293 :
名無し象は鼻がウナギだ! :
2005/04/04(月) 05:03:13 80の説にほぼ賛成。 賢い言語学板住人なら「全然=とても」などと短絡的に考えないだろう。 テレビなどでタレントが言う「全然○○」に注目し観察しているが、 バラエティ番組やくだけた対談番組で頻出するのが 「全然OK」「全然美味しい」等。 「全然OK」は、「私がデートの誘いを断るとでも思っているでしょうけど、 全然そうではなくて、OKなんですよ。」ということが言いたくて、 それを「全然OK」と表現しているのである。 同様に、「全然美味しい」は、「 あなたが作った料理を私がマズいと言うとあなたは思うかもしれないけど、 全然そんなことはなくて美味しいんですよ。」ということが言いたいわけである。 つまり、これらの「全然」は、<予想される判断とは逆で>という 意味を持つ語と考えたいんだな。 単純に程度が甚だしいという意味で 「とても」などと同義に使われているとは思えない。 「私、爬虫類って全然平気なんですよ。」などいい例か。 もう一つの「全然」は、「断然」との混同。 スポーツニュースなどで頻出するのが 「全然優れてますよね」「全然速いですね」等。 明らかに比較対象が存在する文脈で、 これらも「とても」と同じ意味であるはずがない。 <何かに比べて断然>という意味が見て取れ、 「断然」と無意識に混同しているのが明らか。 こんなもんでいかがか? 反論待つ。
294 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/04/04(月) 06:58:26
何で字面通りの意味で漢字を使えないの?近頃の全然が否定になってる若いもんは
・最近の用例のなかには、@肯定のように見えても否定的な意味が含まれるもの と、A「断然」との混同 とがある。 ・古い用例としては、「全部」の意味の肯定表現がある。 ・上の二者の間につながりはない。 終了だな。
>>293 「断然」との混同という指摘はおもしろいです。
ただ、私は「混同」とは考えません。構文上出現する位置による
意味が生じていると考えます。
とはいえ、「全然優れている」は「全然」の新しい意味変化の段階
として、非常に興味深いです。
>>295 >・最近の用例のなかには、@肯定のように見えても否定的な意味が含まれるもの と、A「断然」との混同 とがある。
は現象の記述だけど、(それにも問題があるが)
>・上の二者の間につながりはない。
は295さんの考察にあたりますが、この二者の間につながりはないというのは、
文法的意味において、ということでしょうか?
>>296 > この二者の間につながりはないというのは、
> 文法的意味において、ということでしょうか?
然り。現代語の「全然」が、「全部、すべて」と同じ意味になることはない。
肯定表現を昔からあった用法として、明治時代の例を引くのは的外れだろう。
298 :
296 :2005/04/04(月) 12:49:14
>>297 すみません、@とAの間につながりがない、と勘違いしてました;
>肯定表現を昔からあった用法として、明治時代の例を引くのは的外れだろう。
この点、確かにそう思います。
否定表現との呼応段階を経て、肯定する内容や対象や「肯定」を表す
副詞としての機能が変化してますもんね。
言語の史的変遷をどう考え、どう見るかって、難しいですね
299 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/04/05(火) 04:07:13
293だが、もうひとつ。 「全然」のいろんなサンプルを集めていたまた気が付いた。 「○○と△△って、違うの?」「ううん、全然同じ」などの例。 これなんかは、「全然」の「全」という字を「まったく」と読むことの連想が働いてるような気がする。視覚的に。「ううん、全く同じ」って言いたいんだよな。どう?
300 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/04/05(火) 09:30:19
何故字面通りに理解せずに否定の意味として俗な言い方をするの?
301 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/04/05(火) 09:43:57
語用論はもう良いよ(w 大体納得できるよね。 文中に「全然+肯定表現」なら全肯定 で +否定表現なら全否定だ。
303 :
296 :2005/04/05(火) 11:27:54
>>299 「同じ」を修飾するサンプルがありましたか。
「同じ」や「等しい」などを修飾するのは、程度副詞の中でも
その完全度を表すタイプなので、「全然」も肯定文の中で使用される
時は完全度を表すというふうに解釈できそうです。
「全然」が肯定文の中で使われる、と一言で言っても、
どういう「肯定文」なのかが、「全然」の意味変化を明らかにする
上で重要な手がかりになりそうですね。
>>299 の文脈なら、「ううん、全然違わない、同じ」と解釈できるから、やはり否定的な意味が含まれている。
「全く同じ」の一部だけが、文脈次第で「全然同じ」と言い換えられるのだ。
商品を紹介して「どちらのデザインをお選びになっても、性能は {全く/?全然} 同じです」などと言う場合、「全然」は不自然だろう。
305 :
そのスレの291 :2005/04/08(金) 19:07:29
そんなこといったってしょうがないじゃないか
「しかし、僕ももう二三日で全然暇になるから、さうしたら、僕の方からでやう。」 - 志賀直哉『暗夜行路』
308 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/07/21(木) 20:34:14
どっちにしろ『全然』の後に肯定文付けてる奴って馬鹿そうな奴が多いことは事実
志賀直哉が馬鹿そうに見える>308は天才
>>306 そんのこといっとっとしょうごのいじょのいこ
全然は「まったく」なんだから肯定でも問題無し。
312 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/08/04(木) 09:38:08
「まったく良い」って聞こえがおかしいだろ? 馬鹿か。 「まったく問題無い」では聞こえは良いが 「まったく問題ある」だとアホみたいだろ? 肯定は駄目なんだよ。
313 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/08/04(木) 18:06:54
上のレスでも出ているが、芥川龍之介が「全然」+「肯定」として使用している。 ちなみに芥川龍之介は「とても」+「肯定」が間違いだと言うぐらい「日本語に細かい」人物であった事は間違い無い。 「全然いいよ!」のように、いわゆる「100%越え」の意味で使われるのは間違いだろうけどな。 やはり「全然」は「100%」なんだよ。うん。 「すべて」「あますところなく」といった意味。
「全然違います」は肯定表現だよな
316 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/08/11(木) 11:50:01
>>315 「違う」は統語論的には肯定だけど、意味論的には語彙的否定
じゃあ「全然違わない」の立場はどうなるのよ
318 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/08/12(金) 13:23:13
>>317 「全然同じ」のような肯定的な意味での用法になる。
319 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/06(火) 14:03:42
全然問題ない。
全然おっけ。
