フランス語とラテン語

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184このスレの趣旨とは少し違うかも知れませんが
フランス語の単語を語源で学習している人、います?(あー、 déjà vuが)

大部分はラテン語起源と思いますが、語源を使った良い勉強法、良い参考書、
参考になるサイト、単語学習のためのTIP、具体的な単語についての議論など、
情報効果出来ればよいと思います。(私は知識がないので聞いてるだけだと
思いますが)
185このスレの趣旨とは少し違うかも知れませんが:2005/12/06(火) 17:31:31
とりあえず言いだしっぺということで。

語源というわけじゃないけど、次のサイトは、音や綴りの変化を
使った語彙の学習で、初心者(ぼくのことね)にとって役に立つと思います。

French vocabulary - tricks for English speakers
ttp://www.gbarto.com/languages/frvocab.html
ttp://www.gbarto.com/languages/frvocab2.html
ttp://www.gbarto.com/languages/frvocab3.html
186名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 17:55:43
ここ
http://www.realfrench.net/grammar/index_unit.php?grammar=Advanced
の最初の2つの
1. The origins of French
2. English and its relationship with French
も面白そう。

名前は「名無しさん@3周年」に戻っておきます。
187名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 19:42:06
ある人のBLOGのコメントとして書いたのですが、
「プロムナード(散歩道)」の mener に主な接頭語をつけた動詞を
書いておきますね。
 amener : 連れてくる,連れていく,持ってくる
 démener : (se)激しく動き回る,奔走する
 emmener : 連れ出す,連れて行く
 malmener :手荒く扱う,痛めつける
 mener : 連れていく,至る,先導する
 promener : 連れて歩く,散歩させる
 ramener : 連れ帰る,持ち帰る,連れ戻す,回復する
 remmener : 連れ帰る
 surmener : 疲れ果てさせる,酷使する
そこにはmener = take と書いてしまったんだけど、もともと
「脅して追い立てる」というような意味で、その元は、
「とがった」とか言うような意味で、英語の
 eminent : 優れた、卓越した
 prominent : 卓越した
 mountain : 山
のなからの-min- や mount-と同根らしい。ということで、
 démonter : 登る、上がる
も、たぶん同根ですね(自信はないけど)。これも主な接頭語をつけておくと
 démonter : 分解する,取り外す,(se)狼狽する
 remonter : 再び登る,再び上昇する,遡る,再び上げる,元気づける
 surmonter : 上に載っている,克服する
188名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 19:51:18
>>187
>  démonter : 登る、上がる
失礼しました。
 monter : 登る、上がる
の間違いです。
189名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 22:03:15
>>186
http://www.realfrench.net/grammar/unit.php?id=1#4
に、Charlemagne(AD 771 - 814)が、当時、ラテン語からかなり変化していた
民衆語に対して、古いラテン語から作成した語彙を導入したので、同じ語源を
持つ形と意味が異なる語が出来たと書いてある(doublet 2重語?)。

  frêle - weak   fragile - fragile
  hôtel - hotel   hôpital - hospital
  poison - poison   potion - potion

こういうのって記憶を定着させるのに良いですよね。特に
左側の単語を、形がきれいな右側の単語をキーにして覚えられるので。

他にこんな2重語の例はありますかね?
190名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 22:11:59
(上の続き)

その時代に特に抽象名詞を古典ラテン語から作ったので、形容詞と
その名詞の形の間に英語のような規則的な対応(-ness, -tyによる
名詞化)がつかないものができたとあります。

Adjective (via Gallo-Roman)   Noun (via classical Latin)
proche - near   proximité - nearness
certain - certain   certitude - certainty
entier - full   intégrité - fullness
mûr - mature   maturité - maturity

不規則性ではあるのですが、これもフランス語の初心者にとっては、
左側の単語を覚えるのに右側のものをキーに出来そうですね。

ところで、proche=near は、英語の
 approach = 接近する = ad- (toward) + proach(接近?)
の後ろの部分と同語源でしょうか?
191名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 22:43:12
http://www.realfrench.net/grammar/index_unit.php?grammar=Advanced
の中からなのですが、フランス語の副詞語尾 -ment は、
-mens-=mind から来ているそうで、
  vivement=viva + ment = 生き生きした「気持ち」、「心持ち」
ということだそうで、フランス語って面白いですね。
192名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 22:54:42
これはラテン語じゃなくてゲルマン系の語ですが、
http://www.realfrench.net/grammar/unit.php?id=1#3
ローマ帝国滅亡後、ゲルマンが侵入して、Frankish が Gallo-Roman に語を導入した際に
Gallo-Romanでは子音 w に対応する音が無かったので、それらはgw- 後には g- で代用
されたとのこと。
 guerre=war
 regarder = re-(again, back) + garder(look) の garder も英語のreward や warrant など
      w で始まる単語と繋がりがあるけど、これは余計ややこしくなるだけか。
193名無しさん@3周年:2005/12/06(火) 23:44:44
一応、種まき(semis)は終わりということで、
  semer : 蒔く、ばらまく
  parsemer : 撒き散らす(par + semer)
だけ書いて終わりにします(semer と同根の語は
もっとあってよいような気はするんですが思いつきません)。
194モーリス:2005/12/07(水) 09:31:36

_-へ____
    ____)       ・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・' λ_∧ ∩ 
   / \| ┝ .::.::.::.::.・・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・:。 :; :.:: :;。。;;; ^;;゚;.Д´>/助けて!
  (   /_\       ・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・・'゚。.::。.::・''>>アラブ /"
\  \|     .|    プシューッ
  \_ )   .|
     |猿乞食剤
     |     .|
こりゃァ! これが自由・平等・博愛や わかったかぁ!

195名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 17:00:40
アクサンシルコンフレクス"^"は直後の発音されなくなったsの省略を表す。

フランス語:ラテン語
âne:asinus(ロバ)
côte:costa(岸)
fenêtre:fenestra(窓)
nôtre:nostrum(一人称複数)
lâcher:laxāre(緩める)

196名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 17:56:21
>>195
調べたら
 ・「côte = f. 肋骨、坂、斜面」は、latin の costa=rib から、
 ・「côté = m. 側面、側」は、bas-latin の costatum から、
  さらにこれはcosta=ribから
来ているそうです。女性名詞、男性名詞で分かれているのは、−tum の
部分からなんですかね? -tum の部分がどんな意味で性別に関係して
いるかどうかご存知だったら教えてください。情け無いのですが、
ラテン語の知識がないもので。
197名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 18:04:57
>>196 に追加

http://www.ielanguages.com/french1.html#nouns
によると
> Nouns ending in -age and -ment are usually masculine, as are nouns
> ending with a consonant. Nouns ending in -ure, -sion, -tion, -ence,
> -ance, -té, and -ette are usually feminine.
つまり、-té で終わるのは女性名詞が多いということだそうですが、
côté が男性名詞なのは costatum からの変化だということを抑えておけば
良いわけですね。まあ、どちらを抑えておくのが簡単化は分かりませんが。
198名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 18:50:24
>>197
costatumはcostaに-ātusという接辞がついてできた形容詞の
(cost-a+-ātus→costātus)
中性形。ラテン語にはロマンス語には無い「中性」という文法性がある。
-umは中性の語尾でフランス語他ロマンス語では男性形と同じになったので男性扱い。

サイトに上がっている語尾は
-age:-ātus
-ment:-mentum
-ance:-antia
-ence:-entia
-ure:-ūra
-ité:-itās(-itātis)
-ion:-iō(-iōnis)
のように対応する。
-aで終わるものと-itās,-iōは女性、
-usで終わるものは男性、-umで終わるものは中性(>男性)。

199名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 19:45:48
>>198

詳しい説明、ありがとうございます。
「automne=m. 秋」なんかもautumnusからなんで男性なんですね。

あと、気のせいかもしれませんが、一度スレがあがったときに、
AAが貼り付けられたのでしばらくはsage たほうが良いかもしれません。
200名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 20:18:12
それともうひとつ教えてください。
>>195
> lâcher:laxāre(緩める)
とありますが、この x の音は、-sk- でしょうか? それとも -ks- でしょうか?
âが隣のsの省略ということとなら-sk-かなと思ったので気になって。
同じように^がついた 「mêler=混ぜる」の語源を調べてみると
  du bas-latin misculare, dérivé du latin miscere (ceは長い音)
となっていて、-sc-(=-sk-?)だし、-sc で、何かをし始めるという接尾語が
あるみたいなので。そんなに単純な意味の組み合わせでは無いのかも
しれませんが。「-lav- 洗い流す」あたりの語根と「-sc-し始める」の
組み合わせくらいに分解できたら嬉しいなと思って。
201名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 21:11:20
>>200
xはksだよ。
で、ラテン語ではcは常にk音
202198:2005/12/10(土) 21:48:36
-ks-。いつ入れ替わったのかどうかは俺も知らんorz
203名無しさん@3周年:2005/12/10(土) 22:04:42
何だよmentumってw
普通に考えてmente>mentisだろう?
204名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 00:08:02
素朴な疑問で申し訳ありませんが、ご存知の方がいらっしゃったら。

フランス語の動詞で「aller=行く」の活用で、単数の場合が
je vais, tu vas, il va と、aller とあまり似てないですよね。
手元のイタリア語の参考書も同じように単数はv始まりなのですが
これはラテン語からそうなんでしょうか?

英語の場合は go の過去形 went は、別の動詞の過去形を持ってきたと
言うことになっているので、aller も、もしかしたらと思うのですが。
例えば、vadere "go, walk"とか(英語のinvade の元)。
205名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 04:18:10
>>204

ラテン語で「行く」は「ire」です。フランス語の「aller」の活用では未来な
どに「ire」由来の形がのこっています。

フランス語「aller」は「ambulare(歩いてでかける)」から来ていると言わ
れています。ただし「ambulare」と「aller」では音韻的につながらないので、
おそらく「ambulare」のくずれた「amlare」のような形が口語に存在したの
だろうといわれています。「vais」などはおっしゃるとおり「vadere」に由来
します。

206名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 09:42:42
>>205
どうもありがとうございます。
単純未来と条件法の変化はireに由来するものだったんですね。

「ambulare(歩いてでかける)」は、英語の「amble(ゆっくり歩く)」の
元になったやつですね。英語の語源辞典を見ると、英語で現れたのが
1386年と書いてあるのでそれほど昔からallerの形に落ち着いているわけじゃ
ないんですね。
  ambulare = ambi-(around) + -ulare(go?, 英語の -late と同じ?)
で、語源を使って仏単語を増やすという趣旨 >>184 から、ambi- を使った
単語を調べて次の投稿で書いておきます。
207名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 09:43:25
(つづき)
 ambi- : もともと「回り(around)」の意。そこから「両側」、「両方、2つ」の意味も。
 ambiant : 周囲の,まわりを取り囲んでいる
    ambi-(around) + -ians(go)
          -ians は、allant の意味で、ラテン語のire (go) から。
 ambiance : f. 雰囲気(上の名詞形。女性名詞であることは -ance から分かる)
 ambidextre : 両手利きの(人)
    ambi-(二つ) + dexter
          dexter についてはDEXTÉRITÉを参考に。スキルですか?
 ambiguite : 曖昧さ,両義性
    ambigere (wander) =ambi-(two) + -agere(drive, lead) から。
 ambigu : 曖昧な
 以下、語の成り立ちは略。
 ambitieusement : 野心を持って
 ambitieux : 野心のある,大それた
 ambition : 野心,野望
 ambitionner : 野心を抱く,熱望する
 amble : 側対歩(前後の脚を片側ずつ同時に上げて歩く)
 ambler : 側対歩で歩く
 ambulance : 救急車
 ambulancier : 救急車の運転手
 ambulant : 巡回する

