昔の地図は古い

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私はティアワナコについてあれこれ思いをめぐらせていた。私に言わせれば、学者たちは単に、
地球上で最も謎に満ちた遺跡の一つの価値を引き上げようとして躍起になっているように
しか見えない。コラータの言うように、その始まりが紀元前100年だなんて、噴飯ものだ。そ
れを造った人々がワンケラニと呼ばれるインディオであったなどといわれて、誰が納得できるか?彼
等の村にあるのは「自給自足農業(主として芋とキノア=アカザ科の植物)とラクダ類の牧畜」だ
けだというのに。こんな単純のインディオたちが、どうやって巨石ブロックを動かしたのか?

南アメリカから戻った私は、ウェブでアーサー・ボナンスキーの「ティアワナコ――アメリカの人類の揺籃」を見つけ
て購入した。これを手に入れてまず最初に見たのは、1904年に撮影された修復前の太陽の
門の写真だ。それは完全に二つに折れ、それぞれが気が違ったように互いに相手に寄りか
かっている。明らかに、港(プマ・プンク)の巨石ブロックをひっくり返したのと同じ地震の結
果だ。

93,:2008/08/15(金) 21:35:30 ID:wrUqrXex
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/ruins/1139061564/60-64 ティアワナコ遺跡の建造年代
何がおきたかは明白だ。遠い昔、ティティカカ湖に臨む巨大な港が築かれた。この湖は世界でも
最も高いところにあり、海抜1万2500フィート(約3800メートル)、面積は3000平方マイ
ル(約4800平方キロ)以上だ。

さて、注意深い読者はこうおっしゃるだろう。「ちょっとまてよ、何だって彼らは、空の上
の2・4マイル(約3800メートル)のところなんかに港を作ったりしたんだ?気は確かか?」
よくある説明――これは海港ではなく、湖港だから――では答にならない。

確かに、港というのは海を渡ってきた船が、積荷で商売したり交易したりするところじゃ
ないのか?ティティカカ湖には他にもいくつの港があったのか?

そこで答が出る――「ひとつも」。それを聞くと、何もかもが馬鹿げて居るように思えてく
る。しかも、ティティカカ湖を航行していたのは葦舟に乗ったインディオだけだという。この巨大な
港は明らかに造る場所を間違えている。

だが、ティティカカ湖には真水に適応した海棲生物が沢山居るとしたら同だろう。明白な説明が
生まれてくる。つまり、それは最初は海面と同じ高さにあったのだが、何らかの大変動が
アンデスを空中1万2500フィートまで待ち上げてしまったのだ。

ではそれはいつか?どうみてもそれは歴史時代のことであって、100万年前とかそんな昔で
はない。なぜなら人間が港を築いていたからだ。

実際、ボナンスキーはその破局が起こった時期を示唆している。紀元前11千年期。つまり、紀
元前1万1000ごろだ。

この年代は何かピンとくるものがある。少し前、私はロサンゼルスのジョージ・C・ペイジ博物館に
行って、死んだ恐竜の骨でいっぱいのホールを撮影した。その博物館の地下では、「ラ・ブレアの
タール・ピット」が今も不吉に沸き立っている。何百万年にもわたって、何千もの生物がこの油
性の水を飲もうとして死んだ。そして、ゆっくりと泥に飲まれた状態で発見された。
94,:2008/08/15(金) 21:37:21 ID:wrUqrXex

だが紀元前1万年ごろには――その博物館の官長ジョン・ハリスによれば――もっと激しい破局
があった。巨大地震が、4000マイル(約6400キロ)南東のティアワナコの巨大な門を真っ二つ
にしアンデスを海面から2・5マイル(約4000メートル)の高さにまで持ち上げたと言ったら、
言いすぎだろうか?だが思い起こしていただきたい。ハプグッドによれば、この同じ破局に
よって地球の表面は2000マイル(約3200キロ)も活動し、プラトンが「アトランティス」と呼んだ
大陸が壊滅したのだ。

しかも、大洪水はこれだけではないということに注目しなければならない。「クリティアス」によ
れば、「デウカリオンの洪水の前に」3回の洪水があった。伝説に言うデウカリオンの洪水とは(青銅
時代)の人類を罰するためにゼウスが送ったもので、紀元前2500年ごろのことに違いない。

最初の洪水は、多分、ラ・ブレアの惨事をもたらしたハプグッドの滑動だろう。

同様のシナリオは世界中の神話に記されている。それが起こる前には空は赤くなり、大地
は震える。それからある日、空は黒くなり、大地は激しく震動し、傾いたかのように感じ
られる。泥の雨が降り注ぎ、耳を聾せんばかりの雷鳴が轟き、一面の稲妻が目をくらませ
る。

フレマス夫妻は、ネイティヴ・アメリカンの伝説を記録していて――ユト族、クートネー族、オカマガン族、アアテム族、
カート族、チェロキー族から、ペルーのアラウカノ族まで――「空が落ちるとき」に関するほとんどの話を
聞かされた。

このような破局の中で最も有名なのは、聖書の国に発祥するものだ――パレスティナではなく
メソポタミア、つまり「二つの川の土地」である。