ惑ううち、カメオは見事に迷ってしまっていた。男カメオ、迷子は30年ぶりの体験である。 逃げ惑うといっても、ただ逃げ惑っていたわけではない。 時に観察し(ベッドの下から)、時に気配を消し(ロッカーに隠れて)、それはまるでNINJAだったと彼は言う。 辿り着いたは大通りへ続くらしい陸橋とその陸橋への階段。 (なんか小便がしたいぞ。しようそうしよう。) そう辺りを見回すが、まわりの家には人の気配がなかったのでそこのトイレをかりることにした。 (このマグナム、頼りがいはあるんだが重すぎるんだよな…隠しておくか。) カメオは階段がふたつ続くうちの、ひとつめの階段を上ったところの、ひさしの影にそれを隠した。 ――数分後。 「ない!ない!おれのマグナムが!!マグナムが!!」 取り乱したカメオは何を思ったか陸橋まで駆け上がり、ふと大通りに目をやった。 そこには暴徒――いや、狂気としか思えない顔をした人間たちが群れをなしているではないか。 それを見たカメオは腰を抜かし、よちよち歩きで元きた道を戻った。視線の先には走り去るトラックの姿。 「ま、ま、待って!!」 その叫びもむなしく夜空にかき消え、四つんばいのカメオはひとり取り残されたのであった…。 これから幾日か、彼の逃避行は続くことになる。 ――To Be Continued...
ここの良作たちに触発されて書いてみました。 楽しめながら読んでもらえれば本望です。 細かい設定などはあまり考えないで書いたのでいろいろ矛盾点があるかもしるませんが、お許しを。 携帯厨なんで、携帯からの投降ですんません。
つか ×投降 ○投稿 だったorz
ぬるぽage
ガッ sage
413 :
ゲーム好き名無しさん :2005/10/23(日) 21:43:40 ID:KmS1+qPh
414 :
シェリー :2005/10/23(日) 21:47:00 ID:???
箱の中には銃が入っていた。そして一通の手紙が… 『クレア、シェリー、久しぶりだな。元気か?俺は無事こっちでやっている。 以前ヨーロッパでシェリーくらいの女の子の大統領の娘を救出した話をしたが、あの事件にウェスカーが関与していた事が分かった。 直接ではないらしいが、俺がうたれた薬を狙っていたらしい。クレア、お前の事だからこの話を聞いてなにか行動を起こすかもしれないが決してそれはしてはいけない。 今やお前やシェリーは平和に暮らしている。またあの悪夢を繰り返したくはないはずだ。 俺も今ウェスカーやエイダの消息をおっている。もう少し待ってくれ。あとその銃はお前が欲しいと言っていた、サムライエッジの改型だ。誕生日プレゼントととして受けとってくれ。 P.S クリスマスには三人でロスへ行かないか?』 クレア「ウェスカー…嫌な名前を思い出してしまったわ…」シェリー「レオン…」 クレア「そうね…向こうは企業…そして組織…こっちはただの女だもんね…分かったわ…レオン…」シェリー「クレア…もうあんなめにあいたくない…」 クレア「えぇ…でも必ずいつかアンブレラを…」 シェリー「パパ…ママ…」 その夜…とあるニュースで… ……今朝…ラクーンシティ跡地で震度7の地震が起こっていたことが確認されました…周りのシティへの被害はありませんが…ラクーンシティ…跡地の…観測地は…大ダメージを受け…復興には時間がかかる模様…家などは完全に砂漠に埋まりました… クレア「なんですって…」 シェリー「地震…今まで一度もなかったのに…ぐ、偶然よね?」 クレア「そうだといいんだけど…」 …ラクーンシティ跡… …………あ…あ………ああ………ああ…
とりあえずシェリータソは「」の前に名前つけるのやめた方がいいとオモ。
どの話の続きなのか、最初にリンクをはってくれるとありがたい。
417 :
バイオ0 :2005/10/23(日) 23:55:29 ID:???
>>396 -------------
先へ進むと客室が2つ隣接していた。
銃を構え直し、手前の部屋のドアノブに手をかける。
バンッ、と勢いよくドアを開け放った。
(……………)
特におかしな様子は無い。
だが──
「──…っ!」
ベッドに男性が横たわっていた。……すでに息絶えているようだ。
座席の死体同様腐乱しかけているが、今度は先程の死体の様に起き上がってくる気配は無い。
「……酷い…」
死体の状態の悪さに思わず目を反らした。
──と、視界の端に気になる物が映る。
「──日記……?」
おそらく研究者であろう乗客の、研究対象に対する考察をつづった日記だった。
その中に気になる書記を見つける。
「t-ウィルスによる甲殻の発達及び強度の低下……?」
それは『t-ウィルス』と呼ばれる細菌を投与する事で対象の体の甲殻が発達し、頭部のみの強度が極端に下がるというものだった。
先程の戦闘を思い返す。
心臓を撃っても倒れなかった死体。だが額に鉛玉を撃ち込んだ時だけは違った。
倒すまでに数発の弾を必要とした敵が、たったの一発で倒れたのだ。
まさか先程の人々は───
「……まさか、ね」
悪夢の様な考えを振り払い、その部屋を後にした。
-------------
ストッパー居なかったんで続き投下してみた。
418 :
シェリー :2005/10/23(日) 23:59:55 ID:???
分かった!! で、話の内容的にどうよ?
>409 携帯とは気付かなかった、続き楽しみにしてる
421 :
リモコン :2005/10/24(月) 01:13:31 ID:???
THE TYRANT BIOHAZARD 第三話 身体全体が見える窓から、実験スペースの様子が伺える。 ハンターが…1匹…2匹…3匹…4匹。 実験スペースに4匹か。全匹レーザーで出来た檻の中。 ったくレーザーの外から攻撃すりゃいいじゃねぇか。 サッサと始末して人間共をぶん殴ってやるからな… にしても俺ってデカいなぁ…2m50位か… どれ。ちょっとかっちょいい所を見せてやろうじゃないの! ゆっくり歩いて…窓に飛び込む! 「ガシャーン!!」 という気持ちの良い音の1秒後に俺様は床に着地した。 少し床が揺れたな。やっぱこのデカさだ。体重も凄いんだろ。 「ギョアアアアアア!!」見たいな雄叫びを上げながら切りかかって来た一匹目。 タイミング良く左手で殴ったら吹っ飛びやがって、檻の柱に激突。 そいつは死んだ。 残りのハンターも殴り殺してやった。 ついでに柱も殴り壊してみる。 イライラしてたもんだからついつい四本全部壊しちまったぜ。 ただ気になった事が一つ。 あの研究員…カーター…?が戦ってる途中にしていた話しだ。 「奴の体には爆弾が仕込んであるんだ」 「アイツは「道具」。だあくまで便利に使わせてもらうよ。」 まさか…俺には爆弾が仕込んであるのか? 俺はタダの道具なのか? もし本当だったらカーターが最初の犠牲者になるな…。煮え切らねぇ… 〜第四話へ続く〜
とりあえず、メ欄にsageっていれような
423 :
シェリー :2005/10/24(月) 02:02:10 ID:???
やっぱりな…でも俺は面白いけどね。アメリカ人の会話が難しい…
>>414 その頃…
「エイダさん…どうしました??」
白衣を着た髪の毛を後ろでしばっているの女が赤い服を着た女に話しかけている。
「なんでもないわ…それより…例のサンプルはどう?」
「凄いですよ…ラットル3匹に注入した結果が、3匹とも変異し、ラットルとは言えない物体になりました。」
「空気感染は?」
「しません。あくまでサンプルを体内に入れたものだけが感染します。」
「…ウェスカーが何を考えているか知らないけど…」
「えぇ」
「…クラウザーの死体は?」
「まだ、解剖結果が出るにはいたりません」
「そぅ、頑張ってねレベッカ」
「はい」
そういうとレベッカは部屋を出た。
エイダはベッドに腰掛けなにかを考え始めるように目を閉じた。
「クリス!!こっち!!」
「ジル!まて!!」
ここはヨーロッパのとある山奥。
クリスとジルは必死に山道をかけ上がっていた。
「クリス!!見えるわ…」
「ついに…アンブレラの基地をつき止めたな…」
「バリーが上空にいるはずよ」
「とりあえず基地がはっきり見える場所へ」
「えぇ」
バババババ
「こちらバリー!どうだ?」
「こちらクリス、どうにか基地の入口発見、警備はなし」
「着陸できるか?」「いや、多分無理だ…お前も気付いているだろう?監視カメラを」
「あぁ、さっきからこっちを見てるよ、着陸したら撃ちますよってな」
「分かった、とりあえずジルとここで待機する。お前は上からみた様子を送ってくれ」
「了解、くれぐれも無茶はするなよ」
「おまえじゃあるまい」
「ふん!」
そういうとバリーは直ちにクリスへ上空の映像を送った。
「待ってろよ…アンブレラ!!!!」
「えぇ必ず…」
424 :
バイオ0 :2005/10/24(月) 02:20:26 ID:???
>>396 、
>>417 ------------
隣の部屋も初めの部屋と同様に警戒しつつ調べたが、特に気になる物はなかった。
(──まだ先か……)
2つ目の部屋をでて通路を曲がる。
するとドアの前に一体の死体があった。
……動き出す気配は無い。
「……? 何か握ってる……」
死体が手にしていたのは列車の鍵だった。
(とりあえず、行動範囲は広がったわね。──それにしても……)
やはりこの死体も損傷が激しい。あちこちの皮膚は剥がれ、体が腐敗し始めている。
体中に裂傷があるが刃物や銃によるものではない事は明らかだ。
──何かに噛みつかれたような……。
そう、まるで喰い千切られたような傷なのである。
(一体この列車に何が……。
───っ!!)
……背後に、人の気配。死体を気にしているうちに背後をとられたようだ。
ゆっくり振り返るとそこには自分に銃口を向けている人物がいた。
つい先程写真で見たばかりの顔。
元海軍の肩書きに相応しい体躯の良さ。
そして、左腕には犯罪者の証しのブレスレット。
「……ビリー・コーエン少尉………」
今自分が捜している人物 その人だった。
-------------
今書いてあるのはここまで。こっから会話シーンだからゲームやり直して確認してくるノシ
426 :
東京バイオ :2005/10/24(月) 07:34:04 ID:???
>>403 カラクチな意見ありがとうです
もう少し小説読み漁って描写とか増やせるようにします。
服装とかふいんきとかそういう系は確かに読んでみたらなかったorz
胸倉を掴みあげ、ジャックの黒服が乱れる。
とかいいですかね?(・∀・)
まだまだ自分は修行が足りませんな
427 :
リモコン :2005/10/24(月) 10:42:00 ID:???
422 了解です。
428 :
東京バイオ :2005/10/24(月) 13:43:34 ID:???
>>401 「さて・・・・・行くか・・・。」
そうジャックが言うと
5人は再び歩き出した。
天皇陛下はズボンをグシャッと握りしめ、悲しみを堪えているようだ。
流石にジャックもここまでになると気まずい。
気まずい余り沈黙がいつもより長く続く。
「そろそろ45階につく。
ひとつ聞きたいんだが、天皇陛下は高所恐怖症か?」
ジャックは幸喜に問いかけた。
「いや。」
と幸喜は首を振る。
「この先、階段が切れているところがある。
そこから俺達はホースで下に移った。
ホースを再び使って上るか、それとも新しい方法を見つけるか、
どちらがいい?」
ケビンはジャックの台詞を奪った。
「あなた達に任せますよ。」
天皇陛下はお辞儀しながら答えた。
「後、怪物がいるかもしれないから気を引き締めておいてください。
幸喜から9o口径のリボルバーを借りて、それを使って
化け物の頭を撃ってください。」
天皇陛下はこくりと頷いた。
幸喜はホルスターからリボルバーを取り出すと両手を使い
天皇陛下に手渡した。
天皇陛下は受け取るとポケットにしまった。
「急ごう、時間がない。」
ジャックは皆を急かすと、せっせと階段を上り始めた。
そして5人は45階へたどり着いた。
割れた窓ガラスの隙間からひゅうひゅうと風が吹き込んでいる。
それと同時にうめき声のような音も聞こえる。
429 :
東京バイオ :2005/10/24(月) 13:44:16 ID:???
「まずは幸喜からいけ。」 ジャックは幸喜にホースを手渡した。 幸喜はホースをギュゥッと握り締め、懸命にあがっていく。 たぶん訓練を受けたのだろう、幸喜は既に上に行ってしまった。 「次は天皇陛下・・・・・・」 とケビンが呼びかけたその時再びあの音が・・・・・・。 ドスンという重い足音、『最後』と言う名の怪物。 「Ωめ・・・・・・。」 ジャックが呟く。 ジョンは天皇陛下の手を引っ張り近くにあるソファーに駆け込んだ。 「ここは2人に任せて、俺達は逃げましょう。」 ジョンはしゃがみつつ、天皇陛下に話しかけた。 天皇は9o口径のリボルバーをポケットから出すと両手で構えた。 ケビンは大事にしまってあった火炎瓶をジャケットから抜くと左手に持った。 Ωは前よりすぐに襲い掛かってきた。 俊敏な動きでケビンの前にくると 上空からハンマーの様な拳を振り落とした。 砕け散る床。 破片はケビンの頬を掠り、傷をつけた。 ケビンはそれをサイドステップで避けると同時にM4を撃った。 「なぁ、そろそろストーカーやめようぜ。」 とケビンが不敵な笑みを浮かべながら言うと 火炎瓶を怪物の頭部に向かって投げた。 動くものを当てるのは嫌いなんだがな・・・・・。 内心思うとM4で照準を定め、一発発砲した。 火炎瓶に吸い込まれるように銃弾はまっすぐ飛んだ。 銃弾によって火炎瓶が砕け散ると、辺りにガソリンのようなものが広がった。 そして銃弾の火花にガソリンのような物がが引火し、火は円状に広まった。 そして怪物が宙に舞い、床に着地した。 ドスンと言う音と共に埃が舞い上がった。 「威力強すぎたかな・・・?」 ジョンはソファーから見つつそう言った。 怪物は頭部が丸出しになり、ビクンビクンと奇妙に痙攣している。 ジャックはそれを見るとM4を取り出しマガジンにある弾全てを撃った。 ジャックのレイザーに化け物の血が付着する。 天皇陛下は見ないようにそこを通り過ぎホースにつかまった。 ジョンも下から陛下を持ち上げつつ上がった。
430 :
東京バイオ :2005/10/24(月) 13:46:04 ID:???
ケビン=ドリスコル 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン7個 グレネード4個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 4つ 催涙弾 2つ C4 0 アンブレラの機密書類2 Tウィルスワクチン ジャック=ガーランド 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン7個 グレネード3個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 6つ 催涙弾 3つ 医療キット 応急処置程度 ∞ アンブレラ社長へのピーターからの手紙 ジョン=ハルトマン 状態:良好 M4A1 SOPMOD サイレンサー、スコープ、M203グレネードランチャー装備 マガジン8個 グレネード1個 BERETTA M92FS マガジン14個 スモークグレネード 5つ 催涙弾 3つ マガジンパック 0、(一つにつき一つの装備の弾が支給可能 アンブレラの機密書類 アンブレラの機密情報が入ったフロッピー クレッグ=カニンガム 状態:死亡 トム=ヨアヒム 状態:クリーチャー
431 :
ハンター甲 :2005/10/24(月) 17:55:52 ID:???
>>394 (偵察)
時計棟に降下し、三チームに別れ、時計棟のクリアリングをした。「クリア!」
「クリア!」
クリアリングを終えホールに集合する。
「MINIMIを中庭に配備しろ。ジョン達αチームは病院と公園の周辺を確保。ティム達βは警戒に当たれ。」
「了解。」
ジョンは海兵隊のリーコンだった男で部隊の中から一目置かれている。
UBCSは化け物の集団かと思ってしまう。たが本物の化け物が相手とは思いもしなかった…
「こちらαチーム!敵の攻撃を受けた…なんだあれは…ぐあぁ。」
「α応答しろ…α!」
無線からは奇声が聞こえた
432 :
ハンター甲 :2005/10/24(月) 18:53:41 ID:???
クリアリング:部屋などを制圧、捜査することだったと思う。 MINIMI:軽機関銃。バイオには出てこないけどM4A1と弾薬が共用できるので出してみました。 リーコン:海兵隊のエリート集団です。偵察が主な任務です。海軍にシールズ、海兵隊にリーコンみたいな… ジョン:本名ジョン・ダグラス。D小隊C分隊αチーム所属。元海兵隊員。死亡 ティム:本名ティム・オコーネル。D小隊C分隊βチーム所属。元米国陸軍。時計棟中庭の警戒中。
433 :
シェリー :2005/10/24(月) 19:16:22 ID:???
>>399 >>414 >>423 あれから一週間して、
「クレア?最近なにかおかしいわよ…?」
「え、そんな事ないわ」
「ラクーンシティの事を考えているの?」
「うん…気になるのよ…あの地震が…」クレアはそういうとリュックから地図を取り出した。
「アンブレラの仕業?」
「わからない…だけどなにかある…」
「お兄さんに連絡してみたら?」シェリーはクレアのふしんな行動に気付いた。
「クリスは今、アンブレラの招待をつき止める証拠を探しにいっていないわ」
「クレア…」
「…あのね、明日から…ちょっと留守にしたいんだけど…」「行くの?」
「…ものすごい興味があるわ」
「そう…また歴史は繰り返されるのね…」シェリーはうつむきながら言った。
「いいえ、絶対繰り返さないわ」
「クレア…」シェリーの目には涙がたまっていた。
「ごめんね…シェリー…」
「必ず帰ってきてね…えぇ」
そしてクレアは朝一番にラクーンシティへと向かった。
ここはとある研究所…
「エイダ!」
部屋にサングラスの男が入ってきて赤い服の女に声をかけた。
「なに?」
とても不機嫌そうに答えた。
「お前…最近なにかをにぎったようだな…なにをだ?」
「ウェスカー、あなたに教える義務はないわ、役目は果たした、あとはわたしの勝手よ」
「ふん、まぁいい、それよりラクーンシティに大地震が起こった事は覚えているよな?」
「それが?」
「どうやら、アンブレラの仕業らしい…」
「!」
「俺は今からそこへ向かう、そして必ずクリスを倒す、奴もかならず来るはずだ」
「…」
「お前か知っている事を話したら一緒に連れてってやる」
「そうね…レベッカを呼んできて、彼女も必要よ」
そういうとサングラスの男は部屋を出て去って行った。
「ついに…このときが…」
>>419 どうも。まだまだ未熟ですががんばります(´・ω・`)
>>434 は自分です。
それにしても1レスでも、もらえるとうれしいですね(*´д`)
436 :
シェリー :2005/10/24(月) 22:22:39 ID:???
>>399 >>414 >>423 >>433 クレアは列車に乗りながら、いろいろな考えごとをしていた。
とにかくこの7年間、アンブレラの尻尾をつかめそうでつかめなかった。そしていろんな人の死をみた。
スティーブ…今頃、なにをしているのだろう…
クレアは一人列車の席で涙を流しそうになっていた。
…と、
「クレア!!」
「兄さん!」
なんと偶然にもクレアは兄に会った。
クレアは涙を拭いてクリスと抱き合った。
「どこにいってたの?」
「ちょっとな、ジル、俺の妹だ」
「ジル=バレンタインよ」
「クレアです」
三人は一緒の席で、これまでの経緯を話した。
クレアはラクーンシティで地震が起こった事を話した。
と、以外にもクリスはそれを知っていて、新たな情報をクレアに教えてくれた。
「アンブレラの秘密基地がラクーンシティの地下にある」
「え!」
クリスはアンブレラの基地に乗り込んだ時の話をした。それにはジルも加わった。
「俺達は、またもやハズレを引いてしまった」
「基地はもぬけの殻だったのよ…」
クリス達が訪れたアンブレラの基地。そこには戦闘機、戦車などいろいろな武力が集められていただけであった。中に侵入したがウイルスに関係のある証拠は一つもなかったという。そこで、ある情報を得た。ラクーンシティでアンブレラ社が新たなウイルスの研究をしていると…
「その名も…Zウイルス」
「効果は、Tウイルスの百倍、空気感染もTウイルスの百倍の早さで感染するわ」
「そんなものが、地球上にまかれたら…」
「間違えなく地球は終わりだ…」
「…」
437 :
30 :2005/10/25(火) 00:33:37 ID:???
あたしはアディ。 モーゼと一緒に旅をしながら聖書を売り歩いてるの。 と言っても真面目な商売じゃないんだけどね。 今日も新しい町に来たわ。ラクーンシティって言う中くらいの町よ。 さっそく新聞を買ったモーゼは死亡欄をチェックしてる。 あたしは大事な木箱の中の全財産を数え終わると、満足しておっきなキャンディーを なめていたわ。 まだ町の中心には遠い住宅地。 モーゼは一軒の家の前に車を止めると、口臭防止のスプレーをシュッとやって 聖書を片手にドアのベルを押した。あたしはモーゼの横で愛嬌たっぷりの笑顔を作って おとなしく立っていたの。おっきなリボンがかわいいでしょ? ドアを開けて出てきたのは青い髪のやせ細った中年のおばさんだった。 顔色がさえないわ。なんだか疲れ切っているみたい・・・って当然よね。 そんなことにはおかまいなく、モーゼはいつもの口調で話しかけたの。 「こちら、トンプソンさんのお宅ですか?」 おばさんは頭のてっぺんから出るようなカン高い声で答えた。 「そうよ」 「ホーナートンプソンさん?」 「ええ、でも主人は先週亡くなったの」 そんなことわかってるわ。だから来たんだもの。 でもモーゼは大袈裟に驚いてみせる。 「えっ、何ですって?」 「死んだのよ、ホーナーは」 モーゼはあっけにとられたような表情でしばらく固まったわ。 いつもながらに憎いほどいい演技ね。
438 :
30 :2005/10/25(火) 00:34:37 ID:???
「で、でも、しばらく前に聖書をご注文なさったんです」 おばさんは怪訝な顔をした。 普通はそうよね。 「ホーナーが聖書ですって?」 「ええ、ほら、ここに『愛するアージへ』って金の刻印入りで」 おばさんの怪訝な顔が見る見るうちに泣き顔になった。 「アージはあたしよ!」 さぁ、ここが勝負よ。 あたしはニコニコお愛想を振りまきながらおばさんを見ていたわ。 「お亡くなりになったんでしたら、この聖書はキャンセルということに・・・」 「いえ、待って!いただくわ。ホーナーがあたしに聖書を贈るつもりだったなんて!」 一丁あがり。ちょろいものね。 「でも奥さん、注文書も何も残っていないのです」 「いいのよそんなもの」 そうそう。みんな契約がどうこうなんて眼中にないものよ。 ・・・でも何かヘンね。て言うかヘンな臭いがするわ。 あたしは後ろを振り向いて凍りついちゃったの。 「・・・モ、モーゼ」 「何だようるさいな。今大事なとこなんだから」
439 :
30 :2005/10/25(火) 00:35:55 ID:???
凍りついたあたしを尻目にモーゼは売り込みに夢中だったわ。 「そうですよねぇ、愛するご主人の注文ですし、証拠なんてものは・・・」 「いいえ違うの。本人に確認してもらうのよ」 モーゼの動きが止まった。 「へ?・・・本人?」 あたしにはおばさんの言うことがよく理解できたわ。 あたしはしつこくモーゼの袖を引っ張っていた。 「モーゼ・・・」 おばさんはあたしたちの後ろを指さして言ったの。 「ほら、後ろに主人が」 固まったままぎこちなく後ろを振り返ったモーゼは、やっとあたしと同じものを 目にしたって訳よ。 そこには、半分ほど腐って崩れ落ちた顔をして中身が飛び出したおっきなおなかを 重そうにゆさぶって歩いてくる、どう見ても生きているとは思えない人がいたの。 「○;×$@※◇△〜&”#%!!」 モーゼは何だか意味の分からない声を出して腰を抜かしそうになってた。 あたしは咄嗟にモーゼのおしりを蹴飛ばしたわ。飛び上がったモーゼは、あたしの 手を掴んだまま一目散に門の前の車に向かって走ったの。 ◇
440 :
30 :2005/10/25(火) 00:37:46 ID:???
「何だありゃ一体?」 モーゼは車を走らせながらまだ震えている。 あたしは嫌な予感がしたんで言ったわ。 「モーゼ、この町はやばいよ。すぐに出た方がいい」 モーゼも何か感じ取っていたみたいで、珍しくあたしの言うことを聞いてくれたわ。 町外れの埃っぽい道の先には青い空が広がっていた。振り返ってみると、さっきの 町はもやがかかったようにどんよりとしていて、その空には光る粒がいくつも飛んで いたの。 「モーゼ、見て」 車を止めてモーゼは振り返った。 光る粒はもやのかかった町にゆっくり落ちて行き、町全体がぼんやりと明るくなった。 「どうなったのかしら?」 あたしの問いかけにモーゼは 「どうやらオレたちはまだまだツキがありそうだ」 そう言ってウインクした。 そうね、何も町はここだけじゃないし、また次の町に行って金持ちのおばさん連中を カモりましょ。 光るラクーンシティを後にして、あたしたちは青い空の下をまっすぐに走って行った。 紙の月が本物になる、その時を探して・・・ E N D
441 :
シェリー :2005/10/25(火) 07:59:08 ID:???