結局、ambi- の後ろは、-ulare, ire が多くで、また aller の
ところに戻ったみたいで不思議な気持ちです。agere もあったけど。
208名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 09:49:40
>>206

読み返してみて変だったので訂正しておきます。

> 1386年と書いてあるのでそれほど昔からallerの形に落ち着いているわけじゃ
> ないんですね。

現在も、英語のamble の元になったフランス語 ambler は残っているわけで、
上の1386年をもって、それまでにaller が成立してなかったというのは
推論できませんね。
209名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 12:42:29
街の図書館で借りてきた

「ロマンス語入門」:レベッカ・ポズナー著、風間、長神 共訳
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469211087/

の「ロマンス語の語彙」の章を読んでいたら、意味の変化の例で
 「jouer(遊ぶ)」は、「jocare(冗談を言う)」から
ということが書いてあって、英語の joke と結びついて
感激した。何のことはない単語かもしれないけど、フランス語の
初心者にとってはとてもありがたかった。

ところでこれと似た単語に
 「jouir(〜を楽しむ)」
があるんですが、こちらは調べると
 du lat. gaudere
と書いてあるので別系統なんですね。
210名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 13:16:28
「juger : 裁く」、「jurer : 誓う」も仲間だったらいいなと思ったのですが、
こちらは違うみたいです。「jus: droit」から来ているみたいでした。
一応調べたので、いくつかの接頭語をつけて動詞を列挙しておきます。

***** jouer <- jocare から
  déjouer : 裏をかく
  jouer : 遊ぶ,試合をする,出演する,賭ける,演奏する
  rejouer : 再演する

***** jouir <- gaudere から
(英語のjoy, enjoyとcognate)
  jouir : を楽しむ,享受する
  réjouir : 喜ばせる,(se)喜こぶ

***** juger <- jus から
  adjuger : 競売によって売り渡す,入札によって請け負わせる
  déjuger : 前言を翻す
  juger : 裁く
  méjuger : 正当に評価しない
  préjuger : 予断を下す,憶測する

***** jurer <- jus から
  abjurer : (ある宗教を)宣誓して捨てる
  adjurer : 懇願する
  conjurer : 懇願する,祓う
  jurer : 誓う,断言する,ののしる,調和していない
  parjurer : 誓いを破る
211名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 13:50:49
>>200-202

lâcher は laxare そのものじゃなくて、そこから派生した laxicare から
来ているということらしいです。

>>206

ambulare の語源は私にはわかりません。「英語の -late」とは何でしょうか。
ラテン語の「latus(ferre「運ぶ」の受動完了分詞)」のことだとしたら、
たぶんちがうかとおもいます。


212名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 16:13:04
>>211

>lâcher は laxare そのものじゃなくて、そこから派生した laxicare から
>来ているということらしいです。

じゃあ、「â」の^は、綴りから xi の部分が落ちたという意味ですね。
でもlaxicare は、元の laxare に対してどんな意味があるんでしょうね?

ambulare の語源は、
  L. ambulare "to walk," a compound of ambi- "around" and -ulare,
  from PIE base *el- "to go."
です。それと、
> ambulare の語源は私にはわかりません。「英語の -late」とは何でしょうか。
ですが、
> ラテン語の「latus(ferre「運ぶ」の受動完了分詞)」のことだとしたら、
のつもりでした。違いましたか。

ところで、ラテン語が分からないので、もし知っていたら教えて欲しいのですが
latus は、ferre の受動完了分詞にしては形が違いすぎるのをいつも不思議に
思っていたのですが、この2つの関係は別の動詞のそれぞれの形の組み合わせと
いうことはないでしょうか? 英語の go と went のように。
213名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 16:20:06
latusは別語源だよ。
どこからきてるかは辞書に書いてあったんだがあいにく辞書は実家なのでわからん。
役に立てなくてスマソ
214名無しさん@3周年:2005/12/11(日) 16:33:09
>>213
英語の語源辞典で infer と translate を引いて、-fer と -late の関連部分を抜き出すと
 ・ferre "carry, bear," from PIE *bher- "to bear, to carry, to take"
 ・latus "borne, carried," from *tlatos, from PIE base *tel-, *tol- "to bear, carry"
となっていて、確かにPIEの形が違うのですが、ラテン語では、何らかの理由で fer の受動完了分詞に
latus を使うようになったということ?
215名無しさん@3周年:2005/12/12(月) 05:59:41
何らかの理由でというか、現在と完了といった活用体系がしっかり決まるより
前からある古い動詞ということなのでしょう。ラテン語にはほかに完了しかな
い動詞(「memini」など)や、現在では能動なのに完了では受動になる動詞(
上に書かれている「gaudere」など)があります。

「ferre」の完了が「tulli」で完了分詞が「latus」。これは語源的には
「tollere」という動詞の完了・完了分詞にあたります。ただし実際には
「tollere」の完了は「sub-」をつけて「sustulli」といいます。

216名無しさん@3周年:2005/12/12(月) 08:09:29
>>215
ありがとうございます。ラテン語の辞書の見方がよく分からないのですが、
関連しそうな項目が2つあり、どちらなんでしょうか?(両方?)
  tolero, [1] v. bear, endure, tolerate; support; provide food for
  tollo, sustulli, sublatum, [3] v. lift, raise; acknowledge (a new-born child);
      remove; eliminate; steal.

あと、American Heritage という英語の辞書は、PIE (印欧祖語)のルートとその主な派生語が
載っているので、そこから PIE base *tel-, *tol- "to bear, carry" からの派生語を
引用しておきます。たぶん、フランス語にもかなり対応する語があると思うので。

tele. (2番目のe は、実際にはeを180度回転させたやつ)To lift, support, weigh; with derivatives
  referring to measured weights and thence to money and payment.

Important derivatives are: toll1, philately, tolerate, retaliate, talent, tantalize, Atlantic,
  Atlas, collate, elate, legislator, relate, superlative, translate, extol.
217別人:2005/12/12(月) 10:33:07
>>216
後者です。前者はtolerāre(耐える、こらえる)という別の動詞です。

[1]や[3]やは動詞の活用の種類で、
不定詞の語尾が[1]-āre、[2]-ēre,[3]-ere,[4]-īre。
語形が三つ書いてあるものは前から
一人称単数形、一人称完了形、未来分詞で三種ある動詞の語幹を代表しています。
218名無しさん@3周年:2005/12/12(月) 10:40:43
>>217
おいw
まじめに嘘を教えるなよな。
普通・
一人称単数現在形(amo), 現在不定形(amare), 一人称単数完了形(amavi), 完了分詞形(amatum)
の順番だろうが
219名無しさん@3周年:2005/12/12(月) 13:35:44
たぶん 217 はスピーヌムの日本語訳(定訳がない)を言おうとしたのでは。
220フランク:2005/12/12(月) 14:40:35

_-へ____
    ____)       ・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・' λ_∧ ∩ 
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\  \|     .|    プシューッ
  \_ )   .|
     |猿乞食剤
     |     .|
こりゃァ! これが自由・平等・博愛や わかったかぁ!

これがフランス人の本心です。
221既出小ネタ:2005/12/12(月) 18:51:13
副詞を作る接辞の-mentはラテン語のmens(心)に由来する。
形容詞奪格+mente(奪格)で「〜な心で」の意味だったが次第に意味が忘れられて接辞になった。
mensは女性なのでつける形容詞も女性形にする。
222名無しさん@3周年:2005/12/12(月) 20:26:14
>>217, >>218

ご教授、ありがとうございます。
私の手元にある辞書は Pocket OXFORD LATIN DICTIONARY で、
動詞の書き方の凡例は書いてないのですが、後ろの文法まとめを
見ると、3つ書いてある場合、
  present singular 1
  infinitive present
  perfect
の順番のようです(上記 perfect などはそこに書いてある用語のままうつしました)。

ところで、一生懸命に下げてもあれが来るようなら、いっそのこと上げてみようかな。
でも、もう少し様子を見たほうがよいかな?
223名無しさん@3周年:2005/12/12(月) 21:21:42
>>221
そうやってフランス人さえ忘れた元の成り立ちにもどって考えると
フランス語ってとても「おもろい」言語のように思えます。
例えば、dans = in の語源を調べると
  dans = de + intus(=en)
と書いてあるので、dedans = inside なんて、
  dedans = de de intus
になってしまい、西洋の方々に日本語は擬音など繰り返しが多いと
言われる身としては、「ざまみろ」という気になります。
一方、こんな繰り返しにしか過ぎないことで意味に広がりが
生じて、色々な物事をあらわせるようになる言語に感激したりします。
224名無しさん@3周年:2005/12/13(火) 22:55:52
フランス語を勉強するついでに語源を調べてみましたので、それと
感想を書きます。非常に基本的な単語ばかりですみません。初心者なんで。

 「mais:しかし」:「magis:more, rather」から
  ・これは「-mag- 大きい」ですね。「magistral :みごとな」など
   かなりの関連する語がありますね。max, macro, マハラジャ、摩訶不思議と -mag-の
   広がりはすごいですね。
  ・音の変化は g の硬口蓋化でしょうか?
  ・大体、「もっと」が「しかし」になるのって面白いですね。
   でも、rather だったら感じは分かるような。
  ・他のロマンス語も、magis を引き継いでいるところが多いとのこと。
   (スメイン語、ルーマニア語を除く)
  ・「jam:既に」と組み合わせた「jamais:決して〜ない」もあわせて覚えたほうが良いですね。

 「jà:déjà」 <- du lat. jam, qui est pour diam, diem, ce jour, par chute du d initial,
         comme dans Jovis, Janus, pour Diovis, Dianus.

 「ainsi:like this, thus」 <- *anque-sic 「sic:in this, in such a manner, so, thus」(異説もあるとか)

 「aussi : also」 <- alterum sic, aliud sic
225名無しさん@3周年:2005/12/13(火) 23:00:59
↑色々考えるつもりだったけど、「とりあえず調べました」に
なっちゃいました。考察はそのうち。
226名無しさん@3周年:2005/12/14(水) 19:41:34
このページに前置詞の由来が載っていました。
http://www.orbilat.com/Linguistics_Comparative/Function_Words/Origin_of_the_Prepositions.html

ab ante>avant
ad>à
apud haec>avec
contra>contre
de>de
de intus>dans
de post>dépuis
foras>fors
in>en
inter>entre
per>par
pressus>presse,prettu>près
pro>por>pour
secundum>suivant
sine>sans
subtus>sous
super>sur
trans>tres
ultra>outre
versus>vers
227名無しさん@3周年:2005/12/14(水) 20:34:36
>>226

そこ良いですね。前置詞だけじゃなくて代名詞なんかも載っていて。
de post>dépuis
なんて、もとの語は意味がよく分かるので、音の変化のクセをつかめば
学習が楽になるのかな? でも、ost が ui に変わったのって、そんなに
ないですよね?

