1 :
名無し象は鼻がウナギだ!:
形容詞は動詞的な意味を持つから形容動詞に
形容動詞は現在語幹とされているところをとりだして形容詞に
するべきだと思う。
そのほうが他言語と一致していい
2 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/22(金) 20:58
形容動詞には動詞的な意味はこれっぽっちもありません。
動詞的な形態が古語においてあっただけ。
でも形容動詞は廃止して形容詞に統合するのは賛成。
従来の形容詞を「活用あり形容詞」
従来の形容動詞を「活用なし形容詞」とすべき。
3 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/22(金) 21:01
↑形容動詞の語幹だけを取り出して形容詞に統合のことね。
活用部分は「だ」「です」の断定の助動詞である。
4 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/22(金) 21:17
「だ」「です」が助動詞ってのも変な気がする。
動詞に意味を付け加えるものでもないし。
>>2 動詞的って言ったのは単独で述語になれるからです
6 :
age:2001/06/22(金) 21:29
形容動詞廃止賛成。現代日本語では意味がない。
古文を基準にして現代日本語の文法を決定するのは本末転倒である。
7 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/22(金) 22:47
口語じゃ、名詞+「な」で形容動詞量産しまくりなのだが、
IMEに登録されてないので誤変換多いのよね。
8 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/22(金) 22:57
古文こそ、形容動詞・形容詞ついでに動詞の区分を廃止すれ。
かり・たり・なり の系列は動詞と統合して、述詞
短い語尾のは、連体詞だの副詞だのに統合
9 :
名無し:2001/06/22(金) 23:03
形容動詞は adjectival noun と呼ばれてますな。
>4 英語のbeなんかは意味ありませんし、「だ」なんかもそんな感じでは?
10 :
1:2001/06/22(金) 23:15
>>9 でもbeは動詞でしょ(あとに動詞が続くとき以外)
だったら「だ」も動詞にすべきでは?
11 :
2:2001/06/22(金) 23:35
>>5 なるほど、「用言」「体言」という発想ではなく、
「verb」「adjectiv」「noun」の発想ね。
>>10 「だ」「です」が動詞というのは悪くない。
私は、「れる」「られる」を助動詞というなら
「だ」「です」は動詞にするしかないし、
「だ」「です」を助動詞と呼ぶならば、
「れる」「られる」は動詞の接尾辞か活用形の一種と
呼ぶべきだと思いますね。
ともかく両者をいっしょに扱うから「文節」や「単語」論が
破綻してしまっていますね。
口語文法の助動詞の分類は文語文法を意識しすぎて
実態とあっていません。
そういう意味で形容詞・形容動詞も実態とあっていませんね。
形容動詞は、名詞か形容詞のどちらかにするべきでしょう。
「名詞」にするなら「一般名詞」「形容名詞(旧形容動詞)」
「形容詞」のするなら「形容詞」「無活用形容詞(旧形容詞)」
でしょうね。
12 :
2:2001/06/22(金) 23:36
↑とかいたら、
>「名詞」にするなら「一般名詞」「形容名詞(旧形容動詞)」
「形容名詞」が一番いいような気がしてきた。
13 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/22(金) 23:49
日本語の助動詞の大部分は活用語尾だと思う。
フランス語の単純未来の語尾「rai, ra, rons(つづりちがうかも)」
みたいなもんだし
14 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 00:08
で・ある=de・aru→dea(ru)→だ
→じゃ→や
見事だ/見事じゃ/見事や←見事である の子孫
に・あり<終止形>ni・ari→nariなり=である/だ/じゃ/や の兄弟
に・ある<連体形>ni・aru→naruなる→na(ru)な
抽象名刺+助詞(で・に)+動詞(あり・ある・0→次に用言が来れば当然省略)=形容動詞
15 :
14:2001/06/23(土) 00:16
>>13 フランス語の単純未来は動詞の語尾に
avoir(持つ、所有する 英語のhaveに相当)の現在形がくっついた物
avoir j'ai tu as il a nous avons vous avez ils ont
確かに似た現象である。
16 :
若年寄:2001/06/23(土) 00:20
以前にも、形容動詞廃止論をめぐる専用のスレッドがあったはずだけど……。
もう消失しちゃったのかな? 勿体ない。
17 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 00:22
とりあえず語幹+「だ」で一単語というのが納得いかん
語幹と「だ」を分けるべきだ
18 :
9:2001/06/23(土) 00:24
>10=1
>でもbeは動詞でしょ(あとに動詞が続くとき以外)
あとに動詞が続いてもbeは動詞だよ。
あと、beは存在を表すときは意味を持つと考えるけどね。
to be or not to be ってやつだな。
>だったら「だ」も動詞にすべきでは?
14氏が
>で・ある=de・aru→dea(ru)→だ
と書いてるけど、「ある」がbeに対応する意味のない動詞かな。じゃ、
「で」はどうなのってことになるけど、叙述に必要な要素になるのか
しら。「で」自体、「太郎が裸で走った」っていう風に出て来れるし。
19 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 00:33
20 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 00:35
beと「ある」は意味がよく似てるね。
あらゆる言語で普遍的なことなのかな
21 :
2:2001/06/23(土) 00:44
「形容動詞」と「する動詞」は、明治期に作られた新漢字熟語と
流入した外来語によって大幅に増加した品詞群です。
抽象名詞のうち形容的意味合いを持つものが、
助動詞「だ」と結びつき、「形容動詞」になり、
動作的意味合いを持つものが
動詞「する」と結びつき、「する動詞」になりました。
だから、この部分の議論を避けてマジメに学問として取り上げない、
古いタイプの国文法学者は、もう時代に取り残されているのだ。
22 :
14:2001/06/23(土) 00:48
裸で走った○
裸に走った×(あの女優は売れなくなってから裸に走った、というような
意味の転化した例は除く)
見事で走った×
見事に走った○
一般名詞と形容動詞では、「で」と「に」の使い方に違いが有る。
裸になって走った○→裸になる○
…考察中…
23 :
2:2001/06/23(土) 00:55
名詞
「裸な」×
「裸の」○
形容動詞(or 形容名詞 named by me)
「見事の」×
「見事な」○
で、分類は十分可能です。
問題は、形容動詞の活用語尾です。
「だ」は活用語尾かそれとも単独のワードかとういう問題です。
24 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 00:57
形容動詞の語幹は名詞ではなくてあくまで形容詞だと思う。
つまり日本語はヨーロッパの言語と同様に形の上では名詞と
形容詞が区別されてないのではないでしょうか?
