ワサープ!黒人英語を語るスレだYO!

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43名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/04 14:13
日本語でも「〜する前に」を「〜しない前に」と言ったりすることがあ
るが、あれと似たようなものか。本当は「〜しないうちに」か「〜する
前に」のどちらかだと思うけどね。
44名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/04 22:15
「負けず嫌い」もね。
45名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/05 02:50
渡辺昇一にならえば、二重否定は古英語の昔からフツーにあった現象なのよ。
(そう言えばフランス語にもゴマンとあるし。)
ただ、英語には18世紀にもなってまだ確固とした「英文法」というものが成文化されていなかったわけだな。
それじゃ情ないので大司教ラウスという随一のインテリが駆り出されて
英文法書を書くわけだが、その時に「二回否定するとイコール肯定になる」という数学的発想のもとに
二重否定を否定した、つまり理性ある人間なら否定は一度だけせよと義務付けたわけだ。
だから大統領はやっちゃダメ(でもやっちゃうのがアメリカ)。
「とんだことだ」
「とんでもないことだ」
47名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/05 18:31
「雪に変わりがあるじゃなし」もそうだ。
初めて聞いたときはあるのかないのか分らなかったぞ。
チェコ語では否定代名詞類は否定辞と組み合わさるのが標準。
どっちが標準語法として採用されるかって問題で、二重否定による否定表現
はあっちこっちにあると見た。
49名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/05 19:54
>>47
「雪に変わりがないじゃなし」だろ。お座敷小唄。
51名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/05 23:06
>>49
情報産休! あのアメリカにガラ語単用話者がいたとは。
(十年前の統計でさえ1万人とは!)NYにも1万人いるね。
自前のガラ語メディアなどは持っているのかな?
52名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/08 18:46
黒人英語というのは、南部英語が
北部のゲットーで孤立して言語島になったものなのですか?
53名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/28 13:10
違います。
agaったついでにガラ語の実例きぼんぬ。できればアフリカの言語の
影響とかを。
55名無し象は鼻がウナギだ!:02/07/08 11:53
↑三省堂「世界言語学大辞典・言語篇」に詳しく載っていますよ。
 HPでは見出し語しか載っていなかったので実物の辞典を引くと詳しいっす。
 二重調音kp,gbをサウスカロライナで耳に出来るとは・・・いっぺん生で聞いてみたい!
561=G=118逝きますー:02/09/23 13:33
久々沈船アゲ
みなさん情報提供どうもです。
ジャマイカ=クレオールことパトワについてはヒプホプ板に「パトワ語」スレがありますね。当然歌詞限定ではありますが。
米国東南海岸のガラ語については詳細をもっとしりたいのですが・・・案外詳しいサイトってないものですね。
                  
57 :02/09/23 14:34
>>55
>二重調音kp,gb
これは、英語のどの音がこうなるの? 『〜世界言語篇』にはそこまで
載ってなくて、そのあと参考文献も見てないんだけど、おしえてくん。
59118逝きますー:02/09/23 18:58
アフリカのNC(ニジェール・コルドファン)語族では、祖形音素*kw-,*gw-から
kp-,gb-が発生したようです。
 ガラ語の二重調音は英語の何らかの語彙(例えばqu-始まりの語とか?)の転訛か、
はたまた西アフリカ由来の語彙でしょうか? 詳しいところ、同じく知りたいっす。

余談ですがjazz,funk,hip,hop,dope,rapなどがギニア湾岸の諸言語(特にクワ語群・ガ語群)の
語彙に遡れるとの説を見かけましたが、信憑性はいかほどなんでしょう?
 白人が記録した黒人英語の史料はかなり古くから存在するのですが・・・
ただし言語学に則った正確な記述とまではいかないのが痛いですが。
6058=ねつ造:02/09/23 20:15
Dope Dogまんせー! pump, jive, bapなんかもこじつけてほすぃ。
しかしあなたは訛語と雅語のみならずクワ語とガ語とは…(呆

イボ語=Igboってのも二重調音なの?
61あぼーん:あぼーん
あぼーん
62名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/23 21:20
…とりあえず「こういう説があるよ」だけじゃなくて
最低限の出典と、そこで何て言ってるのかぐらい挙げようYO.
とりあえずRESPECT!ってことで。
63118逝きますー:02/09/23 22:42
遅れてスンマセソ、出典はこの本です↓。
「奴隷文化の誕生: Deep like the rivers」/トーマス・L・ウェッバー〔著〕/東京, 新評論/1988

