誤れる正字正假名志向とは一緒にしてもらひたくないわな。
本來、多少の假名遣や用字の誤りくらゐは許容されて然るべきだと思ふが、
井上の場合は世界觀の演出ほどにしか考へてゐないきらひがあるからな。
正直あの作品に影響されて正字正かな派になった人がゐるとも思へない。
914 :
892:2006/12/14(木) 16:16:27
>>892 に西尾幹二のことを出したらいろいろ書かれてゐるけど、
別段、西尾幹二を譽めてはないのだけどな。
小學館なかなかやるなと譽めてゐるだけなのだが。
正字の引用程度なら、まともな學術出版社はやることで、珍しくもない。
たまたま『わしズム』なんか見て驚いてゐるところが、普段の讀書傾向が趣味惡さうに見える。
まあ文藝春秋の作字がチト怪しいのは『私の國語教室』文春文庫版で知れたが、
平凡社の平凡社ライブラリーでも白川靜『文字遊心』等でしっかり正字が植字されてゐる。
916 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/15(金) 01:03:52
>>915 >まともな學術出版社はやることで、珍しくもない。
まともな學術出版社がやつても珍しくもないでせうね。
こちらが重要だと思つてゐる點か、まるで理解されてゐないことは分つた。
まあ、目指してゐるところが全然違ふやうなので、それも仕方なし。
>>892は
>小學館あたりが正字正假名で古典復刻しないかね。
と書いてゐた。
古典の飜刻は學術出版の仕事だらう。一般書籍ではない。
919 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/15(金) 09:35:22
>>918 よく分らんが、目指すところが違ふことを再強調してゐるのかな?
うん、確かに違ふね。
920 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/15(金) 10:17:18
>>909 に概ね同意。
>>917 からは、現代かなづかいを導入しても專門家が歴史的假名遣を
使ふことを妨げるものでは無く、歴史的假名遣は生きていくなどと
言つてゐた、現代かなづかい導入論者などと同じ臭ひがする。
執筆者自身が正字正假名主義ならばともかく、
一般書籍の新刊で、引用でもないのに正字正假名にしろと?
あり得ない。やっても、『東京セブンローズ』みたいなエセがいいとこ。
我々が日用に正字正假名を貫く以上、それは生きてゆく。それでいいではないか。
若合春侑『腦病院へまゐります。』みたいなのは、コスプレだしなあ。
本文ではないが『恋愛寫眞』は納得がいかない。
924 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/18(月) 01:06:04
御好評に御應へして、google檢索第二段
うなずく の検索結果 約 769,000
うなづく の検索結果 約 213,000 負け
ひざまずく の検索結果 約 72,900
ひざまづく の検索結果 約 25,300 負け
つまずく の検索結果 約 515,000
つまづく の検索結果 約 770,000 勝ち!!!
かしずく の検索結果 約 18,400
かしづく の検索結果 約 846 大負け
もとずく の検索結果 約 74,500
もとづく の検索結果 約 1,810,000 これは勝ってあたり前
いろずく の検索結果 約 101,000
いろづく の検索結果 約 11,700 負けだが、
色ずく の検索結果 約 29,700
色付く の検索結果 約 167,000 漢字が一番多いので良しとしよう。
いくら現代假名を制定しても、日本人の自然な感覺を抑附ける
ことはできない、と言へるのでは無からうか。
「つまづく」の勝利は大い。
925 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/18(月) 01:17:10
第二彈でした orz
「その通り」「言った通り」を「とうり」と書く本、多い。
それも「日本人の自然な感覺」なのか。
>>926とは少し違ふが、「道理」と「どおり(どほり)」を混同する輩も多いな。
「道理で」「豫定どほり」
928 :
ななしザウははながうなぎだ!:2006/12/18(月) 07:58:21
「道理」をダウリとかかない
のはえせレキシテキかなづかひ
正假名遣を使ふことと字音假名遣はまた別問題。
俺は字音假名遣には必ずしもないと思ってゐる。
>>929 訂正
俺は字音假名遣には必ずしも「隨ふ必要は」ないと思ってゐる。
931 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/18(月) 09:22:02
>>926 それは、オ列の長音は、原則「う」と書くと教へられてゐるからでは。
元々そのやうな原則は無いのに。
ただ、もちろん、正假名遣しか習つてゐなければ間違はない、といふ
ことでは無い。現代かなづかいにより更なる混亂が生まれたといふ話。
字音仮名遣いは世界一難しい表記法。悪名高い英単語の綴字より難しい。
あんなもの守れと言う奴は基地外。
933 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/18(月) 11:16:15
>>932 守れと言ふけどね。
印刷物の振假名に使ふだけなのだから、守れるでせう。
漢字と大體の讀みをコンピュータに入力すれば自動で正確な
字音假名が振れるソフトを作ることは簡單。
讀める字は書けないといけないといふ思ひ込みが問題を複雜
にしてゐると思ふ。
934 :
ななしザウははながうなぎだ!:2006/12/18(月) 16:23:42
>>932 対象スレ: ★★★★舊字、舊假名遣ひで話すスレッド 四箇目
キーワード: やう
