1 :
名無し象は鼻がウナギだ! :
02/04/18 21:51 たとえば「私は猫が泳ぐのを見た」: 英 I saw a cat swim. 独 Ich sah eine Katze schwimmen. 仏 Je vis un chat nager. といった場合、これら知覚動詞文に現れる不定詞は なぜ原形なのでしょうか。 宜しくお願いします。
2 :
名無し象は鼻がウナギだ! :02/04/19 01:00
あげ
○放置決定済み○ ○書き込み不許可○
わかんなきゃ、いいです。
この掲示板は質問のためにあるのではない
古典語ではむしろ複文を用いて従属節をくっつけるよりも 不定詞プラス対格の構文法を好みます。むしろ「不定法つき 対格」という呼び方の方が知られている。Accusativus cum infinitivo. 羅 voto te lavorare 私は禁ずる・お前(対格)・働くこと 「私はお前が働くのを禁ずる」 希 nomizo tous theous panta eidenai 私は思う・冠詞・神(対格主語)・すべて(対格目的語)・知ること 「私は神は全てを知っていると思う」 これに対して複文・従属節を用いる構文法は後代になって 発達してきたものだとされています。要するに対格と不定法の 構文法の方が少なくともより古いものだということです。 したがって私としては,すでに複文の発達を見ている近代語において, なぜ一部の知覚動詞(あと使役構文にもありますね)ばかりが, かかるプリミティブな構文法を維持しているのか,という風に 問いを逆転して問うてみたい。 英文法にいわゆるSVOC構文では何故に,古い語法が残りえた のでしょう? ただ,知覚動詞との関連で言えば,ギリシャ語の例では「知る」とか 「聞く」とかいった動詞では,不定法付き対格よりも,分詞を用いる 方がより好まれるということもあり,話がややこしい。 (ギリシャ語はもともと,これに限らず分詞を使い倒す言語ですが) どなたかご賢察ありませんか。
>>1 テメエ、悪質なマルチポストしてんじゃねえぞ!
氏ね!
>>6 ありがとうございます。
そうですね、とりあえずラテン語での
従属節構文はいわゆる俗ラテン語になってから頻繁に
使用されるようになったというのは
聞き及んでおります。
英語だけで言うなら、例文のswimは古英語期から
原形だったそうで。またI saw a cat SWIMMING
という構文もありますが、これがラテン語の
分詞を使った用法を聖書訳において導入したのが起源とか。
ただ、ある程度起源のケース分けは出来ても、結局
英、独、仏、伊と軒並み同現象であることの
原因はどこにあるんでしょうか。
さらに、受動態に書き換えた場合の
A cat was seen TO swimのto不定詞も謎です。
ひとまず『英語学大系』等に当たっても
「適切な教授法は無い」といった調子でして。
記述的な文法論以上のものは期待できないのでしょうか。
10 :
名無し象は鼻がウナギだ! :02/04/23 08:20
多分、言語習得の比較的初期の段階で「直接知覚」という意味 (子供にとって最も認知しやすい意味の一つ)と その段階で利用可能な単純な形(名詞+屈折無しの動詞)が結びつく からでしょう。 A cat was seen to swim.は、The game was rained out.と同じで、 対応する能動形を持たない受動態なのです。つまり、X saw a cat swim. から出てきたわけではありません。[be + Ven + to V] という型にあわせて 生成されたものでしょう。すべての受動態には対応する能動態があるという 信仰を捨てることが大切です。
11 :
名無し象は鼻がウナギだ! :02/04/23 08:21
12 :
名無し象は鼻がウナギだ! :02/04/23 12:38
ついでに言うと、「なぜ古い構文や単語が特定のエリアに集中して 残っているのか」という問に対しては、やはり、言語習得との 関係を考えることが必要です。 つまり、概念的に単純なものほど、習得の初期に特定の単語・構文と結び ついて、暗記されるので、結果として、概念的に単純なものほど古い形を 残しやすい、という一般化が得られるはずです。 例えば、動詞の活用、序数、などの場合を考えてみればよいでしょう。
13 :
名無し象は鼻がウナギだ! :02/07/14 02:32
!?
14 :
名無し象は鼻がウナギだ! :
02/09/14 16:56 age