25 :
2:2001/06/23(土) 01:01
問題は「だ」にありまして、
「だろう」「だった」「だ」「な」「なら(ば)」の活用が
歴史的には同じ「に(て)あり」から派生したとしても
現代人は、用法的にすべて同じ単語の活用形として
意識しているのかという問題です。
「書くだろう」とはいえても、「書くだ」とはいえない。
「だろう」は単独で、推量の助動詞化。
「書くなら」とはいえても、「書くだ」とはいえない。
「なら」は単独で、接続の助詞化。
というように助動詞「だ」は用法がどんどん分化して、
それだけで、一つの章を作ってもいいぐらい
現代文では重要な役割をもっています。
ちょうど英語の be 動詞のように。
26 :
9:2001/06/23(土) 01:03
>23
ちゃちゃいれて悪いけど。
>or 形容名詞 named by me
すでにそう呼ばれています。
27 :
2:2001/06/23(土) 01:03
>>24 >つまり日本語はヨーロッパの言語と同様に形の上では名詞と
>形容詞が区別されてないのではないでしょうか?
時枝博士は形容動詞の語幹部を「静詞」と呼んでいましたね。
28 :
24:2001/06/23(土) 01:12
形容動詞語幹が名詞と区別されてるものがありました。「~的」
「~か」等
ヨーロッパの言語も現代のものだと多少は区別されてるかな
29 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 01:26
こんな意見もあるが、どうか。
http://mentai.2ch.net/gengo/kako/954/954739804.html 形容動詞でいい。
このナプキンを使えば夜も安全だ。 (形容動詞・安全-だ)
私が最も重視しているのは現場の安全だ。 (名詞・安全、 動詞・だ)
上の2つはもちろん、形容名詞、という考え方でも説明はつくが、私は
すっきりしない。というか虫が好かん。後続のコプラとの密着性が違う。
それに、形容名詞、で分析するよりも、安全な(環境)、安全に
(作業する)などの後続成分「-dat(た)、-な、-に」を1つの
シリーズで扱えるのが気持ちええ。
――――――――――――――――――――――――――
形容詞とも名詞とも動詞とも違う語類があるってのは
直感的にも、各種統語的意味的テストでも確かだと思うんだけど。
そいつを「形容動詞」って呼ぶのが気にくわないっていうなら
別に異論はないけど、そいつを「形容詞」とか「名詞」とか
「動詞」とかに融合させちまおうと言うんだったら、あれれと思う。
30 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 01:32
>>29 上の安全は形容詞、下の安全は名詞でいいんじゃない?
品詞が違うんだから用法が違って当然
31 :
2:2001/06/23(土) 01:35
呼び方以外の問題もあって、
「静かだ」を一語で形容動詞とみなすか
「静かだ」を「静か」(形容名詞)+「だ」(助動詞)とみなすかだ。
例えば、「静かだ」一語派のひとに「静かです」という表現を
説明させたら、形容動詞「静か」の語幹に丁寧の助動詞「です」を
つけたものという、回りくどり説明になってしまう。
32 :
30=24:2001/06/23(土) 01:35
やはり多くの形容詞は形の上では名詞と区別されてないから
わかりにくいんだと思う
33 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/23(土) 01:38
「静かだ」が一単語とは思えん
34 :
2:2001/06/23(土) 03:05
「静かに」「静かで」につく「に」「で」も
形容動詞の活用語尾だって知っていました?
35 :
14:2001/06/24(日) 08:19
形容詞と形容動詞の違い
形容詞は語幹だけ独立して用いられる事はないが、形容動詞は有る。
わあ、静か!まあ、綺麗!
まあ、早!まあ、高!おお、美し!(文語の美しは語幹ではなくて終止形)
これだけ独立性が高いのだから、語幹+語尾というよりは
単語+助詞+(助)動詞
説を支持したい。
36 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/24(日) 11:16
「エキサイティングだ」
「スキーする」
はそれぞれ一単語。
37 :
37:2001/06/24(日) 14:01
○エキサイティングで・さえ・ある
×エキサイティングさえだ
○スキーをする、スキーもする
○去年〜〜山でしたスキー(は楽しかった)
一単語?
38 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/25(月) 00:49
たしかに形容動詞の活用は強引だな
39 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/27(水) 00:06
なんで2さんの分析が標準にならんのやろ。
やっぱり文法に対する意識の低さの問題かなぁ。
40 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/06(月) 02:19
age
41 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/12(日) 21:36
42 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/15(水) 00:31
ageついでに蒸し返しごめん。
>>39 >>2 の分析は文法に対する意識あまり高くはないと思うけど、誰の意識の低さ
を憂えているのだろう?