ところで、そのページには確かにdépuisと書いてあるんですが、
私の辞書には残念ながら depuis と書いてあります。
228名無しさん@3周年:2005/12/14(水) 21:38:57
>>226
> ab ante>avant
 へー、私はadvantから d が落ちたものかと思ってました。
 ab ante だったんですね。そのvは、bが摩擦音化したものだったんですね。

> secundum>suivant
 英語で言うと、関連する語は
   sequence : 列(-seq-「追う」から)
   pursue = pur + sue : 追跡する
     フランス語でも poursuivre 追跡する
   second : 2番目(follow から)
 ですね。suivant のiはcの硬口蓋化としてもvantは何なんでしょうね?
229名無しさん@3周年:2005/12/14(水) 22:18:13
>>226
hors は、fors の別の形だそうです。
f が h になるのはフランス語では珍しいそうで。
スペイン語ではよくある?
230名無しさん@3周年:2005/12/15(木) 01:14:46
本来のラテン語の逆説には「sed, tamen」あるいは英語の「though」にちかい
「quamquam, etsi」などがありますが、フランス語にはあとをとどめていない
ようですね。

>>224
>  ・音の変化は g の硬口蓋化でしょうか?

いや、たんに「母音間にある有声閉鎖音は(のちに無声閉鎖音の多くも)消え
た」というだけでしょう。「maître←magister」もいっしょに考えるといいと
おもいます。

>  ・他のロマンス語も、magis を引き継いでいるところが多いとのこと。
>   (スメイン語、ルーマニア語を除く)

スペイン語にも「mas」(しかし)はあります。「pero」のほうがふつうですが。
「más」は、本来の「より以上に」という意味で使われています。
231名無しさん@3周年:2005/12/15(木) 07:38:12
>>230
>>  ・音の変化は g の硬口蓋化でしょうか?
>いや、たんに「母音間にある有声閉鎖音は(のちに無声閉鎖音の多くも)消え
>た」というだけでしょう。「maître←magister」もいっしょに考えるといいと

ああ、そうでしたか。
仏英辞典で maître を引くと、master になっていて、ここで初めて
英語のmaster, magisterial,フランス語の maître 、ラテン語の
magister, magnus などが結びつきました。全部、大きい、偉大なと
いう意味を共有してるんですね。
232名無しさん@3周年:2005/12/15(木) 21:23:50
>>230
> 本来のラテン語の逆説には「sed, tamen」あるいは英語の「though」にちかい

今日、調べ物をしていたら、たまたま American Heritage の PIE root で、
sedらしきものを見つけた。
http://www.bartleby.com/61/roots/IE509.html

ENTRY: s(w)e-
DEFINITION: Pronoun of the third person and reflexive (referring back to
  the subject of the sentence); further appearing in various forms referring to
  the social group as an entity, “(we our-)selves.”
    ・・・・途中略・・・・・・・・
  Extended form *sed. secede, secern, seclude, secret, secure, sedition, seduction,
  sedulous, segregate, select, separate, sever, sure,
  from Latin sed, se, se-, without, apart (< “on one's own”);

最後の行の部分です。sed, se, se- の e は全部長いので、もしかしたら
違うかもしれませんが。
233名無しさん@3周年:2005/12/16(金) 00:30:40
magis, magisterと対になるmoins, métier, ministèreもどうぞ。
(なんでこんな意味になるんだか)
234名無しさん@3周年:2005/12/16(金) 01:06:46
minus とか min だからじゃないの? (mintus だっけ?)
そういう意味でなくて?

mince : thin も関連語ですね。きっと。
235名無しさん@3周年:2005/12/17(土) 20:47:58
再度、「ロマンス語入門」:レベッカ・ポズナー著、風間、長神 共訳
から、ロマンス語の性について。

大部分のロマンス語に関して名詞の性は普通は語尾の形により示されるそうです。
 ・-o, -u, ゼロ語尾は男性名詞
 ・-a, -a(短い) は女性名詞

で、古期フランス語も
 ・ゼロ語尾は男性名詞
 ・-e は女性名詞
だということなのですが、(16Cまでに)eが取れたので、この区別が失われた
とのこと。でも、今でもある程度これを引きずってるんでしょうね。
236名無しさん@3周年:2005/12/18(日) 20:28:49
Rで始まる語根の動詞をいくつか調べてみました。

(1)アングロサクソン系の語源だけども、L. rapere とも同語源らしい
 rafler : 一切合切かっさらう
 érafler : 擦り傷をつける,(s')擦りむく

(2)radere : 引っかく
 abraser : 磨く,すり減らす,掻爬する
 araser : 平らにする
 déraser : 低くする
 raser : 剃る,取り壊す,かすめる,うんざりさせる,(se)ひげを剃る,うんざりする

(3)よく分からんけど(英)rob と同語源?
 dérober : こっそり盗む,くすねる,(se)免れる,逃れる,崩れる
 robe : f. ローブ(戦利品から)
 enrober : 包む,くるむ(↑ robe から)

上の(1)と(2)は、 「rub : こする」となんとなく意味を共有しているような。

ところでこの手の話題を >>184 から延々とやっていますが、まったく盛り上がりませんね。
やはり「フランス語とラテン語」という超高級なスレにこの手の話題を持ち込もうとしたのが
失敗だったかもしれません。このスレの読者には「語源を使ってフランス語の単語を覚える」
動機が存在しませんものね。フランス語を習い始めた人が集まるスレではじめた方がよかったかも。
237名無しさん@3周年:2005/12/18(日) 20:34:07
・錆び
 rouiller : 錆びさせる
 dérouiller : 錆を落とす,ぶん殴る

語源を調べてもよく分からんかった。英語の rust は、red と関係があるらしいから
「rouge : 赤」と関連させて覚えれば楽かな? 民間のうそ語源を作っちゃう恐れはあるけど。
238名無しさん@3周年:2005/12/18(日) 21:10:43
・radier 放射 (英語の radiation です)
 irradier : 放射状に広がる,放射線を照射する
 radier : 抹消する
  ↑書いたものを(放射線のような)線で消す

・ray 光線
 enrayer : 故障で動かなくさせる,くい止める
   ↑すみません。なんでこんな意味になるか分かりません。
 rayer : 筋をつける,罫線を引く,擦り傷をつける,線を引いて消す
 rayon : m. 光線、輻射線
   ↑名詞ですが参考に書いておきます。
 rayonner : 輝く,放射する

・「racine: f. 根」 英語の「race:人種」とも同根かなと思ったけど、
 なにか違うみたいな。racine はbas-latin のradicina で、それは,
 lat.のradix:根のdiminutif だそうで。英語で同根なのは rootとの
 こと
 déraciner : 根こそぎにする,祖国・故郷から引き離す
 enraciner : 根を張らせる,根づかせる
239名無しさん@3周年:2005/12/18(日) 21:32:56
英語と容易に対応がつくもの

・arrange
 arranger : 整える,配置する
 déranger : 乱す散らかす,迷惑をかける,(se)(今していることを止めて)わざわざする
 ranger : 並ばせる,並べる,片づける,整頓する,脇へ寄せる,(se)位置につく

・reason
 arraisonner : 臨検する
 déraisonner : 常規を逸したことを言う
 raisonner : 推論する,言い聞かせる,(se)理性によって律せられる

・rail
 dérailler : 脱線する
 érailler : ほつれさせる
 railler : 冷やかす,からかう
  ↑これだけ意味が離れているので仲間ではないかもしれません。

・rage:激怒
 enrager : ひどく悔しがる
 rager : 激しい怒りにとらわれる,歯ぎしりして悔しがる

・register : 登録
 registrer : 帳簿に記入する
 enregistrer : 登録する,記録する,記憶に留める,録音・録画する,チェックインする

・regulate
 dérégler : 調子を狂わせる
 régler : 調整する,きちんと決める,解決する,支払う
240名無しさん@3周年:2005/12/18(日) 21:33:30
(続き)
・correct の rect (もっともrect はppだと思いますが)
 corriger : 訂正する,添削採点する,体罰を与える
 ériger : 建立する
 recorriger : 改訂する

・river
 arriver : 到着する,達する出世する,生起する
 dériver : 流される,コースを外れる,流れを変える

  river : (リベット,釘などで)固定する,釘付けにする
  ↑はちがうよね?

・roll
 dérouler : (巻いたものを)広げる,伸ばす,(se)繰り広げられる
 enrouler : 巻く,(s')くるまる,巻きつく
 rouler : 転がる,(車,汽車が)走る,巻く,(se)転げ回る

・route
 dérouter : 狼狽させる,行き先を変えさせる
 router : 仕分ける,航路を決める
241名無しさん@3周年:2005/12/18(日) 21:46:59
・rogare : ask, require から
 abroger : (法令を)廃止する
 arroger : (s')不当にわが物とする,詐称する
 déroger : 違反する,抵触する
 interroger : 質問する,尋問する
 proroger : 延長する,休会にする
 subroger : 代位させる

・rose バラ から
 arroser : 水をかける,(液体を)かける,酒で祝う
 roser : バラ色にする

・rodere : 噛む から(これは英語の「erode:侵食する」と同根なので
 「英語から容易に想像がつく」方に入れるべきでした)
 corroder : 腐食する,浸食する
 éroder : 浸食する
 roder : 慣らし運転する,慣らす
  ↑は、rodere からはよく分からないですが
242名無しさん@3周年:2005/12/18(日) 22:09:45
・「rider : 皺をつくる」高地ドイツ語からだそうなので、ラテン起源ではないですが
 (英語とかドイツ語の対応物はなんでしょう?)
 dérider : 皺を伸ばす、安心させる、気持ちを晴らす
 rider : 皺をつくる,さざ波を立てる,(se)皺がよる

・「rumpere:burst, break」から (でも、この語は長いですね。もう少し遡れると良いのですが)
 corrompre : 買収する,堕落させる(se)腐る
 interrompre : 中断する,話を遮る,(s')話を中断する
 rompre : 中断する,断つ,別れる,(se)折れる,切れる

・下二つは関係ないかもしれません。後ろが同じだったんでつい。
 abriter : さえぎって守る,(建物が)収容する,(s')避難する,身を守る
 irriter : いらいらさせる,軽い炎症を起こさせる

・次も違うような気がしますが、後ろが同じだったんで。
 arrimer : (積み荷を)固定する
 rimer : 韻を踏む
  ↑これはリズムでしょうか。

以上、接頭語の違いで2つ以上の動詞を作り出しているもので
Rから始まる主なものをあげました。
243名無しさん@3周年:2005/12/19(月) 10:36:06
>>236
過疎だから盛り上がらないのはしょうがない。
244名無しさん@3周年:2005/12/20(火) 22:46:59
>>243
そうですね。カソ板の中のカソスレですからね。
おまけにスレタイの「フランス語とラテン語」も
とっつきにくいですし、仕方ないですね。