>>399 >>414 >>423 >>433 >>436 なだらかな一本道を一台のトラックが走る。
「で、このトラックで何をする気?」
例の赤い服の女だ。「後ろには、ウイルスを保管する」
「本当にアンブレラはT、Gに次ぐウイルスを完成させたのでしょうか?」
髪の毛を後ろで縛っている女もいる。
「エイダ、お前その情報、どこで手に入れたんだ?」
「そんなことまで言う必要はないわよ」「ふん」
三人の乗った車はラクーンシティに着こうとしていた。
そしてこちらも…
「さぁ、クレア!懐かしいなぁ!」
「クリス!別に懐かしくなんかないわ」「警察もなにかもないわね」
「あぁ…」
そこにはひっくり返った家、建物、バイパス。そして周りは森に囲まれているのに何故かラクーンシティだけ木が一本も生えないでいるのだ。砂漠のど真ん中に観測所があるが、人の気配がしない。
「これを渡そう」
と、クリスは二人に通信機を渡した。
「何かあったらこれで連絡を」
「うん」
そう言うと、三人は砂漠地帯へと入っていった。
「着いた」
三人は後ろからとても頑丈そうなケースを取り出した。
「これにウイルスを入れる」
「武器はこれを」
そう言うとレベッカはトラックの荷台からハンドガンを三丁取り出した。
「これは?」
「私のチームが開発した、特殊電磁波型ハンドガンです、当たると相手を麻痺させ、そのまま動けなくさせます」
「ゾンビには利かないと思うが?」
「いえ、すでにテストは終わっています、ゾンビの場合、頭をふっとばす事ができます」
「凄いな」
「だけど一つ、弾数が5発しか入らないので…」
レベッカは苦笑いしながら言った。
どうやらこれはいつもの事らしい。レベッカは新作の武器を作っては必ずその強さと同等の弱点を作る。
「あなたの研究、きっとむくわれるわ」「いくか」
そう言うと三人もラクーンシティへと入っていった。
>>441 展開が早いのはいいが描写が少ないから情景がイメージできなくて読み手はついていけない。
例えば
>>436 >クレアは一人列車の席で涙を流しそうになっていた。
>…と、
>「クレア!!」
>「兄さん!」
>なんと偶然にもクレアは兄に会った。
兄といきなりの再会、という急な展開にも関わらずクレアの心理描写や背景の描写が無い。
そのせいでストーリーだけが進んでいき……まあ一言で言うとわかりづらい。
>涙を流しそうになっていた。
>……と
>兄に会った。
地の文だけ見ると淡々としてるから描写を増やすなり伏線を張るなりすればグッと良くなると思う。
長文スマソ。展開の早さは好感持てるから続き楽しみにしてるよノシ
443 :
シェリー :2005/10/25(火) 09:16:39 ID:???
なるほど! わかりました。 試行錯誤で頑張ります。
>>442 みたいなアドバイスも、このスレに活気を与えてくれる気がす(・∀・)
445 :
シェリー :2005/10/25(火) 15:17:55 ID:???
>>399 >>414 >>423 >>433 >>436 >>441 ウェスカー達は南、クレア達はラクーンシティの北にいる。
そしてこちらはウェスカー組。
「砂漠と聞いていましたが、意外と家の残骸がありますね」「あれから七年たったというのに…風化もしていないぞ、レベッカ、いちようサンプルだ」
「はい」
そう言うと、レベッカは持っていた瓶に砂を入れた。
エイダは周りを警戒しながら一番後ろからついて来る。
……と、
エイダはいきなりしゃがみ何かに気付いた。
「…ねえ、これ人間の…」
「ん?」
ウェスカーがのぞきこんだ先に人間の手が砂漠から出ていた。
「あれ!」
レベッカが指をさした先には今度は人間の頭が横たわっていた。
「アンブレラ…またわるだくみを始めたか…」
三人はラクーンシティの中央の観測所のある場所へ向かった。
一方…
クレアは砂漠を見るなり、顔をこわばらせた。
「また来るとはね…」
「警察署も跡形もない…」
クレアとクリスはラクーンシティの変わり果てた姿にすこし寒気がした。
「手分けして、調査しましょう」
ジルが声を発した。
「えぇ」
「あぁ」
クレアとクリスもこれに答えて返事をした。三人は三方向に別れた。
クレアはラクーンシティを中央へと突き進み、クリスとジルは外側から調査することになった。
クレアは銃を構えながら進んで行く。
「レオン、さっそく使わせてもらうわ」
周りは砂漠なのに、一人銃を構えながら進んで行く、あの中央の観測所を目指して。
446 :
442 :2005/10/25(火) 15:40:01 ID:???
糞レビュアー認定される覚悟で書いたんだが意外に叩かれなくてちょっと安心したよ。 シェリータソ!いい感じ!!まさかここまで変わるとは……(・∀・)イイ!! ただひとつだけ。 いちよう→× 一応→○ これドゾー つ【電子広辞苑】 前のよりずっとわかりやすくなってるよ。頑張ってるね。今後にも期待!
30氏 読み切り型、いいですね 次作も楽しみにしてます
448 :
シェリー :2005/10/25(火) 16:00:20 ID:???
>>399 >>414 >>423 >>433 >>436 >>441 >>445 あれから二時間程たった。
ウェスカー達はやっと観測所へたどり着いた。
『ラクーンシティ=セントラル=オブサーバー』
「やはり、この前の地震で火事か何か起こったらしい、ところどころに焦げあとがある」
「けど、誰も直そうとしませんね…」
「直す必要がないのよ」
「そう、問題はこの地下にある」
そして三人は中へと入っていった。
中は電気が全くついておらず、とても暗かった。
「あかりを」
「あ、はい」
レベッカはライトをリュックから出した。そしてそれをニ人に渡した。
パッ
ライトの方向が明るくなった。
「まずはエレベーターか階段をさがそう」
ウェスカーの一声でみんなが一斉に前に進んだ。
その時…
「あ……あ………あ………」
前からいきなりゾンビが現れた。
「なに!化け物!」パンパン
「無駄さ!そいつには効かない」
と、ゾンビの後ろから女の声がした。
「誰だ!」
ウェスカーがすぐに返した。と同時にゾンビに弾を3発撃った。そのままゾンビは倒れた
「あたしかい…、あたしの名はバーバラ、アンブレラ社員番号005、つまりアンブレラの幹部さ」
女は金髪のショートカット、服は白衣を着ていた。ウェスカーは驚いた。こんなやつがアンブレラにいたなんて…全く知らなかった。
「さっき、ゾンビに銃は効かないと言ったがどういう事だ」「言葉のとおり、新しいウイルスには銃を始めとする武器は一切聞かない、だがこいつはどうやら失敗作らしい…」
「どういう事?」
レベッカが言った。
「ウイルスは特定の物体でないと絶える事ができない、人間だとこのように失敗作と成功作の二つができる、失敗作はクズ同然、砂漠に捨てるしか意味を持たない」
「サンプルの人間はどこから集めて来る?」
「世界各国から、囚人をかき集めUBCSの入隊試験をする、落ちれば即ウイルスを体にぶちこむ」「なるほど」
ウェスカーは正直驚いた。アンブレラはやはりすごい組織だと。
と、バーバラは言った。
「あなた達みたいな有望な体が欲しかったのよ、特にサングラスのお兄さんのように…すでに体内にTウイルスが存在する体は特に…」
「くっ!」
さすがにZウイルスを体内に入れられたらTウイルスを維持できなくなり俺もゾンビ化するだろう。そうウェスカーは思った。
ズキューン
いきなりエイダが女の心臓を銃で打ち抜いた。
プシュー
頭が吹っ飛び首から血が吹き出した。
「あなたの銃、今回は成功じゃない?」エイダはレベッカの方を向いて言った。「そうみたい」
レベッカは苦笑いしながら言った。
449 :
ハンター甲 :2005/10/25(火) 16:47:07 ID:???
>>431 (困惑)
αチームが全滅?助けに行くべきか?
無線からの奇声を聞いて指示に困っている俺を見てティムが戒めるように言った。
「助けに行くなんて言うなよ!重要なのは時計棟の確保だろ!暴徒が襲ってくるかもしれないんだぞ!」
「ああ…」
我々が全滅したら、時計棟は暴徒に占拠されてしまう。ティムの言葉は短かったが、正しかった。
同時刻、中庭
時計棟の中庭は、南側に正門がある。正門の向こう側は大通りだ。事故車や警察のバリケードが散々とある。
「人がいるぞ!」
隊員は近寄り、声をかけるが返事はない…
450 :
東京バイオ :2005/10/25(火) 18:00:53 ID:???
>>429 あの戦闘から約10分、部隊と天皇陛下達は上へ上がっていた。
最後に上がったジャックは、ブランブランとゆれているホースを見つめた。
「ジャック、行くぞ。」
ケビンが手招きをしつつ急かす。
「ああ。」
ジャックはうなずくと立ち上がり駆け寄ってきた。
「まて天皇陛下にもう少し説明しておこう。」
ジョンは言うと天皇陛下にビルの構造や
安全区域などを綿密にかつ丁寧に教えた。
しばらくすると
「分かりました。」
天皇陛下は軽くおじぎをし、ゆっくりと体を上げた。
日本人はやっぱり礼儀がいいなぁ・・・・・。
ジョンは内心思いつつお辞儀を仕返した。
「さぁいこう、時間がない。」
ジャックが腕時計を確認しながら言った。
5人は再び歩き出した。
カンカンカンと金属音が混じった足音が鳴る。
ここは大聖堂なのだろうかと思うほどに静けさが5人を包んだ。
しばらくしてその静けさは後に破られることになる。
451 :
東京バイオ :2005/10/25(火) 18:01:35 ID:???
5人が別の階段へ行こうとしたとき、フロアには血が飛び散っており 何者かに虐殺されたかのような死体が数体転がっていた。 その何者かというのはゾンビなわけだが。 そしてその死体の周りには数十体のゾンビが餌を待っていたかのように立っていた。 「これはこれは、お出迎えですか。」 ケビンはM4を構えるとゾンビの大群に向けて扇形に発砲する。 そんな大雑把なやり方じゃ倒せるわけではないのは知っていた。 「私達の後ろに隠れててください!天皇陛下!」 天皇陛下は背中に隠れると身体を丸めた。 4人は天皇陛下を包み込むように迎撃を開始した。 しかしこんな大群どう相手しろというのか? 「頭狙っていけよ。」 ジャックはM4を単発で撃ちながら言った。 頭に凶弾を受け次々と膝を折るゾンビ達。 その姿はまるで餓え死にしそうな人達にも見える。 するとケビンはモードをグレネードにすると ゾンビ達が固まっている所へ発射した。 シュボッと煙を吹きながら三日月のように綺麗な線を描き グレネードは命中した。 ズドン!という爆発音と共にゾンビはまわりへ吹き飛んだ。 しばらく戦闘を続けていると、ゾンビは部隊の気づかないうちに一人になっていた。 「これで最後と・・・・・・。」 ジョンは狙いを定めるとパン!とM4を撃った。 ゾンビは首が反り返りバタリと倒れ、動かなくなった。 「危なかったな。」 「全くだよ、あんなに敵がいるなんて聞いてなかったしな。」 ケビンは肩にM4を掛けつつ言った。
なんか東京バイオさんの書き方もうまくなった気がする。 続き楽しみにしてます!GJ!
確かに。 このスレのレベルも上がりつつあるなw職人さん達ガンガレ!
454 :
リモコン :2005/10/25(火) 18:19:28 ID:???
THE TYRANT BIOHAZARD 第四話 実験スペースのドアを開くとまず中央の通路に出た。 ハンターが…2匹。向こうがこっちに気付くと2匹は顔を見合わせ 2匹同時に飛び掛かって来やがった。 ズシャッ!!!見たいな音がして俺様の腹あたりから血が噴き出た。 少しだけ痛かった。やりやがったな糞共が… 怒った俺様は右手を外から大きく振った。 続け様に左手から強烈なアッパーを繰り出した。 間を入れず膝蹴りを2発、それぞれお見舞いした。 2匹とも叫び声を上げそのまま動かなくなった。つまり、死んだ。 その後、東っ側の通路をゆっくり歩いていると四人の男女が俺の脇を通り抜けていった。 一人目は警察、 二人目は警備員…だな 三人目は多分、配管工 四人目は…なんか全身赤い服を着てる女。 四人は培養室に入って行った。 あの部屋は…罠があるんだよな。 確か、中の武器を取ると起動するんだったよな。 ビーー!ビーー!ビーー!! 警報音が中から微かに聞こえる。俺の記憶が正しければ 中にはハンターのちっこいやつがいるんだ。 ……… 暫くすると四人が出てきた。つまりハンターのちっこい奴を倒したんだな。 普通の人間がハンターを殺るなんて、なかなかやるじゃんか。 警察の兄ちゃんは…グレネードランチャー?を。警備員の奴はショットガンを 配管工は…ナイフか?赤い服の女はハンドガンをもってやがる。 ん?よく見るとナイフに血が付いてる…ナイフでハンターを倒したのか…? おもしれぇ!是非ともお手合わせ願いてぇな! そろそろ暴走時だぜ! 〜第五話へ続く〜
455 :
ハンター甲 :2005/10/25(火) 20:33:27 ID:???
>>449 (交戦)
「民間人だな?俺達はアンブレラの人間だ、助けに来た。」
ロイが声を掛けて近寄ると、そいつはこっちを向いた。
「うっ…!?」
思わず声に出してしまった。
腕や足、腹が何かに喰いちぎられた跡がある。血は固まっていて、何故か口周りには真新しい血が付いていた。そいつはロイの胸元に倒れ込んだ
「ぎゃあぁ…」
すぐさま中庭にいる二人の隊員、クルーゾーがバーストでそいつに撃ち込み、スミノフがロイを助けようと駆け寄った。
「ロイ!しっかりしろ!」
しかし、ロイの息はなかった…
ダメ出し人(アドバイザー)とかいれば全体的に文章力はあがるんだろうな。 場合によっちゃあ憎まれ役だが。
457 :
ハンター甲 :2005/10/25(火) 21:04:03 ID:???
ロイ:本名ロイ・エンヤード。D小隊C分隊βチーム所属、元RAF(確か西ドイツ赤軍)、死亡。 クルーゾー:クルーゾー・ストローグ。同じくβチーム所属。アフリカ系移民、元フランス外人部隊。 スミノフ:スミノフ・オルヴォビッチ。同じくβチーム所属。元ロシア軍軍曹。 バースト:3点バーストということで
458 :
シェリー :2005/10/25(火) 22:20:52 ID:???
>>456 いや、俺にとってはありがたい。
多分ここにいるやつの中では最年少だから…
ぶっちゃけると、東京バイオさんの初期の頃は目に余るものが・・・ 実際読み飛ばしてたし。 最近はイイ!
460 :
101 :2005/10/25(火) 23:30:05 ID:???
>>242 「お・・・俺の事は、いい。それより、他の生き残りを助けてやってくれ。」
レオンは、マービンの横顔に浮かんだ、清々しいまでの笑みを見てしまった。
それは、人間が浮かべてはいけない笑み。自らの死を悟ってしまった者だけが浮かべることの出来る笑みだった。
こんな、自らの命が危ぶまれる状況でも仲間の心配をする人間が、こんな所で死んではいけない。
そんな世界は間違っている。
レオンはそう確信した。
「ほら、カードキーだ。これでホールのロックが外せる・・・。さあ行け。」
「だが・・・。」
マービンの軽い使いでも頼むような言葉に、レオンは咄嗟に頷けなかった。
この状況で自分がここを離れれば、マービンは間違いなく死ぬ。それだけは避けたかった。
しかし、ここに居ても状況は変わらない。居たところでレオンが彼にしてやれることは何も無い事は先刻確認済みだ。
ならば、マービンが言うとおり他の生き残りを、何よりクレアを探すべきなのだろう。
頭では分かっていたが、レオンは行動に移せなかった。この場でこの男を見捨てることが出来なかった。
「行くんだ!」
そんなレオンの迷いを、マービンの今までの衰弱振りからは考えられないほどの力を孕んだ声と、
突きつけられた銃が断ち切った。
下げていた顔を上げると、レオンはまた悲しみを感じた。彼は気付いてしまったのだ。
その銃のスライドが、とうの昔に後退したまま停止していることに。
その汗と血に濡れた腕が、その震える指が、最早銃を扱えるほどの余力を残していないことに。
「・・・・分かった。すぐ戻る。」
ならば行こう。どう足掻いても助けられないなら、その遺志だけでも汲むのが、唯一俺が彼に出来ることだ。
市民を守る警官であるはずの俺が、立ち止まって時間を無駄にして、救えるはずの命を潰えさせてはいけない。
そう決意したレオンは、マービンから受け取ったカードキーを手に駆け出した。
その胸には、未だに潰えぬ正義感があった。この街を生き抜く為に必要な、過酷な運命に抗う力が。
――――それなのに、どうして?
461 :
101 :2005/10/25(火) 23:34:49 ID:???
2ヶ月近く放置しててスマソ・・・。 続きが上手く書けず、このスレから遠ざかっていた時期もありましたが、色んな方々の小説に触発されて何とか書いて見ました。 やっぱりこうやってお互い刺激しあって切磋琢磨していける環境は良いと思います。 続きはまた近々・・・っていつになるか分かりませんが('A`)
今日、っていうかついさっき、OB2の死守VHを マービンのカードで乗り切ってきたところですよ。 偶然に驚くとともに、なんだか嬉しかったり。 マービンの漢っぷりのよさが甦るような文章GJでした。
>>456 それはおれもオモタ。
アドバイザー神臨キボン!
コテ化しなくても気になった人が気になる場所を指摘するだけでいいんじゃないか
>>465 確かに。その方がいろんな人の意見聴けるしな。
467 :
バイオ0 :2005/10/26(水) 02:51:19 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ---------------
「ほう……驚いたな。俺の事を知っているのか?」
男が訝しそうに問い掛けてくる。銃口はこちらに向けられたままだ。
「……死刑執行予定の第一級殺人犯……。それに元軍人……」
(元海軍少尉、ビリー・コーエン)
先程読んだばかりの移送書の内容をそのまま述べる。
「……成程。S.T.A.R.S.か」
ビリーは私の服装を見て大体の状況を理解したらしい。
しかし、さして気にとめる様子もなく
「今あんたらとはお近づきになりたくないんでね。──お喋りはこれで終わりにさせてもらうぜ」
それだけ言って踵を返す。
(……?銃を下ろした……?)
何故、今ここで私を殺さないのだろうか。
生かしておいても邪魔なだけだろうに……。
──と、ここで本来の目的を思い出し慌てて後を追う。
「──待ちなさい! あなたを逮捕するわ」
そう言ってビリー・コーエンを呼び止めた。
ビリーが歩みを止めたのはいいものの
「悪いがお嬢さん。飾りは間に合ってる」
と左腕にさがった手錠を掲げる。そのまま彼は何の躊躇いもなく先へ進んで行った。
……明らかに相手にされていない。
「──バカにして!」
聞こえているのかいないのか。ビリーは何の反応も返さずに通路の向こうへ去って行く。
それが余計に腹立たしい。
先程銃を下ろしたのも、安易に自分に背を向けたのも──…
(──小娘だからってナメられてたわけね……)
「………………」
怒りのあまり、巧く思考がまとまらない。
だが──
「ビリー・コーエン……。絶対に捕まえてみせるわ」
静かに決意は固まっていた。
-------------
やっと書けた。ムービーひとつにここまでかかるとは……orz
今更気付いたんだがものすごく長くなりそうだな、コレ。つか改行多杉って言われたorzorz読みにくくてごめん。
>>467 バイオ0やったことのない自分にとっては描写がはっきりしてて、読んでて楽しかったですよ
469 :
シェリー :2005/10/26(水) 08:41:51 ID:???
俺も早く皆さんのようにうまくなりたいです。
つ
http://yy33.kakiko.com/dotd/ オカルト板で行われていたゾンビゲームが板違いであると指摘されたので
ゲーム板のバイオハザードゲームを含めて「ゾンビゲーム総合板」を作りました
現在は実際にゲームを始めるための協力者を募集しています
突然の宣伝で申し訳ありませんがご協力よろしくお願いします(-人-)
471 :
ハンター甲 :2005/10/26(水) 23:00:10 ID:???
455 (交戦後) 「何なんだアレは!?あんな重傷で生きていられる人間はいない!生気がない!まるでゾンビだ。」 クルーゾーは少し冷静さを失っていたが、任務に影響はないであろう…。 これで十二人いた隊員が七人に減ってしまった。 七人全員はホールに集まった。 「チームは解散、これからは二人組で行動しろ。指示はここCPより出す。無線で定時連絡をするように。」 戦力減少の穴を埋めるべく、裏口付近の道路にクレイモアを設置した。 (さぁかかって来い、ゾンビども…。) 心の中でそう思いながら、自らを奮い立たせた。
472 :
ハンター甲 :2005/10/26(水) 23:07:51 ID:???
>>471 ごめん
>>455 CP:コマンド・ポスト、本部とかだったと思う。
クレイモア:M18A1対人指向性地雷。
>>471 色々と思うところはあるが簡潔にいうと背景描写が少な過ぎる。
誰がどんな行動をどんな様子(心情)でとったのか、とか雰囲気や状況など周りの様子を入れていかないと読んでる側は全くその場のイメージができない。
それと文の書き方が気になった。
しまった、集まった、設置した、
など連続で『〜た。』と書いてあるとテンポが悪い。
冷めるとまではいかないけれど読んでいて不自然に感じる。
内容に関してはあんまりつっこんだ事は言えないや。ごめん。
とにかく『読み手にわかりやすく』を念頭に置いて、何回か自分で読み返す事から始めたら良いと思うよ。
474 :
467 :2005/10/27(木) 00:25:00 ID:T8Qz0nEd
>>468 物書き始めて2ヶ月。『楽しかった』なんて初めて言われたよ……。
……………。
わーいヽ(*´∀`)/ヤターアリガトーゥ
これからもガンガルよノシ
うわageたorz ごめん。
476 :
シェリー :2005/10/27(木) 00:33:29 ID:???
>>399 :
>>414 :
>>423 :
>>433 :
>>436 :
>>441 :
>>445 :
>>448 その頃、クレアもセントラル目指して歩いていた。そしてセントラルの観測所が見えてきた。
「意外に歩いたわね…」
人の気配はまったくない。
「クリスに連絡しないと…」
クレアはそう思い、無線機をとった。
ピッピッピッピガーガー
…クレ…ガー…
ピッ
砂吹雪が少し舞ってきたせいか、無線機はつながらない。
「一人で行くしかないわね」
そう言うとクレアは一人でセントラルの中へと入っていった。
………………………………
「くそ!どういうつもりだ!!」
「おとなしくしていれば、妹は殺さない」
クリスは両手を縛られ、身動きができずにいた。
なんと隣りにたって喋っているのは『ジル=バレンタイン』であった。
………………………………
477 :
シェリー :2005/10/27(木) 00:35:44 ID:???
>>399 :
>>414 :
>>423 :
>>433 :
>>436 :
>>441 :
>>445 :
>>448 :
>>474 クレアが一人でセントラルへ入ると中は真っ暗で何も見えなかった。
「真っ暗だわ」
クレアは持っていたライターの火をつけた。
床にはゾンビの死体があった。
女性の死体らしきものもあった。その死体は頭がなく、首から下が無惨にも横たわっていた。
「頭が…」
するといきなり首から下が動き出した。「はっ!!」
クレアは驚いて、後ろに尻餅をついた。コツ…コツ…
「こ、来ないで!!」
パン!パン!
首から下の化け物を持っていた銃で何発か撃った。
バタン
化け物は後ろに倒れた。
「はぁ…驚いた…」「そんなに驚いた?」
「!!!!!」
クレアは後ろから女の声がするのに気付いた。だが、さっき自分の後ろには女の頭しかないことは確認済みだった。
「まさか…」
とっさにクレアは後ろを振り返った。
「あなたは!?」
そこには女の頭だけあった。だか、その女は喋り出した。
「驚いた?これが、Zウイルスの力、不死身の力よ」
そう言うと、いきなり女の首が形成され、上半身、下半身ができあがった。
「うそ!!」
「困るのよ…下等な人間どもにアンブレラの秘密を知られちゃねぇ」
そう言うと女はクレアの首を掴み、持ち上げた。
「さっきの赤い服の女にお礼を言わないと、強くしてくれてありがとうって」
女はクレアの首を握り締めた。
「あ…た、助けて!!」
「助けて欲しいのー?無理よ、あなたはここで死ぬ」
クレアは必死に悲鳴をあげた。
だが、女はクレアの首をより強く握り締めた。
「死ねぇ!!!!!」
478 :
シェリー :2005/10/27(木) 00:37:58 ID:???
479 :
ハンター甲 :2005/10/27(木) 07:31:14 ID:???