以下は2のレスですが、
>形容動詞には動詞的な意味はこれっぽっちもありません。
形容動詞か動詞かは意味が問題なのではないよね。例えば「ある」という動詞
には動作的な意味はないし。
>従来の形容詞を「活用あり形容詞」
>従来の形容動詞を「活用なし形容詞」とすべき。
日本語の用言は構文論上、述語になれるというのが最大の働きなわけで、活用
しない形容語だったら副詞・連体詞に分類するのが妥当なところでしょう。
個人的には形容動詞支持です、名称はどうでもいい。一単語とすべき。
語幹を全部名詞にしてたら、「赤い、青い」の「赤、青」も名詞扱いにしなく
ちゃだめでしょう。(そして「い」という助動詞を新たにたてる)
語幹の用法(ああ、○○!)も、形容詞にはないというが実際あるでしょう。
「さぶ……」「うざっ!」はイレギュラーで「わあ、静か!」「まあ、綺麗!」
は正規の日本語ってことは言わないよねえ、程度問題。
3 名前:名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日:2001/06/22(金) 21:01
↑形容動詞の語幹だけを取り出して形容詞に統合のことね。
活用部分は「だ」「です」の断定の助動詞である。
43 :
42:2001/08/15(水) 00:33
↑最後の3行ペーストの残り消し忘れた。無視してください。
44 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/16(木) 15:56
45 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/16(木) 16:15
>>38 しかし「名詞」+「だ」に分解しても、「だ」の活用は強引だ。
根本的解決にはならぬ。
46 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/16(木) 16:19
そもそも助動詞「だ」というのは文法学者が作り上げたでっち上げで、
書く活用形は別個の助詞なんだよ。
48 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/16(木) 19:28
>>44 >昔の人は形容詞の活用語尾を助詞と捕らえていたらしい。
文法論のまだ成熟していなかった頃の観念をそんなふうに総括しち
ゃうこと自体が危ないし、示してくれたページをよく読むと、
「し文字」というのは、主に歌論(和歌の表現効果などの研究)と
して取り上げられた、形容詞の活用語尾まで含む雑多な語群をさし
ているように理解できるんだけどなあ。
49 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/25(土) 01:31
倉庫行
50 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/09/01 17:47 ID:5EDjNdLc
51 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/26 22:02
2さんの例外があったのでageときます。
>名詞
>「裸な」×
>「裸の」○
>形容動詞(or 形容名詞 named by me)
>「見事の」×
>「見事な」○
(1)「おっちょこちょいの」
(2)「おっちょこちょいな」
OKなら「おっちょこちょい」は名詞かつ形容動詞の両方のカテゴリに含まれると
いうことになります。
52 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/26 23:59
【問】 次の文を品詞分解せよ。
「あいつは馬鹿だ」
53 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/27 07:53
↑はいい問題だ。罵倒系は「の」と「な」が付くのが多い。
54 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/27 14:24
>>52 あいつ(代名詞)/は(助詞)/馬鹿(形容名詞)/だ(助詞)
55 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/27 20:33
残念でした。正解は
あいつ(代名詞)/は(助詞)/馬鹿だ(形容動詞)
56 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/28 08:32
(1)a.馬鹿のQ太郎
(1)b.馬鹿なQ太郎
(2)a.馬鹿の説教
(2)b.馬鹿な説教
(2)だと違いが明確になるので,やっぱり馬鹿は名詞+形容名詞だと思う。
〜く、〜と、〜に:副詞
〜き :連体詞
にして、カリ活用、タリ活用、ナリ活用を、動詞に統合。
問題は、〜し の活用形をどうするか?
58 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/28 14:01
>>57 面倒臭いから、全部まとめて形容動詞だよ。
形容詞こそ廃止してしまえ。
59 :
「酸」と関係ないのになぜ「酸素」?:01/10/28 22:21
60 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/10/29 22:44
ahe
韓国での外国語教育としての日本語では形容詞を「い形容詞」、形容動詞を「な形容詞」としてます。
ちなみに形容詞の語幹部分、大阪では
「めっちゃ高!」 とか 「あつ!」(熱い、暑い)とか 「長!」「短!」
「ねむた!」 も 日常茶飯事で使います。 それとも 大阪語自体がイレギュラーなんでしょうか?
62 :
ね、みんな。:01/11/01 22:02
最近は関東でも語幹を使うので、
古文を教えやすいよ。
63 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/02 03:27
で、「馬鹿」は「ナ形容詞」の語幹ということになるのか?
しかし「馬鹿とハサミは使いよう」というときの「馬鹿」はやっぱり名詞だろ。
つまり「馬鹿」には名詞用法とナ形容詞の語幹としての用法とがあるということか。
その場合、「あいつは馬鹿だ」はどう品詞分解するんだ?
64 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/04 03:12
「形容名詞」と呼ぼうが「ナ形容詞」と呼ぼうが、その実体は「形容動詞」と同じもの
なのだろうから、何の解決にもならないってことだよ。
65 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/04 07:46
>>64 そうか?すくなくとも、「形容名詞」説なら、
「あいつ・は・馬鹿・だ」で単語の区切りについて
曖昧性が生じることはない。
もちろん、「馬鹿」が「名詞」なのか「形容名詞」なのかに
ついての議論はあるが、「昨日・海・へ・行った」の「昨日」だって、
「名詞」か「副詞」か議論が生じるところ。
その程度の曖昧性は、日本語だけでなく、他の言語にもある。
66 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/04 09:16
一つの文はかならず一通りに適切に区切れるという発想が
変だよ。たとえば自発などの「れる」を接尾辞とみるなら、
「思い出される」は一語。単語とは何かは明確ではないし、
そもそも単語という範疇ができのよい概念とはいえない。
妙にこだわる人は幻想のなかにいるのでは?
67 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/04 10:20
>>63-65 そういえば2chのお約束用語「ドキュソ」だってしっかり形容動詞になっている。
「ドキュソな」
ちなみに「ヤクザな」という俗語もあって、意味用法は似ていますね。
68 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/04 18:15
>>66 厨房みたいな質問で悪いが、「思い出される」って特殊な言い方じゃないの?