最後に1度だけCMでも打ってみて、それで駄目だったら
本当に諦めることにします。
245名無しさん@3周年:2005/12/20(火) 23:24:09
>>244
いや、これでもかなりというかめちゃくちゃ盛りあっがってると思うんだが。
普段どんな板のどんなスレにいるのか知らないけど、この板ではかなりの書き込み数だと思うぞ。
最下層のスレを見ると今年の頭からレスが無かったりする板だぞ。
246名無しさん@3周年:2005/12/20(火) 23:31:47
>>245
でも、実質、私の書き込みが多いので疲れるし、寂しいしで。
(何人かは相手にしてくれて有益でしたが)

3つほどのスレで宣伝してきたので効果がでるといいけど。
今のところは、宣伝した先のスレを刺激しただけだったような。
そのスレで書き込みが始まってる。
247名無しさん@3周年:2005/12/20(火) 23:39:09
何をして盛り上がると言いたいのか知らんけど、
どうでもいい荒らし同然のレスでスレが急成長していくよりは、
たとえ僅かずつゆっくりとでもアカデミックなレスのみが
積もっていく状況は非常に好ましいぞ。
248名無しさん@3周年:2005/12/20(火) 23:41:44
>>240
> ・correct の rect (もっともrect はppだと思いますが)
> corriger : 訂正する,添削採点する,体罰を与える

英の correct を調べると
  L. correctus, pp. of corrigere
なっていて、英語がppでフランス語が元の動詞を使っているということは
これはフランス語から入ったということじゃないんですかね?
または、一旦入ってから整理しなおしたとか、逆にフランス語の方も
整理しなおしたとか? これらの言語って、時々人為的な操作がされてて
よく分からない。
249名無しさん@3周年:2005/12/20(火) 23:49:19
>>248
英語は近代にもラテン語から大量に語彙を輸入したので、
同語源なのにフランス語経由とラテン語直で意味が違う単語があったりするよ。
250名無しさん@3周年:2005/12/20(火) 23:57:33
>>249
なるほど、英語は英語でラテン語から語を作ってるんですね。

correct に関して言えば、フランス語は動詞としては corrigere を
使っているんですが、形容詞、副詞、名詞では correct (pp) からの
ものがありますよね。もしかしてこれが本来の使い方なんでしょうか?
251名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 12:14:10
英語はなぜかラテン語の完了分詞形を動詞に使うよな。なぜなんだろうか?

excedere:excess
vocare:vocate
ponere:posit


252フランソワの常識:2005/12/21(水) 13:13:16
_-へ____
    ____)       ・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・' λ_∧ ∩ 
   / \| ┝ .::.::.::.::.・・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・:。 :; :.:: :;。。;;; ^;;゚;.Д´>/助けて!
  (   /_\       ・'゚。.::。.::・'・'゚。.::。.::・・'゚。.::。.::・''>>アラブ /"
\  \|     .|    プシューッ
  \_ )   .|
     |猿乞食剤
     |     .|
こりゃァ! これが自由・平等・博愛や わかったかぁ!


253名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 17:53:49
****カメラと一緒にパリでお散歩****
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1134491055/
【江里子・塔子】在仏マダム第11話【久美子・美穂】
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1128003600/
フランスドケチ
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/kechi2/1088813349/
( ´,_ゝ`) 日本女性に『パリ症候群』
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gender/1103099504/
■フランス高等教育機関・グランゼコール■
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/world/1118333403/
【FRANCE】 パリスレッド 2 【PARIS】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/world/1121568107/
【Universite】パリ大学総合スレッド 【PARIS】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/world/1107172227/
【みんな】フランス語圏留学生スレッド【なかよく】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/world/1107202867/

254名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 19:08:43
>>246

いや、大変良い流れになっていると思うので、トピックがある限り是非続けて下さい。
今までROMってましたが、ずっと興味深く読ませてもらってました。
他にも同じ様な人はいると思いますし。
255名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 20:43:15
接頭語を沢山とる語根を探してみました。
トップ3つだけ書いておきます。数え間違いはあるかもしれませんが
これらが比較的多いことは確かだと思います。

poser :: ante/poser:前置する
    ap/poser:(切手,ビラ等を)貼る,(署名,印などを)添える
    com/poser:構成する,組み立てる,書く,作曲する
    dé/com/poser:分解する,ゆがませる,(se)腐敗する
    dé/poser:(持っているものを)置く,(人を車から)降ろす,預ける,登録する
    dis/poser:(一定の目的のために)並べる,配置する,する気にさせる,
    entre/poser:倉庫に入れる
    ex/poser:展示する,(意見などを)展開する,さらす,向ける,(s')身をさらす
    im/poser:強いる,課税する,(意見などを)押しつける
    in/dis/poser:身体の具合を悪くさせる,不愉快な思いをさせる
    inter/poser:(s')割って入る
    juxta/poser:並置する
    op/poser:対立させる,異議を申し立てる,対比させる
    poser:置く,取り付ける,提起する
    post/poser:後置する
    pré/dis/poser:(あらかじめ)する気にさせる
    pré/poser:(係りに)任ずる
    pré/sup/poser:前提とする,予め想定する
    pro/poser:提示する,提案する,(se)目論む
    re/im/poser:重ねて課税する
    re/poser:再び置く,置き直す 休息させる,(se)休息する
    super/poser:重ねる
    sup/poser:仮定する,と推測する,前提とする
    sur/ex/poser:過度に露出する
    sur/im/poser:付加税を課す
    trans/poser:順序を入れ替える,移調する
256名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 20:43:55
(続き)
venir :: ad/venir:起こる,生じる
    circon/venir : 丸め込む
      circon- は、英語の circum- ですかね。
    contre/venir:違反する
    con/venir:適している, 正しいと認める
    de/venir:に成る
    dis/con/venir:否定する
    inter/venir:介入する,口を出す,生じる
    par/venir:たどり着く,達する
    pré/venir:前もって知らせる,通報する,予防する
    pro/venir:...から来る,由来する
    re/de/venir:以前の状態になる
    res/sou/venir:思い出す
    re/venir:帰ってくる,戻る,記憶に蘇る
    sub/venir:補助を与える,を弁じる
    sur/venir:突発する
    venir:来る,(物が)現れる,(考えなどが)浮かぶ
mettre :: ad/mettre:受け入れる,(考えを)認める
    com/mettre:犯す,委ねる
    com/pro/mettre:危険にさらす,巻き添えにする,妥協する
    e/mettre:発する,表明する,発行する,放送する
    entre/mettre:仲を取り持つ
    mettre:置く,(衣類を)身につける,(se)し始める
    per/mettre:許す,許可する,可能にする,(se)あえて...する
    pro/mettre:約束する,(se)する決心をする
    re/ad/mettre:再入学を許可する
    re/mettre:元の場所・状態に戻す,再び身につける
    sou/mettre:服従させる,提出して判断を仰ぐ,(se)降伏する
    trans/mettre:伝える,伝達する,(病気を)うつす,放送する,(se)伝わる,伝染する
257名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 20:47:09
この後は、porter, prendre, battre, céder, duire, fuser,
corder, tirer などが多いようです。
258名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 20:50:44
>>254
このスレのトピックスで日ごろ何か気がついたり、疑問に思っていることが
あったら書き込んでみてください。たぶん、色々説明できる人たちがここを
のぞいていると思うので、うまく使うのが良いのではと思っています。

私もフランス語を勉強し始めたばかりなので、そうやって、このスレの
えらい人を使おうと思っています。
259名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 20:54:50
あれ? ↑ >>256 のリストから
  sou/venir: (se)憶えている,心にとめておく
が落ちてたみたい。ということは他にも重要なものが
落ちてるかもしれません。
260名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 21:02:02
ちなみに上のリストは動詞だけに限りました。
/は切れめと思うところにつけました。間違ってるかもしれません。
    res/sou/venir:思い出す
など。なんで、ressouvenir なんだろう? 辞書を見ると
他にも s の前のre は resになってるのが多いみたいだけど。
261名無しさん@3周年:2005/12/21(水) 21:55:10
今日、スペイン語の入門書をパラパラみていたら
  Buenas tardes (ブエナス タルデス):こんにちは(午後)
とあって、フランス語の 「tard:(副)遅く」と同じだなと思って、
興味がわいたのでtard の語源を調べてみました。
 (ラ)tardus:slow
    tardare: delay
からだそうで。ちなみにこれは英語にも入っているんですね。tardy って、
お目にかかったことがなかったから知らなかった。
 考えているうちに(英)tutleに似てることに気がついて、調べたら
こちらは
  Fr. tortue "turtle, tortoise," of unknown origin
だそうで、つながりがあるかどうかは分かりませんでした。
まあ、よく音が似てるので、記憶の役には立ちそうだと思って納得してしまった。
きっと、こうやって民間語源が出来てくるんですね。
262名無しさん@3周年:2005/12/22(木) 07:14:01
カメと言えば、英語にはもう1つ言い方があって(こちらは陸ガメ)、その語源は
tortoise
  1552, altered (perhaps by infl. of porpoise) from M.E. tortuse (1495),
  tortuce (1440), tortuge (1398), from M.L. tortuca (c.1255),
  perhaps from L.L. tartaruchus "of the underworld" (see turtle).
  Others propose a connection with L. tortus "twisted,"
  based on the shape of the feet. The classical L. word was testudo,
  from testa "shell."

こちらの方が子音の並びは「tardus:遅い」に似てるわけですけど、やはり
つながりがあるとは書いてないわけで。
ちなみに最後のところの from testa "shell." の testa は、「caput : 頭」を
追い出して、「tête :頭」になった語ですね。器みたいな意味でしたっけ。
263名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 09:23:23
語源で単語を覚えることのメリットは
・語源を遡った結果、なじみのある言葉とつながって記憶に役立つ場合がある

・遡ったものは特に覚えやすいということはないが、少数を覚えていたら、
 沢山の単語を体系的に覚えられる場合がある(接頭語、接尾語、語根の組み合わせなど)

・遡った結果、とても印象に残る形や、論理的に納得できる形に帰着され、記憶に
 役立つ場合がある(alors = à + le + ors(heure) = at the time など。これは
 ラテン語とは関係ないですが)
などがあると思います。それで、必要のある人が覚えたい語群をここに出して、
皆で語源的な記憶の手がかりを探したり、それを使った工夫を考えたりすると
いうのはどうでしょう。
264名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 09:31:04
例えば、フランス語の色は大部分は英語と近い形なのですが、
 noir : 黒い
 jaune : 黄色い
 vert : 緑色の
は、英語とだいぶ違いますね。語源的な知識を使って、これらをうまく覚えたり、
あるいは逆にこれらから別の語を覚えられたりがないか調べてみるとか。
(ある場合にはあまり有効な解がないこともあるでしょうが)。

純粋に色とは言えないかも知れませんが、
 sombre : 暗い
 ombre : f. 陰
 vif : 鮮やかな
も英語とは違って、覚えるのに努力がいる単語ですね。
265名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 09:40:36
以下、語源を調べるのに役に立つ URL を書いておきます。

フランス語の語源は、オンライン辞書
http://francois.gannaz.free.fr/Littre/accueil.php
で単語を調べると最後の方に
  ÉTYMOLOGIE
という項目がありますから、そこで調べることができます。
仏仏辞典なのでフランス語で書いてあります。

そのサイトのサーバはそれほど強力じゃないみたいなので、
あまり負荷を掛けたくないなという気がします。

他のサイトで語源の詳しいところがあったら教えてください。英語だと尚嬉しいです。
266名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 09:45:44
もうひとつ語源の辞書
http://www.etymonline.com/

こちらは英語の語源ですが、それぞれの語について経緯がかなり詳しく
書いてあります(例えば、英語<-フランス語<-ラテン語<-印欧祖語)。
英語の多くの語はフランスを経由してラテン語起源なわけで、
関連する英語に見当をつけて引くと、結構な確立で間接的にフランス語や
ラテン語が分かることがあります。役に立ちます。
267名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 09:52:18
語源サイト、もうひとつ。
American Heritage
http://www.bartleby.com/61/IEroots.html
は印欧祖語のルートとそこから生成された語を調べることができます。
上の2つの辞書は現在の語の祖先を探すのには向いているのですが、
そこからどんな語が生成されたかというのを探そうと思うととたんに
困難に陥ります。American Heritage は、英語に関する記述ですが、
それでも対応するフランス語を連想させたり、また文中に生成されたラテン語の
記述があったりして間接的にですが参考になります。
268名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 10:55:01
最初にあげた仏仏辞書の
http://francois.gannaz.free.fr/Littre/accueil.php
のÉTYMOLOGIE ですが、フランス語ができる人は難なく読めるのでしょうが
フランス語をこれから始める人や初心者にはつらいと思います。

ただ、そこに書いてある内容の構造を知れば、フランス語の初心者でも
読めます。例えば、peidre = paint を引くと

Wallon, pôd, pond ; bourguig. poindre ; provenç. pegner, penher, pencher ;
ital. pignere, pingere ; du lat. pingere ; sansc. piç, pinç, former, figurer.