>>473 批評ありがとうございます。読み返してみたら「〜た」が多いですね。
これからは、皆さんが想像できるように、背景描写を多く入れていきます。
しかし文字数が限られてしまい、あまり書き込む事が出来ません。
しばらくは自粛して、文章の構成を考えて書き込みます。
480 :
バイオ0 :2005/10/27(木) 17:23:28 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ,
>>467 ---------------
とにかく後を追わなければ。一度見失えばまた遇える保証はない。
と足を進めたその時──耳障りな音と共に目の前の窓硝子が砕け散った。
同時に何かが転がり込む。
「エドワード!」
窓際に座りこむ人影。窓から飛び込んで来たのは同じブラヴォーチームの隊員、エドワード・デューイだった。
全身傷だらけで出血が激しい。
「大丈夫!?一体何があったの?」
「クソッ……なんてこった……。気を付けろ レベッカ……」
息も絶え絶えに言葉を紡ぐ。
「……森の、中は……ゾンビや化け物で……いっぱいだ……」
「ゾンビや化け物……?」
ゾンビと聞いて真っ先に思い浮かんだのは先程の動く死体。
ウゥッ、と呻くとそれっきり彼は動かなくなった。
(……エドワード……)
S.T.A.R.S.に入隊した以上、仲間の死は覚悟していた。だが……こんなにも惨い死に方を目にするとは。
おそらくエドワードは件の『ゾンビ』や『化け物』にやられたのだろう。
(…どうしよう……)
任務を遂行しなければならないが彼をこのままにしておくというのも気が咎める。
グルルルル……
「───え?」
突然聴こえた唸り声に顔を上げる。
481 :
バイオ0 :2005/10/27(木) 17:27:29 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ,
>>467 ,
>>480 -----------------
視線の先には一匹の犬がいた。だが普通の犬ではない。
皮は削げ落ち、肋骨は見え、片目が飛び出ているのだ。
この現象が先程読んだ日記の通りならば……
(弱点はわかってる──!!)
咄嗟に銃を構え直し頭を狙う。しかし弾は床に穴を空けただけだった。
「──速い!」
厄介な事に先程のゾンビと違って素早さは高いらしい。
体勢を整えた犬は飛び掛ろうと身を屈める。
──その一瞬のチャンスを逃さなかった
頭に照準を合わせ、連続で弾丸を撃ち込む。
キャウンッ、という鳴き声を最後に犬は動かなくなった。辺りを異様な静けさが包みこむ。
何も出て来ないのを確認し、エドワードの亡骸を振り返った。
「……ビリーを捜しに行ってくるわね」
自分独りではエドワードを運ぶ事すら出来ない。
……だとすればやるべき事はただひとつ。
私はビリーの後を追ってその場を後にした。
(それにしても、腐乱死体の次は腐乱犬か……)
歩きながら考える。
「──小説でも映画でもないのが残念ね」
どうやら皮肉を言える程度には免疫ができてきた様だ。
------------------
長くなったんでやむをえなく二つにわけた。
まだ最初の最初だよorz
プレイするだけなら30分もかからないのにな。
>>ハンタ甲 プラスに考えれば、淡々としてて読みやすいですよ 続き楽しみにしてます >>バイオ0 バイオ0がやりたくなった('A`)ヤッタコトネェ 思ったんだが、批評されたくない職人さんもいるだろうし、 そういう職人さんは名前とかに『批評×』みたいなものを書いたらいいんジャマイカ?
484 :
シェリー :2005/10/27(木) 20:20:14 ID:???
まぁハンター甲とは保育園の時からの親友なんでなんとか頑張ってほしいねぇ。とか、俺もガンバンねぇと。
>>482 批評されたくないとか言ってる香具師の文なんて読む気がしないがな。
486 :
482 :2005/10/27(木) 22:13:36 ID:???
でも文書き始めたばかりの人がいきなり辛口の批評されるとかなり落ち込むのも事実。
駆け出しでも向上心がある人や前向きに物事を捉える人は批評してもらいたいだろうけど、全員がそういう人ではないだろうから『辛口批評されたら落ちこむかも…』って人は入れたらいいかも>批評×
>>482 嬉しい言葉をありがとう。
>482 批評されたくない人が×をつけるんじゃなくて、批評して貰いたい人が 批評してほしい旨を書けば良いんじゃ?例)『辛口でお願いしまーす』 誤字の指摘くらいならともかく、デフォルトで批評が付くのはどうかと思う。 落ち込む様な気弱な人は、批評×と入れる勇気を出すよりも 投稿しないという道を選んでしまうかもしれない。 例え評論家として生計を立てている者の意見でも、どこかしら主観が入ってしまうものだ。 癖のある表現でも、裏を返せば個性や味のある文だとも言えるし。 そしてなにより、小説で重要なのはその形ではなく、内容だと思う。 その内容の善し悪しを決めるのは読み手の主観でしかないんじゃないかな。 誰でも投稿しやすい雰囲気を作るのが読み手側の出来る唯一の恩返しだと思うよ。 いつも楽しい文読ませてくれてセンキュー。>みんな
489 :
487 :2005/10/27(木) 23:36:03 ID:???
>>488 >批評して貰いたい人が批評してほしい旨を書けば良いんじゃ
その手があったか!……orzキヅカナカッタ…
いいな、それ。
とんだ良スレになったもんだ
良スレage
492 :
バイオ0 :2005/10/28(金) 08:05:06 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ,
>>467 ,
>>480 ,
>>481 ------------------
四両目の車両を捜索中、無線から無機質な電子音が響いた。
「──こちらレベッカ。どうぞ」
無線に向かって話しかける。
『レベッカ! 聞こえるか? エンリコだ。現在位置はどこだ?』
無線から聞こえるその声はブラヴォーチーム隊長、エンリコのものだった。
「──隊長! 聞こえますか? 応答してください!」
『──聞こえている』
ところどころノイズが入ってよく聞こえないが、なんとか音声は拾えているようだ。
『──いいか。よく聞け。
護送車で見つけたビリー・コーエンの資料から更に詳しい事が分かった。
──ヤツは……一度に二十三人もの人間を殺害している』
「……二十三、人……」
思わず繰り返し人数を口にする。
(二十三人もの多人数を一度にだなんて……)
『精神科への通院歴も確認した。……十分に気を付けろ』
精神科……。気が触れているという事だろうか。
それなら自分を殺さなかったのが彼の気まぐれであったと想像がつく。
『聞こえているか? レベッカ!』
(──次に遇った瞬間にズドンの可能性もあるわけね…)
『……いいな、レベッカ。くれぐれも警戒するんだ……』
直後、隊長の声はノイズによって掻き消され、ブツッという音とともに通信は途絶えた。
493 :
バイオ0 :2005/10/28(金) 08:09:11 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ,
>>467 ,
>>480 ,
>>481 ,
>>492 ------------------
「──隊長! どうしたんですか!? もしもし!?」
無線のボタンを操作するが全く反応がない。
(……援護は望めない、か)
無線を諦め、独りで列車内を捜索する。このまま引き返す事も出来たが……
(──私だって伊達にS.T.A.R.S.に配属されたわけじゃないのよ)
それはプライドが許さなかった。
元海軍だろうが精神障害者だろうが自分を馬鹿にしたあの男……ビリーを捕まえるまでは戻れない。
(もう任務というより完全に私怨ね)
我ながら執念深さ驚いた、と自潮気味に笑う。
(……そのためには)
「──まず、あなた達から倒さなきゃね」
後ろを振り返り、数メートル程先にいるゾンビの群れに呼び掛ける。
「……アァァア…ァア……」
ゾンビ達は両腕を前に伸ばし、ゆっくりと近付いてきた。
「……遅いのよ」
額に一発ずつ弾丸を撃ち込む。
数秒後には全てのゾンビがくずおれていた。
「t-ウィルス、か……」
おそらくこの列車の人々は感染してしまったのだろう。
悪魔のようなウィルスに──。
-----------------
今回もnageeeee!!
レベッカってこんなキャラだったっけか……?……orzチゲーヨ
ごめん、妄想入りすぎた(´・ω・`)ハンセイシテマス
批評宜しくお願いします。
>>492-493 いい感じだと思います。バイオ0はプレイしたことあるけど、
元の作品の雰囲気を壊さず、さらにレベッカの心理描写を入れることでかなり面白く感じます。
これからも頑張ってください。
レベッカのキャラですが、一応彼女もSTARS隊員なわけだし、冷静な点は別に良いんじゃないでしょうか。
少し自嘲気味のところが何となく4のレオンを彷彿とさせますw
>>493 批評じゃなく質問なんですが、ビリーって海軍でしたっけ?
496 :
493 :2005/10/28(金) 17:48:41 ID:???
>>494 批評ありがとうございました。
キャラ壊れが心配だったのですが大丈夫なようで安心しました。これからも頑張ります。
>>495 海軍と海兵隊混同してたよ……orzチガウッツーノorzorz
次から直します。
指摘ありがとうございました。
497 :
東京バイオ :2005/10/28(金) 20:00:57 ID:???
>>452 >>459 ヤッター、ありがとうございまつ。
どんどんレベルうpしますのでよろしこ('A`;)
次回新しく作る場合ならもっとレベルうpしてるかもしれない
リモコンタソはまだかな?続き気になる。
499 :
シェリー :2005/10/28(金) 21:46:11 ID:???
>>477 ババン
「なに!!」
いきなり銃声がして女の腕に当たった。と、同時にクレアは女から逃れる事ができた。
「誰だ!」
そこにはクレアが見たことのある青年が立っていた。
「クレアに手出しすんじゃねぇ!」
青年は持っていたサブマシンガンを女むけて連射した。
ババババババ
「クソ!!こんなところでやられるわけには…」
すると、女は後退りして逃げて行った。「クレア!!大丈夫か!?」
「スティーブ?スティーブなの?」
クレアは涙を流しながら青年の顔を眺めた。
「あぁ、クレア!久しぶりだな!」
そう言うとクレアはスティーブに抱き付いた。
「今までどこにいたのよ…」
クレアは泣きながら言った。するとスティーブはクレアを自分から離して立ち上がりこう言った。
「悪かった…クレア…だが、俺はあの時の俺じゃない…」
「ど、どういう事?」
クレアも立ち上がりスティーブに言った。
「俺は…もう人間じゃない…」
「えっ!?」
クレアはスティーブの話を聞くことにした。
「あのあと、ウェスカーに連れて行かれた俺はあらゆる実験をさせられる道具でしかなかった…だが、その実験で…俺は力を手に入れた、ウェスカーの様に体内にウイルスを入れたまま人間の姿でいられるようになった」「そんな…」
スティーブはなおも続けた。
「ウェスカーとは違い…俺の体内にあるウイルスはTベロニカだった…そのために俺は怪物の姿と人間の姿の両方でいられる」
「アレクシアのように!!」
「ウェスカーはアレクシアの様に俺がなることを期待してたらしいが、俺は三年足らずしか眠ることができなかった、だからアレクシアの様な力はない」
クレアとスティーブは奥へと進んで行った。
クレアは今までの経緯をスティーブに話した、…がスティーブはうつむきなにかいいたそうだったが結局ずっとうつむいたままだった。
そしてクレア達はエレベーターを発見した。これで地下へと行ける。
500 :
シェリー :2005/10/28(金) 22:10:31 ID:???
>>499 ウェスカーとエイダとレベッカの三人は今B4階にいた。
「いったい何階まであるんだ…」
ウェスカーは思った。
「早くあのウイルスを奪取するには三人で固まっていたらダメなんじゃない?」「よし、エイダはさっきのエレベーターでB5へ行ってくれ、レベッカは…」
「レベッカは私と一緒に」
こうしてウェスカーはB4階、エイダとレベッカはB5階へと向かった。
ここはB5階…
「レベッカ…ウェスカーの事どう思う?」
「えっ?」
「なにかあるわ…気をつけた方がいい」「えぇ」
レベッカはウェスカーがどうとかは全く興味がなく、ただZウイルスにしか興味がなかったのでこの言葉の内容を軽視してしまった。後にレベッカの興味心が自身を恐怖へと陥れる事になった。
B5をくまなく探索していると薬品倉庫のようなところがあった。
「エイダさん!これ!!」
レベッカは一つだけバイオハザードマークのあるケースを見つけた。「レベッカ!気をつけて!」
「開けていいですか?」
「とりあえずウェスカーに、」
「私達だけでさきに見ちゃいませんか?中身を確認してから報告しません?」
「十分注意して…」ジリリリリ
レベッカはエイダの言葉を聞かずケースをあけてしまった。いきなり警報器がなり始めてどこからともなくゾンビの大群がこちらに襲って来るのが分かった。
「レベッカ!!閉めて!!」
レベッカはすかさずケースを閉じたが警報器の音が鳴りやんだだけでゾンビの群れはだんだん二人に近付いて来た。
「トラップ!!」
「だから言ったでしょ?」
「すいません!!」二人はもっていた銃を連射した。だがゾンビはいっこうに減らない。
「この数相手はきついわ…」
「エイダさん!!あの銃で!!」
レベッカはあることを思いついた。
一作目ではちょっとネタ的なものも入れましたが、おもしろくなかったので真面目ストーリーでいこうと思います('A`)
批評はしてもらってもかまいません。
>>408 ■■BIO HAZARD――逃避@――■■
(ハァ、ハァ…一体ここは…?)
街で置き去りにされて2時間程たった頃だろうか?
ほとんどパニックに陥りながら走り回ったことでカメオは見知らぬ地区に辿り着き、
彼はそこの教会にとりあえず身をひそめることにした。
辺りの暗闇は濃度を増し、生暖かく重い空気はいつ心を押しつぶしてもおかしくなかった。
(くそッ、畜生ッ!)
ガランとした教会内。そこに待っていたのは彼の希望を打ち砕くには十分すぎるほどの静寂であった。
(苦しいときの神頼み、か。くそ…悪魔はいやがるのによ!SHIT!!)
――彼は見てしまったのだ。異形の怪物を。
『そいつ』は明らかに他のゾンビ達とは異なっていた。異形の怪物。まさにその名の通りの怪物。
唇がなく、歯がむき出しになった口。まるで溶解液でも頭からかぶったような顔。
目は濁った色をしていたが、たしかにある意志を持っているかのようにカメオには思えた。
もともと(そいつが『人間』だったなら)鼻があったはずの場所にはすでに何もなく、
かわりにず太いホースのような紫の管が斜めに顔を覆っており、体のところどころからはみ出したそれは意志をもっているかのように
動いていた。体こそ漆黒のレザーコートに覆われていたが、そこに人知を超えた姿と強大な質量が存在するのは確かだった。
>>501 ■■BIO HAZARD――逃避A――■■
そいつを思い出しただけでカメオは軽い吐き気を覚え、その場にへたり込む。
そいつは明らかにゾンビ共ではなく『ヒト』を狩っていたのだ。
運よくカメオは見つからずにここまで逃げてこれることができたが、見つかるのは時間の問題である。
(狂ってやがる…この街は一体どうなっちまったんだ?こんな教会で殺されるのなんてシャレにもなんねぇ。)
そう思いながら暗やみに目をこらしてあたりを見回すと、ほこりまみれの机や椅子が不自然に中央に集まっている。
ギシギシと不気味な音をたてる床を歩きながらそこへ行くと、その机上にはなにかの作戦資料のようなものが散らばっていた。
(なんだ…?要人救出と…新型BOWの実戦データの記録と捕獲またはサンプル奪取…一体なんの資料だ…?
軍が動いてるってのか?
それにしてもBOWに実戦データか。わからねぇことだらけだぜ。
そういやアンブレラのマークがついたアーミーウェアの死体がいっぱい転がってたな…
たしかにこの街はアンブレラなしにゃ生きていけねぇが…しかしなぜアンブレラ私設部隊が?国は動いてるのか?
そして、、脱出の手がかりはナシ…!)
つぎつぎに作戦資料を手にとっていたカメオの手がふいに止まる。
彼の焦点は一枚のスケッチにあてられていた。
――つい一時間ほど前まで激しくなっていた銃声・爆発音も今ではうそのように止み、
代わりに生ける死者のうめき声と、逃げ惑う生者の叫び声だけが闇を切り裂く唯一の音であった。
503 :
ゲーム好き名無しさん :2005/10/31(月) 23:08:55 ID:y4JJ4J8/
>>471 俺達は違和感を感じていた。
死者が敵だからである。
ゴミや乗り捨てられた車が散々とする正面通り一帯を任されたアライとスミノフは、弱音の虫が出そうな心を押し殺した。
生きて時計棟にたどり着ける者がいることを信じて…
だが期待は裏切られてしまう。
504 :
ハンター甲 :2005/11/01(火) 06:53:41 ID:???
505 :
シェリー :2005/11/01(火) 07:22:36 ID:???
>>500 レベッカは自分が開発した銃を一体のゾンビに向けて弾を放った。すると群れで向かって来たゾンビは一体のゾンビの電磁波をうけて次々と首がふっとび倒れていった。
「やった!!」
レベッカは思わず叫んでしまった。
エイダはやれやれといった感じであった。
トラップがあることを知った二人はこれに気をつけてちゃくちゃくと下の階へと進み…ついに、
「ここが最終階…」「これが…Zウイルスを生んだの…?」二人の目の前にはビル3階分の天井いっぱいに見た事もないようなメインコンピューターが置かれていた。
コンピューターには入り口があり中へ入れるようになっていた。
「いくわよ」
エイダはレベッカを連れ中へ入ろうとした。
バキューン
いきなり上の方からマグナム弾が発射された。
「そこまでだ、エイダ」
メインコンピューターのトップから現れたのはウェスカーだった。
「やっぱりあなただったのね、ウェスカー」
ウェスカーは何も言わずにマグナムをエイダへ向けた。
「どういう事ですか?ウェスカー?」
「あたし達は利用されてたってわけ」
「そんな…」
バン
「くっ」
ウェスカーの撃ったマグナムがエイダの右腕をかすめた。
「お前達には俺の盾になりこのメインコンピューターを見つけてもらおうとしたが、もう用はない、俺が先に見つけてしまったからな」
「そのメインコンピューターで何を?」レベッカは言った。「このコンピューターにはT、G、Zすべてのウイルスのデータが組み込まれている、これを使いZの上をいく最強のウイルスを完成させる!」
ウェスカーは二人にマグナムを向けた。
「やめて!」
レベッカは叫んだ。「ここがお前たちの墓場となる!」
バンバン
ウェスカーはマグナムを放った。
506 :
東京バイオ :2005/11/01(火) 17:28:28 ID:???
>>451 「少しだけ一服いいか?」
幸喜はホルスターに拳銃をしまうと、
取り出した煙草を口に咥えつつ言った。
「ああ、流石に疲れたろう。」
ケビンは快く許可すると近くにあった壁にもたれ、しゃがみこんだ。
それに続き、全員がしゃがみ込む。
咥えている煙草にライターの炎を幸喜が近づけた。
ポウッと周りが薄く明るくなり、
ふぅー、と幸喜が煙草の煙を口から出した。
煙草の煙が辺りをモワッと包み込む。
「煙草は身体に悪いですよ?」
天皇陛下が心配したように注意する。
幸喜は慌てて煙草を指に挟むと
「これは、中国で買った有害物質がない煙草なので大丈夫です。」
と答えた。
「それならいいんですが・・・。」
言うと天皇陛下は視線を床に落とした。
「どれ、俺にも一本くれないか?」
ジョンは歩み寄り手を出した。
幸喜は無言でうなずくと煙草の箱から煙草を一本、さらにライターを抜き取り、差し出した。
「ありがとう。」
ジョンは煙草を口に咥えるとライターで火をつけた。
煙に刺激されジョンの目が少し細くなる。
「味無いな。」
口に咥えながら言うと上へ向けて煙を吐き出した。
「そういえばジャックは?」
ジョンは辺りをキョロキョロと見渡す。
「さっき、水を取りに行った。
ジャックなら大丈夫だろ。」
とケビンは返した。
その直後
「俺ならここにいるぞ。」
水のペットボトルを両手に持ちながらジャックは現れた。
「とりあえず水分補給したら行こうじゃないか。」
幸喜とジョンは煙草を床に捨てると足で踏み潰した。
ジャックはボトルを5人分開けると一人一人手渡した。
他の4人はそれを待っていたかのように手に取ると
一気に飲み干した。
「やっぱうめぇな、こんな状況下だと。」
ケビンは腕で口を拭いながらこぼした。
後もう少しで帰還か・・・・・、傭兵部隊に襲われなければいいがな・・・。
ジャックは小声で呟いた。
無論、準備している音に掻き消され、4人には聞こえなかったが
これが現実となったら・・・・・。
ジャックは一人、思考を巡らせた・・・・・。
507 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/02(水) 15:15:10 ID:LEasH1qj
バイオの主要登場人物の設定とかは前作と全く違うものになってもOK?
おk
509 :
シェリー :2005/11/02(水) 16:05:22 ID:???
全然おK 頑張って下さい!
大抵の事はゆるされるよな、ココ。
>>507 頑張れーノシ
他の職人さん達も頑張れーノシ
ワクテカしながら待っとくよ(・∀・)
511 :
バイオ0 :2005/11/02(水) 19:46:14 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ,
>>467 ,
>>480 ,
>>481 ,
>>492 ,
>>493 ------------------
右に扉、左に階段。
二つの道を前にどちらに行くかを考えていた。
結局はしらみつぶしに捜すしかないのだが極力無駄な行動は避けたい。
一階から捜すのが無難かと、右の電子扉へと進む。──が
(開かない……?)
どうやらこの電子扉には電力が供給されていないようだ。
進めないのなら仕方がない。扉を諦め左の階段へと足を向ける、とその時
…背後のドアが開いた。
「──この先は危険だ」
(……ビリー)
本当にこの男は何を考えているのだろう。追われる身でありながら自ら追手に姿を晒すなんて。
(……理解できないわ)
ビリーの意図を図りかねる。
「どうだ? 協力しないか?」
「あなたと協力ですって!?」
考えるよりも先に口が動いた。
(何をふざけた事を……!)
「まあ聞けよ、お嬢さん」
私の怒りをよそにビリーは話を続ける。
「気づいていると思うが中も外も化け物だらけだ。
何故そうなったのか知らんが助け合わなければ命がいくつあっても足りやしない」
512 :
バイオ0 :2005/11/02(水) 19:52:18 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ,
>>467 ,
>>480 ,
>>481 ,
>>492 ,
>>493 ,
>>511 -----------------
「……お困りのようだけど」
ビリーの話を遮って反論する。
「こっちは助けなんかいらないわよ。あいにく一人でも大丈夫なの。それと──」
今一番言いたかった言葉。
「お嬢さんって呼ばないで!」
「……わかったよ婦警さん」
早口で捲し立てたのがおかしかったのか、ビリーは薄く笑みを浮かべ私の頭を撫でようとした。しかし触れるなとばかりに後ろに下がりその手を避ける。
そんな私の態度に気分を害した様子もなく問掛けてきた。
「なんて呼べばいいんだ?」
できれば名乗りたくなどないのだが"お嬢さん"呼ばわりも癪に障る。
「…レベッカ・チェンバース。あなたにとってはチェンバース"巡査"ですけどね!」
皮肉を込めてそう言った。
「……それじゃレベッカさん。一人でやってみるといい。
俺はここで待つとするさ」
余裕の笑みを浮かべたまま、壁にもたれかかり傍観態勢に入るビリー。私が弱音を吐いて自分に協力を頼むのを待っているのだろう。
(……見てなさいよ)
自分にはS.T.A.R.S.としての誇りも立場もある。犯罪者の助けなど借りるものか。
決意を固め、階段を上がった。
------------------
日付結構あいちまったよorz展開遅い分こまめに投下しようと思ってたんだが……(´・ω・`)テストキカンダッタンダ
早くエドワードのとこ描きたいなー。……妄想爆発の予感。
513 :
512 :2005/11/02(水) 19:56:03 ID:???
pageた!パゲた!ページた! ………ごめんorz本当にすいませんorzorz 連投もごめん(´・ω・`)逝ってくるノシ
515 :
シェリー :2005/11/02(水) 21:34:42 ID:???
うおー モンスター化スティーブがマグナムを右腕でとめた。 「へっ!!マグナムなんてかゆいかゆい!!」 「クソ!スティーブ!!目が覚めたか!!いったん引くしかなさそうだ…」 するとウェスカーはメインコンピューターの後ろにあるドアへと入っていった! 「待て!!」 スティーブはドアを開けようとしたがビクともしなかった。「ちょうどいいわ、スティーブ」 クレアが皆を集めて輪を囲んだ。 「あたしはクレア、クレア=レッドフィールド」 クレアは自己紹介をした。 「スティーブ?あなた、どうして?まぁいいわ、あたしはエイダ」 エイダは自分を指していった。 「レベッカです」 全員が自己紹介をしたあとスティーブがなぜここにいるかを話した。 「なるほど…ウェスカー…やっぱり何か企んでいたのね」 「どうします?エイダさん?」 こうなる事を予想していたエイダはある作戦をみんなに伝えた。
517 :
シェリー :2005/11/03(木) 09:42:34 ID:???
518 :
バイオ0 :2005/11/04(金) 01:04:51 ID:???
>>396 ,
>>417 ,
>>424 ,
>>467 ,
>>480 ,
>>481 ,
>>492 ,
>>493 ,
>>511 ,
>>512 ----------------------
階段を上がった先には、レストランであっただろうスペースが広がっていた。
(ここも結構酷いわね……)
テーブルやイスは倒れ、床に落ちた蝋燭の火がところどころに燃え広がりつつある。
(奥のテーブルに……人……?)
またゾンビだろうか、そんな疑念を抱きつつ近づく。しかし席に腰かけていたのは普通の老人だった。うつむいていて表情が読めない。
「あの……」
老人に声をかける。
「……すみません、おじいさん」
……反応が無い。
「……おじいさん?」
老人は三度目の呼び掛けにやっと顔をあげた……が首はそのまま後ろまで回転し、ねじ切れた頭が床に転がる。
「…………っ!」
いきなり落ちた頭に驚くが気をとられているヒマは無かった。
首の無い胴体がいきなり崩れ始めたのだ。
老人の服の下には人間の肌ではなく……
(ヒル──!?)