手元にないので記憶で書きますが、この中に黒人英語の起源説に一章を割いた箇所で
かなりの数の単語が例示されていました。概して音楽・娯楽・人間関係などを指す語彙が
多かったです。推定される母体言語として、ギニア湾岸を筆頭に、大西洋側の中部アフリカ
の言語などが挙げられていました。うるですんませんが概容はこんなですた。

イボ語=Igboの子音/gb/も二重調音だす。最近は字面で区別をつける目的でか
「イグボ語」と表記するのを見かけますね。

そういや映画「アミスタッド」で、主人公の名前が終始「シンケ」と白人に呼ばれていた中、
彼の弁護士がラストシーンでやっと発音をマスターしたのか「シングベ・・・」と
呼びかける場面がありましたっけね。(綴りは「SINGBE」でした。)
64118:02/09/24 00:39
65118逝きますー:02/09/24 00:40
↑やっとコピペできた。これですわ。
66名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/24 16:43
>>63
どうもあんがと。
アフリカ起源の単語ってのは探せば断片的なものはいろいろあるだろうけど
信仰だの芸能などとセットになって伝わっているものがあると興味深いです
ね。カリブ海の国々では奴隷の出身地ごとに秘密結社のような組織が作られ
て文化を保ってきた例があるようだけど、アメリカ本土となるとどうなのか
ね。より一層シャッフルされてるような気がするけど、例えばどこそこには
ヨルバ系の人々が多い、なんて傾向はあるのだろうか。

ところで、NC(ニジェール・コルドファン)語族とカナふってるけど、
コルドファンはKordofanianじゃないの?
あまりにも教えて君なので名無しにもどります。
67118逝きますー:02/09/24 18:38
教えて君だなんて気にすることないですよ。
「NC」、ご指摘のとおりで「NK」ですね。失礼しました。
ニジェール・コンゴ語派の「NC」と間違えてました(恥

北米で秘密結社の存在は・・・どうなんでしょうね。
南部や東海岸の田舎では、アフリカ起源と思われる宗教儀式が、
アフリカ起源の語彙と併せて現在も伝わっているようです。
(ブードゥー教と共通する要素が多いようですが、いわゆるシャッフルが
徹底されてきたため、黒人英語の語源と同様、起源はかなり沢山の地域に由来するようです)
ところで一例ですが・・・
ギニア湾岸には、死者を土葬する場所へ墓標の代わりに特定の樹木を植え、
祖霊を樹木の精霊に護らせる習慣が広く行なわれていました。

黒人奴隷の埋葬に墓標を禁止していた奴隷制時代のアメリカでもやはり、
奴隷の埋葬に樹木を植えて故人の霊を護らせた習慣が、南部から東海岸にかけて
行なわれ、多くの樹木が現存しています。
(曰く、伐採を試みた者がタタられたため現在まで多く残っているとの言い伝えもあって)
で、埋葬した柩、または植えた樹木の幹に記号や紋章のような線刻が記されています。
 線刻の意味についてはまだ謎が多いですが、会葬者が刻んだことは確かで、また
線刻の文様の中には、ギニア湾岸の諸民族に現存する「氏族固有の紋章=日本でいう家紋?」
と一致するものも数多く見付かっているそうです。
 また、同じ地域内では、植えられた木の樹種と文様が一致を見せることから、
アメリカの黒人社会でも個々人の樹種=出身=紋章がセットで伝承されていた
のでは、と考える説もあるのですが、現在では文様の意味の多くは
すでに忘れられているようです。
 有名なところではガーナのアシャンテ族などが確認されていますが・・・分布傾向までは
あいにく分かりませんでした。以上の出典は63の本と他(題失念スマソ)からです。
68名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/24 21:27
おもしろい! そのへんのことをジクーリと民俗植物学的に書いた
本が読みたい>特定の樹木

ジャマイカはイギリス領だったけど、米国本土のようなピューリタン
が築いた植民地と違って、砂糖栽培で一獲千金を狙う山師的なヤシら
が経営したので、黒人文化が比較的破壊されずにすんだ(マルーン=逃
亡奴隷自治集落の歴史もあった)といいますね。それでもアシャンティ
からヨルバ、イボまでいろんなところから来ている。(音楽評論家中村
とうようの受け売り)その上ラスタ思想までまぶさっているから、パト
ワ語のルーツ探しも大変だこりゃ・・・。
6968:02/09/24 23:03
あっ、ラスタ思想うんぬんは、影響があるのかどうかも知らな
いで書いてしまった。(最近レゲはじぇんじぇん聴いてない…)
70118逝きますー:02/10/01 19:03
>>68 お久〜
余談ですがアコンポン・マルーン集落の独立記念日のお祭りは1月6日だそうです。
逃亡奴隷の村々も今では観光名所+ラスタマンの聖地となり、
開会式には英国女王の名代とジャマイカ首相自ら表敬に訪れるそうです。