と書いてあります。最初の方は各国、各地域での対応する単語が書かれています。
次にその語の語源が書かれています。ラテン起源の語なら du lat. が目印です。
pingereですね。その後、もう少し広く関連する語が書かれています。sansc. は
サンスクリットでしょうね。しばらくは du lat. のところだけを重点的に読めば
良いと思います。

ラテン語 pingere をどう役立てるかは腕と想像力と体力と忍耐力の見せ所です。
他人に言って役立てられるような確証のあることから自分だけで想像して
楽しむトンデモまでいろいろなことがあります。
269名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 10:56:13
次にフランス語の音の変化や綴りについて簡単なところは抑
えておくほうがよいです。

発音について
・ラテン語の語尾のm, t などの子音は早々に発音しなくなった
・aの前のc は ch に変化した
   cattus -> chat, calorem -> chaleur
・語末のaはeに変わった(他にもアクセントの無い場合eに変わったものがある)
   luna -> lune, porta -> porte, terra -> terre
・母音間のp,t,kの多くは有声音b,d,gに変化して、あるものは消えた
・b は一部、摩擦音化して v に変化した
・アクセントのある母音は2重母音 oi, ie などに変化して、後に、綴りはそのまま再度単母音に変化した
    bene -> bien, credere ->creire -> croire
・l はある条件の下にu に変化した
    alterum -> autre, falsum -> faus -> faux, pulsare -> pousser
・-ct- が i に変化することがある。 lactem -> lait, factum -> fait

綴りについて。
 綴りは何度も改良を試みられた。例えば、語源を研究して
元からあった綴りを復活させたため、読まなくなった音がつづり上は
書かれたり、次の世代で部分的にそれを元にもどしたりと結構混乱している。

・^は、その隣にsが省略されていると思ってよい。これは
 語源をたどる上で大きな手がかりになる。
270名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 11:08:04
ここらあたりはフランス語史やロマンス語、俗ラテン語あたりの本を読むと
よく分かります。役に立ちそうな本を列挙しておきます。

「フランス語の歴史」 島岡茂 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4475015677/

「フランス語史」 山田 秀男 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4411022133/

「俗ラテン語」 文庫クセジュ
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560054983/

「ラテン語の歴史」 文庫クセジュ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560058431/

「フランス語史」 文庫クセジュ
ジャック・ショーラン (著), 川本 茂雄 (著), 高橋 秀雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560055343/

「ロマンス語入門」:レベッカ・ポズナー著、風間、長神 共訳
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469211087/
271名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 11:10:28
以上、突っ込みどころは沢山あると思いますので、間違いの訂正や
補足があったらよろしくお願いします。
272名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 11:12:53
質問なんですがoiをどうして[wa]と読むようになったのでしょうか?
273名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 11:31:38
>>272
なぜかは分かりませんが経緯は分かります。
↑にあげた 「フランス語史」 山田 秀男 (著)によると、

もともとはオイと発音されていました。13Cにこれがウェからエに
一度変化しています。しばらくはウェ、エの発音が両方使われていて、
どちらかというとエの方が正当とされていました。
17C、パリの下層大衆発音ではワと発音されていて、それは卑俗な発音と
されていたらしいのですが結果的には17C後半、パリの一般市民も
この発音に推移していったそうです。
274名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 11:41:51
「なぜ」ということで補足しておくと、oi が ウェに類した発音に
変わるのはかなり一般的な現象かと思います。例えば、日本語でも
 おもしろい -> おもしれえ
だし。お隣の韓国でも18C頃oi(ㅔ)はエの発音に変わってるし。
ちなみにこれに類した日本での発音変化の例で
 だいく -> でぇく(あぃ -> え)
があります。 
275名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 11:58:32
で、話を元にもどして、
> noir : 黒い
> jaune : 黄色い
> vert : 緑色の
> sombre : 暗い
> ombre : f. 陰
> vif : 鮮やかな
あたりの語源的 Tip があれば、話し合いません? noir, vif あたりは
すぐ色々でてきそうな気がしますが。

別の語に関してでも良いですが。
276名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 12:26:51
>>275
ombre<umbra
vif<viv<vivi<vivido<vividus
vert<verd<viridis
noir<nir<niger ??
277名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 12:49:38
>>276
ああ、そうか ombre は(英) umbrella と同根なのか。
umbrella は、 L. umbella "sunshade, parasol,"からで、
これは dim. of umbra "shade, shadow" 、つまり umbra の小辞みたい。

sombre の方は、英語にも
 sombrero : 麦わら帽子
 somber : 薄暗い、黒ずんだ、曇った
があんのね。これは
 sub + umbra
だそうで、英語に直すと under shadow ですね。

こんなことも分かったら書いていただけると嬉しいです。
278名無しさん@3周年:2005/12/23(金) 13:08:38
でも何で umbra が影なんでしょうね? ラテン語の辞書のその付近を
書き出してみると
 umbra: f. shade
 umbraculum : nt. shelter,shade;parasol
 umbrifer : a. providing shade
 umbro : [1]v. cast a shadow on, shade
となってて、なんとなくum と br以下に分かれないかとか詮索したく
なりますが、分からんことを考えてもしょうがないですね。
279ベルナール:2005/12/24(土) 23:49:53
       ∧_∧
     ( ´∀` )  ところでこのゴミ、どこに捨てたらいい?
     /⌒   `ヽ
    / /    ノ.\_M
    ( /ヽ   |\___E)
    \ /   |   /  \
      (   _ノ |  /アラブ ヽ
      |   / /  |ヽ(`Д´)ノ|
      |  / /  ヽ黒人  ノ
      (  ) )     ̄ ̄ ̄
      | | /
      | | |.
     / |\ \
     ∠/

 フランス人の お気持ちでは・・・
280対応表(偏ってます):2005/12/25(日) 20:51:31
フランス語:ラテン語
rompre:rumpere
placer:placēre
partir:partīre
servir:servīre
vivir:vīvere
écrire:scrībere
battre:battuere
voir:vīdere
boire:bibere
venir:venīre
lever:levāre
jurer:jūrāre
dire:dīcere
polir:polīre
281名無しさん@3周年:2005/12/25(日) 22:59:56
>>280
あ、partirは違いますね。失礼しました。
282名無しさん@3周年:2005/12/31(土) 03:03:45
1648年のウェストファリア条約はラテン語で書かれている。17世紀前半までは国際公用語はまだラテン語だったということ。ただし、その後17世紀後半、(1661年ルイ14世親政開始)フランス語が国際公用語の地位を確立したようですね。
283名無しさん@3周年:2006/05/10(水) 22:00:24
関連スレのご案内

【羅語】古典ラテン語初級者スレッド【3】
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/gogaku/1133792604/

ラテン語で猥談。
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/gogaku/1028640424/

中級者・上級者の古典ラテン語スレッド・第四部
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/gogaku/1146923887/
284名無しさん@3周年:2006/05/27(土) 09:18:56
うしがんばろ
285名無しさん@3周年:2006/05/27(土) 22:48:44
>>260
亀レスなんだが。
sの前でre-がつくとres-になるのかってのは、
[s]の音を維持するためだと思う。

dessus dessousもそうだよね。
これを[デスュ]って読むのを聞くたびむずがゆい。

つか>>270に上げられてる本の中に去年教えてもらってた先生の本がある。
そういう研究してたのは知ってるけどこんなとこで知ることになるとは。
286名無しさん@3周年:2006/06/01(木) 22:00:54
>>285
> sの前でre-がつくとres-になるのかってのは、
>[s]の音を維持するためだと思う。

ふーん、そうなんだ。なんとなく納得。

> dessus dessousもそうだよね。

フランス語始めたばっかりの人間としては、「上」と「下」がこんなに似ていて
いいものかと思うんだけど、「牛」と「臼」くらいには違う発音なんですかね。
287...:2006/06/02(金) 04:14:16
>>286
   dessus  ドゥシュ
dessous ドゥスー       
288名無しさん@3周年:2006/06/02(金) 20:00:44
>>287
そこをシュの音にしちゃうとたぶん通じない、というか違うって言われる。
あえて書くならスュだろうけど。

>>286
まぁ、ネイティヴにとっては、区別はつくだろうけど、
はっきり発音しなかったり、状況から予想できない場合は聞き取れないこともあるかもね。

ちなみに
super,supra (adv,prep)>sor>sur
subtus (adv.)>soz,sos(prep)>suz,sus>sous
ただしsoz,sosが前置詞だった時期にもsuz,susは副詞(=dessous)として使われていた。
desur,desuzといった単語も昔は前置詞、副詞両方に使われていた。

もうひとついでにo→uはアングロ・ノルマンの方言的特徴だとか。
289名無しさん@3周年:2006/06/02(金) 21:10:06
>>288
> subtus (adv.)>soz,sos(prep)>suz,sus>sous

ふーん、真ん中のブタはさっさと居なくなっちゃったんですね。
で、冗談はさておき、
 super
 subtus
の前半部分は同じ単語だったりすることはないですよね?
(こっちの方が冗談かも)
290名無しさん@3周年:2006/06/02(金) 23:23:52
sub-はちょと違うよ。
superを言いたいなる、羅語superior
291名無しさん@3周年:2006/06/03(土) 01:25:43
>>289
subだけで「下へ、下に」って意味になるけど、
superはそれ以上細かくはできないのかな。ラテン語内での起源はよくわからん。

あとsurの変遷は 古典羅>中仏>現仏
sousの変遷は 古典羅>古仏>中仏>現仏 なんだけど、
語の変化は地方や階層によって差があるし、新旧の形が長い間併存することもあるので、
さっさと居なくなったかはわからない。