どれだけの血税が中国人留学生一人につぎ込まれているか? おそらく、大多数の日本人は知らないのです。知ったら、爆発するよ。 大学に留学する場合です。 1)奨学金/月額142,500円(年171万円) 2)授業料/国立大学は免除、公立・私立大学は文部省が負担(年52万800円:現時点) 3)渡航旅費/航空券支給 東京-北京 (111,100円) 4)帰国旅費/奨学金支給期間終了後所定の期日までに帰国する場合は航空券を支給 (111,100円) 5)渡日一時金/25,000円 6)宿舎費補助/月額9,000円または12,000円 (年144万円) 7)医療費補助/実費の80% 上記 1) +2)+3)+4)+5)=380万円!年に380万円ですよ。 なおかつ全て血税ですよ。 奨学金とはいえ、支援・支給額です。返さなくていい。 奨学金をほしい日本人は わんさかといるのにもらえない人が多い。それなのに、中国人留学生は当たり前の支給と思って 全ての人がもらっているのです。 繰り返し、言います。年に380万円ですよ。 4年いたら、1520万円ですよ。血税で養っているのですよ。 貧乏な日本人学生が多くいる中で。 しかも、10万人。いくらでしょう? 3800億円です。 どこかの国の国家予算規模ですよ。 それをふんだくるばかりか、勉強もせずに、バイト。居心地よくて不法滞在。 なんで怒らないの?血税ですよ。
322 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/09(金) 23:27:04
>>44 > 質問が「お腹空いてないか?」だったら、
> (3)全然。→空いてる ×この含み方は前提にないな
> (4)全然。→空いてない ○
323 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/13(火) 14:01:14
おまえら、「気になることば」を見ろ!
324 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/14(水) 15:44:21
相撲シーズンは無いよね あのコーナー好きで見てるけど
326 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/23(金) 20:56:01
全然+肯定を、文章で読むと違和感があるが、日常会話ではさして違和感がない。 「全然よく無いです」と書くべき事柄を、日常会話では 「全然悪いです」と話している。 よく無いです=悪いです 文と会話では、否定と肯定が入れ代わっている。 会話の中の「全然悪いです」は、 「全然(よく無いです)」&「悪いです」のつもりかな? 大部分の場合は「よかったですか?」と聞かれた答えとしてこの言葉を出すのですから、 答えが「全然・・・」と来た時点で、続く答えの「よく無い(=悪い)」を言う必要が無くなる。 なので、無意識にそれを省略して話している。(そうなのかな?) 続けて次の答えである「悪いです」を、会話中では連続して喋っており、ひとつながりの文としては「全然悪いです」の形になっている。 と、勝手にそう思い込んで、全然+肯定を正当化しています。
「良かった?」に対して 「全然良かったよ」についてはどう思うの。
全然だめだと思う。
329 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/23(金) 22:21:21
>>327 全然オッケーですねぇ
全然(悪く無かった):否定型 〜 良かったよ:肯定型
合わせて、全然良かったよ
理屈は考えたことないけど、全然+肯定は読んでも聞いても?って一瞬詰まる。
331 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/23(金) 22:29:47
>>329 全然(OKぢゃないです)アウトでしょ。327の例は誤用です。
まだ誤用とか言ってるのか。
333 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/24(土) 23:19:49
何かの質問に対して。
たとえば
>>327 の質問、「良かった?」に対しての答えが、
「 全 然 」
この答えを聞いて、
「良かった」? それとも「悪かった」?
どちらと認識しますか。
悪かった
「良くなかった」と認識する。
336 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/09/25(日) 00:26:14
良かった?の質問に対しての否定と認識する
337 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/10/03(月) 22:48:47
「全然」の肯定的用例 ・「実に全然たる改革を宣告せり」(内村鑑三・求安録・明治26年) ・「人間の用うる国語は全然模傚主義で伝習するものである」(夏目漱石・我輩は猫である・明治38年) ・「一体生徒が全然悪るいです」(夏目漱石・坊ちゃん・明治39年) ・「小野は全然わがもので、調戯面にあてつけた二人の悪戯は何の役にも立たなかった」(夏目漱石・虞美人草・明治40年) ・「母は全然同意して」(正宗白鳥・何処へ・明治41年) ・「自分の計画を全然打壊したのは医者の小野山に違いない」(石川啄木・病院の窓・明治41年) ・「代助には此社会が今全然暗黒に見えた」(夏目漱石・それから・明治42年) ・「こうやって演壇に立つのは、全然諸君のために立つのである」(夏目漱石・大阪講演・明治44年) ・「下人は始めて明白にこの老婆の生死が、全然、自分の意思に支配されていると云う事を意識した」(芥川龍之介・羅生門・大正4年) ・「殆ど全然『感情』を標準にしたところのパンフレットが続々として後から後から刊行された」(萩原朔太郎・月に吠える・大正6年) ・「ところがそのすこしあと、葉子は全然別な角度から麻川氏を見かけた」(岡本かの子・鶴は病みき・昭和11年) ・「あなたは、他の男のひとと、まるで全然ちがっています」(太宰治・斜陽・昭和22年)
338 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/10/03(月) 22:55:15
夏目漱石が目立ちますね
その例と、最近の「全然」とは意味が違うと思う。 昔のは「全面的に・完全に」という意味合いじゃない? このスレで言っている最近の「全然」とは、微妙に違うような。 被る部分もあるけど。
そんな事より聞いてくれよ。やたら俺の事を否定してくる中卒フリーターがいてさ、 嫌になって理由を尋ねてみたんだよ。どうやらその人の中で「俺=中卒でニート」という 設定になっていたらしい。俺の知人が冗談で言った事を真に受けていたらしいんだよ。 一応、「本人から聞いた訳でも無い事を真に受けるな。お前は表面すら見ずに中身を 決め付けるのか?」とか聞いてみたら「お前こそ、俺が言った事を真に受けている。 俺が本気で言っているかどうかも分からないのに俺という人間を決め付けてるだろ」 とか言い始めた。目の前が真っ暗になった。
341 :
340 :2005/10/03(月) 23:11:53
それでですね、結局本人の事は本人にしか分からないからこの中卒フリーターを 言い負かす事はできないんですかね。もう連絡取り合ってないので喋る機会は無い と思いますが。。 勿論俺の学力が中卒並だって事は百も承知ですが・・・。何分理系なモンで・・・。 という事でお暇な方是非ご教示ください。
その用例が出てくる前の、かなり前の部分から読んでいかないと判断しづらい。 かなり前に記された文にかかって、肯定となっているもの否定となっているもの、それぞれある。
>>337 >>339 確かに現在の肯定的な用例とは微妙に意味が違う気がするね。
それと、最後の2つは肯定的用例のカテゴリーにあてはまらないのでは?