何十……否、何百匹もの拳大のヒルがうごめいていた。
それらは床を這いずり足、腰、胸、腕……下から順に人の形を形成していく。
最後には先程床に転がった頭が首の上にのった。
519 :
バイオ0 :2005/11/04(金) 01:08:20 ID:???
>>492 ,
>>493 ,
>>511 ,
>>512 ,
>>518 ----------------------
体がヒルで頭部のみ人の顔。……なんともグロテスクである。
(……とにかく撃たなきゃ……!)
雰囲気でゾンビ達とは比べものにならない程凶悪だという事はわかっていた。
夢中で引き金を引く。
だが──
「──効かない!?」
怯みもしない敵に恐怖が増す。弾数も残り少なくなってきた──と、ここである事を思い出す。
(……頭を狙えばきっと……!)
心を落ち着かせ、額目がけて引き金を引いた。
乾いた音とともに老人の顔に亀裂がはいる。次の瞬間、ヒル達が飛び散った。
人の形は失ったものの、ヒル自体はなんともなかったようだ。もの凄い速度でこちらに向かってくるヒルの群れ。
足もとから這いあがってきたヒルは十秒も経たないうちに全身に纏わりついた。
「……い、いやああぁっ……!やぁっ…あ……くっ……!!」
ぞわぞわと気色の悪い感覚に頭の中が白くなる。
(──死にたくない……っ!)
パン、という音がすると同時に、纏わりついていたヒルが逃げて行った。
(……助、かったの……?)
そのまま床に膝を着く。
「……大丈夫か?」
(ビリー……)
助けてくれたのだろう。ビリーの手にはハンドガンが握られている。
返事代わりに親指を立てて合図した。
520 :
バイオ0 :2005/11/04(金) 01:19:09 ID:???
>>493 ,
>>511 ,
>>512 ,
>>518 ,
>>519 ----------------------
老人がいた場所を見てビリーが言い捨てる。
「……なんだ? あの野郎は!
………っ!」
「………!?」
急に列車が揺れだした。
「動きだした……。誰が運転を……?」
「調べた方がよさそうだな……。──待て!」
階下へ降りようと歩を進めるが背後からビリーに呼びとめられた。
「俺と協力するんだ。いいな!?」
(………………)
確かに自分一人では死んでいただろう。
この先、一人よりも二人の方が生き残れる確率が高い事も明白だ。
「けど 私……」
(S.T.A.R.S.としてそれは──)
「わかんねえ女だな! さっきのヤツに殺られちまうぞ!?」
(……死んだら本も子もない、か…)
「……わかったわ」
戸惑いはあるが仕方がない。
「──でも、おかしな真似をしたら撃つから」
「それでいい」
ビリーは満足したように頷いた。
「──これを持っていけ」
そう言ってビリーが放ったのはハンドガンの弾。ちょうど切れかけていた物だ。
「無線で連絡を取り合うんだ。いいな?」
こうしてビリーとの協心が始まった。
--------------------
長いから三つにわけたorzドコマデイクンダ…
今度は>が大杉って言われたからリンクは最新5つにしてみた。
……改行も大杉って言われたorzオキマリ…
おぉwちょうど更新キター なるほど…バイオ0にもヒルでてきたのか…GJ!続き楽しみにしてる
522 :
シェリー :2005/11/04(金) 11:36:28 ID:???
ウェスカーは焦っていた。まさかスティーブが眠りから覚めていたなんて。奴が出て来るとはやっかいだ。ベロニカの力はZウイルスでしか倒す事ができない。「クソ!俺にもZウイルスの力が欲しい!!」 ウェスカーはZウイルス手に入れたがこれを体に打ち込めずにいなかった。ZウイルスとTウイルスとの混合はまだ実験が成功していなかったからだ。 「あいつらだ…やはりあの小娘のせいだ…」 ウェスカーは頭を抱えた。 「なら…あたしが力を貸してあげてもいいわよ」 一人の女がウェスカーに対して言葉をかけた。 「お前は…確か…」「バーバラ、あたしの体内にはZウイルスがまだピンピンしている」 ウェスカーは考えた。この女を利用すれば完全体ウイルスの実験に時間をかけられるのではないか。「よし…やつらを殺してくれ」 「わかった、だが代価としてお前のTを私によこせ」 「なに!?」 「アンブレラ本部に私の研究チームがある、そこへTをサンプルとして持ち帰るためだ」 「つまりそれは俺を殺すという事か?!」 何もいわずバーバラは後ろを向いてクレア達の方へと向かった。 「あの女…何を企んでやがる!だが…生き残るのは俺だ!!ふはははは!!」 ウェスカーはそう言うと実験を開始した。
523 :
シェリー :2005/11/04(金) 11:38:03 ID:???
524 :
ハンター甲 :2005/11/04(金) 18:06:49 ID:???
>>503 続き
ゾンビが俺達に気づいたのだ…。
欲求を満たすため、俺達を襲おうとする…そんな感じに見えた。
「すごい数だ…」
ダダダ…
スミノフはMINIMIをゾンビの大群に乱射するがまるで効いていない。
MINIMIは歩兵約10人分の後方支援に匹敵する火力があるのに。
「ちっ…クラスターなら一発なのにな…」
アライは少し呆れたように、
「民間人の救助が任務だから爆撃は無理だろ。」
「冗談だよ!」
………
なんとかゾンビの大群を倒した。
ラクーンの寒い風が死者の声を伝える…
この恐怖はまだ終わりそうにない…
525 :
ハンター甲 :2005/11/04(金) 18:09:54 ID:???
クラスター:対人焼夷弾。
526 :
リモコン :2005/11/04(金) 19:14:55 ID:???
454 更新遅れちゃってすみませんでした…。 批評お願いします。 THE TYRANT BIOHAZARD 第五話 俺は今回、ココ(東っ側の通路)で宣言するぞ!! 今回こそ!今回こそあのカーターをぶち殺す!つまり暴走する!!! という訳で(?)王者の如く東っ側の通路を歩き始める俺様。 ハンターはあと2匹いる。 1匹目は…警官のグレネードランチャーでぶっ飛ばされた。 2匹目は何か警備員と新聞記者とで打ち殺されてた。 そのすぐ後、カーターが俺様の脇を通った。何度見てもムカつく顔だぜ。 この研究員は何やら急いでいやがる。そっちの方向は…東出口だな。ん?東出口? …………… へっへっへ…良い事考えた。 さっきの通路の炎では人間は通れない。 東出口への行き方は2通りある。一つは炎の中を通る方法。もう一つはこのまま真っ直ぐだ。 俺様はB・O・Wだぜ?。 これぐらいの炎ならスイスイ行けるぜ! 先回りして、カーターを殴り殺してやるのさ!! ―5分後―東出口 へっへっへ… ヘッヘッヘッヘッへ!! 準備はあと一つだけだ。そう、心の準備だ。 ……… プシュー…!! 何だよ〜。リンダとか言う女が先に来やがった。てめぇは後で良いんだよ。 やっとお待ち兼ねの、カーターが来たぜ!何にも知らずにバカ丸出しだぜ! 「リンダ!ハンター共はあらかた片付いた様だね!」お前も今から片付くんだよバーカ。 「何も心配することは…」 今だぁぁぁ!!!俺はいきなり飛び出した。 拳を思い切り突き出した ボグァ!!! 腹に直撃したぜ!! 奴は2、3M吹っ飛び、その辺を転がった。 さらにもう一発をいれるためにカーターに近付いた。 その時に何か踏み付けたらしい。 カシャン!と言う音がした。 リンダがカーターに駆け寄っていた。邪魔くせぇなコイツ!!!! 片手で軽〜くぶん投げてやった。どっか行っちまったぜ。 哀れなカーター君が掠れた声を上げているぜ! 「こんな…はずでは…」 最後の言葉を聞き終わると俺様は両手を組み、頭の上に上げるとカーターに叩き付けた。 〜第六話へ続く〜
527 :
シェリー :2005/11/04(金) 20:15:17 ID:???
>>522 クレア達はウェスカーからウイルスに関する事やアンブレラに関する事を聞き出す方法を考えていた。だがしかしそこへ全員が見たことのある女がウェスカーの入っていった扉から出て来た。
「あなたは!!」
エイダは驚いた。私が殺したはず!
「ちっ!まだ生きてやがったのか!」
スティーブは舌打ちをしながらサブマシンガンを構えた。
全員が銃を構え威嚇をするがバーバラはこちらへ向かってくる。
「止まりなさい!止まらないと撃つわよ!!」
レベッカは興奮気味に言った。
するとバーバラの腕から触手が伸びてレベッカの首に絡んだ。
「なっ!!くっ!!」
「レベッカ!!!」レベッカはいきなり首をつかまれ声も出ずにその場に倒れた。エイダはとっさにレベッカに駆け寄った。
「大丈夫!?しっかりして!!」
エイダはレベッカに必死に声をかけた。クレアとスティーブはエイダ達の盾となった。
リモコンタンの書くタイラントは、なんか頭悪い感じが可愛くて好きだ。 ラーメンでもおごったら言うこと聞いてくれそう。
>>726 凄く面白い。ほとんどがタイラントの独白なんだけどその独白自体に魅力を感じる。
ただ、地の文を独白のみでいくつもりなら描写がかなり大変だと思う。
とくにリモコンさんのタイラントは『俺様主義』且つ『大雑把』な感じだから
他キャラの様子を表す時はどうしてもおおまかな描写になってしまうのでそこだけ残念。
でも独白がそれらをカバーするほど面白かった。
こういう勢いのある作品良いね。個人的には大好きだ。
これからも頑張れーノシ
530 :
529 :2005/11/04(金) 20:57:38 ID:???
ごめん!!726ってなんだよorz
上のは
>>526 へのレスですorz
531 :
リモコン :2005/11/04(金) 22:07:39 ID:???
二人共ありがとうございます!
532 :
東京バイオ :2005/11/04(金) 22:19:02 ID:???
図々しいかもしれないけど、僕もリモコンさんみたいに批評してほしいです
>東京バイオさん 今回は、煙草というアイテムを通じての男同士のやり取りって雰囲気が よく出ていたと思います。シチュエーションに少し萌えましたw センテンスの短長の使い分けも、カメラワークの切り替えみたいで 個人的には○でしたが、多用するとどこを中心に描写しているのか 判りにくくなる手法ともいえます。 後、これは私みたいな文章の読み方をする人間の癖でもありますが、 できればケビン達がどんな男なのか、をもう少し描写してくれると 嬉しいな、と思います。 例1)煙草の先の灯に照らされた幸喜の顔は、疲労からか少し 青ざめて見える。東洋人は、もともと見た目で年齢を把握しにくいが、 顔に表れる疲れの色は、人種を問わないのだな、とケビンは場違いな 感想を抱いた。 例2)ケビンは少し首を曲げ、肩越しにジャックを振り返る。寡黙な大男の 表情は、視線を上げないと見ることができない。肉厚なその胸板の下に、 どんな思考を隠しているのか。それなりに長い付き合いであるとはいえ、 ケビンには未だ、容易にそれを読み取るコツは掴めていなかった。 みたいな感じで。既存キャラと違って、オリジナルキャラはゼロからなので、 こうした描写を挟む方が、読み手に外見以外の部分も伝わると思います。 以上、長文スマソ
535 :
東京バイオ :2005/11/04(金) 23:02:40 ID:???
536 :
シェリー :2005/11/05(土) 01:53:25 ID:???
出来れば私も批評してもらえればありがたいです。
537 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 08:40:21 ID:???
>>シェリーさん 未熟な俺が言うのもなんですが、前の僕の様な書き方と似ているので描写とか増やすといいかと 個人的に書き方としてお気に入りの書籍はダブルトラップ、ブラックキャット(漫画の小説版、アナザーヘブン ここら辺の書き方を真似してみるのも吉 スピード感とかあるのも面白いけどウェスカーの恐さが伝わらない感じだと思う 一番最後の所の例としては 勝ち誇ったように腹の奥底から部屋全体に行き渡る笑い声をあげると、ウェスカーは実験を開始した。 そのにんまりとした顔は邪教の悪魔、いや神のようにも見える。 実験を続けるウェスカーを包む空気はだんだんと邪心に重く侵食されていった・・・・・・・・・。 とこんな具合もいいかも? 描写を増やす事によって、書く事がすごく楽しくなると思う。 でも描写を増やしすぎてスピード感が失われるのも難だから、戦闘とかは適度に描写を入れてくのがいいと思うよ
538 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 08:42:14 ID:???
例は522のほうですorz
539 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 17:28:39 ID:???
>>506 「さて準備も出来たことだし、行くとするか?」
ジャックはM4のスコープを覗きながらさりげなく言った。
「ああ、そうしよう。」
幸喜は床に手を着き小柄な身体を持ち上げると言った。
それに続き他の隊員や天皇も立ち上がる。
天皇は立ち上がると着ていたタキシードを調えた。
そして喉をいがらっぽく鳴らした。
「取材とか受けるわけじゃないんだし、リラックスすればいいんですよ。」
ジョンはその大きな手で天皇の小さな肩を軽く揉んだ。
「いえ、昔からこうしろと父に教えられたもので。」
天皇は首を横に傾け、頭を下げつつ答えた。
日本人はすごいな・・・・・・、ヨーロッパ人と違って礼儀正し『過ぎる』
イギリスの王族とは違って身体は小さいが威厳とか風格とか・・・・・。
見習う所が多い。
ジョンは内心呟く。
「急ごう、流石に余裕ってのが無くなってきた。」
ジャックはきれいな腕にはめている高級腕時計を見ながら急かす。
それを聞いたケビンは
「OK,早歩きってやつか。」
言うと、長い足を懸命に早く動かした。
「どんな歩き方してるんだよ。」
幸喜が笑いながら日本流のツッコミを入れる。
「すまん。」
ケビンは笑顔で謝罪した。
そして5人は再び階段を上り始めた。
上に上がるにつれ、生気が感じられるようになる。
上に・・・・・誰かいるのか・・・・?
まだヘリはついていないはずだ・・・。
ジャックの不安が大きくなる。
ジャックは気のせいだと自分に説得しつつ
歩みを続けた。
屋上へ後1階に来たとき、ジャックの不安は現実になった。
「アンブレラ傭兵部隊・・・・・・・・・。」
一人ぽつりと呟く。
それを聞き取った5人は、すぐに扉の壁にしゃがみ隠れた。
「走り抜けよう。」
ジャックは無言で合図する。
540 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 17:29:33 ID:???
そして腕時計で残り時間を教えた。 後、7分・・・・・・。 ラッキーなのか・・・・?それともアンラッキーか・・・・・・・・・? 5人の肌をプレッシャーがひり付かせる。 すると話し声が聞こえてきた。 「アンブレラ社のTウィルスが流出か・・・・・。 これで戦争になるんじゃないか? いや、内乱か。」 恐らく隊員だろう。 「そうだな。 かつての戦友と戦わないといけないなんて、皮肉だよな。」 戦争だって・・・・・・・? ケビンは唖然とする。 「とりあえず、スモークグレネードと催涙弾を投げるぞ。」 ジャックは手に2つ持つと小声で言った。 手首にスナップを聞かせジャックは部隊のところへ投げた。 「ん・・・・・・、やばい!」 隊員が叫ぶ。 「手榴弾だ!!!!」 ジャックは顔に不適な笑みをにやっと浮かべる。 傭兵部隊はすぐに近くにあった壁に隠れた。 プシュッと音がすると同時に 「手榴弾じゃなかったぞ、これは一体・・・・?」 隊長がスモークグレネードのそばによる。 すると隊長が咳き込み始めた。 「催っ・・・・・涙弾だ!」 隊員はむせている隊長の声を聞き取れなかったが状況は把握した。 「クソ!視界がさえぎられてる!」
541 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 17:31:09 ID:???
隊員が吐き捨てる。 それと同時に5人は布で口を押さえつつ扉へ全力で走った。 「敵だ!!!!」 隊員は言うと小銃を発砲した。 パパパン! シュンシュン!という音が天皇の耳元で聞こえた。 弾が耳元を通り過ぎたからだろう。 ジャックは扉の前に到着するとその太い足で豪快に蹴り飛ばした。 それと同時に外からブラックホークのローター音が聞こえてくる。 「乗せてくれええええええええええええ!」 ジョンは大柄な身体を使い、腕を振った。 ブラックホークはすぐに着陸した。 天皇と幸喜をすぐに乗せるとジャックたちは後から乗り込んだ。 「ブラックホークに武装は!?」 操縦席に駆け込み ジャックはパイロットに大声で話しかける。 「機関銃とロケット積んでますよ。」 それと同時に部隊が上がりこんできた。 「飛べ!」 「撃て!」 ジャックと隊長の声が同時に響く。 傭兵部隊は小銃を撃ちまくる。 しかしブラックホークはすでに上空にいた。 「殲滅します。」 パイロットが言うと機首を傭兵部隊に向けた。 傭兵部隊は未だに発砲を続けている。 ドルルルルルル! ガトリングの物凄い発砲音がブラックホークのローター音を掻き消す。 まさに無痛。 部隊の隊員は声をあげることもなく倒れた。 しかし部隊はかなり多いらしい、増援が後を絶たない。 「ロケット発射!」 プシュッという炭酸水のような爆音が響く。 一瞬にして屋上は火の海と化した。 天皇は口に当てていたハンカチをしまうと 「ひどい・・・・。」 と呟いた。 幸喜は天皇にその光景を見せないように身体で視線を覆った。
542 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 17:32:12 ID:???
「殲滅しました。 えっと、生存者確認します。 ケビン=ドリスコル少尉。」 「ここにいる。」 ケビンはM4をまたぎながら言った。 「ジャック=ガーランド中尉。」 「ああ。」 手を上げつつジャックは答えた。 「ジョン=ハルトマン少尉。」 「生きてるぜ。」 窓から六本木ヒルズを見下ろしつつジョンは答えた。 「クレッグ=カニンガム少尉。」 「・・・・・・・死んだよ。」 「お気の毒です・・・・。」 お気の毒とは言うが他人につらさなどわかるものかと ケビンは舌打ちした。 「トム=ヨアヒム少尉。」 「死んだ。」 ジャックが冷静に答えた。 「えー、こちらブラックホークアルファ機、特殊部隊の内3人、さらに天皇と天皇の警備員を救出しました。」 パイロットは無線機を持ち報告を始めた。 「お疲れ様です。本部に帰還をお願いします。」 と女性の声が返ってきた。
543 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 17:33:16 ID:???
ちょっと描写少ないですがスピード感を久々に出してみた('A`;) これで完結じゃないです。 つっか戦争します。
544 :
101 :2005/11/05(土) 19:26:32 ID:???
>>460 それなのに、どうして?
何故、こうなった?
レオンは自問したが、答えは何処にも無かった。
ただ、無慈悲な現実がそこにあった。
警察署を探索し、マービンによって施錠された扉とは違う扉から再びオフィスに戻り、
そこでマービンが立ち上がるのを見たときは、彼を救えると思った。
クレアと再会したS.T.A.R.S.オフィスにあった白いポーチから、
救急スプレーを始めとする応急処置に使えるものを調達してあったのだ。
しかし、安堵したレオンが彼に近づいた時、異変に気が付いた。
その赤黒く変色した腹の傷は、既に腐敗を始め、悪臭を放っていた。
その顔からは、一片の生気も感じ取ることが出来なかった。
その口から紡がれるのは、かつての優しい言葉などではなく、意味の無い怨念の呪詛。
今まで嫌というほど聞いてきた声だった。
545 :
101 :2005/11/05(土) 19:28:41 ID:???
何故、こうなった? あれほどまでに優しかった男が、何故こんな惨めな姿にならなければならないのか。 化け物が溢れて飽和したはずの街で、何故また哀れな怪物が生まれるのか。 眼前の理不尽な現実に、レオンの思考が黒く塗りつぶされていく。 衝撃。 「―――――ッ!!」 レオンの思考は、突如右肩に発生した衝撃によって強制的に中断された。 咄嗟に視線を動かすと、彼の肩のプロテクターに、マービンだったものが牙を突き立てていた。 本来人間の力では傷つけることさえ出来ない強度を持ったプロテクターを、 化け物と化したマービンの限界を超えた力が少しずつ、しかし確実に歪ませていく。 レオンは、最早マービンに出来る事は一つだと悟った。 それと同時にホルスターのH&KVP70を抜き、引き金を絞る。 銃声。 H&KVP70の銃口から放たれた灼熱の鉛玉は、マービンの頭蓋骨を貫通。 機能を失った脳を掻き回し、沸騰させ、再び頭蓋骨を貫通。背後の壁に弾痕を穿った。 一拍遅れて、血と脳漿と脳髄が混ざった赤い液体が、血で汚れた床を更なる真紅に染め、レオンの頬に血化粧を施した。 全てが終わった荒れ果てた室内で、マービンはようやく倒れた。 自らが作り出したその光景を、レオンは立ち尽くし、呆然と見ていた。 そんなレオンを嘲笑うかのように、銃から排出された空薬莢が、澄んだ音階を奏でていた。 ------------------ 改行大杉で弾かれたので、二つに豚切りました。 書いてて展開の遅さが気になります('A`) よければ以前のものもまとめて批評してもらえると嬉しいです。 あ、もうちょい続きます('A`;)
546 :
シェリー :2005/11/05(土) 20:03:41 ID:???
東京バイオさんありがとうございます。少し自分なりに工夫してあらためて書き込んでいきたいと思います。 少し時間をもらえたらありがたいです。
547 :
東京バイオ :2005/11/05(土) 20:47:04 ID:???
>>シェリーさん 頑張って
548 :
特殊部隊隊員「ジャック」 :2005/11/05(土) 23:14:22 ID:3035hiYm
初めまして。 特殊部隊隊員「ジャック」です。 以後宜しくお願いします。 ここに来るのは初めてなんですが、今皆さんは何をしていらっしゃるのですか? 一応見てみましたら、ドラマをやっているそうですが... 詳しい所を教えて下さい。 因に、バイオハザードは大好きで、一応今年でバイオ暦4〜5年です。 あと、もし宜しければ僕も入れて頂けませんか?
>>548 マジレスしとこう。
・ここはスレ住人が自分の書いたバイオハザードの小説を投下するスレ。
・ドラマをした覚えはない。
・書き手≒読み手≒評価人がいる。
・メ欄にsageと入れる
参加の仕方にもいろいろあるだろ。
小説を書く、批評する、感想を書く。
さあ選べ。
見っ直そう〜 見直そう
(⌒) .(⌒) (⌒) .(⌒) (⌒) .(⌒)
( ´・●・)つ ( ´・●・)つ ( ´・●・)つ
( 二つ ( 二つ ( 二つ
\./ /、 \./ /、 \./ /、
∪`J ∪`J ∪`J
>>1 の人生を見直そう
く、そスレだ 糞ッスレだ
\\ シャバダバダバダバダバダバー //
\\ シャバダバダバダバダバダバー //
(⌒) .(⌒) (⌒) .(⌒) (⌒) .(⌒)
( ´・д・.】) ( ´・д・.】) ( ´・∀・.】)<あ、もしもし
>>1 の糞スレの件なんですが
( ノ ( ノ ( ノ
♪電話ピポパポ 糞スレ24
,,,,,,iiiil!!!llllll!゙°
,,,,,,iiill!!!゙゙゙`,,iill!l゙’
liill!!l゙゙゙’ .iiiiil!!゙
誤爆か釣りか……どっちだろう?
552 :
バイオ0 :2005/11/06(日) 01:31:29 ID:???
>>511 ,
>>512 ,
>>518 ,
>>519 ,
>>520 ----------------------
一両目へ進むには電力供給のされていない、あのドアを通る必要がある。
「上へ上がるぞ」
唐突にビリーが言いだした。
「上……?」
この列車は二階構成のはずだ。三階は存在していない。
と言う事は……
「屋根の上にのぼるって事!?」
危険なうえに理由がわからない。
「この車両の上に主電源装置がある。他の箇所は電力供給がされているから主電源自体に問題は無いはずだ」
何かの拍子にケーブルが切れたかしたんだろう、ビリーはそう言うなり屋根へと続くハシゴを上がっていく。
「……仕方ないわね」
筋の通った発言に渋々ながらも納得し、後を追った。
走行中の列車の上は思っていたよりも危険だった。
強い向かい風が吹いて進みにくいうえ、雨で足下が滑りやすくなっている。
「先に行け」
屋根に上がるなりビリーは一言言い放った。
「先に……って」
(普通男が先導するものじゃないの!?)
私の憤りに気付いたのか、ビリーがすぐに言い換える。
「……勘違いしてないか? 風に煽られて後ろに流されたらどうするつもりだ?そんな軽い体、すぐに吹っ飛ばされるぞ」
つまりはフォローにまわった、という事か。
どうでもいいが最後の一文がセクハラ臭い。
「……わかったわ」
ビリーの言い分が理にかなっている分、反論できない。素直に従っていた方がいいだろう。
(……癪だけど!)