その意味ではたしかに一語かもしれない。動詞「思い出す」の活用としては
意味によって「思い出せる」か「思い出させられる」かのどちらかを使うん
じゃないのか。
「思い出される」は普通に使われる。以上。
>>71 冷たい人だな。
「出す」は五段、「出せる」は下一だよね。だから、
「思い出される」は文法的には正しいんだろうけど、
「れる」の用法としては特殊なんじゃないかと思っ
たんだけど。
73 :
71じゃないが:01/11/04 21:36
>>72 「思い出される」は受け身型で何らおかしいことはありません。
「思い出させられる」の方がヘンだと思います。
>>73 「昔の甘酸っぱい記憶が思い出された。」
なるほど、通常の受身と考えることもできるね。
俺、狂牛病かな?
>>74 お国自慢なんかの隔離厨房板ではそういう突っ込みをするだろうけど、
ここは言語板。はっきりいって煽りは食傷なので止めます。
ちなみに奈良時代には「る」「らる」に対応する「ゆ」「らゆ(?)」があり、
「思ふ」→「思はゆ」→「思ほゆ」→「おぼゆ」→「覚える」
「聞く」→「聞かゆ」→「聞こゆ」→「聞こえる」
のように現代語のいくつかの動詞を生成しました。
76 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/04 22:20
実は、形容動詞の次に、存在が疑われているのが
受身・使役の助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」
なのである。これらは単独の助動詞ではなく接尾辞ではないかと。
だから、
>>66 はわざとグレーゾーンに話を振ったわけだ。
>>76 時枝文法では「詞」であり接尾語とのことですね。
普通の助動詞や、形容詞でも他の形容詞の連用形につく否定の「ない」なんかは「辞」ですね。
29様よりご紹介にあずかりました過激派(厨房君)です。ひさしぶりのカキコ。
66さん> 単語という範疇ができのよい概念とはいえない
賛成します。しかし、
(?俺に)災害の時のあの悲惨な光景が思い出されて沈み込んでしまった。
あいつに俺の過去をいきなり思い出されて言い触らされたらヤだな。
この場合、上(自発)の方が完全な1語なのに対して、下(受身)
の方が2語(或いは1と半分)であると感じ「られる」のは僕だけ?
その時、俺には災害の時のあの悲惨な光景が思い出された。
へろへろ〜
80 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/06 00:18
>78
自発の「思い出される」も2語と見うるわけでしょ?
>77
詞と辞の二分法は脱構築するしかないと思うよ。
81 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/06 12:01
>80様
> >78
> 自発の「思い出される」も2語と見うるわけでしょ?
自発の場合も受身と同様、語の定義次第で、2「語」と数えられても
いいのかもしれません。ただし、僕が言いたかったのは、
受身の「られる」のほうは統語構造をがらりと変えてしまうという
統語的な成分であり、自立して機能しているのに対し、
自発の「られる」のほうは「思い出(す)」と語彙的に融合している、
と見られないか、ということです。
[ 彼が あのことを 思い出s ] u。
[ 私が [ 彼に あのことを 思い出s ] aれ] る (と まずいことになる)。
[ 私が あのことを 思い出s ] u。
[ 私に(は) あのことが 思い出され ] る。
> 一つの文はかならず一通りに適切に区切れるという発想が
> 変だよ。たとえば自発などの「れる」を接尾辞とみるなら、
> 「思い出される」は一語。単語とは何かは明確ではないし、
> そもそも単語という範疇ができのよい概念とはいえない。
> 妙にこだわる人は幻想のなかにいるのでは?
僕は接尾辞と見なすことに賛成だが、仮に国文法でいう定義に従うにせよ、
統語的接尾辞(受身)と語彙的接尾辞(自発)に分けて考えた場合、
後者は1語だとしても、(途中で前者(受身)の話がでてきたので)
前者の場合はハテいかがなものか、という疑問がわいてきたわけです。
語の定義とは無関係としたほうがいいのでしょうか?
82 >後者は1語だとしても、
後者(自発・可能などの語彙的接尾辞)そのものは1語(助動詞)に
数えず、接尾辞が動詞と融合して新たな1語(動詞)となるとしても、
少し混乱してました。82最後の段の
「仮に国文法でいう定義に従うにせよ、」
は飛ばして読んでください。
85 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/06 13:35
> [ 私が あのことを 思い出s ] u。
> [ 私に(は) あのことが 思い出され ] る。
ってことは、自発の場合も統語構造ががらっ
と(つねにではないにせよ)かわりうるよねぇ・・・
85様 <
> ってことは、自発の場合も統語構造ががらっ
> と(つねにではないにせよ)かわりうるよねぇ・・・
項(とりうる名詞句)の数が同じなのですから、
「がらっ(がらり)」とではないのでは。
それと常にではないにせよ、というのは自発がですか?
87 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/06 16:28
> [ 彼が あのことを 思い出s ] u。
> [ 私が [ 彼に あのことを 思い出s ] aれ] る (と まずいことになる)。
これはいわゆる迷惑のウケミで、ウケミのなかでも特殊なものでしょ?
これをウケミの代表にしてはいけないのでは?
常にではない→古文では「昔*を*思ひいでられて」とい
う言い方もあってこの場合必須成分は「おもひいづ」と同じ。
87様、具体例を挙げてのご教示感謝します。勉強になりました。
でも、迷惑の受身がどうして特殊な受身なのでしょうか?
構造的にはむしろ、いわゆる典型的な受身の方が
(日本語の中では)特殊な操作に思えますが。
[ その魚が [ ★猫に φ 食べ ] られ ] た。
項の数云々は確かにドキュソ的発言でした。反省してます。要は、
受身接辞構造の主部 が 動詞句主部★ と一致しない(=複雑)のに対し、
自発接辞構造の主部★ は 動詞句主部☆ と一致(=単純)、ということです。
[ (★俺に) [ ☆φ こいつ(が)、ドキュソと 思w ] aれ] φ。
ていうか、ここまでバラしてやんなくっても、
自発接辞って動詞のお飾りに過ぎないんでは?