344 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/11/24(木) 21:16:14
345 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/11/25(金) 01:55:26
現在の全然はやはり否定を伴わないか。いきなり「今日は全然天気が良い」とは言わない。しかし「ねぇ君大丈夫?」に対して「全然大丈夫だよ」とは言う。この場合は「(君の予想に反して)大丈夫だよ」の意味だろう。言外の部分に否定を伴っていると言えないだろうか。
「○○行かない?」 「全然オッケー」
347 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/11/25(金) 18:52:25
>>345 同じことだよ。「(あなたはもしかしたら断わられるかと憂慮してるかもしれないが)OK」ってことでしょ。
>いきなり「今日は全然天気が良い」とは言わない。 俺は言う。
いきなり言う香具師はDQN
俺はDQN。
>>346 「○○行かない?」
行く、行かない、どっちかな?。
「○○行かない」の問いに否定し「全然」と答え、
意思は「行かない(行きません)」の反対で「行きます」となる。
続いて「オッケー」と答え、意思表示を自己確認する。
無意識のうちに、こんな自問自答を一言でやっているのではないでしょうか?
文章として正しいかどうかは知りませんけど。
352 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2005/12/01(木) 14:28:29
353 :
名無的発言者 :2005/12/01(木) 14:38:12
もう助けて?www
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pet/1061301755/117- 謝ってペットを殺してしまった事ありますか?
ここの
>>115 という異常者をまともな人間に戻せるか?www完全なるキチガイ
なので、その根性をたたき直してやる!という強者のアナタ!ドウゾ!!!
>>115 の詳細・特徴
キモヒキニート。自称「ちょこっとニート」と名乗り(複数キャラの一つ)、ケータイオンでID複数使用w
画面保存でID複数使用を可能にwしかし
>>115 ではないと言い張るw
今まで飼っていた小動物「インコ・ハムスター」を次々と新しく買って来た爬虫類に
エサとして食わせる。そして、動物殺しを肯定発言をする。普通の一般常識では、動物殺し
など、最低の人間のする事で許されない行為だがヤツは「俺が正しい!」の一点張り。
何が何でも認めないつもりだ!wいろんな人間が
>>115 を説得する中、自分がピンチになると
「動物殺し正しい派」の人間を複数自演w相手に対抗してくるwwww面白いので一度
お試しアレw ヤツのお得意技→多数キャラ出現により敵の不安を煽り分散をもくろむ事w
*ここのスレで「動物は大切にしなければ!」の正しい言葉に反論してきたり、かく乱したり
する人間の「す・べ・て!!」が
>>115 の自演と判明したので惑わされない様にwww
最新
>>115 情報!!!(
>>490 〜493www
>>498 〜)全部同一人物ですw
ただいまの
>>115 メインキャラID「「 ID:TqbH4cM+」」w
「全然」は否定的な意味を持っている語だという意見があるが、 長らく「全然〜ない」が定着していたため、ただ「全然」とある時は 「全然(〜ない)」の略と思われて否定の意に受け取られやすい。 というだけの話ではないのか。
355 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/04/28(金) 12:26:34
昭和59年のキャプテン翼でも 「全然だいじょうぶ」 というセリフがあるから、最近のフリーターによる言葉の乱れという説は崩れた。 これが書きたくてここに来たんだけど、たしかにフリーターの言葉には引っかかる。 「一万円から…」 みたいなやつ。 ただ、それはアホな顔して一人前だと思ってるような態度に腹が立っているからなんじゃないかな、と反省してる。
356 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/04/28(金) 12:32:04
キャプテン翼は置いといて、フリーター言葉のニュアンスとして、 「全然(気にしないでね)大丈夫(だから)」 みたいな、俺様は気にしないから遠慮するな、という恩着せがましい意味が『全然』に含まれていて、 そのあとに肯定が続くような気がする。
気のせい。
>>355 「(代金をこの)一万円(札)から頂戴して宜しいでしょうか
(端数の小銭とかないですね)?それではお預かりいたします」
を大幅に省略して、「一万円からお預かりします」なんて意味の
通らない言葉にしちゃってんだよな。おっとスレ違いスマソ
>>356 それが恩着せがましいなら
「大丈夫だよ」だけでも十分に条件を満たしてるだろう
361 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/06/18(日) 14:17:17
6/15放送のことばおじさん見ましたか? 全然+肯定は20歳未満の人達の過半数が「違和感なし」だって。
362 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/06/18(日) 14:26:32
>全然+肯定は20歳未満の人達の過半数が「違和感なし」だって。 過半数ってことは、 いまだに違和感覚える人間が誕生しているのかよw
363 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/08(金) 22:31:47
俺は30歳だが、昔から「全然〜」は肯定でも使われていた。 ここ数十年、一応、否定で使うのが文法とされてきた。 しかし、否定で使うとしたのはここ数十年であって 昔からではないそうだ。 昨今、そういうように定義したのが間違いかもしれないと見直され、 全くの意味で使うことが肯定されるようになってきたのだと思う。 辞書でもすでに肯定につなぐのを間違いとはしていない。
364 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/09(土) 14:38:01
>>364 そんなに自分が書いた文章を読んでほしいの?
