>>720 いま国交相のHP見たらこんなのが置いてあったよ。ほら
http://www.mlit.go.jp/common/000186641.pdf 大まかにいうと、もう既に八ッ場ダムは8割がた工事が終わってて、
あと本体工事さえやってしまえば5,6年で完成して、洪水調節機能を
発揮するわけで、これが一番安く、早く、手っ取り早い。
だからダム建設が選ばれたと言うわけだろう。
実際にはいくつかの代替案と詳細に比較して優劣を検討してるわけだが
その比較検討表も国交省は載せるべきだろうな。
たぶんダムがA案で堤防のかさ上げがB案、遊水地の建設がC案、
河道の拡幅&掘削(河床の掘り下げ)がD案とかそんな感じだろうな。
で、おまいにも直感的に分かってもらえると思うんだが、A案以外は
用地買収とか施工がものすごく大変だろうなと察しがつくだろう?
B案の場合は群馬県渋川市から河口の千葉県銚子市まで、利根川は
200kmぐらい、左右両岸で400kmぐらいあるわけだ。
400kmに渡って堤防のかさ上げ工事をやるのがどれだけ大工事か
分かるだろう?単に上に土を積み上げるんじゃないんだよ。
堤防は断面が台形をしていて、底辺も広げないとかさ上げできない、
だからそばの家とか立ち退き交渉とか補償とかが必要になるわけだ。
C案もまあ同じだな。八ッ場ダムの洪水調節量に匹敵する巨大な遊水地を
一体どこに作るのか?作る場所があったとして、そこは今田んぼだろうから、
用地買収が必要になるわけだ。何万haとかの用地交渉なんて、5年や10年じゃ
終わらないんだよ。気が遠くなる時間がかかるんだ。
現実にはそんな都合のよい土地なんかないけどな。
D案も同じ理由で現実的でない。スーパー堤防がダメだっつってんのに、
川幅広げるから住んでる人出てって下さいなんておかしいだろ?
具体的な事業の試算の金額は公開できんだろう(事業の入札で金額がばれちゃまずい)
が、だいたいこんな感じだと思うので、前原や三宅雪子以外の大方の人は
納得出来るんじゃないだろうかね。