89 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/07 04:21
形容動詞問題から著しくはずれるけど、
実は、迷惑受身こそ「れる」の本質であるという説もある。
そして、使役と受身は、対照的でありながら、
実は、密接に関係していると。
「私は、彼に、ビールを飲ませた。」
「私は、彼に、ビールを飲まれた。」
ビールを飲むのはどちらも彼である。
これこそが、使役、受身の、原構文であると。
その違いは、もちろん、意思が及ぶか及ばないかだ。
「ビールが、彼によって、飲まれた。」という
真性受身(受動態)は、あくまでも跡付けであると。
にゃ、関連する議論が生成スレでも何度かでてきたにゃ
>使役と受身は、対照的でありながら、実は、密接に関係している
よく分かるのが
太郎が飼い犬を死なせてしまった・太郎が飼い犬に死なれてしまった
の対比にゃ。前者はあえていえば被害使役で、太郎は原因と経験者の二重の
主題役割を担っているにゃ。
>意思が及ぶか及ばないか
でいえば、及んでいない「させ」にゃ。
ほど、を省いて考えている
顔文字センセもかかりセンセもすごいぃ。
91 < 同意です。すごい。
生成文法関連スレ、はじめて読みました。
プリントアウトして読んでいます。
すごい! おもしろい!
でも、読み始めて恥ずかしくなったきて
コテハン使うのやめようかと悩んでいます!!
かかり博士が、「生成文法総合スレ」がはたして成長するかどうか
心を砕いてるのにゃ。
ぜひ、なにか書き込んでほしいのにゃ。
わたしもホントはコテハンいやだったんだけどにゃ。
いまは開き直って、至る所に出没してるにゃ。
過激派氏へ。
コテハンでお願いしますよ。何を誰がいったのか解らないと
話しが進めにくいこともあるし。生成文法の人で「衝動派」という
人もいるけど、なんか関係あるの?
虚無好き氏へ
「総合すれ」のPRありがとうございます。前から疑問に思っている
のですが虚無好き氏はどういう学問的背景・立場の方なんざましょ?
このスレには国語学系の人が多いのかな?
95 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/08 20:11
世間ではあたりまえのことを
あたかも自分の知見のごとく振舞って、
ほかのスレを乗っ取るところは、
生成派の得意とするところだな。
だから、ウザいっていわれるんだよ。
96 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/08 20:21
>>95 たしかに、形容動詞問題で盛り上がっているところに、
使役と受身の例がでてきたら、とたんに登場してきて、
あげくに、お互いを誉めたたえて何が嬉しいんだろう?
生成スレに帰ってほしいものだ。
>>95、96 「あっち行けシッシ」とおっしゃっているところを
すまないけど、それでは生成文法の人は他の言語学の分野の
人と交流を持ち、互いの知見をシェアするべきではない、
ということをおっしゃりたいの?うざがられるといけないから
sageでかきマス。特別な要請がない限り、もうここには来ません。
>それでは生成文法の人は他の言語学の分野の
>人と交流を持ち、互いの知見をシェアするべきではない、
>ということをおっしゃりたいの?
そんなこたぁ誰も肯定しないし、誰も言ってやしない。
勝手に決めつけるのは拙劣な喧嘩のふっかっけ方ですよ。
交流は結構だが、独善的でまともな交流になってないから嫌がられるんだよ。
過激派あらため、へろへろ君です。
ぼくの前後がキッカケだったですかね。
不愉快な思いしてらっしゃるようで責任感じますが、
「ウザい」、「独善的でまともな交流になってない」
と言われてもピンと来ないよん。
(よかったら何を指しているのか教えてほしい。)
(「まともな交流」にあなたが向かわせればいいじゃん。)
ぼくは(自身は生成派でも研究者でもないので
直接は関係ないだろうが)、すごいと思ったから
そのままそう書いてみただけ。
いけなかったですか?(ごくすなおに ...)
古い話を蒸し返すと、「係り結び」スレでのかかり助詞氏の振る舞いは、国語学畑の
私から見ると、知見の交流というよりは、国語学で培ってきた概念や用語を換骨奪胎し、
それを前提として議論を進める風情があった。
よくいわれることは、生成の人は、批判するなら生成の土俵に上がってこい、という
言い方をする(という印象をもたれる)ことが多い。あなたの批判は、生成文法を
わかっていないからだ=勉強すればその疑問がそもそも誤解であることを知るだろう、
ってわけ。今さら生成文法を気合入れて勉強したくない人達にとっては、船に乗ってやってきた
宣教師に「あなたは罪を犯しています!」っておどされてる感じさえする。
現代の統語論に関しては生成が主流の一つだってことは認めざるを得ないだけにね。
(宗教をアナロジーに使うとやはり煽りっぽくなってしまうかな...うう...)
101 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 02:47
a
102 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 10:19
>>96 正しい。誰だってそう思うよ。
>>97 きみ,感情的になるなよ。大人げないぞ。
103 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 14:53
面白くってずっとROMってました。
形容動詞の話はどうなりました?
個人的には「形容名詞」って呼称
が気に入りましたが。
104 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 15:02
そもそも、動詞と形容詞の区別が曖昧な言語もあるかと思いますが。
105 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 20:46
>>104 韓国語かな?
印欧語族では名詞と形容詞があいまい。
106 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 20:55
107 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 23:33
日本語のwantは形容詞だよね?
108 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/10 23:48
「欲す」
109 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/11 00:12
「ほしい」は形容詞でいいよね?