366 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/09(土) 15:09:36
「断然」と混同しているって話はなかったか?
367 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/09(土) 15:13:47
368 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/10(日) 21:52:53
だから、「断然」と混同しているのだろう。
断然と置き換えられる使い方は聞いたことがない。
370 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/10(日) 22:05:58
「全然いい」だけは「断然いい」からきていると思うけどね。
371 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/11(月) 01:24:37
違うと思うよ。意味が違うし、それだけ断然から、というのも不自然。
本来は「断然」こそが、否定表現で使うべき言葉なのにな。
>>371 わかってねぇな。
そういう形があるから「全然いい」はそれほどおかしく思われない。
「おかしく思われない」はおまえの主観だろ。
>>374 自発ではありませんから。
個人的にはあまり良い表現とは思えません。
376 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/16(土) 14:32:30
全然肯定派よ、言えるものなら面接で言ってみろ。
377 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/09/16(土) 18:43:59
>>376 公でつかえる事と一般的に話される事とは別の話だろう? 全然は肯定に変化したわけではなく肯定でもつかわれるようになっただけ。ただし、まだあくまでも「俗に」のレベル。
率直な意見として、面接時に「全然」を肯定表現として用いるのはあまり宜しくない。
380 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/10/14(土) 03:28:01
まあ、全然自体、なくても困らない言葉だからね。 評価が分かれる表現は使うべきではないね。
382 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/10/16(月) 23:33:28
面接では否定表現でも「全然」を使わないな。 使うべきなのは「全く」。 ところで将来的に「全く」も肯定表現に変化するんだろうか?
>>382 え?「まったく」って否定専用の表現なのか?
385 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/10/22(日) 19:16:18
ついでにage
386 :
382 :2006/10/22(日) 20:47:45
>>386 >うわ、恥ずかしい。
まったくですなw
388 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/02(木) 17:40:52
でも、「まったく」って 現在では否定に使われること多いよな 「全然」と逆の道を歩んでいる
390 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/03(金) 00:44:01
否定じゃないジャン 全く新しい 全く違う 全く同じ 全く同感 全く普通の 全くランダムな
392 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/04(土) 04:54:04
粘着乙
393 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/04(土) 12:18:58
394 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/04(土) 14:44:24
アッー!
「NIKKEIプラスワン」は土曜の朝刊とともにお届けしている生活情報週間紙です。
http://www.nikkei.co.jp/p1/ranking/ 何でもランキング 言葉づかいで恥をかいたこと
敬語の使い方、慣用表現など、本来とは違った使い方を覚えていたり、知っていても言い違えた経験は誰にでもあるだろう。
言葉づかいの失敗で恥をかいた経験を聞いたところ、上司と部下の関係や、組織の内と外で使い分けるべき言葉の失敗が上位に並んだ。
1位は上司の呼び方に関する失敗。
組織外部の人に対しては、上司の呼び名にも敬称をつけないのが基本だが、言い違えてしまう人は多い。
「電話の応対でつい『◎◎課長』と言ってしまった」(24歳女性)
「外部の人との打ち合わせで、いつもの癖で上司のことを『さんづけ』で呼んでしまった」(30歳男性)など、
日ごろの慣れから、つい呼んでしまうようだ。
一方、派遣社員からは「外部から電話がかかって来た際に、同じ職場の正社員の呼び名について考え込んでしまう」(30代男性)との
意見もあった。かつてに比べて職場内での立場が多様になった分、呼び名も複雑化しているようだ。
2位は「上司に対し『ご苦労さま』と声をかけた」というもの。
「客室乗務員になりたてのころ、先輩に大声で『ご苦労さまでした』とあいさつして激怒された」(47歳女性)
「飲食店で先輩に『ご苦労さまです』と言ったらマネジャーに注意された」(24歳女性)という。
ご苦労さまは相手をねぎらう表現で、目上の人が使う言葉。
「お疲れさま」や「ありがとうございました」に言い換えれば誰に対してでも使える。
3位は「全然大丈夫です」。
「全然」は辞書にも否定以外の表現に使う事例が掲載され、ほぼ一般化したとの見方もあるが、違和感を持つ人は多い。
「仕事先で無意識に使ってしまい、相手に『全然ねえ……』と笑われた」(40歳女性)という。
5位の「とんでもありません」も一般化した表現。
「とんでもない」自体が形容詞なので「ない」の部分を「ありません」と言い換えられないが
「誤用だとわかっていても広く通用しているので使う」(40歳男性)との意見もあった。
ほかには「殿」と「様」の使い分け、「各位」「御中」の使い方など、文書での失敗経験が目立った。 「殿」と「様」で迷ったら「◎◎様」を使えば失敗は防げる。 ただ、名前に「◎◎社長」「◎◎知事」のように肩書が加わる場合は「◎◎社長殿」と使うのが正しい。 企業研修を手掛けるコミュニケーションインストラクターの浦野啓子さんは 「メールでやりとりする機会が増え、紙の文書を作成する際に迷う人は増えているようだ」と話す。 ●普段からの訓練が大事 コミュニケーションスクールを主宰する今井登茂子さんは 「言葉づかいに対する周囲の関心が高まり、きちんとした言葉を使わなくては、と思い ぎこちない言葉づかいになってしまう人も多い」と指摘する。 「拝見されますか」や「参られますか」など謙譲語に「られる」をつけてしまうのは意識のしすぎが原因だという。 言葉づかいのミスを減らすためにはどんな点に気をつけたらよいか。 今井さんは「普段から言葉づかいが上手な先輩や同僚、友人の話し方に耳を傾けることが重要」と話す。 マナー研修を手掛ける大嶋利佳さんは 「『食べる』→『召しあがる』のように、普段から言い換えの例を探しておくこと」という。 専門家が共通して強調するのは「思い切って使ってみること」。間違えて恥をかくのも一時のことだ。