抽出レス数:93
このスレにも
まもってゐるひとはたくさんゐるみたいだよ
きみはたうぜん「様」は「やう」とかかず
「よう」とかくだらうけど
>>929 うへとドウヤウ
>>934 「樣(やう)」「相(さう)」などはほぼ日本語化したと看做して、
俺は假名で著すときも字音を尊重して「やう」「さう」としてゐる。
ほかの正假名派も似たやうな見解だと思ふ。
936 :
ななしザウははながうなぎだ!:2006/12/18(月) 18:10:20
>>935 >「樣(やう)」「相(さう)」などはほぼ日本語化したと看做して、
>俺は假名で著すときも字音を尊重して「やう」「さう」としてゐる。
>ほかの正假名派も似たやうな見解だと思ふ。
「日本語化」といふかきかたはともかく
そんなことはわかってきいてゐる
じおんはいらないといひながら
それらをつかふのは
あきらかにムジュンしてゐるだらうってはなし
それが「やう」「さう」をとくべつあつかひする
りいうにはならないでせう
937 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/18(月) 21:15:54
漢語を漢字を以て表記せざるの愚を知るべし。
938 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/18(月) 23:11:57
字音假名遣は平假名を用ゐてはゐるが、中身は發音記號の樣な
ものぢゃないだらうか。
俺は今のところ覺えようとは思はない・・
939 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/18(月) 23:40:18
21 :名無氏物語 :2006/12/17(日) 21:13:21 ID:tk7AjUYF
古典文法は必要ない。紫式部は四段活用を知らなくても源氏物語を書いた。
古典文法をマスターすることが古典の勉強の目的ではない。
源氏や枕の草子を読むことが大切だ。
22 :名無氏物語 :2006/12/17(日) 21:16:10 ID:Ifco/RIy
>>21 まったくそのとおり。紫式部は文法の文例として源氏物語を書いたんじゃないんだ。
品詞分解やら活用形やら接続やらで内容を理解した気になられたらびっくりするだろうね。
940 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/19(火) 00:03:37
舊字←なんて読むの?
それにしれも、「旧」はかなり亂暴な略字だと思ふ。
音は同じだが、本來は「臼」の略字(異體?)なのに。
兒も児になっちゃってるし。
>>938 字音假名遣がIPAみたいなものだといふのは龜井孝の説にあるな。
旧中山道
舊中山道
946 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/19(火) 09:20:39
>>942 「旧」も傳統的に使はれてゐたとはいへ、
>>943 >兒も児になっちゃってるし。
なのに、「睨」は「臼」の儘だつたりするところが、出鱈目なのだよね。
國語改惡を推進した連中は、漢字を廢止しないのが惡いと言ひさうだが、
不可能なことを推進したのが何より惡い。
>>946 漢字簡略を辯護する訣ぢゃないが、當用漢字に含まれてゐるか否かが境目。
JISでいへば第二水準の字體は簡略化されずに收録されてゐるものが多い。
その爲、同一の部品を持ってゐる字でも、啗と焔、歯と齲、辺と辷などの樣に不統一になってゐる。
これら表外の字をを當用漢字の簡略化の法則に當填めて作字したものを、俗に朝日文字と呼ぶ。
常識
>>933 機械がないと書けないことが多いというのも、オシャレというべきか、ムダというべきか w
>>950 手でも書ける教育をしておかないと、マジな話、その流れになるぞ w
手書きの場合、別に正字體でなくても草書や略體でいいんだけどね(假名遣はさておき)。
正字は印刷用で、科擧の答案みたいな特別な文書でもなければ手寫體に關係無い。
>>952 > 手書きの場合、別に正字體でなくても草書や略體でいいんだけどね(假名遣はさておき)。
だから、それに近い形の印刷用活字を作ったのは、
>>949 >>951 と整合している。
手書きと印刷體を一緒くたにしたのが間違ひ。
>>953
955 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/20(水) 09:30:47
>手書きの場合、別に正字體でなくても草書や略體でいいんだけどね(假名遣はさておき)。
、といふことは字を使はうと思ったら手書き用の略字の書き方を覺へ、
かつ讀書用の舊字體の形を覺へ、と二重に覺へる必要があるわけだ。
また手書きでも舊字體を用ゐる場合もあるだらうから舊字體も書ける方が望ましい。
現在と比べれば學習の負担は増すだらうが、それはどう考へるんだ?
>>946の
>「睨」は「臼」の儘だつたりするところが、出鱈目なのだよね。
にあるやうに表内・表外で字形が異なるといふ審美上の問題が実用上の學習の量の問題に優ることはないと思ふが。
957 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2006/12/20(水) 13:16:09
あけおめ。
959 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/01/07(日) 22:36:55
すらすらと讀めるやうになりたひ。
960 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/01/07(日) 22:54:08
なりたい。
961 :
名無し象は鼻がウナギだ!:
>>958 グレゴリオ暦の元旦を祝ふとは
おまへはキリスト教徒か?