110 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/11 14:27
「たい」も動詞について形容詞を作る。活用が形容詞そのもの。
111 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/11 23:44
以前どこかのスレにあった例だけど,このときの「動詞だ」は
形容動詞で,「動詞」は名詞と考えてよいのだろうか?
1)「歩く」は動詞だ。
2)「動詞」は名詞だ。
3)ゆえに「歩く」は名詞だ。
112 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/12 04:34
「動詞な」という用法は通常ないから、
「動詞」という単語は、どういう用法であれ、分類は名詞だよ。
「綺麗でいる」の「で」は活用の「で」であって、
「叩いている」の「て」接続の「て」とは違いますよね?
114 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/13 09:01
>111
「歩く」という統辞単位の機能と「動詞」という統辞単位の機能を混同した下らぬ三段論法。
お遊びか?
115 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/13 12:40
>>113 おっ、またまたグレーゾーンへの招待だね。
今度は、形容動詞と関係あるからヨシとするか。
(1)見て
(2)書いて
(3)美しくて
(4)綺麗で(=綺麗にて)
の「て」はいずれも接続助詞「て」に由来する。
(元をただせば、完了の助動詞「つ」の連用形「て」由来とも言われる。
ここでは、深入りしない。)
文語文法では、(1)-(4)はすべて2語とみなされるが、
さすがに口語文法では、「にて」の短縮形「で」しか使われないので、
仕方無しに、「綺麗で」の「で」は活用形の一種と分類するしかない。
ここで、問題なのが、(2)の「書いて」に見られる、
五段活用連用音便形に見られる形式、「書い」という単独の用例が
ないので、2語に分解するのはおかしいという説もある。
となると、「書いて」「見て」「綺麗で」がすべて一語になり、
それぞれ、活用形ということでスッキリする。
ところが、「美しくて」は以前として2語という意識があり、
やはり統一性に欠ける。
人によっては、「書か」という未然形の単独の用例はないので、
未然形に接続する助動詞はすべて否定して、
「書かせる」は使役動詞
「書かれる」は受身動詞
「書かない」は否定形容詞とすることもある。
たとえば誰↓ですか?
> 人によっては、「書か」という未然形の単独の用例はないので、
> 未然形に接続する助動詞はすべて否定して、
> 「書かせる」は使役動詞
> 「書かれる」は受身動詞
> 「書かない」は否定形容詞とすることもある。
117 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/13 15:11
>>116 答えは、簡単。「外国人に教えるための日本語教科書」
この分野では、基本的に、使役、受身、打消は接尾辞として教える。
118 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/13 22:42
>111 114
よく考えると,2)「動詞」は名詞だ。 はおかしいね。
少し例を出すと
「りんご」は名詞だ。
「動詞」は名詞だ。
でも,動詞は名詞ではない。わけだ。
119 :
Tango:01/11/13 23:17
>>111 1)「あるく」は動詞だ。
2)「動詞」は熟語だ。
3)ゆえに「あるく」は熟語だ。
120 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/13 23:18
そう
つまり言語単位としての「動詞」は、言語単位としての「名詞」ではないということ。
言語単位として同一に設定するなら別だけど、それじゃ意味がない。
121 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/18 10:30
久しぶりあげ
言語単位……何だそりゃ?
>>115 遅くなりましたが教えていただいてありがとう。
よかった、思った通りで。(w
124 :
名無し象は鼻がウナギだ!:01/11/25 15:14
>>100 久しコメント。
力学の世界で相当するものといえば、アインシュタイン以降の量子力学と
ニュートン力学。確かに、先端的研究は量子力学であろうが、
応用力学(機械工学や建築工学)では依然としてニュートン力学で
間に合っている場合が多い。それに、いくら量子力学の専門家であろうが、
機械工学や建築工学の専門家に対しては、その道のプロとして敬意を払っている。
そういう仁義をまったく無視して古典文法学で間に合っている分野にまで
我が物顔で土足で踏み込むのが生成文法学という輩なのかというあきれるときもある。
これほど学問の蓄積を尊重できない輩がまかりとおっている
言語学という世界に閉塞間を感じる。
>124
久しぶりに上がってきたら私へのレスでしたか、恐縮です。
このスレに集まる人々は高校までの国文法知識〜国語学畑の人達が多かったと
思うので、124さんの書いたものと似た所にあるに違いないです。
アインシュタインと量子力学の間にはもう一つ大きな断続がある気はするとか、
生成文法は国語学の発展解消の位置付けにないと思う、とかいう突っ込みは却下
だとは思いますが……生成総合スレにも書いたのですが、個人的には、国語学と
生成まわりの言語学との距離感は、東洋医学と西洋医学の関係にたとえると結構
しっくりこないかな、などと思っています。
閉塞感という点では、国語学もあんまりいえないかも。学会の雰囲気とかは全然
知りませんが、今時ネットで検索しても最新情報があまり拾えない分野のひとつ
ではありますよね。気のせい?
>125 気持ちは、124さんの書いたものと似た所にあるに違いないです。
↑追加
127 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/26 21:34
あげ
128 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/24 10:24
>>1 他言語と一致って……どうせ標準ヨーロッパ語しか念頭にないんでしょ。
実際、他言語の文法で日本語における形容動詞的なものってホントに絶無なんですかね?
129 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/05/28 08:33
なんで形容動詞って呼ばれるの?
adjectival nounなら形容名詞の方がいいのでは?