1 外部の人に上司を「◎◎部長」と敬称で呼んだ 480 社外向けには呼び捨てが鉄則。「部長の◎◎」が正しい 2 帰宅する上司に対し「ご苦労さま」 356 本来、上司が部下に使う言葉であり「お疲れさまでした」を使うのがいい 3 「全然大丈夫です」 318 全然は本来、否定を伴って「全然問題はありません」などと使う 4 目上の人に差し出す文書に「◎◎殿」 296 殿は一般的に目下の人に使い「◎◎様」が正しい 5 けんそんする際に「とんでもありません」 269 正しくは「とんでもないことです」とする 6 「団塊の世代」を「だんこん」と読んだ 242 正解は「だんかいのせだい」 7 同僚の帰宅を告げる際「◎◎は退社しました」 221 正しくは「◎◎は失礼しました」「◎◎は帰宅しました」 8 「◎◎のほうから説明します」 192 「ほう」を使わず「◎◎から説明します」とする 9 文書のあて名に「◎◎株式会社様」 177 あて名が個人名でない場合、正しくは「◎◎株式会社御中」 10 「◎◎でよろしかったでしょうか」 162 正しくは「◎◎でよろしいでしょうか」
398 :
終 :2006/11/04(土) 16:51:30
11 「やけぼっくりに火が付いた」 144 正解は「焼けぼっくいに火が付いた」 12 「的を得る」 141 「的を射る」あるいは「当を得る」が正しい 13 文書のあて名に「◎◎各位様」「◎◎各位殿」 132 各位は、すでに皆様という意味があり「◎◎各位」でいい 14 「足元をすくわれる」 131 すきを突かれるような場合で「足をすくわれる」が正しい 15 「頭痛が痛い」「落雷が落ちる」など二重表現を使った 113 「頭が痛い」「雷が落ちる」でいい 【調査方法】 調査会社のインフォプラント(東京・中野)を通じて10月下旬、全国の20代以上の男女1000人を対象に インターネットで「言葉づかいで恥をかいた経験」をたずねた。 年齢構成は20代、30代、40代、50代以上が4分の1ずつで各世代とも男女同数。 事前に実施した500人へのインターネット調査やプラス1編集部内であがった過去の経験、 専門家の意見をもとに50の選択肢を作成、その中から最大10個まで選んでもらった。 ランキングに入らなかった選択肢は 「『私には力不足ですが……』と言うべきなのに『私には役不足ですが……』と言ってしまった」 「『適切にやります』と言うべきなのに『適当にやります』と言ってしまった」 「『御社』『弊社』の使い方を間違えてしまった」など。
>>397 >全然は本来、否定を伴って「全然問題はありません」などと使う
いい加減、こういう間違った啓蒙はやめて欲しいよな
そんなことは全然知ってるよ。
401 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/06(月) 07:09:31
荒らすな
402 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/10(金) 07:36:44
「全然気になる」って使い方おかしい? 「全然気にならない」はよく聞くけど
403 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/13(月) 21:33:00
>>205 を起点として
誰か歴史的変遷を知ってる人はいないの?
>>344 のような理由も大きいと思うし。
>>402 否定表現というのは「0%」の表現ができるから、
「全然気にならない」、すなわち「気になるのは0%」って言えるけど、
肯定表現で100%という表現は、あまり出来ないから、
「全然気になる」、すなわち「100%気になる」なんてあまり言わない。
言うとすれば70%くらい、「すごい気になる」とか言うのが普通。
>>402 このスレでも散々でてるが
「これイけてなくない?」「全然イけてるよ!」等のように
現在の全然は"相手の意思部分"を否定してるとの条件ならば
「全然気になる」と言うためには
「これ全然気にならないよね?」の質問に否定の答えを返さないといけないわけだ。
この状況が俺には想像できない。
つまり文法的な問題ではなく経験的な感覚の問題じゃないだろうか?
「とても」も元々は否定を伴う副詞だったはず ってガイシュツ? それと同じだね 使われ過ぎると言葉も用法も風化する
407 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/11/25(土) 09:09:41
>>406 初めて知りました。
どこかにソースありませんか?
芥川龍之介が「とても」を肯定に使うなんて!と澄江堂雑記あたりで怒ってたな
409 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/12/13(水) 09:07:52
その芥川龍之介は「全然」のあとに否定表現が来ない表現も書いていた。
ちゃがわ
ぶんぶくちゃがわ
413 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2006/12/21(木) 12:17:35
というわけで、芥川龍之介も、正しい日本語を使えなかった、ということ。
何が「というわけで」なのかわからない
ネタにマジレス、 マジレスマン参上!!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . Å_Å . (煤Lw`) γ γ /(⌒~M~) γ ノ | || ...................................... . く _,.(___)._) .::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::........ ~"''"""゛"゛""''・、 ...:::::;;;'' ';;;:::::....... "”゛""''""“”゛゛""''' "j' ...::::;;;'' '';;;::::::......... :::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ ::( ....::::::;; '';;;::::::::::....... :: ゝ :::::......ノ:;;../ ~~^^ ~~~~~^^^~ ~~^^~~~^ ~~~^^~~~~
カモメはガンマかいな w
417 :
箱猫 :2007/02/03(土) 14:27:29
>>156 >誰に尋ねているのか不明。
お前がレスした時点で確定。
不確定のままにしておきたいならレスしなければ良かったのに。
>論理記号がデタラメ。
>「相手がバカ」と「自分が正しい」とが等価なわけがない。
155は
>「相手がバカ=自分が正しい」ではないと思うのですが?