足を滑らせないよう、慎重に進む。
すると装置の前の屋根に直径一メートル程の穴を発見した。化け物が侵入した後だろうか。穴に注意して装置まで近付く。
装置はビリーの予想通りケーブルの一部が切断されていた。
無理矢理ながらも、切れたケーブルを繋ぎ直す。
(よし。これで──…)
「───っ!?」
ジワリ、といきなり装置の隙間からヒルがわきだした。突然現れたそのヒルは自分めがけて飛びかかってくる。
「キャアアァァッ」
ヒルとともに、後ろの穴へ落ちた。
553 :
バイオ0 :2005/11/06(日) 01:53:33 ID:???
>>512 ,
>>518 ,
>>519 ,
>>520 ,
>>552 -----------------------
「レベッカ! 大丈夫か!?」
階下のレベッカに呼び掛ける。
「……ええ。なんとかね…」
一拍遅れて返事が返ってきた。どうやら無事のようだ。しかし、ここからでは引き上げられそうにない。
(チッ……仕方ないな……)
「レベッカ。運転室へ向かえ。そこで落ち合おう」
そうして、その場を後にした。
(早速別行動か……)
目的の場所に向かいながら、こんなんでやっていけるのか?と不安に思う。
技量の面では何の問題もないだろう。彼女はS.T.A.R.S.隊員で戦闘技術には長けているはずだ。
……問題は別にある。
彼女が若い、という事だ。仕事への心意気からしてまだ新米なのだろうという事が図りとれる。
(そこが問題だな……)
経験が浅く精神が幼い事で直情的な面が目立つ。これでは突然のアクシデントにうまく対応できないだろう。
そんな事を考えながら進んでいると通路の先に一体のゾンビを見つけた。
「……ア…ァァア…ア…ァ…」
こちらに向かいくるゾンビに、銃を構える。
「……まだいたのか」
ここまでの経験で額を撃てばいい事はわかっていた。一つの銃声の後ゾンビが倒れる。
(……死体だらけだな)
やはり、自分達以外に生存者がいる可能性は低い。……そういえば、彼女以外のS.T.A.R.S.隊員はどうしたのだろうか。
もし彼等が死んでいたら。
そして、ゾンビになっていたとしたら……
(──あいつは……撃てるのか……?)
人の疝気を頭痛に病むほど馬鹿らしい事も無いが、注意はしておいた方が良さそうだ。
----------------------
いい感じに妄想が入っ(ry
ちょっと補足。本編では自動ドアの先は五両目(正反対の最後尾)なんだけどはしょって一両目にした。基本は原作沿いだけど謎解きはほとんどこんな風にとばすよノシ
やはり改行大杉といわれて仕方なく削ったorzチクショー
初めてのビリー視点だけどどうかな?女々しい感じがしてなければいいなと思ってる。
554 :
東京バイオ :2005/11/06(日) 09:56:22 ID:???
>>542 あの地獄から脱出して数時間。
ブラックホークが本部に到着してから部隊はすぐに呼ばれた。
天皇と幸喜は重要な人物として軍の保護下に置かれている。
本部に到着すると3人は直立不動に姿勢をとった。
左からジョン、ジャック、ケビンと並んでおり、右にいくにつれて小さくなっていく坂のようだ。
「おかえり、諸君。」
机の下で足を組みながらその将軍らしき人物は言った。
背が小さく頭が禿げていてさらに眼鏡をかけているので、笑いそうになるが、上官を侮辱した者は軍法会議に掛けられる。
それだけは避けたい。
「将軍、見てもらいたい物があるのですが・・・・・、よろしいでしょうか?」
「その見てもらいたい物とは・・・・?」
将軍は両肘を机につき顎を手で支えた。
3人はアンブレラの機密書類などをリュックから取り出すと、机の上にそっと置いた。
「まずは紙を読んでください。」
ジャックは片足を出し、指でその紙を指し示した。
将軍は眼鏡の真ん中の部分を押し、整えると読み始めた。
読み始めて10分が過ぎようとしたとき
「わかった・・・・・、これがワクチンというわけだな?」
将軍は片手で容器ごと手に持った。
555 :
東京バイオ :2005/11/06(日) 09:57:42 ID:???
「これを、培養するように頼めないか?」 将軍の傍にいた美人の秘書がそれを受け取ると、 本部の外へ出て行った。 「後、アンブレラ社の傭兵が言っていたことですが、 物凄い規模の内乱になるとか・・・・・。」 ケビンは聞いた内容そのままを将軍に教えた。 「アメリカは今財政がな・・・・・、 内乱だけは避けたい所だが・・・・。」 大統領のように知った様な口調で話す。 この禿親父め・・・・・。 ジョンは内心思うとはき捨てた。 「とりあえず大統領に連絡だ。」 将軍は手元にあった受話器を取り、報告した。 恐らくホワイトハウスに連絡を入れるよう指示したのだろう。 「君らの任務はしばらく自宅で休暇ということになるだろう。」 「それは・・・・・・・、ありがとうございます。」 3人は腰を曲げ深くお辞儀すると、本部から出て行った。 廊下で3人は話し始めた。 「しばらくは家で遊んでるだけでいいだなんてな、 まぁ、すぐに呼ばれると思うが。」 ジョンはM4A1を片手にぶら下げながら言う。 「クレッグとトムの仇は絶対に取らなきゃな。 任務が待ち遠しいぜ。」 ケビンは床を見つつ言った。 「ここでお別れだ。」 しばらく歩き、外に出たときジャックは言った。 「お疲れさん、またな。」 ケビンとジョンは手を振った。 だんだんとジャックは見えなくなり、暗闇に溶け込んでしまった。 「じゃ、俺達も帰るとしようか。」 ケビンとジョンは昔からの幼馴染で家も近所である。 2人は本部に背を向けると検問所へと向かっていった。
>549 優しいな
557 :
ハンター甲 :2005/11/06(日) 19:00:52 ID:???
>>524 ティムの無線が受信する。
「…こちらスミノフ、ゾンビの襲撃を受けました。被害はありません。クレイモアと手榴弾をこちらに回して下さい。」
「了解。」
ティムは中庭へ届けに行く…。
その直後裏口から爆発音が聞こえた。
ホールの古びたシャンデリアが揺れ少々煙っぽい。
(しまった…裏口は手薄だ…)
二人の隊員と裏口のある納戸へ向かった。
…ゾンビだったらしく肉片が四方に飛び散っている。
壁が赤黒くグロテスクだ…。
「クレイモアを仕掛けて戻ろう。」
仕掛け終えホールへ戻ろうとドアを開けた…
558 :
東京バイオ :2005/11/06(日) 21:05:17 ID:???
誤字修正します 直立不動に姿勢× 直立不動の姿勢○でした
559 :
ハンター甲 :2005/11/06(日) 22:09:16 ID:???
>>557 納戸のドアを開け、廊下を進む…。
電気が通ってないので少し暗いが、見えないわけではない。
パリッ…
割れたガラスを踏んだ。
なぜだ?さっきは割れていなかったのに。
二人は前方、一人は後方を警戒しながらホールへ通じる書斎のドアまで進む。
………
よかった。何もいなくて…。
書斎へのドアを開けようとしたら、上から何か落ちてきた。
蜘蛛だ。しかも人間より大きい…。
一人が噛まれ糸で壁に巻き付けられる。
私は蜘蛛にマガジンが空になるほどの弾を撃ち込んだ。
ダダダ…。
蜘蛛は蜂の巣のようになった。
560 :
11 :2005/11/06(日) 22:30:13 ID:???
>>ハンター甲 細かいところをもう少し加えた方がいいと、じゃないとおおまかすぎてツマンネ あとセリフもないから主人公の内面とかしかわからん 脇キャラのセリフとかないとなにをしているのかが全くワカラン多分、ここにいる人も同じ意見のはず あと文章短いから繋がりが中途半端でツマラン
561 :
東京バイオ :2005/11/06(日) 23:12:54 ID:???
つまらなくはないと思います ただセリフがすくないのは事実ですね 描写は僕よりもうまいし、セリフを増やせばもっと面白くなると思います
562 :
ハンター甲 :2005/11/06(日) 23:49:12 ID:???
>>560 批判どうもありがとうございます。
これには訳があるんですよ。
まず字数なんですが半角で512文字までしか書き込めないんですよ。なんでだろう?
あと主人公の内面的な部分が多いのは、読み手が主観的に読める小説にしてみようという考えからです。
実際なってるか分かりませんが…。
確かに脇役の台詞や細かい描写が少ないですね、これからは出来るだけ増やしていこうと思います。
以後よろしくお願いします。
このスレの職人さんはほとんどがリアなのかな?新しいの更新する度文章が良くなっていってる希ガス。 言い方変えるとまだまだ伸び途中。 厳しい意見にへこんだりするかもだけど、これからどんどん良くなる可能性があるんだから悲観的に捉えずに、まず人の意見から自分の文章の良い点・悪い点を把握するといいよ。 それから良い点は伸ばす、悪い点は改善に努めるって感じにするとその人の個性が活かせた文章が描けると思う。 結局何が言いたかったのか自分でも解らんがかなり大雑把にまとめると 『それぞれの職人さんにそれぞれの良さがある。逆も然りだけどそれもまた個性』 かな。 ……まとめてもよく解らな(ry orzスイマセン ところでハンター甲タソって携帯だっけ?512文字までしか書き込めないのは機種依存じゃないかな。半角512文字は少ないよなー。あうは半角1024文字までできるけど他のはどうなんだろ。
書き手が増えて喜ばしいことだ。
この調子でアドバイザーも増えてくれるといいなぁ・・・。
>>563 の言うように、文章を見直すきっかけにもなるだろうし。
565 :
リモコン :2005/11/07(月) 08:39:34 ID:???
524 批評お願いします! THE TYRANT BIOHAZARD 第六話 組み合わさった両手が、カーター君の胸部めがけて振り下ろされる。 ドコッ! と言うよく耳にする音と一緒に、カーター君の命の火は消えた。 その後すぐに、東出口にさっきの四人の内三人が入ってきた。 3人はカーターの亡骸を見た矢先、俺様に向かって一斉射撃を始めやがった!! ダン!ダン!ダン!ボスッ!ボスッ!ドシュッ…ボガァ!! 痛っ!痛ぇっつの!うぐっ!お前ら…痛っ!全員…うおっ!ブッ殺…あてて!! もぉーーひでぇよ!! 警官はランチャーをぶっぱな…痛たたっ!赤服の女の職業何だよ!拳銃を軽々使いこなし…痛っ! 警備員もショットガンを…痛ぁぁ!!頭は無しだろ!!! 警官「くらえっ!コイツ!!」 赤服の女「しつこいわね…サッサと倒れなさい!!」 警備員「頭を狙ってみるぞ!!」 しつこいコイツらに段々イライラして来た。 取りあえず一番デカい警備員に膝蹴りを食らわす。 「うおっ!!」と言いながら一秒のけ反り、また反撃して来やがる! コイツタフだな!! おれはそいつにカーターの命の火を消したあの攻撃をした。 ガスッ!! その一撃は警備員の肩に掠った。 警備員は反動で吹っ飛び、立てなくなった。 すると警官がそいつに駆け寄り、肩貸しし、救急スプレーを渡した。 警官「マーク!大丈夫か!?」 警備員はマークと言うらしい。 マーク「ああ…心配するな…それより、アイツは危険だ。一旦離れたほうがいい」 ようやく俺様の実力が分かった様だな!! 3人はカーターの死体に近付き、何かを取ると外に出て行った。 逃がしゃしねーよ!! 〜第七話へつつく〜
566 :
リモコン :2005/11/07(月) 08:41:40 ID:???
以前は526でした。すみません。
批評じゃないが なんかタイラント可愛い(*´Д`)ハァハァ ただセリフの前に名前つけるのはNG。 警官「マーク!大丈夫か!?」 警備員はマークと言うらしい。 マーク「ああ…心配するな…それより、アイツは危険だ。一旦離れたほうがいい」 ここの場合は『警官が警備員に声をかける。警備員はマークと言うらしい』って感じに少し補足するだけで誰が何を言っているかはっきり判るから「」の前に名前がいらなくなるよ。 それにしても…… タイラント可愛い(*´Д`)テラモエス
568 :
東京バイオ :2005/11/07(月) 14:40:06 ID:???
>>567 右に同じな意見w
タイラントやっぱかわいいです
タイラント可愛いから血の表現とかいらないほうがいいのかな?
主観的ならそのままでいいと思います。
リモコンタンのタイラントやっぱ可愛いよね。 俺様の実力がわかったようだな!は笑わせてもらいました。 次の出番は、エレベータ前通路まで追っかけるところか、地下施設に 落下してくるところか。 Rになっちゃうのも、ニュクスになるのも嫌だけど、先が気になるので 期待してますよー。
>痛っ!痛ぇっつの!うぐっ!お前ら…痛っ!全員…うおっ!ブッ殺…あてて!! もぉーーひでぇよ!! ↑↑↑↑↑↑面白杉w >もぉーーひでぇよ!!にめちゃくちゃ萌えた。
ここらでアンカーのつけ方でも。携帯からは >>〇 でできるよ。〇はレス番(半角数字)
572 :
リモコン :2005/11/08(火) 01:08:51 ID:???
批評&感想ありがとうございます!
573 :
シェリー :2005/11/08(火) 22:36:02 ID:???
>>527 「くらえ!!うおー!!」
モンスター化スティーブは爪をたてバーバラに向かって行った。またクレアもその後ろから援護をするようについた。
「おりゃぁ〜!!」カン
スティーブは爪を振りかざしバーバラを攻撃した。が、それをバーバラは自らの触手で受け止めた。「なに!?」
「まだまだだね、坊や、ベロニカの力なんて所詮そんなもの、Zの力を見せてあげるわ」
バーバラは触手をスティーブの腕に絡ませてそのまま自分の後ろに放り投げた。「うわぁ」
ドス
「スティーブ!!」クレアはスティーブが地面にたたきつけられるのを見てスティーブにかけよった。
574 :
バイオ0 :2005/11/09(水) 00:56:23 ID:???
>>518 ,
>>519 ,
>>520 ,
>>552 ,
>>553 -------------------
強かにうちつけた背中がズキズキと痛む。幸い落ちた所に化け物はいなく、一緒に落ちたヒルもどこかへ消え去っていた。
(ここは……?)
落ちた先は狭い部屋だった。ワインや食器などがあることから、レストランの一部らしいことがわかる。
目の前のドアを開けると先程のレストランがあった。おそらくこの部屋は従業員の控え室なのだろう。
『運転室へ向かえ』
先程のビリーの言葉を思い出す。
(ここからならすぐに着けるわね)
なんだかんだでビリーと協力する事になってしまったが、今はその方がいいだろう。ヘタに単独行動をとって死ぬのは避けたい。
(それにみすみす逃がすわけにもいかないし)
我ながら詭弁臭いが現状を考えればこその行動だ。
先へ進むと既に活動を停止したゾンビが転がっていた。ゾンビの額にはひとつの穴が空いている。
(ビリーがやったのね……)
だとしたら先に運転室に着いているだろう。
そのまま歩いていると程無くして運転室の扉が見えた。
ゆっくりと扉を開く。
(……ビリー一人?)
中には焦ったように機械を操作するビリーだけだった。運転手は居なかったのだろうか。私に気付いたビリーが呟く。
「……このままだと脱線か衝突だ」
その言葉に自分も機械に駆け寄り確認する。
(自動ブレーキが利かない!?)
列車のスピードは増すばかりだ。確かにこのままでは事故は免れないだろう。
「列車を止めるぞ!」
ビリーの言葉に頷く。
初任務すら遂行できずに死ぬのは御免だ。
575 :
バイオ0 :2005/11/09(水) 01:00:22 ID:???
>>519 ,
>>520 ,
>>552 ,
>>553 ,
>>574 -------------------
自動ブレーキが使えない今、列車を止めるには手動ブレーキを使うしかない。先に到着していたビリーに手動ブレーキに関する説明を受ける。
手動ブレーキを作動させるには二つある制御装置を解除しなければならないらしい。
制御装置はこの部屋……運転室と、最後車両の後部デッキにあるという。後部デッキの装置の解除には磁気カードを使った解除コードの入力が必要だそうだ。
(なら……また二手に別れる必要があるわね)
少しの間考え、提案する。
「私が後部デッキに行ってブレーキ制御装置を動かすわ!……あなたはここのブレーキをお願い!」
「分かった。……レベッカ!」
既にデッキへ向かう体勢だったが 呼び止められて振り返る。
「うまくやれよ?」
「──当たり前でしょ?」
念を押すビリーに自信満々で答え、その部屋を後にした。
急いで後部デッキを目指す。だが先程通った通路にまたゾンビがわいていた。
(ああ、もう!!)
『急がなければ』『時間が無い』。焦れば焦る程苛々が募る。既にゾンビに恐怖は感じることはなかった。とりあえず一発ずつ鉛玉を撃ち込み、先に進む。
(私も結構慣れてきたのかしら……)
人の形をしたモノを撃つ事に躊躇いはあるが、恐怖に屈して化け物に喰われるよりもましだろう。
通路の先にまた一体、死体を喰らうゾンビを見つけ銃を構える。
だが次の瞬間銃をおろす事になった。
──暗闇に浮かぶ制服
後ろからでも分かるそれは紛れもなくS.T.A.R.S.隊員のものだった。……ゆっくりとゾンビが振り返る。
「……エドワード!? そんな……」
「……アァ…ァ…ァア……」
腐りかけた体に、意味を為さない声。
前につきだされた腕は肉を求めてのものだろう。
(………嘘…)
仲間の変わり果てた姿に愕然とする。
標的を私に変えたのか、こちらに向かって来るエドワード。
「……やめて!」
彼を置き去りにしたばかりに…… 頭の中を自責の念が支配する。
銃を持った腕は上がらない。ただ拒絶の言葉を紡ぐだけだ。
「お願い……来ないで!!」
それでも彼は近づいて来る。
一歩 一歩 確実に。
(エドワード……!)
てゆーかこのスレに書かれてるレベルの低い作文って、 単なるゲームプレイをなぞってるだけで、「創作」じゃねーよなw
577 :
バイオ0 :2005/11/09(水) 01:04:01 ID:???
>>520 ,
>>552 ,
>>553 ,
>>574 ,
>>575 -------------------
後ろで扉の開く音がした。だがそんな事はどうでもいい。
エドワードに……かつての仲間に殺される位なら、後ろから来たゾンビにでも喰われる方がよっぽどましだ。
……だがそんな事は起こらなかった。
扉の音がした後、すぐに聞こえた銃声。その銃声とともに目の前のエドワードが倒れた。
「……案の条、か」
後ろから聞こえた声に振り返る。
「ビリー……どうして……?」
「……ほら。忘れもんだ」
質問には答えず、ぶっきらぼうに何かを手渡す。
(磁気カード……)
これが無ければブレーキをかける事ができない。運転室に忘れてきてしまったのか。
「レベッカ。……任せたぞ」
そう言ってビリーは運転室の方向へ戻って行った。
『任せた』
それだけの言葉に感謝する。下手に励まされたり叱咤されるよりも今の自分に必要な言葉だった。
(ごめんなさいエドワード。
………さようなら)
後部デッキ目指して一気に列車内を走り抜ける。……なんとか間に合いそうだ。
後部デッキに辿り着き、制御装置の前まで来た。
(これが制御装置ね……)
磁気カードを通し、先程教わった解除コードを入力する。あっさりと制御装置の解除は成功した。
「こちらレベッカ! 制御装置を解除したわ!」
無線を使ってビリーに連絡する。
『了解! こっちの装置は任せろ!』
……これでひとまず安心できる… そう思ったのもつかの間。凄まじい音とともに激しい揺れが列車を襲う。
「な、何っ!?」
すぐに急ブレーキによるものだと理解した。急いで近くのてすりにしがみつく。
「──キャアアァァッ!!」
だが列車が横転した際、外に放り出されてしまった。
578 :
バイオ0 :2005/11/09(水) 01:12:44 ID:???
>>552 ,
>>553 ,
>>574 ,
>>575 ,
>>577 -------------------
(…痛っ……。ここは……?)
辺りを見渡すと横転した列車が炎上し、金属辺が散らばっている。
全身が酷く痛むが生きていただけでも奇跡だろう。
「レベッカ……。レベッカ!?」
ビリーが呼ぶ声がした。彼も無事のようだ。
「ここにいるわ……」
声のする方へ行き、互いの無事を確認する。
「大丈夫か?……なんとか止まってくれたな」
炎上した列車を見てビリーが言った。
「本当に"なんとか"ね……」
助かったのはいいが、ここは行き止まりのようだ。列車や炎が邪魔で引き返す事ができない。
「……どこかに出口があるはずだ」
(……ということは)
──どうやらまだまだ彼と一緒に行動する事になりそうだ。
-------------------
やっぱり原作と少し違うけど細かいトコは大目に見てくれorzハショリマシタヨ…
そんなことより
やっとエドワードんトコ描けたーヽ(*´∀`)ノタノシカター 妄想爆発w……orzゴメン
ビリレベ目的で始めたけどラブラブは無理だなコリャ。相棒的な距離が好きだ。これからもこんな感じでいくと思う。
批評宜しくお願いします。
579 :
11 :2005/11/09(水) 09:47:35 ID:???
バイオ0を初めてやった俺にはあまりにバイオ0を知りすぎていてこの小説がものたりない。 なんか少し変えたといっても大まかなところは変わっていないから大して新鮮味もない。
580 :
東京バイオ :2005/11/09(水) 13:50:09 ID:???
>>555 あの事件から3ヶ月、俺は一人で休暇を楽しんでいた。
久々にもらった休暇で旅行や遊び、カジノ。
やりたいことを散々やってきた。
しかしいつも遊びをやり終えた後に後ろめたい気持ちになる。
「──クレッグ・・・・。」
部隊が写った写真を片手に俺はそうつぶやいた。
クレッグは六本木ヒルズのエレベーターで息絶えた。
その事を思い出すと胸が急に苦しくなる。
少し横になるか・・・・・・・。
写真をケビンと刻まれている名札の隣に置くと
俺はベッドに寝転んだ。
クレッグの死後3ヶ月間、俺は一度も安眠していない。
眠ろうとし目を閉じれば、クレッグの死んだ瞬間が暗闇に鮮明に浮かぶ。
これが怖くて眠ろうという気にもならない。
しかし、眠らないと人間は活動などできない。
ということで睡眠薬漬けの毎日をずっと送っていた。
「さて・・・・そろそろ時間だな。」
長かった休暇がこの日を最後にして終わる。
新しく任務が入ったからだ。
あの流出事故の後、アメリカはワクチン弾頭を搭載したICBMを
東京の六本木ヒルズ目掛けて発射した。
火薬は微々たるものだろうが、その爆発でビルは崩壊、
クレッグの死体は髪すら残っていないだろう。
そして次の任務とは、アンブレラの雇われ軍隊の基地を背後から叩くことだ。
ICBMを発射して数日後、アメリカはアンブレラ社に宣戦布告した。
これは異例なことであり、アフガニスタン侵攻と同じような理由だ。
そしてこの内乱・・・・いや戦争は3ヶ月間硬直状態で続いている。
日々、アメリカの国内で激しい戦闘がおき、生物兵器のアンブレラと
最新技術のアメリカの熾烈な争い。どちらにせよ勝機はある。
さて行くか・・・・・・。
一人俺は決心すると、しばらくは使うことのないはずの家を後にした。
>580 俺=ケビン でいいの? ずっと斜め読みしかしてこなかったから、それが分かんなかった。 でもなんかいきなり自分好みの渋い文になってて驚いた。
582 :
東京バイオ :2005/11/09(水) 22:06:08 ID:???
>>581 そです
もうちっと、詳しくしといたほうがよかったかな?
ちなみに一人称で書いたことなかったから挑戦してみたんですけどだめですかね?
583 :
581 :2005/11/09(水) 22:15:13 ID:???
>582 個人的には三人称の時より良いと思う。 こういう雰囲気はかなり好きだ。続き楽しみにしてるよー
>>583 そうとなったら大幅変更しなければorz
がんばるぞー
585 :
東京バイオ :2005/11/09(水) 22:18:04 ID:???
携帯からだから名前をまた入れ忘れたorz
586 :
101 :2005/11/09(水) 23:27:35 ID:???
再び静寂を取り戻した室内で暫く呆然と佇み、レオンはようやく我を取り戻した。 頬に付着したマービンの血が顎まで垂れていたことに気付き、それを腕で拭う。 制服の下に来ていた白いシャツが、レオンの感情を表すかのように赤黒く染まっていく。 頭蓋が吹き飛んだマービンの死体に目をやると、近くのデスクに光を反射する小さい物体。 トランプのハートのマークが刻印されたそれは、警察署の地下へと続く唯一の扉を開けるためのものだった。 恐らく施錠後はこのオフィスで管理していたのだろう。 その在処をレオンに知らせる為に、マービンは瀕死の体を引きずってここまで移動したのかも知れない。 あくまで予想に過ぎないが、レオンはそうだったのだろうと考えた。 ハートの鍵を手に取り、レオンはそれをポケットに滑り込ませた。 そして思考する。 レオンはマービンを救えなかった。 それは不可抗力かも知れないし、レオンに責は無い。 しかしそうであっても人は、「自分はあの時何かが出来たのではないか」という思考に囚われる。 選択の時はとうに過ぎ去り、それが何の意味も持たない事を知りつつも。 その思考はこれから先も彼を捕らえて放さないかも知れない。 だが、今はその時ではないと自覚できる程度にレオンは賢明だった。 マービンの死は忘れないし、遺志も汲む。自分を呪うというのなら、喜んでその怨念を受け止めよう。 そう、レオンは決意した。 意を新たに表情を引き締め、スライドストップが掛かっていたH&KVP70から空マガジンを排出・ フルロードしたマガジンを叩き込み、スライドを開放して9ミリパラベラム弾を薬室に送り込む。 一連の動作を手馴れた手つきで終えたレオンの顔には、迷いは無かった。 希望は薄いが、残る目的は生存者を探し、この死の街から抜け出す道を探し出すことだけだ。 恐らくクレアも、同じ目的のもとに奔走していることだろう。 仮にも女子大生である彼女に自分が遅れをとるわけにはいかない。 ならば、これ以上の思考は不必要。必要なのは、行動だ。 そしてレオンは一歩を踏み出した。そして足早にホールに続くドアへ向かう。 一瞬だけ振り返って見たマービンの顔が、どこか満足げな笑みを浮かべているように見えたのはレオンの思い違いかも知れない。
587 :
101 :2005/11/09(水) 23:32:06 ID:???