130 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/05/28 13:02
>>1 >>形容詞は動詞的な意味を持つから形容動詞に
>>形容動詞は現在語幹とされているところをとりだして形容詞に
>>するべきだと思う。
>>そのほうが他言語と一致していい
私はその最後の一文「他言語と一致」の部分は重視しない。
ただし、漢語、外来語により形容動詞は激増しているのに対し、
形容詞は有史以来ほとんど語彙を増やしておらず、
衰退気味であるという点で、現代口語文法ではもっと
形容動詞を重視したほうがいいと思う。
形容動詞を Psudo-Adjective を訳す洋書もあるが、
逆に形容動詞こそ本物の形容詞で、今の形容詞は、
Regacy-Adjcetive と定義しなおしたほうがいいのかもしれない。
131 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/29 05:02
koitumoage
l::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'iヾ 〈 〈l ,' |
,i::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 `', '、 ,ノ | ::)
,i::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i``'''''' 〈,_`Y⌒ヽ、 |
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i:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /;;;;;:::/ Y`-'、:::〃 \/⌒ヽ | ミ彡ミミ
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133 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/05 23:39
(^^)
135 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/01/15 04:26
形容動詞ってのは漢語の流入によって生じたクレオール品詞(?)ではないか。
漢語無くして形容動詞(的カテゴリー)も無かった。
古語にある「大きなり」などの和語的形容詞は
漢語流入以前には存在しなかった?
「大きなり」以外に和語的形容動詞ってあまりないよね。
「靜かなり」なんかは「靜か」だけで独立できで「靜か」+「なり」に分けられるから、
「大きなり」の一語としてのまとまった感じとは異なる。
タリ活用の と
ナリ活用の に
形容詞の く
をまとめて、副詞にして、
ほかの部分をまとめて、動詞と品詞を併合。仮に「術詞」とでもしとくか。
術詞ラ行変格活用は、動作よりも状態を表すものが多い。
とか。
>>138 で、そんなことして何の意味があるのか。
141 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/01/15 17:21
143 :
Ba`al ◆gS9wcplYxA :03/02/09 00:59
生まれてから20年ぐらい日本語を母語として使っているものの感想ですが、
形容動詞といわれているものは自分には
形容詞的性質を持つ名詞+copulaとしか感じられないです。
形容詞と言われているものは語幹で活用する古い活用の名残と言う感じかな?
古い主格語尾「i」と形容詞語尾「i」と動詞の連用形語尾「i」は
同じ物で文法で一致しているだけなのでは?
144 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/02/09 02:36
いわゆる形容動詞:「のどかだ」
名詞+「だ」:「春だ」
連体形が非用かどうかの違いはある。
145 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 11:17
>>143 形容詞語尾の「〜い」はもともと「〜き」が音便化したもの。
146 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 11:33
>>21 確かに、形容動詞やサ変動詞の特徴は、漢字語や西欧からの外来語(単独では名詞扱い)に対し、活用語尾をつけることによって大幅に語彙数を増やせる。
これは、韓国語の名詞+「〜하다(ハダ)」で成り立つ動詞・形容詞と性格がよく似ていると思う。
147 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 21:20
>>145 白い本<白き本
雪は白い<雪白し
くーくーしーきーけれーかれ
148 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 21:49
>>147 雪は白い<雪白し
ではないよ
現代語は連体形終止
149 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 23:04
>>148補足
古典文法における形容詞および上二段・下二段・カ変・サ変・ラ変の動詞は、中世末期までに口語では終止形が使われなくなり、連体形で代用されるようになった。
また、上記の形容詞・動詞と同様の活用をする助動詞や打ち消しの「ず」などにも、同様の変化が起こった。
150 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/12 23:32
>>150 韓国語の動詞と形容詞は活用が違う。
'sada(「安い」 原形) -> 現在形 'sada
'sada(「包む」 原形) -> 現在形 'sanda
152 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/13 02:22
>>151 「包む」の原形って「싼다」じゃないの?
(^^)
154 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/03/13 19:13
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
157 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/03 02:08
質問ですが、現代語で「〜ii」で終わる形容詞は、「大きい」以外はすべて古語のシク活用形容詞に由来するのですか?
159 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/03 12:43
かいい、だりい
イイ!
つまり、現代語で「〜ii」で終わる形容詞で、古語のク活用形容詞に由来するものはないのですね。
162 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/03 23:10
シク活用形容詞の語幹はどこまでなんでしょうかね。
平安末期〜鎌倉期くらいには、シク活用形容詞の終止形を「美しし」「嬉しし」のように書く例もあるみたいですが。
「低い」は「ひきし」だったな。
何故か「ひくい」になってしまった。
164 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/04 12:21
今でも「ひきい」って言うよ
165 :
bloom:03/05/04 12:22
167 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/05 12:38
いや、西日本かもしれないよ
169 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/07 19:59
西日本でも関西以外は
ai, oi→e:
ui→i:
になる地域の方が多いんだが
170 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/08 12:02
「〜い」「〜う」の母音連続は、長音化する傾向がある。
[ai]→[ε:]→[e:]
[oi]→[oe]→[(w)e:]
[ui]→[(w)i:]
[ei]→[e:]
[au]→[⊃:]→[o:]
[eu]→[eo]→[jo:]
[iu]→[ju:]
[ou]→[o:]
171 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/09 21:25
『認知言語学〈2〉カテゴリー化』?シリーズ言語科学3
にある上原論文「日本語における語彙のカテゴリー化―形容詞と形容動詞の差について」
を読もう。
173 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/17 00:48
age
age
175 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/23 02:25
age
176 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/25 22:16
>>138 > タリ活用の と
> ナリ活用の に
> 形容詞の く
> をまとめて、副詞にして、
確かに副詞だ。
177 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/27 01:44
大きなは殆ど例外に近いとして、
基本的に形容動詞は様態を表す名詞+用言化のclitiqueなんじゃないかと。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
180 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/06/02 23:26
age
181 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/06/08 13:34
182 :
ななしぃ〜:03/06/08 21:19
Critiqueね。
>>177 日本語で言いましょうよ。
critiqueじゃ批判だろ。
clitiqueは日本語で言うとなんだ。接語とか言うんだっけ。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
186 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/21 03:31
世にも奇妙な形容詞
あぼーん
189 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/20 23:27
あいつは正直だ 名詞+は+正直
人間は哺乳類だ 名詞+は+名詞
両者の文法構造が違うっていうのが解せない。
「あいつはすごく正直だ」とは言えても、
「人間はすごく哺乳類だ」とは言えない。
>>190 それは私にもわかるけど。じゃあこれは?