と書いてるよね。
“ではない”と。
暇つぶしに未踏板をあっちこっちウロウロしてるが、どこにおいても
見ていて一番恥ずかしいのは、この手の人間だな
論理は武器よりも防具として使用できるものを優先して買い揃えましょう
『ひのきの棒』なんて最初の街の道具屋ですら売ってないぞ
うわ、4年半前の人にレスしちゃった事に今気付いた
420 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/02/24(土) 13:38:06
今現在日本語は合理性を求めてると思うんだよな 「全然〜ない」はいまだに残る副詞の呼応みたいなもんだろ? ら抜き言葉による影響として、敬語と可能の違いが分かりやすくなったこともある
未然や已然などが未完などの完了〜終了やその継続に関係しているならば、 全に対する否定は不全で、熟語の不完全においては完了ではなく 不当などと同じように該当(包含)に・・・ごめんよくわからなくなった。 部分への分割・分離の系列(many多少系:数;粉末や粒子などの字)と 大が小を兼ねる内外・包含の系列(much大小系;量;布に関係する字)の どちらかといえば確実に前者なんだけど、前者の下位分類である 完了(どうも平均や計数に関係がある)系と達成(全部などの部分)系の 区別が今の所難しくてよくわからない。 構成や成分、空間的・統計的なベクトルや方向や回転・周期のイメージと、 終止や完了、乗算や重積、などに関係するものとは違うようなんだけど、 両者が応用においてかなり重なっていて、分離できる文脈が見当たらない。 ただし内外や包含に関係する文脈が分離系を排除するので・・・あれ? 排除の排と除って対応する背景構造が違うようなんだけど? 前者は内外系で後者は分離系?のよう。まだ見落としがありそう。 語義など違いを取り出すには片方だけを許容する文例が欲しいんだけど・・・。 ちなみに「全然だめ」は包含=取捨選択決断系列のほう。 0.999999・・・が1ではないようなのはこちらの不可逆性から。 (1の量を包含しないとした後に戻すことはできないから) 排斥の系列では手に取った=疑問などの対象にした時点で否定的。 等価(平均など、縦横の整列における一列)・乗算系では同じ(と約束)。 分離系では位取りの隣接移動変換=等価交換での同一視(の約束)。 それぞれ背景は違うがこれらにおいては0.99999・・・=1になる。 こちらの残余の系列ではより細かい部分を取っていく=より強い肯定。
423 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/04/09(月) 13:02:50
>>405 全然がすべてというニュアンスを含むんだから
集合論的に考えれば否定肯定で入れ代わる集合は
全肯定および全否定のどちらかになるだろう
だから間にどのような言葉を省略されているか考えても考えなくても
文法的結論としては同じでは?
424 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/04/09(月) 15:01:54
「全然〜ない」より 「大して〜ない」の呼応の方が必然性が高い。
日本文化チャンネル桜は、平成十九年三月三十一日をもってスカイパーフェクTV!Ch.767における
24時間放送を休止し、同Ch.241「ハッピー241」の夜の時間帯で放送を続けることになりました。
※「ハッピー241」での放送時間(4月1日?)は、以下のとおりです。スカイパーフェクTV!
の受信環境があれば、どなたでも無料でご覧になれます。
【月?金】18:30?21:30/23:00?24:00
【土・日】21:00?24:00
http://www.ch-sakura.jp/index.html
426 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/06/21(木) 11:47:31 0
「あなたも私もお年頃(1956)」っていう映画の中で 勝新が雪村いづみに「全然すばらしいよ」って言ってたよ
427 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/06/21(木) 20:01:41 O
太宰か漱石が使ってたって聞いた事あるな。 全く〜とは〜なものである。 っていう使用方法もあるだらうし。
「全然大丈夫」 「全然。大丈夫」が変化したものとするのが学会での流行。
429 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/10/30(火) 13:37:52 0
True - False Question 1.それは全然まちがっている。 ( T / F ) 2.それは全くまちがっている。 ( T / F ) 3.それは完全まちがっている。 ( T / F ) 4.それは全然にはまちがっていない。( T / F ) 5.それは全くにはまちがっていない。( T / F ) 6.それは完全にはまちがっていない。( T / F ) Please teach me ,if you are able to make sense of them.
それは全然まちがっている。 それは全くまちがっている。 それは完全にまちがっている。 それは全然(は)まちがって(は)いない。 それは全く(は)まちがって(は)いない。 それは完全に(は)まちがって(は)いない。
431 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/10/30(火) 23:44:10 0
「全然」は「全く然り」、つまり「全面的にその通り」という意味。肯定・否定どちらに 使っても構わない。夏目漱石などは作品中で肯定表現によく用いている。 「全然〜」という肯定の場合、「然り」が指示しているのが「〜」の部分。 「全然〜ない」という否定の場合、「然り」が指示しているのが「〜ない」の部分。 「然り」が指示語ということを無視して、肯定だの否定だのといっても無意味。
432 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/10/30(火) 23:46:33 0
日常会話でも「全然」は肯定に使われている。 A「やはり違いますか?」 B「全然違うね」 BはAの言うことを肯定し、それを強調している。
A「合ってますか?」 B「全然合ってるね」 おかしくね?
434 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/10/31(水) 14:17:53 0
436 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2007/11/01(木) 22:31:46 0
>>432 >日常会話でも「全然」は肯定に使われている。
日常で使われているのがおかしいと感じるから、この板があるのでは?
