古語にある「大きなり」などの和語的形容詞は
漢語流入以前には存在しなかった?
「大きなり」以外に和語的形容動詞ってあまりないよね。
「靜かなり」なんかは「靜か」だけで独立できで「靜か」+「なり」に分けられるから、
「大きなり」の一語としてのまとまった感じとは異なる。
タリ活用の と
ナリ活用の に
形容詞の く
をまとめて、副詞にして、
ほかの部分をまとめて、動詞と品詞を併合。仮に「術詞」とでもしとくか。
術詞ラ行変格活用は、動作よりも状態を表すものが多い。
とか。
>>138 で、そんなことして何の意味があるのか。
141 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/01/15 17:21
143 :
Ba`al ◆gS9wcplYxA :03/02/09 00:59
生まれてから20年ぐらい日本語を母語として使っているものの感想ですが、
形容動詞といわれているものは自分には
形容詞的性質を持つ名詞+copulaとしか感じられないです。
形容詞と言われているものは語幹で活用する古い活用の名残と言う感じかな?
古い主格語尾「i」と形容詞語尾「i」と動詞の連用形語尾「i」は
同じ物で文法で一致しているだけなのでは?
144 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/02/09 02:36
いわゆる形容動詞:「のどかだ」
名詞+「だ」:「春だ」
連体形が非用かどうかの違いはある。
145 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 11:17
>>143 形容詞語尾の「〜い」はもともと「〜き」が音便化したもの。
146 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 11:33
>>21 確かに、形容動詞やサ変動詞の特徴は、漢字語や西欧からの外来語(単独では名詞扱い)に対し、活用語尾をつけることによって大幅に語彙数を増やせる。
これは、韓国語の名詞+「〜하다(ハダ)」で成り立つ動詞・形容詞と性格がよく似ていると思う。
147 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 21:20
>>145 白い本<白き本
雪は白い<雪白し
くーくーしーきーけれーかれ
148 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 21:49
>>147 雪は白い<雪白し
ではないよ
現代語は連体形終止
149 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 23:04
>>148補足
古典文法における形容詞および上二段・下二段・カ変・サ変・ラ変の動詞は、中世末期までに口語では終止形が使われなくなり、連体形で代用されるようになった。
また、上記の形容詞・動詞と同様の活用をする助動詞や打ち消しの「ず」などにも、同様の変化が起こった。
150 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 23:32
>>150 韓国語の動詞と形容詞は活用が違う。
'sada(「安い」 原形) -> 現在形 'sada
'sada(「包む」 原形) -> 現在形 'sanda
152 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/13 02:22
>>151 「包む」の原形って「싼다」じゃないの?
(^^)
154 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/13 19:13
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
157 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/03 02:08
質問ですが、現代語で「〜ii」で終わる形容詞は、「大きい」以外はすべて古語のシク活用形容詞に由来するのですか?
159 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/03 12:43
かいい、だりい
イイ!
つまり、現代語で「〜ii」で終わる形容詞で、古語のク活用形容詞に由来するものはないのですね。
162 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/03 23:10
シク活用形容詞の語幹はどこまでなんでしょうかね。
平安末期〜鎌倉期くらいには、シク活用形容詞の終止形を「美しし」「嬉しし」のように書く例もあるみたいですが。
「低い」は「ひきし」だったな。
何故か「ひくい」になってしまった。
164 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/04 12:21
今でも「ひきい」って言うよ
165 :
bloom:03/05/04 12:22
167 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/05 12:38
いや、西日本かもしれないよ
169 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/07 19:59
西日本でも関西以外は
ai, oi→e:
ui→i:
になる地域の方が多いんだが
170 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/08 12:02
「〜い」「〜う」の母音連続は、長音化する傾向がある。
[ai]→[ε:]→[e:]
[oi]→[oe]→[(w)e:]
[ui]→[(w)i:]
[ei]→[e:]
[au]→[⊃:]→[o:]
[eu]→[eo]→[jo:]
[iu]→[ju:]
[ou]→[o:]
171 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/09 21:25
『認知言語学〈2〉カテゴリー化』?シリーズ言語科学3
にある上原論文「日本語における語彙のカテゴリー化―形容詞と形容動詞の差について」
を読もう。
173 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/17 00:48
age
age
175 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/23 02:25
age
176 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/25 22:16
>>138 > タリ活用の と
> ナリ活用の に
> 形容詞の く
> をまとめて、副詞にして、
確かに副詞だ。
177 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/27 01:44
大きなは殆ど例外に近いとして、
基本的に形容動詞は様態を表す名詞+用言化のclitiqueなんじゃないかと。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
180 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/06/02 23:26
age
181 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/06/08 13:34
182 :
ななしぃ〜:03/06/08 21:19
Critiqueね。
>>177 日本語で言いましょうよ。
critiqueじゃ批判だろ。
clitiqueは日本語で言うとなんだ。接語とか言うんだっけ。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
186 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/21 03:31
世にも奇妙な形容詞
あぼーん
189 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/20 23:27
あいつは正直だ 名詞+は+正直
人間は哺乳類だ 名詞+は+名詞
両者の文法構造が違うっていうのが解せない。
「あいつはすごく正直だ」とは言えても、
「人間はすごく哺乳類だ」とは言えない。
>>190 それは私にもわかるけど。じゃあこれは?