これで一応終了です・・・。
あ、前回は
>>545 です。書き忘れてて申し訳ない('A`)
大好きな2の小説でしたが、暗くしすぎたような気がしてなりません・・・精進します。
ゲーム本編をなぞって小説化したのは、やっぱり2に思い入れがあるからだけど、
やっぱり発想力が足りないってのもあります('A`;)
毎度の如くいつになるか分からない次回作は、オリジナル(キャラは本家のを使うとしても)にしたいと思います。
長々と失礼しました・・・。
よろしければまとめて批評していただけるととても嬉しいです。
588 :
578 :2005/11/09(水) 23:34:43 ID:???
>>579 やっぱり原作知ってる人はそう思うか。原作沿いってのは変わらないけど、これからはもうちょっとビリレベ要素取り込んでいくよノシ
感想ありがとう!!ヽ(*´∀`)ノ
589 :
シェリー :2005/11/10(木) 04:18:44 ID:???
>>573 「クソ…こいつ強えぞ…」
スティーブはクレアに支えられながら起き上がった。
「大丈夫?」
クレアはスティーブをかばいながら言った。が、スティーブはクレアを自分から離した。
「クレア…孤島でのかりは必ず返すぜ」スティーブはまたバーバラに向かって行った。
クレアはスティーブが戦っている間にレベッカとエイダを連れてウェスカーの入っていった扉に向かった。
扉はびくともしない、だが扉の両側に数字がかかれたスイッチがある。
「暗証番号ってわけね…」
クレアはこういう謎解きはあまり得意ではなかった。
…と、バーバラにやられ気を失っていたレベッカが目を覚ました。
「レベッカ!?大丈夫?」
エイダはすぐにレベッカに声を掛けた。レベッカは朦朧とした意識の中…
「ええ…クレア…謎解きなら私に…」
「レベッカ!あなたは休んでなさい!私達がかならず!!」だがレベッカはエイダから離れ一人で歩きだしスイッチの所へ向かった。
>>576 >>590 みたいなことをいちいち書き込むからスレ荒れる原因になるんだよ
ただの悪口ならチラシの裏にでも書いとけ
592 :
リモコン :2005/11/10(木) 16:32:20 ID:???
>>565 批評お願いします!
THE TYRANT BIOHAZARD
第七話
うおおおおお!!!!
まて!待ちやがれ!この野郎!!
俺様は一斉射撃の仕返しをするために本気で走って…痛っ!まだ撃ちやがる!
しばらく追いかけっこをしてたら3人は壁を剥して作った穴に入って行ってしまった。
このやろーども!!そんなちっさい穴俺様は通れねぇよ!!セコいぞ!!
畜生!!この穴は…特殊研究室に繋ってるな。
………もう一回炎の中を通って先回りしてやる!!
三十秒後―東通路。
いくぞこのやろーー!!
自動ドアがウィーンと開いた。
人間共覚悟しろ!!!
……………
……………
……………
あれ…?誰もいねぇ?
……まさかもう先にエレベーターに乗っちゃったの?
うっわぁ…それってイジメじゃない?
なんせこの大きさだぜ?
エレベーター乗れねぇんだよ俺。
うわ………ひっでぇ。
その頃…地下水路合流エリア。警官達。
「あ〜〜怖かった」
「しっかりしなさいよ。警察でしょ?」
「へいへーい…んな事より、肩の方は大丈夫か?マーク。」
「ああ…デビットはどうした?」
「エレベーター内までは一緒だったわ…何処に行ったのかしら…?」
45口径の弾を詰めながら警官が言う。
「ここにいてもアレだし、先に行ってみるか?アイツもそこにいるかもしんねぇぜ?」
「そうだな。」
3人は排水エリアの方に向かって歩いて行った。
………………
その頃、東通路。可哀相なタイラント。
はぁぁ…俺どうしよう。
このままじゃアイツら脱出しちゃうよ。考えろ……考えろ……!!!!本日3度目!!!また閃いちゃったよ俺様!!!
〜第八話へ続く〜
>>591 それを言うならお前らの糞作文こそチラシの裏に書いてろよwwwwwwww
594 :
東京バイオ :2005/11/10(木) 17:38:59 ID:???
>>592 激萌え
オツです
>>このやろーども!!そんなちっさい穴俺様は通れねぇよ!!セコいぞ!!
セコいぞってww
>>このままじゃアイツら脱出しちゃうよ。考えろ……考えろ……!!!!本日3度目!!!また閃いちゃったよ俺様!!!
これかわいい
やばいはまっちゃいそうな予感がしてならない('A`;)
>>593 は何しにこのスレに来てるんだ?
ここの作品が気にいらないなら来なきゃいいのに。
それが厨房クォリティかw
『厨ちゃん一言嫌味言ってやんなきゃ気がすまない!!!1!!荒らしてやるふじこぉぉお!!!』
ってやつだろ?釣りにしてもうまくないしな……('A`)ウザー
タイラントタン(゚∀゚) キタ━━━━━━ッ! 台詞回しがガキ大将っぽいところがイイ。 下水道みたいなくさーい所に行く羽目になるけどガンガレ、と つい応援したくなるなw
597 :
東京バイオ :2005/11/10(木) 20:07:45 ID:???
>>591 ,595
荒らしとか作品に対しての悪口はスルーでいいんでは?
批評とかそういうのならいいけど
>>597 >>576 のときはそう思ったんだが
>>590 でカチンときた。自分も荒らしと変わんないな(´・ω・`)ゴメン
頭冷やすついでに逝ってくる!職人さん達ガンガッテーノシ続き楽しみにしてる椰子もいるんだ
599 :
シェリー :2005/11/10(木) 20:50:02 ID:???
出来れば私の書いた小説は毎回批評してもらえればありがたいです。 悪口とかでもいいです。私の文才がないだけですから。
600 :
東京バイオ :2005/11/10(木) 21:05:58 ID:???
>>599 文章が短いのはと携帯からだから仕方ないのかな?
因みに悪口と批評は違うと思う、批評は人のよくないところを良くするためにすることであって、悪口は人を傷付ける事
うは厨房クオリティとかどこのVIPPERかしれませんが悪口としか見てとれませんよ?アドバイスもしてないし
文才がないって思うなら他の人の真似したりとかして努力することも大切です
俺の最初の頃の文なんか描写少なくて、読み飛ばされてた事もあったみたいだし
誰だって最初は下手なんですよ
文才なんか書いてればだんだんと育つものです
人にはそれぞれ良いところがあるって言ってる人もいます
だから、良いところを見つけるのはまだ難しいレベルかもしれないけど、見つけたらひたすら伸ばしてください
以上、長々と長文すいませんでした
>>598 いんや、反論してくれてありがとうです
ただ反論しても調子に乗るだけなのでスルーってことで
601 :
リモコン :2005/11/10(木) 21:08:10 ID:???
感想のほうありがとうございます!
602 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/10(木) 21:15:05 ID:mEPKKefL
キモスレ晒しage
>>599 批評いっきまーす(少し厳しめかな)
・キャラの心理描写が足りない
・語彙が少ない
・地の文の単調化
気になったのはこのみっつ。
心理描写に関しては『悲壮』や『嬉嬉』等漢字二文字入れるだけでも表すことはできるから各キャラの喜怒哀楽位はわかるようにしてほしい。
地の文が『〜った』で終わってばかりだから体言止めや倒置法を使うといいよ。地の文は
>>441 、
>>445 辺りが良かったと思う。
語彙に関してはいろんな本を読んで言葉を覚えていくしかないかな。
たとえば『休む』って動作にもいろんな表現の仕方があるよね?
『息を抜く』
『休息をとる』
『体を休める』
『疲れを癒す』
ニュアンスが違うけど大体の意味は変わらない。こんな感じでバリエーション増やしてくと面白いよ、書き手も読み手も。
一気に全部直すのは難しいと思うから焦らずに ひとつずつ 確実に 直していったらどうかな?
604 :
バイオ0 :2005/11/11(金) 01:19:20 ID:???
>>553 ,
>>574 ,
>>575 ,
>>577 >>578 --------------------
鼻をつく臭いに顔をしかめる。腰まである水が邪魔でうまく足が運べない。
(最悪だわ……)
列車事故によって作られた行き止まり。唯一残された道は下水道だった。
『ここを……通るの……?』
『ここ以外に道がないんだ。仕方無いだろう』
『……………』
仕方無い、そう言われてしまえばそれまでだが今までそんな事とは無縁だった自分にはさすがに抵抗がある。
『なんなら抱えていくか?』
『結構よ!』
明らかに小馬鹿にした物言いに即答し、その勢いに任せて先に立った。
そして現在に至る。
「………はぁ…」
(ただでさえ現状に苛ついてるのにさらに不快になるような事思い出してどうするのよ……)
鬱だ。かなり。……理由はわかっている。
仲間の死 列車の事故 人生初の下水道通過。
それに加えて……
「レベッカ」
この男。元海兵隊少尉の現第一級殺人犯。
なりゆきで共に行動する事になっているが、率直に言って彼が気に食わない。
「……おいレベッカ?」
「え? あ……何?」
先程から呼び掛けていたらしい。慌てて聞き返す。
「……出口だ。ここから上がれるぞ」
視線の先には、上に向かって垂直に伸びるハシゴがあった。
「やっと出られるのね……」
どこにつながっているのかはわからないが少なくともここよりはましだろう。
淡い期待を胸にハシゴを上がった。
----------------------
………このスレにビリー×レベッカ好きはまだ居る?居たら教えてくれ。
ノシ
俺もビリー×レベッカ好きですね、 続きも楽しみにしてるぜ、それじゃ!。
>604 ノシ ビリレベ好きな人って実は結構いるのか? バイオサイトじゃあんま見かけないんだが。
608 :
シェリー :2005/11/11(金) 11:51:40 ID:???
一番最初に書いた小説がビリレベだったからね。
609 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/11(金) 15:44:26 ID:KJZZT7HY
キモスレ晒しage
Let Him Alone
LET IT BE
ま、暗黒シティ内の話だしね
613 :
604 :2005/11/11(金) 22:31:25 ID:???
うわ!!ちょっ!!!おまいら……。・゚・(ノД`)・゚・。イタノネ…?
リアルで泣きそうになったジャマイカ。よかった、同志がいてくれて(´・ω・`)ジブンダケカト オモッテ カナシカッタノサ もうちょっとここでガンガッテみるよ(`・ω・´)
>>605-
>>608 応えてくれてありがとう!!ヽ(*´∀`)ノテラウレシスヽ(*´∀`)ノテラウレシスヽ(*´∀`)ノテラウレシスヽ(*´∀`)ノテラウレシスー!
>604=613 ここで頑張ると決めた矢先なのに水を差すようで悪いが おまいさんの場合、自前のサイト作った方が良いんじゃないか。 その方が同志と思う存分語り合えたりすると思う。
コテが我を見せるようになると、スレはどうしても色々な人に いじられるようになるし… できれば、顔文字連打とかみたいな過度な馴れ合いの空気は 作らない方がいいと思う。 レベッカの心情を追うスタイルは結構気に入ってるんで、 できるだけ控えて欲しい。 ビリレベよりもレベビリの方が好きだったりする人間のチラ裏でした。
616 :
613 :2005/11/11(金) 23:47:55 ID:???
>>614 ……一応サイト自体は持ってるんだ。同時進行で話も載っけてる。
ただサブジャンル扱いで、メインジャンルがバイオとはあまりにも趣向が違いすぎるからなのか、ビリレベ好きな人が少ないからなのか壁打ち状態で同志が居るのかすらわからない(携帯サイトなのも一因なんだろうな)
ここに投下したのは同志がいたから。でも
>>576 が言う通り『創作』とは違うから同志がまだ居るかどうか訊いてみて、もういなかったらここでの投下をやめるつもりだったんだ。『原作沿いの二次創作』であって『創作』には程遠いからな……。
でも居るなら語り合えなくてもいいからやっぱり同志に読んでもらいたい。それが迷惑だったら投下はスッパリ止める。
勝手な言い分ばかりでごめん。
>>615 >過度な馴れ合いの空気は作らない方がいい
指摘ありがとう。確かに濫用してたな>顔文字。今度書き込みする時は気をつけるよ。
617 :
614 :2005/11/12(土) 00:29:51 ID:???
>616 ごめん(他の人たちはどうだか知らないが、自分は)別に迷惑だとかは思ってないんだ。 むしろバイオは書き手少ないし、更にカプものは貴重だから嬉しい。 PCサイトだったら死ぬ気でおまいのサイト探しに行くのに… orz PCからでも携帯サイトって見られるのかな?
618 :
シェリー :2005/11/12(土) 06:02:26 ID:???
>>589 時間は刻々と経過しているがこの戦いは終らない。
「ぐわっ!!」
「スティーブ!!」スティーブはバーバラからの攻めに苦戦していた。クレアはそんなスティーブを見て声を上げた。
「レベッカ!!」
「分かってるわよ!!」
レベッカはクレアから大声をあげられ、少々嫌気がさしたが暗号解読を続けている。
「クレア、そんなにかっかしちゃだめよ、あなたが冷静だったからラクーンシティ事件の時も無事脱出できたとレオンが言っていたわ」
「レオン…レオンがそんな…」
クレアはうつむいて気を入れ直し、
「ごめん!!二人とも…あたしに…あたしに力を貸して!!」
「うん。」
「ええ」
クレア、エイダはレベッカに暗号解読をまかせ、二人はスティーブの援護に入った。
「スティーブはああ言ってたけどやっぱりあたし達がやるしかないわ」
「レベッカからもらった銃があるわ」
「これは?す、凄い…あの子が作ったの!?」
クレアはまるで子供の様に銃を眺め、その銃を興味深く観察した。
エイダは唖然としたがさらに話を続けた。
「クレア、作戦はあるの??」
「えっ?い…いちようね」
クレアは戸惑いながらもエイダに自分の作戦を話したあとエイダとガッチリ腕を組み、スティーブとバーバラの方へ走った。
>>617 ありがとう。なんかいろいろありがとう。サイトはパソコンからも見れるらしい(PC持ってる友人談)でもはっきりしたストッパーが居ない今、ここでの投下は続けたいと思ってるよ。
とりあえず今夜に向けて続き書いてくるノシ
621 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/13(日) 12:36:56 ID:9w0QhQUn
短篇小説CM 「 true - THE BIOHAZARD OUTBREAK - 」 彼らが求めた真の答えが今ここに──── どんなに悲しい結末であっても私は後悔しない
〜ファミレスにて〜 どれみ「おんぷちゃん何頼む?」 おんぷ「どれみちゃんと同じのでいいよ」 店員「ご注文はお決まりですか?」 どれみ「じゃあステーキランチ2つで」 おんぷ「じゃあ私もステーキランチ2つで」 どれみ「……………………………………」
623 :
東京バイオ :2005/11/13(日) 14:59:22 ID:???
>>622 激しく誤爆ですね
>>580 俺は家を後にすると、近くにある車庫へと向かった。
リモコン式のカギのボタンを押し車庫を開けると
何ヶ月もほこりをかぶっていた愛車が出てきた。
「久々だな・・・・、乗るのは。」
そうつぶやくとフロントの部分を撫でた。
車が黒いせいかほこりがやたら目立って見える。
まぁいいか・・・・。
俺はそう内心つぶやくとカギを差込み、ドアを開けた。
運転席に滑り込むと、エンジンを手際よくかけた。
ブオオンと物凄い爆音が辺りに響く。
やっぱスポーツカーは格が違うな・・・。
と誇りつつ、俺は車を出した。
走り出すと同時に俺はリモコン式のガキのボタンを押し車庫を閉じた。
俺は任務についてのブリーフィングの書類を片手で眺めつつ、
基地までの愛車とのドライブを楽しんだ。
数十分かけて基地につくと、駐車場に愛車を停め
「また、会おうな。」
車にそう言うと会議室に向かった。
そこで再びブリーフィングの復習をした。
ブリーフィングでは同チームの面会や、作戦会議などが入念に行われ、
相当重要な作戦であることが俺にすらわかった。
長かったブリーフィングが終ると、ブラボーチームとアルファチームはそれぞれ別のCH-47に乗り込み飛び立った。
到着時間は後数十分と余裕がある。
俺はその時間を使ってチーム全員の顔と名前を把握した。
ちなみに前の作戦で一緒だったジャックとジョンは別の作戦をしているらしい。
624 :
東京バイオ :2005/11/13(日) 15:00:30 ID:???
「俺はケビンだ、よろしくな。」 俺は片手を手首だけスッと振り、挨拶した。 他の隊員も俺に続き自己紹介を始めた。 俺は頷き聞いている振りをしつつ、一人で精神統一をしていたその時 「クソッ!ロックオンされた!!!」 パイロットがつばを出しながらはき捨てた。 ビービーとヘリが警告を鳴らしている。 「フレア射出!」 パイロットは唱えるように言うとボタンを押した。 ボシュッ!という音と共にCH-47の後ろから白い煙幕のようなものが吹き出た。 「振り切ったみたいだ・・・。」 パイロットはそう言うとため息をついた。 俺はやはり万が一を考えパラシュートを装着した。 「そろそろ目的地だ。」 パイロットが後ろを見つつ言った。 俺は忘れかけた硝煙のにおいを思い出した。 それを忘れるかのようにロザリオを取り出すとギュッと精一杯握り締めた。
東京バイオさんキター! ロザリオ握りしめるケビン萌えw
東京バイオさん、ごめん。 今回、口出しOKサイン出てないけれどどうしても気になる部分が あるんで書かせて欲しい。 戦闘に赴く男の心情を淡々とした描写の中で表現するのは、個人的に すごく好きだし、良かったと思う。 でも、地の文が一人称でケビンの主観で書かれている以上、 ケビンの目から見えない部分は書けないし、行為についての 言及の仕方も変わると思うんだよね。 ロザリオを握るっていう行為が、一種の逃避行動っぽく書かれていたけど >それを忘れるかのようにロザリオを取り出すとギュッと精一杯握り締めた。 ↑だと、三人称の文章になるから 鼻先を硝煙臭がかすめた気がする。 俺はそれを振り切ろうとロザリオを引き出し、角が指の肉に食い込むほど握り締めた。 みたいに、主体をケビンにおいた描写をした方が不自然さがなくなると思います。 最後になりましたがこれ、出しておきますよ。 つ【ケビン生還嘆願書】
627 :
東京バイオ :2005/11/13(日) 23:31:22 ID:???
>>625 感想アリガトン
>>626 アドバイスthanks sir.
ずっと3人称で書いてきたので不自然なとこあったらガンガン指摘しちゃってください
つか口出しとかはマジしてほしいです
一人でつっぱしってアボンは勘弁なので
くそッ!! 良スレすぎる!! ここは一時撤退だ!! そう叫ぶとヨーコは闇へ消えていった
ヨーコ!ヨーコ!カモンカモンカモン!フゥ!ヨーコ!
630 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/14(月) 19:19:07 ID:T7++rOAb
これが私の望んだ道なのだから・・・ 終わり
632 :
リモコン :2005/11/15(火) 23:54:51 ID:???
>>592 批評お願いしやす!
THE TYRANT BIOHAZARD
第八話
へっへっへ…見てろよ人間共が…。
いますぐそっちに向かうからな!!!
その前にまず本日3度目の「閃き」、その全てを話そう。
まあ、話しは簡単だ。つい先ほどリンダおばさまがおっこちた所があるじゃん?
俺様もそこに飛び込むんだよ。
そこは排水エリアに繋ってるはずだから、嫌でも奴等と鉢合うぜ!
という訳でやって来ました、東出口!どれ…どんぐらい高いんだココは。………意外と高いな。
…ん?アイツは…配管工の兄ちゃんか?うわ、まだナイフしか持ってねぇ。
…お!後から他の奴等も来た!
ん?何か話し始めたぞ。…どれ、聞いてみるか。
「何処行ってやがったんだデビット!」
「あんまり心配かけさせないでよ!!」…恐いな姉ちゃん。
「まあまあ、怒るなよアリッサ。」「それよりもデビット、聞いて欲しい事があるわ。…聞いて!」
この時デビットは鉄パイプと何かを組み合わせていた。
「変な緑色のコートを着たハゲは、相手にすんなよ。俺の45口径が軽く跳ね返されちまった。」
警官が簡単に俺様の実力を説明した。へへ…何か照れくさいぜ。
「さ、そろそろ行きましょう。こんな所にダラダラ長居しててもしょうがないでしょ?」
「賛成!サッサと脱出だ!」
…え?あ!ちょっと!待てよ!待てって!
んなろー!!もう覚悟決めて飛ぶしかねえじゃんか!!
おりゃーーーーー!!!
〜第九話へ続く〜
633 :
シェリー :2005/11/16(水) 00:50:37 ID:???
>>618 「スティーブ!!あたし達が後ろから援護するわ!!」
「クレア!?エイダ!!下がってろ!!」
スティーブはバーバラに気をつかいながらバーバラのスキを狙う。だがバーバラもスティーブのデカい攻撃をかわしつつ攻撃をする。
「死ね!死ね!そしてベロニカをよこせ!!」
バーバラの乱れ突き!!
「クソ…」スティーブはダメージを負いながら負けずに攻撃。「くらえ!!!!」
サッ
スティーブの爪はバーバラの服をかすめた。
だがバーバラの服から一枚のカードが落ちた。
「し、しまった」
バーバラはカードを落とした事に気付いた。
スティーブの後ろのクレアはとっさにそのカードを拾いに行きに走る。
「こ、これは?パスワード?まさかこれで扉が開くんじゃ??」
そしてカードをエイダのところに持って行き、
「クレア!!さっそくレベッカに見せましょう!!」
バーバラはカードがクレアとエイダに取られた事に気付き、バーバラは焦った。
「あの二人!!あのカードを渡したらあたしの計画が台無し…待て!!」
バーバラはスティーブには見向きもせずクレア達を追いかける。
「クレア!!あいつが追って来る!」
「カードに気付いたわね、エイダ走るわよ!」
「言われなくても!!」
クレアとエイダは全力でレベッカの所へ走った。
「待て!!小娘が!!」
バーバラは二人を追いかける。
だがスティーブがこれに黙ってるわけがなくバーバラを追いかける。スティーブはバーバラより先回りしてバーバラを止めた。
「お前の相手は俺だぜ?」
「あんたたち…邪魔なんだよ!!!!!!!」
バーバラは研究所いっぱいに叫んだ。
バーバラはさきにもまして焦っているようだった。
あのカードがそんなに大事なのか…
634 :
東京バイオ :2005/11/16(水) 14:02:53 ID:???
>>624 「手が震えてきた・・・・。」
誰かがそうつぶやいた。
その声がしたほうを向くと、明らかにアジア系の奴がいた。
恐らく日系人だろう、ドッグタグにはタカノリ・スズキと刻まれている。
さらに俺はそれを聞いて入隊当初を思い出した。
入隊当初、俺は早速イラク戦争の戦線に駆り出された。
そのイラク戦争でみた現実は、劣化ウラン弾で黒焦げになったイラク兵の体。
意味もなく殺されていく市民。
俺はそんな中、敵地で破壊活動を続けていた。
その虚しい心情とは別に体は血や油に染まっていった。
「イラク戦争・・・・・か。」
俺はそうつぶやくとロザリオを両手で再び握り締めた。
ヘリのローター音が普段より大きく聞こえる。
クレッグ・・・・・、絶対に生き残って帰ってアンブレラをつぶしてやる。
だから!
と言うように俺はロザリオを眺めた。
俺が逝くまで待ってろ・・・・・・・・。
俺はそう決意を固め、ロザリオをしまった。
ロザリオをしまったと同時に、恐怖や不安にかられていた自分も消えた。
「目的地に到着・・・・、着陸する。」
635 :
東京バイオ :2005/11/16(水) 14:04:00 ID:???