>>290
ちょっと汲み取れてないんですが、
今で言うsuperが羅語ではsuperiorにあたるってことですか?
292名無しさん@3周年:2006/06/03(土) 09:01:00
>>291
半分冗談混じりに聞いて。
subtus の-tus はなんかの語尾っぽいので重要な部分は sub-でしょ。
super の -er も語尾っぽい。例えば、ラテン語じゃないけど、
ゲルマン語系統だったら繰り返しの意味を持つ接尾語とか、比較を
表す接尾語だし、こちらも重要な部分はsup-だとすると、sub- と sup-は、
b と p の有声、無声の違いしかないわけで、それが「下」と「上」という
関連深い語の対なので、同じ起源の語かなと思った分けです。
で、ついでに他の印欧語を見てみると(英語とドイツ語だけですが)
 up (英)上, over (英)上, über(独)上,
 ab(独)離れて, of(英)〜の, off(英)離れて
と先頭に s の無いものが多数あるので、sub-, sup-の先頭の s も
もしかしたら分離できるかも。でも、hyper- ギリシャ語があるから
ゲルマン系でsがとれただけかもしれないけど。
あと、unter(独)下, under(英)下のt, d が subtus の -tus部分と
共通なのも気になる。

>>290
私も意味がうまく汲み取れません。
293名無しさん@3周年:2006/06/03(土) 13:04:05
*superと*supoの語頭のsはいわゆるmobileのs(出没のs)ってやつです。
294名無しさん@3周年:2006/06/03(土) 14:42:38
>>293
> *superと*supoの語頭のsはいわゆるmobileのs(出没のs)ってやつです。

「出没の s 」を詳しく。お願い。

もしかして、hyper の h は日没の h?
295名無しさん@3周年:2006/06/03(土) 21:00:13
出没のsというのはギリシア語の用語で
後に母音が来るときにsが挟まることをいう。春+雨ではる「さ」めになるようなもんだ。
なぜ語頭のSがそうなのかは分からん。
296名無しさん@3周年:2006/06/03(土) 21:27:20
> 後に母音が来るときにsが挟まることをいう。春+雨ではる「さ」めになるようなもんだ。

あれっ? 韓国/朝鮮語でもそんなのなかったっけ? サイシオ?だっけ?
さすがは世界の言語の起源だけはありますな。

> なぜ語頭のSがそうなのかは分からん。

本当ですね。文中に現れるとき、母音の直後が多いとか?
297名無しさん@3周年:2006/06/03(土) 21:31:37
>>295
言い忘れてました。
どうもありがとうございました。
298293:2006/06/03(土) 23:28:19
ギリシア語の用語(または「ギリシア語学」)はわかんないですスイマセン
僕が意図したのは、印欧祖語の話です。
299名無しさん@3周年:2006/06/04(日) 00:11:29
>>298
印欧祖語での意図したことを教えていただければ幸いです。
300293:2006/06/04(日) 00:31:39
語根の頭にsが付く場合と付かない場合が語派によってまたは同じ語派のなかでもあるような、
語義の違いをもたらしている(つまり「違う」語根)と見えないようなそういうs-のことです。
CReCもしくはCeRCという語根の規則に抵触してるような気もするので、
なんらかの付加的要素なのかもしれないけどよくわからんとかそんなものだったような気もします
(不勉強なのでよくわかりません、どなたか訂正求む)。

で、問題の*(s)uperなんかの場合、ギリシア語のhu-は、もとがu-でもsu-でも
どちらの場合でもなるので(原理的に)不明、だそうです。

ちなみに、>>292の例ですが、up(英)は、そっちじゃなくて*upo(つまり「下」)由来だそうです
(overは*uper「上」です)
offやそのもとのofは両者とも違うようです(*apo)。
301名無しさん@3周年:2006/06/04(日) 00:48:47
>>300
どうもご説明ありがとうございます。「出没のs」は
> 語義の違いをもたらしている(つまり「違う」語根)と見えないようなそういうs-のことです。
ということですね。ただ、不勉強で
> CReCもしくはCeRCという語根の規則に抵触してるような気もするので、
こちらの方は理解から遠く及ばなかったので、また、いつか理解できるときが来るのを期待して
お勉強してみます。

尚、 >>292 では母音と唇の破裂音で構成される、それらしい単語を適当に
並べましたので、むちゃくちゃな単語を並べてたと思います。お恥ずかしい。orz
302名無しさん@3周年:2006/06/14(水) 13:46:50
allerの語源は?
eo(ire)+vado(andare)?
303名無しさん@3周年:2006/06/14(水) 13:52:36
>>205参照。
出歩く、歩き回るのambulareが>amblaire>amler>anler>allerとな。
304名無しさん@3周年:2006/07/03(月) 06:05:00
Mojad lumen lunae = 濡れた月明かり?
というのはラテン語ですか?
305名無しさん@3周年:2006/07/03(月) 09:49:19
いや「濡れた」はmadidumならわかるがmojadはラテン語じゃないね。
306名無しさん@3周年:2006/07/03(月) 12:37:30
そこでmadidum(英moist)がぱっと出るあなたは素敵ですね。
307名無しさん@3周年:2006/07/29(土) 01:34:25
>>303

> 出歩く、歩き回るのambulareが>amblaire>amler>anler>allerとな。

amler -> anler は m が l に引きずられて n になるのですか?
308名無しさん@3周年:2006/07/31(月) 16:53:56
>>307
いや、amlerが格変化してanlerになってるから。

allerはanlerの二重変化形。
309名無しさん@3周年:2006/07/31(月) 20:59:02
>>308
デマこくなヴォケがあ!
310名無しさん@3周年:2006/07/31(月) 22:34:40
>>308
> いや、amlerが格変化してanlerになってるから。
> allerはanlerの二重変化形。

いえいえ、私はひとつ前の
  amler -> anler
の方を聞いているわけで、

  調音法  調音点
----------------------------
m  鼻音   両唇
l  側音   歯茎
n  鼻音   歯茎

なので、mの調音点がlの歯茎に引きずられて、nになったと考えれば
良いのでしょうかという質問です。
311名無しさん@3周年:2006/07/31(月) 22:38:49
310 です。よく読むと >>308
> いや、amlerが格変化してanlerになってるから。
と、amler -> anler は「格変化」と理由を述べてるんですね。

とすると >>309 の方の
> デマこくなヴォケがあ!
と調整を付けないといけない訳で、どうしよう?
312名無しさん@3周年:2006/07/31(月) 22:47:21
>>311
日本語でおk?
313名無しさん@3周年:2006/07/31(月) 22:56:50
>>312
wkrmsn. nndsk?
314名無しさん@3周年:2006/08/03(木) 20:38:40
「笑う」「再び」「理由」「生きる」って、
フランス語とラテン語で何て言うんですか?
315名無しさん@3周年:2006/08/03(木) 21:14:02
フランス語初心者スレとラテン語の初級者スレでそれぞれ聞いてください
316名無しさん@3周年:2006/08/05(土) 09:04:56
>>314
    フランス語/ラテン語
笑う rire / rideo
再び de nouveau / bis
理由 raison / causa
生きる vivre / vivo

しかしこれを知っても「君が再び笑うのが僕が生きる理由」という文章は作れないと思うぞ?
317名無しさん@3周年:2006/08/06(日) 09:22:05
>>316
bis は辞書を引いてみると twice と書いてあったので、bi-と
関係があるんですか?
318名無しさん@3周年:2006/08/06(日) 09:24:51
↑追加
そういえば「再び」も「ふたたび」=「二度」? ですね。
319名無しさん@3周年:2006/08/07(月) 09:34:27
>>317
そのはず。
320名無しさん@3周年:2006/08/21(月) 17:58:01
【海外で日本食ブランドの危機】

日本食ブランド料理がイメージしているのは、フランス料理のような「高級にしてホンモノ」の料理だろう。しかし、そのフランス料理の本場パリでは、最近、“エセ日本料理”が繁盛しているのだという。
こうしたエセ日本料理店の経営者は多くの場合、中国人やベトナム人で、日本料理の修行をしたわけではない。メニューはスシ、ヤキトリ、テンプラから、トンカツ、ソバ、うどんまである。
ホンモノの日本食の3分の1程度の激安でパリっ子たちの人気を集めているのだが、日本人の目で見ると、日本料理というには抵抗があり、在留邦人は「ニセジャポ」と呼んでいるのだという。

《ソース》
http://tenshoku.inte.co.jp/msn/news/0544.html
321:2006/09/24(日) 13:12:14
自分は高校んとき英語偏差値70で、20のときイギリス語学クラス
で上級クラスにいた。(初日の授業が為替取引の基本とイギリスのdetached
houseについての議論、住宅事情についてのフリーディスカッション)
ユダヤ系ドイツ人しかいなかった。マジ死んだよw だいたい英検の準1
レベルの英文を自由に使いこなしてトークって感じだった。
当然大学入試レベルの表現やら文法なんて全員(ひととおり)クリア
してる連中ばっかり。「失業する」って表現が最低軽く5〜6個さらりと
口ついて出てくるレベル。当然TPOに応じてどの表現使うかも
皆心得てる。
日本人は入門から中級クラスに集中、アラブ系とカタコト英語話してた。
ヤクの密売でもしそうな感じw というか、酷い語学力だったよ。
英検3級レベルで語学スクールに金投資なんて愚の骨頂。

そんで自分はどうなったかというと、3日で中級クラスに落とされた。理由は
「君はヒレステーキ肉を食うのに、ナイフとフォークを持った手をまず右と左
交差させて、更にねじっているので、肉を口に運ぶ以前に、肉を切る
ことができない」だって。ただ「文法やら表現を習得する下地ができてる
から、短期で伸びます」とは言われた。日本人にはその下地すらないのが
多いって言ってたよ。文法やら細切れの表現バカにする連中は、いくら留学
しようが現地でお遊び半分で遊学だろうが、言語運用能力は磨かれない。
日本だっておフランス文学やってるような博士号持ちで死体画像みたいなの
いっぱいいるじゃんw スノブと呼ぶレベルにすら達してない文オタw
322名無しさん@3周年:2006/10/28(土) 14:21:40
>>316
> 理由 raison / causa

causa は英語の case と関係ある? raison は ratio なんかと
同語源ですね? これもラテン語系?
323名無しさん@3周年:2006/10/29(日) 10:11:36
ラテン語 リスス って意味探しても見つかりません。
LISUS OR RISUS
知ってる方がいましたら、ご教示ください。
324名無しさん@3周年:2006/10/29(日) 10:38:39
risusリーススなら(笑) 
325323:2006/10/29(日) 11:04:21
risusリーススかぁ
微笑みと昔聴いたことがあるのですが
探してもないので、本当にあってるのか疑問でした。
326名無しさん@3周年:2007/03/03(土) 11:55:53
あげ
327名無しさん@3周年:2007/04/28(土) 12:40:14
age age, cave canem
328名無しさん@3周年:2007/04/29(日) 09:50:47
アージュ
329名無しさん@3周年:2007/08/06(月) 05:45:12
アジュ
330名無しさん@3周年:2007/08/11(土) 03:16:57
スレ違いならすいません。。。
「私は貴方を助ける。」をラテン語に訳したいんですが…

EGO succurro vos.
EGO iuuo vos.