調べてみるとパトワ=ジャマイカ・クレオールのHPは結構多いですね。
↓これなどは音韻+文法面にまで詳述した珍しいページ。
http://www.os.rim.or.jp/~y3kei9a/patois.html
ご参考までに。
71名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/01 23:55
>>70
うい〜す! 
そのページまだ全部読んでないけど、おもろいっす。
(もうちょっとちゃんと整理してくれればいいのだが>書いた人)
音韻は、漏れにも話せる!と思わせてナイス。
文法も膠着語っぽくてイイ!(「時制」は複雑そうだが…)
ひきつづき解読してみます。サンキュ!
72名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/02 01:02
>>70
そのページは、
Adams, Emily L. 1991. Understanding Jamaican Patois.
のpp. 8-38の訳ですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/9766101558/ref=sr_aps_eb_1/250-9280696-5673842
73山崎渉:03/01/06 23:31
(^^)
74山崎渉:03/03/13 13:30
(^^)
7556=114逝きますー:03/03/27 17:13
米国ジョージア州の大西洋沖合いにあるサペロ島は
西アフリカ出身の黒人奴隷(出身地ではムスリムの律法学者であり
文語アラビア語が流暢ですた)が書き残したアラビア語の古文書が
近年発見された島として一部では有名ですが、
ここの島民が現在まで話す言語も本土の黒人英語よりアフリカ色を濃く留める
言語で、ガラ語とも別個に生成したものと考えられています。
ただし・・・過疎化で話者人口は近年減る一途・・・残念でもありますな。
(クレオール色が濃いのでサペロ語とでも呼ぶべきでしょうか?)
よくGullah/Geecheeって書いてあるけどGeecheeっていうのと同じ?
77114逝きますー:03/03/27 20:46
同じですね。
ふーん。
なんかこのへんって、緯度も同じだし、海沿いだし、
日本人にとって住みやすそうな気がするんだよね(笑
低湿地なのかな? 白人はアパラチア山脈沿いに開拓を進めたよね。
114さん、ここに長逗留して調べてみたくない?
なんて、言語の話ができなくてスマソ。
79山崎渉:03/04/17 09:25
(^^)
80山崎渉:03/04/20 04:46
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
81名無し象は鼻がウナギだ!:03/04/28 11:47
MusiqのJuslisenって造語?
旅行中に拙い英語の漏れが"I says..."と言ってしまい、その場にいた
英人含む数名が一瞬カタマった。それ以来、ヒプホプの歌詞カード見て
真似したりすんのやめました。「英会話ドラマでリスニング“ゴール”」
見てます。卑屈だと思いつつも英語学習中は白人(英人)マンセーになって
しまいます。
83山崎渉:03/05/28 15:30
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
84山崎 渉:03/07/15 12:45

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
85名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/10 01:11
Up for the Down Stroke!
86名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/12 04:17
ところで…
○○ In da place to be って何なのか質問してもいいですか?
87名無し象は鼻がウナギだ!:04/02/18 00:02
da < the だろ。
少しは言語学で盛り上がってきたかな、、、
90名無し象は鼻がウナギだ!:04/11/21 22:39:26
I hate to see de evening sun go down.
'Cause my baby she go left me down.
91名無し象は鼻がウナギだ!:04/11/22 00:00:10
これぞ、本当の「黒人英語」だ。500年の歴史のある由緒正しい
黒人英語「スラナントンゴ」だ。

A ben de so taki wan dei mi mama ben bori okro. Dan mi mama
e bori a okro, ai bori a okro. Dan now a taigi wan fu den
pikin sisa fu mi fu bori a okro go doro. Dan mi kon wraak.
Mi no wani du neks moro ini a oso. Mi go sidon na wan sei.
Dan baka wan pisten mi yere: "Sam, luku. Mi o poti fu yu
nanga Daniel na ini wan komtyi dya."

Dan mi taki: "No, no, no, no, no. Mi no wani, mi no wani.
" Bika mi denki taki Daniel e nyan esi moro mi. So te yu
e poti a spun skoinsi ini a komtyi, yu e teki a meti fosi.
Mi sidon, mi taki: "No, no, no, no, no." Dan mi bigin
rigeri drape. Mi rigeri. Mi rigeri taki: "No, no, no,
mi no wani!" Mi pusu mi sisa srefi.
>>91
わからん……