パイロットが言った。 俺には他の隊員が恐怖にかられているように見える。 ガタガタと手を振るわせる奴・・・・・、体をストレッチしている奴。 どれも恐怖を忘れるために行っている動作だろう。 と俺が推測していたとき、ガタンとヘリが揺れた。 着地した衝撃からか・・・・。 「Go Go Go!!!!!」 ブラボーチームの隊長だろう人物がそう叫んだ。 俺はその掛け声と同時に、ヘリから飛び降り駆け出した。 ──やはりか・・・・・・。 俺は東京で見た悪夢を再び見ることになった。 腐りきった肉体、魂の無い生命。 食欲のままに動く怪物。 「撃てッ!」 隊長が大声でわめき散らした。 軽機関銃M249を持っている隊員が弾を空中にばら撒く。 黄色い閃光と銃声が重なった。 そしてあの硝煙のにおいも俺の鼻をつく。 「他の奴らは隊員を援護!」 隊長が手や体を存分に使い指示を出す。 うまい隊長なのか・・・・? まぁ、そんなことはどうでもいい。 俺はM4を構えると一発一発大事にしつつ、ゾンビをしとめた。
636 :
東京バイオ :2005/11/16(水) 14:04:45 ID:???
「頭、狙えよ。」 俺は軽機関銃を乱射している隊員にアドバイスをした。 「分かりました。 あ、でももうクリアです。」 たぶんこいつは二等兵だな・・・・。 俺は隊員を後ろから眺めた。 「敵発見!!!」 後ろから声がする・・・・・。 アンブレラ傭兵部隊だ!!! 俺はそう確信すると 「後ろだ!!!!!!」 と大声で叫んだ。 その声と同時に隊員は振り向く、 パパパパン!と痛いほど銃声が耳を突く。 銃口が光っているのはアンブレラの傭兵のほうだ。 「グアッ!」 別の隊員が悲鳴をあげる。 「クソッ!」 俺はM4ですぐに反撃した。 指を使い引き金を一回だけ引く。 パン!と言う音と共に弾丸が傭兵の頭に吸い込まれた。 断末魔の叫びをあげる間もなく、傭兵は倒れた。 「平野は敵に見つかりやすいので早く移動しましょう!」 俺は隊長に意見を出した。 「りょ・・・、了解。」 隊長は答えると進軍を指示した。 隊長といえども未だ未熟だな・・・・・。 俺が助けてやらねぇと・・・・。
おーおもろいです 戦争モノ好きなんで次回楽しみにしてます
638 :
バイオ0 :2005/11/17(木) 01:42:18 ID:???
>>574 ,
>>575 ,
>>577 ,
>>578 ,
>>604 --------------------
ビリーが蓋を押し開ける。下水道とはうってかわった強い光に、目を細めながら上にあがった。
「……洋館……?」
蓋だと思っていたのは石畳だったようだ。目の前に広がる小綺麗な空間。ハシゴはここの玄関ホールにつながっていたらしい。
「アンブレラの幹部養成所か……」
周りを見渡してビリーが呟く。
(養成所……ここが……)
ホール内を散策しているとホール正面の踊り場にかかっている巨大な肖像画を発見した。
「─────!!」
肖像画の顔を見て絶句する。同じなのだ。列車に居たあの老人と。ヒルの化け物、といった方が正しいかもしれない。
「──初代所長ジェームス・マーカス博士……」
いつの間にか背後に立っていたビリーが言った。ジェームス・マーカス……彼はあの化け物と何か関係があるのだろうか。
『……静粛に。所長のマーカスである』
いきなり聞こえた老人の声にハッとする。くぐもって聞こえるという事は放送なのだろう。そう思い、二人共音源を探る。その間も放送は続いたままだ。
『当養成所の指針を告げる』
"忠誠は服従を生み服従は規律を生む。規律は力となり、その力が全ての源となる……"
それっきり放送は途絶えた。
「なんだったのかしら……」
「さあな。……とにかく出口を捜そう」
出口を捜す、その言葉に引っ掛かりを覚える。ここは玄関ホールだ。
「出口ならホールの中に──……」
言いかけて途中でやめる。
唯一の出入り口である扉は、二体の鎧の持つ剣によって堅く閉ざされていた。
639 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/17(木) 12:26:54 ID:CeHCX44N
ぐわ!!!!!!!!!!!!!!!! ドガシ!!!! うぐ!!!!!!!! おわり
640 :
ハンター甲 :2005/11/17(木) 19:51:10 ID:???
>>559 巨大蜘蛛を倒し、噛まれた隊員に駆け寄るがすでに息はない。
激痛で苦しんだ表情…断末魔という感じであった。
「……タグと弾薬を回収します。」
仲間とその他にも使えるものを回収し、殉職した仲間に敬礼を送る。
(米軍に所属していた時ならアーリントンに眠れたのにな…)
そしてその場を後にしホールへ戻る。
とうとう六名になってしまった…。
他の部隊から無線は入らず、RVであるこの時計棟には、民間人はおろか隊員すら来ていない…。
外からは時々発砲音が聞こえてくる。
俺達は生きて帰れるのだろうか…
641 :
ハンター甲 :2005/11/17(木) 19:55:12 ID:???
アーリントン:アーリントン墓地の事を指します。 RV:集合場所。前の説明に載ってます。
>638 バイオ0さん (・∀・)マッテタヨー! ただ、ひとついいかな。 ホールに入っていきなり“アンブレラの幹部養成所”だとビリーが言うのは唐突な気がする。 マーカスの放送が流れるまでは、そうだとハッキリ分からないはずなんだ。 確か床か天井にアンブレラマークがあったはずだから、まずそこを見て 「ここはアンブレラ社に関係でもあるのか」の様なことを言わせる、 もしくは地の文でそう描写しておく。 その後に放送を流せば、読み手にはここが“アンブレラの幹部養成所” なんだとすんなりと受け入れられると思う。 長々とスマソ。続きも待ってます。
643 :
638 :2005/11/18(金) 00:47:30 ID:???
>>642 遅れてごめん。そして指摘ありがとう。
>確か床か天井にアンブレラマークがあったはず
ゲームやりながら、なんでビリーが養成所ってわかるのか謎だったんだが……そうだったのかorzマークニキヅカナカッタ
バイオ初心者であんまりつっこんだ事わからないから、つじつまが合わないところがあっても無理矢理納得してた。
今回みたいなところがあったらどんどん指摘して欲しい。
自分ももうちょっと注意しながら書いてみるよノシ
644 :
シェリー :2005/11/18(金) 20:53:33 ID:???
>>633 「レベッカ!まかしたわ!!」
クレアはカードをレベッカに投げるとそのままスティーブの方にまた走る。
「まかせて!!エイダさん手伝って!」「OK」
クレアはバーバラと戦うスティーブを見るなりすぐにバーバラの後ろに回った。「カードを!!」
バーバラはまだ叫んでいて耳が痛くなりそうな声だ。
「カードはもうないわ!!そしてあなたもここで死ぬ」
クレアはそう言うと背中に担いでいたショットガンを取り出しバーバラの背中目掛けて撃った。
「うわーー」
バーバラは地面に倒れたが死んではいない」
スティーブは言った。
「あのカードがなぜそんなに大事なんだ?」
バーバラは聞き取れる最小限の声で、
「ウェスカーに殺される」
バーバラはそのまま息絶えたようだ。
「ウェスカー??」クレアとスティーブは謎を抱えながらレベッカ達の所に向かった。
645 :
東京バイオ :2005/11/19(土) 12:48:32 ID:???
>>636 「ふぅ・・・・落ち着いたな。」
俺は銃を抱きながらため息をついた。
俺達がいる場所は、どこかのキャンプだ。
恐らく傭兵部隊が拠点にしていたキャンプであろう。
そこにはすでに人の気配はなく、どれも埃をかぶっていた状態にあった。
「使えるものは無いか探しておいてくれ。」
マニュアル通りの指示を隊長は着々と出す。
マニュアルじゃどうにもならないこともあるけどな・・・・・・。
俺は心の中で言うと、弾薬などを探しはじめた。
「弾薬があったぞ。」
誰かがつぶやくと同時にジャラジャラと弾特有の金属音がした。
俺はその音がしたほうをふりむくと
微かに光る箱に入った金色の弾が数百発とあった。
「貸してくれ、隊長に渡してくる。」
俺はその隊員から箱を受け取ると
隊長の下へ運んだ。
っ・・・・意外と重いな。
取っ手のところが手の肉に食い込んでくる。
俺はなんとかそれを我慢しつつ
「隊長・・・・・っ、弾薬を持ってきました。」
というと俺は箱を床においた。
ガシャッと耳を突く金属音がし、埃がまいあがる。
「ゲホッ・・・・、よくやった。」
埃を吸ったのだろう、隊長はむせた。
俺は、その場を後にし、どこかの椅子に座った。
646 :
東京バイオ :2005/11/19(土) 12:50:09 ID:???
「お、食べ物があるな。」 さきほど手を震わせていたの日系アメリカ人の男がたちあがると そこにあった食べ物をとり口に入れた。 やっぱ日本人は背小さいな・・・・。 俺はその様子を横目で見つめた。 「うわ・・・・・腐ってやがる!!」 日系人は口に手を当て、外にでるとそれを吐き出した。 「賞味期限いつだ?」 他の隊員が聞く。 「3週間過ぎてやがる!!!」 と日系アメリカ人は叫んだ。 それと同時にキャンプ内は朗らかな雰囲気に包まれた。 まったく・・・・・馬鹿だな・・・。 俺は内心つぶやくと鼻で笑った。
647 :
東京バイオ :2005/11/19(土) 19:33:33 ID:???
>微かに光る箱に入った金色の弾が数百発とあった。 訂正しますorz 箱に入った微かに光る金色の弾が数百発とあった。 です
648 :
バイオ0 :2005/11/20(日) 00:59:42 ID:???
>>575 ,
>>577 ,
>>578 ,
>>604 ,
>>638 --------------------
扉の両脇に位置する鎧。その鎧の持つ剣がかんぬきの役割を果たしている。
「……ただの装飾品じゃなかったのね」
なんからの仕掛けがあるのだろうが、ビリーの言う通り他の出口を捜した方が早いだろう。
「どこから行くかだが……どうする?」
ザッと見ただけでも一階に二つ、二階に四つのドアがある。
「一階から行くのが順当かしら…」
言いながら一番近くにあるドアを開く。ドアの先は廊下になっているようだ。
「──待て レベッカ。……俺が先に行こう」
ビリーの意外な提案に些か驚いたが すぐに言葉を返す。
「今度は雨も風もないものね」
当然、とでもいうようにそっけなく言った。私のそんな態度にビリーが苦笑する。
「そうだな。……行くぞ」
結果的に私はビリーの後ろをついて行く形になった。ビリーは前を、私は後ろを警戒しつつ先へと進む。
その時、曲がり角の向こうから足音が聞こえた。……息を凝らして角を見つめる。
「……ジェームス・マーカス……?」
「───!! ビリー 撃つのよ!!」
言うのと同時に引き金を引いた。
「レベッカ!?」
驚くビリーを尻目に前に進んで更なる銃撃を続ける。男は見る間に人の形を失っていき、ヒルの化け物と化した。
「──チッ 列車のヤツか!!」
ようやく状況を飲み込んだビリーが援護にまわる。しかしヒルの集合体であるそれはなかなか倒れない。
苦戦を強いられていたその時、背後で水気を含んだ音が響いた。恐る恐る視線を向ける。
「────っ!」
(そんな………!)
視線の先に居たモノに目を見張った。
背後から もう一体のヒルの化け物が近づいていたのだ。
649 :
シェリー :2005/11/20(日) 01:13:26 ID:???
>>644 ウェスカーは実験に成功した。
暗闇に包まれたこの部屋の雰囲気はもはやなにかに支配された様に重く、悲しく、痛々しかった。
「クリス、お前が死ぬ時がきたようだ」そこには口を縄でしばられたクリス、そしてウェスカーとジルの姿が…。
「ウェスカー!!クレアはどうした!!」
「あの娘か、今頃バーバラに殺されているはずだな」
「なに!?」
「兄妹共にあの世行きとは…まさに理想どおり!!ふははは!!」
ウェスカーはなにか悪魔のような声で笑い、その眼は殺意に満ちていた。
隣りにいるジル・バレンタインはまるで覇気がない。ずっとうつむいている顔はどこか寂しそうでもある。
だがそこへ…
プシュー
扉があいて四人の人間が入って来るのが分かった。
ウェスカーもそれに気付き扉の方を見た。
「なに…ここ…暗くて何も見えない」
「みんな、離れるなよ」
「レベッカ?ライターあったわよね?貸して」
レベッカはエイダに言われるままライターを取り出しエイダに渡した。
エイダがその火をつけると辺りは明るくなりふと向こうに人影を確認できた。
「見て、向こうになにかいるわ」
クレアはその影の方へと歩いた。ゆっくりと地面を踏み締め歩いて、その影の方へ歩く。影の方からは物音一つしない。やっとついた
……と、クレアはその影を確認するなり腰にある銃を構えた。
「ウェスカー!?」「なんだって!!」後ろからクレアをつけてきたスティーブもクレアのその声に反応した。
続いてエイダ、レベッカと声をあげた。その長身がぬすっとクレア達の方へ一歩踏み出した。
「おや、誰かと思えば、いつかの娘じゃないか?」
「ウェスカー…何を企んでるの??」
ウェスカーはクレアをその殺意あふれる眼で見下しながらこう言った。
「ワールドウォーの開戦、そして全世界を私の物にする!!」
「まさか!?」
ウェスカーの顔はライターの火で不気味に光っている。
クレアはこの言葉を疑うしかなかった。この21世紀の新時代にまた世界大戦となると世界は今までよりはるかに分裂し、ますます地球はボロボロになるに違いない。
「だがお前達はその戦争を味わう事はないだろう、なぜならここで息絶えるからだ」
「そんなわけないわ!!」
「クリスと一緒にあの世へ行きな!!」「兄さんと!?」
クレアはクリスと連絡が取れなかった事をずっと心配していた。やはり原因はウェスカーだったのか…だがジルはどこへ行ったのか?
650 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/20(日) 14:02:31 ID:uumzxBs+
「BIOHAZARD ー OUTBREAK -」 ─── FILE No.1 発生 俺はつまらない日常から抜け出したかった・・・ ─── FILE No.2 決意 この悪夢から抜け出すんだみんなで・・・ ─── FILE No.3 共存 これはラクーン市警で働く一人の男と偶然出会った7人の仲間の物語だ
651 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/20(日) 14:29:05 ID:XmL/L6fo
ゲームブックの「地獄の館」の盗作だよね、初代は。うちにあった本。
652 :
シェリー :2005/11/21(月) 20:39:35 ID:???
>>649 ウェスカーの眼は赤く光り出し、その瞬間クレアの首はウェスカーの腕で持ち上げられた。
「くっ…!ウェスカー!!」
ウェスカーの腕はどんどんと首を絞めていく。
「ははは!!どうだ!!気持ちいいか!!」
「くわぁ…やめ…て…」
クレアは意識を失ったらしく顔はうつむいている。
「このヤロウ!」
スティーブはクレアを見るなり、モンスター化してウェスカーに向かっていった。
「スティーブ!!お前ももう用無しだ!!」
ウェスカーはクレアを持っている右腕を振り、スティーブにクレアを投げた。
ドス
「うわっ!」
スティーブはクレアをうまくキャッチしたがクレアは意識を失ったままだ。
「クレア!?」
スティーブはレベッカにクレアをまかせて、ウェスカーの赤く光る眼へと進んだ。
「ウェスカー…俺はお前を許さねぇ…」スティーブはゆっくりとウェスカーの方へ歩きながらモンスター化をしていった。
「ウェスカー…お前をここで倒す!」
だがウェスカーは鼻で笑い、
「やれるものならやってみろ、だが今のお前じゃ、俺は倒せん」
ウェスカーはとても自信にあふれていた。スティーブもウェスカーの異様な雰囲気を感じていたが、やるしかないとおもった。クレアのためにも…
「行くぞ…」
「ふん」
「クレア…クレア…」
「ん…」
「クレア、俺はお前に感謝しているよ、俺がいなくなっても悲しまないでくれよ、いつも笑顔のクレアでいてくれ!クレア…」
「クレア…クレア…」
「ん…」
クレアは目を覚ました、するとレベッカがこちらをみていた。今、若い青年がこちらをみていたような…
「レベッカ?」
「よかった!!気がついたみたい…」
クレアは自分が意識を失った事を聞いて今の状況を聞いた。「ここはさっきの場所ですが、ウェスカーとスティーブはエレベーターでさらに下へ行きました。今エイダさんが様子を見に行っています、あっ帰ってきたみたい」
エイダは息を切らして走ってきて、
「クレア!!気がついたのね…」
「エイダさん、どうでした?」
「…クレア…スティーブが殺されたわ」
「スティーブが…」
653 :
シェリー :2005/11/21(月) 21:49:06 ID:???
>>652 「スティーブが私の体を求めてる・・・あの大きなモノを入れたがってる・・・」
クレアは突然オナり出した
「あ・・・・い・・スティーブ・・・・」
切なげにスティーブの名前を呼びながら丹念にクリトリスを揉む。その姿はまるで餌に餓えた猛獣のようだった
「またか・・・・」
流石消防。もうやめろよ。糞杉。
655 :
シェリー :2005/11/21(月) 23:49:53 ID:???
>>653 ふざけんな
どっかいけよ糞
俺の作品を汚すな、ニートが!!
シェリータソもちつけ。
>>553 がシェリータソじゃないことは皆わかってるから。
>>553 をシェリータソと本気で勘違いしてるヤツが真性厨だ。くやしいだろうがヌルー汁。
657 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/21(月) 23:56:17 ID:dkMh7mHZ
しまった。アンカーミスったorz
658 :
656 :2005/11/21(月) 23:58:48 ID:???
ごめん。ほんとごめん。自分こそ落ち着けorz逝ってくる。ごめんorzorz
659 :
シェリー :2005/11/22(火) 00:10:26 ID:???
ありがとう
キモイって、お前らw 汚す部分があるほどのレベルの作品かよwwwww
嫌なら見るな、レスするな、そんだけ
いや、こんな糞スレ消えろ、それだけ
663 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/22(火) 09:30:11 ID:qwLI3tIL
キモスレ晒しage
お前のやってる事は野球選手にハンドと言ってるようなもんだよ?粘着してるアンタの方がよっぽどキモ!
665 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/22(火) 10:55:44 ID:K0i5UoZn
↑意味ワカラナスwwwアホだwww
意味の分かってないお前がアホ
667 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/22(火) 11:12:30 ID:K0i5UoZn
>>661 >>664 >>666 ここを良スレと思うならくだらん荒らしにレスするな。無駄にスレが消費されるだろうが。餅つけ。スルーできないならお前も厨だ。スルーしろ
それでは次の職人さんドゾー
670 :
シェリー :2005/11/22(火) 15:34:19 ID:???
俺じゃない、ただのニートでしょ
671 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/22(火) 15:35:13 ID:gMVggS/4
カサカサカサカサカサカサカサ
672 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/22(火) 15:41:49 ID:oVbyRjtl
シェリーって文章書くわりに読解力ないのか?そりゃキチガイストーカーにもてるわけだ
674 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/22(火) 16:33:04 ID:rjA5nKhz
>>シェリー ずいぶんレベルの低い文章を書くな...
お前は専用スレ作った癖にいちいちうざい真似しに来てんじゃねーよタコ というかそのシェリーにすら到達してないんだけど君は?
シェリーは多分中学生以下。 当人による「多分最年少」申告や言動。書く文章見ていると 読んでる文章の絶対量がかなり少ない気がする。 成長期なんだよきっと。 何が言いたいかと言うと、嫌なら専ブラであぼん汁。 シェリーはもっと精進なさい。 デモシーンを繋ぐような活劇に力を入れた作りは、磨けば化けると思うので。
一応さらっと読んだことあるけど、モンスター化スティーブが どうこうとかいう設定から察するにまんま小学生だろ。 仮面ライダーとかそういうレベルだもん。
つか誰が何才とかどうでもよくね?どうせリアが主だろうし。
679 :
シェリー :2005/11/22(火) 20:04:47 ID:???
俺の事どうこう言うのはいいんだけどさ、このスレ荒らすのはやめてくんない?他の職人や見てる人に迷惑ですから。
>>シェリー 荒らしがどうこう言う以前に、チミ最初から態度悪すぎ。 少しずつ上手くなってきたなと思ってたけど、最近は退化してるし。 文章力が成長するのがスレ的には一番重要だが、自分自身ももうちょっと 成長させた方がいい。 他の職人ではなく、なんでお前がピンポイントなのかもうちょいよく考えてみれば?
681 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/22(火) 20:35:46 ID:gMVggS/4
シェリーさんごめんな俺のせいで
682 :
シェリー :2005/11/22(火) 20:39:40 ID:???
なんで俺がこんなに叩かれるか確かに不思議だww だけど、普通に批評してくれればいいのになぜ消防とか厨房とか態度悪いとか言われなきゃいけないのかわからん、はっきりいって660以降のカキコ俺じゃないからね。俺は最初にシェリーって名前で変な小説書かれて怒っただけであとは何もしてない。
683 :
東京バイオ :2005/11/22(火) 20:44:24 ID:???
えーと空気読めてないかもしれないけど 作品批評お願いしますorz
684 :
バイオ0 :2005/11/22(火) 21:35:29 ID:???
>>577 ,
>>578 ,
>>604 ,
>>638 ,
>>648 -------------------
距離にして十五……いや十メートルか。それらは前後からゆっくりと近づいてくる。
(ハンドガンなんかじゃ二体倒すなんて到底無理ね……)
しかし生憎他の武器は持ち合わせていない。ナイフくらいならあるが、ハンドガンで応戦するよりも危険だろう。
「……レベッカ あれだ……!」
ビリーが低い声で呟いた。視線の先にはひとつのドアがある。
しかし──
「……無理よ ビリー。ヤツが居るわ」
そう。ビリーの言ったドアはここから五、六メートル先の所にあった。
ヒルの化け物とほんの三メートルほどしか距離がない。近づいたら確実に攻撃を受けるだろう。
「──大丈夫だ。お前は真っ直ぐドアに向かって走れ」
アイツは俺に任せろ、そう言うなり彼は駆け出した。──化け物に向かって。
「ビリー!?」
「──レベッカ! 早く行け!!」
今まで聞いた事のない声で怒鳴られ、弾かれたように走り出す。
何とかドアまで辿り着き 勢いよく扉を押し開けた。同時にビリーの方を見やる。
「……こ、の野郎っ!」
ブンッ、と長い足が弧を描き 化け物に直撃した。衝撃でヒルがあちこちに分散し ヒルの集合体である化け物は下半身のみになっている。
「──ビリー 早く!!」
「ああ……!」
扉を確保したままビリーを呼ぶ。彼が入って来たのを確認するとすぐに扉を閉めた。
>>683 文章に空気が織り込めるようになってきたカンジ?後は、もうちょっと色々言葉を
知ったらいいんじゃないかと。今回は、戦闘前のちょっとしたインターバルって雰囲気
だけど、それを見るケビンの行動が「鼻で笑う」だと、嘲っていることになってしまう。
「馬鹿だな」にこもった感情が、対象に対して悪意を持っている場合は鼻で笑うで
正解だけど、好意がある場合はもうちょっと別な言葉で笑いを描写した方が意味が通る。
声を放ったり体を揺らしたりしない静かな笑いの表現をしようとしたんだ、という予想の元に
一言、でした。
686 :
バイオ0 :2005/11/22(火) 21:56:55 ID:???
>>578 ,
>>604 ,
>>638 ,
>>648 ,
>>684 ------------------
「レベッカ 何か使えそうなものがないか探してくれ」
扉を押さえつけながらビリーが言う。
「──何か、って言われても……」
使えそうな物、と言ってもここにある物で使えそう物など検討がつかない。
逃げ込んだ先はトイレだったのだ。
(ロケットランチャーでもあればそれこそおかしいわよ……)
ぼやきながらも用具入れを漁る。
「…………!」
(……もしかしてこれなら──!)
「……ビリー あなたライター持ってる?」
「……? ああ、有るには有るが……何に使うんだ?」
ビリーからライターを受け取りシニカルに笑う。
「ちょっと、ね。それより 少しでも多く時間を稼いでくれない──?」
これでヤツらを倒せるはずだから── そう言って作業にはいった。
687 :
東京バイオ :2005/11/22(火) 22:27:34 ID:???
>>685 ふむふむ、鼻で笑うとかじゃなくて口元をゆるめたとか
そういうのがいいんですな、勉強になりました
BIOHAZARD-OUTBREAK- FILE No.1「発生」 ラクーン市警の北に位置する場所にあるBRA"J'sBAR"。俺は今日もまた徘徊仕事をサボりここへ飲みにきた。 この店は他のBRAに比べると地味で人入りも悪いしバーテンも陰気な人だ。俺はそんな雰囲気が気に入ってる。
689 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/23(水) 07:31:07 ID:D/TJ0DHj
自己満足房乙
690 :
裏方 前 :2005/11/23(水) 17:07:11 ID:???
我が輩はケルベロスである。特に名前は無い。 ケルベロスというのは我が輩を檻に閉じ込め飼い慣らそうとした傲慢な馬鹿が付けた名前だ。 名前というよりは呼び名であろう。いわゆるこーどねーむというやつである。 由来は古代ぎりしゃ神話の冥府の番犬の名前に端を発するが、あの馬鹿は死ぬまでそんな事は知るよしもないだろう。 現在の我が輩はというと、とても自由である。今も自由気ままな散歩を中庭で満喫している。いわゆるふりーだむというやつである。ふりーだむが我が物顔で歩いている、それが今の我が輩である。 だが我が輩も昔からそうだった訳ではない。狭く汚い檻に閉じ込められ、貧しい食事しか与えられず、散歩もろくにしてもらえない。おまけに馬鹿を相手にいじられ続ける日々。真に動物虐待、犬権侵害である。 というか、あんな馬鹿は死んでいればいいのだ。まあ我が輩が喉仏を喰いちぎってやったので、今はあの馬鹿も天国で暮らしている事だろう。
691 :
裏方 中 :2005/11/23(水) 17:12:28 ID:???