あいつは金持ちだ 名詞+は+名詞
あいつは貧乏だ 名詞+は+形動
>>191 すまん。無意味な煽りだった。
「形容動詞」は分かりやすくていいと思うんだけどね。
別の記述を考えるなら、それでどういうメリットがあるのかが
分からないと。
193 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/21 13:04
正直だろう 正直である 正直だ 正直な人 正直ならば
ここで、「正直」を名詞、たとえば「語学」にして違和感があるのは、「語学な人」だけ。
「語学の人」とすべき。しかし、「な人」で検索すると、外資な人・逝ってよしな人など
でてくるし、非公式な使い方では、名詞+な+名詞、も頻繁にある。これが公認された場
合、「外資」は形容動詞となるのだろうか?
形容動詞を名詞いれて、名詞を修飾する時に、「の」「な」どちらを使うかで、の名詞(
旧名詞) な名詞(旧形容動詞)にするっていうのはどうでしょうか?
194 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/24 19:13
すみません。
狡賢い と似たような意味をもつ形容動詞ってありますか?
ぜんぜん思いつかなくて困っています。
類語辞典サイトで検索もしないで人に聞くとは狡猾だ。
>195
ありがとうございます。
一応、調べはしたんですが
類語辞書というものがあることを今日まで知りませんでした。
ほんとうに、無知は罪ですね・・。
すみませんでした。
197 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 02:20
あいつは正直だ 名詞+は+形動
あいつは正直者だ 名詞+は+名詞
「者」が挿入されるだけで品詞分解が全く変わってしまうのか。
素人には不自然に感じられます。
品詞なんてもんは一種の取り決めです
不自然に感じるというなら、「正直だ」も名詞+「だ」である、と言ってしまっても
特に困ることはないです
199 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 17:56
>>197 一応、正直なヤツとは言えても正直者なヤツとはいいにくいことは確認した?
>>193の人が言っているように、確かに「正直者な人」という言い方には
違和感を感じます。しかし、そういう言い回しは現に存在するし、「正直
な人」というのとは違ったニュアンス(変な言い回しだな、と感じる以外に)
を感じます。どう違うのかを説明するのは難しいですが・・・自分だけなのか?
ともあれこのニュアンスの違いは些細なことなので、品詞が別物になる
というのは不自然に感じたのです。
>>197 現時点で存在する無数の文の単語の、そこに通底する配列規則を抽出する
ことは言語学の目標の一つであり、その規則をを文法と呼ぶと思っています。
その規則が同一の文に対し複数の品詞分解を許し、しかもそういう例文は
いとも簡単にいくつでも挙げられ、その上どの品詞分解を採用するかはその
文を読む人間の主観にのみ依存しているというのはどうも軽薄でご都合主義的
な印象を受けます。そういうわけで言語学が言葉の科学を標榜するならば(して
ないならスイマセン)、もっと日常感覚に即し、かつ複数の解釈を許さない規則を
目指してほしいです。
201 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 19:20
>>200 言語を使うのは人間だから、意味と同じで品詞分解にも多義性があって当然だと思うけどね。
あと、科学だから日常感覚に即したほうがいいっていうのは意味が分からない。
>>200 > その規則が同一の文に対し複数の品詞分解を許し、しかもそういう例文は
> いとも簡単にいくつでも挙げられ、その上どの品詞分解を採用するかはその
> 文を読む人間の主観にのみ依存しているというのはどうも軽薄でご都合主義的
> な印象を受けます。
だからよ、65535という数字を65535と書いてもFFFFと書いてもいいように
「正直だ」を形容動詞と書いても、名詞+だと書いても、別に間違いじゃねーんだよ
藻前は文法というものは唯一絶対に正しいただひとつの記述様式しか持たないとでも言いたいのか?
>>200 「正直」 「正直者」ともに名詞だが、名詞の種類が違う、と考えてみては?
@彼は病気だ。
Aアルコール依存は病気だ。
「病気」には、@とAの 2 用法がある。
「正直」は「病気@」と同類、「正直者」は「病気A」と同類だろう。
「病気A」と同じ用法をもつ名詞は、ふつう「-な」をとらない。「病気@」と同じ用法のみをもつ名詞が「-な」をとる。
204 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/03/21 22:56
病気な男ってのもあまり標準的な用法ではないな。
●●●●●●●
208 :
名無し象は鼻がウナギだ!:05/01/01 11:47:16
存在する 動詞
存在している 形容動詞?
存在(名)する(動・終止)
存在(名)し(動・連用)て(接助)いる(動・終止)
210 :
名無し象は鼻がウナギだ!:05/01/02 01:55:39
「いろいろ」=いわゆる形容動詞ってやつ?それとも副詞?連体詞(認知するなら)?
「近い」=形容詞?
「近くのスーパー」=この「近く」は名詞?「お近くの〜」ってのも聞くよね?
ってか、いわゆる形容動詞と名詞ときどき厄介…
「すげ〜馬鹿な話」vs「すげ〜馬鹿の話」
これぐらい分かりやすいのは良い。
名詞と形容詞の語幹が同じのって結構あるよな。
>>202 論旨には賛同するが例は間違ってると思うぞ
「彼は正直だ」の「正直だ」が名詞+助詞だったら彼=正直という意味になってしまう
212 :
名無し象は鼻がウナギだ!:
「それってすげ〜馬鹿」の「馬鹿」は?