どちらの方が正しいのでしょうか??
331名無しさん@3周年:2007/08/11(土) 06:59:39
>>330
どちらも間違い。

ヒント
羅語では「あなたを」で複数形を使わない。
succurro、juvoの目的語の格は? 対格であってるか?
332名無しさん@3周年:2007/08/11(土) 07:07:50
ながいけいこ
333名無しさん@3周年:2007/08/11(土) 13:27:24
>>331
お答えありがとうございます。
どちらも間違ってますか;;翻訳サイトはあてにならないんですね;;
私はラテン語を習ってる身じゃないので,詳しくは分からないのですが…
メールアドレスを変える際にラテン語を使いたいなぁと思いまして。
不純な動機ですいません(>_<)

では、「私はあなたを助ける」という時に使われる「助ける」という単語を教えて頂けませんか??
juvoというのも助けるという単語でしょうか??
334330:2007/08/11(土) 13:35:22
すいません;;

「あなたを」という単語が間違えてるって事ですよね(>_<)
なら、助けるという単語はあってるんでしょうか??
またどれが適当でしょうか??

お手数ですが、教えて頂けませんか??
335名無しさん@3周年:2007/08/11(土) 17:05:51
egomet_tibi_juvo
おまえをおいらは助ける。
おまえをおいらは助ける。
おまえをおいらは助ける。
おまえをおいらは助ける。
おまえをおいらは助ける。
おまえをおいらは助ける。

メアドね。
336名無しさん@3周年:2007/08/25(土) 17:22:24
なんでtibiなの?
>>330をみるとvobisな気がするけど?
337名無しさん@3周年:2007/08/25(土) 21:05:42
ラテン語のvos、vobisは2人称複数。
「あなたたち」「おまいら」
フラ語みたいに相手が一人でも尊敬表現として
複数形を使うようになるのはラテン語より
ずっと後の時代。だからvobisだとバツ。

1人称複数を「わたし」の謙譲表現に
使うのは古典期からあったのに、
どうしてすたれたんだろ。
338名無しさん@3周年:2007/08/26(日) 02:22:58
フラマン語?
339名無しさん@3周年:2007/08/26(日) 16:57:15
patrici 何語ですか?教えてください。
340名無しさん@3周年:2007/08/26(日) 20:56:55
>>338 はvosが現代フランス語のvousだとは気がついていないんだろうナッ!
341名無しさん@3周年:2007/08/26(日) 21:25:19
藤井 政之 <rmpapa2002@y...> 千葉県の?千葉県立幕◯総合高等学校 英語教諭
私の通う拠店では今月からまたスタッフさんが変わりました。ダ◯エー千葉長沼校
?
それも半年前に突如として私が以前に在籍していた店舗に異動してしまった
あの方が戻ってきたのです。

現在の拠店で出戻りスタッフを見たのはこれが初めて。
うーん、いったい上は何を考えてスタッフの異動を命じているのでしょうか。
聞いた話では、スタッフ本人の意向などほとんど受け入れられないそうです。
(本当かどうかは定かではないですが・・・)

もし少しでもそれが可能で、このスタッフさんが希望してくれたのであれば
私としてもとてもうれしいことですが。

「今度は長く留まっていてくださいね。」と言うと、
うれしそうに返事をしてくれていましたが、これがただの営業スマイルでないこと
を切に願うところです・・・。
5月28日銀座本校で久しぶりのフランス語Voiceに入りました。
まして今日はここ銀座で一番長い滞在となる
342名無しさん@3周年:2007/08/27(月) 10:55:28
>>340
>>338はたぶん>>337の「フラ語」に反応したのだと思う。
確かにけしからん略語。本来ならフルボッコにすべき>>337だが、「フランス語とラテン語」というスレタイの中の1レスなんだから、まあ大目に見て許してやってもいいんじゃないかな。
343名無しさん@3周年:2007/09/11(火) 16:11:28
royal we, maternal we, editorial we...
344名無しさん@3周年:2007/09/11(火) 21:39:30
>>343 >royal we, maternal we, editorial we...
にしたってラテン語からの翻訳借用だろが。
345名無しさん@仏羅仏羅:2007/10/01(月) 17:03:25
>>330
>「私は貴方を助ける。」をラテン語に訳したいんですが…
>EGO succurro vos.
>EGO iuuo vos.

同じ「助ける」でも
juvo(=iuuo)には「助けて喜ばす」というニュアンスが、
succurroには「助けるために駆けつける」というニュアンスがあります。
ちなみに、succurro=sub「下に」+currere「走る」です。
貴方がどちらの「助ける」を意図しているかで選択すればいいと思います。

egoは「私」(je)ですが、ラテン語では特に強調したい場合を除いて「私は」「君は」「彼は」といった人称代名詞は省略します。活用語尾を見ればわかるからです。
(フランス語でも省略できないこともないのですが、現代フランス人は省略しないことをお約束としているようです。)

  juvo「私は助ける」、juvas「君は助ける」、juvat「彼(女)は助ける」、…

という感じです。

ラテン語では語順が自由です。格変化(主格、属格、与格、対格、奪格)がきちんとしているので語順を自由にしても意味的にそんなに混乱しません。

  malumリンゴは、maliリンゴの、maloリンゴに、malumリンゴを、maloリンゴでもって

という感じです。まあ、主格形=対格形、与格形=奪格形という場合もあったりするので、多少は混乱するのですが…。
日本語も多少自由が利きます。

  君にリンゴを与える=リンゴを君に与える

ラテン語では

  (ego) te malum do = malum te do = te do malum  (注: malum「リンゴ」、do=je donne)

ところが、例えば英語では、I give you apple を I apple you give などとすると混乱してしまいます。
346名無しさん@仏羅仏羅:2007/10/01(月) 17:08:45
[ちゅじゅき]

ラテン語では「貴方」という丁寧な呼称は特に用意されていません。
神に対してさえ tu を使います。

  tu es solus creator 「あなたは唯一の創造者です」 =Tu es seul createur

という感じです。
juvoは対格の目的語を取りますからtuの対格形teとなります。
sucurroは与格の目的語を取りますからtibiとなります。
そのあたりはラテン語の辞書で調べます。

以上が説明で、よって正しいのは、

  te juvo = juvo te
  tibi succurro = succurro tibi

ということになります。
貴方の助けになりましたらわいわいです。
347名無しさん@3周年:2007/10/08(月) 16:29:27
ラテン語を勉強したいと思ってるのですが
最初にすべきは何でしょうか?
348名無しさん@3周年:2007/10/08(月) 16:45:47
>>347
スレ違いなので下記スレへどうぞ。

中級者・上級者の古典ラテン語スレッド・第四部
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/gogaku/1146923887/
349名無しさん@3周年:2007/10/08(月) 21:04:53
>>347
仏・伊・西・葡語を勉強する
350名無しさん@3周年:2007/10/13(土) 13:57:44
パルムの僧院に出てくる司祭がラテン語だいっきらいで天文学好きなんだけど、
そいつが「equusという語を知ったからといって馬について余計に何かを知ったことに
なるのかい?」って言ってて、質問があるんですが、
このequusってのがラテン語で馬って意味なんですか?
351名無しさん@3周年:2007/10/13(土) 17:03:56
そうです。equusはラテン語で「馬、雄馬」です。

ちなみに「雌馬」はequa。
ラテン語にはほかにcaballus「馬、駄馬」があり、
これがフランス語に入ってchevalとなった。
equusもフランス語に入ってequitation「馬術、乗馬」になった。

君の場合は余計に何かを知ったわけだ。
352名無しさん@3周年:2007/11/04(日) 10:01:43
>>346
神に対する呼びかけはほとんどのヨーロッパ言語で親称を使うよ。
353名無しさん@3周年:2007/11/13(火) 07:44:35
<<Saltavit friduo et placuil!>>
どなたかこのラテン語がお解りになるかたいらっしゃったら
教えていただけませんでしょうか?

「興行中に事故死したサーカスの曲芸師にあてられた墓碑銘」
ということのようなのですが・・・

354名無しさん@3周年:2007/11/13(火) 14:16:11
削除依頼希望
355名無しさん@3周年:2007/11/13(火) 20:15:33
>>353
saltavit「(彼/彼女は)踊った」
friduo ひょっとして biduo「2日間」 ではないでしょうか?
et「そして」
placuil ひょっとして placuit「(彼/彼女は)喝采を受けた」 ではないでしょうか?

つまり、
Saltavit biduo et placuit 「2日間彼(彼女)は踊りそして喝采を受けた」
↑この言葉を検索すると多少情報があるようです。
356名無しさん@3周年:2007/11/16(金) 22:03:21
笑顔ってラテン語でどう言うのですか?
357名無しさん@3周年:2007/11/16(金) 23:10:40
\0
358名無しさん@3周年:2007/11/19(月) 22:51:26
risus amabilis
359名無しさん@3周年:2007/11/20(火) 17:00:48
「赤い」や「赤き」また「黒い」「黒き」をラテン語にするとどうなりますか?
360名無しさん@3周年:2007/11/20(火) 23:35:49
「赤い」と「赤き」の違いって何なんでしょうか?
現代文と古文ということでしょうか?
ラテン語は古代の言語なので本当は全て古典日本語に訳すべきなんですけどね。

「赤い(き)」は 男性形ruber 女性形rubra 中性形rubrum (仏語rouge)
「黒い(き)」は 男性形niger 女性形nigra 中性形nigrum (仏語noir)
361名無しさん@3周年:2007/12/02(日) 21:35:15
そもそもこのスレってなんのために立ってるの?
362名無しさん@3周年:2007/12/04(火) 17:30:24
>>361
FLVCTVAT NEC MERGITVR
363名無しさん@3周年:2007/12/04(火) 23:43:52
ラテン語がフランス語に及ぼした影響の考察。
紋章などにはラテン語でモットーが書かれていたりするし。
364名無しさん@3周年:2007/12/07(金) 21:03:10
>>360
>ラテン語は古代の言語なので本当は全て古典日本語に訳すべきなんですけどね
意味不明
365名無しさん@3周年:2007/12/07(金) 23:57:15
>>360
低脳乙www

362は363の後半の具体例になっとるね。
366名無しさん@3周年:2007/12/11(火) 20:41:11
よお、無脳!
もちろん具体例を意識して書いたがね。
NECの新製品の紹介をしたわけではない。
367名無しさん@3周年:2007/12/11(火) 22:01:14
>>366
ラテン語でおk
368名無しさん@3周年:2008/01/09(水) 19:16:04
>>289, 290, 291, 292

LE ROBERT Dictionnaire etymologique du francaisで
sur, super(-), sous, sub(-)抔を調べると凡てsousの項に載つてゐます。
印歐語根*sub-、*sup-共に下から上への動きを示すさうです。
369名無しさん@3周年:2008/01/10(木) 01:18:48
sursum
370名無しさん@3周年:2008/02/20(水) 21:37:06
高校の英語の授業では、
junior, senior等ラテン語由来の形容詞にはthan(<then)ではなくてtoを使うと習い
これをラテン比較と呼んでいます。
しかし、ラテン語の後裔である仏語でも、
たしかにinférieur, supérieur, antérieur, postérieurなどではà(<ad, ab)を使いますが、
普通はque(<quam)を使いますよね。
そして、当のラテン語でもtoにあたるadではなく、
quam(<quisの女性対格)、もしくは奪格を使うようです。
これはどういう事でしょうか。
ラテン比較と呼んで良いのでしょうか。

泉井久之助『ラテン廣文典』(白水社)p.356のabの説明に以下の記述がありました。

《比較》、(後期)
inferior ab illō  かの人より劣れる
(引用おわり)

英語の所謂ラテン比較のtoは、仏語のàを経由してabに遡る感じでしょうか。
どなたか御存知でしたら是非ご教示下さい。
参考文献などもご紹介下さると有り難いです。
371名無しさん@3周年:2008/02/20(水) 22:18:52
>>370

それは単に「inferior」等が英語においては「劣った」という意味の形容詞に
すぎず、比較級ではないからでは?