話は変わり、そういう我が輩にも、最近は仕事というものが出来たのだ。 いわゆる日々の生き甲斐というやつである。儚い犬生には生き甲斐は必要である。 ぱりーん! 今我が輩がいる庭。そこに面した目の前の逆L字型の渡り通路、 その窓側辺りから、いつもの音が聞こえた。 どうやら今日はお隣の「同業者」に先を越された様だ。 我が輩はここをてりとりーとしているが、すぐ近くにも「同業者」が何匹かいる。美味しい仕事には、競争相手がいるというのは世の常であろうから、致し方ない。 それにお互い縄張りを侵害する様な事が無ければ争いは起こらないので、 意外と上手くやっている。同じ仕事をこなす者同士の連帯感というやつもあるのだろうか。 けれどらいばるには違いないので、我が輩も負けてはいられない。 そうこう思っている内に、我が輩のてりとりーにどうやら「お客」が来た様だ。 この仕事にはこつがいる。ある程度助走距離を取り、 勢いよくじゃんぷして「目標」に飛び込むこと。 我が輩の身体能力が唸りを上げる瞬間である。思い切りも肝心だ。 しかしこの仕事、何が楽しいって「お客」のあの瞬間の顔である。あの馬鹿な顔といったら他にはない。
692 :
裏方 後 :2005/11/23(水) 17:15:37 ID:???
そうこう思いながら、我が輩はいつもの様に「お客」との間合いを計り、 たいみんぐよく勢いをつけて動き出す。 この、目標に向かって駆け出す瞬間が堪らない。 美しくも儚く、そしてその憂いを帯びた香しい肢体の、その力を存分に発揮しながら、四肢から生まれる躍動を、ただただ集中させている。 地面の土や雑草を蹴って、その身体から生まれた風の様な疾走、そして「目標」に向かう跳躍が、今正に、また華開かんとしている。 いつものあの音まで、もうすくだ。 今日もまた馬鹿な「お客」を喜ばせてやろう。 ぱりーん!
693 :
訂正 :2005/11/23(水) 18:49:24 ID:???
694 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/24(木) 07:34:34 ID:eZq2AlMX
氏ねお(^ω^)
なんでもかんでも「お」つければいいってもんじゃあねー
おいおいココは何時から批評スレになったんだ?
批評してほしいって作者が言うんだからいいだろ。
698 :
東京バイオ :2005/11/24(木) 16:51:32 ID:???
>>646 キャンプに腰を下ろして何時間たったのだろう・・・・?
俺はその少しの間にたまりにたまった睡魔に襲われた。
「またか・・・・・・。」
俺は目をゆっくり開け、悪夢から逃れるように覚醒した。
久々に得られた睡眠だが、やはり悪夢を見てしまった。
体中には嫌な汗がまとわりついている。
たった数十分という居眠りだったが、体力を通常の戦闘の後より浪費してしまったようだ。
寒いな・・・・・・。
汗が影響してか、体中がスースーする。
「おいみんな、後40分でゼロアワーだ。」
隊長が演説のようなものをし、隊員を奮い立たせはじめた。
まぁ俺はそんなものに興味はなく、聞く振りをしながらボーッとした。
「以上、幸運を祈る!」
ビシッと隊長は敬礼を決めた。
それに続き隊員含む俺達も敬礼をし返す。
「解散!」
その声が響き渡ると、止まっていた声がキャンプを満たし始めた。
やっと終わったか・・・・長ったらしい演説だったよ・・・まったく。
と俺は愚痴を聞こえないように零す。
「がんばろうな。」
と、誰かが俺に声をかけてきた。
「ああ。」
こいつはテイラーっていう奴だったな。
顔と名前がピタリと頭の中で一致した。
俺はやることがなくなったので
何気なくブリーフィングの書類を取り出して読み始めた。
ブリーフィングの書類には写真や文章が載っており
そこにはRPGについてなどがあった。
699 :
東京バイオ :2005/11/24(木) 16:52:37 ID:???
RPG・・・・・・、アフリカの民兵かよ・・・。 俺は子供のころから、戦争モノの映画が好きだった。 最も趣味として楽しんでいたころにははベトナム戦争やブラックホークダウンに 関係した映画や著書を読み漁り、武器の性能をだいたい把握していた。 ただの軍事オタクだろとつっこまれても反論はできないが・・・。 「後、5分で出撃だ、全員準備はいいか!?」 突然隊長の声が響き渡る。 「Yes, Sir!」 と隊員達が間髪いれずに返した。 ストレッチでもしとくか・・・・・。 俺は体を伸ばし始めた。 新兵だったころはこれをやりすぎて何度吊ったことか・・・・・。
やらないか
だが断る!
コテの馴れ合いはうんざりだ。前スレは何処行った?
704 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/24(木) 20:00:11 ID:eZq2AlMX
ハゲワラWWWWWWWWWWWW
706 :
決意1 :2005/11/25(金) 02:49:49 ID:???
「なんなのよ!あんたたち!」 ケビンの消えた川辺。アリッサは、鮫に向かって叫んでいた。 アサルトライフルからは、弾丸がアリッサの心のごとくほとばしる。 嫌な音をたてて、鮫の死骸から着弾音が響く。 トリガーを引き絞った指からは、血が滲みかけている。 「どうして?どうしてなの?アイツはどこに行ったのよ!!」 虚しく空になるマガジン。それでもアリッサは、心の中でトリガーを引く。 「返してよ!アイツを返してよ!」 埃にまみれた頬を、一筋の光が落ちる。 「アイツを.......」 銃を落し、力なくしゃがみ込む。 やっと手に入れた、Vポイズンだけが桟橋の上に光っている。 「どうしてよ!薬が出来たって、アンタが.....アンタが.......!」 地下から通路、そしてエレベーター。気がつけばいつも助けられていた。 いつもにやけヅラで、知性のかけらも見えない男。 初めて会った時から、子供みたいな奴だと思っていた。何かある度、小言を言った。 「ちょっとは大人になりなさいよ。」 「大人ってどんなんだよ?ジョージか?マークか?ジムじゃねえよな?」 「あんたねえ!」
707 :
決意2 :2005/11/25(金) 02:58:38 ID:???
試薬に必要な成分、Vポイズンを探す為訪れた地下施設。 蜘蛛を避けた旧地下鉄構内で休憩中、ふとケビンが言った。 「俺はこんなんかも知れねえけどよ、警官としての責務は果たすぜ?」 「当然でしょ?悪を退治してよ。こう見えても、か弱い市民なのよ?」 「OK!アリッサ、あんたツイてるぜ?こんないい男がそばにいるんだからよ!」 「いい男なんて、自分で言うもんじゃないわよ。」 「喜んでもらいたいね。今アンタは俺を独り占めなんだぜ?」 「はいはい。うれしいわよ。」 「ちぇっ!つれないねえ。」 「........ところであんたさ、街を出られたらどうするつもり?」 「....そうだな、まずはクニの実家に顔を出すか。」 「?あんた生まれはここじゃないの?」 「ああ、もっと北だ。実家は牧場さ。ずいぶん帰ってねえ。」 「牧場?良いわね、のどかそうで。こうしてる位なら、そんな生活も悪くないと思えるわね。」 「だろ?良いとこだぜ?親父にもお袋にも、マギーにも会いてえしな。」 「マギー?友達?残して来た女?あ、あんたみたいな男に着いてくる女はいないわよね。」 「悪かったな、妹さ。」 「妹!?」
708 :
決意3 :2005/11/25(金) 03:02:40 ID:???
「ああ、地元の大学に通ってる。ラクーン大学じゃなくてラッキーだったよな!」 「...あいつ、俺に会うたび言ってたよ。」 「しっかりした人つかまえて、父さん母さんを安心させないと駄目よ!なんてさ。」 「アニキがこれじゃあ妹は大変ね。同情するわ。」 「まあな、そろそろ心配かけるのも飽きたし、今度は連れて帰りたいもんだよな。」 「......しっかりした人ってヤツをよ。」 「今までのあんたじゃ、むずかしいんじゃないの?」 「でも最近の働きは認めてあげるわ。やっぱり男、警官なだけあるわよ。」 「だろ?俺に惚れない女がいるかよ?ロケンロール!」 「わかったわよ!わかったから、ちゃんとあたしを守ってよ?」 「まかしときなって!守ってやるぜ!これからもずっとな!」 「頼むわよ?お兄ちゃん。」 いつものように、ロマンスのかけらもない。本当に何気ない会話だったかも知れない。 でも今はそれが愛しく懐かしい。何故自分一人?もう会話をする相手はいない。 「クニに帰るんじゃなかったの?」 「家族を安心させるんじゃなかったの?」 「どうして......あたしなんかを助けたのよ!」
>>706-708 おお!新作キターーーーーーーーーーーーー!!!ケビンとアリッサの会
話がイイね。これで終りなのかな?ケビン鮫に食われちゃったの?
710 :
決意4 :2005/11/25(金) 04:28:00 ID:???
大学の裏手は、キーロックされていた。マンホールからの道は、蛙の化け物に阻まれた。 もう武器と言える物はわずかしかない。この先何があるかわからない。温存を話し合った。 仕方なく通る事にした桟橋。お互い無傷とは言えない状況だ。薬が要る。 特にケビンは、途中までひどい出血だった。着いてくるのが辛そうだ。早く治療しなければ。 辺りをうろつく鮫に注意しながら、桟橋の中程まで来た時だった。救急スプレーが目に入った。 「あ!良かった!こんなところに!」 そしてケビンが叫ぶ声が聞こえた。 「アリッサ─────────!!」 どれくらいの時間が経ったのだろう。夕日に、金色の髪が風になびいていた。 懐かしい感触に、ふと心が目覚める。 「.........髪か.......」 「ふざけたアイツに、撫でられた事もあったわね......」 「でも、もう.......」 地下研究所のダクトで、コード入力に行ったジョージを待った2人きりの時。 辺りを警戒していると、にやけヅラのアイツが切り出した。 「なあ、なんでいつもよ、こんなに髪がサラサラなんだよ?」 「見ろよ、俺なんかベッタベタだぜ?隠れてシャワーでも浴びてんのか?うらうら!」 「やめなさいよ!もう!トリートメントは、できる女の身だしなみなのよ!」 「アンタの男臭い髪じゃあ、シャンプーくらいじゃ駄目なのよ!」 「いたた!汚れるでしょ!グローブくらい外しなさいよ!」 「できる女?アハハハ!どれどれ、グローブを外して、と。しっかしいい手触りだよな!うらうらうら!」 「ちょっとケビン!」 明るい笑顔だった。 この絶望の闇に閉ざされた街で、太陽の様に眩しかった。 どれほど勇気づけられただろう。あの笑顔に。あの男に。
711 :
決意5 :2005/11/25(金) 04:32:55 ID:???
そして、いつからだろう?その男の笑顔が見たいと思うようになったのは。 いつからだろう?戦いから帰ってくるその男の姿に、胸が締め付けられるような気持ちになったのは。 なぜ自分は、いつも小言ばかり言って、その男を困らせたのだろう? 男はなぜ、そして、どうして最後の瞬間まで、自分を守ってくれたのだろう。 「守ってとは言ったわ。でも、でも....そんな!」 「まさかアイツが、アイツに限って。」 「ご両親に何て言えばいいのよ。妹さんにだって.......」 「いつも帰って来たもの。ボロボロになっても、必ず帰って来たもの!」 何故こんなに苦しいのだろう?故郷の話を聞いたから?ここまで一緒だったから? 守ってもらったから?助けてもらったから?身代わりになったから? ...................違う。 違う! あたしは!あたしは!..............お願いよ!! もう一度髪を撫でて!もう一度笑いかけて!もう一度話を聞いて!もう一度......帰って来て! あたしは、アイツを........アイツを! 「ケビ─────────ンヌ!!」
>>706 OBネタでなくオリジナルでもいいなら。お題として考えていいの出来たらいつか投稿してみるよ。
いいなと思ったのは
>>252-255 と、前スレだったか、本当にゲームの中だったってやつ(オチはGAMEOVERでまた再開だかの)。
後は45さん30さんの短編(特にオリジナル)で、二方は小説としての文章の書き方が書き慣れてる感じで上手くて羨ましいなと思う。
正直自分は完全なノベライズ物は余り読む気がしない。完全なノベライズ物となると皆の知る既存の原作に沿ってというだけに、
文章そのものの技量があって魅力もあるとか、何か+αがあるとか、読み手が原作を余程好きだとかでないと、
読もう面白いって気にもなかなかなれない気がする。そういう意味では
>>576 ,579も解る気も。
とはいえ何も書かない、未完で終わってしまうよりは、どんなでも1つの作品を書きあげるって人の方が凄い事だと思うので(と小説賞を受賞した人が言ってるのを見ました)、今書いてる人は頑張って下さい。
というか余り批評すると未熟な自分が投稿し辛くなるんでこの辺にしときます。
713 :
決意6 :2005/11/25(金) 05:40:33 ID:???
ザバ─────────ッ!! 突然背後の水面が弾けた。水音をたてて、桟橋に何かが上がったようだ。 「鮫......まだいたのね.....いいわ、仇はまだ、取り足りないわよ!」 弾切れの時の為に、ポケットに入れておいた折りたたみナイフを握り、振り向く。 「いまのあたしにできる事はッ!!」「!...........え?な、何よ!?」 「うおお───────────ッ!!」 「冷てぇ───────ッ!!」 「だああああ!あの鮫野郎ッ!!」 「あ、あれ?アリッサ!無事だったのか!!」 ケビンだった。全身ずぶ濡れ、顔も手も肌は真っ白だ。 「くっそ───ッ!いつまで居やがるんだよ!鮫公!」 「もう少しでエスキモーだぜ!」 「エスキ........ケ、ケビン!?あ、あなた.....」 「ん?アリッサ?待て!待て!耳に水が入って何にも聞こえねえ!」 ケビンは頭を振り、片手で側頭部を叩いた。 「アーアー!なんとか聞こえるな。で、なんだよ?」 「なんだよってあなた、どうなってるのよ!!」 「ん?ああ、落ちた後か?」 「よく見ろよ。桟橋と水面の間に、すこーし隙間があるだろ?で、桟橋に捕まって踏ん張ってたのよ!」 「口と鼻が開いてりゃあ息はできる!耳には多少入ったがな!」 「あのサノバビッチ野郎!なかなか離れねえんで困ったけどな。」 「水温が下がったんで、どっかにいっちまったよ。」 「我ながらグッドアイディアだったぜ!!」 「グッドアイディアって......返事くらいしなさいよ!もう!」 「こっちはね、アンタが.....アンタが......そのまま.....」 「戻っ......て来ない.......のか........と」
714 :
決意7 :2005/11/25(金) 05:42:20 ID:???
駄目だ。上を向けない。涙で顔がグシャグシャになっている。 こんなところは見られたくない。いや.....いや!見て欲しい!ありのままの自分を! あなたの帰りを、こんなにも待ち望んでいた女を!うれしかった。うれしかった! このまま飛び上がって!この男に抱きついて!大声で名前を呼んで!そして........! 「ん!なんだよ?」 「ははーん?化粧が落ちたな?つけまつげか?コンタクトか?」 「あ、わりいわりい!鼻水が出てんだよな!冷え込んでるしよ!」 「ブァ──ックション!!駄目だ!風邪ひいちまう!」 .....................! 「あ、アンタって人は──────ッ!!」 立ち上がる。化粧など気にしない。どうしてこの男はッ! 「おいおい何だよ!その右手!グーはやめろよ!グーは!」 「仕方ネエだろ?あの状況じゃ!鮫に気付かれるかも知れねえしよ!」 「今何時だ?別ルートのヨーコは大丈夫なのかよ?」 「ところで相談なんだけどな!.....お姉さん、あっためてくんない?......今なら誰もいねえぜ?」 「!」 その後2人は、待ちくたびれて、マンホール前にうなだれているヨーコを発見した。 目覚めたヨーコは、無事を喜んだが無表情だった。 しかしケビンの顔に、おおきな手形が着いているのを見つけると、頷いて小さく笑ったようだ。 「なんだよ!ヨーコ!これは不慮の事故だ!な!アリッサ?」 「海に落ちた俺を、アリッサが.......」 「もういいわよケビン!さっ行きましょう。実験室でジョージが待ってるわ。」
715 :
決意8 :2005/11/25(金) 05:43:46 ID:???
歩き出す。未来に向かって。その足取りは、力強くも軽やかに。 そう、この男には借りができた。大きな借りが。そしてその借りを喜んでいる自分がいる。 街を出られたら、帰ろう。その場所へ、この男と。 「........そうね。」 「ん?なにか言ったか?」 (妹が出来るってのも、良いかもね。) 少しずつ返して行こう。大自然の懐の、大きな牧場で。 大きな笑顔に。 そのころジョージは、まだ点検用通路に居た。 Tブラッド採集の為、電線下にタナトスを誘導している最中だ。 「この役目が一人とは...........理不尽にも程があるッ!!」
716 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/25(金) 06:58:35 ID:zH4sV8yX
なにこの妄想スレwwwww
717 :
ありっさ :2005/11/25(金) 07:05:39 ID:zH4sV8yX
アリ『いつしか私はケビソの股間を愛撫していたw』 ケビ『ぉーお〜wいいぞアリッサもっと激しく激しく…ジュパパパパパw』 ドパァァァァァァァ アリ『なにもう出たわよww』 ケビ『wwwwwwwwwwwwっうぇっうぇwwwwwwww』
718 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/25(金) 07:10:58 ID:zH4sV8yX
俺浅橋で鮫にグレネードぶちこんだのに鮫は死ななかったぜwwwwwタフな野郎だwwっうぇwwwwwwww
719 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/25(金) 07:16:23 ID:zH4sV8yX
ワロタ
突然思い立って投稿しました。書きながらだったんで、遅くなってしまいました。 感想は聞きたいところですが、批評はカンベンして下さい。 もう書かないんで。もうネタもないですし。 このスレの発展を祈って、読者に戻ります。
722 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/25(金) 08:37:56 ID:zH4sV8yX
724 :
東京バイオ :2005/11/25(金) 20:16:06 ID:???
>>723 右に同じな感想
後、僕のも毎回批評してくれるとありがたいです
めっちゃおもろかったですよ!感動したし…(いつか)次作たのしみにしてます(・∀・)
>>724 じゃ気になった所を少し。
今回RPGとブラックホークダウンという実在する物の単語が出て来てますが、
前者は説明みたいな文が何も無いので、勘のいい人なら何かの兵器名かなとは思えども、RPGを知らない人には余り何の事か解らないんじゃないかなと思うのでイメージしやすく自然な説明を入れた方がいいんじゃないかなといます。
後者は特に実在する映画の名なので、ちょっと違和感を感じました。舞台背景や時代背景が周りに殆どなくいきなりその単語が出て来たので、話は結構な未来の話なのかな?と思ったり、
ブラックホークダウンというのも前者と同じくどんな映画なのかってイメージをしやすい自然な説明なんかを少し入れた方がいいんじゃないかなとと思いました。
実在する作品名とかを出すのは、特にそういう所を気をつけないと事実との整合性を失っちゃったりしちゃうので。
>>726 説明が途中で抜けちゃっいました。補足すると、ブラックホークダウンは比較的最近の映画なので、時代背景が解り辛い分結構な未来の話なのかなと。
728 :
東京バイオ :2005/11/25(金) 21:44:32 ID:???
>>727 thxです
そこ注意してがんばります
ブラックホークはいれないほうがよかったなあorz
ブラックホークだけなかったということにしてもらいたいかも(何
RPG-7 ロケットプロペリンググレネードだったか。ブラックホークダウンはこいつ無しでは成り立たない映画だったな。
皆様ご感想誠にありがとうございます。 徹夜で書いて、朦朧としていた時に書いた後書きでしたが、 今見るととんでもなく失礼ですね。 大変申し訳ございません。 批評なんかも歓迎です。採点なさって下さい。(しかし恐い) 勢いで書いた文章ってのは、後々見直すと大変はずかしい! ここはこうすれば良かったなとか、全然状況説明がないなとか。 第三者かアリッサか、誰の視点なのかとか。 これがベスト!と、なかなか決断できませんでした。 最初はケビンがそのまま逝って、強く立ち直るアリッサにしよう。 なんて考えてましたが、それじゃあ救いが無い。 ケビンのキャラを考えて、お間抜けな展開にしました。 ジョージには損な役回りをさせましたが、なんたってハ─イ!だし。 もっと他の皆様の作品を勉強し、次を投稿できたらいいな、と思ってます。
>>730 俺としては特に変だったりするところは無いと思う。
さっきも言ったけどほんと面白かったからよかったらこれからもよろしくお願いします。
>>730 じゃついでに気になった所を。
>707の、ふと言ったって割には、その後ずっと会話文が続いて、描写が間に挟まれていないのが気になりました。
どういう状況で誰がどんな感じで喋っているのかというのが無く、解り辛くて、
それがずっと同じ様に続いて、少し単調で疲れる様な感じがするので、
ある程度会話文を入れたら間に話してる者の様子なり描写の文を少し入れる様にしたらいいんじゃないかなと思います。
733 :
ゲーム好き名無しさん :2005/11/25(金) 23:45:42 ID:zH4sV8yX
ジョージ一人であんな馬鹿デカい奴を相手してるのかwwwwwwwwwwwwジョージツヨスww
>730 耳に水がはいってきこえねえ!で超吹いた
735 :
決意前1 :2005/11/26(土) 17:39:07 ID:???
「ここも既に......」 ジョージは落胆の色を隠せなかった。 最期の希望の地、市警庁舎。 しかしそこは、もう安息の地ではなかった。 地下研究所から乗った機関車。 そのレールの軌跡は、路面電車の駅へ繋がっていた。 なぜ?驚きもしたが、皆で話し合った末、ここからなら警察署が近い。 特に同行者のケビンは、職場の状況が気になっているようだ。 そこに向かおうと決まった。 先刻なんとか辿り着いた時、ホールで現責任者のマービンが言った。 「今、市民をピストン輸送で郊外に送り出している。」 「市全域は完全に封鎖されたようだが、外部には州軍が待機しているはずだ。」 「次が戻って来たら、君たちも乗ってくれ。」 だがジョージはマービンの表情から、それすら思わしくない状況なのを読み取る。 職業上、そういった事には敏感なのだ。自分を恨む。 「もっと楽観的な性格なら、希望も持てるかも知れないが。」
736 :
決意前2 :
2005/11/26(土) 17:39:53 ID:??? 今はマービンとケビン、そして同行のアリッサが話し合っている。 「君は記者クラブの.....大変だったね。」 握手を交わし、マービンがねぎらう。 「まったくよ。こんな腕白坊主が一緒じゃあね。」 アリッサが大きく肩をすくめて言う。 「だろう?本当に手を焼かせられるよ。問題が、また一つ増えちまったな。」 その仕草にマービンが、苦笑しながら気の毒とばかり言う。 「おい!お前ら!何て言い草だよ!ったく ......そんな事合意してる場合か!」 「署内にはどれくらいゾンビが?西側は駄目なのか?」 「今何人残ってるんだよ?他に連絡着くのか?」 「署長はなにやってんだよ!先頭に立つべきだろ!」 ケビンがまくしたてた。 「西側は完全に駄目だ。安全なのはホールより東のみになった。」 「十人前後が頑張っている。皆限界だ。」 「署長は不明だ。.....署長室前にはバリケードを張った。」 マービンが辛そうに言う。責任者、同僚として当然だろう。 「不明!サノバビッチ!それにそんな人数じゃあいずれ!............」 ケビンは押し黙ってしまった。そう、その先は言ってはならない。 「ところで次の輸送車は、いつごろ着くのかな?」 ジョージは、傍らで一心に端末を操作する女性に話しかけた。 リタと言う名前らしい。ケビンが再会を喜んでいた。 「予定では30分程で、一台戻って来ます。現況では確定ではありませんが。」 リタが優しい表情で答える。しかし、ここでもジョージは、その奥を読み取ってしまう。 「予想通り運んではいないようだな.........。」 マービンが呼びかけて来た。 「そちらのお医者様、ハミルトンさんでしたね?」 「ジョージで結構です。何か?」 「地下駐車場に、避難して来た市民が伝言を残しています。」 「そちらも確認などされては?」 その気遣いが心に刺さる。これからケビンと本音で話したいのだろう。 「そうですか。なにか残っているやも知れません。お気遣いありがとうございます。」 東側から降りられると言う。アリッサと、先ほどから全く口をきかないヨーコが着いてくる。 「ヨーコ?具合でも悪いのかい?私に出来る事があれば....」 「いえ......あの...なんとなくここって....」 なにか思い詰めているようなヨーコ。 「なによ?嫌な雰囲気って?どこも同じようなもんよ。」 アリッサが返す。 「気丈な女性だ。男性でも落ち込むような状況なのに。」 ある意味感心しているジョージだった。 「あ、あれだな?」 駐車場の内壁に、様々な伝言が残されている。 しばし内容を確かめる事にした。