「全然」+「否定」もしくは「打ち消し」が正しいし、そう習った。
夏目漱石や森鴎外が使っていたから全て正しいは言えない。
>>436 「おかしいと感じる」とか、そんな感覚的な事を言っても議論にはならないよ。
言葉の成り立ちとして説明するなら、
>>431 の
>「全然」は「全く然り」、つまり「全面的にその通り」という意味。肯定・否定どちらに
使っても構わない。
というようにでも説明してくれれば納得できるけど。
A「PI=3.14159265358979323846264338327950288419716939937511」 B「全然違うよ!」 おかしくね?
439 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/07(月) 00:32:50 0
小池清治の『日本語はどんな言語か』(ちくま新書)を読めば解決でしょう。 全然を承けるのが肯定形でもいいが、肯定的意味の語が承けることはあまりないらしい。 「違う」「悪い」などは承けるが、「良い」「おいしい」などは承けない。 「全然」の史的展開が簡単にまとめられている。詳しくはご自分で。
440 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/07(月) 01:01:27 0
「全然」の「然」が「しかり」なら 「突然」の「然」も「しかり」か???
441 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/07(月) 01:08:24 0
>>440 そう。「突」に「だしぬけに」の意味がある。
「自然」「偶然」の「然」も「しかり」の意。
>>439 現代の若者の用法では、会話相手の会話の内容や心配を打ち消すような場合、
肯定的意味の語で受けても問題ない。
「全然おいしい」というのは、「もしかしたらおいしくないかもしれないけどどう?」という相手の心配を
言外に打ち消している発言。
全くそういう文脈がないところで「全然」を使うことは、若者の間でもほとんどない。
結局、「打ち消し」という本質はあまり変わっていない。「否定的意味の打ち消し」という用法が加わっただけだ。
443 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/07(月) 04:56:32 0
>>442 その考え方って大勢なの?
本来的ではない使い方は矯正できるうちにしといたほうがいいと思うけど。
まだ「若者の用法」止まりなら矯正可能だよね?
まさか時流に乗って若者に迎合するってことはないよね。(←あたなのことじゃなくて、国語学者が、ですよ。)
444 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/07(月) 08:11:15 0
偶然,断然,忽然,判然,勃然,惚然, 悄然,蕭然,憮然,未然,依然,已然, 漠然,黙然,雑然,整然,騒然,泰然, 隠然,毅然,沛然,悠然,慄然,敢然 全然,天然,自然。 【然】は漢語の副詞を作る形態素である。
445 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/07(月) 09:07:51 0
ペ・ヨンジュン然=「冬ソナ」で30過ぎてるのに高校生の振りをしている 福田然=とぼけている様子、的はづれな様子
>>443 >>442 は妥当な解釈だよ。
若者はあっという間に年をとり、以下の世代を従えてしまう。
学者はだれをも矯正しない。
>>443 「国語学者」はどうか知らんけど、「言語学者」は、そこにある言語的現象を記述するだけで、
別に若者の言葉を矯正もしないし迎合もしない。
「新しい興味深い現象が現れた」と飛びつくことはあるかもしれないが。
「本来的」と言われても、日本語で「全然」が否定と必ず呼応するのが規範的だと感じられるようになってから
まだ100年も経っていないんだし、「全然」という漢語自体も必ずしも否定と呼応するわけではなかったのだから
「本来的」と言えるのかも分からない。
448 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/08(火) 06:18:07 O
全
449 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/08(火) 09:07:18 0
「全」単独だと後に名詞を従える性質がある。 「全員」,「全体」,「全行程」・・・ 「全」単独では副詞として使うことができない。 *「全(ぜん)美味しい」 *「全(ぜん)歩ける」 *「全(ぜん)構わない」 「全然」となって初めて副詞として使うことができる。 「全然美味しい」 「全然歩ける」 「全然構わない」
「全然(…肯定)」には、だいたい次の 4 パタンがある。 @「すべて」「全面的に」と言い換えられるもの。 「それは全然生徒が悪いです」(『坊っちゃん』) A述語に否定辞はないが、述語が否定的な意味をもつもの。 「全然違う(=同じでない)」「全然駄目だ(=よくない)」 B聞き手の意思を推測し、それを否定するもの。 「(あなたは不味いんじゃないかと心配しているようだが)全然(そんなことはなくて)おいしいよ」 C「断然」と言い換えられるもの。比較の表現で用いられる。 「こっちの方が全然安い」 個々の例がどれにあたるのかを考えずに、誤用だ、いや通用している、と言い合っても意味がないだろう。
全く知らない 全く知っている
452 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/10(木) 10:50:41 0
>>450 @「全然」が形容詞述語「悪い」を修飾(『坊っちゃん』)
A「全然」が状態動詞(意味的には形容詞に相当する)「違う」を修飾。
「全然」が形容動詞「駄目だ」を修飾。
B「全然」が形容詞述語「おいしいよ」を修飾。
C「全然」が形容詞述語「安い」を修飾。
要するに「全然」は副詞として使われている。
「ゼン全」を副詞として用いる場合、形態素「然」を伴わなければならない。
例外:「全摘出」・・・「全部を摘出する」の省略形。
全部=全(連体詞)+部(名詞)の複合名詞
一般的には「全」+動詞では違和感ありまくり。
>>450 というか、それらの4つの使用方法のなかに誤用や濫用があるとすれば
どうだろう?
そうするとけっきょく言語にとって正統な使用とは何かという問題になる。
使用がどれだけ普及したかで決められるのかどうかだろう。
慣習言語(自然言語)というものは歴史的に変動するんだから。
454 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/12(土) 02:00:44 0
>>450 それって誰の分類?不自然なのもあるようだけど。
3なんて強引な気がする。以下質問。
「全然」でそんなに多くの意味を含むことができるの?