あいつは金持ちだ 名詞+は+名詞
あいつは貧乏だ 名詞+は+形動
>>191 すまん。無意味な煽りだった。
「形容動詞」は分かりやすくていいと思うんだけどね。
別の記述を考えるなら、それでどういうメリットがあるのかが
分からないと。
193 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/21 13:04
正直だろう 正直である 正直だ 正直な人 正直ならば
ここで、「正直」を名詞、たとえば「語学」にして違和感があるのは、「語学な人」だけ。
「語学の人」とすべき。しかし、「な人」で検索すると、外資な人・逝ってよしな人など
でてくるし、非公式な使い方では、名詞+な+名詞、も頻繁にある。これが公認された場
合、「外資」は形容動詞となるのだろうか?
形容動詞を名詞いれて、名詞を修飾する時に、「の」「な」どちらを使うかで、の名詞(
旧名詞) な名詞(旧形容動詞)にするっていうのはどうでしょうか?
194 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/24 19:13
すみません。
狡賢い と似たような意味をもつ形容動詞ってありますか?
ぜんぜん思いつかなくて困っています。
類語辞典サイトで検索もしないで人に聞くとは狡猾だ。
>195
ありがとうございます。
一応、調べはしたんですが
類語辞書というものがあることを今日まで知りませんでした。
ほんとうに、無知は罪ですね・・。
すみませんでした。
197 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 02:20
あいつは正直だ 名詞+は+形動
あいつは正直者だ 名詞+は+名詞
「者」が挿入されるだけで品詞分解が全く変わってしまうのか。
素人には不自然に感じられます。
品詞なんてもんは一種の取り決めです
不自然に感じるというなら、「正直だ」も名詞+「だ」である、と言ってしまっても
特に困ることはないです
199 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 17:56
>>197 一応、正直なヤツとは言えても正直者なヤツとはいいにくいことは確認した?
>>193の人が言っているように、確かに「正直者な人」という言い方には
違和感を感じます。しかし、そういう言い回しは現に存在するし、「正直
な人」というのとは違ったニュアンス(変な言い回しだな、と感じる以外に)
を感じます。どう違うのかを説明するのは難しいですが・・・自分だけなのか?
ともあれこのニュアンスの違いは些細なことなので、品詞が別物になる
というのは不自然に感じたのです。
>>197 現時点で存在する無数の文の単語の、そこに通底する配列規則を抽出する
ことは言語学の目標の一つであり、その規則をを文法と呼ぶと思っています。
その規則が同一の文に対し複数の品詞分解を許し、しかもそういう例文は
いとも簡単にいくつでも挙げられ、その上どの品詞分解を採用するかはその
文を読む人間の主観にのみ依存しているというのはどうも軽薄でご都合主義的
な印象を受けます。そういうわけで言語学が言葉の科学を標榜するならば(して
ないならスイマセン)、もっと日常感覚に即し、かつ複数の解釈を許さない規則を
目指してほしいです。
201 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 19:20
>>200 言語を使うのは人間だから、意味と同じで品詞分解にも多義性があって当然だと思うけどね。
あと、科学だから日常感覚に即したほうがいいっていうのは意味が分からない。
>>200 > その規則が同一の文に対し複数の品詞分解を許し、しかもそういう例文は
> いとも簡単にいくつでも挙げられ、その上どの品詞分解を採用するかはその
> 文を読む人間の主観にのみ依存しているというのはどうも軽薄でご都合主義的
> な印象を受けます。
だからよ、65535という数字を65535と書いてもFFFFと書いてもいいように
「正直だ」を形容動詞と書いても、名詞+だと書いても、別に間違いじゃねーんだよ
藻前は文法というものは唯一絶対に正しいただひとつの記述様式しか持たないとでも言いたいのか?
>>200 「正直」 「正直者」ともに名詞だが、名詞の種類が違う、と考えてみては?
@彼は病気だ。
Aアルコール依存は病気だ。
「病気」には、@とAの 2 用法がある。
「正直」は「病気@」と同類、「正直者」は「病気A」と同類だろう。
「病気A」と同じ用法をもつ名詞は、ふつう「-な」をとらない。「病気@」と同じ用法のみをもつ名詞が「-な」をとる。
204 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 22:56
病気な男ってのもあまり標準的な用法ではないな。
●●●●●●●
208 :
名無し象は鼻がウナギだ!:05/01/01 11:47:16
存在する 動詞
存在している 形容動詞?
存在(名)する(動・終止)
存在(名)し(動・連用)て(接助)いる(動・終止)
210 :
名無し象は鼻がウナギだ!:05/01/02 01:55:39
「いろいろ」=いわゆる形容動詞ってやつ?それとも副詞?連体詞(認知するなら)?
「近い」=形容詞?
「近くのスーパー」=この「近く」は名詞?「お近くの〜」ってのも聞くよね?
ってか、いわゆる形容動詞と名詞ときどき厄介…
「すげ〜馬鹿な話」vs「すげ〜馬鹿の話」
これぐらい分かりやすいのは良い。
名詞と形容詞の語幹が同じのって結構あるよな。
>>202 論旨には賛同するが例は間違ってると思うぞ
「彼は正直だ」の「正直だ」が名詞+助詞だったら彼=正直という意味になってしまう
212 :
名無し象は鼻がウナギだ!:
「それってすげ〜馬鹿」の「馬鹿」は?