(現実には「inferior than」ということも結構あるようですが、それはさてお
き)

372名無しさん@3周年:2008/02/27(水) 03:43:51
どなたか「全てが」「願う」「無くなる」をラテン語に訳してくれませんか?
もしくは翻訳できるところとかあれば教えてください^^;
373名無しさん@3周年:2008/02/27(水) 04:54:52
自力で辞書サイトが見つけられない人は
ラテン語って無闇に使わない方がいいよねぇ〜
どうせ時制も人称も間違えるんだろうし。
374名無しさん@3周年:2008/02/27(水) 19:14:23
単語だけでいいんですが。
375名無しさん@3周年:2008/02/29(金) 10:30:29
>372
penem tuum lingo
376名無しさん@3周年:2008/03/10(月) 04:00:07
フランス語で書かれたラテン語の中級向け(もしくは上級向け)文法書で
手元に置く価値のあるものってありますか?
377名無しさん@3周年:2008/03/15(土) 16:06:24
フランス語で書かれたラテン語の入門書でおすすめの本ありますか?
378名無しさん@3周年:2008/03/19(水) 06:27:29
>>377

Initiation à la langue latine, SEDES

フランス語力、やる気ともに十分ならこの本が絶対お勧め。
379名無しさん@3周年:2008/04/07(月) 21:47:34
メメントモリと一緒に「原点回帰」という言葉をラテン語と仏語で
教えてもらったのですがラテン語の方がわからなくなってしまいました。
どなたか教えていただけませんでしょうか?
Retour à l'origin←これはフランス語ですよね…
確か「origo」という単語を使っていたような覚えが有ります。。
380名無しさん@3周年:2008/04/07(月) 22:33:10
>>372
375を信じないよう
381名無しさん@3周年:2008/04/07(月) 23:12:26
>>378
SEDESとはしぶい出版社だな
ここの本一つ持ってた気がする
イリリア人に関するやつ

>>377
Latin sans peine, Assimil の印刷教材も非常にええぞ
音声教材はクソとの評価が固まってるらしいが
382名無しさん@3周年:2008/04/09(水) 09:44:44
【イタリア】「カエサルと会話ができる」…前首相がラテン語能力を自賛[04/07]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1207623865/
383名無しさん@3周年:2008/05/26(月) 17:16:03
どなたか『一生の絆』をラテン語に訳していただけないでしょうかm(__)m
384名無しさん@3周年:2008/05/26(月) 17:28:30
>>383
スレ違い
385何語で名無しますか?:2008/10/18(土) 16:54:53
ほしゅ。
386NOVA池袋西口校レベル5まさる勝フランス語スタッフ公認カメラマン:2008/10/19(日) 09:15:54
池袋で話しようぜ

新宿西口の匿名 何故か…東横イン帯広駅前にて。
ぼちぼちさんへのお返事です。
> 管理人さんがいろいろ大変な目に逢っているらしい…というウワサ、聞いておりますので。

 誤解を受ける可能性がありますので、念のため。

 「管理人さんがいろいろ大変な目に逢っているらしい…というウワサ」については、私は知らないのですが、私は管理人さんの要望書に賛同していなかったり、先日の
http://9021.teacup.com/voicefrancais/bbs/801
等、管理人さんの見解に批判的な投稿を何度かしていますが、それ以上のことはしていません。また、それはネット上の議論として、適切なことと考えます。「場外乱闘」については私は知りませんし、していません。

 「大変な目」が私に起因することではないと、私は思っていますが、念のため。
387何語で名無しますか?:2008/10/20(月) 20:37:54
>>379
ad fontesのこと?
あ、それは原「典」回帰かw
388何語で名無しますか?:2008/10/25(土) 09:44:20
ラテン語なんかやって本当にフランス語が上達するのか?
389何語で名無しますか?:2008/10/25(土) 09:51:49
>>388
どっちも齧ったけど関係ないと思う。
中上級になればわからんが。
390何語で名無しますか?:2008/10/25(土) 17:53:12
>>388
フランス語の先生は上達するって言ってた。
391何語で名無しますか?:2008/10/25(土) 20:27:21
その分メインのフランス語の勉強に当てた方がいい気もするけどな。
フランスの中学生よりも話せない段階で、ラテン語の格言が言えたってしょうがない。
392何語で名無しますか?:2008/10/25(土) 21:59:42
両方やったほうがモチベーションは高まるかもね
393何語で名無しますか?:2008/10/25(土) 23:25:26
フランス人の先生に「やっぱ、ラテン語も勉強したほうがいいですかね」
と訊いたら、「わざわざ勉強しなくても、Dictionnaire etymologiqueを
眺めてれば自然に覚えられるよ」と云われたんだが……
眺めてても全然覚えられませんハイ!
394NOVA池袋西口校レベル5まさる勝フランス語スタッフ公認カメラマン:2008/10/25(土) 23:52:34
読者の皆様におかれましては、勝のブログVoiceFrancaisの趣意に則り、購読、投稿いただくようお願いします。また既知の事柄ですが、講師のみならず読者のプライバシー・個人情報にも御配慮くだい。
今後とも勝のブログVoiceFrancaisをよろしくお願いいたします。 →勝はレベル2の生徒のプラベートレッスンを曝しています、写真も曝しています。
Chemins de France ですが、今回は東京出張VOICE&交流会を行います。
みんないやがっているの知らないの?→知りません

395何語で名無しますか?:2008/10/26(日) 00:18:46
>>393
ラテン語の初級文法だけでもやっておくと、フランス語の語源の知識は大幅に強化されるよ
396何語で名無しますか?:2008/10/26(日) 01:02:01
ラテン語を勉強すると、英語、フランス語ともにテストのスコアが伸びたという結果を提示した研究の話を聞いたことがあるよ
つーか、おまえら言語学や心理学を勉強してないんだなw
ケンブリッジ卒の友達は英語、フランス語、ラテン語、ギリシャ語をしゃべる
397何語で名無しますか?:2008/10/26(日) 01:02:58
途中できれた

そいつが効果あるといってた
398何語で名無しますか?:2008/10/26(日) 10:25:43
「ラテン語やったらフランス語も上達するよ〜」なんて漠然と言われたって、ちょっと信用するに足りない。
具体的に、ラテン語のどの文法or規則が、フランス語のどれに相当して、どう学習に役立ったか。
誰もそこまで言及しないってことは、本格的にラテン語を知ってる人は、実はこのスレにいないんじゃないかなあと。
あやふやな伝聞はもちろん問題外。
399何語で名無しますか?:2008/10/26(日) 10:33:56
>>398
じゃあやらなきゃいいじゃんw
誰もあんたにやって欲しいなんていってないよ
例えば英語勉強していても文献漁ってればラテン語が関係してくることがよくあるのに。
バカなの?死ぬの?
400(TД)ラテ語むずい ◆rg6xuCj532 :2008/10/26(日) 11:15:11
>>398
確かに私も漠然と398さんの疑問は感じてた。
具体的な話がでないからね。
単に興味だけでフラ・ラテ両方やるのは共倒れになりそう。
まぁ、そもそも自分の能力では両方は無理なだけなんだけどね。
401何語で名無しますか?:2008/10/26(日) 18:17:43
英語に自信あれば?、data やmedia が複数扱いな理由くらいは分かるような・・・・・・・・・
あと、alumni も複数形だねえ
402何語で名無しますか?:2008/10/27(月) 02:26:54
語根、接辞の知識が増えると、
同じ語根、接辞を持つ語同士をまとめて捉えることが出来ます。
また、多義語における多岐に渡る訳語についても、
語根、接辞によって当該語のコアを押さえることで、
訳語のみを見ているよりも語義の拡がりが捉えやすくなります。
日本語とは違う、世界の切り取り方に触れることが出来ます。
403何語で名無しますか?:2008/10/27(月) 02:46:05
フランス語のアクサン・シルコンフレクスの用法の一つに、

  ・ラテン語や古フランス語に存在していた子音(主にs)や母音の脱落を示す。

というのがある。
これを知ってれば、たとえば
  âme < anme < anima
  âne < asne < asinus
  hôpital < hospital < hospitale
  île < isle < insula
みたいな感じに、ラテン語のどの単語が語源となっているのか類推しやすくなる。
404何語で名無しますか?:2008/10/27(月) 14:59:43
ラテン語を単語の暗記に役立てるなら、仏語より英語の方がやりやすい。
仏語の単語は、接頭+語幹+接尾のうえに、さらに音韻がとろけてしまって
いるので、見抜くのに余計な手間が掛かる。
405何語で名無しますか?:2008/10/27(月) 17:29:45
>>403
確かにすぃるこんふれっくすw はちょっとややこしいよね。
英語知ってれば、s が抜けたヤツについては分かるけど他はあかん。
406何語で名無しますか?:2009/04/16(木) 01:50:35
Cantemus!
(Lajos BARDOS)

Cantemus,quia cantare bonum est.
Cantemus,quia cantare iucundum est.
Cantemus,quia cantare amantis est.

Cantemus,semper cantemus,quoniam
cantare bonum est,
ergo:CANTEMUS!
407何語で名無しますか?:2009/09/21(月) 17:52:23
age
408何語で名無しますか?:2010/04/24(土) 11:37:19
hage
409何語で名無しますか?:2010/04/25(日) 01:47:40
ラテン語からフランス語になる中間形態の語の資料は存在するのですか?
それとも歴史のある時点から突然ラテン語と並行して綴りや文法の違う古フランス語が派生するのですか?
410何語で名無しますか?:2010/04/25(日) 09:30:43
本気で調べようと思うなら現地の資料が必要になると思います。
411何語で名無しますか?:2010/06/08(火) 16:30:15
ラテン語などの原義を記載された、最もメジャーな仏日辞典はありますか?

本屋でフランス語辞典調べたんですが、
ラテン語等原義記載がないのばかりで…

だれかご存知な方いらっしゃいましたら宜しくお願いします。
412何語で名無しますか?:2010/06/08(火) 21:03:48
413何語で名無しますか?:2010/06/08(火) 21:58:39
アフィリンク、スルーでおk
414何語で名無しますか?:2010/06/11(金) 19:37:16
>>411
ラテン語辞書買ったら?
究極はOxfor Latin Dictionary、人が殺せる重さ。

豆本タイプのラテン語辞書は小さい中に情報がまとまっているので、
読み物としても面白いよ
415何語で名無しますか?
>>411
小学館ロベール仏和大辞典

改訂はまだか!