「全然(そんなことはなくて)」みたいに「全然」を承ける「〜なくて」が省略されてしまって、
その「全然」は機能してるの?(「聞き手の意思を〜否定するもの」なんだから「おいしい」が承けるんじゃないよね?)
「断然」と「全然」て言いかえられるの?
「断然」は比較というより、断定を強めるんじゃないの?
>>454 > 「全然」でそんなに多くの意味を含むことができるの?
そんなことはわからない。
@の意味はもう廃れたのではないか。少なくとも私は使わない。
> 「聞き手の意思を〜否定するもの」なんだから「おいしい」が承けるんじゃないよね?
正確には「聞き手の意思を推測してそれを否定する語を強める」と言うべきだった。
ここでの「おいしい」は、「そんなことはなくておいしい」の意味であって、
推測される聞き手の意思 (「不味いんじゃないか」) を否定している。
この解釈は、小林賢次氏も『問題な日本語』 1-3 のどこかで支持しており、間違いないと思う。
> 「断然」は比較というより、断定を強めるんじゃないの?
比較の表現以外での「断然」は、だれにとっても「全然」と言い換えられない。
「*全然彼がトップだ」 これを OK とする人はいないだろう。
456 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/04/12(土) 03:58:33 0
>>455 >@の意味はもう廃れたのではないか。少なくとも私は使わない。
同感。
>「*全然彼がトップだ」 これを OK とする人はいないだろう。
これも同感。だからこそ、断然と全然との言い換えは無理なのだと思う。
小林氏は「こっちのほうが全然いい」などの「全然」は「断然」との類似から広まったのだろうと推測しているが、
「類似」というのは分かったような分からないような…。
やっぱり「断然」は「バンクロフトの人気は、ダンゼン力強いのだ」(「まんだん読本」1932)のように比較ではないのだろう。
これは「なみはずれて。ずばぬけて」の意での用例。(日国)
たまたま比較になることもあるだけではないのかな。
「こっちのほうが全然安い」も「(あなたはそっちのほうが安いと思ってるかもしれないけど)全然そんなことはなくて、こっちのほうが安い(よ)」となるのではないかな。
だから比較は考えなくてもよいと思う。
>>457 > 大辞林は上の意味を正しく指摘している。
「なみはずれて」という語釈はよろしくないが。
全然いい 全然おk ってのは間違いですよね
460 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/05/16(金) 20:21:11 0
言語に正解不正解ってあるのかね。 もちろん、ある程度様式化されたものであるから、 なるたけそれに従った言葉遣いはしなければならない。 しかし、もし言語を使用する民族の全員、もしくは大多数が、 別の用法を使い始めたなら、それは不正解、間違いというより、 ただの変化であると思う。 その変化に、反抗するか流されるかは個人の勝手だけどね。
全然大丈夫は全然問題ない大丈夫の意であり否定のニュアンスは依然残っているというのが いまや陳腐な理解だと分かった 全然肯定はおかしいというのはその陳腐な道理を改めて理解せざるを得ないほど誤りきった価値観ということか
462 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/05/24(土) 21:16:04 0
「問題あるか」の問いに対して 「全然、大丈夫。」と、「全然大丈夫。」では意味が違う気がする。 「全然(〜問題ないよ。)、大丈夫」と「全然(=大丈夫を強調)大丈夫」
>@「すべて」「全面的に」と言い換えられるもの。 > 「それは全然生徒が悪いです」(『坊っちゃん』) >A述語に否定辞はないが、述語が否定的な意味をもつもの。 > 「全然違う(=同じでない)」「全然駄目だ(=よくない)」 @とAの用例の全然の次にくる言葉自体が、否定の意味を含む言葉だよね 「悪い」も「違う」もさ 断然と全然くらい使い分けろよ。と思うが……。 単に、日本人が日に日にアホになっているだけだろうと
「腹の中の屈托は全然飯と肉に集注しているらしかった」 (『それから』) @の意味が最も古く、肯定/否定とは関係がなかった。
465 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/05/25(日) 07:35:34 0
>全然生徒が悪いです 生徒が「良い」「正しい」を否定している。
466 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2008/05/25(日) 07:39:20 0
「全然」を否定、肯定でとらえようとするのは 言語学的アプローチではない。
全然って実は英語の翻訳語だった。少なくとも明治以降は。
翻訳語として漢語表現である全然を持ち出したと考えられるのかな。 英語←→漢語→口語っていう流れは自然だね。 漢語表現としての全然は「全く然り」と解されることから、翻意に否定の意味合いがあったとは考えにくいな。
469 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2009/04/18(土) 13:27:54 0
全くだ、全く然り。
「重複しない」 と 「重複する」 の意味を逆さまに使うひとがいますよ。
【D&D】ダンジョンズ&ドラゴンズ126
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1239860079/l50 【DDO】Dungeons&Dragons Online日本語版 Part149
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1234588194/l50 なぜなのか? そのわけ(想像)
重複しない
いちばん初めに 「同じ効果が複数重なって効力を発生しない」 ことに対して
「重複しない」 という表現が使われていたのだろう。
重複だ
上記の状態を(同じ分類の同じ効果を持つ装備、呪文を重ねてしまっている状態を)
形容動詞的に表現したいひとが現れたのだろう。
効果の名目が重複しているが、効果の実質が累積していない状態の表現。
重複する(している)
上記の 「重複だ」 と表現されている状態が 「重複」という語の意味だと思ったひとが
それを 「スル動詞」 で表現し始めたのだろう。
こうして 「重複しない」 が 「重複する」 に、「重複する」 が 「重複しない」 になった。
ひょっとすると、どこかの時点で英単語との機械的対応関係ができてしまったのかも。
472 :
名無し象は鼻がウナギだ! :
2009/04/27(月) 03:09:04 O 単なる規範馬鹿をあぶり出す便利な目印になっている。 日本語の歴史どころかその表現の歴史も知らないくせに最近の日本語は乱れていると憂えてみせる馬鹿。